INCA ODXアドオン： ODX-LINK / ODX-FLASH...ASAMにおける測定・適合・診断システム 3: プログラミングインターフェース •ASAP3 / MCD 3 MCD 2: データフォーマット

INCA ODX add-on l Tadaaki Sato l ETAS K.K. - Marketing l 12 June 2009© ETAS GmbH 2008. All rights reserved. The names and designations used in this document are trademarks or brands belonging to their respective owners.

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INCA ODXアドオン： ODX-LINK / ODX-FLASH2009年10月現在


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INCA ODXアドオン： ODX-LINK / ODX-FLASH

アジェンダ

• ODX概要

• ODX-LINK（診断統合パッケージ）

• V1.3.3

• V1.4

• ODX-FLASH V1.0.3 （フラッシュ統合パッケージ）

• V1.0.3

• V1.4

• その他

• ユースケース

• FAQ

• 対応バージョン


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1. ODX概要

診断機能の重要性とお客様の抱える課題（1）

• 診断機能の重要性

• ECUソフトウェアのおよそ40%がOBDに関連（次ページ参照）

• 欧米の法規制によりOEM様およびTier1様は以下の対応が必要

• オンボード診断機能を継続的に拡張

• サービス／テスト向けに標準診断インターフェースをサポート

診断機能の開発、適合、検証のプロセス全体をサポートするアプローチが必要

• ODX（Open Diagnostic Data eXchange）が車両診断に関係するECUデータ記述の標準形式として誕生（XMLベース）

• お客様の抱える課題

• INCAと診断ツールをそれぞれ別ツールとして使用

• 2つのツール間での異なる時間同期、異なるECUアクセス

• 2つのツールセットアップの手間（ハードウェア、ケーブル、ツール入手、等）

• カスタマイゼーションへの対応（OEM様固有の診断機能やプロトコル）


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1. ODX概要

診断機能の重要性とお客様の抱える課題（2）

パワートレインECU

制御ソフトウェア全体

診断機能の割合

パラメータ数 6,000 30～40 %

ファンクション数 350～400 40%

コードのライン数 270,000 40%

メモリ 512KB 40%

ランタイム 50%

ECUソフトウェアの約40%がすでに診断機能効率的な開発／検証のソリューションが必要

あるパワートレインECUの例


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1. ODX概要

ASAMにおける測定・適合・診断システム

3: プログラミングインターフェース• ASAP3 / MCD 3 MCD

2: データフォーマット• ASAP2 / MCD 2MC, 2D（ ODX）• A2Lファイル

1: ハードウェアインターフェース• ASAP1b / MCD 1 MC

MCD-2

MCD-3

MCD-1

HW IF

MCDSystem

API

DA

TA

ASAP1a

ASAP1b


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20051997 1998 1999 2000 2001 2002 2003 2004 2006 2007

1. ODX概要

ASAM MCDの歴史

1a（CCP）

V2.1

1b（ドライバ）

V1.2

1a（XCP）V1.0

2MC（A2Lファイルフォーマット）V1.5V1.4V1.3V1.21

3MC

V2.1V2.0

3D

V1.1V1.0 3MCD

V1.0

2D | ODXV1.2.2V1.0 V1.1 V2.0.0

V1.0

ハードウェアインターフェース

データインターフェース

API

FBX

V1.0

V2.0.1 V2.1.0, Aug 06

V2.0

V2.0 V2.1Mar 07

ECUインターフェース

CDF

V1.0V2.0

V1.1


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アジェンダ

• ODX概要


• V1.3.3

• V1.4


• V1.0.3

• V1.4

• その他


• FAQ



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2. ODX-LINK V1.3.3 （診断統合パッケージ）

主な機能－概要

ODX-LINKアドオンは以下の機能を提供：

• INCA実験環境上の専用GUIにより診断サービスのシーケンスを実行

• ETASの測定・適合用ECU/バスインターフェースハードウェアをそのまま診断アクセスに利用

• シンボリック／16進形式での周期的なメモリダンプ

• ワンクリックでDTCの読み出し、クリア

• 読み出した診断情報のファイル出力（スナップショット）（XML、HTML、ASCII、MDF）

• ダイアグにかかわるイベントでデータロギングのトリガを実行

• ODXベースのフラッシュ*

• 診断／フラッシュにかかわる各機能のリモート制御（API）

* 後述するODX-FLASHの機能


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主な機能－サポートしている診断プロトコル

標準規格概要

KWP-on-K-Line (KWP2000)

ISO 14230-3 KWPのアプリケーションレイヤー

診断データ構造を提供

KWP-on-CAN (Diag-on-CAN)

ISO15765 CANを使用した車両ダイアグ通信の詳細を記述した一連の仕様

OBDII-on-CAN ISO 15031-5

(SAE J1979)

ISO 15765-4

OBDII (On-Board Diagnostics)

エミッション関連システムの必要事項

UDS ISO 14229 アプリケーションレイヤー仕様

テスターとECU間サービス


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主な機能－ OBDII-on-CANスキャンツールGUI

OBDII-on-CANのための専用GUIを用意：

• ISO 15031 / SAE J1979で定義されたすべてのモードをサポート

• 専用GUI：

• DTC －保留／保存されたDTCの読み出しおよびクリア

• PID（次ページ参照）およびOBDMID

• フリーズフレーム

• 診断モニタリングテスト

• ビークルインフォメーション

• インユースパフォーマンストラッキング

• PIDの測定結果をMDFフォーマットで記録

• DTCおよびPIDデータをMDA内で解析（12ページ参照）


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表示例－ OBDII-on-CANスキャンツールGUI （PID）

PIDタブ

読み出したいPIDの選択

周期的読み出しが可能

読み出し周期（msec）の設定が可能

Read Dataをクリックすることで読み出し開始

INCAの実験環境上の1

ウィンドウとして表示

PID読み出し結果


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表示例－記録されたDTC、PIDのMDA上での解析

周期的に記録されたPIDデータ（信号として記録）

周期的に記録されたDTC（コメントとして記録）

カーソル位置のPIDデータ読み出し

データ分析用カーソル

カーソル位置のDTCの読み出し（ポイントごとのカーソル移動はキーボードの←、→キーを利用可能）


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主な機能－測定・適合・診断を共通のハードウェアで実現

テスタ診断ツールINCA + Diagnostic

ES59xES910ES921

ECU

ETK CAN, KLine

J2534

初期フェーズでは利用不可能

ハードウェアアクセス競合

時間同期なし

同一ツール内での解析不可能

複数のケーブル

複数のハードウェア

統合された測定･適合・診断ソリューション（INCA + ODXアドオン）

ECUアクセスの競合


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アジェンダ

• ODX概要


• V1.3.3

• V1.4


• V1.0.3

• V1.4

• その他


• FAQ



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2. ODX-LINK V1.4

新機能－変数選択ダイアログから診断データ（シグナル）を選択

変数選択ダイアログから診断データ変数を容易に選択

MCデバイスの一つとして診断データシグナル用仮想デバイスが追加される

診断データシグナルは診断仮想デバイスの下にファンクションクラスごとに表示される


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2. ODX-LINK V1.4

新機能－診断データのオンライン計測表示

測定・適合時の計測画面で診断系シグナルもオンライン表示

•オシロスコープ

•テーブル

•測定ウィンドウ


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2. ODX-LINK V1.4

新機能－診断データを利用した演算シグナル

• 通常のINCAの演算シグナルの扱いを診断シグナルにも適用

• 測定・適合・診断において信号の区別なく演算シグナルを利用

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3

診断データを利用して演算シグナルを作成可能

診断データを利用して演算シグナルを作成

作成した演算シグナルを選択

作成した演算シグナルをオシロスコープで表示


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2. ODX-LINK V1.4

新機能－診断データシグナルをMDFで容易に解析

測定･適合で使用する計測データとともに診断データのログをMDFフォーマットで記録

• 診断トラブルコード（DTC）

• パラメータID（PID）

• 診断データ（シグナル）

• 診断データに基づいた演算シグナル


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2. ODX-LINK V1.4

新機能－ INCAのトリガ条件設定に診断データを利用

• 測定・適合・診断のすべてのイベントについて容易にトリガ設定• 測定・適合・診断のイベントを組み合わせたトリガ設定が可能

INCAの既存トリガエディタを用いて診断データを利用した計測トリガ設定が可能


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アジェンダ

• ODX概要


• V1.3.3

• V1.4


• V1.0.3

• V1.4

• その他


• FAQ



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3. ODX-FLASH V1.0.3 （フラッシュ統合パッケージ）

主な機能－概要

ODX-FLASHアドオンは以下の機能を提供：

• フラッシュディスクリプションフォーマットとしてODXをサポートユーザー間でのデータ交換が容易

• 標準言語（Java）によるリプログラミング制御フローの記述

• 既存のINCA UIにフラッシュ機能を統合

• INCAで使われている適合コンセプトを継承（メモリページマネージメント等）

• 標準の診断プロトコルをサポート（KWP on CAN、KWP2000、UDS）

• ETASの測定・適合・診断ハードウェアをサポート（ES59x、ES58x、ES1000、等）


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アジェンダ

• ODX概要


• V1.3.3

• V1.4


• V1.0.3

• V1.4

• その他


• FAQ



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3. ODX-FLASH V1.4

新機能－管理データを表示

INCAのデータベースマネージャ内でODXプロジェクトの管理データを表示

• ODXプロジェクト履歴

• 作成者

• 作成日情報

改定履歴は日付順• 最新のものを最初に表示• その地域の設定に基づき日付を表示


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アジェンダ

• ODX概要


• V1.3.3

• V1.4


• V1.0.3

• V1.4

• その他


• FAQ



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4. ODX-LINK/FLASH

ユースケース

• 診断閾値や機能検証

適合による診断機能の検証、DTC検出、MIL動作などを表示

• DTC状態遷移評価

DTC検出→保留→保存→クリアの各ステージを検証

• PID測定項目の検証

ECU測定変数と並行測定/記録

MDAによる分析も可能

• オンボード診断テストの検証

アクチュエーターテストなどのテストシーケンス

• 診断インタフェースを使用したフラッシュプログラミング


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4. ODX-LINK/FLASH

FAQ

Q. 規格(ISO,SAE等)の改版はどのように対応するのですか？A. ODXプロジェクトを追加、修正することにより対応可能です。ODXプロジェクトはエディタ(DTS-Venice等)を使って編集します。ODX-Link標準で備わっているプロジェクトはサンプルになります。

Q. 診断データ取得周期(cycle time)の最速値は？A. ECUとの接続方法とデータ量によって違いがあります。要求に対して応答が返ってから、再度要求をします。

Q. ODX-LINKで行った通信メッセージのログを記録することは可能ですか？A. 「DiagnosticServices」ユーザービューのメッセージログは記録可能です。その他のメッセージに関しては記録できません。

Q. ユーザー定義のサービスモードは対応していますか？A. ODXプロジェクトを生成／編集することで対応可能です。


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• ODX-LINK V1.4

• INCA V6.2.1 Hotfix 4以降

• ODX-LINK V1.3.3 & ODX-FLASH V1.0.3

• INCA V6.2.1

• ODX-LINK V1.3.1 & ODX-FLASH V1.0.1

• INCA V6.1.0

• ODX-LINK V1.2

• INCA V5.3 & V5.4 & V5.4.1

6. ODX-LINK/FLASH対応バージョン


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INCA ODXアドオン： ODX-LINK / ODX-FLASH2009年08月

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