Upload
others
View
1
Download
0
Embed Size (px)
Citation preview
1
■ InDesign の使い方一枚ものの印刷物を作る場合、通常 Illustrator を使いますが、
ページものの冊子を作る場合は、InDesign に代表されるページレイアウトソフトを使用します。
ここでは、ページレイアウトソフトがどのようなものなのか、写真集づくりで実際に使うページを作りながら、基本的機能につてに説明します。
複雑な文章レイアウトを必要としない写真集の様なものであれば、これから説明する基本的機能のみで作成できます。
グループ内でモノクロサンプルを見てください。
基本構成は、モノクロサンプルの様になっています ------・表紙・目次・中扉・テキストページ・奥付 ---- この様な構成の冊子を作って行く事
になります。
表紙・目次・テキストページ・奥付は共有することになります。
モノクロサンプルの中のホチキスどめしてある
・StudentName「KeyWord-01」
・StudentName「KeyWord-02」
・StudentName「KeyWord-03」
・StudentName「KeyWord-04」
(5人グループは・StudentName「KeyWord-05」)
をグループ内 4人で分けてください。
だれがどれを取っても良いです。
これが各自が担当する、ページです。
目次ページ
テキストページ
Aさんの中扉
Bさんの中扉
Cさんの中扉
Dさんの中扉
Aさんの担当する写真ページ
Bさんの担当する写真ページ
Cさんの担当する写真ページ
Dさんの担当する写真ページ
裏面は奥付ページ
<写真集の構成>
(共有する)
(共有する)
(共有する)
2
■写真の入れ物をつくる実際に操作しながら、「各自が担当するページ」を作って行きます。
■ InDesign を起動
●メニューバー ------ ファイル ------ 新規 ---- ドキュメント
・見開き指定
左右ページを同時に編集するときチェックを入れる
・A4横位置の場合方向 - 横位置をクリック
・綴じ方 - 左綴じをクリック
・マージン
上下左右のマージンを決めます(版面の調整に使う)
・段組
段組の数を指定
コラム数を 3と入力
・間隔
段組の間の幅を指定
OK すると指定したドキュメントが開く。
クリック
3
3
■中扉ページを作る 中扉ページは、ここから、○○○○という名前の人が、×××××というキーワードで撮った写真が始まりますという、
宣言のページです。
・テキスツールを選択
・テキストボックスを作る
・テキストボックス内にテキストを打ち込みます
・コントロールパレット内で、フォント /サイズ /行揃え等を決める
最終的にはグループ内で、フォントの種類 /大きさ /位値等を統一しますが、今現在は、モノクロサンプルの様な感じで、
作っておいてください。
テキストツールでドラック
(ここには自分の名前を入れる)
テキストツールでドラック
(ここにはキーワードを入れる)
「字」と「段」を切り替えて文字の設定と行揃え等を設定
4
■写真を掲載するページを作る 写真を掲載するページは、「マスターページ」という機能を使ってつくります。
マスターページは、「ページウインドウ」内のラインで区切られた上部に表示されています。
マスターページとは、各ページに共通して入るもの、ヘッダー /ノンブル /画像を入れるフレーム等を設定しておき、
そのマスターページの設定を使って新しいページを作って行くと、
各ページに一々同じ設定を作成しなくても、ページを増やした時、それらが自動的に入ったページが
作られるというものです。
「ページウインドウ」内のラインで区切られた上部に表示されているのが、「フォームの設定が成されたページ」=マスターページで、
ラインの下部に表示されているページが「マスターページ」の設定を使って作られたページということです。
●マスターページの設定
・ページパレットのマスターページアイコンをダブルクリックして
マスターページを開きます。
<ノンブル(ページ)を入れる>
・テキスツールを選択を選択
・ノンブル位置にテキストボックスを作る
・カーソルがテキストボックス内をにあるのを確認して、
・メニューバー ---「書式」---「特殊文字の挿入」---「マーカー」---「現在のページ番号」を選択
・テキストボックス内に Aという文字が入る
・Aを選択し、コントロールパレット内で、フォント、サイズを決める
(この「特殊文字の挿入」---「現在のページ番号」を設定しておけば、後でページを増やした時にも
自動的に次々とページ番号が入って行きます)
・アイテムツールで、テキストボックスを選択し、右ページにコピーアンドペースト
・コントロールパレット内で、「段」を選択し、右揃えにする
これをコピー&ペースト
マスターページ
5
<ヘッダーを入れる>
・テキストツールを選択
・ヘッダー位置にテキストボックスを作る
・テキストボックス内にヘッダーテキストを打ち込みます
モノクロサンプルでは、写真集タイトル「KeyWord-01」〜写真集タイトル「KeyWord-04」と
入ってますが、「KeyWord-01」〜「KeyWord-04」部分には、自分の選んだキーワードを入れて
おいてください。
「写真集タイトル」の部分は、後でタイトルが決まった時に書き換えます。
・コントロールパレット内で、フォント、サイズを決める
・選択ツールで、テキストボックスを選択し、右ページにコピーアンドペースト
・コントロール内で、「段」を選択し、右揃え
<写真表示用のフレームを入れる> ・長方形フレームツールを選択
これをコピー&ペースト
段組みのボックス一杯にドラッグ 段組みのボックス一杯にドラッグ
6
< 1 ページ目のアイコンをダブルクリックして見てみます>
・ヘッダーとノンブルが入ってしまいました。
・しかし、このページにはヘッダーとノンブルは必要ありませんので、
・マスターページの中にある [ なし ] を適用します。
(マスターページの中にある [ なし ] は、
何も設定されてないものです)
適用するには、まず 1ページ目をクリックで
選択しておいて、「option キー」を押しながら
[ なし ] のアイコンを選択します。
・すると、ヘッダーとノンブルは消えてしまいます。
・さきほど中扉のページにノンブルが入ってしまった時、このページのページ番号は 1ページになっていましたが、
---- モノクロサンプルの「KeyWord-01」を持っている人は、3ページからの始まりになります。
---- モノクロサンプルの「KeyWord-02」を持っている人は、15ページからの始まりになります。
---- モノクロサンプルの「KeyWord-03」を持っている人は、27ページからの始まりになります。
---- モノクロサンプルの「KeyWord-04」を持っている人は、39ページからの始まりになります。
(--- モノクロサンプルの「KeyWord-04」を持っている人は、51ページからの始まりになります。)
・これを変更するには、
まず 1ページ目をクリックで選択しておいて、
「ページウインドウ」の左下隅の ----
「丸の中に三角の入ったアイコン」をクリック(CS3 では この様なアイコン)
「ページ番号とセクションスタートの設定」を選択
「ページ番号割当を開始」に「3」あるいは
「15」「27」「39」と入力すると、
開始ページが変わります。
マスターページさえ作ってしまえば、写真掲載ページは、出来たも同然です。
マスターページは出来上がりましたが、その名前が、「A- マスター」という分りにくい名前になっています。
そこで、この名前を分りやすい名前に変更します。
・これを変更するには、
まず「A- マスタ」という名前をクリックします。
-「ページウインドウ」の左下隅の ----
-「丸の中に三角の入ったアイコン」をクリック(CS3 では この様なアイコン)
-「マスターページ設定” A マスター”」を選択
- 名前を「フォトページ 01」と変更します。
(モノクロサンプルの「KeyWord02」〜「KeyWord04」を
持っている人は、その番号に合わせ、「フォトページ 02」〜「フォトページ 04」という名前にしてください。)
クリックで選択しておいて
キーボードの「option キー」を押しながら
[ なし ] のアイコンを選択
クリックで選択しておいて
クリック
名前を一度クリックしておいて
クリック
7
●ページの増やし方
そのマスターページの設定を使って、どんどん増やして行けばよいだけです。
(1)マスターページをドラッグします。
または、
(2)「ページウインドウ」の右上隅の ---- この様なアイコンをクリック
-「マスターページ設定” A フォトページ 01”」を選択
-「ページ挿入」を選びます
---- モノクロサンプルの「KeyWord-01」を持っている人は、13ページまで、
---- モノクロサンプルの「KeyWord-02」を持っている人は、25ページまで、
---- モノクロサンプルの「KeyWord-03」を持っている人は、37ページまで、
---- モノクロサンプルの「KeyWord-04」を持っている人は、49ページまで、
(--- モノクロサンプルの「KeyWord-04」を持っている人は、61ページまで、)
増やします。
●ここで一度保存しておきます。
・デスクトップに以下の様なフォルダを作り、保存します。
○○○○○○ eizokiso04
このフォルダーの中に、photo_page.inddというファイルネームで保存します。
<保存の手順>
・「メニューバー」---「ファイル」---「保存」を選択。
・何処に保存するのかを問うウインドウが現れるので、「デスクトップ」を指定して、「新規フォルダ」ボタンをクリック。
・フォルダ名を入力するウインドウが現れるので、フォルダ名を「○○○○○○ eizokiso04」と入力して、
「作成」ボタンをクリック。
・photo_page.indd というファイルネームで保存。
ドラッグ
ドラッグ
どんどん増やします
学籍番号
この授業では、このフォルダ内で、これからつくる画像ファイル等、全てのファイルを管理して行きます。
授業中に作ったファイル等は、毎授業ごとに、このフォルダごと、自分の外部記憶メディアに入れて持ち帰ってください。
また、この授業のあるときは、必ず忘れずに、このフォルダごと、データを持参してください。
8
■共有するその他のページを作る(目次 /テキストページ /奥付) これらのページは共有するページで、グループ内の人数分必要としないページですが、一応 InDesign の練習のため、
全員で作ってみます。
<目次ページをつくる>
●メニューバー ------ ファイル ------ 新規 ---- ドキュメント
・見開き指定
左右ページを同時に編集するときチェックを入れる
・A4横位置の場合方向 - 横位置をクリック
・綴じ方 - 左綴じをクリック
・マージン
上下左右のマージンを決めます(版面の調整に使う)
・段組
段組の数を指定
コラム数を 3と入力
・間隔
段組の間の幅を指定
OK すると指定したドキュメントが開く。
・テキスツールを選択
・テキストボックスを作る
クリック
3
テキストツールでドラック
(ここにはグループ 4人の名前と
そのページ番号を入れる)
テキストツールでドラック
(ここに、「写真集タイトル」と入れる)
9
●下の図の様に文字を入力 ・コントロールパレット内で、下図の様に、
フォント /文字のバランスを整える
●「タブ」について
文字の頭を揃えたい時、文字の尻を揃えたい時、数字の桁を揃えたい時などに、便利なのが「タブ」という機能です。
ここでは、モノクロサンプルの様に、ページ番号が尻揃えで、点線で繋がっているものを「タブ」を使って作ってみます。
(タブを使用する場合は、段の揃え方を「左揃え」にする)
・まず、上図の様に「タブ」を入れてください。(キーボードの「tab」キーを叩いて入力)
・まず、下図の様にテキストを選択しておいてから「コマンド」+「shift」+「t」----- を押すと、
タブ設定ウインドウが開きます。
「字」と「段」を切り替えて文字の設定と行揃え等を設定
この部分には、キーボードの「tab」キーを入力
テキストツールで選択しておいてから
「コマンド」+「shift」+「t」----- を押すと、
タブ設定ウインドウが開く
3
15
27
39
51
(5人グループの人はこのように入力)
63
10
・「右揃えタブ」をクリックし、
・次にタブ設定ウインドウ内のルーラーを
クリックします。
・タブ設定ウインドウ内のルーラーに
「左揃えタブ」の印が入ります。
・その印を、揃えたい位置までドラッグします。
・リーダーのボックスに「ピリオド」を入力しリターンキーを押します。
クリック
クリック
ドラッグ
11
・その他の、タブの使い方として、例えば、プロフィールなど、年表を作るときは、
1960(ここに tab)誕生
1999(ここに tab)なんとか
2000(ここに tab)こうとか
2002(ここに tab)こうなりました
というように tab 入れておき、
「コマンド」+「shift」+「t」----- を押すと、タブ設定ウインドウになるので、
この表全体のテキストを選び、
タブの種類を選択して、ルーラー上をクリックして位置を合わせます。
タブの種類には以下の様なものがある。
・右揃え
・センター揃え
・左揃え
・デシマル(小数点の位置が揃う ----- そろえ文字を指定すれば、カンマ等で揃える事ができる)
・リーダー(ドットなどを指定して、目次とページの数字を対応させるような時使います)
●保存します。
「○○○○○○ eizokiso04」フォルダの中に「mokuji.indd」という名前で保存します。
キーボードの「tab」キーを叩いて入力
アタマを揃えたい位置でクリック
学籍番号
12
<テキストページをつくる> このページは、なんらかの文章を掲載するページです。
このページの作成では、文字スタイルを登録しておいて、レイアウトの効率を上げる方法を用いてみます。
●メニューバー ------ ファイル ------ 新規 ---- ドキュメント(目次ページを作った時と同じドキュメント設定にする)
この「テキストページ」にはページ番号が必要なので、先に作ってある photo_page.inddファイルから、
そのマスターページを読み込み、それを加工してから適用します。
以下の手順で行います。
・ページパレット右上の この様なアイコンをクリック
メニューから「マスターページの読み込み」を選択
・どのファイルから、読み込むのかを
指定するウィンドウが開くので、
「○○○○○○ eizokiso04」フォルダの
中の「photo_page.indd」ファイルを
指定して「開く」ボタンをクリック。
13
● photo_page.inddファイルのマスターページが読み込まれます。
●ヘッダーを削除します。(右ページも同様に削除)
●フレームも削除します。(右ページも同様に削除)
●マスター名を「ページのみ」という名前にします。
●テキストページのページ番号を入力します。
●「A- ページのみ」というマスターをページに適用します。
適用するには、ページのアイコンを選択しておいて、「option」キーを押しながら、マスターのアイコンを選択。
削除
51※ 5人グループの人は63
削除
14
●文字の大きさや、フォントの種類等、何も指定せずに、下図の様に入力してください。
●文字スタイル
フォントやサイズ等の文字の設定を登録しておくのが、文字スタイルパレットです。
一度登録しておいたものを適用すれば、
フォントの種類や大きさをコントロールパレットで繰り返し設定する手間を省いて、レイアウト全体の体裁を統一する事ができます。
今入力してもらったテキストは、以下の様に 3種類の文字スタイルに分けることができます。
1. 写真集タイトル
これは、ページ内に一ヶ所しか無いので、通常のコントロールパレット内でフォントや大きさを指定します。
以下の部分は、ページ内に数カ所出て来るので「文字スタイルパレット」にスタイルを登録してレイアウトを整えます。
2. ■ studentnameA「KeyWord01」
3. 本文
・■ studentnameA「KeyWord01」部分をテキストツールで選択し、
・通常のコントロールパレット内で、以下の様に入力します。
15
・文字スタイルパレットを選びます
・文字スタイルパレット右上
--- この様なアイコンをクリック
---「新規文字スタイル」を選びます
・設定ウインドウが開きます
スタイル名 ---「name」と入力
・基本文字形式を選択
小塚ゴシック pro
フォントスタイル ---H
サイズ 15Q
と入っています。
・「OK」をクリックすると文字スタイル「name」が登録されます。
16
・文字スタイル「name」を適用するには
適用したい部分を選択しておいて、スタイルパレットから、
「name」をクリックして選択すると、そのスタイルが適用されます。
・同様にして、文字スタイル「本文」も、設定します。
本文は、小塚明朝Pro/ スタイルは R/12Q/20H送りにしてください。
●保存します。
「○○○○○○ eizokiso04」フォルダの中に「text_okuduke.indd」という名前で保存します。
クリック
選択しておいて
学籍番号
17
<奥付ページをつくる> 奥付とは、本に掲載される「発行元・発行日・連絡先」等の情報ことです。通常本の最後に小さく入っています。
奥付ページは、テキストページの裏側になりますので、テキストページのファイルの中に、ページを増やしてつくります。
(奥付ページにはページ番号はいりません)
だいたい上記の内容 /大きさで、下図の位置に入っていれば良いでしょう。
●保存します。
写真集タイトル著者 高橋明洋 ○○○○ ○○○○ ○○○○
編集 高橋明洋 ○○○○ ○○○○ ○○○○
発行者 高橋明洋 ○○○○ ○○○○ ○○○○
発行所 MAU○○○○ DesignOffice
東京都小平市小川町 1-736
印刷 EPSONPX7500
発行日 2008.04.01
限定 1部
ドラッグ