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161 vol. 2019.10 宮城学院広報 MIYAGI GAKUIN 卒業生紹介 タイトル「Glory to God」は宮城学院の校歌「天にみ栄え」の英訳であり、本学院の キリスト教精神を象徴する言葉。旧東三番丁キャンパスの講堂内にも、この言葉が 掲げられていた。 学院長 嶋田 順好 学院長 嶋田 順好 菊地 佑香さん 佐藤 育美さん 菊地 佑香さん 佐藤 育美さん MG TOPICS 二つの愛 アガペーとエロース 巻頭言

Informatio n 161

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Page 1: Informatio n 161

日 時 11月30日(土) 15:00~16:30 (開場 14:30)

場 所 礼拝堂

演奏者 西沢 澄博(オーボエ) 今川 結(ヴィオラ) 吉岡 知広(チェロ)他

宮城学院広報第161号

2019年10月31日発行(年2回発行)

発行/学校法人

宮城学院 981‐8557

仙台市青葉区桜ケ丘9丁目1‐1 ﹇TEL﹈022(279)1311

[URL]http://w

ww.mgu.ac.jp/hom

e/ [e-m

ail][email protected]

Information

2019年度宮城学院クリスマス関連イベント情報 ~「ほんもののクリスマス」に出会う~

建学の泉のそばに建つプールボー記念碑。E・R・プールボーは1886年宮城学院の前身、宮城女学校の初代校長となり、その草創期に幾多の苦難の中で女子教育に当たりました。2016年創立130周年を記念して宮城学院の新たなシンボルとして記念碑が完成し、毎年、創立記念日にはプールボー先生の献身に思いを寄せて石碑に花が捧げられます。秋の木漏れ日の下で、プールボー記念碑が美しいキャンパスの一部として溶け込んでいます。

【今回の表紙】 プールボー記念碑

「安田菜津紀写真展」

クリスマス・チャペルコンサート~オーボエ西沢澄博と仲間たちが奏でるクリスマスの調べ~

日 時 11月11日(月)~12月15日(日) 9:00~17:00

場 所 礼拝堂

クリスマス・イルミネーション点灯式

日 時 12月2日(月) 16:30~17:00

場 所 礼拝堂ベルタワー前

メッセージ 大久保 直樹(中高宗教主事)

讃 美 中高音楽班・大学YWCA・大学ハンドベル・音楽科学生

公開クリスマス礼拝

日 時 12月6日(金) 16:15~17:30

場 所 礼拝堂

メッセージ 瀬谷 寛(仙台東一番丁教会牧師)

讃 美 中高ハンドベル班、中高聖歌隊、音楽科学生教育学科健康教育専攻がお届けする「宮城学院女子大学開学70周年記念」写真展。ワイドショー番組のコメンテーターとしても活躍するフォトジャーナリスト安田菜津紀氏。世界と日本国内で難民や貧困、災害の取材を進め、東日本大震災以降は陸前高田市を中心に、被災地を記録し続けている。安田氏の撮影による、世界の子どもたちの実状と、その中で輝く笑顔をぜひご覧ください。

この日だけはキャンパスがマーケットに!宮城学院と地域の皆様でつくる、手作りの楽しい企画が盛りだくさん。フード、アート、ワーク、ミュージックそして厳かな礼拝。「ほんもののクリスマス」を感じにぜひ宮城学院にお越しください!

第6回宮城学院クリスマス・マーケット

日 時 12月15日(日) 開会礼拝11:00~

金 100,000円長谷川体育施設株式会社東北支店様株式会社光和様株式会社高一建設様東通インテグレート株式会社様匿名1名様

金 71,034円キリスト教学校教育同盟関東地区協議会様

金 20,000円唐司 吉子様シノダ クミコ様

金 10,000円高橋 宏樣仙台五橋教会様

金 20,000円山野邊 利幸様城内 義徳様野坂 美緒様小林 琢朗様齋藤 浩清様古江 和夫様小池 達哉様鈴木 和子様佐藤 知克様匿名2名様

金 10,000円舘 亨様齋藤 英二様大内 真由美様大和 憲男様古川 健二様横山 秀和様飯坂 勝幸様阿部 剛様米田 拓司様阿部 力様小松 雄二様小野寺 美恵子様小松原 清敬様村山 喜久雄様佐藤 瑶子様若澤 幸弘様星 莉菜様千葉 亮輔様早野 円様伊勢 武彦様

千葉 良夫様吉﨑 主計様山内 和雄様小林 賢様小島 靖様佐藤 紀絵様遠藤 修様匿名11名様

金 1,000円栁沼 久喜様

一般・法人

オリーブリーフ募金者芳名 【2019年2月1日~2019年9月30日受付分】◎募金総額 5,848,797円

同窓会

金 100,000円野田 振一郎様匿名1名様

金 50,000円藤田 学様

金 30,000円渋谷 幸伸様児玉 昭徳様

大学・大学院

役員・教職員・旧教職員

金 50,000円黒田 秀一様

金 30,000円浅川 剛治様永塘 のり子様

金 20,000円阿部 信子様久光 次夫様

金 10,000円近江 克規様松岡 瑞彦様早坂 和彦様阿部 正志様匿名1名様

金 5,000円匿名1名様

高等学校

金 200,000円佐浦 弘一様

金 100,000円中山 栄一様菅井 厚志様

金 50,000円福田 誠悦様千葉 公哉様

金 30,000円高橋 直樹様

金 20,000円森 明彦様友田 真吾様

金 10,000円鈴木 流良様菅野 真幸様伊藤 誠悟様匿名3名様

金 125,525円匿名1名様

金 100,000円 匿名1名様

金 50,000円 原田 妙子様

金 30,000円 森 延子様

金 20,000円 田上 香澄様森山 邦子様清野 房子様匿名1名様

金 10,000円 石野 和以様由佐 泰子様内山 幸子様匿名3名様

金 5,238円匿名1名様

金 5,000円倉科 典子様

金 3,000円白石 嶺子様佐藤 節子様

金1,450,000円宮城 光信様

金400,000円嶋田 順好様

金300,000円平川 新様本田 辰雄様

金100,000円 宮原 育子様太田 富美子様匿名1名様

金60,000円 匿名1名様

金30,000円 熊坂 聡様渡部 順一様畑山 みさ子様匿名1名様

金20,000円 山本 ささら様藤田 嘉代子様

金10,000円正木 恭介様菅澤 美保様匿名1名様

中学校

金 10,000円有限会社フラワード代表取締役 堀江 信彰様

こども園

161vol.

2019.10

宮城学院広報M I Y A G I G A K U I N

卒業生紹介

タイトル「Glory to God」は宮城学院の校歌「天にみ栄え」の英訳であり、本学院のキリスト教精神を象徴する言葉。旧東三番丁キャンパスの講堂内にも、この言葉が掲げられていた。

学院長 嶋田 順好学院長 嶋田 順好

菊地 佑香さん佐藤 育美さん菊地 佑香さん佐藤 育美さん

MG TOPICS

二つの愛アガペーとエロース

巻頭言

Page 2: Informatio n 161

 エロースの愛の特徴は、相手の中に何か価値のあるものを見

いだし、そのことのゆえに相手を愛そうとする「価値発見的な

愛」という点にあります。英語で表現すれば“I love you,

because you are beautiful,wise,rich,cool…”ということでしょう。

 更にエロースの愛は、愛する対象を何としても手に入れたい

という激しい衝動を伴います。その思いを相手も共有してくれ

るなら相思相愛となりますが、相手が一顧だにしてくれない時、

その激しい衝動は恨みとなり、憎しみとなり、犯罪行為に発展

しかねない危うさも抱えているのです。その限り取扱いを注意

しなければなりません。

 確かにエロースの愛は、恋愛において典型的に現れます。

しかし真・善・美という精神的価値もエロースの対象となりえ

ます。例えば、JAXAの研究者たちが、「はやぶさ2」で小惑

星「リュウグウ」から岩石を持ち帰り太陽系の謎に迫りたいと

いう壮大な夢に情熱を注ぐのも、ピアニストがショパンコン

クール入賞を目指してレッスンに打ち込むのも、アスリートがオ

リンピック出場を目指して毎日厳しい練習に励むのも、昇華さ

れたかたちでのエロースの現れと言えるでしょう。ですからエ

ロースとは、自分自身が価値あるものを見いだし、それを得よ

うとし、自分自身を向上させる大切な原動力でもあるのです。

 さて、エロースが価値発見的な愛であり自らを向上させる

愛だとすれば、アガペーとはどんな愛をさすのでしょうか。そ

れは「価値創造的な愛」です。アガペーの愛においては相手

が愛するに値する価値あるものを、何も持たなくとも愛する愛

をさします。つまり、相手が一個の人間として存在することに

おいて無条件で愛する愛です。実はこの愛こそは、聖書の神

がイエス・キリストにおいて私たちに示してくださった愛なので

す。英語で表現すれば、“I love you, because you are you.”

ということです。

 実は、わたしたちは強いようで弱い存在です。様 な々ことで

傷つき、自分のなかに価値を見いだせず、自分はなんてダメな

人間なんだろうとしゃがみ込み、立ち上がれなくなることもある

のです。そんな時に「君は駄目じゃない、勝手に自分を見くびっ

てはいけないよ。君の存在それ自身が、『わたしの目に価高く貴

い』(イザヤ書43章4節)から」と自分の存在を全面的に受け

入れ、肯定してくれる神の無条件の愛の事実を知らされた人

は、再び立ち上がることができるのです。

 宮城学院はどんな学校ですか、と問われたら明瞭に答える

ことができます。「“I love you, because you are you.”という

神のアガペーの愛に支えられ、一人一人が自分の自分らしさに

目覚め、自らを向上させつつ、なりたい自分を実現するために

切磋琢磨する学校です」と。

二つの愛 アガペーとエロース学院長 嶋田 順好

1

 かつて東三番丁にキャンパスがあった宮城学院中学校高等学校の前身、宮城高等女学校の第一校舎の礎石内部から発見された定礎箱と定礎格納品を、7月5日(金)~14日(日)の期間、仙台市戦災復興記念館で開催された「戦災復興展」にて展示しました。展示パネルなどは博物館実習を行った宮城学院女子大学の学生が制作し、展示作業も行いました。 1945年7月10日未明に起きた仙台空襲では東三番丁キャンパスの大半を焼失。焼け残った第一校舎の外壁の中で、蒸し焼きの状態となってしまった定礎格納品の保存処理を、東京の紙資料修復士に依頼し、状態が安定したものを展示しました。 銅製の定礎箱には第一校舎建設の成功と永続を願って、聖書、讃美歌、学校文書、教会文書などが収められたほか、当時仙台市内にあった全てのキリスト教系の学校資料も含まれており、大正時代に幕を閉じた裁縫学校「私立女子自助館」の学則も保存されていました。 戦災復興記念館での展示中、学内での展示の希望が寄せられ、9月3日(火)~ 9月7日(土)の5日間は講義館6階609教室において展示を実施しました。宮城学院中学校の生徒全員をはじめ、多くの関係者や同窓生、教職員が来場しました。「戦災復興展」では一部の展示にとどまった

定礎格納品も、この度の学内展示では可能な資料のほぼ全てを展示することができました。物言わぬ物が語る戦争の悲惨さを多くの方に伝える展示となりました。

MG 戦災の記憶を伝える格納箱を展示TOPICS

MG 創立記念礼拝・永年勤続表彰・記念講演等の行事が行われましたTOPICS

法人

 9月18日(水)は創立記念の様々な行事が行われました。 まず最初に、礼拝堂において創立記念礼拝が行われました。嶋田順好学院長から「必要なことはただ一つ」と題した説教をいただき、創立記念の行事が始まりました。続く永年勤続表彰では、30年、20年勤続者への表彰が行われました。対象の方々には永年にわたる貢献を称えて、宮城光信理事長から表彰状と記念品が贈呈され、お祝いの言葉が述べられました。 講師に福岡女学院 院長の寺園喜基先生をお招きした記念講演では、「使命を与えられた学校」と題したご講演をいただきました。遠く福岡の地で宮城学院より一年早く創立したキリスト教学校の現在の取組を知ることで、本学院の将来に思いをめぐらす機会となりました。 午後、永年勤続表彰者を囲んでの昼食会が開催され、表彰者から心温まる挨拶があった後、理事長、同窓会長が代表して建学の泉にあるプールボー記念碑に献花を行いました。引き続き、北山キリスト教墓地へ移動し、同窓会、役員、教職員等約100名が参列する中で、墓前礼拝が執り行われました。一般教育部 准教授 栗原健先生の説教の後、創立者や宮城学院に連なる先人の方々の献身に思いを馳せながら、参列者一人ひとりが墓前に花を捧げました。

宮城学院(MG)の法人、大学、中学校・高等学校、こども園の様々な行事や取組、実績等を写真と記事でお届けします。

法人

2

定礎格納品の一部定礎格納品の一部発見された定礎箱発見された定礎箱

 エロースの愛の特徴は、相手の中に何か価値のあるものを見

いだし、そのことのゆえに相手を愛そうとする「価値発見的な

愛」という点にあります。英語で表現すれば“I love you,

because you are beautiful,wise,rich,cool…”ということでしょう。

 更にエロースの愛は、愛する対象を何としても手に入れたい

という激しい衝動を伴います。その思いを相手も共有してくれ

るなら相思相愛となりますが、相手が一顧だにしてくれない時、

その激しい衝動は恨みとなり、憎しみとなり、犯罪行為に発展

しかねない危うさも抱えているのです。その限り取扱いを注意

しなければなりません。

 確かにエロースの愛は、恋愛において典型的に現れます。

しかし真・善・美という精神的価値もエロースの対象となりえ

ます。例えば、JAXAの研究者たちが、「はやぶさ2」で小惑

星「リュウグウ」から岩石を持ち帰り太陽系の謎に迫りたいと

いう壮大な夢に情熱を注ぐのも、ピアニストがショパンコン

クール入賞を目指してレッスンに打ち込むのも、アスリートがオ

リンピック出場を目指して毎日厳しい練習に励むのも、昇華さ

れたかたちでのエロースの現れと言えるでしょう。ですからエ

ロースとは、自分自身が価値あるものを見いだし、それを得よ

うとし、自分自身を向上させる大切な原動力でもあるのです。

 さて、エロースが価値発見的な愛であり自らを向上させる

愛だとすれば、アガペーとはどんな愛をさすのでしょうか。そ

れは「価値創造的な愛」です。アガペーの愛においては相手

が愛するに値する価値あるものを、何も持たなくとも愛する愛

をさします。つまり、相手が一個の人間として存在することに

おいて無条件で愛する愛です。実はこの愛こそは、聖書の神

がイエス・キリストにおいて私たちに示してくださった愛なので

す。英語で表現すれば、“I love you, because you are you.”

ということです。

 実は、わたしたちは強いようで弱い存在です。様 な々ことで

傷つき、自分のなかに価値を見いだせず、自分はなんてダメな

人間なんだろうとしゃがみ込み、立ち上がれなくなることもある

のです。そんな時に「君は駄目じゃない、勝手に自分を見くびっ

てはいけないよ。君の存在それ自身が、『わたしの目に価高く貴

い』(イザヤ書43章4節)から」と自分の存在を全面的に受け

入れ、肯定してくれる神の無条件の愛の事実を知らされた人

は、再び立ち上がることができるのです。

 宮城学院はどんな学校ですか、と問われたら明瞭に答える

ことができます。「“I love you, because you are you.”という

神のアガペーの愛に支えられ、一人一人が自分の自分らしさに

目覚め、自らを向上させつつ、なりたい自分を実現するために

切磋琢磨する学校です」と。

二つの愛 アガペーとエロース学院長 嶋田 順好

1

 かつて東三番丁にキャンパスがあった宮城学院中学校高等学校の前身、宮城高等女学校の第一校舎の礎石内部から発見された定礎箱と定礎格納品を、7月5日(金)~14日(日)の期間、仙台市戦災復興記念館で開催された「戦災復興展」にて展示しました。展示パネルなどは博物館実習を行った宮城学院女子大学の学生が制作し、展示作業も行いました。 1945年7月10日未明に起きた仙台空襲では東三番丁キャンパスの大半を焼失。焼け残った第一校舎の外壁の中で、蒸し焼きの状態となってしまった定礎格納品の保存処理を、東京の紙資料修復士に依頼し、状態が安定したものを展示しました。 銅製の定礎箱には第一校舎建設の成功と永続を願って、聖書、讃美歌、学校文書、教会文書などが収められたほか、当時仙台市内にあった全てのキリスト教系の学校資料も含まれており、大正時代に幕を閉じた裁縫学校「私立女子自助館」の学則も保存されていました。 戦災復興記念館での展示中、学内での展示の希望が寄せられ、9月3日(火)~ 9月7日(土)の5日間は講義館6階609教室において展示を実施しました。宮城学院中学校の生徒全員をはじめ、多くの関係者や同窓生、教職員が来場しました。「戦災復興展」では一部の展示にとどまった

定礎格納品も、この度の学内展示では可能な資料のほぼ全てを展示することができました。物言わぬ物が語る戦争の悲惨さを多くの方に伝える展示となりました。

MG 戦災の記憶を伝える格納箱を展示TOPICS

MG 創立記念礼拝・永年勤続表彰・記念講演等の行事が行われましたTOPICS

法人

 9月18日(水)は創立記念の様々な行事が行われました。 まず最初に、礼拝堂において創立記念礼拝が行われました。嶋田順好学院長から「必要なことはただ一つ」と題した説教をいただき、創立記念の行事が始まりました。続く永年勤続表彰では、30年、20年勤続者への表彰が行われました。対象の方々には永年にわたる貢献を称えて、宮城光信理事長から表彰状と記念品が贈呈され、お祝いの言葉が述べられました。 講師に福岡女学院 院長の寺園喜基先生をお招きした記念講演では、「使命を与えられた学校」と題したご講演をいただきました。遠く福岡の地で宮城学院より一年早く創立したキリスト教学校の現在の取組を知ることで、本学院の将来に思いをめぐらす機会となりました。 午後、永年勤続表彰者を囲んでの昼食会が開催され、表彰者から心温まる挨拶があった後、理事長、同窓会長が代表して建学の泉にあるプールボー記念碑に献花を行いました。引き続き、北山キリスト教墓地へ移動し、同窓会、役員、教職員等約100名が参列する中で、墓前礼拝が執り行われました。一般教育部 准教授 栗原健先生の説教の後、創立者や宮城学院に連なる先人の方々の献身に思いを馳せながら、参列者一人ひとりが墓前に花を捧げました。

宮城学院(MG)の法人、大学、中学校・高等学校、こども園の様々な行事や取組、実績等を写真と記事でお届けします。

法人

2

定礎格納品の一部定礎格納品の一部発見された定礎箱発見された定礎箱

Page 3: Informatio n 161

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大学祭にて日本文学科OG落語家・六華亭遊花さんの独演会を開催

大学

 10月19日(土)・20日(日)の2日間行われた大学祭。今回のテーマ「Brand New Day~新しい物語の始まり~」には、開学70周年という歴史や伝統を大切にしながら新しいことにチャレンジしていこうという気持ちが込められました。各サークルのステージや、お化け屋敷、映画上映、トークショーなど、多くの方々にご参加いただきました。 10月20日(日)には、本学開学70周年事業の企画として、日本文学科OGで落語家の六華亭遊花さんによる独演会を開催しました。 六華亭遊花さんは第73回文化庁芸術祭 大衆芸能部門において優秀賞を受賞されています。「東北弁落語」を特徴とし、東北地方はもちろん全国各地で活躍中です。高座ではまず自身の学生時代をユーモアたっぷりに振り返り、開演冒頭から会場は笑い声に包まれました。「初めて女性落語家が誕生したのはつい45年前」ということには、観客の皆様も驚かれたようです。 披露された演目は「八五郎出世」。東北の文化や人間関係などを織り交ぜアレンジした内容で、観客の皆様は遊花さんの巧みな話術や物語の展開にあっという間に引き込まれていました。講演の最後に遊花さんは、「同じ演目でも落語家によって内容や話し方が違います。ぜひ様々な落語を聞き比べてみてください。」とおっしゃっていました。

産学連携体制で「マルちゃん サバだしラーメン」販売中

大学

 現代ビジネス学科・石原慎士ゼミが石巻市の企業やまちづくり研究会とともに開発したカップラーメン「マルちゃん 日本うまいもん サバだしラーメン」が東洋水産㈱から全国販売されました。2014年から2015年にかけて販売していた前回からスープや麺に改良を加え、カップの形状やパッケージなども一新しています。 本商品に加え、11月からは石巻の地域資源を生かしたギフト商品が、藤崎(百貨店)から発売されます。

学内合同企業説明会を開催しました大学

 6月22日(土)及び7月13日(土)に、4年生・大学院2年生を対象に、学内にて合同企業説明会を開催しました。6月は参加企業数9社、参加学生数66名、7月は参加企業数11社、56名の学生が参加しました。この説明会がきっかけとなり、今年度も多数の学生が、参加企業から内々定をいただくことができました。

「ミツバチ科学研究部門」設立、宮城学院産ハチミツの販売に向けて大学

 4月、ジャパンローヤルゼリー㈱の寄付により、本学生活環境科学研究所内に「ミツバチ科学研究部門」が設立されました。高校生研究員との活動など教育・研究面で様々な展開をしています。 10月9日(水)、仙台商工会議所・鎌田宏会頭と、(公財)七十七ビジネス振興財団・中村修治業務執行理事が来学し、家政館屋上で行っている養蜂の様子を見学されました。ミツバチ科学研究部門の渡邉誠教授やジャパンローヤルゼリー㈱の担当者から、巣箱の仕組みやミツバチの生態などについて説明を受けると、お二人は興味深そうに頷きながら多くの質問を投げかけられていました。 この「宮城学院産ハチミツ」には、学内に植栽しているトチノキや周囲に広がる森林の花の蜜が含まれ、上質で風味豊かな仕上がりとなっています。12月15日(日)に開催する宮城学院クリスマスマーケットなどでこのハチミツを販売する予定です。ぜひお試しください。

地区後援会にて学生インタビューを行いました大学

 地区後援会にて、毎年恒例となっている内々定を得た4年生(ジュニアアドバイザー)のインタビューを行いました。学生生活で熱心に取り組んだこと、どのようなスケジュールで就職活動を行ったか、保護者との距離感、かけてもらって嬉しかった言葉などについて、ざっくばらんにお話ししてもらい、参加された保護者の皆様は熱心に耳を傾けていらっしゃいました。 同様の企画は、11月2日(土)に開催の「保護者のための就職支援セミナー」でも実施し、学生の生の声が好評を得ました。

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宮城学院女子大学が「共生のための多様性宣言」を表明

1 各個人の特性に関わる情報の開示・非開示、またそれらの

表現については、当事者の意思が尊重されるものであり、他者

から不当に侵害されることがあってはなりません。

2 本学で学ぶすべての学生にとって、修学の妨げとなる事柄

は、適切なプロセスによる合意形成を経て、合理的な範囲で

取り除かれなければなりません(合理的配慮)。

修学の妨げを取り除くために最善を尽くします。自己決定を尊重します。

 9月21日(土)、「共生のための多様性宣言」及び「トランス女性の受け入れ」について、平川新学長と戸野塚厚子副学長による記者発表を行いました。 はじめに戸野塚副学長から今回の宣言に至った経緯や学内での対応、社会的動向、国内外の女子大学の取組などが紹介され、続いて平川学長が正式に「共生のための多様性宣言」を表明しました。 メディアからの質疑応答の後、平川学長は、「今回の多様性宣言の表明、そしてトランス女性受け入れの決定は、女子大学としてどのように向き合うかという極めて現代的な問題でもありました。すべての女性に学ぶ機会を提供し、社会に送り出すという責務はこれまでと変わりません。今後も学生たちを大事に育てていきます。」と締めくくりました。

 同日午後1時に開催された記念講演会は、お茶の水女子大学の室伏きみ子学長をお招きし、「多様性を包摂する女子大学と社会:トランスジェンダー学生の受け入れを通して」と題して開催し、会場に

は約100名の方々にお越しいただきました。 お茶の水女子大学は2020年度からトランス女性の受け入れを表明しています。室伏学長は「国立大学法人となってから、本学は教育的・社会的な面で独自性の高い取り組みを行ってきたという基盤があります。常に学生や教職員と意見交換をし、同じ意識のもと進んでいくことが大事です。」と経緯を紹介され、「本学に続き奈良女子大学、そして宮城学院女子大学が多様性宣言を表明したことは大変意義があることです。誰もが過ごしやすい大学を目指し、一緒に課題解決をしていきましょう。」と述べられました。

平川新学長平川新学長

戸野塚厚子副学長戸野塚厚子副学長

お茶の水女子大学 室伏きみ子学長お茶の水女子大学 室伏きみ子学長

記念講演会記念講演会

記者発表記者発表

トランス女性の受け入れに関する詳細は、今後大学のホームページやオープンキャンパスなどで随時お知らせをしていく予定です。

宣言に関するHP  ht tp://www.mgu.ac . jp/main/about/kyousei/

宮城学院女子大学は、本学に集うすべての学生の多様性と尊厳・人権を尊重します。年齢、信条、障害、エスニシティ、性的指向・性自認など、

個人の特性や文化的背景を尊重し、そのための環境づくりに最善を尽くします。

お知らせ

MGTOPICS

大学

共生のための多様性宣言に関する基本方針

あらた

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大学祭にて日本文学科OG落語家・六華亭遊花さんの独演会を開催

大学

 10月19日(土)・20日(日)の2日間行われた大学祭。今回のテーマ「Brand New Day~新しい物語の始まり~」には、開学70周年という歴史や伝統を大切にしながら新しいことにチャレンジしていこうという気持ちが込められました。各サークルのステージや、お化け屋敷、映画上映、トークショーなど、多くの方々にご参加いただきました。 10月20日(日)には、本学開学70周年事業の企画として、日本文学科OGで落語家の六華亭遊花さんによる独演会を開催しました。 六華亭遊花さんは第73回文化庁芸術祭 大衆芸能部門において優秀賞を受賞されています。「東北弁落語」を特徴とし、東北地方はもちろん全国各地で活躍中です。高座ではまず自身の学生時代をユーモアたっぷりに振り返り、開演冒頭から会場は笑い声に包まれました。「初めて女性落語家が誕生したのはつい45年前」ということには、観客の皆様も驚かれたようです。 披露された演目は「八五郎出世」。東北の文化や人間関係などを織り交ぜアレンジした内容で、観客の皆様は遊花さんの巧みな話術や物語の展開にあっという間に引き込まれていました。講演の最後に遊花さんは、「同じ演目でも落語家によって内容や話し方が違います。ぜひ様々な落語を聞き比べてみてください。」とおっしゃっていました。

産学連携体制で「マルちゃん サバだしラーメン」販売中

大学

 現代ビジネス学科・石原慎士ゼミが石巻市の企業やまちづくり研究会とともに開発したカップラーメン「マルちゃん 日本うまいもん サバだしラーメン」が東洋水産㈱から全国販売されました。2014年から2015年にかけて販売していた前回からスープや麺に改良を加え、カップの形状やパッケージなども一新しています。 本商品に加え、11月からは石巻の地域資源を生かしたギフト商品が、藤崎(百貨店)から発売されます。

学内合同企業説明会を開催しました大学

 6月22日(土)及び7月13日(土)に、4年生・大学院2年生を対象に、学内にて合同企業説明会を開催しました。6月は参加企業数9社、参加学生数66名、7月は参加企業数11社、56名の学生が参加しました。この説明会がきっかけとなり、今年度も多数の学生が、参加企業から内々定をいただくことができました。

「ミツバチ科学研究部門」設立、宮城学院産ハチミツの販売に向けて大学

 4月、ジャパンローヤルゼリー㈱の寄付により、本学生活環境科学研究所内に「ミツバチ科学研究部門」が設立されました。高校生研究員との活動など教育・研究面で様々な展開をしています。 10月9日(水)、仙台商工会議所・鎌田宏会頭と、(公財)七十七ビジネス振興財団・中村修治業務執行理事が来学し、家政館屋上で行っている養蜂の様子を見学されました。ミツバチ科学研究部門の渡邉誠教授やジャパンローヤルゼリー㈱の担当者から、巣箱の仕組みやミツバチの生態などについて説明を受けると、お二人は興味深そうに頷きながら多くの質問を投げかけられていました。 この「宮城学院産ハチミツ」には、学内に植栽しているトチノキや周囲に広がる森林の花の蜜が含まれ、上質で風味豊かな仕上がりとなっています。12月15日(日)に開催する宮城学院クリスマスマーケットなどでこのハチミツを販売する予定です。ぜひお試しください。

地区後援会にて学生インタビューを行いました大学

 地区後援会にて、毎年恒例となっている内々定を得た4年生(ジュニアアドバイザー)のインタビューを行いました。学生生活で熱心に取り組んだこと、どのようなスケジュールで就職活動を行ったか、保護者との距離感、かけてもらって嬉しかった言葉などについて、ざっくばらんにお話ししてもらい、参加された保護者の皆様は熱心に耳を傾けていらっしゃいました。 同様の企画は、11月2日(土)に開催の「保護者のための就職支援セミナー」でも実施し、学生の生の声が好評を得ました。

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宮城学院女子大学が「共生のための多様性宣言」を表明

1 各個人の特性に関わる情報の開示・非開示、またそれらの

表現については、当事者の意思が尊重されるものであり、他者

から不当に侵害されることがあってはなりません。

2 本学で学ぶすべての学生にとって、修学の妨げとなる事柄

は、適切なプロセスによる合意形成を経て、合理的な範囲で

取り除かれなければなりません(合理的配慮)。

修学の妨げを取り除くために最善を尽くします。自己決定を尊重します。

 9月21日(土)、「共生のための多様性宣言」及び「トランス女性の受け入れ」について、平川新学長と戸野塚厚子副学長による記者発表を行いました。 はじめに戸野塚副学長から今回の宣言に至った経緯や学内での対応、社会的動向、国内外の女子大学の取組などが紹介され、続いて平川学長が正式に「共生のための多様性宣言」を表明しました。 メディアからの質疑応答の後、平川学長は、「今回の多様性宣言の表明、そしてトランス女性受け入れの決定は、女子大学としてどのように向き合うかという極めて現代的な問題でもありました。すべての女性に学ぶ機会を提供し、社会に送り出すという責務はこれまでと変わりません。今後も学生たちを大事に育てていきます。」と締めくくりました。

 同日午後1時に開催された記念講演会は、お茶の水女子大学の室伏きみ子学長をお招きし、「多様性を包摂する女子大学と社会:トランスジェンダー学生の受け入れを通して」と題して開催し、会場に

は約100名の方々にお越しいただきました。 お茶の水女子大学は2020年度からトランス女性の受け入れを表明しています。室伏学長は「国立大学法人となってから、本学は教育的・社会的な面で独自性の高い取り組みを行ってきたという基盤があります。常に学生や教職員と意見交換をし、同じ意識のもと進んでいくことが大事です。」と経緯を紹介され、「本学に続き奈良女子大学、そして宮城学院女子大学が多様性宣言を表明したことは大変意義があることです。誰もが過ごしやすい大学を目指し、一緒に課題解決をしていきましょう。」と述べられました。

平川新学長平川新学長

戸野塚厚子副学長戸野塚厚子副学長

お茶の水女子大学 室伏きみ子学長お茶の水女子大学 室伏きみ子学長

記念講演会記念講演会

記者発表記者発表

トランス女性の受け入れに関する詳細は、今後大学のホームページやオープンキャンパスなどで随時お知らせをしていく予定です。

宣言に関するHP  ht tp://www.mgu.ac . jp/main/about/kyousei/

宮城学院女子大学は、本学に集うすべての学生の多様性と尊厳・人権を尊重します。年齢、信条、障害、エスニシティ、性的指向・性自認など、

個人の特性や文化的背景を尊重し、そのための環境づくりに最善を尽くします。

お知らせ

MGTOPICS

大学

共生のための多様性宣言に関する基本方針

あらた

Page 4: Informatio n 161

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MG 宮城学院同窓会・コース会のご紹介 ~来年、新しいコース会が加わります~TOPICS

同窓会

MG 特別座談会「奥山玲子さんと宮城学院の女子教育」を開催TOPICS

中学校・高等学校

中学校・高等学校

MG 「森の中のサマーキャンプ」TOPICS

こども園

中高文化祭が開催されました

「スウェーデンからのお客様」

 5歳児のサマーキャンプが、こども園になって初めて園舎を使って行われました。 午後に大きな荷物を抱えて園に集合し、野外炊飯場で開会式を行い、クイズやゲームのお楽しみもあり、自然物を入れた万華鏡も作りました。到着後の活動も盛り上がり、そして、いよいよ夕食の準備です。ご飯は薪で炊く前に子どもたちがお米を研ぎます。畑の野菜を中心としたバーベキューは、切った野菜を串にさしました。カレーを作ったチームは玉ねぎで大粒の涙。作業中のワイワイした騒ぎの中でも、分担をこなそうと一人ひとりが真剣です。作ってうれしい、一緒に食べておいしい、みんなの笑顔が満開の夕食でした。 夕暮れが迫る中、芝生の上には焚火台とスウェーデン・トーチ2台が用意され、北園庭にはいつもとは違う世界が展開されました。周りでダンスや歌を歌い、マシュマロを焼いて、最後にナイトウォークをしました。 翌朝は木漏れ日が注ぐ森の中にテーブルクロスが敷かれ、摘んできた森の花を飾り自分たちが作った米粉パンをいただきました。お迎えの時間には拍手が沸き起こり、感動の一泊二日は無事に終了しました。

 同窓会には現在10の「コース会」が置かれていて、それぞれ独自の活動を行っています。コース会とは、同じような学問分野を専攻したり、同じ学部・学科を卒業した同窓生が学年や年齢を越えて集い、交流を深める組織です。宮城学院は総合学園ですので、例えば、宮城学院高校を卒業して高校コース会に所属し、更に女子大学音楽科を卒業して音楽コース会に所属しているというように、複数のコース会に所属している卒業生もたくさんおります。また、短期大学は既に廃止されてしまいましたが、多くの短大卒業生は、コース会の中で学生生活を懐かしく振り返り、旧交を温め合っています。 さて、来年の3月には、2016年の大学の学部学科再編によって新設された現代ビジネス学部、教育学部、生活科学部の1期生の学生さんたちが卒業を迎えますので、新コース会が加わることとなり、コース会の一層の発展が期待されています。 卒業生の皆様、ぜひコース会にご参加ください。高校・英文・音楽・家政・保育・日文の6系統のコース会は毎年開催されています。学生の皆さんには、やがて自分が一員となるコース会に興味と関心をもってくださるようお願いいたします。 2020年のコース会開催日程は3月発行の『会報みやぎ』61号、同窓会ホームページをご覧ください。

 10月3日(木)に大学で行われた国際シンポジウムに出席されるスウェーデンのお客様が森のこども園を訪問し、園舎と園庭を見学されました。その後、みんなの広場でひかり組が讃美歌を歌い、運動会で好評だったダンスをしておもてなしをしました。子どもたちは英語やスウェーデン語で話されるお客様の言葉に感激して、素敵な国際交流となりました。

 2019年9月まで放送された、NHK朝の連続テレビ小説「なつぞら」。主人公のモデルであるとされている奥山玲子さんは宮城学院中学校高等学校の卒業生です。7月20日(土)ご主人の小田部羊一さんと奥山さんの当時の同級生を交え、宮城学院の女子教育について語り合う特別座談会を開催しました。小田部さんは東映動画や任天堂で活躍された著名なアニメーターですが、今回はご自身のことではなく、亡き奥山玲子さんがいかに優秀なアニメーターであり、そして家庭人としても素晴らしいパートナーであったかを優しい口調で話してくださいました。同級生の皆様からは奥山さんが成績優秀で、とてもお洒落であったこと、読書が好きで、当時からイラストがうまかったことなどが語られました。仕事と子育てを両立する女性として、時代の先駆けとなった奥山さんは宮城学院が大切にしている自己の夢を実現し、社会に貢献するという教育目標を体現された方でした。小田部さんからは「生徒さんのすがすがしさがうれしかった」と宮城学院中高生の印象を語っていただきました。

 今年度の中高文化祭は8月31日(土)の校内発表からスタートしました。今年のテーマは「百花繚乱」。一人ひとりが輝いて個性を発揮し、文化祭をみんなで明るく照らしたいという思いが込められています。校内発表では、音楽班、ハンドベル班、オーケストラ班、演劇班、ダンス班などがこの文化祭に向けて練習してきた成果を披露しました。文化班の皆さん、ご苦労さまでした。 9月1日(日)は一般公開。天候にも恵まれ、1000名を上回る多くの方々がご来場くださいました。日常の学習や部活動の成果、クラスの繋がりを、はじけるパワーで皆様にお届けすることができました。文化祭実行委員会を中心にMG生が一丸となって作り上げた文化祭、各々が翼を広げ新しいステージへ翔ける日となりました。多数ご来場いただきありがとうございました。

こども園

高校時代の奥山玲子さん高校時代の奥山玲子さん

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MG 宮城学院同窓会・コース会のご紹介 ~来年、新しいコース会が加わります~TOPICS

同窓会

MG 特別座談会「奥山玲子さんと宮城学院の女子教育」を開催TOPICS

中学校・高等学校

中学校・高等学校

MG 「森の中のサマーキャンプ」TOPICS

こども園

中高文化祭が開催されました

「スウェーデンからのお客様」

 5歳児のサマーキャンプが、こども園になって初めて園舎を使って行われました。 午後に大きな荷物を抱えて園に集合し、野外炊飯場で開会式を行い、クイズやゲームのお楽しみもあり、自然物を入れた万華鏡も作りました。到着後の活動も盛り上がり、そして、いよいよ夕食の準備です。ご飯は薪で炊く前に子どもたちがお米を研ぎます。畑の野菜を中心としたバーベキューは、切った野菜を串にさしました。カレーを作ったチームは玉ねぎで大粒の涙。作業中のワイワイした騒ぎの中でも、分担をこなそうと一人ひとりが真剣です。作ってうれしい、一緒に食べておいしい、みんなの笑顔が満開の夕食でした。 夕暮れが迫る中、芝生の上には焚火台とスウェーデン・トーチ2台が用意され、北園庭にはいつもとは違う世界が展開されました。周りでダンスや歌を歌い、マシュマロを焼いて、最後にナイトウォークをしました。 翌朝は木漏れ日が注ぐ森の中にテーブルクロスが敷かれ、摘んできた森の花を飾り自分たちが作った米粉パンをいただきました。お迎えの時間には拍手が沸き起こり、感動の一泊二日は無事に終了しました。

 同窓会には現在10の「コース会」が置かれていて、それぞれ独自の活動を行っています。コース会とは、同じような学問分野を専攻したり、同じ学部・学科を卒業した同窓生が学年や年齢を越えて集い、交流を深める組織です。宮城学院は総合学園ですので、例えば、宮城学院高校を卒業して高校コース会に所属し、更に女子大学音楽科を卒業して音楽コース会に所属しているというように、複数のコース会に所属している卒業生もたくさんおります。また、短期大学は既に廃止されてしまいましたが、多くの短大卒業生は、コース会の中で学生生活を懐かしく振り返り、旧交を温め合っています。 さて、来年の3月には、2016年の大学の学部学科再編によって新設された現代ビジネス学部、教育学部、生活科学部の1期生の学生さんたちが卒業を迎えますので、新コース会が加わることとなり、コース会の一層の発展が期待されています。 卒業生の皆様、ぜひコース会にご参加ください。高校・英文・音楽・家政・保育・日文の6系統のコース会は毎年開催されています。学生の皆さんには、やがて自分が一員となるコース会に興味と関心をもってくださるようお願いいたします。 2020年のコース会開催日程は3月発行の『会報みやぎ』61号、同窓会ホームページをご覧ください。

 10月3日(木)に大学で行われた国際シンポジウムに出席されるスウェーデンのお客様が森のこども園を訪問し、園舎と園庭を見学されました。その後、みんなの広場でひかり組が讃美歌を歌い、運動会で好評だったダンスをしておもてなしをしました。子どもたちは英語やスウェーデン語で話されるお客様の言葉に感激して、素敵な国際交流となりました。

 2019年9月まで放送された、NHK朝の連続テレビ小説「なつぞら」。主人公のモデルであるとされている奥山玲子さんは宮城学院中学校高等学校の卒業生です。7月20日(土)ご主人の小田部羊一さんと奥山さんの当時の同級生を交え、宮城学院の女子教育について語り合う特別座談会を開催しました。小田部さんは東映動画や任天堂で活躍された著名なアニメーターですが、今回はご自身のことではなく、亡き奥山玲子さんがいかに優秀なアニメーターであり、そして家庭人としても素晴らしいパートナーであったかを優しい口調で話してくださいました。同級生の皆様からは奥山さんが成績優秀で、とてもお洒落であったこと、読書が好きで、当時からイラストがうまかったことなどが語られました。仕事と子育てを両立する女性として、時代の先駆けとなった奥山さんは宮城学院が大切にしている自己の夢を実現し、社会に貢献するという教育目標を体現された方でした。小田部さんからは「生徒さんのすがすがしさがうれしかった」と宮城学院中高生の印象を語っていただきました。

 今年度の中高文化祭は8月31日(土)の校内発表からスタートしました。今年のテーマは「百花繚乱」。一人ひとりが輝いて個性を発揮し、文化祭をみんなで明るく照らしたいという思いが込められています。校内発表では、音楽班、ハンドベル班、オーケストラ班、演劇班、ダンス班などがこの文化祭に向けて練習してきた成果を披露しました。文化班の皆さん、ご苦労さまでした。 9月1日(日)は一般公開。天候にも恵まれ、1000名を上回る多くの方々がご来場くださいました。日常の学習や部活動の成果、クラスの繋がりを、はじけるパワーで皆様にお届けすることができました。文化祭実行委員会を中心にMG生が一丸となって作り上げた文化祭、各々が翼を広げ新しいステージへ翔ける日となりました。多数ご来場いただきありがとうございました。

こども園

高校時代の奥山玲子さん高校時代の奥山玲子さん

Page 5: Informatio n 161

宮城県仙台市出身。宮城学院高等学校卒。大学では心理学を専攻。2016年4月、株式会社藤崎に入社し、本店本館の婦人靴売り場を担当。2018年9月から、ヴィーフジサキ六丁の目店勤務。趣味は小学生から始めたドラム演奏。JAZZバンド「Liberment Quintetto」(リベルマンクインテット)のドラマーとして、定禅寺ストリートジャズフェスティバル2019に出演。

2015年度 宮城学院女子大学学芸学部心理行動科学科卒業株式会社藤崎 ヴィーフジサキ 六丁の目店勤務

菊地 佑香さん

宮城県柴田郡大河原町出身。白石女子高等学校卒業。宮城学院女子大学卒業後、フリーアナウンサーとしてラジオやテレビ、イベントなどで活躍。現在、「OH!バンデス」(ミヤギテレビ)や、「それいけミミゾー」(TBCラジオ)などのレギュラーを持つ。本学日本文学科非常勤講師、日本語学校教員。趣味はクラリネット演奏、着物、旅行。

1989年度 宮城学院女子大学学芸学部日本文学科卒業フリーアナウンサー

佐藤 育美さん

アナウンサー・日本語教員として

言葉が持つ力・魅力を発信していく

学生時代の学びや経験を生かして

お客様の心に寄り添う

様々な分野で活躍する宮城学院の卒業生を紹介します。卒業生紹介 MG talk Relat ion vol .7

凝縮したような店舗なので、

オールジャンルの商品を取り

扱い、全て把握する必要があり

ます。異動当時は覚えることが

多く大変でしたが、本館勤務と

は違った経験を積むことがで

き自信に繋がっています。

 

入社当時から心掛けている

ことは、お客様の気持ちに寄

り添い、お買い物の役に立つ

こと。お客様との会話や表情、

触れた商品から何を求めて来

店されたかを汲み取ることが

大切です。お客様のニーズを

汲み取り商品を提案して喜ん

でいただいた時や、自分が自信

をもって仕入れた商品や企画

が好評をいただき、チームみん

なで喜び合える時にやりがい

を感じます。

 

今、自分が何事にも挑戦し飛

躍できる場所があるのは、宮城

学院での学びや経験が基盤と

なっています。特に大学祭で学

科の実行委員になったこと、仙

台市と台南市の交流プロジェ

クトに4年間参加したことが

大きいですね。世代や老若男女

を問わずたくさんの人と交流

をもったことが、今に繋がって

いると思います。

 

プライベートと仕事のメリ

ハリを付けています。宮城学院

高校、大学のOGを中心にジャ

ズバンドを結成し活動をして

います。今年は定禅寺ストリー

トジャズフェスティバルに出

演し、毎晩仕事終わりに夜遅く

まで練習をしました。音楽の存

在はとても大きく、仕事をする

上でもパワーの元になってい

ます。

 

藤崎は、女性が活躍できる環

境が整っています。六丁の目店

の店長も宮城学院のOGです

が、いつも適切なアドバイスを

もらっています。現在の店舗で

多くの経験を積み、ギフト

ショップの店長になることが

将来の目標です。私の好きな言

葉は「努力をすれば必ず成功す

るわけではないが、成功の影に

は必ず努力がある」です。この

言葉を胸に、日々努力を積み重

ねていきたいです。

元の百貨店への就職

を志したのは、人と接

するのが元々好きだったこと

もありますが、高校3年生の時

に東日本大震災を経験したこ

とが大きかったです。震災後、

ボランティアで炊き出しに参

加した際、阪神淡路大震災を経

験したボランティアの方と出

会い、「街も学校も必ず復興す

るから、あなたたち若い世代が

これから仙台を盛り上げてい

くんだよ」と言われ、地元の企

業に就職し、仙台や東北の復興

に貢献したいと考えるように

なりました。

 

大学での充実した就職サ

ポートもあり、藤崎へ入社する

ことができました。入社後は本

館の婦人靴担当として勤務し、

昨年9月からはヴィーフジサ

キ六丁の目店でリビング用品

を主に担当しています。タオル

や寝具、お線香などの仕入れか

ら管理、販売などを行っていま

す。ギフトショップである六丁

の目店は、本館をワンフロアに

のため不合格。一般企業から内

定をもらいましたが、夢を諦め

きれず卒業後フリーで活動を

始めました。有り難いことにラ

ジオやニュースのお仕事をい

ただき、その積み重ねが今に繋

がっています。

 

30代後半で日本語教員の資

格をとり、以来日本語学校で幅

広い年代の多国籍の学生さん

に日本語や文化などを教えて

います。また、2013年から

は母校の日本文学科で「日本語

コミュニケーションスキル」の

講義をしています。コミュニ

ケーションをとる上で、自分の

考えを伝えることも大切です

が、人の話をよく聞くことも同

じくらい大切だと考えていま

す。実生活でも活かせる講義を

心掛けています。改めて振り返

ると、宮城学院での学びやリ

ポーターの経験など大学時代

に取り組んだことが全て今に

繋がっていると実感します。

 

働き始めるとつらいこと、苦

しいことの連続です。壁にぶつ

かったときは自分で乗り越え

るしかありません。声を上げて

積極的に動けば、その姿は必ず

誰かが見てくれています。私も

どんな仕事も初めは怖かった

です。でも怖くても逃げること

はできません。自信がなくて

も、苦手なことでも逃げず、準

備を怠らず常に120%以上

の力で仕事に臨んでいます。手

間をかけた分、必ず相手に気持

ちは伝わると思うので、宮城学

院で学ぶ皆さんも「面倒くさ

い」と逃げずにどんなことにも

挑戦してみてください。

 

子どもを産んでからは育児と

育児の隙間を埋めるように働い

てきましたが、娘も大学生にな

り家を離れたので母という立

場も一旦卒業。今は次の自分の

居場所をつくっている最中で

す。一生「話すこと」を仕事にし

たいと考えているので、まずは

日々の仕事を全力で取り組ん

でいきたいです。

前で話すことが苦手

だった私が、初めて自

分の声を電波に乗せたのは大

学3年生の時でした。リポー

ターをしていた友人が、大失恋

をしてひどく落ち込んでいた

私に声をかけてくれたことが

きっかけです。マイクを持った

ことすらなかったので迷いも

ありましたが、「今までの自分

とは違うことをしたい」と考

え、思い切ってオーディション

を受けたところ運良く合格。リ

ポーターとしてラジオカーで

各地を回りました。ディレク

ターさんがインタビュー内容

を考えてくれていましたが、途

中からは自分たちでその場で

考えることが多かったので、何

かと苦しい思いもしましたが、

地域の方との交流は楽しかっ

たですし、臨機応変に対応する

力が付いたと思います。

 

リポーターとして1年間活

動する中で「話すこと」を仕事

にしたいと思い、アナウンサー

の試験を受けましたが、狭き門

趣味は旅行、パリの街角で

JAZZバンド「Liberment Quintetto」のメンバーと

7 8

宮城県仙台市出身。宮城学院高等学校卒。大学では心理学を専攻。2016年4月、株式会社藤崎に入社し、本店本館の婦人靴売り場を担当。2018年9月から、ヴィーフジサキ六丁の目店勤務。趣味は小学生から始めたドラム演奏。JAZZバンド「Liberment Quintetto」(リベルマンクインテット)のドラマーとして、定禅寺ストリートジャズフェスティバル2019に出演。

2015年度 宮城学院女子大学学芸学部心理行動科学科卒業株式会社藤崎 ヴィーフジサキ 六丁の目店勤務

菊地 佑香さん

宮城県柴田郡大河原町出身。白石女子高等学校卒業。宮城学院女子大学卒業後、フリーアナウンサーとしてラジオやテレビ、イベントなどで活躍。現在、「OH!バンデス」(ミヤギテレビ)や、「それいけミミゾー」(TBCラジオ)などのレギュラーを持つ。本学日本文学科非常勤講師、日本語学校教員。趣味はクラリネット演奏、着物、旅行。

1989年度 宮城学院女子大学学芸学部日本文学科卒業フリーアナウンサー

佐藤 育美さん

アナウンサー・日本語教員として

言葉が持つ力・魅力を発信していく

学生時代の学びや経験を生かして

お客様の心に寄り添う

様々な分野で活躍する宮城学院の卒業生を紹介します。卒業生紹介 MG talk Relat ion vol .7

凝縮したような店舗なので、

オールジャンルの商品を取り

扱い、全て把握する必要があり

ます。異動当時は覚えることが

多く大変でしたが、本館勤務と

は違った経験を積むことがで

き自信に繋がっています。

 

入社当時から心掛けている

ことは、お客様の気持ちに寄

り添い、お買い物の役に立つ

こと。お客様との会話や表情、

触れた商品から何を求めて来

店されたかを汲み取ることが

大切です。お客様のニーズを

汲み取り商品を提案して喜ん

でいただいた時や、自分が自信

をもって仕入れた商品や企画

が好評をいただき、チームみん

なで喜び合える時にやりがい

を感じます。

 

今、自分が何事にも挑戦し飛

躍できる場所があるのは、宮城

学院での学びや経験が基盤と

なっています。特に大学祭で学

科の実行委員になったこと、仙

台市と台南市の交流プロジェ

クトに4年間参加したことが

大きいですね。世代や老若男女

を問わずたくさんの人と交流

をもったことが、今に繋がって

いると思います。

 

プライベートと仕事のメリ

ハリを付けています。宮城学院

高校、大学のOGを中心にジャ

ズバンドを結成し活動をして

います。今年は定禅寺ストリー

トジャズフェスティバルに出

演し、毎晩仕事終わりに夜遅く

まで練習をしました。音楽の存

在はとても大きく、仕事をする

上でもパワーの元になってい

ます。

 

藤崎は、女性が活躍できる環

境が整っています。六丁の目店

の店長も宮城学院のOGです

が、いつも適切なアドバイスを

もらっています。現在の店舗で

多くの経験を積み、ギフト

ショップの店長になることが

将来の目標です。私の好きな言

葉は「努力をすれば必ず成功す

るわけではないが、成功の影に

は必ず努力がある」です。この

言葉を胸に、日々努力を積み重

ねていきたいです。

元の百貨店への就職

を志したのは、人と接

するのが元々好きだったこと

もありますが、高校3年生の時

に東日本大震災を経験したこ

とが大きかったです。震災後、

ボランティアで炊き出しに参

加した際、阪神淡路大震災を経

験したボランティアの方と出

会い、「街も学校も必ず復興す

るから、あなたたち若い世代が

これから仙台を盛り上げてい

くんだよ」と言われ、地元の企

業に就職し、仙台や東北の復興

に貢献したいと考えるように

なりました。

 

大学での充実した就職サ

ポートもあり、藤崎へ入社する

ことができました。入社後は本

館の婦人靴担当として勤務し、

昨年9月からはヴィーフジサ

キ六丁の目店でリビング用品

を主に担当しています。タオル

や寝具、お線香などの仕入れか

ら管理、販売などを行っていま

す。ギフトショップである六丁

の目店は、本館をワンフロアに

のため不合格。一般企業から内

定をもらいましたが、夢を諦め

きれず卒業後フリーで活動を

始めました。有り難いことにラ

ジオやニュースのお仕事をい

ただき、その積み重ねが今に繋

がっています。

 

30代後半で日本語教員の資

格をとり、以来日本語学校で幅

広い年代の多国籍の学生さん

に日本語や文化などを教えて

います。また、2013年から

は母校の日本文学科で「日本語

コミュニケーションスキル」の

講義をしています。コミュニ

ケーションをとる上で、自分の

考えを伝えることも大切です

が、人の話をよく聞くことも同

じくらい大切だと考えていま

す。実生活でも活かせる講義を

心掛けています。改めて振り返

ると、宮城学院での学びやリ

ポーターの経験など大学時代

に取り組んだことが全て今に

繋がっていると実感します。

 

働き始めるとつらいこと、苦

しいことの連続です。壁にぶつ

かったときは自分で乗り越え

るしかありません。声を上げて

積極的に動けば、その姿は必ず

誰かが見てくれています。私も

どんな仕事も初めは怖かった

です。でも怖くても逃げること

はできません。自信がなくて

も、苦手なことでも逃げず、準

備を怠らず常に120%以上

の力で仕事に臨んでいます。手

間をかけた分、必ず相手に気持

ちは伝わると思うので、宮城学

院で学ぶ皆さんも「面倒くさ

い」と逃げずにどんなことにも

挑戦してみてください。

 

子どもを産んでからは育児と

育児の隙間を埋めるように働い

てきましたが、娘も大学生にな

り家を離れたので母という立

場も一旦卒業。今は次の自分の

居場所をつくっている最中で

す。一生「話すこと」を仕事にし

たいと考えているので、まずは

日々の仕事を全力で取り組ん

でいきたいです。

前で話すことが苦手

だった私が、初めて自

分の声を電波に乗せたのは大

学3年生の時でした。リポー

ターをしていた友人が、大失恋

をしてひどく落ち込んでいた

私に声をかけてくれたことが

きっかけです。マイクを持った

ことすらなかったので迷いも

ありましたが、「今までの自分

とは違うことをしたい」と考

え、思い切ってオーディション

を受けたところ運良く合格。リ

ポーターとしてラジオカーで

各地を回りました。ディレク

ターさんがインタビュー内容

を考えてくれていましたが、途

中からは自分たちでその場で

考えることが多かったので、何

かと苦しい思いもしましたが、

地域の方との交流は楽しかっ

たですし、臨機応変に対応する

力が付いたと思います。

 

リポーターとして1年間活

動する中で「話すこと」を仕事

にしたいと思い、アナウンサー

の試験を受けましたが、狭き門

趣味は旅行、パリの街角で

JAZZバンド「Liberment Quintetto」のメンバーと

7 8

Page 6: Informatio n 161

1.2019年度予算編成は、第4次中期財政計画を基本

にしつつ、各設置学校における教育の充実・発展

に寄与する事業を優先しました。併せて、大学設置

70周年記念事業、中高V字回復に向けた施策、

桜ヶ丘キャンパス移転後38年経過に伴う建物設備

計画的修繕工事、構内警備体制強化等の重要施

策を推進していきます。

2.2019年度新入学生生徒等数については第4次中

期財政計画に掲げる確保目標計画数(大学774

名、大学院10名、高校159名、中学70名、こども園

129名)を基本としつつ現状を踏まえた修正を行

い、大学は795名(見込み)、大学院10名(見込み)、

高校120名(見込み)、中学63名(確定)、こども園

129名(見込み)とし、全学生生徒等数合計3,745

名を見込みました。

3.2019年度予算における学生生徒等納付金は、大学

は学生数増を見込み前年度予算比158,648千円

増、中学校・高等学校は生徒数減を見込み前年度

予算比12,843千円減となりましたが、法人全体で

は前年度予算比152,818千円増となりました。経常

費等補助金は、大学の私立大学研究ブランディン

グ事業採択により大学部門として前年度予算比

25,409千円増となり、法人全体として前年度予算

比38,286千円増となりました。以上のことから、教

育活動収支における教育活動収入計は前年度予

算比75,433千円増となりました。

 教育研究経費は、桜ヶ丘キャンパス移転後38年

経過に伴う計画的修繕に着手することとし、これ

まで積極的に計上してこなかった修繕費に多くの

予算を割くこととなりました。また、構内警備体制

強化、大学設置70周年記念事業経費等により前

年度予算比190,396千円増となりました。以上の

ことから、教育活動収支における教育活動支出計

は前年度予算比70,270千円増となりました。

 教育活動収支はまさしく本業である学校本来

の教育研究活動によるものであり、単年度におい

て学校運営がどのようになっているかを容易に把

握できるものです。健全な学校運営において教育

活動収支差額はプラスであることが重要でありま

すが、上記のことから、2019年度は前年度予算比

5,163千円増の△18,621千円となり教育活動収支

差額はマイナスとなります。

4.資産処分差額は、旧大学寮(橄欖寮)売却によるも

ので、帳簿価格から売却代金を差し引いた額とし

て152,682千円となります。

5.基本金組入前当年度収支差額は前年度予算比

149,152千円減の△148,533千円、当年度収支差

額は前年度予算比129,306千円減の△430,523

千円となりました。

 特別事業計画として、中高棟Wi-Fi整備工事、礼

拝堂ベルタワー・第二講義館耐震診断及び耐震

補強設計、中高講堂舞台吊物装置改修工事、礼拝

堂ステンドグラス・講義館屋上漏水対策工事、重

油ボイラー更新工事等として278,157千円を計上

し、臨時的事業計画としては、大学は視聴覚設備の

更新等、中学校・高等学校はマルチメディア教室情

報機器更新等として65,137千円を計上しました。

6.資金収支予算について、翌年度繰越支払資金は昨

年度比116,025千円増の1,316,490千円となりま

した。

 2018年度は、第4次中期財政計画を基本にし

つつ、各設置学校における教育活動の充実を図

る事業を優先しました。

 2018年度入学者について、大学、大学院、高

等学校及びこども園において2017年度より減

少し、中学校は同数となりました。2018年度入

学者数は全体として2017年度より減少しまし

たが、学生生徒園児在籍者総数は増加となりま

した。

 教育活動収支はまさしく本業である学校本来

の教育研究活動によるもので、その教育活動収

支差額は基本的にはプラスとなるべきですが、

2018年度法人全体としては155,897千円とプラ

スになっています。また、教育活動外収支差額は

106,545千円、経常収支差額は262,442千円と

なっています。

 以下、本年度決算の概要について報告します。

1.事業活動収支計算書

 当該会計年度の収支を経常的な収支と特別

な収支(臨時的収支)に区分し、経常的な収支に

ついては、本業である教育活動収支と、財務活動

を中心とする教育活動外収支に分けて、内容を

明らかにするとともに、当該会計年度の基本金

組入額を控除して事業活動収入及び事業活動

支出の均衡の状態を明らかにすることを目的と

しています。

(1)教育活動収支

 教育活動収入計は、昨年比204,282千円増の

4,724,326千円となりました。教育活動支出計

は、昨年比12,248千円減の4,568,429千円とな

りました。人件費は昨年比10,027千円減の

2,961,120千円となりました。教育研究経費は

昨年比15,135千円の増の1,335,919千円とな

りました。管理経費は昨年比17,487千円減の

270,675千円となりました。

 教育活動収入計から教育活動支出計を差し

引いた教育活動収支差額は、昨年比216,530千

円増の155,897千円となりました。

(2)教育活動外収支

 教育活動外収入計は、全て受取利息・配当金で

昨年比4,911千円減の107,306千円となってい

ます。教育活動外支出計は全て借入金等利息で

761千円です。

 以上により、教育活動外収支差額は、昨年比

4,400千円減の106,545千円となっています。

(3)特別収支

 特別収入計は、昨年比9,108千円増の18,532

千円となりました。これは、その他の特別収入の

内、施設設備補助金として中高ICT関連の教育

設備整備費補助金が採択となったことによる

12,419千円が主なものです。

 特別支出計は、93,614千円となりました。これ

は、図書除却による資産処分差額7,461千円、退

職給与引当金特別繰入額86,000千円が主なも

のです。

 以上、特別収入計から特別支出計を差し引いた

特別収支差額は△75,082千円となっています。

(4)基本金は全体で245,209千円を組入れました。第

1号基本金は、主に固定資産取得及び除却による

もので231,058千円を組入れました。第2号基本

金は、「宮城学院教育環境整備資金」による寄付金

の内、施設設備関係に指定された寄付金2,701千

円を組入れました。第3号基本金は、奨学基金

10,000千円及び教育基金1,450千円の計11,450

千円を組入れました。

(5)当年度収支差額は△57,849千円となり、翌年度

繰越収支差額は△1,710,057千円となっています。

2.資金収支計算書

 当該会計年度に行う諸活動に対応する全ての

収入及び支出の内容並びに当該会計年度におけ

る支払資金(現金及びいつでも引き出すことがで

きる預貯金をいう。) の収入及び支出のてん末を

明らかにすることを目的としています。

(1)2018年度の資金収入は、前年度繰越支払資金

1,582,488千 円 を 含めた 資 金 収 入 全 体 が

7,002,425千円となり、前年度と比べて54,659千

円減となっています。資金収入から支出合計

5,472,008千円を控除した翌年度繰越支払資金

は、1,530,417千 円となり、前年 度と比 較し

52,071千円の減となりました。

(2)収入の部では、学生生徒等納付金収入、手数料収

入、寄付金収入は事業活動収支計算書の収入と同

じです。新入生数に関係する納付金等の前受金収

入は学生生徒数の減少により昨年比77,467千円増

の746,970千円となりました。その他の収入には、

各引当特定資産からの取崩収入が含まれています。

(3)支出の部では、人件費支出には退職金支出

249,568千円が含まれています。借入金等返済支

出は、さくら寮の建設資金借入返済を含め

150,840千円となっています。施設関係支出は

195,008千円で、同年度と比べ160,699千円増と

なりました。設備関係支出は前年度比17,052千円

増の96,895千円となりました。資産運用支出は、

減価償却引当特定資産に、2017年度から募集を

再開した宮城学院教育環境整備資金寄付金の

内、固定資産取得に関わらない事業の寄付金

8,068千円を「宮城学院教育環境整備資金」とし

て、また、30,960千円を「学科設置等準備資金引

当特定資産」として繰入れました。

3.貸借対照表

 貸借対照表は、資産の部、負債の部、純資産の部

で構成され、当該年度末の財政状態を表すことを

目的としています。

(1)資産の部は、合計24,017,906千円となり、前年度末

23,673,717千円から344,189千円増となりました。

有形固定資産は前年度末11,767,757千円から

165,404千円減の11,602,353千円、特定資産は

前年度末9,554,018千円から445,241千円増の

9,999,259千円、その他の固定資産は前年度末

566,658千円から1,345千円増の568,002千円とな

りました。なお、流動資産は前年度末1,785,284千円

から63,008千円増の1,848,292千円となっています。

(2)負債の部は、固定負債の長期借入金が1,052,840

千円、流動負債の短期借入金が144,840千円等に

より負債の部合計は、前年度末3,271,930千円よ

り156,829千円増の3,428,759千円となりました。

(3)純資産の部の基本金は、全体で22,299,204千円

となり、前年度末比で第1号基本金は231,058千

円増、第2号基本金は2,701千円増、第3号基本金

は11,450千円の増です。繰越収支差額の翌年度

繰越収支差額は、△1,710,057千円となりました。

(4)資産の部合計24,017,906千円から負債の部合計

3,428,759千円を差し引いた純資産の部合計は

20,589,147千円となり、純資産構成比率(旧会計

基準:自己資金構成比率)は前年度とほぼ同率の

85.7%となりました。また、運用資産の蓄積度を示

す内部留保資産比率は、33.7%(前年度33.2%)と

ほぼ同率です。なお、新学校法人会計基準で新設

された積立率(運用資産/要積立額)は、学校法人

の将来の確定的債務や奨学金の原資となる基金

について、どの程度保有資産の裏付けがあるかを

示す比率であり、87.6%となっています。

2018年度決算について2019年度予算について

2019年度予算

Ⅰ.予算編成について

収 入 の 部

科  目 本年度予算額

前年度補正予算額

前年度補正予算額

増減(△)

学生生徒等納付金収入 3,799,784 3,646,966 152,818手数料収入 54,993 57,676 △2,683寄付金収入 52,865 41,800 11,065補助金収入 692,961 660,094 32,867資産売却収入 111,150 0 111,150付随事業・収益事業収入 32,095 20,579 11,516受取利息・配当金収入 106,122 113,194 △7,072雑収入 98,485 223,929 △125,444借入金等収入 0 90,000 △90,000前受金収入 653,234 643,344 9,890その他の収入 672,228 642,367 29,861資金収入調整勘定 △721,000 △877,378 156,378前年度繰越支払資金 1,200,465 1,582,488 △382,023収入の部合計 6,753,382 6,845,059 △91,677

支 出 の 部

科  目 本年度予算額 増減(△)

人件費支出 2,830,525 2,981,723 △151,198教育研究経費支出 1,178,387 988,569 189,818管理経費支出 304,699 257,809 46,890借入金等利息支出 687 789 △102借入金等返済支出 144,840 150,840 △6,000施設関係支出 112,476 196,400 △83,924設備関係支出 106,092 117,147 △11,055資産運用支出 614,043 785,980 △171,937その他の支出 236,318 251,837 △15,519〔予備費〕 10,000 20,000 10,000資金支出調整勘定 △101,175 △106,500 5,325翌年度繰越支払資金 1,316,490 1,200,465 116,025支出の部合計 6,753,382 6,845,059 △91,677

事業活動収支予算書資金収支予算書 (単位 : 千円)(単位 : 千円)

収 入 の 部

科  目 予 算 決 算 差 異

学生生徒等納付金収入 3,657,4273,646,966 △10,461手数料収入 59,37057,676 △1,694寄付金収入 40,57241,800 1,228補助金収入 740,467660,094 △80,373資産売却収入 00 0付随事業・収益事業収入 25,42220,579 △4,843受取利息・配当金収入 107,306113,194 5,888雑収入 227,844223,929 △3,915借入金等収入 90,00090,000 0前受金収入 746,970643,344 △103,626その他の収入 638,593642,367 3,774資金収入調整勘定 △914,034△877,378 36,656前年度繰越支払資金 1,582,4881,582,488収入の部合計 7,002,4256,845,059 △157,366

支 出 の 部

科  目 予 算 決 算 差 異

人件費支出 2,981,723 2,981,244 △479教育研究経費支出 988,928 945,289 43,639管理経費支出 257,809 238,580 19,229借入金等利息支出 789 761 28借入金等返済支出 150,840 150,840 0施設関係支出 199,388 195,008 4,380設備関係支出 117,147 96,895 20,252資産運用支出 785,980 807,778 △21,798その他の支出 251,887 255,634 △3,747

〔予備費〕(3,397)

16,60316,603資金支出調整勘定 △106,500 △200,021 93,521翌年度繰越支払資金 1,200,465 1,530,417 △329,952支出の部合計 6,845,059 7,002,425 △157,366

資金収支計算書 事業活動収支計算書(単位 : 千円) (単位 : 千円)

科  目 予 算 決 算 差 異

学生生徒等納付金 3,657,4273,646,966 △10,461手数料 59,37057,676 △1,694寄付金 40,74041,902 1,162経常費等補助金 728,048647,675 △80,373付随事業収入 10,0743,478 △6,596雑収入 228,667223,929 △4,738教育活動収入計 4,724,3264,621,626 △102,700人件費 2,961,1202,962,033 913教育研究経費 1,335,9191,376,458 40,539管理経費 270,675307,278 36,603徴収不能額等 7150 △715教育活動支出計 4,568,4294,645,769 77,340

教育活動収支差額 155,897△24,143 △180,040

受取利息・配当金 107,306113,194 5,888その他の教育活動外収入 00 0教育活動外収入計 107,306113,194 5,888借入金等利息 761789 28その他の教育活動外支出 00 0教育活動外支出計 761789 28

教育活動外収支差額 106,545112,405 5,860経常収支差額 262,44288,262 △174,180

資産売却差額 00 0その他の特別収入 18,53217,998 △534特別収入計 18,53217,998 △534資産処分差額 7,4610 △7,461その他の特別支出 86,15386,000 △153特別支出計 93,61486,000 △7,614

特別収支差額 △75,082△68,002 7,080

〔予備費〕(359)

19,64119,641基本金組入前当年度収支差額 187,360619 △186,741基本金組入額合計 △245,209△301,836 △56,627当年度収支差額 △57,849△301,217 △243,368前年度繰越収支差額 △1,652,208△1,652,208 0基本金取崩額 00 0翌年度繰越収支差額 △1,710,057△1,953,425 △243,368(参考)事業活動収入計 4,850,1644,752,818 △97,346事業活動支出計 4,662,8044,752,199 89,395

科  目 本年度予算額 前年度補正予算額  増 減(△)

支収動活育教

動活業事

部の入収

学生生徒等納付金 3,799,784 3,646,966 152,818手数料 54,993 57,676 △2,683寄付金 53,545 41,902 11,643経常費等補助金 685,961 647,675 38,286付随事業収入 4,291 3,478 813雑収入 98,485 223,929 △125,444教育活動収入計 4,697,059 4,621,626 75,433

動活業事

部の出支

人件費 2,811,599 2,962,033 △150,434教育研究経費 1,568,692 1,376,099 192,593管理経費 335,389 307,278 28,111徴収不能額等 0 0 0教育活動支出計 4,715,680 4,645,410 70,270

教育活動収支差額 △18,621 △23,784 5,163

支収外動活育教

動活業事

部の入収 受取利息・配当金 106,122 113,194 △7,072

その他の教育活動外収入 0 0 0教育活動外収入計 106,122 113,194 △7,072

動活業事

部の出支 借入金等利息 687 789 △102

その他の教育活動外支出 0 0 0教育活動外支出計 687 789 △102

教育活動外収支差額 105,435 112,405 △6,970経常収支差額 86,814 88,621 △1,807

支収別特 動

活業事

部の入収 資産売却差額 0 0 0

その他の特別収入 13,335 17,998 △4,663特別収入計 13,335 17,998 △4,663

動活業事

部の出支 資産処分差額 152,682 0 152,682

その他の特別支出 86,000 86,000 0特別支出計 238,682 86,000 152,682

特別収支差額 △225,347 △68,002 △157,345〔予備費〕 10,000 20,000 △10,000基本金組入前当年度収支差額 △148,533 619 △149,152基本金組入額合計 △281,990 △301,836 19,846当年度収支差額 △430,523 △301,217 △129,306前年度繰越収支差額 △1,953,425 △1,652,208 △301,217翌年度繰越収支差額 △2,383,948 △1,953,425 △430,523(参考)事業活動収入計 4,816,516 4,752,818 63,698事業活動支出計 4,965,049 4,752,199 212,850

貸借対照表(単位 : 千円)

資 産 の 部

科  目 本年度末 前年度末 増 減

固定資産 22,169,614 21,888,433 281,181 有形固定資産 11,602,353 11,767,757 △165,404 特定資産 9,999,259 9,554,018 445,241 その他の固定資産 568,002 566,658 1,345流動資産 1,848,292 1,785,284 63,008

資産の部合計 24,017,906 23,673,717 344,189

負 債 の 部

科  目 本年度末 前年度末 増 減

固定負債 2,276,152 2,278,510 △2,358流動負債 1,152,607 993,420 159,187負債の部合計 3,428,759 3,271,930 156,829

純 資 産 の 部

基本金 22,299,204 22,053,995 245,209繰越収支差額 △1,710,057 △1,652,208 △57,849純資産の部合計 20,589,147 20,401,787 187,360負債及び純資産の部合計 24,017,906 23,673,717 344,189

教育活動収支

事業活動

収入の部

教育活動外収支

特別収支

事業活動

支出の部

事業活動

収入の部事業活動

支出の部

事業活動

収入の部

事業活動

支出の部

※貸借対照表、資金収支計算書、事業活動収支計算書の各項目の金額はそれぞれ千円未満を四捨五入して表示しているため、合計欄に表示されている金額と一致しない場合があります。

9 10

2018年度決算

I n f o r m a t i o n

1.2019年度予算編成は、第4次中期財政計画を基本

にしつつ、各設置学校における教育の充実・発展

に寄与する事業を優先しました。併せて、大学設置

70周年記念事業、中高V字回復に向けた施策、

桜ヶ丘キャンパス移転後38年経過に伴う建物設備

計画的修繕工事、構内警備体制強化等の重要施

策を推進していきます。

2.2019年度新入学生生徒等数については第4次中

期財政計画に掲げる確保目標計画数(大学774

名、大学院10名、高校159名、中学70名、こども園

129名)を基本としつつ現状を踏まえた修正を行

い、大学は795名(見込み)、大学院10名(見込み)、

高校120名(見込み)、中学63名(確定)、こども園

129名(見込み)とし、全学生生徒等数合計3,745

名を見込みました。

3.2019年度予算における学生生徒等納付金は、大学

は学生数増を見込み前年度予算比158,648千円

増、中学校・高等学校は生徒数減を見込み前年度

予算比12,843千円減となりましたが、法人全体で

は前年度予算比152,818千円増となりました。経常

費等補助金は、大学の私立大学研究ブランディン

グ事業採択により大学部門として前年度予算比

25,409千円増となり、法人全体として前年度予算

比38,286千円増となりました。以上のことから、教

育活動収支における教育活動収入計は前年度予

算比75,433千円増となりました。

 教育研究経費は、桜ヶ丘キャンパス移転後38年

経過に伴う計画的修繕に着手することとし、これ

まで積極的に計上してこなかった修繕費に多くの

予算を割くこととなりました。また、構内警備体制

強化、大学設置70周年記念事業経費等により前

年度予算比190,396千円増となりました。以上の

ことから、教育活動収支における教育活動支出計

は前年度予算比70,270千円増となりました。

 教育活動収支はまさしく本業である学校本来

の教育研究活動によるものであり、単年度におい

て学校運営がどのようになっているかを容易に把

握できるものです。健全な学校運営において教育

活動収支差額はプラスであることが重要でありま

すが、上記のことから、2019年度は前年度予算比

5,163千円増の△18,621千円となり教育活動収支

差額はマイナスとなります。

4.資産処分差額は、旧大学寮(橄欖寮)売却によるも

ので、帳簿価格から売却代金を差し引いた額とし

て152,682千円となります。

5.基本金組入前当年度収支差額は前年度予算比

149,152千円減の△148,533千円、当年度収支差

額は前年度予算比129,306千円減の△430,523

千円となりました。

 特別事業計画として、中高棟Wi-Fi整備工事、礼

拝堂ベルタワー・第二講義館耐震診断及び耐震

補強設計、中高講堂舞台吊物装置改修工事、礼拝

堂ステンドグラス・講義館屋上漏水対策工事、重

油ボイラー更新工事等として278,157千円を計上

し、臨時的事業計画としては、大学は視聴覚設備の

更新等、中学校・高等学校はマルチメディア教室情

報機器更新等として65,137千円を計上しました。

6.資金収支予算について、翌年度繰越支払資金は昨

年度比116,025千円増の1,316,490千円となりま

した。

 2018年度は、第4次中期財政計画を基本にし

つつ、各設置学校における教育活動の充実を図

る事業を優先しました。

 2018年度入学者について、大学、大学院、高

等学校及びこども園において2017年度より減

少し、中学校は同数となりました。2018年度入

学者数は全体として2017年度より減少しまし

たが、学生生徒園児在籍者総数は増加となりま

した。

 教育活動収支はまさしく本業である学校本来

の教育研究活動によるもので、その教育活動収

支差額は基本的にはプラスとなるべきですが、

2018年度法人全体としては155,897千円とプラ

スになっています。また、教育活動外収支差額は

106,545千円、経常収支差額は262,442千円と

なっています。

 以下、本年度決算の概要について報告します。

1.事業活動収支計算書

 当該会計年度の収支を経常的な収支と特別

な収支(臨時的収支)に区分し、経常的な収支に

ついては、本業である教育活動収支と、財務活動

を中心とする教育活動外収支に分けて、内容を

明らかにするとともに、当該会計年度の基本金

組入額を控除して事業活動収入及び事業活動

支出の均衡の状態を明らかにすることを目的と

しています。

(1)教育活動収支

 教育活動収入計は、昨年比204,282千円増の

4,724,326千円となりました。教育活動支出計

は、昨年比12,248千円減の4,568,429千円とな

りました。人件費は昨年比10,027千円減の

2,961,120千円となりました。教育研究経費は

昨年比15,135千円の増の1,335,919千円とな

りました。管理経費は昨年比17,487千円減の

270,675千円となりました。

 教育活動収入計から教育活動支出計を差し

引いた教育活動収支差額は、昨年比216,530千

円増の155,897千円となりました。

(2)教育活動外収支

 教育活動外収入計は、全て受取利息・配当金で

昨年比4,911千円減の107,306千円となってい

ます。教育活動外支出計は全て借入金等利息で

761千円です。

 以上により、教育活動外収支差額は、昨年比

4,400千円減の106,545千円となっています。

(3)特別収支

 特別収入計は、昨年比9,108千円増の18,532

千円となりました。これは、その他の特別収入の

内、施設設備補助金として中高ICT関連の教育

設備整備費補助金が採択となったことによる

12,419千円が主なものです。

 特別支出計は、93,614千円となりました。これ

は、図書除却による資産処分差額7,461千円、退

職給与引当金特別繰入額86,000千円が主なも

のです。

 以上、特別収入計から特別支出計を差し引いた

特別収支差額は△75,082千円となっています。

(4)基本金は全体で245,209千円を組入れました。第

1号基本金は、主に固定資産取得及び除却による

もので231,058千円を組入れました。第2号基本

金は、「宮城学院教育環境整備資金」による寄付金

の内、施設設備関係に指定された寄付金2,701千

円を組入れました。第3号基本金は、奨学基金

10,000千円及び教育基金1,450千円の計11,450

千円を組入れました。

(5)当年度収支差額は△57,849千円となり、翌年度

繰越収支差額は△1,710,057千円となっています。

2.資金収支計算書

 当該会計年度に行う諸活動に対応する全ての

収入及び支出の内容並びに当該会計年度におけ

る支払資金(現金及びいつでも引き出すことがで

きる預貯金をいう。) の収入及び支出のてん末を

明らかにすることを目的としています。

(1)2018年度の資金収入は、前年度繰越支払資金

1,582,488千 円 を 含めた 資 金 収 入 全 体 が

7,002,425千円となり、前年度と比べて54,659千

円減となっています。資金収入から支出合計

5,472,008千円を控除した翌年度繰越支払資金

は、1,530,417千 円となり、前年 度と比 較し

52,071千円の減となりました。

(2)収入の部では、学生生徒等納付金収入、手数料収

入、寄付金収入は事業活動収支計算書の収入と同

じです。新入生数に関係する納付金等の前受金収

入は学生生徒数の減少により昨年比77,467千円増

の746,970千円となりました。その他の収入には、

各引当特定資産からの取崩収入が含まれています。

(3)支出の部では、人件費支出には退職金支出

249,568千円が含まれています。借入金等返済支

出は、さくら寮の建設資金借入返済を含め

150,840千円となっています。施設関係支出は

195,008千円で、同年度と比べ160,699千円増と

なりました。設備関係支出は前年度比17,052千円

増の96,895千円となりました。資産運用支出は、

減価償却引当特定資産に、2017年度から募集を

再開した宮城学院教育環境整備資金寄付金の

内、固定資産取得に関わらない事業の寄付金

8,068千円を「宮城学院教育環境整備資金」とし

て、また、30,960千円を「学科設置等準備資金引

当特定資産」として繰入れました。

3.貸借対照表

 貸借対照表は、資産の部、負債の部、純資産の部

で構成され、当該年度末の財政状態を表すことを

目的としています。

(1)資産の部は、合計24,017,906千円となり、前年度末

23,673,717千円から344,189千円増となりました。

有形固定資産は前年度末11,767,757千円から

165,404千円減の11,602,353千円、特定資産は

前年度末9,554,018千円から445,241千円増の

9,999,259千円、その他の固定資産は前年度末

566,658千円から1,345千円増の568,002千円とな

りました。なお、流動資産は前年度末1,785,284千円

から63,008千円増の1,848,292千円となっています。

(2)負債の部は、固定負債の長期借入金が1,052,840

千円、流動負債の短期借入金が144,840千円等に

より負債の部合計は、前年度末3,271,930千円よ

り156,829千円増の3,428,759千円となりました。

(3)純資産の部の基本金は、全体で22,299,204千円

となり、前年度末比で第1号基本金は231,058千

円増、第2号基本金は2,701千円増、第3号基本金

は11,450千円の増です。繰越収支差額の翌年度

繰越収支差額は、△1,710,057千円となりました。

(4)資産の部合計24,017,906千円から負債の部合計

3,428,759千円を差し引いた純資産の部合計は

20,589,147千円となり、純資産構成比率(旧会計

基準:自己資金構成比率)は前年度とほぼ同率の

85.7%となりました。また、運用資産の蓄積度を示

す内部留保資産比率は、33.7%(前年度33.2%)と

ほぼ同率です。なお、新学校法人会計基準で新設

された積立率(運用資産/要積立額)は、学校法人

の将来の確定的債務や奨学金の原資となる基金

について、どの程度保有資産の裏付けがあるかを

示す比率であり、87.6%となっています。

2018年度決算について2019年度予算について

2019年度予算

Ⅰ.予算編成について

収 入 の 部

科  目 本年度予算額

前年度補正予算額

前年度補正予算額

増減(△)

学生生徒等納付金収入 3,799,784 3,646,966 152,818手数料収入 54,993 57,676 △2,683寄付金収入 52,865 41,800 11,065補助金収入 692,961 660,094 32,867資産売却収入 111,150 0 111,150付随事業・収益事業収入 32,095 20,579 11,516受取利息・配当金収入 106,122 113,194 △7,072雑収入 98,485 223,929 △125,444借入金等収入 0 90,000 △90,000前受金収入 653,234 643,344 9,890その他の収入 672,228 642,367 29,861資金収入調整勘定 △721,000 △877,378 156,378前年度繰越支払資金 1,200,465 1,582,488 △382,023収入の部合計 6,753,382 6,845,059 △91,677

支 出 の 部

科  目 本年度予算額 増減(△)

人件費支出 2,830,525 2,981,723 △151,198教育研究経費支出 1,178,387 988,569 189,818管理経費支出 304,699 257,809 46,890借入金等利息支出 687 789 △102借入金等返済支出 144,840 150,840 △6,000施設関係支出 112,476 196,400 △83,924設備関係支出 106,092 117,147 △11,055資産運用支出 614,043 785,980 △171,937その他の支出 236,318 251,837 △15,519〔予備費〕 10,000 20,000 10,000資金支出調整勘定 △101,175 △106,500 5,325翌年度繰越支払資金 1,316,490 1,200,465 116,025支出の部合計 6,753,382 6,845,059 △91,677

事業活動収支予算書資金収支予算書 (単位 : 千円)(単位 : 千円)

収 入 の 部

科  目 予 算 決 算 差 異

学生生徒等納付金収入 3,657,4273,646,966 △10,461手数料収入 59,37057,676 △1,694寄付金収入 40,57241,800 1,228補助金収入 740,467660,094 △80,373資産売却収入 00 0付随事業・収益事業収入 25,42220,579 △4,843受取利息・配当金収入 107,306113,194 5,888雑収入 227,844223,929 △3,915借入金等収入 90,00090,000 0前受金収入 746,970643,344 △103,626その他の収入 638,593642,367 3,774資金収入調整勘定 △914,034△877,378 36,656前年度繰越支払資金 1,582,4881,582,488収入の部合計 7,002,4256,845,059 △157,366

支 出 の 部

科  目 予 算 決 算 差 異

人件費支出 2,981,723 2,981,244 △479教育研究経費支出 988,928 945,289 43,639管理経費支出 257,809 238,580 19,229借入金等利息支出 789 761 28借入金等返済支出 150,840 150,840 0施設関係支出 199,388 195,008 4,380設備関係支出 117,147 96,895 20,252資産運用支出 785,980 807,778 △21,798その他の支出 251,887 255,634 △3,747

〔予備費〕(3,397)

16,60316,603資金支出調整勘定 △106,500 △200,021 93,521翌年度繰越支払資金 1,200,465 1,530,417 △329,952支出の部合計 6,845,059 7,002,425 △157,366

資金収支計算書 事業活動収支計算書(単位 : 千円) (単位 : 千円)

科  目 予 算 決 算 差 異

学生生徒等納付金 3,657,4273,646,966 △10,461手数料 59,37057,676 △1,694寄付金 40,74041,902 1,162経常費等補助金 728,048647,675 △80,373付随事業収入 10,0743,478 △6,596雑収入 228,667223,929 △4,738教育活動収入計 4,724,3264,621,626 △102,700人件費 2,961,1202,962,033 913教育研究経費 1,335,9191,376,458 40,539管理経費 270,675307,278 36,603徴収不能額等 7150 △715教育活動支出計 4,568,4294,645,769 77,340

教育活動収支差額 155,897△24,143 △180,040

受取利息・配当金 107,306113,194 5,888その他の教育活動外収入 00 0教育活動外収入計 107,306113,194 5,888借入金等利息 761789 28その他の教育活動外支出 00 0教育活動外支出計 761789 28

教育活動外収支差額 106,545112,405 5,860経常収支差額 262,44288,262 △174,180

資産売却差額 00 0その他の特別収入 18,53217,998 △534特別収入計 18,53217,998 △534資産処分差額 7,4610 △7,461その他の特別支出 86,15386,000 △153特別支出計 93,61486,000 △7,614

特別収支差額 △75,082△68,002 7,080

〔予備費〕(359)

19,64119,641基本金組入前当年度収支差額 187,360619 △186,741基本金組入額合計 △245,209△301,836 △56,627当年度収支差額 △57,849△301,217 △243,368前年度繰越収支差額 △1,652,208△1,652,208 0基本金取崩額 00 0翌年度繰越収支差額 △1,710,057△1,953,425 △243,368(参考)事業活動収入計 4,850,1644,752,818 △97,346事業活動支出計 4,662,8044,752,199 89,395

科  目 本年度予算額 前年度補正予算額  増 減(△)

支収動活育教

動活業事

部の入収

学生生徒等納付金 3,799,784 3,646,966 152,818手数料 54,993 57,676 △2,683寄付金 53,545 41,902 11,643経常費等補助金 685,961 647,675 38,286付随事業収入 4,291 3,478 813雑収入 98,485 223,929 △125,444教育活動収入計 4,697,059 4,621,626 75,433

動活業事

部の出支

人件費 2,811,599 2,962,033 △150,434教育研究経費 1,568,692 1,376,099 192,593管理経費 335,389 307,278 28,111徴収不能額等 0 0 0教育活動支出計 4,715,680 4,645,410 70,270

教育活動収支差額 △18,621 △23,784 5,163

支収外動活育教

動活業事

部の入収 受取利息・配当金 106,122 113,194 △7,072

その他の教育活動外収入 0 0 0教育活動外収入計 106,122 113,194 △7,072

動活業事

部の出支 借入金等利息 687 789 △102

その他の教育活動外支出 0 0 0教育活動外支出計 687 789 △102

教育活動外収支差額 105,435 112,405 △6,970経常収支差額 86,814 88,621 △1,807

支収別特 動

活業事

部の入収 資産売却差額 0 0 0

その他の特別収入 13,335 17,998 △4,663特別収入計 13,335 17,998 △4,663

動活業事

部の出支 資産処分差額 152,682 0 152,682

その他の特別支出 86,000 86,000 0特別支出計 238,682 86,000 152,682

特別収支差額 △225,347 △68,002 △157,345〔予備費〕 10,000 20,000 △10,000基本金組入前当年度収支差額 △148,533 619 △149,152基本金組入額合計 △281,990 △301,836 19,846当年度収支差額 △430,523 △301,217 △129,306前年度繰越収支差額 △1,953,425 △1,652,208 △301,217翌年度繰越収支差額 △2,383,948 △1,953,425 △430,523(参考)事業活動収入計 4,816,516 4,752,818 63,698事業活動支出計 4,965,049 4,752,199 212,850

貸借対照表(単位 : 千円)

資 産 の 部

科  目 本年度末 前年度末 増 減

固定資産 22,169,614 21,888,433 281,181 有形固定資産 11,602,353 11,767,757 △165,404 特定資産 9,999,259 9,554,018 445,241 その他の固定資産 568,002 566,658 1,345流動資産 1,848,292 1,785,284 63,008

資産の部合計 24,017,906 23,673,717 344,189

負 債 の 部

科  目 本年度末 前年度末 増 減

固定負債 2,276,152 2,278,510 △2,358流動負債 1,152,607 993,420 159,187負債の部合計 3,428,759 3,271,930 156,829

純 資 産 の 部

基本金 22,299,204 22,053,995 245,209繰越収支差額 △1,710,057 △1,652,208 △57,849純資産の部合計 20,589,147 20,401,787 187,360負債及び純資産の部合計 24,017,906 23,673,717 344,189

教育活動収支

事業活動

収入の部

教育活動外収支

特別収支

事業活動

支出の部

事業活動

収入の部事業活動

支出の部

事業活動

収入の部

事業活動

支出の部

※貸借対照表、資金収支計算書、事業活動収支計算書の各項目の金額はそれぞれ千円未満を四捨五入して表示しているため、合計欄に表示されている金額と一致しない場合があります。

9 10

2018年度決算

I n f o r m a t i o n

Page 7: Informatio n 161

日 時 11月30日(土) 15:00~16:30 (開場 14:30)

場 所 礼拝堂

演奏者 西沢 澄博(オーボエ) 今川 結(ヴィオラ) 吉岡 知広(チェロ)他

宮城学院広報第161号

2019年10月31日発行(年2回発行)

発行/学校法人

宮城学院 981‐8557

仙台市青葉区桜ケ丘9丁目1‐1 ﹇TEL﹈022(279)1311

[URL]http://w

ww.mgu.ac.jp/hom

e/ [e-m

ail][email protected]

Information

2019年度宮城学院クリスマス関連イベント情報 ~「ほんもののクリスマス」に出会う~

建学の泉のそばに建つプールボー記念碑。E・R・プールボーは1886年宮城学院の前身、宮城女学校の初代校長となり、その草創期に幾多の苦難の中で女子教育に当たりました。2016年創立130周年を記念して宮城学院の新たなシンボルとして記念碑が完成し、毎年、創立記念日にはプールボー先生の献身に思いを寄せて石碑に花が捧げられます。秋の木漏れ日の下で、プールボー記念碑が美しいキャンパスの一部として溶け込んでいます。

【今回の表紙】 プールボー記念碑

「安田菜津紀写真展」

クリスマス・チャペルコンサート~オーボエ西沢澄博と仲間たちが奏でるクリスマスの調べ~

日 時 11月11日(月)~12月15日(日) 9:00~17:00

場 所 礼拝堂

クリスマス・イルミネーション点灯式

日 時 12月2日(月) 16:30~17:00

場 所 礼拝堂ベルタワー前

メッセージ 大久保 直樹(中高宗教主事)

讃 美 中高音楽班・大学YWCA・大学ハンドベル・音楽科学生

公開クリスマス礼拝

日 時 12月6日(金) 16:15~17:30

場 所 礼拝堂

メッセージ 瀬谷 寛(仙台東一番丁教会牧師)

讃 美 中高ハンドベル班、中高聖歌隊、音楽科学生教育学科健康教育専攻がお届けする「宮城学院女子大学開学70周年記念」写真展。ワイドショー番組のコメンテーターとしても活躍するフォトジャーナリスト安田菜津紀氏。世界と日本国内で難民や貧困、災害の取材を進め、東日本大震災以降は陸前高田市を中心に、被災地を記録し続けている。安田氏の撮影による、世界の子どもたちの実状と、その中で輝く笑顔をぜひご覧ください。

この日だけはキャンパスがマーケットに!宮城学院と地域の皆様でつくる、手作りの楽しい企画が盛りだくさん。フード、アート、ワーク、ミュージックそして厳かな礼拝。「ほんもののクリスマス」を感じにぜひ宮城学院にお越しください!

第6回宮城学院クリスマス・マーケット

日 時 12月15日(日) 開会礼拝11:00~

金 100,000円長谷川体育施設株式会社東北支店様株式会社光和様株式会社高一建設様東通インテグレート株式会社様匿名1名様

金 71,034円キリスト教学校教育同盟関東地区協議会様

金 20,000円唐司 吉子様シノダ クミコ様

金 10,000円高橋 宏樣仙台五橋教会様

金 20,000円山野邊 利幸様城内 義徳様野坂 美緒様小林 琢朗様齋藤 浩清様古江 和夫様小池 達哉様鈴木 和子様佐藤 知克様匿名2名様

金 10,000円舘 亨様齋藤 英二様大内 真由美様大和 憲男様古川 健二様横山 秀和様飯坂 勝幸様阿部 剛様米田 拓司様阿部 力様小松 雄二様小野寺 美恵子様小松原 清敬様村山 喜久雄様佐藤 瑶子様若澤 幸弘様星 莉菜様千葉 亮輔様早野 円様伊勢 武彦様

千葉 良夫様吉﨑 主計様山内 和雄様小林 賢様小島 靖様佐藤 紀絵様遠藤 修様匿名11名様

金 1,000円栁沼 久喜様

一般・法人

オリーブリーフ募金者芳名 【2019年2月1日~2019年9月30日受付分】◎募金総額 5,848,797円

同窓会

金 100,000円野田 振一郎様匿名1名様

金 50,000円藤田 学様

金 30,000円渋谷 幸伸様児玉 昭徳様

大学・大学院

役員・教職員・旧教職員

金 50,000円黒田 秀一様

金 30,000円浅川 剛治様永塘 のり子様

金 20,000円阿部 信子様久光 次夫様

金 10,000円近江 克規様松岡 瑞彦様早坂 和彦様阿部 正志様匿名1名様

金 5,000円匿名1名様

高等学校

金 200,000円佐浦 弘一様

金 100,000円中山 栄一様菅井 厚志様

金 50,000円福田 誠悦様千葉 公哉様

金 30,000円高橋 直樹様

金 20,000円森 明彦様友田 真吾様

金 10,000円鈴木 流良様菅野 真幸様伊藤 誠悟様匿名3名様

金 125,525円匿名1名様

金 100,000円 匿名1名様

金 50,000円 原田 妙子様

金 30,000円 森 延子様

金 20,000円 田上 香澄様森山 邦子様清野 房子様匿名1名様

金 10,000円 石野 和以様由佐 泰子様内山 幸子様匿名3名様

金 5,238円匿名1名様

金 5,000円倉科 典子様

金 3,000円白石 嶺子様佐藤 節子様

金1,450,000円宮城 光信様

金400,000円嶋田 順好様

金300,000円平川 新様本田 辰雄様

金100,000円 宮原 育子様太田 富美子様匿名1名様

金60,000円 匿名1名様

金30,000円 熊坂 聡様渡部 順一様畑山 みさ子様匿名1名様

金20,000円 山本 ささら様藤田 嘉代子様

金10,000円正木 恭介様菅澤 美保様匿名1名様

中学校

金 10,000円有限会社フラワード代表取締役 堀江 信彰様

こども園

161vol.

2019.10

宮城学院広報M I Y A G I G A K U I N

卒業生紹介

タイトル「Glory to God」は宮城学院の校歌「天にみ栄え」の英訳であり、本学院のキリスト教精神を象徴する言葉。旧東三番丁キャンパスの講堂内にも、この言葉が掲げられていた。

学院長 嶋田 順好学院長 嶋田 順好

菊地 佑香さん佐藤 育美さん菊地 佑香さん佐藤 育美さん

MG TOPICS

二つの愛アガペーとエロース

巻頭言