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看1 授業科目名: 人体の構造と機能Ⅰ (骨・筋・循環器系) Structure and function of the human body Ⅰ) 必修:看1年 単位数: 1 単位 15 時間 担当教員名: 科目責任者 東本恭幸 (研究室:教育棟 A2 10 小川 〔授業の到達目標及びテーマ〕 看護職に必須な人体の構造と生理機能についての知識を修得し、将来臨床で応用できるように以下を 目標とする。 ①人体を構成する細胞、組織、器官・器官系の構造と機能について理解し説明できるようになる。 ②骨と骨格筋の構造と機能、およびそれらの連結などについて理解し説明できるようになる。 ③心臓と末梢循環系およびリンパ系の構造と機能について理解し説明できるようになる。 〔授業の概要〕 個々の細胞が集まって組織・器官・器官系を構成し、巧みな協調・統合によって人体を構成している ことを理解したうえで、運動器系および循環器系の構造と機能について、解剖生理学の知識が臨床でど のように役立つのかを具体的にイメージできるように講義を進める。適宜ワークシート形式の補助教材 を配布して、重要事項の整理・自修に役立つようにする。 キーワード:細胞と組織、器官・器官系、骨格系、筋肉系、循環器系 〔授業計画〕 数 テ 担当者 第1回 (4/ 11) 総論1 細胞の構造と機能、組織・器官・器官系 東本恭幸 第2 (4/ 18) 総論2 構造からみた人体、植物機能と動物機能、ホメオスタシス 東本恭幸 第3 (4/25) 骨・筋系1 骨の構造と形状、骨の連結、筋肉の構造と筋収縮のしくみ 東本恭幸 第4 (5/2) 骨・筋系2 上肢・下肢の骨格と筋肉 東本恭幸 第5 (5/9) 骨・筋系3 頭頸部と体幹の骨格と筋肉 東本恭幸 第6 (5/ 16) 循環器系1 循環器系の構造、心臓の構造と機能、心電図、心周期と心音 小川 第7 (5/23) 循環器系2 末梢循環系、血圧と血液循環の調節、リンパ系 小川 第8 (5/30) 循環器系3 肺循環、換気血流不均衡 小川 履修条件 特になし テキスト 系統看護学講座 専門基礎分野 解剖生理学 人体の構造と機能①(坂井建 雄・ 岡田隆夫、医学書院) 参考書・参考資料等 Qシリーズ 新解剖学 第6 版(加藤 誠ほか、日本医事新報社) トートラ解剖生理学(佐伯由香ほか編訳、丸善出版) 学生に対する評価 定期試験(90% )、学習態度(10% )により総合的に評価する

担当教員名: 単位数: 科目責任者 東本恭幸看1 授業科目名: 人体の構造と機能Ⅰ (骨・筋・循環器系) ( Structure and function of the human

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看1

授業科目名:

人体の構造と機能Ⅰ

(骨・筋・循環器系)

( Structure and function of

the human body Ⅰ)

必修:看1年 単位数:

1単位 15時間

担当教員名:

科目責任者 東本恭幸

(研究室:教育棟A210)

小川 真

〔授業の到達目標及びテーマ〕

看護職に必須な人体の構造と生理機能についての知識を修得し、将来臨床で応用できるように以下を

目標とする。

①人体を構成する細胞、組織、器官・器官系の構造と機能について理解し説明できるようになる。

②骨と骨格筋の構造と機能、およびそれらの連結などについて理解し説明できるようになる。

③心臓と末梢循環系およびリンパ系の構造と機能について理解し説明できるようになる。

〔授業の概要〕

個々の細胞が集まって組織・器官・器官系を構成し、巧みな協調・統合によって人体を構成している

ことを理解したうえで、運動器系および循環器系の構造と機能について、解剖生理学の知識が臨床でど

のように役立つのかを具体的にイメージできるように講義を進める。適宜ワークシート形式の補助教材

を配布して、重要事項の整理・自修に役立つようにする。

キーワード:細胞と組織、器官・器官系、骨格系、筋肉系、循環器系

〔授業計画〕

回 数 テ ー マ 内 容 担当者

第1回

(4/11) 総論1 細胞の構造と機能、組織・器官・器官系 東本恭幸

第2回

(4/18) 総論2 構造からみた人体、植物機能と動物機能、ホメオスタシス 東本恭幸

第3回

(4/25) 骨・筋系1 骨の構造と形状、骨の連結、筋肉の構造と筋収縮のしくみ 東本恭幸

第4回

(5/2) 骨・筋系2 上肢・下肢の骨格と筋肉 東本恭幸

第5回

(5/9) 骨・筋系3 頭頸部と体幹の骨格と筋肉 東本恭幸

第6回

(5/16) 循環器系1 循環器系の構造、心臓の構造と機能、心電図、心周期と心音 小川 真

第7回

(5/23) 循環器系2 末梢循環系、血圧と血液循環の調節、リンパ系 小川 真

第8回

(5/30) 循環器系3 肺循環、換気血流不均衡 小川 真

履修条件 特になし

テキスト 系統看護学講座 専門基礎分野 解剖生理学 人体の構造と機能①(坂井建

雄・ 岡田隆夫、医学書院)

参考書・参考資料等 Qシリーズ 新解剖学 第6版(加藤 誠ほか、日本医事新報社)

トートラ解剖生理学(佐伯由香ほか編訳、丸善出版)

学生に対する評価 定期試験(90%)、学習態度(10%)により総合的に評価する

看2

授業科目名:

人体の構造と機能Ⅱ

(呼吸器・血液・消化器・生殖器系)

( Structure and function of the

human body Ⅱ)

必修:看1年 単位数:

1単位 15時間

担当教員名:

東本恭幸

(研究室:教育棟A210)

〔授業の到達目標及びテーマ〕

看護職に必須な人体の構造と生理機能についての知識を修得し、将来臨床で応用できるように以下を

目標とする。

①呼吸器の構造と機能について理解し説明できるようになる。

②血液の構成成分とそれらの機能を理解し説明できるようになる。

③摂食嚥下のしくみをふくむ消化器系の構造と機能について理解し説明できるようになる。

④生殖器系の構造および性周期と受精から発生までのしくみを理解し説明できるようになる。

〔授業の概要〕

呼吸器系、血液、消化器系、生殖系の構造と機能について、臨床と関連づけられるように講義を進め

る。摂食嚥下のしくみ、および初期発生プロセスについては視覚教材を用いて効率的な理解をはかる。

毎回ワークシート形式の補助教材を配布して、重要事項の整理・自修に役立つようにする。

キーワード:呼吸器系、血液、消化器系、生殖器系、発生

〔授業計画〕

回 数 テ ー マ 内 容

第1回

(6/6) 呼吸器系1 呼吸器の構造と機能

第2回

(6/6) 呼吸器系2 呼吸のメカニズムとガス交換、

第3回

(6/13) 血液1 血液の組成と機能、赤血球、血漿、血液凝固系・線溶系、血液型

第4回

(6/13) 血液2 リンパ球の種類と機能、免疫、アレルギー

第5回

(6/20) 消化器系1 食物路としての口腔・咽頭・食道、摂食嚥下のしくみ

第6回

(6/20) 消化器系2 消化管の構造と消化・吸収、肝臓・胆道・膵臓の構造と機能、排便のしくみ

第7回

(6/27) 生殖器系 男性生殖器、女性生殖器、性周期

第8回

(6/27) 発生 排卵と受精、初期発生、器官発生、胎児循環の特殊性

履修条件 特になし

テキスト 系統看護学講座 専門基礎分野 解剖生理学 人体の構造と機能①(坂井建

雄・ 岡田隆夫、医学書院)

参考書・参考資料等 Qシリーズ 新解剖学 第6版(加藤 誠ほか、日本医事新報社)

トートラ解剖生理学(佐伯由香ほか編訳、丸善出版)

学生に対する評価 定期試験(90%)、学習態度(10%)により総合的に評価する

看3

授業科目名: 人体の構造と機能 III

(泌尿器・生殖器・感覚器系) ( Structure and function of the

human body III)

必修:看1年 単位数:

1単位 15時間

担当教員: 小川 真

(研究室:図書館棟9)

〔授業の到達目標及びテーマ〕

看護職に必須な人体の構造と生理機能について知識を修得し、将来臨床で応用できることを目標とする。

① 内分泌系の構造と機能について理解し説明できるようになる。

② 腎・泌尿器系の構造と機能について理解し説明できるようになる

③ 神経系の階層構造とそれぞれのシステムの特徴および機能を理解し説明できるようになる。

④ 感覚器系の構造と機能について理解し説明できるようになる。

⑤ ホメオスターシスという概念から、各臓器の関連を理解し説明できるようになる。

〔授業の概要〕

・内分泌系・泌尿器系・神経系・感覚器系について特徴と機能の講義を行う。授業開始時には 講義内容のハンドアウト

を渡し、授業終了時には知識確認のため課題を課して次回までに提出させ授業内容の振り返りと関連領域の学習を促す。

最後にホメオスターシスという観点から学習内容を総括しまとめた内容を授業中に発表させ、プレゼンテーション力の涵

養をはかる。

キーワード:ホルモン、脳・脊髄、感覚、腎・泌尿器、ホメオスターシス

〔授業計画〕

回 数 テ ー マ 内 容 第1回(11 /28) 内分泌系(1) 内分泌系による調節、全身の内分泌腺と内分泌細胞

第2回(12/5) 内分泌系(2) ホルモン分泌の調節・ホルモンによる調節の実際

第3回(12/12) 泌尿器系 体液の調節と尿の生成・排出路

第4回(12/19) 神経系(1) 神経系の構造と機能、自律神経系

第5回(1/9) 神経系(2) 中枢神経系、脊髄神経と脳神経、上行・下行伝導路

第6回 (1/16) 神経系(3) 感覚器系(1)

記憶、睡眠、高次機能 特殊感覚

第7回 (1/23) 感覚器系(2) 特殊感覚、内臓感覚、痛み

第8回 (1/30) 総 括 ホメオスターシスからみた臓器系の関連

履修条件 特になし

テキスト 系統看護学講座 専門基礎分野 解剖生理学 人体の構造と機能①(坂井建雄・ 岡田隆夫、

医学書院)

参考書・参考資料等

受講前前提条件:高校生物教科書の復習あるいは NHK高校講座 生物基礎2学期 学習メモに目を通しておく http://www.nhk.or.jp/kokokoza/tv/seibutsukiso/ Qシリーズ 新解剖学 第6版(加藤 誠ほか、日本医事新報社) トートラ 人体解剖生理学 原書第9版、丸善 身体としくみとはたらき 増田敦子 サイオ出版

学生に対する評価 定期試験(80%)、小テスト(10%)プレゼンテーション(10%)により総合的に評価する。

看4

授業科目名:

病態学I(内科系疾病論)

(Internal Medicine)

必修:看2年 単位数:

2単位 30時間

担当教員名:

小川 真(図書館棟2階9)

〔授業の到達目標及びテーマ〕

人体の解剖生理学的な知識をもとに主要な内科疾患の原因・病態・診断・治療・予後について講義し

患者管理・指導の基盤となる知識を自修することを目的とする。到達目標としては

① 主要な内科疾患の病態・診療の概要について説明できる。

② 疾患の経過につれてどのような問題が生じ、どのような看護が必要になるか概要を説明できる

〔授業の概要〕

主要な内科疾患の病態および講義を行う。授業内容の概要はハンドアウトとして各講義の最初に提供

し、終了時には理解確認のための課題(小テスト)を渡して講義内容の確認を促し、次回の授業時に解

答と解説を手渡して知識の修正・定着を促す。更に内科症例問題を提示し、問題点の把握、看護計画立

案に際して、知識の自修がいかに重要かを認識させる。

キーワード: 内科、病態生理、内科診断学、看護診断、看護計画

〔授業計画〕

回 数 テ ー マ 内 容 第1回 (4/13) 循環器疾患 循環器症候学、先天性心疾患、心不全

第2回 (4/13) 循環器疾患 虚血性心疾患、不整脈

第3回(4/20) 循環器疾患 高血圧、大血管疾患

第4回(4/20) 感染性疾患 感染症の基礎、免疫・生体防御、敗血症

第5回(4/27) 呼吸器疾患 呼吸器症候学、呼吸器感染症

第6回(4/27) 呼吸器疾患 閉塞性および間質性肺疾患、慢性呼吸不全、

第7回(5/11) 呼吸器疾患 呼吸器悪性腫瘍,酸塩基平衡、人工呼吸器

第8回(5/11) 血液疾患 貧血・出血傾向

第9回(5/18) 血液疾患 腫瘍性血液疾患

第10回(5/18) 消化器疾患 消化器症候学、消化管疾患、

第11回(5/25) 消化器疾患 肝・胆・膵疾患

第12回(5/25) 腎臓疾患 糸球体疾患・尿細管・間質性病変、慢性腎臓病(CKD)

第13回(6/01) 腎臓疾患 急性腎障害(AKI)慢性腎不全、血液・腹膜透析

第14回(6/01) 代謝・内分泌疾患 糖尿病、甲状腺、間脳下垂体系疾患

第15回(6/08) アレルギー疾患 アレルギー疾患、膠原病

履修条件 特になし

テキスト プリント配布

参考書・参考資料等 系統看護学講座 専門基礎 〔1〕人体の構造と機能 解剖生理学 医学書院

系統看護学講座 成人看護学―<2~7> 医学書院

学生に対する評価 定期試験(80%)、課題(10%)、日ごろの学習態度(10%)により、総合的に評

価する。

看5

授業科目名:

病態学Ⅱ(外科系疾病論)

Surgical management of

diseases

履修年次

必修:看2年

単位数:

2単位

30時間

担当教員名:雄賀多 聡(研究室:仁戸名研究棟

11)、賀川 真吾、三島 敬、渡邉 倫子、鈴木 秀

海、山浦 晶、岡野 達弥、石川 博士

〔授業の到達目標及びテーマ〕

手術を主たる治療法とする外科系疾患の成因・病態・診断・治療・予後および周手術期管理法についての

知識を学修する。

〔授業の概要〕

手術を主たる治療法とする疾患では、外傷(創傷治癒と創傷管理、骨折)、脳神経疾患(くも膜下出血等)、

循環器系疾患(虚血性心疾患等)、肝胆膵・消化器系疾患(肝がん、胃がん等)、呼吸器系疾患(肺がん等)、運

動器系疾患(脊椎疾患、変形性関節症等)、泌尿器系疾患(前立腺癌等)、女性生殖器疾患(子宮がん、卵巣が

ん等)、などを学修する。周手術期管理法では、手術侵襲と生体反応、術前術後管理、麻酔法などを学修する。

(本授業は各領域専門医のオムニバス方式により行う。)

キーワード:周手術期管理、創傷治癒、麻酔、滅菌、手術療法

〔授業計画〕

回 数 テ ー マ 内 容 担 当 者

第1回( 4/12 ) Ⅲ 外傷 オリエンテーション、外傷総論、骨折 雄賀多 聡

第2回(4 /19) Ⅲ 外科総論 外科治療の特徴・対象、手術侵襲反応等 三島 敬

第3回( 4/26 ) Ⅲ 脊椎疾患外科治療 椎間板ヘルニア、腰部脊柱管狭窄症等 雄賀多 聡

第4回( 5/10) Ⅲ 周術期管理 術前・術後管理等 三島 敬

第5回( 5/17) Ⅲ 脳・神経疾患外科 くも膜下出血、脳内出血、脳腫瘍等 山浦 晶

第6回( 5/24 ) Ⅲ 外科的基本手技 滅菌法・消毒法、清潔操作、手術器具等 賀川 真吾

第7回( 5/31 ) Ⅲ 心疾患外科治療 虚血性心疾患等 渡邉 倫子

第8回( 6/7 ) Ⅲ 消化管疾患外科治療 食道がん、胃がん、大腸がん 三島 敬

第9回( 6/14 ) Ⅲ 呼吸器疾患外科治療 肺がん等 鈴木 秀海

第10回 ( 6/14 )Ⅳ 肝胆膵疾患外科治療1 肝・胆道がん 賀川 真吾

第11回( 6/14 ) Ⅴ 肝胆膵疾患外科治療2 膵臓がん 賀川 真吾

第12 回(6/21 ) Ⅳ 麻酔法 全身麻酔、局所麻酔等 三島 敬

第13 回( 6/21 ) Ⅴ 関節疾患の外科治療 変形性膝関節症、変形性股関節症等 雄賀多 聡

第14 回(6/28 ) Ⅳ 腎・泌尿器疾患外科 排尿障害、前立腺肥大症、前立腺癌等 岡野 達弥

第15 回(6/28 ) Ⅴ 女性生殖器疾患外科 子宮がん、卵巣がん、子宮筋腫 石川 博士

履修条件 特になし

テキスト 特に指定しない。

参考書・参考資料等 授業の中で適宜紹介する。

学生に対する評価 定期試験(100%)により評価する。

看6

授業科目名:

病態学III

(高齢者・精神疾患論)

(Gerontology and Psychiatry)

必修:看2年 単位数:

1単位 15時間

担当教員名:

科目責任者 小川 真

(研究室:図書館棟2階9)

杉澤 淳子

(非常勤講師室)

〔授業の到達目標及びテーマ〕

本授業では、老年看護学の実践に必要な老年病と精神疾病論の基礎知識を学習することを目標に、

講義を進め、以下の項目を到達目標とする。

① 精神医学がどういうものか、何が対象で、どんな診察・検査を行うか説明できる。

② 主な精神疾病について、その症状と治療法を説明できる。

③ 老化とは何か、加齢に伴いどのような生理的変化が生じるか、説明できる。

④ 高齢者に起こりやすい疾患を挙げ、その特徴や予後について説明できる

〔授業の概要〕

代表的な精神疾病の病態及び症状、治療法、対応法などについて具体例を中心に講義し、次いで老化

に伴う人体の生理機能の変化、老年者に特徴的な疾患の概要について学ぶ。精神医学では授業に関係

する課題に関してレポートの提出を求め、老年病学に関しては授業終了時に課題(小テスト)を課し

て次週までに提出させ、次回講義時の解答と解説を配布し、学修した知識の確認・定着を図る。

キーワード: 精神疾患、統合失調症、加齢、老年病症候群、認知症、

〔授業計画〕

回 数 テ ー マ 内 容 担当者

第1回(4/9 ) 精神医学総論

器質性精神病 精神医学総論 杉澤淳子

第2回 (4/16) 気分障害

統合失調症 各疾患の症状と治療法 杉澤淳子

第3回(4/23) 神経症

人格・行動の異常 各疾患の症状と治療法 杉澤淳子

第4回(5/7) 発達・知的障害 各疾患の症状と治療法 杉澤淳子

第5回(5/14) 老年病学総論 高齢化社会の現状と将来の問題点

加齢による生理変化、老年症候群

小川 真

第6回(5/21) 高齢者疾病論1 頻度が高い胸腹部・代謝性疾患について 小川 真

第7回(5/28) 高齢者疾病論2 頻度が高い精神・神経・筋疾患について 小川 真

第8回(6/4) 高齢者疾病論3 高齢者の治療における諸問題 小川 真

履修条件 特になし

テキスト プリント配布

参考書・参考資料等 看護観察のキーポイントシリーズ 高齢者 中央法規

学生に対する評価 定期試験(70%)、課題(20%)、日ごろの学習態度(10%)により、総合的に評

価する。

看7

授業科目名:

臨床検査実習

(Laboratory Medicine)

必修:看2年 単位数:

1単位 30時間

担当教員名:

科目責任者 小川 真

(研究室:図書館棟2階9)

細山田 康恵

(研究室:A210)

〔授業の到達目標及びテーマ〕

保健医療の専門職に必要な基本的な臨床検査の理解を目標とし、臨床検査学の基本を講義すると共に

血液および尿を試料とする臨床検査、生理機能検査や公衆衛生上重要な環境測定等について体験させる

到達目標としては

① 主な臨床検査の特徴と適応病態/疾患について説明できる、

② 臨床検査の体験を通じて、測定値の意義と信頼性、診断正確度を理解する。

〔授業の概要〕

最初に臨床検査学の基本的事項を講義する。授業時にハンドアウト資料を用意し、授業終了時には課

題(小テスト)を渡し、理解度の確認および授業内容の復習を促す。課題は次回講義時に提出させ、同

時に解答・解説を用意し、知識の定着をはかる。その上で、その理解度を授業血液・尿の測定実習や循

環呼吸機能検査、体脂肪率の測定等を行なう。結果について考察も含めたレポートを提出させる。

キーワード:臨床検査、血糖、脂質、生理機能検査、環境測定

〔授業計画〕

回 数 テ ー マ 内 容 担 当 者 第1回(4/ 6) 臨床検査学総論1 臨床検査の意義、基準値、感度と特異度 小川 真

第2回 (4/13) 臨床検査学総論2 臨床検査の流れと看護師の役割 小川 真

第3回(4/20) 臨床検査学各論1 尿・一般検査、血液検査 小川 真

第4回(4/27) 臨床検査学各論2 生化学検査 小川 真

第5回 (5/11) 臨床検査学各論3 免疫・血清検査・ホルモン検査 小川 真

第6回 (5/18) 臨床検査学各論4 微生物学検査・病理検査 小川 真

第7回 (5/25) 臨床検査学各論5 画像検査総論(X線、超音波、CT、MRI) 小川 真

第8回 (6/1) 環境衛生 環境検査の概要 小川 真

第9回(6/8) 実習総論 実習の内容・日程・注意点説明 小川 真

細山田 康恵

第10回(6/15) 検査実習 生化学検査(血液中のブドウ糖、 生理学的検査(心電図、呼吸機能) 環境検査(照度、雑音等)

小川 真

細山田 康恵 第11回(6/15) 第12回(6/15)

第13-15回

(6/22) 検査結果解析 解析の実際(レポート作成) 小川 真

履修条件 特になし

テキスト 系統看護学講座 別巻⑥ 臨床検査 (医学書院)

参考書・参考資料 指定しない。授業・実習の中で適宜紹介する。

学生に対する評価 レポート(80%)、小テスト(10%)学習態度(10%)により、総合的に評価する。

看8

授業科目名:

看護学入門

Introduction to Nursing

履修年次:

必修:看1年

単位数:

1単位

30時間

担当教員名:

科目責任者 河部 房子

(研究室:教育棟B307)

石井邦子、片平伸子、佐藤紀子、佐藤まゆみ、

杉本知子、西野郁子、西村宣子

〔授業の到達目標及びテーマ〕

1)看護の役割とその歴史的変遷について理解し、現代の看護について考えることができる。2)看護の目的と看護の

対象である人間についての理解を深めることができる。3)人間にとって「健康とは何か」を理解できる。4)看護理論

の基礎となる概念について理解できる。5)日本の保健医療福祉システムにおける看護の位置づけや意義を理解でき、

実際の看護活動と役割機能について説明できる。6)看護学科の教育目標とカリキュラム構成を理解し、他学生や看護

専門領域の教員らとのディスカッションを通して大学生活と自己の将来展望を描くことができる。

〔授業の概要〕

看護観を育てる基盤となる概念・知識・考え方を学修する。また看護専門領域を訪問し、各専門領域における看護

活動や研究活動を見聞することを通して、看護の広がりと深さに対するイメージを広げる。看護専門領域への訪問を

経て、看護職としての自己の目標像を明確にするとともに、今後の大学生活において学習すべき内容を関連づけ、学

修への動機づけを得る。

前半は講義を主として適宜グループワークを取り入れる。後半の看護専門領域訪問はグループワークを主とする。

キーワード:看護の本質、看護実践、人間観、健康観、看護者としての目標像

〔授業計画〕

回 数 テ ー マ 内 容 担当者

第1・2回(4/12) ガイダンス

看護とは

看護の歴史的変遷をふまえつつ、看護の本質について講義する。第7・8回に向けての課題の提示

河部房子

第3・4回(4/19) 看護の目的論

看護過程の基本構造

看護の基幹概念・看護過程の基本構造について講義する。

河部房子

第5回(4/26)

看護の対象論

人間とは

健康とは

人間とはどのような存在か、人間のもてる力、自立した生活を支える力についての討議を通して、健康の概念と看護のはたらきについて理解する。

河部房子

第6回(4/26) 看護の対象論

人間を捉える視点 看護の対象である人間の特性について講義する。 西野郁子

第7・8回

(5/10)

看護の対象論

看護の対象理解

闘病記を読み、患者の疾病の受容過程や生活の変化について、当事者の位置からの理解を深める。自分の意見をまとめた上で小グループによるディスカッションを行う。

西野郁子・片平伸子

第9・10回

(5/17)

看護の対象論・方法論

看護実践方法論

立場の変換能力

看護するための対象把握の思考過程と立場の変換能力について講義する。さらに、看護の目的論・対象論と方法論との関連について講義する。

河部房子

第11・12回

(5/24)

看護の方法論

看護活動の場

看護活動の場・機能について講義する。 本学看護学科領域訪問のためのガイダンス

河部房子

第13回(5/31) 看護の領域訪問① 本学看護学科の3領域を訪問し、魅力を発見する。

河部房子、石井邦子、 片平伸子、佐藤紀子、 佐藤まゆみ、杉本知子、西野郁子、西村宣子、

第14回(5/31) 看護の領域訪問② 領域訪問についての学びをグループ毎に発表する。

第15回(6/7) 発表会(8会場)

今までの学びから、「どんな看護職を目指すのか。そのために何をしていかなければならないか」をグループ内で発表(学生10名に教員1名)。 看護学科の教育目標の確認とゴールシートの作成

履修条件 特になし

テキスト 特定のものはなし

参考書・参考資料 その都度配布する

学生に対する評価 授業で提示する課題・レポート(80%)、学習態度(20%)により総合的に評価する。

看9

授業科目名:

看護倫理

(Nursing ethics)

必修:看2年

編3年

単位数:

1単位

30時間

担当教員名:

科目責任者 植村 由美子

(研究室:教育棟B304)

西村 宣子

〔授業の到達目標及びテーマ〕

1. 倫理とは何か、看護実践に必要とされる看護倫理について理解することができる。

2. 看護実践の場で倫理的ジレンマが生じる状況を理解し、専門職業人としての倫理的感受性を培う。

3. 倫理的ジレンマが生じている事例を通して自分自身の価値観に気づき、他者の価値観を受け止め、倫

理的な実践について考えることができる。

4. 倫理的ジレンマを看護倫理の観点から検討し、倫理的意思決定、倫理的行動を導き出す方法を理解す

ることができる。

〔授業の概要〕

本科目では、個人の倫理的感受性を高め、看護実践の場において、看護専門職として自律的に倫理的実践

を行うための基礎的な知識、技術、行動を育成することをめざす。

看護倫理の基本的知識について学習した後、医療現場で生じやすい倫理的問題を含んだ事例についてグル

ープワークを実施する。

キーワード:倫理、倫理原則、倫理的感受性、倫理的意思決定

〔授業計画〕

回 数 テ ー マ 内 容 担当者 第1回(10/4)

第2回(10/4)

ガイダンス

看護倫理とは

倫理とは、看護倫理とは、倫理・看護倫理

の原則、看護倫理における重要な概念 植村由美子

第3回(10/11) GW・発表(事例①)

日常のケア場面における倫理的課題

植村由美子

西村宣子

第4回(10/11)

倫理的ジレンマへの

アプローチ① 倫理的ジレンマとは、倫理的問題分析モデ

ル 植村由美子

第5回(10/18)

第6回(10/18)

第7回(10/25)

第8回(10/25)

GW(事例②)

GW(事例②) 発表(事例②) 発表(事例②)

実践体験において、倫理的問題を知覚し、

意思決定、行動を考える 植村由美子

西村宣子

(授業協力者)

第9回(11/1) 倫理的ジレンマへの

アプローチ② アサーション、ディベート

植村由美子

第10回(11/1)

第11回(11/8)

第12回(11/8)

第13回(11/15)

GW(事例③)

GW(事例③) GW(事例③) 発表(事例③)

倫理的問題の価値の対立構造を読み解き、

意思決定を考える

植村由美子

西村宣子

(授業協力者)

第14回(11/15) まとめ 看護者の責務 植村由美子

第15回(11/22) 全体を通したまとめ 植村由美子

履修条件 特になし

テキスト 医学書院 系統看護学講座 別巻 看護倫理

参考書・参考資料等 授業中に適宜提示する

学生に対する評価 授業課題(55%)、テスト(30%)、学習態度(15%)により、総合的に評価する

看10

授業科目名:

看護技術論Ⅰ(生活援助技術)

Principles of Nursing Skill Ⅰ

履修年次:

必修:看1年

単位数:

2単位

60時間

担当教員名:

科目責任者 河部 房子

(研究室:教育棟B307)

植村由美子、今井 宏美、

椿 祥子、鈴木 惠子、木村亜由美

〔授業の到達目標及びテーマ〕

①看護技術の本質と修得過程を理解し、看護技術の学習の仕方を身につける。

②学習する生活援助技術が、看護の対象となる人々の快適で健康的な生活を支えることを理解する。

③各援助技術の原則と方法について理解し、根拠を押さえながら修得する。

〔授業の概要〕

演習を主体とした授業形式により、看護実践の基盤となる日常生活援助について、基本的知識と科学的根拠

に基づいた原理・原則を教授する。生活援助技術の選択、援助方法、評価について実践的に学ぶ。

キーワード:病床環境、食事介助、体位変換、移動・移乗、排泄ケア、清潔ケア、ボディメカニクス

〔授業計画〕

回 数 テ ー マ 内 容 担当者 第1回 (合同4/11) ガイダンス、看護技術とは 授業概要、看護実践における看護技術 河部房子

第2回(合同4/11) 環境調整技術 1・2 病床環境 感染予防の基本技術 河部房子 今井宏美

第3・4回(合同4/18) 環境調整技術 3・4 病床環境 感染予防の基本技術 河部房子 今井宏美

第5・6回(合同4/19) 看護技術と人間工学 ボディメカニクス 斎藤真

(特別講義講師) 第7回(合同4/25) 環境調整技術 5 感染予防の基本技術 今井宏美他

第8回(4/25,26) 環境調整技術 6 ベッドメイキング 河部房子他

第9回(合同5/2) 活動と休息の援助技術 1 体位変換・床上移動、移動・移乗技術 河部房子他

第10・11回(合同5/2) 活動と休息の援助技術 2・3 体位変換・床上移動 河部房子他

第12回(合同5/9) 活動と休息の援助技術 4 移動・移乗技術 河部房子他

第13・14回(5/9,10) 活動と休息の援助技術 5・6 移動・移乗技術 河部房子他

第15回(合同5/16) 食の援助技術 1 食の援助の基礎知識 今井宏美他

第16回(5/16) 食の援助技術 2 口腔ケア 今井宏美他

(授業協力者) 第17・18回(5/17,24) 食の援助技術 3・4 食事介助 今井宏美他

第19~21回 (合同5/23) 清潔の援助技術 1・2・3 清潔援助の基礎知識・寝衣交換・足浴 植村由美子他

第22回(合同5/30) 排泄の援助技術 1 排泄援助の基礎知識 植村由美子他

第23・24回(5/30,31) 排泄の援助技術 2・3 排泄の援助技術 植村由美子他

第25回(合同6/6) 清潔の援助技術 4 清潔援助の基礎知識 植村由美子他

第26・27回(6/6,7) 清潔の援助技術 5・6 全身清拭・陰部洗浄 植村由美子他

第28・29回(6/13,14) 清潔の援助技術 7・8 洗髪 植村由美子他

第30回(未定) 技術チェック 全員(授業協力者)

履修条件 特になし

テキスト ①茂野香おる他:系統看護学講座 基礎看護技術Ⅰ,基礎看護学【2】,医学書院. ②任和子他:系統看護学講座 基礎看護技術Ⅱ,基礎看護学【3】,医学書院. ③薄井坦子他:Module方式による看護方法実習書(第3版),現代社,2006.

参考書・参考資料等 随時紹介する。

学生に対する評価 毎回の課題(60%)、技術チェック(30%)、学習態度(10%)によりに総合的に評価する。

看11

授業科目名:

看護技術論Ⅱ(共通看護技術)

Principles of Nursing

Skills Ⅱ

履修年次:

必修:看1年

単位数:

1単位

30時間

担当教員名:

科目責任者 河部 房子

(研究室:教育棟B307)

植村由美子、今井 宏美、

椿 祥子、鈴木 惠子、木村亜由美

〔授業の到達目標及びテーマ〕

① 看護の目的論・対象論・方法論の概略を確認し、看護アセスメントの基本的な思考過程について理解す

る。

② どのような看護実践にも共通して必要となる技術(コミュニケーション、バイタルサイン)について理

解し、関連する基本技術を修得する。

③ 学習した知識・技術をつかって、設定状況下において看護の対象者に関わる体験をし、その体験の振り

返りを通して、自己評価する力を身につける。

〔授業の概要〕

まず講義とグループワークにより、看護過程を展開する上で必要な思考過程の基本を学ぶ。その後、演習

を主体として、共通看護技術(コミュニケーション、バイタルサイン測定技術)について、基本的知識と科

学的根拠に基づいた原理・原則を学習する。最後に、設定状況下における看護場面での看護展開に取り組み、

実践体験の振り返りを通して、自己の学習課題を明確にする。

キーワード:看護過程展開、看護アセスメント、コミュニケーション、バイタルサイン

〔授業計画〕

回 数 テ ー マ 内 容 担当者

第1回(10/3) ガイダンス

看護過程の全体像 授業概要・看護過程とは 河部房子

第2回(10/10) 看護アセスメント 対象の健康状態をアセスメントする視点

① 河部房子

第3回(10/17) 看護アセスメント 対象の健康状態をアセスメントする視点

② 河部房子

第4回(10/24) 看護アセスメント アセスメントから看護の方向性を導く 河部房子

第5回(10/31) 看護過程とコミュニケ

ーション 看護場面におけるコミュニケーション 河部房子

第6回(11/7) 看護過程とは 看護の評価とは・看護過程まとめ 河部房子他

第7回(11/14) 特別講義 工藤剛武他

(特別講義講師)

第8回(11/21) バイタルサイン 講義・演習(体温・脈拍・呼吸測定) 植村由美子他

第9回(11/28) バイタルサイン 講義(血圧測定) 植村由美子他

第10回(12/5) バイタルサイン 演習(血圧測定) 植村由美子他

第11回(12/12) バイタルサイン 技術チェック 植村由美子他

第12回(12/19) バイタルサイン 演習(バイタルサイン測定) 植村由美子他

第13 回(1/9) 総合演習に向けた準備 総合演習:模擬場面における看護展開(バ

イタルサイン測定・コミュニケーション)

河部房子他

(1/16授業補助者) 第14 回(1/16) 総合演習 自己評価

第15 回(1/23) まとめ 河部房子他

テキスト 薄井坦子:改訂版 看護学原論講義,現代社,1995.

薄井坦子他:Module方式による看護方法実習書(第3版),現代社,2006.

参考書・参考資料 茂野香おる他:系統看護学講座 基礎看護技術Ⅰ,基礎看護学【2】,医学書院.

任 和子他:系統看護学講座 基礎看護技術Ⅱ,基礎看護学【3】,医学書院.

学生に対する評価 技術チェック(20%)、最終レポート(20%)授業の中で提示された課題(40%)、日ごろ

の学習態度(20%)により、総合的に評価する。

看12

授業科目名:

看護技術論Ⅲ(フィジカルアセスメント)

Principles of Nursing Skills Ⅲ

履修年次:

必修:看2年

単位数:

2単位

60時間

担当教員名:

科目責任者 河部 房子

(研究室:教育棟B307)

植村由美子、今井 宏美、

椿 祥子、鈴木 惠子、木村亜由美

〔授業の到達目標及びテーマ〕 ・看護実践におけるフィジカルアセスメントの位置づけ、および基本的知識と技術について理解する。 ・フィジカルアセスメントより得られた情報を元に、対象の健康状態を査定し、看護援助につなげていく能

力を養う。 〔授業の概要〕

この授業では、系統別の視点からフィジカルアセスメントに必要な基礎知識と技術について学習する。

また事例を用いて、フィジカルアセスメントを用いた事例アセスメントの実際を学ぶ。

キーワード:フィジカルアセスメント、全身状態の査定、看護実践

〔授業計画〕

回 数 テ ー マ 内 容 担当者

第1・2回(4/10) ガイダンス

フィジカルアセスメントの基本

フィジカルアセスメ

ントの基礎知識 河部房子他

第3~5回(4/10,17) 系統別アセスメント 呼吸器系 河部房子他

第6~8回(4/17,24) 系統別アセスメント 循環器系 植村由美子他

第9~11回(4/24,5/1) 系統別アセスメント 神経・運動系 椿 祥子他

第12~15回(5/1,8) 系統別アセスメント 消化器系 今井宏美他

第16~18回(5/15) 系統別アセスメント 消化器系・痛み 石田陽子

(特別講義講師)

第19~21回(5/22) 事例から考えるフィジカルアセスメン

河部房子他

(授業協力者)

(授業補助者)

第22~24回(5/29) 事例から考えるフィジカルアセスメン

第25~27回(6/5) 事例から考えるフィジカルアセスメン

第28~30回(6/12)

事例から考えるフィジカルアセスメン

まとめ

履修条件 看護技術論Ⅱを履修していることが望ましい。

テキスト ①「フィジカルアセスメントガイドブック」、山内豊明著、第2版、医学書院. ②系統看護学講座「基礎看護技術Ⅰ」基礎看護学【2】、茂野香おる他、医学書院.

参考書・参考資料等 人体の正常構造と機能,坂井建雄編集,日本医事新報社.

フィジカルアセンメント ナースに必要な診断の知識と技術,日野原重明編集,医学書院.

学生に対する評価 定期試験(60%)、課題(30%)学習態度(10%)

看13

授業科目名:

看護技術論Ⅳ(検査治療技術)

Principles of Nursing

Skill Ⅳ

履修年次:

必修:看2年

単位数:

2単位

60時間

担当教員名:

科目責任者 河部 房子

(研究室:教育棟B307)

植村由美子、今井 宏美、

椿 祥子、鈴木 惠子、木村亜由美

〔授業の到達目標及びテーマ〕

①診断・治療過程に伴う侵襲的な治療を必要としている人への看護技術とは何かを理解し、説明できる。

②診断・治療過程における看護者の役割や責務について理解する。

③診断・治療過程に用いられる看護基本技術(無菌操作、与薬、採血、導尿、浣腸、経腸栄養法、吸引等)

を修得する。

〔授業の概要〕

健康障害をもつ対象者の状態・諸条件を把握した上で、その診断・治療過程を理解し、療養に必要な援助

を実施するための基本的知識と看護基本技術の原理・原則を教授する。

キーワード:無菌操作、与薬、静脈血採血、導尿、浣腸、経腸栄養法、吸引、医療安全

〔授業計画〕

回 数 テ ー マ 内 容 担当者

第1・2回(10/2) ガイダンス・検査治療技術総論

感染予防の援助1・2

授業概要・看護における検査治療技術 滅菌手袋の装着 滅菌物の取り扱い

河部房子

今井宏美

第3・4回(10/16) 感染予防の援助3・4 消毒(技術チェック) 滅菌手袋の装着(技術チェック)

今井宏美他 (授業協力者)

第5・6回(10/23) 診療に伴う排泄の援助1・2 診療に伴う排泄の援助の基礎知識 植村由美子他

第7・8回(10/30) 診療に伴う排泄の援助3・4 導尿(技術チェック) 植村由美子他 (授業協力者)

第9・10回(11/6) 診療に伴う排泄の援助5・6 浣腸 植村由美子他

第11回(11/13) 看護技術と安全 ヒューマンエラーと人間工学 齊藤 真 (特別講義講師)

第12回(11/13) 検査における援助1 検査における援助の基礎知識 静脈血採血の基礎知識

河部房子他

第13・14回(11/20) 検査における援助2・3 静脈血採血 河部房子他

第15・16回(11/27) 検査における援助4・5 静脈血採血(技術チェック) 河部房子他 (授業協力者)

第17・18回(12/4) 薬物療法の援助1・2 薬物療法の基礎知識 河部房子他

第19・20回(12/11) 薬物療法の援助3・4 皮下注射、筋肉内注射(技術チェック) 河部房子他 (授業協力者)

第21・22回(12/18) 薬物療法の援助5・6 輸液に関する基礎知識・静脈内注射 河部房子他

第23・24回(1/8) 呼吸を整える援助1・2 呼吸を整える援助の基礎知識 酸素療法・ネブライザー 植村由美子他

第25・26回(1/15) 呼吸を整える援助3・4 吸引(口腔内・鼻腔内・気管内) 今井宏美他

第27・28回(1/22) 診療に伴う食の援助1・2 経腸栄養の基礎知識 今井宏美他

第29・30回(1/29) 診療に伴う食の援助3・4 経腸栄養法 今井宏美他

履修条件 看護技術論Ⅰ、看護技術論Ⅱ、看護技術論Ⅲを履修していることが望ましい。

テキスト 任和子他:系統看護学講座 基礎看護技術Ⅱ,基礎看護学【3】,医学書院.

参考書・参考資料等 随時指定する

学生に対する評価 課題レポート(30%)、技術チェック(60%)、学習態度(10%)により総合評価する。

看14

授業科目名:

看護技術論Ⅴ

(看護過程展開技術)

Principles of Nursing

Skills Ⅴ

履修年次:

必修:看2年

単位数:

1単位

30時間

担当教員名:

科目責任者 河部 房子

(研究室:教育棟B307)

植村由美子、今井 宏美、

椿 祥子、鈴木 惠子、木村亜由美

〔授業の到達目標及びテーマ〕

① 看護実践における看護過程の意義について理解する。

② 看護過程の構成要素(アセスメント、看護問題の明確化、計画の立案、実施、評価)と、その思考過程につ

いて理解する。

③ 事例を用いて看護過程を展開する思考過程をたどり、アセスメントから計画立案・実施した看護の評価に至

る思考のすすめ方を理解する。

④ 自己の看護実践体験を評価し、自己の思考の特徴や今後の学習課題を明確にする。

〔授業の概要〕

この授業はグループワークによる演習を主体とし、事例を用いて具体的に看護過程の展開を学ぶ。この事例展開

においては、対象の事実から健康状態を判断し、その健康状態をより良い状態へと導く条件を特定し、対象者の個

別な反応を重ねて看護の方針を定め具体的な計画立案へと進むプロセスを学ぶ。計画を立案した後、実際の看護者

の関わりの場面を、看護の方向性に照らして評価する評価方法について学ぶ。最終的に、基礎看護学実習における

看護実践体験を、授業で学んだ思考過程を活用して評価し、自己の学習課題を明確にする。 キーワード 看護過程 アセスメント 看護計画立案 看護の評価

〔授業計画〕

回 数 テ ー マ 内 容 担当者

第1回(10/5) ガイダンス 看護過程と構成要素 授業概要、看護過程とはなにか 河部房子

第2回(10/5) 事例を用いた看護過程の展開1 事例の説明、ワークの進め方 河部房子

第3・4回(10/12) 事例を用いた看護過程の展開2 グループワークによる演習・まとめ

アセスメント1 河部房子他

第5・6回(10/19) 事例を用いた看護過程の展開3 グループワークによる演習・まとめ

アセスメント2 河部房子他

第7・8回(10/26) 事例を用いた看護過程の展開4 グループワークによる演習

看護計画の立案 河部房子他

第9・10回(11/2) 事例を用いた看護過程の展開5 グループワークによる演習・まとめ

看護計画の発表 看護の評価 河部房子他

第11・12回(11/9) 事例を用いた看護過程の展開6

グループワークによる演習・まとめ

新しい事例に対して、学んだ思考過程

に沿ってアセスメントをする。

河部房子他

第13・14回(11/16) 事例を用いた看護過程の展開7 グループワークによる演習・まとめ 河部房子他

第15回(11/30) まとめ 河部房子

履修条件 基礎看護学実習を履修していることが望ましい

テキスト 薄井坦子:改訂版 看護学原論講義,現代社,1995. 薄井坦子他:Module方式による看護方法実習書(第3版),現代社,2006.

参考書・参考資料等 適宜、提示する。

学生に対する評価 グループワークでの課題(40%)、個人課題レポート(40%)、学習態度(20%)により

総合的に評価する。

看15

授業科目名:

看護ふれあい体験学習

Hands-on Learning for Nursing Freshmen

履修年次

必修:看1年

単位数:

2単位

90時間

担当教員名:

科目責任者:河部 房子

(研究室:教育棟B307)

石井 邦子,片平 伸子,佐藤 紀子,

佐藤 まゆみ,杉本 知子,西野 郁子

〔授業の到達目標及びテーマ〕本科目の到達目標は、看護の対象となる様々な年代や健康レベルの人々

を理解すること、および多様な場で提供される看護を理解することにより、対象者(患者・生活者)の

視点から看護の意義・役割について考えられるようになることである。具体的には、病院、診療所、保

健センター、特別養護老人ホーム、助産所における実習や患者体験者との交流、乳幼児または高齢者の

いる家庭への訪問により看護学への関心を高め、これから本格的に開始される学習への基盤づくりをす

ることを目的に授業を進めていく。

〔授業の概要〕本科目は、臨地での実習、患者体験者との交流、家庭訪問の体験をとおして上記に示す

目標をめざす。臨地実習は、病院・診療所・保健センター・特別養護老人ホーム・助産所など、健康レ

ベル・ライフサイクル・生活の場などを考慮して組み合わされた3か所で1日ずつ実習を行う。患者体

験者との交流は、患者体験をもつ人もしくはその家族から話をしてもらう。家庭訪問は、乳幼児または

高齢者のいる家庭へ1日訪問する。学内演習はグループワークを中心として、事前学習および体験後の

振り返り・学びの共有を行う。

キーワード: 看護,ライフサイクル,健康レベル,生活

〔授業計画〕

回 数 テ ー マ 内 容

第1・2回

(6月)

オリエンテーシ

ョンおよび事前

学習

・全体オリエンテーション

・体験ごとのオリエンテーションおよび事前学習

①/②クラスに分けて実施(クラス分けは看護技術論Ⅰと同じ)

①クラス:6/6,6/13,6/20(Ⅳ・Ⅴ限目),6/28(Ⅰ・Ⅱ限目)

②クラス:6/7,6/14,6/21,6/28(Ⅰ・Ⅱ限目)

第3~8回

(7月) 体験学習

・臨地実習 3日

病院1日、診療所1日、特別養護老人ホーム・助産所・市町

村保健センターのいずれか1日 ・患者体験者との交流 1日(授業協力者による特別講義)

・家庭訪問1日

乳幼児または高齢者のいる家庭への訪問

臨地実習および患者体験者との交流は、5人1グループをつく

って7月の水曜日(7/4, 7/11, 7/18, 7/25)にローテーショ

ンで実施

第9・10回

(7月木曜日

Ⅰ・Ⅱ限目)

体験の事前学習

および振り返

り・学びの共有

7/5,7/12, 7/19は体験学習の振り返りおよび事前学習

7/26 は体験学習の振り返りとグループディスカションによる

体験の共有

履修条件 看護学入門を受講した者

テキスト 特になし

参考書・参考資料等 授業の中で適宜紹介する

学生に対する評価 学習態度(30%)、課題別レポート(50%)、最終レポート(20%)

看16

授業科目名:

基礎看護学実習

Fundamental Nursing Practicum

履修年次

必修:看2年

単位数:

2単位

90時間

担当教員名:

科目責任者 河部 房子

(研究室:教育棟B307)

植村由美子、今井 宏美、

西村 宣子、椿 祥子、

鈴木 惠子、木村亜由美

〔授業の到達目標及びテーマ〕

実習目的:受け持ち患者との関わりを通して、患者の療養生活と療養生活における看護の必要性を理解し、

患者の個別性に合わせた日常生活援助を実施・評価する。

①受け持ち患者および家族を看護の対象として、尊重しつつ関わることができる。

②受け持ち患者の全体像を描き、看護援助の必要性を把握することができる。

③受け持ち患者の看護援助の必要性と、これまでに学習した援助技術の目的、原理原則をふまえ、患者に

合わせた援助技術を考え、可能な範囲で実施・評価できる。

④看護専門職を目指す学生としての責任を自覚し、看護学生として適切な態度や行動をとることができる

〔授業の概要〕

療養中の患者を取り巻く環境や療養生活、患者に必要な看護援助を決定するプロセスを理解し、患者理解

を深めながら、看護実践の基礎となる知識・技術・態度を養うことを目的とする。また既習技術を用いて必

要な情報を収集して患者像を描き、生活援助技術を患者の条件に合わせて応用し、可能な範囲で実施・評価

する。実習施設は千葉県済生会習志野病院,千葉市立海浜病院、東京歯科大学市川総合病院の予定である。

キーワード:対象理解、看護援助、援助的人間関係、看護実践、評価

〔授業計画〕

回 数 テ ー マ 内 容 担当者 事前オリエンテーション 実習の目的・目標、実習方法等について 河部房子他

第1回 臨地実習

実習施設オリエンテーション

病院の概要や組織、看護と他部門の関係を知る

病棟の構造や機能、患者の特徴や看護体制を知

河部房子他

第2~4回 受け持ち患者の理解

看護援助の実際を知る

病棟看護師のケアに参加しながら、受け持ち患

者の生活の様子を観察し、必要な情報を収集す

る。得られた情報から大づかみに患者像を描

く。描いた患者像に基づき、患者に必要な看護

援助と具体的方法について思考を深める。

河部房子他

第5~9回 受け持ち患者の看護援助の実

実施する援助技術の原理原則をふまえつつ、患

者に適した援助方法を考え、実施・評価する

評価をもとに、援助方法を修正し、実施につな

げるプロセスを学ぶ

実習内容や学びをグループメンバー・看護チー

ムと共有する

河部房子他

第10回 学びの共有/評価 学びの発表・討議、総合評価 河部房子他

履修条件 看護学入門、こころの健康と看護、看護技術論Ⅰ・Ⅱ、看護ふれあい体験学習は既習、

看護技術論Ⅲは履修中

テキスト 特に指定しない

参考書・参考資料等 看護技術論Ⅰ・Ⅱ・Ⅲで使用したもの、必要に応じて適宜

学生に対する評価 実習記録を含めた実習内容(90%)、実習態度等(10%)により総合的に評価する。

看16

授業科目名:

成人看護学概論

Introduction to Adult

Health Nursing)

履修年次

必修:看2年

編3年

単位数:

1単位

15時間

担当教員名:

科目責任者 佐藤まゆみ

(研究室:教育棟B320)

浅井美千代, 三枝香代子

〔授業の到達目標及びテーマ〕

成人期にある人々の特徴についての理解を基盤に、様々な健康レベルにある成人患者に対する看護のあ

り方について学ぶ。 到達目標:①成人期にある人々の発達上の特徴および特徴的な健康問題について理解できる。

②様々な健康レベルにある成人患者の特徴とその特徴に応じた看護のあり方を理解できる。

〔授業の概要〕

①-1.ライフサイクルにおける成人期の位置づけと発達上の特徴(身体的・心理的社会的特徴)、成人

保健の動向および成人期に特徴的な健康問題について教授する。

①-2.成人期にある人々の特徴を理解するための諸理論・概念について教授する。

②. 様々な健康レベルにある成人患者に対する看護のあり方について教授する。

キーワード: 成人期 急性期、回復期、慢性期、終末期

〔授業計画〕

回 数 テ ー マ 内 容 担当者

第1回

(10/3)

成人を理解するた

めの理論・概念1 成人の適応を支えるための理論・概念 三枝香代子

第2回

(10/10)

成人を理解するた

めの理論・概念2 成人の個別性・多様性を支えるための理論・概念 三枝香代子

第3回

(10/17)

成人を理解するた

めの理論・概念3 成人と関係を結ぶための理論・概念 浅井美千代

第4回]

(10/24)

成人期にある人々

の特徴

成人期(青年期・壮年期・中年期・向老期)の特徴

成人保健の動向および成人期に特徴的な健康問題 佐藤まゆみ

第5回

(10/31)

急性期にある成人

患者への看護

急性期とは

急性期にある成人患者および家族の特徴

急性期看護とは

佐藤まゆみ

第6回

(11/7)

終末期にある成人

患者の看護

終末期とは

終末期にある成人患者および家族の特徴

終末期看護とは

佐藤まゆみ

第7回

(11/14)

回復期・慢性期にあ

る成人患者の看護

回復期・慢性期とは

回復期・慢性期にある成人患者および家族の特徴

回復期看護および慢性期看護とは

浅井美千代

第8回

(11/21) まとめ 授業全体のまとめ 佐藤まゆみ

履修条件 特になし

テキスト 成人看護学概論,南江堂

【事前課題】テキストを事前に読んで授業に臨むこと。予習範囲は掲示する。

参考書・参考資料等 授業の中で適宜紹介する。

学生に対する評価 定期試験(90%)と学習態度(10%)により評価する。

看18

授業科目名:

成人看護学方法論Ⅰ

(MethodsⅠ in Adult

Health Nursing)

履修年次

必修:看3年

単位数:

2単位

30時間

担当教員名:

科目責任者 佐藤まゆみ

(研究室 教育棟B320)

三枝香代子・田口智恵美・大内美穂子

浅井美千代・高山京子 ・坂本明子

〔授業の到達目標及びテーマ〕

疾患や障害により治療を必要とする成人患者とその家族への基本的看護援助方法を理解できる。

①急性状況下にある成人患者とその家族への看護援助方法を理解できる。

②手術をうける成人患者とその家族に対する看護計画立案方法を理解できる。

〔授業の概要〕 ①-1.手術をうける成人患者とその家族への原則的な看護援助方法について教授する。 ①-2.手術をうける成人患者とその家族への看護援助方法を手術の特徴に応じて教授する。 ①-3.救急搬送された成人患者とその家族への看護援助方法について教授する。 ①-4.集中治療下にある成人患者とその家族への看護援助方法について教授する。 ② グループワーク指導を通して手術をうける成人患者とその家族に対する看護計画立案方法を教授

する。

キーワード:術前看護、術中看護、術後看護、クリティカルケア看護、救急外来

〔授業計画〕

回 数 テ ー マ 内 容 担当者 第1回 (5/31Ⅱ)

周手術期看護

術前期における看護 佐藤まゆみ

第2回 (6/14Ⅲ) 術中期における看護 大内美穂子

第3回 (6/14Ⅳ) 術後期における看護1 佐藤まゆみ

第4回 (6/21Ⅲ) 術後期における看護2 佐藤まゆみ

第5回 (6/21Ⅳ)

手術の特徴と看護

運動器疾患手術と看護 三枝香代子

第6回 (6/28Ⅲ) 開頭術と看護 三枝香代子

第7回 (6/28Ⅳ) 開胸術と看護1 田口智恵美 第8回 (7/5Ⅲ) 開胸術と看護2 田口智恵美

第9回 (7/5Ⅳ)

救急・集中治療に

おける看護

救急搬送患者に対する看護1 三枝香代子 第10回 (7/12Ⅲ) 救急搬送患者に対する看護2 三枝香代子 第11回 (7/12Ⅳ) 集中治療下(ICU)にある患者に対する看護1 田口智恵美 第12回 (7/19Ⅲ) 集中治療下(ICU)にある患者に対する看護2 田口智恵美

第13回( 7/19Ⅳ) 看護過程の展開

方法 事例による看護過程展開のグループワーク

佐藤・三枝 田口・大内 浅井・高山 坂本

第14回 (7/26Ⅲ)

第15回 (7/26Ⅳ)

履修条件 特になし

テキスト

成人看護学 急性期看護Ⅰ-概論・周手術期看護-,南江堂

成人看護学 急性期看護Ⅱ-救急看護-,南江堂

成人看護学 成人看護技術,南江堂

【事前課題】テキストを事前に読んで授業に臨むこと。予習範囲は掲示する。

参考書・参考資料等 授業中の中で適宜紹介する

学生に対する評価 定期試験90%、学習態度10%により評価する。

看19

授業科目名:

成人看護学方法論Ⅱ

(Methods Ⅱ in Adult

Health Nursing)

履修年次

必修:看3

単位数:

2単位

30時間

担当教員名:

科目責任者:佐藤まゆみ

(研究室:教育棟B320)

浅井美千代・高山京子・坂本明子・三枝香代子

〔授業の到達目標及びテーマ〕

疾患や障害により治療を必要とする成人患者とその家族への基本的看護援助方法を理解できる。

①医療施設や地域社会で療養生活を送る回復期・慢性期にある成人患者とその家族への基本的看護援助方法を理

解できる。②成人患者とその家族に対する看護計画立案方法を理解できる。

〔授業の概要〕

①-1.慢性疾患を抱える患者のセルフマネジメントを支援する原則的方法を教授する。

①-2.慢性疾患を抱える患者のセルフマネジメントを支援する方法を慢性疾患の特徴に応じて教授する。

①-3.機能障害を抱える患者が生活を再構築するための原則的看護援助方法を教授する。

①-4.機能障害を抱える患者が生活を再構築するための看護援助方法を機能障害の特徴に応じて教授する。

② 成人患者とその家族に対する看護計画立案方法を教授する。

キーワード:慢性疾患、生活習慣、セルフマネジメント、生活再構築、リハビリテーション

〔授業計画〕

回 数 テ ー マ 内 容 担当者 第1回(5/29Ⅳ)

セルフマネジメント

支援

患者の行動変容を促す支援 浅井美千代

第2回(6/5Ⅲ) セルフモニタリング・症状マネジメントへの支援 高山京子

第3回(6/5Ⅳ) 食事療法の支援 浅井美千代

第4回(6/12Ⅲ)

慢性的な状態にある

患者の看護

経過の緩慢な慢性疾患を持つ患者の看護(糖尿病) 特別講義講師

第5回(6/12Ⅳ) 造血機能障害を抱えた患者の看護(白血病) 高山京子

第6回(6/19Ⅲ) 肝機能障害を抱えた患者の看護(肝硬変症) 浅井美千代

第7回(6/19Ⅳ) 心機能障害を抱えた患者の看護(心不全) 坂本明子

第8回(6/26Ⅲ) 免疫機能障害を抱えた患者の看護(膠原病) 高山京子

第9回(6/26Ⅳ) 脳・神経機能障害を抱えた患者の看護(脳血管疾患) 特別講義講師

第10回(7/3Ⅲ) 看護過程の展開方法 看護過程の展開方法 佐藤まゆみ

第11回(7/3Ⅳ)

機能障害を抱えた患

者への回復期看護

リハビリテーションを受ける患者への基本的看護 浅井美千代

第12回(7/10Ⅲ) 機能回復をはかる患者への心理的支援

他職種との連携 浅井美千代

第13回(7/10Ⅳ) 運動機能障害を抱えた患者への回復期看護 三枝香代子

第14回(7/17Ⅲ) 高次脳機能障害を抱えた患者への回復期看護1 浅井美千代

第15回(7/17Ⅳ) 高次脳機能障害を抱えた患者への回復期看護2 浅井美千代

履修条件 特になし

テキスト

成人看護学 慢性期看護,南江堂/ 糖尿病食事療法のための食品交換表 第7版,文光堂/

リハビリテーション看護,医学書院 / 成人看護学 成人看護技術, 南江堂

【事前課題】テキストを事前に読んで授業に臨むこと。予習範囲は掲示する。

参考書・参考資料等 その他、授業の中で適宜紹介する

学生に対する評価 定期試験(90%)、学習態度(10%)により評価する

看20

授業科目名:

がん看護学

Cancer Nursing

履修年次

必修:看2年

編3年

単位数:

1単位

15時間

担当教員名:

科目責任者 佐藤まゆみ

(研究室:教育棟B320)

高山京子

〔授業の到達目標及びテーマ〕

がんに罹患した患者および家族に対する基本的看護について学ぶ。

到達目標:①がん医療における看護の役割について理解できる。

②がん治療における看護のあり方について理解できる。

③緩和ケアにおける看護の役割と苦痛症状のマネジメント方法について理解できる。

〔授業の概要〕

①がん医療における看護の役割について教授する。

②がん治療(がん化学療法・がん放射線療法)における看護のあり方について教授する。

③緩和ケアの概念について教授するとともに、症状マネジメントの考え方およびがん性疼痛に対するマ

ネジメント方法について教授する。

キーワード:がん看護、放射線療法、化学療法、緩和ケア、症状マネジメント、がん性疼痛

〔授業計画〕

回 数 テ ー マ 内 容 担当者

第1回

(11/21) がん看護学総論1

がん医療の動向

がん医療における看護の役割

佐藤まゆみ

第2回

(11/28) がん看護学総論2 佐藤まゆみ

第3回

(12/5) 緩和ケア

緩和ケアとは

症状マネジメントの方法

主要症状のマネジメント方法

佐藤まゆみ

第4回

(12/12) がん化学療法の理論と実際

がん化学療法とは

がん化学療法の実際 特別講義講師

第5回

(12/19) がん化学療法を受ける患者への看護1

がん化学療法を受ける患者への

看護

高山京子

第6回

(1/9) がん化学療法を受ける患者への看護2 高山京子

第7回

(1/16) がん放射線療法の理論と実際

がん放射線療法とは

がん放射線療法の実際 特別講義講師

第8回

(1/23) がん放射線療法を受ける患者への看護

がん放射線療法を受ける患者への

看護 佐藤まゆみ

履修条件 特になし

テキスト 系統看護学講座別巻 がん看護学, 医学書院

【事前課題】テキストを事前に読んで授業に臨むこと。予習範囲は掲示する。

参考書・参考資料等 授業の中で適宜紹介する。

学生に対する評価 定期試験(90%)と学習態度(10%)により評価する。

授業科目名:

ターミナルケア論

End-of-Life Care

履修年次

選択:看3年

編3・4年

単位数:

1単位

15時間

担当教員名:

科目責任者 佐藤まゆみ

(研究室:教育棟B320)

片平伸子・三枝香代子・佐伯恭子

〔授業の到達目標及びテーマ〕

①ターミナル期にある人々とその家族に対する原則的看護を理解できる。

②療養の場やライフステージに応じたターミナルケアの特徴を理解できる。

〔授業の概要〕

①.ターミナル期にある人々とその家族に対する原則的看護及びターミナルケアにおける倫理上の課題

について教授する。 ②-1.病院(一般病棟・緩和ケア病棟・救急医療施設)および在宅におけるターミナルケアの特徴につ

いて教授する。 ②-2.高齢者および子どもへのターミナルケアの特徴について教授する。

キーワード:終末期、ターミナルケア、療養の場、ライフステージ

〔授業計画〕

回 数 テ ー マ 内 容 担当者 第1回

(4/10) ターミナルケア総論 終末期患者及び家族に対する原則的看護 佐藤まゆみ

第2回

(4/17)

病院におけるターミ

ナルケア1

入院患者とその家族へのターミナルケア(ホ

スピス緩和ケア病棟・緩和ケアチーム) 特別講義講師

第3回

(4/24)

病院におけるターミ

ナルケア2

救急搬送され終末期に至った患者とその家族

へのターミナルケア 三枝香代子

第4回

(5/1)

高齢者へのターミナ

ルケア

終末期にある高齢者とその家族へのターミナ

ルケア 佐伯恭子

第5回

(5/8)

在宅におけるターミ

ナルケア

在宅で療養する終末期患者とその家族へのタ

ーミナルケア 片平伸子

第6回

(5/15)

子どもへのターミナ

ルケア

終末期にある子どもとその家族へのターミナ

ルケア 特別講義講師

第7回

(5/22)

ターミナルケアにお

ける倫理上の課題 ターミナルケアにおける倫理的課題 特別講義講師

第8回

(5/29) まとめ 授業全体のまとめ 佐藤まゆみ

履修条件 特になし

テキスト 特になし

参考書・参考資料等 授業の中で適宜紹介する。

学生に対する評価 定期試験(90%)と学習態度(10%)により評価する。

看24

授業科目名:

成人看護学実習(急性期)

Adult Health Nursing Practicum:

Critical Care

履修年次

必修:看3・4年

単位数:

3単位

135時間

担当教員名:

科目責任者 佐藤まゆみ

(研究室:教育棟B320)

三枝香代子・田口智恵美

大内美穂子

〔授業の到達目標及びテーマ〕

急性状況下にある成人患者及びその家族に対する看護を行うために必要な基本的知識・技術・態度を修得

する。

1)急性状況下にある成人患者及びその家族に対し、人々の発達段階を踏まえながら、適切な看護援助を

行うことができる。

2)専門職業人として適切な態度・意欲をもって実習に臨むことができる。

〔授業の概要〕

この授業は、急性期治療をうける成人患者への看護実践を通して、上記に示す到達目標の達成をめざす。

学生は原則的に患者1名を受け持ち看護計画をたてて看護を実施・評価する。教員は、臨床指導者と共に、

個別指導や集団指導およびカンファレンスを計画しながら、学生の臨床での学びを支援する。

キーワード:成人期,急性期,看護過程

〔授業計画〕

回 数 テ ー マ 内 容 担 当 者

第1・2回 ガイダンス

実習前演習

ガイダンス

治療前後の看護に必要な技術の演習

実習中の事故予防に関する演習

佐藤まゆみ

三枝香代子

田口智恵美

大内美穂子

第3回 実習施設オリエンテーション

受け持ち患者の情報収集

実習施設オリエンテーション

受け持ち患者の決定と情報収集

第4回 看護計画立案 個別学習と集団指導により看護計画立案

第5回~

第14回

病棟実習

・ 原則的に患者1名を受け持ち、看護計

画をたてて看護を実施・評価する。

・ 受け持ち患者が手術室、ICU 等に入室

する場合は学生も入室し実習を行う。

・ 実習施設は、千葉県がんセンター、千

葉県救急医療センター、東京歯科大学市

川総合病院を予定している。

第15回 実習評価 実習評価

履修条件 成人看護学概論、看護技術論Ⅳ~Ⅴ、成人看護学方法論Ⅰ、成人看護学方法論Ⅱ、

看護ふれあい体験学習、基礎看護学実習の単位を既に修得していること

テキスト 特になし

参考書・参考資料等 特になし

学生に対する評価 実習目標(知識・技術・態度意欲の各項目)への到達度(100%)により評価する

看23

授業科目名:

成人看護学実習(慢性期)

(Adult Health Nursing Practicum:

Chronic Disease Care)

履修年次

必修:看3・4年

単位数:

3単位

135時間

担当教員名:

科目責任者 佐藤まゆみ

(研究室:教育棟B320)

浅井美千代,高山京子,

坂本明子

〔授業の到達目標及びテーマ〕

回復期・慢性期にある成人患者及びその家族に対する看護を行うために必要な基本的知識・技術・態度を

修得する。

1)回復期・慢性期にある成人患者及びその家族に対し、人々の発達段階を踏まえながら、適切な看護援

助を行うことができる。

2)専門職業人として適切な態度・意欲をもって実習に臨むことができる。

〔授業の概要〕

この授業は、回復期・慢性期にある成人患者への看護実践を通して、上記に示す到達目標の達成をめざす。

学生は原則的に患者1名を受け持ち看護計画をたてて看護を実施・評価する。教員は、臨床指導者と共に、

個別指導や集団指導およびカンファレンスを計画しながら、学生の臨床での学びを支援する。

キーワード:成人期,回復期,慢性期,看護過程,外来看護

〔授業計画〕

回 数 テ ー マ 内 容 担当者

第1回

ガイダンス

実習前演習

実習施設オリエンテーション

ガイダンス

治療前後の看護に必要な技術の演習

実習中の事故予防に関する演習

実習施設オリエンテーション

佐藤まゆみ

浅井美千代

高山京子

坂本明子

第2回 受け持ち患者の情報収集 受け持ち患者の決定と情報収集

第3回 看護計画立案 個別学習と集団指導により看護計画立案

第4回~

第14回 病棟・外来実習

・ 原則的に患者1名を受け持ち、看護計画

をたてて看護を実施・評価する。

・ 在宅療養する慢性疾患患者に対する外来

看護のあり方について外来実習を行う。

・ 実習施設は、東京歯科大学市川総合病院、

市川市リハビリテーション病院、済生会習

志野病院、千葉県がんセンター、千葉県千

葉リハビリテーションセンター、千葉大学

医学部附属病院を予定している。

第15回 実習評価 実習評価

履修条件 成人看護学概論、看護技術論Ⅳ~Ⅴ、成人看護学方法論Ⅰ、成人看護学方法論Ⅱ、

看護ふれあい体験学習、基礎看護学実習の単位を既に修得していること

テキスト 特になし

参考書・参考資料等 特になし

学生に対する評価 実習目標(知識・技術・態度意欲の各項目)への到達度(100%)により評価する

看24

授業科目名:

こころの健康と看護

Mental Health and Nursing

履修年次

必修:看1年

編3年

単位数:

1単位 15時間

担当教員名:

(研究室:教育棟 )

〔授業の到達目標及びテーマ〕

本授業では、こころの健康とは何かについて学び、その援助について考察することにより、

人のこころの反応と健康の保持増進のための援助について説明できることを目的に、以下のテーマで講

義をすすめていく。①こころの健康とは ②必要な援助技術 ③人を取り巻く環境とこころの健康につ

いて

〔授業の概要〕

こころの健康の問題を考える際には、多くの視点からの検討や対応を必要とする。この授業ではここ

ろの健康の保持増進と、こころに健康障がいを持つ人に対する理解を深め、援助するために必要な看護

の基礎的知識・技術を学習する。特に、基本となるコミュニケーションの基礎についても学習を深める。

キーワード:こころのかたち、コミュニケーション技術、ライフサイクル、精神保健

〔授業計画〕

回 数 テ ー マ 内 容 第1回

(11/21)

ガイダンス

こころの健康について

ガイダンス

こころの健康となにか(半コマ授業)

第2回

(11/28) 医療におけるコミュニケーション 医療サービスとコーチング

第3回

(12/5) 自己理解・他者理解・関係理解(1) 効果的なコミュニケーション技術

第4回

(12/12) 自己理解・他者理解・関係理解(2) 関係を理解することとは

第5回

(12/19) 人のこころと健康 ストレスによるこころの健康とストレスコーピング

第6回

(1/9) 環境におけるこころの健康(1) 家庭・学校・職場におけるこころの健康と看護

第7回

(1/16) 環境におけるこころの健康(2) 医療現場におけるこころの健康と看護

第8回

(1/23) まとめ 授業全体を通したまとめ

履修条件 特になし

テキスト 「学生のための精神看護学」末安民生他編,医学書院

参考書・参考資料等 特に指定しない。授業の中で適宜紹介する。

学生に対する評価

定期試験(80%),レポート(20%)により総合的に評価する。

※レポート課題の詳細や提出方法は、授業時間内に説明する。

※本授業の終了時には、ポートフォリオに基づく授業参加に対する振り返りを行うこ

と(但し、ポートフォリオの記述内容は評価に含めない)

看25

授業科目名:

療養支援看護概論

(Introduction to Psychiatric, Gerontological

and Home Care Nursing)

履修年次

必修:

看2年

編3年

単位数:

1単位

15時間

担当教員名:

科目責任者 杉本知子

(研究室:教育棟B305)

片平伸子、中村博文(非常勤講師)

〔授業の到達目標及びテーマ〕

この授業では、在宅または介護保険施設で療養する高齢者や難病患者、精神的問題を抱えた療養者についての特徴を理

解し、それぞれの特徴に応じた看護援助の必要性について判断できる能力の修得を目標として講義を進めていく。

〔授業の概要〕

在宅または介護保険施設等で療養する高齢者、難病患者、および精神的問題を抱えた療養者とその家族への看護に関す

る基礎的な知識・技術を学ぶ。本授業はオムニバス方式により行う。

<キーワード>高齢者 在宅 難病 療養者 精神障がい者

〔授業計画〕

回 数 テ ー マ 内 容 担当者

第1回(4/10) わが国の高齢化の現状 高齢化の進展に伴う諸問題の理解 杉本知子

第2回(4/17) 在宅療養支援における看護① 訪問看護の役割と特徴 片平伸子

第3回(4/24) 高齢者の生活機能と健康状態 生活機能と障害の捉え方の理解 杉本知子

第4回(5/1) 在宅療養者の現状と支援制度 在宅療養者の現状と諸制度の概要

(介護保険制度を中心に) 片平伸子

第5.0回(5/8) 高齢者とその家族の特徴 看護や介護が必要な高齢者とその家族の特徴 杉本知子

第5.5回(5/8) 在宅療養支援における看護② 訪問看護制度の歴史的背景とあゆみ 片平伸子

第6回(5/15) 精神医療の現状 精神医療と精神障がい者の歴史的背景と諸問題 中村博文

第7回(5/22) 精神障がい者とその家族 精神障がい者とその家族の現状と特性 中村博文

第7.5回(5/29) 高齢者ケアの場の特徴 高齢者の生活や住まいの特徴 杉本知子

履修条件 特になし

テキスト 授業において適宜紹介する。

参考書・参考資料等 授業において適宜紹介する。

学生に対する評価

定期試験(70%)、レポート課題(20%)、日ごろの学習態度(10%)により、総合的に評価する。

※レポート課題の詳細とその提出方法は、各教員が授業時間内に説明する。

※本授業の終了時には、ポートフォリオに基づく授業参加に対する振り返りを行うこと(但し、

ポートフォリオの記述内容は評価に含めない)。

看26

授業科目名:高齢者・在宅看護学

方法論Ⅰ (Methods Ⅰ in Gerontological

and Home Care Nursing)

履修年次

必修:

看2年

単位数:

1単位

30時間

担当教員名:

杉本知子(研究室:教育棟B305) 、

片平伸子、佐伯恭子、成玉恵

〔授業の到達目標及びテーマ〕

1.看護の対象となる在宅療養者や高齢者の特徴を理解できる。 2.高齢者や在宅療養者の暮らしを支える社会保障制度について理解できる。 3.看護の対象となる人々(在宅療養者、高齢者)の特徴に応じた看護援助について説明できる。

〔授業の概要〕この授業では、在宅療養者ならびに高齢者を包括的にアセスメントし、対象者の特性に応じ

た看護援助を実践するための方法について学ぶ。加えて、在宅療養者と高齢者への支援に関する社会保障制

度について理解する。(本授業はオムニバス方式により行い、高齢者看護は杉本と佐伯が、在宅看護は片平と

成が担当する。)

キーワード:高齢者 在宅療養者 介護保険 看護実践

〔授業計画〕

回 数 テ ー マ 内 容 担当者 第1回(10/3) 高齢者の特徴とアセスメントの視点① 高齢者の身体、心理、社会的特徴を理解する。 杉本 知子

第2回(10/10) 高齢者の特徴とアセスメントの視点② 高齢者総合的機能評価について理解する。 佐伯 恭子

第3回(10/17) 高齢者の生活を支える援助① 排泄の援助について理解する(便秘と尿失禁を中心に)。 佐伯 恭子

第4回(10/24) 高齢者の生活を支える援助② 基本動作の援助について理解する (転倒予防を中心に) 。 杉本 知子

第5回(10/31) 高齢者の生活を支える援助③ 活動と休息の援助について理解する((睡眠を中心に)。 杉本 知子

第6回(11/7) 高齢者の生活を支える援助④ コミュニケーションの援助について理解する。 杉本 知子

第7回(11/14) 認知機能の障害と看護① せん妄をもつ高齢者への看護(予防を含む)を理解する。 杉本 知子

第8回(11/21) 認知機能の障害と看護② 認知症をもつ高齢者への看護(予防を含む)を理解する。 佐伯 恭子

第9回(11/28) 認知機能の障害と看護③ うつや閉じこもりの状態にある高齢者への看護を理解する。 杉本 知子

第10回(12/5) 在宅看護と保健医療制度を学ぶ 高齢者を含む在宅療養者に対する諸制度を理解する。 成 玉恵

第11回(12/12) 保健医療福祉の動向から

訪問看護師の役割

地域包括ケアシステムにおける訪問看護師の役割を理解す

る。 成 玉恵

第12回(12/19) 訪問看護の基本姿勢と実践プロセス 訪問看護実践者に必要な倫理観と、具体的実践方法および技

術を理解する。 片平 伸子

第13回(1/9) 在宅看護における安全性の確保 在宅看護におけるリスクマネンジメントの考え方とその実際

(医療事故防止、災害対策等)を理解する。 片平 伸子

第14回(1/16) 病院、施設、在宅を繋ぐ移行期支援 移行期支援の考え方とその実際を理解する。 成 玉恵

第15回(1/23) 在宅看護の事例展開と

在宅ケアシステム

事例展開の実際を理解し、在宅ケアシステムの在り方と課題

について考える。 片平 伸子

履修条件 特になし テキ

スト

(高齢者)新体系看護学全書 老年看護学①②メヂカルフレンド社 (在宅看護学)系統看護学講座 統合分野 在宅看護論 医学書院

参考書・参考資料等 必要時、授業内で提示する 学生に対する評価 定期試験(90%)、日ごろの学習態度(10%)により、総合的に評価する。

※本授業の終了時には、ポートフォリオに基づく授業参加に対する振り返りを行うこと(但し、ポートフォリオの記述内容は評価に含めない)。

看27

授業科目名: 高齢者・在宅看護学方法論Ⅱ (Methods Ⅱ in Gerontological and Home Care Nursing)

履修年次 必修:看3年

単位数: 2単位 60時間

担当教員名:片平伸子(研究室:教育棟B312) 杉本知子、成玉恵、佐伯恭子、上野佳代、相馬由紀子

〔授業の到達目標及びテーマ〕看護の対象となる在宅療養者および高齢者の特性を理解し、それらを踏まえた看護援助を実践するための基本的知識と技術を修得する。

〔授業の概要〕本授業では、高齢者や在宅で療養する人々の健康レベルの特性を踏まえた看護援助の方法を学ぶ。また多職種との連携、社会資源の活用を考慮した看護過程の展開を学ぶ。(本授業はオムニバス形式により行い、在宅看護については片平、成が高齢者看護については杉本、佐伯が担当する。) キーワード:高齢者の機能・病態、在宅療養者、在宅看護過程

〔授業計画〕

回 数 テ ー マ 内 容 担 当 者

第1・2回

(4/11)

高齢者が生きてきた世相と時代を理解する① 高齢者生きてきた世相と時代(保健医療制度を含む)

を理解する。グループワークの進め方を説明する。 杉本知子他

在宅療養者の理解と支援を考える① 高齢者とその家族への看護を考える。 片平伸子

第3・4回

(4/18)

在宅療養者の理解と支援を考える② 難病(主にALS)療養者と家族への看護を考える。 成玉恵

在宅療養者の理解と支援を考える③ 在宅療養する小児と家族への看護を考える。 特別講義講師

第5・6回

(4/25)

在宅療養者の理解と支援を考える④ パーキンソン病患者への看護を考える。 成玉恵

在宅療養者の理解と支援を考える⑤ 精神障害を持つ療養者と家族への看護を考える。 特別講義講師

第7・8回

(5/2)

根拠に基づき、対象者に必要な看護を考える① 脱水の症状が認められる高齢者への看護を考える。 杉本知子

根拠に基づき、対象者に必要な看護を考える② 骨粗鬆症が認められる高齢者への看護を考える。 佐伯恭子

第9・10回

(5/9)

在宅療養者の理解と支援を考える⑥ 在宅でのがん終末期看護と看取りを考える。 片平伸子

在宅療養者の理解と支援を考える⑦ 地域での在宅看護の取り組みを理解する。 特別講義講師

第11・12回

(5/16)

在宅看護の看護過程① 在宅看護過程の展開方法を理解する。 片平、成他

根拠に基づき、対象者に必要な看護を考える③ 浮腫や褥瘡をもつ高齢者への看護を考える。 杉本知子

第13・14回

(5/23)

根拠に基づき、対象者に必要な看護を考える④ 皮膚疾患(疥癬)をもつ高齢者への看護を考える。 杉本知子

根拠に基づき、対象者に必要な看護を考える⑤ 前立腺肥大症をもつ高齢者への看護を考える。 杉本知子

第15・16回

(5/30)

高齢者が生きてきた世相と時代を理解する② グループワークと発表 杉本知子他

高齢者が生きてきた世相と時代を理解する③ グループワークと発表 杉本知子他

第17・18回

(6/6)

在宅看護の看護過程② 在宅看護過程の展開方法を理解する。 片平、成他

在宅療養者の理解と支援を考える⑧ 多職種連携と看護職の役割を考える。 片平、成他

第19・20回

(6/13)

在宅療養者の理解と支援を考える⑩ 医療依存度の高い療養者の在宅ケア

在宅人工呼吸器療法、在宅酸素療法、在宅中心静脈栄養の実際を理解する。 特別講義講師

在宅での医療管理に必要な看護を考える。 成玉恵

第21・22回

(6/20)

在宅看護の看護過程③ 在宅看護過程の展開方法を理解する。 片平、成他

在宅療養者の理解と支援を考える⑨ 在宅腹膜透析管理が必要な人への看護を考える。 片平、成他

第23・24回

(6/27)

根拠に基づき、対象者に必要な看護を考える⑥ COPDの高齢者への看護を考える。 杉本知子

高齢者への看護援助に必要な技術を実践する① 感覚器に障害のある高齢者への看護を考える。 佐伯恭子 第25・26回

(7/4)

高齢者への看護援助に必要な技術を実践する② 栄養状態をアセスメントする視点を理解する。 佐伯恭子

高齢者への看護援助に必要な技術を実践する③ 栄養状態を改善するための看護技術を実践する。 佐伯恭子 第27・28回

(7/11)

根拠に基づき対象者に必要な看護を考える⑦ 高齢者に対する看護過程展開を実践する。 杉本知子

根拠に基づき対象者に必要な看護を考える⑧ 血液透析療法を受ける高齢者への看護を考える。 特別講義講師

第29・30回

(7/18)

在宅看護の看護過程④ 在宅看護過程 発表 片平、成他

在宅看護の看護過程⑤ 在宅看護過程 発表 片平、成他

履修条件 療養支援看護概論,高齢者・在宅看護学方法論Ⅰが既習であることが望ましい。

テキスト (高齢者看護学)新体系看護学全書 老年看護学①②メヂカルフレンド社(購入済)

(在宅看護学)系統看護学講座統合分野 在宅看護学 医学書院

参考書・参考資料等 授業の中で適宜紹介する。

学生に対する評価 定期試験(80%)、<発表課題 個人(5%)グループ(5%)>、看護過程記録(10%) ※本授業の終了時には、ポートフォリオに基づく授業参加に対する振り返りを行うこと(但し、ポートフォリオの記述内容は評価に含めない )。

看27

看28

授業科目名:

精神看護学方法論

Methods in Psychiatric Nursing

履修年次

必修:看3年

単位数:

2単位 60時間

担当教員名:

科目責任者 中村博文

(非常勤講師室)

加藤隆子・堀川英起

〔授業の到達目標及びテーマ〕

本授業では、主な精神疾患の治療や看護の基本的知識をふまえ、精神に障がいを持つ対象の特徴を理解し、精

神的な健康を目指した援助に必要な知識、技術、態度を修得することを目的に、以下のテーマで授業を進めて

いく。①精神看護学に必要な基本的知識②精神障がい者に必要な看護援助③社会復帰・社会参加について

〔授業の概要〕

精神保健、精神障害に関する基礎的知識をもとに、精神障がいをもつ人の理解を深め、受療回復過程と生活の

場に応じた看護の役割、実践、展開方法について学ぶ。また自己理解を深め、援助に活かす方法を修得する。

キーワード:患者―看護者関係、精神科看護、アドボカシー、セルフケア

〔授業計画〕

回 数 テ ー マ 内 容 担当者 第1・2回(4/9) ガイダンス 精神看護学の基本・精神情緒状態の把握 精神看護学とは ・精神症状とその看護支援 中村 博文

第3回(4/16)

精神看護における援助技術(1) 精神疾患患者の生活援助 中村 博文

第4回(4/16)

精神看護における援助技術(2) 精神疾患患者の行動制限 中村 博文

第5回(4/23)

看護に用いる様々な理論と精神看護学への活用 精神科で用いられる主な看護理論の概説 中村 博文

第6回(4/23)

精神科で用いられる検査 精神科で用いられる検査と看護 中村 博文

第7・8回(5/7) 精神科薬物療法と看護 薬物療法と看護 中村 博文

第9・10回(5/14) 精神疾患における看護の実際(1) 統合失調症患者の看護 中村 博文

第11回(5/21) 精神疾患における看護の実際(2) 神経症性障害,ストレス関連障害等の看護 中村 博文

第12回(5/21)

精神疾患における看護の実際(3) 物質関連障害等の看護 中村 博文

第13回(5/28) 地域精神保健活動(1) 精神科におけるリハビリテーションの概念 中村 博文

第14回(5/28) 地域精神保健活動(2) 地域で生活する精神障がい者の支援 中村 博文

第15回(6/4) 精神看護における援助技術(3) 感情活用の理論と実際 加藤隆子

第16回(6/4) 精神疾患における看護の実際(4) うつ病・双極性障害患者の看護 加藤隆子

第17回(6/11) 精神疾患における看護の実際(5) 摂食障害・その他の主要な精神疾患患者の看護 加藤隆子

第18回(6/11) 精神疾患における看護の実際(6) 解離性障害・その他の主要な精神疾患患者の看護 加藤隆子

第19回(6/18) 精神科リハビリテーション 作業療法・社会生活技能訓練・認知行動療法 加藤隆子

第20回(6/18) 地域支援の方法と制度 精神障がい者の地域資源(特別講義) 特別講義講師

第21回(6/25) 精神看護に活用する理論 セルフケア理論を用いた看護の技法 加藤隆子

第22回(6/25) 精神障がいをもつ患者の看護過程(1) セルフケア理論を用いた看護過程の展開

加藤/

堀川

第23回(7/2) 精神障がいをもつ患者の看護過程(2) セルフケア理論を用いた看護過程の展開 第24回(7/2) 精神障がいをもつ患者の看護過程(3) セルフケア理論を用いた看護過程の展開 第25回(7/9) 精神障がいをもつ患者の看護過程(4) セルフケア理論を用いた看護過程の展開 第26回(7/9) 精神障がいをもつ患者の看護過程(5) セルフケア理論を用いた看護過程の展開 第27回(7/23) 精神障がいをもつ患者の看護過程(6) セルフケア理論を用いた看護過程の展開 第28回(7/23) 精神障がいをもつ患者の看護過程(7) セルフケア理論を用いた看護過程の展開 第29回(7/30) 地域における精神障がい者支援 当事者主権 (特別講義) 特別講義講師

第30回(7/30) まとめ 授業全体を通したまとめ 中村/加藤

履修条件 特になし

テキスト 「学生のための精神看護学」末安民他編,医学書院. その他

参考書・参考資料等 指定しない。授業の中で適宜紹介する

学生に対する評価 定期試験(70%)、課題(10%)、日ごろの学習態度(20%)により、総合的に評価する。

看28

※レポート課題の詳細や提出方法は、授業時間内に説明する。

※本授業の終了時には、ポートフォリオに基づく授業参加に対する振り返りを行うこと(但し、

ポートフォリオの記述内容は評価に含めない)

看29

授業科目名:

高齢者看護学実習

(Gerontological Nursing Practicum)

履修年次

必修:

看3年、4年

単位数:3単位

135時間

担当教員名:杉本知子(研究

室:教育棟B305)、佐伯恭子、

上野佳代、相馬由紀子

〔授業の到達目標及びテーマ〕高齢者とその家族に必要な看護について、実践を通して理解することをテーマに授業を進

める。具体的な到達目標は以下に示す。

1)高齢者とその家族に対する看護を実践するために必要な情報を多面的に収集して統合し、健康上の課題、もしくは生

活上のニーズを明らかにすることができる。

2)高齢者とその家族に対して、地域での生活を見据えながら個別性に応じた看護を提供できる。

3)保健・医療・福祉分野の専門職が連携して提供するサービスの実際を理解した上で、看護独自の機能について考察で

きる。

〔授業の概要〕高齢者・在宅看護学方法論Ⅰ~Ⅱで習得した事項を踏まえ、治療やリハビリテーション、看護を必要とす

る高齢者とその家族を援助の対象者とし、地域での生活を見据えた看護について実践的に学ぶことを目的とした実習形式

の授業である。実習は主に、医療施設実習(第1回~第5回)、介護老人保健施設実習(第6回~第15回)で構成する。

キーワード: 高齢者 介護保険施設 地域での生活 専門職間の連携

〔授業計画〕

回 数 テ ー マ 内 容

第1回 ガイダンス

実習前演習

実習全体のオリエンテーションを行う。実習時に必要とさ

れる知識や技術に関する演習を行う。

第2回 高齢者の在宅復帰支援の実際を学ぶ

(病院の地域連携部門等での実習)

専門職の活動場面に触れることにより、退院調整の実際を

理解する。福祉用具を活用している高齢者へのアセスメン

トのポイント等について、実践を通して理解する。

第3回 実習のまとめ①・血液透析室での実習の事

前準備 グループワーク

第4回 通院治療を受ける高齢者の療養体験を学ぶ

(血液透析室での実習)

血液透析療法を受ける高齢患者の療養体験を学ぶと共に、

高齢者とその家族に対する医療・福祉サービスの提供時に

おける専門職の連携の実際について理解する。

第5回 実習のまとめ②・介護老人保健施設実習の

事前準備 グループワーク

第6~14回 療養を要する高齢者への看護を学ぶ(介護

老人保健施設での実習)

受け持ち利用者の情報を多面的に収集し、その情報のアセ

スメントを行い、看護を実践する。なお、実習期間中には、

立案した看護計画や実践した看護の評価について、専門職

(看護師など)を交えた討議を臨地で行う。

第15回 実習全体のまとめ グループワーク、個別面接、記録提出

履修条件 療養支援看護概論、看護技術論Ⅳ~Ⅴ、高齢者・在宅看護学方法論Ⅰ~Ⅱ、

看護ふれあい体験学習、基礎看護実習が既習であること

テキスト 特に指定しない

参考書・参考資料等 療養支援看護概論、高齢者・在宅看護学方法論ⅠおよびⅡで使用した資料や教科書

学生に対する評価

実践内容と提出記録物(70%)、日ごろの学習態度(30%)により、総合的に評価する。

※本授業の終了時には、ポートフォリオに基づく授業参加に対する振り返りを行うこと(但し、

ポートフォリオの記述内容は評価に含めない)。

授業科目名:

在宅看護学実習

(Home Care Nursing Practicm)

必修:

看3・4年

単位数:

1単位 45時間

担当教員名:

片平伸子、成玉恵

(研究室:教育棟B312)

〔授業の到達目標及びテーマ〕

在宅療養者とその家族の療養生活上のニーズを捉え、在宅看護の基礎的実践能力を修得するととも

に、関係機関・職種との連携方法を学ぶ。

到達目標

1)在宅療養者とその家族の個別性に応じた看護援助の実際を理解する。

2)在宅療養者とその家族を支援するための、関係機関・職種との連携について理解する。

3)在宅療養者とその家族を支援する看護職に期待される役割について考察する。

〔授業の概要〕

1)2~3人のグループごとに、指定された訪問看護ステーションで実習を行う。

2)実習を行う訪問看護ステーションの特徴、地域での役割、所在地の地域特性について理解する。

3)訪問看護師に同行し、対象者の療養状況、健康上の課題を捉え、必要な看護とその実際を学ぶ。 4)在宅療養者とその家族への支援体制と、関係機関・職種との連携方法について学ぶ。 5)実習での学びから、在宅療養を支援する看護職に期待される役割について考える。 キーワード:在宅療養者、家族、在宅看護、訪問看護、多職種連携

〔授業計画〕

3年次後期から4年次前期開講

回 数 テ ー マ 内 容

第1回 事前オリエンテーション

学内演習

実習目的・目標・実習場所の説明

実習に必要な知識(実習施設・地域の概要、在宅療養者

に多い疾患、療養者を支援する法制度等)の復習

第2回 訪問看護ステーション実習 実習先に分かれて訪問看護師と同行実習

第3回 訪問看護ステーション実習 実習先に分かれて訪問看護師と同行実習

第4回 訪問看護ステーション実習 実習先に分かれて訪問看護師と同行実習

臨地カンファレンス

第5回 学内演習

事後学習

合同カンファレンス

実習記録の整理および提出

履修条件 療養支援看護概論、看護技術論Ⅳ~Ⅴ、高齢者・在宅看護学方法論Ⅰ~Ⅱ、看護

ふれあい体験学習、基礎看護学実習の履修ずみを前提とする。

テキスト 系統看護学講座統合分野 在宅看護学, 医学書院

参考書・参考資料等 「療養支援看護概論」、「高齢者・在宅看護学方法論Ⅰ」、「高齢者・在宅看護学方

法論Ⅱ」の授業資料

学生に対する評価 実習記録:70%、 学習態度:30%

看31

授業科目名:

精神看護学実習

(Psychiatric Nursing Practicum)

履修年次

必修:看3・4年

単位数:

2単位 90時間

担当教員名: 杉本知子 (研究室:教育棟B305) 加藤隆子・堀川英起

〔授業の到達目標及びテーマ〕

精神科病院及び地域リハビリテーション施設等の役割や機能を理解し、精神障がい者への看護の実際

を学ぶことを目的に、以下のテーマで進めていく。

①精神の健康上の問題に直面している対象の理解を深める ②精神科病院に入院している対象のセル

フケア能力を高める援助の実際を学ぶ ③精神に障がいをもつ対象が地域生活を営む上で必要な援助

を理解する。 ④精神に障がいをもつ対象とのかかわりを通して自己理解を深め、援助関係に役立てる

〔授業の概要〕

精神科病院において学生各自が入院患者を受け持ち、日常生活リズムや生活環境を整える援助を通し

て、その人が持つセルフケア能力を高める看護の実際を学ぶ。またリハビリテーションの段階にある

人々への看護、精神科医療における社会復帰システムの実際を学ぶ。

キーワード:精神障害、セルフケア理論、精神科リハビリテーション、精神科看護

〔授業計画〕

回 数 テ ー マ 内 容 担 当 者 第1回 学内オリエンテーション 実習の目的・目標、概要等の説明

杉本知子 加藤隆子 堀川英起

第2回~

9回

精神科病院・地域リハビリテ

ーション施設での実習

精神科病院において:受け持ち患者と関わ

りながらセルフケアに焦点を当て、社会復

帰を目指した看護援助を実施する。

地域リハビリテーション施設において:見

学・参加を通して地域で暮らす精神障がい

者の看護と社会復帰システム・多職種連携

を学ぶ。

第10回 まとめ 実習のまとめ

履修条件 療養支援看護概論、看護技術論Ⅳ~Ⅴ、精神看護学方法論、看護ふれあい体験学

習、基礎看護学実習の単位を履修ずみであること。

テキスト 特に指定しない

参考書・参考資料等 関連科目に低使用した教科書、参考書等

学生に対する評価

実践内容(40%)、提出記録物(40%)、実習態度(20%)から総合的に評価する。

※本実習終了時には、ポートフォリオに基づく実習参加に対する振り返りを行う

こと(但し、ポートフォリオの記述内容は評価に含めない)

看32

授業科目名:

地域看護学概論

Introduction to Community

Health Nursing

履修年次

必修:看2年・

編3年

単位数:

2単位

30時間

担当教員名:

科目責任者 佐藤 紀子(研究室:図書館棟1)、

雨宮 有子、細谷 紀子

〔授業の到達目標及びテーマ〕地域を基盤にした看護活動の基本的な考え方、公的なヘルスケアサービスの中で機能する

保健師の活動について理解する

1)公衆衛生看護の活動目標、保健師の機能役割、活動体制上の特徴について説明できる、2)地区活動の目標、展開方法に

ついて説明できる、3)地区活動の手段として行う家庭訪問の特徴について説明できる、4)小集団・地域を対象とした健康

教育の考え方と方法について説明できる、5)まちづくりと保健師活動の関連について説明できる

〔授業の概要〕家庭や集団・組織を含む地域を基盤とした公衆衛生看護活動の基本的な考え方と方法の特徴について、講

義、小グループによる演習、自己学習等をとおして学ぶ。

キーワード:公衆衛生看護活動、保健師、地区活動、家庭訪問、健康教育、まちづくり

〔授業計画〕

回数 テーマ 内 容 *は授業時間外の自主学習の内容 担当者 第1回

(4/12・Ⅰ) 地域における看護活動とは

・地域看護活動と公衆衛生看護の位置づけ、公衆衛生看護の定

義と活動目標

佐藤紀子 第2回

(4/12・Ⅱ)

・公衆衛生看護を推進するために必要な能力、保健師の機能役

割、法にみる保健師の規定 ・第5・6回目の課題説明 *テキスト①第1章Ⅰの予習/復習

第3回 (4/19 ・Ⅰ) 日本の公衆衛生看護活

動の歴史と変遷

・保健師活動の源流~保健師規則、保健婦規則制定以後の保健

婦活動、ヘルスニーズに対応した保健師活動の取り組み ・第7・8回目の課題説明 *テキスト①第1章Ⅱの予習/復習

雨宮有子 第4回

(4/19・Ⅱ)

第5回 (4/26・Ⅰ) 歴史から地域における

看護活動の考え方と方法を学ぶ

・住民とともに地域の健康課題を解決・改善する看護活動につ

いて考える(演習) *テキスト②を購読し、事前課題に取り組む *事後レポートの作成

佐藤紀子、 雨宮有子、 細谷紀子

第6回 (4/26・Ⅱ)

第7回 (5/10・Ⅰ) 地区活動の手段として

行う家庭訪問の方法① ・行政保健師が行う家庭訪問の特徴について考える(演習) *家庭訪問活動事例を読み、事前課題に取り組む *事後レポートの作成

第8回 (5/10・Ⅱ)

第9回 (5/17・Ⅰ)

地区活動の手段として行う家庭訪問の方法②

・事例を踏まえ、地区活動の手段として行う家庭訪問の方法を

学ぶ*テキスト①第3章Ⅲ-1の予習/復習 佐藤紀子

第10回 (5/17・Ⅱ

地域におけるケアチームづくり・ケア体制づくり

・事例からケアチームづくり・ケア体制づくりへの発展を学ぶ

*テキスト①第3章Ⅳの予習/復習

第11回 (5/24・Ⅰ)

地区活動の基本 ・対象集団の捉え方・活動方法の特質、看護職として地区活動

で目指すもの、地区活動計画の方法と考え方 佐藤紀子

第12回 (5/24・Ⅱ)

地区活動計画の方法と考え方

・地域診断・活動計画立案・評価、保健師活動と施策化 *テキスト①第2章Ⅰ・Ⅱの予習/復習

第13回 (5/31・Ⅰ)

地域における健康教育

・小集団・地域を対象とした健康教育の考え方、方法

雨宮有子 第14回

(5/31・Ⅱ) ・小集団・地域を対象とした健康教育の実際 *テキスト①第3章Ⅲ-3の予習/復習

第15回 (6/7・Ⅰ)

地区活動とまちづくり ・住民とともに展開する保健師活動、住民協力者・地区組織の

育成*テキスト①第3章Ⅲ-4、Ⅳ-3の予習/復習 細谷紀子

履修条件 特になし(看護学入門および看護ふれあい体験学習で学んだ内容、特に看護の対象となる人々の多様性

の理解、生活者の視点からの看護の意義・役割について振り返りをしておいてください。)

テキスト ①宮崎美砂子編:最新公衆衛生看護学総論 日本看護協会出版会

②太田祖電他著:沢内村奮戦記 住民の生命を守る村,あけび書房 参考書・参考資料等 指定しない。授業の中で適宜紹介する。

学生に対する評価

学習態度;積極性(10%)、事前・事後課題レポート;準備状況と学習内容の理解度(20%)、

筆記試験;学習内容の理解度(70%)により、総合的に評価する。※事前・事後課題の詳細や

提出方法は、授業時間内に説明する。※本授業終了時には、ポートフォリオに基づく授業参加

に対する振り返りを行うこと(但し、ポートフォリオの記述内容は評価に含めない)。

看33

授業科目名:

地域看護学方法論Ⅰ

MethodsⅠ in Community Health Nursing (Woman and Child Health)

履修年次

必修:看2年

編3年

単位数:

1単位

15時間

担当教員名:佐藤 紀子

(研究室:図書館棟1)

〔授業の到達目標及びテーマ〕

母子保健・学校保健の観点から、地域全体の健康・生活の質向上を目指し、個人・家庭・集団・地域を対

象として生活の場に応じて展開される公衆衛生看護活動の考え方と展開方法について理解できる。

到達目標;1)地域保健法に基づく保健所・市町村および所属する保健師の役割・機能について説明できる、

2)母子保健福祉活動の理念と変遷を踏まえ、子育て支援における保健師の役割と活動方法について説明でき

る、3)学校保健活動の実際を踏まえ、養護教諭の役割・機能について説明できる

〔授業の概要〕以下の内容について、講義、自己学習を通して学ぶ。

地域保健活動の基盤となる地域保健法を踏まえ、母子保健に関わる法律・制度、および歴史的変遷、保健

師の役割と活動展開の方法について学ぶ。学校保健については、地域の中に存在する学校において、地域社

会とのかかわりの中で、学校関係者個人と家族の健康を支援する方法と、個別援助から学校全体への支援へ

と発展させる方法について学ぶ(特別講師)。

キーワード:地域看護活動、母子保健、保健師、学校保健、養護教諭

〔授業計画〕

回 数 テ ー マ 内 容 *は授業時間外の自主学習の内容 担当者 第1回

(11/30・Ⅴ)

*17:15~

地域保健体制下の

地域看護活動

・地域保健法に基づく保健所・市町村の役割・機能および所

属する保健師の役割・機能 *地域保健法および基本指針の

内容を復習

佐藤紀子

第2回

(12/7・Ⅴ)

母子保健福祉対策

と保健師活動①

・母子保健福祉活動の理念と変遷、子育て支援システム

*テキスト①を用いて講義内容を復習 佐藤紀子

第3回

(12/14・Ⅴ)

母子保健福祉対策

と保健師活動②

・地域の子育て支援における保健師の役割

*家庭訪問計画作成課題に取り組む 佐藤紀子

第4回

(12/21・Ⅴ)

母子保健福祉対策

と保健師活動③

・地域の子育て支援における保健師活動の展開方法

*育児期の家族に対する家庭訪問計画について復習 佐藤紀子

第5回

(1/11・Ⅴ)

母子保健福祉対策

と保健師活動④

・児童虐待予防活動における保健師の役割

*児童虐待予防対策の法制度について復習 佐藤紀子

第6回

(1/25・Ⅴ)

学校保健とは

学校保健活動の実

・児童生徒の健康課題の実態、学校保健の歴史・しくみと学

校保健活動

・保健管理(救急処置、健康診断、健康観察、疾病管理予防、

学校環境衛生)と保健教育の実際

*学校保健安全法と学校保健の領域・構造、保健管理・保健

教育の内容についてテキストを用いて復習

特別講義

講師

第7回

(2/1・Ⅴ)

養護教諭の役割・機

能1

・養護教諭の職務と保健室経営、健康相談の実際

*保健室の機能と養護教諭の職務の特質、健康相談における

養護教諭の役割・機能を復習

特別講義

講師

第8回

(2/8・Ⅴ)

養護教諭の役割・機

能2

・保健組織活動の実際、学校内外との連携協働を通じた健康

支援に果たす役割・機能

*組織活動における養護教諭の役割・機能を復習

特別講義

講師

履修条件 特になし(地域看護学概論の学習内容を復習しておくこと)

テキスト ①「国民衛生の動向」厚生労働統計協会 ②「学校保健-ヘルスプロモーションの視点と教職員の役割の明確化」東山書房

参考書・参考資料等 「最新公衆衛生看護学,各論1,2」宮崎美砂子 他著、日本看護協会出版会

「新版 養護教諭の行う健康相談」大谷尚子 他著、東山書房

学生に対する評価

学習態度;積極性、事前課題の取り組み状況(10%)、筆記試験;学習内容の理解度

(90%)により、評価する。

※事前課題の詳細や提出方法は、授業時間内に説明する。

※本授業終了時には、ポートフォリオに基づく授業参加に対する振り返りを行うこと

(但し、ポートフォリオの記述内容は評価に含めない)。

看33

看34

授業科目名:地域看護学方法論Ⅱ (MethodsⅡ in Community Health Nursing (Health Promotion, Disease

Prevention, and Wellness))

履修年次 必修:看3年

編3年

単位数: 2単位 30時間

担当教員名: 科目責任者 雨宮有子 (研究室:図書館棟2階2号室) 細谷紀子 杉本健太郎

〔授業の到達目標及びテーマ〕 ライフステージ・健康レベル・生活の場の特性に応じた公衆衛生看護活動の考え方と展開方法について理解

できる。関連する各種法制度・保健施策等の変遷と現状について理解できる。 〔授業の概要〕 地域全体の健康・生活の質向上を目指し、個人・家族・集団・組織・地域を対象として、ライフステージや

健康問題の観点から、家庭や地域、職場といった生活の場に応じて展開される公衆衛生看護活動の考え方と展

開方法について学習する。具体的には、成人・高齢者支援、難病対策、感染症対策、障害児者支援、産業保健

に関わる内容について学ぶ。 キーワード:成人・高齢者保健、難病支援、感染症対策、障害児者支援、産業保健 〔授業計画〕

回 数 テーマ 内 容 (*は授業時間外の自主学習の内容) 担 当 者

第1回 (4/10)

産業保健・産業

看護1~4

・産業保健の目的・定義・歴史 ・産業保健における保健師の役割・職務 ・産業保健の制度と仕組み ・産業保健における健康課題と産業保健活動の展開 ・産業保健・産業看護の国内外の動向 *テキスト①の予習/復習 (特別講義)

澤井美奈子 第2回 (4/10)

第3回 (4/17)

第4回 (4/17)

第5回 (4/24)

成人・高齢者 保健活動1~4

・成人保健の動向・成人保健の理念・歴史的変遷 ・成人保健施策と保健師活動(健康日本21) ・成人期の生活と個人・家族・集団・組織への健康支援 ・高齢者支援における保健師活動 ・介護予防活動の基盤となる施策・制度・事業 ・高齢者の権利擁護、地域における高齢者虐待防止活動 *テキスト①3編1章・2章2、参考書③1章Ⅱの予習/復習

杉本健太郎 第6回 (4/24)

第7回 (5/1)

第8回 (5/1)

第9回 (5/8) 難病保健活動 1~2

・難病患者に対する保健・福祉施策と保健師活動 *テキスト①3編4章2、参考書③第2章Ⅲの予習/復習

雨宮有子 第10回 (5/8)

第 11回 (5/15) 感染症保健活動 1~2

・感染症対策の変遷と保健師活動 ・結核対策の概要と保健師活動 *テキスト①3編3章、参考書③第2章Ⅳの予習/復習 第12回 (5/15)

第13回 (5/22) 障害児者保健活

動 1~3

・障害児者に対する保健・福祉施策 ・障害児者支援における保健師活動 *テキスト①3編2章3・4、参考書③第2章ⅠⅡの予習/復習

細谷紀子 第14回 (5/29)

第15回 (5/29)

履修条件 特になし。但し、地域看護学概論で教授した内容について復習し、理解している状態で履修して

ください。

テキスト ①厚生労働統計協会編:国民衛生の動向

参考書・参考資料等 ②宮崎美砂子、他編:最新公衆衛生看護学各論1、日本看護協会出版会

学生に対する評価 筆記試験;学習内容の理解度(80%)、授業態度;積極性(20%)により、総合的に評価する。 ※本授業の終了時には、ポートフォリオに基づく授業参加に対する振り返りを行うこと(但し、ポートフォリオの記述内容は評価に含めない)。

看35

授業科目名:

地域看護学方法論Ⅲ (Methods Ⅲin Community Health

Nursing (Community-Focused Nursing

Process))

必修:看3年

編3年

単位数:

2単位30時間

担当教員名:

科目責任者 佐藤紀子

(研究室:図書館棟1)

雨宮有子 細谷紀子 杉本健太郎

宮澤早織

〔授業の到達目標及びテーマ〕

地域看護管理の概念と特徴を学び、地区管理の視点から、一定地域の健康課題の分析および地区活動計画

の立案ができる。演習を通して地区管理の方法を具体的に理解し、地域全体を支援する地域看護の特性及び

保健師の役割について理解する。

〔授業の概要〕

・地域における看護管理の基本的な考え方を教授する。

・一定地域の情報収集・分析・地区活動計画の立案過程について演習を行う(フィールドワークを含む)。

キーワード:地区活動、地区診断、地区活動計画立案、地域看護管理

回数 テーマ 内容 担当者

第1回

6/5(火)Ⅱ 地域看護管理 ・地域における看護管理の機能とその特徴 佐藤紀子

第2回

6/12(火)Ⅰ

地区活動の過程と

地区診断

・地区活動の過程と保健師が行う地区診断の特徴・ 方法 細谷紀子

第3回

6/12(火)Ⅱ 地区資料の分析1

・フィールドに関する統計情報、保健福祉行政に関する

情報等の収集および地域の特徴の分析 *次回までの個人ワーク:上記内容

佐藤紀子

雨宮有子

細谷紀子

杉本健太郎

宮澤早織

第4回

6/19(火)Ⅰ 地区資料の分析2

・フィールドに関する統計情報、保健福祉行政に関する

情報等の収集および地域の特徴の分析結果の共有

第5回

6/19(火)Ⅱ 地域の実態把握1 ・住民からの情報収集項目の検討

第6回

6/26(火)Ⅰ 地域の実態把握2 ・住民からの情報収集の実施①(フィールドワーク)

第 7回

6/26(火)Ⅱ 地域の実態把握3

・住民からの情報収集の実施②(フィールドワーク) *次回までの個人ワーク:フィールドワーク記録

第8回

7/3(火)Ⅰ

地区診断・活動計画

立案の具体的方法 ・地区活動の過程と計画立案・評価の方法 細谷紀子

第9回

7/3(火)Ⅱ 地区診断1 ・地区診断の実施(健康課題の明確化)①

佐藤紀子

雨宮有子

細谷紀子

杉本健太郎

宮澤早織

第10回

7/10(火)Ⅰ 地区診断2 ・地区診断の実施(健康課題の明確化)②

第11回

7/10(火)Ⅱ

地区活動計画立案

・地区活動目標と活動方針の設定 *次回までの個人ワーク:地区活動計画に関する情報収集

第12回

7/17(火)Ⅰ

地区活動計画立案

2 ・次年度の地区活動計画の作成①

第13回

7/17(火)Ⅱ

地区活動計画立案

3 ・次年度の地区活動計画の作成②

第14回

7/24(火)Ⅰ まとめ1 ・地区活動計画の発表と意見交換①

第15回

7/24(火)Ⅱ まとめ2 ・地区活動計画の発表と意見交換②

履修条件 特になし (地域看護学概論で教授した内容、特に「地区活動の基本」「地区活動計画の方法

と考え方」について復習し、理解している状態で履修してください。)

テキスト 特に指定せず

参考書・参考資料等 宮崎美砂子編:最新公衆衛生看護学 総論(日本看護協会出版会)、

国民衛生の動向、 神馬征峰訳:実践ヘルスプロモーション(医学書院)

学生に対する評価

グループワークの取組状況;学習内容の理解度と積極性(40%)、個人ワーク;学習内容の理解

度(35%)、最終レポート;到達目標の達成度(25%)により、総合的に評価する。 ※レポート課題の詳細や提出方法は、授業時間内に説明する。

※本授業の終了時には、ポートフォリオに基づく授業参加に対する振り返りを行うこと(但し、

ポートフォリオの記述内容は評価に含めない)。

看35

看36

授業科目名:

地域看護学実習

(Community Health Nursing Practicum)

履修年次

必修:看3・4・

編入3年

単位数: 3単位 135時間

担当教員名:

科目責任者 佐藤紀子

(研究室:図書館棟1)

雨宮有子、細谷紀子、宮澤早織

〔授業の到達目標及びテーマ〕地域住民に対する看護活動の展開方法を理解し、多様な看護職の所属機関そ

れぞれの役割や相互の関係性、及び連携・協働の必要性やその方法について理解できる。具体的な到達目標1)

実習体験に基づき、公衆衛生看護の理念・目標を説明することができる、2)行政保健師、養護教諭、産業看護

職が行う活動の展開方法を実習体験に基づき説明することができる、3)家族を単位とした看護援助の基本技術

方法を理解し、家庭訪問の計画・実施・評価ができる、4)実習体験を通して自己の課題および追究すべき研究

課題を明確にすることができる

〔授業の概要〕

地域における看護職の目的・意義・役割・活動方法について、実践の場面において具体的に見聞し、体験する

ことを通じて学習する、実習形式の授業である。特に都道府県保健師、市町村保健師の活動を中心に置き、地

区診断、健康教育、健康相談、家庭訪問、地区組織作り等に参加し、地域住民に果たすそれぞれの責務と連携

方法を理解する。また産業従事者や学童の健康管理に関する保健師や養護教諭の活動についても、実践場面の

体験を通じて理解する。(下記の第3回~13回の臨地実習順序は、実習場の都合により変更あり)

キーワード:行政分野の保健師の活動、産業保健、学校保健

〔授業計画〕

回 数 テ ー マ 内 容 担当者

第1・2回 学内 オリエンテーション

実習目的・目標・方法等の説明

事前学習(家庭訪問計画作成、地区診断準備)

※実習施設となる市町村の基礎情報(人口動態統計等)を事前レポートとしてまとめ、実習初日に持参すること

佐藤紀子

雨宮有子

細谷紀子

宮澤早織

第3~ 11回 (9日間)

保健所・市町村実習

市町村保健センターおよび保健所において実習

・事業参加

・家庭訪問の情報収集/計画立案/実施/評価

・地区診断/活動計画立案

・最終カンファレンス

※保健所実習に際して、別日に指定される保健所合同講義に出席すること

第12回 産業保健実習 企業において実習

第13回 学校保健実習 学校において実習

第14・ 15回

学内演習 各実習施設における体験や学びの共有

個々の学びの統合

履修条件 地域看護学概論、地域看護学方法論Ⅰ~Ⅲ、看護技術論Ⅳ~Ⅴ、看護ふれあい体験学習、

基礎看護学実習

テキスト 特になし

参考書・参考資料等 「最新公衆衛生看護学 総論 各論1,2」宮崎美砂子他著、日本看護協会出版会

「国民衛生の動向」、厚生労働統計協会

学生に対する評価

実習目標の達成状況(80%)、学習態度(20%)により、総合的に評価する。 ※レポート課題の詳細や提出方法は、学内演習時間内に説明する。 ※本授業の終了時には、ポートフォリオに基づく授業参加に対する振り返りを行うこと(但し、ポートフォリオの記述内容は評価に含めない)。

看37

授業科目名:育成支援看護概論

Introduction to Maternal and

Child Nursing

履修年次

必修:看2年

編4年

単位数:

1単位

15時間

担当教員名:

科目責任者 石井 邦子

(研究室:教育棟B308)

西野 郁子

〔授業の到達目標及びテーマ〕

本授業では、子どもと子どもを産み育てる親・家族を対象とした育成期家族に対する看護を実践する

ための基本的知識を習得する。

1.母性・小児の成長発達の特徴について理解する

2.育成期家族に対する看護の基盤となる概念について理解する

〔授業の概要〕

疾病や障害の有無にかかわらず、子どもと子どもを産み育てる家族の発達段階に応じた成長発達と健

康を支援するために、母性および小児の成長発達、育成期家族に対する看護の基盤となる概念、育成期

家族をとりまく社会について教授する。

キーワード:育成期家族、看護理論、小児の発達、母性の発達

〔授業計画〕

回 数 テ ー マ 内 容 担当者 第1回

4/13 小児の成長発達と看護1 小児の成長発達の特徴と看護1(発達総論) 西野郁子

第2回

4/20 小児の成長発達と看護2

小児の成長発達の特徴と看護 2(生理機能の

発達) 西野郁子

第3回

4/27 母性の成長発達と看護1 身体的母性機能の成長発達と看護 石井邦子

第4回

5/11 母性の成長発達と看護2

女性のライフサイクル・心理社会的な成長発

達と看護 石井邦子

第5回

5/18 小児の成長発達と看護3 小児の成長発達と栄養 西野郁子

第6回

5/25

育成期家族に対する看護

の基盤となる概念1 母性・小児の特徴と看護1 西野郁子

第7回

6/1 母性の成長発達と看護3 リプロダクティブヘルス 石井邦子

第8回

6/8

育成期家族に対する看護

の基盤となる概念2 母性・小児の特徴と看護2 石井邦子

履修条件 特になし

テキスト 小児看護学概論(改訂第3版)南江堂

系統看護学講座 専門分野Ⅱ 母性看護学概論 母性看護学[1] 医学書院

参考書・参考資料等 授業の中で適宜紹介する。

学生に対する評価 定期試験90%、学習態度10%

看38

授業科目名:

小児看護学方法論Ⅰ

Methods in Pediatric Nursing Ⅰ

履修年次

必修:看2年

単位数:

1単位 30時間

担当教員名:

科目責任者 西野 郁子

(研究室:教育棟B309)

石川 紀子、中山 静和

〔授業の到達目標及びテーマ〕

小児看護の対象である小児とその家族について、成長発達に伴い生じてくる事項を理解し、小児と家

族へのアプローチの方法を学ぶことを目的とする。

〔授業の概要〕

本授業では、小児の成長発達の特徴と成長発達を促進する援助、成長発達をアセスメントする方法に

ついて講義と演習形式で学習する。また、健康障害をもつ小児について、健康障害・治療・処置による

小児の身体的・精神的反応、成長発達および生活への影響、家族の反応と家族の生活への影響等を教授

する。

キーワード:小児、成長発達、成長発達の評価、小児臨床看護総論、入院

〔授業計画〕

回 数 テ ー マ 内 容 担当者

第1回

(10/4)

授業ガイダンス 小児の成長発達と看護1

統計から見た小児の状況、新生児期の発達 西野郁子

第2回

(10/11) 小児の成長発達と看護2 乳児期の発達 西野郁子

第3回

(10/18) 小児の成長発達と看護3 幼児期の発達1 知的機能・社会性の発達 西野郁子

第4回

(10/25) 小児の食事の援助 乳幼児期の食事に関する演習

西野・石川・

中山

第5回

(11/1) 小児の成長発達と看護4 幼児期の発達2 日常生活習慣の発達と援助 西野郁子

第6回

(11/8) 小児の成長発達と看護5 学童期・思春期の発達 西野郁子

第7回

(11/15)

小児医療・看護の現状

健康障害をもつ小児の看護1

小児医療・小児看護の現状・課題 小児看護における倫理的問題と権利擁護

小児と健康障害 西野郁子

第8回

(11/22) 健康障害をもつ小児の看護2 入院を必要とする小児と家族への看護 石川紀子

第9回

(11/29) 症状を示す小児の看護1 小児の症状の特徴、体温の異常、けいれん 石川紀子

第10回

(12/6) 慢性疾患をもつ小児の看護

慢性疾患をもつ小児と家族への看護 (特別講義)

特別講義講師

第11回

(12/13) 症状を示す小児の看護2 呼吸の異常、脱水 西野郁子

第12回

(12/20) 検査・処置を受ける小児の看護 小児の検査・処置の特徴と看護 中山静和

第13回

(1/10) 成長発達のアセスメント1 成長の評価、評価方法の演習 西野・石川

第14回

(1/24) 急性疾患に罹患した小児の看護

急性疾患に罹患した小児の看護

感染症に罹患した小児の看護 西野郁子

第15回

(1/31) 成長発達のアセスメント2 発達の評価、評価方法の演習

西野・石川・

中山

履修条件 特になし

テキスト 小児看護学概論(改訂第3版)南江堂、小児看護技術(改訂第3版)南江堂

参考書・参考資料等 授業の中で適宜紹介する

学生に対する評価 定期試験(90%)、課題(5%)、学習態度(5%)により、総合的に評価する

看38

看39

授業科目名:

小児看護学方法論Ⅱ

Methods in Pediatric

Nursing Ⅱ

履修年次

必修:看3年

単位数:

1単位 30時間

担当教員名:

科目責任者 西野郁子

(研究室:教育棟B309)

石川紀子、中山静和

〔授業の到達目標及びテーマ〕

健康障害をもつ小児の看護について、多様な側面・状況から理解を深める。小児の発達段階・健康状

態・治療方法を考慮した小児看護の知識と技術を習得する。

〔授業の概要〕 本授業では、健康障害をもつ小児に関する多様な側面・状況について講義形式により

教授し、多様な場で展開される小児看護の役割・特徴について学習する。また演習では、対象の発達段

階や個別性に応じたアセスメント・看護援助についてグループワークにより学習し、臨床で必要となる

基礎的な小児看護の技術について体得する。

キーワード:小児臨床看護、健康障害をもつ小児のアセスメント、入院中の小児の遊び、小児看護技術

〔授業計画〕

回 数 テ ー マ 内 容 担当者

第1回

(5/30)

授業ガイダンス

ハイリスク新生児の看護

新生児医療の現状、NICUの機能と看護、

低出生体重児と家族への看護 西野郁子

第2回

(6/6) 慢性期にある小児の看護1

アレルギー性疾患、腎疾患等をもつ小児と

家族への看護(特別講義) 特別講義講師

第3回

(6/6)

在宅療養を行う小児の看護

演習ガイダンス

在宅療養を行う小児と家族への看護

技術演習・事例による小児のアセスメントに関

するガイダンス

西野郁子

第4回

(6/7) 小児疾患の特徴と治療 代表的な小児の疾患の特徴と治療(特別講義) 特別講義講師

第5・6回

(6/13) 小児看護の技術1・2

臨床で必要となる基礎的な小児看護の技術

1・2

西野・石川・中

山・授業協力者

第7・8回

(6/20) 周手術期にある小児の看護1・2

小児の手術の特徴・手術を受ける小児と

家族への看護 石川紀子

第9回

(6/27) 小児看護の技術3 臨床で必要となる基礎的な小児看護の技術3

西野・石川・中

山・授業補助者

第10回

(7/4) 慢性期にある小児の看護2 小児がんの小児と家族への看護(特別講義) 特別講義講師

第11回

(7/4) 事例による小児のアセスメント1

健康障害をもつ小児と家族の事例における

アセスメントについてのグループワーク

西野・石川

中山

第12回

(7/11) 障害のある小児の看護1 障害のある小児と家族の特徴と看護(特別講義) 特別講義講師

第13回

(7/11) 入院中の小児の遊び1

入院中の小児の遊びについてのグループ

ワーク

西野・石川

中山

第14回

(7/18) 事例による小児のアセスメント2

健康障害をもつ小児と家族の事例についての

発表

西野・石川

中山

第15回

(7/18) 入院中の小児の遊び2 入院中の小児の遊びについての発表

西野・石川

中山

履修条件 特になし

テキスト 系統看護学講座 専門分野Ⅱ 小児看護学 [2](改訂第13版) 医学書院 小児看護学概論(改訂第3版)南江堂、小児看護技術(改訂第3版) 南江堂

参考書・参考資料等 授業の中で適宜紹介する

学生に対する評価 定期試験(70%)、課題(25%)、学習態度(5%)により、総合的に評価する。

看40

授業科目名: 母性看護学方法論Ⅰ

Methods in Maternal NursingⅠ

履修年次 必修:看2年

単位数: 1単位 30時間

担当教員名: 科目責任者 石井 邦子 (研究室:教育棟B308) 川城 由紀子、北川 良子、 川村 紀子、杉本 亜矢子

〔授業の到達目標及びテーマ〕 周産期にある母子・家族に対する看護実践を行うための基礎的知識と基本技術を修得する。

1.母性看護の特徴と固有の看護技術を理解し、母性看護の役割と機能を説明できる。 2.妊娠~分娩期にある母子・家族の身体・心理社会的特徴を理解し、母性看護の役割と機能を説明できる。 3.妊娠~分娩期にある母子・家族の心身の健康状態のアセスメントと基本的な援助技術を理解し、実施で

きる。 4.新生児の成長発達と身体的特徴を理解し、母性看護の役割と機能を説明できる。 5.新生児の成長発達と身体的特徴のアセスメントと基本的な援助技術を理解し、実施できる。

〔授業の概要〕 母性看護の特徴と固有の看護後術、妊娠~分娩期にある母子・家族及び新生児の特徴と主な健康問題、看

護の役割と機能特徴について学修する。妊娠~分娩期にある母子・家族及び新生児のアセスメント技術および健康問題の解決や健康の保持増進をめざした看護の基本的技術を体得する。

キーワード:母性看護、妊娠期、分娩期、新生児期、周産期家族、基本的援助技術

〔授業計画〕

回 数 テ ー マ 内 容 担 当 者 第1回

11/22(Ⅱ) 母性看護の特徴と技術 母性看護における看護過程・看護技術の特徴 石井邦子

第2-3回 11/29

妊娠期の特徴と看護1 妊婦・胎児の身体・心理社会的特徴と看護の実際

石井邦子

第4-5回 12/6

妊娠期の特徴と看護2 妊婦・胎児のアセスメント、基本的援助技術 石井,川城,北川,

川村,

第6-7回 12/13

分娩期の特徴と看護1 産婦・胎児の身体・心理社会的特徴と看護の実際

北川良子

第8-9回 12/20

分娩期の特徴と看護2 産婦・胎児のアセスメント、基本的援助技術 北川,石井,川城,

川村,杉本

第10-11回 1/10

新生児期の特徴と看護1 新生児の身体・心理社会的特徴と看護の実際 川村紀子

第12-13回 1/24

新生児期の特徴と看護2 新生児のアセスメント、基本的援助技術 川村,石井, 川城,杉本、 (授業協力者)

第14-15回 1/31

周産期家族の特徴と看護 周産期家族の心理社会的特徴と看護の実際 川城由紀子

履修条件 特になし

テキスト 系統看護学講座 専門分野Ⅱ 母性看護学概論 母性看護学[1] 医学書院 系統看護学講座 専門分野Ⅱ 母性看護学各論 母性看護学[2] 医学書院

参考書・参考資料等 授業の中で適宜紹介する

学生に対する評価 定期試験60%,技術演習20%,提出物及び学習態度20%

看41

授業科目名: 母性看護学方法論Ⅱ

Methods in Maternal NursingⅡ

履修年次 必修:看3年

単位数: 1単位 30時間

担当教員名: 科目責任者 石井 邦子 (研究室:教育棟B308) 川城 由紀子、北川 良子、 川村 紀子、杉本 亜矢子

〔授業の到達目標及びテーマ〕 周産期にある母子・家族に対する看護実践を行うための基礎的知識と基本技術を修得する。 1.産褥期にある母子・家族の身体・心理社会的特徴を理解し、母性看護の役割と機能を説明できる。 2.周産期にある母子・家族に対する看護目標設定や看護計画立案の方法を説明できる。 3.周産期にある母子・家族の心身の健康状態のアセスメントと基本的な援助技術を理解し実施できる。

〔授業の概要〕 周産期にある母子・家族のアセスメント技術および健康問題の解決や健康の保持増進をめざした看護の基本的技術を体得する。

キーワード:母性看護、産褥期、看護過程、基本的援助技術

〔授業計画〕

回 数 テ ー マ 内 容 担 当 者

第1-2回 4/10

褥婦の身体・心理社会的特徴と看護の実際

褥婦の身体・心理社会的特徴と看護の実際 川城由紀子

第3-4回 4/17

褥婦のアセスメント・基本的援助技術

褥婦のアセスメント、基本的援助技術 川城,石井,北川,

川村,杉本

(授業協力者)

第5-6回 4/24

母性看護における看護過程 母性看護における看護過程の展開 石井邦子

第7-8回 5/1

母性看護における看護過程 看護診断(グループワーク) 石井,川城

第9-10回 5/8

母性看護における看護過程 看護診断(発表) 石井,川城

第11-14回 5/15,22

技術チェック アセスメント、基本的援助技術のまとめ 石井,川城,北川,

川村,杉本

第15回 5/29

母性看護における看護過程 看護計画(発表)、まとめ 石井,川城

履修条件 特になし

テキスト 系統看護学講座 専門分野Ⅱ 母性看護学各論 母性看護学[2] 医学書院

参考書・参考資料等 授業の中で適宜紹介する

学生に対する評価 定期試験60%,技術試験20%,提出物及び学習態度20%

看42

授業科目名: 母性看護学実習

Maternal Nursing Practicum

履修年次

必修:看3・4年

単位数:

2単位

90時間

担当教員名: 科目責任者 川城 由紀子 (研究室:教育棟B302), 石井 邦子,北川 良子, 川村 紀子,杉本 亜矢子

〔授業の到達目標及びテーマ〕

実習の目的:妊産褥婦・新生児の特徴を理解し、対象およびその家族の成長発達を促進する援助や健

康レベルに応じた援助を判断し実践するための基礎的能力を身につける。

実習の目標:1)妊産褥婦・新生児およびその家族の発達段階・健康レベルをアセスメントし、看護ニ

ーズが判断できる。2)対象の看護ニーズを充足するための看護が実践できる。3)自己の看護実践を客

観的に評価し、育成期家族に対する看護実践への応用について考えることができる。4)援助関係の構

築に向けた行動を通して、育成期家族の権利や価値観を尊重した援助について考えることができる。5)

看護専門職としての責任を自覚し、看護者間および他職種との連携について考えることができる。6)

自己の学習過程を客観的に評価し、今後の課題を見出すことができる。

〔授業の概要〕

これまでに履修した関連科目の知識・技術を活かし、上記の目的・目標を達成するために、3 年次後

期または4年次前期に行う。実習は、産科病棟で行い、産褥早期にある一組の母子または入院中の妊婦

を受け持つ。実習の初日には学内でオリエンテーションを行う。実習およびカンファレンスを通して学

びを深め、実習の目的・目標を達成することを目指す。

キーワード:母性看護、周産期、看護過程、看護実践、臨地実習

〔授業計画〕

回 数 テ ー マ 内 容 担 当 者

第1・2回 学内オリエンテーション

学内技術演習

オリエンテーション 実習前の技術演習 自己の学習課題についての事前学習

川城由紀子

石井 邦子

北川 良子

川村 紀子

杉本 亜矢子

第3~8回 産科病棟での実習 産科病棟で、受け持ちの対象に必要な看護を実

践する

第9・10回 学内カンファレンス

まとめ

ケースレポートの作成

カンファレンス

面接

履修条件 育成支援看護概論、看護技術論Ⅳ~Ⅴ、母性看護学方法論Ⅰ~Ⅱ、看護ふれあい

体験学習、基礎看護学実習の単位を既に修得していること

テキスト 特になし

参考書・参考資料等 関連科目で使用したもの、および必要に応じて適宜紹介する

学生に対する評価 実習目標の到達状況(80%)、ケースレポート(10%)、実習態度(10%)

看43

授業科目名:

小児看護学実習 Pediatric Nursing

Practicum

履修年次

必修:看3年、4年

単位数:

2単位

90時間

担当教員名:

科目責任者 西野 郁子

(研究室:教育棟B309)

石川 紀子、中山 静和

〔授業の到達目標及びテーマ〕

小児の特徴を理解した上で、小児の成長発達を促進する援助や、小児と家族の健康レベルに応じた援

助をアセスメントし実践するための基礎的能力を身につけることを目的とする。

〔授業の概要〕

この実習は、これまでに履修した関連科目の知識・技術を活かし、3年次後期または4年次前期に行

う。小児病棟実習では、入院中の小児1名を受け持ち、対象の個別性や看護ニーズをアセスメントし、

必要な援助を計画し、実践・評価する。また、小児と家族の権利や価値観を尊重した援助について、自

己の実践を振り返りながら学ぶ。障がい児入所施設における見学実習(1日)では、発達上の課題をも

つ小児に必要な看護援助、看護者間および多職種間の連携について学ぶ。

カンファレンスにおいて、自己の学びを振り返ると共に、他の学生との経験の共有、学生間でのディ

スカッションにより学びを深める。

キーワード:小児病棟、看護計画、看護実践、対象者の権利・価値観、障がい児看護

〔授業計画〕

回 数 テ ー マ 内 容 担 当 者

第1回 学内オリエンテーション

学内技術演習

実習のオリエンテーション 実習前の技術演習

西野・石川・

中山

授業協力者

第2~5回 小児病棟実習 小児病棟で、受け持ちの対象に必要な看護を

実践する

西野郁子

石川紀子

中山静和

第6・7回 小児看護に関する課題の検討 小児看護の課題について、文献により考察を

深める

第8回 実習での実践の振り返り 実習での実践を振り返り、文献により考察を

深める

第9回 小児病棟実習についての

カンファレンス

自己の学びを振り返り、他の学生との経験の共有を行う

第10回 障がい児施設実習

障がい児施設で、担当した入所児を中心に生

活援助に参加し、ケアの見学を行う

臨床指導者とのカンファレンスにおいて学

びを深める

履修条件 育成支援看護概論、看護技術論Ⅳ~Ⅴ、小児看護学方法論Ⅰ・Ⅱ、看護ふれあい

体験学習、基礎看護学実習の単位を既に修得していること

テキスト なし

参考書・参考資料等 関連科目で使用したもの、および必要に応じて適宜紹介する

学生に対する評価 実習目標の到達状況(90%)、実習態度(10%)により総合的に評価する

看43

看44

授業科目名:

助産学概論

Introduction of Midwifery

履修年次

選択:看3年

編3年

単位数:

1単位

15時間

担当教員名:

科目責任者 石井 邦子

(研究室:教育棟B308)

川城 由紀子、北川 良子

〔授業の到達目標及びテーマ〕

女性の生涯にわたる健康およびリプロダクティブヘルスに関わる専門職としての助産師の役割と

責務を理解する。

1.助産師活動の場および助産師が関与する健康問題と看護の特徴を説明できる。

2.助産師の専門性、役割と責務について、法律や社会情勢、医療の現状を踏まえて説明できる。

〔授業の概要〕

助産師の活動に関連する女性の健康とリプロダクティブヘルス、地域または医療施設における助産師

活動の実際、助産師活動に関連する法規、施策、社会制度等について学修する。

キーワード:助産、助産師、女性の健康

〔授業計画〕

回 数 テ ー マ 内 容 担 当 者 第1回

4/12 助産師の役割と責務

助産師の役割と責務の変遷,関連法規、

施策、社会制度 石井邦子

第2回

4/19 助産師活動の実際 医療施設における助産師活動

石井邦子 (特別講師)

第3回

4/26 助産師活動の実際 母乳育児支援

石井邦子 (特別講師)

第4回

5/10 助産師活動の実際 女性とパートナーに関する支援 石井邦子

(特別講師) 第5回

5/17 助産師活動の実際 不妊カップルに対する支援 石井邦子

(特別講師) 第6回

5/24 助産師活動の実際 地域における助産師活動

石井邦子 (特別講師)

第7回

5/31 助産師活動の実際 周産期医療提供システムと助産師 北川良子

第8回

6/7 助産師活動の実際 女性のライフサイクルと健康相談 川城由紀子

履修条件 特になし

テキスト 特になし

参考書・参考資料等 授業の中で適宜紹介する

学生に対する評価

提出物(80%),学習態度(20%)

*レスポンスペーパー(各10点満点)を講義日翌日の13時までに事務局前の

ボックスに提出すること。

*未提出の場合は欠席となりますのでご注意ください。

看45

授業科目名: 助産診断・技術学Ⅰ(実践基礎)

Method Ⅰin Midwifery, Foundation of Practice

履修年次

選択:看3年

編3年

単位数:

1単位

15時間

担当教員名:

科目責任者 石井 邦子

(研究室:教育棟B308)

川城 由紀子、北川 良子、川村 紀子

〔授業の到達目標及びテーマ〕

周産期から育児期における母子とその家族のリプロダクティブヘルスを支援するための基礎的知識

を修得する。

1.助産診断・助産技術の特徴と助産過程展開方法を理解する。

2.周産期及び育児期における助産診断に必要な知識を修得し、助産診断の方法を説明できる。

3.周産期及び育児期における助産技術の活用方法を説明できる。

〔授業の概要〕

周産期から育児期における助産診断に必要な基礎的知識と診断技術、リスクの程度や正常経過からの

逸脱程度に応じた助産ケアを提供するための助産技術について学修する。

キーワード:周産期・育児期、助産診断、助産技術、助産ケア

〔授業計画〕

回 数 テ ー マ 内 容 担 当 者 第1回

6/7 助産診断・助産技術 助産診断・技術とは、助産過程展開方法 石井邦子

第2回

6/14 妊娠期の助産診断・技術 妊娠前半期における助産診断・助産ケア 石井邦子

第3回

6/21 妊娠期の助産診断・技術 妊娠後半期における助産診断・助産ケア 石井邦子

第4回

6/28 分娩期の助産診断・技術 分娩第1期における助産診断・助産ケア 北川良子

第5回

7/5 分娩期の助産診断・技術 分娩第2~4期における助産診断・助産ケ

ア 北川良子

第6回

7/12 産褥~育児期の助産診断・技術

新生児期~乳幼児期における助産診断と

助産ケア 川村紀子

第7回

7/19 産褥~育児期の助産診断・技術

産褥期~育児期における助産診断と助産

ケア 川城由紀子

第8回

7/26 まとめ まとめ・総括 石井邦子

履修条件 助産学概論を履修済であることが望ましい

テキスト 特になし

参考書・参考資料等 授業の中で適宜紹介する

学生に対する評価 定期試験(80%),学習態度(20%)

看46

授業科目名:

助産診断・技術学Ⅱ

(ライフサイクル各期)

Method Ⅱin Midwifery,

Practice in Women’s Health

履修年次

選択:看4年

単位数:

2単位

60時間

担当教員名:

科目責任者 石井 邦子

(研究室:教育棟B308)

北川 良子,川村 紀子,

川城 由紀子,杉本 亜矢子

〔授業の到達目標及びテーマ〕

周産期にある母子とその家族に対する助産ケアを実践するための基本的知識の活用方法と基本的技術を

修得する。 1.周産期にある母子とその家族に対する助産ケア展開における助産の専門的知識の活用方法を理解する。 2.周産期にある母子とその家族の助産診断・助産計画立案方法を理解し、必要な技術を修得する。 3.分娩介助技術の基本を理解し、原理原則に基づき実施する。 4.出生直後新生児の助産診断・助産計画立案方法を理解し、必要な技術を修得する。

〔授業の概要〕

周産期にある母子とその家族の母子とその家族の状態を診断するために必要な知識と技術、分娩期の母子

の安全で安楽な助産ケアのための基本的技術について学修する。模擬事例を用いて助産診断・助産計画の立

案を行う。基本的分娩介助技術について体験を通して学修する。

キーワード:周産期、継続ケア、助産診断、助産計画、分娩介助技術、出生直後新生児ケア

〔授業計画〕

回 数 テ ー マ 内 容 担当者 第1-2回

4/11 妊娠期の助産診断・技術1 妊娠期の母児の経過と助産ケア(発表・討議)

石井,川城,北川,

川村,杉本

第3-4回

4/11 分娩期の助産診断・技術1 分娩期の母児の経過と助産ケア(発表・討議)

北川,石井,川城,

川村,杉本

第5-6回

4/12

産褥新生児期の助産診断・

技術1

産褥新生児期の母児の経過と助産ケア(発表・

討議)

川城,川村,石井,

北川,杉本

第7-8回

4/12 周産期における助産ケア 継続ケアと助産診断・助産技術 石井邦子

第9-12回

4/13.18 妊娠期の助産診断・技術2 模擬事例の助産診断・助産計画(発表・討議)

石井,川城,北川,

川村,杉本

第13-16回

4/18-19 分娩期の助産診断・技術2 模擬事例の助産診断・助産計画(発表・討議)

北川,石井,川城,

川村,杉本

第17-20回

4/19-20

産褥新生児期の助産診断・

技術2 模擬事例の助産診断・助産計画(発表・討議)

川城,川村,石井,

北川,杉本

第21-22回

4/25 分娩介助 分娩介助法理論,基本的分娩介助技術 北川,川村,杉本

第23-24回

4/25 出生直後新生児ケア

出生直後新生児の助産診断・ケア計画

出生直後新生児の助産診断ケア技術 川村,北川,杉本

第25-26回

4/26

分娩介助・出生直後新生児

ケア1 基本的技術(演習) 北川,川村,杉本

第27-30回

6/22

分娩介助・出生直後新生児

ケア2 基本的技術(評価)

北川,川村,石井,

川城,杉本

履修条件 助産課程履修学生

テキスト 助産師基礎教育テキスト1・2・3・5・7(看護協会出版会)

参考書・参考資料等 授業の中で適宜紹介する。

学生に対する評価 定期試験(30%),技術試験(30%),提出物(20%),学習態度(20%)

看46

看47

授業科目名: 助産診断・技術学Ⅲ(分娩期)

Method Ⅲin Midwifery, Practice in Labor & Delivery

Period

履修年次 選択:看4年

単位数: 2単位 60時間

担当教員名: 科目責任者 石井 邦子 (研究室:教育棟B308) 北川 良子,川村 紀子, 杉本 亜矢子,川城 由紀子

〔授業の到達目標及びテーマ〕

分娩期にある母子とその家族に対する助産ケアを実践するための基本的知識の活用方法と基本的技術を

修得し、医療施設における助産ケア実践の基礎的能力を養う。 1.医療施設における助産ケアの実際を知り、助産ケアを実践する基盤となる知識と技術を修得する。 2.分娩期にある母子とその家族の助産診断・助産計画立案方法を理解し、必要な技術を修得する。 3.分娩期にある母子と家族に安全安楽な助産ケアを提供するための基本的技術を修得する。

〔授業の概要〕 分娩期を中心に、医療施設において周産期にある母子とその家族の状態を診断するために必要な知識と技

術、安全安楽な助産ケアのための基本的技術について学修する。模擬事例や実習体験を素材とした助産診

断・助産計画立案と評価・意味付けを行う。

キーワード:分娩期、産婦ケア、助産診断、助産計画、分娩介助技術

〔授業計画〕

回 数 テ ー マ 内 容 担当者

第1-2回 6/19

医療施設における助産ケア1 助産ケアの実際(オリエンテーション) 石井,北川,川城、

川村,杉本

第3-8回 6/19,26,27

分娩期の助産診断・技術 模擬事例における助産診断・助産計画(発表・討議)

北川、川村、杉本

第9-10回 7/17

医療施設における助産ケア2 助産ケアの実際(発表・討議) 石井,北川,川城、

川村,杉本

第11-13回 7/17

助産ケアの基本技術1 内診,産痛緩和など 杉本、北川、川村、

第14-15回 9/4

医療施設における助産ケア3 助産ケア実践の心構え 石井,北川,川城、

川村,杉本

第16-18回 9/4

助産過程の実際

産婦ケアにおける助産診断・助産計画(発表・討議)

北川,石井,川城、

川村,杉本

第19-22回 9/5

継続事例における助産診断・助産計画 (発表・討議)

石井,北川,川城、

川村,杉本

第23-26回 9/6

助産ケアの基本技術2 分娩介助技術(演習) 北川,石井,川城、

川村,杉本

第27-30回 9/7

助産ケアの基本技術3 分娩介助技術(評価) 北川,石井,川城、

川村,杉本

履修条件 助産課程履修学生

テキスト 助産師基礎教育テキスト1-7(看護協会出版会)

参考書・参考資料等 授業の中で適宜紹介する。

学生に対する評価 発表・討議(30%),提出物(20%),技術試験(30%),学習態度(20%)

看48

授業科目名:

助産診断・技術学Ⅳ

(ハイリスク分娩)

Methods in Midwifery 4

Practice for High-risk Women

履修年次

選択:看4年

単位数:

2単位

60時間

担当教員名:

科目責任者 石井 邦子

(研究室:教育棟B308)

川城 由紀子,北川 良子,

川村 紀子,杉本亜矢子

〔授業の到達目標及びテーマ〕

ハイリスク状態にある母子と家族に対する助産ケアを実践するための基本的知識と技術を修得し、

助産師の役割と責務についての理解を深める。

1.正常経過逸脱の予防と早期発見を含む、継続ケアに必要な基本的知識と技術を修得する。

2.正常経過逸脱及び緊急事態に対応する助産ケアの理解を深め、助産ケアに必要な基礎的能力を

修得する。

3.周産期ケアにおける助産師の役割と責務について理解を深める。

4.自己の学習状況を客観的に評価し、助産師として成長し続けるためのキャリアプランを作成する

〔授業の概要〕 正常経過逸脱の予防と早期発見のための小集団指導を計画し実施準備を行う。会陰縫合、急速遂娩法、

新生児蘇生など緊急事態に対応するための知識ならびに技術について、また、母体及び児の緊急事態の事例を用いて母体および児の異常に対する産婦とその家族への支援方法について学修する。 周産期における助産師の役割と責務について洞察し、助産師の専門性について再考し、自己のキャリ

アプランを作成する。

キーワード:ハイリスク分娩、正常逸脱時ケア、助産師の役割責務、健康相談

〔授業計画〕

回 数 テ ー マ 内 容 担当者 第1-4回 9-5,9/10

継続ケアと助産1(小集団指導)

小集団を対象とした健康相談 川城,川村

第5-7回 9/11

小集団を対象とした健康相談(発表) 川城、川村,石井,

北川,杉本

第8-9回 9/12

小集団を対象とした健康相談(討議) 川城,川村

第10-12回 10/9

継続ケアと助産2 継続事例における助産ケア (発表・討議)

石井,川城,川村

第13-15回 10/10

正常経過逸脱時の助産診断・技術1 ハイリスク状態における助産ケア(発表・討議)

石井,川城,川村

(授業協力者)

第16-18回 11/6

正常経過逸脱時の助産診断・技術2 新生児蘇生 川村紀子 (授業協力者)

第19-21回 11/8

正常経過逸脱時の助産診断・技術3 異常分娩における助産ケア(発表・討議)

北川,石井,川城,

川村,杉本

第22-23回 11/8

継続ケアと助産3 継続事例における助産ケア (発表・討議)

石井,川城,北川,

川村,杉本

第24-27回 11/9

正常経過逸脱時の助産診断・技術4 急速遂娩・会陰縫合 北川良子 (特別講師)

第28-30 回 11/12

まとめ 自己評価とキャリアビジョン作成 石井,川城,北川,

川村,杉本

履修条件 助産課程履修学生

テキスト 助産師基礎教育テキスト1-7(看護協会出版会)新生児蘇生法テキスト

(MEDICALVIEW)

参考書・参考資料等 授業の中で適宜紹介する。

学生に対する評価 発表・討議(30%),提出物(20%),技術演習(30%),学習態度(20%)

看49

授業科目名: 助産学実習Ⅰ(産婦ケア体験)

Midwifery Practicum 1 Introduction for Midwifery

Practice

履修年次 選択:看3年

単位数: 1単位 45時間

担当教員名: 科目責任者 北川 良子 (研究室:教育棟B314) 石井 邦子,川城 由紀子 川村 紀子,杉本亜矢子

〔授業の到達目標及びテーマ〕

実習目的:施設における周産期ケアの実際を学ぶ。正常経過をたどる分娩期にある母子の経過を理解し,安

全・安楽な出産を目指した助産ケアの方法の実際を学ぶ。

実習目標:1)母子とその家族に対するヒューマンケアの基本に則った看護実践とはどのようなものかを考え

ることができる。2)-1妊娠期から産後1か月までの母子とその家族へのケアの実際を理解できる。2)-2

分娩期の母子の身体的・心理社会的変化の実際を,既習知識と照合して継時的に整理できる。3)-1 安

全・安楽な出産を支援するための産婦ケアの実際を,根拠に基づいて意味づけ,整理できる。3)-2 母

子とその家族との援助的人間関係の形成とはどのようなものかを考えることができる。3)-3 母子とそ

の家族に対する個別性や発達段階を重視した看護実践とはどの様なものかを考えることができる。4)

妊娠期から産後 1 か月までの母子のケア見学と産婦ケアの見学を通して,周産期の継続ケアおよび産

婦ケアにおける自己の課題を見出し,具体的な学習計画を立案することができる。

〔授業の概要〕

・妊娠期・分娩期・産褥・新生児期にある母子とその家族に対するケアを見学または実施する。

・分娩進行中の産婦に付き添い,分娩期の産婦と胎児の経過の把握及び安全・安楽な出産のための助産

ケアの実際を見学することを通して学ぶ。

キーワード:助産,周産期ケア,正常分娩のケア,臨地実習

〔授業計画〕

回 数 テ ー マ 内 容 担 当 者

第1~2回 周産期の母子と

その家族のケアの実際

実習施設のオリエンテーションを受け,妊

娠期および産後1か月時の母子とその家族

に対するケアを見学または実施する

北川 良子

石井 邦子

川城 由紀子

川村 紀子

杉本亜矢子

第3~4回 分娩進行中の産婦の理解と

安全・安楽な産婦ケアの実際

分娩進行中の産婦に付き添い,担当助産師

のケアの実際を見学する。分娩進行状況に

ともなう産婦と胎児の身体的・心理社会的

変化,安全・安楽な出産を支援するための

ケアおよび産婦に対する効果的なコミュニ

ケーションについて,課題にそってレポー

トにまとめる。

第5回 カンファレンス 見学を通して得た学びと今後の課題を整理

する

履修条件 助産課程履修学生

テキスト 助産師基礎教育テキスト4・5・6・7(日本看護協会出版会)

参考書・参考資料等 育成支援看護学概論,母性看護学方法Ⅰ・Ⅱ,助産学概論,助産診断・技術学Ⅰ

で使用したもの,および必要に応じて適宜紹介する

学生に対する評価 実習目標の到達状況60%,レポート15%,提出物及び学習態度25%

看50

授業科目名: 助産学実習Ⅱ(継続支援)Midwifery Practicum 2

(Practice in Perinatal Period)

履修年次 選択:看4年

単位数: 3単位 135時間

担当教員名: 科目責任者 石井 邦子 (研究室:教育棟B308) 川城 由紀子,北川 良子, 川村 紀子,杉本 亜矢子

〔授業の到達目標及びテーマ〕

実習目的:妊娠期から産後1か月の時期にある母子および家族に対する継続看護の実践能力を養う。 実習目標:1) 母子とその家族に対してヒューマンケアの基本に則った看護実践を行うことができる。2) 周産

期の母子とその家族の助産診断を的確に行い、母子とその家族の個別性や発達段階に即した助産目標の設定

と継続看護(助産)計画の立案ができる。3) 周産期にある母子とその家族に対して、助産計画に基づき、母

子とその家族に対する科学的根拠に基づいたケアを実践することができる。4) 周産期医療におけるチームの

連携・協働の方法を明確にすることができる。5) 継続看護の実践を通して、常に研鑽する力を身につけ、助

産師としてのアイデンティティを形成することができる。

〔授業の概要〕

妊娠末期から産後 1 か月までの一組の母子を受け持ち、各期の経過に即した助産診断・助産計画を立案の

もと、助産ケアを実践する。妊娠期には妊婦健康診査および健康教育を行う。分娩期には、安全・安楽で満

足感のある出産のための産婦ケアを実践する。産褥期には、入院中から産後 1 か月の継続的な健康支援、育

児支援を実践する。

キーワード:助産、周産期、継続ケア、臨地実習

〔授業計画〕

回 数 テ ー マ 内 容 担当者

第1-7回 妊娠期の継続看護 妊娠末期の妊婦健康診査における助産ケア

(妊婦健康診査の実施,健康教育の見学・実施)

石井 川城 北川 川村 杉本

第8-9回 分娩期の継続看護 分娩進行中の助産ケア

第10~12回 産褥早期・新生児早期の継続看護

産後入院中の助産ケア

(健康診査,健康支援,育児支援)

第13~14回 地域における産褥・新生児期の継続看護

退院から産後1か月までの助産ケア

(電話訪問,家庭訪問,産後1か月健診,生後1

か月健診の実施)

第15回 まとめ 周産期における継続看護のあり方と自己の課題

(カンファレンス)

履修条件 助産課程履修学生

テキスト 助産師基礎教育テキスト1-7(看護協会出版会)

参考書・参考資料等 授業の中で適宜紹介する。

学生に対する評価 実習目標の到達状況60%、提出物及び学習態度40%

看51

授業科目名: 助産学実習Ⅲ(分娩期ケア)

Midwifery Practicum 3(Practice in Labor and delivery period)

履修年次 選択:看4年

単位数: 3単位 135時間

担当教員名: 科目責任者 北川 良子 (研究室:教育棟B314) 石井 邦子,川城 由紀子 川村 紀子,杉本 亜矢子

〔授業の到達目標及びテーマ〕

実習目的:正常経過をたどる分娩期の母子に対する安全・安楽な出産のための助産ケア実践能力を体得する。 実習目標:1)母子とその家族に対してヒューマンケアの基本に則った看護実践を行うことができる。2)分娩

期の助産診断を的確に行い,母子とその家族の個別性や発達段階に即した助産目標の設定と助産計画の

立案ができる。3)分娩期にある母子とその家族に対して,助産計画に基づき,母子とその家族に対す

る科学的根拠に基づいたケアを実践することができる。4)分娩期の産婦に対するチームの連携・協働

の方法を明確にすることができる。5)分娩期の産婦ケア実践を通して,常に研鑽する能力を身につけ,

助産師としてのアイデンティティを形成することができる。

〔授業の概要〕

実習施設の産科病棟において,産婦を分娩第1期~4期まで受け持ち,経過に即した助産診断・助産計画を立

案のもと,安全・安楽で満足感のある出産のための助産ケアを実践する。

キーワード:助産,分娩期,産婦ケア,臨地実習

〔授業計画〕

回 数 テ ー マ 内 容 担当者

第1~4回

分娩期の

産婦ケア

1~2例目

2 例の産婦を受け持ち,指導者の全面的な指導・助言のも

と,原理原則に従い,基本的な産婦ケア(分娩介助を含む)

を行う。産婦ケアを振り返りながら分娩期の助産診断・助

産計画を立案し,評価を行う。

北川 良子

石井 邦子

川城 由紀子

川村 紀子

杉本 亜矢子

第5~9回

分娩期の

産婦ケア

3~6例目

4 例の産婦を受持ち,産婦の分娩経過に即した助産診断を

行い,安全で安楽な分娩を目指した助産計画を立案する。

助産計画に基づき,指導者の指導・助言のもと,原理原則

に従い,安全・安楽な分娩を目指した産婦ケア(分娩介助

を含む)を行う。

第10~14回

分娩期の

産婦ケア

7~10例目

4 例の産婦を受持ち,産婦の分娩経過に即して包括的に助

産診断を行い,母子とその家族が安全・安楽で満足感のあ

る分娩となることを目指した助産計画を立案する。助産計

画に基づき,指導者の助言・見守りのもと,安全・安楽で

満足感のある分娩を目指した産婦ケア(分娩介助を含む)

を行う。

第15回 カンファレンス 実習目標における到達状況,分娩介助を含む産婦ケアにお

ける自己の学びと課題についてまとめる

履修条件 助産課程履修学生

テキスト 助産師基礎教育テキスト4・5・6・7(日本看護協会出版会)

参考書・参考資料等 NCPR新生児蘇生法テキスト第3版(メジカルビュー社)

学生に対する評価 実習目標の到達状況60%,提出物及び学習態度40%

授業科目名:

看護管理学

( Nursing

Administration)

必修:看4年

編4年

単位数:

1単位

15時間

担当教員名:

科目責任者:西村宣子

(研究室:図書館棟8)

佐藤まゆみ・鈴木康美・西山正恵

〔授業の到達目標及びテーマ〕

1.看護管理の概念を理解できる。

2.看護サービスのマネジメント方法を理解できる。

3.看護を取り巻く諸制度を理解できる。

〔授業の概要〕

将来、保健医療チームの一員として、質の高い看護を効果的・効率的に提供していくためには、看護管

理に関する知識が不可欠である。本科目では、看護管理とは何かを理解し、看護サービスをマネジメン

トするための方法を、看護の組織化、看護ケア提供システム、人的資源管理、物的資源管理、コスト管

理、情報管理、医療安全、医療連携・多職種連携、質評価の視点から学ぶ。

キーワード:看護組織、サービスマネジメント、質評価、医療安全、キャリア開発、リーダーシップ

〔授業計画〕

回 数 テ ー マ 内 容 担 当 者 第1回

(4/11・Ⅴ) 看護と看護管理学

看護管理とは、看護管理の歴史的変遷、専門

職とは、看護サービスとは 鈴木康美

第2回

(4/16・Ⅲ)

看護サービスのマネジ

メント1

マネジメントとは、マネジメントサイクル、

組織化、看護ケア提供システム 西山正恵

第3回

(4/16・Ⅳ) 看護を取り巻く諸制度

医療政策、医療制度、診療報酬、看護と法制

度 鈴木康美

第4 回

(4/18・Ⅴ)

看護サービスのマネジ

メント2

医療安全、リスクマネジメント、医療事故対

策、医療・看護の質評価、医療機能評価 鈴木康美

第5 回

(4/23・Ⅱ)

看護サービスのマネジ

メント3

施設・設備の環境整備、物品管理、コスト管

理、情報管理 西山正恵

第6回

(4/23・Ⅲ)

看護サービスのマネジ

メント4

人的資源管理(キャリア開発・スタッフ育成)、

医療連携(施設間・地域)、多職種連携 西村宣子

第7 回

(4/23・Ⅳ)

マネジメントに必要な

スキル

コミュニケーションスキル、リーダーシッ

プ・モチベーションマネジメント、ストレス

マネジメント、タイムマネジメント、交渉術

西村宣子

第8

(4 /25・Ⅴ) まとめ まとめ

西村宣子

佐藤まゆみ

履修条件 特になし

テキスト 「看護管理」医学書院

参考書・参考資料等 授業の中で適宜紹介する。

学生に対する評価 定期試験(80%)、学習態度(20%)により総合的に評価する。

看53

授業科目名:

感染看護学

(Infection Control in

Nursing)

履修年次

選択:看2・編入4年

単位数:

1単位15時間

担当教員名:

科目責任者 鈴木 明子

(非常勤講師室)

今井 宏美

〔授業の到達目標及びテーマ〕

1.医療行為とそれに伴う感染のリスク、予防策を微生物学的なエビデンスに基づいて説明できる。

2.ガイドライン適用に基づき、対象者や場の状況に応じた感染防止について考えることができる。

3.感染症対策の法的側面について学び、公衆衛生学的な視点、グローバルな視点での感染対策につい

て理解する。

〔授業の概要〕

・代表的な医療関連感染の発生機序、原因微生物の知識を根拠として、予防策を理解し、医療関連感

染を防止できるように、必要な知識とガイドラインに関する講義を行う。 ・本授業はオムニバス方式により行う。

キーワード:感染対策、感染予防、

〔授業計画〕

回 数 テ ー マ 内 容 担 当 者 第1回

(10/15) 感染対策の基礎 標準予防策、経路別感染対策 今井 宏美

第2回

(10/15) 病院内での感染対策

感染源となる病原微生物の特徴、アウトブ

レイク対策 鈴木 明子

第3回

(10/22)

公衆衛生における感染

対策 免疫と生体防御、予防接種、感染症法 鈴木 明子

第4回

(10/22) 感染症の治療 抗菌薬の作用機序、抗菌薬の適正使用 鈴木 明子

第5回

(10/29) 感染対策の技術 洗浄と消毒、滅菌 今井 宏美

第6回

(10/29) 感染対策の技術 デバイスと医療器具、職業感染対策 鈴木 明子

第7回

(11/5) 組織で行う感染対策

組織体制、専門家の活動、サーベイランス

やアウトブレイク時の対応 鈴木 明子

第8回

(11/5) 感染と看護ケア 差別と偏見について(課題レポート作成) 鈴木 明子

履修条件 特になし

テキスト 「基礎から学ぶ医療関連感染対策」,坂本史衣(南江堂)

参考書・参考資料等

「微生物学・感染看護学-微生物から感染防止を考える-」, 岡田忍他編(医

歯薬出版)

「感染対策レシピ」,矢野邦夫(リーダムハウス/2013/2940円)

学生に対する評価 試験80%、小テストを含む課題レポート20%

看54

授業科目名:

看護政策論

(Nursing Policy)

履修年次

選択:看4年

編4年

※今年度未開講

単位数:

1単位

15時間

担当教員名:

〔授業の到達目標及びテーマ〕

〔授業の概要〕

キーワード:

回 数 テ ー マ 内 容

平成30年度は開講しない

看55

授業科目名:

災害看護学 (Disaster Nursing)

必修:看3年

編3年

単位数:

1単位15時間

担当教員名:

科目責任者 細谷紀子

(研究室:図書館棟4)

佐藤紀子

〔授業の到達目標及びテーマ〕

・災害が人々の健康生活に及ぼす影響を理解する。 ・災害発生時及び災害発生に備えた平常時における看護職が果たすべき機能・役割を理解する。 〔授業の概要〕

災害が人々の健康生活に及ぼす影響を理解し、災害発生時及び災害発生に備えた平常時における 看護職が果たすべき機能・役割を、看護職の実践事例を通して教授する。なお、本講義での「災害」 とは自然災害のみではなく、汚染事故等の人為災害やパンデミックにより、不特定多数の住民の健康 および生活に影響を及ぼす事態とする。

キーワード:災害看護、災害サイクル、要配慮者・避難行動要支援者

〔授業計画〕

回 数(日時) テ ー マ 内 容 担 当 者

第1回

(4/12 Ⅲ時限) 災害とは何か

災害の定義・種類、災害サイクル、わが国の災害

に関わる法律・制度と国・地方自治体(都道府県・

市町村)の役割、健康危機管理と保健所の役割 細谷紀子

第2回

(4/19 Ⅲ時限)

災害時の健康ニー

ズと看護活動①

災害看護の定義 災害サイクルの健康ニーズと看護活動 細谷紀子

第3回

(4/26 Ⅲ時限)

災害時の健康ニー

ズと看護活動②

災害の種類別に特徴的な看護活動 放射線事故・災害への対応の基本 要配慮者の対象特性に応じた看護活動

細谷紀子

第4回

(5/10 Ⅲ時限)

急性期に必要な技

術と看護活動

トリアージの基本的知識と方法、応急処置・搬送、

病院における災害対策・初動体制の立ち上げ (特別講義)

(特別講義講

師)

第5回

(5/17 Ⅲ時限)

亜急性期~復旧復

興期および

避難所や仮設・復興住宅における看護 心のケアと救援者自身の心身の防衛 災害対策に関わる地域の社会資源

細谷紀子

第6回

(5/24 Ⅲ時限)

災害対応意思決定

演習

「クロスロード」を用いた、災害対応場面におけ

る問題共有と合意形成の演習 *課題レポート

細谷紀子、 佐藤紀子

第7回

(5/31 Ⅲ時限)

派遣(応援)看護職

の活動の実際

被災地における災害支援ナースの活動の実際 (特別講義) 仲村孝一

第8回

(6/7 13:45終了)

平常時における看

護活動

災害対策における平常時の行政保健師の役割 要配慮者・避難行動要支援者を包含した地域の支

援体制づくり

細谷紀子

履修条件 特になし

テキスト 看護学テキストNice「災害看護(改定第3版)」、酒井明子他編、南江堂

参考書・参考資料等 ルポ・そのとき看護は ナース発 東日本大震災レポート、日本看護協会出版会

学生に対する評価

筆記試験;学習内容の理解度(80%)、課題レポート;学習内容の理解度(10%)学習態度;

積極性(10%)により総合的に評価する。 ※レポート課題の詳細や提出方法は、授業時間内に説明する。 ※本授業の終了時には、ポートフォリオに基づく授業参加に対する振り返りを行うこと(但し、

ポートフォリオの記述内容は評価に含めない)。

看56

授業科目名:

看護キャリア発達論

(Career Development in

Nursing)

選択:看2年

必修:編3年

単位数:

1単位

15時間

担当教員名:

科目責任者 西村宣子

(研究室:図書館棟8)

石井邦子

〔授業の到達目標及びテーマ〕

1. キャリアの概念を理解し、自分自身のキャリア発達に主体的に考えることの重要性を理解することができる。

2. 自分自身を見つめ分析する方法を理解することができる。 3. キャリア発達上で直面する課題およびキャリア発達を促進するための力や資源について理解す

ることができる。 4. キャリアデザインの方法を理解し、自らのキャリアデザインを考えることができる。

〔授業の概要〕

キャリアの概念と看護職のキャリアを取り巻く状況、キャリアガイダンスに関連する理論と自己分析方法を講義し、キャリア発達に関して理解を深める。さらに、看護職における組織の中でもキャリア発達についての講義後、先輩看護職から実際のキャリア発達における課題や支援について紹介してもらい、看護職のキャリア発達の促進について考える。その後、実際のキャリアデザインの方法を知り、個人及びグループワークによって、自分自身のキャリアデザインを深める。

キーワード:キャリア、キャリア発達、キャリアデザイン、自己分析、自己理解

〔授業計画〕

回 数 テ ー マ 内 容 担当者

第1回

(4/9) 看護職のキャリア発達 キャリアと看護職のキャリア発達

西村宣子

(特別講師)

第2回

(4/16) キャリア発達上の課題 看護職者に“なる”ときの課題

看護職者を“続ける”時の課題

西村宣子

(特別講師)

第3回

(4/23) 組織とキャリア発達 組織におけるキャリア開発

キャリア発達を促進する力や資源

西村宣子

(特別講師)

第4回

(5/7) キャリアデザインワーク

自分らしいキャリアのつくり方

キャリアをデザインする方法 西村宣子

第5回

(5/14) 先輩看護職が歩んだ道

「私はキャリアをどのように築いてきたか」

地域における看護職のキャリア発達の実際

西村宣子

(特別講師)

第6回

(5/21) 先輩看護職が歩んだ道

「私はキャリアをどのように築いてきたか」

施設における看護職のキャリア発達の実際 西村宣子

(特別講師)

第7回

(5/28)

キャリアデザインワーク

グループワーク

自分のキャリアをデザインする

*グループメンバーの自己PR、キャリアデザ

インを共有する

西村宣子

石井邦子

第8回

(6/4) まとめ キャリアデザインと学びのまとめ

西村宣子

石井邦子

履修条件 特になし

テキスト 適宜授業で提示する

参考書・参考資料等 適宜関連図書を紹介する

学生に対する評価 小テスト(30%)、提出物(40%)、学習態度及びグループワーク参加態度(30%)

により評価する

看57

授業科目名:

看護管理学実習

Nursing Administration

Practicum

履修年次

必修:看4年

編4年

単位数:

1単位

45時間

担当教員名:

科目責任者:西村宣子

(研究室:図書館棟8号室)

佐藤まゆみ・西山正恵

〔授業の到達目標及びテーマ〕

看護管理者が行う実際の看護管理実践を体験することを通して、人々に安全で質の高い看護サービスを効率的・効果的に提供することをめざして行われる看護管理のあり方について理解できる。 1.必要とされる看護サービスを提供するための看護の組織化について説明できる。 2.看護職員の人的資源管理のしくみについて説明できる。 3.看護活動に必要な物的資源管理のしくみについて説明できる。 4.看護活動に必要な情報管理のしくみについて説明できる。 5.看護の質改善のしくみについて説明できる。 6.円滑な組織運営のためのリーダーシップについて説明できる。 7.施設に対する社会的要請と要請に応じるための看護管理上の課題について説明できる。

〔授業の概要〕

本授業は実習形式の授業であり、講義、看護管理者のシャドーイング(1人の看護管理者に2~3人の学生が同行)、グループワーク、学習成果の発表を通して、上記に示す到達目標の達成をめざす。

キーワード:看護サービス、人的資源管理、物的資源管理、情報管理、質改善、リーダーシップ

〔授業計画〕①第1班 ②第2班 ③第3班

回 数 テーマ 内 容 担当者 第1回

①6/11

②6/11午後・6/18午後

③8/27

事前学習

1. 実習病院の機能と看護管理の概要に

ついて実習施設看護管理者より講義

2. 実習テーマの設定(グループワーク)

西村宣子

佐藤まゆみ

西山正恵

第2回

①6/12 ②6/19 ③8/28 病院実習1

1. 看護管理者のシャドーイング

2. 看護管理関連部門の見学

3. 学びの共有(グループワーク)

第3回

①6/13 ②6/20 ③8/29 病院実習2

1. 看護管理者のシャドーイング

2. 学びの共有(グループワーク)

第4回

①6/14 ②6/21 ③8/30 病院実習3

1. 夜間の看護管理についての学習(グル

ープワーク)

2. 看護管理者のシャドーイング

第5回

①6/15 ②6/22 ③8/31 病院実習4

1. 設定した実習テーマについての学習

成果を発表し全体で討議する

履修条件 看護管理学、成人看護学実習(慢性期)、成人看護学実習(急性期)の各単位を修得

済みであること。

テキスト 「看護管理」医学書院

参考書・参考資料等 適宜関連図書を紹介する。 学生に対する評価 到達目標への到達状況(80%)、学習態度(20%)を総合的に評価する。

看58

授業科目名:

総合実習

Integration Practicum

履修年次

必修:看4年

編4年

単位数:

2単位

90時間

担当教員名:

科目責任者 石井 邦子

(研究室:教育棟B308)

看護教員全員

〔授業の到達目標及びテーマ〕

本授業では、実際の看護実践現場に近い環境を選定した実習を行い、既習知識や技術を統合して実務に即

した総合的な看護実践能力の育成を目標とし、①病院施設や在宅等多様な場での継続的な看護提供、並びに

地域の健康課題を解決・改善する看護活動方法、②チームナーシングの展開方法、③施設看護の多様な勤務

時間帯での看護実践の内容・方法、④他職種との協働や役割調整等について学習する。

〔授業の概要〕

看護の専門性を発揮するためには、保健医療チームの一員として機能する看護について理解し、既習知識・

技術を実践において統合・活用する力が必要となる。本授業ではこうした総合的な看護実践力を向上させる

ため、チームナーシングや複数患者の受け持ち、夜勤など、現場で実際に行われている看護実践に近い内容

を体験し、実務に即した実習を行う。また、病院施設や在宅等の対象者を地域生活者として理解し継続的に

看護提供すると共に、健康づくりなど予防を重視した看護方法も学ぶ。

キーワード:看護実践力の向上、チームナーシング、他職種との連携・協働

〔授業計画〕

1.実習方法概要 1)学生は以下の専門領域のいずれかを選択し、それぞれに分かれて実習を行う。

①看護管理学領域、②成人看護学領域、③精神看護学領域、④高齢者看護学領域、⑤在宅看護学領域、 ⑥地域看護学領域、⑦母性看護学領域、⑧小児看護学領域、

2)それぞれの領域においては、専門領域の看護実践に関係の深い入院・入所機関(外来含む)、福祉機関、 在宅機関、市町村保健センター等を選定する。

3)夜勤帯での看護実践、チームナーシング、他職種との連携・協働のいずれか二つは実習で経験する。 4)実習日程:2週間(実質10日間)の日程において各領域の実習を展開する。 2.各専門領域の実習概要 ①看護管理学領域:医療施設から、在宅或いは他の保健医療福祉施設への療養の場の移行支援を、看護チー

ムの一員として経験する。 ②成人看護学領域:実際の看護チームに入り、メンバーとして複数の患者への看護実践を体験しながら、効

果的なチームアプローチのあり方及び多職種連携・協働のあり方を学習する。 ③精神看護学領域:地域リハビリテーション施設・精神科病院・病棟でのチーム医療や地域連携の実践的な

場において、自らテーマをもち、探索的な看護実践を通して深く学習する。 ④高齢者看護学領域:介護療養型医療施設におけるチームアプローチでの看護の提供を経験し、チーム機能

やメンバーの役割、多職種連携の実際、看護の役割等を学ぶ。 ⑤在宅看護学領域:在宅療養者とその家族に対し、実践現場に近い環境で、看護過程やチームナーシング等、

訪問看護の実際を学ぶ。 ⑥地域看護学領域:市町村が実際に抱えている健康課題から実習テーマを設定し、地区活動の一部を実践し

ながら、地区活動の展開方法とその考え方を学ぶ。 ⑦母性看護学領域:助産課程選択者を中心に学生を受け入れる。産後の母子複数組を受け持ち、夜勤帯実習

を含むチームナーシングを経験する。 ⑧小児看護学領域:設定した実習テーマに基づき入院中の患児を受け持つ。看護チームの一員として実習し、

チームアプローチを経験する。 履修条件 選択する専門領域の実習科目の単位を取得していること

テキスト 特に指定しない

参考書・参考資料等 特に指定しない

学生に対する評価 実習実践内容(40%)、提出記録物(40%)、学習態度(20%)により総合的に評価する

看58

看59

授業科目名:

看護研究

Nursing Research

履修年次

必修:看4年

編4年

単位数:

2単位

60時間

担当教員名:

科目責任者 河部 房子

(研究室:教育棟B307)

講師以上の看護教員全員

〔授業の到達目標及びテーマ〕

本授業では、看護実践のなかで生じた疑問等を研究テーマへと発展させ、研究計画を立案して実施し、

研究レポートを作成して発表をする等の一連の研究プロセスの方法を体験し、看護の質向上のための科

学的根拠の蓄積に関する理解を深めることを目的とする。

〔授業の概要〕

看護実践をよりよいものとしていくためには、看護実践における問題の解決をめざす研究方法を身に

つけ、科学的なアプローチに基づいて看護実践の改善・充実をすることが求められる。演習形式で行わ

れる本授業では、研究プロセスの体験を通して看護実践を捉え、看護学の発展を志向する姿勢や素養を

培うべく、研究方法や倫理的配慮等、研究プロセスに必要な事項の理解を深めることとする。

キーワード:研究プロセス、科学的アプローチ、倫理的配慮

〔授業計画〕

<授業方法の概要> 1.研究指導について:学生は、基本的にはそれぞれの関心や研究テーマの希望に沿いながら、8つの

看護領域(基礎看護学、看護管理学、成人看護学、精神看護学、高齢者・在宅看護学、地域看護学、母

性看護学、小児看護学)のうちのいずれかを選択・所属し、さらにその専門領域のなかで主たる指導教

員(講師以上)を決め研究指導を受ける。 2.授業内容について:本授業科目では、看護研究の初歩的・基礎的なプロセスの全体を経験し、その

成果を研究レポート等として提出することを達成目標とし、そのプロセスとしては(個々の研究テーマ

により異なるが)およそ以下のような項目や内容を含むものとする。 1)自らの研究目的や動機を明らかにしつつそれに基づいた適切な研究テーマを設定できる。 2)研究テーマに関する先行研究レビューやクリティーク等を実施できる。 3)研究テーマに対して適切な研究デザインあるいは研究方法を学ぶと共に選択・実施できる。 4)研究倫理に関する学びと共に自らの研究において配慮できる。 5)研究方法に沿ったデータ収集やデータ分析が実施できる。 6)研究結果を適切かつ妥当に提示できる。 7)研究結果に基づき、研究テーマに即した考察が、他文献等を参照しつつ実施できる。 8)一定の結論が導き出され記述されている。 9)以上の研究実施(内容)に先立って必要な「研究計画書」が作成できる。 *以上の項目や全体が平易で論理的な構成と表現でまとめられている。

3.授業の進め方と研究成果の提出等 1)演習やゼミナール等の指導日程・方法等は各担当指導教員と相談しつつ計画し決定する。 2)研究成果(研究レポート等)は定められた期限までに提出する。 履修条件 特になし

テキスト 特に指定しない

参考書・参考資料等 特に指定しない

学生に対する評価 提出物:研究レポート等(80%)、学習態度(20%)により総合的に評価する

看60

授業科目名:

看護学統合

(Nursing Integration)

履修年次

必修:看4年

編4年

単位数:

1単位

30時間

担当教員名:

科目責任者 西野郁子

(研究室:教育棟B309)

看護教員全員

〔授業の到達目標及びテーマ〕

1. これまでの看護学に関する学びを振り返り、本学科教育目標に照らして自己の到達レベルを客観的に評価することができる

2. 4年間の習得状況を踏まえて自分自身の将来像を描き、卒業時までの課題を明確にするとともに具体的な行動目標を設定することができる

3. 専門職業人としての今後の課題、目標を設定することができる

〔授業の概要〕

ポートフォリオ等を用いて4年間の看護学の学びを振り返り、これまで身に付けた知識・技術・態度の到達レベルを教育目標に照らして評価する。それを踏まえて、自分自身の将来像を描き、卒業時までの課題および看護専門職業人として成長するための課題を明らかにする。これらのプロセスを通して自己の学びを振り返り、教員からの助言、学生間の発表・意見交換を通して、自己評価力を高める。

キーワード:看護専門職、ポートフォリオ、到達レベルの評価

〔授業計画〕

回 数 テ ー マ 内 容 担当者

第1回

第2回 ガイダンス

・ポートフォリオの活用の仕方

・本学科教育目標における到達レベル評価の方法

・学習方法および教員のサポート体制

西野郁子

西村宣子

第3回

第4回

第5回

第6回

第7回

第8回

第9回

第10回

第11回

・4年間の振り返り ・到達レベルの評価 ・自己の課題の明確

化 ・卒業時までの具体

的な取り組み

・ポートフォリオの作成・整理

・作成したポートフォリオをもとに、これまでの学びを

本学科の教育目標に照らして振り返り、到達レベルを評

価する

・卒業後の自分の将来像を描くとともに今後の課題(卒

業時までの課題、将来にわたる課題)を明確にする

・今後の課題(卒業時までに課題、将来にわたる課題)、

具体的な取り組みについて確認する

・卒業時までに提示した課題に取り組む(取組の方法に

関しては担当教員と相談する)

担当教員

(看護研

究担当)

による個

別指導お

よび集団

指導

第12回

第13回 発表

・取り組み状況の確認と評価、将来像および将来にわた

る課題の再設定

・発表会を通して、互いの成長を確かめ合うとともに、

自己評価力を高める

第14回

第15回 課題の設定 ・将来像をより具体化し、課題を整理する

履修条件 すべての実習科目の単位を修得、又は同じ学期に単位の修得が見込まれていること

テキスト 特になし

参考書・参考

資料等 授業の中で適宜紹介する

学生に対す

る評価 学習態度(20%)、資料の作成(40%)、発表会への参加状況(10%)、最終レポート(30%)

看61

授業科目名:

リーダーシップ論

(leadership)

選択:看4年

単位数:

1単位

15時間

担当教員名:西村宣子

(研究室:図書館棟8)

〔授業の到達目標及びテーマ〕

1. リーダーシップとは何か、関連する理論とともに理解する。 2. リーダーシップとマネジメントの関係について理解する 3. リーダーに求められるコミュニケーションスキルについて学ぶ 4. 看護実践の場で発揮されるリーダーシップのあり方を考察する

〔授業の概要〕

質の高い看護実践を組織的に展開していくためには、リーダーシップが必須要件となる。リーダーシップとは何か、基本的な考え方と関連する理論を学ぶとともに、リーダーシップに求められるコミュニケーションスキルを身に付ける。最後に看護実践の場でのリーダーシップの発揮の実際を知り、看護実践の変革とリーダーシップについて考察する。

キーワード:リーダーシップ、マネジメント、コミュニケーションスキル

〔授業計画〕

回 数 テ ー マ 内 容

第1回

10/16 Ⅲ リーダーシップとは何か

・リーダーシップの定義

・なぜリーダーシップを学ぶのか

・リーダーシップの理論的変遷

第2回

10/16 Ⅳ

リーダーシップとマネジメン

ト ・マネジメントとリーダーシップの関係

・看護マネジメントとリーダーシップ

第3回

10/23 Ⅲ リーダーシップに必要な要件

・優れたリーダーのリーダーシップ詩論 ・リーダーシップのスタイル ・自身のリーダーシップの分析

第4回

10/23 Ⅳ 組織とリーダーシップ

・組織とは何か

・集団に動く力学、意思決定への影響

・組織の成長とリーダーシップ ・メンバーシップ

・成熟した組織で求められるリーダーシップ

・権限委譲

第5回

10/30 Ⅲ リーダーに求められる コミュニケーションスキル

・リーダーシップとコミュニケーション ・コミュニケーションスキル (コーチングとファシリテーション・アサーティブネス)

・コミュニケーション力アップのためのステップ (自己基盤力・人間関係力・対人支援力)

第6回

10/30 Ⅳ

・意思決定を導くコミュニケーション(演習)

*アルピーノ・パラドックス

第7回

11/6 Ⅲ

看護実践の場で発揮されるリ

ーダーシップ リーダーシップを発揮した実践活動の紹介(特別講師)

第8回

11/6 Ⅳ まとめ

履修条件 特になし

テキスト 適宜授業で提示する

参考書・参考資料等 適宜関連図書を紹介する

学生に対する評価 課題(70%)と学習態度(30%)を総合的に評価する

看62

授業科目名:

継続看護方法論

Methods in Continuing

Nursing

履修年次

選択:看4年

編4年

※今年度未開講

単位数:

1単位

45時間

担当教員名:

〔授業の到達目標及びテーマ〕

〔授業の概要〕

キーワード:

回 数 テ ー マ 内 容

平成30年度は開講しない

看63

授業科目名:

国際看護論

Global Health Nursing

履修年次

選択:看2年

編3年

単位数:

1単位

15時間

担当教員名:

伊藤尚子

(非常勤講師室)

〔授業の到達目標及びテーマ〕

講義目標 1. 看護による国際協力の意義、活動の場所と対象について理解できる。 2. 世界の健康問題とそれらに対する戦略、および課題を理解できる。 3. 異文化看護の理論を理解できる。 4. 国際看護活動におけるアセスメントを理解できる。 5. 国際看護活動に影響を及ぼす因子を理解できる。 6. 日本国内における国際看護活動を理解できる。

〔授業の概要〕

経済のグローバル化や国際間の移動手段の発達に伴い、看護活動も国境を越えて拡大している。そのため看護職は、国際的な視野から健康課題を考えることができ、国際社会で活躍できる能力を養うことが必要である。本授業では、国際看護の概念を学習し、世界における健康問題とそれに対する戦略の潮流を理解したうえで、実際の国際看護活動に必要な知識を得る。さらに日本国内における国際看護として在日外国人への支援について学習する。

キーワード:世界の健康問題、国際看護活動、異文化看護、在日外国人支援

〔授業計画〕

回 数 テ ー マ 内 容

第1回

(6/4) 国際看護とは

国際看護の概念

看護による国際協力の意義 国際看護の活動の場所と対象

第2回

(6/4) 世界の健康問題と戦略の潮流 世界の健康問題

世界の健康問題に対する戦略、課題

第3回

(6/11) 日本の国際協力

日本の国際協力の歴史

日本の国際協力の実際

第4回

(6/11) 異文化理解と異文化看護論

異文化適応の過程 異文化看護論

第5回

(6/18) 国際看護活動におけるアセスメント

地域のアセスメント

保健医療システムのアセスメント

第6回

(6/18) 国際看護活動に影響を及ぼす因子

コミュニケーション 政治 宗教

第7回

(6/25) 日本国内における国際看護

日本に滞在する外国人の背景 在留外国人の健康に影響を及ぼす問題 在留外国人への看護

第8回

(6/25) まとめ

授業全体を通したまとめ

履修条件 特になし

テキスト 特になし

参考書・参考資料等 国際保健医療学 第3版(杏林書院2013)

学生に対する評価 期末試験:レポート試験(70%),レスポンスシート(20%),学習参加態度(10%)

看64

授業科目名:家族看護学概論

(Introduction to Family Nursing)

選択:看 2年

編3年

単位数:

1単位15時間

担当教員名:

児玉 久仁子

(非常勤講師室)

〔授業の到達目標及びテーマ〕

本授業の到達目標及びテーマは、1.家族看護の基本的概念、家族看護のプロセスを理解する 2.ライフサイク

ル各段階での家族の発達課題、健康問題の特徴を理解する 3.健康問題を抱える家族への具体的な家族看護実践方

法を理解することである。

〔授業の概要〕

本授業は、家族という関係性を持った集団への看護として、家族とは何か、家族と健康との関係、看護職として家

族看護を提供することの意義を学習し、看護職として家族に向き合うための姿勢を身につけることを目的とする。家

族看護理論を基に、家族看護が具体的に理解できるように講義と演習を行う。

キーワード:家族、家族発達理論、システム理論、看護師の価値観、円環的思考

〔授業計画〕

回 数 テ ー マ 内 容 第1回

(1/7 Ⅲ) 家族看護の基礎

理論

家族とは何か、家族看護の必要性

家族看護の基礎理論の紹介(システム論、家族発達理論) 第2回

(1/7 Ⅳ)

第3回

(1/21 Ⅲ)

家族看護と価値

臨床現場の事例から読み解く家族看護の課題

家族看護と価値観

家族看護に必要な看護師の姿勢

第4回

(1/21 Ⅳ)

第5回

(1/21 Ⅴ)

第6回

(1/28 Ⅲ)

家族との

関係づくり

円環的思考を用いた事例検討

DVD学習

ロールプレイ

第7回

(1/28 Ⅳ)

第8回

(1/28 Ⅴ)

履修条件 特になし

参考書・参考資料

家族看護実践センター編著:DVDBOOK臨床での家族支援3複数面接での関係づくり,

104-142,日本看護協会出版会,2013.

学生に対する評

価 課題(60%)、発表内容(20%)学習態度(20%)により、総合的に評価する。

看65

授業科目名:家族看護学方法論

( Family Nursing Seminar for

Practice)

選択:看3年

編4年

単位数:

1単位15時間

担当教員名:

児玉 久仁子

(非常勤講師室)

〔授業の到達目標及びテーマ〕

家族看護学概論で学んだ理論に基づき、健康問題によって家族に生じている問題について検討する。

家族アセスメントの基本となる円環的思考を用いたアセスメントおよび、家族(患者)-看護師間の相

互作用の読み取り、体験を通して、システムの理解を深める。

〔授業の概要〕

本授業は、演習を通して家族援助の基本となる円環的思考を習得することが目標となる。演習では、

事例を用いたグループワーク、DVD 学習、ロールプレイを通して、仮説形成、相互作用の読み取りと仮

説に基づく援助について学ぶ。

キーワード:家族システム、援助システム、円環的思考、家族援助技術、ロールプレイ

〔授業計画〕

回 数 テ ー マ 内 容 第1回

(7/6 Ⅲ)

家族アセスメントと援助の実際

臨床現場の家族支援の特徴

看護師が家族に関わる5つのレベルと事例のと

特徴 第2回

(7/6 Ⅳ)

第3回

(7/13 Ⅲ)

家族ケアの実際①

個人面接法

個人面接における家族カウンセリングの基本

DVD学習、ロールプレイ

第4回

(7/13 Ⅳ)

第5回

(7/20 Ⅲ)

第6回

(7/20 Ⅳ)

家族ケアの実際②

複数面接法

複数面接における家族カウンセリングの基本

DVD学習、ロールプレイ

第7回

(7/27 Ⅲ)

第8回

(7/27 Ⅳ)

履修条件 家族看護学概論を履修済みであることが望ましい

参考書・参考資料等

1) 家族看護実践センター編著:DVDBOOK臨床での家族支援1ベッドサイ

ドでの関係づくり,日本看護協会出版会,2011.

2) 家族看護実践センター編著:DVDBOOK臨床での家族支援2個人面接で

の関係づくり,日本看護協会出版会,2011.

3) 家族看護実践センター編著:DVDBOOK臨床での家族支援3複数面接で

の関係づくり,日本看護協会出版会,2013.

学生に対する評価 定期試験(0%)、課題(80%)、日ごろの学習態度(20%)により、総合的に評

価する。