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日本無線技報 No.58 2010 - 56 (製品紹介) 1.概要 JRT-912は,無線伝送方式に無線LANを利用した画期的な トランシーバである。JRT-912は,IPネットワーク上に接続 された音声制御サーバと無線LANアクセスポイントを使用 して一斉通話が可能な次世代型システムである。 2.特長 ⑴ 無線免許不要 無線LANを使用しているので無線免許不要で誰でも使 用可能である。 ⑵ 一斉通話とグループ通話 音声制御サーバに接続した全てのJRT-912間での一斉通 話と,最大5グループでの個別グループ内通話が可能で ある。 ⑶ 容易に通話エリアの拡張が可能 IPプロトコルを使用し,インターネットやイントラネッ トにシームレスに接続することができ,容易に通話エリ アの拡張が可能である。 ⑷ 高音質な単信,同時通話 音声コーデックにG.711を使用しているので高音質であ る。プレストーク方式の単信通話とハンズフリーの同時 通話が可能である。 ⑸ 一斉呼出 呼出ボタンを押すだけで,バイブレーションとブザー による一斉呼出,個別グループ呼出しが可能である。 ⑹ ローミング 同一セグメント上で複数の無線LANアクセスポイント 間のローミングが可能である。 ⑺ 簡易的な位置検出 JRT-912が接続された無線LANアクセスポイントを音声 制御サーバに通知することにより,簡易的な位置の検出 が可能である。 ⑻ 受信信号強度のレベル表示 JRT-912は無線LANアクセスポイントからの受信信号の 強さを0~5段階の表示を行うことが可能である。(RSSI 測定モード時のみ) 3.仕様 電源 単三形ニッケル水素充電池 3本使用 (DC1.2V×3本) 連続使用時間 約8時間 (送信1:受信1:待受8の割合) 環境条件 温度:050℃,湿度: 90%以下 (結露なきこと) 外形寸法 58(W)x126(H)x24.5(D)mm (突起部およびアンテナを含まず) 質量 205g (アンテナおよび電池を含む) 無線通信規格 IEEE802.11a/b/g準拠 無線LAN周波数帯 2.4GHz 24122472MHz 5MHz 間隔13 (ARIB STD-T66) 5.2GHz (W52,W53) 51805200522052405260528053005320 MHz 8 (ARIB STD-T71) 送信出力 2.4GHz 2mW/MHz +20%-80% 5.2GHz 2mW/MHz +20%-80% 暗号化方式 WEP暗号化(40/108/128bitRC4プロトコル IPv4, TCP, UDP, RTP LAN通信速度 1台あたり70kbps90kbps 音声符号形式 G.711μ-law64kbps最大接続台数 20グループ通話 一斉通話および個別グループ 最大5 添付品 ニッケル水素充電池 音声制御サーバソフト (WindowsXPVista2003Server用) IPトランシーバ JRT-912 IP Transceiver JRT-912 お問合せ先 ソリューション事業本部 民需ソリューションプロジェクト 電話 0422-45-9336 IPトランシーバ JRT-912 IP Transceiver JRT-912

IPトランシーバ JRT-912 IP Transceiver JRT-912...日本無線技報 No.58 2010 - 56(製品紹介) 1.概要 JRT-912は,無線伝送方式に無線LANを利用した画期的な

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日本無線技報 No.58 2010 - 56

(製品紹介)

1.概要

 JRT-912は,無線伝送方式に無線LANを利用した画期的なトランシーバである。JRT-912は,IPネットワーク上に接続された音声制御サーバと無線LANアクセスポイントを使用して一斉通話が可能な次世代型システムである。

2.特長

⑴ 無線免許不要 無線LANを使用しているので無線免許不要で誰でも使用可能である。⑵ 一斉通話とグループ通話 音声制御サーバに接続した全てのJRT-912間での一斉通話と,最大5グループでの個別グループ内通話が可能である。⑶ 容易に通話エリアの拡張が可能 IPプロトコルを使用し,インターネットやイントラネットにシームレスに接続することができ,容易に通話エリアの拡張が可能である。⑷ 高音質な単信,同時通話 音声コーデックにG.711を使用しているので高音質である。プレストーク方式の単信通話とハンズフリーの同時通話が可能である。⑸ 一斉呼出 呼出ボタンを押すだけで,バイブレーションとブザーによる一斉呼出,個別グループ呼出しが可能である。⑹ ローミング 同一セグメント上で複数の無線LANアクセスポイント間のローミングが可能である。⑺ 簡易的な位置検出 JRT-912が接続された無線LANアクセスポイントを音声制御サーバに通知することにより,簡易的な位置の検出が可能である。⑻ 受信信号強度のレベル表示 JRT-912は無線LANアクセスポイントからの受信信号の強さを0~5段階の表示を行うことが可能である。(RSSI測定モード時のみ)

3.仕様

電源 単三形ニッケル水素充電池 3本使用 (DC1.2V×3本)連続使用時間 約8時間 (送信1:受信1:待受8の割合)環境条件 温度:0~50℃,湿度: 90%以下 (結露なきこと)

外形寸法 約58(W)x126(H)x24.5(D)mm (突起部およびアンテナを含まず)質量 約205g (アンテナおよび電池を含む)無線通信規格 IEEE802.11a/b/g準拠無線LAN周波数帯 2.4GHz 帯  2412~2472MHz  5MHz 間隔13 波  (ARIB STD-T66) 5.2GHz 帯(W52,W53)   5180,5200,5220,5240,5260,  5280,5300,5320 MHz 8 波  (ARIB STD-T71) 送信出力 2.4GHz 帯 2mW/MHz +20%,-80% 5.2GHz 帯 2mW/MHz +20%,-80%暗号化方式 WEP暗号化(40/108/128bit鍵RC4)プロトコル IPv4, TCP, UDP, RTPLAN通信速度 1台あたり70kbps~90kbps音声符号形式 G.711μ-law(64kbps)最大接続台数 20台グループ通話 一斉通話および個別グループ 最大5添付品 ニッケル水素充電池 音声制御サーバソフト (WindowsXP,Vista,2003Server用)

IPトランシーバ JRT-912IP Transceiver JRT-912

お問合せ先 ソリューション事業本部 民需ソリューションプロジェクト 電話0422-45-9336

IPトランシーバ JRT-912IP Transceiver JRT-912