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FUJITSU Server PRIMERGY FUJITSU Software ServerView ® Suiteを使おう! No.3 各種情報のレポート化 (ServerView Inventory Manager) Copyright 2017 FUJITSU LIMITED 20179富士通株式会社

FUJITSU Software ServerView® Suiteを使おう!No.3 各種 ......のインストール前の準備、インストール方法を解説します。 No.2 サーバ状態の監視と異常時の管理

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FUJITSU Server PRIMERGY FUJITSU Software ServerView® Suiteを使おう! No.3 各種情報のレポート化 (ServerView Inventory Manager)

Copyright 2017 FUJITSU LIMITED

2017年9月 富士通株式会社

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改版履歴

Copyright 2017 FUJITSU LIMITED

改版日 改版内容 2017.09 新規作成

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はじめに 本資料の概要

本資料は、FUJITSU Server PRIMERGYおよびFUJITSU Server PRIMEQUESTの標準機能(注1)であるシステム 統合管理ツール群「FUJITSU Software ServerView® Suite」の中より、代表的な設定方法をシナリオ としてご紹介するものです。

Copyright 2017 FUJITSU LIMITED

(注1) 一部製品・機能を除きます。

サーバ状態の監視と 異常時の管理 各種情報のレポート化 ファームウェア更新 SVOMの準備

本資料

タイトル 内容

No.1 ServerView Operations Managerの 準備

ServerView Operations Manager/Agentsのインストール前の準備、インストール方法を解説します。

No.2 サーバ状態の監視と異常時の管理

ServerView Operations Managerによる監視方法を解説します。その他、以下の情報を含みます。 • ServerView Event Manager / 異常通知 • ServerView Threshold Manager / パフォーマンス監視 • ServerView PrimeCollect / サポート用ログ収集 • ServerView RAID Manager / 内蔵ディスク管理

No.3 各種情報のレポート化

ServerView Inventory Managerを主とした、各種情報の収集と出力方法を解説します。 その他、以下の情報を含みます。

• ServerView Archive Manager / サーバ構成情報管理

No.4 ファームウェア更新 ServerView Update Managerによるアップデート管理の仕組みや設定方法について解説します。

No.5 リモート管理機能 Remote Management Controller(iRMC)による管理方法を解説します。

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留意事項 本資料を活用するにあたっての留意事項

本資料は、2017年8月現在の情報を元に作成しています。 最新の 「 FUJITSU Software ServerView® Suite 」の情報については、各製品のマニュアルを参照して ください。

本資料の記述は、FUJITSU Server PRIMERGY におけるMicrosoft Windows Server 環境での使用を前提と しています。また、本資料の各機能はServerView Agentsの使用が前提となっており、ServerView Agentsが非対応のVMware社ESXi環境は対象になっておりません。

本資料では、以下のように用語を省略することがあります。

本資料では、スライドタイトルの右側に操作対象のアイコンを表記しています。「管理サーバ」、 「監視対象サーバ」、「管理コンソール用PC」を操作対象機器とし、下記のように表記しています。

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用語 省略形

ServerView Suite SVS

ServerView Operations Manager SVOM

Microsoft Windows Server Windows

操作対象機器 アイコン

管理サーバ

監視対象サーバ

管理コンソール用PC

管理サーバ

対象サーバ

コンソールPC

(例) 管理サーバが操作対象で、監視対象サーバと 管理コンソールPCが操作対象外だった場合

管理サーバ

対象サーバ

コンソールPC

• 操作対象:

• 操作対象外:

サンプル

サンプル

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システム概要図

本資料のシステム前提条件

管理サーバ PRIMERGY TX300 S8 ( OS : Windows Server 2012 R2 Standard )

監視対象サーバ PRIMERGY TX300 S8 ( OS : Windows Server 2012 R2 Standard )

管理コンソール FMV-S8350 ( OS : Windows 7 Professional )

Webブラウザ Internet Explorer 11

ServerView Operations Manager Version 7.20.08

ServerView Agents Version 7.31.14

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管理サーバ(192.168.1.111)

管理コンソール(192.168.1.39)

ServerView Operations

Manager

デモルーム サーバルーム

HW層

仮想ゲストサーバ Windows

仮想ホストサーバ VMware ESXi

SQL Server

仮想ホストサーバ Windows

ServerView Agents

ServerView RAID Manager

仮想ゲスト サーバ

Windows

ネットワーク

HW層

監視対象サーバ(192.168.1.11)

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目次 はじめに 1. 各種情報のレポート化

1.1 サーバ構成管理のフロー

2. データの収集とレポート化 2.1 (ご参考)インベントリマネージャーの仕組み 2.2 データの収集と保存 2.3 データの出力

3. サーバ構成情報の管理 3.1 サーバ構成情報の収集 3.2 構成情報の比較と相違点の抽出

免責事項 サーバ運用管理 FUJITSU Software ServerView Suite Webページ

http://jp.fujitsu.com/platform/server/primergy/svs/

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1.1 サーバ構成管理のフロー

1. 各種情報のレポート化

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1.1 サーバ構成管理のフロー FUJITSU Software ServerView® Suite は、サーバに異常が発生した場合はもちろんのこと、通常の運用時に

おいても、PRIMERGYを用いたシステム運用を助ける様々な機能を持っています。 本資料では、SVSの各種ツールを利用したシステム運用のレポート作成、サーバ構成情報の保存と差分比較 など、レポーティングと構成比較の機能についてご説明します。

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1. データの収集と保存

• システムのハードウェア・ソフトウェア・コンポーネント情報の 収集と保存

2. データの出力 • 各種ファイル形式での出力

1. サーバ構成 情報の収集

• サーバ構成情報の収集 • タスク化

2. 構成情報の 比較

• 正常時と異常時のサーバ構成情報 を比較、相違点の抽出

【データの収集とレポート化】 【サーバ構成情報の管理】

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2.1 (ご参考)インベントリマネージャーの仕組み 2.2 データの収集と保存 2.3 データの出力

2. データの収集とレポート化

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2.1(ご参考)インベントリマネージャーの仕組み

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【データの種類を選別】 【レポート定義の保存や表示】

(注1)収集したデータはSQLサーバに書き込まれるため、 収集する項目数や頻度に注意が必要です。

【データの抽出条件を指定】

カスタムデータ 標準データタイプからユーザーが 選択するもの

標準データ 事前定義されているもの

データ収集 レポート レポート定義

• エクスポート ファイル形式でデータベース に保存

• 画面表示 グラフ形式

レポートをカスタマイズしたい場合

カスタムレポート定義 標準レポート定義より詳細な 項目 からユーザーが定義するもの

(例)CPUのパフォーマンスデータをレポート表示したい場合

データ収集(注1)

サーバレポート データ

パフォーマンスデータ (CPU)

サーバ構成

データベース

レポート化

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ServerView Inventory Managerは、サーバの各種情報を収集し、レポート化や様々なファイル形式での出力を 行います。本項の手順は、管理コンソール用PCで行います。

2.2 データの収集と保存

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管理サーバ

対象サーバ

コンソールPC

インベントリマネージャへログイン

1. ServerView Operations Managerにログインし、 「インベントリマネージャ」を選択します。 セキュリティ警告が表示される場合は、内容を 確認したうえで「実行」をクリックします。

a. 標準データ • 標準データタイプの確認と実行

b. カスタムデータ • カスタムデータタイプの作成と実行

データ収集と保存

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標準データタイプの確認と実行

レポート作成の基礎となるデータを収集し、データベースに保存します。下記の5項目が「標準データ タイプ」として構成され、全般的なデータ収集が可能 です。

2. 左側のナビゲーションタブで「収集」を選択し、 「データ収集の管理」タブを選択します。ここでは、 5項目が標準で作成されていることを確認します。

3. 標準データタイプを使ってデータ収集を行います。 「標準データタイプ」-「Performance Data」 から「直ちに一度だけ実行」をクリックします。 データ収集を行う対象サーバを割り当て、タスク 完了時の通知設定後、タスクが実行されます。 (注1)

2.2 データの収集と保存

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管理サーバ

対象サーバ

コンソールPC a. 標準データ

標準のデータタイプセット

Inventory Data ホスト名、UUID、シリアル番号 などの一般的なサーバ情報

Power Consumption Data 消費電力

Status Information 全体的なシステムステータス

Temperature Data システムの環境温度

Performance Data CPU・メモリ・ネットワーク・ ストレージのパフォーマンス

(注1)タスク実行後のアイコンの種類は、15ページを参照してください。

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カスタムデータタイプの作成と実行

より詳細なデータ収集をするため、標準のデータ タイプセットから必要なものを選択し、「カスタム データ収集」を作成します。

1. 「インベントリマネージャ」にログインし、

左側のナビゲーションタブで「収集」を選択し、 「データ収集の管理」タブを選択します。

ここでは、カスタムレポートを作成するため、 「カスタムデータ収集」で「作成」をクリック します。

2. 「データ収集ウィザード」が開きます。一意の 「名前」を入力し、「取得するデータセット」で 使用するデータタイプセットを選択します。 ここでは、以下のように設定します。

• 名前:Performance Data • 取得するデータセット:Performance Data

「次へ」をクリックします。

2.2 データの収集と保存

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管理サーバ

対象サーバ

コンソールPC b. カスタムデータ

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3. 「スケジュールタスク」で「開催日時選択」と 「実行間隔」を指定します。 ここでは、以下を選択します。

• 開始日時:直ちに実行 • 実行間隔:1度だけ実行 「次へ」をクリックします。

4. 「サーバの割り当て」で、「利用可能なサーバ」 一覧からサーバを選択し、「>」ボタンを クリックして「割り当てられたサーバ」に追加 します。 「次へ」をクリックします。

2.2 データの収集と保存

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管理サーバ

対象サーバ

コンソールPC

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5. タスクを実行するたびにユーザーに通知する 場合は、「設定」で「データ収集のタスクが 完了したとき、メール設定タブで定義した宛先にメール通知が行われます。」オプションを有効に します。

本資料では、設定しません。 「次へ」をクリックします。

6. 「概要」で設定内容を確認します。「完了」を クリックして、データ収集の設定を保存し、 タスクを有効化します。

2.2 データの収集と保存

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管理サーバ

対象サーバ

コンソールPC

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7. タスクが有効化されていることが、アイコンで 確認できます。

8. タスクが完了すると、「前回の結果」に ステータスのアイコンが表示されます。タスクが 正常に完了したことを確認します。

2.2 データの収集と保存

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管理サーバ

対象サーバ

コンソールPC

アイコンの種類と意味

タスクは有効化されています。

タスクは現在動作中です。

未定義。使用可能な結果はありません。

最後の実行が正常に終了しました。

エラーが発生しました。

最後の実行は警告で終了しました。

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レポートは、以前実行されたデータ収集のタスクによってデータベースに保存されたデータから構成され ます。レポート定義はデータを表示・保存する際の基礎となります。(注1) 本項の手順は、管理コンソール用PC で行います。

(1) エクスポート用の標準レポート定義を確認

収集したデータの表示や、ファイルへのエクスポート を行うための定義が作成されていることを確認します。

1. 「レポート管理」タブを選択します。左側の

ナビゲーションタブで「レポート定義」から 「標準レポート定義」を選択します。複数の レポート定義が標準で作成されていることを確認 します。

2.3 データの出力

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管理サーバ

対象サーバ

コンソールPC

(注1)レポート作成前に、必要なデータを作成するレポート タスクを定義するために、使用できるレポート定義が あることを確認してください。

a. 標準データ (1) エクスポート用の標準レポート定義を確認 (2) 表示用レポートの作成(画面表示、グラフ)

b. カスタムデータ (1) エクスポート用のカスタムレポート定義を作成 (2) 表示用レポートの作成(画面表示、グラフ)

エクスポート用の定義 作成とレポート作成

a. 標準データ

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(2) 表示用レポートの作成(画面表示、グラフ)

「標準レポート定義」が割り当てられている「標準 レポート」をもとに、表示用レポートを作成します。 2. 「レポート管理」タブを選択します。左側のナビ

ゲーションタブで、「レポート」から「標準 レポートとグラフ形式」を選びます。

ここでは、以下を選択します。

• レポート名:PerformanceReports

「表示」をクリックします。

3. グラフ形式や割り当てサーバを選択すると、 「結果」がレポート表示されます。「完了」を クリックすると画面が終了し、「保存」を クリックすると表示結果をH T M LやP D F保存 できます。 ここでは、「完了」をクリックします。

2.3 データの出力

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管理サーバ

対象サーバ

コンソールPC

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(1) エクスポート用のカスタムレポート定義を作成

標準レポートより詳細なデータ出力をするため、 レポート定義を編集し、「カスタムレポート定義」を 作成します。

1. 「レポート管理」タブを選択します。左側の

ナゲーションタブで「レポート定義」- 「カスタムレポート定義」を選択し、「作成」を クリックします。

2. レポートウィザードが開きます。「レポート定義の作成」で一意の名前を入力します。「ビューの選択」で利用する定義を選択し、「属性の選択」 で必要な属性を有効にします。

ここでは、以下のように設定します。

• 名刺:Performance Reports_20170721 • ビューを選択:SV_PerformancePerDay • 属性の選択:すべて選択

「次へ」をクリックします。

2.3 データの出力

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管理サーバ

対象サーバ

コンソールPC b. カスタムデータ

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3. 「フィルタ」でビューの結果をフィルタリング できます。「属性」、「操作」、「値」および 「論理演算子 ( A N D / O R )」を組み合わせて、 フィルタリング条件を定義します。 ここでは設定せず、「次へ」をクリックします。

4. 「概要」で設定内容を確認します。「完了」を クリックしてレポート定義を保存し、タスクを 有効化します。

2.3 データの出力

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管理サーバ

対象サーバ

コンソールPC

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5. 「レポート管理」-「カスタムレポート定義」に、 作成したカスタムレポート名が表示されている ことを確認します。

(2) 表示用レポートの作成(画面表示、グラフ)

「カスタムレポート定義」をもとに、表示用レポート の作成と、表示結果を保存します。 6. 「レポート管理」タブを選択します。左側のナビ

ゲーションタブで「レポート」を選択し、 「作成」をクリックします。

2.3 データの出力

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管理サーバ

対象サーバ

コンソールPC

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7. 「レポートウィザード」が開きます。「レポート 定義の選択」で、レポート名やカスタムレポート 定義を選択します。なお、レポートをファイル 出力するため、「グラフィカル形式で表示」 オプションは無効にしておきます。 ここでは、以下のように設定します。

• 名前:Performance Reports_20170721 • レポート項目:「カスタムレポート定義」- 「ステータス情報」-「Performance

Reports_20170721」

「次へ」をクリックします。

8. 「出力形式」で、出力ファイル形式を指定します。 CS V、XML、PD F、またはHT M L形式で出力 できます。 ここでは、以下を選択します。

• レポートはCSVファイルに保存されます: 最後のレポートデータのみCSVファイルに 保存されます。(上書き)

なお、レポートの出力をタスク化する際は、 「レポートは、PDF形式で保存されます」を選択 することで、グラフ化などがされた状態で保存 できます。 「次へ」をクリックします。

2.3 データの出力

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管理サーバ

対象サーバ

コンソールPC

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9. 「パラメータ形式」で、データエクスポート時に 必要な項目を設定します。 ここでは、以下を選択します。

• コンマ

「次へ」をクリックします。

10.「レポートスケジュール」で、タスクを実行する 日時と実行間隔を指定します。 ここでは、以下を選択します。

• 開始日時選択:直ちに実行 • 実行間隔:1度だけ実行

「次へ」をクリックします。

2.3 データの出力

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管理サーバ

対象サーバ

コンソールPC

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11.「サーバの割り当て」で「利用可能なサーバ」 一覧からサーバを選択し、「 >」ボタンを クリックして、「割り当てられたサーバ」に追加 します。 「次へ」をクリックします。

12.「設定」で「データ収集のタスクが終了したとき、 メール設定タブで定義した宛先にメール通知が 行われます。」オプションを有効化できます。

本資料では設定しません。 「次へ」をクリックします。

2.3 データの出力

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管理サーバ

対象サーバ

コンソールPC

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13.「概要」で設定内容を確認します。「完了」を クリックして、カスタムレポートを保存し、 タスクを有効化します。 作成されたレポートは、以下に保存されます。

14.タスクが完了すると、「前回の結果」に ステータスのアイコンが表示されるので、 タスクが正常に完了したことを確認します。

2.3 データの出力

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管理サーバ

対象サーバ

コンソールPC

アイコンの種類と意味

タスクは有効化されています。

タスクは現在動作中です。

未定義。使用可能な結果はありません。

最後の実行が正常に終了しました。ログ ファイルにサーバ関連の情報が格納されます。

最後の実行が正常に終了しました。ログ ファイルに全レポートの概要が含まれます。

エラーが発生しました。ログファイルに サーバ関連の情報が格納されます。

エラーが発生しました。ログファイルに 全レポートの概要が格納されます。

デフォルト

Windows C:/Program Files/Fujitsu/ServerView Suite/svom/data/ServerView/Reports

Linux /opt/fujitsu/ServerViewSuite/svom/ data/ServerView/Reports

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作成済みのカスタムレポートをもとに、画面上に レポートを表示します。 15.「レポート管理」タブで、先ほど作成した

カスタムレポート名を選択し、「表示」を クリックします。

16.「グラフ形式で表示」を有効にし、カスタム レポート定義が反映されていることを確認します。 「次へ」をクリックします。

2.3 データの出力

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管理サーバ

対象サーバ

コンソールPC

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17.「グラフ形式」で表示する際のグラフ形式を選択 します。また、サーバ単位で表示形式を変更 できます。 ここでは、以下を選択します。

• レポート定義:テーブル表示、折れ線グラフ • グラフオプション:選択したサーバすべてを

1つの図表で表示

「次へ」をクリックします。

18.「サーバの割り当て」で「利用可能なサーバ」 一覧からサーバを選択し、「 >」ボタンを クリックして、「割り当てられたサーバ」に追加 します。

2.3 データの出力

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管理サーバ

対象サーバ

コンソールPC

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19.データ収集しカスタム定義したものが、「結果」 としてレポート表示されます。

「完了」をクリックすると画面が終了し、 「保存」をクリックすると表示結果をHTMLやPDF 保存できます。 ここでは、「保存」をクリックします。

20.ファイル名を指定し、ファイルのタイプを選択 します。 ここでは、以下のように設定します。

• ファイル名:Performance Reports_20170721(custom)

• ファイルのタイプ:HTMLドキュメント(*.html)

「保存」をクリックします。

2.3 データの出力

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管理サーバ

対象サーバ

コンソールPC

Performance Reports_20170721(custom).html

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21.保存したファイルがHTML形式で表示されることを 確認します。

2.3 データの出力

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管理サーバ

対象サーバ

コンソールPC

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3.1 サーバ構成情報の収集 3.2 構成情報の比較と相違点の抽出

3. サーバ構成情報の管理

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アーカイブマネージャで、PRIMERGYサーバのシステムデータやシステムデータを記録し、一時的に保存が できます。このデータを確認することで、サーバ構成を簡単に把握でき、長期にわたって取得することで サーバ構成の変更を追跡できます。本項の手順は、管理コンソール用PCで行います。

3.1 サーバ構成情報の収集

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管理サーバ

対象サーバ

コンソールPC

正常時のサーバ構成情報を事前収集

サーバの構成情報を収集します。システム運用後、 または運用中に収集しておくことで、サーバ構成の 変化や正常時との相違点が迅速に発見できます。

1. ServerView Operations Managerにログインし、

「アーカイブマネージャ」を選択します。

a. 正常時のサーバ構成情報を事前収集

b. 異常時のサーバ構成情報を収集

サーバ構成情報の収集

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3.1 サーバ構成情報の取得

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管理サーバ

対象サーバ

コンソールPC

2. セキュリティ警告が表示される場合があります。Javaのバージョンを確認したうえで、「実行」を クリックします。

3. 左側のサーバリストで、サーバ構成情報を収集 したいサーバを選択します。「設定」タブから 「タスク管理」をクリックします。

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3.1 サーバ構成情報の取得

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管理サーバ

対象サーバ

コンソールPC

4. 「タスク管理」ダイヤログボックスで、「新規」 をクリックします。

5. 「スケジュール設定」ダイヤログボックスで、 「スケジュールタスク」や「開始時刻」を設定 します。 ここでは、以下のように設定します。

• スケジュールタスク:一度だけ • 開始時刻:11時22分 2017年6月27日 「OK」をクリックします。 なお、スケジュールタスクは日、週、月ごとから 選択できます。

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3.1 サーバ構成情報の取得

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管理サーバ

対象サーバ

コンソールPC

6. 作成したタスクを選択して、「開始」をクリック してサーバの構成情報を取得します。「タスクの 詳細」に「タスク実行中」と表示されることを 確認します。

「閉じる」をクリックします。

7. 完了すると、アーカイブアイコンが表示されます。 対象コンポーネントにチェックを入れたうえで、 「表示」をクリックします。

アイコンの種類と意味

アーカイブに成功しました。

アーカイブでエラーが発生しました。 (タイムアウトまたはSNMPエラー)

アーカイブに失敗しました。

ステータスが不明です。(ファイルが インポートされたが、ログファイルが ない)

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3.1 サーバ構成情報の取得

Copyright 2017 FUJITSU LIMITED

管理サーバ

対象サーバ

コンソールPC

8. サーバ構成情報の詳細がコンポーネントごとに 表示されていることを確認します。

異常時のサーバ構成情報を収集

サーバの構成変更時や異常時にサーバ構成情報を収集 します。操作方法は、正常時と途中まで一緒です。 9. 手順1.~6.を参照し、タスクを実施します。タスク

が完了したら、「アーカイブ」タブで比較したいアーカイブ名を複数選択し、「比較」をクリック します。

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アーカイブ情報の差異から構成情報の変化や相違点が簡単に分かるため、問題の早期解決やダウンタイムの 短縮につながります。本項の手順は、管理コンソール用PCで行います。

3.2 構成情報の比較と相違点の抽出

Copyright 2017 FUJITSU LIMITED

管理サーバ

対象サーバ

コンソールPC

サーバ構成情報の比較と相違点の抽出

正常時とサーバの構成変更または異常時に取得 したアーカイブ情報を比較し、「アーカイブビュー」に表示します。差異がある分については、 記号を表示したり色分けをしています。 ここでは、「アーカイブ1」と「アーカイブ2」で 以下のような差異があることが分かります。

• IPアドレス

サーバ構成変更前:192.168.1.19 ↓ サーバ構成変更後:192.168.1.30

出力結果をもとにサーバ構成情報の変更や相違点 を分析できます。

• サーバ構成情報の比較と相違点の抽出

構成情報の比較

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