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グローバルテクノス エンジニアリング ジャパン TIMTOSは過去最大規模で開催される(TAITRA 【広告特集】 2011年 平成23年 2月25日 金曜日 退

( ) に匹敵する性能を実現した工作機械が2年前に …...台 湾 の 工 作 機 械 と 周 辺 機 器 グローバルテクノス グローバルテクノスは

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台湾の工作機械と周辺機器

グローバルテクノス グローバルテクノスは台湾・HOTA

和大

グループのバックアップを受け、

台湾製工作機械、各種製品の販売やエンジ

ニアリング、アフターケアなど海外進出に

おけるあらゆるサポート活動を展開してい

る。

 メーンの台湾製工作機械ではNC旋盤を

はじめ、MC、円筒研削盤、高周波焼入装

置など幅広く取り扱っている。精度・品質

の大幅な向上と、海外での設備投資につい

てコスト競争で有利なことから、すでに多

くの自動車メーカーに対して納入実績を持

っている。

 また、同社の社員は日本の工作機械メー

カー出身で、その高い技術力には定評があ

り、台湾メーカーが不得意なツーリング設

計や加工調整などユーザーの高度な要求に

応えている。

東京エンジニアリング 東京エンジニアリングは平面研削盤専業

メーカーのプロス、クーラント総合メーカ

ーであるUNIMAGの製品を取り扱って

いる。

 プロスはサドル型から、コラム型、オー

バーアーム型、門型にいたるまで平面研削

盤をトータルでラインアップ。中でも門型

は基本的にオーバーハングのない構造とな

っており、加工精度、安定性といった面で

高い性能を発揮する。このほかにも同社は

コストパフォーマンスの高い製品を開発し

ている。

 一方、UNIMAGはマグネットセパレ

ーターから集中クーラントシステムまでを

製造するクーラント浄化装置の総合メーカ

ー。同社は自社ブランドで製造しているほ

か、

年以上にわたって、欧米、日本メー

カーにOEM供給を行っている。

東台精機ジャパン 東台集団は台湾工作機械トップメーカー

の東台精機を筆頭に、HONOR立型旋盤

研削盤、APECガントリー型5面加工

機、Quick―TECH

小型立くし刃

形複合加工機

などで結成。今回のTIM

TOSは「量産部品の高機能化・複合化に

よる短タクト加工」と「高性能・高品質加

工」をテーマに

機種を出品する。

 TFH―200BPは自動車などの量

産部品加工で対象部品に最適な主軸配置と

テーブルバリエーションを選択構成できる

高速高精度の横型MC。主軸側は3軸コン

パウンドの構成で1ヘッド2主軸が可能。

これを加工物周囲に複数配置できる。

T―

は立くし刃形刃物台を持つ小型複

合加工機。制御軸

軸、ツール数最大

本を

装備。二つの主軸で、裏表の完品加工可能。

短タクト性とユニークな軸構成が魅力。

有力企業の技術・製品

 台湾の工作機械が持つ高い加工性能とコストパフォーマンスは世界各国のユーザーから高く

評価されている。その性能がいかに向上しているかは、現在の台湾製5軸加工機の中で日本製

に匹敵する性能を実現した工作機械が2年前に開催された「台北国際工作機械見本市

TIM

TOS

」で登場してきているということから分かるだろう。現在、輸入されている台湾製工

作機械の多くはかつての「安かろう悪かろう」というイメージで語ることはできない。

中・小型機種のラインアップ充実日本でのサービス強化

TIMTOSは過去最大規模で開催される(TAITRA提供)

TIMTOSいよいよ開催来月1日から台北市で

メーカー約700社が競う台湾工作機械業界切削型シェア世界5位

〈順不同〉

( ) 【広告特集】 2011年 平成23年 2月25日 金曜日   

 

 

JIMTOFで存在感を

示した台湾工作機械・周

辺機器メーカー

TAI

TRA記者会見

 台湾製工作機械は中・

小型機種のラインアップ

が充実している。また、

日本メーカーの製品では

すでに新品を見つけるこ

とが困難になった機能の

ものが台湾中小メーカー

の製品でラインアップし

ていることが多いという

のも特徴として挙げるこ

とができる。

 これまで信頼性や制御

性、加工性能が不安視さ

れたこともあったが、現

在の台湾メーカー製はフ

ァナック製やシーメンス

製、ハイデンハイン製と

いった日系メーカーや欧

州系メーカーのNC装置

を搭載することによっ

て、信頼性や制御性、加

工性能の向上を実現した

マシンが普及してきた。

 またサービス面でも、

海外メーカー製工作機械

は輸入品である以上、日

本メーカーと同じレベル

のメンテナンス対応を行

うのは厳しいといわれて

きたが、現在では商社や

輸入代理店がある程度の

重要部品や消耗品をスト

ックすることやメンテナ

ンスを含むサポート体制

を強化することなどで対

応している。

 現在、日本に輸入され

ている台湾中小メーカー

製の多くは販売代理店が

信頼できるメーカーや品

種に絞り込んで販売して

いる。台湾大手メーカー

の日本法人の中には日本

の工作機械メーカーで長

い経験を積んだスタッフ

が営業から購入後の設

置、メンテナンスまでを

対応するという体制をと

っているところもある。

 メーカー、日本法人、

販売代理店などのサービ

ス体制強化で、台湾製工

作機械はかつての「安か

ろう悪かろう」というイ

メージを払拭してきてい

る。昨年、

月から

にかけて開催された「日

本工作工作機械見本市

JIMTOF

」には

台湾メーカーが立型MC

やNC旋盤、タレット旋

盤、研削盤といった各種

工作機械から、エンドミ

ルやドリルなど工具類を

展示。来場者に性能をア

ピールしていた。

 JIMTOF開催年の

翌年には台湾工作機械・

機器メーカーの最新動向

を知ることができる展示

会「台北国際工作機械見

本市

TIMTOS

が開催される。今年は3

月1日から6日までの6

日間。会場は台湾・台北

市の台北世界貿易センタ

ー展示ホールと台北世界

貿易センター南港展示ホ

ールで、主催は台湾貿易

センター

TAITR

とTAMI。会期

中、海外からの来場者は

名刺を提示、登録するこ

とにより、無料で入場す

ることができる。

 今回のTIMTOSに

は5138小間、919

社・団体が出展。前回、

年開催の4871小

間、895社・団体を上

回る規模となる。主催者

のTAITRA、TAM

Iでは来場者数について

も、前回の約4万300

0人を超える、4万70

00人を見込んでいる。

 主な展示内容はデジタ

ル制御工作機械、金属切

削工作機械、組み立て部

品、ツール、工作機械刃

物、計測設備、金属成形

工作機械、管材線材加工

機械、鋳造、鍛造、溶接

切断、熱処理設備、生産

および貯蔵システム、ロ

ボット、ロボットアーム

など。

 同展で台湾メーカー各

社はニューマシンの発表

やデモンストレーション

などを行う。台湾製工作

機械に対して注目が高ま

っている中、今回も日本

から多くのユーザーやエ

ンジニアが同展に参加す

るはずだ。

 台湾のモノづくり技術

は生産から品質管理、メ

ンテナンスにいたるま

で、高いレベルにあると

いえる。ナノメートルス

ケールの回路線幅を実現

するため、最先端の加工

技術が要求される半導体

デバイスのグローバルな

生産拠点が台湾になって

いるということから、そ

の技術レベルの高さがわ

かるだろう。

 台湾には約700社の

工作機械・関連機器メー

カーがある。台湾の工作

機械業界団体、台湾区機

械工業同業組合

TAM

が昨年

月に発表し

たデータによると、機種

別の生産社数はマシニン

グセンター

MC

22

5社、フライス盤237

社、研削盤128社、汎

用旋盤230社―など。

 日本工作機械工業会

日工会が

日に発表し

た「主要国の2010年

の切削型工作機械生産

額によると、台湾製切削

型工作機械の生産額は

億2900万米

で、世

界シェアは6・1%。第

5位に返り咲いている。

 一方、TAMI発表数

字から台湾工作機械業界

全体をみると、

年から

年までの間に約3倍の

成長を遂げており、生産

高は

年の550億ニュ

ー台湾

NTD、1ニ

ュー台湾

2・8円

から、

年は概算予測高

で1600億NTDに達

するという

 

年、中国と台湾は

「海峡両岸経済協力枠組

み協議

ECFA

」に

調印した。ECFAとは

貨物貿易、サービス貿

易、投資保護といった制

度による経済協力協定で

ある。この協定でポイン

トとなるのが中台間の貿

易で生じる関税。今年1

月1日から、関税早期引

き下げ

アーリーハーベ

スト

が始まった。

 アーリーハーベストに

入った中国開放機械製品

中国が関税引き下げを

していく製品

は107

品目。そのうち工作機械

はコンピューター数値制

CNC

旋盤、CN

Cドリル盤、研削盤、グ

ラインダーなど

品目

だ。現在の台湾製工作機

械、最大の輸出先は中国

香港を含む

で、

1月から9月までの輸出

額は9億9346万10

00米

で、

年は世界

的景気後退の真っただ中

にあったため、単純に比

較することは難しいが、

同月比で110・9%と

いう伸びになっている。

3年以内に中国と台湾の

こうした貿易がECFA

に基づいて、関税ゼロを

実行することになる。

 日系企業の中国におけ

るモノづくりビジネスが

活発化している中、EC

FAによって台湾製工作

機械の関税が引き下げら

れる、あるいは将来的に

撤廃になると、日系企業

が台湾製工作機械を購買

し、納入地を中国にした

場合、大きなコストダウ

ンを図ることが可能にな

る。