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Informatica MDM Multidomain Edition for Microsoft SQL Server (バージョン 10.1.0) インストールガイド (WebSphere)

Informatica MDM Multidomain Edition for Microsoft … Documentation...Informatica MDM Multidomain Edition for Microsoft SQL Server インストールガイド(WebSphere) バージョン

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Informatica MDM Multidomain Edition for Microsoft SQL Server (バージョン 10.1.0)

インストールガイド(WebSphere)

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Informatica MDM Multidomain Edition for Microsoft SQL Server インストールガイド(WebSphere)

バージョン 10.1.02015 年 11 月

著作権 1993-2016 Informatica LLC. すべての権利を保留する.

本ソフトウェアおよびマニュアルには、Informatica LLC の所有権下にある情報が収められています。これらは使用および開示の制限等を定めた使用許諾契約のもとに提供され、著作権法により保護されています。本ソフトウェアのリバースエンジニアリングは禁じられています。本マニュアルのいかなる部分も、いかなる手段(電子的複写、写真複写、録音など)によっても、Informatica LLC の事前の承諾なしに複製または転載することは禁じられています。このソフトウェアは、米国および/または国際的な特許、およびその他の出願中の特許によって保護されています。

合衆国政府によるソフトウェアの使用、複製または開示は、DFARS 227.7202-1(a)および 227.7702-3(a)(1995 年)、DFARS 252.227-7013(C)(1)(ii)(1988 年 10月)、FAR 12.212(a)(1995 年)、FAR 52.227-19、または FAR 52.227-14(ALT III)に記載されているとおりに、当該ソフトウェア使用許諾契約に定められた制限によって規制されます。

本製品または本書の情報は、予告なしに変更されることがあります。お客様が本製品または本書内に問題を発見された場合は、書面にて当社までお知らせください。

Informatica、Informatica Platform、Informatica Data Services、PowerCenter、PowerCenterRT、PowerCenter Connect、PowerCenter Data Analyzer、PowerExchange、PowerMart、Metadata Manager、Informatica Data Quality、Informatica Data Explorer、Informatica B2B Data Transformation、Informatica B2B Data Exchange、Informatica On Demand、Informatica Identity Resolution、Informatica Application Information Lifecycle Management、Informatica Complex Event Processing、Ultra Messaging、および Informatica Master Data Management は、Informatica LLC の米国および世界中の管轄地での商標または登録商標です。その他のすべての企業名および製品名は、それぞれの企業の商標または登録商標です。

本ソフトウェアまたはドキュメントの一部は、次のサードパーティが有する著作権に従います(ただし、これらに限定されません)。Copyright DataDirect Technologies.コンテンツの無断複写・転載を禁じます。Copyright (C) Sun Microsystems.コンテンツの無断複写・転載を禁じます。Copyright (C) RSA Security Inc. コンテンツの無断複写・転載を禁じます。 Copyright (C) Ordinal Technology Corp. コンテンツの無断複写・転載を禁じます。Copyright (C) Aandacht c.v. コンテンツの無断複写・転載を禁じます。 Copyright Genivia, Inc. コンテンツの無断複写・転載を禁じます。 Copyright Isomorphic Software. コンテンツの無断複写・転載を禁じます。Copyright (C) Meta Integration Technology, Inc. コンテンツの無断複写・転載を禁じます。 Copyright (C) Intalio. コンテンツの無断複写・転載を禁じます。Copyright (C) Oracle. コンテンツの無断複写・転載を禁じます。Copyright (C) Adobe Systems Incorporated. コンテンツの無断複写・転載を禁じます。Copyright (C) DataArt, Inc. コンテンツの無断複写・転載を禁じます。 Copyright (C) ComponentSource. コンテンツの無断複写・転載を禁じます。Copyright (C) Microsoft Corporation. コンテンツの無断複写・転載を禁じます。Copyright (C) Rogue Wave Software, Inc. コンテンツの無断複写・転載を禁じます。 Copyright (C) Teradata Corporation. コンテンツの無断複写・転載を禁じます。Copyright (C) Yahoo! Inc. コンテンツの無断複写・転載を禁じます。 Copyright (C) Glyph & Cog, LLC. コンテンツの無断複写・転載を禁じます。Copyright (C) Thinkmap, Inc. コンテンツの無断複写・転載を禁じます。 Copyright (C) Clearpace Software Limited. コンテンツの無断複写・転載を禁じます。Copyright (C) Information Builders, Inc. コンテンツの無断複写・転載を禁じます。Copyright (C) OSS Nokalva, Inc. コンテンツの無断複写・転載を禁じます。 Copyright Edifecs, Inc. コンテンツの無断複写・転載を禁じます。 Copyright Cleo Communications, Inc. コンテンツの無断複写・転載を禁じます。 Copyright (C) International Organization for Standardization 1986. コンテンツの無断複写・転載を禁じます。Copyright (C) ej-technologies GmbH. コンテンツの無断複写・転載を禁じます。Copyright (C) Jaspersoft Corporation. コンテンツの無断複写・転載を禁じます。Copyright (C) International Business Machines Corporation.コンテンツの無断複写・転載を禁じます。Copyright (C) yWorks GmbH. コンテンツの無断複写・転載を禁じます。Copyright (C) Lucent Technologies. コンテンツの無断複写・転載を禁じます。Copyright (C) University of Toronto. コンテンツの無断複写・転載を禁じます。Copyright (C) Daniel Veillard. コンテンツの無断複写・転載を禁じます。Copyright (C) Unicode, Inc. Copyright IBM Corp. コンテンツの無断複写・転載を禁じます。 Copyright (C) MicroQuill Software Publishing, Inc. コンテンツの無断複写・転載を禁じます。 Copyright (C) PassMark Software Pty Ltd. コンテンツの無断複写・転載を禁じます。 Copyright (C) LogiXML, Inc. コンテンツの無断複写・転載を禁じます。 Copyright (C) 2003-2010 Lorenzi Davide, コンテンツの無断複写・転載を禁じます。 Copyright (C) Red Hat, Inc. コンテンツの無断複写・転載を禁じます。 Copyright (C) The Board of Trustees of the Leland Stanford Junior University. コンテンツの無断複写・転載を禁じます。Copyright (C) EMC Corporation. コンテンツの無断複写・転載を禁じます。Copyright (C) Flexera Software. コンテンツの無断複写・転載を禁じます。Copyright (C) Jinfonet Software. コンテンツの無断複写・転載を禁じます。Copyright (C) Apple Inc. コンテンツの無断複写・転載を禁じます。Copyright (C) Telerik Inc. コンテンツの無断複写・転載を禁じます。Copyright (C) BEA Systems. コンテンツの無断複写・転載を禁じます。Copyright (C) PDFlib GmbH. コンテンツの無断複写・転載を禁じます。Copyright (C) Orientation in Objects GmbH. コンテンツの無断複写・転載を禁じます。Copyright (C) Tanuki Software, Ltd. コンテンツの無断複写・転載を禁じます。 Copyright (C) Ricebridge. コンテンツの無断複写・転載を禁じます。Copyright (C) Sencha, Inc. コンテンツの無断複写・転載を禁じます。Copyright (C) Scalable Systems, Inc. コンテンツの無断複写・転載を禁じます。Copyright (C) jQWidgets. コンテンツの無断複写・転載を禁じます。Copyright (C) Tableau Software, Inc. コンテンツの無断複写・転載を禁じます。Copyright (C) MaxMind, Inc. コンテンツの無断複写・転載を禁じます。Copyright (C) TMate Software s.r.o. コンテンツの無断複写・転載を禁じます。Copyright (C) MapR Technologies Inc. コンテンツの無断複写・転載を禁じます。Copyright (C) Amazon Corporate LLC. コンテンツの無断複写・転載を禁じます。Copyright (C) Highsoft. コンテンツの無断複写・転載を禁じます。Copyright (C) Python Software Foundation. コンテンツの無断複写・転載を禁じます。Copyright (C) BeOpen.com. コンテンツの無断複写・転載を禁じます。Copyright (C) CNRI. コンテンツの無断複写・転載を禁じます。

本製品には、Apache Software Foundation(http://www.apache.org/)によって開発されたソフトウェア、およびさまざまなバージョンの Apache License(まとめて「License」と呼んでいます)の下に許諾された他のソフトウェアが含まれます。これらのライセンスのコピーは、http://www.apache.org/licenses/で入手できます。適用法にて要求されないか書面にて合意されない限り、ライセンスの下に配布されるソフトウェアは「現状のまま」で配布され、明示的あるいは黙示的かを問わず、いかなる種類の保証や条件も付帯することはありません。ライセンス下での許諾および制限を定める具体的文言については、ライセンスを参照してください。

本製品には、Mozilla(http://www.mozilla.org/)によって開発されたソフトウェア、ソフトウェア copyright The JBoss Group, LLC, コンテンツの無断複写・転載を禁じます、ソフトウェア copyright, Red Hat Middleware, LLC, コンテンツの無断複写・転載を禁じます、Copyright (C) 1999-2006 by Bruno Lowagie and Paulo Soares および GNU Lesser General Public License Agreement(http://www.gnu.org/licenses/lgpl.html を参照)に基づいて許諾されたその他のソフトウェアが含まれています。資料は、Informatica が無料で提供しており、一切の保証を伴わない「現状渡し」で提供されるものとし、Informatica Corporation は市場性および特定の目的の適合性の黙示の保証などを含めて、一切の明示的及び黙示的保証の責任を負いません。

製品には、ワシントン大学、カリフォルニア大学アーバイン校、およびバンダービルト大学の Douglas C.Schmidt および同氏のリサーチグループが著作権を持つ ACE(TM)および TAO(TM)ソフトウェアが含まれています。Copyright (C) 1993-2006, コンテンツの無断複写・転載を禁じます。

本製品には、OpenSSL Toolkit を使用するために OpenSSL Project が開発したソフトウェア(copyright The OpenSSL Project.コンテンツの無断複写・転載を禁じます)が含まれています。また、このソフトウェアの再配布は、http://www.openssl.org および http://www.openssl.org/source/license.html にある使用条件に従います。

本製品には、Curl ソフトウェア Copyright 1996-2013, Daniel Stenberg, <[email protected]>が含まれます。コンテンツの無断複写・転載を禁じます。本ソフトウェアに関する許諾および制限は、http://curl.haxx.se/docs/copyright.html にある使用条件に従います。すべてのコピーに上記の著作権情報とこの許諾情報が記載されている場合、目的に応じて、本ソフトウェアの使用、コピー、変更、ならびに配布が有償または無償で許可されます。

本製品には、ソフトウェア copyright 2001-2005 (C) MetaStuff, Ltd. コンテンツの無断複写・転載を禁じます。が含まれます。本ソフトウェアに関する許諾および制限は、http://www.dom4j.org/license.html にある使用条件に従います。

製品には、ソフトウェア copyright (C) 2004-2007, The Dojo Foundation が含まれます。コンテンツの無断複写・転載を禁じます。本ソフトウェアに関する許諾および制限は、http://dojotoolkit.org/license にある使用条件に従います。

本製品には、ICU ソフトウェア copyright International Business Machines Corporation および他のソフトウェアが含まれます。コンテンツの無断複写・転載を禁じます。本ソフトウェアに関する許諾および制限は、http://source.icu-project.org/repos/icu/icu/trunk/license.html にある使用条件に従います。

本製品には、ソフトウェア copyright (C) 1996-2006 Per Bothner が含まれます。コンテンツの無断複写・転載を禁じます。お客様がこのようなソフトウェアを使用するための権利は、ライセンスで規定されています。http://www.gnu.org/software/kawa/Software-License.html を参照してください。

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本製品には、OSSP UUID ソフトウェア Copyright (C) 2002 Ralf S. Engelschall, Copyright (C) 2002 The OSSP Project Copyright (C) 2002 Cable & Wireless Deutschland が含まれます。本ソフトウェアに関する許諾および制限は、http://www.opensource.org/licenses/mit-license.php にある使用条件に従います。

本製品には、Boost(http://www.boost.org/)によって開発されたソフトウェア、または Boost ソフトウェアライセンスの下で開発されたソフトウェアが含まれます。本ソフトウェアに関する許諾および制限は、http://www.boost.org/LICENSE_1_0.txt にある使用条件に従います。

本製品には、ソフトウェア copyright (C) 1997-2007 University of Cambridge が含まれます。本ソフトウェアに関する許諾および制限は、http://www.pcre.org/license.txt にある使用条件に従います。

本製品には、ソフトウェア copyright (C) 2007 The Eclipse Foundation が含まれます。コンテンツの無断複写・転載を禁じます。本ソフトウェアに関する許諾および制限は、http://www.eclipse.org/org/documents/epl-v10.php および http://www.eclipse.org/org/documents/edl-v10.php にある使用条件に従います。

本製品には、http://www.tcl.tk/software/tcltk/license.html、http://www.bosrup.com/web/overlib/?License、http://www.stlport.org/doc/license.html、http://www.asm.ow2.org/license.html、http://www.cryptix.org/LICENSE.TXT、http://hsqldb.org/web/hsqlLicense.html、http://httpunit.sourceforge.net/doc/license.html、http://jung.sourceforge.net/license.txt、http://www.gzip.org/zlib/zlib_license.html、http://www.openldap.org/software/release/license.html、http://www.libssh2.org、http://slf4j.org/license.html、http://www.sente.ch/software/OpenSourceLicense.html、http://fusesource.com/downloads/license-agreements/fuse-message-broker-v-5-3-license-agreement、http://antlr.org/license.html、http://aopalliance.sourceforge.net/、http://www.bouncycastle.org/licence.html、http://www.jgraph.com/jgraphdownload.html、http://www.jcraft.com/jsch/LICENSE.txt、http://jotm.objectweb.org/bsd_license.html に基づいて許諾されたソフトウェアが含まれています。http://www.w3.org/Consortium/Legal/2002/copyright-software-20021231、http://www.slf4j.org/license.html、http://nanoxml.sourceforge.net/orig/copyright.html、http://www.json.org/license.html、http://forge.ow2.org/projects/javaservice/、http://www.postgresql.org/about/licence.html、http://www.sqlite.org/copyright.html、http://www.tcl.tk/software/tcltk/license.html、http://www.jaxen.org/faq.html、http://www.jdom.org/docs/faq.html、http://www.slf4j.org/license.html、http://www.iodbc.org/dataspace/iodbc/wiki/iODBC/License、http://www.keplerproject.org/md5/license.html、http://www.toedter.com/en/jcalendar/license.html、http://www.edankert.com/bounce/index.html、http://www.net-snmp.org/about/license.html、http://www.openmdx.org/#FAQ、http://www.php.net/license/3_01.txt、http://srp.stanford.edu/license.txt、http://www.schneier.com/blowfish.html、http://www.jmock.org/license.html、http://xsom.java.net、http://benalman.com/about/license/、https://github.com/CreateJS/EaselJS/blob/master/src/easeljs/display/Bitmap.js、http://www.h2database.com/html/license.html#summary、http://jsoncpp.sourceforge.net/LICENSE、http://jdbc.postgresql.org/license.html、http://protobuf.googlecode.com/svn/trunk/src/google/protobuf/descriptor.proto、https://github.com/rantav/hector/blob/master/LICENSE、http://web.mit.edu/Kerberos/krb5-current/doc/mitK5license.html、http://jibx.sourceforge.net/jibx-license.html、https://github.com/lyokato/libgeohash/blob/master/LICENSE、https://github.com/hjiang/jsonxx/blob/master/LICENSE、https://code.google.com/p/lz4/、https://github.com/jedisct1/libsodium/blob/master/LICENSE、http://one-jar.sourceforge.net/index.php?page=documents&file=license、https://github.com/EsotericSoftware/kryo/blob/master/license.txt、http://www.scala-lang.org/license.html、https://github.com/tinkerpop/blueprints/blob/master/LICENSE.txt、http://gee.cs.oswego.edu/dl/classes/EDU/oswego/cs/dl/util/concurrent/intro.html、https://aws.amazon.com/asl/、https://github.com/twbs/bootstrap/blob/master/LICENSE、および https://sourceforge.net/p/xmlunit/code/HEAD/tree/trunk/LICENSE.txt。

本製品には、Academic Free License(http://www.opensource.org/licenses/afl-3.0.php)、Common Development and Distribution License(http://www.opensource.org/licenses/cddl1.php)、Common Public License(http://www.opensource.org/licenses/cpl1.0.php)、Sun Binary Code License Agreement Supplemental License Terms、BSD License(http:// www.opensource.org/licenses/bsd-license.php)、BSD License(http://opensource.org/licenses/BSD-3-Clause)、MIT License(http://www.opensource.org/licenses/mit-license.php)、Artistic License(http://www.opensource.org/licenses/artistic-license-1.0)、Initial Developer’s Public License Version 1.0(http://www.firebirdsql.org/en/initial-developer-s-public-license-version-1-0/)に基づいて許諾されたソフトウェアが含まれています。

本製品には、ソフトウェア copyright (C) 2003-2006 Joe WaInes, 2006-2007 XStream Committers が含まれています。コンテンツの無断複写・転載を禁じます。本ソフトウェアに関する許諾および制限は、http://xstream.codehaus.org/license.html にある使用条件に従います。本製品には、Indiana University Extreme! Lab によって開発されたソフトウェアが含まれています。詳細については、http://www.extreme.indiana.edu/を参照してください。

本製品には、ソフトウェア Copyright (C) 2013 Frank Balluffi and Markus Moeller が含まれています。コンテンツの無断複写・転載を禁じます。本ソフトウェアに関する許諾および制限は、MIT ライセンスの使用条件に従います。

特許については、https://www.informatica.com/legal/patents.html を参照してください。

免責: 本文書は、一切の保証を伴わない「現状渡し」で提供されるものとし、Informatica LLC は他社の権利の非侵害、市場性および特定の目的への適合性の黙示の保証などを含めて、一切の明示的および黙示的保証の責任を負いません。Informatica LLC では、本ソフトウェアまたはドキュメントに誤りのないことを保証していません。本ソフトウェアまたはドキュメントに記載されている情報には、技術的に不正確な記述や誤植が含まれる場合があります。本ソフトウェアまたはドキュメントの情報は、予告なしに変更されることがあります。

NOTICES

この Informatica 製品(以下「ソフトウェア」)には、Progress Software Corporation(以下「DataDirect」)の事業子会社である DataDirect Technologies からの特定のドライバ(以下「DataDirect ドライバ」)が含まれています。DataDirect ドライバには、次の用語および条件が適用されます。

1.DataDirect ドライバは、特定物として現存するままの状態で提供され、商品性の保証、特定目的適合性の保証および法律上の瑕疵担保責任を含むすべての明示

もしくは黙示の保証責任を負わないものとします。国または地域によっては、法律の強行規定により、保証責任の制限が禁じられる場合、強行規定の制限を受

けるものとします。

2.DataDirect または第三者は、予見の有無を問わず発生した ODBC ドライバの使用に関するいかなる直接的、間接的、偶発的、特別、あるいは結果的損害に対し

て責任を負わないものとします。本制限事項は、すべての訴訟原因に適用されます。訴訟原因には、契約違反、保証違反、過失、厳格責任、詐称、その他の不

法行為を含みますが、これらに限るものではありません。

Part Number: MDM-IMG-10100-0001

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目次

序文........................................................... 10

Informatica のリソース. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 10

Informatica マイサポートポータル. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 10

Informatica マニュアル. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 10

Informatica 製品可用性マトリックス. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 10

Informatica の Web サイト. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 11

Informatica How-To ライブラリ. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 11

Informatica ナレッジベース. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 11

Informatica サポートの YouTube チャンネル. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 11

Informatica Marketplace. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 11

Informatica Velocity. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 11

Informatica グローバルカスタマサポート. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 11

第 1 章 : インストールの概要................................... 13

MDM Multidomain Edition のインストール. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 13

インストールのタスク. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 15

MDM Hub インストールの設計. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 15

第 2 章 : インストール前のタスク............................... 17

リリースノートの確認. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 17

インストーラファイルの抽出. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 17

ライセンスキーの確認. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 18

最小システム要件の確認. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 18

Java Development Kit のインストール. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 19

環境変数の設定. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 19

オペレーティングシステムのロケールの設定. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 19

X Window サーバーの設定. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 20

Microsoft SQL Server のインストールと設定. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 20

分散トランザクション用の Microsoft SQL Server の設定. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 20

Microsoft SQL Server データファイルストアの作成 . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 21

ODBC ドライバのインストール. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 21

WebSphere のインストールと設定. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 21

WebSphere クラスタの作成. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 22

サーバーの Java 仮想マシンパラメータの設定. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 22

デプロイメントマネージャの Java 仮想マシンパラメータの設定. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 24

ノードエージェントの Java 仮想マシンパラメータの設定. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 25

Informatica Data Director 用の WebSphere の設定. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 25

Microsoft SQL Server データソースを使用するための WebSphere の設定. . . . . . . . . . . . . . . 26

複数の MDM Hub マスターデータベース用の WebSphere の設定. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 26

安全な ActiveVOS 通信のための WebSphere の設定. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 26

4 目次

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外部クレンジングエンジンのインストールと設定. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 26

タイムラインの粒度の決定. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 26

Informatica プラットフォームのプロパティファイルの設定. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 28

サンプルの Informatica プラットフォームのプロパティファイル. . . . . . . . . . . . . . . . . . . 34

インストールの記録を保存するディレクトリの作成. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 40

第 3 章 : ActiveVOS のインストール前のタスク................... 41

ActiveVOS のインストール前のタスクの概要. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 41

Informatica ActiveVOS スキーマの作成. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 41

WebSphere 環境での管理者ユーザーの作成. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 42

安全な ActiveVOS 通信のための WebSphere の設定. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 43

WebSphere 環境での安全なプロファイルの作成. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 43

第 4 章 : Hub ストアのインストール............................. 44

MDM Hub マスターデータベースの作成. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 44

オペレーショナル参照ストアの作成. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 45

MDM Hub マスターデータベースへのメタデータのインポート. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 47

オペレーショナル参照ストアへのメタデータのインポート. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 48

第 5 章 : Hub サーバーのインストール........................... 50

グラフィカルモードでの Hub サーバーのインストール. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 50

コンソールモードでの Hub Server のインストール. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 53

サイレントモードでの Hub サーバーのインストール. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 55

プロパティファイルの設定. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 56

サンプルのプロパティファイル. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 59

自動インストーラの実行. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 60

クラスタ内のノードへの Hub サーバーのインストール. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 61

第 6 章 : Hub サーバーのインストール後のタスク................. 64

インストールログファイルのコピー. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 64

インストールログファイル. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 65

インストール前提条件ログファイル. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 65

デバッグログファイル. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 66

インストール後のセットアップログファイル. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 66

Hub サーバーのログファイル. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 66

WebSphere のログファイル. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 67

バージョンとビルド番号の確認. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 67

Hub サーバーの設定. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 68

ロギングの設定. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 68

設定プロパティの設定. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 68

Hub サーバー EAR ファイルのデプロイ. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 69

WebSphere の設定の変更. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 69

WebSphere クラスタの Hub サーバーの設定. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 69

目次 5

Page 6: Informatica MDM Multidomain Edition for Microsoft … Documentation...Informatica MDM Multidomain Edition for Microsoft SQL Server インストールガイド(WebSphere) バージョン

クラスタ変数の設定. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 69

Hub サーバーのプロパティの設定. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 70

データソースの手動作成. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 71

手動での JMS メッセージキューの設定. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 72

Hub サーバー EAR ファイルの再パッケージ化. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 75

WebSphere クラスタの Hub サーバーアプリケーションのデプロイ. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 75

クラスローダーの設定. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 76

インストール後スクリプトの手動での実行. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 76

手動による Hub サーバーアプリケーションの再デプロイ. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 77

Informatica Data Director 用のクラスローダーの設定. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 78

データソースの手動作成. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 78

手動での JMS メッセージキューの設定. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 79

手順 1。WebSphere Server でのバスの作成. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 79

手順 2。接続ファクトリの設定. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 80

手順 3。JMS キューの設定. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 80

手順 4。 メッセージキューサーバーの追加. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 81

手順 5。 メッセージキューの追加. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 81

JBoss AS 7.2 の API パフォーマンスの向上 . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 82

オペレーショナルリファレンスストアのユーザーパスワードの変更. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 82

カスタム JAR ファイルの再パッケージ. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 82

JBoss Cache の設定. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 83

Informatica プラットフォームのロギングの設定. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 84

Hub コンソールの起動. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 84

オペレーショナルリファレンスストアの登録. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 85

第 7 章 : Process サーバーのインストール....................... 87

グラフィカルモードでのプロセスサーバーのインストール. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 87

コンソールモードでのプロセスサーバーのインストール. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 89

サイレントモードでの Process サーバーのインストール. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 91

プロパティファイルの設定. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 92

サンプルのプロパティファイル. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 94

自動インストーラの実行. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 95

クラスタ内のノードにあるプロセスサーバーのインストール. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 95

第 8 章 : Process サーバーのインストール後のタスク............. 98

インストールログファイルのコピー. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 98

インストールログファイル. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 99

インストール後のセットアップログファイル. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 99

プロセスサーバーのログファイル. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 100

デバッグログファイル. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 100

インストール前提条件ログファイル. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 100

WebSphere のログファイル. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 101

バージョンとビルド番号の確認. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 101

6 目次

Page 7: Informatica MDM Multidomain Edition for Microsoft … Documentation...Informatica MDM Multidomain Edition for Microsoft SQL Server インストールガイド(WebSphere) バージョン

Process サーバーの設定. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 102

プロセスサーバー EAR ファイルのデプロイ. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 102

Process サーバーとクレンジングエンジンの設定. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 102

一時ファイルを削除するためのプロセスサーバーの設定. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 102

ロギングの設定. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 102

プロセスサーバーのプロパティの設定. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 103

PostInstallSetup スクリプトの手動実行. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 103

プロセスサーバー EAR ファイルの手動での再デプロイ. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 103

WebSphere 管理セキュリティ用プロセスサーバーの設定. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 104

WebSphere クラスタのプロセスサーバーの設定. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 104

クラスタ変数の設定. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 104

プロセスサーバーのプロパティの設定. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 104

WebSphere クラスタでのプロセスサーバーアプリケーションのデプロイ. . . . . . . . . . . . . . . 105

クラスローダーの設定. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 106

マルチスレッド用の Process サーバーの設定. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 106

マルチスレッド用の Process サーバーの設定. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 107

クレンジング操作およびマッチ操作のための複数のプロセスサーバーの設定. . . . . . . . . . . . . . . 108

複数の Process サーバーのバッチプロセス用の設定. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 109

一致ポピュレーションの設定. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 110

一致ポピュレーションの有効化. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 110

第 9 章 : アプリケーションサーバーに対する ActiveVOS のインストール後のタスク.............................................. 112

WebSphere 環境での信頼されたユーザーの作成. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 112

安全なプロファイルへのユーザーとグループの追加. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 113

第 10 章 : ビジネスエンティティアダプタに対する ActiveVOS のインストール後のタスク.......................................... 114

ActiveVOS Web アプリケーション. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 114

ActiveVOS 用の MDM Identity Service の設定. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 115

ビジネスエンティティワークフローアダプタの ActiveVOS URN の設定. . . . . . . . . . . . . . . . . . . 115

ActiveVOS URL のプロトコルの設定. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 116

ActiveVOS プロトコルの HTTPS への設定. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 117

タスクの割り当ての設定. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 117

タスクトリガの設定. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 118

エンティティ 360 フレームワークのデフォルト承認ワークフローの設定. . . . . . . . . . . . . . . . . . 119

Hub コンソールでの信頼されたユーザーの作成. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 120

プライマリワークフローエンジンの設定. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 120

ActiveVOS スキーマの更新. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 121

ビジネスエンティティおよびビジネスエンティティサービス構成ファイルの生成. . . . . . . . . . . . 122

第 11 章 : リソースキットのインストール...................... 123

MDM Hub サンプルオペレーショナルリファレンスストアの設定. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 123

目次 7

Page 8: Informatica MDM Multidomain Edition for Microsoft … Documentation...Informatica MDM Multidomain Edition for Microsoft SQL Server インストールガイド(WebSphere) バージョン

Informatica MDM Hub サンプルオペレーショナルリファレンスストアの登録. . . . . . . . . . . . . . . 125

グラフィカルモードでのリソースキットのインストール. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 127

コンソールモードでのリソースキットのインストール. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 129

サイレントモードでのリソースキットのインストール. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 132

プロパティファイルの設定. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 132

サンプルのプロパティファイル. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 135

サイレントインストーラの実行. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 135

第 12 章 : リソースキットのインストール後の作業.............. 137

sip_ant スクリプトの編集. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 137

postInstall スクリプトの手動実行. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 138

第 13 章 : MDM Hub のトラブルシューティング................... 139

インストールプロセスのトラブルシューティング. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 139

第 14 章 : アンインストール................................... 142

アンインストールの概要. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 142

Hub Store のアンインストール. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 142

グラフィカルモードでの Process サーバーのアンインストール. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 143

UNIX におけるグラフィカルモードでのプロセスサーバーのアンインストール. . . . . . . . . . . 143

Windows におけるグラフィカルモードでのプロセスサーバーのアンインストール. . . . . . . . . 143

グラフィカルモードでの Hub サーバーのアンインストール. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 144

UNIX におけるグラフィカルモードでの Hub サーバーのアンインストール. . . . . . . . . . . . . . 144

Windows におけるグラフィカルモードでの Hub サーバーのアンインストール. . . . . . . . . . . . 144

グラフィカルモードでのリソースキットのアンインストール. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 145

UNIX でのグラフィカルモードによるリソースキットのアンインストール. . . . . . . . . . . . . . 145

Windows でのグラフィカルモードによるリソースキットのアンインストール. . . . . . . . . . . . 145

コンソールモードでのプロセスサーバーのアンインストール. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 146

コンソールモードでの Hub Server のアンインストール. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 146

コンソールモードでのリソースキットのアンインストール. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 146

手動によるプロセスサーバーのデプロイ解除. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 147

手動による Hub Server のデプロイ解除. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 147

付録 A : インストールと環境設定のチェックリスト.............. 148

インストールチェックリストの概要. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 148

手順 1. インストール前のタスク. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 148

手順 2。Hub ストアの作成. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 150

手順 3。 Hub サーバーのインストール. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 150

手順 4.Hub サーバーのインストール後のタスク. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 150

手順 5。プロセスサーバーのインストール. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 151

手順 6.プロセスサーバーのインストール後のタスク. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 151

手順 7。 リソースキットのインストール(オプション). . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 152

8 目次

Page 9: Informatica MDM Multidomain Edition for Microsoft … Documentation...Informatica MDM Multidomain Edition for Microsoft SQL Server インストールガイド(WebSphere) バージョン

索引.......................................................... 153

目次 9

Page 10: Informatica MDM Multidomain Edition for Microsoft … Documentation...Informatica MDM Multidomain Edition for Microsoft SQL Server インストールガイド(WebSphere) バージョン

序文

この『Informatica MDM Multidomain Edition インストールガイド』は、データベース管理者、システム管理

者、および Informatica MDM Hub のインストールとセットアップを担当する技術者向けのドキュメントです。

このガイドでは、オペレーティングシステム、データベース環境、アプリケーションサーバーの知識があるこ

とを前提としています。

Informatica のリソース

Informatica マイサポートポータル

Informatica のユーザーは、最初に Informatica マイサポートポータル

(https://mysupport.informatica.com)から Informatica にアクセスします。マイサポートポータルは、大規

模なオンラインデータ統合コラボレーションプラットフォームであり、全世界で 10 万人を超える Informatica

の顧客およびパートナーが利用しています。

メンバーは以下の操作を行うことができます。

• 1 つの場所からすべての Informatica のリソースにアクセスできます。

• 自分のサポート事例を確認できます。

• ナレッジベースや製品マニュアルを検索したり、入門ドキュメントを参照したり、サポートビデオを視聴し

たりできます。

• 最寄りの Informatica ユーザーグループネットワークを検索して、他のユーザーと共同作業を行えます。

Informatica マニュアル

Informatica マニュアルチームは、正確で役に立つマニュアルの作成に努めています。このマニュアルに関す

る質問、コメント、ご意見の電子メールの送付先は、Informatica マニュアルチーム

[email protected])です。 お客様のフィードバックは、マニュアルの改良に利用させて

いただきます。コメントに返信をご希望のお客様は、その旨をお知らせください。

マニュアルチームは、必要に応じてマニュアルを更新します。製品の最新のマニュアルを入手するには、

https://mysupport.informatica.com から製品マニュアルにアクセスします。

Informatica 製品可用性マトリックス

製品可用性マトリックス(PAM)には、製品リリースでサポートされるオペレーティングシステム、データベー

スなどのデータソースおよびターゲットが示されています。PAM は、Informatica My Support ポータル

(https://mysupport.informatica.com/community/my-support/product-availability-matrices)でアクセス

できます。

10

Page 11: Informatica MDM Multidomain Edition for Microsoft … Documentation...Informatica MDM Multidomain Edition for Microsoft SQL Server インストールガイド(WebSphere) バージョン

Informatica の Web サイト

Informatica 社の Web サイトは、https://www.informatica.com からアクセスできます。このサイトでは、

Informatica 社の概要と沿革、今後のイベント、営業拠点などの情報を提供しています。また、製品情報やパ

ートナー情報も提供しています。サービス関連のページには、テクニカルサポート、トレーニングと教育、お

よび実装に関するサービスの重要な情報を掲載しています。

Informatica How-To ライブラリ

Informatica のユーザーとして、Informatica How-To ライブラリ(https://mysupport.informatica.com)に

アクセスできます。How-To Library は、Informatica の製品および機能についての詳細を確認できるリソース

のコレクションです。一般的な問題に対するソリューションを提供したり、機能や動作を比較したり、特定の

実際のタスクを実行するための方法を示したりする記事やインタラクティブなデモンストレーションが含まれ

ています。

Informatica ナレッジベース

Informatica のユーザーとして、Informatica ナレッジベース(https://mysupport.informatica.com)にアク

セスできます。この Knowledge Base を利用して、Informatica 製品に関する既知の技術的問題の解決策を検索

することができます。また、FAQ(よくある質問)の答え、技術的ホワイトペーパー、技術的なヒントも得られ

ます。Knowledge Base に関する質問、コメント、ご意見の電子メールの送付先は、Informatica ナレッジベー

スチーム([email protected])です。

Informatica サポートの YouTube チャンネル

http://www.youtube.com/user/INFASupport で Informatica サポートの YouTube チャンネルにアクセスできま

す。Informatica サポートの YouTube チャンネルでは、特定のタスクを実行するソリューションについてのビ

デオを用意しています。Informatica サポートの YouTube チャンネルに関する質問、コメント、またはアイデ

アがある場合は、サポート YouTube チームに電子メール([email protected])を送信するか、

または@INFASupport でツイートしてください。

Informatica Marketplace

情報マーケットプレースは、開発者とパートナーがデータ統合実装を増幅、拡張、強化するソリューションを

共有するためのフォーラムです。マーケットプレースにある何百ものソリューションを利用して、プロジェク

トで実装にかかる時間を短縮したり、生産性を向上させたりできます。Informatica Marketplace には、

http://www.informaticamarketplace.com からアクセスできます。

Informatica Velocity

https://mysupport.informatica.com で Informatica Velocity にアクセスできます。数多くのデータ管理プ

ロジェクトの実世界での経験から開発された Informatica Velocity は、世界中の組織と協力して優れたデー

タ管理ソリューションの計画、開発、展開、および維持を行ってきた弊社コンサルタントの知識の集合体を表

しています。Informatica Velocity についての質問、コメント、またはアイデアがある場合は、

[email protected] から Informatica プロフェッショナルサービスにお問い合わせください。

Informatica グローバルカスタマサポート

電話またはオンラインサポートからカスタマサポートセンターに連絡できます。

オンラインサポートのご利用には、ユーザー名とパスワードが必要です。http://mysupport.informatica.com

から、ユーザー名とパスワードが入手できます。

はじめに 11

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Informatica グローバルカスタマサポートの電話番号は、Informatica の Web サイト

http://www.informatica.com/us/services-and-training/support-services/global-support-centers/に掲

載されています。

12 序文

Page 13: Informatica MDM Multidomain Edition for Microsoft … Documentation...Informatica MDM Multidomain Edition for Microsoft SQL Server インストールガイド(WebSphere) バージョン

第 1 章

インストールの概要

この章では、以下の項目について説明します。

• MDM Multidomain Edition のインストール, 13 ページ

• インストールのタスク, 15 ページ

• MDM Hub インストールの設計, 15 ページ

MDM Multidomain Edition のインストールMDM Multidomain Edition は、データの信頼性とデータ管理手順を向上するマスターデータ管理ソリューショ

ンです。MDM Multidomain Edition は、MDM Hub とも呼ばれます。 MDM Hub の機能には Hub コンソールを使用

してアクセスできます。

MDM Hub のインストールは、以下のコンポーネントで構成されます。

Hub ストア

Hub ストアは、MDM Hub の業務データを保存および統合します。 Hub ストアは、以下のコンポーネントで

構成されます。

• MDM Hub マスターデータベース. ユーザーアカウント、セキュリティ設定、オペレーショナル参照スト

アレジストリ、メッセージキュー設定など、MDM Hub 環境設定が含まれている。 Hub ストアは、1 つ以

上の MDM Hub マスターデータベースで構成される。 MDM Hub マスターデータベースから、オペレーシ

ョナル参照ストアをアクセスして管理することができる。 MDM Hub マスターデータベースのデフォル

ト名は CMX_SYSTEM。

• オペレーショナル参照ストア. マスターデータ、コンテンツメタデータ、マスターデータを処理および

管理するためのルールが含まれます。オペレーショナル参照ストアのデータベースは、地理的に異なる

場所、組織内の異なる部署、開発環境およびプロダクション環境ごとに個別に設定できる。 オペレー

ショナル参照ストアのデータベースは、複数のサーバーマシンにわたって分散できる。 オペレーショ

ナル参照ストアのデフォルト名は CMX_ORS。

Hub サーバー

Hub サーバーは、アプリケーションサーバー上にデプロイする必要のある J2EE アプリケーションです。

Hub サーバーでは Hub ストアの内部でデータを処理し、MDM Hub を外部アプリケーションと統合します。

Hub サーバーは、MDM Hub のよく使用されるコアサービスを管理するランタイムコンポーネントです。

プロセスサーバー

Process サーバーは、ロード、BVT の再計算、再検証、データクレンジングの実行、マッチング操作など

のバッチジョブを処理します。 Process サーバーは、アプリケーションサーバー環境にデプロイされま

13

Page 14: Informatica MDM Multidomain Edition for Microsoft … Documentation...Informatica MDM Multidomain Edition for Microsoft SQL Server インストールガイド(WebSphere) バージョン

す。Process サーバーは、データを標準化および最適化して一致および統合するように設定したクレンジ

ングエンジンとインタフェースで接続します。

リソースキット

リソースキットは、お使いのアプリケーションとワークフローに MDM Hub を組み込むためのサンプル、ア

プリケーション、およびユーティリティをセットにしたものです。 インストールするリソースキットコン

ポーネントは選択できます。

Informatica Data Director

Informatica Data Director(IDD)はデータガバナンスツールです。Informatica Data Director を使用

して、Informatica MDM Hub Store に保管されたマスタデータにアクセスします。マスタデータはビジネ

スエンティティによって整理されます。ビジネスエンティティには、顧客、サプライヤ、従業員、アカウ

ントなど、組織にとって意味のある、あらゆるタイプの最上位データを使用できます。マスタデータは、

ビジネスエンティティに関して組織が達成できるベストバージョンオブトゥルースです。

プロビジョニングツール

プロビジョニングツールは、ビジネスエンティティモデルの作成や、Informatica Data Director のエン

ティティ 360 フレームワークの設定を行うために使用します。ビジネスエンティティモデルを作成するに

は、ルートノードを作成し、ノード間にリレーションを確立します。このリレーションは、Hub コンソー

ルを使用して定義する外部キー制約に基づいています。ビジネスエンティティモデルを作成し、ノードを

設定したら、MDM Hub に設定をパブリッシュできます。

Informatica プラットフォーム

Informatica プラットホームステージングの実行に使用される Informatica サービスおよび Informatica

クライアントで構成されます。 Informatica サービスは、タスクの実行とデータベースの管理を行うため

のドメインサービスとアプリケーションサービスをサポートするサービスで構成されます。 Informatica

ドメインは Informatica 環境の管理単位です。クライアントを使って、ドメイン上のサービスにアクセス

します。 Informatica プラットフォームを MDM Hub のインストールの一環としてインストールする場合

は、データ統合サービス、モデルリポジトリサービス、および Informatica Developer(Developer ツー

ル)をインストールします。

Dynamic Data Masking

Dynamic Data Masking は、MDM Hub とデータベースの間で動作して、機密情報に対する権限のないアクセ

スを防止するデータセキュリティ製品です。 Dynamic Data Masking は、データベースに送信された要求

をインターセプトし、その要求にデータマスキングルールを適用してから、要求に対する結果を MDM Hub

に返送します。

Informatica ActiveVOS

Informatica ActiveVOS は、ビジネスプロセス管理(BPM)ツールです。 BPM ツールは、データの変更承

認プロセスなど、自動的なビジネスプロセスをサポートします。 Informatica ActiveVOS を MDM Hub およ

び Informatica Data Director と統合する場合は、ベストバージョンオブトゥルース(BVT)レコードに

データを追加する前に、マスターデータの変更が必ず確認と承認のプロセスを経るようにします。

ActiveVOS サーバーを Hub サーバーのインストールの一環としてインストールする場合は、ActiveVOS サ

ーバー、ActiveVOS コンソール、および Process Central をインストールします。 また、定義済みの MDM

のワークフロー、タスク、およびロールもインストールします。

14 第 1 章: インストールの概要

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インストールのタスクMDM Hub コンポーネントをインストールする前に、前提条件タスクを完了する必要があります。インストール

したら、インストール後のタスクを実行します。

MDM Hub をインストールするには、以下のタスクを実行します。

1. インストール前のタスクを実行します。前提条件タスクを実行し、Hub サーバーおよび Process サーバー

のインストーラを正常に実行できること、および Hub ストアを作成できることを確認します。

2. 次の Hub ストアコンポーネントを作成します。

• MDM Hub マスターデータベース Hub サーバーおよびプロセスサーバーをインストールする前に、MDM

Hub マスターデータベースを作成する必要があります。

• オペレーショナル参照ストアオペレーショナル参照ストアは、インストール前のタスクの完了後にいつ

でも作成できます。

MDM Hub ディストリビューションに付属するセットアップスクリプトを使用して、Hub ストアのコンポー

ネントを作成します。

3. Hub サーバーをインストールします。MDM Hub インストーラを使用して、Hub サーバーをインストールしま

す。

4. プロセスサーバーをインストールします。MDM Hub インストーラを使用して、プロセスサーバーをインス

トールします。

5. インストール後の設定タスクの実行。データベースの接続をテストします。MDM Hub 機能を確実に使用で

きるようにするには、Hub サーバーとプロセスサーバーを設定します。

MDM Hub インストールの設計MDM Hub をインストールする前に、Informatica MDM Hub 実装に含まれるコンポーネントのセットアップ方法

を決めておく必要があります。MDM Hub 実装のすべてのコンポーネントはバージョンが同じである必要があり

ます。複数のバージョンの MDM Hub が存在する場合は、各バージョンを別々の環境にインストールする必要が

あります。

MDM Hub は、開発環境、テスト環境、プロダクション環境など、複数の環境にインストールできます。各タイ

プの環境の要件および優先順位は独自のものです。したがって、各環境によってインストールの設計も変わっ

てきます。

以下の例に、MDM Hub コンポーネントを MDM Hub 実装にセットアップする方法をいくつか示します。

すべてのコンポーネントを 1 つのホストにまとめる方法

MDM Hub のすべてのコンポーネントを 1 つのホストマシンにインストールできます。この環境では、コン

ポーネント間の通信が簡略化されます。

インストールのタスク 15

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以下の図に、1 つのホストにインストールされた MDM Hub のすべてのコンポーネントを示します。

各コンポーネントを複数のホストに分散する方法

MDM Hub コンポーネントのインストールを複数のホストマシンに分散させることができます。

以下の図に、MDM Hub コンポーネントの分散インストールを示します。

16 第 1 章: インストールの概要

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第 2 章

インストール前のタスク

この章では、以下の項目について説明します。

• リリースノートの確認, 17 ページ

• インストーラファイルの抽出, 17 ページ

• ライセンスキーの確認, 18 ページ

• 最小システム要件の確認, 18 ページ

• Java Development Kit のインストール, 19 ページ

• 環境変数の設定, 19 ページ

• オペレーティングシステムのロケールの設定, 19 ページ

• X Window サーバーの設定, 20 ページ

• Microsoft SQL Server のインストールと設定, 20 ページ

• ODBC ドライバのインストール, 21 ページ

• WebSphere のインストールと設定, 21 ページ

• 外部クレンジングエンジンのインストールと設定, 26 ページ

• タイムラインの粒度の決定, 26 ページ

• Informatica プラットフォームのプロパティファイルの設定, 28 ページ

• インストールの記録を保存するディレクトリの作成, 40 ページ

リリースノートの確認インストールプロセスおよびアップグレードプロセスの最新情報については、『Informatica MDM Multidomain

Edition リリースノート』を参照してください。 また、リリースでの既知および修正済みの制限事項について

の情報も確認できます。

インストーラファイルの抽出インストーラファイルは圧縮して配布されます。

インストーラファイルを抽出する必要があります。抽出に使用するユーティリティが空のフォルダも抽出する

ことを確認します。

17

Page 18: Informatica MDM Multidomain Edition for Microsoft … Documentation...Informatica MDM Multidomain Edition for Microsoft SQL Server インストールガイド(WebSphere) バージョン

次のインストールファイルを、Informatica 電子ソフトウェアダウンロードサイトからマシン上のディレクト

リにダウンロードして抽出します。

• お使いのオペレーティングシステム用の MDM Hub インストーラをダウンロードして抽出します。

• データベースファイルをダウンロードして抽出します。

• ライセンス供与されたバージョンの ActiveVOS サーバーをインストールする場合は、お使いのオペレーティ

ングシステム用の ActiveVOS サーバーインストーラをダウンロードして抽出します。

• Informatica プラットフォームをインストールする場合は、お使いのオペレーティングシステム用の

Informatica プラットフォームのサーバーインストールファイルをダウンロードします。

• Informatica プラットフォームをインストールする場合は、Informatica プラットフォームのクライアント

インストールファイルをダウンロードします。

ライセンスキーの確認ソフトウェアをインストールする前に、ライセンスキーがあることを確認してください。ライセンスキーは次

の方法で取得できます。

• インストール DVD。Informatica インストールファイルを DVD で受け取った場合、ライセンスキーファイル

は Informatica License Key CD に含まれています。

• FTP からのダウンロード。Informatica インストールファイルを Informatica 電子ソフトウェアダウンロー

ド(ESD)サイトからダウンロードした場合、ライセンスキーは Informatica からの電子メールメッセージ

内にあります。製品をインストールするユーザーアカウントにアクセス可能なディレクトリに、ライセンス

キーファイルをコピーします。

ライセンスキーがない場合は、Informatica グローバルカスタマサポートにお問い合わせください。

最小システム要件の確認MDM Hub をインストールする前に、マシンがハードウェアとソフトウェアの要件を満たしていることを確認し

ます。

マシンが、MDM Hub コンポーネントをインストールするための以下の最小システム要件を満たしていることを

確認します。

RAM

プロダクション環境: 12GB

開発環境: 最小 2GB、推奨 4GB

ディスク空き容量

1 GB

インストールする MDM Hub コンポーネントの実行時に必要な量を十分に満たす物理メモリが利用可能であるこ

とを確認します。

Total MDM Hub components run-time memory requirement = JDK JVM max heap size of the application server + operating system native heap size

MDM Multidomain Edition 実装におけるハードウェア要件は、データ、処理容量、およびビジネスルールによ

って異なります。

18 第 2 章: インストール前のタスク

Page 19: Informatica MDM Multidomain Edition for Microsoft … Documentation...Informatica MDM Multidomain Edition for Microsoft SQL Server インストールガイド(WebSphere) バージョン

製品の要件およびサポートされているプラットフォームの詳細については、Informatica マイサポートポータ

ルの Product Availability Matrix を参照してください。

https://mysupport.informatica.com/community/my-support/product-availability-matrices

Java Development Kit のインストール以下のオペレーティングシステムで各 Java Development Kit(JDK)要件を満たします。

• AIX の場合は、MDM Hub インストール用にサポートされている JDK のバージョンをインストールする。

• HP-UX の場合は、MDM Hub インストールおよび Informatica プラットフォームインストール用にサポートさ

れている JDK の各バージョンをインストールする。

環境変数の設定MDM Hub をインストールする前に、環境変数を設定します。

環境変数(JAVA_HOME と PATH)を、JDK 1.7.0_45 以降を指すように設定する必要があります。

Informatica プラットフォームを AIX または HP-UX にインストールするには、JDK ディレクトリを指すように

INFA_JDK_HOME 環境変数を設定します。

オペレーティングシステムのロケールの設定Hub サーバー、Hub Store、および Hub コンソールに同じオペレーティングシステムのロケールを設定する必要

があります。

MDM Hub のコンポーネントに次のロケールのいずれかを選択します。

• en_US

• fr_FR

• de_DE

• ja_JP

• ko_KR

• zh_CN

• ES

• pt_BR

Java Development Kit のインストール 19

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X Window サーバーの設定インストーラをグラフィカルモードで実行するには、グラフィック表示サーバーを使用します。UNIX マシンに

リモートでログインしている場合、X Window サーバーを使用してグラフィック表示をローカルホストにリダイ

レクトできます。

製品をインストールするマシンに表示デバイスがインストールされていない場合は、別のマシンにインストー

ルされている X Window サーバーを使用してインストーラを実行できます。DISPLAY 変数を使用して、X Window

の出力を X Window および xterm がインストールされている別のマシンにリダイレクトします。

以下の表に、DISPLAY 環境変数を設定するためのコマンドの一覧を示します。

シェル コマンド

C setenv DISPLAY <host name>:0

Bash/Korn export DISPLAY=<host name>:0

Bourne DISPLAY=<host name>:0

export display

使用する X Window サーバーがあるマシンのホスト名が不明な場合は、ネットワーク管理者に問い合わせてくだ

さい。マシンの IP アドレスを使用することもできます。DISPLAY 変数のリダイレクトの詳細については、UNIX

または X Window ベンダのマニュアルを参照してください。

インストーラが使用するフォントが X Window サーバーでサポートされていない場合、インストーラがボタンの

ラベルを正しく表示しない可能性があります。

Microsoft SQL Server のインストールと設定Hub ストアを作成するには、Microsoft SQL Server をインストールして設定する必要があります。Microsoft

SQL Server は Microsoft SQL Server のドキュメントの指示に従ってインストールします。

注: データベースエンジン認証セキュリティモードとして混合モードを指定したことを確認します。

分散トランザクション用の Microsoft SQL Server の設定

Microsoft SQL Server を起動する前に、必ず分散トランザクション用に設定してください。MDM Hub には分散

型トランザクション環境が必要です。

1. Microsoft SQL Server を起動したときに Microsoft 分散トランザクションコーディネーター(MS DTC)

サービスが起動したことを確認するには、サービスマネージャで MS DTC を[自動]に設定します。

2. XA トランザクション用に MS DTC を有効にします。

3. JDBC 分散トランザクションコンポーネントを設定します。

a. Microsoft の Web サイトから、Microsoft SQL Server JDBC ドライバをダウンロードします。

b. ドライバのファイルをマシンのディレクトリに解凍します。

20 第 2 章: インストール前のタスク

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c. sqljdbc_xa.dll ファイルを、Microsoft SQL Server をインストールしたマシンの Binn ディレクトリに

コピーします。

次の表に、XA トランザクション用に選択できるサーバーのタイプと、xa_install.sql ファイルの場所

を示します。

XA トランザクションのサーバータイプ sqljdbc_xa.dll の場所

32 ビット版 Microsoft SQL Server UNIX の場合:/enu/xa/x64

Windows の場合:\enu\xa\x64

64 ビット版 Microsoft SQL Server(x64 プロセッサ) UNIX の場合:/enu/xa/x64

Windows の場合:\enu\xa\x64

d. Microsoft SQL Server で xa_install.sql スクリプトを実行します。

xa_install.sql スクリプトは、Microsoft SQL Server JDBC ドライバの xa ディレクトリにあります。

スクリプトは、Microsoft SQL Server インスタンスの管理者として実行します。

e. スクリプトにより、Microsoft SQL Server マスターデータベースに SqlJDBCXAUser のロールが作成

されたことを確認します。

分散トランザクション用に Microsoft SQL Server をインストールおよび設定する方法の詳細については、

Microsoft SQL Server のドキュメントを参照してください。

Microsoft SQL Server データファイルストアの作成

Microsoft SQL Server データファイルストアがない場合は、必ず作成します。MDM Hub マスタデータベースと

オペレーショナルリファレンスストアを作成する際に、Microsoft SQL Server データファイルストアへのパス

を指定する必要があります。

ODBC ドライバのインストールUNIX および Linux 上にアプリケーションサーバーをインストールする場合、データソースが作成できるように

するために、Microsoft SQL Server 用の ODBC ドライバが必要です。

1. オペレーティングシステム用の ODBC ドライバをダウンロードします。

• Linux の場合:Microsoft の Web サイトから、Microsoft SQL Server の ODBC ドライバをダウンロード

します。

• UNIX の場合:unixODBC プロジェクトのホームページから UNIX ODBC ドライバをダウンロードします。

2. ODBC ドライバをインストールします。

WebSphere のインストールと設定WebSphere のマニュアルに従って、WebSphere をインストールし、設定します。

WebSphere インストールディレクトリのパスにスペースを含めないでください。次の設定を実行してください。

ODBC ドライバのインストール 21

Page 22: Informatica MDM Multidomain Edition for Microsoft … Documentation...Informatica MDM Multidomain Edition for Microsoft SQL Server インストールガイド(WebSphere) バージョン

注: データベースサーバーと同じタイムゾーンのアプリケーションサーバーをインストールします。

• タスクの管理をサポートするには、すべてのタイムアウトプロパティの値を 2 倍に増やす。WebSphere で、

WebSphere コンソールの[サーバー] > [サーバータイプ] > [WebSphere Application Server] >

<target server name>をクリックする。[コンテナー・サービス]カテゴリで、[コンテナー・サービス]

をクリックし、タイムアウトプロパティの値を増やす。

• 次のディレクトリにある soap.client.props ファイルで、com.ibm.SOAP.requestTimeout プロパティを 1800 以上

に設定する。

UNIX の場合:<WebSphere のインストールディレクトリ>/profiles/<アプリケーションサーバーのプロファイル名>/

properties

Windows の場合:<WebSphere のインストールディレクトリ>\profiles\<アプリケーションサーバーのプロファイル名>

\properties

インストールの成功後は、このプロパティをリセットしてデフォルト値にしてもかまわない。

WebSphere クラスタの作成

MDM Hub をクラスタ化環境にインストールする場合は、WebSphere をインストールし、WebSphere クラスタをセ

ットアップする必要があります。

WebSphere のインストールおよび WebSphere クラスタのセットアップの方法の詳細については、WebSphere の

ドキュメントを参照してください。

WebSphere Application Server Network デプロイメントマネージャをインストールするときは、WebSphere

Application Server 環境のタイプとして、[管理]を選択したことを確認します。

1. WebSphere のノードと WebSphere マネージャを起動します。

2. WebSphere 管理コンソールで、[クラスターの作成] > [クラスターメンバーの追加]の順にクリックし

ます。

3. クラスタのメンバに関連付けられた仮想ホストに各デフォルトのポートを追加します。

4. WebSphere 管理コンソールで、[環境] > [仮想ホスト] > [default_host] > [ホスト別名] >

[新規作成]の順に選択します(*:9081、*:9082 など)。

5. クラスタを起動します。

6. クラスタおよびすべてのクラスタサーバーが実行されていることを確認します。

サーバーの Java 仮想マシンパラメータの設定

JVM 汎用引数やヒープサイズなどの Java 仮想マシン(JVM)パラメータを設定します。いずれかの JVM 引数を

変更したら、JVM を再起動します。

WebSphere クラスタ環境で、クラスタ内のそれぞれのサーバーに JVM パラメータを設定してください。

22 第 2 章: インストール前のタスク

Page 23: Informatica MDM Multidomain Edition for Microsoft … Documentation...Informatica MDM Multidomain Edition for Microsoft SQL Server インストールガイド(WebSphere) バージョン

JVM 汎用引数

次の表に、サービスに設定する必要がある JVM 汎用引数を示します。

JVM 汎用引数 説明

-Djava.net.preferIPv4Stack=true オペレーティングシステムで Internet Protocol バージョン 6(IPv6)を使用する場合、この引数を追加して IPv6 を無効化します。

com.ibm.ws.scripting.echoparams=false パスワードなどの機密情報の漏えいを暗号化パスワードを使用して回避します。

-Djgroups.bind_addr=<bind address> 複数のノードまたはクラスタ環境で必要です。<bind address>値はメッセージを送受信するインタフェースを指定します。

マルチノードまたはクラスタ環境の各ノードが、独自のネットワークインタフェースにバインドされていることを確認する必要があります。

-XX:codecachetotal=256m JIT コードのキャッシュサイズの引数であり、MDM Hub 環境のパフォーマンスを強化します。

-Xmx4096m 最大 JVM ヒープサイズを設定します。この値は 4 GB 以上にする必要があります。-Xmx パラメータは、-XX:MaxPermSize の 3~4 倍にする必要があります。

-Xms2048m 最小 JVM ヒープサイズを設定します。

-Xmso4048k プロセスサーバーのアプリケーションサーバーで、システムスレッドのスタックサイズの不足によるアプリケーションサーバーの予期しないシャットダウンを防止する引数を設定します。

-XX:PermSize=256m Java クラス定義をロードするための永続生成サイズを設定します。-XX:PermSize の値は、-XX:MaxPermSize の 1/3~1/4 倍にする必要があります。

-XX:MaxPermSize=1024m JVM の永続生成サイズを指定した値に拡張することを許可します。

-Xss2000k スレッドスタックサイズを設定します。

-DFrameworksLogConfigurationPath="<Path to the log4j.xml file>"

log4j.xml ファイルのコンフィギュレーションパスを設定します。

ヒープサイズ

ヒープサイズを次の値に設定します。

• 初期ヒープサイズ 512 MB

• 最大ヒープサイズ 4096MB

WebSphere のインストールと設定 23

Page 24: Informatica MDM Multidomain Edition for Microsoft … Documentation...Informatica MDM Multidomain Edition for Microsoft SQL Server インストールガイド(WebSphere) バージョン

JVM カスタムプロパティ

Informatica Data Director でスマート検索をサポートするには、Apache Solr MBeans を登録する。

WebSphere コンソールで、Java 仮想マシンのカスタムプロパティとして次のプロパティを設定する。

javax.management.builder.initial=javax.management.MBeanServerBuilder

デプロイメントマネージャの Java 仮想マシンパラメータの設定

WebSphere のクラスタ環境では、デプロイメントマネージャのヒープサイズと Java 仮想マシン(JVM)汎用引

数を設定します。

JVM 汎用引数

次の表に、サービスに設定する必要がある JVM 汎用引数を示します。

JVM 汎用引数 説明

-Djava.net.preferIPv4Stack=true オペレーティングシステムで Internet Protocol バージョン 6(IPv6)を使用する場合、この引数を追加して IPv6 を無効化します。

com.ibm.ws.scripting.echoparams=false パスワードなどの機密情報の漏えいを暗号化パスワードを使用して回避します。

-Djgroups.bind_addr=<bind address> 複数のノードまたはクラスタ環境で必要です。<bind address>値はメッセージを送受信するインタフェースを指定します。

マルチノードまたはクラスタ環境の各ノードが、独自のネットワークインタフェースにバインドされていることを確認する必要があります。

-XX:codecachetotal=256m JIT コードのキャッシュサイズの引数であり、MDM Hub 環境のパフォーマンスを強化します。

-Xmx4096m 最大 JVM ヒープサイズを設定します。この値は 4 GB 以上にする必要があります。-Xmx パラメータは、-XX:MaxPermSize の 3~4 倍にする必要があります。

-Xms2048m 最小 JVM ヒープサイズを設定します。

-Xmso4048k プロセスサーバーのアプリケーションサーバーで、システムスレッドのスタックサイズの不足によるアプリケーションサーバーの予期しないシャットダウンを防止する引数を設定します。

-XX:PermSize=256m Java クラス定義をロードするための永続生成サイズを設定します。-XX:PermSize の値は、-XX:MaxPermSize の 1/3~1/4 倍にする必要があります。

-XX:MaxPermSize=1024m JVM の永続生成サイズを指定した値に拡張することを許可します。

24 第 2 章: インストール前のタスク

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JVM 汎用引数 説明

-Xss2000k スレッドスタックサイズを設定します。

-DFrameworksLogConfigurationPath="<Path to the log4j.xml file>"

log4j.xml ファイルのコンフィギュレーションパスを設定します。

ヒープサイズ

ヒープサイズを次の値に設定します。

• 初期ヒープサイズ 512 MB

• 最大ヒープサイズ 4096MB

ノードエージェントの Java 仮想マシンパラメータの設定

WebSphere のクラスタ環境で、ノードエージェントごとに Java 仮想マシンのヒープサイズを設定します。

WebSphere のクラスタ環境で MDM Hub アプリケーションをデプロイする場合は、ヒープサイズと JVM 汎用引数

を設定します。

ヒープサイズ

ヒープサイズを次の値に設定します。

• 初期ヒープサイズ 512 MB

• 最大ヒープサイズ 4096MB

Informatica Data Director 用の WebSphere の設定

Informatica Data Director を使用している場合、WebSphere を設定し、変更が反映されるように WebSphere

を再起動します。

次の設定を確実に実行します。

• Informatica Data Director でスマート検索をサポートするには、Apache Solr MBeans を登録する。

WebSphere コンソールで、Java 仮想マシンのカスタムプロパティとして次のプロパティを設定する。

javax.management.builder.initial=javax.management.MBeanServerBuilder

• UTF-8 の記号を含むレコードを保存するには、WebSphere コンソールで、Java 仮想マシンのカスタムプロパ

ティに次のプロパティを追加します。

-Dfile.encoding=UTF-8

• Web コンテナのカスタムプロパティを設定する必要があります。Web コンテナのカスタムプロパティの設定

手順については、WebSphere のマニュアルを参照してください。WebSphere コンソールを使用して次の Web

コンテナのカスタムプロパティを設定します。

プロパティ名

com.ibm.ws.webcontainer.invokerequestlistenerforfilter

true

WebSphere のインストールと設定 25

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Microsoft SQL Server データソースを使用するための WebSphereの設定

WebSphere が Microsoft SQL Server データソースを使用するように設定します。クレンジング一致サーバーと

Hub サーバーを別のマシンにインストールした場合は、クレンジング一致サーバーに各オペレーショナルリフ

ァレンスストア用にデータソースを作成します。

Microsoft に問い合わせて、データベース設定用の JDBC ドライバを入手します。

u WebSphere が Microsoft SQL Server データソースを使用するように設定するには、Microsoft SQL

Server JDBC ドライバを以下のディレクトリにコピーします。

UNIX の場合:<WebSphere_install_dir>/lib

Windows の場合:<WebSphere_install_dir>\lib

複数の MDM Hub マスターデータベース用の WebSphere の設定

複数の MDM Hub マスターデータベースを設定するには、MDM Hub マスターデータベースごとに MDM Hub のイン

スタンスをインストールする必要があります。 各 MDM Hub インスタンスは個別の WebSphere プロファイルに

デプロイする必要があります。 インストールする MDM Hub インスタンスおよび MDM Hub マスターデータベー

スの数と同数の WebSphere プロファイルを作成します。

安全な ActiveVOS 通信のための WebSphere の設定

ActiveVOS と MDM Hub 間の通信にセキュアな HTTP(HTTPS)プロトコルを使用するには、アプリケーションサ

ーバーを設定する必要があります。

1. SSL 対応の WebSphere ポートを作成します。

2. 自己署名証明書を許可するように WebSphere を設定します。

詳細については、WebSphere のマニュアルを参照してください。

外部クレンジングエンジンのインストールと設定Process サーバーとともに使用する Address Doctor などのクレンジングエンジンを使用する場合、クレンジン

グエンジンをインストールして設定します。

MDM Hub を設定してクレンジングエンジンと統合する方法の手順については、『Informatica MDM Multidomain

Edition Cleanse Adapter Guide』を参照してください。

タイムラインの粒度の決定MDM Hub コンポーネントをインストールする前に、タイムラインの粒度を決定します。タイムラインの粒度は、

レコードバージョンの有効期間の定義に使用される、時間の計測単位です。例えば、年単位、月単位、秒単位

などで有効期間を選択できます。

年、月、日、時、分、または秒単位でタイムラインの粒度を設定することも、MDM Hub 実装でデータの有効期

間を指定することもできます。オペレーショナル参照ストアを作成、または更新するときに必要なタイムライ

ンの粒度を設定することができます。

26 第 2 章: インストール前のタスク

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重要: 設定したタイムラインの粒度は変更できません。

いずれかのタイムラインの粒度で有効期間を指定すると、システムでは有効期間に渡ってデータベース時間の

ロケールを使用します。1 つのタイムラインの計測単位に有効なバージョンを作成するには、開始日と終了日

を同じにする必要があります。

次の表に、設定できるタイムラインの粒度とそのフォーマットを示します。

タイムラインの粒度 タイムラインのフォーマット

年 yyyy

月 mm/yyyy

日 dd/mm/yyyy

時間 dd/mm/yyyy hh

分 dd/mm/yyyy hh:mm

秒 dd/mm/yyyy hh:mm:ss

次のいずれかのタイムライン粒度のオプションを使用します。

タイムラインの粒度が年の場合、2010 のような年のフォーマットで有効期間の年を指定できます。レコー

ドの有効期間の開始日は年の最初の日、有効期間の終了日はその年の最後の日になります。 例えば、有効

期間の開始日が 2013 で終了日が 2014 の場合、レコードは 01/01/2013~31/12/2014 の間有効になります。

タイムラインの粒度が月の場合、01/2013 のような月のフォーマットで有効期間の月を指定できます。レ

コードの有効期間の開始日は月の最初の日です。 レコードの有効期間の終了日は月の最後の日になりま

す。 例えば、有効期間の開始日が 02/2013 で、終了日が 04/2013 の場合、レコードは、01/02/2013~

30/04/2013 の間有効になります。

タイムラインの粒度が日の場合、13/01/2013 のような日付フォーマットで有効期間の日を指定できます。

レコードの有効期間の開始日は、1 日の開始(12:00)に始まります。 レコードの有効期間の終了日は 1

日の終了(23:59)に終わります。 例えば、有効期間の開始日が 13/01/2013、有効期間の終了日が

15/04/2013 の場合、レコードは 13/01/2013 の 12:00~15/04/2013 の 23:59 の間有効になります。

時間

タイムラインの粒度が時間の場合、有効期間には、13/01/2013 15 のように、年、月、日、および時が含

まれます。レコードの有効期間の開始日は 1 日の時刻の最初になります。 レコードの有効期間の終了日は

指定した時刻の終わりになります。 例えば、有効期間の開始日が 13/01/2013 15、終了日が 15/04/2013

10 の場合、レコードは 13/01/2013 の 15:00~15/04/2013 の 10:59 の間有効になります。

タイムラインの粒度が分の場合、有効期間には、13/01/2013 15:30 のように、年、月、日、時、および分

が含まれます。レコードの有効期間の開始日は分の最初になります。 レコードの有効期間の終了日は指定

した分の終わりになります。 例えば、有効期間の開始日が 13/01/2013 15:30、終了日が 15/04/2013

10:45 の場合、レコードは 13/01/2013 の 15:30:00~15/04/2013 の 10:45:59 の間有効になります。

タイムラインの粒度の決定 27

Page 28: Informatica MDM Multidomain Edition for Microsoft … Documentation...Informatica MDM Multidomain Edition for Microsoft SQL Server インストールガイド(WebSphere) バージョン

タイムラインの粒度が秒の場合、有効期間には 13/01/2013 の 15:30:45 のように、年、月、日、時、分、

秒が含まれます。 レコードの有効期間の開始日は秒の最初になります。 有効期間の終了日は指定した秒

の終わりになります。 例えば、有効期間の開始日が 13/01/2013 15:30:55、終了日が 15/04/2013

10:45:15 の場合、レコードは 13/01/2013 の 15:30:55:00~15/04/2013 の 10:45:15:00 の間有効になりま

す。

Informatica プラットフォームのプロパティファイルの設定

MDM Hub インストールの一環として Informatica プラットフォームをインストールするには、Informatica プ

ラットフォームのプロパティファイルを作成します。 プロパティファイルにインストールのオプションを指定

して、このファイルを「SilentInput.properties」という名前で保存します。

1. テキストエディタを開きます。

2. テキストエディタで Informatica プラットフォームのプロパティファイルを作成します。

3. インストールパラメータの値を設定します。

4. プロパティファイルを「SilentInput.properties」という名前で保存します。

次のインストールパラメータを設定します。

LICENSE_KEY_LOC

ライセンスキーファイルの絶対パスおよびファイル名。

USER_INSTALL_DIR

Informatica のインストール先ディレクトリ。

INSTALL_TYPE

Informatica をインストールするか、アップグレードするかを指定します。

値が 0 の場合は、インストーラにより Informatica のインストールが実行されます。 値が 1 の場合は、

前のバージョンの Informatica がアップグレードされます。

ENABLE_USAGE_COLLECTION

Informatica DiscoveryIQ を設定するかどうかを指定します。Informatica DiscoveryIQ は、データの使

用とシステム統計のルーチンレポートを Informatica に送信する製品使用ツールです。使用統計値を

Informatica に送信しないことを選択できます。

Informatica DiscoveryIQ を設定して Informatica に使用統計値を送信するには、パラメータを 1 に設定

します。使用統計値の送信を無効にする方法については、『Informatica Administrator ガイド』を参照し

てください。

ENABLE_KERBEROS

Kerberos 認証を使ったネットワーク上で実行されるように Informatica ドメインを設定するかどうかを指

定します。

Kerberos 認証を使ったネットワーク上で実行されるように Informatica ドメインを設定するには、このパ

ラメータを 1 に設定します。

28 第 2 章: インストール前のタスク

Page 29: Informatica MDM Multidomain Edition for Microsoft … Documentation...Informatica MDM Multidomain Edition for Microsoft SQL Server インストールガイド(WebSphere) バージョン

SERVICE_REALM_NAME

Informatica ドメインサービスが属する Kerberos レルムの名前。サービスレルム名とユーザーレルム名は

同じでなければなりません。

USER_REALM_NAME

Informatica ドメインユーザーが属する Kerberos 領域の名前。サービス領域名とユーザー領域名は同じで

なければなりません。

KEYTAB_LOCATION

Informatica ドメイン用のすべてのキータブファイルが格納されるディレクトリ。 Informatica ドメイン

のキータブファイルの名前は、Informatica で設定した形式に従う必要があります。

KRB5_FILE_LOCATION

Kerberos 設定ファイルのパスとファイル名。Informatica では、Kerberos 設定ファイルは krb5.conf と命

名する必要があります。

SPN_SHARE_LEVEL

ドメインのサービスプリンシパルレベルを示します。このプロパティを以下のいずれかに設定します。

• プロセス。ドメインでは、ノードごと、およびノードのサービスごとに、一意のサービスプリンシパル

名(SPN)とキータブファイルを必要とします。ノードごとに必要になる SPN とキータブファイルの数

は、ノードで実行されるサービスプロセスの数により変わります。本稼働ドメインに推奨されます。

• ノード。ドメインでは、ノードとそのノードで実行されているすべてのサービスで 1 つの SPN とキータ

ブファイルを使用しています。また、ノードのすべての HTTP プロセスに個別の SPN とキータブファイ

ルが必要になります。 テストドメインと開発ドメインで推奨します。

デフォルトは process です。

HTTPS_ENABLED

Informatica Administrator への接続をセキュリティ保護するかどうかを指定します。値が 0 の場合は、

インストーラにより Informatica Administrator への安全ではない HTTP 接続が設定されます。値が 1 の

場合は、インストーラにより Informatica Administrator への安全な HTTPS 接続が設定されます。

DEFAULT_HTTPS_ENABLED

インストーラでキーストアファイルを作成するかどうかを指定します。

値が 1 の場合、インストーラによりキーストアが作成され、HTTPS 接続に使用されます。 値が 0 の場合、

インストーラにより、指定するキーストアファイルが使用されます。

CUSTOM_HTTPS_ENABLED

インストーラで既存のキーストアファイルを使用するかどうかを指定します。

値が 1 の場合、インストーラにより、指定するキーストアファイルが使用されます。

DEFAULT_HTTPS_ENABLED=1 の場合、このパラメータを 0 に設定する必要があります。

DEFAULT_HTTPS_ENABLED=0 の場合、このパラメータを 1 に設定する必要があります。

KSTORE_PSSWD

キーストアファイルのプレーンテキストパスワード。

KSTORE_FILE_LOCATION

キーストアファイルの絶対パスおよびファイル名。

HTTPS_PORT

Informatica Administrator への安全な接続に使用されるポート番号。

Informatica プラットフォームのプロパティファイルの設定 29

Page 30: Informatica MDM Multidomain Edition for Microsoft … Documentation...Informatica MDM Multidomain Edition for Microsoft SQL Server インストールガイド(WebSphere) バージョン

CREATE_DOMAIN

Informatica ドメインを作成するかどうかを指定します。

値が 1 の場合、インストーラによりノードおよび Informatica ドメインが作成されます。値が 0 の場合、

インストーラによりノードが作成され、以前のインストールで作成された別のドメインにこのノードが参

加します。

KEY_DEST_LOCATION

インストール中に作成されたノードの、暗号化キーを格納するディレクトリ。

PASS_PHRASE

ドメイン内で機密データを保護するための暗号化キーの作成時に使用するキーワードです。キーワードは

以下の基準をすべて満たす必要があります。

• 長さが 8~20 文字である

• 大文字を 1 文字以上使用する

• 小文字を 1 文字以上使用する

• 数字を 1 文字以上使用する

• スペースを含まない

JOIN_DOMAIN

以前のインストールで作成された別のドメインにノードを参加させるかどうかを示します。

値が 1 の場合、インストーラによりノードが作成され、このノードが別のドメインに参加します。

CREATE_DOMAIN=1 にする場合は、このパラメータを 0 に設定する必要があります。 CREATE_DOMAIN=0 の場

合、このパラメータを 1 に設定する必要があります。

KEY_SRC_LOCATION

参加先の Informatica ドメインのマスタゲートウェイノードにある、暗号化キーが格納されているディレ

クトリ。

SSL_ENABLED

Informatica ドメインでサービス間の安全な通信を有効または無効にします。

ドメイン内のサービス間で安全な通信を設定するかどうかを示します。この値を true に設定した場合は、

ドメイン内のサービス間で安全な通信が有効になります。このプロパティを true に設定できるのは、

CREATE_DOMAIN=1 を設定する場合です。 JOIN_DOMAIN=1 を設定する場合は、このプロパティを true に設

定する必要があります。

SECURITY_DOMAIN_NAME

作成したノードの参加先ドメイン内のデフォルトのセキュリティドメインの名前。

TLS_CUSTOM_SELECTION

Informatica ドメインで安全な通信を有効にするための SSL 証明書を提供、使用するかどうかを示します。

提供した SSL 証明書を使用するには、このプロパティを True に設定します。

NODE_KEYSTORE_DIR

TLS_CUSTOM_SELECTION が True に設定されている場合は必須。キーストアファイルを含めるディレクトリ。

このディレクトリには、infa_keystore.jks、infa_keystore.pem という名前のファイルを含める必要が

あります。

30 第 2 章: インストール前のタスク

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NODE_KEYSTORE_PASSWD

TLS_CUSTOM_SELECTION が True に設定されている場合は必須。キーストアの infa_keystore.jks のパスワ

ード。

NODE_TRUSTSTORE_DIR

TLS_CUSTOM_SELECTION が True に設定されている場合は必須。トラストストアファイルを含めるディレク

トリ。このディレクトリには、infa_truststore.jks、infa_truststore.pem という名前のファイルを含

める必要があります。

NODE_TRUSTSTORE_PASSWD

TLS_CUSTOM_SELECTION が True に設定されている場合は必須。infa_truststore.jks ファイルのパスワー

ド。

SERVES_AS_GATEWAY

ゲートウェイまたは作業ノードのどちらを作成するかを示します。

値が 1 の場合、インストーラによりノードがゲートウェイノードとして設定されます。値が 0 の場合、イ

ンストーラによりノードが作業ノードとして設定されます。

DB_TYPE

ドメイン環境設定リポジトリのデータベース。

次のいずれかの値を入力します。

• Oracle

• DB2

• MSSQLServer

DB_UNAME

ドメイン環境設定リポジトリのデータベースユーザーアカウント名。

DB_PASSWD

データベースユーザアカウントのパスワード。

DB_SSL_ENABLED

ドメイン環境設定リポジトリのデータベースがセキュアにするかどうかを示します。セキュアデータベー

ス内にドメイン環境設定リポジトリを作成する場合は、このパラメータを True に設定します。このパラ

メータを True に設定する場合は、JDBC 接続文字列にセキュアデータベースパラメータを使用する必要が

あります。

TRUSTSTORE_DB_FILE

セキュアデータベースのトラストストアファイルのパスとファイル名。

TRUSTSTORE_DB_PASSWD

トラストストアファイルのパスワード。

SQLSERVER_SCHEMA_NAME

ドメイン設定テーブルを格納するスキーマの名前。このパラメータを空にした場合は、インストーラによ

りテーブルがデフォルトのスキーマに作成されます。

TRUSTED_CONNECTION

信頼関係接続を使用して Microsoft SQL Server に接続するかどうかを示します。このパラメータを空に

した場合は、インストーラにより Microsoft SQL Server 認証が使用されます。

Windows にインストールする場合には、このパラメータを設定します。

Informatica プラットフォームのプロパティファイルの設定 31

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DB_CUSTOM_STRING_SELECTION

JDBC URL かカスタム接続文字列のどちらを使用してドメイン環境設定データベースに接続するかを決定し

ます。

値が 0 の場合は、指定したデータベースプロパティから JDBC URL が作成されます。値が 1 の場合は、イ

ンストーラにより、指定したカスタム接続文字列が使用されます。このパラメータを 1 に設定するのは、

セキュアデータベース内にドメイン環境設定リポジトリを作成する場合です。

DB_SERVICENAME

DB_CUSTOM_STRING_SELECTION=0 の場合は必須です。

Microsoft SQL Server のデータベース名。

DB_ADDRESS

DB_CUSTOM_STRING_SELECTION=0 の場合は必須です。

HostName:Port の形式で表される、データベースインスタンスのホスト名とポート番号。

ADVANCE_JDBC_PARAM

このパラメータは、DB_CUSTOM_STRING_SELECTION=0 の場合に設定できます。

JDBC URL 接続文字列に含めるオプションのパラメータ。パラメータ文字列が有効であることを確認してく

ださい。インストーラは、JDBC URL に文字列を追加する前にパラメータ文字列を検証しません。このパラ

メータを指定しないと、追加パラメータなしで JDBC URL が作成されます。

DB_CUSTOM_STRING

DB_CUSTOM_STRING_SELECTION=1 の場合は必須です。

有効なカスタム JDBC 接続文字列。

DOMAIN_NAME

ドメインの名前。

デフォルトのドメイン名は、Domain_<MachineName>です。 名前は 128 文字以下で、7 ビットの ASCII 文字

にする必要があります。スペースおよび次の文字は使用できません。` % * + ; " ?

DOMAIN_HOST_NAME

ノードをホストするマシンのホスト名。

注: localhost は使用しないでください。ホスト名はマシンを明示的に示す必要があります。

NODE_NAME

CREATE_DOMAIN=1 の場合に必須。

このマシン上に作成するノードの名前。 このノード名は、マシンのホスト名ではありません。

DOMAIN_PORT

ドメインを作成する場合、これが作成するノードのポート番号になります。ノードのデフォルトのポート

番号は 6005 です。デフォルトのポート番号がマシンで使用可能でない場合は、インストーラに次に使用

可能なポート番号が表示されます。

ドメインに参加する場合は、これが参加先ドメインのゲートウェイノードのポート番号になります。

DOMAIN_USER

ドメイン管理者のユーザー名。

32 第 2 章: インストール前のタスク

Page 33: Informatica MDM Multidomain Edition for Microsoft … Documentation...Informatica MDM Multidomain Edition for Microsoft SQL Server インストールガイド(WebSphere) バージョン

DOMAIN_PSSWD

ドメイン管理者のパスワード。パスワードは、3 文字以上 16 文字以内にする必要があります。

DOMAIN_CNFRM_PSSWD

確認するために、パスワードを再度入力してください。

JOIN_NODE_NAME

JOIN_DOMAIN=1 の場合に必須。

ドメインに追加しているノードの名前。 このノード名は、マシンのホスト名ではありません。

JOIN_HOST_NAME

JOIN_DOMAIN=1 の場合に必須。

ドメインに追加するノードの作成先マシンのホスト名。 ノードのホスト名にアンダースコア(_)文字は

使用できません。

注: localhost は使用しないでください。ホスト名はマシンを明示的に示す必要があります。

JOIN_DOMAIN_PORT

JOIN_DOMAIN=1 の場合に必須。

追加するドメインのゲートウェイノードのポート番号。

ADVANCE_PORT_CONFIG

ドメインおよびノードコンポーネントのポート番号のリストを表示するかどうかを指定します。値が 0 の

場合、ドメインおよびノードコンポーネントにデフォルトのポート番号が割り当てられます。値が 1 の場

合、ドメインおよびノードコンポーネントのポート番号を設定できます。

MIN_PORT

このパラメータは、ADVANCE_PORT_CONFIG=1 の場合に設定できます。

ノードで実行するアプリケーションサービスプロセスに割り当てることができる動的ポート番号範囲の最

小ポート番号。

MAX_PORT

このパラメータは、ADVANCE_PORT_CONFIG=1 の場合に設定できます。

ノードで実行するアプリケーションサービスプロセスに割り当てることができる動的ポート番号範囲の最

大ポート番号。

TOMCAT_PORT

このパラメータは、ADVANCE_PORT_CONFIG=1 の場合に設定できます。

ノードのサービスマネージャのポート番号。 サービスマネージャは、このポートで受信する接続要求をリ

スンします。クライアントアプリケーションは、このポートを使用してドメインのサービスと通信します。

Informatica コマンドラインプログラムは、ドメインと通信するためにこのポートを使用します。このポ

ートは、SQL データサービスの JDBC/ODBC ドライバ用でもあります。デフォルトは 6006 です。

AC_PORT

このパラメータは、CREATE_DOMAIN=1 および ADVANCE_PORT_CONFIG=1 の場合に設定できます。

Informatica Administrator によって使用されるポート番号です。 デフォルトは 6007。

SERVER_PORT

このパラメータは、ADVANCE_PORT_CONFIG=1 の場合に設定できます。

Informatica プラットフォームのプロパティファイルの設定 33

Page 34: Informatica MDM Multidomain Edition for Microsoft … Documentation...Informatica MDM Multidomain Edition for Microsoft SQL Server インストールガイド(WebSphere) バージョン

ドメインのサービスマネージャに対するサーバーのシャットダウンを制御するポート番号。サービスマネ

ージャは、このポートでシャットダウコマンドをリスンします。デフォルトは 6008。

AC_SHUTDWN_PORT

このパラメータは、CREATE_DOMAIN=1 および ADVANCE_PORT_CONFIG=1 の場合に設定できます。

Informatica Administrator のサーバーシャットダウンを制御するポート番号。Informatica

Administrator は、このポートでシャットダウンコマンドをリスンします。デフォルトは 6009 です。

Windows では、インストールのために使用されるアカウントと同じユーザーアカウントで Informatica サービ

スを実行するかどうかを指定します。

この Informatica サービスを別のユーザーアカウントで実行するには、以下のプロパティを設定します。

USE_LOGIN_DETAILS

別のユーザーアカウントで Windows サービスを実行するかどうかを指定します。値が 0 の場合、サービス

は現在のユーザーアカウントで実行するように設定されます。値が 1 の場合、サービスは別のユーザーア

カウントで実行するように設定されます。

WIN_USER_ID

Informatica Windows サービスを実行するユーザーアカウント。

次の形式を使用します。

Domain Name\User Account

このユーザーアカウントには、[オペレーティングシステムの一部として機能]権限が付与されている必要

があります。

WIN_USER_PSSWD

Informatica Windows サービスを実行するユーザーアカウントのパスワード。

サンプルの Informatica プラットフォームのプロパティファイル

以下の例は、サンプルの silentInput.properties ファイルの内容を示しています。

# Use the sample file SilentInput.properties to install Informatica services without user interaction.# Use the sample properties file to define the parameters for the silent installation.# To upgrade Informatica, use the SilentInput_upgrade.properties or SilentInput_upgrade_NewConfig.properties file.# Use the following guidelines when you edit this file:# Back up the file before you modify it. # Any error condition that causes the installation to fail, such as an installation directory that is not valid, # generates a log file in SYSTEM_DRIVE_ROOT. For example: c:\silentErrorLog.log#######

# The LICENSE_KEY_LOC property represents the absolute path and file name of the license key file.# Set the property if you are installing or upgrading Informatica.

LICENSE_KEY_LOC=c:\license.key

# The USER_INSTALL_DIR property represents the directory in which to install the new version of Informatica.# Set the property if you are installing or upgrading Informatica.# The property must point to a valid directory with write permissions enabled.USER_INSTALL_DIR=c:\Informatica\9.6.1

# The INSTALL_TYPE property determines whether to install or upgrade Informatica.# Set INSTALL_TYPE=0 to perform a new installation of Informatica. # To upgrade Informatica, use the SilentInput_upgrade.properties file.# To upgrade Informatica to a different node configuration, use the SilentInput_upgrade_NewConfig.properties file.

34 第 2 章: インストール前のタスク

Page 35: Informatica MDM Multidomain Edition for Microsoft … Documentation...Informatica MDM Multidomain Edition for Microsoft SQL Server インストールガイド(WebSphere) バージョン

INSTALL_TYPE=0

# Provide Kerberos Network Authentication parameters:

#Set this property to 1 if you are Enabling KerberosENABLE_KERBEROS=0

#Provide Service realm name.SERVICE_REALM_NAME=

#Provide User realm name.USER_REALM_NAME=#provide KeyTab location.KEYTAB_LOCATION=

#Provide Kerberos configuration file location.KRB5_FILE_LOCATION=

# The SPN_SHARE_LEVEL property determines whether the service principal level for the domain is Node or Process.# Value NODE Use Node Level. Configure the domain to share SPNs and keytab files on a node.# Value PROCESS Use Process Level. Configure the domain to use a unique service principal name (SPN) and keytab file for each node and each service on a node.

SPN_SHARE_LEVEL=

# The HTTPS_ENABLED property determines whether to secure the connection to Informatica Administrator.# Value 0 Use HTTP connection. Set up an unsecure HTTP connection to Informatica Administrator. # Value 1 Use HTTPS connection. Set up a secure HTTPS connection to the Informatica Administrator.

HTTPS_ENABLED=0

# The DEFAULT_HTTPS_ENABLED property determines whether the installer creates a keystore file.# Set the property if HTTPS_ENABLED=1 (uses HTTPS connection).# Value 0 Use a keystore file that you specify.# Value 1 Create a keystore and use it for the HTTPS connection.DEFAULT_HTTPS_ENABLED=1

# The CUSTOM_HTTPS_ENABLED property determines whether the installer uses an existing keystore file.# Value 0 Set the property to 0 if DEFAULT_HTTPS_ENABLED=1.# Value 1 Install Informatica using a keystore file that you specify. Set the property to 1 if DEFAULT_HTTPS_ENABLED=0.CUSTOM_HTTPS_ENABLED=0

# The KSTORE_PSSWD property represents the password for the keystore file.# Set the property to the plain text password for the keystore file if CUSTOM_HTTPS_ENABLED=1.

KSTORE_PSSWD=MyKeystorePassword

# The KSTORE_FILE_LOCATION property represents the location of the keystore file.# Set the property to the absolute path and file name of the keystore file if CUSTOM_HTTPS_ENABLED=1.

KSTORE_FILE_LOCATION=c:\MyKeystoreFile

# The HTTPS_PORT property represents the port number to use for the secure connection to Informatica Administrator.

HTTPS_PORT=8443

# The CREATE_DOMAIN property determines whether to create an Informatica domain.# Value 0 Create a node and join the node to another domain created in a previous installation. Set the property to 0 if JOIN_DOMAIN=1.# Value 1 Create a node and an Informatica domain.CREATE_DOMAIN=1

#Please Specify the site key Destination locationKEY_DEST_LOCATION=c:\Informatica\9.6.1\isp\config\keys

#set the property to Pass Phrase, this field needs to set only for CREATE DOMAIN case

Informatica プラットフォームのプロパティファイルの設定 35

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PASS_PHRASE_PASSWD=

# The JOIN_DOMAIN property determines whether to join the node to another domain created in a previous installation.# Value 0 Create a node and an Informatica domain. Set the property to 0 if CREATE_DOMAIN=1.# Value 1 Create a node and join the node to another domain created in a previous installation. Set the property to 1 if CREATE_DOMAIN=0.JOIN_DOMAIN=0

# Set the property to the site key source location and this needs to set only for JOIN DOMAIN caseKEY_SRC_LOCATION=c:\temp\siteKey

# The SSL_ENABLED property enables or disables Transport Layer Security (TLS).# Set the property to true to enable secure communication between services within the domain.# Set the property to true or false if CREATE_DOMAIN=1. # The property will not be used if JOIN_DOMAIN=1, as the node will get added on the basis of domain security.

SSL_ENABLED=false

# The property SECURITY_DOMAIN_NAME represents the LDAP name for the Kerberos enabled domain# Set the property if JOIN_DOMAIN=1 and ENABLE_KERBEROS=1

SECURITY_DOMAIN_NAME=

##################################################Provide TLS information for domain. Set TLS_CUSTOM_SELECTION equals to true if you want domain level TLS option.

TLS_CUSTOM_SELECTION=false################################ #Below fields are only required when you set TLS_CUSTOM_SELECTION=trueNODE_KEYSTORE_DIR=c:\tempNODE_KEYSTORE_PASSWD=NODE_TRUSTSTORE_DIR=c:\tempNODE_TRUSTSTORE_PASSWD=

# The SERVES_AS_GATEWAY property determines whether to create a gateway or worker node.# Set the property if JOIN_DOMAIN=1.# Value 0 The installer configures the node as a worker node.# Value 1 The installer configures the node as a gateway node.

SERVES_AS_GATEWAY=0

# The DB_TYPE property represents the database type for the domain configuration database.# Set the property to the database types (case-sensitive): MSSQLServer.

DB_TYPE=MSSQLServer

# The DB_UNAME property represents the database user account name for the domain configuration repository.

DB_UNAME=UserName

# The DB_PASSWD property represents the database password for the database user account.

DB_PASSWD=UserPassword

# The DB_SSL_ENABLED property represents whether the database is in SSL mode or not.#Set the property to "true" if you want to enable secure communication.# Also if this property is set to true then DB_CUSTOM_STRING_SELECTION property must be set to 1 to use#only custom string option property DB_CUSTOM_STRING which should include the following secure DB parameters:#EncryptionMethod=SSL;HostNameInCertificate=;ValidateServerCertificate= DB_SSL_ENABLED=false

# The TRUSTSTORE_DB_FILE and TRUSTSTORE_DB_PASSWD properties to be set only if enable secure communication

36 第 2 章: インストール前のタスク

Page 37: Informatica MDM Multidomain Edition for Microsoft … Documentation...Informatica MDM Multidomain Edition for Microsoft SQL Server インストールガイド(WebSphere) バージョン

#for the DB property i.e DB_SSL_ENABLED=true# Set the TRUSTSTORE_DB_FILE property to the location of the trust store file for the DB# Set the TRUSTSTORE_DB_PASSWD as a password of the trust store file for the DB

TRUSTSTORE_DB_FILE=

TRUSTSTORE_DB_PASSWD= # The SQLSERVER_SCHEMA_NAME property represents the name of the schema that will contain domain configuration tables.# Set the property if DB_TYPE=MSSQLServer.# If SQLSERVER_SCHEMA_NAME is empty, the installer creates the tables in the default schema.

SQLSERVER_SCHEMA_NAME=# The TRUSTED_CONNECTION property determines whether to connect to the Microsoft SQL Server database through a # trusted connection using the Windows credentials of the current user account. # In Create domain scenario ,when CREATE_DOMAIN=1 # Set the property if DB_TYPE=MSSQLServer and you are installing on Windows.

# Set TRUSTED_CONNECTION=0 if DB_TYPE is set to a database type other than MSSQLServer or if you install Informatica on Linux or UNIX. # If the property is empty, the installer uses Microsoft SQL Server authentication. # Value 0 Connect to the Microsoft SQL Server database using a Microsoft SQL Server user account. # Value 1 Connect to the Microsoft SQL Server database through a trusted connection using the Windows credentials of the current user account.

# In join node scenario, when JOIN_DOMAIN=1 # Set this value to empty,for all cases. TRUSTED_CONNECTION=

# The DB_CUSTOM_STRING_SELECTION property determines whether to use a JDBC URL or a custom connection string to connect to the domain configuration database.# Set DB_CUSTOM_STRING_SELECTION=1 if TRUSTED_CONNECTION=1. Also provide the default valid connection string in DB_CUSTOM_STRING.# Value 0 The installer creates a JDBC URL from the database properties you provide# Value 1 The installer uses the custom connection string you provide.

DB_CUSTOM_STRING_SELECTION=0

# The DB_SERVICENAME property represents the service name or database name of the database.# Set the property if DB_CUSTOM_STRING_SELECTION=0.# Set the property to the service name for Oracle and IBM DB2 databases.# Set the property to the database name for Microsoft SQL Server and Sybase ASE databases.# Leave the property blank if DB_CUSTOM_STRING_SELECTION=1.

DB_SERVICENAME=DBServiceName

# The DB_ADDRESS property represents the host name and port number for the database instance.# Set the property if DB_CUSTOM_STRING_SELECTION=0.# Set the property in the format HostName:PortNumber.# Leave the property blank if DB_CUSTOM_STRING_SELECTION=1.

DB_ADDRESS=HostName:PortNumber

# The ADVANCE_JDBC_PARAM property represents additional parameters in the JDBC URL connection string.# If DB_CUSTOM_STRING_SELECTION=0, you can set the property to include optional parameters in the JDBC URL connection string.# The parameter string must be valid.# If the parameter is empty, the installer creates the JDBC URL without additional parameters.

ADVANCE_JDBC_PARAM=

Informatica プラットフォームのプロパティファイルの設定 37

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# The DB_CUSTOM_STRING property represents a valid custom JDBC connection string.# Set the property if DB_CUSTOM_STRING_SELECTION=1.

DB_CUSTOM_STRING=

# The DOMAIN_NAME property represents the name of the domain to create. The default domain name is Domain_<MachineName>.# Set the property if CREATE_DOMAIN=1.# The domain name must not exceed 128 characters and must be 7-bit ASCII only. It cannot contain a space or any of the following characters: ` % * + ; " ? , < > \ /

DOMAIN_NAME=DomainName

# The DOMAIN_HOST_NAME property represents the host name of the machine.# * If you create a domain, this is the host name of the machine on which to create the node. # If the machine has a single network name, use the default host name. # If the machine has multiple network names, you can modify the default host name to use an alternate network name. Optionally, you can use the IP address.# * If you join a domain, this is the host name of the machine that hosts the gateway node of the domain you want to join.# Do not use localhost. The host name must explicitly identify the machine.

DOMAIN_HOST_NAME=HostName

# The NODE_NAME property represents the node to create on the machine. The node name is not the host name for the machine.

NODE_NAME=NodeName

# The DOMAIN_PORT property represents the port number.# * If you create a domain, set the property to the port number for the node to create.# The default port number for the node is 6005.# If the default port number is not available on the machine, the installer displays the next available port number.# * If you join a domain, set the property to the port number of the gateway node of the domain you want to join.

DOMAIN_PORT=

# The DOMAIN_USER property represents the user name for the domain administrator.# If you create a domain, you can use this user name to initially log in to the Informatica Administrator.# If you join a domain, this is the user name to use to log in to the domain that you want to join.

DOMAIN_USER=AdminUser

# The DOMAIN_PSSWD property represents the password for the domain administrator. # The password must be more than 2 characters but cannot exceed 128 characters.

DOMAIN_PSSWD=

# The DOMAIN_CNFRM_PSSWD property confirms the password you set for the domain administrator.# Set the property to the password you set in the DOMAIN_PSSWD property to confirm the password.

DOMAIN_CNFRM_PSSWD=

# The JOIN_NODE_NAME property represents the name of the node to create on this machine. The node name is not the host name for the machine.# Set the property if JOIN_DOMAIN=1.

JOIN_NODE_NAME=NodeName

# The JOIN_HOST_NAME property represents the host name of the machine that hosts the gateway node of the domain you want to join.# Set the property if JOIN_DOMAIN=1.

JOIN_HOST_NAME=DomainHostName

# The JOIN_DOMAIN_PORT property represents the port number of the gateway node of the domain you want to join.# Set the property if JOIN_DOMAIN=1.

JOIN_DOMAIN_PORT=

38 第 2 章: インストール前のタスク

Page 39: Informatica MDM Multidomain Edition for Microsoft … Documentation...Informatica MDM Multidomain Edition for Microsoft SQL Server インストールガイド(WebSphere) バージョン

# The ADVANCE_PORT_CONFIG property determines whether to display the list of port numbers for the domain and node components. # If ADVANCE_PORT_CONFIG=1, set the MIN_PORT, MAX_PORT, TOMCAT_PORT, AC_PORT, SERVER_PORT, and AC_SHUTDWN_PORT properties.# Value 0 The installer assigns default port numbers to the domain and node components. # Value 1 You can manually set the port numbers for the domain and node components.

ADVANCE_PORT_CONFIG=0

# The MIN_PORT property represents the lowest port number in the range of port numbers that can be assigned to the application service processes that run on this node.# Set the property if ADVANCE_PORT_CONFIG=1.

MIN_PORT=

# The MAX_PORT property represents the highest port number in the range of port numbers that can be assigned to the application service processes that run on this node.# Set the property if ADVANCE_PORT_CONFIG=1.

MAX_PORT=

# The TOMCAT_PORT property represents the port number used by the Service Manager on the node. Default is 6006.# Set the property if ADVANCE_PORT_CONFIG=1.# The Service Manager listens for incoming connection requests on this port. # Client applications use this port to communicate with the services in the domain. # This is the port that the Informatica command line programs use to communicate with the domain. # This is also the port for the SQL data service JDBC/ODBC driver.

TOMCAT_PORT=

# The AC_PORT property represents the port number used by Informatica Administrator. Default is 6007.# Set the property if CREATE_DOMAIN=1 and ADVANCE_PORT_CONFIG=1.

AC_PORT=

# The SERVER_PORT property controls the server shutdown for the domain Service Manager. The Service Manager listens for shutdown commands on this port. Default is 6008.# Set the property if ADVANCE_PORT_CONFIG=1.

SERVER_PORT=

# The AC_SHUTDWN_PORT property represents the port number that controls the server shutdown for Informatica Administrator. Default is 6009.# Set the property if ADVANCE_PORT_CONFIG=1.# Informatica Administrator listens for shutdown commands on this port.

AC_SHUTDWN_PORT= ######## On Windows, set the following properties to specify whether to run the Informatica service under the same user account as the account used for installation.#######

# The USE_LOGIN_DETAILS property determines whether to run the Windows service under a different user account. # Value 0 The installer configures the service to run under the current user account.# Value 1 The installer configures the service to run under a different user account.

USE_LOGIN_DETAILS=0

# The WIN_USER_ID property represents the user account with which to run the Informatica Windows service.# Set the property if USE_LOGIN_DETAILS=1.# The user account must have the "Act as part of the operating system" permission.# Use the format DomainName\UserAccount.

Informatica プラットフォームのプロパティファイルの設定 39

Page 40: Informatica MDM Multidomain Edition for Microsoft … Documentation...Informatica MDM Multidomain Edition for Microsoft SQL Server インストールガイド(WebSphere) バージョン

WIN_USER_ID=WindowsUserAcct

# The WIN_USER_PSSWD property represents the password for the user account with which to run the Informatica Windows service.

WIN_USER_PSSWD=WindowsUserPassword

######## After you create the properties file, save the file with the name SilentInput.properties and # run the silent installer to perform the Informatica services installation.#######

インストールの記録を保存するディレクトリの作成検証結果、環境レポート、データベースデバッグログ、ログファイルなどの、インストールファイルのコピー

を保存するディレクトリを作成します。

例えば、ディレクトリ install_doc を作成できます。インストールのトラブルシューティングが必要な場合

は、インストールの記録を保存するディレクトリのアーカイブファイルを作成し、それを Informatica グロー

バルカスタマサポートに送信して、分析を求めることができます。

40 第 2 章: インストール前のタスク

Page 41: Informatica MDM Multidomain Edition for Microsoft … Documentation...Informatica MDM Multidomain Edition for Microsoft SQL Server インストールガイド(WebSphere) バージョン

第 3 章

ActiveVOS のインストール前のタスク

この章では、以下の項目について説明します。

• ActiveVOS のインストール前のタスクの概要, 41 ページ

• Informatica ActiveVOS スキーマの作成, 41 ページ

• WebSphere 環境での管理者ユーザーの作成, 42 ページ

• 安全な ActiveVOS 通信のための WebSphere の設定, 43 ページ

• WebSphere 環境での安全なプロファイルの作成, 43 ページ

ActiveVOS のインストール前のタスクの概要Hub サーバーをアップグレードまたはインストールする前に、アプリケーションサーバーで ActiveVOS コンソ

ールの管理者ユーザーを作成する必要があります。また、インストールの前に、ActiveVOS と MDM Hub 間の通

信に HTTP Secure(HTTPS)プロトコルを使用するように設定することができます。

Hub サーバーをインストールする際に、ActiveVOS コンソールの管理者ユーザー名とパスワードの入力を求め

られます。埋め込み ActiveVOS を BPM として使用するように設定された環境をアップグレードする場合は、

Hub サーバーのアップグレードプロセス中に ActiveVOS をインストールし、ActiveVOS セキュリティを設定す

る必要があります。

Informatica ActiveVOS スキーマの作成Hub サーバーインストーラを実行する前に、ActiveVOS データベースのスキーマを作成する必要があります。

スキーマを作成するには、スクリプトを実行します。

1. コマンドプロンプトを開きます。

2. 分散ディレクトリの以下の場所に移動します。

UNIX の場合:<distribution directory>/database/bin

Windows の場合: <distribution directory>\database\bin

3. 次のコマンドを実行します。

41

Page 42: Informatica MDM Multidomain Edition for Microsoft … Documentation...Informatica MDM Multidomain Edition for Microsoft SQL Server インストールガイド(WebSphere) バージョン

UNIX の場合:sip_ant.sh create_bpm

Windows の場合:sip_ant.bat create_bpm

4. 表示されるプロンプトに回答します。

プロンプトでは、デフォルトのテキストが括弧内に表示されます。デフォルト値を使用して次のプロンプ

トに進むには、Enter キーを押します。

プロパティ 説明

データベースタイプ 使用するデータベースのタイプ。Microsoft SQL Server の場合、MSSQL を指定します。データベースタイプは、MDM Hub マスターデータベースとオペレーショナル参照ストア用に選択したデータベースタイプと同じである必要があります。

ActiveVOS User Name ActiveVOS サーバーの管理者ユーザーの名前。

ActiveVOS User Password

管理者ユーザーのパスワード。

ActiveVOS Collation Name

ActiveVOS データベースの名前。

ActiveVOS Database Host Name

データベースをホストするマシンの名前。

ActiveVOS Database Path

データベースの場所へのパス。

DBA User Name SA ユーザーの名前。

DBA Password SA ユーザーアカウントのパスワード。

5. スキーマを作成したら、次のディレクトリの sip_ant.log を確認します。

UNIX の場合: <distribution directory>/database/bin

Windows の場合: <配布ディレクトリ>\database\bin

sip_ant.log ファイルには、ActiveVOS データベースのスキーマを作成するために sip_ant スクリプトを実

行するときに発生するすべてのエラーが記録されます。

WebSphere 環境での管理者ユーザーの作成アプリケーションサーバーの abAdmin ロールを持つ ActiveVOS コンソール管理者ユーザーを作成します。管理

者ユーザーを作成しない場合は、デプロイメントに失敗します。

1. WebSphere コンソールで、abAdmin ロールを作成します。

2. WebSphere コンソールで、ActiveVOS コンソール管理者ユーザーを作成します。

注: ActiveVOS コンソールのユーザーは、インストール後またはアップグレード後のプロセスで

postinstallsetup または patchinstallsetup を実行するときに abAdmin ロールにマップされます。

3. アプリケーションサーバーを再起動します。

42 第 3 章: ActiveVOS のインストール前のタスク

Page 43: Informatica MDM Multidomain Edition for Microsoft … Documentation...Informatica MDM Multidomain Edition for Microsoft SQL Server インストールガイド(WebSphere) バージョン

安全な ActiveVOS 通信のための WebSphere の設定ActiveVOS と MDM Hub 間の通信にセキュアな HTTP(HTTPS)プロトコルを使用するには、アプリケーションサ

ーバーを設定する必要があります。

1. SSL 対応の WebSphere ポートを作成します。

2. 自己署名証明書を許可するように WebSphere を設定します。

詳細については、WebSphere のマニュアルを参照してください。

WebSphere 環境での安全なプロファイルの作成WebSphere で、Informatica MDM Multidomain Edition および Informatica ActiveVOS で使用するためのセキ

ュアプロファイルを設定します。

1. コマンドラインから、次のサンプルコードに示すように安全なプロファイルを作成します。

Windows の場合:

<app_server_root>\bin\manageprofiles.bat -create -profileName AppSrv01 -profilePath <app_server_root>\profiles\AppSrv01 -templatePath <app_server_root>\profileTemplates\default -adminUserName administrator -adminPassword password1 -enableAdminSecurity true

UNIX の場合:

<app_server_root>/bin/manageprofiles.sh -create -profileName AppSrv01 -profilePath <app_server_root>/profiles/AppSrv01 -templatePath <app_server_root>/profileTemplates/default -adminUserName administrator -adminPassword password1 -enableAdminSecurity true

2. WebSphere コンソールで、セキュリティトランスポートタイプを SSL-Supported に変更します。

a. [セキュリティー]を展開し、[グローバル・セキュリティー]をクリックします。

b. [認証]の下で[RMI/IIOP セキュリティー]を展開し、[CSIv2 インバウンド通信]をクリックしま

す。

c. CSIv2 Transport Layer の下の[Transport]リストから、[SSL サポート]を選択します。

d. [適用]をクリックしてから[保存]をクリックします。

3. WebSphere コンソールで、アプリケーションセキュリティが設定されていることを確認します。

a. [セキュリティー]を展開し、[グローバル・セキュリティー]をクリックします。

b. [アプリケーション・セキュリティー]の下で[アプリケーション・セキュリティーを使用可能にす

る]を選択します。

c. [適用]をクリックしてから[保存]をクリックします。

4. 統合リポジトリをセットアップします。

a. [セキュリティー]を展開し、[グローバル・セキュリティー]をクリックします。

b. [ユーザー・アカウント・リポジトリー]の下の[使用可能なレルム定義]リストから、[統合リポジ

トリー]を選択します。

c. [構成]をクリックします。

d. レルムの[リポジトリー]の下で、[組み込みリポジトリーを使用する]をクリックします。

e. 管理者ユーザーのパスワードを指定します。

f. [適用]をクリックしてから[保存]をクリックします。

5. WebSphere プロファイルを再起動します。

安全な ActiveVOS 通信のための WebSphere の設定 43

Page 44: Informatica MDM Multidomain Edition for Microsoft … Documentation...Informatica MDM Multidomain Edition for Microsoft SQL Server インストールガイド(WebSphere) バージョン

第 4 章

Hub ストアのインストール

この章では、以下の項目について説明します。

• MDM Hub マスターデータベースの作成, 44 ページ

• オペレーショナル参照ストアの作成, 45 ページ

• MDM Hub マスターデータベースへのメタデータのインポート, 47 ページ

• オペレーショナル参照ストアへのメタデータのインポート, 48 ページ

MDM Hub マスターデータベースの作成Microsoft SQL Server をインストールした後で、MDM Hub マスターデータベースを作成する必要があります。

MDM Hub マスターデータベースのデフォルト名は CMX_SYSTEM です。

注: 配布ディレクトリ内のフォルダ名を変更すると、メタデータのインポートが失敗します。

1. コマンドプロンプトを開きます。

2. 分散ディレクトリの以下の場所に移動します。

<distribution directory>\database\bin

3. MDM Hub マスタデータベースを作成するには、次のコマンドを実行します。

sip_ant.bat create_system

4. 以下の表に説明する内容に従ってプロンプトに回答します。

注: プロンプトでは、デフォルトのテキストが括弧内に表示されます。デフォルト値を使用して次のプロ

ンプトに進むには、Enter キーを押します。

プロンプト 説明

データベースタイプを入力(ORACLE、MSSQL、DB2)

データベースタイプ。MSSQL を指定。

データベースホスト名を入力 [localhost] データベースを実行しているホストの名前。デフォルトは localhost。

データベースポート番号を入力します( [1433])

データベースリスナが使用するポート番号。デフォルトは 1433。

44

Page 45: Informatica MDM Multidomain Edition for Microsoft … Documentation...Informatica MDM Multidomain Edition for Microsoft SQL Server インストールガイド(WebSphere) バージョン

プロンプト 説明

MDM Hub マスタデータベーススキーマ名を入力[cmx_system]

MDM Hub マスタデータベーススキーマの名前。デフォルトは cmx_system。

MDM Hub マスタデータベースのユーザー名を入力[cmx_system]

MDM Hub マスタデータベースにアクセスするためのユーザー名。デフォルトはcmx_system。

MDM Hub マスタデータベースのユーザーパスワードを入力

MDM Hub マスタデータベースにアクセスするためのパスワード。

CMX_SYSTEM のデータベースパスを入力("C:\MSSQLDATA")

二重引用符で囲んだ Microsoft SQL Server データファイルストアのパス。

注: MDM Hub マスターデータベースをリモートの Windows マシンから作成する場合は、データベースパスにスペースを使用しないでください。

CMX_SYSTEM のデータベース照合名を入力(Latin1_General_CI_AS)

MDM Hub マスターデータベースの照合シーケンスを設定する照合名。

リストからロケール名を入力します(de、en_US、fr、ja、ko、zh_CN)[en_US]

オペレーティングシステムのロケール。デフォルトは en_US。

DBA ユーザー名を入力[sa] デフォルトは sa。

DBA のパスワードを入力 SA ユーザーアカウントのパスワード。

5. MDM Hub マスタデータベースが正常に作成されていることを確認するには、次のディレクトリの

sip_ant.log を確認します。

<配布ディレクトリ>\database\bin

sip_ant.log ファイルには、MDM Hub マスターデータベースを作成するために sip_ant スクリプトを実行す

るときに発生するすべてのエラーが記録されます。

オペレーショナル参照ストアの作成インストール前のタスクが完了したら、オペレーショナル参照ストアを作成できます。オペレーショナル参照

ストアのデフォルト名は CMX_ORS です。

注: 配布ディレクトリ内のフォルダ名を変更すると、メタデータのインポートが失敗します。

1. コマンドプロンプトを開きます。

2. 分散ディレクトリの以下の場所に移動します。

<distribution directory>\database\bin

3. 次のコマンドを実行します。

sip_ant.bat create_ors

4. 以下の表に説明する内容に従ってプロンプトに回答します。

オペレーショナル参照ストアの作成 45

Page 46: Informatica MDM Multidomain Edition for Microsoft … Documentation...Informatica MDM Multidomain Edition for Microsoft SQL Server インストールガイド(WebSphere) バージョン

注: プロンプトでは、デフォルトのテキストが括弧内に表示されます。デフォルト値を使用して次のプロ

ンプトに進むには、Enter キーを押します。

プロンプト 説明

データベースタイプを入力(ORACLE、MSSQL、DB2)

データベースタイプ。MSSQL を指定。

オペレーショナル参照ストアスキーマのホスト名を入力[localhost]

データベースを実行しているホストの名前。デフォルトは localhost。

オペレーショナル参照ストアスキーマのポート番号を入力[1433]

データベースリスナが使用するポート番号。デフォルトは 1433。

オペレーショナル参照ストアのスキーマ名を入力[cmx_ors]

オペレーショナル参照ストアデータベースの名前。デフォルトは cmx_ors。

CMX_ORS のデータベースパスを入力["C:\MSSQLDATA"]

二重引用符で囲んだ Microsoft SQL Server データファイルストアのパス。

注: オペレーショナル参照ストアをリモートの Windows マシンから作成する場合は、データベースパスにスペースを使用しないでください。

CMX_ORS のデータベース照合名を入力(Latin1_General_CI_AS)

オペレーショナル参照ストアの照合シーケンスを設定する照合名。

オペレーショナル参照ストアスキーマのユーザー名を入力[cmx_ors]

オペレーショナル参照ストアにアクセスするためのユーザー名。デフォルトはcmx_ors。

オペレーショナル参照ストアスキーマのユーザーパスワードを入力

オペレーショナル参照ストアにアクセスするためのパスワード。

リストからロケール名を入力します(de、en_US、fr、ja、ko、zh_CN)[en_US]

オペレーティングシステムのロケール。

DBA ユーザー名を入力 [sa] SA ユーザー。 デフォルトは sa。

DBA のパスワードを入力 SA ユーザーアカウントのパスワード。

5. オペレーショナル参照ストアが正常に作成されていることを確認するには、次のディレクトリの

sip_ant.log を確認します。

<配布ディレクトリ>\database\bin

sip_ant.log ファイルには、オペレーショナル参照ストアを作成するために sip_ant スクリプトを実行する

ときに発生するすべてのエラーが記録されます。

46 第 4 章: Hub ストアのインストール

Page 47: Informatica MDM Multidomain Edition for Microsoft … Documentation...Informatica MDM Multidomain Edition for Microsoft SQL Server インストールガイド(WebSphere) バージョン

MDM Hub マスターデータベースへのメタデータのインポート

MDM Hub マスターデータベースを作成したら、初期メタデータを MDM Hub マスターデータベースにインポート

します。 初期メタデータには、リポジトリテーブルや、MDM Hub が Hub ストアで必要とするその他のオブジェ

クトがあります。

注: 配布ディレクトリ内のフォルダ名を変更すると、メタデータのインポートが失敗します。

1. コマンドプロンプトを開きます。

2. 分散ディレクトリの以下の場所に移動します。

<distribution directory>\database\bin

3. 初期メタデータをインポートするには、次のコマンドを実行します。

sip_ant.bat import_system

4. 以下の表に説明する内容に従ってプロンプトに回答します。

注: プロンプトでは、デフォルトのテキストが括弧内に表示されます。デフォルト値を使用して次のプロ

ンプトに進むには、Enter キーを押します。

プロンプト 説明

データベースタイプを入力(ORACLE、MSSQL、DB2)

データベースタイプ。MSSQL を指定。

データベースホスト名を入力 [localhost]

データベースを実行しているホストの名前。

データベースポート番号を入力 [1433] データベースリスナが使用するポート番号。デフォルトは 1433。

接続 URL[jdbc:sqlserver://localhost:1433]

Microsoft SQL Server の接続 URL。デフォルトは jdbc:sqlserver://localhost:1433。

MDM Hub マスタデータベーススキーマ名を入力[cmx_system]

MDM Hub マスタデータベーススキーマの名前。デフォルトは cmx_system。

MDM Hub マスタデータベーススキーマのユーザー名を入力[cmx_system]

MDM Hub マスタデータベースにアクセスするためのユーザー名。デフォルトは cmx_system。

MDM Hub マスタデータベーススキーマのユーザーパスワードを入力

MDM Hub マスタデータベースにアクセスするためのパスワード。

ロケール名を入力[en_US] オペレーティングシステムのロケール。デフォルトは en_US。デフォルトは en_US。

5. 初期メタデータをインポートした後、次のログファイルでエラーがないかどうかを確認します。

• seed.log。データベースエラーがあります。

seed.log ファイルは次のディレクトリにあります。

<distribution directory>\database\bin\mssql

• sip_ant.log。ユーザー入力エラーがあります。

sip_ant.log ファイルは次のディレクトリにあります。

<distribution directory>\database\bin

MDM Hub マスターデータベースへのメタデータのインポート 47

Page 48: Informatica MDM Multidomain Edition for Microsoft … Documentation...Informatica MDM Multidomain Edition for Microsoft SQL Server インストールガイド(WebSphere) バージョン

オペレーショナル参照ストアへのメタデータのインポート

オペレーショナル参照ストアを作成したら、初期メタデータをオペレーショナル参照ストアにインポートしま

す。 初期メタデータには、リポジトリテーブルや、MDM Hub が Hub ストアで必要とするその他のオブジェクト

があります。

注: 配布ディレクトリ内のフォルダ名を変更すると、メタデータのインポートが失敗します。

1. コマンドプロンプトを開きます。

2. 分散ディレクトリの以下の場所に移動します。

<distribution directory>\database\bin

3. 初期メタデータをインポートするには、次のコマンドを実行します。

sip_ant.bat import_ors

4. 以下の表に説明する内容に従ってプロンプトに回答します。

注: プロンプトでは、デフォルトのテキストが括弧内に表示されます。デフォルト値を使用して次のプロ

ンプトに進むには、Enter キーを押します。

プロンプト 説明

データベースタイプを入力(ORACLE、MSSQL、DB2)

データベースタイプ。MSSQL を指定。

オペレーショナル参照ストアスキーマのホスト名を入力[localhost]

データベースを実行しているホストの名前。

オペレーショナル参照ストアスキーマのポート番号を入力 [1433]

データベースリスナが使用するポート番号。デフォルトは 1433。

オペレーショナル参照ストアのスキーマ名を入力[cmx_ors]

オペレーショナル参照ストアのデータベースの名前。デフォルトは cmx_ors。

接続 URL[jdbc:sqlserver://localhost:1433]

Microsoft SQL Server の接続 URL。デフォルトは jdbc:sqlserver://<host name>:<port>。

オペレーショナル参照ストアスキーマのユーザー名を入力[cmx_ors]

オペレーショナル参照ストアにアクセスするためのユーザー名。デフォルトは cmx_ors。

オペレーショナル参照ストアスキーマのユーザーパスワードを入力

オペレーショナル参照ストアにアクセスするためのパスワード。

ロケール名を入力[en_US] オペレーティングシステムのロケール。デフォルトは en_US。

オペレーショナル参照ストアのタイムラインの粒度の整数コードを入力: 5(年)、4(月)、3(日)、2(時間)、1(分)、0(秒)[3]

使用するタイムラインの単位を指定する。デフォルトは日(日数)。

注: 設定したタイムラインの粒度は後から変更できない。

タイムラインの詳細については、『『Informatica MDM Multidomain Edition Configuration Guide』』を参照。

48 第 4 章: Hub ストアのインストール

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5. 初期メタデータをインポートした後、次のログファイルでエラーがないかどうかを確認します。

• seed.log。データベースエラーがあります。

seed.log ファイルは次のディレクトリにあります。

<distribution directory>\database\bin\mssql

• sip_ant.log。ユーザー入力エラーがあります。

sip_ant.log ファイルは次のディレクトリにあります。

<distribution directory>\database\bin

オペレーショナル参照ストアへのメタデータのインポート 49

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第 5 章

Hub サーバーのインストール

この章では、以下の項目について説明します。

• グラフィカルモードでの Hub サーバーのインストール, 50 ページ

• コンソールモードでの Hub Server のインストール, 53 ページ

• サイレントモードでの Hub サーバーのインストール, 55 ページ

• クラスタ内のノードへの Hub サーバーのインストール, 61 ページ

グラフィカルモードでの Hub サーバーのインストール

グラフィカルモードで Hub サーバーをインストールできます。

Hub サーバーと Process サーバーをインストールする際には、同じユーザー名を使用する必要があります。

Hub サーバーと Process サーバーを同じマシンにインストールする場合、それらをインストールするユーザー

は同じ UNIX グループに属している必要があります。

1. アプリケーションサーバーを起動します。

2. コマンドプロンプトを開き、配布ディレクトリ内の Hub サーバーのインストーラに移動します。

デフォルトでは、インストーラは以下のディレクトリにあります。

UNIX の場合:<distribution directory>/<operating system name>/mrmserver

Windows の場合: <distribution directory>\windows\mrmserver

3. 次のコマンドを実行します。

UNIX の場合:./hub_install.bin

Windows の場合:hub_install.exe

4. インストールの言語を選択し、[OK]をクリックします。

[概要]ウィンドウが表示されます。

5. [次へ]をクリックします。

[ライセンスキー]ウィンドウが表示されます。

6. [使用許諾契約に同意する]オプションを選択し、[次へ]をクリックします。

[インストールフォルダの選択]ウィンドウが表示されます。

7. Hub サーバーをインストールする場所を選択します。

• デフォルトの場所を選択するには、[次へ]をクリックします。

50

Page 51: Informatica MDM Multidomain Edition for Microsoft … Documentation...Informatica MDM Multidomain Edition for Microsoft SQL Server インストールガイド(WebSphere) バージョン

• パスを入力するには、インストールフォルダのパスを入力して[次へ]をクリックします。

注: ディレクトリまたはフォルダ名にスペースが含まれているパスを指定すると、インストールは失敗

します。

• 別の場所を指定するには、[選択]をクリックして[次へ]をクリックします。

8. UNIX の場合、リンクフォルダを選択するか、リンクを作成しないというオプションを選択して、[次へ]

をクリックします。Windows の場合、製品アイコンを作成する場所を選択するか、製品アイコンを作成し

ないというオプションを選択します。

9. [次へ]をクリックします。

[ライセンスファイルの場所の入力]ウィンドウが表示されます。

10. [選択]をクリックしてライセンスファイルを選択し、[次へ]をクリックします。

[アプリケーションサーバー]ウィンドウが表示されます。

11. WebSphere を選択して、[次へ]をクリックします。

[WebSphere Application Server: ホーム]ウィンドウが表示されます。

12. 次の WebSphere 設定を設定します。

a. WebSphere Application Server のパスを選択し、[次へ]をクリックします。

[警告]ウィンドウが表示されます。

b. インストール条件を満たしていることを確認し、[OK]をクリックします。

[WebSphere セキュリティの選択]ウィンドウが表示されます。

c. WebSphere のセキュリティを有効にするかどうかを選択します。

• [いいえ]を選択して[次へ]をクリックすると、[WebSphere Application Server: ポート]ウ

ィンドウが表示されます。デフォルトは[いいえ]です。

サーバー名を設定し、WebSphere Application Server の RMI ポートと SOAP ポートを設定します。

クラスタ化環境では、クラスタサーバー名、その対応する SOAP ポート情報、および RMI ポート情

報のいずれかを入力します。

• [はい]を選択して[次へ]をクリックすると、[WebSphere Application Server: ポートおよび

ユーザークレデンシャル]ウィンドウが表示されます。WebSphere のユーザー名と WebSphere のパ

スワードを指定します。

13. [次へ]をクリックします。

[データベースの選択]ウィンドウが表示されます。

14. Microsoft SQL 2012 を選択し、[次へ]をクリックします。

[Microsoft SQL Server データベース情報]ウィンドウが表示されます。

15. 次の設定パラメータを指定して J2EE データソースを作成し、[次へ]をクリックします。

フィールド名 説明

サーバー サーバーの名前。

ポート MDM Hub マスターデータベースのポート番号。

データベース名 MDM Hub マスターデータベースの名前。

グラフィカルモードでの Hub サーバーのインストール 51

Page 52: Informatica MDM Multidomain Edition for Microsoft … Documentation...Informatica MDM Multidomain Edition for Microsoft SQL Server インストールガイド(WebSphere) バージョン

フィールド名 説明

DBO ユーザー名 MDM Hub マスターデータベースのデータベースの所有者のユーザー名。

DBO パスワード MDM Hub マスターデータベースのデータベースの所有者のパスワード。

[ActiveVOS のインストール]ウィンドウが表示される。

16. バンドルとしてライセンス供与された Informatica ActiveVOS のバージョンをインストールする場合、

[はい]を選択し、以下の手順を実行します。 そうでない場合は、[いいえ]を選択し、[次へ]をクリッ

クします。

a. [ActiveVOS インストーラ]ページで、[選択]をクリックし、配布パッケージ内の ActiveVOS_Server

インストールファイルを参照します。[次へ]をクリックします。

b. [ActiveVOS インストールフォルダを選択]ページで、デフォルトのインストールパスを受け入れる

か、または希望する場所を指定します。[次へ]をクリックします。

c. [データベース情報]ページで、ActiveVOS データベーススキーマを作成したときに指定した詳細情報

を入力します。[次へ]をクリックします。

d. [アプリケーションサーバー Web URL]ページで、デフォルトの URL を受け入れるか、または

ActiveVOS Web サービスを呼び出すために使用する URL を指定します。URL にアプリケーションサー

バーに接続するための正しいポート番号が含まれていることを確認します。[次へ]をクリックしま

す。

この URL は、インストール後のセットアップスクリプトによって、ActiveVOS Web サービスの呼び出

し、定義済みの MDM ワークフローの ActiveVOS へのデプロイ、および URN マッピングの作成に使用さ

れます。

e. ユーザー名とパスワードを入力し、ActiveVOS コンソールの管理者ユーザーを作成します。

重要: このユーザー名とパスワードは、アプリケーションサーバーで作成した ActiveVOS コンソール

のユーザー名とパスワードと同じにする必要があります。

f. [次へ]をクリックします。

17. Informatica プラットフォームの次のいずれかのインストールオプションを選択します。

• [はい]。Informatica プラットフォームをインストールする。

• [いいえ]。Informatica プラットフォームをインストールしない。

18. 前の手順で[はい]を選択した場合は、[選択]をクリックして、次の Informatica プラットフォームの

ファイルの場所を参照します。

• インストール応答ファイル

• Platform インストールファイル

19. [製品使用ツールキット]ページで[環境タイプ]を選択します。

20. プロキシサーバーを使用する場合は、[はい]を選択してプロキシサーバーの詳細情報を入力します。そう

でない場合は、[いいえ]を選択します。

次のプロキシサーバーの詳細を入力できます。

• プロキシサーバーの名前/IP

• プロキシサーバーのポート

• プロキシサーバーのドメイン名。不要な場合は空白のままにします。

• プロキシサーバーのユーザー名。不要な場合は空白のままにします。

• プロキシサーバーのパスワード。不要な場合は空白のままにします。

52 第 5 章: Hub サーバーのインストール

Page 53: Informatica MDM Multidomain Edition for Microsoft … Documentation...Informatica MDM Multidomain Edition for Microsoft SQL Server インストールガイド(WebSphere) バージョン

21. [次へ]をクリックします。

[デプロイ]ページが表示されます。

22. インストール後のセットアップスクリプトの以下のいずれかのオプションを選択します。

• [スクリプトをこのインストール中に実行する]。 インストール後のスクリプトをこのインストール中

に実行する。

• [後で実行する]。 インストール後のスクリプトを後で手動で実行できるようになる。

23. [次へ]をクリックします。

[インストール前のサマリ]ウィンドウが表示されます。

24. [インストール前のサマリ]ウィンドウで設定内容を確認したら、[インストール]をクリックしてインス

トールプロセスを開始します。

インストールが完了すると、[インストールの完了]ウィンドウが表示されます。

25. [完了]をクリックして Hub サーバーのインストーラを終了します。

コンソールモードでの Hub Server のインストールUNIX では、Hub サーバーをコンソールモードでインストールできます。

1. アプリケーションサーバーを起動します。

2. MDM Hub ディストリビューション内の次のディレクトリに移動します。

UNIX の場合:<distribution directory: 配布ディレクトリ>/<operating system name: オペレーティングシステム名

>/mrmserver

3. コマンドプロンプトで次のコマンドを実行します。

./hub_install.bin -i console

4. インストールで選択するロケールに対応する番号を入力し、Enter を押します。

インストールに関する概要情報が表示されます。

5. Enter キーを押します。

使用許諾契約が表示されます。

6. 使用許諾契約に目を通します。使用許諾契約の条項に同意する場合は Y と入力し、同意しない場合は N と

入力してインストールプログラムを終了します。

7. Enter キーを押します。

前の手順で Y と入力した場合、インストールフォルダに関する情報が表示されます。

8. Hub サーバーをインストールするフォルダを選択します。

• デフォルトのフォルダを選択する場合は、Enter キーを押します。

• パスを変更する場合は、インストールフォルダの絶対パスを入力し、Enter キーを押します。

9. インストールフォルダの場所を確認します。インストールフォルダを確認して Y と入力するか、または N

と入力してインストールフォルダを変更します。

10. Enter キーを押します。

リンク場所のオプションのリストが表示されます。

11. リンク場所のオプションを番号で入力します。

ライセンスファイルの場所を尋ねるプロンプトが表示されます。

コンソールモードでの Hub Server のインストール 53

Page 54: Informatica MDM Multidomain Edition for Microsoft … Documentation...Informatica MDM Multidomain Edition for Microsoft SQL Server インストールガイド(WebSphere) バージョン

12. ライセンスファイルの場所を絶対パスで入力し、Enter を押します。

アプリケーションサーバーのオプションのリストが表示されます。

13. 選択するアプリケーションサーバーの数を入力し、Enter キーを押します。

アプリケーションサーバーの情報が表示されます。

14. WebSphere 設定を設定します。

a. アプリケーションサーバーのインストールディレクトリを指定し、Enter キーを押します。

WebSphere の JDBC ドライバの前提条件について警告が表示されます。

b. データベースの JDBC ドライバファイルの場所を確認し、Enter キーを押します。

データベースの JDBC ドライバファイルのコピーが<WebSphere_install_dir>/AppServer/lib ディレクトリ

に作成されます。WebSphere セキュリティの選択の情報が表示されます。

c. [いいえ]を選択すると、WebSphere アプリケーションサーバーのポート情報が表示されます。[はい]

を選択すると、WebSphere アプリケーションサーバーのポート情報とユーザークレデンシャル情報が

表示されます。

• [いいえ]を選択する場合、サーバー名、RMI ポート、SOAP ポート、およびプロファイル名を入力

するか、デフォルト値を受け入れて、Enter キーを押します。

• [はい]を選択する場合、サーバー名、RMI ポート、SOAP ポート、プロファイル名、ユーザー名、

およびパスワードを入力するか、デフォルト値を受け入れて、Enter キーを押します。

15. Enter キーを押します。

データベースの選択プロンプトが表示されます。

16. Microsoft SQL 2012 に対応する番号を入力してから、Enter を押します。

17. 接続先の Microsoft SQL 2012 のデータベースに関する設定を指定します。

Enter キーを押してデフォルト値を受け入れるか、修正した値でデフォルト値を置き換えます。

次の表に、プロンプトの説明を示します。

プロンプト 説明

サーバー サーバーの名前。

ポート MDM Hub マスターデータベースのポート番号。

データベース名 MDM Hub マスターデータベースの名前。

DBO ユーザー名 MDM Hub マスターデータベースの所有者のユーザー名

DBO パスワード MDM Hub マスターデータベースの所有者のパスワード

18. Enter キーを押します。

19. バンドルとしてライセンス供与された ActiveVOS サーバーのバージョンをインストールする場合、続行す

るには Enter キーを押します。 インストールせずにキャンセルする場合は、2 を入力して Enter を押しま

す。

続行を選択した場合は、インストーラにより、お使いの ActiveVOS インストールに関する情報を入力する

よう求められます。

a. ActiveVOS サーバーのインストールファイルの場所を指定します。

b. ActiveVOS サーバーをインストールする場所を指定します。

c. ActiveVOS スキーマを作成したときに指定した ActiveVOS データベースに関する情報を入力します。

54 第 5 章: Hub サーバーのインストール

Page 55: Informatica MDM Multidomain Edition for Microsoft … Documentation...Informatica MDM Multidomain Edition for Microsoft SQL Server インストールガイド(WebSphere) バージョン

d. MDM Web サービスおよび ActiveVOS Web サービスを呼び出すのに使用する URL を指定します。

e. ユーザー名とパスワードを入力し、ActiveVOS サーバー管理コンソールで管理者ユーザーを作成しま

す。

重要: このユーザー名とパスワードは、アプリケーションサーバーで作成した ActiveVOS コンソール

のユーザー名とパスワードと同じにする必要があります。

20. Enter キーを押します。

Informatica プラットフォームのインストールプロンプトが表示されます。

21. Informatica プラットフォームをインストールする場合、続行するには Enter キーを押します。 インスト

ールせずにキャンセルする場合は、2 を入力して Enter を押します。

Informatica プラットフォームのインストール応答ファイルおよびアーカイブファイルの場所に関するプ

ロンプトが表示されます。

22. Informatica プラットフォームのインストール応答ファイルおよびアーカイブファイルの場所を入力して、

Enter キーを押します。

23. [製品使用ツールキット]オプションから、環境タイプを選択します。Production に 1、Test/QA に 2、

Development に 3 を入力してから Enter キーを押します。

24. プロキシサーバーがあるかどうかを選択します。ある場合は、Enter キーを押します。そうでない場合は、

2 を入力して Enter キーを押します。

次のプロキシサーバーの詳細を入力できます。

• プロキシサーバーの名前/IP

• プロキシサーバーのポート

• プロキシサーバーのドメイン名。不要な場合は空白のままにします。

• プロキシサーバーのユーザー名。不要な場合は空白のままにします。

• プロキシサーバーのパスワード。不要な場合は空白のままにします。

インストールの設定のサマリが表示されます。

25. インストール中に postInstallSetup を実行するか、後で手動で実行するか、いずれかの方法を選択します。

26. インストール前のサマリに表示された情報を確認します。設定内容に問題がなければ、Enter キーを押し

てインストールを開始します。

指定した設定情報に従って Hub Server がインストールされます。プロセスが完了すると、インストール

の完了に関するメッセージが表示されます。

27. Enter キーを押してインストーラを終了します。

サイレントモードでの Hub サーバーのインストールサイレントモードでは、ユーザーとの対話なしで Hub サーバーをインストールできます。複数のインストール

や、マシンクラスタにインストールをする必要があるときは、サイレントモードでの実行をお勧めします。サ

イレントインストールでは、進捗や失敗に関するメッセージが表示されません。

Hub サーバーのサイレントインストールを実行する前に、サイレントインストールのプロパティファイルを設

定しておく必要があります。インストーラによりこのファイルが読み込まれ、インストールオプションが決定

されます。 サイレントインストールのプロセスは、不正なアプリケーションサーバーのパスまたはポートな

ど、設定が正しくない場合でも正常に完了する場合があります。プロパティファイルに正しい設定がされてい

ることを確認する必要があります。

サイレントモードでの Hub サーバーのインストール 55

Page 56: Informatica MDM Multidomain Edition for Microsoft … Documentation...Informatica MDM Multidomain Edition for Microsoft SQL Server インストールガイド(WebSphere) バージョン

Hub サーバーのインストール先となるマシンのハードディスクに、Hub サーバーインストールファイルをコピー

します。 サイレントモードでインストールするには、以下のタスクを完了します。

1. インストールプロパティファイルを設定し、そのプロパティファイル内でインストールオプションを指定

する。

2. インストールプロパティファイルを使用してインストーラを実行する。

プロパティファイルの設定

Informatica では、インストーラが必要とするパラメータを含むサンプルのプロパティファイルが提供されて

います。 このサンプルのプロパティファイルをカスタマイズして、インストールのオプションを指定できま

す。次に、サイレントインストールを実行します。

自動インストーラは、プロパティファイルの設定を検証しません。自動インストーラを実行する前に、正しい

設定を指定したことを確認し、検証する必要があります。

1. silentInstallServer_sample.properties ファイルを以下のディレクトリで検索します。

UNIX の場合:/silent_install/mrmserver

Windows の場合:\silent_install\mrmserver

ファイルをカスタマイズしたら、もう一度保存します。ファイルの名前を変更し、マシン上のどこかに保

存しておくことができます。

注: サイレントプロパティファイルでは、スラッシュおよびバックスラッシュが特殊文字として扱われま

す。インストールパスなどの情報をこのファイルに入力するときは、これらの文字のいずれかを 2 つ入力

する必要があります。例えば、サーバーディレクトリのパスを入力するには、\\u1\\infamdm\\hub\\server

と入力する必要があります。

2. silentInstallServer_sample.properties ファイルのバックアップコピーを作成します。

3. テキストエディタを使用してファイルを開き、インストールパラメータの値を変更します。

4. プロパティファイルを silentInstallServer.properties などの新しい名前で保存します。

以下の表に、変更可能なインストールパラメータを示します。

プロパティ名 説明

INSTALLER_UI インストールのタイプを指定します。silent に設定済み。

USER_INSTALL_DIR Hub サーバーをインストールするディレクトリ。

例えば、C\:\\<infamdm_install_directory>\\hub\\server など。

SIP.LICENSE.PATH Informatica ライセンスファイルのパス。

SIP.LICENSE.FILENAME ライセンスファイル名。siperian.license に設定する。

SIP.AS.CHOICE アプリケーションサーバーの名前。WebSphere を指定する。

SIP.AS.HOME WebSphere インストールディレクトリへのパス。

SIP.AS.SERVER サーバーの名前。

SIP.AS.PROFILENAME アプリケーションサーバーのプロファイル名。

56 第 5 章: Hub サーバーのインストール

Page 57: Informatica MDM Multidomain Edition for Microsoft … Documentation...Informatica MDM Multidomain Edition for Microsoft SQL Server インストールガイド(WebSphere) バージョン

プロパティ名 説明

SIP.AS.PORT_2 RMI ポート番号を指定します。

SIP.AS.PORT_3 SOAP ポート番号を指定します。

SIP.WEBSPHERE.SECURITY.ENABLED.Yes=1 WebSphere のセキュリティが有効な場合、このプロパティを設定します。

SIP.WEBSPHERE.SECURITY.ENABLED.Yes=1 であれば、以下のプロパティを設定します。- SIP.APPSERVER.USERNAME

- SIP.APPSERVER.PASSWORD

SIP.APPSERVER.USERNAME WebSphere にアクセスするために必要なユーザー名。

SIP.APPSERVER.PASSWORD WebSphere にアクセスするために必要なパスワード。

SIP.DB.CHOICE データベースサーバーの名前。MSSQL を指定する。

SIP.DB.SERVER データベースサーバーのホスト名。

SIP.DB.PORT データベースサーバーのポート番号。

SIP.DB.SCHEMA_NAME MDM Hub のマスターデータベースのスキーマ名。

SIP.DB.USER データベースユーザー名。

SIP.DB.PASSWORD システムスキーマへの接続に使用するユーザーのパスワード。

SIP.DB.DBNAME Microsoft SQL Server のマスターデータベースの名前。

AVOS.INSTALL Informatica ActiveVOS をインストールするかどうかを指定する。

Informatica ActiveVOS をインストールする場合は、このプロパティを[はい]に設定する。 そうしない場合は、[いいえ]に設定する。

AVOS_INSTALLER_PATH ActiveVOS サーバーのインストーラへのパス。

AVOS_INSTALL_DIR ActiveVOS サーバーをインストールする場所へのパス。

AVOS.DB.SERVER ActiveVOS データベースをホストするマシンの名前。

AVOS.DB.PORT データベースリスナが使用するポート番号。

AVOS.DB.DBNAME ActiveVOS データベースの名前。 デフォルトはavos。

AVOS.DB.USER ActiveVOS サーバーの管理者ユーザーの名前。 デフォルトは avos。

サイレントモードでの Hub サーバーのインストール 57

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プロパティ名 説明

AVOS.DB.PASSWORD 管理者ユーザーのパスワード。

SIP.APPSERVER.WEB.URL 次の形式の、アプリケーションサーバーの URL。

http://[サーバー]:[ポート]

AVOS.CONSOLE.USER ActiveVOS サーバー管理者のユーザー名。このユーザー名は、インストール前にアプリケーションサーバーで作成した ActiveVOS コンソールのユーザー名と同じにする必要があります。

AVOS.CONSOLE.PASSWORD ActiveVOS サーバー管理者のパスワード。このパスワードは、インストール前にアプリケーションサーバーで作成した ActiveVOS のパスワードと同じにする必要があります。

INSTALL.PLATFORM.YES Informatica プラットフォームをインストールするかどうかを指定する。

Informatica プラットフォームをインストールする場合は、このプロパティを「1」に設定する。 そうしない場合は、「0」に設定する。

INFA.PLATFORM.ZIP 圧縮された Informatica プラットフォームインストーラへのパス。

INFA.PLATFORM.PROPERTIES 作成する Informatica プラットフォームインストールプロパティファイルへのパス。

RUN_DEPLOYMENT_FLAG サイレントインストールの一部として、postInstallSetup スクリプトを実行する。 postInstallSetup を実行する場合は、この値を「1」に設定する。サイレントインストールの最後にpostInstallSetup が実行されないようにするには、「0」に設定する。

CSM_TYPE 製品使用ツールキットのインストールのタイプ。Production、Test、または Development を指定できます。デフォルトは Production。

CSM_HOST プロキシサーバーのホストの名前。環境にプロキシサーバーがない場合は、空白のままにします。

CSM_PORT プロキシサーバーのポート。環境にプロキシサーバーがない場合は、空白のままにします。

CSM_DOMAIN プロキシサーバーのドメインの名前。環境にプロキシサーバーがない場合またはドメイン名が不要な場合は、空白のままにします。

CSM_PROXY_USER_NAME プロキシサーバーのユーザー名。環境にプロキシサーバーがない場合またはプロキシサーバーのユーザー名が不要な場合は、空白のままにします。

CSM_PROXY_PASSWORD プロキシサーバーのパスワード。環境にプロキシサーバーがない場合またはプロキシサーバーのパスワードが不要な場合は、空白のままにします。

58 第 5 章: Hub サーバーのインストール

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サンプルのプロパティファイル

以下の例は、サンプルの silentInstallServer_sample.properties ファイルの内容を示します。

## Command to run silent install## For Windows: hub_install.exe -f <property_file>## For Unix: hub_install.bin -f <property_file>

INSTALLER_UI=silent

## Hub Server Install directory.USER_INSTALL_DIR=C\:\\infamdm\\hub\\server

## License path and filenameSIP.LICENSE.PATH=C\:\\SIP.LICENSE.FILENAME=siperian.license

## Properties for WebSphere application serverSIP.AS.CHOICE="WebSphere"SIP.AS.HOME=C\:\\Program Files\\WebSphere\\AppServerSIP.WEBSPHERE.SECURITY.ENABLED.YES=1SIP.AS.SERVER=server1SIP.AS.PORT_2=2809SIP.AS.PORT_3=8880SIP.AS.PROFILENAME=AppSrv01SIP.APPSERVER.USERNAME=usernameSIP.APPSERVER.PASSWORD=password## Properties for MSSQL server SIP.DB.CHOICE="MSSQL"SIP.DB.SERVER=localhostSIP.DB.PORT=1433SIP.DB.SCHEMA_NAME=CMX_SYSTEMSIP.DB.USER=CMX_SYSTEMSIP.DB.PASSWORD=!!cmx!!SIP.DB.DBNAME=CMX_SYSTEM

## Do you want to install ActiveVOS (Yes/No)AVOS.INSTALL=Yes## Path to ActiveVOS Installer (ActiveVOS_Server_windows_9.2.4.1.exe for Windows or ActiveVOS_Server_unix_9.2.4.1.sh for Linux/UNIX)AVOS_INSTALLER_PATH=c\:\\ActiveVOS_Server_windows_9.2.4.1.exe## ActiveVOS server install directoryAVOS_INSTALL_DIR=C\:\\infamdm\\avos\\server

## Database type is the same as for HUB (There is no ability to set a different database type for ActiveVOS)

## MSSQL connection data#AVOS.DB.SERVER=localhost#AVOS.DB.PORT=1433#AVOS.DB.DBNAME=avos#AVOS.DB.USER=avos#AVOS.DB.PASSWORD=!!cmx!!

##If you are moving from standalone ActiveVOS to embedded ActiveVOS, enter the details for the standalone ActiveVOS schema.

SIP.APPSERVER.WEB.URL=http://localhost:8080## Avos console's administrator usernameAVOS.CONSOLE.USER=aeadmin## Avos console's administrator passwordAVOS.CONSOLE.PASSWORD=admin##The user name and password must be the same as the ActiveVOS Console user name and passwordthat was created in the application server during the pre-installation process.

## If you want to install Informatica Platform, set to 1## If you DO NOT want to install Informatica Platform, set to 0

サイレントモードでの Hub サーバーのインストール 59

Page 60: Informatica MDM Multidomain Edition for Microsoft … Documentation...Informatica MDM Multidomain Edition for Microsoft SQL Server インストールガイド(WebSphere) バージョン

INSTALL.PLATFORM.YES=1

## Path to the Informatica Platform installer (zip or tar file)INFA.PLATFORM.ZIP=C\:\\961HF1_Server_Installer_winem-64t.zip## For UNIX: INFA.PLATFORM.ZIP=/export/home/user/961HF1_Server_Installer_linux-x64.tar

## Path to silent installer properties fileINFA.PLATFORM.PROPERTIES=C\:\\SilentInput.properties

## If you want to run postInstallSetup as a part of silent install, then set following property.## set RUN_DEPLOYMENT_FLAG to 1 if you want to run postInstallSetup## or set RUN_DEPLOYMENT_FLAG to 0 if you do not want to run postInstallSetupRUN_DEPLOYMENT_FLAG=1

#Product Usage Toolkit Installation#CSM_TYPE is the type of Product Usage Toolkit installation.# valid values are:Production,Test,Development. Should not be blank.CSM_TYPE=Production

# If the network has a proxy server, fill in the following parameters (leave empty if no proxy):# proxy server hostCSM_HOST=# proxy server portCSM_PORT=# Proxy server domain name (leave blank, if not applicable)CSM_DOMAIN=# Proxy server user name (leave blank, if not applicable)CSM_PROXY_USER_NAME=#Proxy server password (leave blank, if not applicable)CSM_PROXY_PASSWORD=

自動インストーラの実行

プロパティファイルの設定後、サイレントインストールを開始できます。

1. アプリケーションサーバーが動作していることを確認します。

2. コマンドウィンドウを開きます。

3. 次のコマンドを実行します。

UNIX の場合: ./hub_install.bin -f <location_of_silent_properties_file_for_hub_server>

Windows の場合:hub_install.exe -f <location_of_silent_properties_file_for_hub_server>

自動インストーラがバックグラウンドで実行します。プロセスにしばらく時間がかかる場合があります。

Hub サーバーの postInstallSetup スクリプトをサイレントインストールの一部として実行した場合、

postinstallSetup.log ファイルをチェックしてインストールが正常に行われたことを確認します。

ログファイルは、以下のディレクトリから利用できます。

UNIX の場合: <infamdm_install_directory>/hub/server/logs/

Windows の場合:<infamdm_install_directory>\hub\server\logs\

60 第 5 章: Hub サーバーのインストール

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クラスタ内のノードへの Hub サーバーのインストール

クラスタ化環境の場合、Hub サーバーアプリケーションをデプロイするクラスタのすべてのノードに、Hub サー

バーをインストールします。クラスタ内のあるノードでインストールが完了してから、別のノードのインスト

ールに進んでください。

例えば、WebSphere クラスタには 4 つのサーバーがあり、それらは host1、host2、host3、および host4 で実

行され、RMI ポート 2812、2813、2814、および 2815 を使用しています。各サーバーにはノードがあります。

Hub サーバーは node1、node2、node3 および node4 にインストールする必要があります。Hub サーバーのイン

ストールは、1 つのノード、例えば node2 で完了してから、もう 1 つのノードすなわち node1 や node4 でイン

ストールを開始する必要があります。

Hub サーバーのインストールのディレクトリ構造がすべてのノードで同じになるようにしてください。

1. WebSphere デプロイメントマネージャを開始し、次に Hub サーバーを実行する WebSphere クラスタのノー

ドを開始します。

2. WebSphere クラスタを開始します。

3. コマンドプロンプトを開き、配布ディレクトリ内の Hub サーバーのインストーラに移動します。

デフォルトでは、インストーラは以下のディレクトリにあります。

UNIX の場合:<distribution directory>/<operating system name>/mrmserver

Windows の場合: <distribution directory>\windows\mrmserver

4. クラスタノードで Hub サーバーのインストーラを起動するには、次のコマンドを実行します。

UNIX の場合: ./hub_install.bin -DSIPERIAN_INSTALL_PREREQ_VALIDATION=false

Windows の場合:hub_install.exe -DSIPERIAN_INSTALL_PREREQ_VALIDATION=false

5. インストールの言語を選択し、[OK]をクリックします。

[概要]ウィンドウが表示されます。

6. [次へ]をクリックします。

[ライセンスキー]ウィンドウが表示されます。

7. [使用許諾契約に同意する]オプションを選択し、[次へ]をクリックします。

[インストールフォルダの選択]ウィンドウが表示されます。

8. Hub サーバーをインストールする場所を選択します。

• デフォルトの場所を選択するには、[次へ]をクリックします。

• パスを入力するには、インストールフォルダのパスを入力して[次へ]をクリックします。

注: ディレクトリまたはフォルダ名にスペースが含まれているパスを指定すると、インストールは失敗

します。

• 別の場所を指定するには、[選択]をクリックして[次へ]をクリックします。

9. UNIX の場合、リンクフォルダを選択するか、リンクを作成しないというオプションを選択して、[次へ]

をクリックします。Windows の場合、製品アイコンを作成する場所を選択するか、製品アイコンを作成し

ないというオプションを選択します。

10. [次へ]をクリックします。

[ライセンスファイルの場所の入力]ウィンドウが表示されます。

11. [選択]をクリックしてライセンスファイルを選択し、[次へ]をクリックします。

[アプリケーションサーバー]ウィンドウが表示されます。

12. WebSphere を選択して、[次へ]をクリックします。

クラスタ内のノードへの Hub サーバーのインストール 61

Page 62: Informatica MDM Multidomain Edition for Microsoft … Documentation...Informatica MDM Multidomain Edition for Microsoft SQL Server インストールガイド(WebSphere) バージョン

[WebSphere Application Server: ホーム]ウィンドウが表示されます。

13. 次の WebSphere 設定を設定します。

a. WebSphere Application Server のパスを選択し、[次へ]をクリックします。

[インストール要件の警告]ウィンドウが表示されます。

b. インストール条件を満たしていることを確認し、[OK]をクリックします。

[WebSphere セキュリティの選択]ウィンドウが表示されます。

c. WebSphere のセキュリティを有効にするかどうかを選択します。

• [いいえ]を選択して[次へ]をクリックすると、[WebSphere Application Server: ポート]ウ

ィンドウが表示されます。デフォルトは[いいえ]です。

WebSphere Application Server のデフォルトのポート値を変更する必要はありません。

• [はい]を選択して[次へ]をクリックすると、[WebSphere Application Server: ポートおよび

ユーザークレデンシャル]ウィンドウが表示されます。

WebSphere のユーザー名と WebSphere のパスワードを指定します。

14. [次へ]をクリックします。

[データベースの選択]ウィンドウが表示されます。

15. Microsoft SQL 2012 を選択し、[次へ]をクリックします。

[Microsoft SQL Server データベース情報]ウィンドウが表示されます。

16. 次の設定パラメータを指定して J2EE データソースを作成し、[次へ]をクリックします。

フィールド名 説明

サーバー サーバーの名前。

ポート MDM Hub マスターデータベースのポート番号。

データベース名 MDM Hub マスターデータベースの名前。

DBO ユーザー名 MDM Hub マスターデータベースのデータベースの所有者のユーザー名。

DBO パスワード MDM Hub マスターデータベースのデータベースの所有者のパスワード。

[ActiveVOS のインストール]ウィンドウが表示される。

17. バンドルとしてライセンス供与された Informatica ActiveVOS のバージョンをインストールする場合、

[はい]を選択し、以下の手順を実行します。 そうでない場合は、[いいえ]を選択し、[次へ]をクリッ

クします。

a. [ActiveVOS インストーラ]ページで、[選択]をクリックし、配布パッケージ内の ActiveVOS_Server

インストールファイルを参照します。[次へ]をクリックします。

b. [ActiveVOS インストールフォルダを選択]ページで、デフォルトのインストールパスを受け入れる

か、または希望する場所を指定します。[次へ]をクリックします。

c. [データベース情報]ページで、ActiveVOS データベーススキーマを作成したときに指定した詳細情報

を入力します。[次へ]をクリックします。

d. [アプリケーションサーバー Web URL]ページで、デフォルトの URL を受け入れるか、または

ActiveVOS Web サービスを呼び出すために使用する URL を指定します。URL にアプリケーションサー

62 第 5 章: Hub サーバーのインストール

Page 63: Informatica MDM Multidomain Edition for Microsoft … Documentation...Informatica MDM Multidomain Edition for Microsoft SQL Server インストールガイド(WebSphere) バージョン

バーに接続するための正しいポート番号が含まれていることを確認します。[次へ]をクリックしま

す。

この URL は、インストール後のセットアップスクリプトによって、ActiveVOS Web サービスの呼び出

し、定義済みの MDM ワークフローの ActiveVOS へのデプロイ、および URN マッピングの作成に使用さ

れます。

e. ユーザー名とパスワードを入力し、ActiveVOS コンソールの管理者ユーザーを作成します。

重要: このユーザー名とパスワードは、アプリケーションサーバーで作成した ActiveVOS コンソール

のユーザー名とパスワードと同じにする必要があります。

f. [次へ]をクリックします。

18. Informatica プラットフォームの次のいずれかのインストールオプションを選択します。

• [はい]。Informatica プラットフォームをインストールする。

• [いいえ]。Informatica プラットフォームをインストールしない。

19. 前の手順で[はい]を選択した場合は、[選択]をクリックして、次の Informatica プラットフォームの

ファイルの場所を参照します。

• インストール応答ファイル

• Platform インストールファイル

20. [製品使用ツールキット]ページで[環境タイプ]を選択します。

21. プロキシサーバーを使用する場合は、[はい]を選択してプロキシサーバーの詳細情報を入力します。そう

でない場合は、[いいえ]を選択します。

次のプロキシサーバーの詳細を入力できます。

• プロキシサーバーの名前/IP

• プロキシサーバーのポート

• プロキシサーバーのドメイン名。不要な場合は空白のままにします。

• プロキシサーバーのユーザー名。不要な場合は空白のままにします。

• プロキシサーバーのパスワード。不要な場合は空白のままにします。

22. [次へ]をクリックします。

[デプロイ]ページが表示されます。

23. インストール後のセットアップスクリプトオプションとして[後で実行する]を選択します。

[後で実行する]オプションによって、手動でインストール後のセットアップスクリプトを後から実行でき

ます。

24. [次へ]をクリックします。

[インストール前のサマリ]ウィンドウが表示されます。

25. [次へ]をクリックします。

[インストール前のサマリ]ウィンドウが表示されます。

26. [インストール前のサマリ]ウィンドウで設定内容を確認したら、[インストール]をクリックしてインス

トールプロセスを開始します。

インストールが完了すると、[インストールの完了]ウィンドウが表示されます。

27. [完了]をクリックして Hub サーバーのインストーラを終了します。

クラスタ内のノードへの Hub サーバーのインストール 63

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第 6 章

Hub サーバーのインストール後のタスク

この章では、以下の項目について説明します。

• インストールログファイルのコピー, 64 ページ

• バージョンとビルド番号の確認, 67 ページ

• Hub サーバーの設定, 68 ページ

• WebSphere クラスタの Hub サーバーの設定, 69 ページ

• インストール後スクリプトの手動での実行, 76 ページ

• 手動による Hub サーバーアプリケーションの再デプロイ, 77 ページ

• Informatica Data Director 用のクラスローダーの設定, 78 ページ

• データソースの手動作成, 78 ページ

• 手動での JMS メッセージキューの設定, 79 ページ

• JBoss AS 7.2 の API パフォーマンスの向上 , 82 ページ

• オペレーショナルリファレンスストアのユーザーパスワードの変更, 82 ページ

• カスタム JAR ファイルの再パッケージ, 82 ページ

• JBoss Cache の設定, 83 ページ

• Informatica プラットフォームのロギングの設定, 84 ページ

• Hub コンソールの起動, 84 ページ

• オペレーショナルリファレンスストアの登録, 85 ページ

インストールログファイルのコピーインストールログファイルは、Hub サーバーのインストールに失敗した場合に、問題を解決するのに役立ちま

す。ログファイルは、インストールドキュメントディレクトリにコピーしておきます。インストールの問題に

64

Page 65: Informatica MDM Multidomain Edition for Microsoft … Documentation...Informatica MDM Multidomain Edition for Microsoft SQL Server インストールガイド(WebSphere) バージョン

ついて問い合わせした場合は、Informatica グローバルカスタマサポートによりログファイルのコピーを求め

られることがあります。

インストールログファイル

インストールログファイルには、インストールされたファイルの情報が含まれます。

以下の表に、インストールログファイルのプロパティを示します。

プロパティ

説明

ファイル名

Informatica_MDM_Hub_Server_Install_<timestamp>.xml

場所 UNIX の場合: <infamdm_install_directory>/hub/server/UninstallerData/Logs

Windows の場合:<infamdm_install_directory>\hub\server\UninstallerData\Logs

使用方法

インストールされたファイル、および作成されたレジストリエントリに関する情報を取得します。

内容 作成されたディレクトリ、インストールされたファイルおよび実行されたコマンドの名前、およびインストールされた各ファイルの状態。

インストール前提条件ログファイル

インストール前提条件ログファイルには、インストーラが実行する前提条件のチェックに関する情報が含まれ

ます。

以下の表に、インストール前提条件ログファイルのプロパティを示します。

プロパティ 説明

ファイル名 installPrereq.log

場所 UNIX の場合: <infamdm_install_directory>/hub/server/Logs

Windows の場合:<infamdm_install_directory>\hub\server\Logs

使用方法 インストーラが実行する前提条件のチェックに関する情報を取得します。

内容 前提条件検証チェックのログ。

インストールログファイルのコピー 65

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デバッグログファイル

インストーラは、アクションおよびエラーをデバッグログファイルに書き込みます。

以下の表に、デバッグログファイルのプロパティを示します。

プロパティ 説明

ファイル名 infamdm_installer_debug.txt

場所 UNIX の場合: <infamdm_install_directory>/hub/server/

Windows の場合:<infamdm_install_directory>\hub\server\

使用方法 インストール中に行った選択に関する情報を取得します。

内容 インストーラが実行したアクションの詳細なまとめ。

インストール後のセットアップログファイル

インストール後のログファイルには、インストール後の処理に関する情報が含まれています。

以下の表に、インストール後のセットアップログファイルのプロパティを示します。

プロパティ 説明

ファイル名 postInstallSetup.log

場所 UNIX の場合: <infamdm_install_directory>/hub/server/logs

Windows の場合:<infamdm_install_directory>\hub\server\logs

使用方法 インストーラが実行したインストール後のアクションに関する情報と、インストール後の処理のエラーに関する情報を取得します。

内容 インストール後の処理中にインストーラが実行したアクションのサマリ。

Hub サーバーのログファイル

Hub サーバーのログファイルには、Hub サーバーの操作の情報が含まれます。

以下の表に、Hub サーバーのログファイルのプロパティを示します。

プロパティ 説明

ファイル名 cmxserver.log

場所 UNIX の場合:<infamdm_install_directory>/hub/server/logs

Windows の場合:<infamdm_install_directory>\hub\server\logs

使用方法 Hub サーバーの操作に関する情報を取得する。

目次 Hub サーバーの操作のサマリ。

66 第 6 章: Hub サーバーのインストール後のタスク

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WebSphere のログファイル

WebSphere のログファイルには、WebSphere のプロセスに関する情報が含まれます。

以下の表に、WebSphere のログファイルのプロパティを示します。

プロパティ 説明

ファイル名 startServer.log

stopServer.log

SystemErr.log

SystemOut.log

場所 UNIX の場合: <WebSphere_install_dir>/profiles/AppSrv01/logs/<server_name>

Windows の場合: <WebSphere_install_dir>\profiles\AppSrv01\logs\<server_name>

使用方法 サーバーステータスについての情報を取得し、アプリケーションサーバーの健全性を監視します。

内容 サーバーの開始および停止、パフォーマンスについての情報が含まれます。

バージョンとビルド番号の確認バージョンとビルド番号が正しい Hub サーバーがインストールされていることを確認する必要があります。

次のいずれかの手順を実行して、Hub サーバーのバージョンとビルド番号を確認します。

• siperian-mrm.ear ファイルにある manifest.mfJAR エントリでバージョンとビルド番号を確認します。

siperian-mrm.ear ファイルは以下のディレクトリにあります。

UNIX の場合: <infamdm_install_directory>/hub/server

Windows の場合:<infamdm_install_directory>\hub\server

• 以下のディレクトリにある versionInfo.xml ファイルでバージョンとビルド番号を確認します。

UNIX の場合: <infamdm_install_directory>/hub/server/conf

Windows の場合:<infamdm_install_directory>\hub\server\conf

• UNIX の場合: 以下のディレクトリにある versionInfo.sh を実行します。

<infamdm_install_directory>/hub/server/bin

Windows の場合:次のディレクトリにある versionInfo.bat を実行します。

<infamdm_install_directory>\hub\server\bin

バージョンとビルド番号の確認 67

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Hub サーバーの設定Hub サーバーをインストールした後で設定する必要があります。ログを設定し、アプリケーションサーバーと

Hub サーバーの設定を変更します。

ロギングの設定

ログが記録されるように Hub サーバーを設定することができます。log4j.xml ファイルにロギングの設定を指定

します。

1. 以下のディレクトリにある log4j.xml を開きます。

UNIX の場合:<infamdm_install_directory>/hub/server/conf

Windows の場合:<infamdm_install_directory>\hub\server\conf

2. 以下のカテゴリ名に対して値を設定します。

• com.siperian

• com.delos

• com.informatica

最も詳細なロギングの場合はカテゴリ名の値を DEBUG に設定し、あまり詳細でないロギングの場合は INFO

に設定し、最も大まかなロギングの場合は ERROR に設定します。デフォルトは、INFO です。

3. しきい値パラメータの値を DEBUG に設定します。

4. log4j.xml ファイルを保存して閉じます。

設定プロパティの設定

Hub サーバーのプロパティは cmxserver.properties ファイルで設定できます。

1. 次のディレクトリで、cmxserver.properties を開きます。

UNIX の場合: <infamdm_install_directory>/hub/server/resources

Windows の場合:<infamdm_install_directory>\hub\server\resources

2. Hub Server のプロパティを設定します。

以下のテキストに、cmxserver.properties ファイルの設定例を示します。

cmx.home=C:\infamdm\hub\servercmx.server.masterdatabase.type=MSSQLcmx.appserver.type=webspherecmx.appserver.rmi.port=2809cmx.appserver.naming.protocol=iiopcmx.appserver.soap.connector.port=8880jnlp.initial-heap-size=128mjnlp.max-heap-size=512mcmx.server.datalayer.cleanse.execution=SERVERcmx.server.datalayer.cleanse.working_files.location=C:\infamdm\hub\server\logscmx.server.datalayer.cleanse.working_files=LOCAL

3. Hub サーバーアプリケーションを再起動して cmxserver.properties ファイル中の設定を再読み込みします。

68 第 6 章: Hub サーバーのインストール後のタスク

Page 69: Informatica MDM Multidomain Edition for Microsoft … Documentation...Informatica MDM Multidomain Edition for Microsoft SQL Server インストールガイド(WebSphere) バージョン

Hub サーバー EAR ファイルのデプロイ

Hub サーバー EAR ファイルは、Hub サーバーをインストールするマシンと同じマシンにデプロイする必要があり

ます。

Hub サーバーアプリケーションはデプロイ元の Hub サーバーインストールを見つけられる必要があります。そ

のため、EAR ファイルを移動して別のマシンにデプロイすることはしないでください。例えば、Hub サーバーを

テストマシンにインストールし、EAR ファイルをプロダクションマシンにデプロイすると、プロダクションマ

シン上のアプリケーションがインストールを見つけられなくなり、ロギングなどの設定情報を得ることができ

なくなる可能性があります。

WebSphere の設定の変更

WebSphere の設定は、インストールが完了した後で変更できます。

1. 以下のディレクトリにある build.properties を開きます。

UNIX の場合:<infamdm_install_directory>/hub/server/bin

Windows の場合: <infamdm_install_directory>\hub\server\bin

2. WebSphere の設定を変更します。

3. build.properties ファイルを保存して閉じます。

4. postInstallSetup スクリプトを実行します。

5. WebSphere Application Server を再起動します。

WebSphere クラスタの Hub サーバーの設定WebSphere クラスタで Hub サーバーをインストールしたら、クラスタ環境用に Hub サーバーを設定します。

例えば、WebSphere クラスタに 4 つのサーバーがあり、host1、host2、host3、および host4 で実行され、RMI

ポート 2812、2813、2814、および 2815 を使用している場合、cmxserver.properties ファイルで次のプロパティ

を設定する必要があります。

• cmx.appserver.hostname=host1,host2,host3,host4

• cmx.appserver.rmi.port=2812,2813,2814,2815

さらに、setSiperianEnv ファイルで WebSphere クラスタ変数を設定する必要があります。

クラスタ変数の設定

Hub サーバーをクラスタ内で実行できるようにするには、Hub サーバーアプリケーションをデプロイする前に、

setSiperianEnv ファイルでクラスタ変数を設定します。

1. 次のディレクトリから setSiperianEnv ファイルを開きます。

UNIX の場合: <infamdm install directory>/hub/server

Windows の場合:<infamdm install directory>\hub\server

WebSphere クラスタの Hub サーバーの設定 69

Page 70: Informatica MDM Multidomain Edition for Microsoft … Documentation...Informatica MDM Multidomain Edition for Microsoft SQL Server インストールガイド(WebSphere) バージョン

2. 次の変数を設定します。

変数 値

WAS_SERVER WebSphere クラスタの名前。

WAS_SERVER_GENUINE インストール後の起動スクリプトを実行するノードのサーバー名。

Hub サーバーのプロパティの設定

Hub サーバーアプリケーションをデプロイする前に、WebSphere クラスタに関連する Hub サーバーのプロパテ

ィを設定します。Hub サーバーのプロパティは cmxserver.properties ファイルで設定できます。

1. クラスタ内のすべてのノードで cmxserver.properties ファイルを開きます。

cmxserver.properties ファイルは次のディレクトリにあります。

UNIX の場合: <infamdm install directory>/hub/server/resources

Windows の場合:<infamdm install directory>\hub\server\resources

2. クラスタのすべてのノードで cmxserver.properties ファイル中の以下のプロパティを変更します。

プロパティ 説明

cmx.appserver.hostname クラスタサーバーのマシン名を指定します。

例えば、クラスタにサーバーが 4 つあり、それらが host1、host2、host3、および host4 で実行され、RMI ポート 2812、2813、2814 および 2815 を使用している場合、cmxserver.properties のプロパティには、cmx.appserver.hostname=host1,host2,host3,host4 の値を指定できます。

cmx.appserver.rmi.port RMI ポート番号を指定します。

例えば、クラスタに 4 つのサーバーがあり、RMIポート 2812、2813、2814、および 2815 を使用している場合、cmx.appserver.rmi.port=2812,2813,2814,2815 となります。

注: ポート番号はスペースを入れずにカンマで区切ります。ホスト名の順序をポート番号の順序に対応させてください。

cmx.appserver.soap.connector.port WebSphere アプリケーションサーバーの SOAP ポートを指定します。SOAP ポートは、WebSphere クラスタのデータソース設定に使用されます。デフォルトの SOAP ポートは、<WebSphere install dir>\AppServer\profiles\Dmgr01\properties\wsadmin.properties ファイル内のcom.ibm.ws.scripting.port プロパティにあります。

70 第 6 章: Hub サーバーのインストール後のタスク

Page 71: Informatica MDM Multidomain Edition for Microsoft … Documentation...Informatica MDM Multidomain Edition for Microsoft SQL Server インストールガイド(WebSphere) バージョン

プロパティ 説明

jnlp.initial-heap-size JVM 用 Java Web Start の初期ヒープサイズをメガバイト単位で指定します。デフォルトは 128m です。

jnlp.max-heap-size JVM 用 Java Web Start の最大ヒープサイズをメガバイト単位で指定します。デフォルトは 512m です。

3. 次のプロパティを cmxserver.properties ファイルに追加してファイルの格納方法を指定します。

プロパティ 説明

cluster.flag クラスタリングを有効化します。true に設定します。

was.jms.permanent_store.dir 永続的な格納ディレクトリを指定します。

was.jms.temp_store.dir 一時的な格納ディレクトリを指定します。

was.jms.log.dir ログディレクトリを指定します。

Windows マシンでは、パスにスラッシュ(/)が含まれていることを確認します。

データソースの手動作成

複数のプロセスサーバーを設定するには、データソースを手動で作成します。 また、問題を解決する必要があ

る場合は、MDM Hub に対してデータソースを手動で作成します。 例えば、自動化されたキュー作成プロセスが

失敗する場合には、手動でデータソースを作成します。

1. WebSphere Application Server の管理コンソールを起動し、ユーザー名でログインします。

2. ドライバライブラリの場所を指定します。

a. WebSphere アプリケーションサーバーの管理コンソールのナビゲーションツリーで、[環境] >

[WebSphere 変数]を選択します。

b. JDBC ドライバの場所を参照するように JDBC 変数を更新します。

JDBC ドライバは以下のディレクトリにあります。

UNIX の場合:/<WebSphere_install_dir>/AppServer/lib

Windows の場合:\<WebSphere_install_dir>\AppServer\lib

3. 使用するオペレーショナルリファレンスストアのデータソースに対するセキュリティアカウントを作成し

ます。

a. WebSphere アプリケーションサーバーの管理コンソールのナビゲーションツリーで、[セキュリティ]

> [グローバル]を選択します。

b. コンソールの右ペインで、[認証]の下にある[JAAS 構成]を展開し、[J2C 認証データ]をクリック

します。

c. [新規]をクリックします。

新しいセキュリティアカウントが作成されます。

WebSphere クラスタの Hub サーバーの設定 71

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d. 新しいセキュリティアカウントに以下のパラメータを設定し、[OK]をクリックします。

Alias = CMX_ORSUser ID = cmx_orsPassword = !!cmx!!

ユーザー ID 値は変更しないでください。

4. オペレーショナルリファレンスストアのデータソースに対する JDBC プロバイダを作成します。

a. WebSphere アプリケーションサーバーの管理コンソールのナビゲーションツリーで、[リソース] >

[JDBC プロバイダ]を選択します。

b. スコープがノードに設定されていることを確認します。

c. JDBC プロバイダを作成する場合は、[新規]をクリックして、以下の値を選択します。

• データベースタイプのリストからデータベースを選択します。

• プロバイダタイプとして適切な JDBC ドライバを選択します。

• 実装タイプのリストから[XA データソース]を選択します。

d. [次へ]をクリックします。

e. JDBC プロバイダの名前を入力し、[OK]をクリックします。

5. マスタデータソースを作成します。

a. 作成した JDBC プロバイダをクリックします。

b. [追加プロパティ] > [データソース]を選択し、 [新規作成]をクリックします。

新しいデータソースが作成されます。

6. 新しいデータソースを設定するには、以下のパラメータを使用します。

Name = MDM Master Data SourceJNDI Name = jdbc/siperian-<MS SQL_Hostname >-cmx_ors-dsComponent-managed Authentication Alias = <host_name>/cmx_orsDriver Class Name = com.microsoft.sqlserver.jdbc.SQLServerXADataSource

注: JNDI 名は小文字で指定する必要があります。

手動での JMS メッセージキューの設定

問題を解決する必要がある場合は、JMS メッセージキューを手動で設定できます。 例えば、自動化されたキュ

ー作成プロセスが失敗したり、インストール後に誤ってキューを削除した場合などには、メッセージキューを

手動で作成できます。

サービス統合フレームワーク(SIF)は、JMS メッセージキュー上のメッセージ駆動型 Bean を使用して、受信

非同期 SIF 要求を処理します。 MDM Hub 実装に使用するアプリケーションサーバーに対して、メッセージキュ

ーと接続ファクトリを設定します。 JMS メッセージキューを設定する際に、接続ファクトリも作成できます。

JMS メッセージキューを手動で設定するには、以下のタスクを実行します。

1. WebSphere Server でバスを作成します。

2. 接続ファクトリを設定します。

3. JMS メッセージキューを設定します。

4. メッセージキューサーバーを追加します。

5. メッセージキューを追加します。

注: クラスタ環境で MDM Hub に JMS メッセージキューを作成する場合、移行可能なターゲットサーバーを選択

していることを確認してください。JMS モジュールを設定する場合は、「クラスタ内のすべてのサーバー」をタ

ーゲットにします。詳細については、WebLogic のマニュアルを参照してください。

72 第 6 章: Hub サーバーのインストール後のタスク

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手順 1。WebSphere Server でのバスの作成

JMS メッセージキューを作成するには、WebSphere コンソールを使用してバスを作成します。

1. WebSphere コンソールで、[サービスの統合] > [バス]に移動します。

2. SiperianBus という名前のバスを作成し、変更を保存します。

3. 作成した[SiperianBus]に移動して、[バスのメンバ]をクリックします。

4. [サーバー]リストに新しいメンバを追加します。

5. アプリケーションが実行されているサーバーを選択して[次へ]をクリックし、[データストア]を選択し

ます。

6. [次へ]をクリックし、[生成された JNDI でデフォルトのデータソースを作成する]の名前がチェックさ

れていることを確認します。

7. [次へ]をクリックし、[完了]をクリックします。

8. [保存]をクリックします。

9. 作成した SiperianBus に移動して、[接続先]をクリックします。

10. [新規]をクリックし、送信先のタイプとして[キュー]を選択して、[次へ]をクリックします。

11. 名前 SiperianQueue を識別子として使用し、[次へ]をクリックします。

12. 作成したバスメンバを選択し、[次へ]をクリックします。

13. [完了]をクリックし、[保存]をクリックします。

手順 2。接続ファクトリの設定

作成したバスに対して接続ファクトリを作成、設定します。

1. WebSphere コンソールで、[リソース] > [JMS] > [JMS プロバイダ]に移動します。

2. リストから[ノード=<servername>Node01]を選択します。

3. 使用する JMS プロバイダを選択します。

4. [JMS キュー接続ファクトリ]をクリックします。

5. siperian.mrm.jms.xaconnectionfactory を名前と JNDI 名の両方に使用して、JMS 接続ファクトリを作成しま

す。

6. JMS 接続ファクトリのバス名として、[SiperianBus]を選択します。

7. [保存]をクリックします。

8. [キュー]をクリックし、リストからスコープ[ノード=<servername>Node01]を選択します。

手順 3。JMS キューの設定

JMS メッセージキューを手動で作成、設定するには、WebSphere コンソールを使用します。

1. [新規]をクリックします。

2. JMS プロバイダを選択し、[OK]をクリックします。

3. siperian.sif.jms.queue を名前と JNDI 名のそれぞれに指定します。

4. バス名として[SiperianBus]、キュー名として[SiperianQueue]を選択し、変更を保存します。

5. [JMS の有効化指定]をクリックし、リストからスコープ[ノード=<servername>Node01]を選択します。

6. [新規]をクリックし、有効化を設定します。

7. SiperianActivation を名前と JNDI 名のそれぞれに指定します。

WebSphere クラスタの Hub サーバーの設定 73

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8. 送信先のタイプとして[キュー]を、送信先の JNDI 名として[siperian.sif.jms.queue]を、バス名と

して[SiperianBus]を選択します。

9. [保存]をクリックします。

手順 4。 メッセージキューサーバーの追加

メッセージキューを追加する前に、メッセージキューサーバーを MDM Hub 実装に追加する必要があります。

1. MDM Hub コンソールを起動します。

2. 設定ワークベンチで[メッセージキュー]をクリックします。

3. [書き込みロック] > [ロックの取得]の順にクリックします。

4. メッセージキューツールの中央のペインを右クリックしてから、[メッセージキューサーバーの追加]をク

リックします。

[メッセージキューサーバーの追加]ダイアログボックスが表示されます。

5. 以下の各フィールドの値を入力します。

接続ファクトリ名

接続ファクトリの名前。siperian.mrm.jms.xaconnectionfactory を指定します。

表示名

ハブコンソールに表示されるメッセージキューサーバーの名前。siperian.mrm.jms.xaconnectionfactory

を指定します。

6. [OK]をクリックします。

メッセージキューサーバーが追加されました。

手順 5。 メッセージキューの追加

メッセージキューサーバーにメッセージキューを追加できます。

1. Hub コンソールを開始します。

2. 設定ワークベンチで[メッセージキュー]をクリックします。

3. [書き込みロック] > [ロックの取得]の順にクリックします。

4. メッセージキューツールの中央のペインでメッセージキューサーバーを右クリックしてから、[メッセージ

キューの追加]をクリックします。

[メッセージキューの追加]ダイアログボックスが表示されます。

5. 以下の各フィールドの値を入力します。

キュー名

メッセージキューの名前。siperian.sif.jms.queue を指定します。

表示名

Hub コンソールに表示される必要のあるメッセージキューの名前。 siperian.sif.jms.queue を指定しま

す。

6. [OK]をクリックします。

メッセージキューがメッセージキューサーバーに追加されました。

7. 右ペインで、[メッセージトリガで使用]オプションを選択します。

8. [テスト]をクリックします。

メッセージキューのテスト結果が表示されます。

74 第 6 章: Hub サーバーのインストール後のタスク

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Hub サーバー EAR ファイルの再パッケージ化

Hub サーバーのプロパティを設定したら、の siperian-mrm.ear ファイルを再パッケージします。

1. EAR という名前のディレクトリを作成するには、次のコマンドを実行します。

UNIX の場合:

cd <infamdm install directory>/hub/server/libmkdir ear

Windows の場合:

cd <infamdm install directory>\hub\server\libmkdir ear

2. siperian-mrm.ear ファイルを再パッケージ化するには、次のコマンドを実行します。

UNIX の場合:

cd <infamdm install directory>/hub/server/binsip_ant.sh repackage

Windows の場合:

cd <infamdm install directory>\hub\server\binsip_ant.bat repackage

WebSphere クラスタの Hub サーバーアプリケーションのデプロイ

デフォルトの WebSphere アプリケーションサーバーのツールを使用して、クラスタノードに Hub サーバーアプ

リケーションをデプロイします。

Hub サーバーアプリケーションのデプロイは、Hub サーバーのインストールディレクトリから行う必要がありま

す。

1. WebSphere 管理コンソールで、[アプリケーション] > [アプリケーションタイプ] > [WebSphere エン

タープライズアプリケーション]をクリックします。

2. 次のデプロイメントファイルをデプロイします。

デプロイメントファイル名 説明

siperian-mrm.ear 必須。Hub サーバーアプリケーション。

provisioning-ear.ear 必須。プロビジョニングツールアプリケーション。

entity360view-ear.ear オプション。エンティティ 360 フレームワーク。

informatica-mdm-platform-ear.ear

オプション。Informatica プラットフォームアプリケーション。

デプロイメントファイルは次のディレクトリにあります。

UNIX の場合:<infamdm install directory>/hub/server

Windows の場合:<infamdm install directory>\hub\server

デプロイメントで[アプリケーションの配布]が選択されていることを確認します。

3. クラスタ、デプロイメントマネージャ、およびノードを停止します。

4. ノード、デプロイメントマネージャ、クラスタの順に開始します。

詳細については、WebSphere のマニュアルを参照してください。

WebSphere クラスタの Hub サーバーの設定 75

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クラスローダーの設定

クラスローダーは、WebSphere デプロイメントマネージャを使用して設定します。

1. Hub サーバーアプリケーションのクラスローダーを設定します。

a. [アプリケーション] > [アプリケーションタイプ] > [WebSphere エンタープライズアプリケーシ

ョン]を選択します。

b. [エンタープライズアプリケーション]ページで siperian-mrm.ear アプリケーションをクリックしま

す。

c. siperian-mrm.ear アプリケーションの設定ページで、[クラスロードおよび更新の検出]リンクをクリ

ックします。

d. クラスローダーの設定ページで、[最初にローカルクラスローダーでロードしたクラス(親が最後)]

クラスローダーオプションを選択します。

e. [適用]をクリックしてから、[OK]をクリックします。

2. Web モジュールのクラスローダーを設定します。

a. [アプリケーション] > [アプリケーションタイプ] > [WebSphere エンタープライズアプリケーシ

ョン]を選択します。

b. [エンタープライズアプリケーション]ページで siperian-mrm.ear アプリケーションをクリックしま

す。

c. siperian-mrm.ear アプリケーションの設定ページで、[モジュールの管理]リンクをクリックします。

d. モジュールのリストで、Hub サーバー Web モジュールのリンクをクリックします。

e. Web モジュールの設定ページで、[クラスローダー順序]リストから[最初にローカルクラスローダー

でロードしたクラス(親が最後)]クラスローダーオプションを選択します。

f. [適用]をクリックしてから、[OK]をクリックします。

g. Hub サーバー Web モジュールごとに、4、5、および 6 の手順を繰り返します。

3. Hub サーバー EAR アプリケーション siperian-mrm.ear を開始します。

インストール後スクリプトの手動での実行インストール中にインストール後スクリプトをスキップした場合は、インストール後スクリプトを手動で実行

できます。

1. コマンドプロンプトを開き、次のディレクトリ内の PostInstallSetup スクリプトに移動します。

UNIX の場合: <infamdm installation directory: infamdm インストールディレクトリ>/hub/server

Windows の場合:<infamdm installation directory: infamdm インストールディレクトリ>\hub\server

76 第 6 章: Hub サーバーのインストール後のタスク

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2. 次のコマンドを実行します。

注: 埋め込み ActiveVOS が環境にない場合は、コマンドに ActiveVOS のユーザー名とパスワードを含めな

いでください。

UNIX の場合: postInstallSetup.sh -Ddatabase.password=<MDM Hub Master database password> -

Davos.username=<ActiveVOS Console username> -Davos.password=<ActiveVOS Console password> -

Davos.jdbc.database.password=<ActiveVOS database password>

注: パスワードに感嘆符(!)が含まれている場合、感嘆符の前にバックスラッシュを付ける必要がありま

す。例えば、パスワードが!!cmx!!の場合、そのパスワードを「\!\!cmx\!\!」と入力します。

注: WebSphere でセキュリティを有効にしている場合、postInstallSetup.sh -

Dwebsphere.password=<WebSphere password> -Ddatabase.password=<MDM Hub Master database password> -

Davos.username=<ActiveVOS Console username> -Davos.password=<ActiveVOS Console password> -

Davos.jdbc.database.password=<ActiveVOS database password>を実行します。

Windows の場合: postInstallSetup.bat -Ddatabase.password=<MDM Hub Master database password> -

Davos.username=<ActiveVOS Console username> -Davos.password=<ActiveVOS Console password> -

Davos.jdbc.database.password=<ActiveVOS database password>

注: WebSphere でセキュリティを有効にしている場合、postInstallSetup.bat -

Dwebsphere.password=<WebSphere password> -Ddatabase.password=<MDM Hub Master database password> -

Davos.username=<ActiveVOS Console username> -Davos.password=<ActiveVOS Console password> -

Davos.jdbc.database.password=<ActiveVOS database password>を実行します。

手動による Hub サーバーアプリケーションの再デプロイ

postinstallSetup スクリプトを使用して、Hub サーバーアプリケーションを WebSphere にデプロイまたは再デ

プロイできます。また、デフォルトのアプリケーションサーバーのツールを使用して Hub サーバーアプリケー

ションをデプロイすることもできます。

Hub サーバーアプリケーションのデプロイは、Hub サーバーのインストールディレクトリから行う必要がありま

す。

1. WebSphere 管理コンソールを使用して、次のデプロイメントファイルのデプロイを解除します。

デプロイメントファイル名 説明

siperian-mrm.ear 必須。Hub サーバーアプリケーション。

provisioning-ear.ear 必須。プロビジョニングツールアプリケーション。

entity360view-ear.ear オプション。エンティティ 360 フレームワーク。

informatica-mdm-platform-ear.ear

オプション。Informatica プラットフォームアプリケーション。

2. WebSphere 管理コンソールを使用して、すべてのデプロイメントファイルをデプロイします。

注: [アプリケーションのインストール準備]パネルで、デプロイでデフォルトのバインドの生成を可能

にするオプションが選択されていることを確認します。

詳細については、WebSphere のマニュアルを参照してください。

手動による Hub サーバーアプリケーションの再デプロイ 77

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Informatica Data Director 用のクラスローダーの設定

Hub サーバー EAR を手動でデプロイし、Informatica Data Director を使用する必要がある場合は、クラスロ

ーダーを設定します。

1. [アプリケーション] > [エンタープライズアプリケーション] > [siperian-mrm.ear] > [クラスロ

ーダー]を選択します。

2. [アプリケーションのクラスローダーで最初にロードされるクラス]オプションを選択します。

3. [適用]をクリックします。

4. [保存]をクリックします。

5. Hub サーバー EAR アプリケーションを起動します。

データソースの手動作成複数のプロセスサーバーを設定するには、データソースを手動で作成します。 また、問題を解決する必要があ

る場合は、MDM Hub に対してデータソースを手動で作成します。 例えば、自動化されたキュー作成プロセスが

失敗する場合には、手動でデータソースを作成します。

1. WebSphere Application Server の管理コンソールを起動し、ユーザー名でログインします。

2. ドライバライブラリの場所を指定します。

a. WebSphere アプリケーションサーバーの管理コンソールのナビゲーションツリーで、[環境] >

[WebSphere 変数]を選択します。

b. JDBC ドライバの場所を参照するように JDBC 変数を更新します。

JDBC ドライバは以下のディレクトリにあります。

UNIX の場合:/<WebSphere_install_dir>/AppServer/lib

Windows の場合:\<WebSphere_install_dir>\AppServer\lib

3. 使用するオペレーショナルリファレンスストアのデータソースに対するセキュリティアカウントを作成し

ます。

a. WebSphere アプリケーションサーバーの管理コンソールのナビゲーションツリーで、[セキュリティ]

> [グローバル]を選択します。

b. コンソールの右ペインで、[認証]の下にある[JAAS 構成]を展開し、[J2C 認証データ]をクリック

します。

c. [新規]をクリックします。

新しいセキュリティアカウントが作成されます。

d. 新しいセキュリティアカウントに以下のパラメータを設定し、[OK]をクリックします。

Alias = CMX_ORSUser ID = cmx_orsPassword = !!cmx!!

ユーザー ID 値は変更しないでください。

4. オペレーショナルリファレンスストアのデータソースに対する JDBC プロバイダを作成します。

a. WebSphere アプリケーションサーバーの管理コンソールのナビゲーションツリーで、[リソース] >

[JDBC プロバイダ]を選択します。

78 第 6 章: Hub サーバーのインストール後のタスク

Page 79: Informatica MDM Multidomain Edition for Microsoft … Documentation...Informatica MDM Multidomain Edition for Microsoft SQL Server インストールガイド(WebSphere) バージョン

b. スコープがノードに設定されていることを確認します。

c. JDBC プロバイダを作成する場合は、[新規]をクリックして、以下の値を選択します。

• データベースタイプのリストからデータベースを選択します。

• プロバイダタイプとして適切な JDBC ドライバを選択します。

• 実装タイプのリストから[XA データソース]を選択します。

d. [次へ]をクリックします。

e. JDBC プロバイダの名前を入力し、[OK]をクリックします。

5. マスタデータソースを作成します。

a. 作成した JDBC プロバイダをクリックします。

b. [追加プロパティ] > [データソース]を選択し、 [新規作成]をクリックします。

新しいデータソースが作成されます。

6. 新しいデータソースを設定するには、以下のパラメータを使用します。

Name = MDM Master Data SourceJNDI Name = jdbc/siperian-<MS SQL_Hostname >-cmx_ors-dsComponent-managed Authentication Alias = <host_name>/cmx_orsDriver Class Name = com.microsoft.sqlserver.jdbc.SQLServerXADataSource

注: JNDI 名は小文字で指定する必要があります。

手動での JMS メッセージキューの設定問題を解決する必要がある場合は、JMS メッセージキューを手動で設定できます。 例えば、自動化されたキュ

ー作成プロセスが失敗したり、インストール後に誤ってキューを削除した場合などには、メッセージキューを

手動で作成できます。

サービス統合フレームワーク(SIF)は、JMS メッセージキュー上のメッセージ駆動型 Bean を使用して、受信

非同期 SIF 要求を処理します。 MDM Hub 実装に使用するアプリケーションサーバーに対して、メッセージキュ

ーと接続ファクトリを設定します。 JMS メッセージキューを設定する際に、接続ファクトリも作成できます。

JMS メッセージキューを手動で設定するには、以下のタスクを実行します。

1. WebSphere Server でバスを作成します。

2. 接続ファクトリを設定します。

3. JMS メッセージキューを設定します。

4. メッセージキューサーバーを追加します。

5. メッセージキューを追加します。

注: クラスタ環境で MDM Hub に JMS メッセージキューを作成する場合、移行可能なターゲットサーバーを選択

していることを確認してください。JMS モジュールを設定する場合は、「クラスタ内のすべてのサーバー」をタ

ーゲットにします。詳細については、WebLogic のマニュアルを参照してください。

手順 1。WebSphere Server でのバスの作成

JMS メッセージキューを作成するには、WebSphere コンソールを使用してバスを作成します。

1. WebSphere コンソールで、[サービスの統合] > [バス]に移動します。

2. SiperianBus という名前のバスを作成し、変更を保存します。

手動での JMS メッセージキューの設定 79

Page 80: Informatica MDM Multidomain Edition for Microsoft … Documentation...Informatica MDM Multidomain Edition for Microsoft SQL Server インストールガイド(WebSphere) バージョン

3. 作成した[SiperianBus]に移動して、[バスのメンバ]をクリックします。

4. [サーバー]リストに新しいメンバを追加します。

5. アプリケーションが実行されているサーバーを選択して[次へ]をクリックし、[データストア]を選択し

ます。

6. [次へ]をクリックし、[生成された JNDI でデフォルトのデータソースを作成する]の名前がチェックさ

れていることを確認します。

7. [次へ]をクリックし、[完了]をクリックします。

8. [保存]をクリックします。

9. 作成した SiperianBus に移動して、[接続先]をクリックします。

10. [新規]をクリックし、送信先のタイプとして[キュー]を選択して、[次へ]をクリックします。

11. 名前 SiperianQueue を識別子として使用し、[次へ]をクリックします。

12. 作成したバスメンバを選択し、[次へ]をクリックします。

13. [完了]をクリックし、[保存]をクリックします。

手順 2。接続ファクトリの設定

作成したバスに対して接続ファクトリを作成、設定します。

1. WebSphere コンソールで、[リソース] > [JMS] > [JMS プロバイダ]に移動します。

2. リストから[ノード=<servername>Node01]を選択します。

3. 使用する JMS プロバイダを選択します。

4. [JMS キュー接続ファクトリ]をクリックします。

5. siperian.mrm.jms.xaconnectionfactory を名前と JNDI 名の両方に使用して、JMS 接続ファクトリを作成しま

す。

6. JMS 接続ファクトリのバス名として、[SiperianBus]を選択します。

7. [保存]をクリックします。

8. [キュー]をクリックし、リストからスコープ[ノード=<servername>Node01]を選択します。

手順 3。JMS キューの設定

JMS メッセージキューを手動で作成、設定するには、WebSphere コンソールを使用します。

1. [新規]をクリックします。

2. JMS プロバイダを選択し、[OK]をクリックします。

3. siperian.sif.jms.queue を名前と JNDI 名のそれぞれに指定します。

4. バス名として[SiperianBus]、キュー名として[SiperianQueue]を選択し、変更を保存します。

5. [JMS の有効化指定]をクリックし、リストからスコープ[ノード=<servername>Node01]を選択します。

6. [新規]をクリックし、有効化を設定します。

7. SiperianActivation を名前と JNDI 名のそれぞれに指定します。

8. 送信先のタイプとして[キュー]を、送信先の JNDI 名として[siperian.sif.jms.queue]を、バス名と

して[SiperianBus]を選択します。

9. [保存]をクリックします。

80 第 6 章: Hub サーバーのインストール後のタスク

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手順 4。 メッセージキューサーバーの追加

メッセージキューを追加する前に、メッセージキューサーバーを MDM Hub 実装に追加する必要があります。

1. MDM Hub コンソールを起動します。

2. 設定ワークベンチで[メッセージキュー]をクリックします。

3. [書き込みロック] > [ロックの取得]の順にクリックします。

4. メッセージキューツールの中央のペインを右クリックしてから、[メッセージキューサーバーの追加]をク

リックします。

[メッセージキューサーバーの追加]ダイアログボックスが表示されます。

5. 以下の各フィールドの値を入力します。

接続ファクトリ名

接続ファクトリの名前。siperian.mrm.jms.xaconnectionfactory を指定します。

表示名

ハブコンソールに表示されるメッセージキューサーバーの名前。siperian.mrm.jms.xaconnectionfactory

を指定します。

6. [OK]をクリックします。

メッセージキューサーバーが追加されました。

手順 5。 メッセージキューの追加

メッセージキューサーバーにメッセージキューを追加できます。

1. Hub コンソールを開始します。

2. 設定ワークベンチで[メッセージキュー]をクリックします。

3. [書き込みロック] > [ロックの取得]の順にクリックします。

4. メッセージキューツールの中央のペインでメッセージキューサーバーを右クリックしてから、[メッセージ

キューの追加]をクリックします。

[メッセージキューの追加]ダイアログボックスが表示されます。

5. 以下の各フィールドの値を入力します。

キュー名

メッセージキューの名前。siperian.sif.jms.queue を指定します。

表示名

Hub コンソールに表示される必要のあるメッセージキューの名前。 siperian.sif.jms.queue を指定しま

す。

6. [OK]をクリックします。

メッセージキューがメッセージキューサーバーに追加されました。

7. 右ペインで、[メッセージトリガで使用]オプションを選択します。

8. [テスト]をクリックします。

メッセージキューのテスト結果が表示されます。

手動での JMS メッセージキューの設定 81

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JBoss AS 7.2 の API パフォーマンスの向上JBoss Enterprise Application Platform 6.1 の一部である JBoss AS 7.2 の API パフォーマンスは、データ

ソース接続プール、デフォルトのスレッドプール、およびデフォルトの HTTP 接続プールの最大値を増やすこと

で改善することができます。

1. 次のディレクトリに移動します。

<JBoss のインストールディレクトリ>/standalone/configuration

2. XML エディタで standalone-full.xml を開きます。

3. JDBC データソース接続プールの場合、xa-pool 要素を探して、max-pool-size を 300 に設定します。

<xa-pool> <min-pool-size>5</min-pool-size> <max-pool-size>300</max-pool-size> .....</xa-pool>

4. デフォルトのスレッドプールの場合、thread-pools 要素を探して、max-threads を 300 に設定します。

<thread-pools> <thread-pool name="default"> <max-threads count="300"/> <keepalive-time time="100" unit="milliseconds"/> </thread-pool></thread-pools>

5. HTTP 接続プールの場合、connector name="HTTP"要素を探して、max-connections="300"属性を追加します。

<connector name="http" protocol="HTTP/1.1" scheme="http" socket-binding="http" max-connections="300"/>

6. ファイルを保存します。

オペレーショナルリファレンスストアのユーザーパスワードの変更

Hub サーバーをインストールしたら、オペレーショナルリファレンスストアのパスワードを変更することがで

きます。 オペレーショナルリファレンスストアのパスワードを変更するには、以下のタスクを実行します。

1. オペレーショナルリファレンスストアユーザーのパスワードを変更します。

2. アプリケーションサーバーのデータソース内に同じパスワードを設定します。

3. 同じユーザー名とパスワードでスキーマを登録します。

カスタム JAR ファイルの再パッケージカスタム JAR ファイルがある場合は、Hub サーバーのインストール後、JAR ファイルを siperian-mrm.ear ファイ

ルに再パッケージします。

1. 次のコマンドを実行し、EAR という名前のディレクトリを作成します。

UNIX の場合:

cd <infamdm_install_directory>/hub/server/libmkdir ear

82 第 6 章: Hub サーバーのインストール後のタスク

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Windows の場合:

cd <infamdm_install_directory>\hub\server\libmkdir ear

2. 次のコマンドを実行して、各カスタム JAR ファイルを前の手順で作成した EAR ディレクトリにコピーしま

す。

UNIX の場合:

copy <original_location_of_custom_jar_file>/<custom_JAR_filename>.jar ear

Windows の場合:

copy <original_location_of_custom_jar_file>\<custom_JAR_filename>.jar ear

3. 次のコマンドを実行して、EAR ファイルを再パッケージします。

UNIX の場合:

cd <infamdm_install_directory>/hub/server/binsip_ant.sh repackage

Windows の場合:

cd <infamdm_install_directory>\hub\server\binsip_ant.bat repackage

JBoss Cache の設定キャッシュ要件を処理するように JBoss Cache を設定できます。JBoss Cache プロパティを変更してパフォー

マンスをチューニングします。

以下の場所にある jbossCacheConfig.xml ファイルを変更し、JBoss Cache を設定します。

UNIX の場合:<infamdm_install_dir>/hub/server/resources/jbossCacheConfig.xml

Windows の場合:<infamdm_install_dir>\hub\server\resources\jbossCacheConfig.xml

jbossCacheConfig.xml ファイルで以下のプロパティを変更します。

lockAcquisitionTimeout

プロパティの値を 60000 以上に増やして、Hub サーバーがキャッシュオブジェクトをロック状態にするよう

にします。

sync replTimeout

プロパティの値を 30000 以上に増やして、Hub サーバーがキャッシュオブジェクトをロック状態にするよう

にします。

stateRetrieval timeout

プロパティの値を 60000 に増やして、初期状態を取得するようにします。

クラスタリング

クラスタ化された環境でのクラスタリングのプロパティを設定します。

単一クラスタ内の全メンバーで同じクラスタ名を使用するように clusterName 属性を設定します。

単一ノード環境に対してクラスタリングのプロパティを確実に削除します。

jgroupsConfig

プロパティの UDP 構成を設定し、クラスタの異なるメンバ間で競合がないことを確認します。

JBoss Cache の設定 83

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単一のクラスタのすべてのメンバに同じ値が使用されるように、mcast_addr=<multicast_address>属性を設定

します。 異なるクラスタに異なる値を使用するか、同じネットワーク上のクラスタ化されていない MDM

Hub サーバーを使用します。

単一のクラスタのすべてのメンバに同じ値が使用されるように、mcast_port=<multicast_port>属性を設定し

ます。 異なるクラスタに異なる値を使用するか、同じネットワーク上のクラスタ化されていない MDM Hub

サーバーを使用します。

eviction

メモリが十分にあり、これらのオブジェクトをより長期間にわたってメモリに残す必要がある場合は、

ReposObjects および DataObjects の削除時間を変更します。

次のサンプルに示すように、削除時間を変更します。

<region name="/ReposObjects"> <property name="timeToLive" value="86400000" /> <!—24 hours is the minimum required--></region><region name="/DataObjects"> <property name="timeToLive" value="86400000" /> <!—24 hours is the minimum required--></region>

Informatica プラットフォームのロギングの設定Informatica プラットフォームをインストール済みの場合は、Informatica プラットフォームのプロセスをロ

グに記録するように MDM Hub を設定します。

1. 以下のディレクトリにある log4j.xml ファイルを開きます。

UNIX の場合:<infamdm_install_directory>/hub/server/conf

Windows の場合:<infamdm_install_directory>\hub\server\conf

2. log4j.xml ファイルに以下の行を追加します。

<category name="com.informatica.mdm.platform"> <priority value="ALL"/> </category> <appender name="CONSOLE" class="org.apache.log4j.ConsoleAppender"> <param name="Threshold" value="ALL"/> </appender>

3. log4j.xml ファイルを保存して閉じます。

Hub コンソールの起動MDM Hub にアクセスするには、Hub コンソールを起動します。 Hub コンソールを起動するには、HTTP 接続を使

用します。

Hub コンソールを起動する前に、ユーザー名とパスワードが設定されていることを確認します。

1. ブラウザウィンドウを開いて、以下のいずれかの URL を入力します。

http://<MDM Hub host: MDM Hub ホスト>:<port: ポート>/cmx/

ここで、<MDM Hub host: MDM Hub ホスト>はローカルの MDM Hub ホスト、port: ポートはポート番号です。 ポ

ート番号が正しいかどうかを管理者に確認してください。

[ハブコンソールの起動]ウィンドウが表示されます。

84 第 6 章: Hub サーバーのインストール後のタスク

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2. [起動]をクリックします。

Java Web Start がロードを実行します。

注: Hub コンソールをクライアントマシンから初めて起動するとき、Java Web Start によってアプリケー

ションファイルがダウンロードされます。

[MDM Hub ログイン]ダイアログボックスが表示されます。

3. ユーザー名およびパスワードを入力します。

4. [OK]をクリックします。

[データベースの変更]ダイアログボックスが表示されます。

5. ターゲットデータベースを選択します。

ターゲットデータベースは MDM Hub マスターデータベースです。

6. リストから言語を選択して、[接続]をクリックします。

Hub コンソールのユーザーインタフェースが、選択した言語で表示されます。 Hub コンソールユーザーイ

ンタフェースを表示する言語を変更する場合は、言語を選択して Hub コンソールを再起動します。

オペレーショナルリファレンスストアの登録オペレーショナル参照ストアは作成後に登録する必要があります。 オペレーショナル参照ストアを単一の MDM

Hub マスターデータベースに登録します。 オペレーショナル参照ストアは、Hub コンソールを使用して登録で

きます。

注: クラスタ化環境でオペレーショナル参照ストアを登録するときには、オペレーショナルリファレンススト

アのデータソースと接続プールを手動で作成します。

1. Hub コンソールを起動します。

[データベースの変更]ダイアログボックスが表示されます。

2. MDM Hub マスターデータベースを選択して、[接続]をクリックします。

3. 設定ワークベンチにあるデータベースツールを起動します。

4. [書き込みロック] > [ロックの取得]の順にクリックします。

5. [データベースの登録]ボタンをクリックします。

Informatica MDM Hub 接続ウィザードが表示され、データベースタイプの選択が求められます。

6. Microsoft SQL Server データベースタイプを選択して、[次へ]をクリックします。

7. データベースの接続プロパティを設定します。

a. [接続プロパティ]ページで、接続プロパティを指定し、[次へ]をクリックします。

オペレーショナルリファレンスストアの登録 85

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以下の表に、接続プロパティの種類と説明を示します。

プロパティ 説明

データベース表示名

Hub コンソールに表示されるオペレーショナル参照ストアの名前。

マシン識別子 Hub ストアインスタンスからのレコードを一意に識別するためにキーに割り当てられるプレフィックス。

データベースホスト名

Microsoft SQL Server データベースをホストするサーバーの IPアドレスまたは名前。

ポート Microsoft SQL Server データベースのポート。 デフォルトは1433。

スキーマ名 オペレーショナルリファレンスストアの名前。

パスワード オペレーショナル参照ストアのユーザー名に関連付けられているパスワード。

Dynamic Data Masking ホスト

不要。このフィールドに入力しないこと。入力しても、その値が使用されないため。

DDM 接続 URL オプション。Dynamic Data Masking アプリケーションに接続するための URL。 この Dynamic Data Masking アプリケーションのURL は、Dynamic Data Masking のホスト名およびポート番号を使用する点を除けば、データベースへの接続に使用する URL と似ている。

b. [接続プロパティ]ページで、接続プロパティを指定し、[次へ]をクリックします。

c. サマリを確認し、追加の接続プロパティを指定します。

以下の表に、設定可能な追加の接続プロパティを示します。

プロパティ 説明

接続 URL 接続 URL。接続ウィザードでは、デフォルトで接続 URL が生成されます。

登録後データソースを作成する

登録後にアプリケーションサーバーのデータソースを作成する場合は選択します。

8. [完了]をクリックします。

[データベースの登録]ダイアログボックスが表示されます。

9. [OK]をクリックします。

MDM Hub でオペレーショナル参照ストアが登録されます。

10. 登録したオペレーショナル参照ストアを選択し、[データベース接続のテスト]ボタンをクリックしてデー

タベース設定をテストします。

データベース接続をテストする前に、アプリケーションサーバーを再起動する必要があります。

[データベースのテスト]ダイアログに、データベース接続テストの結果が表示されます。

11. [OK]をクリックします。

オペレーショナル参照ストアが登録され、データベースへの接続がテストされます。

86 第 6 章: Hub サーバーのインストール後のタスク

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第 7 章

Process サーバーのインストール

この章では、以下の項目について説明します。

• グラフィカルモードでのプロセスサーバーのインストール, 87 ページ

• コンソールモードでのプロセスサーバーのインストール, 89 ページ

• サイレントモードでの Process サーバーのインストール, 91 ページ

• クラスタ内のノードにあるプロセスサーバーのインストール, 95 ページ

グラフィカルモードでのプロセスサーバーのインストール

グラフィカルモードで Process サーバーをインストールできます。

UNIX の場合、Process サーバーには、Hub サーバーをインストールするのに使用したのと同じユーザー名を使

用します。 Hub サーバーと Process サーバーを同じマシンにインストールする場合、それらをインストールす

るユーザーは同じ UNIX グループに属している必要があります。

UNIX では、Process サーバーと Hub サーバーを同じマシンにインストールする場合、Hub サーバーに使用して

いるオペレーティングシステムのユーザーアカウントを使用して Process サーバーをインストールします。 ル

ートユーザーのアカウントがすでに Hub サーバーに使用されている場合のみ、ルートユーザーを使用して

Process サーバーをインストールします。

1. アプリケーションサーバーを起動します。

2. コマンドプロンプトを開き、次のディレクトリに移動します。

デフォルトでは、インストーラは以下のディレクトリにあります。

UNIX の場合:<distribution directory>/<operating system name>/mrmcleanse

Windows の場合: <distribution directory>\windows\mrmcleanse

3. 次のコマンドを実行します。

UNIX の場合:hub_cleanse_install.bin

Windows の場合:hub_cleanse_install.exe

4. インストールの言語を選択し、[OK]をクリックします。

[概要]ウィンドウが表示されます。

5. [次へ]をクリックします。

[ライセンスキー]ウィンドウが表示されます。

6. [使用許諾契約に同意する]オプションを選択し、[次へ]をクリックします。

87

Page 88: Informatica MDM Multidomain Edition for Microsoft … Documentation...Informatica MDM Multidomain Edition for Microsoft SQL Server インストールガイド(WebSphere) バージョン

[インストールフォルダーの選択]ウィンドウが表示されます。

7. Process サーバーをインストールする場所を選択します。

• デフォルトの場所を選択するには、[次へ]をクリックします。

• 別の場所を指定するには、[選択]をクリックして[次へ]をクリックします。

重要: パスの全長が 256 文字を超えているか、ディレクトリまたはフォルダ名にスペースが含まれている

と、Process サーバーはロードに失敗します。

UNIX の場合、[リンクフォルダの選択]ウィンドウが表示されます。

Windows の場合、[ショートカットフォルダの選択]ウィンドウが表示されます。

8. 製品アイコンの場所を選択し、[次へ]をクリックします。

[ライセンスファイルの場所の入力]ウィンドウが表示されます。

9. [選択]をクリックしてライセンスファイルを選択し、[次へ]をクリックします。

[アプリケーションサーバー]ウィンドウが表示されます。

10. WebSphere を選択して、[次へ]をクリックします。

[WebSphere Application Server: ホーム]ウィンドウが表示されます。

11. 次の WebSphere 設定を設定します。

a. WebSphere Application Server のパスを選択し、[次へ]をクリックします。

[WebSphere セキュリティの選択]ウィンドウが表示されます。

b. WebSphere のセキュリティを有効にするかどうかを選択します。

• [いいえ]を選択して[次へ]をクリックすると、[WebSphere Application Server: ポート]ウ

ィンドウが表示されます。デフォルトは[いいえ]です。

サーバー名を設定し、WebSphere Application Server の RMI ポートと SOAP ポートを設定します。

• [はい]を選択して[次へ]をクリックすると、[WebSphere Application Server: ポートおよび

ユーザークレデンシャル]ウィンドウが表示されます。[WebSphere ユーザー名]および

[WebSphere パスワード]フィールドに値を入力します。

12. 使用するクレンジングエンジンに合わせて、クレンジングエンジンを設定します。

• Address Doctor を使用している場合は、構成ファイルとパラメータファイルの場所、および修正タイ

プのパラメータを指定します。

• Business Objects DQ XI を使用している場合は、Business Objects DQ XI クレンジングエンジンのホ

スト、ポート、サブファイルにパラメータを指定します。

13. [次へ]をクリックします。

14. [製品使用ツールキット]ページで[環境タイプ]を選択します。

15. プロキシサーバーがある場合は、[はい]を選択してプロキシサーバーの詳細を入力します。そうでない場

合は、[いいえ]を選択します。

次のプロキシサーバーの詳細を入力できます。

• プロキシサーバーの名前/IP

• プロキシサーバーのポート

• プロキシサーバーのドメイン名。不要な場合は空白のままにします。

• プロキシサーバーのユーザー名。不要な場合は空白のままにします。

• プロキシサーバーのパスワード。不要な場合は空白のままにします。

16. [次へ]をクリックします。

[デプロイ]ページが表示されます。

88 第 7 章: Process サーバーのインストール

Page 89: Informatica MDM Multidomain Edition for Microsoft … Documentation...Informatica MDM Multidomain Edition for Microsoft SQL Server インストールガイド(WebSphere) バージョン

17. インストール後のセットアップスクリプトの以下のいずれかのオプションを選択します。

• [スクリプトをこのインストール中に実行する]。 インストール後のスクリプトをこのインストール中

に実行する。

• [後で実行する]。 インストール後のスクリプトを後で手動で実行できるようになる。

18. [次へ]をクリックします。

[インストール前のサマリ]ウィンドウが表示されます。

19. サマリウィンドウで設定内容を確認したら、[インストール]をクリックしてインストールプロセスを開始

します。

インストールが完了すると、[インストールの完了]ウィンドウが表示されます。

20. [はい、システムを起動します]を選択してシステムを再起動するか、[いいえ、後で自分で再起動しま

す]を選択して後で再起動します。

21. [完了]をクリックして Process サーバーインストーラを終了します。

インストール後、『Informatica MDM Multidomain Edition Cleanse Adapter Guide』の手順に従ってクレンジ

ングエンジンに追加の設定を実行する必要があります。

コンソールモードでのプロセスサーバーのインストール

UNIX では、Process サーバーをコンソールモードでインストールできます。

注: RedHat Linux に Process サーバーをインストールする場合は、ルートユーザーを使用しないでください。

ルートユーザーには、InstallAnywhere に必要な.profile がありません。代わりに、別のユーザープロファイ

ルを作成して、Process サーバーのインストールに使用します。

1. アプリケーションサーバーを起動します。

2. MDM Hub ディストリビューション内の次のディレクトリに移動します。

3. コマンドプロンプトで次のコマンドを実行します。

./hub_cleanse_install.bin -i console

4. インストールで選択するロケールに対応する番号を入力し、Enter を押します。

インストールに関する概要情報が表示されます。

5. Enter キーを押します。

使用許諾契約が表示されます。

6. 使用許諾契約に目を通します。Y と入力して、使用許諾契約に同意するか、または使用許諾契約に同意し

ない場合は、N と入力してインストールプログラムを終了します。

7. Enter キーを押します。

前の手順で Y と入力した場合、インストールフォルダに関する情報が表示されます。

8. Process サーバーをインストールするフォルダを選択します。

• デフォルトの場所を選択する場合は、Enter キーを押します。

• パスを変更する場合は、インストールフォルダの絶対パスを入力し、Enter キーを押します。

9. インストールフォルダの場所を確認します。インストールフォルダを確認して Y と入力するか、または N

と入力してインストールフォルダを変更します。

コンソールモードでのプロセスサーバーのインストール 89

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10. Enter キーを押します。

ライセンスファイルの場所を尋ねるプロンプトが表示されます。

11. ライセンスファイルの場所を絶対パスで入力し、Enter を押します。

アプリケーションサーバーのオプションのリストが表示されます。

12. 選択するアプリケーションサーバーの数を入力し、Enter キーを押します。

アプリケーションサーバーの情報が表示されます。

13. WebSphere 設定を設定します。

a. アプリケーションサーバーのインストールディレクトリを指定し、Enter キーを押します。

WebSphere の JDBC ドライバの前提条件について警告が表示されます。

b. データベースの JDBC ドライバファイルの場所を確認し、Enter キーを押します。

データベースの JDBC ドライバファイルのコピーが<WebSphere_install_dir>/AppServer/lib ディレクトリ

に作成されます。WebSphere セキュリティの選択の情報が表示されます。

c. [いいえ]を選択すると、WebSphere アプリケーションサーバーのポート情報が表示されます。[はい]

を選択すると、WebSphere アプリケーションサーバーのポート情報とユーザークレデンシャル情報が

表示されます。

• [いいえ]を選択する場合、サーバー名、RMI ポート、SOAP ポート、およびプロファイル名を入力

するか、デフォルト値を受け入れて、Enter キーを押します。

• [はい]を選択する場合、サーバー名、RMI ポート、SOAP ポート、プロファイル名、ユーザー名、

およびパスワードを入力するか、デフォルト値を受け入れて、Enter キーを押します。

14. Enter キーを押します。

15. クレンジングエンジン設定を設定します。

• Address Doctor を使用する場合、以下のパラメータを設定します。

-構成ファイルの場所を指定し、Enter キーを押します。

-パラメータファイルの場所を指定し、Enter キーを押します。

-デフォルトの修正タイプを指定して、Enter キーを押します。

• Business Objects DQ XI を使用する場合、以下のパラメータを設定します。

-ホスト名を指定し、Enter キーを押します。

-ポートを指定し、Enter キーを押します。

-サブファイルの場所を指定し、Enter キーを押します。

16. [製品使用ツールキット]オプションから、環境タイプを選択します。Production に 1、Test/QA に 2、

Development に 3 を入力してから Enter キーを押します。

17. プロキシサーバーがあるかどうかを選択します。ある場合は、Enter キーを押します。そうでない場合は、

2 を入力して Enter キーを押します。

次のプロキシサーバーの詳細を入力できます。

• プロキシサーバーの名前/IP

• プロキシサーバーのポート

• プロキシサーバーのドメイン名。不要な場合は空白のままにします。

• プロキシサーバーのユーザー名。不要な場合は空白のままにします。

• プロキシサーバーのパスワード。不要な場合は空白のままにします。

インストールの設定のサマリが表示されます。

18. インストール中に postInstallSetup を実行するか、後で手動で実行するか、いずれかの方法を選択します。

90 第 7 章: Process サーバーのインストール

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19. Enter キーを押します。

インストールの設定のサマリが表示されます。

20. インストール前のサマリに表示された情報を確認します。設定内容に問題がなければ、Enter キーを押し

てインストールを開始します。変更する必要がある場合は、特定の情報に対して BACK と入力して変更を行

います。

指定した設定情報に従って Hub Server がインストールされます。プロセスが完了すると、インストール

の完了に関する情報が表示されます。

21. Enter キーを押します。

指定した情報に従って Process サーバーがインストールされ、インストールの完了に関する情報が表示さ

れます。

22. Enter キーを押してインストーラを終了します。

サイレントモードでの Process サーバーのインストール

サイレントモードでは、ユーザーとの対話なしで Process サーバーをインストールできます。複数のインスト

ールや、マシンクラスタにインストールをする必要があるときは、サイレントモードでの実行をお勧めします。

サイレントインストールでは、進捗や失敗に関するメッセージが表示されません。

Process サーバーのサイレントインストールを実行する前に、サイレントインストールのプロパティファイル

を設定する必要があります。インストーラによりこのファイルが読み込まれ、インストールオプションが決定

されます。 サイレントインストールのプロセスは、不正なアプリケーションサーバーのパスまたはポートな

ど、正しくない設定を入力しても正常に完了する場合があります。プロパティファイルに正しい設定がされて

いることを確認する必要があります。

Process サーバーのインストール先となるマシンのハードディスクに、Process サーバーのインストールファ

イルをコピーします。 サイレントモードでインストールするには、以下のタスクを実行します。

1. インストールプロパティファイルを設定し、そのプロパティファイル内でインストールオプションを指定

する。

2. インストールプロパティファイルを使用してインストーラを実行する。

サイレントモードでの Process サーバーのインストール 91

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プロパティファイルの設定

Informatica では、インストーラが必要とするパラメータを含むサンプルのプロパティファイルが提供されて

います。 このサンプルのプロパティファイルをカスタマイズして、インストールのオプションを指定できま

す。次に、サイレントインストールを実行します。

自動インストーラは、プロパティファイルの設定を検証しません。自動インストーラを実行する前に、正しい

設定を指定したことを確認し、検証する必要があります。

1. サンプルの silentInstallCleanse_sample.properties ファイルの場所を、ディストリビューションディレク

トリ内で特定します。

このファイルは、以下のディレクトリのディストリビューションディレクトリにあります。

UNIX の場合:/silent_install/mrmcleanse

Windows の場合:\silent_install\mrmcleanse

注: サイレントプロパティファイルでは、スラッシュおよびバックスラッシュが特殊文字として扱われま

す。インストールパスなどの情報をこのファイルに入力するときは、いずれかを 2 つ入力する必要があり

ます。例えば、Process サーバーディレクトリのパスを入力する場合は、\\u1\\infamdm\\hub\\cleanse と入

力します。

2. silentInstallCleanse_sample.properties のバックアップコピーを作成します。

3. テキストエディタを使用してファイルを開き、インストールパラメータの値を変更します。

4. プロパティファイルに silentInstallCleanse.properties などの名前を付けて保存します。

以下の表に、変更可能なインストールパラメータを示します。

プロパティ名 説明

INSTALLER_UI インストールのタイプを指定します。silent に設定済み。

USER_INSTALL_DIR Process サーバーをインストールするディレクトリ。

例えば、C\:\\<infamdm_install_directory>\\hub\\cleanse など。

SIP.LICENSE.PATH Informatica ライセンスファイルのパス。

SIP.LICENSE.FILENAME ライセンスファイル名。siperian.license に設定済み。

SIP.AS.HOME WebSphere インストールディレクトリのパス。

SIP.AS.SERVER サーバーの名前。

SIP.AS.PROFILENAME アプリケーションサーバーのプロファイル名。

SIP.WEBSPHERE.SOAP.PORT SOAP サービスに使用するポートを指定します。

SIP.WEBSPHERE.SECURITY.ENABLED WebSphere のセキュリティが有効にするかどうかを指定します。

SIP.WEBSPHERE.SECURITY.ENABLED が Yes に設定されている場合は、以下のプロパティを設定します。- SIP.APPSERVER.USERNAME

- SIP.APPSERVER.PASSWORD

92 第 7 章: Process サーバーのインストール

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プロパティ名 説明

SIP.APPSERVER.USERNAME WebSphere にアクセスするために必要なユーザー名。

SIP.APPSERVER.PASSWORD WebSphere にアクセスするために必要なパスワード。

SIP.ADDRESSDOCTOR.SETCONFIGFILE クレンジングエンジンが Address Doctor である場合は、Address Doctor 構成ファイルの場所。

SIP.ADDRESSDOCTOR.PARAMETERSFILE Address Doctor のパラメータファイルの場所。

SIP.ADDRESSDOCTOR.DEFAULTCORRECTIONTYPE Address Doctor クレンジングエンジンの修正タイプ。PARAMETERS_DEFAULT を指定します。

RUN_DEPLOYMENT_FLAG サイレントインストールの一部として、postInstallSetup スクリプトを実行します。postInstallSetup を実行する場合は、この値を「1」に設定します。サイレントインストールの最後に postInstallSetup が実行されないようにするには、「0」に設定します。

USER_REQUESTED_RESTART オペレーティングシステムが Windows の場合にのみプロパティを設定します。オペレーティングシステムの再起動が必要かどうかを指定します。デフォルトは No です。

SIP.FLDIRECT.HOST FirstLogic のホスト名。

SIP.FLDIRECT.PORT FirstLogic Direct のポート。

SIP.FLDIRECT.SUBFILE FirstLogic Direct のサブファイル。

CSM_TYPE 製品使用ツールキットのインストールのタイプ。Production、Test、または Development を指定できます。デフォルトは Production。

CSM_HOST プロキシサーバーのホストの名前。環境にプロキシサーバーがない場合は、空白のままにします。

CSM_PORT プロキシサーバーのポート。環境にプロキシサーバーがない場合は、空白のままにします。

CSM_DOMAIN プロキシサーバーのドメインの名前。環境にプロキシサーバーがない場合またはドメイン名が不要な場合は、空白のままにします。

CSM_PROXY_USER_NAME プロキシサーバーのユーザー名。環境にプロキシサーバーがない場合またはプロキシサーバーのユーザー名が不要な場合は、空白のままにします。

CSM_PROXY_PASSWORD プロキシサーバーのパスワード。環境にプロキシサーバーがない場合またはプロキシサーバーのパスワードが不要な場合は、空白のままにします。

サイレントモードでの Process サーバーのインストール 93

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サンプルのプロパティファイル

以下の例は、サンプルの silentInstallCleanse_sample.properties ファイルの内容を示します。

## command to run silent install...## For Windows: hub_cleanse_install.exe -f <property_file>## For Unix: hub_cleanse_install.bin -f <property_file>

INSTALLER_UI=silent

## Hub Server Install directory.USER_INSTALL_DIR=C\:\\siperian\\hub\\cleanse

## License path and filenameSIP.LICENSE.PATH=C\:\\SIP.LICENSE.FILENAME=siperian.license

Properties for WebSphere application serverSIP.AS.CHOICE="WebSphere"SIP.AS.HOME=C\:\\Program Files\\WebSphere\\AppServerSIP.WEBSPHERE.SECURITY.ENABLED.YES=1SIP.AS.SERVER=server1SIP.WEBSPHERE.SOAP.PORT=8880SIP.AS.PROFILENAME=AppSrv01SIP.APPSERVER.USERNAME=usernameSIP.APPSERVER.PASSWORD=password

## Following AddressDoctor properties should be set if you have license for AddressDoctor.SIP.ADDRESSDOCTOR.SETCONFIGFILE=C\:\\siperian\\hub\\cleanse\\resources\\AddressDoctor\\5\\SetConfig.xmlSIP.ADDRESSDOCTOR.PARAMETERSFILE=C\:\\siperian\\hub\\cleanse\\resources\\AddressDoctor\\5\\Parameters.xmlSIP.ADDRESSDOCTOR.DEFAULTCORRECTIONTYPE=PARAMETERS_DEFAULT

## Following FirstLogicDirect properties should be set if you have lincense for FirstLogicDirect.SIP.FLDIRECT.HOST=localhostSIP.FLDIRECT.PORT=20004SIP.FLDIRECT.SUBFILE=dqxiserver1_substitutions.xml

## If you want to run postInstallSetup as a part of silent install, then set following property.## set RUN_DEPLOYMENT_FLAG to 1 if you want to run postInstallSetup## or set RUN_DEPLOYMENT_FLAG to 0 if you do not want to run postInstallSetupRUN_DEPLOYMENT_FLAG=1

## If you want to restart the operating system as a part of silent install, set following properties to 'YES'.RESTART_NEEDED=NOUSER_REQUESTED_RESTART=NO

#Product Usage Toolkit Installation#CSM_TYPE is the type of Product Usage Toolkit installation.# valid values are:Production,Test,Development. Should not be blank.CSM_TYPE=Production

# If the network has a proxy server, fill in the following parameters (leave empty if no proxy):# proxy server hostCSM_HOST=# proxy server portCSM_PORT=# Proxy server domain name (leave blank, if not applicable)CSM_DOMAIN=# Proxy server user name (leave blank, if not applicable)CSM_PROXY_USER_NAME=#Proxy server password (leave blank, if not applicable)CSM_PROXY_PASSWORD=

94 第 7 章: Process サーバーのインストール

Page 95: Informatica MDM Multidomain Edition for Microsoft … Documentation...Informatica MDM Multidomain Edition for Microsoft SQL Server インストールガイド(WebSphere) バージョン

自動インストーラの実行

プロパティファイルの設定後、サイレントインストールを開始できます。

1. アプリケーションサーバーが動作していることを確認します。

2. コマンドウィンドウを開きます。

3. 次のコマンドを実行します。

UNIX の場合: ./hub_cleanse_install.bin -f <location_of_silent_properties_file_for_cleanse_match_server>

Windows の場合:hub_cleanse_install.exe -f <location_of_silent_properties_file_for_cleanse_match_server>

自動インストーラがバックグラウンドで実行します。プロセスにしばらく時間がかかる場合があります。

Process サーバーのインストール後スクリプトをサイレントインストールの一部として実行した場合には、

postinstallSetup.log ファイルをチェックしてインストールが正常に行われたことを確認します。

ログファイルは、以下のディレクトリから利用できます。

UNIX の場合: <infamdm_install_directory>/hub/cleanse/logs/

Windows の場合:<infamdm_install_directory>\hub\cleanse\logs\

クラスタ内のノードにあるプロセスサーバーのインストール

クラスタ化環境の場合、プロセスサーバーアプリケーションのデプロイ先にするクラスタのすべてのノードに

プロセスサーバーをインストールします。クラスタ内のあるノードでのインストールが完了してから、別のノ

ードのインストールに進んでください。プロセスサーバーをインストールした場所へのパスが必ずすべてのク

ラスタノードで同じになるようにしてください。

1. WebSphere デプロイメントマネージャを開始し、次にプロセスサーバーを実行する WebServer クラスタの

ノードを開始します。

2. WebServer クラスタを開始します。

3. コマンドプロンプトを開き、次のディレクトリに移動します。

デフォルトでは、インストーラは以下のディレクトリにあります。

UNIX の場合:<distribution directory>/<operating system name>/mrmcleanse

Windows の場合: <distribution directory>\windows\mrmcleanse

4. クラスタノードでプロセスサーバーのインストーラを起動するには、次のコマンドを実行します。

UNIX の場合: ./hub_cleanse_install.bin -DSIPERIAN_INSTALL_PREREQ_VALIDATION=false

Windows の場合:hub_cleanse_install.exe -DSIPERIAN_INSTALL_PREREQ_VALIDATION=false

5. インストールの言語を選択し、[OK]をクリックします。

[概要]ウィンドウが表示されます。

6. [次へ]をクリックします。

[ライセンスキー]ウィンドウが表示されます。

7. [使用許諾契約に同意する]オプションを選択し、[次へ]をクリックします。

[インストールフォルダーの選択]ウィンドウが表示されます。

8. Process サーバーをインストールする場所を選択します。

クラスタ内のノードにあるプロセスサーバーのインストール 95

Page 96: Informatica MDM Multidomain Edition for Microsoft … Documentation...Informatica MDM Multidomain Edition for Microsoft SQL Server インストールガイド(WebSphere) バージョン

• デフォルトの場所を選択するには、[次へ]をクリックします。

• 別の場所を指定するには、[選択]をクリックして[次へ]をクリックします。

重要: パスの全長が 256 文字を超えているか、ディレクトリまたはフォルダ名にスペースが含まれている

と、Process サーバーはロードに失敗します。

UNIX の場合、[リンクフォルダの選択]ウィンドウが表示されます。

Windows の場合、[ショートカットフォルダの選択]ウィンドウが表示されます。

9. 製品アイコンの場所を選択し、[次へ]をクリックします。

[ライセンスファイルの場所の入力]ウィンドウが表示されます。

10. [選択]をクリックしてライセンスファイルを選択し、[次へ]をクリックします。

[アプリケーションサーバー]ウィンドウが表示されます。

11. WebSphere を選択して、[次へ]をクリックします。

[WebSphere Application Server: ホーム]ウィンドウが表示されます。

12. 次の WebSphere 設定を設定します。

a. WebSphere Application Server のパスを選択し、[次へ]をクリックします。

[WebSphere セキュリティの選択]ウィンドウが表示されます。

b. WebSphere のセキュリティを有効にするかどうかを選択します。

• [いいえ]を選択して[次へ]をクリックすると、[WebSphere アプリケーションサーバー]ウィン

ドウが表示されます。デフォルトは[いいえ]です。

サーバー名、ポート、およぶプロファイル名に値を指定する必要はありません。インストール後、

cmxcleanse.properties ファイルで値を設定します。

WebSphere アプリケーションサーバークラスタのクラスタサーバー名、SOAP ポート、およぶプロ

ファイル名のデフォルト値を変更する必要はありません。後で、cmxcleanse.properties ファイルで

値を設定します。

• [はい]を選択して[次へ]をクリックすると、[WebSphere アプリケーションサーバーおよびユー

ザークレデンシャル]ウィンドウが表示されます。

WebSphere のユーザー名と WebSphere のパスワードを指定します。

13. 使用するクレンジングエンジンに合わせて、クレンジングエンジンを設定します。

• Address Doctor を使用している場合は、構成ファイルとパラメータファイルの場所、および修正タイ

プのパラメータを指定します。

• Business Objects DQ XI を使用している場合は、Business Objects DQ XI クレンジングエンジンのホ

スト、ポート、サブファイルにパラメータを指定します。

14. [次へ]をクリックします。

15. [製品使用ツールキット]ページで[環境タイプ]を選択します。

16. プロキシサーバーがある場合は、[はい]を選択してプロキシサーバーの詳細を入力します。そうでない場

合は、[いいえ]を選択します。

次のプロキシサーバーの詳細を入力できます。

• プロキシサーバーの名前/IP

• プロキシサーバーのポート

• プロキシサーバーのドメイン名。不要な場合は空白のままにします。

• プロキシサーバーのユーザー名。不要な場合は空白のままにします。

• プロキシサーバーのパスワード。不要な場合は空白のままにします。

96 第 7 章: Process サーバーのインストール

Page 97: Informatica MDM Multidomain Edition for Microsoft … Documentation...Informatica MDM Multidomain Edition for Microsoft SQL Server インストールガイド(WebSphere) バージョン

17. [次へ]をクリックします。

[デプロイ]ページが表示されます。

18. インストール後のセットアップスクリプトオプションとして[後で実行する]を選択します。

[後で実行する]オプションによって、手動でインストール後のセットアップスクリプトを後から実行でき

ます。

19. [次へ]をクリックします。

[インストール前のサマリ]ウィンドウが表示されます。

20. サマリウィンドウで設定内容を確認したら、[インストール]をクリックしてインストールプロセスを開始

します。

インストールが完了すると、[インストールの完了]ウィンドウが表示されます。

21. [はい、システムを起動します]を選択してシステムを再起動するか、[いいえ、後で自分で再起動しま

す]を選択して後で再起動します。

22. [完了]をクリックして Process サーバーインストーラを終了します。

クラスタ内のノードにあるプロセスサーバーのインストール 97

Page 98: Informatica MDM Multidomain Edition for Microsoft … Documentation...Informatica MDM Multidomain Edition for Microsoft SQL Server インストールガイド(WebSphere) バージョン

第 8 章

Process サーバーのインストール後のタスク

この章では、以下の項目について説明します。

• インストールログファイルのコピー, 98 ページ

• バージョンとビルド番号の確認, 101 ページ

• Process サーバーの設定, 102 ページ

• WebSphere 管理セキュリティ用プロセスサーバーの設定, 104 ページ

• WebSphere クラスタのプロセスサーバーの設定, 104 ページ

• マルチスレッド用の Process サーバーの設定, 106 ページ

• クレンジング操作およびマッチ操作のための複数のプロセスサーバーの設定, 108 ページ

• 複数の Process サーバーのバッチプロセス用の設定, 109 ページ

• 一致ポピュレーションの設定, 110 ページ

インストールログファイルのコピーインストールログファイルは、Process サーバーののインストールに失敗した場合に、問題を解決するのに役

立ちます。ログファイルは、インストールドキュメントディレクトリにコピーしておきます。インストールの

98

Page 99: Informatica MDM Multidomain Edition for Microsoft … Documentation...Informatica MDM Multidomain Edition for Microsoft SQL Server インストールガイド(WebSphere) バージョン

問題について問い合わせした場合は、Informatica グローバルカスタマサポートによりログファイルのコピー

を求められることがあります。

インストールログファイル

インストールログファイルには、インストールされたファイルの情報が含まれます。

以下の表に、インストールログファイルのプロパティを示します。

プロパティ

説明

ファイル名

Informatica_MDM_Cleanse_Match_Server_Install_<timestamp>.xml

場所 UNIX の場合: <infamdm_install_directory>/hub/cleanse/UninstallerData/Logs

Windows の場合:<infamdm_install_directory>\hub\cleanse\UninstallerData\Logs

使用方法

インストールされたファイル、および作成されたレジストリエントリに関する情報を取得します。

内容 作成されたディレクトリ、インストールされたファイルおよび実行されたコマンドの名前、およびインストールされた各ファイルの状態。

インストール後のセットアップログファイル

インストール後のログファイルには、インストール後の処理に関する情報が含まれています。

以下の表に、インストール後のセットアップログファイルのプロパティを示します。

プロパティ 説明

ファイル名 postInstallSetup.log

場所 UNIX の場合: <infamdm_install_directory>/hub/cleanse/logs

Windows の場合:<infamdm_install_directory>\hub\cleanse\logs

使用方法 インストーラが実行したインストール後のアクションに関する情報と、インストール後の処理のエラーに関する情報を取得します。

内容 インストール後の処理中にインストーラが実行したアクションのサマリ。

インストールログファイルのコピー 99

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プロセスサーバーのログファイル

Process サーバーのログファイルには Process サーバーの操作に関する情報が含まれます。

以下の表に、Process サーバーのログファイルのプロパティを示します。

プロパティ 説明

ファイル名 cmxserver.log

場所 UNIX の場合: <infamdm_install_directory>/hub/cleanse/logs

Windows の場合:<infamdm_install_directory>\hub\cleanse\logs

使用方法 Process サーバーの操作に関する情報を取得します。

内容 Process サーバーの操作のサマリ。

デバッグログファイル

インストーラは、アクションおよびエラーをデバッグログファイルに書き込みます。

以下の表に、デバッグログファイルのプロパティを示します。

プロパティ 説明

ファイル名 infamdm_installer_debug.txt

場所 UNIX の場合: <infamdm_install_directory>/hub/cleanse/

Windows の場合: <infamdm_install_directory>\hub\cleanse\

使用方法 インストール中に行った選択に関する情報を取得します。

内容 インストーラが実行したアクションの詳細なまとめ。

インストール前提条件ログファイル

インストール前提条件ログファイルには、インストーラが実行する前提条件のチェックに関する情報が含まれ

ます。

以下の表に、インストール前提条件ログファイルのプロパティを示します。

プロパティ 説明

ファイル名 installPrereq.log

場所 UNIX の場合: <infamdm_install_directory>/hub/cleanse/Logs

Windows の場合:<infamdm_install_directory>\hub\cleanse\Logs

使用方法 インストーラが実行する前提条件のチェックに関する情報を取得します。

内容 前提条件検証チェックのログ。

100 第 8 章: Process サーバーのインストール後のタスク

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WebSphere のログファイル

WebSphere のログファイルには、WebSphere のプロセスに関する情報が含まれます。

以下の表に、WebSphere のログファイルのプロパティを示します。

プロパティ 説明

ファイル名 startServer.log

stopServer.log

SystemErr.log

SystemOut.log

場所 UNIX の場合: <WebSphere_install_dir>/profiles/AppSrv01/logs/<server_name>

Windows の場合: <WebSphere_install_dir>\profiles\AppSrv01\logs\<server_name>

使用方法 サーバーステータスについての情報を取得し、アプリケーションサーバーの健全性を監視します。

内容 サーバーの開始および停止、パフォーマンスについての情報が含まれます。

バージョンとビルド番号の確認バージョンとビルド番号が正しい Process サーバーがインストールされていることを確認する必要があります。

次のいずれかの手順を実行して、Process サーバーのバージョンとビルド番号を確認します。

• siperian-mrm-cleanse.ear ファイルにある manifest.mfJAR エントリでバージョンとビルド番号を確認します。

siperian-mrm-cleanse.ear ファイルは以下のディレクトリにあります。

UNIX の場合: <infamdm_install_directory>/hub/cleanse

Windows の場合:<infamdm_install_directory>\hub\cleanse

• 以下のディレクトリにある versionInfo.xml ファイルでバージョンとビルド番号を確認します。

UNIX の場合: <infamdm_install_directory>/hub/cleanse/conf

Windows の場合:<infamdm_install_directory>\hub\cleanse\conf

• UNIX の場合: 以下のディレクトリにある versionInfo.sh を実行します。

<infamdm_install_directory>/hub/cleanse/bin

Windows の場合:次のディレクトリにある versionInfo.bat を実行します。

<infamdm_install_directory>\hub\cleanse\bin

バージョンとビルド番号の確認 101

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Process サーバーの設定Process サーバーをインストールしたら、設定する必要があります。ログを設定し、アプリケーションサーバ

ーと Process サーバー設定を変更します。

プロセスサーバー EAR ファイルのデプロイ

Process サーバー EAR ファイル(Process サーバーをインストールしたのと同じマシンにあるもの)をデプロ

イします。

Process サーバーアプリケーション(Process サーバーをインストールしたのと同じマシンにあるもの)をデ

プロイします。 例えば、Process サーバーをテストマシンにインストールした場合は、次に EAR ファイルをテ

ストマシンにデプロイします。EAR を本番マシンにデプロイすると、本番マシンのアプリケーションはロギン

グなどの設定情報のインストールを見つけられません。

Process サーバーとクレンジングエンジンの設定

Process サーバーをインストールした後、Process サーバーでクレンジングエンジンを設定できます。

クレンジングエンジンの設定の詳細については、『Informatica MDM マルチドメインエディションクレンジング

アダプタガイド』を参照してください。

一時ファイルを削除するためのプロセスサーバーの設定

Process サーバーがクレンジング処理で生成された一時ファイルを削除するように設定することができます。

1. cmxcleanse.properties ファイルを開きます。

cmxcleanse.properties ファイルは、次のディレクトリにあります。

UNIX の場合:

<infamdm_install_directory>/hub/cleanse/resources/

Windows の場合:

<infamdm_install_directory>\hub\cleanse\resources\

2. cmx.server.datalayer.cleanse.working_files プロパティを FALSE に設定します。

デフォルトは、KEEP です。

ロギングの設定

Process サーバーでロギングを設定できます。log4j.xml ファイルにロギングの設定を指定します。

1. 以下のディレクトリにある log4j.xml を開きます。

UNIX の場合:<infamdm_install_directory>/hub/cleanse/conf

Windows の場合:<infamdm_install_directory>\hub\cleanse\conf

2. 以下のカテゴリ名に対して値を設定します。

• com.siperian

• com.delos

• com.informatica

最も詳細なロギングの場合はカテゴリ名の値を DEBUG に設定し、あまり詳細でないロギングの場合は INFO

に設定し、最も大まかなロギングの場合は ERROR に設定します。デフォルトは、INFO です。

102 第 8 章: Process サーバーのインストール後のタスク

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3. しきい値パラメータの値を DEBUG に設定します。

4. ファイルを保存して閉じます。

プロセスサーバーのプロパティの設定

cmxcleanse.properties ファイルの Process サーバープロパティを設定できます。

1. 次のディレクトリの cmxcleanse.properties を開きます。

UNIX の場合: <infamdm_install_directory>/hub/cleanse/resources

Windows の場合: <infamdm_install_directory>\hub\cleanse\resources

2. Process サーバープロパティの設定。

cmxcleanse.properties の設定例は以下のとおりです。

cmx.server.datalayer.cleanse.working_files.location=C:\infamdm\hub\cleanse\tmpcmx.server.datalayer.cleanse.working_files=KEEPcmx.server.datalayer.cleanse.execution=LOCALcmx.home=C:\infamdm\hub\cleansecmx.appserver.type=websphere

3. cmxcleanse.properties ファイルを保存して閉じます。

4. Process サーバーアプリケーションを再起動してファイル中の設定を再読み込みします。

PostInstallSetup スクリプトの手動実行

インストール中にインストール後スクリプトをスキップした場合は、インストール後スクリプトを手動で実行

できます。

1. コマンドプロンプトを開き、次のディレクトリ内の PostInstallSetup スクリプトに移動します。

UNIX の場合: <infamdm installation directory: infamdm インストールディレクトリ>/hub/cleanse

Windows の場合: <infamdm installation directory: infamdm インストールディレクトリ>\hub\cleanse

2. 次のコマンドを実行します。

UNIX の場合: postInstallSetup.sh

注: WebSphere でセキュリティを有効にしている場合は、postInstallSetup.sh -

Dwebsphere.password=<WebSpherePassword>を実行します。

Windows の場合: postInstallSetup.bat

注: WebSphere でセキュリティを有効にしている場合は、postInstallSetup.bat -

Dwebsphere.password=<WebSphere のパスワード>を実行します。

プロセスサーバー EAR ファイルの手動での再デプロイ

WebSphere Application Server にプロセスサーバーを手動で再デプロイできます。

1. WebSphere 管理コンソールを使用して siperian-mrm-cleanse.ear ファイルのデプロイを解除します。

2. WebSphere 管理コンソールを使用して siperian-mrm-cleanse.ear ファイルをデプロイします。

デプロイでデフォルトのバインドの生成を可能にするオプションが選択されていることを確認します。ま

た、Process サーバー EAR ファイルを Process サーバーインストールディレクトリからデプロイしている

ことを確認します。

Process サーバーの設定 103

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WebSphere 管理セキュリティ用プロセスサーバーの設定

WebSphere 管理セキュリティを有効にする場合は、MDM Hub に登録する各プロセスサーバーの IS_SECURED を 1

に設定する必要があります。

1. アプリケーションサーバーを停止します。

2. プロセスサーバーを登録したオペレーショナル参照ストアに接続します。

3. SQL*Plus では、次のコマンドを実行します。

set c_repos_cleanse_match_server.is_secured=1

4. アプリケーションサーバーを起動します。

WebSphere クラスタのプロセスサーバーの設定WebSphere クラスタでプロセスサーバーをインストールしたら、クラスタ環境用にプロセスサーバーを設定し

ます。

cmxserver.properties ファイルでプロパティを設定する必要があります。さらに、setSiperianEnv ファイルで

WebSphere クラスタ変数を設定する必要があります。

クラスタ変数の設定

プロセスサーバーをクラスタ内で実行できるようにするには、setSiperianEnv ファイルでクラスタ変数を設定し

ます。

1. 次のディレクトリから setSiperianEnv ファイルを開きます。

UNIX の場合: <infamdm install directory>/hub/cleanse

Windows の場合:<infamdm install directory>\hub\cleanse

2. WAS_SERVER 変数にプロセスサーバーを実行する WebSphere クラスタの名前を設定します。

プロセスサーバーのプロパティの設定

WebSphere クラスタに関連するプロセスサーバーのプロパティを cmxcleanse.properties ファイルで設定します。

1. クラスタ内のすべてのノードで cmxcleanse.properties ファイルを開きます。

cmxcleanse.properties ファイルは次のディレクトリにあります。

UNIX の場合: <infamdm install directory>/hub/cleanse/resources

Windows の場合:<infamdm install directory>\hub\cleanse\resources

104 第 8 章: Process サーバーのインストール後のタスク

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2. クラスタのすべてのノードで cmxcleanse.properties ファイル中の次のプロパティを変更します。

プロパティ 説明

cmx.appserver.hostname クラスタサーバーのマシン名を指定します。

例えば、クラスタにサーバーが 4 つあり、それらが host1、host2、host3、および host4 で実行され、RMI ポート 2812、2813、2814 および 2815 を使用している場合、cmxcleanse.properties のプロパティには、cmx.appserver.hostname=host1,host2,host3,host4 の値を指定できます。

cmx.appserver.rmi.port RMI ポート番号を指定します。

例えば、クラスタに 4 つのサーバーがあり、RMIポート 2812、2813、2814、および 2815 を使用している場合、cmx.appserver.rmi.port=2812,2813,2814,2815 となります。

注: ポート番号はスペースを入れずにカンマで区切ります。ホスト名の順序をポート番号の順序に対応させてください。

cmx.appserver.soap.connector.port WebSphere アプリケーションサーバーの SOAP ポートを指定します。SOAP ポートは、WebSphere クラスタのデータソース設定に使用されます。デフォルトの SOAP ポートは、<WebSphere install dir>\AppServer\profiles\Dmgr01\properties\wsadmin.properties ファイル内のcom.ibm.ws.scripting.port プロパティにあります。

cluster.flag クラスタリングを有効化します。クラスタリングを有効にする場合は、true に設定します。

jnlp.initial-heap-size JVM 用 Java Web Start の初期ヒープサイズをメガバイト単位で指定します。デフォルトは 128m です。

jnlp.max-heap-size JVM 用 Java Web Start の最大ヒープサイズをメガバイト単位で指定します。デフォルトは 512m です。

WebSphere クラスタでのプロセスサーバーアプリケーションのデプロイ

デフォルトの WebSphere アプリケーションサーバーのツールを使用して、クラスタノードにプロセスサーバー

アプリケーションをデプロイします。

プロセスサーバーアプリケーションのデプロイは、プロセスサーバーのインストールディレクトリから行う必

要があります。

1. WebSphere 管理コンソールで、[アプリケーション] > [アプリケーションタイプ] > [WebSphere エン

タープライズアプリケーション]をクリックします。

2. siperian-mrm-cleanse.ear デプロイメントファイルをデプロイします。

siperian-mrm-cleanse.ear ファイルは以下のディレクトリにあります。

WebSphere クラスタのプロセスサーバーの設定 105

Page 106: Informatica MDM Multidomain Edition for Microsoft … Documentation...Informatica MDM Multidomain Edition for Microsoft SQL Server インストールガイド(WebSphere) バージョン

UNIX の場合:<infamdm install directory>/hub/cleanse

Windows の場合:<infamdm install directory>\hub\cleanse

デプロイメントで[アプリケーションの配布]が選択されていることを確認します。

3. クラスタ、デプロイメントマネージャ、およびノードを停止します。

4. ノード、デプロイメントマネージャ、クラスタの順に開始します。

詳細については、WebSphere のマニュアルを参照してください。

クラスローダーの設定

クラスローダーは、WebSphere デプロイメントマネージャを使用して設定します。

1. プロセスサーバーアプリケーションのクラスローダーを設定します。

a. [アプリケーション] > [アプリケーションタイプ] > [WebSphere エンタープライズアプリケーシ

ョン]を選択します。

b. [エンタープライズアプリケーション]ページで siperian-mrm-cleanse.ear アプリケーションをクリッ

クします。

c. siperian-mrm-cleanse.ear アプリケーションの設定ページで、[クラスロードおよび更新の検出]リン

クをクリックします。

d. クラスローダーの設定ページで、[最初にローカルクラスローダーでロードしたクラス(親が最後)]

クラスローダーオプションを選択します。

e. [適用]をクリックしてから、[OK]をクリックします。

2. プロセスサーバー Web モジュールのクラスローダーを設定します。

a. [アプリケーション] > [アプリケーションタイプ] > [WebSphere エンタープライズアプリケーシ

ョン]を選択します。

b. [エンタープライズアプリケーション]ページで siperian-mrm-cleanse.ear アプリケーションをクリッ

クします。

c. siperian-mrm-cleanse.ear アプリケーションの設定ページで、[モジュールの管理]リンクをクリック

します。

d. モジュールのリストで、プロセスサーバー Web モジュールのリンクをクリックします。

e. Web モジュールの設定ページで、[クラスローダー順序]リストから[最初にローカルクラスローダー

でロードしたクラス(親が最後)]クラスローダーオプションを選択します。

f. [適用]をクリックしてから、[OK]をクリックします。

g. プロセスサーバー Web モジュールごとに、4、5、および 6 の手順を繰り返します。

3. プロセスサーバー EAR アプリケーション siperian-mrm.ear を開始します。

マルチスレッド用の Process サーバーの設定デフォルトでは、クレンジング操作がシングルスレッドモードで実行され、バッチジョブがマルチスレッドモ

ードで実行されます。Process サーバーをインストールしたサーバーが複数の CPU を搭載している場合は、ク

106 第 8 章: Process サーバーのインストール後のタスク

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レンジング操作をマルチスレッドで実行するように設定してパフォーマンスを向上させることができます。バ

ッチ操作はデフォルトでマルチスレッドになっていますが、使用するスレッドの数を設定できます。

Hub コンソールを使用して Process サーバーをマルチスレッド用に設定できます。クレンジング操作およびバ

ッチ処理に使用するスレッドを設定する必要があります。スレッド数プロパティを設定するときは、次の要素

を検討します。

マシンで使用可能なプロセッサコアの数

スレッドの数として、クレンジング操作のマシンで使用可能なプロセッサコアの数を設定します。例えば、

デュアルコアマシンのスレッド数は 2 スレッドに設定し、クアッドコアマシンのスレッド数は 4 スレッド

に設定します。

スレッドの数として、バッチ操作用のマシンで使用可能なプロセッサコアの数の 4 倍を設定します。例え

ば、デュアルコアマシンのスレッド数は 8 スレッドに設定し、クアッドコアマシンのスレッド数は 16 スレ

ッドに設定します。

リモートデータベース接続

リモートデータベースを使用している場合、1 つのスレッドの待機中に他のスレッドを使用できるよう、

クレンジング操作のスレッド数をプロセッサコアの数よりも若干多めに設定します。スレッド数を多めに

設定すると、リモートデータベースで発生する可能性のある待ち時間に対応できます。

プロセスのメモリ要件

メモリを多く消費するプロセスを実行している場合、JVM で実行しているクレンジング操作のすべてのス

レッドに割り当てるメモリの合計容量を 1 GB に制限します。

注: より新しいバージョンの MDM Hub に移行した後は、スレッド数を変更する必要があります。そうしな

い場合はデフォルト値が使用されます。

マルチスレッド用の Process サーバーの設定

Hub コンソールを使用し、Process サーバーをマルチスレッド用に設定します。

1. Hub コンソールでユーティリティワークベンチを展開してから、[Process サーバー]をクリックします。

Process サーバーツールに、設定されたプロセスサーバーが表示されます。

2. [書き込みロック] > [ロックの取得]をクリックします。

3. マルチスレッドを設定する必要がある Process サーバーを選択します。

4. [Process サーバーの編集]をクリックします。

Process サーバーツールに、[Process サーバーの追加/編集]ダイアログボックスが表示されます。

5. [クレンジング操作のスレッド]プロパティを設定します。

デフォルト値は 1 です。 Process サーバーを再起動せずに、クレンジング操作のスレッドを変更できま

す。

6. [バッチ処理のスレッド]を設定します。

デフォルト値は 20 です。

7. [OK]をクリックしてから[保存]をクリックします。

マルチスレッド用の Process サーバーの設定 107

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クレンジング操作およびマッチ操作のための複数のプロセスサーバーの設定

オペレーショナルリファレンスストアデータベースごとに、複数のプロセスサーバーを設定できます。 複数の

プロセスサーバーを 1 台のマシンまたは複数台のマシンで実行されるように設定できます。

各 Process サーバーが個別のアプリケーションサーバーで実行されるように設定したことを確認します。

1. Process サーバーのインスタンスをインストールおよび設定します。

2. 複数のアプリケーションサーバーを設定します。

3. 各アプリケーションサーバーで Process サーバーをインストールおよび設定します。

4. 分散クレンジングと一致プロパティを cmxcleanse.properties ファイルで設定します。

以下の表に、分散クレンジングと一致プロパティを示します。

プロパティ 説明

cmx.server.match.distributed_match Process サーバーが分散クレンジングと一致に対して有効かどうかを指定します。分散クレンジングと一致を有効にするには、1 を設定します。

cmx.server.cleanse.min_size_for_distribution 分散の最小サイズを指定します。最小の配布サイズに達している場合、MDM Hub によりクレンジングジョブが配布されます。デフォルトは 1,000 です。

cmxcleanse.properties は、以下のディレクトリにあります。

UNIX の場合:<infamdm_install_directory>/hub/cleanse/resources

Windows の場合:<infamdm_install_directory>\hub\cleanse\resources

5. 各アプリケーションサーバーに Process サーバーデプロイします。

6. Hub コンソールを使用して、データベースに接続します。

7. ユーティリティワークベンチで Process サーバーツールを選択します。

8. [プロセスサーバーの追加]ボタンをクリックし、Process サーバーを追加します。

9. 各 Process サーバーのプロパティを設定し、分散クレンジング処理を有効にします。

以下の表に、設定するプロパティを示します。

プロパティ 説明

オフライン MDM Hub はオフラインプロパティの設定を無視します。Process サーバーをオンラインまたはオフラインにするのは管理タスクです。

クレンジング操作の有効化

Process サーバーをクレンジング操作で使用するかどうかを指定します。Process サーバーをクレンジング操作で使用するには、有効にします。Process サーバーをクレンジングで使用しない場合は、無効にします。デフォルトでは有効になっています。

108 第 8 章: Process サーバーのインストール後のタスク

Page 109: Informatica MDM Multidomain Edition for Microsoft … Documentation...Informatica MDM Multidomain Edition for Microsoft SQL Server インストールガイド(WebSphere) バージョン

プロパティ 説明

クレンジング操作のスレッド

サーバーが処理する必要のあるスレッドの数を指定します。使用可能な CPUの数よりも大きいスレッド数を設定します。

マッチプロセスの有効化

Process サーバーをマッチ操作で使用するかどうかを指定します。 Process サーバーをマッチ操作で使用するには、有効にします。Process サーバーをマッチ操作で使用しない場合は、無効にします。デフォルトでは有効になっています。

CPU 評価 Process サーバーマシンの CPU の相対的な強度を評価します。能力の高いCPU を搭載しているマシンには、高い評価を割り当ててください。MDM Hubが CPU 評価に基づいてマシンにジョブを割り当てます。

10. [OK]をクリックしてから[保存]をクリックします。

複数の Process サーバーのバッチプロセス用の設定各オペレーショナルリファレンスストアデータベース用に複数の Process サーバーを設定できます。複数の

Process サーバーを 1 台のマシンまたは複数台のマシンで実行するように設定できます。

各 Process サーバーが個別のアプリケーションサーバーで実行されるように設定したことを確認します。

1. Process サーバーのインスタンスをインストールおよび設定します。

2. 複数のアプリケーションサーバーを設定します。

3. 各アプリケーションサーバーで Process サーバーをインストールおよび設定します。

4. 各アプリケーションサーバーに Process サーバーデプロイします。

5. Hub コンソールを使用して、データベースに接続します。

6. ユーティリティワークベンチで[Process サーバー]ツールを選択します。

7. [Process サーバーの追加]ボタンをクリックし、 Process サーバーを追加します。

8. 各 Process サーバーのプロパティを設定し、バッチ処理で使用できるようにします。

以下の表に、設定するプロパティを示します。

プロパティ 説明

オフライン Process サーバーをオフラインにするかオンラインにするかを指定する。Process サーバーをオンラインにするには、このプロパティを無効にする。

バッチ処理を有効にする

Process サーバーをバッチ処理で使用するかどうかを指定する。Process サーバーをバッチジョブで使用するには、有効にする。Process サーバーをバッチジョブで使用しない場合は、無効にする。デフォルトでは有効になっています。

バッチ処理のスレッド

バッチ処理でサーバーが処理する必要のあるスレッドの数を指定する。このスレッドの値には、マシンが搭載しているプロセッサコアの数の 4 倍を指定する。

9. [OK]をクリックしてから[保存]をクリックします。

複数の Process サーバーのバッチプロセス用の設定 109

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一致ポピュレーションの設定一致ポピュレーションには、マッチプロセスに使用する標準ポピュレーションセットが含まれます。サポート

されている国、言語、またはポピュレーションごとに標準ポピュレーションセットがあります。マッチルール

に使用する一致ポピュレーションを有効にする必要があります。

一致ポピュレーションは、Informatica MDM Hub のインストールの population.ysp ファイルとして用意されて

います。ポピュレーション名は ysp ファイル名と同じです。Japanese ポピュレーションを追加する際に、

Person_Name_Kanji 一致フィールドを使用する場合は、_Kanji をポピュレーション名に追加します。例えば、

Japan_Kanji または Japan_i_Kanji になります。この場合、標準の Person_Name 一致フィールドは使用できま

せん。

使用するポピュレーションには、SSA-Name3 バージョンの MDM Hub との互換性が必要です。追加のポピュレー

ションファイルが必要な場合や、最新バージョンにアップグレードするために更新されたポピュレーションフ

ァイルが必要な場合は、http://mysupport.informatica.com の Informatica の MySupport ポータルでサービ

ス要求をログに記録します。この製品で要求する最初のポピュレーションファイルは無料です。他の国用のポ

ピュレーションファイルが必要な場合や、MDM Hub の最新バージョンにアップグレードするために更新された

ポピュレーションファイルが必要な場合があります。

一致ポピュレーションの有効化

一致ルールに使用する一致ポピュレーションを有効にする必要があります。

1. <population>.ysp ファイルを以下の場所にコピーします。

UNIX の場合:<infamdm_install_directory>/hub/cleanse/resources/match

Windows の場合:<infamdm_install_directory>\hub\cleanse\resources\match

2. C_REPOS_SSA_POPULATION メタデータテーブルで、ポピュレーションが登録されていることを確認します。

MDM Hub インストールのシードデータベースには、C_REPOS_SSA_POPULATION テーブルに登録されたいくつ

かのポピュレーションがありますが、有効にはなっていません。

3. C_REPOS_SSA_POPULATION テーブルにポピュレーションが含まれていない場合、それをテーブルに追加して

有効にします。

ポピュレーション名は ysp ファイル名と同じです。例えば、ysp ファイル名が US.ysp の場合、ポピュレー

ション名は US です。

ポピュレーションをオペレーショナルリファレンスストアに追加するには、以下の手順を実行します。

a. 以下のディレクトリにある add_std_ssa_population.bat スクリプトを実行します。

<infamdm_install_directory>\server\resources\database\custom_scripts\MSSQL

b. 以下の表に説明する内容に従ってプロンプトに回答します。

プロンプト 説明

CMX_ORS データベースの Microsoft SQL Server インスタンスのホスト名("localhost")

Microsoft SQL Server インスタンスのホストの名前。

cmx_ors ユーザー名("cmx_ors") オペレーショナルリファレンスストアのユーザー名。

110 第 8 章: Process サーバーのインストール後のタスク

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プロンプト 説明

cmx_ors ユーザーパスワード オペレーショナルリファレンスストアのパスワード。

ポピュレーション名を入力します(注: Japan ポピュレーションまたは Japan_i ポピュレーションに Person_Name_Kanji を使用する場合は、接尾辞「_Kanji」を名前の最後に追加します)。デフォルトは(" ")

ポピュレーションの名前。

ROWID_SSA_POP の値を入力します(例: INFA.0001)。デフォルトは(INFA.0001)

C_REPOS_SSA_POPULATION メタデータテーブルの ROWID_SSA_POP カラムの一意の値。

ポピュレーションは C_REPOS_SSA_POPULATION テーブルに登録されています。

c. 次のコマンドを実行して、ポピュレーションを有効にします。

USE <Operational Reference Store user>GOUPDATE [dbo].[C_REPOS_SSA_POPULATION] SET ENABLED_IND = 1 WHERE POPULATION_NAME = '<Your Population>'

4. ポピュレーションが有効化されたら、Process サーバーを再起動します。

5. Hub コンソールにログインし、ポピュレーションが有効になっていることを確認します。

ポピュレーションは、ベースオブジェクトの[一致/マージ設定]ユーザーインタフェースに表示されま

す。

一致ポピュレーションの設定 111

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第 9 章

アプリケーションサーバーに対する ActiveVOS のインストール後のタスク

この章では、以下の項目について説明します。

• WebSphere 環境での信頼されたユーザーの作成, 112 ページ

• 安全なプロファイルへのユーザーとグループの追加, 113 ページ

WebSphere 環境での信頼されたユーザーの作成ActiveVOS ワークフローエンジンを使用するには、信頼されたユーザーを作成して、abTrust、

abServiceConsumer、および abTaskClient ロールにマップします。

この信頼されたユーザーは、Hub コンソールの ActiveVOS ワークフローアダプタユーザーと同じユーザーです。

信頼されたユーザーの名前は、アプリケーションサーバーの管理者ユーザーと同じ名前にすることはできませ

ん。

1. WebSphere コンソールで、ave_websphere EAR アプリケーションを停止します。

2. 信頼されたユーザーを作成します。

3. ave_websphere.ear ファイルを開きます。

4. ave_websphere.ear ファイルで、信頼されたユーザーを abTrust、abServiceConsumer、および

abTaskClient のロールにマップします。

5. WebSphere プロファイルを再起動します。

112

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安全なプロファイルへのユーザーとグループの追加MDM Hub の管理者およびユーザーのためにユーザーとグループを作成します。ユーザーとグループの作成方法

の詳細については、WebSphere のマニュアルを参照してください。

注: ユーザー名、パスワード、ロールは、MDM Hub、ActiveVOS、および WebSphere で一致している必要があり

ます。パスワードは WebSphere のパスワード標準に準拠している必要があります。

1. WebSphere コンソールで、ActiveVOS サーバーで認証する MDM Hub の管理者およびユーザーのそれぞれに

対し、ユーザーを作成します。

2. MDM Hub 管理者のグループを作成します。

3. MDM Hub ユーザーのグループを作成します。

4. MDM Hub 管理者グループに管理者を追加します。

5. MDM Hub ユーザーグループにユーザーを追加します。

安全なプロファイルへのユーザーとグループの追加 113

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第 1 0 章

ビジネスエンティティアダプタに対する ActiveVOS のインストール後のタスク

この章では、以下の項目について説明します。

• ActiveVOS Web アプリケーション, 114 ページ

• ActiveVOS 用の MDM Identity Service の設定, 115 ページ

• ビジネスエンティティワークフローアダプタの ActiveVOS URN の設定, 115 ページ

• ActiveVOS URL のプロトコルの設定, 116 ページ

• ActiveVOS プロトコルの HTTPS への設定, 117 ページ

• タスクの割り当ての設定, 117 ページ

• タスクトリガの設定, 118 ページ

• エンティティ 360 フレームワークのデフォルト承認ワークフローの設定, 119 ページ

• Hub コンソールでの信頼されたユーザーの作成, 120 ページ

• プライマリワークフローエンジンの設定, 120 ページ

• ActiveVOS スキーマの更新, 121 ページ

• ビジネスエンティティおよびビジネスエンティティサービス構成ファイルの生成, 122 ページ

ActiveVOS Web アプリケーションバンドルとしてライセンス供与された ActiveVOS サーバーのバージョンをインストールする場合には、2 つの

ActiveVOS Web アプリケーションを使用できるライセンスも供与されています。 それらのアプリケーションを

使用するには、アプリケーションサーバーのコンテナにユーザーを追加します。

以下の Web アプリケーションがあり、これらはいくつかの目的に使用できます。

ActiveVOS コンソール

管理者は、ActiveVOS コンソールを使用して、デプロイされたプロセス、警告システム、およびエンドポ

イントの場所を管理します。 また、パフォーマンスの監視および管理を行うようにエンジンを設定するこ

ともできます。

114

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ActiveVOS Central

ビジネスユーザーは、ActiveVOS Central を使用して、タスク、要求、およびレポートを管理できます。

ただし、通常、タスクの管理には Informatica Data Director(IDD)アプリケーションが使用されます。

これは、確認対象のエンティティをタスクマネージャから開くことができるからです。

ActiveVOS Central を使用するには、MDM Hub ユーザーをアプリケーションサーバー コンテナに追加する

必要があります。

これらの Web アプリケーションの詳細については、Informatica ActiveVOS のマニュアルを参照してください。

ActiveVOS 用の MDM Identity Service の設定埋め込み ActiveVOS を使用している場合は、MDM Identity Service を使用するように ActiveVOS を設定して

ください。ActiveVOS 用の MDM Identity Service を設定するには、ActiveVOS コンソールを使用して、MDM

Hub ワークフローエンジンユーザーのパスワードを Identity Service のパスワードに設定します。

1. ActiveVOS コンソールで、[管理] > [サービスの設定] > [Identity Service]を選択します。

2. [プロバイダ設定]セクションで、[有効]チェックボックスを有効にして、[プロバイダタイプ]から

[MDM]を選択します。

3. [接続]タブで、ActiveVOS ワークフローエンジンのユーザーパスワードを MDM 接続設定のパスワードとし

て入力します。

ActiveVOS ワークフローエンジンユーザーは、ActiveVOS ワークフローエンジンを MDM Hub コンソールの

Workflow Manager ツールに追加したときに指定したユーザーです。ActiveVOS ワークフローエンジンのユ

ーザーは信頼されたユーザーです。

4. [更新]をクリックします。

5. 接続をテストします。

a. [テスト]タブを選択します。

b. [テスト用ユーザー]フィールドに、ActiveVOS ユーザーの名前を入力します。

c. [テスト設定]をクリックします。

ビジネスエンティティワークフローアダプタのActiveVOS URN の設定

ActiveVOS サーバーには、内部的に使用する 2 つの定義済みの Uniform Resource Name(URN)があります。

URN マッピングの URL は、ActiveVOS サーバーが動作しているホスト名とポート番号に変更する必要がありま

す。

1. ActiveVOS コンソールを起動します。ブラウザで、正しいホスト名とポート番号に置き換えて、以下の

URL を入力します。

暗号化接続:https://[host]:[port]/activevos

非暗号化接続:http://[host]:[port]/activevos

2. ActiveVOS コンソールのホームページで、[Administration] > [Configure Server] > [URN

Mappings]をクリックします。

ActiveVOS 用の MDM Identity Service の設定 115

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3. 以下の URN について、ActiveVOS サーバーのホスト名とポート番号を反映するようにパスを更新します。

URN URL パス

ae:internal-reporting 暗号化接続:https://[host]:[port]/activevos/internalreports

非暗号化接続:http://[host]:[port]/activevos/internalreports

ae:task-inbox 暗号化接続:https://[host]:[port]/activevos-central/avc

非暗号化接続:http://[host]:[port]/activevos-central/avc

4. urn:mdm:service が MDM Hub サーバーのホスト名とポート番号にマッピングされていることを確認します。

暗号化接続:https://[host]:[port]/cmx/services/BeServices

非暗号化接続:http://[host]:[port]/cmx/services/BeServices

ActiveVOS URL のプロトコルの設定ActiveVOS URL のプロトコルは、build.properties ファイルで設定できます。

1. 次のディレクトリにある build.properties ファイルを検索します。

• UNIX の場合:<infamdm installation directory: infamdm インストールディレクトリ>/hub/bin

• Windows の場合:<infamdm installation directory: infamdm インストールディレクトリ>\hub\bin

2. 次のパラメータのプロトコルを http から https に変更します。

• activevos.mdm.sif.url

• activevos.mdm.cs.url

3. build.properties ファイルを保存します。

4. 次のディレクトリに移動します。

• UNIX の場合:<infamdm installation directory: infamdm インストールディレクトリ>/hub/server

• Windows の場合: <infamdm installation directory: infamdm インストールディレクトリ>\hub\server

5. 次のコマンドを実行して、Hub サーバーアプリケーションをデプロイし、セキュリティ設定に変更を適用

します。

UNIX の場合:

WebLogic

patchInstallSetup.sh -Dweblogic.password=<WebLogic password: WebLogic パスワード> -Ddatabase.password=<your database password: データベースパスワード>

WebSphere

patchInstallSetup.sh -Ddatabase.password=<your database password: データベースパスワード>

JBoss

patchInstallsetup.sh -Ddatabase.password=<your database password: データベースパスワード>

116 第 10 章: ビジネスエンティティアダプタに対する ActiveVOS のインストール後のタスク

Page 117: Informatica MDM Multidomain Edition for Microsoft … Documentation...Informatica MDM Multidomain Edition for Microsoft SQL Server インストールガイド(WebSphere) バージョン

Windows の場合:

WebLogic

patchInstallSetup.bat -Dweblogic.password=<WebLogic password: WebLogic パスワード> -Ddatabase.password=<your database password: データベースパスワード>

WebSphere

patchInstallSetup.bat -Ddatabase.password=<your database password: データベースパスワード>

JBoss

patchInstallsetup.bat -Ddatabase.password=<your database password: データベースパスワード>

注: UNIX でパスワードに感嘆符(!)を含める場合、 感嘆符(!)の前にバックスラッシュ(\)を付ける

必要があります。例えば、パスワードが!!cmx!!の場合は、\!\!cmx\!\!と入力します。

ActiveVOS プロトコルの HTTPS への設定ActiveVOS と MDM Hub の間の安全な通信を有効にするには、Hub コンソールの Workflow Manager で HTTPS にプ

ロトコルを設定します。

最初に、HTTPS 通信用のアプリケーションサーバーを設定する必要があります。

1. Hub コンソールを起動します。

2. 書き込みロックを取得します。

3. 設定ワークベンチの[Workflow Manager]をクリックします。

4. Workflow Manager で[ワークフローエンジン]タブをクリックします。

5. ActiveVOS ワークフローエンジンを選択し、[編集]ボタンをクリックします。

6. [ワークフローの編集]ダイアログボックスで、プロトコルを HTTPS に設定します。

7. WebLogic 環境では、[ワークフローの編集]ダイアログボックスで、abAdmin ロールに属するユーザーの

ユーザー名およびパスワードを入力します。

タスクの割り当ての設定ビジネスエンティティに基づく ActiveVOS ワークフローアダプタへのタスクの割り当てを設定するには、IDD

コンフィギュレーションマネージャを使用してサブジェクト領域ごとにタスクの割り当てを設定します。タス

クを直接割り当てることも、タスクマネージャによってタスクがユーザーに割り当てられるようにすることも

可能です。

1. Informatica Data Director コンフィギュレーションマネージャにログインします。

http://[host]:[port]/bdd/config/

2. 更新するアプリケーションを選択します。

3. [編集]をクリックします。

4. [サブジェクト領域]タブでサブジェクト領域を選択して、[サブジェクト領域の編集]をクリックしま

す。

5. [タスクの割り当て]タブをクリックし、[追加]をクリックします。

6. [タスクの割り当て]ダイアログボックスで、タスクのリストから設定するタスクを選択します。

ActiveVOS プロトコルの HTTPS への設定 117

Page 118: Informatica MDM Multidomain Edition for Microsoft … Documentation...Informatica MDM Multidomain Edition for Microsoft SQL Server インストールガイド(WebSphere) バージョン

7. タスクの割り当てが可能なロールとユーザーを選択します。[OK]をクリックします。

8. [保存]をクリックします。

9. [ビジネスエンティティスキーマの生成]をクリックします。コンフィギュレーションマネージャによっ

て、ビジネスエンティティとビジネスエンティティサービスの設定が生成されます。

10. MDM Hub で、リポジトリマネージャを使用してオペレーショナル参照ストアを検証します。リポジトリマ

ネージャの検証によって、アプリケーションサーバーにキャッシュされているリポジトリデータがリフレ

ッシュされます。

タスクトリガの設定タスクマネージャでビジネスエンティティに基づく ActiveVOS ワークフローを使用するには、タスクトリガを

設定する必要があります。タスクトリガを設定しない場合は、タスクがタスクマネージャに表示されません。

トリガを設定するには、プロビジョニングツールを使用して[詳細設定]ページからタスク構成ファイルを編

集します。詳細については、『『Informatica MDM Multidomain Edition プロビジョニングツールガイド』』を

参照してください。

以下の startWorkflow 属性を設定すると、タスクトリガを設定できます。

プロセス

ActiveVOS ワークフロープロセスの名前。

taskKind

プロセスに必要なユーザーインタフェースのタイプを定義します。REVIEW、MERGE、または UNMERGE を定

義できます。taskKind は、ActiveVOS ワークフローエンジンによって返されます。

taskTemplate

使用するタスクテンプレートの名前。

firstTask Type

ワークフローの最初のタスク。オプション。このパラメータにより、タスク作成時にそのタスクを割り当

てられます。

2 段階承認のコードサンプル

次のコードサンプルは、2 段階承認タスクのためのビジネスエンティティに基づく ActiveVOS アダプタの

startWorkflow 要素設定を示します。

<startWorkflow process="BeTwoStepApprovalTask" taskKind="REVIEW" taskTemplate="DefaultApproval" firstTaskType="AVOSBeReviewNoApprove"/>

1 段階承認のコードサンプル

次のコードサンプルは、1 段階承認タスクのためのビジネスエンティティに基づく ActiveVOS アダプタの

startWorkflow 要素設定を示します。

<startWorkflow process="BeOneStepApprovalTask" taskKind="REVIEW" taskTemplate="DefaultApproval" firstTaskType="AVOSBeFinalReview"/>

118 第 10 章: ビジネスエンティティアダプタに対する ActiveVOS のインストール後のタスク

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承認を伴う更新のコードサンプル

次のコードサンプルは、承認を伴う更新タスクのためのビジネスエンティティに基づく ActiveVOS アダプ

タの startWorkflow 要素設定を示します。

<startWorkflow process="BeUpdateWithApprovalTask" taskKind="REVIEW" taskTemplate="DefaultApproval" firstTaskType="AVOSBeUpdate"/>

エンティティ 360 フレームワークのデフォルト承認ワークフローの設定

ユーザーがビジネスエンティティを作成または更新するとき、[保存]をクリックするとデフォルトの承認ワー

クフローがトリガされます。ワークフローをデフォルトワークフローとして設定するには、プロビジョニング

ツールを使用します。

1. プロビジョニングツールにログインします。

2. [詳細設定] > [タスク設定(XML)]をクリックします。

タスク設定 XML ファイルが表示されます。

3. デフォルトワークフローによって作成されたタスクのプロパティを設定するには、デフォルトの承認タス

クテンプレートの設定を XML ファイルに追加します。

次のコードサンプルは、デフォルトの承認タスクテンプレートを示しています。このコードは優先度を

NORMAL に設定し、期限を現在の日付から 7 日後に設定し、さらにタスクのステータスを OPEN に設定しま

す。

<taskTemplate name="DefaultApproval"> <title>Review changes in (taskRecord[0].label)</title> <priority>NORMAL</priority> <dueDate>+7d</dueDate> <status>OPEN</status></taskTemplate>

4. デフォルトでトリガされるワークフローを指定するには、デフォルト承認トリガの設定を XML ファイルに

追加します。

次のコードサンプルは、いずれかのロールのユーザーがビジネスエンティティを作成または更新したとき

に、デフォルトワークフローとして設定された ReviewNoApprove を示しています。

<trigger name="DefaultApproval"> <startWorkflow process="ReviewNoApprove" taskKind="REVIEW" taskTemplate="DefaultApproval"/> <event name="CreateBE"/> <event name="UpdateBE"/> <role name="*"/></trigger>

5. [検証してパブリッシュ]をクリックします。

6. IDD コンフィギュレーションマネージャにログインします。

7. IDD アプリケーションを選択し、[キャッシュのクリア]をクリックします。

エンティティ 360 フレームワークのデフォルト承認ワークフローの設定 119

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Hub コンソールでの信頼されたユーザーの作成Hub コンソールで信頼されたユーザーを作成し、そのユーザーを管理ロールに割り当てます。

1. 書き込みロックを取得します。

2. Hub コンソールで、ユーザーツールを起動します。

3. [ユーザー]タブをクリックします。

4. [ユーザーの追加]ボタンをクリックします。

5. 信頼されたユーザーの情報を入力します。

注: この信頼されたユーザーには、アプリケーションサーバーに信頼されたユーザーを追加したときと同

じユーザー名とパスワードを使用してください。

6. [ユーザーとグループ]ツールで、信頼されたユーザーを管理ロールに割り当てます。

プライマリワークフローエンジンの設定プライマリワークフローエンジンを設定するには、ビジネスエンティティに基づく ActiveVOS ワークフローの

ワークフローエンジンを追加します。セカンダリワークフローエンジンは、廃止されたワークフローエンジン

を使用して既存タスクを処理する既存顧客のためにあります。

1. Hub コンソールの設定ワークベンチで[Workflow Manager]をクリックします。

2. 書き込みロックを取得します。

3. [ワークフローエンジン]タブを選択し、[追加]ボタンをクリックします。

4. [ワークフローの追加]ダイアログボックスで、ワークフローエンジンのプロパティを入力します。

以下の表に、ワークフローエンジンのプロパティを示します。

フィールド 説明

ワークフローエンジン

ワークフローエンジンの表示名

アダプタ名 複合オブジェクトに基づいて ActiveVOS ワークフローアダプタに[BE ActiveVOS]を選択します。

ホスト Informatica ActiveVOS インスタンスのホスト名。

ポスト Informatica ActiveVOS インスタンスのポート名。

ユーザー名 信頼されたユーザーのユーザー名。

パスワード 信頼されたユーザーのパスワード。

プロトコル MDM Hub と ActiveVOS 間の通信プロトコル。プロトコルには http または https が使用できます。

5. [OK]をクリックします。

120 第 10 章: ビジネスエンティティアダプタに対する ActiveVOS のインストール後のタスク

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ActiveVOS スキーマの更新ActiveVOS スキーマを 9.2.4.x よりも前のバージョンから更新するには、データベースに対してパッチスクリ

プトを実行します。

1. コマンドウィンドウを開きます。

2. 次のディレクトリに移動します。

<infamdm installation directory: infamdm インストールディレクトリ>\avos\server\server-enterprise

\<application server type>_config\ddls\updates\enterprise

3. ActiveVOS スキーマユーザーで、次のコマンドを実行します。

ActiveBPEL_Enterprise-<database server type>-Patch-9.2.4.sql

データベースサーバーのタイプ(<database server type>)は、使用している環境データベースに応じ

て、Oracle、DB2、または SQLServer を指定します。

4. patchinstallsetup スクリプトを実行します。

a. 次のディレクトリに移動します。

• UNIX の場合:<infamdm installation directory: infamdm インストールディレクトリ>/hub/server

• Windows の場合:<infamdm installation directory: infamdm インストールディレクトリ>\hub\server

b. 次のコマンドを実行して、Hub サーバーアプリケーションをデプロイし、アプリケーションサーバー

の設定に変更を適用します。

UNIX の場合:

WebLogic

patchInstallSetup.sh -Dweblogic.password=<WebLogic password: WebLogic パスワード> -Ddatabase.password=<your database password: データベースパスワード>

WebSphere

patchInstallSetup.sh -Ddatabase.password=<your database password: データベースパスワード>

JBoss

patchInstallsetup.sh -Ddatabase.password=<your database password: データベースパスワード>

Windows の場合:

WebLogic

patchInstallSetup.bat -Dweblogic.password=<WebLogic password: WebLogic パスワード> -Ddatabase.password=<your database password: データベースパスワード>

WebSphere

patchInstallSetup.bat -Ddatabase.password=<your database password: データベースパスワード>

JBoss

patchInstallsetup.bat -Ddatabase.password=<your database password: データベースパスワード>

注: UNIX でパスワードに感嘆符(!)を含める場合、感嘆符(!)の前にバックスラッシュ(\)を付

ける必要があります 。例えば、パスワードが!!cmx!!の場合は、\!\!cmx\!\!と入力します。

ActiveVOS スキーマの更新 121

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ビジネスエンティティおよびビジネスエンティティサービス構成ファイルの生成

ビジネスエンティティおよびビジネスエンティティサービス構成ファイルを生成するには、Informatica Data

Director コンフィギュレーションマネージャを使用します。

1. コンフィギュレーションマネージャの[アプリケーション]ペインで、ビジネスエンティティおよびビジ

ネスエンティティサービス構成内に構成を生成する Informatica Data Director アプリケーションを選択

します。

2. [ビジネスエンティティスキーマの生成]をクリックします。

コンフィギュレーションマネージャによって、ビジネスエンティティとビジネスエンティティサービスの

設定が生成されます。

3. コンフィギュレーションマネージャに、ビジネスエンティティおよびビジネスエンティティサービス構成

の生成中に発生した問題のメッセージが表示されます。メッセージは、コンフィギュレーションマネージ

ャが生成処理中に問題を解決したかどうかを示し、および問題解決のためにコンフィギュレーションマネ

ージャが行った変更について説明します。コンフィギュレーションマネージャが問題を解決しなかった場

合は、問題と、問題解決のために行える推奨アクションを書き留めます。

122 第 10 章: ビジネスエンティティアダプタに対する ActiveVOS のインストール後のタスク

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第 1 1 章

リソースキットのインストール

この章では、以下の項目について説明します。

• MDM Hub サンプルオペレーショナルリファレンスストアの設定, 123 ページ

• Informatica MDM Hub サンプルオペレーショナルリファレンスストアの登録, 125 ページ

• グラフィカルモードでのリソースキットのインストール, 127 ページ

• コンソールモードでのリソースキットのインストール, 129 ページ

• サイレントモードでのリソースキットのインストール, 132 ページ

MDM Hub サンプルオペレーショナルリファレンスストアの設定

MDM Hub サンプルオペレーショナルリファレンスストアを使用するには、それを設定しておく必要があります。

MDM Hub サンプルオペレーショナルリファレンスストアの設定は、リソースキットをインストールする前に行

います。 MDM Hub サンプルオペレーショナルリファレンスストアを設定するには、オペレーショナルリファレ

ンスストアを作成し、それに mdm_sample をインポートします。

1. 分散ディレクトリの以下の場所に移動します。

UNIX の場合:<distribution directory>/database/bin

Windows の場合:<配布ディレクトリ>\database\bin

2. 次のコマンドを実行します。

UNIX の場合:sip_ant.sh create_ors

Windows の場合:sip_ant.bat create_ors

3. 表示されるプロンプトに回答します。

注: プロンプトでは、デフォルトのテキストが括弧内に表示されます。デフォルト値を使用して次のプロ

ンプトに進むには、Enter キーを押します。

データベースタイプの入力(ORACLE、MSSQL、DB2)

データベースタイプ。MSSQL と指定します。

オペレーショナルリファレンスストアのデータベースホスト名を入力します。[localhost]

データベースをホストするマシンの名前。 デフォルトは localhost です。

123

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オペレーショナルリファレンスストアデータベースのポート番号を入力します。 [1433]

データベースが使用するポート番号。デフォルトは 1433 です。

接続 URL。[jdbc:sqlserver://<ホスト名>:<ポート>]

データベース接続の接続 URL。

オペレーショナルリファレンスストアのデータベースユーザー名を入力します。[cmx_ors]

MDM Hub サンプルオペレーショナルリファレンスストアデータベースのユーザー名。 デフォルトは

cmx_ors。

CMX_ORS データベースのパスを入力します。['C:\MSSQLDATA"]

二重引用符で囲んだ Microsoft SQL Server データファイルストアのパス。

CMX_SYSTEM のデータベース照合名を入力します[Latin1_General_CI_AS]

MDM Hub マスターデータベースの照合シーケンスを設定する照合名。

オペレーショナルリファレンスストアのデータベースのユーザーパスワードを入力します。

MDM Hub サンプルオペレーショナルリファレンスストアユーザーのパスワード。

リストからロケール名を入力します(de、en_US、fr、ja、ko、zh_CN) [en_US]

オペレーティングシステムのロケール。デフォルトは en_US です。

DBA ユーザー名を入力します。[sa]

デフォルトは sa です。

DBA のパスワードを入力します。

SA のユーザーアカウントのパスワード。

4. オペレーショナルリファレンスストアを作成したら、次のディレクトリの sip_ant.log を確認します。

UNIX の場合: <distribution directory>/database/bin

Windows の場合: <配布ディレクトリ>\database\bin

sip_ant.log ファイルには、オペレーショナル参照ストアを作成するために sip_ant スクリプトを実行する

ときに発生するすべてのエラーが記録されます。

5. mdm_sample をインポートするには、次のコマンドを実行します。

UNIX の場合:sip_ant.sh import_schema

Windows の場合:sip_ant.bat import_schema

124 第 11 章: リソースキットのインストール

Page 125: Informatica MDM Multidomain Edition for Microsoft … Documentation...Informatica MDM Multidomain Edition for Microsoft SQL Server インストールガイド(WebSphere) バージョン

6. 表示されるプロンプトに回答します。

注: プロンプトでは、デフォルトのテキストが括弧内に表示されます。デフォルト値を使用して次のプロ

ンプトに進むには、Enter キーを押します。

データベースタイプの入力(ORACLE、MSSQL、DB2)

データベースタイプ。MSSQL と指定します。

オペレーショナルリファレンスストアのデータベースホスト名を入力します。[localhost]

データベースをホストするマシンの名前。 デフォルトは localhost です。

オペレーショナルリファレンスストアデータベースのポート番号を入力します。 [1433]

データベースが使用するポート番号。Default is 1433.

接続 URL。[jdbc:sqlserver://<ホスト名>:<ポート>]

データベース接続の接続 URL。

オペレーショナルリファレンスストアのデータベースユーザー名を入力します。[cmx_ors]

MDM Hub サンプルオペレーショナルリファレンスストアデータベースの名前。デフォルトは cmx_ors。

オペレーショナルリファレンスストアのデータベースのユーザーパスワードを入力します。

MDM Hub サンプルオペレーショナルリファレンスストアデータベースユーザーの名前。

リストからロケール名を入力します(de、en_US、fr、ja、ko、zh_CN) [en_US]

オペレーティングシステムのロケール。デフォルトは en_US です。

ZIP 形式のダンプファイルのパスを入力します。 [<配布ディレクトリ>\resources\database]

mdm_sample.zip ファイルのパス。

ZIP 形式のダンプファイルの名前を入力します。 [mdm_sample.zip]

ZIP 形式のダンプファイルの名前。 デフォルトは mdm_sample.zip です。

Informatica MDM Hub サンプルオペレーショナルリファレンスストアの登録

MDM Hub サンプルオペレーショナルリファレンスストアは設定後に登録する必要があります。 MDM Hub サンプ

ルオペレーショナルリファレンスストアを登録するには、Hub コンソールを使用します。

1. Hub コンソールを開始します。

[データベースの変更]ダイアログボックスが表示されます。

2. MDM Hub マスターデータベースを選択して、[接続]をクリックします。

3. 設定ワークベンチにあるデータベースツールを起動します。

4. [書き込みロック] > [ロックの取得]の順にクリックします。

5. [データベースの登録]ボタンをクリックします。

Informatica MDM Hub 接続ウィザードが表示され、データベースタイプの選択が求められます。

6. データベースのタイプを選択して[次へ]をクリックします。

Informatica MDM Hub サンプルオペレーショナルリファレンスストアの登録 125

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7. データベースの接続プロパティを設定します。

a. [接続プロパティ]ページで、接続プロパティを指定し、[次へ]をクリックします。

以下の表に、接続プロパティの種類と説明を示します。

プロパティ 説明

データベース表示名

Hub コンソールに表示する必要があるオペレーショナルリファレンスストアの名前。

マシン識別子 Hub ストアインスタンスからのレコードを一意に識別するためにキーに割り当てられるプレフィックス。

データベースホスト名

Microsoft SQL Server データベースをホストするサーバーの IP アドレスまたは名前。

ポート Microsoft SQL Server データベースのポート。 デフォルトは1433。

スキーマ名 オペレーショナルリファレンスストアの名前。mdm_sample を指定します。

パスワード オペレーショナルリファレンスストアのユーザー名に関連付けられているパスワード。

b. [接続プロパティ]ページで、接続プロパティを指定し、[次へ]をクリックします。

c. サマリを確認し、追加の接続プロパティを指定します。

以下の表に、設定可能な追加の接続プロパティを示します。

プロパティ 説明

接続 URL 接続 URL。接続ウィザードでは、デフォルトで接続 URL が生成されます。

登録後データソースを作成する

登録後にアプリケーションサーバーのデータソースを作成する場合は選択します。

8. [完了]をクリックします。

[データベースの登録]ダイアログボックスが表示されます。

9. [OK]をクリックします。

MDM Hub により、MDM Hub サンプルオペレーショナルリファレンスストアが登録されます。

10. 登録した MDM Hub サンプルオペレーショナルリファレンスストアを選択し、[データベース接続のテスト]

ボタンをクリックしてデータベース設定をテストします。

[データベースのテスト]ダイアログに、データベース接続テストの結果が表示されます。

11. [OK]をクリックします。

オペレーショナルリファレンスストアが登録され、データベースとの接続がテストされます。

126 第 11 章: リソースキットのインストール

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グラフィカルモードでのリソースキットのインストール

グラフィカルモードでリソースキットをインストールできます。

リソースキットをインストールする前に、MDM Hub をインストールおよび設定しておく必要があります。

1. アプリケーションサーバーを起動します。

2. コマンド プロンプトを開き、リソースキットインストーラに移動します。 デフォルトでは、インストー

ラは以下のディレクトリにあります。

UNIX の場合:<配布ディレクトリ>/<オペレーティングシステム名>/mrmresourcekit

Windows の場合: <distribution directory>\windows\mrmresourcekit

3. 次のコマンドを実行します。

UNIX の場合:hub_resourcekit_install.bin

Windows の場合:hub_resourcekit_install.exe

4. インストールの言語を選択し、[OK]をクリックします。

[概要]ウィンドウが表示されます。

5. [次へ]をクリックします。

[ライセンスキー]ウィンドウが表示されます。

6. [使用許諾契約に同意する]オプションを選択し、[次へ]をクリックします。

[機能のインストール]ウィンドウが表示されます。

7. インストールするリソースキットの機能を選択し、[次へ]をクリックします。

次のオプションを選択することができます。

サンプルスキーマ

MDM Hub サンプルスキーマリソースをインストールします。 サンプルアプリケーションをインストー

ルする前に、サンプルスキーマを作成して Hub サーバーに登録する必要があります。

サンプルとユーティリティ

サンプルアプリケーションとサンプルユーティリティをインストールします。

デプロイされるサンプルアプリケーションのリストは、次のディレクトリの build.properties ファイ

ルに保存されています。

<Resourcekit_Home>\samples

SIF SDK および Javadoc

SIF SDK に関連する Javadoc、ライブラリ、およびリソースがインストールされます。

BPM SDK

BPM SDK に関連するリソースがインストールされます。

Jaspersoft

Jaspersoft インストーラがリソースキットのホームにコピーされます。

SSA-NAME3

SSA-NAME3 インストーラがリソースキットのホームにコピーされます。

MDM Hub でサンプルスキーマを作成、登録しておかなければならないというメッセージが表示されます。

8. [OK]をクリックします。

[インストールフォルダの選択]ウィンドウが表示されます。

グラフィカルモードでのリソースキットのインストール 127

Page 128: Informatica MDM Multidomain Edition for Microsoft … Documentation...Informatica MDM Multidomain Edition for Microsoft SQL Server インストールガイド(WebSphere) バージョン

9. リソースキットをインストールする場所を選択します。

• デフォルトの場所を選択するには、[次へ]をクリックします。

• パスを入力するには、インストールフォルダのパスを入力して[次へ]をクリックします。

注: ディレクトリまたはフォルダ名にスペースが含まれているパスを指定すると、インストールは失敗

します。

• デフォルトのインストール場所に戻す場合は、[デフォルトフォルダの復元]をクリックする。

• 別の場所を指定する場合は、[選択]をクリックして[次へ]をクリックする。

UNIX の場合は、[リンクフォルダの選択]ウィンドウが表示されます。

Windows の場合は、[ショートカットフォルダの選択]ウィンドウが表示されます。

10. UNIX の場合は、リンクフォルダを選択するか、またはリンクを作成しないオプションを選択して、[次へ]

をクリックします。Windows の場合は、製品アイコンを作成する場所を選択するか、または製品アイコン

を作成しないオプションを選択します。

[設定の選択]ウィンドウが表示されます。

11. 設定オプションを選択し、[次へ]をクリックします。

以下のいずれかのオプションを選択することができます。

サンプルの設定

サンプルをインストールして設定します。

ソースのみ

サンプルのソースをインストールしますが、設定まではしません。

[サンプルの設定]を選択した場合は、[リソースキットのアプリケーションサーバー]ウィンドウが表示

されます。 [ソースのみ]を選択した場合は、[インストール前のサマリ]ウィンドウが表示されます。

12. [リソースキットのアプリケーションサーバー]ウィンドウで、リソースキットをインストールするアプリ

ケーションサーバーを選択し、[次へ]をクリックします。

選択したアプリケーションサーバーの[アプリケーションサーバー: ホーム]ウィンドウが表示されま

す。

13. アプリケーションサーバーを設定します。

a. WebSphere Application Server のパスを選択し、[次へ]をクリックします。

[警告]ウィンドウが表示されます。

b. インストール条件を満たしていることを確認し、[OK]をクリックします。

[WebSphere セキュリティの選択]ウィンドウが表示されます。

c. WebSphere のセキュリティを有効にするかどうかを選択し、[次へ]をクリックします。

• [いいえ]を選択して[次へ]をクリックすると、[WebSphere Application Server: ポート]ウ

ィンドウが表示されます。デフォルトは[いいえ]です。

サーバー名を設定し、WebSphere Application Server の RMI ポートと SOAP ポートを設定します。

• [はい]を選択して[次へ]をクリックすると、[WebSphere Application Server: ポートおよび

ユーザークレデンシャル]ウィンドウが表示されます。WebSphere のユーザー名と WebSphere のパ

スワードを指定します。

[Informatica MDM Hub サーバー]ウィンドウが表示されます。

14. Hub サーバーのインストールの情報を入力し、[次へ]をクリックします。

次のフィールドに値を入力します。

128 第 11 章: リソースキットのインストール

Page 129: Informatica MDM Multidomain Edition for Microsoft … Documentation...Informatica MDM Multidomain Edition for Microsoft SQL Server インストールガイド(WebSphere) バージョン

サーバー名

Hub サーバーをホストするサーバーの名前。

サーバーの HTTP ポート

Hub サーバーのポート番号。

Informatica MDM の管理パスワード

MDM Hub にアクセスするためのパスワード。

[リソースキットの ORS ID]ウィンドウが表示されます。

15. リストからリソースキットの ORS ID を選択し、[次へ]をクリックします。

リストには、作成したオペレーショナル参照ストア ID が表示されています。 サンプルスキーマに関連す

るオペレーショナル参照ストア ID を選択します。

サンプルスキーマを登録していない場合、サンプルスキーマのオペレーショナル参照ストア ID は表示され

ません。 サンプルのオペレーショナル参照ストアを登録し、インストールを再起動します。

[デプロイメントの選択]ウィンドウが表示されます。

16. 次のいずれかのオプションを選択し、[次へ]をクリックします。

このインストール中に実行する。

インストール中にリソースキットをデプロイし、設定します。

後でデプロイする。

後で手動でデプロイと設定を行う場合は、このオプションを選択します。

サンプルとユーティリティ機能のインストールが選択済みの場合は、このインストール手順でリソー

スキットをデプロイ、設定します。 この手順でリソースキットをデプロイしない場合は、変更を行

ったときに、リソースキットに付属している postInstallSetup スクリプトを使用してサンプルを再

デプロイすることはできません。

インストール後のセットアップを手動で実行する場合は、後で postInstallSetup スクリプトを使用

して EAR ファイルをデプロイすることはできません。 インストールを変更する場合は、手動で EAR

ファイルを編集、デプロイする必要があります。

[インストール前のサマリ]ウィンドウが表示されます。

17. インストール前のサマリを確認してインストールの設定を確定し、[インストール]をクリックします。

インストールが完了すると、[インストールの完了]ウィンドウが表示されます。

18. [完了]をクリックしてリソースキットのインストーラを終了します。

コンソールモードでのリソースキットのインストール

コンソールモードでリソースキットをインストールできます。

リソースキットをインストールする前に、MDM_SAMPLE スキーマを登録しておきます。

1. アプリケーションサーバーを起動します。

2. MDM Hub ディストリビューション内の次のディレクトリに移動します。

UNIX の場合:<distribution directory: 配布ディレクトリ>/<operating system name: オペレーティングシステム名

>/resourcekit

コンソールモードでのリソースキットのインストール 129

Page 130: Informatica MDM Multidomain Edition for Microsoft … Documentation...Informatica MDM Multidomain Edition for Microsoft SQL Server インストールガイド(WebSphere) バージョン

Windows の場合:<distribution directory: 配布ディレクトリ>/windows/resourcekit

3. コマンドプロンプトで次のコマンドを実行します。

UNIX の場合:./hub_resourcekit_install.bin -i console

Windows の場合:hub_resourcekit_install.exe -i console

4. インストールで選択するロケールに対応する番号を入力し、Enter を押します。

インストールに関する概要情報が表示されます。

5. Enter キーを押します。

使用許諾契約が表示されます。

6. 使用許諾契約に目を通します。使用許諾契約の条項に同意する場合は Y と入力し、同意しない場合は N と

入力してインストールプログラムを終了します。

7. Enter キーを押します。

前の手順で Y と入力した場合、インストールフォルダに関する情報が表示されます。

8. カンマで区切られたインストール対象のリソースキット機能の数を入力し、Enter キーを押します。

サンプルスキーマのインストールを要求するプロンプトが表示されます。

9. リソースキットをインストールするフォルダを選択します。

• デフォルトのフォルダを選択する場合は、Enter キーを押します。

• パスを変更する場合は、インストールフォルダの絶対パスを入力し、Enter キーを押します。

10. インストールフォルダの場所を確認します。インストールフォルダを確認して[OK]を入力するか、また

は[キャンセル]を入力してインストールフォルダを変更します。

11. Enter キーを押します。

リンク場所のオプションのリストが表示されます。

12. リンク場所のオプションを番号で入力します。

リンクファイルの場所を尋ねるプロンプトが表示されます。

13. リンクファイルの場所を絶対パスで入力し、Enter キーを押します。

ソースのサンプルの設定オプションが表示されます。

14. 設定オプションを入力し、Enter キーを押します。

オプション 説明

1 サンプルをインストールして設定する

2 サンプルのソースをインストールしますが、設定まではしない

1 を入力した場合は、アプリケーションサーバーのオプションのリストが表示されます。 2 を入力した場

合は、インストール前のサマリが表示されます。

15. 1 を入力した場合は、選択するアプリケーションサーバーの数を入力し、Enter キーを押します。

アプリケーションサーバーの情報を要求するプロンプトが表示されます。

16. WebSphere 設定を設定します。

a. アプリケーションサーバーのインストールディレクトリを指定し、Enter キーを押します。

インストーラで、WebSphere の JDBC ドライバの前提条件が表示されます。

b. データベースの JDBC ドライバファイルの場所を確認し、Enter キーを押します。

130 第 11 章: リソースキットのインストール

Page 131: Informatica MDM Multidomain Edition for Microsoft … Documentation...Informatica MDM Multidomain Edition for Microsoft SQL Server インストールガイド(WebSphere) バージョン

データベースの JDBC ドライバファイルのコピーが<WebSphere_install_dir>/AppServer/lib ディレクトリ

に作成されます。WebSphere セキュリティの選択の情報が表示されます。

c. [いいえ]を選択すると、WebSphere アプリケーションサーバーのポート情報が表示されます。[はい]

を選択すると、WebSphere アプリケーションサーバーのポート情報とユーザークレデンシャル情報が

表示されます。

• [いいえ]を選択する場合、サーバー名、RMI ポート、SOAP ポート、およびプロファイル名を入力

するか、デフォルト値を受け入れて、Enter キーを押します。

• [はい]を選択する場合、サーバー名、RMI ポート、SOAP ポート、プロファイル名、ユーザー名、

およびパスワードを入力するか、デフォルト値を受け入れて、Enter キーを押します。

Hub サーバーの情報を要求するプロンプトが表示されます。

17. Hub サーバーのインストールの情報を入力し、Enter キーを押します。

以下の表で、Hub サーバーのインストール情報を要求するプロンプトについて説明します。

プロンプト 説明

サーバー名 Hub サーバーをホストするサーバーの名前。

サーバーの HTTP ポート Hub サーバーのポート番号。

Informatica MDM の管理パスワード MDM Hub にアクセスするためのパスワード。

MDM Hub ORS ID のリストが表示されます。

18. MDM サンプルスキーマのオペレーショナル参照ストア ID を入力し、Enter キーを押します。

サンプルスキーマを登録していない場合、サンプルスキーマのオペレーショナル参照ストア ID は表示され

ません。 サンプルのオペレーショナル参照ストアを登録し、インストールを再起動します。

デプロイメントの選択プロンプトが表示されます。

19. インストール中に postInstallSetup を実行するか、後で手動で実行するか、いずれかの方法を選択します。

20. Enter キーを押します。

インストールの設定のサマリが表示されます。

21. インストール前のサマリに表示された情報を確認します。設定内容に問題がなければ、Enter キーを押し

てインストールを開始します。

指定した設定情報に従ってリソースキットがインストールされます。 プロセスが完了すると、インストー

ルの完了に関する情報が表示されます。

22. Enter キーを押してインストーラを終了します。

コンソールモードでのリソースキットのインストール 131

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サイレントモードでのリソースキットのインストール

サイレントモードでは、ユーザーとの対話なしでリソースキットをインストールできます。複数のインストー

ルや、マシンクラスタにインストールをする必要があるときは、サイレントモードでの実行をお勧めします。

サイレントインストールでは、進捗や失敗に関するメッセージが表示されません。

リソースキットのサイレントインストールを実行する前に、サイレントインストールのプロパティファイルを

設定する必要があります。インストーラによりこのファイルが読み込まれ、インストールオプションが決定さ

れます。 サイレントインストールのプロセスは、不正なアプリケーションサーバーのパスまたはポートなど、

設定が正しくない場合でも正常に完了する場合があります。プロパティファイルに正しい設定がされているこ

とを確認する必要があります。

リソースキットのインストール先となるマシンのハードディスクに、リソースキットのインストールファイル

をコピーします。 サイレントモードでインストールするには、以下のタスクを完了します。

1. インストールプロパティファイルを設定し、そのプロパティファイル内でインストールオプションを指定

する。

2. インストールプロパティファイルを使用してインストーラを実行する。

プロパティファイルの設定

Informatica では、インストーラが必要とするパラメータを含むサンプルのプロパティファイルが提供されて

います。このサンプルのプロパティファイルをカスタマイズして、インストールのオプションを指定できます。

次に、サイレントインストールを実行します。

自動インストーラは、プロパティファイルの設定を検証しません。自動インストーラを実行する前に、正しい

設定を指定したことを確認し、検証する必要があります。

1. 次のディレクトリにある silentInstallResourceKit_sample.properties ファイルを検索します。

UNIX の場合:/silent_install/mrmresourcekit

Windows の場合:\silent_install\mrmresourcekit

ファイルをカスタマイズしたら、保存します。 ファイルの名前を変更し、マシン上のどこかに保存してお

くことができます。

注: サイレントプロパティファイルでは、スラッシュおよびバックスラッシュが特殊文字として扱われま

す。インストールパスなどの情報をこのファイルに入力するときは、これらの文字のいずれかを 2 つ入力

する必要があります。例えば、サーバーディレクトリのパスを入力するには、\\u1\\infamdm\\hub\

\resourcekit と入力する必要があります。

2. silentInstallResourceKit_sample.properties ファイルのバックアップコピーを作成します。

3. テキストエディタを使用してファイルを開き、インストールパラメータの値を変更します。

4. プロパティファイルを silentInstallresourcekit.properties などの新しい名前で保存します。

以下の表に、変更可能なインストールパラメータを示します。

プロパティ名 説明

INSTALLER_UI インストールのモードを指定する。 silent に設定します。

SIP.INSTALL.TYPE インストールのタイプを指定します。SIPERIAN_SAMPLE_INSTALL に設定されている。

132 第 11 章: リソースキットのインストール

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プロパティ名 説明

SIP.INSTALL.SAMPLE.SCHEMA サンプルスキーマをインストールするかどうかを指定する。

次のいずれかの値を指定します。- 0. サンプルスキーマをインストールしない

- 1. サンプルスキーマをインストールする

SIP.INSTALL.SAMPLES サンプルとユーティリティをインストールするかどうかを指定する。

次のいずれかの値を指定します。- 0. サンプルとユーティリティをインストールしない

- 1. サンプルとユーティリティをインストールする

SIP.INSTALL.SIF.SDK サービス統合フレームワーク(SIF)SDK をインストールするかどうかを指定する。

次のいずれかの値を指定します。- 0. SIF SDK をインストールしない

- 1. SIF SDK をインストールする

SIP.INSTALL.BPM.SDK BPM SDK をインストールするかどうかを指定する。

次のいずれかの値を指定します。- 0. BPM SDK をインストールしない

- 1. SIF SDK をインストールする

SIP.INSTALL.JASPERSOFT Jaspersoft レポートツールをインストールするかどうかを指定する。

次のいずれかの値を指定します。- 0. BPM SDK をインストールしない

- 1. SIF SDK をインストールする

SIP.INSTALL.SSANAME3 SSA-NAME3 をインストールするかどうかを指定する。

次のいずれかの値を指定します。- 0. SSA-NAME3 をインストールしない

- 1. SSA-NAME3 をインストールする

USER_INSTALL_DIR リソースキットのインストール先ディレクトリ。C\:\\<infamdm_install_directory>\\hub\\resourcekit など。

RUN_CONFIGURE_FLAG サンプルを設定するかどうかを指定する。- 0. サンプルを設定しない

- 1. サンプルをインストールして設定する

デフォルトは 1。

RUN_CONFIGURE_FLAG プロパティを 1 に設定する場合は、RUN_CONFIGURE_SETUP プロパティをコメントアウトするか、0 に設定する。 サンプルを設定する場合は、必ずアプリケーションサーバーと Hub サーバーを起動し、Hub コンソールでサンプルスキーマを登録しておく。

サイレントモードでのリソースキットのインストール 133

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プロパティ名 説明

RUN_CONFIGURE_SETUP サンプルのソースのみを設定するかどうかを指定する。- 0. サンプルのソースをインストールしない

- 1. サンプルのソースをインストールする

RUN_CONFIGURE_SETUP プロパティを 1 に設定する場合は、RUN_CONFIGURE_FLAG プロパティをコメントアウトするか、0 に設定する。 RUN_CONFIGURE_SETUP プロパティを 1 に設定する場合には、後からサンプルを設定、デプロイすることはできない。

SIP.AS.CHOICE アプリケーションサーバーの名前。 WebSphere と指定します。

SIP.AS.HOME WebSphere インストールディレクトリへのパス。

SIP.AS.SERVER サーバーの名前。

SIP.AS.PROFILENAME アプリケーションサーバーのプロファイル名。

SIP.AS.PORT_2 RMI ポート番号を指定します。

SIP.AS.PORT_3 SOAP ポート番号を指定します。

SIP.WEBSPHERE.SECURITY.ENABLED.Yes=1 WebSphere のセキュリティが有効な場合、このプロパティを設定します。

SIP.WEBSPHERE.SECURITY.ENABLED.Yes=1 であれば、以下のプロパティを設定します。- SIP.APPSERVER.USERNAME

- SIP.APPSERVER.PASSWORD

SIP.APPSERVER.USERNAME WebSphere にアクセスするために必要なユーザー名。

SIP.APPSERVER.PASSWORD WebSphere にアクセスするために必要なパスワード。

SIP.SERVER.NAME Hub サーバーがデプロイされているサーバーの名前。

SIP.SERVER.HTTP.PORT Hub サーバーがリスンするポート。

SIP.ADMIN.PASSWORD Hub サーバーにアクセスするためのパスワード。

SIP.ORS.ID MDM Hub サンプルスキーマのオペレーショナル参照ストア ID。

RUN_DEPLOYMENT_FLAG サイレントインストールの一部として、postInstallSetup スクリプトを実行する。- 0. postInstallSetup スクリプトを実行しない

- 1. postInstallSetup スクリプトを実行する

134 第 11 章: リソースキットのインストール

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サンプルのプロパティファイル

以下の例は、サンプルの silentInstallResourceKit_sample.properties ファイルの内容を示しています。

INSTALLER_UI=silentSIP.INSTALL.TYPE=SIPERIAN_SAMPLE_INSTALL

#Installation Features#0=Do not install#1=Install

SIP.INSTALL.SAMPLE.SCHEMA=1SIP.INSTALL.SAMPLES=1SIP.INSTALL.SIF.SDK=1SIP.INSTALL.BPM.SDK=1SIP.INSTALL.JASPERSOFT=1SIP.INSTALL.SSANAME3=1

## Resource Kit Install directory.USER_INSTALL_DIR=C\:\\siperian\\hub\\resourcekit

## If you want to configure samples as a part of silent installation, set following property:RUN_CONFIGURE_FLAG=1## If you want to install only source samples as a part of silent installation, set following property:#RUN_CONFIGURE_SETUP=0

## Set the properties for one of the application servers JBoss, WebSphere, or WebLogic.

## Properties for WebSphere application serverSIP.AS.CHOICE="WebSphere"SIP.AS.HOME=C\:\\Program Files\\WebSphere\\AppServer

## if websphere security is enabled, following property needs to be set#SIP.WEBSPHERE.SECURITY.ENABLED.YES=1

SIP.AS.SERVER=server1SIP.AS.PORT_2=2809SIP.AS.PORT_3=8880SIP.AS.PROFILENAME=AppSrv01# if SIP.WEBSPHERE.SECURITY.ENABLED is 'Yes', following two properties need to be setSIP.APPSERVER.USERNAME=usernameSIP.APPSERVER.PASSWORD=password

## properties for MDM Hub ServerSIP.SERVER.NAME=localhostSIP.SERVER.HTTP.PORT=9080SIP.ADMIN.PASSWORD=admin

#sip ors id from hub serverSIP.ORS.ID=localhost-orcl-MDM_SAMPLE

## If you want to run postInstallSetup as a part of silent installation, set the following property:RUN_DEPLOYMENT_FLAG=1## If you want to run postInstallSetup as a part of silent installation, set the following property:RUN_DEPLOYMENT_FLAG=0

サイレントインストーラの実行

プロパティファイルの設定後、サイレントインストールを開始できます。

1. アプリケーションサーバーが動作していることを確認します。

2. コマンドウィンドウを開きます。

サイレントモードでのリソースキットのインストール 135

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3. 次のコマンドを実行します。

UNIX の場合:./hub_resourcekit_install.bin -f <location_of_silent_properties_file_for_resourcekit>

Windows の場合:.\hub_resourcekit_install.exe -f <location_of_silent_properties_file_for_resourcekit>

サイレントインストーラがバックグラウンドで実行されます。このプロセスには時間がかかる場合があります。

postinstallSetup.log ファイルを確認して、インストールが成功したことを検証します。

ログファイルは、以下のディレクトリにあります。

UNIX の場合:<infamdm_install_directory>/logs/postInstall.log

Windows の場合:<infamdm_install_directory>\logs\postInstall.log

136 第 11 章: リソースキットのインストール

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第 1 2 章

リソースキットのインストール後の作業

この章では、以下の項目について説明します。

• sip_ant スクリプトの編集, 137 ページ

• postInstall スクリプトの手動実行, 138 ページ

sip_ant スクリプトの編集インストールタスクを実行したら、sip_ant スクリプトを編集します。

1. テキストエディタで sip_ant スクリプトを開きます。

sip_ant スクリプトは次のディレクトリにあります。

UNIX の場合:<Resource Kit install directory>/deploy/bin

Windows の場合:<Resource Kit install directory>\deploy\bin

2. 次と同様の行を見つけます。

UNIX の場合:"$JAVA_HOME/bin/java" $USER_INSTALL_PROP -Xms128m -Xmx1024m -XX:MaxPermSize=256m -classpath

"%WAS_CLASSPATH%;

Windows の場合:"%JAVA_HOME%\bin\java" %USER_INSTALL_PROP% -Xms128m -Xmx1024m -XX:MaxPermSize=256m -

classpath "%WAS_CLASSPATH%;

3. 次と同様のコードで置換し、JAVA_HOME を設定します。

UNIX の場合:"$JAVA_HOME/bin/java" -Djava.endorsed.dirs="<WebSphere installation directory>\endorsed_apis"

$USER_INSTALL_PROP -Xms128m -Xmx1024m -XX:MaxPermSize=256m -classpath "%WAS_CLASSPATH%;

Windows の場合:"%JAVA_HOME%\bin\java" -Djava.endorsed.dirs="<WebSphere installation directory>

\endorsed_apis" %USER_INSTALL_PROP% -Xms128m -Xmx1024m -XX:MaxPermSize=256m -classpath "%WAS_CLASSPATH%;

4. 変更を保存し、sip_ant スクリプトを閉じます。

137

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postInstall スクリプトの手動実行すべての必要なデプロイメントファイルをアプリケーションサーバーに確実にデプロイするには、手動で

postInstall スクリプトを実行します。

1. コマンドプロンプトを開きます。

2. 次のディレクトリにある postInstallSetup スクリプトに移動します。

UNIX の場合: <infamdm installation directory: infamdm インストールディレクトリ>/hub/resourcekit/deploy

Windows の場合:<infamdm installation directory: infamdm インストールディレクトリ>\hub\resourcekit\deploy

3. 次のコマンドを実行します。

UNIX の場合: postInstall.sh -Ddatabase.password=<MDM Hub Master Database Password>

注: パスワードに感嘆符(!)が含まれている場合、感嘆符の前にバックスラッシュを付ける必要がありま

す。例えば、パスワードが!!cmx!!の場合、そのパスワードを「\!\!cmx\!\!」と入力します。

Windows の場合:postInstall.bat -Ddatabase.password=<MDM Hub Master Database Password>

注: WebSphere でセキュリティを有効にしている場合は、postInstallSetup スクリプトに-

Dwebsphere.password=<Secure WebSphere Password>のオプションを付けて実行します。

138 第 12 章: リソースキットのインストール後の作業

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第 1 3 章

MDM Hub のトラブルシューティング

• インストールプロセスのトラブルシューティング, 139 ページ

インストールプロセスのトラブルシューティングインストールが失敗した場合は、次の情報を利用してエラーのトラブルシューティングを行います。

デフォルトディレクトリにアプリケーションサーバープロファイルがインストールされていない。

アプリケーションサーバープロファイルをデフォルトディレクトリにインストールしなかった場合、Hub サー

バーおよび Process サーバーのアプリケーションを postInstallSetup スクリプトでアプリケーションサーバ

ーにデプロイすることができません。

次のデフォルトディレクトリを使用します。

UNIX の場合: <Websphere_install_home>/profiles

Windows の場合:<Websphere_install_home>\profiles

問題を解決するには、Hub サーバーとクレンジング一致サーバーの EAR ファイルを再パッケージしてから、手

動で Hub サーバーおよびクレンジング一致サーバーアプリケーションをアプリケーションサーバーがインスト

ールされているカスタムディレクトリにデプロイします。

ディレクトリに siperian-mrm.ear ファイルがあると PostInstallSetUp スクリプトが失敗する

Hub サーバーアプリケーションを、siperian-mrm.ear という名前のファイルが含まれているディレクトリにデ

プロイしようとすると、次のエラーが表示されます。

[wsadmin] ADMA5016I: Installation of siperian-mrm.ear started.

[wsadmin] A composition unit with name siperian-mrm.ear already exists. Select a different application name.

問題を解決するには、siperian-mrm.ear ファイルが含まれているすべてのディレクトリを削除してから

postinstallSetup を再度実行して、ear ファイルをデプロイします。

注: Hub サーバーアプリケーションをデプロイ解除しても、siperian-mrm.ear ファイルがアプリケーションサー

バーディレクトリにまだ存在していることがあります。

139

Page 140: Informatica MDM Multidomain Edition for Microsoft … Documentation...Informatica MDM Multidomain Edition for Microsoft SQL Server インストールガイド(WebSphere) バージョン

ソケットがタイムアウトすると、PostInstallSetUp スクリプトが失敗する

Hub サーバーを WebSphere 環境にインストールするときに、インストール後のセットアッププロセスが失敗し

て、次のエラーが表示されます。

[wsadmin] Saving configuration ... [wsadmin] WASX7017E: Exception received while running file "wsinstall.jacl"; exception information: com.ibm.websphere.management.exception.ConfigServiceException [wsadmin] com.ibm.websphere.management.exception.ConnectorException [wsadmin] org.apache.soap.SOAPException: [SOAPException: faultCode=SOAP-ENV:Client; msg=Read timed out; targetException=java.net.SocketTimeoutException: Read timed out] [wsadmin] WASX7341W: No "save" was performed before the interactive scripting session exited; configuration changes will not be saved.

問題を解決するには、WebSphere を再起動し、Hub コンソールを起動します。

ActiveVOS サーバーのデプロイメントがタイムアウトすると、PostInstallSetUp スクリプトが失敗する

Hub サーバーをインストールする際、インストール後のセットアッププロセスが ActiveVOS サーバーのデプロ

イ時に失敗することがあります。

この問題を解決するには、次のディレクトリの build.properties ファイルに含まれる deploy.wait.time プロパテ

ィの値を大きくします。

UNIX の場合:<infamdm のインストールディレクトリ>/hub/server/bin

Windows の場合:<infamdm のインストールディレクトリ>\hub\server\bin

Hub サーバーが cmx_system スキーマに接続できない

Hub サーバーが cmx_system スキーマに接続できないことを確認するには、アプリケーションサーバーログを確

認します。

問題を解決するには、データベース接続の問題を解決します。アプリケーションサーバーコンソールを使用し

てデータベースへの接続をテストします。cmx_system スキーマへの接続を解決できない場合は、cmx_system

スキーマを再作成します。

レコードのトークン化の必要性の検証に失敗する

マッチプロセスの実行時、以下のようなエラーメッセージが表示されることがあります。

SIP-16062: Failed to verify the need to tokenize records.

以下の環境変数の設定を確認します。

• PATH 環境変数には以下のパスが含まれる必要があります。

UNIX の場合: <infamdm_install_directory>/hub/cleanse/lib

Windows の場合:<infamdm_install_directory>\hub\cleanse\lib

• SSAPR 環境変数にはすべてのユーザーに対して次のパスが含まれる必要があります。

UNIX の場合: <infamdm_install_directory>/server_install_dir>/cleanse/resources

Windows の場合:<infamdm_install_directory>\server_install_dir>\cleanse\resources

プロセスサーバーのロード時の major.minor バージョンエラー

Process サーバーをロードしようとして、コンソールに何度も major.minor のエラーが起きる場合は、システム

に正しいバージョンの Java がインストールされていることを確認します。

CORBA TRANSACTION_ROLLEDBACK の例外

データマネージャまたはマージマネージャを使用しているとき、MDM Hub によって CORBA

TRANSACTION_ROLLEDBACK の例外が生成される場合があります。この例外が生成された場合は、WebSphere 管理コ

ンソールを開いて、WebSphere プロセス定義に-Djava.vendor=IBM Java オプションを手動で設定してください。

140 第 13 章: MDM Hub のトラブルシューティング

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Hub サーバーのキャッシュタイムアウト例外

Hub サーバーがキャッシュオブジェクトのロックを取得できない場合、jbossCacheConfig.xml ファイルを変更し

てロックの取得とレプリケーションのタイムアウトを増やす必要があります。jbossCacheConfig.xml ファイルは

次の場所にあります。

UNIX の場合: <infamdm_install_dir>/server/resources/jbossCacheConfig.xml.

Windows の場合:<infamdm_install_dir>\server\resources\jbossCacheConfig.xml

例えば、次のサンプルに示されているように、ロックの取得のタイムアウトとレプリケーションのタイムアウ

トを増やします。

<locking ... lockAcquisitionTimeout="30000" .../><sync replTimeout="30000"/>

認証中の Address Doctor 例外

認証中に Address Doctor が例外を生成します。JVM のスタックサイズが充分であることを確認します。

1. WebSphere コンソールを開きます。

2. [サーバー] > [アプリケーションサーバー] > <Your Server> > [プロセス定義] > [Java 仮想マ

シン]に移動します。

3. [JVM 汎用引数]に以下の引数を追加します。

-Xss2000k - Initializes the stack size to 2000k-Xms128m - Initializes the heap with at least 128 MB-Xmx1024m - Initializes the heap with a maximum of 1024 MB

4. 設定を保存します。

5. WebSphere サーバーを再起動します。

オペレーショナル参照ストアにワークフローエンジンが設定されていません

MDM Hub をインストールし、前のバージョンからオペレーショナル参照ストア(ORS)をインポートすると、

ORS にワークフローエンジンが設定されていないことを示す致命的なエラーが表示されます。 このエラーの原

因は、Siperian BPM ワークフローエンジンがデフォルトで登録されていないためです。 ORS に設定する必要

がある Siperian BPM ワークフローエンジンを登録するには、Workflow Manager を使用します。

インストールプロセスのトラブルシューティング 141

Page 142: Informatica MDM Multidomain Edition for Microsoft … Documentation...Informatica MDM Multidomain Edition for Microsoft SQL Server インストールガイド(WebSphere) バージョン

第 1 4 章

アンインストール

この章では、以下の項目について説明します。

• アンインストールの概要, 142 ページ

• Hub Store のアンインストール, 142 ページ

• グラフィカルモードでの Process サーバーのアンインストール, 143 ページ

• グラフィカルモードでの Hub サーバーのアンインストール, 144 ページ

• グラフィカルモードでのリソースキットのアンインストール, 145 ページ

• コンソールモードでのプロセスサーバーのアンインストール, 146 ページ

• コンソールモードでの Hub Server のアンインストール, 146 ページ

• コンソールモードでのリソースキットのアンインストール, 146 ページ

• 手動によるプロセスサーバーのデプロイ解除, 147 ページ

• 手動による Hub Server のデプロイ解除, 147 ページ

アンインストールの概要MDM Hub をアンインストールするには、Process サーバー、Hub サーバー、Hub Store を MDM Hub の実装から削

除する必要があります。

MDM Hub をアンインストールするには、以下の手順を実行します。

1. Hub Store をアンインストールします。

2. Process サーバーをアンインストールします。

3. Hub サーバーをアンインストールします。

Hub Store のアンインストールHub Store スキーマを削除し、Hub Store スキーマへのユーザーログインを削除して、Hub Store をアンインス

トールできます。Hub Store スキーマを削除する前に、Hub コンソールを使用して Hub Store スキーマの登録

を解除します。

Hub Store スキーマを削除するには、管理者特権を持っている必要があります。

1. Hub コンソールを起動します。

142

Page 143: Informatica MDM Multidomain Edition for Microsoft … Documentation...Informatica MDM Multidomain Edition for Microsoft SQL Server インストールガイド(WebSphere) バージョン

2. 設定ワークベンチにあるデータベースツールをクリックします。

[データベース情報]ページが表示されます。

3. [書き込みロック] > [ロックの取得]の順にクリックします。

4. データベースのリストから、登録を解除するオペレーショナルリファレンスストアを選択します。

5. [データベースの登録解除]ボタンをクリックします。

オペレーショナルリファレンスストアの登録解除の確認を求めるメッセージが表示されます。

6. [はい]をクリックします。

7. Microsoft SQL Management Studio を使用して、Microsoft SQL Server インスタンスに接続します。

8. 各 Hub Store スキーマを右クリックし、[削除]をクリックします。

[オブジェクトの削除]ウィンドウが表示されます。

9. [OK]をクリックします。

Hub Store スキーマが削除されます。

グラフィカルモードでの Process サーバーのアンインストール

グラフィカルモードで Process サーバーをアンインストールできます。

UNIX におけるグラフィカルモードでのプロセスサーバーのアンインストール

MDM Hub をアンインストールするには、Process サーバーを削除する必要があります。Process サーバーをアン

インストールする手順は、MDM Hub の実装の Process サーバーごとに実行する必要があります。

1. アプリケーションサーバーを停止します。

2. 次のディレクトリに移動します。

<infamdm_install_directory>/hub/cleanse/UninstallerData

3. アンインストーラを実行します。

./"Uninstall Informatica MDM Hub Cleanse Match Server"

4. [アンインストール]をクリックします。

アンインストールのプロセスが完了すると、[アンインストールの完了]ウィンドウが表示されます。

5. [完了]をクリックします。

Windows におけるグラフィカルモードでのプロセスサーバーのアンインストール

MDM Hub をアンインストールするには、Process サーバーを削除する必要があります。Process サーバーをアン

インストールする手順は、MDM Hub の実装の Process サーバーごとに実行する必要があります。

1. アプリケーションサーバーを停止します。

グラフィカルモードでの Process サーバーのアンインストール 143

Page 144: Informatica MDM Multidomain Edition for Microsoft … Documentation...Informatica MDM Multidomain Edition for Microsoft SQL Server インストールガイド(WebSphere) バージョン

2. [スタート]をクリックし、[プログラム] > [INFAMDM] > [Hub] > [クレンジング] >

[Uninstaller Data] > [Informatica MDM Hub クレンジング一致サーバーのアンインストール]の順に

クリックします。

[アンインストールの概要]ウィンドウが表示されます。

3. [アンインストール]をクリックします。

アンインストールのプロセスが完了すると、[アンインストールの完了]ウィンドウが表示されます。

4. [完了]をクリックします。

グラフィカルモードでの Hub サーバーのアンインストール

グラフィカルモードで Hub サーバーをアンインストールできます。

UNIX におけるグラフィカルモードでの Hub サーバーのアンインストール

MDM Hub をアンインストールするには、MDM Hub の実装から Hub サーバーを削除する必要があります。

1. アプリケーションサーバーが停止していることを確認します。

2. 次のディレクトリに移動します。

<infamdm_install_directory>/hub/server/UninstallerData

3. アンインストーラを実行します。

./"Uninstall Informatica MDM Hub Server"

[アンインストールの概要]ウィンドウが表示されます。

4. [アンインストール]をクリックします。

アンインストールのプロセスが完了すると、[アンインストールの完了]ウィンドウが表示されます。

5. [完了]をクリックします。

Windows におけるグラフィカルモードでの Hub サーバーのアンインストール

MDM Hub をアンインストールするには、MDM Hub の実装から Hub サーバーを削除する必要があります。

1. アプリケーションサーバーが停止していることを確認します。

2. [スタート]ボタンをクリックし、[プログラム] > [Infamdm] > [Hub] > [サーバー] >

[UninstallerData] > [Informatica MDM Hub サーバーのアンインストール]の順にクリックします。

[アンインストールの概要]ウィンドウが表示されます。

3. [アンインストール]をクリックします。

アンインストールのプロセスが完了すると、[アンインストールの完了]ウィンドウが表示されます。

4. [完了]をクリックします。

144 第 14 章: アンインストール

Page 145: Informatica MDM Multidomain Edition for Microsoft … Documentation...Informatica MDM Multidomain Edition for Microsoft SQL Server インストールガイド(WebSphere) バージョン

グラフィカルモードでのリソースキットのアンインストール

グラフィカルモードでリソースキットをアンインストールできます。

UNIX でのグラフィカルモードによるリソースキットのアンインストール

リソースキットをアンインストールするには、MDM Hub の実装からリソースキットを削除する必要があります。

1. アプリケーションサーバーを停止します。

2. 次のディレクトリに移動します。

<infamdm_install_directory>/hub/resourcekit/UninstallerData

3. 次のコマンドを実行します。

./"Uninstall Informatica MDM Hub Resource Kit"

[Informatica MDM Hub リソースキットのアンイストール]ウィンドウが表示されます。

4. [アンインストール]をクリックします。

[アンインストールの完了]ウィンドウが開き、削除できなかった項目のリストが表示されます。

5. [完了]をクリックします。

6. 以下のディレクトリを手動で削除します。

<infamdm_install_dir>/hub/resourcekit

Windows でのグラフィカルモードによるリソースキットのアンインストール

リソースキットをアンインストールするには、MDM Hub の実装からリソースキットを削除する必要があります。

1. アプリケーションサーバーを停止します。

2. 次のディレクトリに移動します。

<ResourceKit_install_dir>\deploy\UninstallerData

3. Uninstall Informatica MDM Hub Resource Kit.exe をダブルクリックします。

[Informatica MDM Hub リソースキットのアンイストール]ウィンドウが表示されます。

4. [アンインストール]をクリックします。

[アンインストールの完了]ウィンドウが開き、削除できなかった項目のリストが表示されます。

5. [完了]をクリックします。

6. 以下のディレクトリを手動で削除します。

<infamdm_install_dir>\hub\resourcekit

グラフィカルモードでのリソースキットのアンインストール 145

Page 146: Informatica MDM Multidomain Edition for Microsoft … Documentation...Informatica MDM Multidomain Edition for Microsoft SQL Server インストールガイド(WebSphere) バージョン

コンソールモードでのプロセスサーバーのアンインストール

UNIX では、Process サーバーをコンソールモードでアンインストールできます。コンソールモードで Process

サーバーをインストールした場合、コンソールモードで Process サーバーをアンインストールします。

1. 次のディレクトリに移動します。

<infamdm_install_dir>/hub/cleanse/UninstallerData

2. 以下のコマンドを入力してアンインストーラを実行します。

./"Uninstall Informatica MDM Hub Cleanse Match Server"

コンソールモードでの Hub Server のアンインストール

UNIX では、Hub サーバーをコンソールモードでアンインストールできます。コンソールモードで Hub サーバー

をインストールした場合、コンソールモードで Hub サーバーをアンインストールします。

1. 次のディレクトリに移動します。

<infamdm_install_dir>/hub/server/UninstallerData

2. 以下のコマンドを入力してアンインストーラを実行します。

./"Uninstall Informatica MDM Hub Server"

コンソールモードでのリソースキットのアンインストール

コンソールモードでリソースキットをアンインストールできます。 コンソールモードでリソースキットをイン

ストールした場合、コンソールモードでリソースキットをアンインストールします。

1. 次のディレクトリに移動します。

UNIX の場合:<infamdm_install_dir>/hub/resourcekit/UninstallerData

Windows の場合:<infamdm_install_dir>\hub\resourcekit\UninstallerData

2. コマンドプロンプトで次のコマンドを実行します。

UNIX の場合:"Uninstall Informatica MDM Hub Resource Kit.bin" -i console

Windows の場合:"Uninstall Informatica MDM Hub Resource Kit.exe" -i console

146 第 14 章: アンインストール

Page 147: Informatica MDM Multidomain Edition for Microsoft … Documentation...Informatica MDM Multidomain Edition for Microsoft SQL Server インストールガイド(WebSphere) バージョン

手動によるプロセスサーバーのデプロイ解除場合によっては、WebSphere 環境から Process サーバーのデプロイを手動で解除する必要があります。

u WebSphere Application Server 管理コンソールを使用して siperian-mrmcleanse.ear ファイルのデプロイを

手動で解除します。

詳細については、WebSphere のマニュアルを参照してください。

手動による Hub Server のデプロイ解除場合によっては、WebSphere 環境から Hub サーバーのデプロイを手動で解除する必要があります。

u WebSphere アプリケーションサーバーの管理コンソールを使用して、次のデプロイメントファイルのデプ

ロイを解除します。

デプロイメントファイル名 説明

siperian-mrm.ear 必須。Hub サーバーアプリケーション。

entity360view-ear.ear オプション。エンティティ 360 フレームワーク。

informatica-mdm-platform-ear.ear

オプション。Informatica プラットフォームアプリケーション。

詳細については、WebSphere のマニュアルを参照してください。

手動によるプロセスサーバーのデプロイ解除 147

Page 148: Informatica MDM Multidomain Edition for Microsoft … Documentation...Informatica MDM Multidomain Edition for Microsoft SQL Server インストールガイド(WebSphere) バージョン

付録 A

インストールと環境設定のチェックリスト

この付録では、以下の項目について説明します。

• インストールチェックリストの概要, 148 ページ

• 手順 1. インストール前のタスク, 148 ページ

• 手順 2。Hub ストアの作成, 150 ページ

• 手順 3。 Hub サーバーのインストール, 150 ページ

• 手順 4.Hub サーバーのインストール後のタスク, 150 ページ

• 手順 5。プロセスサーバーのインストール, 151 ページ

• 手順 6.プロセスサーバーのインストール後のタスク, 151 ページ

• 手順 7。 リソースキットのインストール(オプション), 152 ページ

インストールチェックリストの概要インストールと環境設定のチェックリストでは、インストールを完了するために実行する必要のあるタスクを

まとめています。

手順 1. インストール前のタスクインストールする前に、以下のタスクを実行します。

リリースノートで、インストールプロセスの最新情報を参照してください。

インストーラファイルをダウンロードして抽出します。

ライセンスキーの検証します。ソフトウェアをインストールする前に、インストールする製品のライセン

スキーを用意します。ライセンスキーがない場合は、Informatica グローバルカスタマサポートにお問い

合わせください。

MDM Multidomain Edition をインストールするための最小システム要件を確認します。

MDM Multidomain Edition を AIX または HP-UX にインストールする場合は、Java Development Kit をイン

ストールします。

148

Page 149: Informatica MDM Multidomain Edition for Microsoft … Documentation...Informatica MDM Multidomain Edition for Microsoft SQL Server インストールガイド(WebSphere) バージョン

MDM Multidomain Edition インストールで作業する場合に構成する必要のある、環境変数を設定します。

MDM Hub コンポーネントのオペレーティングシステムロケールを設定します。

X Window サーバーを設定します。インストーラを UNIX 上でグラフィカルモードで実行する場合は、X

Window サーバーを設定します。

分散トランザクション用の Microsoft SQL Server をインストールして設定します。

ODBC ドライバをインストールします。アプリケーションサーバーを UNIX または Linux 上にインストール

する場合は、Microsoft SQL Server 用の ODBC ドライバをインストールします。

WebSphere のマニュアルに説明されている手順に従って、WebSphere をインストールして設定します。

以下の設定を確実に実行します。

•WebSphere インストールディレクトリのパスにスペースを含めない。

•オペレーティングシステムで Internet Protocol バージョン 6(IPv6)を使用する場合、IPv6 を使用す

るように WebSphere を設定します。

•WebSphere と JGroups で同じバインドアドレスが使用されるように、WebSphere を設定します。

•Java オプションのプロパティを設定します。

•WebSphere で最大 JVM ヒープサイズを設定します。

•タイムアウトプロパティの値を大きくします。

•システムスレッドのスタックサイズが小さいために、アプリケーションサーバーが予期せずにシャットダ

ウンしないように、JVM 引数を追加します。

•MDM Hub ユーザーに ActiveVOS サーバーでの認証を許可するには、コンテナベースの認証を設定します。

•WebSphere 起動スクリプトで log4j.xml ファイルのコンフィギュレーションパスを設定します。

•Tomcat Solr MBeans を登録します。Informatica Data Director でスマート検索をサポートするには、

Tomcat Solr MBeans を登録します。

•WebSphere クラスタ環境でプロセスサーバーを自動デプロイする場合は、ヒープサイズとタイムアウトプ

ロパティを設定します。

•Informatica Data Director(IDD)を使用する必要がある場合は、Web コンテナのカスタムプロパティを

設定します。

•MDM Hub をクラスタ環境にインストールする場合は、WebSphere クラスタを設定します。

•複数の MDM Hub マスターデータベース用に WebSphere を設定します。複数の MDM Hub マスターデータベ

ースを設定する場合、各 MDM Hub マスターデータベースに MDM Hub インスタンスをインストールする必

要があります。複数の MDM Hub インスタンスを同じマシンにインストールするには、各 MDM Hub インス

タンスを別個の WebSphere プロファイルにデプロイします。

クレンジング操作に使用する可能性のある、外部クレンジングエンジンをインストールして設定します。

使用するタイムラインの粒度を決定します。タイムラインの粒度は、レコードバージョンの有効期間の定

義に使用される、時間の計測単位です。オペレーショナル参照ストアの作成または更新時にタイムライン

の粒度を設定する準備ができているようにするために、タイムラインの粒度を決定します。

Informatica プラットフォームのプロパティファイルを設定します。MDM Hub インストールの一環として

Informatica プラットフォームをインストールするには、Informatica プラットフォームのプロパティファ

イルを作成します。

検証結果、環境レポート、ログファイルなどのインストールファイルのコピーを保存する、インストール

ドキュメントディレクトリを作成します。

手順 1. インストール前のタスク 149

Page 150: Informatica MDM Multidomain Edition for Microsoft … Documentation...Informatica MDM Multidomain Edition for Microsoft SQL Server インストールガイド(WebSphere) バージョン

ActiveVOS データベーススキーマを作成します。Hub サーバーをインストールする前に、ActiveVOS データ

ベーススキーマを作成します。ActiveVOS データベースには、プロセスの状態に関するデータが格納され

ます。

abAdmin ロールを持つ ActiveVOS コンソール用のユーザーを作成します。

手順 2。Hub ストアの作成Hub ストアを作成するには、次のタスクを実行します。

MDM Hub マスターデータベースを作成します。Hub サーバーをインストールする前に、MDM Hub マスターデ

ータベースを作成する必要があります。MDM Hub マスターデータベースは、MDM Hub 環境構成設定を格納し

ます。

オペレーショナル参照ストアを作成します。オペレーショナル参照ストアは、データベース環境のインス

トールおよび設定後、いつでも作成できます。

メタデータを MDM Hub マスターデータベースにインポートします。メタデータには、リポジトリテーブル

および MDM Hub が Hub ストアで必要とするその他のオブジェクトが含まれます。

メタデータをオペレーショナル参照ストアにインポートします。メタデータには、リポジトリテーブルお

よび MDM Hub が Hub ストアで必要とするその他のオブジェクトが含まれます。

手順 3。 Hub サーバーのインストールHub サーバーインストーラを使用して、Windows または UNIX マシンに Hub サーバーをインストールします。ク

ラスタ環境の場合は、複数のクラスタノードに Hub サーバーをインストールできます。

手順 4.Hub サーバーのインストール後のタスクHub サーバーをインストールしたら、次のタスクを実行します。

作成したインストールドキュメントディレクトリにインストールログファイルをコピーします。ログファ

イルを使用して、インストールに関する問題をトラブルシューティングします。

Hub サーバーのバージョンとビルド番号を確認します。

次の Hub サーバー設定を実行します。

•Hub サーバーの EAR ファイルを、Hub サーバーをインストールしたマシンと同じマシンにデプロイしま

す。

•log4j.xml ファイルにログが記録されるように Hub サーバーを設定します。

•cmxserver.properties ファイルで Hub サーバーのプロパティを設定します。

•インストール中にインストール後のセットアップスクリプトをスキップした場合は、スクリプトを手動で

実行します。

•Hub サーバーのデプロイに失敗した場合は、Hub サーバーを手動で再デプロイします。

150 付録 A: インストールと環境設定のチェックリスト

Page 151: Informatica MDM Multidomain Edition for Microsoft … Documentation...Informatica MDM Multidomain Edition for Microsoft SQL Server インストールガイド(WebSphere) バージョン

Hub サーバー EAR を手動でデプロイし、Informatica Data Director を使用する必要がある場合は、クラ

スローダーを設定します。

複数のプロセスサーバーを設定する場合は、データソースを手動で設定します。

問題をトラブルシューティングする場合、または自動化されたキュー作成プロセスが失敗した場合は、JMS

メッセージキューを手動で設定します。

必要に応じて、オペレーショナル参照ストア(ORS)のパスワードを変更します。

カスタム JAR ファイルがある場合は、Hub サーバーのインストール後、JAR ファイルを siperian-mrm.ear フ

ァイルに再パッケージします。

キャッシュ要件に対応するには、JBoss Cache を設定します。

Informatica プラットフォームをインストール済みの場合は、Informatica プラットフォームのプロセスを

ログに記録するように MDM Hub を設定します。

ユーザーがログインしたマシンにワークスペースメタデータを書き込むように、Developer tool を設定し

ます。

Hub コンソールを起動して、Hub サーバーへのアクセスを確認します。

Hub コンソールを使用して作成した、オペレーショナル参照ストアを登録します。

ActiveVOS の URN を設定します。ActiveVOS コンソールで URN マッピングを設定し、ActiveVOS サーバーの

ホスト名とポート番号を反映させます。

ActiveVOS コンソールユーザーとワークフローアダプタユーザーをアプリケーションサーバーに追加しま

す。MDM Hub、ActiveVOS、およびアプリケーションサーバーで、同じユーザー名、パスワード、およびロ

ールを使用する必要があります。

手順 5。プロセスサーバーのインストールプロセスサーバーインストーラを使用して、Windows または UNIX マシンにプロセスサーバーをインストールし

ます。クラスタ環境の場合は、複数のクラスタノードにプロセスサーバーをインストールできます。

手順 6.プロセスサーバーのインストール後のタスクHub サーバーをインストールしたら、次のタスクを実行します。

作成したインストールドキュメントディレクトリにインストールログファイルをコピーします。

プロセスサーバーのバージョンとビルド番号を確認します。

次のプロセスサーバー設定を実行します。

•プロセスサーバーの EAR ファイルを、プロセスサーバーをインストールしたマシンと同じマシンにデプロ

イします。

•外部クレンジングエンジンでプロセスサーバーを設定します。

•クレンジングプロセスで生成された一時ファイルを削除するように、プロセスサーバーを設定します。

手順 5。プロセスサーバーのインストール 151

Page 152: Informatica MDM Multidomain Edition for Microsoft … Documentation...Informatica MDM Multidomain Edition for Microsoft SQL Server インストールガイド(WebSphere) バージョン

•log4j.xml ファイルにログが記録されるようにプロセスサーバーを設定します。

•cmxserver.properties ファイルで Hub サーバーのプロパティを設定します。

•インストール中にインストール後のセットアップスクリプトをスキップした場合は、スクリプトを手動で

実行します。

•プロセスサーバーのデプロイメントに失敗した場合は、プロセスサーバーを手動で再デプロイします。

WebSphere 管理セキュリティ用にプロセスサーバーを設定します。

マルチスレッド用にプロセスサーバーを設定します。プロセスサーバーをインストールしたサーバーが複

数の CPU を搭載している場合は、クレンジング操作をマルチスレッドで実行するように設定してパフォー

マンスを向上させることができます。バッチ操作はデフォルトでマルチスレッドになっていますが、使用

するスレッドの数を設定できます。

クレンジング操作およびマッチ操作のために複数のプロセスサーバーを設定します。

バッチプロセス用に複数のプロセスサーバーを設定します。

一致ポピュレーションを設定します。一致ルールに使用する一致ポピュレーションを設定する必要があり

ます。

スマート検索用にプロセスサーバーを設定します。

手順 7。 リソースキットのインストール(オプション)

リソースキットのサンプル、アプリケーション、ユーティリティをインストールできます。リソースキットイ

ンストーラを使用して、Windows または UNIX マシンにリソースキットをインストールします。

リソースキットをインストールするには、次のタスクを実行します。

MDM Hub のサンプルのオペレーショナル参照ストア(ORS)を設定します。リソースキットのサンプルおよ

びユーティリティには、サンプル ORS が必要です。

Hub コンソールで MDM Hub のサンプルのオペレーショナル参照ストアを登録します。

リソースインストーラを実行します。リソースキットインストーラを使用して、Windows または UNIX マシ

ンにリソースキットをインストールします。クラスタ環境の場合は、複数のクラスタノードに Hub サーバ

ーをインストールできます。

152 付録 A: インストールと環境設定のチェックリスト

Page 153: Informatica MDM Multidomain Edition for Microsoft … Documentation...Informatica MDM Multidomain Edition for Microsoft SQL Server インストールガイド(WebSphere) バージョン

索引

AActiveVOS

URN、設定 115

HHub コンソール

開始 84

Hub サーバー

postInstallSetup スクリプト 76

WebSphere クラスタへのインストール 61

アンインストール 146

インストール 50, 53, 127

インストールログファイル 65

サイレントインストール 55, 60, 132

サイレントプロパティファイル 56

設定プロパティ 68

バージョンおよびビルド番号 67

ロギング設定 68

Hub ストア

アンインストール 142

IInformatica ActiveVOS

スキーマの作成 41

Informatica プラットフォーム

プロパティファイル 28

JJBoss

ポートの競合 68

JBoss Cache

lockAcquisitionTimeout 83

mcast_addr 83

mcast_port 83

stateRetrieval timeout 83

sync replTimeout 83

wakeUpInterval 83

eviction 83

設定 83

JMS メッセージキュー

設定 72, 79

JVM パラメータ

設定 22, 24, 25

MMDM Hub

インストールの設計 15

MDM Hub (続く)インストールのタスク 15

概要 13

環境変数の設定 19

コンポーネント 13

システム要件 18

MDM Hub EAR ファイル

再パッケージ化 75

Microsoft SQL Server

ODBC ドライバ 21

unixODBC ドライバ 21

インストール 20

設定 20

分散トランザクション 20

PpostInstallSetup スクリプト

Hub サーバー用 76

実行 76, 103

プロセスサーバー用 103

Process サーバー

インストールログファイル 99

クレンジング操作のスレッド 107

構成 102

サイレントインストール 91

バッチ処理のスレッド 107

UURN

ActiveVOS の設定 115

WWebSphere

設定 21, 69

WebSphere 管理セキュリティ

プロセスサーバーの設定 104

WebSphere クラスタ

Hub サーバーのインストール 61

プロセスサーバーのデプロイ 95

WebSphere の設定

Informatica Data Director 用の 25

XX Window Server

インストールの要件 20

153

Page 154: Informatica MDM Multidomain Edition for Microsoft … Documentation...Informatica MDM Multidomain Edition for Microsoft SQL Server インストールガイド(WebSphere) バージョン

あアンインストール

Hub サーバー 146

Hub ストア 142

プロセスサーバー 146

い一致ポピュレーション

有効化 110

インストール

Hub サーバー 50, 53

プロセスサーバー 87, 89

リソースキット 127, 129

インストールの要件

X Window Server 20

おオペレーショナル参照ストア

作成 45

メタデータのインポート 48

オペレーショナルリファレンスストア

登録 85

かカスタム JAR ファイル

再パッケージ化 82

環境変数

DISPLAY 20

くグラフィカルモード

インストールの要件 20

さサイレントインストール

Hub サーバーの 60

サンプルスキーマ

インストール 123

登録 125

し自動インストーラ

実行 95

たターゲットデータベース

選択 84

タイムライン

粒度レベル 26

てデータベース

ターゲットデータベース 84

とトラブルシューティング

インストール後のプロセス 139

ふプロセスサーバー

postInstallSetup スクリプト 103

WebSphere クラスタへのデプロイ 95

アンインストール 146

インストール 87, 89

再デプロイ 103

サイレントプロパティファイル 92

設定プロパティ 103

バージョンおよびビルド番号 101

マルチスレッド、設定 107

ロギング設定 102

まマスターデータベース

作成 44

メタデータのインポート 47

りリソースキット

アンインストール 145

インストール 127, 129

サイレントプロパティファイル 132

ろログファイル

Hub サーバーのログファイル 66

WebSphere のログファイル 67, 101

インストール後の設定ログファイル 66, 99

インストール前提条件ログファイル 65, 100

インストールログファイル 65, 99

デバッグログファイル 66, 100

プロセスサーバーのログファイル 100

わワークフローエンジン

追加 120

154 索引