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〔議所トレーニング研究班〕
競泳選手における準高所トレーニングの可能性
藤京暢
志 今村
分
龍
雄
事要 約
谷
藤
橋
日間の準高所海放16こi名を対象4エリートレベルの大学努子長距離競泳選手
12船主夜 トレhellipニングを実絡した準高所トレーニング期間中とその前後に合計 5聞の
森
加
5 400m手工費量カーブテえト令実施したヨドテストは セットの のクロール泳によって構
成されておちそのときの泳速度血中乳酸濃度心拍数動採血酸素飽和Jl闘の関連
性を鶏ヨ較した また lUlgtfi乳重量濃度 25mmollおよび4伐泌nolllこ相当する泳君主選定〈それ
ぞれV25およびV4Oとする)でそれぞれ100mを 15邸ずつ行う閥欺的トレlarrニングそ行
わせそのときの血中乳酸濃度心拍数動飯血酸手軽飽和島をのilIg定を行った泳速度hellip
血gtfi乳酸関係泳速度一心拍数関係および泳速度ー動脈血厳禁飽和度関係ti準高所曝
露3日後に鋲箸な変化を示し V25およびV4olま替要露前に比較して有望撃に減少してい
た関詩文的トレーニング後の血中手し般についてみると準高所縁議後 28自では曝露前
に対して有意に高いf疫がホされたが各自白には磯賞事前とほぼ民織の績が示されていた
さらに V25V4Oおよび緩大努力での必Omクロール泳のパフォーマンスは当長潟湾奇ト
レーニング終了後に有意に向上したこれらの匁晃からエリートレベルにある競泳選
手会対象とした準高所トレーニングのための有議な資料を得ることがでゑた
1緒
トレーニング涯が長く競技レベルの高い競技者やそのコhellipチが高所トレhellipニングの導入を
検討する機会は少なくない実際マラソンの高機尚子選手や競泳の北農産経介溝手など後れ
た競技成績を残した臼本人競技者が高所トレーニングを積極的に程り入れていたことは悪知の
事実である
高所トレーニングの成果を左おする要因のひとつに用いる標高がある 1968年に海技
23infinmで開催されたメキシコオリンぜック大会を契機にアスリートの高地トレーニングやそ
れらの研究がさかんに実施された日ことなどから 1500~25紬 n桂度の標高を用いトレ
康
幸
寛
貴
78 中央大学保健体脊研究所紀宮警 害事23号
ングを行うアスリートが多いしかしながら水泳ブールが必要不可欠となる競泳トレーニン
グの場合海抜1500mより患い高変(以下では準高所とする)安用いざるを得ないこともあ
る
ヒトの絞大駿素摂取量は において逓減することはよく知ら る
が殺大酸素摂取量の高い人は低い人に比べて依酸素の影響を強くうける 1013泌またエ
リートアスリートは 1000mに満たない標高でも最大酸素摂攻畿の俄下が認められるミ1314)
したがってよくトレーニングされた一流選手を対象とした場合 15ぬ n以下の様識でのト
レーニングにおいても高所効果が得られると考えられるこの点については比較的鍛錬され
た競泳灘手会対象とした準高所トレーニングにおける身体負握度やその効采が甥らかにされつ
る611) もののこのような報告はいまだ数少ないのが護状である
本研究では トレhellipニング壁が長くかつ競技力の高い競技者が準高所でのトレhellipニングを
積極的に取り入れるための資料を得ることを岳部としたそのため対象を全国大会入賞経験
のある競泳選手に限定し準高所で実施した水泳トレーニングとその前後の生理的反応につい
て検討を加えた
2方法
(1)対象者
対象は男子エリート競泳選手 4名であった表 lに対象の身体的特犠競泳トレーニン
グ歴競技レベルを示す対象者は鰐れも前シーズンの全関大会の40伐nまたは 150伐n自由
形において 8位以内に入室しておりそのうち i名は4infinmEl由形において優勝していた
対象者は前シーズン終7後 3週間の説トレhellipニング期簡を経た後 22週間にわたって
τabl母 1 Char品cteristicsof subj企cts
AGE HEIGHT WEIGHT NATIONAL SUBJECTS
(cm) rcraayrT刊3en)r s
(E1i5A02041紹nPJfG子U
A 20 1730 658 130 90
B 19 1780 882 100 130
C 18 172β 621 110 260 18 1710 590 110 370
流1官an 188 1735 688 113 213
SD 10 31 132 13 128
79 2005 競泳長譲歩におけるき主義議所トレニングの可能性霊長谷季 1審議謀主話芸事今村喜善検
50β土 236km1weekの水泳トレーニングを実施した状態で準高所トレーニングとそれに伴う
測定に参加した
対象者には研究の窓義内容危険性などを十分に説明した対象者はこれらを理解し
た上で研究の対象務になることに同意した
(2) 準高所トレーニング針閣と測定内容
表2に水泳トレhellipニングとこれに伴う測定の概要を示すなお水泳トレーニングと水泳
中の測定は銀水路 (25m)競泳プールで実施された
対象者は 15~B 16臼の関連続的こ海抜128伽 lに滞をしこの間21閣の水泳トレーニング
を仔った本探究鰐梼はその前後 2B爵ずつを含む20白鶴とした表2トヌド菊掲の還当た
りの水泳距離は 2懇話〈トレhellipニング環弟23運〉では部8加し 2議自 (24選〉では837km
3運自 (25週)では753取れであったこれらは本訴究実掩舗の3濃縮 (20-22週)の平均
泳距離のそれぞれ89124 112に相当した
準高所トレーニング期間中とその前後に血液検査乳酸カーブテスト開歌的トレーニング
テストを実施した血液検査は準高所トレーニング 2日前 2日闘 1日後に実施した乳
酸カーブテストは準高所トレhellipニング 1目前 3日目 11日間 15日目 2日後に実施し
た間歌的トレーニングテストは準高所トレーニング 1臼前 2隠闘 6日 EI13 B目に
実施した(表 2)lsquo
(3) 血液検査
採血は 言語所詩書夜部 (2 B前入滞在需拾17時間後 (2B鰐入滞在終了 16時間後
(lB後)に実施した(表2)採血は午前9時より実施され は捺血前少なくとも 10
時間の絶食が指示されたまた高所滞在前後の採血にあたっては前日の水泳トレーニング
Table 2 Trainingand m官邸urementschedule during the low altitude tralning camp
80 中央大学保健体育研究所紀繋 舞~23号
を実施させず激しい身体活動が行われないように配醸した
採血検体はただちに摂氏 4(の冷却状態で 3infin伐予mの遠心分離を 10分関施した後冷蔵保
存した状態で臨床検査機関(立問題床臨学研究所東京)に提出した議意気抵抗法により赤血
球数およびヘマトクワットを SLSヘモグロビン法によりヘモグロピン濃度をブロhellipサイト
メ 1) 法により網状赤血球数を RIA法によりエリスロボエチンを計算法により平均赤血球
容積 (MCV)平均赤血球ヘモグロビン量 (MCH)および乎均赤血球ヘモグロど (MCHC)
を求めた滞在開始 17時間悶に得られた血液サンプルについてはエリスロポエチンの分析
のみとした
(4)乳酸カーブテスト
図 lに乳酸カーブテストのプロトコールを示した本テストは 4infinmのクロール泳を試
技毎に泳速度を著者増させて 4~5 霞実施することで泳速度一乳酸曲線を導出するものであ
る最大下で行われる 4囲の 40段n泳についてはそ予め設定した泳速度により連動強度を規定
したこの点についてはテスト実施前の 3ヶ月間に実施された最大努力での 30分間泳の平
均泳連度を 400mあたりの泳記銭に換算したものを護基準タイムとしたこの基準タイムは次
式により算出した
基準タイム〈秒)=1800秒 X4 infinm最大努力 30分間泳到達距離 (m)
乳酸カhellipブテスト時の 4閣の最大下泳においては第 3試授と第 4試技の問に OBLA(Onset
of Blood Lactate Accumulation)が出現するようなブロトコhellipルの設定を目指し第 l試技
(Tl) 第 2試技 (T2)第 3試技 (T3)および第 4試技む)の設定泳タイムをそれぞれ基準
タイム +20秒基準タイム十 10秒基準タイム基準タイムー 10秒に設定したこの点に関
しむを基準タイムとした理由については対象者の 30分間最大努力泳蜜後の血中乳酸濃震
が35mM程震になることを確認(未発表資料)した結巣であるなお第 5試技 (Ts)は4俄れ
の最大努力泳としたが準高所滞在時のテストにおいてはむまでのプロトコール設定とし
た(図 1)
対象者には Tlから T4までの泳連疫を泳タイムに換算したもので京しテスト聞でそれぞれ
の泳タイムがi湾ーとなるよう指示を与えた試技間の休患についてはそれぞれのテストにお
ける最終試技とその直前の試技開のみ 10分間としその他については 5分間に設定した
名試技における平均泳速度以下Vとする)血中乳酸議度(以下出とする入心拍数以
下HRとする)主観的運動強変 (RPE)動脈血費量紫飽和農(以下旬2とする)を求めた
Vは特伽n泳所要時簡をストップウォッチ (8120-4infin0セイコ一社製によって計測し
2infin5 競泳選手における準尚所トレーニングの iiJ官官牧(森谷慮義原加藤今村高橋) 81
lsquoFig1a Protocols for Laヰa総 CurveTestく$制 levelgt
』柑 崎町 可句
悶悶闘す
----v
W
h
h
Figトb Protocols for Lacate C詰rveTe翠tくLow Altitudegt
82 中央大寺金保健体脊研究所紀要 第23サ
水泳距離を所要時間で除すことで算出した Laについては第 1試技と第 2試技では運動終
了60秒後第3試技と第 4試技では運動終了90秒後第 5試技では運動終了 180秒後に指
尖から連出させた血液を携帯型自動分析機ラクテートプロアークレイ杜)にかけることで
した密1) HRは運動終了後鹿ちに対象者自身iこ妨水型心始トランスミッター(パン
テージXLPolar社)を胸部にあてさ佼運動終了後の最高銭安導出した Sp02については
運動終了後産ちに携帯翠パルスオキシメータ (N-20Nellcor社〉のプローブを左手人蒸し提
ることマ導出した RPEについては HRおよびSpOzの測定が終了後直ちに Borg
の15スケー vの8本語対応表を対象者に提示し対象者に呂頭で開容させたー
こ2)を従属変数とするこ次回帰分析により算出した(醤Laを独立変数V土l酪線V-La
の曲線関係から取中学し酸護震25mMおよび40mMに桔当する泳連麗 (V25V40) を算出し
たすなわち VZ5およびV40は V-La曲線に25mMおよび40mMの取中乳酸濃変の儀令内挿
することで算出した密 2)また Vとい以外の変数問の関連鷺 (v必 RV-RPE人Sp02)
については Vを独立変数もう一方を従属変数とする一次回帰分析を行うことで求めた(関
2) これらの露連性からは V25およびV40出現時のHR(HR VZ5HR V40) RPE (RPE
VZ5RPE V40) およびSp02(SpOz V25SpOz V40) を求めたすなわち V必R車線
V-RP日車線 V-SpOz直線にそれぞれV25およびV4βの健を内挿することで上記評価値を算出
した(図 2)
曹のldquo目トョョ
V
Fig 2 How to find a relativ母母valuationvalu時
fromLactate Curvき令加も
凶仏凶
喝同
2005 競泳選手における貴重高所トレーニングの可能性森谷ま審議主加藤今村 E寄緩) 83
(5) 閑欺的トレーこングテスト
間欺的トレhellipニングテストは 80秒毎に 1infinmを15回繰り返す間歌的水泳運動を 1セットと
しぞれそ 2度繰り返すものであったこのときの運動強度については 1セット目を V25
2セット悶そ町oに設定した対象者に対する連動強肢の指示を 100mあたりの泳タイムで
った選動問の休息は 80秒から運動時間を差し引いた時間であり運動時間と休息時聞
については 1セット自で64秒と 16秒 2セット自で62秒と 18秒となった
潤数約トレhellipニングテストでは間歌的水泳連動における平均泳連変 (v)をセット毎に求
めたまた各セット終了後には乳接カーブテスト持と同一の手織によってLaHR RPE
およびSPU2の瀦窓を行った
(6) 統計室長環
平均値土標準偏差で示した各測定分析環器における平均値の綾時的変化の検
はおonferroniの多重比較法を用いたなお 一元配置散分析によって
られた項目についてのみ適用した有意水準については 5に設定した
3結果
(1) 鼠液検驚
iさ13に準高所滞在の前後と滞在開始2B 13に行われた鼠液検驚の給3誌を示した赤血球数
土1560vsgd]040二七34(15がへそグロピ601510-土512vs61pl00810 二と(505
土7519吉V叙311ご七MCV (9250)t180こ4690vs40 土1(4663gd])ヘマトクリット081
之招致) MCH (3060土llOpgvs 3045こと116pg)MCHC (3310土O認vs 3325土053)
土1350VS0419ごと(925については準高所滞在の蔀後でほ玄関ーであった鱗状赤旗球数
5740)では手言葉差は認められなかったものの 4名中 3名の値が準高所帯在後に高まって
いた また よじりスロポエチン 0763 ml2313 ml VS 1450土289Ul651mニヒ Ul610mこと
mUrru)については対象者会員が滞在2日目に高くなる傾向が主訴されたが統計上有意では
なかった
(2) 乳酸カーブテスト
3に乳酸カーブテストにより得られた会変数の結果
後と滞殺終了後の乳酸カーブテストを実施できなかっ
なお高所滞在開始11日
は統計処理対象外とした
84
5~話
520
GMhuch
5象10
hM
ぷ
似
51infin 490
中央大学保健体育研究所紀要 合事23寺子
33部「
3200ト くgt-- 令 31infinト
30infin- = iiP4 29朗 ケ 一 一 ー も明
28infinOW
480 27加 pre post post
1650 r 34infin 1600 ト 3350
点
〈ゆ小)ハ〉叩門》》点
1550 33朗gGmwぷ 門戸
1500 32鵠
1450 32infinMM 1400
MUOJWJgM
器削向
パ仰向
川
叫悶
川口
1350 3150 pr号 post pre post
5000 4900 48infin 仏~副
ωwhuo
4700 46加
択にyenも45加 10加 4400 43infin 官
財
U
5infin 4200 4100 000
pr日 post pre post
9800 3500 r
合600 ~ 30infinト
9400 35infinト
t--1 20009200 戸
一一
MUhv
ト 〉
901鈴 1500えJ ト3窓
ぷ材料相級
CQCiM
容器郎 10infinト
5却ト総治
Oinfin拡infinpre post pre altitude post
Fig3 Results of blood tests for consid日ringthe adaptation to low altitude
また高所滞在開始 15日目に実施したテストについては対象者Bが体調不良のために
テスト ず結果統計対象者が2名となったため統計処理の対象から外した
(TlT2 T3T4) においてテスト関 きな援が認められたのは La (Tl
T4)HR (T2T3T4)SpOz (T4)であり何れもi謬寂跨始3時後で顕著な変動が示されて
いた 3)他方最大努力泳であるもではを RPEについてのみテスト鵠の有意差が認めら
れた 3)
2005 競泳選手における滋長議所トレhellipニングの可能性(森谷謀議長京加藤今村高橋) 85
τ畠 ble3 Physiological resposes to Lactat自 Curv喧 Test
P宣告 day3 day 11 post
V後 Tl (mlsec) 工 42こ1 002 142 l 001 002ニと 141 002ニと421
V長安 T2 (mlsec) 1 48士 002 147土 002 145金 000 147 l 002
llsec)(釘 T3参Vlt 1 53 002 153 l 0infin 002 二七 521 1 52こ1 003
VT4 (mls日 c) 1 59こ1 002 1 60 l 001 1 58 l 002 1 58土 002
w議 T5(mlsec) 1 63会 004 167ま 003
LaTj (mmoJJl) 1 33土 031 |「ーホ
187 l 015
本
120玄 01 0 107 l 01 5
LaT2 (mmoJJl) 1 23 l 021 183土 040 137 l 021 工 03土 01 5
LaT3 (mmoれ 217 015 387 l 153 233七 012 工 40ま 026
LaT4 (mmoJJl)
「helliphellip榊
098ゴこ457 lfI
111 3 l 231
判一hellip
こ士540 1 48 287土 038
LaT5 (mmoJJl) 099ニヒ1033 1067土1 69
HRTyen (beatsmin) 12267士 1721 144β7士 924 13467え 1419 136infin土 346
刻住
156β土「 4-04-HRT2(beatsmin)
HRT3(beatslrnin)
33115 513二七
16267 252二土
14533 808 14000土 346
当彦
16告 00土 1054 ぬ 433会 321 15200 l 346
HRT4(b君品 tsrnin) 17533 l 416 18067 l 651
間 T5(b開 tsrnin) 18033土896
17067 462ごと 16267土 503
18000 l 1039
RPE~接 Tl 767ま1 53 1067土 404 9infinニ1 3紛 900土 265
RPET2 265こヒ1100 1167 l 416 1133土 252 1167土 208
RPET3 265と1200 1433 l 306 1367 208 13infinl 173
RPET4 15infinl 200 1733土 2錦 1567 115 1467二i 05事
RPET5 土 058
SpOZTl () 94船二 361 9433土11 5 infinlゴニ9400 9767土 058
Sp02T2 () 9333土 058 9367士1 53 9367ニl 289 9733土11 5
Sp02Ta () 9233 l 289 9067土 289 9433 208 9667土1 53
Sp02(l者 T4 () 9300土 361 88infinl 557 93悌l 1 73 94infin土 3加
Sp02T5 () 90infin会 458
Vi誌 u母 sarem君潔 ls l SD Plt005 Pく 001
VM母語 nvelocityLa blood lac泌総合 oncを ntrationHR h鎗 rtrate RPE ra俊勝fperceived exe氏 ion T5 5th1怠trT4 4th al凶3rdてら1凶昌2ndT21紅おTl1st富田鈴組協側lbloodoxy総長昌ar紙S 1凶品
86 中央大学保健体脊研究所紀要 宮容認号
Table 4 Ch註ngesm r貯lativeevaluation value of lact誌を curvetをstduringlow altitude training
pre dぐly3 dayll post
V25 (mlsec) 154 t003 150土003 152土003 工56t002
γ一hellip一一本向 (mls壱c) 157金 003 153会
日日V25(beatsmin) 161ldquo00土361
民総V4o(bea総刷n) 16833 t058 16767土666 168infin=とlinfin 16433土462
RPEV25 1333玄146 1347土341 1347 1鎚 1405tLl7
RPEV4告 1451二t 144 1449 t317 1502土180 1501 086
Sp02V25 () 9212 256 9212土360 9332士2 infin 告505 243
SpOZV40 () 9175 292ごと 9118と427 9334t217
Valu号sar岩波le叙 18士SD Pく 005Plt 001
V Mean velocityHR h畦artrate即日ra出 gsof perceived ex椛 ionSp02 arterial blood oxyg加
saturationV25 swimmおgv坦locityequivalent to blood lactate concentration 25mM V40swimm鈴g velocity号quivalentto blood lactate concentration 40mM
4は乳酸カーブテストより得られたVと他の生理的変数との関係から導出された相対的
評部緩すなわちV25V40HR V25HRぬふ RPEV25RPE V40SPUz V25および
SpU2 V4uの平均億二七標準偏差を示したものlあるV25およびV4Oは高所i護主E摺始3日後
で豪華苦に低下し 11白後で平地問様のレベルまで朗捜し滞在終了後には向上していた(表
4) 一方 VZ5およびV40を除く相対的評価値については伺れにおいてもテスト関における
有意悲は認められなかった(表 4)
なお留4にすべての乳酸カhellipブテストから導出したVとLa HRRPEおよびSpUzとの
関連性について対象者毎に訴した
(3) 簡歎飴トレーニングテスト
Sに閥歌的トレーニングテストにおける VLaHRRPESPUzを示す 1酉尽のテ
ストを実務できなかった対象者Aは統計処理対象外としたこれらの変数のうち Laにつ
いてのみ有意差が示されたすなわち準高所滞在開始2B後のMは l-tット百 2セッ
ト誌の商セットとも準高所滞在前後よりも高かった(表 5)また準高所滞在 6日吾の訴
は平地とほほ問様であり準高所務在後のLaは最も慌い債であった表 5)
HRおよびRPEについてはテスト謁でほほ向様の僚が示されたSpUzについては
こそ認められなかったものの準高所滞在2BEJおよび6日自に何れの対象者においても平
地よりも怯い傾舟であった(表 5)
bullbull
1000
口叩令一 PREhellip口hellip DAY3叩一歩larr-DAY15
2infin5 後泳選手こtける君主主主義号ト ングの可能性森谷語審霊長加護憲今季す 高橋) 87
SU13JECTA
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(S055)
70 60 50
8β 70 60
40 50 30 3 40叫
J
20 30 2010
00 1β 00
140 145 150 155 160 165
V (rnsec)
Fig4a
145 150 155 160 165 工70140
V (rn器詰 c)
Results ofしactatを Cur間 百st(subject A13)
88 ヰ9と大学保護軍体育研究所紀要 妻鹿 23サ
SUBJECT C SUBJECTD
1000
u
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A
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A
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DAY3ldquo 0m能
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竃
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問問《同州内
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0問 DAY3 100 ゼケhellip DAYll ~ 90-今larr-DAY 15 議 80bullを 9β ト --POST E 70
3 60 350
4032 30 20 10 00
140 145 155 160 165 170 135 140 145 150 155 160 165 170
V (mls告c)
Results of Lactat告Cぽ判決st(subject CD)
V (mlsec)
Fig4b
日制《叫ば
89 2infin5 競泳選霊祭における首長高所トレーニングの可能性(森谷藤原加綴今村高橋)
Table 5 Physiological rむspos昔話 tothe intermittent tr滋ningtぞst
pr告 d品y2 d畠y6 day 13
5353 10β2 11003 二七 t 152 1003 152程V (m1sec) 1st s 003二七
2nd set 158 1003 158土003 157 001 158土003
La (rnmoll) 1st s暗t 117 1032 177土015 153 040オニ 1infin土 020
40土7 031 1471品071ニ七021土2ndset 193 257 7
HR (beatslmin) 1st s校 14667土208 14800 1964 15400金 361 152infinニと 917
2nds母t 16800 10部 16233土生き3 16867ごと毛布35 16200こ1103き
RPE 1st s号t 11infin土000 1133 1200こ12部 73土11200289二七
2nds日t 1367土l53 1433 1252 15infinこ12β5 1433まl53
SpOz () 1st set 9470 1208 9270土115 9170 1153 9330士115
2nds控t 9330土115 9170土153 9330土2白089070 231 1
Results are m号制s SD PltOβ5
4考察
本研究では トレーニング歴が長くかっ競技レベルが高い男子競泳灘手を対象に海抜
1 280mでの準高所トレーニングにおける水泳選勤時の生理的時答について検討したそのた
めまず泳者の持久的能力の変化を示すとされている V-La曲線とそこから導かれるV25と
以こ着岳したこれは本研究の対象者はウォームアップクhellipリングダウン技術的ト
レーニングを除けば V25およびV40でのトレhellipニングが年聞を避して最も多いことによる
また V25とV40は競泳選手の持久的泳能力やそのトレーニング効来の判定に有効であると
されている 9)
(1) 準墓所滞夜絡にみられる生理的感答
ヒトの最大酸素摂離農は fi酸素環境下において母下することがよく知られている最大
酸素摂取量の高い人は儀い人に比べて低駿索の影響を強く受けることが報告されている1
に満たない標高でも最大酸素摂取量の低下が観察されn肋1αまたエリートアスリートは
る5守 1314)
本研究の対象者は会菌大会81立以内入賞という高い競技歴を持ちかつ準高所トレhellipニン
グ需給前に充分な競泳トレーニングを穣み緩めて鍛錬度の高い競技者であったそのため
14) 310
対象者は高い最大酸素摂取量を有しており詑較的標高の器い準高街環境においても
事 ゆ央大伊保健体育研究所紀要 第 23~苦
の彰響を受けやすい可能性が考えられるー
乳酸カーブテストのデhellipタより準高所滞在初期(3臼呂)に T3およびT4時の身体負担
震が高くなっている様子が窺えたまた V25V40の搾れにおいても爆露前よりも有意に
怪くかつ搾れの対象者においても時一泳速度におけるLa HRは高く SPU2が悲い傾向
が認められたさらに符ーの泳連環で行われた最大下の詩歌告さ水泳トレーニング時の準高所
薄在初離は a認の加は滞謀議よりも有意に高かった詩歌的インターバルテスト持の
準高所講義 28おの SPU2については有意差こそ認められなかったもののすべての対象者
において滞在開始前よりも散い銭前にあったこれらのことから長く鍛錬された競技者を対
象とする場合海抜12日蹴れという準高所であってもその滞在初期には器地とは異なる
応答が生じることが鳴らかとなった
準高所滞在開始 6日後に特われた間島史的トレーニングテスト時の生理的応答をみると
所滞在開始前と大きな護は認められないまた 11日後に行われた乳酸カーブテストにより
導出されたデータ会みる限りそのときの最大下運動時の生理的応答は準高所i帯夜前すなわ
ち平地とほぼ|司じであったこれらは本研究で設定した程度の高所環境であり血中学し酸濃
度が5mrnollを下回るような中等度以下の運動であれば準高所曝露後6日程度で平地とほほ
同強度の連動を実施することができることを示壊している
これらの結果iえ鍛錬者を対象とし本研究と同程度の標高を用いて行われた先行研究の結
果611) を るものであるしたがって本研究で対象としたような競技力が高くかつ鍛
錬度が高い競技者では準高所トレhellipニングを実施することで高所トレーニングによっても
たらされる諸効果令接待できる可能性がある同時に準高所トレーニングにおいてもその
藩在初期には処方Tるトレhellipニングの蓋と糞について充分な主意が必要であるといえよう
(2) 準高所トレーニング前後の変北
対象者BCDのV-La飴線をみると準高所帯在後 I弓ー泳連変に対する
の値が抵くなっていた V25とV4olま準高所滞在終了後に向上する傾向があり特にVZ5の
変化は額著であった最大努力泳の泳速疫については有意差こそ霊かながら認められなかっ
たものの (p 0β58)滞在終了後に高い傾向であった最大努力泳後のいは開テスト
ほ同じであったこれらの結果は本研究で対象とした続技レベルの高い競泳選手を対象にト
レーニングプログラムを作成する場合準高所トレーニングを取り入れることが有効である可
能性を示唆するものであろう
この点について400m泳実施時の有酸素性代謝と無酸素性代謝の質献がおよそ 8 2である
91 2005 競泳選手における象潟fflトレーニングの可能性(森谷塁審華奈 110護憲今村嘉援〉
ことが報告されている 151ぶことに鑑みれば i零在終了後にみられた泳能力の改善は
的な逮動遂行能力よりむしろ LTやOBしAに景3響を及iますような有酸素的な運動遂行能力の
によるものと考えることができる
低酸紫馴化すると赤血球数ヘモグロピン濃度ヘマトクリット債が増大する 7812) こ
れらの反応が起こるためには砥酸素環境暴露によるエリスロポエチンの分拡が充進し網状
赤血球が増揺する過程を経る 4三
準高醗i事在前後では何れの総定壌践についても準高所講在書官後の有意差は語められなかっ
たもののエリスロポエチンがすべての対象者において準高所滞悲 2日自に増加した網状赤
血球については対象者BおよびCに準高所帯在による向上か官められた一方で対象者Dに
ついては準高所滞在前後でほぼ悶じ僚が示された一方赤血球数ヘモグロピンj農度ヘマ
トクリットについては対象者BDにおいて準高所滞在後に場加が認められたが対象者じ
では準高所帯在後に低下していた
これらのことは準高所曝露の斜激を受けた結果ょにリスロポエチンが増結していてもそ
の授のち足15についてはかなりの領人楚が姦在することを示綾している対象者Cの鶏待と
の反応については トレーニングによる鼠襲量増大によるみかけの減鼠疫反5である可能性があ
るエリスロポエチンが分誌され網状赤血球が増えたとしても赤血球ヘモグロビン濃
度ヘマトクリット値などが増加するためには トレーニングや栄養摂取などの要因が複雑に
ると考えられることから実際には造血は起こっていなかった可能性もある
いずれにせよ詳細は不明であるため対象者を多様化したり泡液検査の実撞頻度や検査
項慢をま援やしたりするなどの手段で準高所トレーニング実務後の有酸素性作業詑の改善につ
いてさらに検討をすすめる必繋があろう
5まとめ
トレーニング竪が長くかっ競技力が高い選手会対象とした準高所トレーニング
に関する資料を得ることを呂釣としたそのため大学男子エリート競泳長距離選手4名
象とし訪日間の準高所(海抜1280m) トレーニングとその前後 2日間ずつを含む20E3罪悪の
明らかにした
すべての対象者において準高所滞在開始 3日後では問一泳速度における血中
乳酸濃度が商くなる傾向が認められた問hellip泳速度における心拍数や動脈血酸素飽和度をみて
も準高所滞在開始3日後に前者では蒔く後者では抵くなる傾肉がみられたこのような傾
92 中央大学保健体育研究所紀要 第23号
向は乳酸カーブテストから導出される血中乳酸瀧度25および40rnmollに相当する泳速度
(V25V40) の変化にも現れていたさらに間欺的トレーニング実施後の血中乳酸捜度は
準高所滞在開始2日後で滞在開始前に比べて有意に高かった以上のような生理的変化は
乳酸カーブテストでは高所滞在開始11日後に問欺的トレーニングテストでは高所滞在開始
6日後にほぼ消失した他方準高所トレーニング期間の前後に行われた乳酸カーブテストの
結果より V25V40および400mの最大努力泳のパフォーマンスは準高所トレーニングによっ
て改善された
これらのデータから鍛錬度の極めて高い競技者においては海抜12泡伽nという準高所にお
いても 2000m以上の標高において示されるものと同様の生理的応答が生じいわゆる OBLA
あたりまでの運動強度であれば準高所滞在開始後6日目には平地とほぼ同様のトレーニング
が実施できるようになる可能性が示された
参考文 献
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78 中央大学保健体脊研究所紀宮警 害事23号
ングを行うアスリートが多いしかしながら水泳ブールが必要不可欠となる競泳トレーニン
グの場合海抜1500mより患い高変(以下では準高所とする)安用いざるを得ないこともあ
る
ヒトの絞大駿素摂取量は において逓減することはよく知ら る
が殺大酸素摂取量の高い人は低い人に比べて依酸素の影響を強くうける 1013泌またエ
リートアスリートは 1000mに満たない標高でも最大酸素摂攻畿の俄下が認められるミ1314)
したがってよくトレーニングされた一流選手を対象とした場合 15ぬ n以下の様識でのト
レーニングにおいても高所効果が得られると考えられるこの点については比較的鍛錬され
た競泳灘手会対象とした準高所トレーニングにおける身体負握度やその効采が甥らかにされつ
る611) もののこのような報告はいまだ数少ないのが護状である
本研究では トレhellipニング壁が長くかつ競技力の高い競技者が準高所でのトレhellipニングを
積極的に取り入れるための資料を得ることを岳部としたそのため対象を全国大会入賞経験
のある競泳選手に限定し準高所で実施した水泳トレーニングとその前後の生理的反応につい
て検討を加えた
2方法
(1)対象者
対象は男子エリート競泳選手 4名であった表 lに対象の身体的特犠競泳トレーニン
グ歴競技レベルを示す対象者は鰐れも前シーズンの全関大会の40伐nまたは 150伐n自由
形において 8位以内に入室しておりそのうち i名は4infinmEl由形において優勝していた
対象者は前シーズン終7後 3週間の説トレhellipニング期簡を経た後 22週間にわたって
τabl母 1 Char品cteristicsof subj企cts
AGE HEIGHT WEIGHT NATIONAL SUBJECTS
(cm) rcraayrT刊3en)r s
(E1i5A02041紹nPJfG子U
A 20 1730 658 130 90
B 19 1780 882 100 130
C 18 172β 621 110 260 18 1710 590 110 370
流1官an 188 1735 688 113 213
SD 10 31 132 13 128
79 2005 競泳長譲歩におけるき主義議所トレニングの可能性霊長谷季 1審議謀主話芸事今村喜善検
50β土 236km1weekの水泳トレーニングを実施した状態で準高所トレーニングとそれに伴う
測定に参加した
対象者には研究の窓義内容危険性などを十分に説明した対象者はこれらを理解し
た上で研究の対象務になることに同意した
(2) 準高所トレーニング針閣と測定内容
表2に水泳トレhellipニングとこれに伴う測定の概要を示すなお水泳トレーニングと水泳
中の測定は銀水路 (25m)競泳プールで実施された
対象者は 15~B 16臼の関連続的こ海抜128伽 lに滞をしこの間21閣の水泳トレーニング
を仔った本探究鰐梼はその前後 2B爵ずつを含む20白鶴とした表2トヌド菊掲の還当た
りの水泳距離は 2懇話〈トレhellipニング環弟23運〉では部8加し 2議自 (24選〉では837km
3運自 (25週)では753取れであったこれらは本訴究実掩舗の3濃縮 (20-22週)の平均
泳距離のそれぞれ89124 112に相当した
準高所トレーニング期間中とその前後に血液検査乳酸カーブテスト開歌的トレーニング
テストを実施した血液検査は準高所トレーニング 2日前 2日闘 1日後に実施した乳
酸カーブテストは準高所トレhellipニング 1目前 3日目 11日間 15日目 2日後に実施し
た間歌的トレーニングテストは準高所トレーニング 1臼前 2隠闘 6日 EI13 B目に
実施した(表 2)lsquo
(3) 血液検査
採血は 言語所詩書夜部 (2 B前入滞在需拾17時間後 (2B鰐入滞在終了 16時間後
(lB後)に実施した(表2)採血は午前9時より実施され は捺血前少なくとも 10
時間の絶食が指示されたまた高所滞在前後の採血にあたっては前日の水泳トレーニング
Table 2 Trainingand m官邸urementschedule during the low altitude tralning camp
80 中央大学保健体育研究所紀繋 舞~23号
を実施させず激しい身体活動が行われないように配醸した
採血検体はただちに摂氏 4(の冷却状態で 3infin伐予mの遠心分離を 10分関施した後冷蔵保
存した状態で臨床検査機関(立問題床臨学研究所東京)に提出した議意気抵抗法により赤血
球数およびヘマトクワットを SLSヘモグロビン法によりヘモグロピン濃度をブロhellipサイト
メ 1) 法により網状赤血球数を RIA法によりエリスロボエチンを計算法により平均赤血球
容積 (MCV)平均赤血球ヘモグロビン量 (MCH)および乎均赤血球ヘモグロど (MCHC)
を求めた滞在開始 17時間悶に得られた血液サンプルについてはエリスロポエチンの分析
のみとした
(4)乳酸カーブテスト
図 lに乳酸カーブテストのプロトコールを示した本テストは 4infinmのクロール泳を試
技毎に泳速度を著者増させて 4~5 霞実施することで泳速度一乳酸曲線を導出するものであ
る最大下で行われる 4囲の 40段n泳についてはそ予め設定した泳速度により連動強度を規定
したこの点についてはテスト実施前の 3ヶ月間に実施された最大努力での 30分間泳の平
均泳連度を 400mあたりの泳記銭に換算したものを護基準タイムとしたこの基準タイムは次
式により算出した
基準タイム〈秒)=1800秒 X4 infinm最大努力 30分間泳到達距離 (m)
乳酸カhellipブテスト時の 4閣の最大下泳においては第 3試授と第 4試技の問に OBLA(Onset
of Blood Lactate Accumulation)が出現するようなブロトコhellipルの設定を目指し第 l試技
(Tl) 第 2試技 (T2)第 3試技 (T3)および第 4試技む)の設定泳タイムをそれぞれ基準
タイム +20秒基準タイム十 10秒基準タイム基準タイムー 10秒に設定したこの点に関
しむを基準タイムとした理由については対象者の 30分間最大努力泳蜜後の血中乳酸濃震
が35mM程震になることを確認(未発表資料)した結巣であるなお第 5試技 (Ts)は4俄れ
の最大努力泳としたが準高所滞在時のテストにおいてはむまでのプロトコール設定とし
た(図 1)
対象者には Tlから T4までの泳連疫を泳タイムに換算したもので京しテスト聞でそれぞれ
の泳タイムがi湾ーとなるよう指示を与えた試技間の休患についてはそれぞれのテストにお
ける最終試技とその直前の試技開のみ 10分間としその他については 5分間に設定した
名試技における平均泳速度以下Vとする)血中乳酸議度(以下出とする入心拍数以
下HRとする)主観的運動強変 (RPE)動脈血費量紫飽和農(以下旬2とする)を求めた
Vは特伽n泳所要時簡をストップウォッチ (8120-4infin0セイコ一社製によって計測し
2infin5 競泳選手における準尚所トレーニングの iiJ官官牧(森谷慮義原加藤今村高橋) 81
lsquoFig1a Protocols for Laヰa総 CurveTestく$制 levelgt
』柑 崎町 可句
悶悶闘す
----v
W
h
h
Figトb Protocols for Lacate C詰rveTe翠tくLow Altitudegt
82 中央大寺金保健体脊研究所紀要 第23サ
水泳距離を所要時間で除すことで算出した Laについては第 1試技と第 2試技では運動終
了60秒後第3試技と第 4試技では運動終了90秒後第 5試技では運動終了 180秒後に指
尖から連出させた血液を携帯型自動分析機ラクテートプロアークレイ杜)にかけることで
した密1) HRは運動終了後鹿ちに対象者自身iこ妨水型心始トランスミッター(パン
テージXLPolar社)を胸部にあてさ佼運動終了後の最高銭安導出した Sp02については
運動終了後産ちに携帯翠パルスオキシメータ (N-20Nellcor社〉のプローブを左手人蒸し提
ることマ導出した RPEについては HRおよびSpOzの測定が終了後直ちに Borg
の15スケー vの8本語対応表を対象者に提示し対象者に呂頭で開容させたー
こ2)を従属変数とするこ次回帰分析により算出した(醤Laを独立変数V土l酪線V-La
の曲線関係から取中学し酸護震25mMおよび40mMに桔当する泳連麗 (V25V40) を算出し
たすなわち VZ5およびV40は V-La曲線に25mMおよび40mMの取中乳酸濃変の儀令内挿
することで算出した密 2)また Vとい以外の変数問の関連鷺 (v必 RV-RPE人Sp02)
については Vを独立変数もう一方を従属変数とする一次回帰分析を行うことで求めた(関
2) これらの露連性からは V25およびV40出現時のHR(HR VZ5HR V40) RPE (RPE
VZ5RPE V40) およびSp02(SpOz V25SpOz V40) を求めたすなわち V必R車線
V-RP日車線 V-SpOz直線にそれぞれV25およびV4βの健を内挿することで上記評価値を算出
した(図 2)
曹のldquo目トョョ
V
Fig 2 How to find a relativ母母valuationvalu時
fromLactate Curvき令加も
凶仏凶
喝同
2005 競泳選手における貴重高所トレーニングの可能性森谷ま審議主加藤今村 E寄緩) 83
(5) 閑欺的トレーこングテスト
間欺的トレhellipニングテストは 80秒毎に 1infinmを15回繰り返す間歌的水泳運動を 1セットと
しぞれそ 2度繰り返すものであったこのときの運動強度については 1セット目を V25
2セット悶そ町oに設定した対象者に対する連動強肢の指示を 100mあたりの泳タイムで
った選動問の休息は 80秒から運動時間を差し引いた時間であり運動時間と休息時聞
については 1セット自で64秒と 16秒 2セット自で62秒と 18秒となった
潤数約トレhellipニングテストでは間歌的水泳連動における平均泳連変 (v)をセット毎に求
めたまた各セット終了後には乳接カーブテスト持と同一の手織によってLaHR RPE
およびSPU2の瀦窓を行った
(6) 統計室長環
平均値土標準偏差で示した各測定分析環器における平均値の綾時的変化の検
はおonferroniの多重比較法を用いたなお 一元配置散分析によって
られた項目についてのみ適用した有意水準については 5に設定した
3結果
(1) 鼠液検驚
iさ13に準高所滞在の前後と滞在開始2B 13に行われた鼠液検驚の給3誌を示した赤血球数
土1560vsgd]040二七34(15がへそグロピ601510-土512vs61pl00810 二と(505
土7519吉V叙311ご七MCV (9250)t180こ4690vs40 土1(4663gd])ヘマトクリット081
之招致) MCH (3060土llOpgvs 3045こと116pg)MCHC (3310土O認vs 3325土053)
土1350VS0419ごと(925については準高所滞在の蔀後でほ玄関ーであった鱗状赤旗球数
5740)では手言葉差は認められなかったものの 4名中 3名の値が準高所帯在後に高まって
いた また よじりスロポエチン 0763 ml2313 ml VS 1450土289Ul651mニヒ Ul610mこと
mUrru)については対象者会員が滞在2日目に高くなる傾向が主訴されたが統計上有意では
なかった
(2) 乳酸カーブテスト
3に乳酸カーブテストにより得られた会変数の結果
後と滞殺終了後の乳酸カーブテストを実施できなかっ
なお高所滞在開始11日
は統計処理対象外とした
84
5~話
520
GMhuch
5象10
hM
ぷ
似
51infin 490
中央大学保健体育研究所紀要 合事23寺子
33部「
3200ト くgt-- 令 31infinト
30infin- = iiP4 29朗 ケ 一 一 ー も明
28infinOW
480 27加 pre post post
1650 r 34infin 1600 ト 3350
点
〈ゆ小)ハ〉叩門》》点
1550 33朗gGmwぷ 門戸
1500 32鵠
1450 32infinMM 1400
MUOJWJgM
器削向
パ仰向
川
叫悶
川口
1350 3150 pr号 post pre post
5000 4900 48infin 仏~副
ωwhuo
4700 46加
択にyenも45加 10加 4400 43infin 官
財
U
5infin 4200 4100 000
pr日 post pre post
9800 3500 r
合600 ~ 30infinト
9400 35infinト
t--1 20009200 戸
一一
MUhv
ト 〉
901鈴 1500えJ ト3窓
ぷ材料相級
CQCiM
容器郎 10infinト
5却ト総治
Oinfin拡infinpre post pre altitude post
Fig3 Results of blood tests for consid日ringthe adaptation to low altitude
また高所滞在開始 15日目に実施したテストについては対象者Bが体調不良のために
テスト ず結果統計対象者が2名となったため統計処理の対象から外した
(TlT2 T3T4) においてテスト関 きな援が認められたのは La (Tl
T4)HR (T2T3T4)SpOz (T4)であり何れもi謬寂跨始3時後で顕著な変動が示されて
いた 3)他方最大努力泳であるもではを RPEについてのみテスト鵠の有意差が認めら
れた 3)
2005 競泳選手における滋長議所トレhellipニングの可能性(森谷謀議長京加藤今村高橋) 85
τ畠 ble3 Physiological resposes to Lactat自 Curv喧 Test
P宣告 day3 day 11 post
V後 Tl (mlsec) 工 42こ1 002 142 l 001 002ニと 141 002ニと421
V長安 T2 (mlsec) 1 48士 002 147土 002 145金 000 147 l 002
llsec)(釘 T3参Vlt 1 53 002 153 l 0infin 002 二七 521 1 52こ1 003
VT4 (mls日 c) 1 59こ1 002 1 60 l 001 1 58 l 002 1 58土 002
w議 T5(mlsec) 1 63会 004 167ま 003
LaTj (mmoJJl) 1 33土 031 |「ーホ
187 l 015
本
120玄 01 0 107 l 01 5
LaT2 (mmoJJl) 1 23 l 021 183土 040 137 l 021 工 03土 01 5
LaT3 (mmoれ 217 015 387 l 153 233七 012 工 40ま 026
LaT4 (mmoJJl)
「helliphellip榊
098ゴこ457 lfI
111 3 l 231
判一hellip
こ士540 1 48 287土 038
LaT5 (mmoJJl) 099ニヒ1033 1067土1 69
HRTyen (beatsmin) 12267士 1721 144β7士 924 13467え 1419 136infin土 346
刻住
156β土「 4-04-HRT2(beatsmin)
HRT3(beatslrnin)
33115 513二七
16267 252二土
14533 808 14000土 346
当彦
16告 00土 1054 ぬ 433会 321 15200 l 346
HRT4(b君品 tsrnin) 17533 l 416 18067 l 651
間 T5(b開 tsrnin) 18033土896
17067 462ごと 16267土 503
18000 l 1039
RPE~接 Tl 767ま1 53 1067土 404 9infinニ1 3紛 900土 265
RPET2 265こヒ1100 1167 l 416 1133土 252 1167土 208
RPET3 265と1200 1433 l 306 1367 208 13infinl 173
RPET4 15infinl 200 1733土 2錦 1567 115 1467二i 05事
RPET5 土 058
SpOZTl () 94船二 361 9433土11 5 infinlゴニ9400 9767土 058
Sp02T2 () 9333土 058 9367士1 53 9367ニl 289 9733土11 5
Sp02Ta () 9233 l 289 9067土 289 9433 208 9667土1 53
Sp02(l者 T4 () 9300土 361 88infinl 557 93悌l 1 73 94infin土 3加
Sp02T5 () 90infin会 458
Vi誌 u母 sarem君潔 ls l SD Plt005 Pく 001
VM母語 nvelocityLa blood lac泌総合 oncを ntrationHR h鎗 rtrate RPE ra俊勝fperceived exe氏 ion T5 5th1怠trT4 4th al凶3rdてら1凶昌2ndT21紅おTl1st富田鈴組協側lbloodoxy総長昌ar紙S 1凶品
86 中央大学保健体脊研究所紀要 宮容認号
Table 4 Ch註ngesm r貯lativeevaluation value of lact誌を curvetをstduringlow altitude training
pre dぐly3 dayll post
V25 (mlsec) 154 t003 150土003 152土003 工56t002
γ一hellip一一本向 (mls壱c) 157金 003 153会
日日V25(beatsmin) 161ldquo00土361
民総V4o(bea総刷n) 16833 t058 16767土666 168infin=とlinfin 16433土462
RPEV25 1333玄146 1347土341 1347 1鎚 1405tLl7
RPEV4告 1451二t 144 1449 t317 1502土180 1501 086
Sp02V25 () 9212 256 9212土360 9332士2 infin 告505 243
SpOZV40 () 9175 292ごと 9118と427 9334t217
Valu号sar岩波le叙 18士SD Pく 005Plt 001
V Mean velocityHR h畦artrate即日ra出 gsof perceived ex椛 ionSp02 arterial blood oxyg加
saturationV25 swimmおgv坦locityequivalent to blood lactate concentration 25mM V40swimm鈴g velocity号quivalentto blood lactate concentration 40mM
4は乳酸カーブテストより得られたVと他の生理的変数との関係から導出された相対的
評部緩すなわちV25V40HR V25HRぬふ RPEV25RPE V40SPUz V25および
SpU2 V4uの平均億二七標準偏差を示したものlあるV25およびV4Oは高所i護主E摺始3日後
で豪華苦に低下し 11白後で平地問様のレベルまで朗捜し滞在終了後には向上していた(表
4) 一方 VZ5およびV40を除く相対的評価値については伺れにおいてもテスト関における
有意悲は認められなかった(表 4)
なお留4にすべての乳酸カhellipブテストから導出したVとLa HRRPEおよびSpUzとの
関連性について対象者毎に訴した
(3) 簡歎飴トレーニングテスト
Sに閥歌的トレーニングテストにおける VLaHRRPESPUzを示す 1酉尽のテ
ストを実務できなかった対象者Aは統計処理対象外としたこれらの変数のうち Laにつ
いてのみ有意差が示されたすなわち準高所滞在開始2B後のMは l-tット百 2セッ
ト誌の商セットとも準高所滞在前後よりも高かった(表 5)また準高所滞在 6日吾の訴
は平地とほほ問様であり準高所務在後のLaは最も慌い債であった表 5)
HRおよびRPEについてはテスト謁でほほ向様の僚が示されたSpUzについては
こそ認められなかったものの準高所滞在2BEJおよび6日自に何れの対象者においても平
地よりも怯い傾舟であった(表 5)
bullbull
1000
口叩令一 PREhellip口hellip DAY3叩一歩larr-DAY15
2infin5 後泳選手こtける君主主主義号ト ングの可能性森谷語審霊長加護憲今季す 高橋) 87
SU13JECTA
v
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一+-PRE 口hellip DAY3 -ts-DAY 11 -e-POST
SUBJECTB
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2infin (gzagA)
180
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以 120 信州 mm100
AV
100
120 110ゑ0 10β80 き0
(S055)
70 60 50
8β 70 60
40 50 30 3 40叫
J
20 30 2010
00 1β 00
140 145 150 155 160 165
V (rnsec)
Fig4a
145 150 155 160 165 工70140
V (rn器詰 c)
Results ofしactatを Cur間 百st(subject A13)
88 ヰ9と大学保護軍体育研究所紀要 妻鹿 23サ
SUBJECT C SUBJECTD
1000
u
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M
A
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竃
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0問 DAY3 100 ゼケhellip DAYll ~ 90-今larr-DAY 15 議 80bullを 9β ト --POST E 70
3 60 350
4032 30 20 10 00
140 145 155 160 165 170 135 140 145 150 155 160 165 170
V (mls告c)
Results of Lactat告Cぽ判決st(subject CD)
V (mlsec)
Fig4b
日制《叫ば
89 2infin5 競泳選霊祭における首長高所トレーニングの可能性(森谷藤原加綴今村高橋)
Table 5 Physiological rむspos昔話 tothe intermittent tr滋ningtぞst
pr告 d品y2 d畠y6 day 13
5353 10β2 11003 二七 t 152 1003 152程V (m1sec) 1st s 003二七
2nd set 158 1003 158土003 157 001 158土003
La (rnmoll) 1st s暗t 117 1032 177土015 153 040オニ 1infin土 020
40土7 031 1471品071ニ七021土2ndset 193 257 7
HR (beatslmin) 1st s校 14667土208 14800 1964 15400金 361 152infinニと 917
2nds母t 16800 10部 16233土生き3 16867ごと毛布35 16200こ1103き
RPE 1st s号t 11infin土000 1133 1200こ12部 73土11200289二七
2nds日t 1367土l53 1433 1252 15infinこ12β5 1433まl53
SpOz () 1st set 9470 1208 9270土115 9170 1153 9330士115
2nds控t 9330土115 9170土153 9330土2白089070 231 1
Results are m号制s SD PltOβ5
4考察
本研究では トレーニング歴が長くかっ競技レベルが高い男子競泳灘手を対象に海抜
1 280mでの準高所トレーニングにおける水泳選勤時の生理的時答について検討したそのた
めまず泳者の持久的能力の変化を示すとされている V-La曲線とそこから導かれるV25と
以こ着岳したこれは本研究の対象者はウォームアップクhellipリングダウン技術的ト
レーニングを除けば V25およびV40でのトレhellipニングが年聞を避して最も多いことによる
また V25とV40は競泳選手の持久的泳能力やそのトレーニング効来の判定に有効であると
されている 9)
(1) 準墓所滞夜絡にみられる生理的感答
ヒトの最大酸素摂離農は fi酸素環境下において母下することがよく知られている最大
酸素摂取量の高い人は儀い人に比べて低駿索の影響を強く受けることが報告されている1
に満たない標高でも最大酸素摂取量の低下が観察されn肋1αまたエリートアスリートは
る5守 1314)
本研究の対象者は会菌大会81立以内入賞という高い競技歴を持ちかつ準高所トレhellipニン
グ需給前に充分な競泳トレーニングを穣み緩めて鍛錬度の高い競技者であったそのため
14) 310
対象者は高い最大酸素摂取量を有しており詑較的標高の器い準高街環境においても
事 ゆ央大伊保健体育研究所紀要 第 23~苦
の彰響を受けやすい可能性が考えられるー
乳酸カーブテストのデhellipタより準高所滞在初期(3臼呂)に T3およびT4時の身体負担
震が高くなっている様子が窺えたまた V25V40の搾れにおいても爆露前よりも有意に
怪くかつ搾れの対象者においても時一泳速度におけるLa HRは高く SPU2が悲い傾向
が認められたさらに符ーの泳連環で行われた最大下の詩歌告さ水泳トレーニング時の準高所
薄在初離は a認の加は滞謀議よりも有意に高かった詩歌的インターバルテスト持の
準高所講義 28おの SPU2については有意差こそ認められなかったもののすべての対象者
において滞在開始前よりも散い銭前にあったこれらのことから長く鍛錬された競技者を対
象とする場合海抜12日蹴れという準高所であってもその滞在初期には器地とは異なる
応答が生じることが鳴らかとなった
準高所滞在開始 6日後に特われた間島史的トレーニングテスト時の生理的応答をみると
所滞在開始前と大きな護は認められないまた 11日後に行われた乳酸カーブテストにより
導出されたデータ会みる限りそのときの最大下運動時の生理的応答は準高所i帯夜前すなわ
ち平地とほぼ|司じであったこれらは本研究で設定した程度の高所環境であり血中学し酸濃
度が5mrnollを下回るような中等度以下の運動であれば準高所曝露後6日程度で平地とほほ
同強度の連動を実施することができることを示壊している
これらの結果iえ鍛錬者を対象とし本研究と同程度の標高を用いて行われた先行研究の結
果611) を るものであるしたがって本研究で対象としたような競技力が高くかつ鍛
錬度が高い競技者では準高所トレhellipニングを実施することで高所トレーニングによっても
たらされる諸効果令接待できる可能性がある同時に準高所トレーニングにおいてもその
藩在初期には処方Tるトレhellipニングの蓋と糞について充分な主意が必要であるといえよう
(2) 準高所トレーニング前後の変北
対象者BCDのV-La飴線をみると準高所帯在後 I弓ー泳連変に対する
の値が抵くなっていた V25とV4olま準高所滞在終了後に向上する傾向があり特にVZ5の
変化は額著であった最大努力泳の泳速疫については有意差こそ霊かながら認められなかっ
たものの (p 0β58)滞在終了後に高い傾向であった最大努力泳後のいは開テスト
ほ同じであったこれらの結果は本研究で対象とした続技レベルの高い競泳選手を対象にト
レーニングプログラムを作成する場合準高所トレーニングを取り入れることが有効である可
能性を示唆するものであろう
この点について400m泳実施時の有酸素性代謝と無酸素性代謝の質献がおよそ 8 2である
91 2005 競泳選手における象潟fflトレーニングの可能性(森谷塁審華奈 110護憲今村嘉援〉
ことが報告されている 151ぶことに鑑みれば i零在終了後にみられた泳能力の改善は
的な逮動遂行能力よりむしろ LTやOBしAに景3響を及iますような有酸素的な運動遂行能力の
によるものと考えることができる
低酸紫馴化すると赤血球数ヘモグロピン濃度ヘマトクリット債が増大する 7812) こ
れらの反応が起こるためには砥酸素環境暴露によるエリスロポエチンの分拡が充進し網状
赤血球が増揺する過程を経る 4三
準高醗i事在前後では何れの総定壌践についても準高所講在書官後の有意差は語められなかっ
たもののエリスロポエチンがすべての対象者において準高所滞悲 2日自に増加した網状赤
血球については対象者BおよびCに準高所帯在による向上か官められた一方で対象者Dに
ついては準高所滞在前後でほぼ悶じ僚が示された一方赤血球数ヘモグロピンj農度ヘマ
トクリットについては対象者BDにおいて準高所滞在後に場加が認められたが対象者じ
では準高所帯在後に低下していた
これらのことは準高所曝露の斜激を受けた結果ょにリスロポエチンが増結していてもそ
の授のち足15についてはかなりの領人楚が姦在することを示綾している対象者Cの鶏待と
の反応については トレーニングによる鼠襲量増大によるみかけの減鼠疫反5である可能性があ
るエリスロポエチンが分誌され網状赤血球が増えたとしても赤血球ヘモグロビン濃
度ヘマトクリット値などが増加するためには トレーニングや栄養摂取などの要因が複雑に
ると考えられることから実際には造血は起こっていなかった可能性もある
いずれにせよ詳細は不明であるため対象者を多様化したり泡液検査の実撞頻度や検査
項慢をま援やしたりするなどの手段で準高所トレーニング実務後の有酸素性作業詑の改善につ
いてさらに検討をすすめる必繋があろう
5まとめ
トレーニング竪が長くかっ競技力が高い選手会対象とした準高所トレーニング
に関する資料を得ることを呂釣としたそのため大学男子エリート競泳長距離選手4名
象とし訪日間の準高所(海抜1280m) トレーニングとその前後 2日間ずつを含む20E3罪悪の
明らかにした
すべての対象者において準高所滞在開始 3日後では問一泳速度における血中
乳酸濃度が商くなる傾向が認められた問hellip泳速度における心拍数や動脈血酸素飽和度をみて
も準高所滞在開始3日後に前者では蒔く後者では抵くなる傾肉がみられたこのような傾
92 中央大学保健体育研究所紀要 第23号
向は乳酸カーブテストから導出される血中乳酸瀧度25および40rnmollに相当する泳速度
(V25V40) の変化にも現れていたさらに間欺的トレーニング実施後の血中乳酸捜度は
準高所滞在開始2日後で滞在開始前に比べて有意に高かった以上のような生理的変化は
乳酸カーブテストでは高所滞在開始11日後に問欺的トレーニングテストでは高所滞在開始
6日後にほぼ消失した他方準高所トレーニング期間の前後に行われた乳酸カーブテストの
結果より V25V40および400mの最大努力泳のパフォーマンスは準高所トレーニングによっ
て改善された
これらのデータから鍛錬度の極めて高い競技者においては海抜12泡伽nという準高所にお
いても 2000m以上の標高において示されるものと同様の生理的応答が生じいわゆる OBLA
あたりまでの運動強度であれば準高所滞在開始後6日目には平地とほぼ同様のトレーニング
が実施できるようになる可能性が示された
参考文 献
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79 2005 競泳長譲歩におけるき主義議所トレニングの可能性霊長谷季 1審議謀主話芸事今村喜善検
50β土 236km1weekの水泳トレーニングを実施した状態で準高所トレーニングとそれに伴う
測定に参加した
対象者には研究の窓義内容危険性などを十分に説明した対象者はこれらを理解し
た上で研究の対象務になることに同意した
(2) 準高所トレーニング針閣と測定内容
表2に水泳トレhellipニングとこれに伴う測定の概要を示すなお水泳トレーニングと水泳
中の測定は銀水路 (25m)競泳プールで実施された
対象者は 15~B 16臼の関連続的こ海抜128伽 lに滞をしこの間21閣の水泳トレーニング
を仔った本探究鰐梼はその前後 2B爵ずつを含む20白鶴とした表2トヌド菊掲の還当た
りの水泳距離は 2懇話〈トレhellipニング環弟23運〉では部8加し 2議自 (24選〉では837km
3運自 (25週)では753取れであったこれらは本訴究実掩舗の3濃縮 (20-22週)の平均
泳距離のそれぞれ89124 112に相当した
準高所トレーニング期間中とその前後に血液検査乳酸カーブテスト開歌的トレーニング
テストを実施した血液検査は準高所トレーニング 2日前 2日闘 1日後に実施した乳
酸カーブテストは準高所トレhellipニング 1目前 3日目 11日間 15日目 2日後に実施し
た間歌的トレーニングテストは準高所トレーニング 1臼前 2隠闘 6日 EI13 B目に
実施した(表 2)lsquo
(3) 血液検査
採血は 言語所詩書夜部 (2 B前入滞在需拾17時間後 (2B鰐入滞在終了 16時間後
(lB後)に実施した(表2)採血は午前9時より実施され は捺血前少なくとも 10
時間の絶食が指示されたまた高所滞在前後の採血にあたっては前日の水泳トレーニング
Table 2 Trainingand m官邸urementschedule during the low altitude tralning camp
80 中央大学保健体育研究所紀繋 舞~23号
を実施させず激しい身体活動が行われないように配醸した
採血検体はただちに摂氏 4(の冷却状態で 3infin伐予mの遠心分離を 10分関施した後冷蔵保
存した状態で臨床検査機関(立問題床臨学研究所東京)に提出した議意気抵抗法により赤血
球数およびヘマトクワットを SLSヘモグロビン法によりヘモグロピン濃度をブロhellipサイト
メ 1) 法により網状赤血球数を RIA法によりエリスロボエチンを計算法により平均赤血球
容積 (MCV)平均赤血球ヘモグロビン量 (MCH)および乎均赤血球ヘモグロど (MCHC)
を求めた滞在開始 17時間悶に得られた血液サンプルについてはエリスロポエチンの分析
のみとした
(4)乳酸カーブテスト
図 lに乳酸カーブテストのプロトコールを示した本テストは 4infinmのクロール泳を試
技毎に泳速度を著者増させて 4~5 霞実施することで泳速度一乳酸曲線を導出するものであ
る最大下で行われる 4囲の 40段n泳についてはそ予め設定した泳速度により連動強度を規定
したこの点についてはテスト実施前の 3ヶ月間に実施された最大努力での 30分間泳の平
均泳連度を 400mあたりの泳記銭に換算したものを護基準タイムとしたこの基準タイムは次
式により算出した
基準タイム〈秒)=1800秒 X4 infinm最大努力 30分間泳到達距離 (m)
乳酸カhellipブテスト時の 4閣の最大下泳においては第 3試授と第 4試技の問に OBLA(Onset
of Blood Lactate Accumulation)が出現するようなブロトコhellipルの設定を目指し第 l試技
(Tl) 第 2試技 (T2)第 3試技 (T3)および第 4試技む)の設定泳タイムをそれぞれ基準
タイム +20秒基準タイム十 10秒基準タイム基準タイムー 10秒に設定したこの点に関
しむを基準タイムとした理由については対象者の 30分間最大努力泳蜜後の血中乳酸濃震
が35mM程震になることを確認(未発表資料)した結巣であるなお第 5試技 (Ts)は4俄れ
の最大努力泳としたが準高所滞在時のテストにおいてはむまでのプロトコール設定とし
た(図 1)
対象者には Tlから T4までの泳連疫を泳タイムに換算したもので京しテスト聞でそれぞれ
の泳タイムがi湾ーとなるよう指示を与えた試技間の休患についてはそれぞれのテストにお
ける最終試技とその直前の試技開のみ 10分間としその他については 5分間に設定した
名試技における平均泳速度以下Vとする)血中乳酸議度(以下出とする入心拍数以
下HRとする)主観的運動強変 (RPE)動脈血費量紫飽和農(以下旬2とする)を求めた
Vは特伽n泳所要時簡をストップウォッチ (8120-4infin0セイコ一社製によって計測し
2infin5 競泳選手における準尚所トレーニングの iiJ官官牧(森谷慮義原加藤今村高橋) 81
lsquoFig1a Protocols for Laヰa総 CurveTestく$制 levelgt
』柑 崎町 可句
悶悶闘す
----v
W
h
h
Figトb Protocols for Lacate C詰rveTe翠tくLow Altitudegt
82 中央大寺金保健体脊研究所紀要 第23サ
水泳距離を所要時間で除すことで算出した Laについては第 1試技と第 2試技では運動終
了60秒後第3試技と第 4試技では運動終了90秒後第 5試技では運動終了 180秒後に指
尖から連出させた血液を携帯型自動分析機ラクテートプロアークレイ杜)にかけることで
した密1) HRは運動終了後鹿ちに対象者自身iこ妨水型心始トランスミッター(パン
テージXLPolar社)を胸部にあてさ佼運動終了後の最高銭安導出した Sp02については
運動終了後産ちに携帯翠パルスオキシメータ (N-20Nellcor社〉のプローブを左手人蒸し提
ることマ導出した RPEについては HRおよびSpOzの測定が終了後直ちに Borg
の15スケー vの8本語対応表を対象者に提示し対象者に呂頭で開容させたー
こ2)を従属変数とするこ次回帰分析により算出した(醤Laを独立変数V土l酪線V-La
の曲線関係から取中学し酸護震25mMおよび40mMに桔当する泳連麗 (V25V40) を算出し
たすなわち VZ5およびV40は V-La曲線に25mMおよび40mMの取中乳酸濃変の儀令内挿
することで算出した密 2)また Vとい以外の変数問の関連鷺 (v必 RV-RPE人Sp02)
については Vを独立変数もう一方を従属変数とする一次回帰分析を行うことで求めた(関
2) これらの露連性からは V25およびV40出現時のHR(HR VZ5HR V40) RPE (RPE
VZ5RPE V40) およびSp02(SpOz V25SpOz V40) を求めたすなわち V必R車線
V-RP日車線 V-SpOz直線にそれぞれV25およびV4βの健を内挿することで上記評価値を算出
した(図 2)
曹のldquo目トョョ
V
Fig 2 How to find a relativ母母valuationvalu時
fromLactate Curvき令加も
凶仏凶
喝同
2005 競泳選手における貴重高所トレーニングの可能性森谷ま審議主加藤今村 E寄緩) 83
(5) 閑欺的トレーこングテスト
間欺的トレhellipニングテストは 80秒毎に 1infinmを15回繰り返す間歌的水泳運動を 1セットと
しぞれそ 2度繰り返すものであったこのときの運動強度については 1セット目を V25
2セット悶そ町oに設定した対象者に対する連動強肢の指示を 100mあたりの泳タイムで
った選動問の休息は 80秒から運動時間を差し引いた時間であり運動時間と休息時聞
については 1セット自で64秒と 16秒 2セット自で62秒と 18秒となった
潤数約トレhellipニングテストでは間歌的水泳連動における平均泳連変 (v)をセット毎に求
めたまた各セット終了後には乳接カーブテスト持と同一の手織によってLaHR RPE
およびSPU2の瀦窓を行った
(6) 統計室長環
平均値土標準偏差で示した各測定分析環器における平均値の綾時的変化の検
はおonferroniの多重比較法を用いたなお 一元配置散分析によって
られた項目についてのみ適用した有意水準については 5に設定した
3結果
(1) 鼠液検驚
iさ13に準高所滞在の前後と滞在開始2B 13に行われた鼠液検驚の給3誌を示した赤血球数
土1560vsgd]040二七34(15がへそグロピ601510-土512vs61pl00810 二と(505
土7519吉V叙311ご七MCV (9250)t180こ4690vs40 土1(4663gd])ヘマトクリット081
之招致) MCH (3060土llOpgvs 3045こと116pg)MCHC (3310土O認vs 3325土053)
土1350VS0419ごと(925については準高所滞在の蔀後でほ玄関ーであった鱗状赤旗球数
5740)では手言葉差は認められなかったものの 4名中 3名の値が準高所帯在後に高まって
いた また よじりスロポエチン 0763 ml2313 ml VS 1450土289Ul651mニヒ Ul610mこと
mUrru)については対象者会員が滞在2日目に高くなる傾向が主訴されたが統計上有意では
なかった
(2) 乳酸カーブテスト
3に乳酸カーブテストにより得られた会変数の結果
後と滞殺終了後の乳酸カーブテストを実施できなかっ
なお高所滞在開始11日
は統計処理対象外とした
84
5~話
520
GMhuch
5象10
hM
ぷ
似
51infin 490
中央大学保健体育研究所紀要 合事23寺子
33部「
3200ト くgt-- 令 31infinト
30infin- = iiP4 29朗 ケ 一 一 ー も明
28infinOW
480 27加 pre post post
1650 r 34infin 1600 ト 3350
点
〈ゆ小)ハ〉叩門》》点
1550 33朗gGmwぷ 門戸
1500 32鵠
1450 32infinMM 1400
MUOJWJgM
器削向
パ仰向
川
叫悶
川口
1350 3150 pr号 post pre post
5000 4900 48infin 仏~副
ωwhuo
4700 46加
択にyenも45加 10加 4400 43infin 官
財
U
5infin 4200 4100 000
pr日 post pre post
9800 3500 r
合600 ~ 30infinト
9400 35infinト
t--1 20009200 戸
一一
MUhv
ト 〉
901鈴 1500えJ ト3窓
ぷ材料相級
CQCiM
容器郎 10infinト
5却ト総治
Oinfin拡infinpre post pre altitude post
Fig3 Results of blood tests for consid日ringthe adaptation to low altitude
また高所滞在開始 15日目に実施したテストについては対象者Bが体調不良のために
テスト ず結果統計対象者が2名となったため統計処理の対象から外した
(TlT2 T3T4) においてテスト関 きな援が認められたのは La (Tl
T4)HR (T2T3T4)SpOz (T4)であり何れもi謬寂跨始3時後で顕著な変動が示されて
いた 3)他方最大努力泳であるもではを RPEについてのみテスト鵠の有意差が認めら
れた 3)
2005 競泳選手における滋長議所トレhellipニングの可能性(森谷謀議長京加藤今村高橋) 85
τ畠 ble3 Physiological resposes to Lactat自 Curv喧 Test
P宣告 day3 day 11 post
V後 Tl (mlsec) 工 42こ1 002 142 l 001 002ニと 141 002ニと421
V長安 T2 (mlsec) 1 48士 002 147土 002 145金 000 147 l 002
llsec)(釘 T3参Vlt 1 53 002 153 l 0infin 002 二七 521 1 52こ1 003
VT4 (mls日 c) 1 59こ1 002 1 60 l 001 1 58 l 002 1 58土 002
w議 T5(mlsec) 1 63会 004 167ま 003
LaTj (mmoJJl) 1 33土 031 |「ーホ
187 l 015
本
120玄 01 0 107 l 01 5
LaT2 (mmoJJl) 1 23 l 021 183土 040 137 l 021 工 03土 01 5
LaT3 (mmoれ 217 015 387 l 153 233七 012 工 40ま 026
LaT4 (mmoJJl)
「helliphellip榊
098ゴこ457 lfI
111 3 l 231
判一hellip
こ士540 1 48 287土 038
LaT5 (mmoJJl) 099ニヒ1033 1067土1 69
HRTyen (beatsmin) 12267士 1721 144β7士 924 13467え 1419 136infin土 346
刻住
156β土「 4-04-HRT2(beatsmin)
HRT3(beatslrnin)
33115 513二七
16267 252二土
14533 808 14000土 346
当彦
16告 00土 1054 ぬ 433会 321 15200 l 346
HRT4(b君品 tsrnin) 17533 l 416 18067 l 651
間 T5(b開 tsrnin) 18033土896
17067 462ごと 16267土 503
18000 l 1039
RPE~接 Tl 767ま1 53 1067土 404 9infinニ1 3紛 900土 265
RPET2 265こヒ1100 1167 l 416 1133土 252 1167土 208
RPET3 265と1200 1433 l 306 1367 208 13infinl 173
RPET4 15infinl 200 1733土 2錦 1567 115 1467二i 05事
RPET5 土 058
SpOZTl () 94船二 361 9433土11 5 infinlゴニ9400 9767土 058
Sp02T2 () 9333土 058 9367士1 53 9367ニl 289 9733土11 5
Sp02Ta () 9233 l 289 9067土 289 9433 208 9667土1 53
Sp02(l者 T4 () 9300土 361 88infinl 557 93悌l 1 73 94infin土 3加
Sp02T5 () 90infin会 458
Vi誌 u母 sarem君潔 ls l SD Plt005 Pく 001
VM母語 nvelocityLa blood lac泌総合 oncを ntrationHR h鎗 rtrate RPE ra俊勝fperceived exe氏 ion T5 5th1怠trT4 4th al凶3rdてら1凶昌2ndT21紅おTl1st富田鈴組協側lbloodoxy総長昌ar紙S 1凶品
86 中央大学保健体脊研究所紀要 宮容認号
Table 4 Ch註ngesm r貯lativeevaluation value of lact誌を curvetをstduringlow altitude training
pre dぐly3 dayll post
V25 (mlsec) 154 t003 150土003 152土003 工56t002
γ一hellip一一本向 (mls壱c) 157金 003 153会
日日V25(beatsmin) 161ldquo00土361
民総V4o(bea総刷n) 16833 t058 16767土666 168infin=とlinfin 16433土462
RPEV25 1333玄146 1347土341 1347 1鎚 1405tLl7
RPEV4告 1451二t 144 1449 t317 1502土180 1501 086
Sp02V25 () 9212 256 9212土360 9332士2 infin 告505 243
SpOZV40 () 9175 292ごと 9118と427 9334t217
Valu号sar岩波le叙 18士SD Pく 005Plt 001
V Mean velocityHR h畦artrate即日ra出 gsof perceived ex椛 ionSp02 arterial blood oxyg加
saturationV25 swimmおgv坦locityequivalent to blood lactate concentration 25mM V40swimm鈴g velocity号quivalentto blood lactate concentration 40mM
4は乳酸カーブテストより得られたVと他の生理的変数との関係から導出された相対的
評部緩すなわちV25V40HR V25HRぬふ RPEV25RPE V40SPUz V25および
SpU2 V4uの平均億二七標準偏差を示したものlあるV25およびV4Oは高所i護主E摺始3日後
で豪華苦に低下し 11白後で平地問様のレベルまで朗捜し滞在終了後には向上していた(表
4) 一方 VZ5およびV40を除く相対的評価値については伺れにおいてもテスト関における
有意悲は認められなかった(表 4)
なお留4にすべての乳酸カhellipブテストから導出したVとLa HRRPEおよびSpUzとの
関連性について対象者毎に訴した
(3) 簡歎飴トレーニングテスト
Sに閥歌的トレーニングテストにおける VLaHRRPESPUzを示す 1酉尽のテ
ストを実務できなかった対象者Aは統計処理対象外としたこれらの変数のうち Laにつ
いてのみ有意差が示されたすなわち準高所滞在開始2B後のMは l-tット百 2セッ
ト誌の商セットとも準高所滞在前後よりも高かった(表 5)また準高所滞在 6日吾の訴
は平地とほほ問様であり準高所務在後のLaは最も慌い債であった表 5)
HRおよびRPEについてはテスト謁でほほ向様の僚が示されたSpUzについては
こそ認められなかったものの準高所滞在2BEJおよび6日自に何れの対象者においても平
地よりも怯い傾舟であった(表 5)
bullbull
1000
口叩令一 PREhellip口hellip DAY3叩一歩larr-DAY15
2infin5 後泳選手こtける君主主主義号ト ングの可能性森谷語審霊長加護憲今季す 高橋) 87
SU13JECTA
v
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一+-PRE 口hellip DAY3 -ts-DAY 11 -e-POST
SUBJECTB
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附問内刷出
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180
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以 120 信州 mm100
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100
120 110ゑ0 10β80 き0
(S055)
70 60 50
8β 70 60
40 50 30 3 40叫
J
20 30 2010
00 1β 00
140 145 150 155 160 165
V (rnsec)
Fig4a
145 150 155 160 165 工70140
V (rn器詰 c)
Results ofしactatを Cur間 百st(subject A13)
88 ヰ9と大学保護軍体育研究所紀要 妻鹿 23サ
SUBJECT C SUBJECTD
1000
u
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DAY3ldquo 0m能
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0問 DAY3 100 ゼケhellip DAYll ~ 90-今larr-DAY 15 議 80bullを 9β ト --POST E 70
3 60 350
4032 30 20 10 00
140 145 155 160 165 170 135 140 145 150 155 160 165 170
V (mls告c)
Results of Lactat告Cぽ判決st(subject CD)
V (mlsec)
Fig4b
日制《叫ば
89 2infin5 競泳選霊祭における首長高所トレーニングの可能性(森谷藤原加綴今村高橋)
Table 5 Physiological rむspos昔話 tothe intermittent tr滋ningtぞst
pr告 d品y2 d畠y6 day 13
5353 10β2 11003 二七 t 152 1003 152程V (m1sec) 1st s 003二七
2nd set 158 1003 158土003 157 001 158土003
La (rnmoll) 1st s暗t 117 1032 177土015 153 040オニ 1infin土 020
40土7 031 1471品071ニ七021土2ndset 193 257 7
HR (beatslmin) 1st s校 14667土208 14800 1964 15400金 361 152infinニと 917
2nds母t 16800 10部 16233土生き3 16867ごと毛布35 16200こ1103き
RPE 1st s号t 11infin土000 1133 1200こ12部 73土11200289二七
2nds日t 1367土l53 1433 1252 15infinこ12β5 1433まl53
SpOz () 1st set 9470 1208 9270土115 9170 1153 9330士115
2nds控t 9330土115 9170土153 9330土2白089070 231 1
Results are m号制s SD PltOβ5
4考察
本研究では トレーニング歴が長くかっ競技レベルが高い男子競泳灘手を対象に海抜
1 280mでの準高所トレーニングにおける水泳選勤時の生理的時答について検討したそのた
めまず泳者の持久的能力の変化を示すとされている V-La曲線とそこから導かれるV25と
以こ着岳したこれは本研究の対象者はウォームアップクhellipリングダウン技術的ト
レーニングを除けば V25およびV40でのトレhellipニングが年聞を避して最も多いことによる
また V25とV40は競泳選手の持久的泳能力やそのトレーニング効来の判定に有効であると
されている 9)
(1) 準墓所滞夜絡にみられる生理的感答
ヒトの最大酸素摂離農は fi酸素環境下において母下することがよく知られている最大
酸素摂取量の高い人は儀い人に比べて低駿索の影響を強く受けることが報告されている1
に満たない標高でも最大酸素摂取量の低下が観察されn肋1αまたエリートアスリートは
る5守 1314)
本研究の対象者は会菌大会81立以内入賞という高い競技歴を持ちかつ準高所トレhellipニン
グ需給前に充分な競泳トレーニングを穣み緩めて鍛錬度の高い競技者であったそのため
14) 310
対象者は高い最大酸素摂取量を有しており詑較的標高の器い準高街環境においても
事 ゆ央大伊保健体育研究所紀要 第 23~苦
の彰響を受けやすい可能性が考えられるー
乳酸カーブテストのデhellipタより準高所滞在初期(3臼呂)に T3およびT4時の身体負担
震が高くなっている様子が窺えたまた V25V40の搾れにおいても爆露前よりも有意に
怪くかつ搾れの対象者においても時一泳速度におけるLa HRは高く SPU2が悲い傾向
が認められたさらに符ーの泳連環で行われた最大下の詩歌告さ水泳トレーニング時の準高所
薄在初離は a認の加は滞謀議よりも有意に高かった詩歌的インターバルテスト持の
準高所講義 28おの SPU2については有意差こそ認められなかったもののすべての対象者
において滞在開始前よりも散い銭前にあったこれらのことから長く鍛錬された競技者を対
象とする場合海抜12日蹴れという準高所であってもその滞在初期には器地とは異なる
応答が生じることが鳴らかとなった
準高所滞在開始 6日後に特われた間島史的トレーニングテスト時の生理的応答をみると
所滞在開始前と大きな護は認められないまた 11日後に行われた乳酸カーブテストにより
導出されたデータ会みる限りそのときの最大下運動時の生理的応答は準高所i帯夜前すなわ
ち平地とほぼ|司じであったこれらは本研究で設定した程度の高所環境であり血中学し酸濃
度が5mrnollを下回るような中等度以下の運動であれば準高所曝露後6日程度で平地とほほ
同強度の連動を実施することができることを示壊している
これらの結果iえ鍛錬者を対象とし本研究と同程度の標高を用いて行われた先行研究の結
果611) を るものであるしたがって本研究で対象としたような競技力が高くかつ鍛
錬度が高い競技者では準高所トレhellipニングを実施することで高所トレーニングによっても
たらされる諸効果令接待できる可能性がある同時に準高所トレーニングにおいてもその
藩在初期には処方Tるトレhellipニングの蓋と糞について充分な主意が必要であるといえよう
(2) 準高所トレーニング前後の変北
対象者BCDのV-La飴線をみると準高所帯在後 I弓ー泳連変に対する
の値が抵くなっていた V25とV4olま準高所滞在終了後に向上する傾向があり特にVZ5の
変化は額著であった最大努力泳の泳速疫については有意差こそ霊かながら認められなかっ
たものの (p 0β58)滞在終了後に高い傾向であった最大努力泳後のいは開テスト
ほ同じであったこれらの結果は本研究で対象とした続技レベルの高い競泳選手を対象にト
レーニングプログラムを作成する場合準高所トレーニングを取り入れることが有効である可
能性を示唆するものであろう
この点について400m泳実施時の有酸素性代謝と無酸素性代謝の質献がおよそ 8 2である
91 2005 競泳選手における象潟fflトレーニングの可能性(森谷塁審華奈 110護憲今村嘉援〉
ことが報告されている 151ぶことに鑑みれば i零在終了後にみられた泳能力の改善は
的な逮動遂行能力よりむしろ LTやOBしAに景3響を及iますような有酸素的な運動遂行能力の
によるものと考えることができる
低酸紫馴化すると赤血球数ヘモグロピン濃度ヘマトクリット債が増大する 7812) こ
れらの反応が起こるためには砥酸素環境暴露によるエリスロポエチンの分拡が充進し網状
赤血球が増揺する過程を経る 4三
準高醗i事在前後では何れの総定壌践についても準高所講在書官後の有意差は語められなかっ
たもののエリスロポエチンがすべての対象者において準高所滞悲 2日自に増加した網状赤
血球については対象者BおよびCに準高所帯在による向上か官められた一方で対象者Dに
ついては準高所滞在前後でほぼ悶じ僚が示された一方赤血球数ヘモグロピンj農度ヘマ
トクリットについては対象者BDにおいて準高所滞在後に場加が認められたが対象者じ
では準高所帯在後に低下していた
これらのことは準高所曝露の斜激を受けた結果ょにリスロポエチンが増結していてもそ
の授のち足15についてはかなりの領人楚が姦在することを示綾している対象者Cの鶏待と
の反応については トレーニングによる鼠襲量増大によるみかけの減鼠疫反5である可能性があ
るエリスロポエチンが分誌され網状赤血球が増えたとしても赤血球ヘモグロビン濃
度ヘマトクリット値などが増加するためには トレーニングや栄養摂取などの要因が複雑に
ると考えられることから実際には造血は起こっていなかった可能性もある
いずれにせよ詳細は不明であるため対象者を多様化したり泡液検査の実撞頻度や検査
項慢をま援やしたりするなどの手段で準高所トレーニング実務後の有酸素性作業詑の改善につ
いてさらに検討をすすめる必繋があろう
5まとめ
トレーニング竪が長くかっ競技力が高い選手会対象とした準高所トレーニング
に関する資料を得ることを呂釣としたそのため大学男子エリート競泳長距離選手4名
象とし訪日間の準高所(海抜1280m) トレーニングとその前後 2日間ずつを含む20E3罪悪の
明らかにした
すべての対象者において準高所滞在開始 3日後では問一泳速度における血中
乳酸濃度が商くなる傾向が認められた問hellip泳速度における心拍数や動脈血酸素飽和度をみて
も準高所滞在開始3日後に前者では蒔く後者では抵くなる傾肉がみられたこのような傾
92 中央大学保健体育研究所紀要 第23号
向は乳酸カーブテストから導出される血中乳酸瀧度25および40rnmollに相当する泳速度
(V25V40) の変化にも現れていたさらに間欺的トレーニング実施後の血中乳酸捜度は
準高所滞在開始2日後で滞在開始前に比べて有意に高かった以上のような生理的変化は
乳酸カーブテストでは高所滞在開始11日後に問欺的トレーニングテストでは高所滞在開始
6日後にほぼ消失した他方準高所トレーニング期間の前後に行われた乳酸カーブテストの
結果より V25V40および400mの最大努力泳のパフォーマンスは準高所トレーニングによっ
て改善された
これらのデータから鍛錬度の極めて高い競技者においては海抜12泡伽nという準高所にお
いても 2000m以上の標高において示されるものと同様の生理的応答が生じいわゆる OBLA
あたりまでの運動強度であれば準高所滞在開始後6日目には平地とほぼ同様のトレーニング
が実施できるようになる可能性が示された
参考文 献
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10) M副泊 D and OKroyJ (1993) Effects of acute hypoxia on the VOzmax of trained and untrained
subjects J Sports Sci 11 37-42
11) 禰屋光男杉田正明 )11本竜史渡曾公治 111原 貢 (1999)標高13帥 nにおける水泳トレーニング
が生理機能に及ぼす影響体力科学48(3) 393-402
12) 組出 B GoverRF omquistCGJ副 eyLHand JohnsonRL (1鰯)M回 malOxygen uptake
and cardiac output after 2 w
Bl
eeks at 43infinm JApplPhysiol25 4infin-409
13) TerradosNMizunoM and AndersenH (19田)Reduction in m組maloxygen uptake at low alti-
93 2005 競泳選手における準高所トレhellipニングの可能性(森谷藤原泌猿今村詩話機〉
tudes role of training status and lung functionψClin Physiol5 875-79
14) TerradosN (1994) A1titude tr政 lingand muscular metabolism Int J 8ports Med 1382侃 -209
15) Troup1P (1990) Energy contributions of competitive freestyle events International Center for
Aquatic Research Annual 1989-90 Unit付 States8w却沼田gPr巴ssColorado Springs
16) TroupJ P (1984) Revi坦W 勧告rgysy試合ms加 dtrair血gconsid哩rationsJ S別m恥 s1 (I)13-16
80 中央大学保健体育研究所紀繋 舞~23号
を実施させず激しい身体活動が行われないように配醸した
採血検体はただちに摂氏 4(の冷却状態で 3infin伐予mの遠心分離を 10分関施した後冷蔵保
存した状態で臨床検査機関(立問題床臨学研究所東京)に提出した議意気抵抗法により赤血
球数およびヘマトクワットを SLSヘモグロビン法によりヘモグロピン濃度をブロhellipサイト
メ 1) 法により網状赤血球数を RIA法によりエリスロボエチンを計算法により平均赤血球
容積 (MCV)平均赤血球ヘモグロビン量 (MCH)および乎均赤血球ヘモグロど (MCHC)
を求めた滞在開始 17時間悶に得られた血液サンプルについてはエリスロポエチンの分析
のみとした
(4)乳酸カーブテスト
図 lに乳酸カーブテストのプロトコールを示した本テストは 4infinmのクロール泳を試
技毎に泳速度を著者増させて 4~5 霞実施することで泳速度一乳酸曲線を導出するものであ
る最大下で行われる 4囲の 40段n泳についてはそ予め設定した泳速度により連動強度を規定
したこの点についてはテスト実施前の 3ヶ月間に実施された最大努力での 30分間泳の平
均泳連度を 400mあたりの泳記銭に換算したものを護基準タイムとしたこの基準タイムは次
式により算出した
基準タイム〈秒)=1800秒 X4 infinm最大努力 30分間泳到達距離 (m)
乳酸カhellipブテスト時の 4閣の最大下泳においては第 3試授と第 4試技の問に OBLA(Onset
of Blood Lactate Accumulation)が出現するようなブロトコhellipルの設定を目指し第 l試技
(Tl) 第 2試技 (T2)第 3試技 (T3)および第 4試技む)の設定泳タイムをそれぞれ基準
タイム +20秒基準タイム十 10秒基準タイム基準タイムー 10秒に設定したこの点に関
しむを基準タイムとした理由については対象者の 30分間最大努力泳蜜後の血中乳酸濃震
が35mM程震になることを確認(未発表資料)した結巣であるなお第 5試技 (Ts)は4俄れ
の最大努力泳としたが準高所滞在時のテストにおいてはむまでのプロトコール設定とし
た(図 1)
対象者には Tlから T4までの泳連疫を泳タイムに換算したもので京しテスト聞でそれぞれ
の泳タイムがi湾ーとなるよう指示を与えた試技間の休患についてはそれぞれのテストにお
ける最終試技とその直前の試技開のみ 10分間としその他については 5分間に設定した
名試技における平均泳速度以下Vとする)血中乳酸議度(以下出とする入心拍数以
下HRとする)主観的運動強変 (RPE)動脈血費量紫飽和農(以下旬2とする)を求めた
Vは特伽n泳所要時簡をストップウォッチ (8120-4infin0セイコ一社製によって計測し
2infin5 競泳選手における準尚所トレーニングの iiJ官官牧(森谷慮義原加藤今村高橋) 81
lsquoFig1a Protocols for Laヰa総 CurveTestく$制 levelgt
』柑 崎町 可句
悶悶闘す
----v
W
h
h
Figトb Protocols for Lacate C詰rveTe翠tくLow Altitudegt
82 中央大寺金保健体脊研究所紀要 第23サ
水泳距離を所要時間で除すことで算出した Laについては第 1試技と第 2試技では運動終
了60秒後第3試技と第 4試技では運動終了90秒後第 5試技では運動終了 180秒後に指
尖から連出させた血液を携帯型自動分析機ラクテートプロアークレイ杜)にかけることで
した密1) HRは運動終了後鹿ちに対象者自身iこ妨水型心始トランスミッター(パン
テージXLPolar社)を胸部にあてさ佼運動終了後の最高銭安導出した Sp02については
運動終了後産ちに携帯翠パルスオキシメータ (N-20Nellcor社〉のプローブを左手人蒸し提
ることマ導出した RPEについては HRおよびSpOzの測定が終了後直ちに Borg
の15スケー vの8本語対応表を対象者に提示し対象者に呂頭で開容させたー
こ2)を従属変数とするこ次回帰分析により算出した(醤Laを独立変数V土l酪線V-La
の曲線関係から取中学し酸護震25mMおよび40mMに桔当する泳連麗 (V25V40) を算出し
たすなわち VZ5およびV40は V-La曲線に25mMおよび40mMの取中乳酸濃変の儀令内挿
することで算出した密 2)また Vとい以外の変数問の関連鷺 (v必 RV-RPE人Sp02)
については Vを独立変数もう一方を従属変数とする一次回帰分析を行うことで求めた(関
2) これらの露連性からは V25およびV40出現時のHR(HR VZ5HR V40) RPE (RPE
VZ5RPE V40) およびSp02(SpOz V25SpOz V40) を求めたすなわち V必R車線
V-RP日車線 V-SpOz直線にそれぞれV25およびV4βの健を内挿することで上記評価値を算出
した(図 2)
曹のldquo目トョョ
V
Fig 2 How to find a relativ母母valuationvalu時
fromLactate Curvき令加も
凶仏凶
喝同
2005 競泳選手における貴重高所トレーニングの可能性森谷ま審議主加藤今村 E寄緩) 83
(5) 閑欺的トレーこングテスト
間欺的トレhellipニングテストは 80秒毎に 1infinmを15回繰り返す間歌的水泳運動を 1セットと
しぞれそ 2度繰り返すものであったこのときの運動強度については 1セット目を V25
2セット悶そ町oに設定した対象者に対する連動強肢の指示を 100mあたりの泳タイムで
った選動問の休息は 80秒から運動時間を差し引いた時間であり運動時間と休息時聞
については 1セット自で64秒と 16秒 2セット自で62秒と 18秒となった
潤数約トレhellipニングテストでは間歌的水泳連動における平均泳連変 (v)をセット毎に求
めたまた各セット終了後には乳接カーブテスト持と同一の手織によってLaHR RPE
およびSPU2の瀦窓を行った
(6) 統計室長環
平均値土標準偏差で示した各測定分析環器における平均値の綾時的変化の検
はおonferroniの多重比較法を用いたなお 一元配置散分析によって
られた項目についてのみ適用した有意水準については 5に設定した
3結果
(1) 鼠液検驚
iさ13に準高所滞在の前後と滞在開始2B 13に行われた鼠液検驚の給3誌を示した赤血球数
土1560vsgd]040二七34(15がへそグロピ601510-土512vs61pl00810 二と(505
土7519吉V叙311ご七MCV (9250)t180こ4690vs40 土1(4663gd])ヘマトクリット081
之招致) MCH (3060土llOpgvs 3045こと116pg)MCHC (3310土O認vs 3325土053)
土1350VS0419ごと(925については準高所滞在の蔀後でほ玄関ーであった鱗状赤旗球数
5740)では手言葉差は認められなかったものの 4名中 3名の値が準高所帯在後に高まって
いた また よじりスロポエチン 0763 ml2313 ml VS 1450土289Ul651mニヒ Ul610mこと
mUrru)については対象者会員が滞在2日目に高くなる傾向が主訴されたが統計上有意では
なかった
(2) 乳酸カーブテスト
3に乳酸カーブテストにより得られた会変数の結果
後と滞殺終了後の乳酸カーブテストを実施できなかっ
なお高所滞在開始11日
は統計処理対象外とした
84
5~話
520
GMhuch
5象10
hM
ぷ
似
51infin 490
中央大学保健体育研究所紀要 合事23寺子
33部「
3200ト くgt-- 令 31infinト
30infin- = iiP4 29朗 ケ 一 一 ー も明
28infinOW
480 27加 pre post post
1650 r 34infin 1600 ト 3350
点
〈ゆ小)ハ〉叩門》》点
1550 33朗gGmwぷ 門戸
1500 32鵠
1450 32infinMM 1400
MUOJWJgM
器削向
パ仰向
川
叫悶
川口
1350 3150 pr号 post pre post
5000 4900 48infin 仏~副
ωwhuo
4700 46加
択にyenも45加 10加 4400 43infin 官
財
U
5infin 4200 4100 000
pr日 post pre post
9800 3500 r
合600 ~ 30infinト
9400 35infinト
t--1 20009200 戸
一一
MUhv
ト 〉
901鈴 1500えJ ト3窓
ぷ材料相級
CQCiM
容器郎 10infinト
5却ト総治
Oinfin拡infinpre post pre altitude post
Fig3 Results of blood tests for consid日ringthe adaptation to low altitude
また高所滞在開始 15日目に実施したテストについては対象者Bが体調不良のために
テスト ず結果統計対象者が2名となったため統計処理の対象から外した
(TlT2 T3T4) においてテスト関 きな援が認められたのは La (Tl
T4)HR (T2T3T4)SpOz (T4)であり何れもi謬寂跨始3時後で顕著な変動が示されて
いた 3)他方最大努力泳であるもではを RPEについてのみテスト鵠の有意差が認めら
れた 3)
2005 競泳選手における滋長議所トレhellipニングの可能性(森谷謀議長京加藤今村高橋) 85
τ畠 ble3 Physiological resposes to Lactat自 Curv喧 Test
P宣告 day3 day 11 post
V後 Tl (mlsec) 工 42こ1 002 142 l 001 002ニと 141 002ニと421
V長安 T2 (mlsec) 1 48士 002 147土 002 145金 000 147 l 002
llsec)(釘 T3参Vlt 1 53 002 153 l 0infin 002 二七 521 1 52こ1 003
VT4 (mls日 c) 1 59こ1 002 1 60 l 001 1 58 l 002 1 58土 002
w議 T5(mlsec) 1 63会 004 167ま 003
LaTj (mmoJJl) 1 33土 031 |「ーホ
187 l 015
本
120玄 01 0 107 l 01 5
LaT2 (mmoJJl) 1 23 l 021 183土 040 137 l 021 工 03土 01 5
LaT3 (mmoれ 217 015 387 l 153 233七 012 工 40ま 026
LaT4 (mmoJJl)
「helliphellip榊
098ゴこ457 lfI
111 3 l 231
判一hellip
こ士540 1 48 287土 038
LaT5 (mmoJJl) 099ニヒ1033 1067土1 69
HRTyen (beatsmin) 12267士 1721 144β7士 924 13467え 1419 136infin土 346
刻住
156β土「 4-04-HRT2(beatsmin)
HRT3(beatslrnin)
33115 513二七
16267 252二土
14533 808 14000土 346
当彦
16告 00土 1054 ぬ 433会 321 15200 l 346
HRT4(b君品 tsrnin) 17533 l 416 18067 l 651
間 T5(b開 tsrnin) 18033土896
17067 462ごと 16267土 503
18000 l 1039
RPE~接 Tl 767ま1 53 1067土 404 9infinニ1 3紛 900土 265
RPET2 265こヒ1100 1167 l 416 1133土 252 1167土 208
RPET3 265と1200 1433 l 306 1367 208 13infinl 173
RPET4 15infinl 200 1733土 2錦 1567 115 1467二i 05事
RPET5 土 058
SpOZTl () 94船二 361 9433土11 5 infinlゴニ9400 9767土 058
Sp02T2 () 9333土 058 9367士1 53 9367ニl 289 9733土11 5
Sp02Ta () 9233 l 289 9067土 289 9433 208 9667土1 53
Sp02(l者 T4 () 9300土 361 88infinl 557 93悌l 1 73 94infin土 3加
Sp02T5 () 90infin会 458
Vi誌 u母 sarem君潔 ls l SD Plt005 Pく 001
VM母語 nvelocityLa blood lac泌総合 oncを ntrationHR h鎗 rtrate RPE ra俊勝fperceived exe氏 ion T5 5th1怠trT4 4th al凶3rdてら1凶昌2ndT21紅おTl1st富田鈴組協側lbloodoxy総長昌ar紙S 1凶品
86 中央大学保健体脊研究所紀要 宮容認号
Table 4 Ch註ngesm r貯lativeevaluation value of lact誌を curvetをstduringlow altitude training
pre dぐly3 dayll post
V25 (mlsec) 154 t003 150土003 152土003 工56t002
γ一hellip一一本向 (mls壱c) 157金 003 153会
日日V25(beatsmin) 161ldquo00土361
民総V4o(bea総刷n) 16833 t058 16767土666 168infin=とlinfin 16433土462
RPEV25 1333玄146 1347土341 1347 1鎚 1405tLl7
RPEV4告 1451二t 144 1449 t317 1502土180 1501 086
Sp02V25 () 9212 256 9212土360 9332士2 infin 告505 243
SpOZV40 () 9175 292ごと 9118と427 9334t217
Valu号sar岩波le叙 18士SD Pく 005Plt 001
V Mean velocityHR h畦artrate即日ra出 gsof perceived ex椛 ionSp02 arterial blood oxyg加
saturationV25 swimmおgv坦locityequivalent to blood lactate concentration 25mM V40swimm鈴g velocity号quivalentto blood lactate concentration 40mM
4は乳酸カーブテストより得られたVと他の生理的変数との関係から導出された相対的
評部緩すなわちV25V40HR V25HRぬふ RPEV25RPE V40SPUz V25および
SpU2 V4uの平均億二七標準偏差を示したものlあるV25およびV4Oは高所i護主E摺始3日後
で豪華苦に低下し 11白後で平地問様のレベルまで朗捜し滞在終了後には向上していた(表
4) 一方 VZ5およびV40を除く相対的評価値については伺れにおいてもテスト関における
有意悲は認められなかった(表 4)
なお留4にすべての乳酸カhellipブテストから導出したVとLa HRRPEおよびSpUzとの
関連性について対象者毎に訴した
(3) 簡歎飴トレーニングテスト
Sに閥歌的トレーニングテストにおける VLaHRRPESPUzを示す 1酉尽のテ
ストを実務できなかった対象者Aは統計処理対象外としたこれらの変数のうち Laにつ
いてのみ有意差が示されたすなわち準高所滞在開始2B後のMは l-tット百 2セッ
ト誌の商セットとも準高所滞在前後よりも高かった(表 5)また準高所滞在 6日吾の訴
は平地とほほ問様であり準高所務在後のLaは最も慌い債であった表 5)
HRおよびRPEについてはテスト謁でほほ向様の僚が示されたSpUzについては
こそ認められなかったものの準高所滞在2BEJおよび6日自に何れの対象者においても平
地よりも怯い傾舟であった(表 5)
bullbull
1000
口叩令一 PREhellip口hellip DAY3叩一歩larr-DAY15
2infin5 後泳選手こtける君主主主義号ト ングの可能性森谷語審霊長加護憲今季す 高橋) 87
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70 60 50
8β 70 60
40 50 30 3 40叫
J
20 30 2010
00 1β 00
140 145 150 155 160 165
V (rnsec)
Fig4a
145 150 155 160 165 工70140
V (rn器詰 c)
Results ofしactatを Cur間 百st(subject A13)
88 ヰ9と大学保護軍体育研究所紀要 妻鹿 23サ
SUBJECT C SUBJECTD
1000
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3 60 350
4032 30 20 10 00
140 145 155 160 165 170 135 140 145 150 155 160 165 170
V (mls告c)
Results of Lactat告Cぽ判決st(subject CD)
V (mlsec)
Fig4b
日制《叫ば
89 2infin5 競泳選霊祭における首長高所トレーニングの可能性(森谷藤原加綴今村高橋)
Table 5 Physiological rむspos昔話 tothe intermittent tr滋ningtぞst
pr告 d品y2 d畠y6 day 13
5353 10β2 11003 二七 t 152 1003 152程V (m1sec) 1st s 003二七
2nd set 158 1003 158土003 157 001 158土003
La (rnmoll) 1st s暗t 117 1032 177土015 153 040オニ 1infin土 020
40土7 031 1471品071ニ七021土2ndset 193 257 7
HR (beatslmin) 1st s校 14667土208 14800 1964 15400金 361 152infinニと 917
2nds母t 16800 10部 16233土生き3 16867ごと毛布35 16200こ1103き
RPE 1st s号t 11infin土000 1133 1200こ12部 73土11200289二七
2nds日t 1367土l53 1433 1252 15infinこ12β5 1433まl53
SpOz () 1st set 9470 1208 9270土115 9170 1153 9330士115
2nds控t 9330土115 9170土153 9330土2白089070 231 1
Results are m号制s SD PltOβ5
4考察
本研究では トレーニング歴が長くかっ競技レベルが高い男子競泳灘手を対象に海抜
1 280mでの準高所トレーニングにおける水泳選勤時の生理的時答について検討したそのた
めまず泳者の持久的能力の変化を示すとされている V-La曲線とそこから導かれるV25と
以こ着岳したこれは本研究の対象者はウォームアップクhellipリングダウン技術的ト
レーニングを除けば V25およびV40でのトレhellipニングが年聞を避して最も多いことによる
また V25とV40は競泳選手の持久的泳能力やそのトレーニング効来の判定に有効であると
されている 9)
(1) 準墓所滞夜絡にみられる生理的感答
ヒトの最大酸素摂離農は fi酸素環境下において母下することがよく知られている最大
酸素摂取量の高い人は儀い人に比べて低駿索の影響を強く受けることが報告されている1
に満たない標高でも最大酸素摂取量の低下が観察されn肋1αまたエリートアスリートは
る5守 1314)
本研究の対象者は会菌大会81立以内入賞という高い競技歴を持ちかつ準高所トレhellipニン
グ需給前に充分な競泳トレーニングを穣み緩めて鍛錬度の高い競技者であったそのため
14) 310
対象者は高い最大酸素摂取量を有しており詑較的標高の器い準高街環境においても
事 ゆ央大伊保健体育研究所紀要 第 23~苦
の彰響を受けやすい可能性が考えられるー
乳酸カーブテストのデhellipタより準高所滞在初期(3臼呂)に T3およびT4時の身体負担
震が高くなっている様子が窺えたまた V25V40の搾れにおいても爆露前よりも有意に
怪くかつ搾れの対象者においても時一泳速度におけるLa HRは高く SPU2が悲い傾向
が認められたさらに符ーの泳連環で行われた最大下の詩歌告さ水泳トレーニング時の準高所
薄在初離は a認の加は滞謀議よりも有意に高かった詩歌的インターバルテスト持の
準高所講義 28おの SPU2については有意差こそ認められなかったもののすべての対象者
において滞在開始前よりも散い銭前にあったこれらのことから長く鍛錬された競技者を対
象とする場合海抜12日蹴れという準高所であってもその滞在初期には器地とは異なる
応答が生じることが鳴らかとなった
準高所滞在開始 6日後に特われた間島史的トレーニングテスト時の生理的応答をみると
所滞在開始前と大きな護は認められないまた 11日後に行われた乳酸カーブテストにより
導出されたデータ会みる限りそのときの最大下運動時の生理的応答は準高所i帯夜前すなわ
ち平地とほぼ|司じであったこれらは本研究で設定した程度の高所環境であり血中学し酸濃
度が5mrnollを下回るような中等度以下の運動であれば準高所曝露後6日程度で平地とほほ
同強度の連動を実施することができることを示壊している
これらの結果iえ鍛錬者を対象とし本研究と同程度の標高を用いて行われた先行研究の結
果611) を るものであるしたがって本研究で対象としたような競技力が高くかつ鍛
錬度が高い競技者では準高所トレhellipニングを実施することで高所トレーニングによっても
たらされる諸効果令接待できる可能性がある同時に準高所トレーニングにおいてもその
藩在初期には処方Tるトレhellipニングの蓋と糞について充分な主意が必要であるといえよう
(2) 準高所トレーニング前後の変北
対象者BCDのV-La飴線をみると準高所帯在後 I弓ー泳連変に対する
の値が抵くなっていた V25とV4olま準高所滞在終了後に向上する傾向があり特にVZ5の
変化は額著であった最大努力泳の泳速疫については有意差こそ霊かながら認められなかっ
たものの (p 0β58)滞在終了後に高い傾向であった最大努力泳後のいは開テスト
ほ同じであったこれらの結果は本研究で対象とした続技レベルの高い競泳選手を対象にト
レーニングプログラムを作成する場合準高所トレーニングを取り入れることが有効である可
能性を示唆するものであろう
この点について400m泳実施時の有酸素性代謝と無酸素性代謝の質献がおよそ 8 2である
91 2005 競泳選手における象潟fflトレーニングの可能性(森谷塁審華奈 110護憲今村嘉援〉
ことが報告されている 151ぶことに鑑みれば i零在終了後にみられた泳能力の改善は
的な逮動遂行能力よりむしろ LTやOBしAに景3響を及iますような有酸素的な運動遂行能力の
によるものと考えることができる
低酸紫馴化すると赤血球数ヘモグロピン濃度ヘマトクリット債が増大する 7812) こ
れらの反応が起こるためには砥酸素環境暴露によるエリスロポエチンの分拡が充進し網状
赤血球が増揺する過程を経る 4三
準高醗i事在前後では何れの総定壌践についても準高所講在書官後の有意差は語められなかっ
たもののエリスロポエチンがすべての対象者において準高所滞悲 2日自に増加した網状赤
血球については対象者BおよびCに準高所帯在による向上か官められた一方で対象者Dに
ついては準高所滞在前後でほぼ悶じ僚が示された一方赤血球数ヘモグロピンj農度ヘマ
トクリットについては対象者BDにおいて準高所滞在後に場加が認められたが対象者じ
では準高所帯在後に低下していた
これらのことは準高所曝露の斜激を受けた結果ょにリスロポエチンが増結していてもそ
の授のち足15についてはかなりの領人楚が姦在することを示綾している対象者Cの鶏待と
の反応については トレーニングによる鼠襲量増大によるみかけの減鼠疫反5である可能性があ
るエリスロポエチンが分誌され網状赤血球が増えたとしても赤血球ヘモグロビン濃
度ヘマトクリット値などが増加するためには トレーニングや栄養摂取などの要因が複雑に
ると考えられることから実際には造血は起こっていなかった可能性もある
いずれにせよ詳細は不明であるため対象者を多様化したり泡液検査の実撞頻度や検査
項慢をま援やしたりするなどの手段で準高所トレーニング実務後の有酸素性作業詑の改善につ
いてさらに検討をすすめる必繋があろう
5まとめ
トレーニング竪が長くかっ競技力が高い選手会対象とした準高所トレーニング
に関する資料を得ることを呂釣としたそのため大学男子エリート競泳長距離選手4名
象とし訪日間の準高所(海抜1280m) トレーニングとその前後 2日間ずつを含む20E3罪悪の
明らかにした
すべての対象者において準高所滞在開始 3日後では問一泳速度における血中
乳酸濃度が商くなる傾向が認められた問hellip泳速度における心拍数や動脈血酸素飽和度をみて
も準高所滞在開始3日後に前者では蒔く後者では抵くなる傾肉がみられたこのような傾
92 中央大学保健体育研究所紀要 第23号
向は乳酸カーブテストから導出される血中乳酸瀧度25および40rnmollに相当する泳速度
(V25V40) の変化にも現れていたさらに間欺的トレーニング実施後の血中乳酸捜度は
準高所滞在開始2日後で滞在開始前に比べて有意に高かった以上のような生理的変化は
乳酸カーブテストでは高所滞在開始11日後に問欺的トレーニングテストでは高所滞在開始
6日後にほぼ消失した他方準高所トレーニング期間の前後に行われた乳酸カーブテストの
結果より V25V40および400mの最大努力泳のパフォーマンスは準高所トレーニングによっ
て改善された
これらのデータから鍛錬度の極めて高い競技者においては海抜12泡伽nという準高所にお
いても 2000m以上の標高において示されるものと同様の生理的応答が生じいわゆる OBLA
あたりまでの運動強度であれば準高所滞在開始後6日目には平地とほぼ同様のトレーニング
が実施できるようになる可能性が示された
参考文 献
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2infin5 競泳選手における準尚所トレーニングの iiJ官官牧(森谷慮義原加藤今村高橋) 81
lsquoFig1a Protocols for Laヰa総 CurveTestく$制 levelgt
』柑 崎町 可句
悶悶闘す
----v
W
h
h
Figトb Protocols for Lacate C詰rveTe翠tくLow Altitudegt
82 中央大寺金保健体脊研究所紀要 第23サ
水泳距離を所要時間で除すことで算出した Laについては第 1試技と第 2試技では運動終
了60秒後第3試技と第 4試技では運動終了90秒後第 5試技では運動終了 180秒後に指
尖から連出させた血液を携帯型自動分析機ラクテートプロアークレイ杜)にかけることで
した密1) HRは運動終了後鹿ちに対象者自身iこ妨水型心始トランスミッター(パン
テージXLPolar社)を胸部にあてさ佼運動終了後の最高銭安導出した Sp02については
運動終了後産ちに携帯翠パルスオキシメータ (N-20Nellcor社〉のプローブを左手人蒸し提
ることマ導出した RPEについては HRおよびSpOzの測定が終了後直ちに Borg
の15スケー vの8本語対応表を対象者に提示し対象者に呂頭で開容させたー
こ2)を従属変数とするこ次回帰分析により算出した(醤Laを独立変数V土l酪線V-La
の曲線関係から取中学し酸護震25mMおよび40mMに桔当する泳連麗 (V25V40) を算出し
たすなわち VZ5およびV40は V-La曲線に25mMおよび40mMの取中乳酸濃変の儀令内挿
することで算出した密 2)また Vとい以外の変数問の関連鷺 (v必 RV-RPE人Sp02)
については Vを独立変数もう一方を従属変数とする一次回帰分析を行うことで求めた(関
2) これらの露連性からは V25およびV40出現時のHR(HR VZ5HR V40) RPE (RPE
VZ5RPE V40) およびSp02(SpOz V25SpOz V40) を求めたすなわち V必R車線
V-RP日車線 V-SpOz直線にそれぞれV25およびV4βの健を内挿することで上記評価値を算出
した(図 2)
曹のldquo目トョョ
V
Fig 2 How to find a relativ母母valuationvalu時
fromLactate Curvき令加も
凶仏凶
喝同
2005 競泳選手における貴重高所トレーニングの可能性森谷ま審議主加藤今村 E寄緩) 83
(5) 閑欺的トレーこングテスト
間欺的トレhellipニングテストは 80秒毎に 1infinmを15回繰り返す間歌的水泳運動を 1セットと
しぞれそ 2度繰り返すものであったこのときの運動強度については 1セット目を V25
2セット悶そ町oに設定した対象者に対する連動強肢の指示を 100mあたりの泳タイムで
った選動問の休息は 80秒から運動時間を差し引いた時間であり運動時間と休息時聞
については 1セット自で64秒と 16秒 2セット自で62秒と 18秒となった
潤数約トレhellipニングテストでは間歌的水泳連動における平均泳連変 (v)をセット毎に求
めたまた各セット終了後には乳接カーブテスト持と同一の手織によってLaHR RPE
およびSPU2の瀦窓を行った
(6) 統計室長環
平均値土標準偏差で示した各測定分析環器における平均値の綾時的変化の検
はおonferroniの多重比較法を用いたなお 一元配置散分析によって
られた項目についてのみ適用した有意水準については 5に設定した
3結果
(1) 鼠液検驚
iさ13に準高所滞在の前後と滞在開始2B 13に行われた鼠液検驚の給3誌を示した赤血球数
土1560vsgd]040二七34(15がへそグロピ601510-土512vs61pl00810 二と(505
土7519吉V叙311ご七MCV (9250)t180こ4690vs40 土1(4663gd])ヘマトクリット081
之招致) MCH (3060土llOpgvs 3045こと116pg)MCHC (3310土O認vs 3325土053)
土1350VS0419ごと(925については準高所滞在の蔀後でほ玄関ーであった鱗状赤旗球数
5740)では手言葉差は認められなかったものの 4名中 3名の値が準高所帯在後に高まって
いた また よじりスロポエチン 0763 ml2313 ml VS 1450土289Ul651mニヒ Ul610mこと
mUrru)については対象者会員が滞在2日目に高くなる傾向が主訴されたが統計上有意では
なかった
(2) 乳酸カーブテスト
3に乳酸カーブテストにより得られた会変数の結果
後と滞殺終了後の乳酸カーブテストを実施できなかっ
なお高所滞在開始11日
は統計処理対象外とした
84
5~話
520
GMhuch
5象10
hM
ぷ
似
51infin 490
中央大学保健体育研究所紀要 合事23寺子
33部「
3200ト くgt-- 令 31infinト
30infin- = iiP4 29朗 ケ 一 一 ー も明
28infinOW
480 27加 pre post post
1650 r 34infin 1600 ト 3350
点
〈ゆ小)ハ〉叩門》》点
1550 33朗gGmwぷ 門戸
1500 32鵠
1450 32infinMM 1400
MUOJWJgM
器削向
パ仰向
川
叫悶
川口
1350 3150 pr号 post pre post
5000 4900 48infin 仏~副
ωwhuo
4700 46加
択にyenも45加 10加 4400 43infin 官
財
U
5infin 4200 4100 000
pr日 post pre post
9800 3500 r
合600 ~ 30infinト
9400 35infinト
t--1 20009200 戸
一一
MUhv
ト 〉
901鈴 1500えJ ト3窓
ぷ材料相級
CQCiM
容器郎 10infinト
5却ト総治
Oinfin拡infinpre post pre altitude post
Fig3 Results of blood tests for consid日ringthe adaptation to low altitude
また高所滞在開始 15日目に実施したテストについては対象者Bが体調不良のために
テスト ず結果統計対象者が2名となったため統計処理の対象から外した
(TlT2 T3T4) においてテスト関 きな援が認められたのは La (Tl
T4)HR (T2T3T4)SpOz (T4)であり何れもi謬寂跨始3時後で顕著な変動が示されて
いた 3)他方最大努力泳であるもではを RPEについてのみテスト鵠の有意差が認めら
れた 3)
2005 競泳選手における滋長議所トレhellipニングの可能性(森谷謀議長京加藤今村高橋) 85
τ畠 ble3 Physiological resposes to Lactat自 Curv喧 Test
P宣告 day3 day 11 post
V後 Tl (mlsec) 工 42こ1 002 142 l 001 002ニと 141 002ニと421
V長安 T2 (mlsec) 1 48士 002 147土 002 145金 000 147 l 002
llsec)(釘 T3参Vlt 1 53 002 153 l 0infin 002 二七 521 1 52こ1 003
VT4 (mls日 c) 1 59こ1 002 1 60 l 001 1 58 l 002 1 58土 002
w議 T5(mlsec) 1 63会 004 167ま 003
LaTj (mmoJJl) 1 33土 031 |「ーホ
187 l 015
本
120玄 01 0 107 l 01 5
LaT2 (mmoJJl) 1 23 l 021 183土 040 137 l 021 工 03土 01 5
LaT3 (mmoれ 217 015 387 l 153 233七 012 工 40ま 026
LaT4 (mmoJJl)
「helliphellip榊
098ゴこ457 lfI
111 3 l 231
判一hellip
こ士540 1 48 287土 038
LaT5 (mmoJJl) 099ニヒ1033 1067土1 69
HRTyen (beatsmin) 12267士 1721 144β7士 924 13467え 1419 136infin土 346
刻住
156β土「 4-04-HRT2(beatsmin)
HRT3(beatslrnin)
33115 513二七
16267 252二土
14533 808 14000土 346
当彦
16告 00土 1054 ぬ 433会 321 15200 l 346
HRT4(b君品 tsrnin) 17533 l 416 18067 l 651
間 T5(b開 tsrnin) 18033土896
17067 462ごと 16267土 503
18000 l 1039
RPE~接 Tl 767ま1 53 1067土 404 9infinニ1 3紛 900土 265
RPET2 265こヒ1100 1167 l 416 1133土 252 1167土 208
RPET3 265と1200 1433 l 306 1367 208 13infinl 173
RPET4 15infinl 200 1733土 2錦 1567 115 1467二i 05事
RPET5 土 058
SpOZTl () 94船二 361 9433土11 5 infinlゴニ9400 9767土 058
Sp02T2 () 9333土 058 9367士1 53 9367ニl 289 9733土11 5
Sp02Ta () 9233 l 289 9067土 289 9433 208 9667土1 53
Sp02(l者 T4 () 9300土 361 88infinl 557 93悌l 1 73 94infin土 3加
Sp02T5 () 90infin会 458
Vi誌 u母 sarem君潔 ls l SD Plt005 Pく 001
VM母語 nvelocityLa blood lac泌総合 oncを ntrationHR h鎗 rtrate RPE ra俊勝fperceived exe氏 ion T5 5th1怠trT4 4th al凶3rdてら1凶昌2ndT21紅おTl1st富田鈴組協側lbloodoxy総長昌ar紙S 1凶品
86 中央大学保健体脊研究所紀要 宮容認号
Table 4 Ch註ngesm r貯lativeevaluation value of lact誌を curvetをstduringlow altitude training
pre dぐly3 dayll post
V25 (mlsec) 154 t003 150土003 152土003 工56t002
γ一hellip一一本向 (mls壱c) 157金 003 153会
日日V25(beatsmin) 161ldquo00土361
民総V4o(bea総刷n) 16833 t058 16767土666 168infin=とlinfin 16433土462
RPEV25 1333玄146 1347土341 1347 1鎚 1405tLl7
RPEV4告 1451二t 144 1449 t317 1502土180 1501 086
Sp02V25 () 9212 256 9212土360 9332士2 infin 告505 243
SpOZV40 () 9175 292ごと 9118と427 9334t217
Valu号sar岩波le叙 18士SD Pく 005Plt 001
V Mean velocityHR h畦artrate即日ra出 gsof perceived ex椛 ionSp02 arterial blood oxyg加
saturationV25 swimmおgv坦locityequivalent to blood lactate concentration 25mM V40swimm鈴g velocity号quivalentto blood lactate concentration 40mM
4は乳酸カーブテストより得られたVと他の生理的変数との関係から導出された相対的
評部緩すなわちV25V40HR V25HRぬふ RPEV25RPE V40SPUz V25および
SpU2 V4uの平均億二七標準偏差を示したものlあるV25およびV4Oは高所i護主E摺始3日後
で豪華苦に低下し 11白後で平地問様のレベルまで朗捜し滞在終了後には向上していた(表
4) 一方 VZ5およびV40を除く相対的評価値については伺れにおいてもテスト関における
有意悲は認められなかった(表 4)
なお留4にすべての乳酸カhellipブテストから導出したVとLa HRRPEおよびSpUzとの
関連性について対象者毎に訴した
(3) 簡歎飴トレーニングテスト
Sに閥歌的トレーニングテストにおける VLaHRRPESPUzを示す 1酉尽のテ
ストを実務できなかった対象者Aは統計処理対象外としたこれらの変数のうち Laにつ
いてのみ有意差が示されたすなわち準高所滞在開始2B後のMは l-tット百 2セッ
ト誌の商セットとも準高所滞在前後よりも高かった(表 5)また準高所滞在 6日吾の訴
は平地とほほ問様であり準高所務在後のLaは最も慌い債であった表 5)
HRおよびRPEについてはテスト謁でほほ向様の僚が示されたSpUzについては
こそ認められなかったものの準高所滞在2BEJおよび6日自に何れの対象者においても平
地よりも怯い傾舟であった(表 5)
bullbull
1000
口叩令一 PREhellip口hellip DAY3叩一歩larr-DAY15
2infin5 後泳選手こtける君主主主義号ト ングの可能性森谷語審霊長加護憲今季す 高橋) 87
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J
20 30 2010
00 1β 00
140 145 150 155 160 165
V (rnsec)
Fig4a
145 150 155 160 165 工70140
V (rn器詰 c)
Results ofしactatを Cur間 百st(subject A13)
88 ヰ9と大学保護軍体育研究所紀要 妻鹿 23サ
SUBJECT C SUBJECTD
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0問 DAY3 100 ゼケhellip DAYll ~ 90-今larr-DAY 15 議 80bullを 9β ト --POST E 70
3 60 350
4032 30 20 10 00
140 145 155 160 165 170 135 140 145 150 155 160 165 170
V (mls告c)
Results of Lactat告Cぽ判決st(subject CD)
V (mlsec)
Fig4b
日制《叫ば
89 2infin5 競泳選霊祭における首長高所トレーニングの可能性(森谷藤原加綴今村高橋)
Table 5 Physiological rむspos昔話 tothe intermittent tr滋ningtぞst
pr告 d品y2 d畠y6 day 13
5353 10β2 11003 二七 t 152 1003 152程V (m1sec) 1st s 003二七
2nd set 158 1003 158土003 157 001 158土003
La (rnmoll) 1st s暗t 117 1032 177土015 153 040オニ 1infin土 020
40土7 031 1471品071ニ七021土2ndset 193 257 7
HR (beatslmin) 1st s校 14667土208 14800 1964 15400金 361 152infinニと 917
2nds母t 16800 10部 16233土生き3 16867ごと毛布35 16200こ1103き
RPE 1st s号t 11infin土000 1133 1200こ12部 73土11200289二七
2nds日t 1367土l53 1433 1252 15infinこ12β5 1433まl53
SpOz () 1st set 9470 1208 9270土115 9170 1153 9330士115
2nds控t 9330土115 9170土153 9330土2白089070 231 1
Results are m号制s SD PltOβ5
4考察
本研究では トレーニング歴が長くかっ競技レベルが高い男子競泳灘手を対象に海抜
1 280mでの準高所トレーニングにおける水泳選勤時の生理的時答について検討したそのた
めまず泳者の持久的能力の変化を示すとされている V-La曲線とそこから導かれるV25と
以こ着岳したこれは本研究の対象者はウォームアップクhellipリングダウン技術的ト
レーニングを除けば V25およびV40でのトレhellipニングが年聞を避して最も多いことによる
また V25とV40は競泳選手の持久的泳能力やそのトレーニング効来の判定に有効であると
されている 9)
(1) 準墓所滞夜絡にみられる生理的感答
ヒトの最大酸素摂離農は fi酸素環境下において母下することがよく知られている最大
酸素摂取量の高い人は儀い人に比べて低駿索の影響を強く受けることが報告されている1
に満たない標高でも最大酸素摂取量の低下が観察されn肋1αまたエリートアスリートは
る5守 1314)
本研究の対象者は会菌大会81立以内入賞という高い競技歴を持ちかつ準高所トレhellipニン
グ需給前に充分な競泳トレーニングを穣み緩めて鍛錬度の高い競技者であったそのため
14) 310
対象者は高い最大酸素摂取量を有しており詑較的標高の器い準高街環境においても
事 ゆ央大伊保健体育研究所紀要 第 23~苦
の彰響を受けやすい可能性が考えられるー
乳酸カーブテストのデhellipタより準高所滞在初期(3臼呂)に T3およびT4時の身体負担
震が高くなっている様子が窺えたまた V25V40の搾れにおいても爆露前よりも有意に
怪くかつ搾れの対象者においても時一泳速度におけるLa HRは高く SPU2が悲い傾向
が認められたさらに符ーの泳連環で行われた最大下の詩歌告さ水泳トレーニング時の準高所
薄在初離は a認の加は滞謀議よりも有意に高かった詩歌的インターバルテスト持の
準高所講義 28おの SPU2については有意差こそ認められなかったもののすべての対象者
において滞在開始前よりも散い銭前にあったこれらのことから長く鍛錬された競技者を対
象とする場合海抜12日蹴れという準高所であってもその滞在初期には器地とは異なる
応答が生じることが鳴らかとなった
準高所滞在開始 6日後に特われた間島史的トレーニングテスト時の生理的応答をみると
所滞在開始前と大きな護は認められないまた 11日後に行われた乳酸カーブテストにより
導出されたデータ会みる限りそのときの最大下運動時の生理的応答は準高所i帯夜前すなわ
ち平地とほぼ|司じであったこれらは本研究で設定した程度の高所環境であり血中学し酸濃
度が5mrnollを下回るような中等度以下の運動であれば準高所曝露後6日程度で平地とほほ
同強度の連動を実施することができることを示壊している
これらの結果iえ鍛錬者を対象とし本研究と同程度の標高を用いて行われた先行研究の結
果611) を るものであるしたがって本研究で対象としたような競技力が高くかつ鍛
錬度が高い競技者では準高所トレhellipニングを実施することで高所トレーニングによっても
たらされる諸効果令接待できる可能性がある同時に準高所トレーニングにおいてもその
藩在初期には処方Tるトレhellipニングの蓋と糞について充分な主意が必要であるといえよう
(2) 準高所トレーニング前後の変北
対象者BCDのV-La飴線をみると準高所帯在後 I弓ー泳連変に対する
の値が抵くなっていた V25とV4olま準高所滞在終了後に向上する傾向があり特にVZ5の
変化は額著であった最大努力泳の泳速疫については有意差こそ霊かながら認められなかっ
たものの (p 0β58)滞在終了後に高い傾向であった最大努力泳後のいは開テスト
ほ同じであったこれらの結果は本研究で対象とした続技レベルの高い競泳選手を対象にト
レーニングプログラムを作成する場合準高所トレーニングを取り入れることが有効である可
能性を示唆するものであろう
この点について400m泳実施時の有酸素性代謝と無酸素性代謝の質献がおよそ 8 2である
91 2005 競泳選手における象潟fflトレーニングの可能性(森谷塁審華奈 110護憲今村嘉援〉
ことが報告されている 151ぶことに鑑みれば i零在終了後にみられた泳能力の改善は
的な逮動遂行能力よりむしろ LTやOBしAに景3響を及iますような有酸素的な運動遂行能力の
によるものと考えることができる
低酸紫馴化すると赤血球数ヘモグロピン濃度ヘマトクリット債が増大する 7812) こ
れらの反応が起こるためには砥酸素環境暴露によるエリスロポエチンの分拡が充進し網状
赤血球が増揺する過程を経る 4三
準高醗i事在前後では何れの総定壌践についても準高所講在書官後の有意差は語められなかっ
たもののエリスロポエチンがすべての対象者において準高所滞悲 2日自に増加した網状赤
血球については対象者BおよびCに準高所帯在による向上か官められた一方で対象者Dに
ついては準高所滞在前後でほぼ悶じ僚が示された一方赤血球数ヘモグロピンj農度ヘマ
トクリットについては対象者BDにおいて準高所滞在後に場加が認められたが対象者じ
では準高所帯在後に低下していた
これらのことは準高所曝露の斜激を受けた結果ょにリスロポエチンが増結していてもそ
の授のち足15についてはかなりの領人楚が姦在することを示綾している対象者Cの鶏待と
の反応については トレーニングによる鼠襲量増大によるみかけの減鼠疫反5である可能性があ
るエリスロポエチンが分誌され網状赤血球が増えたとしても赤血球ヘモグロビン濃
度ヘマトクリット値などが増加するためには トレーニングや栄養摂取などの要因が複雑に
ると考えられることから実際には造血は起こっていなかった可能性もある
いずれにせよ詳細は不明であるため対象者を多様化したり泡液検査の実撞頻度や検査
項慢をま援やしたりするなどの手段で準高所トレーニング実務後の有酸素性作業詑の改善につ
いてさらに検討をすすめる必繋があろう
5まとめ
トレーニング竪が長くかっ競技力が高い選手会対象とした準高所トレーニング
に関する資料を得ることを呂釣としたそのため大学男子エリート競泳長距離選手4名
象とし訪日間の準高所(海抜1280m) トレーニングとその前後 2日間ずつを含む20E3罪悪の
明らかにした
すべての対象者において準高所滞在開始 3日後では問一泳速度における血中
乳酸濃度が商くなる傾向が認められた問hellip泳速度における心拍数や動脈血酸素飽和度をみて
も準高所滞在開始3日後に前者では蒔く後者では抵くなる傾肉がみられたこのような傾
92 中央大学保健体育研究所紀要 第23号
向は乳酸カーブテストから導出される血中乳酸瀧度25および40rnmollに相当する泳速度
(V25V40) の変化にも現れていたさらに間欺的トレーニング実施後の血中乳酸捜度は
準高所滞在開始2日後で滞在開始前に比べて有意に高かった以上のような生理的変化は
乳酸カーブテストでは高所滞在開始11日後に問欺的トレーニングテストでは高所滞在開始
6日後にほぼ消失した他方準高所トレーニング期間の前後に行われた乳酸カーブテストの
結果より V25V40および400mの最大努力泳のパフォーマンスは準高所トレーニングによっ
て改善された
これらのデータから鍛錬度の極めて高い競技者においては海抜12泡伽nという準高所にお
いても 2000m以上の標高において示されるものと同様の生理的応答が生じいわゆる OBLA
あたりまでの運動強度であれば準高所滞在開始後6日目には平地とほぼ同様のトレーニング
が実施できるようになる可能性が示された
参考文 献
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82 中央大寺金保健体脊研究所紀要 第23サ
水泳距離を所要時間で除すことで算出した Laについては第 1試技と第 2試技では運動終
了60秒後第3試技と第 4試技では運動終了90秒後第 5試技では運動終了 180秒後に指
尖から連出させた血液を携帯型自動分析機ラクテートプロアークレイ杜)にかけることで
した密1) HRは運動終了後鹿ちに対象者自身iこ妨水型心始トランスミッター(パン
テージXLPolar社)を胸部にあてさ佼運動終了後の最高銭安導出した Sp02については
運動終了後産ちに携帯翠パルスオキシメータ (N-20Nellcor社〉のプローブを左手人蒸し提
ることマ導出した RPEについては HRおよびSpOzの測定が終了後直ちに Borg
の15スケー vの8本語対応表を対象者に提示し対象者に呂頭で開容させたー
こ2)を従属変数とするこ次回帰分析により算出した(醤Laを独立変数V土l酪線V-La
の曲線関係から取中学し酸護震25mMおよび40mMに桔当する泳連麗 (V25V40) を算出し
たすなわち VZ5およびV40は V-La曲線に25mMおよび40mMの取中乳酸濃変の儀令内挿
することで算出した密 2)また Vとい以外の変数問の関連鷺 (v必 RV-RPE人Sp02)
については Vを独立変数もう一方を従属変数とする一次回帰分析を行うことで求めた(関
2) これらの露連性からは V25およびV40出現時のHR(HR VZ5HR V40) RPE (RPE
VZ5RPE V40) およびSp02(SpOz V25SpOz V40) を求めたすなわち V必R車線
V-RP日車線 V-SpOz直線にそれぞれV25およびV4βの健を内挿することで上記評価値を算出
した(図 2)
曹のldquo目トョョ
V
Fig 2 How to find a relativ母母valuationvalu時
fromLactate Curvき令加も
凶仏凶
喝同
2005 競泳選手における貴重高所トレーニングの可能性森谷ま審議主加藤今村 E寄緩) 83
(5) 閑欺的トレーこングテスト
間欺的トレhellipニングテストは 80秒毎に 1infinmを15回繰り返す間歌的水泳運動を 1セットと
しぞれそ 2度繰り返すものであったこのときの運動強度については 1セット目を V25
2セット悶そ町oに設定した対象者に対する連動強肢の指示を 100mあたりの泳タイムで
った選動問の休息は 80秒から運動時間を差し引いた時間であり運動時間と休息時聞
については 1セット自で64秒と 16秒 2セット自で62秒と 18秒となった
潤数約トレhellipニングテストでは間歌的水泳連動における平均泳連変 (v)をセット毎に求
めたまた各セット終了後には乳接カーブテスト持と同一の手織によってLaHR RPE
およびSPU2の瀦窓を行った
(6) 統計室長環
平均値土標準偏差で示した各測定分析環器における平均値の綾時的変化の検
はおonferroniの多重比較法を用いたなお 一元配置散分析によって
られた項目についてのみ適用した有意水準については 5に設定した
3結果
(1) 鼠液検驚
iさ13に準高所滞在の前後と滞在開始2B 13に行われた鼠液検驚の給3誌を示した赤血球数
土1560vsgd]040二七34(15がへそグロピ601510-土512vs61pl00810 二と(505
土7519吉V叙311ご七MCV (9250)t180こ4690vs40 土1(4663gd])ヘマトクリット081
之招致) MCH (3060土llOpgvs 3045こと116pg)MCHC (3310土O認vs 3325土053)
土1350VS0419ごと(925については準高所滞在の蔀後でほ玄関ーであった鱗状赤旗球数
5740)では手言葉差は認められなかったものの 4名中 3名の値が準高所帯在後に高まって
いた また よじりスロポエチン 0763 ml2313 ml VS 1450土289Ul651mニヒ Ul610mこと
mUrru)については対象者会員が滞在2日目に高くなる傾向が主訴されたが統計上有意では
なかった
(2) 乳酸カーブテスト
3に乳酸カーブテストにより得られた会変数の結果
後と滞殺終了後の乳酸カーブテストを実施できなかっ
なお高所滞在開始11日
は統計処理対象外とした
84
5~話
520
GMhuch
5象10
hM
ぷ
似
51infin 490
中央大学保健体育研究所紀要 合事23寺子
33部「
3200ト くgt-- 令 31infinト
30infin- = iiP4 29朗 ケ 一 一 ー も明
28infinOW
480 27加 pre post post
1650 r 34infin 1600 ト 3350
点
〈ゆ小)ハ〉叩門》》点
1550 33朗gGmwぷ 門戸
1500 32鵠
1450 32infinMM 1400
MUOJWJgM
器削向
パ仰向
川
叫悶
川口
1350 3150 pr号 post pre post
5000 4900 48infin 仏~副
ωwhuo
4700 46加
択にyenも45加 10加 4400 43infin 官
財
U
5infin 4200 4100 000
pr日 post pre post
9800 3500 r
合600 ~ 30infinト
9400 35infinト
t--1 20009200 戸
一一
MUhv
ト 〉
901鈴 1500えJ ト3窓
ぷ材料相級
CQCiM
容器郎 10infinト
5却ト総治
Oinfin拡infinpre post pre altitude post
Fig3 Results of blood tests for consid日ringthe adaptation to low altitude
また高所滞在開始 15日目に実施したテストについては対象者Bが体調不良のために
テスト ず結果統計対象者が2名となったため統計処理の対象から外した
(TlT2 T3T4) においてテスト関 きな援が認められたのは La (Tl
T4)HR (T2T3T4)SpOz (T4)であり何れもi謬寂跨始3時後で顕著な変動が示されて
いた 3)他方最大努力泳であるもではを RPEについてのみテスト鵠の有意差が認めら
れた 3)
2005 競泳選手における滋長議所トレhellipニングの可能性(森谷謀議長京加藤今村高橋) 85
τ畠 ble3 Physiological resposes to Lactat自 Curv喧 Test
P宣告 day3 day 11 post
V後 Tl (mlsec) 工 42こ1 002 142 l 001 002ニと 141 002ニと421
V長安 T2 (mlsec) 1 48士 002 147土 002 145金 000 147 l 002
llsec)(釘 T3参Vlt 1 53 002 153 l 0infin 002 二七 521 1 52こ1 003
VT4 (mls日 c) 1 59こ1 002 1 60 l 001 1 58 l 002 1 58土 002
w議 T5(mlsec) 1 63会 004 167ま 003
LaTj (mmoJJl) 1 33土 031 |「ーホ
187 l 015
本
120玄 01 0 107 l 01 5
LaT2 (mmoJJl) 1 23 l 021 183土 040 137 l 021 工 03土 01 5
LaT3 (mmoれ 217 015 387 l 153 233七 012 工 40ま 026
LaT4 (mmoJJl)
「helliphellip榊
098ゴこ457 lfI
111 3 l 231
判一hellip
こ士540 1 48 287土 038
LaT5 (mmoJJl) 099ニヒ1033 1067土1 69
HRTyen (beatsmin) 12267士 1721 144β7士 924 13467え 1419 136infin土 346
刻住
156β土「 4-04-HRT2(beatsmin)
HRT3(beatslrnin)
33115 513二七
16267 252二土
14533 808 14000土 346
当彦
16告 00土 1054 ぬ 433会 321 15200 l 346
HRT4(b君品 tsrnin) 17533 l 416 18067 l 651
間 T5(b開 tsrnin) 18033土896
17067 462ごと 16267土 503
18000 l 1039
RPE~接 Tl 767ま1 53 1067土 404 9infinニ1 3紛 900土 265
RPET2 265こヒ1100 1167 l 416 1133土 252 1167土 208
RPET3 265と1200 1433 l 306 1367 208 13infinl 173
RPET4 15infinl 200 1733土 2錦 1567 115 1467二i 05事
RPET5 土 058
SpOZTl () 94船二 361 9433土11 5 infinlゴニ9400 9767土 058
Sp02T2 () 9333土 058 9367士1 53 9367ニl 289 9733土11 5
Sp02Ta () 9233 l 289 9067土 289 9433 208 9667土1 53
Sp02(l者 T4 () 9300土 361 88infinl 557 93悌l 1 73 94infin土 3加
Sp02T5 () 90infin会 458
Vi誌 u母 sarem君潔 ls l SD Plt005 Pく 001
VM母語 nvelocityLa blood lac泌総合 oncを ntrationHR h鎗 rtrate RPE ra俊勝fperceived exe氏 ion T5 5th1怠trT4 4th al凶3rdてら1凶昌2ndT21紅おTl1st富田鈴組協側lbloodoxy総長昌ar紙S 1凶品
86 中央大学保健体脊研究所紀要 宮容認号
Table 4 Ch註ngesm r貯lativeevaluation value of lact誌を curvetをstduringlow altitude training
pre dぐly3 dayll post
V25 (mlsec) 154 t003 150土003 152土003 工56t002
γ一hellip一一本向 (mls壱c) 157金 003 153会
日日V25(beatsmin) 161ldquo00土361
民総V4o(bea総刷n) 16833 t058 16767土666 168infin=とlinfin 16433土462
RPEV25 1333玄146 1347土341 1347 1鎚 1405tLl7
RPEV4告 1451二t 144 1449 t317 1502土180 1501 086
Sp02V25 () 9212 256 9212土360 9332士2 infin 告505 243
SpOZV40 () 9175 292ごと 9118と427 9334t217
Valu号sar岩波le叙 18士SD Pく 005Plt 001
V Mean velocityHR h畦artrate即日ra出 gsof perceived ex椛 ionSp02 arterial blood oxyg加
saturationV25 swimmおgv坦locityequivalent to blood lactate concentration 25mM V40swimm鈴g velocity号quivalentto blood lactate concentration 40mM
4は乳酸カーブテストより得られたVと他の生理的変数との関係から導出された相対的
評部緩すなわちV25V40HR V25HRぬふ RPEV25RPE V40SPUz V25および
SpU2 V4uの平均億二七標準偏差を示したものlあるV25およびV4Oは高所i護主E摺始3日後
で豪華苦に低下し 11白後で平地問様のレベルまで朗捜し滞在終了後には向上していた(表
4) 一方 VZ5およびV40を除く相対的評価値については伺れにおいてもテスト関における
有意悲は認められなかった(表 4)
なお留4にすべての乳酸カhellipブテストから導出したVとLa HRRPEおよびSpUzとの
関連性について対象者毎に訴した
(3) 簡歎飴トレーニングテスト
Sに閥歌的トレーニングテストにおける VLaHRRPESPUzを示す 1酉尽のテ
ストを実務できなかった対象者Aは統計処理対象外としたこれらの変数のうち Laにつ
いてのみ有意差が示されたすなわち準高所滞在開始2B後のMは l-tット百 2セッ
ト誌の商セットとも準高所滞在前後よりも高かった(表 5)また準高所滞在 6日吾の訴
は平地とほほ問様であり準高所務在後のLaは最も慌い債であった表 5)
HRおよびRPEについてはテスト謁でほほ向様の僚が示されたSpUzについては
こそ認められなかったものの準高所滞在2BEJおよび6日自に何れの対象者においても平
地よりも怯い傾舟であった(表 5)
bullbull
1000
口叩令一 PREhellip口hellip DAY3叩一歩larr-DAY15
2infin5 後泳選手こtける君主主主義号ト ングの可能性森谷語審霊長加護憲今季す 高橋) 87
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40 50 30 3 40叫
J
20 30 2010
00 1β 00
140 145 150 155 160 165
V (rnsec)
Fig4a
145 150 155 160 165 工70140
V (rn器詰 c)
Results ofしactatを Cur間 百st(subject A13)
88 ヰ9と大学保護軍体育研究所紀要 妻鹿 23サ
SUBJECT C SUBJECTD
1000
u
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M
A
U
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DAY3ldquo 0m能
uooaua
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問問《同州内
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120 PRE 110 口ー_
0問 DAY3 100 ゼケhellip DAYll ~ 90-今larr-DAY 15 議 80bullを 9β ト --POST E 70
3 60 350
4032 30 20 10 00
140 145 155 160 165 170 135 140 145 150 155 160 165 170
V (mls告c)
Results of Lactat告Cぽ判決st(subject CD)
V (mlsec)
Fig4b
日制《叫ば
89 2infin5 競泳選霊祭における首長高所トレーニングの可能性(森谷藤原加綴今村高橋)
Table 5 Physiological rむspos昔話 tothe intermittent tr滋ningtぞst
pr告 d品y2 d畠y6 day 13
5353 10β2 11003 二七 t 152 1003 152程V (m1sec) 1st s 003二七
2nd set 158 1003 158土003 157 001 158土003
La (rnmoll) 1st s暗t 117 1032 177土015 153 040オニ 1infin土 020
40土7 031 1471品071ニ七021土2ndset 193 257 7
HR (beatslmin) 1st s校 14667土208 14800 1964 15400金 361 152infinニと 917
2nds母t 16800 10部 16233土生き3 16867ごと毛布35 16200こ1103き
RPE 1st s号t 11infin土000 1133 1200こ12部 73土11200289二七
2nds日t 1367土l53 1433 1252 15infinこ12β5 1433まl53
SpOz () 1st set 9470 1208 9270土115 9170 1153 9330士115
2nds控t 9330土115 9170土153 9330土2白089070 231 1
Results are m号制s SD PltOβ5
4考察
本研究では トレーニング歴が長くかっ競技レベルが高い男子競泳灘手を対象に海抜
1 280mでの準高所トレーニングにおける水泳選勤時の生理的時答について検討したそのた
めまず泳者の持久的能力の変化を示すとされている V-La曲線とそこから導かれるV25と
以こ着岳したこれは本研究の対象者はウォームアップクhellipリングダウン技術的ト
レーニングを除けば V25およびV40でのトレhellipニングが年聞を避して最も多いことによる
また V25とV40は競泳選手の持久的泳能力やそのトレーニング効来の判定に有効であると
されている 9)
(1) 準墓所滞夜絡にみられる生理的感答
ヒトの最大酸素摂離農は fi酸素環境下において母下することがよく知られている最大
酸素摂取量の高い人は儀い人に比べて低駿索の影響を強く受けることが報告されている1
に満たない標高でも最大酸素摂取量の低下が観察されn肋1αまたエリートアスリートは
る5守 1314)
本研究の対象者は会菌大会81立以内入賞という高い競技歴を持ちかつ準高所トレhellipニン
グ需給前に充分な競泳トレーニングを穣み緩めて鍛錬度の高い競技者であったそのため
14) 310
対象者は高い最大酸素摂取量を有しており詑較的標高の器い準高街環境においても
事 ゆ央大伊保健体育研究所紀要 第 23~苦
の彰響を受けやすい可能性が考えられるー
乳酸カーブテストのデhellipタより準高所滞在初期(3臼呂)に T3およびT4時の身体負担
震が高くなっている様子が窺えたまた V25V40の搾れにおいても爆露前よりも有意に
怪くかつ搾れの対象者においても時一泳速度におけるLa HRは高く SPU2が悲い傾向
が認められたさらに符ーの泳連環で行われた最大下の詩歌告さ水泳トレーニング時の準高所
薄在初離は a認の加は滞謀議よりも有意に高かった詩歌的インターバルテスト持の
準高所講義 28おの SPU2については有意差こそ認められなかったもののすべての対象者
において滞在開始前よりも散い銭前にあったこれらのことから長く鍛錬された競技者を対
象とする場合海抜12日蹴れという準高所であってもその滞在初期には器地とは異なる
応答が生じることが鳴らかとなった
準高所滞在開始 6日後に特われた間島史的トレーニングテスト時の生理的応答をみると
所滞在開始前と大きな護は認められないまた 11日後に行われた乳酸カーブテストにより
導出されたデータ会みる限りそのときの最大下運動時の生理的応答は準高所i帯夜前すなわ
ち平地とほぼ|司じであったこれらは本研究で設定した程度の高所環境であり血中学し酸濃
度が5mrnollを下回るような中等度以下の運動であれば準高所曝露後6日程度で平地とほほ
同強度の連動を実施することができることを示壊している
これらの結果iえ鍛錬者を対象とし本研究と同程度の標高を用いて行われた先行研究の結
果611) を るものであるしたがって本研究で対象としたような競技力が高くかつ鍛
錬度が高い競技者では準高所トレhellipニングを実施することで高所トレーニングによっても
たらされる諸効果令接待できる可能性がある同時に準高所トレーニングにおいてもその
藩在初期には処方Tるトレhellipニングの蓋と糞について充分な主意が必要であるといえよう
(2) 準高所トレーニング前後の変北
対象者BCDのV-La飴線をみると準高所帯在後 I弓ー泳連変に対する
の値が抵くなっていた V25とV4olま準高所滞在終了後に向上する傾向があり特にVZ5の
変化は額著であった最大努力泳の泳速疫については有意差こそ霊かながら認められなかっ
たものの (p 0β58)滞在終了後に高い傾向であった最大努力泳後のいは開テスト
ほ同じであったこれらの結果は本研究で対象とした続技レベルの高い競泳選手を対象にト
レーニングプログラムを作成する場合準高所トレーニングを取り入れることが有効である可
能性を示唆するものであろう
この点について400m泳実施時の有酸素性代謝と無酸素性代謝の質献がおよそ 8 2である
91 2005 競泳選手における象潟fflトレーニングの可能性(森谷塁審華奈 110護憲今村嘉援〉
ことが報告されている 151ぶことに鑑みれば i零在終了後にみられた泳能力の改善は
的な逮動遂行能力よりむしろ LTやOBしAに景3響を及iますような有酸素的な運動遂行能力の
によるものと考えることができる
低酸紫馴化すると赤血球数ヘモグロピン濃度ヘマトクリット債が増大する 7812) こ
れらの反応が起こるためには砥酸素環境暴露によるエリスロポエチンの分拡が充進し網状
赤血球が増揺する過程を経る 4三
準高醗i事在前後では何れの総定壌践についても準高所講在書官後の有意差は語められなかっ
たもののエリスロポエチンがすべての対象者において準高所滞悲 2日自に増加した網状赤
血球については対象者BおよびCに準高所帯在による向上か官められた一方で対象者Dに
ついては準高所滞在前後でほぼ悶じ僚が示された一方赤血球数ヘモグロピンj農度ヘマ
トクリットについては対象者BDにおいて準高所滞在後に場加が認められたが対象者じ
では準高所帯在後に低下していた
これらのことは準高所曝露の斜激を受けた結果ょにリスロポエチンが増結していてもそ
の授のち足15についてはかなりの領人楚が姦在することを示綾している対象者Cの鶏待と
の反応については トレーニングによる鼠襲量増大によるみかけの減鼠疫反5である可能性があ
るエリスロポエチンが分誌され網状赤血球が増えたとしても赤血球ヘモグロビン濃
度ヘマトクリット値などが増加するためには トレーニングや栄養摂取などの要因が複雑に
ると考えられることから実際には造血は起こっていなかった可能性もある
いずれにせよ詳細は不明であるため対象者を多様化したり泡液検査の実撞頻度や検査
項慢をま援やしたりするなどの手段で準高所トレーニング実務後の有酸素性作業詑の改善につ
いてさらに検討をすすめる必繋があろう
5まとめ
トレーニング竪が長くかっ競技力が高い選手会対象とした準高所トレーニング
に関する資料を得ることを呂釣としたそのため大学男子エリート競泳長距離選手4名
象とし訪日間の準高所(海抜1280m) トレーニングとその前後 2日間ずつを含む20E3罪悪の
明らかにした
すべての対象者において準高所滞在開始 3日後では問一泳速度における血中
乳酸濃度が商くなる傾向が認められた問hellip泳速度における心拍数や動脈血酸素飽和度をみて
も準高所滞在開始3日後に前者では蒔く後者では抵くなる傾肉がみられたこのような傾
92 中央大学保健体育研究所紀要 第23号
向は乳酸カーブテストから導出される血中乳酸瀧度25および40rnmollに相当する泳速度
(V25V40) の変化にも現れていたさらに間欺的トレーニング実施後の血中乳酸捜度は
準高所滞在開始2日後で滞在開始前に比べて有意に高かった以上のような生理的変化は
乳酸カーブテストでは高所滞在開始11日後に問欺的トレーニングテストでは高所滞在開始
6日後にほぼ消失した他方準高所トレーニング期間の前後に行われた乳酸カーブテストの
結果より V25V40および400mの最大努力泳のパフォーマンスは準高所トレーニングによっ
て改善された
これらのデータから鍛錬度の極めて高い競技者においては海抜12泡伽nという準高所にお
いても 2000m以上の標高において示されるものと同様の生理的応答が生じいわゆる OBLA
あたりまでの運動強度であれば準高所滞在開始後6日目には平地とほぼ同様のトレーニング
が実施できるようになる可能性が示された
参考文 献
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2005 競泳選手における貴重高所トレーニングの可能性森谷ま審議主加藤今村 E寄緩) 83
(5) 閑欺的トレーこングテスト
間欺的トレhellipニングテストは 80秒毎に 1infinmを15回繰り返す間歌的水泳運動を 1セットと
しぞれそ 2度繰り返すものであったこのときの運動強度については 1セット目を V25
2セット悶そ町oに設定した対象者に対する連動強肢の指示を 100mあたりの泳タイムで
った選動問の休息は 80秒から運動時間を差し引いた時間であり運動時間と休息時聞
については 1セット自で64秒と 16秒 2セット自で62秒と 18秒となった
潤数約トレhellipニングテストでは間歌的水泳連動における平均泳連変 (v)をセット毎に求
めたまた各セット終了後には乳接カーブテスト持と同一の手織によってLaHR RPE
およびSPU2の瀦窓を行った
(6) 統計室長環
平均値土標準偏差で示した各測定分析環器における平均値の綾時的変化の検
はおonferroniの多重比較法を用いたなお 一元配置散分析によって
られた項目についてのみ適用した有意水準については 5に設定した
3結果
(1) 鼠液検驚
iさ13に準高所滞在の前後と滞在開始2B 13に行われた鼠液検驚の給3誌を示した赤血球数
土1560vsgd]040二七34(15がへそグロピ601510-土512vs61pl00810 二と(505
土7519吉V叙311ご七MCV (9250)t180こ4690vs40 土1(4663gd])ヘマトクリット081
之招致) MCH (3060土llOpgvs 3045こと116pg)MCHC (3310土O認vs 3325土053)
土1350VS0419ごと(925については準高所滞在の蔀後でほ玄関ーであった鱗状赤旗球数
5740)では手言葉差は認められなかったものの 4名中 3名の値が準高所帯在後に高まって
いた また よじりスロポエチン 0763 ml2313 ml VS 1450土289Ul651mニヒ Ul610mこと
mUrru)については対象者会員が滞在2日目に高くなる傾向が主訴されたが統計上有意では
なかった
(2) 乳酸カーブテスト
3に乳酸カーブテストにより得られた会変数の結果
後と滞殺終了後の乳酸カーブテストを実施できなかっ
なお高所滞在開始11日
は統計処理対象外とした
84
5~話
520
GMhuch
5象10
hM
ぷ
似
51infin 490
中央大学保健体育研究所紀要 合事23寺子
33部「
3200ト くgt-- 令 31infinト
30infin- = iiP4 29朗 ケ 一 一 ー も明
28infinOW
480 27加 pre post post
1650 r 34infin 1600 ト 3350
点
〈ゆ小)ハ〉叩門》》点
1550 33朗gGmwぷ 門戸
1500 32鵠
1450 32infinMM 1400
MUOJWJgM
器削向
パ仰向
川
叫悶
川口
1350 3150 pr号 post pre post
5000 4900 48infin 仏~副
ωwhuo
4700 46加
択にyenも45加 10加 4400 43infin 官
財
U
5infin 4200 4100 000
pr日 post pre post
9800 3500 r
合600 ~ 30infinト
9400 35infinト
t--1 20009200 戸
一一
MUhv
ト 〉
901鈴 1500えJ ト3窓
ぷ材料相級
CQCiM
容器郎 10infinト
5却ト総治
Oinfin拡infinpre post pre altitude post
Fig3 Results of blood tests for consid日ringthe adaptation to low altitude
また高所滞在開始 15日目に実施したテストについては対象者Bが体調不良のために
テスト ず結果統計対象者が2名となったため統計処理の対象から外した
(TlT2 T3T4) においてテスト関 きな援が認められたのは La (Tl
T4)HR (T2T3T4)SpOz (T4)であり何れもi謬寂跨始3時後で顕著な変動が示されて
いた 3)他方最大努力泳であるもではを RPEについてのみテスト鵠の有意差が認めら
れた 3)
2005 競泳選手における滋長議所トレhellipニングの可能性(森谷謀議長京加藤今村高橋) 85
τ畠 ble3 Physiological resposes to Lactat自 Curv喧 Test
P宣告 day3 day 11 post
V後 Tl (mlsec) 工 42こ1 002 142 l 001 002ニと 141 002ニと421
V長安 T2 (mlsec) 1 48士 002 147土 002 145金 000 147 l 002
llsec)(釘 T3参Vlt 1 53 002 153 l 0infin 002 二七 521 1 52こ1 003
VT4 (mls日 c) 1 59こ1 002 1 60 l 001 1 58 l 002 1 58土 002
w議 T5(mlsec) 1 63会 004 167ま 003
LaTj (mmoJJl) 1 33土 031 |「ーホ
187 l 015
本
120玄 01 0 107 l 01 5
LaT2 (mmoJJl) 1 23 l 021 183土 040 137 l 021 工 03土 01 5
LaT3 (mmoれ 217 015 387 l 153 233七 012 工 40ま 026
LaT4 (mmoJJl)
「helliphellip榊
098ゴこ457 lfI
111 3 l 231
判一hellip
こ士540 1 48 287土 038
LaT5 (mmoJJl) 099ニヒ1033 1067土1 69
HRTyen (beatsmin) 12267士 1721 144β7士 924 13467え 1419 136infin土 346
刻住
156β土「 4-04-HRT2(beatsmin)
HRT3(beatslrnin)
33115 513二七
16267 252二土
14533 808 14000土 346
当彦
16告 00土 1054 ぬ 433会 321 15200 l 346
HRT4(b君品 tsrnin) 17533 l 416 18067 l 651
間 T5(b開 tsrnin) 18033土896
17067 462ごと 16267土 503
18000 l 1039
RPE~接 Tl 767ま1 53 1067土 404 9infinニ1 3紛 900土 265
RPET2 265こヒ1100 1167 l 416 1133土 252 1167土 208
RPET3 265と1200 1433 l 306 1367 208 13infinl 173
RPET4 15infinl 200 1733土 2錦 1567 115 1467二i 05事
RPET5 土 058
SpOZTl () 94船二 361 9433土11 5 infinlゴニ9400 9767土 058
Sp02T2 () 9333土 058 9367士1 53 9367ニl 289 9733土11 5
Sp02Ta () 9233 l 289 9067土 289 9433 208 9667土1 53
Sp02(l者 T4 () 9300土 361 88infinl 557 93悌l 1 73 94infin土 3加
Sp02T5 () 90infin会 458
Vi誌 u母 sarem君潔 ls l SD Plt005 Pく 001
VM母語 nvelocityLa blood lac泌総合 oncを ntrationHR h鎗 rtrate RPE ra俊勝fperceived exe氏 ion T5 5th1怠trT4 4th al凶3rdてら1凶昌2ndT21紅おTl1st富田鈴組協側lbloodoxy総長昌ar紙S 1凶品
86 中央大学保健体脊研究所紀要 宮容認号
Table 4 Ch註ngesm r貯lativeevaluation value of lact誌を curvetをstduringlow altitude training
pre dぐly3 dayll post
V25 (mlsec) 154 t003 150土003 152土003 工56t002
γ一hellip一一本向 (mls壱c) 157金 003 153会
日日V25(beatsmin) 161ldquo00土361
民総V4o(bea総刷n) 16833 t058 16767土666 168infin=とlinfin 16433土462
RPEV25 1333玄146 1347土341 1347 1鎚 1405tLl7
RPEV4告 1451二t 144 1449 t317 1502土180 1501 086
Sp02V25 () 9212 256 9212土360 9332士2 infin 告505 243
SpOZV40 () 9175 292ごと 9118と427 9334t217
Valu号sar岩波le叙 18士SD Pく 005Plt 001
V Mean velocityHR h畦artrate即日ra出 gsof perceived ex椛 ionSp02 arterial blood oxyg加
saturationV25 swimmおgv坦locityequivalent to blood lactate concentration 25mM V40swimm鈴g velocity号quivalentto blood lactate concentration 40mM
4は乳酸カーブテストより得られたVと他の生理的変数との関係から導出された相対的
評部緩すなわちV25V40HR V25HRぬふ RPEV25RPE V40SPUz V25および
SpU2 V4uの平均億二七標準偏差を示したものlあるV25およびV4Oは高所i護主E摺始3日後
で豪華苦に低下し 11白後で平地問様のレベルまで朗捜し滞在終了後には向上していた(表
4) 一方 VZ5およびV40を除く相対的評価値については伺れにおいてもテスト関における
有意悲は認められなかった(表 4)
なお留4にすべての乳酸カhellipブテストから導出したVとLa HRRPEおよびSpUzとの
関連性について対象者毎に訴した
(3) 簡歎飴トレーニングテスト
Sに閥歌的トレーニングテストにおける VLaHRRPESPUzを示す 1酉尽のテ
ストを実務できなかった対象者Aは統計処理対象外としたこれらの変数のうち Laにつ
いてのみ有意差が示されたすなわち準高所滞在開始2B後のMは l-tット百 2セッ
ト誌の商セットとも準高所滞在前後よりも高かった(表 5)また準高所滞在 6日吾の訴
は平地とほほ問様であり準高所務在後のLaは最も慌い債であった表 5)
HRおよびRPEについてはテスト謁でほほ向様の僚が示されたSpUzについては
こそ認められなかったものの準高所滞在2BEJおよび6日自に何れの対象者においても平
地よりも怯い傾舟であった(表 5)
bullbull
1000
口叩令一 PREhellip口hellip DAY3叩一歩larr-DAY15
2infin5 後泳選手こtける君主主主義号ト ングの可能性森谷語審霊長加護憲今季す 高橋) 87
SU13JECTA
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70 60 50
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40 50 30 3 40叫
J
20 30 2010
00 1β 00
140 145 150 155 160 165
V (rnsec)
Fig4a
145 150 155 160 165 工70140
V (rn器詰 c)
Results ofしactatを Cur間 百st(subject A13)
88 ヰ9と大学保護軍体育研究所紀要 妻鹿 23サ
SUBJECT C SUBJECTD
1000
u
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140 145 155 160 165 170 135 140 145 150 155 160 165 170
V (mls告c)
Results of Lactat告Cぽ判決st(subject CD)
V (mlsec)
Fig4b
日制《叫ば
89 2infin5 競泳選霊祭における首長高所トレーニングの可能性(森谷藤原加綴今村高橋)
Table 5 Physiological rむspos昔話 tothe intermittent tr滋ningtぞst
pr告 d品y2 d畠y6 day 13
5353 10β2 11003 二七 t 152 1003 152程V (m1sec) 1st s 003二七
2nd set 158 1003 158土003 157 001 158土003
La (rnmoll) 1st s暗t 117 1032 177土015 153 040オニ 1infin土 020
40土7 031 1471品071ニ七021土2ndset 193 257 7
HR (beatslmin) 1st s校 14667土208 14800 1964 15400金 361 152infinニと 917
2nds母t 16800 10部 16233土生き3 16867ごと毛布35 16200こ1103き
RPE 1st s号t 11infin土000 1133 1200こ12部 73土11200289二七
2nds日t 1367土l53 1433 1252 15infinこ12β5 1433まl53
SpOz () 1st set 9470 1208 9270土115 9170 1153 9330士115
2nds控t 9330土115 9170土153 9330土2白089070 231 1
Results are m号制s SD PltOβ5
4考察
本研究では トレーニング歴が長くかっ競技レベルが高い男子競泳灘手を対象に海抜
1 280mでの準高所トレーニングにおける水泳選勤時の生理的時答について検討したそのた
めまず泳者の持久的能力の変化を示すとされている V-La曲線とそこから導かれるV25と
以こ着岳したこれは本研究の対象者はウォームアップクhellipリングダウン技術的ト
レーニングを除けば V25およびV40でのトレhellipニングが年聞を避して最も多いことによる
また V25とV40は競泳選手の持久的泳能力やそのトレーニング効来の判定に有効であると
されている 9)
(1) 準墓所滞夜絡にみられる生理的感答
ヒトの最大酸素摂離農は fi酸素環境下において母下することがよく知られている最大
酸素摂取量の高い人は儀い人に比べて低駿索の影響を強く受けることが報告されている1
に満たない標高でも最大酸素摂取量の低下が観察されn肋1αまたエリートアスリートは
る5守 1314)
本研究の対象者は会菌大会81立以内入賞という高い競技歴を持ちかつ準高所トレhellipニン
グ需給前に充分な競泳トレーニングを穣み緩めて鍛錬度の高い競技者であったそのため
14) 310
対象者は高い最大酸素摂取量を有しており詑較的標高の器い準高街環境においても
事 ゆ央大伊保健体育研究所紀要 第 23~苦
の彰響を受けやすい可能性が考えられるー
乳酸カーブテストのデhellipタより準高所滞在初期(3臼呂)に T3およびT4時の身体負担
震が高くなっている様子が窺えたまた V25V40の搾れにおいても爆露前よりも有意に
怪くかつ搾れの対象者においても時一泳速度におけるLa HRは高く SPU2が悲い傾向
が認められたさらに符ーの泳連環で行われた最大下の詩歌告さ水泳トレーニング時の準高所
薄在初離は a認の加は滞謀議よりも有意に高かった詩歌的インターバルテスト持の
準高所講義 28おの SPU2については有意差こそ認められなかったもののすべての対象者
において滞在開始前よりも散い銭前にあったこれらのことから長く鍛錬された競技者を対
象とする場合海抜12日蹴れという準高所であってもその滞在初期には器地とは異なる
応答が生じることが鳴らかとなった
準高所滞在開始 6日後に特われた間島史的トレーニングテスト時の生理的応答をみると
所滞在開始前と大きな護は認められないまた 11日後に行われた乳酸カーブテストにより
導出されたデータ会みる限りそのときの最大下運動時の生理的応答は準高所i帯夜前すなわ
ち平地とほぼ|司じであったこれらは本研究で設定した程度の高所環境であり血中学し酸濃
度が5mrnollを下回るような中等度以下の運動であれば準高所曝露後6日程度で平地とほほ
同強度の連動を実施することができることを示壊している
これらの結果iえ鍛錬者を対象とし本研究と同程度の標高を用いて行われた先行研究の結
果611) を るものであるしたがって本研究で対象としたような競技力が高くかつ鍛
錬度が高い競技者では準高所トレhellipニングを実施することで高所トレーニングによっても
たらされる諸効果令接待できる可能性がある同時に準高所トレーニングにおいてもその
藩在初期には処方Tるトレhellipニングの蓋と糞について充分な主意が必要であるといえよう
(2) 準高所トレーニング前後の変北
対象者BCDのV-La飴線をみると準高所帯在後 I弓ー泳連変に対する
の値が抵くなっていた V25とV4olま準高所滞在終了後に向上する傾向があり特にVZ5の
変化は額著であった最大努力泳の泳速疫については有意差こそ霊かながら認められなかっ
たものの (p 0β58)滞在終了後に高い傾向であった最大努力泳後のいは開テスト
ほ同じであったこれらの結果は本研究で対象とした続技レベルの高い競泳選手を対象にト
レーニングプログラムを作成する場合準高所トレーニングを取り入れることが有効である可
能性を示唆するものであろう
この点について400m泳実施時の有酸素性代謝と無酸素性代謝の質献がおよそ 8 2である
91 2005 競泳選手における象潟fflトレーニングの可能性(森谷塁審華奈 110護憲今村嘉援〉
ことが報告されている 151ぶことに鑑みれば i零在終了後にみられた泳能力の改善は
的な逮動遂行能力よりむしろ LTやOBしAに景3響を及iますような有酸素的な運動遂行能力の
によるものと考えることができる
低酸紫馴化すると赤血球数ヘモグロピン濃度ヘマトクリット債が増大する 7812) こ
れらの反応が起こるためには砥酸素環境暴露によるエリスロポエチンの分拡が充進し網状
赤血球が増揺する過程を経る 4三
準高醗i事在前後では何れの総定壌践についても準高所講在書官後の有意差は語められなかっ
たもののエリスロポエチンがすべての対象者において準高所滞悲 2日自に増加した網状赤
血球については対象者BおよびCに準高所帯在による向上か官められた一方で対象者Dに
ついては準高所滞在前後でほぼ悶じ僚が示された一方赤血球数ヘモグロピンj農度ヘマ
トクリットについては対象者BDにおいて準高所滞在後に場加が認められたが対象者じ
では準高所帯在後に低下していた
これらのことは準高所曝露の斜激を受けた結果ょにリスロポエチンが増結していてもそ
の授のち足15についてはかなりの領人楚が姦在することを示綾している対象者Cの鶏待と
の反応については トレーニングによる鼠襲量増大によるみかけの減鼠疫反5である可能性があ
るエリスロポエチンが分誌され網状赤血球が増えたとしても赤血球ヘモグロビン濃
度ヘマトクリット値などが増加するためには トレーニングや栄養摂取などの要因が複雑に
ると考えられることから実際には造血は起こっていなかった可能性もある
いずれにせよ詳細は不明であるため対象者を多様化したり泡液検査の実撞頻度や検査
項慢をま援やしたりするなどの手段で準高所トレーニング実務後の有酸素性作業詑の改善につ
いてさらに検討をすすめる必繋があろう
5まとめ
トレーニング竪が長くかっ競技力が高い選手会対象とした準高所トレーニング
に関する資料を得ることを呂釣としたそのため大学男子エリート競泳長距離選手4名
象とし訪日間の準高所(海抜1280m) トレーニングとその前後 2日間ずつを含む20E3罪悪の
明らかにした
すべての対象者において準高所滞在開始 3日後では問一泳速度における血中
乳酸濃度が商くなる傾向が認められた問hellip泳速度における心拍数や動脈血酸素飽和度をみて
も準高所滞在開始3日後に前者では蒔く後者では抵くなる傾肉がみられたこのような傾
92 中央大学保健体育研究所紀要 第23号
向は乳酸カーブテストから導出される血中乳酸瀧度25および40rnmollに相当する泳速度
(V25V40) の変化にも現れていたさらに間欺的トレーニング実施後の血中乳酸捜度は
準高所滞在開始2日後で滞在開始前に比べて有意に高かった以上のような生理的変化は
乳酸カーブテストでは高所滞在開始11日後に問欺的トレーニングテストでは高所滞在開始
6日後にほぼ消失した他方準高所トレーニング期間の前後に行われた乳酸カーブテストの
結果より V25V40および400mの最大努力泳のパフォーマンスは準高所トレーニングによっ
て改善された
これらのデータから鍛錬度の極めて高い競技者においては海抜12泡伽nという準高所にお
いても 2000m以上の標高において示されるものと同様の生理的応答が生じいわゆる OBLA
あたりまでの運動強度であれば準高所滞在開始後6日目には平地とほぼ同様のトレーニング
が実施できるようになる可能性が示された
参考文 献
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84
5~話
520
GMhuch
5象10
hM
ぷ
似
51infin 490
中央大学保健体育研究所紀要 合事23寺子
33部「
3200ト くgt-- 令 31infinト
30infin- = iiP4 29朗 ケ 一 一 ー も明
28infinOW
480 27加 pre post post
1650 r 34infin 1600 ト 3350
点
〈ゆ小)ハ〉叩門》》点
1550 33朗gGmwぷ 門戸
1500 32鵠
1450 32infinMM 1400
MUOJWJgM
器削向
パ仰向
川
叫悶
川口
1350 3150 pr号 post pre post
5000 4900 48infin 仏~副
ωwhuo
4700 46加
択にyenも45加 10加 4400 43infin 官
財
U
5infin 4200 4100 000
pr日 post pre post
9800 3500 r
合600 ~ 30infinト
9400 35infinト
t--1 20009200 戸
一一
MUhv
ト 〉
901鈴 1500えJ ト3窓
ぷ材料相級
CQCiM
容器郎 10infinト
5却ト総治
Oinfin拡infinpre post pre altitude post
Fig3 Results of blood tests for consid日ringthe adaptation to low altitude
また高所滞在開始 15日目に実施したテストについては対象者Bが体調不良のために
テスト ず結果統計対象者が2名となったため統計処理の対象から外した
(TlT2 T3T4) においてテスト関 きな援が認められたのは La (Tl
T4)HR (T2T3T4)SpOz (T4)であり何れもi謬寂跨始3時後で顕著な変動が示されて
いた 3)他方最大努力泳であるもではを RPEについてのみテスト鵠の有意差が認めら
れた 3)
2005 競泳選手における滋長議所トレhellipニングの可能性(森谷謀議長京加藤今村高橋) 85
τ畠 ble3 Physiological resposes to Lactat自 Curv喧 Test
P宣告 day3 day 11 post
V後 Tl (mlsec) 工 42こ1 002 142 l 001 002ニと 141 002ニと421
V長安 T2 (mlsec) 1 48士 002 147土 002 145金 000 147 l 002
llsec)(釘 T3参Vlt 1 53 002 153 l 0infin 002 二七 521 1 52こ1 003
VT4 (mls日 c) 1 59こ1 002 1 60 l 001 1 58 l 002 1 58土 002
w議 T5(mlsec) 1 63会 004 167ま 003
LaTj (mmoJJl) 1 33土 031 |「ーホ
187 l 015
本
120玄 01 0 107 l 01 5
LaT2 (mmoJJl) 1 23 l 021 183土 040 137 l 021 工 03土 01 5
LaT3 (mmoれ 217 015 387 l 153 233七 012 工 40ま 026
LaT4 (mmoJJl)
「helliphellip榊
098ゴこ457 lfI
111 3 l 231
判一hellip
こ士540 1 48 287土 038
LaT5 (mmoJJl) 099ニヒ1033 1067土1 69
HRTyen (beatsmin) 12267士 1721 144β7士 924 13467え 1419 136infin土 346
刻住
156β土「 4-04-HRT2(beatsmin)
HRT3(beatslrnin)
33115 513二七
16267 252二土
14533 808 14000土 346
当彦
16告 00土 1054 ぬ 433会 321 15200 l 346
HRT4(b君品 tsrnin) 17533 l 416 18067 l 651
間 T5(b開 tsrnin) 18033土896
17067 462ごと 16267土 503
18000 l 1039
RPE~接 Tl 767ま1 53 1067土 404 9infinニ1 3紛 900土 265
RPET2 265こヒ1100 1167 l 416 1133土 252 1167土 208
RPET3 265と1200 1433 l 306 1367 208 13infinl 173
RPET4 15infinl 200 1733土 2錦 1567 115 1467二i 05事
RPET5 土 058
SpOZTl () 94船二 361 9433土11 5 infinlゴニ9400 9767土 058
Sp02T2 () 9333土 058 9367士1 53 9367ニl 289 9733土11 5
Sp02Ta () 9233 l 289 9067土 289 9433 208 9667土1 53
Sp02(l者 T4 () 9300土 361 88infinl 557 93悌l 1 73 94infin土 3加
Sp02T5 () 90infin会 458
Vi誌 u母 sarem君潔 ls l SD Plt005 Pく 001
VM母語 nvelocityLa blood lac泌総合 oncを ntrationHR h鎗 rtrate RPE ra俊勝fperceived exe氏 ion T5 5th1怠trT4 4th al凶3rdてら1凶昌2ndT21紅おTl1st富田鈴組協側lbloodoxy総長昌ar紙S 1凶品
86 中央大学保健体脊研究所紀要 宮容認号
Table 4 Ch註ngesm r貯lativeevaluation value of lact誌を curvetをstduringlow altitude training
pre dぐly3 dayll post
V25 (mlsec) 154 t003 150土003 152土003 工56t002
γ一hellip一一本向 (mls壱c) 157金 003 153会
日日V25(beatsmin) 161ldquo00土361
民総V4o(bea総刷n) 16833 t058 16767土666 168infin=とlinfin 16433土462
RPEV25 1333玄146 1347土341 1347 1鎚 1405tLl7
RPEV4告 1451二t 144 1449 t317 1502土180 1501 086
Sp02V25 () 9212 256 9212土360 9332士2 infin 告505 243
SpOZV40 () 9175 292ごと 9118と427 9334t217
Valu号sar岩波le叙 18士SD Pく 005Plt 001
V Mean velocityHR h畦artrate即日ra出 gsof perceived ex椛 ionSp02 arterial blood oxyg加
saturationV25 swimmおgv坦locityequivalent to blood lactate concentration 25mM V40swimm鈴g velocity号quivalentto blood lactate concentration 40mM
4は乳酸カーブテストより得られたVと他の生理的変数との関係から導出された相対的
評部緩すなわちV25V40HR V25HRぬふ RPEV25RPE V40SPUz V25および
SpU2 V4uの平均億二七標準偏差を示したものlあるV25およびV4Oは高所i護主E摺始3日後
で豪華苦に低下し 11白後で平地問様のレベルまで朗捜し滞在終了後には向上していた(表
4) 一方 VZ5およびV40を除く相対的評価値については伺れにおいてもテスト関における
有意悲は認められなかった(表 4)
なお留4にすべての乳酸カhellipブテストから導出したVとLa HRRPEおよびSpUzとの
関連性について対象者毎に訴した
(3) 簡歎飴トレーニングテスト
Sに閥歌的トレーニングテストにおける VLaHRRPESPUzを示す 1酉尽のテ
ストを実務できなかった対象者Aは統計処理対象外としたこれらの変数のうち Laにつ
いてのみ有意差が示されたすなわち準高所滞在開始2B後のMは l-tット百 2セッ
ト誌の商セットとも準高所滞在前後よりも高かった(表 5)また準高所滞在 6日吾の訴
は平地とほほ問様であり準高所務在後のLaは最も慌い債であった表 5)
HRおよびRPEについてはテスト謁でほほ向様の僚が示されたSpUzについては
こそ認められなかったものの準高所滞在2BEJおよび6日自に何れの対象者においても平
地よりも怯い傾舟であった(表 5)
bullbull
1000
口叩令一 PREhellip口hellip DAY3叩一歩larr-DAY15
2infin5 後泳選手こtける君主主主義号ト ングの可能性森谷語審霊長加護憲今季す 高橋) 87
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J
20 30 2010
00 1β 00
140 145 150 155 160 165
V (rnsec)
Fig4a
145 150 155 160 165 工70140
V (rn器詰 c)
Results ofしactatを Cur間 百st(subject A13)
88 ヰ9と大学保護軍体育研究所紀要 妻鹿 23サ
SUBJECT C SUBJECTD
1000
u
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3 60 350
4032 30 20 10 00
140 145 155 160 165 170 135 140 145 150 155 160 165 170
V (mls告c)
Results of Lactat告Cぽ判決st(subject CD)
V (mlsec)
Fig4b
日制《叫ば
89 2infin5 競泳選霊祭における首長高所トレーニングの可能性(森谷藤原加綴今村高橋)
Table 5 Physiological rむspos昔話 tothe intermittent tr滋ningtぞst
pr告 d品y2 d畠y6 day 13
5353 10β2 11003 二七 t 152 1003 152程V (m1sec) 1st s 003二七
2nd set 158 1003 158土003 157 001 158土003
La (rnmoll) 1st s暗t 117 1032 177土015 153 040オニ 1infin土 020
40土7 031 1471品071ニ七021土2ndset 193 257 7
HR (beatslmin) 1st s校 14667土208 14800 1964 15400金 361 152infinニと 917
2nds母t 16800 10部 16233土生き3 16867ごと毛布35 16200こ1103き
RPE 1st s号t 11infin土000 1133 1200こ12部 73土11200289二七
2nds日t 1367土l53 1433 1252 15infinこ12β5 1433まl53
SpOz () 1st set 9470 1208 9270土115 9170 1153 9330士115
2nds控t 9330土115 9170土153 9330土2白089070 231 1
Results are m号制s SD PltOβ5
4考察
本研究では トレーニング歴が長くかっ競技レベルが高い男子競泳灘手を対象に海抜
1 280mでの準高所トレーニングにおける水泳選勤時の生理的時答について検討したそのた
めまず泳者の持久的能力の変化を示すとされている V-La曲線とそこから導かれるV25と
以こ着岳したこれは本研究の対象者はウォームアップクhellipリングダウン技術的ト
レーニングを除けば V25およびV40でのトレhellipニングが年聞を避して最も多いことによる
また V25とV40は競泳選手の持久的泳能力やそのトレーニング効来の判定に有効であると
されている 9)
(1) 準墓所滞夜絡にみられる生理的感答
ヒトの最大酸素摂離農は fi酸素環境下において母下することがよく知られている最大
酸素摂取量の高い人は儀い人に比べて低駿索の影響を強く受けることが報告されている1
に満たない標高でも最大酸素摂取量の低下が観察されn肋1αまたエリートアスリートは
る5守 1314)
本研究の対象者は会菌大会81立以内入賞という高い競技歴を持ちかつ準高所トレhellipニン
グ需給前に充分な競泳トレーニングを穣み緩めて鍛錬度の高い競技者であったそのため
14) 310
対象者は高い最大酸素摂取量を有しており詑較的標高の器い準高街環境においても
事 ゆ央大伊保健体育研究所紀要 第 23~苦
の彰響を受けやすい可能性が考えられるー
乳酸カーブテストのデhellipタより準高所滞在初期(3臼呂)に T3およびT4時の身体負担
震が高くなっている様子が窺えたまた V25V40の搾れにおいても爆露前よりも有意に
怪くかつ搾れの対象者においても時一泳速度におけるLa HRは高く SPU2が悲い傾向
が認められたさらに符ーの泳連環で行われた最大下の詩歌告さ水泳トレーニング時の準高所
薄在初離は a認の加は滞謀議よりも有意に高かった詩歌的インターバルテスト持の
準高所講義 28おの SPU2については有意差こそ認められなかったもののすべての対象者
において滞在開始前よりも散い銭前にあったこれらのことから長く鍛錬された競技者を対
象とする場合海抜12日蹴れという準高所であってもその滞在初期には器地とは異なる
応答が生じることが鳴らかとなった
準高所滞在開始 6日後に特われた間島史的トレーニングテスト時の生理的応答をみると
所滞在開始前と大きな護は認められないまた 11日後に行われた乳酸カーブテストにより
導出されたデータ会みる限りそのときの最大下運動時の生理的応答は準高所i帯夜前すなわ
ち平地とほぼ|司じであったこれらは本研究で設定した程度の高所環境であり血中学し酸濃
度が5mrnollを下回るような中等度以下の運動であれば準高所曝露後6日程度で平地とほほ
同強度の連動を実施することができることを示壊している
これらの結果iえ鍛錬者を対象とし本研究と同程度の標高を用いて行われた先行研究の結
果611) を るものであるしたがって本研究で対象としたような競技力が高くかつ鍛
錬度が高い競技者では準高所トレhellipニングを実施することで高所トレーニングによっても
たらされる諸効果令接待できる可能性がある同時に準高所トレーニングにおいてもその
藩在初期には処方Tるトレhellipニングの蓋と糞について充分な主意が必要であるといえよう
(2) 準高所トレーニング前後の変北
対象者BCDのV-La飴線をみると準高所帯在後 I弓ー泳連変に対する
の値が抵くなっていた V25とV4olま準高所滞在終了後に向上する傾向があり特にVZ5の
変化は額著であった最大努力泳の泳速疫については有意差こそ霊かながら認められなかっ
たものの (p 0β58)滞在終了後に高い傾向であった最大努力泳後のいは開テスト
ほ同じであったこれらの結果は本研究で対象とした続技レベルの高い競泳選手を対象にト
レーニングプログラムを作成する場合準高所トレーニングを取り入れることが有効である可
能性を示唆するものであろう
この点について400m泳実施時の有酸素性代謝と無酸素性代謝の質献がおよそ 8 2である
91 2005 競泳選手における象潟fflトレーニングの可能性(森谷塁審華奈 110護憲今村嘉援〉
ことが報告されている 151ぶことに鑑みれば i零在終了後にみられた泳能力の改善は
的な逮動遂行能力よりむしろ LTやOBしAに景3響を及iますような有酸素的な運動遂行能力の
によるものと考えることができる
低酸紫馴化すると赤血球数ヘモグロピン濃度ヘマトクリット債が増大する 7812) こ
れらの反応が起こるためには砥酸素環境暴露によるエリスロポエチンの分拡が充進し網状
赤血球が増揺する過程を経る 4三
準高醗i事在前後では何れの総定壌践についても準高所講在書官後の有意差は語められなかっ
たもののエリスロポエチンがすべての対象者において準高所滞悲 2日自に増加した網状赤
血球については対象者BおよびCに準高所帯在による向上か官められた一方で対象者Dに
ついては準高所滞在前後でほぼ悶じ僚が示された一方赤血球数ヘモグロピンj農度ヘマ
トクリットについては対象者BDにおいて準高所滞在後に場加が認められたが対象者じ
では準高所帯在後に低下していた
これらのことは準高所曝露の斜激を受けた結果ょにリスロポエチンが増結していてもそ
の授のち足15についてはかなりの領人楚が姦在することを示綾している対象者Cの鶏待と
の反応については トレーニングによる鼠襲量増大によるみかけの減鼠疫反5である可能性があ
るエリスロポエチンが分誌され網状赤血球が増えたとしても赤血球ヘモグロビン濃
度ヘマトクリット値などが増加するためには トレーニングや栄養摂取などの要因が複雑に
ると考えられることから実際には造血は起こっていなかった可能性もある
いずれにせよ詳細は不明であるため対象者を多様化したり泡液検査の実撞頻度や検査
項慢をま援やしたりするなどの手段で準高所トレーニング実務後の有酸素性作業詑の改善につ
いてさらに検討をすすめる必繋があろう
5まとめ
トレーニング竪が長くかっ競技力が高い選手会対象とした準高所トレーニング
に関する資料を得ることを呂釣としたそのため大学男子エリート競泳長距離選手4名
象とし訪日間の準高所(海抜1280m) トレーニングとその前後 2日間ずつを含む20E3罪悪の
明らかにした
すべての対象者において準高所滞在開始 3日後では問一泳速度における血中
乳酸濃度が商くなる傾向が認められた問hellip泳速度における心拍数や動脈血酸素飽和度をみて
も準高所滞在開始3日後に前者では蒔く後者では抵くなる傾肉がみられたこのような傾
92 中央大学保健体育研究所紀要 第23号
向は乳酸カーブテストから導出される血中乳酸瀧度25および40rnmollに相当する泳速度
(V25V40) の変化にも現れていたさらに間欺的トレーニング実施後の血中乳酸捜度は
準高所滞在開始2日後で滞在開始前に比べて有意に高かった以上のような生理的変化は
乳酸カーブテストでは高所滞在開始11日後に問欺的トレーニングテストでは高所滞在開始
6日後にほぼ消失した他方準高所トレーニング期間の前後に行われた乳酸カーブテストの
結果より V25V40および400mの最大努力泳のパフォーマンスは準高所トレーニングによっ
て改善された
これらのデータから鍛錬度の極めて高い競技者においては海抜12泡伽nという準高所にお
いても 2000m以上の標高において示されるものと同様の生理的応答が生じいわゆる OBLA
あたりまでの運動強度であれば準高所滞在開始後6日目には平地とほぼ同様のトレーニング
が実施できるようになる可能性が示された
参考文 献
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and altitude trainingon VOzm回 andrunning performance J ApplPhysiol39 262-266
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580 m altitude J ApplPhysiol80 2204-2210
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Bl
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2005 競泳選手における滋長議所トレhellipニングの可能性(森谷謀議長京加藤今村高橋) 85
τ畠 ble3 Physiological resposes to Lactat自 Curv喧 Test
P宣告 day3 day 11 post
V後 Tl (mlsec) 工 42こ1 002 142 l 001 002ニと 141 002ニと421
V長安 T2 (mlsec) 1 48士 002 147土 002 145金 000 147 l 002
llsec)(釘 T3参Vlt 1 53 002 153 l 0infin 002 二七 521 1 52こ1 003
VT4 (mls日 c) 1 59こ1 002 1 60 l 001 1 58 l 002 1 58土 002
w議 T5(mlsec) 1 63会 004 167ま 003
LaTj (mmoJJl) 1 33土 031 |「ーホ
187 l 015
本
120玄 01 0 107 l 01 5
LaT2 (mmoJJl) 1 23 l 021 183土 040 137 l 021 工 03土 01 5
LaT3 (mmoれ 217 015 387 l 153 233七 012 工 40ま 026
LaT4 (mmoJJl)
「helliphellip榊
098ゴこ457 lfI
111 3 l 231
判一hellip
こ士540 1 48 287土 038
LaT5 (mmoJJl) 099ニヒ1033 1067土1 69
HRTyen (beatsmin) 12267士 1721 144β7士 924 13467え 1419 136infin土 346
刻住
156β土「 4-04-HRT2(beatsmin)
HRT3(beatslrnin)
33115 513二七
16267 252二土
14533 808 14000土 346
当彦
16告 00土 1054 ぬ 433会 321 15200 l 346
HRT4(b君品 tsrnin) 17533 l 416 18067 l 651
間 T5(b開 tsrnin) 18033土896
17067 462ごと 16267土 503
18000 l 1039
RPE~接 Tl 767ま1 53 1067土 404 9infinニ1 3紛 900土 265
RPET2 265こヒ1100 1167 l 416 1133土 252 1167土 208
RPET3 265と1200 1433 l 306 1367 208 13infinl 173
RPET4 15infinl 200 1733土 2錦 1567 115 1467二i 05事
RPET5 土 058
SpOZTl () 94船二 361 9433土11 5 infinlゴニ9400 9767土 058
Sp02T2 () 9333土 058 9367士1 53 9367ニl 289 9733土11 5
Sp02Ta () 9233 l 289 9067土 289 9433 208 9667土1 53
Sp02(l者 T4 () 9300土 361 88infinl 557 93悌l 1 73 94infin土 3加
Sp02T5 () 90infin会 458
Vi誌 u母 sarem君潔 ls l SD Plt005 Pく 001
VM母語 nvelocityLa blood lac泌総合 oncを ntrationHR h鎗 rtrate RPE ra俊勝fperceived exe氏 ion T5 5th1怠trT4 4th al凶3rdてら1凶昌2ndT21紅おTl1st富田鈴組協側lbloodoxy総長昌ar紙S 1凶品
86 中央大学保健体脊研究所紀要 宮容認号
Table 4 Ch註ngesm r貯lativeevaluation value of lact誌を curvetをstduringlow altitude training
pre dぐly3 dayll post
V25 (mlsec) 154 t003 150土003 152土003 工56t002
γ一hellip一一本向 (mls壱c) 157金 003 153会
日日V25(beatsmin) 161ldquo00土361
民総V4o(bea総刷n) 16833 t058 16767土666 168infin=とlinfin 16433土462
RPEV25 1333玄146 1347土341 1347 1鎚 1405tLl7
RPEV4告 1451二t 144 1449 t317 1502土180 1501 086
Sp02V25 () 9212 256 9212土360 9332士2 infin 告505 243
SpOZV40 () 9175 292ごと 9118と427 9334t217
Valu号sar岩波le叙 18士SD Pく 005Plt 001
V Mean velocityHR h畦artrate即日ra出 gsof perceived ex椛 ionSp02 arterial blood oxyg加
saturationV25 swimmおgv坦locityequivalent to blood lactate concentration 25mM V40swimm鈴g velocity号quivalentto blood lactate concentration 40mM
4は乳酸カーブテストより得られたVと他の生理的変数との関係から導出された相対的
評部緩すなわちV25V40HR V25HRぬふ RPEV25RPE V40SPUz V25および
SpU2 V4uの平均億二七標準偏差を示したものlあるV25およびV4Oは高所i護主E摺始3日後
で豪華苦に低下し 11白後で平地問様のレベルまで朗捜し滞在終了後には向上していた(表
4) 一方 VZ5およびV40を除く相対的評価値については伺れにおいてもテスト関における
有意悲は認められなかった(表 4)
なお留4にすべての乳酸カhellipブテストから導出したVとLa HRRPEおよびSpUzとの
関連性について対象者毎に訴した
(3) 簡歎飴トレーニングテスト
Sに閥歌的トレーニングテストにおける VLaHRRPESPUzを示す 1酉尽のテ
ストを実務できなかった対象者Aは統計処理対象外としたこれらの変数のうち Laにつ
いてのみ有意差が示されたすなわち準高所滞在開始2B後のMは l-tット百 2セッ
ト誌の商セットとも準高所滞在前後よりも高かった(表 5)また準高所滞在 6日吾の訴
は平地とほほ問様であり準高所務在後のLaは最も慌い債であった表 5)
HRおよびRPEについてはテスト謁でほほ向様の僚が示されたSpUzについては
こそ認められなかったものの準高所滞在2BEJおよび6日自に何れの対象者においても平
地よりも怯い傾舟であった(表 5)
bullbull
1000
口叩令一 PREhellip口hellip DAY3叩一歩larr-DAY15
2infin5 後泳選手こtける君主主主義号ト ングの可能性森谷語審霊長加護憲今季す 高橋) 87
SU13JECTA
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以 120 信州 mm100
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(S055)
70 60 50
8β 70 60
40 50 30 3 40叫
J
20 30 2010
00 1β 00
140 145 150 155 160 165
V (rnsec)
Fig4a
145 150 155 160 165 工70140
V (rn器詰 c)
Results ofしactatを Cur間 百st(subject A13)
88 ヰ9と大学保護軍体育研究所紀要 妻鹿 23サ
SUBJECT C SUBJECTD
1000
u
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3 60 350
4032 30 20 10 00
140 145 155 160 165 170 135 140 145 150 155 160 165 170
V (mls告c)
Results of Lactat告Cぽ判決st(subject CD)
V (mlsec)
Fig4b
日制《叫ば
89 2infin5 競泳選霊祭における首長高所トレーニングの可能性(森谷藤原加綴今村高橋)
Table 5 Physiological rむspos昔話 tothe intermittent tr滋ningtぞst
pr告 d品y2 d畠y6 day 13
5353 10β2 11003 二七 t 152 1003 152程V (m1sec) 1st s 003二七
2nd set 158 1003 158土003 157 001 158土003
La (rnmoll) 1st s暗t 117 1032 177土015 153 040オニ 1infin土 020
40土7 031 1471品071ニ七021土2ndset 193 257 7
HR (beatslmin) 1st s校 14667土208 14800 1964 15400金 361 152infinニと 917
2nds母t 16800 10部 16233土生き3 16867ごと毛布35 16200こ1103き
RPE 1st s号t 11infin土000 1133 1200こ12部 73土11200289二七
2nds日t 1367土l53 1433 1252 15infinこ12β5 1433まl53
SpOz () 1st set 9470 1208 9270土115 9170 1153 9330士115
2nds控t 9330土115 9170土153 9330土2白089070 231 1
Results are m号制s SD PltOβ5
4考察
本研究では トレーニング歴が長くかっ競技レベルが高い男子競泳灘手を対象に海抜
1 280mでの準高所トレーニングにおける水泳選勤時の生理的時答について検討したそのた
めまず泳者の持久的能力の変化を示すとされている V-La曲線とそこから導かれるV25と
以こ着岳したこれは本研究の対象者はウォームアップクhellipリングダウン技術的ト
レーニングを除けば V25およびV40でのトレhellipニングが年聞を避して最も多いことによる
また V25とV40は競泳選手の持久的泳能力やそのトレーニング効来の判定に有効であると
されている 9)
(1) 準墓所滞夜絡にみられる生理的感答
ヒトの最大酸素摂離農は fi酸素環境下において母下することがよく知られている最大
酸素摂取量の高い人は儀い人に比べて低駿索の影響を強く受けることが報告されている1
に満たない標高でも最大酸素摂取量の低下が観察されn肋1αまたエリートアスリートは
る5守 1314)
本研究の対象者は会菌大会81立以内入賞という高い競技歴を持ちかつ準高所トレhellipニン
グ需給前に充分な競泳トレーニングを穣み緩めて鍛錬度の高い競技者であったそのため
14) 310
対象者は高い最大酸素摂取量を有しており詑較的標高の器い準高街環境においても
事 ゆ央大伊保健体育研究所紀要 第 23~苦
の彰響を受けやすい可能性が考えられるー
乳酸カーブテストのデhellipタより準高所滞在初期(3臼呂)に T3およびT4時の身体負担
震が高くなっている様子が窺えたまた V25V40の搾れにおいても爆露前よりも有意に
怪くかつ搾れの対象者においても時一泳速度におけるLa HRは高く SPU2が悲い傾向
が認められたさらに符ーの泳連環で行われた最大下の詩歌告さ水泳トレーニング時の準高所
薄在初離は a認の加は滞謀議よりも有意に高かった詩歌的インターバルテスト持の
準高所講義 28おの SPU2については有意差こそ認められなかったもののすべての対象者
において滞在開始前よりも散い銭前にあったこれらのことから長く鍛錬された競技者を対
象とする場合海抜12日蹴れという準高所であってもその滞在初期には器地とは異なる
応答が生じることが鳴らかとなった
準高所滞在開始 6日後に特われた間島史的トレーニングテスト時の生理的応答をみると
所滞在開始前と大きな護は認められないまた 11日後に行われた乳酸カーブテストにより
導出されたデータ会みる限りそのときの最大下運動時の生理的応答は準高所i帯夜前すなわ
ち平地とほぼ|司じであったこれらは本研究で設定した程度の高所環境であり血中学し酸濃
度が5mrnollを下回るような中等度以下の運動であれば準高所曝露後6日程度で平地とほほ
同強度の連動を実施することができることを示壊している
これらの結果iえ鍛錬者を対象とし本研究と同程度の標高を用いて行われた先行研究の結
果611) を るものであるしたがって本研究で対象としたような競技力が高くかつ鍛
錬度が高い競技者では準高所トレhellipニングを実施することで高所トレーニングによっても
たらされる諸効果令接待できる可能性がある同時に準高所トレーニングにおいてもその
藩在初期には処方Tるトレhellipニングの蓋と糞について充分な主意が必要であるといえよう
(2) 準高所トレーニング前後の変北
対象者BCDのV-La飴線をみると準高所帯在後 I弓ー泳連変に対する
の値が抵くなっていた V25とV4olま準高所滞在終了後に向上する傾向があり特にVZ5の
変化は額著であった最大努力泳の泳速疫については有意差こそ霊かながら認められなかっ
たものの (p 0β58)滞在終了後に高い傾向であった最大努力泳後のいは開テスト
ほ同じであったこれらの結果は本研究で対象とした続技レベルの高い競泳選手を対象にト
レーニングプログラムを作成する場合準高所トレーニングを取り入れることが有効である可
能性を示唆するものであろう
この点について400m泳実施時の有酸素性代謝と無酸素性代謝の質献がおよそ 8 2である
91 2005 競泳選手における象潟fflトレーニングの可能性(森谷塁審華奈 110護憲今村嘉援〉
ことが報告されている 151ぶことに鑑みれば i零在終了後にみられた泳能力の改善は
的な逮動遂行能力よりむしろ LTやOBしAに景3響を及iますような有酸素的な運動遂行能力の
によるものと考えることができる
低酸紫馴化すると赤血球数ヘモグロピン濃度ヘマトクリット債が増大する 7812) こ
れらの反応が起こるためには砥酸素環境暴露によるエリスロポエチンの分拡が充進し網状
赤血球が増揺する過程を経る 4三
準高醗i事在前後では何れの総定壌践についても準高所講在書官後の有意差は語められなかっ
たもののエリスロポエチンがすべての対象者において準高所滞悲 2日自に増加した網状赤
血球については対象者BおよびCに準高所帯在による向上か官められた一方で対象者Dに
ついては準高所滞在前後でほぼ悶じ僚が示された一方赤血球数ヘモグロピンj農度ヘマ
トクリットについては対象者BDにおいて準高所滞在後に場加が認められたが対象者じ
では準高所帯在後に低下していた
これらのことは準高所曝露の斜激を受けた結果ょにリスロポエチンが増結していてもそ
の授のち足15についてはかなりの領人楚が姦在することを示綾している対象者Cの鶏待と
の反応については トレーニングによる鼠襲量増大によるみかけの減鼠疫反5である可能性があ
るエリスロポエチンが分誌され網状赤血球が増えたとしても赤血球ヘモグロビン濃
度ヘマトクリット値などが増加するためには トレーニングや栄養摂取などの要因が複雑に
ると考えられることから実際には造血は起こっていなかった可能性もある
いずれにせよ詳細は不明であるため対象者を多様化したり泡液検査の実撞頻度や検査
項慢をま援やしたりするなどの手段で準高所トレーニング実務後の有酸素性作業詑の改善につ
いてさらに検討をすすめる必繋があろう
5まとめ
トレーニング竪が長くかっ競技力が高い選手会対象とした準高所トレーニング
に関する資料を得ることを呂釣としたそのため大学男子エリート競泳長距離選手4名
象とし訪日間の準高所(海抜1280m) トレーニングとその前後 2日間ずつを含む20E3罪悪の
明らかにした
すべての対象者において準高所滞在開始 3日後では問一泳速度における血中
乳酸濃度が商くなる傾向が認められた問hellip泳速度における心拍数や動脈血酸素飽和度をみて
も準高所滞在開始3日後に前者では蒔く後者では抵くなる傾肉がみられたこのような傾
92 中央大学保健体育研究所紀要 第23号
向は乳酸カーブテストから導出される血中乳酸瀧度25および40rnmollに相当する泳速度
(V25V40) の変化にも現れていたさらに間欺的トレーニング実施後の血中乳酸捜度は
準高所滞在開始2日後で滞在開始前に比べて有意に高かった以上のような生理的変化は
乳酸カーブテストでは高所滞在開始11日後に問欺的トレーニングテストでは高所滞在開始
6日後にほぼ消失した他方準高所トレーニング期間の前後に行われた乳酸カーブテストの
結果より V25V40および400mの最大努力泳のパフォーマンスは準高所トレーニングによっ
て改善された
これらのデータから鍛錬度の極めて高い競技者においては海抜12泡伽nという準高所にお
いても 2000m以上の標高において示されるものと同様の生理的応答が生じいわゆる OBLA
あたりまでの運動強度であれば準高所滞在開始後6日目には平地とほぼ同様のトレーニング
が実施できるようになる可能性が示された
参考文 献
ntsea level町出B (1975) Effects of eqJD V and Bomar Jr出DE MBernauerCWAdams1)
and altitude trainingon VOzm回 andrunning performance J ApplPhysiol39 262-266
2) BalkeBNagleF J and DanielsJ T (1965) Altitude and maximum performance in work and
sports activity JAMA 194 646-649
3) F叫 knerJ A DanielsJ T and BalkeB (1967) Eff巴ctsof tr血血gat moderate altitude on phys-
ical performance capacity J ApplPhysiol23 85-89
4) FilmanowiczE and GurneyC W (1961) Study on erythropoiesis XVl Response to a single dose
of erythropoietin in polycythemic muscle J Lab Clin Med 57 65-72
5) GoreC JH油nAGScroopG CWatsonD BNortonK JRWood1 CampbellD P and
EmonsonD L (1996) Increased arterial disaturation泊 trainedcyclists during maximal exercise at
580 m altitude J ApplPhysiol80 2204-2210
6) 後藤真二野村孝路 (2001)準高地トレーニングが水泳中の生理的応答に及ぼす影響水泳水中運
動科学 4 25-29
7) HansenJ EVogelJ AStelterG P and ConsolazioC F (1967) Oxygen up凶 ein man during
exhaustive work at sea level and high altitude J ApplPhysiol23 511-522
8) HorstmanDWeiskopfR and JacksonRE (1980) Work capacity dぽ加g3-kmsojourn at 43infinm
effects of relative polyth巴miaJ ApplPhysiol49 311-318
9) MaglischoE W (2infin3) Swin官邸19Fastest Human胞neticsChampaignILpp541-585
10) M副泊 D and OKroyJ (1993) Effects of acute hypoxia on the VOzmax of trained and untrained
subjects J Sports Sci 11 37-42
11) 禰屋光男杉田正明 )11本竜史渡曾公治 111原 貢 (1999)標高13帥 nにおける水泳トレーニング
が生理機能に及ぼす影響体力科学48(3) 393-402
12) 組出 B GoverRF omquistCGJ副 eyLHand JohnsonRL (1鰯)M回 malOxygen uptake
and cardiac output after 2 w
Bl
eeks at 43infinm JApplPhysiol25 4infin-409
13) TerradosNMizunoM and AndersenH (19田)Reduction in m組maloxygen uptake at low alti-
93 2005 競泳選手における準高所トレhellipニングの可能性(森谷藤原泌猿今村詩話機〉
tudes role of training status and lung functionψClin Physiol5 875-79
14) TerradosN (1994) A1titude tr政 lingand muscular metabolism Int J 8ports Med 1382侃 -209
15) Troup1P (1990) Energy contributions of competitive freestyle events International Center for
Aquatic Research Annual 1989-90 Unit付 States8w却沼田gPr巴ssColorado Springs
16) TroupJ P (1984) Revi坦W 勧告rgysy試合ms加 dtrair血gconsid哩rationsJ S別m恥 s1 (I)13-16
86 中央大学保健体脊研究所紀要 宮容認号
Table 4 Ch註ngesm r貯lativeevaluation value of lact誌を curvetをstduringlow altitude training
pre dぐly3 dayll post
V25 (mlsec) 154 t003 150土003 152土003 工56t002
γ一hellip一一本向 (mls壱c) 157金 003 153会
日日V25(beatsmin) 161ldquo00土361
民総V4o(bea総刷n) 16833 t058 16767土666 168infin=とlinfin 16433土462
RPEV25 1333玄146 1347土341 1347 1鎚 1405tLl7
RPEV4告 1451二t 144 1449 t317 1502土180 1501 086
Sp02V25 () 9212 256 9212土360 9332士2 infin 告505 243
SpOZV40 () 9175 292ごと 9118と427 9334t217
Valu号sar岩波le叙 18士SD Pく 005Plt 001
V Mean velocityHR h畦artrate即日ra出 gsof perceived ex椛 ionSp02 arterial blood oxyg加
saturationV25 swimmおgv坦locityequivalent to blood lactate concentration 25mM V40swimm鈴g velocity号quivalentto blood lactate concentration 40mM
4は乳酸カーブテストより得られたVと他の生理的変数との関係から導出された相対的
評部緩すなわちV25V40HR V25HRぬふ RPEV25RPE V40SPUz V25および
SpU2 V4uの平均億二七標準偏差を示したものlあるV25およびV4Oは高所i護主E摺始3日後
で豪華苦に低下し 11白後で平地問様のレベルまで朗捜し滞在終了後には向上していた(表
4) 一方 VZ5およびV40を除く相対的評価値については伺れにおいてもテスト関における
有意悲は認められなかった(表 4)
なお留4にすべての乳酸カhellipブテストから導出したVとLa HRRPEおよびSpUzとの
関連性について対象者毎に訴した
(3) 簡歎飴トレーニングテスト
Sに閥歌的トレーニングテストにおける VLaHRRPESPUzを示す 1酉尽のテ
ストを実務できなかった対象者Aは統計処理対象外としたこれらの変数のうち Laにつ
いてのみ有意差が示されたすなわち準高所滞在開始2B後のMは l-tット百 2セッ
ト誌の商セットとも準高所滞在前後よりも高かった(表 5)また準高所滞在 6日吾の訴
は平地とほほ問様であり準高所務在後のLaは最も慌い債であった表 5)
HRおよびRPEについてはテスト謁でほほ向様の僚が示されたSpUzについては
こそ認められなかったものの準高所滞在2BEJおよび6日自に何れの対象者においても平
地よりも怯い傾舟であった(表 5)
bullbull
1000
口叩令一 PREhellip口hellip DAY3叩一歩larr-DAY15
2infin5 後泳選手こtける君主主主義号ト ングの可能性森谷語審霊長加護憲今季す 高橋) 87
SU13JECTA
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140 倍
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(S055)
70 60 50
8β 70 60
40 50 30 3 40叫
J
20 30 2010
00 1β 00
140 145 150 155 160 165
V (rnsec)
Fig4a
145 150 155 160 165 工70140
V (rn器詰 c)
Results ofしactatを Cur間 百st(subject A13)
88 ヰ9と大学保護軍体育研究所紀要 妻鹿 23サ
SUBJECT C SUBJECTD
1000
u
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VGOGMa滑
20 18
16 14
12
問問《同州内
4
10 8 -6 ヤ
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時
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1802則
160通1ωd
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100 100
120 PRE 110 口ー_
0問 DAY3 100 ゼケhellip DAYll ~ 90-今larr-DAY 15 議 80bullを 9β ト --POST E 70
3 60 350
4032 30 20 10 00
140 145 155 160 165 170 135 140 145 150 155 160 165 170
V (mls告c)
Results of Lactat告Cぽ判決st(subject CD)
V (mlsec)
Fig4b
日制《叫ば
89 2infin5 競泳選霊祭における首長高所トレーニングの可能性(森谷藤原加綴今村高橋)
Table 5 Physiological rむspos昔話 tothe intermittent tr滋ningtぞst
pr告 d品y2 d畠y6 day 13
5353 10β2 11003 二七 t 152 1003 152程V (m1sec) 1st s 003二七
2nd set 158 1003 158土003 157 001 158土003
La (rnmoll) 1st s暗t 117 1032 177土015 153 040オニ 1infin土 020
40土7 031 1471品071ニ七021土2ndset 193 257 7
HR (beatslmin) 1st s校 14667土208 14800 1964 15400金 361 152infinニと 917
2nds母t 16800 10部 16233土生き3 16867ごと毛布35 16200こ1103き
RPE 1st s号t 11infin土000 1133 1200こ12部 73土11200289二七
2nds日t 1367土l53 1433 1252 15infinこ12β5 1433まl53
SpOz () 1st set 9470 1208 9270土115 9170 1153 9330士115
2nds控t 9330土115 9170土153 9330土2白089070 231 1
Results are m号制s SD PltOβ5
4考察
本研究では トレーニング歴が長くかっ競技レベルが高い男子競泳灘手を対象に海抜
1 280mでの準高所トレーニングにおける水泳選勤時の生理的時答について検討したそのた
めまず泳者の持久的能力の変化を示すとされている V-La曲線とそこから導かれるV25と
以こ着岳したこれは本研究の対象者はウォームアップクhellipリングダウン技術的ト
レーニングを除けば V25およびV40でのトレhellipニングが年聞を避して最も多いことによる
また V25とV40は競泳選手の持久的泳能力やそのトレーニング効来の判定に有効であると
されている 9)
(1) 準墓所滞夜絡にみられる生理的感答
ヒトの最大酸素摂離農は fi酸素環境下において母下することがよく知られている最大
酸素摂取量の高い人は儀い人に比べて低駿索の影響を強く受けることが報告されている1
に満たない標高でも最大酸素摂取量の低下が観察されn肋1αまたエリートアスリートは
る5守 1314)
本研究の対象者は会菌大会81立以内入賞という高い競技歴を持ちかつ準高所トレhellipニン
グ需給前に充分な競泳トレーニングを穣み緩めて鍛錬度の高い競技者であったそのため
14) 310
対象者は高い最大酸素摂取量を有しており詑較的標高の器い準高街環境においても
事 ゆ央大伊保健体育研究所紀要 第 23~苦
の彰響を受けやすい可能性が考えられるー
乳酸カーブテストのデhellipタより準高所滞在初期(3臼呂)に T3およびT4時の身体負担
震が高くなっている様子が窺えたまた V25V40の搾れにおいても爆露前よりも有意に
怪くかつ搾れの対象者においても時一泳速度におけるLa HRは高く SPU2が悲い傾向
が認められたさらに符ーの泳連環で行われた最大下の詩歌告さ水泳トレーニング時の準高所
薄在初離は a認の加は滞謀議よりも有意に高かった詩歌的インターバルテスト持の
準高所講義 28おの SPU2については有意差こそ認められなかったもののすべての対象者
において滞在開始前よりも散い銭前にあったこれらのことから長く鍛錬された競技者を対
象とする場合海抜12日蹴れという準高所であってもその滞在初期には器地とは異なる
応答が生じることが鳴らかとなった
準高所滞在開始 6日後に特われた間島史的トレーニングテスト時の生理的応答をみると
所滞在開始前と大きな護は認められないまた 11日後に行われた乳酸カーブテストにより
導出されたデータ会みる限りそのときの最大下運動時の生理的応答は準高所i帯夜前すなわ
ち平地とほぼ|司じであったこれらは本研究で設定した程度の高所環境であり血中学し酸濃
度が5mrnollを下回るような中等度以下の運動であれば準高所曝露後6日程度で平地とほほ
同強度の連動を実施することができることを示壊している
これらの結果iえ鍛錬者を対象とし本研究と同程度の標高を用いて行われた先行研究の結
果611) を るものであるしたがって本研究で対象としたような競技力が高くかつ鍛
錬度が高い競技者では準高所トレhellipニングを実施することで高所トレーニングによっても
たらされる諸効果令接待できる可能性がある同時に準高所トレーニングにおいてもその
藩在初期には処方Tるトレhellipニングの蓋と糞について充分な主意が必要であるといえよう
(2) 準高所トレーニング前後の変北
対象者BCDのV-La飴線をみると準高所帯在後 I弓ー泳連変に対する
の値が抵くなっていた V25とV4olま準高所滞在終了後に向上する傾向があり特にVZ5の
変化は額著であった最大努力泳の泳速疫については有意差こそ霊かながら認められなかっ
たものの (p 0β58)滞在終了後に高い傾向であった最大努力泳後のいは開テスト
ほ同じであったこれらの結果は本研究で対象とした続技レベルの高い競泳選手を対象にト
レーニングプログラムを作成する場合準高所トレーニングを取り入れることが有効である可
能性を示唆するものであろう
この点について400m泳実施時の有酸素性代謝と無酸素性代謝の質献がおよそ 8 2である
91 2005 競泳選手における象潟fflトレーニングの可能性(森谷塁審華奈 110護憲今村嘉援〉
ことが報告されている 151ぶことに鑑みれば i零在終了後にみられた泳能力の改善は
的な逮動遂行能力よりむしろ LTやOBしAに景3響を及iますような有酸素的な運動遂行能力の
によるものと考えることができる
低酸紫馴化すると赤血球数ヘモグロピン濃度ヘマトクリット債が増大する 7812) こ
れらの反応が起こるためには砥酸素環境暴露によるエリスロポエチンの分拡が充進し網状
赤血球が増揺する過程を経る 4三
準高醗i事在前後では何れの総定壌践についても準高所講在書官後の有意差は語められなかっ
たもののエリスロポエチンがすべての対象者において準高所滞悲 2日自に増加した網状赤
血球については対象者BおよびCに準高所帯在による向上か官められた一方で対象者Dに
ついては準高所滞在前後でほぼ悶じ僚が示された一方赤血球数ヘモグロピンj農度ヘマ
トクリットについては対象者BDにおいて準高所滞在後に場加が認められたが対象者じ
では準高所帯在後に低下していた
これらのことは準高所曝露の斜激を受けた結果ょにリスロポエチンが増結していてもそ
の授のち足15についてはかなりの領人楚が姦在することを示綾している対象者Cの鶏待と
の反応については トレーニングによる鼠襲量増大によるみかけの減鼠疫反5である可能性があ
るエリスロポエチンが分誌され網状赤血球が増えたとしても赤血球ヘモグロビン濃
度ヘマトクリット値などが増加するためには トレーニングや栄養摂取などの要因が複雑に
ると考えられることから実際には造血は起こっていなかった可能性もある
いずれにせよ詳細は不明であるため対象者を多様化したり泡液検査の実撞頻度や検査
項慢をま援やしたりするなどの手段で準高所トレーニング実務後の有酸素性作業詑の改善につ
いてさらに検討をすすめる必繋があろう
5まとめ
トレーニング竪が長くかっ競技力が高い選手会対象とした準高所トレーニング
に関する資料を得ることを呂釣としたそのため大学男子エリート競泳長距離選手4名
象とし訪日間の準高所(海抜1280m) トレーニングとその前後 2日間ずつを含む20E3罪悪の
明らかにした
すべての対象者において準高所滞在開始 3日後では問一泳速度における血中
乳酸濃度が商くなる傾向が認められた問hellip泳速度における心拍数や動脈血酸素飽和度をみて
も準高所滞在開始3日後に前者では蒔く後者では抵くなる傾肉がみられたこのような傾
92 中央大学保健体育研究所紀要 第23号
向は乳酸カーブテストから導出される血中乳酸瀧度25および40rnmollに相当する泳速度
(V25V40) の変化にも現れていたさらに間欺的トレーニング実施後の血中乳酸捜度は
準高所滞在開始2日後で滞在開始前に比べて有意に高かった以上のような生理的変化は
乳酸カーブテストでは高所滞在開始11日後に問欺的トレーニングテストでは高所滞在開始
6日後にほぼ消失した他方準高所トレーニング期間の前後に行われた乳酸カーブテストの
結果より V25V40および400mの最大努力泳のパフォーマンスは準高所トレーニングによっ
て改善された
これらのデータから鍛錬度の極めて高い競技者においては海抜12泡伽nという準高所にお
いても 2000m以上の標高において示されるものと同様の生理的応答が生じいわゆる OBLA
あたりまでの運動強度であれば準高所滞在開始後6日目には平地とほぼ同様のトレーニング
が実施できるようになる可能性が示された
参考文 献
ntsea level町出B (1975) Effects of eqJD V and Bomar Jr出DE MBernauerCWAdams1)
and altitude trainingon VOzm回 andrunning performance J ApplPhysiol39 262-266
2) BalkeBNagleF J and DanielsJ T (1965) Altitude and maximum performance in work and
sports activity JAMA 194 646-649
3) F叫 knerJ A DanielsJ T and BalkeB (1967) Eff巴ctsof tr血血gat moderate altitude on phys-
ical performance capacity J ApplPhysiol23 85-89
4) FilmanowiczE and GurneyC W (1961) Study on erythropoiesis XVl Response to a single dose
of erythropoietin in polycythemic muscle J Lab Clin Med 57 65-72
5) GoreC JH油nAGScroopG CWatsonD BNortonK JRWood1 CampbellD P and
EmonsonD L (1996) Increased arterial disaturation泊 trainedcyclists during maximal exercise at
580 m altitude J ApplPhysiol80 2204-2210
6) 後藤真二野村孝路 (2001)準高地トレーニングが水泳中の生理的応答に及ぼす影響水泳水中運
動科学 4 25-29
7) HansenJ EVogelJ AStelterG P and ConsolazioC F (1967) Oxygen up凶 ein man during
exhaustive work at sea level and high altitude J ApplPhysiol23 511-522
8) HorstmanDWeiskopfR and JacksonRE (1980) Work capacity dぽ加g3-kmsojourn at 43infinm
effects of relative polyth巴miaJ ApplPhysiol49 311-318
9) MaglischoE W (2infin3) Swin官邸19Fastest Human胞neticsChampaignILpp541-585
10) M副泊 D and OKroyJ (1993) Effects of acute hypoxia on the VOzmax of trained and untrained
subjects J Sports Sci 11 37-42
11) 禰屋光男杉田正明 )11本竜史渡曾公治 111原 貢 (1999)標高13帥 nにおける水泳トレーニング
が生理機能に及ぼす影響体力科学48(3) 393-402
12) 組出 B GoverRF omquistCGJ副 eyLHand JohnsonRL (1鰯)M回 malOxygen uptake
and cardiac output after 2 w
Bl
eeks at 43infinm JApplPhysiol25 4infin-409
13) TerradosNMizunoM and AndersenH (19田)Reduction in m組maloxygen uptake at low alti-
93 2005 競泳選手における準高所トレhellipニングの可能性(森谷藤原泌猿今村詩話機〉
tudes role of training status and lung functionψClin Physiol5 875-79
14) TerradosN (1994) A1titude tr政 lingand muscular metabolism Int J 8ports Med 1382侃 -209
15) Troup1P (1990) Energy contributions of competitive freestyle events International Center for
Aquatic Research Annual 1989-90 Unit付 States8w却沼田gPr巴ssColorado Springs
16) TroupJ P (1984) Revi坦W 勧告rgysy試合ms加 dtrair血gconsid哩rationsJ S別m恥 s1 (I)13-16
bullbull
1000
口叩令一 PREhellip口hellip DAY3叩一歩larr-DAY15
2infin5 後泳選手こtける君主主主義号ト ングの可能性森谷語審霊長加護憲今季す 高橋) 87
SU13JECTA
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一+-PRE 口hellip DAY3 -ts-DAY 11 -e-POST
SUBJECTB
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山一併す
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附問内刷出
14
12 〆
10
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以 120 信州 mm100
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Fig4a
145 150 155 160 165 工70140
V (rn器詰 c)
Results ofしactatを Cur間 百st(subject A13)
88 ヰ9と大学保護軍体育研究所紀要 妻鹿 23サ
SUBJECT C SUBJECTD
1000
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4
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1802則
160通1ωd
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以
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V (mls告c)
Results of Lactat告Cぽ判決st(subject CD)
V (mlsec)
Fig4b
日制《叫ば
89 2infin5 競泳選霊祭における首長高所トレーニングの可能性(森谷藤原加綴今村高橋)
Table 5 Physiological rむspos昔話 tothe intermittent tr滋ningtぞst
pr告 d品y2 d畠y6 day 13
5353 10β2 11003 二七 t 152 1003 152程V (m1sec) 1st s 003二七
2nd set 158 1003 158土003 157 001 158土003
La (rnmoll) 1st s暗t 117 1032 177土015 153 040オニ 1infin土 020
40土7 031 1471品071ニ七021土2ndset 193 257 7
HR (beatslmin) 1st s校 14667土208 14800 1964 15400金 361 152infinニと 917
2nds母t 16800 10部 16233土生き3 16867ごと毛布35 16200こ1103き
RPE 1st s号t 11infin土000 1133 1200こ12部 73土11200289二七
2nds日t 1367土l53 1433 1252 15infinこ12β5 1433まl53
SpOz () 1st set 9470 1208 9270土115 9170 1153 9330士115
2nds控t 9330土115 9170土153 9330土2白089070 231 1
Results are m号制s SD PltOβ5
4考察
本研究では トレーニング歴が長くかっ競技レベルが高い男子競泳灘手を対象に海抜
1 280mでの準高所トレーニングにおける水泳選勤時の生理的時答について検討したそのた
めまず泳者の持久的能力の変化を示すとされている V-La曲線とそこから導かれるV25と
以こ着岳したこれは本研究の対象者はウォームアップクhellipリングダウン技術的ト
レーニングを除けば V25およびV40でのトレhellipニングが年聞を避して最も多いことによる
また V25とV40は競泳選手の持久的泳能力やそのトレーニング効来の判定に有効であると
されている 9)
(1) 準墓所滞夜絡にみられる生理的感答
ヒトの最大酸素摂離農は fi酸素環境下において母下することがよく知られている最大
酸素摂取量の高い人は儀い人に比べて低駿索の影響を強く受けることが報告されている1
に満たない標高でも最大酸素摂取量の低下が観察されn肋1αまたエリートアスリートは
る5守 1314)
本研究の対象者は会菌大会81立以内入賞という高い競技歴を持ちかつ準高所トレhellipニン
グ需給前に充分な競泳トレーニングを穣み緩めて鍛錬度の高い競技者であったそのため
14) 310
対象者は高い最大酸素摂取量を有しており詑較的標高の器い準高街環境においても
事 ゆ央大伊保健体育研究所紀要 第 23~苦
の彰響を受けやすい可能性が考えられるー
乳酸カーブテストのデhellipタより準高所滞在初期(3臼呂)に T3およびT4時の身体負担
震が高くなっている様子が窺えたまた V25V40の搾れにおいても爆露前よりも有意に
怪くかつ搾れの対象者においても時一泳速度におけるLa HRは高く SPU2が悲い傾向
が認められたさらに符ーの泳連環で行われた最大下の詩歌告さ水泳トレーニング時の準高所
薄在初離は a認の加は滞謀議よりも有意に高かった詩歌的インターバルテスト持の
準高所講義 28おの SPU2については有意差こそ認められなかったもののすべての対象者
において滞在開始前よりも散い銭前にあったこれらのことから長く鍛錬された競技者を対
象とする場合海抜12日蹴れという準高所であってもその滞在初期には器地とは異なる
応答が生じることが鳴らかとなった
準高所滞在開始 6日後に特われた間島史的トレーニングテスト時の生理的応答をみると
所滞在開始前と大きな護は認められないまた 11日後に行われた乳酸カーブテストにより
導出されたデータ会みる限りそのときの最大下運動時の生理的応答は準高所i帯夜前すなわ
ち平地とほぼ|司じであったこれらは本研究で設定した程度の高所環境であり血中学し酸濃
度が5mrnollを下回るような中等度以下の運動であれば準高所曝露後6日程度で平地とほほ
同強度の連動を実施することができることを示壊している
これらの結果iえ鍛錬者を対象とし本研究と同程度の標高を用いて行われた先行研究の結
果611) を るものであるしたがって本研究で対象としたような競技力が高くかつ鍛
錬度が高い競技者では準高所トレhellipニングを実施することで高所トレーニングによっても
たらされる諸効果令接待できる可能性がある同時に準高所トレーニングにおいてもその
藩在初期には処方Tるトレhellipニングの蓋と糞について充分な主意が必要であるといえよう
(2) 準高所トレーニング前後の変北
対象者BCDのV-La飴線をみると準高所帯在後 I弓ー泳連変に対する
の値が抵くなっていた V25とV4olま準高所滞在終了後に向上する傾向があり特にVZ5の
変化は額著であった最大努力泳の泳速疫については有意差こそ霊かながら認められなかっ
たものの (p 0β58)滞在終了後に高い傾向であった最大努力泳後のいは開テスト
ほ同じであったこれらの結果は本研究で対象とした続技レベルの高い競泳選手を対象にト
レーニングプログラムを作成する場合準高所トレーニングを取り入れることが有効である可
能性を示唆するものであろう
この点について400m泳実施時の有酸素性代謝と無酸素性代謝の質献がおよそ 8 2である
91 2005 競泳選手における象潟fflトレーニングの可能性(森谷塁審華奈 110護憲今村嘉援〉
ことが報告されている 151ぶことに鑑みれば i零在終了後にみられた泳能力の改善は
的な逮動遂行能力よりむしろ LTやOBしAに景3響を及iますような有酸素的な運動遂行能力の
によるものと考えることができる
低酸紫馴化すると赤血球数ヘモグロピン濃度ヘマトクリット債が増大する 7812) こ
れらの反応が起こるためには砥酸素環境暴露によるエリスロポエチンの分拡が充進し網状
赤血球が増揺する過程を経る 4三
準高醗i事在前後では何れの総定壌践についても準高所講在書官後の有意差は語められなかっ
たもののエリスロポエチンがすべての対象者において準高所滞悲 2日自に増加した網状赤
血球については対象者BおよびCに準高所帯在による向上か官められた一方で対象者Dに
ついては準高所滞在前後でほぼ悶じ僚が示された一方赤血球数ヘモグロピンj農度ヘマ
トクリットについては対象者BDにおいて準高所滞在後に場加が認められたが対象者じ
では準高所帯在後に低下していた
これらのことは準高所曝露の斜激を受けた結果ょにリスロポエチンが増結していてもそ
の授のち足15についてはかなりの領人楚が姦在することを示綾している対象者Cの鶏待と
の反応については トレーニングによる鼠襲量増大によるみかけの減鼠疫反5である可能性があ
るエリスロポエチンが分誌され網状赤血球が増えたとしても赤血球ヘモグロビン濃
度ヘマトクリット値などが増加するためには トレーニングや栄養摂取などの要因が複雑に
ると考えられることから実際には造血は起こっていなかった可能性もある
いずれにせよ詳細は不明であるため対象者を多様化したり泡液検査の実撞頻度や検査
項慢をま援やしたりするなどの手段で準高所トレーニング実務後の有酸素性作業詑の改善につ
いてさらに検討をすすめる必繋があろう
5まとめ
トレーニング竪が長くかっ競技力が高い選手会対象とした準高所トレーニング
に関する資料を得ることを呂釣としたそのため大学男子エリート競泳長距離選手4名
象とし訪日間の準高所(海抜1280m) トレーニングとその前後 2日間ずつを含む20E3罪悪の
明らかにした
すべての対象者において準高所滞在開始 3日後では問一泳速度における血中
乳酸濃度が商くなる傾向が認められた問hellip泳速度における心拍数や動脈血酸素飽和度をみて
も準高所滞在開始3日後に前者では蒔く後者では抵くなる傾肉がみられたこのような傾
92 中央大学保健体育研究所紀要 第23号
向は乳酸カーブテストから導出される血中乳酸瀧度25および40rnmollに相当する泳速度
(V25V40) の変化にも現れていたさらに間欺的トレーニング実施後の血中乳酸捜度は
準高所滞在開始2日後で滞在開始前に比べて有意に高かった以上のような生理的変化は
乳酸カーブテストでは高所滞在開始11日後に問欺的トレーニングテストでは高所滞在開始
6日後にほぼ消失した他方準高所トレーニング期間の前後に行われた乳酸カーブテストの
結果より V25V40および400mの最大努力泳のパフォーマンスは準高所トレーニングによっ
て改善された
これらのデータから鍛錬度の極めて高い競技者においては海抜12泡伽nという準高所にお
いても 2000m以上の標高において示されるものと同様の生理的応答が生じいわゆる OBLA
あたりまでの運動強度であれば準高所滞在開始後6日目には平地とほぼ同様のトレーニング
が実施できるようになる可能性が示された
参考文 献
ntsea level町出B (1975) Effects of eqJD V and Bomar Jr出DE MBernauerCWAdams1)
and altitude trainingon VOzm回 andrunning performance J ApplPhysiol39 262-266
2) BalkeBNagleF J and DanielsJ T (1965) Altitude and maximum performance in work and
sports activity JAMA 194 646-649
3) F叫 knerJ A DanielsJ T and BalkeB (1967) Eff巴ctsof tr血血gat moderate altitude on phys-
ical performance capacity J ApplPhysiol23 85-89
4) FilmanowiczE and GurneyC W (1961) Study on erythropoiesis XVl Response to a single dose
of erythropoietin in polycythemic muscle J Lab Clin Med 57 65-72
5) GoreC JH油nAGScroopG CWatsonD BNortonK JRWood1 CampbellD P and
EmonsonD L (1996) Increased arterial disaturation泊 trainedcyclists during maximal exercise at
580 m altitude J ApplPhysiol80 2204-2210
6) 後藤真二野村孝路 (2001)準高地トレーニングが水泳中の生理的応答に及ぼす影響水泳水中運
動科学 4 25-29
7) HansenJ EVogelJ AStelterG P and ConsolazioC F (1967) Oxygen up凶 ein man during
exhaustive work at sea level and high altitude J ApplPhysiol23 511-522
8) HorstmanDWeiskopfR and JacksonRE (1980) Work capacity dぽ加g3-kmsojourn at 43infinm
effects of relative polyth巴miaJ ApplPhysiol49 311-318
9) MaglischoE W (2infin3) Swin官邸19Fastest Human胞neticsChampaignILpp541-585
10) M副泊 D and OKroyJ (1993) Effects of acute hypoxia on the VOzmax of trained and untrained
subjects J Sports Sci 11 37-42
11) 禰屋光男杉田正明 )11本竜史渡曾公治 111原 貢 (1999)標高13帥 nにおける水泳トレーニング
が生理機能に及ぼす影響体力科学48(3) 393-402
12) 組出 B GoverRF omquistCGJ副 eyLHand JohnsonRL (1鰯)M回 malOxygen uptake
and cardiac output after 2 w
Bl
eeks at 43infinm JApplPhysiol25 4infin-409
13) TerradosNMizunoM and AndersenH (19田)Reduction in m組maloxygen uptake at low alti-
93 2005 競泳選手における準高所トレhellipニングの可能性(森谷藤原泌猿今村詩話機〉
tudes role of training status and lung functionψClin Physiol5 875-79
14) TerradosN (1994) A1titude tr政 lingand muscular metabolism Int J 8ports Med 1382侃 -209
15) Troup1P (1990) Energy contributions of competitive freestyle events International Center for
Aquatic Research Annual 1989-90 Unit付 States8w却沼田gPr巴ssColorado Springs
16) TroupJ P (1984) Revi坦W 勧告rgysy試合ms加 dtrair血gconsid哩rationsJ S別m恥 s1 (I)13-16
88 ヰ9と大学保護軍体育研究所紀要 妻鹿 23サ
SUBJECT C SUBJECTD
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V (mls告c)
Results of Lactat告Cぽ判決st(subject CD)
V (mlsec)
Fig4b
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89 2infin5 競泳選霊祭における首長高所トレーニングの可能性(森谷藤原加綴今村高橋)
Table 5 Physiological rむspos昔話 tothe intermittent tr滋ningtぞst
pr告 d品y2 d畠y6 day 13
5353 10β2 11003 二七 t 152 1003 152程V (m1sec) 1st s 003二七
2nd set 158 1003 158土003 157 001 158土003
La (rnmoll) 1st s暗t 117 1032 177土015 153 040オニ 1infin土 020
40土7 031 1471品071ニ七021土2ndset 193 257 7
HR (beatslmin) 1st s校 14667土208 14800 1964 15400金 361 152infinニと 917
2nds母t 16800 10部 16233土生き3 16867ごと毛布35 16200こ1103き
RPE 1st s号t 11infin土000 1133 1200こ12部 73土11200289二七
2nds日t 1367土l53 1433 1252 15infinこ12β5 1433まl53
SpOz () 1st set 9470 1208 9270土115 9170 1153 9330士115
2nds控t 9330土115 9170土153 9330土2白089070 231 1
Results are m号制s SD PltOβ5
4考察
本研究では トレーニング歴が長くかっ競技レベルが高い男子競泳灘手を対象に海抜
1 280mでの準高所トレーニングにおける水泳選勤時の生理的時答について検討したそのた
めまず泳者の持久的能力の変化を示すとされている V-La曲線とそこから導かれるV25と
以こ着岳したこれは本研究の対象者はウォームアップクhellipリングダウン技術的ト
レーニングを除けば V25およびV40でのトレhellipニングが年聞を避して最も多いことによる
また V25とV40は競泳選手の持久的泳能力やそのトレーニング効来の判定に有効であると
されている 9)
(1) 準墓所滞夜絡にみられる生理的感答
ヒトの最大酸素摂離農は fi酸素環境下において母下することがよく知られている最大
酸素摂取量の高い人は儀い人に比べて低駿索の影響を強く受けることが報告されている1
に満たない標高でも最大酸素摂取量の低下が観察されn肋1αまたエリートアスリートは
る5守 1314)
本研究の対象者は会菌大会81立以内入賞という高い競技歴を持ちかつ準高所トレhellipニン
グ需給前に充分な競泳トレーニングを穣み緩めて鍛錬度の高い競技者であったそのため
14) 310
対象者は高い最大酸素摂取量を有しており詑較的標高の器い準高街環境においても
事 ゆ央大伊保健体育研究所紀要 第 23~苦
の彰響を受けやすい可能性が考えられるー
乳酸カーブテストのデhellipタより準高所滞在初期(3臼呂)に T3およびT4時の身体負担
震が高くなっている様子が窺えたまた V25V40の搾れにおいても爆露前よりも有意に
怪くかつ搾れの対象者においても時一泳速度におけるLa HRは高く SPU2が悲い傾向
が認められたさらに符ーの泳連環で行われた最大下の詩歌告さ水泳トレーニング時の準高所
薄在初離は a認の加は滞謀議よりも有意に高かった詩歌的インターバルテスト持の
準高所講義 28おの SPU2については有意差こそ認められなかったもののすべての対象者
において滞在開始前よりも散い銭前にあったこれらのことから長く鍛錬された競技者を対
象とする場合海抜12日蹴れという準高所であってもその滞在初期には器地とは異なる
応答が生じることが鳴らかとなった
準高所滞在開始 6日後に特われた間島史的トレーニングテスト時の生理的応答をみると
所滞在開始前と大きな護は認められないまた 11日後に行われた乳酸カーブテストにより
導出されたデータ会みる限りそのときの最大下運動時の生理的応答は準高所i帯夜前すなわ
ち平地とほぼ|司じであったこれらは本研究で設定した程度の高所環境であり血中学し酸濃
度が5mrnollを下回るような中等度以下の運動であれば準高所曝露後6日程度で平地とほほ
同強度の連動を実施することができることを示壊している
これらの結果iえ鍛錬者を対象とし本研究と同程度の標高を用いて行われた先行研究の結
果611) を るものであるしたがって本研究で対象としたような競技力が高くかつ鍛
錬度が高い競技者では準高所トレhellipニングを実施することで高所トレーニングによっても
たらされる諸効果令接待できる可能性がある同時に準高所トレーニングにおいてもその
藩在初期には処方Tるトレhellipニングの蓋と糞について充分な主意が必要であるといえよう
(2) 準高所トレーニング前後の変北
対象者BCDのV-La飴線をみると準高所帯在後 I弓ー泳連変に対する
の値が抵くなっていた V25とV4olま準高所滞在終了後に向上する傾向があり特にVZ5の
変化は額著であった最大努力泳の泳速疫については有意差こそ霊かながら認められなかっ
たものの (p 0β58)滞在終了後に高い傾向であった最大努力泳後のいは開テスト
ほ同じであったこれらの結果は本研究で対象とした続技レベルの高い競泳選手を対象にト
レーニングプログラムを作成する場合準高所トレーニングを取り入れることが有効である可
能性を示唆するものであろう
この点について400m泳実施時の有酸素性代謝と無酸素性代謝の質献がおよそ 8 2である
91 2005 競泳選手における象潟fflトレーニングの可能性(森谷塁審華奈 110護憲今村嘉援〉
ことが報告されている 151ぶことに鑑みれば i零在終了後にみられた泳能力の改善は
的な逮動遂行能力よりむしろ LTやOBしAに景3響を及iますような有酸素的な運動遂行能力の
によるものと考えることができる
低酸紫馴化すると赤血球数ヘモグロピン濃度ヘマトクリット債が増大する 7812) こ
れらの反応が起こるためには砥酸素環境暴露によるエリスロポエチンの分拡が充進し網状
赤血球が増揺する過程を経る 4三
準高醗i事在前後では何れの総定壌践についても準高所講在書官後の有意差は語められなかっ
たもののエリスロポエチンがすべての対象者において準高所滞悲 2日自に増加した網状赤
血球については対象者BおよびCに準高所帯在による向上か官められた一方で対象者Dに
ついては準高所滞在前後でほぼ悶じ僚が示された一方赤血球数ヘモグロピンj農度ヘマ
トクリットについては対象者BDにおいて準高所滞在後に場加が認められたが対象者じ
では準高所帯在後に低下していた
これらのことは準高所曝露の斜激を受けた結果ょにリスロポエチンが増結していてもそ
の授のち足15についてはかなりの領人楚が姦在することを示綾している対象者Cの鶏待と
の反応については トレーニングによる鼠襲量増大によるみかけの減鼠疫反5である可能性があ
るエリスロポエチンが分誌され網状赤血球が増えたとしても赤血球ヘモグロビン濃
度ヘマトクリット値などが増加するためには トレーニングや栄養摂取などの要因が複雑に
ると考えられることから実際には造血は起こっていなかった可能性もある
いずれにせよ詳細は不明であるため対象者を多様化したり泡液検査の実撞頻度や検査
項慢をま援やしたりするなどの手段で準高所トレーニング実務後の有酸素性作業詑の改善につ
いてさらに検討をすすめる必繋があろう
5まとめ
トレーニング竪が長くかっ競技力が高い選手会対象とした準高所トレーニング
に関する資料を得ることを呂釣としたそのため大学男子エリート競泳長距離選手4名
象とし訪日間の準高所(海抜1280m) トレーニングとその前後 2日間ずつを含む20E3罪悪の
明らかにした
すべての対象者において準高所滞在開始 3日後では問一泳速度における血中
乳酸濃度が商くなる傾向が認められた問hellip泳速度における心拍数や動脈血酸素飽和度をみて
も準高所滞在開始3日後に前者では蒔く後者では抵くなる傾肉がみられたこのような傾
92 中央大学保健体育研究所紀要 第23号
向は乳酸カーブテストから導出される血中乳酸瀧度25および40rnmollに相当する泳速度
(V25V40) の変化にも現れていたさらに間欺的トレーニング実施後の血中乳酸捜度は
準高所滞在開始2日後で滞在開始前に比べて有意に高かった以上のような生理的変化は
乳酸カーブテストでは高所滞在開始11日後に問欺的トレーニングテストでは高所滞在開始
6日後にほぼ消失した他方準高所トレーニング期間の前後に行われた乳酸カーブテストの
結果より V25V40および400mの最大努力泳のパフォーマンスは準高所トレーニングによっ
て改善された
これらのデータから鍛錬度の極めて高い競技者においては海抜12泡伽nという準高所にお
いても 2000m以上の標高において示されるものと同様の生理的応答が生じいわゆる OBLA
あたりまでの運動強度であれば準高所滞在開始後6日目には平地とほぼ同様のトレーニング
が実施できるようになる可能性が示された
参考文 献
ntsea level町出B (1975) Effects of eqJD V and Bomar Jr出DE MBernauerCWAdams1)
and altitude trainingon VOzm回 andrunning performance J ApplPhysiol39 262-266
2) BalkeBNagleF J and DanielsJ T (1965) Altitude and maximum performance in work and
sports activity JAMA 194 646-649
3) F叫 knerJ A DanielsJ T and BalkeB (1967) Eff巴ctsof tr血血gat moderate altitude on phys-
ical performance capacity J ApplPhysiol23 85-89
4) FilmanowiczE and GurneyC W (1961) Study on erythropoiesis XVl Response to a single dose
of erythropoietin in polycythemic muscle J Lab Clin Med 57 65-72
5) GoreC JH油nAGScroopG CWatsonD BNortonK JRWood1 CampbellD P and
EmonsonD L (1996) Increased arterial disaturation泊 trainedcyclists during maximal exercise at
580 m altitude J ApplPhysiol80 2204-2210
6) 後藤真二野村孝路 (2001)準高地トレーニングが水泳中の生理的応答に及ぼす影響水泳水中運
動科学 4 25-29
7) HansenJ EVogelJ AStelterG P and ConsolazioC F (1967) Oxygen up凶 ein man during
exhaustive work at sea level and high altitude J ApplPhysiol23 511-522
8) HorstmanDWeiskopfR and JacksonRE (1980) Work capacity dぽ加g3-kmsojourn at 43infinm
effects of relative polyth巴miaJ ApplPhysiol49 311-318
9) MaglischoE W (2infin3) Swin官邸19Fastest Human胞neticsChampaignILpp541-585
10) M副泊 D and OKroyJ (1993) Effects of acute hypoxia on the VOzmax of trained and untrained
subjects J Sports Sci 11 37-42
11) 禰屋光男杉田正明 )11本竜史渡曾公治 111原 貢 (1999)標高13帥 nにおける水泳トレーニング
が生理機能に及ぼす影響体力科学48(3) 393-402
12) 組出 B GoverRF omquistCGJ副 eyLHand JohnsonRL (1鰯)M回 malOxygen uptake
and cardiac output after 2 w
Bl
eeks at 43infinm JApplPhysiol25 4infin-409
13) TerradosNMizunoM and AndersenH (19田)Reduction in m組maloxygen uptake at low alti-
93 2005 競泳選手における準高所トレhellipニングの可能性(森谷藤原泌猿今村詩話機〉
tudes role of training status and lung functionψClin Physiol5 875-79
14) TerradosN (1994) A1titude tr政 lingand muscular metabolism Int J 8ports Med 1382侃 -209
15) Troup1P (1990) Energy contributions of competitive freestyle events International Center for
Aquatic Research Annual 1989-90 Unit付 States8w却沼田gPr巴ssColorado Springs
16) TroupJ P (1984) Revi坦W 勧告rgysy試合ms加 dtrair血gconsid哩rationsJ S別m恥 s1 (I)13-16
89 2infin5 競泳選霊祭における首長高所トレーニングの可能性(森谷藤原加綴今村高橋)
Table 5 Physiological rむspos昔話 tothe intermittent tr滋ningtぞst
pr告 d品y2 d畠y6 day 13
5353 10β2 11003 二七 t 152 1003 152程V (m1sec) 1st s 003二七
2nd set 158 1003 158土003 157 001 158土003
La (rnmoll) 1st s暗t 117 1032 177土015 153 040オニ 1infin土 020
40土7 031 1471品071ニ七021土2ndset 193 257 7
HR (beatslmin) 1st s校 14667土208 14800 1964 15400金 361 152infinニと 917
2nds母t 16800 10部 16233土生き3 16867ごと毛布35 16200こ1103き
RPE 1st s号t 11infin土000 1133 1200こ12部 73土11200289二七
2nds日t 1367土l53 1433 1252 15infinこ12β5 1433まl53
SpOz () 1st set 9470 1208 9270土115 9170 1153 9330士115
2nds控t 9330土115 9170土153 9330土2白089070 231 1
Results are m号制s SD PltOβ5
4考察
本研究では トレーニング歴が長くかっ競技レベルが高い男子競泳灘手を対象に海抜
1 280mでの準高所トレーニングにおける水泳選勤時の生理的時答について検討したそのた
めまず泳者の持久的能力の変化を示すとされている V-La曲線とそこから導かれるV25と
以こ着岳したこれは本研究の対象者はウォームアップクhellipリングダウン技術的ト
レーニングを除けば V25およびV40でのトレhellipニングが年聞を避して最も多いことによる
また V25とV40は競泳選手の持久的泳能力やそのトレーニング効来の判定に有効であると
されている 9)
(1) 準墓所滞夜絡にみられる生理的感答
ヒトの最大酸素摂離農は fi酸素環境下において母下することがよく知られている最大
酸素摂取量の高い人は儀い人に比べて低駿索の影響を強く受けることが報告されている1
に満たない標高でも最大酸素摂取量の低下が観察されn肋1αまたエリートアスリートは
る5守 1314)
本研究の対象者は会菌大会81立以内入賞という高い競技歴を持ちかつ準高所トレhellipニン
グ需給前に充分な競泳トレーニングを穣み緩めて鍛錬度の高い競技者であったそのため
14) 310
対象者は高い最大酸素摂取量を有しており詑較的標高の器い準高街環境においても
事 ゆ央大伊保健体育研究所紀要 第 23~苦
の彰響を受けやすい可能性が考えられるー
乳酸カーブテストのデhellipタより準高所滞在初期(3臼呂)に T3およびT4時の身体負担
震が高くなっている様子が窺えたまた V25V40の搾れにおいても爆露前よりも有意に
怪くかつ搾れの対象者においても時一泳速度におけるLa HRは高く SPU2が悲い傾向
が認められたさらに符ーの泳連環で行われた最大下の詩歌告さ水泳トレーニング時の準高所
薄在初離は a認の加は滞謀議よりも有意に高かった詩歌的インターバルテスト持の
準高所講義 28おの SPU2については有意差こそ認められなかったもののすべての対象者
において滞在開始前よりも散い銭前にあったこれらのことから長く鍛錬された競技者を対
象とする場合海抜12日蹴れという準高所であってもその滞在初期には器地とは異なる
応答が生じることが鳴らかとなった
準高所滞在開始 6日後に特われた間島史的トレーニングテスト時の生理的応答をみると
所滞在開始前と大きな護は認められないまた 11日後に行われた乳酸カーブテストにより
導出されたデータ会みる限りそのときの最大下運動時の生理的応答は準高所i帯夜前すなわ
ち平地とほぼ|司じであったこれらは本研究で設定した程度の高所環境であり血中学し酸濃
度が5mrnollを下回るような中等度以下の運動であれば準高所曝露後6日程度で平地とほほ
同強度の連動を実施することができることを示壊している
これらの結果iえ鍛錬者を対象とし本研究と同程度の標高を用いて行われた先行研究の結
果611) を るものであるしたがって本研究で対象としたような競技力が高くかつ鍛
錬度が高い競技者では準高所トレhellipニングを実施することで高所トレーニングによっても
たらされる諸効果令接待できる可能性がある同時に準高所トレーニングにおいてもその
藩在初期には処方Tるトレhellipニングの蓋と糞について充分な主意が必要であるといえよう
(2) 準高所トレーニング前後の変北
対象者BCDのV-La飴線をみると準高所帯在後 I弓ー泳連変に対する
の値が抵くなっていた V25とV4olま準高所滞在終了後に向上する傾向があり特にVZ5の
変化は額著であった最大努力泳の泳速疫については有意差こそ霊かながら認められなかっ
たものの (p 0β58)滞在終了後に高い傾向であった最大努力泳後のいは開テスト
ほ同じであったこれらの結果は本研究で対象とした続技レベルの高い競泳選手を対象にト
レーニングプログラムを作成する場合準高所トレーニングを取り入れることが有効である可
能性を示唆するものであろう
この点について400m泳実施時の有酸素性代謝と無酸素性代謝の質献がおよそ 8 2である
91 2005 競泳選手における象潟fflトレーニングの可能性(森谷塁審華奈 110護憲今村嘉援〉
ことが報告されている 151ぶことに鑑みれば i零在終了後にみられた泳能力の改善は
的な逮動遂行能力よりむしろ LTやOBしAに景3響を及iますような有酸素的な運動遂行能力の
によるものと考えることができる
低酸紫馴化すると赤血球数ヘモグロピン濃度ヘマトクリット債が増大する 7812) こ
れらの反応が起こるためには砥酸素環境暴露によるエリスロポエチンの分拡が充進し網状
赤血球が増揺する過程を経る 4三
準高醗i事在前後では何れの総定壌践についても準高所講在書官後の有意差は語められなかっ
たもののエリスロポエチンがすべての対象者において準高所滞悲 2日自に増加した網状赤
血球については対象者BおよびCに準高所帯在による向上か官められた一方で対象者Dに
ついては準高所滞在前後でほぼ悶じ僚が示された一方赤血球数ヘモグロピンj農度ヘマ
トクリットについては対象者BDにおいて準高所滞在後に場加が認められたが対象者じ
では準高所帯在後に低下していた
これらのことは準高所曝露の斜激を受けた結果ょにリスロポエチンが増結していてもそ
の授のち足15についてはかなりの領人楚が姦在することを示綾している対象者Cの鶏待と
の反応については トレーニングによる鼠襲量増大によるみかけの減鼠疫反5である可能性があ
るエリスロポエチンが分誌され網状赤血球が増えたとしても赤血球ヘモグロビン濃
度ヘマトクリット値などが増加するためには トレーニングや栄養摂取などの要因が複雑に
ると考えられることから実際には造血は起こっていなかった可能性もある
いずれにせよ詳細は不明であるため対象者を多様化したり泡液検査の実撞頻度や検査
項慢をま援やしたりするなどの手段で準高所トレーニング実務後の有酸素性作業詑の改善につ
いてさらに検討をすすめる必繋があろう
5まとめ
トレーニング竪が長くかっ競技力が高い選手会対象とした準高所トレーニング
に関する資料を得ることを呂釣としたそのため大学男子エリート競泳長距離選手4名
象とし訪日間の準高所(海抜1280m) トレーニングとその前後 2日間ずつを含む20E3罪悪の
明らかにした
すべての対象者において準高所滞在開始 3日後では問一泳速度における血中
乳酸濃度が商くなる傾向が認められた問hellip泳速度における心拍数や動脈血酸素飽和度をみて
も準高所滞在開始3日後に前者では蒔く後者では抵くなる傾肉がみられたこのような傾
92 中央大学保健体育研究所紀要 第23号
向は乳酸カーブテストから導出される血中乳酸瀧度25および40rnmollに相当する泳速度
(V25V40) の変化にも現れていたさらに間欺的トレーニング実施後の血中乳酸捜度は
準高所滞在開始2日後で滞在開始前に比べて有意に高かった以上のような生理的変化は
乳酸カーブテストでは高所滞在開始11日後に問欺的トレーニングテストでは高所滞在開始
6日後にほぼ消失した他方準高所トレーニング期間の前後に行われた乳酸カーブテストの
結果より V25V40および400mの最大努力泳のパフォーマンスは準高所トレーニングによっ
て改善された
これらのデータから鍛錬度の極めて高い競技者においては海抜12泡伽nという準高所にお
いても 2000m以上の標高において示されるものと同様の生理的応答が生じいわゆる OBLA
あたりまでの運動強度であれば準高所滞在開始後6日目には平地とほぼ同様のトレーニング
が実施できるようになる可能性が示された
参考文 献
ntsea level町出B (1975) Effects of eqJD V and Bomar Jr出DE MBernauerCWAdams1)
and altitude trainingon VOzm回 andrunning performance J ApplPhysiol39 262-266
2) BalkeBNagleF J and DanielsJ T (1965) Altitude and maximum performance in work and
sports activity JAMA 194 646-649
3) F叫 knerJ A DanielsJ T and BalkeB (1967) Eff巴ctsof tr血血gat moderate altitude on phys-
ical performance capacity J ApplPhysiol23 85-89
4) FilmanowiczE and GurneyC W (1961) Study on erythropoiesis XVl Response to a single dose
of erythropoietin in polycythemic muscle J Lab Clin Med 57 65-72
5) GoreC JH油nAGScroopG CWatsonD BNortonK JRWood1 CampbellD P and
EmonsonD L (1996) Increased arterial disaturation泊 trainedcyclists during maximal exercise at
580 m altitude J ApplPhysiol80 2204-2210
6) 後藤真二野村孝路 (2001)準高地トレーニングが水泳中の生理的応答に及ぼす影響水泳水中運
動科学 4 25-29
7) HansenJ EVogelJ AStelterG P and ConsolazioC F (1967) Oxygen up凶 ein man during
exhaustive work at sea level and high altitude J ApplPhysiol23 511-522
8) HorstmanDWeiskopfR and JacksonRE (1980) Work capacity dぽ加g3-kmsojourn at 43infinm
effects of relative polyth巴miaJ ApplPhysiol49 311-318
9) MaglischoE W (2infin3) Swin官邸19Fastest Human胞neticsChampaignILpp541-585
10) M副泊 D and OKroyJ (1993) Effects of acute hypoxia on the VOzmax of trained and untrained
subjects J Sports Sci 11 37-42
11) 禰屋光男杉田正明 )11本竜史渡曾公治 111原 貢 (1999)標高13帥 nにおける水泳トレーニング
が生理機能に及ぼす影響体力科学48(3) 393-402
12) 組出 B GoverRF omquistCGJ副 eyLHand JohnsonRL (1鰯)M回 malOxygen uptake
and cardiac output after 2 w
Bl
eeks at 43infinm JApplPhysiol25 4infin-409
13) TerradosNMizunoM and AndersenH (19田)Reduction in m組maloxygen uptake at low alti-
93 2005 競泳選手における準高所トレhellipニングの可能性(森谷藤原泌猿今村詩話機〉
tudes role of training status and lung functionψClin Physiol5 875-79
14) TerradosN (1994) A1titude tr政 lingand muscular metabolism Int J 8ports Med 1382侃 -209
15) Troup1P (1990) Energy contributions of competitive freestyle events International Center for
Aquatic Research Annual 1989-90 Unit付 States8w却沼田gPr巴ssColorado Springs
16) TroupJ P (1984) Revi坦W 勧告rgysy試合ms加 dtrair血gconsid哩rationsJ S別m恥 s1 (I)13-16
事 ゆ央大伊保健体育研究所紀要 第 23~苦
の彰響を受けやすい可能性が考えられるー
乳酸カーブテストのデhellipタより準高所滞在初期(3臼呂)に T3およびT4時の身体負担
震が高くなっている様子が窺えたまた V25V40の搾れにおいても爆露前よりも有意に
怪くかつ搾れの対象者においても時一泳速度におけるLa HRは高く SPU2が悲い傾向
が認められたさらに符ーの泳連環で行われた最大下の詩歌告さ水泳トレーニング時の準高所
薄在初離は a認の加は滞謀議よりも有意に高かった詩歌的インターバルテスト持の
準高所講義 28おの SPU2については有意差こそ認められなかったもののすべての対象者
において滞在開始前よりも散い銭前にあったこれらのことから長く鍛錬された競技者を対
象とする場合海抜12日蹴れという準高所であってもその滞在初期には器地とは異なる
応答が生じることが鳴らかとなった
準高所滞在開始 6日後に特われた間島史的トレーニングテスト時の生理的応答をみると
所滞在開始前と大きな護は認められないまた 11日後に行われた乳酸カーブテストにより
導出されたデータ会みる限りそのときの最大下運動時の生理的応答は準高所i帯夜前すなわ
ち平地とほぼ|司じであったこれらは本研究で設定した程度の高所環境であり血中学し酸濃
度が5mrnollを下回るような中等度以下の運動であれば準高所曝露後6日程度で平地とほほ
同強度の連動を実施することができることを示壊している
これらの結果iえ鍛錬者を対象とし本研究と同程度の標高を用いて行われた先行研究の結
果611) を るものであるしたがって本研究で対象としたような競技力が高くかつ鍛
錬度が高い競技者では準高所トレhellipニングを実施することで高所トレーニングによっても
たらされる諸効果令接待できる可能性がある同時に準高所トレーニングにおいてもその
藩在初期には処方Tるトレhellipニングの蓋と糞について充分な主意が必要であるといえよう
(2) 準高所トレーニング前後の変北
対象者BCDのV-La飴線をみると準高所帯在後 I弓ー泳連変に対する
の値が抵くなっていた V25とV4olま準高所滞在終了後に向上する傾向があり特にVZ5の
変化は額著であった最大努力泳の泳速疫については有意差こそ霊かながら認められなかっ
たものの (p 0β58)滞在終了後に高い傾向であった最大努力泳後のいは開テスト
ほ同じであったこれらの結果は本研究で対象とした続技レベルの高い競泳選手を対象にト
レーニングプログラムを作成する場合準高所トレーニングを取り入れることが有効である可
能性を示唆するものであろう
この点について400m泳実施時の有酸素性代謝と無酸素性代謝の質献がおよそ 8 2である
91 2005 競泳選手における象潟fflトレーニングの可能性(森谷塁審華奈 110護憲今村嘉援〉
ことが報告されている 151ぶことに鑑みれば i零在終了後にみられた泳能力の改善は
的な逮動遂行能力よりむしろ LTやOBしAに景3響を及iますような有酸素的な運動遂行能力の
によるものと考えることができる
低酸紫馴化すると赤血球数ヘモグロピン濃度ヘマトクリット債が増大する 7812) こ
れらの反応が起こるためには砥酸素環境暴露によるエリスロポエチンの分拡が充進し網状
赤血球が増揺する過程を経る 4三
準高醗i事在前後では何れの総定壌践についても準高所講在書官後の有意差は語められなかっ
たもののエリスロポエチンがすべての対象者において準高所滞悲 2日自に増加した網状赤
血球については対象者BおよびCに準高所帯在による向上か官められた一方で対象者Dに
ついては準高所滞在前後でほぼ悶じ僚が示された一方赤血球数ヘモグロピンj農度ヘマ
トクリットについては対象者BDにおいて準高所滞在後に場加が認められたが対象者じ
では準高所帯在後に低下していた
これらのことは準高所曝露の斜激を受けた結果ょにリスロポエチンが増結していてもそ
の授のち足15についてはかなりの領人楚が姦在することを示綾している対象者Cの鶏待と
の反応については トレーニングによる鼠襲量増大によるみかけの減鼠疫反5である可能性があ
るエリスロポエチンが分誌され網状赤血球が増えたとしても赤血球ヘモグロビン濃
度ヘマトクリット値などが増加するためには トレーニングや栄養摂取などの要因が複雑に
ると考えられることから実際には造血は起こっていなかった可能性もある
いずれにせよ詳細は不明であるため対象者を多様化したり泡液検査の実撞頻度や検査
項慢をま援やしたりするなどの手段で準高所トレーニング実務後の有酸素性作業詑の改善につ
いてさらに検討をすすめる必繋があろう
5まとめ
トレーニング竪が長くかっ競技力が高い選手会対象とした準高所トレーニング
に関する資料を得ることを呂釣としたそのため大学男子エリート競泳長距離選手4名
象とし訪日間の準高所(海抜1280m) トレーニングとその前後 2日間ずつを含む20E3罪悪の
明らかにした
すべての対象者において準高所滞在開始 3日後では問一泳速度における血中
乳酸濃度が商くなる傾向が認められた問hellip泳速度における心拍数や動脈血酸素飽和度をみて
も準高所滞在開始3日後に前者では蒔く後者では抵くなる傾肉がみられたこのような傾
92 中央大学保健体育研究所紀要 第23号
向は乳酸カーブテストから導出される血中乳酸瀧度25および40rnmollに相当する泳速度
(V25V40) の変化にも現れていたさらに間欺的トレーニング実施後の血中乳酸捜度は
準高所滞在開始2日後で滞在開始前に比べて有意に高かった以上のような生理的変化は
乳酸カーブテストでは高所滞在開始11日後に問欺的トレーニングテストでは高所滞在開始
6日後にほぼ消失した他方準高所トレーニング期間の前後に行われた乳酸カーブテストの
結果より V25V40および400mの最大努力泳のパフォーマンスは準高所トレーニングによっ
て改善された
これらのデータから鍛錬度の極めて高い競技者においては海抜12泡伽nという準高所にお
いても 2000m以上の標高において示されるものと同様の生理的応答が生じいわゆる OBLA
あたりまでの運動強度であれば準高所滞在開始後6日目には平地とほぼ同様のトレーニング
が実施できるようになる可能性が示された
参考文 献
ntsea level町出B (1975) Effects of eqJD V and Bomar Jr出DE MBernauerCWAdams1)
and altitude trainingon VOzm回 andrunning performance J ApplPhysiol39 262-266
2) BalkeBNagleF J and DanielsJ T (1965) Altitude and maximum performance in work and
sports activity JAMA 194 646-649
3) F叫 knerJ A DanielsJ T and BalkeB (1967) Eff巴ctsof tr血血gat moderate altitude on phys-
ical performance capacity J ApplPhysiol23 85-89
4) FilmanowiczE and GurneyC W (1961) Study on erythropoiesis XVl Response to a single dose
of erythropoietin in polycythemic muscle J Lab Clin Med 57 65-72
5) GoreC JH油nAGScroopG CWatsonD BNortonK JRWood1 CampbellD P and
EmonsonD L (1996) Increased arterial disaturation泊 trainedcyclists during maximal exercise at
580 m altitude J ApplPhysiol80 2204-2210
6) 後藤真二野村孝路 (2001)準高地トレーニングが水泳中の生理的応答に及ぼす影響水泳水中運
動科学 4 25-29
7) HansenJ EVogelJ AStelterG P and ConsolazioC F (1967) Oxygen up凶 ein man during
exhaustive work at sea level and high altitude J ApplPhysiol23 511-522
8) HorstmanDWeiskopfR and JacksonRE (1980) Work capacity dぽ加g3-kmsojourn at 43infinm
effects of relative polyth巴miaJ ApplPhysiol49 311-318
9) MaglischoE W (2infin3) Swin官邸19Fastest Human胞neticsChampaignILpp541-585
10) M副泊 D and OKroyJ (1993) Effects of acute hypoxia on the VOzmax of trained and untrained
subjects J Sports Sci 11 37-42
11) 禰屋光男杉田正明 )11本竜史渡曾公治 111原 貢 (1999)標高13帥 nにおける水泳トレーニング
が生理機能に及ぼす影響体力科学48(3) 393-402
12) 組出 B GoverRF omquistCGJ副 eyLHand JohnsonRL (1鰯)M回 malOxygen uptake
and cardiac output after 2 w
Bl
eeks at 43infinm JApplPhysiol25 4infin-409
13) TerradosNMizunoM and AndersenH (19田)Reduction in m組maloxygen uptake at low alti-
93 2005 競泳選手における準高所トレhellipニングの可能性(森谷藤原泌猿今村詩話機〉
tudes role of training status and lung functionψClin Physiol5 875-79
14) TerradosN (1994) A1titude tr政 lingand muscular metabolism Int J 8ports Med 1382侃 -209
15) Troup1P (1990) Energy contributions of competitive freestyle events International Center for
Aquatic Research Annual 1989-90 Unit付 States8w却沼田gPr巴ssColorado Springs
16) TroupJ P (1984) Revi坦W 勧告rgysy試合ms加 dtrair血gconsid哩rationsJ S別m恥 s1 (I)13-16
91 2005 競泳選手における象潟fflトレーニングの可能性(森谷塁審華奈 110護憲今村嘉援〉
ことが報告されている 151ぶことに鑑みれば i零在終了後にみられた泳能力の改善は
的な逮動遂行能力よりむしろ LTやOBしAに景3響を及iますような有酸素的な運動遂行能力の
によるものと考えることができる
低酸紫馴化すると赤血球数ヘモグロピン濃度ヘマトクリット債が増大する 7812) こ
れらの反応が起こるためには砥酸素環境暴露によるエリスロポエチンの分拡が充進し網状
赤血球が増揺する過程を経る 4三
準高醗i事在前後では何れの総定壌践についても準高所講在書官後の有意差は語められなかっ
たもののエリスロポエチンがすべての対象者において準高所滞悲 2日自に増加した網状赤
血球については対象者BおよびCに準高所帯在による向上か官められた一方で対象者Dに
ついては準高所滞在前後でほぼ悶じ僚が示された一方赤血球数ヘモグロピンj農度ヘマ
トクリットについては対象者BDにおいて準高所滞在後に場加が認められたが対象者じ
では準高所帯在後に低下していた
これらのことは準高所曝露の斜激を受けた結果ょにリスロポエチンが増結していてもそ
の授のち足15についてはかなりの領人楚が姦在することを示綾している対象者Cの鶏待と
の反応については トレーニングによる鼠襲量増大によるみかけの減鼠疫反5である可能性があ
るエリスロポエチンが分誌され網状赤血球が増えたとしても赤血球ヘモグロビン濃
度ヘマトクリット値などが増加するためには トレーニングや栄養摂取などの要因が複雑に
ると考えられることから実際には造血は起こっていなかった可能性もある
いずれにせよ詳細は不明であるため対象者を多様化したり泡液検査の実撞頻度や検査
項慢をま援やしたりするなどの手段で準高所トレーニング実務後の有酸素性作業詑の改善につ
いてさらに検討をすすめる必繋があろう
5まとめ
トレーニング竪が長くかっ競技力が高い選手会対象とした準高所トレーニング
に関する資料を得ることを呂釣としたそのため大学男子エリート競泳長距離選手4名
象とし訪日間の準高所(海抜1280m) トレーニングとその前後 2日間ずつを含む20E3罪悪の
明らかにした
すべての対象者において準高所滞在開始 3日後では問一泳速度における血中
乳酸濃度が商くなる傾向が認められた問hellip泳速度における心拍数や動脈血酸素飽和度をみて
も準高所滞在開始3日後に前者では蒔く後者では抵くなる傾肉がみられたこのような傾
92 中央大学保健体育研究所紀要 第23号
向は乳酸カーブテストから導出される血中乳酸瀧度25および40rnmollに相当する泳速度
(V25V40) の変化にも現れていたさらに間欺的トレーニング実施後の血中乳酸捜度は
準高所滞在開始2日後で滞在開始前に比べて有意に高かった以上のような生理的変化は
乳酸カーブテストでは高所滞在開始11日後に問欺的トレーニングテストでは高所滞在開始
6日後にほぼ消失した他方準高所トレーニング期間の前後に行われた乳酸カーブテストの
結果より V25V40および400mの最大努力泳のパフォーマンスは準高所トレーニングによっ
て改善された
これらのデータから鍛錬度の極めて高い競技者においては海抜12泡伽nという準高所にお
いても 2000m以上の標高において示されるものと同様の生理的応答が生じいわゆる OBLA
あたりまでの運動強度であれば準高所滞在開始後6日目には平地とほぼ同様のトレーニング
が実施できるようになる可能性が示された
参考文 献
ntsea level町出B (1975) Effects of eqJD V and Bomar Jr出DE MBernauerCWAdams1)
and altitude trainingon VOzm回 andrunning performance J ApplPhysiol39 262-266
2) BalkeBNagleF J and DanielsJ T (1965) Altitude and maximum performance in work and
sports activity JAMA 194 646-649
3) F叫 knerJ A DanielsJ T and BalkeB (1967) Eff巴ctsof tr血血gat moderate altitude on phys-
ical performance capacity J ApplPhysiol23 85-89
4) FilmanowiczE and GurneyC W (1961) Study on erythropoiesis XVl Response to a single dose
of erythropoietin in polycythemic muscle J Lab Clin Med 57 65-72
5) GoreC JH油nAGScroopG CWatsonD BNortonK JRWood1 CampbellD P and
EmonsonD L (1996) Increased arterial disaturation泊 trainedcyclists during maximal exercise at
580 m altitude J ApplPhysiol80 2204-2210
6) 後藤真二野村孝路 (2001)準高地トレーニングが水泳中の生理的応答に及ぼす影響水泳水中運
動科学 4 25-29
7) HansenJ EVogelJ AStelterG P and ConsolazioC F (1967) Oxygen up凶 ein man during
exhaustive work at sea level and high altitude J ApplPhysiol23 511-522
8) HorstmanDWeiskopfR and JacksonRE (1980) Work capacity dぽ加g3-kmsojourn at 43infinm
effects of relative polyth巴miaJ ApplPhysiol49 311-318
9) MaglischoE W (2infin3) Swin官邸19Fastest Human胞neticsChampaignILpp541-585
10) M副泊 D and OKroyJ (1993) Effects of acute hypoxia on the VOzmax of trained and untrained
subjects J Sports Sci 11 37-42
11) 禰屋光男杉田正明 )11本竜史渡曾公治 111原 貢 (1999)標高13帥 nにおける水泳トレーニング
が生理機能に及ぼす影響体力科学48(3) 393-402
12) 組出 B GoverRF omquistCGJ副 eyLHand JohnsonRL (1鰯)M回 malOxygen uptake
and cardiac output after 2 w
Bl
eeks at 43infinm JApplPhysiol25 4infin-409
13) TerradosNMizunoM and AndersenH (19田)Reduction in m組maloxygen uptake at low alti-
93 2005 競泳選手における準高所トレhellipニングの可能性(森谷藤原泌猿今村詩話機〉
tudes role of training status and lung functionψClin Physiol5 875-79
14) TerradosN (1994) A1titude tr政 lingand muscular metabolism Int J 8ports Med 1382侃 -209
15) Troup1P (1990) Energy contributions of competitive freestyle events International Center for
Aquatic Research Annual 1989-90 Unit付 States8w却沼田gPr巴ssColorado Springs
16) TroupJ P (1984) Revi坦W 勧告rgysy試合ms加 dtrair血gconsid哩rationsJ S別m恥 s1 (I)13-16
92 中央大学保健体育研究所紀要 第23号
向は乳酸カーブテストから導出される血中乳酸瀧度25および40rnmollに相当する泳速度
(V25V40) の変化にも現れていたさらに間欺的トレーニング実施後の血中乳酸捜度は
準高所滞在開始2日後で滞在開始前に比べて有意に高かった以上のような生理的変化は
乳酸カーブテストでは高所滞在開始11日後に問欺的トレーニングテストでは高所滞在開始
6日後にほぼ消失した他方準高所トレーニング期間の前後に行われた乳酸カーブテストの
結果より V25V40および400mの最大努力泳のパフォーマンスは準高所トレーニングによっ
て改善された
これらのデータから鍛錬度の極めて高い競技者においては海抜12泡伽nという準高所にお
いても 2000m以上の標高において示されるものと同様の生理的応答が生じいわゆる OBLA
あたりまでの運動強度であれば準高所滞在開始後6日目には平地とほぼ同様のトレーニング
が実施できるようになる可能性が示された
参考文 献
ntsea level町出B (1975) Effects of eqJD V and Bomar Jr出DE MBernauerCWAdams1)
and altitude trainingon VOzm回 andrunning performance J ApplPhysiol39 262-266
2) BalkeBNagleF J and DanielsJ T (1965) Altitude and maximum performance in work and
sports activity JAMA 194 646-649
3) F叫 knerJ A DanielsJ T and BalkeB (1967) Eff巴ctsof tr血血gat moderate altitude on phys-
ical performance capacity J ApplPhysiol23 85-89
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93 2005 競泳選手における準高所トレhellipニングの可能性(森谷藤原泌猿今村詩話機〉
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16) TroupJ P (1984) Revi坦W 勧告rgysy試合ms加 dtrair血gconsid哩rationsJ S別m恥 s1 (I)13-16
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