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IT基盤のイノベーションを支える サービス実行基盤 WebOTX NEC 第二システムソフトウェア事業部 渋谷 純一 2008年 9月10日 トラックA-2

IT基盤のイノベーションを支える サービス実行基盤WebOTX · IT基盤のイノベーションを支える サービス実行基盤WebOTX NEC第二システムソフトウェア事業部

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IT基盤のイノベーションを支えるサービス実行基盤 WebOTX

NEC 第二システムソフトウェア事業部

渋谷 純一

2008年 9月10日

トラックA-2

1 © NEC Corporation 2008. All rights reserved.

目次

1. ユビキタス社会がもたらす環境の変化

2. 進化するネットワーク関連技術

3. システム構築パラダイムの変化

4. ビジネスの変革を加速するこれからのIT基盤

5. IT基盤の革新を支えるサービス実行基盤WebOTX

ユビキタス社会がもたらす環境の変化

1.1.

3 © NEC Corporation 2008. All rights reserved.

“いつでも、どこでも、誰とでも、何とでも”コミュニケーションができ、ネットワークを通じてITが使えるユビキタス時代が本格化

ユビキタス社会がもたらす環境の変化

~市場環境の変化~

4 © NEC Corporation 2008. All rights reserved.

~企業における事業環境の変化~

法令遵守・コンプライアンス法令遵守・コンプライアンス

ライフスタイルライフスタイル・・生活者ニーズの生活者ニーズの多様化多様化

BRICsBRICsなど新興国の興隆など新興国の興隆

グローバリゼーションの更なる進展グローバリゼーションの更なる進展

業界再編加速・業界再編加速・M&AM&Aの増加の増加

企業における事業環境変化企業における事業環境変化

TOB活性化三角合併解禁敵対的買収リスク

インターネットの発展による“グローバリゼーション3.0”金融経済化モジュール化オープン・アーキテクチャ化グローバルSCMオフショア・アウトソーシング

多極化数十年後には中国がGDP世界一へ市場としての中国/インドの爆発的成長次なるVISTA諸国の発展

超高齢化社会・人口構造変化人口減少社会ライフスタイル多様化様々な「2極化」

J-SOX法個人情報保護法環境問題CSR

【ビジネス】

【経済】【社会】

【法律】

「最も強いものが生き残るのではなく、最も賢いものが生き残るのでもない。唯一生き残るものは変化できるものである」(ダーウィン)

「最も強いものが生き残るのではなく、最も賢いものが生き残るのでもない。唯一生き残るものは変化できるものである」(ダーウィン)

企業は今、激変する事業環境の変化に晒されており、「俊敏性」が企業における経営戦略上の重要なオプションになっている。

ユビキタス社会がもたらす環境の変化

5 © NEC Corporation 2008. All rights reserved.

~ビジネスモデルの変革~

水平分業・垂直統合の組み換えバリューチェーンの見直し

業種業態の変更多角化←→選択と集中

自社インフラ・ノウハウ活用によるサービス拡大

ヤマト運輸のビジネスサービス提供(代金引換を含む代金

回収サービス、グループによるコンタクトセンター提供)SUICA/モバイルSUICA(切符、携帯電話から電子通貨へ)、駅

ナカビジネス

三井海洋開発の油田開発設備チャーターサービス(企画設

計・サービスに注力し製造は外注)東芝による米原子力大手ウェスチングハウス社の買収(製造下請けからライセンスビジネスへ)ワールドのSPAモデル

GE(エレクトロニクスから金融サービス企業へ)花王(情報関連産業からの撤

退と日用品の多数部門でトップシェア獲得。製品開発と製造・販売の一体化)

新たなビジネスチャンスや収益の拡大

ビジネスシステム 顧客・販売チャネル新商品・サービス 価値創出プロセス

自社インフラ・ノウハウ活用によるサービス拡大、水平分業・垂直統合の組み換え、 BPOを含むバ

リューチェーンの見直し、など、様々なビジネスモデルの変革が必要になっている。

ユビキタス社会がもたらす環境の変化

進化するネットワーク関連技術

2.2.

7 © NEC Corporation 2008. All rights reserved.

進化するネットワーク関連技術

ネットワーク関連技術の進化は、さまざまな産業界に変化をもたらし、ビジネスの変革、法規制の変更までを含めたパラダイムシフトを加速

8 © NEC Corporation 2008. All rights reserved.

~次世代ネットワーク(NGN)とは~

高信頼、広帯域、オープン、柔軟といった特長をもつインターネット、固定電話、携帯電話のそれぞれの”いいとこ取り”のシームレスなネットワーク

進化するネットワーク関連技術

9 © NEC Corporation 2008. All rights reserved.

~NGNの6つの特長と機能~

NGNの6つの特長によって、高速かつセキュアなネットワークインフラ、豊富かつ自由なネットワーク活用アプリケーションの開発と利用等のメリットを企業情報システムにて具現化

進化するネットワーク関連技術

10 © NEC Corporation 2008. All rights reserved.

~NGNの6つの特長と機能~進化するネットワーク関連技術

NGNの注目技術「高速・大容量な通信帯域」

11 © NEC Corporation 2008. All rights reserved.

~NGNの6つの特長と機能~進化するネットワーク関連技術

12 © NEC Corporation 2008. All rights reserved.

~NGNの6つの特長と機能~進化するネットワーク関連技術

13 © NEC Corporation 2008. All rights reserved.

~NGN活用のための基盤技術~

企業システムにおけるNGN活用にはITとNWの2つの技術が必要•従 来:APサーバ等のミドルウェアを経由してHTTPプロトコルで通信•NGN:HTTPプロトコル通信に加えてSIPプロトコルの利用が必須

従来ネットワーク次世代ネットワーク

(NGN)

HTTP

通信プロトコル(TCP/IP等)

HTTPプロトコル SIPプロトコル

HTTP SIP

通信プロトコル(TCP/IP等)

HTTPプロトコル

業務アプリケーション 業務アプリケーション

ITNW技術

NGN活用アプリケーション開発には、新たにSIP技術の利用が必要となり、企業アプリケーションのスムーズなNGN対応を阻害する要因となる

従来の企業アプリケーション NGN活用企業アプリケーション

進化するネットワーク関連技術

14 © NEC Corporation 2008. All rights reserved.

~NGNにおけるSIPの役割~

Webアプリケーション

HTTPセッション

HTTPセッション

HTTPセッション

APレベルのセキュリティ・課金

クライアントクライアント クライアント

ベストエフォート方式

従来のインターネット

Webアプリケーション

認証 帯域制御 課金

IMS(IP Maltimedia Subsystem)

SIPセッション

SIPセッション

SIPセッション

HTTPセッション

HTTPセッション

HTTPセッション

クライアントクライアント クライアント

ギャランティ方式

NGN

固定電話・専用線 携帯電話

インターネット

便利・快適便利・快適

NGNNGN安心・安全安心・安全

•高信頼•高品質•大容量

•高セキュリティ

•オープンで柔軟•低コスト

•いつでもどこでも利用可能

NGNのメリット実現

NGNではSIP技術によってインターネットのQoS・セキュリティ問題を解決•従来インターネット:帯域保証なし、セキュリティはアプリケーション責任•NGN:SIPセッションによってセッション毎の認証・帯域制御・課金などを実現

APレベルのセキュリティ・課金

進化するネットワーク関連技術

システム構築パラダイムの変化

3.3.

16 © NEC Corporation 2008. All rights reserved.

~システム構築の短期化・コスト最適化~

システム構築手法は開発期間の短期化・コスト最適化のためスクラッチ開発から、パッケージ、SOAによるコンポジット・アプリケーションへと進化

独自開発独自開発

開発の自由度は高いが、長い開発期間と大きなコストがかかる。ただし、企業独自の競争優位や付加価値を生む業務システムでは依然として有効(独自性が本当に競争優位を生むかどうかは注意深く検討の余地あり)。適切なアーキテクチャの選定など開発時リスクが比較的高い。

独自開発

独自開発

独自開発

独自開発

パッケージパッケージ

PKG適合性が高いほど導入期間やリスク上メリット。PKGを業務に合わせるとカスタマイズが膨大になり、改修コストが増加、ある時点でPKGのメリットがなくなる。カスタマイズが入るほどPKGのバージョンアップが困難になる。必要でない機能は、PKGの導入・保守費用上無駄になる。

ERP/SCM/CRMパッケージ

カスタマイズ カスタマイズ

カスタマイズ

カスタマイズ

ポータル独自開発

SOA(コンポジット・アプリケーション)SOA(コンポジット・アプリケーション)

PKGよりも自由度が高まる。サービスコンポーネントの組み合わせによる開発となり、カスタマイズ中心のSIから、サービス連携中心のシステム構築へと移行していく。ピンポイントからの導入が容易に。既存システムを連携することによる活用もより容易になる。

既存システム

CRMSaaSSCM

PKGERPPKG

I/F I/F I/FI/F

ポータルカスタムサービス

カスタムサービス

カスタムサービス

カスタムサービス

SOA基盤

インターネット

システム構築パラダイムの変化

17 © NEC Corporation 2008. All rights reserved.

~SOAの考え方~システム構築パラダイムの変化

プレゼンテーション

ビジネスロジック

システムの構成要素

フロントエンド

プロセス

サービス中継

プリミティブサービス

SOAのおけるシステムの整理

プレゼンテーション

バッチ制御

データ操作

プロトコルGW

アダプタ

ファサード

ビジネスプロセス管理

様々な機能が渾然一体となって存在

システムの構成要素を特性により分類し、それぞれ独立性を高めることで柔軟性向上

バッチ制御

プロトコルGW

アダプタ ファサード

データ操作

ビジネスプロセス管理

ビジネスロジック

18 © NEC Corporation 2008. All rights reserved.

~SOA適用のロードマップ~システム構築パラダイムの変化

プリミティブサービス

サービス中継

プリミティブサービス プリミティブサービス

サービス中継

プロセス

フロントエンドアプリケーション

フロントエンドアプリケーション

フロントエンドアプリケーション

プロトコルGW

アダプタ ファサード プロトコルGW

アダプタ ファサードプロトコル

GWアダプタ ファサード

Service Service Service Service Service Service Service Service Service

Webフロント

バッチジョブ

・・・Webフロント

バッチジョブ

・・・Web

フロントバッチジョブ

・・・

SOAは適用可能なところから始めて段階的に成熟度を高めるアプローチが可能

ビジネスプロセスビジネスプロセスビジネスプロセス

高 低

第一段階 第二段階 第三段階

システムの複雑さ・結合度

19 © NEC Corporation 2008. All rights reserved.

~SOAの関心領域の広がり~SOAの関心領域はビジネスからITまで広がっており、

どの視点からSOAを活用していくかを見極めることが重要。

経営戦略

IT戦略・ITガバナンス

BPM

インテグレーション・アーキテクチャ

業務パッケージ

ミドルウェア

ソフトウェア・アーキテクチャ

システム構築プロセス

ビジネスにおけるITの重要性が高まり、企業を巡る環境変化が激しくなる中で、経営戦略とIT戦略の連続性を高めるためにSOAのコンセプトを活用する。

ITポートフォリオ策定や全社ITの可視化により、IT戦略の一環としてSOAを位置づける。情報システム部門が企業の変革を推進する中核部門としてより重要性が高まる。

BPRブームがPDCAサイクルによる改善の要素を取り入れて復活。業務プロセスの可視化は、内部統制とタイミングも一致し、可視化だけでなく、効率化にも使っていこうという発想。ワークフロー系ベンダが、自社製品をBPM/SOA製品であるとして参入。BPMN/XPDLが標準に。

システム間の連携を柔軟に行うための考え方としてのSOA。技術的にはESBやWS-BPEL、SOAP、JMS、MQ、JBIなど。WS-SecurityやSAMLといったセキュリティについても考慮が必要。

ソフトウェアコンポーネント間の疎結合性と、組み合わせを容易にするための考え方としてのSOA。CORBAやEJB、(D)COMが事実上失敗に終わった中で、より標準化が進んだWebサービスに期待が集まる。技術的にはWSDL、SCA、SDOなど。

ERPなどの業務パッケージの柔軟性(カスタマイズ性、メンテナンス性)を高める手法としてSOAに関心が集まる。SAPのEnterprise SOAやOracleのAIAなど、主要ERPベンダがSOA対応を主張。MDM(マスタデータ管理)がパッケージ間の連携を実現する上で、今後重要な要素に。

システム連携を容易にするミドルウェアとして、ESBがSOAの基盤として広がる。

SOAによるシステム構築を進めていくための、開発プロセス。上流のビジネスプロセス分析/設計や、サービス粒度の策定が常に問題になる。

システム構築パラダイムの変化

ビジネスの変革を加速するこれからのIT基盤

4.4.

21 © NEC Corporation 2008. All rights reserved.

~情報システムを取り巻く環境~ビジネスの変革を加速するこれからのIT基盤

情報システム

企業活動の情報システムへの依存度の高まり

ビジネス環境変化の速度が加速 企業活動に関わる情報の増大

ビジネスモデルの変革 情報セキュリティの重要性の高まり

サービス提供技術の革新

システム構築パラダイムの進化 ネットワーク技術の革新

情報システムを取り巻く環境は、事業環境、技術環境が大きく変化

22 © NEC Corporation 2008. All rights reserved.

~IT基盤に求められる要件~ビジネスの変革を加速するこれからのIT基盤

情報システム

企業活動の情報システムへの依存度の高まり

ビジネス環境変化の速度が加速 企業活動に関わる情報の増大

ビジネスモデルの変革 情報セキュリティの重要性の高まり

サービス提供技術の革新

システム構築パラダイムの進化 ネットワーク技術の革新

365D24H無停止稼動を実現する高信頼性

環境の変化に迅速に対応する柔軟性 大量の情報を迅速に処理する高速性

情報通信のEnd to Endの安全性ビジネスモデル変革への対応の柔軟性

サービス指向アーキテクチャ活用 次世代ネットワーク技術活用

SaaS等の新たなサービス技術活用

事業環境、技術環境の変化により、IT基盤に求められる要件も変化

23 © NEC Corporation 2008. All rights reserved.

~高信頼性~ビジネスの変革を加速するこれからのIT基盤

Service-A Service-A Service-B Service-B

QoS制御・優先度制御による高信頼な通信

障害再起動 障害 再起動モニター モニター

サービスの実行状況監視・自動再起動で無停止運転

優先度別キュー

サービス無停止運転・サービス品質保証・高信頼通信等の最新技術で高信頼性を実現

サービスリクエストの優先度制御でサービス品質の保証

負荷監視・制御

負荷監視・制御

インターネット

24 © NEC Corporation 2008. All rights reserved.

~柔軟性~ビジネスの変革を加速するこれからのIT基盤

Webサービス JMS JDBC RMIFlat File Main Frame

Service-A Service-B Service-C Service-D Service-E Service-F

サービスインタフェースの仮想化でサービス呼出しの柔軟性を向上

サービスとビジネスプロセスの分離でビジネスプロセス変更への柔軟性を向上

サービス層

サービスバス層

プロセス層

必要な通信帯域をオンデマンドで確保し、通信量変化への柔軟性を向上

SOA、NGNの活用で変化に対して柔軟なIT基盤を実現

25 © NEC Corporation 2008. All rights reserved.

~高速・大量処理~ビジネスの変革を加速するこれからのIT基盤

サービス実行基盤 サービス実行基盤 サービス実行基盤

Service-A Service-B Service-C

実行先動的変更

負荷状況監視・負荷自動調整

大量情報の通信が可能な通信帯域の確保で高速・大容量通信を実現

高性能のサービス実行基盤によりサービスを高速処理を実現

サービス実行基盤の仮想化で負荷状況を考慮した最適な負荷分散を実現

インターネット

サービス実行基盤の高速化・仮想化、NWの高速化で高速・大量処理を実現

26 © NEC Corporation 2008. All rights reserved.

~安全性~ビジネスの変革を加速するこれからのIT基盤

Service Service Service ServiceService

VPN VPN VPN回線認証 暗号化

インターネット

サービス・ゲートウェイ(暗号化・アクセス制御)

NGNによるオンデマンド型VPNにより安全なデータ通信を実現

サービスへのアクセス制御とメッセージの暗号化で安全なサービス公開を実現

最新セキュリティ技術の活用で情報システムの安全性を向上

IT基盤の革新を支えるサービス実行基盤 WebOTX

5.5.

28 © NEC Corporation 2008. All rights reserved.

IT基盤の革新を支えるサービス実行基盤 WebOTX

~サービス実行基盤WebOTX~

SIPコンテナ

Webコンテナ EJBコンテナ

高信頼実行基盤

分散オブジェクト Webサービス EISアプリケーションサーバ

サービスバス

プロセスエンジン サービスリポジトリ

企業情報ポータルサービスインテグレーション

音声認識サービス

RFIDサービス

NW接続サービス

サービスコンポーネント ・・・

音声合成サービス

豊富な実績と先進技術でIT基盤の革新を支える高信頼サービス実行基盤~Java EE5、JBI1.0、WS-BPEL2.0等の最新技術をサポート~

29 © NEC Corporation 2008. All rights reserved.

IT基盤の革新を支えるサービス実行基盤 WebOTX

~WebOTXが実現するこれからのIT基盤~

・・・

サービスドメイン

Service Service・・・

サービスドメイン

Service Service ・・・

サービスドメイン

Service Service

サービス監視・優先度制御・負荷調整

暗号化・アクセス制御

WebOTX Application Server

サービスバスWebOTX Enterprise Service Bus

プロセスフロー制御WebOTX Process Conductor

WebOTX SIP Application Server

自動再起動

信頼性

高速性

安全性

柔軟性

信頼性

高速性 安全性

柔軟性

Java EE5、SOA、NGN等の最新技術を活用し高信頼・高性能・柔軟・安全なIT基盤を実現

30 © NEC Corporation 2008. All rights reserved.

クライアントクライアント

スレッド

プロセス

スレッド

プロセス

スレッド

プロセス

リクエスト処理中にアプリケーション例外発生

マルチプロセス運用の場合は他のプロセスは影響を受けない。

プロセス異常終了を検出し速やかに再起動

エラーエラー

正常終了正常終了

正常終了正常終了

アプリケーション例外が発生したリクエストについてはエラーとなるが、他のクライアントからの要求は正常に実行可能

サーバアプリケーションサーバアプリケーション

例外情報

••イベントログイベントログ

••アプリケーションログアプリケーションログ

統合運用管理WebSAM

障害通報

運用管理者運用管理者 イベ

ント監

アプリケーションに障害が発生しても影響を局所化

▼ アプリケーションは複数のプロセスで稼動▼アプリケーションで障害が発生しても、影響を局所化▼WebOTX ASがアプリケーションの障害を検知し、速やかに自動復旧▼わかりにくいアプリケーションのストールも検知、復旧

~WebOTX Application Server障害局所化~

IT基盤の革新を支えるサービス実行基盤 WebOTX

信頼性

31 © NEC Corporation 2008. All rights reserved.

▼プロセスの優先度は5段階で設定▼従来より提供している、呼び出し処理単位の優先度設定(オペレーション実

行優先度)と組み合わせて、よりきめ細かな設定が可能

~WebOTX Application Server優先度制御~

WebOTX AS

プロセスA(優先度:高)

プロセスC(優先度:通常)

プロセスB(優先度:通常)

緊急オンライン処理

通常オンライン処理

通常オンライン開始

緊急オンライン開始

緊急オンライン終了

通常オンライン終了

高優先度の処理は他のプロセスより優先されるため処理投入後即開始

※:Linuxにおいては固定優先度は未サポート

通常オンライン処理

プロセスの優先度制御により高負荷時のレスポンスを保証

IT基盤の革新を支えるサービス実行基盤 WebOTX

信頼性

32 © NEC Corporation 2008. All rights reserved.

空きスレッドが出来た時点でリクエストを割り当て

空き

実行中

サーバアプリケーションサーバアプリケーション

クライアントクライアント

キュー(滞留上限:キュー(滞留上限:44))

実行スレッド実行スレッド実行中

実行中

実行中

上限を超えたリクエストはエラー

多重度で制約されるため、想定外のリクエスト要求についてもサーバの処理能力の範囲で対処

流量制御機能によりサーバの負荷やクライアントレスポンスを制御

▼サーバを過負荷にさせないための流量制御機構►多重度を越えたリクエストについてはキューイング►クライアントからのレスポンスを保障するため、キュー滞留数上限設定が可能

~WebOTX Application Serverトランザクション制御~

IT基盤の革新を支えるサービス実行基盤 WebOTX

高速性

33 © NEC Corporation 2008. All rights reserved.

各業務サーバの負荷変動に応じて、業務サーバに対する負荷を自律調整し、サービスの安定稼動を支援

負荷増加に合わせて、監視間隔を短縮し、早期に高負荷状況を検出複数の負荷情報を統計的に判断し、業務サーバの増設・停止を指示

業務A

業務A

負荷分散装置

業務Aの負荷状況

時刻

負荷監視タイミング

・・・

監視サーバ

ワーキングドメインコーディネータ

負荷分散設定の変更

業務A

業務A

業務B

業務B

業務B

業務B

業務A

業務A

業務A業務A 業務B業務B→業務A

負荷状況を判断し、業務を動的に変更

負荷が高くなったら短い間隔で監視

高負荷状態 低負荷状態業務停止起動

~WebOTX Application Serverサービス実行リソース自律制御機能~

※本機能はStandard Edition,Enterprise Editionで提供

IT基盤の革新を支えるサービス実行基盤 WebOTX

高速性

34 © NEC Corporation 2008. All rights reserved.

~WebOTX Process Conductor~IT基盤の革新を支えるサービス実行基盤 WebOTX

柔軟性

ビジネスプロセスの変化にも迅速かつ柔軟に対応可能なプロセスエンジン

Service-A Service-B Service-C Service-D Service-E

ビジネスプロセスに従ってサービス呼出しをコントロール

GUIベースのデザインツールでビジネスプロセスを迅速に変更

ビジネスプロセスの標準仕様WS-BPEL2.0に完全準拠GUIベースの定義ツールでビジネスプロセスの変更を

スピーディにシステムに反映ビジネスプロセスの状況をリアルタイムにモニタ障害等による再起動時も停止時点から業務を再開WebOTX ASの高信頼実行基盤との連携による可用性向上

WebOTX Process Conductorプロセスエンジン

WebOTX Process Conductorプロセスデザイナー

35 © NEC Corporation 2008. All rights reserved.

~WebOTX Enterprise Service Bus~

世界最速レベルのメッセージ転送性能を誇るサービスバス

サービスバス(JBIエンジン)メッセージルータ

WebOTX Enterprise Service Bus

メッセージ変換シーケンス制御

高速XML変換エンジン

メッセージ処理における最大のボトルネックであるXML変換を独自技術で高速化 1サーバ内で複数JavaVMを稼動させる多重化機能により、可用性を向上 将来のESB標準仕様となる JBI1.0 に、他社に先駆けて準拠

【測定条件】 CPU:Intel Xeon 1.5GHz メモリ: 4GBOS: RedHat Enterprise Linux 4.0

JavaVM

メッセージ

JavaVMの停止や処理のストールを検出して速やかに再起動

1サーバ内で複数JavaVMにより可用性向上

サービスバスの高可用性

JCAFileJMSRMIHTTP/SOAP

ESB

JavaVM

ESB

JavaVM

ESB

障害発生

メッセージ振り分け

すばやく再起動

他社製品

XML変換を伴うサービス連携で他社比最大3倍のスループット

IT基盤の革新を支えるサービス実行基盤 WebOTX

柔軟性

36 © NEC Corporation 2008. All rights reserved.

~WebOTX SIP Application ServerWebOTX SIP Call Control~

IT基盤の革新を支えるサービス実行基盤 WebOTX

SIPコンテナ Webコンテナ

SIPサーバ仮想化機能

WebOTX SIP Application Server

WebOTXSIP Call ControlSIP

APSIPAP

SIPAP

WebAP

WebAP

WebAP

WebOTX SIP Call Controlを利用したNGN対応AP

SIPプロトコル隠蔽した呼制御サービスを提供

SIPプロトコルを駆使した高度なNGN対応APを実現

SIPセッション

QoS制御、認証

SIPによるセッション管理基盤を提供(SIPコンテナ) SIPサーバ仮想化機能により、APのSIPサーバ依存度を低減しポータビリティを向上 SIPを隠蔽したWebOTX SIP Call Control提供によりNGN対応APの開発難易度を低減

SIPアプリケーションサーバとSIPを隠蔽するサービスコンポーネントにより、NGN活用システムの迅速な構築を支援

信頼性 高速性

柔軟性 安全性

37 © NEC Corporation 2008. All rights reserved.

まとめ

SOA・NGN等の最新テクノロジーの活用と信頼性・高速性・柔軟性・安全性の更なる向上によって、IT基盤のイノベーションを支援

信頼性

安全性

IT基盤の革新

高速性

柔軟性

NGN SOA

38 © NEC Corporation 2008. All rights reserved.

参考情報

本講演に関連する詳細な情報が下記に掲載されておりますので、ご参照下さい。

・サービス実行基盤WebOTX :http://www.nec.co.jp/WebOTX/・サービス指向アーキテクチャ :http://www.nec.co.jp/soa/・次世代ネットワーク :http://www.nec.co.jp/solution/ngn/