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International Division of Labor in East Asia and China JETRO, 2003

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International Division of Labor in East Asia and China JETRO, 2003

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Page 1: International Division of Labor in East Asia and China JETRO, 2003

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霧きり|、

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第2章中国の製造業の評価と経済リスクー「収益なき生産大国」が直面する諸問題

繩・道

I1IlEIは維済D1i場化にli1けたiIi改革にIlUして20イI{余I)の膿山を持つしか

し.企黙がlGlらバランスシートを篠理し収舗の11k大化をl則るメカニズムはま

だ確立きれていない。それどころか,峨火の改砿対雛であるl'(lイi企確は今Ⅱ.

むしろ攻11M.1剛放の進捗を111むリスクファクターとして求ち現れてきている

とすらいえる。それは例えば」IMSする銀iMSjMlIi椎やIけ政亦`i:.lヒリl<デ

フレとなって現れる。また,銀↑『イnM随撚比率が25%稚'虹に上るなかで.』ミビ,I

7~8%の溺哩成長を持続しうるのも,本来は淘汰されるべき企緬81{とし

てliIljU維狩の観点からⅢなおも銀行融資を受けつつ11:産を続けているからと

もいえる。

iIjl艸絲済においては,iIIiiM面の製品を生瀧できる企業でも.鍵,拙の11i鍵が

不足し価iiiがr藩.収錐が躯化すれば.減溌や'1i巌停112を辿られ、11&ては聡

熟や例厳に追い込まれる。この?!i然のPlI実は,’1糺溌繊備や技術は催れた耗憐

と結びⅡ・いて初めて付』Ⅱ価Ilhを生み11)しうることを示している.$I11lIに決定

的にJ'MLしているのは,企業レベルにおいてはこうした経懲能払つまりliI1i

緒の愛化に従いつつ生産・イl:hl(,バランスシート.llI1lIIなどをiMll終しまた

製,M1そのものを企画・MII発する能力であり,経済制度のレベルにおいては.

採算が恕化した企業をili翅もしくは退出きせるメカニズムである。

I 1.国内交易条件の悪化と輸出ドライブ

iu機・iWh産業の411産額は改革・開放lIli代を汕じて雌もilqliいlIlIぴを小し

た。生離散殻においても今や111:界トップを争う鍵IMは少なくない『I1lIAl家i1f

IlhlliMlにおいては96年以lliit,’''1画I系ブランドのシェアが大きくⅢし.O7II2

ごろからはパソコン(PC)・部品,撰帯慰諦,IC半導体.AV機器・Hlj1Mlな

31

Page 3: International Division of Labor in East Asia and China JETRO, 2003

ザ ⑭

鋼2噸$I11H1の製逮蕪のiiffniと雑ijfI)スケ凸

どの輪11M轍噸した。知fil典を持つのはlo社程皮だが,2001年lIjllU決算ではカラーテレビをjミノ」と

する大手企業が相次いで赤字を報告したIikI)。96年に安{iii競争の先陣を切

ったカラーテレビ大手の艮劇l:(uLIllI稀)は98年,まず売上岡が急減.翌99イI【

に純イリ益が激減し(友1).2001fI2lI1111j決飾では`獣繋利践が赤'i2に幡滞.汕

年では投資収益が寄与し総常利益で辛うじて黒字を確保した。2001年にはliil

じくカラーテレビ大手の甑維(コンカ,幽來省)が上期以来.初めて赤字を

報i1rした。他方,海爾,美的,小犬鰯,格力などはiii年岫みか改iiiを示した

が,これら121物家電表1長虹の財務指楓

を主力とするメーカ (011位:InlJL,%)

ところが皮肉にも,11J国系ブランドが注Ⅱされ始めた97{I:ごろ.それらllj同系躯機企業の収益】よピークを打った。シェア拡大をl洲すlifiツlきば収朏損なう場合が多いが,同時lUIからの収益悪化は「Iiih略的なFirげ」の紬Ⅱ!というよ').謝婆不足を受けた「iilI御イ《能に陥ったIiliリlき鏡ii」の結果というfl2格が強い。過去5KI:余りの耐久il1llllHの「安売り合iiili」の'1j例は枚駿にいとまがない。

(1)採算悪化と輸出ドライブ

llIIKlの証券jIWi所に上場する地機メーカー[社14均の捌;擁収人(木獺の光1滴)は97イl:以降.隙々に減少し、99イliにはイト聯11の''1で11棚にまで藩ち込んだ(腿11)。純利維(税後利維)も9861§から次輔に減少し、2000イl:には赤';宮に陥った。200061宝に什臘繩の11」でjiA魁の赤`i:を,ii・[そしたのは「11W離・iiY秘」だが.その主徽確収入は97イド以降,人帆に1WⅢIした.〃,純イIjlfは99年から忽減した。

上場地機メーカーは25社を数える(200011【)。このうちi雌外で比鮫n9iniい

蝋萸副irWillljiIi21mIIL卿fr

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121

1706

666

52Ⅱ

107.1

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0.2

347

2.6

101.0

5.0

5,

図1中図上喝企業の業櫛別誉業収入と純利益の推移

【主営粟収入】I純利益】lwiが深刻化した99

~200M:から,それ

ら家iILiMIや汕協機器.

オートバイの輪111比

率が大幅に上昇する

一方,膣ⅡAl販売数lit

のOIIぴが鈍化するか,

マイナスに陥った

(表2)。I珊内ilj場で

なお「成腿製品」と

呼べるのはエアコン ilJijijIIllllLlIIl21.0

-83

12.1

12.8

9.4

37.4

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1.2

1.1

1.0

0.9

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0.7

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エアコン

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、ifレンジ

伸び率

冷麓)1K

伸び率

沈ili1UR

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伸び率

オートバイ

仲ぴ率

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エネルギー

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21.2

24.6

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14.9

11.3

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537紡織

エネルギー

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化学

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1.3

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0.8

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0.9

12.6111樋

liW蕪・洲脇 ぐらいである。ただし,油)各製All:段の鯖111比率=OiilIl醗鼠/'11巌職醜名ド職のlnIAI願,随=生躯敗|Rマイ十x伯lllM【101で.そげ)ⅡIび

[IlIElの迩紅・機械製率を求めた。

品輪lllにおいて完成Ⅱ}所)011【川161家統iIIM、海IHI総il『を鵬に算出

9798”Z00Mi

il;IIiiwi藁収入.純イリ盤と61111稀I深墹/f海鉦洋11(リ1所.

&川llt、ド均でI卿731=l鈍『11磯11腱磯111盤lilmjAll瀞ⅡliIi抑

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鮴zIiiIl1lqの翻逝寵。〕謙髄と雛流リスク△

表3中国の対ASEAN輸出 図2中国企案の主要電気・機械製品(完成品)の輸出単価の推移

Iカラーテレビ】(米ドル)【携帯耐卿(米ドル) 300

11本250

20O

オーストラリアi5O

鮒loOASEAN50

210

170

130

90

50

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、14町EU15

ASI:AN、=E9798”200020016F96979899200,2001年

{非難3】'乍鑑in (米ドル)(未ドル)

1.400

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Ill所)淘側銃AIから、:皮

出所)海IHI鱗`11をHSコード4ケタで懐JUil

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,トムはごく少額にすぎず.部品や1t製,品,IIO1lIIMがほぼすべてをIIiぬる“家iE

製脇は輪111総額の2.3%.i秘(・機織製IMI輪Ⅱl総額に対しては5.3%を11iぬるにとどまる(2000イド)c

曲物家iuの輸出では過去数年.金額ベースでおおむねエアコンがlikノWllJだが.近年は電子レンジの伸びが符しい二急墹したオートバイ.カラーテレ

ビは.ASEAN向けのlilIびが特に大きい(表3)。オートバイはその輪111総額

に占めるASEANTlJj勝のシェアが98年の3%から99;I【には44%に趣lil1.

2000年は実に83%に達した。2001;I§も69%のシェアをIi1つ二テレビ受像機

もASEANiIJ場のシェアが99年の5%余りから,2000年には13%まで趣illした「

ljH内での収益悪化を受け,メーカーが海外に鯛路を求めるのは121然である。

しかし輪llllli価が大liHiに下落しておI).採弥についても髄IlIlが残る⑪I1i述の

とおり.lu鉦・機械完成品の輪111が忽蛎した99イド:に「商業・留笏」厳蝿の収

催が悪化し、2000年には最悪の赤字に陥ったのもこれを傍iIIEする.liimi下落

34

は特にASEAN向けで潟しし、。

もともと0111副の葹筑・機械製611輪111のうち完成品の」二位品i:lは.イi線泄諸

機器,鵬iIiiiiU話など数少ないが,対ASEANについてはlIlHi柵話に11Ⅱえ.オ

ートバイとカラーテレビが上位に顔を出す。この2品目はIIj催I(外衙系企業

を含まない純粋に中[iil系企業を撤す.以下lii]じ)企業の'1:産・輸川シェアが

iniいが,他の輪11」先と比べASEANlii]けは輪'11111価の下落が急で,mlj11M1と

も200IfI2にASEANli1けが最低を記録した(I鷲12)。これに対し,鵬JIif芯諸

の単価はイl:Ii1地ごとのバラツキが'1、きく,2000年までは安定推移したが.そ

の生産・輪lⅡ主体は外費企業である。2000年,外資17社が輸出総合激2.310

1J台の999%(2308万台),うち7社が97%を占めた。

カラーテレビについて,長虹,TCL(広東櫛),醗佳のI:位3社の輪11}は

97年にわずか3万5.000台だったが,98年には22万台に急lIIIo2000fI;はそれ

ぞれ5万1,000台,59万10000台,26万9.000台の合わせて約91万台,全1列輪

111総台数(L029万台)の9%に連した(直販/121社ブランドのみ。fHili簡杵

35

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鮒2噸0101qの製途寵のOIflHiと雑Hfリスク

に価格戦争が始まり,数年で販売価格が700ドルから200ドル程鰹にド瀞、収

益は急速に悪化した。現在,メーカーは200社弱を数える。

ASEAN向けについては,蕪人ネットワークなどの販売チャンネルの確保

の容易ざから,生産過剰品を単に現地の鱗買力に見合う安liliまで引き下げて

処分販売しているだけのようにもみえる。実際,数1itベースで輪11}比率が忽

上#lLした家tMhの輪lu額が電弧・機械製,M輸出総額に占めるシェアは近年.

むしろ低下した。これは部品と比べ,完成iMlの雌価が大きく下落したためで

ある。

図3中国カラーテレビの日本,を独自』M1)。一・万,3社の14均輪lIMiiASEAN向け輸出単価の推移._..

価は2000《I:に105ドルで,98年から70%

金')下落した(全モデル・全Iliimjサイズ

平均)。この-F落輻からみて.3社が輪

H1で採算を硴保できたか疑llIlである。ま

た.この3社の200OII:の平均輪llljliliii

は.IIIlDil全体のASEAN1i1け12均輪lIIIii

Iili(103ドル)とほぼ瀞しい(h<13Lこ

こから判断して.21インチ以ト゛のモデル

(ドル

180

160

140

12m

100

〃7gfID92IX〕011tをIf[11K以外のルートやJ1:I1il:ブランドを111所)‘ll1fliliHll、IHi棚噸魏部

inじて輪11付る011小メーカーはオ〕ずかな

から利践を確保したとみられるが.jxIilj3雑を念め,川1:ブランドで火・iII

iMモデルを輪ⅡIする人手i蝋は,ASEANliりけに1Wして脈iJ1Iiりれにあったと推測される,

輪111が趣lilIしたオートバイも.ASEANIljlけについては人輔な採艸:11Mれを

起こしているUi「能fl:がiniい。Il1IiW('1(I:幾MI会オートバイ分会によれば.

2001年の'1{産台数は2Kl:逃統111界一・の1.236〃7.000十F.UI光は1.213ノj台に

逸したが.i:婆l08Il:のイテ,il純ドIIiM(ⅢiRii蝋のⅡiRiili-赤`jEiMHiの赤?↑:

額)は7`I〃)心の赤figに陥った。108社のうち.Ⅱ'1Kメーカーの偽物で荊をは

せる海I櫛新人州を含め35Il:がポigをiIll1r(炎4).111協会によれば,オート

バイ産驚の収纏は90;I皇代liiilHは良好にllli移したが,参人企確が激j1Iio96ilH

(2)明暗分ける輸出採算

fIi虻・機械製IMIのASEANli1けも.その多くはiU子部IHIやIlIlII]Ⅱイである、

97イI:の通貨危機後のASEANの郁材企業のIIL総力のllll体化のIl11nilを縫うかた

ちで,主として広東11Tの外衙企梁が輪111をlilIぱした。棚i洲jliIiとIi1じく,こ

オLら外資企業を生産・輪lllの111い手とする?[子部研,や中I1IjIMのlMi格は比鮫的

安定に推移した。

ところが,ASEANli1け祗気・機械完成品輪111は2001年,変調をきたし

た。金額ベースで”年にiii年比30倍,2000年に11110倍の卿hlIを示したオー

トバイ,各イ122倍と4倍の伸びを示したカラーテレビのいずれもが減少に蛭

じた(iii表3)。なお,オートバイは50cc以下と50~250CCの合Di1・で金額で

17.6%減,数蔽で21.3%増。カラーテレビは画iiiサイズが'M1(42センチま

で),中型(42~52センチ),大型(52センチ以上)の3モデル合計の金額で

12.6%減,数mtで12%減。

オートバイは特に下半期に大幅輸出減となったが,インドネシアIiilけの低

落がU立つ。他方,ASEANのIIJで所得が蛾も低い国の-.つであるベトナム

[iiiけば好調を維持したが,単価は大幅に下落した。中東,アフリカ.南米Ifil

けもjMjⅡしたが,同じく単価は大きく下がった。カラーテレビは」li価が上タト

した中型,大型モデルで大きく落ち込んだ。オートバイの不振は.もともと

iiilIl者のIHIで中国製品の品質に不瀧が強かったうえに.H本メーカーが低価

格Ⅱn種を投入し巻き返しを図った要因が大きい。

’111郵メーカーは,数少ないNi気・機械完成品の輸出先としてASEANを補

完する新興ili鵯のl馴拓に取り細み始めてはいる。だが,それは藝屑のIiilili卜.

37

表4中国上鰯オートバイメーカーの損益

lIl所)行ItiIh次111繍報lIiiOI

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1111

Il1il

鮒2IiRIIIlLlの製適藁の緋箇と鰯、リスク

喪5中国の堀楓・猛子産業の内外資別概況(IiiIIf:。ゥ)

藩という代俄を伴っている製品企画・開発.ブランド.販尤など.製造を

除くぼぽすべての経営能力が劣っているために.収騰悪化→(採算改溌をlI

指すj単価ワ|き上げ→販売激}it滅少単価リlき卜・げ一収益懇化という悪iW環から抜けl{}すことができない

他方.進lllll系メーカーが11望倒的なシェアを排つ11本liijけカラーテレビの

輪111単価は2000年から上向き始めた(前回2.3L数雌では人1Wが7割近

くを占める2H水向けの輪H1採純は「持ち帰り輪111」が本勝化する「ijで.製

lilIの商付加価M1化を伴いつつ.2001年に火きくllf極したと碓i1IIきれるlIlJM

オートバイ’51-250c[)についても11本Ihjけば20()1年からliililliがl:ナトした:

2(lO1fIヨの輪llIfi敬はL000台とごく小規摸だが.111じくjlHi付I1iIililifi化とliiL価

の上昇を伴いつつ,「持ち帰り輪111」が蝋lillすることが兄込まオLる`,

この2002H1:I)1.雌大家iUメーカーの獅鮒と柳IIL機がそれぞれのIlj場で

ffll:のブランドIlIlを柵ILに19Mjする片.発表した。i肛附の輪Ⅱl雅勝は「I物家

1世の欧米lfりけが主体で採算も比核的安定しているが.AV機僻や:桧'1[離界

において低所1W腱lへの安仙販光に11M界がみえ始めたこの時j01に(生膳ではな

くMH光にかかわる)ブランドliill略の観点から.11本メーカーと艇l脚するtljlIil

iu機メーカーが現れたことは.0111副消溌財メーカーの動向を先jIXI)するものとして注目に航する。

烹霧i毒f隷露|藍fiq'22

112.0

15.3

26.7

藤雨:’'111

岬琿頑麹一蜘跡卵翔|薄謝締抑一沖岬泗翻釦酎

iiiJiji1IiifiYii噸ZHI

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252

37.8

ill;lIijl

iii)」1組nUfjと【」「Ni機・砥f」。

lIljリf)fu子:[粟年鑑符孵瞬.愉慨派難繍VWiから作成

2.中国への外資流入一情報技術革命と国際分業の再編極製品輸出総額に占める外資のシェアは98年に6削を超え.そのうちiIf機・

地子輪Iu総額に占める外資企業のシェアは2000fIH、85%に達した。そして.

tIi機・電子製,libの財別シェアを外資の国籍別にみると,いずれのIⅡにおいて

も「谷港・マカオ・台湾系」よl)も,「欧・米.H系等」のシェアの]例が大

きい。これらは'111鼠lの鰯機・ili子産業は,「欧・米・日系等」企粥による輪

111を牽引役として近年,急成農を遂げたことを物iMlっている。

ただし,「欧・米・I]系等」の特に「欧州」の'11身について喪際には.台湾

系が少なくないものと推測きれる。台湾企業は97年ごろから英領タックスヘ

イブン経由での対OIO投資を急iiiさせたからである。また.特に欧米系企)iきば

OEM(机手先ブランドによる生産)などでのIJWr企業からの調述も期加きせ

ておI),電機・IIE子産業に対する外資企業の貢献は,上記の数字でみる以IZ

Ilj国国内における主要家電,W〕ブランド別シェアでは90年代後1%,’''1列企

離が上位を独IIL始めたが,公式銃iilに依拠すれば,iitiYYIM化瀧に,IiめるlAI

iii企業のシェアは94年の80%から2000イl§の35%まで大輪にr濡した(表5)。電機・iiIi子産業全体でM【産額に占めるI」Wi企業のシェアはlDillllF期.

75%から53%へと低下した。このリ11実は,内iif企離は疋機・ilif'1{雌でなお

遇1%を維持し,特に投資財(iiにデスクトップPC本体と外Ililブランドによる

11聯地誌)で一定の存在感を承してはいるものの,全体としては外溢に対し劣勢にある.外ifi企業の生産,1Aは付hII価lMiが尚<,その多くは輪111きれてい

る.などの事柄を示唆する。1「実,外資企業の輪Ⅱl比率は2000イI{に5Z%余

I)に達するのに対し,内盗企業のそれは17%弱にすぎない。また,|雌(・機

38i

39

Page 7: International Division of Labor in East Asia and China JETRO, 2003

鮒2噸中回の盟適蕊の謙侭と鶴済リスク

図4アジアの電機・甜子生産額の国・地域別比較

(Bii位:ICO〃ドル)

(1)ネットワーク外部性と生産体制の改変

ネットワーク端末機器は,利用者の数(=ネットワークの規模)に比例し

てその製IMI価値が高まる「ネットワーク外部性」と呼ばれる特性を持つ。こ

れは蝿末機器完成品メーカーに対し,販売価格を大掛かりに引き下げる,と

いう製造而はもちろん,各所に分散する多数のMli客に時差なく製IHIをH1lける,

それゆえに普及(ネットワークの完成)とともに需要の瀞ち込みが突然かつ

急激となりやすく,繊密な生産・在庫管理が求められる,という流通面にも

踏み込んだ「製販一体」の事業展開を迫る。それはまた収益構造に閲して,

ハードウエア固イ『の機能や操作性Iヨ体が大きな付加価Miを生んだ従来の地気

機器の時代とは異なる.撤底した「薄利多売」を強いる。これに危機感を深

め.「モノ離れ」を起こしソフトウエアIHI苑やシステムHIi擬'1噸.アフター

サービスの有償化などに,多'''化または業態iliji換を進める完成品メーカーも

少なくない。

それでも「モノ」(ハードウエア)に固執すれば,完成砧メーカーはlii大限

のコストiⅢ減をロ折し,①股終靴立地の梨約化(規模の維済の創出とSCM<

資材調遠から販売に至る統合管理>の展1Mなど),②組立工程のiWi紫化葱

業務のアウトソーシングなどを試みる。②については,半導体を主とする電

子締,M1がFIR機産業の主導権を撮り始めたことを背最とする部1Mのモジュール

化などがあり,③についてはEMS(電子機器製造受託サービス)への生瀧委

託6「衡本(識Iii)の労働力による代替化」,リース機器や契約社側の橘111な

どがある。総合的Iニみて,これらの効果を実現しうる世界で殿も優れたfIf塵

条件を備えるM1所の一つがIl1lIiLlI1でも広東符にほかならない。このJMlIIと

して,生麗要素の観点から次の3点が指摘できよう。

①生瀧稀動への資金制約が綴<あり続けた改革・開放1MF代の弊宵から.ノk

産設MIIの稼働率が恒常的に極めて低く(表6),組立事業への参入・iMlコ

ストが低廉である。これにより禰要が盛り上がり始めた新製品の急速な賦躍

が可能だが,他方で短期に値引き競争が始まI)価格が急落しやすい。内外の

需要将にしてみれば「納期の短縮」や「コスト低減」に街するサプライヤー

(または競合の外国企業にとっては競争相手)が数多く存在することを恵味す

るが,生産者にとっては収益性が瞬く間に低下することを意味する。例えば.

VCDの生産企業は95年の生産1m姑からわずか2年後の97年に100011:以f

'10脚韓回

シンガポー凡

台湾マレーシア

タイ

インドネシアフィリピン

箭港

991F9611も

O5.00010.00015.00oz0.00025.00030.000:35.00040.(、045,00050.000

出所)Ⅱ本槻MilMi出i11合「アジアにおける巌蕊蝋楡の兜119と11本との典'1:』

図5中国の対内直接投資の業種別シェア推移に大きいと考えられる。(96) これら「肱・米.Ⅱ系聯」企

蜘伽抑帥

II

Iその他亘繋(台湾系を含む)は,アジア

城山における述機・通子製冊,のf勤駈

二i:要'1:瀧地をASEANからIIllfIその他製適蕊 へシフトさせる雌人勢力ともな繊維

一般MiIdf.った゜96年から99年までのわ特殊機械

化学bjiII料ずか3イIZlI9に110[OiIは,電機・IIL/岡剥lhA7W、Hulli72'1軋厳ii「(で韓IHIとシンガポール概揺など

40

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9798蝿20002001イド・~… ̄を抜いてアジア111火となったiい゛蝿、Niペース。喪if瀬ペースの蝋iii寵投 (1214)。llr国の対lAllfI接投箭額

涜椛111は98年から躍災が輪まったため.

971Wよ合i11額のシェアのみ掲裁. では97年以降.製造業が6~出所)対外貿揚経済合作部

7W11を占めるが,そのうち地

子・jlD傭機器藤蕊が2000年に

入り大きくlhIl長し、鰻大投資業種としての地位をIJIIめた(図5)。

90年代後」12から11t界の髄機・電子メーカーが「111脚シフト」を急いだ?rl;(

を「プッシュ要悶」と呼べば,3点を撮摘できよう。すなわち,米1面1発の

「IT革命」に1,ドうネットワーク端末(PC,携帯池iiPi)の需要趣期.デフレの

進行を受けた,有力髄撮・電子メーカーがひしめく11本での低価1冊Iの111;甥

1、太.アジアj、賃危機後のASEANiMfl扇lの主としてiljl機・iUf系部材メーカ

ーの供総力の弱体化である。’ I40 41

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Page 8: International Division of Labor in East Asia and China JETRO, 2003

鋪2噸I1ulHlの親泣罵の野価とlfiifリスク

の200社から2001年には70社余りにまで減少。新規参入企業こそもはやない

が,需給ギャップが拡大し小売価格は96年から約5年の間に5分の1に低落

した。

②出稼ぎ労働者が臨機応変かつ豊廓に扇用,または解雇可能。地気機器の

ネットワーク対応{情報のデジタル化・通信化)が進むなかで‘コスト削減

と生産調轆の容易さの観点から労働築約型の経営モデルが兇if[されている.

固定費負担の軽減を目指すアウトソーシングと同じく,「資本(設lii)の労働

力による代替」は固定llllを流動費jm化する有効な方筑である。「出稼ぎ労働

蕃」が中心で.労働問題にINIし監督当局の対応も柔軟な広東衙のような場所

においては,「資本(設備)の労働力による代替」はさらに容易である。

③また,広東省は航空輸送と代金決済を中心に優れた流皿・命触インフラ

を布する寄港が陸続きで隣接する。

過去数H1:,11』国の6,機瀧業において「参入→別製IMIへの参入」のサイクル

が短期化しているようにみえる。これこそ111国が「11t界の工期」としてfTliii

し得た背賦で,また台jjiiの結果でもあるが,別のiIiiからみれば,それこそ11’

図製造業の収益悪化にili止めがかからない殿大要I利にほかならない。

表6主な電気・機櫨製品の生産股備稼働率

(lIi肢:ノjf6.%)

95年 97年 蝿IIB 卿fIと

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エアコン lfi5Ill5201卿.5 1.:Ⅲ7.8、3.

iIz)97-”1W)'1:瀧能'Jは[1t鍵企驚」のみ951Wよ企金蝿iUルンジの901$I:.{D1IfIIi'MF突細が'12廉臆'jを上回るが峨樹$Iのママ、vCI)の蝿年.”『lLの'MF腱鯏【よlDvlDを行b鵬側竃婁部需0W企驚のみ。

111所)’''111慨ilIII:艦各耶lfli、fiiill癩蕊部

喪7主な晒機製品の小売価格と生産企業数の推移

(2)海外からの対内直接投資の変容

「製・販」両面においてコスト管理を徹底したとしても,IT11$代における

ハードウエア111乗の「薄利多売」の本fitが変わることはない。これは過去歎

年,海外からの直接投衡が大幅に瑚加しながらも,投備投盗に対する外資企

業の寄与がむしろ低下したこと

の説11M噸111ともなる。図6中国の対内迩接投資と外資股備投資H

聡砺iF1-Zib厩-F~]了J而而 中国へのif[接投資は93年に

200億ドル台,94年に300低ド

ル台,96年に400億ドル台と藩

実に増加したが,固定費寵投資

に占める外街のシェアは次館に

低下した(図6)。対内旗接投

資が過去jiit商を記録した2001

rynfH

ⅢⅡ

Ⅱl所)郁逝沖から作成

に達したが.I)VDの豊嶋を受け,その4年後の2001イIil21Ulには7祉に激減

した(表7)。そのDVDプレーヤーも今やH本lllで1万}'1程度にすぎない。

エアコンは96年の150社が98年に50*}:まで減少,2000イ'二にも100~20〔)祉稚

庇だったが.そのわずか'1§年後には400社余I)に急j11`,それに伴い,小売価

格は3分の1~5分の1まで急落した。カラーテレビ(21インチllM)は90イド

IHDU]6951K

H11H

年は5.6%にとどまl),IMI年の111所)010国銃iII聯膳.海閥統afからiliIR

42 4J

Page 9: International Division of Labor in East Asia and China JETRO, 2003

鋪2軍UInlqの劇適窯の謙伍と雑iifリスクⅢ

6.2%から低下した(ともに1~10月期。この「外資」には対外俗人などを

含む。これを除いた直接投街のみでは,2000年の3%から2001年には35%

へ'二昇此直接投資統計では96年以降毎年400値ドル以lさ,人民元換算で

3.500億元程度が流入し,単純iI・範でそれが同定資産投涜額の10~15%に1M

当することを思えば,極めて小規模である。こうした対内if[接投街緬と外iir

の間定資産投祷額との゛ギャップ・は97年から肱大した゜またIi1じく97《I:以

降,対内直接投資に対する,外資の資本金に充当きれる機櫨股備輸入額の比率が大きく低下した。

これらについて,対内直接投街統計の正確さの1111題を別にすれば,①`lI1Iil

腿I瀧設備のfIjlllが墹加した,②輸入ぎれろ.塒にIIj古機械の価Hfが低下して

いる.などのFI1IIlも考えられるが.何よ')③「IT蛾命」と11本,アジアでの

デフレで電気機器の価格がr藩(=ハードウエアメーカーにとっては利ざや

が縮小),これが台湾.そしてオ汗遅れて鯨IKl,Ⅱ本のメーカーをして対'10投

衙・調達を急がせる一大要IAIとなったが,まさにそれゆえに対'11投盗ではIfi

抑負担軽減のため設備投資が'M1模に抑えられる一方.’1:産jIIに対応する逆

転資金の需要が相対的に高まった,という要因を指摘することができよう。

つまI),直接投攪の中身として股lIi(固定櫛施)が減少する・力,運i腫衡金

(総澱)が期川したとの鑑え力

図7中国の対内面接投資の・・輸入誇発である。効果,,と電気・櫨櫨製品輸出

こうした遮転溢金のIljには

外聞輸入総inのllIAl 部材費が含まれる。同じく97(%)面接腰樹比(li柏)(%)

図8貿易収支に対する貿易相手先別寄与率

(]M位:瞳米ドル)

機・砥子産業の対中直接投資

は,それがコストに極めて敏

感であるがゆえに労働による

資本(股備)の代替化を伴い

つつ(街本巣約から労働築約

へ>,コスト餓争力のある電

気.機械製品の輸出を墹大き

せた。それに伴い,半導体を

主とする樋子部品を海外に依

存する艇合いも強まった。

蝋川した主要な輸入品目と

輸出品【'はそれぞれ半導体IC

とコンピュータ・部libである。

コンピュータ.部品の主要輪

出先は米国に加え,Euお

よびそれら先進諸国への再輸

出の多い香港である。半導体

の主要輸入先は台湾,蠅国で

ある。台湾,韓国から半導体

を輸入し,低賃金労働力を活

用して靴み立て,完成品を先

進諸国に輪'1Iする,という加

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:-:日61$II200

400

-600

貿易収支に対する品目別寄与率(011位:96)

[)が減少する・力,運i腫衡金

(総澱)が期川したとの鑑え1J

である。

こうした遮転溢金のIljには

部材費が含まれる。同じく97

lI2ごろからは,対内直接投商

に対する外街の輸入額の比率

がMILを始めた(図7)。これ

を「直接投衡の ̄輸入誘発効

来]と呼べば.その効果の強

まりは樋気・機械製品輪111の

」勅大と符合する。98年には馳

弧・機械品輪111額が衣料・雑

ifのそれを上[111つた゜すなわ

ち,97~98年ごろからのiU

樋M(%)

lil

鈍刀脚釦扣抑”I柳鯏噸01

I堰鏥圃に輪山すわ,こい?ljII 注)q)寄与率はHlF沁別.品目別の間賜り(髭を

貿易収支律柧でfiLて轍出。工貿易のパターンが急速に鰈

②*印は融気・樋緯製品。

明化したのである。他方,伝11MW)海関統叶を独雁

統的な衣料・雑貨は,なお輸

出超過を記録するものの,中国産業の比較優位がIIE気・機械製IHIに移勁する

に従い,徐々に輸出競争力を失った(図8)。

こうした諸変化は,外国の霜機・瓶子メーカーが前述した「ネットワーク

時代」におけるハードウエアの生産地としての中国の優位性に蒲IIL.投衝

を拡大ぎせたことの直接の帰結といえる。これにより'11国.職に広東省の遡

機・瓶子部品産業を磁場としつつアジア域内の分薬体制も編みif〔きれた。

111額

I9293949596979899釦00抑Iv

iI:)「電気・機械製lWUはnsコード鋼一鰹.「衣料・推貨」は岡50~67とした-

111所)海掴銃Hf、対外経済賀場合fl:部.IIIlHl統誹年鑑

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Page 10: International Division of Labor in East Asia and China JETRO, 2003

}第2嗽0101Nの現逓繋の締価と雛iiiリスク

鮫的高額の酎久消費11ケの消饗に陰り図10国家独資商業銀行の不良債権比率の推移

がみえ始めた。 (%)3.競争力とカントリーリスクー「デフレ経済」の行方O非公式には97年ごろから都市部40

の失業率力職上昇し郷蹴企業を含め35

農村経澗の不振が深刻化した。98年30濁

末にはその郷槻企業向けを含む不動産20や家電邪業などへの投融資の失敗が表,5

iii化しINI大ノンバンクの広東国際伯10

愉報通信端末の世界的な禰要急増にIP11い,世界のin機●電子メーカーは96

年ごろからlIj国での生産.調達を活発化きせた。この結果・台湾・I]系を中

心とする部品メーカーのlMiも進み.OII国は短期liUに「11t界の輪111】二場」へと成長を遂げた。

他方.IIII通l企業は同時Iuj,-.iiillil1jlMHl#のセットメーカーを【1J心に雌雄を拡

大.市場シェアを急上昇させたが.国内での収iMiの懇化と輪【11採弥の悠化が

スパイラル的に進行し一驚耕魁化が深刻化した。

こうしたIlllF1企業にみられる生産期1111と収艦減少の腿lUIにわたるIWFはl1l

lIillU榊のBL象だが,いうまでもなく,そオLは識lili投獅の111迷(lAllI椰振)’1M

政赤字の拡人.21桁不良I閲椛比率の12ケiLなどの弊10;を'12みⅡ}す。

9718…OOOWi1II…託投資公司が破綻した。また.同時jUl

の97fI:末から2000年初めまでの約2lIlI締)縦1,,髄,1010,人,qjI1Ii総},t1e,i、、IIIC,ノ、,〔

年lIlIに,4大ilii業銀行(国家独資商銀ir611党iMiliiOl(ZOo2Ili2IIlなど寵銀行4if)の不良価椛比率は25%

から35%まで急速に_ヒサ1.した(図10)。不良悩椛処卵のため政I付によ')投fK

された満巌補理公司による賢い取りの結果,不良価iii比率は2000;M<までに10ポイント,25%まで低下したものの,翌年には-.時30%近くまで111びk外。2001812末に25.4%まで低下したが,2000年の処班直後の水iVIを上回っている。金融機'111全体でも,ノンバンクの経営が劣悪であるため.イミ良騰権比率は峨低でも28%余I)に達す患。

しかし,こうした「デフレ総済」はそのマイナス1mが表mi化せず.むしろ

「IT時代」においてIIoIHI製,1lbの対外醜争力を強化し,家計の爽蘭1lIiXi力を強め民mW11を下支えするプラス効果をもたらした。

デフレがプラスに働く1]il提条件は,11t総力が維持きれ(慨勝則11が供綿ノ」を奪わない),それに見合う生産iiimlIが実在し(売り上げが実(|iする).また国内外で比較的活発なiiW澱活mllが継続する(liH終滞襲が存在する)ことだが,残存するiil画経済の縦制度のうえに,欧米から主に麺気・機械製ilh・アジアからは主に髄子・機械部品,I」本からはiⅡlえて繊維・雑11t・食料品など

の発注もlMjlllL,この条件を満たし11卜た゜

ili場締済では一般に,貯蓄主体として家計部Ililはインフレに,価務主体として企業部'''1はデフレにlIIii醐だが.」i凪の経済政簸はIIL総力の維持をllmに

「適度なインフレ容認」に傾きがちである。ところが,中国政】(fはインフレ'二

極めて騨砿的で即座に対応してきた一方,90年代後半に進行したデフレには47

(1)デフレのプラス効果

lIUEl企業・溌業が注[lきれた90年代,卜ぱ以降.実はIIilHIのマクロ維済は遡

上蛾悪ともいえるパフォーマンスを示している。

○実質成長串は7~8%を持続しているが,塒11成挺率は97イI:以降,改

lIH・開放時代の曜低水iIkで椎移している⑤98年と99H1§はそれぞれ5.2%、

4.8%と過去最低を2年速読で虹新した。図9消費者物価指数の推移

物IHIヒサ'し串は11本が先進編ljilでjIi低だが.(船H1=100)01'1KII+I:11鑑;癖1.lUiIl-ゴーリWh、+、ニー」」FII未迄】坐

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Ol1lKlはl;11発途上IHIにもかかわらず}1本を蝶

<・低率で推移している(図9%

○デフレは国イ『企難を主とする製造難投

資のllf迷によるところが大きい。比INI投費

の不振を補うため98年以降.政Mfは建設

EI償を追加発行し公的支出を拡大してきた

が,これに伴い政Mlwf儲が急速に期大し

た。また.I)$せて株lilli文持簸によ'〕比lllJiiuj

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46

Page 11: International Division of Labor in East Asia and China JETRO, 2003

列jルー

|「1lllil

節2寂'11回の鷺適無の肝箇と繩済リスク

寛容であり続けている。計画経済の伝統からiIf金がないに等しい半iliiで英大

な銀行預金を持つ家iilは,インフレを受け社会不安をリlき起こす火柧とな}〕

かねない一方,企業については同じく社会主錐・iiI・画経済の運営手法(金

懲・財政による支援,政府・党の指導,情報統制など)によってデフレの弊

害を比較的簡蝋に予防しうるからである。こうして過去数年のデフレ下にお

いても.企業の供給力は維持きれた。この供総力は結果として,前述のとお

'),対内直接投資の墹力11や海外からの受注』WなどとM1まって,アジアXupr

危機で供給力を失ったアジア経済の冊隙を縫うかたちで輪111の急iillとなって具現化し「中国の一人勝ち」という評価を生んだ。

しかしいうまでもなく,世界曜悪ともいえるデフレ下で供給力が維持され.

11上界最大の生産趾を誇る製品が次々と藍期してきたIHI大の理111は,社会1:

鍵・計画経済の迦憐手法が今なお採lIlぎれ.企蕊の燗務負担の1W火が抑えら

れてきたからである。しかしこの代償として上述のように2000年初めまで

の約2年IlIjに,4大商業銀行の不良債樅比率は35%まで10ポイントも」iliト

した。市鳩総済においては,銀行規制や資本規制が強かったとしても,銀行

不良債権比率が雄年5ポイント上昇するか,35%に達する状況で年率10%

燗のペースで生産を拡大することは不可能であるI化2)。

翻って,過去数年の「中国製造業の踊進」は90年代末,外的環境が激変す

るなかで達成きれた。それは例えば,米国と欧州が主導した「IT革命」であ

り,ASEANと韓国,台湾を直醸した通貨危機であり,日本でのデフレの深

刻化である。いずれも安価な中国製品の露要を増やし(「多売」を実現し),

「中国の一人勝ち」を可能にした。

中国の製造業は次の四つの変数に従い,その面貌を大きく変えていくと考

えられる。

①WTO加盟に伴う経済市喝化に向けた「外圧」の強まり

これにより,社会主義・計画経済の運営手法(金融・財政による支援,政

府・党の指導,愉報統制など)で企業の低収益性を補完し,デフレ下でも生

産力を維持,成長を確保する方法が採りにくくなる。収益Ⅲ槐の企業経営を

強いられれば.大規模な生産調整が起こり,即座に失業者が』W大するだろう。

個人所得もいよいよ減少に転じ民1111消費が委縮,デフレスパイラルが超こ'八

失業者や銀行不良債権の一段の1M加が招来きれかねない。

国内禰饗が縮小均衡に向かえば↑外資の進出も単価の楠めて安い趾産部品

か一部の成熟製品のメーカーだけとなり,中国はせいぜい「11t界峨iiiの低コ

スト,しかし世界で最も利幅の薄い輸出工嶋」という評価を受けるにすぎな

くなるだろう。

iIi嶋維済では需総ギャップが拡大し値崩れが起これば.まず例外なく,生

産者は減産に努め価格安定化を図ろ。I可製品から完全撤退し新製品やサービ

スに全力を傾ける場合もある。この段階で経営判断を誤り,存亡の縁に立た

される企業もある。

ulj国の企業も99年ごろから製品やEII業の転換を進めてはいる。テレビを主

力とするAV機器メーカーの多くは,PC,携帯稲話など椚報皿侭機器やエア

コンを主とする白物家麺への多角化を進め,短期間に総合家獺・愉報機器メ

ーカーへと変身を遂げた。PC餓大ブランドの連想(レジェンド)も,家庭向

けを$1$心に需要に陰りがみえるなか,香港に分離上鯛した子会社を通じて.

in子政府システムの構築や自社の販売網で他社ブランドのPCを版元するな

ど,リ職の「脱ハードウエア化」を急いでい患。

にもかかわらず,家趣品の値引き暁争が止む気配はみえない。それどころ

か,参入が相次いでいるエアコンや愉報通信機器はもちろん,[lmIhDIIなどに

弼曙脳、山侭犯騏勤》『.秤墹●脾一ぱ』Ⅲ|r邪下山邪剃世泊Ⅱ祁皿疸暘四則甜甜肌、利、僻汕r訓評n打が0針’子・・川;・‐叩・杵Ⅱ叩矧Ⅷ肘叩咀咄mwip川LLβ缶ⅢⅢ止丁h‐-M泊01.戸トー、↓-ん山111心‐几、

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(2)「薄利多売」経営の将来展望

生産と経済成長はIiMIの維持・拡大と生活水蛎の向上のために必婆であ

る。膨大な人口と低所1Mし鰯を抱える'10国において,それはより切実なⅢIHuで

ある。しかし,1'1唾]の製造業は90年代半ば,生巌が収益を生みにくい段llIfに

入った。この時j91の維済柵造変動について「過剰維済の出現」と呼議場合が

多いが,より分析的には,それまでの改革で制度的には自[''化が進んでいた

価格がモノの供給過剰となるなかで初めて大規模に下落,それに伴い「生廠」

と「収益」が分離し,本来的には「収益」が「生産」を規定するというIIj場

メカニズムを働かせるべき段階に入った,ということができる。しかしlIjIHI

企業は計画経済時代と何様に「生産」に遡進し,さらなる「収益」悪化(Mi

格下落)をもたらした。低収盤縫営は「多売」がイiイ|:して初めて比牧n9」jflUj

にわたI)成立しうる。ところが全く幸運かつ偶然にも,外的環境は「iWi利多光」経営を許容した。01

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Page 12: International Division of Labor in East Asia and China JETRO, 2003

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鋪2環UIlInの製逓藁の謙箇とiHiffリスク

ん内需が回復すれば),海外からの投資が再び増大することが見込まれる。Ulj

場規模だけをとってもASEANは無視しえないほど大きい。リスク、でも.

戦後をj、じ国際化や政治IMI民主化の洗礼を繰り返し受け,予測iiJ能性が問い

ASEANに対し,本質的な政治改雌や維済改革はWTO加盟などを契機とし

てまきにこれから始まる111国が,政治的.雑済的安定を損なう可ii鍬もi1i定

できない。

④日本の景気回復

l肚界第2の維滴規模を櫛つ11本の111筑動li1は.貿揚.対外投了i・lli・ドル

為替レートなどを即左右し、アジア経済に多大の影響を及ぼす。内iIiilZ導の

I:liIR的な蹟気回復が軌適に来れば,11本国内で1Wぴ製造業技fiが盛I)上が

I).11本の製造梁が11}窓とするユニークなilIjYIlMが開発される01J能怖もある

それらを瀞んでillIi入するiⅡiMjIUYIi心にあふれたilIiYWfも11本には多lWlYl1す

る。また,それがサービス腋難の醜in〃IiIIjzをl麺f1Kするものであれば.「11Ⅲ

」Ⅲmliの溌業セクターと化したIiIIiilの製遺業」について,大きな101櫛を(そ

して失望も)抱かなくなる111態すら想像できよう。

Mli下げ競争は波及し、日々激しきを1Wしているlik31oこの原因として、(画〕

需給ギャップを助長する需要拡大の制約要因の強まI)(沿海〆内陸IHLmj

Ji農村1111.都市内部の所111L格差の拡大),⑥llU税率の低下や数fit剤」iIiⅡIjl:

の繊和・廃止などに伴う輸入,lhの墹加や価格下落を別にすれば.⑥独I?'製IMI

の企画・開発能力を含め.Iili格変、11に従い思い切ったPlI業転換を行う経懲能

力の不足,⑥そうした経営能力の発露や経徽肴の縫成を阻む諸制度の改革の

遅れ.などを指摘できよう。⑥はバランスシート・'11益の同j:補'11.企粟の

101地・解散のiBlIl璽化などにも、じる企蕪I;rイi朧,Ⅱ:会保障制度改砿や地〃ii

鍵の打破をはじめ.、現在の「「11にI工W:会j:錐iIi塒縮剤の根幹にかかわる政

ifiIMIHuにほかならない。

⑦「IT革命」の行方

「ネヅトワーク吋晦」を木簡とする「「『埖命」は200161芒に失速し,1111連の

ハードウエア雌樂はi'三Iil(・'1擁投備の「iiIll糖IUi」にある、しかし,それはiii

なる「潤離」ではなく.「ネットワークの11$代」はIiL〈も終結し,iu虹機器は

11iぴMUのコンセプトで設計きれる(例えば.かつての多くの電気機器のよう

に孤立して=スタンド・アローンでllilIlさオLる)時代を迎えたのかもしれな

い。もしくはネットワーク機能は」i鱗のものとして、11次的な位殻に追いやら

れ,IIjぴハードウエア間イiの機能lvi(や操作性がilijい付川1価lifiを唯みⅡ}すllIi代

を迎えるかもしれないcいずれにせよ、ハードウエアのIllllI価統を抑えつつ

ネットワーク(データ通信に必要とされるソフトウエア.淵報の'11身である

コンテンツ.j、橋料金.接続サービスなど)に付加価雌を見いだそうとした

のが2000年までの「IT革命」だとすれば,その「IT革命」の終結は「(安)

モノづく})大国・中国」の地位を相対的に低下させると忠われる。他力,「1u

虻機器のネットワーク対嘘,機械の瓶子機器化」という瀧業史的なiM流がイミ

変であI).外賢企業を牽引役としつつ,IIIlIilは-ネットワーク外iWjf1iの劫

IILが働くゆえにハードウエア生腋に111Iする収1Mビヤ11は劣悪だとしても--111

狐・噸子機器の「世界鰻大の生厳・輪111]:鳩」として発展を続け.ハードウ

エアilHから「IT革命」を支え続ける,という考え方も成り立つだろう。

③「ポスト・アジア通寛危機」時代の到来

ASEANで「ポスト・アジアj、街危機」が本格IMIに実現されれば(銀iiイ(

典俄椛IlIl題を含む維済構造改餓.政論改航が進捗し、企難の供給力はもちろ

(注)

(】)010回のテレビ潅乗の光MH利洞率は.鱒年がユ26%、2000年がZ、11錫と次輔に低Fし

た。2(X)0KFには大手上則り企蕊の唖砿と鯖鐙(パンダ)など.少なくない欧のメーカーが嗣

栞以辮.i11めて赤字に転滞。2001fI§の61,1m]決騨では醗俊がI瞳9.800乃沁.仔漣'二1%蝋す

る刷維(スカイウオース)は]他2.600〃蒋港ドルの赤字。跿虹もその1K憐寵粟IサリIテレ

ビ111乗)は上鳩以来初の赤字。経常利践も株式投資などの特別利践を除けば.lI1soliたI〕

ドリ住は捌失を計」こした。』M2を硫保したTCLなど駄社のテレビJ1嬢もそのfU調は趣演し

た。TCLのMjIの利洞は3蝉元路ったが.テレビゼリド粟の悪化が足をグ1つiiliIハIlUl.:100

〃元の緋別利践を除けばIMI『1:liI1I11jt減少した。

ほか'二iIiiイバ,楽購瀞が1M:を、M照したが.テレビ巌蕊は2[〕OMI:lzI1lI.‘制ドとして作露i9

に撚滞した襖概。0101111決鰍発批が続いていた811,IDil務院lif報産購雛の1,沸M腿は「テレビ

業界は伽壊の危険がある」と瀞l1iした。2001112j通年でも多くの企某は15-80%の滅践を

報告した。なお,2000年のBUMl系テレビメーカー全体の利潤は5瞳ODooxjjcだったが.1,I

HiEに11糸sl社が`Inlqで砿犯したカラーテレビからの収益は2鰭の10位元に上った.li時

のDInI邸テレビメーカーは70~80社だったので,単純には.中にIテレビメーカーの1it、14均

生産性はU系1杜の140分の】IMI典にすぎないiii算である。

(2)簡側謝画の銀行と比枚したUIIlilの釧行の収銭性は「問題外」という瞳と雌いニイ狐I閃惟

比率に比して[l己涜卒比率は阯く.拠闘的'二は破綻状態にある。低収益の剛iiiはイミ皮IHMi

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Page 13: International Division of Labor in East Asia and China JETRO, 2003

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の多きであり,121力で処理.健全化できる可能性は限りなくゼロに近い。

20oz年初め.北厳中閲村でノートPCの噸売価格が一気にⅡ5%iii後-F濡した。lIU悦率の

鮭下に伴う輸入,Mhの増加.デルと迎想の側での熾烈な醜争,および露饗砿大などが興川と

いわれる。ノートPCは求掴価格で1万元が採擁ラインといわれているが.こオL鰭榔I)込

(3)

C新劇品もみられるという。

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