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神戸大学オフショアセーリング部kuosc-sailing.sakura.ne.jp/ikuseimanual.easy.docx · Web view船の世界では、右のことをスターボード、左のことをポートといいます

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神戸大学

オフショアセーリング部

非公式育成マニュアル

J24基本編

もくじ ヨットとは?

① ヨットとは② 安全③ 各部名称④ ウインチ ジャマーの使い方・

準備 出艇・⑤ ロープワーク⑥ 艤装⑦ 出艇

帆走⑧ セールを上げる⑨ セールを操る⑩ 帆走してみる⑪ 動作を行う⑫ セールを下す

着艇 片づけ・⑬ 着艇準備⑭ 着艇⑮ 解装⑯ 落水したら。。。

おまけ⑰ 艇庫・演習室について

出艇の記録

日付 時間 艇名 天気 風向 風速 練習内容 艇長署名

練習の記録

番号 日付

123456789101112

①ヨットとは?ヨットは風の力で進みます

風を帆に受けることで推進力を得ます

風を帆に当てることで発生する抗力

風を帆に流すことで発生する揚力

この二つの力で船は前に進みます

ヨットには船体の下にキールという板がついています

これがあることによってヨットは風上にも進めます

風上に進むことを「のぼる」、風下に進むことを「くだる」といいます

風上にはそれぞれ 45°までのぼっていくことができますこの状態をクローズホールドといいます

船の世界では、右のことをスターボード、左のことをポートといいます

色で表すと、右が緑、左が赤 (「みぎ」の「み」は「みどり」の「み」)

ヨットが右から風を受けている状態をスターボードタック

ヨットが左から風を受けている状態をポートタック

②安全ヨットは危険な乗り物です。安全には十分に気を付けること。

③各部名称ヨットは部品が多いです!

それぞれの名前と役割を知りましょう

ブーム 頭に当たると痛いから要注意!

ハリヤード 帆を釣り上げるロープ

シート 帆を操作するロープ

アウトホール セールのクリューを引っ張ってフットのたるみを調整

カニンガム セールのタックを引っ張ってラフのたるみを調整

バング ブームを下に下げる

他にもいろいろあるので、わからないものは近くの上級生に!

④ウインチ・ジャマーの使い方ウインチ

こんなやつをウインチっていいます

これを使うとあら不思議!あんなに重かったシートが楽々引けちゃいます!っという感

じになる超超超便利グッズ

上の写真左を普通のウインチ、右をセルフテーリング付のウインチっていいます

使い方は…

① シートを「の」の字に巻き巻き

② ウインチハンドルをつける

③ シートを軽く引きながらくるくる回す

④ シートが引ける

⑤ めでたしめでたし

*セルフテーリング付は右図の様にツメに引っかけて一周しておくと、シートをひかな

くてもハンドルを回すだけで引けちゃいます

ジャマーいわゆるシートストッパー

オフショアではジャマーと呼ばれている

取っ手を開けるとシートは出ていき、閉めると止まる

使い方は、、、

<引くとき>

① ジャマーの取っ手を閉める

② シートを引っ張る

③ 引っ張る力を緩めても出ていかない!

<出すとき>

シートをウインチに巻く

ジャマーを開く(この時開かない場合は少しシートを引くと開きやすくなる) ウインチに巻いたままゆっくりと送り出す

⑤ロープワークよく使うのでできるようになっておきたいもの

もやい結び(ボーラインノット)困った時はたいていこれしとけばどうにかなる(笑)

エイトノット(8の字結び)エンド(端)に結び目を作って出ていかないように

ラウンドターン アンド ツーハーフヒッチ・ ・フェンダーつけるときなど

シーガスケットコイル

ロープをくるくるまとめておくことをコイル

クリート結び

クリートに係留する時など

知っていると便利なもの

フィッシャーマンズベンド(いかり結び)アンカーを結ぶときに

クラブヒッチ

つかえると便利

リーフノット

同じ太さのロープをつなげる

ダブルシートベンド

異なる太さのロープをつなげる

⑥艤装J241. ハリヤードがフォアステイに巻いていないか確認

2. ジブハリが右舷側。スピンハリが左舷側。干渉しないように。

3. ジブセールのタックを留める。

4. ジブセールのハンクスを全てつける。落ち止め注意!!5. ハンクスは、同じ方向に付ける。捻らない。

6. ジブシートを付ける。ジブシートがクロスしないように、シャックルを付ける。7. ジブシートをリードする。(ジブならカー 2つ。ジェノアなら後ろのカーだけ。)

8. ジブシートの上にツイーカーのシートがあるようにする。9. ジブシートをエイトノットしておく。

10.ジブハリをつける。11.ブームカバーをはずす。

12.バング、アウトホールを抜いておく。

13.カニンガムをセットし、カムから外しておく。

14.メインハリヤードをつける。15.メインハリに軽くテンションをかけ、スプレッターに絡まないようにする。

16.メインシートのコイルを解きカムから外す。

17.スピンをパックする。

18.スピンのシートをラチェットブロック、ターニングブロック、ツイーカーの順に通す。

19.スピンのシートのエンドは、ランニングエイトノットにする。

20.ラチェットブロックは引き易い方が艇の内側になっているか確認する。

21.ターニングブロックより先は、艇の外またはライフラインの上を通す。

22.スピンガイシートをフォアステイの前を通して、サイドステイの外からスピンセール

のタックにつける。

23.スピンのシートは一番上。

24.スピンシートはツイーカーを通してから、ライフラインの上を通してクリューにつけ

る。

25.ツイーカーのシートを解く。26.スピンハリヤードをサイドステイの外側から回して、ピークにもやい結びでつける。

27.スピンポールにトッパーとフォアガイをつける。

28.ウィンチハンドルを準備しておく。

29.エンジンに燃料タンクを接続し、暖気する。気温が低い日は長めに。

30.各自個人装備を整える。少なくとも艇長は携帯電話を所持する。

31.出艇申告をメールで流す。

その他にも教えてもらったことをメモしていこう!

⑦出艇艤装が済めば、出艇していきましょう!

1. 個人艤装をする

船の準備の次は自分の準備!

1. ライフジャケット着用。

2. デッキシューズ等の動ける靴に履きかえる。

3. 防寒具の用意。(海は夏でも寒い時があります)4. グローブ着用。(セーリング用でなくても、ホームセンターの皮手袋で十分)5. 帽子、サングラス、日焼け止め、水分などの熱中症&日光の対策。

2. エンジン始動、暖気

エンジンの試運転・エンジンの暖機を行う。

注意事項

1. 燃料は十分ですか?

2. 4スト用と 2スト用の燃料をまちがえていませんか?

3. 始動後、冷却水は十分出ていますか?

3. 出艇申告

全体メーリスに「出艇申告」を送る。

1. 出艇時間と着艇予定時間

2. 艇名

3. 艇長名

4. クルー名

5. 燃料

6. 文責

4. 出艇

上記ができれば出艇です!

1. 艇長の指示で係留索を外し、一巻だけの状態で待機

2. シングルアップ

3. 指示に従い、レッコオールショアライン

4. トモ(スターン)を押して、陸から離れさす

5. エンジンを後進にかけ、後進で陸から離れる

6. 行き足ができればエンジンをニュートラル

7. オモテがクリアになればエンジンを前進し、舵とエンジンでポンドからでる

8. オモテに一人は配置し、衝突しないようにワッチさせる。

9. 港内や港を出るときは微速前進で、バウに人を配置させる。

10. 特に港の出入り口では、出入港する他艇が見えないので、速度を落とし十分に注

意する。

 

 

5. 出艇後に…

1. 船が港から出たら、フェンダー 係留索を外す。・緊急着艇するかもしれないので、港内ではつけたままでよい。

2. 他艇との衝突や座礁しないようにワッチする。

3. ゴミや流木などの漂流物もワッチし、知らせる。

⑧セールをあげる メインセール

① セール帯をはずして、上げる準備をする。

② マストにスライダーを通す

③ ハリヤードが干渉していないことを確認する

④ ピークをマストの黒ラインまで上げる

⑤ ハリヤードをしっかりと固定する

⑥ 適宜、アウトホール、カニンガムでセールの形を整える

ジブセール

① フォアステイと干渉していないことを確認する

② ホイスト時、スピンシートなどが上がっていかないように注意する

③ ハリヤードを一番上まであげる

④ ジブカーの位置を調節する

⑨セールを操る メインセール

1. のぼりは、基本は、セールがシバーしない程度に出す

2. リーチリボンを流す

3. クローズの時は一番上のリボンが 3 秒に 1回程度はためくようにする

4. くだりは、風見の向きとブームが 90°になるようにする。

ジブセール

1. ジブセールも、まずはシバーしない程度に出す

2. 内側 外側のテルテールがきれいに流れるようにする・3. 内側が乱れたらシートを引く、外側が乱れたらシートを出す

4. ジブカーの位置を調節してツイスト ドラフトを調整・

⑩帆走してみる左右から風を受けて帆走する

右から風を受けている時はスターボードタック

左から風を受けている時はポートタック

風上には 45°までのぼることができる。この状態をクローズホールド風に対して 90°で走ることをアビーム

風下に下ることをランニング

風上に方向を変えることを、「ラフ アップ」「ラフィング」・風下に方向を変えることを、「ベア アウェイ」「バウダウン」・

⑪動作を行う

セールを右舷から左舷 左舷から右舷に張り替えることをタック ジャイブという。・ ・ タック

風上を回ってセールを張り替えることをタック

ジャイブ

風上を回ってセールを張り替えることをジャイブ

⑫セールを下す

ジブセール

① ハリヤードをウインチに巻く

② ジャマーを開ける。ハリヤードが出ていかないようにウインチに巻いたハリ

ヤードをしっかりと持っておく

③ ハリヤードを数十センチずつ送り出し、セールを下す。

メインセール

① エンジンをかけ、船首を風位にたてる。

② バング、アウトホール、カニンガムを緩める

③ ハリヤードをウインチに巻く

④ ジャマーを開ける。ハリヤードが出ていかないようにウインチに巻いたハリ

ヤードをしっかりと持っておく

⑤ ハリヤードを数十センチずつ送り出し、セールを下す

⑥ セールは左右に 20-30センチ程度ずつ蛇腹に畳んでいく

⑦ セール帯でセールを固定し、飛んでいかないようにする

⑬着艇準備

フェンダーをつける

① フェンダーを用意する。J24には 3 個のフェンダーがあります。

② 船体の一番膨らんでいる位置を中心にフェンダーをつける。

③ フェンダーについているシートをライフラインに、ラウンドターン& 2ハーフヒッチでとめる。

④ フェンダーの下部が水面につからない程度の高さに調整する。

⑤ 着艇後、桟橋と船体がもっとも近づく位置にする。(たいてい船の一番膨らんで

いる部分)⑥ フェンダーの高さを、桟橋の当たる部分がフェンダー中央に来るようにする。

係留索をつける

① 係留索を 4本(うちの J24の場合は長いもの 2本)を用意する。

② バウとスターンにそれぞれ 2本ずつ用意する。

③ 係留索の中央部をクリートに結ぶ。

④ ECLのバウはアイ(金具)に通すだけでよい。⑤ 係留索はライフラインの外側にまわしてからまとめておく。(艇から投げた時に

干渉しないように)

⑭着艇

着艇作業

① 入港に際しては、バウに見張りを設ける

② 入港時は微速前進でゆっくりと入る

③ カヌー カッター等が出入りしてくる可能性があるので注意する・④ バウマンは入港時何もなければ「クリア」、なにかあればそれを伝える

⑤ 桟橋に向かって近づいている時、バウマンは桟橋までの距離を読む

⑥ 係留索を持って桟橋に降りる(桟橋に人がいればその人に渡す)⑦ スターンライン バウスプリングをクリートにかけて艇を停める・⑧ スターンラインが最重要!!!!!

⑨ スターンラインよりもバウスプリングが早い(強い)とバウが桟橋に突っ込む

ので注意する

⑩ 4本の係留索をきめて、艇を固定する

⑪ 係留索の張り具合は、若干たるませる

⑮解装

着艇申告をメールで流す。

エンジンを燃料缶から外し、チルトアップする。

ティラーのエクステンションを外す。

エクステンション、ウィンチハンドルを船の中にしまう。

ティラーを雑索で固定する。

メインセールを蛇腹にたたむ。

メインシートをコイルする。

メインシートのカムを外し、トラベラーのレールにかける。

メインハリヤードを固定できる部分に付け、テンションをかける。

アウトホール、バング、カニンガムのカムを外す。

バックステイのテンションを抜き、カムを外す。

ジブシートのエイトノットを解除し、カートから抜く。

ジブセールからジブシートを外し、コイルする。

コイルしたジブシートはトラベラーのレールにかける。

ジブハリヤードを固定できる部分に付け、テンションをかける。

ジブセールのハンクス及びタックを外す。

ジブセールをロールし、船の中にしまう。ただし、セールによって巻き方が異なる

場合があるので注意。

スピンからスピンハリヤードを外す。

スピンハリヤードはスプレッダーをかわし、他のハリヤードと絡んでいないか確認

し固定できる部分につける。

スピンハリヤードにテンションをかける。

スピンからスピンシートを外し、コイルする。

コイルしたスピンシートはトラベラーのレールにかける。

ツイーカーのシートの余っている部分を船の中央付近で縛っておく。

スピンはパックし、三点が見えるようにしておく。

トッパーとフォアガイをポールから外す。

トッパーとフォアガイが他のハリヤードと絡んでいないか確認し固定できる部分に

つける。

トッパーとフォアガイに軽くテンションをかけ、カムを外す。

ブームカバーをつける。

船全体及びシート類に水をかける。特に可動部(ブロック、ウィンチ等)と金属部

(スタンション、パルピット等)、エンジンは重点的にかける。

燃料缶、各自個人装備を艇庫に持ち帰り解装終了。

艤装したものをもとの通りに戻す

シート類はコイルして塩抜きをする

エンジンのチルトアップ、エンジンに付着した塩分を洗い流す

ポールをサイドステイにつけて落ちないようにする

つい気合が入りすぎて解装しすぎない

デッキに水をかけて洗う

艇内に忘れ物がないか確認する

⑯落水したら…

もし自分が海におちたら、、、

① 叫ぶ「助けてっ!」

② 体力や体温の消耗を最小限にして、体を丸めて静かに救助を待つ。

③ 海に落ちた時に、一番生存率の高くなる方法は泳がずにじっとまっている

こと。

もしだれかが落ちたら、、、

① 叫ぶ「人がおちたぞぉ~」

② ブイ、ライフリング等を投げ入れる。

③ 専属の見張りをつける。絶対に見失わないように複数人で!

④ 落水者を気合で引き上げる。

冬に落水したら 5分で死にます

ブームパンチを食らって、気絶して落ちたら 30 秒で死にます

やから落水しないように気を付けましょう

⑰ 艇庫・演習室について

演習室演習室?….

1号館 2 階北側にある「NPO神戸セーリング」と書かれている部屋。

名前の通り、山下先生が会長を務めるNPOの部屋です。

これを先生のご厚意で、部員のみんなも使っています。

なので、きれいに使いましょう!

カギの借り方

演習室の中にある、艇庫のカギを借りるときは、貸出ノートに名前と時間を記入

してから借りるようにしましょう。演習室のカギは 1つしかないので、紛失や、

借りっぱなしにしないように注意しましょう。また、現在カギを複製するのは

禁止しています。

物品の借り方

演習室にある本などを借りたい場合には、カギと同様に貸出ノートに記入して

から借りるようにすること。貸し出しの期間は通常 1 週間です。

もし本以外の物品を借りたい場合は、部長や先生に一声かけてからの方がいいか

も…..パソコン

演習室にはパソコンがあります。ここに過去の活動記録や写真、しおりなどが

残っています。

学校の過去問やレジュメ等も残っているので利用できます。過去問等はここに

寄付しておくと後輩たちが喜ぶでしょう。

よくシャットダウンできてないときがあります。OSが VISTAなので 7とか 8とは若干違うので、シャットダウンの際は気を付けてね。

ごみについて

演習室のゴミ箱は燃えるごみだけです。

いっぱいになったら、まとめて1階のゴミ箱まで。

定期的に掃除・ゴミ捨てを!

カップラーメン等の汁は演習室の水道に流さないように!!また容器も演習室の

ゴミ箱にすてないこと。においやつまりの原因になるので注意!

かえる時

帰るときは、各種電源(パソコン、換気扇、ポットなど)を切り、カギをしめて帰

りましょう。