[様式 11-6] 本業務実施に際しての、基本コンセプト、設計上特に配慮する事項、業務への取組体制及び工程計画等を簡潔にA3用紙一枚に記述すること。 業務実施方針書 文字の大きさは、11 ポイント以上とし、図表等による記述も可とする。 阿蘇くまもと空港駅 (肥後大津駅) 国道 57 号線 大津中学校 大津高等学校 大津 中央公園 田畑 かぶとむし 公園 県道 30 号線 JR豊肥本線(旧国鉄) 新庁舎 オークス プラザ ←熊本市 阿蘇山→ 江戸 明治 大正 昭和 上井手 用水路 老人福祉センター おおづ図書館 子育て検診 センター 大津幼稚園 郵便局 歴史文化 伝承館 まちづくり 交流センター 「歴史性のあるまち」 「新しいまち」 高札場跡 手永会所跡 御茶屋(本陣)跡 清正公道 環境性能向上 ・LCC 縮減 炭素固定 快適な環境 「森」のシステム 「森のECO庁舎」システム 木漏れ日・ 蒸散作用・ 自然な涼風 井戸 新庁舎 CO₂ CO₂ 輻射 空調 大津が宿場町、豊かな穀倉地帯として発展したきっか けである上井手の開削は、阿蘇、白川の恵みを生かし たものです。私たちはこの様な「まちの文脈(歴史、 自然)」を踏まえ、熊本地震からの創造的復興に向け ての「つながりの拠点…人・まち・自然」となる「大 津らしい庁舎」を提案します。 熊本空港 ▲阿蘇山 大津町 白川 菊池市 合志市 西原村 益城町 菊陽町 阿蘇市 南阿蘇村 熊本市 熊本 IC 新庁舎 九州自動車道 平成 30 年度 平成 29 年度 10 11 12 12 ◎◎ ◎◎ ◎◎ ◎◎ ◎◎ ◎◎ ◎◎ ◎◎ ◎◎ 設計条件の整理・インフラ調査 基本設計方針検討 建築計画ランドスケープ 構造・電気・機械設備計画 防災計画・部署レイアウト作図等 工事費概算・工程検討 基本設計成果品まとめ 実施設計方針の検討 実施設計図書作成 工事費積算 性能評価・大臣認定等手続 確認申請 実施設計成果品まとめ 大津町ご担当窓口打合せ 新庁舎に関する特別委員会 新庁舎建設検討委員会 ( 外部 ) ▼基本設計納品 実施設計納品▼ 概算 2 概算 1 ▼基本設計まとめ ▼実施設計方針 まとめ ▼積算前確認 キックオフ 審査資料提出▼ 審査資料提出 積算 基本設計 積算 申請手続等 実施設計 マスタースケジュール ( 大臣認定の要否による ) 町民への説明・協議を集中的に実施 白川 田畑 丘陵地 田畑 熊本空港 国道 57 号 豊肥本線 県道 30 号 上井手 縮 景 大津の風景 新庁舎 ニーズの把握と品質・コスト・工程コントロール 創造的復興の 支援 コアチーム まちづくり 意匠主任 意匠担当 構造主任 構造担当 電気主任 電気担当 機械主任 機械担当 積算主任 積算担当 JV構成員 担当者 構工法・ 施工計画 情報 システム ランド スケープ 協働 協働 協働 提案 協議 管理技術者 大津町 議会、関係部署 町民・町民団体・NPO 等 新庁舎建設検討委員会 JV代表構成員全社支援チーム 設計チーム プロジェクト マネジメント ファシリティ マネジメント つながりの拠点となる庁舎 「人・まち・自然」 阿蘇 白川 上井手取水口付近 白川の南側の丘陵を イメージした「緑の ひな壇」 白川 丘陵地 田畑 新庁舎 オークスプラザ 親水公園 JR豊肥本線 田畑の区画をイメー ジした駐車場 まちづくり 交流センター 地域包括 支援センター バス停 県道 30 号線 まちかど広場 車寄せ 庁舎前広場 「大楠広場」 白川をイメージした 雨水排水ルート 「大津の風景」を写し取り、 「水と緑のインフラ」を創る 「大楠広場」:日常は一人で居ても、仲間と一緒に過ご しても居心地が良く、子どもの遊び場ともなり、時に はイベント会場となる楠の巨樹をシンボルとする芝生 主体の広場を計画します。 「土間」:オークスプラザと連携して市民活動を受止め 情報を発信する場を持ち、時にはガラス扉を開放して 広場と連携して利用できる「土間」の様に一器多用な 空間(町民ロビー、情報 & 展示スペース、多目的室) を持つ庁舎とします。 「大広間」: 「土間」から連続し、町民・議会・行政の 活動がお互いに見通せて、庁舎の一体感を生み出す吹 抜け空間「大広間」(待合ロビー)を囲む庁舎とします。 「人」が集まる庁舎を創る 2 「まちの回廊」の形成:宿場町以来の歴史性を有する 街と新しく発展している街の接点にある敷地特性を踏 まえ、庁舎の敷地を起点に古くからの商店街や図書館、 歴史文化伝承館、まちづくり文化交流センターなどの 公共施設、更に駅から駅南、大津中央公園へと人が流 れる様な「まちの回廊」の形成に貢献する土地利用を 提案します。 「まちの駐車場」:駐車場は休日にはまち歩きの起点と なる空間として心地良い空間とするために、田畑の区 画と水路をモチーフに緑と集水・排水システムをデザ イン化した空間とします。また県道 30 号線に面して は商店街との接点となる「まちかど広場」を設けます。 「コの字型の庁舎」:オークスプラザと一対の建築とし て新旧の両市街地に向き合い、東側町道、阿蘇くまも と空港駅、JR 豊肥本線にそれぞれの顔を持つ、この敷 地ならではの形態を持つ庁舎とします。 新旧の「まち」に向き合い、回遊性を生み出す 1 「水の文化」と「森のシステム」:地下水利用空調シス テムの構築や地下水の涵養を大切にします。 「緑のひな壇」:緩やかな傾斜を持つ地形に呼応し、駐 車場、広場から展望テラスまで丘のように緑が繋がり、 庁舎の中からもその緑を享受できる庁舎とします。 「阿蘇への眺望」:象徴的景観を形成する阿蘇への眺望 を大切にした庁舎とします。 「自然」とのつながりを大切にする 3 管理技術者(庁舎実績:市町村・特別区 10 件、国・ 県7件)を中心に、一貫したプロジェクト運営を行 います。また、専門的技術分野については、JV 代表 構成員の全社的な支援体制を整えます。 町民やプロジェクト関係者とプロセスを共有し、町 民の満足度が高い庁舎の実現します。 部署ヒアリング: 設計スタート時に大津町固有のニー ズの抽出を行います。早期に全体的な課題を把握し、 手戻りのない業務を行います。 合意形成:設計を進める上では、模型や CG 等のイ メージが共有しやすい資料を活用し、プロジェクト 関係者との円滑な合意形成を図ります。 コスト管理:設計の初期段階から節目ごとにコスト を検証し、品質・コストのバランスをとります。 スケジュール管理:短工期の業務なので性能評価・ 大臣認定手続きを含めて手戻りのない様に業務を進 めます。 業務への取組体制 基本コンセプト・設計上特に配慮する事項 全社的支援体制+県内設計事務所との協力体制 「町民と一緒に考え、一緒につくる」 工程計画等 図 6-2 大津町の自然 図 6-1 大津町周辺の自然や交通 図 6-4 森のシステムのイメージ 図 6-3 計画地周辺の「交通軸×歴史軸」 図 6-5 大津の風景を写しとる「縮景」としての新庁舎 図 6-6 担当チームの特徴 図 6-7 設計スケジュール

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[様式 11-6]

本業務実施に際しての、基本コンセプト、設計上特に配慮する事項、業務への取組体制及び工程計画等を簡潔にA3用紙一枚に記述すること。

業務実施方針書

※ 文字の大きさは、11 ポイント以上とし、図表等による記述も可とする。

阿蘇くまもと空港駅(肥後大津駅)

国道57号線

大津中学校

大津高等学校

大津中央公園

田畑

かぶとむし公園

県道30号線

JR豊肥本線(旧国鉄)新庁舎オークス

プラザ

←熊本市 阿蘇山→

江戸

明治

大正

昭和

上井手

用水路

老人福祉センターおおづ図書館

子育て検診センター

大津幼稚園

郵便局

歴史文化伝承館

まちづくり交流センター

「歴史性のあるまち」

「新しいまち」

高札場跡

手永会所跡

御茶屋(本陣)跡清正公道↗

北南

環境性能向上・LCC縮減炭素固定快適な環境

「森」のシステム「森のECO庁舎」システム

木漏れ日・蒸散作用・自然な涼風

井戸 新庁舎

CO₂ CO₂

輻射空調

大津が宿場町、豊かな穀倉地帯として発展したきっかけである上井手の開削は、阿蘇、白川の恵みを生かしたものです。私たちはこの様な「まちの文脈(歴史、自然)」を踏まえ、熊本地震からの創造的復興に向けての「つながりの拠点…人・まち・自然」となる「大津らしい庁舎」を提案します。

熊本空港

▲阿蘇山大津町

白川

菊池市

合志市

西原村

益城町

菊陽町

阿蘇市

南阿蘇村

熊本市 熊本 IC

新庁舎

九州自動車道

平成30年度平成29年度103 4 5 6 7 8 9 11 1212 1 2

◎ ◎◎ ◎ ◎ ◎ ◎ ◎ ◎ ◎ ◎ ◎ ◎ ◎ ◎ ◎ ◎ ◎ ◎ ◎ ◎ ◎

設計条件の整理・インフラ調査基本設計方針検討建築計画ランドスケープ構造・電気・機械設備計画防災計画・部署レイアウト作図等工事費概算・工程検討基本設計成果品まとめ実施設計方針の検討実施設計図書作成工事費積算性能評価・大臣認定等手続確認申請実施設計成果品まとめ

大津町ご担当窓口打合せ新庁舎に関する特別委員会新庁舎建設検討委員会 (外部 )

基本設計

実施設計

▼基本設計納品

実施設計納品▼

概算2概算1

▼基本設計まとめ

▼実施設計方針 まとめ ▼積算前確認

キックオフ▼

審査資料提出▼審査資料提出▼

積算

基本設計 積算

申請手続等

実施設計マスタースケジュール

(大臣認定の要否による )

町民への説明・協議を集中的に実施

白川田畑丘陵地 田畑

熊本空港

国道57号 豊肥本線 県道30号

上井手縮 景

大津の風景

新庁舎

ニーズの把握と「品質・コスト・工程」のコントロール

創 造 的 復 興 のシ ン ボ ル

支援

コアチーム

まちづくり

意匠主任意匠担当

構造主任構造担当

電気主任電気担当

機械主任機械担当

積算主任積算担当

JV構成員担当者

構工法・施工計画

情報システム

ランドスケープ

協働協働

協働

提案 協議

管理技術者

大津町 議会、関係部署 町民・町民団体・NPO等新庁舎建設検討委員会

JV代表構成員全社支援チーム

設計チーム

プロジェクトマネジメント

ファシリティマネジメント

つながりの拠点となる庁舎  「人・まち・自然」▼

阿蘇

白川 上井手取水口付近 白川の南側の丘陵をイメージした「緑のひな壇」

白川

丘陵地

田畑

新庁舎

オークスプラザ

親水公園 JR豊肥本線

田畑の区画をイメージした駐車場

まちづくり交流センター

地域包括支援センター

バス停

県道30号線

まちかど広場

車寄せ庁舎前広場 「大楠広場」

白川をイメージした雨水排水ルート

「大津の風景」を写し取り、「水と緑のインフラ」を創る

「大楠広場」:日常は一人で居ても、仲間と一緒に過ごしても居心地が良く、子どもの遊び場ともなり、時にはイベント会場となる楠の巨樹をシンボルとする芝生主体の広場を計画します。「土間」:オークスプラザと連携して市民活動を受止め情報を発信する場を持ち、時にはガラス扉を開放して広場と連携して利用できる「土間」の様に一器多用な空間(町民ロビー、情報&展示スペース、多目的室)を持つ庁舎とします。「大広間」:「土間」から連続し、町民・議会・行政の活動がお互いに見通せて、庁舎の一体感を生み出す吹抜け空間「大広間」(待合ロビー)を囲む庁舎とします。

  「人」が集まる庁舎を創る2

「まちの回廊」の形成:宿場町以来の歴史性を有する街と新しく発展している街の接点にある敷地特性を踏まえ、庁舎の敷地を起点に古くからの商店街や図書館、歴史文化伝承館、まちづくり文化交流センターなどの公共施設、更に駅から駅南、大津中央公園へと人が流れる様な「まちの回廊」の形成に貢献する土地利用を提案します。「まちの駐車場」:駐車場は休日にはまち歩きの起点となる空間として心地良い空間とするために、田畑の区画と水路をモチーフに緑と集水・排水システムをデザイン化した空間とします。また県道30号線に面しては商店街との接点となる「まちかど広場」を設けます。「コの字型の庁舎」:オークスプラザと一対の建築として新旧の両市街地に向き合い、東側町道、阿蘇くまもと空港駅、JR豊肥本線にそれぞれの顔を持つ、この敷地ならではの形態を持つ庁舎とします。

  新旧の「まち」に向き合い、回遊性を生み出す1

「水の文化」と「森のシステム」:地下水利用空調システムの構築や地下水の涵養を大切にします。「緑のひな壇」:緩やかな傾斜を持つ地形に呼応し、駐車場、広場から展望テラスまで丘のように緑が繋がり、庁舎の中からもその緑を享受できる庁舎とします。「阿蘇への眺望」:象徴的景観を形成する阿蘇への眺望を大切にした庁舎とします。

  「自然」とのつながりを大切にする3

管理技術者(庁舎実績:市町村・特別区10件、国・県7件)を中心に、一貫したプロジェクト運営を行います。また、専門的技術分野については、JV代表構成員の全社的な支援体制を整えます。

町民やプロジェクト関係者とプロセスを共有し、町民の満足度が高い庁舎の実現します。

部署ヒアリング:設計スタート時に大津町固有のニーズの抽出を行います。早期に全体的な課題を把握し、手戻りのない業務を行います。合意形成:設計を進める上では、模型やCG等のイメージが共有しやすい資料を活用し、プロジェクト関係者との円滑な合意形成を図ります。コスト管理:設計の初期段階から節目ごとにコストを検証し、品質・コストのバランスをとります。スケジュール管理:短工期の業務なので性能評価・大臣認定手続きを含めて手戻りのない様に業務を進めます。

業務への取組体制

基本コンセプト・設計上特に配慮する事項

全社的支援体制+県内設計事務所との協力体制

「町民と一緒に考え、一緒につくる」

工程計画等

図6-2 大津町の自然図6-1 大津町周辺の自然や交通

図6-4 森のシステムのイメージ

図6-3 計画地周辺の「交通軸×歴史軸」

図6-5 大津の風景を写しとる「縮景」としての新庁舎

図6-6 担当チームの特徴

図6-7 設計スケジュール