17
〔議所トレーニング研究班〕 競泳選手における準高所トレーニングの可能性 藤京 暢志 今村 龍雄 事要 谷藤橋 日間の準高所箊䎕ú i 名を対象 4 エリートレベルの大学努子長距離競泳選手 船主夜、} トレ…ニングを実絡した⺏肍o潟枃戟它檃塔侊匇풒蚂욂뮂첑侌 즍㈹瘀 5 聞の 森加 5 㐰ね 手工費量カーブテ㮂ꚃ林 삎箂떂봮ヨドテストは, セットの のクロール泳によって構 成されておち,そのときの泳速度,血中乳酸濃度,心拍数,動採血酸素飽和䨺氺闘の関連 性を鶏ヨ較した.また, 汕氾晩乳重量濃度 ㈮㕭浯 氯沂ꢂ ム 伐泌氯l l こ相当する泳君主選定〈それ ぞれ5 およびOとする⦂얂뮂 벂ê 1 〰涂 邸ずつ行う閥欺的トレ←ニングそ行 わせ,そのときの血中乳酸濃度,心拍数,動飯血酸手軽飽和島をの楬I g 定を行った⺉檑겓碁c 血㹦榓緖徊회垁䎉檑겓碈 厔署矧회垂ꢂ 톉檑겓碁宓꺖게血떋횖侘憓碊회W t 椺,準高所曝 3日後に鋲箸な変化を示し, 嘲⸵ およびま,替要露前に比較して有望撃に減少してい た⺊횎黒뚓䦃枃戟它檃塔侌 첌健蚎 떔쪂즂슂ꊂ쒂 욁䎏肍o渇暑掌 自では曝露前 に対して有意に高いf 疫がホされたが,各自白には磯賞事前とほぼ民織の績が示されていた. さらに, 5 O および緩大努力での必クロール泳のパフォーマンスは,当長潟湾奇ト レーニング終了後に有意に向上した⺂놂 䎃䞃梶它枃激碃汲즂ꂂ ꎉ檑I 手会対象とした準高所トレーニングのための有議な資料を得ることがでゑた. ㄮ緒 トレーニング涯が長く,競技レベルの高い競技者やそのコ…チが高所トレ…ニングの導入を 検討する機会は少なくない⺎삍 䎃綃宴岃唐첍k䂏꺎熑䦎 ꎉ檂첖殔徎妌澉 좂잁䎌 ê た競技成績を残した臼本人競技者が高所トレーニングを積極的に程り入れていたことは悪知の 事実である. 高所トレーニングの成果を左おする要因のひとつに,用いる標高がある⸀ ㄹ㘸 年に海技 mで開催されたメキシコオリンぜック大会を契機に,アスリートの高地トレーニングやそ れらの研究がさかんに実施された日ことなどから, n 桂度の標高を用いトレ 康幸 寛貴

」jIノィッg[jOフツ¥ォkcg[jO、ヌl 」jIノィッg[jOフツ¥ォ。ィu。コ ェ エY v 約 J。エ G[gxフwwqキ」」jI 4シホロ i アC 16ヤフ{C 12 DA} gcjOタオス.g[jOヤニサフOノv

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〔議所トレーニング研究班〕

競泳選手における準高所トレーニングの可能性

藤京暢

志 今村

事要 約

日間の準高所海放16こi名を対象4エリートレベルの大学努子長距離競泳選手

12船主夜 トレhellipニングを実絡した準高所トレーニング期間中とその前後に合計 5聞の

5 400m手工費量カーブテえト令実施したヨドテストは セットの のクロール泳によって構

成されておちそのときの泳速度血中乳酸濃度心拍数動採血酸素飽和Jl闘の関連

性を鶏ヨ較した また lUlgtfi乳重量濃度 25mmollおよび4伐泌nolllこ相当する泳君主選定〈それ

ぞれV25およびV4Oとする)でそれぞれ100mを 15邸ずつ行う閥欺的トレlarrニングそ行

わせそのときの血中乳酸濃度心拍数動飯血酸手軽飽和島をのilIg定を行った泳速度hellip

血gtfi乳酸関係泳速度一心拍数関係および泳速度ー動脈血厳禁飽和度関係ti準高所曝

露3日後に鋲箸な変化を示し V25およびV4olま替要露前に比較して有望撃に減少してい

た関詩文的トレーニング後の血中手し般についてみると準高所縁議後 28自では曝露前

に対して有意に高いf疫がホされたが各自白には磯賞事前とほぼ民織の績が示されていた

さらに V25V4Oおよび緩大努力での必Omクロール泳のパフォーマンスは当長潟湾奇ト

レーニング終了後に有意に向上したこれらの匁晃からエリートレベルにある競泳選

手会対象とした準高所トレーニングのための有議な資料を得ることがでゑた

1緒

トレーニング涯が長く競技レベルの高い競技者やそのコhellipチが高所トレhellipニングの導入を

検討する機会は少なくない実際マラソンの高機尚子選手や競泳の北農産経介溝手など後れ

た競技成績を残した臼本人競技者が高所トレーニングを積極的に程り入れていたことは悪知の

事実である

高所トレーニングの成果を左おする要因のひとつに用いる標高がある 1968年に海技

23infinmで開催されたメキシコオリンぜック大会を契機にアスリートの高地トレーニングやそ

れらの研究がさかんに実施された日ことなどから 1500~25紬 n桂度の標高を用いトレ

78 中央大学保健体脊研究所紀宮警 害事23号

ングを行うアスリートが多いしかしながら水泳ブールが必要不可欠となる競泳トレーニン

グの場合海抜1500mより患い高変(以下では準高所とする)安用いざるを得ないこともあ

ヒトの絞大駿素摂取量は において逓減することはよく知ら る

が殺大酸素摂取量の高い人は低い人に比べて依酸素の影響を強くうける 1013泌またエ

リートアスリートは 1000mに満たない標高でも最大酸素摂攻畿の俄下が認められるミ1314)

したがってよくトレーニングされた一流選手を対象とした場合 15ぬ n以下の様識でのト

レーニングにおいても高所効果が得られると考えられるこの点については比較的鍛錬され

た競泳灘手会対象とした準高所トレーニングにおける身体負握度やその効采が甥らかにされつ

る611) もののこのような報告はいまだ数少ないのが護状である

本研究では トレhellipニング壁が長くかつ競技力の高い競技者が準高所でのトレhellipニングを

積極的に取り入れるための資料を得ることを岳部としたそのため対象を全国大会入賞経験

のある競泳選手に限定し準高所で実施した水泳トレーニングとその前後の生理的反応につい

て検討を加えた

2方法

(1)対象者

対象は男子エリート競泳選手 4名であった表 lに対象の身体的特犠競泳トレーニン

グ歴競技レベルを示す対象者は鰐れも前シーズンの全関大会の40伐nまたは 150伐n自由

形において 8位以内に入室しておりそのうち i名は4infinmEl由形において優勝していた

対象者は前シーズン終7後 3週間の説トレhellipニング期簡を経た後 22週間にわたって

τabl母 1 Char品cteristicsof subj企cts

AGE HEIGHT WEIGHT NATIONAL SUBJECTS

(cm) rcraayrT刊3en)r s

(E1i5A02041紹nPJfG子U

A 20 1730 658 130 90

B 19 1780 882 100 130

C 18 172β 621 110 260 18 1710 590 110 370

流1官an 188 1735 688 113 213

SD 10 31 132 13 128

79 2005 競泳長譲歩におけるき主義議所トレニングの可能性霊長谷季 1審議謀主話芸事今村喜善検

50β土 236km1weekの水泳トレーニングを実施した状態で準高所トレーニングとそれに伴う

測定に参加した

対象者には研究の窓義内容危険性などを十分に説明した対象者はこれらを理解し

た上で研究の対象務になることに同意した

(2) 準高所トレーニング針閣と測定内容

表2に水泳トレhellipニングとこれに伴う測定の概要を示すなお水泳トレーニングと水泳

中の測定は銀水路 (25m)競泳プールで実施された

対象者は 15~B 16臼の関連続的こ海抜128伽 lに滞をしこの間21閣の水泳トレーニング

を仔った本探究鰐梼はその前後 2B爵ずつを含む20白鶴とした表2トヌド菊掲の還当た

りの水泳距離は 2懇話〈トレhellipニング環弟23運〉では部8加し 2議自 (24選〉では837km

3運自 (25週)では753取れであったこれらは本訴究実掩舗の3濃縮 (20-22週)の平均

泳距離のそれぞれ89124 112に相当した

準高所トレーニング期間中とその前後に血液検査乳酸カーブテスト開歌的トレーニング

テストを実施した血液検査は準高所トレーニング 2日前 2日闘 1日後に実施した乳

酸カーブテストは準高所トレhellipニング 1目前 3日目 11日間 15日目 2日後に実施し

た間歌的トレーニングテストは準高所トレーニング 1臼前 2隠闘 6日 EI13 B目に

実施した(表 2)lsquo

(3) 血液検査

採血は 言語所詩書夜部 (2 B前入滞在需拾17時間後 (2B鰐入滞在終了 16時間後

(lB後)に実施した(表2)採血は午前9時より実施され は捺血前少なくとも 10

時間の絶食が指示されたまた高所滞在前後の採血にあたっては前日の水泳トレーニング

Table 2 Trainingand m官邸urementschedule during the low altitude tralning camp

80 中央大学保健体育研究所紀繋 舞~23号

を実施させず激しい身体活動が行われないように配醸した

採血検体はただちに摂氏 4(の冷却状態で 3infin伐予mの遠心分離を 10分関施した後冷蔵保

存した状態で臨床検査機関(立問題床臨学研究所東京)に提出した議意気抵抗法により赤血

球数およびヘマトクワットを SLSヘモグロビン法によりヘモグロピン濃度をブロhellipサイト

メ 1) 法により網状赤血球数を RIA法によりエリスロボエチンを計算法により平均赤血球

容積 (MCV)平均赤血球ヘモグロビン量 (MCH)および乎均赤血球ヘモグロど (MCHC)

を求めた滞在開始 17時間悶に得られた血液サンプルについてはエリスロポエチンの分析

のみとした

(4)乳酸カーブテスト

図 lに乳酸カーブテストのプロトコールを示した本テストは 4infinmのクロール泳を試

技毎に泳速度を著者増させて 4~5 霞実施することで泳速度一乳酸曲線を導出するものであ

る最大下で行われる 4囲の 40段n泳についてはそ予め設定した泳速度により連動強度を規定

したこの点についてはテスト実施前の 3ヶ月間に実施された最大努力での 30分間泳の平

均泳連度を 400mあたりの泳記銭に換算したものを護基準タイムとしたこの基準タイムは次

式により算出した

基準タイム〈秒)=1800秒 X4 infinm最大努力 30分間泳到達距離 (m)

乳酸カhellipブテスト時の 4閣の最大下泳においては第 3試授と第 4試技の問に OBLA(Onset

of Blood Lactate Accumulation)が出現するようなブロトコhellipルの設定を目指し第 l試技

(Tl) 第 2試技 (T2)第 3試技 (T3)および第 4試技む)の設定泳タイムをそれぞれ基準

タイム +20秒基準タイム十 10秒基準タイム基準タイムー 10秒に設定したこの点に関

しむを基準タイムとした理由については対象者の 30分間最大努力泳蜜後の血中乳酸濃震

が35mM程震になることを確認(未発表資料)した結巣であるなお第 5試技 (Ts)は4俄れ

の最大努力泳としたが準高所滞在時のテストにおいてはむまでのプロトコール設定とし

た(図 1)

対象者には Tlから T4までの泳連疫を泳タイムに換算したもので京しテスト聞でそれぞれ

の泳タイムがi湾ーとなるよう指示を与えた試技間の休患についてはそれぞれのテストにお

ける最終試技とその直前の試技開のみ 10分間としその他については 5分間に設定した

名試技における平均泳速度以下Vとする)血中乳酸議度(以下出とする入心拍数以

下HRとする)主観的運動強変 (RPE)動脈血費量紫飽和農(以下旬2とする)を求めた

Vは特伽n泳所要時簡をストップウォッチ (8120-4infin0セイコ一社製によって計測し

2infin5 競泳選手における準尚所トレーニングの iiJ官官牧(森谷慮義原加藤今村高橋) 81

lsquoFig1a Protocols for Laヰa総 CurveTestく$制 levelgt

』柑 崎町 可句

悶悶闘す

----v

W

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Figトb Protocols for Lacate C詰rveTe翠tくLow Altitudegt

82 中央大寺金保健体脊研究所紀要 第23サ

水泳距離を所要時間で除すことで算出した Laについては第 1試技と第 2試技では運動終

了60秒後第3試技と第 4試技では運動終了90秒後第 5試技では運動終了 180秒後に指

尖から連出させた血液を携帯型自動分析機ラクテートプロアークレイ杜)にかけることで

した密1) HRは運動終了後鹿ちに対象者自身iこ妨水型心始トランスミッター(パン

テージXLPolar社)を胸部にあてさ佼運動終了後の最高銭安導出した Sp02については

運動終了後産ちに携帯翠パルスオキシメータ (N-20Nellcor社〉のプローブを左手人蒸し提

ることマ導出した RPEについては HRおよびSpOzの測定が終了後直ちに Borg

の15スケー vの8本語対応表を対象者に提示し対象者に呂頭で開容させたー

こ2)を従属変数とするこ次回帰分析により算出した(醤Laを独立変数V土l酪線V-La

の曲線関係から取中学し酸護震25mMおよび40mMに桔当する泳連麗 (V25V40) を算出し

たすなわち VZ5およびV40は V-La曲線に25mMおよび40mMの取中乳酸濃変の儀令内挿

することで算出した密 2)また Vとい以外の変数問の関連鷺 (v必 RV-RPE人Sp02)

については Vを独立変数もう一方を従属変数とする一次回帰分析を行うことで求めた(関

2) これらの露連性からは V25およびV40出現時のHR(HR VZ5HR V40) RPE (RPE

VZ5RPE V40) およびSp02(SpOz V25SpOz V40) を求めたすなわち V必R車線

V-RP日車線 V-SpOz直線にそれぞれV25およびV4βの健を内挿することで上記評価値を算出

した(図 2)

曹のldquo目トョョ

V

Fig 2 How to find a relativ母母valuationvalu時

fromLactate Curvき令加も

凶仏凶

喝同

2005 競泳選手における貴重高所トレーニングの可能性森谷ま審議主加藤今村 E寄緩) 83

(5) 閑欺的トレーこングテスト

間欺的トレhellipニングテストは 80秒毎に 1infinmを15回繰り返す間歌的水泳運動を 1セットと

しぞれそ 2度繰り返すものであったこのときの運動強度については 1セット目を V25

2セット悶そ町oに設定した対象者に対する連動強肢の指示を 100mあたりの泳タイムで

った選動問の休息は 80秒から運動時間を差し引いた時間であり運動時間と休息時聞

については 1セット自で64秒と 16秒 2セット自で62秒と 18秒となった

潤数約トレhellipニングテストでは間歌的水泳連動における平均泳連変 (v)をセット毎に求

めたまた各セット終了後には乳接カーブテスト持と同一の手織によってLaHR RPE

およびSPU2の瀦窓を行った

(6) 統計室長環

平均値土標準偏差で示した各測定分析環器における平均値の綾時的変化の検

はおonferroniの多重比較法を用いたなお 一元配置散分析によって

られた項目についてのみ適用した有意水準については 5に設定した

3結果

(1) 鼠液検驚

iさ13に準高所滞在の前後と滞在開始2B 13に行われた鼠液検驚の給3誌を示した赤血球数

土1560vsgd]040二七34(15がへそグロピ601510-土512vs61pl00810 二と(505

土7519吉V叙311ご七MCV (9250)t180こ4690vs40 土1(4663gd])ヘマトクリット081

之招致) MCH (3060土llOpgvs 3045こと116pg)MCHC (3310土O認vs 3325土053)

土1350VS0419ごと(925については準高所滞在の蔀後でほ玄関ーであった鱗状赤旗球数

5740)では手言葉差は認められなかったものの 4名中 3名の値が準高所帯在後に高まって

いた また よじりスロポエチン 0763 ml2313 ml VS 1450土289Ul651mニヒ Ul610mこと

mUrru)については対象者会員が滞在2日目に高くなる傾向が主訴されたが統計上有意では

なかった

(2) 乳酸カーブテスト

3に乳酸カーブテストにより得られた会変数の結果

後と滞殺終了後の乳酸カーブテストを実施できなかっ

なお高所滞在開始11日

は統計処理対象外とした

84

5~話

520

GMhuch

5象10

hM

51infin 490

中央大学保健体育研究所紀要 合事23寺子

33部「

3200ト くgt-- 令 31infinト

30infin- = iiP4 29朗 ケ 一 一 ー も明

28infinOW

480 27加 pre post post

1650 r 34infin 1600 ト 3350

〈ゆ小)ハ〉叩門》》点

1550 33朗gGmwぷ 門戸

1500 32鵠

1450 32infinMM 1400

MUOJWJgM

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1350 3150 pr号 post pre post

5000 4900 48infin 仏~副

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4700 46加

択にyenも45加 10加 4400 43infin 官

U

5infin 4200 4100 000

pr日 post pre post

9800 3500 r

合600 ~ 30infinト

9400 35infinト

t--1 20009200 戸

一一

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901鈴 1500えJ ト3窓

ぷ材料相級

CQCiM

容器郎 10infinト

5却ト総治

Oinfin拡infinpre post pre altitude post

Fig3 Results of blood tests for consid日ringthe adaptation to low altitude

また高所滞在開始 15日目に実施したテストについては対象者Bが体調不良のために

テスト ず結果統計対象者が2名となったため統計処理の対象から外した

(TlT2 T3T4) においてテスト関 きな援が認められたのは La (Tl

T4)HR (T2T3T4)SpOz (T4)であり何れもi謬寂跨始3時後で顕著な変動が示されて

いた 3)他方最大努力泳であるもではを RPEについてのみテスト鵠の有意差が認めら

れた 3)

2005 競泳選手における滋長議所トレhellipニングの可能性(森谷謀議長京加藤今村高橋) 85

τ畠 ble3 Physiological resposes to Lactat自 Curv喧 Test

P宣告 day3 day 11 post

V後 Tl (mlsec) 工 42こ1 002 142 l 001 002ニと 141 002ニと421

V長安 T2 (mlsec) 1 48士 002 147土 002 145金 000 147 l 002

llsec)(釘 T3参Vlt 1 53 002 153 l 0infin 002 二七 521 1 52こ1 003

VT4 (mls日 c) 1 59こ1 002 1 60 l 001 1 58 l 002 1 58土 002

w議 T5(mlsec) 1 63会 004 167ま 003

LaTj (mmoJJl) 1 33土 031 |「ーホ

187 l 015

120玄 01 0 107 l 01 5

LaT2 (mmoJJl) 1 23 l 021 183土 040 137 l 021 工 03土 01 5

LaT3 (mmoれ 217 015 387 l 153 233七 012 工 40ま 026

LaT4 (mmoJJl)

「helliphellip榊

098ゴこ457 lfI

111 3 l 231

判一hellip

こ士540 1 48 287土 038

LaT5 (mmoJJl) 099ニヒ1033 1067土1 69

HRTyen (beatsmin) 12267士 1721 144β7士 924 13467え 1419 136infin土 346

刻住

156β土「 4-04-HRT2(beatsmin)

HRT3(beatslrnin)

33115 513二七

16267 252二土

14533 808 14000土 346

当彦

16告 00土 1054 ぬ 433会 321 15200 l 346

HRT4(b君品 tsrnin) 17533 l 416 18067 l 651

間 T5(b開 tsrnin) 18033土896

17067 462ごと 16267土 503

18000 l 1039

RPE~接 Tl 767ま1 53 1067土 404 9infinニ1 3紛 900土 265

RPET2 265こヒ1100 1167 l 416 1133土 252 1167土 208

RPET3 265と1200 1433 l 306 1367 208 13infinl 173

RPET4 15infinl 200 1733土 2錦 1567 115 1467二i 05事

RPET5 土 058

SpOZTl () 94船二 361 9433土11 5 infinlゴニ9400 9767土 058

Sp02T2 () 9333土 058 9367士1 53 9367ニl 289 9733土11 5

Sp02Ta () 9233 l 289 9067土 289 9433 208 9667土1 53

Sp02(l者 T4 () 9300土 361 88infinl 557 93悌l 1 73 94infin土 3加

Sp02T5 () 90infin会 458

Vi誌 u母 sarem君潔 ls l SD Plt005 Pく 001

VM母語 nvelocityLa blood lac泌総合 oncを ntrationHR h鎗 rtrate RPE ra俊勝fperceived exe氏 ion T5 5th1怠trT4 4th al凶3rdてら1凶昌2ndT21紅おTl1st富田鈴組協側lbloodoxy総長昌ar紙S 1凶品

86 中央大学保健体脊研究所紀要 宮容認号

Table 4 Ch註ngesm r貯lativeevaluation value of lact誌を curvetをstduringlow altitude training

pre dぐly3 dayll post

V25 (mlsec) 154 t003 150土003 152土003 工56t002

γ一hellip一一本向 (mls壱c) 157金 003 153会

日日V25(beatsmin) 161ldquo00土361

民総V4o(bea総刷n) 16833 t058 16767土666 168infin=とlinfin 16433土462

RPEV25 1333玄146 1347土341 1347 1鎚 1405tLl7

RPEV4告 1451二t 144 1449 t317 1502土180 1501 086

Sp02V25 () 9212 256 9212土360 9332士2 infin 告505 243

SpOZV40 () 9175 292ごと 9118と427 9334t217

Valu号sar岩波le叙 18士SD Pく 005Plt 001

V Mean velocityHR h畦artrate即日ra出 gsof perceived ex椛 ionSp02 arterial blood oxyg加

saturationV25 swimmおgv坦locityequivalent to blood lactate concentration 25mM V40swimm鈴g velocity号quivalentto blood lactate concentration 40mM

4は乳酸カーブテストより得られたVと他の生理的変数との関係から導出された相対的

評部緩すなわちV25V40HR V25HRぬふ RPEV25RPE V40SPUz V25および

SpU2 V4uの平均億二七標準偏差を示したものlあるV25およびV4Oは高所i護主E摺始3日後

で豪華苦に低下し 11白後で平地問様のレベルまで朗捜し滞在終了後には向上していた(表

4) 一方 VZ5およびV40を除く相対的評価値については伺れにおいてもテスト関における

有意悲は認められなかった(表 4)

なお留4にすべての乳酸カhellipブテストから導出したVとLa HRRPEおよびSpUzとの

関連性について対象者毎に訴した

(3) 簡歎飴トレーニングテスト

Sに閥歌的トレーニングテストにおける VLaHRRPESPUzを示す 1酉尽のテ

ストを実務できなかった対象者Aは統計処理対象外としたこれらの変数のうち Laにつ

いてのみ有意差が示されたすなわち準高所滞在開始2B後のMは l-tット百 2セッ

ト誌の商セットとも準高所滞在前後よりも高かった(表 5)また準高所滞在 6日吾の訴

は平地とほほ問様であり準高所務在後のLaは最も慌い債であった表 5)

HRおよびRPEについてはテスト謁でほほ向様の僚が示されたSpUzについては

こそ認められなかったものの準高所滞在2BEJおよび6日自に何れの対象者においても平

地よりも怯い傾舟であった(表 5)

bullbull

1000

口叩令一 PREhellip口hellip DAY3叩一歩larr-DAY15

2infin5 後泳選手こtける君主主主義号ト ングの可能性森谷語審霊長加護憲今季す 高橋) 87

SU13JECTA

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一+-PRE 口hellip DAY3 -ts-DAY 11 -e-POST

SUBJECTB

980

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70 60 50

8β 70 60

40 50 30 3 40叫

J

20 30 2010

00 1β 00

140 145 150 155 160 165

V (rnsec)

Fig4a

145 150 155 160 165 工70140

V (rn器詰 c)

Results ofしactatを Cur間 百st(subject A13)

88 ヰ9と大学保護軍体育研究所紀要 妻鹿 23サ

SUBJECT C SUBJECTD

1000

u

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A

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0問 DAY3 100 ゼケhellip DAYll ~ 90-今larr-DAY 15 議 80bullを 9β ト --POST E 70

3 60 350

4032 30 20 10 00

140 145 155 160 165 170 135 140 145 150 155 160 165 170

V (mls告c)

Results of Lactat告Cぽ判決st(subject CD)

V (mlsec)

Fig4b

日制《叫ば

89 2infin5 競泳選霊祭における首長高所トレーニングの可能性(森谷藤原加綴今村高橋)

Table 5 Physiological rむspos昔話 tothe intermittent tr滋ningtぞst

pr告 d品y2 d畠y6 day 13

5353 10β2 11003 二七 t 152 1003 152程V (m1sec) 1st s 003二七

2nd set 158 1003 158土003 157 001 158土003

La (rnmoll) 1st s暗t 117 1032 177土015 153 040オニ 1infin土 020

40土7 031 1471品071ニ七021土2ndset 193 257 7

HR (beatslmin) 1st s校 14667土208 14800 1964 15400金 361 152infinニと 917

2nds母t 16800 10部 16233土生き3 16867ごと毛布35 16200こ1103き

RPE 1st s号t 11infin土000 1133 1200こ12部 73土11200289二七

2nds日t 1367土l53 1433 1252 15infinこ12β5 1433まl53

SpOz () 1st set 9470 1208 9270土115 9170 1153 9330士115

2nds控t 9330土115 9170土153 9330土2白089070 231 1

Results are m号制s SD PltOβ5

4考察

本研究では トレーニング歴が長くかっ競技レベルが高い男子競泳灘手を対象に海抜

1 280mでの準高所トレーニングにおける水泳選勤時の生理的時答について検討したそのた

めまず泳者の持久的能力の変化を示すとされている V-La曲線とそこから導かれるV25と

以こ着岳したこれは本研究の対象者はウォームアップクhellipリングダウン技術的ト

レーニングを除けば V25およびV40でのトレhellipニングが年聞を避して最も多いことによる

また V25とV40は競泳選手の持久的泳能力やそのトレーニング効来の判定に有効であると

されている 9)

(1) 準墓所滞夜絡にみられる生理的感答

ヒトの最大酸素摂離農は fi酸素環境下において母下することがよく知られている最大

酸素摂取量の高い人は儀い人に比べて低駿索の影響を強く受けることが報告されている1

に満たない標高でも最大酸素摂取量の低下が観察されn肋1αまたエリートアスリートは

る5守 1314)

本研究の対象者は会菌大会81立以内入賞という高い競技歴を持ちかつ準高所トレhellipニン

グ需給前に充分な競泳トレーニングを穣み緩めて鍛錬度の高い競技者であったそのため

14) 310

対象者は高い最大酸素摂取量を有しており詑較的標高の器い準高街環境においても

事 ゆ央大伊保健体育研究所紀要 第 23~苦

の彰響を受けやすい可能性が考えられるー

乳酸カーブテストのデhellipタより準高所滞在初期(3臼呂)に T3およびT4時の身体負担

震が高くなっている様子が窺えたまた V25V40の搾れにおいても爆露前よりも有意に

怪くかつ搾れの対象者においても時一泳速度におけるLa HRは高く SPU2が悲い傾向

が認められたさらに符ーの泳連環で行われた最大下の詩歌告さ水泳トレーニング時の準高所

薄在初離は a認の加は滞謀議よりも有意に高かった詩歌的インターバルテスト持の

準高所講義 28おの SPU2については有意差こそ認められなかったもののすべての対象者

において滞在開始前よりも散い銭前にあったこれらのことから長く鍛錬された競技者を対

象とする場合海抜12日蹴れという準高所であってもその滞在初期には器地とは異なる

応答が生じることが鳴らかとなった

準高所滞在開始 6日後に特われた間島史的トレーニングテスト時の生理的応答をみると

所滞在開始前と大きな護は認められないまた 11日後に行われた乳酸カーブテストにより

導出されたデータ会みる限りそのときの最大下運動時の生理的応答は準高所i帯夜前すなわ

ち平地とほぼ|司じであったこれらは本研究で設定した程度の高所環境であり血中学し酸濃

度が5mrnollを下回るような中等度以下の運動であれば準高所曝露後6日程度で平地とほほ

同強度の連動を実施することができることを示壊している

これらの結果iえ鍛錬者を対象とし本研究と同程度の標高を用いて行われた先行研究の結

果611) を るものであるしたがって本研究で対象としたような競技力が高くかつ鍛

錬度が高い競技者では準高所トレhellipニングを実施することで高所トレーニングによっても

たらされる諸効果令接待できる可能性がある同時に準高所トレーニングにおいてもその

藩在初期には処方Tるトレhellipニングの蓋と糞について充分な主意が必要であるといえよう

(2) 準高所トレーニング前後の変北

対象者BCDのV-La飴線をみると準高所帯在後 I弓ー泳連変に対する

の値が抵くなっていた V25とV4olま準高所滞在終了後に向上する傾向があり特にVZ5の

変化は額著であった最大努力泳の泳速疫については有意差こそ霊かながら認められなかっ

たものの (p 0β58)滞在終了後に高い傾向であった最大努力泳後のいは開テスト

ほ同じであったこれらの結果は本研究で対象とした続技レベルの高い競泳選手を対象にト

レーニングプログラムを作成する場合準高所トレーニングを取り入れることが有効である可

能性を示唆するものであろう

この点について400m泳実施時の有酸素性代謝と無酸素性代謝の質献がおよそ 8 2である

91 2005 競泳選手における象潟fflトレーニングの可能性(森谷塁審華奈 110護憲今村嘉援〉

ことが報告されている 151ぶことに鑑みれば i零在終了後にみられた泳能力の改善は

的な逮動遂行能力よりむしろ LTやOBしAに景3響を及iますような有酸素的な運動遂行能力の

によるものと考えることができる

低酸紫馴化すると赤血球数ヘモグロピン濃度ヘマトクリット債が増大する 7812) こ

れらの反応が起こるためには砥酸素環境暴露によるエリスロポエチンの分拡が充進し網状

赤血球が増揺する過程を経る 4三

準高醗i事在前後では何れの総定壌践についても準高所講在書官後の有意差は語められなかっ

たもののエリスロポエチンがすべての対象者において準高所滞悲 2日自に増加した網状赤

血球については対象者BおよびCに準高所帯在による向上か官められた一方で対象者Dに

ついては準高所滞在前後でほぼ悶じ僚が示された一方赤血球数ヘモグロピンj農度ヘマ

トクリットについては対象者BDにおいて準高所滞在後に場加が認められたが対象者じ

では準高所帯在後に低下していた

これらのことは準高所曝露の斜激を受けた結果ょにリスロポエチンが増結していてもそ

の授のち足15についてはかなりの領人楚が姦在することを示綾している対象者Cの鶏待と

の反応については トレーニングによる鼠襲量増大によるみかけの減鼠疫反5である可能性があ

るエリスロポエチンが分誌され網状赤血球が増えたとしても赤血球ヘモグロビン濃

度ヘマトクリット値などが増加するためには トレーニングや栄養摂取などの要因が複雑に

ると考えられることから実際には造血は起こっていなかった可能性もある

いずれにせよ詳細は不明であるため対象者を多様化したり泡液検査の実撞頻度や検査

項慢をま援やしたりするなどの手段で準高所トレーニング実務後の有酸素性作業詑の改善につ

いてさらに検討をすすめる必繋があろう

5まとめ

トレーニング竪が長くかっ競技力が高い選手会対象とした準高所トレーニング

に関する資料を得ることを呂釣としたそのため大学男子エリート競泳長距離選手4名

象とし訪日間の準高所(海抜1280m) トレーニングとその前後 2日間ずつを含む20E3罪悪の

明らかにした

すべての対象者において準高所滞在開始 3日後では問一泳速度における血中

乳酸濃度が商くなる傾向が認められた問hellip泳速度における心拍数や動脈血酸素飽和度をみて

も準高所滞在開始3日後に前者では蒔く後者では抵くなる傾肉がみられたこのような傾

92 中央大学保健体育研究所紀要 第23号

向は乳酸カーブテストから導出される血中乳酸瀧度25および40rnmollに相当する泳速度

(V25V40) の変化にも現れていたさらに間欺的トレーニング実施後の血中乳酸捜度は

準高所滞在開始2日後で滞在開始前に比べて有意に高かった以上のような生理的変化は

乳酸カーブテストでは高所滞在開始11日後に問欺的トレーニングテストでは高所滞在開始

6日後にほぼ消失した他方準高所トレーニング期間の前後に行われた乳酸カーブテストの

結果より V25V40および400mの最大努力泳のパフォーマンスは準高所トレーニングによっ

て改善された

これらのデータから鍛錬度の極めて高い競技者においては海抜12泡伽nという準高所にお

いても 2000m以上の標高において示されるものと同様の生理的応答が生じいわゆる OBLA

あたりまでの運動強度であれば準高所滞在開始後6日目には平地とほぼ同様のトレーニング

が実施できるようになる可能性が示された

参考文 献

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Page 2: 」jIノィッg[jOフツ¥ォkcg[jO、ヌl 」jIノィッg[jOフツ¥ォ。ィu。コ ェ エY v 約 J。エ G[gxフwwqキ」」jI 4シホロ i アC 16ヤフ{C 12 DA} gcjOタオス.g[jOヤニサフOノv

78 中央大学保健体脊研究所紀宮警 害事23号

ングを行うアスリートが多いしかしながら水泳ブールが必要不可欠となる競泳トレーニン

グの場合海抜1500mより患い高変(以下では準高所とする)安用いざるを得ないこともあ

ヒトの絞大駿素摂取量は において逓減することはよく知ら る

が殺大酸素摂取量の高い人は低い人に比べて依酸素の影響を強くうける 1013泌またエ

リートアスリートは 1000mに満たない標高でも最大酸素摂攻畿の俄下が認められるミ1314)

したがってよくトレーニングされた一流選手を対象とした場合 15ぬ n以下の様識でのト

レーニングにおいても高所効果が得られると考えられるこの点については比較的鍛錬され

た競泳灘手会対象とした準高所トレーニングにおける身体負握度やその効采が甥らかにされつ

る611) もののこのような報告はいまだ数少ないのが護状である

本研究では トレhellipニング壁が長くかつ競技力の高い競技者が準高所でのトレhellipニングを

積極的に取り入れるための資料を得ることを岳部としたそのため対象を全国大会入賞経験

のある競泳選手に限定し準高所で実施した水泳トレーニングとその前後の生理的反応につい

て検討を加えた

2方法

(1)対象者

対象は男子エリート競泳選手 4名であった表 lに対象の身体的特犠競泳トレーニン

グ歴競技レベルを示す対象者は鰐れも前シーズンの全関大会の40伐nまたは 150伐n自由

形において 8位以内に入室しておりそのうち i名は4infinmEl由形において優勝していた

対象者は前シーズン終7後 3週間の説トレhellipニング期簡を経た後 22週間にわたって

τabl母 1 Char品cteristicsof subj企cts

AGE HEIGHT WEIGHT NATIONAL SUBJECTS

(cm) rcraayrT刊3en)r s

(E1i5A02041紹nPJfG子U

A 20 1730 658 130 90

B 19 1780 882 100 130

C 18 172β 621 110 260 18 1710 590 110 370

流1官an 188 1735 688 113 213

SD 10 31 132 13 128

79 2005 競泳長譲歩におけるき主義議所トレニングの可能性霊長谷季 1審議謀主話芸事今村喜善検

50β土 236km1weekの水泳トレーニングを実施した状態で準高所トレーニングとそれに伴う

測定に参加した

対象者には研究の窓義内容危険性などを十分に説明した対象者はこれらを理解し

た上で研究の対象務になることに同意した

(2) 準高所トレーニング針閣と測定内容

表2に水泳トレhellipニングとこれに伴う測定の概要を示すなお水泳トレーニングと水泳

中の測定は銀水路 (25m)競泳プールで実施された

対象者は 15~B 16臼の関連続的こ海抜128伽 lに滞をしこの間21閣の水泳トレーニング

を仔った本探究鰐梼はその前後 2B爵ずつを含む20白鶴とした表2トヌド菊掲の還当た

りの水泳距離は 2懇話〈トレhellipニング環弟23運〉では部8加し 2議自 (24選〉では837km

3運自 (25週)では753取れであったこれらは本訴究実掩舗の3濃縮 (20-22週)の平均

泳距離のそれぞれ89124 112に相当した

準高所トレーニング期間中とその前後に血液検査乳酸カーブテスト開歌的トレーニング

テストを実施した血液検査は準高所トレーニング 2日前 2日闘 1日後に実施した乳

酸カーブテストは準高所トレhellipニング 1目前 3日目 11日間 15日目 2日後に実施し

た間歌的トレーニングテストは準高所トレーニング 1臼前 2隠闘 6日 EI13 B目に

実施した(表 2)lsquo

(3) 血液検査

採血は 言語所詩書夜部 (2 B前入滞在需拾17時間後 (2B鰐入滞在終了 16時間後

(lB後)に実施した(表2)採血は午前9時より実施され は捺血前少なくとも 10

時間の絶食が指示されたまた高所滞在前後の採血にあたっては前日の水泳トレーニング

Table 2 Trainingand m官邸urementschedule during the low altitude tralning camp

80 中央大学保健体育研究所紀繋 舞~23号

を実施させず激しい身体活動が行われないように配醸した

採血検体はただちに摂氏 4(の冷却状態で 3infin伐予mの遠心分離を 10分関施した後冷蔵保

存した状態で臨床検査機関(立問題床臨学研究所東京)に提出した議意気抵抗法により赤血

球数およびヘマトクワットを SLSヘモグロビン法によりヘモグロピン濃度をブロhellipサイト

メ 1) 法により網状赤血球数を RIA法によりエリスロボエチンを計算法により平均赤血球

容積 (MCV)平均赤血球ヘモグロビン量 (MCH)および乎均赤血球ヘモグロど (MCHC)

を求めた滞在開始 17時間悶に得られた血液サンプルについてはエリスロポエチンの分析

のみとした

(4)乳酸カーブテスト

図 lに乳酸カーブテストのプロトコールを示した本テストは 4infinmのクロール泳を試

技毎に泳速度を著者増させて 4~5 霞実施することで泳速度一乳酸曲線を導出するものであ

る最大下で行われる 4囲の 40段n泳についてはそ予め設定した泳速度により連動強度を規定

したこの点についてはテスト実施前の 3ヶ月間に実施された最大努力での 30分間泳の平

均泳連度を 400mあたりの泳記銭に換算したものを護基準タイムとしたこの基準タイムは次

式により算出した

基準タイム〈秒)=1800秒 X4 infinm最大努力 30分間泳到達距離 (m)

乳酸カhellipブテスト時の 4閣の最大下泳においては第 3試授と第 4試技の問に OBLA(Onset

of Blood Lactate Accumulation)が出現するようなブロトコhellipルの設定を目指し第 l試技

(Tl) 第 2試技 (T2)第 3試技 (T3)および第 4試技む)の設定泳タイムをそれぞれ基準

タイム +20秒基準タイム十 10秒基準タイム基準タイムー 10秒に設定したこの点に関

しむを基準タイムとした理由については対象者の 30分間最大努力泳蜜後の血中乳酸濃震

が35mM程震になることを確認(未発表資料)した結巣であるなお第 5試技 (Ts)は4俄れ

の最大努力泳としたが準高所滞在時のテストにおいてはむまでのプロトコール設定とし

た(図 1)

対象者には Tlから T4までの泳連疫を泳タイムに換算したもので京しテスト聞でそれぞれ

の泳タイムがi湾ーとなるよう指示を与えた試技間の休患についてはそれぞれのテストにお

ける最終試技とその直前の試技開のみ 10分間としその他については 5分間に設定した

名試技における平均泳速度以下Vとする)血中乳酸議度(以下出とする入心拍数以

下HRとする)主観的運動強変 (RPE)動脈血費量紫飽和農(以下旬2とする)を求めた

Vは特伽n泳所要時簡をストップウォッチ (8120-4infin0セイコ一社製によって計測し

2infin5 競泳選手における準尚所トレーニングの iiJ官官牧(森谷慮義原加藤今村高橋) 81

lsquoFig1a Protocols for Laヰa総 CurveTestく$制 levelgt

』柑 崎町 可句

悶悶闘す

----v

W

h

h

Figトb Protocols for Lacate C詰rveTe翠tくLow Altitudegt

82 中央大寺金保健体脊研究所紀要 第23サ

水泳距離を所要時間で除すことで算出した Laについては第 1試技と第 2試技では運動終

了60秒後第3試技と第 4試技では運動終了90秒後第 5試技では運動終了 180秒後に指

尖から連出させた血液を携帯型自動分析機ラクテートプロアークレイ杜)にかけることで

した密1) HRは運動終了後鹿ちに対象者自身iこ妨水型心始トランスミッター(パン

テージXLPolar社)を胸部にあてさ佼運動終了後の最高銭安導出した Sp02については

運動終了後産ちに携帯翠パルスオキシメータ (N-20Nellcor社〉のプローブを左手人蒸し提

ることマ導出した RPEについては HRおよびSpOzの測定が終了後直ちに Borg

の15スケー vの8本語対応表を対象者に提示し対象者に呂頭で開容させたー

こ2)を従属変数とするこ次回帰分析により算出した(醤Laを独立変数V土l酪線V-La

の曲線関係から取中学し酸護震25mMおよび40mMに桔当する泳連麗 (V25V40) を算出し

たすなわち VZ5およびV40は V-La曲線に25mMおよび40mMの取中乳酸濃変の儀令内挿

することで算出した密 2)また Vとい以外の変数問の関連鷺 (v必 RV-RPE人Sp02)

については Vを独立変数もう一方を従属変数とする一次回帰分析を行うことで求めた(関

2) これらの露連性からは V25およびV40出現時のHR(HR VZ5HR V40) RPE (RPE

VZ5RPE V40) およびSp02(SpOz V25SpOz V40) を求めたすなわち V必R車線

V-RP日車線 V-SpOz直線にそれぞれV25およびV4βの健を内挿することで上記評価値を算出

した(図 2)

曹のldquo目トョョ

V

Fig 2 How to find a relativ母母valuationvalu時

fromLactate Curvき令加も

凶仏凶

喝同

2005 競泳選手における貴重高所トレーニングの可能性森谷ま審議主加藤今村 E寄緩) 83

(5) 閑欺的トレーこングテスト

間欺的トレhellipニングテストは 80秒毎に 1infinmを15回繰り返す間歌的水泳運動を 1セットと

しぞれそ 2度繰り返すものであったこのときの運動強度については 1セット目を V25

2セット悶そ町oに設定した対象者に対する連動強肢の指示を 100mあたりの泳タイムで

った選動問の休息は 80秒から運動時間を差し引いた時間であり運動時間と休息時聞

については 1セット自で64秒と 16秒 2セット自で62秒と 18秒となった

潤数約トレhellipニングテストでは間歌的水泳連動における平均泳連変 (v)をセット毎に求

めたまた各セット終了後には乳接カーブテスト持と同一の手織によってLaHR RPE

およびSPU2の瀦窓を行った

(6) 統計室長環

平均値土標準偏差で示した各測定分析環器における平均値の綾時的変化の検

はおonferroniの多重比較法を用いたなお 一元配置散分析によって

られた項目についてのみ適用した有意水準については 5に設定した

3結果

(1) 鼠液検驚

iさ13に準高所滞在の前後と滞在開始2B 13に行われた鼠液検驚の給3誌を示した赤血球数

土1560vsgd]040二七34(15がへそグロピ601510-土512vs61pl00810 二と(505

土7519吉V叙311ご七MCV (9250)t180こ4690vs40 土1(4663gd])ヘマトクリット081

之招致) MCH (3060土llOpgvs 3045こと116pg)MCHC (3310土O認vs 3325土053)

土1350VS0419ごと(925については準高所滞在の蔀後でほ玄関ーであった鱗状赤旗球数

5740)では手言葉差は認められなかったものの 4名中 3名の値が準高所帯在後に高まって

いた また よじりスロポエチン 0763 ml2313 ml VS 1450土289Ul651mニヒ Ul610mこと

mUrru)については対象者会員が滞在2日目に高くなる傾向が主訴されたが統計上有意では

なかった

(2) 乳酸カーブテスト

3に乳酸カーブテストにより得られた会変数の結果

後と滞殺終了後の乳酸カーブテストを実施できなかっ

なお高所滞在開始11日

は統計処理対象外とした

84

5~話

520

GMhuch

5象10

hM

51infin 490

中央大学保健体育研究所紀要 合事23寺子

33部「

3200ト くgt-- 令 31infinト

30infin- = iiP4 29朗 ケ 一 一 ー も明

28infinOW

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1650 r 34infin 1600 ト 3350

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器削向

パ仰向

叫悶

川口

1350 3150 pr号 post pre post

5000 4900 48infin 仏~副

ωwhuo

4700 46加

択にyenも45加 10加 4400 43infin 官

U

5infin 4200 4100 000

pr日 post pre post

9800 3500 r

合600 ~ 30infinト

9400 35infinト

t--1 20009200 戸

一一

MUhv

ト 〉

901鈴 1500えJ ト3窓

ぷ材料相級

CQCiM

容器郎 10infinト

5却ト総治

Oinfin拡infinpre post pre altitude post

Fig3 Results of blood tests for consid日ringthe adaptation to low altitude

また高所滞在開始 15日目に実施したテストについては対象者Bが体調不良のために

テスト ず結果統計対象者が2名となったため統計処理の対象から外した

(TlT2 T3T4) においてテスト関 きな援が認められたのは La (Tl

T4)HR (T2T3T4)SpOz (T4)であり何れもi謬寂跨始3時後で顕著な変動が示されて

いた 3)他方最大努力泳であるもではを RPEについてのみテスト鵠の有意差が認めら

れた 3)

2005 競泳選手における滋長議所トレhellipニングの可能性(森谷謀議長京加藤今村高橋) 85

τ畠 ble3 Physiological resposes to Lactat自 Curv喧 Test

P宣告 day3 day 11 post

V後 Tl (mlsec) 工 42こ1 002 142 l 001 002ニと 141 002ニと421

V長安 T2 (mlsec) 1 48士 002 147土 002 145金 000 147 l 002

llsec)(釘 T3参Vlt 1 53 002 153 l 0infin 002 二七 521 1 52こ1 003

VT4 (mls日 c) 1 59こ1 002 1 60 l 001 1 58 l 002 1 58土 002

w議 T5(mlsec) 1 63会 004 167ま 003

LaTj (mmoJJl) 1 33土 031 |「ーホ

187 l 015

120玄 01 0 107 l 01 5

LaT2 (mmoJJl) 1 23 l 021 183土 040 137 l 021 工 03土 01 5

LaT3 (mmoれ 217 015 387 l 153 233七 012 工 40ま 026

LaT4 (mmoJJl)

「helliphellip榊

098ゴこ457 lfI

111 3 l 231

判一hellip

こ士540 1 48 287土 038

LaT5 (mmoJJl) 099ニヒ1033 1067土1 69

HRTyen (beatsmin) 12267士 1721 144β7士 924 13467え 1419 136infin土 346

刻住

156β土「 4-04-HRT2(beatsmin)

HRT3(beatslrnin)

33115 513二七

16267 252二土

14533 808 14000土 346

当彦

16告 00土 1054 ぬ 433会 321 15200 l 346

HRT4(b君品 tsrnin) 17533 l 416 18067 l 651

間 T5(b開 tsrnin) 18033土896

17067 462ごと 16267土 503

18000 l 1039

RPE~接 Tl 767ま1 53 1067土 404 9infinニ1 3紛 900土 265

RPET2 265こヒ1100 1167 l 416 1133土 252 1167土 208

RPET3 265と1200 1433 l 306 1367 208 13infinl 173

RPET4 15infinl 200 1733土 2錦 1567 115 1467二i 05事

RPET5 土 058

SpOZTl () 94船二 361 9433土11 5 infinlゴニ9400 9767土 058

Sp02T2 () 9333土 058 9367士1 53 9367ニl 289 9733土11 5

Sp02Ta () 9233 l 289 9067土 289 9433 208 9667土1 53

Sp02(l者 T4 () 9300土 361 88infinl 557 93悌l 1 73 94infin土 3加

Sp02T5 () 90infin会 458

Vi誌 u母 sarem君潔 ls l SD Plt005 Pく 001

VM母語 nvelocityLa blood lac泌総合 oncを ntrationHR h鎗 rtrate RPE ra俊勝fperceived exe氏 ion T5 5th1怠trT4 4th al凶3rdてら1凶昌2ndT21紅おTl1st富田鈴組協側lbloodoxy総長昌ar紙S 1凶品

86 中央大学保健体脊研究所紀要 宮容認号

Table 4 Ch註ngesm r貯lativeevaluation value of lact誌を curvetをstduringlow altitude training

pre dぐly3 dayll post

V25 (mlsec) 154 t003 150土003 152土003 工56t002

γ一hellip一一本向 (mls壱c) 157金 003 153会

日日V25(beatsmin) 161ldquo00土361

民総V4o(bea総刷n) 16833 t058 16767土666 168infin=とlinfin 16433土462

RPEV25 1333玄146 1347土341 1347 1鎚 1405tLl7

RPEV4告 1451二t 144 1449 t317 1502土180 1501 086

Sp02V25 () 9212 256 9212土360 9332士2 infin 告505 243

SpOZV40 () 9175 292ごと 9118と427 9334t217

Valu号sar岩波le叙 18士SD Pく 005Plt 001

V Mean velocityHR h畦artrate即日ra出 gsof perceived ex椛 ionSp02 arterial blood oxyg加

saturationV25 swimmおgv坦locityequivalent to blood lactate concentration 25mM V40swimm鈴g velocity号quivalentto blood lactate concentration 40mM

4は乳酸カーブテストより得られたVと他の生理的変数との関係から導出された相対的

評部緩すなわちV25V40HR V25HRぬふ RPEV25RPE V40SPUz V25および

SpU2 V4uの平均億二七標準偏差を示したものlあるV25およびV4Oは高所i護主E摺始3日後

で豪華苦に低下し 11白後で平地問様のレベルまで朗捜し滞在終了後には向上していた(表

4) 一方 VZ5およびV40を除く相対的評価値については伺れにおいてもテスト関における

有意悲は認められなかった(表 4)

なお留4にすべての乳酸カhellipブテストから導出したVとLa HRRPEおよびSpUzとの

関連性について対象者毎に訴した

(3) 簡歎飴トレーニングテスト

Sに閥歌的トレーニングテストにおける VLaHRRPESPUzを示す 1酉尽のテ

ストを実務できなかった対象者Aは統計処理対象外としたこれらの変数のうち Laにつ

いてのみ有意差が示されたすなわち準高所滞在開始2B後のMは l-tット百 2セッ

ト誌の商セットとも準高所滞在前後よりも高かった(表 5)また準高所滞在 6日吾の訴

は平地とほほ問様であり準高所務在後のLaは最も慌い債であった表 5)

HRおよびRPEについてはテスト謁でほほ向様の僚が示されたSpUzについては

こそ認められなかったものの準高所滞在2BEJおよび6日自に何れの対象者においても平

地よりも怯い傾舟であった(表 5)

bullbull

1000

口叩令一 PREhellip口hellip DAY3叩一歩larr-DAY15

2infin5 後泳選手こtける君主主主義号ト ングの可能性森谷語審霊長加護憲今季す 高橋) 87

SU13JECTA

v

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一+-PRE 口hellip DAY3 -ts-DAY 11 -e-POST

SUBJECTB

980

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900

880

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20ヶ

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14

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2infin (gzagA)

180

160

140 倍

以 120 信州 mm100

AV

100

120 110ゑ0 10β80 き0

(S055)

70 60 50

8β 70 60

40 50 30 3 40叫

J

20 30 2010

00 1β 00

140 145 150 155 160 165

V (rnsec)

Fig4a

145 150 155 160 165 工70140

V (rn器詰 c)

Results ofしactatを Cur間 百st(subject A13)

88 ヰ9と大学保護軍体育研究所紀要 妻鹿 23サ

SUBJECT C SUBJECTD

1000

u

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20 18

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問問《同州内

4

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1802則

160通1ωd

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a

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A

選 140経削向

120ロ

100 100

120 PRE 110 口ー_

0問 DAY3 100 ゼケhellip DAYll ~ 90-今larr-DAY 15 議 80bullを 9β ト --POST E 70

3 60 350

4032 30 20 10 00

140 145 155 160 165 170 135 140 145 150 155 160 165 170

V (mls告c)

Results of Lactat告Cぽ判決st(subject CD)

V (mlsec)

Fig4b

日制《叫ば

89 2infin5 競泳選霊祭における首長高所トレーニングの可能性(森谷藤原加綴今村高橋)

Table 5 Physiological rむspos昔話 tothe intermittent tr滋ningtぞst

pr告 d品y2 d畠y6 day 13

5353 10β2 11003 二七 t 152 1003 152程V (m1sec) 1st s 003二七

2nd set 158 1003 158土003 157 001 158土003

La (rnmoll) 1st s暗t 117 1032 177土015 153 040オニ 1infin土 020

40土7 031 1471品071ニ七021土2ndset 193 257 7

HR (beatslmin) 1st s校 14667土208 14800 1964 15400金 361 152infinニと 917

2nds母t 16800 10部 16233土生き3 16867ごと毛布35 16200こ1103き

RPE 1st s号t 11infin土000 1133 1200こ12部 73土11200289二七

2nds日t 1367土l53 1433 1252 15infinこ12β5 1433まl53

SpOz () 1st set 9470 1208 9270土115 9170 1153 9330士115

2nds控t 9330土115 9170土153 9330土2白089070 231 1

Results are m号制s SD PltOβ5

4考察

本研究では トレーニング歴が長くかっ競技レベルが高い男子競泳灘手を対象に海抜

1 280mでの準高所トレーニングにおける水泳選勤時の生理的時答について検討したそのた

めまず泳者の持久的能力の変化を示すとされている V-La曲線とそこから導かれるV25と

以こ着岳したこれは本研究の対象者はウォームアップクhellipリングダウン技術的ト

レーニングを除けば V25およびV40でのトレhellipニングが年聞を避して最も多いことによる

また V25とV40は競泳選手の持久的泳能力やそのトレーニング効来の判定に有効であると

されている 9)

(1) 準墓所滞夜絡にみられる生理的感答

ヒトの最大酸素摂離農は fi酸素環境下において母下することがよく知られている最大

酸素摂取量の高い人は儀い人に比べて低駿索の影響を強く受けることが報告されている1

に満たない標高でも最大酸素摂取量の低下が観察されn肋1αまたエリートアスリートは

る5守 1314)

本研究の対象者は会菌大会81立以内入賞という高い競技歴を持ちかつ準高所トレhellipニン

グ需給前に充分な競泳トレーニングを穣み緩めて鍛錬度の高い競技者であったそのため

14) 310

対象者は高い最大酸素摂取量を有しており詑較的標高の器い準高街環境においても

事 ゆ央大伊保健体育研究所紀要 第 23~苦

の彰響を受けやすい可能性が考えられるー

乳酸カーブテストのデhellipタより準高所滞在初期(3臼呂)に T3およびT4時の身体負担

震が高くなっている様子が窺えたまた V25V40の搾れにおいても爆露前よりも有意に

怪くかつ搾れの対象者においても時一泳速度におけるLa HRは高く SPU2が悲い傾向

が認められたさらに符ーの泳連環で行われた最大下の詩歌告さ水泳トレーニング時の準高所

薄在初離は a認の加は滞謀議よりも有意に高かった詩歌的インターバルテスト持の

準高所講義 28おの SPU2については有意差こそ認められなかったもののすべての対象者

において滞在開始前よりも散い銭前にあったこれらのことから長く鍛錬された競技者を対

象とする場合海抜12日蹴れという準高所であってもその滞在初期には器地とは異なる

応答が生じることが鳴らかとなった

準高所滞在開始 6日後に特われた間島史的トレーニングテスト時の生理的応答をみると

所滞在開始前と大きな護は認められないまた 11日後に行われた乳酸カーブテストにより

導出されたデータ会みる限りそのときの最大下運動時の生理的応答は準高所i帯夜前すなわ

ち平地とほぼ|司じであったこれらは本研究で設定した程度の高所環境であり血中学し酸濃

度が5mrnollを下回るような中等度以下の運動であれば準高所曝露後6日程度で平地とほほ

同強度の連動を実施することができることを示壊している

これらの結果iえ鍛錬者を対象とし本研究と同程度の標高を用いて行われた先行研究の結

果611) を るものであるしたがって本研究で対象としたような競技力が高くかつ鍛

錬度が高い競技者では準高所トレhellipニングを実施することで高所トレーニングによっても

たらされる諸効果令接待できる可能性がある同時に準高所トレーニングにおいてもその

藩在初期には処方Tるトレhellipニングの蓋と糞について充分な主意が必要であるといえよう

(2) 準高所トレーニング前後の変北

対象者BCDのV-La飴線をみると準高所帯在後 I弓ー泳連変に対する

の値が抵くなっていた V25とV4olま準高所滞在終了後に向上する傾向があり特にVZ5の

変化は額著であった最大努力泳の泳速疫については有意差こそ霊かながら認められなかっ

たものの (p 0β58)滞在終了後に高い傾向であった最大努力泳後のいは開テスト

ほ同じであったこれらの結果は本研究で対象とした続技レベルの高い競泳選手を対象にト

レーニングプログラムを作成する場合準高所トレーニングを取り入れることが有効である可

能性を示唆するものであろう

この点について400m泳実施時の有酸素性代謝と無酸素性代謝の質献がおよそ 8 2である

91 2005 競泳選手における象潟fflトレーニングの可能性(森谷塁審華奈 110護憲今村嘉援〉

ことが報告されている 151ぶことに鑑みれば i零在終了後にみられた泳能力の改善は

的な逮動遂行能力よりむしろ LTやOBしAに景3響を及iますような有酸素的な運動遂行能力の

によるものと考えることができる

低酸紫馴化すると赤血球数ヘモグロピン濃度ヘマトクリット債が増大する 7812) こ

れらの反応が起こるためには砥酸素環境暴露によるエリスロポエチンの分拡が充進し網状

赤血球が増揺する過程を経る 4三

準高醗i事在前後では何れの総定壌践についても準高所講在書官後の有意差は語められなかっ

たもののエリスロポエチンがすべての対象者において準高所滞悲 2日自に増加した網状赤

血球については対象者BおよびCに準高所帯在による向上か官められた一方で対象者Dに

ついては準高所滞在前後でほぼ悶じ僚が示された一方赤血球数ヘモグロピンj農度ヘマ

トクリットについては対象者BDにおいて準高所滞在後に場加が認められたが対象者じ

では準高所帯在後に低下していた

これらのことは準高所曝露の斜激を受けた結果ょにリスロポエチンが増結していてもそ

の授のち足15についてはかなりの領人楚が姦在することを示綾している対象者Cの鶏待と

の反応については トレーニングによる鼠襲量増大によるみかけの減鼠疫反5である可能性があ

るエリスロポエチンが分誌され網状赤血球が増えたとしても赤血球ヘモグロビン濃

度ヘマトクリット値などが増加するためには トレーニングや栄養摂取などの要因が複雑に

ると考えられることから実際には造血は起こっていなかった可能性もある

いずれにせよ詳細は不明であるため対象者を多様化したり泡液検査の実撞頻度や検査

項慢をま援やしたりするなどの手段で準高所トレーニング実務後の有酸素性作業詑の改善につ

いてさらに検討をすすめる必繋があろう

5まとめ

トレーニング竪が長くかっ競技力が高い選手会対象とした準高所トレーニング

に関する資料を得ることを呂釣としたそのため大学男子エリート競泳長距離選手4名

象とし訪日間の準高所(海抜1280m) トレーニングとその前後 2日間ずつを含む20E3罪悪の

明らかにした

すべての対象者において準高所滞在開始 3日後では問一泳速度における血中

乳酸濃度が商くなる傾向が認められた問hellip泳速度における心拍数や動脈血酸素飽和度をみて

も準高所滞在開始3日後に前者では蒔く後者では抵くなる傾肉がみられたこのような傾

92 中央大学保健体育研究所紀要 第23号

向は乳酸カーブテストから導出される血中乳酸瀧度25および40rnmollに相当する泳速度

(V25V40) の変化にも現れていたさらに間欺的トレーニング実施後の血中乳酸捜度は

準高所滞在開始2日後で滞在開始前に比べて有意に高かった以上のような生理的変化は

乳酸カーブテストでは高所滞在開始11日後に問欺的トレーニングテストでは高所滞在開始

6日後にほぼ消失した他方準高所トレーニング期間の前後に行われた乳酸カーブテストの

結果より V25V40および400mの最大努力泳のパフォーマンスは準高所トレーニングによっ

て改善された

これらのデータから鍛錬度の極めて高い競技者においては海抜12泡伽nという準高所にお

いても 2000m以上の標高において示されるものと同様の生理的応答が生じいわゆる OBLA

あたりまでの運動強度であれば準高所滞在開始後6日目には平地とほぼ同様のトレーニング

が実施できるようになる可能性が示された

参考文 献

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79 2005 競泳長譲歩におけるき主義議所トレニングの可能性霊長谷季 1審議謀主話芸事今村喜善検

50β土 236km1weekの水泳トレーニングを実施した状態で準高所トレーニングとそれに伴う

測定に参加した

対象者には研究の窓義内容危険性などを十分に説明した対象者はこれらを理解し

た上で研究の対象務になることに同意した

(2) 準高所トレーニング針閣と測定内容

表2に水泳トレhellipニングとこれに伴う測定の概要を示すなお水泳トレーニングと水泳

中の測定は銀水路 (25m)競泳プールで実施された

対象者は 15~B 16臼の関連続的こ海抜128伽 lに滞をしこの間21閣の水泳トレーニング

を仔った本探究鰐梼はその前後 2B爵ずつを含む20白鶴とした表2トヌド菊掲の還当た

りの水泳距離は 2懇話〈トレhellipニング環弟23運〉では部8加し 2議自 (24選〉では837km

3運自 (25週)では753取れであったこれらは本訴究実掩舗の3濃縮 (20-22週)の平均

泳距離のそれぞれ89124 112に相当した

準高所トレーニング期間中とその前後に血液検査乳酸カーブテスト開歌的トレーニング

テストを実施した血液検査は準高所トレーニング 2日前 2日闘 1日後に実施した乳

酸カーブテストは準高所トレhellipニング 1目前 3日目 11日間 15日目 2日後に実施し

た間歌的トレーニングテストは準高所トレーニング 1臼前 2隠闘 6日 EI13 B目に

実施した(表 2)lsquo

(3) 血液検査

採血は 言語所詩書夜部 (2 B前入滞在需拾17時間後 (2B鰐入滞在終了 16時間後

(lB後)に実施した(表2)採血は午前9時より実施され は捺血前少なくとも 10

時間の絶食が指示されたまた高所滞在前後の採血にあたっては前日の水泳トレーニング

Table 2 Trainingand m官邸urementschedule during the low altitude tralning camp

80 中央大学保健体育研究所紀繋 舞~23号

を実施させず激しい身体活動が行われないように配醸した

採血検体はただちに摂氏 4(の冷却状態で 3infin伐予mの遠心分離を 10分関施した後冷蔵保

存した状態で臨床検査機関(立問題床臨学研究所東京)に提出した議意気抵抗法により赤血

球数およびヘマトクワットを SLSヘモグロビン法によりヘモグロピン濃度をブロhellipサイト

メ 1) 法により網状赤血球数を RIA法によりエリスロボエチンを計算法により平均赤血球

容積 (MCV)平均赤血球ヘモグロビン量 (MCH)および乎均赤血球ヘモグロど (MCHC)

を求めた滞在開始 17時間悶に得られた血液サンプルについてはエリスロポエチンの分析

のみとした

(4)乳酸カーブテスト

図 lに乳酸カーブテストのプロトコールを示した本テストは 4infinmのクロール泳を試

技毎に泳速度を著者増させて 4~5 霞実施することで泳速度一乳酸曲線を導出するものであ

る最大下で行われる 4囲の 40段n泳についてはそ予め設定した泳速度により連動強度を規定

したこの点についてはテスト実施前の 3ヶ月間に実施された最大努力での 30分間泳の平

均泳連度を 400mあたりの泳記銭に換算したものを護基準タイムとしたこの基準タイムは次

式により算出した

基準タイム〈秒)=1800秒 X4 infinm最大努力 30分間泳到達距離 (m)

乳酸カhellipブテスト時の 4閣の最大下泳においては第 3試授と第 4試技の問に OBLA(Onset

of Blood Lactate Accumulation)が出現するようなブロトコhellipルの設定を目指し第 l試技

(Tl) 第 2試技 (T2)第 3試技 (T3)および第 4試技む)の設定泳タイムをそれぞれ基準

タイム +20秒基準タイム十 10秒基準タイム基準タイムー 10秒に設定したこの点に関

しむを基準タイムとした理由については対象者の 30分間最大努力泳蜜後の血中乳酸濃震

が35mM程震になることを確認(未発表資料)した結巣であるなお第 5試技 (Ts)は4俄れ

の最大努力泳としたが準高所滞在時のテストにおいてはむまでのプロトコール設定とし

た(図 1)

対象者には Tlから T4までの泳連疫を泳タイムに換算したもので京しテスト聞でそれぞれ

の泳タイムがi湾ーとなるよう指示を与えた試技間の休患についてはそれぞれのテストにお

ける最終試技とその直前の試技開のみ 10分間としその他については 5分間に設定した

名試技における平均泳速度以下Vとする)血中乳酸議度(以下出とする入心拍数以

下HRとする)主観的運動強変 (RPE)動脈血費量紫飽和農(以下旬2とする)を求めた

Vは特伽n泳所要時簡をストップウォッチ (8120-4infin0セイコ一社製によって計測し

2infin5 競泳選手における準尚所トレーニングの iiJ官官牧(森谷慮義原加藤今村高橋) 81

lsquoFig1a Protocols for Laヰa総 CurveTestく$制 levelgt

』柑 崎町 可句

悶悶闘す

----v

W

h

h

Figトb Protocols for Lacate C詰rveTe翠tくLow Altitudegt

82 中央大寺金保健体脊研究所紀要 第23サ

水泳距離を所要時間で除すことで算出した Laについては第 1試技と第 2試技では運動終

了60秒後第3試技と第 4試技では運動終了90秒後第 5試技では運動終了 180秒後に指

尖から連出させた血液を携帯型自動分析機ラクテートプロアークレイ杜)にかけることで

した密1) HRは運動終了後鹿ちに対象者自身iこ妨水型心始トランスミッター(パン

テージXLPolar社)を胸部にあてさ佼運動終了後の最高銭安導出した Sp02については

運動終了後産ちに携帯翠パルスオキシメータ (N-20Nellcor社〉のプローブを左手人蒸し提

ることマ導出した RPEについては HRおよびSpOzの測定が終了後直ちに Borg

の15スケー vの8本語対応表を対象者に提示し対象者に呂頭で開容させたー

こ2)を従属変数とするこ次回帰分析により算出した(醤Laを独立変数V土l酪線V-La

の曲線関係から取中学し酸護震25mMおよび40mMに桔当する泳連麗 (V25V40) を算出し

たすなわち VZ5およびV40は V-La曲線に25mMおよび40mMの取中乳酸濃変の儀令内挿

することで算出した密 2)また Vとい以外の変数問の関連鷺 (v必 RV-RPE人Sp02)

については Vを独立変数もう一方を従属変数とする一次回帰分析を行うことで求めた(関

2) これらの露連性からは V25およびV40出現時のHR(HR VZ5HR V40) RPE (RPE

VZ5RPE V40) およびSp02(SpOz V25SpOz V40) を求めたすなわち V必R車線

V-RP日車線 V-SpOz直線にそれぞれV25およびV4βの健を内挿することで上記評価値を算出

した(図 2)

曹のldquo目トョョ

V

Fig 2 How to find a relativ母母valuationvalu時

fromLactate Curvき令加も

凶仏凶

喝同

2005 競泳選手における貴重高所トレーニングの可能性森谷ま審議主加藤今村 E寄緩) 83

(5) 閑欺的トレーこングテスト

間欺的トレhellipニングテストは 80秒毎に 1infinmを15回繰り返す間歌的水泳運動を 1セットと

しぞれそ 2度繰り返すものであったこのときの運動強度については 1セット目を V25

2セット悶そ町oに設定した対象者に対する連動強肢の指示を 100mあたりの泳タイムで

った選動問の休息は 80秒から運動時間を差し引いた時間であり運動時間と休息時聞

については 1セット自で64秒と 16秒 2セット自で62秒と 18秒となった

潤数約トレhellipニングテストでは間歌的水泳連動における平均泳連変 (v)をセット毎に求

めたまた各セット終了後には乳接カーブテスト持と同一の手織によってLaHR RPE

およびSPU2の瀦窓を行った

(6) 統計室長環

平均値土標準偏差で示した各測定分析環器における平均値の綾時的変化の検

はおonferroniの多重比較法を用いたなお 一元配置散分析によって

られた項目についてのみ適用した有意水準については 5に設定した

3結果

(1) 鼠液検驚

iさ13に準高所滞在の前後と滞在開始2B 13に行われた鼠液検驚の給3誌を示した赤血球数

土1560vsgd]040二七34(15がへそグロピ601510-土512vs61pl00810 二と(505

土7519吉V叙311ご七MCV (9250)t180こ4690vs40 土1(4663gd])ヘマトクリット081

之招致) MCH (3060土llOpgvs 3045こと116pg)MCHC (3310土O認vs 3325土053)

土1350VS0419ごと(925については準高所滞在の蔀後でほ玄関ーであった鱗状赤旗球数

5740)では手言葉差は認められなかったものの 4名中 3名の値が準高所帯在後に高まって

いた また よじりスロポエチン 0763 ml2313 ml VS 1450土289Ul651mニヒ Ul610mこと

mUrru)については対象者会員が滞在2日目に高くなる傾向が主訴されたが統計上有意では

なかった

(2) 乳酸カーブテスト

3に乳酸カーブテストにより得られた会変数の結果

後と滞殺終了後の乳酸カーブテストを実施できなかっ

なお高所滞在開始11日

は統計処理対象外とした

84

5~話

520

GMhuch

5象10

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51infin 490

中央大学保健体育研究所紀要 合事23寺子

33部「

3200ト くgt-- 令 31infinト

30infin- = iiP4 29朗 ケ 一 一 ー も明

28infinOW

480 27加 pre post post

1650 r 34infin 1600 ト 3350

〈ゆ小)ハ〉叩門》》点

1550 33朗gGmwぷ 門戸

1500 32鵠

1450 32infinMM 1400

MUOJWJgM

器削向

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1350 3150 pr号 post pre post

5000 4900 48infin 仏~副

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4700 46加

択にyenも45加 10加 4400 43infin 官

U

5infin 4200 4100 000

pr日 post pre post

9800 3500 r

合600 ~ 30infinト

9400 35infinト

t--1 20009200 戸

一一

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ト 〉

901鈴 1500えJ ト3窓

ぷ材料相級

CQCiM

容器郎 10infinト

5却ト総治

Oinfin拡infinpre post pre altitude post

Fig3 Results of blood tests for consid日ringthe adaptation to low altitude

また高所滞在開始 15日目に実施したテストについては対象者Bが体調不良のために

テスト ず結果統計対象者が2名となったため統計処理の対象から外した

(TlT2 T3T4) においてテスト関 きな援が認められたのは La (Tl

T4)HR (T2T3T4)SpOz (T4)であり何れもi謬寂跨始3時後で顕著な変動が示されて

いた 3)他方最大努力泳であるもではを RPEについてのみテスト鵠の有意差が認めら

れた 3)

2005 競泳選手における滋長議所トレhellipニングの可能性(森谷謀議長京加藤今村高橋) 85

τ畠 ble3 Physiological resposes to Lactat自 Curv喧 Test

P宣告 day3 day 11 post

V後 Tl (mlsec) 工 42こ1 002 142 l 001 002ニと 141 002ニと421

V長安 T2 (mlsec) 1 48士 002 147土 002 145金 000 147 l 002

llsec)(釘 T3参Vlt 1 53 002 153 l 0infin 002 二七 521 1 52こ1 003

VT4 (mls日 c) 1 59こ1 002 1 60 l 001 1 58 l 002 1 58土 002

w議 T5(mlsec) 1 63会 004 167ま 003

LaTj (mmoJJl) 1 33土 031 |「ーホ

187 l 015

120玄 01 0 107 l 01 5

LaT2 (mmoJJl) 1 23 l 021 183土 040 137 l 021 工 03土 01 5

LaT3 (mmoれ 217 015 387 l 153 233七 012 工 40ま 026

LaT4 (mmoJJl)

「helliphellip榊

098ゴこ457 lfI

111 3 l 231

判一hellip

こ士540 1 48 287土 038

LaT5 (mmoJJl) 099ニヒ1033 1067土1 69

HRTyen (beatsmin) 12267士 1721 144β7士 924 13467え 1419 136infin土 346

刻住

156β土「 4-04-HRT2(beatsmin)

HRT3(beatslrnin)

33115 513二七

16267 252二土

14533 808 14000土 346

当彦

16告 00土 1054 ぬ 433会 321 15200 l 346

HRT4(b君品 tsrnin) 17533 l 416 18067 l 651

間 T5(b開 tsrnin) 18033土896

17067 462ごと 16267土 503

18000 l 1039

RPE~接 Tl 767ま1 53 1067土 404 9infinニ1 3紛 900土 265

RPET2 265こヒ1100 1167 l 416 1133土 252 1167土 208

RPET3 265と1200 1433 l 306 1367 208 13infinl 173

RPET4 15infinl 200 1733土 2錦 1567 115 1467二i 05事

RPET5 土 058

SpOZTl () 94船二 361 9433土11 5 infinlゴニ9400 9767土 058

Sp02T2 () 9333土 058 9367士1 53 9367ニl 289 9733土11 5

Sp02Ta () 9233 l 289 9067土 289 9433 208 9667土1 53

Sp02(l者 T4 () 9300土 361 88infinl 557 93悌l 1 73 94infin土 3加

Sp02T5 () 90infin会 458

Vi誌 u母 sarem君潔 ls l SD Plt005 Pく 001

VM母語 nvelocityLa blood lac泌総合 oncを ntrationHR h鎗 rtrate RPE ra俊勝fperceived exe氏 ion T5 5th1怠trT4 4th al凶3rdてら1凶昌2ndT21紅おTl1st富田鈴組協側lbloodoxy総長昌ar紙S 1凶品

86 中央大学保健体脊研究所紀要 宮容認号

Table 4 Ch註ngesm r貯lativeevaluation value of lact誌を curvetをstduringlow altitude training

pre dぐly3 dayll post

V25 (mlsec) 154 t003 150土003 152土003 工56t002

γ一hellip一一本向 (mls壱c) 157金 003 153会

日日V25(beatsmin) 161ldquo00土361

民総V4o(bea総刷n) 16833 t058 16767土666 168infin=とlinfin 16433土462

RPEV25 1333玄146 1347土341 1347 1鎚 1405tLl7

RPEV4告 1451二t 144 1449 t317 1502土180 1501 086

Sp02V25 () 9212 256 9212土360 9332士2 infin 告505 243

SpOZV40 () 9175 292ごと 9118と427 9334t217

Valu号sar岩波le叙 18士SD Pく 005Plt 001

V Mean velocityHR h畦artrate即日ra出 gsof perceived ex椛 ionSp02 arterial blood oxyg加

saturationV25 swimmおgv坦locityequivalent to blood lactate concentration 25mM V40swimm鈴g velocity号quivalentto blood lactate concentration 40mM

4は乳酸カーブテストより得られたVと他の生理的変数との関係から導出された相対的

評部緩すなわちV25V40HR V25HRぬふ RPEV25RPE V40SPUz V25および

SpU2 V4uの平均億二七標準偏差を示したものlあるV25およびV4Oは高所i護主E摺始3日後

で豪華苦に低下し 11白後で平地問様のレベルまで朗捜し滞在終了後には向上していた(表

4) 一方 VZ5およびV40を除く相対的評価値については伺れにおいてもテスト関における

有意悲は認められなかった(表 4)

なお留4にすべての乳酸カhellipブテストから導出したVとLa HRRPEおよびSpUzとの

関連性について対象者毎に訴した

(3) 簡歎飴トレーニングテスト

Sに閥歌的トレーニングテストにおける VLaHRRPESPUzを示す 1酉尽のテ

ストを実務できなかった対象者Aは統計処理対象外としたこれらの変数のうち Laにつ

いてのみ有意差が示されたすなわち準高所滞在開始2B後のMは l-tット百 2セッ

ト誌の商セットとも準高所滞在前後よりも高かった(表 5)また準高所滞在 6日吾の訴

は平地とほほ問様であり準高所務在後のLaは最も慌い債であった表 5)

HRおよびRPEについてはテスト謁でほほ向様の僚が示されたSpUzについては

こそ認められなかったものの準高所滞在2BEJおよび6日自に何れの対象者においても平

地よりも怯い傾舟であった(表 5)

bullbull

1000

口叩令一 PREhellip口hellip DAY3叩一歩larr-DAY15

2infin5 後泳選手こtける君主主主義号ト ングの可能性森谷語審霊長加護憲今季す 高橋) 87

SU13JECTA

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120 110ゑ0 10β80 き0

(S055)

70 60 50

8β 70 60

40 50 30 3 40叫

J

20 30 2010

00 1β 00

140 145 150 155 160 165

V (rnsec)

Fig4a

145 150 155 160 165 工70140

V (rn器詰 c)

Results ofしactatを Cur間 百st(subject A13)

88 ヰ9と大学保護軍体育研究所紀要 妻鹿 23サ

SUBJECT C SUBJECTD

1000

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0問 DAY3 100 ゼケhellip DAYll ~ 90-今larr-DAY 15 議 80bullを 9β ト --POST E 70

3 60 350

4032 30 20 10 00

140 145 155 160 165 170 135 140 145 150 155 160 165 170

V (mls告c)

Results of Lactat告Cぽ判決st(subject CD)

V (mlsec)

Fig4b

日制《叫ば

89 2infin5 競泳選霊祭における首長高所トレーニングの可能性(森谷藤原加綴今村高橋)

Table 5 Physiological rむspos昔話 tothe intermittent tr滋ningtぞst

pr告 d品y2 d畠y6 day 13

5353 10β2 11003 二七 t 152 1003 152程V (m1sec) 1st s 003二七

2nd set 158 1003 158土003 157 001 158土003

La (rnmoll) 1st s暗t 117 1032 177土015 153 040オニ 1infin土 020

40土7 031 1471品071ニ七021土2ndset 193 257 7

HR (beatslmin) 1st s校 14667土208 14800 1964 15400金 361 152infinニと 917

2nds母t 16800 10部 16233土生き3 16867ごと毛布35 16200こ1103き

RPE 1st s号t 11infin土000 1133 1200こ12部 73土11200289二七

2nds日t 1367土l53 1433 1252 15infinこ12β5 1433まl53

SpOz () 1st set 9470 1208 9270土115 9170 1153 9330士115

2nds控t 9330土115 9170土153 9330土2白089070 231 1

Results are m号制s SD PltOβ5

4考察

本研究では トレーニング歴が長くかっ競技レベルが高い男子競泳灘手を対象に海抜

1 280mでの準高所トレーニングにおける水泳選勤時の生理的時答について検討したそのた

めまず泳者の持久的能力の変化を示すとされている V-La曲線とそこから導かれるV25と

以こ着岳したこれは本研究の対象者はウォームアップクhellipリングダウン技術的ト

レーニングを除けば V25およびV40でのトレhellipニングが年聞を避して最も多いことによる

また V25とV40は競泳選手の持久的泳能力やそのトレーニング効来の判定に有効であると

されている 9)

(1) 準墓所滞夜絡にみられる生理的感答

ヒトの最大酸素摂離農は fi酸素環境下において母下することがよく知られている最大

酸素摂取量の高い人は儀い人に比べて低駿索の影響を強く受けることが報告されている1

に満たない標高でも最大酸素摂取量の低下が観察されn肋1αまたエリートアスリートは

る5守 1314)

本研究の対象者は会菌大会81立以内入賞という高い競技歴を持ちかつ準高所トレhellipニン

グ需給前に充分な競泳トレーニングを穣み緩めて鍛錬度の高い競技者であったそのため

14) 310

対象者は高い最大酸素摂取量を有しており詑較的標高の器い準高街環境においても

事 ゆ央大伊保健体育研究所紀要 第 23~苦

の彰響を受けやすい可能性が考えられるー

乳酸カーブテストのデhellipタより準高所滞在初期(3臼呂)に T3およびT4時の身体負担

震が高くなっている様子が窺えたまた V25V40の搾れにおいても爆露前よりも有意に

怪くかつ搾れの対象者においても時一泳速度におけるLa HRは高く SPU2が悲い傾向

が認められたさらに符ーの泳連環で行われた最大下の詩歌告さ水泳トレーニング時の準高所

薄在初離は a認の加は滞謀議よりも有意に高かった詩歌的インターバルテスト持の

準高所講義 28おの SPU2については有意差こそ認められなかったもののすべての対象者

において滞在開始前よりも散い銭前にあったこれらのことから長く鍛錬された競技者を対

象とする場合海抜12日蹴れという準高所であってもその滞在初期には器地とは異なる

応答が生じることが鳴らかとなった

準高所滞在開始 6日後に特われた間島史的トレーニングテスト時の生理的応答をみると

所滞在開始前と大きな護は認められないまた 11日後に行われた乳酸カーブテストにより

導出されたデータ会みる限りそのときの最大下運動時の生理的応答は準高所i帯夜前すなわ

ち平地とほぼ|司じであったこれらは本研究で設定した程度の高所環境であり血中学し酸濃

度が5mrnollを下回るような中等度以下の運動であれば準高所曝露後6日程度で平地とほほ

同強度の連動を実施することができることを示壊している

これらの結果iえ鍛錬者を対象とし本研究と同程度の標高を用いて行われた先行研究の結

果611) を るものであるしたがって本研究で対象としたような競技力が高くかつ鍛

錬度が高い競技者では準高所トレhellipニングを実施することで高所トレーニングによっても

たらされる諸効果令接待できる可能性がある同時に準高所トレーニングにおいてもその

藩在初期には処方Tるトレhellipニングの蓋と糞について充分な主意が必要であるといえよう

(2) 準高所トレーニング前後の変北

対象者BCDのV-La飴線をみると準高所帯在後 I弓ー泳連変に対する

の値が抵くなっていた V25とV4olま準高所滞在終了後に向上する傾向があり特にVZ5の

変化は額著であった最大努力泳の泳速疫については有意差こそ霊かながら認められなかっ

たものの (p 0β58)滞在終了後に高い傾向であった最大努力泳後のいは開テスト

ほ同じであったこれらの結果は本研究で対象とした続技レベルの高い競泳選手を対象にト

レーニングプログラムを作成する場合準高所トレーニングを取り入れることが有効である可

能性を示唆するものであろう

この点について400m泳実施時の有酸素性代謝と無酸素性代謝の質献がおよそ 8 2である

91 2005 競泳選手における象潟fflトレーニングの可能性(森谷塁審華奈 110護憲今村嘉援〉

ことが報告されている 151ぶことに鑑みれば i零在終了後にみられた泳能力の改善は

的な逮動遂行能力よりむしろ LTやOBしAに景3響を及iますような有酸素的な運動遂行能力の

によるものと考えることができる

低酸紫馴化すると赤血球数ヘモグロピン濃度ヘマトクリット債が増大する 7812) こ

れらの反応が起こるためには砥酸素環境暴露によるエリスロポエチンの分拡が充進し網状

赤血球が増揺する過程を経る 4三

準高醗i事在前後では何れの総定壌践についても準高所講在書官後の有意差は語められなかっ

たもののエリスロポエチンがすべての対象者において準高所滞悲 2日自に増加した網状赤

血球については対象者BおよびCに準高所帯在による向上か官められた一方で対象者Dに

ついては準高所滞在前後でほぼ悶じ僚が示された一方赤血球数ヘモグロピンj農度ヘマ

トクリットについては対象者BDにおいて準高所滞在後に場加が認められたが対象者じ

では準高所帯在後に低下していた

これらのことは準高所曝露の斜激を受けた結果ょにリスロポエチンが増結していてもそ

の授のち足15についてはかなりの領人楚が姦在することを示綾している対象者Cの鶏待と

の反応については トレーニングによる鼠襲量増大によるみかけの減鼠疫反5である可能性があ

るエリスロポエチンが分誌され網状赤血球が増えたとしても赤血球ヘモグロビン濃

度ヘマトクリット値などが増加するためには トレーニングや栄養摂取などの要因が複雑に

ると考えられることから実際には造血は起こっていなかった可能性もある

いずれにせよ詳細は不明であるため対象者を多様化したり泡液検査の実撞頻度や検査

項慢をま援やしたりするなどの手段で準高所トレーニング実務後の有酸素性作業詑の改善につ

いてさらに検討をすすめる必繋があろう

5まとめ

トレーニング竪が長くかっ競技力が高い選手会対象とした準高所トレーニング

に関する資料を得ることを呂釣としたそのため大学男子エリート競泳長距離選手4名

象とし訪日間の準高所(海抜1280m) トレーニングとその前後 2日間ずつを含む20E3罪悪の

明らかにした

すべての対象者において準高所滞在開始 3日後では問一泳速度における血中

乳酸濃度が商くなる傾向が認められた問hellip泳速度における心拍数や動脈血酸素飽和度をみて

も準高所滞在開始3日後に前者では蒔く後者では抵くなる傾肉がみられたこのような傾

92 中央大学保健体育研究所紀要 第23号

向は乳酸カーブテストから導出される血中乳酸瀧度25および40rnmollに相当する泳速度

(V25V40) の変化にも現れていたさらに間欺的トレーニング実施後の血中乳酸捜度は

準高所滞在開始2日後で滞在開始前に比べて有意に高かった以上のような生理的変化は

乳酸カーブテストでは高所滞在開始11日後に問欺的トレーニングテストでは高所滞在開始

6日後にほぼ消失した他方準高所トレーニング期間の前後に行われた乳酸カーブテストの

結果より V25V40および400mの最大努力泳のパフォーマンスは準高所トレーニングによっ

て改善された

これらのデータから鍛錬度の極めて高い競技者においては海抜12泡伽nという準高所にお

いても 2000m以上の標高において示されるものと同様の生理的応答が生じいわゆる OBLA

あたりまでの運動強度であれば準高所滞在開始後6日目には平地とほぼ同様のトレーニング

が実施できるようになる可能性が示された

参考文 献

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Bl

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93 2005 競泳選手における準高所トレhellipニングの可能性(森谷藤原泌猿今村詩話機〉

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Page 4: 」jIノィッg[jOフツ¥ォkcg[jO、ヌl 」jIノィッg[jOフツ¥ォ。ィu。コ ェ エY v 約 J。エ G[gxフwwqキ」」jI 4シホロ i アC 16ヤフ{C 12 DA} gcjOタオス.g[jOヤニサフOノv

80 中央大学保健体育研究所紀繋 舞~23号

を実施させず激しい身体活動が行われないように配醸した

採血検体はただちに摂氏 4(の冷却状態で 3infin伐予mの遠心分離を 10分関施した後冷蔵保

存した状態で臨床検査機関(立問題床臨学研究所東京)に提出した議意気抵抗法により赤血

球数およびヘマトクワットを SLSヘモグロビン法によりヘモグロピン濃度をブロhellipサイト

メ 1) 法により網状赤血球数を RIA法によりエリスロボエチンを計算法により平均赤血球

容積 (MCV)平均赤血球ヘモグロビン量 (MCH)および乎均赤血球ヘモグロど (MCHC)

を求めた滞在開始 17時間悶に得られた血液サンプルについてはエリスロポエチンの分析

のみとした

(4)乳酸カーブテスト

図 lに乳酸カーブテストのプロトコールを示した本テストは 4infinmのクロール泳を試

技毎に泳速度を著者増させて 4~5 霞実施することで泳速度一乳酸曲線を導出するものであ

る最大下で行われる 4囲の 40段n泳についてはそ予め設定した泳速度により連動強度を規定

したこの点についてはテスト実施前の 3ヶ月間に実施された最大努力での 30分間泳の平

均泳連度を 400mあたりの泳記銭に換算したものを護基準タイムとしたこの基準タイムは次

式により算出した

基準タイム〈秒)=1800秒 X4 infinm最大努力 30分間泳到達距離 (m)

乳酸カhellipブテスト時の 4閣の最大下泳においては第 3試授と第 4試技の問に OBLA(Onset

of Blood Lactate Accumulation)が出現するようなブロトコhellipルの設定を目指し第 l試技

(Tl) 第 2試技 (T2)第 3試技 (T3)および第 4試技む)の設定泳タイムをそれぞれ基準

タイム +20秒基準タイム十 10秒基準タイム基準タイムー 10秒に設定したこの点に関

しむを基準タイムとした理由については対象者の 30分間最大努力泳蜜後の血中乳酸濃震

が35mM程震になることを確認(未発表資料)した結巣であるなお第 5試技 (Ts)は4俄れ

の最大努力泳としたが準高所滞在時のテストにおいてはむまでのプロトコール設定とし

た(図 1)

対象者には Tlから T4までの泳連疫を泳タイムに換算したもので京しテスト聞でそれぞれ

の泳タイムがi湾ーとなるよう指示を与えた試技間の休患についてはそれぞれのテストにお

ける最終試技とその直前の試技開のみ 10分間としその他については 5分間に設定した

名試技における平均泳速度以下Vとする)血中乳酸議度(以下出とする入心拍数以

下HRとする)主観的運動強変 (RPE)動脈血費量紫飽和農(以下旬2とする)を求めた

Vは特伽n泳所要時簡をストップウォッチ (8120-4infin0セイコ一社製によって計測し

2infin5 競泳選手における準尚所トレーニングの iiJ官官牧(森谷慮義原加藤今村高橋) 81

lsquoFig1a Protocols for Laヰa総 CurveTestく$制 levelgt

』柑 崎町 可句

悶悶闘す

----v

W

h

h

Figトb Protocols for Lacate C詰rveTe翠tくLow Altitudegt

82 中央大寺金保健体脊研究所紀要 第23サ

水泳距離を所要時間で除すことで算出した Laについては第 1試技と第 2試技では運動終

了60秒後第3試技と第 4試技では運動終了90秒後第 5試技では運動終了 180秒後に指

尖から連出させた血液を携帯型自動分析機ラクテートプロアークレイ杜)にかけることで

した密1) HRは運動終了後鹿ちに対象者自身iこ妨水型心始トランスミッター(パン

テージXLPolar社)を胸部にあてさ佼運動終了後の最高銭安導出した Sp02については

運動終了後産ちに携帯翠パルスオキシメータ (N-20Nellcor社〉のプローブを左手人蒸し提

ることマ導出した RPEについては HRおよびSpOzの測定が終了後直ちに Borg

の15スケー vの8本語対応表を対象者に提示し対象者に呂頭で開容させたー

こ2)を従属変数とするこ次回帰分析により算出した(醤Laを独立変数V土l酪線V-La

の曲線関係から取中学し酸護震25mMおよび40mMに桔当する泳連麗 (V25V40) を算出し

たすなわち VZ5およびV40は V-La曲線に25mMおよび40mMの取中乳酸濃変の儀令内挿

することで算出した密 2)また Vとい以外の変数問の関連鷺 (v必 RV-RPE人Sp02)

については Vを独立変数もう一方を従属変数とする一次回帰分析を行うことで求めた(関

2) これらの露連性からは V25およびV40出現時のHR(HR VZ5HR V40) RPE (RPE

VZ5RPE V40) およびSp02(SpOz V25SpOz V40) を求めたすなわち V必R車線

V-RP日車線 V-SpOz直線にそれぞれV25およびV4βの健を内挿することで上記評価値を算出

した(図 2)

曹のldquo目トョョ

V

Fig 2 How to find a relativ母母valuationvalu時

fromLactate Curvき令加も

凶仏凶

喝同

2005 競泳選手における貴重高所トレーニングの可能性森谷ま審議主加藤今村 E寄緩) 83

(5) 閑欺的トレーこングテスト

間欺的トレhellipニングテストは 80秒毎に 1infinmを15回繰り返す間歌的水泳運動を 1セットと

しぞれそ 2度繰り返すものであったこのときの運動強度については 1セット目を V25

2セット悶そ町oに設定した対象者に対する連動強肢の指示を 100mあたりの泳タイムで

った選動問の休息は 80秒から運動時間を差し引いた時間であり運動時間と休息時聞

については 1セット自で64秒と 16秒 2セット自で62秒と 18秒となった

潤数約トレhellipニングテストでは間歌的水泳連動における平均泳連変 (v)をセット毎に求

めたまた各セット終了後には乳接カーブテスト持と同一の手織によってLaHR RPE

およびSPU2の瀦窓を行った

(6) 統計室長環

平均値土標準偏差で示した各測定分析環器における平均値の綾時的変化の検

はおonferroniの多重比較法を用いたなお 一元配置散分析によって

られた項目についてのみ適用した有意水準については 5に設定した

3結果

(1) 鼠液検驚

iさ13に準高所滞在の前後と滞在開始2B 13に行われた鼠液検驚の給3誌を示した赤血球数

土1560vsgd]040二七34(15がへそグロピ601510-土512vs61pl00810 二と(505

土7519吉V叙311ご七MCV (9250)t180こ4690vs40 土1(4663gd])ヘマトクリット081

之招致) MCH (3060土llOpgvs 3045こと116pg)MCHC (3310土O認vs 3325土053)

土1350VS0419ごと(925については準高所滞在の蔀後でほ玄関ーであった鱗状赤旗球数

5740)では手言葉差は認められなかったものの 4名中 3名の値が準高所帯在後に高まって

いた また よじりスロポエチン 0763 ml2313 ml VS 1450土289Ul651mニヒ Ul610mこと

mUrru)については対象者会員が滞在2日目に高くなる傾向が主訴されたが統計上有意では

なかった

(2) 乳酸カーブテスト

3に乳酸カーブテストにより得られた会変数の結果

後と滞殺終了後の乳酸カーブテストを実施できなかっ

なお高所滞在開始11日

は統計処理対象外とした

84

5~話

520

GMhuch

5象10

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51infin 490

中央大学保健体育研究所紀要 合事23寺子

33部「

3200ト くgt-- 令 31infinト

30infin- = iiP4 29朗 ケ 一 一 ー も明

28infinOW

480 27加 pre post post

1650 r 34infin 1600 ト 3350

〈ゆ小)ハ〉叩門》》点

1550 33朗gGmwぷ 門戸

1500 32鵠

1450 32infinMM 1400

MUOJWJgM

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1350 3150 pr号 post pre post

5000 4900 48infin 仏~副

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択にyenも45加 10加 4400 43infin 官

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5infin 4200 4100 000

pr日 post pre post

9800 3500 r

合600 ~ 30infinト

9400 35infinト

t--1 20009200 戸

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901鈴 1500えJ ト3窓

ぷ材料相級

CQCiM

容器郎 10infinト

5却ト総治

Oinfin拡infinpre post pre altitude post

Fig3 Results of blood tests for consid日ringthe adaptation to low altitude

また高所滞在開始 15日目に実施したテストについては対象者Bが体調不良のために

テスト ず結果統計対象者が2名となったため統計処理の対象から外した

(TlT2 T3T4) においてテスト関 きな援が認められたのは La (Tl

T4)HR (T2T3T4)SpOz (T4)であり何れもi謬寂跨始3時後で顕著な変動が示されて

いた 3)他方最大努力泳であるもではを RPEについてのみテスト鵠の有意差が認めら

れた 3)

2005 競泳選手における滋長議所トレhellipニングの可能性(森谷謀議長京加藤今村高橋) 85

τ畠 ble3 Physiological resposes to Lactat自 Curv喧 Test

P宣告 day3 day 11 post

V後 Tl (mlsec) 工 42こ1 002 142 l 001 002ニと 141 002ニと421

V長安 T2 (mlsec) 1 48士 002 147土 002 145金 000 147 l 002

llsec)(釘 T3参Vlt 1 53 002 153 l 0infin 002 二七 521 1 52こ1 003

VT4 (mls日 c) 1 59こ1 002 1 60 l 001 1 58 l 002 1 58土 002

w議 T5(mlsec) 1 63会 004 167ま 003

LaTj (mmoJJl) 1 33土 031 |「ーホ

187 l 015

120玄 01 0 107 l 01 5

LaT2 (mmoJJl) 1 23 l 021 183土 040 137 l 021 工 03土 01 5

LaT3 (mmoれ 217 015 387 l 153 233七 012 工 40ま 026

LaT4 (mmoJJl)

「helliphellip榊

098ゴこ457 lfI

111 3 l 231

判一hellip

こ士540 1 48 287土 038

LaT5 (mmoJJl) 099ニヒ1033 1067土1 69

HRTyen (beatsmin) 12267士 1721 144β7士 924 13467え 1419 136infin土 346

刻住

156β土「 4-04-HRT2(beatsmin)

HRT3(beatslrnin)

33115 513二七

16267 252二土

14533 808 14000土 346

当彦

16告 00土 1054 ぬ 433会 321 15200 l 346

HRT4(b君品 tsrnin) 17533 l 416 18067 l 651

間 T5(b開 tsrnin) 18033土896

17067 462ごと 16267土 503

18000 l 1039

RPE~接 Tl 767ま1 53 1067土 404 9infinニ1 3紛 900土 265

RPET2 265こヒ1100 1167 l 416 1133土 252 1167土 208

RPET3 265と1200 1433 l 306 1367 208 13infinl 173

RPET4 15infinl 200 1733土 2錦 1567 115 1467二i 05事

RPET5 土 058

SpOZTl () 94船二 361 9433土11 5 infinlゴニ9400 9767土 058

Sp02T2 () 9333土 058 9367士1 53 9367ニl 289 9733土11 5

Sp02Ta () 9233 l 289 9067土 289 9433 208 9667土1 53

Sp02(l者 T4 () 9300土 361 88infinl 557 93悌l 1 73 94infin土 3加

Sp02T5 () 90infin会 458

Vi誌 u母 sarem君潔 ls l SD Plt005 Pく 001

VM母語 nvelocityLa blood lac泌総合 oncを ntrationHR h鎗 rtrate RPE ra俊勝fperceived exe氏 ion T5 5th1怠trT4 4th al凶3rdてら1凶昌2ndT21紅おTl1st富田鈴組協側lbloodoxy総長昌ar紙S 1凶品

86 中央大学保健体脊研究所紀要 宮容認号

Table 4 Ch註ngesm r貯lativeevaluation value of lact誌を curvetをstduringlow altitude training

pre dぐly3 dayll post

V25 (mlsec) 154 t003 150土003 152土003 工56t002

γ一hellip一一本向 (mls壱c) 157金 003 153会

日日V25(beatsmin) 161ldquo00土361

民総V4o(bea総刷n) 16833 t058 16767土666 168infin=とlinfin 16433土462

RPEV25 1333玄146 1347土341 1347 1鎚 1405tLl7

RPEV4告 1451二t 144 1449 t317 1502土180 1501 086

Sp02V25 () 9212 256 9212土360 9332士2 infin 告505 243

SpOZV40 () 9175 292ごと 9118と427 9334t217

Valu号sar岩波le叙 18士SD Pく 005Plt 001

V Mean velocityHR h畦artrate即日ra出 gsof perceived ex椛 ionSp02 arterial blood oxyg加

saturationV25 swimmおgv坦locityequivalent to blood lactate concentration 25mM V40swimm鈴g velocity号quivalentto blood lactate concentration 40mM

4は乳酸カーブテストより得られたVと他の生理的変数との関係から導出された相対的

評部緩すなわちV25V40HR V25HRぬふ RPEV25RPE V40SPUz V25および

SpU2 V4uの平均億二七標準偏差を示したものlあるV25およびV4Oは高所i護主E摺始3日後

で豪華苦に低下し 11白後で平地問様のレベルまで朗捜し滞在終了後には向上していた(表

4) 一方 VZ5およびV40を除く相対的評価値については伺れにおいてもテスト関における

有意悲は認められなかった(表 4)

なお留4にすべての乳酸カhellipブテストから導出したVとLa HRRPEおよびSpUzとの

関連性について対象者毎に訴した

(3) 簡歎飴トレーニングテスト

Sに閥歌的トレーニングテストにおける VLaHRRPESPUzを示す 1酉尽のテ

ストを実務できなかった対象者Aは統計処理対象外としたこれらの変数のうち Laにつ

いてのみ有意差が示されたすなわち準高所滞在開始2B後のMは l-tット百 2セッ

ト誌の商セットとも準高所滞在前後よりも高かった(表 5)また準高所滞在 6日吾の訴

は平地とほほ問様であり準高所務在後のLaは最も慌い債であった表 5)

HRおよびRPEについてはテスト謁でほほ向様の僚が示されたSpUzについては

こそ認められなかったものの準高所滞在2BEJおよび6日自に何れの対象者においても平

地よりも怯い傾舟であった(表 5)

bullbull

1000

口叩令一 PREhellip口hellip DAY3叩一歩larr-DAY15

2infin5 後泳選手こtける君主主主義号ト ングの可能性森谷語審霊長加護憲今季す 高橋) 87

SU13JECTA

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20 30 2010

00 1β 00

140 145 150 155 160 165

V (rnsec)

Fig4a

145 150 155 160 165 工70140

V (rn器詰 c)

Results ofしactatを Cur間 百st(subject A13)

88 ヰ9と大学保護軍体育研究所紀要 妻鹿 23サ

SUBJECT C SUBJECTD

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0問 DAY3 100 ゼケhellip DAYll ~ 90-今larr-DAY 15 議 80bullを 9β ト --POST E 70

3 60 350

4032 30 20 10 00

140 145 155 160 165 170 135 140 145 150 155 160 165 170

V (mls告c)

Results of Lactat告Cぽ判決st(subject CD)

V (mlsec)

Fig4b

日制《叫ば

89 2infin5 競泳選霊祭における首長高所トレーニングの可能性(森谷藤原加綴今村高橋)

Table 5 Physiological rむspos昔話 tothe intermittent tr滋ningtぞst

pr告 d品y2 d畠y6 day 13

5353 10β2 11003 二七 t 152 1003 152程V (m1sec) 1st s 003二七

2nd set 158 1003 158土003 157 001 158土003

La (rnmoll) 1st s暗t 117 1032 177土015 153 040オニ 1infin土 020

40土7 031 1471品071ニ七021土2ndset 193 257 7

HR (beatslmin) 1st s校 14667土208 14800 1964 15400金 361 152infinニと 917

2nds母t 16800 10部 16233土生き3 16867ごと毛布35 16200こ1103き

RPE 1st s号t 11infin土000 1133 1200こ12部 73土11200289二七

2nds日t 1367土l53 1433 1252 15infinこ12β5 1433まl53

SpOz () 1st set 9470 1208 9270土115 9170 1153 9330士115

2nds控t 9330土115 9170土153 9330土2白089070 231 1

Results are m号制s SD PltOβ5

4考察

本研究では トレーニング歴が長くかっ競技レベルが高い男子競泳灘手を対象に海抜

1 280mでの準高所トレーニングにおける水泳選勤時の生理的時答について検討したそのた

めまず泳者の持久的能力の変化を示すとされている V-La曲線とそこから導かれるV25と

以こ着岳したこれは本研究の対象者はウォームアップクhellipリングダウン技術的ト

レーニングを除けば V25およびV40でのトレhellipニングが年聞を避して最も多いことによる

また V25とV40は競泳選手の持久的泳能力やそのトレーニング効来の判定に有効であると

されている 9)

(1) 準墓所滞夜絡にみられる生理的感答

ヒトの最大酸素摂離農は fi酸素環境下において母下することがよく知られている最大

酸素摂取量の高い人は儀い人に比べて低駿索の影響を強く受けることが報告されている1

に満たない標高でも最大酸素摂取量の低下が観察されn肋1αまたエリートアスリートは

る5守 1314)

本研究の対象者は会菌大会81立以内入賞という高い競技歴を持ちかつ準高所トレhellipニン

グ需給前に充分な競泳トレーニングを穣み緩めて鍛錬度の高い競技者であったそのため

14) 310

対象者は高い最大酸素摂取量を有しており詑較的標高の器い準高街環境においても

事 ゆ央大伊保健体育研究所紀要 第 23~苦

の彰響を受けやすい可能性が考えられるー

乳酸カーブテストのデhellipタより準高所滞在初期(3臼呂)に T3およびT4時の身体負担

震が高くなっている様子が窺えたまた V25V40の搾れにおいても爆露前よりも有意に

怪くかつ搾れの対象者においても時一泳速度におけるLa HRは高く SPU2が悲い傾向

が認められたさらに符ーの泳連環で行われた最大下の詩歌告さ水泳トレーニング時の準高所

薄在初離は a認の加は滞謀議よりも有意に高かった詩歌的インターバルテスト持の

準高所講義 28おの SPU2については有意差こそ認められなかったもののすべての対象者

において滞在開始前よりも散い銭前にあったこれらのことから長く鍛錬された競技者を対

象とする場合海抜12日蹴れという準高所であってもその滞在初期には器地とは異なる

応答が生じることが鳴らかとなった

準高所滞在開始 6日後に特われた間島史的トレーニングテスト時の生理的応答をみると

所滞在開始前と大きな護は認められないまた 11日後に行われた乳酸カーブテストにより

導出されたデータ会みる限りそのときの最大下運動時の生理的応答は準高所i帯夜前すなわ

ち平地とほぼ|司じであったこれらは本研究で設定した程度の高所環境であり血中学し酸濃

度が5mrnollを下回るような中等度以下の運動であれば準高所曝露後6日程度で平地とほほ

同強度の連動を実施することができることを示壊している

これらの結果iえ鍛錬者を対象とし本研究と同程度の標高を用いて行われた先行研究の結

果611) を るものであるしたがって本研究で対象としたような競技力が高くかつ鍛

錬度が高い競技者では準高所トレhellipニングを実施することで高所トレーニングによっても

たらされる諸効果令接待できる可能性がある同時に準高所トレーニングにおいてもその

藩在初期には処方Tるトレhellipニングの蓋と糞について充分な主意が必要であるといえよう

(2) 準高所トレーニング前後の変北

対象者BCDのV-La飴線をみると準高所帯在後 I弓ー泳連変に対する

の値が抵くなっていた V25とV4olま準高所滞在終了後に向上する傾向があり特にVZ5の

変化は額著であった最大努力泳の泳速疫については有意差こそ霊かながら認められなかっ

たものの (p 0β58)滞在終了後に高い傾向であった最大努力泳後のいは開テスト

ほ同じであったこれらの結果は本研究で対象とした続技レベルの高い競泳選手を対象にト

レーニングプログラムを作成する場合準高所トレーニングを取り入れることが有効である可

能性を示唆するものであろう

この点について400m泳実施時の有酸素性代謝と無酸素性代謝の質献がおよそ 8 2である

91 2005 競泳選手における象潟fflトレーニングの可能性(森谷塁審華奈 110護憲今村嘉援〉

ことが報告されている 151ぶことに鑑みれば i零在終了後にみられた泳能力の改善は

的な逮動遂行能力よりむしろ LTやOBしAに景3響を及iますような有酸素的な運動遂行能力の

によるものと考えることができる

低酸紫馴化すると赤血球数ヘモグロピン濃度ヘマトクリット債が増大する 7812) こ

れらの反応が起こるためには砥酸素環境暴露によるエリスロポエチンの分拡が充進し網状

赤血球が増揺する過程を経る 4三

準高醗i事在前後では何れの総定壌践についても準高所講在書官後の有意差は語められなかっ

たもののエリスロポエチンがすべての対象者において準高所滞悲 2日自に増加した網状赤

血球については対象者BおよびCに準高所帯在による向上か官められた一方で対象者Dに

ついては準高所滞在前後でほぼ悶じ僚が示された一方赤血球数ヘモグロピンj農度ヘマ

トクリットについては対象者BDにおいて準高所滞在後に場加が認められたが対象者じ

では準高所帯在後に低下していた

これらのことは準高所曝露の斜激を受けた結果ょにリスロポエチンが増結していてもそ

の授のち足15についてはかなりの領人楚が姦在することを示綾している対象者Cの鶏待と

の反応については トレーニングによる鼠襲量増大によるみかけの減鼠疫反5である可能性があ

るエリスロポエチンが分誌され網状赤血球が増えたとしても赤血球ヘモグロビン濃

度ヘマトクリット値などが増加するためには トレーニングや栄養摂取などの要因が複雑に

ると考えられることから実際には造血は起こっていなかった可能性もある

いずれにせよ詳細は不明であるため対象者を多様化したり泡液検査の実撞頻度や検査

項慢をま援やしたりするなどの手段で準高所トレーニング実務後の有酸素性作業詑の改善につ

いてさらに検討をすすめる必繋があろう

5まとめ

トレーニング竪が長くかっ競技力が高い選手会対象とした準高所トレーニング

に関する資料を得ることを呂釣としたそのため大学男子エリート競泳長距離選手4名

象とし訪日間の準高所(海抜1280m) トレーニングとその前後 2日間ずつを含む20E3罪悪の

明らかにした

すべての対象者において準高所滞在開始 3日後では問一泳速度における血中

乳酸濃度が商くなる傾向が認められた問hellip泳速度における心拍数や動脈血酸素飽和度をみて

も準高所滞在開始3日後に前者では蒔く後者では抵くなる傾肉がみられたこのような傾

92 中央大学保健体育研究所紀要 第23号

向は乳酸カーブテストから導出される血中乳酸瀧度25および40rnmollに相当する泳速度

(V25V40) の変化にも現れていたさらに間欺的トレーニング実施後の血中乳酸捜度は

準高所滞在開始2日後で滞在開始前に比べて有意に高かった以上のような生理的変化は

乳酸カーブテストでは高所滞在開始11日後に問欺的トレーニングテストでは高所滞在開始

6日後にほぼ消失した他方準高所トレーニング期間の前後に行われた乳酸カーブテストの

結果より V25V40および400mの最大努力泳のパフォーマンスは準高所トレーニングによっ

て改善された

これらのデータから鍛錬度の極めて高い競技者においては海抜12泡伽nという準高所にお

いても 2000m以上の標高において示されるものと同様の生理的応答が生じいわゆる OBLA

あたりまでの運動強度であれば準高所滞在開始後6日目には平地とほぼ同様のトレーニング

が実施できるようになる可能性が示された

参考文 献

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Bl

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93 2005 競泳選手における準高所トレhellipニングの可能性(森谷藤原泌猿今村詩話機〉

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Page 5: 」jIノィッg[jOフツ¥ォkcg[jO、ヌl 」jIノィッg[jOフツ¥ォ。ィu。コ ェ エY v 約 J。エ G[gxフwwqキ」」jI 4シホロ i アC 16ヤフ{C 12 DA} gcjOタオス.g[jOヤニサフOノv

2infin5 競泳選手における準尚所トレーニングの iiJ官官牧(森谷慮義原加藤今村高橋) 81

lsquoFig1a Protocols for Laヰa総 CurveTestく$制 levelgt

』柑 崎町 可句

悶悶闘す

----v

W

h

h

Figトb Protocols for Lacate C詰rveTe翠tくLow Altitudegt

82 中央大寺金保健体脊研究所紀要 第23サ

水泳距離を所要時間で除すことで算出した Laについては第 1試技と第 2試技では運動終

了60秒後第3試技と第 4試技では運動終了90秒後第 5試技では運動終了 180秒後に指

尖から連出させた血液を携帯型自動分析機ラクテートプロアークレイ杜)にかけることで

した密1) HRは運動終了後鹿ちに対象者自身iこ妨水型心始トランスミッター(パン

テージXLPolar社)を胸部にあてさ佼運動終了後の最高銭安導出した Sp02については

運動終了後産ちに携帯翠パルスオキシメータ (N-20Nellcor社〉のプローブを左手人蒸し提

ることマ導出した RPEについては HRおよびSpOzの測定が終了後直ちに Borg

の15スケー vの8本語対応表を対象者に提示し対象者に呂頭で開容させたー

こ2)を従属変数とするこ次回帰分析により算出した(醤Laを独立変数V土l酪線V-La

の曲線関係から取中学し酸護震25mMおよび40mMに桔当する泳連麗 (V25V40) を算出し

たすなわち VZ5およびV40は V-La曲線に25mMおよび40mMの取中乳酸濃変の儀令内挿

することで算出した密 2)また Vとい以外の変数問の関連鷺 (v必 RV-RPE人Sp02)

については Vを独立変数もう一方を従属変数とする一次回帰分析を行うことで求めた(関

2) これらの露連性からは V25およびV40出現時のHR(HR VZ5HR V40) RPE (RPE

VZ5RPE V40) およびSp02(SpOz V25SpOz V40) を求めたすなわち V必R車線

V-RP日車線 V-SpOz直線にそれぞれV25およびV4βの健を内挿することで上記評価値を算出

した(図 2)

曹のldquo目トョョ

V

Fig 2 How to find a relativ母母valuationvalu時

fromLactate Curvき令加も

凶仏凶

喝同

2005 競泳選手における貴重高所トレーニングの可能性森谷ま審議主加藤今村 E寄緩) 83

(5) 閑欺的トレーこングテスト

間欺的トレhellipニングテストは 80秒毎に 1infinmを15回繰り返す間歌的水泳運動を 1セットと

しぞれそ 2度繰り返すものであったこのときの運動強度については 1セット目を V25

2セット悶そ町oに設定した対象者に対する連動強肢の指示を 100mあたりの泳タイムで

った選動問の休息は 80秒から運動時間を差し引いた時間であり運動時間と休息時聞

については 1セット自で64秒と 16秒 2セット自で62秒と 18秒となった

潤数約トレhellipニングテストでは間歌的水泳連動における平均泳連変 (v)をセット毎に求

めたまた各セット終了後には乳接カーブテスト持と同一の手織によってLaHR RPE

およびSPU2の瀦窓を行った

(6) 統計室長環

平均値土標準偏差で示した各測定分析環器における平均値の綾時的変化の検

はおonferroniの多重比較法を用いたなお 一元配置散分析によって

られた項目についてのみ適用した有意水準については 5に設定した

3結果

(1) 鼠液検驚

iさ13に準高所滞在の前後と滞在開始2B 13に行われた鼠液検驚の給3誌を示した赤血球数

土1560vsgd]040二七34(15がへそグロピ601510-土512vs61pl00810 二と(505

土7519吉V叙311ご七MCV (9250)t180こ4690vs40 土1(4663gd])ヘマトクリット081

之招致) MCH (3060土llOpgvs 3045こと116pg)MCHC (3310土O認vs 3325土053)

土1350VS0419ごと(925については準高所滞在の蔀後でほ玄関ーであった鱗状赤旗球数

5740)では手言葉差は認められなかったものの 4名中 3名の値が準高所帯在後に高まって

いた また よじりスロポエチン 0763 ml2313 ml VS 1450土289Ul651mニヒ Ul610mこと

mUrru)については対象者会員が滞在2日目に高くなる傾向が主訴されたが統計上有意では

なかった

(2) 乳酸カーブテスト

3に乳酸カーブテストにより得られた会変数の結果

後と滞殺終了後の乳酸カーブテストを実施できなかっ

なお高所滞在開始11日

は統計処理対象外とした

84

5~話

520

GMhuch

5象10

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51infin 490

中央大学保健体育研究所紀要 合事23寺子

33部「

3200ト くgt-- 令 31infinト

30infin- = iiP4 29朗 ケ 一 一 ー も明

28infinOW

480 27加 pre post post

1650 r 34infin 1600 ト 3350

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1550 33朗gGmwぷ 門戸

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1350 3150 pr号 post pre post

5000 4900 48infin 仏~副

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択にyenも45加 10加 4400 43infin 官

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5infin 4200 4100 000

pr日 post pre post

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合600 ~ 30infinト

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t--1 20009200 戸

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901鈴 1500えJ ト3窓

ぷ材料相級

CQCiM

容器郎 10infinト

5却ト総治

Oinfin拡infinpre post pre altitude post

Fig3 Results of blood tests for consid日ringthe adaptation to low altitude

また高所滞在開始 15日目に実施したテストについては対象者Bが体調不良のために

テスト ず結果統計対象者が2名となったため統計処理の対象から外した

(TlT2 T3T4) においてテスト関 きな援が認められたのは La (Tl

T4)HR (T2T3T4)SpOz (T4)であり何れもi謬寂跨始3時後で顕著な変動が示されて

いた 3)他方最大努力泳であるもではを RPEについてのみテスト鵠の有意差が認めら

れた 3)

2005 競泳選手における滋長議所トレhellipニングの可能性(森谷謀議長京加藤今村高橋) 85

τ畠 ble3 Physiological resposes to Lactat自 Curv喧 Test

P宣告 day3 day 11 post

V後 Tl (mlsec) 工 42こ1 002 142 l 001 002ニと 141 002ニと421

V長安 T2 (mlsec) 1 48士 002 147土 002 145金 000 147 l 002

llsec)(釘 T3参Vlt 1 53 002 153 l 0infin 002 二七 521 1 52こ1 003

VT4 (mls日 c) 1 59こ1 002 1 60 l 001 1 58 l 002 1 58土 002

w議 T5(mlsec) 1 63会 004 167ま 003

LaTj (mmoJJl) 1 33土 031 |「ーホ

187 l 015

120玄 01 0 107 l 01 5

LaT2 (mmoJJl) 1 23 l 021 183土 040 137 l 021 工 03土 01 5

LaT3 (mmoれ 217 015 387 l 153 233七 012 工 40ま 026

LaT4 (mmoJJl)

「helliphellip榊

098ゴこ457 lfI

111 3 l 231

判一hellip

こ士540 1 48 287土 038

LaT5 (mmoJJl) 099ニヒ1033 1067土1 69

HRTyen (beatsmin) 12267士 1721 144β7士 924 13467え 1419 136infin土 346

刻住

156β土「 4-04-HRT2(beatsmin)

HRT3(beatslrnin)

33115 513二七

16267 252二土

14533 808 14000土 346

当彦

16告 00土 1054 ぬ 433会 321 15200 l 346

HRT4(b君品 tsrnin) 17533 l 416 18067 l 651

間 T5(b開 tsrnin) 18033土896

17067 462ごと 16267土 503

18000 l 1039

RPE~接 Tl 767ま1 53 1067土 404 9infinニ1 3紛 900土 265

RPET2 265こヒ1100 1167 l 416 1133土 252 1167土 208

RPET3 265と1200 1433 l 306 1367 208 13infinl 173

RPET4 15infinl 200 1733土 2錦 1567 115 1467二i 05事

RPET5 土 058

SpOZTl () 94船二 361 9433土11 5 infinlゴニ9400 9767土 058

Sp02T2 () 9333土 058 9367士1 53 9367ニl 289 9733土11 5

Sp02Ta () 9233 l 289 9067土 289 9433 208 9667土1 53

Sp02(l者 T4 () 9300土 361 88infinl 557 93悌l 1 73 94infin土 3加

Sp02T5 () 90infin会 458

Vi誌 u母 sarem君潔 ls l SD Plt005 Pく 001

VM母語 nvelocityLa blood lac泌総合 oncを ntrationHR h鎗 rtrate RPE ra俊勝fperceived exe氏 ion T5 5th1怠trT4 4th al凶3rdてら1凶昌2ndT21紅おTl1st富田鈴組協側lbloodoxy総長昌ar紙S 1凶品

86 中央大学保健体脊研究所紀要 宮容認号

Table 4 Ch註ngesm r貯lativeevaluation value of lact誌を curvetをstduringlow altitude training

pre dぐly3 dayll post

V25 (mlsec) 154 t003 150土003 152土003 工56t002

γ一hellip一一本向 (mls壱c) 157金 003 153会

日日V25(beatsmin) 161ldquo00土361

民総V4o(bea総刷n) 16833 t058 16767土666 168infin=とlinfin 16433土462

RPEV25 1333玄146 1347土341 1347 1鎚 1405tLl7

RPEV4告 1451二t 144 1449 t317 1502土180 1501 086

Sp02V25 () 9212 256 9212土360 9332士2 infin 告505 243

SpOZV40 () 9175 292ごと 9118と427 9334t217

Valu号sar岩波le叙 18士SD Pく 005Plt 001

V Mean velocityHR h畦artrate即日ra出 gsof perceived ex椛 ionSp02 arterial blood oxyg加

saturationV25 swimmおgv坦locityequivalent to blood lactate concentration 25mM V40swimm鈴g velocity号quivalentto blood lactate concentration 40mM

4は乳酸カーブテストより得られたVと他の生理的変数との関係から導出された相対的

評部緩すなわちV25V40HR V25HRぬふ RPEV25RPE V40SPUz V25および

SpU2 V4uの平均億二七標準偏差を示したものlあるV25およびV4Oは高所i護主E摺始3日後

で豪華苦に低下し 11白後で平地問様のレベルまで朗捜し滞在終了後には向上していた(表

4) 一方 VZ5およびV40を除く相対的評価値については伺れにおいてもテスト関における

有意悲は認められなかった(表 4)

なお留4にすべての乳酸カhellipブテストから導出したVとLa HRRPEおよびSpUzとの

関連性について対象者毎に訴した

(3) 簡歎飴トレーニングテスト

Sに閥歌的トレーニングテストにおける VLaHRRPESPUzを示す 1酉尽のテ

ストを実務できなかった対象者Aは統計処理対象外としたこれらの変数のうち Laにつ

いてのみ有意差が示されたすなわち準高所滞在開始2B後のMは l-tット百 2セッ

ト誌の商セットとも準高所滞在前後よりも高かった(表 5)また準高所滞在 6日吾の訴

は平地とほほ問様であり準高所務在後のLaは最も慌い債であった表 5)

HRおよびRPEについてはテスト謁でほほ向様の僚が示されたSpUzについては

こそ認められなかったものの準高所滞在2BEJおよび6日自に何れの対象者においても平

地よりも怯い傾舟であった(表 5)

bullbull

1000

口叩令一 PREhellip口hellip DAY3叩一歩larr-DAY15

2infin5 後泳選手こtける君主主主義号ト ングの可能性森谷語審霊長加護憲今季す 高橋) 87

SU13JECTA

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Fig4a

145 150 155 160 165 工70140

V (rn器詰 c)

Results ofしactatを Cur間 百st(subject A13)

88 ヰ9と大学保護軍体育研究所紀要 妻鹿 23サ

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3 60 350

4032 30 20 10 00

140 145 155 160 165 170 135 140 145 150 155 160 165 170

V (mls告c)

Results of Lactat告Cぽ判決st(subject CD)

V (mlsec)

Fig4b

日制《叫ば

89 2infin5 競泳選霊祭における首長高所トレーニングの可能性(森谷藤原加綴今村高橋)

Table 5 Physiological rむspos昔話 tothe intermittent tr滋ningtぞst

pr告 d品y2 d畠y6 day 13

5353 10β2 11003 二七 t 152 1003 152程V (m1sec) 1st s 003二七

2nd set 158 1003 158土003 157 001 158土003

La (rnmoll) 1st s暗t 117 1032 177土015 153 040オニ 1infin土 020

40土7 031 1471品071ニ七021土2ndset 193 257 7

HR (beatslmin) 1st s校 14667土208 14800 1964 15400金 361 152infinニと 917

2nds母t 16800 10部 16233土生き3 16867ごと毛布35 16200こ1103き

RPE 1st s号t 11infin土000 1133 1200こ12部 73土11200289二七

2nds日t 1367土l53 1433 1252 15infinこ12β5 1433まl53

SpOz () 1st set 9470 1208 9270土115 9170 1153 9330士115

2nds控t 9330土115 9170土153 9330土2白089070 231 1

Results are m号制s SD PltOβ5

4考察

本研究では トレーニング歴が長くかっ競技レベルが高い男子競泳灘手を対象に海抜

1 280mでの準高所トレーニングにおける水泳選勤時の生理的時答について検討したそのた

めまず泳者の持久的能力の変化を示すとされている V-La曲線とそこから導かれるV25と

以こ着岳したこれは本研究の対象者はウォームアップクhellipリングダウン技術的ト

レーニングを除けば V25およびV40でのトレhellipニングが年聞を避して最も多いことによる

また V25とV40は競泳選手の持久的泳能力やそのトレーニング効来の判定に有効であると

されている 9)

(1) 準墓所滞夜絡にみられる生理的感答

ヒトの最大酸素摂離農は fi酸素環境下において母下することがよく知られている最大

酸素摂取量の高い人は儀い人に比べて低駿索の影響を強く受けることが報告されている1

に満たない標高でも最大酸素摂取量の低下が観察されn肋1αまたエリートアスリートは

る5守 1314)

本研究の対象者は会菌大会81立以内入賞という高い競技歴を持ちかつ準高所トレhellipニン

グ需給前に充分な競泳トレーニングを穣み緩めて鍛錬度の高い競技者であったそのため

14) 310

対象者は高い最大酸素摂取量を有しており詑較的標高の器い準高街環境においても

事 ゆ央大伊保健体育研究所紀要 第 23~苦

の彰響を受けやすい可能性が考えられるー

乳酸カーブテストのデhellipタより準高所滞在初期(3臼呂)に T3およびT4時の身体負担

震が高くなっている様子が窺えたまた V25V40の搾れにおいても爆露前よりも有意に

怪くかつ搾れの対象者においても時一泳速度におけるLa HRは高く SPU2が悲い傾向

が認められたさらに符ーの泳連環で行われた最大下の詩歌告さ水泳トレーニング時の準高所

薄在初離は a認の加は滞謀議よりも有意に高かった詩歌的インターバルテスト持の

準高所講義 28おの SPU2については有意差こそ認められなかったもののすべての対象者

において滞在開始前よりも散い銭前にあったこれらのことから長く鍛錬された競技者を対

象とする場合海抜12日蹴れという準高所であってもその滞在初期には器地とは異なる

応答が生じることが鳴らかとなった

準高所滞在開始 6日後に特われた間島史的トレーニングテスト時の生理的応答をみると

所滞在開始前と大きな護は認められないまた 11日後に行われた乳酸カーブテストにより

導出されたデータ会みる限りそのときの最大下運動時の生理的応答は準高所i帯夜前すなわ

ち平地とほぼ|司じであったこれらは本研究で設定した程度の高所環境であり血中学し酸濃

度が5mrnollを下回るような中等度以下の運動であれば準高所曝露後6日程度で平地とほほ

同強度の連動を実施することができることを示壊している

これらの結果iえ鍛錬者を対象とし本研究と同程度の標高を用いて行われた先行研究の結

果611) を るものであるしたがって本研究で対象としたような競技力が高くかつ鍛

錬度が高い競技者では準高所トレhellipニングを実施することで高所トレーニングによっても

たらされる諸効果令接待できる可能性がある同時に準高所トレーニングにおいてもその

藩在初期には処方Tるトレhellipニングの蓋と糞について充分な主意が必要であるといえよう

(2) 準高所トレーニング前後の変北

対象者BCDのV-La飴線をみると準高所帯在後 I弓ー泳連変に対する

の値が抵くなっていた V25とV4olま準高所滞在終了後に向上する傾向があり特にVZ5の

変化は額著であった最大努力泳の泳速疫については有意差こそ霊かながら認められなかっ

たものの (p 0β58)滞在終了後に高い傾向であった最大努力泳後のいは開テスト

ほ同じであったこれらの結果は本研究で対象とした続技レベルの高い競泳選手を対象にト

レーニングプログラムを作成する場合準高所トレーニングを取り入れることが有効である可

能性を示唆するものであろう

この点について400m泳実施時の有酸素性代謝と無酸素性代謝の質献がおよそ 8 2である

91 2005 競泳選手における象潟fflトレーニングの可能性(森谷塁審華奈 110護憲今村嘉援〉

ことが報告されている 151ぶことに鑑みれば i零在終了後にみられた泳能力の改善は

的な逮動遂行能力よりむしろ LTやOBしAに景3響を及iますような有酸素的な運動遂行能力の

によるものと考えることができる

低酸紫馴化すると赤血球数ヘモグロピン濃度ヘマトクリット債が増大する 7812) こ

れらの反応が起こるためには砥酸素環境暴露によるエリスロポエチンの分拡が充進し網状

赤血球が増揺する過程を経る 4三

準高醗i事在前後では何れの総定壌践についても準高所講在書官後の有意差は語められなかっ

たもののエリスロポエチンがすべての対象者において準高所滞悲 2日自に増加した網状赤

血球については対象者BおよびCに準高所帯在による向上か官められた一方で対象者Dに

ついては準高所滞在前後でほぼ悶じ僚が示された一方赤血球数ヘモグロピンj農度ヘマ

トクリットについては対象者BDにおいて準高所滞在後に場加が認められたが対象者じ

では準高所帯在後に低下していた

これらのことは準高所曝露の斜激を受けた結果ょにリスロポエチンが増結していてもそ

の授のち足15についてはかなりの領人楚が姦在することを示綾している対象者Cの鶏待と

の反応については トレーニングによる鼠襲量増大によるみかけの減鼠疫反5である可能性があ

るエリスロポエチンが分誌され網状赤血球が増えたとしても赤血球ヘモグロビン濃

度ヘマトクリット値などが増加するためには トレーニングや栄養摂取などの要因が複雑に

ると考えられることから実際には造血は起こっていなかった可能性もある

いずれにせよ詳細は不明であるため対象者を多様化したり泡液検査の実撞頻度や検査

項慢をま援やしたりするなどの手段で準高所トレーニング実務後の有酸素性作業詑の改善につ

いてさらに検討をすすめる必繋があろう

5まとめ

トレーニング竪が長くかっ競技力が高い選手会対象とした準高所トレーニング

に関する資料を得ることを呂釣としたそのため大学男子エリート競泳長距離選手4名

象とし訪日間の準高所(海抜1280m) トレーニングとその前後 2日間ずつを含む20E3罪悪の

明らかにした

すべての対象者において準高所滞在開始 3日後では問一泳速度における血中

乳酸濃度が商くなる傾向が認められた問hellip泳速度における心拍数や動脈血酸素飽和度をみて

も準高所滞在開始3日後に前者では蒔く後者では抵くなる傾肉がみられたこのような傾

92 中央大学保健体育研究所紀要 第23号

向は乳酸カーブテストから導出される血中乳酸瀧度25および40rnmollに相当する泳速度

(V25V40) の変化にも現れていたさらに間欺的トレーニング実施後の血中乳酸捜度は

準高所滞在開始2日後で滞在開始前に比べて有意に高かった以上のような生理的変化は

乳酸カーブテストでは高所滞在開始11日後に問欺的トレーニングテストでは高所滞在開始

6日後にほぼ消失した他方準高所トレーニング期間の前後に行われた乳酸カーブテストの

結果より V25V40および400mの最大努力泳のパフォーマンスは準高所トレーニングによっ

て改善された

これらのデータから鍛錬度の極めて高い競技者においては海抜12泡伽nという準高所にお

いても 2000m以上の標高において示されるものと同様の生理的応答が生じいわゆる OBLA

あたりまでの運動強度であれば準高所滞在開始後6日目には平地とほぼ同様のトレーニング

が実施できるようになる可能性が示された

参考文 献

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Page 6: 」jIノィッg[jOフツ¥ォkcg[jO、ヌl 」jIノィッg[jOフツ¥ォ。ィu。コ ェ エY v 約 J。エ G[gxフwwqキ」」jI 4シホロ i アC 16ヤフ{C 12 DA} gcjOタオス.g[jOヤニサフOノv

82 中央大寺金保健体脊研究所紀要 第23サ

水泳距離を所要時間で除すことで算出した Laについては第 1試技と第 2試技では運動終

了60秒後第3試技と第 4試技では運動終了90秒後第 5試技では運動終了 180秒後に指

尖から連出させた血液を携帯型自動分析機ラクテートプロアークレイ杜)にかけることで

した密1) HRは運動終了後鹿ちに対象者自身iこ妨水型心始トランスミッター(パン

テージXLPolar社)を胸部にあてさ佼運動終了後の最高銭安導出した Sp02については

運動終了後産ちに携帯翠パルスオキシメータ (N-20Nellcor社〉のプローブを左手人蒸し提

ることマ導出した RPEについては HRおよびSpOzの測定が終了後直ちに Borg

の15スケー vの8本語対応表を対象者に提示し対象者に呂頭で開容させたー

こ2)を従属変数とするこ次回帰分析により算出した(醤Laを独立変数V土l酪線V-La

の曲線関係から取中学し酸護震25mMおよび40mMに桔当する泳連麗 (V25V40) を算出し

たすなわち VZ5およびV40は V-La曲線に25mMおよび40mMの取中乳酸濃変の儀令内挿

することで算出した密 2)また Vとい以外の変数問の関連鷺 (v必 RV-RPE人Sp02)

については Vを独立変数もう一方を従属変数とする一次回帰分析を行うことで求めた(関

2) これらの露連性からは V25およびV40出現時のHR(HR VZ5HR V40) RPE (RPE

VZ5RPE V40) およびSp02(SpOz V25SpOz V40) を求めたすなわち V必R車線

V-RP日車線 V-SpOz直線にそれぞれV25およびV4βの健を内挿することで上記評価値を算出

した(図 2)

曹のldquo目トョョ

V

Fig 2 How to find a relativ母母valuationvalu時

fromLactate Curvき令加も

凶仏凶

喝同

2005 競泳選手における貴重高所トレーニングの可能性森谷ま審議主加藤今村 E寄緩) 83

(5) 閑欺的トレーこングテスト

間欺的トレhellipニングテストは 80秒毎に 1infinmを15回繰り返す間歌的水泳運動を 1セットと

しぞれそ 2度繰り返すものであったこのときの運動強度については 1セット目を V25

2セット悶そ町oに設定した対象者に対する連動強肢の指示を 100mあたりの泳タイムで

った選動問の休息は 80秒から運動時間を差し引いた時間であり運動時間と休息時聞

については 1セット自で64秒と 16秒 2セット自で62秒と 18秒となった

潤数約トレhellipニングテストでは間歌的水泳連動における平均泳連変 (v)をセット毎に求

めたまた各セット終了後には乳接カーブテスト持と同一の手織によってLaHR RPE

およびSPU2の瀦窓を行った

(6) 統計室長環

平均値土標準偏差で示した各測定分析環器における平均値の綾時的変化の検

はおonferroniの多重比較法を用いたなお 一元配置散分析によって

られた項目についてのみ適用した有意水準については 5に設定した

3結果

(1) 鼠液検驚

iさ13に準高所滞在の前後と滞在開始2B 13に行われた鼠液検驚の給3誌を示した赤血球数

土1560vsgd]040二七34(15がへそグロピ601510-土512vs61pl00810 二と(505

土7519吉V叙311ご七MCV (9250)t180こ4690vs40 土1(4663gd])ヘマトクリット081

之招致) MCH (3060土llOpgvs 3045こと116pg)MCHC (3310土O認vs 3325土053)

土1350VS0419ごと(925については準高所滞在の蔀後でほ玄関ーであった鱗状赤旗球数

5740)では手言葉差は認められなかったものの 4名中 3名の値が準高所帯在後に高まって

いた また よじりスロポエチン 0763 ml2313 ml VS 1450土289Ul651mニヒ Ul610mこと

mUrru)については対象者会員が滞在2日目に高くなる傾向が主訴されたが統計上有意では

なかった

(2) 乳酸カーブテスト

3に乳酸カーブテストにより得られた会変数の結果

後と滞殺終了後の乳酸カーブテストを実施できなかっ

なお高所滞在開始11日

は統計処理対象外とした

84

5~話

520

GMhuch

5象10

hM

51infin 490

中央大学保健体育研究所紀要 合事23寺子

33部「

3200ト くgt-- 令 31infinト

30infin- = iiP4 29朗 ケ 一 一 ー も明

28infinOW

480 27加 pre post post

1650 r 34infin 1600 ト 3350

〈ゆ小)ハ〉叩門》》点

1550 33朗gGmwぷ 門戸

1500 32鵠

1450 32infinMM 1400

MUOJWJgM

器削向

パ仰向

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川口

1350 3150 pr号 post pre post

5000 4900 48infin 仏~副

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4700 46加

択にyenも45加 10加 4400 43infin 官

U

5infin 4200 4100 000

pr日 post pre post

9800 3500 r

合600 ~ 30infinト

9400 35infinト

t--1 20009200 戸

一一

MUhv

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901鈴 1500えJ ト3窓

ぷ材料相級

CQCiM

容器郎 10infinト

5却ト総治

Oinfin拡infinpre post pre altitude post

Fig3 Results of blood tests for consid日ringthe adaptation to low altitude

また高所滞在開始 15日目に実施したテストについては対象者Bが体調不良のために

テスト ず結果統計対象者が2名となったため統計処理の対象から外した

(TlT2 T3T4) においてテスト関 きな援が認められたのは La (Tl

T4)HR (T2T3T4)SpOz (T4)であり何れもi謬寂跨始3時後で顕著な変動が示されて

いた 3)他方最大努力泳であるもではを RPEについてのみテスト鵠の有意差が認めら

れた 3)

2005 競泳選手における滋長議所トレhellipニングの可能性(森谷謀議長京加藤今村高橋) 85

τ畠 ble3 Physiological resposes to Lactat自 Curv喧 Test

P宣告 day3 day 11 post

V後 Tl (mlsec) 工 42こ1 002 142 l 001 002ニと 141 002ニと421

V長安 T2 (mlsec) 1 48士 002 147土 002 145金 000 147 l 002

llsec)(釘 T3参Vlt 1 53 002 153 l 0infin 002 二七 521 1 52こ1 003

VT4 (mls日 c) 1 59こ1 002 1 60 l 001 1 58 l 002 1 58土 002

w議 T5(mlsec) 1 63会 004 167ま 003

LaTj (mmoJJl) 1 33土 031 |「ーホ

187 l 015

120玄 01 0 107 l 01 5

LaT2 (mmoJJl) 1 23 l 021 183土 040 137 l 021 工 03土 01 5

LaT3 (mmoれ 217 015 387 l 153 233七 012 工 40ま 026

LaT4 (mmoJJl)

「helliphellip榊

098ゴこ457 lfI

111 3 l 231

判一hellip

こ士540 1 48 287土 038

LaT5 (mmoJJl) 099ニヒ1033 1067土1 69

HRTyen (beatsmin) 12267士 1721 144β7士 924 13467え 1419 136infin土 346

刻住

156β土「 4-04-HRT2(beatsmin)

HRT3(beatslrnin)

33115 513二七

16267 252二土

14533 808 14000土 346

当彦

16告 00土 1054 ぬ 433会 321 15200 l 346

HRT4(b君品 tsrnin) 17533 l 416 18067 l 651

間 T5(b開 tsrnin) 18033土896

17067 462ごと 16267土 503

18000 l 1039

RPE~接 Tl 767ま1 53 1067土 404 9infinニ1 3紛 900土 265

RPET2 265こヒ1100 1167 l 416 1133土 252 1167土 208

RPET3 265と1200 1433 l 306 1367 208 13infinl 173

RPET4 15infinl 200 1733土 2錦 1567 115 1467二i 05事

RPET5 土 058

SpOZTl () 94船二 361 9433土11 5 infinlゴニ9400 9767土 058

Sp02T2 () 9333土 058 9367士1 53 9367ニl 289 9733土11 5

Sp02Ta () 9233 l 289 9067土 289 9433 208 9667土1 53

Sp02(l者 T4 () 9300土 361 88infinl 557 93悌l 1 73 94infin土 3加

Sp02T5 () 90infin会 458

Vi誌 u母 sarem君潔 ls l SD Plt005 Pく 001

VM母語 nvelocityLa blood lac泌総合 oncを ntrationHR h鎗 rtrate RPE ra俊勝fperceived exe氏 ion T5 5th1怠trT4 4th al凶3rdてら1凶昌2ndT21紅おTl1st富田鈴組協側lbloodoxy総長昌ar紙S 1凶品

86 中央大学保健体脊研究所紀要 宮容認号

Table 4 Ch註ngesm r貯lativeevaluation value of lact誌を curvetをstduringlow altitude training

pre dぐly3 dayll post

V25 (mlsec) 154 t003 150土003 152土003 工56t002

γ一hellip一一本向 (mls壱c) 157金 003 153会

日日V25(beatsmin) 161ldquo00土361

民総V4o(bea総刷n) 16833 t058 16767土666 168infin=とlinfin 16433土462

RPEV25 1333玄146 1347土341 1347 1鎚 1405tLl7

RPEV4告 1451二t 144 1449 t317 1502土180 1501 086

Sp02V25 () 9212 256 9212土360 9332士2 infin 告505 243

SpOZV40 () 9175 292ごと 9118と427 9334t217

Valu号sar岩波le叙 18士SD Pく 005Plt 001

V Mean velocityHR h畦artrate即日ra出 gsof perceived ex椛 ionSp02 arterial blood oxyg加

saturationV25 swimmおgv坦locityequivalent to blood lactate concentration 25mM V40swimm鈴g velocity号quivalentto blood lactate concentration 40mM

4は乳酸カーブテストより得られたVと他の生理的変数との関係から導出された相対的

評部緩すなわちV25V40HR V25HRぬふ RPEV25RPE V40SPUz V25および

SpU2 V4uの平均億二七標準偏差を示したものlあるV25およびV4Oは高所i護主E摺始3日後

で豪華苦に低下し 11白後で平地問様のレベルまで朗捜し滞在終了後には向上していた(表

4) 一方 VZ5およびV40を除く相対的評価値については伺れにおいてもテスト関における

有意悲は認められなかった(表 4)

なお留4にすべての乳酸カhellipブテストから導出したVとLa HRRPEおよびSpUzとの

関連性について対象者毎に訴した

(3) 簡歎飴トレーニングテスト

Sに閥歌的トレーニングテストにおける VLaHRRPESPUzを示す 1酉尽のテ

ストを実務できなかった対象者Aは統計処理対象外としたこれらの変数のうち Laにつ

いてのみ有意差が示されたすなわち準高所滞在開始2B後のMは l-tット百 2セッ

ト誌の商セットとも準高所滞在前後よりも高かった(表 5)また準高所滞在 6日吾の訴

は平地とほほ問様であり準高所務在後のLaは最も慌い債であった表 5)

HRおよびRPEについてはテスト謁でほほ向様の僚が示されたSpUzについては

こそ認められなかったものの準高所滞在2BEJおよび6日自に何れの対象者においても平

地よりも怯い傾舟であった(表 5)

bullbull

1000

口叩令一 PREhellip口hellip DAY3叩一歩larr-DAY15

2infin5 後泳選手こtける君主主主義号ト ングの可能性森谷語審霊長加護憲今季す 高橋) 87

SU13JECTA

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70 60 50

8β 70 60

40 50 30 3 40叫

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20 30 2010

00 1β 00

140 145 150 155 160 165

V (rnsec)

Fig4a

145 150 155 160 165 工70140

V (rn器詰 c)

Results ofしactatを Cur間 百st(subject A13)

88 ヰ9と大学保護軍体育研究所紀要 妻鹿 23サ

SUBJECT C SUBJECTD

1000

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0問 DAY3 100 ゼケhellip DAYll ~ 90-今larr-DAY 15 議 80bullを 9β ト --POST E 70

3 60 350

4032 30 20 10 00

140 145 155 160 165 170 135 140 145 150 155 160 165 170

V (mls告c)

Results of Lactat告Cぽ判決st(subject CD)

V (mlsec)

Fig4b

日制《叫ば

89 2infin5 競泳選霊祭における首長高所トレーニングの可能性(森谷藤原加綴今村高橋)

Table 5 Physiological rむspos昔話 tothe intermittent tr滋ningtぞst

pr告 d品y2 d畠y6 day 13

5353 10β2 11003 二七 t 152 1003 152程V (m1sec) 1st s 003二七

2nd set 158 1003 158土003 157 001 158土003

La (rnmoll) 1st s暗t 117 1032 177土015 153 040オニ 1infin土 020

40土7 031 1471品071ニ七021土2ndset 193 257 7

HR (beatslmin) 1st s校 14667土208 14800 1964 15400金 361 152infinニと 917

2nds母t 16800 10部 16233土生き3 16867ごと毛布35 16200こ1103き

RPE 1st s号t 11infin土000 1133 1200こ12部 73土11200289二七

2nds日t 1367土l53 1433 1252 15infinこ12β5 1433まl53

SpOz () 1st set 9470 1208 9270土115 9170 1153 9330士115

2nds控t 9330土115 9170土153 9330土2白089070 231 1

Results are m号制s SD PltOβ5

4考察

本研究では トレーニング歴が長くかっ競技レベルが高い男子競泳灘手を対象に海抜

1 280mでの準高所トレーニングにおける水泳選勤時の生理的時答について検討したそのた

めまず泳者の持久的能力の変化を示すとされている V-La曲線とそこから導かれるV25と

以こ着岳したこれは本研究の対象者はウォームアップクhellipリングダウン技術的ト

レーニングを除けば V25およびV40でのトレhellipニングが年聞を避して最も多いことによる

また V25とV40は競泳選手の持久的泳能力やそのトレーニング効来の判定に有効であると

されている 9)

(1) 準墓所滞夜絡にみられる生理的感答

ヒトの最大酸素摂離農は fi酸素環境下において母下することがよく知られている最大

酸素摂取量の高い人は儀い人に比べて低駿索の影響を強く受けることが報告されている1

に満たない標高でも最大酸素摂取量の低下が観察されn肋1αまたエリートアスリートは

る5守 1314)

本研究の対象者は会菌大会81立以内入賞という高い競技歴を持ちかつ準高所トレhellipニン

グ需給前に充分な競泳トレーニングを穣み緩めて鍛錬度の高い競技者であったそのため

14) 310

対象者は高い最大酸素摂取量を有しており詑較的標高の器い準高街環境においても

事 ゆ央大伊保健体育研究所紀要 第 23~苦

の彰響を受けやすい可能性が考えられるー

乳酸カーブテストのデhellipタより準高所滞在初期(3臼呂)に T3およびT4時の身体負担

震が高くなっている様子が窺えたまた V25V40の搾れにおいても爆露前よりも有意に

怪くかつ搾れの対象者においても時一泳速度におけるLa HRは高く SPU2が悲い傾向

が認められたさらに符ーの泳連環で行われた最大下の詩歌告さ水泳トレーニング時の準高所

薄在初離は a認の加は滞謀議よりも有意に高かった詩歌的インターバルテスト持の

準高所講義 28おの SPU2については有意差こそ認められなかったもののすべての対象者

において滞在開始前よりも散い銭前にあったこれらのことから長く鍛錬された競技者を対

象とする場合海抜12日蹴れという準高所であってもその滞在初期には器地とは異なる

応答が生じることが鳴らかとなった

準高所滞在開始 6日後に特われた間島史的トレーニングテスト時の生理的応答をみると

所滞在開始前と大きな護は認められないまた 11日後に行われた乳酸カーブテストにより

導出されたデータ会みる限りそのときの最大下運動時の生理的応答は準高所i帯夜前すなわ

ち平地とほぼ|司じであったこれらは本研究で設定した程度の高所環境であり血中学し酸濃

度が5mrnollを下回るような中等度以下の運動であれば準高所曝露後6日程度で平地とほほ

同強度の連動を実施することができることを示壊している

これらの結果iえ鍛錬者を対象とし本研究と同程度の標高を用いて行われた先行研究の結

果611) を るものであるしたがって本研究で対象としたような競技力が高くかつ鍛

錬度が高い競技者では準高所トレhellipニングを実施することで高所トレーニングによっても

たらされる諸効果令接待できる可能性がある同時に準高所トレーニングにおいてもその

藩在初期には処方Tるトレhellipニングの蓋と糞について充分な主意が必要であるといえよう

(2) 準高所トレーニング前後の変北

対象者BCDのV-La飴線をみると準高所帯在後 I弓ー泳連変に対する

の値が抵くなっていた V25とV4olま準高所滞在終了後に向上する傾向があり特にVZ5の

変化は額著であった最大努力泳の泳速疫については有意差こそ霊かながら認められなかっ

たものの (p 0β58)滞在終了後に高い傾向であった最大努力泳後のいは開テスト

ほ同じであったこれらの結果は本研究で対象とした続技レベルの高い競泳選手を対象にト

レーニングプログラムを作成する場合準高所トレーニングを取り入れることが有効である可

能性を示唆するものであろう

この点について400m泳実施時の有酸素性代謝と無酸素性代謝の質献がおよそ 8 2である

91 2005 競泳選手における象潟fflトレーニングの可能性(森谷塁審華奈 110護憲今村嘉援〉

ことが報告されている 151ぶことに鑑みれば i零在終了後にみられた泳能力の改善は

的な逮動遂行能力よりむしろ LTやOBしAに景3響を及iますような有酸素的な運動遂行能力の

によるものと考えることができる

低酸紫馴化すると赤血球数ヘモグロピン濃度ヘマトクリット債が増大する 7812) こ

れらの反応が起こるためには砥酸素環境暴露によるエリスロポエチンの分拡が充進し網状

赤血球が増揺する過程を経る 4三

準高醗i事在前後では何れの総定壌践についても準高所講在書官後の有意差は語められなかっ

たもののエリスロポエチンがすべての対象者において準高所滞悲 2日自に増加した網状赤

血球については対象者BおよびCに準高所帯在による向上か官められた一方で対象者Dに

ついては準高所滞在前後でほぼ悶じ僚が示された一方赤血球数ヘモグロピンj農度ヘマ

トクリットについては対象者BDにおいて準高所滞在後に場加が認められたが対象者じ

では準高所帯在後に低下していた

これらのことは準高所曝露の斜激を受けた結果ょにリスロポエチンが増結していてもそ

の授のち足15についてはかなりの領人楚が姦在することを示綾している対象者Cの鶏待と

の反応については トレーニングによる鼠襲量増大によるみかけの減鼠疫反5である可能性があ

るエリスロポエチンが分誌され網状赤血球が増えたとしても赤血球ヘモグロビン濃

度ヘマトクリット値などが増加するためには トレーニングや栄養摂取などの要因が複雑に

ると考えられることから実際には造血は起こっていなかった可能性もある

いずれにせよ詳細は不明であるため対象者を多様化したり泡液検査の実撞頻度や検査

項慢をま援やしたりするなどの手段で準高所トレーニング実務後の有酸素性作業詑の改善につ

いてさらに検討をすすめる必繋があろう

5まとめ

トレーニング竪が長くかっ競技力が高い選手会対象とした準高所トレーニング

に関する資料を得ることを呂釣としたそのため大学男子エリート競泳長距離選手4名

象とし訪日間の準高所(海抜1280m) トレーニングとその前後 2日間ずつを含む20E3罪悪の

明らかにした

すべての対象者において準高所滞在開始 3日後では問一泳速度における血中

乳酸濃度が商くなる傾向が認められた問hellip泳速度における心拍数や動脈血酸素飽和度をみて

も準高所滞在開始3日後に前者では蒔く後者では抵くなる傾肉がみられたこのような傾

92 中央大学保健体育研究所紀要 第23号

向は乳酸カーブテストから導出される血中乳酸瀧度25および40rnmollに相当する泳速度

(V25V40) の変化にも現れていたさらに間欺的トレーニング実施後の血中乳酸捜度は

準高所滞在開始2日後で滞在開始前に比べて有意に高かった以上のような生理的変化は

乳酸カーブテストでは高所滞在開始11日後に問欺的トレーニングテストでは高所滞在開始

6日後にほぼ消失した他方準高所トレーニング期間の前後に行われた乳酸カーブテストの

結果より V25V40および400mの最大努力泳のパフォーマンスは準高所トレーニングによっ

て改善された

これらのデータから鍛錬度の極めて高い競技者においては海抜12泡伽nという準高所にお

いても 2000m以上の標高において示されるものと同様の生理的応答が生じいわゆる OBLA

あたりまでの運動強度であれば準高所滞在開始後6日目には平地とほぼ同様のトレーニング

が実施できるようになる可能性が示された

参考文 献

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Page 7: 」jIノィッg[jOフツ¥ォkcg[jO、ヌl 」jIノィッg[jOフツ¥ォ。ィu。コ ェ エY v 約 J。エ G[gxフwwqキ」」jI 4シホロ i アC 16ヤフ{C 12 DA} gcjOタオス.g[jOヤニサフOノv

2005 競泳選手における貴重高所トレーニングの可能性森谷ま審議主加藤今村 E寄緩) 83

(5) 閑欺的トレーこングテスト

間欺的トレhellipニングテストは 80秒毎に 1infinmを15回繰り返す間歌的水泳運動を 1セットと

しぞれそ 2度繰り返すものであったこのときの運動強度については 1セット目を V25

2セット悶そ町oに設定した対象者に対する連動強肢の指示を 100mあたりの泳タイムで

った選動問の休息は 80秒から運動時間を差し引いた時間であり運動時間と休息時聞

については 1セット自で64秒と 16秒 2セット自で62秒と 18秒となった

潤数約トレhellipニングテストでは間歌的水泳連動における平均泳連変 (v)をセット毎に求

めたまた各セット終了後には乳接カーブテスト持と同一の手織によってLaHR RPE

およびSPU2の瀦窓を行った

(6) 統計室長環

平均値土標準偏差で示した各測定分析環器における平均値の綾時的変化の検

はおonferroniの多重比較法を用いたなお 一元配置散分析によって

られた項目についてのみ適用した有意水準については 5に設定した

3結果

(1) 鼠液検驚

iさ13に準高所滞在の前後と滞在開始2B 13に行われた鼠液検驚の給3誌を示した赤血球数

土1560vsgd]040二七34(15がへそグロピ601510-土512vs61pl00810 二と(505

土7519吉V叙311ご七MCV (9250)t180こ4690vs40 土1(4663gd])ヘマトクリット081

之招致) MCH (3060土llOpgvs 3045こと116pg)MCHC (3310土O認vs 3325土053)

土1350VS0419ごと(925については準高所滞在の蔀後でほ玄関ーであった鱗状赤旗球数

5740)では手言葉差は認められなかったものの 4名中 3名の値が準高所帯在後に高まって

いた また よじりスロポエチン 0763 ml2313 ml VS 1450土289Ul651mニヒ Ul610mこと

mUrru)については対象者会員が滞在2日目に高くなる傾向が主訴されたが統計上有意では

なかった

(2) 乳酸カーブテスト

3に乳酸カーブテストにより得られた会変数の結果

後と滞殺終了後の乳酸カーブテストを実施できなかっ

なお高所滞在開始11日

は統計処理対象外とした

84

5~話

520

GMhuch

5象10

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51infin 490

中央大学保健体育研究所紀要 合事23寺子

33部「

3200ト くgt-- 令 31infinト

30infin- = iiP4 29朗 ケ 一 一 ー も明

28infinOW

480 27加 pre post post

1650 r 34infin 1600 ト 3350

〈ゆ小)ハ〉叩門》》点

1550 33朗gGmwぷ 門戸

1500 32鵠

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1350 3150 pr号 post pre post

5000 4900 48infin 仏~副

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5infin 4200 4100 000

pr日 post pre post

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合600 ~ 30infinト

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t--1 20009200 戸

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901鈴 1500えJ ト3窓

ぷ材料相級

CQCiM

容器郎 10infinト

5却ト総治

Oinfin拡infinpre post pre altitude post

Fig3 Results of blood tests for consid日ringthe adaptation to low altitude

また高所滞在開始 15日目に実施したテストについては対象者Bが体調不良のために

テスト ず結果統計対象者が2名となったため統計処理の対象から外した

(TlT2 T3T4) においてテスト関 きな援が認められたのは La (Tl

T4)HR (T2T3T4)SpOz (T4)であり何れもi謬寂跨始3時後で顕著な変動が示されて

いた 3)他方最大努力泳であるもではを RPEについてのみテスト鵠の有意差が認めら

れた 3)

2005 競泳選手における滋長議所トレhellipニングの可能性(森谷謀議長京加藤今村高橋) 85

τ畠 ble3 Physiological resposes to Lactat自 Curv喧 Test

P宣告 day3 day 11 post

V後 Tl (mlsec) 工 42こ1 002 142 l 001 002ニと 141 002ニと421

V長安 T2 (mlsec) 1 48士 002 147土 002 145金 000 147 l 002

llsec)(釘 T3参Vlt 1 53 002 153 l 0infin 002 二七 521 1 52こ1 003

VT4 (mls日 c) 1 59こ1 002 1 60 l 001 1 58 l 002 1 58土 002

w議 T5(mlsec) 1 63会 004 167ま 003

LaTj (mmoJJl) 1 33土 031 |「ーホ

187 l 015

120玄 01 0 107 l 01 5

LaT2 (mmoJJl) 1 23 l 021 183土 040 137 l 021 工 03土 01 5

LaT3 (mmoれ 217 015 387 l 153 233七 012 工 40ま 026

LaT4 (mmoJJl)

「helliphellip榊

098ゴこ457 lfI

111 3 l 231

判一hellip

こ士540 1 48 287土 038

LaT5 (mmoJJl) 099ニヒ1033 1067土1 69

HRTyen (beatsmin) 12267士 1721 144β7士 924 13467え 1419 136infin土 346

刻住

156β土「 4-04-HRT2(beatsmin)

HRT3(beatslrnin)

33115 513二七

16267 252二土

14533 808 14000土 346

当彦

16告 00土 1054 ぬ 433会 321 15200 l 346

HRT4(b君品 tsrnin) 17533 l 416 18067 l 651

間 T5(b開 tsrnin) 18033土896

17067 462ごと 16267土 503

18000 l 1039

RPE~接 Tl 767ま1 53 1067土 404 9infinニ1 3紛 900土 265

RPET2 265こヒ1100 1167 l 416 1133土 252 1167土 208

RPET3 265と1200 1433 l 306 1367 208 13infinl 173

RPET4 15infinl 200 1733土 2錦 1567 115 1467二i 05事

RPET5 土 058

SpOZTl () 94船二 361 9433土11 5 infinlゴニ9400 9767土 058

Sp02T2 () 9333土 058 9367士1 53 9367ニl 289 9733土11 5

Sp02Ta () 9233 l 289 9067土 289 9433 208 9667土1 53

Sp02(l者 T4 () 9300土 361 88infinl 557 93悌l 1 73 94infin土 3加

Sp02T5 () 90infin会 458

Vi誌 u母 sarem君潔 ls l SD Plt005 Pく 001

VM母語 nvelocityLa blood lac泌総合 oncを ntrationHR h鎗 rtrate RPE ra俊勝fperceived exe氏 ion T5 5th1怠trT4 4th al凶3rdてら1凶昌2ndT21紅おTl1st富田鈴組協側lbloodoxy総長昌ar紙S 1凶品

86 中央大学保健体脊研究所紀要 宮容認号

Table 4 Ch註ngesm r貯lativeevaluation value of lact誌を curvetをstduringlow altitude training

pre dぐly3 dayll post

V25 (mlsec) 154 t003 150土003 152土003 工56t002

γ一hellip一一本向 (mls壱c) 157金 003 153会

日日V25(beatsmin) 161ldquo00土361

民総V4o(bea総刷n) 16833 t058 16767土666 168infin=とlinfin 16433土462

RPEV25 1333玄146 1347土341 1347 1鎚 1405tLl7

RPEV4告 1451二t 144 1449 t317 1502土180 1501 086

Sp02V25 () 9212 256 9212土360 9332士2 infin 告505 243

SpOZV40 () 9175 292ごと 9118と427 9334t217

Valu号sar岩波le叙 18士SD Pく 005Plt 001

V Mean velocityHR h畦artrate即日ra出 gsof perceived ex椛 ionSp02 arterial blood oxyg加

saturationV25 swimmおgv坦locityequivalent to blood lactate concentration 25mM V40swimm鈴g velocity号quivalentto blood lactate concentration 40mM

4は乳酸カーブテストより得られたVと他の生理的変数との関係から導出された相対的

評部緩すなわちV25V40HR V25HRぬふ RPEV25RPE V40SPUz V25および

SpU2 V4uの平均億二七標準偏差を示したものlあるV25およびV4Oは高所i護主E摺始3日後

で豪華苦に低下し 11白後で平地問様のレベルまで朗捜し滞在終了後には向上していた(表

4) 一方 VZ5およびV40を除く相対的評価値については伺れにおいてもテスト関における

有意悲は認められなかった(表 4)

なお留4にすべての乳酸カhellipブテストから導出したVとLa HRRPEおよびSpUzとの

関連性について対象者毎に訴した

(3) 簡歎飴トレーニングテスト

Sに閥歌的トレーニングテストにおける VLaHRRPESPUzを示す 1酉尽のテ

ストを実務できなかった対象者Aは統計処理対象外としたこれらの変数のうち Laにつ

いてのみ有意差が示されたすなわち準高所滞在開始2B後のMは l-tット百 2セッ

ト誌の商セットとも準高所滞在前後よりも高かった(表 5)また準高所滞在 6日吾の訴

は平地とほほ問様であり準高所務在後のLaは最も慌い債であった表 5)

HRおよびRPEについてはテスト謁でほほ向様の僚が示されたSpUzについては

こそ認められなかったものの準高所滞在2BEJおよび6日自に何れの対象者においても平

地よりも怯い傾舟であった(表 5)

bullbull

1000

口叩令一 PREhellip口hellip DAY3叩一歩larr-DAY15

2infin5 後泳選手こtける君主主主義号ト ングの可能性森谷語審霊長加護憲今季す 高橋) 87

SU13JECTA

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SUBJECTB

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70 60 50

8β 70 60

40 50 30 3 40叫

J

20 30 2010

00 1β 00

140 145 150 155 160 165

V (rnsec)

Fig4a

145 150 155 160 165 工70140

V (rn器詰 c)

Results ofしactatを Cur間 百st(subject A13)

88 ヰ9と大学保護軍体育研究所紀要 妻鹿 23サ

SUBJECT C SUBJECTD

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120ロ

100 100

120 PRE 110 口ー_

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3 60 350

4032 30 20 10 00

140 145 155 160 165 170 135 140 145 150 155 160 165 170

V (mls告c)

Results of Lactat告Cぽ判決st(subject CD)

V (mlsec)

Fig4b

日制《叫ば

89 2infin5 競泳選霊祭における首長高所トレーニングの可能性(森谷藤原加綴今村高橋)

Table 5 Physiological rむspos昔話 tothe intermittent tr滋ningtぞst

pr告 d品y2 d畠y6 day 13

5353 10β2 11003 二七 t 152 1003 152程V (m1sec) 1st s 003二七

2nd set 158 1003 158土003 157 001 158土003

La (rnmoll) 1st s暗t 117 1032 177土015 153 040オニ 1infin土 020

40土7 031 1471品071ニ七021土2ndset 193 257 7

HR (beatslmin) 1st s校 14667土208 14800 1964 15400金 361 152infinニと 917

2nds母t 16800 10部 16233土生き3 16867ごと毛布35 16200こ1103き

RPE 1st s号t 11infin土000 1133 1200こ12部 73土11200289二七

2nds日t 1367土l53 1433 1252 15infinこ12β5 1433まl53

SpOz () 1st set 9470 1208 9270土115 9170 1153 9330士115

2nds控t 9330土115 9170土153 9330土2白089070 231 1

Results are m号制s SD PltOβ5

4考察

本研究では トレーニング歴が長くかっ競技レベルが高い男子競泳灘手を対象に海抜

1 280mでの準高所トレーニングにおける水泳選勤時の生理的時答について検討したそのた

めまず泳者の持久的能力の変化を示すとされている V-La曲線とそこから導かれるV25と

以こ着岳したこれは本研究の対象者はウォームアップクhellipリングダウン技術的ト

レーニングを除けば V25およびV40でのトレhellipニングが年聞を避して最も多いことによる

また V25とV40は競泳選手の持久的泳能力やそのトレーニング効来の判定に有効であると

されている 9)

(1) 準墓所滞夜絡にみられる生理的感答

ヒトの最大酸素摂離農は fi酸素環境下において母下することがよく知られている最大

酸素摂取量の高い人は儀い人に比べて低駿索の影響を強く受けることが報告されている1

に満たない標高でも最大酸素摂取量の低下が観察されn肋1αまたエリートアスリートは

る5守 1314)

本研究の対象者は会菌大会81立以内入賞という高い競技歴を持ちかつ準高所トレhellipニン

グ需給前に充分な競泳トレーニングを穣み緩めて鍛錬度の高い競技者であったそのため

14) 310

対象者は高い最大酸素摂取量を有しており詑較的標高の器い準高街環境においても

事 ゆ央大伊保健体育研究所紀要 第 23~苦

の彰響を受けやすい可能性が考えられるー

乳酸カーブテストのデhellipタより準高所滞在初期(3臼呂)に T3およびT4時の身体負担

震が高くなっている様子が窺えたまた V25V40の搾れにおいても爆露前よりも有意に

怪くかつ搾れの対象者においても時一泳速度におけるLa HRは高く SPU2が悲い傾向

が認められたさらに符ーの泳連環で行われた最大下の詩歌告さ水泳トレーニング時の準高所

薄在初離は a認の加は滞謀議よりも有意に高かった詩歌的インターバルテスト持の

準高所講義 28おの SPU2については有意差こそ認められなかったもののすべての対象者

において滞在開始前よりも散い銭前にあったこれらのことから長く鍛錬された競技者を対

象とする場合海抜12日蹴れという準高所であってもその滞在初期には器地とは異なる

応答が生じることが鳴らかとなった

準高所滞在開始 6日後に特われた間島史的トレーニングテスト時の生理的応答をみると

所滞在開始前と大きな護は認められないまた 11日後に行われた乳酸カーブテストにより

導出されたデータ会みる限りそのときの最大下運動時の生理的応答は準高所i帯夜前すなわ

ち平地とほぼ|司じであったこれらは本研究で設定した程度の高所環境であり血中学し酸濃

度が5mrnollを下回るような中等度以下の運動であれば準高所曝露後6日程度で平地とほほ

同強度の連動を実施することができることを示壊している

これらの結果iえ鍛錬者を対象とし本研究と同程度の標高を用いて行われた先行研究の結

果611) を るものであるしたがって本研究で対象としたような競技力が高くかつ鍛

錬度が高い競技者では準高所トレhellipニングを実施することで高所トレーニングによっても

たらされる諸効果令接待できる可能性がある同時に準高所トレーニングにおいてもその

藩在初期には処方Tるトレhellipニングの蓋と糞について充分な主意が必要であるといえよう

(2) 準高所トレーニング前後の変北

対象者BCDのV-La飴線をみると準高所帯在後 I弓ー泳連変に対する

の値が抵くなっていた V25とV4olま準高所滞在終了後に向上する傾向があり特にVZ5の

変化は額著であった最大努力泳の泳速疫については有意差こそ霊かながら認められなかっ

たものの (p 0β58)滞在終了後に高い傾向であった最大努力泳後のいは開テスト

ほ同じであったこれらの結果は本研究で対象とした続技レベルの高い競泳選手を対象にト

レーニングプログラムを作成する場合準高所トレーニングを取り入れることが有効である可

能性を示唆するものであろう

この点について400m泳実施時の有酸素性代謝と無酸素性代謝の質献がおよそ 8 2である

91 2005 競泳選手における象潟fflトレーニングの可能性(森谷塁審華奈 110護憲今村嘉援〉

ことが報告されている 151ぶことに鑑みれば i零在終了後にみられた泳能力の改善は

的な逮動遂行能力よりむしろ LTやOBしAに景3響を及iますような有酸素的な運動遂行能力の

によるものと考えることができる

低酸紫馴化すると赤血球数ヘモグロピン濃度ヘマトクリット債が増大する 7812) こ

れらの反応が起こるためには砥酸素環境暴露によるエリスロポエチンの分拡が充進し網状

赤血球が増揺する過程を経る 4三

準高醗i事在前後では何れの総定壌践についても準高所講在書官後の有意差は語められなかっ

たもののエリスロポエチンがすべての対象者において準高所滞悲 2日自に増加した網状赤

血球については対象者BおよびCに準高所帯在による向上か官められた一方で対象者Dに

ついては準高所滞在前後でほぼ悶じ僚が示された一方赤血球数ヘモグロピンj農度ヘマ

トクリットについては対象者BDにおいて準高所滞在後に場加が認められたが対象者じ

では準高所帯在後に低下していた

これらのことは準高所曝露の斜激を受けた結果ょにリスロポエチンが増結していてもそ

の授のち足15についてはかなりの領人楚が姦在することを示綾している対象者Cの鶏待と

の反応については トレーニングによる鼠襲量増大によるみかけの減鼠疫反5である可能性があ

るエリスロポエチンが分誌され網状赤血球が増えたとしても赤血球ヘモグロビン濃

度ヘマトクリット値などが増加するためには トレーニングや栄養摂取などの要因が複雑に

ると考えられることから実際には造血は起こっていなかった可能性もある

いずれにせよ詳細は不明であるため対象者を多様化したり泡液検査の実撞頻度や検査

項慢をま援やしたりするなどの手段で準高所トレーニング実務後の有酸素性作業詑の改善につ

いてさらに検討をすすめる必繋があろう

5まとめ

トレーニング竪が長くかっ競技力が高い選手会対象とした準高所トレーニング

に関する資料を得ることを呂釣としたそのため大学男子エリート競泳長距離選手4名

象とし訪日間の準高所(海抜1280m) トレーニングとその前後 2日間ずつを含む20E3罪悪の

明らかにした

すべての対象者において準高所滞在開始 3日後では問一泳速度における血中

乳酸濃度が商くなる傾向が認められた問hellip泳速度における心拍数や動脈血酸素飽和度をみて

も準高所滞在開始3日後に前者では蒔く後者では抵くなる傾肉がみられたこのような傾

92 中央大学保健体育研究所紀要 第23号

向は乳酸カーブテストから導出される血中乳酸瀧度25および40rnmollに相当する泳速度

(V25V40) の変化にも現れていたさらに間欺的トレーニング実施後の血中乳酸捜度は

準高所滞在開始2日後で滞在開始前に比べて有意に高かった以上のような生理的変化は

乳酸カーブテストでは高所滞在開始11日後に問欺的トレーニングテストでは高所滞在開始

6日後にほぼ消失した他方準高所トレーニング期間の前後に行われた乳酸カーブテストの

結果より V25V40および400mの最大努力泳のパフォーマンスは準高所トレーニングによっ

て改善された

これらのデータから鍛錬度の極めて高い競技者においては海抜12泡伽nという準高所にお

いても 2000m以上の標高において示されるものと同様の生理的応答が生じいわゆる OBLA

あたりまでの運動強度であれば準高所滞在開始後6日目には平地とほぼ同様のトレーニング

が実施できるようになる可能性が示された

参考文 献

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Bl

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93 2005 競泳選手における準高所トレhellipニングの可能性(森谷藤原泌猿今村詩話機〉

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84

5~話

520

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中央大学保健体育研究所紀要 合事23寺子

33部「

3200ト くgt-- 令 31infinト

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901鈴 1500えJ ト3窓

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CQCiM

容器郎 10infinト

5却ト総治

Oinfin拡infinpre post pre altitude post

Fig3 Results of blood tests for consid日ringthe adaptation to low altitude

また高所滞在開始 15日目に実施したテストについては対象者Bが体調不良のために

テスト ず結果統計対象者が2名となったため統計処理の対象から外した

(TlT2 T3T4) においてテスト関 きな援が認められたのは La (Tl

T4)HR (T2T3T4)SpOz (T4)であり何れもi謬寂跨始3時後で顕著な変動が示されて

いた 3)他方最大努力泳であるもではを RPEについてのみテスト鵠の有意差が認めら

れた 3)

2005 競泳選手における滋長議所トレhellipニングの可能性(森谷謀議長京加藤今村高橋) 85

τ畠 ble3 Physiological resposes to Lactat自 Curv喧 Test

P宣告 day3 day 11 post

V後 Tl (mlsec) 工 42こ1 002 142 l 001 002ニと 141 002ニと421

V長安 T2 (mlsec) 1 48士 002 147土 002 145金 000 147 l 002

llsec)(釘 T3参Vlt 1 53 002 153 l 0infin 002 二七 521 1 52こ1 003

VT4 (mls日 c) 1 59こ1 002 1 60 l 001 1 58 l 002 1 58土 002

w議 T5(mlsec) 1 63会 004 167ま 003

LaTj (mmoJJl) 1 33土 031 |「ーホ

187 l 015

120玄 01 0 107 l 01 5

LaT2 (mmoJJl) 1 23 l 021 183土 040 137 l 021 工 03土 01 5

LaT3 (mmoれ 217 015 387 l 153 233七 012 工 40ま 026

LaT4 (mmoJJl)

「helliphellip榊

098ゴこ457 lfI

111 3 l 231

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こ士540 1 48 287土 038

LaT5 (mmoJJl) 099ニヒ1033 1067土1 69

HRTyen (beatsmin) 12267士 1721 144β7士 924 13467え 1419 136infin土 346

刻住

156β土「 4-04-HRT2(beatsmin)

HRT3(beatslrnin)

33115 513二七

16267 252二土

14533 808 14000土 346

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16告 00土 1054 ぬ 433会 321 15200 l 346

HRT4(b君品 tsrnin) 17533 l 416 18067 l 651

間 T5(b開 tsrnin) 18033土896

17067 462ごと 16267土 503

18000 l 1039

RPE~接 Tl 767ま1 53 1067土 404 9infinニ1 3紛 900土 265

RPET2 265こヒ1100 1167 l 416 1133土 252 1167土 208

RPET3 265と1200 1433 l 306 1367 208 13infinl 173

RPET4 15infinl 200 1733土 2錦 1567 115 1467二i 05事

RPET5 土 058

SpOZTl () 94船二 361 9433土11 5 infinlゴニ9400 9767土 058

Sp02T2 () 9333土 058 9367士1 53 9367ニl 289 9733土11 5

Sp02Ta () 9233 l 289 9067土 289 9433 208 9667土1 53

Sp02(l者 T4 () 9300土 361 88infinl 557 93悌l 1 73 94infin土 3加

Sp02T5 () 90infin会 458

Vi誌 u母 sarem君潔 ls l SD Plt005 Pく 001

VM母語 nvelocityLa blood lac泌総合 oncを ntrationHR h鎗 rtrate RPE ra俊勝fperceived exe氏 ion T5 5th1怠trT4 4th al凶3rdてら1凶昌2ndT21紅おTl1st富田鈴組協側lbloodoxy総長昌ar紙S 1凶品

86 中央大学保健体脊研究所紀要 宮容認号

Table 4 Ch註ngesm r貯lativeevaluation value of lact誌を curvetをstduringlow altitude training

pre dぐly3 dayll post

V25 (mlsec) 154 t003 150土003 152土003 工56t002

γ一hellip一一本向 (mls壱c) 157金 003 153会

日日V25(beatsmin) 161ldquo00土361

民総V4o(bea総刷n) 16833 t058 16767土666 168infin=とlinfin 16433土462

RPEV25 1333玄146 1347土341 1347 1鎚 1405tLl7

RPEV4告 1451二t 144 1449 t317 1502土180 1501 086

Sp02V25 () 9212 256 9212土360 9332士2 infin 告505 243

SpOZV40 () 9175 292ごと 9118と427 9334t217

Valu号sar岩波le叙 18士SD Pく 005Plt 001

V Mean velocityHR h畦artrate即日ra出 gsof perceived ex椛 ionSp02 arterial blood oxyg加

saturationV25 swimmおgv坦locityequivalent to blood lactate concentration 25mM V40swimm鈴g velocity号quivalentto blood lactate concentration 40mM

4は乳酸カーブテストより得られたVと他の生理的変数との関係から導出された相対的

評部緩すなわちV25V40HR V25HRぬふ RPEV25RPE V40SPUz V25および

SpU2 V4uの平均億二七標準偏差を示したものlあるV25およびV4Oは高所i護主E摺始3日後

で豪華苦に低下し 11白後で平地問様のレベルまで朗捜し滞在終了後には向上していた(表

4) 一方 VZ5およびV40を除く相対的評価値については伺れにおいてもテスト関における

有意悲は認められなかった(表 4)

なお留4にすべての乳酸カhellipブテストから導出したVとLa HRRPEおよびSpUzとの

関連性について対象者毎に訴した

(3) 簡歎飴トレーニングテスト

Sに閥歌的トレーニングテストにおける VLaHRRPESPUzを示す 1酉尽のテ

ストを実務できなかった対象者Aは統計処理対象外としたこれらの変数のうち Laにつ

いてのみ有意差が示されたすなわち準高所滞在開始2B後のMは l-tット百 2セッ

ト誌の商セットとも準高所滞在前後よりも高かった(表 5)また準高所滞在 6日吾の訴

は平地とほほ問様であり準高所務在後のLaは最も慌い債であった表 5)

HRおよびRPEについてはテスト謁でほほ向様の僚が示されたSpUzについては

こそ認められなかったものの準高所滞在2BEJおよび6日自に何れの対象者においても平

地よりも怯い傾舟であった(表 5)

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1000

口叩令一 PREhellip口hellip DAY3叩一歩larr-DAY15

2infin5 後泳選手こtける君主主主義号ト ングの可能性森谷語審霊長加護憲今季す 高橋) 87

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V (mlsec)

Fig4b

日制《叫ば

89 2infin5 競泳選霊祭における首長高所トレーニングの可能性(森谷藤原加綴今村高橋)

Table 5 Physiological rむspos昔話 tothe intermittent tr滋ningtぞst

pr告 d品y2 d畠y6 day 13

5353 10β2 11003 二七 t 152 1003 152程V (m1sec) 1st s 003二七

2nd set 158 1003 158土003 157 001 158土003

La (rnmoll) 1st s暗t 117 1032 177土015 153 040オニ 1infin土 020

40土7 031 1471品071ニ七021土2ndset 193 257 7

HR (beatslmin) 1st s校 14667土208 14800 1964 15400金 361 152infinニと 917

2nds母t 16800 10部 16233土生き3 16867ごと毛布35 16200こ1103き

RPE 1st s号t 11infin土000 1133 1200こ12部 73土11200289二七

2nds日t 1367土l53 1433 1252 15infinこ12β5 1433まl53

SpOz () 1st set 9470 1208 9270土115 9170 1153 9330士115

2nds控t 9330土115 9170土153 9330土2白089070 231 1

Results are m号制s SD PltOβ5

4考察

本研究では トレーニング歴が長くかっ競技レベルが高い男子競泳灘手を対象に海抜

1 280mでの準高所トレーニングにおける水泳選勤時の生理的時答について検討したそのた

めまず泳者の持久的能力の変化を示すとされている V-La曲線とそこから導かれるV25と

以こ着岳したこれは本研究の対象者はウォームアップクhellipリングダウン技術的ト

レーニングを除けば V25およびV40でのトレhellipニングが年聞を避して最も多いことによる

また V25とV40は競泳選手の持久的泳能力やそのトレーニング効来の判定に有効であると

されている 9)

(1) 準墓所滞夜絡にみられる生理的感答

ヒトの最大酸素摂離農は fi酸素環境下において母下することがよく知られている最大

酸素摂取量の高い人は儀い人に比べて低駿索の影響を強く受けることが報告されている1

に満たない標高でも最大酸素摂取量の低下が観察されn肋1αまたエリートアスリートは

る5守 1314)

本研究の対象者は会菌大会81立以内入賞という高い競技歴を持ちかつ準高所トレhellipニン

グ需給前に充分な競泳トレーニングを穣み緩めて鍛錬度の高い競技者であったそのため

14) 310

対象者は高い最大酸素摂取量を有しており詑較的標高の器い準高街環境においても

事 ゆ央大伊保健体育研究所紀要 第 23~苦

の彰響を受けやすい可能性が考えられるー

乳酸カーブテストのデhellipタより準高所滞在初期(3臼呂)に T3およびT4時の身体負担

震が高くなっている様子が窺えたまた V25V40の搾れにおいても爆露前よりも有意に

怪くかつ搾れの対象者においても時一泳速度におけるLa HRは高く SPU2が悲い傾向

が認められたさらに符ーの泳連環で行われた最大下の詩歌告さ水泳トレーニング時の準高所

薄在初離は a認の加は滞謀議よりも有意に高かった詩歌的インターバルテスト持の

準高所講義 28おの SPU2については有意差こそ認められなかったもののすべての対象者

において滞在開始前よりも散い銭前にあったこれらのことから長く鍛錬された競技者を対

象とする場合海抜12日蹴れという準高所であってもその滞在初期には器地とは異なる

応答が生じることが鳴らかとなった

準高所滞在開始 6日後に特われた間島史的トレーニングテスト時の生理的応答をみると

所滞在開始前と大きな護は認められないまた 11日後に行われた乳酸カーブテストにより

導出されたデータ会みる限りそのときの最大下運動時の生理的応答は準高所i帯夜前すなわ

ち平地とほぼ|司じであったこれらは本研究で設定した程度の高所環境であり血中学し酸濃

度が5mrnollを下回るような中等度以下の運動であれば準高所曝露後6日程度で平地とほほ

同強度の連動を実施することができることを示壊している

これらの結果iえ鍛錬者を対象とし本研究と同程度の標高を用いて行われた先行研究の結

果611) を るものであるしたがって本研究で対象としたような競技力が高くかつ鍛

錬度が高い競技者では準高所トレhellipニングを実施することで高所トレーニングによっても

たらされる諸効果令接待できる可能性がある同時に準高所トレーニングにおいてもその

藩在初期には処方Tるトレhellipニングの蓋と糞について充分な主意が必要であるといえよう

(2) 準高所トレーニング前後の変北

対象者BCDのV-La飴線をみると準高所帯在後 I弓ー泳連変に対する

の値が抵くなっていた V25とV4olま準高所滞在終了後に向上する傾向があり特にVZ5の

変化は額著であった最大努力泳の泳速疫については有意差こそ霊かながら認められなかっ

たものの (p 0β58)滞在終了後に高い傾向であった最大努力泳後のいは開テスト

ほ同じであったこれらの結果は本研究で対象とした続技レベルの高い競泳選手を対象にト

レーニングプログラムを作成する場合準高所トレーニングを取り入れることが有効である可

能性を示唆するものであろう

この点について400m泳実施時の有酸素性代謝と無酸素性代謝の質献がおよそ 8 2である

91 2005 競泳選手における象潟fflトレーニングの可能性(森谷塁審華奈 110護憲今村嘉援〉

ことが報告されている 151ぶことに鑑みれば i零在終了後にみられた泳能力の改善は

的な逮動遂行能力よりむしろ LTやOBしAに景3響を及iますような有酸素的な運動遂行能力の

によるものと考えることができる

低酸紫馴化すると赤血球数ヘモグロピン濃度ヘマトクリット債が増大する 7812) こ

れらの反応が起こるためには砥酸素環境暴露によるエリスロポエチンの分拡が充進し網状

赤血球が増揺する過程を経る 4三

準高醗i事在前後では何れの総定壌践についても準高所講在書官後の有意差は語められなかっ

たもののエリスロポエチンがすべての対象者において準高所滞悲 2日自に増加した網状赤

血球については対象者BおよびCに準高所帯在による向上か官められた一方で対象者Dに

ついては準高所滞在前後でほぼ悶じ僚が示された一方赤血球数ヘモグロピンj農度ヘマ

トクリットについては対象者BDにおいて準高所滞在後に場加が認められたが対象者じ

では準高所帯在後に低下していた

これらのことは準高所曝露の斜激を受けた結果ょにリスロポエチンが増結していてもそ

の授のち足15についてはかなりの領人楚が姦在することを示綾している対象者Cの鶏待と

の反応については トレーニングによる鼠襲量増大によるみかけの減鼠疫反5である可能性があ

るエリスロポエチンが分誌され網状赤血球が増えたとしても赤血球ヘモグロビン濃

度ヘマトクリット値などが増加するためには トレーニングや栄養摂取などの要因が複雑に

ると考えられることから実際には造血は起こっていなかった可能性もある

いずれにせよ詳細は不明であるため対象者を多様化したり泡液検査の実撞頻度や検査

項慢をま援やしたりするなどの手段で準高所トレーニング実務後の有酸素性作業詑の改善につ

いてさらに検討をすすめる必繋があろう

5まとめ

トレーニング竪が長くかっ競技力が高い選手会対象とした準高所トレーニング

に関する資料を得ることを呂釣としたそのため大学男子エリート競泳長距離選手4名

象とし訪日間の準高所(海抜1280m) トレーニングとその前後 2日間ずつを含む20E3罪悪の

明らかにした

すべての対象者において準高所滞在開始 3日後では問一泳速度における血中

乳酸濃度が商くなる傾向が認められた問hellip泳速度における心拍数や動脈血酸素飽和度をみて

も準高所滞在開始3日後に前者では蒔く後者では抵くなる傾肉がみられたこのような傾

92 中央大学保健体育研究所紀要 第23号

向は乳酸カーブテストから導出される血中乳酸瀧度25および40rnmollに相当する泳速度

(V25V40) の変化にも現れていたさらに間欺的トレーニング実施後の血中乳酸捜度は

準高所滞在開始2日後で滞在開始前に比べて有意に高かった以上のような生理的変化は

乳酸カーブテストでは高所滞在開始11日後に問欺的トレーニングテストでは高所滞在開始

6日後にほぼ消失した他方準高所トレーニング期間の前後に行われた乳酸カーブテストの

結果より V25V40および400mの最大努力泳のパフォーマンスは準高所トレーニングによっ

て改善された

これらのデータから鍛錬度の極めて高い競技者においては海抜12泡伽nという準高所にお

いても 2000m以上の標高において示されるものと同様の生理的応答が生じいわゆる OBLA

あたりまでの運動強度であれば準高所滞在開始後6日目には平地とほぼ同様のトレーニング

が実施できるようになる可能性が示された

参考文 献

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Page 9: 」jIノィッg[jOフツ¥ォkcg[jO、ヌl 」jIノィッg[jOフツ¥ォ。ィu。コ ェ エY v 約 J。エ G[gxフwwqキ」」jI 4シホロ i アC 16ヤフ{C 12 DA} gcjOタオス.g[jOヤニサフOノv

2005 競泳選手における滋長議所トレhellipニングの可能性(森谷謀議長京加藤今村高橋) 85

τ畠 ble3 Physiological resposes to Lactat自 Curv喧 Test

P宣告 day3 day 11 post

V後 Tl (mlsec) 工 42こ1 002 142 l 001 002ニと 141 002ニと421

V長安 T2 (mlsec) 1 48士 002 147土 002 145金 000 147 l 002

llsec)(釘 T3参Vlt 1 53 002 153 l 0infin 002 二七 521 1 52こ1 003

VT4 (mls日 c) 1 59こ1 002 1 60 l 001 1 58 l 002 1 58土 002

w議 T5(mlsec) 1 63会 004 167ま 003

LaTj (mmoJJl) 1 33土 031 |「ーホ

187 l 015

120玄 01 0 107 l 01 5

LaT2 (mmoJJl) 1 23 l 021 183土 040 137 l 021 工 03土 01 5

LaT3 (mmoれ 217 015 387 l 153 233七 012 工 40ま 026

LaT4 (mmoJJl)

「helliphellip榊

098ゴこ457 lfI

111 3 l 231

判一hellip

こ士540 1 48 287土 038

LaT5 (mmoJJl) 099ニヒ1033 1067土1 69

HRTyen (beatsmin) 12267士 1721 144β7士 924 13467え 1419 136infin土 346

刻住

156β土「 4-04-HRT2(beatsmin)

HRT3(beatslrnin)

33115 513二七

16267 252二土

14533 808 14000土 346

当彦

16告 00土 1054 ぬ 433会 321 15200 l 346

HRT4(b君品 tsrnin) 17533 l 416 18067 l 651

間 T5(b開 tsrnin) 18033土896

17067 462ごと 16267土 503

18000 l 1039

RPE~接 Tl 767ま1 53 1067土 404 9infinニ1 3紛 900土 265

RPET2 265こヒ1100 1167 l 416 1133土 252 1167土 208

RPET3 265と1200 1433 l 306 1367 208 13infinl 173

RPET4 15infinl 200 1733土 2錦 1567 115 1467二i 05事

RPET5 土 058

SpOZTl () 94船二 361 9433土11 5 infinlゴニ9400 9767土 058

Sp02T2 () 9333土 058 9367士1 53 9367ニl 289 9733土11 5

Sp02Ta () 9233 l 289 9067土 289 9433 208 9667土1 53

Sp02(l者 T4 () 9300土 361 88infinl 557 93悌l 1 73 94infin土 3加

Sp02T5 () 90infin会 458

Vi誌 u母 sarem君潔 ls l SD Plt005 Pく 001

VM母語 nvelocityLa blood lac泌総合 oncを ntrationHR h鎗 rtrate RPE ra俊勝fperceived exe氏 ion T5 5th1怠trT4 4th al凶3rdてら1凶昌2ndT21紅おTl1st富田鈴組協側lbloodoxy総長昌ar紙S 1凶品

86 中央大学保健体脊研究所紀要 宮容認号

Table 4 Ch註ngesm r貯lativeevaluation value of lact誌を curvetをstduringlow altitude training

pre dぐly3 dayll post

V25 (mlsec) 154 t003 150土003 152土003 工56t002

γ一hellip一一本向 (mls壱c) 157金 003 153会

日日V25(beatsmin) 161ldquo00土361

民総V4o(bea総刷n) 16833 t058 16767土666 168infin=とlinfin 16433土462

RPEV25 1333玄146 1347土341 1347 1鎚 1405tLl7

RPEV4告 1451二t 144 1449 t317 1502土180 1501 086

Sp02V25 () 9212 256 9212土360 9332士2 infin 告505 243

SpOZV40 () 9175 292ごと 9118と427 9334t217

Valu号sar岩波le叙 18士SD Pく 005Plt 001

V Mean velocityHR h畦artrate即日ra出 gsof perceived ex椛 ionSp02 arterial blood oxyg加

saturationV25 swimmおgv坦locityequivalent to blood lactate concentration 25mM V40swimm鈴g velocity号quivalentto blood lactate concentration 40mM

4は乳酸カーブテストより得られたVと他の生理的変数との関係から導出された相対的

評部緩すなわちV25V40HR V25HRぬふ RPEV25RPE V40SPUz V25および

SpU2 V4uの平均億二七標準偏差を示したものlあるV25およびV4Oは高所i護主E摺始3日後

で豪華苦に低下し 11白後で平地問様のレベルまで朗捜し滞在終了後には向上していた(表

4) 一方 VZ5およびV40を除く相対的評価値については伺れにおいてもテスト関における

有意悲は認められなかった(表 4)

なお留4にすべての乳酸カhellipブテストから導出したVとLa HRRPEおよびSpUzとの

関連性について対象者毎に訴した

(3) 簡歎飴トレーニングテスト

Sに閥歌的トレーニングテストにおける VLaHRRPESPUzを示す 1酉尽のテ

ストを実務できなかった対象者Aは統計処理対象外としたこれらの変数のうち Laにつ

いてのみ有意差が示されたすなわち準高所滞在開始2B後のMは l-tット百 2セッ

ト誌の商セットとも準高所滞在前後よりも高かった(表 5)また準高所滞在 6日吾の訴

は平地とほほ問様であり準高所務在後のLaは最も慌い債であった表 5)

HRおよびRPEについてはテスト謁でほほ向様の僚が示されたSpUzについては

こそ認められなかったものの準高所滞在2BEJおよび6日自に何れの対象者においても平

地よりも怯い傾舟であった(表 5)

bullbull

1000

口叩令一 PREhellip口hellip DAY3叩一歩larr-DAY15

2infin5 後泳選手こtける君主主主義号ト ングの可能性森谷語審霊長加護憲今季す 高橋) 87

SU13JECTA

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20 30 2010

00 1β 00

140 145 150 155 160 165

V (rnsec)

Fig4a

145 150 155 160 165 工70140

V (rn器詰 c)

Results ofしactatを Cur間 百st(subject A13)

88 ヰ9と大学保護軍体育研究所紀要 妻鹿 23サ

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V (mls告c)

Results of Lactat告Cぽ判決st(subject CD)

V (mlsec)

Fig4b

日制《叫ば

89 2infin5 競泳選霊祭における首長高所トレーニングの可能性(森谷藤原加綴今村高橋)

Table 5 Physiological rむspos昔話 tothe intermittent tr滋ningtぞst

pr告 d品y2 d畠y6 day 13

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Results are m号制s SD PltOβ5

4考察

本研究では トレーニング歴が長くかっ競技レベルが高い男子競泳灘手を対象に海抜

1 280mでの準高所トレーニングにおける水泳選勤時の生理的時答について検討したそのた

めまず泳者の持久的能力の変化を示すとされている V-La曲線とそこから導かれるV25と

以こ着岳したこれは本研究の対象者はウォームアップクhellipリングダウン技術的ト

レーニングを除けば V25およびV40でのトレhellipニングが年聞を避して最も多いことによる

また V25とV40は競泳選手の持久的泳能力やそのトレーニング効来の判定に有効であると

されている 9)

(1) 準墓所滞夜絡にみられる生理的感答

ヒトの最大酸素摂離農は fi酸素環境下において母下することがよく知られている最大

酸素摂取量の高い人は儀い人に比べて低駿索の影響を強く受けることが報告されている1

に満たない標高でも最大酸素摂取量の低下が観察されn肋1αまたエリートアスリートは

る5守 1314)

本研究の対象者は会菌大会81立以内入賞という高い競技歴を持ちかつ準高所トレhellipニン

グ需給前に充分な競泳トレーニングを穣み緩めて鍛錬度の高い競技者であったそのため

14) 310

対象者は高い最大酸素摂取量を有しており詑較的標高の器い準高街環境においても

事 ゆ央大伊保健体育研究所紀要 第 23~苦

の彰響を受けやすい可能性が考えられるー

乳酸カーブテストのデhellipタより準高所滞在初期(3臼呂)に T3およびT4時の身体負担

震が高くなっている様子が窺えたまた V25V40の搾れにおいても爆露前よりも有意に

怪くかつ搾れの対象者においても時一泳速度におけるLa HRは高く SPU2が悲い傾向

が認められたさらに符ーの泳連環で行われた最大下の詩歌告さ水泳トレーニング時の準高所

薄在初離は a認の加は滞謀議よりも有意に高かった詩歌的インターバルテスト持の

準高所講義 28おの SPU2については有意差こそ認められなかったもののすべての対象者

において滞在開始前よりも散い銭前にあったこれらのことから長く鍛錬された競技者を対

象とする場合海抜12日蹴れという準高所であってもその滞在初期には器地とは異なる

応答が生じることが鳴らかとなった

準高所滞在開始 6日後に特われた間島史的トレーニングテスト時の生理的応答をみると

所滞在開始前と大きな護は認められないまた 11日後に行われた乳酸カーブテストにより

導出されたデータ会みる限りそのときの最大下運動時の生理的応答は準高所i帯夜前すなわ

ち平地とほぼ|司じであったこれらは本研究で設定した程度の高所環境であり血中学し酸濃

度が5mrnollを下回るような中等度以下の運動であれば準高所曝露後6日程度で平地とほほ

同強度の連動を実施することができることを示壊している

これらの結果iえ鍛錬者を対象とし本研究と同程度の標高を用いて行われた先行研究の結

果611) を るものであるしたがって本研究で対象としたような競技力が高くかつ鍛

錬度が高い競技者では準高所トレhellipニングを実施することで高所トレーニングによっても

たらされる諸効果令接待できる可能性がある同時に準高所トレーニングにおいてもその

藩在初期には処方Tるトレhellipニングの蓋と糞について充分な主意が必要であるといえよう

(2) 準高所トレーニング前後の変北

対象者BCDのV-La飴線をみると準高所帯在後 I弓ー泳連変に対する

の値が抵くなっていた V25とV4olま準高所滞在終了後に向上する傾向があり特にVZ5の

変化は額著であった最大努力泳の泳速疫については有意差こそ霊かながら認められなかっ

たものの (p 0β58)滞在終了後に高い傾向であった最大努力泳後のいは開テスト

ほ同じであったこれらの結果は本研究で対象とした続技レベルの高い競泳選手を対象にト

レーニングプログラムを作成する場合準高所トレーニングを取り入れることが有効である可

能性を示唆するものであろう

この点について400m泳実施時の有酸素性代謝と無酸素性代謝の質献がおよそ 8 2である

91 2005 競泳選手における象潟fflトレーニングの可能性(森谷塁審華奈 110護憲今村嘉援〉

ことが報告されている 151ぶことに鑑みれば i零在終了後にみられた泳能力の改善は

的な逮動遂行能力よりむしろ LTやOBしAに景3響を及iますような有酸素的な運動遂行能力の

によるものと考えることができる

低酸紫馴化すると赤血球数ヘモグロピン濃度ヘマトクリット債が増大する 7812) こ

れらの反応が起こるためには砥酸素環境暴露によるエリスロポエチンの分拡が充進し網状

赤血球が増揺する過程を経る 4三

準高醗i事在前後では何れの総定壌践についても準高所講在書官後の有意差は語められなかっ

たもののエリスロポエチンがすべての対象者において準高所滞悲 2日自に増加した網状赤

血球については対象者BおよびCに準高所帯在による向上か官められた一方で対象者Dに

ついては準高所滞在前後でほぼ悶じ僚が示された一方赤血球数ヘモグロピンj農度ヘマ

トクリットについては対象者BDにおいて準高所滞在後に場加が認められたが対象者じ

では準高所帯在後に低下していた

これらのことは準高所曝露の斜激を受けた結果ょにリスロポエチンが増結していてもそ

の授のち足15についてはかなりの領人楚が姦在することを示綾している対象者Cの鶏待と

の反応については トレーニングによる鼠襲量増大によるみかけの減鼠疫反5である可能性があ

るエリスロポエチンが分誌され網状赤血球が増えたとしても赤血球ヘモグロビン濃

度ヘマトクリット値などが増加するためには トレーニングや栄養摂取などの要因が複雑に

ると考えられることから実際には造血は起こっていなかった可能性もある

いずれにせよ詳細は不明であるため対象者を多様化したり泡液検査の実撞頻度や検査

項慢をま援やしたりするなどの手段で準高所トレーニング実務後の有酸素性作業詑の改善につ

いてさらに検討をすすめる必繋があろう

5まとめ

トレーニング竪が長くかっ競技力が高い選手会対象とした準高所トレーニング

に関する資料を得ることを呂釣としたそのため大学男子エリート競泳長距離選手4名

象とし訪日間の準高所(海抜1280m) トレーニングとその前後 2日間ずつを含む20E3罪悪の

明らかにした

すべての対象者において準高所滞在開始 3日後では問一泳速度における血中

乳酸濃度が商くなる傾向が認められた問hellip泳速度における心拍数や動脈血酸素飽和度をみて

も準高所滞在開始3日後に前者では蒔く後者では抵くなる傾肉がみられたこのような傾

92 中央大学保健体育研究所紀要 第23号

向は乳酸カーブテストから導出される血中乳酸瀧度25および40rnmollに相当する泳速度

(V25V40) の変化にも現れていたさらに間欺的トレーニング実施後の血中乳酸捜度は

準高所滞在開始2日後で滞在開始前に比べて有意に高かった以上のような生理的変化は

乳酸カーブテストでは高所滞在開始11日後に問欺的トレーニングテストでは高所滞在開始

6日後にほぼ消失した他方準高所トレーニング期間の前後に行われた乳酸カーブテストの

結果より V25V40および400mの最大努力泳のパフォーマンスは準高所トレーニングによっ

て改善された

これらのデータから鍛錬度の極めて高い競技者においては海抜12泡伽nという準高所にお

いても 2000m以上の標高において示されるものと同様の生理的応答が生じいわゆる OBLA

あたりまでの運動強度であれば準高所滞在開始後6日目には平地とほぼ同様のトレーニング

が実施できるようになる可能性が示された

参考文 献

ntsea level町出B (1975) Effects of eqJD V and Bomar Jr出DE MBernauerCWAdams1)

and altitude trainingon VOzm回 andrunning performance J ApplPhysiol39 262-266

2) BalkeBNagleF J and DanielsJ T (1965) Altitude and maximum performance in work and

sports activity JAMA 194 646-649

3) F叫 knerJ A DanielsJ T and BalkeB (1967) Eff巴ctsof tr血血gat moderate altitude on phys-

ical performance capacity J ApplPhysiol23 85-89

4) FilmanowiczE and GurneyC W (1961) Study on erythropoiesis XVl Response to a single dose

of erythropoietin in polycythemic muscle J Lab Clin Med 57 65-72

5) GoreC JH油nAGScroopG CWatsonD BNortonK JRWood1 CampbellD P and

EmonsonD L (1996) Increased arterial disaturation泊 trainedcyclists during maximal exercise at

580 m altitude J ApplPhysiol80 2204-2210

6) 後藤真二野村孝路 (2001)準高地トレーニングが水泳中の生理的応答に及ぼす影響水泳水中運

動科学 4 25-29

7) HansenJ EVogelJ AStelterG P and ConsolazioC F (1967) Oxygen up凶 ein man during

exhaustive work at sea level and high altitude J ApplPhysiol23 511-522

8) HorstmanDWeiskopfR and JacksonRE (1980) Work capacity dぽ加g3-kmsojourn at 43infinm

effects of relative polyth巴miaJ ApplPhysiol49 311-318

9) MaglischoE W (2infin3) Swin官邸19Fastest Human胞neticsChampaignILpp541-585

10) M副泊 D and OKroyJ (1993) Effects of acute hypoxia on the VOzmax of trained and untrained

subjects J Sports Sci 11 37-42

11) 禰屋光男杉田正明 )11本竜史渡曾公治 111原 貢 (1999)標高13帥 nにおける水泳トレーニング

が生理機能に及ぼす影響体力科学48(3) 393-402

12) 組出 B GoverRF omquistCGJ副 eyLHand JohnsonRL (1鰯)M回 malOxygen uptake

and cardiac output after 2 w

Bl

eeks at 43infinm JApplPhysiol25 4infin-409

13) TerradosNMizunoM and AndersenH (19田)Reduction in m組maloxygen uptake at low alti-

93 2005 競泳選手における準高所トレhellipニングの可能性(森谷藤原泌猿今村詩話機〉

tudes role of training status and lung functionψClin Physiol5 875-79

14) TerradosN (1994) A1titude tr政 lingand muscular metabolism Int J 8ports Med 1382侃 -209

15) Troup1P (1990) Energy contributions of competitive freestyle events International Center for

Aquatic Research Annual 1989-90 Unit付 States8w却沼田gPr巴ssColorado Springs

16) TroupJ P (1984) Revi坦W 勧告rgysy試合ms加 dtrair血gconsid哩rationsJ S別m恥 s1 (I)13-16

Page 10: 」jIノィッg[jOフツ¥ォkcg[jO、ヌl 」jIノィッg[jOフツ¥ォ。ィu。コ ェ エY v 約 J。エ G[gxフwwqキ」」jI 4シホロ i アC 16ヤフ{C 12 DA} gcjOタオス.g[jOヤニサフOノv

86 中央大学保健体脊研究所紀要 宮容認号

Table 4 Ch註ngesm r貯lativeevaluation value of lact誌を curvetをstduringlow altitude training

pre dぐly3 dayll post

V25 (mlsec) 154 t003 150土003 152土003 工56t002

γ一hellip一一本向 (mls壱c) 157金 003 153会

日日V25(beatsmin) 161ldquo00土361

民総V4o(bea総刷n) 16833 t058 16767土666 168infin=とlinfin 16433土462

RPEV25 1333玄146 1347土341 1347 1鎚 1405tLl7

RPEV4告 1451二t 144 1449 t317 1502土180 1501 086

Sp02V25 () 9212 256 9212土360 9332士2 infin 告505 243

SpOZV40 () 9175 292ごと 9118と427 9334t217

Valu号sar岩波le叙 18士SD Pく 005Plt 001

V Mean velocityHR h畦artrate即日ra出 gsof perceived ex椛 ionSp02 arterial blood oxyg加

saturationV25 swimmおgv坦locityequivalent to blood lactate concentration 25mM V40swimm鈴g velocity号quivalentto blood lactate concentration 40mM

4は乳酸カーブテストより得られたVと他の生理的変数との関係から導出された相対的

評部緩すなわちV25V40HR V25HRぬふ RPEV25RPE V40SPUz V25および

SpU2 V4uの平均億二七標準偏差を示したものlあるV25およびV4Oは高所i護主E摺始3日後

で豪華苦に低下し 11白後で平地問様のレベルまで朗捜し滞在終了後には向上していた(表

4) 一方 VZ5およびV40を除く相対的評価値については伺れにおいてもテスト関における

有意悲は認められなかった(表 4)

なお留4にすべての乳酸カhellipブテストから導出したVとLa HRRPEおよびSpUzとの

関連性について対象者毎に訴した

(3) 簡歎飴トレーニングテスト

Sに閥歌的トレーニングテストにおける VLaHRRPESPUzを示す 1酉尽のテ

ストを実務できなかった対象者Aは統計処理対象外としたこれらの変数のうち Laにつ

いてのみ有意差が示されたすなわち準高所滞在開始2B後のMは l-tット百 2セッ

ト誌の商セットとも準高所滞在前後よりも高かった(表 5)また準高所滞在 6日吾の訴

は平地とほほ問様であり準高所務在後のLaは最も慌い債であった表 5)

HRおよびRPEについてはテスト謁でほほ向様の僚が示されたSpUzについては

こそ認められなかったものの準高所滞在2BEJおよび6日自に何れの対象者においても平

地よりも怯い傾舟であった(表 5)

bullbull

1000

口叩令一 PREhellip口hellip DAY3叩一歩larr-DAY15

2infin5 後泳選手こtける君主主主義号ト ングの可能性森谷語審霊長加護憲今季す 高橋) 87

SU13JECTA

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-一-一 い〈yen口

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一+-PRE 口hellip DAY3 -ts-DAY 11 -e-POST

SUBJECTB

980

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14

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180

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以 120 信州 mm100

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120 110ゑ0 10β80 き0

(S055)

70 60 50

8β 70 60

40 50 30 3 40叫

J

20 30 2010

00 1β 00

140 145 150 155 160 165

V (rnsec)

Fig4a

145 150 155 160 165 工70140

V (rn器詰 c)

Results ofしactatを Cur間 百st(subject A13)

88 ヰ9と大学保護軍体育研究所紀要 妻鹿 23サ

SUBJECT C SUBJECTD

1000

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0問 DAY3 100 ゼケhellip DAYll ~ 90-今larr-DAY 15 議 80bullを 9β ト --POST E 70

3 60 350

4032 30 20 10 00

140 145 155 160 165 170 135 140 145 150 155 160 165 170

V (mls告c)

Results of Lactat告Cぽ判決st(subject CD)

V (mlsec)

Fig4b

日制《叫ば

89 2infin5 競泳選霊祭における首長高所トレーニングの可能性(森谷藤原加綴今村高橋)

Table 5 Physiological rむspos昔話 tothe intermittent tr滋ningtぞst

pr告 d品y2 d畠y6 day 13

5353 10β2 11003 二七 t 152 1003 152程V (m1sec) 1st s 003二七

2nd set 158 1003 158土003 157 001 158土003

La (rnmoll) 1st s暗t 117 1032 177土015 153 040オニ 1infin土 020

40土7 031 1471品071ニ七021土2ndset 193 257 7

HR (beatslmin) 1st s校 14667土208 14800 1964 15400金 361 152infinニと 917

2nds母t 16800 10部 16233土生き3 16867ごと毛布35 16200こ1103き

RPE 1st s号t 11infin土000 1133 1200こ12部 73土11200289二七

2nds日t 1367土l53 1433 1252 15infinこ12β5 1433まl53

SpOz () 1st set 9470 1208 9270土115 9170 1153 9330士115

2nds控t 9330土115 9170土153 9330土2白089070 231 1

Results are m号制s SD PltOβ5

4考察

本研究では トレーニング歴が長くかっ競技レベルが高い男子競泳灘手を対象に海抜

1 280mでの準高所トレーニングにおける水泳選勤時の生理的時答について検討したそのた

めまず泳者の持久的能力の変化を示すとされている V-La曲線とそこから導かれるV25と

以こ着岳したこれは本研究の対象者はウォームアップクhellipリングダウン技術的ト

レーニングを除けば V25およびV40でのトレhellipニングが年聞を避して最も多いことによる

また V25とV40は競泳選手の持久的泳能力やそのトレーニング効来の判定に有効であると

されている 9)

(1) 準墓所滞夜絡にみられる生理的感答

ヒトの最大酸素摂離農は fi酸素環境下において母下することがよく知られている最大

酸素摂取量の高い人は儀い人に比べて低駿索の影響を強く受けることが報告されている1

に満たない標高でも最大酸素摂取量の低下が観察されn肋1αまたエリートアスリートは

る5守 1314)

本研究の対象者は会菌大会81立以内入賞という高い競技歴を持ちかつ準高所トレhellipニン

グ需給前に充分な競泳トレーニングを穣み緩めて鍛錬度の高い競技者であったそのため

14) 310

対象者は高い最大酸素摂取量を有しており詑較的標高の器い準高街環境においても

事 ゆ央大伊保健体育研究所紀要 第 23~苦

の彰響を受けやすい可能性が考えられるー

乳酸カーブテストのデhellipタより準高所滞在初期(3臼呂)に T3およびT4時の身体負担

震が高くなっている様子が窺えたまた V25V40の搾れにおいても爆露前よりも有意に

怪くかつ搾れの対象者においても時一泳速度におけるLa HRは高く SPU2が悲い傾向

が認められたさらに符ーの泳連環で行われた最大下の詩歌告さ水泳トレーニング時の準高所

薄在初離は a認の加は滞謀議よりも有意に高かった詩歌的インターバルテスト持の

準高所講義 28おの SPU2については有意差こそ認められなかったもののすべての対象者

において滞在開始前よりも散い銭前にあったこれらのことから長く鍛錬された競技者を対

象とする場合海抜12日蹴れという準高所であってもその滞在初期には器地とは異なる

応答が生じることが鳴らかとなった

準高所滞在開始 6日後に特われた間島史的トレーニングテスト時の生理的応答をみると

所滞在開始前と大きな護は認められないまた 11日後に行われた乳酸カーブテストにより

導出されたデータ会みる限りそのときの最大下運動時の生理的応答は準高所i帯夜前すなわ

ち平地とほぼ|司じであったこれらは本研究で設定した程度の高所環境であり血中学し酸濃

度が5mrnollを下回るような中等度以下の運動であれば準高所曝露後6日程度で平地とほほ

同強度の連動を実施することができることを示壊している

これらの結果iえ鍛錬者を対象とし本研究と同程度の標高を用いて行われた先行研究の結

果611) を るものであるしたがって本研究で対象としたような競技力が高くかつ鍛

錬度が高い競技者では準高所トレhellipニングを実施することで高所トレーニングによっても

たらされる諸効果令接待できる可能性がある同時に準高所トレーニングにおいてもその

藩在初期には処方Tるトレhellipニングの蓋と糞について充分な主意が必要であるといえよう

(2) 準高所トレーニング前後の変北

対象者BCDのV-La飴線をみると準高所帯在後 I弓ー泳連変に対する

の値が抵くなっていた V25とV4olま準高所滞在終了後に向上する傾向があり特にVZ5の

変化は額著であった最大努力泳の泳速疫については有意差こそ霊かながら認められなかっ

たものの (p 0β58)滞在終了後に高い傾向であった最大努力泳後のいは開テスト

ほ同じであったこれらの結果は本研究で対象とした続技レベルの高い競泳選手を対象にト

レーニングプログラムを作成する場合準高所トレーニングを取り入れることが有効である可

能性を示唆するものであろう

この点について400m泳実施時の有酸素性代謝と無酸素性代謝の質献がおよそ 8 2である

91 2005 競泳選手における象潟fflトレーニングの可能性(森谷塁審華奈 110護憲今村嘉援〉

ことが報告されている 151ぶことに鑑みれば i零在終了後にみられた泳能力の改善は

的な逮動遂行能力よりむしろ LTやOBしAに景3響を及iますような有酸素的な運動遂行能力の

によるものと考えることができる

低酸紫馴化すると赤血球数ヘモグロピン濃度ヘマトクリット債が増大する 7812) こ

れらの反応が起こるためには砥酸素環境暴露によるエリスロポエチンの分拡が充進し網状

赤血球が増揺する過程を経る 4三

準高醗i事在前後では何れの総定壌践についても準高所講在書官後の有意差は語められなかっ

たもののエリスロポエチンがすべての対象者において準高所滞悲 2日自に増加した網状赤

血球については対象者BおよびCに準高所帯在による向上か官められた一方で対象者Dに

ついては準高所滞在前後でほぼ悶じ僚が示された一方赤血球数ヘモグロピンj農度ヘマ

トクリットについては対象者BDにおいて準高所滞在後に場加が認められたが対象者じ

では準高所帯在後に低下していた

これらのことは準高所曝露の斜激を受けた結果ょにリスロポエチンが増結していてもそ

の授のち足15についてはかなりの領人楚が姦在することを示綾している対象者Cの鶏待と

の反応については トレーニングによる鼠襲量増大によるみかけの減鼠疫反5である可能性があ

るエリスロポエチンが分誌され網状赤血球が増えたとしても赤血球ヘモグロビン濃

度ヘマトクリット値などが増加するためには トレーニングや栄養摂取などの要因が複雑に

ると考えられることから実際には造血は起こっていなかった可能性もある

いずれにせよ詳細は不明であるため対象者を多様化したり泡液検査の実撞頻度や検査

項慢をま援やしたりするなどの手段で準高所トレーニング実務後の有酸素性作業詑の改善につ

いてさらに検討をすすめる必繋があろう

5まとめ

トレーニング竪が長くかっ競技力が高い選手会対象とした準高所トレーニング

に関する資料を得ることを呂釣としたそのため大学男子エリート競泳長距離選手4名

象とし訪日間の準高所(海抜1280m) トレーニングとその前後 2日間ずつを含む20E3罪悪の

明らかにした

すべての対象者において準高所滞在開始 3日後では問一泳速度における血中

乳酸濃度が商くなる傾向が認められた問hellip泳速度における心拍数や動脈血酸素飽和度をみて

も準高所滞在開始3日後に前者では蒔く後者では抵くなる傾肉がみられたこのような傾

92 中央大学保健体育研究所紀要 第23号

向は乳酸カーブテストから導出される血中乳酸瀧度25および40rnmollに相当する泳速度

(V25V40) の変化にも現れていたさらに間欺的トレーニング実施後の血中乳酸捜度は

準高所滞在開始2日後で滞在開始前に比べて有意に高かった以上のような生理的変化は

乳酸カーブテストでは高所滞在開始11日後に問欺的トレーニングテストでは高所滞在開始

6日後にほぼ消失した他方準高所トレーニング期間の前後に行われた乳酸カーブテストの

結果より V25V40および400mの最大努力泳のパフォーマンスは準高所トレーニングによっ

て改善された

これらのデータから鍛錬度の極めて高い競技者においては海抜12泡伽nという準高所にお

いても 2000m以上の標高において示されるものと同様の生理的応答が生じいわゆる OBLA

あたりまでの運動強度であれば準高所滞在開始後6日目には平地とほぼ同様のトレーニング

が実施できるようになる可能性が示された

参考文 献

ntsea level町出B (1975) Effects of eqJD V and Bomar Jr出DE MBernauerCWAdams1)

and altitude trainingon VOzm回 andrunning performance J ApplPhysiol39 262-266

2) BalkeBNagleF J and DanielsJ T (1965) Altitude and maximum performance in work and

sports activity JAMA 194 646-649

3) F叫 knerJ A DanielsJ T and BalkeB (1967) Eff巴ctsof tr血血gat moderate altitude on phys-

ical performance capacity J ApplPhysiol23 85-89

4) FilmanowiczE and GurneyC W (1961) Study on erythropoiesis XVl Response to a single dose

of erythropoietin in polycythemic muscle J Lab Clin Med 57 65-72

5) GoreC JH油nAGScroopG CWatsonD BNortonK JRWood1 CampbellD P and

EmonsonD L (1996) Increased arterial disaturation泊 trainedcyclists during maximal exercise at

580 m altitude J ApplPhysiol80 2204-2210

6) 後藤真二野村孝路 (2001)準高地トレーニングが水泳中の生理的応答に及ぼす影響水泳水中運

動科学 4 25-29

7) HansenJ EVogelJ AStelterG P and ConsolazioC F (1967) Oxygen up凶 ein man during

exhaustive work at sea level and high altitude J ApplPhysiol23 511-522

8) HorstmanDWeiskopfR and JacksonRE (1980) Work capacity dぽ加g3-kmsojourn at 43infinm

effects of relative polyth巴miaJ ApplPhysiol49 311-318

9) MaglischoE W (2infin3) Swin官邸19Fastest Human胞neticsChampaignILpp541-585

10) M副泊 D and OKroyJ (1993) Effects of acute hypoxia on the VOzmax of trained and untrained

subjects J Sports Sci 11 37-42

11) 禰屋光男杉田正明 )11本竜史渡曾公治 111原 貢 (1999)標高13帥 nにおける水泳トレーニング

が生理機能に及ぼす影響体力科学48(3) 393-402

12) 組出 B GoverRF omquistCGJ副 eyLHand JohnsonRL (1鰯)M回 malOxygen uptake

and cardiac output after 2 w

Bl

eeks at 43infinm JApplPhysiol25 4infin-409

13) TerradosNMizunoM and AndersenH (19田)Reduction in m組maloxygen uptake at low alti-

93 2005 競泳選手における準高所トレhellipニングの可能性(森谷藤原泌猿今村詩話機〉

tudes role of training status and lung functionψClin Physiol5 875-79

14) TerradosN (1994) A1titude tr政 lingand muscular metabolism Int J 8ports Med 1382侃 -209

15) Troup1P (1990) Energy contributions of competitive freestyle events International Center for

Aquatic Research Annual 1989-90 Unit付 States8w却沼田gPr巴ssColorado Springs

16) TroupJ P (1984) Revi坦W 勧告rgysy試合ms加 dtrair血gconsid哩rationsJ S別m恥 s1 (I)13-16

Page 11: 」jIノィッg[jOフツ¥ォkcg[jO、ヌl 」jIノィッg[jOフツ¥ォ。ィu。コ ェ エY v 約 J。エ G[gxフwwqキ」」jI 4シホロ i アC 16ヤフ{C 12 DA} gcjOタオス.g[jOヤニサフOノv

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1000

口叩令一 PREhellip口hellip DAY3叩一歩larr-DAY15

2infin5 後泳選手こtける君主主主義号ト ングの可能性森谷語審霊長加護憲今季す 高橋) 87

SU13JECTA

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Fig4a

145 150 155 160 165 工70140

V (rn器詰 c)

Results ofしactatを Cur間 百st(subject A13)

88 ヰ9と大学保護軍体育研究所紀要 妻鹿 23サ

SUBJECT C SUBJECTD

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3 60 350

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V (mls告c)

Results of Lactat告Cぽ判決st(subject CD)

V (mlsec)

Fig4b

日制《叫ば

89 2infin5 競泳選霊祭における首長高所トレーニングの可能性(森谷藤原加綴今村高橋)

Table 5 Physiological rむspos昔話 tothe intermittent tr滋ningtぞst

pr告 d品y2 d畠y6 day 13

5353 10β2 11003 二七 t 152 1003 152程V (m1sec) 1st s 003二七

2nd set 158 1003 158土003 157 001 158土003

La (rnmoll) 1st s暗t 117 1032 177土015 153 040オニ 1infin土 020

40土7 031 1471品071ニ七021土2ndset 193 257 7

HR (beatslmin) 1st s校 14667土208 14800 1964 15400金 361 152infinニと 917

2nds母t 16800 10部 16233土生き3 16867ごと毛布35 16200こ1103き

RPE 1st s号t 11infin土000 1133 1200こ12部 73土11200289二七

2nds日t 1367土l53 1433 1252 15infinこ12β5 1433まl53

SpOz () 1st set 9470 1208 9270土115 9170 1153 9330士115

2nds控t 9330土115 9170土153 9330土2白089070 231 1

Results are m号制s SD PltOβ5

4考察

本研究では トレーニング歴が長くかっ競技レベルが高い男子競泳灘手を対象に海抜

1 280mでの準高所トレーニングにおける水泳選勤時の生理的時答について検討したそのた

めまず泳者の持久的能力の変化を示すとされている V-La曲線とそこから導かれるV25と

以こ着岳したこれは本研究の対象者はウォームアップクhellipリングダウン技術的ト

レーニングを除けば V25およびV40でのトレhellipニングが年聞を避して最も多いことによる

また V25とV40は競泳選手の持久的泳能力やそのトレーニング効来の判定に有効であると

されている 9)

(1) 準墓所滞夜絡にみられる生理的感答

ヒトの最大酸素摂離農は fi酸素環境下において母下することがよく知られている最大

酸素摂取量の高い人は儀い人に比べて低駿索の影響を強く受けることが報告されている1

に満たない標高でも最大酸素摂取量の低下が観察されn肋1αまたエリートアスリートは

る5守 1314)

本研究の対象者は会菌大会81立以内入賞という高い競技歴を持ちかつ準高所トレhellipニン

グ需給前に充分な競泳トレーニングを穣み緩めて鍛錬度の高い競技者であったそのため

14) 310

対象者は高い最大酸素摂取量を有しており詑較的標高の器い準高街環境においても

事 ゆ央大伊保健体育研究所紀要 第 23~苦

の彰響を受けやすい可能性が考えられるー

乳酸カーブテストのデhellipタより準高所滞在初期(3臼呂)に T3およびT4時の身体負担

震が高くなっている様子が窺えたまた V25V40の搾れにおいても爆露前よりも有意に

怪くかつ搾れの対象者においても時一泳速度におけるLa HRは高く SPU2が悲い傾向

が認められたさらに符ーの泳連環で行われた最大下の詩歌告さ水泳トレーニング時の準高所

薄在初離は a認の加は滞謀議よりも有意に高かった詩歌的インターバルテスト持の

準高所講義 28おの SPU2については有意差こそ認められなかったもののすべての対象者

において滞在開始前よりも散い銭前にあったこれらのことから長く鍛錬された競技者を対

象とする場合海抜12日蹴れという準高所であってもその滞在初期には器地とは異なる

応答が生じることが鳴らかとなった

準高所滞在開始 6日後に特われた間島史的トレーニングテスト時の生理的応答をみると

所滞在開始前と大きな護は認められないまた 11日後に行われた乳酸カーブテストにより

導出されたデータ会みる限りそのときの最大下運動時の生理的応答は準高所i帯夜前すなわ

ち平地とほぼ|司じであったこれらは本研究で設定した程度の高所環境であり血中学し酸濃

度が5mrnollを下回るような中等度以下の運動であれば準高所曝露後6日程度で平地とほほ

同強度の連動を実施することができることを示壊している

これらの結果iえ鍛錬者を対象とし本研究と同程度の標高を用いて行われた先行研究の結

果611) を るものであるしたがって本研究で対象としたような競技力が高くかつ鍛

錬度が高い競技者では準高所トレhellipニングを実施することで高所トレーニングによっても

たらされる諸効果令接待できる可能性がある同時に準高所トレーニングにおいてもその

藩在初期には処方Tるトレhellipニングの蓋と糞について充分な主意が必要であるといえよう

(2) 準高所トレーニング前後の変北

対象者BCDのV-La飴線をみると準高所帯在後 I弓ー泳連変に対する

の値が抵くなっていた V25とV4olま準高所滞在終了後に向上する傾向があり特にVZ5の

変化は額著であった最大努力泳の泳速疫については有意差こそ霊かながら認められなかっ

たものの (p 0β58)滞在終了後に高い傾向であった最大努力泳後のいは開テスト

ほ同じであったこれらの結果は本研究で対象とした続技レベルの高い競泳選手を対象にト

レーニングプログラムを作成する場合準高所トレーニングを取り入れることが有効である可

能性を示唆するものであろう

この点について400m泳実施時の有酸素性代謝と無酸素性代謝の質献がおよそ 8 2である

91 2005 競泳選手における象潟fflトレーニングの可能性(森谷塁審華奈 110護憲今村嘉援〉

ことが報告されている 151ぶことに鑑みれば i零在終了後にみられた泳能力の改善は

的な逮動遂行能力よりむしろ LTやOBしAに景3響を及iますような有酸素的な運動遂行能力の

によるものと考えることができる

低酸紫馴化すると赤血球数ヘモグロピン濃度ヘマトクリット債が増大する 7812) こ

れらの反応が起こるためには砥酸素環境暴露によるエリスロポエチンの分拡が充進し網状

赤血球が増揺する過程を経る 4三

準高醗i事在前後では何れの総定壌践についても準高所講在書官後の有意差は語められなかっ

たもののエリスロポエチンがすべての対象者において準高所滞悲 2日自に増加した網状赤

血球については対象者BおよびCに準高所帯在による向上か官められた一方で対象者Dに

ついては準高所滞在前後でほぼ悶じ僚が示された一方赤血球数ヘモグロピンj農度ヘマ

トクリットについては対象者BDにおいて準高所滞在後に場加が認められたが対象者じ

では準高所帯在後に低下していた

これらのことは準高所曝露の斜激を受けた結果ょにリスロポエチンが増結していてもそ

の授のち足15についてはかなりの領人楚が姦在することを示綾している対象者Cの鶏待と

の反応については トレーニングによる鼠襲量増大によるみかけの減鼠疫反5である可能性があ

るエリスロポエチンが分誌され網状赤血球が増えたとしても赤血球ヘモグロビン濃

度ヘマトクリット値などが増加するためには トレーニングや栄養摂取などの要因が複雑に

ると考えられることから実際には造血は起こっていなかった可能性もある

いずれにせよ詳細は不明であるため対象者を多様化したり泡液検査の実撞頻度や検査

項慢をま援やしたりするなどの手段で準高所トレーニング実務後の有酸素性作業詑の改善につ

いてさらに検討をすすめる必繋があろう

5まとめ

トレーニング竪が長くかっ競技力が高い選手会対象とした準高所トレーニング

に関する資料を得ることを呂釣としたそのため大学男子エリート競泳長距離選手4名

象とし訪日間の準高所(海抜1280m) トレーニングとその前後 2日間ずつを含む20E3罪悪の

明らかにした

すべての対象者において準高所滞在開始 3日後では問一泳速度における血中

乳酸濃度が商くなる傾向が認められた問hellip泳速度における心拍数や動脈血酸素飽和度をみて

も準高所滞在開始3日後に前者では蒔く後者では抵くなる傾肉がみられたこのような傾

92 中央大学保健体育研究所紀要 第23号

向は乳酸カーブテストから導出される血中乳酸瀧度25および40rnmollに相当する泳速度

(V25V40) の変化にも現れていたさらに間欺的トレーニング実施後の血中乳酸捜度は

準高所滞在開始2日後で滞在開始前に比べて有意に高かった以上のような生理的変化は

乳酸カーブテストでは高所滞在開始11日後に問欺的トレーニングテストでは高所滞在開始

6日後にほぼ消失した他方準高所トレーニング期間の前後に行われた乳酸カーブテストの

結果より V25V40および400mの最大努力泳のパフォーマンスは準高所トレーニングによっ

て改善された

これらのデータから鍛錬度の極めて高い競技者においては海抜12泡伽nという準高所にお

いても 2000m以上の標高において示されるものと同様の生理的応答が生じいわゆる OBLA

あたりまでの運動強度であれば準高所滞在開始後6日目には平地とほぼ同様のトレーニング

が実施できるようになる可能性が示された

参考文 献

ntsea level町出B (1975) Effects of eqJD V and Bomar Jr出DE MBernauerCWAdams1)

and altitude trainingon VOzm回 andrunning performance J ApplPhysiol39 262-266

2) BalkeBNagleF J and DanielsJ T (1965) Altitude and maximum performance in work and

sports activity JAMA 194 646-649

3) F叫 knerJ A DanielsJ T and BalkeB (1967) Eff巴ctsof tr血血gat moderate altitude on phys-

ical performance capacity J ApplPhysiol23 85-89

4) FilmanowiczE and GurneyC W (1961) Study on erythropoiesis XVl Response to a single dose

of erythropoietin in polycythemic muscle J Lab Clin Med 57 65-72

5) GoreC JH油nAGScroopG CWatsonD BNortonK JRWood1 CampbellD P and

EmonsonD L (1996) Increased arterial disaturation泊 trainedcyclists during maximal exercise at

580 m altitude J ApplPhysiol80 2204-2210

6) 後藤真二野村孝路 (2001)準高地トレーニングが水泳中の生理的応答に及ぼす影響水泳水中運

動科学 4 25-29

7) HansenJ EVogelJ AStelterG P and ConsolazioC F (1967) Oxygen up凶 ein man during

exhaustive work at sea level and high altitude J ApplPhysiol23 511-522

8) HorstmanDWeiskopfR and JacksonRE (1980) Work capacity dぽ加g3-kmsojourn at 43infinm

effects of relative polyth巴miaJ ApplPhysiol49 311-318

9) MaglischoE W (2infin3) Swin官邸19Fastest Human胞neticsChampaignILpp541-585

10) M副泊 D and OKroyJ (1993) Effects of acute hypoxia on the VOzmax of trained and untrained

subjects J Sports Sci 11 37-42

11) 禰屋光男杉田正明 )11本竜史渡曾公治 111原 貢 (1999)標高13帥 nにおける水泳トレーニング

が生理機能に及ぼす影響体力科学48(3) 393-402

12) 組出 B GoverRF omquistCGJ副 eyLHand JohnsonRL (1鰯)M回 malOxygen uptake

and cardiac output after 2 w

Bl

eeks at 43infinm JApplPhysiol25 4infin-409

13) TerradosNMizunoM and AndersenH (19田)Reduction in m組maloxygen uptake at low alti-

93 2005 競泳選手における準高所トレhellipニングの可能性(森谷藤原泌猿今村詩話機〉

tudes role of training status and lung functionψClin Physiol5 875-79

14) TerradosN (1994) A1titude tr政 lingand muscular metabolism Int J 8ports Med 1382侃 -209

15) Troup1P (1990) Energy contributions of competitive freestyle events International Center for

Aquatic Research Annual 1989-90 Unit付 States8w却沼田gPr巴ssColorado Springs

16) TroupJ P (1984) Revi坦W 勧告rgysy試合ms加 dtrair血gconsid哩rationsJ S別m恥 s1 (I)13-16

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88 ヰ9と大学保護軍体育研究所紀要 妻鹿 23サ

SUBJECT C SUBJECTD

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日制《叫ば

89 2infin5 競泳選霊祭における首長高所トレーニングの可能性(森谷藤原加綴今村高橋)

Table 5 Physiological rむspos昔話 tothe intermittent tr滋ningtぞst

pr告 d品y2 d畠y6 day 13

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2nd set 158 1003 158土003 157 001 158土003

La (rnmoll) 1st s暗t 117 1032 177土015 153 040オニ 1infin土 020

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2nds母t 16800 10部 16233土生き3 16867ごと毛布35 16200こ1103き

RPE 1st s号t 11infin土000 1133 1200こ12部 73土11200289二七

2nds日t 1367土l53 1433 1252 15infinこ12β5 1433まl53

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2nds控t 9330土115 9170土153 9330土2白089070 231 1

Results are m号制s SD PltOβ5

4考察

本研究では トレーニング歴が長くかっ競技レベルが高い男子競泳灘手を対象に海抜

1 280mでの準高所トレーニングにおける水泳選勤時の生理的時答について検討したそのた

めまず泳者の持久的能力の変化を示すとされている V-La曲線とそこから導かれるV25と

以こ着岳したこれは本研究の対象者はウォームアップクhellipリングダウン技術的ト

レーニングを除けば V25およびV40でのトレhellipニングが年聞を避して最も多いことによる

また V25とV40は競泳選手の持久的泳能力やそのトレーニング効来の判定に有効であると

されている 9)

(1) 準墓所滞夜絡にみられる生理的感答

ヒトの最大酸素摂離農は fi酸素環境下において母下することがよく知られている最大

酸素摂取量の高い人は儀い人に比べて低駿索の影響を強く受けることが報告されている1

に満たない標高でも最大酸素摂取量の低下が観察されn肋1αまたエリートアスリートは

る5守 1314)

本研究の対象者は会菌大会81立以内入賞という高い競技歴を持ちかつ準高所トレhellipニン

グ需給前に充分な競泳トレーニングを穣み緩めて鍛錬度の高い競技者であったそのため

14) 310

対象者は高い最大酸素摂取量を有しており詑較的標高の器い準高街環境においても

事 ゆ央大伊保健体育研究所紀要 第 23~苦

の彰響を受けやすい可能性が考えられるー

乳酸カーブテストのデhellipタより準高所滞在初期(3臼呂)に T3およびT4時の身体負担

震が高くなっている様子が窺えたまた V25V40の搾れにおいても爆露前よりも有意に

怪くかつ搾れの対象者においても時一泳速度におけるLa HRは高く SPU2が悲い傾向

が認められたさらに符ーの泳連環で行われた最大下の詩歌告さ水泳トレーニング時の準高所

薄在初離は a認の加は滞謀議よりも有意に高かった詩歌的インターバルテスト持の

準高所講義 28おの SPU2については有意差こそ認められなかったもののすべての対象者

において滞在開始前よりも散い銭前にあったこれらのことから長く鍛錬された競技者を対

象とする場合海抜12日蹴れという準高所であってもその滞在初期には器地とは異なる

応答が生じることが鳴らかとなった

準高所滞在開始 6日後に特われた間島史的トレーニングテスト時の生理的応答をみると

所滞在開始前と大きな護は認められないまた 11日後に行われた乳酸カーブテストにより

導出されたデータ会みる限りそのときの最大下運動時の生理的応答は準高所i帯夜前すなわ

ち平地とほぼ|司じであったこれらは本研究で設定した程度の高所環境であり血中学し酸濃

度が5mrnollを下回るような中等度以下の運動であれば準高所曝露後6日程度で平地とほほ

同強度の連動を実施することができることを示壊している

これらの結果iえ鍛錬者を対象とし本研究と同程度の標高を用いて行われた先行研究の結

果611) を るものであるしたがって本研究で対象としたような競技力が高くかつ鍛

錬度が高い競技者では準高所トレhellipニングを実施することで高所トレーニングによっても

たらされる諸効果令接待できる可能性がある同時に準高所トレーニングにおいてもその

藩在初期には処方Tるトレhellipニングの蓋と糞について充分な主意が必要であるといえよう

(2) 準高所トレーニング前後の変北

対象者BCDのV-La飴線をみると準高所帯在後 I弓ー泳連変に対する

の値が抵くなっていた V25とV4olま準高所滞在終了後に向上する傾向があり特にVZ5の

変化は額著であった最大努力泳の泳速疫については有意差こそ霊かながら認められなかっ

たものの (p 0β58)滞在終了後に高い傾向であった最大努力泳後のいは開テスト

ほ同じであったこれらの結果は本研究で対象とした続技レベルの高い競泳選手を対象にト

レーニングプログラムを作成する場合準高所トレーニングを取り入れることが有効である可

能性を示唆するものであろう

この点について400m泳実施時の有酸素性代謝と無酸素性代謝の質献がおよそ 8 2である

91 2005 競泳選手における象潟fflトレーニングの可能性(森谷塁審華奈 110護憲今村嘉援〉

ことが報告されている 151ぶことに鑑みれば i零在終了後にみられた泳能力の改善は

的な逮動遂行能力よりむしろ LTやOBしAに景3響を及iますような有酸素的な運動遂行能力の

によるものと考えることができる

低酸紫馴化すると赤血球数ヘモグロピン濃度ヘマトクリット債が増大する 7812) こ

れらの反応が起こるためには砥酸素環境暴露によるエリスロポエチンの分拡が充進し網状

赤血球が増揺する過程を経る 4三

準高醗i事在前後では何れの総定壌践についても準高所講在書官後の有意差は語められなかっ

たもののエリスロポエチンがすべての対象者において準高所滞悲 2日自に増加した網状赤

血球については対象者BおよびCに準高所帯在による向上か官められた一方で対象者Dに

ついては準高所滞在前後でほぼ悶じ僚が示された一方赤血球数ヘモグロピンj農度ヘマ

トクリットについては対象者BDにおいて準高所滞在後に場加が認められたが対象者じ

では準高所帯在後に低下していた

これらのことは準高所曝露の斜激を受けた結果ょにリスロポエチンが増結していてもそ

の授のち足15についてはかなりの領人楚が姦在することを示綾している対象者Cの鶏待と

の反応については トレーニングによる鼠襲量増大によるみかけの減鼠疫反5である可能性があ

るエリスロポエチンが分誌され網状赤血球が増えたとしても赤血球ヘモグロビン濃

度ヘマトクリット値などが増加するためには トレーニングや栄養摂取などの要因が複雑に

ると考えられることから実際には造血は起こっていなかった可能性もある

いずれにせよ詳細は不明であるため対象者を多様化したり泡液検査の実撞頻度や検査

項慢をま援やしたりするなどの手段で準高所トレーニング実務後の有酸素性作業詑の改善につ

いてさらに検討をすすめる必繋があろう

5まとめ

トレーニング竪が長くかっ競技力が高い選手会対象とした準高所トレーニング

に関する資料を得ることを呂釣としたそのため大学男子エリート競泳長距離選手4名

象とし訪日間の準高所(海抜1280m) トレーニングとその前後 2日間ずつを含む20E3罪悪の

明らかにした

すべての対象者において準高所滞在開始 3日後では問一泳速度における血中

乳酸濃度が商くなる傾向が認められた問hellip泳速度における心拍数や動脈血酸素飽和度をみて

も準高所滞在開始3日後に前者では蒔く後者では抵くなる傾肉がみられたこのような傾

92 中央大学保健体育研究所紀要 第23号

向は乳酸カーブテストから導出される血中乳酸瀧度25および40rnmollに相当する泳速度

(V25V40) の変化にも現れていたさらに間欺的トレーニング実施後の血中乳酸捜度は

準高所滞在開始2日後で滞在開始前に比べて有意に高かった以上のような生理的変化は

乳酸カーブテストでは高所滞在開始11日後に問欺的トレーニングテストでは高所滞在開始

6日後にほぼ消失した他方準高所トレーニング期間の前後に行われた乳酸カーブテストの

結果より V25V40および400mの最大努力泳のパフォーマンスは準高所トレーニングによっ

て改善された

これらのデータから鍛錬度の極めて高い競技者においては海抜12泡伽nという準高所にお

いても 2000m以上の標高において示されるものと同様の生理的応答が生じいわゆる OBLA

あたりまでの運動強度であれば準高所滞在開始後6日目には平地とほぼ同様のトレーニング

が実施できるようになる可能性が示された

参考文 献

ntsea level町出B (1975) Effects of eqJD V and Bomar Jr出DE MBernauerCWAdams1)

and altitude trainingon VOzm回 andrunning performance J ApplPhysiol39 262-266

2) BalkeBNagleF J and DanielsJ T (1965) Altitude and maximum performance in work and

sports activity JAMA 194 646-649

3) F叫 knerJ A DanielsJ T and BalkeB (1967) Eff巴ctsof tr血血gat moderate altitude on phys-

ical performance capacity J ApplPhysiol23 85-89

4) FilmanowiczE and GurneyC W (1961) Study on erythropoiesis XVl Response to a single dose

of erythropoietin in polycythemic muscle J Lab Clin Med 57 65-72

5) GoreC JH油nAGScroopG CWatsonD BNortonK JRWood1 CampbellD P and

EmonsonD L (1996) Increased arterial disaturation泊 trainedcyclists during maximal exercise at

580 m altitude J ApplPhysiol80 2204-2210

6) 後藤真二野村孝路 (2001)準高地トレーニングが水泳中の生理的応答に及ぼす影響水泳水中運

動科学 4 25-29

7) HansenJ EVogelJ AStelterG P and ConsolazioC F (1967) Oxygen up凶 ein man during

exhaustive work at sea level and high altitude J ApplPhysiol23 511-522

8) HorstmanDWeiskopfR and JacksonRE (1980) Work capacity dぽ加g3-kmsojourn at 43infinm

effects of relative polyth巴miaJ ApplPhysiol49 311-318

9) MaglischoE W (2infin3) Swin官邸19Fastest Human胞neticsChampaignILpp541-585

10) M副泊 D and OKroyJ (1993) Effects of acute hypoxia on the VOzmax of trained and untrained

subjects J Sports Sci 11 37-42

11) 禰屋光男杉田正明 )11本竜史渡曾公治 111原 貢 (1999)標高13帥 nにおける水泳トレーニング

が生理機能に及ぼす影響体力科学48(3) 393-402

12) 組出 B GoverRF omquistCGJ副 eyLHand JohnsonRL (1鰯)M回 malOxygen uptake

and cardiac output after 2 w

Bl

eeks at 43infinm JApplPhysiol25 4infin-409

13) TerradosNMizunoM and AndersenH (19田)Reduction in m組maloxygen uptake at low alti-

93 2005 競泳選手における準高所トレhellipニングの可能性(森谷藤原泌猿今村詩話機〉

tudes role of training status and lung functionψClin Physiol5 875-79

14) TerradosN (1994) A1titude tr政 lingand muscular metabolism Int J 8ports Med 1382侃 -209

15) Troup1P (1990) Energy contributions of competitive freestyle events International Center for

Aquatic Research Annual 1989-90 Unit付 States8w却沼田gPr巴ssColorado Springs

16) TroupJ P (1984) Revi坦W 勧告rgysy試合ms加 dtrair血gconsid哩rationsJ S別m恥 s1 (I)13-16

Page 13: 」jIノィッg[jOフツ¥ォkcg[jO、ヌl 」jIノィッg[jOフツ¥ォ。ィu。コ ェ エY v 約 J。エ G[gxフwwqキ」」jI 4シホロ i アC 16ヤフ{C 12 DA} gcjOタオス.g[jOヤニサフOノv

89 2infin5 競泳選霊祭における首長高所トレーニングの可能性(森谷藤原加綴今村高橋)

Table 5 Physiological rむspos昔話 tothe intermittent tr滋ningtぞst

pr告 d品y2 d畠y6 day 13

5353 10β2 11003 二七 t 152 1003 152程V (m1sec) 1st s 003二七

2nd set 158 1003 158土003 157 001 158土003

La (rnmoll) 1st s暗t 117 1032 177土015 153 040オニ 1infin土 020

40土7 031 1471品071ニ七021土2ndset 193 257 7

HR (beatslmin) 1st s校 14667土208 14800 1964 15400金 361 152infinニと 917

2nds母t 16800 10部 16233土生き3 16867ごと毛布35 16200こ1103き

RPE 1st s号t 11infin土000 1133 1200こ12部 73土11200289二七

2nds日t 1367土l53 1433 1252 15infinこ12β5 1433まl53

SpOz () 1st set 9470 1208 9270土115 9170 1153 9330士115

2nds控t 9330土115 9170土153 9330土2白089070 231 1

Results are m号制s SD PltOβ5

4考察

本研究では トレーニング歴が長くかっ競技レベルが高い男子競泳灘手を対象に海抜

1 280mでの準高所トレーニングにおける水泳選勤時の生理的時答について検討したそのた

めまず泳者の持久的能力の変化を示すとされている V-La曲線とそこから導かれるV25と

以こ着岳したこれは本研究の対象者はウォームアップクhellipリングダウン技術的ト

レーニングを除けば V25およびV40でのトレhellipニングが年聞を避して最も多いことによる

また V25とV40は競泳選手の持久的泳能力やそのトレーニング効来の判定に有効であると

されている 9)

(1) 準墓所滞夜絡にみられる生理的感答

ヒトの最大酸素摂離農は fi酸素環境下において母下することがよく知られている最大

酸素摂取量の高い人は儀い人に比べて低駿索の影響を強く受けることが報告されている1

に満たない標高でも最大酸素摂取量の低下が観察されn肋1αまたエリートアスリートは

る5守 1314)

本研究の対象者は会菌大会81立以内入賞という高い競技歴を持ちかつ準高所トレhellipニン

グ需給前に充分な競泳トレーニングを穣み緩めて鍛錬度の高い競技者であったそのため

14) 310

対象者は高い最大酸素摂取量を有しており詑較的標高の器い準高街環境においても

事 ゆ央大伊保健体育研究所紀要 第 23~苦

の彰響を受けやすい可能性が考えられるー

乳酸カーブテストのデhellipタより準高所滞在初期(3臼呂)に T3およびT4時の身体負担

震が高くなっている様子が窺えたまた V25V40の搾れにおいても爆露前よりも有意に

怪くかつ搾れの対象者においても時一泳速度におけるLa HRは高く SPU2が悲い傾向

が認められたさらに符ーの泳連環で行われた最大下の詩歌告さ水泳トレーニング時の準高所

薄在初離は a認の加は滞謀議よりも有意に高かった詩歌的インターバルテスト持の

準高所講義 28おの SPU2については有意差こそ認められなかったもののすべての対象者

において滞在開始前よりも散い銭前にあったこれらのことから長く鍛錬された競技者を対

象とする場合海抜12日蹴れという準高所であってもその滞在初期には器地とは異なる

応答が生じることが鳴らかとなった

準高所滞在開始 6日後に特われた間島史的トレーニングテスト時の生理的応答をみると

所滞在開始前と大きな護は認められないまた 11日後に行われた乳酸カーブテストにより

導出されたデータ会みる限りそのときの最大下運動時の生理的応答は準高所i帯夜前すなわ

ち平地とほぼ|司じであったこれらは本研究で設定した程度の高所環境であり血中学し酸濃

度が5mrnollを下回るような中等度以下の運動であれば準高所曝露後6日程度で平地とほほ

同強度の連動を実施することができることを示壊している

これらの結果iえ鍛錬者を対象とし本研究と同程度の標高を用いて行われた先行研究の結

果611) を るものであるしたがって本研究で対象としたような競技力が高くかつ鍛

錬度が高い競技者では準高所トレhellipニングを実施することで高所トレーニングによっても

たらされる諸効果令接待できる可能性がある同時に準高所トレーニングにおいてもその

藩在初期には処方Tるトレhellipニングの蓋と糞について充分な主意が必要であるといえよう

(2) 準高所トレーニング前後の変北

対象者BCDのV-La飴線をみると準高所帯在後 I弓ー泳連変に対する

の値が抵くなっていた V25とV4olま準高所滞在終了後に向上する傾向があり特にVZ5の

変化は額著であった最大努力泳の泳速疫については有意差こそ霊かながら認められなかっ

たものの (p 0β58)滞在終了後に高い傾向であった最大努力泳後のいは開テスト

ほ同じであったこれらの結果は本研究で対象とした続技レベルの高い競泳選手を対象にト

レーニングプログラムを作成する場合準高所トレーニングを取り入れることが有効である可

能性を示唆するものであろう

この点について400m泳実施時の有酸素性代謝と無酸素性代謝の質献がおよそ 8 2である

91 2005 競泳選手における象潟fflトレーニングの可能性(森谷塁審華奈 110護憲今村嘉援〉

ことが報告されている 151ぶことに鑑みれば i零在終了後にみられた泳能力の改善は

的な逮動遂行能力よりむしろ LTやOBしAに景3響を及iますような有酸素的な運動遂行能力の

によるものと考えることができる

低酸紫馴化すると赤血球数ヘモグロピン濃度ヘマトクリット債が増大する 7812) こ

れらの反応が起こるためには砥酸素環境暴露によるエリスロポエチンの分拡が充進し網状

赤血球が増揺する過程を経る 4三

準高醗i事在前後では何れの総定壌践についても準高所講在書官後の有意差は語められなかっ

たもののエリスロポエチンがすべての対象者において準高所滞悲 2日自に増加した網状赤

血球については対象者BおよびCに準高所帯在による向上か官められた一方で対象者Dに

ついては準高所滞在前後でほぼ悶じ僚が示された一方赤血球数ヘモグロピンj農度ヘマ

トクリットについては対象者BDにおいて準高所滞在後に場加が認められたが対象者じ

では準高所帯在後に低下していた

これらのことは準高所曝露の斜激を受けた結果ょにリスロポエチンが増結していてもそ

の授のち足15についてはかなりの領人楚が姦在することを示綾している対象者Cの鶏待と

の反応については トレーニングによる鼠襲量増大によるみかけの減鼠疫反5である可能性があ

るエリスロポエチンが分誌され網状赤血球が増えたとしても赤血球ヘモグロビン濃

度ヘマトクリット値などが増加するためには トレーニングや栄養摂取などの要因が複雑に

ると考えられることから実際には造血は起こっていなかった可能性もある

いずれにせよ詳細は不明であるため対象者を多様化したり泡液検査の実撞頻度や検査

項慢をま援やしたりするなどの手段で準高所トレーニング実務後の有酸素性作業詑の改善につ

いてさらに検討をすすめる必繋があろう

5まとめ

トレーニング竪が長くかっ競技力が高い選手会対象とした準高所トレーニング

に関する資料を得ることを呂釣としたそのため大学男子エリート競泳長距離選手4名

象とし訪日間の準高所(海抜1280m) トレーニングとその前後 2日間ずつを含む20E3罪悪の

明らかにした

すべての対象者において準高所滞在開始 3日後では問一泳速度における血中

乳酸濃度が商くなる傾向が認められた問hellip泳速度における心拍数や動脈血酸素飽和度をみて

も準高所滞在開始3日後に前者では蒔く後者では抵くなる傾肉がみられたこのような傾

92 中央大学保健体育研究所紀要 第23号

向は乳酸カーブテストから導出される血中乳酸瀧度25および40rnmollに相当する泳速度

(V25V40) の変化にも現れていたさらに間欺的トレーニング実施後の血中乳酸捜度は

準高所滞在開始2日後で滞在開始前に比べて有意に高かった以上のような生理的変化は

乳酸カーブテストでは高所滞在開始11日後に問欺的トレーニングテストでは高所滞在開始

6日後にほぼ消失した他方準高所トレーニング期間の前後に行われた乳酸カーブテストの

結果より V25V40および400mの最大努力泳のパフォーマンスは準高所トレーニングによっ

て改善された

これらのデータから鍛錬度の極めて高い競技者においては海抜12泡伽nという準高所にお

いても 2000m以上の標高において示されるものと同様の生理的応答が生じいわゆる OBLA

あたりまでの運動強度であれば準高所滞在開始後6日目には平地とほぼ同様のトレーニング

が実施できるようになる可能性が示された

参考文 献

ntsea level町出B (1975) Effects of eqJD V and Bomar Jr出DE MBernauerCWAdams1)

and altitude trainingon VOzm回 andrunning performance J ApplPhysiol39 262-266

2) BalkeBNagleF J and DanielsJ T (1965) Altitude and maximum performance in work and

sports activity JAMA 194 646-649

3) F叫 knerJ A DanielsJ T and BalkeB (1967) Eff巴ctsof tr血血gat moderate altitude on phys-

ical performance capacity J ApplPhysiol23 85-89

4) FilmanowiczE and GurneyC W (1961) Study on erythropoiesis XVl Response to a single dose

of erythropoietin in polycythemic muscle J Lab Clin Med 57 65-72

5) GoreC JH油nAGScroopG CWatsonD BNortonK JRWood1 CampbellD P and

EmonsonD L (1996) Increased arterial disaturation泊 trainedcyclists during maximal exercise at

580 m altitude J ApplPhysiol80 2204-2210

6) 後藤真二野村孝路 (2001)準高地トレーニングが水泳中の生理的応答に及ぼす影響水泳水中運

動科学 4 25-29

7) HansenJ EVogelJ AStelterG P and ConsolazioC F (1967) Oxygen up凶 ein man during

exhaustive work at sea level and high altitude J ApplPhysiol23 511-522

8) HorstmanDWeiskopfR and JacksonRE (1980) Work capacity dぽ加g3-kmsojourn at 43infinm

effects of relative polyth巴miaJ ApplPhysiol49 311-318

9) MaglischoE W (2infin3) Swin官邸19Fastest Human胞neticsChampaignILpp541-585

10) M副泊 D and OKroyJ (1993) Effects of acute hypoxia on the VOzmax of trained and untrained

subjects J Sports Sci 11 37-42

11) 禰屋光男杉田正明 )11本竜史渡曾公治 111原 貢 (1999)標高13帥 nにおける水泳トレーニング

が生理機能に及ぼす影響体力科学48(3) 393-402

12) 組出 B GoverRF omquistCGJ副 eyLHand JohnsonRL (1鰯)M回 malOxygen uptake

and cardiac output after 2 w

Bl

eeks at 43infinm JApplPhysiol25 4infin-409

13) TerradosNMizunoM and AndersenH (19田)Reduction in m組maloxygen uptake at low alti-

93 2005 競泳選手における準高所トレhellipニングの可能性(森谷藤原泌猿今村詩話機〉

tudes role of training status and lung functionψClin Physiol5 875-79

14) TerradosN (1994) A1titude tr政 lingand muscular metabolism Int J 8ports Med 1382侃 -209

15) Troup1P (1990) Energy contributions of competitive freestyle events International Center for

Aquatic Research Annual 1989-90 Unit付 States8w却沼田gPr巴ssColorado Springs

16) TroupJ P (1984) Revi坦W 勧告rgysy試合ms加 dtrair血gconsid哩rationsJ S別m恥 s1 (I)13-16

Page 14: 」jIノィッg[jOフツ¥ォkcg[jO、ヌl 」jIノィッg[jOフツ¥ォ。ィu。コ ェ エY v 約 J。エ G[gxフwwqキ」」jI 4シホロ i アC 16ヤフ{C 12 DA} gcjOタオス.g[jOヤニサフOノv

事 ゆ央大伊保健体育研究所紀要 第 23~苦

の彰響を受けやすい可能性が考えられるー

乳酸カーブテストのデhellipタより準高所滞在初期(3臼呂)に T3およびT4時の身体負担

震が高くなっている様子が窺えたまた V25V40の搾れにおいても爆露前よりも有意に

怪くかつ搾れの対象者においても時一泳速度におけるLa HRは高く SPU2が悲い傾向

が認められたさらに符ーの泳連環で行われた最大下の詩歌告さ水泳トレーニング時の準高所

薄在初離は a認の加は滞謀議よりも有意に高かった詩歌的インターバルテスト持の

準高所講義 28おの SPU2については有意差こそ認められなかったもののすべての対象者

において滞在開始前よりも散い銭前にあったこれらのことから長く鍛錬された競技者を対

象とする場合海抜12日蹴れという準高所であってもその滞在初期には器地とは異なる

応答が生じることが鳴らかとなった

準高所滞在開始 6日後に特われた間島史的トレーニングテスト時の生理的応答をみると

所滞在開始前と大きな護は認められないまた 11日後に行われた乳酸カーブテストにより

導出されたデータ会みる限りそのときの最大下運動時の生理的応答は準高所i帯夜前すなわ

ち平地とほぼ|司じであったこれらは本研究で設定した程度の高所環境であり血中学し酸濃

度が5mrnollを下回るような中等度以下の運動であれば準高所曝露後6日程度で平地とほほ

同強度の連動を実施することができることを示壊している

これらの結果iえ鍛錬者を対象とし本研究と同程度の標高を用いて行われた先行研究の結

果611) を るものであるしたがって本研究で対象としたような競技力が高くかつ鍛

錬度が高い競技者では準高所トレhellipニングを実施することで高所トレーニングによっても

たらされる諸効果令接待できる可能性がある同時に準高所トレーニングにおいてもその

藩在初期には処方Tるトレhellipニングの蓋と糞について充分な主意が必要であるといえよう

(2) 準高所トレーニング前後の変北

対象者BCDのV-La飴線をみると準高所帯在後 I弓ー泳連変に対する

の値が抵くなっていた V25とV4olま準高所滞在終了後に向上する傾向があり特にVZ5の

変化は額著であった最大努力泳の泳速疫については有意差こそ霊かながら認められなかっ

たものの (p 0β58)滞在終了後に高い傾向であった最大努力泳後のいは開テスト

ほ同じであったこれらの結果は本研究で対象とした続技レベルの高い競泳選手を対象にト

レーニングプログラムを作成する場合準高所トレーニングを取り入れることが有効である可

能性を示唆するものであろう

この点について400m泳実施時の有酸素性代謝と無酸素性代謝の質献がおよそ 8 2である

91 2005 競泳選手における象潟fflトレーニングの可能性(森谷塁審華奈 110護憲今村嘉援〉

ことが報告されている 151ぶことに鑑みれば i零在終了後にみられた泳能力の改善は

的な逮動遂行能力よりむしろ LTやOBしAに景3響を及iますような有酸素的な運動遂行能力の

によるものと考えることができる

低酸紫馴化すると赤血球数ヘモグロピン濃度ヘマトクリット債が増大する 7812) こ

れらの反応が起こるためには砥酸素環境暴露によるエリスロポエチンの分拡が充進し網状

赤血球が増揺する過程を経る 4三

準高醗i事在前後では何れの総定壌践についても準高所講在書官後の有意差は語められなかっ

たもののエリスロポエチンがすべての対象者において準高所滞悲 2日自に増加した網状赤

血球については対象者BおよびCに準高所帯在による向上か官められた一方で対象者Dに

ついては準高所滞在前後でほぼ悶じ僚が示された一方赤血球数ヘモグロピンj農度ヘマ

トクリットについては対象者BDにおいて準高所滞在後に場加が認められたが対象者じ

では準高所帯在後に低下していた

これらのことは準高所曝露の斜激を受けた結果ょにリスロポエチンが増結していてもそ

の授のち足15についてはかなりの領人楚が姦在することを示綾している対象者Cの鶏待と

の反応については トレーニングによる鼠襲量増大によるみかけの減鼠疫反5である可能性があ

るエリスロポエチンが分誌され網状赤血球が増えたとしても赤血球ヘモグロビン濃

度ヘマトクリット値などが増加するためには トレーニングや栄養摂取などの要因が複雑に

ると考えられることから実際には造血は起こっていなかった可能性もある

いずれにせよ詳細は不明であるため対象者を多様化したり泡液検査の実撞頻度や検査

項慢をま援やしたりするなどの手段で準高所トレーニング実務後の有酸素性作業詑の改善につ

いてさらに検討をすすめる必繋があろう

5まとめ

トレーニング竪が長くかっ競技力が高い選手会対象とした準高所トレーニング

に関する資料を得ることを呂釣としたそのため大学男子エリート競泳長距離選手4名

象とし訪日間の準高所(海抜1280m) トレーニングとその前後 2日間ずつを含む20E3罪悪の

明らかにした

すべての対象者において準高所滞在開始 3日後では問一泳速度における血中

乳酸濃度が商くなる傾向が認められた問hellip泳速度における心拍数や動脈血酸素飽和度をみて

も準高所滞在開始3日後に前者では蒔く後者では抵くなる傾肉がみられたこのような傾

92 中央大学保健体育研究所紀要 第23号

向は乳酸カーブテストから導出される血中乳酸瀧度25および40rnmollに相当する泳速度

(V25V40) の変化にも現れていたさらに間欺的トレーニング実施後の血中乳酸捜度は

準高所滞在開始2日後で滞在開始前に比べて有意に高かった以上のような生理的変化は

乳酸カーブテストでは高所滞在開始11日後に問欺的トレーニングテストでは高所滞在開始

6日後にほぼ消失した他方準高所トレーニング期間の前後に行われた乳酸カーブテストの

結果より V25V40および400mの最大努力泳のパフォーマンスは準高所トレーニングによっ

て改善された

これらのデータから鍛錬度の極めて高い競技者においては海抜12泡伽nという準高所にお

いても 2000m以上の標高において示されるものと同様の生理的応答が生じいわゆる OBLA

あたりまでの運動強度であれば準高所滞在開始後6日目には平地とほぼ同様のトレーニング

が実施できるようになる可能性が示された

参考文 献

ntsea level町出B (1975) Effects of eqJD V and Bomar Jr出DE MBernauerCWAdams1)

and altitude trainingon VOzm回 andrunning performance J ApplPhysiol39 262-266

2) BalkeBNagleF J and DanielsJ T (1965) Altitude and maximum performance in work and

sports activity JAMA 194 646-649

3) F叫 knerJ A DanielsJ T and BalkeB (1967) Eff巴ctsof tr血血gat moderate altitude on phys-

ical performance capacity J ApplPhysiol23 85-89

4) FilmanowiczE and GurneyC W (1961) Study on erythropoiesis XVl Response to a single dose

of erythropoietin in polycythemic muscle J Lab Clin Med 57 65-72

5) GoreC JH油nAGScroopG CWatsonD BNortonK JRWood1 CampbellD P and

EmonsonD L (1996) Increased arterial disaturation泊 trainedcyclists during maximal exercise at

580 m altitude J ApplPhysiol80 2204-2210

6) 後藤真二野村孝路 (2001)準高地トレーニングが水泳中の生理的応答に及ぼす影響水泳水中運

動科学 4 25-29

7) HansenJ EVogelJ AStelterG P and ConsolazioC F (1967) Oxygen up凶 ein man during

exhaustive work at sea level and high altitude J ApplPhysiol23 511-522

8) HorstmanDWeiskopfR and JacksonRE (1980) Work capacity dぽ加g3-kmsojourn at 43infinm

effects of relative polyth巴miaJ ApplPhysiol49 311-318

9) MaglischoE W (2infin3) Swin官邸19Fastest Human胞neticsChampaignILpp541-585

10) M副泊 D and OKroyJ (1993) Effects of acute hypoxia on the VOzmax of trained and untrained

subjects J Sports Sci 11 37-42

11) 禰屋光男杉田正明 )11本竜史渡曾公治 111原 貢 (1999)標高13帥 nにおける水泳トレーニング

が生理機能に及ぼす影響体力科学48(3) 393-402

12) 組出 B GoverRF omquistCGJ副 eyLHand JohnsonRL (1鰯)M回 malOxygen uptake

and cardiac output after 2 w

Bl

eeks at 43infinm JApplPhysiol25 4infin-409

13) TerradosNMizunoM and AndersenH (19田)Reduction in m組maloxygen uptake at low alti-

93 2005 競泳選手における準高所トレhellipニングの可能性(森谷藤原泌猿今村詩話機〉

tudes role of training status and lung functionψClin Physiol5 875-79

14) TerradosN (1994) A1titude tr政 lingand muscular metabolism Int J 8ports Med 1382侃 -209

15) Troup1P (1990) Energy contributions of competitive freestyle events International Center for

Aquatic Research Annual 1989-90 Unit付 States8w却沼田gPr巴ssColorado Springs

16) TroupJ P (1984) Revi坦W 勧告rgysy試合ms加 dtrair血gconsid哩rationsJ S別m恥 s1 (I)13-16

Page 15: 」jIノィッg[jOフツ¥ォkcg[jO、ヌl 」jIノィッg[jOフツ¥ォ。ィu。コ ェ エY v 約 J。エ G[gxフwwqキ」」jI 4シホロ i アC 16ヤフ{C 12 DA} gcjOタオス.g[jOヤニサフOノv

91 2005 競泳選手における象潟fflトレーニングの可能性(森谷塁審華奈 110護憲今村嘉援〉

ことが報告されている 151ぶことに鑑みれば i零在終了後にみられた泳能力の改善は

的な逮動遂行能力よりむしろ LTやOBしAに景3響を及iますような有酸素的な運動遂行能力の

によるものと考えることができる

低酸紫馴化すると赤血球数ヘモグロピン濃度ヘマトクリット債が増大する 7812) こ

れらの反応が起こるためには砥酸素環境暴露によるエリスロポエチンの分拡が充進し網状

赤血球が増揺する過程を経る 4三

準高醗i事在前後では何れの総定壌践についても準高所講在書官後の有意差は語められなかっ

たもののエリスロポエチンがすべての対象者において準高所滞悲 2日自に増加した網状赤

血球については対象者BおよびCに準高所帯在による向上か官められた一方で対象者Dに

ついては準高所滞在前後でほぼ悶じ僚が示された一方赤血球数ヘモグロピンj農度ヘマ

トクリットについては対象者BDにおいて準高所滞在後に場加が認められたが対象者じ

では準高所帯在後に低下していた

これらのことは準高所曝露の斜激を受けた結果ょにリスロポエチンが増結していてもそ

の授のち足15についてはかなりの領人楚が姦在することを示綾している対象者Cの鶏待と

の反応については トレーニングによる鼠襲量増大によるみかけの減鼠疫反5である可能性があ

るエリスロポエチンが分誌され網状赤血球が増えたとしても赤血球ヘモグロビン濃

度ヘマトクリット値などが増加するためには トレーニングや栄養摂取などの要因が複雑に

ると考えられることから実際には造血は起こっていなかった可能性もある

いずれにせよ詳細は不明であるため対象者を多様化したり泡液検査の実撞頻度や検査

項慢をま援やしたりするなどの手段で準高所トレーニング実務後の有酸素性作業詑の改善につ

いてさらに検討をすすめる必繋があろう

5まとめ

トレーニング竪が長くかっ競技力が高い選手会対象とした準高所トレーニング

に関する資料を得ることを呂釣としたそのため大学男子エリート競泳長距離選手4名

象とし訪日間の準高所(海抜1280m) トレーニングとその前後 2日間ずつを含む20E3罪悪の

明らかにした

すべての対象者において準高所滞在開始 3日後では問一泳速度における血中

乳酸濃度が商くなる傾向が認められた問hellip泳速度における心拍数や動脈血酸素飽和度をみて

も準高所滞在開始3日後に前者では蒔く後者では抵くなる傾肉がみられたこのような傾

92 中央大学保健体育研究所紀要 第23号

向は乳酸カーブテストから導出される血中乳酸瀧度25および40rnmollに相当する泳速度

(V25V40) の変化にも現れていたさらに間欺的トレーニング実施後の血中乳酸捜度は

準高所滞在開始2日後で滞在開始前に比べて有意に高かった以上のような生理的変化は

乳酸カーブテストでは高所滞在開始11日後に問欺的トレーニングテストでは高所滞在開始

6日後にほぼ消失した他方準高所トレーニング期間の前後に行われた乳酸カーブテストの

結果より V25V40および400mの最大努力泳のパフォーマンスは準高所トレーニングによっ

て改善された

これらのデータから鍛錬度の極めて高い競技者においては海抜12泡伽nという準高所にお

いても 2000m以上の標高において示されるものと同様の生理的応答が生じいわゆる OBLA

あたりまでの運動強度であれば準高所滞在開始後6日目には平地とほぼ同様のトレーニング

が実施できるようになる可能性が示された

参考文 献

ntsea level町出B (1975) Effects of eqJD V and Bomar Jr出DE MBernauerCWAdams1)

and altitude trainingon VOzm回 andrunning performance J ApplPhysiol39 262-266

2) BalkeBNagleF J and DanielsJ T (1965) Altitude and maximum performance in work and

sports activity JAMA 194 646-649

3) F叫 knerJ A DanielsJ T and BalkeB (1967) Eff巴ctsof tr血血gat moderate altitude on phys-

ical performance capacity J ApplPhysiol23 85-89

4) FilmanowiczE and GurneyC W (1961) Study on erythropoiesis XVl Response to a single dose

of erythropoietin in polycythemic muscle J Lab Clin Med 57 65-72

5) GoreC JH油nAGScroopG CWatsonD BNortonK JRWood1 CampbellD P and

EmonsonD L (1996) Increased arterial disaturation泊 trainedcyclists during maximal exercise at

580 m altitude J ApplPhysiol80 2204-2210

6) 後藤真二野村孝路 (2001)準高地トレーニングが水泳中の生理的応答に及ぼす影響水泳水中運

動科学 4 25-29

7) HansenJ EVogelJ AStelterG P and ConsolazioC F (1967) Oxygen up凶 ein man during

exhaustive work at sea level and high altitude J ApplPhysiol23 511-522

8) HorstmanDWeiskopfR and JacksonRE (1980) Work capacity dぽ加g3-kmsojourn at 43infinm

effects of relative polyth巴miaJ ApplPhysiol49 311-318

9) MaglischoE W (2infin3) Swin官邸19Fastest Human胞neticsChampaignILpp541-585

10) M副泊 D and OKroyJ (1993) Effects of acute hypoxia on the VOzmax of trained and untrained

subjects J Sports Sci 11 37-42

11) 禰屋光男杉田正明 )11本竜史渡曾公治 111原 貢 (1999)標高13帥 nにおける水泳トレーニング

が生理機能に及ぼす影響体力科学48(3) 393-402

12) 組出 B GoverRF omquistCGJ副 eyLHand JohnsonRL (1鰯)M回 malOxygen uptake

and cardiac output after 2 w

Bl

eeks at 43infinm JApplPhysiol25 4infin-409

13) TerradosNMizunoM and AndersenH (19田)Reduction in m組maloxygen uptake at low alti-

93 2005 競泳選手における準高所トレhellipニングの可能性(森谷藤原泌猿今村詩話機〉

tudes role of training status and lung functionψClin Physiol5 875-79

14) TerradosN (1994) A1titude tr政 lingand muscular metabolism Int J 8ports Med 1382侃 -209

15) Troup1P (1990) Energy contributions of competitive freestyle events International Center for

Aquatic Research Annual 1989-90 Unit付 States8w却沼田gPr巴ssColorado Springs

16) TroupJ P (1984) Revi坦W 勧告rgysy試合ms加 dtrair血gconsid哩rationsJ S別m恥 s1 (I)13-16

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92 中央大学保健体育研究所紀要 第23号

向は乳酸カーブテストから導出される血中乳酸瀧度25および40rnmollに相当する泳速度

(V25V40) の変化にも現れていたさらに間欺的トレーニング実施後の血中乳酸捜度は

準高所滞在開始2日後で滞在開始前に比べて有意に高かった以上のような生理的変化は

乳酸カーブテストでは高所滞在開始11日後に問欺的トレーニングテストでは高所滞在開始

6日後にほぼ消失した他方準高所トレーニング期間の前後に行われた乳酸カーブテストの

結果より V25V40および400mの最大努力泳のパフォーマンスは準高所トレーニングによっ

て改善された

これらのデータから鍛錬度の極めて高い競技者においては海抜12泡伽nという準高所にお

いても 2000m以上の標高において示されるものと同様の生理的応答が生じいわゆる OBLA

あたりまでの運動強度であれば準高所滞在開始後6日目には平地とほぼ同様のトレーニング

が実施できるようになる可能性が示された

参考文 献

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93 2005 競泳選手における準高所トレhellipニングの可能性(森谷藤原泌猿今村詩話機〉

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