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IT基盤刷新における Oracle Databaseの進化

2015年5月19日日本オラクル株式会社データベース事業統括製品戦略統括本部プロダクトマーケティング本部 Database & Exadata推進部部長桑内崇志


以下の事項は、弊社の一般的な製品の方向性に関する概要を説明するものです。また、情報提供を唯一の目的とするものであり、いかなる契約にも組み込むことはできません。以下の事項は、マテリアルやコード、機能を提供することをコミットメント（確約）するものではないため、購買決定を行う際の判断材料になさらないで下さい。

オラクル製品に関して記載されている機能の開発、リリースおよび時期については、弊社の裁量により決定されます。

Oracleは、米国オラクル・コーポレーション及びその子会社、関連会社の米国及びその他の国における登録商標または商標です。他社名又は製品名は、それぞれ各社の商標である場合があります。

SAFE HARBOR STATEMENT

2


IT基盤刷新への段階的な進化

サイロ

複雑リスク削減

標準化

シンプル運用コスト削減

統合

効率的設備投資削減

クラウド

リードタイム短縮更なるコスト削減

3


データベース標準化のメリット

アプリケーション

EBS PeopleSoft SAP 国産ISV スクラッチA スクラッチB

APサーバー WebLogic WebLogic NetWeaver IIS Webxxxx C/S

データベース

サーバーベンダA ベンダD ベンダE ベンダF ベンダE ベンダA

ストレージベンダB ベンダE ベンダE ベンダB ベンダB ベンダG

ネットワークベンダC ベンダC ベンダC ベンダC ベンダD ベンダD

データベース Oracle 10g Oracle9i Oracle 11g Oracle 10g Oracle9i Oracle8i

クラスタウェア Sun Cluster D社製クラスタ E社製クラスタ VM機能なし Windows機能

OS Solaris Linux AIX Windows Linux Windows

VM コンテナなし LPAR VMware VMware なし

CPU使用率 8% 10% 15% 10% 12% 3%

データ量 3TB 1TB 5TB 0.5TB 0.3TB 0.2TB

4

シンプルで統一された基盤の整備、シンプルなデータベース専門チーム

現状例（あらゆる技術に専門家が必要 – 26技術の乱立、7200通りの組合せ）



APサーバー WebLogic WebLogic NetWeaver IIS Webxxx C/S

データベース

サーバー Exadata Database Server

ストレージ Exadata Storage Server

ネットワーク InfiniBand

データベース Oracle 12c Oracle11g

クラスタウェア Oracle Clusterware

OS Oracle Linux

VM Oracle VM

CPU使用率 50% 〜75%

データ量 20TB

To Be（Exadata 1通り。Exadataの専門家さえいれば運用可能）

Engineered


データベース標準化のメリット



APサーバー WebLogic WebLogic NetWeaver IIS Webxxxx C/S

データベース

サーバーベンダA ベンダD ベンダE ベンダF ベンダE ベンダA

ストレージベンダB ベンダE ベンダE ベンダB ベンダB ベンダG

ネットワークベンダC ベンダC ベンダC ベンダC ベンダD ベンダD

データベース Oracle 10g Oracle9i Oracle 11g Oracle 10g Oracle9i Oracle8i

クラスタウェア Sun Cluster D社製クラスタ E社製クラスタ VM機能なし Windows機能

OS Solaris Linux AIX Windows Linux Windows

VM コンテナなし LPAR VMware VMware なし

CPU使用率 8% 10% 15% 10% 12% 3%

データ量 3TB 1TB 5TB 0.5TB 0.3TB 0.2TB

5

データベースをハードウェア・ソフトウェア・トータルででエンジニアリング



APサーバー WebLogic WebLogic NetWeaver IIS Webxxx C/S

データベース

サーバー Exadata Database Server

ストレージ Exadata Storage Server

ネットワーク InfiniBand

データベース Oracle 12c Oracle11g

クラスタウェア Oracle Clusterware

OS Oracle Linux

VM Oracle VM

CPU使用率 50% 〜75%

データ量 20TB

OSバグネットワーク・ファームウェア

バグ

フラッシュファームウェア性能問題

仮想化ソフトバグ

すべてのシステムで異なる製品の組合せであるがゆえにテストが不十分で、問題解決に時間がかかる

Exadataは、データベースを中心に全てのレイヤーが連携して動作。性能・可用性が最大になるよう設計

現状例（あらゆる技術に専門家が必要 – 26技術の乱立、7200通りの組合せ） To Be（Exadata 1通りExadataの専門家さえいれば運用可能）

Engineered


スーパー・クラウド・システムズ

パフォーマンス │ 高可用性│ 低コスト

SuperCluster Big Data Appliance

Virtual Compute Appliance

Exadata Zero Data Loss Recovery

Appliance

Exalogic Elastic Cloud

Database Appliance

Exalytics


Oracle Exadata による「標準化の威力」

• 標準化された技術

• 標準化された構成

• 標準化された可用性

• 標準化されたチューニング

• 標準化されたサポート

7

Exadataは標準化によってお客様のシステムを次のレベルへ

Server Vendor A

Storage Vendor B

Network Vendor C

Database Vendor D

OS Vendor E

VM Vendor F

グローバルスタンダード特定顧客のために統合 vs

Oracle Public Cloud Oracle Development & Support

数千を超える顧客インストールベース

例えば通信で求められる拡張性銀行で求められる可用性政府で求められるセキュリティをすべて標準に反映


Oracle Exadataがもたらすメリット

8

Performance - Consolidation Availability Simplicity

DA

TA

BA

SE

IN-M

EM

OR

Y

4倍以上の

データベースを統合 15倍以上のデータを分析

4.5倍以上の

注文を処理

2倍高速に

レスポンス 3倍以上に

データを圧縮

DBとワークロードによってリソースを優先付け

サーバー、ディスク、フラッシュ、ネットワーク、電源

アクティブ・クラスタ、ディスク/フラッシュミラー

DA

TA

BA

SE

IN-M

EM

OR

Y

冗長化されたハードウェア

冗長化されたソフトウェア

1つのサポートチーム

1つの管理者チーム

1つの管理ツール

1つの統合パッチ

1つの可用性フレームワーク

1つの統合アーキテクチャ

高可用性のベストプラクティスを内蔵

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Oracle Exadata Database Machine X5

すべてのOracle Databaseユーザーに最高の次世代プラットフォーム

超高速オールフラッシュ・ストレージ・サーバー - 1ラックあたり最大230TBの容量と263GB/秒のデータスキャン

データベース・インメモリにも最適 - フォルト・トレランスを備えたデータベース・インメモリ高可用性

Elastic構成による柔軟な拡張 - Elastic 構成によりデータベース要件に応じた柔軟な構成が可能

Oracle VM（仮想化）のサポート - Oracle VMによるセキュリティ/ライセンスの最適化


Oracle Exadataだから実現する技術

• Smart Scan: 性能ストレージ層で不必要なデータ読取りを最小化

• Smart Flash Cache: 性能 Flashメモリをメモリ空間に見立てヒット率向上

• Smart Flash Cache Write Back:性能書込み処理20倍高速化

• I/O Resource Manager: 統合 I/Oまで含めてリソースの優先順位付け

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HardwareとSoftwareをEngineeredしたExadataだけが実現する性能と可用性

• Exafusion:性能データベースがInfinibandにダイレクトアクセスしてOLTP処理を高速化

• Instant Server Death Detection: 可用性サーバーとストレージの障害を瞬時に検知

• In-Memory Fault Tolerance:可用性インメモリデータベースのダウンタイム極小化

• Exadata HARD:可用性書込み時にチェックサムを再確認することでデータ破壊を防止


IaaS Private Cloud: Engineered Systemsを月額料金で利用

• Exadata X5-2のサブスクリプション（レンタル）ライセンス・モデル

• スムーズなキャッシュ・フロー – 初期投資は不要

• OPEX（CAPEXではなく）モデル（オラクルが所有権を維持）

• Elastic 構成、Capacity on Demand、OVMなどを含む

• Exadataをオンプレミスまたはホスティングで設置可能

– OMCS (Oracle Managed Cloud Service)

– パートナーによるHosting

11

$0

$100,000

$200,000

$300,000

$400,000

1 3 5 7 9 11 13 15 17 19 21 23 25 27 29 31 33 35

Month

Purchase + Support

IaaS Private Cloud

IaaSと購入した場合の比較費用負担の比較（1/4ラック）

オンプレミスサードパーティによるホスティング OMCS


IaaS Private Cloud: 顧客のメリット

• 予算化が容易 – 毎月同じコスト – 3 – 5 年のサブスクリプション (サポート費用込)

– Exadata softwareもサブスクリプション可能

– 前払いで購入するよりも低価格なトータルコスト

– 総資産利益率の改善 (固定資産でないため)

• 柔軟な “Capacity on Demand” (CoD) – 全体のコアの20%をピーク時と可用性のために保持

– CoDコアがアクティベートされるまではコストは不要

• Platinum and PlatinumPlus Services – 障害監視 / パッチ適用 / より高いSLA

• オンプレミスでのセキュリティとコントロール

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Month 1 Month 2 Month N

CoD

Platinum & PlatinumPlus Services


Zero Data Loss Recovery Appliance

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従来のデータベース・バックアップを根本から革新


Zero Data Loss Recovery Appliance (Recovery Appliance)

ゼロ・データ・ロス RPOの極小化。REDOログ転送によるリアルタイム・トランザクション保護

リストアの自動チェックにより確実な復旧を保証

多様なデータベースバージョンとプラットフォーム DBバージョン、DBプラットフォームの違いを問わずバックアップを一元化

膨らみ続けるバックアップコスト対策永遠に差分バックアップのみで運用

10倍の容量効率を実現するアーキテクチャ

14


データ中心のセキュリティ対策の重要性


従来のセキュリティ対策

これからのセキュリティ対策

性善説に基づいた情報システムの実装

ネットワーク中心のセキュリティ対策の実装

データ中心のセキュリティ対策

暗号化、アクセス制御、検知による多層防御の実装

データ中心のセキュリティ対策の重要性

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日本における法制度関連の動き

法制度名セキュリティ強化への取り組み

個人情報保護法

2003年 : 個人情報の保護に関する法律が成立 2008年 : 個人情報保護法ガイドラインが改定 2014年 : 個人情報保護ガイドラインが改定。データセキュリティの記載が追記 2015年 : 個人情報保護に関する法律が改定予定

マイナンバー (番号制度)

2013年 : 「行政手続における特定の個人を識別するための番号の利用等に関する法律（番号法）」が成立 2014年 : 民間事業者(金融はさらに別冊)向けのガイドラインが公開。データセキュリティに関する記載 2015年 : 全国民に個人番号を通知カード配布 2016年 :1月1日より法令で定めた範囲で運用を開始予定

サイバーセキュリティ基本法

2014年 : 法案成立 2015年 : 施行 NSC・政府と連携する新生NISCが誕生

サイバーセキュリティの確保の責務が国・地方自治体・重要インフラ事業者等にあることを明記。（具体的な施策は今後策定）

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個人情報保護法、マイナンバー法で求められるデータベースにおける対処策

1. データベースのアクセス制御(職務分掌)

個人情報や機密情報にアクセス可能な人を強制的に限定・禁止

2. データの暗号化

Database上のデータ及び、バックアップの暗号化

3.個人情報へのアクセスを監視

データベース・アクセスログの取り漏れのない取得により、不正アクセスの発見＆警告

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Oracleが提供するデータベースセキュリティ

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ユーザー

Data Redaction 機密データ伏字化

Data Masking マスキング

Label Security アクセス管理

TDE データ暗号化

Database Vault DB管理者職務分掌

OS & ストレージディレクトリデータベースカスタム

監査ログ & イベントログ

Audit Vault and Database Firewall 不正SQL探知&遮断

レポート

アラート

Audit Vault and Database Firewall 証跡管理

ポリシー

イベント

人的ミス情報悪用

管理者権限悪用

脆弱性に対する攻撃

不十分な監視機構

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