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Copyright 2005 ICUBE,ALL rights reserved. 無断転載複写禁止 2005.04 1 中小・中堅製造業における効果的なIT投資術とは アイキューブコンサルティング㈱ システム企画部 天野 景史 8製造業向けITセミナー

中小・中堅製造業における効果的なIT投資術とは · 10 Copyright 2005 ICUBE,ALL rights reserved. 無断転載複写禁止 2005.04 APS (Advanced Planning and Scheduling)

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中小・中堅製造業における効果的なIT投資術とは

アイキューブコンサルティング㈱システム企画部 天野 景史

第8回 製造業向けITセミナー

Copyright 2005 ICUBE,ALL rights reserved. 無断転載複写禁止 2005.042

もくじもくじ

会社紹介

1.製造業を取り巻く環境

2.製造業向けシステムとは

3.製造業のIT投資効果の評価

4. IT投資の選定方法

5. IT投資の手順

6. ご参考

会社紹介会社紹介

11..製造業を取り巻く環境製造業を取り巻く環境

2.製造業向けシステムとは2.製造業向けシステムとは

3.製造業の3.製造業のITIT投資効果の評価投資効果の評価

4.4. ITIT投資の選定方法投資の選定方法

5.5. ITIT投資の手順投資の手順

6.6. ご参考ご参考

Copyright 2005 ICUBE,ALL rights reserved. 無断転載複写禁止 2005.043

アイキューブコンサルティング㈱会社紹介アイキューブコンサルティング㈱会社紹介

会社概要

業務内容

会社名:アイキューブコンサルティング㈱Icube Consulting Co.,Ltd

設立: 平成11年5月6日 富士通認定グロービアコンサルティングパートナ

資本金: 2,000万円

従業員: 20名(コンサルタント10名 SE8名) 内中小企業診断士5名

事務所所在地: 東京都渋谷区渋谷1-4-11 渋谷董友(とうゆう)ビル6F

コンサルティング事業

システム開発事業

パッケージ事業

Innovation

Integration

Imformation

業務改革・IT戦略・会計制度改革・営業教育・

個人情報保護法・プライバシーマーク取得

B to B・B to C・ECサイト・Web決済・リッチクライアント

ERP・生産管理・スケジューラ・ MES ・ BA

代表: 久保田 伸

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製造業を取り巻く環境製造業を取り巻く環境

1.st

Copyright 2005 ICUBE,ALL rights reserved. 無断転載複写禁止 2005.045

製造業の環境の変化製造業の環境の変化

顧客顧客

社会社会

ITIT

サプライヤーサプライヤー

競合競合

政治・経済政治・経済

・需要の多様化・需要の多様化・多品種少量・多品種少量・製品サイクルの短縮化・製品サイクルの短縮化

・価格競争・価格競争・新機能・新機能・シェア・シェア

・人口・労働力の減少・人口・労働力の減少・少子高齢化・少子高齢化・終身雇用の減少・終身雇用の減少

・ダウンサイジング・ダウンサイジング・インターネット普及・インターネット普及・システムの・システムのWebWeb化化

・より安くより早く・より安くより早く・高品質・高品質・システムの・システムのWebWeb化化

・規制緩和・強化・規制緩和・強化・民営化・民営化・テロ・民族紛争・テロ・民族紛争

・予測不可能な環境変化・競争激化・グローバル経済

Copyright 2005 ICUBE,ALL rights reserved. 無断転載複写禁止 2005.046

経営者の悩み経営者の悩み

0

10

20

30

40

50

60

70

80

90 迅速な対応力

製品の差別化

ビジネスモデル

業務管理・効率向上

新製品開発

組織

ITパフォーマンス

従業員ニーズ

戦略的提携

ソーシング

災害管理

「顧客をもっと理解し、顧客の要望に迅速に対応しなければならない」

「今の市場の変化スピードを考えると、長期計画を立てることに意味はない」

「自社にできる付加価値をすみやかに感知し、臨機応変に対応できなければ・・」

今後3年間における重要項目

(%)

☆迅速な意思決定のためのマーケット情報の収集・活用

☆市場ニーズに対応できる技術力・品質力

☆リアルタイム対応を行うための順応性の高いプロセス構築

出展:IBM Business Consulting Services アンケート結果

Copyright 2005 ICUBE,ALL rights reserved. 無断転載複写禁止 2005.047

製造業の製造業のITIT投資の現状投資の現状

平成16年度の設備投資金額は対前年比22.5%と大幅な伸び。特に加工・組み立て業において 一般機械50.3% 自動車30.5% 電気機械28.8% と大きな伸び率を示す。投資金額は12%投資比率では生産能力増強39.4% 更新・維持・補修18.3% 合理化・省力化12.1%うち 情報化投資の比率は製造業全体で5.8% 出展:平成15年3月31日現在 経済産業庁

平成16年度の設備投資金額は対前年比22.5%と大幅な伸び。特に加工・組み立て業において 一般機械50.3% 自動車30.5% 電気機械28.8% と大きな伸び率を示す。投資金額は12%投資比率では生産能力増強39.4% 更新・維持・補修18.3% 合理化・省力化12.1%うち 情報化投資の比率は製造業全体で5.8% 出展:平成15年3月31日現在 経済産業庁

☆設備投資金額は伸びる傾向

☆特に加工・組立業において顕著

☆それに伴い情報化投資も上昇傾向

Copyright 2005 ICUBE,ALL rights reserved. 無断転載複写禁止 2005.048

製造業向けシステムとは製造業向けシステムとは

2.nd

Copyright 2005 ICUBE,ALL rights reserved. 無断転載複写禁止 2005.049

APS DWH

ERP・会計・販売CRM/SFASRM

MES WMS

経営/計画/分析

顧客

販売/営業/マーケティング

サプライヤ

実績 倉庫

調達

SRM: Supplier Relationship ManagementAPS:Advanced Planning and Scheduling DWH: Data Ware HouseERP: Enterprise Resource PlanningSCM: Supply Chain Management

製造業向けシステムの種類製造業向けシステムの種類

自社内

生産管理システム

MES: Manufacturing Execution System WMS: Warehousing Management SystemLMS: Logistics Management SystemCRM: Customer Relationship ManagementSFA: Sales Force Automation

製造

LMS物流

需要予測

原価管理

SCM

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APSAPS(Advanced Planning and Scheduling)

製造業向けシステムの状況製造業向けシステムの状況

資材の手当てを設備や人員の手当てとあわせて行う。JIT、TOCに対応。一般的なMRPは、次のような問題点が発生する。•部品の調達が早めになる。•直近の作業にも固定リードタイムを使うので誤差の影響が大きい。

•生産リードタイムを長めに設定している場合には、実際には生産が可能にも拘わらず、スケジューリングできない時がある。

導入コストも比較的安価であり、生産管理システム、ERPと併用しての導入が増えている。

資材の手当てを設備や人員の手当てとあわせて行う。JIT、TOCに対応。一般的なMRPは、次のような問題点が発生する。•部品の調達が早めになる。•直近の作業にも固定リードタイムを使うので誤差の影響が大きい。

•生産リードタイムを長めに設定している場合には、実際には生産が可能にも拘わらず、スケジューリングできない時がある。

導入コストも比較的安価であり、生産管理システム、ERPと併用しての導入が増えている。

ERPERP(Enterprise Resource Planning)

•販売、会計、人事、生産等企業内のリソースを統合的に管理するシステム。•SAP、Oracle 等海外メーカの物が多く、導入費用が非常に高い。•最近ではmySAPに代表されるように中堅・中小企業向けの製品も増えてきたが、それでも2億はかかる。•また、製造業においては日本式の製造方式に合わない場合も多く、ERPとはいえ、会計のみで生産管理

システムは日本メーカのPKG導入というやりかたも増えている。•日本製のERPはかなり増えてきているが製造業向けとしては生産管理PKGに販売、会計を加えたものが

多い。ただし、最近ではこの方式がトレンドではある。

•販売、会計、人事、生産等企業内のリソースを統合的に管理するシステム。•SAP、Oracle 等海外メーカの物が多く、導入費用が非常に高い。•最近ではmySAPに代表されるように中堅・中小企業向けの製品も増えてきたが、それでも2億はかかる。•また、製造業においては日本式の製造方式に合わない場合も多く、ERPとはいえ、会計のみで生産管理

システムは日本メーカのPKG導入というやりかたも増えている。•日本製のERPはかなり増えてきているが製造業向けとしては生産管理PKGに販売、会計を加えたものが

多い。ただし、最近ではこの方式がトレンドではある。

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生産管理システム生産管理システム(Production Control System)

製造業向けシステムの状況製造業向けシステムの状況

一般的には受注管理から出荷管理まで製造業における物と情報の流れを管理するシステム。受注・生産計画・MRP・資材管理・進捗管理・在庫管理・原価管理の構成が多い。製番管理・MRP管理。見込み生産、受注生産に大別される生産形態それぞれのPKGがある。また、ベースだけでカスタマイズありきのPKGは注意が必要。初期費用は安価でも最終的な導入コストが

莫大に膨れ上がる。最近ではWeb対応のものも現れ、複数拠点での管理が可能になってきた。

一般的には受注管理から出荷管理まで製造業における物と情報の流れを管理するシステム。受注・生産計画・MRP・資材管理・進捗管理・在庫管理・原価管理の構成が多い。製番管理・MRP管理。見込み生産、受注生産に大別される生産形態それぞれのPKGがある。また、ベースだけでカスタマイズありきのPKGは注意が必要。初期費用は安価でも最終的な導入コストが

莫大に膨れ上がる。最近ではWeb対応のものも現れ、複数拠点での管理が可能になってきた。

( Supply Chain Management )

部品・素材メーカ、製品メーカから卸、小売までの業務連鎖(Supply Chain)を統合的に管理して、

全体の在庫を削減しようというコンセプト。導入コストは相当かかる。また、これを実現するためには以下を克服する必要性がある。•チェーンを構成する各企業間の情報の開示•需要予測の正確化•部品・素材調達体制の整備•生還管理体制の整備•流通機構の整備

部品・素材メーカ、製品メーカから卸、小売までの業務連鎖(Supply Chain)を統合的に管理して、

全体の在庫を削減しようというコンセプト。導入コストは相当かかる。また、これを実現するためには以下を克服する必要性がある。•チェーンを構成する各企業間の情報の開示•需要予測の正確化•部品・素材調達体制の整備•生還管理体制の整備•流通機構の整備

SCMSCM

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原価管理システム原価管理システム

製造業向けシステムの状況製造業向けシステムの状況

MESMES( Manufacturing Execution System )

その名の通り製造実行システム。一般的には現場の実績データ収集、工程進捗管理、資源トラッキング、製造指示、設備監視・制御を行うシステム。設備からのデータをシーケンサーを通して情報を取る。設備が多量にあり、頻繁な進捗確認が必要な業種や高価な設備、製品における監視・制御をリアルタイムで行う必要のある大企業には必須なシステム。

その名の通り製造実行システム。一般的には現場の実績データ収集、工程進捗管理、資源トラッキング、製造指示、設備監視・制御を行うシステム。設備からのデータをシーケンサーを通して情報を取る。設備が多量にあり、頻繁な進捗確認が必要な業種や高価な設備、製品における監視・制御をリアルタイムで行う必要のある大企業には必須なシステム。

( Cost Control System )

一般的には各企業毎に原価管理方法が違うことが多いため、独自で構築するか、生産管理システムに組み込まれている原価管理機能をカスタマイズする場合が多い。生産管理システム上の原価管理機能としては標準原価・実際原価の対比を作業工数、材料、部材購入費、外注費にて管理する場合が多い。最近では原価管理システムのみ外だしでPKG化しているケースもある。

この場合、標準原価・実際原価に加え、予算シミュレーション機能や配布設定機能も拡充している。生産管理システム、ERPとのデータ連動が可能。

一般的には各企業毎に原価管理方法が違うことが多いため、独自で構築するか、生産管理システムに組み込まれている原価管理機能をカスタマイズする場合が多い。生産管理システム上の原価管理機能としては標準原価・実際原価の対比を作業工数、材料、部材購入費、外注費にて管理する場合が多い。最近では原価管理システムのみ外だしでPKG化しているケースもある。

この場合、標準原価・実際原価に加え、予算シミュレーション機能や配布設定機能も拡充している。生産管理システム、ERPとのデータ連動が可能。

Copyright 2005 ICUBE,ALL rights reserved. 無断転載複写禁止 2005.0413

製造業のIT投資効果の評価製造業のIT投資効果の評価

3.rd

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ITIT投資効果の評価方法とは投資効果の評価方法とは

導入前評価導入前評価

導入検討

評価

絞込み

決定

IT投資の決断において重要な評価

導入後評価導入後評価

IT導入においてどれだけ効果があったかを測定

・正味現在価値法

評価方法投資案件の耐用期間に予想される収益計算。年の経過に伴い割引率を考慮する

現在価値=予想収益/{(割引率+1)の年数乗}

・TCO (Total Cost of Ownership/所要総コスト)

IT投資の総コスト(導入、運用、管理)をライフサイクル全体を

通して把握する方法。

出展:月間CIO トレイシーメイヤー

・RFJ (Rapid Economic Justification/迅速なコスト正当化)

IT支出をビジネスの優先課題にうまく適合させることによって、TCO削減を目指す、マイクロソフトが提唱するフレームワーク。

Copyright 2005 ICUBE,ALL rights reserved. 無断転載複写禁止 2005.0415

ITIT投資効果の収益性予測投資効果の収益性予測

予測は難しい・利益額を予想できない・変化が激しく耐用年数が分からない・運用費用も予測しずらい・大規模PJの場合、システム単独では判断できない

IT投資は売上

利益に直結するものではない

・利益を上げるには受注増が必要・需要が供給を下回る現状

なぜその投資が必要か

・生産性や効率の問題を解決・生産の小口化・在庫削減・JIT・キャシュフロー経営

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ITIT投資効果の評価における必要情報投資効果の評価における必要情報

活動基準原価計算(ABC分析):

経済付加価値分析・プロセス分析・品質管理・原価計算を統合

活動基準原価計算活動基準原価計算(ABC分析):

経済付加価値分析・プロセス分析・品質管理・原価計算を統合

参考文献:P・Fトラッカー著「明日を支配するもの」

キャプラン・クーパー著「コスト戦略と業績管理の統合システム

生産要素すべての生産性を把握しコントロール生産性情報生産性情報

適正な人材の配置人材情報人材情報

適正な資金の配分資金情報資金情報

自社および競争相手の強み弱み、成功失敗を見つける

強み情報強み情報

会社の現状における基礎的な情報基礎情報基礎情報

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IT投資の選定方法IT投資の選定方法

4.th

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顧客納品 発注 支給品

購買部門

発注

依頼書

発注書

出荷指示受注入力

営業部門

受入検査

内作検査

品質保証部門

生産管理部門

生産計画展開・確定 計画修正

作業計画 出庫計画 発注計画

負荷照会資材管理部門

在庫管理

倉庫

製品

部品

出荷

出荷準備

出荷指示書

受入

検収

出庫

出庫票

外注品・購入品外注の支給部品仕入先

製造部門

進捗管理作業計画

現場

完成入力

実績入力

作業指示書

作業実施 在庫データ

物の流れ

情報の流れ

請求書

請求

売上

経理部門

支払

入金

製造指示

原価

製造業の一般的な業務フロー製造業の一般的な業務フロー

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自社の問題点の把握自社の問題点の把握

生産計画生産計画

受注管理受注管理

資材管理資材管理

・工程が複雑・特急注文が多い・納期が厳しい・人員、設備の負荷状況がわからない・材料、仕掛在庫状況がわからない

・特急オーダー・フォーキャストの信頼性がない・受注納期が短い・紙ベースでやりとり。二度うち

・MRPが遅い

・発注納期が早い、短い・発注量が最適ではない・紙ベースでやりとり。二度うち

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自社の問題点の把握自社の問題点の把握

在庫管理在庫管理

進捗管理進捗管理

原価管理原価管理

・適正な材料在庫、仕掛在庫・JIT・かんばん?・デッドストックの処理

・作業指示が的確でない・工程管理・ボトムネック工程の把握・進捗遅れ・工数の増減

・どこまで把握するか・製造原価(材料費、購買費、工数)・配布まで管理できない・標準原価、実際原価の差異がつかめない

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自社の問題点の把握自社の問題点の把握

品質管理品質管理

出荷管理出荷管理

MESMES

・適正な検査か・無駄な検査を行っていないか・検査実績が品質管理に生かせているか

・オーダーとの紐付けが紙ベース・出荷時間の集中停滞

・設備、生産(操業確認)状況が把握できていない・作業進捗が日報ベースでリアルタイムではない・原材料の流れが把握できていない

Copyright 2005 ICUBE,ALL rights reserved. 無断転載複写禁止 2005.0422

自社の問題点の整理自社の問題点の整理

○納期通りに入ってこない。納期を考慮して発注している資材管理

△システム化されてないため、オーダーとは現品票を見ながら行っている

出荷間違いはほとんどない出荷管理

△標準原価、実績原価との差異が取れない。

適正な配布が出来ているかわからない

経理システム上で管理できている原価管理

○検査基準があっているか分からない

検査実績が品質管理に生かされていない

工程毎に決められた検査を行っている

ISOを取得した品質管理

×受注情報入力の二度手間メール、FAX等でかならずエビデンスが

残る受注管理

◎仕掛在庫の把握をリアルタイムで出来ない

仕掛在庫がたまる工程がある

完成在庫が少ない。

月1回棚卸できちんと合わせている在庫管理

△進捗遅れが発生する

リアルタイムではない

作業日報により工程の進捗状況が一部把握できている

進捗管理

△制御までは対応していない設備の稼動状況が把握できるMES

◎計画変更に時間がかかる。

負荷状況がわからない

MRPに時間がかかる

大日程・中日程・小日程計画を立案生産計画

重要性悪い点良い点業務

Copyright 2005 ICUBE,ALL rights reserved. 無断転載複写禁止 2005.0423

ITIT投資の選定方法投資の選定方法

自社の業務フローより一覧表を作る自社の業務フローより一覧表を作る

悪い点を改善するか、良い点を伸ばすか悪い点を改善するか、良い点を伸ばすか

単純にシステム化できているか否かでは決めない単純にシステム化できているか否かでは決めない

自社の方向性を決める自社の方向性を決める

Copyright 2005 ICUBE,ALL rights reserved. 無断転載複写禁止 2005.0424

IT投資選定・導入の手順IT投資選定・導入の手順

5.th

Copyright 2005 ICUBE,ALL rights reserved. 無断転載複写禁止 2005.0425

何に投資すべきか何に投資すべきか ~~targettargetの明確化~の明確化~

さて、これまでの説明より、自社内におけるシステム構築のターゲットを明確にしていく。

さて、これまでの説明より、自社内におけるシステム構築のターゲットを明確にしていく。

計画主導型計画主導型 APS+生産管理システムAPS+生産管理システム

在庫主導型在庫主導型 APS+生産管理システム+MESAPS+生産管理システム+MES

原価主導型原価主導型 生産管理システム+MES生産管理システム+MES

スループット主導型スループット主導型 APS+生産管理システム+MESAPS+生産管理システム+MES

Copyright 2005 ICUBE,ALL rights reserved. 無断転載複写禁止 2005.0426

システム導入手順システム導入手順

ターゲットを絞るターゲットを絞る

プロジェクト体制の確立プロジェクト体制の確立

パッケージでの選定パッケージでの選定

パッケージに合わせるパッケージに合わせる

まずは出来るところからまずは出来るところから

どこを強化し、どこを直すか→ どういうシステムを導入するか

導入システムに応じ各部署のキーマンをPJに組み込む

ステアリングコミッティーは必須

業種にもよるが、ほとんどはPKGにて

選定可能。どのPKGが良いかの判断が重要1.シェア 2.機能 3.使いやすさ 4.価格

PKGの機能に出来るだけ合わせる。

カスタマイズは極力さける。場合によってはBPRを行う

全ての機能を一度に立ち上げるのは無理。まずは最重要な点から。計画を立て、使える機能を増やしていく

Copyright 2005 ICUBE,ALL rights reserved. 無断転載複写禁止 2005.0427

ご参考ご参考

ゴールドラット博士に学ぶ

The GOAL ~企業の究極の目的とはなにか~ダイヤモンド社 2001年5月17日発行

ゴールドラット博士に学ぶ

The GOAL ~企業の究極の目的とはなにか~ダイヤモンド社 2001年5月17日発行

STEP1 ボトルネックを見つけるSTEP2 ボトルネックをどう活用するかSTEP3 他のすべてをSTEP2の決定にあわせるSTEP4 ボトルネックの能力を高めるSTEP5 STEP4で解消したらSTEP1に戻る

イスラエル人Eliyahu M.Goldrattが考えた生産管理の理論。

その本質は以下のように要約できる。•ボトルネック工程を優先的にスケジューリングする。•既存の原価管理方法を否定し、スループットによる判断を行なう。特にスケジューリングの考え方は、APS(Advanced Planning Scheduling)に大きな影響を与えた。

ドラム⇔バッファー⇔ロープ

手順

TOC(Theory of Constraints)/制約理論

Copyright 2005 ICUBE,ALL rights reserved. 無断転載複写禁止 2005.0428

アイキューブコンサルティング㈱では、製造業向けシステムに関し、システム選定、BPR、要件定義(RFP)、基本設計、PKGのご提供、システム構築まで

一貫してのサービスが可能です。 以下までお気軽にご相談ください。

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03-3407-0276FAX

03-3407-0283電話

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