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JMC 50m メッシュ(標高) 一般財団法人日本地図センター 2014.08.01 1. 概要 国土交通省国土地理院(以下、国土地理院)が提供する「基盤地図情報(数値標高モデル) 10m メッシュ」を基として、国 土地理院が刊行していた「数値地図 50m メッシュ(標高)」と同等のデータとしたものです。 標準地域メッシュ(2 次メッシュ)を経度方向および緯度方向に、それぞれ 200 等分して得られる各区画(1/20 細分 メッシュ、2 5 千分 1 地形図上で約 2 ㎜×約 2 ㎜)の中心の標高が記録されています。標高の間隔は緯度(南北)方 向で 1.5 秒、経度方向で 2.25 秒となり、実距離で約 50m×約 50m となります。 従来の MEM 形式の他、GIS で利用可能な GeoTIFF 形式と、基盤地図情報(縮尺レベル 25000 の水涯線および海岸 線)から生成した水部のポリゴンデータを収録しました。 2. 収録範囲 日本全国を 3 枚の媒体に分けて収録しています。 日本 1 北海道・東北(一部) 日本 2 東北・関東・中部・近畿(一部) 日本3 中部(一部)・近畿・中国・四国・沖縄 ※沖ノ鳥島、南鳥島含む

JMC 50m メッシュ(標高) 収録フォーマット ファ …JMC 50m メッシュ(標高) 一般財団法人日本地図センター 2014.08.01 1. 概要 国土交通省国土地理院(以下、国土地理院)が提供する「基盤地図情報(数値標高モデル)10m

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JMC 50mメッシュ(標高)

一般財団法人日本地図センター2014.08.01

1. 概要

国土交通省国土地理院(以下、国土地理院)が提供する「基盤地図情報(数値標高モデル)10mメッシュ」を基として、国土地理院が刊行していた「数値地図 50mメッシュ(標高)」と同等のデータとしたものです。

標準地域メッシュ(2次メッシュ)を経度方向および緯度方向に、それぞれ 200等分して得られる各区画(1/20細分メッシュ、2万 5千分 1地形図上で約 2㎜×約 2㎜)の中心の標高が記録されています。標高の間隔は緯度(南北)方向で 1.5秒、経度方向で 2.25秒となり、実距離で約 50m×約 50mとなります。

従来のMEM形式の他、GISで利用可能な GeoTIFF形式と、基盤地図情報(縮尺レベル 25000の水涯線および海岸線)から生成した水部のポリゴンデータを収録しました。

2.収録範囲

日本全国を 3枚の媒体に分けて収録しています。

2.収録フォーマット

標高データ

・ MEM形式(「数値地図 50mメッシュ(標高)」に準拠)

・ GeoTIFF形式

水部ポリゴンデータ

・ ESRI Shapefile形式

ファイルは、世界測地系の 2次メッシュ単位となっています。

3.ファイル仕様(MEM形式)

MEM形式は「数値地図 50mメッシュ(標高)」に準拠していますが、「数値地図 50mメッシュ(標高)」と異なり、世界測地系の 2次メッシュとなっているため、日本測地系の座標は記録していません。

ファイルフォーマット

世界測地系の 2次メッシュ単位で、1つのファイルになっています。

ファイルヘッダレコード レコードフォーマット

2次メッシュ内のレコード構成

各標高値は、メッシュ中心の標高値です。

・レコードは、北端から南端への順序で並んでいます。

・各レコードには、2次メッシュコード、レコード番号、200個の標高値が記録されています。ファイルヘッダレコードの記録レコード数欄に記録された個数となります。

・各レコードは、復帰・改行コードで区切られています。

・文字コードは、シフト JISを使用しています。

レコードフォーマット

・「開始」と「終了」は、レコードの各項目の開始と終了の位置です。先頭からのバイト数で示しています。

・標高値は、0.1m単位で表現されています(100.0mは 01000と表現されています)。ただし 0.1mの位はすべて 0となっています。

・海部には、-9999(-999.9m)が入っています。陸水部は、周辺の標高から内挿された値が入っています。

4.データ利用に際して

利用申請について

「JMC 50mメッシュ(標高)」は、国土地理院より測量法 29条の承認を得て、一般財団法人日本地図センター(以下、日本地図センター)が作成したものです。著作権は日本地図センターに帰属しています。

「JMC 50mメッシュ(標高)」の一部又は全部を、別の製品等に利用する場合は、日本地図センターへ著作物使用の申請と、測量法第 29条の規定により国土地理院へ複製又は使用の申請が必要となる場合があります(このデータを利用して、新たな地図を製作し、広く頒布する場合等)。

・日本地図センターへ著作物利用申請・国土地理院へ測量成果の利用又は複製申請

国土地理院に提出する承認申請書の「使用(複製)する測量成果の種類及び内容」には、次のように記載して下さい。

JMC 50mメッシュ(標高)2014年 8月 1日発行(承認番号 平成 26情複、第 229号)

申請不要での利用範囲は、国土地理院が規定する利用ルールに準じます。この範囲内であれば、出典明示をしていただくことで申請をする必要はありません。詳細は国土地理院のWebサイトでご確認ください。

国土地理院の地図の利用手続|国土地理院http://www.gsi.go.jp/LAW/2930-index.html

標高数値の精度について

標高値は 0.1m 単位となっていますが、0.1m までの精度を保証しているわけではありません。縮尺精度25000レベルの等高線を基に作成されています。

一般的に、縮尺精度 25000レベルの等高線は、10m間隔(平地の一部では最小で 2.5m間隔)で取得しています。この等高線自身が標準偏差で最大 5mの誤差を持ち、その他に、データ処理の過程で生じる誤差があります。

従って、補間計算された標高値は、これらの誤差を含むことになりますので、御利用の際にはこの点をご承知おき下さい。

その他

・基とした基盤地図情報は 2014年 6月にダウンロードしました。従って「JMC 50mメッシュ(標高)」は、この時点での最新データとなります。

・空間参照系は JGD2000と JGD2011の 2種類が混在しています。付録の zumei.csvに記載していますのでご確認ください。

日本 1北海道・東北(一部)

日本 2東北・関東・中部・近畿(一部)

日本3中部(一部)・近畿・中国・四国・沖縄

※沖ノ鳥島、南鳥島含む

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2.収録フォーマット

標高データ

・ MEM形式(「数値地図 50mメッシュ(標高)」に準拠)

・ GeoTIFF形式

水部ポリゴンデータ

・ ESRI Shapefile形式

ファイルは、世界測地系の 2次メッシュ単位となっています。

3.ファイル仕様(MEM形式)

MEM形式は「数値地図 50mメッシュ(標高)」に準拠していますが、「数値地図 50mメッシュ(標高)」と異なり、世界測地系の 2次メッシュとなっているため、日本測地系の座標は記録していません。

ファイルフォーマット

世界測地系の 2次メッシュ単位で、1つのファイルになっています。

2 次メッシュ=1ファイル

ファイルヘッダレコード

レコード  001

レコード 002

レコード 200

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ファイルヘッダレコード

項目 開始 終了 仕様 内容 備考2次メッシュコード 1 6 I6 標準地域メッシュ(2次メッシュ)原図の縮尺 7 11 I5 縮尺の分母の数値を記録原図測量年紀 12 15 I4 西暦年号原図修正年紀 16 19 I4 西暦年号数値化年紀 20 23 I4 西暦年号東西方向の点数 24 26 I3 東西方向のデータ点数 200南北方向の点数 27 29 I3 南北方向のデータ点数 2002次メッシュ左下緯度 30 36 I7 度3桁、分2桁、秒2桁 世界測地系2次メッシュ左下経度 37 43 I7 度3桁、分2桁、秒2桁 世界測地系2次メッシュ右上緯度 44 50 I7 度3桁、分2桁、秒2桁 世界測地系2次メッシュ右上経度 51 57 I7 度3桁、分2桁、秒2桁 世界測地系図葉面数 58 58 I1 当該メッシュにかかる図葉の面数 「JMC 50mメッシュ(標高)」ではすべて "1"図名(漢字) 59 78 N10位置フラグ 79 79 I1 1番目の図葉の位置を示すフラグ 「JMC 50mメッシュ(標高)」ではすべて "0"2番目の図名 80 99 N10位置フラグ 100 100 I1 2番目の図葉の位置を示すフラグ 「JMC 50mメッシュ(標高)」ではすべて "0"3番目の図名 101 120 N10位置フラグ 121 121 I1 3番目の図葉の位置を示すフラグ 「JMC 50mメッシュ(標高)」ではすべて "0"4番目の図名 122 141 N10位置フラグ 142 142 I1 4番目の図葉の位置を示すフラグ 「JMC 50mメッシュ(標高)」ではすべて "0"記録レコード数 143 145 I3 記録されているレコードの数 200コメント 146 225 N40 利用の際に参考となる情報を記録レコード1のフラグ 226 226 I1

レコード200のフラグ 425 425 I1余白 426 744 319X"1" 745 745 I1 "1" で固定余白 746 765 N102次メッシュ左下緯度 766 773 8x 世界測地系2次メッシュ左下経度 774 781 8x 世界測地系"A" 782 782 1x "A" で固定2次メッシュ右下緯度 783 790 8x 世界測地系2次メッシュ右下経度 791 798 8x 世界測地系"A" 799 799 1x "A" で固定2次メッシュ左上緯度 800 807 8x 世界測地系2次メッシュ左上経度 808 815 8x 世界測地系"A" 816 816 1x "A" で固定2次メッシュ右上緯度 817 824 8x 世界測地系2次メッシュ右上経度 825 832 8x 世界測地系"A" 833 833 1x "A" で固定余白 834 853 N10余白 854 861 8x余白 862 869 8x余白 870 870 1x余白 871 878 8x余白 879 886 8x余白 887 887 1x余白 888 895 8x余白 896 903 8x余白 904 904 1x余白 905 912 8x余白 913 920 8x余白 921 921 1x余白 922 941 N10余白 942 949 8x余白 950 957 8x余白 958 958 1x余白 959 966 8x余白 967 974 8x余白 975 975 1x余白 976 983 8x余白 984 991 8x余白 992 992 1x余白 993 1000 8x余白 1001 1008 8x余白 1009 1009 1x復帰・改行 1010 1011 A2

… "1" 固定 「JMC 50mメッシュ(標高)」ではすべて "1"

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レコードフォーマット

2次メッシュ内のレコード構成

各標高値は、メッシュ中心の標高値です。

・レコードは、北端から南端への順序で並んでいます。

・各レコードには、2次メッシュコード、レコード番号、200個の標高値が記録されています。ファイルヘッダレコードの記録レコード数欄に記録された個数となります。

・各レコードは、復帰・改行コードで区切られています。

・文字コードは、シフト JISを使用しています。

レコードフォーマット

・「開始」と「終了」は、レコードの各項目の開始と終了の位置です。先頭からのバイト数で示しています。

・標高値は、0.1m単位で表現されています(100.0mは 01000と表現されています)。ただし 0.1mの位はすべて 0となっています。

・海部には、-9999(-999.9m)が入っています。陸水部は、周辺の標高から内挿された値が入っています。

メッシュコード レコード番号?????? 001 1 2 3 4 ・ ・ ・ 199 200?????? 002 1 2 3 4 ・ ・ ・ 199 200?????? 003 1 2 3 4 ・ ・ ・ 199 200

?????? 199 1 2 3 4 ・ ・ ・ 199 200?????? 200 1 2 3 4 ・ ・ ・ 199 200

…標高値

……

項目 開始 終了 内容メッシュコード 1 6 2次メッシュコードレコード番号 7 9 北→南の順標高値 1 10 14 西→東の順標高値 2 15 19標高値 3 20 24

標高値 200 1005 1009復帰・改行 1010 1011 CR・LFコード

… … …

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4.データ利用に際して

利用申請について

「JMC 50mメッシュ(標高)」は、国土地理院より測量法 29条の承認を得て、一般財団法人日本地図センター(以下、日本地図センター)が作成したものです。著作権は日本地図センターに帰属しています。

「JMC 50mメッシュ(標高)」の一部又は全部を、別の製品等に利用する場合は、日本地図センターへ著作物使用の申請と、測量法第 29条の規定により国土地理院へ複製又は使用の申請が必要となる場合があります(このデータを利用して、新たな地図を製作し、広く頒布する場合等)。

・日本地図センターへ著作物利用申請・国土地理院へ測量成果の利用又は複製申請

国土地理院に提出する承認申請書の「使用(複製)する測量成果の種類及び内容」には、次のように記載して下さい。

JMC 50mメッシュ(標高)2014年 8月 1日発行(承認番号 平成 26情複、第 229号)

付録の水部ポリゴンは、国土地理院への申請は必要ありません。日本地図センターに著作物利用の申請をして下さい。

申請不要での利用範囲は、国土地理院が規定する利用ルールに準じます。この範囲内であれば、出典明示をしていただくことで申請をする必要はありません。詳細は国土地理院のWebサイトでご確認ください。

国土地理院の地図の利用手続|国土地理院http://www.gsi.go.jp/LAW/2930-index.html

標高数値の精度について

標高値は 0.1m 単位となっていますが、0.1m までの精度を保証しているわけではありません。縮尺精度25000レベルの等高線を基に作成されています。

一般的に、縮尺精度 25000レベルの等高線は、10m間隔(平地の一部では最小で 2.5m間隔)で取得しています。この等高線自身が標準偏差で最大 5mの誤差を持ち、その他に、データ処理の過程で生じる誤差があります。

従って、補間計算された標高値は、これらの誤差を含むことになりますので、御利用の際にはこの点をご承知おき下さい。

その他

・基とした基盤地図情報は 2014年 6月にダウンロードしました。従って「JMC 50mメッシュ(標高)」は、この時点での最新データとなります。

・空間参照系は JGD2000と JGD2011の 2種類が混在しています。付録の zumei.csvに記載していますのでご確認ください。

連絡先

一般財団法人日本地図センター 流通事業部ネット販売課 〒153-8522 東京都目黒区青葉台 4-9-6 tel: 03-3485-5416 fax: 03-3485-5593