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上の図はピッチ角が+20度であるときの PFDと機体の様子を示しています。ただしピッチ角が+20 度だからといって上昇しているとは限りません。飛行機の上昇降下はその時の速度とエンジンの推力、機体の抵抗で決まります。
上の図はピッチ 38度の図です。このような過大なピッチで飛ぶことはあり得ません。ピッチが過大になりすぎると、ピッチ 50度から上の部分に赤の大きな下向きのシェブロンが現れ、ただちにピッチを下げるように表示されます。
ピッチ-10度の時の PFDと機体の様子です。
ガーミン G1000 の使い方 初級編 サンプル
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ピッチが異常に下がった状態です。このような場合オーバースピードを避けるために、エ
ンジンパワーを絞ります。またウィングがレベルになるようにコントロールホイールを回
します。バンクが深い状態で、いくらコントロールホイールを引いても旋回をきつくするだ
けでピッチアップに貢献しません。その後コントロールホイールを引きます。 ピッチが水平線近くに戻ったら、必要に応じてエンジンパワーを入れます。
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上昇率が大きくなると、矢印は上の方に移動し、中に 1分間あたりの上昇率が数字として表示されます。
飛行機が降下し始めて降下率が一定の値よりも大きくなると、矢印は下の方に移動し、降
下率が数字として表示されます。
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パーシャルパネル
パーシャルパネルとは計器の一部が使えなくなった状態を言います。G1000の場合は PFD
が使えなくなった状態を想定しています。 このパーシャルパネルの訓練では 3 つのやり方があり、教官やチェッカーごとにやり方が違うようです。 一つはオーディオパネルの下の赤いボタンを押すやり方です。この方法だとMFDに PFD
が映ります。
この場合、MFDにエンジン計器と PFDの主要部分が移り、画面の右下にMAPが出ます。ほとんど今までと変わらずに飛ぶことができます。