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放射線安全講習会 医療における放射線安全取扱 獨協医科大学RIセンター 放射線管理部

医療における放射線安全取扱電離放射線障害防止規則 (厚生労働省) • 放射線障害防止法 (文部科学省) 放射線診療従事者の登録

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Page 1: 医療における放射線安全取扱電離放射線障害防止規則 (厚生労働省) • 放射線障害防止法 (文部科学省) 放射線診療従事者の登録

放射線安全講習会

医療における放射線安全取扱

獨協医科大学RIセンター 放射線管理部

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配布資料配布資料

•• 放射線障害予防規程放射線障害予防規程(予防規程、予防細則)(予防規程、予防細則)

•• 個人被ばく線量計を使用さ個人被ばく線量計を使用される方へれる方へ(ルクセルバッジの使い方)(ルクセルバッジの使い方)

•• 放射線防護Q&A放射線防護Q&A(放射線の人体への影響、安全取扱)(放射線の人体への影響、安全取扱)

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診療に使われる放射線を規制している法令診療に使われる放射線を規制している法令

•• 医療法施行規則医療法施行規則(厚生労働省)(厚生労働省)

•• 電離放射線障害防止規則電離放射線障害防止規則(厚生労働省)(厚生労働省)

•• 放射線障害防止法放射線障害防止法(文部科学省)(文部科学省)

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放射線診療従事者の登録放射線診療従事者の登録

病院にて放射線業務を行うには、放射線管理室に登録する病院にて放射線業務を行うには、放射線管理室に登録することが必要です。ことが必要です。

①①事務手続き事務手続き個人被ばく線量計貸与願い。個人被ばく線量計貸与願い。

②②被ばく歴の調査・問診被ばく歴の調査・問診個人管理登録票個人管理登録票((病院用病院用))

③③血液検査の受診血液検査の受診

④④教育訓練の受講教育訓練の受講(1時間(1時間 ※※研究目的、文部科学省管轄エリアの場合は6時間)研究目的、文部科学省管轄エリアの場合は6時間)

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放射線障害予防規程(目的、適用範囲、放射線安全の組織)

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獨協医科大学放射線障害予防規程獨協医科大学放射線障害予防規程

(目(目 的)的)

第1条第1条 この規定は、「放射性同位元素等による放射線障害この規定は、「放射性同位元素等による放射線障害の防止に関する法律」の防止に関する法律」((以下以下「「法法」」という。という。))に基づき、獨協に基づき、獨協医科大学医科大学((以下以下「「本学本学」」という。という。))における放射性同位元素及における放射性同位元素及び放射線発生装置の取扱いを規制するとともに使用施設等び放射線発生装置の取扱いを規制するとともに使用施設等の維持を図り、もっての維持を図り、もって本学における放射線障害の発生を防本学における放射線障害の発生を防止止しし公共の安全を確保する公共の安全を確保することを目的とする。ことを目的とする。

(適用範囲)(適用範囲)

第2条第2条 本規定は、本学の放射線施設に立ち入るすべての者本規定は、本学の放射線施設に立ち入るすべての者に適用する。に適用する。

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管理組織(病院事業所の放射線管理区域)管理組織(病院事業所の放射線管理区域)

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個人被ばく線量計を使用される方へ

(ルクセルバッジの使い方)

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放射線業務従事者放射線業務従事者

研究者, 25, 6%

看護士, 93, 22%

技師, 79, 18%その他, 42, 10%

医師, 190, 44%

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電離放射線健康診断電離放射線健康診断

はじめて管理区域はじめて管理区域に立ち入る前に立ち入る前

立ち入り後は6ヶ月を超え立ち入り後は6ヶ月を超えない期間ごとない期間ごと※※項目(2)から(5)は項目(2)から(5)は5mSv/y5mSv/y超えるおそれのない時に省略可能超えるおそれのない時に省略可能

(1)被ばく歴の有無(1)被ばく歴の有無

(2)白血球及び白血球百分率(2)白血球及び白血球百分率

(3)赤血球数及び血色素量(3)赤血球数及び血色素量

(4)眼(4)眼

(5)皮膚(5)皮膚

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放射線を被ばくする人の区分放射線を被ばくする人の区分

1.1. 職業人・・・職業被ばく職業人・・・職業被ばく法令で法令で線量限度線量限度が定めれているが定めれている

個人対象とした管理(個人被ば個人対象とした管理(個人被ばく線量計)く線量計)

2.2. 患者・・・医療被ばく患者・・・医療被ばく限度は定められていない。限度は定められていない。

医師の判断で決定医師の判断で決定

3.3. 一般公衆・・・公衆被ばく一般公衆・・・公衆被ばく法令や規制による発生源の管理法令や規制による発生源の管理

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個人線量測定と線量限度個人線量測定と線量限度

1.実効線量限度1.実効線量限度

・男子胸部、女子腹部・男子胸部、女子腹部 100mSv/5100mSv/5年年((50mSv/50mSv/年)年)

・女子・女子 5mSv/5mSv/3月3月

・妊娠中である女子・妊娠中である女子 11mmSvSv(本人の申出等により管理者が妊娠の事実を知ったときから出産までの間につき、(本人の申出等により管理者が妊娠の事実を知ったときから出産までの間につき、

内部ひばく内部ひばくについて)について)

2.等価線量限度2.等価線量限度

(1)目の水晶体(1)目の水晶体 150mSv /150mSv /年年

(2)皮膚(2)皮膚 500mSv/500mSv/年年

(3)妊娠中である女子の腹部表面(3)妊娠中である女子の腹部表面(H1cm) (H1cm) 2mSv2mSv(本人の申出等により管理者が妊娠の事実を知ったときから出産までの間につき)(本人の申出等により管理者が妊娠の事実を知ったときから出産までの間につき)

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OSL線量計(ルクセルバッジ)Optically Stimulated Luminescence

0.01mSvから検出できる。

退行現象(フェーディング)がほとんどない。

イメージングフィルターの被ばく陰影を画像情報として得る

ことができる。

温度・湿度の影響を受けない。

再測定をすることができる。

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個人被ばく線量計の着用等に関する注意点個人被ばく線量計の着用等に関する注意点

①①バッジはバッジは 1回/1月1回/1月交換すること。交換すること。

②②バッジの色は1月ごとバッジの色は1月ごとに変わります。に変わります。

③③定められた部位に着用定められた部位に着用して下さい。して下さい。

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個人個人被ばく線量測定被ばく線量測定

22年年 33年年44年年55年年11年年

100mSv/100mSv/55年間年間(胸(胸//腹)腹)

100mSv/5年(年平均20mSv) どの1年間でも50mSvを超えない

500mSv/500mSv/年間年間(手(手//指)指)

利き手第2指又は第3指に、検出部が線源側になるようにリングバッジ

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個人被ばく線量測定(女性)個人被ばく線量測定(女性)

2020mSv/mSv/年年(100(100mSv/5mSv/5年年))

5mSv/35mSv/3月月 5mSv/35mSv/3月月 5mSv/35mSv/3月月5mSv/35mSv/3月月

2mSv2mSv

//腹部表面腹部表面

本人の申し出により本人の申し出により

妊娠の事実を知ったときから出産まで妊娠の事実を知ったときから出産まで

1mSv1mSv

//内部被ばく内部被ばく

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放射線防護(人体への影響、臨床現場での安全取扱)

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放射線障害の分類

確定的影響Deterministic Effect

確率的影響Stochastic Effect

しきい線量Threshold Dose

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放射放射線発生装置線発生装置及びRI及びRI (病院事業所)(病院事業所)

•• 直線加速器リニアック(悪性腫瘍治療用直線加速器リニアック(悪性腫瘍治療用22台)台)–– X線X線10Mev,10Mev,電子線電子線14Mev14Mev–– X線X線6Mev,6Mev,電子線電子線12Mev12Mev

•• サイクロトロン(PET医薬品製造用サイクロトロン(PET医薬品製造用 ))–– 住友重機械HM住友重機械HM--18 18 陽子陽子18Mev 18Mev 重陽子重陽子10Mev10Mev))

•• γγナイフ(脳腫瘍治療ナイフ(脳腫瘍治療 60Co 60Co 223.11TBq223.11TBq))

•• ガンマセル(血液照射ガンマセル(血液照射 137Cs 27TBq137Cs 27TBq、、 46.25TBq 46.25TBq ))

•• 診療用X線装置診療用X線装置–– CTCT–– X線断層撮影装置X線断層撮影装置–– X線撮影装置X線撮影装置

•• 診療用RI診療用RI–– IN VIVOIN VIVO施設施設–– ININ VITRO施設VITRO施設

•• 研究用RI研究用RI–– 臨床医学RI実験施設臨床医学RI実験施設

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放射線被ばくの形式放射線被ばくの形式

外部被ばく直接線被ばく散乱線被ばく

内部被ばく

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Interventional Radiology (IVR)Interventional Radiology (IVR)の概念の概念

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放射線業務従事者の年間実効線量の分布放射線業務従事者の年間実効線量の分布((平成平成1919年度年度))

361

6437

4 1 0

0

100

200

300

400

放射線業務従事者数

<0.1mSv/年 0.1-1mSv/年未満

1.1-5mSv/年未満 5.1-10mSv/年未満

10.1-15mSv/年未満 15.1mSv/年以上

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(放射線防護)

放射線防護の3原則

遮 蔽距 離時 間

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放射線防護の3原則放射線防護の3原則

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防護エプロンの効果防護エプロンの効果(電磁波エネルギーによる違い)(電磁波エネルギーによる違い)

•• 511Kev511Kevの消滅の消滅γγ線の遮蔽(合成薬剤、投与患者、線の遮蔽(合成薬剤、投与患者、RIRI廃棄物)廃棄物)

遮蔽率%

0.0

10.0

20.0

30.0

40.0

50.0

60.0

70.0

80.0

90.0

100.0

0 0.1 0.2 0.3 0.4 0.5 0.6 0.7 0.8 0.9 1

鉛当量鉛当量0.35mm0.35mmの防護エプロンの遮蔽率の防護エプロンの遮蔽率

Mev

診断用X線

核医学γ線

PET消滅γ線

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循環器透視時の散乱線分布循環器透視時の散乱線分布

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循環器透視時の散乱線分布循環器透視時の散乱線分布

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ポータブルX線装置での放射線防護ポータブルX線装置での放射線防護

•• 重症患者以外はX線撮影室にて検査が原則重症患者以外はX線撮影室にて検査が原則

•• 患者や装置から2m程度離れて下さい。患者や装置から2m程度離れて下さい。

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医療従事者の被ばく防護医療従事者の被ばく防護

•• 時間:機器の進歩改良、手技の向上時間:機器の進歩改良、手技の向上

•• 距離:機器のレイアウト、検査室線量分布の把握距離:機器のレイアウト、検査室線量分布の把握

•• 遮蔽:防護エプロン、機器遮蔽遮蔽:防護エプロン、機器遮蔽

•• ++(放射線防護に関する知識)(放射線防護に関する知識)

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(放射線の影響)

放射線皮膚障害

IVR患者

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線エネルギー付与 Linear Energy Transfer

LET(低い) LET(高い)

++--

++--

++--

++--

++--

++ --++ --

--

++

++ --++--++ --

++--

--++-- --

++

++

高エネルギーγ線、X線

(~数百kev)

β線、etc低エネルギーX線(<20kev),

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放射線皮膚障害の事例(1)

3日間で冠動脈造影と2回の冠動脈形成術を受けた患者の21か月後の背部の写真;

推定の蓄積線量は1000~10,000mGy患者は壊死組織の切除後・皮膚移植を拒絶

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放射線皮膚障害の事例(2)Sex,Age : Male,56Procedure : Angiography , PTCALocation of Skin Lesion : Below right axilla

24hr:sharp pain

3days:superficial ulceration

2.5months:12×6.5cm pigmented plaque with hyperkeratosis

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放射線皮膚障害の事例(3)Sex,Age : Male,49Procedure : 2TIPS+1TIPS attemptLocation of Skin Lesion : Mid back

6months 7.5months 10months 22months 23months

Ulceration with surrounding rings

Small blisters developed

Progressed in size depth

Nonhealing Ulcer Skin grafting

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放射線の線量と皮膚障害

線量(Gy) 透視時間 皮膚症状 潜伏期(30-50mGy/分)

2 1時間 一過性紅斑 数時間

3 100分 脱 毛 3週

6 200分 紅 斑 10日間

10-15 6-8時間 落 屑 4週

18-25 10-11時間 壊死、潰瘍 6-10週

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各種各種XX線検査と線検査とIVRIVRにおける皮膚線量の比較における皮膚線量の比較

0

10

20

30

40

皮膚被ばくmGy

胸部X線撮影

上部消化管撮影(1回)

CT(胸腹部1スライス)

上部消化管撮影(透視 毎分)

IVR一般(透視 毎分)

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ICRP Pub.85 ICRP Pub.85 (2001.08)(2001.08)

1.1. 標準的な透視時間と撮影回数に対する被ばく線量を把握し記載する標準的な透視時間と撮影回数に対する被ばく線量を把握し記載する。。

2.2. IVRIVR担当医師は担当医師は、、手技の訓練と放射線防護等の教育を受ける手技の訓練と放射線防護等の教育を受ける。。

3.3. 一般的な一般的なIVRIVRの一手技当たりの皮膚被ばくは1の一手技当たりの皮膚被ばくは1GyGy以下である以下である。。

4.4. 33GGyyに近いか超える皮膚被ばく線量レベルに達した場合はに近いか超える皮膚被ばく線量レベルに達した場合は、、カルテカルテに皮膚の被ばく部位と予想される線量を記載するに皮膚の被ばく部位と予想される線量を記載する。。

5.5. GyGyを超えた皮膚被ばくの場合はを超えた皮膚被ばくの場合は、、22週間後に臨床的な経過観察を行う週間後に臨床的な経過観察を行う。。

6.6. 患者へのインフォームドコンセントとして患者へのインフォームドコンセントとして、、放射線障害のことを知ら放射線障害のことを知らさなければならないさなければならない。。

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世界各地の大地から受ける年間自然放射線量世界各地の大地から受ける年間自然放射線量