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HTハニラ工法は、補強繊維サヺテと高靱性ビリカ …施工手順 ヹHTハニラ工法を施工するにあたり、支障が発生する可能性があるかどうか確認し、支障がある場合

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Page 1: HTハニラ工法は、補強繊維サヺテと高靱性ビリカ …施工手順 ヹHTハニラ工法を施工するにあたり、支障が発生する可能性があるかどうか確認し、支障がある場合
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特 徴

構成材料の特性

フレキシブルボード(表面アクリル塗装)

含浸樹脂

連続補強繊維

貼付シート

<その他構成材料>

名称 仕様・規格等

5厚・JIS A5430フレキシブル

ボード曲げ強度 不燃性

(表面:JISK5663合成樹脂エ

マルション1種塗装仕上げ)28N/

2以上 不燃材料

密度(硬化物) 引張せん断接着強さ

1.15±0.10g/cm2

10N/2以上

PETn.w./PETfilm/PETn.w. 坪量 ラミネート強度

3層ラミネートシート 72.8g/±15% PETn.w.凝集破壊

一般特性

基材

含浸樹脂 2液混合型エポキシ樹脂

貼付シート

HTパネル工法は、補強繊維シートと高靱性フレキシブルボードの成型版補強工法で、成型版をステンレ

スアンカーでコンクリート構造物に固定した後、間隙にエポキシ樹脂を充填し、一体化することにより、コン

クリート構造物の補強、及びはく落を防止する工法です。

工場で製作するHTパネルを、施工現場でコンクリート

構造物にステンレスアンカーで固定した後、樹脂を充填

する作業 のため、品質にバラツキが大きく、作業の

熟練を要する補強繊維シートへの樹脂含侵作業が

不要のため、補強、はく落防止に対する品質は、

バラツキが少なく安定します。

HTパネル同士の接続は、一方のHTパネルの

接続部(補強繊維単体部)をコンクリート構造物に

含浸接着し、もう一方のHTパネルの端部を

重ね合わせ、その後、充填剤を注入するだけの

工程のため、他の補強繊維成型版工法に比べ、

施工性は良好です。

品質安定性

各工程間、工程内での中断が可能で、中断に

よる品質の低下などや、仕掛中のHTパネルが

剥がれたり、落下することが無く、安全です。

不測事象時の安全性

施工性

HTパネルに積層される補強繊維シートは、特性を

損なうことなく、コンクリート構造物と、貼付シート、

充填樹脂を介して強固に接着するため、コンクリート

構造物の補強・はく落防止効果に優れます。

補強・はく落防止効

HTパネルの表面は、不燃性フレキシブルボード

が積層されているため、耐熱性に優れ、また、

物理的な衝撃から補強繊維シートを保護します。

耐熱性・耐久

現場に合わせた寸法のHTパネルを工場で製作する

のが原則ですが、万が一現場での加工が必要な場合

でも集塵機付ディスクサンダー等で容易に切断加工が

できます。

現場対応

補強繊維シート(例) 仕様・規格等

高 強 度 200 ~

600g/引張強度 引張弾性率 電気抵抗

1方向 3400N/2

245kN/2

10-3Ω

ケ プ ラ ー 90 ~

650g/引張強度 引張弾性率 電気抵抗

2方向 2060N/2

118kN/2

1015Ω

一般特性

PAN系炭素繊維

パラ型アラミド繊維

<補強繊維シート(例)>

補強繊維シートは、下表に示す炭素繊維、アラミド繊維を用途に合わせて選定、選択することが可能です。

Page 3: HTハニラ工法は、補強繊維サヺテと高靱性ビリカ …施工手順 ヹHTハニラ工法を施工するにあたり、支障が発生する可能性があるかどうか確認し、支障がある場合

施工手順

・HTパネル工法を施工するにあたり、支障が発生する可能性があるかどうか確認し、支障がある場合

(漏水、段差、突起、はく落・欠損、ジャンカ、及び懸架物)は別途処置。

① 事前調査/準備

・コンクリート表面の脆弱部、レスタンス、付着物、汚れ等を除去。

・除去に伴い発生するケレン粉の除去、処理。

② 下地処理工

② 下地処理工

・HTパネル設置位置の確認及び墨出し。

③ 墨出し工

・ローラー、刷毛を使用し、HTプライマーを塗布する。

④ プライマー塗布工

④ プライマー塗布工

・設置箇所を確認して、HTアンカーを設置し、HTパネルをボルトで固定する。

⑤ HTパネル設置工

⑤ HTパネル設置工

・HTパネルの接合部をHT含浸剤で含浸接着する。(接合部が無い

仕様の場合は不要。)

※HTパネルを連続設置する場合は、④と⑤を交互に実施する。

⑥ 接合部含浸接着工

⑥ 接合部含浸接着工

・HTパネルの端部及び目地、アンカーボルトの周囲をHTパテでシールする。

⑦ シール工

⑦ シール工

・HTパネルにφ3程度の注入孔・空気排出孔を設け、

注入孔よりHTグラウトを注入する。

⑧ 充填接着工

⑧ 充填接着工

・HTパネル表面からの打音検査により、HTグラウトの充填確認をする。

⑨ 充填検査工

⑨ 充填検査工

・樹脂材料等がHTパネルなどに付着した場合は、サンダーケレン等を実施し、

除去、再塗装する。

・準備工で、撤去した懸架物、設備がある場合は復旧する。

⑩ 仕上げ / 復旧

⑩ 仕上げ / 復旧工

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標準仕様 標準パネル

(Aタイプ)

接合部

2000

(フレキシブルボード)

1000

2420

(連続

繊維

補強

シート)

アンカー孔

接合部

2000

(フレキシブルボード)

1000

2210

(連続

繊維

補強

シート)

アンカー孔

接合部

標準パネル

(Bタイプ)

接着樹脂含浸接着樹脂未含浸

接合部

断面構成

フレキシブルボード

付着シート 連続繊維補強シート

2000(フレキシブルボード)

1000

アンカー孔

標準パネル

(Cタイプ)

105-0011 東京都港区芝公園2丁目4番1号 芝パークビルB館11F

TEL(03)6402-8256 FAX(03)6402-8255

標準仕様

標準施工図(例)