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GOLFCART
バッテリー方式ゴルフカート
2人乗り 5人乗り
取扱説明書
TE-02 TE-05
ご使用前には必ず取扱説明書をよく読んでください。
はじめに
弊社のバッテリー方式ゴルフカート (以下「カート」)を お買い上げいただきありがとうございます。
本書には、カートを正しく運転およびメンテナンスするための取り扱い方法や安全な運転のしかたについて、説明してあります。 正しい取り扱いをご理解いただくために、運転される前には必ず、本書を十分にお読みいただき、カートをより安全にご使用ください。 本書は今後の参照のために大切に保管してください。 重要な情報： 特に重要な情報については、次の表記で区別を付けています。 警告の遵守事項に従わなければ、カートの乗員、付近の人、またはカートの検査／修理担当者が死亡または重傷を負う場合があります。 注意の遵守事項に従わなければ、軽傷を負うかカートが損傷する場合があります。 特別なお知らせ： 座席と背もたれの包装フィルムは、座席の表皮に張り付いて表皮が光沢を失ったり汚れたりする場合があります。 カートの使用を始める前に取り除いてください。 カートを長期間保管する場合も、このフィルムを取り除いてください。
警 告
注 意
目次
概要 01
安全に運転するための遵守事項 03
コントロール類 04
操作 11
メンテナンス 13
主なトラブルと対策 24
潤滑 27
定期メンテナンス 28
定期メンテナンス用図表 29
保管 30
仕様諸元 31
配線図 32
概要
弊社のカートは環境に優しく、人の移動用車両またはユーティリティカーとしてゴルフコース、休暇村、別荘地、リゾートホテル、個人の居住地、景勝地、などで使用できます。 カートを使用しようとする場所の法令等の制限があるかどうかを必ず確認してご使用ください。 重要な表示 安全表示 カート上の安全表示の内容をよく読んで理解してください。 車両上の安全表示の内容を注意深く読んで理解してください。 上記の表示はダッシュパネルの上に下記のように取り付けています。
安全に運転するための遵守事項 安全に関するすべての警告に従わない場合、 カートのオペレータと乗員が怪我をする場合があります。 -体の一部がカートから出ないようにし、カートが動いているときは体を動かさないようにしてください。 -このカートは自動車運転免許証を所持する人が運転してください。 -運転者は、薬またはアルコールの影響を受けているときはこのカートを操作しないでください。 -運転する前に、すべての乗員が完全に座っていることを確認してください。 -停車または人が乗らないときは、パーキングブレーキを必ずかけてください。
概要 01
警 告
警 告
カートの正面方向
車台番号の表示場所
モーター
カート情報(銘板) 銘板は、下記図1の様に前側の座席脚部の背面か、下記図2の様にダッシュボードの下部にあります。
図1 図2
概要
カートの車台番号 車台番号の位置は下記の写真のとおりです。
概要 02
弊社のカートは簡単に操作できるように設計されていますが、安全に運転するための次の遵守事項を必ず守ってください。
運転の前に カートの運転を始める前に,必ず本書を読んでください。 このカートは自動車運転免許証を所持し許可を受けた方が,運転席で運転してください。
カートは、法令または地域の規制によって許可されている場所で,安全な状態で運転してください。
カートの定員以上の人を乗せないでください。 定員をオーバーするとカートのバランスがくずれて転倒したり、過負荷によりブレーキの効きが悪くなり事故、けが、故障の原因になります。
アルコールや薬を飲んだあとで、カートの運転はしないでください。 登坂能力を超える斜面を登らないでください。 十字路、見通しの悪い場所、または危険な場所では周りの状況をよく見てカートを運転し、追い越し等は決してしないでください。
カートの運転中について 発進時や走行中は、立ち上がったり、飛び乗ったり、飛び降りたり、また車体をゆする行為はしないでください。
発進時や走行中はシートに深く腰掛け、アームレストやアシストグリップをしっかりと握り体を保持してください。
両手でハンドルを握り、進行方向を見て運転してください。 後退時は後方に十分注意を払い、ゆっくりと操作してください。 緊急時以外は急発進や急停止・急ハンドルをしないでください。 斜面の上り下りは十分に減速して運転してください。 走行中は、手や足、頭などを車外に出さないでください。 カートの能力・安全に影響を及ぼすことのある改造または追加を行わないでください。
安全に運転するための遵守事項
安全に運転するための遵守事項 03
コントロール類
コントロール類 04
ヒューズボックス
ウインカーとホーンのレバー
ハンドル
前照灯ボタン
パーキングブレーキペダル
ブレーキペダル
アクセルペダル
バッテリー残量計
駐車合図(オプション)
イグニッションキー
前進／後退スイッチ
運転席まわり
1) コントロール類の略図
コントロール類
コントロール類 05
12V付属品用プラグ
駐車の合図と ブレーキランプ
ホーン 右前照灯と後部右折ランプ
ウインカーランプ
左前照灯と後部左折ランプ
2) コントロール類の機能
キーはONの位置にすると抜けなくなります。ONの位置に
なっているときには、キーを抜かないでください！
電源キー 電源キーは、カートを始動するときのスイッチとなり、キーを挿入して時計回りにONの位置まで回します。 ＯＮにすると、前照灯、ウインカー、尾灯、ブレーキランプとホーンが使用できます。 電源を切るときはキーを反時計回りにOFFの位置まで回します。
前進／後退スイッチ カートは、真中のニュートラルの位置から、上側を押すと前進し下側を押すと後退するスリーポジションスイッチです。
このスイッチは正しい位置までしっかりと押してください。
不十分な場合、電気系統とモーターが損傷するおそれがあり
ます。
注：このスイッチの下側を押すと、ブザーが鳴りカート周辺 の人に注意を促します。
コントロール類
コントロール類 06
前進
ニュートラル
後退 注 意
注 意
アクセルペダル アクセルペダルは運転中に速度調整をするために使用します。速度を上げるときはゆっくりペダルを踏み込みます。カートはアクセルペダルを徐々に踏み込むと速度が上がります。ペダルを戻すと電気ブレーキが作動して減速します。 フル充電の時やニュートラルの時は電気ブレー キは作動しません。
コントロール類
コントロール類 07
踏み込む
ブレーキ ペダル ブレーキ
ペダル
パーキング ブレーキ ペダル
踏み込む
踏み込む
油圧ブレーキ 機械ブレーキ
パーキングブレーキペダル パーキングブレーキペダルは駐車用のブレーキをかけるときに使用します。パーキングブレーキペダルは機械ブレーキシステムと油圧ブレーキシステムでは形状が異なります。機械ブレーキシステムでは足でかけ（上左図）、油圧ブレーキシステムでは手でかけてください。（右図）。駐車中は必ずパーキングブレーキをかけてください。
ブレーキペダル ブレーキペダルは制動時に使用します。機械ブレーキシステムと油圧ブレーキシステムでは、ブレーキペダルの形状が異なります。 注：機械ブレーキシステムでは、ブレーキペダルはパーキングブレーキペダルとの組み合わせです。 カートを停止させるときは平坦な場所に、停めてください。
ハンドブレーキ
注 意
パーキングブレーキをかけて解除する方法
コントロール類
コントロール類 08
油圧ブレーキシステムの場合 パーキングブレーキをかけるには、ハンドブレーキのレバーをいっぱいに引き上げてください。 パーキングブレーキを解除するには、ハンドブレーキのレバーを少し引き上げて、先端のボタンを押したままハンドブレーキのレバーを一番下まで押し下げてください。
機械ブレーキシステムの場合 パーキングブレーキをかけるには、ブレーキペダルを足のかかと側でいっぱいに踏み込んだあと、パーキングブレーキぺダルをロックがかかるまで足のつま先側で踏み込んでください。 注：パーキングブレーキペダルがロックしないときは、ロックするまで上記の手順を繰り返してください。 パーキングブレーキを解除するには、パーキングブレーキペダルのロックが外れるまでブレーキペダルをいっぱいに踏み込んでください。
レバーを少し引上げボタンを押したまま、押し下げる
ハンドパーキングブレーキを解除する
引き上げる
ハンドパーキングブレーキをかける
足踏み式のパーキングブレーキは、アクセルペダルを踏み込むと自動的にロックが解除されます。電源キーがONの位置のときはカートが突然動きだす場合があるので注意してください。 必ずパーキングブレーキを完全に解除してからカートを運転してください。 ブレーキペダルとアクセルペダルを一緒に踏み込まないでください。 モーターの損傷の原因になります。 緊急時以外は、急ハンドルをしないでください。
コントロール類
バッテリー残量計 残量計は(0から10までの)10段階表示です。バッテリーの放電（消費）に伴い、電力計のレベルは一番上から一番下まで下がります。バッテリーの電力が低すぎると赤色の表示灯が点滅し、バッテリーの充電を知らせます。 注：バッテリー充電の方法については、バッテリー充電器のユーザーマニュアルを参照してください。
コントロール類 09
警 告
警 告
警 告
コントロール類
TOW/RUNスイッチ カートを運転する前に、必ずTOW/RUNスイッチをRUNの位置にします。 このスイッチは、下図に示すように、コントローラカバー上か、後部車体のすぐ下の、乗員側の座席の下にあります。 カートを牽引するときは、必ずこのスイッチをTOWの位置にします。 注：TOW/RUNスイッチをRUNの位置のままカートをけん引するとブザーが鳴り、注意を促します。 カートを運転するときはTOW/RUNスイッチをRUNの位置にしてください。スイッチ切り替え後約30秒でカートを動かすことができます。
ウインカー／ホーンレバー このレバーはウインカーとホーンを鳴らすときに使用します。 1) レバーを手前に引いてホーンを鳴らします。 2) レバーを上方に上げて右折の合図を出します。 3) レバーを下方に下げて左折の合図を出します。
前照灯スイッチ ボタンを引き出して前照灯を点灯させます。
コントローラカバー
TOW/RUN スイッチ
手前に引く
下方に下げる
上方に上げる
引き出す
コントロール類 10
注 意
操作
始動 １）前進／後退スイッチをニュートラルの位置にし、電源キーをONの 位置まで回します。 ２）パーキングブレーキをかけた状態で、前進／後退スイッチを押し ます。 ３）進行方向に障害物がないことを確認します。パーキングブレーキ を解除した後、アクセルペダルをゆっくりと踏み込むとカートは 動き始めます。
電源キーを回すときはアクセルペダルを踏まないでください。カートが急発進することがありますので、注意してください。 電源キーをONの位置まで回さないと、前進／後退スイッチを押してアクセルを踏んでも、カートは動きません。 カートが動いているときは前進/後退スイッチの操作はしないでください。 機械式ブレーキシステムの場合、アクセルペダルを踏んでもパーキングブレーキは解除されますが、アクセルペダルを踏んでの解除はしないでください。ブレーキ部品が損傷する恐れがありますので、必ずブレーキペダルを踏んでパーキングブレーキを解除してください。 キースイッチがONの状態でアクセルペダルを不用意に踏むとパーキングブレーキが解除され、カートが急発進する場合があります。
操作 11
警 告
警 告
注 意
注 意
操作
電源キーをONにしないと、アクセルペダルを踏んでもカートは動きません。 一旦アクセルペダルから足を離し、電源キーをONにしてアクセルペダルを再び踏み込むと、カートは動き始めます。
停止 カートを停止するときは、ブレーキペダルを徐々に踏み込みます。 カートが停止したらパーキングブレーキペダルを踏み、電源キーをOFFにして前進／後退スイッチをニュートラルの位置にしてください。
登坂で、アクセルペダルを踏んだままカートを停止させず、必ずブレー
キを使用してください。
操作 12
注 意
注 意
メンテナンス
カートの事故や故障を未然に防ぐためにも、定期的にメンテナンスを実施してください。期間ごとに必要な点検項目を記載した定期メンテナンス用図表に従って実施してください。 メンテナンスを実施するときは、必ず電源キーをOFFにしてパーキングブレーキをかけます。修理技術を習得した方以外は、カートの点検や修理はしないでください。
バッテリーのメンテナンス 注：弊社のカートは、ディープサイクル型のウェットセル鉛酸バッテリーを装備しています。使用するカートにその他の種類のバッテリーが装備されているときは、バッテリー製造元のメンテナンス指示に従ってメンテナンスしてください。下記のメンテナンス指示は、ディープサイクル型のウェットセル鉛酸バッテリーを対象としています。 バッテリー電解液は毒性を持っていて危険であり、重度の火傷や怪我などを引き起こす場合があります。バッテリーと電解液を取り扱うときとバッテリーを充電するときは、必ず保護用の衣服、手袋、およびゴーグルを着用してください。 子供の手が届かないようにしてください。
表面を清掃する a. バッテリーの外装、接続ワイヤ、およびボルトは常に清潔で乾燥させてください。清掃するときは、すべてのバッテリーのキャップが所定の場所で締まっていることを確認してください。バッテリーの最上部は、重曹と水の溶液で布またはブラシを用いて清掃してください。清掃するときは、清浄液を使用しないでください。使用すると、異物がバッテリー内部に入り込みます。この清掃は毎週行ってください。
メンテナンス 13
警 告
警 告
メンテナンス
b. バッテリー端子とケーブルクランプの内側を、ヤスリおよびクランプ用のクリーナで清掃してください。清潔な端子には明るい金属光沢があります。この清掃は必要なときに実施してください。 c. クランプを端子に再び接続し、グリスを薄く塗って腐食を防ぎます。
バッテリーケーブルをバッテリー上の端子から外すときは、事前に必ずコントローラからメインバッテリーケーブルを外して電源を切ってください。 端子とナットを点検する バッテリーの接続は常に良好な状態に保ってください。端子の損傷や火花を防ぐため、バッテリーケーブル端子またはナットが緩んでいないかを３ヶ月毎点検してください。また、バッテリーケーブルが損傷していないかを３ヶ月毎点検し、損傷しているときはすぐに交換してください。 バッテリーの上には物を置かないでください。また、プラス・マイナスを逆に接続しないでください。逆に接続すると、火花が生じバッテリーの損傷や周りの人が怪我をする場合があります。
充電する a. カートを使用したあとは、使用した時間とは関係なく、その日にバッ
テリーをフル充電してください。充電をしないと、バッテリーの劣化を早める原因となります。
注：鉛酸バッテリーは充電の前に、完全に放電する必要はありません。 b. カートを長期間使用しないときは、バッテリーをフル充電してください。そのあと、バッテリーを2週間ごとにフル充電してください。 c. カートを運転するときは、バッテリー残量計を見て電力の低下レベルを確認してください。必要であれば適切な時点でバッテリーを充電してください。
メンテナンス 14
警 告
注 意
メンテナンス
バッテリーは必ず、バッテリー残量計の残量が20％（下から2目盛り）を示す前に充電してください。過度に放電したバッテリーは、バッテリー寿命が短くなり、充電時間も長くなります。 カートを充電する場合、バッテリーのキャップをしっかりと締めて換気のよい場所で、行ってください。火気の近くでの充電や火気を近づける事はしないでください。
フル充電を確認する バッテリー残量計でバッテリーレベルが一番上（フル充電）
に来ているか確認します。
給水する ウェットセルバッテリーには水が必要です。バッテリーの寿命と性能が劣化しますので、給水は適切に実施してください。 充電の前にはプレートを覆うのに十分な水がなければいけません。バッテリーが(一部または全部)放電してしまったときも、水位はプレートよりも高い位置にないといけません。 地域の気候、充電の方法、および用途などによって、バッテリーの水位の減り具合がかわります。わかるまで、また給水の間隔を知る上でも、毎月1回水位を点検することを推奨しています。
覚えておくべき重要事項 1. プレートは空気に晒さないでください。晒すと電極プレートが損傷(腐
食)します。 2. 給水はキャップの高さまで行わないでください。バッテリーの溶液があ
ふれやすくなり、結果として容量が失われて腐食による汚れが生じます。 3. ミネラルの含有量の多い水を使用しないでください。蒸留水または脱イ
オン水のみを使用してください。
メンテナンス 15
警 告
メンテナンス
※液面の最低部は電極プレートの 最上部です。 あふれるまでの給水は、 しないでください。 電解液は硫酸と水の溶液なので、皮膚に接触しないようにしてください。 バッテリーには硫酸を追加しないでください。 比重、開路電圧を確認する バッテリーの総合的な状態を確認するには、目視による点検だけでは不十分です。開路電圧と比重の示度はともに、バッテリーの充電レベル、寿命、および状態を適切に示すことができます。電圧と比重を定期的に点検することは、充電の状態を把握するだけではなく、日常の点検不足や手入れの状況、場合によっては不良や劣化を判断することにも役立ちます。次に示す手順は、バッテリーの電圧と比重を定期的に点検する方法です。
a. 比重 (ウェットセルバッテリーのみ)
1. 水は追加しません。 2. 液体比重計に2～4回電解液を出し入れしてからサンプルを引き出しま
す。 3. フロートを完全に浮かせるため、液体比重計には十分なサンプル電解
液を入れてください。 4. 別のセルを点検するため、上記3つのステップを繰り返してください。 5. バッテリー内のすべてのセルを点検します。 6. バッテリーのキャップを元に戻し、こぼれた電解液があれば拭き取り
ます。 7. 示度を25℃に修正します。そうするには、25℃を超える場合、1℃ご
とに示度に0.0007を加算し、25℃を下回る場合、1℃ごとに示度から0.0007を減算します。
8. 示度を比較します。 9. 表1を用いて充電の状態を点検します。
メンテナンス 16
注 意
警 告
メンテナンス
示度は、工場規定値の1.277±0.007以上でなければなりません。 比重の示度が低いときは、下記のステップを実施してください。 1. すべての電圧を点検して電圧値を記録してください。 2. すべてのバッテリーを完全に充電してください。 3. 比重の示度を再び記録してください。 どれかの比重の示度がなお低いときは、次のステップを実施してください。4. すべての電圧レベルを点検してください。 5. 再度、充電してください。 どれかの比重の示度がなお工場規定値の1.277±0.007よりも低いときは、次の1つまたは複数の状態である可能性があります。 6. バッテリーが古く、寿命に近づいている。 7. バッテリーが過度に長期間放電状態であった。 8. 電解液がこぼれたか、あふれてなくなった。 9. 機能の衰えたセルまたは不良のセルがある。 10. 点検の前にバッテリーが過度に給水された。 状態6～9のバッテリーについては、使用をやめて販売店にご相談くだ さい。
メンテナンス 17
メンテナンス
b. 開路電圧 電圧の正確な示度を得るには、バッテリーを少なくとも6時間、好ましくは24時間、充電も放電もない状態にしなければなりません。すべての負荷をバッテリーから外します。 1. DC電圧計で電圧を測定します。 2. 表1を見て充電の状態を確認します。 3. 充電レベルが0～70％を示しているときは、バッテリーを充電します。 バッテリーは、レベル値が表1の値よりも低いときは次の状態が考えられます。 1. バッテリーが過度に長期間放電状態であった。 2. バッテリー内に不良のセルがある。 これらの状態のバッテリーについては、使用をやめて販売店にご相談ください。 表1. 比重と開路電圧に関する充電状態 バッテリーの作業を行うときは、レンチまたはその他の金属製の物をバッテ リー端子が短絡（ショート）するように置いてはいけません。火花が発生してバッテリーの爆発や作業者が怪我をする危険があります。 バッテリーの取付または交換は、修理技術を習得した方以外は、点検や分解、修理をしないでください。
充電比率 25℃での基準
比重
開路電圧
8 V 48 V
100 1.277 8.49 50.93
90 1.258 8.41 50.47
80 1.238 8.33 49.99
70 1.217 8.25 49.49
60 1.195 8.16 48.96
50 1.172 8.07 48.41
40 1.148 7.97 47.83
30 1.124 7.88 47.26
20 1.098 7.77 46.63
10 1.073 7.67 46.03
メンテナンス 18
警 告
メンテナンス
充電器の操作、及びメンテナンス 注：カートの充電器は車載型です。充電器は車両後部座席の下に設置されています。 充電器と施設側（AC電源）コンセントを接続するために、付属の充電コードが装備されています。 充電器を使用する前に付属の操作マニュアルをお読みください。 バッテリーの充電中は爆発性の水素ガスが発生します。 バッテリーの充電中は十分、換気を行ってください。 充電器を使用する前に、充電器が、使用する地域の定格に沿っているかを確認してください。 新品のバッテリーに交換するときには、そのバッテリーが元のバッテリーと同じ仕様で用途に適していることを確認してください。 充電の手順は以下のとおりです。 1. 電源キーをOFFにします。 2. プラグをまずカートのコンセントに接続し、次に施設側（AC電源）コ
ンセントに接続します。 充電中はバッテリー本体からバッテリーケーブルを外さないでください。火花が発生し爆発の原因になる場合があります。 3. 充電器は、バッテリーをフル充電すると自動的に停止します。
メンテナンス 19
警 告
警 告
警 告
警 告
警 告
メンテナンス
充電中はカートの始動動作をしないでください。 4. 充電が停止したあとは、まず施設側（AC電源）コンセントを外し、次にカートのコンセントを外してください。 5. 充電器のケースを開けないでください。 6. 充電器のケースを開ける必要があるときは、販売店に連絡してください。
7. カートを充電するとき、埋め込み型心臓ペースメーカーおよび埋め込み型両心室ペーシングパルスジェネレータを装着されている方は、充電コードに埋め込み部位を近づけないようにしてください。充電により埋め込み型心臓ペースメーカーおよび埋め込み型両心室ペーシングパルスジェネレータの作動に影響を与える恐れがあります。
充電を等化する 等化は、ウェットセル鉛酸バッテリーをフル充電した後に実施する過充電を意味します。これは、鉛酸の濃度がバッテリー下部でバッテリー上部よりも大きくなる、層化のような好ましくない化学効果の拡大を解消します。等化は、電極プレート上に堆積することのある硫黄結晶の除去にも役立ちます。硫黄結晶を点検しないでおくと硫酸化と呼ばれる現象が発生し、バッテリーの全容量が減少します。 充電器は、バッテリーをフル充電したあとに施設側（AC電源）とバッテリーに接続しないでいると、充電を30回実施したあとに自動的に等化を開始します。 等化は、バッテリーをフル充電したあと比重の低下または広範囲化(±0.015)が検出されたときに行われます。
メンテナンス 20
警 告
警 告
メンテナンス
走行用DCモーターのメンテナンス 空気中に揮発性のガスがある場所で実施しないでください。モーターから生じる火花に引火すると、爆発の可能性があります。 1. DCモーターのカーボンブラシは磨耗しやすい部品です。 摩耗状態を確認するために3ヶ月ごとに点検してください。 カーボンブラシが完全に磨耗する前に交換しないと、モーターに重大 な損傷が生じる場合があります。 2. 停止した状態でモーターを空転させないでください。 3. 放熱をさまたげる、泥や砂、その他の汚れが付着しないように、常に 清掃してください。 4. カーボンブラシと整流子から埃を除去する場合は、低圧エアーを使用 してください。
コントローラのメンテナンス
コントローラのメンテナンスは、修理技術を習得した方以外は、点検や分解、修理をしないでください。 コントローラのケースを開けて修理や改造はしないでください。コントローラが損傷するおそれがあります。
締め付けを点検する 接続部を確実に締めます。ただし、締め過ぎないようにしてください。
コントローラの表面を清掃する コントローラの外装を定期的に清掃することは、バッテリー駆動系統に通常存在する汚れ、埃、および化学物質によって生じる腐食と発生しうる電気制御の問題からコントローラを保護します。 定期メンテナンスには次の清掃手順で行ってください。 1. 電源キーを回してOFFの位置にします。
メンテナンス 21
警 告
注 意
警 告
メンテナンス
2. バッテリーからバッテリーケーブルを外します。 3. コントローラのB+端子とB-端子を通るように負荷をかけて、コントロ －ラ内のコンデンサを放電します。 4. コネクタの部分から汚れまたは腐食を除去します。コントローラは湿っ た布で拭いて清潔にしてください。コントローラは、バッテリーを再接 続する前に乾燥させてください。コントローラには水がかからないよう にしてください
後部車軸のメンテナンス カートの後部車軸を使用状況に応じて、定期的にメンテナンスしてください。 定期メンテナンスは、異常の発生を防ぐために運転の前、途中、または後に日常メンテナンスを実施してください。メンテナンスは清掃に重点を置いているので、次のことを行ってください。 1.車軸を清潔に保つため、カバーの埃と泥を清掃してください。 2.車軸の接続部の損傷または接続部のゆるみが発生しないようにすべての 接続部分が良好な状態であることを確認してください。 3.ギヤオイルの量を点検して、不足している場合には補充してください。 4.デフとホーシングのオイル漏れがないか、または車軸の内部で異常な音 が生じていないかを点検してください。 5.ブレーキドラム及びタイヤホイール周辺が高温になっている場合または 異臭がする場合は使用を中止して販売店に連絡してください。 6.オイルが漏れないようにブリーザバルブが換気をしているかを点検して ください。 7.パーキングブレーキケーブルの関連部品に破損または緩んでいないかを 点検し必要であれば新品と交換してください。
メンテナンス 22
メンテナンス
DCモーターの主な機能不全と推定原因
状態 推定原因
すべての整流子（銅
製プレート）が黒く
なる。
ブラシの圧力が正しくない。
整流子が、一定の順
序でグループとなり
黒くなる。
整流子同士の隙間、または電機子コイルの中で短
絡が生じている。整流子と電気子コイルの隙間で
溶接の不良または断線が生じている。
整流子が無秩序に黒
くなる。
整流子の中心線が正しい位置から外れているか、
整流子の表面が円形でなく滑らかでない。
ブラシが摩耗、変色、
および破損する。
モーターが振動している。ブラシとブラシホルダ
の隙間が広すぎる。ブラシと整流子の隙間が広す
ぎる。整流子同士の隙間にある絶縁材が突き出て
いる。ブラシの材料が正しくない。ブラシの種類
が正しくない。
大きな火花
モーターが過負荷になっている。整流子が清潔、
円形、または滑らかでない。絶縁材または整流子
が突き出ている。ブラシが正しく接地されていな
い。ブラシの圧力が大きい。ブラシの種類が正し
くない。ブラシがブラシホルダに引っかかってい
る。ブラシホルダが緩んだか振動している。極性
と磁極の順序が正しくない。
ブラシとブラシのワ
イヤが高温になる。
ブラシからの大きな火花が発生している。ブラシ
と柔らかいワイヤの接触不良。柔らかいワイヤの
断面積が小さい。
ブラシのノイズが大
きい。 整流子の表面が滑らかでない。
メンテナンス 23
主なトラブルと対策 状態 推定原因 対策
車軸から非常に
大きいノイズが
発生している。
ギヤオイルが不十分であるか、適切に
使用されていない。
若干のオイルを充
填するか、オイル
を新品と交換する。
ブレーキシューのピンシムまたは間隔
の調整。
調整または交換を
行う。
車軸1と車軸2の間のギヤがしっかり
と接触していない。
正しく調整する。
終減速機構のノイズが非常に大きい。
1)不純物がないか点検する。
2)ギヤが損傷していないか点検する。
不純物の除去、ま
たはギヤの交換を
行う。
車軸1が何かに強く当たっている。 調整するか新品と
交換する。
後部車軸が変形している(過負荷かど
うか点検する)。
後部車軸を交換す
る。
制動力が不足し
ている。
ブレーキシューとドラムの間に隙間が
ある。
隙間を調整する。
ブレーキシューまたはドラムに油汚れ
がある。
不純物を除去する。
ブレーキシューの摩擦が過大。 新品と交換する。
ブレーキケーブルが長過ぎるか遮られ
ている。
ブレーキケーブル
を調整する。
ブレーキを完全
に解放すること
が困難である。
ブレーキペダルが滑らかに戻らない。 新品と交換する。
ブレーキシューが変形している。 嵌め直すか交換す
る。
トランスミッションの動作が遮られて
いる。
嵌め直すか交換す
る。
オイルが漏れて
いる。
オイルシールが損傷している。 新品と交換する。
オイルの量が過多。 オイルレベルを調
整する。
主なトラブルと対策 24
主なトラブルと対策
交差順序
車輪の交換
車輪とタイヤに作業を行うときは電源キーをOFFの位置にしてください。 適正な空気圧（210kpa）になるまで空気を注入してください。 バルブコアを外すときは、漏れ出る空気から顔と目を保護してください。 車輪を着脱する機械・装置は必ず床に固定してください。 車輪とタイヤを着脱するときは安全装備を着用してください。
カートの車輪を外すときは 1) 車輪が動かないようにし、ホイールナットを緩めます。 2) ジャッキでカートを持ち上げ、ホイールナットと車輪を外します。 カートに車輪を取り付けるときは 3) ホイールナットを指で締めたあと、「締め付け順序」に従い増し締めし てください。 4) ジャッキを外し、「締め付け順序」に従い70-115Nmまで締めてくだ さい。
主なトラブルと対策 25
警 告
締め付け順序
ブレーキの調整 ブレーキの異常を感じたときは、販売会社に相談してください。 ブレーキの故障により、重大な事故が起こったりまたは身体へ危険が及ぶ場合があります。
カートのブレーキは自動調整式です。 カートを運転する前に、ブレーキペダルを数回踏んでブレーキが正しく機能していることを確認してください。
主なトラブルと対策
主なトラブルと対策 26
警 告
1) デファレンシャルギアには90GLのハイポイドギヤオイルを1リットル使用します。 2) 潤滑箇所 a. スピンドルアセンブリ(運転席側と助手席側) b. ステアリングシャフト c. ブリーダバルブ
潤滑
スピンドル（助手席側） スピンドル（運転席側）
ブリーダバルブ ステアリングシャフト
デファレンシャルギア 潤滑 27
定期メンテナンス 定期メンテナンスは、カートの性能維持と安全にご使用いただくため定期メンテナンス用図表に従って実施してください。 メンテナンスを実施するときは、必ず電源キーをOFFにしてパーキングブレーキをかけます。修理技術を習得した方以外は、カートの点検や修理はしないでください。
定期メンテナンス
定期メンテナンス 28
警 告
1D - 毎日 1W– 毎週 1M – 新車1ヶ月 1Q - 3か月毎 1Y - 1年毎
定期メンテナンス用図表
項目 説明 1D 1W 1M 1Q 1Y
バッテリー
表面を清掃する Y Y Y
端子とナットを点検する Y Y
充電する Y
フル充電を確認する Y
液量を点検し、給水する Y Y Y
a. 比重、b. 開路電圧を確認する Y Y Y
充電器
充電器の表面を清掃します。車両の清掃時に水をかけないこと Y Y
充電の状態を観察し、プラグの割れ、プラグが熱くなっていない事を
確認する Y Y
充電ケーブルの被覆に傷がないことを確認する Y
モーター アクセルペダルが正しく機能することと、離せば戻ることを確認する Y Y Y
カーボンブラシの磨耗を確認する Y Y
コント
ローラ
ゆるみがない事を確認する Y
コントローラの表面を清掃する Y
メインスイッチ ソレノイドが正しい状態であることを確認し、接触箇所を確認する Y
ホイール
タイヤの空気圧を確認する Y Y Y Y
タイヤの溝の深さを確認し、亀裂、及び損傷がない事を確認する Y Y Y
ナットが正しく締まっていることを確認する Y Y Y
ホイールベアリングのガタがない事を確認する Y
サスペンション アブソーバのオイル洩れがない事を確認する Y
取付け部ガタ、緩みがない事を確認する Y
ブレーキ
ブレーキペダルの遊び、踏み代、効き具合を確認する Y Y Y Y
ドラム、及びシューの磨耗、及び損傷がない事を確認する Y Y
取付け部ガタ、緩みがない事を確認する Y Y
ケーブル類の被覆のキズ、損傷がない事を確認する Y
ステアリング
取付け部ガタ、緩みがない事を確認する Y Y Y Y
スピンドルとミドルシャフトにグリスを注入する Y Y
ステアリングギア、シャフトのグリス洩れがない事を確認する Y
ホイールアライメントを調整する Y
車軸
清掃、及びデフ、ホーシングのオイル漏れがない事を確認する Y
取付け部ガタ、緩みがない事を確認する Y
異音がしない事を確認する Y Y Y
オイルを交換する Y
電装、計器類 作動することを確認する Y Y Y Y
フレーム フレームの亀裂、破損がない事を確認する Y
定期メンテナンス用図表 29
保管
カートを保管するときは以下の手順に従ってください。 1. バッテリー内部の液量のレベルを点検し不足している場合には適量を給
水してください。カートを保管するときは、事前にバッテリーをフル充電してください。
2. 電源キーをOFFまで回して抜き、安全な場所にキーを保管してください。 3. RUN/TOWスイッチをTOWの位置に切り替えてください。 4. タイヤの空気圧を適正値（210kpa）にしてください。 5. 車両の外装を清掃し、防錆剤を塗布してください。 6. 通気性の良いカバーでカートを覆い乾燥した安全な換気のよい場所で 保管してください。 1か月を超えてカートを保管するときは、バッテリーを2週間ごとにフル充電してください。
保管 30
警 告
仕様諸元
仕様諸元 31
5人乗り
48V
6個×
8V
3370*1300*1890
> 5
5
3.8
kWモーター使用
時32
4.5
400
25%
（14°）
< 4
6個×
8V
> 5
5
3.8
kWモーター使用
時21
4.5
30%
（17.6°）
< 4
2人乗り
48V
6個×
8V
2350*1180*1800
> 5
5
3kWモーター使用時
25
3.5
150 25%
（14°）
< 4
項目
電圧
(V)
バッテリ設定
寸法
(mm
)
(長さ×幅×高さ
)
平坦な道で速度
20km
/hの
航続距離
(km
)
ギヤ比
12.7
6:1での
最高速度
(km
/h)
ギヤ比
18.1
2:1での
最高速度
(km
/h)
最小回転半径
(m)
最大負荷能力
(Kg)
最大登坂能力（角
度）
最大制動距離
(20km
/h)
配線図
1) Curtis社製コントローラ1266を装備した48Vカートの配線図(図1) （2人乗り） 2) Curtis社製コントローラ1268を装備した48Vカートの配線図(図2) （5人乗り）
図1（2人乗り） 配線図 32
配線図
図2（5人乗り）
配線図 33
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〈製造元〉Suzhou Eagle Electric Vehicle Manufacturing Co.,Ltd. Add：№99,Yin Xin Road.Guo Xiang Town.Suzhou.China
Tel：（＋86 512）6596 0151 Fax：（＋86 512）6252 1796 http：//www.eagle-ev.com http://www.eg-ev.com
http://www.eagleelectricvehicle.com Email：[email protected]
〈販売店（輸入元）〉ツネイシCバリューズ株式会社 EV事業部 〒720-0313 広島県福山市沼隈町常石665-2
Tel.084-987-3535 Fax .084-987-4415 http：//www.tsuneishi-cv.jp
100V・200V対応充電器 ユーザーズガイド 安全に関する重要な事項を遵守してください。
本書には、安全および操作のための重要な遵守事項が記載されています。充電器をご使用する前にお読みください。
使用するバッテリー種類を変更する場合は、最適な充電方法の設定を選択して充電器を使用してください。その指示に従わなかった場合、身体傷害や損傷が生じることがあります。鉛酸バッテリーは、通常の操作中に爆発性水素ガスが発生することがあります。火花、炎、および発煙物質をバッテリーから遠ざけてください。充電中は十分な換気を行ってください。凍結したバッテリーは決して充電しないでください。充電時の最大電流や充電中セルキャップの取り外しの必要性など、バッテリー製造元の注意事項をすべて確認してください。
警 告
感電の危険性。充電器の電源コードは、すべての地域の法令に従って、正しく取り付けられ接地されているコンセントに接続してください。感電の危険を減らすには、接地されたコンセントが必要です。接地アダプタの使用や、プラグの改造は行わないでください。出力コネクタの絶縁されていない部分または絶縁されていないバッテリー端子に触れないでください。バッテリーを接続または取り外す前に、施設側コンセント（AC電源）を遮断してください。充電器を開いたり、分解しないでください。AC電源コードが損傷している場合、または充電器が激しい衝撃を受けたか落下した場合、またはそれ以外の原因で損傷した場合は、この充電器を操作しないで、すべての修理作業を製造元または修理技術を習得した方に依頼してください。この充電器の安全性を理解し責任のあるご担当者のご使用およびその方のご指示によりご使用ください。また経験や知識のない方のご使用はおやめください。特にお子様がご使用されないようにご注意ください。
危 険
操作のための遵守事項
充電器本体は充電中に高温になることがあります。充電中に充電器を取り扱う場合は、手の保護具を使用してください。
1.延長コードは、ULガイドラインに従い、10AWG（断面積 5.26mm2)の場合は30m未満、16AWG(断面積 1.308mm2)の場合は7.5m未満の3芯コードでなければなりません。
2.1台の充電器は、15Aの単一回路にのみに接続してください。そうでないと、回路に過負荷がかかることがあります。
3.充電器のLED10個による表示：
注 意
LEDの色 表示（「電源ON自己試験」の後）
電流計 （オレンジ色）
点灯：
一定電流充電段階における電流出力のおおよその大きさが示されます。
点滅：
充電器内部温度が高いため、出力が低下しました。また、バッテリーが接続されていない場合は、アルゴリズムNo.1～6が11秒間表示されます。
80%充電 （オレンジ色）
点灯：
一定電流充電段階が完了し、80%充電されました。吸収段階に入っています。
点滅： バッテリーが接続されていない場合、該当する充電方法の設定No.が、点滅回数によって示されます。
100%充電 （緑色）
点灯：
充電が完了しました。充電器はメンテナンスモードに入っています。
点滅： 吸収段階が完了しました。最終段階に入っています。
AC On （オレンジ色）
点灯： 施設側（AC）電源は良好です。
点滅：
施設側(AC)電圧が低下しています。電圧および延長コードの長さ（ガイドラインとして上記を参照）を確認してください。
故障 （赤色）
点滅： 充電器のエラーです。充電器電源をリセットし、後述の対策の遵守事項を参照してください。
4.充電器のオプションのLED1個による表示（内部または外部）
LEDの色 表示（「電源ON自己試験」の後）
緑色
点灯： 充電が完了し、充電器はメンテナンスモードに入っています。
点滅：
短い：＜80%充電
長い：＞80%充電
バッテリーが接続されていない場合、充電方法設定番号が表示されます。
オレンジ色 点滅： 電力低下モード：AC電圧が低下しているか、充電器内部温度が高くなっています。
赤色
点滅： 充電器のエラーです。充電器電源をリセットし、後述の対策の遵守事項を参照してください。
メンテナンスのための遵守事項
1.充電器にオイル、汚れ、泥を付着させたり、車両の清掃時に水をかけないでください。 2.充電器本体はEN60529に従って試験され、合格しており、IP66に適合します。AC電源インレットは、室内使用にのみ適したIP20に適合します。すべてのAC接続を清潔で乾燥した状態に維持してください。 3.取り外し可能入力電源コードセットが損傷した場合は、下記のコードに交換してください。 工業用用途として適合する定格の3芯、1.5mm2以上で安全承認された取り外し可能コード。コードセットの一端は仕向先の国での使用に適した接地種類の入力コネクタで終端され、他の端は出力接地種類IEC60320 C14プラグで終端される必要があります。
トラブルシュート
故障が発生した場合、赤色LEDの点滅回数を数え、以下の表を参照してください。
赤色点滅 原 因 処 置
バッテリー電圧が高い バッテリーサイズおよび状態を確認します。この故障は、状態が修正されれば、自動的にクリアされます。
バッテリー電圧が低い
バッテリーサイズおよび状態を確認します。この故障は、状態が修正されれば、自動的にクリアされます。
バッテリーパックが要求される電圧に到達せず、充電タイムアウトになりました。高温のため、充電器出力が低下しました。
接続を確認してください。 充電器を低い周辺温度で操作してください。 充電器をリセットしてください。 （AC電源を15秒間中断してください）
バッテリーを確認してください。バッテリーを最小電圧までトリクル充電できませんでした。
セルが短絡または損傷していないかを確認してください。充電器をリセットしてください。（AC電源を15秒間中断してください。）
異常高温：内部温度が高いため充電器がシャットダウンしました。
十分な冷却気流を確保して、充電器をリセットします。 （AC電源を15秒間中断してください。）
充電器内部の故障 充電器をリセットしてください。
（AC電源を15秒間中断してください。） 故障が継続する場合は、販売店までご連絡ください。
赤色LED点灯：充電器の損傷（E06）
赤色LED点滅：エラー発生、「アラートおよびエラーの表示」を参照してください。
オレンジ色LED点滅：アラート、「アラートおよびエラーの表示」を参照してください。
緑色LED点滅（低速）：＜80%充電
緑色LED点滅（高速）：＞80%充電
緑色LED点灯：バッテリーフル充電
安全に関する重要な事項を遵守してください。
本書には、安全および操作のために重要な遵守事項が記載されています。充電器をご使用する前にお読みください。
200V専用充電器
使用するバッテリー種類を変更する場合は、最適な充電方法の設定を選択して充電器を使用してください。その指示に従わなかった場合、身体傷害や損傷が生じることがあります。鉛酸バッテリーは、通常の操作中に爆発性水素ガスが発生することがあります。火花、炎、および発煙物質をバッテリーから遠ざけてください。充電中は十分な換気を行ってください。凍結したバッテリーは決して充電しないでください。充電時の最大電流や充電中セルキャップの取り外しの必要性など、バッテリー製造元の注意事項をすべて確認してください。
警 告
感電の危険性。充電器の電源コードは、すべての地域の法令に従って、正しく取り付けられ接地されているコンセントに接続してください。感電の危険を減らすには、接地されたコンセントが必要です。接地アダプタの使用や、プラグの改造は行わないでください。出力コネクタの絶縁されていない部分または絶縁されていないバッテリー端子に触れないでください。バッテリーを接続または取り外す前に、施設側コンセント（AC電源）を遮断してください。充電器を開いたり、分解しないでください。AC電源コードが損傷している場合、または充電器が激しい衝撃を受けたか落下した場合、またはそれ以外の原因で損傷した場合は、この充電器を操作しないで、すべての修理作業を製造元または修理技術を習得した方に依頼してください。この充電器の安全性を理解し責任のあるご担当者のご使用およびその方のご指示によりご使用ください。また経験や知識のない方のご使用はおやめください。特にお子様がご使用されないようにご注意ください。
危 険
操作のための遵守事項
赤色ケーブル：バッテリー＋端子に接続する、充電器の＋端子出力ケーブルです。
黒色および白色ケーブル：充電器バッテリー温度検知ケーブルおよびバッテリー－端子に接続する－端子出力ケーブルです。 （備考：充電器によるバッテリー温度の測定が適切に行われるよう、バッテリー－端子ブロックに正しく接続する必要があります。）
緑色ケーブル：充電中はカートを走行できないようにするためのケーブル（安全機構） この充電器を施設（AC）電源に接続しない場合、バッテリー電圧と同じ高レベルの信号がこのケーブルから出力されます。 この充電器を施設（AC）電源に接続した場合、0V電圧レベルの信号がこのケーブルから出力されます。ユーザーは、このケーブルの電圧レベルの信号に基づき、車両を制御することができます。充電中に車両を運転することはできません。施設（AC）電源の接続を取り外した後にのみ、車両を運転することができます。
注：出力端子を固定している間、温度センサーがバッテリー－端子の近くにあることを確認してください。その後、充電器を操作してバッテリー内部温度を検出することができます。右の図を参照してください。 充電器の操作中に、周囲温度と相対的なバッテリー内部温度がMCUによって監視され、それに従って出力電力が調整されます。
充電表示過程:
TRE BUL 定電圧 フロート充電 フル充電
LED表示:
トラブルシュート
メンテナンスのための遵守事項
カートの運転中に、バッテリー電圧が15秒間43.2V未満になると、充電器LEDがオレンジ色に点滅します。カートの駆動速度が減速され、バッテリーへの充電を促します。そのまま運転を継続し、バッテリー電圧が5秒間40.8V未満になると、充電器LEDが赤色に点滅し、カートが停止します。バッテリーを充電してください。
1. 充電器にオイル、汚れ、泥を付着させたり、車両の清掃時に水を強く直接スプレーしたりしないでください。
2.充電器の筐体はEN60529に従って試験され、合格しており、IP46に適合します。施設（AC）電源インレットは、室内使用にのみ適したIP20に適合します。すべての施設（AC）電源の接続を清潔で乾燥した状態に維持してください。
3. 取り外し可能入力電源コードセットが損傷した場合は、工業用用途に適した定格の3芯、1.5mm2以上の安全承認済みの取り外し可能コードに交換してください。コードセットの一端は仕向先の国での使用に適した接地種類の入力コネクタで終端され、他の端は出力接地種類IEC60320 C14プラグで終端される必要があります。
状態 LED点滅 表示コード 理由 解決方法
充電中（赤色LED
点滅および赤色LED点灯）
充電器が機能していません。 接続端子が適切に接続されているか点検してください。
バッテリー温度が高すぎるか、低すぎます。 バッテリー温度が-20℃～50℃の範囲内にあるか確認してください。
バッテリーが接続されていません。バッテリー電圧が高すぎるか、低すぎます。
48V：バッテリー電圧が 12V ～55.2Vの範囲内にあるか確認してください。
バッテリーが長期間フル充電されていません（充電超過時間）。
バッテリー接続端子の緩みまたは錆の有無を点検します。
バッテリーをTRE充電することも、最小正常電圧まで充電することもできません。つまり、充電して電圧を上げることができません。
バッテリーが短絡していないか、個々のバッテリセルが損傷しないか点検してください。
充電器内部温度が高くなっています。 周囲温度が高過ぎないか、換気が良好か、充電器をOFFにする必要がないか確認してください。
充電器内部の損傷 充電器をOFFにして、販売店に配送し、修理を依頼してください。
施設（AC）電源の電圧が低下しています。 施設（AC）電源を点検してください。
放電中（赤色LED点滅）
カートを使用中に、バッテリー電圧が低下し、カートの作動が停止しました。
バッテリーを充電してください。
充電中（オレンジ色LED点滅）
施設（AC）電源の電圧警告が発生しました。 施設（AC）電源を点検してください。
放電中（オレンジ色LED点滅）
カートを使用中に、バッテリー電圧警告が発生し、カートの作動が停止しました。
バッテリーを充電してください。
放電保護:
I. 充電方法の設定の確認 充電カテゴリモードの表示開始： 1) AC入力ケーブルを取り外します。 2) 充電器出力とバッテリー間の接続を取り外します。 3) AC入力ケーブルを接続すると、ディスプレイにb**（充電方法の設定）が10秒間表示されます。充電方
法の設定モードを終了すると、E02が表示されます。 4) AC入力ケーブルを取り外します。充電カテゴリの設定を変更する必要がない場合は、出力ケーブルの
＋端子（赤）／－端子（黒）をバッテリーの＋端子（赤）／－端子（黒）に接続する必要があります。AC電源に接続すると、充電器によるバッテリーの充電を開始することができます。
充電方法の設定確認、及び設定変更のための遵守事項
II. 充電器のデフォルト設定の変更： 1) 充電器の－出力ケーブルを接続し、＋出力ケーブルを取り外し、AC電源に接続します。バッテリー選択
モードに入ります。 2) ディスプレイにデフォルトの充電カテゴリが表示される場合は、充電器出力ケーブルの＋端子を使用し
て、バッテリーの＋端子に3秒間（±0.5秒間）接触させ、＋リング端子を取り外します。ディスプレイに追加のバッテリーカテゴリが表示されます（例えばb18にb02が追加されます。備考：充電器出力ケーブルの＋リング端子を取り外すと、ディスプレイに追加なしで充電カテゴリーが表示される場合があります。これは接触時間が3秒間に満たなかったことを示します。この場合は、操作を繰り返してください）。
3) これが増加し続ける場合は、手順2を繰り返す必要があります。（備考：操作過程において操作停止時間が30秒間を超える場合は、ディスプレイにE02が表示されます。ディスプレイに何も表示されなくなるまで、AC電源に接続しないでください。その後、AC電源に再度接続し、設定を繰り返します）。
4) 現在の設定を保存する必要がある場合は、充電器出力ケーブルの＋端子を使用して、バッテリーの＋端子に10秒間以上接触させる必要があります。リレー作動音が聞こえ、ディスプレイが点滅すると、新しい設定が正常に保存されています。
5) ディスプレイに何も表示されなくなるまで、AC電源に接続しないでください。その後、AC電源に再度接続し、充電器の充電カテゴリーが適切か確認します。
6)検査結果が正しかった場合は、ディスプレイに何も表示されなくなるまで、AC電源を取り外しておく必要が 、あり ます。充電器ケーブルの＋端子（赤）をバッテリーの＋端子に適切に接続する必要があります。 次に、AC電源に接続し、充電を開始します。
バッテリー種類とプログラムコードの比較表
警 告
充電する前に、充電するバッテリーの電圧および種類を確認してください。充電器に表示されるバッテリー種類を確認して、充電を開始してください。バッテリーの損傷や周囲の人がけがをする場合があります。
コード バッテリー種類
Trojan T105
Trojan T875
US 2000
US 2200
US 250HC
HOPPECKE 6TB-170
