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2018年5月

中期経営計画2018 ~変わるフジ 変えるメディア~...“変わる”フジ・メディア・ホールディングス中期経営計画 5 放送 BSフジ ニッポン放送

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2018年5月

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“変わる”フジ・メディア・ホールディングス 中期経営計画

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“変わる”フジ・メディア・ホールディングス

2018年、私たちは、持株会社になって10年目を迎えました。

技術の革新、メディアの進歩がもたらす

目覚ましい環境の変化を果敢に取り込みながら

「強力なメディア × 魅力あるコンテンツ」をもとに

成長していくグループの体制を目指します。

2020年、そしてその先。たとえばインバウンド需要はもっと高まり

「都市開発」や「観光」など様々なビジネスチャンスが待っています。

ここ数年、少しだけ低空飛行が続きましたが、いよいよ反転攻勢。

わが国を代表するメディアコングロマリットの新しい姿へ

“変わる”フジ・メディア・ホールディングス 中期経営計画。

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“変わる”フジ・メディア・ホールディングス 中期経営計画

中期経営計画 連結経営目標

2020年度目標

連結売上高 6,550億円 連結営業利益 325億円 簡易EBITDA 550億円

2016年度 2017年度 2018年度 2019年度 2020年度

連結営業利益 223億円 252億円 255億円 285億円 325億円

メディア・コンテンツ 112億円 118億円 141億円 178億円 218億円

うちフジテレビ 40億円 44億円 60億円 90億円 120億円

都市開発・観光 109億円 141億円 115億円 115億円 115億円

その他 1億円 6億円 4億円 4億円 5億円

2016年度 2017年度 2018年度 2019年度 2020年度

簡易EBITDA 406億円 438億円 444億円 490億円 550億円

※簡易EBITDA = 営業利益 + 減価償却費

※調整額は省略 2016年度のセグメント内訳は概算値

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2016年度 2017年度 2018年度 2019年度 2020年度

連結売上高 6,539億円 6,465億円 6,230億円 6,450億円 6,550億円

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“変わる”フジ・メディア・ホールディングス 中期経営計画

“変わる” フジ・メディア・ホールディングス FOR 2020 AND THE FUTURE

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連結営業利益

その後の成長イメージ

109億円

112億円

フジテレビ40億円

都市開発・観光

メディア・コンテンツ

3か年目標

223億円

255億円

285億円

2017年度 2019年度2018年度 2020年度

フジテレビ44億円

118億円フジテレビ120億円

115億円

218億円

141億円

252億円

325億円

300億円~

150~200億円

新規事業による利益拡大

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“変わる”フジ・メディア・ホールディングス 中期経営計画

事業ポートフォリオの再定義と強化

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成長の2本柱+1

フジ・メディア・ホールディングス

メディア・コンテンツ 都市開発・観光 その他(新規含む)

フジテレビを核に同一セグメントに集約し収益力強化を進める『メディア・コンテンツ』と

戦略投資を拡大し中長期的に一層の成長を目指していく『都市開発・観光』を

グループの2つの柱に位置づけ、さらに新規分野の開拓にも力を注ぐ

従来の事業セグメントを整理

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“変わる”フジ・メディア・ホールディングス 中期経営計画

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放送

BSフジ

ニッポン放送

仙台放送

制作

フジテレビ 共同テレビ

FCC

フジアール

FMT

NEXTEP

映像音楽

ポニーキャニオン

フジパシフィックミュージック

生活情報

ディノス・セシール

サンケイリビング新聞社

広告

クオラス

都市開発

サンケイビル

グランビスタホテル&リゾート

その他

扶桑社

フジミック

フジキャリアデザイン

フジゲームス

FCI

メディア・コンテンツ 都市開発・観光 その他(新規含む)

BSフジ

ニッポン放送

仙台放送

フジテレビ 共同テレビ

FCC

フジアール

FMT

NEXTEP

ポニーキャニオン

フジパシフィックミュージック

扶桑社

フジゲームス

クオラス

サンケイビル グランビスタホテル&リゾート

ディノス・セシール

フジミック

フジキャリアデザイン

FCI

[旧セグメント]

[新セグメント]

サンケイビルマネジメント

サンケイビルマネジメント

新規

(2017年度)

(2018年度~)

サンケイビルテクノ

サンケイビルテクノ

※主要グループ会社

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“変わる”フジ・メディア・ホールディングス 中期経営計画

グループの中核としてフジテレビの業績回復が必須

2017年度フジテレビ新体制により抜本的改革に着手[2017.6]

「フジテレビ」の構造改革

● 組織のスリム化による意思決定の迅速化、編成部門の権限強化[2017.7]

● 予算策定方法の見直し 経営目標の徹底

● 設備投資の全面的見直しほか、構造改革を推進

フジテレビ 6年ぶりに増益を達成

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「メディア・コンテンツ」事業の強化

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“変わる”フジ・メディア・ホールディングス 中期経営計画

会社全体で「固定的な費用」(一般管理費など)を抑制

番組制作費の効率的運用

番組制作費の費用対効果を重視: メリハリのある効果的な番組制作費の配分

取材インフラの一元化: 編集システムの統合化、機材運用の効率化、取材情報の集約など

ネットワーク配分の再設定

人事政策の見直し・推進

特別希望退職実施 [2018.3]

今後の再編可能性なども踏まえたグループ会社を含む人員の再配置

➡ 「働き方改革」を進めながら社員が適切に能力を発揮できる最適な人員配置を目指す

放送事業収支の拡大に向けた取り組み

番組ごとの収支からタイムテーブルの収支構造を研究「収支の可視化」

新スポット指標導入にあわせたCMセールス・CMフォーマットの研究

より詳細な視聴データの収集・分析とマーケティング活用の研究

進行中の構造改革

環境変化に対応できる経営体質へ 経営資源の最適な活用

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“変わる”フジ・メディア・ホールディングス 中期経営計画

番組制作費は2019年度から増加を計画

全社レベルで費用水準の見直しを進めながら、タイムテーブル強化へ経営資源を戦略的に投下

昨年のマネジメント刷新に続き、今年4月までの人事異動で全社的新体制がスタート

人事異動を4月に早期実施 着実に視聴率を上げる体制が整い反転攻勢へ

視聴率目標とスポットシェア目標

GP帯の向上に注力 視聴率向上により地上波広告市場におけるシェア拡大

放送収入は2018年度をボトムに反転・増収を計画

GP帯視聴率目標

2020年度 10% +α(2017年度 G7.8% P7.7%)

スポットシェア目標

2020年度 23%

さらに向上を目指す

【視聴率UP策】

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改編ごとに視聴率をアップへ

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“変わる”フジ・メディア・ホールディングス 中期経営計画

今後の配信の取り組み方については大きな経営課題として認識

技術の進歩・メディア環境の変化を予見し、収益の拡大を目指す

放送局でいち早く立ち上げたFOD事業は事業収支の黒字が定着 収益性を重視

さらにFODのプレゼンスを高めながら最良の収益体制を追求

放送に加えて配信・タイムシフトを含むトータルリーチでテレビの媒体価値を高める

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配信事業の成長戦略

放送外事業の収益向上

イベント、映画、MD、パッケージ、VRなど放送外事業は、

中期的戦略・経営目標のもと、事業効率の改善を図り、成長を促す

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“変わる”フジ・メディア・ホールディングス 中期経営計画

「メディア・コンテンツ」セグメント一体としての改革

メディア関連会社:フジテレビ(地上波、CS、配信)、BSフジ、ニッポン放送、仙台放送、扶桑社

コンテンツ関連会社:番組制作、映画製作、アニメ制作、ゲーム制作、美術制作、技術制作、イベント、音楽出版、音楽原盤、

ライブエンターテイメント、MD、アーティスト発掘・管理、動画配信、広告代理・広告制作、通販など

各社で多岐にわたる事業

デジタル社会、通信との融合化の中で、セグメント全体としての効率的運用による

総合コンテンツファクトリー体制の強化

➡ 相互連動、メディア関連会社とのより有機的な関係を構築メディア環境の変化に対応しながら、効率的な再編も視野に

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「メディア・コンテンツ」セグメントとしての収益力・経営基盤を強化

➡ トータルでのメディア価値の向上を目指す

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“変わる”フジ・メディア・ホールディングス 中期経営計画

グループメディア向けの強力なコンテンツ制作機能のさらなる充実

外部向けのプロダクション機能の拡大 配信プラットフォーム、衛星放送などの需要を取り込み

コンテンツホルダーとしての収益拡大

「総合コンテンツファクトリー」として強いコンテンツで収益拡大

「番組」「映画」「アニメ」などコンテンツのさらなる強化

「音楽関連ビジネス」の効率化と拡大

「ゲーム事業」の成長 フジゲームス 2020年度 売上高100億円 営業利益率10%以上を目標

フジテレビから分社設立 第1作「オーディナルストラータ」1月リリース 2019年度までにさらに4タイトルを計画

「通販ビジネス」におけるグループのメディア・コンテンツとの連携強化

「海外市場」の開拓と拡大

番組・映画・アニメなどコンテンツの販売・フォーマットセールス・配信

共同制作などの拡大へ

ゲームなど新規コンテンツの海外展開も

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“変わる”フジ・メディア・ホールディングス 中期経営計画

資産開発・回転型事業の強化

保有不動産の入れ替え・売却により、収益の獲得とともに、リスクを抑制しながら、戦略的な投資のための原資を確保

観光分野はインバウンド需要はじめ政府の成長戦略により市場の拡大が期待

セグメント名称を「都市開発」から「都市開発・観光」へ

「都市開発・観光」事業の成長戦略

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一定の財務の健全性を維持しながら投資を拡大へ

観光需要の安定的拡大を見据え、中長期的に観光事業を育成へ

グループ事業の2本柱の1つと位置づけ戦略投資を拡大

「都市開発・観光」事業は不動産市況の景気循環の影響を織り込みながら中長期の成長を目指す

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“変わる”フジ・メディア・ホールディングス 中期経営計画

ビル賃貸事業の安定的な成長

ミッドサイズオフィスビル「S-GATE」展開、池袋「(仮称)豊島プロジェクト」推進

住宅事業 賃貸事業の強化、分譲マンションの安定供給・エリア戦略

回転型事業の強化と安定賃貸利益とのバランス

既存ホテル・施設の収益向上と新ホテルブランドの展開

新コンセプトホテル「インターゲートホテルズ」「GRIDS」順次開業

北海道エリアでの事業強化北海道はインバウンド需要の一層の拡大が期待される有力エリア

台場MICE/IRへの参画

台場の立地を活かした魅力ある都市型リゾートに向けコンソーシアムによる参画を準備検討中

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【都市開発分野】

【観光分野】

札幌パークホテル再開発計画:ホテル建替えとMICE棟新設 官民一体での再開発計画に期待

空港民営化事業:北海道空港㈱の筆頭株主として新千歳空港等の民営化事業への参画を目指す

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“変わる”フジ・メディア・ホールディングス 中期経営計画

事業ポートフォリオの強化に向けたグループ構造の見直し

サンケイリビング新聞社の株式を譲渡 [2018.3]

フリーペーパー事業の子会社を有する他社グループへ株式の80%を譲渡

新たな資本のもとで事業を強化 当社グループでは持分法適用関連会社へ

ポニーキャニオンエンタープライズの株式を譲渡 [2018.3]

ポニーキャニオンはパッケージに依存しない事業構造への改革の一環として、映像パッケージ製造等を行う子会社を関連会社に譲渡

フジテレビキッズ 解散へ [2018.9予定]

キャラクター著作権を収益源としたMD事業はフジテレビへ移管

キャラクターを利用した新番組を開発中

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“変わる”フジ・メディア・ホールディングス 中期経営計画

改革に向けた資本政策

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「都市開発・観光」分野の成長拡大、「メディア・コンテンツ」分野の強化に向け投資

「新規分野」への投資により将来のグループの収益の一角となる事業を育成・獲得

成長拡大分野を見極め、積極投資

自己株式の消却を実施へ(発行済株式総数の0.95%)[2018.5]

自己株式の消却

安定的な配当方針を継続

一定の財務の健全性を確保しながら投資拡大へ

自己資金のほか、外部資金を投資へ活用 連結自己資本比率50%を下回らない範囲を目安