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^ ■区^ , ブリッジング・国際共同治験とドラッグ・ラグ ブリッジング・国際共同治験と ドラッグ・ラグ 日経BP社日経バイオテク契約記者伊藤勝彦 優れた治療築があるとき、その惚薬",が世 界のどの1叫においても人予できることが引!想 的であるしかし.実際には.ある風で使用 Ⅱ1能な1欠薬'肋q也1玉1では利用できないといっ た,"例が存在するこの問題はWardeⅡによ つて1970年代に指摘されたとされドラッ グ・ラグ(d川glag)と河πまれている前 叫(都築雑誌V0134 NO,9)は、なぜ.ドラ ツグ・ラグが生じるかについて考えた同じ アジアに属するⅡ本と糊倒の1町同問を比較す ると,韓国のドラッグ・ラグの期問はⅡ本よ りも姪かウたその理由として治験環境の優 劣を挙げた韓例では,1司策として,臨床試 験の環境を繁備し、より効*的に試験が進む 体制づくりを進めたのであるだからと言っ て.決してH本の治験の質が低かったと井っ ているわけではない軌国を含むアジアの 司々は.以前から内阿での臨床試験無しに海 外データを受け人れ,築として認、可してきた 将緯がある逆に'えぱ.臨床試験のルール や粋 みを大きく変えるという作業無しに世 界J・じ通のガ法を導入できる環境であったのて ある方日本は,独向に作り上げてきた治 験の枠組みを日壊し,再構築する必要があ ' L つたそのために同際共同,式験に参両する体 制繁備が遅れることになたグローバル企 業は,口本よりも市場性が低くても治験環境 の良い韓国を優先したこの状況に危機感を 抱いた我が1可は,急いで試験環境の薬備を逃 めるのであるそして,1矢集",開発のグロー バル化に対応すべく1997年に新GCPを施行 するその小で,ドラッグ・ラグ解消に繋が る 2つの人きな動きがあった 1つは1998午 からプリッジングという丁.法で.外1玉1臨 床試験データと斥1内醐床試験データを組み合 わせて使用することができるようになったこ と 2つΠは.2007年から日本と外作1で治験 を同時に1丁う姪1際共同治験が突施できる ようになったことであるプリッジングと 同際共同治験に関しては上坂の論文に詳し い解説がある今川は.ブリッジング試験 と国際共01治験の特徴を紹介し.日本のドラ ツグ・ラグの郁n肖についてぢえてみたい 皿国内のブリッジング試験は申請全体の週半 数を占める 優れた医薬品を早く、病で苦しんでいる 獣界小の患者に届ける」ことを共通のΠ標 としているH米EU医薬品規制,凋和国際会談 (1nternational conference on Harmonization Of Technical Requirements for Registration Of pharmaceuticals for Human use :1CH) は、底薬品開発における品質.動物.ヒト試 験における概念.用語,試験方法,統計的方 法などの利・学的及び技術的方法を日米EU問 で共通にし.試験データの各国間の相互利削 第2回 都^誌 V0134 NO.10 (2 伊藤勝彦 薬学博士(東京理科大学,薬剤師 1986年東京薬科大学卒、東京理科大薬学部修士課程修了後. 吉密製薬(現田辺三菱製薬)入社。 2001年からソシエテジェ ネラル証券,ドイツ証券で証券アナリスト業務に就く日興ア ントファクトリーで,バイオベンチャー企業への投資業務を行 う投資先の免疫生物研究所では,株式公開業務の責任者とし て,取締役経営企画室長を務めた。現在.国際医薬品惰報編 集委員,日経BP社日経バイオ丁ク契約記者バイオヘンチャー の支援をしながら.製累企業とバイオヘンチャーとがWin'vvin の関係を構築できるか摸素してぃる をn1能にした ICHではE5ガイドラインと 呼ばれる指針外同凱床データを受け入れ る際にぎ噸すべき民族的要凶についての指 針を作成、ある地域で得た臨床よ験の結釆 を別の地域の住民染団に適川する地域剛で外 挿することに関する考え方を,ミしているガ イドラインでは,承認"・晞行先の脱制『局のノ武 認審査に関わる説制要件を満たし,かつ',1該 地域を代表する侘民集団の集物動態データを 含む臨床式験を完全な臨床データハッケージ (complete dinical data package : CCDP) と呼んでいる Ⅱ本における承認巾,青のCCDPには.Ⅱ 本人における薬物動態データ,用'反応デー タ,およぴイi刻げNこ関する検証,式験データが であるプリッジング試験によって外1回 の検正.式験の結果をU本の住民集団に適川で きると判断された場合には,有効性に関する 検'試験として外同で実施され六検祉試験を 用いることができる。外資系企業がΠ本で新 薬を開発する場合の多くは.既に海外で承認 された後に開始される場合が多いまずは, 海外で実施された用量反比、 験と詞様の試験 デザインの用靴反応試験をブリッジング試験 (bridging study)として実施し.外岡デー タが外挿(extrapolation)"1能であることを 如^Ⅷ 34 NO.10 (2012) ,1'明する立証できれぱ.フェーズⅢ試験で ある検,11:'式験は海外試験を代川する前述の 逓り,ブリッシング開発は1998年から可能と な1).これに基づき承認された新医薬品また は新効能は2000年から現れ.2007午では50 以ヒがプリッジング開発となり,気に増加 した(図)'外国での検証試験のデータ外 挿は.1.にフェーズⅢ試験に災施されること から.時間と費川を確戈に削減することがで きるそのため.グローバル企業はH本での 申,'に多用することになるもちろん,ドラ グ・ラグについても2年から3年の短縮に つながった 号短期問に多数の患者を組み入れることがで きる国際共同治験 後ろ向きにデータを用いるブリッジング下 法の限界が明らかになってきた。そこで,注 偶されてきたのが,国際共同試験である国 際共同試験は,阿の試験実施計1珂轡の基で 複数の囲にまたがって火施される多施設脱床 '験であるただし,注意する必要がある。 ICHE5ガイトラインの第ⅡQ&Aにおける多 施成飾床試験の定義ては,例えぱ,西ヨーロ ツハ,妾国の多11問で突施される国際共同試験 を多地域試験とみなしていない多凶脚で民 100 80 . 60 33 40 18 18 42 20 7 32 41 2000 2001 2002 2003 2004 2005 2006 2007 承認年 ^。平価資料 参考資料 ^不明 添付せず,外国データなし 新有効成分含有医薬品(NM日申請における海外データの使用率 0 36 50 . 31 ' 18 16 14 25 37 15 32 17 30 25 争名島那 ゞ旺一さ41玲翻試杓1N住回式 都瓢 雄留霧

ブリッジング・国際共同治験と ドラッグ・ラグ2012/11/08  · ブリッジング・国際共同治験とドラッグ・ラグ 放的姜1刈が類似しているためである方,

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    ■区^,

    ブリッジング・国際共同治験とドラッグ・ラグ

    ブリッジング・国際共同治験と

    ドラッグ・ラグ

    日経BP社日経バイオテク契約記者伊藤勝彦

    優れた治療築があるとき、その惚薬",が世

    界のどの1叫においても人予できることが引!想

    的であるしかし.実際には.ある風で使用

    Ⅱ1能な1欠薬'肋q也1玉1では利用できないといっ

    た,"例が存在するこの問題はWardeⅡによ

    つて1970年代に指摘されたとされドラッ

    グ・ラグ(d川glag)と河πまれている前

    叫(都築雑誌V0134 NO,9)は、なぜ.ドラ

    ツグ・ラグが生じるかについて考えた同じ

    アジアに属するⅡ本と糊倒の1町同問を比較す

    ると,韓国のドラッグ・ラグの期問はⅡ本よ

    りも姪かウたその理由として治験環境の優

    劣を挙げた韓例では,1司策として,臨床試

    験の環境を繁備し、より効*的に試験が進む

    体制づくりを進めたのであるだからと言っ

    て.決してH本の治験の質が低かったと井っ

    ているわけではない軌国を含むアジアの

    司々は.以前から内阿での臨床試験無しに海

    外データを受け人れ,築として認、可してきた

    将緯がある逆に'えぱ.臨床試験のルール

    や粋紕みを大きく変えるという作業無しに世

    界J・じ通のガ法を導入できる環境であったのて

    ある方日本は,独向に作り上げてきた治

    験の枠組みを日壊し,再構築する必要があ

    '

    L

    つたそのために同際共同,式験に参両する体

    制繁備が遅れることになたグローバル企

    業は,口本よりも市場性が低くても治験環境

    の良い韓国を優先したこの状況に危機感を

    抱いた我が1可は,急いで試験環境の薬備を逃

    めるのであるそして,1矢集",開発のグロー

    バル化に対応すべく1997年に新GCPを施行

    するその小で,ドラッグ・ラグ解消に繋が

    る 2つの人きな動きがあった 1つは1998午

    からプリッジングという丁.法で.外1玉1臨

    床試験データと斥1内醐床試験データを組み合

    わせて使用することができるようになったこ

    と 2つΠは.2007年から日本と外作1で治験

    を同時に1丁う姪1際共同治験が突施できる

    ようになったことであるプリッジングと

    同際共同治験に関しては上坂の論文に詳し

    い解説がある今川は.ブリッジング試験

    と国際共01治験の特徴を紹介し.日本のドラ

    ツグ・ラグの郁n肖についてぢえてみたい

    皿国内のブリッジング試験は申請全体の週半

    数を占める

    優れた医薬品を早く、病で苦しんでいる

    獣界小の患者に届ける」ことを共通のΠ標

    としているH米EU医薬品規制,凋和国際会談

    (1nternational conference on Harmonization

    Of Technical Requirements for Registration

    Of pharmaceuticals for Human use :1CH)

    は、底薬品開発における品質.動物.ヒト試

    験における概念.用語,試験方法,統計的方

    法などの利・学的及び技術的方法を日米EU問

    で共通にし.試験データの各国間の相互利削

    第2回

    都^誌 V0134 NO.10 (2012) 41

    伊藤勝彦

    薬学博士(東京理科大学,薬剤師

    1986年東京薬科大学卒、東京理科大薬学部修士課程修了後.

    吉密製薬(現田辺三菱製薬)入社。 2001年からソシエテジェ

    ネラル証券,ドイツ証券で証券アナリスト業務に就く日興ア

    ントファクトリーで,バイオベンチャー企業への投資業務を行

    う投資先の免疫生物研究所では,株式公開業務の責任者とし

    て,取締役経営企画室長を務めた。現在.国際医薬品惰報編集委員,日経BP社日経バイオ丁ク契約記者バイオヘンチャー

    の支援をしながら.製累企業とバイオヘンチャーとがWin'vvin

    の関係を構築できるか摸素してぃる

    をn1能にした ICHではE5ガイドラインと

    呼ばれる指針外同凱床データを受け入れ

    る際にぎ噸すべき民族的要凶についての指

    針を作成、ある地域で得た臨床よ験の結釆

    を別の地域の住民染団に適川する地域剛で外

    挿することに関する考え方を,ミしているガ

    イドラインでは,承認"・晞行先の脱制『局のノ武

    認審査に関わる説制要件を満たし,かつ',1該

    地域を代表する侘民集団の集物動態データを

    含む臨床式験を完全な臨床データハッケージ

    (complete dinical data package : CCDP)

    と呼んでいる

    Ⅱ本における承認巾,青のCCDPには.Ⅱ

    本人における薬物動態データ,用'反応デー

    タ,およぴイi刻げNこ関する検証,式験データが

    必蟇であるプリッジング試験によって外1回

    の検正.式験の結果をU本の住民集団に適川で

    きると判断された場合には,有効性に関する

    検'試験として外同で実施され六検祉試験を

    用いることができる。外資系企業がΠ本で新

    薬を開発する場合の多くは.既に海外で承認

    された後に開始される場合が多いまずは,

    海外で実施された用量反比、貳験と詞様の試験

    デザインの用靴反応試験をブリッジング試験

    (bridging study)として実施し.外岡デー

    タが外挿(extrapolation)"1能であることを

    如^Ⅷ 34 NO.10 (2012)

    ,1'明する立証できれぱ.フェーズⅢ試験で

    ある検,11:'式験は海外試験を代川する前述の

    逓り,ブリッシング開発は1998年から可能と

    な1).これに基づき承認された新医薬品また

    は新効能は2000年から現れ.2007午では50%

    以ヒがプリッジング開発となり,気に増加

    した(図)'外国での検証試験のデータ外

    挿は.1.にフェーズⅢ試験に災施されること

    から.時間と費川を確戈に削減することがで

    きるそのため.グローバル企業はH本での

    申,'に多用することになるもちろん,ドラ

    グ・ラグについても2年から3年の短縮に

    つながった

    号短期問に多数の患者を組み入れることがで

    きる国際共同治験

    後ろ向きにデータを用いるブリッジング下

    法の限界が明らかになってきた。そこで,注

    偶されてきたのが,国際共同試験である国

    際共同試験は,阿の試験実施計1珂轡の基で

    複数の囲にまたがって火施される多施設脱床

    '験であるただし,注意する必要がある。

    ICHE5ガイトラインの第ⅡQ&Aにおける多

    施成飾床試験の定義ては,例えぱ,西ヨーロ

    ツハ,妾国の多11問で突施される国際共同試験

    を多地域試験とみなしていない多凶脚で民

    100

    80

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    2000 2001 2002 2003 2004 2005 2006 2007 2008 2009

    承認年^。平価資料 参考資料

    ^不明添付せず,外国データなし

    新有効成分含有医薬品(NM日申請における海外データの使用率

    0

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    50

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    争名島那

    ゞ旺一さ41玲翻試杓1N住回式

    都瓢瓣雄留霧

    NAGASAKITypewritten Text( 株式会社ジェネティックラボ 取締役)

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  • ^ ブリッジング・国際共同治験とドラッグ・ラグ

    放的姜1刈が類似しているためである方,

    H木と米1叫の岡間の国際共同試験であって

    も.多施設臨床試験とみなされるこちらは

    民族的要因の熊なる2地域での試験だから

    多地域試験には2つの土要なH的がある

    第 1は.全参加地域にわたり、薬剤がイi効で

    あることを評価すること第2のⅡ的は,薬

    剤効果の地域問の貰性のイi無を評価するこ

    とである薬剤効果が地域榔で貫している

    と認、められた場介には築剤霊効巣に関する結

    前を全地域に適用することができる川址反

    1'試験を多地域試験として火施L.川址反応

    関係が地域問で類仞、していれば.地城制でプ

    リッジングが可能と判断できる。他方,ある

    地域と他の地域との問でプリッジングが困難

    と判断されれぱ,当該地域では地域住民を対

    象にした試験を実施することになるこのよ

    うに川界規模の開発計画においてフェーズⅡ

    '弍験で多地域1司11寺プリッジング試験を災施す

    れば.その結米に基づいて,それ以後の開発

    al'1川を鞁適化できるのである

    さらに肱1際共同,式験が推奨される到!山とし

    て.従来の後迫いプリッジング試験による薬

    物応符性の'式験問比較では.既存の.式験との

    比較であるため'式験デサインの訓湘Ⅲこおいて

    '式験脚に無視できない差が牛じること、さら

    に災施時瑚,尖施組織,貳験の述営において

    も差が生じるそれらの差は,.式験開変動を

    入きくし.粘度が低 Fする偏りがなく粘度

    のよい地域岡比峻ができるように令参加地域

    が1・1 試験計画,牛に従い、1司時に詞の火施

    組織のドで試験を突施することが割ましいと

    されてぃる。'験の主要な目的は,上要,平価

    変数に1刈する治療効果の評価であり.治療上

    効果に関する結論は全ての参加施設あるいは

    国へ適川することを意図されているしたが

    つて.参加施設問や同燭では,対象忠打母集

    問. iモ要評価変数,標準治療.氏療火態.試

    験の管州を含む試験突施の実態,文化などに

    埀要な差異がないことが前捉とされている

    米1叫食品也薬吊,局(FDA は,'験の質が

    全ての参加施設で保たれているか否かを含

    め,,式験全体での結果の妥町性を評価するた

    めに交圧作用の検定のみでなく.施戒ごとに

    ,Υ三細な結果の饗約を求めているさらに.倒

    または地域削差異.に関する袖足的な觧析につ

    いては.施,女問不均竹と1・1様に埀斐である

    としている

    打橋らは20備年からⅡ本を含むフェーズⅡ

    およびⅢのル1際共何治験データを国内承認申

    11判寺に,平価資制・として拠川した,記,[1について

    調在してぃる 1司際共向治験の111訥数はま

    だ少ないものの,2005年から2009午の5年問

    に 9 'り.11あり,埠.忍年ごとにみると 0.3,

    1, 1.4 品Πあったこれら 9,容,Ⅱの小請

    I×:分は新打効成分含イi医薬品が4.新広療用

    "ι合剤が2,新効能が3であ1).審査恢分は

    辿常密査が8,優先審在が1であった国際

    典同治験データを利111した配,11の臨床開発期

    制の中央値は新村効成分含イ訂欠繋品が679力

    "(n = 4).新打効成分含h1矢集品以外の

    品Ⅱが355力村 n= 5)であったこれに

    刈'して.利川しなかった,Y,Ⅱは斯打芳Ⅱ曵分含

    打1太集山.が68.2力 H (n = 110,新イj効成分

    含イi医薬品以外の品 11が38.8力 Jl n = 167)

    であり,サンプル数に人きな述いはあるもの

    の,最終的に両者の懐床開発刈問にイi意な第

    はなかったと轍告している

    ただし,同際共阿治験であれぱ,,式験の1明

    始が世界でほぽ同時となる従来村われてき

    た欧米での臨床"験終f後にH本で開発を始

    めるよりも開始が¥まることになるであろ

    うさらに凶際共同試験は,複数の1叫を対象

    とした多施成'験であり.短捌剛に多数の忠

    老を親み入れることができるという利t,(を持

    つてぃるこれらのことからドラッグ・ラグ

    がN縮されると期待される

    ■臼本における新薬開発の動機づけ

    址終のところ,ドラッグ・ラグは.製柴企

    業の縫営戦略,1刑発戦略によるところが大き

    い課題であった松1内の治験環境は、υ血,女

    '11たりの糾み人れ戀行什数が少ないなど1可内

    の治験の効*竹が米だに商くないと評仙され

    るが.令般的に幣備され. N際化に対1,6して

    きていることは H突である導人されたプリ

    y ジング,式験によるフーズⅢ,式験の海外デ

    タの挿人.肱1際共1・1'弍験参加による酬床"

    験の世界1・1時開発は,いずれも,ドラッグ.

    ラグの解消に効果的である環境が整いつつ

    ある現在において,残すところは.グローバ

    ル企業がⅡ本の開発を優先するかつま

    り,Π本1打場が魅ノJ的に見えるかという

    ことに尽きる

    この点にっいてグローバル企業のⅡ本法

    人社kの発"は数年前と與なってきたこ

    こで紹介するグラクソ・スミスクライン

    の Phi1ゆPe Fauchet礼長は2012年2 j110H .

    1川内の2011年の売 L尚は前年1"1期比280。

    則と曜捌な逵捗を不した親会社である英

    Glaxosm北hKline礼における米国11i場の進捗

    *はゼロ,欧州市場400減.新興国lb場150。

    増.アジア・太'γ洋地域「1i場の100。を超える

    ι"い1小びであったと述べてぃる今後のH

    本職略についての質開に対しても礼会制度

    が安定して述川されている新薬喧認スキー

    ムも轆俳されているH本は投資1川収に優れて

    いる同ここ数年の町社の臨床,式験は,Π本

    を含む北詞治験がほとんどであることから

    も,我々かH本11i場を飛視してぃることを理

    解していただけると鰹、う今後も耕様的に展

    開していくと川答してぃるノバルティス

    ファーマの谷宏宰社長は20Ⅱ午,「ドラッ

    グ・ラグの觧消はΠ本法人社長としての使/)、

    とし、スィス NovartiS礼が1刑発する候11リ

    補品において世界で初めて承i鍬を取得したH

    からⅡ本で承認をした1ほでの第は2000年か

    42 都薬雑誌 Y0134 卜10.10 (2012)

    ■終わりに

    稀少疾忠や先犬性代謝↓や常症などの忠打数

    がきわめて少ない疾懲では.日木単.1虫の治験

    火施は1村難である。そのため.世界での開発

    開始特に11本での承認、11↓訥を視野に人れた'1・

    画が立案されていることは巫要であるこれ

    らの忠打数の少ない疾忠に対する薬剤候補の

    治験・排査・喧,恩については.企業の動機づ

    けが必饗であるル1としてもこのような薬剤

    の1刑発が凶内で率先される様.仙i期的な子法

    の枇築が必妾であるまた,ドラッグ・ラグ

    の解消のために時制軸のみを承視する余り,

    新薬の危険性剖作11D を兄逃しては,1甚

    繋品審査として本末転倒となる。そのため0

    には川生労勧告.Ⅸ集品懐療機器総介機拙

    ら05年の 7 製,1.!.の'1ξ均が3.84イrであったそ

    れに対して.06年から2010年に承f志された 7

    製",では2.12ザと 1 午以 kも知縮された

    谷社長は.リ捌開発に着T・したこと,国際共

    同治験への私糠的な参向に努め,小,'i資判・に

    ついても作成プロセスの裸準化を行なってき

    た成果であると述べている他の外資Ⅱ本法

    人の礼長もN1様に欧州の経済危機と比較し

    た絲済の安定竹岡民皆保険制皮の女定的

    な述川」によって,Π本11i場の電饗竹は商ま

    つているとしている芥社は為料斗こつぃて;

    及しないが,これらのプラス要閃にさらに

    円商」が加わるわけだ

    また.2010年から貳1丁的に導入されてぃる

    新柴創出・適応外薬解消等促進加算」は,

    定条件を満たすと薬価が下がらず.製薬企

    業にとってΠ本での開発を優先する動機づけ

    となっている新薬創出・適応外繋解消等

    促進加算と抱き介わせとなった1欠療上の必

    姜性の高い本承綛、柴・適応外繋検討会議にお

    いて,伐療上の必要竹が1"いとされた薬剤の

    開発を製薬企業は服明に進めており,ドラッ

    グ・ラグ解消に繋がってぃる

    郡^証 Vd34 NO.10 (2012) 43

    .

    .

    .

  • ブリッジング・国際共同治験とドラツグ'ラグ

    (PMDA)の審査側が,高い質で審査を実施できる体制づくりも必要であることは言うま

    でもない

    治験の質を高め,適切に医薬品申請を審査

    するために薬剤師の力は必須であると思ういち早く有用な薬剤を患者さんに届けられる

    ために日頃努力されている薬剤師の先生方に

    ゛.

    エールを送り,筆を置きたい

    参考文献

    1 上坂浩之.保健医療科学' V01.60NO.1P.18・26

    2011)

    2 石橋太郎.小野俊介.医薬産業政策研究所りサー

    チペーパー・シリーズ, NO.50 (2010年9月)

    都薬雑誌別冊