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概要 - 日本語 FUJITSU Software ServerView Suite Update Management 概要 2018 2 月版

FUJITSU Software ServerView Suite Update …manuals.ts.fujitsu.com/file/9411/sv-update-jp.pdf製品名称の表記 本書では、本文中の製品名称を、次のように略して表記します。製品名称

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概要 - 日本語

FUJITSU Software ServerView Suite Update Management概要

2018年 2月版

製品名称の表記

本書では、本文中の製品名称を、次のように略して表記します。

製品名称 本文中の表記

Microsoft® Windows Server® 2008 StandardMicrosoft® Windows Server® 2008 EnterpriseMicrosoft® Windows Server® 2008 DatacenterMicrosoft® Windows Server® 2008 FoundationMicrosoft® Windows® Small Business Server 2008 StandardMicrosoft® Windows® Small Business Server 2008 Premium

Windows Server 2008

Windows

Microsoft® Windows Server® 2008 R2 StandardMicrosoft® Windows Server® 2008 R2 EnterpriseMicrosoft® Windows Server® 2008 R2 DatacenterMicrosoft® Windows Server® 2008 R2 FoundationMicrosoft® Windows® Web Server 2008 R2

Windows Server 2008 R2

Microsoft® Windows Server® 2003, Standard EditionMicrosoft® Windows Server® 2003, Enterprise EditionMicrosoft® Windows Server® 2003, Enterprise Edition for Itanium-based SystemsMicrosoft® Windows® Small Business Server 2003

Windows Server 2003

Microsoft® Windows Server® 2003, Standard x64 EditionMicrosoft® Windows Server® 2003, Enterprise x64 Edition

Windows Server 2003 x64

Microsoft® Windows Server® 2003 R2 Standard EditionMicrosoft® Windows Server® 2003 R2 Enterprise EditionMicrosoft® Windows® Small Business Server 2003 R2Microsoft® Windows® Storage Server 2003 R2, Standard Edition

Windows Server 2003 R2

Microsoft® Windows Server® 2003 R2 Standard x64 EditionMicrosoft® Windows Server® 2003 R2 Enterprise x64 Edition

Windows Server 2003 R2 x64 または

Windows Server 2003 R2

著作権および商標

Copyright 2010 FUJITSU LIMITED

All rights reserved

Microsoft、Windows、Windows Server、Hyper-V は、米国 Microsoft Corporation の米国お

よびその他の国における登録商標または商標です。

Linux は、Linus Torvalds 氏の米国およびその他の国における登録商標あるいは商標です。

Red Hat および Red Hat をベースとしたすべての商標とロゴは、米国およびその他の国にお

ける Red Hat, Inc. の商標または登録商標です。

BrightStor, ARCserve は、CA, Inc の登録商標です。

VMware、VMware ロゴ、VMware ESXi、VMware SMP および VMotion は VMware,Inc の米

国およびその他の国における登録商標または商標です。

その他の各製品名は、各社の商標、または登録商標です。

その他の各製品は、各社の著作物です。

Red Hat Enterprise Linux 5Red Hat Linux

Linux

RHEL5

Red Hat Enterprise Linux AS(v.4)RHEL4

Red Hat Enterprise Linux ES(v.4)

SUSE Linux Enterprise Server 11SuSE Linux

SuSE Linux SLES11または SLES11

SUSE Linux Enterprise Server 10SuSE Linux SLES10または SLES10

VMware ESX 4 ESX4VMware

VMware ESX 3.5 ESX3.5

製品名称 本文中の表記

Update Management - Overview 5

目次

1 アップデート管理 . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 7

1.1 ServerView アップデート管理 . . . . . . . . . . . . . . . . . 101.1.1 ServerView アップデートマネージャ . . . . . . . . . . . . . . 111.1.2 リポジトリマネージャ . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 131.1.3 ダウンロードマネージャ . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 141.1.4 設定 . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 16

1.2 Update Manager Express . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 171.3 PrimeUp . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 19

1 アップデート管理 . . . . . . . . . . . . . 7

1.1 ServerView アップデート管理 . . . . . . . . . 101.1.1 ServerView アップデートマネージャ . . . . . . . 111.1.2 リポジトリマネージャ . . . . . . . . . . . . 131.1.3 ダウンロードマネージャ . . . . . . . . . . . 141.1.4 設定 . . . . . . . . . . . . . . . . . 16

1.2 Update Manager Express . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 171.3 PrimeUp . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 19

6 Update Management - Overview

目次

Update Management - Overview 7

1 アップデート管理

PRIMERGY サーバのライフサイクル全般において、ServerView Suite は、インストール、管理、ソフトウェアおよびファームウェアコンポーネントの修復など、優れたサポート機能を実現します。統合プロセスからメンテナンスプロセスに至るまで、管理用の製品が用意されています。

図 1: ServerView Suite による管理

ServerView Suite のアップデート管理は、サーバ上の様々なコンポーネントをアップデートするための便利な手段を管理者に提供します。新しい機能やサービスを提供する、定期的なメンテナンスを行う、セキュリティ/システムの問題を解決するなど、サーバコンポーネントをアップデートしなければならない理由は様々です。管理用サーバから、監視対象サーバおよびサーバグループのアップデートを一元管理します。

監視/警告

サーバデータ管理

アップデート管理

統合

8 Update Management - Overview

アップデート管理

非常に大量のサーバに対しても、リモートから 新の状態に保つことが可能です。これにより PRIMERGY のアップデートを、 低限の労力で効率よく実施することができます。

メンテナンスのため、以下の管理製品が用意されています。

● ServerView アップデート管理

ServerView アップデート管理は、次のコンポーネントで構成されています。

– アップデートマネージャでは、オンラインアップデートを管理します。11 ページをご覧ください。

– リポジトリマネージャでは、アップデートリポジトリを管理します。13 ページをご覧ください。

– ダウンロードマネージャでは、Web サーバから管理用サーバへのダウンロードタスクを管理します。14 ページをご覧ください。

– 設定では、コンポーネントのダウンロードを操作するパラメータを設定します。16 ページをご覧ください。

● Update Manager Express と ASP (Autonomous Support packages) では、様々なサーバコンポーネントの BIOS やファームウェアを、PRIMERGYサーバにローカルにインストールおよびアップデートします。17 ページ の「Update Manager Express」の項をご覧ください。

Windows のシステムでは、Update Manager Express を使ってPRIMERGY サーバのドライバとソフトウェアキットをインストールおよびアップデートすることもできます。

● PrimeUp では、監視対象サーバに対し、ドライバやソフトウェアキットをローカルにインストールおよびアップデートします。19 ページ の

「PrimeUp」の項をご覧ください。

Update Management - Overview 9

アップデート管理

ServerView Suite のサーバデータ管理との相互作用

ServerView Suite のサーバデータ管理を使うと、ネットワーク上にあるすべてのサーバをアップデートする前にインベントリを収集することができます。このモジュールは、サーバの現在の状態、および必要なアップデートの情報を提供します。

サーバデータ管理で使用可能なプログラムは次のとおりです。

– インベントリマネージャでは、サーバのインベントリデータを記録し分析します。

– アーカイブマネージャでは、サーバのスナップショットデータを記録し分析します。

詳しくは、サーバ管理のマニュアルで説明しています。

マニュアルの提供について

マニュアルは、各サーバに添付されている ServerView Suite DVD 2 内に格納されています。

また、マニュアルはインターネットから無料でダウンロードすることもできます。

10 Update Management - Overview

ServerView アップデート管理

1.1 ServerView アップデート管理

ServerView Operations Manager のインストール中、ServerView Update Manager インストールパッケージから様々な ServerView アップデート管理コンポーネントがインストールされます。

– アップデートマネージャ

– リポジトリマネージャ

– ダウンロードマネージャ

– 設定

ServerView Operations Manager(アップデート管理の下)またはメニューバーのアップデート管理から個々のコンポーネントを起動します。

図 2: ServerView Operations Manager スタートページからのコンポーネントの起動

Update Management - Overview 11

ServerView アップデート管理

1.1.1 ServerView アップデートマネージャ

ServerView アップデートマネージャは、ドライバおよびアドオン製品の初回インストール、並びに BIOS、ファームウェア、ソフトウェアコンポーネント、ドライバ、ServerView エージェント、および ServerView Update エージェントのアップデートを可能とします。

グラフィックユーザインタフェース、またはコマンドインタフェースを、アップデートの実装に利用します。

起動時、次のメイン画面が表示されます。

図 3: アップデートマネージャのメイン画面

12 Update Management - Overview

ServerView アップデート管理

アップデート手順

ServerView アップデートマネージャは、PRIMERGY サーバにあるコンポーネントをアップデートできるようにするため、様々な処理を提供します。

● オンラインアップデート

この処理を使って、ドライバおよびアドオン製品の初回インストール、並びに、BIOS、ファームウェア、ソフトウェアコンポーネント、ドライバ、ServerView エージェント、および ServerView Update エージェントのアップデートを同時に複数のサーバで実施できます。これは集中管理用サーバから操作します。

● オフラインアップデート(本機能は未サポートです)サーバのすべてのコンポーネントがオンラインでアップデートできるわけではありません。それらのコンポーネントに対して、Windows や Linux のツールが利用できないような場合です。これは、古い Windows サーバで、たびたび発生する状況です。これらのコンポーネントは、DOS ツールを使ってオフラインでアップデートします。オフラインでアップデートする場合、アップデートマネージャは DOS 環境の有効化/無効化を制御し、必要なリブート(DOS へ切り替える、Windows または Linux へ戻る)を実行します。

オフラインアップデートの手順には次の 2 通りがあります。

– サーバのサービスパーティションを使ったアップデートネットワーク上のサーバのアップデートは、管理用サーバから集中制御されます。DOS サービスパーティションは、ServerView Installation Manager / ServerStart を通して、OS インストール時に各サーバにセットアップされています。DOS サービスパーティション内で、実際のアップデート手順が実行されます。

– PXE サーバ(Preboot eXecution Environment)を使ったアップデートネットワーク上のサーバのアップデートは、管理用サーバから集中制御されます。PXE サーバ(通常アップデートされるサーバすべてに対して 1 台の PXE サーバ)は、各監視対象サーバに割り当てられ、それら監視対象サーバは、PXE サーバから PXE ブートします。

● TFTP サーバを使ったアップデートこの手順は、以下のような場合に使用します。

– Windows、Linux、DOS のアップデートツールによるアップデートが不可能か、可能ではあるが非常に手間がかかる、システムコンポーネントのアップデート

– Windows、Linux、DOS のいずれも動作していない、自律型ハードウェアシステムのアップデート

Update Management - Overview 13

ServerView アップデート管理

これらのシステムコンポーネントおよびハードウェアシステムは、TFTPサーバタイプの ServerView Update エージェントを使ってアップデートを行います。

1.1.2 リポジトリマネージャ

アップデートマネージャは、アップデートジョブの作成、アップデートリポジトリ内のアップデートデータへのアクセスを行います。リポジトリマネージャは、管理用サーバに格納されるアップデートリポジトリを管理します。

起動時、メイン画面には、アップデートリポジトリに現在格納されている内容が表示されます。ここでは、次の機能を実行できます。

– 利用できるすべてのアップデート、新しいアップデート、および重要度別アップデートを表示します。

– 選択したアップデートをリリースします。

– ServerView Suite DVD 1 からアップデートリポジトリをインポートします。

– ユーザ固有のアップデートグループを作成、管理します。

14 Update Management - Overview

ServerView アップデート管理

1.1.3 ダウンロードマネージャ

ダウンロードマネージャを利用すると、 新版のファームウェア、BIOS、ドライバ、ServerView エージェントを容易に入手できるようになります。ダウンロードマネージャにより、適切なアップデート情報を検索するための作業を省くことができます。

Fujitsu Web サーバから、PRIMERGY サーバをアップデートする際に使用する情報ファイルやアップデートファイルを利用できます。ダウンロードマネージャは 初に、情報ファイルをダウンロードディレクトリに読み込みます。この情報ファイルにはダウンロードマネージャや ServerView Suite の他のコンポーネントで使用する、 新版アップデートの概要を把握するためのデータが含まれています。

ダウンロードマネージャを起動すると、次のメイン画面が表示されます。

図 4: ダウンロードマネージャのメイン画面

Update Management - Overview 15

ServerView アップデート管理

指定したサーバに対していつどのぐらいの間隔でダウンロードタスクを実行するかを、グラフィックユーザインタフェースから定義します。そして必要なデータは自動的に、集中管理用サーバで指定したアップデートリポジトリへ格納されます。

アップデートデータへのアクセス

アップデートする PRIMERGY サーバに対して、関連のアップデートデータは ServerView アップデートマネージャがアクセスできるアップデートリポジトリに格納されている必要があります。アップデートデータは次の 2 箇所から入手できます。

1. Fujitsu Web サーバのダウンロードエリア内

このエリアから、アップデート中に集中管理用サーバがアクセスするディレクトリへ、ダウンロードマネージャ(自動ダウンロード)を使ってデータをダウンロードします。

2. ServerView Suite DVD 1 の Firmware ディレクトリ内新しいバージョンの DVD は約 2ヶ月に 1 回発行されます。

16 Update Management - Overview

ServerView アップデート管理

1.1.4 設定

設定では、アップデート管理全般に関する設定を行います。起動時、次のメイン画面が表示されます。

図 5: 設定メイン画面

次の情報を表示できます。

– アップデート管理の一般的なパラメータ。例:リポジトリの格納場所(一般設定タブ)。

– ダウンロードサービスによってダウンロードされた新規のアップデート情報について、通知すべき相手先を設定するメールパラメータ(メール設定タブ)。

– Fujitsu Web サーバへの接続設定(プロキシ設定タブ)。

設定変更ボタンは、これらの設定を編集できる設定ウィザードを起動します。

I 初めてアップデート管理を起動すると、設定ウィザードは自動的に起動します。

Update Management - Overview 17

Update Manager Express

1.2 Update Manager Express

Update Manager Express を使って、次のサーバコンポーネントのファームウェアおよび BIOS を現在の PRIMERGY サーバにインストールできます。

– LAN コントローラ:ファームウェア

– マネージメント・コントローラ(iRMC / iRMC S2):ファームウェア

– マイクロコントローラ:ファームウェア

– システムボード:BIOS

– SCSI コントローラ:ファームウェア

インストールでは Update Manager Express は、Autonomous Support Packages (ASP)と呼ばれる、自己解凍および自己インストール型のソフトウェアパッケージを使用します。

Windows Server のオペレーティングシステムでは、Update Manager Express を使って PRIMERGY サーバのドライバをインストールおよびアップデートすることもできます。このために、サーバの各コンポーネントに対して別々のインストールパッケージ(PRIMERGY Support Package、PSP)が提供されています。

Update Manager Express の起動

PRIMERGY サーバでは、ServerView Suite DVD 1 または Update DVD からUpdate Manager Express を起動します。サーバの状態により、次の代替手段が使用できます。

– Windows Server 2003/2008 上で、Update Manager Express を起動する。

– ServerView Suite DVD 1 からサーバを起動した後に、Update Manager Express を起動する。

18 Update Management - Overview

Update Manager Express

Update Manager Express の使用

アップデートには、グラフィカルユーザインタフェースを使用します。起動時、次のメイン画面が表示されます。

図 6: Update Manager Express のメイン画面

Update Manager Express は次の操作モードを区別します。

– クイックモードでは、サーバコンポーネントへの BIOS /ファームウェア/ドライバのインストールをすべて自動的に実行します。

– ノーマルモード では、各サーバコンポーネントでアップデート したいBIOS /ファームウェア/ドライバを個々に選択します。

– エキスパートモードでは、BIOS /ファームウェア/ドライバをアップデートできるだけでなく、BIOS /ファームウェア/ドライバを旧バージョンにリセットすることもできます。

どのモードを選択するかによって、BIOS /ファームウェア/ドライバをインストールする際に使用できる機能やオプションは異なります。

Update Management - Overview 19

PrimeUp

1.3 PrimeUp

PrimeUp を使って、 監視対象サーバのローカル上でドライバおよびソフトウェアキット(例:ServerView エージェント)の無人アップデートを行うことができます。

ドライバおよびソフトウェアキットは、Fujitsu Web サーバおよびServerView Suite DVD 1(ServerView アップデートリポジトリ内)の特別なPRIMERGY Support Package に格納され提供されています。PrimeUp を使って、まずサーバ用のアップデート一覧を作成します。そして PrimeUp は、生成されたインストール一覧に沿ってドライバやソフトウェアキットをインストール/アップデートします。必要に応じて再起動は自動的に実行されます。

PrimeUp のインストール/起動

PrimeUp は ServerView Suite DVD 1 の MSI パッケージに格納されています。監視対象サーバのローカル上にインストールする必要があります。

Windows のコマンドプロンプト、またはスクリプトからコマンドラインツールとして PrimeUp を起動します。

20 Update Management - Overview

PrimeUp