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Instrukcja Obsługi w jezyku polskim jest dostepna na CD.
Данное руководство на русском языке имеется на прилагаемом компакт-диске.
O manual em Português está disponível no CD-ROM em anexo.
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您可以从包含的 CD 上获得本手册的中文版本。
目次
はじめに. . . . . . . . . . . . . . . . . 1機能 . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 1ディスプレイインターフェイス . . . . . . . . . . . . 1受け取り時の確認 . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 1リサイクルのお願い . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 1
Rack-mount PDU の取り付け . . . . . . . 2コード固定トレイの取り付け . . . . . . . . . . . . . 2トレイへのコードの取り付け . . . . . . . . . . . . . 2取り付け方法の選択 . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 3工具不要の取り付け . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 3金具の取り付け . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 4
ディスプレイインターフェイス . . . . . . . 7
クイック環境設定 . . . . . . . . . . . . . 8概要 . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 8TCP/IP の設定方法 . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 9APC デバイス IP 設定ウィザード . . . . . . . . . . 9
[BOOTP & DHCP]の設定 . . . . . . . . . . . . . . 9Control Console へのローカルアクセス . . . 12Control Console へのリモートアクセス . . . 13Control Console . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 14
設定した PDU へのアクセス . . . . . . . . 15概要 . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 15Web インターフェイス . . . . . . . . . . . . . . . . . 15Telnet および SSH . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 16SNMP . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 17FTP および SCP . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 17システムのセキュリティ管理 . . . . . . . . . . . . 18
パスワードを忘れた場合 . . . . . . . . . . 19
ファームウェアをアップデートする方法 . . . 20
保証およびサービス . . . . . . . . . . . . 21限定保証 . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 21保証の限定 . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 21サービスの提供 . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 21
安全性. . . . . . . . . . . . . . . . . . 23一般情報 . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 23生命維持装置の例 . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 23
Metered Rack-mount Power Distribution Unit i
はじめに
機能
このマニュアルでは、Metered Rack-mount Power Distribution Unit(Metered Rack-mount PDU)を据え付け、使用する方法を説明します。各 PDU には PDU と接続デバイスの使用電流を測定するセンサが装備されており、ウェブ、Telnet、SSH、SNMP、またはInfraStruXure Manager インターフェイスを介してモニターできるようになっています。
ディスプレイインターフェイス
Metered Rack-mount PDU のディスプレイインターフェイスには、PDU およびそれに接続されているデバイスによって使用されている合計電流が表示されます。合計電流が設定した 大電流のしきい値を上回った場合、または 小電流のしきい値を下回った場合、警告音が発せられます。
受け取り時の確認
パッケージの内容物を点検し、すべてのパーツが揃っているかどうか、また製品が破損していないかどうかを確認してください。製品が破損している場合は、すぐに運送会社に連絡してください。また、内容物の不足、内容物の破損、その他何らかの問題がある場合は、すぐに APC または販売店に連絡してください。
リサイクルのお願い
製品の梱包器材は再利用することができます。保管して後ほど利用するか、または適切な手段で廃棄するようにお願いいたします。
Metered Rack-mount Power Distribution Unit 1
Rack-mount PDU の取り付け
コード固定トレイの取り付け
1 つのトレイに 4 本の丸皿ネジ(付属)を使用して、コード固定トレイを PDU に取り付けます。
トレイへのコードの取り付け
トレイにコードを取り付けます。この場合、コードを巻いて、ワイヤタイ(付属)でコードをトレイに固定してください。
pdu0
123b
注 意
それぞれのコードは、ワイヤタイを外さなくても PDU から引き抜けるようにトレイに固定してください。
注 意
PDU を取り付けるときに、電源コードのプラグにアクセスができること、PDU がアース付きのコンセントに接続されていることを確認してください。
pdu0
127b
2 Metered Rack-mount Power Distribution Unit
Rack-mount PDU の取り付け
取り付け方法の選択
Metered Rack-mount Power Distribution Unitは、工具不要の固定ペグ(付属)で取り付けるか、固定金具(付属)で取り付けるかのいずれかの方法で据え付けることができます。1-U および 2-U 水平型 Rack-mount PDU は、水平固定金具を使用して取り付ける必要があります。
垂直取り付け
• 工具不要の取り付け方法で Metered Rack-mount PDU を取り付けるには、NetShelter® VX または SX の後部の垂直マウントレールのすぐ後にあるケーブルチャンネルに、その PDU を取り付けます。
• 固定金具を使って Metered Rack-mount PDU を取り付ける場合は、ラックまたはフレームの垂直マウントレール上に取り付けます。
水平取り付け
水平固定金具を使って Rack-mount PDU を取り付けるには、金具を PDU に取り付け、その後にケージナット(フレームに付属)を使用してラックに取り付けます。
工具不要の取り付け
1. 両方の固定ペグを、ラックのリアパネルのチャンネルにある穴に入れます。
2. 所定の位置にはまるまで、Rack-mount PDU を下に押します。
注 意
工具不要の取り付け方法の場合、ラックの片側に 2 つの PDU を取り付けられます。
pdu0
119b
Metered Rack-mount Power Distribution Unit 3
Rack-mount PDU の取り付け
金具の取り付け
垂直取り付け
Rack-mount PDU を NetShelter またはほかの標準 EIA-310 ラックやフレームに垂直に取り付けるには、以下の方法に従ってください。
1. 垂直取り付け用固定金具を PDU に取り付けます。
2. フレームに付属のネジとケージナットを使用してラックまたはフレーム内の垂直マウントレールに Rack-mount PDU を取り付けます。
Caution注 意
付属のネジのみを使用してください。
pdu0
344a
pdu0
190b
4 Metered Rack-mount Power Distribution Unit
Rack-mount PDU の取り付け
水平取り付け
本 Rack-mount PDU は 19 インチ NetShelter、あるいは他の EIA-310-D の標準 19 インチラックに取り付けることができます:
1. ディスプレイまたはフレームの後部の面を基に、Rack-mount PDU の取り付け位置を決めます。
2. 丸皿ネジ(付属)を使用して、固定金具を Rack-mount PDU に取り付けます。
3. 機器の位置を決めます:
a. 選択した場所に位置する各垂直取り付けレール上にある刻み目付きの穴の上下に、ケージナット(ラックに付属)を挿入します。
b. 固定金具の取り付け穴を、取り付けたケージナットに合わせます。ネジを入れて、締めます。
注 意
機器は、U スペースを 1 つ占有します。フレームの垂直レール上にある刻み目(またはより新しいモデルのフレームでは番号)は、U スペースの中央を表します。
pdu0
352a
pdu0
353a
Metered Rack-mount Power Distribution Unit 5
Rack-mount PDU の取り付け
内側位置への水平取り付け
ブラケットを次の図に示すように PDU に取り付けると、内側に押し込んだ形で Rack-mount PDU を取り付けることができます。
pdu0
369a
6 Metered Rack-mount Power Distribution Unit
ディスプレイインターフェイス
Link - Rx/Tx10/100
Status
Serial PortReset
Press and holdto invert display.
- Warning- OK
- OverloadAm
ps
Amps
Metered Rack PDU
— TOTAL —B1 B2 Press to
select bank.
pdu0
291a
バンクインジケータ LED:• デジタルディスプレイに表示されている電流に対応したバンク/位相を示します。
• 通常(緑)、危険(黄色)、警告音(赤)の状態を示します。
注: すべての LED 表示がオンになっている場合、Rack-mount PDU は 大容量で稼動中です。
制御ボタン:• このボタンを押すと、デジタルディスプレイに表示されている電流のバンク/位相が変更されます。
• 5 秒間押し続けると表示の方向が示され、さらに 5 秒間押し続けると表示が 180°反転します。
Ethernet ポート:CAT5 ネットワークケーブルを使用して、PDU をネットワークに接続します。
ステータス LED:Ethernet LAN 接続およびMetered Rack-mount PDU のステータスを示します。• Off–PDU への電源はオフです。• 緑色常時点灯–PDU の TCP/IP 設定は有効です。
• 緑色点滅–PDU の TCP/IP 設定は有効ではありません。
• 常時黄色点灯 –PDU にハードウェアの不良が検出されました。このマニュアルのの 後に記載されている電話番号でコールセンタにお問い合わせください。
• オレンジ色点滅–PDU は BOOTP リクエストを発信中です。
リンク LED:ネットワークにアクティビティが存在するかどうかを示します。
シリアルポート:同梱品のシリアルケーブル(パーツ番号 940-0144)で、このポート(RJ-11モジュラポート)とコンピュータのシリアルポートを接続し、内部システムのメニューを示します。
PDU および接続機器が使用している電流の表示:• 点灯したバンクインジケータ LED に対応するバンク/位相の合計電流が示されます。
• 3 秒間隔で、バンク/位相を一巡します。
Reset スイッチ:電源出力に影響を与えずに PDUをリセットします。
See also参 照
単相および三相 PDU に関する詳細な表示情報については、『ユーザーズガイド』の「はじめに」に記載の「フロントパネル」を参照してください。
Metered Rack-mount Power Distribution Unit 7
クイック環境設定
概要
PDU をネットワーク上で動作可能にする前に、次の TCP/IP 設定を行う必要があります:
• Rack-mount PDU の IP アドレス
• サブネットマスク
• デフォルトゲートウェイ
Warning警 告
システムの一部として APC InfraStruXure Manager を使用している場合にはこの章の手順は無視してください。詳細についてはInfraStruXure Manager のマニュアルを参照してください。
注 意
デフォルトゲートウェイがない場合は、Rack PDU と同じサブネット上にあり常時動作しているコンピュータの IP アドレスをしてください。トラフィックが非常に少ない場合、 Rack-mount PDU はデフォルトゲートウェイを使ってネットワークのテストを行います。
Caution注 意
ループバックアドレス(127.0.0.1)をデフォルトゲートウェイアドレスとして使用しないでください。使用すると、PDU のネットワーク接続が無効になり、ローカルシリアルポートからログインして TCP/IP 設定をデフォルト値に戻さなければならなくなります。
See also参 照
デフォルトゲートウェイのウォッチドッグ機能に関する詳細については、『ユーザーズガイド』の「はじめに」の「ウォッチドッグ機能」を参照してください。
8 Metered Rack-mount Power Distribution Unit
クイック環境設定
Metered Rack-mount Power Distribution Unit 9
TCP/IP の設定方法
次のいずれかの方法で TCP/IP を設定します:
• APC デバイス IP 設定ウィザード(「APCデバイス IP 設定ウィザード」 (ページ 9) を参照)
• BOOTP または DHCP サーバ(「[BOOTP & DHCP]の設定」 (ページ 9)を参照)
• ローカルコンピュータ(「Control Consoleへのローカルアクセス」 (ページ 12)を参照)
• ネットワークコンピュータ(「Control Console へのリモートアクセス」 (ページ13)を参照)
APC デバイス IP 設定ウィザード
Microsoft® Windows®2000、Windows 2003、または Windows XP 稼動のコンピュータで APC デバイス IP 設定ウィザードを使用することにより、Rack-mount PDU の基本TCP/IP 設定を行うことができます。
1. ネットワーク上のコンピュータに、APCの Metered、および Switched Rack-mount PDU 用のユーティリティ CD を挿入してください。
2. インストール終了後、ウィザードを起動してください。あるいはコンピュータの再起動を要求された場合は、再起動を実行した後で、[スタート]メニューからウィザードを起動してください。
3. 起動したままの状態でしばらく待ちます。ウィザードが未設定の Rack-mount PDU を検出したら画面の指示に従ってください。
[BOOTP & DHCP]の設定
Web インターフェイスの[Administration]タブの下にある[Network]メニューの
[TCP/IP]オブションを使って、TCP/IP 設定がどのように定義されるかを確認します。指定できる値は、[Manual]、[DHCP only]、[BOOTP only]、[DHCP & BOOTP](デフォルト設定)などです。
注 意
ソフトウェア・ファイアウォールの大部分をウィザードが未設定のRack-mount PDU を検出できるように一時的に無効にする必要があります
注 意
[Start a Web browser when finished]オプションを有効にしてあれば、ブラウザからユーザ名とパスワードの両方に「apc」を指定して Rack-mount PDU にアクセスできます。
クイック環境設定
10 Metered Rack-mount Power Distribution Unit
[DHCP & BOOTP]設定は、適切に設定した DHCP または BOOTP サーバで TCP/IP 値を Rack PDU に提供できることを前提としています。
[TCP/IP]設定を[DHCP & BOOTP]に設定した場合、PDU は適切に設定してあるサーバを探そうとします。そして BOOTPサーバまたは DHCP サーバが見つかるまでこのパターンを繰り返します。
BOOTP Rack-mount PDU の TCP/IP 値の設定は、RFC951 に準拠する BOOTP サーバを使用して行います。BOOTP サーバが適切に設定されていれば、BOOT Mode に対するRack-mount PDU のデフォルト設定(DHCP & BOOTP)によって BOOTP サーバが探されます。
1. Rack-mount PDU の MAC アドレスと IPアドレス、サブネットマスク、デフォルトゲートウェイ、ブートアップファイル名(オプション)を、BOOTP サーバのBOOTPTAB ファイルに入力します。
2. Rack-mount PDU を再起動すると、BOOTP サーバが適切な TCP/IP 設定情報を提供します。
ブートアップファイル名を指定してある場合、Rack-mount PDU は、TFTPまたは FTP を使用して BOOTP サーバからこのファイルを転送しようとします。Rack-mount PDU はブートアップ
このサーバがない場合は、このページの本ページの「APCデバイス IP 設定ウィザード」、11 ページの「Control Consoleへのローカルアクセス」 (ページ 12)、または 12 ページの「Control Console へのリモートアクセス」 (ページ 13)を参照して TCP/IP 設定を行ってください。
詳細については、「BOOTP」 (ページ 10)または「DHCP」 (ページ 11)を参照してください。
BOOTP サーバが利用できない場合、TCP/IP 値の設定については、「APC デバイス IP 設定ウィザード」 (ページ 9)、「Control Console へのローカルアクセス」 (ページ 12)、または「Control Console へのリモートアクセス」
(ページ 13)を参照してください。
MAC アドレスについては、PDUの背面、またはこのパッケージに付属している品質保証テスト票を参照してください。
クイック環境設定
Metered Rack-mount Power Distribution Unit 11
ファイルで指定されているすべての設定を使用します。
ブートアップファイル名を指定していない場合、Rack-mount PDU の環境設定は Telnet または Web インターフェイスを使用してリモートで行います。デフォルトでは[ユーザ名]と[パスワード]の両方が「apc」です。
DHCPRack-mount PDU の TCP/IP 値は、RFC2131/ RFC2132 に準拠する DHCP サーバを使用して行います。
1. Rack-mount PDU は DHCP リクエストを送信しますが、このときに自らを識別するために次のいずれかの識別子を使用します:
ベンダクラス識別子(デフォルトは「APC」)
クライアント識別子(デフォルトは Rack-mount PDU の MAC アドレス)
ユーザクラス識別子(デフォルトは Rack-mount PDU のアプリケーションファームウェアの識別子)
2. 適切に設定された DHCP サーバは、ネットワーク通信のために Rack-mount PDUに必要となる全設定を含んだ DHCP レスポンスを送り返してきます。また DHCPレスポンスには、[Vendor Specific Information]オプション(DHCP オプション 43)が含まれています。デフォルトの場合、[Vendor Specific Information]オプションの APC cookieが次の 16 進数形式でカプセル化されていないと、 Rack-mount PDU はこの DHCPレスポンスを無視します:
オプション 43 = 01 04 31 41 50 43
この場合、値の意味は下記のとおりです。
初のバイト(01)はコード
第 2 バイト(04)は長さ
残りのバイト(31 41 50 43)は APC cookie
See also参 照
ブートアップファイルを作成するには、BOOTP サーバのマニュアルを参照してください。
See also参 照
ここでは、Rack-mount PDU とDHCP サーバ間の通信を概説します。 Rack-mount PDU のネットワーク値を設定するためにDHCP サーバを使用する場合は、
『ユーザーズガイド』の「DHCP設定」を参照してください。
クイック環境設定
Control Console へのローカルアクセス
Control Console にアクセスするには、ローカルコンピュータで PDU に接続します。
1. ローカルコンピュータのシリアルポートを選択して、このポートを使用するサービスを無効にします。
2. シリアルケーブル(940-0144)を使用して、選択したポートと PDU のフロントパネルにあるシリアルポートを接続します。
3. 端末プログラム(HyperTerminal® など)を起動し、選択したポートの設定を9600bps、8 データビット、パリティなし、1 ストップビット、フロー制御なしに変更して設定内容を保存します。
4. ENTER キーを押すと、[User Name]のプロンプトが表示されます。
5. ユーザ名とパスワードとして「apc」を入力します。
6. 設定の終了については、「Control Console」 (ページ 14)を参照してください。
See also参 照
[Vendor Specific Information]オプションにコードを追加するには、DHCP サーバのマニュアルを参照してください。
APC cookie の要件を無効にする場合はローカルコンピュータから行います。ローカルコンピュータの使用については「Control Console へのローカルアクセス」
(ページ 12)を参照してください。Control Console の[DHCP Cookie Is]設定、[TCP/IP]メニューの[Advanced]オプションを変更するには、Telnet またはその他のリモート・アクセス方法を使用してください。Control Console へアクセスするには、
「Control Console へのリモートアクセス」 (ページ 13)を参照してください。
12 Metered Rack-mount Power Distribution Unit
クイック環境設定
Metered Rack-mount Power Distribution Unit 13
Control Console へのリモートアクセス
Rack-mount PDU と同じサブネット上のコンピュータから、ARP と Ping を使用して Rack-mount PDU に IP アドレスを割り当てることができます。さらに、Telnet を使用してこの Rack-mount PDU の Control Consoleにアクセスしたり、必要な TCP/IP 値を設定したりすることができます。
1. Rack-mount PDU の IP アドレスとしてARP を使用し、次に Rack-mount PDUの MAC アドレスを ARP コマンドに入力します。例えば MAC アドレスが00 c0 b7 63 9f 67 の Rack-mount PDU に156.205.14.141 の IP アドレスを指定する場合、次のようなコマンドを指定します。
Windows のコマンド形式:
arp -s 156.205.14.141 00-c0-b7-63-9f-67
LINUX のコマンド形式:arp -s 156.205.14.141 00:c0:b7:63:9f:67
2. ARP コマンドで設定した IP アドレスを割り当てるには、113 バイトの Ping を使用します。この例では、次のコマンドを使用します:
Windows のコマンド形式:
ping 156.205.14.141 -l 113
LINUX のコマンド形式:
ping 156.205.14.141 -s 113
3. Telnet を使用し、新たに割り当てた IP アドレスで Rack-mount PDU にアクセスします。この例では、次のコマンドを使用します。 telnet 156.205.14.141
4. ユーザ名とパスワード両方に「apc」を指定します。
5. 次のページの「Control Console」 (ページ 14)を参照して設定を完了してください。
注 意
Rack-mount PDU の IP アドレスを設定すれば、ARP と Ping を使用せずに、 初から Telnet を使用してこの Rack-mount PDUにアクセスできます。
注 意
MAC アドレスは Rack-mount PDU の背面およびパッケージに付属の品質保証テスト票に記載されています。
クイック環境設定
Control Console
Control Console にログインしたら、「Control Console へのローカルアクセス」 (ページ12)または「Control Console へのリモートアクセス」 (ページ 13)で説明されているように、次の手順に従ってください:
1.[Control Console]メニューから[Network]を選択します。
2.[Network]メニューから[TCP/IP]を選択します。
3. TCP/IP 値の設定に BOOTP サーバまたはDHCP サーバを使用していない場合は、
[Boot Mode]メニューで、[Manual boot mode]に変更します。変更したら、ESC キーを押して[TCP/IP]メニューに戻ります System IP、Subnet Mask、Default Gateway のアドレス値を設定します ( 変更内容はログオフしたときに有効になります)。
4. CTRL-C を押して、[Control Console]メニューを終了します。
5. 変更を有効にするため、ログオフしてください([Control Console]メニューのオプション 4)。
注 意
「Control Console へのローカルアクセス」 (ページ 12)に記載の手順でケーブルの接続を外してある場合にはこれを再接続し、関連するサービスを再起動してください。
14 Metered Rack-mount Power Distribution Unit
設定した PDU へのアクセス
概要
ネットワーク上で Rack-mount PDU が動作するようになったら、ここで要約したインターフェイスからユニットにアクセスできます。
Web インターフェイス
Microsoft® Internet Explorer (IE) 5.5 以降(Windows オペレーティングシステム上のみ)、Mozilla Corporation 社の Firefox、バージョン 1.x(全ペレーティングシステム上)、または Netscape® 7.x 以降、(全ペレーティングシステム上)を使用して、Web インターフェイスを介し PDU にアクセスします。その他一般に流通しているブラウザも動作する可能性がありますが、弊社では充分なテストを行っていません。 Web ブラウザで Metered Rack-mount PDUオプションを設定したりイベントログを表示したりするには、次のどちらも使用できます:
• HTTP プロトコル(デフォルトでは有効)。ユーザ名とパスワードによる認証を提供しますが、暗号化は行いません。
• より安全な HTTPS プロトコル。Secure Socket Layer(SSL)により、さらに高い安全性を提供し、ユーザ名、パスワード、および伝送されるデータを暗号化します。また、デジタル証明書による PDU の認証機能も提供します。
Web インターフェイスにアクセスし、ネットワーク上で機器のセキュリティを設定する場合:
1. アクセスする際にはMetered Rack-mount PDU の IP アドレスまたは DNS 名(設定されている場合)を指定します。
2. ログインするには、ユーザ名とパスワードを入力する必要があります(デフォルトでは、管理者の場合「apc」と「apc」、デバイスマネージャの場合「device」と「apc」になります)。
3. 希望するセキュリティの種類を選択し、設定します(このオプションは管理者のみ選択できます)。
See also参 照
インターフェイスの詳細については、『ユーザーズガイド』を参照してください。
Metered Rack-mount Power Distribution Unit 15
設定した PDU へのアクセス
Telnet および SSHControl Console へは Telnet または Secure SHell(SSH)で(2 つのうちで有効になっている方で)アクセスできます。(管理者は、
[Network]メニューの[Telnet/SSH]オプションでこれらのアクセス方法を有効化できます)。デフォルトでは Telnet が有効になっています。SSH を有効にすると、自動的にTelnet が無効になります。
Telnet による基本アクセス Telnet はユーザ名とパスワードによる基本的な認証セキュリティを提供しますが、暗号化による高度なセキュリティは提供できません。同じサブネット上にある任意のコンピュータから Telnet を使って Metered Rack-mount PDU の Control Console にアクセスする場合:
1. コマンドプロンプトに次のコマンド行を入力し、ENTER キーを押します:
Telnetアドレス
アドレスには Metered Rack-mount PDU のIP アドレスまたは DNS 名(設定されている場合)を指定します。
2. ログインするにはユーザ名とパスワードを入力する必要があります(デフォルトでは、管理者の場合は「apc」と「apc」、デバイスマネージャの場合は「device」と「apc」になっています)。
SSH による高度なセキュリティアクセス Web インターフェイスに SSL セキュリティを使用している場合、Secure Shell(SSH)により Control Console にアクセスします。SSH は、ユーザ名、パスワード、および伝送データを暗号化します。 SSL と Telnet のどちらを使用して Control Console にアクセスしてもインターフェイス、ユーザアカウント、ユーザアクセス権限は同じですが、SSH を使用する場合には、まずSSH を設定して自分のコンピュータに SSHクライアントプログラムをインストールしておく必要があります。
See also参 照
ネットワークセキュリティの選択と設定についての詳細は、
『Security Handbook:Network-enabled デバイス』を参照してください。Metered/Switched Rack-mount PDU ユーティリティ CDまたは APC の Web サイト
(www.apc.com)からご覧いただけます。
See also参 照
SSH の環境設定および使用方法の詳細については、『ユーザーズガイド』を参照してください。
16 Metered Rack-mount Power Distribution Unit
設定した PDU へのアクセス
SNMP
PowerNet MIB を追加した標準 SNMP MIBブラウザを使用して Metered Rack-mount PDU に SNMP アクセスできます。デフォルトの読み込みコミュニティ名は「public」です。デフォルトの読み込み / 書き込みコミュニティ名は「private」です。
InfraStruXure システムの公開ネットワーク上の PDU を管理するために InfraStruXure Manager を使用するには、PDU インターフェイスで SNMP を有効にする必要があります。
SNMP アクセスを有効にできるのは管理者のみです。[Administration]タブを選び、上部メニューバーの[Network]オプションを選択して、左ナビゲーションメニューの[SNMP]ヘディングの下の[access]オプションを使用します。
FTP および SCPFTP(デフォルトで有効)または Secure CoPy(SCP)を使用して、PDU にダウンロードしたファームウェアを転送したり、PDU のイベントログまたはデータログのコピーにアクセスしたりすることができます。 PDU を管理するために InfraStruXure Manager を使用するには、PDU インターフェイスで[FTP Server]を有効にする必要があります。
[FTP Server]を有効/無効にできるのは管理者のみです。[Administration]タブを選び、上部メニューバーの[Network]オプションを選択して、左ナビゲーションメニューの[FTP Server]オプションを使用します。
See also参 照
Metered Rack-mount PDU の『ユーザーズガイド』で、以下の章を参照してください。
- ファームウェアを転送するには、「ファイルの転送」を参照してださい。
- イベントログまたはデータログのコピーを取得するには、
「FTP/SCP を使用したログファイルの取得方法」を参照してください。
Metered Rack-mount Power Distribution Unit 17
18 Metered Rack-mount Power Distribution Unit
システムのセキュリティ管理
See also参 照
インストール/初期設定後のシステムのセキュリティを高める方法に関する詳しい情報については、
『Security Handbook』を参照してください。APC Metered/Switched Rack-mount PDU ユーティリティ CD または APC のWeb サイト(www.apc.com)からご覧いただけます。
パスワードを忘れた場合
PDU または他の機器に Control Console へアクセスするためのシリアルポートで接続されているローカルコンピュータを使用して、パスワードを復旧できます。
1. ローカルコンピュータのシリアルポートを選択して、このポートを使用するすべてのサービスを無効にします。
2. シリアルケーブル(940-0144)をコンピュータの選択したポートと PDU にある設定ポートに接続します。
3. 端末プログラム(HyperTerminal など)を起動し、選択したポートを次のように設定します:
9600 bps 8 データビット
パリティなし
1 ストップビット
フロー制御なし4. ENTER キーを押して(必要に応じて繰り
返し押してください)、[User Name]プロンプトを表示します。[User Name]プロンプトを表示できない場合は、次を確認してください:
このシリアルポートが他のアプリケーションによって使用されていないこと。
端末の設定が手順3の指定通りに正しく行われていること。
手順2で指定の適切なケーブルが使用されていること。
5. [Reset] ボタンを押します。ステータスLED がオレンジと緑の交互点滅になります。LED が点滅している間に直ちに[Reset] ボタンを再度押して、ユーザ名とパスワードを一時的にデフォルト値に戻します。
6. [User Name] プロンプトを再表示するために、必要な回数だけ ENTER キーを押します。そして、ユーザ名とパスワードとして、デフォルト値の「apc」を入力します([User Name]プロンプトの再表示後、ログオンに 30 秒以上かかった場合は、手順 5 を繰り返してログオンし直さなければなりません)。
7.[Control Console]メニュー→[System]→[User Manager]を選択します。
8.[Administrator]を選択し、画面の指示に従って[User Name]と[Password ]の値を変更します。この時点では、どちらも「apc」と設定されています。
9. CTRL-C を押してログオフし、必要であれば接続を外してあるシリアルケーブルをすべてつなぎ直し、無効にしたサービスもすべて再起動します。
Metered Rack-mount Power Distribution Unit 19
ファームウェアをアップデートする方法
ご使用の Metered Rack-mount PDU 用のファームウェアを入手するには、APC のWeb サイトの www.apc.com\tools\downloadから 新のバージョンをダウンロードしてください。
転送が完了すると Rack-mount PDU は再起動されます。
See also参 照
ダウンロードしたファームウェアアップグレードをご使用の Rack-mount PDU に転送する方法に関する詳細説明については、APC Metered and Switched Rack-mount PDU に付属のユティリティ CD に収録されている
『Metered Rack-mount PDU ユーザーズガイド』内の「ファイル転送」の項を参照してください。また、APC の Web サイトからの入手も可能です。
Caution注 意転送を中断しないでください。
注 意
ファームウェアのアップグレードによりコンセントの作動が妨げられることはありません。
20 Metered Rack-mount Power Distribution Unit
保証およびサービス
限定保証
APC はお客様がお買い上げの日から 2 年間、Metered Rack-mount PDU の原材料や作業工程に欠陥がないことを保証します。本保証期間内に欠陥が見つかった製品に対する保証は、製品の交換に限定されます。その他の損害、たとえば事故、過失、操作誤り、または製品の改竄などによる損傷に対しては、この保証はいっさい適用されません。本保証は当初のご購入者に対してのみ適用されます。
保証の限定
ここに記載している事柄を除き、APC は特定目的への商品価値や適合性に関する保証も含めていかなる明示的または黙示的な保証も行いません。司法管轄地域によっては黙示的な制限条項や除外を許可していないこともあります。そのため、前述の制限や除外が購入者に適用されないこともあります。
前述の事柄を除いて、APC は製品の使用中に発生した直接的または間接的な損害、特殊な損害、偶発的損害、付帯的損害、その他の損害など、可能性を示唆された場合も含めいかなる損害にも一切責任を負いません。 APC は利益の損失、設備の損傷、設備の使用不能による損失、ソフトウェアの喪失、データ喪失、代替費用、第三者の主張など、いかなる損害に対しても責任がないことをここに明言します。本保証は特定の権利を付与するもので、司法管轄地域によっては他の権利が適用される場合もあります。
サービスの提供
Metered Rack-mount PDU の不具合についてのサポートを受けるには、以下の手順に従ってください。
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1. シリアル番号を書き留めます。シリアル番号は PDU の下部に記載されています。
2. この文書の 後に記載されている電話番号でコールセンタにお問い合わせください。担当者が電話で問題の解決をお手伝いします。
3. 製品を返品する必要がある場合は、担当者が返品許可番号(RMA)をお知らせします。保証期間を過ぎている場合は、修理や交換は有償で行われます。
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保証およびサービス
4. 製品を慎重に梱包してください。輸送中の破損は保証の対象にはなりません。名前、住所、RMA 番号、昼間の連絡先、領収書のコピーを同梱してください。
5. 梱包物の外側にも RMA 番号を明記してください。
6. 梱包物は担当者から指示された業者に依頼して送付してください。
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安全性
一般情報
American Power Conversion(APC)は、次の状況ではこの製品のご利用をお勧めしていません:
• APC 製品の障害または機能不全が、生命維持装置の障害を招くと予測される状況、あるいはこれらの装置の安全性や効果に大きな影響を与えると予測される状況。
• 直接的な患者治療
(a) 怪我や損傷の危険性が 低限に抑えられていること、(b) リスクのすべてをお客様が負うこと、そして (c) この状況下におけるAmerican Power Conversion の責任が十分に保護されていることが、書面ならびに APCに納得できる形で報告されていない限り、この用途の使用に対して APC が故意に製品を販売することはありません。
生命維持装置の例生命維持装置という用語は新生児用酸素濃度計、神経刺激装置(麻酔、鎮痛、および他の用途も含む)、輸血装置、血液ポンプ、心臓細動除去器、不整脈検出および警報装置、ペースメーカー、血液透析システム、腹膜透析システム、新生児保育器、人工呼吸器(成人用および小児用を問わず)、麻酔呼吸器、および米国 FDA が「 重要(critical)」として指定している任意の装置などを表しますが、これらの装置に限定される訳ではありません。
病院用の通信装置や漏洩電流保護装置は、数多くの APC UPS システムのオプションとして提供されているものもあります。APC は、これらのオプション製品を備えた装置が、APC や他の組織により病院用として認定/記載されているとは主張していません。従って、これらの装置は直接患者治療用には適していません。
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*990-1903B-018*
Entire contents copyright 2006 American Power Conversion Corporation. 不許複製・禁無断転載。事前の許可なくして本書の一部または全部を複製することは禁じられています。APC、APC ロゴ、NetShelter、および
InfraStruXure は American Power Conversion Corporation の商標です。その他の商標、製品名、社名はすべて所有者各位の所有物であり、これらは情報提供
の目的でのみ使用されています。
990-1903B-018 06/2006
APCワールドワイドカスタマサポート
APC製品の無料カスタマサポートは次のように提供さ
れています。
• APCのWebサイトにアクセスすると、FAQや
APC Knowledge Baseの資料を参照したり、カス
タマサポートへの要望を送信することができます。
–www.apc.com(本社)
–www.apc.com/support/グローバルサポートには、FAQ、
Knowledge Base、e-supportがあります。
• APCカスタマサポートには電話または電子メール
で問い合わせることもできます。
お住まいの地域のカスタマサポートについては、APC製品を購入したAPC営業担当または販売店にお問い合
わせください。
日
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03-5434-2021 受付時間:月曜日~金曜日9:00 ~ 17:00
(ただし、祝祭日、弊社の定めた休日を除く)E-Mail:[email protected]