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Plugin Version 7.1 NCG-114-7.1-JP-01 8/10/09
Title Page
NDMP PluginApplication Notes for
NetApp ONTAP GX
バックボーン ・ ソフ トウエア〒 163-0711 東京都新宿区西新宿 2-7-1 新宿第一生命ビル 11F TEL: 03-5908-3511
FAX: 03-5908-3512
CopyrightsNDMP Plugin - Application Notes for Network ApplianceSoftware Copyright © 2009 バックボーン ・ ソフ トウエア
Documentation Copyright © 2009 バックボーン ・ ソフ トウエア
本ソフ トウェア製品は著作権法により保護されており、 すべての権利は著作権者に帰属します。 本製品の配布および販売は使用許諾書記載の条件に即した直接購入者の使用のみを目的とするものです。 本製品を除くすべての商品の商標は、 個々の所有者に帰属します。
NDMP Plugin - Application Notes for Network Appliance は著作権法により保護されてお
り、 すべての権利は著作権者に帰属します。
バックボーン • ソフ トウエア社の書面による同意なしに本出版物の全部または一部を複製、 複
写、 転載、 翻訳、 減縮することおよび何らかの電子媒体または読取り可能な機械に転送することを禁じます。
本ガイ ドは無保証で提供されるものであり、 その商品性、 特定の目的における適合性、 使用による権利侵害の不発生を暗示的に保証するものではな く、 かつこれに限定されずいかなる事項についても明示的または暗示的にも保証しません。
本ガイドには技術的内容に関して不適切な部分および誤植部分が含まれているおそれがあります。 本ガイ ドの記載情報は定期的に変更される予定ですが、 この変更は本ガイ ドの新版にのみ反映されます。 当社は事前の通知な く本ガイ ドで言及されている製品および (または) プログラムを改良または変更する場合があります。
© 1999-2009 BakBone®、 BakBone Software®、 NetVault®、 Application Plugin Module™、
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FASTRecover、 ColdSpark®、 Spark Engine はすべて、 アメ リカ合衆国および / またはその他の
国における商標または登録商標です。 その他すべてのブランド名、 製品名またはサービス名は、 個々の所有者の製品またはサービスを指し、 その商標、 登録商標、 またはサービス ・ マークは、 個々の所有者に帰属します。
3
• はじめに ........................................................................................................ 5- 本書について ................................................................................................................................... 5- 対象読者 ........................................................................................................................................... 5- 本書の構成 ....................................................................................................................................... 5- その他の推奨資料 ............................................................................................................................ 5
第 1 章 : 追加インス ト ールと設定に関する注記 7
• NDMP サーバを追加する前に ........................................................................... 7
第 2 章 : NDMP プラグインを使用したデータのバックアップ 9
• バックアップ ・ ダンプ ・ レベルの理解 ................................................................. 9• NDMP プラグインによるバックアップ実行 ....................................................... 10
- バックアップ手順 .......................................................................................................................... 10- ジ ョブを完成し開始する ............................................................................................................... 12
第 3 章 : NDMP プラグインを使用したデータのリス ト ア 13
• データのリス ト ア実行 .................................................................................... 13- リス トアするデータの選択 ............................................................................................................ 13- リス トア ・ オプシ ョ ンの設定 ........................................................................................................ 15- ジ ョブを完成し開始する ............................................................................................................... 17
• 増分バックアップのリス ト ア ........................................................................... 18• リス ト ア中にデータを名前変更する / 移動する ................................................... 19• データを異なるファ イラーへリス ト アする ......................................................... 19
目次
4
NDMP プラグインApplication Notes for Network Appliance
5
はじめに
本書について
本ドキュ メン トでは、 NDMP プラグインと Network Appliance (NetApp) GXファイラーの使用に関する情報を提供します。 NDMP プラグインのインストー
ルおよび設定に関する共通の手順を説明する 『NetVault Backup NDMP Plugin Module ユーザー ・ ガイ ド』 を補足する目的で作成されています。
対象読者
このドキュ メン トは、 NDMP プラグインのインス トール、 設定および使用を担
当するシステム管理者を対象としています。 ファイラー管理とプラッ トホームの
ホストについての理解があることを前提としています。
本書の構成
Application Notes は、 以下の内容で構成されています。
第 1 章 - 「追加インストールと 設定に関する注記」 には NetApp 固有のイン
ストールおよび設定に関する情報が含まれます。
第 2 章 - 「NDMP プラグインを使用したデータのバックアップ」 では、 この
プラグインを使用して NetApp ファイラーをバックアップする方法について
説明します。
第 3 章 - 「NDMP プラグインを使用したデータのリス トア」 では、NDMP プ
ラグインを使用して NetApp ファイラーにデータをリス トアする方法につい
て説明します。 NDMP プラグイン
その他の推奨資料
NDMP プラグインを設定および使用する際、 以下のドキュ メンテーシ ョ ンをす
ぐに利用できるよう準備してお く ことをお勧めします。
『NetVault Backup NDMP Plugin Module ユーザー ・ ガイ ド』
『Administrator's Guide for the Filer』『NetVault Backup アド ミニス ト レーターズ ・ ガイ ド』 - すべての NetVault APM およびプラグインに共通の機能について説明しています。
http://www.bakbone.co.jp/support/product_documentation.html
6
NDMP プラグインApplication Notes for Network Appliance
7
第 1 章
追加インス ト ールと設定に関する注記
NDMP プラグインのインストールおよび設定に際して、 この章の補足事項を
『NetVault Backup NDMP Plugin Module ユーザー ・ ガイ ド』 の内容と組み合わせ
て使用する必要があります。 この章の構成は以下の通りです。
NDMP サーバを追加する前に
1.1 NDMP サーバを追加する前に
本プラグインの設定を開始する前に、 『NetVault Backup NDMP Plugin Moduleユーザー ・ ガイ ド』 で説明されている 「設定に関する注記」 と、 さらに下記に示した注記を必ず参照して ください。
NDMP サービスを起動するには、ファイラーに root でログインし、以下のコ
マンドを実行します。
ndmp modify -enable trueプラグイン認証に root を使用するには、このアカウン トに有効なパスワード
を設定して ください。 root のパスワードは、 ブランクにできません。
root 以外のユーザーを使用する場合、このアカウン トに NDMP のバックアッ
プおよびリス トア実行に必要な権限が設定されていることを確認して くだい。
第 1 章追加インストールと 設定に関する注記
8
NDMP プラグインApplication Notes for Network Appliance
9
第 2 章
NDMP プラグインを使用した
データのバックアップこの章では、 NDMP プラグインを使用して NetApp GX ファイラー ・ データを
バックアップする方法を説明します。 この章の構成は以下の通りです。
バックアップ ・ ダンプ ・ レベルの理解
NDMP プラグインによるバックアップ実行
バックアップ手順
ジ ョ ブを完成し開始する
2.1 バックアップ ・ ダンプ ・ レベルの理解
NDMP プラグインでは、 フルおよび増分バックアップがサポート されています。 バックアップ ・ タイプはダンプ ・ レベルごとに定義されており、 フル ・ バックアップに対してはレベル 0、 増分バックアップに対してはレベル 1 ~ 9 を設定す
ることができます。
レベル 0 またはフル ・ バックアップ - フル ・ バックアップは、 選択したパ
ス内のすべてのデータをバックアップします。 レベル1~9または増分バックアップ - 増分バックアップは自身が最新の下
位レベル ・ バックアップのベースとなり、 それより新規または変更の起こったデータを含みます。 例えば、
レベル 1 増分バックアップは、最後のレベル 0 またはフル・バックアップ
以降の新規または変更の起こったデータを含みます。
レベル 2 増分バックアップは、最後のレベル 1 増分バックアップ以降の新
規または変更の起こったデータを含み、 以下ダンプ ・ レベル 9 まで同様。
増分バックアップについて以下の点に注意して ください。
ディ レク ト リがダンプ・レベル 0 バックアップに含まれる場合、そのディ
レク ト リに変更が起こらな く とも将来すべてのダンプに含まれます。 この場合、 ディ レク ト リは空になり、 中に何も含まれません。 ただし、 こ
れがデータ ・ リカバリに悪影響を及ぼす訳ではありません。
選択した各データ ・ セッ トにつき、 ひとつのダンプ ・ レベルが維持され
ます。 例えば、 フル ・ バックアップが増分バックアップ ・ レベル 1、 レベ
ル 2、 レベル 3 の順で実行された場合、 これによりダンプ ・ レベルが 0
第 2 章NDMP プラグインを使用したデータのバックアップ
10
に設定され、 後続の増分バックアップはこのフル ・ バックアップに基づく ことになります。
増分バックアップが連続して失敗した場合、 後続のバックアップは最新
の下位レベル ・ バックアップに基づく ことになります。 例えば、 ダンプ ・
レベル 2 は失敗したが、 ダンプ ・ レベル 1 が正常に完了した場合、 ダン
プ ・ レベル 3 バックアップはダンプ ・ レベル 1 に基づく ことになりま
す。 失敗した増分バックアップは、 NetVault Backup のバイナリ ・ ログに
は記録されません。
2.2 NDMP プラグインによるバックアップ実行
NDMP プラグインにより、 ファイル、 ディ レク ト リおよびボリュームのバック
アップが可能になります。 データのバックアップ手順は、 以下の手順で構成され
ます。
1. バックアップ手順
2. ジ ョ ブを完成し開始する
以降のセクシ ョ ンでは、 これらの手順について詳述します。
2.2.1 バックアップ手順
1. NetVault Backup サーバで GUI を起動し、 ツールバーまたは [大きなボタ
ン] パネルの [バックアップ] ボタンをクリ ックするか、 または [操作] メニューから [バックアップ] を選択して、 [NetVault バックアップ] ウィ ン
ドウを開きます。 [選択] タブに NetVault Backup クライアン ト と して追加
されたマシンの一覧が表示されます。
2. NetVault Backup サーバ ・ ノードを開きます。 以下のいずれかの方法で [選択] タブ内のどのノードでも開く ことができます。
ノードをダブルクリ ックします。
ノードを右クリ ックして、 ポップアップ ・ メニューで [開く ] を選択し
ます。
3. APM/ プラグインのリス トから [NDMP Client] ノードを探して開きます。 4. ターゲッ ト ・ データを含むクラスタ ・ ノードを選択します。
5. これにより、 [NDMP バックアップ要求] ウィ ンドウが起動します。
NDMP プラグインApplication Notes for Network Appliance
11
図 2-1:[NDMP
バックアップ要求] ウィ ン
ドウ
[ディ レク ト リ] - バックアップするボリューム名を、 仮想サーバ ・ ノー
ド名から入力します。 例えば /vs0/vol_test の場合、 /vs0 が仮想サーバ
名です。 NetApp GX の NDMP バックアップは、 ボリューム ・ レベルで実
行されるため、 個々のファイルまたはディ レク ト リ ・ レベルでのバックアップはサポート されていません。 ただし、 DAR オプシ ョ ンが有効に
なっていれば、 ディ レク ト リおよびファイル ・ レベルのリストアは可能です。
[ダンプレベル] - 実行するバックアップ ・ タイプを指定します。 フル ・
バックアップには 0 を、 増分バックアップにはレベル 1 ~ 9 を選択しま
す。 増分バックアップは下位レベルの最新バックアップに基づきます。
[etc/dumpdates の更新] - 「/etc/dumpdates」 フ ァイルにはバック
アップのレコードが格納され、 バックアップ名、 バックアップ ・ レベル、およびバックアップに使用されたスナップシ ョ ッ ト時刻が含まれます。 バックアップ戦略に増分バックアップが含まれる場合、 このオプシ ョ ンを選択してお く必要があります。 このファイルに含まれる情報は、 増分
バックアップにどのファイルを含めるか決定するのに使用されます。
[可能であればダイレク ト ・ バックアップの実施] - このオプシ ョ ンを選
択して DAR (ダイレク ト ・ アクセス ・ リカバリ) ができるように設定し
ます。 DAR により、 テープの正確な位置付けが可能になり、 個々のファ
イルまたは小規模なファイル ・ セッ ト を素早く リカバリすることができます。 DAR が有効になっていないと、 ファイルをリス トアするために
バックアップ・セーブセッ ト を連続して読み込んで行く必要があります。 DAR オプシ ョ ンが有効になっていれば、 ディ レク ト リおよびファイル ・
レベルのリス トアが可能です。
[フ ァイル情報を保存] - このオプシ ョ ンにより、 バックアップに含まれ
る個々のファイルおよびディ レク ト リのリス トアが可能になります。 バックアップ中にこのオシ ョ ンを非選択にすると、 バックアップに含まれるアイテムについて、 アイテム別のリス トアを実行することができま
第 2 章NDMP プラグインを使用したデータのバックアップ
12
せん。 このオプシ ョはデフォルト選択のままにしてお く ことをお勧めし
ます。
2.2.2 ジ ョブを完成し開始する
必要なバックアップ ・ オプシ ョ ンを設定したら、 以下の手順に従って、 バック
アップ ・ ジ ョ ブを完成し、 ジ ョ ブを開始します。
1. [スケジュール]、 [ターゲッ ト]、 [詳細設定] の各タブの追加オプシ ョ ンを設定します。 これらのオプシ ョ ンはすべての NetVault Backup APM およびプ
ラグインに共通です。 これらのタブやタブ内のプシ ョ ンについて詳し くは、
『NetVault Backup アド ミニス ト レーターズ ・ ガイ ド』 のバックアップ機能
に関する章を参照して ください。
2. [ジ ョ ブ ・ タイ トル] フ ィールドに、 ジ ョ ブの適切な名称を入力します。 ジ ョ ブの進捗状況のモニタ リングやデータのリス トアのため、 識別しやすい名前を決めて ください。
3. [実行] をク リ ッ クします。
4. [NetVault ジ ョブ]、 [NetVault サーバ状態]、 および [NetVault ログ] ウィ
ンドウからバックアップ ・ ジ ョ ブの進捗状況およびログをモニタ リングできます。 これらのウィンドウへのアクセス方法および使用方法について詳し く
は、 NetVault Backup アド ミニス ト レーターズ ・ ガイ ドを参照して くださ
い。
NDMP プラグインApplication Notes for Network Appliance
13
第 3 章
NDMP プラグインを使用した
データのリス ト ア本章では、 NDMP プラグインを使用して NetApp GX ファイラーにデータをリス
トアする方法について説明します。 この章の構成は以下の通りです。
データのリス トア実行
リス トアするデータの選択
[リス トア選択] タブから利用できるその他の機能
リストア ・ オプシ ョ ンの設定
ジ ョ ブを完成し開始する
増分バックアップのリス トア
リス トア中にデータを名前変更する / 移動する
データを異なるファイラーへリス トアする
3.1 データのリス ト ア実行
NDMP プラグインは、 ボリューム全体、 個々の qtree、 ディ レク ト リやファイル
のリス トアに使用することができます。 NDMP プラグインを使用した標準のリス
トア手順は、 以下の手順で構成されます。
1. リス トアするデータの選択
2. リス トア ・ オプシ ョ ンの設定
3. ジ ョ ブを完成し開始する
以降のセクシ ョ ンでは、 これらの手順について詳し く説明します。
3.1.1 リス ト アするデータの選択
1. NetVault Backup サーバの GUI から、 ツールバーまたは [大きなボタン] パ
ネルの [リス トア] ボタンをクリ ッ クするか、 または [操作] メニューから[リス トア] を選択して、 [リス トア] ウィ ンドウを開きます。 [選択] タブ
にバックアップ ・ ジ ョ ブの対象となる NetVault Backup クライアン トの一覧
が表示されます。
2. NetVault Backup サーバ ・ ノードを開きます。 [選択] タブのどのノード も、 以下のいずれかの方法で開く ことができます。
ノードをダブルクリ ックします。
第 3 章NDMP プラグインを使用したデータのリス トア
14
ノードを右クリ ックして、 ポップアップ ・ メニューで [開く ] を選択し
ます。
このノードを開く と、 データのバックアップに使用した APM/ プラグインの
リス トが表示されます。
3. リス トで [NDMP Client] を見つけて開き、 この APM を使用して作成され
たバックアップ ・ セーブセッ ト を表示します。 各セーブセッ トに [ジ ョ ブ ・
タイ トル] フ ィールドで指定された名前が日付と時刻と共に表示されます。
4. 目的のバックアップ ・ セーブセッ ト を開いて、 含まれているディ レク ト リ とファイルを表示します。 このレベルから ノードをダブルクリ ックして開きま
す (右クリ ッ クしてから [開 く ] は使用できません)。 リカバリ対象のファ
イル / ディ レク ト リを選択します。
バックアップに 1 つのファイルが含まれる場合、 「/path/to/filename/filename」 の形式でファイル名がディ レク ト リ ・ パスに表示されます。 リス
トアの [選択] ウィ ンドウについても同様に表示されます。 このディ レク ト
リを選択してファイルをリス トアすると、 ファイルが正し く リス トアされす。
3.1.1.a [リス ト ア選択] タブから利用できるその他の機能
この項では、 すべての NetVault Backup APM およびプラグインに共通の [リス
トア選択] タブで利用可能な追加機能について説明します。 これらの使用方法に
ついて詳し くは、 『NetVault Backup アド ミニス ト レーターズ ・ ガイ ド』 を参照し
て ください。
[選択方法] ドロップダウン ・ リス ト - [選択方法] ドロップダウン ・ リス
トにより、 [選択] タブのセーブセッ ト をどのように表示するかを選択することができます。 セーブセッ トは以下の 3 つの選択肢に基づいて表示できま
す。
[プラグイン] - これはセーブセッ ト を生成した APM/ プラグインに基づ
いたデフォルトのソート順です。
[バックアップセッ ト] - バックアップ用に使用したセレクシ ョ ン ・ セッ
トに基づいてセーブセッ ト を整理する方法です。
重要 : 1. 親レベルのノードを一旦選択すると、 子レベルのアイテムの選択を解除することはできま
せん。 この場合リス トアが失敗に終わります。 代わりに、 親レベルのノードを開き、 リス
トアするアイテムを個別に選択して ください。
2. バックアップ中に [ファイル情報を保存] オプシ ョ ンが選択されていない場合、 アイテムごとのリス トアを実行することはできません。 ルートのアイテムを選択し、 セーブセッ ト
全体をリス トアする必要があります。
NDMP プラグインApplication Notes for Network Appliance
15
[ジ ョ ブ] - ジ ョ ブ ・ タイ トルを基にセーブセッ ト を整理する場合にこの
方法を選択します。
[フ ィルタオプシ ョ ン] フレーム - リス トアの [選択] タブに表示された
セーブセッ ト を、 以下の条件に基づいてフ ィルタ リングできます。
[日付範囲] - 特定の期間に生成されたセーブセッ トのリスト を表示する
には、 このオプシ ョ ンを選択し、 付随するフ ィールドに日付を設定します。
[オンライン ・ ステータスビュー] - 現在使用可能なメディアのみを表示
するには、 このオプシ ョ ンを選択します。
フ ィルタ条件を指定したら、 [フ ィルタ適用] ボタンをクリ ッ クしてフ ィルタを設定します。
[検索] - [検索] 機能により、 アイテム名に基づいてセーブセッ ト内の
データを検索することが可能です。 アクセスするには、 選択ツリーの各レベルで、 ノードをクリ ッ クします。 [メディア ・ リス ト] - この機能により、 バックアップ ・ セーブセッ トに使
用したメディアに関する情報を表示できます。 アクセスするには、 選択ツリーの各レベル、 ノードを右クリ ックします。
インデックス圧縮機能 ([圧縮] / [圧縮解除] コマンド]) - それぞれの
ジ ョ ブはデータのリス トアに必要なインデックス ・ エン ト リを NetVault Backup Database (NVDB) に生成します。 ただし、 ジ ョ ブ数が増加するに
つれてインデックス ・ エン ト リ数も増加し、 その結果として NetVault Backup データベースの容量とともに使用されるハード ・ ディスク容量も増
加します。 [圧縮] 機能により、 インデックス ・ エン ト リを圧縮することが
できるため、 NetVault Backup データベースの全体の容量を削減することが
できます。 同様に、 [圧縮解除] 機能により、 インデックスを圧縮解除する
ことができます。
3.1.2 リス ト ア ・ オプシ ョ ンの設定
次に、 [リス トア ・ オプシ ョ ン] タブを開いて、 以下の説明のとおりにオプシ ョンを適切に設定します。
第 3 章NDMP プラグインを使用したデータのリス トア
16
図 3-2:[リス トア ・オプシ ョ ン]
タブ
[NDMP サーバ] - このフ ィー
ルドにより、 異なる NetApp GX ファイラーにデータをリ
ス トアすることができます。 デフォルトでは、 データのバックアップ元ファイラーの名前が表示されます。 同一
ファイラーにリス トアを実行中は、 この名前を変更しないよう注意して ください。 他の
ファイラーへのデータの移動については、 19 ページの 「データを異なるファイラーへリス トアする」 を
参照して ください。 [ダイレク ト ・ アクセス ・ リス トア ・ モード] - バックアップ中に [可能で
あればダイレク ト ・ バックアップの実施] オプシ ョ ンが選択された場合のみ、 DAR がサポート されます。
[可能であればダイレク ト ・ アクセス ・ リス トアを使用] - このオプシ ョ
ンを選択し、 バックアップがダイレク トで、 ムーバーとデータ ・ サーバがダイレク ト ・ アクセス ・ リス トアを完了することが可能であれば、 そのとおり実行されます。 上記の項目が可能でない場合、 非ダイレク ト ・
アクセス ・ リス トアが実行されます。
[個々のファイルを、 ダイレク ト ・ アクセス ・ リス トアを使用してリカ
バー] - このオプシ ョ ンにより、 ディ レク ト リ とそのファイル ・ コンテ
ンツをリス トアすることができます。 セーブセッ ト内の空のディ レク ト
リは無視されます。
リス トアの [選択] タブでいずれかのアイテムが 「省略」 と してマークされている場合、 このオプシ ョ ンを選択する必要があります。 選択して
いない場合、 リス トアが失敗に終わります。
[ダイレク ト ・ アクセス ・ リス トアを実行] - このオプシ ョ ンを選択した
場合、 ジ ョ ブが一旦実行されるとダイレク ト ・ アクセス ・ リス トアが強制実行されます。 リス トアされたバックアップがダイレク ト ・ バック
アップで実行され、 対応可能なムーバーとデータ ・ サーバが利用可能になっていないと、 リス トアが失敗に終わることに意して ください。 [ダイレク ト ・ アクセス ・ リス トアを実行しない] - このオプシ ョ ンを選
択した場合、 ジ ョ ブが一旦実行されると標準的な非ダイレク ト ・ アクセス ・ リス トアが実行されます。
重要 : 1. ダイレク ト ・ アクセス ・ リス トアに個々のファイルが選択されている場合、 それらの親レ
ベル ・ ディ レク ト リが持つ権限はリス トアされません。
NDMP プラグインApplication Notes for Network Appliance
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[増分リス トア] - データを繰り返し抽出したり、 選択したサブツリーを
「バックアップ時の状態」 に再構築する場合にこのオプシ ョ ンを使用します。 これは環境変数を EXTRACT=N に設定するのと同様です。 NDMP プラグイ
ンは、 既存のファイルを上書きし、 バックアップ時には存在しなかったファイルを削除します。
選択したデータ ・ アイテムを単純にリス トアしたい場合は、 このオプシ ョ ンは選択しないよう注意して ください。
[ACLs のリストア] - バックアップ済みファイルから ACL をリス トアする
場合に、 このオプシ ョ ンを選択します。 このオプシ ョ ンは、 環境変数を
EXTRACT_ACL = Y に設定するのと同様です。 このオプシ ョ ンは、 バック
アップ中に [ACLs のバックアップ] オプシ ョ ンが有効になっていた場合に
限り使用することができます。
3.1.3 ジ ョブを完成し開始する
必要なリストア ・ オプシ ョ ンを設定したら、 以下の手順に従って、 ジ ョ ブを完成し、 ジ ョ ブを開始します。
1. 必要に応じて、 [スケジュール]、 [クライアン ト指定]、 および [詳細設定]の各タブで追加オプシ ョ ンを設定します。 これらのオプシ ョ ンはすべての
NetVault Backup APM およびプラグインに共通です。 これらのタブのオプ
シ ョにについて詳し くは、 『NetVault Backup アド ミニス ト レーターズ ・ ガ
イ ド』 のリス トア機能に関する章を参照して ください。
2. [ジ ョ ブ ・ タイ トル] ボックスにジ ョ ブの適切な名称を入力します。 ジ ョブ
の進捗状況の監視時にジ ョ ブを識別しやす くするため、 具体的な名前を指定して ください。
3. [実行] をク リ ッ クします。
[NetVault ジ ョブ]、 [ステータス]、 および [ログ] ウィ ンドウからリス ト
ア ・ ジ ョ ブの進捗状況およびログをモニタ リングできます。 これらのウィン
ドウへのアクセス方法および使用方法について詳し くは、 『NetVault Backupアド ミニス ト レーターズ ・ ガイ ド』 を参照して ください。
データのリス トア中にジ ョ ブ ・ ログ内に以下の 1 つ以上のエン ト リが表示
される場合があります。 以下に示すように、 これらのメ ッセージはルーチン
的なものであり、 いかなる作業も不要です。
「Mover has Paused due to Seek Outside the Supplied Window (指定
したウィンドウ外を検索中のためムーバーが一旦停止しています)」 - こ
2. ダイレク ト ・ アクセス ・ リス トア実行中は、 NetVault Backup はリストア要求を一度に
1024 ファイルのグループに分けて実行します。 リス トア ・ セレクシ ョ ンが合計 1024 ファ
イル以上から成る場合、 複数のリス トア要求が発行されるため、 ジ ョ ブに複数のログ ・ エン ト リが出力されます。
第 3 章NDMP プラグインを使用したデータのリス トア
18
のエン ト リは、 「バックグラウンド」 メ ッセージと して表示されます。 BRE バックアップにより、 各チェ ックポイン ト用のテープに新規セグメ
ン トが作成されます ([バックアップオプシ ョ ン] タブの [チェ ッ クポイン ト間のギガバイ ト数] フ ィールドで設定したとおり)。 個々のセグメン
トがリス トアされると、 このメ ッセージが表示されますが、 NDMP 操作
の基本的なメカニズムを表示しているだけです。
「Received Media Request for UID (UID 用のメディア要求を受信しまし
た)」 - このエン ト リは、 「情報」 メ ッセージと して表示されます。 次セ
グメン ト を含むメディア用メディア ・ マネージャへ要求が送信され、 各セグメン トがリス トアされた場合にこのメ ッセージが表示されます。 このメ ッセージは、 次セグメン トが同一メディアに存在する場合も同様に表示されます。
「No Suitable Drive or Media for the Job - Request Held in Queue(ジ ョ ブに適したド ライブまたはメディアがありません - リクエス トが
キュー内で保留されています)」 - このメ ッセージは 「警告」 と して表示
されます。 このメ ッセージは必要なメディアの一部が利用不可、 または
使用中の場合に表示されます。 要求中のメディアの一部が該当する場合、
メ ッセージにその時点の状況が表示され、 リス トアが間もな く再開されます。
3.2 増分バックアップのリス ト ア
増分リストアは、 他のリス トアと相互に構築されます。 増分バックアップをリス
トアするには、 レベル 0 バックアップから、 リス トアする一連のバックアップの
最後のバックアップまですべてを確保している必要があります。
増分バックアップをリス トアするには、 以下の手順に従います。
1. 13 ページの 「データのリス トア実行」 で説明したとおり、 フルまたはレベ
ル 0 バックアップをリス トアします。 2. 次に、 リス トアする一連の増分バックアップで各増分バックアップをリスト
アします。 リス トアする最下位レベルのバックアップから始めて、 最後のバックアップまで続けます。 各ダンプ ・ レベルについては、 13 ページの
「データのリス トア実行」 で説明されている手順に従います。
重要 : すべての NDMP バックアップは、 ボリュームの有効なスナップシ ョ ッ トです。 一連の
増分バックアップのダンプ ・ レベルをリス トアする場合、 セーブセッ ト内のすべてのデータがリス トアされると同時にファイラーに存在するファイルが削除されますが、 指定した増分では利用可能ではありません。 この場合、 バックアップ時の状態のサブツリーに再構築されます。
NDMP プラグインApplication Notes for Network Appliance
19
3.3 リス ト ア中にデータを名前変更する / 移動する
NDMP プラグインにより、 リス トア中にディ レク ト リやファイルの名前を変更
することができます。 ファイル名の変更は、 既存のバージ ョ ンを上書きした く な
い場合やファイル / ディ レク ト リのコピーを作成する場合に便利です。 また、 プ
ラグインでのリス トア中に、 データを別のボリュームに移動することできます。 これは、 元のボリュームがダウンしていたり、 帯域幅や容量が限られている場合に役立ちます。
リス トア中にファイルまたはディ レク ト リを名前変更 / 移動する手順は以下のと
おりです。
1. 13 ページの 「リス トアするデータの選択」 で説明した手順に従って、 デー
タを選択します。
2. 名前変更 / 移動するファイルまたはディ レク ト リを右クリ ックし、 ポップ
アップ ・ メニューから [名前変更] を選択します。
3. [名前変更] ウィ ンドウが表示されます。 [名前変更] チェ ッ クボックスを
オンにすると、 対応するフ ィールドが有効になります。 ファイルまたはディ レク ト リの名前を変更するために、 このフ ィールド
に名前を新規に入力します。 エン ト リは、 このフ ィールドに指定した名
前でリス トアされます。
異なるボリュームにデータを移動するには、ボリューム名を入力します。 新規パスを指定している場合もファイルまたはディ レク ト リの名前を変更することができます。
[OK] をク リ ッ クして変更を適用します。 ファイル / ディ レク ト リ名の横に
括弧付きで名前変更 / 移動情報が表示されます。
4. 15 ページの 「リス トア ・ オプシ ョ ンの設定」 で説明した手順に従って、 [リ
ス トアオプシ ョ ン] タブを設定します。
5. 17 ページの 「ジ ョ ブを完成し開始する」 で説明した手順に従って、 手順を
完了します。
3.4 データを異なるファ イラーへリス ト アする
NDMP プラグインにより、 異なる NetApp GX ファイラーへのリス トアが可能に
なります。 このタイプのリス トアを実行する手順は、 以下のとおりです。
重要 : 1. このタイプのリス トアを開始する前に、 新規ターゲッ ト ・ フ ァイラーが NDMP サーバと
してすでに追加されていることを確認して ください。 方法については 『NetVault Backup NDMP Plugin Module ユーザー ・ ガイ ド』 を参照して ください。
第 3 章NDMP プラグインを使用したデータのリス トア
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1. 13 ページの 「リス トアするデータの選択」 で説明した手順に従って、 デー
タを選択します。
2. [リス トア ・ オプシ ョ ン] タブを選択します。 [NDMP サーバ] フ ィールド
で、 新規ターゲッ ト ・ ファイラー名を入力します。 15 ページの 「リス トア ・ オプシ ョ ンの設定」 で説明したとおり、 適切な
DAR 方法を設定します。
3. 17 ページの 「ジ ョ ブを完成し開始する」 で説明した手順に従って、 手順を
完了します。
2. このタイプのリス トア中に、 データを名前変更 / 移動することもできます。 詳し くは、 19ページの 「リス トア中にデータを名前変更する / 移動する」 を参照して ください。