平和、生活の向上、ジェンダー平等めざして

世界の女性は連帯する

　３月８日、国際女性デーは世界の女性が「パンと権利と平和」のためにいっせいにたちあがる日です。　コロナ禍は女性に深刻な影響を与えています。世界的に、コロナ対策の最前線で働く医療・福祉従事者の７割が女性です。また、働く女性の多くが低賃金・不安定な非正規労働者であり、経済危機のもとで真っ先に切り捨てられています。外出自粛と生活不安によるストレスが、家庭内でのDⅤや虐待を誘発しています。ジェンダー視点でのコロナ対策を求めましょう。　菅新政権は安倍政治の継続を宣言し、コロナ禍で苦しむ国民に「自助」を強調し、違憲・違法の日本学術会議への人事介入をおこない、政治疑惑の解明には背を向けています。核兵器の禁止と平和を求めた被爆者や世界中の人々の75年に及ぶ運動が実り、核兵器禁止条約が2021年１月についに発効します。唯一の被爆国日本政府に条約参加を迫る運動を広げましょう。　平和とジェンダー平等の実現に向けて、世界の女性たちと連帯していきましょう。

3月8日は国際女性デー 国際女性デーのルーツと歴史　20世紀初頭、アメリカの女性たちがパンと参政権を求めておこした行動に学び、1910年、第１次世界大戦を前にコペンハーゲンでの第2回国際社会主義女性会議でクラーラ・ツェトキーンが提案、世界の女性の統一行動日として創立されました。1917年３月８日におこなわれたロシアの国際女性デー以後、この日が世界共通になりました。1977年には国連が定めた国際デーとなり、国連事務総長が毎年メッセージを発表する全世界のとりくみとなっています。

日本でも　1923年、婦人講演会として開いたのが最初。天皇制国家の弾圧で集会を開けなくなっても、個人宅で集い、女性デーを守りつづけました。1947年には戦後初の女性デーが皇居前広場で開催され、49年には１万5000人が日比谷小音楽堂前広場を埋めつくしました。その後も、女性の切実な課題をかかげて毎年開催され、平等・開発・平和をめざす世界の女性運動と連帯して発展しています。

　国際女性デーは、歴史の作り手である普通の女性の物語である。それは男女平等のために、女性たちの社会参加と社会変革を求める幾世紀にもわたるたたかいに根ざしている。

―1995年国連文書より2020年３月８日ポルトガル

2020国際女性デー中央大会宣伝行動・リレートーク（３月８日）

International Women’s D

ay 2021International Women’s Day 2021

受）250782 国際女性デーチラシ2021_オモテ_ウラ297mm×210mm