17
顔料 カラー ベース プラス チック 材料 プラス チック 着色剤 プラス チック 機能剤 繊維・ 紙用 着色剤 印刷 インキ ウレ タン 樹脂 接着剤 塗料・ コート キト サン 色彩 管理 技術 お問い合わせ先/ 合樹・着材第一事業部      東日本支社  TEL:03(3662)7188 FAX:03(3808)0689 e-mail[email protected] 西日本支社  TEL:06(6455)9023 FAX:06(6455)9527 中部支社   TEL:052(834)6811 FAX:052(834)5709 [COLOR COMPOUND FUNCTIONAL COMPOUND] カラーコンパウンド・機能性コンパウンド カラーコンパウンド プラスチック樹脂に染顔料及び添加剤等を練り込み粒状にしたものをカラーコンパウンドといいます。当社は最適な生 産・試験設備と、高い生産技術力(着色、調色技術/混練加工技術)・ 品質管理体制のもとで、お客様からのご要望に 添った製品加工を行う営業サービスを提供しています。 ポリオレフィン系、ポリスチレン系、アクリル系、ポリエステル系、ポリカーボネート系、エラストマー等のカラー着色 コンパウンドを提供しています。 機能性コンパウンド プラスチック樹脂に各種無機・有機フィラー、新素材等を添加して機能性を付与し、粒状にしたものを機能性コンパウ ンドといいます。当社はこのコンパウンド加工技術を確立しており、更に新たな素材、機能の応用についてもご要望に 対応しています。 また、アロイ化、反応系のコンパウンドにつきましてもご相談に応じています。 カラーコンパウンド・機能性コンパウンドの品名表示例 用途 品名表示:樹脂名略号の後に −T を付けています。 PP − T、PE − T、PS − T、AB − T、AS − T、MA − T、PK − T(PC)、 PL − T(POM)、PT − T(PET)、PB − T(PBT)、PA − T、HS − T(PPS)等です。 家庭用品、自動車関連製品、家電製品、OA機器製品、建築資材、農業資材等 カラーコンパウンド 機能性コンパウンド カラーコンパウンド 無機フィラー添加コンパウンド CF 添加コンパウンド GF 添加コンパウンド 当社プラスチックカラーガイドより 18

カラーコンパウンド・機能性コンパウンド 17 18 [COLOR ...顔料 カラー ベース プラス チック 材料 プラス チック 用 着色剤 プラス チック

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Page 1: カラーコンパウンド・機能性コンパウンド 17 18 [COLOR ...顔料 カラー ベース プラス チック 材料 プラス チック 用 着色剤 プラス チック

顔料

カラーベース

プラスチック材料

プラスチック用

着色剤

プラスチック用

機能剤

繊維・紙用着色剤

印刷インキ

ウレタン樹脂

接着剤

塗料・コート材

キトサン

色彩管理技術

17 1817 18

お問い合わせ先/ 合樹・着材第一事業部      東日本支社  TEL:03(3662)7188  FAX:03(3808)0689  〈e-mail〉[email protected]  西日本支社  TEL:06(6455)9023  FAX:06(6455)9527                中部支社   TEL:052(834)6811  FAX:052(834)5709

[COLOR COMPOUND・FUNCTIONAL COMPOUND]カラーコンパウンド・機能性コンパウンド

カラーコンパウンドプラスチック樹脂に染顔料及び添加剤等を練り込み粒状にしたものをカラーコンパウンドといいます。当社は最適な生

産・試験設備と、高い生産技術力(着色、調色技術/混練加工技術)・品質管理体制のもとで、お客様からのご要望に

添った製品加工を行う営業サービスを提供しています。

ポリオレフィン系、ポリスチレン系、アクリル系、ポリエステル系、ポリカーボネート系、エラストマー等のカラー着色

コンパウンドを提供しています。

機能性コンパウンドプラスチック樹脂に各種無機・有機フィラー、新素材等を添加して機能性を付与し、粒状にしたものを機能性コンパウ

ンドといいます。当社はこのコンパウンド加工技術を確立しており、更に新たな素材、機能の応用についてもご要望に

対応しています。

また、アロイ化、反応系のコンパウンドにつきましてもご相談に応じています。

カラーコンパウンド・機能性コンパウンドの品名表示例

用途

品名表示:樹脂名略号の後に −T を付けています。

 

 PP −T、PE −T、PS −T、AB −T、AS −T、MA −T、PK−T(PC)、

 PL−T(POM)、PT−T(PET)、PB −T(PBT)、PA −T、HS −T(PPS)等です。

家庭用品、自動車関連製品、家電製品、OA機器製品、建築資材、農業資材等

カラーコンパウンド

機能性コンパウンド

カラーコンパウンド

無機フィラー添加コンパウンド CF 添加コンパウンド GF 添加コンパウンド

当社プラスチックカラーガイドより

18

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顔料

カラーベース

プラスチック材料

プラスチック用着色剤

プラスチック用機能剤

繊維・紙用着色剤

印刷インキ

ウレタン樹脂

接着剤

塗料・コート材

キトサン

色彩管理技術

お問い合わせ先/ 合樹・着材第一事業部      東日本支社  TEL:03(3662)7188  FAX:03(3808)0689 〈e-mail〉[email protected]  西日本支社  TEL:06(6455)9023  FAX:06(6455)9527                中部支社   TEL:052(834)6811  FAX:052(834)5709

お問い合わせ先/ 合樹・着材第一事業部      東日本支社  TEL:03(3662)7188  FAX:03(3808)0689  〈e-mail〉[email protected]  西日本支社  TEL:06(6455)9023  FAX:06(6455)9527                中部支社   TEL:052(834)6811  FAX:052(834)5709

19 20ダイペレコート [DAIPELLECOAT]表面着色型カラードペレット

ガラス繊維強化エンプラ着色用に開発されたペレット樹脂表面着色方法による製品で、着色工程でのガラス繊維破損が

なく、機械物性の低下を抑えることができます。

また、独自の水性表面処理技術により加熱溶融状態で着色剤を練り込む工程が省略されているため、処理エネルギー

量が少ない設計となっています。

用途

ガラス繊維強化エンプラの着色

・ガラス繊維入りコンパウンドの組成例は、合成樹脂として PBT、

POM、PPS、LCP などのエンプラ全般に対応できます。

 ガラス繊維 10 〜 50%のコンパウンドに適用できます。

着色層・固着剤層の模式図

特徴

1. 着色工程や表面硬度の高い着色剤によるガラス繊維の破損が最

小限で、機械物性の低下が抑えられています。

2. 着色層が独自の水性表面処理技術により固着され、省エネル

ギー化が図られています。

3. 着色剤の樹脂表面への固着性にすぐれており、ハンドリング時

の剥落、作業場汚染が軽減されます。

4. 着色剤が表面に均一に固着されており、色むら等の着色不具合

がありません。

5. 10%以上のガラス繊維強化樹脂の着色に対応できます。

6. 耐熱性にすぐれた融点の高い固着剤を使用していますので、成

形前乾燥時の変色やブロッキングの心配がありません。

7. 仕込みから固着工程・製品まで連続生産方式をとっているため

異物混入リスクと材料ロスが少ないことから小口ロットの着色

に好適です。

製品見本

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顔料

カラーベース

プラスチック材料

プラスチック用

着色剤

プラスチック用

機能剤

繊維・紙用着色剤

印刷インキ

ウレタン樹脂

接着剤

塗料・コート材

キトサン

色彩管理技術

お問い合わせ先/ 合樹・着材第一事業部      東日本支社  TEL:03(3662)7188  FAX:03(3808)0689 〈e-mail〉[email protected]  西日本支社  TEL:06(6455)9023  FAX:06(6455)9527                中部支社   TEL:052(834)6811  FAX:052(834)5709

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19 20ペリコンCAP [PERICON CAP]軟質ポリオレフィン樹脂

独自のコンパウンド加工技術による、プロピレン系樹脂をベースとした低結晶性のポリオレフィン樹脂です。

ペリコンCAPを用いた多層フィルムは、透明性と柔軟性にすぐれるとともに、軟質 PVCと同様な特性を示すことから、建材、鋼板化粧、包装、ストレッチラップなどの用途に広く使用されています。

用途例

(1) 表面保護用フィルム

 絞り加工性が良好で、また、フィルムの配向が

小さいため剥離時にフィルムが裂けにくい特徴

があります。

(2) ストレッチ・ラップフィルム    

 耐熱性とともに、透明性、柔軟性および指押

し回復性にすぐれ、ヒートシール後の仕上が

り、外観がきれいです。

(3) 繊維製品包装用フィルム  

 ビニロン代替として、温度や湿度の影響を受

けにくく、柔軟性、透明性および光沢にすぐれ

ます。

特徴

【ペリコン CAP の特徴】

1. 比重が 0.9 以下と小さく、軽量化できます。

2. 柔軟性と耐熱性を兼ね備えています。

3. 耐衝撃性にすぐれています。

4. 焼却やリサイクルが容易です。

【ペリコン CAP フィルムの特徴】        

1. 柔軟性、耐熱性とともに透明性にもすぐれています。

2. 耐衝撃性、耐引き裂き性にすぐれています。

3. 汎用のポリオレフィンフィルムと同様な条件で、インフレおよび

T ーダイでの押出成形が可能ですが、単体では表面粘着性があ

るため、共押出の中間層としての使用をお勧めします。

ペリコン CAPの基本特性

ペリコン CAPフィルムの特性

項目 試験法 単位 ペリコン CAP330 ペリコン CAP350

MFR(230℃) JIS K 7210 g/10min. 3.0 11.7

比重 JIS K 7112 − 0.89 0.88

引張降伏点強度 JIS K 7161 MPa 14.1 9.3

引張破断点伸び % > 200 > 200

曲げ弾性率 JIS K 7171 MPa 355 165

曲げ強度 MPa 13.7 7.3

アイゾット衝撃強度(ノッチ付き)

23℃JIS K 7110

J/m NB NB

−10℃ J/m 67 144

表面硬度 JIS K 7202-2 ショアD 52 41

荷重たわみ温度(0.46MPa) JIS K 7191 ℃ 54 46

フィルム構成〔構成:ランダム PP/ペリコン CAP350 /ランダム PP、フィルム厚さ:50 μ〕 

項目 試験法 単位構成比:1/ 2 / 1 構成比:1/ 3 / 1

MD TD MD TD

ヘイズ JIS K 7105 % 1.2 1.1

引張弾性率

JIS K 7161

MPa 260 260 200 220

引張破断点強度 MPa 48 44 48 37

引張破断点伸び % > 800 > 800 > 800 > 800

引裂強度 JIS K 7128-2 N 90 160 100 190

PPペリコンCAP

PP

構成

EVAペリコンCAP

EVA

構成

PPペリコンCAP

PP

構成

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顔料

カラーベース

プラスチック材料

プラスチック用着色剤

プラスチック用機能剤

繊維・紙用着色剤

印刷インキ

ウレタン樹脂

接着剤

塗料・コート材

キトサン

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21 22

ダイカラードライは、着色剤と分散剤を混合した粉末状の着色剤で、PEや PPなどのオレフィン系樹脂、PSやABSなどのスチレン系樹脂といった幅広い樹脂に使用できます。

着色剤濃度が 50~ 80%と高いことから添加量を少なくでき、着色コストも安くできます。反面、パウダーであるため飛散汚染性が高く自動計量性に劣る、ブレンド条件で発色が変わるなどの欠点があります。

ダイカラーグラニューは、これらの欠点を顆粒化することで改善した製品です。

用途

プラパレットやコンテナ等の工業製品、家庭用品,雑貨などの射出成形全般。

ダイカラードライの製品写真

特徴

■ダイカラードライ

1. 着色剤濃度が高く、着色コストが低く抑えられます。

2. 着色剤、分散剤の選択により幅広い樹脂に使用できます。

3. ダイカラードライの品名は樹脂名略号の後に、ー D を付けています。

 PP − D、PE − D、PS − D、AB − D、AS − D、MA − D、PK− D(PC)、

 PL− D(POM)、PT− D(PET)、PB − D(PBT)、PA − D、HS − D(PPS)等です。

■ダイカラーグラニュー

1. 着色剤濃度はダイカラードライ並に高く、ダイカラードライの欠点である飛散汚染性、自動計量性を改良した顆粒状製品です。

2. 簡単な自動計量機による着色に適しています。

3. 使用用途、着色条件に合わせて顆粒硬さを調整した、ソフトタイプとハードタイプがあります。

4. ダイカラーグラニューの品名は樹脂名略号の後に、ー G を付けています。

 PP − G、PE − G、PS − G、AB − G、AS − G、MA − G、PK− G(PC)、

 PL− G(POM)、PT− G(PET)、PB − G(PBT)、PA − G、HS − G(PPS)等です。

ダイカラーグラニューの製品写真

ダイカラードライ、ダイカラーグラニュー [DAICOLOR DRY, DAICOLOR GRANEW]粉末状着色剤、顆粒状着色剤

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顔料

カラーベース

プラスチック材料

プラスチック用

着色剤

プラスチック用

機能剤

繊維・紙用着色剤

印刷インキ

ウレタン樹脂

接着剤

塗料・コート材

キトサン

色彩管理技術

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21 22コローミックスマスター [COLOREMIX MASTER]意匠性着色剤マスターバッチ

コローミックスマスターは、プラスチックの各種素地色の中に模様材料を配した、当社の意匠性着色剤の総称です。

  ・不織布調コローミックスマスター ・石目調コローミックスマスター

  ・大理石調コローミックスマスター ・漆器調コローミックスマスター

  ・金属調 (メタリック )コローミックスマスター

用途

プラスチック全般の意匠性 ( 模様材料 ) 着色剤

車輌、家電、雑貨等全般

不織布調コローミックスマスター

本製品は、不織布調の風合いをプラスチック成形品で再現するため

に、任意の素地色(着色プラスチック)中に繊維長 0.5mm 程度の

黒色系ないし有彩色短繊維を配合した意匠性マスターバッチです。

プラスチック成形品中に分散した短繊維のコントラストと金型シボ

の組み合わせ効果により、不織布に似た暖かみと深みのあるプラス

チック成形品を得ることができます。

本製品は耐熱・耐侯性の良い短繊維の単独及び組み合わせとなって

いますので、自動車内装材を始め幅広い用途のプラスチック成形品

に使用できます。

特徴

1. 任意の素地色に各種短繊維を練り込んだマスターバッチを設計

することが可能です。短繊維による模様(意匠性)を目立たせ

るためには、パステル調の素地色が好適です。

2. 主にポリプロピレン樹脂の射出成形用に設計しています。

3. 一般の着色剤マスターバッチと同様の方法で使用できます。

4. 雑貨用途等では従来から短繊維を使った意匠性材料が知られて

いますが、耐熱性、耐候性に問題がありました。本製品は、こ

の欠点を改良した耐熱・耐侯性の良い短繊維を使用しています。

5. 一般に短繊維を樹脂中に充填すると衝撃値低下が起こりますが、

本製品は短繊維とポリマーの親和性に配慮した物性低下の少な

い設計となっています。更に本製品は、柔軟性のある短繊維を

使用していますので、成形機の繰り返し混練による繊維の切断

が少なく、安定した意匠性が得られるのでリサイクル性にもすぐ

れています。

その他のコローミックスマスター

不織布調の他に新感覚の各種意匠性着色剤をご提供します。

・石目調コローミックスマスター

・大理石調コローミックスマスター

・漆器調コローミックスマスター

・金属調 ( メタリック ) コローミックスマスター

製品見本

コローミックスマスター不織布調の基本物性とリサイクル(繰り返し押出テスト)時の物性変化

引帳強度MPa

引帳伸び%

曲げ強度MPa

曲げ弾性率MPa

lzod 衝撃値J / M

加熱変形温度℃

ロックウェル硬度

ブランク  ( フィラー充填 PP)

23.7 350 ≦ 33.0 2380 172 78.8 82.8

コローミックスマスター  添加 1 パス

24.3 350 ≦ 330 2345 150 75.0 83.0

コローミックスマスター  添加 2 パス

24.1 350 ≦ 32.8 2310 150 74.8 82.8

コローミックスマスター  添加 3 パス

24.1 350 ≦ 32.5 2280 142 74.0 82.2

フィラー充填 PP( タルク 20% : コローミックスマスター希釈対比 =100:5)

不織布 不織布調コローミックスマスター(PP/ フィラー系樹脂 成形品 )

2.2dt × 0.5mm 3.3dt × 0.7mm 7.7dt × 0.5mm短繊維を使用したコローミックスマスターの顕微鏡写真

漆器調 金属調

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顔料

カラーベース

プラスチック材料

プラスチック用着色剤

プラスチック用機能剤

繊維・紙用着色剤

印刷インキ

ウレタン樹脂

接着剤

塗料・コート材

キトサン

色彩管理技術

お問い合わせ先/ 合樹・着材第一事業部      東日本支社  TEL:03(3662)7188  FAX:03(3808)0689  〈e-mail〉[email protected]  西日本支社  TEL:06(6455)9023  FAX:06(6455)9527                中部支社   TEL:052(834)6811  FAX:052(834)5709

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23 24アースリーマスター  [EARTHLY MASTER]生分解性樹脂用カラーマスターバッチ

近年、化学物質の環境影響に対する関心の高まりとともに、土壌や水中の微生物により分解される新しい高分子「生分

解性樹脂(プラスチック)」が注目されています。

当社は環境影響に配慮した生分解性樹脂着色材料の開発を進め、「アースリーマスター」を上市いたしました。

用途

1. 環境中に放置される可能性のある分野

 ・マルチフィルム、シート、育苗ポット等農業用資材

 ・魚網、浮き等漁業資材

 ・ゴルフティー、釣り用具等スポーツ、アウトドア用品

2. 使用後の回収リサイクルが困難な分野

 ・容器包装材料

 ・文具、玩具、日用雑貨

3. 対象とする樹脂は PLA( ポリ乳酸 )、PBS( ポリブチレン 

  サクシネート ) などです。

分解性への影響(土中の減量率)

サンプルサンプルwt(g)

埋設 7 ヶ月後

サンプル wt(g) 減量 (g) 減量率 (% )

Nat.( 無着色 ) 4.80 4.39 0.40 8.4

着色物 ( イエロー ) 4.57 3.92 0.65 14.2

着色物 ( ブルー ) 4.44 3.45 1.00 22.4

特徴

1. 組成中に有害な物質を含みません。

 ・焼却された場合でもダイオキシン発生の懸念がないノンハロゲン材料を使用しています。

 ・環境、人体に有害とされる重金属を含まない材料を使用していますので、分解物による土壌汚染の心配がありません。

2.JBPA 適合カラー

 JBPA(日本バイオプラスチック協会)の規格・基準に適合した材料を使用しており、グリーンプラ・ポジティブリストに登録された製品も

ご用意しています。

3. 使用しやすいマスターバッチ

 生分解性樹脂に着色剤を高濃度分散させた飛散性のないペレット状マスターバッチです。

 使いやすく、分散性にすぐれ生分解性樹脂中に均一に混ざりますので、きれいな成形品が得られます。

4. 着色により生分解性樹脂の分解を阻害しません。

スタンダードカラー 一覧

銘柄名BR-RM MB0368 レッド

BR-RM MB0369 イエロー

BR-RM MB0370 グリーン

BR-RM MB0371ブルー

BR-RM MB0372 ブラウン

BR-RM MB0373 ホワイト

BR-RM98H875 ブラック

GP PL 登録 No. B91108 B91109 B91110 B91111 B91112 B91113 B91114

色調

JBPA による識別基準(対象元素と製品中の含有上限値の一覧)

元素名 製品中の含有上限値(ppm) 元素名 製品中の含有上限値

(ppm)

セレン(Se) 0.75 カドミウム(Cd) 0.5

ニッケル(Ni) 25 鉛(Pb) 50

亜鉛(Zn) 150 クロム(Cr) 50

モリブデン(Mo) 1 砒素(As) 3.5

フッ素(F) 100 水銀(Hg) 0.5

銅(Cu) 37.5

*上記の色票は近似色を 4 色印刷で再現していますので参考としてください。

Page 7: カラーコンパウンド・機能性コンパウンド 17 18 [COLOR ...顔料 カラー ベース プラス チック 材料 プラス チック 用 着色剤 プラス チック

顔料

カラーベース

プラスチック材料

プラスチック用

着色剤

プラスチック用

機能剤

繊維・紙用着色剤

印刷インキ

ウレタン樹脂

接着剤

塗料・コート材

キトサン

色彩管理技術

お問い合わせ先/ 合樹・着材第一事業部      東日本支社  TEL:03(3662)7188  FAX:03(3808)0689  〈e-mail〉[email protected]  西日本支社  TEL:06(6455)9023  FAX:06(6455)9527                中部支社   TEL:052(834)6811  FAX:052(834)5709

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23 24ハイコンクマスター HM [HI-CONC MASTER HM]高分散・高解膠カラーマスターバッチ

着色剤を高濃度に配合し且つ高分散性と高解膠性を実現した発色安定性にすぐれた、新タイプのマスターバッチです。

当社 CCM(コンピュータ・カラーマッチング)を使用したベースカラー配合に対応しているため、マスターバッチ使用量が少なくて済み、歩留りも向上することから、製品の品質向上と大きなコスト低減が期待できます。

特徴

1. 特に難しい有機顔料およびカーボンブラックの粒子分散が、極限に近いレベルまで達成されています。

  このため、成形機や成形条件差による発色ぶれがなく、均一で美しい外観の成形物が得られます。

2.マスターバッチの解膠性(ポリマー中へのカラー分配性)は、マスターバッチに使用するベースレジンに大きく依存されますが、本製品は

当社最先端のベースレジン選択により設計されており、幅広い希釈樹脂で高い解膠性能があり、希釈樹脂の基本物性を低下させません。

3. 実用希釈倍率は、30 倍から100 倍です。

4. 希釈樹脂がフィラー入り等の複合材料の場合、しばしば色別れ現象の問題が起きます。

  本製品は、特殊なカーボンブラックを採用することで色別れ問題を解決しました。(特許第 2131021)

5. 自動計量適性、成形性に応じたペレットサイズをご提供できます。

6. すぐれた調色技術によるカスタムカラーをご提供できます。

7. 射出成形だけではなく、押出成形,ブロー成形にもご使用できます。

8. 対象樹脂は PP、PE 等ポリオレフィン系樹脂ですが、他樹脂用途の設計も対応できます。

用途

1. 車両・家電部品

2. ケース、コンテナ等容器類

3. 家庭用品、雑貨などの射出成形品一般

発色安定性

ハイコンクマスター HMの実物大写真

従来のマスターバッチ Δ E* =6.0 ハイコンクマスター HM Δ E* =0.5

Page 8: カラーコンパウンド・機能性コンパウンド 17 18 [COLOR ...顔料 カラー ベース プラス チック 材料 プラス チック 用 着色剤 プラス チック

顔料

カラーベース

プラスチック材料

プラスチック用

着色剤

プラスチック用

機能剤

繊維・紙用着色剤

印刷インキ

ウレタン樹脂

接着剤

塗料・コート材

キトサン

色彩管理技術

33 34

お問い合わせ先/ 合樹・着材第一事業部      東日本支社  TEL:03(3662)7188  FAX:03(3808)0689  〈e-mail〉[email protected]  西日本支社  TEL:06(6455)9023  FAX:06(6455)9527                中部支社   TEL:052(834)6811  FAX:052(834)5709

主にカーボンブラックを使用した導電材料で、当社が長年培ってきた、分散・配合技術を応用し開発した導電性プラスチッ

クで、様々な用途に広く使用されています。

特徴

1. 高度な分散・充填制御技術により、導電度を103 〜106[Ω

-cm]と幅広く、安定的に設定できます。

2. 材料そのものが導電性を持っているので、帯電防止剤のように

湿度の影響を受けたり、ブリード現象もないうえ、効果は半永

久的に持続します。また表面だけでなく厚み方向にも導電性が

あり、帯電防止効果と共に除電効果もあります。

3. 導電化による物性、成形性の低下を樹脂改質等配合技術でかな

りカバーしており、既存の成形方法、成形機で加工できます。

4. 射出成形、Tダイ押出、インフレーション、ブロー成形など各種

の成形方法、条件に対応した設計をしています。

5. 標準グレードの他、用途・要求特性・成形方法に応じた配合設

計が可能です。また、耐熱性・難燃性等との複合機能化も可能

です。マスターバッチタイプも取り揃えています。

導電性材料の分類

ネオコン応用例

用途 製品例 抵抗 [Ω- cm] 必要特性

防塵 ウェハー・ラック、ケース、バスケット 105 〜108 耐溶剤性、耐磨耗性

静電破壊防止 コンテナ、ダンプラ、ICトレー、IC マガジン、導電袋 103 〜106 成形性、寸法安定性

除電 除電ロール、ブラシ 100 〜102 抵抗性

発熱 面状発熱体、綿状発熱体 10-1〜101 PTC 特性、抵抗安定性

ネオコン製品見本と成形品の例 ネオコン代表銘柄

ベースレジン グレード名

PP ネオコン PP−M 300 台

PS ネオコン PS−M 400 台

ABS ネオコンAB−M 500 台

LDPE、HDPE ネオコン PE−M 700 台

ICトレー 部分拡大

ネオコン コンパウンドタイプ

ネオコン [NEOCON]導電性プラスチック

※詳細なデータは別途カタログでご確認ください。

Page 9: カラーコンパウンド・機能性コンパウンド 17 18 [COLOR ...顔料 カラー ベース プラス チック 材料 プラス チック 用 着色剤 プラス チック

顔料

カラーベース

プラスチック材料

プラスチック用着色剤

プラスチック用機能剤

繊維・紙用着色剤

印刷インキ

ウレタン樹脂

接着剤

塗料・コート材

キトサン

色彩管理技術

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エレコン [ELECON]帯電防止剤パウダー・マスターバッチ

一般にプラスチック成形品は帯電しやすく、空気中の埃付着により成形品の商品価値低下が起こります。さらに製品の

製造中および使用中に静電気障害が発生します。

エレコンはこのようなトラブルを防止するために開発された製品で、練り込み型界面活性剤タイプと永久帯電防止剤タ

イプを取り揃えています。

用途

各種プラスチック成型品に発生する以下のような静電気障害に対し

有効です。

製品見本と成形品見本

現象 障害 発生原因

放電引火、爆発IC 破壊

液体の輸送及び取り扱いIC 輸送

電撃 ショック タイル、敷物、衣類の摩擦

吸引 吸着汚れ 成形品輸送、保管時

反発 接着不良分離 繊維フィルム加工時マスターバッチタイプ

エレコンを添加した食品容器

界面活性剤タイプの特徴 永久帯電防止剤タイプの特徴

1.各樹脂、用途に応じてマスターバッチを設計しています。

2. 高倍率で使用できます。

3. 計量性、加工性にすぐれています。

4. オレフィン系、PS 系、エンプラ系は POPL に登録された材料

を使用しています。

1. 水洗、拭き取りによる効果の消失がなく、また温湿度の影響を

受けにくく、効果は持続します。

2.ブルーミングによる粉吹き、べたつきがありません。

3.マスターバッチ化が可能です。

 (添加量は要求特性により異なります)

4. 着色が可能です。

界面活性剤タイプ マスターバッチ代表銘柄 永久帯電防止剤タイプ エレコン PAS

対象樹脂 シリーズ名 用途

LD−PE PE220 シート、フィルム、射出成形

LLD−PE LPE205A シート、フィルム、射出成形

HD ー PE PE320 射出成形

PPPP220S 射出成形

PP220U シート、フィルム、射出成形

PS PS115 シート、射出成形

AS AS115 射出成形

ABS ABS120 射出成形、押出成形

PET PT720D シート、フィルム、射出成形

対象樹脂 用途

PE 射出成形、押出成形

PP 射出成形、押出成形

PS 射出成形、押出成形

ABS 射出成形、押出成形

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顔料

カラーベース

プラスチック材料

プラスチック用

着色剤

プラスチック用

機能剤

繊維・紙用着色剤

印刷インキ

ウレタン樹脂

接着剤

塗料・コート材

キトサン

色彩管理技術

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ダイフネン [DAIFUNEN]難燃マスターバッチ・コンパウンド

当社が開発した内部練り込み型の加工難燃剤です。特に、電気製品、自動車などの輸送機械の内装材、家具、インテ

リア、ケーブル、建材をはじめとする種々の分野において、ダイフネンを使用することですぐれた難燃性と外観・物性を

持つ成形品を得ることができます。

製品形態としてはマスターバッチとコンパウンドがあります。

マスターバッチタイプの特徴

1. 少ない添加量で高度の難燃性

 各樹脂に効果の高い処方設計を行っており、更に難燃剤を多量

に練り込んでいるために少ない添加量で高度の難燃性を得るこ

とができます。マスターバッチを使用しますとV-2 相当の難燃

性を得ることができます。

2. 外観・物性的にすぐれた成形品

 難燃剤の分散が良好なので、外観・物性的にすぐれた成形品を

得ることができます。

3. 取り扱いが容易

 樹脂中に分散してあるため、難燃剤の飛散が無く、取り扱いが

容易で、特別な集塵設備を必要としません。

用途

射出成型・押出成形などのプラスチック成形品。

コンパウンドタイプの特徴

1. 品質設計対応

 コンパウンドもご要望の物性に応じて、各種設計が可能です。

2. 取り扱い・成形加工が容易

 ペレットタイプであるため、難燃剤の飛散が少なく取り扱いが簡

単で容易に成形できます。

ダイフネンマスターバッチタイプ代表銘柄

ダイフネン NH100EM 難燃性試験例

ダイフネン EH931(C) ペレット外観

ダイフネン EH931(C) 難燃性試験例○難燃剤を高濃度に添加しているため、少量の添加で難燃性が得ら

 れます。 ○難燃剤のブルームは通常ほとんどありませんが、条件によって僅

 かなブルームが生じるケースがあります。 ○ NH100EMは特にフィルム等の薄物成形品に対し、優れた難燃 性を付与します。また、ハロゲン、アンチモンを含まないため、

 環境に配慮したタイプです。

酸素指数:所定の条件下において、材料が燃焼を持続するのに必要な酸素と     窒素の混合ガス中の最低酸素濃度 (容量% )の数値。この数値が     大きいほど難燃性が高い。

※上記酸素指数は代表値であり、これを保証するものではありません。

品名 特徴 用途 対象樹脂

EH906ハロゲンタイプ耐熱・耐候性良好

射出成形等 PE、PP

EH931(C)ハロゲンタイプ耐熱良好

低コストタイプ射出成形等 PE、PP

NH100EMノンハロゲンタイプフィルム等有効

各種フィルムフラットヤーン等

PE

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顔料

カラーベース

プラスチック材料

プラスチック用着色剤

プラスチック用機能剤

繊維・紙用着色剤

印刷インキ

ウレタン樹脂

接着剤

塗料・コート材

キトサン

色彩管理技術

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ハイサイクルマスター [HI-CYCLE MASTER]PP用ハイサイクル化マスターバッチ

高性能PP用核剤を母体とし、当社独自の設計技術により製品化した新しいPP用核剤マスタ-バッチです。PPの結晶化速度を速めることにより、金型内での冷却時間が短くなり、成形サイクルが大幅に短縮されます。高濃度でも母体核剤の性能を充分発揮する設計となっているため、成形工程の合理化・コストダウンに威力を発揮しま

す。核剤:結晶性樹脂に添加することにより結晶化の核となり、結晶成長を促進させる効果のある物質。

   結晶化温度の上昇、機械物性の改質などが期待できます。

安全性

母体の高性能核剤は、FDA、PO-PL にも登録されていますので、

安心してご使用いただけます。

 FDA:添加量制限0.25%(核剤原体)

 POPL:ハイサイクルマスター登録番号

     [B]PMー6882ー Z

寸法安定性

均一な結晶化を促進するため、成形品の寸法安定性が向上します。

成形収縮率:

ホモPP 平板 (縦 162mmx横142mmx厚2mm) で測定。

成形品反り値:

ホモPP 円盤 (径 120mmx厚2mm) で測定。

ハイサイクルマスター代表銘柄

ハイサイクルマスターは高度な分散処理を施したマスターバッチで

す。

  

 PP−RM M105:2%添加時核剤純分1000ppm

 PP− RM M102:3%添加時核剤純分500ppm

 PP− RM M301:3%添加時核剤純分500ppm

なお、着色剤マスターバッチとの一体設計も承ります。

着色と成形時間短縮、成形品寸法安定性などの多機能設計が可能で

す。

用途と推奨樹脂

PP大型成形品:コンテナー、パレット、プランター、 

 インパネ、バンパー

PPキャップ   :射出成形・コンプレッション成形キャップ

推奨PP樹脂タイプ

        :ホモPP、ブロックPP

ハイサイクル性

結晶化温度(Tc)溶融した材料が金型内で結晶化する温度。Tcが高いと早く結晶固化する。ホモ PP、核剤純分 1000ppm添加。

結晶化速度(ICHT)溶融した材料が結晶化するまでの時間。測定温度:140℃保持。ホモ PP(タルク 30%添加)。核剤純分 1000ppm添加。

成形サイクル成形機での成形サイクルを測定。70t 射出成形機を用い 4mm厚成形品に必要な冷却時間を測定。ホモ PP、核剤純分 1000ppm添加。

試験項目 単位 ホモPPハイサイクルマスター1000ppm 添加

成形収縮率流れ方向(M)垂直方向(T)M/T

(%)(%)

1.701.501.14

1.901.751.09

円盤反り値 (mm) 2.6 0

Page 12: カラーコンパウンド・機能性コンパウンド 17 18 [COLOR ...顔料 カラー ベース プラス チック 材料 プラス チック 用 着色剤 プラス チック

顔料

カラーベース

プラスチック材料

プラスチック用

着色剤

プラスチック用

機能剤

繊維・紙用着色剤

印刷インキ

ウレタン樹脂

接着剤

塗料・コート材

キトサン

色彩管理技術

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お問い合わせ先/ 合樹・着材第一事業部      東日本支社  TEL:03(3662)7188  FAX:03(3808)0689  〈e-mail〉[email protected]  西日本支社  TEL:06(6455)9023  FAX:06(6455)9527                中部支社   TEL:052(834)6811  FAX:052(834)5709

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ダイブロー、ファインセルマスター [DAIBLOW, FINECELL MASTER]プラスチック用発泡剤・核剤

当社の発泡分野へのとりくみは、無機塩+有機酸の組み合わせによる炭酸ガス系発泡剤と核剤を日本で最初に技術導

入したことから出発し、各種分野で多くのすぐれた発泡製品を生み出してきました。炭酸ガス系化学発泡剤は、熱分解

させる際に発生するガスにより発泡体を得る発泡剤として用いられている他に、成形時に外部からガスを直接注入させ

て発泡体を製造する(ガス発泡)際の発泡セルをより微細で均一にさせるための核剤としても用いられています。

ダイブローは、熱分解型化学発泡剤の粉末品の総称で、無機塩+有機酸系の HCタイプ、ADCA系のACタイプ、複合系のCOタイプがあります。ファインセルマスター HC・ACシリーズは、当社が長年培ったダイブローの基礎技術を応用し、すぐれたプラスチックコンパウンド技術を駆使して開発した発泡剤高濃度マスターバッチの総称です。

ファインセルマスターMSシリーズは、発泡剤として熱膨張性マイクロスフェアを用いた高濃度マスターバッチの総称です。熱膨張性マイクロスフェアとは、液化された低沸点炭化水素を熱可塑性樹脂の殻壁で内包したプラスチック微小球(平

均粒子径:約10~40μm)で、加熱により20~50倍程度(体積)に膨張します。

用途

発泡剤およびガス発泡用核剤として、食品容器、自動車内外装材、

建材、包装材、緩衝材、断熱材等広範囲に使用されています。ガス

発泡用核剤としては、特にオレフィン系ガス発泡用に有効です。ファ

インセルマスター PO208Kおよび PO410Kは、高溶融張力ポ

リプロピレン(HMS-PP)の発泡シート成形に好適な製品です。

特徴

・HCタイプは、無機塩と有機酸を主成分とする吸熱分解型の発

泡剤で、均一微細な独立気泡のセル構造を作り、無臭で純白に

仕上がり、外観のすぐれた発泡製品が得られます。

・ACタイプは、アゾジカルボンアミドが主成分で、プラスチック

との相溶性と分散性にすぐれ、発生ガス量も多く、比較的安価

に発泡製品が得られます。

・ファインセルマスターMSシリーズについては、熱膨張性マイク

ロスフェアの特徴としてより細かな独立気泡の発泡セルを形成

し、成形品表面のフラッシュ・シルバー発生が少なくなる傾向に

あります。

・ご要望に応じた設計も対応しています。

DTA(示差熱分析)-分解曲線

ダイブローの性状と特徴

代表銘柄

分類 ダイブローHCタイプ ダイブローACタイプ

化学名(主成分) 炭酸水素ナトリウム(重曹) アゾジカルボンアミド(ADCA)

化学式 NaHCO3 N2NOCN=NCONH2

外観 白色微粉末 淡黄色微粉末

分解温度 150℃ 200℃

発生ガス量 120ml/g 200ml/g

分解反応 吸熱反応 発熱反応

シリーズ名 品名 発生ガス量 (ml/g) 用途・特徴

ダイブローHC ダイブローNo.1010(A) 120 押出・射出用粉末品(無機系)

ダイブローAC ダイブローAC.2040L 200 押出・射出用粉末品(有機系)

ファインセルマスターHC

ファインセルマスターPO208K 22 オレフィン汎用及び核剤用マスターバッチ

ファインセルマスターPO410K 45 オレフィン核剤用マスターバッチ

ファインセルマスターPO412K 43 オレフィン押出用マスターバッチ

ファインセルマスターPO413K 37 オレフィン射出用マスターバッチ

シリーズ名 品名 発泡開始温度 最大発泡温度 用途・特徴

ファインセルマスターMS

ファインセルマスターMS401K 約 140℃ 約180℃ 押出・射出用マスターバッチ

ファインセルマスターMS402K 約 150℃ 約200℃ 押出・射出用マスターバッチ

ファインセルマスターMS405K 約 180℃ 約225℃ 押出・射出用マスターバッチ

Page 13: カラーコンパウンド・機能性コンパウンド 17 18 [COLOR ...顔料 カラー ベース プラス チック 材料 プラス チック 用 着色剤 プラス チック

顔料

カラーベース

プラスチック材料

プラスチック用着色剤

プラスチック用機能剤

繊維・紙用着色剤

印刷インキ

ウレタン樹脂

接着剤

塗料・コート材

キトサン

色彩管理技術

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お問い合わせ先/ 合樹・着材第一事業部      東日本支社  TEL:03(3662)7188  FAX:03(3808)0689  〈e-mail〉[email protected]  西日本支社  TEL:06(6455)9023  FAX:06(6455)9527                中部支社   TEL:052(834)6811  FAX:052(834)5709

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レーザーマーキング [Laser Marking]・レーザー溶着 [Laser Welding]レーザーマーキング・溶着用プラスチック材料

レーザー溶着レーザー溶着法は、レーザーを透過するプラスチック部

材と吸収する部材とを密着させた部分にレーザー光を

照射し、吸収部材を溶融させることにより、両部材を

溶着させる方法です。

従来は、透過部材(プラスチックナチュラル)と吸収部材

(カーボン黒着色)の組み合わせが主流でしたが、当社

は透過、吸収部材共に白・黄・赤・青等の任意の色調(同

系色)に設計する技術を開発しました。

レーザーマーキングレーザーマーキングは、高エネルギーのレーザー光線を

プラスチック製品に照射し、熱変化や化学反応を利用

して文字や図形を印字する方法です。

当社は、色材、添加剤の組み合わせにより、主に YAGレーザー(1064nm)の吸収、透過をコントロールして、多彩な背景色とのコントラストにすぐれた印字特性を実

現しました。

レーザーマーキングの特徴

1.マスターバッチからカラーコンパウンドまで、多彩な着色方法に

ご対応します。

2.0.1mmスケールの精密・美麗な高速印字が可能で、消去が困

難なため偽造防止にも役立ちます。

3. 無溶剤印字なので、リサイクルも容易です。

4. 主な用途は、OA機器(キートップ等)をはじめ、飲料ボトル、

化粧品容器等の情報表示、管理に使用されています。

レーザー溶着の特徴

1.マスターバッチからカラーコンパウンドまで、多彩な着色方法に

ご対応します。ダーク色から明るい色調まで設計が可能です。

2. 主な用途は、精密部品、自動車部品、包装容器類等が検討され

ています。

YAGレーザーの 1ドットとPCキートップ レーザー溶着の方法

YAGレーザーの樹脂別使用例ABS PMMA PP

ABS PMMA PP

PP PP

Page 14: カラーコンパウンド・機能性コンパウンド 17 18 [COLOR ...顔料 カラー ベース プラス チック 材料 プラス チック 用 着色剤 プラス チック

顔料

カラーベース

プラスチック材料

プラスチック用

着色剤

プラスチック用

機能剤

繊維・紙用着色剤

印刷インキ

ウレタン樹脂

接着剤

塗料・コート材

キトサン

色彩管理技術

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クリアマスター [CLEAR MASTER]PP用透明化核剤マスターバッチ

当社のプラスチック混練技術を駆使した第三世代ソルビトール系 PP透明化核剤Millad3988を母体とするPP用透明化核剤マスターバッチです。クリアーマスターを添加することにより、ホモ PP、ランダム PPの透明性の改善、および引張強度などの機械強度が向上します。Millad3988は第一・第二世代ソルビトール系核剤に比べて、低臭気で透明性・耐熱性にすぐれた PP用透明化核剤です。

クリアマスターのグレード

・食品、包装、容器向けグレード:

         H200・H300・R200

・文具、雑貨、工業用向けグレード:

         H350・R250

推奨PPタイプ

・ホモPP、ランダムPP(核剤無添加品)

特徴

クリアマスター用途例 

成形品の透明性の比較 

透明性評価 (1.5mm厚 ) 透明性評価 (100μm薄物シート )

ハンドリングに優れた高分散マスターバッチ

核剤の分散性を極限まで高めた高濃度マスターバッチです。

すぐれた透明性と光沢従来の核剤マスターバッチに比べてすぐれた透明化効果を有し、成形物表面の光沢も向上します。

低臭気臭気が少ないため、従来のソルビトール系核剤に見られた内容物への臭いと味の移行が少なく、食品包装用途に好適です。

すぐれた熱安定性耐熱性(285℃)が高いため、ベント部での昇華、金属部へのプレートアウト、ビルドアップなど成形加工時の不具合を起こしません。

安全性

FDA、POPLにも登録されていますので、安心してご使用できます。クリアマスターのPOPL登録番号:[B]PL ー 6857 ー Z

機械物性

結晶化度が上がり、引張強度・弾性率などの剛性が向上します。熱変形温度が上昇するので、電子レンジでの使用が可能になります。また、金型内での結晶化温度が上昇するので、成形サイクルが向上します。

Page 15: カラーコンパウンド・機能性コンパウンド 17 18 [COLOR ...顔料 カラー ベース プラス チック 材料 プラス チック 用 着色剤 プラス チック

顔料

カラーベース

プラスチック材料

プラスチック用着色剤

プラスチック用機能剤

繊維・紙用着色剤

印刷インキ

ウレタン樹脂

接着剤

塗料・コート材

キトサン

色彩管理技術

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スムースマスター [SMOOTH MASTER]アンチブロッキング剤マスターバッチ

フィルムおよびシート等の粘着性は加工工程上の大きな問題となっています。

従来の添加剤に比べ、すぐれたアンチブロッキング性を有しながら透明性を有する新しいタイプのアンチブロッキング

剤マスターバッチで、ポリ衛協ポジティブリストに記載された組成物ですので、安心してご利用できます。

特徴

1. 本製品の添加によりアンチブロッキング性を付与できます。ナチュラル樹脂グレードの統合化が可能です。

2. 本製品の添加によりフィルム・シート表面に微視的な凹凸を作り、アンチブロッキング効果を発揮します。

 (フィルム表面観察写真参照)

3. メタロセン LLD—PE、OPP、PET等フィルム・シート用に各グレードを取り揃えています。

フィルム表面観察電子顕微鏡写真

代表銘柄

性能比較データ メタロセン触媒 LLD-PEフィルムにて評価した例

品名 対象樹脂 アンチブロッキング剤純分

スムースマスターG PE1500 メタロセン LLD ー PE 10%

スムースマスターS PE1100 メタロセン LLD ー PE、LLDPE 10%

スムースマスターS PE1200 メタロセン LLD ー PE、LLDPE 10%

スムースマスターG PP2100 PP 10%

スムースマスターG PS3700 PS 10%

スムースマスターG PT4001 PET 10%

スムースマスターD PT4003 PET 10%

品名 添加量 ブロッキング力 (N ) ヘイズ値 (50μ× 2枚 )

メタロセン触媒 LLD-PE ナチュラル 0% 1.57 3.2

市場一般天然シリカ 0.3% 0.87 7.2

アクリルビーズ 0.3% 1.15 5.2

スムースマスターG PE1500 3% 0.73 5.6

スムースマスターS PE1100 3% 0.80 6.3

スムースマスターS PE1200 3% 0.25 8.0

※ブロッキング力 (大日法 );フィルム 2枚を引き剥がす力です。数値が小さい方がはがれやすい。

※ヘイズ値 (スガ試験機 直読ヘイズコンピュータ );数値が小さいほど透明。

アンチブロッキング剤

スムースマスター添加無添加

倍率:100倍倍率:100倍

Page 16: カラーコンパウンド・機能性コンパウンド 17 18 [COLOR ...顔料 カラー ベース プラス チック 材料 プラス チック 用 着色剤 プラス チック

顔料

カラーベース

プラスチック材料

プラスチック用

着色剤

プラスチック用

機能剤

繊維・紙用着色剤

印刷インキ

ウレタン樹脂

接着剤

塗料・コート材

キトサン

色彩管理技術

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ノンメッシーマスター [NONMESSY MASTER]メヤニ防止マスターバッチ

インフレーション・Tダイ等の押出成形時に発生するメヤニ防止を目的とした加工助剤マスターバッチです。特に着色剤やフィラーの添加によってメヤニ発生量が増加しますので、メヤニ防止処方を行うことが安定した生産を行うためには必

要不可欠です。メヤニ防止により、成形品に発生する異物削減や肌荒れ(メルトフラクチャー)改善といった品質向上が

図られ、また加工機のメヤニ除去作業時間の短縮化にもつながります。

特徴

1. ダイから押出される熔融樹脂の表面平滑化によりメヤニを低減させることができます。

2. 本品に含まれる潤滑成分は樹脂表面を分子レベルの薄膜で取り込み、ダイと樹脂との間に緩衝層をもたらします。

3.この緩衝層は加工時に生じるダイと樹脂の摩擦を下げる働きがあるので、樹脂表面は摩擦による損傷が無く平滑性にすぐれます。その結果

メヤニを低減させることができます。

グレードと用途

顔料、添加剤の種類とメヤニ防止効果

発泡インフレーション成形におけるメヤニ防止効果例

製品名 用途 希釈樹脂のMFR 使用時の添加量

PE−M SSC LO− 20 LDPE、HDPEフィルム 0.01〜 10

1〜3%PE−M SSC L− 20 LLDPE、HDPEフィルム 0.01〜 10

PE−M SSC N−30 着色成形品及びフィルム 0.1 〜 50

[メヤニ評価方法] 単軸押出機  加工温度 170℃ 吐出量 37kg/ h 剪断速度 166/ s 押出時間 30分 コンパウンド組成(ブランク)  顔料またはフィラー        LDPE樹脂          コンパウンド組成(ノンメッシー添加品)  顔料またはフィラー  LDPE樹脂  ノンメッシーマスター N-30

上記コンパウンドを 30分間押出した後のダイスに付着したメヤニを採取、秤量。

ブランク ノンメッシー添加品

顔料、添加剤の種類とメヤニ防止効果(   :ブランク、 :ノンメッシーマスター N-30 添加後)

5部95部

5部95部

3部

Page 17: カラーコンパウンド・機能性コンパウンド 17 18 [COLOR ...顔料 カラー ベース プラス チック 材料 プラス チック 用 着色剤 プラス チック

顔料

カラーベース

プラスチック材料

プラスチック用着色剤

プラスチック用機能剤

繊維・紙用着色剤

印刷インキ

ウレタン樹脂

接着剤

塗料・コート材

キトサン

色彩管理技術

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ダイカラーパージ [DAICOLOR PURGE]ペレット状成形機用洗浄剤

プラスチック成形加工における色換え作業は、生産性低下の大きな要因であり、機械洗浄に使用する樹脂量も無視でき

ません。ダイカラーパージは、この色換え作業を極めて簡単迅速に行うための洗浄剤です。

特徴

1. 取り扱いやすいペレット状の製品です。

2. 本品を併用することで、ナチュラル樹脂による洗浄に比べて総樹脂量・所要時間を半減することが可能です。

3. 射出、押出成形のいずれにも使用可能です。

4. 金型への充填も可能でマニホールドの洗浄にも有効です。

5.ドライカラー等の粉末によるホッパー下部の汚れには、当社のブレンドオイル(ペリゾール)を約 2%程度ダイカラーパージに併用すると効

果的です。

インフレーション押出機での洗浄効果

インフレーション押出機での洗浄効果

ナチュラル樹脂のみで洗浄

P-130:LDPE= 1:1ブレンド品で洗浄後に ナチュラル樹脂のみで洗浄

インフレーション押出機での洗浄効果評価例 加工機 :25mmインフレーション押出機 加工温度:190℃ 使用樹脂:LDPE * 5分毎にインフレーションフィルムを巻き取って比較  

品名 対象樹脂 用途 ベース樹脂

P−100 オレフィン 全用途 ポリエチレン

P− 130 オレフィン 全用途(特に押出用) ポリエチレン

P− 150 オレフィン、エンプラ 高温成形用 ポリエチレン

P− 300 エンプラ 異物除去用 スチレン系樹脂

P− 400 スチレン系、エンプラ 全用途 スチレン系樹脂

洗浄に要する時間

5分 10分 20分 30分 40分 50分 60分 70分

5分 10分 20分 30分 40分 50分 60分 70分

射出成形における洗浄効果

ダイカラーパージ P-400 の洗浄試験条件

 成 形 機:70トン射出成形機

 成形温度:ポリスチレン樹脂=230℃

 着 色 剤:ポリスチレン樹脂

      銅フタロシアニンブルー 1%添加

ポリスチレンをナチュラルで洗浄した場合は120 〜140ショット

程度でも完全な洗浄はできませんでした。

完全な洗浄には約 300ショット程度必要です。

ダイカラーパージ P-400 を使用した場合は、約60ショットで完全

に洗浄が終了しました。

写真上:ナチュラル樹脂で

    洗浄した場合

写真下:ダイカラーパージ

P-400を使用した場合

ポリスチレン(GP-PS)