138
10 - 1 10.1 概要 10.1.1 機能一覧 10 デバイスモニタユーティリティ 第 10 章 デバイスモニタユーティリティ デバイスモニタユーティリティの操作や設定方法について説明します。 10.1 概要 モニタするデバイスを設定し,デバイス値の変更などを行います。 10.1.1 機能一覧 デバイスモニタユーティリティの機能を以下に示します。 10.2 操作手順 デバイスモニタユーティリティの操作手順について説明します。 機能 内容 参照 一括モニタ 1 種類のデバイスを一括でモニタします。 10.3 節 16 点登録モニタ 複数のデバイスを同時に 16 点単位でモニタします。 10.4 節 モニタ先の設定 モニタを行う CPU ユニットまたは CC-Link IE コント ローラネットワークボードを設定します。 10.5 節 モニタデバイスの設定 モニタを行うデバイスを設定します。 10.6 節 ワードデバイス値の変更 ワードデバイスの値を変更します。 10.7 節 ワードデバイス値の連続変更 連続するワードデバイスを,同じ値に変更します。 10.8 節 ビットデバイスの ON,OFF ビットデバイスを ON,OFF ます。 10.9 節 表示形式の切り換え デバイスモニタ時の表示形式 (16 進 ,10 進など ) を切り 換えます。 10.10 節 数値入力パッド 数値入力パッドで数値を入力します。 10.11 節 開 始 [設定]-[ネットワーク設定]メニューをクリック して,使用するチャネルを設定する。 モニタするデバイスを設定する。 終 了 モニタ方法の変更,デバイス値の変更,表示形式 の切換えなどを行う。 10.5 節 モニタ先を設定する 10.6 節 モニタするデバイスを設定する 10.3 節 一括モニタに設定する 10.4 節 16 点登録モニタに設定する 10.7 節 ワードデバイス値を変更する 10.11 節 数値入力パッドについて

デバイスモニタユーティリティ...10デバイスモニタユーティリティ 10.2 操作手順 10.2.1 ユーティリティを起動する 10 - 2 9 CC IE Control ユーティリティ

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10 - 1 10.1 概要10.1.1 機能一覧

10デバイスモニタユーティリティ

第 10 章 デバイスモニタユーティリティ

デバイスモニタユーティリティの操作や設定方法について説明します。

10.1 概要

モニタするデバイスを設定し,デバイス値の変更などを行います。

10.1.1 機能一覧

デバイスモニタユーティリティの機能を以下に示します。

10.2 操作手順

デバイスモニタユーティリティの操作手順について説明します。

機能 内容 参照一括モニタ 1種類のデバイスを一括でモニタします。 10.3 節16 点登録モニタ 複数のデバイスを同時に 16点単位でモニタします。 10.4 節

モニタ先の設定モニタを行うCPUユニットまたはCC-Link IE コントローラネットワークボードを設定します。

10.5 節

モニタデバイスの設定 モニタを行うデバイスを設定します。 10.6 節ワードデバイス値の変更 ワードデバイスの値を変更します。 10.7 節ワードデバイス値の連続変更 連続するワードデバイスを,同じ値に変更します。 10.8 節ビットデバイスのON,OFF ビットデバイスをON,OFF します。 10.9 節

表示形式の切り換えデバイスモニタ時の表示形式 (16 進 ,10 進など )を切り換えます。

10.10 節

数値入力パッド 数値入力パッドで数値を入力します。 10.11 節

開 始

[設定]-[ネットワーク設定]メニューをクリックして,使用するチャネルを設定する。

モニタするデバイスを設定する。

終 了

モニタ方法の変更,デバイス値の変更,表示形式の切換えなどを行う。

10.5 節 モニタ先を設定する

10.6 節 モニタするデバイスを設定する

10.3 節 一括モニタに設定する10.4 節 16点登録モニタに設定する10.7 節 ワードデバイス値を変更する

~10.11 節 数値入力パッドについて

10デバイスモニタユーティリティ

10.2 操作手順10.2.1 ユーティリティを起動する

10 - 2

9

CC IE Con

trol

ユーティリティ

10

デバイスモニタユー

ティリティ

11

アクセス可能デバイス

・範囲

12

MEL

SEC

データリン

クライブラリ

13

プログラミング

14

応用機能

15

エラーコード

16

トラブルシューティン

10.2.1 ユーティリティを起動する

デバイスモニタユーティリティは,以下の 2通りの方法で起動することができます。

(1) CC IE Control ユーティリティのボード一覧画面 (起動画面 ) のシステムメニューで,[デバイスモニタユーティリティ ]をクリックします。

(2) [ スタート ] - [ プログラム* 1] - [MELSEC] メニュー内にある,[デバイスモニタユーティリティ ] をクリックします。

* 1 Microsoft Windows 2000 Professional Operating System 以外のOS使用時は,[ すべてのプログラム ]と表示されます。

10.2.2 ユーティリティを終了する

デバイスモニタユーティリティを終了するときは,メニューバーの [メニュー ]- [ 終了 ]をクリックします。ダイアログボックスが表示されますので, ボタンをクリックしてください。

デバイスモニタユーティリティを起動します。

デバイスモニタユーティリティを起動します。

はい(Y)

クリック!

10 - 3 10.2 操作手順10.2.3 ヘルプ画面を表示する

10デバイスモニタユーティリティ

10.2.3 ヘルプ画面を表示する

デバイスモニタユーティリティのヘルプ画面を表示するときは,メニューバーの [ヘルプ ] - [ ヘルプ ]をクリックします。

10.2.4 バージョンを表示する

デバイスモニタユーティリティのバージョンを確認するときは,メニューバーの [ヘルプ ] - [ バージョン情報 ]をクリックします。

クリック!

クリック!

10デバイスモニタユーティリティ

10.3 一括モニタに設定する 10 - 4

9

CC IE Con

trol

ユーティリティ

10

デバイスモニタユー

ティリティ

11

アクセス可能デバイス

・範囲

12

MEL

SEC

データリン

クライブラリ

13

プログラミング

14

応用機能

15

エラーコード

16

トラブルシューティン

10.3 一括モニタに設定する

1 種類のデバイスを一括でモニタします。

(1) 選択するメニューメニューバーの[メニュー]-[一括モニタ]を選択します。(16点登録モニタ時のみ選択可。)

(2) 表示画面

項  目 内  容

1) デバイス情報

現在のデバイスの状態を表示します。一部のワードデバイス (LW,ZR) のみ 2列で表示します。表示形式を変更する場合は,下記を参照してください。

10.10 節 表示形式を切り換える

2) ネットワーク状態現在,設定されているネットワークの状態を表示します。ネットワークを設定する場合は,下記を参照してください。

10.5 節 モニタ先を設定する

3) 表示方法

表示しているデバイスの種類(ワードデバイス,ビットデバイス)と表示形式を表示します。デバイスの種類を変更する場合は,下記を参照してください。

10.6 節 モニタするデバイスを設定するまた,表示形式を変更する場合は,下記を参照してください。

10.10 節 表示形式を切り換える

1)

2) 3)

10 - 5 10.4 16点登録モニタに設定する 

10デバイスモニタユーティリティ

10.4 16 点登録モニタに設定する

複数のデバイスを同時に 16点単位でモニタします。最大でビットデバイス 5種類,ワードデバイス 1種類を同時にモニタできます。

(1) 選択するメニューメニューバーの[メニュー]-[16点登録モニタ]を選択します。

(2) 表示画面

項  目 内  容

1) デバイス情報

現在のデバイスの状態を表示します。一部のワードデバイス (LW) が 16進 8桁表示となるため,ビットデバイス 4列,ワードデバイス 1列で表示します。表示形式を変更する場合は,下記を参照してください。

10.10 節 表示形式を切り換える

2) ネットワーク状態現在,設定されているネットワークの状態を表示します。ネットワークを設定する場合は,下記を参照してください。

10.5 節 モニタ先を設定する

3) 表示方法

表示しているデバイスの種類(ワードデバイス,ビットデバイス)と表示形式を表示します。デバイスの種類を変更する場合は,下記を参照してください。

10.6 節 モニタするデバイスを設定するまた,表示形式を変更する場合は,下記を参照してください。

10.10 節 表示形式を切り換える

1)

2) 3)

10デバイスモニタユーティリティ

10.5 モニタ先を設定する 10 - 6

9

CC IE Con

trol

ユーティリティ

10

デバイスモニタユー

ティリティ

11

アクセス可能デバイス

・範囲

12

MEL

SEC

データリン

クライブラリ

13

プログラミング

14

応用機能

15

エラーコード

16

トラブルシューティン

10.5 モニタ先を設定する

モニタを行うCPUユニットまたはCC-Link IE コントローラネットワークボードを設定します。デバイスモニタユーティリティ起動時に設定を行ってください。

(1) 選択するメニューメニューバーの[設定]-[ネットワーク設定]を選択します。

(2) 設定画面

* 1 CC-Link IE コントローラネットワークと接続する場合はチャネルNo.151 ~ 154 を選択し,CC-Link と接続する場合はチャネルNo.81 ~ 84 を選択してください。

(1) マルチ CPUシステムにアクセスする場合は,他局を選択し,ネットワークNo. に“0”を,局番に各ユーティリティで設定した“論理局番”の値を入力してください。

(2) ネットワーク設定にて自局を選択した場合,ネットワーク状態ではネットワークNo. が“0”,局番が“255”と表示されます。

項  目 内  容チャネル 使用するチャネルを設定します。*1

ネットワーク設定 自局,他局の設定やネットワークNo.,局番を設定します。

10 - 7 10.6 モニタするデバイスを設定する 

10デバイスモニタユーティリティ

10.6 モニタするデバイスを設定する

モニタを行うデバイスを設定します。

(1) 選択するメニューメニューバーの[設定]-[デバイス設定]を選択します。

(2) 設定画面

16 点登録モニタでモニタ可能なデバイスは,ランダムアクセスが可能なデバイスのみです。ランダムアクセスが不可のデバイスを指定した場合,デバイスタイプエラー (-3) が発生します。各デバイスのランダムアクセスの可否については,下記を参照してください。

第 11章 アクセス可能デバイス・範囲

一括モニタ時 16点登録モニタ時

項  目 内  容デバイスタイプ モニタを行うデバイスのタイプおよびブロックNo.,ネットワークNo. を設定します。

デバイスNo.モニタを行うデバイスの先頭番号を設定します。(HEX:16進数,DEC:10進数,OCT:8進数)

登録デバイス一覧 登録されているデバイスを一覧表示します。

ボタンデバイスタイプ,デバイスNo. に設定した内容を登録して,登録デバイス一覧に追加します。

ボタン 変更するデバイスを選択し,本ボタンをクリックすると,登録内容を変更できます。

ボタン削除するデバイスを選択し,本ボタンをクリックすると,登録デバイス一覧から削除されます。

設定

変更

削除

10デバイスモニタユーティリティ

10.7 ワードデバイス値を変更する 10 - 8

9

CC IE Con

trol

ユーティリティ

10

デバイスモニタユー

ティリティ

11

アクセス可能デバイス

・範囲

12

MEL

SEC

データリン

クライブラリ

13

プログラミング

14

応用機能

15

エラーコード

16

トラブルシューティン

10.7 ワードデバイス値を変更する

ワードデバイスの値を変更します。

(1) 選択するメニューメニューバーの[デバイス書込]-[データ変更]を選択します。

(2) 設定画面

備 考

モニタ画面でデバイス番号をダブルクリックした場合も,ワードデバイスのデータ変更が行えます。

項  目 内  容デバイスタイプ 値を変更するデバイスのタイプおよびブロックNo.,ネットワークNo. を設定します。

デバイスNo.値を変更するデバイスの番号を設定します。(HEX:16進数,DEC:10進数,OCT:8進数)

設定データ 変更する値を入力します。(HEX:16進数,DEC:10進数)

警告 ● 運転中のシーケンサに対するデータ変更制御は,常にシステム全体が安全側に働くように,シーケンスプログラム上でインタロック回路を構成してください。また,データ交信異常発生時の処置方法などをご使用の FA コンピュータとシーケンサ間で取り決めてください。

10 - 9 10.8 ワードデバイス値を連続して変更する 

10デバイスモニタユーティリティ

10.8 ワードデバイス値を連続して変更する

連続するワードデバイスを,同じ値に変更します。

(1) 選択するメニューメニューバーの[デバイス書込]-[データ連続変更]を選択します。

(2) 設定画面

項  目 内  容デバイスタイプ 値を変更するデバイスのタイプおよびブロックNo.,ネットワークNo. を設定します。

デバイスNo.値を変更するデバイスのNo. の先頭番号を設定します。(HEX:16進数,DEC:10進数,OCT:8進数)

設定データ 変更する値を入力します。(HEX:16進数,DEC:10進数)

点  数値の連続変更を行うデバイスの点数を設定します。(HEX:16進数,DEC:10進数,OCT:8進数)64点以上は指定できません。

警告 ● 運転中のシーケンサに対するデータ変更制御は,常にシステム全体が安全側に働くように,シーケンスプログラム上でインタロック回路を構成してください。また,データ交信異常発生時の処置方法などをご使用の FA コンピュータとシーケンサ間で取り決めてください。

10デバイスモニタユーティリティ

10.9 ビットデバイスをON, OFF する 10 - 10

9

CC IE Con

trol

ユーティリティ

10

デバイスモニタユー

ティリティ

11

アクセス可能デバイス

・範囲

12

MEL

SEC

データリン

クライブラリ

13

プログラミング

14

応用機能

15

エラーコード

16

トラブルシューティン

10.9 ビットデバイスをON, OFF する

ビットデバイスをON,OFF します。

(1) 選択するメニューメニューバーの[デバイス書込]-[ビットデバイスセット(リセット)]を選択します。

(2) 設定画面

ビットデバイスセット(リセット)で変更可能なデバイスは,ランダムアクセスが可能なデバイスのみです。ランダムアクセスが不可のデバイスを指定した場合,デバイスタイプエラー (-3) が発生します。各デバイスのランダムアクセスの可否については,下記を参照してください。

第 11章 アクセス可能デバイス・範囲

項  目 内  容

デバイスタイプON,OFFするビットデバイスのタイプおよびブロックNo.,ネットワークNo. を設定します。

デバイスNo.ON,OFFするビットデバイスのNo. を設定します。(HEX:16進数,DEC:10進数,OCT:8進数)

警告 ● 運転中のシーケンサに対するデータ変更制御は,常にシステム全体が安全側に働くように,シーケンスプログラム上でインタロック回路を構成してください。また,データ交信異常発生時の処置方法などをご使用の FA コンピュータとシーケンサ間で取り決めてください。

10 - 11 10.9 ビットデバイスをON, OFF する 

10デバイスモニタユーティリティ

備 考

モニタ画面でデバイス番号をダブルクリックした場合も,ビットデバイスのON, OFF が行えます。(ただし,表示形式が“縦方向”時のみ操作可能です。)

10デバイスモニタユーティリティ

10.10 表示形式を切り換える 10 - 12

9

CC IE Con

trol

ユーティリティ

10

デバイスモニタユー

ティリティ

11

アクセス可能デバイス

・範囲

12

MEL

SEC

データリン

クライブラリ

13

プログラミング

14

応用機能

15

エラーコード

16

トラブルシューティン

10.10表示形式を切り換える

モニタ時の表示形式 (16 進 ,10 進など )を切り換えます。

(1) 選択するメニューメニューバー[表示切替]-[ワード(ビット)デバイス]を選択します。一括モニタと 16点登録モニタで選択できるメニューを (2),(3) に示します。

(2) ワードデバイス

(○:表示可,-:表示不可)

(3) ビットデバイス

(○:表示可,-:表示不可)

表示形式 一括モニタ 16 点登録モニタ10進表示(16ビット) ○ ○16進表示(16ビット) ○ ○8進表示(16ビット) ○ ○2進表示(16ビット) ○ -10進表示(32ビット) ○ -16進表示(32ビット) ○ -8進表示(32ビット) ○ -2進表示(32ビット) ○ -

表示形式 一括モニタ 16 点登録モニタ縦表示 ○ -横表示 (F-0)(10 進表示) ○ -横表示 (F-0)(16 進表示) ○ -横表示 (0-F)(10 進表示) ○ -横表示 (0-F)(16 進表示) ○ -

10 - 13 10.11 数値入力パッドについて 

10デバイスモニタユーティリティ

10.11数値入力パッドについて

メニューバーの[オプション]-[数値入力パッド]を選択することにより,デバイス値などを設定する際に,数値入力パッドを使用することができます。

(1) 数値入力パッドを選択します。

(2) 数値入力欄をクリックします。

(3) 数値入力パッドが表示されますので,ボタンを使用して数値を入力します。その後, ボタンをクリックします。

(4) 数値が入力されます。

OK

11アクセス可能デバイス・範囲

11.1 アクセス可能デバイス11.1.1 自局(FAコンピュータ)

11 - 1

9

CC IE Con

trol

ユーティリティ

10

デバイスモニタユー

ティリティ

11

アクセス可能デバイス

・範囲

12

MEL

SEC

データリン

クライブラリ

13

プログラミング

14

応用機能

15

エラーコード

16

トラブルシューティン

第 11 章 アクセス可能デバイス・範囲

CC-Link IE コントローラネットワークボードを使用した通信時におけるアクセス可能デバイス,アクセス可能範囲について説明します。

11.1 アクセス可能デバイス

CC-Link IE コントローラネットワークボードを使用した通信時におけるアクセス可能デバイスについて説明します。

表中の一括は一括読出し,一括書込みを示し,ランダムはランダム読出し,ランダム書込み,ビットセット,ビットリセットを示しています。

11.1.1 自局(FAコンピュータ)

デバイス アクセス可否

LX一  括

○ランダム

LY一  括

○ランダム

SB一  括

○ランダム

SW一  括

○ランダム

LB一  括

○ランダム

LW一  括

○ランダム

Q/QnA用 RECV機能一  括 ○ランダム ×

11 - 2 11.1 アクセス可能デバイス11.1.2 他局

11アクセス可能デバイス・範囲

11.1.2 他局

デバイス

アクセス先

A1N

A0J2HA1S(H)A1SJ(H)A2C(J)A2N(-S1)A2S(H)

A2A(-S1)A2U(-S1)A2US(-S1)A2USH-S1Q02(H)-AQ06H-A

A3NA3AA3U

A4U

Q2A(-S1)Q3AQ4AQ4AR

Q2AS(-S1)Q2ASH(-S1)

Q00JQ00Q01Q02(H)Q06HQ12HQ25HQ12PHQ25PHQ12PRHQ25PRH

Q00UJQ00UQ01UQ02UQ03UDQ04UDHQ06UDHQ10UDHQ13UDHQ20UDHQ26UDHQ03UDEQ04UDEHQ06UDEHQ10UDEHQ13UDEHQ20UDEHQ26UDEH

FA コンピュータ

X一  括

○ ○ ○ ○ ○ ○ ×ランダム

Y一  括

○ ○ ○ ○ ○ ○ ×ランダム

L一  括

○ ○ ○ ○ ○ ○ ×ランダム

M一  括

○ ○ ○ ○ ○ ○ ×ランダム

特殊M(SM),SB一  括

○ ○ ○ ○ ○ ○ ×ランダム

F一  括

○ ○ ○ ○ ○ ○ ×ランダム

T(接点)一  括

○ ○ ○ ○ ○ ○ ×ランダム

T(コイル)一  括

○ ○ ○ ○ ○ ○ ×ランダム

C(接点)一  括

○ ○ ○ ○ ○ ○ ×ランダム

C(コイル)一  括

○ ○ ○ ○ ○ ○ ×ランダム

T(現在値)一  括

○ ○ ○ ○ ○ ○ ×ランダム

C(現在値)一  括

○ ○ ○ ○ ○ ○ ×ランダム

D一  括

○ ○ ○ ○ ○ ○ ×ランダム

特殊D(SD),SW一  括

○ ○ ○ ○ ○ ○ ×ランダム

T(設定値メイン)一  括 ○ ○ ○ ○ ○

× ×ランダム × × × × ×

T(設定値サブ 1)一  括

× × ○*1 ○ ○× ×

ランダム × × ×

T(設定値サブ 2)一  括

× × × ×○

× ×ランダム ×

T(設定値サブ 3)一  括

× × × ×○

× ×ランダム ×

11アクセス可能デバイス・範囲

11.1 アクセス可能デバイス11.1.2 他局

11 - 3

9

CC IE Con

trol

ユーティリティ

10

デバイスモニタユー

ティリティ

11

アクセス可能デバイス

・範囲

12

MEL

SEC

データリン

クライブラリ

13

プログラミング

14

応用機能

15

エラーコード

16

トラブルシューティン

C(設定値メイン)一  括 ○ ○ ○ ○ ○

× ×ランダム × × × × ×

C(設定値サブ 1)一  括

× × ○*1 ○ ○× ×

ランダム × × ×

C(設定値サブ 2)一  括

× × × ×○

× ×ランダム ×

C(設定値サブ 3)一  括

× × × ×○

× ×ランダム ×

A一  括

○ ○ ○ ○ ○ × ×ランダム

Z一  括

○ ○ ○ ○ ○ ○ ×ランダム

V(インデックスレジスタ)

一  括○ ○ ○ ○ ○ × ×

ランダムR(ファイルレジスタ)

一  括× ○ ○ ○ ○ ○*2 ×

ランダムZR(拡張ファイルレジスタ)

一  括× × × × × ○*2 ×

ランダムER(拡張ファイルレジスタ)

一  括× ○ ○ ○ ○ ○*2 ×

ランダム

B一  括

○ ○ ○ ○ ○ ○ ×ランダム

W一  括

○ ○ ○ ○ ○ ○ ×ランダム

Q/QnAリンク特殊リレー (Q/QnACPU上 )

一  括× × × × × ○ ×

ランダム

積算タイマ(接点)

一  括× × × × × ○ ×

ランダム積算タイマ(コイル)

一  括× × × × × ○ ×

ランダムQ/QnAリンク特殊レジスタ(Q/QnACPU上)

一  括× × × × × ○ ×

ランダム

Q/QnAエッジリレー(Q/QnACPU上)

一  括× × × × × ○ ×

ランダム

自局ランダムアクセスバッファ

一  括× × × × × × ×

ランダム

デバイス

アクセス先

A1N

A0J2HA1S(H)A1SJ(H)A2C(J)A2N(-S1)A2S(H)

A2A(-S1)A2U(-S1)A2US(-S1)A2USH-S1Q02(H)-AQ06H-A

A3NA3AA3U

A4U

Q2A(-S1)Q3AQ4AQ4AR

Q2AS(-S1)Q2ASH(-S1)

Q00JQ00Q01Q02(H)Q06HQ12HQ25HQ12PHQ25PHQ12PRHQ25PRH

Q00UJQ00UQ01UQ02UQ03UDQ04UDHQ06UDHQ10UDHQ13UDHQ20UDHQ26UDHQ03UDEQ04UDEHQ06UDEHQ10UDEHQ13UDEHQ20UDEHQ26UDEH

FA コンピュータ

11 - 4 11.1 アクセス可能デバイス11.1.2 他局

11アクセス可能デバイス・範囲

* 1 A2ACPU(-S1) の場合はアクセスできません。* 2 Q00JCPUの場合はアクセスできません。

積算タイマ(現在値)

一  括× × × × × ○ ×

ランダム自局リンクレジスタ(送信用)

一  括× × × × × × ×

ランダム自局リンクレジスタ(受信用)

一  括× × × × × × ×

ランダム

Q/QnA SEND機能(到達確認有)

一  括× × × × ×

○×

ランダム ×Q/QnA SEND機能(到達確認無)

一  括× × × × ×

○×

ランダム ×ダイレクトリンク入力

一  括× × × × × ○ ×

ランダムダイレクトリンク出力

一  括× × × × × ○ ×

ランダムダイレクトリンクリレー

一  括× × × × × ○ ×

ランダムダイレクトリンクレジスタ

一  括× × × × × ○ ×

ランダムダイレクトリンク特殊リレー(ネットワークユニット側)

一  括× × × × × ○ ×

ランダム

ダイレクトリンク特殊レジスタ(ネットワークユニット側)

一  括× × × × × ○ ×

ランダム

特殊ダイレクトバッファレジスタ

一  括× × × × × ○ ×

ランダム

EM一  括

× × × × × ××

ランダム ×

ED一  括

× × × × × ××

ランダム ×

デバイス

アクセス先

A1N

A0J2HA1S(H)A1SJ(H)A2C(J)A2N(-S1)A2S(H)

A2A(-S1)A2U(-S1)A2US(-S1)A2USH-S1Q02(H)-AQ06H-A

A3NA3AA3U

A4U

Q2A(-S1)Q3AQ4AQ4AR

Q2AS(-S1)Q2ASH(-S1)

Q00JQ00Q01Q02(H)Q06HQ12HQ25HQ12PHQ25PHQ12PRHQ25PRH

Q00UJQ00UQ01UQ02UQ03UDQ04UDHQ06UDHQ10UDHQ13UDHQ20UDHQ26UDHQ03UDEQ04UDEHQ06UDEHQ10UDEHQ13UDEHQ20UDEHQ26UDEH

FA コンピュータ

11アクセス可能デバイス・範囲

11.2 アクセス可能範囲 11 - 5

9

CC IE Con

trol

ユーティリティ

10

デバイスモニタユー

ティリティ

11

アクセス可能デバイス

・範囲

12

MEL

SEC

データリン

クライブラリ

13

プログラミング

14

応用機能

15

エラーコード

16

トラブルシューティン

11.2 アクセス可能範囲

CC-Link IE コントローラネットワークボードを使用した通信におけるアクセス可能範囲について説明します。

本節では,MELSECデータリンクライブラリを使用した場合のアクセス可能範囲について説明しています。GX Developer 使用時のアクセス可能範囲については,下記を参照してください。

三菱電機㈱社GX Developer Version 8 オペレーティングマニュアル(SH-080356)

(1) 構  成

(2) アクセス可否表アクセスの可否を下表に示します。自ボードおよび接続局CPUはすべてアクセス可能です。経由先CPUはアクセスの可否を○(アクセス可),×(アクセス不可)で示します。

○:アクセス可×:アクセス不可* 1 接続局CPUが Q00J/Q00/Q01CPUの場合はアクセスできません。* 2 接続局CPUまたは経由先CPUがユニバーサルモデルQCPU以外のときは,アクセスできな

い場合があります。詳細については,下記を参照してください。

14.1.2 項 ルーチング機能

1.接続ネットワーク2.接続局CPU

3.経由ネットワーク

4.経由先CPU

QCPU* 2

(Qモード)QCPU

(Aモード)QnACPU ACPU

CC-Link IE コントローラネットワーク

QCPU* 2

(Qモード)

CC-Link IE コントローラネットワーク ○*1 × × ×

MELSECNET/H ○*1 × × ×

MELSECNET/10 ○*1 ○ ○ ○MELSECNET( Ⅱ ) × × × ×Ethernet × × × ×計算機リンク × × × ×CC-Link × × × ×

1

2

3

4

接続ネットワーク

接続局CPU

経由ネットワークFAコンピュータ

接続ユニット

経由ユニット

経由先CPU

経由先ユニット

12 - 1 12.1 MELSECデータリンクライブラリの概要 

12MELSECデータリンクライブラリ

第 12 章 MELSECデータリンクライブラリ

本ライブラリが提供する関数の機能について説明します。

備 考

本章に記載されている画面は,Microsoft Windows XP Professional Operating System の画面にて記載しています。したがって,他OSの画面とは多少異なる部分がありますので,ご了承ください。

12.1 MELSECデータリンクライブラリの概要

本関数はCPUユニットに対して通信を行うユーザプログラムを作成する際に使用します。これにより,ユーザは相手先のハードウェア,通信プロトコルを意識することなく通信が可能です。

CC-Link IEコントローラネットワーク

通信プロトコルを意識することなく,簡単に指定したシーケンサと通信することができます。

MELSECデータリンクライブラリ

CC-Link IEコントローラネットワークボード

CC-Link IEコントローラネットワークユニット

12MELSECデータリンクライブラリ

12.2 関数一覧 12 - 2

9

CC IE Con

trol

ユーティリティ

10

デバイスモニタユー

ティリティ

11

アクセス可能デバイス

・範囲

12

MELSECデータリン

クライブラリ

13

プログラミング

14

応用機能

15

エラーコード

16

トラブルシューティン

12.2 関数一覧

ソフトウェアパッケージに添付されているMELSECデータリンクライブラリの一覧を次に示します。

関数の詳細は,ソフトウェアパッケージのMELSEC通信関数HELP を参照してください。

関数名 機  能mdOpen 通信回線のオープン。mdClose 通信回線のクローズ。

mdSendExデバイスの一括書込み。(拡張関数)

データ送信。(SEND機能)

mdReceiveExデバイスの一括読出し。(拡張関数)データ受信。(RECV機能)

mdRandWEx デバイスのランダム書込み。(拡張関数)mdRandREx デバイスのランダム読出し。(拡張関数)mdDevSetEx ビットデバイスセット。(拡張関数)mdDevRstEx ビットデバイスリセット。(拡張関数)mdWaitBdEvent イベント発生待ち。mdTypeRead CPUユニットタイプの読出し。mdControl リモートRUN/STOP/PAUSE。mdInit シーケンサデバイス番地のリフレッシュ。mdBdRst 自ボードのリセット。mdBdModSet 自ボードのモードの設定。mdBdModRead 自ボードのモードの読出し。mdBdLedRead 自ボードの LED情報の読出し。mdBdSwRead 自ボードのスイッチ状態の読出し。mdBdVerRead 自ボードのバージョン情報の読出し。

mdSendデバイスの一括書込み。(MELSECNET/Hボード互換用 )データ送信。(SEND機能)(MELSECNET/Hボード互換用 )

mdReceiveデバイスの一括読出し。(MELSECNET/Hボード互換用 )データ受信。(RECV機能)(MELSECNET/Hボード互換用 )

mdRandW デバイスのランダム書込み。(MELSECNET/Hボード互換用 )mdRandR デバイスのランダム読出し。(MELSECNET/Hボード互換用 )mdDevSet ビットデバイスセット。(MELSECNET/Hボード互換用 )mdDevRst ビットデバイスリセット。(MELSECNET/Hボード互換用 )

12 - 3 12.3 関数を利用するための設定12.3.1 Visual Basic6.0 を使用する場合

12MELSECデータリンクライブラリ

12.3 関数を利用するための設定

関数を利用するための設定操作について説明します。

12.3.1 Visual Basic 6.0 を使用する場合

Visual Basic 6.0 を使用する場合の設定操作を下記に示します。

1) Visual Basic 6.0 を起動して[プロジェクト]-[標準モジュールの追加]メニューを選択します。

2) “既存のファイル”タブを選択して,“Mdfunc.bas”を選択します。“Mdfunc.bas”はインストール時に

<ユーザ指定フォルダ>-<COMMON>-< INCLUDE>

の中に格納されています。

12MELSECデータリンクライブラリ

12.3 関数を利用するための設定12.3.2 Visual C++6.0 を使用する場合

12 - 4

9

CC IE Con

trol

ユーティリティ

10

デバイスモニタユー

ティリティ

11

アクセス可能デバイス

・範囲

12

MELSECデータリン

クライブラリ

13

プログラミング

14

応用機能

15

エラーコード

16

トラブルシューティン

12.3.2 Visual C++ 6.0 を使用する場合

Visual C++ 6.0 を使用する場合の設定操作を下記に示します。

(1) インクルードファイルの設定を行う場合

1) Visual C++ 6.0 を起動して[ツール]-[オプショ

ン]メニューを選択します。

↓2) “ディレクトリ”タブを選択して,“表示するディレクト

リ”を“インクルードファイル”に設定します。

↓3) 設定する項目をダブルクリックし,インクルードファイ

ルが格納されているフォルダを参照します。“Mdfunc.h”はインストール時に

<ユーザ指定フォルダ>-<COMMON>-< INCLUDE>

の中に格納されています。

4) プログラムの先頭に #include<Mdfunc.h> を追加します。

12 - 5 12.3 関数を利用するための設定12.3.2 Visual C++6.0 を使用する場合

12MELSECデータリンクライブラリ

(2) ライブラリファイルの設定を行う場合

1) Visual C++ 6.0 を起動して[ツール]-[オプショ

ン]メニューを選択します。

↓2) “ディレクトリ”タブを選択して,“表示するディレクト

リ”を“ライブラリファイル”に設定し,(1) の操作同様にライブラリファイルが格納されているフォルダを参照します。“MdFunc32.lib”はインストール時に

<ユーザ指定フォルダ>-<COMMON>-< LIB >

の中に格納されています。↓

3) 作成するワークスペースを開いて,[プロジェクト]-[設定]メニューを選択します。

4.“リンク”タブを選択し,カテゴリに“一般”を選択し,オブジェクト/ライブラリモジュールに“MdFunc32.lib”を入力します。

12MELSECデータリンクライブラリ

12.3 関数を利用するための設定12.3.3 Visual Basic.NET 2003 を使用する場合

12 - 6

9

CC IE Con

trol

ユーティリティ

10

デバイスモニタユー

ティリティ

11

アクセス可能デバイス

・範囲

12

MELSECデータリン

クライブラリ

13

プログラミング

14

応用機能

15

エラーコード

16

トラブルシューティン

12.3.3 Visual Basic .NET 2003 を使用する場合

Visual Basic .NET 2003 を使用する場合の設定操作を下記に示します。

1) Visual Basic .NET 2003 を起動して[ファイル]-

[既存項目の追加]メニューを選択します。

2) 既存項目の追加ダイアログボックスで“Mdfunc.vb”を選択します。“Mdfunc.vb”はインストール時に

<ユーザ指定フォルダ>-<COMMON>-< INCLUDE>

の中に格納されています。

12 - 7 12.3 関数を利用するための設定12.3.4 Visual C++.NET 2003 を使用する場合

12MELSECデータリンクライブラリ

12.3.4 Visual C++ .NET 2003 を使用する場合

Visual C++ .NET 2003 を使用する場合の設定操作を下記に示します。

(1) インクルードファイルの設定を行う場合

1) Visual C++ .NET 2003 を起動して[ツール]-[オ

プション]メニューを選択します。

↓2) オプションダイアログボックスのフォルダ欄で ,

<プロジェクト>-“VC++ ディレクトリ” 

を選択します。

“ディレクトリを表示するプロジェクト”を“インクルー

ドファイル”に設定し, ボタンをクリックします。↓

3) インクルードファイルが格納されているフォルダを参照します。“Mdfunc.h”はインストール時に

<ユーザ指定フォルダ>-<COMMON>-< INCLUDE>

の中に格納されています。

4) プログラムの先頭に #include<Mdfunc.h> を追加します。

12MELSECデータリンクライブラリ

12.3 関数を利用するための設定12.3.4 Visual C++.NET 2003 を使用する場合

12 - 8

9

CC IE Con

trol

ユーティリティ

10

デバイスモニタユー

ティリティ

11

アクセス可能デバイス

・範囲

12

MELSECデータリン

クライブラリ

13

プログラミング

14

応用機能

15

エラーコード

16

トラブルシューティン

(2) ライブラリファイルの設定を行う場合

1) Visual C++ .NET 2003 を起動して[ツール]-[オ

プション]メニューを選択します。

↓2) オプションダイアログボックスのフォルダ欄で ,

<プロジェクト>-“VC++ ディレクトリ”

を選択します。

“ディレクトリを表示するプロジェクト”を“ライブラリファイル”に設定し,(1) の操作同様にライブラリファイルが格納されているフォルダを参照します。“MdFunc32.lib”はインストール時に

<ユーザ指定フォルダ>-<COMMON>-< LIB >

の中に格納されています。

3) 作成するプロジェクトを開いて,[プロジェクト]-[プロパティ]メニューを選択します。

↓(次ページへ)

12 - 9 12.3 関数を利用するための設定12.3.4 Visual C++.NET 2003 を使用する場合

12MELSECデータリンクライブラリ

(前ページより)↓

4) プロパティダイアログボックスのフォルダ欄で,

<構成プロパティ>-<リンカ>-“入力”

を選択します。追加の依存ファイルに“MdFunc32.lib”を記載します。

12MELSECデータリンクライブラリ

12.3 関数を利用するための設定12.3.5 Visual Basic2005 を使用する場合

12 - 10

9

CC IE Con

trol

ユーティリティ

10

デバイスモニタユー

ティリティ

11

アクセス可能デバイス

・範囲

12

MELSECデータリン

クライブラリ

13

プログラミング

14

応用機能

15

エラーコード

16

トラブルシューティン

12.3.5 Visual Basic 2005 を使用する場合

Visual Basic 2005 を使用する場合の設定操作を下記に示します。

1) Visual Basic 2005 を起動して[プロジェクト]-

[既存項目の追加]メニューを選択します。

2) 既存項目の追加ダイアログボックスで“Mdfunc.vb”を選択します。“Mdfunc.vb”はインストール時に

<ユーザ指定フォルダ>-<COMMON>-< INCLUDE>

の中に格納されています。

12 - 11 12.3 関数を利用するための設定12.3.6 Visual C++2005 を使用する場合

12MELSECデータリンクライブラリ

12.3.6 Visual C++ 2005 を使用する場合

Visual C++ 2005 を使用する場合の設定操作を下記に示します。

(1) インクルードファイルの設定を行う場合

1) Visual C++ 2005 を起動して[ツール]-[オプショ

ン]メニューを選択します。

↓2) オプションダイアログボックスのフォルダ欄で,

<プロジェクトおよびソリューション>-“VC++ ディレクトリ”

を選択します。“ディレクトリを表示するプロジェクト”を“インクルー

ドファイル”に設定し, ボタンをクリックします。

3) インクルードファイルが格納されているフォルダを参照します。“Mdfunc.h”はインストール時に

<ユーザ指定フォルダ>-<COMMON>-< INCLUDE>

の中に格納されています。

4) プログラムの先頭に #include<Mdfunc.h> を追加します。

12MELSECデータリンクライブラリ

12.3 関数を利用するための設定12.3.6 Visual C++2005 を使用する場合

12 - 12

9

CC IE Con

trol

ユーティリティ

10

デバイスモニタユー

ティリティ

11

アクセス可能デバイス

・範囲

12

MELSECデータリン

クライブラリ

13

プログラミング

14

応用機能

15

エラーコード

16

トラブルシューティン

(2) ライブラリファイルの設定を行う場合

1) Visual C++ 2005 を起動して[ツール]-[オプショ

ン]メニューを選択します。

(次ページへ)

2) オプションダイアログボックスのフォルダ欄で,

<プロジェクトおよびソリューション>-“VC++ ディレクトリ”

を選択します。

“ディレクトリを表示するプロジェクト”を“ライブラリファイル”に設定し,(1) の操作同様にライブラリファイルが格納されているフォルダを参照します。“MdFunc32.lib”はインストール時に

<ユーザ指定フォルダ>-<COMMON>-< LIB >

の中に格納されています。

12 - 13 12.3 関数を利用するための設定12.3.6 Visual C++2005 を使用する場合

12MELSECデータリンクライブラリ

(前ページより)↓

3) 作成するプロジェクトを開いて,[プロジェクト]-[プロパティ]メニューを選択します。

4) プロパティダイアログボックスのフォルダ欄で,

<構成プロパティ>-<リンカ>-“入力”

を選択します。追加の依存ファイルに“MdFunc32.lib”を記載します。

12MELSECデータリンクライブラリ

12.4 プログラミング手順 12 - 14

9

CC IE Con

trol

ユーティリティ

10

デバイスモニタユー

ティリティ

11

アクセス可能デバイス

・範囲

12

MELSECデータリン

クライブラリ

13

プログラミング

14

応用機能

15

エラーコード

16

トラブルシューティン

12.4 プログラミング手順

MELSECデータリンクライブラリを使用して,プログラミングを行う場合の手順を示します。なお,ソフトウェアパッケージはすでにインストールされているものとします。

(1) プログラミング手順

Yes

Yes

No

No

No

Yes

a) FAコンピュータの電源を投入し,Windows を起動する。

ユーティリティの設定を行ったか?

b) ユーティリティを設定する。 ・操作内容

設定を変更するか?

c) MELSECデータリンクライブラリを使用するための設定をする。

d) MELSECデータリンクライブラリを使用して,  ユーザプログラムを作成する。

通信ポートをオープンする。(mdOpen)

各関数を利用してCPUユニット,通信ボードとアクセスする。

プログラムを終了するか?

mdOpen関数でオープンしたポートをクローズする。(mdClose)

関数の詳細はソフトウェアパッケージのMELSEC通信関数HELPを参照

e) 作成したユーザプログラムを起動する。

f) CPUユニット,通信ボードとアクセスする。

g) ユーザプログラムを終了する。

第 9章 CC IE Controlユーティリティ

12.3 節 関数を利用するための設定

12 - 15 12.4 プログラミング手順 

12MELSECデータリンクライブラリ

(2) MELSECデータリンクライブラリ使用時の注意事項

(a)プログラミング時の注意事項

1) 通信関数のオープン/クローズ (mdOpen/mdClose) 処理は,ユーザプログラムの最初と最後の 1回のみ行ってください。1回の通信ごとにオープン/クローズを繰返すと,通信性能が悪くなります。

2) 作成したユーザプログラムで再度CPUユニット,ネットワークボードとアクセスする場合は,e) ~ g) の操作のみでアクセスすることができます。

3) 関数は,対応デバイスの追加により初回実行時,詳細にシーケンサの情報取得を行います。そのため,初回の関数実行時間が長くなっています。

4) CC IE Control ユーティリティ,デバイスモニタユーティリティ,ユーザプログラムおよび市販のソフトウェアパッケージを使用し,同一 FAコンピュータ上から同時に複数の局に他局アクセスを行う場合は,256 局以下で行うようにしてください。他局アクセスを同時に 257局以上行うと通信性能が悪くなる可能性があります。

5) Visual C++ 6.0 を使用して debug 版のユーザプログラムを作成する場合,mdReceive で使用するバッファを static で定義しないでください。

6) ユーザプログラムの終了処理で,必ずmdClose を実行してください。mdClose を実行しないでユーザプログラムを終了させた場合,他のMELSECデータリンクライブラリを使用しているユーザプログラム,CC IE Control ユーティリティ,デバイスモニタユーティリティおよび三菱電機製シーケンサMELSEC通信用 ActiveX ライブラリ(MX Component)に影響を与える場合があります。

7) Windows の処理および他アプリケーション等の影響を受け,MELSECデータリンク関数の実行速度および実行間隔が一時的に延びる場合があります。これらを考慮してプログラムを作成してください。

(b)自ボードデバイスおよび他局シーケンサデバイスアクセス時の注意事項自局および他局のリンク状態によりインタロックをとる必要があります。下記に示す条件が成立する場合にのみデータが有効となります。

1) リンクデバイス(自ボード X,Y,B,W)へのアクセス自局バトンパス状態 (SB47),自局のデータリンク状態 (SB49) のビットがOFF(正常交信)し,ユニット状態 (SB20) のビットがOFF(正常)している場合にのみ,自局リンクデバイスへのデータ書込み/読出しが有効となります。ただし,上記条件が成立していない場合でもCC-Link IE コントローラネットワークボードに対しての書込み/読出し処理は正常終了します。

2) 他局トランジェントアクセス(他局CPUユニットリモート操作およびデバイスアクセス)リンクデバイスへのアクセスでチェックする上記 1) のデバイスに加え,アクセスする局のバトンパス状態のビット(自局から読み出した SWA0~ A7の通信相手局に該当するビット)およびサイクリック伝送状態のビット(自局から読み出したSWB0~ B7の通信相手局に該当するビット)がOFF(正常交信)している場合にアクセスが可能です。

12MELSECデータリンクライブラリ

12.5 チャネル 12 - 16

9

CC IE Con

trol

ユーティリティ

10

デバイスモニタユー

ティリティ

11

アクセス可能デバイス

・範囲

12

MELSECデータリン

クライブラリ

13

プログラミング

14

応用機能

15

エラーコード

16

トラブルシューティン

12.5 チャネル

MELSECデータリンクライブラリにて使用するチャネルを次に示します。

12.6 局番

関数に指定する局番号を下記に示します。

*1 mdSend 関数 /mdSendEx 関数の SEND機能使用時のみ有効です。* 2 他局を指定する場合は,局番の上位 1バイトにネットワークNo. を設定します。

(例:ネットワークNo.1,局番 2の他局を指定する場合は,0102H を設定します。)

12.7 拡張関数のネットワークNo.,局番

拡張関数に指定するネットワークNo. と局番号を下記に示します。12.2 節 関数一覧

*1 mdSend 関数 /mdSendEx 関数の SEND機能使用時のみ有効です。

チャネル名 チャネルNo. 内  容

CC-Link IEコントローラネットワーク

151~ 154

CC-Link IE コントローラネットワークボード経由で通信する場合に使用します。チャネルNo. は,ユーティリティの [パラメータ設定 ]にて,対象ボードごとに設定します。

指定方法局番

上位バイト 下位バイト

自局 255(FFH)

他局

局番

ネットワークNo. * 2

1(1H) ~ 239(EFH)

1(1H) ~ 120(78H)

グループNo.1 ~ 32* 1 129(81H) ~ 160(A0H)

全局*1 240(F0H)

ユーティリティで設定した論理局番 0(0H) ~ 239(EFH)

指定方法 ネットワークNo. 局番

自局 0(0H) 255(FFH)

他局

局番

1(1H) ~ 239(EFH)

1(1H) ~ 120(78H)

グループNo.1 ~ 32* 1 129(81H) ~ 160(A0H)

全局*1 240(F0H)

ユーティリティで設定した論理局番 0(0H) 0(0H) ~ 239(EFH)

ネットワークNo.局番

下 位上 位

<他局指定時の局番設定>

12 - 17 12.8 デバイスタイプ 

12MELSECデータリンクライブラリ

12.8 デバイスタイプ

関数に指定するデバイスタイプは,コード番号,デバイス名のいずれでもかまいません。

デバイスタイプデバイスコード指定

デバイス名指定10 進数 16進数

1 1H DevX X2 2H DevY Y3 3H DevL L4 4H DevM M

5 5H DevSM* 1特M(SM),SB(MELSECNET/10,MELSECNET/H,CC-Link IE コントローラネットワーク,CC-Link 用リンク特B)

6 6H DevF F7 7H DevTT T(接点)8 8H DevTC T(コイル)9 9H DevCT C(接点)10 AH DevCC C(コイル)11 BH DevTN T(現在値)12 CH DevCN C(現在値)13 DH DevD D

14 EH DevSD* 2特 D(SD),SW(MELSECNET/10,MELSECNET/H,CC-Link IE コントローラネットワーク,CC-Link 用リンク特W)

15 FH DevTM T(設定値メイン)16 10H DevTS T(設定値サブ 1)16002 3E82H DevTS2 T(設定値サブ 2)16003 3E83H DevTS3 T(設定値サブ 3)17 11H DevCM C(設定値メイン)18 12H DevCS C(設定値サブ 1)18002 4652H DevCS2 C(設定値サブ 2)18003 4653H DevCS3 C(設定値サブ 3)19 13H DevA A20 14H DevZ Z21 15H DevV V(インデックスレジスタ)22 16H DevR R(ファイルレジスタ)220 DCH DevZR ZR(ファイルレジスタ)22000 ~ 22256 55F0H ~ 56F0H DevER0 ~ DevER256 ER(拡張ファイルレジスタ)23 17H DevB B24 18H DevW W25 19H DevQSB* 1 Q/QnAリンク特殊リレー(Q/QnACPU上)26 1AH DevSTT 積算タイマ(接点)27 1BH DevSTC 積算タイマ(コイル)28 1CH DevQSW*2 Q/QnAリンク特殊レジスタ(Q/QnACPU上)30 1EH DevQV Q/QnAエッジリレー(Q/QnACPU上)33 21H DevMRB 自局ランダムアクセスバッファ*3

35 23H DevSTN 積算タイマ(現在値)36 24H DevWw 自局リンクレジスタ(送信用)*3

12MELSECデータリンクライブラリ

12.8 デバイスタイプ 12 - 18

9

CC IE Con

trol

ユーティリティ

10

デバイスモニタユー

ティリティ

11

アクセス可能デバイス

・範囲

12

MELSECデータリン

クライブラリ

13

プログラミング

14

応用機能

15

エラーコード

16

トラブルシューティン

* 1 自局リンク特殊リレー (SB) はデバイスタイプ定義が 2種類(DevSM,DevQSB)あり,どちらを指定しても同じです。

* 2 自局リンク特殊レジスタ (SW) はデバイスタイプ定義が 2種類(DevSD,DevQSW)あり,どちらを指定しても同じです。

* 3 CC-Link ボード(自局)およびAnUCPUボード(自局)のバッファメモリアクセス専用デバイスです。

* 4 他局の FAコンピュータに対するアクセスのみできます。(相手先がWindows NT Workstation 4.0 上で,三菱電機㈱社製シーケンサMELSEC基本通信支援ツールMX Links(SW2D5F-CSKP 以降)が動作している場合のみ)

37 25H DevWr 自局リンクレジスタ(受信用)*3

50 32H DevSPB 自局バッファメモリ*1

101 65H DevMAILQ/QnA SEND機能(到達確認有)およびRECV機能

102 66H DevMAILNC Q/QnA SEND機能(到達確認無)1001 ~ 1255 3E9H ~ 4E7H DevLX1 ~ DevLX255 ダイレクトリンク入力2001 ~ 2255 7D1H ~ 8CFH DevLY1 ~ DevLY255 ダイレクトリンク出力23001 ~ 23255 59D9H~ 5AD7H DevLB1 ~ DevLB255 ダイレクトリンクリレー24001 ~ 24255 5DC1H ~ 5EBFH DevLW1~ DevLW255 ダイレクトリンクレジスタ

25001 ~ 25255 61A9H~ 62A7HDevLSB1 ~DevLSB255

ダイレクトリンク特殊リレー(ネットワークユニット側)

28001 ~ 28255 6D61H~ 6E5FHDevLSW1~DevLSW255

ダイレクトリンク特殊レジスタ(ネットワークユニット側)

29000 ~ 29255 7148H ~ 7247HDevSPG0~DevSPG255

特殊ダイレクトバッファレジスタ

31000 ~ 31255 7918H ~ 7A17H DevEM0~ DevEM255 EM(共有デバイス) * 4

32000 ~ 32255 7D00H~ 7DFFH DevED0 ~ DevED255 ED(共有デバイス) * 4

デバイスタイプデバイスコード指定

デバイス名指定10進数 16 進数

12 - 19 12.9 サンプルプログラムについて 

12MELSECデータリンクライブラリ

12.9 サンプルプログラムについて

ECP-CLECCUTWを FAコンピュータにインストールすると<ユーザ指定フォルダ>-<MNETG>-< Samples >にサンプルプログラムが登録されます。サンプルプログラムは,ユーザプログラムを作成する際に参考にしていただくために添付しています。サンプルプログラムのご使用に関しては,お客様の責任においてご使用ください。

(1) VB フォルダ(Visual Basic 6.0 用)

(a) Demo フォルダD0を読み出すサンプルプログラム

(b)Mtest フォルダMELSEC データリンクライブラリ全般のサンプルプログラム

(2) VC フォルダ(Visual C++ 6.0, .NET 2003, 2005 用)

(a)Mtest フォルダ

(3) NetVB フォルダ(Visual Basic .NET 2003, 2005 用)

(a) Demo フォルダD0を読み出すサンプルプログラム

(b)Mtest フォルダMELSEC データリンクライブラリ全般のサンプルプログラム

ファイル名 内  容Mtest1.c MELSECデータリンクライブラリ全般のサンプルプログラムNetsmp1.c ネットワークNo.1,局番 1のデバイスDを読み出すサンプルプログラム

13プログラミング

13.1 プログラミング上の注意事項13.1.1 インタロック関連信号

13 - 1

9

CC IE Con

trol

ユーティリティ

10

デバイスモニタユー

ティリティ

11

アクセス可能デバイス

・範囲

12

MEL

SEC

データリン

クライブラリ

13

プログラミング

14

応用機能

15

エラーコード

16

トラブルシューティン

第 13 章 プログラミング

13.1 プログラミング上の注意事項

ネットワーク上のデータを使用したプログラムを作成する場合の注意について説明します。

13.1.1 インタロック関連信号

ユーザプログラムで使用するインタロック信号用デバイスについて,一覧表を示します。その他の自局および他局の動作状態,設定状態などを確認するためのデバイスについては下記のマニュアルを参照してください。

三菱電機㈱社製CC-Link IE コントローラネットワークリファレンスマニュアル(SH-080649)

リンク特殊リレー (SB) /リンク特殊レジスタ (SW) 割付け

デバイス 名  称 内  容デバイス状態

OFF(0) ON(1)

SB0020 自局のボード状態自局のCC-Link IE コントローラネットワークボードの状態が格納されます。

正常 異常

SB0047自局バトンパス状態

自局のバトンパス状態が格納されます。自局バトンパス状態 (SB0047) が ONになっていても,トランジェント伝送は可能です。

異常の場合は,異常の原因が自局バトンパス状態 (SW0047) およびバトンパス中断原因(SW0048) に格納されます。

正常 異常

SB0049自局データリンク状態

自局のデータリンク状態が格納されます。異常の場合は,異常の原因がデータリンク停止原因 (SW0049) に格納されます。

正常 異常

SB00A0各局バトンパス状態

各局のバトンパス状態が格納されます。異常局ありの場合は,局番が各局バトンパス状態 (SW00A0~ SW00A7) に格納されます。

(条件)・自局バトンパス状態 (SB0047) が OFF時に有効です。

自局バトンパス状態 (SB0047) が ON(異常)となった場合は,直前のデータが保持されます。・予約局,最大局番以降は対象外です。

全局正常 異常局あり

13 - 2 13.1 プログラミング上の注意事項13.1.1 インタロック関連信号

13プログラミング

SB00B0各局サイクリック伝送状態

各局のサイクリック伝送状態が格納されます。

サイクリック伝送未実施局ありの場合は,局番が各局サイクリック伝送状態 (SW00B0~SW00B7) に格納されます。

(条件)SB00A0の条件と同様です。

全局サイクリック伝送中

サイクリック伝送未実施局あり

SW00A0~ 00A7

各局バトンパス状態

各局のバトンパス状態が格納されます。

(条件)SB00A0の条件と同様です。

バトンパス正常局 バトンパス異常局

SW00B0~ 00B7

各局サイクリック伝送状態

各局のデータリンク状態(サイクリック伝送の状態)が格納されます。(自局含む)

(条件)SB00A0の条件と同様です。

サイクリック伝送正常局

サイクリック伝送異常局

デバイス 名  称 内  容デバイス状態

OFF(0) ON(1)

16 15 ~ 10 9 8 7 ~ 2 1b15 b14 ~ b9 b8 b7 b6 ~ b1 b0

32 31 ~ 26 25 24 23 ~ 18 17

48 47 ~ 42 41 40 39 ~ 34 33

64 63 ~ 58 57 56 55 ~ 50 49

SW00A0

SW00A1

SW00A2

SW00A3

80 79 ~ 74 73 72 71 ~ 66 65

96 95 ~ 90 89 88 87 ~ 82 81

112 111 ~ 106 105 104 103 ~ 98 97

0 0 ~ 0 0 120 119 ~ 114 113表中の1~120は局番を示しています。SW00A7のb8~b15は0(固定)です。

SW00A4

SW00A5

SW00A6

SW00A7

16 15 ~ 10 9 8 7 ~ 2 1b15 b14 ~ b9 b8 b7 b6 ~ b1 b0

32 31 ~ 26 25 24 23 ~ 18 17

48 47 ~ 42 41 40 39 ~ 34 33

64 63 ~ 58 57 56 55 ~ 50 49

SW00B0

SW00B1

SW00B2

SW00B3

80 79 ~ 74 73 72 71 ~ 66 65

96 95 ~ 90 89 88 87 ~ 82 81

112 111 ~ 106 105 104 103 ~ 98 97

0 0 ~ 0 0 120 119 ~ 114 113表中の1~120は局番を示しています。SW00B7のb8~b15は0(固定)です。

SW00B4

SW00B5

SW00B6

SW00B7

13プログラミング

13.2 サイクリック伝送 13 - 3

9

CC IE Con

trol

ユーティリティ

10

デバイスモニタユー

ティリティ

11

アクセス可能デバイス

・範囲

12

MEL

SEC

データリン

クライブラリ

13

プログラミング

14

応用機能

15

エラーコード

16

トラブルシューティン

13.2 サイクリック伝送

CC-Link IE コントローラネットワークのリンクスキャンと FAコンピュータのユーザプログラムの実行は,非同期で動作しています。以下のような 32ビット(2ワード)以上のデータを扱う場合,ユーザプログラムの実行タイミングによっては 16ビット(1ワード)単位で新しいデータと古いデータが混在することがあります。

• 浮動小数点データ • 位置決めユニットの現在値や指令速度

CC-Link IE コントローラネットワークには,新しいデータと古いデータが混在しないようにするための下記機能があります。

• 32 ビットデータ保証32ビットデータ保証実行条件を満たしているリンクデバイスを,リンクリフレッシュまたはダイレクトアクセスすることで,32ビットのデータが保証されます。詳細は,下記マニュアルを参照してください。

三菱電機㈱社製CC-Link IE コントローラネットワークリファレンスマニュアル(SH-080649)

• 局単位ブロック保証FAコンピュータとCC-Link IE コントローラネットワークボードの間でハンドシェイクをとり,リンクリフレッシュを行うことで,局単位のデータが保証されます。詳細は,下記を参照してください。

13.2.1 項 局単位ブロック保証

13 - 4 13.2 サイクリック伝送13.2.1 局単位ブロック保証

13プログラミング

13.2.1 局単位ブロック保証

サイクリックデータのハンドシェイクを FAコンピュータとCC-Link IE コントローラネットワークボードの間でとり,リンクリフレッシュを行います。サイクリックデータのハンドシェイクにより,局単位のブロック保証(局単位のリンクデータの泣き別れ防止 * 1)が行われます。CC-Link IE コントローラネットワークボードが管理局時にのみ,CC IE Control ユーティリティ“パラメータ設定(補助設定)”画面で設定できます。(通常局では設定できません。) 

 “局単位保証あり”をチェックすることにより,設定局間のリンクデータに対するインタロックが不要になります。

*1 泣き別れ防止とは,位置決めユニットの現在値など2ワード(32ビット)で意味を持つリンクデータが,サイクリック伝送のリフレッシュタイミングにより1ワード(16ビット)単位で新しいデータと古いデータに分離されることを防止することです。

局単位ブロック保証は,リンクリフレッシュ処理にのみ適用されます。リンクデバイスのダイレクトアクセスを使用する場合は,インタロックをとってください。

局番1

局番2

局番3

局番4

データ保証

データ保証

データ保証

データ保証

局番1

局番2

局番3

局番4

CC-Link IEコントローラネットワークボード,CC-Link IEコントローラネットワークユニット

FAコンピュータ内部バッファ,CPUユニット

リンクリフレッシュリンクリフレッシュ

リンクレジスタ(LW)リンクレジスタ(W)

13プログラミング

13.3 リンク特殊リレー (SB),リンク特殊レジスタ (SW) 13 - 5

9

CC IE Con

trol

ユーティリティ

10

デバイスモニタユー

ティリティ

11

アクセス可能デバイス

・範囲

12

MEL

SEC

データリン

クライブラリ

13

プログラミング

14

応用機能

15

エラーコード

16

トラブルシューティン

13.3 リンク特殊リレー (SB),リンク特殊レジスタ (SW)

リンク特殊リレー (SB) およびリンク特殊レジスタ (SW) には,データリンク時の情報が格納されます。これらの情報をユーザプログラムで使用したりモニタしたりすることにより,異常箇所や原因を調べることができます。下表は用途別の一覧表です。詳細は下記のマニュアルを参照してください。

三菱電機㈱社製CC-Link IE コントローラネットワークリファレンスマニュアル(SH-080649)

(1) 自局の情報が知りたい

(2) ネットワーク全体の情報が知りたい

項  目 SB SW自局のCPUユニット,FAコンピュータの状態 SB004AH,SB004BH SW004BH

自局の外部供給電源状態 SB0042H -CC-Link IE コントローラネットワークボード,CC-Link IE コントローラネットワークユニットの動作状態

SB0020H SW0020H

CC-Link IE コントローラネットワークボード,CC-Link IE コントローラネットワークユニットの設定状態

SB0040H ~ 0044H,SB005CH,SB005DH,SB0060HSB00C0H

SW0040H ~ 0046H,SW0054H ~ 005DH,SW0063H,SW00C0H ~ 00C7H

CC-Link IE コントローラネットワークボード,CC-Link IE コントローラネットワークユニットの稼動状態

SB0047H ~ 0049H SW0047H ~ 004AH

項  目 SB SW各局のCPUユニット,FAコンピュータ状態(正常/異常)

SB0100H

SB0110H

SW0100H ~ 0107H,

SW0110H ~ 0117H各局のCPUユニット,FAコンピュータ動作状態 (RUN/STOP)

SB00F0H SW00F0H ~ 00F7H

各局のサイクリック伝送状態 SB00B0H SW00B0H ~ 00B7H

各局の外部供給電源状態 SB0047H SW0190H ~ 0197H

交信モード SB0060H SW0063H

ネットワークの設定状態

SB0054H ~ 0056H,SB005CH,005DH,SB0060H,SB00C0H

SW0054H ~ 0057H,SW0059H ~ 005DH,SW00C0H ~ 00C7H

ネットワークの稼動状態 SB00A0H SW00A0H ~ 00A7H

回線状態 SB0064H ~ 0065HSW0065H,SW0070H ~ 0071H,

SW0080H ~ 0081H

14 - 1   

14応用機能

第 14 章 応用機能

基本機能 サイクリック伝送機能 LB/LWによる交信 (定期交信) LX/LYによる交信 サイクリックデータのデータ保証 (局単位保証(局単位ブロック保証)) サイクリック伝送の定時性保証 コンスタントリンクスキャン

RAS機能 管理局移行機能 ループバック機能 自動復列機能 ケーブル不良箇所検出機能 ケーブル挿し間違い検出機能 管理局重複,局番重複検出機能 外部供給電源によるダウン局発生の防止

オフラインテスト

応用機能 サイクリック伝送機能 (定期交信) トランジェント伝送機能 交信機能 (非定期交信) ルーチング機能 グループ機能 トランジェント回数の変更 他局デバイス読出し/書込み機能 SEND/RECV機能 イベント設定機能

三菱電機製CC-Link IEコントローラネットワークリファレンスマニュアル

三菱電機製CC-Link IEコントローラネットワークリファレンスマニュアル

1.2 節 特長6.4 節 ケーブル接続6.5 節 CC-Link IE コントローラネットワークボードの単体チェック(オフライン時のテスト)6.6 節 オフライン時のテスト13.2 節 サイクリック伝送

14.1.1 項 交信機能14.1.2 項 ルーチング機能14.1.3 項 グループ機能

14.1.4 項 SEND/RECV機能

14.2 節 イベント設定機能

14応用機能

14.1 トランジェント伝送機能 14 - 2

9

CC IE Con

trol

ユーティリティ

10

デバイスモニタユー

ティリティ

11

アクセス可能デバイス

・範囲

12

MEL

SEC

データリン

クライブラリ

13

プログラミング

14

応用機能

15

エラーコード

16

トラブルシューティン

14.1 トランジェント伝送機能

MELSECデータリンクライブラリからの要求時に,他局シーケンサとの交信を行う機能です。同一ネットワークおよび他ネットワークのシーケンサと交信できます。

第 12章 MELSECデータリンクライブラリデバイスモニタユーティリティからの他局アクセスもトランジェント伝送で行われます。

CC-Link IE コントローラネットワークでは,同一(自局が接続されている)ネットワークの他局および他のネットワークの局とも交信できます。ただし,自局のCPUユニットにより,対象局番号の指定範囲が異なります。

○:指定可能,×:指定不可能* 1 自局がマルチCPUシステムのとき,周辺機器をユニバーサルモデルQCPUに接続すれば,ハ

イパフォーマンスモデルQCPU管理のCC-Link IE コントローラネットワークユニットを経由して,局番 65~ 120 にアクセスできます。

(a)同一ネットワーク局へのトランジェント伝送機能

(b)他ネットワーク局へのトランジェント伝送(ルーチング機能)他ネットワーク上の局へアクセスする場合,要求元と中継局に“ルーチングパラメータ”の設定が必要です。

対象局自局(要求元)

ユニバーサルモデルQCPUハイパフォーマンスモデル

QCPU局番 1~ 64 ○ ○局番 65~ 120 ○   ×* 1

1NS2 1NS3

1NS5 1NS41NS6

1MP1

ネットワークNo.1

…ルーチングパラメータ設定箇所

要求先

3MP1

ネットワークNo.3必要必要

必要

中継局

3NS2

3NS4 3NS32NS3

2NS2

要求元

1NS2

ネットワークNo.1中継局

1NS3

1NS5 1NS41NS6 2MP1

1MP1

ネットワークNo.2

14 - 3 14.1 トランジェント伝送機能14.1.1 交信機能

14応用機能

14.1.1 交信機能

(1) 補助設定トランジェント伝送の実行条件を設定します。

(a)コンスタントリンクスキャンリンクスキャンタイムを一定に保ちたい場合の時間を設定します。

(b)局単位保証サイクリックデータを局単位で保証するための設定です。「局単位保証あり」チェックボックスをチェックすると,FAコンピュータとCC-Link IE コントローラネットワークボード間でハンドシェイクをとってリンクリフレッシュされます。

(c) 定時性保証「定時性保証あり」チェックボックスをチェックすると,各局で「1局の最大トランジェント回数」で設定した回数分のトランジェント伝送をして,リンクスキャンタイムを一定に保ちます。

(d) 1 局の最大トランジェント回数1局が 1リンクスキャン中に実行できるトランジェント伝送の回数を設定します。必要に応じて 1リンクスキャン中に実行するトランジェント回数を調整してください。(ポイント参照)

(1) トランジェント回数を大きくすることにより,同時(1リンクスキャン中)に複数のトランジェント命令を実行させることができます。

(2) トランジェント回数を大きくすると 1ネットワーク中のトランジェント要求が各局同時に発生した場合,一時的にリンクスキャン時間が長くなりサイクリック伝送にも影響しますので,必要以上に大きい設定は避けてください。

設定値設定項目

初期値 設定範囲

コンスタントリンクスキャン なし 1~ 500ms局単位保証 あり あり /なし

トランジェント伝送定時性保証 あり あり /なし1局の最大トランジェント回数

2回 1~ 10回

14応用機能

14.1 トランジェント伝送機能14.1.1 交信機能

14 - 4

9

CC IE Con

trol

ユーティリティ

10

デバイスモニタユー

ティリティ

11

アクセス可能デバイス

・範囲

12

MEL

SEC

データリン

クライブラリ

13

プログラミング

14

応用機能

15

エラーコード

16

トラブルシューティン

(2) トランジェント伝送範囲CC-Link IE コントローラネットワークの複数ネットワークシステムではルーチングパラメータを設定することにより,最大 8ネットワーク先の局と交信ができます。

14.1.2 項 ルーチング機能

ネットワークNo.6

(中継局1)

ネットワークNo.1

ネットワークNo.9

ネットワークNo.2 ネットワークNo.3

ネットワークNo.8

(中継局4)

1NS2CPUユニット 1MP1

9NS2

9NS3

8NS4

1NS4 2NS3

8NS3

3MP1

2MP1

9MP1 8NS2

(中継局2)

2NS2 3NS3

(中継局7)

8MP1 7NS2

(中継局3)

3NS2 4MP1

4NS2 5MP1

(中継局5)

5NS2 6MP1

(中継局6)

7MP1 6NS2

CPUユニット

CPUユニット

CPUユニット

CPUユニット

CPUユニット

CPUユニット

CPUユニット

CPUユニット

CPUユニット

CPUユニット

CPUユニット

CPUユニット

CPUユニット

CPUユニット

CPUユニット

ネットワークNo.4

ネットワークNo.5

ネットワークNo.7

1NS3

FAコンピュータ

:トランジェント伝送可能

:トランジェント伝送不可能

14 - 5 14.1 トランジェント伝送機能14.1.1 交信機能

14応用機能

(トランジェント伝送有効範囲)前ページのネットワーク構成を用いて,トランジェント伝送の有効範囲を下表に示します。下表では,縦列の要求元(先)と,横列の要求先(元)局No. 間でのトランジェント伝送の可否を◎,○,×で表しています。たとえば,ネットワークNo.9 の 9Ns2 からネットワークNo.1 の 1Ns2 へのトランジェント伝送では,○ * 1 になります。

◎:可能○:ルーチングパラメータを設定することで可能×:不可能

*1 同一シーケンサの要求元に近いネットワークユニットを指定することで可能

要求元(先)

要求先(元)

1NS2

○*19NS2

2MP1

3MP1

8MP1

9MP1

ネットワークNo.2

ネットワークNo.3

ネットワークNo.8

・・・・

9MP18MP12MP1

ネットワークNo.1

1MP1

× ○ × × ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ◎ ○ ○ ◎ ◎

1NS2

1MP1

1NS3 1NS4 2NS2 2NS3 3MP1 3NS2 3NS3 ・・・・ 8NS2 8NS3 8NS4 9NS2 9NS3

ネットワークNo.9

ネットワークNo.1

ネットワークNo.2

ネットワークNo.3

ネットワークNo.8

ネットワークNo.9

・・・・

× ○ × × ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ◎ ○ ○ ◎・・・・

○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ◎ ◎ ◎・・・・

○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ◎ ◎ ◎・・・・

○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ◎ ◎・・・・

○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ◎・・・・

○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ・・・・

○ ○ ○ ○ ◎ ◎ ◎ ◎

○ ○ ○ ○ ○ ◎ ○ ◎

○ ○ ○ ○ ○ ◎ ○

○ ◎ ○ ○ ◎ ◎

○ ◎ ○ ○ ◎

◎ ◎ ◎

◎ ◎ ◎

◎ ◎

自局

自局

自局

自局

自局

自局

自局

自局

自局

自局

自局

自局

自局

自局

自局

自局

自局

*1

*1

自局

自局

自局

*1

*1

*1

*1

*1

*1

1NS2

1NS3

1NS4

2NS2

2NS3

3NS2

3NS3

8NS2

8NS3

8NS4

9NS2

9NS3

要求元(先)

要求先(元)

14応用機能

14.1 トランジェント伝送機能14.1.2 ルーチング機能

14 - 6

9

CC IE Con

trol

ユーティリティ

10

デバイスモニタユー

ティリティ

11

アクセス可能デバイス

・範囲

12

MEL

SEC

データリン

クライブラリ

13

プログラミング

14

応用機能

15

エラーコード

16

トラブルシューティン

14.1.2 ルーチング機能

ルーチング機能とは,複数ネットワークシステムにおいて他のネットワークNo. の局へトランジェント伝送する機能です。ルーチング機能を実行するためには,“ルーチングパラメータ”を設定して,要求先のネットワークNo. と中継の役割を行う局の対応づけが必要です。以下に注意事項を示します。

(1) トランジェント伝送範囲最大 8ネットワークシステム先(中継局数:7局)の局まで交信できます。

(2) 要求元,要求先,CC-Link IE コントローラネットワークの中継局の局番が65以上の場合のアクセス条件

1) 要求元または要求先の局番が 65以上の場合下記の条件でアクセスできます。

• 要求元および要求先が,ユニバーサルモデルQCPU,CC-Link IE コントローラネットワークボード

• CC-Link IE コントローラネットワークの中継局が,ユニバーサルモデルQCPU

2) CC-Link IE コントローラネットワークの中継局の局番が 65以上の場合下記の条件でアクセスできます。

• 要求元が,ユニバーサルモデルQCPU,CC-Link IE コントローラネットワークボード

• CC-Link IE コントローラネットワークの中継局が,ユニバーサルモデルQCPU

CC-Link IE コントローラネットワークボードは,中継の役割を行う局としては使用できません。中継局にはCPUユニットに接続されたネットワークユニットを使用してください。

CC-Link IEコントローラネットワーク MELSECNET/Hなど

1NS120 1NS65 ユニバーサルモデルQCPU

1NS64 2MP11MP1 2NS64

(中継局) (要求先)

(要求元)

CC-Link IEコントローラネットワーク MELSECNET/Hなど

1NS120 1NS64 ユニバーサルモデルQCPU1NS65 2MP1

1MP1 2NS64

(要求元)

(中継局) (要求先)

14 - 7 14.1 トランジェント伝送機能14.1.2 ルーチング機能

14応用機能

(3) ルーチングパラメータが必要な局

(a)トランジェント伝送の要求元と中継局に設定が必要です。

(b)中継局には,要求元から要求先へ行くためと,要求先から要求元へ戻るための 2つの設定が必要です。

(c) 要求先での設定は不要です。下図の 1Ns3 から 3Ns4 へトランジェント伝送する例では,3箇所の設定が必要です。

1) トランジェント伝送を要求する 1Ns3 への設定。転送先ネットワーク番号 (3),および中継局 (1Ns4) と,そこまでの中継ネットワーク番号 (1) を指定。

2) 中継の役割をする 1Ns4 への設定。転送先ネットワーク番号 (3),および中継局 (2Ns4) と,そこまでの中継ネットワーク番号 (2) を指定。戻りの設定は 2Ns4 での指定で到達できるため不要。

3) 中継の役割をする 2Ns4 への設定。転送先への設定は自局の先が転送先ネットワーク (3) のため不要。ただし戻り用に転送元ネットワーク番号 (1) を転送先ネットワーク番号へ設定し,戻るための中継局 (2MP1) と,そこまでの中継ネットワーク番号 (2) を指定。

ルーチングパラメータ設定転送先

ネットワークNo.

転送先ネットワークNo.3のみ設定必要!

3

中継先ネットワーク

No.1

中継先局番号

4

要求先

要求元

1NS2

ネットワークNo.1

1NS3

1NS5 1NS41NS6 2MP1

1MP1 3NS2

ネットワークNo.3

3NS5 3NS42NS4 3MP3

3MP1

ネットワークNo.2

2NS32NS2ルーチングパラメータ設定転送先

ネットワークNo.3

中継先ネットワーク

No.2

中継先局番号

4

ルーチングパラメータ設定転送先

ネットワークNo.1

中継先ネットワーク

No.2

中継先局番号

1

…ルーチングパラメータ 設定局

14応用機能

14.1 トランジェント伝送機能14.1.2 ルーチング機能

14 - 8

9

CC IE Con

trol

ユーティリティ

10

デバイスモニタユー

ティリティ

11

アクセス可能デバイス

・範囲

12

MEL

SEC

データリン

クライブラリ

13

プログラミング

14

応用機能

15

エラーコード

16

トラブルシューティン

(4) ルーチングパラメータの設定要領

(a)設定画面CC IE Control ユーティリティ“ルーチングパラメータ設定”画面で最大 64個の“転送先ネットワークNo.”が設定できます。ただし,同じ転送先ネットワークNo. を 2つ以上(複数)設定することはできません。このため,自局が要求元になったり,自局を経由して他局へアクセスしたりするために設定できる“転送先ネットワークNo.”は 64 種類になります。

設定項目 内容 有効設定範囲

転送先ネットワークNo.他ネットワークのネットワークNo. を設定します。

1~ 239

中継先ネットワークNo.自ネットワークのネットワークNo. を設定します。

1~ 239

中継先局№自ネットワークの中継局の局番を設定します。

1~ 120

他ネットワークNo. 経由時のトランジェント伝送最大送信サイズ

トランジェント伝送の最大送信サイズを設定します。

960ワード

480ワード

14 - 9 14.1 トランジェント伝送機能14.1.2 ルーチング機能

14応用機能

(b)設定方法下記の要領でルーチングパラメータを設定してください。

ネットワークNo.○

1

2

要求先

ネットワークNo.□

要求元

“ネットワークNo.○の局には,まずネットワークNo.□の局番△を通る必要がある”

中継局

転送先ネットワークNo.

中継先ネットワークNo.

中継先局番号

14応用機能

14.1 トランジェント伝送機能14.1.2 ルーチング機能

14 - 10

9

CC IE Con

trol

ユーティリティ

10

デバイスモニタユー

ティリティ

11

アクセス可能デバイス

・範囲

12

MEL

SEC

データリン

クライブラリ

13

プログラミング

14

応用機能

15

エラーコード

16

トラブルシューティン

(5) システム別の設定箇所と内容トランジェント伝送を行うには,システム構成によりルーチングパラメータの設定箇所と内容が異なります。

(a) 1 ネットワークシステム同一ネットワーク内へのトランジェント伝送では,ルーチングパラメータを設定する必要がありません。

(b)複数ネットワークシステム・・・2つのネットワーク構成の場合要求元の局のみにルーチングパラメータを設定します。要求元には,要求先(ネットワークNo.2)へ行くための内容を設定します。

(c) 複数ネットワークシステム・・・3つ以上のネットワーク構成の場合4つのネットワーク構成の場合で示します。要求元と中継局にルーチングパラメータを設定します。要求元には,要求先(ネットワークNo.4)へ行くための内容を設定します。中継局 1)(要求元に一番近い中継局)には,要求先(ネットワークNo.4)へ行くための内容を設定します。中継局 2)(要求先に一番近い中継局)には,要求元(ネットワークNo.1)へ行くための内容を設定します。中継局 3)(1) と 2) 以外の中継局)には,要求先(ネットワークNo.4)と要求元(ネットワークNo.1)へ行くための内容を設定します。

要求先

ネットワークNo.1

要求元

中継局

要求先

ネットワークNo.1

要求元

ネットワークNo.2

中継局1)

要求先

ネットワークNo.1

要求元

ネットワークNo.2

中継局3)

ネットワークNo.3

中継局2)

ネットワークNo.4

14 - 11 14.1 トランジェント伝送機能14.1.2 ルーチング機能

14応用機能

(1) ネットワークを下図のようにループ状に接続した場合,必ず“要求元から要求先へ行くとき”と“要求先から要求元へ戻るとき”が同じ中継局を経由するように設定してください。往復の経路が 1周するような設定は行わないでください。要求先から戻る最初の中継局は往路にて中継した局に決められているため,その先にデータを転送できずエラーになります。

(2) ルーチングパラメータを使用して,遠くのネットワークにトランジェント伝送する場合には,途中多くのネットワークを通過するため,伝送データ量や伝送回数がシステム全体に影響を及ぼします。たとえば,上記の図のネットワークNo.2 ~ No.5 では,他のネットワークからのトランジェント伝送により,リンクスキャンタイムが一時的に延びたり,自ネットワークのトランジェント伝送が遅れることも想定されます。ルーチングパラメータを使用する場合にはシステム全体を考慮して設計してください。

1

2 4

32

11

23

3 4

15

42

31

No.1 No.8

No.7

No.6

No.5No.4

No.3

No.2

C

B

A

要求先

要求元

Aは要求元から要求先への経路を示します。BとCは要求先から要求元への経路を示します。Cのような経路にならないように設定してください。

14応用機能

14.1 トランジェント伝送機能14.1.2 ルーチング機能

14 - 12

9

CC IE Con

trol

ユーティリティ

10

デバイスモニタユー

ティリティ

11

アクセス可能デバイス

・範囲

12

MEL

SEC

データリン

クライブラリ

13

プログラミング

14

応用機能

15

エラーコード

16

トラブルシューティン

(6) 設定例14.1.1 項 (2) に示すシステム構成でのルーチングパラメータ設定例(A,B)を説明します。

(a)設定例A10) 要求元にルーチングパラメータが必要となります。

.

No.転送先

ネットワークNo.中継先ネットワーク

No.中継先

局No.10) 要求元 1 [9] [8] [2]

1NS3

FAコンピュータ

A

B

2)中継局

1)要求元

ネットワークNo.1 ネットワークNo.2 ネットワークNo.3

ネットワークNo.9 ネットワークNo.8

3)中継局 4)中継局

5)中継局

ネットワークNo.4

6)中継局

ネットワークNo.5

ネットワークNo.6

7)中継局

ネットワークNo.7

8)中継局

1NS21MP1

9NS2

9NS3

8NS4

1NS4 2NS3

8NS3

3MP1

2MP1

9MP1 8NS2

2NS2 3NS3

8MP1 7NS2

3NS2 4MP1

4NS2 5MP1

5NS2 6MP1

7MP1 6NS2

QCPUQCPUQCPU

QCPUQCPUQCPU

QCPUQCPUQCPU

QCPUQCPU

QCPU

QCPU

QCPU

QCPU

10)要求元

9)要求先

11)中継局12)要求先FAコンピュータ

9NS38NS3 8NS2 9MP1

11)中継局 12)要求先10)要求元

14 - 13 14.1 トランジェント伝送機能14.1.2 ルーチング機能

14応用機能

(b)設定例 B1) 要求元,2) 中継局,3) 中継局,4) 中継局,5) 中継局,6) 中継局,7) 中継局,8) 中継局にルーチングパラメータが必要となります。また,ルーチングパラメータは,要求元から要求先へ送信するとき(要求送信時)に使用する設定と,要求先から要求元へ戻るとき(応答送信時)に使用する設定があります。各局には,いずれか一つまたは両方の設定が必要となります。

No.転送先

ネットワークNo.中継先ネットワーク

No.中継先

局No.1) 要求元 1 [8] [1] [2] ・・・要求送信時に使用する。

2)中継局 1 [8] [2] [2] ・・・要求送信時に使用する。

3)中継局1 [8] [3] [2] ・・・要求送信時に使用する。2 [1] [2] [1] ・・・応答送信時に使用する。

4)中継局1 [8] [4] [2] ・・・要求送信時に使用する。2 [1] [3] [3] ・・・応答送信時に使用する。

5)中継局1 [8] [5] [2] ・・・要求送信時に使用する。2 [1] [4] [1] ・・・応答送信時に使用する。

6)中継局1 [8] [6] [2] ・・・要求送信時に使用する。2 [1] [5] [1] ・・・応答送信時に使用する。

7)中継局1 [8] [7] [2] ・・・要求送信時に使用する。2 [1] [6] [1] ・・・応答送信時に使用する。

8)中継局 1 [1] [7] [1] ・・・応答送信時に使用する。

2)中継局 3)中継局 4)中継局

7)中継局 6)中継局 5)中継局

8)中継局 9)要求先

1NS21NS3 2MP1 2NS2 3NS3 3NS2 4MP1

7MP1 6NS2 6MP1 5NS2 5MP1 4NS2

7NS2 8MP1 8NS4

1)要求元

14応用機能

14.1 トランジェント伝送機能14.1.2 ルーチング機能

14 - 14

9

CC IE Con

trol

ユーティリティ

10

デバイスモニタユー

ティリティ

11

アクセス可能デバイス

・範囲

12

MEL

SEC

データリン

クライブラリ

13

プログラミング

14

応用機能

15

エラーコード

16

トラブルシューティン

(7) 伝送遅れ時間の計算複数ネットワークシステムにおいて,MELSECデータリンクライブラリ関数により他ネットワークの局へアクセスするときの処理時間は,下記の伝送遅れ要素を加算して求めてください。

(a)要求元から中継局までの処理時間要求元(関数を実行した局)からルーチングする中継局までの伝送遅れ時間です。下図の例では,1MP1 局から 1Ns3 局までデータが伝わる時間です。伝送遅れ時間の計算については,下記のマニュアルを参照してください。

三菱電機 (株 )社製CC-Link IE コントローラネットワークリファレンスマニュアル (SH-080649)

(b)中継局から要求先までの処理時間中継局から要求先(アクセス先の局)までの伝送遅れ時間です。下図の例では,2MP1 局から 2Ns3 局までデータが伝わる時間です。伝送遅れ時間の計算については,下記のマニュアルを参照してください。

三菱電機 (株 )社製CC-Link IE コントローラネットワークリファレンスマニュアル (SH-080649)

備 考

ルーチング機能により 3つ以上のネットワークを経由する場合は,中継局から中継局までの処理時間をルーチングの伝送遅れ時間に加算します。

(ルーチングの伝送遅れ時間)= (要求元から中継局までの処理時間)+ (中継局から要求先までの処理時間)

ネットワークNo.1

要求元

1MP1 1NS2 2NS2 2NS3

2MP11NS3

ネットワークNo.2

要求元

要求元のFAコンピュータの処理時間要求元側のリンクスキャン

要求先側のリンクスキャン

要求先側のシーケンススキャン

関数実行 関数完了

14 - 15 14.1 トランジェント伝送機能14.1.3 グループ機能

14応用機能

14.1.3 グループ機能

グループ機能とは,トランジェント伝送の対象となる局をグループにまとめて,一度のトランジェント伝送でグループ内の全局にデータ伝送する機能です。1つのネットワーク内を最大 32グループに分けることができます。CC-Link IE コントローラネットワークボードでは,ネットワーク診断で使用します。

(1) 機能イメージ1Ns2 がグループNo.1 を指定してトランジェント伝送を実行すると,1Ns3, 1Ns5, 1Ns6 の 3つの局でデータを取り込めます。

(2) 設定方法CC-Link IE コントローラネットワークボードのグループNo. は,CC IE Controlユーティリティの“パラメータ設定”画面で設定を行ってください。

グループNo.1

1NS31NS21MP1

グループNo.1

1NS41NS51NS6

グループNo.1

任意のグループNo.を設定します。

14応用機能

14.1 トランジェント伝送機能14.1.4 SEND/RECV 機能

14 - 16

9

CC IE Con

trol

ユーティリティ

10

デバイスモニタユー

ティリティ

11

アクセス可能デバイス

・範囲

12

MEL

SEC

データリン

クライブラリ

13

プログラミング

14

応用機能

15

エラーコード

16

トラブルシューティン

14.1.4 SEND/RECV機能

SEND/RECV機能とは,MELSECデータリンクライブラリ関数を利用して,他局シーケンサとのデータの送受信を行う機能です。SEND/RECV機能は,Q/QnAシリーズ用のリンク専用命令である SEND/RECV命令をサポートします。

関数の詳細は,ソフトウェアパッケージのMELSEC 通信関数HELP を参照してください。

(1) SEND機能SEND機能とは,mdSend/mdSendEX 関数を使用して,自局のデータを指定した対象局の指定チャンネルに送信する機能です。SEND機能には,“到達確認有”,“到達確認無”の 2種類の実行タイプがあり,“到達確認無”でデータを送信する場合,対象局として全局,グループ№を指定することができます。

(1) 1 つのチャネルを使用中に同一チャネルに対して送信するとエラーになります。

(2) 送信データサイズは偶数バイトのみ指定できます。(3) 論理局番は指定できません。(4) 対象局がボードの場合,“到達確認有”で送信し正常完了した場合でも,

データが受信されていない場合があります。詳細はRECV機能を参照ください。

CPUユニット

RECV

対象局

チャンネル1チャンネル2チャンネル3チャンネル4チャンネル5チャンネル6チャンネル7チャンネル8

ボード ドライバ ユーザアプリケーション

チャンネル1チャンネル2チャンネル3チャンネル4チャンネル5チャンネル6チャンネル7チャンネル8

main() {

mdopen( 151, -1, &path );

mdsend( path, 255, ・・・,・・・ );

mdclose( path );}

ボード ドライバ ユーザアプリケーション

チャンネル1チャンネル2チャンネル3チャンネル4チャンネル5チャンネル6チャンネル7チャンネル8

main() {

mdopen( 151, -1, &path );

mdsend( path, 255, ・・・,・・・ );

mdclose( path );}

CPUユニット

RECV

対象局

チャンネル1チャンネル2チャンネル3チャンネル4チャンネル5チャンネル6チャンネル7チャンネル8

エラー

14 - 17 14.1 トランジェント伝送機能14.1.4 SEND/RECV機能

14応用機能

(2) RECV機能RECV機能とは,mdReceive/mdReceiveEx 関数を使用して,ボードが他局から受信したデータを読み出す機能です。RECV機能の処理の概要を,下図を使用して説明します。

<RECV機能の概要>

① ボードが他局からSEND命令 /SEND機能で送信されたデータを受信し,送信側 で指定された対象局格納チャンネルに格納します。② ボードがデータを受信した後,ドライバが自動的にRECV命令を実行して受信データをドライバ内部の受信バッファに格納します。この時,ボードの各チャンネルに受信されたすべてのデータが,ドライバ内部にある一つの受信バッファに格納されます。ドライバ内部の受信バッファには最大 128個の受信データが格納されます。③ mdReceive/mdReceiveEx 関数を使用して,ドライバ内部の受信バッファに格納されたデータから指定したチャンネル№のデータを受信した順に読み出します。

<ドライバ内部の受信バッファ内に受信データが 128 個格納されている場合の 動作>ドライバ内部の受信バッファ内に受信データが 128 個格納されている場合,それ以降に受信したデータは,ボードが一度データを受信し,受信したデータをドライバ内部の受信バッファに格納する際に,ドライバが自動的に受信したデータを破棄します。送信側が“到達確認有”でデータを送信した場合には,送信側では正常完了となりますが,データは破棄されます。

ボード

ドライバ ユーザアプリケーション

チャンネル1チャンネル2チャンネル3チャンネル4チャンネル5チャンネル6チャンネル7チャンネル8

送信局

他局からSEND命令で

送信したデータ 受信したデータは送信局で指定した対象局格納チャンネルに格納されます。

RECV命令*1

チャンネル3の受信データ

チャンネル7の受信データ

チャンネル1の受信データ

チャンネル5の受信データ

チャンネル4の受信データ

ドライバ内部の受信バッファ

受信データはチャンネルNo.に関係なく最大128個まで格納されます

・・・・・・・・

mdReceive/mdReceiveEx関数による読出し

受信データ格納先(data)

送信先ネットワークNo.送信元局番

送信元チャンネルNo.

受信メッセージ(実データ)

①②

*1ドライバにより自動的に実行されます

ボード

ドライバ

チャンネル1チャンネル2チャンネル3チャンネル4チャンネル5チャンネル6チャンネル7チャンネル8

送信局

他局からSEND命令で送信したデータ

チャンネル3の受信データ

チャンネル7の受信データ

チャンネル1の受信データ

チャンネル5の受信データ

チャンネル4の受信データ

チャンネル2の受信データ

チャンネル6の受信データ

ドライバ内部の受信バッファ

受信データはチャンネルNo.に関係なく最大128個まで格納されます

・・・・・

受信データを破棄

14応用機能

14.1 トランジェント伝送機能14.1.4 SEND/RECV 機能

14 - 18

9

CC IE Con

trol

ユーティリティ

10

デバイスモニタユー

ティリティ

11

アクセス可能デバイス

・範囲

12

MEL

SEC

データリン

クライブラリ

13

プログラミング

14

応用機能

15

エラーコード

16

トラブルシューティン

<RECV機能を使用する際の注意事項> ①ボードが複数のチャンネルにデータを受信する場合,データを受信する すべて

のチャンネルにおいて,受信データを読み出すようにユーザプログラムを作成してください。データを受信しているチャンネルのうち,データを読み出していないチャンネルが存在すると,読み出していないチャンネルの受信データがドライバ内部の受信バッファに蓄積し,128 個すべてが占有された状態となります。この場合,それ以降にボードが受信するデータをドライバが自動的に破棄するため,他のチャンネルの受信データを読み出すことができなくなります。

 ②送信局でデータの送信が完了した直後にmdReceive/mdReceiveEx 関数を実行しデータを読み出すと,ドライバがRECV命令を完了していないために,受信データがドライバ内部の受信バッファにまだ格納されていない場合があり ,“71(0047H):受信データなしエラー”が発生します。

   この場合は,しばらく時間を空けてから再度実行してください。 ③送信局からデータを連続して送信すると,ドライバがチャンネルを使用中のた

めに,送信されたデータを受信できない場合があり,送信局では“専用命令チャンネル使用中異常”が発生します。

  この場合は,以下の処置を行ってください。   (a) しばらく時間を空けてから再度実行する。   (b) 対象局格納チャンネルを変更する。

14 - 19 14.2 イベント設定機能 

14応用機能

14.2 イベント設定機能

イベント機能は,CC-Link IE コントローラネットワークボードにてリンクデバイスを監視し,設定された条件が成立した場合にユーザプログラムにイベント通知します。イベント機能を使うことにより,ユーザプログラムにてリンクデバイスを定期的に読み出すことなく,効率的にリンクデバイスの監視を実施することができます。

イベント機能の特長を以下に示します。

(1) 指定したイベント設定に基づきCC-Link IE コントローラネットワークボードにてリンクデバイスの監視を実施するため,リンクデバイスを定期的に読み出して確認するユーザプログラムを作成する必要がありません。ユーザプログラムでは,MELSEC データリンクライブラリのmdWaitBdEvent 関数を使用して,条件成立時にCC-Link IE コントローラネットワークボードから発行されるイベントを待つ処理を実施することにより,イベント条件の成立を知ることができます。そのため,効率的にリンクデバイスの監視を実施することができます。

(2) リンクデバイスの検出条件のパラメータにおいて,イベント設定数は最大 64個,1イベントあたりの登録可能点数はビットデバイス指定時には最大 64点であるため,合計で最大 64× 64= 4086 点のビットデバイスを監視することができます。

9.4.7 項 イベント設定画面

(3) ワードデバイスの数値の変化を監視することができます。

ユーザプログラム イベント通知

リンクデバイスを監視

リンクデバイス変更

FAコンピュータ ECP-CLECBD(S) QJ71GP21(S)-SXQCPU(Qモード)

CC-Link IEコントローラネットワーク

mdWaitBdEvent関数を使用してイベント通知を受け取る

14応用機能

14.2 イベント設定機能 14 - 20

9

CC IE Con

trol

ユーティリティ

10

デバイスモニタユー

ティリティ

11

アクセス可能デバイス

・範囲

12

MEL

SEC

データリン

クライブラリ

13

プログラミング

14

応用機能

15

エラーコード

16

トラブルシューティン

(1) イベントの通知は,リンクリフレッシュ周期ごとに行われます。9.3.3 項 ボード詳細情報画面9.4.6 項 ドライバ設定画面

(2) 監視対象のリンクデバイスがリフレッシュ範囲に含まれるように,リフレッシュパラメータを設定してください。リフレッシュ範囲に含まれていない場合,イベントは通知されますが,監視対象のデバイスにアクセスすることはできません。

9.4.9 項 リフレッシュパラメータ設定画面(3) 関数の詳細は , ソフトウェアパッケージのMELSEC通信関数HELP を参照

してください。

15 - 1 15.1 関数実行時のエラーコード一覧 

15エラーコード

第 15 章 エラーコード

エラーが発生したときに返されるエラーコートおよびエラーメッセージについて説明します。

15.1 関数実行時のエラーコード一覧

関数を実行したときに,返されるエラーコードを戻り値としてそのまま返します。エラーコードに対応するエラー内容と処置方法を示します。

リターン値(HEX)

エラー内容 処置方法

0(0000H)

正常終了 -

1(0001H)

ドライバ未起動ドライバが起動されていない。

ドライバ起動時のエラーを修正してください。ボードの設定を確認してください。

2(0002H)

タイムアウトエラー処置の返答待ちでタイムアウトした。

アクセス局の動作状態およびユニットの装着状態を見直してください。ユーザプログラム上でリトライしてください。

3(0003H)

局番エラー -

4(0004H)

一般データ処理中 -

64(0040H)

コマンドエラー -

65(0041H)

チャネルエラー登録していないチャネル番号を指定した。

チャネル番号を確認してください。

66(0042H)

OPEN済みエラー指定したチャネルがすでにOPENされている。

OPENを 1回にしてください。

67(0043H)

CLOSE 済みエラー指定したチャネルがすでにCLOSEされている。

CLOSE を 1回にしてください。

68(0044H)

PATHエラー回線OPENした PATH以外を設定した。

PATHをOPENしたときの番号にしてください。

69(0045H)

未サポート機能実行エラー指定した局ではサポートされていない機能を実行した。

チャネルNo. ,ネットワーク No. ,局番などを確認してください。指定した局で機能をサポートしているか確認してください。

70(0046H)

局番指定エラー指定した局番が間違っている。他局に要求すべき処理を自局に要求した。または,局番が自局 (00FFH) であるがネットワークNo. が 0でない。

ユーザプログラムの局番号の指定を修正してください。

71(0047H)

受信データなしエラー(RECV要求時)データを受信していない。

データを受信するまで待ってください。

72(0048H)

モード設定待ちモード設定を行っていない。

モード設定してください。

73(0049H)

モードエラーモード設定がオンライン以外なのに他局に要求した。

モードをオンラインにしてください。または,要求をやめてください。

15エラーコード

15.1 関数実行時のエラーコード一覧 15 - 2

9

CC IE Con

trol

ユーティリティ

10

デバイスモニタユー

ティリティ

11

アクセス可能デバイス

・範囲

12

MEL

SEC

データリン

クライブラリ

13

プログラミング

14

応用機能

15

エラーコード

16

トラブルシューティン

74(004AH)

割込み番号エラー割込み番号が他のボードと重なっている。

ボードの設定を確認してください。

76(004CH)

MGWイニシャル交信中 時間待ちしてから再度行ってください。

77(004DH)

メモリ確保エラー /リソースメモリ不足エラーメモリが確保できなかった。

メモリ不足の可能性があるので,他に動作しているアプリケーションを終了してください。システムが正常に動作しているか確認してください。システムを再立ち上げしてください。FAコンピュータの最小ワーキングセット領域を

大きくしてください。本節 (1) 最小ワーキングセット領域を大

きくする方法とサンプルプログラム

78(004EH)

モードセット時タイムアウトエラーモード設定を行ったがタイムアウトによりモード設定ができなかった。

他のボードと 2ポートメモリが重なっていないかチェックし,再立ち上げしてください。またはH/Wが異常です。

79(004FH)

S/W設定データエラーS/W設定時の引数パラメータに誤りがある。

S/W設定データの引数パラメータ内容を確認してください。

80(0050H)

共有メモリアドレスのマッピングに失敗した。他のボードと共有メモリアドレスが重複していないか確認してください。

81(0051H)

起動元チャネル未使用(SEND要求時)SEND要求時の応答が異常である。

リトライしてください。システムが正常に動作しているか確認してください。システムを再立ち上げしてください。

85(0055H)

ネットワークチャネル番号エラー(SEND/RECV要求時)チャネル番号エラー

SEND/RECV要求時の指定チャネルNo. を確認してください。

90(005AH)

デフォルトパラメータエラー デフォルトパラメータを設定し直してください。

96(0060H)

ヒープエリアの空き容量不足 -

97(0061H)

EMSメモリの空き容量不足 -

98(0062H)

EMMファンクションエラー -

100(0064H)

自局(ボード /ユニット)アクセス中,またはSEND要求中。自局(ボード /ユニット)アクセス中に自局(ボード /ユニット)へアクセス要求を出した。

リトライしてください。

101(0065H)

ルーチングパラメータ異常ルーチングパラメータが設定されていない。

ルーチングパラメータを修正してください。

102(0066H)

データ送信エラーデータ送信に失敗した。

リトライしてください。システムが正常動作しているか確認してください。システムを再立ち上げしてください。

リターン値(HEX)

エラー内容 処置方法

15 - 3 15.1 関数実行時のエラーコード一覧 

15エラーコード

103(0067H)

データ受信エラーデータ受信に失敗した。

リトライしてください。システムが正常動作しているか確認してください。システムを再立ち上げしてください。

128(0080H)

読出し数エラー読み出すバイト数として範囲外の値を設定した。

読出し数を範囲内に設定してください。

129(0081H)

デバイスタイプエラー指定されたデバイスタイプが無効である。

デバイスタイプを確認してください。

130(0082H)

デバイスNo. エラー指定されたデバイスNo. が範囲外である。ビットデバイス指定時,デバイスNo. が 8の倍数でない。

デバイスNo. を確認してください。

131(0083H)

デバイス点数エラーデバイス範囲外の点数を指定した。ビットデバイス指定時,点数が 8の倍数でない。

サイズを確認してください。

132(0084H)

書込み数エラー書込みバイト数に範囲外の値を設定した。

書込み数を範囲内に設定してください。

133(0085H)

リンクパラメータエラーリンクパラメータが壊れている。リンクパラメータの総子局数が 0になっている。リンクパラメータの固定パターンが壊れている。リンクパラメータのサムチェックが壊れている。

リンクパラメータを設定し直してください。

134(0086H)

リンクパラメータ I/O割付けエラー リンクパラメータを設定し直してください。

135(0087H)

リモートRUN/STOP/PAUSEエラーリモートRUN/STOP/PAUSEで設定の値が 0~2以外を指定した。

設定の値を 0~ 2に指定し直してください。

136(0088H)

ランダム書込み指定エラーランダム書込みで 0~ 2以外の値を指定した。

設定の値を 0~ 2に指定し直してください。

137(0089H)

処理キャンセル前回の処理が終了していないのに次の処理を要求した。

前回の処理終了後に再度処理を要求してください。

139(008BH)

動作モードエラーMNETモード設定時に,MNETⅡパラメータを書いた。上記の逆も同じ。モード設定で動作モード番号が 0~ 2以外を指定した。

MNETモード時,MNETパラメータを書込んでください。MNETⅡモード時,MNETⅡパラメータを書込んでください。

140(008CH)

MNET Ⅱパラメータエラー MNETⅡパラメータを設定し直してください。

144(0090H)

デフォルトパラメータエラー -

145(0091H)

リンクパラメータエラー -

146(0092H)

パラメータ設定ファイルなし -

リターン値(HEX)

エラー内容 処置方法

15エラーコード

15.1 関数実行時のエラーコード一覧 15 - 4

9

CC IE Con

trol

ユーティリティ

10

デバイスモニタユー

ティリティ

11

アクセス可能デバイス

・範囲

12

MEL

SEC

データリン

クライブラリ

13

プログラミング

14

応用機能

15

エラーコード

16

トラブルシューティン

210(00D2H)

RUN中不可RUN中にシーケンスPシフト処理要求を行った。

CPUを STOPにして要求してください。

212(00D4H)

処理キャンセル処理中に新しい処理要求を行った。

処理を要求し直してください。

215(00D7H)

受信データ長エラー受信長データまたはバイト長が範囲を超えている。

リトライしてください。ケーブルを確認してください。

要求データバッファ長オーバ要求データのデータ長が要求データエリアを超えている。

要求データのサイズを少なくしてください。

216(00D8H)

プロトコルエラー交信手順がおかしい。要求コードが存在しない。

ケーブルを確認してください。

217(00D9H)

アドレスエラーアドレスがアクセス範囲外である。

要求データを確認してください。

219(00DBH)

ライトエラー書込みできない。

要求データを確認してください。

224(00E0H)

PC No. エラー要求先局が存在しない。

局番号を修正してください。

225(00E1H)

処理モードエラー要求先ACPUが処理できない処理コードを設定した。(要求先ACPUがチェックする。)

要求先ACPUと処理コードを見直してください。

226(00E2H)

特殊ユニット指定エラー指定した特殊ユニットが処理できるユニットではない。

YNo. を修正してください。

227(00E3H)

他データエラー要求データのアドレスや先頭ステップ,シフト数などのデータに誤りがある。

要求データを修正してください。

228(00E4H)

リンク指定エラー要求先局が処理できない処理コードを設定した。(要求先リンクユニットがチェックする。)

要求先局番と処理コードを確認してください。

232(00E8H)

リモートエラーリモートRUN/STOP/PAUSE要求でキーワードが一致しなかった。

要求先ACPUにリモート STOP/PAUSEした要求元を探してください。

233(00E9H)

リンクタイムオーバ処理中に要求先がリンク中断した。

リンクを復列してください。

234(00EAH)

特殊ユニットのBUSY一般データの送信で要求先の受信バッファがいっぱいか,受信準備ができていません。

特殊ユニットのハードウェアを見直してください。

236(00ECH)

要求先BUSY一般データの送信で要求先の受信バッファがいっぱいか,受信準備ができていません。

要求先が受信できる状態のときに要求してください。

240(00F0H)

リンクエラーリンク中断局に要求をした。

リンクを復列してください。

241(00F1H)

特殊ユニットバスエラー指定した特殊ユニットの処理準備ができていない。

特殊ユニットのハードウェアを見直してください。

リターン値(HEX)

エラー内容 処置方法

15 - 5 15.1 関数実行時のエラーコード一覧 

15エラーコード

242(00F2H)

特殊ユニットタイムオーバ指定した特殊ユニットからの返答がない。

特殊ユニットのハードウェアを見直してください。

MELSECNET(Ⅱ)ボードからの返答がない。MELSECNET(Ⅱ)ボードのハードウェアを見直してください。

1280(0500H)

自ボードのメモリアクセスエラー8ビットメモリアクセス設定になっている場合は16ビットに変更してください。H/W交換してください。

1281(0501H)

I/O ポートアクセス不可

I/Oポートアドレスの設定を確認してください。ボードの自己折返しテストを行い,ハードウェアのチェックを行ってください。H/W交換してください。

4110(100EH)

DLL 未ロードエラー

プログラムを終了し,FAコンピュータを再起動してください。エラーが解消されない場合は,一度ソフトウェアパッケージをアンインストールしてから再インストールしてください。それでもエラーが発生する場合は,弊社技術相談窓口に相談してください。

8204(200CH)

リクエストキャンセル

8205(200DH)

ドライブ名エラー

8206(200EH)

先頭ステップエラー

8207(200FH)

パラメータタイプエラー

8208(2010H)

ファイル名エラー

8209(2011H)

登録 /解除 /設定ステータスエラー

8210(2012H)

詳細条件区分エラー

8211(2013H)

ステップ条件エラー

8212(2014H)

ビットデバイス条件エラー

8213(2015H)

パラメータ設定エラー

8215(2017H)

キーワードエラー

8216(2018H)

読書きフラグエラー

8217(2019H)

リフレッシュ方式エラー

8218(201AH)

バッファアクセス方式エラー

8219(201BH)

起動モード /停止モードエラー

リターン値(HEX)

エラー内容 処置方法

15エラーコード

15.1 関数実行時のエラーコード一覧 15 - 6

9

CC IE Con

trol

ユーティリティ

10

デバイスモニタユー

ティリティ

11

アクセス可能デバイス

・範囲

12

MEL

SEC

データリン

クライブラリ

13

プログラミング

14

応用機能

15

エラーコード

16

トラブルシューティン

8220(201CH)

時計データ書込みエラー

プログラムを終了し,FAコンピュータを再起動してください。エラーが解消されない場合は,一度ソフトウェアパッケージをアンインストールしてから再インストールしてください。それでもエラーが発生する場合は,弊社技術相談窓口に相談してください。

8221(201DH)

RUN中書込みエラー

8223(201FH)

トレース中エラー

8224(2020H)

先頭 I/O 番号エラー

8225(2021H)

先頭アドレスエラー

8226(2022H)

パターンエラー

8227(2023H)

SFCブロックNo. エラー

8228(2024H)

SFCステップNo. エラー

8229(2025H)

ステップNo. エラー

8230(2026H)

データエラー

8231(2027H)

システムデータエラー

8232(2028H)

TC 設定値個数エラー

8233(2029H)

クリアモードエラー

8234(202AH)

シグナルフローエラー

8235(202BH)

バージョン管理エラー

8236(202CH)

モニタ未登録エラー

8237(202DH)

PI タイプエラー

8238(202EH)

PI No. エラー

8239(202FH)

PI 個数エラー

8240(2030H)

シフトエラー

8241(2031H)

ファイルタイプエラー

8242(2032H)

指定ユニットエラー

リターン値(HEX)

エラー内容 処置方法

15 - 7 15.1 関数実行時のエラーコード一覧 

15エラーコード

8243(2033H)

エラーチェックフラグエラー

プログラムを終了し,FAコンピュータを再起動してください。エラーが解消されない場合は,一度ソフトウェアパッケージをアンインストールしてから再インストールしてください。それでもエラーが発生する場合は,弊社技術相談窓口に相談してください。

8244(2034H)

ステップRUN運転エラー

8245(2035H)

ステップRUNデータエラー

8246(2036H)

ステップRUN中エラー

8247(2037H)

E2ROMに対するプログラムRUN中書込みエラー

8248(2038H)

時計データ読出し /書込みエラー

8249(2039H)

トレース未完了エラー

8250(203AH)

登録クリアフラグエラー

8251(203BH)

操作エラー

8252(203CH)

局数エラー

8253(203DH)

繰返し回数エラー

8254(203EH)

取得データ選択エラー

8255(203FH)

SFCサイクル数エラー

8258(2042H)

定時実行時間設定エラー

8259(2043H)

機能数エラー

8260(2044H)

システム情報指定エラー

8262(2046H)

機能 No. エラー

8263(2047H)

RAM運転エラー

8264(2048H)

ブート元ROM転送失敗

8265(2049H)

ブート元転送モード指定エラー

8266(204AH)

メモリ不足エラー

8267(204BH)

バックアップドライブ(ブート元ドライブ)ROMエラー

8268(204CH)

ブロックサイズエラー

リターン値(HEX)

エラー内容 処置方法

15エラーコード

15.1 関数実行時のエラーコード一覧 15 - 8

9

CC IE Con

trol

ユーティリティ

10

デバイスモニタユー

ティリティ

11

アクセス可能デバイス

・範囲

12

MEL

SEC

データリン

クライブラリ

13

プログラミング

14

応用機能

15

エラーコード

16

トラブルシューティン

8269(204DH)

RUN中着脱エラー

プログラムを終了し,FAコンピュータを再起動してください。エラーが解消されない場合は,一度ソフトウェアパッケージをアンインストールしてから再インストールしてください。それでもエラーが発生する場合は,弊社技術相談窓口に相談してください。

8270(204EH)

ユニット登録済みエラー

8271(204FH)

パスワード登録データフルエラー

8272(2050H)

パスワード未登録エラー

8273(2051H)

リモートパスワードエラー

8274(2052H)

IP アドレスエラー

8275(2053H)

タイムアウト値範囲外エラー(リクエスト時の引数)

8276(2054H)

命令サーチ未検出

8277(2055H)

トレース実行種別エラー

8278(2056H)

バージョンエラー

16384 ~ 20479(4000H ~ 4FFFH)

アクセス先CPUで検出されるエラーアクセス先のCPUユニットのユーザーズマニュアルを参照してください。

16386(4002H)

処理できない要求を受信した。 要求先を変更してください。

16400(4010H)

RUN中不可STOP状態のときに,リセットを実行してください。

16432(4030H)

指定したデバイスタイプが存在しない。 指定したデバイスタイプを確認してください。

16433(4031H)

指定したデバイスNo. が範囲外である。 指定したデバイスNo. を確認してください。

16448(4040H)

ユニットが存在しない。指定した特殊ユニットに対して,エラーが発生した要求を行わないでください。

16449(4041H)

デバイス点数が範囲外である。先頭アドレス,アクセス点数を確認し,存在する範囲でアクセスしてください。

16450(4042H)

該当ユニット異常指定したユニットが正常に動作しているか確認してください。

16451(4043H)

指定した位置にユニットが存在しない。指定したユニットの先頭入出力番号を確認してください。

16523(408BH)

リモート要求実行不可 -

18944(4A00H)

ネットワークNo.,局番の指定が誤っている。他ネットワーク指定で,ルーチングパラメータが存在しない。または,ルーチングパラメータで示す,中継先ネットワークNo.,局番のユニットが装着されていない。

ユーザプログラムのネットワークNo.,局番の指定を修正してください。ルーチングパラメータの設定を見直してください。

リターン値(HEX)

エラー内容 処置方法

15 - 9 15.1 関数実行時のエラーコード一覧 

15エラーコード

19200(4B00H)

対象の異常を検出した。

指定したアクセス先を見直してください。指定したアクセス先またはアクセス局への中継局で発生しているエラーを確認し,処置してください。

19201(4B01H)

対象がバスマスタCPUでない。バスマスタCPU(1号機)でない場合は,リセットを実行できません。

19203(4B03H)

未サポート経路エラー指定した経路 /対象では要求を実行できない。

要求がサポートされている経路 /対象を確認してください。CPU/ パソコンCPUユニットに対して,エラーが発生した要求を行わないでください。

28672 ~ 32767(7000H ~ 7FFFH)

シリアルコミュニケーションユニットなどのインテリジェント機能ユニットで検出されるエラー

アクセス先のインテリジェント機能ユニットのユーザーズマニュアルを参照してください。

-1(FFFFH)

パスエラー指定したパスが無効である。

mdOpen で返されたパスのポインタを使用してください。機能をサポートしているパスを使用してください。

-2(FFFEH)

デバイスNo. エラー指定したデバイスNo. が範囲外である。ビットデバイス指定時,デバイスNo. が 8の倍数でない。デバイスランダム読出し /書込みで指定した同一ブロックのデバイスNo. +点数がデバイス範囲を超えている。

指定デバイスの先頭デバイスNo. を確認してください。デバイスNo. +点数を確認してください。

-3(FFFDH)

デバイスタイプエラー指定したデバイスタイプが無効である。

デバイスタイプ一覧表に記載のデバイスタイプを使用しているか確認してください。

-4(FFFCH)

CPUエラー(無効局指定) -

-5(FFFBH)

サイズエラーデバイスNo. +サイズがデバイス範囲を超えている。奇数バイト数でアクセスした。デバイスNo. +サイズが同一ブロックの範囲を超えている。

指定したデバイスサイズを確認してください。デバイスNo. +サイズを確認してください。

-6(FFFAH)

ブロック数エラーデバイスランダム読出し /書込みで dev[0] で指定したブロック数が範囲外である。

dev[0] で指定したブロック数を確認してください。

-8(FFF8H)

チャネルNo. エラーmdOpen で指定したチャネルNo. が無効である。

指定したチャネルNo. を確認してください。

-9(FFF7H)

ファイルオープンエラー -

-10(FFF6H)

ファイルリードエラー -

-11(FFF5H)

バッファエリア不足読出しデータ格納エリアサイズが読出しデータサイズより小さい。

読出しサイズと読出しデータ格納先のサイズを確認してください。

リターン値(HEX)

エラー内容 処置方法

15エラーコード

15.1 関数実行時のエラーコード一覧 15 - 10

9

CC IE Con

trol

ユーティリティ

10

デバイスモニタユー

ティリティ

11

アクセス可能デバイス

・範囲

12

MEL

SEC

データリン

クライブラリ

13

プログラミング

14

応用機能

15

エラーコード

16

トラブルシューティン

-12(FFF4H)

ブロックNo. エラー指定したデバイスのブロックNo. が無効である。

指定したデバイスのブロックNo.(デバイスタイプ)を確認してください。指定した対象で,指定デバイスとブロックNo.が有効であるか確認してください。

-13(FFF3H)

ライトプロテクトエラー指定した拡張ファイルレジスタのブロックNo. がメモリカセットのライトプロテクトエリアと重複している。

拡張ファイルレジスタのブロックNo.(デバイスタイプ)を確認してください。アクセス先のメモリカセットのライトプロテクトスイッチを確認してください。

-14(FFF2H)

メモリカセットエラーアクセスしたCPUにメモリカセットが装着されていないかまたは不適当なメモリカセットが装着されている。

アクセス先のメモリカセットを確認してください。

-15(FFF1H)

読出しエリア長エラー読出しデータ格納配列変数による読出しエリアサイズが小さい。

読出しサイズと読出しデータ格納先のサイズを確認してください。

-16(FFF0H)

局番,ネットワークNo. エラー指定した局番,ネットワークNo. が範囲外である。

指定した局番,ネットワークNo. を確認してください。

-17(FFEFH)

全局指定,グループNo. 指定エラー全局指定,グループNo. 指定をサポートしていない機能に対して指定を行った。全局指定,グループNo. 指定でのSEND機能使用時に,デバイスタイプを“到達確認有”に指定した。

全局指定,グループNo. 指定できる機能か確認してください。全局指定,グループNo. 指定で SEND機能を使用する場合は,デバイスタイプを“到達確認無”にしてください。

-18(FFEEH)

リモート指示エラー指定コード以外を指定した。

指定コードを確認してください。

-19(FFEDH)

SEND/RECVチャネルNo. エラーSEND/RECV機能で指定したチャネルNo. が範囲外である。

チャネルNo. を範囲内(1~ 8)に指定してください。

-21(FFEBH)

gethostbyname() でエラー発生関数 gethostbyname() でエラーが発生した。

指定したホスト名がHOSTSファイルに存在するか確認してください。

-24(FFE8H)

select() でタイムアウトエラー発生関数 select() でタイムアウトエラーが発生した。

サーバマシンでMGWサーバサービスが起動されているか確認してください。サーバマシンと正常に Ethernet 通信ができるか確認してください。

-25(FFE7H)

sendto() でエラー発生関数 sendto() でエラーが発生した。

サーバマシンと正常に Ethernet 通信ができるか確認してください。

-26(FFE6H)

recvfrom() でエラー発生関数 recvfrom() でエラーが発生した。

-28(FFE4H)

異常応答受信異常応答を受信した。

-29(FFE3H)

受信データ長オーバ必要以上のデータを受信した。

-30(FFE2H)

シーケンスNo. 異常受信したシーケンスNo. が異常である。

-31(FFE1H)

DLL ロードエラー関数を実行するために必要なDLLのロードに失敗した。

ソフトウェアパッケージを再度セットアップしてください。

リターン値(HEX)

エラー内容 処置方法

15 - 11 15.1 関数実行時のエラーコード一覧 

15エラーコード

-32(FFE0H)

他タスク/スレッドがリソースを占有し,30秒以内にリソースが解放されない。

リトライしてください。メモリ不足の可能性があるため,他に動作しているアプリケーションを終了してください。システムが正常に動作しているか確認してください。システムを再立ち上げしてください。プログラムを終了し,FAコンピュータを再起動してください。

-33(FFDFH)

アクセス先不正エラー通信先の設定が不正である。

ユーティリティで通信先が正しく設定されているか確認してください。通信先が不正(サポート外)でないか確認してください。

-34(FFDEH)

レジストリオープンエラーレジストリパラメータファイルのオープンに失敗した。

ユーティリティで通信先が正しく設定されているか確認してください。

-35(FFDDH)

レジストリ読出しエラーレジストリパラメータファイルの読出しに失敗した。

-36(FFDCH)

レジストリ書込みエラーレジストリパラメータファイルの書込みに失敗した。

-37(FFDBH)

通信初期化設定エラー通信を行うための初期設定に失敗した。

リトライしてください。メモリ不足の可能性があるので,他に動作しているアプリケーションを終了してください。アプリケーションが正常に動作しているか確認してください。システムを再立ち上げしてください。

-38(FFDAH)

Ethernet 通信設定エラーEthernet 通信を行うための初期設定に失敗した。

リトライしてください。ユーティリティで通信先が正しく設定されているか確認してください。

-39(FFD9H)

COM通信設定エラーCOM通信を行うための設定に失敗した。

リトライしてください。メモリ不足の可能性があるので,他に動作しているアプリケーションを終了してください。アプリケーションが正常に動作しているか確認してください。システムを再立ち上げしてください。

-41(FFD7H)

COM制御エラーCOM通信での制御が正しく行えない。

リトライしてください。ユーティリティで通信先が正しく設定されているか確認してください。

-42(FFD6H)

クローズエラー通信のクローズが行えない。

-43(FFD5H)

ROM運転中エラーROM運転中にCPUの TC設定値に書込みを行った。

RAM運転中にTC設定値の変更を行ってください。

リターン値(HEX)

エラー内容 処置方法

15エラーコード

15.1 関数実行時のエラーコード一覧 15 - 12

9

CC IE Con

trol

ユーティリティ

10

デバイスモニタユー

ティリティ

11

アクセス可能デバイス

・範囲

12

MEL

SEC

データリン

クライブラリ

13

プログラミング

14

応用機能

15

エラーコード

16

トラブルシューティン

-44(FFD4H)

LLT 通信設定エラーLLT通信を行うための設定に失敗した。

リトライしてください。ユーティリティで通信先が正しく設定されているか確認してください。メモリ不足の可能性があるので,他に動作しているアプリケーションを終了してください。

-45(FFD3H)

Ethernet 制御エラーEthernet 通信時での制御が正しく行えない。

リトライしてください。システムが正常に動作しているか確認してください。

-46(FFD2H)

USBオープンエラーUSBポートの初期化,オープンに失敗した。

メモリ不足の可能性があるので,他に動作しているアプリケーションを終了してください。システムが正常動作しているか確認してください。システムを再立ち上げしてください。

-47(FFD1H)

ランダム読出し条件不成立エラーランダム読出し条件不成立であるため,ランダム読出しできない。

GX Developer などの S/Wから条件付きランダム読出し設定を行ってください。ソフトウェアパッケージを条件成立するまで待ってください。条件設定を解除してください。

-48(FFD0H)

TEL エラー

プログラムを終了し,FAコンピュータを再起動してください。ソフトウェアパッケージを再インストールしてください。弊社技術相談窓口に連絡してください。

-50(FFCEH)

オープンパス最大値オーバすでにオープンしているパスが最大値 (32) を超えている。

いくつかのパスをクローズしてください。

-51(FFCDH)

排他制御エラー排他制御においてエラーが発生した。

リトライしてください。システムが正常に動作しているか確認してください。

-61(FFC3H)

イベント数エラーeventno[0] で指定したイベントの個数を確認してください。

-62(FFC2H)

イベントNo. エラー ウェイトするイベントNo. を確認してください。

-63(FFC1H)

イベントNo. 登録重複エラーウェイトするイベントNo. が重複しないように指定してください。

-64(FFC0H)

イベントタイムアウト範囲外 タイムアウト値を確認してください。

-65(FFBFH)

イベント待ちタイムアウト リトライしてください。

-66(FFBEH)

イベント初期化エラー リトライしてください。

-67(FFBDH)

イベント設定なしエラーウェイトするイベントNo. をユーティリティで設定してください。

-68(FFBCH)

イベント詳細情報なしエラー

他に同じイベントNo. をウェイトしているプロセスがいないことを確認してください。イベントの発生間隔をユーザプログラムが十分処理できる程度まで長くしてください。

リターン値(HEX)

エラー内容 処置方法

15 - 13 15.1 関数実行時のエラーコード一覧 

15エラーコード

-69(FFBBH)

イベント機能なしエラーイベント機能をインストールしてから再度実行してください。

-70(FFBAH)

イベント発生重複エラーユーザプログラムが十分処理できる程度までイベント発生間隔を長くしてください。

-257(FEFFH)~

-4096(F000H)

MELSECNET/10, MELSECNET/Hネットワークシステムで検出されるエラー

MELSECNET/10, MELSECNET/Hネットワークシステムのリファレンスマニュアルを参照してください。

-2174(F782H)

要求先局番指定エラー処理を要求する先の指定局番が自局番を指定している。

要求先局番を見直してください。自局に対して要求を出す場合は,局番に255(00FFH) を指定してください。

-4097(EFFFH)~

-8192(E000H)

CC-Link IE コントローラネットワークシステムで検出されるエラー

CC-Link IE コントローラネットワークシステムのリファレンスマニュアルを参照してください。

-12289(CFFFH)~

-16384(C000H)

Ethernet ネットワークシステムで検出されるエラー

Ethernet インタフェースユニットのユーザーズマニュアルを参照してください。

-16385(BFFFH)~

-20480(B000H)CC-Link システムで検出されるエラー

CC-Link システムマスタローカルユニットのユーザーズマニュアルを参照してください。

-18558(B782H)

要求先局番指定エラー処理を要求する先の指定局番が自局番を指定している。

要求先局番を見直してください。自局に対して要求を出す場合は,局番に255(00FFH) を指定してください。

-18560(B780H)

ユニットモード設定エラーリモート I/O局にトランジェントを発行した。

要求先局を確認してください。

-18572(B774H)

トランジェント未サポートエラーインテリジェントデバイス局でない局に対してトランジェント要求を送信した。

要求先局番を見直してください。インテリジェントデバイス局の局番を指定してください。

-18575(B771H)

他局専用デバイスを自局にアクセスした。 デバイスタイプを確認してください。

-24957(9E83H)

デバイス点数エラー要求先局に対してデバイス範囲外の点数を設定した。ビットデバイス指定時,点数が 8の倍数でない。(要求先リンクユニットがチェックする。)

サイズを確認してください。

-24958(9E82H)

デバイスNo. エラー要求先局に対して指定されたデバイスNo. が範囲外である。ビットデバイス指定時,点数が 8の倍数でない。(要求先リンクユニットがチェックする。)

デバイスNo. を確認してください。

-24959(9E81H)

デバイスタイプエラー要求先局に対して指定されたデバイスタイプが無効である。(要求先リンクユニットがチェックする。)

デバイスタイプを確認してください。

-25056(9E20H)

処理コードエラー要求先で処理できない要求を受けた。

他局の I/F ボードに対しては,mdTypeRead 関数以外行わないでください。

リターン値(HEX)

エラー内容 処置方法

15エラーコード

15.1 関数実行時のエラーコード一覧 15 - 14

9

CC IE Con

trol

ユーティリティ

10

デバイスモニタユー

ティリティ

11

アクセス可能デバイス

・範囲

12

MEL

SEC

データリン

クライブラリ

13

プログラミング

14

応用機能

15

エラーコード

16

トラブルシューティン

-26333(9923H)

CC-Link ボードのROMバージョンがQCPU(Qモード )に対応していない。

QCPU(Qモード )以外のCPUにアクセスしてください。SW3DNF-CCLINK 以降に同梱のCC-Link ボード (ROMバージョン“U”以降 )を使用してください。

-26334(9922H)

リセットエラー・他局アクセス中に,同一チャネルを使用している他のタスクが,リセットを行った。・ユーティリティにてモニタ中に,リセット操作を行った。

・リトライしてください。・再度モニタしてください。

-26336(9920H)

他ループへの要求エラーI/F ボードに対して,他ループへのルーチングを行った。

ルーチング要求先をAnUCPU,QnACPU,QCPUに変更してください。

-27900(9304H)

イベント発生重複エラーユーザプログラムが十分処理できる程度までイベント発生間隔を長くしてください。

-27901(9303H)

イベントNo. 登録重複エラーウェイトするイベントNo. が重複しないように指定してください。

-27902(9302H)

イベント待ちタイムアウト リトライしてください。

-27903(9301H)

イベント初期化エラー リトライしてください。

-27904(9300H)

イベント設定なしエラーウェイトするイベントNo. をユーティリティで設定してください。

-28141(9213H)

Windows Vista がスリープまたは休止へ移行

した。

本製品はWindows Vista 未対応です。

OSは,Windows XPまたはWindows 2000に変更してください。

-28142(9212H)

モードエラー動作できないモードに設定されている。

モードをオンラインに設定してください。

-28143(9211H)

H/W自己診断エラーH/W自己診断中に異常を検出した。

ボードの故障の可能性があるので,最寄りの支社・販売店に問い合わせてください。

-28150(920AH)

データリンク中断中デバイスアクセスエラー自局がデータリンクしていないときに自局デバイス (RX,RY,RWw,RWr) へのアクセスを行った。

データリンクを再開してください。注)本エラーが発生しても,データの書込み,読

出しは行うが,データの保証はしないです。

-28151(9209H)

APS No. エラー不正な応答データを受信した。

処理要求先のCPU,ネットワークユニットでエラーが発生していないか確認してください。正常であれば再度要求を出してください。

-28156(9204H)

共有メモリ切換えエラー他のオプションボードを外してください。I/F ボードを交換してください。

-28158(9202H)

WDTエラーWDTエラーが発生中である。

OSを再起動してください。ユニットリセットを行ってください。WDT監視時間を長くしてください。他に動作しているアプリケーションを終了してください。

リターン値(HEX)

エラー内容 処置方法

15 - 15 15.1 関数実行時のエラーコード一覧 

15エラーコード

-28410(9106H)

対象 CPU処理中エラー対象号機がBUSY状態である。

ユーザプログラムに,処理が完了するまでのウェイト処理,またはリトライ処理を追加してください。ユーザプログラムで指定した引数のタイムアウト時間を大きくしてください。

-28411(9105H)

モーションCPUへの要求数オーバエラー自号機から同一ベース上の全モーションCPUに対しての,命令要求数が同時に合わせて 32命令を超えた。

ユーザプログラムに,処理が完了するまでのウェイト処理,またはリトライ処理を追加してください。

-28412(9104H)

対象 CPU機能未サポートエラー対象号機に対しサポートされていない要求を出した。

ユーザプログラムで指定している対象CPU番号を変更してください。

-28413(9103H)

対象 CPUユニットダウンエラー対象号機がダウンしている。

対象CPUの動作状態を確認し,エラーのトラブルシューティングを行ってください。

-28414(9102H)

対象 CPU異常起動エラー正常に起動していないCPUに対して処理を要求した。

-28415(9101H)

対象 CPU重度異常エラー重度異常が発生しているCPUに対して処理を要求した。

-28416(9100H)

対象 CPU未装着エラーCPUが未装着のCPU番号に対して処理を要求した。

対象CPUの装着状態を確認してください。ユーザプログラムで指定している対象CPU番号を変更してください。

-28622 (9032H)

専用命令チャンネル使用中異常自局使用チャンネルまたは対象局格納チャンネルが,他の命令で使用されている。

しばらく時間を空けてから,再度実行してください。コントロールデータの自局使用チャンネル,または対象局格納チャンネルを変更してください。

-28625(902FH)

インテリジェント機能ユニットオフラインエラーインテリジェント機能ユニットがオフラインの時に,ユニットにアクセスしようとした。

インテリジェント機能ユニットの状態(モード)を確認し,オンラインのときにアクセスしてください。

-28626(902EH)

コントロールデータ設定値範囲外エラーコントロールデータに範囲外のデータが設定された。

ユーザプログラムを見直し,コントロールデータに設定している値を修正してください。

-28627(902DH)

トランジェント未サポートエラー指定した経路・対象ではトランジェント要求を実行できない。(CC-Link 通信で,自局の局番が 64局の場合に他局を指定した。)

トランジェント要求がサポートされている経路・対象を確認してください。自局の局番を変更してください。

-28628(902CH)

ポインタアドレス指定エラー引数ポインタの指定で不正なアドレスを指定した。・short 型ポインタのアドレスが 2の倍数でない。・long型ポインタのアドレスが 4の倍数でない。

引数ポインタの型とアドレス指定(キャスト,構造体のパック指定など)を確認してください。

-28629(902BH)

WDT未起動エラーWDT起動していないときにWDTをリセットしようとした。

WDT起動をしてからWDTリセットを実行してください。

リターン値(HEX)

エラー内容 処置方法

15エラーコード

15.1 関数実行時のエラーコード一覧 15 - 16

9

CC IE Con

trol

ユーティリティ

10

デバイスモニタユー

ティリティ

11

アクセス可能デバイス

・範囲

12

MEL

SEC

データリン

クライブラリ

13

プログラミング

14

応用機能

15

エラーコード

16

トラブルシューティン

-28630(902AH)

WDT起動不可エラーWDT起動中にWDTを起動しようとした。

WDT停止をしてからWDT起動を実行してください。

-28631(9029H)

バッファアクセス範囲エラー指定したオフセットが範囲外である。オフセット+サイズが範囲外である。

指定したオフセットを確認してください。指定したバッファサイズを確認してください。オフセット+サイズを確認してください。

-28632(9028H)

I/O No. エラー指定した I/O No. が範囲外である。指定した I/O No. にアクセス可能なユニットがない。

指定した I/O No. を確認してください。

-28633(9027H)

管理外ユニット読出しエラー管理外のユニットの読出しが許可されていない状態で,管理外のユニットにアクセスしようとした。

パラメータ<<マルチCPU設定>>“オンラインユニット交換設定”を許可しない設定にしてください。指定したユニットの管理CPUが自号機CPU(C言語コントローラ /パソコンCPUユニット)になっているか確認してください。

-28634(9026H)

リンク機能ダウンエラーリンク機能が異常である。

ボードの故障の可能性があるので,最寄りの支社・販売店に問い合わせてください。

-28635(9025H)

インテリジェント機能ユニットエラーインテリジェント機能ユニットがないところにアクセスした。

指定 I/O No. を確認してください。インテリジェント機能ユニットの装着状態を確認してください。

-28636(9024H)

コントロールバスエラーリンク機能とのコントロールバスが異常である。

ボードの故障の可能性があるので,最寄りの支社・販売店に問い合わせてください。

-28638(9022H)

マルチCPU構成時実行不可エラー 1号機CPUをリセットしてください。

-28640(9020H)

STOP/PAUSE 中STOP/PAUSE 中に出力要求またはバッファメモリ書込み要求をした。

CPU動作状態をRUNにしてください。

-28653(9013H)

入出力アサインエラー1) 出力ユニットからX読出しをしようとした。2) 入力ユニットにY出力をしようとした。3) 入力ユニットからY読出しをしようとした。

1) 指定した入力番号 (X) を見直してください。2) 指定した出力番号 (Y) を見直してください。3) 指定した出力番号 (Y) を見直してください。

-28654(9012H)

管理外ユニット書込みエラー自号機CPU(C言語コントローラ /パソコンCPUユニット)の管理外のユニットにアクセスしようとした。

指定したユニットの管理CPUが自号機CPU(C言語コントローラ /パソコンCPUユニット)になっているか確認してください。

-28660(900CH)

アクセスサイズエラーアクセス範囲を超えるサイズを指定した。

指定したオフセット,サイズを見直してください。

-28661(900BH)

アクセス不可エラーアクセス不可エリアを指定した。

指定したオフセット,サイズを見直してください。

-28662(900AH)

CPU No. 指定エラーCPU No. が範囲外 /無効である。

指定したCPU No. を見直してください。指定したCPUの動作状態を確認してください。

-28663(9009H)

ベース番号指定エラーベース番号が範囲外である。

指定したベース番号を見直してください。

-28664(9008H)

データ送信エリア使用中 リトライしてください。

-28665(9007H)

登録データなしエラー OSを再起動してください。

リターン値(HEX)

エラー内容 処置方法

15 - 17 15.1 関数実行時のエラーコード一覧 

15エラーコード

(1) 最小ワーキングセット領域を大きくする方法とサンプルプログラムMD関数の実行でエラーコード 77のエラーが発生した場合の処置として,FAコンピュータの最小ワーキングセット領域を大きくするときの方法とサンプルプログラムを示します。FAコンピュータ用ボードのドライバは,ユーザプログラムで確保されるメモリ領域の最小ワーキングセット領域を使用して動作します。ユーザプログラムによっては,最小ワーキングセット領域を多く使用する場合があります。これにより,FAコンピュータ用ボードのドライバが使用する最小ワーキングセット領域を確保できないときは,エラーコード 77が返されます。このような状況が発生する場合には,MD関数を実行する前にユーザプログラムで最小ワーキングセット領域を大きくしてください。(下記,サンプルプログラム参照)FAコンピュータが立ち上がったときは,最小ワーキングセット領域として 200kBのエリアが確保されています。

(a)サンプルプログラムの処理概要

1) GetCurrentProcessID 関数でユーザプログラムの IDを取得します。

2) 1) で取得したユーザプログラムの IDで,OpenProcess 関数によりユーザプログラムのハンドルを取得します。

3) 現在の最小ワーキングセット,最大ワーキングセットの値を取得したい場合は,GetProcessWorkingSetSize 関数を実行します。

4) 3) で取得した最小ワーキングセットより大きい値を設定して,SetProcessWorkingSetSize を実行します。

5) CloseHandle 関数でユーザプログラムのハンドルを開放します。

-28666(9006H)

データ長エラー OSを再起動してください。

-28668(9004H)

応答データ格納済みエラー 再度要求を出してください。

-28669(9003H)

エリアNo. エラー指定範囲外のエリアNo.,オフセットアドレス,モードを設定した。

指定したエリアNo.,オフセットアドレス,モードを見直してください。

-28671(9001H)

ユニット識別エラーパラメータを見直してください。指定ユニットを確認してください。OSを再起動してください。

-28672(9000H)

処理コードエラーS/Wパッケージを再インストールしてください。OSを再起動してください。

リターン値(HEX)

エラー内容 処置方法

15エラーコード

15.1 関数実行時のエラーコード一覧 15 - 18

9

CC IE Con

trol

ユーティリティ

10

デバイスモニタユー

ティリティ

11

アクセス可能デバイス

・範囲

12

MEL

SEC

データリン

クライブラリ

13

プログラミング

14

応用機能

15

エラーコード

16

トラブルシューティン

(b)サンプルプログラム:Visual Basic 6.0, .NET2003, .NET2005 で設定する場合(最小ワーキングセット値 1MB,最大ワーキングセット値 3MBの例)Visual Basic 6.0,.NET2005 でプログラミングするときは,変数(id,ph,wkmin,wkmax) の型定義を,Integer から Long に変更してください。

ここでの設定値は目安です。ご使用になっているシステムに合わせて設定値を調整してください。

Dim id As Integer ‘ユーザプログラムの ID用変数Dim ph As Integer ‘ユーザプログラムのハンドル用変数Dim wkmin As Integer ‘最小ワーキングセット用変数Dim wkmax As Integer ‘最大ワーキングセット用変数Dim bret As Boolean ‘戻り値‘ユーザプログラムの IDを取得するid = GetCurrentProcessID()‘ユーザプログラムのハンドルをオープンする‘PROCESS_SET_QUOTA = 256,PROCESS_QUERY_INFORMATION = 1024ph = OpenProcess(256 + 1024,False,id)‘ユーザプログラムの最大ワーキングセット値と最小ワーキングセット値を取得bret = GetProcessWorkingSetSize(ph,wkmin,wkmax)‘最小ワーキングセット値を 1MBに設定wkmin = 1 * 1024 * 1024‘最大ワーキングセット値を 3MBに設定wkmax = 3 * 1024 * 1024‘ユーザプログラムの最大ワーキングセット値と最小ワーキングセット値を変更bret = SetProcessWorkingSetSize(ph,wkmin,wkmax)‘ユーザプログラムのハンドルをクローズするbret = CloseHandle(ph)

15 - 19 15.1 関数実行時のエラーコード一覧 

15エラーコード

(c) サンプルプログラム:Visual C++ 6.0, .NET2003, .NET2005 で設定する場合(最小ワーキングセット値 1MB,最大ワーキングセット値 3MBの例)

ここでの設定値は目安です。ご使用になっているシステムに合わせて設定値を調整してください。

#define ERROR -1short ChangeWorkingSetSize(){DWORD dwProcessId; /* ユーザプログラムの ID用変数*/HANDLE hProcess; /* ユーザプログラムのハンドル用変数*/DWORD dwMinimumWorkingSetSize; /* 最小ワーキングセット用変数*/DWORD dwMaximumWorkingSetSize; /* 最大ワーキングセット用変数*/

/* ユーザプログラムの IDを取得する*/dwProcessId = GetCurrentProcessId();

/* ユーザプログラムのハンドルをオープンする*/hProcess = OpenProcess(PROCESS_SET_QUOTA+PROCESS_QUERY_INFORMATION,FALSE,dwProcessId);if(hProcess == NULL){

/* エラー終了*/return(ERROR);

}

/* ユーザプログラムの最大ワーキングセット値と最小ワーキングセット値を取得*/if(GetProcessWorkingSetSize(hProcess,&dwMinimumWorkingSetSize,&dwMaximumWorkingSetSize)==0){

/* エラー終了*/CloseHandle(hProcess);return(ERROR);

}

/* 最小ワーキングセット値を 1MBに設定*/dwMinimumWorkingSetSize = 1 * 1024 * 1024;/* 最大ワーキングセット値を 3MBに設定*/dwMaximumWorkingSetSize = 3 * 1024 * 1024;

/* ユーザプログラムの最大ワーキングセット値と最小ワーキングセット値を変更*/if(SetProcessWorkingSetSize(hProcess,dwMinimumWorkingSetSize,dwMaximumWorkingSetSize)==0){

/* エラー終了*/CloseHandle(hProcess);return(ERROR);

}

/* ユーザプログラムのハンドルをクローズする*/CloseHandle(hProcess);

/* 正常リターン*/return(0);

15エラーコード

15.2 CC IE Control ユーティリティのエラーメッセージ一覧 15 - 20

9

CC IE Con

trol

ユーティリティ

10

デバイスモニタユー

ティリティ

11

アクセス可能デバイス

・範囲

12

MEL

SEC

データリン

クライブラリ

13

プログラミング

14

応用機能

15

エラーコード

16

トラブルシューティン

15.2 CC IE Control ユーティリティのエラーメッセージ一覧

CC IE Control ユーティリティにおけるエラーメッセージに対する処置方法を以下に示します。

(1) 共通で表示されるエラーメッセージエラーメッセージ 処置方法

ボードXの CC-Link IE コントローラネットワークボードとの通信に異常が発生しました。エラーコード: XX (XXXXH)

MELSECデータリンク関数HELPのエラーコードを参照し,該当するエラーコードに対応する処置を行ってください。

15 - 21 15.2 CC IE Control ユーティリティのエラーメッセージ一覧15.2.1 ボード情報の表示画面で表示されるエラーメッセージ

15エラーコード

15.2.1 ボード情報の表示画面で表示されるエラーメッセージ

(1) ボード一覧画面(起動画面)

(2) チャネルNo. 確認画面

(3) ボード詳細情報画面

エラーメッセージ 処置方法CC IE Control ユーティリティは最大 1つまでしか起動できません。既に 1つ起動しています。

CC IE Control ユーティリティが既に起動しています。起動済みのCC IE Control ユーティリティを終了させてから再度実行してください。

ヘルプファイルのオープンに失敗しました。ECP-CLECCUTWのインストールが失敗している可能性があるため,ECP-CLECCUTWを一度アンインストールしてから再インストールしてください。

デバイスモニタユーティリティの起動に失敗しました。ECP-CLECCUTWのインストールが失敗している可能性があるため,ECP-CLECCUTWを一度アンインストールしてから再インストールしてください。

ドライバが未起動です。 ドライバが起動しているかを確認してください。CC-Link IE コントローラネットワークボードが装着されていません。CC-Link IE コントローラネットワークボードを装着後,ユーティリティを起動してください。

・ CC-Link IE コントローラネットワークボードが装着されているか確認してください。・ CC-Link IE コントローラネットワークボード装着後,CC IE Control ユーティリティを起動してください。

バージョン情報の読出しに失敗しました。ECP-CLECCUTWのインストールが失敗している可能性があるため,ECP-CLECCUTWを一度アンインストールしてから再インストールしてください。

エラーメッセージ 処置方法ボード XXはバス I/F テストモードのため,LEDを表示できません。モードをバス I/F テストモード以外に設定してください。

モードを「バス I/F テスト」以外に設定してください。

エラーメッセージ 処置方法

SB/SWの保存に失敗しました。インストールに失敗している可能性があります。

ECP-CLECCUTWのインストールが失敗している可能性があるため,ECP-CLECCUTWを再インストールしてください。

SB/SWの取得に失敗しました。ファイルに保存できません。

ECP-CLECCUTWのインストールが失敗している可能性があるため,ECP-CLECCUTWを再インストールしてください。

ファイルパスは 255文字を超えて設定することはできません。再度選択してください。 ファイルパスは 255文字以内で設定してください。

保存先が書込み禁止です。保存先を確認して再度実行してください。 保存先の書込み禁止を解除してください。

SB/SWの保存に失敗しました。指定したファイルを確認してください。 ファイルの指定を変更してください。

データの取得に失敗しました。

・ CC IE Control ユーティリティを再起動してください。・ ECP-CLECCUTWのインストールが失敗している可能性があるため,ECP-CLECCUTWを再インストールしてください。

ボードリセットでエラーが発生しました。

・ CC IE Control ユーティリティを再起動してください。・ ECP-CLECCUTWのインストールが失敗している可能性があるため,ECP-CLECCUTWを再インストールしてください。

書込み先ディスク容量が十分ではありません。他の場所を指定してください。 書込み先のディスク容量を確保してください。

15エラーコード

15.2 CC IE Control ユーティリティのエラーメッセージ一覧15.2.2 設定画面で表示されるエラーメッセージ

15 - 22

9

CC IE Con

trol

ユーティリティ

10

デバイスモニタユー

ティリティ

11

アクセス可能デバイス

・範囲

12

MEL

SEC

データリン

クライブラリ

13

プログラミング

14

応用機能

15

エラーコード

16

トラブルシューティン

15.2.2 設定画面で表示されるエラーメッセージ

(1) パラメータ設定画面エラーメッセージ 処置方法

パラメータの読出しに失敗しました。以下の原因が考えられます。・ CC-Link IE コントローラネットワークパラメータが設定されていない。・ OSに異常がある。

・パラメータを書き込んでください。・ CC-Link IE コントローラネットワークボードにハードウェア異常がないかを確認してください。

ネットワークNo. の設定値が範囲外です。1~ 239 の範囲で入力してください。

ネットワークNo. の設定値を 1~ 239の範囲で設定してください。

グループNo. の設定値が範囲外です。0~ 32の範囲で入力してください。

グループNo. の設定値を 0~ 32の範囲で設定してください。

局番の設定値が間違っています。XX~ YYの範囲で入力してください。

局番の設定値をXX~ YYの範囲で設定してください。

チャネルNo.XX の設定が重複しています。チャネルNo. が重ならないように設定してください。

チャネルNo. が重ならないように設定してください。

ネットワークNo.XX の設定が重複しています。ネットワークNo. が重ならないように設定してください。

ネットワークNo. が重ならないように設定してください。

指定されたファイルを開くことができません。・指定されたファイルを確認してください。・ファイルの場所とファイル名の合計を 128文字以下にしてください。

指定されたファイルはCC IE Control ユーティリティのパラメータファイルではありません。

指定されたファイルを確認してください。

指定されたファイルはCC IE Control ユーティリティのバージョンが異なるため読出すことができません。

ファイルを作成したCC IE Control ユーティリティと同じバージョンのユーティリティをインストールしてください。

パラメータファイルの保存に失敗しました。保存先を確認してください。

・保存先の空き容量を確認してください。・保存先のメディアを確認してください。・保存する場所とファイル名の合計を 128文字以下にしてください。

ファイルの保存に失敗しました。保存先を確認してください。

・保存先の空き容量を確認してください。・保存先のメディアを確認してください。・保存する場所とファイル名の合計を 128文字以下にしてください。

ファイルパスは 255文字を超えて指定することはできません。再度指定してください。

ファイルパスを 255文字以内で指定してください。

パラメータの書込みに失敗しました。以下の原因が考えられます。・Windows ログオンユーザにアドミニストレータ権限がない。・ OSに異常がある。

・Windows にアドミニストレータ権限があるユーザでログオンしているか確認してください。・ CC-Link IE コントローラネットワークボードにハードウェア異常がないかを確認してください。

ボードXの CC-Link IE コントローラネットワークボードでボードリセット時にエラーが発生しました。¥nエラーコードYYYY以下の原因が考えられます。・ CC-Link IE コントローラネットワークボードが正常に装着されていない。・ CC IE Control ユーティリティが正常にインストールされていない。

・ CC-Link IE コントローラネットワークボードが正常に装着されているか確認してください。・ ECP-CLECCUTWのインストールが失敗している可能性があるため,ECP-CLECCUTWを再インストールしてください。

15 - 23 15.2 CC IE Control ユーティリティのエラーメッセージ一覧15.2.2 設定画面で表示されるエラーメッセージ

15エラーコード

(2) ネットワーク範囲割付画面エラーメッセージ 処置方法

I/O マスタ局設定 /解除の局No. が選択されていません。I/Oマスタ局設定 /解除の局No. を選択してください。

1局のみ局No. を選択して,I/Oマスタ局指定ボタンを押下してください。

I/Oマスタ局設定 /解除の局No. が 2局以上選択されています。I/Oマスタ局設定 /解除の局No. の選択は 1局にしてください。

1局のみ局No. を選択して,I/Oマスタ局指定ボタンを押下してください。

予約局設定 /解除の局No. が選択されていません。予約局設定 /解除の局No. を選択してください。

局No. を選択して,予約局指定ボタンを押下してください。

指定された局No. は I/Oマスタ局で設定されています。I/Oマスタ局を解除して予約局の設定を行ってください。

I/Oマスタ局を解除して,予約局を設定してください。

点数の設定値が範囲外です。XX~ YYの範囲で入力してください。

点数の設定値を XX~ YYの範囲で設定してください。

先頭デバイスNo. の設定値が範囲外です。XX~ YYの範囲で入力してください。

先頭デバイスNo. の設定値を XX~ YYの範囲で設定してください。

最終デバイスNo. の設定値が範囲外です。XX~ YYの範囲で入力してください。

最終デバイスNo. の設定値を XX~ YYの範囲で設定してください。

LB/LW設定 1が重複しています。重複しないように設定してください。

LB/LW設定 1が重ならないように設定してください。

LB/LW設定 2が重複しています。重複しないように設定してください。

LB/LW設定 2が重ならないように設定してください。

LX/LY設定 1のM局 ->L局が重複しています。重複しないように設定してください。

LX/LY設定 1のM局 ->L局が重ならないように設定してください。

LX/LY設定 2のM局 ->L局が重複しています。重複しないように設定してください。

LX/LY設定 2のM局 ->L局が重ならないように設定してください。

LX/LY設定 1の L局 ->M局が重複しています。重複しないように設定してください。

LX/LY設定 1の L局 ->M局が重ならないように設定してください。

LX/LY設定 2の L局 ->M局が重複しています。重複しないように設定してください。

LX/LY設定 2の L局 ->M局が重ならないように設定してください。

マスタ局XXが設定されていません。マスタ局を設定してください。

I/Oマスタ局XXを設定してください。

全局を「予約局」に設定することはできません。どの局かを予約局以外へ変更してください。

ネットワーク範囲割付に設定されている予約局指定を 1台以上予約局以外へ変更してください。

1局当たりの LBの点数が 16384 点を超えています。1局当たりの LBの点数が 16384 点を超えないように設定してください。

LBの点数が 16384 点を超えている局があるため,その局の設定値が 16384 点を超えないように設定してください。

1局当たりの LWの点数が 16384点を超えています。1局当たりの LWの点数が 16384点を超えないように設定してください。

LWの点数が 16384 点を超えている局があるため,その局の設定値が 16384 点を超えないように設定してください。

監視時間の設定値が範囲外です。5~ 2000 の範囲で入力してください。

監視時間の設定値を 5~ 2000の範囲で設定してください。

15エラーコード

15.2 CC IE Control ユーティリティのエラーメッセージ一覧15.2.2 設定画面で表示されるエラーメッセージ

15 - 24

9

CC IE Con

trol

ユーティリティ

10

デバイスモニタユー

ティリティ

11

アクセス可能デバイス

・範囲

12

MEL

SEC

データリン

クライブラリ

13

プログラミング

14

応用機能

15

エラーコード

16

トラブルシューティン

(3) 均等割付画面

(4) ルーティングパラメータ設定画面

(5) 補助設定画面

(6) ドライバ設定画面

エラーメッセージ 処置方法均等割付の先頭局の設定値が範囲外です。XX~ YYの範囲で入力してください。

均等割付の先頭局の設定値をXX~ YYの範囲で設定してください。

均等割付の最終局の設定値が範囲外です。XX~ YYの範囲で入力してください。

均等割付の最終局の設定値をXX~ YYの範囲で設定してください。

均等割付の先頭デバイスNo. の設定値が範囲外です。XX~ YYの範囲で入力してください。

均等割付の先頭デバイスNo. を XX~ YYの範囲で設定してください。

均等割付の割付点数の設定値が範囲外です。XX~ YYの範囲で入力してください。

均等割付の割付点数の設定値をXX~ YYの範囲で設定してください。

同一点割付の点数の設定が範囲外です。XX~ YYの範囲で入力してください。

同一点割付の点数の設定値をXX~ YYの範囲で設定してください。

エラーメッセージ 処置方法転送先ネットワークNo. の設定値が範囲外です。1~ 239 の範囲で入力してください。

転送先ネットワークNo. の設定値を 1~ 239の範囲で設定してください。

中継先ネットワークNo. の設定値が範囲外です。1~ 239 の範囲で入力してください。

中継先ネットワークNo. の設定値を 1~ 239の範囲で設定してください。

中継先局No. の設定値が範囲外です。1~ 120 の範囲で入力してください。

中継先局No. の設定値を 1~ 120 の範囲で設定してください。

転送先ネットワークNo. が重複しています。重複しないように設定してください。

転送先ネットワークNo. が重ならないように設定してください。

エラーメッセージ 処置方法コンスタントリンクスキャンの設定値が範囲外です。1~ 500 の範囲で入力してください。設定を行わない時はブランクを設定してください。

コンスタントリンクスキャンの設定値を 1~ 500の範囲またはブランクを設定してください。

1局の最大トランジェント回数の設定値が範囲外です。1~ 10の範囲で入力してください。

1局の最大トランジェント回数の設定値を 1~ 10の範囲で設定してください。

エラーメッセージ 処置方法リンクリフレッシュ周期の設定値が範囲外です。1~ 1000 の範囲で入力してください。

リンクリフレッシュ周期を 1~ 1000 の範囲で設定してください。

WDT監視時間の設定値が範囲外です。0~ 32767の範囲で入力してください。

WDT監視時間の設定値を 0~ 32767 の範囲で設定してください。

トランジェントタイムアウト監視時間の設定値が範囲外です。1~ 360 の範囲で入力してください。

トランジェントタイムアウト監視時間の設定値を 1~ 360の範囲で設定してください。

15 - 25 15.2 CC IE Control ユーティリティのエラーメッセージ一覧15.2.2 設定画面で表示されるエラーメッセージ

15エラーコード

(7) イベント設定画面

(8) 相手先設定画面

(9) リフレッシュパラメータ設定画面

エラーメッセージ 処置方法イベントNo. が範囲外です。0~ 63の範囲で入力してください。

イベントNo. の設定値を 0~ 63の範囲で設定してください。

デバイスNo. が範囲外です。デバイス毎に以下の範囲で入力してください。 LB:0000~ 7FFF LW:0000~ 1FFFF LX:0000 ~ 1FFF SB:0000 ~ 01FF SW:0000 ~ 01FF

デバイスNo. の設定値を,デバイスコードで指定したデバイスごとに以下の範囲で入力してください。 LB:0000~ 7FFF LW:0000 ~ 1FFFF LX:0000 ~ 1FFF SB:0000 ~ 01FF SW:0000 ~ 01FF

デバイス点数が範囲外です。以下の条件で入力してください。 1 ~ 64の範囲で入力。 (デバイスNo. +デバイス点数-1)がデバイスNo. の上限を超えないこと。

デバイス点数の設定値を 1~ 64の範囲で,かつ「デバイスNo.+ デバイス点数 -1」がデバイスNo. の上限を超えないように設定してください。

ワードデバイス設定値が範囲外です。以下の条件で入力してください。 1 ~ 65535 の範囲で入力してください。

ワードデバイス設定値が範囲外です。以下の条件で入力してください。 1 ~ 65535 の範囲で入力してください。

イベントNo.XX の設定が重複しています。イベントNo. が重ならないように設定してください。

イベントNo.XX が重ならないように設定してください。

エラーメッセージ 処置方法論理局番の設定値が範囲外です。0~ 239の範囲で設定してください。

論理局番の設定値を 0~ 239 の範囲で設定してください。

ネットワークNo. の設定値が範囲外です。1~ 239の範囲で設定してください。

ネットワークNo. の設定値を 1~ 239 の範囲で設定してください。

局番の設定値が範囲外です。1~ 120の範囲で設定してください。

局番の設定値を 1~ 120 の範囲で設定してください。

論理局番 XXの設定が重複しています。論理局番が重ならないように設定してください。

論理局番 XXが重ならないように設定してください。

CPUの指定が不正です。CPUを指定してください。 CPUユニットを指定してください。

エラーメッセージ 処置方法リンク側点数の設定値が範囲外です。XX~ YYの範囲で入力してください。

リンク側点数の設定値をXX~ YYの範囲で入力してください。

リンク側先頭デバイスNo. の設定値が範囲外です。XX~ YYの範囲で入力してください。

リンク側先頭デバイスNo. の設定値を XX~ YYの範囲で入力してください。

リンク側最終デバイスNo. の設定値が範囲外です。XX~ YYの範囲で入力してください。

リンク側最終デバイスNo. の設定値を XX~ YYの範囲で入力してください。

デバイスの設定が重複しています。デバイスが重ならないように設定してください。

デバイスが重ならないように設定してください。

15エラーコード

15.2 CC IE Control ユーティリティのエラーメッセージ一覧15.2.3 診断画面で表示されるエラーメッセージ

15 - 26

9

CC IE Con

trol

ユーティリティ

10

デバイスモニタユー

ティリティ

11

アクセス可能デバイス

・範囲

12

MEL

SEC

データリン

クライブラリ

13

プログラミング

14

応用機能

15

エラーコード

16

トラブルシューティン

15.2.3 診断画面で表示されるエラーメッセージ

(1) CC IE Control ネットワーク診断結果画面

(2) 交信テスト画面

エラーメッセージ 処置方法

取得待ちウインドウの作成に失敗しました。ネットワーク診断を終了します。

・ CC IE Control ユーティリティを再起動してください。・ ECP-CLECCUTWのインストールが失敗している可能性があるため,ECP-CLECCUTWを再インストールしてください。

接続中の局にCC-Link IE コントローラネットワークボードがありません。診断を終了します。

・ CC IE Control ユーティリティを再起動してください。・ ECP-CLECCUTWのインストールが失敗している可能性があるため,ECP-CLECCUTWを再インストールしてください。

ネットワーク情報表示の作成に失敗しました。ネットワーク診断を終了します。

・ CC IE Control ユーティリティを再起動してください。・ ECP-CLECCUTWのインストールが失敗している可能性があるため,ECP-CLECCUTWを再インストールしてください。

選択局ネットワーク機器状況表示の作成に失敗しました。ネットワーク診断を終了します。

・ CC IE Control ユーティリティを再起動してください。・ ECP-CLECCUTWのインストールが失敗している可能性があるため,ECP-CLECCUTWを再インストールしてください。

入力された局番号は予約局です。 予約局以外の局番を入力してください。入力された局番号はネットワーク上に存在しません。 ネットワーク上の局番を入力してください。入力された局番号は解列局です。 解列局以外の局番を入力してください。1から 120までの値を入力してください。 1から 120までの値を入力してください。ボードがオンラインモードになっていません。ボードのモードをオンラインモードに設定してください。 ボードのモードをオンラインモードに設定してください。

ネットワークパラメータが正しく設定されていません。ネットワークパラメータを設定後、再度実行してください。ネットワークパラメータを正しく設定してください。

エラーメッセージ 処置方法交信テストが正常に行われませんでした。 ルーチングパラメータの設定を確認してください。

ネットワーク№の値が未入力です。 ネットワーク№の値は 1~ 239 の範囲内で指定してください。

ネットワーク№の値は 1~ 239 の範囲内で半角数字で指定してください。

ネットワーク№の値は 1~ 239 の範囲内で指定してください。

局番の値が未入力です。 局番の値は 0~ 120 の範囲内で指定してください。局番の値は 0~ 120 の範囲内で半角数字で指定してください。 局番の値は 0~ 120 の範囲内で指定してください。

データ長の値が未入力です。 データ長の値は 1~ 900の範囲内で指定してください。データ長の値は 1~ 900 の範囲内で半角数字で指定してください。 データ長の値は 1~ 900の範囲内で指定してください。

交信回数の値が未入力です。 交信回数の値は 1~ 100 の範囲内で指定してください。交信回数の値は 1~ 100 の範囲内で半角数字で指定してください。 交信回数の値は 1~ 100 の範囲内で指定してください。

交信監視時間の値が未入力です。 交信監視時間の値は 1~ 100 の範囲内で指定してください。交信監視時間の値は 1~ 100 の範囲内で半角数字で指定してください。 交信監視時間の値は 1~ 100 の範囲内で指定してください。

交信先指定局までのネットワーク数 (8つ ) の範囲を超えたため,結果を表示できません。

交信先指定局までのネットワーク数を範囲内に設定してください。

往路と復路で経由した経路に違いがあります!ルーチングパラメータ設定を見直して下さい。 ルーチングパラメータの設定を確認してください。

交信先指定局までの中継局情報が不正のため、結果を表示できません。 ルーチングパラメータの設定を確認してください。

15 - 27 15.2 CC IE Control ユーティリティのエラーメッセージ一覧15.2.3 診断画面で表示されるエラーメッセージ

15エラーコード

(3) リンク起動/停止画面エラーメッセージ 処置方法

対象局が選択されていません。選択後、再度実行してください。

対象局を選択してください。

ネットワーク種別が取得できませんでした。

・ネットワークパラメータを正しく設定してください。・ CC IE Control ユーティリティを再起動してください。・ ECP-CLECCUTWのインストールが失敗している可能性があるため,ECP-CLECCUTWを再インストールしてください。

局情報取得に失敗しました。

・ネットワークパラメータを正しく設定してください。・ CC IE Control ユーティリティを再起動してください。・ ECP-CLECCUTWのインストールが失敗している可能性があるため,ECP-CLECCUTWを再インストールしてください。

接続している局の局番号とグループ番号の取得に失敗しました。

・ネットワークパラメータを正しく設定してください。・ CC IE Control ユーティリティを再起動してください。・ ECP-CLECCUTWのインストールが失敗している可能性があるため,ECP-CLECCUTWを再インストールしてください。

接続している局のリンク状態の取得に失敗しました。

・ネットワークパラメータを正しく設定してください。・ CC IE Control ユーティリティを再起動してください。・ ECP-CLECCUTWのインストールが失敗している可能性があるため,ECP-CLECCUTWを再インストールしてください。

接続している局の局種の取得に失敗しました。

・ネットワークパラメータを正しく設定してください。・ CC IE Control ユーティリティを再起動してください。・ ECP-CLECCUTWのインストールが失敗している可能性があるため,ECP-CLECCUTWを再インストールしてください。

リンク起動停止実行後のリンク状態の取得に失敗しました。

・ネットワークパラメータを正しく設定してください。・ CC IE Control ユーティリティを再起動してください。・ ECP-CLECCUTWのインストールが失敗している可能性があるため,ECP-CLECCUTWを再インストールしてください。

接続局のネットワークNo. の値が不正です。 ネットワークNo. を正しく設定してください。接続局のグループNo. の値が不正です。 グループNo. を正しく設定してください。接続局の局番の値が不正です。 局番を正しく設定してください。

15エラーコード

15.2 CC IE Control ユーティリティのエラーメッセージ一覧15.2.3 診断画面で表示されるエラーメッセージ

15 - 28

9

CC IE Con

trol

ユーティリティ

10

デバイスモニタユー

ティリティ

11

アクセス可能デバイス

・範囲

12

MEL

SEC

データリン

クライブラリ

13

プログラミング

14

応用機能

15

エラーコード

16

トラブルシューティン

(4) ロギング画面エラーメッセージ 処置方法

クリアする項目が選択されていません。クリアする項目を選択後,再度実行してください。

クリアする項目を選択してください。

予期せぬエラーが発生しました。モニタできません。

・ネットワークパラメータを正しく設定してください。・ CC IE Control ユーティリティを再起動してください。・ ECP-CLECCUTWのインストールが失敗している可能性があるため,ECP-CLECCUTWを再インストールしてください。

ロギング画面を正常に表示できません。CC IE Control 診断メイン画面に戻ります。

・ネットワークパラメータを正しく設定してください。・ CC IE Control ユーティリティを再起動してください。・ ECP-CLECCUTWのインストールが失敗している可能性があるため,ECP-CLECCUTWを再インストールしてください。

表示するデータに不正な値があります。モニタを停止します。

・ネットワークパラメータを正しく設定してください。・ CC IE Control ユーティリティを再起動してください。・ ECP-CLECCUTWのインストールが失敗している可能性があるため,ECP-CLECCUTWを再インストールしてください。

ファイル名に使用禁止文字が使用されています。/, : , , , ; , * , ? , ¥ , " ,< , > , ¦, の文字はファイル名として使用しないでください。ファイル名の全てがスペースの場合も異常となります。

ファイル名に使用禁止文字以外の文字を使用してください。

このファイル名は予約デバイス名なので使用できません。別のファイル名を設定してください。

使用したファイル名以外のファイル名を使用してください。

ドライブ /パス /ファイル名 (拡張子を含む )は、半角150文字以内で指定してください。

半角 150文字以内で指定してください。

ディレクトリを作成できません。以下のような原因が考えられます。書込み先を確認してください。書込み禁止になっている。ドライブの準備ができていない。

書込み禁止を解除するか,ドライブの準備を行ってください。

プロジェクトのパスが設定されていないため処理できません。プロジェクトのパスを設定後、再度実行してください。

プロジェクトのパスを設定してください。

ドライブ /パス /ファイル名が設定されていません。ドライブ /パス /ファイル名を設定してください。

ドライブ /パス /ファイル名を設定してください。

ディレクトリの指定に¥が連続で指定されています。¥は連続では指定しないでください。

¥は連続では指定しないでください。

XXへのアクセス中にディスクがいっぱいになりました。注)XX・・・ファイル名

書込み先のディスク容量を確保してください。

15 - 29 15.3 デバイスモニタユーティリティのエラーメッセージ一覧 

15エラーコード

15.3 デバイスモニタユーティリティのエラーメッセージ一覧

デバイスモニタユーティリティにおけるエラーメッセージに対する処置方法を以下に示します。

エラーメッセージ 処置方法10 進数入力範囲エラー0-9 を入力してください。

0~ 9の 10進数を入力してください。

16進数入力範囲エラー0-9,A-F を入力してください。

0~ 9,A~ Fの 16進数を入力してください。

8進数入力範囲エラー0-7 を入力してください。

0~ 7の 8進数を入力してください。

局番が入力されていません。 局番を入力してください。局番が範囲外です。 局番の範囲を確認して,入力してください。

この機能で使用できるデバイスが存在しません。この機能で使用できるデバイスを選択して使用してください。

設定点数が範囲外です。 設定点数の範囲を確認して入力してください。設定データが入力されていません。 設定データの入力をしてください。XX:YYと交信できませんでした。エラーコード:ZZ(符号付き 10進)

MELSEC通信関数HELPのエラー一覧を参照してください。

チャネル情報が登録されていません。・再度,パラメータを更新してください。・ FAコンピュータを再起動してください。・ ECP-CLECCUTWを再インストールしてください。

チャネル情報取得に失敗しました。・再度,パラメータを更新してください。・ FAコンピュータを再起動してください。・ ECP-CLECCUTWを再インストールしてください。

デバイスデータが範囲外です。 デバイスデータの設定を確認してください。デバイスNo. が入力されていません。 デバイスNo. を入力してください。

デバイスNo. が範囲外です。

・デバイスNo. を確認して,設定してください。・指定したデバイスのブロックNo.(デバイスタイプ)を確認してください。・指定した対象で,指定デバイスとブロックNo.が有効であるかを確認してください。

点数が入力されていません。 点数の入力をしてください。ネットワークNo. が入力されていません。 ネットワークNo. を入力してください。ネットワークNo. が範囲外です。 ネットワークNo. の範囲を確認して,入力してください。ブロックNo. が入力されていません。 ブロックNo. を入力してください。ブロックNo. が範囲外です。 ブロックNo. の範囲を確認して,入力してください。

ユーティリティ起動時に必要な情報が見つかりません。もう一度インストールし直してください。

ECP-CLECCUTWのインストールが失敗している可能性があるため,ECP-CLECCUTWを再インストールしてください。

16トラブルシューティング

16.1 トラブルシューティングを行うにあたって 16 - 1

9

CC IE Con

trol

ユーティリティ

10

デバイスモニタユー

ティリティ

11

アクセス可能デバイス

・範囲

12

MEL

SEC

データリン

クライブラリ

13

プログラミング

14

応用機能

15

エラーコード

16

トラブルシューティン

第 16 章 トラブルシューティング

本章では,システム構築中にトラブルが発生した場合の原因究明のための方策,および対処方法について説明します。

16.1 トラブルシューティングを行うにあたって

システムを早く立ち上げるには,トラブルの発生が少ないことはもちろんですが,一旦発生した場合には,いかに早くその原因を見つけ出すかが重要なポイントになります。このトラブルシューティングを実施する上で,心掛けねばならない基本的な点は次の 3点です。

(1) 目視による確認次の点を確認してください。

(a)外部機器の動き(停止,動作状態)

(b)電源の有無

(c) 配線の状態(接続ケーブル)

(d) LED 表示状態上記 (a) ~ (d) を確認後,外部機器と接続してユーザプログラムの動作を確認してください。

(2) 不具合の確認次の操作で不具合がどう変化するか観察してください。

(a)入力状態を変化させて,テストプログラムにより正しい変化が読み出せるか。

(b)出力のON,OFFを繰り返し,外部機器の状態が正しく変化するか。

(3) 範囲を狭める上記 (1),(2) により,故障原因が次のどれかを推定します。

(a) FA コンピュータ側か

(b) FA コンピュータ本体か,ボードか

(c) 接続ケーブルか

(d)ユーザプログラムか

16 - 2 16.2 トラブル発生ケース別の原因究明方法 

16トラブルシューティング

16.2 トラブル発生ケース別の原因究明方法

トラブルが発生した場合,下表から原因究明のための方法記述箇所を検索してください。

No. トラブル内容 原因究明方法/処置

1CC-Link IE コントローラネットワークボード立上げ時に正常に動作しなかった場合

16.3 節のフローを参照してください。

2CC-Link IE コントローラネットワークボードと管理局および通常局を接続したがデータリンクしなかった場合

16.4 節のフローを参照してください。

3

データリンク中に異常が発生した場合1) 特定のリンクデバイス (B,W,X,Y) に予定と違う値が入って

いる。2) ユーザプログラムで通信関数を使用してデバイスアクセス

を行っているがデータの書込み,または読出しができない。

3) ユーザプログラム実行中に時々通信できなくなる。4) OS上でユーザプログラム実行中にシステムダウン(青色

画面)や,システムリセットが発生した。

16.5 節のフローを参照してください。

4ECP-CLECBDSの外部供給電源機能が正常に動作しなかった場合

16.6 節のフローを参照してください。

5 WDTエラー発生時の対処方法 16.7 節のフローを参照してください。

6インストールが正常に行えない場合ユーティリティのインストール終了時の再起動選択後,セットアップの背景がそのまま残る。

1) [ デバイスマネージャ ]などでディスプレイの設定が正しいことを確認し,適切なディスプレイドライバをインストールしてください。もしくは,Windows Update を行ってください。

2) 8.1.3 項のポイントの処置を実施してください。

7

アンインストールが正常に行えない場合「コンピュータから ECP-CLECCUTWを正常にアンインストールしました。」というメッセージが表示されるが,実際はソフトウェアパッケージがアンインストールされていない。

1) Administrator 権限のあるユーザでログオンし,再度アンインストールを実施してください。

2) [ デバイスマネージャ ]などでディスプレイの設定が正しいことを確認し,適切なディスプレイドライバをインストールしてください。もしくは,Windows Update を行ってください。

3) 8.3 節のポイントの処置を実施してください。

8FAコンピュータのCPUの負荷が大きくなった場合・ CPU使用率の高いアプリケーションが動作している。

1) Windows 標準機能である“Windowsタスクマネージャ”を起動し,<<プロセス>>および<<パフォーマンス>>タブより,CPU使用率の高いアプリケーションを特定してください。

2) CPU使用率の高いアプリケーションの実行頻度(パフォーマンス)を下げてください。

3) CC-Link IE コントローラネットワークボードからの割込み頻度が高い場合は,その割込み頻度を下げるように調整してください。例えば,イベント機能によるイベントの発生間隔を長くしてください。

16トラブルシューティング

16.2 トラブル発生ケース別の原因究明方法 16 - 3

9

CC IE Con

trol

ユーティリティ

10

デバイスモニタユー

ティリティ

11

アクセス可能デバイス

・範囲

12

MEL

SEC

データリン

クライブラリ

13

プログラミング

14

応用機能

15

エラーコード

16

トラブルシューティン

No. トラブル内容 原因究明方法/処置

9

システム スタンバイのエラーが表示された場合

CC-Link IE コントローラネットワークボードは,スタンバイ,休止状態に対応していません。コントロールパネルの“電源オプション”で,コンピュータがスタンバイ,休止状態にならないように設定してください。コンピュータの電源ボタンを押したときや,無停電電源装置(UPS)の設定も確認してください。

16 - 4 16.3 CC-Link IE コントローラネットワークボードが正常に動作しなかった場合のフロー 

16トラブルシューティング

16.3 CC-Link IE コントローラネットワークボードが正常に動作しなかった場合のフロー

CC-Link IE コントローラネットワークボード立上げ時に正常に動作しなかった場合のFAコンピュータ単体でのチェックフローを以下に示します。

NO

NO

YES

YES

NO

NO

YES

NO

NO

YES

YES

NO

YES

NO NO

YES

NO

YES完 了

デバイスマネージャの画面で

“Compact PCI CC-Link IE Controller”に マークが表示されて

いるか?

CC IE Controlユーティリティが正常起動したか?

モニタ機能 (ユーティリティ)が 正常起動したか?

装着枚数分のCC-Link IEコントローラネットワークボードが

表示されているか?

管理ツールのイベントビューアにドライバエラーメッセージが

あるか?

CC IE Controlユーティリティを起動する。

CC IE ControlユーティリティにてWDT監視時間を長くする。

CC IE Controlユーティリティが正常起動したか?

他のオプションボードを抜きCC-Link IEコントローラネットワークボードのみにする。

“Compact PCI CC-Link IE Controller”を削除してからFAコンピュータを再起動し,ドライバの再登録を行う。

にしたがって設定などをチェックする。

CC-Link IEコントローラネットワークボードの“RUN”LEDが点灯

しているか?

開 始

CC-Link IEコントローラネットワークボードを交換する。

イベントビューアにWDTエラーのログが

残っているか?

CC-Link IEコントローラネットワークボードをすべて取りはずす。

OS起動時に青色画面になりシステムエラー

を表示したか?

YES

OS起動時に青色画面になりシステムエラー

を表示したか?

OSの再インストールまたは,Microsoft社へ問い合わせる。

にしたがって設定などをチェックする。

CC-Link IEコントローラネットワークボードを交換する。

CC-Link IEコントローラネットワークボードで使用しているリソース(メモリ,I/Oアドレスなど)が,FAコンピュータのシステムで使用しているか,他のボードと重なっているため,BIOS設定画面などでリソースが重ならないように変更する。

YES

他のオプションボードのリソース取得状況を調査し,BIOS設定画面やデバイスマネージャでリソースを変更する。

完 了

16.3.1 項 ドライバが起動時に発生するエラーイベントメッセージ表

第 15 章 エラーコード

16トラブルシューティング

16.3 CC-Link IE コントローラネットワークボードが正常に動作しなかった場合のフロー16.3.1 ドライバが起動時に発生するエラーイベントメッセージ表

16 - 5

9

CC IE Con

trol

ユーティリティ

10

デバイスモニタユー

ティリティ

11

アクセス可能デバイス

・範囲

12

MEL

SEC

データリン

クライブラリ

13

プログラミング

14

応用機能

15

エラーコード

16

トラブルシューティン

16.3.1 ドライバが起動時に発生するエラーイベントメッセージ表

ドライバにおいてエラーが発生した場合,イベントビューアのシステムログにエラー内容が表示されます。エラーメッセージ別の対処方法について説明します。

複数のエラーが発生した場合は,イベントビューアの画面でエラーの発生順序(発生時刻)を確認し,最初に発生したエラーから順に対処を行ってください。

イベントNo. エラーメッセージ 処  置

256(0100H)ドライバの起動時にエラーが発生したため,ドライバは実行できませんでした。

CC-Link IE コントローラネットワークボード用ドライバを再インストールしてください。それでも本エラーが発生する場合はOSの再インストールから行ってください。

257(0101H) I/F ボードを検出できませんでした。CC-Link IE コントローラネットワークボードの装着状態を確認してください。

258(0102H) ハードウェアからの応答がありません。ボードの故障の可能性があるので,最寄りの支社・販売店に問い合わせてください。

259(0103H)装着できる最大枚数以上のボードを検出しました。

最大枚数を超えるボードをはずしてください。

262(0106H) デバイス名のリンクに失敗しました。 OSの再インストールから行ってください。264(0108H) 割込みの登録に失敗しました。 OSの再インストールから行ってください。

268(010CH) 受信処理においてエラーが発生しました。本 FAコンピュータに処理要求をしている FAコンピュータおよびシーケンサのプログラムをチェックしてください。

279(0117H)レジストリデータベースへの書込み時にエラーが発生しました。

1) CC-Link IE コントローラネットワークボード用ドライバを先にインストールした場合に発生します。ソフトウェアパッケージをインストール後に FAコンピュータを再起動し,本エラーが発生していないことを確認してください。

2) システムメモリおよびディスク容量を増やしてください。

280(0118H)他局から処理できない要求を受信しました。

本 FAコンピュータに処理要求をしている他のコンピュータおよびシーケンサのプログラムをチェックしてください。

281(0119H) リトライ送信が実行されました。 -

282(011AH) I/O ポートのマッピングに失敗しました。I/Oポートが他のリソースと重複しています。他のオプションボードをはずしてください。

286(011EH)ドライバの起動に必要なメモリエリアの確保に失敗しました。

メモリを増設してください。

287(011FH)リンクパラメータデータが無いか,不正なデータです。

CC IE Control ユーティリティにてリンクパラメータを設定し,ボードリセットを行ってください。

288(0120H) WDTエラーが発生しました。CC IE Control ユーティリティにて , WDT監視時間を延ばしてください。

291(0123H)共有メモリエリアのマッピングに失敗しました。

・他の I/F ボードをはずしてください。・ BIOS設定にて他の I/F ボードの I/Oポートアドレスを変更してください。

294(0126H)I/F ボードの I/Oポートが他のハードウェアと重複しています。

・他の I/F ボードをはずしてください。・ BIOS設定にて他の I/F ボードの I/Oポートアドレスを変更してください。

16 - 6 16.3 CC-Link IE コントローラネットワークボードが正常に動作しなかった場合のフロー16.3.1 ドライバが起動時に発生するエラーイベントメッセージ表

16トラブルシューティング

295(0127H) ボード側でWDTエラーが発生しました。ボードの故障の可能性があるので,最寄りの営業所・販売店に問い合わせてください。

296(0128H)ボード側でクロック停止エラーが発生しました。

ボードの故障の可能性があるので,最寄りの営業所・販売店に問い合わせてください。

297(0129H)ボード側でターゲットアボートエラーが発生しました。

ボードの故障の可能性があるので,最寄りの営業所・販売店に問い合わせてください。

304(0130H)ボード側でデータパリティエラーが発生しました。

ボードの故障の可能性があるので,最寄りの営業所・販売店に問い合わせてください。

305(0131H)スリープ,または休止への移行を検知しました。

スリープ,および休止にならないようWindows の電源オ

プションの設定を変更してください。

512(0200H) PCI バスエラーが発生しました。

・別のコンピュータでも同一エラーが発生する場合はCC-Link IE コントローラネットワークボードを交換してください。・別のコンピュータでは正常に動作する場合,FAコンピュータの異常が考えられるため,FAコンピュータを修理あるいは交換してください。

539(021BH) ハードウェアの故障を検出しました。ボードの故障の可能性があるので,最寄りの営業所・販売店に問い合わせてください。

イベントNo. エラーメッセージ 処  置

16トラブルシューティング

16.4 データリンクしなかった場合のフロー 16 - 7

9

CC IE Con

trol

ユーティリティ

10

デバイスモニタユー

ティリティ

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アクセス可能デバイス

・範囲

12

MEL

SEC

データリン

クライブラリ

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プログラミング

14

応用機能

15

エラーコード

16

トラブルシューティン

16.4 データリンクしなかった場合のフロー

CC-Link IE コントローラネットワークボードと管理局および通常局を接続したが,データリンクしなかった場合のチェックフローを下記に示します。

YES

YES

NO

NO

NO

NO

YES

YES

YES

NO

開 始

完 了

CC-Link IEコントローラネットワークボードのLEDを確認する。

“RUN”LEDが消灯しているか?

“RUN”LEDが点滅しているか?

“SD/RD”LEDが消灯しているか?

CC IE Controlユーティリティを起動し,診断をメニューから選択する。

システム全体のデータリンクができたか?

特定局のデータリンクができたか?

16.4.1 項 RUN LEDが消灯している場合のフロー

16.4.6 項 RUN LEDが点滅している場合のフロー

16.4.2 項 SD/RD LEDが消灯している場合のフロー

16.4.4 項 システム全体のデータリンク不可の場合のフロー

16.4.5 項 特定局のデータリンク不可の場合のフロー

16 - 8 16.4 データリンクしなかった場合のフロー16.4.1 RUN LED が消灯している場合のフロー

16トラブルシューティング

16.4.1 RUN LED が消灯している場合のフロー

YES

YES

NO

YES

他局との交信を行っていたのに消灯したか?

他局との交信を続行しているか?

FAコンピュータのハードウェアなどを調査する。

CC-Link IEコントローラネットワークボードを交換して,“RUN”LED

点灯したか?

NO(電源ON時から“RUN”LEDが消灯している場合)

完 了

異常発生

NO(交信中に“RUN”LEDが消灯した場合)

CC-Link IEコントローラネットワークボードのRUN LEDが故障しているので,CC-Link IEコントローラネットワークボードを交換する。

16トラブルシューティング

16.4 データリンクしなかった場合のフロー16.4.2 SD/RD LEDが消灯している場合のフロー

16 - 9

9

CC IE Con

trol

ユーティリティ

10

デバイスモニタユー

ティリティ

11

アクセス可能デバイス

・範囲

12

MEL

SEC

データリン

クライブラリ

13

プログラミング

14

応用機能

15

エラーコード

16

トラブルシューティン

16.4.2 SD/RD LEDが消灯している場合のフロー

NONO

YES YES

NO YES

NO

YES

FAコンピュータにてB,X,Yをモニタする。

FAコンピュータにてB,X,YがON/OFF

するか?

“SD”,“RD”のLEDが故障しているのでCC-Link IEコントローラネットワークボードを交換する。

FAコンピュータのCC-Link IEコントローラネットワークボードを交換する。

モニタ条件およびユーザのプログラム

正常か?

最寄りの営業所・販売店にご連絡ください。

完 了

“SD/RD”LEDが 点灯したか?

他局にてB,X,YがON/OFFするか?

他局にてB,X,Yをモニタする。

モニタ条件またはユーザのプログラムを見直す。

YES

NO

YES

NO

YES YES

NO

NO

異常発生

“ERR.”LEDが 点灯しているか?

管理局のリンクパラメータはOKか?

“SD”LEDが点灯したか?

管理局のリンクパラメータを見直す。

“RD”LEDが点灯したか?

正 常FAコンピュータにて自局に割り当てられたB,X,YをON/OFFする。

他局にてFAコンピュータで使用しているB,X,YをON/OFFする。

16.4.3 項 ERR.LEDが点灯した場合のフロー

16 - 10 16.4 データリンクしなかった場合のフロー16.4.3 ERR.LEDが点灯した場合のフロー

16トラブルシューティング

16.4.3 ERR.LED が点灯した場合のフロー

異常発生

NO

完 了

“ボード詳細情報”画面にて「最新のエラーコード」を確認する。

ユーザプログラムを停止させて,CC IE Controlユーティリティを起動する。

「最新のエラーコード」に表示されているエラーコードに対する処置方法を,以下のマニュアルのエラーコード一覧で確認し,該当のエラー要因を取り除く。 三菱電機㈱社製CC-Link IEコントローラ     ネットワークリファレンスマニュアル    (SH-080649)

YES

「最新エラーコード」にエラーコードが

表示されているか?

“CC IE Controlネットワーク診断結果”画面にて,異常要因を確認し,トラブルシューティング*1に従い,処置する。

*1 CC IE Controlネットワーク診断によるトラブルシューティングについては,以下のマニュアルを参照してください。 三菱電機㈱社製CC-Link IE コントローラネットワークリファレンスマニュアル   (SH-080649)

9.3.3 項 ボード詳細情報画面

16トラブルシューティング

16.4 データリンクしなかった場合のフロー16.4.4 システム全体のデータリンク不可の場合のフロー

16 - 11

9

CC IE Con

trol

ユーティリティ

10

デバイスモニタユー

ティリティ

11

アクセス可能デバイス

・範囲

12

MEL

SEC

データリン

クライブラリ

13

プログラミング

14

応用機能

15

エラーコード

16

トラブルシューティン

16.4.4 システム全体のデータリンク不可の場合のフロー

YES

YES

NO

YES

NO

NO

YESNO

YES

NO

YESNO

YES

NO

YES

NO

完 了

異常発生

管理局にリンクパラメータが設定されているか?

管理局のモードが“オンライン”に設定されているか?

リンクパラメータの監視時間の設定が

リンクスキャンタイムより大きいか?

管理局の“RUN”LEDが点灯 しているか?

1局目~最終局目の“RUN”LEDが点灯 しているか?

1)

次ページへ

リンクパラメータを設定する。

データリンクを開始したか?

管理局がシーケンサの場合,設定番号を正しく修正し,シーケンサのリセット操作をする。

監視時間の設定値を修正する。

3)

次ページへ

2)

次ページへ

データリンクを開始したか?

データリンクを開始したか?

16 - 12 16.4 データリンクしなかった場合のフロー16.4.4 システム全体のデータリンク不可の場合のフロー

16トラブルシューティング

YESNO

YESNO

YES

NO

YES

NO

完 了

1) 3)2)

管理局,1局目~最終局のいずれかの異常局のCC-Link IEコントローラネットワークボード,ネットワークユニットを交換する。

管理局,1局目~最終局の自己折返しテストをする。

データリンクを開始したか?

データリンクを開始したか?

データリンクを開始したか?

異常局があるか?

異常局のCC-Link IEコントローラネットワークボード,ネットワークユニットを交換する。

異常部分のリンクケーブルを交換する。

最寄りの営業所・販売店にご連絡ください。

ループ回線を局間テストでチェックする。

16トラブルシューティング

16.4 データリンクしなかった場合のフロー16.4.5 特定局のデータリンク不可の場合のフロー

16 - 13

9

CC IE Con

trol

ユーティリティ

10

デバイスモニタユー

ティリティ

11

アクセス可能デバイス

・範囲

12

MEL

SEC

データリン

クライブラリ

13

プログラミング

14

応用機能

15

エラーコード

16

トラブルシューティン

16.4.5 特定局のデータリンク不可の場合のフロー

YES

NO

NO

YES

NO

YES

NO

YES

NO

YES

NO

YES

NO

YES

NO

YES

YES

NO

完 了

異常発生

1)

次ページへ

3)

次ページへ

2)

次ページへ

“CC IE Controlネットワーク診断結果”画面により異常局を検出する。

異常局があるか? リンクパラメータは正しいか?

データリンク不可局がFAコンピュータか?

管理局のリンクパラメータを見直す。

シーケンサのプログラムを見直す。

ユーザプログラムを見直す。

(シーケンサ)

ユーザプログラムモニタ機能

データリンク正常復帰か?

モニタ機能か?

異常局はFAコンピュータか?

異常局のリンクモードは“オンライン”になって

いるか?

異常局の“RUN”LEDが点灯 しているか?

モニタ機能でのB,W,X,Yの使用を見直す。

異常局はFAコンピュータか?

三菱電機製CC-Link IEコントローラネットワークリファレンスマニュアル

16.4.1 項 RUN LED が消灯している場合のフロー

16 - 14 16.4 データリンクしなかった場合のフロー16.4.5 特定局のデータリンク不可の場合のフロー

16トラブルシューティング

YES

YES

NO

NO

YES

NO

YESNO

NO

YES

YESNO

YES

NO

完 了

1) 3)2)

完 了

完 了

完 了

データリンク正常復帰か?

データリンク正常復帰か?

FAコンピュータか?

局番は正しく設定されているか?

パラメータ設定画面にて“オンライン”にする。

ユーザプログラムを停止してモニタ機能と同一操作を行う。

ユーザプログラムを見直す。

ユーザプログラム

シーケンサのデータリンクモードを“オンライン”に設定し,リセットする。

CC IE Controlユーティリティにて正しい局番を設定し,ボードをリセットする。

CC IE Controlユーティリティ

シーケンサの電源をOFFにして正しい局番を設定して,電源をONにする。

異常局での自己折返しテストでチェックする。

異常があるか?

異常局のCC-Link IEコントローラネットワークボード,ネットワークユニットを交換する。

異常局前後のリンクケーブルを局間テストでチェックする。

最寄りの営業所・販売店にご連絡ください。

データリンク正常復帰か?

データリンク正常復帰か?

異常部分のリンクケーブルを交換する。

ユーザプログラムモニタ機能

16トラブルシューティング

16.4 データリンクしなかった場合のフロー16.4.6 RUN LEDが点滅している場合のフロー

16 - 15

9

CC IE Con

trol

ユーティリティ

10

デバイスモニタユー

ティリティ

11

アクセス可能デバイス

・範囲

12

MEL

SEC

データリン

クライブラリ

13

プログラミング

14

応用機能

15

エラーコード

16

トラブルシューティン

16.4.6 RUN LED が点滅している場合のフロー

NO

YES

YES

NO

YES

完 了

YES

完 了

異常発生

"RD”LEDは点灯しているか?

"ERR.”LEDは点灯しているか?

FAコンピュータを交換して現象は解消したか?

NO

NO

CC-Link IEコントローラネットワークボードを交換して現象は解消したか?

最寄の営業所・販売店にご連絡ください。

最寄の営業所・販売店にご連絡ください。

16.7 節 WDTエラー発生時の対処方法

16 - 16 16.5 データリンク中に異常が発生した場合のフロー16.5.1 特定リンクデバイスが予定値に更新されない場合の確認事項

16トラブルシューティング

16.5 データリンク中に異常が発生した場合のフロー

データリンク中に異常が発生した場合の対処方法について説明します。

16.5.1 特定リンクデバイスが予定値に更新されない場合の確認事項

次の事項を確認してください。

(1) 診断機能のネットワークモニタにより,リンク異常局がないか確認する。

(2) 管理局において,リンクパラメータの割付け範囲を確認する。

(3) シーケンサにおいて,シーケンスプログラムで使用しているデバイスの範囲を確認する。

(4) ユーザプログラムにおいて,特定のリンクデバイスにアクセスしている部分の通信関数の引数データを確認する。

16トラブルシューティング

16.5 データリンク中に異常が発生した場合のフロー16.5.2 ユーザプログラムでデータの書込み,または読出しができない場合のフロー

16 - 17

9

CC IE Con

trol

ユーティリティ

10

デバイスモニタユー

ティリティ

11

アクセス可能デバイス

・範囲

12

MEL

SEC

データリン

クライブラリ

13

プログラミング

14

応用機能

15

エラーコード

16

トラブルシューティン

16.5.2 ユーザプログラムでデータの書込み,または読出しができない場合のフロー

NO

YES

NO

YES

NO

YES

NO

YES

通信関数の戻り値は異常か?

モニタ機能(ユーティリティ)のデバイスモニタによりアクセスしたいデバイスをモニタする。また,“データ変更”を行いデータを書き込んでみる。

モニタできたか(書き込めたか)?

ユーザプログラムを見直す。

エラーが発生したか?

自局アクセスか?

CC-Link IEコントローラネットワークボードの設定をチェックする。

    にしたがってチェックする。

開 始

第 15章 エラーコード

第 15章 エラーコード

16.4 節 データリンクしなかった場合のフロー

16 - 18 16.5 データリンク中に異常が発生した場合のフロー16.5.3 ユーザプログラム実行中に時々通信できなくなる場合のフロー

16トラブルシューティング

16.5.3 ユーザプログラム実行中に時々通信できなくなる場合のフロー

NO

YES

YES

NO

NO

YES

にてエラー内容を確認し,ユーザプログラム,アクセス局をチェックする。

開 始

ユーザプログラムにエラーコードが返ってきたか?

異常局があるか?

リンクは正常か?

CC IE Controlユーティリティの診断を起動する。

管理局と通常局1:1のシステム構成にする。

隣接局を順次追加し,“CC IE Controlネットワーク診断結果”画面にて異常局がないかをモニタする。

リンクケーブル,あるいは異常局を交換する。

管理局,通常局,リンクケーブル,あるいは追加接続局を交換する。

第 15章 エラーコード

16トラブルシューティング

16.5 データリンク中に異常が発生した場合のフロー16.5.4 OS上でシステムダウンやシステムリセットが発生した場合のフロー

16 - 19

9

CC IE Con

trol

ユーティリティ

10

デバイスモニタユー

ティリティ

11

アクセス可能デバイス

・範囲

12

MEL

SEC

データリン

クライブラリ

13

プログラミング

14

応用機能

15

エラーコード

16

トラブルシューティン

16.5.4 OS 上でシステムダウンやシステムリセットが発生した場合のフロー

NO

YES

NO

YES

YES

NO

1)

次ページへ

すべてのオプションボードをはずして再起動する。

OSは正常に立ち上がったか?

HDフォーマット後,OSおよび各アプリケーションソフトを再インストールし起動する。

CC-Link IEコントローラネットワークボードのみを装着し,ドライバをインストールする。

不具合の発生したユーザプログラムを変更し,通信関数部分のみ有効にしたプログラムを作成し,十分な時間連続実行させる。

開 始

前回と同様の不具合が発生したか?

FAコンピュータメーカに問い合わせください。

NO

YES

正常に立ち上がったか?

他のオプションボードを使用していた場合,追加装着する。

にて確認する。

正常に立ち上がったか?

を確認の上,技術相談窓口にお問い合わせください。

16.3 節 CC-Link IE コントローラネットワークボードが正常に動作し

16.9 節 問い合わせ時の連絡事項

16 - 20 16.5 データリンク中に異常が発生した場合のフロー16.5.4 OS上でシステムダウンやシステムリセットが発生した場合のフロー

16トラブルシューティング

NO

YES

NO

YES

YES

NO

不具合の発生したユーザプログラムを変更し,通信関数部分のみ有効にしたプログラムに少しずつ処理を追加し,十分な時間連続実行させる。

前回と同様の不具合が発生したか?

元のユーザプログラムに戻ったか?

1)追加したオプションボードの設定  をチェックする。2)追加したオプションボードを交換  する。

十分な時間連続実行して不具合が再現しないことを確認する。

正常に立ち上がったか?

追加した部分のユーザプログラムをチェックする。

1)

16トラブルシューティング

16.6 ECP-CLECBDSの外部供給電源機能が正常に動作しなかった場合のフロー 16 - 21

9

CC IE Con

trol

ユーティリティ

10

デバイスモニタユー

ティリティ

11

アクセス可能デバイス

・範囲

12

MEL

SEC

データリン

クライブラリ

13

プログラミング

14

応用機能

15

エラーコード

16

トラブルシューティン

16.6 ECP-CLECBDSの外部供給電源機能が正常に動作しなかった場合のフロー

YES

NO

開 始

NO

YES

NO

YES

NO

YES

NO

YES

ECP-CLECBDSの“E.PW”LEDが点灯しているか?

コネクタ(ケーブル側)は外部

供給電源ケーブル接続用コネクタに正しく装着されているか?

外部供給電源ケーブルの配線は正しいか?

“E.PW”LEDが点灯したか?

最寄の代理店または営業所に相談する。

コネクタ(ケーブル側)を外部供給電源ケーブル接続用コネクタにカチッと音がするまで挿し込む。

正しい配線をする。

外部電源を確認する。

外部供給電源ケーブルのコネクタに電圧は出ているか?

最寄の営業所・販売店にご連絡ください。

完 了

6.4.2 項

3.2 節

6.4.2 項

16 - 22 16.7 WDTエラー発生時の対処方法 

16トラブルシューティング

16.7 WDTエラー発生時の対処方法

CC-Link IE コントローラネットワークボードにてWDTエラーが発生する原因および対処方法を下記に示します。

(1) WDTエラーが発生する原因CC-Link IE コントローラネットワークボードにてWDTエラーが発生する原因を下記に示します。

1) FA コンピュータまたはOSのハングアップなどにより,CC-Link IE コントローラネットワークドライバが動作できない状態となっている。

2) 他のドライバがCPUの処理を占有することにより,WDTの時間内にCC-Link IE コントローラネットワークドライバに制御が渡ってこなかった。

(2) WDTエラーの対処方法WDTエラーが発生した場合の対処方法を下記に示します。

• イベントビューアにて,FAコンピュータのシステムで異常が発生していないか確認し,異常の発生要因を取り除く。

• CC IE Control ユーティリティの“ドライバ設定”画面で,ウォッチドグタイマ監視時間設定の値を調整する。

9.4.6 項 ドライバ設定画面 • CC-Link IE コントローラネットワークボードをリセットする。または,FAコンピュータを再起動する。

16トラブルシューティング

16.8 FAコンピュータの動作が遅くなった場合の対処方法 16 - 23

9

CC IE Con

trol

ユーティリティ

10

デバイスモニタユー

ティリティ

11

アクセス可能デバイス

・範囲

12

MEL

SEC

データリン

クライブラリ

13

プログラミング

14

応用機能

15

エラーコード

16

トラブルシューティン

16.8 FA コンピュータの動作が遅くなった場合の対処方法

FAコンピュータの動作が遅くなった場合の想定原因と対処方法を示します。

(1) FA コンピュータの動作が遅くなった場合の想定原因FAコンピュータの全処理能力に占めるリンクリフレッシュ処理の時間が大きくなり,FAコンピュータの動作が遅くなる要因を,以下に示します。

• リンクリフレッシュ周期が短い。 • リフレッシュ点数が多い。 • FAコンピュータの処理能力が低い。

(2) 対処方法FAコンピュータの動作が遅くなった場合の対処方法を示します。

• CC IE Control ユーティリティの“ドライバ設定”画面で,リンクリフレッシュ周期を長くする。

9.4.6 項 ドライバ設定画面 • CC IE Control ユーティリティの“リフレッシュパラメータ設定”画面で,リフレッシュ点数を減らす。

4.2.1 項 サイクリック伝送の送受信処理 (5)(b)

16 - 24 16.9 問い合わせ時の連絡事項 

16トラブルシューティング

16.9 問い合わせ時の連絡事項

ボード故障と判断した場合などで弊社に問い合わせをする場合は,必ず以下の条件,状況をご連絡願います。

(1) 不具合症状(具体的に)例)電源ON後立上がり時“board Not response”を表示して立ち上がらない。

(2) FA コンピュータのメーカ名,製品名,形式(CPU,メモリサイズなども含む)

(3) OS 名例)Windows XP Professional,Windows 2000 Professional 等

(4) 装着スロット位置

(5) 他社オプションボードの有無

(6) 他社オプションボードありの場合,ボードごとに以下を連絡願います。 • ボード形名,ボードメーカ • メモリアドレス(先頭アドレスと占有サイズ),I/O アドレス(先頭アドレスと占有サイズ),IRQ番号,DMA番号

(7) 他の FAコンピュータでの確認の有無

付  録

付 1 二重化CPUシステムアクセス時の注意事項 付 - 1

付  録

付 1 二重化CPUシステムアクセス時の注意事項

CC-Link IE コントローラネットワークボードを使用し,二重化CPUシステムへアクセスする際の注意事項について説明します。

二重化CPUシステムへのアクセスについて

(1) 二重化CPU指定二重化CPUの系(制御系,待機系,A系,B系)を指定して,二重化CPUにアクセスする場合は,CC IE Control ユーティリティの“相手先設定”画面で設定した論理局番を使用してアクセスします。論理局番の設定については,下記を参照してください。

9.4.8 項 相手先設定画面

付 - 2 付 1 二重化CPUシステムアクセス時の注意事項 

付  録

(2) 系切替えが発生したときの動作二重化CPUにアクセスしているときに系切替えが発生した場合は,論理局番で設定されている二重化CPUへのアクセスを継続します。(例)次に示す論理局番 (66) を指定してアクセスしている場合

論理局番 (66) ネットワークNo. :1局番 :1マルチCPU指定 :指定なし二重化CPU指定 :制御系指定

系切替え前

系切替え後

MELSECNET/H(ネットワークNo.1)

MELSECNET/Hユニット

制御系 待機系

トラッキングケーブル

CC-Link IEコントローラネットワークユニット

局番1

局番4

局番5

局番2

CC-Link IEコントローラネットワーク(ネットワークNo.2)

局番3

MELSECNET/H(ネットワークNo.1)

MELSECNET/Hユニット

待機系

トラッキングケーブル

CC-Link IEコントローラネットワークユニット

局番1 局番2

CC-Link IEコントローラネットワーク(ネットワークNo.2)

局番3待機系 制御系

制御系

局番4

局番5

付  録

付 1 二重化CPUシステムアクセス時の注意事項 付 - 3

CC-Link IE コントローラネットワークボードが二重化CPUシステムにアクセスしている場合,どちらの系にアクセスしているかを判断するには,以下に示す特殊リレーをモニタするプログラムを作成してください。(1) A 系/ B系のどちらであるかを確認するとき

(2) 運転系状態を確認するとき

(3) 系切替えの処理中に発生するエラーのリトライ処理について二重化CPUで系切替えの処理中に,二重化CPUに対してMELSECデータリンクライブラリを使用してアクセスしたときは,系切替え中エラー (エラーコード4248H),CPU起動中エラー (エラーコード 4004H),他系CPUユニットエラー(エラーコード 4245H),アクセス先不正エラー (エラーコード FFDFH) などが発生します。その場合は,エラーコードを確認し,必要に応じてリトライ処理を行うユーザプログラムを作成してください。

(a)系切替え中に実行するとエラーが発生する関数を以下に示します。

SM1511A 系判別フラグ

・二重化システムのA系/B系を示す。・トラッキングケーブルが途中で抜けても変化しない。

A系 B系TRK.CABLE ERR.( エラーコード:6120)発生時 (系未決定 )

SM1512B系判別フラグ

SM1511 ON OFF OFF

SM1512 OFF ON OFF

SM1515

運転系状態

・CPUユニットの運転状態を示す。・トラッキングケーブルが途中で抜けても変化しない。

制御系 待機系TRK.CABLE ERR.( エラーコード:6120)発生時 (系未決定 )

SM1516SM1515 ON OFF OFF

SM1516 OFF ON OFF

系切替えによりエラーが発生する関数

MELSECデータリンクライブラリ

mdDevSetEx, mdDevRstEx, mdRandREx, mdRandWEx,mdReceiveEx, mdSendEx, mdControl, mdDevRst, mdDevSet, mdRandR, mdRandW, mdReceive, mdSend, mdTypeRead

付 - 4 付 1 二重化CPUシステムアクセス時の注意事項 

付  録

(b)一括書込み時にエラーが発生した場合の,フローの例を以下に示します。

*1 エラーコードの内容,処置については,QCPUユーザーズマニュアル (ハードウェア設計・保守点検編 )の,“CPUユニットとの交信時に要求元へ返されるエラーコード”を参照してください。

* 2 システムの仕様により,必要に応じてリトライ処理を行ってください。

(4) 通信経路の自動切替えMELSECNET/H 経由で接続されている二重化CPUに対してアクセスしている場合,通信異常が発生すると通信経路を自動的に切替え,制御系へのアクセスを継続します。この通信経路の自動切替えを以下,経路切替えと略します。

以下に,経路切替えが行われる条件,経路切替え発生の有無の確認方法と経路切替えによるアクセス例を示します。

(a)経路切替えが行われる条件以下の条件でアクセスしているときは,通信異常が発生しても経路切替えにより,二重化CPUへのアクセスが継続されます。

ただし,通信開始時にトラッキング異常*1が発生していた場合,その後にトラッキングが復旧しても,経路切替えによる制御系へのアクセスの継続は行われません。

*1 どちらか一方の二重化CPUが電源OFFまたはリセット状態も含まれます。

アクセスが継続される条件運転モード バックアップモード,セパレートモード二重化CPU指定 制御系,待機系,A系,B系

YES

NO

NO

YES

書込み処理(mdSend命令)など

エラーが発生したか?

エラーコードを確認する

リトライ処理が必要なエラーコードか?

リトライ処理

通常の処理を行う

開 始

エラー処理を行う ウェイト処理を行う

*1

*2

完 了

付  録

付 1 二重化CPUシステムアクセス時の注意事項 付 - 5

(b)経路切替え発生の有無の確認方法と経路切替えによるアクセス例

1) 経路切替え発生有無の確認方法二重化CPU指定で通信している場合,通信異常の発生による経路切替えで通信が継続されているか否かを推測することができます。以下の特殊リレーと特殊レジスタをモニタするプログラムを作成して確認してください。

<モニタする特殊リレー・特殊レジスタと推測される経路切替えの発生の可能性>

*1 SM1600 が ONしていても,トラッキングケーブル経由でCPUにアクセスしていない場合は,経路切替えは発生しません。

* 2 MELSECNET/H 経由で接続されている二重化CPUに対して,SM1600,SD1590,SD1690 により経路切替えの発生の有無を推測するときは,GX Developer のネットワークパラメータの二重化設定で以下の項目をチェックしてください。・断線検出で系切替え要求を発行する・通信異常で系切替え要求を発行する

上記,特殊リレー・特殊レジスタの状態をもとに,以下の確認を行い,異常の要因を取り除いてください。

• 二重化CPUでエラーが発生していないか。 • トラッキングケーブルの状態,およびトラッキングケーブルが正しく接続されているか。

• 該当ネットワークユニットでエラーが発生していないか,および該当ネットワークユニットが接続されているネットワークでエラーが発生していないか。

SM1600 * 1 SD1590 * 2 SD1690* 2 経路切替えの発生の可能性 参照

OFF いずれかが 0以外ネットワークユニットからの系切替え要求が検出されたため,経路切替えが行われた可能性があります。

2) 図 1

ON 0 0他系異常が発生しているため,経路切替えが行われた可能性があります。

2) 図 2

ON いずれかが 0以外他系異常が発生している,もしくはネットワークユニットからの系切替え要求が検出されたため,経路切替えが行われた可能性があります。

2) 図 22) 図 1

付 - 6 付 1 二重化CPUシステムアクセス時の注意事項 

付  録

2) 経路切替えによるアクセス例制御系へアクセスしている場合の経路切替えの例を下記に示します。

<通信異常で系切替えが発生した場合>

図1 経路切替え例 1

MELSECNET/H

MELSECNET/Hユニット

CC-Link IEコントローラネットワーク

通信異常

制御系 待機系

トラッキングケーブルFAコンピュータ(CC-Link IEコントローラネットワークボード)

CC-Link IEコントローラネットワークユニット

MELSECNET/H

MELSECNET/Hユニット

CC-Link IEコントローラネットワーク

待機系 制御系

トラッキングケーブル

CC-Link IEコントローラネットワークユニット

FAコンピュータ(CC-Link IEコントローラネットワークボード)

制御系への接続

制御系への接続

付  録

付 1 二重化CPUシステムアクセス時の注意事項 付 - 7

<待機系異常で系切替えが発生した場合>

• 通信を開始する時点*1で,論理局番で指定している二重化CPUに対して通信異常が発生している場合は,経路切替えが行われません。(通信エラーとなります。)通信異常が発生している場合は,本節 (4)(b) 経路切替え発生の有無の確認方法と経路切替えによるアクセス例を参照し,通信の障害を取り除いてください。

*1 MELSECデータリンクライブラリのmdOpen 関数実行後の最初の通信(mdReceiveEx, mdSendEx, mdDevRstEx, mdDevSetEx, mdRandREx, mdRandWEx,mdReceive, mdSend, mdControl, mdDevRst, mdDevSet, mdRandR, mdRandW, mdTypeRead 関数を使用した通信 )。

• 他局アクセス(二重化CPU以外のCPUユニットを含む)を同時に257局以上行うと,通信経路の自動切替えが行われない場合があります。

備 考

経路切替えの発生の有無を推測するときにモニタする特殊リレー,特殊レジスタの詳細を示します。

図2 経路切替え例 2

MELSECNET/H

MELSECNET/Hユニット

CC-Link IEコントローラネットワーク

制御系 待機系

トラッキングケーブルFAコンピュータ(CC-Link IEコントローラネットワークボード)

CC-Link IEコントローラネットワークユニット

MELSECNET/H

MELSECNET/Hユニット

CC-Link IEコントローラネットワーク

制御系 待機系

トラッキングケーブル

CC-Link IEコントローラネットワークユニット

FAコンピュータ(CC-Link IEコントローラネットワークボード)

待機系異常

制御系への接続

制御系への接続

付 - 8 付 1 二重化CPUシステムアクセス時の注意事項 

付  録

番号 名称 内容 内容詳細

SM1600 他系異常フラグOFF: 異常なしON : 異常あり

・二重化システム用エラーチェックでエラーが生じればONする。(SD1600 のいずれかのビットONでONする。)・以後,異常が無くなればOFFする。

SD1590自系のネットワークユニットからの系切替え要求発行ユニットNo.

自系のネットワークユニットからの系切替え要求発行ユニットNo.

・自系のネットワークユニットからの系切替え要求が発行されたユニットNo. ごとに下記ビットがONする。・ユーザにより該当ユニットの異常を取り除いた後,システムにてOFFする。

・他系のネットワークユニットからの系切替え要求発行ユニットNo. は SD1690 を参照する。

SD1690他系のネットワークユニットからの系切替え要求発行ユニットNo.

他系のネットワークユニットからの系切替え要求発行ユニットNo.

・他系のネットワークユニットからの系切替え要求が発行されたユニットNo. ごとに下記ビットがONする。・ユーザにより該当ユニットの異常を取り除いた後,システムにてOFFする。

・自系のネットワークユニットからの系切替え要求発行ユニットNo. は SD1590 を参照する。

b1 b0b15 b11~ ~0 O/1O/1 0

ユニット0 :CPUユニットは2スロット      品のため無効ユニット1 :CPUユニットの右隣の      ユニット

ユニット11:12スロットベース(Q312B) の最右端のユニット

SD1590

各ビット0:OFF 1:ON

b1 b0b15 b11~ ~0 O/1O/1 0

ユニット0 :CPUユニットは2スロット品のため無効

ユニット1 :CPUユニットの右隣のユニット

ユニット11:12スロットベース(Q312B)の最右端のユニット

SD1690

各ビット0:OFF 1:ON

付  録

付 2 データリンク中の電源ON/OFF時およびボードリセット時のネットワーク状態付 2.1 電源ON/OFF時のネットワーク状態

付 - 9

付 2 データリンク中の電源ON/OFF時およびボードリセット時のネットワーク状態

付 2.1 電源ON/OFF 時のネットワーク状態

付 2.1.1 ECP-CLECBD( 外部供給電源なしのボード )

ECP-CLECBDを使用した場合の,FAコンピュータ電源のON/OFF によるネットワーク状態は以下のとおりです。

(1) システム起動時

(2) システム終了時

(3) FA コンピュータ再起動時 (Windows 再起動の場合 )

No. 期  間FA コンピュータ電源

ループ状態*1

交信状態( バトンパス状態 )* 2

自局のデータリンク

状態( サイクリック伝送状態 )* 3

自局以外のデータリンク

状態( サイクリック伝送状態 )* 3

1FAコンピュータ電源OFF ~CC-Link IE コントローラネットワーク  ボード用ドライバ起動前

ONループバック

発生異常 異常 正常

2CC-Link IE コントローラネットワークボード用ドライバ起動中

ONループバック

発生異常 異常 正常* 4

3CC-Link IE コントローラネットワークボード用ドライバ起動後

ON 正常 正常 正常 正常

No. 期  間FAコンピュータ電源

ループ状態*1

交信状態( バトンパス状態 )* 2

自局のデータリンク

状態( サイクリック伝送状態 )* 3

自局以外のデータリンク

状態( サイクリック伝送状態 )* 3

4 FAコンピュータ電源OFF OFFループバック

発生* 7異常* 7 異常* 7 正常* 4

No. 期  間FAコンピュータ電源

ループ状態*1

交信状態( バトンパス状態 )* 2

自局のデータリンク

状態( サイクリック

伝送状態 )* 3

自局以外のデータリンク

状態( サイクリック

伝送状態 )* 3

5FAコンピュータシャットダウン~ドライバ終了

ON 正常 正常 正常 正常6 ドライバ終了~ FAコンピュータ再起動前

7FAコンピュータ再起動 ~CC-Link IE コントローラネットワーク  ボード用ドライバ起動前

8CC-Link IE コントローラネットワークボード用ドライバ起動中

ON 正常* 5 正常* 5 正常* 5 正常* 4

9CC-Link IE コントローラネットワークボード用ドライバ起動後

ON 正常 正常 正常 正常

付 - 10 付 2 データリンク中の電源ON/OFF 時およびボードリセット時のネットワーク状態付 2.1.2 ECP-CLECBDS( 外部供給電源ありのボード )

付  録

* 1 CC IE Control ユーティリティの“ロギング”画面の<<モニタ詳細>>タブ,他局シーケンサに接続しているGX Developer のネットワーク診断,または特殊レジスタにて確認できます。

* 2 CC IE Control ユーティリティのボード一覧画面(起動画面),他局シーケンサに接続しているGX Developer のネットワーク診断,または特殊レジスタ「各局バトンパス状態 (SW00A0~SW00A7)」にて確認できます。

* 3 CC IE Control ユーティリティの“CC IE Control ネットワーク診断結果”画面の「選択局ネットワーク機器 LED表示」,他局シーケンサに接続しているGX Developer のネットワーク診断,または特殊レジスタ「各局サイクリック伝送状態 (SW00B0~ SW00B7)」にて確認できます。

* 4 CC -Link IE コントローラネットワークボードがCC -Link IE コントローラネットワークに復列・解列するときに , 回線制御時間*6( 通常値:50ms, 最悪値:100ms) 分の全局異常が発生することがあります。全局異常が発生した場合 , 全局の交信状態 (バトンパス状態 )とデータリンク状態 (サイクリック伝送状態 )で異常が検出されます。

* 5 ドライバ起動中にボードがリセットされるため,短時間のループバックが発生します。また , 交信状態 (バトンパス状態 )とデータリンク状態 (サイクリック伝送状態 )で異常が検出されます。

* 6 回線制御時間とは , ケーブル断線や電源OFF→ONなど ,CC -Link IE コントローラネットワークボードが解列または復列した場合に , データリンクを再構築する時間です。

* 7 FAコンピュータをシャットダウンしても電源がOFFしない場合,手動で電源をOFF するまでは,ボードは通信を継続します。

付 2.1.2 ECP-CLECBDS( 外部供給電源ありのボード )

ECP-CLECBDSを使用した場合の,外部電源および FAコンピュータ電源のON/OFFによるネットワーク状態は以下のとおりです。

(1) システム起動時

(2) システム終了時

No. 期  間外部供給電源

FAコンピュータ電源

ループ状態* 1

交信状態( バトンパス状態 )* 2

自局のデータリンク

状態( サイクリック

伝送状態 )* 3

自局以外のデータリンク

状態( サイクリック

伝送状態 )* 3

1 外部電源OFF ~外部電源投入 OFF OFF

ループバック発生 異常 異常 異常2

外部電源投入 ~ FAコンピュータ起動前(電源投  入)

ON OFF

3FAコンピュータ起動(電源投入) ~CC-Link IEコントローラネット   ワークボード用ドライバ起動前

ON ON

4 CC-Link IE コントローラネットワークボード用ドライバ起動中 ON ON ループバック

発生 異常 異常 正常* 4

5 CC-Link IE コントローラネットワークボード用ドライバ起動後 ON ON 正常 正常 正常 正常

No. 期  間外部供給電源

FAコンピュータ電源

ループ状態* 1

交信状態( バトンパス状態 )* 2

自局のデータリンク

状態( サイクリック

伝送状態 )* 3

自局以外のデータリンク

状態( サイクリック

伝送状態 )* 3

6FAコンピュータ電源OFF (外部電源ON)

ON OFF 正常 正常 異常 正常

7FAコンピュータ電源OFF (外部電源OFF)

OFF OFF ループバック発生 異常 異常 正常* 4

付  録

付 2 データリンク中の電源ON/OFF時およびボードリセット時のネットワーク状態付 2.1.2 ECP-CLECBDS( 外部供給電源ありのボード )

付 - 11

(3) FA コンピュータ再起動時 (Windows 再起動の場合 )

(4) システム終了時 ( 一度 FAコンピュータの電源をOFFした後 , 再度 ONする場合 )

* 1 CC IE Control ユーティリティの“ロギング”画面の<<モニタ詳細>>タブ,他局シーケンサに接続しているGX Developer のネットワーク診断,または特殊レジスタにて確認できます。

* 2 CC IE Control ユーティリティのボード一覧画面(起動画面),他局シーケンサに接続しているGX Developer のネットワーク診断,または特殊レジスタ「各局バトンパス状態 (SW00A0~SW00A7)」にて確認できます。

* 3 CC IE Control ユーティリティの“CC IE Control ネットワーク診断結果”画面の「選択局ネットワーク機器 LED表示」,他局シーケンサに接続しているGX Developer のネットワーク診断,または特殊レジスタ「各局サイクリック伝送状態 (SW00B0~ SW00B7)」にて確認できます。

* 4 CC -Link IE コントローラネットワークボードがCC -Link IE コントローラネットワークに復列・解列するときに ,回線制御時間*6( 通常値:50ms, 最悪値:100ms) 分の全局異常が発生することがあります。全局異常が発生した場合 , 全局の交信状態 (バトンパス状態 )とデータリンク状態 (サイクリック伝送状態 )で異常が検出されます。

* 5 ドライバ起動中にボードがリセットされるため,短時間のループバックが発生します。また , 交信状態 (バトンパス状態 )とデータリンク状態 (サイクリック伝送状態 )で異常が検出されます。

* 6 回線制御時間とは , ケーブル断線や電源OFF→ONなど ,CC -Link IE コントローラネットワークボードが解列または復列した場合に , データリンクを再構築する時間です。

No. 期  間外部供給電源

FAコンピュータ電源

ループ状態*1

交信状態( バトンパス状態 )* 2

自局のデータリンク

状態( サイクリック

伝送状態 )* 3

自局以外のデータリンク

状態( サイクリック

伝送状態 )* 3

8FA コンピュータシャットダウン ~ドライバ終了

ON ON 正常 正常 正常 正常9ドライバ終了 ~ FAコンピュータ再起動前

10FAコンピュータ再起動 ~CC-Link IE コントローラネット  ワークボード用ドライバ起動前

11 CC-Link IE コントローラネットワークボード用ドライバ起動中 ON ON 正常* 5 正常* 5 正常* 5 正常* 4

12 CC-Link IE コントローラネットワークボード用ドライバ起動後 ON ON 正常 正常 正常 正常

No. 期  間外部供給電源

FAコンピュータ電源

ループ状態*1

交信状態( バトンパス状態 )* 2

自局のデータリンク

状態( サイクリック

伝送状態 )* 3

自局以外のデータリンク

状態( サイクリック

伝送状態 )* 3

13FA コンピュータ電源OFF ~ FAコンピュータ電源ON前

ON OFF

正常 正常 異常 正常14

FAコンピュータ電源ON ~CC-Link IE コントローラネット  ワークボード用ドライバ起動前

ON ON

15 CC-Link IE コントローラネットワークボード用ドライバ起動中 ON ON 正常* 5 正常* 5 異常 正常* 4

16 CC-Link IE コントローラネットワークボード用ドライバ起動後 ON ON 正常 正常 正常 正常

付 - 12 付 2 データリンク中の電源ON/OFF 時およびボードリセット時のネットワーク状態付 2.2 ボードリセット時のネットワーク状態

付  録

付 2.2 ボードリセット時のネットワーク状態

データリンク中にユーティリティからのボードリセット ,MELSECデータリンクライブラリからのボードリセット (mdBdRst 関数 ,mdBdModSet 関数 ) を実行した場合のネットワーク状態は以下のとおりです。

*1 CC IE Control ユーティリティの“ロギング”画面の<<モニタ詳細>>タブ,他局シーケンサに接続しているGX Developer のネットワーク診断,または特殊レジスタにて確認できます。

* 2 CC IE Control ユーティリティのボード一覧画面(起動画面),他局シーケンサに接続しているGX Developer のネットワーク診断,または特殊レジスタ「各局バトンパス状態 (SW00A0~SW00A7)」にて確認できます。

* 3 CC IE Control ユーティリティの“CC IE Control ネットワーク診断結果”画面の「選択局ネットワーク機器 LED表示」,他局シーケンサに接続しているGX Developer のネットワーク診断,または特殊レジスタ「各局サイクリック伝送状態 (SW00B0~ SW00B7)」にて確認できます。

* 4 CC -Link IE コントローラネットワークボードがCC -Link IE コントローラネットワークに復列・解列するときに , 回線制御時間*6( 通常値:50ms, 最悪値:100ms) 分の全局異常が発生することがあります。全局異常が発生した場合 , 全局の交信状態 (バトンパス状態 )とデータリンク状態 (サイクリック伝送状態 )で異常が検出されます。

* 5 ドライバ起動中にボードがリセットされるため,短時間のループバックが発生します。また , 交信状態 (バトンパス状態 )とデータリンク状態 (サイクリック伝送状態 )で異常が検出されます。

* 6 回線制御時間とは , ケーブル断線や電源OFF→ONなど ,CC -Link IE コントローラネットワークボードが解列または復列した場合に , データリンクを再構築する時間です。

No. 期  間ループ状態

*1

交信状態( バトンパス状態 )* 2

自局のデータリンク

状態( サイクリック

伝送状態 )* 3

自局以外のデータリンク

状態( サイクリック

伝送状態 )* 3

1 ボードリセット前 正常 正常 正常 正常

2 ボードリセット中 正常* 5 正常* 5 正常* 5 正常* 4

3 ボードリセット後 正常 正常 正常 正常

付  録

付 3 外形寸法図付 3.1 ECP-CLECBD

付 - 13

付 3 外形寸法図

付 3.1 ECP-CLECBD

(単位:mm)

131

20 36 174

付 - 14 付 3 外形寸法図付 3.2 ECP-CLECBDS

付  録

付 3.2 ECP-CLECBDS

(単位:mm)

131

20 36 174

付  録

付 4 ファイル出力付 4.1 パラメータファイル

付 - 15

付 4 ファイル出力

CC IE Control ユーティリティで保存するファイルについて説明します。

付 4.1 パラメータファイル

CC IE Control ユーティリティで使用するファイルの保存先 (読出し元 )のデフォルトディレクトリは,“(インストールディレイクトリ)¥MNETG¥PARAM”です。保存時に表示されるダイアログボックスのファイル名のデフォルトは空欄です。

“パラメータ設定”画面で ボタンをクリックすると,現在CC IE Controlユーティリティで設定されているパラメータを開発環境 (FAコンピュータ )のファイルに保存することができます。また, ボタンをクリックすると,ファイルに保存したパラメータをCC IE Control ユーティリティに読み出すことができます。

• ファイルに保存されるのは,“パラメータ設定”画面の対象ボード指定にチェックを入れたボードのパラメータのみです。

• ファイルの読出しで,“パラメータ設定”画面の対象ボード指定のボード 1~ 4のチェック状態と異なるパラメータが読み出された場合,

ボタンをクリックすることができません。ボード 1~ 4のチェック状態と一致するように,パラメータを変更してください。

ファイル保存

ファイル読出

設定終了

付 - 16 付 4 ファイル出力付 4.2 SB/SWファイル

付  録

付 4.2 SB/SWファイル

“ボード詳細情報”画面の ボタンをクリックすると,現在の全 SB/SWの情報がCSVファイル形式で保存されます。

以下に,SB/SWファイルの書式を示します。

* 網掛け部分に実際の値が表示されます。

以下に, ボタンにより保存したファイルの例を示します。

SB/SWボ-ド形名 製品情報チャネルNo. ネットワークNo. グループNo. 局番 ネットワーク 種別

151~ 154 1 ~ 239 0 ~ 32 1 ~ 120CC-Link IE コントローラネットワーク

通常局 , 管理局

SB/SW情報デバイス 値 デバイス 値SB0000 0, 1 SW0000 0000 ~ FFFFSB0001 0, 1 SW0001 0000 ~ FFFFSB0002 0, 1 SW0002 0000 ~ FFFF

… … … … …

SB01FF 0, 1 SW01FF 0000 ~ FFFF

SB/SW保存

SB/SW保存

付  録

付 4 ファイル出力付 4.3 エラーログファイル

付 - 17

付 4.3 エラーログファイル

“ロギング”画面のモニタ詳細タブの ボタンをクリックすると,以下の項目を指定したフォルダ下にCSVファイル形式で出力します。

(1) 通信経路切替の場合通信経路切替のエラーログファイルは,以下の項目を保存します。

• ループ状態 • ループバック局番(IN側) • ループバック局番(OUT側) • 発生日時

以下に通信経路切替のエラーログファイルの例を示します。

(2) トランジェント伝送エラーの場合トランジェント伝送エラーのエラーログファイルは,以下の項目を保存します。

• エラーコード • 対象ネットワーク№ • 対象局番 • 発生日時

以下にトランジェント伝送エラーのエラーログファイルの例を示します。

エラーログ保存

付 - 18 付 4 ファイル出力付 4.4 照合結果ファイル

付  録

付 4.4 照合結果ファイル

“パラメータ設定”画面の ボタンをクリックすると,照合が行われます。

照合した結果が照合不一致となった場合は,ファイル保存を促すメッセージが表示されます。 ボタンをクリックすると,照合結果をテキスト形式ファイルで保存します。

以下に照合結果ファイルの書式を示します。

照合結果のテキスト形成ファイルに記録されるボード形名はQ80BD-J71GP21またはQ080BD-J71GP21S となります。この形名をそれぞれ ECP-CLECBDと ECP-CLECBDSに読み替えて下さい。

Q80BD-J71GP21照合結果ボード○のチャネル設定が不一致です。ボード○のネットワーク種別が不一致です。ボード○のネットワーク設定が不一致です。・・ボード○のチャネル設定が不一致です。

照合

はい

索引 - 1

索  引[0-9]16 点登録モニタ ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 10-51 局の最大トランジェント回数・・・・・・・・・・・・・・ 14-31 ネットワークシステム・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・2-2

[C]CC IE Control ネットワーク診断結果画面 ・・・ 9-28CC IE Control ユーティリティ ・・・・・・・・・・・・・・・9-1

[E]EMC指令 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・5-1

[H]H/Wテスト ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 6-19

[I]I/O マスタ局指定・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 7-13

[L]LB/LW設定・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・7-9LX/LY 設定・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 7-11

[M]MELSECデータリンクライブラリ ・・・・・・・・・・ 12-1

[S]SEND/RECV機能 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 14-16

[あ]相手先設定 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 7-22相手先設定画面 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 9-24アクセス可能デバイス ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 11-1アクセス可能範囲 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 11-5アンインストール ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 8-16

[い]一括モニタ ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 10-4一般仕様 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・3-1イベント設定 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 7-21イベント設定画面 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 9-22インストール ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・8-1

[う]運転までの手順 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・6-1

[え]エラーイベントメッセージ ・・・・・・・・・・・・・・・・・ 16-5エラーコード ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 15-1エラーメッセージ ・・・・・・・・・・・・・・・・・・15-20,15-29

[お]応用機能 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 14-1オフライン時のテスト ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 6-22

[か]外形寸法図 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 付 -13回線テスト ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 6-22外部供給電源ケーブルの配線 ・・・・・・・・・・・・・・・ 6-15拡張関数のネットワークNo. ・・・・・・・・・・・・・・ 12-16各部の名称と設定 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・6-7関数一覧 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 12-2関数を利用するための設定 ・・・・・・・・・・・・・・・・・ 12-3

[き]既存ソフトウェアとの組合せについて ・・・・・・・・・1-5機能一覧 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・4-1,9-2,10-1局間テスト ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 6-25局単位保証 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 14-3局番設定 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 12-16均等割付 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 7-15均等割付画面 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 9-17

[く]グループ機能 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 14-15

[け]ケーブル接続 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 6-11

[こ]交信テスト画面 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 9-35コンスタントリンクスキャン ・・・・・・・・・・・・・・・ 14-3

[さ]サイクリック伝送 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 13-3サンプルプログラム ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 12-19

[し]自己折り返しテスト ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 6-20システム構成 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・2-1使用可能デバイス範囲 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・2-3診断画面 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 9-28

[す]数値入力パッド ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 10-13

[せ]性能仕様 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・3-2設置 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・6-2

[そ]操作手順 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・9-3,10-1

索引 - 2

[た]単体チェック ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・6-17

[ち]チャネル ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 12-16チャネルNo. 確認画面・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・9-10

[て]定時性保証 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・14-3データ変更 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・10-8データ連続変更 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・10-9デバイス設定 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・10-7デバイスタイプ ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 12-17デバイスモニタユーティリティ ・・・・・・・・・・・・・・10-1電源ON/OFF 時の自局の状態・・・・・・・・・・・・・・・付 -9

[と]問い合わせ時の連絡事項 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 16-24動作環境 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・2-7登録されるアイコン ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・8-15ドライバ設定 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・7-20ドライバ設定画面 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・9-20ドライバの更新 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・8-8トラブルシューティング ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・16-1トランジェント伝送機能 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・14-2

[に]二重化CPUシステム・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・2-6二重化CPUシステムアクセス時の注意事項・・・付 -1

[ね]ネットワーク設定 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・10-6ネットワーク範囲割付 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・7-8ネットワーク範囲割付画面 ・・・・・・・・・・・・ 9-15,9-26

[は]バージョンの確認方法 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・2-10バージョンを確認する ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・9-7バージョンを表示する ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・10-3バス I/F テスト ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・6-18パラメータ設定 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・7-1パラメータ設定画面 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・9-13パラメータ設定(ボード情報設定)・・・・・・・・・・・・7-2

[ひ]光ファイバケーブルの仕様 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・3-4ビットデバイスセット ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 10-10ビットデバイスをON, OFF する・・・・・・・・・・・ 10-10表示切替 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 10-12表示形式を切り換える ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 10-12

[ふ]ファイル出力 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 付 -15複数ネットワークシステム ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・2-4プログラミング上の注意事項 ・・・・・・・・・・・・・・・・13-1

プログラミング手順 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 12-14

[へ]ヘルプ画面を表示する ・・・・・・・・・・・・・・・・・・9-6,10-3

[ほ]ボード一覧画面 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 9-8ボード詳細情報画面 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・9-11ボード情報の表示画面 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 9-8補助設定 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 7-18,14-3補助設定画面 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・9-18

[ま]マルチCPUシステム・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 2-6マルチスレッド通信 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・A-7マルチプロセッサ対応の FAコンピュータについて・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・A-7

[め]メモリ診断画面 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・9-12

[も]モニタするデバイスを設定する ・・・・・・・・・・・・・・10-7モニタ先を設定する ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・10-6

[ゆ]ユーティリティを起動する ・・・・・・・・・・・・・・9-4,10-2ユーティリティを終了する ・・・・・・・・・・・・・・9-5,10-2

[よ]予約局指定 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・7-14

[り]リンク起動/停止画面 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・9-37リンク総局数 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・7-13リンク特殊リレー (SB) ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・13-5リンク特殊レジスタ (SW) ・・・・・・・・・・・・・・・・・・13-5

[る]ルーチング機能 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・14-6ルーチングパラメータ設定 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・7-19ルーチングパラメータ設定画面 ・・・・・・・・・・・・・・9-19

[ろ]ロギング画面 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・9-39

[わ]ワードデバイス値を変更する ・・・・・・・・・・・・・・・・10-8ワードデバイス値を連続して変更する ・・・・・・・・10-9

保証についてご使用に際しましては,以下の製品保証内容をご確認いただきますよう,よろしくお願いいたします。

1.無償保証期間と無償保証範囲無償保証期間中に,製品に当社側の責任による故障や瑕疵(以下併せて「故障」と呼びます)が発生した場合,当社はお買い上げいただきました販売店を通じて,無償で製品を修理させていただきます。ただし,国内および海外における出張修理が必要な場合は,技術者派遣に要する実費を申し受けます。また,故障ユニットの取替えに伴う現地再調整・試運転は当社責務外とさせていただきます。【無償保証期間】製品の無償保証期間は,お客様にてご購入後またはご指定場所に納入後 12ヵ月とさせていただきます。ただし,当社製品出荷後の流通期間を最長 6ヵ月として,製造から 18ヵ月を無償保証期間の上限とさせていただきます。また,修理品の無償保証期間は,修理前の無償保証期間を超えて長くなることはありません。【無償保証範囲】(1) 一次故障診断は,原則として貴社にて実施をお願い致します。(2) 使用状態・使用方法,および使用環境などが,取扱説明書,ユーザーズマニュアル,製品本体注意ラベルなど

に記載された条件・注意事項などにしたがった正常な状態で使用されている場合に限定させていただきます。(3) 無償保証期間内であっても,以下の場合には有償修理とさせていただきます。

①お客様における不適切な保管や取扱い,不注意,過失などにより生じた故障およびお客様のハードウェアまたはソフトウェア設計内容に起因した故障。

②お客様にて当社の了解なく製品に改造などの手を加えたことに起因する故障。③当社製品がお客様の機器に組み込まれて使用された場合,お客様の機器が受けている法的規制による安全装置または業界の通念上備えられているべきと判断される機能・構造などを備えていれば回避できたと認められる故障。

④火災,異常電圧などの不可抗力による外部要因および地震,雷,風水害などの天変地異による故障。⑤当社出荷当時の科学技術の水準では予見できなかった事由による故障。⑥その他,当社の責任外の場合またはお客様が当社責任外と認めた故障。

2.生産中止後の有償修理期間(1) 当社が有償にて製品修理を受け付けることができる期間は,その製品の生産中止後 7年間です。

生産中止に関しましては,当社ホームページテクニカルニュースなどにて報じさせていただきます。(2) 生産中止後の製品供給(補用品も含む)はできません。

3.海外でのサービス海外におけるサービスは対象外と致します。

4.機会損失,二次損失などへの保証責務の除外無償保証期間の内外を問わず,当社の責に帰すことができない事由から生じた障害,当社製品の故障に起因するお客様での機会損失,逸失利益,当社の予見の有無を問わず特別の事情から生じた損害,二次損害,事故補償,当社製品以外への損傷,およびお客様による交換作業,現地機械設備の再調整,立上げ試運転その他の業務に対する補償については,当社責務外とさせていただきます。

5.製品仕様の変更カタログ,マニュアルもしくは技術資料などに記載の仕様は,お断りなしに変更させていただく場合がありますので,あらかじめご承知おきください。

6.製品の適用について(1) 本製品をご使用いただくにあたりましては,万一製品に故障・不具合などが発生した場合でも重大な事故にい

たらない用途であること,および故障・不具合発生時にはバックアップやフェールセーフ機能が機器外部でシステム的に実施されていることをご使用の条件とさせていただきます。

(2) 本製品は,一般工業などへの用途を対象とした汎用品として設計・製作されています。したがいまして,各電力会社殿の原子力発電所およびその他発電所向けなどの公共への影響が大きい用途や,鉄道各社殿および官公庁殿向けの用途などで,特別品質保証体制をご要求になる用途には,適用を除外させていただきます。また,航空,医療,鉄道,燃焼・燃料装置,有人搬送装置,娯楽機械,安全機械など人命や財産に大きな影響が予測される用途へのご使用についても,適用を除外させていただきます。ただし,これらの用途であっても,使途を限定して特別な品質をご要求されないことをお客様にご了承いただく場合には,適用可否について検討いたしますので当社窓口へご相談ください。

以  上

MELSEC,GX Developer,MX Component は三菱電機株式会社の登録商標です。Microsoft,Windows,Windows Vista,Visual Basic,Visual C++は,米国Microsoft Corporation の米国およびその他の国における登録商標です。Pentiumは,Intel Corporation の米国およびその他の各国における商標および登録商標です。Ethernet は,米国 Xerox.co.ltd の登録商標です。その他,本文中における会社名,商品名は,各社の商標または登録商標です。

オペレーションに関するお問い合わせは

名古屋事業所 技術サポートセンター TEL.0568-36-2068 FAX.0568-36-2045 受付/9:00~17:00 月曜~金曜 (土・日・祝祭日、春期・夏期・年末年始の休日を除く通常業務日)

東日本営業所(関東甲信越以北担当) 〒102-0073 東京都千代田区九段北1-13-5(ヒューリック九段ビル(日本地所第一ビル)) TEL(03)3288-1743 FAX(03)3288-1575 中日本営業所(東海・北陸地区担当) 〒451-0045 名古屋市西区名駅2-27-8(名古屋プライムセントラルタワー 18F)

TEL(052)565-3435 FAX(052)541-2558 西日本営業所(近畿地区担当) 〒530-0003 大阪市北区堂島2-2-2(近鉄堂島ビル 7F) TEL(06)6347-2985 FAX(06)6347-2983 中国営業グループ(中国・四国地区担当) 〒730-0037 広島市中区中町7-41(広島三栄ビル 7F) TEL(082)248-5390 FAX(082)248-5391  九州営業所(九州地区担当) 〒810-0001 福岡市中央区天神1-12-14(紙与渡辺ビル) TEL(092)721-2202 FAX(092)721-2109

営業統括部 〒102-0073 東京都千代田区九段北1-13-5(ヒューリック九段ビル(日本地所第一ビル)) TEL(03)3288-1108 FAX(03)3288-1575

ECP-CLECBDECP-CLECBDSECP-CLECBDECP-CLECBDS

この印刷物は2011年3月の発行です。なお,お断りなしに仕様を変更することがありますのでご了承ください。 2011年3月作成

50CM-D180051(1103)MEE

CompactPCI対応 CC-Link IE コントローラネットワーク インタフェースボード

ECP-CLECBD ECP-CLECBDS ユーザーズマニュアル (ドライバ・ユーティリティ ソフトウェアパッケージ ECP-CLECCUTW対応編)

形名