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平成19年3月14日
干潟生産力改善対策事業
現地簡易調査の結果(中間)報告書
独立行政法人水産総合研究センター
中央水産研究所 浅海増殖部 浅海生態系研究室
資料2
図1 調査地点図
浜名湖
三河湾
中津干潟
有明海
盤洲干潟
目的
干潟の最重要水産資源の一つであるアサリの漁獲量は長期的な減少傾向にある。減少要因として水質や底質の変化にともなう餌料環境の悪化が考えられるが、アサリの摂餌生態に関する知見は非常に限られている。そこで、アサリの食性の発育段階別の地域的・季節的な差異を比較検討することで、アサリの餌料環境と干潟生産力の関係を明らかにする。
調査内容および手法
1)アサリの食性と餌環境の広域調査各地のアサリ漁場となっている干潟でアサリ稚貝および底質を季節毎に周年採集し、アサリおよ
び底質中の粒状有機物の安定同位体比、アサリの胃内容物、底質中のクロロフィル濃度、底質中の微細藻類相分析を行う。また、アサリの栄養状態の指標として、肥満度、グリコーゲン含量を測定する。東京湾(中央水研)、浜名湖(静岡県水試の協力)、三河湾(愛知県水試の協力)、周防灘(瀬戸内水研の協力)、有明海(熊本県水研センターの協力)で調査を行い、餌料環境と食性の地域的差異を比較検討する。
2)ベントフローラを用いた干潟表面の色素分布調査干潟での一次生産を植物群別に調査することは多大な労力と時間を要する分析が必要であり、
色素分布量の広域的な解析例は少ないが、アサリの餌料環境調査を行う上で底生微細藻類および直上水中の浮遊微細藻類の時空間的な分布量に関する情報は必須である。
ベントフローラは、底質表面の色素量を波長別に定量測定することで藻類群別の色素量測定の大量処理が可能な装置である。ベントフローラを用いて砂干潟での一次生産力の時空間的な分析を行い、干潟生産力と物理環境の関係を明らかにするための基礎資料とする。
調査地点千葉県盤洲干潟:3点 Station 2、12, 22 (岸(St 2)から沖(St 22)に向かうライン上の3点)
静岡県浜名湖:3点 舘山寺、佐久米、鷲津愛知県三河湾:3点 小鈴谷、豊川河口、東幡豆熊本県有明海:2点 小島(白川河口)、川口(緑川河口)大分県中津干潟:3点 石原、砂原、横砂(砂原の隣)
調査時期平成17年7月、10月、12月、平成18年2月に殻長5~10mmの稚貝と底質を採集して分析に供
した。
図 1 調査点
盤洲:ST2、 ST12、ST22浜名湖:舘山寺、佐久米、鷲津三河湾:小鈴谷、豊川河口、東幡豆有明:小島、川口中津:石原、砂原、横砂
グリコーゲン含量は、凍結乾燥した軟体部を粉砕し、30%KOHで溶解後、エタノールで精製し
てアンスロン硫酸法で測定して、軟体部乾重量中の%含有量で表示した。
二枚貝類はエネルギーをグリコーゲンとして蓄積するため、グリコーゲン含量は栄養状態の指標によく用いられる。
本調査の測定結果では、稚貝のグリコーゲン含量は同じ月、調査点内でもばらつきが大きく、個体差が大きい傾向にあった。
盤洲干潟、浜名湖、愛知県、中津でのグリコーゲン含量は2月に高い傾向があった。有明海では、全体的に他の干潟よりも値が低く、2月よりも12月が高い傾向にあった。グリコーゲン含量は餌料環境の影響を反映すると思われるが、アサリ自身の生理学的な調整(energy allocation)が働いている可能性もあるので、さらなる調査が必要である。
図2 アサリ稚貝のグリコーゲン含量
盤洲
0%
10%
20%
30%
40%
50%
60%
70%
7月 10月 12月 2月
グリ
コー
ゲン
含量
(%)
2
12
22
浜名湖
0%
10%
20%
30%
40%
50%
60%
70%
7月 10月 12月 2月
グリ
コー
ゲン
含量
(%)
舘
佐
鷲
三河湾
0%
10%
20%
30%
40%
50%
60%
70%
7月 10月 12月 2月
グリ
コー
ゲン
含量
(%)
鈴
豊
幡
有明
0%
10%
20%
30%
40%
50%
60%
70%
7月 10月 12月 2月
グリ
コー
ゲン
含量
(%)
小
川
中津
0%
10%
20%
30%
40%
50%
60%
70%
7月 10月 12月 2月
グリ
コー
ゲン
含量
(%)
石
砂
横
1)アサリの食性と餌環境の広域調査
図3 アサリ稚貝の肥満度
肥満度=軟体部乾重量/(殻長×殻高×殻幅)×103 (g/mm3)として計算した。
肥満度は、成熟の指標としても用いられるが本調査の対象は稚貝であるため、体細胞組織の栄養状態を反映すると考えられる。
肥満度は、グリコーゲン含量(図2)と同様に、2月に高い傾向がみられたが、グリコーゲン含量と比較して、個体差が小さかった。このため、グリコーゲンは個体レベルや短期間での変化の比較、肥満度は海域間の比較や、長期的な栄養状態の傾向を見るのに適していると思われる。
盤洲:ST2、 ST12、ST22浜名湖:舘山寺、佐久米、鷲津三河湾:小鈴谷、豊川河口、東幡豆有明:小島、川口中津:石原、砂原、横砂
盤洲
0.1
0.2
0.3
0.4
7月 10月 12月 2月
肥満
度 (g/
mm
3*10^3
)
2
12
22
浜名湖
0.1
0.2
0.3
0.4
7月 10月 12月 2月
肥満
度 (g/
mm
3*10^3
)
舘
佐
鷲
有明
0.1
0.2
0.3
0.4
7月 10月 12月 2月
肥満
度 (g/
mm
3*10^3
)川
小
中津
0.1
0.2
0.3
0.4
7月 10月 12月 2月
肥満
度 (g/
mm
3*10^3
)
石
砂
横
三河湾
0.1
0.2
0.3
0.4
7月 10月 12月 2月
肥満
度 (g/
mm
3*10^3
)
鈴
豊
幡
1)アサリの食性と餌環境の広域調査
図4 干潟底質表面の植物色素濃度
各調査点から底質表面1cm(n=5)を採集してクロロフィルa濃度とフェオ色素濃度を測定した。色素量は、1 m2当たりの濃度で表示した。
底質表面の色素濃度は、サンプルによるばらつきが大きく、底生珪藻等がパッチ場に分布することが原因と考えられる。
7月と10月と比較して、12月と2月は色素濃度が低い傾向にあった。7月の盤洲干潟のST2とST12では、全色素量としては他の干潟と同等であったが、クロロフィル濃度が高く、フェオ色素濃度は低い傾向が見られた。対照的に10月の浜名湖ではフェオ色素濃度のほうがクロロフィル濃度よりも高く、これらは微細藻類の生体とデトライタスの相対的な現存量を反映すると思われる。これらの情報は、対象海域のアサリが生食連鎖系・腐食連鎖系にあるのかを知る上で重要である。
0
2000
4000
6000
8000
10000
12000
7月 10月 12月 2月
全色
素 (m
g/m
2)
ST 2
ST 12
ST 22
舘山寺
佐久米
鷲津
小鈴谷
豊川河口
東幡豆
川口
小島
石原
砂原
横砂
0
1000
2000
3000
4000
5000
6000
7000
7月 10月 12月 2月
クロ
ロフ
ィル
(m
g/m
2)
ST 2
ST 12
ST 22
舘山寺
佐久米
鷲津
小鈴谷
豊川河口
東幡豆
川口
小島
石原
砂原
横砂
0
2000
4000
6000
8000
10000
12000
14000
16000
7月 10月 12月 2月
フェ
オ色
素 (m
g/m
2)
ST 2
ST 12
ST 22
舘山寺
佐久米
鷲津
小鈴谷
豊川河口
東幡豆
川口
小島
石原
砂原
横砂
1)アサリの食性と餌環境の広域調査
Cyclotella meneghinianaCyclotella stelligeraActinocyclus sp.Actinoptychus senariusAuliscus sculptusChaetoceros sp.Coscinodiscus sp.Cyclotella sp. (cf. atomus)Cyclotella striataCymatotheca sp.Denticula sp.Diplomenora sp.Grammatophora marinaGrammatophora sp.Neodelphineis pelagicaOdontella auritaOpephora small groupPlagiogramma spp.Skeletonema costatumStauroneis sp.Thalassionema sp.Thalassiosira lacustrisThalassiosira spp.Trachyneis asperaAchnanthes danicaDiploneis sp.Hantzschia sp.Pinnularia sp. (cf. subcapitata) Surirella teneraSynedra sp. (cf. ulna)Achnanthes convergensAchnanthes lanceolataAchnanthes sp. (cf.convergens)Achnanthes subhundsonisAmphora pediculusAulacoseira ambiguaCaloneis sp.Cocconeis pediculusCymbella minutaCymbella sinuataCymbella turgidula v. nipponicaCymbella turgidula v. turgidulaDiatoma mesodonDiatoma sp.Diatoma vulgarisEunotia spp.Fragilaria construensFragilaria construens v. binodisFragilaria construens v. venterFragilaria pinnataFragilaria vaucheriaeGomphonema acuminatumGomphonema helveticumGomphonema minutumGomphonema parvulumGomphonema quadripunctatumGomphonema sp. (cf. clevei)Gomphonema spp.Melosira variansNavicula capitataNavicula capitata v. hungaricaNavicula confervaceaNavicula contentaNavicula cryptocephalaNavicula cryptotenellaNavicula neoventricosa
Navicula pupulaNavicula radiosa f. nipponicaNavicula seminulumNavicula sp. (cf. atomus)Navicula sp. (cf. minima)Navicula viridula v. rostellataNavicula yuraensisNitzschia amphibiaNitzschia dissipataNitzschia frustulumNitzschia hantzschianaNitzschia lanceolaParalia sulcataPinnularia spp.Stephanodiscus sp.Synedra fasciculata groupTabularia sp.Achnanthes brevipesAchnanthes brevipes v. brevipesAchnanthes brevipes v. intermediaAchnanthes spp.Actinocyclus granulataActinoptychus sp.Amphora group ①Amphora group ②Amphora group ③Amphora group ④Amphora spp.Anaulus sp.Anorthoneis sp.Astartiella sp.Austariella sp.Azpeitia sp.Bacillaria paxilliferBacillaria sp.Berkeleya obtusaBerkeleya sp.Biddulphia sp.Campylosira sp. (cf. cymbelliformis)Campylosira spp.Catenula adhaerensChamaepinnularia sp. (cf. clamans)Cocconeiopsis sp. (cf. frandulenta)Cocconeis pseudomarginataCocconeis scutellumCocconeis sp.Cocconeis sp. (cf. guttata)Cocconeis stauroneiformisCyclotella sp.Cylindrotheca closteriumCymatosira sp.Cymbella tumidaCymbellonitzschia sp. (cf. szulczewskii)Delphineis sp.Delphineis surirellaDickieia(?) sp.Dimeregramma sp. (cf. minor)Dimeregramma spp.Diploneis smithiiDonkinia sp.Ehrenbergia sp.Entomoneis sp.Eunotogramma spp.Fallacia forcipataFallacia spp.
Fogedia sp.Fragilaria spp.Gomphonemopsis sp.Grammatophora oceanicaGyrosigma sp.Hantzschia sp. (cf. marina)Haslea sp.Hyalosira sp.Licmophora abbreviataLicmophora sp.Luticolla muticaLuticolla sp.Lyrella sp.Mastogloia sp.Navicula capitatoradiataNavicula clementisNavicula disertaNavicula gregariaNavicula group ①Navicula group ②Navicula group ③Navicula group ④Navicula group ⑤Navicula group ⑥Navicula group ⑦Navicula group ⑧Navicula pavillardiiNavicula salinarumNavicula sp. (cf. alpha?)Navicula sp. (cf. menisculus v. umsaliensis)Navicula sp. (cf. perrhombus)Navicula sp. (cf. phylleptosoma)Navicula sp. (cf. saxophia)Navicula spp.Navicula teneraNavicula zanoniiNitzschia fusoidesNitzschia granulataNitzschia group ①Nitzschia group ②Nitzschia group ③Nitzschia sp. (cf. hantzschii)Nitzschia sp. (cf. plioveterana)Nitzschia spp.Nitzschia valdestriataOpephora spp.Parlibellus spp. Petroneis spp.Plagiogrammopsis sp.Plagiogrammopsis sp. (cf. crawfordii)Plagiotropis sp.Planothidium delicatulumPlanothidium sp. (cf. pericavum)Planothidium spp.Pleurosigma spp.Pseudogomphonema sp.Rhoicosphenia abbreviataSellaphora sp.Seminavis sp.Stauroneis sp. (cf. acuta)Stauroneis sp. (cf. smithii)Surirella angustaSurirella sp.Synedra sp.Thalassionema nitzschioides
表1 調査海域の底質表面1cmに現れた珪藻類
1)アサリの食性と餌環境の広域調査
図5 アサリ稚貝の消化管内容物
7月
0%
20%
40%
60%
80%
100%
2 12 22 鷲 舘 佐 幡 豊 鈴 川 小 石 砂 横
珪藻
その他
緑藻
渦鞭毛藻
藍藻
黄金色藻類
クリプト藻類
10月
0%
20%
40%
60%
80%
100%
2 12 22 鷲 舘 佐 幡 豊 鈴 川 小 石 砂 横
珪藻
その他
緑藻
渦鞭毛藻
藍藻
黄金色藻類
クリプト藻類
12月
0%
20%
40%
60%
80%
100%
2 12 22 鷲 舘 佐 幡 豊 鈴 川 小 石 砂 横
珪藻
その他
緑藻
渦鞭毛藻
藍藻
黄金色藻類
クリプト藻類
2月
0%
20%
40%
60%
80%
100%
2 12 22 鷲 舘 佐 幡 豊 鈴 川 小 石 砂 横
珪藻
その他
緑藻
渦鞭毛藻
藍藻
黄金色藻類
クリプト藻類
盤洲:ST2、 ST12、ST22 浜名湖:舘山寺、佐久米、鷲津 三河湾:小鈴谷、豊川河口、東幡豆有明:小島、川口 中津:石原、砂原、横砂
アサリ稚貝の消化管内容物から微細藻類を抜き出して顕微鏡下で同定および計数した。それぞれの調査点から5個体のアサリを分析し、調査点毎に合計した綱レベルの細胞数で出現率を示した。
アサリ稚貝の消化管内容物には、珪藻類が多くを占める場合が多いが、三河湾では渦鞭毛藻が多く出現する場合が見られた。また、少量のクリプト藻類、黄金色藻類、緑藻、藍藻が見られた。これらの微細藻類がアサリによって消化吸収されているか、糞や偽糞として排出されるかに関しては不明な点が多く、それぞれの餌料価値に関してはよく分かっていない。
アサリに適した餌料環境を明らかにするためには、それぞれの餌料物の摂取量とアサリの栄養状態などに関して情報を収集して整理する必要がある。
分析中
n/a
1)アサリの食性と餌環境の広域調査
7月
0%
20%
40%
60%
80%
100%
2 12 22 鷲 舘 佐 幡 豊 鈴 川 小 石 砂 横
底生
浮遊
10月
0%
20%
40%
60%
80%
100%
2 12 22 鷲 舘 佐 幡 豊 鈴 川 小 石 砂 横
底生
浮遊
12月
0%
20%
40%
60%
80%
100%
2 12 22 鷲 舘 佐 幡 豊 鈴 川 小 石 砂 横
底生
浮遊
2月
0%
20%
40%
60%
80%
100%
2 12 22 鷲 舘 佐 幡 豊 鈴 川 小 石 砂 横
底生
浮遊
図6 アサリ稚貝消化管内容物中の浮遊珪藻と底生珪藻の組成
分析中
盤洲:ST2、 ST12、ST22 浜名湖:舘山寺、佐久米、鷲津 三河湾:小鈴谷、豊川河口、東幡豆有明:小島、川口 中津:石原、砂原、横砂
アサリ稚貝の消化管内容物の珪藻類には浮遊性種と底生性種の両方が見られ、採集場所や時期によって変化が見られた。これらの餌料物組成がアサリに与える影響を知るためには、安定同位体比等を用いた同化に関する分析が必要である。
n/a
n/a
図7 消化管内容物の珪藻中に占める底生珪藻の割合(盤洲干潟)
y = -0.0227x + 0.769
R2 = 0.6129
0%
20%
40%
60%
80%
100%
底生
珪藻
/珪
藻 (%)
ST 2 (岸) ST 12 (中) ST 22 (沖)
盤洲干潟では岸側の調査点(ST 2)から沖側の調査点(ST 22)に向かって、アサリ
の消化管内容物中の珪藻に占める底生珪藻の割合が低下する傾向が見られた。
このことは、おそらく相対的に底生珪藻が多い岸側と浮遊珪藻が多い沖側の餌料環境が反映されていることに起因すると考えられ、アサリが摂餌時に珪藻類を非選択的に取り込む可能性が示唆される。
餌料環境がアサリに与える影響を明らかにするためには、さらにそれぞれの餌料物の摂取量を測定して、アサリの状態との比較を行わなくてはならない。
1)アサリの食性と餌環境の広域調査
図8 アサリ稚貝軟体部の安定同位体比
アサリ稚貝軟体部の炭素・窒素安定同位体比(δ13Cとδ15N)をそれぞれの調査地点から10個体分析し、海域毎の各月の平均値を求めた。
一般に、δ13C値が低い(-19‰前後)個体は浮遊微細藻類を起点とした食物連鎖系に、高い(-15‰前後)個体は底生微細藻類を起点とした食物連鎖系に属すと考えられている。盤洲干
潟、浜名湖、三河湾では底生藻類の影響が強く、有明海と中津干潟では浮遊藻類の影響が強いと思われる結果が得られた。
最近の研究により、下水処理水や化学肥料の影響が強い富栄養化した海域ではδ15Nが高い傾向があることが分かってきていることから、盤洲干潟(東京湾)は富栄養化程度が高く、中津(周防灘)は低いことが推測される。栄養塩濃度は一次生産(餌の量)に影響を与える重要な要素なので、アサリの状態との関係を調査するのに有用な情報である。
盤洲
7
89
10
11
1213
14
15
-20 -19 -18 -17 -16 -15 -14 -13
d13C (‰)
d15N
(‰
) 7月
10月
12月
2月
浜名湖
7
8
9
1011
12
13
14
15
-20 -19 -18 -17 -16 -15 -14 -13
d13C (‰)
d15N
(‰
) 7月
10月
12月
2月
三河湾
7
8
9
1011
12
13
14
15
-20 -19 -18 -17 -16 -15 -14 -13
d13C (‰)
d15N
(‰
) 7月
10月
12月
2月
中津
7
8
9
1011
12
13
14
15
-20 -19 -18 -17 -16 -15 -14 -13
d13C (‰)
d15N
(‰
) 7月
10月
12月
2月
有明
7
8
9
10
11
12
13
14
15
-20 -19 -18 -17 -16 -15 -14 -13
d13C (‰)
d15N
(‰
) 7月
10月
12月
2月
1)アサリの食性と餌環境の広域調査
図9 底質中の粒状有機物の安定同位体比
盤洲
0
2
4
6
8
10
12
-24 -23 -22 -21 -20 -19 -18 -17 -16 -15
d13C (‰)
d15N
(‰
) 7月
10月
12月
2月
浜名湖
0
2
4
6
8
10
12
-24 -23 -22 -21 -20 -19 -18 -17 -16 -15
d13C (‰)
d15N
(‰
) 7月
10月
12月
2月
三河湾
0
2
4
6
8
10
12
-24 -23 -22 -21 -20 -19 -18 -17 -16 -15
d13C (‰)
d15N
(‰
) 7月
10月
12月
2月
中津
0
2
4
6
8
10
12
-24 -23 -22 -21 -20 -19 -18 -17 -16 -15
d13C (‰)
d15N
(‰
) 7月
10月
12月
2月
有明
0
2
4
6
8
10
12
-24 -23 -22 -21 -20 -19 -18 -17 -16 -15
d13C (‰)
d15N
(‰
) 7月
10月
12月
2月
調査点の底質表面の粒状有機物(POM)の炭素・窒素安定同位体比(δ13Cとδ15N)をそれぞれの採集地点から5検体分析し、それぞれの海域での各月の平均値を求めた。
アサリは、その摂餌方法から考えて海底直上水中のPOMを餌にすると思われるが、近年の研究により底質の巻き上がりが重要であると考えられるようになってきた。底質POM(SOM)
の安定同位体比は、季節間よりも海域間での差異が大きく、各地の一次生産やデトライタスの生産には地域毎の傾向があると考えられる。
アサリの安定同位体比(図8)から、盤洲干潟では底生藻類の餌としての寄与度が高いと考えられたが、SOMの値とは一致しないことから、SOM以外の粒子あるいはSOMの一部のみが利用されていると考えられる。しかし、アサリが利用する要素の画分の単離方法は確立されておらず、詳細はわかっていない。
1)アサリの食性と餌環境の広域調査
7月
R2 = 0.6194
0%
5%
10%
15%
20%
25%
0 1000 2000 3000 4000 5000
色素濃度 (mg/m2)
グリ
コー
ゲン
含量
(%)
Chl
Pha
線形 (Chl)
7月
R2 = 0.6692
0
0.1
0.2
0.3
0 1000 2000 3000 4000 5000
色素濃度 (mg/m2)
肥満
度 (g/
mm
3×
10^3
)
Chl
Pha
線形 (Pha)
10月
0%
1%
2%
3%
4%
0 2000 4000 6000 8000 10000
色素濃度 (mg/m2)
グリ
コー
ゲン
含量
(%)
Chl
Pha
10月
0
0.1
0.2
0.3
0 2000 4000 6000 8000 10000
色素濃度 (mg/m2)
肥満
度 (g/
mm
3×
10^3
)
Chl
Pha
図10 底質表面色素濃度とアサリのグリコーゲン含量・肥満度の関係
各アサリ漁場の底質中のクロロフィル濃度(Chl)およびフェオ色素濃度(Pha)とアサリのグリ
コーゲン含量および肥満度の平均値の相関計数を求めた。
7月ではクロロフィル濃度とグリコーゲン含量の間に有意な正の相関(P=0.004)が見られ、肥満度とフェオ色素濃度との間には有意な負の相関(P=0.002)が見られた。この結果からは、アサリはデトライタス等の死んだ餌(腐食連鎖系)よりも生きた微細藻類(生食連鎖系)を栄養源にしている可能性が考えられる。しかし、その他の月では有意な相関関係は見られなかった(10月のみ表示)。
餌料環境がアサリの栄養状態に影響を及ぼすまでには、底質の巻き上がり、摂餌、消化・吸収、成長速度、代謝活性、各種の外的ストレスなど様々な要因が介在するために明瞭な相関関係は見られないことが多いものと考えられる。餌料条件がアサリの栄養状態に影響を与えること自体は間違いないと思われるが、本調査の結果から、その他の考慮すべき様々な要因の存在が示唆された。
適切な餌料環境は、生残の必要最低条件として必要であり、直接的、間接的にアサリの栄養状態や成長に影響を与えるものと考えられる。
1)アサリの食性と餌環境の広域調査
緑: 緑藻植物青: 藍職植物、灰色植物茶: 不等毛類、ハプト植物、渦鞭毛植物 、珪藻植物赤: 紅藻植物その他: クリプト植物
2)ベントフローラを用いた干潟表面の色素分布調査
ベントフローラは、底質表面の植物色素を励起した際に発する波長をスペクトル別に解析することで、植物群別の色素量を定量的に測定することができ、従来の据え置きのHPLCと
異なり、持ち運びが可能なために干潟での色素分布の大量測定が期待できる装置である。東京湾盤洲干潟および豊前海中津干潟で広域調査を行い、干潟内の色素分布と地盤高
や河川水の影響等を分析し、アサリの餌料環境の差異を比較検討した。また、測定値と実際の藻類組成との関係を確認するためのキャリブレーション作業を行っている。
盤洲干潟で調査を行ったところ、23定点をトリプリケートで測定したにもかかわらず、約2時間と、従来の手法に比べて圧倒的な時間短縮が可能であった(図7)。
アサリの餌料環境を調査するには、浮遊生と底生の珪藻を分けて測定することが出来ないこと、フェオ色素の測定が出来ないことなどの問題があるが、干潟の一次生産力を把握するためには有用な装置であると考えられた。
図11 ベントフローラ
Chl.-a量 (mg/㎡)0 0.2 0.4 0.6 0.8 1 1.2 1.4
St.1'
St.3'
St.5'
St.2
St.4
St.6
St.8
St.10
St.12
St.14
St.16
St.22
地点
名
千葉県盤洲干潟BF調査 地点別Chl.-a量整理結果
緑藻
藍藻
珪藻
図12 盤洲干潟の色素分布調査結果
07/03/14藻場・干潟生産力等改善モデル事業
平成18年度現地簡易調査中間報告
担当:中央水産研究所浅海増殖部浅海生態系研究室
平成18年度の調査【目的】 各地の干潟において、餌料環境(色素濃度・流向流速の連続観察)がアサリの栄養状態(肥満度・グリコーゲン含量)、成長(殻長)・生残にどのような影響を与えるかを現場飼育実験によって明らかにする。【調査場所】 盤洲干潟、東幡豆、白川河口、中津干潟
各20個体収容
主漁場(1)
主漁場と条件の異なる点(2)
CLW
EM
CLW(色素・濁
度・水温)EM(流向・流速)
海底直上に設置
海の公園産2筒ケージ+1ステン篭
現地産2筒ケージ
海の公園産2筒ケージ+1ステン篭
現地産2筒ケージ
・色素濃度・POM同位体比
・微細藻類相
現地飼育実験・底質採集
実験期間: 7月(1ヶ月)、10月(2週間)、3月2週間、11月(盤洲の
St. 1 主漁場
St. 2
St. 1 石原
St. 2 砂原
St. 1 主漁場
St. 2
St. 2
St. 1 覆砂漁場
千葉県盤洲干潟 熊本県白川河口
愛知県東幡豆大分県中津干潟
調査地点
500 m
500 m 500 m
1 km
盤洲1
0.0
0.1
0.2
0.3
0.4
海ト1 海ト2 海ス 現1 現2
成長
速度
(mm
/d
)
東幡豆1
0.0
0.1
0.2
0.3
0.4
海ト1 海ト2 海ス 現1 現2
成長
速度
(mm
)
白川1
0.0
0.1
0.2
0.3
0.4
海ト1 海ト2 海ス 現1 現2
成長
速度
(mm
/d
)
中津1
0.0
0.1
0.2
0.3
0.4
海ト1 海ト2 海ス 現1 現2
成長
速度
(mm
/d
)
7~8月の調査 干潟内成長速度比較
海ト:海の公園アサリ+トリカルネット籠海ス:海の公園アサリ+ステンレス籠現: 現地アサリ
成長速度
盤洲
0
0.1
0.2
0.3
0.4
1-海 1-現 2-海 2-現
成長
速度
(mm
/d)
7月
10月
東幡豆
0
0.1
0.2
0.3
0.4
1-海 1-現 2-海 2-現
成長
速度
(mm
/d)
7月
10月
白川
0
0.1
0.2
0.3
0.4
1-海 1-現 2-海 2-現
成長
速度
(mm
/d)
7月
10月
中津
0
0.1
0.2
0.3
0.4
1-海 1-現 2-海 2-現
成長
速度
(mm
/d)
7月
10月
1-海:ステーション1・海の公園アサリ使用1-現:ステーション1・現地アサリ使用
グリコーゲン含量
盤洲
0%
2%4%
6%8%
10%12%
14%
1-海 1-現 2-海 2-現
グリ
コー
ゲン
含量
(%)
7月
10月
東幡豆
0%
2%4%
6%
8%
10%12%
14%
1-海 1-現 2-海 2-現
グリ
コー
ゲン
含量
(%)
7月
10月
白川
0%
2%
4%
6%
8%
10%
12%
14%
1-海 1-現 2-海 2-現
グリ
コー
ゲン
含量
(%)
7月
10月
中津
0%
2%
4%
6%
8%
10%
12%
14%
1-海 1-現 2-海 2-現
グリ
コー
ゲン
含量
(%)
7月
10月
肥満度
盤洲
0
10
20
30
40
1-海 1-現 2-海 2-現
肥満
度(g
/m
m3
*1
0^3
)
7月
10月
白川
0
10
20
30
40
1-海 1-現 2-海 2-現
肥満
度(g
/m
m3
*1
0^3
)
7月
10月
中津
0
10
20
30
40
1-海 1-現 2-海 2-現
肥満
度(g
/m
m3
*1
0^3
)
7月
10月
東幡豆
0
10
20
30
40
1-海 1-現 2-海 2-現
肥満
度 (
g/m
m3
*1
0^3
)
7月
10月
盤洲
80%
85%
90%
95%
100%
1-海 1-現 2-海 2-現
水分
含量
(%)
7月
10月
東幡豆
80%
85%
90%
95%
100%
1-海 1-現 2-海 2-現
水分
含量
(%)
7月
10月
白川
80%
85%
90%
95%
100%
1-海 1-現 2-海 2-現
水分
含量
(%)
7月
10月
中津
80%
85%
90%
95%
100%
1-海 1-現 2-海 2-現
水分
含量
(%)
7月
10月
水分含量
死亡率
盤洲
0%
10%
20%
30%
40%
50%
1-海 1-現 2-海 2-現
死亡
率(%
)
7月
10月
東幡豆
0%
10%
20%
30%
40%
50%
1-海 1-現 2-海 2-現
死亡
率(%
)
7月
10月
白川
0%
10%
20%
30%
40%
50%
1-海 1-現 2-海 2-現
死亡
率(%
)
7月
10月
中津
0%
10%
20%
30%
40%
50%
1-海 1-現 2-海 2-現
死亡
率(%
)
7月
10月
7月-8月 アサリ
2
4
6
8
10
12
14
-24 -22 -20 -18 -16 -14 -12
d13C (‰)
d15
N(‰
)
盤洲
東幡豆
白川
中津
7月 SOM
2
4
6
8
10
12
14
-24 -22 -20 -18 -16 -14 -12
d13C (‰)
d15
N(‰
)
盤洲
東幡豆
白川
中津
8月 SOM
2
4
6
8
10
12
14
-24 -22 -20 -18 -16 -14 -12
d13C (‰)
d15
N(‰
)
盤洲
東幡豆
白川
中津
アサリとSOMの安定同位体比
0
2
4
6
8
10
12
14
盤洲 東幡豆 白川 中津
流速
(cm
/s)
7月
10月
20
22
24
26
28
30
32
盤洲 東幡豆 白川 中津
水温
(℃)
7月
10月
流速・水温・直上水色素濃度
0
40
80
120
160
200
盤洲 東幡豆 白川 中津
クロ
ロフ
ィル
a濃度
(ug/
ml)
7月
10月
0.0%
0.1%
0.2%
0.3%
0.4%
0.5%
0.6%
0.7%
0.8%
盤洲 東幡豆 白川 中津
Ch
l/S
S(%
)
7月
10月
ALEC CLW
0
0.2
0.4
0.6
0.8
1
盤洲1 盤洲2 幡豆1 幡豆2 白川1 白川2 中津1 中津2
泥分
率(%
)
5.4
0
0.5
1
1.5
2
2.5
3
3.5
盤洲1 盤洲2 幡豆1 幡豆2 白川1 白川2 中津1 中津2
中央
粒径
(mm
)
中砂 中砂 中砂中砂
粗砂
中砂
粗砂
細礫
底質粒度・底質表面色素量
7月
0
1000
2000
3000
4000
5000
6000
7000
8000
盤洲1 盤洲2 幡豆1 幡豆2 白川1 白川2 中津1 中津2
色素
濃度
(mg/
m2
)
Chl a
Phaeo
10月
0
1000
2000
3000
4000
5000
6000
7000
8000
盤洲1 盤洲2 幡豆1 幡豆2 白川1 白川2 中津1 中津2
色素
濃度
(mg/
m2
)
Chl a
Phaeo
7月
0%
10%
20%
30%
40%
0% 2% 4% 6% 8% 10% 12%
グリコーゲン含量 (%)
死亡
率(%
)
7月
R2 = 0.72
0
0.1
0.2
0.3
0.4
0 10 20 30 40
肥満度 (mg/mm3*10^3)
成長
速度
(mm
/d)
7月
R2 = 0.48
0
0.1
0.2
0.3
0.4
0% 2% 4% 6% 8% 10% 12%
グリコーゲン含量 (%)
成長
速度
(mm
/d)
7月
0%
10%
20%
30%
40%
0 10 20 30 40
肥満度 (mg/mm3*10^3)
死亡
率(%
)
栄養状態と成長生残(7月)
P=0.0029
P<0.0001
栄養状態と成長生残(10月)
10月
0%5%
10%15%20%
25%30%
0% 2% 4% 6% 8%
グリコーゲン含量 (%)
死亡
率(%
)
10月
R2 = 0.74
0
0.05
0.1
0.15
0.2
0.25
0 10 20 30 40
肥満度 (mg/mm3*10^3)
成長
速度
(mm
/d)
10月
0
0.05
0.1
0.15
0.2
0% 2% 4% 6% 8%
グリコーゲン含量 (%)
成長
速度
(mm
/d)
10月
0%
5%10%
15%
20%25%
30%
0 10 20 30 40
肥満度 (mg/mm3*10^3)
死亡
率(%
)
P<0.0001
成長速度と生残(10月)
10月
0%5%
10%15%20%25%30%
0 0.05 0.1 0.15 0.2
成長速度 (mm/d)死
亡率
(%)
7月
R2 = 0.27
0%
10%
20%
30%
40%
0 0.1 0.2 0.3 0.4
成長速度 (mm/d)
死亡
率(%
)
P=0.04
流速とSS・植物色素の関係
R2 = 0.27
R2 = 0.46
0
50
100
150
200
0 2 4 6 8 10
流速 (cm/s)
色素
量 (
ug/
ml)
0.0%0.1%0.2%0.3%0.4%0.5%0.6%0.7%0.8%
Chl / S
S (
%)
色素
CL/SS
線形 (CL/SS)
線形 (色素)
10月
0
0.1
0.2
0.3
0.4
0 500 1000 1500 2000 2500 3000
色素量 (mg/mm2)
成長
速度
(mm
/d)
Chl a
Phaeo
7月
0
0.1
0.2
0.3
0.4
0.5
0 1000 2000 3000 4000
色素量 (mg/mm2)
死亡
率(%
)
Chl a
Phaeo
7月
0
10
20
30
40
0 1000 2000 3000 4000
色素量 (mg/mm2)
肥満
度(m
g/m
m3
*1
0^3
)
Chl a
Phaeo
7月
00.020.040.06
0.080.1
0.12
0 1000 2000 3000 4000
色素量 (mg/mm2)
グリ
コー
ゲン
(%)
Chl a
Phaeo
7月
0
0.1
0.2
0.3
0.4
0 50 100 150 200
色素量 (ug/ml)
死亡
率(%
)
CLW
7月
0
0.1
0.2
0.3
0.4
0 50 100 150 200
色素量 (ug/ml)
成長
速度
(mm
/d)
CLW
7月
00.02
0.040.060.08
0.10.12
0 50 100 150 200
色素量 (mg/mm2)
グリ
コー
ゲン
(%)
CLW
7月
0
10
20
30
40
0 50 100 150 200
色素量 (mg/mm2)
肥満
度(m
g/m
m3
*1
0^3
)
CLW
7月
0
0.1
0.2
0.3
0.4
0 1000 2000 3000 4000
色素量 (mg/mm2)
成長
速度
(mm
/d)
Chl a
Phaeo
10月
0
0.1
0.2
0.3
0.4
0.5
0 1000 2000 3000
色素量 (mg/mm2)
死亡
率(%
)
Chl a
Phaeo
10月
0
10
20
30
40
0 1000 2000 3000
色素量 (mg/mm2)
肥満
度(m
g/m
m3
*1
0^3
)
Chl a
Phaeo
10月
0
0.02
0.04
0.06
0.08
0 500 1000 1500 2000 2500 3000
色素量 (mg/mm2)
グリ
コー
ゲン
(%)
Chl a
Phaeo
10月
0
0.1
0.2
0.3
0.4
0 10 20 30 40 50 60
色素量 (ug/ml)
死亡
率(%
)
CLW
10月
0
0.02
0.04
0.06
0.08
0 10 20 30 40 50 60
色素量 (mg/mm2)
グリ
コー
ゲン
(%)
CLW
10月
0
0.1
0.2
0.3
0.4
0 10 20 30 40 50 60
色素量 (ug/ml)
成長
速度
(mm
/d)
CLW
10月
0
10
20
30
40
0 20 40 60
色素量 (mg/mm2)
肥満
度(m
g/m
m3
*1
0^3
)
CLW
7月
0
10
20
30
40
0 0.002 0.004 0.006 0.008
Chl/SS (%)
肥満
度(m
g/m
m3
*1
0^3
)
CLW
10月
0
10
20
30
40
0 0.0005 0.001 0.0015 0.002
Chl/SS (%)
肥満
度(m
g/m
m3
*1
0^3
)
CLW
7月
0
0.1
0.2
0.3
0.4
0 0.002 0.004 0.006 0.008
Chl/SS (%)
成長
速度
(mm
/d)
CLW
10月
0
0.05
0.1
0.15
0.2
0 0.0005 0.001 0.0015 0.002
Chl/SS (%)
成長
速度
(mm
/d)
CLW
7月
0
0.02
0.04
0.06
0.08
0.1
0.12
0 0.002 0.004 0.006 0.008
Chl/SS (%)
グリ
コー
ゲン
含量
(%)
CLW
10月
0
0.02
0.04
0.06
0.08
0 0.0005 0.001 0.0015 0.002
Chl/SS (%)
グリ
コー
ゲン
含量
(%)
CLW
10月
0
0.05
0.10.15
0.2
0.25
0.3
0 0.0005 0.001 0.0015 0.002
Chl/SS (%)
死亡
率(%
)
CLW
7月
0
0.1
0.2
0.3
0.4
0 0.002 0.004 0.006 0.008
Chl/SS (%)
死亡
率(%
)
CLW
植物色素濃度とアサリの関係 相関なし
+0.2
±0
-1.0
東
金田漁協漁場
久津間漁協漁場
京
湾 コンクリート柱
矢板
小 櫃川
7
4
1
8
5
2
9
3
6
400m
300
200
100
0
盤洲干潟集中調査
0.2
0.25
0.3
B1 B2 B3 B4 B5 B6 B7 B8 B9
中央
粒径
(m
m)
0
0.05
0.1
0.15
0.2
0.25
0.3
B1 B2 B3 B4 B5 B6 B7 B8 B9
泥分
率(%
)
底質粒度・底質表面色素量
0
200
400
600
800
1000
1200
1400
B1 B2 B3 B4 B5 B6 B7 B8 B9
色素
濃度
(m
g/m
2)
Chl a
phaeo
11月盤洲干潟集中調査
-0.005
0
0.005
0.01
0.015
0.02
1 2 3 4 5 6 7 8 9
成長
速度
(mm
/d)
0%
2%
4%
6%
8%
10%
12%
14%
1 2 3 4 5 6 7 8 9
グリ
コー
ゲン
含量
(%)
0
5
10
15
20
25
30
1 2 3 4 5 6 7 8 9
肥満
度(g
/m
m3
*1
0^3
)
0%
20%
40%
60%
80%
100%
1 2 3 4 5 6 7 8 9
死亡
率(%
)