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ハイブリッドクラウド実現のための最適解~CloudForms 3.0~Hirofumi Kojima | Solution Architect, RHCX, RHCDS
2Copyright © 2013 Red Hat K.K.
Agenda
● ハイブリッドクラウドについて● Red Hat Cloud Infrastructure● CloudForms 3.0
3Copyright © 2013 Red Hat K.K.
仮想化からクラウドへ
● 既存の仮想化統合基盤を拡張 / 高度化しつつ、必要に応じてクラウド環境を活用するモデル
物理システム 仮想化 クラウド
4Copyright © 2013 Red Hat K.K.
クラウド構築のアプローチ
ゼロから構築サービスプロバイダには役立つが、多くの企業で非現実的
25%
クラウドサイロの追加複雑さが増した新たなサイロ
物理システム 仮想化 クラウド
既存のリソースからクラウドを構築
既存投資の活用オープンかつハイブリッドなクラウドの実現
5Copyright © 2013 Red Hat K.K.
ハイブリッドクラウドのメリット● オンプレミス / パブリッククラウドの用途に応じた使い分け
– システム要件 (SLA など ) を満たす最安価格のクラウドを期間区切りで選択して利用
– オンプレミス内部でも開発 / テスト用と本番用で仮想化製品を使い分け
● オンプレミスからパブリッククラウドへのリソース拡張– オンプレミスのオンラインシステムにおいて、負荷の高い定期バッチ処理は
パブリッククラウドで実施するなど
● 特定仮想化製品 / クラウド事業者に依存するリスクの回避( クラウドのオープン化が重要 )– クラウド事業者が業務停止するリスク、クラウドインフラが障害停止するリスク
– クラウド事業者 / 仮想化製品ベンダが料金を高額改定するリスク
6Copyright © 2013 Red Hat K.K.
クラウドのオープン化のすすめ
オープンソース
自立した開発コミュニティ ・特定ベンダによって振り回されない
オープンスタンダード
知的財産の自由な使用 ・いかなる特許の制限も受けないデプロイ
選択可能なインフラ
ポータビリティ
・ベンダではなく、経済性で選ぶ・ロックインの回避
・スタックの全レベルで実装・より良いイノベーションへのアクセス
・あらゆるインフラへのデプロイを実現・ベンダではなく、自社にあった選択
オープンAPI ・オープンな相互運用のための拡張可能API
・プライベート/パブリックをまたがる、 アプリケーションのポータビリティ
目指すべき方針 得られるメリット
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Red Hat Cloud Infrastructure● オープンなハイブリッドクラウドを実現する
Red Hat のソリューション– CloudForms, OpenStack, Virtualization から成る製品群
ハイブリッドクラウド管理
クラウド ワークロード 従来型のワークロード
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CloudForms 3.0
● 様々なクラウド環境の効率的な運用管理製品– Web ブラウザを利用した統合管理を実現– 元々 Manage IQ が開発していたものを、 Red Hat が買収
● 旧名称は、 Manage IQ EVM ver. 5
● 現在対応している環境リスト– Red Hat Enterprise Virtualization (RHEV)
– VMware vCenter
– Red Hat Enterprise Linux OpenStack Platform (RHEL OSP)
– Amazon EC2
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ソースコードの公開● ftp.redhat.com で Red Hat の他製品と同様に
ソースコードを公開
cfme が CloudForms のコアパッケージRuby on Rails で実装
10Copyright © 2013 Red Hat K.K.
提供形態● Red Hat CloudForms Management Engine
– 各仮想化環境上に導入可能なアプライアンス
– サブスクリプションを持っていれば、すぐに導入可能
RHEVRHEL OSP
VMware
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コンポーネント
リアルタイム監視レポート機能
ポリシーベースの制御アラート設定
仮想マシンのライフサイクル管理
Web サービスによる外部サービス連携
● Red Hat CloudForms Management Engine– 密結合した 4 つのコンポーネント (INSIGHT, CONTORL,
AUTOMATE, INTEGRATE)
Red Hat CloudForms Management Engine
リアルタイム監視レポート機能
12Copyright © 2013 Red Hat K.K.
CloudForms による運用管理のイメージ
● 構築された既存のクラウド環境を CloudForms に登録すると、仮想化ホスト、仮想マシンなどに関する情報を CloudForms の内部 DB(VMDB) に保存します。
● VMDB に保存した情報を利用して、 CloudForms による運用管理 ( タグ付け、ポリシー制御、ライフサイクルに沿ったプロビジョニング ) が可能になります。
– クラウド環境 ( ネットワーク環境やストレージなど ) の変更自体はできません。
Insight, Control, Automateに関する各種機能
組み込みの Web UI またはカスタム UI を利用
13Copyright © 2013 Red Hat K.K.
ダッシュボード● 必要に応じてウィジェットの作成 / 追加が可能
Insight
仮想化ホスト、ゲスト OS の種類や数量をグラフで確認可能
その他の情報 ( 仮想マシンのディスク容量など )を表示するカスタムウィジェットも作成可能
仮想化ホスト、ゲスト OS の種類や数量をグラフで確認可能
14Copyright © 2013 Red Hat K.K.
レポート● リソース使用率の統計情報を作成可能
Insight
RHEL OSP 上で動作するインスタンスについて、1週間のリソース使用率 (CPU, Disk I/O, Network I/O) を
グラフ表示しています。
管理対象の全てのクラウド環境上で動作する仮想マシン、インスタンスについての
リソース使用率の情報も確認できます。
15Copyright © 2013 Red Hat K.K.
利用料金情報● 定義されたレートに従って、指定した期間の
各ユーザの利用料金情報を作成可能
Insight
CPU, Memory, Network,Storage のチャージバックレート (単位はドルのみ )
を設定できます。クラウドをまたいだレポート
(RHEV, EC2 の仮想マシンが対象など )の作成もできます。
CPU, Memory, Network,Storage のチャージバックレート (単位はドルのみ )
を設定できます。
16Copyright © 2013 Red Hat K.K.
ポリシー制御とアラート設定● 仮想化ホストや仮想マシンを監視し、ポリシーの違反や指定した時
間内での異常な動作を検出すると指定したアクションを自動実行
– ポリシーチェックの即時実行、定期実行が可能
– メールや SNMP トラップを飛ばすことも可能
Control
定義したポリシーポリシー違反検出の条件
違反検出時のアクション
異常動作検出の条件
送信元及び送信先のメールアドレス
17Copyright © 2013 Red Hat K.K.
セルフサービスの流れ
プロビジョニングに利用する仮想マシンのテンプレート :● Web server● Application server
Multi-Tier のアプリケーションの作成をリクエストします。
- 2 x Web Server- 1 x JBoss App Server
目的と必要な日数を教えてください。
90日間のプロジェクトで開発用途に利用します。
1
2ツールを利用したシステムの自動管理※● Satellite● Puppet● Chef
5
6ポリシーやライフサイクルに従った仮想マシンのプロビジョニングを各環境上で実行
利用料金情報の収集及び表示
プロビジョニングリクエストの発行
管理者リクエストの承認
3
4
● SMS● BladeLogic● etc....
Automate
ユーザ
オペレータ
※CloudForms の機能には 含まれません。
● 図のワークフローを CloudForms により実行できます。
18Copyright © 2013 Red Hat K.K.
セルフサービス● 複数環境への仮想マシンのプロビジョニングを一つの「カタログ」として登録 / 利用することが可能
Automate
セルフサービスが実行可能な権限を持つユーザ「 TestUser」
でログインしています。
「 Order」ボタンをクリックすると、カタログを利用した仮想マシンの
プロビジョニングのリクエストの発行ができます。
Amazon EC2 と Red HatEnterprise VIrtualization 上に
仮想マシンをプロビジョニングするためのカタログとなります。
19Copyright © 2013 Red Hat K.K.
デモンストレーション
● コンプライアンスポリシーの設定及び適用– 適応可能なポリシー (ゲスト OS のユーザ数が適正な数量か確認するこ
とで、不正なユーザが追加されていないかチェックします ) を作成し、指定した仮想マシンがポリシーを満たしているかチェックします。
http://jp-redhat.com/forum/forum_session_v/01.html
● セルフサービスによる仮想マシンのプロビジョニング– 1 つのリクエストにより、 Amazon EC2 と Red Hat Enterprise
Virtualization の環境上に 1台ずつ、計 2台の仮想マシンのプロビジョニングを実行します。
http://jp-redhat.com/forum/forum_session_v/02.html
20Copyright © 2013 Red Hat K.K.
ロードマップ● 各種環境への対応
– Microsoft Hyper-V/SCVMM (次のマイナーアップデートで対応予定 )
– 物理環境、 OpenShift 、他社クラウド
● サードパーティ製品との連携
– 例 : puppet を利用した仮想マシンのタグ付けやシステム管理 (Red Hat の Webページではありませんので、ご注意下さい。 ) http://cloudformsnow.com/2013/06/24/integrating-cloudforms-with-puppet-quru/
※これらはあくまで現時点での計画であり、必ず対応することをお約束するものではありません。
21Copyright © 2013 Red Hat K.K.
製品ドキュメント● 現在英語のドキュメントのみ公開
– https://access.redhat.com/site/documentation/CloudForms/?locale=ja-JP
● 簡単に試してみたい方は、次のドキュメントをご覧ください。
– Installation Guide
– Quick Start Guide