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HST/WFC3SUBARU/MOIRCS 赤外線撮像データを用いた GOODSN領域における銀河の形態進化の調査 森下貴弘 1 、市川隆 1 、鍛冶澤賢 2 1.東北大学大学院理学研究科天文学専攻 2.愛媛大学宇宙進化研究センター 1.Introduc?on 赤方偏移z~13の時代は、宇宙の激進化期と呼ばれ銀河の大きさや形が大きく進化していると考えられてきた。特に星形成を終えた銀河についての観測では、その 大きさが近傍の同じ質量のものと比べると35倍も小さいことが分かってきた(van Dokkum+08他)。その進化シナリオとして最も支持されているものとしてMinor Mergerが挙げられ、少しの質量の変化でも大きさが顕著に進化することが分かっている。さらに、近年の大量のサンプルを用いた進化の調査では、z~3から近傍にか けてQGsの進化が2つのモードから成っているというシナリオが提唱されている(Barro+13他)。 Abstract 近年リリースされたHST/WFC3による赤外線データを用い、z~0.53.0の銀河の進化を星形成が活発な青い銀河(SFGs)と星形成を終えた赤い銀河 QGs)に分けてそれぞれ調査した。Sersic profileによる表面輝度フィッティングをし、その赤方偏移に対する大きさと形の進化の違いを調査した。そ の際、それらの測定誤差を徹底的に調査し、結果にバイアスが出ない方法を採用した。 大きさ(r e )はSFGs2.3倍の進化であるのに対し、QGs3.6倍進化しており、近年の観測と一致している。また、形の指標であるSersic Index nSFGsでは進化がないのに対し(n~1)、大質量QGsでは進化している(n~2@z~23; n~4@z~0.5)ことが分かった。さらに、nonparametricな半径とr e との 間のバイアスを考察することにより、この進化を検証した。 以上より、観測されるSFGsは個々の銀河内部での進化を主としているのに対し、大質量QGsMergerにより形を大きく変化させながら進化している ことが言える。これは、QGshighz~23)ではSFGsが星形成を止めたものであるのに対し、z~2以降は主にQGs同士によるMinor Mergerにより楕円 の形をしたQGsになるというシナリオによって説明できる。 2.Data (Fig.1) 2.1.HST/WFC3 IR CANDELSのうち、F125W(J),F160W(H)GOODSN領域における 撮像データ。FWHM(F125W)~0.”15, FWHM(F160W)~0.”18 2.2.MOIRCS/SUBARU MOIRCS Deep SuveyK~25; 5σ)カタログを用い、赤方偏移、星 質量、星形成率などを利用。 また、静止波長でのU,V,Jを用い、星形成を終えた銀河(QGs)と 星形成銀河(SFGs)を分類した(Fig.2 )。Dusty SFGsQGsに分 類される可能性があるので、QGsのうちMips 24μm検出された ものは除いた。 3.Analysis 3.1.Size Measurement GALFIT(Peng+02) packageによる銀河表面輝度のSersic Profileフィッティング。 Σ(r)=Σ 0 exp[b(n)((r/r e ) 1/n 1)] (1) このフィッティングに関して、どの等級までバイアスのない結果を導くかを人工銀河を使っ て検証する。様々なSersic Profileを持つ銀河をF160Wにランダムに埋め込み、 SExtractorBerjn&Arnouts 96)で検出し、フィッティングする。その結果を見ると(Fig.3 )、 H AUTO ~25等までバイアスのない結果が導出できた。 また、GALFITPSF Convolujonを考慮してフィッティングをするが、どのようなPSFを使うか によって結果が大きく違ってしまう。先行研究ではモザイク画像中の星をスタックすること PSFを作る。また、HSTでの撮像にはTinyTim code(Krist 95)を使ったシミュレーションによ PSFが計算されるが、これには画像処理上のDrizzleの効果が考慮されていない。TinyTim PSFをサイエンス画像と同じ方法によりDrizzleしたものをPSFとして採用し、二種類のPSF比較すると、r e には違いは見られないが、nには違いが見られた(Fig.4 )。これは、前者の PSFはモザイク中の星をスタックする際に、十分な星を用意できないことで星の中心のズレ やノイズの寄与が大きくなってしまうためだと考えられる。本研究では利用できる星が少な いことからDrizzleしたTinyTim PSFを用いて解析を進める。 4.Result 以上の解析方法を使うことにより、QGs,SFGsごとにr e ,nzに対してどのように進化していくかを求めたものがFig.6a,b にある。r e ,n(1+z) α でフィットし αの値をTable 1 に示す。先行研究と同じように、z~0.53.0SFGsr e ~2.3倍の進化であるのに対し、QGs~3.6倍と大きく進化しているのが分か る。また、nの変化を見たところ、SFGsは進化がないが、QGsは進化していることが分かる。これは、z~23ではSFGsは星形成を終え、形をそのままにし QGsに移行し、z~2以降では主に星形成を終えた銀河(gaspoor)がMergerを頻繁に起こすことにより、形を楕円に変えながら進化しているとシナリ オを考えることができる。一方でSFGsMergerを起こしてもガスがあるために、再びディスク型になることが予想できる。 さらに、銀河のサイズの計測方法をSExtractorの半光度半径(r 50 )にしてその進化を見たところ、r e とは異なる進化が見られた。これは計測方法 parametric, nonparametric)による違いで、その違いをモデル銀河を用いて検証したところ、主にnと軸比 b/aに依存することが分かった(Fig.7a )。r 50 を使った先行研究(Ichikawa+12; Fig.7b )と比較し、それぞれのバイアスを考えることで銀河がどのように形を変えてきたのかを議論することができる。 本研究ではb/aはどのタイプの銀河についても進化は見られなかった(図略)。これはFig.7aの矢印のような進化(b/a一定でn↑)を考えることで2つの 半径での進化の違いが説明できる。しかしながら、本研究あるいは類似した先行研究ではEdgeon spiralや楕円銀河のInclinajonを十分に考慮して なく、銀河の場所ごとにOpacityを考慮したフィッティングを元に、銀河の進化を考える必要がある。 7 8 9 10 11 12 13 logM * (M ) MODS-CANDELS sample KAUTO,MODS)25 HAUTO,CAND)26 HAUTO,CAND)25 HAUTO,CAND)24 HAUTO,CAND)23 40 60 80 0.5 1 1.5 2 2.5 3 3.5 4 4.5 5 Completeness (%) z -1 0 1 2 20 22 24 26 28 6b/a / b/a input H AUTO (mag) 0 1 2 6n / n input 0 1 2 6 r e / r e,input 20 22 24 26 28 -1 0 1 6m n)2.5 n>2.5 Fig.1(左)MODSCANDELSのサンプル。色はSExtractorによる等級を表している。下段はコンプリートネスを示したもの。 Fig.2(中)Williams+10に従ったColor Selecjon。各赤方偏移のビンで左上に属するものがQGs、それ以外はSFGs。色は 星形成率(specific Starformajon Rates)を表す。☓印はMips 24μmによる検出天体。 Fig.3(右)GALFITによる人工銀河の解析。人工銀河は実際のモザイク画像中にランダムに埋め込まれた。各パラメー タについて、H AUTO ~25(等)までバイアスの無い結果が導ける。 0.1 1 10 18 20 22 24 26 28 n star /n TinyTim m TinyTim <SFGs> <QGs> <SFGs> <QGs> 0.1 1 10 r e,star /r e,TinyTim SFGs QGs 1 10 1 10 r e,J / r e,H r e,H (kpc) z)1.8 z>1.8 1 10 r e,J (kpc) SFGs z)1.8 SFGs z>1.8 QGs z)1.8 QGs z>1.8 3.2.Color Difference 波長の違いによってr e がどのように変わるかを検証した。 F125W(λ Rest ~5000Å@z~1.5)F160W(λ Rest ~6400Å@z~1.5) ではr e ,nともに違いが見られないことを確認した(Fig.5 )。 本研究の銀河のサンプルはF160Wのイメージを使う。こ れにより、画像ごとのPSFやノイズの違いに影響を受け ることなく、一貫した解析結果を得ることができる。 Fig.4(左)DrizzleしたTinyTim PSFとモザイク中の星を使った結果の比較。r e 関してはバイアスは生じないが、nTinyTimの結果の方が小さく出る。色は QGs(赤),SFGs(青)を表している。 Fig.5(右)F125WF160Wに共通する銀河のr e の比較。大きなオフセットは見 られず、本研究では全ての赤方偏移の銀河に対しF160Wを使った。 0.5 1 1.5 2 -0.5 0 0.5 1 1.5 2 V-J (AB mag) 2.0<z)2.5 0.5 1 1.5 2 1.25<z)1.5 0.5 1 1.5 2 U-V (AB mag) 0.75<z)1.0 MIPS 24µm detection 0.01 0.1 1 10 sSFR [Gyr] 0 0.5 1 1.5 2 2.5<z)3.0 1.5<z)2.0 1.0<z)1.25 0.5)z)0.75 0 0.5 1 0 0.5 1 1.5 2 2.5 3 z M * cor <10 10.5 M 0 0.5 1 log r e (kpc) M * cor *10 10.5 M 0 0.5 1 All Sample 2 4 6 8 10 0.5 1 1.5 2 2.5 3 z M* cor <10 10.5 M <QGs> <SFGs> 2 4 6 8 10 n M* cor *10 10.5 M QGs SFGs 2 4 6 8 10 All Sample QGs Fit SFGs Fit 0.1 1 r 50 /r e No Convolution Model 0 2 4 6 8 10 n No Convolution Model 0 0.2 0.4 0.6 0.8 1 b/a 0.1 1 10 0.2 0.4 0.6 0.8 1 r 50 /r e b/a Convolution+Sky Model 2 4 6 8 10 n Convolution+Sky Model 0 1 0.5 1 1.5 2 2.5 3 z M* cor <10 10.5 M 0 1 log r e (kpc) M* cor *10 10.5 M re,H QGs Fit re,H SFGs Fit r50,K QGs Fit r50,KSFGs Fit 0 1 All Sample Fig.6a(左)SFGs,QGsr e の赤方偏移における変化。上中下の パネルは質量ごとに分けたもの。太線はr e (z+1) α でフィッティ ングしたもの。SDSSによる近傍銀河がz~0にプロットしてある。 Fig.6b(右)Fig.6ar e nにしたもの。 Fig.7a(左)convolujonし(上段)、有り(下段)の 人工銀河を用い、n,b/a依存性を検証した。 Fig.7b(右)r e r 50 のベスト フィットの比較。r 50 を使っ た解析ではどの銀河でも 進化が見られなかったが、 r e (本研究)ではQGs,SFGs ともに進化が見られる。 Sample Number αre αn QGs All 216 0.84 1.15 Massive 152 1.30 1.33 LessMassive 61 -0.10 0.67 SFGs All 829 0.75 0.30 Massive 273 0.84 0.42 LessMassive 556 0.66 0.21 Table.1

HST/WFC3)SUBARU/MOIRCS1赤外線撮像データを用いた ...1601-031.a.hiroshima-u.ac.jp/.../p12_morishita.pdfHST/WFC3)SUBARU/MOIRCS1 赤外線撮像データを用いた GOODSN領域における銀河の形態進化の調査1

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  • HST/WFC3-‐SUBARU/MOIRCS  赤外線撮像データを用いたGOODS-‐N領域における銀河の形態進化の調査  

    森下貴弘1、市川隆1、鍛冶澤賢2  1.東北大学大学院理学研究科天文学専攻 2.愛媛大学宇宙進化研究センター

    1.Introduc?on  赤方偏移z~1-‐3の時代は、宇宙の激進化期と呼ばれ銀河の大きさや形が大きく進化していると考えられてきた。特に星形成を終えた銀河についての観測では、その大きさが近傍の同じ質量のものと比べると3−5倍も小さいことが分かってきた(van  Dokkum+08他)。その進化シナリオとして最も支持されているものとしてMinor  Mergerが挙げられ、少しの質量の変化でも大きさが顕著に進化することが分かっている。さらに、近年の大量のサンプルを用いた進化の調査では、z~3から近傍にかけてQGsの進化が2つのモードから成っているというシナリオが提唱されている(Barro+13他)。  

    Abstract   近年リリースされたHST/WFC3による赤外線データを用い、z~0.5-‐3.0の銀河の進化を星形成が活発な青い銀河(SFGs)と星形成を終えた赤い銀河(QGs)に分けてそれぞれ調査した。Sersic  profileによる表面輝度フィッティングをし、その赤方偏移に対する大きさと形の進化の違いを調査した。その際、それらの測定誤差を徹底的に調査し、結果にバイアスが出ない方法を採用した。   大きさ(re)はSFGsが2.3倍の進化であるのに対し、QGsは3.6倍進化しており、近年の観測と一致している。また、形の指標であるSersic  Index  nはSFGsでは進化がないのに対し(n~1)、大質量QGsでは進化している(n~2@z~2-‐3;  n~4@z~0.5)ことが分かった。さらに、non-‐parametricな半径とreとの間のバイアスを考察することにより、この進化を検証した。   以上より、観測されるSFGsは個々の銀河内部での進化を主としているのに対し、大質量QGsはMergerにより形を大きく変化させながら進化していることが言える。これは、QGsはhigh-‐z(~2-‐3)ではSFGsが星形成を止めたものであるのに対し、z~2以降は主にQGs同士によるMinor  Mergerにより楕円の形をしたQGsになるというシナリオによって説明できる。  

    2.Data  (Fig.1)  2.1.HST/WFC3  IR  CANDELSのうち、F125W(J),F160W(H)のGOODS-‐N領域における撮像データ。FWHM(F125W)~0.”15,  FWHM(F160W)~0.”18  2.2.MOIRCS/SUBARU  MOIRCS  Deep  Suvey(K~25;  5σ)カタログを用い、赤方偏移、星質量、星形成率などを利用。  また、静止波長でのU,V,Jを用い、星形成を終えた銀河(QGs)と星形成銀河(SFGs)を分類した(Fig.2)。Dusty  SFGsがQGsに分類される可能性があるので、QGsのうちMips  24μm検出されたものは除いた。  

    3.Analysis  3.1.Size  Measurement   GALFIT(Peng+02)  packageによる銀河表面輝度のSersic  Profileフィッティング。    

    Σ(r)=Σ0exp[-‐b(n)((r/re)1/n-‐1)]  (1)    

    このフィッティングに関して、どの等級までバイアスのない結果を導くかを人工銀河を使って検証する。様々なSersic  Profileを持つ銀河をF160Wにランダムに埋め込み、SExtractor(Berjn&Arnouts  96)で検出し、フィッティングする。その結果を見ると(Fig.3)、HAUTO~25等までバイアスのない結果が導出できた。   また、GALFITはPSF  Convolujonを考慮してフィッティングをするが、どのようなPSFを使うかによって結果が大きく違ってしまう。先行研究ではモザイク画像中の星をスタックすることでPSFを作る。また、HSTでの撮像にはTinyTim  code(Krist  95)を使ったシミュレーションによりPSFが計算されるが、これには画像処理上のDrizzleの効果が考慮されていない。TinyTim  PSFをサイエンス画像と同じ方法によりDrizzleしたものをPSFとして採用し、二種類のPSFを比較すると、reには違いは見られないが、nには違いが見られた(Fig.4)。これは、前者のPSFはモザイク中の星をスタックする際に、十分な星を用意できないことで星の中心のズレやノイズの寄与が大きくなってしまうためだと考えられる。本研究では利用できる星が少ないことからDrizzleしたTinyTim  PSFを用いて解析を進める。  

    4.Result   以上の解析方法を使うことにより、QGs,SFGsごとにre,nがzに対してどのように進化していくかを求めたものがFig.6a,bにある。re,n∝(1+z)-‐αでフィットしたαの値をTable  1に示す。先行研究と同じように、z~0.5-‐3.0でSFGsのreが~2.3倍の進化であるのに対し、QGsは~3.6倍と大きく進化しているのが分かる。また、nの変化を見たところ、SFGsは進化がないが、QGsは進化していることが分かる。これは、z~2-‐3ではSFGsは星形成を終え、形をそのままにしてQGsに移行し、z~2以降では主に星形成を終えた銀河(gas-‐poor)がMergerを頻繁に起こすことにより、形を楕円に変えながら進化しているとシナリオを考えることができる。一方でSFGsはMergerを起こしてもガスがあるために、再びディスク型になることが予想できる。   さらに、銀河のサイズの計測方法をSExtractorの半光度半径(r50)にしてその進化を見たところ、reとは異なる進化が見られた。これは計測方法(parametric,  non-‐parametric)による違いで、その違いをモデル銀河を用いて検証したところ、主にnと軸比  b/aに依存することが分かった(Fig.7a)。r50を使った先行研究(Ichikawa+12;  Fig.7b)と比較し、それぞれのバイアスを考えることで銀河がどのように形を変えてきたのかを議論することができる。本研究ではb/aはどのタイプの銀河についても進化は見られなかった(図略)。これはFig.7aの矢印のような進化(b/a一定でn↑)を考えることで2つの半径での進化の違いが説明できる。しかしながら、本研究あるいは類似した先行研究ではEdge-‐on  spiralや楕円銀河のInclinajonを十分に考慮してなく、銀河の場所ごとにOpacityを考慮したフィッティングを元に、銀河の進化を考える必要がある。  

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    Fig.1(左):MODSとCANDELSのサンプル。色はSExtractorによる等級を表している。下段はコンプリートネスを示したもの。  Fig.2(中):Williams+10に従ったColor  Selecjon。各赤方偏移のビンで左上に属するものがQGs、それ以外はSFGs。色は星形成率(specific  Star-‐formajon  Rates)を表す。☓印はMips  24μmによる検出天体。  Fig.3(右):GALFITによる人工銀河の解析。人工銀河は実際のモザイク画像中にランダムに埋め込まれた。各パラメータについて、HAUTO~25(等)までバイアスの無い結果が導ける。  

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    SFGs z 1.8SFGs z>1.8QGs z 1.8QGs z>1.8

    3.2.Color  Difference    波長の違いによってreがどのように変わるかを検証した。  F125W(λRest~5000Å@z~1.5)とF160W(λRest~6400Å@z~1.5)ではre,nともに違いが見られないことを確認した(Fig.5)。本研究の銀河のサンプルはF160Wのイメージを使う。これにより、画像ごとのPSFやノイズの違いに影響を受けることなく、一貫した解析結果を得ることができる。  

    Fig.4(左):DrizzleしたTinyTim  PSFとモザイク中の星を使った結果の比較。reに関してはバイアスは生じないが、nはTinyTimの結果の方が小さく出る。色はQGs(赤),SFGs(青)を表している。  Fig.5(右):F125WとF160Wに共通する銀河のreの比較。大きなオフセットは見られず、本研究では全ての赤方偏移の銀河に対しF160Wを使った。  

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