223
基盤 JR 09-058 No. クロスボーダー交通インフラ 対応可能性研究フェーズ3 (プロジェクト研究) ファイナルレポート 資料編 平成 21 年 3 月 独立行政法人 国際協力機構 株式会社 パデコ 三菱 UFJ リサーチ&コンサルティング株式会社

クロスボーダー交通インフラ 対応可能性研究フェー …クロスボーダー交通インフラ対応可能性研究 フェーズ3 資料編 3 1.3 ウガンダ:インタビュー概要

  • Upload
    others

  • View
    0

  • Download
    0

Embed Size (px)

Citation preview

Page 1: クロスボーダー交通インフラ 対応可能性研究フェー …クロスボーダー交通インフラ対応可能性研究 フェーズ3 資料編 3 1.3 ウガンダ:インタビュー概要

基盤 JR

09-058

No.

クロスボーダー交通インフラ

対応可能性研究フェーズ3

(プロジェクト研究)

ファイナルレポート

資料編

平成 21 年 3 月

独立行政法人 国際協力機構

株式会社 パデコ

三菱 UFJ リサーチ&コンサルティング株式会社

Page 2: クロスボーダー交通インフラ 対応可能性研究フェー …クロスボーダー交通インフラ対応可能性研究 フェーズ3 資料編 3 1.3 ウガンダ:インタビュー概要

クロスボーダー交通インフラ

対応可能性研究フェーズ3

(プロジェクト研究)

ファイナルレポート

資料編

平成 21 年 3 月

独立行政法人 国際協力機構

株式会社 パデコ

三菱 UFJ リサーチ&コンサルティング株式会社

Page 3: クロスボーダー交通インフラ 対応可能性研究フェー …クロスボーダー交通インフラ対応可能性研究 フェーズ3 資料編 3 1.3 ウガンダ:インタビュー概要

クロスボーダー交通インフラ対応可能性研究 フェーズ3 資料編

目 次

1 現地調査記録 ..............................................................................................................................1

1.1 現地調査概要.......................................................................................................................1 1.2 現地調査スケジュール.......................................................................................................1 1.3 ウガンダ:インタビュー概要...........................................................................................3 1.4 ケニア:インタビュー概要.............................................................................................34 1.5 タンザニア:インタビュー概要.....................................................................................68

2 サブサハラアフリカ諸国の統計データ ..............................................................................103

2.1 基礎データ ......................................................................................................................103 2.2 産業・貿易データ...........................................................................................................104 2.3 外国直接投資額・投資環境...........................................................................................105 2.4 交通:道路状況...............................................................................................................106 2.5 交通:鉄道状況...............................................................................................................107 2.6 交通:港湾状況...............................................................................................................108 2.7 交通:空運状況...............................................................................................................109 2.8 交通:GIS データ ...........................................................................................................110

3 東アフリカの交通データ(現地調査収集データ) .......................................................... 111

3.1 道路 ..................................................................................................................................111 3.1.1 道路整備状況・整備計画.......................................................................................111 3.1.2 道路交通量調査結果...............................................................................................131

3.2 鉄道 ..................................................................................................................................158 3.2.1 鉄道構想...................................................................................................................158 3.2.2 鉄道輸送状況...........................................................................................................161

3.3 港湾取扱貨物状況...........................................................................................................165 3.3.1 モンバサ港...............................................................................................................165 3.3.2 ダルエスサラーム港...............................................................................................168

4 研究会・公開セミナー議事録 ..............................................................................................174

4.1 研究会議事録...................................................................................................................174 4.2 公開セミナー・パネルディスカッション議事録.......................................................213

Page 4: クロスボーダー交通インフラ 対応可能性研究フェー …クロスボーダー交通インフラ対応可能性研究 フェーズ3 資料編 3 1.3 ウガンダ:インタビュー概要

クロスボーダー交通インフラ対応可能性研究 フェーズ3 資料編

Page 5: クロスボーダー交通インフラ 対応可能性研究フェー …クロスボーダー交通インフラ対応可能性研究 フェーズ3 資料編 3 1.3 ウガンダ:インタビュー概要

クロスボーダー交通インフラ対応可能性研究 フェーズ3 資料編

1

1 現地調査記録

1.1 現地調査概要

本研究では、事前国内文献調査・インタビュー、1 ヵ月間の現地調査、現地調査収集情報・

データの事後整理・分析を通して、サブサハラアフリカにおける CBTI 整備将来像・整備戦

略・整備プログラム(案)を策定した。特に現地調査では、東アフリカ地域をモデル地域

として、国内での事前調査結果の検証と、より具体的な CBTI 整備将来像・整備戦略・整備

プログラム(案)策定のための現状・課題調査や追加データ・情報収集を行った。データ・

情報収集は、主に国際機関現地事務所・現地政府機関・民間企業への訪問インタビューを

通して実施された。現状・課題調査は、既述の訪問インタビューの他、現地の関連インフ

ラ視察を通して行われた。 現地調査対象国はケニア、ウガンダ、タンザニアの 3 ヵ国であり、現地調査期間は 2008

年 10 月1日~30 日までの約 1 ヵ月間であった。以下に現地調査団の構成団員を記す。 本村 雄一郎 総括/ 交通インフラ/ 施設計画(株式会社パデコ) ブルース・ウィンストン クロスボーダー交通ネットワーク(株式会社パデコ) 大西 元 産業開発/ 貿易促進(三菱 UFJ リサーチ&コンサルティング株式会社) 八田 麻沙子 交通計画Ⅱ(株式会社パデコ)

1.2 現地調査スケジュール

現地調査スケジュールを次頁に示す。

Page 6: クロスボーダー交通インフラ 対応可能性研究フェー …クロスボーダー交通インフラ対応可能性研究 フェーズ3 資料編 3 1.3 ウガンダ:インタビュー概要

クロスボーダー交通インフラ対応可能性研究 フェーズ3 資料編

2

総括/交通インフラ/施設計画

交通計画Ⅱ クロスボーダー交通ネットワーク 産業開発/貿易促進

本村 八田 ウィンストン 大西

10月1日 水

10月2日 木

10月3日 金

10月4日 土

10月5日 日

10月6日 月

10月7日 火 ・マラバ国境視察・マラバ税関訪問

10月8日 水 ・ウガンダ歳入省訪問・農業・畜産・水産省訪問

10月9日 木 ・JICAケニア事務所訪問・ケニア日本大使館訪問

・タンザニア商工農会議所訪問・タンザニア・オーガニック産品認証組合訪問・Tanzania Tea Blenders(2002)Ltd.(コーヒー・紅茶製造・輸出企業)訪問10月10日 金

10月11日 土 ダルエスサラーム(タンザニア)⇒ナイロビ(ケニア):空路

10月12日 日

10月13日 月 ・JETROナイロビ事務所訪問・EIB事務所訪問

・JETROナイロビ事務所訪問・DOSHI & Co., Ltd.(スチール製品等製造・販売会社)訪問・Power Technics(電器製品等製造・販売会社)訪問

10月14日 火

・ケニア交通省訪問

10月15日 水 ・ケニア民間セクター同盟訪問・ケニア貿易・産業省訪問・ケニア園芸産業開発協会訪問

ナイロビ(ケニア)⇒カンパラ(ウガンダ):空路

10月16日 木

10月17日 金 ・JICAタンザニア事務所訪問・AfDBタンザニア事務所訪問

・Globridge Uganda Co. Ltd(中古車輸入会社)訪問・New Jack Tours & Travel(旅行会社)訪問・ウガンダ・エネルギー・鉱物資源省訪問・ウガンダ製造業局訪問

10月18日 土 ・Phenix Logistics (U) Ltd.(衣類製造会社)訪問

10月19日 日

10月20日 月

10月21日 火

10月22日 水

10月23日 木 ・タザラ鉄道訪問 ・リリ資産保有会社訪問

10月24日 金

・タンザニア物流企業組合訪問・Freight & Logistics(物流会社)訪問

・タンザニア歳入省訪問・タンザニア食料品・薬品局訪問

10月25日 土 ・EAC省訪問

10月26日 日

10月27日 月 ・三菱商事訪問・ECタンザニア事務所訪問・JICA事務所訪問

10月28日 ・SDV Transami(物流会社)訪問

10月29日 水

10月30日 木

ウガンダ 黒:インタビュー・訪問

ケニア 青:現地視察

タンザニア 赤:二カ国間移動

ナイロビ(ケニア)⇒ダルエスサラーム(タンザニア):空路

日本⇒カンパラ(ウガンダ):空路

日本⇒ダルエスサラーム(タンザニア):空路

・アティ川‐アルーシャ道路視察・EAC本部訪問(アルーシャ)・オリセットネット(住友化学)訪問(アルーシャ)

・Mohammed Enterprises Tanzania Ltd.(貿易・物流・製造会社)訪問・Tabisco Enterprises Ltd.(ビスケット製造会社)訪問・Fidahussain & Company Ltd.(カシューナッツ製造会社)・Export Trading Co., Ltd.(アングロビジネス・穀物商社)訪問

・JICAケニア事務所訪問

・ケニア投資局訪問・ケニア輸出振興審議所訪問・COSMOS Ltd.(製薬会社)訪問・ケニア商工会議所訪問

・タンザニア鉄道株式会社訪問

ナイロビ(ケニア)⇒モンバサ(ケニア):空路

・モンバサ港視察・ケニア交湾局訪問・北部回廊運輸交通調整機関訪問・SDV Transami(物流会社)訪問

・タンザニア港湾局訪問・タンザニア道路局訪問

・AfDBタンザニア事務所訪問・インフラ省訪問・タンザニア道路局訪問・陸海上交通監督局

ダルエスサラーム(タンザニア)⇒日本:空路

カンパラ(ウガンダ)⇒日本:空路

・ウガンダ輸出促進委員会訪問・ウガンダ投資局訪問・DOSHI & Co., Ltd. ウガンダ支社訪問

調査団員

担当分野

・ECウガンダ事務所訪問・WBウガンダ事務所訪問・JICAウガンダ事務所訪問

日本⇒カンパラ(ウガンダ):空路

・SPEDAG(物流会社)訪問・SDV Transami(物流会社)訪問・リフトバレー・ウガンダ株式会社訪問・ベル港視察

・マラバ国境視察

ダルエスサラーム(タンザニア)⇒日本:空路

・AfDBウガンダ事務所訪問・JICAウガンダ事務所訪問・DANIDAウガンダ事務所訪問

・Interfreigt(物流会社)訪問・ECウガンダ事務所訪問・Ministry of Works & Transport訪問

・ダルエスサラーム港視察・バガモヨ港視察

ダルエスサラーム(タンザニア)⇒日本:空路

・WBケニア事務所訪問・AfDBケニア事務所訪問・USAIDケニア事務所訪問

・ケニアEAC省訪問・ケニア植物検疫所訪問

・Rapid Kate Service(物流会社)訪問・Interfreight(物流会社)訪問・SDV Transami(物流会社)訪問

・タンザニア産業・貿易省訪問・タンザニア投資センター訪問・タンザニア・エネルギー鉱物資源省訪問カンパラ(ウガンダ)⇒ナイロビ(ケニア):空路

・ウガンダ道路局訪問

・JICAキルワ道路拡張事業事務所訪問

モンバサ(ケニア)⇒ダルエスサラーム(タンザニア):空路

アルーシャ(タンザニア)⇒ナイロビ(ケニア):陸路

ナイロビ(ケニア)⇒アルーシャ(タンザニア):陸路

・ECケニア事務所訪問・ケニア交通省訪問・ケニア鉄道公社訪問・リフトバレー・ケニア株式会社訪問

・Kenya International Freight & Warehousing Association: Mr. Mathenge氏インタビュー

・ケニア歳入省訪問・ケニア道路省訪問

・タンザニア日本大使館訪問・WBタンザニア事務所訪問・タンザニア・インフラ省訪問

・タンザニア航空局訪問

Page 7: クロスボーダー交通インフラ 対応可能性研究フェー …クロスボーダー交通インフラ対応可能性研究 フェーズ3 資料編 3 1.3 ウガンダ:インタビュー概要

クロスボーダー交通インフラ対応可能性研究 フェーズ3 資料編

3

1.3 ウガンダ:インタビュー概要

ウガンダにおける関係諸機関へのインタビュー内容概要を以下に記す。

ウガンダ・インタビュー記録(1)

日 時: 2008 年 10 月 3 日 訪問先: 世界銀行ウガンダ事務所 Ocaya 氏(Senior Highway Engineer) 訪問者: 本村・八田 --------------------------------------------------------------------------------------------------------------------- 各ドナーのウガンダ CBTI 関連プロジェクト状況 SSATP は独自のプロジェクトをあまり持たず、主に関連ドナーの調整機関として機能し

ている。スウェーデン及びノルウェーからの出向職員に対して、世銀がワシントンに事

務所を提供している。 世銀により実施中の Trade and Transport Facilitation Project は、SSATP の案件ではないが、

SSATP によりプロジェクトのモニタリングがなされている。 East Africa Trade and Trasnport Facilitation Project(EATTFP)は、現在実施中の東アフリカ

地域の主要 CBTI 関連プログラムである。主に世界銀行が出資し、事業を行っている。 世銀は、現在運行停止中のウガンダ鉄道路線の一部である、トロロ(Tororo)-グル(Gulu)

間 350km の修繕・運行再開のための調査も実施している。 世銀は、道路基金により既存道路のメンテナンスを支援している。道路基金の使用対象

には、新規道路建設は含まれない。 USAID は、マラバ(Malaba)国境施設の概略設計を行ったが、3 年前にマラバ国境整備

事業から撤退している。 DfID は、税関職員の研修を実施している。 EATTFP の主要事業 EATTFP では、Malaba、Busia、Linga lunga/ Horo horo、Isebania/ Sirari、Taveta/ Holili、Gatuna/

Katuna、Mutukula の計 7 つの国境の OSBP 化をコミットしている。これらのうち、世界

銀行ウガンダ事務所で優先順位が高いと考えているものは、①Malaba、②Busia、③

Gatuna/ Katuna、④Mutukula(優先順位順)である。9 ヶ月以内に詳細設計を終え、入札

を開始する。国境ごとに、各国建設省が、個別のコンサルタントに発注する。税関、入

国管理、軸重、警察、セキュリティ等への対策を含む。 東アフリカの鉄道コンセッションも、EATTFP の支援に含まれる。 ヴィクトリア湖畔ベル港のフェリーの修繕(2,600 万 US ドル)も EATTFP に含まれる。

一方で、湖上交通に関する調査はなされていない。湖上交通関連統計は建設省で入手可

能である。 陸上輸送(複合輸送システム)に関する規定が準備段階にある。世界銀行は、EATTFP

の一環として、タンザニアの陸海上監督局(SUMATRA)への財務支援を行っている。

Page 8: クロスボーダー交通インフラ 対応可能性研究フェー …クロスボーダー交通インフラ対応可能性研究 フェーズ3 資料編 3 1.3 ウガンダ:インタビュー概要

クロスボーダー交通インフラ対応可能性研究 フェーズ3 資料編

4

北部回廊・中央回廊 北部回廊の定義:モンバサ港を起点とし、ナイロビ、カンパラ、キガリを通過するもの

が幹線。スーダン方面への支線も北部回廊に含まれる。スーダン、DRC は整備主体とい

うよりもオブザーバー。 中央回廊の定義:ダルエスサラーム港を起点とし、タンザニア、ブルンジ、ルワンダ、

ウガンダ方面に延びる。複数の支線を含む。 北部回廊調整機関:Northern Corridor Transit Transport Coordination Authority(NCTTCA)。

事務局はモンバサ。 中央回廊調整機関:Central Corridor Transit Transport Coordination Authority。事務局はダル

エスサラームに発足予定。

Page 9: クロスボーダー交通インフラ 対応可能性研究フェー …クロスボーダー交通インフラ対応可能性研究 フェーズ3 資料編 3 1.3 ウガンダ:インタビュー概要

クロスボーダー交通インフラ対応可能性研究 フェーズ3 資料編

5

ウガンダ・インタビュー記録(2)

日 時: 2008 年 10 月 3 日 訪問先: EU ウガンダ事務所 Costas 氏(First Counselor/ Head of Operations) 訪問者: 本村・八田 --------------------------------------------------------------------------------------------------------------------- EU のウガンダ CBTI 関連案件 European Commission(EC)の 2008 年~2013 年のウガンダ支援予算は約 43,900 万ユー

ロである。うち、一般財政支援等が 18,600 万ユーロ(42%)、交通インフラ整備が 17,200万ユーロ(39%)、その他が約 8,100 万ユーロ(19%)であり、特に交通インフラ整備支

援に主眼を置いている。交通インフラ整備支援予算の内訳は、組織支援・キャパシティ

ディベロップメントが 1,000 万ユーロ、北部回廊修繕が 12,200 万ユーロ、セクター財政

支援が 4,000 万ユーロである。 EC はカンパラ・バイパスも整備予定であるが、沼地であるため、300 万ユーロ/キロの

費用がかかる。 援助予算をガバナンス評価のひも付きにする方針を取っている。 他ドナーのウガンダ CBTI 関連案件 世銀は、Katuna 国境・Mutukula 国境の OSBP 整備の入札を開始しようとしている。Malaba

国境 OSBP の入札も遠くない。 世銀によりナイル架橋整備調査がなされた。ナイル架橋整備は JICA に適した案件なの

ではないか。 UK が技術支援を実施している。 この他、AfDB と DfID がウガンダの道路整備支援でアクティブである。USAID は道路

セクター支援を行っていない。 その他ウガンダ交通セクター関連 ウガンダ道路局(UNRA)は建設省から独立し、2008 年 7 月に運営を開始した。 道路基金は現在建設省下にあり、燃料税に占める割合を徐々に増加させている。道路基

金独自の事務局員をもつ。 Haima に油井がある。製油所整備が必要である。 リビア企業により、モンバサ-エルドレット間のパイプラインがカンパラまで延長され

る予定である。 近年、道路整備事業が急速に増加しているが、技術力を持つ建設会社がウガンダに充分

にいないことが課題である。特に、大統領指示下の国立建設会社は問題である。建設省

が、建設産業強化に取り組んでいる。 建設省は近々、政策方針書を改定する予定である。

Page 10: クロスボーダー交通インフラ 対応可能性研究フェー …クロスボーダー交通インフラ対応可能性研究 フェーズ3 資料編 3 1.3 ウガンダ:インタビュー概要

クロスボーダー交通インフラ対応可能性研究 フェーズ3 資料編

6

ウガンダ・インタビュー記録(3)

日 時: 2008 年 10 月 4 日 訪問先: SPEDAG East Africa Bubenderf 氏・Nabaggala 氏 訪問者: 本村・八田 --------------------------------------------------------------------------------------------------------------------- 組織概要 スイス系大手物流会社。 ICD の運営、モンバサからのコンテナ輸入貨物輸送、モンバサへのコンテナ輸出貨物輸

送を行う。 ウガンダ内オフィスは、カンパラ、マラバ、カトゥナ、テダの 4 箇所。 事業状況 ICD ビジネスは成長傾向にある。 輸出貨物の大半は、コーヒー・紅茶である。 CBTI の課題・論点 幹線道路の整備状況は問題ない。支線道路状況が問題である。 モンバサ行きコンテナのトランスシップメントは、主にオマーンのサララ港で行われ

る。

Page 11: クロスボーダー交通インフラ 対応可能性研究フェー …クロスボーダー交通インフラ対応可能性研究 フェーズ3 資料編 3 1.3 ウガンダ:インタビュー概要

クロスボーダー交通インフラ対応可能性研究 フェーズ3 資料編

7

ウガンダ・インタビュー記録(4)

日 時: 2008 年 10 月 4 日 訪問先: SDV Transami Kanyamunyu 氏・Babirye 氏 訪問者: 本村・八田 --------------------------------------------------------------------------------------------------------------------- 組織概要 フランス物流企業 Bollore のアフリカ支社である。 輸入・物流大手であり、海運も少し手がける。 輸入貨物取扱量は、1 ヶ月 350-400 TEU。 輸出貨物取扱量は、年間約 3500 TEU であり、主にコーヒーである。 ウガンダのコンテナ貨物輸送の 40%、貨物輸送全体の 20%、マラバ越境貨物の 33%

を担う。 大手企業を相手にした物流事業を行っており、小規模物流企業とは対抗していない。 自社トラック数と外注の比率は半々。 CBTI の課題・論点 輸入・輸出内陸ルートは北部回廊のみを使っている。 鉄道サービスは貧弱すぎるので使えない状況である。 海運積替地は主にシンガポール 輸送の最大の課題はモンバサ港の混雑である。道路状況は問題ない。 輸送価格は、モンバサ-カンパラ間 40Ft コンテナ US$5,300、20Ft コンテナ US$2800-

3000、15 トン US$3,400。 OSBP 整備により、越境時間が 2 日から 1 日に短縮した。計 6~7 日のモンバサ-カンパ

ラ間輸送において、大きなインパクトである。

Page 12: クロスボーダー交通インフラ 対応可能性研究フェー …クロスボーダー交通インフラ対応可能性研究 フェーズ3 資料編 3 1.3 ウガンダ:インタビュー概要

クロスボーダー交通インフラ対応可能性研究 フェーズ3 資料編

8

ウガンダ・インタビュー記録(5)

日 時: 2008 年 10 月 4 日 訪問先: リフトバレー・ウガンダ鉄道株式会社 本社

Owolo 氏(Principal Business Development Officer) 訪問者: 本村・八田 --------------------------------------------------------------------------------------------------------------------- ウガンダ鉄道の現状・課題 現在、リフトバレー社と政府の間で、新規投資者を加えた新たなコンセッション契約に

ついて協議が行われている。 民営化前に旅客サービスを止めており、貨物サービスのみ行っている。 モンバサからの輸入小麦輸送の 80%、セメント輸送の 50%を担う。 コンテナ貨物輸送量が増加傾向にある。 モンバサからの輸送需要が非常に多い。キャパシティ増加が最重要課題である。そのた

めには、大型機関車導入と路線メンテナンス向上が必要である。

Page 13: クロスボーダー交通インフラ 対応可能性研究フェー …クロスボーダー交通インフラ対応可能性研究 フェーズ3 資料編 3 1.3 ウガンダ:インタビュー概要

クロスボーダー交通インフラ対応可能性研究 フェーズ3 資料編

9

ウガンダ・インタビュー記録(6)

日 時: 2008 年 10 月 4 日 訪問先: リフトバレー・ウガンダ鉄道株式会社 ベル港事務所

Ategeka 氏(Maritime Officer) 訪問者: 本村・八田 --------------------------------------------------------------------------------------------------------------------- ベル港貨物輸送の現状・課題 2004 年まで、ウガンダ鉄道により 3 隻のワゴン・フェリーが運航されていた。しかし、

2005 年 5 月の 2 隻のワゴン・フェリー衝突事故以降、ウガンダ鉄道によるフェリー運行

は中止されている。衝突事故により、1 隻が沈没し、残り 1 隻が故障した。これに先立

ち、2004 年に 1 隻のフェリーが故障していた。 ベル港とフェリーの運営は鉄道コンセッションの中に含まれている。しかし、政府がフ

ェリー運行にかかる保険を支払わないことから、運営は中止されたままである。 現在故障中の 2 隻のワゴン・フェリーは 1984 年に製造された。沈没した 1 隻は 1981 年

の製造であった。 かつて運行されていた 3 隻のワゴン・フェリーは、いずれも 22 ワゴン(100 万ℓ)キャ

パシティ、4 列構造である。 かつては、各フェリーがベル港(カンパラ)-ムワンザ港(タンザニア)間を 1 ヶ月 12

往復していた。 2001-2002 年のベル港貨物取扱量は約 477,000-478,000 トンであり、ウガンダ鉄道輸送

貨物の 53-56%を占めていた。 乾ドックに隣接してフェリーが沈没したため、乾ドックは現在使用不可である。 貨物上屋は 9km 離れたところにあり、貨車荷物の輸入手続きはそこで行われる。貨車に

積むには少なすぎる貨物については、ベル港で輸入手続きが行われる。手続き所用日数

は 1 日である。 軍事物資は全てダルエスサラーム-ベル港経由で輸送されており、モンバサ港を経由し

ない。

Page 14: クロスボーダー交通インフラ 対応可能性研究フェー …クロスボーダー交通インフラ対応可能性研究 フェーズ3 資料編 3 1.3 ウガンダ:インタビュー概要

クロスボーダー交通インフラ対応可能性研究 フェーズ3 資料編

10

ウガンダ・インタビュー記録(7)

日 時: 2008 年 10 月 5 日 訪問先: マラバ国境 訪問者: 本村・八田 --------------------------------------------------------------------------------------------------------------------- マラバ国境の現状:ウガンダ税関職員へのインタビュー 現在のマラバ国境通過時間は平均 6 時間である。 マラバ国境通過車輌数は、近年、急増化傾向にある。今年の 1 日当り通過車輌数は平均

150 台であり、うち約 100 台が乾貨物トラック、約 50 台が液体貨物トラックである。150台中約 50 台は、ウガンダを終着地とせず、他の内陸国(DRC、スーダン、ルワンダ等)

に向かう。昨年の 1 日当り通過車輌数は平均は 120 台だった。 通過交通量増加に伴い、2 ヶ月前にマラバ国境の 24 時間営業が開始された。それまでは、

7:40~22:00 の営業だった。 マラバ国境で検疫を受けるのは、150 車輌中約 10 台である。他の貨物は、ウガンダ歳入

省の事務所(多くはカンパラ)又は ICD で検疫を受けるか、ウガンダを通過して他の内

陸国に輸送される。6 時間のマラバ国境での手続きは、ペーパーワークが主体である。 輸入貨物からの関税は、政府予算の約 30%を占める。 マラバ国境の現状:マラバ国境通過者へのインタビュー(中古日本車輸入業を営む女性) 国境通過時間は 6 時間程度である。最近、通過時間が短縮された。 モンバサからカンパラまでの 1 コンテナ(自動車 6 台)輸送費用は、ドライバー費用等

込みで USD4,000 である。物流業者に委託せずにトラックを借りて個人で輸送手続きを

行っている。そのため、輸送費用は物流事業者に委託するよりも安い。物流事業者に委

託する場合との費用の主な差異は保険の有無に起因する。

Page 15: クロスボーダー交通インフラ 対応可能性研究フェー …クロスボーダー交通インフラ対応可能性研究 フェーズ3 資料編 3 1.3 ウガンダ:インタビュー概要

クロスボーダー交通インフラ対応可能性研究 フェーズ3 資料編

11

ウガンダ・インタビュー記録(8)

日 時: 2008 年 10 月 6 日 訪問先: アフリカ開発銀行

Rutabingwa 氏(Investment Officer)・Isooba 氏(Infrastructure Expert) 訪問者: 本村・八田 --------------------------------------------------------------------------------------------------------------------- AfDB のウガンダ CBTI 関連案件 地域統合は AfDB の最優先課題である。 民間セクターも AfDB の案件対象である。 AfDB の主なウガンダ道路整備案件は以下のとおりである。 Kyotera-Mutukula 道路(80km):未舗装道路から舗装道路へのアップグレード。2000 年着工・

2003 年完了。 Kabale-Kisoro-Bunagana/Kyanika 道路(99km):未舗装道路から舗装道路へのアップグレー

ド。2007 年着工・2010 年完了予定。 Fort Portal-Bindibugyo-Lamia 道路(104km):未舗装道路から舗装道路へのアップグレード。

ウガンダと DRC を結ぶ道路。2009 年着工予定・2012 年完了予定。 Nyakahita-Ibanda-Fort Portal 道路(220km):未舗装道路から舗装道路へのアップグレード。

2010 年着工予定・2013 年完了予定。 主要ドナーのウガンダ CBTI 関連案件 ウガンダ道路セクターにおける主要ドナーの整備対象は主に以下である。 AfDB:ウガンダ西部・南部・東部の幹線道路 EU:北部回廊 WB:ウガンダ北部の幹線道路 DANIDA:地域・地方道路 ウガンダ CBTI の現状・課題 リフトバレー社は、鉄道整備資金として 2 億ドル必要である。このうち 8,000 ドルは第

一整備パッケージの資金である。 ルワンダは、タンザニア鉄道と接続する 200km の新規路線整備を計画している。巨額な

投資を必要するものである。 昨年のウガンダの経済成長率は 9%であった。南部スーダンの好景気がウガンダ経済成

長の駆動力となっている。 電力がボトルネックである。

Page 16: クロスボーダー交通インフラ 対応可能性研究フェー …クロスボーダー交通インフラ対応可能性研究 フェーズ3 資料編 3 1.3 ウガンダ:インタビュー概要

クロスボーダー交通インフラ対応可能性研究 フェーズ3 資料編

12

ウガンダ・インタビュー記録(9)

日 時: 2008 年 10 月 6 日 訪問先: JICA ウガンダ事務所 高野氏・内田氏 訪問者: 本村・八田 --------------------------------------------------------------------------------------------------------------------- JICA のウガンダ CBTI 関連案件 実施中・実施予定の案件は以下のとおり。 マラバ OSBP 機材無償(予定) 東部アフリカ地域税関能力向上プロジェクト(実施中) ナイル架橋建設計画調査(予定) 地方道路整備政策策定能力向上専門家派遣(実施中) 大カンパラ都市圏交通道路網及び交通改善計画調査(予定) 北部地域におけるインフラ整備 現在実施中もしくは要請済みの JICA ウガンダの鉄道関連案件はないが、鉄道案件を実

施したいと考えている。一方で、ウガンダ鉄道の民営化により、実施は困難であるとも

懸念される。 ハード案件については、ナイル架橋と発電所を最優先案件と考えている。多くのインフ

ラ案件は一度に実施できない。 中央回廊整備の現状 ウガンダ鉄道のワゴン・フェリーの 1 つは、現在世銀による修繕プロセス下にある。し

かし、時間が長くかかっている。 現在、タンザニア政府と AfDB はイサカ(インランド・ポート)とムトゥクラ国境を結

ぶ 100km の道路整備(アップグレード)を実施している。 ムトゥクラ OSBP の施設整備の要請が出ているが、現在の交通量はわずか 1 日 10 トラ

ック程度である。ケニア暴動時には、1 日 20~30 トラックが通過したが、暴動後、元の

10 台に戻った。 鉄道セクターの現状 タンザニアでは、より活発に鉄道整備が行われている。インド系企業が民営化により経

営に入り、インドの貨車・機関車の導入が行われた。 AfDB によりイサカ-キガリ間の鉄道整備の F/S が実施されたが、AfDB は建設は現実的

でないと考えている。 その他交通セクターの現状 ウガンダとタンザニアの税関は、AfDB が開発したソフトウェアを導入しつつある。一

方、ケニアの税関は異なるソフトウェアを使用し続けようとしている。調整が必要にな

るだろう。

Page 17: クロスボーダー交通インフラ 対応可能性研究フェー …クロスボーダー交通インフラ対応可能性研究 フェーズ3 資料編 3 1.3 ウガンダ:インタビュー概要

クロスボーダー交通インフラ対応可能性研究 フェーズ3 資料編

13

昨年来、ウガンダ政府のインフラ整備戦略が大きく変化しており、政府は今後 3 年間、

年間 2 億 US ドルの道路整備投資を行うと公表している。カンパラを周辺内陸国へのハ

ブとすることを目標としている。 建設省は、ジュバに向かう北部幹線ルートの整備が最優先課題と考えている。カンパラ

からグルへの鉄道ルートは年度内に再開する予定である。 北部回廊二車線化も、ジュバへのルートと並ぶ政府の優先整備課題である。 ウガンダ政府の予算の 50%は、国境で得られる税収である。一方、ウガンダを抜けてス

ーダンに入り、再度ウガンダに戻ってくるなどの方法で脱税するトラックもある。歳入

省職員の収入は他省庁より高く、政府は歳入省に優秀な人材を集め税収目標を達成でき

るよう取り組んでいる。 ICD には、歳入省が所管するものと民間企業の運営するものがある。 CBTI セクターにおける日本の ODA 案件の可能性 ヴィクトリア湖上水運(中央回廊) ウガンダ鉄道(貨車)

ウガンダ・インタビュー記録(10)

日 時: 2008 年 10 月 6 日 訪問先: DANIDA ウガンダ事務所 Ajalu 氏(Project Officer) 訪問者: 本村・八田 --------------------------------------------------------------------------------------------------------------------- DANIDA の交通整備政策の変更 デンマーク政府の方針が変わり、かつて東アフリカの幹線道路整備に携わっていた

DANIDA は、幹線道路整備を行わなくなった。 現在、交通分野では、地域道路・コミュニティ道路整備とキャパシティビルディングを

主に行っている。地域道路・コミュニティ道路整備実施においては、セキュリティ面で

の課題は大きい。

Page 18: クロスボーダー交通インフラ 対応可能性研究フェー …クロスボーダー交通インフラ対応可能性研究 フェーズ3 資料編 3 1.3 ウガンダ:インタビュー概要

クロスボーダー交通インフラ対応可能性研究 フェーズ3 資料編

14

ウガンダ・インタビュー記録(11)

日 時: 2008 年 10 月 7 日 訪問先: Interfreight(物流会社)ウガンダ事務所

Bhandari 氏(Finance and Commercial Director) 訪問者: 本村・八田 --------------------------------------------------------------------------------------------------------------------- 組織概要 スイスの PANALPINA グループ会社。 ウガンダで 1968 年から事業を行っている。 物流、ICD 運営、通関手続き、倉庫運営を行っている。 ウガンダ内業界シェア 25~30%。 主要回廊ルートと輸送所要時間 北部回廊:モンバサ-マラバ-カンパラ(全て陸路)1150km か、モンバサ-(陸路)-キス

ム-(フェリー)-カンパラのルートが主流。港湾手続き・ポリスエスコート・チェック

ポイントの所要時間を含め、輸送所要時間約 10 日間。 南部回廊(中央回廊):ダルエスサラーム-カンパラ(全て陸路)2200km。輸送所要時間

約 20 日間。ダルエスサラーム港のキャパシティ不足が大きな課題。 CBTI セクターの現状と課題 過積載が道路破損の主要な原因。マーケットシェアの 30%を占める多くの小規模運輸会

社は積載制限を守っていない。50%のトラックが過積載である。 多くの重量検査所は、賄賂のためにあるようなものである。民営化が必要である。 湖上フェリーのキャパシティは、これまでで最高の時期でさえ、不足していた。 モンバサの北方の Lamu をオイル・ポートとして開発し、モンバサ精油所とパイプライ

ンで結ぶ計画がある。これが実現すれば、モンバサ港の混雑が緩和するだろう。 ダルエスサラームの北方の Zanzibar 港を整備し、ダルエスサラーム港の容量不足を補う

計画がある。 カンパラは、周辺諸国のハブとなりつつある。カンパラ内の輸送は 10%であり、残りの

貨物は周辺諸国に輸送される。 カンパラ ICD の通関手続き所要時間は 3-4 日である。 輸送費用の大半はトラックのコストであり、輸送時間短縮は輸送費用削減に直接的な影響

を齎す。 Interfreight 事業の現状と課題 コンテナ貨物の 60%は 20 フィートコンテナで、残りが 40 フィートである。 20~30%は鉄道輸送、残りは道路輸送である。鉄道輸送は時間がかかるが、バルク貨物

は、コスト面から鉄道以外選択肢がない。鉄道会社は、割引を一切しない。

Page 19: クロスボーダー交通インフラ 対応可能性研究フェー …クロスボーダー交通インフラ対応可能性研究 フェーズ3 資料編 3 1.3 ウガンダ:インタビュー概要

クロスボーダー交通インフラ対応可能性研究 フェーズ3 資料編

15

モンバサ-カンパラ間の 40 フィートコンテナ輸送価格は、道路輸送で US$5,000(2~3週間)、鉄道輸送で US$3,000(6~8 週間)である。

鉄道の輸送容量が増え、待ち時間がなくなれば、貨物全てを鉄道輸送したい。 貨物量は年間 20%増加している。 ダルエスサラーム港経由の貨物は 5%のみである。

Page 20: クロスボーダー交通インフラ 対応可能性研究フェー …クロスボーダー交通インフラ対応可能性研究 フェーズ3 資料編 3 1.3 ウガンダ:インタビュー概要

クロスボーダー交通インフラ対応可能性研究 フェーズ3 資料編

16

ウガンダ・インタビュー記録(12)

日 時: 2008 年 10 月 7 日 訪問先: EU ウガンダ事務所 Kivumbi 氏(Head of Section, Infrastructure) 訪問者: 本村・八田 --------------------------------------------------------------------------------------------------------------------- EU のウガンダ CBTI 関連案件 現在実施中の道路整備案件は、全て北部回廊上のものである。Bugiri-Jinja 間(73km)、

カンパラ・バイパス(21km)、Masaka-Mbarara 間(155km)が含まれる。 道路基金への財務支援が 6000 万 US ドル、4 人の長期専門家派遣と短期専門家派遣の費

用が 180 万 US ドルである。 現地建設会社の能力強化に 4500 万ドルの援助を予定している。 地域道路の整備支援は DANIDA 案件のみでは不十分であり、この分野の支援も予定し

ている。 ウガンダ鉄道の現状と課題 資金や技術の問題というよりむしろ、政治の問題である。 鉄道コンセッションの民間運営会社は、大統領と結びつきがある。 EU は、政治的な問題が解決されるまで、鉄道分野には関与しない。 その他の CBTI の現状と課題 ウガンダ政府は北部回廊全体の二車線化を決定したが、財務的に非現実的である。 道路維持管理に用いられる道路課税は、年間 1 億 US ドルである。 ケニアでは、トラック輸送業界が政治的な力を持っている。パイプラインの延長は、ト

ラック輸送業界の反発を受けている。 4 軸トレーラーは禁止される予定である。車輌規格等に対する域内調整がなされるべき

である。 アフリカ CBTI の包括的計画について 「SSATP」はガイドラインであり、具体的計画ではない。フレームワークを示している

だけである。「NEPAD 計画」、「Infrastructure Partnership Plan Map」も同様である。 拘束力のある包括的計画は存在しない。 スーダンへの CBTI ポテンシャル ウガンダからスーダンへの交通量は、この 2 年間で 3 倍に増加した。 2 年前は、ジュバにはホテルが 1 つしかなかったが、現在は 20 ある。急速な経済成長が

窺える。

Page 21: クロスボーダー交通インフラ 対応可能性研究フェー …クロスボーダー交通インフラ対応可能性研究 フェーズ3 資料編 3 1.3 ウガンダ:インタビュー概要

クロスボーダー交通インフラ対応可能性研究 フェーズ3 資料編

17

ウガンダ・インタビュー記録(13)

日 時: 2008 年 10 月 7 日 訪問先: ウガンダ建設交通省 Mugisa 氏(Commissioner for Roads)・

Wandera 氏(Commissioner for Transport Planning) 訪問者: 本村・八田 --------------------------------------------------------------------------------------------------------------------- 中央回廊整備 中央回廊は、北部回廊の代替ルートとして、整備優先度が高い。 中央回廊 200km の道路の建設が必要である。 鉄道と湖上水運を利用した中央回廊鉄道ルートも整備優先度が高い。 湖上水運フェリーのうち、ウガンダ鉄道に属する既存の 2 艘は修繕すべきである。沈没

した 1 艘に代わる、新たな 1 艘も購入が必要である。 ベル港は、今後もリフトバレー社によって管理されるべきである。 ベル港の近くに、新しい湖上水運港を整備する予定である。PPP スキームで整備するか

もしれない。工期は未定である。 中央回廊調整機関の合意がダルエスサラームでなされた。AfDB が資金援助している。 その他 CBTI 整備の現状と課題 3200 億ウガンダ・シリングの予算が北部回廊整備に割り当てられた。 北部回廊 800km の拡幅を実施する予定である。 スーダンへ続く回廊の整備として、カンパラ-グル-マラバの三地点間結ぶトライアング

ルの道路が整備されるべきである。 マラバ、ブシア、カクム、ムトゥクラで、OSBP が整備予定である。他の 4 つの国境に

ついては、計画がない。 カンパラから 5km の位置に、世銀支援により工業・産業地区が建設中である。コンテナ・

ヤードも整備される。ウガンダ投資局が運営する予定である。

Page 22: クロスボーダー交通インフラ 対応可能性研究フェー …クロスボーダー交通インフラ対応可能性研究 フェーズ3 資料編 3 1.3 ウガンダ:インタビュー概要

クロスボーダー交通インフラ対応可能性研究 フェーズ3 資料編

18

ウガンダ・インタビュー記録(14)

日 時: 2008 年 10 月 7 日 訪問先: マラバ国境

ウガンダ歳入省税関局:Abodi 氏・Chono 氏・Tumwesigye 氏 ウガンダ入国管理局:Kyoheirure Ferdinand 氏 ケニア鉄道局:Humphrey K. Nashombe 氏

訪問者: ウィンストン --------------------------------------------------------------------------------------------------------------------- 鉄道の OSBP 化 2007 年に、東アフリカ初の鉄道専用 OSBP が設立され、鉄道通関手続き時間は 0.5~1

時間に短縮した。 2 カ国の税関職員が、ともに書類手続きを行っている。 道路越境貨物手続き時間短縮の取組み 12 品目(道路輸送貨物の 30%を占める)の 2 カ国合同税関審査が実施され、手続き時

間が大幅に短縮した。 2008 年 8 月 22 より、国境運営の 24 時間化が開始した。 税関ソフトウェア ケニアでは SIMBA を用い、ウガンダでは ASYCUDA++を使っている。しかし、双方の

プログラム・データは RADIX(Revenue Authority Digital Exchange)プログラムを用いて

変換可能であり、データ変換は効率的である。 その他越境交通円滑化の取組み 通関業者の能力不足がボトルネックであり、研修プログラムを策定した。 東アフリカ内の越境移動円滑化のため、東アフリカ・パスポートが利用可能である。 ワンストップ検査のコンセプトは、2 カ国合同税関審査のみならず、越境貨物の国内移

動円滑化(シングル・ウィンドウ)にも適用すべきだと考えている。 マラバ国境の交通量 マラバ経由でウガンダに入国する自動車交通量は平均 450-550 台/日。ウガンダを出国す

る自動車交通量は平均 150-250 台/日(トラックの比率は 80-85%)。 昨年は、マラバ経由でウガンダに入国する自動車交通量は平均 400 台/日だった。今年に

入り急速に増加している。 自動車交通量の 30-40%が、ウガンダを通過する自動車である。

Page 23: クロスボーダー交通インフラ 対応可能性研究フェー …クロスボーダー交通インフラ対応可能性研究 フェーズ3 資料編 3 1.3 ウガンダ:インタビュー概要

クロスボーダー交通インフラ対応可能性研究 フェーズ3 資料編

19

ウガンダ・インタビュー記録(15)

日 時: 2008 年 10 月 8 日 訪問先: ウガンダ道路局(UNRA)Luyimbazi 氏 (Director Planning)

JICA ウガンダ事務所 高野氏 同行 訪問者: 本村・八田 --------------------------------------------------------------------------------------------------------------------- CBTI 整備の現状と課題 軸重規制等の技術基準・規制が国によって異なる。特に、タンザニアと基準が異なるも

のが多い。 ウガンダ交通関連組織改革 今年 7 月に、UNRA が設立された。 DFID は、EU 以上に大規模な支援を予定している。 日本の援助による CBTI 整備の期待 ナイル架橋整備 ヴィクトリア湖の湖上フェリー 現地建設企業の強化 政府直営の緊急対応隊の強化

Page 24: クロスボーダー交通インフラ 対応可能性研究フェー …クロスボーダー交通インフラ対応可能性研究 フェーズ3 資料編 3 1.3 ウガンダ:インタビュー概要

クロスボーダー交通インフラ対応可能性研究 フェーズ3 資料編

20

ウガンダ・インタビュー記録(16)

日 時: 2008 年 10 月 8 日 訪問先: ウガンダ歳入省 Kamajugo 氏・Makumbi 氏・Jane 氏 訪問者: ウィンストン --------------------------------------------------------------------------------------------------------------------- 税関システムの現状 2003 年 12 月に、税関ソフトウェアとして ASCYDUA++を初導入した。1997 年~2003

年までは、トランジット・モジュールのない以前のバージョンのソフトを使っていた。

現在、33 の税関のうち 26(税関貨物量の 98%を取り扱う)で ASCYDUA++が用いら

れている。 2003 年 12 月、ASCYDA++と同時に DTI(Direct Trader Input:輸入業者が直接税関シス

テムにデータを入力し、輸入貨物検証を自動的に行うシステム)を導入した。 リニアエンジニアリング・プロセスを導入検証している。ビジネス・プロセス・マニュ

アルを作成中であり、2008 年 11 月に初の試用を予定している。2009 年第 2 四半期の終

わりまでに導入予定である。 税関プロセスの中で選択度を使ったマネジメントを行っている。コンピューター・プロ

グラムの中で貨物を色分けしており、緑色が即効開放、黄色が書類審査必要あり、青が

税関審査後の監査を必要とする即効開放を示す。 保税倉庫の自己管理を実施している。かつては、税関職員が個々の保税倉庫の貨物受

取・開放を行っていたが、保税倉庫の職員に管理を任せることにした。 ケニア歳入省とウガンダ歳入省の IT システムのインターフェースは異なり、データ変

換に 30 分かかる。ウガンダ貨物の 85%がモンバサ港を通過することから、ウガンダ歳

入省は、ケニア歳入省との関係強化に力を入れている。 税関手続きの課題 税関職員と他のステークホルダーの IT スキル不足 光ファイバーケーブルの盗難に起因するネットワークの遮断 税関プロセスに対するステークホルダーの関心の不十分さ 上記理由による、税関手続きの遅延に起因する貿易コストの増大 OSBP 整備 マラバ国境とブシア国境の OSBP は、設計及び建設監督となるコンサルタントの選定ス

テージにきている。一つの会社が双方のコンサルティング・サービスを行う予定である。 マラバ国境では二車線の自動車用橋梁が新設される。既存の橋梁は、自動車以外の移動

に使われる。ヤードは舗装予定である。税関倉庫も建設される。全て、世銀の支援で実

施予定である。 ブシア国境には橋梁はない。ウガンダ側とケニア側の双方に国境管理施設を設置する予

定である。

Page 25: クロスボーダー交通インフラ 対応可能性研究フェー …クロスボーダー交通インフラ対応可能性研究 フェーズ3 資料編 3 1.3 ウガンダ:インタビュー概要

クロスボーダー交通インフラ対応可能性研究 フェーズ3 資料編

21

ムトゥクラ国境とカトゥナ国境の OSBP 整備入札を開始している。2008 年 11 月 4 日締

切である。2011 年の完成を予定している。 日本の援助による CBTI 整備の期待 JICA によるムトゥクラ国境整備支援を期待している。世銀の OSBP 整備予算は、2006

年に計上されたが、その後建設費用が増大した。世銀支援によるムトゥクラ OSBP 建設

は難しいかもしれない。JICA はムトゥクラ国境の F/S を支援しており、ウガンダ政府は

建設資金の支援を日本政府に依頼したが、通過交通量の少なさにより決着がついていな

い。

ウガンダ・インタビュー記録(17)

日 時: 2008 年 10 月 8 日 訪問先: ウガンダ農業省 Opolot 氏(Commissioner, Crop Production and Marketing) 訪問者: ウィンストン --------------------------------------------------------------------------------------------------------------------- 検疫の現状と課題 主要検疫品目は、魚介類・種・農薬・飼料である。品質と規制にに即しているか否かを

検査する。 農作物の検疫は、税関検疫と一緒に行われる。 マラバ国境では、一定の品目(砂糖・米・種等)に対する検疫をケニアと一緒に行って

いるが、ケニアとウガンダでは検疫基準が異なっている。ブルンジ、ルワンダと、同様

の試みを実施することを計画している。ナマンガ国境では、12 品目に対して、同様にタ

ンザニア・ケニアの合同検疫を実施している。 衛生植物検疫(SPS)は検出機材と情報通信技術(ICT)を必要としている。例えば、植

物衛生問題があれば、国境で撮った実物写真を検疫センターに送り、どのような対応を

すべきか決める必要がある。 SPS 制度・規制は、地域間で統一がなされた。次のステージとして、統一した制度・規

制を見直していく必要がある。例えば、日本との貿易は増えつつあるが、日本の厳しい

検疫基準を満たす制度がウガンダ側でも必要である。 検出機材の使用方法のトレーニングなど、SPS 検査官のキャパシティ・ビルディングが

必要である。 国境での検疫課題は多い。例えば、ルワンダから輸送されるキャッサバのコナクイムシ、

ウガンダの小麦の黒さび病に対するケニアの懸念、タンザニアの小麦の害虫、ウガンダ

で検出されたコーヒーの病害に対するタンザニアの懸念などが挙げられる。 EAC は、作物の病害に対するリストを作成し、域内基準の調整を行う予定である。

Page 26: クロスボーダー交通インフラ 対応可能性研究フェー …クロスボーダー交通インフラ対応可能性研究 フェーズ3 資料編 3 1.3 ウガンダ:インタビュー概要

クロスボーダー交通インフラ対応可能性研究 フェーズ3 資料編

22

ウガンダ・インタビュー記録(18)

日 時: 2008 年 10 月 16 日 訪問先: ウガンダ輸出促進委員会(UEPB: Uganda Export Promotion Board) 訪問者: 大西 --------------------------------------------------------------------------------------------------------------------- 組織概要 民間セクターの輸出促進のコーディネータとして活動。 職員は 23 名。うち 11 名がセクターストラテジスト。 ウガンダの輸出促進政策 National Export Strategy (NES) 2008-2012 が 2007 年 10 月に策定されている。 戦略の内容は①輸出促進に資するインフラの整備、②関連法規の整備、③品質向上、標

準規格の整備、④輸出競争力の向上、⑤Trade finance の確保、⑥マーケット情報管理と

関税ドキュメンテーションの整備。 優先セクターは①コーヒー、②紅茶、③花卉(切花)、④淡水魚類、⑤コットン、⑥サ

ービスセクターの 6 セクター。 NES の策定には以下 5 機関が関与。①Private Secor Fundation Uganda (PSFU)、②National

Planning Authority、③UEPB、④UNCTAD、⑤Commonwealth Secretariat。 上記 NES の具体的アクションプランとして、NES Implementation Plan(3 ヵ年のアクシ

ョンプラン)が策定されている。 ウガンダの輸出セクターの現況 2007 年の輸出総額は 13.4 億 US ドル(インフォーマル Trade を含まず)。うち、域内ク

ロスボーダー輸出額は 7.6 億 US ドル。 主要輸出先は UAE、スーダン、ケニア、DRC、スイス、ルワンダ。 輸出のうち、約 60%が再輸出(Re-export)である。 東部 DRC、南部スーダン、ウガンダの 3 地域において一種の「通貨圏」「経済圏」が出

来つつあると認識している。(これに関し、ウガンダ統計局と共同で「Informal Cross Border Trade 調査」を 3 年前より開始)

ウガンダは上記域内の「盟主」になりつつある。Political stability も影響していると思わ

れる。 概していわゆる伝統輸出品目(コーヒー、コットン、紅茶、タバコ)は国際取引価格が

一定せず、輸出額のバラツキが大きい。他方、非伝統輸出産品(切花等)は順調。 輸出品目別動向(輸出順位順) コーヒー:輸出が伸長中。 コットン:減少傾向。理由は価格下落、コメ・メイズへの生産移転が進行している。 紅茶:増加基調。ケニアへの輸出はモンバサのオークションセンター行き

Page 27: クロスボーダー交通インフラ 対応可能性研究フェー …クロスボーダー交通インフラ対応可能性研究 フェーズ3 資料編 3 1.3 ウガンダ:インタビュー概要

クロスボーダー交通インフラ対応可能性研究 フェーズ3 資料編

23

タバコ:BAT (British American Tabaco)社の一部が 2006 年にケニアへ移転。電力不足問題

を契機。 淡水魚類:増えていたが 2006 年を境に減少。乱獲の影響が顕在化しつつある。 切花:極めて順調。 フルーツ:ドライフルーツの取扱を開始。7 社が関与。 牛皮革:輸出額が急増。 メイズ:タンザニアが輸入を開始(2006 年の旱魃の影響による)。 豆類:DRC が輸入。 セサミシード:2003 年から輸出額が急増中。シンガポールが主要輸出先。 バニラ:輸出量は伸びているが国際取引価格が乱高下。 カカオ豆:2003 年以降、国際取引価格が急上昇中。輸出額・量とも拡大している。 輸出振興に際してのボトルネック等 何はともあれインフラの未整備が最大のボトルネック。特に雨季は酷い状況。道路・鉄

道とも大きな影響。 代替回廊について 2007 年末からのケニア騒擾はウガンダ経済に大きな影響あり。代替輸出ルートの調査が

進む契機となった。 「輸出港としてジブチ港の利用は可能」との調査結果あり。中東への輸出の最短ルート

となる。他方で政治的ハードルは高い。 ポートスーダンとカンパラを結ぶ鉄道建設計画あり。 タンザニアルート(ヴィクトリア湖・ムワンザ経由)も代替ルートの可能性はあるが、

道路・鉄道の状況は悪いと認識。 その他 中国がウガンダ政府と共同で「UGANDA-CHINA TRADE DEVELOPMENT CENTRE」を

設立済み。ウガンダより内陸への中国製品の Re-export を視野。 近年の高経済成長は①医療セクター、②教育セクター、③コンサルティング・サービス、

④銀行業などが牽引。規制緩和・自由化が大きく寄与。

Page 28: クロスボーダー交通インフラ 対応可能性研究フェー …クロスボーダー交通インフラ対応可能性研究 フェーズ3 資料編 3 1.3 ウガンダ:インタビュー概要

クロスボーダー交通インフラ対応可能性研究 フェーズ3 資料編

24

ウガンダ・インタビュー記録(19)

日 時: 2008 年 10 月 16 日 訪問先: Uganda Investment Authority 訪問者: 大西 --------------------------------------------------------------------------------------------------------------------- FDI の現況 歴史的背景として、1960 年代ウガンダ・ケニアは蜜月時代。外交・経済関係が堅固。→

両国家が互いに積極的に投資を行っていた。 経済状況が好調な現在、両国家間の投資が上向きになるのは必然、といえる。 ケニアの小売マーケットチェーン Nakumatt が投資に積極的。 対タンザニア投資は少ない。食料油(クッキングオイル)、繊維関係のみ。 対南部スーダン:ジュバ周辺の消費財製造の 50-60%はウガンダからの投資。 南ア・中国のプレゼンス 対ウガンダ FDI に占める南ア、中国のプレゼンスは大きい。機械類、製造業への投資 南アのスーパーマーケットチェーン Shoprite はウガンダを含む東部アフリカの小売チェ

ーン業界をほぼ支配。価格を完全にコントロールしている。 投資促進の阻害要因 最大の課題は Production Cost の高さ。輸送コスト、エネルギーコストをどう下げるかが

課題。 特にエネルギーコストは補助金が出ているなかで現在の水準(13-14cent/Kwh)を何とか

保っている状態。2010 年のブジャガリ水力発電所の運転開始により、状況が好転するこ

とを期待。 石油価格については、Eldoret⇔カンパラ間の石油パイプラインの建設が開始された。供

給コストの低下による価格低下を期待。 園芸産業(切花) MUKONO、MPIGI、SOROTI が産地。 SOROTI には EAC が建設した園芸産業トレーニングセンターが立地している。 SOROTI に空港施設が現存するも、実質的に機能していない状態。ケニアの Eldoret に倣

い、この空港を稼動させて園芸産業の一大拠点にしようとする計画あり。 唯一のボトルネックは空輸コストの高さ。 マラバでの越境 マラバの越境施設で 24 時間オペレーションを開始予定。Revenue Authority を含む。 北部回廊はまだ状況悪いと認識。

Page 29: クロスボーダー交通インフラ 対応可能性研究フェー …クロスボーダー交通インフラ対応可能性研究 フェーズ3 資料編 3 1.3 ウガンダ:インタビュー概要

クロスボーダー交通インフラ対応可能性研究 フェーズ3 資料編

25

日本政府への期待 エネルギーセクター支援 空港整備 税関の効率化

Page 30: クロスボーダー交通インフラ 対応可能性研究フェー …クロスボーダー交通インフラ対応可能性研究 フェーズ3 資料編 3 1.3 ウガンダ:インタビュー概要

クロスボーダー交通インフラ対応可能性研究 フェーズ3 資料編

26

ウガンダ・インタビュー記録(20)

日 時: 2008 年 10 月 16 日 訪問先: DOSHI & Co., Ltd. Uganda 訪問者: 大西 --------------------------------------------------------------------------------------------------------------------- DOSHI & Co., Ltd.社(ウガンダ支社)の概要 DOSHI & Co., Ltd.社は Steel 製品、ガルバナイズ水道管、家具、電力線ケーブル(別子会

社)、PBC パイプ等(同)を製造・販売する企業。 ウガンダに支社は①モンバサから完成品(Steel)を輸入、②ナイロビから完成品

(Hardware)を輸入し、ウガンダ国内で販売。 ウガンダからの製品再輸出は行っていない。西部 DRC、南部スーダンの顧客はカンパラ

に来てウガンダ支社と取引。 ウガンダ支社の従業員は約 30 名。取扱量は月平均で 200-250 トン。 経営状況はまずまず。収益は上昇基調だが劇的な変化はない。 北部回廊の輸送ルート 3 つのルートがある。Tororo⇒Malaba 経由(国道 A104)、Busia⇒Eldret 経由、Busia⇒Kisumu

経由の 3 ルートである。Tororo⇒Malaba 経由が通常ルートだが、Busia 経由ルートもよ

く利用している。 北部回廊の輸送コスト モンバサからの輸送コストは 145-160US ドル/トン。 ナイロビからの輸送コストは 125-145US ドル/トン。 北部回廊の問題点・論点 輸送コストを如何に下げるかが問題。 道路上にチェックポイントが多く、よく渋滞を引き起こしている。コスト増の要因。 最近の車軸規制(4 軸、3 軸もあり)は企業側にとって大きな負のインパクトとなって

いる。 仮に万が一、燃料費が下がったとしても車軸規制への対応コストが大きな負担となる。 小型トラックはビジネスの特性上(大型製品を取扱っている)、使えない。 Malaba での越境・クリアランスにはそれほど時間がかかっていない。1 日程度。 モンバサ港の 24 時間オペレーションの恩恵はまだ見えない。 ヴィクトリア湖ルート(ムワンザ経由)が利用できれば当社にとっては Most brilliant な

ルートとなるも、現状では全く使えない。 鉄道会社の運営は効率的ではない。リスクが高すぎるため利用の検討が出来ない。 日本政府への期待 道路投資

Page 31: クロスボーダー交通インフラ 対応可能性研究フェー …クロスボーダー交通インフラ対応可能性研究 フェーズ3 資料編 3 1.3 ウガンダ:インタビュー概要

クロスボーダー交通インフラ対応可能性研究 フェーズ3 資料編

27

ウガンダ・インタビュー記録(21)

日 時: 2008 年 10 月 17 日 訪問先: Globridge Uganda Co. Ltd 訪問者: 大西 --------------------------------------------------------------------------------------------------------------------- Globridge Uganda Co. Ltd 社の概要 日本製中古車輸入、保税駐車場管理ビジネスを展開。 オーナーは日本人。従業員は 18 名。 自己資金を投資して数年前に事業を開始。利益追求というよりもウガンダに対する援助

事業と認識。 ビジネス概況 中古車の輸入はモンバサ経由。 モンバサから輸入車を自走してカンパラまで輸送。キャリアに積んで輸送するよりもは

るかに安価。 利益はほとんど出ていない。(従業員の給与程度) カンパラ⇔モンバサの輸送所要日数は 2・3 日程度。 北部回廊の問題点・論点 モンバサで通関手続きを済ませばマラバを素通りできるという話があるが、まだ実現し

ていない。 マラバで書類の不備等があった場合、モンバサへ強制帰還させられるケースもある。会

社にとって大きな負担となる。 マラバに達する前に、Kenya Revenue Authority (KRA)による「スタンプ・ポイント」が 3

箇所程度存在。 「スタンプ・ポイント」の功罪: 功:ドライバーが安心して休憩できる(他にはこのような場所がない)。 罪:通過に 1 時間程度を要し、たまに提出書類を紛失されてしまう。 輸送に際しては、セキュリティ・治安・盗難の問題が大きい。 警察による Unofficial な Inspection(道路ブロック)は際限なく存在。一方でチップ程度

(5US ドル)を手渡せばすんなり通過させてくれるケースも多い。 過積載の問題も大きい。Weighbridge は実質的には機能していない(ケニア側、ウガンダ

側の両方)。警察による Enforcement の問題もあるが、過積載は絶対に無くならないと理

解。(日本の高速道路のような)アクセス制限のある高規格道路を建設しない限り、コ

ントロールは難しい。 マラバの問題点 24 時間稼動が行われている場合もあるが、概して人間が動いていない(担当者が勤務し

Page 32: クロスボーダー交通インフラ 対応可能性研究フェー …クロスボーダー交通インフラ対応可能性研究 フェーズ3 資料編 3 1.3 ウガンダ:インタビュー概要

クロスボーダー交通インフラ対応可能性研究 フェーズ3 資料編

28

ていない)ケースが多い。 特に土曜日は 11 時から 12 時までの 1 時間しかゲートがオープンされない場合があり、

非常に非効率。 モンバサ港での過少申告の問題について モンバサ税関で輸入量を意図的に過少申告し、関税を逃れているケースが非常に多い。 モンバサで過少申告し、ナイロビで追加の荷物を積み、マラバでの摘発を逃れる方法が

一般的に行われている。中小企業だけでなく大手もやっている。(→Weighbridge が機能

していないことの証左) 税を免れることにより輸入コストを下げ、他社との競争力を高める、という違法なビジ

ネスモデルが蔓延している。 解決策、日本政府への期待等 モンバサ港混雑解消 過少申告問題の解決 KRA の「スタンプ・ポイント」に日本の ETC のようなものを設置できないか。 代替ルートの整備。タンザニアのムワンザルートの整備等。 その他 北部回廊道路が改良されても、安全の問題は残る。今でも 160km で走行している。事故

件数が急増するのではないか。 マビラフォレストが事故の名所。標識を設置するだけでも事故防止効果はあるのではな

いか。 DRC⇔ウガンダ⇔ケニアは車の盗難非常に多い。盗難リスクが高すぎて保険を掛けられ

ないケースもある。 一般的にウガンダから南部スーダン、西部 DRC へ中古車が再輸出されているが、ウガ

ンダで登録しているケースは稀のよう。

Page 33: クロスボーダー交通インフラ 対応可能性研究フェー …クロスボーダー交通インフラ対応可能性研究 フェーズ3 資料編 3 1.3 ウガンダ:インタビュー概要

クロスボーダー交通インフラ対応可能性研究 フェーズ3 資料編

29

ウガンダ・インタビュー記録(22)

日 時: 2008 年 10 月 17 日 11:30-12:10 訪問先: New Jack Tours & Travel 訪問者: 大西 --------------------------------------------------------------------------------------------------------------------- New Jack Tours & Travel 社の概要 カンパラに本拠を置く観光ツアー会社。1999 年設立。日本人による経営。 ウガンダ・ルワンダ内のサファリツアー(主としてマウンテンゴリラ観光)が主力商品、

ケニア、タンザニア方面も取扱いあり。 主として 2-3 週間のツアー。欧米人客がメイン。ゴリラ観光とケニア(マサイマラ)、

タンザニア(セレンゲティ)でのサファリの組み合わせが多い。 近年の好業績により、フィールド(国立公園等)でのアシスタントを新規雇用した。 観光ツアーの動向 国境を跨ぐ、クロスボーダーのツアーが以前よりも増加している。 マサイマラ⇔ナイロビ→カンパラ→キガリ(ルワンダ首都)のルートが多い。 タンザニア(ダルエス、キリマンジャロ)⇔ルワンダ(キガリ)間の航空チケットが以

前よりも売れている。キリマンジャロ⇔キガリ間は週 3 便運航。 ブルンジは観光資源なし。 ウガンダ・ルワンダ国内の道路状況 カンパラ→マサカ Masaka→Ntugamo までは舗装されている。 クイーンエリザベス国立公園に入る前のエシャシャ川の橋がボトルネック。 カバレ Kabale-カツナ Katuna(ルワンダ国境)-キガリ間の道路は良い。カツナ Katuna

の越境はマラバよりも円滑。 ルワンダ政府はしっかり道路整備しているという印象。 ルワンダ内の首都キガリ-ブタレ Butare-ブカブ Bukavu(西部 DRC)の区間において、ブ

タレ Butare-ブカブ Bukavu 間の交通量が近年急増している印象。特にトラック多い。 南部スーダン ルワンダよりも不安定。観光振興にはまだまだといった印象。 ジュバの物価は異常。人件費は平均 1,000US ドル/月。 近年の高経済成長 9%の高経済成長を実感。 旅行会社は急速に増えている。同時に 1 社 1 社の実力が上がってきているという印象。 ホテル軒数の増加も著しい。

Page 34: クロスボーダー交通インフラ 対応可能性研究フェー …クロスボーダー交通インフラ対応可能性研究 フェーズ3 資料編 3 1.3 ウガンダ:インタビュー概要

クロスボーダー交通インフラ対応可能性研究 フェーズ3 資料編

30

ウガンダ・インタビュー記録(23)

日 時: 2008 年 10 月 17 日 訪問先: Ministry of Energy and Mineral Development 訪問者: 大西 --------------------------------------------------------------------------------------------------------------------- 国家上位政策 Vision2025 を改訂し、Vision2035 を策定する動きあり。 MTEF (Mid-term Expenditure Framework)はセクター政策と明示的に連動。支出枠組みが

明確に規定されている。 東部アフリカ電力マスタープラン(EAPMP) 東部アフリカパワープールの機能強化を視野に入れ、EAPP の設立前の段階において、

東アフリカ共同体(EAC)エネルギー担当大臣会合により、東アフリカ電力マスタープ

ラン(East African Power Master Plan Study, EAPMP)の実施が決定。 さらに、世銀の支援により Phase-I の内容をより深堀りした Phase-II 調査が行われ、ウガ

ンダ、ケニア、タンザニアの連系計画等の具体的なアクションプランが提案。 上記の一連のアクションプランの具体的かつ確実な推進を企図して、2006 年 1 月に

「Standing Committee on the Implementation of the EAPMP」が設立。 EAPMP における各推薦プロジェクトの事業実施可能性の精査等が行われている。 同時に、Nile Basin Initiative(NBI)との具体的な連携が模索されている。例えば、NBI の

もとで策定されている Nile Equatorial Lakes Subsidiary Action Programme(NELSAP)との

連携を検討。 ブルンジ、ルワンダが EAC へ正式加盟したことに伴い、両国を含めた形での EAPMP

の拡充・アップデートの必要性が認識されている。 上記の拡充調査実施のための資金獲得に向けた努力が継続中。

Page 35: クロスボーダー交通インフラ 対応可能性研究フェー …クロスボーダー交通インフラ対応可能性研究 フェーズ3 資料編 3 1.3 ウガンダ:インタビュー概要

クロスボーダー交通インフラ対応可能性研究 フェーズ3 資料編

31

ウガンダ・インタビュー記録(24)

日 時: 2008 年 10 月 17 日 訪問先: Uganda Manufacture Authority (UMA) 訪問者: 大西 --------------------------------------------------------------------------------------------------------------------- Uganda Manufacture Authority (UMA)の概要 ウガンダ製造業に係る Policy advocacy と Capacity Building に関する活動を展開。 製造業に関連する法制度、マーケティング論点、各種インセンティブを分析・検討。 ビジネスの阻害要因 最大の問題点は①キャピタルの不足(長期ファイナンスを得るのが困難)、②インフラ

不足・未整備(特に電力)。 ビジネスコスト全般の高さも問題。特にエネルギーコストの高さがネック。 ブジャガリ水力発電所(250MW)が 2010 年から稼動する。電力コスト問題の解消が期

待できると認識。 輸出入にモンバサに頼らざるを得ない点がボトルネック。20 フィートコンテナの輸送コ

ストが 5,000US ドルもかかるのは異常。 高等教育とビジネスの連携が不足。アフリカ有数のマケレレ大学を擁しているにもかか

わらず、労働生産性はアフリカでも下位。 解決策:高等教育とビジネスの連携が必要。ケニアでは職業訓練に戦略的に取り組んで

いる。いい参考例である。 北部回廊の問題点・論点 輸出入に関し、80%は道路、20%が鉄道を利用していると思われる。 1970 年代は 70%が鉄道を利用していたはず。 コンセッション後、状況は悪化の一途であると理解している。 ウガンダにとって最も効率的な輸送モードは鉄道。鉄道オペレーションの改善が必須。 道路については、フィーダー道路の建設促進、メンテナンスの問題あり。 その他 皮革製品の輸出は有望ではないか。エチオピアでは 75 の皮革関連企業があり、うち 20

-25 社が主にイタリア向けに輸出している。品質面でエチオピアに劣るとは思えず、ポ

テンシャルありと考えている。 Eldoret⇔カンパラ間の石油パイプラインはようやく建設開始。 インフラ、電力の問題は大統領も十分理解している。

Page 36: クロスボーダー交通インフラ 対応可能性研究フェー …クロスボーダー交通インフラ対応可能性研究 フェーズ3 資料編 3 1.3 ウガンダ:インタビュー概要

クロスボーダー交通インフラ対応可能性研究 フェーズ3 資料編

32

ウガンダ・インタビュー記録(25)

日 時: 2008 年 10 月 18 日 訪問先: Phoenix Logistics (U) Ltd. 訪問者: 大西 --------------------------------------------------------------------------------------------------------------------- Phoenix Logistics (U) Ltd.社の概要 衣類製造業。「ヤマト T シャツ」のブランドで衣類を製造。 ウガンダで最も有名な日系企業。オーナーは柏田氏(日本のメディアにも頻繁に登場) 1965 年に現地政府との合弁で工場設立(丸紅の支援あり)。 1985 年に一度完全撤退するも、親友でもあるムセベニ大統領の度重なる要請により、

2000 年に事業を再立ち上げ。 現在は「オーガニックコットン」を利用した有機シャツを製造・販売。ニッチマーケッ

トをターゲットとして事業拡大を企図。 ビジネス概況 ケニア騒乱の影響により大きなダメージ。 昨年から日本への輸出を開始。クラボウ傘下のオーガニック専門商社と提携。 イギリスのスーパーチェーン TESCO が 2008 年 12 月から買い付けを開始。 U2 ボノが主宰する NGO も昨年から買い付け開始。アメリカ・EU へ初の輸出。 JBIC 国金から 2 度の融資(300mil, 300mil)を受けている。 北部回廊の問題点・論点 ケニアの運輸業には、例外なく政府高官・政治家が絡んでいる。これがカルテルを産み、

高輸送コストの要因となっている。まずはこれを何とかしないといけない。 上記問題は広く認識されているものの、解決の動きがあれば必ずケニア政府が話を潰す

という実態がある。キレイごとで解決はできない。 越境の最大の問題はワイロの蔓延。OSBP で何とか解決を。 モンバサ港の 24 時間オペレーションの効果は見えない。 代替ルートについて ケニアでの 2007 年末からの政治混乱・騒擾を契機に、代替ルートが真剣に検討される

に至った。 キスムまで道路輸送し、キスム→モンバサ間を鉄道で、というのが最も現実的な代替ル

ートとして認識された。 ヴィクトリア湖・ムワンザ経由は時間がかかりすぎる点、ソフト・ハードとも未整備な

点が問題。 TICAD-IV について TICAD は第 1 回から参加(日本政府による正式招聘)。

Page 37: クロスボーダー交通インフラ 対応可能性研究フェー …クロスボーダー交通インフラ対応可能性研究 フェーズ3 資料編 3 1.3 ウガンダ:インタビュー概要

クロスボーダー交通インフラ対応可能性研究 フェーズ3 資料編

33

III までは具体的な方向性が全く見えなかったが、今回の IV でようやく形が見えてきた、

という印象。 官民合同ミッション、フォローアップメカニズムを真面目に取り組んで欲しい。 モンバサ港拡張事業について 拡張事業の実現が遅れているのは極めて残念。 拡張を見込んで大規模な買い付けをしていた Buyer が多い。 事業の遅れにより、損失が多く出ている模様。 繊維セクターに対する国家政策等 Textile Policy for Uganda が 2008 年に策定される予定。 250 万人の新規雇用増をターゲット。 周辺国への輸出は次のステップ 政策誘導の好例として、エチオピアはたった 5 年間で繊維産業のサポート体制を確立、

30 万人の雇用増を実現している。 日本政府への提言 政府の Decision making が極端に遅い。民間ビジネスを活用したいなら、何よりもスピー

ドが大事。 EAC の政府職員は有能。各国のエゴの整理は厄介、かつ政策のインプリメンテーション

の問題はあるが、EAC との協働を模索すべき。政策を打つなら EAC との話し合いが基

本。 40 年前、EAC は非常にうまく作用していた。レベニューはケニア、鉄道はタンザニア、

通信はウガンダが分担。モンバサ⇔カンパラ間の鉄道輸送日数はわずか 1 週間だった。

今でもできないはずはない。 ムセベニ大統領の主導で、今まさに(2008 年 10 月 18 日より)EAC、COMESA、SADC

の共同会合が開催されている。 鉄道オペレーションの改善がまず大事。現在ボーダーで台車を交換(ケニア標準軌→ウ

ガンダ狭軌)しているが、このスピードアップが重要。 その他 為替の自由化によりバンキングセクター銀行業が好調。これが高経済成長を牽引してい

る面も。 昔はアフリカ唯一の貿易黒字国だった。伝統的輸出産品(コーヒー、コットン、カカオ、

タバコ、紅茶等)は今は見る影もない。

Page 38: クロスボーダー交通インフラ 対応可能性研究フェー …クロスボーダー交通インフラ対応可能性研究 フェーズ3 資料編 3 1.3 ウガンダ:インタビュー概要

クロスボーダー交通インフラ対応可能性研究 フェーズ3 資料編

34

1.4 ケニア:インタビュー概要

ケニア・インタビュー記録(1)

日 時: 2008 年 10 月 9 日 訪問先: JICA ケニア事務所 高橋所長・岩本次長・中澤氏

JICA アフリカ地域支援事務所 倉科所長 訪問者: 本村 --------------------------------------------------------------------------------------------------------------------- JICA のケニア CBTI 整備関連案件 モンバサ港コンテナターミナル整備事業が実施中である。モンバサ港の貨物取扱容量を

大幅に拡大するものである。 アババ‐ナイロビ間道路の無償資金協力の計画がある。 その他 CBTI 整備の現状と課題 ケニアでは非常に多くのインフラ案件が提案されており、中でも政治家が裏で糸を引い

ているものが多い。その中で、正当な基準のもと必要な案件を優先順位付けすることが

必要とされている。 モンバサからケニア・スーダン国境を経てジュバに直結するルートが世銀資金により整

備されつつある。 鉄道整備においては、民営化に伴う組織改革の結果を待たなくては、整備支援の方向性

が決められない。現在の投資は少なすぎる。幅の狭い現在のゲージをスタンダード・ゲ

ージに変えようという議論は高まっている。 キスムは繁栄している。航空機が毎日 4 往復している。 肥料価格の高騰により、ケニアの農業生産は下落している。

ケニア・インタビュー記録(2)

日 時: 2008 年 10 月 9 日 訪問先: 在ケニア日本大使館 今井氏 訪問者: 本村 --------------------------------------------------------------------------------------------------------------------- ケニアの政治経済と ODA 中国のケニア援助進出が進んでいる。 ドナー協調に参加しようとしない中国は、援助コミュニティを悩ませている。

Page 39: クロスボーダー交通インフラ 対応可能性研究フェー …クロスボーダー交通インフラ対応可能性研究 フェーズ3 資料編 3 1.3 ウガンダ:インタビュー概要

クロスボーダー交通インフラ対応可能性研究 フェーズ3 資料編

35

ケニア・インタビュー記録(3)

日 時: 2008 年 10 月 9 日 訪問先: 世界銀行ケニア事務所

Sasia 氏(Senior Economist)・Waithaka 氏(Senior Highway Engineer) 訪問者: ウィンストン・八田 --------------------------------------------------------------------------------------------------------------------- 世界銀行の東アフリカ CBTI 整備支援 世銀の主要な東アフリカ CBTI 整備案件は、「東アフリカ貿易交通支援プロジェクト(East

Africa Trade Transport Facilitation Project: EATTFP)」と、北部回廊交通改善事業(Northern Corridor Transport Improvement Project)の二つである。

EATTFP は、東アフリカ 4 ヵ国(ケニア・ウガンダ・タンザニア・ルワンダ)を広域的

に網羅し、2 つの主要回廊上の鉄道・道路・港湾・税関・国境・ウェイブリッジ等の CBTI関連要素を、ソフト面に重点を当てて改善するプログラムである。

EATTFP の一環として、世銀はケニア鉄道・ウガンダ鉄道の民営化支援を行っている。

雇用削減のための保証金・鉄道沿線の不法占拠者住民移転の資金としての、6,000 万 USドルの贈与などが含まれる。

北部回廊交通改善事業は、北部回廊のケニア内 373km 区間を整備するハード面に重点を

当てた案件である。

ケニア・インタビュー記録(4)

日 時: 2008 年 10 月 9 日 訪問先: アフリカ開発銀行ケニア事務所 Opiyo 氏(Infrastructure Specialist) 訪問者: ウィンストン・八田 --------------------------------------------------------------------------------------------------------------------- AfDB の東アフリカ CBTI 整備支援 道路整備を主に行っている。 ケニアの主要な案件は、JICA との協調融資で行っているアルーシャ‐ナマンガ‐アティ

川道路整備(ケニア側部分)と、タンガ周辺からホロホロ経由で Malindi までの道路整

備である。 ケニアとエチオピアを結ぶ回廊の、Isiolo から Moyale の区間の詳細設計を行った。 その他の国際道路回廊整備ポテンシャル ムワンザ‐イソバニア‐キスム‐南部スーダンを結ぶ回廊は、タンザニア・ケニア・南

部スーダンをつなぐ重要なルートである。世銀が整備を検討している。 ケニア政府は、イソバニア‐ナロク‐ナイロビを結ぶ回廊整備を検討している。

Page 40: クロスボーダー交通インフラ 対応可能性研究フェー …クロスボーダー交通インフラ対応可能性研究 フェーズ3 資料編 3 1.3 ウガンダ:インタビュー概要

クロスボーダー交通インフラ対応可能性研究 フェーズ3 資料編

36

ケニア・インタビュー記録(5)

日 時: 2008 年 10 月 9 日 訪問先: USAID 東アフリカ地域事務所 Wilcock 氏(Regional Trade Advisor)・

Juma 氏(Project Specialist)・Meassick 氏(Project Officer) 訪問者: ウィンストン・八田 --------------------------------------------------------------------------------------------------------------------- 越境輸送円滑化ドナー協調 USAID と DFID は、2008 年 12 月 8~10 日に輸送円滑化ドナー協調会議を計画している。

JICA にも是非参加してほしい。越境交通円滑化のために、多くのドナーが様々な活動を

しているが、ドナー間調整は現在充分にされていない。 DFID は EAC を軸に越境輸送円滑化の取組みを行っており、USAID は COMESA を軸に

同様の取組みを行っている。 多くのドナーが OSBP 整備支援を行っていると言うが、OSBP 整備に必要とされる援助

は幅広い。ドナー協調会議では、誰が何をやっているのか把握すると伴に、今後何が必

要なのか話し合いたい。 USAID の東アフリカ CBTI 整備関連支援 USAID は、道路状況とボトルネックを示す GIS の輸送マップ作成を計画している。予

算は 50 万 US ドルである。 スーダンのジュバからケニアへの道路セクタープログラムを実施している。予算は 9000

万 US ドルである。 各国の税関データの変換プログラムである、RADIX の開発を支援している。 USAID が支援する COMESA 域内共通関税保証担保(RCTG: Regional Customs Transit

Guarantee)は、北部回廊で試行された。しかし、ビジネスで使用されるまでには更なる

開発が必要である。 ケニア政府への SPS 支援も行っている。国境への SPS 設備装置の提供などが具体的活動

として挙げられる。

Page 41: クロスボーダー交通インフラ 対応可能性研究フェー …クロスボーダー交通インフラ対応可能性研究 フェーズ3 資料編 3 1.3 ウガンダ:インタビュー概要

クロスボーダー交通インフラ対応可能性研究 フェーズ3 資料編

37

ケニア・インタビュー記録(6)

日 時: 2008 年 10 月 12 日 訪問先: Mathenge 氏

東アフリカ物流企業協会連盟幹部兼ケニア国際物流組合・倉庫協会幹部 訪問者: 本村・ウィンストン・八田 --------------------------------------------------------------------------------------------------------------------- 東アフリカ物流企業協会連盟について ケニア物流企業協会(KFFA: Kenya Freight Forwarders Association)には、1200 の企業が

加盟している。このような物流協会が EAC 各国にあり、この 5 つの協会の連合が東ア

フリカ物流企業協会連盟(Federation of East African Freight Forwarders Association)であ

る。 USAID が東アフリカ物流企業協会連盟の研修教材の開発を支援していた。研修プログラ

ムは、FIATA(International Association of Freight Forwarders)基準に沿って策定された。

費用 550US ドルの 6 カ月研修コースを 270US ドルで提供するという研修であった。

Page 42: クロスボーダー交通インフラ 対応可能性研究フェー …クロスボーダー交通インフラ対応可能性研究 フェーズ3 資料編 3 1.3 ウガンダ:インタビュー概要

クロスボーダー交通インフラ対応可能性研究 フェーズ3 資料編

38

ケニア・インタビュー記録(7)

日 時: 2008 年 10 月 13 日 訪問先: EU ケニア事務所 Gitonga 氏(Project Officer –Transport Infrastructure) 訪問者: ウィンストン・八田 --------------------------------------------------------------------------------------------------------------------- EU の東アフリカ CBTI 整備関連案件 北部回廊修繕プログラムのフェーズ 2 を終えたところである。同プログラムでは 2 つの

フェーズに渡って、ケニア、ウガンダ、ルワンダの支援を行ってきた。フェーズ 1 で 131kmの道路が整備され、フェーズ 2 で 95km が整備された。フェーズ 3 では、エルドレット

‐マラバ間の 193km を整備する。 EU は、鉄道・港湾セクターへの支援はあまり行っていない。 CBTI 整備の現状と課題 ウガンダの建設業者の数は限られているのに、建設需要が急増している。能力不足が問

題である。 各国の相反する道路整備戦略の調整は課題である。ケニアとスーダンを結ぶ道路は 25

年間舗装道路として利用されてきた。しかし、ウガンダを経由してスーダンへ行くルー

トが代替ルートとして利用されるようになってきた。EAC は東アフリカ道路ネットワー

ク計画を策定し、ウガンダ経由のルートの優先度が高いとしている。しかし、ケニア経

由のルートの方が短距離である。 モンバサ‐マラバ間には 27 ものポリスチェック・ポイントがある。不正な金銭の要求

があるという指摘もある。ウェイブリッジの数が 8 というのも多すぎる。モンバサ‐カ

ンパラ間の輸送時間は最短で 4.5 日かかるが、本来 1.5 日で輸送できるはずの距離であ

る。

Page 43: クロスボーダー交通インフラ 対応可能性研究フェー …クロスボーダー交通インフラ対応可能性研究 フェーズ3 資料編 3 1.3 ウガンダ:インタビュー概要

クロスボーダー交通インフラ対応可能性研究 フェーズ3 資料編

39

ケニア・インタビュー記録(8)

日 時: 2008 年 10 月 13 日 訪問先: ケニア交通省 Bodo 氏(Acting Director, Air Transport)・

Ireri 氏(Senior Air Transport Officer)・Maingi 氏(Duputy Secretary) 訪問者: ウィンストン・八田 --------------------------------------------------------------------------------------------------------------------- ケニアの空港整備状況の現状と今後の方向性 ジョモ・ケニヤッタ国際空港(JKIA)では、現在、世銀を始めとするドナー支援により

拡張事業が行われている。現在の事業は、フェーズ 2 である。 JKIA・キスム空港・ウィルソン空港が世銀の支援のもと、整備されてきた。エルドレッ

ト空港とモンバサ空港の拡張も行いたいが、資金がついていない。 ケニア航空局は現在組織改革を実施中である。 ケニアの航空・貿易協定の現状と今後の方向性 航空協定(ASA)なしでは、EAC の航空機は EAC 内でしか運行できない。 ケニアは、ヨーロッパ主要諸国である、イギリス、ドイツ、スペイン、オランダ、イタ

リアと ASA を結んでいる。 アジアの一部諸国とも ASA を結んでおり、ケニア航空は中国、タイ、香港に運航して

おり、韓国航空とのコードシェアがある。シンガポールとも ASA を結んでおり、シン

ガポール航空の貨物航空機が週に 3 回ナイロビにくる。 近年、米国と ASA を結んだ。米国の航空機が運行を始め、切花や園芸農産品の輸出が

増えればと思っている。オーストラリア、マレーシアとも近年 ASA を結んだ。 ASA の相手国は多いが、コードシェア協定を実現可能なものを増やすことに焦点を当て

ている。 日本と ASA を結びたいと考えている。日本人の海外旅行需要は高く、ケニアへの日本

人の旅行機会が増えればと思っている。また、切花輸出市場を日本に拡大したい。 ケニアはウガンダ・ブルンジ・ルワンダとの貿易を自由化した。タンザニアとの自由化

協定はまだ結ばれていないが、早急に締結したいと考えている。 EAC 内での航空規制の統一にも力を入れている。安全性についての規制統一は既になさ

れた。 その他の CBTI 整備の現状・課題と方向性 モンバサ港はケニアの主要港である。ヴィクトリア港の湖上水運港もあり、ウガンダ行

きのトランジット貨物を主に輸送している。 ウガンダ行き貨物の主要リンクはケニア鉄道であったが、民営化後、鉄道運営は思うよ

うにいかない。ケニア政府は、コンセッション協定に示された輸送量目標を達成するた

めの方法を模索している。 ヴィクトリア湖上水運港であるキスム港について、ケニア政府は、ケニア鉄道局にキス

Page 44: クロスボーダー交通インフラ 対応可能性研究フェー …クロスボーダー交通インフラ対応可能性研究 フェーズ3 資料編 3 1.3 ウガンダ:インタビュー概要

クロスボーダー交通インフラ対応可能性研究 フェーズ3 資料編

40

ム港改善事業を実施するよう提案している。ケニア政府とリフトバレー社のフェリーの

保険負担の問題が原因で、キスム港のワゴン・フェリー運行は停止されている。 モンバサ港のキャパシティは、年間 2,200 万トンである。容量不足を解消するため、JICA

の円借款で第二コンテナターミナルが整備されている。航路の浚渫が必要であるが、オ

ランダかベルギーの贈与により来年実施される予定である。実現すれば、15m の大型船

が入港できるようになる。 2030 年計画で、ルマを新国際港として開発することが提案されている。BOT による整

備を希望している。一般貨物を取り扱い、南部スーダンと鉄道・幹線道路で結び、パイ

プラインと石油ターミナルも整備したい。15 年以内に実現する計画である。 2030 年計画では、自由港湾貿易区を整備し、モンバサ港と繋ぐことを提案している。 モンバサは島である。大陸とモンバサを繋ぐ道路リンクはなく、古くて国際標準に見合

わないフェリーの運航のみに頼っている。モンバサ島と大陸を結ぶ橋梁についての、975年の日本政府の調査があった。この実現のための調査をしたいと考えている。

港湾整備においても、港湾と内陸を結ぶ鉄道の容量不足がボトルネックである。現在約

80%の貨物がトラックで内陸輸送されている。 ケニアは海運船舶を所有していない。船員の海上訓練に支障がある。 ケニアとウガンダは、共同出資で輸送容量の多い第二の鉄道路線を整備する可能性を検

討している。リフトバレー社が運営を改善しても、鉄道インフラの改善が必要である。 リフトバレー社の鉄道運営は貧弱である。コンサルタントの調査により、機関車と貨車

の近代化と一部路線の補修が必要であると指摘された。リフトバレー社は機関車・貨車

の購入と路線補修を行うことになっていたが、未だに実現していない。 リフトバレー社の運営体制が不十分であることを理由に、IFC は当初予定していた資金

援助を行っていない。しかし、時間がかかったものの運営体制は改善されている。AfDBに対しても路線補修資金の援助を依頼している。

鉄道容量の不足は、路線状況の悪さにより運行速度が 20k/h であることが主要因である。 ポリスチェック・ポイントでの時間ロスはわずかながら少なくなった。全ての車輌を止

めないようにしたためである。

Page 45: クロスボーダー交通インフラ 対応可能性研究フェー …クロスボーダー交通インフラ対応可能性研究 フェーズ3 資料編 3 1.3 ウガンダ:インタビュー概要

クロスボーダー交通インフラ対応可能性研究 フェーズ3 資料編

41

ケニア・インタビュー記録(9)

日 時: 2008 年 10 月 13 日 訪問先: ケニア鉄道公社 Ong’ong’o 氏(Deputy Managing Director) 訪問者: ウィンストン・八田 --------------------------------------------------------------------------------------------------------------------- ケニア鉄道民営化について 2006 年にリフトバレー社に経営を譲った。しかしコンセッションは予定されていたよう

に上手くはいっていない。リフトバレー社は状況を認識しており、ケニア政府と協議を

行っている。 ケニア鉄道法によって、ケニア鉄道公社は将来の鉄道を計画することが義務付けられて

いる。民営化後も、鉄道ネットワークの近代化を計画している。モンバサ-カンパラ路線、

ナクル-キスム路線の標準軌化、ルマ港と南部スーダンのジュバを結ぶ鉄道路線新設計画

などがケニア鉄道公社の現在の計画として挙げられる。中国が、モンバサ-ナイロビ路線

の標準軌化の F/S に興味を示している。 コンセッション契約では、リフトバレー社は 11.1%の貨物輸送収入と、旅客収入に対し

て年間 100 万 US ドルを、コンセッション料金として政府に支払うことが定められてい

る。 民営化後もケニア鉄道公社が路線・貨車・機関車・旅客車輌を所有しており、リフトバ

レー社に貸している。リフトバレー社は、それらの運営と維持管理義務があり、新しい

ものを購入することもできる。 ウガンダ鉄道公社は現在、新組織を組み立てている段階である。ウガンダの鉄道資産を

保有する組織となるはずである。 鉄道民営化が上手くいっていない最大の理由は、想定した資金が IFC 及び KfW から支

給されていないことである。 リフトバレー社がコンセッション契約を守らない場合も、ケニア鉄道公社は「助言」す

ることしか出来ない。政府のみがコンセッション契約の解除を可能とする。

Page 46: クロスボーダー交通インフラ 対応可能性研究フェー …クロスボーダー交通インフラ対応可能性研究 フェーズ3 資料編 3 1.3 ウガンダ:インタビュー概要

クロスボーダー交通インフラ対応可能性研究 フェーズ3 資料編

42

ケニア・インタビュー記録(10)

日 時: 2008 年 10 月 13 日 訪問先: リフトバレー社 Whiteway 氏(Managing Director) 訪問者: ウィンストン・八田 --------------------------------------------------------------------------------------------------------------------- ケニア鉄道民営化について リフトバレー社は、ケニア鉄道・ウガンダ鉄道と、それぞれコンセッション契約を結ん

でいる。モンバサから輸送される鉄道貨物の 35%以上はウガンダ行き貨物である。スー

ダン・ブルンジ・ルワンダ行きの貨物はわずかである。これらの国への貨物の大半は中

央回廊経由で輸送される。 ウガンダ鉄道のコンセッション契約と、ケニア鉄道のコンセッション契約と、それら二

つの上に包括的コンセッション契約がある。 コンセッション契約が終結されたとき、マラバ国境を通過する貨物の税関についての課

題が取り上げられた。USAID が事務所設立を支援し、ウガンダとケニアの設備を共同で

使用した。 ケニアに属するヴィクトリア湖上ワゴン・フェリーは、コンセッション契約に含まれて

いたが、コンセッション契約前の 2004-05 年に運行を中止した。 既に認可された鉄道民営化事業のための融資額は、合計 5,400 万 US ドルである。2,200

万 US ドルが IFC から、3,200 万 US ドルが KfW から拠出されることになっている。し

かし、先行すべき条件が整わないため、未だ融資は行われていない。 コンセッション契約では、5 年間で 3,000 万 US ドルの投資が必要であるとされていた。

しかし、民営化後、路線修繕・貨車修繕・ローリングストック購入のために 5 年間で 1億 9,000US ドル必要であることがわかった。

鉄道運営の現状と課題 モンバサ港の税関審査が円滑でない。 モンバサ港のカンパラ行き鉄道トランジット貨物で指定して、別の地域に保管できた

ら、輸送プロセスが円滑化するだろう。モンバサ港ではコンピューター化したコンテナ

管理システムを現在実施しているので、そのような特定貨物の指定は可能なはずであ

る。

Page 47: クロスボーダー交通インフラ 対応可能性研究フェー …クロスボーダー交通インフラ対応可能性研究 フェーズ3 資料編 3 1.3 ウガンダ:インタビュー概要

クロスボーダー交通インフラ対応可能性研究 フェーズ3 資料編

43

ケニア・インタビュー記録(11)

日 時: 2008 年 10 月 13 日 訪問先: ヨーロッパ開発銀行(EIB)

Cocuzza 氏(Chief Regional Representative)・Nzioka 氏(Business Analyst) 訪問者: 本村 --------------------------------------------------------------------------------------------------------------------- EIB の CBTI 整備関連案件 EIB は、インフラ整備と、民間金融機関やベンチャー・キャピタルを通じての中小

企業(SME)支援のために、長期のローン貸付を行っている。一方、EU は、保険・

健康・道路セクターへの無償支援と財政支援を行っている。 EIB のローンの対象は、収益の得られる事業のみである。 ケニア電力局へのローン、ウガンダの PPP による電力整備へのローンなどが案件例

である。 ケニア国際空港の整備は、中国との協調融資で実施している。 ケニア鉄道の初期の査定は、EIB が実施した。 南アフリカからスーダン港までの光ファイバー・ネットワーク整備は、IFC・KfW・世

銀・EIB で支援した。 EU のアフリカ・インフラ整備基金は、EIB と共同で設立した。無償技術支援、F/S、キ

ャパシティ・ビルディングに使われている。 EIB ナイロビ事務所は、東アフリカ・中部アフリカ 17 カ国への援助を管理している。 キリマンジャロ航空の整備資金支援は、国際的なネットワークを考慮して行われた。 エチオピア‐ケニアの送電案件の F/S が行われている。 その他 CBTI 整備関連事項 物理的な越境交通インフラ整備と伴に、輸出促進支援を行うことが効果的である。 ナイロビ南部バイパスの有料道路整備は、資金がつく。オーストリアの Strabag 社と 30

年間の BOT のコンセッション契約がなされている。 電力セクターは重要である。 地熱発電がケニアで検討されている。該当の発電機は三菱にしかつくれない。日本のロ

ーンがつくのかもしれない。 ケニアの FDI は、政治状況に大きく左右される。

Page 48: クロスボーダー交通インフラ 対応可能性研究フェー …クロスボーダー交通インフラ対応可能性研究 フェーズ3 資料編 3 1.3 ウガンダ:インタビュー概要

クロスボーダー交通インフラ対応可能性研究 フェーズ3 資料編

44

ケニア・インタビュー記録(12)

日 時: 2008 年 10 月 13 日 訪問先: JETRO ナイロビ事務所 訪問者: 本村・大西 --------------------------------------------------------------------------------------------------------------------- 北部回廊関連の情報等 ケニアでの 2007 年末からの政治混乱・騒擾は、ウガンダに大きな影響を与えた。ウガ

ンダ政府は北部回廊の運行確保に腐心した。 上記の流れにおいて、ヴィクトリア湖経由の代替ルートの有効性も検討されるに至っ

た。 北部回廊道路の状況は好転してきている。 警察による Police Bloc について、最近になって政府首脳が禁止を通達済み。 エルドレットに就航しているエミレーツ貨物便の輸送品目はおそらく切花。輸送先はロ

シアと予想される。(エミレーツは情報開示を一切しない) 車軸規制について 2008 年 10 月 1 日より車軸規制を開始。4 軸車が規制対象。 モンバサ地域での 4 軸車の走行は禁止。マラバでも止められる。 検疫体制 検疫官の配置状況について、ケニア・ウガンダ国境は配置されている。その他の国境に

は配置されていない。(詳細は EAC・Business Council が出している報告書が詳しい ) 輸出入・産業全体の現況・将来見通し 園芸作物(野菜含む)は急拡大中。EU 向け切花が順調。今後、対アメリカ輸出のため

の直行便が運航開始となる予定。ただし需要は不安定。(2008 年 10 月末に日本でケニア

産切花の展示会を開催予定。JETRO 主催。JICA 研修とタイアップしている) 伝統産業の紅茶、コーヒーも順調。紅茶はパキスタンへ輸出。 繊維産業はやや下火。企業数が減少している。中国との競争が激化。 ケニア製造業の競争力は下がってきていると評価している。EAC よりも COMESA 全体

を俯瞰することが重要。例えば化学産業は COMESA の市場統合化の動きの影響により、

エジプトへ移転してしまった。(食料オイルは例外) ケニア産の製品が国外へ出て行っていない状況。むしろ域内の物流拠点・Distributor と

して生き残りを図るべきと理解している。ケニア国内でモノづくりをするメリットは無

い。 景気は高い成長率を記録しているが、輸入が増えるばかりで輸出は一次産品のみ。結果

として貿易赤字が積み上がるのみ。 サービス業の育成可能性について、確かに近隣諸国よりは労働力の質が良い(エミレー

Page 49: クロスボーダー交通インフラ 対応可能性研究フェー …クロスボーダー交通インフラ対応可能性研究 フェーズ3 資料編 3 1.3 ウガンダ:インタビュー概要

クロスボーダー交通インフラ対応可能性研究 フェーズ3 資料編

45

ツのキャビンアテンダント供給元)といわれるものの、将来可能性は不明瞭。 観光業は最盛期の半分程度に落ち込んでいる。 インフラ整備の観光業への影響は大きいと思われる。 オーガニック産品の需要はあまりない模様。 日系企業のビジネス環境等 ケニアでの日本企業のビジネスモデルは、「日本から製品を輸入してケニア国内マーケ

ットで販売する」である。 取引相手企業は結果としてインド系企業とならざるを得ない。 ケニア日本商工会の会員企業数は 26、27 社のみ。このうち駐在員を置いているのは 10

社程度。 日本大使館、JBIC(JICA)、JETRO とケニア政府間で「ビジネス環境改善対話」を始め

ようとしている。 他方、マーケット規模は EAC 全体で 1 億人ではあるが、購買層の問題がある。事実と

してケニアの新車販売台数は 13,000 台。中古車でも 50,000 台に過ぎない。果たして日

系企業にとって魅力的かどうか。 9-10 月の官民連携ミッション(所長の的場氏が東部アフリカミッションに同行) 鉱物資源開発がメイントピック。ウガンダについては北部に石油(3-5 万バレル程度)、

石炭も一部あるが規模はやや小さい。大きな話にはならない。 一方タンザニアは天然ガスが有望。意見交換が活発だった。 官民連携においては「1 社支援」の論点整理が必要。 日本企業の関心は極めて低かった。 NEPAD・EAC・COMESA 等について 東アフリカ諸国は実は NEPAD に熱心でない。NEPAD よりも EAC、COMESA をはるか

に重要視。 EAC、COMESA の市場統合(関税撤廃)は「遅々として進んでいる」という状況。 関税例外品目(保護品目)数は、タンザニア 600、ウガンダ 300。今後 5 年間で撤廃し

ていく方向。 その他 ケニアの経済成長率見通し:2008 年度は 4.5-6.0%程度 南部スーダンの経済成長はケニアへの影響はほとんどなし。(ケニア国内商業銀行がジ

ュバに支店を出した程度) 原油パイプラインはモンバサからエルドレットまで建設済み。エルドレット⇔ジュバ間

はリビアの民間企業が建設受注。 既に 2012 年大統領選挙を見据えた政治の動きが活発化してきている。

Page 50: クロスボーダー交通インフラ 対応可能性研究フェー …クロスボーダー交通インフラ対応可能性研究 フェーズ3 資料編 3 1.3 ウガンダ:インタビュー概要

クロスボーダー交通インフラ対応可能性研究 フェーズ3 資料編

46

ケニア・インタビュー記録(13)

日 時: 2008 年 10 月 13 日 訪問先: DOSHI & Co., Ltd. 訪問者: 大西 --------------------------------------------------------------------------------------------------------------------- DOSHI & Co., Ltd.社の概要 Steel 製品、ガルバナイズ水道管、家具、電力線ケーブル(別子会社)、PBC パイプ等(同)

を製造・販売する企業。 ケニアのほか、ウガンダに支社あり。従業員は 400 名程度。 モンバサに製造プラントを有する。 近隣域内の輸出先 輸出先は EAC 諸国、モザンビーク、マラウイ、ザンビア。 モザンビークへの輸出にモンバサ港を利用。 輸出量は月平均 300-400 トン程度。 ブルンジ、ルワンダはお得意様。マーケットとして期待。輸送コストはナイロビ⇔キガ

リ(ルワンダ)が 190US ドル/トン、ナイロビ⇔ブジュンブラ(ブルンジ)間が 170USドル/トン。

輸送はすべてフォーワーダーを利用している。 対ウガンダ輸出では越境ルートとしてマラバ、Busim の 2 箇所を利用。Busim の状況は

悪い。 輸出に際しての諸問題・論点 輸出促進への阻害要因その①:製造コストが高い。特に労働コスト、電力が 2 大コスト。 輸出促進への阻害要因その②:新興国との競争が激化。特に中国とインド。 輸出促進への阻害要因その③:インフラの整備不足。特に鉄道はひどい。輸送モードと

して全く信頼できないため、使えない。 輸出促進への阻害要因その④:2008 年 10 月より 4 軸トラックの走行が禁止となった。

大きなビジネス阻害要因。 全コストに占める輸送コストの割合は 40-50%程度。高い。 モンバサ港での輸入に要する日数は 1 週間程度。 EAC、COMESA 域内市場統合 EAC の関税撤廃はまだ実現していない。 2005 年に KRA(Kenya Revenue Authoority)が関税徴収システム「SIMBA」を導入済み。 日本政府への期待 まずはインフラ整備。特に港湾(モンバサ)、道路、電力インフラの整備を。例えば親

環境エネルギーの導入促進等。

Page 51: クロスボーダー交通インフラ 対応可能性研究フェー …クロスボーダー交通インフラ対応可能性研究 フェーズ3 資料編 3 1.3 ウガンダ:インタビュー概要

クロスボーダー交通インフラ対応可能性研究 フェーズ3 資料編

47

ケニア・インタビュー記録(14)

日 時: 2008 年 10 月 13 日 訪問先: Power Technics Co., Ltd. 訪問者: 大西 --------------------------------------------------------------------------------------------------------------------- Power Technics Co., Ltd.の概要 電器製品(照明等)、スイッチギア、各種電線ケーブル、パソコンのキャビネット等を

製造・販売する企業。 ケニア・ナイロビに本社。タンザニア、ウガンダに支社を有する。 近隣域内の輸出先、輸入経路等 輸出先はタンザニア、ウガンダ、ルワンダ。 輸出品は照明器具、スイッチギア、電線ケーブル。プロジェクトベースで輸出を行って

いる。(電力関係プロジェクトに対する輸出) ブルンジ、DRC への輸出はまだ。考慮中。 原材料である Steel を輸入。以前はヨーロッパからモンバサまで直接定期航路が伸びて

いたが、(中国、インドの台頭の影響により)現在は UAE のドバイ港、オマーンのサラ

ーラ港、サウジのジェッダ港経由で輸入せざるを得なくなっている。 輸出に際しての諸問題・論点 総コストに占める運輸コストの割合は、5-10%程度。 ケニア→タンザニアへの輸出には 7-10 日程度かかる。 タンザニアへの輸出プロセス ①CONTECNA により、輸出品の Inspection(Price verification) →②CONTECNA が関係書類を南ア業者へ送付(Request for Information, RFI) →③南ア業者が PCVR(Provisional Custom Value ….)を発行 →④輸入側より関税支払い(ここまで 7-10 日程度) →⑤Custom 側にて関税支払いの確認 →⑥ここまできてようやくフォーワーダーに荷物の輸送を指示 →⑦輸出完了 EAC、COMESA 域内市場統合 まだ EAC の関税撤廃は実現していない。 2011 年に向けて段階的に 0%になると理解。 タンザニア、ウガンダからの輸入は既に関税ゼロ。 日本政府への期待 税関における Documentation の簡素化

Page 52: クロスボーダー交通インフラ 対応可能性研究フェー …クロスボーダー交通インフラ対応可能性研究 フェーズ3 資料編 3 1.3 ウガンダ:インタビュー概要

クロスボーダー交通インフラ対応可能性研究 フェーズ3 資料編

48

関税の Payment Procedure の改善。2-3 日は短縮できるはず。 その他 2007 年末に発生したケニアの治安悪化は、現在元に戻っている。

ケニア・インタビュー記録(15)

日 時: 2008 年 10 月 14 日 訪問先: ケニア歳入省 Wanjohi 氏

JICA ケニア国関税局職員能力向上プロジェクト 水井専門家・吉田氏 訪問者: 本村・ウィンストン・八田 --------------------------------------------------------------------------------------------------------------------- ケニア国関税局職員能力向上プロジェクト概要 プロジェクト目標は、ケニア・ウガンダ・タンザニア 3 カ国の税関職員の能力向上であ

る。リスクマネジメント、OSBP 等についてのセミナーを実施している。 OSBP セミナーには、5 カ国の歳入省長官や他の政府系機関、通関業者が参加した。 現在 OSBP 支援システムを開発している。SIMBA と ASYCUDA++を連結させる取組み

を実施している。また、リアルタイム・モニタリング・システムと貨物管理システムの

ソフトウェアをナマンガで試行する予定である。2 つのシステムはプロジェクトで雇用

された IT コンサルタントによって開発された。JICA はシステム支援のために、ナマン

ガ国境にワイヤレス・インターネットも整備する。システムが上手く機能すれば、3 カ

国の他の国境にも広めていきたい。 東アフリカ国境整備の現状と課題 現在、ケニアの全国境の税関が 24 時間運営を行っている。他の関連機関にも 24 時間運

営を呼びかけている。一方で、24 時間運営に伴い、職員の数を増加する必要がある。ま

た、宿泊施設も整備されておらず、世銀の EATTFP のもと設備整備が行われることが期

待されている。 ナマンガ国境では、タンザニアは未だ 24 時間運営を行っていないが、将来 24 時間運営

に移行する予定である。 ナマンガ国境のタンザニア側の施設は 2004 年ごろ世銀によって整備された。予定され

ている日本の国境施設整備支援は、ナマンガにとって 2 度目のものである。国境施設は

デザインよりも使いやすさが重要である。 マラバの世銀の国境施設設計も、デザイン重視の傾向がある。 チルンド国境施設は JICA 無償資金協力によって整備されたが、日本は設計には関与せ

ず、現地政府が自ら施設を建設した。施設規模が大き過ぎるため犯罪もあったが、使用

する者の立場に立って設計されている。 越境交通円滑化のためには、民間セクターの参加が重要である。

Page 53: クロスボーダー交通インフラ 対応可能性研究フェー …クロスボーダー交通インフラ対応可能性研究 フェーズ3 資料編 3 1.3 ウガンダ:インタビュー概要

クロスボーダー交通インフラ対応可能性研究 フェーズ3 資料編

49

ケニア・インタビュー記録(16)

日 時: 2008 年 10 月 14 日 訪問先: ケニア道路省 Maingi 氏・Karanja 氏・Khisa 氏・花井 JICA 専門家 訪問者: 本村・ウィンストン・八田 --------------------------------------------------------------------------------------------------------------------- ケニア越境道路整備のビジョン 北部回廊の整備が落ち着いてきたことを踏まえ、EAC 内ではタンザニアとケニアを結ぶ

回廊や補完的な回廊に視点を向けている。 さらに、視点を北(スーダン・エチオピア)・南(タンザニア)に向けている。2030 年

の道路整備のビジョンとして、「ケニアと周辺諸国を繋ぐ道路回廊」「北部回廊とケニア

主要都市の接続」等を掲げている。 個別越境道路整備案件 タンザニアとケニアを結ぶ A23 ルートは、2000 年にケニア側部分が舗装された。年一

度の維持管理を行っている。A23 ルートのタベタ国境‐アルーシャ区間は AfDB によっ

て設計審査が行われる予定である。 Masasi Mara 経由で北部タンザニアとナイロビをつなぐ道路の F/S と詳細設計が独自予

算で実施された。 タンザニアからルンガルンガ国境経由でケニアに続く道路は AfDB の支援で設計が行わ

れた。 AfDB は Isiolo から 500km の道路の設計を支援した。また、Merille 川までの 135km 区間

整備を融資した。Merille 川‐Masabi 区間 150km の整備について EU と協議を行ってい

る。 世銀は、ケニア内の北部回廊 373km 区間を整備中である。 主要道路リンクは設計段階にあり、融資を待っている。未だ融資先の決まらない越境道

路は多い。

Page 54: クロスボーダー交通インフラ 対応可能性研究フェー …クロスボーダー交通インフラ対応可能性研究 フェーズ3 資料編 3 1.3 ウガンダ:インタビュー概要

クロスボーダー交通インフラ対応可能性研究 フェーズ3 資料編

50

ケニア・インタビュー記録(17)

日 時: 2008 年 10 月 14 日 訪問先: ケニア交通省 EATTFP チーム Omer 氏・Munene 氏・Kibisu 氏 訪問者: ウィンストン --------------------------------------------------------------------------------------------------------------------- 国境整備の現状と課題 マラバは最も交通量が多い国境であり、次にブシアの交通量が多い。 2004 年 USAID は EAC 諸国の主要国境整備の F/S を行った。マラバ、ブシア、ナマンガ、

ルンガルンガが含まれている。最も整備優先度が高かったのがマラバである。その後、

世銀が EAC 諸国の OSBP 整備支援を決めた。 世銀の EATTFP のもと、ケニアでは建設省が OSBP 整備の実行機関として活動している。

関連諸国はそれぞれプロジェクト実行チームをつくっている。 EATTFP の OSBP 整備において、物理的な改善は未だ行われていないものの、設計・用

地取得・必要機材の確認などの準備作業を終えている。現在、入札準備を行っている。 マラバ国境の OSBP 整備は 2011 年に完了予定である。 ブシア国境の施設整備はマラバに似ているが、スケールが小さい。 タンザニアとの国境については、必要設備を把握するための現地調査を実施し終えたと

ころであり、準備初期段階である。 USAID 調査の費用試算をもとに、OSBP 整備費用の見積を行った。しかし、近年の建設

費用増大に伴い、予算が足りなくなっている。世銀が EATTFP でコミットした全ての国

境の OSBP 整備は難しいかもしれない。 ルンガルンガ国境、タベタ国境で、準備作業を行っている。

Page 55: クロスボーダー交通インフラ 対応可能性研究フェー …クロスボーダー交通インフラ対応可能性研究 フェーズ3 資料編 3 1.3 ウガンダ:インタビュー概要

クロスボーダー交通インフラ対応可能性研究 フェーズ3 資料編

51

ケニア・インタビュー記録(18)

日 時: 2008 年 10 月 14 日 訪問先: Kenya Investment Authority 訪問者: 大西 --------------------------------------------------------------------------------------------------------------------- FDI 状況 ケニアのビジネス環境は劇的に改善している。(世銀 Doing Business で改善度一ケタ順

位) 通信セクターへの投資が活発化。ZAIN、Orange 等が進出。いずれも南ア資本。 2009 年にモンバサ→ナイロビ間の光ファイバー敷設が完成。さらに通信セクターへの投

資が増加すると思われる。 コカコーラの大規模投資 統計局 NBS が FDI データの把握に関するプロジェクトを考慮中 FDI 登録は Compulsory でない。 ケニアからタンザニア、ウガンダへの FDI は減少傾向にある。 貿易・投資促進への阻害要因 Tax の Refund に時間がかかる(→VAT 還付の時間を早める。2008 年 10 月より最大 60

日まで) モンバサ港のオペレーション(→24 時間オペレーションを開始) 関税業務のコンピュータ化不足 最も大きな問題はインフラの未整備。特に電力不足は深刻な問題。電力料金が高騰、サ

ービスの質も悪い。 国家政策 Vision2030 について 貿易投資促進に向けた6つのドライバーを設定。①観光、②農産品の Value Add、③ビ

ジネスプロセスアウトソーシング(BPO)等 日本政府への期待 鉄道インフラの整備・改善。標準軌の導入。 電力セクターへの関与。バイオ、再生可能エネルギーの導入(ジェトロファの利用等) 建設セクター:ローカルコントラクターの技術力向上。 Agro-Processing 産業への支援。どう Value Add していくかが課題。

Page 56: クロスボーダー交通インフラ 対応可能性研究フェー …クロスボーダー交通インフラ対応可能性研究 フェーズ3 資料編 3 1.3 ウガンダ:インタビュー概要

クロスボーダー交通インフラ対応可能性研究 フェーズ3 資料編

52

ケニア・インタビュー記録(19)

日 時: 2008 年 10 月 14 日 訪問先: Export Promotion Council (EPC) 訪問者: 大西 --------------------------------------------------------------------------------------------------------------------- 現況 輸出先:イギリス、ウガンダ、タンザニア、オランダ 対 EU の輸出品目:切花、コーヒー。総輸出額に占める対 EU 輸出額は 30%強。 対米国の輸出品目:繊維製品(AGOA 利用による) ウガンダ、タンザニアへの輸出品目は軽工業製品(プラスティック、Steel、化学製品等) 国家政策 Vision2030 2007 年に策定 10%の経済成長を目標(→現在までのところ、輸出関連セクターの寄与は大きい) ビジネスプロセスアウトソーシング(BPO)の受け皿として EU、米国をターゲット。

コールセンター等の誘致 Professional Service の育成(会計等)。EAC 市場をターゲット。 輸出振興戦略 National Export Strategy、輸出セクターの現況 2003 年策定。現在 Review の準備中(コンサル選定中)。 戦略的輸出セクターは①園芸 Horticulture、②コーヒー、紅茶等、③アパレル産業の 3 ド

メイン。 繊維業は競争が激化。製造に際して原材料(コットン)を輸入しており、競争力の阻害

要因となっている。 園芸産業は好調。ただし EU 内で規制の動き(労働条件、製品認証等)が出てきており、

やや気がかり。 コーヒー、紅茶の伝統的一次輸出産品は切花に抜かれた。 輸出振興への諸問題・論点 ケニアにとってのメインマーケットは EAC がまず第一、COMESA が第二 インフラの改善が最重要課題。スーダン南部への輸出振興を図りたいが、道路整備がま

ず必要。モンバサ港はキャパシティ不足。 鉄道オペレーションの改善 電力料金の低下 税関でのオペレーション改善も重要 域内貿易振興への諸問題・論点 かつてはケニアからウガンダ、タンザニアへ工業製品を輸出する構造であったが、現在

Page 57: クロスボーダー交通インフラ 対応可能性研究フェー …クロスボーダー交通インフラ対応可能性研究 フェーズ3 資料編 3 1.3 ウガンダ:インタビュー概要

クロスボーダー交通インフラ対応可能性研究 フェーズ3 資料編

53

は各企業がウガンダ、タンザニアに工場を建設する傾向に。 上記の主な理由は①輸送コストの高さ、②関税の問題と思われる。 セメントの域内輸出が伸びている。 EAC、COMESA 域内市場統合 まだ EAC の関税撤廃は実現していない。 輸出促進への将来的なインパクトは非常に大きいと認識している。 Free Movement の弊害についても理解。労働力の自由移動についても留意。 日本政府への期待 何と言ってもインフラ整備への支援である。 ①モンバサ港の拡張、能力拡充 ②鉄道システムの抜本的改善 ③キャパシティビルディング(税関の近代化、中小企業振興へのサポート、各種トレーニ

ングの提供等) ④道路改良、特に南部スーダンとの接続

Page 58: クロスボーダー交通インフラ 対応可能性研究フェー …クロスボーダー交通インフラ対応可能性研究 フェーズ3 資料編 3 1.3 ウガンダ:インタビュー概要

クロスボーダー交通インフラ対応可能性研究 フェーズ3 資料編

54

ケニア・インタビュー記録(20)

日 時: 2008 年 10 月 14 日 訪問先: COSMOS Ltd. 訪問者: 大西 --------------------------------------------------------------------------------------------------------------------- COSMOS Ltd.社の概要 ケニアの製薬大手。1985 年設立。 マラリア治療薬、ジェネリック薬品製造が主力。 2003 年 9 月、サブサハラ諸国で初めてジェネリック薬品を製造(ジェネリック AIDS 治

療薬 AZT)画期的なマイルストーンとして欧米にも紹介される。 従業員は 350 名 薬品名 Diconazol としてブランド展開。 ジェネリック ADT の薬品名は Zidocos、Zazidariv 域内の輸出先、論点など 製品輸出先:ウガンダ、タンザニア、エチオピア、スーダン、ルワンダ、ブルンジ 薬品の輸出・販売に際しては、相手国政府の製薬性能試験をパスしなければならない。

(→相当に時間を要する) 輸出量は上昇基調にある。ビジネスは順調。 EAC のもとで、製品(薬品)の登録プロセスを統合しようとしている。 域内輸出の阻害要因 輸出促進に際しての最大の阻害要因はインフラの未整備。ナマンガ国境は問題ないが、

エチオピア、ソマリア国境は課題多し。 電力料金が高すぎる。供給事情も改善されない。原子力発電の導入はどうか。 その他 2007 年末の騒乱の影響はあった。3-4 ヶ月程度。その後持ち直している。 日本からの製薬技術の移転を切に望む。

Page 59: クロスボーダー交通インフラ 対応可能性研究フェー …クロスボーダー交通インフラ対応可能性研究 フェーズ3 資料編 3 1.3 ウガンダ:インタビュー概要

クロスボーダー交通インフラ対応可能性研究 フェーズ3 資料編

55

ケニア・インタビュー記録(21)

日 時: 2008 年 10 月 14 日 訪問先: Kenya National Chamber of Commerce and Industry 訪問者: 大西 --------------------------------------------------------------------------------------------------------------------- 域内貿易・民間セクターの現況・概観 ウガンダはケニア第一の投資先。製造業、食品加工業(クッキングオイル等)、スーパ

ー(Utumi)の進出あり。 タンザニアへは銀行の進出。 スーダン南部に小売業が進出中。 政府は各国との Bilateral agreement により貿易拡大を企図しているように思える。 域内貿易の阻害要因 製造コスト高の問題が深刻。特に①エネルギーコスト、②輸送コスト、③セキュリティ

コストの 3 要素がコスト高の 3 大要因 Tax regime の変更を インフラ未整備、輸送コストの高さ、Police inspection の頻度多し セキュリティの諸問題 エネルギーコストの高さ 水供給 Political issue、Judicial issue も問題 モンバサ港のオペレーション 24 時間稼動は開始されたばかり。 他方、民間側の準備ができていない。必要書類の準備等に要する時間、コストが改善さ

れなければ 24 時間稼動の意味が無い。 EAC、COMESA 域内市場統合 ケニア民間セクターにとっては不利な状況にある(ウガンダ、タンザニアの対ケニア輸

出関税ゼロに対しての発言)。セーフガードを発動中もいつまで続けられるかは不明。 EAC の関税障壁低減は進みつつあると認識。 Chamber のロビィ活動 エネルギーコスト削減、警察による道路ブロックの問題については、Chamber of

Commerce として政府にロビィ活動を展開している。 日本政府への期待 OSBP のさらなる導入。

Page 60: クロスボーダー交通インフラ 対応可能性研究フェー …クロスボーダー交通インフラ対応可能性研究 フェーズ3 資料編 3 1.3 ウガンダ:インタビュー概要

クロスボーダー交通インフラ対応可能性研究 フェーズ3 資料編

56

キャパシティディペロップメント。税関職員のトレーニングも重要。物流会社職員のト

レーニングも必要ではないか。 モンバサ港の税関システムの抜本改善を。民間業者のトレーニングも必要では。 警察の道路ブロックへの対処。 官民交流プログラム活発化への支援。

Page 61: クロスボーダー交通インフラ 対応可能性研究フェー …クロスボーダー交通インフラ対応可能性研究 フェーズ3 資料編 3 1.3 ウガンダ:インタビュー概要

クロスボーダー交通インフラ対応可能性研究 フェーズ3 資料編

57

ケニア・インタビュー記録(22)

日 時: 2008 年 10 月 15 日 訪問先: Rapid Kate(物流会社)ケニア事務所

Henry Omolo 氏(General Manager) 訪問者: 本村・八田 --------------------------------------------------------------------------------------------------------------------- 事業状況 取扱貨物の 90%が国内向け、10%が通過貨物である。 コンテナ取扱量は年間 2000TEU である。 越境貨物輸送の現状と課題 同社では、バルク肥料輸送に際して、港湾で自社の装置を用いて荷揚げをする。作業に

4 時間要する。ケニア交湾局の労働者不足による。 同社では、書類審査は、船の到着の 2 日前までに終わらせる。 ウェイブリッジの待ち時間は最大 6 時間である。 モンバサ港で荷揚げされるコンテナ貨物の、船からナイロビまでの所要時間は 10 日で

ある。 モンバサからカンパラまでの輸送所要時間は 5 日間である。 関税保証担保(Bond)が全ての越境貨物トラックにつけられる。関税保証担保開放には

時間がかかる。 国境の待ち時間が長い。 越境貨物は港湾で他の貨物と分けて優先的に港湾内を輸送すべきである。 午後に到着した場合、ポリス・エスコートの待ち時間に 1 日かかる。

Page 62: クロスボーダー交通インフラ 対応可能性研究フェー …クロスボーダー交通インフラ対応可能性研究 フェーズ3 資料編 3 1.3 ウガンダ:インタビュー概要

クロスボーダー交通インフラ対応可能性研究 フェーズ3 資料編

58

ケニア・インタビュー記録(23)

日 時: 2008 年 10 月 15 日 訪問先: Interfreight(物流会社)ケニア事務所

Edward Nambisiai 氏(Country C&F Manager) 訪問者: 本村・八田 --------------------------------------------------------------------------------------------------------------------- 事業状況 取扱貨物の 90%が通過貨物である。 越境貨物輸送の現状と課題 コンピュータ等の税関設備はほこりだらけで頻繁に壊れる。 モンバサ‐ナイロビ間にポリスチェック・ポイントが 5 つある。多すぎる。 モンバサ‐ナイロビ間は 480km であり、輸送所要時間は 8 時間である。 ナイロビ‐マラバ間の輸送所要時間は 10 時間である。 ムワンザで採掘された金は空輸されている。

ケニア・インタビュー記録(24)

日 時: 2008 年 10 月 15 日 訪問先: SDV Transami(物流会社)ケニア事務所

Auni Bhaiji 氏(Regional Managing Director) 訪問者: 本村・八田 --------------------------------------------------------------------------------------------------------------------- 事業状況 東アフリカ最大の物流企業である。 モンバサ港を起点とし、東アフリカのあらゆる地域に貨物輸送を行う。 越境貨物輸送の現状と課題 1 億 US ドルの関税保証担保(Bond)を置かなくてはならない。回転に 3~4 カ月かかる。

輸送所用コストの 4.5%を占める。 税金が高い。付加価値税だけで 50~60%である。 ポリスチェック・ポイントがモンバサ‐マラバ間で 17~26 カ所ある。 鉄道はほとんど機能していない。時間がかかり過ぎる。 車輌ライセンスに域内複数国で課税することは EAC 制度に反しているが、実際はなさ

れている。 COMESA の域内共通関税保証担保は承認されていない。 タンザニアの管理体制・組織は、ケニアよりもずっと問題が多い。

Page 63: クロスボーダー交通インフラ 対応可能性研究フェー …クロスボーダー交通インフラ対応可能性研究 フェーズ3 資料編 3 1.3 ウガンダ:インタビュー概要

クロスボーダー交通インフラ対応可能性研究 フェーズ3 資料編

59

ケニア・インタビュー記録(25)

日 時: 2008 年 10 月 15 日 訪問先: ケニア EAC 省 Maina 氏(Seputy Secretary) 訪問者: ウィンストン --------------------------------------------------------------------------------------------------------------------- EAC の CBTI 整備について EAC には交通・貿易セクター審議会がある。 EAC は、越境交通整備のために、まず道路に主眼を置いており、次に鉄道を将来整備す

べきものとして検討している。さらに、ヴィクトリア湖のフェリー交通についても検討

している。既に日本の援助でモンバサ港整備が行われていることもあり、海上港湾につ

いて EAC はあまり着目していない。 1970 年代に EAC が崩壊するまで、東アフリカ航空、東アフリカ鉄道、統一管理された

港湾があった。この時期、域内の CBTI はより一体化していた。 3 年前に EAC 優先整備回廊が合意された。しかし、実際の道路整備は各国に任されてい

る。 カンパラとモンバサを繋ぐ北部回廊の整備優先順位が高いのは当然である。 2008 年 10 月 20 日に SADC と COMESA の合同会議が行われる。結果次第では、SADC

と COMESA が一つになるかもしれない。 既に東アフリカ・パスポートの発行が実現し、人の越境が円滑化した。2015 年くらいま

でに EAC 内の国境そのものが廃止になるかもしれない。

Page 64: クロスボーダー交通インフラ 対応可能性研究フェー …クロスボーダー交通インフラ対応可能性研究 フェーズ3 資料編 3 1.3 ウガンダ:インタビュー概要

クロスボーダー交通インフラ対応可能性研究 フェーズ3 資料編

60

ケニア・インタビュー記録(26)

日 時: 2008 年 10 月 15 日 訪問先: 植物検疫研究所(KPHIS) Ahenda 氏・Onchuru 氏・Ntoyai 氏 訪問者: ウィンストン --------------------------------------------------------------------------------------------------------------------- 組織・業務概要 KPHIS は、農業省内の準国営機関である。農産品の品質管理を行っている。 特にリスクが伴う入国・出国産品の管理を国境で行っている。モンバサ空港、モンバサ

港、エルドレット空港、マラバ・ブシア・タベタ・ルンガルンガなどの国境に事務所を

持つ。イソバニア国境・スワム国境では、税関と事務所を共有している。 検疫の現状と課題 施設の不十分さが課題である。例えば、ブシア国境では検疫を行う場所に雨を防ぐ屋根

がない。広さが不十分な事務所は多く、コンピュータの導入が難しい。 現在の設備では情報交換が難しい。貨物の遅延を防ぐため、時として即座の決定をなさ

なくてはいけない。 電力供給が頻繁に途切れる国境施設もあり、ICT 接続が難しい。ナマンガ国境に電力供

給が行われるようになったのは 2 年前のことであり、それまでは太陽熱発電に頼ってい

た。 SPS 基準が EAC 諸国内で異なる。SPS 基準が統一されたとしても、ケニアが統一基準を

を実行できても、ウガンダとタンザニアでは実行できないかもしれない。他の国の実行

力向上のためのキャパシティ・ビルディングが必要である。 全ての事務所において、24 時間運営を開始しようとしている。しかし、24 時間運営に

はより多くの政府資金が必要である。 現在の検疫一つ当りの観測時間は 5~30 分である。職員数と輸送業者の移動時間を節約

するため、ICT を導入しようとしている。 WHO や FAO などのドナー共同体である STDF(Standard Trade Development Facility)が

SPS 基準管理のキャパシティ・ビルディングを実施する予定である。キャパシティ・ビ

ルディングのためのセンターがつくられる予定である。 USAID は検疫分野で 2 つの主要プロジェクトを実施しているが、特定化されすぎてい

る。例えば、米国市場向けに特化された病害リスク分析などである。 検疫の時間と職員を節約するには、ワンストップ運営が最善である。シングル・ウィン

ドウ化が望ましい。

Page 65: クロスボーダー交通インフラ 対応可能性研究フェー …クロスボーダー交通インフラ対応可能性研究 フェーズ3 資料編 3 1.3 ウガンダ:インタビュー概要

クロスボーダー交通インフラ対応可能性研究 フェーズ3 資料編

61

ケニア・インタビュー記録(27)

日 時: 2008 年 10 月 15 日 訪問先: Kenya Private Sector Alliance 訪問者: 大西 --------------------------------------------------------------------------------------------------------------------- 2008 年 9-10 月の日本政府・官民連携ミッションのサポート(ケニア側受け入れ窓口のひ

とつ)を行った。 ケニア民間セクターが抱える諸問題・論点 以下 6 点が重要課題と認識している。 ①インフラの未整備。最近始まった車軸規制も大きな問題。 ②域内関税障壁 ③警察による道路ブロック。民間企業からの不平・不満が特に多い。 ④Weighbridge の問題。通過に時間がかかりすぎる。 ⑤各種 Inspection。時間がかかる。 ⑥セキュリティの諸問題。特に南部スーダン・ケニア国境付近。 上記のうち、特に③④の問題が深刻と認識している。 鉄道オペレーションの改善は絶対に必要。 EAC、COMESA 域内市場統合 CBTI との絡みで言えば、COMESA、SADC、EAC 間の重複、競合関係に留意すべき。

タンザニアは SADC 加盟(南アとの関係をにらんだもの)。 官民連携 PPP、各種関連政策について ケニアでも官民協調が話題になりつつある。Institutional framework をどう規定、整備し

ていくかが課題と認識している。 Private Sector Development Strategy(PSDS)が 2006 年に策定済み。Goal は①ビジネス環境

の改善、②Institutional transformation、③貿易促進、④SME 中小企業振興等。 上記を実施するための Policy Implementation Plan(PIP)も策定されている。 各種政府ライセンスの撤廃の動きあり。現在の 1,300 を 600 まで減らす目標。 Public Sector Stakeholder Partnership(PSSP)プログラムも実施中。Ministerial Stakeholder

Forum が設けられ、官民の対話が進んでいる。 PSSP では、National Business Agenda (NBA)のもと、ビジネス環境改善に資する官民対話

を目的に 3 ヶ月に一度、Prime Minister Roundtable 会議を開催(前回は 2008 年 8 月、次

回開催は 11 月)。この Roundtable で①モンバサ港の 24 時間稼動、②警察の道路ブロッ

ク解消が民間セクター側から提案され、実現に至った。 上記円卓会議は非常に有益と認識している。

Page 66: クロスボーダー交通インフラ 対応可能性研究フェー …クロスボーダー交通インフラ対応可能性研究 フェーズ3 資料編 3 1.3 ウガンダ:インタビュー概要

クロスボーダー交通インフラ対応可能性研究 フェーズ3 資料編

62

ケニア・インタビュー記録(28)

日 時: 2008 年 10 月 15 日 訪問先: Ministry of Trade and Industry 訪問者: 大西 --------------------------------------------------------------------------------------------------------------------- 域内貿易動向 EAC 域内の貿易量は増加基調にある。 EAC への輸出品目は、建設資材、Processing machine、セメント、プラスティック製品等 近年、国内製造業者は当地(タンザニア、ウガンダ)に工場を建設する傾向にある。今

後の政策次第(特に Tax 関係施策)ではケニアから出て行く製造業も増えるだろう。 園芸産業は多角化が進んでいる。エチオピアへ進出している企業もあり。 域内貿易振興へのボトルネック 最大の阻害要因は域内各国の「疑心暗鬼(Suspicion)」である。 もちろんインフラの未整備も課題。①警察による道路ブロック、②Weighbridge、③車軸

規制(4 軸、3 軸もあり)の 3 点が問題。 EAC、COMESA 間の政策協調不足(ハーモナイズ)も阻害要因。 OSBP の推進はもちろん重要と認識(貿易産業省の重要施策のひとつに入っている)。 EAC、COMESA 域内市場統合 特に 2005 年の関税同盟後、域内貿易量が増加基調となった。 関税例外品目はタンザニア 600 品目、ウガンダ 300 品目 タンザニア、ウガンダからの輸入に際してはゼロ関税。国内民間セクターからの反対意

見はもちろん激しかったが、EAC 内におけるケニアのプレゼンスを考慮すれば止むを得

ない措置と認識。 2005 年から 2010 年にかけて平均関税率を下げていく計画。10%→8%→6%→0%へ 各種関連政策について 国家政策 Vision2030 を 2007 年に策定。 Private Sector Development Strategy (PSDS)の実行も重要 JICA が策定した産業振興マスタープランの推進も重要と認識。 JICA の OVOP(一村一品運動)に関し、Preliminary Study が終了している。ナイロビで

展示会も開かれており、今後の展開に期待している。 TICAD 後に切花輸出に関して日本企業との協議が進んでいる。 (以下、貿易産業省・事務次官との会議メモ) TICAD-IV のフォローアップは極めて重要。 貿易・投資振興のボトルネック

Page 67: クロスボーダー交通インフラ 対応可能性研究フェー …クロスボーダー交通インフラ対応可能性研究 フェーズ3 資料編 3 1.3 ウガンダ:インタビュー概要

クロスボーダー交通インフラ対応可能性研究 フェーズ3 資料編

63

貿易・投資振興のボトルネックは、一にインフラ、二にインフラ、三にインフラである。

ケニア政府の Strategic Priority と認識している。 インフラボトルネックの詳細: ①農業生産性の向上にはマーケットへのアクセス性向上が不可欠。この意味で地方道路整

備は重要。 ②エネルギーコストの高騰。ここ 1 ヶ月で電気料金が 3 倍になった。民間セクターにとっ

て危機的状況にある。安価な電源開発を即座に進める必要がある。ナイバシャでの地熱発

電等は有望。 ③モンバサ港。深刻な阻害要因と認識。キャパシティの改善・拡大が課題。IT システムの

導入によるドキュメンテーションプロセスの改善を。 ④鉄道オペレーション。現行コンセッション契約の改善が必要ではないか。 ⑤ジョモケニヤッタ国際空港。能力が限界に近づいている。 貿易・投資振興のボトルネックの第四は、生産キャパシティに対する制約である。サプ

ライサイドの改善が必要。投入(インプット)コストが高い。農業で言えば肥料コスト

の高さが大きなネック。 R&D も極めて重要。 輸出競争力・Value Add 等 輸出製品にどうやって Value Addition していくかが重要。例えば皮革製品など。 園芸産業は戦略的輸出産業として育った。切花、野菜、フルーツが 3 重要品目。今後の

課題は検疫・衛生体制の整備とキャパビル。 EAC、COMESA 域内市場統合 域内の Tariff をどうハーモナイズするかが重要。 統合に向けたプログラム多し。JICA の支援も大いに期待している。 ケニアにとっての重要マーケットは COMESA。特にエジプトへの輸出を考慮すべし。

近年は紅茶、ハラルミートの輸出が伸びている。 EAC も重要。 スーダン、エチオピアをマーケットに組み込むべく、インフラ整備を進める必要あり。

他方で政治の問題もあり、一筋縄ではいかない面も。

Page 68: クロスボーダー交通インフラ 対応可能性研究フェー …クロスボーダー交通インフラ対応可能性研究 フェーズ3 資料編 3 1.3 ウガンダ:インタビュー概要

クロスボーダー交通インフラ対応可能性研究 フェーズ3 資料編

64

ケニア・インタビュー記録(29)

日 時: 2008 年 10 月 15 日 訪問先: Horticulture Development Association (HCDA) 訪問者: 大西 --------------------------------------------------------------------------------------------------------------------- HCDA の概要 園芸産業セクターの Regulatory Authority として設立。 園芸産業のビジネス環境・プロセスの改善が重要任務。 ケニア園芸産業の概要 主要輸出先はイギリス、オランダ、ドイツ。EU が主要マーケット。総輸出の 60-70%

を占める。 今後のマーケット開拓先として検討中なのは、①ドバイ、②日本(Chamber of Commerce

を通じて協議中)、③COMESA 及び EAC(特にフルーツ、生鮮野菜の輸出をターゲット。

COMESA に対しては現在マーケット調査中。)、④北欧、スウェーデン、ロシア等。 今後の課題・論点等 どのように商品付加価値をつけていくかが課題。 コールドチェーンの整備。国内新規供給先とのコールドチェーンをどう確保していくか

が課題。

Page 69: クロスボーダー交通インフラ 対応可能性研究フェー …クロスボーダー交通インフラ対応可能性研究 フェーズ3 資料編 3 1.3 ウガンダ:インタビュー概要

クロスボーダー交通インフラ対応可能性研究 フェーズ3 資料編

65

ケニア・インタビュー記録(30)

日 時: 2008 年 10 月 16 日 訪問先: 北部回廊運輸交通調整機関(NCTTCA) Onyango 氏・Eliombo 氏 訪問者: ウィンストン・八田 --------------------------------------------------------------------------------------------------------------------- 北部回廊越境交通の現状と課題 2005 年に行われたある調査によれば、モンバサ‐キガリ間の貨物輸送では、トラック 1

台当りの輸送に約 1,000US ドルの非公式な費用がかかる。非正規の支払いを求められる

ためである。この調査は USAID の支援で実施されたが、報告書は USAID に承認されな

かった。 北部回廊上の国境はマラバ、ブシア、カトゥナである。EATTFP を通して、世銀がこれ

らの国境の OSBP 整備をコミットしているが、主な援助の対象は施設である。 NCTTCA は、JICA にカトゥナ国境の整備支援を依頼した。NCTTCA はソフト面の課題

解決のためにモニタリング・システムのパフォーマンスを改善したいと考えている。 AfDB が、Kasindi(DRC/ウガンダ国境)、Akanyaru(ルワンダ/ブルンジ国境)、Goma(ル

ワンダ/DRC 国境)整備の F/S を実施する予定である。 国境における貨物盗難などのセキュリティ問題も、解決すべき緊急の課題である。加盟

国で認可されている全ての関連業者と職員のデータベースを構築したい。 500 万トンの貨物が北部回廊経由で内陸国に輸送されている。このうち、40%がウガン

ダ行きである。年間 2,000 万トンの貨物が回廊を通過する。 NCTTCA の現状と課題 ウガンダ、ケニア、ルワンダ、ブルンジ、DRC が加盟国である。スーダンも将来、加盟

国になるかもしれない。 NCTTCA の年間通常予算は 100 万 US ドルである。 EU と DFID が NCTTCA の調査等の活動支援をしている。 NCTTCA は加盟国の条約のもとに設立された、唯一の回廊調整機関である。北部回廊条

約の調印は 1985 年になされ、1988 年に常任事務局が設立された。条約は 2007 年に改定

を遂げた。中央回廊条約は今まさに承認を遂げようとしている。 NCTTCA の名称は、新しい条約が発効される今年の終わりごろに「北部回廊調整機関

(NCCA:Northern Corridor Coordination Authority)」と改名される。機関の役割が運輸交

通分野を超えて広がったためである。

Page 70: クロスボーダー交通インフラ 対応可能性研究フェー …クロスボーダー交通インフラ対応可能性研究 フェーズ3 資料編 3 1.3 ウガンダ:インタビュー概要

クロスボーダー交通インフラ対応可能性研究 フェーズ3 資料編

66

ケニア・インタビュー記録(31)

日 時: 2008 年 10 月 16 日 訪問先: ケニア交湾局 Atonga 氏・Helu 氏・Muema 氏 訪問者: ウィンストン・八田 --------------------------------------------------------------------------------------------------------------------- モンバサ港の現状と課題 モンバサ港の貨物取扱総容量は年間約 2,000 万トン、既存コンテナターミナルの貨物取

扱容量は 25 万 TEU である。2007 年の貨物取扱量は 1,600 万トンである。2008 年の貨物

取扱量は、60 万 TEU のコンテナ貨物を含め、計 1,700 万トンになると予想される。 モンバサ港から輸送されるコンテナ貨物の鉄道輸送シェアはわずか 6%であり、総貨物

量の鉄道輸送シェアは 8%である。鉄道のパフォーマンスの悪さが長い滞留時間と港湾

混雑の理由の一つである。 これまで、北部回廊の道路状況の悪さも港湾に悪影響を与えていたが、現在、北部回廊

は整備されつつある。ナイロビの一部地域の道路が改善されれば、モンバサ‐ナイロビ

間の道路状況はほぼ完璧である。 モンバサ港整備の SAPROF調査は、航路の浅瀬部分を 13.5mから 15.5mに浚渫すること、

船のすれ違いを可能にすべく航路を 3000m に拡幅するこをも提案していた。 JICA ローンで整備中のモンバサ港新設コンテナターミナルには、独自のアクセス道路が

必要である。ケニア政府はこの道路を六車線にしてくれるよう、JICA に依頼している。 モンバサ港の滞留時間は、荷主の手に届くまでで 6~8 日である。特にコンテナ貨物の

場合、書類がケニア歳入省の審査に引っかかることが多い。問題がなければ、歳入省の

審査は 1~2 日で終わる。次に港湾局の審査がなされ、問題がなければ 3 時間で終わる。

コンテナ貨物の一部は X 線検査と確認を要するが、これは 1~2 日程度である。しかし、

港湾局が港湾使用料を回収した後、荷主が貨物を受け取りに来るまでに 2~3 日かかる。

約 2,250 のコンテナが、港湾使用料支払いが済んだにも関わらず滞留している。結果と

して、港湾滞留時間は平均 13 日程度である。 貨物はドバイなどの大貿易港から輸送される。ドバイからモンバサまでのトランジット

時間は約 7 日、ドバイからモンバサまでの時間は約 6 日である。 モンバサ港は E ポートに移行している。IT プロジェクトが現在実施中である。

Page 71: クロスボーダー交通インフラ 対応可能性研究フェー …クロスボーダー交通インフラ対応可能性研究 フェーズ3 資料編 3 1.3 ウガンダ:インタビュー概要

クロスボーダー交通インフラ対応可能性研究 フェーズ3 資料編

67

ケニア・インタビュー記録(32)

日 時: 2008 年 10 月 16 日 訪問先: SDV Transami モンバサ事務所 Omar 氏・Maina 氏 訪問者: ウィンストン・八田 --------------------------------------------------------------------------------------------------------------------- モンバサ港手続きの現状と課題 通関手続きには、船荷証券、積荷リスト、コマーシャル・インボイスの 3 種の書類が必

要である。 書類審査に問題がなければ、港湾の通過時間は 4~5 日である。 船の待ち時間は通常 1~2 日である。1 ヶ月前に新規 IT システムの導入を行っていたと

き、6~9 日かかった。 通過書類の期限は 15 日間である。期限が切れると延長を申請することになるが、余分

な費用支払いが発生する。 オマーンのサラーラ港は乗継港であり、モンバサ港へのフィーダーサービスを行ってい

る。 港湾倉庫料・保管超過料金・港湾から ICD までの輸送には、追加コストがかかる。 モンバサ港から内陸部への輸送 港湾を出た後の最初の足止めはウェイブリッジである。三軸車輌かつ積荷 26 トン以内

が現在の規制である。モンバサからマラバまで約 4 日かかる。モンバサからカンパラま

では 4~5 日、ルワンダまでは 6 日かかる。

Page 72: クロスボーダー交通インフラ 対応可能性研究フェー …クロスボーダー交通インフラ対応可能性研究 フェーズ3 資料編 3 1.3 ウガンダ:インタビュー概要

クロスボーダー交通インフラ対応可能性研究 フェーズ3 資料編

68

1.5 タンザニア:インタビュー概要

タンザニア・インタビュー記録(1)

日 時: 2008 年 10 月 8 日 訪問先: Ministry of Industrial and Trade 訪問者: 大西 ------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------- 貿易振興政策・諸問題 タンザニアの貿易促進政策に関し、基礎となる政策は①National Trade Policy であり、基

幹産業である農業の輸出振興策を規定した②Agriculture Marketing Policy も併せて重要

である。 産業全体の輸出振興に関しては現在、③Export Development Strategy を策定中であり、今

年度末にドラフトが完成する予定。政府の輸出振興策のフレームワークとなる政策であ

り、農業(畜産業を含む)、鉱工業、観光業の 3 分野が優先セクターに指定される。 農業セクターにおける戦略的輸出産品はカシューナッツ、綿花、園芸産業(Horticulture)、

畜産関係産品である。カシューナッツ、綿花は現段階では原材料を輸出しているのみで

あり、どのように Value Addition していくかが今後の課題。なお伝統的な輸出産品であ

るコーヒー、紅茶も引き続き重視。 付加価値に関しては、パッケージングも含めた「加工(Processing)」がキーワードとな

る。また現在、中東マーケット向けに食肉を輸出しているが、検疫の実施体制に関して

問題を抱えている。 インフラ整備に関しては、多くの問題・制約を抱えていると認識している。主な制約は

①地方道路の機能不全、②主要道路の未舗装、③マーケティングを支えるインフラの不

足(園芸産業であれば Cold Chain の未整備、穀物であれば貯蔵サイロの不足等)、④電

力、上水道等の基礎インフラの未整備。 戦略的輸出産品の現状および課題 カシューナッツ:主な輸出先はインド。原材料のみ輸出し、インドで加工されて主に米

国市場へインド産として「再輸出」されている。できればタンザニア国内で加工して付

加価値を高め、直接米国市場へ輸出したい。 紅茶:東部アフリカ域内ではケニアが競合国。タンザニアの紅茶生産量はケニアの 1/10

に過ぎない(2007 年の生産量は 3 万トン。ケニアは 30 万トン)。モンバサに東部アフリ

カ地域全体の紅茶が集積する取引所(モンバサ・オークションセンター)が立地してお

り、同取引所で取引されるタンザニア産紅茶については、統計上は一旦ケニア(モンバ

サ)に輸出されることとなる。これが統計上、タンザニアがケニア向けに紅茶を輸出し

ていることになってしまっている。(他方、実物の大半はモンバサへは移動せず、ダル

エスサラーム港から輸出される) 園芸産業(切花等):北部のアリューシャ、モシが主要生産地。キリマンジャロ空港に

Page 73: クロスボーダー交通インフラ 対応可能性研究フェー …クロスボーダー交通インフラ対応可能性研究 フェーズ3 資料編 3 1.3 ウガンダ:インタビュー概要

クロスボーダー交通インフラ対応可能性研究 フェーズ3 資料編

69

必要施設(冷凍倉庫等)が整備されていないため、ケニアのジョモ・ケニヤッタ空港を

通じて KLM のカーゴ等により主に欧州へ輸出。輸出量は近年増加している。 綿花(コットン):ムワンザ、チナンガ、マワ、タボラ、シンギダ等のタンガニーカ湖

周辺、ヴィクトリア湖南部が主要生産地。鉄道およびトラックでダルエスサラーム港へ

輸送している。

タンザニア・インタビュー記録(2)

日 時: 2008 年 10 月 8 日 訪問先: Tanzania Investment Centre 訪問者: 大西 --------------------------------------------------------------------------------------------------------------------- 投資振興策 投資促進策としては、1996 年策定の Investment Policy がある。現在までに数回のリバイ

ズがなされているが、本質的な内容は変化していない。 投資の優先セクターは①農業、②鉱工業、③観光業、④農産加工業、⑤運輸、⑥電力、

⑦情報通信分野である。 Investment Policy を補完する法律として、Investment Act 1997 が存在。 投資振興へ向けたボトルネック インフラ不足が最大のボトルネック。特に道路。 進出企業の登録(Registration)に係る各種手続きの煩雑さも課題。 電力不足も大きな問題と認識。 受け入れ側の人材不足も問題。労働者のスキルレベルをいかに向上させるかが課題。 今後の投資貿易振興に係る論点 タンザニアの輸出品目は伝統的一次産品(紅茶、コーヒー、綿花)から非伝統産品(切

花等)にシフトしつつある。 輸出品目は EAC 各国間で共通するものが多い(紅茶、コーヒー等)。これらを競合させ

るのではなく、域内の貿易投資政策を一元化し、シナジー効果を狙うべき。 輸出におけるタンザニアの比較優位はアフリカ第二の頭数を誇る食肉・畜産業である。

特に DRC への肉牛の輸出が近年増加している。 タンザニアの天然ガスは域内で比較優位あり。ケニアへの輸出が検討されている。 鉱物資源への投資が増加中。12 の外国企業が有望鉱物の探査に関与している。

Page 74: クロスボーダー交通インフラ 対応可能性研究フェー …クロスボーダー交通インフラ対応可能性研究 フェーズ3 資料編 3 1.3 ウガンダ:インタビュー概要

クロスボーダー交通インフラ対応可能性研究 フェーズ3 資料編

70

タンザニア・インタビュー記録(3)

日 時: 2008 年 10 月 8 日 訪問先: Ministry of Energy and Minerals 訪問者: 大西 --------------------------------------------------------------------------------------------------------------------- 鉱業セクターへの投資現況 2007 年度の Mining Sector(石油および天然ガスを除く)への投資総額は 2.5 billion US$で

あり、FDI 総額の約半分を占めている。 投資企業の国籍はカナダ、南ア、オーストラリア等(投資企業名リストを入手)。なお

資源メジャーのひとつ、リオ・ティントは 2003 年に撤退。 投資に当たり、外国企業は地元タンザニア企業との JV が義務付けられている。 (鉱山開発状況に係る報告書 Tanzania –Opportunities for Mineral Resource Development を

入手) 鉱業セクターに係る政策 1997 年に Tanzania Mineral Policy が策定されており、2007 年をターゲット年としていた。

補完する法律は Mining Act 1998、Mining Regulation 1998 など。 現在、省庁横断タスクフォースにより新しいセクター政策が策定中。新セクター政策は

2008 年 12 月にドラフトアップする予定。 新セクター政策策定への前段として、2004 年に Policy Review Committee、2005 年に

Physical Review Committee、2007 年に Final Review Committee が設立され、上記 1997 年

Policy のレビュー・評価が実施された。Mining Sector は最も高成長を記録したセクター

であり、タンザニア経済の牽引に大いに貢献したと評価され、また Public Review の結果、

金、ウラン、ダイヤモンド、石炭の採掘・開発については引き続き政府が関与すべきと

の結論を得た。 セクターの課題・論点等 最大の課題は、鉄道、電力等のインフラ整備と鉱山開発が戦略的にリンクしていない点

にある。 中央回廊沿いの鉱山開発に関し、資源メジャーの NICO がカバンガ Kabanga 付近の鉱山

開発許可を得、AfDB・EU の資金により鉱区とイサカ(Dry Port あり)を結ぶ鉄道建設

プロジェクトの F/S を実施した。 ムトワラ回廊はまだインフラ整備がほぼ手付かずの状況。石炭開発とのリンクが期待さ

れる。日本政府の関与する余地は十分にある。 近年の対アフリカ鉱山投資の増加の背景は、①資源価格の急騰、②中国、インドの鉱物

資源需要の急激な拡大、③(根源的な背景として)アフリカ地域の市場経済化の進展等

が考えられる。

Page 75: クロスボーダー交通インフラ 対応可能性研究フェー …クロスボーダー交通インフラ対応可能性研究 フェーズ3 資料編 3 1.3 ウガンダ:インタビュー概要

クロスボーダー交通インフラ対応可能性研究 フェーズ3 資料編

71

タンザニア・インタビュー記録(4)

日 時: 2008 年 10 月 9 日 訪問先: Tanzania Chamber of Commerce, Industry and Agriculture 訪問者: 大西 --------------------------------------------------------------------------------------------------------------------- EAC 加盟国内の関税撤廃(共通関税導入)について 2005 年 1 月より EAC 加盟国間において関税撤廃(品目によっては共通関税の導入)が

実施された。 非関税の例外品目は 10-15 品目のみと理解している。(民間企業へのヒアリング結果と大

きな齟齬あり) 上記は以前には考えられなかった画期的な成果であり、Non-Tariff Barrier の導入により

域内の交易が活性化している。 ケニアとの輸出入について タンザニアからケニアへの主な輸出品は農産品であり、約 60%を占めている。 輸入品は食料品が大半。 ケニアからの最重要輸出入ルートはナマンガルートである。 ナマンガでの密輸の多さに頭を悩ませている(後述の民間企業の話と一致)。 輸出入におけるボトルネックのひとつは検疫体制。特に農産品の取扱いは問題多し。 中央回廊に係る論点 ダルエスサラームからムワンザまでの所要時間は、約 13 時間。 過積載の問題が多く、回廊沿いに多くの Weigh Bridge が設置されている。物流業者は例

外なく Bridge 地点での停止を余儀なくされており、これが輸送時間に大きな影響を与え

ている。 輸入に関し、ダルエスサラーム港以外にモンバサ港が利用されるケースもある。輸出は

ほぼダルエスサラーム港が利用されている。

Page 76: クロスボーダー交通インフラ 対応可能性研究フェー …クロスボーダー交通インフラ対応可能性研究 フェーズ3 資料編 3 1.3 ウガンダ:インタビュー概要

クロスボーダー交通インフラ対応可能性研究 フェーズ3 資料編

72

タンザニア・インタビュー記録(5)

日 時: 2008 年 10 月 9 日 訪問先: Tanzania Organic Certification Association (TanCert) 訪問者: 大西 --------------------------------------------------------------------------------------------------------------------- TanCert の活動概要 タンザニア初の公的なオーガニック産品認証機関。 オーガニック産品の世界共通認証機関である IMO の傘下、 IFOAM( International

Federation of Organic Agriculture Movement)より 2008 年 8 月に正式認証を受けたばかり。

認証取得まで約 3 年を要した。 オーガニック産品の認証プロセスは①希望農家・企業からの申請(Application)→②生

産状況の実態調査(Inspection)→③審査(Auditing)→④認証(Certified)の順。実態調

査(Inspection)には通常 1 年を要する。 有機農産品の認証を希望する農民に対し、各種コンサルティング・技術サービスを提供

している。 2007 年、東部アフリカ EAC の 3 カ国(ケニア、タンザニア、ウガンダ)が共同でオー

ガニック認証に係る機関を設立。 タンザニアの有機産品の生産・輸出入状況 ウガンダへオーガニックコーヒー、オーガニックティーを輸出。ケニアからオーガニッ

クコーヒー、オーガニックはちみつを輸入。いずれも貿易量は僅少。 有機産品の輸出に際しては主にダルエスサラーム港を利用。ただし常に遅延が発生する

ため、より安価で信頼性の高いモンバサ港を利用するケースもあり。 空輸に関し、キリマンジャロ空港は冷凍施設が未整備のため利用できないと理解。(ト

ライしようとしたこともない) 輸出用の有機農産品については、基本的には、冷凍施設の必要の無い有機農産品(ドラ

イフルーツ、CoCo 等)を取り扱わざるを得ないと認識。 有機産品の国内需要は増加しつつあると認識。Shoprite(南ア資本の大手スーパー、東部

アフリカ全域に進出済み)に海外産のオーガニック農産品販売コーナーあり。国内産は

以下理由(輸送コスト高)によりダルエスまで運べない状況。 有機産品の生産・販売拡大への諸問題 ダルエスの Shoprite に対し、国内産オーガニック農産品の販路開拓を過去にトライした

農家女性グループ(ダルエスから 50km 郊外の Mukuraja という地域が産地)があったが、

輸送コストの高さ(&輸送時間の長さ)のため採算ベースに乗らず、断念。 基本的な問題として、有機産品の消費地(主にダルエス)と産地との距離が離れており、

輸送に係る諸問題から消費地へタイムリーに運べない。 生産者、消費者との売買はすべて Cash 頼み。金融インフラの整備が喫緊の課題。

Page 77: クロスボーダー交通インフラ 対応可能性研究フェー …クロスボーダー交通インフラ対応可能性研究 フェーズ3 資料編 3 1.3 ウガンダ:インタビュー概要

クロスボーダー交通インフラ対応可能性研究 フェーズ3 資料編

73

(有機産品の認証過程において、各農家の農産物保存状況を 1 年に亘って精査するが)

各農家が屋内で使用しているマラリア予防スプレー(援助機関により配布されるケース

が多い。)により、貯蔵農産品にスプレー成分が付着してしまい、有機産品として認証

されない事例が多発。頭の痛い問題。 有機農産品に対する農民の Awareness はまだまだ低い。(「オーガニック)と言えば、「何

もしないで生産した農産品」と誤解している農家が大半。ペストコントロールの必要

性・重要性の啓蒙が必要と認識。) 有機産品の生産・販売拡大に係る政府の諸政策 政府の方向性は良い。Export Promotion of Organic Products (EPOP)を策定し、オーガニッ

ク産品の輸出振興を企図中。 EPOP の確実な実施を目指し、TanCert として各種ロビィ活動を実施中。 UNCTAD 及び UN が、EAC 域内の統一有機産品認証機関の設立を支援。 その他 ウガンダの Phoenix Logistics 社(オーガニック衣料製造・販売)とオーガニック製品の輸出

入に関し協議を行った実績あり。

Page 78: クロスボーダー交通インフラ 対応可能性研究フェー …クロスボーダー交通インフラ対応可能性研究 フェーズ3 資料編 3 1.3 ウガンダ:インタビュー概要

クロスボーダー交通インフラ対応可能性研究 フェーズ3 資料編

74

タンザニア・インタビュー記録(6)

日 時: 2008 年 10 月 9 日 訪問先: Tanzania Tea Blenders (2002) Ltd. 訪問者: 大西 --------------------------------------------------------------------------------------------------------------------- Tanzania Tea Blenders (2002)社の概要 Africafé のブランド等で世界展開するタンザニアのコーヒー、紅茶製造・輸出の最大手。 英国ロンドンに本拠を置く Brookebond group により「Brookebond Tanganyika Ltd」社と

して 1963 年に設立。後にタンザニア政府(Tanzania Tea Authority)へ経営権が譲渡され

国営会社となる。 2002 年に完全民営化され、社名を現在の「TANZANIA TEA BLENDERS (2002) LTD」と

変更。 従業員は約 300 名。2007 年の売上高は 132 億タンザニアシリング。 近年売上が急拡大しており、2008 年の予想売上高は 184 億タンザニアシリング。2003

年の売上高(26 億シリング)の実に 7 倍強。 近隣域内の輸出先 EAC 内ではケニア、ウガンダに輸出。現在の輸出量は各国とも 1 ヶ月当たり約 40 トン

程度。 過去に DRC、ブルンジへの輸出実績があったものの、(後述の理由等により)現在は輸

出を見合わせている。 近いうちにザンビアへの輸出を開始する予定。 域内輸出に際しての諸問題・論点 域内輸出促進への最大の阻害要因は、高い関税率(High duty)および Bureaucracy の問

題。 対ケニア輸出に際し、ナマンガでの待ち時間は約 1 週間と長く、輸出促進への阻害要因

のひとつ。 輸送コスト(Transport cost)の高さも大問題。(ただし総コストに占める輸送コスト割合

は開示してもらえず) 製品パッケージ技術・パッケージ製品輸入の必要性あり。国内パッケージ業者は質が悪

く利用できない。 ダルエスサラーム港の問題 ダルエスサラーム港のポートオペレーションは以前よりもやや改善したが、依然として

時間がかかりすぎ。 原材料(商品を詰めるブリキ缶など)を日本・香港からドバイ経由で輸入しているが、

ドバイ→(輸送に 1 週間)→ダルエス港→(港内で 1 週間待ち)→(Custom クリアラン

Page 79: クロスボーダー交通インフラ 対応可能性研究フェー …クロスボーダー交通インフラ対応可能性研究 フェーズ3 資料編 3 1.3 ウガンダ:インタビュー概要

クロスボーダー交通インフラ対応可能性研究 フェーズ3 資料編

75

ス等に約 1 週間)→(その他諸手続きに約 1 週間)→陸揚げ、とドバイから約 1 ヶ月を

要している状況。 中央回廊について ダルエスサラーム-ムワンザ間の道路状況は相当に劣悪。 もし中央回廊の道路整備が進むのであれば、現在ナマンガ経由の対ウガンダ輸出ルート

を中央回廊経由に変更することを検討しても良い。 日本政府への期待 まずはインフラ整備。特に DRC、ルワンダへの輸送ルートを何とかして欲しい。 越境施設の改善 その他 ドバイ→ダルエス港間の 20 フィートコンテナ輸送料金は約 1,200US ドル。 2005 年に発足した EAC3 ヶ国の関税同盟により、ケニア⇔タンザニア間の貿易量は増加

基調あると認識。

Page 80: クロスボーダー交通インフラ 対応可能性研究フェー …クロスボーダー交通インフラ対応可能性研究 フェーズ3 資料編 3 1.3 ウガンダ:インタビュー概要

クロスボーダー交通インフラ対応可能性研究 フェーズ3 資料編

76

タンザニア・インタビュー記録(7)

日 時: 2008 年 10 月 10 日 訪問先: EAC 事務局 Othieno 氏・Mysingnzi 氏 訪問者: 本村・ウィンストン・八田 --------------------------------------------------------------------------------------------------------------------- EAC 事務局の現状・課題と方向性 EAC の役割は、5 つの加盟国内での貿易円滑化である。マルチモーダル交通の一体化の

ためのメカニズムも検討することが必要である。 EAC 事務局は交通インフラを含む域内の計画策定を行う。しかし、EAC は個別案件実

施の予算を持たないため、交通インフラ建設等は関係諸国政府の意思によって行われ

る。EAC は調整・計画機関であり、実施機関ではない。 例えば、ウガンダとケニアがスーダンへ向かう平行なルートをそれぞれ整備しようとし

ていても、EAC は加盟国の国の計画に口を挟むことは出来ない。 EU と経済連携協定を結ぶことを協議している。 EAC 諸国の制度・基準等統一の動き 2008 年 9 月に軸重制限の統一を計画した。 EAC の関税管理法の法案が策定され東アフリカ地域議会に承認された。今後、加盟国の

承認を経る予定である。 関税同盟は 2005 年に発効された。 EAC の SPS 協定を策定中である。2006 年に SPS 基準・品質管理・計測・テスト法が発

効されている。 1,110 の統一された EAC 基準がある。各国機関は、東アフリカ基準委員会の後援を受け、

EAC 基準を満たす取組みを行っている。 2010 年までに統一関税を導入したい。

Page 81: クロスボーダー交通インフラ 対応可能性研究フェー …クロスボーダー交通インフラ対応可能性研究 フェーズ3 資料編 3 1.3 ウガンダ:インタビュー概要

クロスボーダー交通インフラ対応可能性研究 フェーズ3 資料編

77

タンザニア・インタビュー記録(8)

日 時: 2008 年 10 月 10 日 訪問先: Mohammed Enterprises Tanzania Ltd. (METL) 訪問者: 大西 --------------------------------------------------------------------------------------------------------------------- Mohammed Enterprises Tanzania Ltd. (METL)社の概要 タンザニアの大手貿易・物流・製造コングロマリット。貿易、農業、物流、製造業(繊

維、生活必需品等)を事業の柱としている。1980 年代に創業。 従業員は約 5,000 名。売上高は不明(開示されず)。 主な輸出先はドイツ、日本 海外への輸出品目はカカオ豆、コーヒー、クッキングオイル、食料加工品、カシューナ

ッツ、セサミシード(主に中東)。 近隣域内の輸出先 近隣の輸出先はウガンダ、ブルンジ、DRC、ケニア。 輸出品は一般機械、トラック、サイザル麻(対ケニア)、ジュース、ミネラルウォター

など。 対ケニアの輸出品は①サイザル麻、②サイザル製バッグ(カバン)、③ジュート製バッ

グ(コーヒー豆の包装用)、④紅茶(モンバサの紅茶取引所への輸出) 繊維関係製品はタンガ、モロゴロ、ムソマ経由でケニアへ。 DRC への輸出は近年再開した。理由のひとつとして「以前と比較して道路状況がやや良

くなった」とのこと。 対ブルンジ、DRC への輸出に関し、以前はキゴマ(タンガニーカ湖畔の町。タンザニア

側)に支所を設けて上記 2 ヶ国からのバイヤーをキゴマで待ち、製品を販売していたが、

現在は製品を直接当地に輸送している。 マラウイとの交易:以前はマラウイによく出向いていたが、近年は(上記 DRC、ブルン

ジと同じく)マラウイからダルエスに Buyer が買い付けに来るようになった。 域内輸出に際しての諸問題・論点 域内輸出促進への阻害要因その①:ボーダー税関において、税関職員により関税徴収額

のバラツキが甚だしい点。 域内輸出促進への阻害要因その②:輸送時間の非信頼性。概して想定よりも時間がかか

るケースが多い。特に食料品の輸送の際にはクリティカルとなる。 ダルエス⇔ナイロビ間の輸送時間は平均して 1 日半(越境時間を含む)とのこと。 生鮮食料品の取り扱いは難しいと判断。よって冷凍コンテナトラックは保有したくても

保有できない。(Non-Perishable 産品のみを取り扱わざるを得ない。) その他

Page 82: クロスボーダー交通インフラ 対応可能性研究フェー …クロスボーダー交通インフラ対応可能性研究 フェーズ3 資料編 3 1.3 ウガンダ:インタビュー概要

クロスボーダー交通インフラ対応可能性研究 フェーズ3 資料編

78

昔はタザラ鉄道を使ってザンビアにメイズを輸出していたが、現在はザンビアの国内需

給事情が飛躍的に改善し、ビジネスチャンスが消滅。 (オフレコ情報として)ナマンガ国境地帯の短距離越境輸送ビジネスについては、地元

のローカルマフィアが完全に仕切っている状況(→これに伴う弊害多し。例えばナマン

ガルート以外のルートによる密輸等)。越境に際し、外部者はナマンガを跨ぐ長距離輸

送サービスを利用せざるを得ない。 製品輸送に際し、経営者として大型トレーラーの利用は非効率と判断している。すべて

中型トラックを利用中。

Page 83: クロスボーダー交通インフラ 対応可能性研究フェー …クロスボーダー交通インフラ対応可能性研究 フェーズ3 資料編 3 1.3 ウガンダ:インタビュー概要

クロスボーダー交通インフラ対応可能性研究 フェーズ3 資料編

79

タンザニア・インタビュー記録(9)

日 時: 2008 年 10 月 10 日 訪問先: Tabisco Enterprises Ltd. 訪問者: 大西 --------------------------------------------------------------------------------------------------------------------- Tabisco Enterprises Ltd.の概要 1969 年設立。ビスケットを製造 従業員は約 70 名。うち製造工場に 30 名。 ビスケットの年間生産量は 2,000~2,500 トン。売上高は開示されず。 近隣域内の輸出先 国内向けが約半分。EAC 内では DRC へ輸出中。 輸出量は月平均で 100-200 トン。以前は月平均 50kg 程度であった。輸出量増加の理由は

①輸出先 DRC での需要増、②品質向上、③Economies of scale の 3 点。 DRC への輸出は 2006 年から。それまで輸出しなかった理由は①道路状況の劣悪さ、②

治安上の問題(特にキゴマ)の 2 点。 DRC への輸出ルートはザンビア経由(ダルエス→ルブンバシ→DRC 南部へ)。タンザニ

ア⇔ザンビア国境の越境時間は比較的早い。平均 3-4 日程度。 ダルエスから DRC 南部までの輸送時間は平均 7-15 日程度。フォーワーダーとして

Kilimanjaro Company を利用。 域内輸出に際しての諸問題・論点 輸送コストは 8,000US ドル/30 トントレーラー当たり。 コスト構造は製造コスト 50%、輸送コスト 50%。 ケニアへの輸出を考慮中も、輸送コストが相当に高く(1 トンあたり 150US ドル程度、

とのこと)、大きな阻害要因と認識。 ケニア国内業者のビスケット製造コストは、国内補助金(対小麦、対燃料、対砂糖の 3

種)により極めて低く抑えられている。 例えば砂糖の買付価格はケニア:500US ドル/トン、タンザニア:800US ドル/トン。

ケニア Sugar Board が公正な取引を歪曲している側面も。 他方、低価格のケニア産砂糖をタンザニアに輸入しようとしても、タンザニア側業界団

体から不当ないやがらせを受ける状況。 原材料である小麦粉の輸入元はインド。小麦は国内調達。 ダルエスサラーム港の問題 ダルエス港のオペレーションの劣悪さがビジネスの最大の阻害要因。インドからの小麦

粉輸入に利用せざるを得ないが、①輸入に時間がかかりすぎる点、②25%の関税がかか

る点がネック。

Page 84: クロスボーダー交通インフラ 対応可能性研究フェー …クロスボーダー交通インフラ対応可能性研究 フェーズ3 資料編 3 1.3 ウガンダ:インタビュー概要

クロスボーダー交通インフラ対応可能性研究 フェーズ3 資料編

80

特に時間については、船が入港してバースに停泊するまでに平均 20 日程度を要してい

る状況。 製造スケジュールの都合により、空輸に頼らざるを得ないケースも頻発。空輸コストは

約 500US ドル/トン。海輸(262US ドル)の約 2 倍。 税関の腐敗は特に激しい。さらに関連政府機関の腐敗も同様。 その他 タンザニアでのビジネス環境を一言でいえば「製造は困難、販売は容易」

Page 85: クロスボーダー交通インフラ 対応可能性研究フェー …クロスボーダー交通インフラ対応可能性研究 フェーズ3 資料編 3 1.3 ウガンダ:インタビュー概要

クロスボーダー交通インフラ対応可能性研究 フェーズ3 資料編

81

タンザニア・インタビュー記録(10)

日 時: 2008 年 10 月 10 日 訪問先: Fidahussain & Company Ltd. (Premier Cashew Industries Ltd.) 訪問者: 大西 --------------------------------------------------------------------------------------------------------------------- Fidahussain & Company Ltd. (Premier Cashew Industries Ltd.)社の概要 Premier Cashew Industries Ltd.社はタンザニアにおけるカシューナッツ製造大手。

Fidahussain & Company Ltd.社は Premier Cashew 社の親会社で貿易等幅広くビジネスを展

開。 Fidahussain & Company Ltd.社の創立は 1948 年。Premier Cashew 社は 1999 年に設立。 従業員数、売上高等データは開示されず。 輸出先など 製造したカシューナッツのうち、94%を輸出。残りは国内向け。 中国、デンマークへの輸出を現在考慮中。国内のパッケージング技術に難があり、中国

/デンマークへ原材料(カシュー)を輸出し、現地でパッケージして現地輸入元が販売。

(→付加価値のある製品を輸出できない状況) ケニアから亜鉛ドラム缶(カシューの運搬用)を輸入。タンザニア産ドラム缶を購入す

るよりも安価 コスト・諸問題等 タンザニアにおけるカシューナッツの生産コストは、インドよりも高い。生産コストは

一定せず、毎年乱高下している。経営上の極めて大きなリスク要因と認識。 コスト要素(人件費、原材料費、輸送費、その他)のうち、ビジネス上の最大の問題要

素はファイナンスコスト。 カシューナッツ製造業に対するタンザニア政府の介入多し。→ビジネスとして成り立た

ない。本音はカシュー製造業から手を引きたい。(1999 年の創業後からの累積利益はわ

ずかに 20 万ドル、とのこと。) 域内・域外貿易促進に際しての諸問題・論点 最大の阻害要因は政府の介入・官僚腐敗。 ダルエスサラーム港は「混沌の極み(Mess)」。具体的な問題は①官僚主義の蔓延、②特

に Revenue Authority の業務遅延は目に余る(例えばある Tax の Refund に 3 年を要した

経験も)、③インフラ施設の不備。 (なぜモンバサを使わないのか、との問いに対し)モンバサ港の利用はいまだかつて考

慮したこともない。(ダルエス以上にコストがかかる、との含意) その他

Page 86: クロスボーダー交通インフラ 対応可能性研究フェー …クロスボーダー交通インフラ対応可能性研究 フェーズ3 資料編 3 1.3 ウガンダ:インタビュー概要

クロスボーダー交通インフラ対応可能性研究 フェーズ3 資料編

82

タンザニア政府はビジネスというものを全く理解していない。 ケニアからの輸入に係るコストデータを入手。 カシューナッツの輸出に関し、ダルエスサラーム港への製品搬入から出港に要するまで

の時間データを入手。

Page 87: クロスボーダー交通インフラ 対応可能性研究フェー …クロスボーダー交通インフラ対応可能性研究 フェーズ3 資料編 3 1.3 ウガンダ:インタビュー概要

クロスボーダー交通インフラ対応可能性研究 フェーズ3 資料編

83

タンザニア・インタビュー記録(11)

日 時: 2008 年 10 月 10 日 訪問先: Export Trading Co., Ltd. 訪問者: 大西 --------------------------------------------------------------------------------------------------------------------- Export Trading Co., Ltd.社の概要 東・南部アフリカ 10 カ国(ケニア、タンザニア、ウガンダ、エチオピア、スーダン、

ジブチ、マラウイ、モザンビーク、ザンビア、南ア)およびインドにネットワークを有

する、大手アグロビジネス・穀物商社。 1967 年にケニアで創業。現在の本社はタンザニア・ダルエスサラーム。 主要農産品はメイズ、豆類、コメ、カカオ、クローブ、コショウ、生姜。加えて肥料製

造・販売も主要なビジネスドメイン。 従業員総数は数千名。タンザニアで約 2,000 名。売上高データは開示されず。 近隣域内の輸出先(タンザニア本社から) ザンビア、マラウイ、ケニア、ウガンダ、DRC へ輸出。 DRC へはザンビア経由で輸出。ダルエス→ルブンバシ(ザンビア)間の輸送コストは

230US ドル/トン。 ウガンダへはムワンザ→ヴィクトリア湖経由で輸出(ウガンダ支社に電話で確認済み)。

ムワンザ→カンパラ間のフェリー輸送コストは 30US ドル/トン(同上) 域内・域外輸出に際しての諸問題・論点 域内輸出促進への最大の阻害要因は、ダルエス港の劣悪オペレーション。「混沌の極み

(Mess)」との発言あり(Premier Cashew 社と全く同じ)。 農産品の搬入から船が出港するまで平均 1 ヶ月以上を要する。 輸出入に際し、たまにモンバサ港も利用している、とのこと。 Malaba の状況は相当に改善されたと認識している。現在は越境に平均 2-3 日を要する

のみ。 日本政府への期待 まずはインフラ整備。特に DRC、ルワンダへの輸送ルートを何とかして欲しい。 越境施設の改善を。 その他 2007 年末からのケニアの政治騒擾の影響は軽微。1 ヶ月で持ち直した。

Page 88: クロスボーダー交通インフラ 対応可能性研究フェー …クロスボーダー交通インフラ対応可能性研究 フェーズ3 資料編 3 1.3 ウガンダ:インタビュー概要

クロスボーダー交通インフラ対応可能性研究 フェーズ3 資料編

84

タンザニア・インタビュー記録(12)

日 時: 2008 年 10 月 17 日 訪問先: JICA タンザニア事務所 牧野次長・坪池氏 訪問者: 本村 --------------------------------------------------------------------------------------------------------------------- JICA タンザニア事務所の CBTI 関連案件 TANROAD の道路維持管理能力強化(技術協力プロジェクト):2005~2008 年 ムベヤの道路建設技術能力強化(技術協力プロジェクト):2006~2009 年 ダルエスサラーム都市マスタープラン(開発調査):2007~2008 年 Kiliba 道路 10.5km の建設(無償):現在 Masasi 道路 51.5km の建設(無償):現在 タンザニア国道路開発プロジェクト形成調査(無償):現在 ダルエスサラーム港港湾計画専門家派遣:予定 タンザニア国物流調査:予定

タンザニア・インタビュー記録(13)

日 時: 2008 年 10 月 20 日 訪問先: 在タンザニア日本大使館 富田氏・伊藤氏 訪問者: ウィンストン・八田 --------------------------------------------------------------------------------------------------------------------- タンザニアの ODA 官民連携動向と日系企業活動状況 TICADIV で、日本政府はアフリカへの ODA を倍増することを表明した。 3 つの貿易ミッション団がアフリカを訪れた。1 団は、今年の 9 月に東アフリカ(ケニ

ア・タンザニア・ウガンダ・エチオピア)を訪れた。特に着目されたセクターは、エネ

ルギー・鉱業・農産品加工業であった。インフラ・観光分野にも、関心が寄せられた。 タンザニアの日系企業規模は現状ではあまり大きくない。ODA 案件の建設を行うもの

が主体であり、その他、中古車輸入会社がいくつかある。鴻池・鹿島等の建設会社が道

路案件に従事している。ツバサは、日系大手中古輸入会社である。 2002 年以来、タンザニアの GDP は平均年間 7%の割合で成長している。 ムトワラ回廊沿いに鉱物資源開発のポテンシャルがある。 北部回廊には鉱物資源ポテンシャルはないだろう。 貿易会社はタンザニア鉱物資源に興味を示すが、鉱業関連企業からの関心は特にない。 CBTI 整備支援の現状・課題と今後の方向性 ムトワラ港で JETRO の調査が開始される。 中央回廊はタンザニアにとって重要であり、道路整備は多くのドナーに支援されてい

る。一方、中央回廊の基点であるダルエスサラーム港の運営は大きな課題である。技術

Page 89: クロスボーダー交通インフラ 対応可能性研究フェー …クロスボーダー交通インフラ対応可能性研究 フェーズ3 資料編 3 1.3 ウガンダ:インタビュー概要

クロスボーダー交通インフラ対応可能性研究 フェーズ3 資料編

85

支援がまず必要である。将来的に無償か有償で港湾インフラ整備を行うことになるかも

しれない。 世銀支援で、オランダの会社がタンザニアの港湾マスタープランを策定している。ダル

エスサラーム港・ムトワラ港・タンガ港などがマスタープラン調査に含まれている。

タンザニア・インタビュー記録(14)

日 時: 2008 年 10 月 20 日 訪問先: 世銀タンザニア事務所 Shelling 氏・Mchomvu 氏・Shlyk 氏 訪問者: ウィンストン・八田 --------------------------------------------------------------------------------------------------------------------- 世銀の東アフリカ CBTI 関連案件の現状と課題 主要案件は EATTFP である。この中に、タンザニアの港湾マスタープランも含まれてい

る。 タンザニア鉄道の民営化支援資金として、世界銀行は、3,300 万 US ドルの路線改善資金(IDAローン)と 4,400 万 US ドルのローリングストック整備資金(IFC ローン)の融資を約束し

ている。しかし、応札から民営化開始までに鉄道インフラ状態が劣悪化したことにより、

予定していた融資資金の不足を懸念している。タンザニア政府から TRL への補助金拠出の

必要性がある。 その他東アフリカ CBTI 整備の現状と課題 ダルエスサラーム港の貨物取扱キャパシティは、圧倒的に不足している。港湾業務・手

続きのマネジメント能力不足によるところもある。マネジメントが良くなれば後 10 年

は今のインフラのままで持つだろう。しかし、港湾拡張事業には 10 年はかかる。今か

らダルエスサラーム港の拡張か、代替港の開発を考えなければならない。 ダルエスサラーム西南部のキサラウェに、トランジット貨物用のドライ・ポートを新設

する構想がある。現在、ダルエスサラーム港内には 2 つの ICD があり、それぞれ民間オ

ペレータによって運営されているが、接続性が悪い。そのため、TRL 路線・TAZARA 路

線及び道路回廊と接続の良い、新たな ICD をキサラウェに整備し、既存または新規の民

間オペレータが運営を行うことが検討されている。 全アフリカ諸国は、各国鉄道路線の標準軌化に合意している。 イサカ‐キガリ‐ブジュンブラの鉄道整備 F/S は AfDB によってなされた。整備には 10

億 US ドル程度の費用がかかると想定される。

Page 90: クロスボーダー交通インフラ 対応可能性研究フェー …クロスボーダー交通インフラ対応可能性研究 フェーズ3 資料編 3 1.3 ウガンダ:インタビュー概要

クロスボーダー交通インフラ対応可能性研究 フェーズ3 資料編

86

タンザニア・インタビュー記録(15)

日 時: 2008 年 10 月 20 日 訪問先: タンザニア インフラ開発省

Temba 氏(Director, Department of Policy and Planniny) Meena 氏(Head of Research and Studies) Kaira 氏(Technical Advisor, Strategic Planning and Sector Coordination)

訪問者: ウィンストン・八田 --------------------------------------------------------------------------------------------------------------------- タンザニアの CBTI 整備の現状と課題 タンザニアは数多くの国と隣り合っている。ケニア、ウガンダ、ルワンダ、ブルンジ、

DRC、ザンビア、マラウイ、モザンビークである。CBTI 整備は重要である。 タンザニアは EAC、SADC、COMESA のメンバーである。 越境交通に絡む数多くの課題がある。通関手続き時間、入国管理、越境車輌の許可証、

ドライバーの運転免許、タイムゾーンの相違、などである。 EAC では、ルワンダとブルンジだけが、右側運転である。 鉄道規格の統一の試みもなされている。ケニア鉄道・ウガンダ鉄道・タンザニア鉄道の

規格は同じである。中央・南部アフリカ鉄道の路線であったためである。一方で、

TAZARA の鉄道規格は異なる。ゲージが異なる路線間の貨物乗り入れには、トランスシ

ップメントが必要になる。 現在、東アフリカの共通道路安全制度を策定中である。標識・表示の統一を試みている。 タンザニア交通関連組織について 2006 年、別々だった通信交通省と建設省が合併し、インフラ開発省になった。インフラ

開発省のもと、政策計画部(Policy and Planning Department)が形成された。 政策計画部では、10 年間の投資計画・戦略策定を行っている。 政策計画部は、周辺国との CBTI 関連法制度の調整・共通化も行っている。 インフラ開発省は、主に交通インフラ案件を管理している。電力インフラは含まれない。 TANROADS は道路整備の実施機関である。インフラ開発省には属さない。

Page 91: クロスボーダー交通インフラ 対応可能性研究フェー …クロスボーダー交通インフラ対応可能性研究 フェーズ3 資料編 3 1.3 ウガンダ:インタビュー概要

クロスボーダー交通インフラ対応可能性研究 フェーズ3 資料編

87

タンザニア・インタビュー記録(16)

日 時: 2008 年 10 月 20 日 訪問先: タンザニア インフラ開発省

Mujwahuzi 氏(Assistant Director, Roads Division) 訪問者: ウィンストン・八田 --------------------------------------------------------------------------------------------------------------------- タンザニア交通関連組織について 2006 年、通信交通省と建設省の合併に伴い、旧通信交通省の幹線道路課と地域道路課は

合併し、道路課(Road Division)となった。 タンザニアの省庁組織改革は 1997 年に始まった。 TANROADS は、2000 年に運営を開始した。道路・橋梁の日々の運営業務は、通信交通

省から少しずつ TANROADS に移行した。現在、インフラ開発省道路課は、日々の運営

業務には責任を持たず、TANROADS の活動をモニタリングするのみである。かつて道

路課の職員数は 2,000 人であったが、現在は 70 人である。ほとんどの職員が TANROADSに移動した。

タンザニアの越境道路整備の現状と課題 政府機関の能力と建設業者の能力が不足している。道路課には、TANROADS の活動の

モニタリングと評価のための能力が必要である。 日本の援助への期待 モザンビークとタンザニアの国境である Mtsamaswala 周辺道路の整備をしてほしい。国

境の OSBP 化も検討している。国境の橋梁は、モザンビーク・タンザニア政府によって

建設中である。 Kigoma‐Nyakanzi 間の 230km の道路整備をしてほしい。詳細設計はタンザニア政府に

よってなされたが、整備資金の目処がついていない。 現在詳細設計中の、ザンビアとの国境に続く、Sumbawanga‐Kasesya 間 351km の道路整

備の支援をしてほしい。

Page 92: クロスボーダー交通インフラ 対応可能性研究フェー …クロスボーダー交通インフラ対応可能性研究 フェーズ3 資料編 3 1.3 ウガンダ:インタビュー概要

クロスボーダー交通インフラ対応可能性研究 フェーズ3 資料編

88

タンザニア・インタビュー記録(17)

日 時: 2008 年 10 月 21 日 訪問先: アフリカ開発銀行タンザニア事務所

Ntagwabira 氏(Infrastructure Specialist) 訪問者: ウィンストン・八田 --------------------------------------------------------------------------------------------------------------------- AfDB のタンザニア CBTI 関連案件 AfDB は特に越境交通に重点をおいて、交通インフラ整備を行っている。 アルーシャ‐ナマンガ‐アティ川間の道路整備を JICA との協調融資で実施している。 中央回廊運輸交通調整機関の設立を支援している。関係諸国は、タンザニア、ウガンダ、

ブルンジ、ルワンダ、DRC である。 中央回廊では、AfDB・EU・世銀・タンザニア政府により、多くの道路整備案件が実施

されてきた。AfDB の整備区間は 140km である。 AfDB は、Shehi‐Nzeza 間の道路 114km を整備した。Singide‐Babati‐Minjingu 間の道

路 220km を整備予定である。 タンザニア政府は、ムトワラ回廊のうち、JICA が整備したマサシ道路と MCC が整備を

コミットしている区間の間の区間の整備を、AfDB に要請している。AfDB は JICA に協

調融資を持ちかけている。 Tunduru‐Namtumbo 間道路の協調融資による整備を、USAID に持ちかけている。

タンザニア・インタビュー記録(18)

日 時: 2008 年 10 月 21 日 訪問先: タンザニア インフラ開発省

Kachenje 氏(Principal Transport Economist, Surface Transport Division) 訪問者: ウィンストン・八田 --------------------------------------------------------------------------------------------------------------------- タンザニアの越境道路回廊整備の方向性 4 つの主要国際道路回廊がある。ダルエスサラーム港からウガンダ・ルワンダ・ブルン

ジ・西部 DRC に続く中央回廊、ザンビアに続くタザラ回廊、ムトワラ港からモザンビ

ークに続くムトワラ回廊、タンガ港からヴィクトリア湖畔のモソマ(Mosoma)を経て

ウガンダに続くタンガ回廊である。 タンガ回廊の一部は、現在、幹線道路がない。 ムトワラ回廊のほとんどの区間は、現在、未舗装・未整備である。 中央回廊は、DRC に行くルートでもあり、整備優先度が最も高い。 ウガンダ行き輸入貨物の大半は、現在、モンバサ港から輸送されている。しかし、タン

ザニアのインフラ整備が進めば、ルワンダ、ブルンジはもちろん、西部ウガンダ行きの

Page 93: クロスボーダー交通インフラ 対応可能性研究フェー …クロスボーダー交通インフラ対応可能性研究 フェーズ3 資料編 3 1.3 ウガンダ:インタビュー概要

クロスボーダー交通インフラ対応可能性研究 フェーズ3 資料編

89

貨物もタンザニア経由になるだろう。 OSBP 整備の現状と課題 ムトゥクラ国境の OSBP 整備については、JICA タンザニア事務所がコミットしたのに対

して、JICA ウガンダ事務所はコミットしていない。F/S は既に終了した。タンザニアと

ウガンダの OSBP 整備の二カ国協定が求められている。

タンザニア・インタビュー記録(19)

日 時: 2008 年 10 月 21 日 訪問先: タンザニア道路局(TANROADS)

Ako 氏(Manager Multilateral Projects)・Malisa 氏(Senior Project Engineer) 訪問者: ウィンストン・八田 --------------------------------------------------------------------------------------------------------------------- タンザニアの CBTI 整備の現状・課題と方向性 内陸国は、タンザニアの道路回廊整備に高い関心を持っている。ダルエスサラーム港へ

のアクセス向上に期待が寄せられている。特に中央回廊整備需要は高い。 タンザニアの主要回廊の中で、今後最優先整備すべき回廊は、交通需要の最も多いタザ

ラ回廊である。 OSBP 整備について、EAC 事務局がナマンガ国境の OSBP プロジェクトの監督をしてい

る。設計最終化のための TOR が策定された。また、コメントを得るため、ステークホ

ルダー間で回覧された。ルンガルンガ/ホロホロ国境、タベタ国境、シラリ国境の OSBP整備でも、同様の設計が適用されることになっている。

タザラ回廊沿いでは、多くの場所にウェイブリッジが設置されている。

タンザニア・インタビュー記録(20)

日 時: 2008 年 10 月 21 日 訪問先: タンザニア陸海上交通監督局(SUMATRA)

Sekirasa 氏(Director General)他、各部署の部長等 訪問者: ウィンストン・八田 --------------------------------------------------------------------------------------------------------------------- CBTI 整備にかかる SUMATRA の活動の現状と課題 SUMATRA は陸海上交通の制度・規制を管理する機関である。 SUMATRA は、タンザニアの EATTFP 実施機関である。 道路交通では、軸重制限を東アフリカで統一したい。ウェイブリッジの効率的な運営、

輸送時間の短縮につながる。ウェイブリッジの待ち時間は 1~3 時間と言われている。

ウェイブリッジの待ち行列は道路に損傷を与える。 タンザニアの軸重制限は周辺諸国よりも厳しい。長期的視点で、道路の損傷を防ぐため

Page 94: クロスボーダー交通インフラ 対応可能性研究フェー …クロスボーダー交通インフラ対応可能性研究 フェーズ3 資料編 3 1.3 ウガンダ:インタビュー概要

クロスボーダー交通インフラ対応可能性研究 フェーズ3 資料編

90

である。 ダルエスサラーム港に続く現在の道路は適切なものでない。港湾からダルエスサラーム

市内までの 20~30km を結ぶ鉄道か高速道路が必要である。 中古車輸入規制の法律を制定している。公共交通車輌として輸入する中古車の使用年数

制限を 5 年にすることを提案している。 現在のタンザニアの国境施設の運営時間は午前 6 時から午後 10 時まで(16 時間)であ

る。ナマンガで深夜運営を試行したが、セキュリティ面で 24 時間運営には懸念がある。

しかし、隣国のケニアが 24 時間運営を既に開始していることから、タンザニアも 24 時

間運営に移行しなくてはいけないだろう。 異なる交通モードの補完性がないことが課題である。 ケニアには、SUMATRA に類似した機関がない。ウガンダは類似の制度・規制の枠組み

を始めたが、タンザニアと同じではない。

タンザニア・インタビュー記録(21)

日 時: 2008 年 10 月 22 日 訪問先: タンザニア港湾局

Nkya 氏(Director of Planning)・Wakusa 氏(Planning Manager) 訪問者: ウィンストン・八田 --------------------------------------------------------------------------------------------------------------------- ダルエスサラーム港の現状と課題 貨物取扱量は年間 15%の割合で増加している。特にコンテナ貨物の増加割合が高い。 2008 年現在、コンテナ貨物の平均滞留時間は 26 日、トランジット・コンテナ貨物の平

均滞留時間は 35 日である。特に、ザンビアや DRC への越境貨物は、国境やチェック・

ポイント通過に長時間を要することが多く、トラックの港湾への返送の遅延が、次の貨

物の発送の遅延に繋がり、同時に貨物の港湾滞留時間を増加させている。 タンザニア港湾局のダルエスサラーム港混雑緩和の取組みと今後の方向性 ダルエスサラーム港コンテナターミナルの過剰混雑を受け、港湾局は、多様な試みで、

コンテナ運営施設の拡張を図っている。 従来型の試みではあるが、自動車貨物の運営・管理を港湾の外で行う等により、約

8,000TEU の新たなコンテナ運営スペースを確保した。 短期的な試みとして、小型船に積載されたコンテナ貨物は、ジェネラルカーゴ用ターミ

ナルで取り扱うことで、TICTS と合意した。 長期的には、2 つの新設バースを含む、新コンテナターミナル(年間コンテナ取扱容量

650,000TEU)を整備したいと考えている。現在、港湾局は、自己資金で 2 つの新設バー

スの F/S を実施中である。新ターミナル整備については、既に、中国政府に要請が出さ

れている。 キサラウェ(Kisarawe)にドライ・ポートを新設する計画がある。

Page 95: クロスボーダー交通インフラ 対応可能性研究フェー …クロスボーダー交通インフラ対応可能性研究 フェーズ3 資料編 3 1.3 ウガンダ:インタビュー概要

クロスボーダー交通インフラ対応可能性研究 フェーズ3 資料編

91

コンテナ貨物を中心とした、近年の貨物取扱量増加は著しく、混雑を極めている。2008年現在、コンテナ貨物の平均滞留時間は 26 日、トランジット・コンテナ貨物の平均滞留時

間は 35 日である。特に、ザンビアや DRC への越境貨物は、国境やチェック・ポイント通

過に長時間を要することが多く、トラックの港湾への返送の遅延が、次の貨物の発送の遅

延に繋がり、同時に貨物の港湾滞留時間を増加させている。 新規港湾整備の可能性 ダルエスサラーム港の混雑と開発用地不足から、将来的には、他の港湾を国際貿易港と

して大規模整備する必要がある。 整備対象の港湾は、現在実施中の、世界銀行のタンザニア港湾マスタープラン調査結果

に基づき、最終選定される。調査の中間報告結果からは、バガモヨ(Bagamoyo)港・タ

ンガ港の 2 港が有力候補である。

タンザニア・インタビュー記録(22)

日 時: 2008 年 10 月 22 日 訪問先: タンザニア道路局(TANROADS) Mrema 氏(Chief Executive)・

Rwiza 氏(Director of Planning)・Mosso 氏(Director of Maintenance) 訪問者: ウィンストン・八田 --------------------------------------------------------------------------------------------------------------------- タンザニアの越境道路整備の現状と課題 DRC との道路リンクが必要である。湖がボトルネックになっている。 タンザニアには隣国 8 カ国との間に 17 の国境がある。モザンビークとの国境に橋梁を

建設中である。 中央回廊沿いのウェイブリッジの位置は変わる予定である。ウェイブリッジのマスター

プランが策定された。 ダルエスサラーム近郊のウェイブリッジ・ステーションでは待ち行列が出来ている。通

過するには、平均 3 時間程度かかる。その他の中央回廊沿いのウェイブリッジ通過時間

は 1 時間以内である。 GIS 等の最新地図ソフトが必要である。 道路設計・交通エンジニアリングの研修が必要である。 職員の道路整備効果のアセスメント能力が充分でない。

Page 96: クロスボーダー交通インフラ 対応可能性研究フェー …クロスボーダー交通インフラ対応可能性研究 フェーズ3 資料編 3 1.3 ウガンダ:インタビュー概要

クロスボーダー交通インフラ対応可能性研究 フェーズ3 資料編

92

タンザニア・インタビュー記録(23)

日 時: 2008 年 10 月 23 日 訪問先: リリ資産保有会社(RAHCO) Tito 氏・Abdullah 氏・Nialio 氏 訪問者: ウィンストン --------------------------------------------------------------------------------------------------------------------- 組織概要 タンザニア鉄道民営化に伴い、鉄道インフラ・ローリングストックの保有公社として、

リリ資産保有会社が新たに発足した。 新規路線開発の役割も担う。 タンザニア鉄道の路線開発計画 RAHCO は、ブルンジ・ルワンダへ向かうタンザニア鉄道路線の延長を計画している。

AfDB の支援を受け、既に、イサカ-キガリ-ブジュンブラへの鉄道路線延長の F/S を

実施中である。 長期プロジェクトとして、アルーシャ-ムソマ(Musoma)間の鉄道路線建設も検討し

ている。 ムトワラ鉄道に関する日本の調査があった。

タンザニア・インタビュー記録(24)

日 時: 2008 年 10 月 23 日 訪問先: TAZARA Mulenga 氏(Human Resources Manager)・

Sheleni 氏(Acting Marketing Manager)・Kabela 氏(Senior Lanning Officer) 訪問者: 八田 --------------------------------------------------------------------------------------------------------------------- TAZARA 鉄道の現状 年間 800,000 トンの需要があり、増加傾向である。ダルエスサラームに向かう貨物が、

ダルエスサラームから輸送される貨物よりも多い。 大半の貨物はザンビアの Kapiri Mposhi とダルエスサラーム間の輸送である。Kapiri

Mposhi からの貨物輸送は、RSZ(Railway Systems of Zambia)か、道路輸送である。マ

ラウイに道路輸送で向かう貨物もある。ザンビアの銅の 70%が TAZARA でダルエスサ

ラームに輸送される。 現在、機関車が 17 台しかない。故障中のものが平均 5 台あり、実質稼動しているのは

12 台程度である。Mlimba‐Chozi 間は、勾配が急なため、機関車が 2 台必要である。 貨車台数は 1250 台である。 中国の技術協力により、40 人の職員が 3~4 年に一度 6 ヶ月間の中国での研修に派遣さ

れる。機械・土木・通信技術の研修が行われる。

Page 97: クロスボーダー交通インフラ 対応可能性研究フェー …クロスボーダー交通インフラ対応可能性研究 フェーズ3 資料編 3 1.3 ウガンダ:インタビュー概要

クロスボーダー交通インフラ対応可能性研究 フェーズ3 資料編

93

TAZARA 民営化プロセスが進んでいる。中国の TAZARA 建設時の借款を返しきれてい

ないため、中国企業が優先的に民営化入札を行う。中国企業が興味を示さなければ、他

の国の企業も入札に参加できるだろう。 ダルエスサラームでの貨物待ち時間は 12 日程度である。10 日間程度倉庫に保管され、

荷揚げと書類審査に 2 日間程度かかる。ダルエスサラームから Kapiri Mposhi までの輸送

所用時間は 5 日程度である。Kapri Mposhi での鉄道待ち時間は、8 日程度である。Kapri Mposhi からの主要輸送貨物は銅であり、優先的に輸送される。

TAZARA 鉄道の課題と日本の援助への期待 将来貨物需要は、年間 100 万トンになると予想される。30 台の機関車が必要である。 通信線の盗難の被害がある。ワイヤレス光ファイバーを導入したい。 交通経済及び鉄道運営の研修が必要である。JICA 長期専門家の派遣を希望している。

タンザニア・インタビュー記録(25)

日 時: 2008 年 10 月 23 日 訪問先: タンザニア鉄道株式会社(TRL) Malissa 氏・Bisht 氏 訪問者: ウィンストン・八田 --------------------------------------------------------------------------------------------------------------------- タンザニア鉄道民営化の現状と課題 世界銀行の支援を受け、2007 年に民営化を果たした。 応札から民営化開始までの 5 年間に、TRC の維持管理の欠落により、鉄道路線・ローリ

ングストックの状態が急激に悪化した。 応札後のローリングストック数の減少は劇的であり、同時に輸送量も激減した。結果と

して、TRL は応札価格に不相応のローリングストックを管理・運営することとなった。 現在の TRL の年間貨物輸送量は約 60 万トンであり、民営化契約の 2011 年目標である

200 万トン達成には程遠い。 政府に運営補助金・契約内容変更の必要性を訴えている。 貨車・機関車の数が圧倒的に不足している。 越境鉄道貨物の現状と課題 タンザニア鉄道路線は、ケニア鉄道・ウガンダ鉄道同様、メーター・ゲージである。ゲ

ージが南部アフリカ基準である TAZARA との相互乗入が難しい。 タンザニアとウガンダを結ぶヴィクトリア湖のワゴン・フェリー運行が必要である。

Page 98: クロスボーダー交通インフラ 対応可能性研究フェー …クロスボーダー交通インフラ対応可能性研究 フェーズ3 資料編 3 1.3 ウガンダ:インタビュー概要

クロスボーダー交通インフラ対応可能性研究 フェーズ3 資料編

94

タンザニア・インタビュー記録(26)

日 時: 2008 年 10 月 24 日 訪問先: タンザニア航空局 Manongi 氏(Director Economic Regulation) 訪問者: ウィンストン・八田 --------------------------------------------------------------------------------------------------------------------- タンザニア航空業界の現状と課題 航空旅客数は近年増加しているが、航空貨物量は増加していない。 2005 年、EU 諸国はロシア貨物航空機の EU への飛行を禁止した。それまでは、ロシア

の航空機がヴィクトリア湖の水産物をムワンザからヨーロッパ諸国に空輸していた。現

在、水産物は道路輸送でナイロビ空港まで輸送され、ナイロビ空港から空輸される。 タンザニアの切花や園芸品の一部はキリマンジャロ空港から輸出される。しかし、航空

機のスペースが限られているため、多くはケニア経由で輸出される。 タンザニア航空マスタープランを策定する予定である。現在 TOR を準備中である。 タンザニアは、これまで 46 の ASA に調印した。このうち 16 が、少なくとも片道輸送

については有効に活用されている。一部の ASA は古いタイプのものであり、終着国が

片方の国のみの協定である。 東アフリカ航空業支援委員会は、東アフリカの航空チャージの統一を検討している。 ムワンザ航空の滑走路は短く、航空機が草原にはみ出すこともある。 タンザニア航空業界の支援に携わっているドナーは、世銀、AfDB、イスラム開発銀行、

オランダ政府、フランス政府である。空港開発計画策定のためのソフト面の支援が必要

である。包括的で統一された開発計画が策定された後、空港の整備がなされるべきであ

る。 自由化に伴い空輸需要が増えれば、航空インフラの重要性は増す。近代的な航空航法シ

ステムが必要である。

タンザニア・インタビュー記録(27)

日 時: 2008 年 10 月 24 日 訪問先: タンザニア食料品・薬品局(TFDA) Mwamwitwa 氏・Panga 氏 訪問者: ウィンストン --------------------------------------------------------------------------------------------------------------------- 組織概要 食品・薬品・化粧品・医療機器の管理を行う。 農業省とともに、植物・家畜の管理を行う。 タンザニアの検疫の現状と課題 薬品は 32 のタンザニア国境(港湾・空港・内陸国境)のうち、5 カ所のみから輸入され

Page 99: クロスボーダー交通インフラ 対応可能性研究フェー …クロスボーダー交通インフラ対応可能性研究 フェーズ3 資料編 3 1.3 ウガンダ:インタビュー概要

クロスボーダー交通インフラ対応可能性研究 フェーズ3 資料編

95

る。該当の 5 カ所とは、ダルエスサラーム港・ダルエスサラーム空港・キリマンジャロ

空港・ナマンガ国境・タンガ港である。 安全と品質が最大の懸念事項である。 輸入用の薬品・化粧品・医療機器は登録され、特定の商品に対しては検査が国境で行わ

れる。 輸入業者が正確な書類を提出すれば、一次検査は 20~30 分で終わる。 抗生剤やマラリヤ抗原の検査には時間がかかる。

タンザニア・インタビュー記録(28)

日 時: 2008 年 10 月 24 日 訪問先: タンザニア歳入省 Juba 氏・Ntalamu 氏・Mbunda 氏 訪問者: ウィンストン --------------------------------------------------------------------------------------------------------------------- 越境交通税関関連手続きの現状と課題 システムが最大の課題である。特に本部の情報システムは取引の 80%しか信頼性がな

い。 タンザニア歳入省は DTI(Direct Trader Imput)システムに慣れきっているが、完全なシ

ステムとは言えない。ASYCUDA++はウェブ・ベースではないため、ウェブ・ベースに

して導入する取組みを実施中である。この取組みは上手くいきそうであるが、

ASYCUDA++には貨物管理機能がないため、導入後、オンタイムで貨物の位置を把握す

る上で問題が生じるかもしれない。 職員の手続きが遅いために税関混雑が生じることもある。職員の技術向上が必要であ

る。 データベースにも問題がある。 密輸対策能力向上も必要である。水井 JICA 専門家のプロジェクトには、国境地帯の管

理支援が含まれている。タンザニアはプロジェクトを通して 2 台の警備用車輌の援助を

受け、国境管理のパイロット事業を行う予定である。 貨物追跡システムが必要である。イニシアティブはあるが、250 万 US ドルの資金が必

要であり、実現は難しい。

タンザニア・インタビュー記録(29)

日 時: 2008 年 10 月 24 日 訪問先: タンザニア物流企業組合(TAFFA) Chipindula 氏(Chef Executive Officer) 訪問者: 八田 --------------------------------------------------------------------------------------------------------------------- TAFFA の概要 568 の企業が加盟している。加盟企業の総従業員数は約 10,000 名である。10%の加盟企

Page 100: クロスボーダー交通インフラ 対応可能性研究フェー …クロスボーダー交通インフラ対応可能性研究 フェーズ3 資料編 3 1.3 ウガンダ:インタビュー概要

クロスボーダー交通インフラ対応可能性研究 フェーズ3 資料編

96

業が、従業員数 30~200 名の大手企業(SDV Transami や Interfreight 等)であり、90%の

加盟企業は従業員数 5~15 名程度の小企業である。 各企業の加盟料は、年間 100US ドルであり、総予算は 56,800US ドルである。支出は、

事務所家賃が 850US ドル/月、4 人の常勤職員の給料合計が、1,550US ドル(月)である。

ホテルの会議室を借りて年間 5~6 回会議を行うが、1 回あたり 1,500~2,000US ドルか

かる。会議の費用は大手企業の寄付によってまかなわれる。 TAFFA の研修 コンピュータ 6 台を備えた 25 人規模の研修室と、インターネット設備室(インターネ

ット設備を持たない小規模物流企業のための設備)がある。かつて、USAID がケニア物

流企業組合とタンザニア物流企業組合の研修を同じプロジェクトで支援しており、コン

ピュータ設備整備とトレーナーズ・トレーニングを行っていた。しかし、ケニア物流企

業組合のモンバサ研修室のパソコンが盗難されたことにより、研修プロジェクトが中止

された。 現在も、TAFFA では物流企業職員への研修を行っているが、1 人当たり費用が年間

5,000US ドルであり、研修員の自己負担となる。結果として、大手物流企業が経費で職

員を研修に派遣することが多く、小規模物流企業職員には研修の機会が与えられない。 越境物流の現状と課題 ダルエスサラーム‐東部 DRC(タンザン回廊)の往復輸送に約 30 日間かかる。輸送時

間内訳は、タンザニア内移動に 3 日間、Tunduma 国境越境に平均 3 日間(最大 7 日間)

ザンビア内移動に 2 日間、Kasumbilesa 国境越境に平均 7 日間である。 Tunduma 国境越境に時間がかかる主な理由として、交通需要に対して国境施設・職員数

の規模が小さいこと、12 時間しか運営していないこと、書類審査と入出国審査が非効率

的であることが挙げられる。 道路整備が進み、ルワンダ・ブルンジ方面に向かう貨物の輸送所要時間は短縮された。

ダルエスサラームから国境までの輸送時間は 3 日程度、越境時間は 1 日程度である。 関税保証担保は、越境物流の最大の課題である。関税保証担保にかかる費用は貨物価値

の 3~4%であり、小規模物流企業にとっては多大な額となる。各国の関税保証担保はそ

の国に入国する前に発行されなくてはならない。しかし、関税保証担保が支払われてい

ないこともあり、国境やダルエスサラーム港から貨物を移動できなくなる。政府の貨物

(銅など)には、政府発行の関税保証担保が必要である。他の貨物の関税保証担保は保

険会社が発行している。期限は 12 ヶ月であり、大規模物流会社では期限が切れるまで

繰り返し使っている。 その他、税関審査、ウェイブリッジ、ポリスチェック・ポイントの多さと、道路状況の

悪さが課題である。 日本の援助への期待 TAFFA の研修への支援を行ってほしい。

Page 101: クロスボーダー交通インフラ 対応可能性研究フェー …クロスボーダー交通インフラ対応可能性研究 フェーズ3 資料編 3 1.3 ウガンダ:インタビュー概要

クロスボーダー交通インフラ対応可能性研究 フェーズ3 資料編

97

タンザニア・インタビュー記録(30)

日 時: 2008 年 10 月 24 日 訪問先: Freight & Logistics(物流会社) Mariki 氏(Operations Manager) 訪問者: 八田 --------------------------------------------------------------------------------------------------------------------- Freight & Logistics の概要 Interfreight のタンザニア支社。カンパラとナイロビの Interfreight のオフィスに比べ非常

に規模が小さい。 取扱貨物の 40%が国内向け、60%がトランジット貨物である。越境輸送貨物の終着地は、

20%が DRC、70%がルワンダ、10%がブルンジである。 越境物流の現状と課題 ダルエスサラーム港の混雑が激しい。最近では、バース待ち時間が 10~12 営業日かか

る。税関手続き時間と港湾内輸送にかかる日数は 3 日程度である。2 年前までは、港湾

貨物手続き所用日数は、税関手続き 3 日と港湾局手続き 2 日を含み合計 5 日程度だった。 ダルエスサラーム‐キガリ間(中央回廊)の輸送所要時間は、越境時間 1 日を含め計 5

‐6 日である。 ダルエスサラーム‐ブルンジ間(中央回廊)の輸送所要時間は、越境時間 1 日を含め計

6‐7 日である。 中央回廊の道路整備により、輸送所要時間が大幅に短縮した。2 年前、ダルエスサラー

ム‐ルワンダ間の輸送所要時間は 10 日かかった。 ダルエスサラーム‐Lubumbashi(DRC 行き貨物の主要終着地)間(タンザン回廊)の

輸送時間は往復 1 ヶ月程度である。内訳は、ダルエスサラームから Tundoma 国境までの

所用輸送時間は 3 日、Tundoma/ Nakonde 国境通過に 5 日(タンザニア側は 3 時間程度。

ザンビア側は 5 日程度)、Nakonde 国境‐Kasumbalesa 国境間輸送所要時間は 2~3 日、

Kasumbalesa 国境通過に 2 日、Kasumbalesa‐Lubunbashi 間輸送時間が 1 日程度である。 Tundoma(タンザニア)/ Nakonde(ザンビア)国境通過の所要時間が長い理由は、ザン

ビアが国境での税関手続きを義務付けていることに起因する。ザンビア側国境では多く

の通関代行業者が待機している。Interfreight は自社で税関手続きを行わないため、C & F(Zambia Clearance & Forwarders Company)を通して通関手続きを行い、関税保証担保を

手配してもらう。関税保証担保は貨物価格(100%)と税金(約 50%)を含み、貨物価

格の約 150%をカバーする。 輸送価格設定 トラック 1 台(40Ft コンテナ 1 個・20Ft コンテナ 2 個相当)当たりの単価を設定してい

る。ダルエスサラームからの輸送価格は、キガリ行きが 5,000US ドル、ブルンジ行きが

5,200US ドル、Lubumbashi(DRC)までが 7,000US ドルである。 ダルエスサラーム港から内陸国への片荷が多いため、輸送価格として往復移動にかかる

費用を計上している。

Page 102: クロスボーダー交通インフラ 対応可能性研究フェー …クロスボーダー交通インフラ対応可能性研究 フェーズ3 資料編 3 1.3 ウガンダ:インタビュー概要

クロスボーダー交通インフラ対応可能性研究 フェーズ3 資料編

98

需要の少ない逆ルートの輸送価格は約半額に設定している。 内陸国からダルエスサラームに戻るドラックの積荷率は、ルワンダからが 50%、ブルン

ジからが 40%、ウガンダからが 10%、DRC からが 0%である。 ルワンダ・ブルンジ行きのトラックは、帰路でルワンダ・ブルンジのコーヒーを積むか、

コーヒーのオフシーズンはタンザニア北部の綿を積んで戻ってくる。ウガンダのコーヒ

ーと DRC の銅は鉄道輸送されるため、帰路の積荷率は非常に低い。

タンザニア・インタビュー記録(31)

日 時: 2008 年 10 月 25 日 訪問先: タンザニア EAC 省 Chodota 氏・Kiswaga 氏 訪問者: ウィンストン・八田 --------------------------------------------------------------------------------------------------------------------- 組織概要 各国 EAC 省は、EAC 本部と各国関連省庁間の調整を行う。例えば、道路に関する EAC

諸国間の調整・協議が必要であれば、EAC 本部はタンザニア代表者の招聘をタンザニア

EAC 省に依頼し、タンザニア EAC 省はインフラ開発省と調整の上、該当職員を招聘す

る。 タンザニア、ケニア、ウガンダにそれぞれ EAC 省があるが、タンザニアとケニアのも

のはウガンダの EAC 省より規模が大きい。タンザニア EAC 省の専門職員数は 25 人で

ある。しかし、職員数は不足していると感じており、職員を増加するための予算規模を

拡大したい。 各加盟国の EAC への寄付金は年間 590 万 US ドルである。しかし、ブルンジは 2007~

2008 年の加盟料を 100US ドルにしてもらった。ルワンダも同様の待遇を求めている。 CBTI 整備の現状と課題 2001 年に、ケニア・ウガンダ・タンザニア間で三カ国道路交通協定を結んだ。ルワンダ

とブルンジの EAC 加盟に伴い、この協定に 2 カ国が加わることになる。 今週カンパラで行われた SADC・COMESA・EAC の会合で、アフリカ共同体(AU)の

もと、3 つの地域共同体が統合していく方法について話し合った。さらに、3 つの地域

共同体の統合後、アフリカ地域経済共同体を形成することを提案している。

Page 103: クロスボーダー交通インフラ 対応可能性研究フェー …クロスボーダー交通インフラ対応可能性研究 フェーズ3 資料編 3 1.3 ウガンダ:インタビュー概要

クロスボーダー交通インフラ対応可能性研究 フェーズ3 資料編

99

タンザニア・インタビュー記録(32)

日 時: 2008 年 10 月 27 日 訪問先: 三菱商事タンザニア事務所 石井氏 訪問者: 八田 --------------------------------------------------------------------------------------------------------------------- 三菱商事タンザニア事務所の事業概要 日本を始め世界各国の産品をタンザニアに輸入する。主な輸入品は、新車・タイヤ(タ

イからの輸入)・マットレスの原料となる化学製品などである。 三菱商事タンザニア事務所からの輸出品は、現在、日本向けのゴマのみである。キリマ

ンジャロ地区のコーヒー・紅茶は三菱商事ケニア事務所を通して輸出される。 かつて、カシューナッツ、ピーナッツ、海藻などを輸出しようと試みたが、ほとんどは

上手くいかなかった。 タンザニアでのビジネスの課題 政府の賃金政策により、労働コストが高い。現地企業では制度を守らず低賃金で雇用を

行うケースも多いが、外国企業は法律を守らなくてはいけない。マーケットの労働コス

トは法で定められる額の約半額である。 商社は大規模プランテーションや大手の現地貿易会社から商品を購入することを好む。

理由は、大手から仕入れた方が商品の質が安定しているからである。しかし、タンザニ

アにはそのようなパートナーがほとんどいない。コーヒーと紅茶は政府の管理下にある

ので、他の農産品とは全く別である。 将来のビジネスポテンシャル 現状では、農産加工品や工業製品を域外に輸出することは難しい。わずかながらも域外

輸出品としてポテンシャルがあるのは農産品である。 農産品の国際競争力の低さは、労働コスト高に起因する農産品価格高と、個人の小規模

農家が多いことに起因する品質の低さ・不安定さである。ポテンシャルのある農産品で

も、総生産量が少ないと、輸出が難しい。 工業は、域外輸出のポテンシャルはほぼない。タンザニアに来て工業を立ち上げてくれ

る日系企業があれば、域内輸出の可能性はあるかもしれない。 鉱業には、日系企業にもビジネスチャンスがある。レアメタルがあると言われるヴィク

トリア湖周辺地域の土地は既に外国企業に買収されている。日系企業が鉱業に参入する

のであれば、パートナーとなる外国企業をまず見つけなくてはいけない。 ムトワラ回廊沿いに石炭と鉄があると言われているが、三菱商事が自社で調査を行った

結果、品質が低いことがわかった。 鉱物資源がタンザニア内にあることはわかっているが、充分な調査がなされていないた

め、品質と量を把握できない。現状ではどの程度ポテンシャルがあるのか定かでない。

Page 104: クロスボーダー交通インフラ 対応可能性研究フェー …クロスボーダー交通インフラ対応可能性研究 フェーズ3 資料編 3 1.3 ウガンダ:インタビュー概要

クロスボーダー交通インフラ対応可能性研究 フェーズ3 資料編

100

主要回廊沿いの産業ポテンシャル ムトワラ回廊沿い内陸部の石炭・鉄は、自社調査の結果を踏まえ、関心がない。しかし、

ムトワラ港周辺の沿海部で天然ガスが見つかった。ムトワラ港周辺はポテンシャルがあ

るかもしれない。 域内工業及び大規模農産業のポテンシャルがあるのは沿海地域である。理由は港湾に近

いことである。内陸部の回廊整備が産業に及ぼす影響は小さいと思う。 域内貿易の現状 内陸部では、域内貿易(越境貿易)がより活発である。例えば、三菱商事タンザニア事

務所から化学材料を輸入してマットレスを作るムワンザの会社は、商品をケニアやウガ

ンダに輸出している。

タンザニア・インタビュー記録(33)

日 時: 2008 年 10 月 27 日 訪問先: EU タンザニア事務所 Woringer 氏(Co-operation –Economic Affairs) 訪問者: 八田 --------------------------------------------------------------------------------------------------------------------- タンザニアのドナー支援の特徴 一般財政支援の比率が高い。現在、JICA・世銀・DFID・AfDB・ノルウェー・スウェー

デン・デンマーク・ドイツ・アイルランドなど 14 のドナーが一般財政支援に参加して

いる。 EU タンザニア事務所の CBTI 整備関連案件 2004~2008年の 5年間の交通案件は、ダルエスサラームの Mandela道路整備のみだった。 2009~2013 年の 5 カ年援助計画を現在計画中である。交通セクター財政支援を検討して

いる。教育セクターでは既に財政支援を実施している。現在、EU のみがタンザニアで

特定セクターの財政支援を行っている。 EU の貿易円滑化支援 RISP(Regional Integration Support Program)を通して EAC の支援を行っている。関

税同盟・共通市場・通貨同盟を目的とするプログラムである。関税同盟は既に完成

した。現在共通市場を目指している。元々2004~2009 年までの 6 年間計画だったが、

延長が予想される。同プログラムに対して年間 500 万 US ドルの援助を行っている。 SPS 規格化支援をタンザニアで実施している。タンザニア政府及び民間セクターに、先

進国で求められる SPS 基準を教えることである。研修を主に行っており、予算は 50 万

US ドルである。貿易省・保健省・農業省・民間組織がカウンターパートである。

Page 105: クロスボーダー交通インフラ 対応可能性研究フェー …クロスボーダー交通インフラ対応可能性研究 フェーズ3 資料編 3 1.3 ウガンダ:インタビュー概要

クロスボーダー交通インフラ対応可能性研究 フェーズ3 資料編

101

タンザニア・インタビュー記録(34)

日 時: 2008 年 10 月 27 日 訪問先: JICA タンザニア事務所 坪池氏 訪問者: 八田 --------------------------------------------------------------------------------------------------------------------- タンザニアの JICA 支援の背景 円借款の方法は、AfDB との協調融資か世銀とのパラレル融資のいずれかである。 タンザニア ODA 援助の特徴の一つは、現地政府のオーナーシップ重視である。政府が

明確なセクター先着を持っており、各ドナーは現地政府のオーナーシップのもと、現地

政府の依頼に応じる支援をしている。セクターに跨る戦略として NSGRP(National Strategy of Grows and Reduction of Poverty)があり、NSGRP のもと、各セクターが 10 カ

年計画を策定する。 CBTI 整備の現状・課題と方向性 インフラセクターの 10 カ年計画では、4 つの開発回廊が示されているが、整備優先度に

ついては触れられていない。ムトワラ回廊も 4 つの開発回廊に含まれているが、どのよ

うに開発すべきか明確な既述はない。 ダルエスサラーム港が中央回廊の主要ボトルネックである。しかし、インフラ整備の前

にソフト部分が改善されるべきである。港湾運営には、港湾局・税関の他、民間のコン

テナターミナル・オペレーターである TICTS や、税関の貨物手続きを委託する TISCANなど、複数のステークホルダーが関与している。どの組織のどの運営が非効率さや遅延

を招いているのか、明確にする必要がある。 ムトワラ回廊の一部であるマサシ道路が無償資金協力によって整備され、内陸部の回廊

の一部の整備が MCC にコミットされた。しかし、マサシ道路と MCC がコミットした

部分の間の区間は非常に長い。AfDB は円借款との協調融資でこの回廊部分を整備した

いと考えているが、タンザニアは一度に多くの円借款案件を実施できないため、難しい。

タンザニア・インタビュー記録(35)

日 時: 2008 年 10 月 28 日 訪問先: SDV Transami(物流企業)タンザニア事務所

Marilhet 氏(Managing Director) 訪問者: 八田 --------------------------------------------------------------------------------------------------------------------- SDV Transami タンザニア事務所の概要 取扱貨物の 60%が国内への輸送(大半が、ダルエスサラームを起点とし、アルーシャ又

はモロゴロを終点とする)、40%がトランジット貨物である。トランジット貨物の 30%はキガリ行き、10%がブルンジ行き、25%がザンビア行き、25%が DRC 行き、残りの

Page 106: クロスボーダー交通インフラ 対応可能性研究フェー …クロスボーダー交通インフラ対応可能性研究 フェーズ3 資料編 3 1.3 ウガンダ:インタビュー概要

クロスボーダー交通インフラ対応可能性研究 フェーズ3 資料編

102

10%がマラウイ・ウガンダ・ケニア行きである。 トラック輸送と通関代行業の両方を行う。通関代行業では、自社貨物と他の大手輸送会

社の貨物を取り扱う。安全性の面から、小さな輸送会社の通関代行業は行わない。通関

代行業者は税関書類と保険料を払い、輸送会社に代行して関税保証担保の手配を行う。 SDV Transami では 12 ヶ月期限の関税保証担保を毎年定額分購入し、その金額範囲内で

各国の貨物移動がなされるように管理する。例えば、ザンビアの関税保証担保なら

500,000US ドルの関税保証担保を毎年購入している。関税保証担保の価格は貨物の 3~4%程度で、貨物価格の約 150%(貨物価格と税金価格)を保証する。

越境交通の現状と課題 ダルエスサラーム港のバース待ち時間は 12 日間である。貨物荷揚げに 3 日、税関審査

に 2 日、港湾局の審査に 2 日かかる。合計所要時間は 3 週間である。同社では、書類手

続きは貨物がバースに到着する 4 日前までに終了させる。 輸送所要時間は、キガリ・ブルンジまでが国境通過時間 1 日を含み計 1 週間程度、DRC

のルサカまでが 14 日間である。 Tundoma/ Nakonde 国境では、タンザニア側で 1 日(12 時間)、ザンビア側で 2 日かかる。

合計所要日数は 3 日間である。中小企業は、書類準備が不充分なこともあり、各国側の

国境通過に最大 1 週間かかる。SDV Transami のような大手企業は充分な書類準備をする

ので、遅延がない。 ダルエスサラームの港湾課税は、モンバサ港よりもはるかに高額である。貨物によって

率は異なるが、モンバサ港の 50~70%増しである。

Page 107: クロスボーダー交通インフラ 対応可能性研究フェー …クロスボーダー交通インフラ対応可能性研究 フェーズ3 資料編 3 1.3 ウガンダ:インタビュー概要

クロスボーダー交通インフラ対応可能性研究 フェーズ3 資料編

103

2 サブサハラアフリカ諸国の統計データ

2.1 基礎データ

各国の人口・表面積・GDP・GDP 成長率・1 人当たり GNI は下表のとおりである。

出典:World Development Indicators

Page 108: クロスボーダー交通インフラ 対応可能性研究フェー …クロスボーダー交通インフラ対応可能性研究 フェーズ3 資料編 3 1.3 ウガンダ:インタビュー概要

クロスボーダー交通インフラ対応可能性研究 フェーズ3 資料編

104

2.2 産業・貿易データ

各国の農業・サービス業・鉱業付加価値額と輸出・輸入額は下表のとおりである。

出典:World Development Indicators

Page 109: クロスボーダー交通インフラ 対応可能性研究フェー …クロスボーダー交通インフラ対応可能性研究 フェーズ3 資料編 3 1.3 ウガンダ:インタビュー概要

クロスボーダー交通インフラ対応可能性研究 フェーズ3 資料編

105

2.3 外国直接投資額・投資環境

各国の外国直接投資額・労働者給与・ビジネス開始までの所要日数・時価総額は下表の

とおりである。

出典:World Development Indicators

Page 110: クロスボーダー交通インフラ 対応可能性研究フェー …クロスボーダー交通インフラ対応可能性研究 フェーズ3 資料編 3 1.3 ウガンダ:インタビュー概要

クロスボーダー交通インフラ対応可能性研究 フェーズ3 資料編

106

2.4 交通:道路状況

各国の道路総延長・道路舗装率・道路輸送人員距離・道路輸送貨物距離は下表のとおり

である。

a. Data are for the latest year available in the period shown. 出典:World Development Indicators

Page 111: クロスボーダー交通インフラ 対応可能性研究フェー …クロスボーダー交通インフラ対応可能性研究 フェーズ3 資料編 3 1.3 ウガンダ:インタビュー概要

クロスボーダー交通インフラ対応可能性研究 フェーズ3 資料編

107

2.5 交通:鉄道状況

各国の鉄道総延長・鉄道輸送人員距離・鉄道輸送貨物距離は下表のとおりである。

a. Data are for the latest year available in the period shown. b. Excludes Tazara railway. 出典:World Development Indicators

Page 112: クロスボーダー交通インフラ 対応可能性研究フェー …クロスボーダー交通インフラ対応可能性研究 フェーズ3 資料編 3 1.3 ウガンダ:インタビュー概要

クロスボーダー交通インフラ対応可能性研究 フェーズ3 資料編

108

2.6 交通:港湾状況

主要港湾のコンテナ貨物取扱量・貨物取扱総量・港湾インフラ設備概要は下表のとおり

である。

Name of Port Country Container Volume (TEU)

Year

Cargo Tonnages (1000t)

Year No. of Berths

No. of Container Berth

Maximum Depth for Container

Port Sudan Sudan 326,701 2006 19 4 14 Massawa Eritrea 24,280 2001 Djibouti Djibouti 294,902 2007 7,502 2007 15 2 12 Mombasa Kenya 479,355 2006 12,920 2004 18 5 10 Dar Es Salaam Tanzania 352,548 2006 7,643 2006 11 3 11.5 Mtwara Tanzania 5,000 2007 69 2007 9.8 Nacala Mozambique 26,709 2001 743 2001 5 2 15 Beira Mozambique 46,775 2004 1,367 2004 12 3 12 Maputo Mozambique 62,516 2006 4,002 2001 14 4 10 Durban South Africa 2,334,999 2006 29,459 2002 57 6 12.8 Cape Town South Africa 764,753 2006 13,667 2006 34 7 14 Port Elizabeth South Africa 407,278 2006 8,123 2006 10 1 12.2 Saldanha Bay1 South Africa 36,664 2005 (23) Richard Bay2 South Africa 89,256 2006 26 - (19) Walvis Bay Nambia 83,263 2006 2,419 2002 8 2 12.8 Lobito Angola 24,000 2002 600 2002 2 10 Luanda Angola 377,206 2006 3,000 2003 3 1 9.5 Pointe Noire Congo,Rep. 122,600 2006 9 9.5 Libreville Gabon 39,000 ? 3 Douala Cameroon 200,251 2006 13 3 9.5 Port Harcourt Nigeria 5,000 2006 Lagos Nigeria 587,600 2006 34 6 10.5 Cotonou Benin 140,500 2006 8 1 11 Lomé Togo 215,800 2006 6 2 12 Tema & Takoradi

Ghana 476,451 2006 6,183 2000 14

7

9.6 10

Abidjan Côte d’Ivoire 507,119 2006 15,506 2003 34 5 10.6 Freetown Sierra Leone 31,700 2006 7 2 9.9 Conakry Guinea 85,300 2006 12 1 10.5 Banjul Gambia 44,152 ? 4 3 10 Dakar Senegal 331,191 ? 9,000 2002 47 16 10 Nouadhibou Mauritania 21,000 ? 8 Matadi DRC 46,000 ? 10 2 8.9 出典:各種情報より調査団作成

Page 113: クロスボーダー交通インフラ 対応可能性研究フェー …クロスボーダー交通インフラ対応可能性研究 フェーズ3 資料編 3 1.3 ウガンダ:インタビュー概要

クロスボーダー交通インフラ対応可能性研究 フェーズ3 資料編

109

2.7 交通:空運状況

各国の国際空港数・年間旅客数・年間輸送貨物距離は下表のとおりである。

出典:World Development Indicators

Page 114: クロスボーダー交通インフラ 対応可能性研究フェー …クロスボーダー交通インフラ対応可能性研究 フェーズ3 資料編 3 1.3 ウガンダ:インタビュー概要

クロスボーダー交通インフラ対応可能性研究 フェーズ3 資料編

110

2.8 交通:GIS データ

下表は、アフリカ内の主要港湾・鉄道・道路と人口分布状況を示したものである。 出典:http://sedac.ciesin.columbia.edu/gpw/index.jsp からのデータ等により調査団作成

Legend

Railway

Road

Port

Population Density

(Pop./Km2)

0

1 - 9

10 - 49

50 - 200

> 200

Page 115: クロスボーダー交通インフラ 対応可能性研究フェー …クロスボーダー交通インフラ対応可能性研究 フェーズ3 資料編 3 1.3 ウガンダ:インタビュー概要

クロスボーダー交通インフラ対応可能性研究 フェーズ3 資料編

111

3 東アフリカの交通データ(現地調査収集データ) ここでは、現地調査で入手した東アフリカ 3 カ国の主要交通データを示す。ただし、国

によって各種交通調査・整備計画の有無・手法・データ整理状況が異なるため、これらの

データは統一されたものではない。ここでは各国の利用可能な主要交通関連情報を全て示

すことを目的として、入手したデータを極力そのままの形で提示する。

3.1 道路

3.1.1 道路整備状況・整備計画

3 カ国の主要国際回廊各区間の道路状況・整備状況を示す図・表を次頁以降に掲載する。

Page 116: クロスボーダー交通インフラ 対応可能性研究フェー …クロスボーダー交通インフラ対応可能性研究 フェーズ3 資料編 3 1.3 ウガンダ:インタビュー概要

クロ

スボ

ーダ

ー交

通イ

ンフ

ラ対

応可

能性

研究

ェー

ズ3

料編

112

(1) ケニア ケニアの主要国際道路回廊各区間の舗装状況・整備計画・整備資金源を以下に示す。

i). MOMBASA-NAIROBI-MALABA CORRIDOR

STUDY STATUS

NO SECTION DISTANCE (KMS)

PRESENT SURFACE TYPE

PAVEMENT CONDITION

PROPOSED INTERVENTION

FEASIBILITY DESIGN

FUNDING SOURCE

REMARKS

1.

Mombasa-Miritini (A109) 35 Paved

Good Dualling Required Required Funding required

2. Miritini-Maji ya Chumvi (A109)

35 Paved Good None N/A N/A Rehabilitated With NORDIC funding in 2007

3. Maji ya Chumvi-Bachuma Gate(A109)

35

Paved Weak Rehabilitation Completed with GOK funding

Completed.. Review required

Funding required for design review/rehabilitation/ strengthening

4. Bachuma Gate-Mtito Andei(A109)

155 Paved Good Reseal N/A N/A

5. Mtito Andei - Sultan Hamud(A109)

131 Paved Good Recently rehabilitated N/A N/A Rehabilitated in 2007 with EU funding

6. Sultan Hamud –Machakos Off(A109)

55 Paved Failed Rehabilitation N/A N/A IDA Rehabilitation ongoing. Expected to be completed by 2009.

7. Machakos T’off- JKIA(A109/ A104)

29

Paved Narrow Dualling/ Rehabilitation

N/A N/A IDA Rehabilitation ongoing. Expected to be completed by 2009.

8. JKIA- Uhuru Highway(Museum Hill)(A104)

12 Paved Fair Resealing/widening N/A N/A China Being resealed with Chinese funding. Expected to be completed by early 2009

9. Museum –Westlands (A104) 2 Paved Fair Resealing/traffic management measures

Required Required Funding required

10. Westlands -Limuru(A104) 28 Paved Poor Rehabilitation Completed Completed Funding required

11. Limuru - Uplands(B3) 20 Paved Fair to Poor Rehabilitation Required Required Funding required

12. Limuru-Maai Mahiu (A104) 25 Paved Poor Rehabilitation Required Required Funding required

13. Maai Mahiu-Naivasha Lanet (A104/C88)

97 Paved Good None

N/A N/A Recently rehabilitated with EU funding.

Page 117: クロスボーダー交通インフラ 対応可能性研究フェー …クロスボーダー交通インフラ対応可能性研究 フェーズ3 資料編 3 1.3 ウガンダ:インタビュー概要

クロ

スボ

ーダ

ー交

通イ

ンフ

ラ対

応可

能性

研究

ェー

ズ3

料編

113

STUDY STATUS

NO SECTION DISTANCE (KMS)

PRESENT SURFACE TYPE

PAVEMENT CONDITION

PROPOSED INTERVENTION

FEASIBILITY DESIGN

FUNDING SOURCE

REMARKS

14. Lanet-Njoro T’ Off (A104) 15 Paved

Fair Rehabilitation/dualling N/A N/A IDA Rehabilitation ongoing. Expected to be completed by end-2009.

15. Njoro T’Off-Mau Summit-Timboroa (A104)

83 Paved Fair Rehabilitation N/A N/A IDA Rehabilitation ongoing. Expected to be completed by end-2009.

16. Timboroa-Eldoret-Malaba (A104)

193 Paved Poor Rehabilitation Ongoing with EU funding

Ongoing with EU funding

Funding required.

17. Mau Summit-Kericho-Kisumu-Busia (B1)

284 Paved Fair Rehabilitation (145km) /Resealing(139km)

First 145km upto kisumu completed.

First 145km upto kisumu completed.

IDA Negotiations with IDA on-going

18. Maai Mahiu-Narok- (B3) 90 Paved Poor Rehabilitation N/A N/A Funding required

19. Narok-Sotik (B3) 138 Paved Fair Resealing N/A N/A

20. Sotik-Kisii (B3) 60 Paved Poor Rehabilitation N/A N/A Funding required

ii). NAMANGA-ATHI RIVER-NAIROBI-THIKA-SAGANA-NANYUKI-ISIOLO-MOYALE STATUS OF STUDIES

NO SECTION DISTANCE

(KMS) PRESENT SURFACE TYPE

PAVEMENT CONDITION

PROPOSED INTERVENTION

FEASIBILITY DESIGN

FUNDING SOURCE

REMARKS

1.

Namanga-Athi River (A104) 136 Paved Failed Rehabilitation N/A N/A ADB/GOK Rehabilitation ongoing. Expected to be completed by 2010

2. Nairobi-Thika (A2) 41 Paved Failed Rehabilitation/ widening

Available Available ADB/GOK Design completed with GOK funding. ADB to fund rehabilitation

3. Thika-Makutano-Sagana(A2) 61 Paved Poor Rehabilitation N/A N/A Funding required

4. Muranga-Sagana-Marua(A2) 55 Paved Failed Rehabilitation Available Available GOK Rehabilitation Ongoing. Expected to be completed by mid-2009.

5. Marua-Nanyuki (A2) 25 Paved Fair Resealing N/A N/A

6. Nanyuki-Isiolo(A2) 80 Paved Fair Resealing N/A N/A

7. Isiolo-Merille River (A2)

136 Unpaved Poor Gravel Upgrading to bitumen standard

Available Available ADB Construction ongoing. Expected to be completed by 2010.

Page 118: クロスボーダー交通インフラ 対応可能性研究フェー …クロスボーダー交通インフラ対応可能性研究 フェーズ3 資料編 3 1.3 ウガンダ:インタビュー概要

クロ

スボ

ーダ

ー交

通イ

ンフ

ラ対

応可

能性

研究

ェー

ズ3

料編

114

STATUS OF STUDIES

NO SECTION DISTANCE (KMS)

PRESENT SURFACE TYPE

PAVEMENT CONDITION

PROPOSED INTERVENTION

FEASIBILITY DESIGN

FUNDING SOURCE

REMARKS

8. Merille River-Moyale (A2) 400 Unpaved Gravel Upgrading to bitumen standard

Ongoing with ADB funding

Ongoing with ADB funding

Funding required

iii). Isebania-Kisumu-Kakamega-Kitale-Lodwar-Lokichoggio-Nandapar (A1) STATUS OF STUDIES

NO SECTION DISTANCE

(KMS) PRESENT SURFACE TYPE

PAVEMENT CONDITION

PROPOSED INTERVENTION

FEASIBILITY DESIGN

FUNDING SOURCE

REMARKS

1.

Isebania-Mukuyu (A1) 29 Paved Fair to poor Rehabilitation Required Required

Narrow road. Reconstruction required. Also funding required

2. Mukuyu-Kisii(A1) 56 Paved

Fair to poor

Rehabilitation

Required

Required

3. Kisii-Ahero-Kisumu (A1)

87 Paved Fair Rehabilitation Required Required Funding required

4. Kisumu-Kakamega(A1) 50 Paved Fair to poor Rehabilitation Ongoing with GOK funding

Ongoing with GOK funding

Funding required

5. Kakamega-Kitale (A1) 108 Paved Poor Rehabilitation Required Required IDA financing design studies.

6. Kitale-Lokichoggio (A1)

543 Paved Poor Rehabilitation Ongoing Ongoing IDA IDA financing design studies.

7. Lokichoggio-Nandapar (A1)

30

Gravel

Poor

Upgrading

Required

Required

IDA

Funding required

iv). Thika-Mwingi-Garissa-Liboi STATUS OF STUDIES

NO SECTION DISTANCE

(KMS) PRESENT SURFACE TYPE

PAVEMENT CONDITION

PROPOSED INTERVENTION

FEASIBILITY DESIGN

FUNDING SOURCE

REMARKS

Thika-Kangonde (A3) 83 Paved Fair Resealing N/A N/A Kangonde-Mwingi-Garissa(A3) 235 Paved Fair Resealing N/A N/A Garissa-Liboi(A3) 290 Earth Poor Upgrading to bitumen

standard Required Required Funding

Required

Page 119: クロスボーダー交通インフラ 対応可能性研究フェー …クロスボーダー交通インフラ対応可能性研究 フェーズ3 資料編 3 1.3 ウガンダ:インタビュー概要

クロ

スボ

ーダ

ー交

通イ

ンフ

ラ対

応可

能性

研究

ェー

ズ3

料編

115

v). Lunga Lunga-Mombasa-Malindi-Garissa(A14/B8) STATUS OF STUDIES

NO SECTION DISTANCE

(KMS) PRESENT SURFACE TYPE

PAVEMENT CONDITION

PROPOSED INTERVENTION

FEASIBILITY DESIGN

FUNDING SOURCE

REMARKS

1.

Lunga-Lunga-Mombasa-Malindi(A14/ B8)

228 Paved Fair to Poor Rehabilitation Available Available. Review ongoing

ADB Funding required

2. Malindi-Garsen(B8) 101

Paved Good Reseal N/A N/A

3. Garsen-Hola(B8) 95 Earth Earth Upgrading to bitumen standard

Available Available. Review required

Funding required

4. Hola-Garissa (B8) 130 Paved Paved Reseal N/A N/A

vi). Voi-Mwatate-Taveta (A23) STATUS OF STUDIES

NO SECTION DISTANCE

(KMS) PRESENT SURFACE TYPE

PAVEMENT CONDITION

PROPOSED INTERVENTION

FEASIBILITY DESIGN

FUNDING SOURCE

REMARKS

1.

Voi-Mwatate(A23) 24 Paved Poor Rehabilitation Required Ongoing. Financed by ADB

Funding required

2. Mwatate-Taveta(A23) 90 Gravel Fair Upgrading to bitumen standard

Required Ongoing. Financed by ADB

Funding required

Page 120: クロスボーダー交通インフラ 対応可能性研究フェー …クロスボーダー交通インフラ対応可能性研究 フェーズ3 資料編 3 1.3 ウガンダ:インタビュー概要

クロ

スボ

ーダ

ー交

通イ

ンフ

ラ対

応可

能性

研究

ェー

ズ3

料編

116

OTHER NATIONAL ROADS ( B ROADS) vii). Nakuru-Marigat-Loruk-Marich Pass (B4)

STATUS OF STUDIES

NO SECTION DISTANCE (KMS)

PRESENT SURFACE TYPE

PAVEMENT CONDITION

PROPOSED INTERVENTION

FEASIBILITY DESIGN

FUNDING SOURCE

REMARKS

1.

Nakuru-Marigat-Loruk (B4)

130 Paved Fair Reseal N/A N/A

2. Loruk-Marich Pass (B4) 150 Earth/Gravel Poor Upgrading to bitumen standard

Ongoing with GOK funding

Ongoing with GOK funding

Funding Required

viii). Nakuru-Nyahururu-Nyeri (B5) STATUS OF STUDIES

NO SECTION DISTANCE

(KMS) PRESENT SURFACE TYPE

PAVEMENT CONDITION

PROPOSED INTERVENTION

FEASIBILITY DESIGN

FUNDING SOURCE

REMARKS

1.

Nakuru-Nyahururu (B5)

59 Paved Fair to Poor Rehabilitation/Resealing Required Required Funding required

2. Nyahururu-Nyeri (B5)

100 Paved Fair to Poor Rehabilitation/Resealing Required Required Required Funding Required

viiii). Makutano-Embu-Meru (B6) STATUS OF STUDIES

NO SECTION DISTANCE

(KMS) PRESENT SURFACE TYPE

PAVEMENT CONDITION

PROPOSED INTERVENTION

FEASIBILITY DESIGN

FUNDING SOURCE

REMARKS

3.

Makutano-Embu (B6)

43 Paved Good N/A N/A N/A GOK Rehabilitation Complete in 2007.

4. Embu-Thuci (B6)

35 Paved Good N/A N/A N/A GOK Rehabilitation Complete in early-2008.

5. Thuci-Nkubu-Meru (B6)

67 Paved Poor Rehabilitation N/A N/A GOK Rehabilitation Ongoing. Expected to be completed by end-2008.

Page 121: クロスボーダー交通インフラ 対応可能性研究フェー …クロスボーダー交通インフラ対応可能性研究 フェーズ3 資料編 3 1.3 ウガンダ:インタビュー概要

クロ

スボ

ーダ

ー交

通イ

ンフ

ラ対

応可

能性

研究

ェー

ズ3

料編

117

x). Kibwezi-Kitui-Kangonde (B7) STATUS OF STUDIES

NO SECTION DISTANCE

(KMS) PRESENT SURFACE TYPE

PAVEMENT CONDITION

PROPOSED INTERVENTION

FEASIBILITY DESIGN

FUNDING SOURCE

REMARKS

1.

Kibwezi-Kitui (B7)

145 Gravel Poor Upgrading to bitumen standard

Ongoing with IDA funding

Ongoing with IDA funding

Funding required

2. Kitui-Kangonde (B7)

45 Gravel Poor Upgrading to bitumen standard

N/A N/A GOK Ongoing with GOK funding. Expected to be completed by end-2008

xi). Isiolo-Wajir-Mandera (B9) STATUS OF STUDIES

NO SECTION DISTANCE

(KMS) PRESENT SURFACE TYPE

PAVEMENT CONDITION

PROPOSED INTERVENTION

FEASIBILITY DESIGN

FUNDING SOURCE

REMARKS

1.

Isiolo-Wajir (B9) 360 Earth Poor Upgrading to bitumen standard

Available Available Funding required

2. Wajir-Mandera (B9)

350 Earth Poor Upgrading to bitumen standard

Available Available Funding required

出典: Ministry of Roads, ケニア

Page 122: クロスボーダー交通インフラ 対応可能性研究フェー …クロスボーダー交通インフラ対応可能性研究 フェーズ3 資料編 3 1.3 ウガンダ:インタビュー概要

クロスボーダー交通インフラ対応可能性研究 フェーズ3 資料編

118

(2) ウガンダ ウガンダの主要国際道路回廊の舗装状況・整備情況は下図のとおりである。

Page 123: クロスボーダー交通インフラ 対応可能性研究フェー …クロスボーダー交通インフラ対応可能性研究 フェーズ3 資料編 3 1.3 ウガンダ:インタビュー概要

クロスボーダー交通インフラ対応可能性研究 フェーズ3 資料編

119

(3) タンザニア タンザニアの主要国際道路回廊の舗装状況・実施中の F/S 及び設計実施主体は下図のとお

りである。

出典:TANROADS, タンザニア

Page 124: クロスボーダー交通インフラ 対応可能性研究フェー …クロスボーダー交通インフラ対応可能性研究 フェーズ3 資料編 3 1.3 ウガンダ:インタビュー概要

クロスボーダー交通インフラ対応可能性研究 フェーズ3 資料編

120

タンザニアの建設中・調達中の主要国際道路回廊は下図のとおりである。

出典:TANROADS, タンザニア

Page 125: クロスボーダー交通インフラ 対応可能性研究フェー …クロスボーダー交通インフラ対応可能性研究 フェーズ3 資料編 3 1.3 ウガンダ:インタビュー概要

クロ

スボ

ーダ

ー交

通イ

ンフ

ラ対

応可

能性

研究

ェー

ズ3

料編

121

タンザニアの主要国際道路回廊各区間の整備予算・整備状況を以下に示す。

Project NameLength

(Km)

KM in1st

Phase Total CostTshs Mio

StartDate

EstimatedCompletion

Date Status - June

2008

TSIPESTIMATES

2008/09(Tshs.mil) Estimates

for 2009/10Estimates

for 2010/11CORRIDOR NAME 0.7 Local Foreign TotalTANZAM

Ruvu Bridge(Construction) 0 0 5,000 May-06 Sep-08

Construction of abridge completedby 80% 500 - 500 - - -

Kidatu – Ifakara 127 8 6,000 Jan-07 Dec-09Upgrading ongoing 1,000 458 1,458 4,999 5,000 5,000

Ibanda - Itungi Port (S/Dressing 2.7 km) 26 2.7 May-07 Sep-09 on going 400 - 400 -

Msimba- RuahaMbuyuni/ Ikokoto €23Mafinga 167 167 130,000 Mar-08 Mar-11

Contract for workssigned on 19thMarch 2008.Works not yetcommenced. 100 7,151 7,251 14,178 40,000 40,000

Sub Total 320 175 141,000 2,000 7,609 9,609 19,177 45,000 45,000CENTRALMorogoro-Dodoma 256 - Mar-04 Jan-07 Completed 240 - 240 - - -

Dodoma – Manyoni 127 40 86,230 Apr-03 Sep-08

Upgrading workscompleted by78%. 87,690 - 87,690 14,997 2,000 -

Singida-Manyoni 118 68 103,000 Dec-07 Nov-10

Works on 63kmSingida-Issuna iscompleted. Workson Manyoni -Issuna 54km are 22,767 - 22,767 12,005 10,000 5,000

Singida - Shelui(completed) 110 10 44,600 May-05 Dec. 2008 Completed 98 2,500 2,598 4,999 - -

Isaka-Lusahunga (D& Rehabilitation) 245 245 147,000 Jan-07 Nov-08

Feasibility studycompleted.Detailed designon going 50 983 1,033 19,996 40,000 45,000

Mwanza - ShinyangaBorder (rehabilitation) 10 2 900 Jul-07 Jun-09 on going 900 - 900 - - - SubTotal 866 365 381,730 111,745 3,483 115,228 51,996 52,000 25,000

SUMMARY OF MTEF FOR A PERIOD OF 3 YEARS (2008/09-2010/11)

Approved Budget 2008/09 (Tshs million)

Page 126: クロスボーダー交通インフラ 対応可能性研究フェー …クロスボーダー交通インフラ対応可能性研究 フェーズ3 資料編 3 1.3 ウガンダ:インタビュー概要

クロ

スボ

ーダ

ー交

通イ

ンフ

ラ対

応可

能性

研究

ェー

ズ3

料編

122

LAKE

Kyamyorwa -Buzirayombo 120 - 49,130 Feb-05 Feb-08

Completed.Funds are foroutstandingclaims 14,604 - 14,604 4,462 - -

Buzirayombo - Geita 100 - 41,140 Feb-05 Feb-08

Completed.Funds are foroutstanding bills 17,465 - 17,465 9,448 - -

Geita - Usagara 92 92 75,378.3 Feb-08 Oct-10 Upgrading ongoing 19,000 - 19,000 15,150 30,000 16,000

Kagoma - Lusahunga 154 100 80,000 Apr-06 Jul-09

Works contractterminated due topoor performance.Procurement ofanother contractoris on going. 5,000 10,895 15,895 18,525 22,000 22,000

Nyanguge - Musoma/Kisesa Bypass 201 201 120,600 Feb-07 Nov-08

Feasibility studycompleted.Detailed designon going 50 1,420 1,470 14,997 40,000 40,000

Sub Total 667 393 366,248 56,119 12,315 68,434 62,582 92,000 78,000

GREAT NORTH - - - -

Arusha - Namanga(Rehabilitation) 105 70 84,670 Jul-08 July 2010

Contract forworks was signedin June 2008.Mobisation is ongoing. 500 14,000 14,500 22,003 17,900 24,200

Arusha-MinjinguRehabilitation 103 103 61,800 Sep-07 Dec-08

Feasibility studycompleted.Detailed designon going - 900 900 20,000 20,000

Dodoma - Babati 263 40 32,000

Tenderingprocess forconstruction ofbridges andculverts inprogress. 10,010 - 10,010 - 15,000 20,000

Dodoma - Iringa 267 100 80,000 Jun-08 Sep-09

Feasibility studycompleted.Detailed designon going 50 524 574 - 20,000 30,000

Sub Total 738 313 258,470 10,560 15,424 25,984 22,003 72,900 94,200

Page 127: クロスボーダー交通インフラ 対応可能性研究フェー …クロスボーダー交通インフラ対応可能性研究 フェーズ3 資料編 3 1.3 ウガンダ:インタビュー概要

クロ

スボ

ーダ

ー交

通イ

ンフ

ラ対

応可

能性

研究

ェー

ズ3

料編

123

NORTH EAST - - - - Marangu-Tarakea-Rongai-Kamwanga/Sanyajuu

173 66 55,200 Aug-06 Sep-09 Upgrading workson going

4,000 18,782 22,782 19,996 15,000 5,000

Bomang'ombe-Sanyajuu

100 1,000 Oct-07 Aug-08 Feasibility studyis on going underthe Marangu-Tarakea project.

500 - 500

-

1,000

Arusha-Moshi-Voi &Arusha Bypass 140 30 24,000 NYC

Feasibility studyand detaileddesign to becarried out 50 900 950 - 2,000 20,000

Tanga - Horohoro 65 65 52,000 NYC NIL

Review of designandEnvironmentalissues is on goingbased on MCCobservation. 3,250 - 3,250 14,997 20,000 20,000

Chalinze - Segera -Tanga Rehabilitation 248 248 148,800 Apr-08 Oct-10

Works on Lot 1:Chalinze-Kitumbi125km is ongoing. Invitationfor Tenders isenvisaged inSeptember 2008for Lot 2: Kitumbi- 50 17,649 17,699 23,997 18,000 19,000

Same - Mkumbara -Korogwe 165 165 99,000 NYC NIL

Evaluation ofTenders for worksis ongoing. 120 11,682 11,802 14,997 25,000 30,000

Bagamoyo - Saadani- Tanga 178 70 40,000 Jun-08 Sep-09

Feasibility studyand detaileddesign on going 5,474.00 - 5,474.00 498.61 5,000 5,000

W azo Hill-Bagamoyo- Msata 64 64 51,200 NYC

Detailed designcompleted.Evaluation ofTenders for worksis on going. 6,300 - 6,300 - 20,000 20,000

Sub Total 1,133 708 471,200 19,744 49,013 68,757 74,485 106,000 119,000

Page 128: クロスボーダー交通インフラ 対応可能性研究フェー …クロスボーダー交通インフラ対応可能性研究 フェーズ3 資料編 3 1.3 ウガンダ:インタビュー概要

クロ

スボ

ーダ

ー交

通イ

ンフ

ラ対

応可

能性

研究

ェー

ズ3

料編

124

SOUTHERNCOASTALDar es Salaam -Mbagala Road (KilwaRoad) - Phase 1, 2&3)

15 7 59,983 Jun-07 Oct-08 Rehabilitationworks for Phase Icompleted.Workson Phase 2; MtoniKijichi jct-MbagalaRangi tatu 6.6kmis on going.

6,983 18,000 24,983 9,998 20,000 15,000

Nangurukuru -Mbwemkulu 95 - 39,240 Feb-03 Dec. 2007

Upgrading workscompleted. 12,338 - 12,338 9,998 300 -

Mbwemkulu-Mingoyo 95 - 51,500 Feb-03 Dec. 2007 Upgrading workscompleted. 59,153 - 59,153 14,997 1,600 -

Ndundu - Somanga 60 60 58,800 Sep-08

Contract forworks signed inJuly 2008 5,000 7,500 12,500 12,504 25,000 22,000

Mkuranga-Kibiti 60 - Completed 300 - 300 - - -

Rufiji (Mkapa) Bridge& Approaches 14 - - - - - Sub Total 339 67 209,523 83,774 25,500 109,274 47,496 46,900 37,000

Page 129: クロスボーダー交通インフラ 対応可能性研究フェー …クロスボーダー交通インフラ対応可能性研究 フェーズ3 資料編 3 1.3 ウガンダ:インタビュー概要

クロ

スボ

ーダ

ー交

通イ

ンフ

ラ対

応可

能性

研究

ェー

ズ3

料編

125

SOUTHERN

Masasi - Mangaka 54 54 30,000

Contract forworks signed inDecember 2007.Site clearance ongoing. 300 5,000 5,300 14,997 15,000 15,000

Mangaka - Tunduru 142 60 50,000 Nov-07 Nov-09

Feasibility studyand detaileddesign to becarried out 500 - 500 1,994 2,000 20,000

Tunduru -Matemanga €23Songea 264 61 48,800 NYC

Detailed designcompleted.Upgrading worksfor Namtumbo-Songea 102km tobe financed byMCC 500 - 500 14,997 20,000 20,000

Unity Bridge (720m) 1 1 30,000 Nov-05 Nov-09

Construction of anew bridge andapproach roadson going 5,000 - 5,000 1,483 5,000

Songea (Peramiho) -Mbinga-Mbamba Bay 167 78 62,400 NYC

Detailed designcompleted.Upgrading worksfor Peramiho jct-Mbinga 78km tobe financed byMCC after reviewof design andenvironmentalissues. 600 - 600 19,996 20,000 20,000

Sub Total 627 254 221,200 6,900 5,000 11,900 53,466 62,000 75,000

Page 130: クロスボーダー交通インフラ 対応可能性研究フェー …クロスボーダー交通インフラ対応可能性研究 フェーズ3 資料編 3 1.3 ウガンダ:インタビュー概要

クロ

スボ

ーダ

ー交

通イ

ンフ

ラ対

応可

能性

研究

ェー

ズ3

料編

126

WESTERN -

Mwandiga - Manyovu 60 60 53,600 Jun-08 Aug-10

Contract signedin May 2008.Mobilisation forworks is ongoing. 9,070 - 9,070 13,002 22,000 23,000

Tunduma -Sumbawanga (DD &Constr.) 231 231 184,800 NYC

Detailed designcompleted. MCCis to financeupgrading worksafter review ofdesign andenvironmentalissues observedby MCC. 2,000 - 2,000 4,004 50,000 50,000

Sumbawanga -Mpanda –Kanyani(DD & Construction) 499 75 60,000 NYC

Invitation forTenders forupgrading worksfor Sumbawanga-Chizi to be donein Sept 2008. 19,045 19,045 - 20,000 20,000

Sumbawanga - Matai- KasangaPort/Matai-KasesyaBorder

151 80 64,000 Feb-07 Jan-08 Feasibility studycompleted. 530 - 530 - 15,000 25,000

Kanyani-Kasulu-Nyakanazi

302 50 40,000 Jan-08 800 - 800 10,000 20,000 Sub Total 1,243 436 402,400 31,445 31,445 17,006 117,000 138,000

Page 131: クロスボーダー交通インフラ 対応可能性研究フェー …クロスボーダー交通インフラ対応可能性研究 フェーズ3 資料編 3 1.3 ウガンダ:インタビュー概要

クロ

スボ

ーダ

ー交

通イ

ンフ

ラ対

応可

能性

研究

ェー

ズ3

料編

127

MID WEST - - - -

Mbeya - Makongolosi(Phase 1- 36 km) 115 72 27,460 Sep-07 Mar-10

Upgrading tobitumen standardis on going 8,000 - 8,000 12,005 12,000 1,400

Nzega-Tabora 116 80 64,000 Feb-07 Feb-09

Feasibility studycompleted.Detailed designon going 36 871 907 - 20,000 25,000

Manyoni-Itigi-Tabora

249 84 67,200

NYC Procurement of aConsultant fordesign and buildis on going

10,000 - 10,000 - 20,000 25,000

Makongolosi-Rungwa 182 - NYC

Feasibility studyand detaileddesign to becarried out. 400 - 400 1,000 1,000

Tabora-Koga-Mpanda 359 - NYC

Feasibility studyand detaileddesign to becarried out 500 - 500 2,000 500

Sub Total 1,021 236 158,660 18,936 871 19,807 12,005 55,000 52,900IMPORTANT LINKS

Western/MidWest/WesternCorridor

Rungwa-Itigi-Mkiwa 222 NYC

Feasibility studyand detaileddesign to becarried out. 400 - 400 2,000 500

Sub-Total 222 - - 400 - 400 - 2,000 500

Page 132: クロスボーダー交通インフラ 対応可能性研究フェー …クロスボーダー交通インフラ対応可能性研究 フェーズ3 資料編 3 1.3 ウガンダ:インタビュー概要

クロ

スボ

ーダ

ー交

通イ

ンフ

ラ対

応可

能性

研究

ェー

ズ3

料編

128

Central / Mid West/Western Corridors -Kigoma -Kidahwe -Uvinza

94 36 28,800

Contract forupgrading workssigned in July2008 7,020 - 7,020 19,996 20,000 2,000

Uvinza-Ilunde-Malagarasi

317 - Jul-07 Jul-08

Detailed design ison going

90 543 633 9,998 - - Malagarasi Bridgeand approach roads48km

NYC

Design and Buildfor a Bridge andapproach roads tobe undertaken in2008/09

- 7,700 7,700 - 930 14,500 SubTotal 855 36 28,800 7,110 8,243 15,353 29,993 20,930 16,500

Lake/Great NorthCorridor

Natta- Loliondo - Mtowa Mbu Road Link

452 - 1,800 Sep-06 Apr-08

Detailed designto be carried outin 2008/09 1,300 - 1,300 - 500 -

Sub Total 1,718 - 59,400 1,300 - 1,300 - 500 -Central/Great NorthCorridors

Singida - Babati -Minjingu Road Link 223 223 178,400 NYC

Procurement of aContractor forworks is on going. 9,000 8,705 17,705 35,000 30,000 30,000

Sub Total 223 223 178,400 9,000 8,705 17,705 35,000 30,000 30,000Central/LakeCorridor

Mwigumbi-Maswa-Bariadi-Lamadi 171 57 45,600

Feasibility studycompleted.Detailed designon going 7,000 - 7,000 460 10,000 15,000

Sub-Total 171 57 45,600 - - - 7,000 - 7,000 460.26 10,000 15,000

Page 133: クロスボーダー交通インフラ 対応可能性研究フェー …クロスボーダー交通インフラ対応可能性研究 フェーズ3 資料編 3 1.3 ウガンダ:インタビュー概要

クロ

スボ

ーダ

ー交

通イ

ンフ

ラ対

応可

能性

研究

ェー

ズ3

料編

129

Great North/CentralCorridor Links

Mikumi-Kilosa-Handeni-Korogwe 336 100 80,000

Feasibility studycompleted. Underdetailed design 25,400 - 25,400 - 25,000 25,000

Melela-Kilosa(FS&DD)

Feasibility studyand detaileddesign to becarried out 4,000 - 4,000 5,000

Sub-Total 336 100 80,000 - - - 29,400 - 29,400 - 25,000 30,000

IMPORTANTURBAN LINKS

Sam Nujoma Road 4 - 12,972 Jul-06 Jul-08 Works completedby 97.5%. 1,300 - 1,300 1,700 800 -

Nelson Mandela (PortAccess Road) 16 16 42,492 Oct-07 Dec-09

Rehabilitationworks on going 6,000 14,790 20,790 11,673 18,299 100

DART (Dsm RapidTransit) 63 10,000 42,740 52,740 42,740 - -

Dar es Salaam Outer Ring Road (FS)50 50 75,000

Detaileddesign,acquisitionand construction. 22,000 - 22,000 - 22,000 10,000

New BagamoyoRoad (Kawawa/AliHassan Jct-Wazo-Hill-Mpiji) 35 17 51,000 NYC

Detaileddesign,acquisitionand construction. - - - 4,002 25,000 26,000

Sub Total 168 83 181,464 39,300 57,530 96,830 60,115 66,099 36,100

Page 134: クロスボーダー交通インフラ 対応可能性研究フェー …クロスボーダー交通インフラ対応可能性研究 フェーズ3 資料編 3 1.3 ウガンダ:インタビュー概要

クロ

スボ

ーダ

ー交

通イ

ンフ

ラ対

応可

能性

研究

ェー

ズ3

料編

130

OTHER ROADSRELATED ITEMS Ongoing projectsRoad SafetyActivities

- 6,000.00 - 6,000.00 1,495.83 2,000.00 2,500.00

Rehabilitation of f iveFerries

- 1,800.00 - 1,800.00 -

Procurement ofKinesi Ferry

- 1,203.00 - 1,203.00 -

Kigamboni Bridge - - - - -Kilombero bridge(FS&DD)

- 400.00 - 400.00 - 500 10,000

Nanganga Bridge(30m): Mingoyo -Masasi Rd

- 400.00 - 400.00 997.22

120Updating of RoadDesign Manual(1989)

- 120.00 - 120.00

Construction ofTANROADSHeadquarters

- Design of thebuilding is ongoing 400 2,500 2,900 - 2,700 3,050

Sub Total - - - - - 10,323 2,500 12,823 2,493 5,320 15,550Sub-Total Trunk 10,647 3,445 3,184,096 - - - 445,056 196,193 641,249 488,278 808,649 807,750

Regional RoadsRehabilitation 13,884.2 34,912.9 48,797.1 31,770.5 50,000.0 55,000.0

Regional RoadsRehabilitation/upgrading RF 6,291.0 - 6,291.0 6,200.7 15,000.0 15,000.0 Sub-total 19,246 0 0 20,175 34,913 55,088 37,971 65,000 70,000 GRAND TOTAL ( I +II +III) 29,893 3,445 3,184,096 465,231 231,106 696,337 526,249 873,649 877,750

出典:TANROADS, タンザニア

Page 135: クロスボーダー交通インフラ 対応可能性研究フェー …クロスボーダー交通インフラ対応可能性研究 フェーズ3 資料編 3 1.3 ウガンダ:インタビュー概要

クロスボーダー交通インフラ対応可能性研究 フェーズ3 資料編

131

3.1.2 道路交通量調査結果

(1) ケニア 道路交通量調査結果をもとに整備優先順位が高いと考えられている、ケニアの道路回廊

区間は下表のとおりである。

Page 136: クロスボーダー交通インフラ 対応可能性研究フェー …クロスボーダー交通インフラ対応可能性研究 フェーズ3 資料編 3 1.3 ウガンダ:インタビュー概要

クロスボーダー交通インフラ対応可能性研究 フェーズ3 資料編

132

ケニアの主要国際道路回廊各区間の総交通量を以下に示す。

Page 137: クロスボーダー交通インフラ 対応可能性研究フェー …クロスボーダー交通インフラ対応可能性研究 フェーズ3 資料編 3 1.3 ウガンダ:インタビュー概要

クロスボーダー交通インフラ対応可能性研究 フェーズ3 資料編

133

出典:Ministry of Roads, ケニア

Page 138: クロスボーダー交通インフラ 対応可能性研究フェー …クロスボーダー交通インフラ対応可能性研究 フェーズ3 資料編 3 1.3 ウガンダ:インタビュー概要

クロスボーダー交通インフラ対応可能性研究 フェーズ3 資料編

134

ケニアの主要国際道路回廊各区間の車種別交通量を以下に示す。

No Province District RoadID

TotalTrafficVolume

4WD -Jeep

Articulated Truck Car

HeavyTruck

LargeBus

MediumTruck

Minibus -Matatu

Pick-up -Utility

SmallBus

1 Nairobi Nairobi A104 121,596 10,942 749 78,669 839 278 3,496 19,588 6,539 4962 Nairobi Nairobi A2 61,763 7,905 252 22,953 418 1,284 2,237 19,618 4,815 2,2813 Nairobi Nairobi C61 58,264 8,273 100 35,093 103 234 2,929 1,886 9,128 5184 Nairobi Nairobi C58 55,670 3,287 118 39,082 212 786 2,280 4,062 5,349 4945 Nairobi Nairobi C59 53,125 6,906 98 30,648 100 661 3,120 2,326 7,800 1,4666 Coast Mombasa B8 43,986 1,624 905 7,983 1,218 596 2,787 23,472 5,072 3297 Nairobi Nairobi C60 25,046 3,189 77 14,627 78 358 1,647 617 3,655 7988 Central Thika A3 21,257 1,662 152 3,507 250 118 3,338 7,978 4,174 789 Coast Mombasa A109 16,917 2,422 1,558 3,639 1,743 148 1,042 4,629 1,473 263

10 Nairobi Nairobi C64 14,866 1,006 8 7,842 97 8 236 3,368 2,225 76

11 EasternMeruCentral C91 11,741 368 1 1,045 10 16 691 8,428 1,179 3

12 Coast Mombasa C110 11,672 977 793 4,190 103 68 254 3,268 1,925 9413 Nairobi Nairobi C62 10,286 2,570 35 3,536 35 64 930 3 2,973 14014 Nyanza Kisumu A1 9,976 628 111 3,277 97 477 1,140 2,453 1,478 31515 Nairobi Nairobi C63 8,764 792 13 6,191 15 24 478 153 1,043 5516 Nairobi Nairobi C89 7,956 447 572 1,289 1,161 852 1,383 447 1,218 58717 Nairobi Nairobi B10 7,690 961 23 5,231 27 81 240 502 481 14418 Rift Valley Nakuru D523 7,100 680 50 1,933 576 116 308 1,333 2,038 6619 Central Kiambu D407 7,097 185 18 1,833 725 30 294 2,164 1,824 2420 Central Kiambu C63J1 7,070 2,353 10 1,286 10 8 717 3 2,668 1521 Central Nyeri B5 6,938 1,019 30 3,229 42 21 634 0 1,947 16

22 Eastern Machakos C97 6,366 188 1 1,788 11 54 693 2,814 805 1223 Coast Kwale A14 6,072 575 14 1,063 5 75 442 2,874 924 100

24 Rift ValleyTransNzoia B2 5,965 716 105 1,090 95 86 617 2,185 1,033 38

25 Central Kiambu D400 5,706 141 14 1,400 553 23 513 1,652 1,392 18

26 Rift ValleyUasinGishu C51 5,613 884 12 1,066 35 14 191 2,751 584 76

27 Nyanza Kisii B3 5,591 258 74 1,339 86 119 320 2,798 577 2028 Central Kiambu D409 5,517 138 13 1,370 542 23 433 1,617 1,363 1829 Coast Mombasa C114 5,380 338 775 1,741 181 18 404 960 958 5

30 EasternMeruSouth B6 5,263 916 56 1,422 73 78 797 0 1,864 57

31 Nairobi Nairobi C98 5,095 447 161 1,289 168 84 1,383 440 938 18532 Nairobi Nairobi D412 4,937 125 12 1,244 492 20 321 1,469 1,238 1633 Nyanza Kisumu B1 4,517 355 254 921 98 177 165 1,450 991 10634 Nairobi Nairobi D380 4,473 111 11 1,104 437 18 376 1,304 1,098 14

35 Eastern Machakos C99 4,408 107 0 1,011 2 2 451 2,397 438 036 Nairobi Nairobi D409J1 4,278 107 10 1,062 420 17 338 1,254 1,056 1437 Central Kirinyaga C74 4,268 220 8 2,313 24 0 245 831 627 038 Nyanza Kisii C17 4,083 156 83 1,052 31 112 229 1,528 869 2339 Central Kiambu C65 4,055 352 12 830 15 2 563 1,718 560 340 Coast Mombasa C109 4,000 147 103 440 13 119 132 2,739 203 10441 Rift Valley Nakuru C57 3,832 524 21 1,111 73 45 280 1,082 680 1642 Central Maragua C71 3,806 98 42 1,246 128 7 273 1,558 431 2343 Rift Valley Buret C23 3,725 266 229 746 169 124 305 1,208 555 12344 Rift Valley Buret C24 3,702 265 210 719 162 119 321 1,203 580 12345 Rift Valley Nakuru C56 3,654 500 20 1,059 70 43 267 1,032 648 15

46 Rift ValleyTransNzoia D328 3,552 623 6 673 11 5 118 1,651 426 39

47 Western Butere C40 3,539 509 16 721 20 79 272 1,298 511 11348 Central Thika C66 3,531 535 233 392 240 6 452 1,005 655 1349 Rift Valley Nakuru B4 3,522 537 7 982 33 22 405 833 683 2050 Rift Valley Laikipia D558 3,185 301 22 854 255 51 183 589 901 29

51 CentralNyandarua C77 3,098 168 0 817 0 4 281 1,197 619 12

52 Nairobi Nairobi D408 3,031 79 8 779 308 13 139 920 775 1053 Nyanza C34 2,999 189 29 808 42 113 278 1,046 449 45

54 Rift ValleyUasinGishu C54 2,864 191 85 496 118 3 164 1,310 470 27

55 Central Kiambu D405 2,754 66 6 653 258 11 332 770 649 956 Central Thika C70 2,750 137 3 539 9 1 311 1,103 643 4

57 Rift ValleyUasinGishu C39J1 2,693 186 19 646 32 9 161 1,182 365 93

58 Central Thika C67J1 2,554 353 22 732 20 18 363 453 553 40

TRAFFIC DATA ON CLASS A,B,C including HIGH TRAFFIC ON D&ETotal Traffic Volume

Page 139: クロスボーダー交通インフラ 対応可能性研究フェー …クロスボーダー交通インフラ対応可能性研究 フェーズ3 資料編 3 1.3 ウガンダ:インタビュー概要

クロスボーダー交通インフラ対応可能性研究 フェーズ3 資料編

135

59 Nyanza Migori C20J1 2,522 168 167 477 139 114 199 790 397 7160 Western Bungoma D271 2,514 162 6 716 35 19 552 472 530 2261 Central Kiambu D406 2,459 60 6 600 237 10 233 708 597 862 Rift Valley Nakuru D365 2,417 225 17 639 191 38 170 441 674 2263 Nyanza Kisumu C87 2,348 321 178 868 51 1 340 24 565 064 Central Nyeri D435 2,327 57 6 564 223 9 234 666 561 765 Coast Malindi E897 2,323 593 0 879 14 1 147 83 604 266 Central Kirinyaga C73J1 2,265 118 11 736 33 4 204 735 412 12

67 Rift ValleyNandiNorth C37 2,262 189 69 559 118 2 175 770 362 18

68 Nyanza Siaya C28 2,224 243 11 472 45 72 226 600 450 105

69 NyanzaRachuonyo C18 2,222 262 48 602 32 55 285 690 210 38

70 Rift Valley Nakuru C88 2,149 136 304 345 516 3 283 236 296 3071 Rift Valley Nakuru C69 2,145 130 0 638 3 23 263 757 320 1172 Rift Valley Nakuru C67 2,119 173 116 397 198 2 193 705 323 12

73 Rift ValleyUasinGishu D288 2,072 189 14 539 161 32 180 371 568 18

74 Eastern Mbeere B7 2,042 193 3 428 5 3 203 841 364 275 Rift Valley Koibatek C55 1,948 264 12 479 23 156 123 605 194 9276 Central Kiambu D410 1,944 49 5 487 193 8 136 575 485 6

77 Rift ValleyTransNzoia C45 1,923 174 29 750 51 1 80 537 295 6

78 Coast Kwale C106 1,901 379 4 177 1 48 142 625 482 43

79 CoastTaitaTaveta C105 1,885 207 25 470 16 109 196 390 385 87

80 Rift Valley Kericho D314 1,877 170 18 421 9 117 142 760 221 1981 Coast Malindi E899 1,861 222 2 404 15 0 137 658 422 182 Nyanza Nyamira D223 1,831 187 13 622 27 22 82 271 564 4383 Rift Valley Nakuru D320 1,807 166 12 472 141 28 148 326 498 16

84 NyanzaRachuonyo C26 1,760 177 2 634 22 37 179 278 366 65

85 Central Kiambu E433 1,718 167 5 389 24 36 280 296 492 2986 Rift Valley Nakuru D318 1,679 145 11 413 123 25 227 285 436 1487 Western Bungoma C41 1,675 101 61 381 17 32 155 607 281 4088 Nyanza Kisumu C27 1,668 107 10 310 48 33 77 618 408 5789 Western Butere D261 1,632 109 4 483 23 13 309 318 358 1590 Nyanza Kuria D201 1,615 232 4 530 73 2 233 76 451 1491 Western Bungoma C33 1,579 92 60 344 17 31 148 595 254 3892 Central Nyeri C75 1,563 125 3 585 9 2 126 351 354 8

93 CoastTaitaTaveta E682 1,561 152 5 353 22 33 254 269 447 26

94 R/Valley C39 1,552 61 19 354 34 18 136 692 237 195 Central Kirinyaga D458 1,548 38 4 373 147 6 164 440 371 596 Rift Valley Nakuru D316 1,535 148 11 421 125 25 58 290 443 14

97 EasternMeruCentral D482 1,519 121 1 398 84 30 86 290 490 19

98 Rift ValleyTransNzoia D343 1,516 182 1 1,099 2 6 32 23 154 17

99 Rift Valley Buret D230 1,509 96 19 645 2 1 140 248 351 7100 Western Vihiga C29 1,491 122 5 326 2 23 81 658 213 61101 Central Kiambu D378 1,465 37 4 367 145 6 103 433 365 5

102 Nyanza Homa Bay C19 1,438 52 12 357 19 17 112 578 123 168

103 Rift ValleyUasinGishu D305 1,437 138 10 393 117 24 57 271 414 13

104 Central Muranga C72 1,420 70 13 317 62 29 174 574 162 19

105 Rift ValleyTransNzoia D286 1,371 300 4 382 28 0 106 160 386 5

106 Central Kiambu E422J2 1,309 127 4 296 19 27 213 226 375 22107 Rift Valley Nakuru D366 1,289 119 9 339 101 20 97 234 358 12108 Central Kirinyaga C73 1,283 68 12 453 26 19 74 304 295 32109 Central Muranga D428 1,269 20 2 435 7 13 64 578 134 16110 Central Kiambu E423 1,268 123 4 287 18 27 207 218 363 21111 Central Kiambu D411 1,268 28 3 279 110 5 233 329 277 4112 Rift Valley Kajiado E418 1,253 122 4 283 18 26 204 216 359 21113 Central Kiambu D404 1,248 30 3 293 116 5 159 346 292 4114 Central Nyeri E566 1,237 120 4 280 17 26 202 213 354 21115 Central Kiambu D401 1,218 29 3 292 116 5 133 345 291 4116 Central Maragua D419 1,217 19 2 190 75 3 142 595 189 2117 Nyanza Nyando D218 1,209 98 25 256 17 23 223 326 178 63118 Nyanza Migori D202 1,186 104 7 347 15 13 211 151 314 24119 Nyanza Kisumu D290 1,183 120 8 398 17 14 65 173 361 27

Page 140: クロスボーダー交通インフラ 対応可能性研究フェー …クロスボーダー交通インフラ対応可能性研究 フェーズ3 資料編 3 1.3 ウガンダ:インタビュー概要

クロスボーダー交通インフラ対応可能性研究 フェーズ3 資料編

136

120 R/Valley C12 1,147 146 2 318 25 2 46 159 440 9121 Central Maragua D417 1,146 6 1 62 24 1 54 935 62 1

122 EasternMeruSouth D474 1,143 82 1 271 57 20 169 197 333 13

123 Central Kiambu E440 1,109 108 3 251 16 23 181 191 318 18

124 EasternMeruNorth E817 1,109 108 3 251 16 23 181 191 318 18

125 Nyanza Kuria C13J1 1,108 162 2 378 35 1 151 42 330 7126 Central Kiambu E432 1,102 107 3 249 16 23 180 190 316 18127 Coast Malindi E900 1,089 106 3 246 15 23 178 188 312 18128 Central Kiambu E420J1 1,089 106 3 246 15 23 178 188 312 18129 Central Muranga D423 1,074 24 2 242 96 4 178 285 240 3130 Central Kiambu E428 1,063 103 3 241 15 22 173 183 305 18131 Central Kiambu E422 1,055 103 3 238 15 22 172 182 302 18132 Central Kiambu D403 1,029 24 2 242 96 4 133 285 240 3133 Rift Valley Kericho D313 1,026 93 10 232 11 60 82 395 133 10134 Western Busia C31 1,021 122 123 166 30 22 114 238 194 12

135NorthEastern Garissa B9 346 109 1 106 2 11 42 0 44 31

136 Rift ValleyTransNzoia C48 967 28 3 501 7 2 76 218 131 1

137 CentralNyandarua C68 947 211 5 90 8 0 176 227 230 0

138 Coast Kilif i C111 891 22 61 102 18 33 99 372 129 55139 Western Vihiga C38 885 52 0 118 0 4 93 419 190 9140 Rift Valley Laikipia C77J1 879 108 5 97 11 4 121 297 197 39

141 CoastTaitaTaveta A23 826 52 88 119 27 32 130 257 111 10

142 Western Bungoma C42 781 61 1 124 0 6 31 438 108 12

143 Nyanza Homa Bay C20 779 33 5 55 8 8 45 472 75 78144 R/Valley C11 740 88 0 191 18 5 83 12 332 11

145 EasternMeruCentral C92 717 35 1 176 5 5 91 261 142 1

146 Rift Valley Laikipia C76 710 48 2 32 3 0 268 22 335 0

147 Rift ValleyNandiNorth C36 688 26 10 212 4 46 71 220 91 8

148 Western Bungoma C33J1 676 43 0 61 0 0 60 424 88 0

149 CoastTaitaTaveta C104 640 75 0 91 0 1 33 341 98 1

150 Coast Malindi C103J1 632 56 0 208 8 9 61 92 192 6151 Rift Valley Keiyo C53 594 33 11 75 19 1 137 198 114 6152 Nyanza Kisii C21 584 55 2 88 3 7 32 229 99 69153 Rift Valley Kericho C25 578 22 2 145 3 1 22 324 47 12154 Rift Valley Samburu C78 522 59 9 104 13 0 62 172 100 3155 Rift Valley Kajiado C103 518 49 59 41 29 1 92 52 146 49156 Rift Valley Laikipia C51J2 510 46 7 42 11 2 65 233 86 18157 Rift Valley Turkana C46 484 102 4 102 5 1 92 0 172 6158 Eastern Mwingi C93 449 34 1 108 10 11 82 87 114 2159 Rift Valley Kajiado C102 393 48 12 79 21 9 54 0 83 87160 Eastern Kitui C96 386 16 0 22 0 9 33 252 52 2

161 CentralNyandarua C83 367 13 0 40 2 1 101 134 74 2

162 Eastern Machakos C100 360 12 1 66 5 0 38 139 99 0163 Western Teso C43 353 72 1 89 0 15 17 0 113 46164 Eastern Mwingi C94 348 44 0 69 4 17 14 141 57 2165 Nyanza Nyando C35 331 30 3 63 8 0 28 146 50 3166 Nyanza Nyamira C22 325 13 6 115 4 8 36 15 119 9167 Western Busia C30 312 23 1 43 1 21 12 113 40 58168 Coast Kilif i C107J1 300 30 2 31 5 1 28 161 40 2

169 Eastern Machakos C101 299 12 0 66 5 0 38 79 99 0170 Nyanza Kisumu C85 265 28 2 137 3 0 17 23 55 0

171 Rift ValleyTransMara C14 262 23 0 10 0 0 16 172 41 0

172 Rift ValleyUasinGishu C50 256 33 14 15 24 0 59 43 68 0

173 Nyanza Migori C13 254 26 7 37 12 8 25 60 71 8174 Nyanza Kisumu C86 227 19 9 83 15 0 27 27 42 5175 Coast Lamu C112 226 16 8 99 1 13 46 0 31 12176 Coast Kilif i C107 211 16 3 21 18 5 25 88 15 20177 Nyanza Kisii C16 193 24 0 34 0 0 22 61 52 0

Page 141: クロスボーダー交通インフラ 対応可能性研究フェー …クロスボーダー交通インフラ対応可能性研究 フェーズ3 資料編 3 1.3 ウガンダ:インタビュー概要

クロスボーダー交通インフラ対応可能性研究 フェーズ3 資料編

137

178 Western Busia C30J1 189 9 0 56 1 5 31 38 31 18179 Rift Valley Turkana C47 172 32 2 31 3 0 45 0 57 2180 Rift Valley Bomet C15 167 10 0 3 0 0 7 129 18 0181 Coast Kilif i C115 166 7 0 5 3 1 14 86 49 1182 Coast Kwale C108 147 8 6 14 3 2 69 5 36 4183 Western C32 125 7 1 19 4 2 18 13 49 12184 Rift Valley Baringo C113 114 10 0 9 15 1 16 17 35 11

185 Rift ValleyTransNzoia C44 108 5 1 12 0 0 11 66 10 3

186 Western Lugari C44J1 57 3 0 11 0 0 15 3 25 0

187NorthEastern Wajir C116 49 4 0 6 1 6 7 12 11 2

188NorthEastern Wajir C80 41 2 0 7 1 11 10 1 5 4

189 Eastern Marsabit C82 41 2 0 7 1 11 10 1 5 4190 Rift Valley Samburu C79 13 4 0 0 0 0 3 0 6 0

average

LEGEND1. Car2. Four-wheel drive (FWD) vehicle/jeep3. Pick-up/utility4. Minibus/matatu, with typical 14 passenger capacity5. Small bus with typical 25-30 passenger capacity6. Large bus with typical 50-65 seat capacity7. Medium truck (2 axle) with typical 3-10 ton capacity8. Heavy truck (3 axle) with typical 12-15 ton capacity9. Articulated vehicle (4-7 axles, semi-trailer or truck trailer) with typical 25-32 ton capacity)

出典:Ministry of Roads, ケニア

Page 142: クロスボーダー交通インフラ 対応可能性研究フェー …クロスボーダー交通インフラ対応可能性研究 フェーズ3 資料編 3 1.3 ウガンダ:インタビュー概要

クロ

スボ

ーダ

ー交

通イ

ンフ

ラ対

応可

能性

研究

ェー

ズ3

料編

138

(2) ウガンダ ウガンダの主要国際交通回廊各区間の車種別交通量(2001 年調査)を以下に示す。

Page 143: クロスボーダー交通インフラ 対応可能性研究フェー …クロスボーダー交通インフラ対応可能性研究 フェーズ3 資料編 3 1.3 ウガンダ:インタビュー概要

クロ

スボ

ーダ

ー交

通イ

ンフ

ラ対

応可

能性

研究

ェー

ズ3

料編

139

46 Northern Kitgum Adilanga Kilak 64.00 117 0 31 0 0 0 35 17 20 14 752 047 Northern Kitgum Madiopei Agoro 48.00 16 0 12 0 0 0 1 2 0 1 312 048 Northern Kitgum Kitgum Orom 90.00 14 84 0 29 2 0 0 32 5 16 0 2765 049 Northern Kitgum Musingo Kitgum 80.00 B280120 400 66 0 27 0 0 0 18 10 0 11 999 150 Northern Kitgum Kitgum Lira bdr 68 0 12 0 0 0 25 14 4 13 907 051 Northern Kitgum Kilak Lira bdr 67 0 14 0 0 0 15 14 9 15 667 052 Northern Kitgum Acholirbur Aswa 45.70 49 1 17 1 0 5 12 10 0 3 912 053 Northern Kotido Loyoro Apaan 24.00 44 83 0 48 0 0 0 21 3 0 11 87 054 Northern Kotido Kotido Kanawat - Abim 70.00 84 87 0 36 0 0 0 24 9 0 18 275 055 Northern Kotido Kanawat Apaan - Kopoth 39.00 B110110 80 0 36 4 0 0 18 7 0 15 151 056 Northern Kotido Abim Adilang 20.00 128 1 47 0 0 0 16 35 0 29 148 257 Northern Kotido Nakapelimoru Loyoro 50.00 C390110 44 30 0 13 0 0 0 6 7 0 4 40 058 Northern Kotido Kotido Nakapelimoru - Lopeei 72.00 B100130 107 10 46 0 1 4 19 12 2 13 70 359 Northern Kotido Kopoth Kaabong 24.00 B110130 32 108 0 55 2 0 0 37 4 0 10 40 060 Northern Kotido Kaabong Kapedo 36.00 B110140 50 0 26 1 0 0 4 6 4 9 81 061 Northern Kotido Abim Achan-Pii 29.00 B070140 128 0 32 0 0 0 41 39 0 16 132 062 Northern Moroto Lokapel Nadunget 111.49 25 0 13 0 0 2 4 5 1 0 0 063 Northern Moroto Nabilatuk Moroto 142.59 57 4 28 0 0 0 7 7 2 9 85 064 Northern Moroto Moroto Lakitanyala 44.00 B380101 24 158 0 57 0 0 0 23 12 5 61 157 065 Northern Moroto Amudat Nakapiripirit 16 0 12 0 0 0 1 2 0 1 312 066 Northern Moroto Chosan Amdat 34.00 C690110 29 28 0 12 0 0 0 5 3 4 4 7 067 Northern Moroto Angatun Namalu 6.00 186 8 70 1 0 2 29 21 6 49 627 568 Northern Moroto Nadunget Akisim 74.00 B080130 53 72 0 42 0 3 2 12 11 0 2 5 069 Northern Moroto Nadunget Moroto 10.00 149 127 0 64 1 4 11 14 20 2 11 8 070 Northern Moroto Lakopel Chosan 30.00 18 0 11 0 0 4 2 0 1 0 0 071 Northern Moroto Chosan Angatun 27.00 108 2 39 0 0 5 14 17 14 17 12 072 Northern Moroto Lopei Ariamaoi 30.00 B100110 17 1 7 0 1 4 2 2 0 0 0 073 Northern Moroto Angatun Nabilatuk 24.40 69 56 1 32 0 0 0 9 4 3 7 89 074 Northern Arua Pakwach Nebbi 54.00 A080210 288 640 70 171 39 2 18 83 82 48 127 717 075 Northern Arua Wandi Rhinocamp 50.00 C020110 157 487 14 149 15 0 0 50 63 9 187 1824 076 Northern Arua Koboko Oraba 19.00 A080340 341 1,125 132 240 97 32 0 116 117 50 341 2669 077 Northern Arua Ocoko Inde 34.00 C040110 125 290 0 98 9 0 1 20 77 2 83 1221 078 Northern Arua Nebbi Arua 76.00 A080220 434 358 29 145 27 1 18 29 52 17 40 1271 079 Northern Arua Koboko Yumbe 37.00 B170110 260 538 46 121 97 24 2 71 75 3 99 1555 080 Northern Arua Arua Wandi 25.00 A080300 178 3,647 414 1,174 161 135 32 238 259 88 1,146 9270 081 Northern Arua Wandi Yumbe 71.00 C010120 38 270 7 122 8 0 0 11 21 0 101 2103 082 Northern Arua Pakwach Panyimur 34.00 73 0 28 0 0 0 15 1 0 29 733 083 Northern Arua Pakwach Inde 60.00 C040110 144 2 41 8 0 0 18 1 0 74 2063 284 Northern Arua Odia Vurra 10.00 A220110 183 311 22 77 3 0 0 3 41 8 157 2170 085 Northern Arua Nebbi Goli Custom 16.00 A210110 448 367 35 120 48 14 4 29 42 9 66 358 086 Northern Arua Manibe Koboko 50.00 A080330 582 518 17 190 73 7 7 49 37 4 134 1236 087 Northern Arua Rhinocamp Inde 25.00 C030110 4 39 7 15 2 0 0 0 0 0 15 594 088 Northern Moyo Moyo Yumbe 70.00 B170120 209 186 1 83 14 3 5 10 5 0 65 611 089 Northern Moyo Moyo Sudan Bdr 12.00 B390110 120 191 5 67 8 0 1 12 7 3 88 823 090 Northern Moyo Moyo Laropi 26.00 B170210 473 651 15 256 23 7 9 35 18 6 282 730 2291 Northern Moyo adjumani Ayugi 32.00 577 4 227 39 0 10 29 36 9 223 1124 092 Western Hioma Kagadi Kibaale 42.00 B220120 586 767 207 66 16 0 2 65 22 0 389 666 093 Western Hioma Buhuka Kabwoya 50.00 C130110 71 115 8 30 21 0 0 19 14 1 22 79 294 Western Hioma Hoima Buhimba 10.00 1,111 351 220 130 6 0 89 35 5 275 737 095 Western Hioma Buhimba Mubende 16.00 4,351 858 219 130 75 1 0 72 72 0 289 1332 096 Western Hioma Kagadi Muzizi 607 153 63 55 2 3 69 11 0 251 357 097 Western Hioma Kagadi Kabwoya 51.00 267 29 44 74 3 1 53 18 0 45 440 198 Western Hioma Hoima Masindi 20.00 A130210 889 1,642 243 277 179 17 0 142 94 16 674 1297 199 Western Hioma Hoima Biiso 43.00 C120110 345 550 84 77 87 1 0 44 54 0 203 1024 0100 Western Hioma Buhimba Kabwoya 32.00 491 110 99 89 5 0 29 36 0 123 530 0

Page 144: クロスボーダー交通インフラ 対応可能性研究フェー …クロスボーダー交通インフラ対応可能性研究 フェーズ3 資料編 3 1.3 ウガンダ:インタビュー概要

クロ

スボ

ーダ

ー交

通イ

ンフ

ラ対

応可

能性

研究

ェー

ズ3

料編

140

101 Western Masindi Bukumi Biiso 2.00 149 8 42 42 0 2 16 17 0 22 311 0102 Western Masindi Rwenkunye Masindi Port 7.00 B060120 22 110 3 41 1 0 3 9 14 0 39 769 0103 Western Masindi Parra Park Junction 8.00 215 7 124 14 1 0 9 17 0 43 26 0104 Western Masindi Kafu Masindi 41.00 B320110 397 523 50 150 60 4 8 33 43 4 171 1074 0105 Western Masindi Kisanja Masindi 6.00 A130310 1,080 65 183 82 14 0 49 87 0 600 1561 0106 Western Masindi Parra Kisanja 84.00 351 39 79 10 4 0 13 20 0 186 713 0107 Western Masindi Kigumba Karuma 56.80 A070430 738 847 58 229 168 17 64 149 44 43 75 1486 1108 Western Masindi Butiaba Bukumi 9.00 C540110 82 173 8 38 26 0 0 22 13 5 61 669 0109 Western Masindi Buliisa Bukumi 42.00 100 0 31 35 0 2 11 11 1 9 280 0110 Western Masindi Rwenkunye Kigumba 12.00 606 50 168 101 9 70 42 88 40 38 347 0111 Western Masindi Park Junction Buliisa 22.00 C550110 118 45 0 16 3 0 0 7 5 0 14 727 0112 Western Masindi Masindi Biiso 53.00 B330110 539 148 4 28 0 0 0 14 4 0 98 825 0113 Western Masindi Hoima Masindi 34.00 A130210 889 891 105 194 173 15 0 76 90 8 230 879 0114 Western Masindi Kigumba Kisanja 33.00 A130310 606 43 102 77 14 0 52 56 0 262 1086 0115 Western Masindi Kafu Rwenkunye 19.00 585 51 168 96 8 75 34 104 38 11 237 0116 Western Masindi Wanseko Buliisa 8.00 139 0 35 41 0 2 17 9 1 34 533 0117 Western Fort Portal Ntoroko Karugutu 50.00 C960110 658 354 7 85 22 1 0 54 35 8 142 388 9118 Western Fort Portal Kyarusozi Katooke 499 42 49 18 0 0 23 6 0 361 770 0119 Western Fort Portal Kamwenge Fort. Portal 72.00 B020250 809 1,071 128 143 75 2 3 84 29 0 607 849 0120 Western Fort Portal Fort. Portal Mubende. Brd. 2,417 292 316 258 39 28 201 165 31 1,087 1142 0121 Western Fort Portal Rugombe Kyarusozi 560 60 63 55 2 0 37 20 5 318 338 0122 Western Fort Portal Kyegegwa Kibaale 12.00 A040310 238 1 8 2 0 0 15 3 0 209 117 2123 Western Fort Portal Katooke Kakabara 44.00 C060110 404 87 18 13 0 0 27 19 0 240 450 0124 Western Fort Portal Fort. Portal Mubende. Brd. 924 134 219 199 11 27 97 23 12 202 486 0125 Western Fort Portal Fort. Portal Kijura 37.00 C050110 990 1,223 112 133 59 0 0 58 10 8 843 1229 2126 Central Mpigi Nabusenke Lwera 5,038 1,024 932 798 382 297 336 410 194 665 840 4127 Central Mpigi Mityana Busunju 30.00 B400110 1,072 498 29 56 29 10 1 23 8 0 342 412 0128 Central Mpigi Maddu Musozi 23.00 C660110 550 64 37 19 10 0 41 19 0 360 676 3129 Central Mpigi Kisozi Maddu 25.50 C810110 315 257 43 26 21 0 1 16 5 3 142 251 0130 Central Mpigi Maanyi Mityana 548 63 58 45 12 0 52 14 1 303 235 7131 Central Mpigi Kampala Mpigi 29,714 9,620 1,333 1,500 1,954 143 14 1,116 428 32 3,100 1561 109132 Central Mpigi Buwama Katebo Port 13.00 C770110 472 120 18 11 12 3 17 2 1 1 55 53 0133 Central Mpigi Busega Mityana 65.40 A040110 3,774 4,454 573 699 1,390 25 15 531 183 10 1,028 1071 0134 Central Mpigi Busega Kamengo 88.00 A020110 5,675 1,182 1,130 1,174 356 368 551 386 256 272 84 1135 Central Mpigi Mitala Maria Loop 4.50 C710110 336 344 42 10 70 49 1 24 6 12 130 115 0136 Central Mpigi Kanoni Mpigi 59.00 B120110 1,461 1,932 266 238 427 1 0 89 50 1 860 644 0137 Central Mpigi Mitala Maria Bulo 30.00 C710120 277 39 23 45 28 4 19 4 14 101 80 2138 Central Mpigi Kyayi Maddu 44.00 C790110 269 54 36 18 0 2 15 12 0 132 206 0139 Central Mpigi Kawolongojo Kyengeza 93 2 9 2 0 0 1 1 0 78 186 0140 Central Mpigi Kanoni Maddu 45.00 B120150 914 877 75 74 186 2 6 64 56 4 410 329 0141 Central Mpigi Buwaya Kasanje 21.50 C780110 1,206 22 38 22 0 1 35 266 1 821 586 0142 Central Mpigi Busega Kyengera 13,702 2,498 2,238 3,299 513 338 1,090 735 296 2,695 1592 14143 Central Mpigi Kolokolo Bujuuko 363 44 57 36 0 0 5 0 0 221 229 0144 Central Mubende Mubende Toro border 30.00 A040310 724 117 115 102 12 28 61 69 16 204 294 0145 Central Mubende Mityana Mubende 88.00 A040210 1,056 2,236 161 193 428 10 38 142 99 30 1,135 1418 0146 Central Mubende Lusalira Kasambya 17.00 B050150 843 177 57 40 3 1 39 10 0 516 406 0147 Central Mubende Kasambya Nabingola 16.00 C830110 339 8 14 2 0 0 34 1 0 280 263 0148 Central Mubende Kakumiro Kibaale 35.00 B220110 283 273 64 64 36 0 7 20 7 0 75 216 0149 Central Luwero Wakyato Ngoma 54.00 C480130 333 39 53 21 3 0 32 45 0 140 270 0150 Central Luwero Nakasongola Loop 15.00 2,864 319 400 737 4 2 97 31 1 1,273 1955 6151 Central Luwero Matugga Kapeka 42.00 C490110 194 1,208 102 162 223 3 2 102 38 0 576 651 1152 Central Luwero Luwero Kiwoko 794 61 65 100 5 1 30 19 14 499 687 0153 Central Luwero Kiwoko Wakyato 566 52 52 97 4 0 38 21 0 302 325 0154 Central Luwero Kalule Bamunanika 12.00 C450110 553 881 28 29 37 0 0 18 12 1 756 754 0155 Central Luwero Wobulenzi Gayaza 984 151 205 268 3 0 68 11 2 276 452 0

Page 145: クロスボーダー交通インフラ 対応可能性研究フェー …クロスボーダー交通インフラ対応可能性研究 フェーズ3 資料編 3 1.3 ウガンダ:インタビュー概要

クロ

スボ

ーダ

ー交

通イ

ンフ

ラ対

応可

能性

研究

ェー

ズ3

料編

141

156 Central Luwero Ngoma Bulyamusenyu 32.00 285 9 25 13 1 0 18 12 0 207 205 0157 Central Luwero Nakasongola Kafu 55.00 A070320 1,070 107 293 210 22 90 117 100 28 103 212 0158 Central Luwero Luwero Nakasongola 53.00 A070310 1,489 157 375 395 18 87 129 128 36 164 436 0159 Central Luwero Luwero Zirobwe 38.50 655 466 20 52 59 3 0 42 8 0 282 675 0160 Central Luwero Kisule Busunju 51.00 C500110 1,074 210 164 2 11 1 115 49 0 522 441 2161 Central Luwero Bombo Luwero 38.00 5,523 3,429 566 830 1,155 41 89 260 172 36 280 188 0162 Central Kampala Nyenga Buikwe 2,325 163 269 185 4 0 480 720 4 500 561 0163 Central Kampala Njeru Bukoloto 44.60 C240210 2,329 2,071 217 215 475 29 8 98 53 10 966 1328 0164 Central Kampala Nyanama Zana 4,066 1,045 763 678 26 4 258 109 2 1,181 762 2165 Central Kampala Mukono Kyetume 4.00 C230110 2,374 4,424 410 385 528 3 0 243 145 1 2,709 601 0166 Central Kampala Kyetume Katosi 23.00 1,193 154 204 283 0 0 87 152 1 312 206 0167 Central Kampala Kireka Namugongo 7.10 C280110 4,015 10,474 3,249 1,818 1,431 34 1 700 11 1 3,229 878 4168 Central Kampala Nyenga Najja 7.70 20,380 3,872 2,107 6,997 171 44 1,461 709 187 4,832 3638 14169 Central Kampala Kayunga Baale 2,249 321 369 324 52 10 140 65 1 967 1392 0170 Central Kampala Kampala Jinja 50,338 24,253 6,188 5,242 8,740 377 136 689 803 556 1,522 998 9171 Central Kampala Kampala Gaba 19,913 22,536 5,925 5,431 6,034 220 25 967 261 23 3,650 651 51172 Central Kampala Kampala Busunju 52.60 A060110 15,705 9,750 2,072 1,484 4,002 19 29 826 214 50 1,054 1301 3173 Central Kampala Kampala PortBell 4.90 B240110 14,710 14,789 4,275 3,584 4,444 25 16 503 309 54 1,579 752 4174 Central Kampala Kalagi Kayunga 2,901 2,658 478 501 875 129 15 148 57 32 423 428 3175 Central Kampala Ismail Works 2.20 2,747 883 929 102 3 0 44 51 1 734 0 0176 Central Kampala Entebbe Nakiwogo 2,213 429 452 118 10 17 115 38 16 1,018 216 0177 Central Kampala Bweyogerere Mbuya 12,640 4,036 2,648 1,881 33 16 383 520 128 2,995 795 4178 Central Kampala Butabika Luzira 2.00 C260110 1,984 6,110 1,318 1,028 1,508 15 4 166 36 6 2,029 824 21179 Central Kampala Bulumagi Nyenga 5.23 C310110 512 2,821 280 314 320 26 6 399 181 12 1,283 869 1180 Central Kampala Buikwe Kiyindi 17.00 2,033 276 331 386 0 0 111 250 19 660 246 0181 Central Kampala Nyenga Najja 7.70 2,719 283 434 478 19 20 422 271 52 740 550 26182 Central Kampala Njeru Nyenga 350 5,563 853 878 1,574 71 5 260 247 63 1,612 1428 43183 Central Kampala Off Ebb Road Namasuba road camp 404 150 65 23 1 0 30 6 0 129 69 8184 Central Kampala Namasuba Ndeeba 5,501 1,536 952 1,020 43 1 301 71 1 1,576 556 2185 Central Kampala Busunju Lwamata 51.40 4,420 577 655 991 38 36 604 569 38 912 1029 0186 Central Kampala Kyambogo Estate 4.50 C270110 1,615 5,061 1,307 1,318 252 18 0 141 117 18 1,890 0 0187 Central Kampala Kibuye Najja 19,816 4,953 3,464 4,687 67 4 511 246 38 5,846 799 9188 Central Kampala Kayunga Nabuganyi 20.00 C160210 1,255 1,814 150 189 134 31 0 201 61 0 1,048 2155 0189 Central Kampala Kawuku Bwerenga 7.20 C170110 1,701 1,294 93 106 18 1 0 213 64 2 797 466 0190 Central Kampala Kampala Gayaza 14.80 B250110 9,569 25,421 6,407 4,797 6,065 668 51 1,494 1,123 131 4,685 4951 137191 Central Kampala Kampala Capetown Villa 4,379 1,208 914 812 16 0 241 43 0 1,145 300 0192 Central Kampala Kampala Bombo 28.00 A070150 21,997 14,978 3,913 2,156 4,675 59 65 473 526 191 2,920 1881 24193 Central Kampala Kalagi Mukono 17.73 C240110 2,449 13,135 1,326 1,446 2,146 339 28 937 593 12 6,308 1110 29194 Central Kampala Kabalagala Muyenga 13,837 4,733 3,180 2,372 67 11 408 160 26 2,880 227 21195 Central Kampala Gayaza Kalagi 20.00 B250130 2,238 2,679 247 137 137 19 4 393 162 39 1,541 1519 0196 Central Kampala Bweyogerere Bukasa 8.00 C220110 784 4,543 529 313 694 19 2 266 107 0 2,613 323 4197 Central Kampala Nyenga Najja 7.70 2,719 283 434 478 19 20 422 271 52 740 550 26198 Central Kampala Buikwe Lugazi 3,432 679 421 886 26 1 346 110 15 948 995 2199 Central Kampala Bbaale Galiraya 371 8 33 34 4 3 21 4 2 262 1202 0200 Central Masaka Villa Sembabule 38.00 B050120 846 1,054 428 129 82 22 0 59 45 1 288 226 3201 Central Masaka Ssembabulu Nkonge 58.00 B050130 456 214 112 23 12 1 0 3 2 0 61 102 0202 Central Masaka Nevendo Viila 13.80 B050110 3,864 983 390 64 17 0 72 68 1 2,269 2466 0203 Central Masaka Msaka Lwera 36.00 A020230 4,642 950 702 337 184 220 341 318 128 1,462 491 0204 Central Masaka Masaka Bukakata 36.00 B290110 476 928 216 111 19 11 0 75 19 2 475 347 0205 Central Masaka Kyotera Rakai 21.00 B300110 1,704 1,682 474 243 32 9 1 121 28 8 766 675 0206 Central Masaka Villa Kyifampa 810 191 97 6 2 1 29 1 0 483 296 0207 Central Masaka Rakai Mbarara 55.00 875 187 62 22 4 3 49 30 0 518 1832 2208 Central Masaka Masaka Lyantonde 68.00 A020510 2,735 4,140 1,146 677 358 35 223 227 191 176 1,107 568 0209 Central Masaka Masaka Kyotera 43.00 A150110 3,001 4,189 1,527 591 460 197 37 246 170 12 949 854 3210 Central Masaka Lumbugu Lyantonde 50.00 B300120 772 574 193 46 9 5 0 33 8 0 280 537 0211 Central Masaka Kyotera Kasasa 773 235 148 48 28 9 54 41 1 209 465 0

出典:UNRA, ウガンダ

Page 146: クロスボーダー交通インフラ 対応可能性研究フェー …クロスボーダー交通インフラ対応可能性研究 フェーズ3 資料編 3 1.3 ウガンダ:インタビュー概要

クロ

スボ

ーダ

ー交

通イ

ンフ

ラ対

応可

能性

研究

ェー

ズ3

料編

142

ウガンダの主要国際交通回廊各区間の車種別交通量(2003 年調査)を以下に示す。 Average Daily Traffic by Vehicle Type in Year 2003

Project Easy Ref Link Easy Ref Length Saloon Cars Minibuses Lorries Truck Trailers1-360 1-360 Km Taxi Matatus Single unit Semi Trailers

1 1.1 Nakawa-Kyambogo Jct 1.63 6,054 4,611 8,381 89 1,308 467 973 21,8831 1.2 Kyambogo Jct-Kireka 2.94 6,054 4,611 8,381 89 1,308 467 973 21,8831 1.31 Kireka-Bweyogerere 0.35 6,054 4,611 8,381 89 1,308 469 973 21,8851 1.32 Kireka-Bweyogerere 1.61 6,054 4,611 8,381 89 1,308 469 973 21,8852 2 Bweyogerere-Mukono 10.84 3,777 3,083 4,183 149 989 498 487 13,1663 3 Mukono-Lugazi 24.2 1,088 1,354 1,883 98 682 465 217 5,7874 4.1 Lugazi-Bulamagi 23.54 1,390 1,684 2,027 85 690 465 304 6,6454 4.2 Bulamagi-Njeru 6.89 1,390 1,684 2,027 85 683 465 304 6,6385 5 Njeru-Jinja (Amber Court) 4 1,693 2,014 2,170 84 685 465 391 7,5026 6 Jinja Bypass 1.9 1,507 1,696 2,118 84 685 465 385 6,9407 7 Jinja-Kakira 7.8 1,373 1,257 2,483 83 636 458 459 6,7498 8.1 Kakira-Musita 13.53 1,373 1,257 2,483 83 636 458 459 6,7498 8.2 Musita-Iganga 15.67 1,373 1,257 2,483 83 636 458 459 6,74911 11 Namutere-Tororo Jct. 28 193 218 255 24 193 328 119 1,33012 12 Tororo Jct.-Malaba 12 354 224 382 17 178 382 195 1,73213 13 Kibuye-Busega 6.5 3,503 2,550 4,397 153 1,703 228 5,547 18,08114 14.1 Busega-Mpigi (Works) 26 2,939 1,679 1,665 140 670 208 1,048 8,34914 14.2 Mpigi (Works)-Bikondo 2.2 1,157 765 630 146 528 178 385 3,78914 14.3 Bikondo-Kalagala 2.5 1,157 765 630 146 525 178 385 3,78614 14.4 Kalagala-Kammengo 15.7 1,170 785 630 146 530 180 385 3,82614 14.5 Kammengo-Nyondo 5.4 1,170 785 630 146 530 180 385 3,82614 14.6 Nyondo-Buwama 12.6 1,170 785 630 146 530 180 385 3,82614 14.7 Buwama-Lwera 23.6 948 996 934 146 589 180 904 4,69717 17 Nyendo-Masaka 6 1,022 975 650 146 646 180 849 4,46818 18 Masaka-Lyantonde 68 829 527 196 116 365 173 718 2,92419 19 Lyatonde-Mbarara Brd 2 645 460 256 115 395 175 470 2,51620 20 Mbarara-Ntungamo 60 1,464 930 346 206 448 163 1,268 4,82521 21 Ntungamo-Rubale Jct. 15.02 293 186 134 50 112 127 253 1,15522 22.1 Rubale Jct-Muhanga 55.2 292 185 134 50 115 127 253 1,15622 22.2 Muhanga-Kabale 8.78 292 185 134 50 125 127 253 1,16623 23 Kabale-Katuna 22.5 999 634 236 140 305 111 865 3,29024 24 Kibuye-Zana 5 8,473 6,892 9,422 33 2,357 105 2,242 29,52425 25 Zana-Entebbe 26.32 3,417 3,566 2,742 17 1,144 51 840 11,77726 26 Entebbe-Airport 7.68 3,645 3,804 2,925 18 1,220 51 896 12,55927 27.1 Busega-Mityana 0.47 480 471 700 10 209 9 380 2,25927 27.2 Busega-Mityana 64.93 480 471 700 10 209 9 380 2,25928 28.1 Mityana-Kitenga 69.57 126 264 630 16 220 27 205 1,48828 28.2 Kitenga-Mubende 18.43 126 264 635 16 225 27 205 1,49829 29 Toro Brd-Kyegegwa 12 288 297 373 25 256 89 415 1,743

29.3 29.31 Mubende-Lusalira 14.5 288 297 373 25 256 89 415 1,74329.3 29.32 Lusalira-Nabingora 11.4 288 297 373 25 256 89 415 1,74329.3 29.33 Nabingora-Toro Brd 4.1 288 297 373 25 256 89 415 1,74329.5 29.5 Kyegegwa-Kakabara 21.7 40 144 96 15 115 21 35 46630 30 Kyenjojo-Kakabara 50 47 96 96 14 57 35 41 38631 31.1 Fort Portal-Rugombe 26 157 263 193 20 124 28 194 97931 31.2 Rugombe-Kyenjojo 17 157 263 193 20 124 28 194 97932 32 Mbarara-Ishanyu 4.84 786 635 860 56 250 79 324 2,99033 33.1 Ishanyu-Kabwoke 26.55 618 499 676 44 197 62 254 2,35033 33.2 Kabwoke-Bushenyi 23.92 618 499 676 44 197 62 254 2,35033 33.3 Bushenyi-Ishaka 5.69 618 499 676 44 197 62 254 2,35034 34 Ishaka-Rugazi 41 310 251 340 44 198 63 256 1,46235 35.1 Katunguru-Rwentare 11.64 302 244 331 26 96 57 124 1,18035 35.2 Rwentare-Kikorongo 6.49 302 244 331 26 96 57 124 1,18036 36 Kikorongo-Kasese 19.87 135 109 148 9 55 43 55 55437 37 Kasese-Rwimi 30 295 238 322 21 93 29 121 1,11938 38 Fort Portal-Rwimi 43 200 161 280 14 63 20 82 82039 39.1 Nakulabye-Nansana 1.89 1,729 889 2,779 6 493 5 596 6,49739 39.2 Nakulabye-Nansana 3.11 1,729 889 2,779 6 493 25 596 6,517

Buses MotorcyclesDESCRIPTION TOTALLight Goods

Page 147: クロスボーダー交通インフラ 対応可能性研究フェー …クロスボーダー交通インフラ対応可能性研究 フェーズ3 資料編 3 1.3 ウガンダ:インタビュー概要

クロ

スボ

ーダ

ー交

通イ

ンフ

ラ対

応可

能性

研究

ェー

ズ3

料編

143

40 40.1 Nansana-Wakiso 11.72 796 409 1,399 2 205 2 274 3,08740 40.2 Wakiso-Kalege 33.86 796 529 1,389 2 205 2 274 3,19740 40.3 Kalege-Busunju 2.02 796 409 1,279 2 390 2 274 3,15241 41 Lwamata-Kiboga 17 204 173 430 0 185 12 17 1,02142 42.1 Kiboga-Bukwiri 32 92 84 192 0 55 8 9 44042 42.2 Bukwiri-Hoima 47 92 84 192 0 50 8 9 43543 43.1 Kalerwe Rbt-Kawempe 4.34 3,816 3,581 5,243 84 1,133 178 2,100 16,13543 43.2 Kalerwe Rbt-Kawempe 1.66 3,816 3,581 5,243 84 1,133 178 2,100 16,13544 44.1 Kawempe-Matugga 13 1,065 929 1,469 132 485 55 710 4,84544 44.2 Matugga-Bombo 15 1,195 932 1,469 132 490 55 710 4,98345 45.1 Bombo-Kalule 6.57 424 538 800 81 269 43 108 2,26345 45.2 Kalule-Wobulenzi 9.43 424 538 800 81 269 43 108 2,26346 46.1 Wobulenzi-Kisule 1.85 424 538 800 81 269 43 108 2,26346 46.2 Kisule-Kasana 17.5 424 538 800 81 269 43 108 2,26346 46.3 Kasana-Luwero 2.65 424 538 800 81 269 43 108 2,26347 47.1 Luwero-Wabigalo 45 201 387 381 81 263 69 179 1,56147 47.2 Wabigalo-Nakasongola 8 201 387 381 67 215 69 179 1,49948 48 Isasira-Kafu Bridge 55 159 251 207 79 190 54 137 1,07749 49.1 Kafu Bridge-Rwekunye 18.7 58 255 105 73 80 26 28 62549 49.2 Rwekunye-Kigumba 12.5 58 255 105 73 80 26 28 62550 50 Kigumba-Karuma Bridge 56.8 63 213 156 58 108 30 118 74651 51 Karuma-Kamdini 16 101 131 83 49 71 44 66 54552 52.1 Layibi-Bobi 36 41 122 57 19 72 44 52 40752 52.2 Bobi-Kamdini 26 41 122 57 19 72 44 52 40753 53 Gulu Bypass 4 55 132 7 0 118 7 155 47454 54 Lacor-Atiak 67 0 78 12 12 38 16 6 16255 55 Atiak-Nimule 39 0 24 0 3 11 5 1 4456 56 Karuma-Olwiyo 54 0 21 1 17 36 25 0 10057 57 Olwiyo-Pakwach 54.19 0 34 2 28 58 40 0 16258 58 Pakwach-Nebbi 54 0 60 4 49 102 70 0 28559 59.1 Nebbi-Ocoko 63.1 0 90 6 75 154 107 0 43259 59.2 Ocoko-Odia 5.85 0 90 6 75 154 107 0 43259 59.3 Odia-Eruba 5.05 0 90 6 75 154 107 0 43259 59.4 Eruba Arua 2 0 90 6 75 154 107 0 43260 60 Arua-Manibe 4 0 160 11 132 272 189 0 76461 61 Manibe-Koboko 50 65 164 51 5 48 46 200 57962 62 Koboko-Oraba 19 82 81 58 3 35 24 53 33663 63 Nakalama-Tirinyi 47 447 442 399 30 192 32 288 1,83064 64 Tirinyi-Jami (Kamonkoli) 41.2 473 469 386 30 204 40 305 1,90765 65 Jami (Kamonkoli)-Mbale Ind.Area 11 467 462 386 30 201 38 301 1,88566 66 Tororo Jct.-Tororo 5 404 400 287 18 174 130 260 1,67367 67 Tororo-Magodes (Mbale Brd) 24 226 226 275 20 126 48 207 1,12868 68 Mbale-Namunsi 5.5 559 590 628 134 452 111 144 2,61869 69 Namunsi-Kumi 48.5 189 200 213 45 153 71 48 91970 70 Soroti-Kumi 48 103 141 118 35 140 45 93 67571 71.11 Soroti-Lira Jct 10.24 19 98 12 19 154 47 166 51571 71.12 Lira Jct-Katine 9.07 19 98 12 19 154 47 166 51571 71.2 Katine-Otuboi 25.51 19 98 12 19 154 47 166 51571 71.3 Otuboi-Dokolo 20.18 19 98 12 19 154 47 166 51572 72 Agwata-Dokolo 27 26 94 14 12 95 47 104 39273 73.1 Lira-Lira Bypass 1.96 83 226 43 17 107 34 127 63773 73.2 Lira Bypass-Adwila 4.74 83 226 43 17 107 39 127 64274 74 Lira Bypass 3.8 49 135 26 10 64 30 75 38975 75.1 Lira-Lira Bypass 1.96 208 296 152 31 202 69 158 1,11675 75.2 Lira Bypass-Cnr Aboke 22.6 208 296 152 31 202 69 158 1,11675 75.3 Cnr Aboke-Kamdini 43.44 208 296 152 31 202 69 158 1,11676 76.1 Namunsi-Namagumba 4.5 186 147 318 2 185 3 82 92376 76.2 Namagumba-Sironko 14 186 147 318 2 185 3 82 92377 77.1 Sironko-Simu Cnr 6.5 104 129 237 3 160 3 58 69477 77.2 Simu Cnr-Muyembe 7.5 104 129 237 3 160 3 58 694

Page 148: クロスボーダー交通インフラ 対応可能性研究フェー …クロスボーダー交通インフラ対応可能性研究 フェーズ3 資料編 3 1.3 ウガンダ:インタビュー概要

クロ

スボ

ーダ

ー交

通イ

ンフ

ラ対

応可

能性

研究

ェー

ズ3

料編

144

78 78 Muyembe-Namalu 65 12 28 3 2 63 3 4 11579 79.1 Nadunget-Lokapel 45.29 0 19 3 3 15 3 19 6279 79.2 Lokapel-Nakapiripirit 31.24 0 19 3 3 13 3 19 6079 79.3 Nakapiripirit-Angatun 26.18 9 19 3 3 20 3 19 7679 79.4 Angatun-Namalu 6.29 7 19 3 3 20 3 19 7480 80 Moroto-Nadunget 10 1 70 4 7 31 8 28 14981 81 Lira-Ngetta 8.5 36 136 15 3 102 5 177 47482 82 Ngetta-Cnr Rackoko 34.4 16 71 7 3 53 7 88 24583 83.1 Acholibur-Cnr Kilak 43.15 13 72 5 2 53 17 84 24683 83.2 Cnr Kilak-Cnr Rackoko 7.35 13 72 5 3 53 17 84 24784 84 Acholibur-Kitgum 19 1 43 0 2 29 32 37 14485 85.1 Kyenjojo-Katooke 14 38 62 64 5 49 4 142 36485 85.2 Katooke-Katooke Jct 4 38 62 64 5 49 4 142 36485 85.3 Katooke Jct-Kagadi 24 38 62 64 5 49 4 142 364

86.1 86.11 Hoima-Buhimba 11 134 162 102 4 40 10 338 79086.1 86.12 Buhimba-Kabwoya 31 67 81 51 2 20 5 169 39586.2 86.21 Kabwoya-Kagadi 51 67 81 51 2 20 4 169 39487 87 Hoima-Hoima Brd 20 50 105 65 0 53 5 313 59188 88.1 Masindi-Kisanja 4.5 34 129 74 5 86 15 458 80188 88.2 Kisanja-Kigumba 34.5 34 129 74 5 86 6 458 79289 89.1 Kikorongo-Kabirizi 7.32 103 83 113 7 33 15 42 39689 89.2 Kabirizi-Kiburura 6 103 83 113 7 33 15 42 39689 89.3 Kiburara-Kinyamaseke 6.5 103 83 113 7 33 15 42 39689 89.4 Kinyamaseke-Katojo 7.68 103 83 113 7 33 15 42 39689 89.5 Katojo-Mpondwe 10.5 103 83 113 7 33 15 42 39690 90 Masaka-Kyotera 43 397 348 247 13 120 1 382 1,50891 91 Kyotera-Mutukula 45 304 222 96 3 82 2 551 1,26093 93 Kapchorwa-Suam 77 29 107 6 0 37 0 110 28994 94.1 Kabale-Ikumba 28.99 306 477 180 22 167 57 148 1,35794 94.2 Ikumba-Kalengere(E) 39.28 306 477 180 22 167 57 148 1,35794 94.3 Kalengere(E)-Kalengere(W) 3.93 306 477 180 22 167 57 148 1,35794 94.4 Kalengere (W)-Kisoro 7.8 306 477 180 22 167 57 148 1,35795 95 Kisoro-Bunagana 12.8 112 175 66 8 61 36 54 51296 96 Kisoro-Kyanika 11 30 47 17 2 16 5 14 13197 97.1 Ntungamo-Kakukuru 13.89 58 91 34 4 32 11 28 25897 97.2 Kakukuru-Kafunzo 17.03 58 91 34 4 32 11 28 25897 97.3 Kafunzo-Kakitumba 6.38 58 91 34 4 32 11 28 25898 98 Namutere-Busia 18 90 114 227 22 145 122 55 77599 99 Nebbi-Goli Customs 16 0 93 6 77 159 110 0 445

100 100 Odia-Vurra 10 0 38 2 31 64 45 0 180101 101.1 Jinja-Buwenge 24.8 110 177 155 13 163 0 373 991101 101.2 Buwenge-Kamuli 34.2 110 177 155 13 163 0 373 991102 102 Kamuli-Bukungu 68 33 54 39 4 50 0 115 295103 103.1 Ishanyu-Bwizibwera 20 2,125 708 450 11 330 11 429 4,064103 103.2 Bwizibwera-Ibanda 45.69 2,125 708 450 11 330 11 429 4,064104 104.1 Ibanda-Kasozi 19.17 1,324 378 233 5 140 7 110 2,197104 104.2 Kasozi-Kamwenge 24.91 1,324 378 233 5 140 7 110 2,197105 105 Fort Portal-Kamwenge 72 390 151 95 4 66 3 97 806106 106 Fort Portal-Karugutu 27 110 467 52 5 81 3 180 898107 107.1 Karugutu-Ntandi 21.4 40 170 19 1 29 3 65 327107 107.2 Ntandi-Bundibugyo 23.6 40 170 19 1 29 0 65 324108 108 Mubende-Kakumiro 30 457 511 355 0 329 2 1,295 2,949109 109 Kakumiro-Kibaale Brd 77.24 217 242 168 0 156 2 615 1,400110 110 Nyendo-Villa Maria 13.8 711 285 147 0 126 5 610 1,884111 111 Villa Maria-Sembabule 38 319 128 66 0 56 2 273 844112 112 Sembabule-Nkonge 58 151 54 31 0 40 0 176 452

112.5 112.51 Nkonge-Kasambya 17.32 167 54 34 3 57 0 236 551112.5 112.52 Kasambya-Lusalira 21.68 167 54 34 3 57 0 236 551113 113 Kiryanga-Rwenkunye 38 1 17 0 0 3 0 24 45114 114.1 Rwenkunye-Masindi P(W) 7 12 8 1 0 5 0 12 38

Page 149: クロスボーダー交通インフラ 対応可能性研究フェー …クロスボーダー交通インフラ対応可能性研究 フェーズ3 資料編 3 1.3 ウガンダ:インタビュー概要

クロ

スボ

ーダ

ー交

通イ

ンフ

ラ対

応可

能性

研究

ェー

ズ3

料編

145

115 115 Masindi P(E)-Akokoro 36.6 10 13 1 0 5 0 18 47116 116 Aduku-Apac 22.4 25 105 12 0 34 0 97 273117 117 Lira-Aduku 35 54 124 27 2 88 0 50 345118 118 Akia-Aloi 24.5 26 85 9 6 201 2 122 451119 119.1 Kotido-Kanawat 23 0 20 0 1 51 0 10 82119 119.2 Kanawat-Abim 47 0 20 0 8 51 4 10 93120 120.1 Soroti-Arapai 8.03 51 119 38 0 83 5 223 519120 120.2 Arapai-Katakwi 41.97 51 119 38 0 83 5 223 519121 121 Katakwi-Akisim 37 51 119 38 0 83 5 223 519122 122 Nadunget-Akisim 74 0 20 1 3 22 1 3 50123 123 Nadunget-Lopei 30 1 8 0 3 13 2 0 27124 124 Kapelimoru-Kotido 18 0 60 0 2 39 5 22 128125 125 Koputh-Kaabong 24 0 10 3 0 14 0 3 30126 126 Mpigi-Kanoni 59 212 206 396 0 42 0 602 1,458127 127.1 Kanoni-Kabulasoke 15.8 38 114 133 0 13 0 613 911127 127.2 Kabulasoke-Maddu 29.2 38 114 133 0 13 0 613 911128 128 Tororo Jct.-Busia 27 77 112 66 4 22 1 76 358129 129.1 Busia-Lumino 19.5 68 80 101 3 68 1 265 586129 129.2 Lumino-Majjanji 7.5 68 80 101 3 68 1 265 586130 130.1 Nakoma-Namayingo 35.82 12 18 15 3 19 0 84 151130 130.2 Namayingo-Lumino 10.7 12 18 15 3 19 0 84 151131 131.1 Kumi-Brooks Cnr 48.18 72 88 13 3 80 0 1,003 1,259131 131.2 Brooks Cnr-Serere 10.82 72 88 13 3 80 0 1,003 1,259132 132 Serere-Bugondo 25 50 79 41 2 40 0 83 295133 133 Koboko-Yumbe 37 11 45 41 2 10 8 140 257134 134 Yumbe-Moyo 70 1 79 16 4 21 7 81 209135 135 Moyo-Laropi 26 16 114 69 6 80 37 148 470136 136.1 Laropi-Adjumani 23.65 12 466 18 8 148 7 504 1,163136 136.2 Adjumani-Ayugi River 29.35 12 466 18 8 148 7 504 1,163137 137 Gulu-Layibi 3.41 70 44 40 0 17 18 48 237138 138 Gulu-Custom Crn 1.72 3 44 6 0 7 0 48 108139 139 Custom Crn-Olwiyo 64.68 0 4 0 0 0 0 4 8140 140 Gulu-Aswa 40 1 15 2 0 2 0 17 37141 141 Kakumiro-Kibale 35 63 104 46 0 25 0 63 301142 142 Kibale-Kagadi 42 201 89 10 0 10 0 281 591143 143 Iganga-Kaliro 32 913 569 732 3 567 54 796 3,634144 144.1 Bugolobi-Luzira 3.2 4,162 4,072 4,757 32 714 57 913 14,707144 144.2 Luzira-Portbell 1.7 4,162 4,072 4,757 32 714 57 913 14,707145 145.1 Kalerwe Rbt-Gayaza 13.29 2,233 1,993 3,710 6 670 58 896 9,566145 145.2 Kalerwe Rbt-Gayaza 1.51 2,233 1,993 3,710 6 670 58 896 9,566146 146 Gayaza-Kalagi 20 236 207 153 0 319 12 1,310 2,237147 147 Rwentare-Katojo 49.2 31 57 8 0 20 5 16 137148 148 Kitgum-Atiak 108 2 50 0 0 10 0 55 117149 149 Kitgum-Musingo 80 34 122 0 0 86 22 134 398150 150.1 Masaka-Bukakata Jct 34 150 86 57 0 37 11 132 473150 150.2 Bukakata Jct-Bukakata 2 150 86 57 0 37 11 132 473151 151.1 Kyotera-Lumbugu 17.85 379 172 145 10 118 0 999 1,823151 151.2 Lumbugu-Rakai 3.15 379 172 31 2 118 0 999 1,701152 152 Lumbugu-Lyantonde 50 155 81 23 0 37 2 490 788153 153.1 Masindi-Kiryanga 4.2 82 113 157 6 155 17 136 666153 153.2 Kiryanga-Kafu Bridge 36.8 82 113 157 6 145 18 136 657154 154 Masindi-Biso 53 117 110 49 2 66 1 190 535155 155.1 Biso (Escarpment)-Bukumi 6.12 16 33 45 2 25 0 14 135155 155.2 Bukumi-Buliisa 43.76 16 33 45 2 25 0 14 135155 155.3 Buliisa-Wanseko 8.12 16 33 45 2 25 0 14 135157 157 Tirinyi-Pallisa 19 53 48 108 0 39 5 32 285158 158.1 Nyakaita-Rushere 36.75 180 60 38 1 28 0 36 343158 158.2 Rushere-Kazo 36.25 180 60 38 1 28 0 36 343159 159 Kazo-Ibanda 35 216 72 45 3 33 1 43 413160 160 Kikagati-Murongo Ferry 3 9 7 10 0 3 0 3 32

Page 150: クロスボーダー交通インフラ 対応可能性研究フェー …クロスボーダー交通インフラ対応可能性研究 フェーズ3 資料編 3 1.3 ウガンダ:インタビュー概要

クロ

スボ

ーダ

ー交

通イ

ンフ

ラ対

応可

能性

研究

ェー

ズ3

料編

146

161 161 Mbarara-Katete 3.9 147 119 161 10 46 14 60 557162 162 Katete-Nsongezi 49 241 195 264 17 77 24 99 917163 163 Nsongezi-Kikagati 14 36 29 40 2 11 3 15 136164 164 Kikagati-Kafunzo 34 65 52 71 4 20 6 26 244165 165 Moroto-Lokitanyala 44 0 15 0 0 4 1 2 22166 166 Moyo-Sudan Bdr 12 7 31 1 0 11 8 58 116167 167 Mityana-Busunju 30 210 189 90 1 12 12 567 1,081168 168 Ntungamo-Kagamba 15.5 196 305 115 24 107 36 94 877169 169.1 Kagamba-Kebison 29.5 162 253 95 18 89 30 78 725169 169.2 Kebison-Rukungiri 7.5 162 253 95 18 89 30 78 725170 170 Katunguru-Ishasha 87 13 10 14 0 4 4 5 50172 172 Wandi-Yumbe 71 1 17 1 0 10 2 14 45173 173 Wandi-Rhino Camp 50 0 76 3 0 18 2 56 155174 174 Inde-Rhino Camp 25 0 2 0 0 0 0 1 3175 175.1 Packwach-Inde 59.48 0 22 0 0 17 2 75 116175 175.2 Inde-Ocoko 33.52 0 22 0 0 17 2 75 116176 176 Fort Portal-Kijura 37 89 120 34 8 46 98 591 986177 177 Kakabara-Katooke Jct 44 10 21 20 3 13 8 9 84178 178 Rugombe-Katooke 38 17 35 32 5 20 13 14 136179 179 Bobi-Cnr Aboke 55 21 46 37 1 10 15 11 141180 180 Gulu-Gulu Air Field 4 0 15 0 1 6 6 5 33181 181 Gulu-Cnr Rackoko 88 0 17 0 1 6 6 6 36182 182 Gulu-Patiko 29 0 11 1 0 1 0 12 25183 183 Hoima-Biso 43 85 77 34 0 35 0 110 341184 184 Kabwoya-Buhuka 50 10 22 18 0 4 7 5 66185 185 Kamuli-Kamuli Rwy Stn 6 47 77 56 6 70 0 161 417186 186 Kamuli-Namasagali 23 34 56 41 4 51 0 118 304187 187 Kamuli-Mbulmanti 13.6 20 33 24 2 30 0 69 178188 188 Kayunga-Nabuganyi 20 70 113 14 0 27 0 1,028 1,252189 189 Kawuku-Bwerenga 7.2 49 120 20 0 943 1 564 1,697190 190 Bunga-Capetown 2.8 1,003 1,236 947 0 686 1 875 4,748191 191 Kabalagala-Tank Hill 2.7 4,848 4,912 1,408 24 1,222 4 1,718 14,136192 192.1 Kibuye-Makindye 2 5,831 5,606 6,889 94 2,440 20 4,054 24,934192 192.2 Makindye-Najja 1.2 5,831 5,606 6,889 94 2,440 20 4,054 24,934193 193.1 Nasambya Jct-Kabalagala 2.72 5,284 5,500 5,780 10 1,925 5 1,405 19,909193 193.2 Kabalagala-Bunga 3.83 5,284 5,500 5,780 10 1,925 5 1,405 19,909193 193.3 Bunga-Gaba 2.45 5,284 5,500 5,780 10 1,925 5 1,405 19,909194 194 Bweyogerere-Bukasa 8 150 169 318 9 70 30 36 782195 195 Mukono-Kyetume 4 374 359 732 14 256 51 584 2,370196 196 Mukono-Kalagi 17.73 424 288 615 1 260 12 847 2,447197 197 Kalagi-Bukoloto 29.99 252 205 431 0 176 4 959 2,027198 198 Bukoloto-Njeru 44.6 205 206 428 1 168 1 1,317 2,326199 199 Bukoloto-Kayunga 4.48 70 86 221 10 144 0 375 906200 200 Kayunga-Galiraya 82.9 6 17 44 2 29 0 75 173201 201 Luzira-Butabika 2 466 243 158 107 101 0 906 1,981202 202 Kyambogo Jct-Kyambogo T 4.5 913 306 92 11 24 54 211 1,611203 203.1 Kireka-Namugongo 2.19 673 603 218 391 394 1,197 537 4,013203 203.2 Kireka-Namugongo 4.91 673 603 218 391 394 1,197 537 4,013204 204.1 Gayaza-Namulonge 10.15 172 254 365 0 125 4 542 1,462204 204.2 Namulonge-Kiwenda 4 172 254 365 0 125 4 542 1,462205 205 Kiwenda-Zirobwe 17.5 63 166 174 0 46 1 59 509206 206.1 Lugazi-Nyenga 23.6 116 195 326 10 86 39 48 820206 206.2 Nyenga-Njeru 8 116 195 326 10 86 39 48 820207 207.1 Bulamagi-Nyenga 4.26 259 417 232 1 164 26 71 1,170207 207.2 Nyenga-Nyenga Rwy Stn 0.97 259 417 232 1 164 26 71 1,170208 208 Kasese-Kilembe 6 136 110 149 9 43 13 56 516209 209 Rwentare-Lake George 16.7 9 18 2 0 6 1 5 41211 211 Kitgum-Kitgum Matidi 20.1 0 20 0 0 35 0 41 96212 212 Kitgum Matidi-Orom 55.9 0 7 0 0 0 0 5 12

Page 151: クロスボーダー交通インフラ 対応可能性研究フェー …クロスボーダー交通インフラ対応可能性研究 フェーズ3 資料編 3 1.3 ウガンダ:インタビュー概要

クロ

スボ

ーダ

ー交

通イ

ンフ

ラ対

応可

能性

研究

ェー

ズ3

料編

147

213 213.1 Cnr Kilak-Pader 20.5 0 7 0 0 5 0 5 17213 213.2 Pader-Patongo 22.2 0 7 0 0 5 0 5 17214 214 Patongo-Adilang 21.3 1 8 0 0 6 0 6 21215 215.1 Kapelimoru-Loyoro 50.64 5 21 0 0 4 3 8 41215 215.2 Access Loyoro 1.16 5 21 0 0 4 3 8 41215 215.3 Loyoro-Apaan 22.2 5 21 0 0 4 3 8 41216 216 Agwata-Kachung 10 3 3 1 0 3 0 3 13217 217 Agwata-Aduku 32 19 17 7 0 17 0 18 78218 218.1 Dokolo-Ocero 34.59 13 17 8 2 20 0 18 78218 218.2 Ocero-Namasale 53.41 13 17 8 2 20 0 18 78219 219 Kabwoke-Nyakambu 25 12 26 21 0 5 8 6 78220 220 Nyakambu-Bwizibwera 13 9 19 15 0 4 6 4 57221 221 Nyakambu-Nsiika 12 12 26 21 0 5 8 6 78222 222 Kalule-Bamunanika 12 28 47 122 0 79 0 275 551223 223.1 Zirobwe-Bamunanika 13 80 135 279 0 212 0 781 1,487223 223.2 Bamunanika-Wobulenzi 11 80 135 279 0 212 0 781 1,487224 224 Kasana-Kikyusa-Zirobwe 38.5 51 89 69 0 128 0 315 652225 225 Luwero-Butalangwa 32 23 39 72 0 59 0 250 443226 226 Butalangwa-Ngoma 54 10 18 26 0 22 0 33 109227 227.1 Matugga-Namirembe 40.55 5 9 0 0 4 2 180 200227 227.2 Namirembe-Kapeka 1.45 0 9 0 0 2 0 180 191228 228 Kapeka-Butalangwa 18 0 9 0 0 2 0 180 191229 229.1 Kisule-Nakeseke 15.76 31 50 69 0 28 0 193 371229 229.2 Nakeseke-Kapeka 26.64 31 50 69 0 28 0 193 371229 229.3 Kalege-Namirembe 8.6 31 50 69 0 28 2 193 373230 230 Bukakata Jct-Lambu Port 5 98 56 37 0 24 7 87 309231 231 Kisanja-Park Boundary 76 9 16 13 0 3 5 4 50232 232 Bukumi-Butiaba 9 12 26 21 0 5 8 6 78233 233 Bullisa-Park Jct 22 17 37 30 1 8 12 9 114234 234 Mbale-Nkokonjeru 20.5 32 63 47 0 41 0 70 253235 235 Kamonkoli-Pallisa 45 50 75 126 0 55 0 75 381236 236.1 Bumbobi-Bubulo 15.33 29 42 72 0 31 0 43 217236 236.2 Bubulo-Bududa 9.21 29 42 72 0 31 0 43 217236 236.3 Bududa-Bulacheke 12.94 29 42 72 0 31 0 43 217236 236.4 Bulacheke-Bududa 6.52 29 42 72 0 31 0 43 217237 237 Bubulo-Busumbu 15.9 26 55 45 1 12 19 13 171240 240 Namagumba-Budadiri 19.9 46 188 148 12 0 18 412241 241 Budadiri-Sironko 16 31 128 101 8 0 12 280242 242 Bugema-Busano 13 6 23 27 0 3 0 53 112243 243.1 Kazo-Buremba 33.8 41 77 62 23 0 14 217243 243.2 Nyakaliro-Kabagole 10.2 41 77 62 23 0 14 217244 244 Kabagole-Nkonge 32.77 45 83 67 25 0 16 236245 245 Kasozi-Buremba 60 10 22 18 0 4 7 5 66246 246.1 Buremba-Nyakaliro 3.9 10 22 18 0 4 7 5 66246 246.2 Nyakaliro-Rwemiyaga 28.1 10 22 18 0 4 7 5 66247 247 Maddu-Musozi 23 58 54 28 0 7 0 322 469248 248 Nsongezi-Kyaka 14 54 116 94 3 25 39 29 360249 249 Nakapiripirit-Amudat 34 0 13 0 0 4 0 9 26250 250.1 Angatun-Nabilatuk 27.5 8 23 0 0 11 9 15 66250 250.2 Nabilatuk-Lokapel 18 8 23 0 0 11 9 15 66251 251 M. Maria Loop 4.5 48 47 103 0 22 0 285 505252 252 M. Maria-Kanoni 30 48 47 103 0 22 0 285 505253 253 Kanoni-Mityana 39 130 158 53 0 110 14 2,408 2,873254 254.1 Mpigi (Works)-Mpigi 1.78 673 591 784 7 153 12 1,494 3,714254 254.2 Mpigi-Kalagala 2.22 423 361 738 7 70 9 1,494 3,102257 257 Buwama-Katebo Port 13 11 18 0 0 10 1 430 470258 258 Bikondo-Buwaya 21.5 58 56 18 0 78 0 612 822259 259.1 Maddu-Kyayi 37.5 113 103 42 0 46 0 297 601259 259.2 Kyayi-Nabakazi River 6.5 113 103 42 0 46 0 297 601260 260 Kyayi-Kasambya Rwy Stn 5.8 0 4 2 0 0 0 30 36

Page 152: クロスボーダー交通インフラ 対応可能性研究フェー …クロスボーダー交通インフラ対応可能性研究 フェーズ3 資料編 3 1.3 ウガンダ:インタビュー概要

クロ

スボ

ーダ

ー交

通イ

ンフ

ラ対

応可

能性

研究

ェー

ズ3

料編

148

261 261 Maddu-Kisozi 25.5 48 24 32 0 8 0 201 313263 263 Kasambya-Nabingora 16 32 37 0 0 32 0 414 515264 264 Soroti-Serere 27.5 8 43 5 8 68 8 73 213265 265 Soroti-Brooks Cnr 26 87 138 26 1 65 1 227 545266 266 Soroti-Arapai Rwy St 9 1 4 1 0 2 0 7 15267 267 Arapai-Lira Jct 9 1 4 1 0 2 0 7 15268 268 Tororo-Nagongera 24.5 350 431 68 0 178 88 463 1,578269 269 Tororo-Malikisi 5 82 102 16 0 42 21 109 372271 271 Ishaka-Kagamba 35.41 65 52 71 9 41 13 53 304272 272 Kalengyere Loop 4.7 9 19 15 0 4 6 4 57273 273 Rubaare Jct-Kakukuru 12 30 65 52 2 14 22 16 201274 274 Karugutu-Ntoroko 50 18 39 31 1 8 13 9 119275 275 Rushere-Rwakitura 10 6 13 10 0 2 4 3 38277 277.11 Katine-Kalaki 19.8 30 65 52 2 14 22 16 201277 277.12 Kalaki-Kaberamaido 14.3 30 65 52 2 14 22 16 201277 277.2 Kaberamaido-Ocero 36.9 30 65 52 2 14 22 16 201278 278 Pakwach-Panyimur 34 0 60 4 49 102 70 0 285279 279 Manibe-Wandi 7 4 82 8 0 13 2 65 174280 280 Atiak-Ayugi River 14 12 466 18 8 148 7 504 1,163281 281 Gulu-Lacor 5 0 39 6 6 19 8 3 81282 282 Buhimba-Kibaale Brd 16 217 242 168 0 156 2 615 1,400283 283 Bukwiri-Kyankwanzi 35 10 18 26 0 22 0 33 109284 284.1 Iganga-Nakalama 5.6 444 772 1,027 70 311 452 183 3,259284 284.2 Nakalama-Bugiri 29.4 444 772 1,027 60 311 431 183 3,228285 285 Iganga-Mayuge 17 12 18 15 3 19 0 84 151286 286 Kaliro-Irunu 50 12 18 15 3 19 0 84 151287 287.1 Buwenge-Kiyunga 24.17 110 177 129 13 163 0 373 965287 287.2 Kiyunga-Kaliro 27.83 110 177 129 13 163 0 373 965289 289.1 Musita-Mayuge 17.26 112 98 115 3 93 0 84 505289 289.2 Mayuge-Nankoma 18.74 12 18 15 3 19 0 84 151290 290.1 Iganga-Kiyunga 25 47 77 56 6 70 0 161 417290 290.2 Kiyunga-Kamuli 33 47 77 56 6 70 0 161 417291 291 Kamuli-Kaliro 46 33 54 39 4 50 0 115 295293 293.1 Muhanga-Kisizi 41 292 185 69 41 89 32 253 961293 293.2 Kisizi-Kebison 24 292 185 69 41 89 32 253 961295 295.1 Ntandi-Bundibugyo Altn 11 40 170 19 1 29 3 65 327295 295.2 Bundibugyo Altn-Bundibugyo 10 40 170 19 1 29 3 65 327300 300 Bweyogerere-Silver Springs 7.3 6,054 4,611 8,381 73 1,308 369 973 21,769303 303 Najja-Nyenga 7.7 0 39 0 6 19 8 3 75304 304 Busunju-Lwamata 51.4 193 159 430 0 180 12 17 991305 305 Katunguru-Rugazi 18 310 251 340 44 198 63 256 1,462306 306 Kinyamaseke-Kisanga 12 3 6 5 0 1 2 1 18307 307 Kisinga-Kiburara 10 3 6 5 0 1 2 1 18308 308 Kisinga-Kabirizi 28 3 6 5 0 1 2 1 18309 309 Acholibur-Aswa 45.7 1 15 2 0 2 0 17 37310 310 Orom-Koputh 52 0 7 0 0 0 0 5 12312 312 Abim-Acan Pi 29 26 85 9 8 201 3 122 454313 313 Kapelimoru-Lopei 54 1 8 0 3 13 2 0 27314 314 Kanawat-Apaan 35 0 20 0 1 51 0 10 82315 315 Apaan-Koputh 4 0 20 0 1 51 0 10 82316 316 Kaabong-Kapedo 36 0 10 3 0 14 0 3 30318 318 Abim-Adilang 20 1 8 0 0 6 0 6 21319 319 Adwilla-Agwata 24.3 83 226 43 17 107 35 127 638321 321 Aloi-Acan Pi 65.4 26 85 9 8 201 3 122 454

321.1 321.11 Aloi-Otuboi 40 26 85 9 3 201 1 122 447321.1 321.12 Otuboi-Kalaki 12.4 26 85 9 1 201 1 122 445321.1 321.13 Kalaki-Olilim 13 26 85 9 1 201 1 122 445

Page 153: クロスボーダー交通インフラ 対応可能性研究フェー …クロスボーダー交通インフラ対応可能性研究 フェーズ3 資料編 3 1.3 ウガンダ:インタビュー概要

クロ

スボ

ーダ

ー交

通イ

ンフ

ラ対

応可

能性

研究

ェー

ズ3

料編

149

322 322 Apac-Akokoro 46 8 13 1 0 5 0 18 45323 323 Lira-Akai 7.5 26 85 9 6 201 2 122 451324 324 Wabigalo-Isasira 12 149 251 207 79 187 54 137 1,064325 325 Nakasongola-Barracks 7 109 251 207 51 144 54 137 953326 326 Nakasongola-Isasira 15 109 251 207 51 144 54 137 953327 327 Luwero-Airbase 5 51 89 69 0 128 0 315 652328 328 Ngoma-Bulyamusenyu 32 10 18 26 0 22 0 33 109329 329 Nyendo-Lwera 36 948 996 934 146 589 180 904 4,697330 330 Rakai-Mbarara Brd 55 379 172 31 2 118 0 999 1,701331 331 Bukakata-Kakyanga 2 12 18 15 3 19 0 84 151332 332 Villa Maria-Kabulasoke 53 319 128 66 0 56 2 273 844333 333 Masindi-Hoima Brd 34 50 105 65 0 53 5 313 591334 334 Biso-Escarpment 2 16 33 45 2 25 0 14 135335 335 Park Jct-Paraa 8 17 37 30 1 8 12 9 114337 337 Muyembe-Kaserem 7 12 28 1 2 63 0 4 110338 338 Kaserem-Kapchorwa 22.6 27 100 25 0 75 0 103 330339 339.1 Mbale-Bugema 3.5 226 226 275 20 126 48 207 1,128339 339.2 Bugema-Bubombi 4.5 226 226 275 20 126 48 207 1,128339 339.3 Bumbobi-Magodes (Mbale Brd) 17 226 226 275 20 126 48 207 1,128340 340 Simu Cnr-Kaserem 10 27 100 25 0 68 0 103 323342 342 Pallisa-Ladot 22 27 40 5 5 36 26 244 383343 343.1 Mbarara-Nyakaita 55 703 395 256 115 395 175 470 2,509343 343.2 Nyakaita-Mbarara Brd 5 743 390 256 115 395 175 470 2,544346 346 Kitenga-Musozi 19.2 58 54 28 0 7 0 322 469349 349 Kumi-Ladot 28 27 40 5 5 36 26 244 383351 351 Munamba-Lwakhakha 4.5 60 62 159 0 49 20 43 393352 352 Magodes-Magodes Rwy Stn 2.5 6 13 10 0 2 4 3 38353 353 Nagongera-Busolwe 13 70 86 14 0 36 18 93 317354 354 Busolwe-Busaba 11.8 70 86 14 0 36 18 93 317355 355 Namayingo-Lugala 17.2 12 18 15 3 19 0 84 151356 356 Busolwe-Bumbobi 35.1 70 86 14 0 36 18 93 317357 357 Busolwe-Budumba 16.5 70 86 14 0 36 18 93 317358 358 Magodes-Busumbu 13 60 62 159 0 49 20 43 393359 359.1 Busumbu-Manamba 9.91 60 62 159 0 49 20 43 393359 359.2 Manamba-Magale 7.09 60 62 159 0 49 20 43 393360 360 Bugiri-Namutere 28.3 500 1,189 1,353 60 443 449 236 4,2300 0 Pakwach-Paraa Ferry 24.6 10 16 13 0 3 5 4 510 0 Park Boundery-Paraa 66 10 16 13 0 3 5 4 51

出典:UNRA, ウガンダ

Page 154: クロスボーダー交通インフラ 対応可能性研究フェー …クロスボーダー交通インフラ対応可能性研究 フェーズ3 資料編 3 1.3 ウガンダ:インタビュー概要

クロスボーダー交通インフラ対応可能性研究 フェーズ3 資料編

150

(3) タンザニア 道路交通量調査結果をもとに整備優先順位が高いと考えられている、タンザニアの道路

回廊区間は下表のとおりである。

AADT Scores RoughnessIRI: m/km Scores Import-

ance Scores

HPC01 T 1 LT 1-01 Dar es Salaam Ubungo 9.2 Urban 38,272 60 3.77 10 H 15 85 5 9

HPC02 T 1 LT 1-02 Ubungo Mbezi Mwisho 11.0 Urban 20,102 60 2.95 20 H 15 95 1 20

HPC03 T 1 LT 1-03 Mbezi Mwisho Kibaha Maili Moja 14.9 Urban 11,734 60 2.79 20 H 15 95 2 35

HPC04 T 1 LT 1-04 Kibaha Maili Moja Mlandizi 29.2 Rural 4,547 60 2.68 20 H 15 95 2 64

HPC05 T 1 LT 1-05 Mlandizi Chalinze 43.1 Rural 4,458 60 2.86 20 H 15 95 3 107

HPC06 T 1 LT 1-06 Chalinze Morogoro 83.1 Rural 3,821 55 2.40 25 H 15 95 4 190

HPC07 T 1 LT 1-07 Morogoro Doma 65.5 Rural 1,598 45 3.09 15 H 15 75 15 256

HPC08 T 1 LT 1-08 Doma Mikumi 1 53.1 Rural 1,074 40 2.53 20 H 15 75 16 309

HPC09 T 1 LT 1-09 Mikumi 1 Ruaha (Morogoro /Iringa Border) 72.8 Rural 761 30 3.05 15 H 15 60 37 382

HPC10 T 1 LT 1-10 Ruaha (Morogoro /Iringa Border) Ipogolo 109.2 Rural 888 40 3.75 10 H 15 65 28 491

HPC11 T 1 LT 1-11 Ipogolo Mafinga 73.4 Rural 1,958 50 3.24 15 H 15 80 8 565

HPC12 T 1 LT 1-12 Mafinga Makambako 85.0 Rural 1,327 45 2.92 20 H 15 80 9 649

HPC13 T 1 LT 1-13 Makambako Igawa 55.4 Rural 975 40 3.56 10 H 15 65 29 705

HPC14 T 1 LT 1-14 Igawa Igurusi 61.9 Rural 1,118 40 2.37 25 H 15 80 10 767

HPC15 T 1 LT 1-15 Igurusi Uyole 44.6 Rural 983 40 2.89 20 H 15 75 17 811

HPC16 T 1 LT 1-16 Uyole Mbeya 9.8 Urban 3,408 50 2.31 25 H 15 90 3 821

HPC17 T 1 LT 1-17 Mbeya Mbalizi 12.0 Urban 4,077 50 2.83 20 H 15 85 6 833

HPC18 T 1 LT 1-18 Mbalizi Mlowo 46.2 Rural 1,432 45 2.49 25 H 15 85 5 879

HPC19 T 1 LT 1-19 Mlowo Tunduma(Tz/ZambiaBdr) 44.4 Rural 1,233 45 2.35 25 H 15 85 6 924

HPC20 T 3 LT 3-01 Morogoro Wami 43.0 Rural 7,170 60 2.08 25 H 15 100 1 967

HPC21 T 3 LT 3-02 Wami Magole 19.5 Rural 672 30 2.07 25 H 15 70 22 986

HPC22 T 3 LT 3-03 Magole Gairo (Morogoro /Dodoma Border) 70.4 Rural 726 30 2.04 25 H 15 70 23 1,057

HPC23 T 3 LT 3-04 Gairo (Morogoro /Dodoma Border) Chamwino Ikulu Jct. 94.6 Rural 884 40 2.01 25 H 15 80 12 1,151

HPC24 T 3 LT 3-05 Chamwino Ikulu Jct. Dodoma 30.3 Rural 1,056 40 2.32 25 H 15 80 13 1,182

HPC25 T 3 LT 3-06 Dodoma Bahi Road Jct. 1.0 Urban 1,218 40 4.99 8 H 15 63 25 1,183

HPC26 T 3 LT 3-07 Bahi Road Jct. Chikuyu 70.3 Rural 640 30 3.77 10 H 15 55 49 1,253

HPC27 T 3 LT 3-08 Issuna Singida 63.7 Rural 685 30 3.42 15 H 15 60 38 1,317

HPC28 T 3 LT 3-09 Singida Kizaga 71.2 Rural 648 30 2.79 20 H 15 65 31 1,388

HPC29 T 3 LT 3-10 Kizaga Igunga 63.5 Rural 297 20 2.87 20 H 15 55 50 1,451

HPC30 T 3 LT 3-11 Igunga Nzega 98.4 Rural 413 20 2.65 20 H 15 55 51 1,550

HPC31 T 3 LT 3-12 Tinde Kagongwa 51.5 Rural 836 40 2.81 20 H 15 75 19 1,601

HPC32 T 3 LT 3-13 Kagongwa Kahama 20.3 Urban 1,179 40 3.58 10 H 15 65 21 1,622

HPC33 T 3 LT 3-14 Kahama Mwalo 85.7 Rural 788 30 3.59 10 H 15 55 52 1,707

HPC34 T 3 LT 3-15 Mwalo Kasilo (Shinyanga /Kagera Border) 71.3 Rural 1,078 40 3.44 15 H 15 70 24 1,779

HPC35 T 3 LT 3-16 Kasilo (Shinyanga /Kagera Border) Nyakanazi 28.7 Rural 389 20 3.13 15 H 15 50 57 1,807

HPC36 T 3 LT 3-17 Nyakanazi Lusahunga 15.7 Rural 201 20 3.49 15 H 15 50 58 1,823

HPC37 T 3 LT 3-18 Lusahunga Rusumo (Tanzania/Rwanda) Border 91.3 Rural 293 20 3.68 10 H 15 45 66 1,914

HPC38 T 11 LT 11-01 Kobero Nyakasanza 59.5 Rural 785 30 3.40 15 H 15 60 44 1,974

HPC39 T 4 LT 4-01 Mutukula Kyaka-1 29.3 Rural 404 20 3.37 15 H 15 50 59 2,003

HPC40 T 4 LT 4-02 Kyaka-1 Katoma 44.9 Rural 631 30 3.27 15 H 15 60 39 2,048

HPC41 T 4 LT 4-03 Katoma Bukoba 6.0 Urban 1,011 40 3.36 15 H 15 70 13 2,054

HPC42 T 4 LT 4-04 Bukoba Magoti 7.1 Urban 1,444 40 3.95 10 H 15 65 22 2,061

HPC43 T 4 LT 4-05 Magoti Muleba 54.6 Rural 483 20 3.38 15 H 15 50 60 2,116

HPC44 T 4 LT 4-07 Bwanga Kasamwa 69.0 Rural 368 20 2.86 20 H 15 55 53 2,185

HPC45 T 4 LT 4-08 Usagara Kisesa 38.5 Rural 695 30 3.19 15 H 15 60 40 2,223

HPC46 T 4 LT 4-09 Kisesa Magu 45.3 Rural 730 30 3.26 15 H 15 60 41 2,268

HPC47 T 4 LT 4-10 Magu Bunda 90.1 Rural 507 30 3.92 10 H 15 55 54 2,359

HPC48 T 4 LT 4-11 Bunda Tarime Jct 49.1 Rural 685 30 3.65 10 H 15 55 55 2,408

HPC49 T 4 LT 4-12 Tarime Jct Sirari 83.8 Rural 613 30 2.69 20 H 15 65 32 2,492

HPC50 T 7 LT 7-02 Mbagala Rangi 3 Mkuranga 30.2 Rural 4,485 60 3.50 15 M 10 85 7 2,522

HPC51 T 2 LT 2-01 Chalinze Mandera 51.1 Rural 1,600 45 1.84 25 M 10 80 11 2,573

HPC52 T 10 LT 10-01 Uyole Tukuyu 60.6 Rural 1,421 45 2.08 25 M 10 80 14 2,633

HPC53 T 2 LT 2-02 Mandera Manga (Coast / TangaBorder) 41.8 Rural 1,177 40 2.49 25 M 10 75 18 2,675

HPC54 T 13 LT 13-01 Segera Tanga 71.7 Rural 1,171 40 2.46 25 M 10 75 20 2,747

HPC55 T 2 LT 2-03 Manga (Coast /Tanga Border) Segera 80.7 Rural 1,191 40 2.67 20 M 10 70 21 2,828

HPC56 T 8 LT 8-05 Tinde Shinyanga 36.3 Rural 662 30 2.10 25 H 15 70 25 2,864

HPC57 T 8 LT 8-06 Shinyanga Ngwamhaya 79.1 Rural 550 30 1.86 25 H 15 70 26 2,943

HPC58 T 17 LT 17-04 Mto Wa Mbu Makuyuni 31.6 Rural 915 40 2.12 25 P 5 70 27 2,975

* Ranking no. are not sequential as highly qualified road sections are arranged Corridorwise.

Connectivity ImportanceH - HighM - MediumP - Poor

High Priority Corridors and Sections (Paved Trunk Roads)

Length(km)End Node NameStart Node NameReference

Link No.RoadNo.

RoadPassingthroughUrban /Rural

Priority*Cummula-tive Length

(km)

TotalScores

Traffic Road Condition Connectivity

TanzamCorridor

RoadSections

CentralCorridor

Lake CircuitCorridor

HPCNo

Corridor/Road

Section

出典:TANROADS, タンザニア

Page 155: クロスボーダー交通インフラ 対応可能性研究フェー …クロスボーダー交通インフラ対応可能性研究 フェーズ3 資料編 3 1.3 ウガンダ:インタビュー概要

クロ

スボ

ーダ

ー交

通イ

ンフ

ラ対

応可

能性

研究

ェー

ズ3

料編

151

タンザニアの主要国際道路回廊各区間の車種別交通量を以下に示す。

Count Location RoadSection Date

TrafficSurveyType Survey Provider

Numberof Dayscounted

Numberof 24HourDays MT_AADT Cars

PickupsVans

LightLorries

MediumLorries

HeavyLorries

VeryHeavyLorries

SmallBuses

LargeBuses Cars%

PickupsVans%

LightLorries%

MediumLorries%

HeavyLorries%

VeryHeavyLorries%

SmallBuses%

LargeBuses%

Mawela VTC KCMC - Mweka 2004/10/1 Tanroads Kilimanjaro 7 3 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0Engikaret Arusha - Namanga 2002/5/1 Manual TANROADS R0 7 3 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0Mbauda JCT Mbauda JCT - Minjingu 2004/10/1 Manual Tanroads Arusha 7 3 15729 3930 1941 2691 1370 225 71 5410 91 24.9857 12.34026 17.10853 8.710026 1.430479 0.451396 34.39507 0.578549Makuyuni Makuyuni - Minjingu 2004/10/1 Manual Tanroads Arusha 7 3 637 31 65 209 146 44 10 82 50 4.866562 10.20408 32.81005 22.91994 6.907378 1.569859 12.87284 7.849294Makuyuni Makuyuni - Arusha 2004/10/1 Manual Tanroads Arusha 7 3 1135 86 150 416 202 25 13 199 44 7.577093 13.21586 36.65198 17.79736 2.202643 1.145374 17.53304 3.876652Mto wa Mbu Mto wa Mbu - Makuyuni 2004/10/1 Manual Tanroads Arusha 7 3 1025 72 105 466 218 11 2 134 17 7.02439 10.2439 45.46341 21.26829 1.073171 0.195122 13.07317 1.658537Mto wa Mbu Mto wa Mbu - Karatu 2004/10/1 Manual Tanroads Arusha 7 3 869 58 91 404 168 8 1 122 17 6.674338 10.47181 46.49022 19.33257 0.920598 0.115075 14.03913 1.956272Makuyuni Makuyuni - Mto wa Mbu 2004/10/1 Manual Tanroads Arusha 7 3 674 69 60 300 90 14 4 123 14 10.23739 8.902077 44.51039 13.35312 2.077151 0.593472 18.24926 2.077151Karatu Karatu - Ngorongoro Gate 2004/10/1 Manual Tanroads Arusha 7 3 1222 129 165 620 219 16 1 68 4 10.55646 13.50245 50.7365 17.92144 1.309329 0.081833 5.564648 0.327332Karatu Karatu - Mto wa Mbu 2004/10/1 Manual Tanroads Arusha 7 3 1782 252 243 855 301 16 1 107 7 14.14141 13.63636 47.9798 16.89113 0.897868 0.056117 6.004489 0.392817Monduli JCT Monduli JCT - Monduli 2004/10/1 Manual Tanroads Arusha 7 3 535 31 83 132 72 4 2 201 10 5.794393 15.51402 24.6729 13.45794 0.747664 0.373832 37.57009 1.869159Mto wa Mbu Mto wa Mbu - Kitumbeine - Loliondo 2004/10/1 Manual Tanroads Arusha 7 3 125 6 29 60 12 0 1 17 0 4.8 23.2 48 9.6 0 0.8 13.6 0Namanga Darajani Arusha - Namanga 2002/5/1 Manual Manual 7 3 421 119 125 36 21 7 7 84 22 28.1139 29.5374 8.5409 4.9822 1.7794 1.7794 19.9288 5.3381Mbauda JCT Mbauda JCT - Losinyai 2004/10/1 Manual Tanroads Arusha 7 3 8725 2249 1091 1081 1064 242 64 2924 10 25.7765 12.5043 12.38968 12.19484 2.773639 0.733524 33.51289 0.114613Karatu Karatu - Mbulu 2004/10/1 Manual Tanroads Arusha 7 3 447 68 44 226 71 3 0 30 5 15.21253 9.8434 50.55928 15.88367 0.671141 0 6.711409 1.118568Usa East Usa East - Ngarenanyuki 2004/10/1 Manual Tanroads Arusha 7 3 553 116 104 233 22 0 0 75 3 20.97649 18.80651 42.13382 3.9783 0 0 13.56239 0.542495Makuyuni junction Arusha - Babati 2002/5/1 Manual TANROADS R0 7 3 329 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0Meserani snake park Arusha - Babati 2002/5/1 Manual TANROADS R0 7 3 970 95 430 51 93 6 9 248 38 9.7946 44.2338 5.2133 9.6367 0.6319 0.9479 25.5924 3.9494Usa East Usa East - Arusha 2004/10/1 Manual Tanroads Arusha 7 3 4895 791 578 1178 400 426 44 1306 172 16.15935 11.80797 24.06537 8.171604 8.702758 0.898876 26.68029 3.51379Usa East Usa East - KIA 2004/10/1 Manual Tanroads Arusha 7 3 3320 458 392 1276 228 65 26 770 105 13.79518 11.80723 38.43373 6.86747 1.957831 0.783133 23.19277 3.162651Monduli JCT Monduli JCT - Makuyuni 2004/10/1 Manual Tanroads Arusha 7 3 1192 61 122 393 296 17 19 238 46 5.11745 10.2349 32.9698 24.83221 1.426174 1.59396 19.96644 3.85906Monduli JCT Monduli JCT - Arusha 2004/10/1 Manual Tanroads Arusha 7 3 1188 71 133 333 278 17 15 288 53 5.976431 11.19529 28.0303 23.40067 1.430976 1.262626 24.24242 4.461279Mbauda JCT Mbauda JCT - Minjigu 2004/10/1 Manual Tanroads Arusha 7 3 9446 2423 114 2151 1408 50 32 3190 78 25.65107 1.20686 22.77154 14.90578 0.529325 0.338768 33.77091 0.825746Mlandizi TANZAM highway 2002/5/1 Manual TANROADS R0 7 3 3046 987 0 721 66 175 163 0 934 32.3671 0 23.6715 2.1739 5.7488 5.3623 0 30.6763Mandera Msata - Mandera 2004/10/1 Tanroads -Coast 7 3 1211 176 52 80 280 99 112 144 268 14.53344 4.293972 6.606111 23.12139 8.175062 9.248555 11.891 22.13047Nyamwage Ikwiriri - Malendego 2004/10/1 Tanroads - Coast 7 3 184 17 16 28 87 4 2 1 29 9.23913 8.695652 15.21739 47.28261 2.173913 1.086957 0.543478 15.76087Saadani Lodge Mbuyuni - Saadani 2004/10/1 Tanroads- Coast 7 3 49 25 19 3 2 0 0 0 0 51.02041 38.77551 6.122449 4.081633 0 0 0 0Saadani Saadani - Makurunge 2004/10/1 Tanroads- Coast 7 3 35 8 10 7 10 0 0 0 0 22.85714 28.57143 20 28.57143 0 0 0 0Kwa ruhombo Kikigura Bridge - Mbwewe 2004/10/1 Tanroads - Coast 7 3 61 12 12 9 13 1 0 0 14 19.7 19.7 14.8 21.3 1.6 0 0 23Miono Mandera - Saadani 2004/10/1 Tanroads - Coast 7 3 133 4 30 18 23 15 0 34 9 3 22.6 13.5 17.3 11.3 0 25.6 6.8Magindu Magindu Jct - Magindu 2004/10/1 Tanroads - Coast 7 3 163 37 43 19 61 0 0 3 0 22.7 26.4 11.7 37.4 0 0 1.8 0Mlandizi Mlandizi - Makofia 2004/10/1 Tanroads - Coast 7 3 700 350 235 32 16 0 0 49 18 50 33.6 4.6 2.3 0 0 7 2.6Mzenga Mlandizi - Manerumango 2004/10/1 Tanroads - Coast 7 3 149 14 52 44 38 0 0 1 0 9.4 34.9 29.5 25.5 0 0 0.7 0Mengwa Vikumburu - Manerumango 2004/10/1 Tanroads - Coast 7 3 82 14 6 14 8 2 0 38 0 17.07317 7.317073 17.07317 9.756098 2.439024 0 46.34146 0Mlandizi Kibaha - Mlandizi 2004/10/1 Manual TANROADS - Coast 7 3 4284 670 300 422 455 581 512 589 755 15.63959 7.002801 9.850607 10.62092 13.56209 11.95145 13.74883 17.62372Kwang’andu Chalinze - Segera 2002/5/1 Manual TANROADS R0 7 3 926 419 0 108 69 17 69 0 244 45.1673 0 11.71 7.4349 1.8587 7.4349 0 26.3941Minaki Manerumango - Pugu 2004/10/1 Tanroads -Coast 7 3 397 76 132 46 13 0 0 126 4 19.14358 33.24937 11.5869 3.274559 0 0 31.73804 1.007557Mwanambaya Pr/SchoolHoyoyo -Mwanambaya 2004/10/1 Tanroads - Coast 7 3 43 18 13 12 0 0 0 0 0 41.9 30.2 27.9 0 0 0 0 0Mkuranga Mkuranga - Kisiju 2004/10/1 Tanroads - Coast 7 3 411 83 127 84 36 1 5 74 1 20.19465 30.90024 20.43796 8.759124 0.243309 1.216545 18.00487 0.243309Bungu Bungu - Nyamisati 2004/10/1 Tanroads -Coast 7 3 59 11 6 16 8 0 0 16 2 18.64407 10.16949 27.11864 13.55932 0 0 27.11864 3.389831Kibiti Kibiti - Utete 2004/10/1 Tanroads - Coast 7 3 109 15 25 23 33 0 0 6 7 13.76147 22.93578 21.10092 30.27523 0 0 5.504587 6.422018Nyamwage Utete - Nyamwage 2004/10/1 Tanroads -Coast 7 3 152 34 34 43 20 18 1 0 2 22.36842 22.36842 28.28947 13.15789 11.84211 0.657895 0 1.315789Kiluvya Kibaha Maili Moja - Kiluvya 2004/10/1 Tanroads - Coast 7 3 102 23 47 12 14 0 0 6 0 22.54902 46.07843 11.76471 13.72549 0 0 5.882353 0Mafia Airport Kilindoni - Rasi Mkumbi 2004/10/1 Tanroads - Coast 7 3 184 100 61 11 6 1 0 5 0 54.3 33.2 6 3.3 0.5 0 2.7 0Mafia AirPort Kilidoni - Utende 2004/10/1 Tanroads - Coast 7 3 285 145 88 10 25 6 0 11 0 50.9 30.9 3.5 8.8 2.1 0 3.9 0Kwang’andu Chalinze - Segera 2002/5/1 Manual TANROADS R0 7 3 926 419 0 108 69 17 69 0 244 45.24838 0 11.66307 7.451404 1.835853 7.451404 0 26.34989Mkuranga Mkuranga - Bungu 2004/10/1 Manual TANROADS -Coast 7 3 1286 61 230 203 188 20 7 441 136 4.74339 17.88491 15.78538 14.61897 1.55521 0.544323 34.29238 10.57543Mkuranga Dar - Kibiti -Lindi 2002/5/1 Manual Manual 7 3 682 446 0 112 30 10 67 0 17 65.3608 0 16.4948 4.3299 1.4433 9.8969 0 2.4742Mchukwi junction Dar - Kibiti -Lindi 2004/10/1 Manual TANROADS - Coast 7 3 363 52 54 72 69 4 2 79 31 14.32507 14.87603 19.83471 19.00826 1.101928 0.550964 21.76309 8.539945Mchukwi junction Dar - Kibiti -Lindi 2002/5/1 Manual TANROADS R0 7 3 130 55 0 29 0 0 25 0 21 43.1579 0 22.1053 0 0 18.9474 0 15.7895Kerege Dar - Bagamoyo 2002/5/1 Manual TANROADS R0 7 3 498 236 0 99 0 1 108 0 54 47.1503 0 19.9482 0 0.2591 21.7617 0 10.8808Kerege Dar - Bagamoyo 2004/10/1 Manual TANROADS R0 7 3 998 407 137 153 21 0 0 280 0 40.78156 13.72745 15.33066 2.104208 0 0 28.05611 0Kiwangwa - Msata Bagamoyo - Msata 2002/5/1 Manual TANROADS R0 7 3 128 59 0 49 1 0 12 0 7 45.977 0 37.931 1.1494 0 9.1954 0 5.7471Kiwangwa - Msata Bagamoyo - Msata 2004/10/1 Manual TANROADS Coast 7 3 504 34 169 160 26 0 2 68 45 6.746032 33.53175 31.74603 5.15873 0 0.396825 13.49206 8.928571Kibaha W/Bridge Kibaha - Mlandizi 2004/10/1 Manual Tanroads - Coast 7 3 6813 1502 698 395 935 952 278 1433 620 22.04609 10.24512 5.79774 13.72376 13.97329 4.080434 21.03332 9.10025Ubena Zomozi Chalinze - Ngerengere 2004/10/1 Tanroads-Coast 7 3 3950 437 382 422 547 668 385 432 677 11.06329 9.670886 10.68354 13.8481 16.91139 9.746835 10.93671 17.13924Lugoda Chalinze - Msata 2004/10/1 Manual Tanroads - Coast 7 3 1408 101 193 318 151 172 55 172 246 7.2 13.7 22.6 10.7 12.2 3.9 12.2 17.5Mzakwe, 25km north of DodomaDodoma - Arusha 2002/5/1 Manual TANROADS R0 7 3 86 3 42 12 14 0 0 6 9 3.1891 49.8861 13.4396 16.4009 0 0 6.6059 10.4784Zamahero Dodoma - Bereko 2004/10/1 Manual Tanroads Dodoma 7 3 149 2 51 20 45 0 0 7 24 1.342282 34.22819 13.42282 30.20134 0 0 4.697987 16.10738Duwasa Dodoma - Chimwaga - Ihumwa 2004/10/1 Tanroads Dodoma 7 3 563 151 273 34 91 0 0 14 0 26.8206 48.49023 6.039076 16.16341 0 0 2.486679 0Mvumi Mkulu Dodoma - Mvumi - Buigiri 2004/10/1 Tanroads Dodoma 7 3 71 12 32 12 1 0 0 5 9 16.90141 45.07042 16.90141 1.408451 0 0 7.042254 12.67606Buigiri Buigiri - Chamwino Ikulu 2004/10/1 Tanroads Dodoma 7 3 89 8 31 14 6 1 0 14 15 8.988764 34.83146 15.73034 6.741573 1.123596 0 15.73034 16.85393Mbade Mbande - Kongwa - Suguta 2004/10/1 Tanroads Dodoma 7 3 156 2 51 1 19 6 2 54 21 1.282051 32.69231 0.641026 12.17949 3.846154 1.282051 34.61538 13.46154Mpwapwa TTC Pandambili - Mpwapwa - Ngambi 2004/10/1 Mpwapwa TTC 7 3 175 22 79 14 26 4 0 14 16 12.57143 45.14286 8 14.85714 2.285714 0 8 9.142857Kinyasungwi Manchali - Ngambi - Hogoro JCT 2004/10/1 Tanroads Dodoma 7 3 32 1 19 4 6 1 1 0 0 3.125 59.375 12.5 18.75 3.125 3.125 0 0Mpwapwa Mpwapwa - Gulwe 2004/10/1 Tantoads Dodoma 7 3 190 40 89 21 24 0 0 3 13 21.05263 46.84211 11.05263 12.63158 0 0 1.578947 6.842105Chunyu Chunyu - Msagali 2004/10/1 Tanroads Dodoma 7 3 25 2 16 7 0 0 0 0 0 8 64 28 0 0 0 0 0Mtera Barabarani Iringa - Dodoma 2002/5/1 Manual TANROADS R0 7 3 221 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0Mlowa Barabarani Dodoma - Mtera 2004/10/1 Manual Tanroads Dodoma 7 3 52 0 16 5 4 6 13 0 8 0 30.76923 9.615385 7.692308 11.53846 25 0 15.38462Chigongwe, 30km west of DodomaDodoma - Singida 2002/5/1 Manual TANROADS R0 7 3 451 27 150 44 108 58 24 20 20 5.986696 33.25942 9.756098 23.94678 12.86031 5.321508 4.43459 4.43459Nala Kibaoni Dodoma - Kintinku 2004/10/1 Manual Tanroads Dodoma 7 3 649 76 162 39 226 62 33 16 35 11.71032 24.96148 6.009245 34.8228 9.553159 5.084746 2.465331 5.392912Buigiri Morogoro - Dodoma 2002/5/1 Manual TANROADS R0 7 3 799 83 218 32 143 64 43 43 140 10.83551 28.45953 4.177546 18.66841 8.355091 5.613577 5.613577 18.27676Buigiri Dodoma - Gairo 2004/10/1 Manual Tanroads Dodoma 7 3 1218 59 190 37 305 172 178 17 260 4.844007 15.59934 3.037767 25.04105 14.12151 14.61412 1.395731 21.34647Mnenia Kolo - Dlai - Mrijochini 2004/10/1 Manual Tanroads Dodoma 7 3 42 0 18 0 15 0 0 4 5 0 42.85714 0 35.71429 0 0 9.52381 11.90476

Page 156: クロスボーダー交通インフラ 対応可能性研究フェー …クロスボーダー交通インフラ対応可能性研究 フェーズ3 資料編 3 1.3 ウガンダ:インタビュー概要

クロ

スボ

ーダ

ー交

通イ

ンフ

ラ対

応可

能性

研究

ェー

ズ3

料編

152

Kibaigwa Morogoro - Dodoma 2002/5/1 Manual TANROADS R0 7 3 878 34 231 67 205 58 72 97 93 3.967328 26.95449 7.81797 23.92065 6.767795 8.4014 11.31855 10.85181Bicha Kondoa - Bicha - Dalai 2004/10/1 Tanroads Dodoma 7 3 257 22 93 12 66 4 0 14 46 8.560311 36.18677 4.669261 25.68093 1.55642 0 5.447471 17.89883Babayu Zamahero - Kwamtoro - Kinyamshindo 2004/10/1 Tanroads Dodoma 7 3 51 6 14 3 17 0 0 5 6 11.76471 27.45098 5.882353 33.33333 0 0 9.803922 11.76471Itiso Chenene - Itiso - Izava 2004/10/1 Tanroads Dodoma 7 3 60 2 23 13 14 6 0 0 2 3.333333 38.33333 21.66667 23.33333 10 0 0 3.333333Mkoka Hongoro JCT - Dosidosi 2004/10/1 Tanroads Dodoma 7 3 180 1 41 15 72 11 12 4 24 0.555556 22.77778 8.333333 40 6.111111 6.666667 2.222222 13.33333Wazo hill Dar - Bagamoyo 2002/5/1 Manual TANROADS R0 7 3 3541 871 1357 253 278 1 2 535 244 24.59757 38.32251 7.144874 7.85089 0.028241 0.056481 15.10873 6.890709Ubungo Maji Morogoro road 2004/10/1 Tanroads- Dsm 7 3 16178 3656 4363 895 571 384 304 4152 1853 22.6 27 5.5 3.5 2.4 1.9 25.7 11.5Sabasaba ground Kilwa Road 2004/10/1 Tanroads - Dsm 7 3 19835 6692 1829 664 761 174 55 5935 3725 33.7 9.2 3.3 3.8 0.9 0.3 29.9 18.8Mwenge(100m From Mwenge Jct to lugalo)Bagamoyo Road 2004/10/1 Tanroads -D,Salaam 7 3 22873 8284 4440 794 1538 404 190 5531 1692 36.2 19.4 3.5 6.7 1.8 0.8 24.2 7.4Police Station Kivukoni-Mjimwema-Kongowe 2004/10/1 Tanroads -Dsm 7 3 1904 316 217 138 177 142 64 800 50 16.6 11.4 7.2 9.3 7.5 3.4 42 2.6Posta Dia - Pugu -Chanika - Mbande 2004/10/1 Tanroads -Dsm 7 3 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0Victoria Victoria - Mpiji Magoe - Bunju 2004/10/1 Tanroads -Dsm 7 3 675 276 187 28 11 22 0 123 28 40.9 27.7 4.1 1.6 3.3 0 18.2 4.1Jet Corner (100m from Nyerere Road Jct)Jet Corner-Vituka (Kilwa Road) 2004/10/1 Tanroads - Dsm 7 3 5133 2177 873 161 137 36 9 1024 716 42.4 17 3.1 2.7 0.7 0.2 19.9 13.9Mbezi Mbezi - Malamba Mawili -Kifuru-Kinyerezi 2004/10/1 Tanroads -Dsm 7 3 660 327 128 46 13 0 3 122 21 49.5 19.4 7 2 0 0.5 18.5 3.2Tabata(100m from Mandela Road Jct)Tabata-Kinyerezi- Banana 2004/10/1 Tanroads - Dsm 7 3 15629 6389 2530 214 473 56 8 5002 957 40.9 16.2 1.4 3 0.4 0.1 32 6.1Kiltex Kiltex- Pugu Kajiungeni 2004/10/1 Tanroads -Dsm 7 3 819 208 122 34 168 27 8 230 22 25.4 14.9 4.2 20.5 3.3 1 28.1 2.7Kibaha W/ Bridge TANZAM highway 2002/5/1 Manual TANROADS R0 7 3 0 635 976 335 373 117 63 764 481 16.96047 26.06838 8.94765 9.962607 3.125 1.682692 20.40598 12.84722Kibada Kibada - Chekeni Masonga 2004/10/1 Tanroads -Dsm 7 3 79 24 22 18 1 0 0 14 0 30.4 27.8 22.8 1.3 0 0 17.7 0Kibamba Shuleni Kibamba -Magoe Mpiji 2004/10/1 Tanroads -Dsm 7 3 413 178 101 53 16 0 0 58 7 43.1 24.5 12.8 3.9 0 0 14 1.7Bunju A Bunju A - Mbweni - Bunju Spot 2004/10/1 Tanroads -Dsm 7 3 809 155 214 84 205 4 0 109 38 19.2 26.5 10.4 25.3 0.5 0 13.5 4.7Kibamba CCM Mbezi - Kwembe - Kibamba 2004/10/1 Tanroads - Dsm 7 3 188 34 74 18 4 0 0 55 3 18.1 39.4 9.6 2.1 0 0 29.3 1.6temboni Temboni - Mtosa -Wazo 2004/10/1 Tanroads - Dsm 7 3 1800 1019 414 114 87 14 2 128 22 56.6 23 6.3 4.8 0.8 0.1 7.1 1.2Boko Kunduchi - Ununio - Boko 2004/10/1 Tanroads - Dsm 7 3 295 134 84 19 23 3 0 20 12 45.4 28.5 6.4 7.8 1 0 6.8 4.1Mbezi Shuleni Mbezi-Goba- Tangi Bovu 2004/10/1 Tanroads -Dsm 7 3 1399 876 320 36 46 2 0 89 30 62.6 22.9 2.6 3.3 0.1 0 6.4 2.1Kongowe Dar - Kibiti 2002/5/1 Manual TANROADS R0 7 3 1326 129 395 200 56 0 0 464 82 9.747 29.8032 15.089 4.2174 0 0 34.9578 6.1856Mbagala mwisho Mbagala - Mbande 2002/5/1 Manual TANROADS R0 7 3 3510 573 464 135 610 1 0 1601 126 16.32479 13.21937 3.846154 17.37892 0.02849 0 45.61254 3.589744Pugu kajiungeni Dar - Kisarawe 2002/5/1 Manual TANROADS R0 7 3 322 34 119 56 25 0 0 28 60 10.55901 36.95652 17.3913 7.763975 0 0 8.695652 18.63354Chang’ombe jct Tabata - Kinyerezi 2002/5/1 Manual TANROADS R0 7 3 4624 1548 1578 162 124 8 0 552 652 33.4861 34.0973 3.5141 2.6738 0.1783 0 11.943 14.1075Mjimwema Mjimwema - Pembamnazi 2002/5/1 Manual TANROADS R0 7 3 319 59 119 30 13 0 0 74 24 18.4953 37.30408 9.404389 4.075235 0 0 23.19749 7.523511Mjimwema Mjimwema - Pemba Mnazi 2004/10/1 Tanroads - Dsm 7 3 341 58 120 29 22 2 0 102 8 17.0088 35.19062 8.504399 6.451613 0.58651 0 29.91202 2.346041Mjimwema Mjimwema - Pembamnazi 2002/7/1 Manual TANROADS R0 7 3 319 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0Riveside Mandela Road 2004/10/1 7 3 14627 5004 3325 668 549 357 122 2977 1625 34.2 22.7 4.6 3.8 2.4 0.8 20.4 11.1Tazara Police station Nyerere road 2004/10/1 Tanroads-Dsm 7 3 20494 6489 5056 879 882 174 94 4645 2275 31.7 24.7 4.3 4.3 0.8 0.5 22.7 11.1Runzewe Bwanga- Runzewe 2004/1/10 Manual TANROADS Shinyanga 7 3 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0Ilula, 47km east of IringaTANZAM 2002/1/1 Manual TANROADS R0 7 3 947 49 254 234 118 83 28 78 103 5.226 26.8362 24.7175 12.4294 8.7571 2.9661 8.1921 10.8757ndiwili Iringa - Idete 2002/1/1 Manual TANROADS Iringa 7 3 136 4 64 36 14 0 0 11 7 2.941176 47.05882 26.47059 10.29412 0 0 8.088235 5.147059ndiwili Iringa - Idete 2002/1/1 Manual TANROADS R0 7 3 136 4 64 36 14 0 0 11 7 2.6316 47.3684 26.3158 10.5263 0 0 7.8947 5.2632Saadani Kinanyambo - Saadani 2004/10/1 Manual Tanroads Iringa 7 3 176 23 59 54 17 5 3 13 2 13.1 33.5 30.7 9.7 2.8 1.7 7.4 1.1R/Mbuyuni Mbuyuni - Ilula 2004/10/1 Manual Tanroads Iringa 7 3 810 40 148 137 88 151 86 60 100 4.9 18.3 16.9 10.9 18.6 10.6 7.4 12.3Iriga Iringa - Ipogolo 2004/10/1 Manual Tanroads Iringa 7 3 2255 495 462 216 246 190 114 366 166 22 20.5 9.6 10.9 8.4 5.1 16.2 7.4Mafinga Mafinga - Nyololo 2004/10/1 Manual Tanroads Iringa 7 3 1572 428 288 157 164 115 99 222 99 27.2 18.3 10 10.4 7.3 6.3 14.1 6.3Makambako Makambako -Halali 2004/10/1 Manual Tanroads Iringa 7 3 5133 1228 946 648 352 536 423 647 353 23.9 18.4 12.6 6.9 10.4 8.2 12.6 6.9Igando Igando - Iyayi 2004/10/1 Manual Tanroads Iringa 7 3 701 58 99 105 120 109 64 70 76 8.3 14.1 15 17.1 15.5 9.1 10 10.8Mlandege Jct Mlandege Jct - Pawaga Jct 2004/10/1 Manual Tanroads Iringa 7 3 2523 582 535 307 190 267 160 478 4 23.1 21.2 12.2 7.5 10.6 6.3 18.9 0.2Pawaga jct Pawaga Jct - Nduli 2004/10/1 Manual Tanroads Iringa 7 3 2610 612 522 294 167 254 136 432 193 23.4 20 11.3 6.4 9.7 5.2 16.6 7.4Ilula, 47km east of IringaIlula - Iriga 2004/10/1 Manual TANROADS Iriga 7 3 974 99 260 174 145 109 107 70 10 10.16427 26.69405 17.86448 14.88706 11.19097 10.98563 7.186858 1.026694Gumbiro, 8km east of IringaTANZAM 2002/1/1 Manual TANROADS R0 7 3 771 91 203 120 98 61 22 99 77 11.8029 26.3294 15.5642 12.7108 7.9118 2.8534 12.8405 9.987Nduli Nduli - Nyangolo 2004/10/1 Manual Tanroads Iringa 7 3 224 37 76 32 28 4 16 19 12 16.51786 33.92857 14.28571 12.5 1.785714 7.142857 8.482143 5.357143Nyangolo Nyangolo - Izazi 2004/10/1 Manual Tanroads Iringa 7 3 94 15 13 7 34 3 5 8 9 16 13.8 7.4 36.2 3.2 5.3 8.5 9.6Izazi Izazi - Ir/Dom Border 2004/10/1 Manual Tanroads Iringa 7 3 167 38 42 22 28 8 6 13 10 22.8 25.1 13.2 16.8 4.8 3.6 7.8 6Kibaoni Mafinga - Kibaoni 2004/10/1 Manual Tanroads Iringa 7 3 337 74 74 64 30 28 28 27 12 22 22 19 8.9 8.3 8.3 8 3.6Mtili Kibaoni - Mgololo 2004/10/1 Manual Tanroads Iringa 7 3 147 24 32 26 18 8 14 19 6 16.3 21.8 17.7 12.2 5.4 9.5 12.9 4.1Itoni Itoni - Lisitu 2004/10/1 Manual Tanroads Iringa 7 3 106 16 46 30 7 0 0 3 4 15.1 43.4 28.3 6.6 0 0 2.8 3.8Lisitu Lisitu - Mkiu 2002/1/1 Tanroads Iringa7 7 3 42 5 18 10 2 0 0 4 3 11.9 42.9 23.8 4.8 0 0 9.5 7.1Gumbiro, 8km east of IringaTANZAM 2002/1/1 Manual TANROADS R0 7 3 771 91 203 120 98 61 22 99 77 11.80285 26.32944 15.5642 12.71077 7.911803 2.853437 12.84047 9.98703Tosamaganga, 10km west of IringaTANZAM 2002/1/1 Manual TANROADS R0 7 3 1042 68 290 112 117 73 24 232 126 6.5432 27.7778 10.7407 11.2346 7.037 2.3457 22.2222 12.0988Ludewa Mkiu - Ludewa 2004/10/1 Tanroads Iringa 7 3 59 5 30 14 3 0 0 3 4 8.5 50.8 23.7 5.1 0 0 5.1 6.8Ihimbo Ihimbo - Kilolo 2004/10/1 Manual Tanroads Iringa 7 3 210 34 66 70 20 1 1 12 6 16.19048 31.42857 33.33333 9.52381 0.47619 0.47619 5.714286 2.857143Mapogolo Mapogolo - Tungamalenga 2004/10/1 Manual Tanroads Iringa 7 3 533 122 146 151 27 3 4 74 6 22.9 27.4 28.3 5.1 0.6 0.8 13.9 1.1Tungamalenga Tungamalenga - Msembe 2004/10/1 Manual Tanroads Iringa 7 3 154 40 27 67 10 3 0 6 1 26 17.5 43.5 6.5 1.9 0 3.9 0.6Pawaga Jct Pawaga Jct - Kiwere 2004/10/1 Manual Tanroads Iringa 7 3 2610 612 522 294 167 254 136 432 193 23.4 20 11.3 6.4 9.7 5.2 16.6 7.4Ihemi Ihemi - Kitowo 2004/10/1 Manual Tanroads Iringa 7 3 141 44 43 44 7 0 0 3 0 31.2 30.5 31.2 5 0 0 2.1 0Kitowo Kitowo - Ihimbo 2004/10/1 Manual Tanroads Iringa 7 3 121 41 38 34 5 0 0 2 1 33.9 31.4 28.1 4.1 0 0 1.7 0.8Tosamaganga, 10km west of IringaTANZAM 2002/1/1 Manual TANROADS Iringa 7 3 1042 68 290 112 117 73 24 232 126 6.525912 27.83109 10.74856 11.22841 7.005758 2.303263 22.26488 12.09213Changarawe, 5km west of MafingaTANZAM 2002/1/1 Manual TANROADS R0 7 3 937 75 305 117 167 76 30 43 124 7.971 32.6087 12.4638 17.8261 8.1159 3.1884 4.6377 13.1884Ramadhani Njombe - Ramadhani 2004/10/1 Tanroads Iringa 7 3 225 11 162 36 4 1 0 10 1 4.9 72 16 1.8 0.4 0 4.4 0.4Makete Ndulamo - Makete 2004/10/1 Tanroads Iringa 7 3 30 4 9 8 2 0 0 2 5 13.3 30 26.7 6.7 0 0 6.7 16.7Makete Makete - Bulongwa 2004/10/1 Tanroads Iringa 7 3 13 0 6 6 1 0 0 0 0 0 46.2 46.2 7.7 0 0 0 0Kitulo Bulongwa - Kitulo 2004/10/1 Tanroads Iringa 7 3 34 2 13 18 1 0 0 0 0 5.9 38.2 52.9 2.9 0 0 0 0Kasanga Igowole - Katambula 2004/10/1 Manual Tanroads Iringa 7 3 104 0 28 27 33 6 0 4 6 0 26.9 26 31.7 5.8 0 3.8 5.8Ramadhani Ramadhani - Mlevela 2004/10/1 Tanroads Iringa 7 3 59 7 29 21 1 0 0 1 0 11.9 49.2 35.6 1.7 0 0 1.7 0Iyayi Chalowe - Iyayi 2004/10/1 Tanroads Iringa 7 3 17 1 8 6 0 0 0 2 0 5.9 47.1 35.3 0 0 0 11.8 0Kibena Kibena - Lupembe 2004/10/1 Tanroads Iringa 7 3 106 16 31 38 6 1 0 8 6 15.1 29.2 35.8 5.7 0.9 0 7.5 5.7Changarawe, 5km west of MafingaTANZAM 2002/1/1 Manual TANROADS Iringa 7 3 937 75 305 117 167 76 30 43 124 8.004269 32.55069 12.48666 17.82284 8.110993 3.201708 4.589114 13.23372Mbalamaziwa, 36km west of mafingaTANZAM 2002/1/1 Manual TANROADS R0 7 3 689 31 147 89 138 70 32 40 142 4.4534 21.2551 12.9555 20.0405 10.1215 4.6559 5.8704 20.6478Nyololo Nyololo - Igowole 2004/10/1 Manual Tanroads Iringa 7 3 205 53 50 47 25 13 2 13 2 25.9 24.4 22.9 12.2 6.3 1 6.3 1Igowole Igowole - Kibaoni 2004/10/1 Manual Tanroads Iringa 7 3 161 40 48 43 17 5 4 4 0 24.8 29.8 26.7 10.6 3.1 2.5 2.5 0Kinanyambo Kinayanambo - Saadani 2004/10/1 Manual Tanroads Iringa 7 3 330 95 119 64 20 6 8 12 6 28.8 36.1 19.4 6.1 1.8 2.4 3.6 1.8

Page 157: クロスボーダー交通インフラ 対応可能性研究フェー …クロスボーダー交通インフラ対応可能性研究 フェーズ3 資料編 3 1.3 ウガンダ:インタビュー概要

クロ

スボ

ーダ

ー交

通イ

ンフ

ラ対

応可

能性

研究

ェー

ズ3

料編

153

Mfimbi MAtamba - Mfimbi 2004/10/1 Manual TAnroads Iringa 7 3 160 44 65 21 7 6 5 7 5 27.5 40.625 13.125 4.375 3.75 3.125 4.375 3.125Mkiu Mkiu - Ruvuma Border 2004/10/1 Tanroads Iringa 7 3 23 1 10 9 1 0 0 0 2 4.3 43.5 39.1 4.3 0 0 0 8.7Nkenja Ndulamo - Nkenja 2004/10/1 Manual Tanroads Iringa 7 3 135 22 52 45 6 2 0 7 1 16.3 38.5 33.3 4.4 1.5 0 5.2 0.7Mbalamaziwa, 36km west of mafingaTANZAM 2002/1/1 Manual TANROADS Iringa 7 3 689 31 147 89 138 70 32 40 142 4.499274 21.33527 12.91727 20.02903 10.15965 4.644412 5.805515 20.60958Makambako, 6km west of MakambakoTANZAM 2002/1/1 Manual TANROADS R0 7 3 1033 210 86 117 183 126 76 176 59 20.3601 8.3102 11.3573 17.7285 12.1884 7.3407 17.036 5.6787Makambako, 6km west of MakambakoTANZAM 2002/1/1 Manual TANROADS Iringa 7 3 1033 210 86 117 183 126 76 176 59 20.32914 8.325266 11.32623 17.71539 12.19748 7.357212 17.03775 5.71152Iyayi 40km west of MakambakoTANZAM 2002/1/1 Manual TANROADS R0 7 3 612 35 131 85 96 45 65 100 55 5.7737 21.2471 13.8568 15.7044 7.3903 10.6236 16.3972 9.0069Iyayi 40km west of MakambakoTANZAM 2002/1/1 Manual TANROADS Iringa 7 3 612 35 131 85 96 45 65 100 55 5.718954 21.40523 13.88889 15.68627 7.352941 10.62092 16.33987 8.986928Nduli, 25km north of IringaIringa - Dodoma 2002/1/1 Manual TANROADS R0 7 3 114 10 51 25 10 1 0 11 6 8.642 44.4444 22.2222 8.642 1.2346 0 9.8765 4.9383Nduli, 25km north of IringaIringa - Dodoma 2002/1/1 Manual TANROADS Iringa 7 3 114 10 51 25 10 1 0 11 6 8.77193 44.73684 21.92982 8.77193 0.877193 0 9.649123 5.263158Ipogoro Iringa - Idete 2002/5/1 Manual TANROADS R0 7 3 230 36 119 31 23 0 0 14 7 15.625 51.5625 13.2813 10.1563 0 0 6.25 3.125Ipogolo Ipogolo -Ihimbo 2004/10/1 Tanroads Iringa 7 3 1907 582 476 203 84 58 31 453 20 30.51914 24.96067 10.64499 4.404824 3.041426 1.62559 23.75459 1.048768Nshamba Center Nshamba - Muleba 2004/5/10 Manual TANROADS Kagera 7 3 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0Kyaka junction Bukoba - Mtukula 2002/5/1 Manual TANROADS R0 7 3 320 0 249 0 66 0 3 0 2 0 77.9412 0 20.5882 0 0.9804 0 0.4902Junction to Kyaka - BugeniKyaka - Amshenye 2004/1/10 Manual TANROADS Kagera 7 3 703 166 130 65 101 32 9 166 34 23.61309 18.49218 9.246088 14.367 4.55192 1.280228 23.61309 4.836415kalenge barrier Kigoma brd- Nyakanazi 2004/5/10 Manual TANROADS Kagera 7 3 58 11 13 6 13 5 2 0 8 18.96552 22.41379 10.34483 22.41379 8.62069 3.448276 0 13.7931At Bwanga Ujenzi CampBwanga - Buseresere (Katoro) 2004/5/10 Manual TANROADS Kagera 7 3 193 33 59 24 30 26 4 3 14 17.09845 30.56995 12.43523 15.54404 13.4715 2.072539 1.554404 7.253886Ngara Town TTCL OfficeKobela -Nyakasanza 2004/5/10 Manual TANROADS Kagera 7 3 1278 843 224 31 35 32 21 79 13 65.96244 17.52739 2.425665 2.738654 2.503912 1.643192 6.181534 1.017214Nyakahura Weigh BridgeNyakahura - Nyakasanza 2004/5/10 Manual TANROADS Kagera 7 3 233 69 53 30 17 33 9 17 5 29.61373 22.74678 12.87554 7.296137 14.16309 3.862661 7.296137 2.145923Nkwenda centre Nkwenda - Bugene 2004/5/10 Manual TANROADS Kagera 7 3 316 53 46 52 19 1 0 141 4 16.77215 14.55696 16.4557 6.012658 0.316456 0 44.62025 1.265823Kagera Sugar first Pollice barrierKakunyu - Kagera Sugar Juct 2004/5/10 Manual TANROADS Kagera 7 3 534 123 110 22 170 20 12 68 9 23.03371 20.59925 4.11985 31.83521 3.745318 2.247191 12.73408 1.685393Kanyanga centre Kyaka - Bugene 2004/5/10 Manual TANROADS Kagera 7 3 1132 176 492 51 58 18 19 305 13 15.5477 43.4629 4.5053 5.123675 1.590106 1.678445 26.94346 1.14841Kyanyamisa barrier Kyanyamisa - Kasulo 2004/5/10 Manual TANROADS Kagera 7 3 67 3 28 14 6 2 0 12 2 4.477612 41.79104 20.89552 8.955224 2.985075 0 17.91045 2.985075Bugandika Centre Amushenye - Luzigo 2004/5/10 Manual TANROADS Kagera 7 3 55 13 31 11 0 0 0 0 0 23.63636 56.36364 20 0 0 0 0 0Gera College Katoma - Bukwali 2004/5/10 Manual TANROADS Kagera 7 3 164 80 44 6 0 1 0 32 1 48.78049 26.82927 3.658537 0 0.609756 0 19.5122 0.609756Kyetema jct Bukoba - Biharamulo 2002/5/1 Manual TANROADS R0 7 3 415 0 326 3 69 0 3 9 5 0 78.4906 0.7547 16.6038 0 0.7547 2.2642 1.1321Ishozi Roman Cathoric CentreNyakato -Nagetageta 2004/5/10 Manual TANROADS Kagera 7 3 189 20 78 19 9 0 0 63 0 10.58201 41.26984 10.05291 4.761905 0 0 33.33333 0Kafunjo - Kyaka 2 - Kanazi 2004/5/10 Manual TANROADS Kagera 7 3 70 5 26 6 1 0 0 32 0 7.142857 37.14286 8.571429 1.428571 0 0 45.71429 0Katerelo Katema - Kanazi 2004/5/10 Manual TANROADS Kagera 7 3 137 33 40 7 9 20 0 27 1 24.08759 29.19708 5.109489 6.569343 14.59854 0 19.70803 0.729927Kamachumu Makert Kamachumu - Ndolage 2004/5/10 Manual TANROADS Kagera 7 3 424 45 218 24 87 0 1 46 3 10.61321 51.41509 5.660377 20.51887 0 0.235849 10.84906 0.707547Nshamba Kamachumu - Nshamba 2004/5/10 Manual TANROADS Kagera 7 3 238 41 56 23 27 0 0 89 2 17.22689 23.52941 9.663866 11.34454 0 0 37.39496 0.840336At Ruhanga Muhutwe - Kamachumo 2004/5/10 Manual TANROADS Kagera 7 3 129 34 22 20 10 0 0 41 2 26.35659 17.05426 15.50388 7.751938 0 0 31.78295 1.550388Kasharunga Jct Kasharunga - Ngoti 2004/5/10 Manual TANROADS Kagera 7 3 60 0 22 8 7 1 0 22 0 0 36.66667 13.33333 11.66667 1.666667 0 36.66667 0Zakia Megghi Sec.SchoolKyamnyorwa - Nyamirembe 2004/5/10 Manual TANROADS Kagera 7 3 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0Kasenga Gem receve CampKatoke - Busarara 2004/5/10 Manual TANROADS Kagera 7 3 32 9 20 1 2 0 0 0 0 28.125 62.5 3.125 6.25 0 0 0 0At Nyamiaga Rusumo Costum - Ngara 2004/5/10 Manual TANROADS Kagera 7 3 360 315 17 2 16 0 1 8 1 87.5 4.722222 0.555556 4.444444 0 0.277778 2.222222 0.277778Nyakanazi jct Nyakanazi - Lusahunga 2002/5/1 Manual TANROADS R0 7 3 309 0 82 29 96 0 98 0 4 0 26.6187 9.3525 30.9353 0 31.6547 0 1.4388Nyakanazi jct Nyakanazi - Lusahunga 2004/5/10 Manual TANROADS KAGERA 7 3 201 23 59 17 26 35 30 1 10 11.44279 29.35323 8.457711 12.93532 17.41294 14.92537 0.497512 4.975124At Keze Village Goyagoya - Kumubuga 2004/5/10 Manual TANROADS Kagera 7 3 10 7 2 1 0 0 0 0 0 70 20 10 0 0 0 0 0Mbuba Tanroads Camp.Murugarama - Rulenge 2004/5/10 Manual TANROADS Kagera 7 3 47 22 17 0 2 1 0 2 3 46.80851 36.17021 0 4.255319 2.12766 0 4.255319 6.382979Murusagamba Market PlaceMurusagamba - Kumubuga 2004/1/10 Manual TANROADS Kagera 7 3 50 36 6 2 6 0 0 0 0 72 12 4 12 0 0 0 0Nyamahwe Center Nyakitama - Goyagoya 2004/5/10 Manual TANROADS KAGERA 7 3 20 14 2 0 3 1 0 0 0 70 10 0 15 5 0 0 0Murusagamba BarrrerMurusagamba TRA - Burundi BRD 2004/5/10 Manual TANROADS Kagera 7 3 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0Buzilayombo Center Chato Jct - Mbwanga 2004/5/10 Manual TANROADS Kagera 7 0 62 9 23 16 10 0 0 2 2 14.51613 37.09677 25.80645 16.12903 0 0 3.225806 3.225806Chato Center Chato - Chato Ginery 2004/5/10 Manual TANROADS Kagera 7 3 168 50 58 16 17 4 1 17 5 29.7619 34.52381 9.52381 10.11905 2.380952 0.595238 10.11905 2.97619Rwandege Jct Rwandege - Rushwa 2004/5/10 Manual TANROADS Kagera 7 3 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0Ilemela center Busarara - Lubabangwe 2004/5/10 Manual TANROADS Kagera 7 3 19 1 18 0 0 0 0 0 0 5.263158 94.73684 0 0 0 0 0 0Bushalo Jct Bushalo - Kaina 2004/5/10 Manual TANROADS Kagera 7 3 58 7 6 28 2 0 0 15 0 12.06897 10.34483 48.27586 3.448276 0 0 25.86207 0Benaco Barrier Kasulo - Rusumo 2002/5/1 Manual TANROADS R0 7 3 297 0 154 19 70 0 44 5 5 0 33.3333 8.7432 36.612 0 17.4863 0.5464 3.2787Nyakahura W/Bridge st.Rusumo brd -Lusahunga 2004/5/10 Manual TANROADS Kagera 7 3 233 69 53 30 17 33 9 17 5 29.61373 22.74678 12.87554 7.296137 14.16309 3.862661 7.296137 2.145923Nyamwilolerwa VillageNyamwilolerwa - Uyovu 2004/5/10 Manual TANROADS Kagera 7 3 68 16 17 6 19 3 2 3 2 23.52941 25 8.823529 27.94118 4.411765 2.941176 4.411765 2.941176Kasambya Nyabihanga - Kasambya 2004/5/10 Manual TANROADS Kagera 7 3 69 24 18 10 13 0 0 3 1 34.78261 26.08696 14.49275 18.84058 0 0 4.347826 1.449275Bilila Kanazi - Bulila 2004/5/10 Manual TANROADS Kagera 7 3 54 50 0 3 1 0 0 0 0 92.59259 0 5.555556 1.851852 0 0 0 0Katerelo Village Kanazi - Kyetema 2004/5/10 Manual TANRODAS Kagera 7 3 97 27 33 6 7 1 0 22 1 27.83505 34.02062 6.185567 7.216495 1.030928 0 22.68041 1.030928Lusahunga jct Lusahunga - Nyakahura 2002/1/1 Manual TANROADS R0 7 3 309 0 103 27 113 0 54 2 10 0 52.3438 6.25 23.4375 0 14.8438 1.5625 1.5625TCRS garage Kobero - Nyakasanza 2002/1/1 Manual TANROADS R0 7 3 585 0 484 4 64 0 25 2 6 0 82.716 0.7407 10.8642 0 4.321 0.3704 0.9877Subtreasury Bukoba - Bukoba Port 2004/1/10 Manual TANROADS Kagera 7 3 3075 2140 563 120 77 0 4 171 0 69.5935 18.30894 3.902439 2.504065 0 0.130081 5.560976 0Izigo centre Izigo - Muleba 2004/5/10 Manual TANROADS Kagera 7 3 251 60 39 24 36 14 6 68 4 23.90438 15.53785 9.561753 14.34263 5.577689 2.390438 27.09163 1.593625At Ntungamo Village Lusahunga - Biharamlo 2004/5/10 Manual TANROADS Kagera 7 3 105 24 30 8 19 10 5 0 9 22.85714 28.57143 7.619048 18.09524 9.52381 4.761905 0 8.571429Bitale Mwandiga - Bitale 2002/1/1 Manual TANROADS R0 7 3 59 12 11 2 6 0 0 22 6 20.5128 17.9487 2.5641 10.2564 0 0 38.4615 10.2564Nyakitonto Kasulu - Makere 2002/1/1 Manual TANROADS Kigoma 7 3 250 4 151 21 47 4 2 7 14 1.6 60.4 8.4 18.8 1.6 0.8 2.8 5.6Mabamba Jct Mabamba Jct- Mabamba 2004/1/10 Manual TANROADS Kigoma 7 3 37 2 13 10 6 1 0 1 4 5.4 35.1 27 16.2 2.7 0 2.7 10.8Minyinya Kumwayi - Mabamba Jct 2004/1/10 Manual TANROADS Kigoma 7 3 63 4 35 9 8 1 0 2 4 6.3 55.6 14.3 12.7 1.6 0 3.2 6.3Nyanzige Old Nyakahura (Kigoma/Buharamulo BRD) - Nyaronga2004/1/10 Manual TANROADS Kigoma 7 3 17 4 12 0 1 0 0 0 0 23.5 70.6 0 5.9 0 0 0 0Kaseke Simbo - Ilagala 2004/1/1 Manual TANROADS 7 3 44 1 15 11 1 0 0 13 3 2.3 34.1 25 2.3 0 0 29.5 6.8Kakonko Kakonko - Gwarama 2004/1/10 Manual TANROADS Kigoma 7 3 27 3 22 0 2 0 0 0 0 11.1 81.5 0 7.4 0 0 0 0Kaseke Simbo - Kisili 2002/1/1 Manual TANROADS R0 7 3 340 12 133 60 67 3 3 34 28 3.529412 39.11765 17.64706 19.70588 0.882353 0.882353 10 8.235294Simbo Simbo - Kisili 2004/1/10 Manual TANROADS Kigoma 7 3 280 7 117 22 57 6 3 42 26 2.5 41.78571 7.857143 20.35714 2.142857 1.071429 15 9.285714Basanza Uvinza - Kanyani 2002/1/1 Manual TANROADS R0 7 3 45 0 19 2 14 0 2 8 0 0 46.6667 3.3333 30 0 3.3333 16.6667 0Basanza Kibaoni - Kanyani 2004/1/10 Manual TANROADS Kigoma 7 3 46 0 22 7 5 0 3 7 2 0 47.82609 15.21739 10.86957 0 6.521739 15.21739 4.347826Nyakitonto Kasulu - Kifuru 2002/1/1 Manual TANROADS R0 7 3 285 2 184 9 65 3 3 5 14 0.5291 65.0794 3.1746 22.7513 1.0582 1.0582 1.5873 4.7619Ntwabagondozi Kumwayi - Kakonko 2004/1/1 Manual TANROADS Kigoma 7 3 244 24 111 6 51 20 6 8 18 9.836066 45.4918 2.459016 20.90164 8.196721 2.459016 3.278689 7.377049Kiganza Mwandiga - Bitale 2004/1/1 Manual TANROADS Kigoma 7 3 79 5 21 6 11 0 0 29 7 6.3 26.6 7.6 13.9 0 0 36.7 8.9Chakulu Uvinza - Malagarasi 2004/1/10 Manual TANROADS Kigoma 7 3 8 0 4 4 0 0 0 0 0 0 50 50 0 0 0 0 0Kalenge Kidahwe - Kibaoni 2004/1/10 Manual TANROADS Kigoma 7 3 56 1 28 7 10 0 2 6 2 1.8 50 12.5 17.9 0 3.6 10.7 3.6Mahembe Kisili - Mahembe 2004/1/10 Manual TANROADS Kigoma 7 3 74 10 9 5 4 0 0 28 18 13.51351 12.16216 6.756757 5.405405 0 0 37.83784 24.32432Buhigwe Buhigwe - Herijuu 2004/1/10 Manual TANROADS Kigoma 7 3 70 22 9 6 9 0 0 19 5 31.4 12.9 8.6 12.9 0 0 27.1 7.1Mabungo, 20km east of MoshiHimo jct - KIA 2002/1/1 Manual TANROADS R0 7 3 2427 159 731 176 131 41 31 860 298 6.5491 30.1008 7.2418 5.4156 1.7003 1.2594 35.4534 12.2796

Page 158: クロスボーダー交通インフラ 対応可能性研究フェー …クロスボーダー交通インフラ対応可能性研究 フェーズ3 資料編 3 1.3 ウガンダ:インタビュー概要

クロ

スボ

ーダ

ー交

通イ

ンフ

ラ対

応可

能性

研究

ェー

ズ3

料編

154

Lambo Mwanga - Kikweni - Vuchama 2004/10/1 Tanroads Kilimanjaro 7 3 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0Ngulu Kifaru - Butu - Kichwa cha Ngombe 2004/10/1 Tanroads Kilimanjaro 7 3 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 02km from Sanyajuu JCTBomangombe - Sanyajuu 2004/10/1 Tanroads Kilimanjaro 7 3 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0100m Before Mwembe JCTSame kwa Mgonja - Bangalala - Makanya 2004/10/1 Tanroads Kilimanjaro 7 3 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 02.5km from Machame JCTKMT - Machame 2004/10/1 Manual Tanroads Kilimanjaro 7 3 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0200m Kibosho JCT Kibosho JCT - Mto Sere 2004/10/1 Manual Tanroads Kilimanjaro 7 3 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0KMT-machame 15km west of moshiHimo jct - KIA 2002/1/1 Manual TANROADS R0 7 3 3532 342 1351 236 167 50 50 734 602 9.6939 38.2653 6.6752 4.7194 1.4031 1.4031 20.7908 17.0493100m Before Machame JCTHimo JCT - KIA JCT 2004/10/1 Manual Tanroads Kilimanjaro 7 3 3228 0 609 1287 283 165 104 60 720 0 18.86617 39.86989 8.767038 5.111524 3.221809 1.858736 22.30483Lembeni Himo jct- Same 2002/1/1 Manual TANROADS R0 7 3 836 60 261 84 75 41 37 63 215 7.2183 31.162 10.0352 8.9789 4.9296 4.4014 7.5704 25.7042Lembeni Same - Himo JCT 2004/10/1 Manual Tanroads Kilimanjaro 7 3 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0Makanya Same - Mkomazi 2002/1/1 Manual TANROADS R0 7 3 706 45 216 77 61 42 36 38 191 6.3918 30.5155 10.9278 8.6598 5.9794 5.1546 5.3608 27.0103Makanya Mkomazi West - Same 2004/10/1 Manual Tanroads Kilimanjaro 7 3 961 81 258 174 55 73 53 74 193 8.42872 26.84703 18.10614 5.723205 7.596254 5.515088 7.700312 20.08325Majevu (3km from Same)Same - Kisiwani - Mkomazi East 2004/10/1 Manual Tanroads Kilimanjaro 7 3 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0200m from Nyumba ya Mungu JCTKisangara - Nyumba ya Mungu 2004/10/1 Manual Tanroads Kilimanjaro 7 3 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0250m from Fonga GateMoshi Fonga Gate - TPC - Msitu wa Tembo 2004/10/1 Manual Tanroads Kilimanjaro 7 3 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0Mawela VTC KCMC - Mweka 2004/10/1 Tanroads Kilimanjaro 7 3 929 192 379 40 34 2 0 256 26 20.7 40.8 4.3 3.7 0.2 0 27.6 2.8200m from Kilacha Kilacha - Mwika 2004/10/1 Tanroads Kilimanjaro 7 3 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0Ruponda Liwale - Nachingwea 2004/10/1 Tanroads - Lindi 7 3 32 0 4 21 6 0 0 1 0 0 12.5 65.6 18.8 0 0 3.1 0Nachingwea Nachingwea - Lukuledi 2004/10/1 Tanroads- Lindi 7 3 198 17 119 22 25 1 0 10 4 8.6 60.1 11.1 12.6 0.5 0 5.1 2Nangaga Nachingwea - Rwangwa Jct 2004/10/1 Tanroads - Lindi 7 3 22 0 13 2 3 3 0 1 0 0 59.1 9.1 13.6 13.6 0 4.5 0Mkupama Ngongo -Mandawa 2004/10/1 Tanroads - Lindi 7 3 20 0 11 1 5 1 0 2 0 0 55 5 25 5 0 10 0Nanganga Rwangwa - Rwangwa Jct 2004/10/1 Tanroads - Lindi 7 3 20 0 7 2 2 3 0 6 0 0 35 10 10 15 0 30 0Nachingwea Nachingwea - Kilimarondo 2004/10/1 Tanroads - Lindi 7 3 123 7 83 16 13 1 0 2 1 5.7 67.5 13 10.6 0.8 0 1.6 0.8Likunja Matangini - Likunja 2004/10/1 Tanroads - Lindi 7 3 41 3 19 4 14 1 0 0 0 7.3 46.3 9.8 34.1 2.4 0 0 0Ruponda Chiola -Ruponda 2004/10/1 Tanroads - Lindi 7 3 9 1 4 2 2 0 0 0 0 11.1 44.4 22.2 22.2 0 0 0 0Mtama CasewNuts Mtama - Nyangamara 2004/10/1 Tanroads -Lindi 7 3 49 1 20 2 24 0 0 0 2 2 40.8 4.1 49 0 0 0 4.1Chekereni Chekereni - Likwachu 2004/10/1 Tanroads - Lindi 7 3 9 0 2 4 3 0 0 0 0 0 22.22222 44.44444 33.33333 0 0 0 0Mingoyo Lindi - Mingoyo 2004/10/1 Tanroads -Lindi 7 3 344 9 131 43 38 41 0 65 17 2.6 38.1 12.5 11 11.9 0 18.9 4.9Mingoyo Mingoyo - Mkungu 2004/10/1 Tanroads- Lindi 7 3 300 4 117 19 50 12 2 80 16 1.3 39 6.3 16.7 4 0.7 26.7 5.3Nangurukuru Malendego - Nangurukuru 2004/10/1 Tanroads - Lindi 7 3 248 4 73 41 62 3 3 34 28 1.6 29.4 16.5 25 1.2 1.2 13.7 11.3Nangurukuru Nangurukuru - Mbwemkuru 2004/10/1 Taroads - Lindi 7 3 280 6 66 45 73 66 3 4 17 2.1 23.6 16.1 26.1 23.6 1.1 1.4 6.1Rasi Bura Mwemkuru - Lindi 2004/10/1 Taroads -Lindi 7 3 497 55 274 46 52 31 4 17 18 11.1 55.1 9.3 10.5 6.2 0.8 3.4 3.6Njia Nne Njia Nne (Tingi) - Kipatim 2004/10/1 Tanroads - Lindi 7 3 326 0 19 10 29 264 1 2 1 0 5.8 3.1 8.9 81 0.3 0.6 0.3Nangurukuru 3 Kilwa Masokom - Nangurukuru 2004/10/1 Tanroads - Lindi 7 3 232 56 40 31 20 2 0 72 11 24.1 17.2 13.4 8.6 0.9 0 31 4.7Nangurukuru 2 Nagurukuru - Njinjo 2004/10/1 Tanroads - Lindi 7 3 27 2 11 4 9 0 0 0 1 7.4 40.7 14.8 33.3 0 0 0 3.7Mnazi mmoja Mingoyo - Lindi 2002/1/1 Manual TANROADS R0 7 3 107 3 50 7 14 7 0 22 4 2.5641 47.4359 6.4103 12.8205 6.4103 0 20.5128 3.8462Mingoyo Mingoyo - lindi 2002/1/1 Manual TANROADS R0 7 3 104 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 03km from Mwembe JCTMwembe - Nyamba - Ndungu 2004/10/1 Tanroads Kilimanjaro 7 3 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0Randa Mika - shirati -Kirongwe 2004/1/10 Manual TANROADS Mara 7 3 175 44 46 19 29 2 0 30 5 25.1 26.3 10.9 16.6 1.1 0 17.1 2.9Kyagata Nyakanga - Rungabure 2004/1/10 Manual TANROADS Mara 7 3 160 10 69 20 22 2 0 34 3 6.3 43.1 12.5 13.8 1.3 0 21.3 1.9nyakanga Musoma – Makutano 2002/1/1 Manual TANROADS R0 7 3 767 63 290 57 28 14 3 263 49 8.2746 37.8521 7.4824 3.6092 1.7606 0.4401 34.243 6.338Kagoja Ruari Port - Sirari 2004/1/10 Manual 7 3 29 5 13 0 4 0 0 7 0 17.2 44.8 0 13.8 0 0 24.1 0Mogabiri Tarime - Nyamwaga 2004/1/10 Manual TANROADS Mara 7 3 210 79 41 62 6 1 4 11 6 37.6 19.5 29.5 2.9 0.5 1.9 5.2 2.9Kenyamonta Sirorisimba - Majimoto 2004/1/10 Manual TANROADS Mara 7 3 46 2 28 6 6 0 0 4 0 4.3 60.9 13 13 0 0 8.7 0Mgango Musoma - Makojo - Busekela 2004/1/10 Manual TANROADS Mara 7 3 173 21 47 26 11 0 2 60 6 12.1 27.2 15 6.4 0 1.2 34.7 3.5Saragana Manyamanyama - nyambui 2004/1/10 Manual TANROADS Mara 7 3 28 2 7 0 0 0 0 16 3 7.1 25 0 0 0 0 57.1 10.7Murangi Murangi - Bugwema 2004/1/10 Manual TANROADS Mara 7 3 89 2 11 4 14 0 3 46 9 2.247191 12.35955 4.494382 15.73034 0 3.370787 51.68539 10.11236Guta Nyamuswa - Bunda - Kisorya 2004/1/10 Manual TANROADS Mara 7 3 238 20 31 21 48 41 5 64 8 8.4 13 8.8 20.2 17.2 2.1 26.9 3.4Ochuna Karuya - Utegi 2004/1/10 Manual TANROADS Mara 7 3 45 4 17 7 6 1 1 9 0 8.9 37.8 15.6 13.3 2.2 2.2 20 0Kirumi Makutano - Tarime 2002/1/1 Manual TANROADS R0 7 3 387 29 94 10 30 1 15 170 38 7.4523 24.2634 2.5997 7.799 0.3466 3.9861 43.6742 9.8787kiterere Gamasara - Utegi 2002/1/1 Manual TANROADS Mara 7 3 475 112 74 28 45 29 29 105 53 23.6 15.6 5.9 9.5 6.1 6.1 22.1 11.2Magena Tarime - Sirari 2002/1/1 Manual TANROADS R0 7 3 804 470 103 42 22 20 3 105 39 58.5069 12.7604 5.2083 2.7778 2.5174 0.3472 13.0208 4.8611Pida Makutano - Bunda 2002/1/1 Manual TANROADS R0 7 3 436 28 115 34 43 19 9 102 86 6.4615 26.6154 7.6923 9.8462 4.3077 2 23.3846 19.6923Guta Bunda - Kisorya 2002/1/1 Manual TANROADS R0 7 3 106 8 41 13 12 3 1 20 8 7.3333 38 12 11.3333 2.6667 1.3333 19.3333 8Sabasaba Musoma - Mwanza brd 2004/1/10 Manual TANROADS Mara 7 3 677 123 91 58 108 60 38 97 102 18.16839 13.44165 8.567208 15.95273 8.862629 5.612999 14.32792 15.06647Zero - zero Makutano - Sirari 2004/1/10 Manual TANROADS Mara 7 3 520 135 87 20 54 33 8 134 49 25.96154 16.73077 3.846154 10.38462 6.346154 1.538462 25.76923 9.423077Nyamuswa Makutano -Ikoma Gate 2004/1/10 Manual TANROADS Mara 7 3 220 53 57 5 28 2 5 63 7 24.1 25.9 2.3 12.7 0.9 2.3 28.6 3.2Borenga Sirari - Muriba 2004/1/10 Manual TANROADS Mara 7 3 59 12 30 1 4 0 0 11 1 20.3 50.8 1.7 6.8 0 0 18.6 1.7Buhemba Buhemba Jct - Tarime Hill 2004/1/10 Manual TANROADS Mara 7 3 841 466 117 29 27 14 6 132 50 55.4 13.9 3.4 3.2 1.7 0.7 15.7 5.9Senjele TANZAM 2002/1/1 Manual TANROADS R0 7 3 619 20 147 56 84 12 41 241 18 3.2742 23.7381 9.0041 13.6426 1.91 6.6849 38.8813 2.8649Chimala Police Post Igawa - Chimala 2004/10/1 Tanroads Mbeya 7 3 1123 31 134 89 98 107 68 77 519 2.760463 11.93232 7.9252 8.726625 9.52805 6.055209 6.856634 46.21549Vwawa Filling StationVwawa - Mpemba 2004/10/1 Tanroads Mbeya 7 3 1222 60 309 66 204 72 205 237 69 4.909984 25.28642 5.400982 16.69394 5.89198 16.77578 19.39444 5.646481Itewe Uyole - Ilongo 2004/10/1 Tanroads Mbeya 7 3 932 34 188 90 90 124 69 248 89 3.648069 20.17167 9.656652 9.656652 13.30472 7.403433 26.60944 9.549356Mlowo Mbalizi - Mlowo 2004/10/1 Tanroads Mbeya 7 3 992 36 238 41 253 84 51 217 72 3.629032 23.99194 4.133065 25.50403 8.467742 5.141129 21.875 7.258065Mizani Uyole Uyole - Tukuyu 2004/10/1 Tanroads Mbeya 7 3 2068 322 388 167 186 55 34 746 170 15.5706 18.76209 8.075435 8.994197 2.659574 1.644101 36.0735 8.220503ATTI-Kiwira Uyole -Ibanda - Kasumulu 2004/10/1 Tanroads Mbeya 7 3 947 56 192 38 107 52 11 384 107 5.913411 20.27455 4.012672 11.29884 5.491024 1.161563 40.5491 11.29884Ushirika Uyole Kazumulu 2004/10/1 Tanroads Mbeya 7 3 513 38 104 64 31 37 16 191 32 7.407407 20.2729 12.47563 6.042885 7.212476 3.118908 37.23197 6.237817Mlowo Mbalizi -Mlowo 2004/10/1 Tanroads Mbeya 7 3 992 36 238 41 253 84 51 217 72 3.629032 23.99194 4.133065 25.50403 8.467742 5.141129 21.875 7.258065Chipaka/Tunduma secondaryTunduma - Makutano 2004/10/1 Manual Tanroads Mbeya 7 3 124 14 41 18 28 1 10 4 8 11.3 33.1 14.5 22.6 0.8 8.1 3.2 6.5Kisusya Ibanda - Itungi Port 2004/10/1 Tanroads Mbeya 7 3 554 205 106 16 43 4 0 126 54 37.00361 19.13357 2.888087 7.761733 0.722022 0 22.74368 9.747292Senjele TANZAM 2002/1/1 Manual TANROADS R0 7 3 619 20 147 56 84 12 41 241 18 3.231018 23.74798 9.04685 13.57027 1.938611 6.623586 38.93376 2.907916Chipaka TANZAM 2002/1/1 Manual TANROADS R0 7 3 91 5 6 8 19 3 8 38 4 5.3073 6.4246 8.3799 20.9497 3.0726 8.3799 43.2961 4.1899Mlowo Relini Mlowo - Kamsamba 2004/10/1 Manual Tanroads Mbeya 7 3 72 0 45 19 8 0 0 0 0 0 62.5 26.4 11.1 0 0 0 0Chuo cha kilimo IgurusiIgurusi - Utengule 2004/10/1 Manual Tanroads Mbeya 7 3 48 4 27 7 6 0 0 4 0 8.3 56.3 14.6 12.5 0 0 8.3 0Igawa Igawa - Mbarali 2004/10/1 Manual Tanroads - Mbeya 7 3 313 27 100 23 32 0 1 104 26 8.626198 31.94888 7.348243 10.22364 0 0.319489 33.22684 8.306709Kisusya Ipinda - Matema 2004/10/1 Tanroads Mbeya 7 3 159 22 66 15 14 1 0 34 7 13.83648 41.50943 9.433962 8.805031 0.628931 0 21.38365 4.402516Lutengano Katumba - Kyimbila 2004/10/1 Tanroads Mbeya 7 3 30 7 12 8 1 0 0 0 2 23.33333 40 26.66667 3.333333 0 0 0 6.666667Ujenzi Tukuyu Tukuyu - Mbambo 2004/10/1 Tanroads Mbeya 7 3 144 24 57 31 24 0 0 4 4 16.66667 39.58333 21.52778 16.66667 0 0 2.777778 2.777778

Page 159: クロスボーダー交通インフラ 対応可能性研究フェー …クロスボーダー交通インフラ対応可能性研究 フェーズ3 資料編 3 1.3 ウガンダ:インタビュー概要

クロ

スボ

ーダ

ー交

通イ

ンフ

ラ対

応可

能性

研究

ェー

ズ3

料編

155

Utengule Malizi - Makongolosi 2004/10/1 Tanroads Mbeya 7 3 162 18 90 28 16 0 0 8 2 11.11111 55.55556 17.28395 9.876543 0 0 4.938272 1.234568Katumba Estate Katumba - Mwakaleli 2004/10/1 Tanroads Mbeya 7 3 138 18 73 28 16 0 0 1 2 13.04348 52.89855 20.28986 11.5942 0 0 0.724638 1.449275Mbalizi relini Malizi - Isongole 2004/10/1 Tanroads Mbeya 7 3 89 17 38 27 6 0 0 1 0 19.10112 42.69663 30.33708 6.741573 0 0 1.123596 0Chipaka TANZAM 2002/1/1 Manual TANROADS R0 7 3 91 5 6 8 19 3 8 38 4 5.494505 6.593407 8.791209 20.87912 3.296703 8.791209 41.75824 4.395604Lupa Mbeya - Chunya 2002/1/1 Manual TANROADS R0 7 3 50 0 27 1 14 5 0 0 3 0 54 2 28 10 0 0 6Lupa Mbeya - Chunya 2002/1/1 Manual TANROADS R0 7 3 50 0 27 1 14 5 0 0 3 0 54 2 28 10 0 0 6Kawetele Mbeya - Chunya 2002/1/1 Manual TANROADS R0 7 3 144 0 98 11 28 1 1 4 1 0 67.9012 7.4074 19.7531 0.6173 0.6173 2.4691 0.6173Kawetele Mbeya - Chunya 2004/10/1 Manual TANROADS Mbeya 7 3 150 17 68 15 35 0 0 6 9 11.33333 45.33333 10 23.33333 0 0 4 6Namba one Uyole - Tukuyu 2002/1/1 Manual TANROADS R0 7 3 638 34 130 85 53 7 37 285 7 5.2905 20.4357 13.278 8.2988 1.0373 5.8091 44.7095 1.1411Namba one Uyole - Tukuyu 2002/1/1 Manual TANROADS R0 7 3 638 34 130 85 53 7 37 285 7 5.329154 20.37618 13.32288 8.30721 1.097179 5.799373 44.67085 1.097179Mpemba Mpemba - Isongole 2002/1/1 Manual TANROADS R0 7 3 66 1 42 8 7 0 1 0 7 1.3158 64.4737 11.8421 10.5263 0 1.3158 0 10.5263Mpemba Mpemba - Isongole 2004/10/1 Manual TANROADS Mbeya 7 3 75 1 47 14 7 2 0 0 4 1.333333 62.66667 18.66667 9.333333 2.666667 0 0 5.333333Old Mbalizi Mbalizi - Mkwajuni 2002/1/1 Manual TANROADS R0 7 3 202 86 73 18 15 1 2 7 0 42.3387 36.2903 8.871 7.6613 0.4032 1.2097 3.2258 0Uyole Traffic Police Uyole - Mbeya 2004/10/1 Tanroads Mbeya 7 3 3408 364 708 198 268 130 74 1388 278 10.68075 20.77465 5.809859 7.86385 3.814554 2.171362 40.7277 8.157277Sinai Babati - Minjingu 2004/10/1 Manual Tanroads Manyara 7 3 295 30 79 36 55 16 15 35 29 10.16949 26.77966 12.20339 18.64407 5.423729 5.084746 11.86441 9.830508Kinnapa Kibaya - Dosidosi 2004/10/1 Manual Tanroads Manyara 7 3 122 1 39 35 22 4 3 13 5 0.8 32 28.7 18 3.3 2.5 10.7 4.1Jangwani Kibaya - Kiberashi 2004/10/1 Manual Tanroads Manyara 7 3 27 1 15 10 0 0 0 0 1 3.7 55.6 37 0 0 0 0 3.7Qatesh Mbuyu wa Mjerumani - Mbulu 2004/10/1 Manual Tanroads Manyara 7 3 29 8 18 1 2 0 0 0 0 27.6 62.1 3.4 6.9 0 0 0 0Singe JCT Babati - Bereko 2004/10/1 Manual Tanroads Manyrara 7 3 180 34 50 32 20 0 0 38 6 18.9 27.8 17.8 11.1 0 0 21.1 3.3Miomboni Babati - Mwahu 2004/10/1 Manual Tanroads Manyara 7 3 332 38 88 56 64 12 17 31 26 11.4 26.5 16.9 19.3 3.6 5.1 9.3 7.8Baqarmo Kilimapunda - Mbulu 2004/10/1 Manual Tanroads Manyara 7 3 61 2 32 4 14 0 0 5 4 3.3 52.5 6.6 23 0 0 8.2 6.6Silaloda Mbulu - Dongobeshi 2004/10/1 Manual Tanroads Manyara 7 3 55 0 23 12 16 0 0 2 2 0 41.8 21.8 29.1 0 0 3.6 3.6Ndaleta Village Losinyai - Njoro 2004/10/1 Manual Tanroads Manyara 7 3 64 6 12 22 14 8 0 0 2 9.4 18.8 34.4 21.9 12.5 0 0 3.1Dareda Kati Dareda - Dongobeshi 2004/10/1 Manual Tanroads Mayara 7 3 144 3 12 34 38 0 0 45 12 2.1 8.3 23.6 26.4 0 0 31.3 8.3Mogitu Mogitu - Hydom 2004/10/1 Manual Tanroads Manyara 7 3 56 18 9 6 8 3 4 4 4 32.1 16.1 10.7 14.3 5.4 7.1 7.1 7.1Njoro Village Kibaya - Olboloti 2004/10/1 Manual Tanroads Manyara 7 3 92 1 39 38 2 6 1 3 2 1.1 42.4 41.3 2.2 6.5 1.1 3.3 2.2Mikese TANZAM 2002/1/1 Manual TANROADS R0 7 3 1958 111 504 254 284 258 134 181 232 5.6839 25.7426 12.9813 14.4848 13.2013 6.8207 9.2409 11.8445Pangawe Bigwa - Msomvinzi 2004/10/1 Manual Tanroads - Morogoro 7 3 322 13 108 20 9 11 0 154 7 4 33.5 6.2 2.8 3.4 0 47.8 2.2Sangasanga Sangasanga - Mzumbe University 2004/10/1 Manual Tanroads - Morogoro 7 3 1826 286 404 114 324 126 58 385 129 15.7 22.1 6.2 17.7 6.9 3.2 21.1 7.1Lusanga Kibati - Lusanga 2004/10/1 Manual Tanroads - Morogoro 7 3 548 17 26 40 443 0 0 22 0 3.1 4.7 7.3 80.8 0 0 4 0Lumemo Ifakara - Idete 2004/10/1 Manual Tanroads - Morogoro 7 3 85 15 18 37 9 0 0 6 0 17.6 21.2 43.5 10.6 0 0 7.1 0Rupiro Lupiro - Mtimbira 2004/10/1 Manual Tanroads - Morogoro 7 3 113 5 30 54 10 0 0 11 3 4.4 26.5 47.8 8.8 0 0 9.7 2.7Isongo Mahenge - Mwaya 2004/10/1 Manual Tanroads - Morogoro 7 3 55 3 25 10 16 0 0 0 1 5.5 45.5 18.2 29.1 0 0 0 1.8Mkindo Turiani - Mvomero 2004/10/1 Manual Tanroads - Morogoro 7 3 196 6 34 28 31 13 15 62 7 3.1 17.3 14.3 15.8 6.6 7.7 31.6 3.6Melela Mkata - Melela 2004/10/1 Manual Tanroads - Morogoro 7 3 92 6 34 19 11 1 0 5 16 6.5 37 20.7 12 1.1 0 5.4 17.4Kiwsira Kiswira - Tawa 2004/10/1 Manual Tanroads - Morogoro 7 3 40 3 10 11 4 0 0 12 0 7.5 25 27.5 10 0 0 30 0Kibwaya Madamu - Kinole 2004/10/1 Manual Tanroads - Morogoro 7 3 46 2 19 0 10 0 0 15 0 4.3 41.3 0 21.7 0 0 32.6 0Mikese TANZAM 2004/10/1 Manual Tanroads - Morogoro 7 3 3385 792 260 508 413 503 274 266 369 23.39734 7.680945 15.00739 12.20089 14.85968 8.094535 7.858198 10.90103Sangasanga-18km from MorogoroTANZAM 2002/1/1 Manual Tanroads - Morogoro 7 3 1590 181 438 60 383 92 49 252 135 11.38365 27.54717 3.773585 24.08805 5.786164 3.081761 15.84906 8.490566Sangasanga-18km from MorogoroTANZAM 2002/1/1 Manual TANROADS R0 7 3 1590 181 438 60 383 92 49 252 135 11.3907 27.4931 3.7969 24.108 5.764 3.065 15.8737 8.5087Dumila –60 km from MorogoroMorogoro - Dodoma 2002/1/1 Manual Tanroads - Morogoro 7 3 614 34 136 8 175 40 29 132 60 5.537459 22.14984 1.302932 28.50163 6.514658 4.723127 21.49837 9.771987Dumila –60 km from MorogoroMorogoro - Dodoma 2002/1/1 Manual TANROADS R0 7 3 614 34 136 8 175 40 29 132 60 5.5893 22.1142 1.3366 28.4326 6.4399 4.7388 21.5067 9.842Kidoma Mikumi - Kidatu 2002/1/1 Manual Tanroads - Morogoro 7 3 301 59 85 29 28 5 4 76 15 19.60133 28.2392 9.634551 9.302326 1.66113 1.328904 25.24917 4.983389Kidoma Mikumi - Kidatu 2002/1/1 Manual TANROADS R0 7 3 301 59 85 29 28 5 4 76 15 19.7183 28.169 9.6244 9.1549 1.6432 1.4085 25.3521 4.9296Islam Filling Station Morogoro - Wami 2004/10/1 Manual Tanroads - Morogoro 7 3 7170 1953 1820 395 619 220 117 1900 146 27.2 25.4 5.5 8.6 3.1 1.6 26.5 2Wami Wami - Magole 2004/10/1 Manual Tanroads - Morogoro 7 3 1375 80 102 164 380 197 132 212 108 5.8 7.4 11.9 27.6 14.3 9.6 15.4 7.9Dumila Police StationDumila - Gairo 2004/10/1 Tanroads -Morogoro 7 3 866 112 90 52 174 162 81 79 116 12.9 10.4 6 20.1 18.7 9.4 9.1 13.4Mikumi Base Camp Mikumi - Kidatu 2004/10/1 Manual Tanroads -Morogoro 7 3 547 130 93 39 113 42 30 82 18 23.766 17.00183 7.129799 20.65814 7.678245 5.484461 14.99086 3.290676Dumila Dumila - Ludewa 2004/10/1 Manual Tanroads - Morogoro 7 3 155 22 22 24 34 9 9 33 2 14.2 14.2 15.5 21.9 5.8 5.8 21.3 1.32km East of Mingoyo Mtwara - Mingoyo 2002/1/1 Manual Tanroads- Mtwara 7 3 228 2 107 14 39 13 0 7 46 0.877193 46.92982 6.140351 17.10526 5.701754 0 3.070175 20.175442km East of Mingoyo Mtwara - Mingoyo 2002/1/1 Manual TANROADS R0 7 3 228 2 107 14 39 13 0 7 46 0.7813 46.4844 6.25 17.1875 5.8594 0 3.125 20.3125Mbuyuni Masasi -Newala 2004/10/1 Tanroads - Mtwara 7 3 103 0 26 22 18 7 1 29 0 0 25.2 21.4 17.5 6.8 1 28.2 0Newala Kiwanda cha koroshoMasasi-Newala 2004/10/1 Manual Tanroads - Mtwara 7 3 74 1 33 6 10 8 0 16 0 1.351351 44.59459 8.108108 13.51351 10.81081 0 21.62162 0Kitangari Mkwiti - Amkeni 2004/10/1 Manual Tanroads - Mtwara 7 3 25 4 6 5 4 2 0 2 2 16 24 20 16 8 0 8 8Amkeni Mkwiti - Amkeni 2004/10/1 Manual Tan roads - Mtwara 7 3 16 2 12 1 1 0 0 0 0 12.5 75 6.25 6.25 0 0 0 0Mangamba Mangamba -Msimbiti 2004/10/1 Manual Tanroads - Mtwara 7 3 71 8 18 10 14 7 1 8 5 11.3 25.4 14.1 19.7 9.9 1.4 11.3 75km south of MingoyoMingoyo - Masasi 2002/1/1 Manual TANROADS - Mtwara 7 3 243 1 110 12 46 2 0 18 54 0.411523 45.26749 4.938272 18.93004 0.823045 0 7.407407 22.222225km south of MingoyoMingoyo - Masasi 2002/1/1 Manual TANROADS R0 7 3 243 1 110 12 46 2 0 18 54 0.411523 45.26749 4.938272 18.93004 0.823045 0 7.407407 22.2222210km west of Masasi Masasi - Tunduru 2002/1/1 Manual TANROADS - Mtwara 7 3 65 0 30 18 13 2 0 0 2 0 46.15385 27.69231 20 3.076923 0 0 3.07692310km west of Masasi Masasi - Tunduru 2002/1/1 Manual TANROADS R0 7 3 65 0 30 18 13 2 0 0 2 0 46.15385 27.69231 20 3.076923 0 0 3.076923W/Bridge Mtwara Port - Mtwara 2004/10/1 Tamnroads - Mtwara 7 3 340 69 77 40 35 22 2 71 24 20.3 22.6 11.8 10.3 6.5 0.6 20.9 7.1Ndanda Mkungu - Masasi 2004/10/1 Tanroads - Mtwara 7 3 147 4 63 6 13 11 1 46 3 2.7 42.9 4.1 8.8 7.5 0.7 31.3 2Mkomaindo Masasi - Lumesule 2004/10/1 Tanroads - Mtwara 7 3 134 27 56 8 21 14 0 6 2 20.1 41.8 6 15.7 10.4 0 4.5 1.5Nanyumbu Nangomba - Mtambaswala 2004/10/1 Tanroads - Mtwara 7 3 18 11 1 5 1 0 0 0 0 61.1 5.6 27.8 5.6 0 0 0 0Masasi Girls Lukuledi - Masasi 2004/10/1 Tanroads - Mtwara 7 3 138 92 15 9 6 0 12 4 0 66.7 10.9 6.5 4.3 0 8.7 2.9 0Masasi Msufini Masasi -Newala 2004/10/1 Tanroads - Mtwara 7 3 108 5 36 29 20 2 2 14 0 4.62963 33.33333 26.85185 18.51852 1.851852 1.851852 12.96296 010km west of UsagaraUsagara - Biharamulo 2002/1/1 Manual TANROADS R0 7 3 276 14 93 33 56 23 20 29 8 5.072464 33.69565 11.95652 20.28986 8.333333 7.246377 10.50725 2.898551Sengerema Sengerema - Geita 2004/1/10 Manual TANROADS Mwanza 7 3 966 315 359 83 64 28 12 85 20 32.6087 37.16356 8.592133 6.625259 2.898551 1.242236 8.799172 2.070393Katunguru Katunguru - Sengerema 2004/1/10 Manual TANROADS Mwanza 7 3 205 7 101 19 10 0 0 40 28 3.414634 49.26829 9.268293 4.878049 0 0 19.5122 13.65854Katunguru Kamanga - Katunguru - Nyamazugo 2004/1/10 Manual TANROADS Mwanza 7 3 52 7 20 13 7 0 0 3 2 13.46154 38.46154 25 13.46154 0 0 5.769231 3.846154Nyamazugo Sengerema - Nyamazugo 2004/1/10 Manual TANROADS Mwanza 7 3 92 12 41 10 14 0 1 7 7 13 44.6 10.9 15.2 0 1.1 7.6 7.6Nyehuge Nyehuge - Kahunda 2004/1/10 Manual TANROADS Mwanza 7 3 48 1 21 2 7 9 0 6 2 2.083333 43.75 4.166667 14.58333 18.75 0 12.5 4.166667Nyehunge Nyehunge - Nzera 2004/1/10 Manual TANROADS Mwanza 7 3 33 1 11 3 7 7 0 2 2 3.030303 33.33333 9.090909 21.21212 21.21212 0 6.060606 6.060606Nzera Geita - Nzera - Nkome 2004/1/10 Manual TANROADS Mwanza 7 3 31 1 14 5 5 0 0 3 3 3.225806 45.16129 16.12903 16.12903 0 0 9.677419 9.677419Nyakabale Gita (Mugusu) - Port Nungwe 2004/1/10 Manual TANROADS Mwanza 7 3 76 2 62 6 2 0 0 4 0 2.631579 81.57895 7.894737 2.631579 0 0 5.263158 0Bufunda Geita (Mtakuja) - Nyarugusu 2004/1/10 Manual TANROADS Mwanza 7 3 28 1 12 5 1 0 0 8 1 3.571429 42.85714 17.85714 3.571429 0 0 28.57143 3.571429Bukoli Nyarugusu - Buyange 2004/1/10 Manual TANROADS Mwanza 7 3 64 2 22 5 4 0 0 25 6 3.125 34.375 7.8125 6.25 0 0 39.0625 9.3753km north of Magu Magu - Bunda 2002/1/1 Manual TANROADS R0 7 3 559 70 163 67 43 21 11 93 91 12.52236 29.15921 11.98569 7.692308 3.756708 1.9678 16.63685 16.27907

Page 160: クロスボーダー交通インフラ 対応可能性研究フェー …クロスボーダー交通インフラ対応可能性研究 フェーズ3 資料編 3 1.3 ウガンダ:インタビュー概要

クロ

スボ

ーダ

ー交

通イ

ンフ

ラ対

応可

能性

研究

ェー

ズ3

料編

156

Transit control station MaguMagu - Lamadi 2004/1/10 Manual TANROADS Mwanza 7 3 503 59 141 50 26 33 16 104 74 11.72962 28.03181 9.940358 5.168986 6.560636 3.180915 20.67594 14.71173Chibingo Chibingo - Bukondo 2004/1/10 Manual TANROADS Mwanza 7 3 13 2 2 1 1 3 1 1 2 15.38462 15.38462 7.692308 7.692308 23.07692 7.692308 7.692308 15.38462Nyanghwale Busolwa - Nyarubere 2004/1/10 Manual TANROADS Mwanza 7 3 30 2 5 4 6 6 4 3 0 6.666667 16.66667 13.33333 20 20 13.33333 10 0Nyanghwale Nyanghwale Wavu JCT 2004/1/10 Manual TANROADS Mwanza 7 3 2 0 1 1 0 0 0 0 0 0 50 50 0 0 0 0 0Mwanangwa Mwanangwa - Misasi - Inonelwa 2004/1/10 Manual ttTANROADS Mwanza 7 3 125 4 29 13 6 6 5 59 3 3.2 23.2 10.4 4.8 4.8 4 47.2 2.4Inonelwa Inonelwa - Salawe 2004/1/10 Manual TANROADS Mwanza 7 3 58 2 18 8 14 4 3 6 3 3.448276 31.03448 13.7931 24.13793 6.896552 5.172414 10.34483 5.172414Ngwamhaya Ngwamhaya - Itongoitale 2004/1/10 Manual TANROADS Mwanza 7 3 50 5 12 7 8 9 1 4 4 10 24 14 16 18 2 8 8Kawekamo Inonelwa - Kawekamo 2004/1/10 Manual TANROADS Mwanza 7 3 21 3 6 5 6 0 0 1 0 14.28571 28.57143 23.80952 28.57143 0 0 4.761905 0Bukokwa Bukokwa - Nyaraliro 2004/1/10 Manual TANROADS Mwanza 7 3 35 1 27 5 1 0 0 1 0 2.857143 77.14286 14.28571 2.857143 0 0 2.857143 0Fulo Fulo - Nyambiti 2004/1/10 Manual TANROADS Mwanza 7 3 100 19 47 7 7 0 0 20 0 19 47 7 7 0 0 20 0Nyambiti Nyambiti - Ngudu 2004/1/10 Manual TANROADS Mwanza 7 3 49 5 19 13 4 0 0 5 3 10.20408 38.77551 26.53061 8.163265 0 0 10.20408 6.12244910km south of UsagaraMwanza - Shinyanga 2002/1/1 Manual TANROADS R0 7 3 563 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0Nyambiti Nyambiti - Sumve 2004/1/10 Manual TANROADS Mwanza 7 3 23 2 12 3 1 0 0 2 3 8.695652 52.17391 13.04348 4.347826 0 0 8.695652 13.04348Ngudulungulu Ngudu - Malya 2004/1/10 Manual TANROADS Mwanza 7 3 34 7 21 2 3 0 0 0 1 20.58824 61.76471 5.882353 8.823529 0 0 0 2.941176Bukwimba (Nduha) Bukwimba - Maligisu 2004/1/10 Manual TANROADS Mwanza 7 3 16 1 4 1 3 3 2 0 2 6.25 25 6.25 18.75 18.75 12.5 0 12.5Isandula Magu - Ngudu 2004/1/10 Manual TANROADS Mwanza 7 3 80 21 24 7 17 1 2 6 2 26.25 30 8.75 21.25 1.25 2.5 7.5 2.5Itumbili Magu - Mahaha 2004/1/10 Manual TANROADS Mwanza 7 3 99 32 39 7 7 1 0 7 6 32.32323 39.39394 7.070707 7.070707 1.010101 0 7.070707 6.060606Nyanghanga Nyashimo - Ngasamo 2004/1/10 Manual TANRODS Mwanza 7 3 25 3 9 1 2 1 1 5 3 12 36 4 8 4 4 20 12Mwabasabi Lamadi - Sapiwi 2004/1/10 Manual TANROADS Mwanza 7 3 92 26 22 3 14 7 3 13 4 28.26087 23.91304 3.26087 15.21739 7.608696 3.26087 14.13043 4.347826Mission area (Makongolo)Mwanza - Mwanza Airport 2004/1/10 Manual TANROADS Mwanza 7 3 1080 458 328 28 40 1 1 221 3 42.40741 30.37037 2.592593 3.703704 0.092593 0.092593 20.46296 0.277778Mwanza Airport Mwanza Airport - Kayenze 2004/1/10 Manual TANROADS Mwanza 7 3 215 32 45 16 23 1 0 93 5 14.88372 20.93023 7.44186 10.69767 0.465116 0 43.25581 2.32558110km – south of mwanzaMwanza - Shinyanga 2002/1/1 Manual TANROADS R0 7 3 571 67 199 39 75 13 14 116 48 11.7338 34.85114 6.830123 13.13485 2.276708 2.451839 20.31524 8.406305Usagara Usagara - Kigongo Ferry 2004/1/10 Manual TANROADS R0 7 3 571 67 199 39 75 13 14 116 48 11.7338 34.85114 6.830123 13.13485 2.276708 2.451839 20.31524 8.406305Bukonyo Bukonyo - Murutunguru - Bukongo 2004/1/10 Manual TANROADS Mwanza 7 3 18 2 5 5 0 0 0 6 0 11.11111 27.77778 27.77778 0 0 0 33.33333 0Bukonyo Masonga - Bukondo 2004/1/10 Manual TANROADS Mwanza 7 3 65 6 10 9 1 0 0 37 2 9.230769 15.38462 13.84615 1.538462 0 0 56.92308 3.076923Jojilo Mabuki - Jojilo - Malampaka 2004/1/10 Manual TANROADS Mwanza 7 3 37 2 17 6 2 1 0 4 5 5.405405 45.94595 16.21622 5.405405 2.702703 0 10.81081 13.51351Jojiro Ngudu - Jojiro 2004/1/10 Manual TANROADS Mwanza 7 3 25 1 13 4 1 1 0 4 1 4 52 16 4 4 0 16 4Nyamazugo Nyamazugo - Bukokwa 2004/1/10 Manual TANROADS Mwanza 7 3 101 11 45 12 18 0 2 7 6 10.89109 44.55446 11.88119 17.82178 0 1.980198 6.930693 5.940594Bukongo Bokongo - Bukondo 2004/1/10 Manual TANROADS Mwanza 7 3 177 108 43 6 4 0 1 14 1 61.01695 24.29379 3.389831 2.259887 0 0.564972 7.909605 0.564972Bulamba Bulamba - Bukongo 2004/1/10 Manual TANROADS Mwanza 7 3 162 111 32 3 3 0 0 13 0 68.51852 19.75309 1.851852 1.851852 0 0 8.024691 0Mwembeni Wavu (Geita) - Nyanghwale 2004/1/10 Manual TANROADS Mwanza 7 3 24 2 5 2 7 2 1 4 1 8.3 20.8 8.3 29.2 8.3 4.2 16.7 4.2Busisi Busisi - Buyangu 2004/1/10 Manual TANROADS Mwanza 7 3 13 0 5 2 3 1 0 2 0 0 38.5 15.4 23.1 7.7 0 15.4 020km south of MwanzaMwanza-Shinyanga 2002/1/1 Manual TANROADS R0 7 3 733 54 252 59 133 24 32 125 54 7.366985 34.37926 8.049113 18.14461 3.274216 4.365621 17.05321 7.366985Usagara Mwanza-Shinyanga 2004/1/10 Manual TANROADS Mwanza 7 3 682 60 204 50 85 52 20 153 58 8.797654 29.91202 7.331378 12.46334 7.624633 2.932551 22.43402 8.504399Nyankumbu Geita - Katoro 2004/1/10 Manual TANROADS Mwanza 7 3 348 26 102 19 73 41 11 49 27 7.471264 29.31034 5.45977 20.97701 11.78161 3.16092 14.08046 7.758621Usagara Usagara - Kigongo ferry 2004/1/10 Manual TANROADS Mwanza 7 3 227 30 63 27 32 29 8 33 5 13.2 27.8 11.9 14.1 12.8 3.5 14.5 2.2Kisesa Mwanza - Magu 2004/1/10 Manual TANROADS Mwanza 7 3 695 92 195 66 61 20 12 178 71 13.23741 28.05755 9.496403 8.776978 2.877698 1.726619 25.61151 10.21583Lamadi Lamadi - Musoma 2004/1/10 Manual TANROADS Mwanza 7 3 457 44 139 27 56 33 11 78 69 9.628009 30.41575 5.908096 12.25383 7.221007 2.407002 17.06783 15.09847Ifukutwa Mpanda - Ifukutwa 2002/1/1 Manual TANROADS R0 7 3 21 16 0 0 5 0 0 0 0 78.5714 0 0 21.4286 0 0 0 0Ntendo Sumbawanga - Ntendo 2002/1/1 Manual TANROADS R0 7 3 102 27 35 15 12 2 3 5 3 26.4706 35.2941 14.7059 11.7647 1.4706 2.9412 4.4118 2.941212km south of NjombeNjombe - Songea 2002/1/1 Manual TANROADS R0 7 3 389 55 101 60 60 3 2 62 46 14.13882 25.96401 15.42416 15.42416 0.771208 0.514139 15.9383 11.82519Itoni Njombe - Songea 2004/10/1 Manual TANROADS Ruvuma 7 3 482 99 144 104 58 10 4 53 10 20.53942 29.87552 21.57676 12.0332 2.074689 0.829876 10.99585 2.074689Likuyufusi Lizaboni - Peramiho Jct 2004/10/1 Tanroads - Ruvuma 7 3 542 93 321 39 53 1 1 0 34 17.2 59.2 7.2 9.8 0.2 0.2 0 6.3Mbinga Kigonsera - Mbinga 2004/10/1 Tanroads - Ruvuma 7 3 419 19 286 15 18 4 14 29 34 4.5 68.3 3.6 4.3 1 3.3 6.9 8.1Unyoni Ndengu - Unyoni 2004/10/1 Tanroads - Ruvuma 7 3 113 1 80 7 16 2 0 5 2 0.9 70.8 6.2 14.2 1.8 0 4.4 1.8Mbambabay Mbambabay - Litui 2004/10/1 Tanroads - Ruvuma 7 3 18 0 18 0 0 0 0 0 0 0 100 0 0 0 0 0 0MkongoNakawale MkongoNakawale - Lusewa 2004/10/1 Tanroads - Ruvuma 7 3 16 0 3 1 6 0 0 4 2 0 18.75 6.25 37.5 0 0 25 12.5Tunduru Tunduru - Azimio 2004/10/1 Tanroads - Ruvuma 7 3 40 4 30 2 4 0 0 0 0 10 75 5 10 0 0 0 0Mpitimbi(v) Lizaboni Mhukuru 2004/10/1 Tanroads - Ruvuma 7 3 44 3 22 3 12 0 0 0 4 6.818182 50 6.818182 27.27273 0 0 0 9.090909Kitai(v) Kitai -Paradiso 2004/10/1 Tanroads - Ruvuma 7 3 61 8 40 3 2 0 0 0 8 13.11475 65.57377 4.918033 3.278689 0 0 0 13.114759km North of NjombeMakambako - Njombe 2002/1/1 Manual TANROADS R0 7 3 688 162 98 45 149 12 5 72 145 23.54651 14.24419 6.540698 21.65698 1.744186 0.726744 10.46512 21.07558Njombe Makambako - Njombe 2004/10/1 Manual TANROADS Ruvuma 7 3 2147 608 496 258 206 36 102 228 213 28.31858 23.102 12.01677 9.594783 1.676758 4.750815 10.61947 9.9208225km east of songea Songea - Tunduru 2002/1/1 Manual TANROADS R0 7 3 113 61 31 4 8 1 1 2 5 54.1353 27.0677 3.7594 7.5188 0.7519 0.7519 1.5038 4.511315km west of SongeaSongea- Mbamba Bay 2002/1/1 Manual TANROADS R0 7 3 332 167 65 12 22 1 1 43 21 50.3106 19.6687 3.7267 6.6253 0.4141 0.207 12.8364 6.2112Tunduru Township Nakapanya - Tunduru 2004/10/1 Tanroads - Ruvuma 7 3 182 18 124 12 23 0 0 0 5 9.89011 68.13187 6.593407 12.63736 0 0 0 2.747253Mchomoro(v) Kilimasera - Namtumbo 2004/10/1 Tanroads - Ruvuma 7 3 48 0 22 8 14 0 0 0 4 0 45.8 16.7 29.2 0 0 0 8.3Mletele Mletele - Songea 2004/10/1 Tanroads - Ruvuma 7 3 231 26 122 15 36 0 0 26 6 11.25541 52.81385 6.493506 15.58442 0 0 11.25541 2.597403Shule ya Tanga W/BridgeSongea - Madaba Jct 2004/10/1 Tanroads - Ruvuma 7 3 280 22 77 8 51 20 7 37 58 7.857143 27.5 2.857143 18.21429 7.142857 2.5 13.21429 20.71429Mdaba Jct Mdaba Jct - Lukumburu(Rv/Ir Brd) 2004/10/1 Tanroads - Ruvuma 7 3 118 3 36 17 27 14 3 4 14 2.542373 30.50847 14.40678 22.88136 11.86441 2.542373 3.389831 11.86441Kolandoto Kanawa Jct - Kolandoto 2004/1/10 Manual TANROADS Shinyanga 7 3 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0Bariadi Dutwa -Somanda Jct 2004/1/10 Manual TANROADS Shinyanga 7 3 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0Kagongwa Kagongwa - Kahama 2002/1/1 Manual TANROADS R0 7 3 624 81 173 53 44 90 42 120 21 12.98077 27.72436 8.49359 7.051282 14.42308 6.730769 19.23077 3.365385Weigh bridge Station Kagongwa - Kahama 2004/1/10 Manual TANROADS Shinyanga 7 3 705 94 187 91 38 97 20 150 28 13.33333 26.52482 12.9078 5.390071 13.75887 2.836879 21.2766 3.971631Ikungu Malampaka - Ikungu 2004/1/10 Manual TANROADS Shinyanga 7 3 102 3 49 8 23 0 6 1 12 2.941176 48.03922 7.843137 22.54902 0 5.882353 0.980392 11.76471Kolandoto Kolandoto - Mwigumbi 2004/1/10 Manual TANROADS Shinyanga 7 3 459 42 213 16 79 17 15 55 22 9.150327 46.40523 3.485839 17.21133 3.703704 3.267974 11.98257 4.793028Kolandoto Kanawa Jct - Kolandoto 2004/1/10 Manual TANROADS Shinyanga 7 3 213 10 78 13 78 8 16 2 8 4.7 36.6 6.1 36.6 3.8 7.5 0.9 3.8Lalago Maswa - Lalago 2004/1/10 Manual TANROADS Shinyanga 7 3 55 2 26 8 9 1 2 1 6 3.636364 47.27273 14.54545 16.36364 1.818182 3.636364 1.818182 10.90909Lalago Lalago - Kishapu 2004/1/10 Manual TANROADS Shinyanga 7 3 51 0 13 9 20 3 4 0 2 0 25.4902 17.64706 39.21569 5.882353 7.843137 0 3.921569Kanawa Jct Ukenyenge Jct - Kanawa Jct 2004/1/10 Manual TANROADS Shinyanga 7 3 75 2 34 6 26 0 2 0 5 2.666667 45.33333 8 34.66667 0 2.666667 0 6.666667Lalago Lalago - Mwandete 2004/1/10 Manual TANROADS Shinyanga 7 3 64 1 35 8 13 1 3 1 2 1.5625 54.6875 12.5 20.3125 1.5625 4.6875 1.5625 3.125Old Shinyanga Salawe - Old Shinyanga 2004/1/10 Manual TANROADS Shinyanga 7 3 51 4 32 7 4 0 0 0 4 7.843137 62.7451 13.72549 7.843137 0 0 0 7.843137Old Shinyanga Old Shinyanga - Mwapalalu 2004/1/10 Manual TANROADS Shinyanga 7 3 92 7 16 11 25 1 2 1 29 7.608696 17.3913 11.95652 27.17391 1.086957 2.173913 1.086957 31.52174Busoka Kahama - Bukombe 2002/1/1 Manual TANROADS R0 7 3 440 42 91 6 94 64 18 93 32 9.545455 20.68182 1.363636 21.36364 14.54545 4.090909 21.13636 7.272727Bariadi Dutwa -Somanga Jct 2004/1/10 Manual TANROADS Shinyanga 7 3 193 13 80 8 46 8 20 12 6 6.7 41.5 4.1 23.8 4.1 10.4 6.2 3.1Maswa Ikungu - Maswa 2004/1/10 Manual TANROADS Shinyanga 7 3 144 4 62 17 30 0 7 4 20 2.777778 43.05556 11.80556 20.83333 0 4.861111 2.777778 13.88889Isaka Isaka - Kahama 2002/1/1 Manual TANROADS R0 7 3 422 44 119 44 23 71 21 86 14 10.3203 28.4698 10.3203 5.3381 16.726 4.9822 20.6406 3.2028Tinde Shinyanga - Tinde 2002/1/1 Manual TANROADS R0 7 3 413 11 136 29 49 44 86 20 38 2.5455 33.0909 6.9091 12 10.5455 21.0909 4.7273 9.0909Kolandoto Kolandoto - Shinyanga 2002/1/1 Manual TANROADS R0 7 3 537 134 146 26 77 15 38 62 39 24.95345 27.18808 4.841713 14.33892 2.793296 7.07635 11.54562 7.26257

Page 161: クロスボーダー交通インフラ 対応可能性研究フェー …クロスボーダー交通インフラ対応可能性研究 フェーズ3 資料編 3 1.3 ウガンダ:インタビュー概要

クロ

スボ

ーダ

ー交

通イ

ンフ

ラ対

応可

能性

研究

ェー

ズ3

料編

157

Busoka Busoka - Mwalo 2004/1/10 Manual 7 3 410 31 95 21 104 54 16 62 27 7.560976 23.17073 5.121951 25.36585 13.17073 3.902439 15.12195 6.585366Busoka Masabi - Busoka 2004/1/10 Manual TANROADS Shinyanga 7 3 246 24 51 10 49 40 12 47 13 9.756098 20.73171 4.065041 19.9187 16.26016 4.878049 19.10569 5.284553Runzewe Bwanga - Runzewe 2002/1/1 Manual TANROADS Shinyanga 7 3 124 1 55 20 29 1 2 13 3 0.8 44.4 16.1 23.4 0.8 1.6 10.5 2.4Ikungu Ikungu - Mwigumbi 2004/1/10 Manual TANROADS Shinyanga 7 3 74 1 38 8 16 0 1 2 8 1.351351 51.35135 10.81081 21.62162 0 1.351351 2.702703 10.8108110km north of SingidaSingida - Shelui 2002/1/1 Manual TANROADS R0 7 3 202 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0Misigiri Singida - Tabora Border 2004/10/1 Manual Tanroads Singida 7 3 277 13 72 22 45 46 44 13 22 4.693141 25.99278 7.942238 16.24549 16.6065 15.88448 4.693141 7.942238Kitaraka Itigi - Chaya 2004/10/1 Manual Tanroads Singida 7 3 6 0 2 0 1 1 1 0 1 0 33.3 0 16.7 16.7 16.7 0 16.7Ndago Kizaga - Sepuka - Singida 2004/10/1 Manual Tanroads Singida 7 3 62 4 15 14 19 1 1 3 5 6.5 24.2 22.6 30.6 1.6 1.6 4.8 8.1Misigiri Misigiri - Kiomboi 2004/10/1 Manual Tanroads Singida 7 3 53 2 29 3 1 1 0 8 9 3.8 54.7 5.7 1.9 1.9 0 15.1 17Gumanga Ulemo - Gumanga - Sibiti 2004/10/1 Manual Tanroads Singida 7 3 33 0 19 2 3 0 0 5 4 0 57.6 6.1 9.1 0 0 15.2 12.1Ilongero Singida - Ilongero - Ngamu 2004/10/1 Manual Tanroads Singida 7 3 18 2 10 2 3 0 0 0 1 11.1 55.6 11.1 16.7 0 0 0 5.65km west of shelui Shelui - Nzega 2002/1/1 Manual TANROADS R0 7 3 163 7 37 13 38 35 20 3 10 4.294479 22.69939 7.97546 23.31288 21.47239 12.26994 1.840491 6.1349695km North of Mkiwa Dodoma - Singida 2002/1/1 Manual TANROADS R0 7 3 147 6 34 6 41 35 15 1 9 4.081633 23.12925 4.081633 27.89116 23.80952 10.20408 0.680272 6.122449Manyoni Dodoma Border - Singida 2004/10/1 Manual Tanroads Singida 7 3 292 14 82 18 57 48 35 8 30 4.794521 28.08219 6.164384 19.52055 16.43836 11.9863 2.739726 10.27397Kititimo Singida - Manyara Border 2002/1/1 Manual Tanroads Singida 7 3 37 2 15 5 5 3 2 2 3 5.405405 40.54054 13.51351 13.51351 8.108108 5.405405 5.405405 8.10810840km east of Singida Singida - Arusha 2002/1/1 Manual TANROADS R0 7 3 60 1 20 3 12 3 7 0 14 1.666667 33.33333 5 20 5 11.66667 0 23.3333320km south of Itigi Rungwa - Itigi 2002/1/1 Manual TANROADS R0 7 3 50 5 14 4 22 0 0 0 5 10 28 8 44 0 0 0 10Itigi Rungwa - Itigi (Trunk Road) 2004/10/1 Manual Tanroads Singida 7 3 6 0 2 1 2 0 0 0 1 0 33.33333 16.66667 33.33333 0 0 0 16.66667Unyanga-5km off T003Singida - Sepuka 2002/1/1 Manual TANROADS R0 7 3 49 8 22 3 8 0 0 1 7 16.32653 44.89796 6.122449 16.32653 0 0 2.040816 14.28571Siuyu- 5km off T014 Kititimo - Kinyamshindo 2002/1/1 Manual TANROADS R0 7 3 111 11 84 5 5 0 0 2 4 9.90991 75.67568 4.504505 4.504505 0 0 1.801802 3.603604Makiungu Kititimo - Kinyamshindo 2004/10/1 Manual Tanroads Singida 7 3 120 11 67 11 4 5 8 10 4 9.166667 55.83333 9.166667 3.333333 4.166667 6.666667 8.333333 3.333333Chikola Manyoni - Heka - Ikasi 2004/10/1 Manual Tanroads Singida 7 3 7 0 2 0 4 0 0 0 1 0 28.6 0 57.1 0 0 0 14.3Magiri-30km Tabora - Nzega 2002/1/1 Manual TANROADS R0 7 3 118 55 14 4 14 4 4 9 14 46.9697 12.1212 3.0303 12.1212 3.0303 3.0303 7.5758 12.1212Ipuli Tabora - Nzega 2004/10/1 Manual TANROADS Tabora 7 3 309 138 60 22 39 15 13 2 20 44.66019 19.41748 7.119741 12.62136 4.854369 4.20712 0.647249 6.472492Itobo Nzega - Bukoba (Kahama Brd) 2004/1/10 Manual TANROADS Tabora 7 3 115 9 30 24 17 18 8 5 4 7.826087 26.08696 20.86957 14.78261 15.65217 6.956522 4.347826 3.478261Kipalapala Tabora -Sikonge 2004/1/10 Manual TANROADS Tabora 7 3 140 34 61 13 20 0 3 0 9 24.28571 43.57143 9.285714 14.28571 0 2.142857 0 6.428571Ipole Ipole - Koga 2004/1/10 Manual TANROADS Tabora 7 3 5 0 2 0 2 0 0 0 1 0 40 0 40 0 0 0 20Ipole Ipole - Sikonge 2004/1/10 Manual TANROADS Tabora 7 3 17 0 7 2 5 2 0 0 1 0 41.17647 11.76471 29.41176 11.76471 0 0 5.882353Itunduru Iborogero- Igurubi 2004/1/10 Manual TANROADS Tabora 7 3 31 1 17 1 11 0 1 0 0 3.225806 54.83871 3.225806 35.48387 0 3.225806 0 0Kigwa Tabora- Kigwa- Singida brd 2004/1/10 Manual TANROADS Tabora 7 3 96 16 20 14 18 11 10 1 6 16.66667 20.83333 14.58333 18.75 11.45833 10.41667 1.041667 6.25Nkinga Puge - Ziba 2004/1/10 Manual TANROADS Tabora 7 3 127 22 48 10 29 0 1 5 12 17.32283 37.79528 7.874016 22.83465 0 0.787402 3.937008 9.448819Mambali Mambali - Bukumbi 2004/1/10 Manual TANROADS Tabora 7 3 30 0 9 4 16 1 0 0 0 0 30 13.33333 53.33333 3.333333 0 0 0Mambali Mambali - Bukene 2004/1/10 Manual TANROADS Tabora 7 3 44 0 20 3 17 3 1 0 0 0 45.45455 6.818182 38.63636 6.818182 2.272727 0 0Mambali Tabora - Mambali 2004/1/10 Manual TANROADS Tabora 7 3 80 0 30 10 36 3 1 0 0 0 37.5 12.5 45 3.75 1.25 0 0Puge- 57km Tabora - Nzega 2002/1/1 Manual TANROADS R0 7 3 131 2 78 5 20 4 2 2 18 1.3889 59.7222 4.1667 15.2778 2.7778 1.3889 1.3889 13.8889Ziba Ziba-Choma 2004/1/10 Manual TANROADS Tabora 7 3 58 2 16 16 9 7 1 3 4 3.448276 27.58621 27.58621 15.51724 12.06897 1.724138 5.172414 6.896552Urambo Kaliua - Urambo 2004/1/10 Manual TANROADS Tabora 7 3 74 36 14 2 9 1 1 0 11 48.64865 18.91892 2.702703 12.16216 1.351351 1.351351 0 14.86486Ipole-91km Tabora - Ipole 2002/1/1 Manual TANROADS R0 7 3 12 0 0 3 7 0 0 0 2 0 0 28.5714 57.1429 0 0 0 14.2857Kipalapala Tabora - Ipole 2002/1/1 Manual TANROADS R0 7 3 104 14 62 2 9 0 4 2 11 13.7931 60.3448 1.7241 8.6207 0 3.4483 1.7241 10.3448Ipole –0 km Ipole - Rungwa 2002/1/1 Manual TANROADS R0 7 3 10 0 0 3 7 0 0 0 0 0 0 25 75 0 0 0 0Ipole Ipole -Rungwa 2004/1/10 Manual TANROADS Tabora 7 3 12 0 4 2 2 2 1 0 1 0 33.33333 16.66667 16.66667 16.66667 8.333333 0 8.333333Tumbi Tabora - Urambo 2004/1/10 Manual TANROADS Tabora 7 3 114 42 30 8 7 3 7 4 13 36.84211 26.31579 7.017544 6.140351 2.631579 6.140351 3.508772 11.40351Malolo Tabora - Urambo 2002/1/1 Manual TANROADS R0 7 3 108 5 65 5 18 0 0 4 11 5.0847 59.322 5.0847 16.9492 0 0 3.3898 10.1695Miemba Tabora - Ulyankulu 2002/1/1 Manual TANROADS R0 7 3 283 50 84 70 34 32 11 0 2 17.8344 29.2994 24.8408 12.1019 11.465 3.8217 0 0.6369Miemba Tabora - Ulyankulu 2004/1/10 Manual TANROADS Tabora 7 3 246 164 39 8 8 2 9 14 2 66.66667 15.85366 3.252033 3.252033 0.813008 3.658537 5.691057 0.813008Itunduru Nzega - Manonga (Shinyanga ) 2004/1/10 Manual TANROADS Tabora 7 3 410 107 65 32 24 46 18 12 106 26.09756 15.85366 7.804878 5.853659 11.21951 4.390244 2.926829 25.85366Ziba Nzega - Shelui 2004/1/10 Manual TANROADS Tabora 7 3 335 35 48 51 75 75 18 13 20 10.44776 14.32836 15.22388 22.38806 22.38806 5.373134 3.880597 5.970149Boza JCT Tanga - Pangani - Mbuyuni (Coast BDR) 2004/10/1 Manual Tanroads Tanga 7 3 88 5 44 8 5 0 0 6 20 5.7 50 9.1 5.7 0 0 6.8 22.7Mazinde Segera - Himo 2002/1/1 Manual TANROADS R0 7 3 741 44 209 98 67 53 43 93 134 5.9337 28.0977 13.2635 9.075 7.1553 5.7592 12.5654 18.1501Segera "B" Segera - Kilimanjaro Bordre 2004/10/1 Manual Tanroads Tanga 7 3 1310 216 416 250 50 81 51 53 193 16.48855 31.75573 19.08397 3.816794 6.183206 3.89313 4.045802 14.73282Boza JCT Muheza - Pangani 2004/10/1 Manual Tanroads Tanga 7 3 39 1 23 5 2 0 0 6 2 2.6 59 12.8 5.1 0 0 15.4 5.1Mabokweni Mabokweni - Bombo Mtoni 2004/10/1 Manual Tanroads Tanga 7 3 94 14 33 15 2 1 1 16 12 14.9 35.1 16 2.1 1.1 1.1 17 12.8Muheza Muheza - Amani - Kwamkoro 2004/10/1 Manual Tanroads Tanga 7 3 120 3 82 12 5 1 1 6 10 2.5 68.3 10 4.2 0.8 0.8 5 8.3Mombo Mombo - Lushoto 2004/10/1 Manual Tanroads Tanga 7 3 629 51 394 58 69 0 0 17 40 8.1 62.6 9.2 11 0 0 2.7 6.4Magamba Magamba - Mlalo 2004/10/1 Manual Tanroads Tanga 7 3 189 0 102 19 37 0 0 8 23 0 53.96825 10.05291 19.57672 0 0 4.232804 12.16931Magamba Magamba - Mlola 2004/10/1 Manual Tanroads Tanga 7 3 102 0 72 8 9 0 0 6 7 0 70.6 7.8 8.8 0 0 5.9 6.9Hale Tanga - Segera 2002/1/1 Manual TANROADS R0 7 3 908 63 200 146 93 41 24 207 134 6.9921 22.0317 16.095 10.2902 4.4855 2.6385 22.6913 14.7757Segera "A" Segera - Tanga 2004/10/1 Manual Tanroads Tanga 7 3 1171 131 493 181 63 78 45 62 118 11.18702 42.10077 15.45687 5.380017 6.660974 3.842869 5.29462 10.07686Mabokweni Tanga - Horohoro 2002/1/1 Manual TANROADS R0 7 3 302 21 89 64 20 12 2 84 10 7.1038 29.5082 21.3115 6.5574 3.8251 0.5464 27.8689 3.2787Chumvini Tanga - Horohoro 2004/10/1 Manual Tanroads Tanga 7 3 970 125 429 228 58 14 4 60 52 12.8866 44.2268 23.50515 5.979381 1.443299 0.412371 6.185567 5.360825Mkata Manga - Segera 2004/10/1 Manual Tanroads Tanga 7 3 1191 131 310 190 85 109 66 78 222 11 26 16 7.1 9.2 5.5 6.5 18.6Vibaoni Mkata - Handeni 2004/10/1 Manual Tanroads Tanga 7 3 113 12 46 19 13 1 1 6 15 10.6 40.7 16.8 11.5 0.9 0.9 5.3 13.3Korogwe Korogwe - Bombo Mtoni 2004/10/1 Manual Tanroads Tanga 7 3 112 25 33 26 2 1 0 11 14 22.3 29.5 23.2 1.8 0.9 0 9.8 12.5Korogwe Korogwe - Handeni 2004/10/1 Manual Tanroads Tanga 7 3 123 7 32 48 14 1 2 1 18 5.7 26 39 11.4 0.8 1.6 0.8 14.6Vibaoni Mziha - Handeni 2004/10/1 Manual Tanroads Tanga 7 3 78 10 43 13 2 1 1 2 6 12.8 55.1 16.7 2.6 1.3 1.3 2.6 7.7Boza JCT Muheza - Pangani 2002/1/1 Tanroads Tanga 7 3 39 1 23 5 2 0 0 6 2 2.6 59 12.8 5.1 0 0 15.4 5.1

出典:TANROADS, タンザニア

Page 162: クロスボーダー交通インフラ 対応可能性研究フェー …クロスボーダー交通インフラ対応可能性研究 フェーズ3 資料編 3 1.3 ウガンダ:インタビュー概要

クロスボーダー交通インフラ対応可能性研究 フェーズ3 資料編

158

3.2 鉄道

3.2.1 鉄道構想

(1) ケニア ケニア鉄道公社の東アフリカ鉄道将来構想(2050 年)は、下図のとおりである。

出典:KRC, Planning for the future of the railways

Page 163: クロスボーダー交通インフラ 対応可能性研究フェー …クロスボーダー交通インフラ対応可能性研究 フェーズ3 資料編 3 1.3 ウガンダ:インタビュー概要

クロスボーダー交通インフラ対応可能性研究 フェーズ3 資料編

159

(2) タンザニア タンザニア・インフラ省の鉄道将来構想は下図のとおりである。

出典:Ministry of Infrastructure Development, Tanzania, TIPS, Phase I, Main Report

Page 164: クロスボーダー交通インフラ 対応可能性研究フェー …クロスボーダー交通インフラ対応可能性研究 フェーズ3 資料編 3 1.3 ウガンダ:インタビュー概要

クロスボーダー交通インフラ対応可能性研究 フェーズ3 資料編

160

(3) EAC EAC 事務局が作成中の東アフリカ鉄道マスタープラン調査で提案中の鉄道ネットワーク

将来構想は下図のとおりである。

出典:EAC, East African Railways Master Plan Study, F/R ドラフト, 2008

Page 165: クロスボーダー交通インフラ 対応可能性研究フェー …クロスボーダー交通インフラ対応可能性研究 フェーズ3 資料編 3 1.3 ウガンダ:インタビュー概要

クロスボーダー交通インフラ対応可能性研究 フェーズ3 資料編

161

3.2.2 鉄道輸送状況

(1) ケニア鉄道 ケニア鉄道の貨物及び旅客輸送量・ローリングストック状況を以下に示す。

Commodity 2004/05Cement 48,368Coffee 12,759Containers 604,150Soda ash 338,755Fertilisers 36,072Fluospar 0Iron and Steel 25,153Lime & limestone 6,100 5,150Maize 97,400 20,638Other grain 55,600 82,771Oils- Fuel 113,200 92,172 Petroleum 12,500 49,929 LPG 19,800 11,797 Other 22,900 3,685Paper 22,100 3,732Salt 146,800 106,028Sugar 13,400 60,503Vegetable oil 99,300 115,254Wheat 19,500 154,547Other Goods 8,674TOTAL 1,780,137

TRAFFIC TRANSPORTED BY KR 1999/00 - 2004/05 (ton)

3,135,698 1,995,100

6,600361,400475,000

4,90030,50036,400

41,90039,600

7,10087,70074,10062,700

110,90010,9006,900

12,600

1,829,000185,00

355,687 137,301 122,637 533,709

112,90097,100

266,500 63,043 71,786 21,647

12,966 204,212 176,205 256,340

64,824 105,441 73,723 70,584

107,290 248,904

501,100 62,300

2,226,900 94,800

26,800

290,800

107,207 279,942 165,318

2,330,057

8,643 17,287

138,334 86,693

2,357,193

5,962 106,738 97,027

446,072 76,250 98,386 29,834

93,040 67,558

354,323 165,318

2003/04

16,755

152,298 60,729

110,572 86,442 14,563

48,923

90,000 152,899

221,634 90,884

150,101 121,186 412,999

89,600 2002/03

160,651 44,196

117,638 60,987

16,046 14,203

120,061

1999/00 2000/01 2001/02

84,400 40,300

83,453

MONTH J F M A M J J A S O N DTonnes 145,010 144,512 151,294 140,418 176,808 162,338 168,192 161,713 157,852 168,741 157,559 179,860Revenue(Ksh.mn) 289500 262200 301100 254400 338800 352400 380100 379100 364700 369200 347700 386300T-Km(000) 114,085 105,505 111,179 99,079 131,094 118,255 115,597 115,140 101,579 97,647 122,616 122,616Revenue(Ksh.mn) 289.5 262.2 301.3 254.4 338.8 352.4 380.1 379 364.7 359.3 386.3 386.3Av.haul (km) 787 730 735 706 741 728 687 712 644 579 778 682Rev.per t-km (sh) 2.5 2.5 2.7 2.6 2.6 3.0 3.3 3.3 3.6 3.7 3.2 3.2

Table 3: TONNAGES TRANSPORTED FROM JANUARY 2005- DECEMBER 2005

MONTH J F M A M J J A S O N DPassenger NOS 44228 34464 45142 33930 32842 35442 41252 87793 74517 54838 36381 85221Pass-KM (Mn) 10.2 9.2 10.5 7.8 7.6 8.2 9.6 20.4 17.3 12.7 8.4 19.8Revenue(KShs.Mn) 10.6 8.7 10.8 8.1 7.9 8.5 9.9 21 17.9 13.2 8.7 20.4Rev.per person 239.7 252.4 239.2 238.7 240.5 239.8 240.0 239.2 240.2 240.7 239.1 239.4Av. haul (km) 230.6 266.9 232.6 229.9 231.4 231.4 232.7 232.4 232.2 231.6 230.9 232.3Rev.per p-km(sh) 1.0 0.9 1.0 1.0 1.0 1.0 1.0 1.0 1.0 1.0 1.0 1.0

TABLE 4 MAINLINE PASSENGER SERVICES

MONTH J F M A M J J A S O N DPassenger NOS 283,171 284,155 276,118 285,519 343,814 318,181 315,120 301,268 323,388 314,428 305,273 233,696T-KM (Mn) 14.1 14.2 6.6 14.1 17.2 15.9 15.7 15.1 16.2 15.7 15.3 11.7Revenue (KShs.Mn) 7.1 7.1 6.9 7.1 8.6 7.9 7.9 7.5 8 7 6.4 5.3Rev.per person Sh 25.07 24.99 24.99 24.87 25.01 25.07 24.89 24.74 22.26 20.96 22.68Av. Haul(km) 49.79 49.97 23.90 49.38 50.03 49.97 49.82 50.12 50.09 49.93 50.12 50.07Rev.per p-km(sh) 0.50 0.50 1.05 0.50 0.50 0.50 0.50 0.49 0.45 0.42 0.45

TABLE 5: COMMUTER PASSENGER SERVICES

MONTH J F M A M J J A S O N Dunits 43412 42728 46415 26480 49668 43,750 45,266 49,981 43,985 47,518 40,669 49747Tonnes mns 12088 9302 6719 3660 7081 1.2 0.98 1.01 81,219 90,000 90,000

TABLE 6: TRANSIT TRAFFIC TRANSPORTED

Page 166: クロスボーダー交通インフラ 対応可能性研究フェー …クロスボーダー交通インフラ対応可能性研究 フェーズ3 資料編 3 1.3 ウガンダ:インタビュー概要

クロスボーダー交通インフラ対応可能性研究 フェーズ3 資料編

162

MONTH J F M A M J J A S O N DPassenger Trains 272 240 260 263 2928 5739 4437 2928 4437Punctuality % 88 89.7 79 83.2 83.8 79 83.8Freight Trains 1462 165.1 1480 1399 1160 16405 13942 10458 16405 10458Puncturality % 47.9 20 38.9 38.5 40.4 13.7 18.4 25.8 13.7 25.8

TABLE 7: TRAINS OPERATED AND PUNCTUALITY

MONTH J F M A M J J A S O D M J Tanks 15.5 15.9 16.0 16.9 13.3 15.2 14.9 15.7 15.3 17.7 16.7 Flats 7.4 7.9 8.8 9.1 9.0 9.9 9.4 9.4 9.7 10.9 10.8 Covered 15 16 16.4 14.9 15.3 16.6 14.6 14.1 15.6 17.5 15.3 High 25.6 26.2 28.9 18.2 38.3 31.6 44.8 33.3 19.8 25.4 38.5 Low 23.4 24.9 25.5 21.1 31.9 27.5 19 24.8 24 31 26.9 All Wagons 18.6 18.7 19.0 16.0 31.6 16.6 14.4 19.4 16.8 17.1 16.0

TABLE 8: WAGON TURN ROUND

Month J F M A M J J A S O N DKR Wagon in UR 7.8 8.2 8.6 11.7 13.7 14 15 11.9 10.0 9.1 12 12UR Wagon in KR 19.5 20.2 20.1 22.8 22.6 22.6 23 21.8 21.0 20.6 22 22

TABLE 9: TRANSIT WAGON TURN ROUND

J F M A M J J A S O N DThro Packing km 545 469 419 457 4.4 306 288 343 390 378 405Ballasting Km 208 384 516 1357 826 189 671 665 655 799 747Re-Sleepering km 2.9 3.37 3.44 4.06 3.66 1.32 2.08 2.84 3.02 464 2.21Re-railing Km 1.7 1.2 1.2 1.6 0.7 0.9 0.9 1.83 1.4 0.9 2.9Speed Restrictions km 175.7 171.5 152.5 156.1 154.2 450.9 435.2 439.4 439.4 437.8 459.0

TABLE 12: TRACK MAINTENANCE PERFORMANCE

J F M A M J J A S O DT-Km(000) 114 106 111 99 131 119 116 115 102 98 123Pass-KM(Mn) 7 10.7 7.6 7.1 7.4 7.1 7.1 8.8 8.8 7.4 6.6Pass-KM (Mn) 10.2 9.2 10.5 7.8 7.6 8.2 9.6 20.4 17.3 12.7 8.4Total traffic units 131.2 125.4 129.3 114 146.1 146 132.3 144.3 127.6 117.7 137.6Staff Numbers 9140 9141 9138 9042 9135 9135 9135 9135 9135 9135 9135Staf Productivity 14354 13718 14150 12608 15993 15982 14483 15796 13968 12885 15063

TABLE 14: TRAFFIC UNITS AND STAFF PRODUCTIVITY

出典:KRC

Page 167: クロスボーダー交通インフラ 対応可能性研究フェー …クロスボーダー交通インフラ対応可能性研究 フェーズ3 資料編 3 1.3 ウガンダ:インタビュー概要

クロスボーダー交通インフラ対応可能性研究 フェーズ3 資料編

163

(2) タンザニア鉄道 タンザニア鉄道の終着地別貨物輸送量・ローリングストック状況を以下に示す。

FREIGHT TRAFFIC (TONNES) BY DESTINATION - MAJOR STATIONS ONLY Destination 2002 2003 2004 2005 2006 2007

Arusha 13,616 18,848 29,260 46,603 32,416 20,407

Moshi 10,202 7,214 4,417 5,883 4,902 4,056

Tanga 37,939 37,761 39,305 36,101 27,207 2,926

Dar 115,950 125,807 63,420 45,664 15,662 11,113

Ilala - Dar 204,422 173,146 75,467 40,080 22,737 22,334

Pugu 12,422 15,859 13,704 11,616 4,573 2,452

Morogoro 15,182 18,066 6,793 2,679 7,648 6,612

Dodoma 4,955 3,642 59,935 53,278 14,002 7,800

Singida 3,791 5,250 5,565 3,891 3,870 1,487

Tabora 40,301 48,315 46,731 42,001 37,354 30,172

Isaka 175,089 176,680 158,018 165,920 103,635 70,075

Urambo 6,746 8,781 12,755 11,000 7,111 10,521

Mpanda 9,213 9,144 8,882 7,405 8,799 10,285

Shinyanga 39,718 43,731 46,580 39,638 52,330 17,065

Kigoma 194,666 191,759 182,431 205,189 182,465 146,420

Mwanza 434,701 464,863 466,374 362,467 242,867 168,831

Kemondo Bay 11,745 7,319 7,752 8,261 3,394 3,196

Total Major Stations 1,330,658 1,356,185 1,227,389 1,087,676 770,972 535,752

出典:TRL

TRL Locomotive Fleet Age Profile A G E I N Y E A R S

Class 10 - 14 15 - 19 20 - 24 25 - 29 30 - 34 35 - 39 Over

40

Total

89xx - 6 0 0 0 0 0 6

88xx - 0 0 0 8 20 0 28

73xx - 0 0 0 10 0 0 10

65xx - 4 0 0 0 0 0 4

64xx - 0 0 10 0 0 0 10

37xx - 0 5 0 0 0 0 5

36xx - 0 0 14 0 0 0 14

35xx - 0 0 0 0 2 0 2

Total - 10 5 24 18 22 0 79

出典:TRL

Page 168: クロスボーダー交通インフラ 対応可能性研究フェー …クロスボーダー交通インフラ対応可能性研究 フェーズ3 資料編 3 1.3 ウガンダ:インタビュー概要

クロスボーダー交通インフラ対応可能性研究 フェーズ3 資料編

164

TRL Wagon Fleet Age Profile A G E I N Y E A R S

Class 10 - 14 15 - 19 20 - 24 25 - 29 30 - 34 35 - 39 Over

40

Total

Covered - 63 30 194 0 394 0 681

Open High - 0 0 175 0 7 0 182

Open Low - 0 0 25 0 0 0 25

Tanks 64 0 13 98 0 3 0 178

Containers - 0 0 188 0 23 0 211

Cattle - 0 0 39 0 0 0 39

Phosphate - 0 0 41 0 0 0 41

Total - 63 43 760 0 427 0 1,357

出典:TRL

TRL Passenger Carriages Fleet Age Profile - 2008 A G E I N Y E A R S

Class 10 - 14 15 - 19 20 - 24 25 - 29 30 - 34 35 - 39 Over

40

Total

First Class 0 0 0 10 0 0 0 10

Second Sleeping 0 0 0 22 0 0 0 22

Second Sitting 0 0 0 0 4 0 0 41

Third class 21 0 0 18 2 14 0 55

Restaurant Cars 0 0 0 5 0 0 0 5

Brake Van 0 0 0 9 0 0 0 9

Total 21 0 0 64 6 14 0 105

出典:TRL

Page 169: クロスボーダー交通インフラ 対応可能性研究フェー …クロスボーダー交通インフラ対応可能性研究 フェーズ3 資料編 3 1.3 ウガンダ:インタビュー概要

クロスボーダー交通インフラ対応可能性研究 フェーズ3 資料編

165

3.3 港湾取扱貨物状況

3.3.1 モンバサ港

モンバサ港の各種貨物取扱量はを以下に示す。

MOMBASA PORT OPERATIONSTOTAL CARGO THROUGHPUT (DWT) : - (JANUARY - June 2008 COMPARED TO 2007)

2008 2007 VOL %

JAN FEB MAR APR MAY JUN JAN - JUN JAN - JUN CHANGE CHANGE

DRY GENERAL

Imports 369,400 398,745 331,319 390,124 444,285 427,150 2,361,021 2,376,122 -15,101 -0.6%

Exports 159,471 187,079 189,274 191,123 201,440 191,640 1,120,024 1,018,146 101,879 10.0%

Total 528,870 585,824 520,593 581,246 645,724 618,789 3,481,045 3,394,268 86,778 2.6%

DRY BULK

Imports 373,841 315,057 299,847 49,956 152,300 123,355 1,314,356 1,106,904 207,452 18.7%

Exports 7,902 22,800 7,200 34,591 2,400 25,409 100,302 135,772 -35,471 -26.1%

Total 381,742 337,857 307,047 84,547 154,700 148,764 1,414,657 1,242,676 171,981 13.8%

P.O.L

Imports 470,375 294,695 455,094 404,589 405,858 432,687 2,463,298 2,455,465 7,833 0.3%

Exports 3,092 25,931 - 6,598 21,499 4,072 61,192 54,819 6,373 11.6%

Bunkers 6,363 5,527 7,018 - 5,727 18,685 43,319 40,801 2,518 6.2%

Total 479,830 326,153 462,112 411,187 433,084 455,444 2,567,810 2,551,086 16,724 0.7%

OTHER BULK LIQUIDS

Imports 35,041 54,899 51,840 44,720 55,066 46,993 288,559 333,942 -45,383 -13.6%

Exports - - - - - - - - 0 0.0%

Total 35,041 54,899 51,840 44,720 55,066 46,993 288,559 333,942 -45,383 -13.6%

ALL IMPORTS 1,248,656 1,063,396 1,138,100 889,388 1,057,509 1,030,185 6,427,233 6,272,433 154,800 2.5%

ALL EXPORTS 176,827 241,337 203,492 232,312 231,066 239,806 1,324,837 1,249,538 75,300 6.0%

TOTAL 1,425,483 1,304,733 1,341,592 1,121,700 1,288,574 1,269,990 7,752,071 7,521,971 230,100 3.1%

T/MENT 71,060 26,530 33,399 35,557 43,958 56,880 267,384 193,245 74,139 38.4%

GRAND TOTAL 1,496,542 1,331,263 1,374,991 1,157,257 1,332,532 1,326,870 8,019,454 7,715,216 304,238 3.9%

2008

Page 170: クロスボーダー交通インフラ 対応可能性研究フェー …クロスボーダー交通インフラ対応可能性研究 フェーズ3 資料編 3 1.3 ウガンダ:インタビュー概要

クロスボーダー交通インフラ対応可能性研究 フェーズ3 資料編

166

2008 2007 VOLUME %

JAN FEB MAR APR MAY JUN JAN - JUN JAN - JUN CHANGE CHANGE

IMPORTS Full 21,654 23,643 20,621 23,817 24,688 23,374 137,797 132,596 5,201 3.9%

Empty 621 329 479 406 757 453 3,045 2,282 763 33.4%

Total 22,275 23,972 21,100 24,223 25,445 23,403 140,418 134,878 5,540 4.1%

EXPORTS Full 7,434 9,035 8,709 9,586 9,457 8,084 52,305 50,917 1,388 2.7%

Empty 8,357 15,845 13,801 15,017 16,573 16,289 85,882 76,767 9,115 11.9%

Total 15,791 24,880 22,510 24,603 26,030 22,763 136,577 127,684 8,893 7.0%

T/MENT Full 5,237 1,890 2,449 2,482 3,158 4,030 19,246 13,530 5,716 42.2%

Empty 144 406 135 820 530 990 3,025 4,236 1,211- -28.6%

Total 5,381 2,296 2,584 3,302 3,688 3,450 20,701 17,766 2,935 16.5%

TOTAL Full 34,325 34,568 31,779 35,885 37,303 35,488 209,348 197,043 12,305 6.2%

Empty 9,122 16,580 14,415 16,243 17,860 17,732 91,952 83,285 8,667 10.4%

Total 43,447 51,148 46,194 52,128 55,163 53,220 301,300 280,328 20,972 7.5%

CONTAINER TRAFFIC (TEU's) HANDLED - ( JANUARY - June, 2008 COMPARED TO 2007)

2008

Page 171: クロスボーダー交通インフラ 対応可能性研究フェー …クロスボーダー交通インフラ対応可能性研究 フェーズ3 資料編 3 1.3 ウガンダ:インタビュー概要

クロスボーダー交通インフラ対応可能性研究 フェーズ3 資料編

167

2008 2007 VOLUME %

JAN FEB MAR APR MAY JUN JAN-JUN JAN-JUN CHANGE CHANGE

UGANDA : Imports 242,067 228,431 306,292 258,134 228,910 293,805 1,557,639 1,488,501 69,138 4.6%

: Exports 18,650 25,714 33,605 38,992 27,265 24,530 168,756 162,672 6,084 3.7%

:TOTAL 260,717 254,145 339,897 297,126 256,175 318,335 1,726,395 1,651,173 75,222 4.6%

TANZANIA: Imports 12,830 11,953 20,193 20,104 17,469 19,686 102,235 101,494 741 0.7%

: Exports 1,135 1,590 1,354 966 1,452 1,401 7,898 9,729 1,831- -18.8%

:TOTAL 13,965 13,543 21,547 21,070 18,921 21,087 110,133 111,223 1,090- -1.0%

BURUNDI : Imports 4,094 2,169 4,403 2,534 1,284 4,060 18,544 27,339 8,795- -32.2%

: Exports 44 190 284 129 71 141 859 906 47- -5.2%

:TOTAL 4,138 2,359 4,687 2,663 1,355 4,201 19,403 28,245 8,842- -31.3%

RWANDA: Imports 24,872 13,398 34,746 21,866 21,385 27,743 144,010 119,701 24,309 20.3%

: Exports 1,141 726 1,306 1,094 1,360 2,143 7,770 9,128 1,358- -14.9%

:TOTAL 26,013 14,124 36,052 22,960 22,745 29,886 151,780 128,829 22,951 17.8%

SUDAN Imports 8,974 19,496 17,129 14,143 30,479 14,856 105,077 78,605 26,472 33.7%

: Exports 286 368 - 278 158 1,011 2,101 558 1,543 276.5%

:TOTAL 9,260 19,864 17,129 14,421 30,637 15,867 107,178 79,163 28,015 35.4%

D.R.C. : Imports 18,532 17,234 26,427 22,283 20,011 25,727 130,214 113,446 16,768 14.8%

: Exports 2,906 2,542 2,729 3,733 2,632 4,387 18,929 14,749 4,180 28.3%

:TOTAL 21,438 19,776 29,156 26,016 22,643 30,114 149,143 128,195 20,948 16.3%

SOMALIA : Imports 199 2,835 532 121 2,554 4,859 11,100 8,277 2,823 34.1%

Exports - - - - - - - - - 0.0%

:TOTAL 199 2,835 532 121 2,554 4,859 11,100 8,277 2,823 34.1%

OTHERS : Imports 27 7 50 75 13 350 522 72 450 624.6%

: Exports 91 59 6 175 112 56 499 138 361 261.6%

:TOTAL 118 66 56 250 125 406 1,021 210 811 386.0%

TOTAL : Imports 311,595 295,523 409,772 339,260 322,104 391,086 2,069,340 1,937,435 131,905 6.8%

: Exports 24,253 31,189 39,284 45,367 33,050 33,669 206,812 197,880 8,932 4.5%

TOTAL 335,848 326,712 449,056 384,627 355,154 424,755 2,276,152 2,135,315 140,837 6.6%

TRANSIT TRAFFIC JANUARY- JUNE , 2008 COMPARED TO 2007(DWT)

2008

出典:KPA

Page 172: クロスボーダー交通インフラ 対応可能性研究フェー …クロスボーダー交通インフラ対応可能性研究 フェーズ3 資料編 3 1.3 ウガンダ:インタビュー概要

クロスボーダー交通インフラ対応可能性研究 フェーズ3 資料編

168

3.3.2 ダルエスサラーム港

ダルエスサラーム港の各種貨物取扱量を以下に示す。

TRAFFIC THROUGH DSM PORT

JANUARY - DECEMBER 2007

Jan-07 Feb-07 Mar-07 Apr-07 May-07 Jun-07 Jul-07 Aug-07 Sep-07 Oct-07 Nov-07 Dec-07 2007A. VESSEL TRAFFIC (No.ofVessels)1. Deep Sea 1.1 Dry Cargo Vessels 67 75 78 74 86 86 66 68 77 70 64 68 879 1.2 Liquid Cargo Vessels 10 10 13 6 10 11 15 12 12 13 10 11 133 1.3 Other Vessels 1 1 Sub-Total 77 85 91 81 96 97 81 80 89 83 74 79 1,0132. Coastal Vessels 2.1 Dry Cargo Vessels 53 46 51 46 46 46 57 59 47 40 44 45 580 2.2 Liquid Cargo Vessels 1 1 1 1 3 6 1 2 5 4 2 1 28 2.3 Passenger Ferry Boats 154 122 158 146 156 157 171 222 202 178 187 234 2,087 2.4 Other Vessels 53 59 53 56 48 49 71 62 61 65 47 48 672 Sub-Total 261 228 263 249 253 258 300 345 315 287 280 328 3,367 GrandTotal 338 313 354 330 349 355 381 425 404 370 354 407 4,380B. PASSENGER TRAFFIC 1. Passengers disembarked 33,213 24,739 28,445 32,739 30,264 29,665 32,737 34,480 31,557 31,624 26,494 40,371 376,328 2. Passengers embarked 28,398 25,825 27,158 30,024 29,720 27,502 31,397 32,520 29,246 30,259 24,321 39,718 356,088 TOTAL 61,611 50,564 55,603 62,763 59,984 57,167 64,134 67,000 60,803 61,883 50,815 80,089 732,416C. CARGO TRAFFIC (in MetricTons)1. Dry Cargo 1.1 Imports: Dry Bulk 91,735 72,616 64,936 100,151 60,814 62,211 52,644 57,750 94,434 200,395 82,981 188,756 1,129,423 Break bulk 189,896 207,754 183,282 188,814 194,146 193,840 199,895 229,837 225,089 229,364 199,920 230,844 2,472,681 Total imports 281,631 280,370 248,218 288,965 254,960 256,051 252,539 287,587 319,523 429,759 282,901 419,600 3,602,104 1.2 Exports 101,439 84,935 93,360 94,194 92,049 96,150 111,550 122,590 109,330 145,087 107,005 112,101 1,269,790 Total imports & exports 383,070 365,305 341,578 383,159 347,009 352,201 364,089 410,177 428,853 574,846 389,906 531,701 4,871,894 1.3 Transhipments: Deep Sea 42,574 38,318 32,344 51,093 32,701 29,886 23,480 25,687 33,301 19,998 21,405 15,261 366,048 Total dry cargo 425,644 403,623 373,922 434,252 379,710 382,087 387,569 435,864 462,154 594,844 411,311 546,962 5,237,9422. Liquid Cargo

2.1 Crude & Refined petroleum products

2.1.1 Imports: TIPPER - Tanzania TAZAMA - Zambia 79,702 58,154 63,747 61,090 60,599 58,795 64,474 90,146 536,707 Kurasini Oil Jetty 116,873 87,346 99,220 83,237 90,471 120,701 123,734 136,152 169,481 134,118 103,396 89,633 1,354,361 Sub-total 196,575 87,346 157,374 146,984 90,471 181,791 184,333 136,152 169,481 192,913 167,870 179,778 1,891,068

2.1.2 Exports (Transit)* 2.1.2 Exports (Local) 601 606 612 1,744 1,404 1,283 2,603 943 4,509 1,959 600 16,864 Total 196,575 87,947 157,980 147,596 92,215 183,195 185,615 138,755 170,424 197,422 169,829 180,378 1,907,9322.2 Other Bulk Liquids 2.3.1 Imports 23,576 25,499 29,488 27,686 22,900 54,167 183,316 2.3.2 Exports (Local/Overseas) 7,738 4,386 6,007 7,990 4,217 30,338 Total 23,576 25,499 7,738 29,488 27,686 4,386 28,907 7,990 58,384 213,654 Total liquid imports 220,151 87,346 182,873 146,984 90,471 181,791 213,821 163,838 169,481 215,813 167,870 233,945 2,074,385 Total liquid exports 601 606 612 9,482 1,404 1,283 2,603 5,329 10,516 9,949 4,817 47,202 Total liquid imports & exports 220,151 87,947 183,480 147,596 99,953 183,195 215,103 166,441 174,810 226,329 177,819 238,763 2,121,5872.3 Transshipment (IN) 10,001 3,000 20,686 4,000 8,000 10,059 12,000 67,7462.4 Bunkers loadedGrand total liquid cargo 220,151 97,948 186,480 168,282 99,953 187,195 223,103 166,441 184,869 226,329 177,819 250,763 2,189,332Cargo Traffic summary: Overal imports 501,782 367,716 431,091 435,949 345,431 437,842 466,360 451,425 489,004 645,572 450,771 653,545 5,676,489 Overall exports 101,439 85,536 93,966 94,806 101,531 97,554 112,833 125,193 114,659 155,603 116,954 116,918 1,316,992 Transhipment (Deep sea) 42,574 48,319 35,344 71,779 32,701 33,886 31,480 25,687 43,360 19,998 21,405 27,261 433,794 Bunkers LoadedGrand Total 645,795 501,571 560,402 602,534 479,663 569,282 610,672 602,305 647,023 821,173 589,130 797,725 7,427,274

Page 173: クロスボーダー交通インフラ 対応可能性研究フェー …クロスボーダー交通インフラ対応可能性研究 フェーズ3 資料編 3 1.3 ウガンダ:インタビュー概要

クロスボーダー交通インフラ対応可能性研究 フェーズ3 資料編

169

IMPORTS (FULL)JAN FEB MAR APR MAY JUN JUL AUG SEP OCT NOV DEC

LOCAL 18.0 18.0 19.0 17.0 19.0 14.0 16.0 18.0 16.0 19.0 17.0 19.0ZAMBIA 18.0 17.0 18.0 17.0 18.0 14.0 19.0 18.0 18.0 23.0 28.0 30.0BURUNDI 34.0 33.0 34.0 25.0 34.0 21.0 30.0 24.0 30.0 30.0 38.0 32.0RWANDA 25.0 28.0 26.0 24.0 20.0 17.0 19.0 12.0 14.0 15.0 16.0 16.0D. R. CONGO 31.0 27.0 30.0 26.0 19.0 21.0 28.0 18.0 39.0 23.0 24.0 30.0MALAWI 25.0 27.0 26.0 25.0 19.0 19.0 16.0 15.0 24.0 19.0 23.0 34.0UGANDA 14.0 16.0 19.0 19.0 11.0 15.0 9.0 14.0 10.0 10.0 12.0 13.0TOTAL(AVG) 21.0 20.0 22.0 20.0 18.0 16.0 19.0 18.0 21.0 20.0 20.0 23.0

EXPORTS (FULL) 4.0 4.0 4.0 5.0 7.0 5.0 7.0 6.0 6.0 5.0 5.0 6.0

EMPTIESIMP. & EXP. 3.0 3.0 3.0 4.0 4.0 4.0 4.0 3.0 3.0 4.0 3.0 6.0

OVERALL 12.0 12.0 12.0 12.0 11.6 9.8 11.9 10.8 13.0 12.5 13.2 15.0

AVERAGE MONTHLY DWELL TIME-2007

VESSEL TRAFFIC: DSM PORT JANUARY - DECEMBER 2007

TYPE OF SHIP Jan-07 Feb-07 Mar-07 Apr-07 May-07 Jun-07 Jul-07 Aug-07 Sep-07 Oct-07 Nov-07 Dec-07 2007

(1) DEEP SEA VESSELS

(a) Dry Cargo Vessels

(i) Break bulk vessels 15 18 14 16 13 15 8 8 12 11 15 15 160

(ii) Dry bulk vessels 7 5 4 5 4 2 3 3 5 8 4 5 55

(iii) RO-RO Vessels

- Container carrier 3 4 4 3 2 4 3 5 3 4 2 4 41

- Car carrier 5 8 9 6 10 9 6 9 9 8 5 9 93

Sub-total 8 12 13 9 12 13 9 14 12 12 7 13 134

(iv) Container vessels

- UFC 37 40 47 44 57 56 46 43 48 39 38 35 530

- Reefer

Sub-total 37 40 47 44 57 56 46 43 48 39 38 35 530

Sub-total 67 75 78 74 86 86 66 68 77 70 64 68 879

(b) Liquid Cargo Vessels:

(i) Crude oil (TAZAMA) 1 1 1 1 1 1 1 1 8

(ii) LPP (KOJ) 8 9 11 5 10 10 12 11 12 11 9 7 115

(iii) Edible oil (KOJ) 1 1 1 2 1 1 3 10

Sub-total 10 10 13 6 10 11 15 12 12 13 10 11 133 (c) OtherVessels(Int.passenger etc.) 1 1

Total (a + b + c) 77 85 91 81 96 97 81 80 89 83 74 79 1013

(2) COASTAL VESSELS:

(a) Dry Cargo Vessels

(i) Break bulk 10 6 7 11 10 8 14 8 5 6 6 13 104

(ii) Passenger/Cargo 43 40 44 35 36 38 43 51 42 34 38 32 476

Sub-total 53 46 51 46 46 46 57 59 47 40 44 45 535

(b) Liquid Vessels (LPPC) 1 1 1 1 3 6 1 2 5 4 2 1 28

(c) Passenger ferry boats 154 122 158 146 156 157 171 222 202 178 187 234 2087

(d) Other Vessels

(i) Schooners & Dhows 45 49 49 40 39 39 53 60 51 48 35 39 547

(ii) Fishing,Yatchs, etc. 8 10 4 16 9 10 18 2 10 17 12 9 125

Sub-total 53 59 53 56 48 49 71 62 61 65 47 48 672

Total (a + b + c + d) 261 228 263 249 253 258 300 345 315 287 280 328 3322

Grandtotal 338 313 354 330 349 355 387 425 404 370 354 407 4335

Page 174: クロスボーダー交通インフラ 対応可能性研究フェー …クロスボーダー交通インフラ対応可能性研究 フェーズ3 資料編 3 1.3 ウガンダ:インタビュー概要

クロスボーダー交通インフラ対応可能性研究 フェーズ3 資料編

170

DRY CARGO TRAFFIC THROUGH DAR ES SALAAM PORT

JANUARY - DECEMBER 2007(a) DEEP SEA CARGO TRAFFICCOUNTRY Jan-07 Feb-07 Mar-07 Apr-07 May-07 Jun-07 Jul-07 Aug-07 Sep-07 Oct-07 Nov-07 Dec-07 2007

IMPORTS

Tanzania 211,627 202,249 185,098 194,081 179,325 180,598 163,302 206,497 234,468 327,032 200,911 330,456 2,615,644

Zambia 15,824 19,600 15,111 24,887 15,619 16,761 29,961 17,228 21,870 36,283 16,756 19,910 249,810

D.R.Congo 22,634 33,637 21,616 18,284 30,880 28,545 29,675 24,583 25,959 34,739 27,183 31,668 329,403

Burundi 9,562 4,329 6,344 10,837 6,722 7,500 4,564 10,573 4,935 5,901 10,542 7,778 89,587

Rwanda 7,927 7,085 5,834 5,773 6,157 7,215 5,098 5,668 6,389 6,758 7,988 7,743 79,635

Malawi 1,576 1,865 1,733 1,819 2,058 2,523 2,781 5,236 12,556 4,445 4,567 4,136 45,295

Uganda 3,796 2,973 2,297 2,238 2,501 2,752 2,487 2,413 2,314 2,902 2,115 5,210 33,998

Somalia 16,516 16,516

South Africa 7 7

Zimbabwe 2 5 1 3 2 1 14

Mozambique 99 16 20 25 16 172 56 7 22 24 457

Angola 2 3 5 12

Kenya 85 2,602 2 108 20 11 201 173 3,202

Others 1,146 293 677 466 741 846 601 1,738 2,101 492 786 891 10,778

Total imports 274,276 272,051 238,710 277,528 244,029 246,761 238,752 273,936 310,675 418,577 271,084 407,989 3,474,346

Transhipment 42,574 38,318 32,344 51,093 32,701 29,886 23,480 25,687 33,301 19,998 21,405 15,261 366,048

EXPORTS

Tanzania 49,419 40,762 40,235 43,936 42,882 42,495 59,134 41,707 59,034 94,630 71,680 65,219 651,133

Zambia 11,524 11,497 11,599 16,912 14,028 15,352 13,194 16,936 14,041 17,079 11,660 15,687 169,509

D.R.Congo 9,768 10,142 8,169 4,861 5,920 6,376 3,367 20,107 5,834 8,149 7,266 7,651 97,610

Burundi 3,042 1,897 2,682 2,088 2,569 1,344 2,377 3,535 1,410 1,389 805 1,978 25,116

Rwanda 329 400 262 323 370 354 270 4,299 895 607 262 450 8,821

Malawi 55 89 366 458 366 198 238 1,384 413 1,120 657 616 5,960

Uganda 15 293 210 412 90 15 2,219 200 3,454

Others 13,432 10,846 16,024 16,280 14,585 16,980 15,749 18,165 14,057 10,685 8,421 13,563 168,787

Total exports 87,569 75,648 79,630 85,068 81,132 83,189 94,344 108,352 95,684 133,859 100,751 105,164 1,130,390

Total imports & exports 361,845 347,699 318,340 362,596 325,161 329,950 333,096 382,288 406,359 552,436 371,835 513,153 4,604,758

(B) COASTAL CARGO TRAFFIC

Imports 7,355 8,319 9,508 11,437 10,931 9,290 13,787 13,651 8,848 11,182 11,817 11,611 127,736

Exports 13,870 9,287 13,730 9,126 10,917 12,961 17,206 14,238 13,646 11,228 6,254 6,937 139,400

Total 21,225 17,606 23,238 20,563 21,848 22,251 30,993 27,889 22,494 22,410 18,071 18,548 267,136

Overall imports 281,631 280,370 248,218 288,965 254,960 256,051 252,539 287,587 319,523 429,759 282,901 419,600 3,602,104

Overall exports 101,439 84,935 93,360 94,194 92,049 96,150 111,550 122,590 109,330 145,087 107,005 112,101 1,269,790

Overall imports & exports 383,070 365,305 341,578 383,159 347,009 352,201 364,089 410,177 428,853 574,846 389,906 531,701 4,871,894

Transhipment 42,574 38,318 32,344 51,093 32,701 29,886 23,480 25,687 33,301 19,998 21,405 15,261 366,048

Grand Total 425,644 403,623 373,922 434,252 379,710 382,087 387,569 435,864 462,154 594,844 411,311 546,962 5,237,942

Page 175: クロスボーダー交通インフラ 対応可能性研究フェー …クロスボーダー交通インフラ対応可能性研究 フェーズ3 資料編 3 1.3 ウガンダ:インタビュー概要

クロスボーダー交通インフラ対応可能性研究 フェーズ3 資料編

171

COUNTRY Jul-Dec 2007 Jan-Dec 2007

IMPORTS Boxes TEUs Tons Boxes TEUs Tons

Tanzania 38,549 51,217 654,651 72,593 95,754 1,214,932

Zambia 6,440 10,418 111,416 11,170 17,930 192,237

Burundi 2,239 2,895 37,313 10,162 14,191 168,837

Rwanda 2,038 3,196 35,537 4,303 5,977 72,157

D.R. Congo 9,449 13,741 159,972 11,502 16,791 194,306

Malawi 1,228 1,663 20,292 1,754 2,513 29,376

Uganda 853 1,222 14,250 1,773 2,543 29,645

Others 151 222 2,607 332 479 5,616

Empties 2,603 3,255 7,169 3,120 3,922 8,608

Total imports 63,550 87,829 1,043,207 116,709 160,100 1,915,714

20' 39,271 73,318

40' 24,279 43,391

Transhipment 8,528 11,160 138,964 21,789 28,815 355,926

Port/Port

EXPORTS

Tanzania 20,063 26,346 342,164 31,330 41,731 529,848

Zambia 5,354 5,446 85,058 10,432 10,639 168,767

Burundi 629 687 9,872 3,488 3,840 55,108

Rwanda 203 211 3,168 1,077 1,135 16,790

D.R. Congo 2,437 2,688 38,259 2,569 2,822 40,297

Malawi 227 335 3,810 312 497 5,342

Uganda 14 14 215 80 80 1,363

Others 2 3 33 5 8 85

Empties 27,262 40,512 81,417 57,254 84,313 169,775

Total exports 56,191 76,242 563,996 106,547 145,065 987,375

20' 36,140 68,029

40' 20,051 38,518

Total imports & exports 119,741 164,071 1,607,203 223,256 305,165 2,903,089

Transhipment 8,528 11,160 138,964 21,789 28,815 355,926Grand Total 128,269 175,231 1,746,167 245,045 333,980 3,259,015

20' 81,307 156,110

40' 46,962 88,935

C O N T A I N E R T R A F F I C DSM PORT

JANUARY - DECEMBER 2007

Page 176: クロスボーダー交通インフラ 対応可能性研究フェー …クロスボーダー交通インフラ対応可能性研究 フェーズ3 資料編 3 1.3 ウガンダ:インタビュー概要

クロスボーダー交通インフラ対応可能性研究 フェーズ3 資料編

172

DRY CARGO CLEARED BY ROAD AND RAIL: DSM PORT

JANUARY - DECEMBER 2007

COUNTRY Jan-07 Feb-07 Mar-07 Apr-07 May-07 Jun-07 Jul-07 Aug-07 Sep-07 Oct-07 Nov-07 Dec-07 TotalR O A DTanzania 110,062 117,299 128,518 103,050 119,182 133,810 120,830 132,484 218,686 122,622 170,722 250,656 1,727,921Zambia 11,209 12,687 15,356 13,575 14,561 13,526 17,817 17,846 17,388 23,045 15,549 13,552 186,111D.R. Congo 16,087 23,985 38,516 20,965 22,293 20,290 21,206 21,553 25,011 22,485 90,178 20,419 342,988Burundi 3,609 3,594 5,931 4,519 6,191 6,096 4,394 5,828 3,806 4,465 3,804 8,053 60,290Rwanda 4,800 4,830 7,684 5,121 5,733 5,503 4,369 5,086 5,044 5,743 5,575 5,317 64,805Malawi 1,775 1,675 5,141 2,660 2,272 2,174 2,543 2,054 3,373 7,843 6,059 2,236 39,805Uganda 3,099 2,838 2,939 1,721 2,452 1,726 2,208 2,349 2,265 2,021 2,260 2,023 27,901Zimbabwe 6 11 2 2 2 23Botswana 2 2Kenya 18 3 2 5 693 26 747Somalia 2,342 9,772 4,645 9,447 7 26,213South AfricaMozambique 57 34 12 42 22 13 8 8 40 28 26 290Namibia 5 5Angola 1 4 3 4 14 26Others 38 33 6 57 35 37 53 33 35 41 41 72 481Total Road delivery 150,755 166,975 206,452 151,720 182,527 187,827 182,877 187,233 275,632 188,307 294,923 302,380 2,477,608RAILTRCTanzania 591 787 355 320 386 679 647 246 1,448 1,177 606 708 7,950D.R. Congo 3,422 2,769 2,737 1,876 2,215 1,875 1,517 977 1,583 1,399 1,619 915 22,904Burundi 2,441 2,044 2,537 3,124 3,545 3,508 2,947 2,006 2,039 1,049 1,683 2,154 29,077Rwanda 3,186 2,944 1,775 1,006 1,093 2,558 2,265 2,501 216 46 31 855 18,476Uganda 123 370 678 1,386 394 108 552 839 4,450Others 185 73 258Sub-total 9,948 8,544 7,404 6,696 7,917 10,006 7,376 6,124 5,467 4,223 4,778 4,632 83,115TAZARATanzania 95 95Zambia 1,129 18,642 8,746 12,183 2,672 13,166 11,449 3,761 2,464 8,785 9,392 3,769 96,158D.R. Congo 1,355 493 727 1,289 1,432 836 754 566 1,000 1,366 1,315 1,806 12,939Malawi 928 1,601 450 2,979UgandaOthers 34 1,145 1,679 1,355 2,372 2,264 8,849Sub-total 2,484 19,230 9,473 13,472 4,138 14,002 12,203 5,472 5,143 12,434 14,680 8,289 121,020Total Rail delivery 12,432 27,774 16,877 20,168 12,055 24,008 19,579 11,596 10,610 16,657 19,458 12,921 204,135Grand Total 163,187 194,749 223,329 171,888 194,582 211,835 202,456 198,829 286,242 204,964 314,381 315,301 2,681,743

Page 177: クロスボーダー交通インフラ 対応可能性研究フェー …クロスボーダー交通インフラ対応可能性研究 フェーズ3 資料編 3 1.3 ウガンダ:インタビュー概要

クロスボーダー交通インフラ対応可能性研究 フェーズ3 資料編

173

ROAD Total: Jan-June 07 Total: Jul-Dec 07 Total: Jan - Dec 06

Boxes TEUs Tons Boxes TEUs Tons Boxes TEUs Tons

Tanzania 34590 46015 551385 34590 46015 551385 69595 91589 1108470

Zambia 5199 8556 89080 5199 8556 89080 9481 15362 162387

Burundi 1335 1874 22844 1335 1874 22844 2757 3818 46350

Rwanda 1547 2565 26497 1547 2565 26497 3049 5099 52614

DR Congo 7051 10717 119433 7051 10717 119433 12973 19822 220242

Malawi 690 1089 11719 690 1089 11719 1418 2317 24454

Uganda 9375 1097 12616 9375 1097 12616 10219 2343 26734

Others 87 108 256 87 108 256 150 212 462

Total 59874 72021 833830 59874 72021 833830 109642 140562 1641713

RAIL

TRC

Tanzania 275 301 4310 275 301 4310 468 543 7424

Burundi 743 855 11767 743 855 11767 1831 2052 28839

Rwanda 380 401 5914 380 401 5914 1183 1234 18366

DR Congo 483 650 7924 483 650 7924 1263 1476 20172

Uganda 114 146 1850 114 146 1850 280 312 4407

Others 4 8 73 4 8 73 16 20 258

Subtotal 1999 2361 31838 1999 2361 31838 5041 5637 79466

TAZARA

Tanzania 6 7 95

Zambia 922 1171 14920 922 1171 14920 1440 1802 23226

DR Congo 429 498 6807 429 498 6807 819 931 12939

Others 571 578 8815 571 578 8815 573 581 8849

Subtotal 1922 2247 30542 1922 2247 30542 2838 3321 45109

Total Rail 3921 4608 62380 3921 4608 62380 7879 8958 124575

Grandtotal 63795 76629 896210 63795 76629 896210 117521 149520 1766288

DELIVERIES OF CONTAINERS BY ROAD AND RAIL: DSM PORT

JANUARY - DECEMBER 2007

出典:TPA

Page 178: クロスボーダー交通インフラ 対応可能性研究フェー …クロスボーダー交通インフラ対応可能性研究 フェーズ3 資料編 3 1.3 ウガンダ:インタビュー概要

クロスボーダー交通インフラ対応可能性研究 フェーズ3 資料編

174

4 研究会・公開セミナー議事録

4.1 研究会議事録

Page 179: クロスボーダー交通インフラ 対応可能性研究フェー …クロスボーダー交通インフラ対応可能性研究 フェーズ3 資料編 3 1.3 ウガンダ:インタビュー概要

クロスボーダー交通インフラ対応可能性研究 フェーズ3 資料編

175

第 1 回研究会

議事概要 日時:平成 20 年 8 月 21 日 13:45~: 場所:(独)国際協力機構 経済基盤開発部

出席者(敬称略): 吉田 恒昭 東京大学大学院 新領域創成科学研究科 教授 伊藤 富章 JICA 経済基盤開発部 運輸交通・情報通信グループ 次長 中村 明 JICA 経済基盤開発部 都市・地域開発グループ 次長 竹内 博史 JICA 経済基盤開発部 運輸交通・情報通信第一課 課長 室岡 直道 JICA 経済基盤開発部 都市・地域開発第二課 主任 若宮 愛 JICA 経済基盤開発部 運輸交通・情報通信第一課 大前 正也 JICA 経済基盤開発部 運輸交通課題インハウスコンサルタント 金川 誠 JICA 経済基盤開発部 菅野 祐一 JICA 経済基盤開発部 岡村 京子 JICA 経済基盤開発部 久保 良友 JICA 経済基盤開発部 伊藤 英樹 JICA 経済基盤開発部 紺屋 健一 JICA 経済基盤開発部 畠山 敬 JICA アフリカ部 主査 庄子 真由美 JICA アフリカ部 計画課 福原 一郎 JICA アフリカ部 東部アフリカ課 菊池 太郎 JICA アフリカ部 東部アフリカ課 小部 宣幸 JICA アフリカ部 東部アフリカ課 三好 恭平 JICA JOCV 事務局 アフリカ課 本村 雄一郎 総括 交通インフラ/施設計画(株式会社パデコ) 大西 元 産業開発/貿易促進(三菱 UFJ リサーチ&コンサルティング株式会社) 荻田 聡 交通計画Ⅰ(株式会社パデコ) 八田 麻沙子 交通計画Ⅱ(株式会社パデコ)

議事次第 開会の挨拶(伊藤次長) 本研究の背景(中村次長) TICADⅣフォロー(畠山主査) 研究の体制及びスケジュール(若宮) 本研究実施方針(本村総括) 討議

Page 180: クロスボーダー交通インフラ 対応可能性研究フェー …クロスボーダー交通インフラ対応可能性研究 フェーズ3 資料編 3 1.3 ウガンダ:インタビュー概要

クロスボーダー交通インフラ対応可能性研究 フェーズ3 資料編

176

資料 1 議事次第 資料 2 業務計画書(第 1 章) 資料 3 本研究の背景(発表資料) 資料 4 TICADⅣフォロー(発表資料) 資料 5 本研究の実施方針(発表資料) 資料 6 ドラフト・ファイナル・レポート目次案

Page 181: クロスボーダー交通インフラ 対応可能性研究フェー …クロスボーダー交通インフラ対応可能性研究 フェーズ3 資料編 3 1.3 ウガンダ:インタビュー概要

クロスボーダー交通インフラ対応可能性研究 フェーズ3 資料編

177

議事概要

議事(1) 開会の挨拶(伊藤次長) 議事(2) 本研究の背景(中村次長)(資料 3) 議事(3) TICADⅣフォロー(畠山主査)(資料 4) 議事(4) 研究の体制及びスケジュール(若宮) 議事(5) 本研究実施方針(本村総括)(資料説明、資料 5・6) 議事(6) 討議

○ 経済成長のためのアプローチについて 竹内課長 経済成長のアプローチは、大きく分けて「資源開発・輸出」と「地域の工業

化・産業育成」の二つである。この二つを別々に考えないのか。 本村総括 経済成長アプローチは資源輸出と工業化だけではなく、観光・サービスなど、

他の産業アプローチもある。国によって付与条件は違うので、それを見極め

てどのようなミックスを取るのかというアプローチが必要である。一つの産

業ではなく、複数産業の組み合わせを考える必要がある。 竹内課長 特定の地域を重点的に調査するということなので、最初からミックスではな

く、それぞれの産業アプローチについての現状分析・状況把握を行った上で、

それらをミックスするという理解でよいか。 本村総括 そのように進めたい。

○ 一社支援について 竹内課長 プレゼンテーションで一社支援の話が出ていたが、一社支援を透明性を持っ

て進めていくにはどうしたら良いのかについて、一緒に考えていきたい。 ○ 人材育成について 伊藤次長 アフリカ支援はこれまで宗主国が中心となって行ってきたが、経済インフラ

支援が主であり、人材育成が不十分であった。これに対して、日本は農業・

工業等の産業分野での人材育成を行ってきた。アフリカ支援では、他のドナ

ーとの役割分担を考慮し、各ドナーの得意分野・援助可能分野等を明確化す

ることが重要である。 伊藤次長 人材育成では、人の派遣や研修員の受入が必要である。一方、アフリカは遠

いため、その実施方法が課題である。また、90 年代アフリカ進出していた商

社も引き上げたため、それらをいかに呼び戻すがというのも考慮すべきであ

る。 本村総括 最大の人材育成は、民間企業である。工場が一つ出来ると、そこで多くの数

の人が育成される。民間のリスクを政府が減らし、民間企業が出て行きやす

い環境をつくることが重要である。

Page 182: クロスボーダー交通インフラ 対応可能性研究フェー …クロスボーダー交通インフラ対応可能性研究 フェーズ3 資料編 3 1.3 ウガンダ:インタビュー概要

クロスボーダー交通インフラ対応可能性研究 フェーズ3 資料編

178

○ GMS とアフリカの差異について 吉田教授 歴史的背景を見ると、アフリカのインフラは植民地経営化により骨格が出来

た。それが戦後の独立を経て分断された。ここまではアジアのインフラの歴

史と非常に似ている。しかしその後が異なる。この理由を考えることは重要

である。 この理由の一つは人口分布であると考える。アフリカの場合、人口分布が内

陸に散開している。アジアでは港があり、そこに人口が集中しており、利点

があった。この違いを見ていく必要がある。 吉田教授 民間の直接投資と ODA が逆転するのはアジアでは 70 年代後半。しかしアフ

リカはまだまだである。クロスボーダーもインフラも手段であって、それを

どのように活かして、直接投資を呼び込む環境をつくるかが重要である。 吉田教授 貿易について、アジアのような域内循環が出来ていない。宗主国との一方通

行になっている。いかに域内循環をつくっていくかを考える必要がある。 中村次長 GMS の時は、内陸国はラオスだけであったが、アフリカには 15 カ国存在す

る。それをどうするかが課題である。さらに紛争問題があり、横断道が内戦

国を通過する場合も考えなくてはならない。GMS の時とは異なる様々な条件

を考慮する必要がある。 ○ クロスボーダー交通・貿易促進について 中村次長 アフリカをマクロに捉えることは重要である。インフラのキャパシティとし

てのアフリカをマクロに捉えたい。インフラの全体量がどれだけ足りないの

かと、インフラの開発要件を難しくしている理由(水深による港の開発制約

要件等)を捉える必要がある。今回の研究ではその辺りの現地調査はあまり

できないので捉えることが難しいかもしれないが、どこかで整理が必要かと

思う。 吉田教授 クロスボーダー・インフラの存在意義は、近隣諸国の分業化促進による運輸

促進にある。そのため、関連する地域の各国の開発戦略の共通性・異質性・

補完性等、分業の可能性という視点が重要である。また運輸促進に資する当

該域内の共通政策を検討する必要があるが、右政策を検討する際にどのよう

な課題があるか、どのようなボトルネックが存在するかに留意すべき。異な

る比較優位産業(資源・工業・サービス産業)を持つ国々にインセンティブ

を与えるクロスボーダー・インフラであれば、実用性が高い。 本村総括 比較優位でやっかいなのは、料金体系の違いである。タンザニアとケニアの

物流では、タンザニアの方が大幅に安いため、タンザニアの物流を皆使う。

この料金体系とは、政策からくるものである。従って、料金体制・制度の違

いから調べていかないと、本来の比較優位の話ができない。 吉田教授 まさにそれが隣国との共通政策がないということを示している。そのような

政策課題を整理することに意味がある。共同体・協定があっても、実際の状

況が異なるならば、それも重要な政策課題である。

Page 183: クロスボーダー交通インフラ 対応可能性研究フェー …クロスボーダー交通インフラ対応可能性研究 フェーズ3 資料編 3 1.3 ウガンダ:インタビュー概要

クロスボーダー交通インフラ対応可能性研究 フェーズ3 資料編

179

○ アフリカの地域分類について 若宮 アフリカを全体から分析していくという話があったが、地域によって差異が

ある。サブサハラ・アフリカという大きなカテゴリーの他に、西・東・南と

いう地域で見ていく必要があるのではないか。 ○ NEPAD/TICADⅣ関連について 中村次長 NEPAD 関係でアフリカ部から情報を頂きたい。2 年前、144 案件を NEPAD 支

援として絞り、ICA (The Infrastructure Consortium for Africa)を作って具体化し

た。その後どうなっているのか。 庄子 2 年前に 144 の NEPAD 支援案件を絞った際、7 件を日本の支援案件として選

び、支援してきた。この活動期間は 4 年間であり、2007 年に終了している。7件は現在、実施中もしくは終了している。現在は、AfDB 内の ICA 事務局主

導で各ドナーの情報をもとに支援を行っている。 室岡主任 NEPAD のリストされたプロジェクトは極めて個々のプロジェクトであった。

これに対して、インフラの本来持つネットワークやインターモーダルなとこ

ろを今後考慮すべきであるという問題提起があったが、NEPAD、ICA 内での

動きはどうなっているのか。 庄子 交通ネットワークやインターモーダル交通重視という動きは特にない。

中村次長 NEPAD 案件は、各国から断片的にあがってきたものが取り纏められるため、

必ずしも回廊を意識したものではない。 伊藤次長 個々の案件であっても、それらが繋がってきたり、どこが不足箇所なのか見

えてきたりということはないのか。 室岡主任 共同で埋めていくという発想ではなく、それぞれのプログラムを別々に実施

するという状況である。 庄子 TICADⅣフォローアップでも広域インフラを重視している。国境支援では、

ワンストップ・ボーダー・ポスト (OSBP) を特に支援していく方針である。

短期行動計画では、OSBP を 14 箇所に拡大することを掲げているが、現在実

施中は 2 案件のみなので、今回の研究で貨物輸送のボトルネックに関する情

報が得られれば使わせて頂きたい。 大西 東アフリカに調査範囲を絞ると国境の数は絞られるので、12 箇所の OSBP の

提案は難しい。調査対象地域内の数地点で提案を行うという形でもよいか。 庄子 現在は、関税職員のキャパシティ・ビルディングを行っている。しかし、税

関支援のみが OSBP 支援ではないので、他のスキームがあれば、それも是非

提案してほしい。 中村次長 アフリカ部でも、世銀と一緒に OSBP に取り組んできた中での、教訓や Finding

があれば教えてほしい。 私自身の Finding としては、国境の役割は、地域・ルートによって異なり、「物

流活性化のための国境」「人の交流による地域開発の役割を果たす国境」等が

ある。その役割によって、整備すべき機能や、改善すべきマイナス要素、OSBPの果たす役割が異なると考える。その辺りを提案してほしい。

Page 184: クロスボーダー交通インフラ 対応可能性研究フェー …クロスボーダー交通インフラ対応可能性研究 フェーズ3 資料編 3 1.3 ウガンダ:インタビュー概要

クロスボーダー交通インフラ対応可能性研究 フェーズ3 資料編

180

若宮 NEPAD144 案件等、現在進められている案件は、単独の国で行われているも

のが多い。その中で、クロスボーダーにどのように取り組むべきかの、指針

になるような、マスタープラン的な研究にしていきたい。 ○ 地域単位で捉えた CBTI の必要性について

若宮 地域単位で捉えた CBTI の必要性をどのように示せるかが課題である。 本村総括 アフリカでは、独立の際に人為的に国境が作られている。各国の経済規模も

小さい。経済発展のためには、国境をなくして、複数国のマーケットをター

ゲットとした産業展開を促進することが必要である。 大西 各共同体の関税撤廃・共同通貨導入等の動きを整理し、その制度的前提条件

のもと、CBTI を整備すべき地域を示すのも一つのアプローチかもしれない。

吉田教授 制度的なフレームは非常に重要。サミットが共通のビジョンに合意すること

も必要である。地域連携の強さはクロスボーダーの前提となる。 ○ その他 内藤課長

(欠席)から

のコメント

1)アフリカにおいては、EAC 等の地域経済共同体(RECs)の視点は欠か

せないので、絶対入れるべきである。

2)貿易構造についての文献情報ソース(スライド 24)に「Africa’s Silk Road(世銀, 2007)」を追加すべきである。

若宮 次回研究会は、9 月 26 日午後 3 時~5 時実施予定。内容は 10 月の現地調査内

容と研究の進捗について。

以上

Page 185: クロスボーダー交通インフラ 対応可能性研究フェー …クロスボーダー交通インフラ対応可能性研究 フェーズ3 資料編 3 1.3 ウガンダ:インタビュー概要

クロスボーダー交通インフラ対応可能性研究 フェーズ3 資料編

181

第 2 回研究会

議事概要 日時:平成 20 年 9 月 21 日 15:00~17:00 場所:(独)国際協力機構 12C 会議室

出席者(敬称略):

吉田 恒昭 東京大学大学院 新領域創成科学研究科 教授 黒柳 俊之 JICA 経済基盤開発部 部長 伊藤 富章 JICA 経済基盤開発部 運輸交通・情報通信グループ 次長 中村 明 JICA 経済基盤開発部 都市・地域開発グループ 次長 菅野 祐一 JICA 経済基盤開発部 都市・地域開発第二課 課長 紺屋 健一 JICA 経済基盤開発部 運輸交通・情報通信第一課 主任 大川 太郎 JICA 経済基盤開発部 運輸交通・情報通信第一課 後藤 隆寛 JICA 経済基盤開発部 運輸交通・情報通信第二課 讃井 一将 JICA 経済基盤開発部 運輸交通・情報通信第二課 金川 誠 JICA 経済基盤開発部 運輸交通・情報通信第二課 伊藤 英樹 JICA 経済基盤開発部 運輸交通・情報通信第二課 大前 正也 JICA 経済基盤開発部 運輸交通課題インハウスコンサルタント 渋木 圭太 JICA 経済基盤開発部 運輸交通分野課題支援スタッフ 庄子 真由美 JICA アフリカ部 南部アフリカ第一課 広瀬 恵美 JICA アフリカ部 東部アフリカ第二課 倉科 芳朗 JICA アフリカ地域支援事務所 所長 中澤 敏之 JICA ケニア事務所 インフラ担当 坪池 明日香 JICA タンザニア事務所 高野 晋太郎 JICA ウガンダ事務所 本村 雄一郎 総括 交通インフラ/施設計画(株式会社パデコ) 大西 元 産業開発/貿易促進(三菱 UFJ リサーチ&コンサルティング株式会社) 荻田 聡 交通計画Ⅰ(株式会社パデコ) 八田 麻沙子 交通計画Ⅱ(株式会社パデコ)

議事次第 開会の挨拶(黒柳部長) 論点等について(紺屋主任) 研究調査の進捗と現地調査計画について(本村総括他) 討議 資料 1 議事次第 資料 2 研究調査の進捗と現地調査計画について(発表資料)

Page 186: クロスボーダー交通インフラ 対応可能性研究フェー …クロスボーダー交通インフラ対応可能性研究 フェーズ3 資料編 3 1.3 ウガンダ:インタビュー概要

クロスボーダー交通インフラ対応可能性研究 フェーズ3 資料編

182

議事概要

議事(1) 開会の挨拶 議事(2) 論点等について(資料 1) 議事(3) 研究調査の進捗と現地調査計画について(資料 2) 議事(4) 討議

○ 対象国・共同体の開発戦略の整合性について 吉田教授 農業・資源開発のための CBTI 整備について、関係諸国の開発戦略との整合性

と、それに基づく広域(隣国同士・地域経済共同体 RECs などの複数国)の開

発戦略の整合性・非整合性を抑える必要がある。GMS での、CBTI の最大の

促進要因は、開発戦略及び開放型・市場型という将来のビジョンが共有され

ていたことである。 サブサハラ・アフリカでも、各国の開発戦略の状況(どの国にはあってどの

国にはないのか)、それらが複数国でどこまで共有されているのか、共同体と

しての構想が具体的にどこまで出来ているのかという、フレームを抑えた上

で、それらに平仄が合う CBTI の提案を行ってほしい。 ○ 東アフリカの整備優先回廊と対象交通モードについて 吉田教授 今後、北部回廊を中心に具体的に詰めていくという方向性だと思う。ここで

気になるのは、北部回廊では鉄道と道路が競合していることである。北部回

廊において、この二つのモードの両方を整備するよりも、どちらか一つにプ

ライオリティを置いて整備し、この回廊に強くリンクするもう一つの回廊を

整備するという方向性も考えられる。具体的に言うと、北部回廊・中央回廊

の二つを整備するという案である。この二つはナイロビを通るループを描い

ており、広域回廊としては理解しやすい。 GIS のデータ(人口・都市・水資源・鉱物資源等の分布)を重ね合わせ、整

備すべき回廊のオプションを提案してはどうか。 吉田教授 モンバサとカンパラは 1500km くらいあるのだろうか。鉄道を整備して、拠点

駅から道路が整備するといった案も考えられる。鉄道・道路の競合性・補完

性をどのように捉えるのかが非常に重要である。 本村総括 輸送する対象によって必要とされるモードは異なる。鉱物資源であれば、コ

ストの面から鉄道が必要になる。 吉田教授 GIS につなげて、運ぶものが何かを把握した上で、交通モードのオプション

を提案することが必要になるだろう。 本村総括 対象 3 カ国の人口は合計 1 億を超える、大きなマーケットである。3 カ国が一

つのマーケットとして動けるようになると、経済状況は随分違ってくるであ

ろう。そういった意味で、中央回廊を整備し、北部回廊と合わせてループを

つくるというのは意味のあることだと思う。

Page 187: クロスボーダー交通インフラ 対応可能性研究フェー …クロスボーダー交通インフラ対応可能性研究 フェーズ3 資料編 3 1.3 ウガンダ:インタビュー概要

クロスボーダー交通インフラ対応可能性研究 フェーズ3 資料編

183

吉田教授 同意である。また、ループ上にすると、他のアフリカ諸国のモデルになりや

すい。OSBP をつくり、鉄道と道路が補完しあって、港といくつかの道路があ

り、市場が統合されて、ケニアと他の諸国の経済格差を埋める分業化が促進

し、CBTI が上手くいけば、他のアフリカ諸国のデモンストレーション・イン

パクトにもなるだろう。 中村次長 道路と鉄道の貨物輸送モードの転換は、1000km くらいが目安である。運ぶ物

によるが、どちらを優先的に整備するべきか、一定の基準を決めた方がよい

と考える。 ○ 新 JICA(JICA/JBIC 統合)の方針とアフリカ CBTI 整備の関連について 吉田教授 CBTI 整備を新 JICA の方針(JICA としての“営業方針”)にどう結びつける

のかも、考えていくべき視点である。 中村次長 今後、資金協力と技術協力を総合的に取り組めることが、新 JICA の強みであ

ると考える。地域への影響を物流システム全体で捉え、システムとして機能

していない箇所・分野を補完するような支援が有効と考えている。 この回廊のハード部分は他ドナーが既に整備計画・実施中であり、整備の余

地があまりないかもしれないが、システム全体として見た時に不足するソフ

ト分野を埋めていくことが出来るのではないかと思う。現地調査の結果で、

何が重要なのか、整理してほしい。 ○ アフリカの高賃金について 伊藤次長 アフリカがアジアに比べて賃金が高いというのは意外である。理由を知りた

い。 本村総括 一つの理由として挙げられるのは、アフリカの独立は都市住民を中心にして

起こったことである。都市住民の優遇策(輸入代替策)が農民を経済的に犠

牲にすることになり、都市労働者の賃金が高くなった。それらの政策は何年

か前から転換したが、過去の政策の遺産として、都市労働者の高賃金という

状態が残っている。 ○ その他伊藤次長からのコメント 伊藤次長 前研究会では開発ポテンシャル評価を行うとしていたと思う。整備優先地域

における回廊選定のプロセスの明確にしてほしい。 伊藤次長 調査の留意点であるが、70~80 年代は、ムニレレが中心にクロスボーダー交

通整備を行っていた。今はどこが中心となってどういった分野を重点的に行

っているのか、といったところも抽出しながら調査を行ってほしい。 伊藤次長 タンザニアに関しては、中央回廊近くで鉱物資源が採れる。これも一つの開

発ポテンシャルとして考えられる。

Page 188: クロスボーダー交通インフラ 対応可能性研究フェー …クロスボーダー交通インフラ対応可能性研究 フェーズ3 資料編 3 1.3 ウガンダ:インタビュー概要

クロスボーダー交通インフラ対応可能性研究 フェーズ3 資料編

184

○ 港湾と物流システムについて 中村次長 モンバサからダルエスでは港湾の水深の意味でのキャパシティが異なる。港

湾の位置的関係だけではなく、港湾のキャパシティによっても、物流の流れ

が異なってくるので、(この変はデータが難しいかもしれないが)それらを踏

まえた上でのシステムとしての物の流れを捉えることが出来ればと思う。 ○ 地域開発・産業開発について 中村次長 現地調査でマラバの OSBP に行くことについて、OSBP で物流・人流が流れや

すくなることは明らかだが、地域開発的なインパクトもある可能性があるの

で、そういう視点で OSBP を見てきてほしい。 中村次長 アフリカは二次産業の成長はあまりない。脱工業化以前の状態である。これ

は、工業化する余地があると考えるべきなのか、工業化には余地がなくて一

気に三次産業に行くべきということなのか、どのように考えているのか教え

てほしい。 大西 (国によって事情が異なってくると思うが、一般論として)三次産業に対し

ての投資も最近増えてきているので、二次を通り越して三次というシナリオ

も一つある。一方で、資源開発から、鉱工業が突出している国もある。また

別のシナリオとして、農業のみで食べていくことのできる国が出現する可能

性もある。 本村総括 経済成長には、マーケットの大きさが重要である。通貨統合等が行われ、3

カ国が一つのマーケットになれば、非常に大きなインパクトである。これを

CBTI が促進する。 一次・二次・三次のどのような組み合わせが適切かについては、今後、多様

なアフリカ独自の要因を検討した上で整理すべき課題である。 中村次長 内陸国ウガンダの方がヨーロッパに対する輸出が多く、ケニアは域内貿易が

多いように思われる。これは一例であるが、輸出入貨物がどのように増えて

いるのか、どのような産業が多いのか、どのような物を運ぶのか、等とリン

クしてくるので、今後の検討の中で、輸出入の関係について、整理してほし

い。各国の「域内貿易依存率」といったデータがもしあれば望ましい。 ○ アフリカ部からのコメント(主に現地視察について)

庄子 中央回廊のルートについて、途中から枝分かれして、3 パターンあると把握し

ている。これについても検討してほしい。 庄子 対象地域 3 カ国ということだが、EAC のルワンダ・ブルンジへの物流も考慮

してデータを取ることが出来ればよいと思う。 庄子 マラバ OSBP は、世銀がハードを USAID がソフトを担当した。2007 年に開通

したアフリカ初の OSBP ということだが、現在は鉄道部分のみの OSBP であ

り、道路部分は未だ OSBP 化していない。その辺の現状把握もお願いしたい。 庄子 現地視察で JBIC/AfDB の協調融資の「アルーシャ-ナマンガ-アティ川道路

改善事業」を見るということだが、JJ 連携で整備予定のナマンガの OSBP 系

各地も視察してきてほしい。ナマンガは、3 年後の OSBP 開通に予定である。

OSBP には、現在ナイロビの歳入省での技プロで研修を受けた職員が派遣され

る予定である。 ○ ケニア事務所からのコメント 倉科次長 アフリカは、まだまだアジアの状態には追いついていない。20~30 年前のイ

ンドネシアのような状態である。GMS と同じ視点でアフリカを見るとまだま

だ不備があることを把握しておいてほしい。

Page 189: クロスボーダー交通インフラ 対応可能性研究フェー …クロスボーダー交通インフラ対応可能性研究 フェーズ3 資料編 3 1.3 ウガンダ:インタビュー概要

クロスボーダー交通インフラ対応可能性研究 フェーズ3 資料編

185

倉科次長 CBTI 整備将来像から経済成長が MDG の方にいくのか、MDG から将来像が

導き出されるのか、相互関係について整理してほしい。 倉科次長 経済成長を促進するための CBTI ということだが、アフリカの経済成長促進と

いうと、ヨーロッパへの輸出増加が一番身近なところである。一方で、ケニ

アからヨーロッパへの輸出品(花等)を伸ばすことを考えると同時に、国内

需要への対応(国内・域内への食料品・工業品の生産性向上)といった視点

についても検討してほしい。 ○ タンザニア事務所からのコメント(タンザニアの取り組み)

坪池 タンザニアのダルエス港をどの経済圏で考えるのかが一つの論点になると考

える。ダルエス港はモザンビーク、ザンビアをマーケットとした SADC の拠

点と捉えることも出来る。これらを踏まえ、もう少し広い範囲で対象となる

回廊を考えてもよいのではないか。 関連して、タンザニアの資源について、北部は欧米にかなり開発されており、

日系企業の進出メリットは少ないように思われる。南部の鉱物資源が着目さ

れているところがあるので、タンザニア南部を通る回廊整備の可能性も検討

してはどうかと考える。 坪池 CBTI インフラ整備と貧困削減の視点も重要と考える。タンザニアにおいて

「インフラ Round Forum」が設立されており、この Forum の動きにも留意。 ○ 回廊構想について 中村次長 現地調査の対象はアフリカ東部であるが、それとは別に、マクロなアフリカ

の全体の CBTI 整備戦略を考えていきたい。これについては、アフリカ部の方

で、何か考えているところはあるだろうか。 北部・中央回廊のループは一つ意味のあるものだが、一方で、モンバサから

カンパラ・コンゴを抜けてラゴスを結ぶような東西回廊(広い意味での成長

回廊)は、これまでどのように議論されてきたのだろうか。 庄子 北部回廊とモンバサ-ラゴス回廊は途中まで(コンゴに入る手前までは)重

複している。しかし実際、コンゴから先はほとんどがミッシングリンクの状

態なので、モンバサからラゴスまでの物流を考えるという議論は今までなか

なかなかった。 中村次長 コンゴは西部と東部に分けられる。西部は沿岸部があるが、東部は大陸の真

ん中にある。西部・東部の民族の関係、インフラの整備状況考えると、コン

ゴ東部をモンバサに繋ぐのも一つの施策と考えられる。この路線を一つの成

長回廊として想定しておくと、今後様々なことが考えられるのではないかと

思う。 大西 スーダン南部とウガンダのつながりが活発化してきている。これはスーダン

南部で石油が産出されていることにより、南部の都市とウガンダの交易が盛

んになってきたことによる。スーダン南部では首都ハルツームへ飛ぶよりも

カンパラへ出てエンテベ空港から出国するルートの方が効率的と見る向きも

ある。スーダン南部との繋がりも、一つの視点になるのではないか。 中村次長 今回は研究会なので、アフリカ全体の今捉えられる範囲での大きなマクロ分

析をした上で、一つの例として東アフリカ地域においてプログラムを策定す

るというのが主目的である。一方、アフリカのインフラを捉える上での情報

を集められるのであれば、将来のアフリカを考える上で役に立つ。 この点は事務所からも協力をお願いしたい。特にケニア事務所は、ブルンジ

等の情報を持っていると思うので、現地調査時に提供をお願いしたい。

Page 190: クロスボーダー交通インフラ 対応可能性研究フェー …クロスボーダー交通インフラ対応可能性研究 フェーズ3 資料編 3 1.3 ウガンダ:インタビュー概要

クロスボーダー交通インフラ対応可能性研究 フェーズ3 資料編

186

倉科次長 来月、インフラ専門員を含む 2 名の専門員がウガンダ北部に調査に行く。こ

れは、北部ウガンダとスーダンのクロスボーダー交通という視点も含めての

予備調査である。タイミング合えば、現地調査時にカンパラで会えるのでは

ないかと思う。 倉科次長 EAC の中にルワンダ・ブルンジが入った。また、北部回廊・中央回廊の整備

でこの 2 カ国が他の EAC 諸国とつながれることになる。この 2 カ国はこれま

でフランスの影響化(フランス・ベルギーの植民地)であり、他方、ケニア・

タンザニア・ウガンダはイギリス影響下であった。このフランスの影響化で

あった 2 カ国がイギリスの影響化に移ろうとしているのは、アフリカの中で

は興味深い動きである。調査対象にはなっていないかもしれないが、この 2カ国の物流や法整備がどのようになっているのかというところも、調べられ

ればと思う。 ○ GMS の経験とアフリカ CBTI

讃井 アフリカにおいての開発課題とそれらを踏まえた個々の案件について、どう

いった視点でどういったところに留意して取り組むべきかをより詳しく知り

たい。GMS と比較してどのように違うのか、例えば、ケニア・タンザニアを

タイ・ベトナムと比較し、ラオスをウガンダと比較するとどうなのか、とい

う点に着目して現地調査を行ってほしい。 吉田教授 タイとマレーシアに関しては、FDI と越境交通が活性化している。ここでは

鉄道と道路が両方動いている。鉄道の意外とリスクが高かった部分は組合が

強いことである。今回のタイの騒動でも、タイの国鉄がサボタージュを始め

たことで、日系企業はかなり困難を強いられた。組織面で、鉄道は信頼性・

定時性が低いという状況である。 吉田教授 GMS でも OSBP という手法を取り入れている。タイ・ベトナム・カンボジア・

ラオスでは、共通のカスタムのフォーマットが出来てきた状況である。 吉田教授 ラオスとタイの国境はメコン川であるが、越境交通活性化により、ラオスの

人がタイの社会施設(病院等)に通うというような社会的なインパクトがあ

った(数千人規模での移動が起こっている)。一方、ミャンマーとタイでは政

策(開発政策)が大きく異なるため、なかなか越境交通整備が進まない、と

いうところがある。

以上

Page 191: クロスボーダー交通インフラ 対応可能性研究フェー …クロスボーダー交通インフラ対応可能性研究 フェーズ3 資料編 3 1.3 ウガンダ:インタビュー概要

クロスボーダー交通インフラ対応可能性研究 フェーズ3 資料編

187

第 3 回研究会

議事概要 日時:平成 20 年 11 月 27 日 15:00~17:00 場所:(独)国際協力機構 6A 会議室

出席者(敬称略):

吉田 恒昭 東京大学大学院 新領域創成科学研究科 教授

吉田 憲正 〃 国際協力学専攻(元 JICA NEPAD 専門家)

本村 雄一郎 総括 交通インフラ/施設計画(株式会社パデコ)

ブルース・ウィンストン クロスボーダー交通ネットワーク(株式会社パデコ)

大西 元 産業開発/貿易促進(三菱 UFJ リサーチ&コンサルティング株式会社)

荻田 聡 交通計画Ⅰ(株式会社パデコ)

八田 麻沙子 交通計画Ⅱ(株式会社パデコ)

黒柳 俊之 JICA 経済基盤開発部 部長

畝 伊智朗 〃 審議役

中村 明 〃 都市・地域開発グループ 次長

斎藤 公美 〃 都市・地域開発第 1 課 支援スタッフ

伊藤 富章 〃 運輸交通・情報通信グループ 次長

紺屋 健一 〃 運輸交通・情報通信第一課 主任

大川 太郎 〃 運輸交通・情報通信第一課

若宮 愛 〃 運輸交通・情報通信第一課

大前 正也 〃 運輸交通課題インハウスコンサルタント

内藤 智之 〃 運輸交通・情報通信第二課長

讃井 一将 〃 運輸交通・情報通信第二課

金縄 知樹 〃 資金協力支援部 設計・積算審査室

馬杉 学治 〃 公共政策部 財政・金融課

庄子 真由美 〃 アフリカ部 TICADⅣフォローアップ業務室

福原 一郎 〃 東部アフリカ第二課

山本 篤 〃

岩本 進 〃 ケニア事務所 副所長

石川 智彦 〃 ケニア事務所

林 憲二 〃

中澤 敏之 〃 インフラ担当

倉科 芳朗 〃 アフリカ地域支援事務所 所長

藤江 顕 〃 アフリカ地域支援事務所

Page 192: クロスボーダー交通インフラ 対応可能性研究フェー …クロスボーダー交通インフラ対応可能性研究 フェーズ3 資料編 3 1.3 ウガンダ:インタビュー概要

クロスボーダー交通インフラ対応可能性研究 フェーズ3 資料編

188

鈴木 正彦 〃 専門員 (インフラ企画調査員)

高野 晋太郎 〃 ウガンダ事務所

島野 敏行 〃 横浜センター 市民参加協力課

前田 有紀 〃 研修業務第 1 課

飯田 牧代 財団法人 運輸調査局/一橋大学国際公共政策大学院 議事次第 開会の挨拶 現地調査結果と分析途中経過について 質疑応答 今後の予定 資料 1 議事次第 資料 2 現地調査結果と分析途中経過について(発表資料)

Page 193: クロスボーダー交通インフラ 対応可能性研究フェー …クロスボーダー交通インフラ対応可能性研究 フェーズ3 資料編 3 1.3 ウガンダ:インタビュー概要

クロスボーダー交通インフラ対応可能性研究 フェーズ3 資料編

189

議事概要

議事(1) 開会の挨拶(資料 1) 議事(2) 現地調査結果と分析途中経過について(資料 2) 議事(3) 質疑応答 議事(4) 今後の予定

○ 鉄道と港湾の民営化について 中村次長 鉄道輸送が 2003 年以降急激に下がっているが、これを誘引した理由は何か。 本村総括 2006 年実施の鉄道民営化が決まり、契約締結前に政府側が投資・補修を辞め

たことが理由として大きい。民営化に伴う人員削減による、維持管理能力低

下も原因として挙げられる。ケニアのリフトバレー鉄道は 7 割人員削減した。 吉田(憲) ケニア・ウガンダ(北部回廊)の鉄道について、民営化された後、一旦パフ

ォーマンスが落ちたものの、その後ある程度まで復活したと認識している。

同じ企業の子会社が、ケニア鉄道とウガンダ鉄道をそれぞれ運営したことで、

マラバの鉄道用 OSBP 開通にも繋がった。何をもって成功と呼ぶかにもよる

が、ケニア・ウガンダの鉄道民営化は、ひとつの成功例なのではないかと認

識している。 また、民営化に伴う人員削減は、世銀のプログラムによって、Partial Risk Guarantee が当てられ、民営化後の職員数や投資額が決められ、それらが守ら

れているためである。外圧を利用して無駄な人員を削減したり、民間の投資

計画を義務付けたやり方も、優れているといえるのではないか。 本村総括 コンセッション時に認識されていた資産よりも、実際の資産が劣化していた

ことが、民営化後に発覚したという問題を聞いている。また、想定されてい

た整備を行うためには、コンセッションに含まれる投資額では全く足りない

ことが、民営化後に発覚し、民間運営会社は想定を大きく上回る投資を必要

とされている。ケニアの Rift Valley 社については、現在の投資家だけでは持ち

きれないので、他の投資家(中国)を入れようという話になっている。 また、同鉄道は、コンセッション契約におけるパフォーマンス上のターゲッ

トを達成していない部分もあるので、成功と呼ぶのは難しいのではないか。 本件については、今後、更に確認を行う。

畝審議役 1990 年代前半ごろから、北部回廊の鉄道を直してほしいという要望が、ケニ

ア政府から出ていた。当時、世銀や IMF は、鉄道に対する投資に反対をして

おり、日本政府も腰が引けていたところがあったが、やはり鉄道整備はやる

べきものであったのではないか、と考えている。 吉田教授 鉄道と港湾の民営化について、港湾はどのように民と官が運営を分けている

のかが、ひとつの疑問点として残っている。 鉄道の民営化は、上部と下部に分けて運営するというイギリス方式のように

思われるが、このやり方がよいのか疑問に思っている。日本は貨物は減って

いるが営業成績を上げているが、アフリカで欧州式はうまくいくのか。

Page 194: クロスボーダー交通インフラ 対応可能性研究フェー …クロスボーダー交通インフラ対応可能性研究 フェーズ3 資料編 3 1.3 ウガンダ:インタビュー概要

クロスボーダー交通インフラ対応可能性研究 フェーズ3 資料編

190

最も端的に弊害が出ているのは、鉄道セクターと港湾セクターの連結点であ

る。鉄道はインフラ(アセット)とオペレーションで主体が分かれているが、港

湾はどうなのか。 本村総括 港湾のコンテナ運営は民営であり、ヤードのオペレーションは官が行ってい

る。 吉田教授 運営に複数の主体が絡んでくると、各々のインセンティブが異なってくるた

め、上手くいかないということが往々にしてある。 例えば、タイ・マレーシアにも、港湾のオペレーションと鉄道がリンクした、

1500km の回廊がある。鉄道と港湾の利害が一致した Win-Win のケース。ここ

では、港湾のオペレーションが民営化している。鉄道は官営であるものの、

営業成績を上げなければ民営化を迫られるという状況であり、両者に非常に

強いインセンティブが働いたことが、成功の要因であったといえる。このよ

うに、双方のマネージメントの方式がどう上手く接合するかというところに、

大きな課題があるのではないか。 ○ 輸出構造について 中村次長 ケニア・タンザニア・ウガンダの、EAC 外諸国に対する輸出品目は、主に農

業等の一次産品か。 大西 主にコーヒー・紅茶等の農産物である。

○ 回廊の優先順位づけについて 中村次長 他ドナーの優先回廊の選定基準について、どのような点に主に着目して優先

順位づけを行っているのか。 荻田 SSATP は、港湾と内陸国を結ぶ回廊を、優先回廊として選定している。一方、

TAH は、アフリカ全体の域内を横断する回廊に着目し、優先順位づけを行っ

ている。 吉田(憲) 優先回廊の選定の仕方について、国の人口・GDP という切り口では、回廊が

各国のどこを通っているかによって違ってくる。従って、回廊ごとの交通量・

貿易量を視野に入れることも必要ではないかと思う。 ○ 貨物コンテナ化について 吉田(憲) アフリカの運輸セクターの歴史のところで、コンテナ化が進んでいるという

話があるが、港湾の輸送量の中のコンテナ貨物の割合は、未だ 3 分の 1 程度

である。また、内陸輸送におけるコンテナ貨物は、更に割合が少ない。 ○ 東アフリカ交通回廊のコスト分析について 畝審議役 コストを見るときに、直接費(Direct Cost)対間接費(Indirect Cost)と、固定

費(Fixed Cost)対変動費(Variable Cost)という、2 通りの分類が出てきた。

これについては、変動費を物が動くことに伴う費用、固定費を物が動かなく

てもかかる費用、として説明しているという認識でよいのか。

Page 195: クロスボーダー交通インフラ 対応可能性研究フェー …クロスボーダー交通インフラ対応可能性研究 フェーズ3 資料編 3 1.3 ウガンダ:インタビュー概要

クロスボーダー交通インフラ対応可能性研究 フェーズ3 資料編

191

本村総括 固定費は日にち(時間)当たりの費用、変動費は移動距離当りの費用として、

単価を算出し、分析を行っている。 鈴木 今回のコスト分析は、サブサハラ・アフリカ内では、道路が比較的整備され

ており、他地域に比べ輸送費用の固定費の低い東アフリカ地域を対象に分析

を行ったと理解している。従って、分析結果として「アフリカの輸送費用の

うち、固定費は高くない(資料 2:スライド 74)」という表現は、飛躍しすぎ

ではないか。サブサハラ・アフリカ内には、まだまだ道路整備によって輸送

費用の固定費が削減できる地域が存在するのではないか。 本村総括 スライド 73 に見られるように、中央アフリカの輸送費用の固定費はかなり高

い。東アフリカは、サブサハラ・アフリカの中では先進であることを理解し

ている。 竹内課長 コスト分析は、調査で調べた範囲(地域)で、ということで表現していきた

いと思う。「収賄」等の表現には気をつけて欲しい。 吉田(憲) コスト分析の、直接費の世界比較において、距離当りの費用の比較がされて

いる。一方、アフリカ地域においては、ヨーロッパなどと比べて、輸送距離

が比較的長い。従って、輸送距離も考慮した上で、最終的な商品の費用に占

める輸送費用の割合を示すことが重要なのではないか。 吉田教授 コスト分析が一番のハイライトであると認識している。輸送コストの構造が

分析されており、そこから回廊整備の課題が抽出されているのだと考える。

このコスト分析からも、鉄道と港とのコネクションの悪いことが明らかにな

っている。従って、この港の部分を、制度面や投資面においてどのような問

題があるのか、整理して考えると有用である。 鉄道については、世銀が支援を行っている。一方、鉄道と港の連結点と、港

に問題があれば、鉄道の部分をどんなに改善しても、全体の効果は限られて

しまう。今回の分析では、全体の輸送所要時間の中でどこに特に問題がある

のか、見つけ出すことに成功しているので、今後更に、問題となっている港

湾及び港湾と鉄道の連結点について、分析できればよい。 吉田教授 所要時間・コストについて、いつの時点の所要時間・コストなのかが今後の

Reference として考える上で重要になってくるだろう。図中に、データの日付

情報(as of October 2008 など)を入れた方がよい。 伊藤次長 輸送時間・コスト分析は、どのように算出したのか。 八田 各回廊の輸送時間について、多様な文献から局所的な所要時間のデータを抽

出し、回廊全体の輸送時間を示した。 吉田(憲) 北部回廊の、マラバ国境の通過時間(8 時間)について、どこから持ってきた

いつのデータなのか。5 月頃にマラバに行った際、トラックが 200~300 台ほ

ど並んでいたのを記憶している。いつの時点のデータなのか。 八田 世銀の走行実験(2008 年 7 月)のデータである。現地調査時に、20 名のドラ

イバーを対象としたアンケート調査を実施し、マラバでの手続き時間を確認

したが、本データとおおよそ同じくらいの手続き時間であった。8 月から開始

された、24 時間手続き等により、手続き時間が短縮されたことも考えられる。

Page 196: クロスボーダー交通インフラ 対応可能性研究フェー …クロスボーダー交通インフラ対応可能性研究 フェーズ3 資料編 3 1.3 ウガンダ:インタビュー概要

クロスボーダー交通インフラ対応可能性研究 フェーズ3 資料編

192

吉田(憲) 港の所要時間について、内訳はないのか。 本村総括 沖待ち(Waiting Time)とバースに入るまでの時間(Waiting Time)は分けて

記載している。 吉田(憲) モンバサ港に比べて、ダルエスサラーム港では、関税に届いてからの手続き

時間が長いはずである。 大西 ダルエスサラーム港での手続き時間が長いという話は、民間企業からも聞い

ている。 吉田(憲) ダルエスサラーム港では、ヤードが狭く、検査率が 90~100%と非常に高い。

これに対して、例えば、チルンド国境などでは検査率が 5~10%程度である。

そのような制度的な理由や国の方針も考えられるので、その辺りがわかれば

と思う。 本村総括 ケニアに比べ、タンザニアの輸送関係手続きが困難であるという話は聞いて

いる。 ○ 域内統合と域外統合について(スライド 11、スライド 75)

若宮 CBTI 整備戦略の包括的テーマとして、域内統合と域外統合の二つがある。一

方、域内と域外では、捉えるべき視点や課題が異なるのではないか。例えば、

港湾の待ち時間は、域外統合の課題である。 CBTI 整備戦略へのフィードバックにおいても、域内・域外といった視点が必

要である。アウトプットとして、域内統合・域外投合の課題を別々に整理し

た方が、今後、CBTI 整備戦略策定の上で、活用しやすいのではないか。 本村総括 ご指摘のとおりだと思う。 若宮 また、輸入に大きく依存している物資を自給することによって、最終的な産

品の生産コストを下げることが出来るのではないか。例えば、肥料を多く輸

入しており、肥料のコストが農産品の生産コストに大きな影響を与えている

状況であれば、肥料を自給することによって、農産品の生産コストを下げ、

域外に輸出するという方向性も考えられる。 大西 肥料の問題ついては、農産品の生産性が上がらない大きな理由の一つとして

認識している。しかし、東アフリカ各国の肥料の自給可能性については、現

時点では明らかではない。 若宮 各国の産品を域内でどのようにまわしていくかというところも、今後、整理

できると良い。 ○ 輸送システムの改善に伴うインフラ整備について

馬杉 Weighbridge、クリアランスシステム、Bond システム、エスコート、警察チェ

ックポイントなどのシステムの改善には、インフラの整備(例えば、検査場・

駐車場・事務所の広さ・形等)も含まれるのか。調査結果は現地のプロジェ

クト(「東部アフリカ地域税関能力向上プロジェクト」へフィードバックする

予定か。) 本村総括 システム改善には、インフラ部分の改善も必要であると考える。例えば、ケ

ニアの歳入庁における技プロでは、国境施設内の事務所のレイアウト等、イ

Page 197: クロスボーダー交通インフラ 対応可能性研究フェー …クロスボーダー交通インフラ対応可能性研究 フェーズ3 資料編 3 1.3 ウガンダ:インタビュー概要

クロスボーダー交通インフラ対応可能性研究 フェーズ3 資料編

193

ンフラ面も考慮に入れた、システム改善・パイロット事業を実施している。 一方で、これらのシステム全体で見たときの、インフラの影響部分は、大き

くはない。今回の調査では、時間の制約もあり、各システムに関わるインフ

ラの配置やコンピューター・システムまで踏み込んだ調査・分析は行わず、

全体としてどこに問題があるのかといった分析、提言を行うものと認識して

いる。各プロジェクトへフィードバックすることは考えていない。 ○ 地域間調整について 畝審議役 今年の4月 NEPAD で光ファイバーケーブルの敷設についてどのような調整

を五カ国間でしているか確認したところ、ルワンダのカガメ大統領が動いて

いることを知った。東アフリカ全体の CBTI 整備において、政治的には、どこ

が主導機関となっているのか。 ウィンストン EAC ではないか。 畝審議役 地域機関を皆信用していない状況である。誰か実際に動く機関・人がいない

と、物事は動かない状況である。どこの国の誰をつつけばよい、といった情

報はないか。 本村総括 裏の情報はないが、表向きは EAC である。規模は小さいが、EAC 内には交通

の部署もある。しかし、現在、調整機関という位置づけであり、強制力は持

っていない。二カ国の利害が対立すると調整できない。 吉田(憲) どこの誰が権限を持って動かしていくかというのは、実際に案件を実施して

いく上で重要になってくる。 前研究会のコメントとして、「関係諸国の開発戦略と広域開発戦略の整合性」

というものがあるが、各国及び地域機関の開発計画は、調査・資料収集を行

っているのか。 本村総括 道路については、開発計画の資料収集を行っている。

吉田(憲) 広域インフラでは、内陸国と港湾をつなぐ回廊整備が、重要な視点となって

くる。しかし、そのような回廊整備においては、裨益国と負担国が異なるこ

とが往々にして生じる。最近、そのような背景を受け、EAC 等の地域機関に

ある程度お金をつける必要があるのではないか、という動きが最近ドナー間

で出てきている。 倉科所長 EAC については、現在は調整機関であるが、予算を持った実施機関になりた

いという話を、EAC の局長より聞いている。しかし、現在そのような体制は

なく、調整機関にとどまっている。 従って、運輸については、EAC 全体でひとつの機関が主導を取るというのは

難しい状況であり、各国の大統領や政治家がそれぞれ意見を言って各国の整

備計画を作成しているのが実態である。 ○ 今後の予定

若宮 次回(第四回)研究会は 12 月開催予定である。内容は、CBTI 整備戦略(案)・

整備プログラム(案)となる。

Page 198: クロスボーダー交通インフラ 対応可能性研究フェー …クロスボーダー交通インフラ対応可能性研究 フェーズ3 資料編 3 1.3 ウガンダ:インタビュー概要

クロスボーダー交通インフラ対応可能性研究 フェーズ3 資料編

194

その後、1 月に国内セミナーを開催、2 月に DFR 提出、3 月 FR 提出という予

定である。 以上

Page 199: クロスボーダー交通インフラ 対応可能性研究フェー …クロスボーダー交通インフラ対応可能性研究 フェーズ3 資料編 3 1.3 ウガンダ:インタビュー概要

クロスボーダー交通インフラ対応可能性研究 フェーズ3 資料編

195

第 4 回研究会

議事概要 日時:平成 20 年 12 月 24 日 15:00~17:00 場所:(独)国際協力機構 6A 会議室

出席者(敬称略): 吉田 恒昭 東京大学大学院 新領域創成科学研究科 教授 庄子 真由美 アフリカ部 TICADⅣフォローアップ業務室 山本 篤 アフリカ部 東部アフリカ第二課 辻 一人 公共政策部 技術審議役 馬杉 学治 公共政策部 財政・金融課 金縄 知樹 資金協力支援部 設計・積算審査室 畝 伊智朗 経済基盤開発部 審議役 三宅 光一 経済基盤開発部 技術審議役 中村 明 JICA 経済基盤開発部 都市・地域開発グループ 次長 伊藤 富章 JICA 経済基盤開発部 運輸交通・情報通信グループ 次長 竹内 博史 JICA 経済基盤開発部 運輸交通・情報通信第一課 課長 紺屋 健一 JICA 経済基盤開発部 運輸交通・情報通信第一課 主任 大川 太郎 JICA 経済基盤開発部 運輸交通・情報通信第一課 若宮 愛 JICA 経済基盤開発部 運輸交通・情報通信第一課 讃井 一将 JICA 経済基盤開発部 運輸交通・情報通信第二課 金川 誠 JICA 経済基盤開発部 運輸交通・情報通信第二課 大前 正也 JICA 経済基盤開発部 運輸交通課題インハウスコンサルタント 渋木 圭太 JICA 経済基盤開発部 運輸交通分野課題支援スタッフ 倉科 芳朗 JICA アフリカ地域支援事務所 所長 石川 智彦 JICA ケニア事務所 高野 晋太郎 JICA ウガンダ事務所 坪池 明日香 JICA タンザニア事務所 島野 敏行 JICA 横浜国際センター 市民参加協力課 本村 雄一郎 総括 交通インフラ/施設計画(株式会社パデコ) ブルース・ウィンストン クロスボーダー交通ネットワーク(株式会社パデコ) 大西 元 産業開発/貿易促進(三菱 UFJ リサーチ&コンサルティング株式会社) 荻田 聡 交通計画Ⅰ(株式会社パデコ) 八田 麻沙子 交通計画Ⅱ(株式会社パデコ)

議事次第 開会の挨拶 CBTI 整備将来像・整備戦略 質疑応答 今後の予定

Page 200: クロスボーダー交通インフラ 対応可能性研究フェー …クロスボーダー交通インフラ対応可能性研究 フェーズ3 資料編 3 1.3 ウガンダ:インタビュー概要

クロスボーダー交通インフラ対応可能性研究 フェーズ3 資料編

196

資料 1 議事次第 資料 2 CBTI 整備将来像・整備戦略(発表資料)

Page 201: クロスボーダー交通インフラ 対応可能性研究フェー …クロスボーダー交通インフラ対応可能性研究 フェーズ3 資料編 3 1.3 ウガンダ:インタビュー概要

クロスボーダー交通インフラ対応可能性研究 フェーズ3 資料編

197

議事概要

議事(1) 開会の挨拶(資料 1) 議事(2) 現地調査結果と分析途中経過について(資料 2) 議事(3) 質疑応答 議事(4) 今後の予定

○ プロジェクト全体の方向性について 三宅審議役 東アフリカの状況について、アフリカ全体で一般化できるものばかりではな

いと認識している。CBTI 整備戦略の対象地域としては、アフリカ全体ではな

く、東アフリカ(中央回廊・北部回廊周辺)としているのか。 本村総括 アフリカ全体の現状整理を行った後、東アフリカを戦略的な優先整備地域と

して選定し、該当地域の CBTI 整備戦略を策定している。 竹内課長 アフリカ全域の CBTI を検討していくなかで、現地状況の把握を目的として、

東アフリカのモデルケース(現地調査地域)を取り上げている。サブサハラ・

アフリカ全体で共通化できる部分とできない部分があるが、今回は、東アフ

リカの代表事例を挙げて課題整理と戦略策定を行うという流れにしている。

これでアフリカ地域全部の戦略ということにはならないが、一つの方向性づ

けが出来ればと考えている。 吉田教授 最終的なアウトプットをどのようにまとめるべきか、整理する必要がある。

個人的意見として、CBTI の回廊の優先順位付けと優先課題のプライオリティ

付けの二つが、主なアウトプットとなるのではないかと考える。これらにつ

いては、JICA の支援が収まる範囲で検討する必要がある。 坪池 今後どのようにまとめていくのかが少しわかりにくい。ハード面・ソフト面

の課題・戦略はたくさん挙げられているが、日本が支援可能な分野や範囲を

現実的に考えていく必要がある。例えば、タンザニア鉄道においては、かな

りひどい条件で民営化がなされており、そのようなところで日本が経営改善

の支援をすることが可能なのか、など、現実的に検討するべきである。 中村次長 今回の研究では、アフリカのインフラをマクロに捉えた上で、一つのシステ

ム(プログラム)として考えたときの CBTI を、一つの立証として東アフリカ

で取り上げることを目的としている。その中で、可能な限り、戦略的な枠組

みを打ち出して次につなげられると良いと思っている。一方、物流関連のデ

ータや産業との関連性については、重要ではあるが、奥が深く、緻密に調査

するには限界がある。従って、今回は、ある程度の今後の方向性を示せる段

階までとし、個別段階で協力準備調査等を特定の事業について行うことを合

わせて考える必要がある。

○ 産業振興と CBTI 整備戦略の関連について 三宅審議役 産業振興と CBTI の関連がわかりにくい。どの産業の振興に着目して、どのよ

うな方法でその産品を輸送するのか、整理すべきではないか。

Page 202: クロスボーダー交通インフラ 対応可能性研究フェー …クロスボーダー交通インフラ対応可能性研究 フェーズ3 資料編 3 1.3 ウガンダ:インタビュー概要

クロスボーダー交通インフラ対応可能性研究 フェーズ3 資料編

198

竹内課長 アフリカの経済成長のためには、産品の生産拡大と物流促進によるマーケッ

ト拡大の双方が必要である。逆に、産品の生産の拡大なくしては物流需要も

増えないことから、本研究では、産業振興の要素を取り入れた。 アフリカの産業振興について、現時点では、農業と資源が主だったものであ

り、その二つを検討に入れており、特に、金銭価値の高い資源がクローズア

ップされている。これら産業振興にかかる検討は、CBTI 整備将来像・整備戦

略を考えていくための材料であると理解している。 三宅審議役 資源について、地域分布等を整理しなくては CBTI との関連がわかりにくいの

ではないか。 本村総括 資源分布の他に、日系企業にとって魅力のある資源の品目も検討する必要が

ある。例えば、低価格の鉱物資源はアフリカから日本への輸送費用が高いた

め、日本への輸出産業として成り立たない。レアメタル等の単価の高い金属

資源をターゲットとすると、アフリカ内の内陸輸送でも鉄道よりもトラック

輸送・飛行機輸送に焦点を当てる必要性が出てくる。 三宅審議役 中央回廊・北部回廊周辺で、具体的に踏み込んで、資源輸送と CBTI の関連を

検討する必要があるのではないか。例えば、CBTI ではなく、アクセス・イン

フラが必要となる可能性もある。 本村総括 個別のプロジェクトで見ると、そのような対策が出るものもあるだろう。し

かし、今回はアフリカ全体を見るということになっているので、個別のプロ

ジェクト段階まで踏み込むことは出来ない。 三宅審議役 ケニア・タンザニア・ウガンダの三カ国を地域的に見て、課題整理・時間と

コストの分析などを交通面で行っているので、その部分とリンクする形で産

業振興を入れないと、産業振興だけ浮いてしまうのではないか。 大西 東アフリカで、日本が関与する余地があるのは、ムトワラ回廊沿いの資源(石

炭)のみである。東アフリカで具体的な回廊の名前を入れる必要があるとす

ると、ムトワラ回廊ということになる。 吉田教授 農業が産業政策に入っていないのは問題である。アフリカにおいては就業人

口の約8割近くが農業人口と推測されるのではないか。優先地域(東アフリカ)

における農業ポテンシャルが高い地域の提示や、該当地域のCBTI整備による

農業へのインパクトの検討は重要であろう。 本研究の結果から、CBTI の中で、特に港湾に課題があり、優先的に整備すべ

きであることが明らかになってきた。アジアの経験から見ても、30~40 年前

に、まず港湾が整備され、そこに産業クラスターが形成された。今アジアは

回廊で結ばれ、クラスター同士が回廊で結びつき、周辺の農業の生産性が向

上している。 研究の成果として、アフリカでも接続点である港を整備すると、内陸の回廊

まで影響が出ることが示されている。ここで、一カ国の港湾を整備した時の

他国への影響・効果を検討する必要があるだろう。また、農業への影響・効

果を上手く入れ込むことが出来ないだろうか。 現在のアフリカの農業の生産性は低い。しかし、植民地時代は農業生産性が

Page 203: クロスボーダー交通インフラ 対応可能性研究フェー …クロスボーダー交通インフラ対応可能性研究 フェーズ3 資料編 3 1.3 ウガンダ:インタビュー概要

クロスボーダー交通インフラ対応可能性研究 フェーズ3 資料編

199

高かったことから、ポテンシャルはあると考えている。 竹内課長 政策研究大学院大学の大塚教授からヒアリングした、アフリカの農業振興(稲

作)と物流の話を紹介したい。 大塚教授によれば、アフリカの農業は非常にポテンシャルがあるとの話であ

った。一方で、肥料を使うと生産高がどれだけ上がるのか、等、理解されて

おらず、普及が弱い。また、需要が少ないことや物流費用が高いことに起因

して、内陸国では肥料価格が非常に高い。このような現状であるが、アフリ

カの農業においても肥料普及を促進していく必要がある。 アフリカの農業生産性向上は、アジアでの経験に比べて時間がかかると想定

されるが、ポテンシャルはあるので、物流インフラの整備との相乗効果が期

待出来るのではないか、との話であった。 倉科所長 AGRA(Alliance for a Green Revolition in Africa)ナイロビ事務局では JICA 専

門家が派遣されており、TICAD IV に関連して 10 年間の米倍増計画を進めて

いる。プロジェクトの中では生産に焦点をおいているが、生産後の物流も考

慮する必要がある。農業、特に稲作を CBTI 整備戦略の視点に入れてほしい。 また、CBTI 整備戦略における域外統合の例として、ナイロビで生産された食

用油や日用品が、タンザニアを経由してザンビア・マラウイに輸出されるな

ど、地域共同体を超えた道路物流も出てきている。短期的には港の整備と港

から内陸への回廊が近々の課題であると理解しているが、域外統合において

は、内陸と港湾をつなぐ回廊以外にも、道路の果たす役割は多いのではない

か。 若宮 産業振興と CBTI の関係として、東アフリカ等の域内における国を超えた産業

振興・各国の役割分担等を示す産業戦略が策定され、その産業戦略に基づい

た CBTI 整備戦略が策定されることが理想的である。該当地域における産業戦

略が存在しないのであれば、それも課題の一つとして取り上げるべきではな

いだろうか。 本研究においても、産業と CBTI のつながりをもう少し検討するべきである。

CBTI 整備による産業振興効果のみならず、産業振興戦略に基づく CBTI 整備

戦略という視点も必要ではないだろうか。産業振興により片荷の問題を解決

することが、輸送コストの削減にも繋がる。 吉田教授 輸送コストの低減が、域内諸国の分業化促進及び比較優位の顕在化に繋がる。

産業の中でも、農業と鉱物資源は、輸送コストに弾力的であるため、CBTI 整備を考える上で重要である。これらの産業では、輸送コストが低減するとマ

ーケットが大幅に拡大する。特に、農業においては、貧困削減・雇用の意味

で、CBTI 整備によるマーケット拡大効果は大きい。 CBTI 整備及び域内統合による分業化は、一時的には地域間格差を生じさせる

が、長期的には各地域の比較優位により、全体的な生産量を増大させる。こ

のように、CBTI 整備が生産量の拡大につながり、生産量の拡大が物流量・交

通量の増加につながることから、CBTI 整備と産業振興は相互依存の関係にあ

ると言える。

Page 204: クロスボーダー交通インフラ 対応可能性研究フェー …クロスボーダー交通インフラ対応可能性研究 フェーズ3 資料編 3 1.3 ウガンダ:インタビュー概要

クロスボーダー交通インフラ対応可能性研究 フェーズ3 資料編

200

本村総括 片荷の問題も、輸出ルートの輸送限界費用が安いということを示しており、

それに目をつけるプライベート・セクターは必ず出てくるはずである。一方

で、農産物の輸出などにおいては、プライベート・セクターの参入が制度的

に制約されているケースも多い。東アフリカ全体の交通価格が高い理由とし

ても、交通セクターが政府主導の農産物の輸出に特化していたこと、その後

遺症として現在も人為的に輸送価格が高止まり引き上げられとなっているこ

となどが挙げられる。輸送価格削減・産業振興のためには、制度的な部分も

ハードのインフラ整備と同時に行う必要があるだろう。 吉田教授 FTA の協定の中の除外品目に農産物がどのくらい入っているのかも確認して

ほしい。 本村総括 了解した。

○ 貨物・物流の分類について

坪池 物流について、何がどこまでどのように運ばれているのか、という流れが見

えにくい。例えば港湾での物流について、コンテナだけを取り上げているが、

肥料などはジェネラルカーゴである。コンテナなのかジェネラルカーゴなの

か、あるいはトランジットなのかドメスティックなのか、どのようなルート

を通って運ばれているのか、等によって、状況が変わってくる。これらの場

合分けも含めた、次の掘り下げた調査があると良いのではないかと思ってい

る。 吉田教授 港湾におけるコンテナ取扱量の割合はどの程度か。 八田 重量で 4 割程度である。ただし、コンテナの取扱量は急増しており、モンバ

サ港・ダルエスサラーム港における近年の取扱量全体の急激な伸びの主原因

となっている。バースにおいても、コンテナ・バースの待ち時間が他のバー

スに比べて長く、混雑している。 これらの状況から、今回、貨物の中で特にコンテナに着目した。また、港湾

手続きにおいては、ドメスティックではなくトランジットに着目した。 竹内課長 今回の研究では、一事例を示し、ざっくりとした方向性づけを行っている。

一方で、今後、国の戦略や地域戦略をつくる際には、カーゴの種類や地域分

類までみていく必要があるだろう。 それらの今後のプロジェクトにつなげるため、どのようなデータを取ってど

のようなやり方でやっていくべきか、示すことは可能か。 本村 可能である。

○ 産業と回廊のポテンシャル分析について 紺屋主任 域外貿易のポテンシャル分析で、港湾容量の制約がある場合とない場合が示

されている。同様にして、クロスボーダーの制約がある場合とない場合の、

農業・工業等、産業の分布についても、示すことができるのではないか。ま

た、制約がある場合とない場合の比較により、CBTI を優先的に整備すべき地

域についてもマクロに捉えることが出来るのではないか。

Page 205: クロスボーダー交通インフラ 対応可能性研究フェー …クロスボーダー交通インフラ対応可能性研究 フェーズ3 資料編 3 1.3 ウガンダ:インタビュー概要

クロスボーダー交通インフラ対応可能性研究 フェーズ3 資料編

201

データの限界もあるが、東アフリカについてだけでも細かい分析を行えば、

対象地域における戦略項目の優先順位付けや地理的なプライオリティもわか

り、具体的な議論ができると考える。 本村総括 東アフリカにおいて、農産物の国内分布のような産業に関する詳細データは

ない。国内分布のデータがあるのは人口のみである。 産業生産額などは、国単位のデータとなってしまう。

紺屋主任 地域を広げればデータは得られにくくなるが、絞り込むことによって得られ

るものがあるのではないか。 竹内課長 今回の研究ではデータの制約もあると思うが、どのようにすれば、今後、産

業の国内分布等のデータ収集が出来るのか、可能な範囲で示してほしい。 伊藤次長 おおまかに、どの辺りでどのような農産品が取れるか、又は、全体として、

どのような産品の生産がどれだけあるか等、外からの動きなどを見るとわか

るかもしれない。

○ CBTI 整備戦略の優先順位について 畝審議役 港とモーダル間の接続性が、優先課題であるように理解した。全体として、

国境整備・OSBP 化よりも基本インフラに問題があるのではないかと考える。 本村総括 東アフリカについては、国境整備も進んでいるため、港湾・モーダル間の接

続が優先課題である。ただし、域内貿易について考えると、越境時間は最大

の課題である。ここで、越境時間として、単なる国境通過の時間のみではな

く、チェックポイントや Weight Bridge 通過の時間も考慮し、制度面から改善

を図る必要がある。 倉科所長 アフリカの中でも、地域によって優先課題の順位付けは異なるはずである。

今月はじめに南部アフリカを 2 週間程度調査したところ、ザンビア・ボツワ

ナ国境(カズングラ)などでは 2~3 日の越境待ちも見られた。また、域内物

流量も南部では多いため、越境部分の改善による影響も大きいと想定される。

例えば、ジンバブエの石炭をザンビアの銅精製に使い、その製品を南アフリ

カに輸送するという産業も見られる。南部アフリカと東アフリカの違い等も

認識する必要がある。 竹内課長 今回の調査地域である東アフリカは、アフリカの中で比較的条件のよい地域

であったと思う。今後、対象地域を広げたり、OSBP 調査として個々の国境状

況の情報アップデートをしていくことも必要である。

○ 時間価値と CBTI 整備の便益計測について 三宅審議役 時間価値がどの程度かというデータや情報はないか。

荻田 分布交通量の実態と各ルートの所要時間・費用から、時間価値を算出するこ

とが可能なのではないか。 吉田教授 コスト分析で、時間価値はどのように設定しているのか。 八田 輸送費について、トラック 1 台当りの使用にかかる固定費は 80 ドル/日と設定

Page 206: クロスボーダー交通インフラ 対応可能性研究フェー …クロスボーダー交通インフラ対応可能性研究 フェーズ3 資料編 3 1.3 ウガンダ:インタビュー概要

クロスボーダー交通インフラ対応可能性研究 フェーズ3 資料編

202

している。これは輸送時間に比例して増加する費用である。 一方で、貨物の時間価値は計算に入れていない。一般に倉庫の費用が貨物の

時間価値として用いられることが多いが、東アフリカでは、鉄道輸送などで

倉庫の費用が無料となっているケースが多いためである。 本村総括 民間の倉庫の費用を、市場での貨物の時間価値として代用することが出来る

のではないか。 坪池 バルクの待ち時間による費用ロスに関する調査がなされていたので、資料を

送付する。 三宅審議役 回廊別の CBTI 整備と所要時間短縮により、どのように費用便益が変化するの

かがわかれば良いと思う。

○ 港湾容量について 大川 域外貿易のポテンシャルについて、港湾の国際的な競争力を示すようなデー

タや前提条件はないか。 吉田教授 世銀レポートで世界の各港湾の取扱量などが示されているのではないのか。 本村総括 各国の港湾取扱量の合計は示されているが、品目ごとの取扱量などはない。

○ 個別戦略・プロジェクトの関連性について

若宮 セクター戦略となったときの、個別戦略のつながりが見えにくい。 中村次長 最終的にプログラムをつくる際には、プロジェクトごとの因果関係を考慮し

たシステムとして、整理したいと考えている。必要な施策の寄せ集めではな

く、システムとしてのプログラムを策定する必要がある。

○ 今後の方向性について 吉田教授 セミナーまでに、現状分析、課題の整理、地域の優先度、現状のキャパシテ

ィを考慮したプログラムとその優先順位までは、必要であろう。 本村総括 産業分野が難しい。農業については、土地所有権の問題等まで絡む可能性が

あるが、本研究で踏み込める範囲には限界がある。 吉田教授 アフリカの農業セクターの既存の戦略スタディはないのか。

三宅審議役 稲作であれば、農村開発部で整理している。作物を特定しないと難しい。 竹内課長 農村開発部と研究所に問い合わせることとしたい。

○ 今後の予定について

若宮 1 月 29 日午後より JICA 研究所 2 階国際会議場にてセミナーを実施する。 その後、2 月に最後の研究会を実施、3 月に報告書完成の予定である。

以上

Page 207: クロスボーダー交通インフラ 対応可能性研究フェー …クロスボーダー交通インフラ対応可能性研究 フェーズ3 資料編 3 1.3 ウガンダ:インタビュー概要

クロスボーダー交通インフラ対応可能性研究 フェーズ3 資料編

203

第 5 回研究会

議事概要 日時:平成 20 年 2 月 20 日 16:00~18:00 場所:(独)国際協力機構 経済基盤開発部会議室

出席者(敬称略):

吉田 恒昭 東京大学大学院 新領域創成科学研究科 教授 畝 伊智朗 経済基盤開発部 審議役 中村 明 JICA 経済基盤開発部 都市・地域開発グループ 次長 伊藤 富章 JICA 経済基盤開発部 運輸交通・情報通信グループ 次長 岩間 敏之 JICA 経済基盤開発部 運輸交通・情報通信第三課長 紺屋 健一 JICA 経済基盤開発部 運輸交通・情報通信第一課 主任 若宮 愛 JICA 経済基盤開発部 運輸交通・情報通信第一課 大前 正也 JICA 経済基盤開発部 運輸交通課題インハウスコンサルタント 渋木 圭太 JICA 経済基盤開発部 運輸交通分野課題支援スタッフ 大野 雪子 JICA アフリカ部 TICADIV フォローアップ業務室 金縄 知樹 JICA 資金協力支援部 設計・積算審査室 川本 寛之 JICA 公共政策部 平和構築・貧困削減課

(兼 経済基盤開発部 都市・地域開発第一課) ブルース・ウィンストン クロスボーダー交通ネットワーク(株式会社パデコ) 大西 元 産業開発/貿易促進(三菱 UFJ リサーチ&コンサルティング株式会社) 八田 麻沙子 交通計画Ⅱ(株式会社パデコ)

議事次第 開会の挨拶 CBTI 整備将来像・整備戦略 質疑応答 今後の予定 資料 1 議事次第 資料 2 CBTI 整備将来像・整備戦略(発表資料)

Page 208: クロスボーダー交通インフラ 対応可能性研究フェー …クロスボーダー交通インフラ対応可能性研究 フェーズ3 資料編 3 1.3 ウガンダ:インタビュー概要

クロスボーダー交通インフラ対応可能性研究 フェーズ3 資料編

204

議事概要 議事(1) 開会の挨拶(資料 1) 議事(2) CBTI 整備将来像・整備戦略(資料 2) 議事(3) 質疑応答 議事(4) 今後の予定

○ 貧困削減の視点・ODA の役割について 中村次長 セミナーは官民連携を強調して行った。一方で、CBTI 整備には、民間活力で

活性化できない部分、つまり ODA にしかできない部分がある。これは、CBTI整備による貧困削減の取り組みである。経済成長が必要な一方、貧困層が取

り残されないための工夫・貧困層を引っ張っていくための仕組みづくりも重

要である。スライド 4 のように、経済成長と MDGs という線もあるが、この

中に、貧困層が取り残されないようにするための仕組みをシステムとして入

れられないだろうか。さらに、この仕組みやシナリオを、最後に提案してい

る施策の中に、入れられないだろうか。 「今回の研究からわかった仕組み」と、「今後、援助戦略に取り組むためにど

ういう課題があるのか」という、二つの観点から、整理することが出来れば

と思う。 畝審議役 Pro-Poor の視点は援助機関にとって非常に重要である。この辺は押さえてお

いてほしい。 畝審議役 セミナーで官民連携がハイライトされていることには違和感はない。一方で、

現在の世界金融危機を考慮すると、今後、アフリカに FDI がどれほど入って

くるかについては疑問が残る。過去の傾向として、経済状況等により FDI に

は大きくぶれが生じるが、ODA はあまりぶれない。FDI のぶれを考慮すると、

CBTI 整備の中で民間が行うべき部分と ODA が行うべき部分を明確に決めて

しまうのは危険なのではないか。例えば、料金が取れてコンセッションが出

来る幹線道路整備等を民間に振り分けると、FDI 等のぶれによって、維持管

理がままならなくなる危険性もある。 これらの視点から、「幹線インフラの部分は少なくとも ODA で行う必要があ

る」などといった、メッセージを入れてほしい。「ODA にしか出来ない部分」

と、「本来は民がやるべきだが、経済情勢によってぶれが生じた場合には ODAで先行すべきところ」があるはずである。そのようなメッセージがあるとよ

い。 吉田教授 今のコメントは、DAC の Pro-Poor インフラのレポートと関連しているのでは

ないだろうか。 吉田教授 スライド 4 の部分で、CBTI 整備・経済成長から MDGs にいくまでの過程が省

略されているように思う。交通インフラ整備が持つ多様で多面的な効果(貧

困削減・社会開発・国やコミュニティの統合・治安の安定・フードセキュリ

ティ等)の話を盛り込まないと、CBTI 整備が MDGs に繋がらないのではない

か。 その部分の内容を入れると、交通インフラは民間と補完して整備する分野で

Page 209: クロスボーダー交通インフラ 対応可能性研究フェー …クロスボーダー交通インフラ対応可能性研究 フェーズ3 資料編 3 1.3 ウガンダ:インタビュー概要

クロスボーダー交通インフラ対応可能性研究 フェーズ3 資料編

205

もあり、かつ公的資源によって外部性の強い分野をカバーするべきだという

論理が成り立つ。また、CBTI 整備と MDGs の話が繋がる。 八田 第 2 回の研究会で、CBTI 整備が齎す MDGs 達成のための効果を図示した。そ

の時の図をスライド 4 の辺りに入れて、説明を加えれば、このあたりの話が

伝わるのではないだろうか。 吉田教授 それがよいと思う。説明は短くてよいので、そのような内容を盛り込むとよ

い。 中村次長 インフラプロ研でもこの辺の話を整理しているので、必要に応じてその内容

を盛り込むのも良いだろう。 また、貧困には、経済的貧困だけではなく、政治的・社会的貧困等も含まれ

る。これらのうち、経済成長がカバー出来るものと、出来ないものを考慮し

なくてはいけない。 CBTI 整備のシステムは、ソフト・ハードの両面を含むシステムであるのみな

らず、貧困削減のための施策が入ったものが好ましい。そのようなシステム

が、援助機関としてのプログラムフレームワークとして望まれる。 産業のところなどに、関連した貧困削減のために入れられる施策があると思

う。貧困削減のための施策が意図的に含まれていなければ、経済成長は、中

間層以上への富の集積にとどまる可能性もある。 大西 貧困削減の話を、現在 4 つ挙げている CBTI 整備戦略の 5 番目の項目として入

れる必要があるのか。もしくは、そうなると総花的過ぎるので、貧困削減の

要素を他の部分に入れるべきなのか。この点について確認したい。 中村次長 インフラプロ研などの流れでいくと、一本の柱となった方がよいくらいのテ

ーマである。戦略として入れた方がよいのではないか。 吉田教授 経験的に言うと、各国の交易が少ない時は、国境周辺は辺境であり、経済的

に貧しい。ところが、CBTI を整備することにより、辺境地域が活性化し、地

域の所得が上昇する。このような辺境地域の所得効果と、資源開発・農業開

発に関連した貧困削減効果を盛り込めば、1 つの戦略となることは充分有り得

る。中国は、辺境地域を開発するために、越境交通整備を促進している。 大西 貧困削減の重要性については、団内で良く理解している。一方で、戦略は、

何を捨てるか、どこに注力して書くかが難しいところであり、それらを検討

した結果、現在の 4 つの戦略となった。 中村次長 貧困削減は、1 つの非常に大きな柱である。さらに、吉田教授の話にあったよ

うに、中央アジアでは国境周辺の貧困地域をどのように活性化するかが、CBTI整備の 1 つのテーマとなっている。アフリカでも、ナカラ回廊などでは、マ

ラウイとモザンビークの国境周辺整備をどのようにしていくか検討してい

る。貧困削減を 1 つの戦略とすることについて、検討してもらえないだろう

か。 畝審議役 要はプレゼンの仕方である。現在の戦略が 4 つ出てきたとしても、これらを

包括する下支え的な要素として、Pro-Poor Growth の考え方があるということ

を示せればよいのではないか。CBTI 整備の大前提として、Pro-Poor について

Page 210: クロスボーダー交通インフラ 対応可能性研究フェー …クロスボーダー交通インフラ対応可能性研究 フェーズ3 資料編 3 1.3 ウガンダ:インタビュー概要

クロスボーダー交通インフラ対応可能性研究 フェーズ3 資料編

206

既述するべきなのではないか。Pro-Poor 単独で、1 つの戦略を策定するよりも、

全体の前提が Pro-Poor の方が適しているだろう。 中村次長 4 つの戦略の中に大前提として Pro-Poor が横に入っているということか。 畝審議役 4 つの戦略の中に Pro-Poor が横串か縦串として入っているということになる。 八田 CBTI 整備戦略の頭だしの部分(スライド 4)で、CBTI 整備と MDGs の関係

が説明されていればよいのではないだろうか。 中村次長 シナリオの説明がそれで上手くいくのであれば、それでよい。

○ CBTI 整備戦略について 吉田教授 「戦略 2:経済共同体との連携」が CBTI 整備戦略に含まれていることが疑問

である。 八田 特にソフトの部分では、トランジット貨物に関する関税関係諸制度(ボンド

など)、軸重等の相違が、主要なボトルネックとなっている。この解決のため

には、関係諸国間のシステム・制度・情報の統一・共有が重要である。また、

貨物輸送のために複数国家を跨ぐことの多いアフリカでは、システム・制度・

情報の統一・共有を、2 カ国間ではなく、共同体レベルで実施する必要がある。

これらの観点から、アフリカの CBTI 整備の上では、共同体との連携が不可欠

であると考え、CBTI 整備戦略の 1 つとした。 吉田教授 それらの CBTI 整備(ボトルネックの改善)は、戦略 2 ではなく、「戦略 1:

CBTI システムの改善」に含まれるのではないのか。 八田 戦略 1 も戦略 2 も、CBTI にかかる個々のボトルネックを解消する上での戦略

である。個々のボトルネックを改善する上で、「CBTI 全体をシステムとして

捉え、整備していく」というのが戦略 1 の意図であり、「共同体と連携しなが

ら整備していく」というのが戦略 2 である。 スライド 9 に示されるとおり、戦略 1 と戦略 2 のもとに実施すべき CBTI 整備

の施策は重複している。これらの 1 つ 1 つの施策を実施する上で、常に念頭

におくべき戦略が、戦略 1 と戦略 2 ということである。 吉田教授 ビジョン・開発戦略・経済政策を共有するのが共同体の姿であり、そのため

の手段が共通交通政策、すなわち CBTI の導入であると認識している。言い換

えるなら、CBTI(共通交通政策)の上にあるのが共同体という認識である。 八田 COMESA の共通ボンド導入、軸重統一などの、1 つ 1 つのコンポーネント(政

策)の統一は、共同体を通して実施されている。 吉田教授 まさに、そのような統一が可能なのは、共同体がビジョンを共有しているか

らである。 吉田教授 戦略 1 と 2 は、論理の展開の中では並列に置くのが難しいのではないだろう

か。上位目標と手段と目的の関係であること考慮しなくてはいけない。 八田 団内で検討する。仮に並列におくならば、なぜ並列なのかがわかるような説

明を入れることにする。 ○ 今後深めるべき研究・調査テーマについて

Page 211: クロスボーダー交通インフラ 対応可能性研究フェー …クロスボーダー交通インフラ対応可能性研究 フェーズ3 資料編 3 1.3 ウガンダ:インタビュー概要

クロスボーダー交通インフラ対応可能性研究 フェーズ3 資料編

207

畝審議役 ウガンダ事務所などでも、今回の研究に対して大変期待を持っている。ウガ

ンダから南部スーダンに向かう幹線道路、鉄道、等々について、どのように

整備していけばよいのか、方向性を求めているところである。 しかし、現状では、国際幹線道路などを世界銀行等のドナーが整備する一方

で、それ以外の道路等のインフラがかなり見落とされている。これらの幹線

以外のインフラについても検討する必要があるのではないだろうか。 八田 今回、クロスボーダー交通という観点で研究を行ったため、地域道路などに

は深く入り込まずに成果をまとめた。研究の過程では、例えば、現地調査時

にウガンダの DANIDA で地域道路整備の話をヒアリングしたりもしたが、研

究の主流からはずれるため、最終的な報告書等には深く盛り込んでいない。 畝審議役 例えば、モンバサ港から南部スーダンに行く道は、幹線道路だけではない。

多様なルートがあり、地域道路を通っていくルートもある。そのように考え

ると、地域道路等も含めて、全てがクロスボーダーになっている。 畝審議役 スライド 12 の「CBTI 整備支援の今後の課題」のところで、アフリカの他地

域の研究の必要性を挙げているが、東アフリカについても、今後、もう少し

時間をかけて研究を深めていく必要があるのではないだろうか。そのことに

より、より付加価値の高い研究になる。 八田 今回は、プロジェクト研究ということで、1 ヶ月間で 3 カ国という限られた期

間で東アフリカの現地調査を行った。従って、東アフリカで、CBTI のプロジ

ェクトを具体的化していくためには、追加調査が必要であろうと団内で話し

ている。 一方で、アフリカ全体の CBTI 整備戦略をさらに詰めていく上では、アフリカ

の他地域での調査が必要になると考えており、今後の課題として提案した。 東アフリカで、調査・研究を深める必要があるという点についても、今後の

課題に追記することにする。 ○ 鉄道と道路の競合について 吉田教授 今回の研究を通して、鉄道と道路が競合しているのか、もしくは補完してい

るのかという点が、よく見えてこなかった。研究の最後の方では、鉄道がク

ローズアップされていた。しかし、本当に鉄道整備が重要なのか、もしくは

道路整備が進めば民間は道路にシフトしてしまうのか、その辺りがよくわか

らない。 八田 東アフリカの道路の場合、北部回廊・中央回廊の整備はかなり進んでおり、

それを補完するような他の主要回廊にも、既に各ドナーの支援資金がついて

いる。従って、現在整備の必要性が高いのは鉄道である。 吉田教授 道路の整備がどんどん進めば、道路に需要がシフトしてしまって、鉄道需要

は減っていくのではないだろうか。 八田 現在の鉄道待ち時間から、鉄道輸送供給が鉄道需要に全く追いついていない

ことは明らかである。例えば、モンバサ港での鉄道待ち時間は、2 ヶ月に及ぶ

こともある。鉄道と道路では、輸送する貨物もある程度異なるが、現状では、

Page 212: クロスボーダー交通インフラ 対応可能性研究フェー …クロスボーダー交通インフラ対応可能性研究 フェーズ3 資料編 3 1.3 ウガンダ:インタビュー概要

クロスボーダー交通インフラ対応可能性研究 フェーズ3 資料編

208

2 ヶ月待ってでも、鉄道を利用したいという荷主は多い。 大西 むしろ、鉄道と道路が競合できるレベルまで持っていくというのが、まず必

要なのではないだろうか。 ○ 重点整備分野について 畝審議役 CBTI 全体の中で、特に港湾がボトルネックとなっている。港湾が一番課題だ

ということをクローズアップしてほしい。 ○ 港湾整備の方向性・サブセクターごとの指針について 中村次長 今回の研究では、マクロにアフリカ全体の分析をして、アフリカ全体の CBTI

整備の方向性付けをした上で、東アフリカをモデル地域として取り上げ、プ

ログラム化をした。また、今回の研究から、アフリカ全体で港湾がボトルネ

ックだということがわかった。その中で、例えば、「今後、特に港湾のキャパ

シティ増大が必要だ」とか、「西側の港湾に特に問題がある」とか、そういっ

た分析・提案をすることは出来ないだろうか。アフリカ全体を見たときに、

どういう部分を特に重点整備すべきか提案してほしい。 八田 今回の調査ではデータの制約が大きく、アフリカの主要港湾全体の分析を行

うには限界がある。アフリカの各主要港湾の貨物取扱量などの一般的データ

は統計資料にも掲載がある。一方で、例えば滞留時間のような、港湾混雑・

港湾手続き効率性を測る指標は、アフリカ全体の統計として存在しない。今

回、モンバサ港とダルエスサラーム港の混雑状況を取り上げたが、滞留時間

のデータはそれぞれ、各港湾局から入手した。 中村次長 今回の研究では、今ある材料しかないと思うので、今の材料から言えること

を整理してほしい。また、今後どのようなデータを集めれば、どのようなこ

とが言えるのか、提案してほしい。例えば、深い水深の港湾が、モンバサか

らモザンビークまでずっとないとすれば、その間に、他の深い水深の港が必

要だとか、そういうことが言えるかもしれない。漠然なりとも、インフラの

全体像が見えれば、個別対応として何をやればいいのかがわかり易くなる。 畝審議役 沖待ちの時間は、民間の船会社等から得られないものだろうか。得られない

にしても、現在あるデータから、今後の港湾整備の、より具体的な方向性を

示してほしい。 中村次長 アフリカの港湾整備のやり方として、少ない数であっても大水深のものを整

備すべきなのか、もしくは、水深は浅くてもよいから多くの港を整備すべき

なのか。考えを聞かせてほしい。 どの港湾を基点として整備するかによって、道路・鉄道回廊の整備方針も異

なってくる。このような、サブセクターごとの考え方を示してほしい。 大西 アフリカ東部で大水深の港湾はナカラくらいしかない。だからといってモン

バサ・ダルエスを放っておいてよいということではないだろう。中長期的な

バックボーンとして、ナカラ港を東部アフリカの基点とするにしても、短期

的には、モンバサ港・ダルエスサラーム港の整備が必要となる。

Page 213: クロスボーダー交通インフラ 対応可能性研究フェー …クロスボーダー交通インフラ対応可能性研究 フェーズ3 資料編 3 1.3 ウガンダ:インタビュー概要

クロスボーダー交通インフラ対応可能性研究 フェーズ3 資料編

209

八田 アフリカ全体の港湾の中で、どの程度のものを大水深の港と想定して議論し

ているのだろうか。例えば、アフリカ東部ではナカラ港だけを大水深と考え、

その他のものは、水深・規模の小さい港と定義して話をするのか、もしくは、

モンバサ港・ダルエスサラーム港まで大水深・大規模港湾と定義し、その他

のものを小規模の港湾と考えるのかによって、視点が異なるはずである。 また、各港湾の距離、既存の鉄道・道路・国境の配置、各港湾の拡張可能性

により、各地域の基点となる港湾整備のやり方は異なるはずであり、一概に

は言えないのではないか。 例えば、JICA のモンバサ港のコンテナターミナル拡張事業が現在実施中であ

るが、同時に、モンバサ港とダルエスサラーム港を繋ぐ回廊も各ドナーによ

って整備中である。土地面積の制約からダルエスサラーム港拡張の可能性が

限られていること、モンバサ港とダルエスサラーム港の距離が短いこと等を

考慮すると、将来的にモンバサ港が EAC 諸国の基点となり、ダルエスサラー

ム港のキャパシティ不足も補うことは考えられる。一方で、ナカラ港とモン

バサ港・ダルエスサラーム港の距離と、既存の陸上回廊の状況を考えると、

ナカラ港が EAC 諸国の基点となるのは難しいのではないか。 中村次長 陸上の回廊も関係してくる。既存の陸上の回廊を考慮して上で、どのように

港湾を整備するべきかが、重点となる。 八田 港湾を基点として、内陸国をどのように回廊でつないでいくかという視点だ

と思う。 大西 各地域の需要にもよると思う。中国の上海のように、大きな港湾を 1 つ造っ

てしまうという戦略も、需要によってはあるかもしれない。 畝審議役 バックヤード等、内陸に入ったときの諸所の条件も考慮した上で、各港湾を

拡張すべきか、代替的な港湾を整備すべきかが決まってくる。モンバサ港で

も、そういった条件を考慮した上で、代替的なマリンジ港整備の話が出てき

ている。 一方、モンバサ港とダルエスサラーム港はかなり距離がある。モンバサ港と

ダルエスサラーム港の間のタンガ港を整備するという方向性も有り得る。 中村次長 上海は、国家の指針としてかなり大規模に整備されている。一方で、今回の

研究ではアフリカの港湾をもう少し小さな視点で見ていくことが必要なので

はないか。現在、大きめの港湾と回廊がクローズアップされているが、地域

の道路・地域の港湾という視点で見たときに、もう少し規模の小さな港湾も

整備して、大きな港湾からフィーダーとして貨物輸送を行うという方向も有

り得る。 金縄 アフリカ大陸を一つの国として考えた上で、いくつかの核となるハブ港と、

それを補う意味での中規模港湾を捉える必要がある。そのネットワーク全体

を考えた時に、どの区間に港湾が足りないという話になれば、水深が足りな

くても、一つ核となるものを造るという話になる。そして更に、港湾のない

内陸国には、内陸輸送をするための鉄道・道路ネットワークを整備するとい

う観点ではないだろうか。

Page 214: クロスボーダー交通インフラ 対応可能性研究フェー …クロスボーダー交通インフラ対応可能性研究 フェーズ3 資料編 3 1.3 ウガンダ:インタビュー概要

クロスボーダー交通インフラ対応可能性研究 フェーズ3 資料編

210

大前 海運輸送の視点で見ると、10,000~12,000TEU 規模の大型コンテナ船は、大水

深で大きな港湾が複数近くにあったところで、その全てに寄港することはな

い。例えば、東アフリカならば、東アフリカのどこかに寄港して、その後ヨ

ーロッパに行くというような経路をとるだろう。従って、東アフリカ全体で、

ハブがあってフィーダーがあるという視点が必要だろう。 大水深の港湾はそこまでたくさん必要ない。大水深の港湾からの貨物を、フ

ィーダーとしての海上水運、内陸への鉄道・道路で輸送していくという視点

で捉える必要がある。 全体として、アフリカにどれだけの海運貨物・コンテナが流れるのかを捉え

た上で、どこの港湾を基点にしていくのか、考える必要があるのではないか。 金縄 今回の調査は、東アフリカを主な対象として実施した。東アフリカの競争相

手はドバイであるが、ドバイに大型コンテナ船を寄港させて、そこから東ア

フリカに海上貨物輸送した方が、もしかするとコスト的に安いかもしれない。 大西 現在、実際にオマーンのサラーラを基点として、東アフリカに海上貨物が輸

送されている。 金縄 そういった状況下で、東アフリカの港湾にそこまで投資して大水深の港湾を

整備したところで、大型船は来ないのではないのか。フィーダー船に上手く

来てもらうための工夫をする方が大切なのではないか。 大西 将来の需要によるところである。 八田 モンバサ港コンテナターミナル拡張事業では、現在の最大コンテナ船を越え

る将来型巨大コンテナ船を想定して、水深等を設計し、整備を進めている。

これだけの大型船を想定した大水深の港湾がアフリカでどれだけ必要かとい

う話は別として、現状ではモンバサ港もダルエスサラーム港も貨物取扱量不

足の解消が急務である。現在のモンバサ港・ダルエスサラーム港規模の水深

の港湾も、東アフリカではかなり限られている。 従って、既存港湾のバース数・ヤード面積等の増加を含めたターミナルキャ

パシティの増強が、港湾ハード面の現在の最大の課題であると捉えている。 中村次長 モンバサ港・ダルエスサラーム港の水深はどの程度か。 八田 モンバサ港コンテナターミナル拡張事業では、岸壁水深 15m のバースを整備

中である。既存のモンバサ港の岸壁水深は 9.4~10.3m、ダルエスサラーム港

は 9.1~12.2m。ダルエスサラーム港は浚渫が必要である。 畝審議役 昔、モンバサ港にはかなりの大型船が入っていたと思う。 八田 モンバサ港の係船浮標は水深 13.4m まであるので、係船浮標を使っていたの

ではないか。 畝審議役 モンバサ港は、さんご礁の環境問題等、航路を広げる上での制約条件もある。 中村次長 結局のところ、1 カ国ずつ状況を見ていくしか方法がないのかもしれない。し

かし、最終的・将来的には、15 カ国の内陸国にどのように貨物輸送していく

のかを考えていきたいと思っている。今回、原点に立ち戻り、それに対する

解はどうなのかを議論した。

Page 215: クロスボーダー交通インフラ 対応可能性研究フェー …クロスボーダー交通インフラ対応可能性研究 フェーズ3 資料編 3 1.3 ウガンダ:インタビュー概要

クロスボーダー交通インフラ対応可能性研究 フェーズ3 資料編

211

○ 内陸国支援の視点について 吉田教授 原点に立ち戻ると、内陸国支援という視点は重要である。輸送費用と経済成

長率の逆相関、経済成長率が貿易額に依存しているという状況を踏まえ、内

陸国支援について、考える必要がある。 八田 内陸国支援の視点は、まさに、包括的テーマ設定の上で重視しているところ

である。「域外連携」では、港湾から内陸国へのトランジット貨物輸送円滑化

(港湾整備の他、鉄道を中心とした長距離輸送交通モードの整備、関税関係

の障壁削減等)に主眼を置いている。一方、「域内連携」には、隣り合う 2 カ

国間の交易を活性化させることにより、最終的には各国間の経済格差を削減

したいという意図が含まれている。 第 2 回研究会で GIS の図として示した、内陸国の高い交通費、低い経済成長

率、アフリカ内の経済格差を緩和するという視点で、これらの包括的テーマ

を設定した。 中村次長 内陸国が多いことがアフリカの特徴なので、これを踏まえ初期の段階で整理

していた部分かと思う。この辺りをもう少し、盛り込んでほしい。 ○ 包括的テーマの名称について 吉田教授 包括的テーマの「域内統合」「域外連携」というのがわかりにくい。 八田 「域内統合」はサブサハラアフリカ全体の統合・交易活性化を意味している。

一方で、サブサハラアフリカ内の南端と北端の国の交易を想定しているわけ

ではなく、隣接する 2・3 カ国レベルでの交易が活性化することが重要だと考

えている。1 カ国が複数国家と隣接しており、各国が大陸で繋がっているアフ

リカなので、各隣接 2 カ国間の交易促進のためには、最終的にはサブサハラ

アフリカ全体でのシステム・制度の統合が必要となる。 八田 「域内統合」の視点としては、短中期的には各共同体レベルでのシステム・

制度の統合を目指し、長期的にはサブサハラアフリカ全体の統合を目指す。 例えば、東アフリカ諸国と南部スーダン間の交易活性化、北部スーダンと北

アフリカ諸国の交易活性化、というふうに考えていくと、最終的には、アフ

リカ全体でのシステム・制度の統合が必要となる。現に、鉄道のゲージなど

は、南部アフリカが 1067m ゲージで、東アフリカはメタゲージに統一されて

いるため、南部アフリカ基準に合わせた TAZARA と東アフリカ基準に合わせ

たタンザニア鉄道間のゲージの相違が生じている。 吉田教授 スライド 8 の「域内」「域外」という言葉とそれが示す意図がわかりにくかっ

た。 八田 スライド 8 に示されるように、整備対象・施策は「域内統合」「域外連携」で

重複しているものもある(例えば道路整備など)。ただし、「域内統合」「域外

連携」という、それぞれの包括テーマで整備の視点が異なっている。 スライド 8 は、4 つの戦略がいずれも「域内統合」「域外連携」の 2 つの包括

的テーマにかかっているが、視点がそれぞれ異なることを示している。 中村次長 三段階コンセプトがあるのではないか。現在は、アフリカを域内にしている

Page 216: クロスボーダー交通インフラ 対応可能性研究フェー …クロスボーダー交通インフラ対応可能性研究 フェーズ3 資料編 3 1.3 ウガンダ:インタビュー概要

クロスボーダー交通インフラ対応可能性研究 フェーズ3 資料編

212

ため、二段階だか、本当はアフリカの中に地域共同体がある。現存している

域内といえる範囲、サブサハラアフリカ、更にその外の地域との交易、とい

う三段階なのではないか。 八田 アフリカを「域外との連携」で考えると、地域の切り方として、一つの港湾

(モンバサ港など)とその影響圏という切り方ができる。一方で、「域内」で

捉えると、区切り方が難しい。大陸で繋がっており、各国間で交易がある。 伊藤次長 タンザニア・ケニア・ウガンダ(EAC)のようなものを、通常共同体とよん

でいる。それを経済共同体とか、域内と言ってしまうと、かえって紛らわし

くなるのではないか。 大西 表記の問題かもしれない。

伊藤次長 表記の問題だろう。 八田 「域外連携」は、港湾と内陸国をつなぐ交易、つまりトランジットを含む交

易を主眼としている。既述のように、「域内統合」は、アフリカ内の 2 カ国レ

ベルの交易を主な対象としている。この視点の違いが、「域内統合」「域内連

携」という分け方をした所以である。 中村次長 「域内」「域外」という分け方の定義は理解した。一方、「域内」という言葉

の使い方をすると、共同体など、いろいろなものが混在してしまい、紛らわ

しくなるのではないか。 吉田教授 アフリカの共同体の名称も、市場共同体・通過共同体・開発共同体・開発機

構等、様々である。 八田 アフリカには 200 以上の共同体が存在する。その中で、実際に機能している

ものは少ない。 大西 包括的テーマの名称変更については、団内で検討したい。

吉田教授 大事なコンセプトなので、再検討した方がいいだろう。 八田 「サブサハラアフリカの統合」・「世界との連携」とするのも一案かもしれな

い。 中村次長 そのような案も有り得ると思う。

○ まとめ 吉田教授 今回、最後の研究会で、この先コメントする機会がないこともあり、いろい

ろな注文がついた。しかし、もちろん、これまで集めた資料・データを踏ま

えてまとめてもらえればよいと思う。最初の研究の目的等を振り返りながら、

前回のセミナーと今回の研究会の意見を取り入れ、内容を整理してほしい。

特に、スライド 4 のフローの因果関係は、整理してほしいところである。ま

た、本日の研究会では、専門用語もかなり出てきたが、一般の人が読んでも

わかるような、言葉の使い方をしてほしい。 中村次長 次の研究として、再度アフリカを取り上げ、より深いところまで検討してい

きたいと考えている。

以上

Page 217: クロスボーダー交通インフラ 対応可能性研究フェー …クロスボーダー交通インフラ対応可能性研究 フェーズ3 資料編 3 1.3 ウガンダ:インタビュー概要

クロスボーダー交通インフラ対応可能性研究 フェーズ3 資料編

213

4.2 公開セミナー・パネルディスカッション議事録

Page 218: クロスボーダー交通インフラ 対応可能性研究フェー …クロスボーダー交通インフラ対応可能性研究 フェーズ3 資料編 3 1.3 ウガンダ:インタビュー概要

クロスボーダー交通インフラ対応可能性研究 フェーズ3 資料編

214

クロスボーダー交通インフラ対応可能性研究フェーズⅢ 公開セミナー パネルディスカッション

議事概要 日時:平成 21 年 1 月 29 日(木) 15:30~17:00 場所:JICA 研究所 2 階 国際会議場 司会(敬称略):

竹内 博史 独立行政法人国際協力機構 経済基盤開発部 運輸交通・情報通信第一課 課長

モデレーター: 荒木 光弥 国際開発ジャーナル 主幹

パネリスト(敬称略): 吉田 恒昭 東京大学大学院 新領域創成科学研究科 教授 宮司 正毅 独立行政法人国際協力機構 客員専門員 平野 克己 アジア経済研究所 地域研究センター長 岡崎 有二 独立行政法人国際協力機構 上級審議役 本村 雄一郎 調査団団長 ㈱パデコ 代表取締役社長

Page 219: クロスボーダー交通インフラ 対応可能性研究フェー …クロスボーダー交通インフラ対応可能性研究 フェーズ3 資料編 3 1.3 ウガンダ:インタビュー概要

クロスボーダー交通インフラ対応可能性研究 フェーズ3 資料編

215

議事概要 ○ 各々の視点からのアフリカのインフラ整備と官民連携について 荒木主幹 官民連携について、インフラの観点からディスカッションを行いたい。まず

は、宮司客員専門員と平野センター長から、民間の視点でお話をお願いした

い。 宮司

客員専門員 インフラも官民連携もどちらも重要である。三菱商事時代、アフリカに 14 年

滞在し、7 つの投資を行った。この経験に基づき、民間がアフリカに投資する

には、3 つの要件が不可欠であると考える。投資するプロジェクトが国際競争

力のあるものであること、相手国政府がプロジェクトに対してコミットメン

トしてくれること、アフリカの地域を知っているパートナーがいること、の 3点である。人件費が高く、インフラに費用のかかるアフリカで、競争力を持

つことは難しい。官(日本又は相手国政府)が、インフラ整備を行うことは、

民間のアフリカの投資を呼び込む上で不可欠である。アフリカには資源があ

るが、官によるインフラ整備なしには、民間投資はなかなか促進できない。 また、アフリカとアジアでは要件が異なる。アフリカでは、プロジェクトが

先にありきという視点で考えなくてはいけない。インフラを特定のプロジェ

クトにつけるという発想が必要である。 アフリカの資源・食料・水をキャピタルリソースと考え、官がバックアップ

して、民のアフリカ投資を促進するべきである。 平野

センター長 アフリカのインフラ建設は、植民地時代以降、なかなか進まなかった。これ

が、近年になり、急速に整備されるようになった。一つの理由は資源である。

アメリカ・中国は、資源をターゲットとしたクロスボーダー・インフラ整備

を進めている。また、安全保障上の理由も、近年の ODA 増加・アフリカのイ

ンフラ案件増加の要因である。 アフリカでは、官民連携を考え、民間の投資を見据えたインフラ整備を行う

ことが不可欠である。 荒木主幹 アジアの経験を踏まえて、アフリカのインフラ整備という観点で、吉田教授

からお話を伺いたい。 吉田教授 アジアとアフリカでは何が違うのかをまず初めに判断し、アフリカには何が

必要なのか検討することが重要である。 インフラは多様な力を持っている。アフリカの政情を軌道に乗せるための重

要な要素ともなる。 アフリカでは、植民地時代の経験・初等教育の低さ等の要因が重なって、自

立的発展がなかなか見られない。小国の集まるアフリカでは、地域共同体に

支援を行うのも、有効な手法であるといえる。 荒木主幹 岡崎上級審議役からインフラと官民連携の問題点について言及してほしい。 岡崎

上級審議役 アフリカでは、インフラと民間連携を結びつけて考えなくてはいけない。一

方で、官と民ではニーズに差がある。官民連携の実現には、視点を変えてい

かなければならない。従って、JICA の覚悟も必要である。

Page 220: クロスボーダー交通インフラ 対応可能性研究フェー …クロスボーダー交通インフラ対応可能性研究 フェーズ3 資料編 3 1.3 ウガンダ:インタビュー概要

クロスボーダー交通インフラ対応可能性研究 フェーズ3 資料編

216

JICA では、これから、アフリカで港湾・鉄道・OSBP などを地域の特性・隣

国の利害関係を見極めながらつくっていきたいと考えている。個別のもので

はなく、システムとしてのプログラム化を行っていきたい。 モデル協力プログラムとしてナカラ回廊開発などを取り上げたいと考えてい

る。官民連携への協力という意味ではベトナム(カイメップ・チーバイ港)

の港湾民営化の経験の活用できると考えている。 荒木主幹 最初にプロジェクトありきで捉える必要があるというところが、アジアとア

フリカの大きな違いである。 本村団長 アフリカで事業を行うことは、官にも民にもリスクが高い。一方で、安全保

障上、食糧・資源の確保の観点からアフリカに出て行くことは不可欠である。

官と民でリスクの分担をすることが重要である。 ○ 具体的な官民連携に向けて 荒木主幹 宮司客員専門員と平野センター長から、具体的な官民連携の提案をして頂き

たい。 宮司

客員専門員 アフリカ問題をこれだけ盛り上げてきたのは、JICA と外務省である。現在、

アフリカに対しては、民よりも官の方が興味が強い。官もアフリカでの官民

連携の必要性は感じており、経団連等に話を持っていくなどしているが、な

かなか話が進まない。単独の企業に話を持っていくことが一つの案だが、昨

年来の経済危機から、単独企業によるアフリカ投資も難しくなりつつあるの

が現状である。 具体的な民間企業のアフリカ進出のニーズ(資源・食料等)を、官の側が打

ち出す必要がある。どの国のどの資源というターゲットを明確にし、戦略的

に ODA 投資を行うことが効果的かつ重要である。 平野

センター長 アフリカの資源をめぐる中国との外交調整の必要性もある。 日系企業のアフリカ進出支援では、まず先に、既に進出している企業へ支援

すべきである。トヨタは、南アフリカに大規模工場を持つが、教育・HIV・イ

ンフラの問題を抱えている。住友鉱山(アンバトビー、ニッケル一貫生産)、

住友化学(殺虫剤入り蚊帳の生産)、味の素、パナソニック等、多くの日系企

業がアフリカに進出しており、現場で苦労を重ねている。 官民連携においては、官が変わっていく必要がある。JICA だけでなく、霞ヶ

関全体が変わる必要があるだろう。これについては中国から学ぶことも多い。 アフリカは、コストもリスクも高いところである。コストとリスクを分け合

うのが本当の官民連携ではないだろうか。 吉田教授 ODA において、民間支援が前面に出すぎることも、反感を買う可能性がある

ため、バランスを取ることが重要だろう。既存のシステムでも、運用の仕方

によっては、充分、官民連携に対応できるのではないか。 荒木主幹 現在、外務省の経済協力に関する諮問会議のとりまとめに携わっている。案

件形成上の諸問題を慶応大学の草野先生、アフリカを GRIPS の大野泉先生、

官民連携を私がまとめたが、経済危機の影響を踏まえ、現在、もう一度書き

Page 221: クロスボーダー交通インフラ 対応可能性研究フェー …クロスボーダー交通インフラ対応可能性研究 フェーズ3 資料編 3 1.3 ウガンダ:インタビュー概要

クロスボーダー交通インフラ対応可能性研究 フェーズ3 資料編

217

直ししている。 OECF や JICA の投融資事業の復活も考えてはどうだろうか。新 JICA 法で行

う千載一遇のチャンスである。官と民のリスク・コストのシェア、OOF によ

る本邦企業の支援が重要なのではないだろうか。これらにより、インフラ活

用も拡大するのではないだろうか。 宮司

客員専門員 官民のリスク分担は、非常に重要である。アフリカは人件費・輸送コスト等、

コストが膨大である。また、活力も低い。マネジメントにかかる時間や事業

リスクも大きい。従って、プロジェクトの実現性が非常に重要な課題である。

官民連携により、これを Feasible になるところまでもっていく必要がある。 民間企業は応札後も相手国政府には会うことはできないが、独仏大使は積極

的に相手国政府を定期的に訪問し対談している。しかし、日本の大使は、一

民間企業のために国として動くことはできないというスタンスである。 TELCOM(南ア)は、NEC、富士通、アルカテル、シーメンスと競合してい

る。 投資は、不況時に実施するのが鉄則である。準備期間を含めて、2~3 年かか

るため、今から準備を始めなければ遅い。好況時に F/S をやると見込みが甘

くなることが多い。 モザールは、南アの ICD が 24%の株を持ち、融資している。日本の公共機関

もこのように、融資しなければならないのではないか。 岡崎

上級審議役 橋本理事の DRC 訪問時には、先方からの大歓迎があった。 アフリカには、紛争国が多い。民間の入らないような紛争国に、早くから入

って支援できるところが ODA の強みである。紛争等で最も困っている時に

ODA が入ることで、政情安定後に、日本と該当国が太い絆で結ばれる。これ

により、民間企業が進出しやすい環境をつくることができる。これは、ODAの一つの強みである。

荒木主幹 長期的かつ戦略的な観点である。新日鉄のブラジルウチミナスはインドの鉄

鋼と競合している。資源外交の長期戦略性がある。今後の資源外交は長期的

に見る必要がある。 ○ フロアからのコメント:三菱 UFJ リサーチ&コンサルティング株式会社 田中氏より

田中氏 2008 年、旧 JBIC の委託でナカラ回廊調査を行った。ナカラ回廊では、既に大

きな投資(日本企業以外)が始まっている。ナカラ湾での石油精製プロジェ

クト、チキータバナナのプランテーション、ナカラ港近くでの穀物サイロ建

設(タンザニア資本)などが例として挙げられる。 一方で、環境への負の効果と開発の調和が大きな課題となっている。例えば、

鯨の泳ぐ海で石油精製所をつくることは、環境への負荷を与える。環境対策

というかたちでの、JICA の役割もあるだろう。 また、このように FDI の実現性の見られるところへの ODA によるアプローチ

も重要であると考える。 荒木主幹 日本が外国企業を支援するという視点もあるのではないか。

Page 222: クロスボーダー交通インフラ 対応可能性研究フェー …クロスボーダー交通インフラ対応可能性研究 フェーズ3 資料編 3 1.3 ウガンダ:インタビュー概要

クロスボーダー交通インフラ対応可能性研究 フェーズ3 資料編

218

平野 センター長

アフリカに赴任しているときに、USAID がトヨタを支援したがっているとい

う話があった。日本の ODA についても、官民連携の対象は必ずしも日系企業

である必要はない。該当地において、一番効果のある民間企業を支援するべ

きである。これは、相手国の開発促進という意味での ODA の役割である。 この視点は、国益実利とは異なる。資源という国益に対しては、日系企業を

パートナーとして、国策である ODA を用いて積極的に確保していくべきであ

る。 ODA による官民連携の異なる二つの視点を分けて考える必要がある。 一方で、アフリカ全体の経済情報を見ておかないと、良い事業アイデアはで

てこない。アフリカ全体のロジスティクスはよく出来ている。衣料品は中国、

欧米、南ア、ケニアから輸入して南アからアフリカ全体へ流通している。こ

れと DFID が組んでいて、現地の生産をこのロジスティックに乗せる技術協力

を進めている。ザンビアの野菜生産を対象としたものが最初のアプローチで

あった。これを ODA イノベーションと呼んでいる。 宮司

客員専門員 日本企業は調査・情報が不充分なため、世界戦略を持っているものが少ない。

トヨタ、日産、キャノンなどは、数少ない世界戦略を持つ企業である。 例えば、モザンビークにおいてガスが出ていることは情報として知られてい

ない。いろいろな意味で、日系企業には情報が不足している。この一つの原

因は、現場(海外事務所)の声が本部に届かないことである。 民間企業の中でも、現場の声が東京の本部に届くような仕組み・組織をつく

る必要がある。 吉田教授 民間企業の活動のためには、広域交通以外のインフラとして、水、電気が必

要である。これらは労働者や地域の人々にも裨益する。 一方、クロスボーダー交通には、広域を対象とするゆえにリスクもある。例

えば、タイ-マレーシア鉄道では、マレーシアが活発に整備を進めているが、

タイの方は積極的でない。結果として、鉄道事業全体が上手くいかず、トラ

ック輸送に対して競争力を持てていない。事業を運営する国家・主体が複数

になることにより、小さな要因がインフラ全体の運営に悪影響を及ぼすこと

もある。 荒木主幹 他ドナーには、あらゆるところから情報が入ってくる仕組みがある。DFID の

Common Wealth の開発公社、USAID の民間投資会社(エクゼム)のように民

と官の間に入る組織がある。日本にはこうした、官と民の間に入る組織がな

い。 平野

センター長 アフリカ問題の核は、「資源安全保障と収奪国家の狭間」である。アフリカの

資源エネルギー国政府との交渉は手ごわい。例えば、スーダンは石油メジャ

ーの入らない産油国である。中国等が資源開発に入ったが、最終的にはかな

り手を焼くこととなった。 21 世紀のエネルギー需要は 20 世紀の 4 割増である。日本の先端産業のために

は、資源が重要である。 しかしながら、アフリカ諸国には、ODA を悪用しかねない政府も存在する。

Page 223: クロスボーダー交通インフラ 対応可能性研究フェー …クロスボーダー交通インフラ対応可能性研究 フェーズ3 資料編 3 1.3 ウガンダ:インタビュー概要

クロスボーダー交通インフラ対応可能性研究 フェーズ3 資料編

219

反対勢力をつぶすために ODA を利用するようなケースも有り得る。コンプラ

イアンスが重要である。 ○ 内陸部の開発について 竹内課長 アフリカでは、海側から内陸への物流はあるが、内陸から海側へ物流が少な

い。片荷解消の施策の一つとして、内陸部の地域開発としての農業支援を考

えている。 また、ソフトインフラ整備により、クロスボーダーの交通コストを低減する

ことも、内陸部の活性化に寄与すると考えられる。 吉田教授 インフラが整備されると分業化が進み、経済発展につながる。この 10 年間で

タイとマレーシアの陸上越境交通量は年率 25%増えた。主要輸送貨物は電気

製品・機械であり、これらの分野の分業化が進んだことを意味している。 しかしながら、アフリカでアジアと同様な工業の分業化は、短期的には求め

られない。短期的には、農業が産業の中心となるのではないだろうか。JICAは数多く地域開発、マスタープランの経験を持つので、このような開発にお

いて有利である。 また、資源は点在しているため、回廊の発展にはその周辺の農業団地の開発

からという視点が大切である。 新 JICA は包括的な援助ができ、他の援助機関に比べ比較優位である。ソフ

ト・ハードを含めた支援が可能である。また、日本の援助は時間がかかるが

長期スパンで物をみているという点が評価されている。 本村団長 ソフトインフラ整備では、ガバナンスを避けて通れない。アフリカの場合は、

法律改善よりも汚職等が緊急の課題である。1 つのドナーが 1 カ国の 1 セクタ

ーを独占して援助し、ガバナンスを評価するなど、ドナー側の強硬な戦略も

場合によっては必要である。 ○ まとめ 荒木主幹 資源にしても、農業にしても、具体的なプロジェクトを見据えた上で、ODA

によるインフラ整備を行うことが重要である。農業は長期的な視点でターゲ

ットとする必要があるが、資源は短期的なターゲットとなり得る。

以上