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2019.3 国土交通省「公共建築工事標準仕様書」「公共建築改修工事標準仕様書」種別「S-C1」適合

国土交通省「公共建築工事標準仕様書」「公共建築改修工事 ... · 2020-02-17 · エチレン酢酸ビニル樹脂系シートが国土交通省監修 「公共建築工事標準仕様書」及び「公共建築改修工

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地下防水用

2019.3

国土交通省「公共建築工事標準仕様書」「公共建築改修工事標準仕様書」種別「S-C1」適合

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エチレン酢酸ビニル樹脂系シートが国土交通省監修「公共建築工事標準仕様書」及び「公共建築改修工事標準仕様書」に記載される。

国土交通省「公共建築工事標準仕様書」「公共建築改修工事標準仕様書」種別「S-C1」適合

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サンエーシートは、シート表面に細かな起毛及び化学的反応基が付与され、セメントや接着剤などとよく馴染み、化学的にも結合します。また高強度で伸び率も非常に高いことから、下地の動きにも耐えられます。また経年劣化も少なく、長期にわたって建物を水から守ります。

当社の経年物件調査結果では、露出仕上げにおいてもシートの物性(引張強度及び伸び率)保持率は80%以上の値を得ています。p.33~ 34 「経年劣化データ」参照。

湿潤面でも施工ができる理由

シート表面の起毛層の間にセメントや接着剤が浸入して毛を掴んで固まり、さらに化学的に結合するためその層間の水密性を確保します。

サンエーシート防水層の断面構造

サンエーシート防水は、

セメント ポリマー混和液 水 を指定割合で混合してポリマーセメントペーストを作製し、これを接着剤として張り付ける防水工法です。ポリマーセメントペーストが下地やシートと密に接着するという他の接着剤にはない特徴を生かして、様々な場面で採用されています。また、臭いもなく、濡れた下地でも使用できるなどの施工面での優位性も評価されています。

サンエーシートの断面構造伸びる!破断しにくい!

湿潤下地への接着試験結果

各層間に水が浸入しない

サンエーシートが建物を守る

セメントがサンエーシート防水の性能を演出

サンエーシート防水強さの理由

抗張積 10万N・%/ cm以上抗張積とは・・・防水材料の引張強度×伸び率の値。防水層の強さを表す業界の指標となっており、通常の防水材は2,000~10,000N・%/ cm程度と言われています。

30 年後の物性保持率 80%以上

サンエーシートは、ポリマーセメントペーストと化学的な力及び起毛によるアンカー効果で密着しています。層間水密性や、垂直方向もしくはせん断方向への接着力は非常に強いのですが、「シートをめくる力」に対しては弱くなるように設計してあります(自然に剥がれることはありません)。

サンエーシート防水は層間水密性が非常に高いため、防水層間の水の横走りがありません。従いまして、シートに不具合があったとしてもその真下にひび割れがこなければ漏水せず、それが一致する確率は非常に低いものになります。また万が一漏水した場合でも、RCの建物であればその真上に不具合があるため、漏水箇所が比較的容易につきとめられます。

躯体脱型直後や降雨直後を想定した試験を実施し、いずれも接着強度に問題はありませんでした。また、セメントを接着剤としているため、下地とポリマーセメントペースト及びポリマーセメントペーストとサンエーシート界面に水分が存在していたとしても剥離などの現象は起こりません。

JIS A 6008 認証品

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仕様一覧

屋外 保護

屋上 露出

屋内

地下

その他

かぶせ改修

かぶせ改修

仕様一覧

屋外 保護

屋上 露出

屋内

地下

その他

かぶせ改修

適用部位

仕様説明

陸屋根・庇・バルコニー

屋上駐車場

植栽

外構・水盤

浴槽・浴室・厨房・トイレ・プール

汚水槽等

雨水貯留槽等

地下外壁

地下底盤

地下内面

改修

ページ番号

部位 番号 仕上げ 防水層種類

屋外 111 保護 1 層 ◎ ○ ○ ◎ ○ 9

屋外 112 保護 2 層 ◎ ○ ○ ○ ○ 9

屋外 115 保護 塗膜補強 ◎ ◎ ○ ◎ ○ 9

屋外 111D 保護 1 層 ◎ ○ ○ ○ 12

屋外 112D 保護 2 層 ◎ ○ ○ ○ 12

屋外 115D 保護 塗膜補強 ◎ ◎ ○ ○ 12

屋上 121-T 露出 1 層 ◎ ○ 14

屋上 122-T 露出 2 層 ◎ ○ 14

屋上 121-PT 露出 1 層 ◎ ○ 15

屋外 121-P 植栽 1 層 ◎ 17

屋内 211 保護 1 層 ◎ ◎ 18

屋内 212 保護 2 層 ◎ ◎ 18

屋内 215 保護 塗膜補強 ◎ ◎ 18

屋内 21 C 1 保護 国交省仕様相当 ◎ ◎ 18

地下先やり 321328

接合幅 50mm 接合幅 100mm ◎ ○ 21

地下後やり 411 1 層 ◎ ○ 21

地下内壁・防火水槽 511521

保護露出 1 層 ◎ ◎ 22

雑排水槽 516526

保護露出

エポキシ 増張り補強 ◎ 23

汚水槽 517527

保護露出

エポキシ 塗膜補強 ◎ 23

かぶせ改修 711 保護 1 層 ◎ ◎ ◎ 24

仕様一覧

① 説明 ② 説明 ③ 説明

1 屋外 1 保護 1 1 層張り

2 屋内 2 露出 2 2 層張り

3 地下先やり 5 塗膜補強

4 地下後やり 6 エポキシ増張り補強

5 地下内面ピット 7 エポキシ塗膜補強

7 改修かぶせ 8 先やり接合幅 100mm

C 1 国交省仕様相当

①〜③防水層種類

記号 説明

なし 断熱材なし

D 断熱材あり

④断熱材有無

記号 説明

なし 仕上げなし/保護コンクリート/保護モルタル/他仕上げ 

T サンエートップ(保護仕様の場合は立上りのみ) 

P ポリマーセメントモルタル

⑤仕上げ種類

SA - 1 2 1 D - T④サンエーシート ① ② ③ ⑤

防水層種類 断熱材有無 仕上げ種類

仕様番号説明

9.4.4(改修は 3.5.4) 施工  (b) プライマー塗り(接着工法及び屋内保護密着工法) (3) 屋内保護密着工法の場合、左官ばけを用いて擦り込むように当日の施工範囲をむらなく     塗布する。(c) 接着剤の塗布(接着工法及び屋内保護密着工法) (3) 屋内保護密着工法の場合は、プライマーの乾燥後、金ゴテ等を用いて下地にむらなく塗   布する。

(注)1.S-C1については、屋内防水に適用する。   2.工程4のモルタルの塗り厚さは、特記による。

国土交通省 監修「公共建築(改修)工事標準仕様書」(平成 28 年版)<抜粋>9章(改修は3章) 防水工事4節(改修は5節) 合成高分子系ルーフィングシート防水

表 9.4.3(改修は表 3.5.3) 合成高分子系ルーフィングシート防水(屋内保護密着工法)の工法、                種別及び工程

(e) 増張り及び成型役物 (1) 立上り部の出入り隅角の補強は、次による。  ( ⅲ ) 種別 S-C1 の場合は、ルーフィングシート張付けに先立ち、成形役物又は増張り用 シートを張り付ける。 (4) 屋内保護密着工法の場合、排水器具、配管等と周囲の防水下地材との取り合いは、ルー    フィングシートの張付けに先立ち、次の処理を行う。  ( ⅰ ) 排水器具回りは、幅 250mm 程度の増張り用シートを排水器具と下地に割り振り、     排水器具のつばには増張り用シートを 100mm 程度張り掛け、張り付ける。  ( ⅱ ) 配管回りは、幅 250mm 程度の増張り用シートを配管回りの下地面に張り付け後、    幅 80mm 程度の増張り用シートを下地面に 30mm 程度張り掛け、張り付ける。(f) 一般部のルーフィングシートの張付け (3) 屋内保護密着工法の場合は、接着剤(ポリマーセメントペースト)の塗布後、速やか   にルーフィングシートを張り付け、ローラー等で転圧して密着させる。 (4) ルーフィングシートの重ね幅等は、次による。  ( ⅲ ) 種別 S-C1 の場合     ルーフィングシートの重ね幅は、幅方向、長手方向とも 100mm 以上とする。     ルーフィングシートが 3 枚重ねとなる部分等に、浮きが生じないように接着剤     (ポリマーセメントペースト)を隙間なく充填する。(g) 立上り部の防水末端部の処理 (3) 立上り部を屋内保護密着工法で施工する場合は、接着剤(ポリマーセメントペースト)   塗布後、ローラー等で転圧し、ルーフィングシートを張り付け、はみ出したポリマー   セメントペーストを端部に覆い被せる。末端部には、押え金物は使用しない。(j) 保護層の施工(屋内保護密着工法の場合) (1) 平場のモルタル塗り  ( ⅰ ) 床塗りの工法は、特記による。特記がなければ、15.2.5[ 工法 ](b)(2) 及び (3)     に準ずる。  ( ⅱ ) タイル張り下地等の下地モルタル塗りは、特記による。特記がなければ、     15.2.5(c)(1) に準ずる。 (2) 平場を保護コンクリート仕上げとする場合は、9.2.5(d)(1) から (3) までに準ずる。   なお、保護コンクリートの厚さは特記による。 (3) 立上り部の保護モルタル塗厚は、特記による。特記がなければ、7mm 以下とする。 

工法 屋内保護密着工法

種別 S-C1 (注1)

工程 材料・工法使用量

(kg/㎡)

1 プライマー塗り 0.3

2 接着剤(ポリマーセメントペースト)塗布 5.0

3エチレン酢酸ビニル樹脂系

-ルーフィングシート(1.0mm)張付け

4 モルタル塗り -(注 2)

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仕様一覧

屋外 保護

屋上 露出

屋内

地下

その他

かぶせ改修

仕様一覧

屋外 保護

屋上 露出

屋内

地下

かぶせ改修

その他

標準 SA - 111 (-T)サンエーシート防水の代表的な工法です。信頼性・工期短縮・近隣対策の面で、現場に愛されて 40 年以上の実績があります。

※-Tは立上りのみ塗料(サンエートップ)仕上げとなります。

プライマー

ポリマーセメントペースト

サンエーシート

保護層

サンエートップ/保護モルタル等

伸縮目地緩衝材

サンエーシート

ポリマーセメントペースト

合成高分子ルーフィング工業会「KRK標準工法」 RE - F301

(一社)日本建築学会「JASS 8」 参考仕様(ホ)

合成高分子ルーフィング工業会「KRK標準工法」 RE - F301W

高耐久

SA - 112 (-T)2層張りの仕様です。高耐久性が実現できます。

プライマー

サンエーシート2層目

保護層

サンエートップ保護モルタル等

サンエーシート1層目

ポリマーセメントペースト

緩衝材

塗膜補強

SA - 115 (-T)

サンエートップ保護モルタル等

サンエーテックスE-10

サンエーシート

保護層

緩衝材

防水層の詳細は省いています

接合部補強のためにサンエーテックス E ー10を塗布する仕様です。より安全な防水層が得られます。

屋外保護仕様標準的な保護コンクリート/保護モルタル以外の仕上げ例を掲載しています。※別途工事になります。

10mm の保護モルタルの上にクッションマットや人工芝を敷設できます。老人ホームや幼稚園・保育園などに最適です。劣化したクッションマットや人工芝だけを改修することができます。 ※外断熱仕様の場合は 80mm の保護コンクリートになります。

サンエーシート

保護モルタル 10mm以上

クッションマット/人工芝

サンエートップ

防水層の詳細は省いています

※写真はミヅシマ工業㈱社の商品です。詳細は専用のカタログをご確認ください。

クッションマット・人工芝 対応仕様  SA - 111・ 112・ 115

保護コンクリート/保護モルタルを打設せずに直接ウッドデッキを設置できます。※外断熱仕様の場合は 80mm の保護コンクリート上に設置することになります。

※写真は㈱桐井製作所のウッドデッキシステムです。  詳細は専用のカタログをご確認ください。

<注意事項>・接合部に束は置かないでください。・ウッドデッキを設置する際に、防水層を傷つけないよう養生をしてください。

ウッドデッキ 対応仕様  SA - 111・ 112・ 115

緩衝ゴム(5mm程度)              サンエーシート

防水層の詳細は省いています

薄層でタイル仕上げができます。仕上げ厚を薄くしたい時に最適です。※外断熱仕様の場合は 80mm の保護コンクリートになります。

※サンエーシートコーナー用を使わずに施工することもできます。

ポリマーセメントペーストプライマー

サンエーシートコーナー用

保護モルタル

サンエーシート

一部防水層の詳細は省いています

サンエーテックスE-10(出入隅角成型役物が使えない場合)

<注意事項>・斜壁の場合はタイル剥落の恐れがあるので防水層の膨れの無いように施工してください。

タイル 対応仕様  SA - 111・ 112・ 115

各種仕上げ例

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仕様一覧

屋外 保護

屋上 露出

屋内

地下

その他

かぶせ改修

仕様一覧

屋外 保護

屋上 露出

屋内

地下

かぶせ改修

その他

仕様番号 SA - 111(-T) SA -112(-T) SA - 115(-T)

説明 1層 2層 塗膜補強

推奨用途陸屋根・ルーフバルコニー・

1 階回り・鑑賞池・外構・ 外部階段・屋上駐車場

陸屋根 • ルーフバルコニー 陸屋根 • ルーフバルコニー • 屋上駐車場

防水層重量 約 4.1kg/㎡ 約 8.1kg/㎡ 約 4.2kg/㎡

下地勾配 1/100 以上

工程 材料(標準使用量)

シート施工

1 プライマー(0.3kg/㎡)

2 ポリマーセメントペースト(立 3.5kg/㎡ : 平 3.0kg/㎡)

3 サンエーシート ※ 1

4 プライマー ※ 2 サンエーテックスE -10(100mm 幅:0.25kg/m)

5 ポリマーセメントペースト( 立 3.5kg/㎡ : 平 3.0kg/㎡ )

6 サンエーシート  

防水仕様

※ 1 サンエーシートAもしくはEXを使用します。※ 2 1 層目のポリマーセメントペースト上のみの塗布になります。

標準 SA - 111D (-T)サンエーシート防水の代表的な断熱工法です。信頼性・工期短縮・近隣対策の面で、現場に愛されて 40 年以上の実績が あります。

サンエーシート

プライマー

ポリマーセメントペースト

サンエーシート

ポリマーセメントペースト

ポリスチレンフォーム断熱材3種b

保護コンクリート

伸縮目地サンエートップ/保護モルタル等

緩衝材

指定接着剤

合成高分子ルーフィング工業会「KRK標準工法」 RE - F501DW

高耐久 

SA - 112D (-T)2層張りの仕様です。高耐久性が実現できます。 接合部補強のためにサンエーテックス E ー10を塗布する

仕様です。より安全な防水層が得られます。

プライマー

ポリマーセメントペースト

保護コンクリート

サンエートップ保護モルタル等

緩衝材

サンエーシート2層目

サンエーシート1層目

ポリスチレンフォーム断熱材3種b

指定接着剤

塗膜補強

SA -115D (-T)

サンエートップ保護モルタル等

サンエーテックスE-10

サンエーシート

保護コンクリート

防水層の詳細は省いています

ポリスチレンフォーム断熱材3種b

指定接着剤

合成高分子ルーフィング工業会「KRK標準工法」 RE - F501D

(一社)日本建築学会「JASS 8」 参考仕様(ホ)

※-Tは立上りのみ塗料(サンエートップ)仕上げとなります。

屋外断熱保護仕様

各種仕上げ材 ※塗料(サンエートップ)仕上げ以外は別途工事となります。

※ 3 モルタル仕上げは表面にひび割れが入りますので予めご了承ください。※ 4 乾式保護ボードの場合、シート上に保護モルタル、サンエートップなどの仕上げ材は不要です。

保護コンクリート ※ 3保護モルタル タイル クッションマット・人工芝 ウッドデッキ

コンクリート 60mm 以上モルタル 10mm 以上

モルタル + タイル

モルタル 10mm 以上+ クッションマット・人工芝 ウッドデッキ

仕上塗料 保護モルタル ※ 3 乾式保護ボード タイル

サンエートップ (0.8kg/㎡) モルタル 10mm 程度( メタルラス不要) 乾式保護ボード(市販品) ※ 4 モルタル 10mm 程度 + タイル

平場

立上り

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仕様一覧

屋外 保護

屋上 露出

屋内

地下

その他

かぶせ改修

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仕様一覧

屋外 保護

屋上 露出

屋内

地下

その他

かぶせ改修

屋上露出 • 軽歩行仕様標準 塗料 ( サンエートップ ) 仕上げ SA - 121-T (旧番号:EX-121-T)

シート上に仕上塗料(サンエートップ)を塗布する仕様です。防水層に不具合があっても躯体とシートの間には水が浸入しないため、万が一の漏水にも容易に補修できます。又、全面密着で、その接着力も永続的であるため、台風等による防水層の飛散や不具合発生の心配が全くありません。

2層張りの仕様です。高耐久性が実現できます。

高耐久 塗料 ( サンエートップ ) 仕上げ SA - 122 -T (旧番号:EX-122-T)

サンエートップ

サンエーシートEX2層目

サンエーシートEX1層目

プライマー ポリマーセメントペースト

※ 当社及び指定施工店による責任施工になります。※ 外断熱仕様は対応できません。

プライマー

サンエーシートEX

サンエーシートEX

ポリマーセメントペースト

ポリマーセメントペースト

サンエートップ

※シートの波打ちや、接合部の段差などが生じますので、予めご了承ください。また、それにより水溜りが発生する場合があります。

仕様番号 SA - 111D(-T) SA -112D (-T) SA - 115D (-T)

説明 1層 2層 塗膜補強

推奨用途 陸屋根・ルーフバルコニー・屋上駐車場 陸屋根 • ルーフバルコニー 陸屋根 • ルーフバルコニー •

屋上駐車場

防水層重量(断熱材を除く) 約 4.3kg/㎡ 約 8.3kg/㎡ 約 4.6kg/㎡

下地勾配 1/100 以上

工程 材料(標準使用量)

シート施工

1 プライマー(0.3kg/㎡)

2 ポリマーセメントペースト(立 3.5kg/㎡ : 平 3.0kg/㎡)

3 サンエーシート ※ 1

4 プライマー ※ 2 サンエーテックスE -10 (100mm 幅:0.25kg/m)

5 ポリマーセメントペースト( 立 3.5kg/㎡ : 平 3.0kg/㎡ )

6 サンエーシート ※ 1  

断熱材施工

1 指定接着剤 (0.2kg/㎡ )  ※ 3

2 ポリスチレンフォーム断熱材3種 b

平場仕上げ 1 保護コンクリート(80mm 以上) ※ 4

立上り仕上げ 1 サンエートップ (0.8kg/㎡)他 ※ p.11 参照

※ 1 サンエーシートAもしくはEXを使用します。※ 2 1 層目のポリマーセメントペースト上のみの塗布になります。※ 3 S751NB、POSシール、その他同様製品でも可。※ 4 別途工事になります。

<注意事項>・断熱材をポリマーセメントペーストでは張り付けないでください。・モルタル仕上げは表面にひび割れが入りますので予めご了承ください。

防水仕様

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仕様一覧

屋外 保護

屋上 露出

屋内

地下

その他

かぶせ改修

仕様一覧

屋外 保護

屋上 露出

屋内

地下

その他

かぶせ改修

プライマー

サンエーシートEX

サンエーシートEX

ポリマーセメントペースト

ポリマーセメントペースト

ポリマーセメントモルタル

サンエートップ

標準 ポリマーセメントモルタル 仕上げ SA - 121- PT (旧番号:EX-121-PT)

シート上にポリマーセメントモルタルを塗布し、その上に仕上塗料(サンエートップ)を塗布する仕様です。耐久性のあるモルタルでシート表層を覆うため、SA - 121 - T 仕様よりも耐久性が向上します。又、全面密着で、その接着力も永続的であるため、台風等による防水層の飛散や不具合発生の心配が全くありません。

合成高分子ルーフィング工業会「KRK標準工法」 RE - F 1 01 / F201

(一社)日本建築学会「JASS 8」 標準仕様 S - PC

SA - 121 -T 仕様は飛び火性能試験に合格し、国土交通省の個別認定を取得しています。  SA - 121 -PT 仕様についてはお問い合わせください。

飛び火認定番号 DR -1862

※美観性を問わない場合は仕上塗料は不要です。

仕様番号 SA - 121 - T SA - 122 - T SA - 121 - PT

説明 1層 2層 1層

推奨用途 陸屋根・庇 ※ 1

防水層重量 約 4.9kg/㎡ 約 8.9kg/㎡ 約 11.9kg/㎡

下地勾配 1/75 以上

工程 材料(標準使用量)

シート施工

1 プライマー(0.3kg/㎡)

2 ポリマーセメントペースト(立 3.5kg/㎡ : 平 3.0kg/㎡)

3 サンエーシートEX

4 プライマー ※ 2

5 ポリマーセメントペースト ( 立 3.5kg/㎡ : 平 3.0kg/㎡ )

6 サンエーシートEX

仕上げ平場・立上り 共

1 プライマー(ポリマーセメントペースト部のみ) ポリマーセメントモルタル(7.0kg/㎡ )  ※ 4 

2 サンエートップ(0.8kg/㎡)  ※ 3 サンエートップ(0.4kg/㎡) ※ 5

※ 1 美観上、ルーフバルコニーには適しません。※ 2 1層目のポリマーセメントペースト上のみの塗布になります。※ 3 5年に1度の塗り替えが必要になります。※ 4 ポリマーセメントモルタルの詳細は p.37 を参照してください。※ 5 5年に1度の塗り替えが必要になります。 美観性を問わない場合は、仕上塗料(サンエー トップ)は不要です。

<注意事項> ・SA - 121 - T 仕様で部分的にコンクリートを打設する場合は、下図のように増張りが必要になります。

防水仕様

サンエートップ

プライマーポリマーセメントペーストサンエーシート

保護コンクリート

指定接着剤

サンエーシート増張り(指定接着剤張り)

断熱材

サンエートップ

保護コンクリート

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仕様一覧

屋外 保護

屋上 露出

屋内

地下

その他

かぶせ改修

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仕様一覧

屋外 保護

屋外 緑化

屋内

地下

その他

かぶせ改修

(一社)日本建築学会建築工事標準仕様書・同解説 JASS8防水工事 JASS8 T-401「屋上緑化用メンブレン防水工法の耐根性試験方法」に基づき試験を実施しました。防水層及び接合部への根及び地下茎の貫通・侵入はありませんでした。

※ 1 サンエーシートAもしくはEXを使用します。※ 2 ポリマーセメントモルタルの詳細は p.37 を参照してください。

仕様番号 SA - 121 - P

説明 1層

防水層重量 約 11.1kg/㎡

下地勾配 1/100 以上

工程 材料(標準使用量)

シート施工

1 プライマー (0.3kg/㎡)

2 ポリマーセメントペースト (立 3.5kg/㎡:平 3.0kg/㎡)

3 サンエーシート ※ 1

仕上げ平場・立上り 共 4 ポリマーセメントモルタル

(7.0kg/㎡) ※ 2

防水仕様

プライマー

サンエーシート

サンエーシート

ポリマーセメントペースト

ポリマーセメントペースト

ポリマーセメントモルタル

植栽(別途工事)

排水層(別途工事)

不識布(別途工事)

客土層(別途工事)

シート上にポリマーセメントモルタルを塗布する仕様です。シート自体も強靭な材料ですが、ポリマーセメントモルタルを塗布することにより耐根性を持つため、防根シートは不要になります。

標準 ポリマーセメントモルタル 仕上げ SA -121- P屋外緑化仕様

※植栽は別途工事になります。

2層張りの仕様です。高耐久性が実現できます。

防水層の詳細は省いています

サンエーシート

保護モルタル 10mm以上

サンエーテックスE-10タイルタイル

サンエーシート1層目

サンエーシート2層目

ポリマーセメントペースト

保護モルタル10mm以上

目地シーリング

プライマー

高耐久 SA - 212( D ) 塗膜補強 SA - 215( D )接合部補強のためにサンエーテックスEー10を塗布する仕様です。より安全な防水層が得られます。

国交省仕様の屋内防水工法です。下地の乾燥を待たず、臭いも殆ど発生しないため屋内防水に最適です。シートは 80℃の温水にも問題なく、耐薬品性に優れた材料ですので、屋内のあらゆる用途に使用できます。また防水層間の水密性が高いため、水深の深いプールなどでも防水性能を保つことができます。

サンエーシート(SA-211仕様)

保護コンクリート/モルタルサンエーシート(SA-211仕様)(二次防水の場合)

サンエーシート(SA-211D仕様)

サンエーシート(押え金物不要)

ポリスチレンフォーム断熱材

保護コンクリート

保護モルタル

保護モルタル(メタルラス不要)

タイル

防水層の詳細は省いています

「公共建築工事標準仕様書」 「公共建築改修工事標準仕様書」 種別「S - C1」適合国土交通省

※酸性の強い泉質の場合は、接合部にサンエーボンドE20 を塗布もしくは増し張りする場合があります(シートに直接保護モルタルを塗布する場合は不要)。 詳しくはお問い合わせください。

※断熱材を敷く場合は SA-211D、断熱材なしの場合は SA-211 になります。

標準 SA - 211( D ) SA - 21C1( D ) 屋内仕様

(一社)日本建築学会「JASS 8」 標準仕様 S - PC

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19 20

仕様一覧

屋外 保護

屋上 露出

屋内

地下

その他

かぶせ改修

仕様一覧

屋外 保護

屋上 露出

屋内

地下

その他

かぶせ改修

※ 1 サンエーシートA、EX、ミエールのいずれかを使用します。※ 2 1 層目のポリマーセメントペースト上のみの塗布になります。※ 3 S751 NBは平場では省くこともできます。※ 4 ポリスチレンフォーム断熱材の種類は問いません。※ 5 別途工事になります。

<注意事項>・防水施工後、他職による防水層損傷を防ぐため速やかに保護層を打設するか、必ず養生をしてください。・断熱材をポリマーセメントペーストでは張り付けないでください。・コンクリートブロックへ施工する場合は、モルタル及び下地調整材で防水下地を作ってください(別途工事)。・シートに直接タイルを張ることは避けてください。必ず保護モルタル層を設けてください。

屋内改修工事について下地を補修しても翌日には施工でき、施工後の水張り試験も通常翌日可能なため工期を短縮できます。また臭いが殆どなく、隣の店舗が営業中にも施工できます。※既存タイル等の上から防水をする場合は、p.24 改修かぶせ防水仕様「SA - 711」の頁をご確認ください。

下地調整材等

プライマーポリマーセメントペーストサンエーシート

保護層

コンクリートブロック

一部防水層の詳細は省いています

<注意事項> ・改修下地及びコンクリートブロックへ施工する場合は、下地調整材等で防水下地を作ってください(別途工事)。

仕様番号 SA - 211(D) SA - 212(D) SA - 215(D) SA - 21C 1(D)

説明 1層 2層 塗膜補強 「公共建築工事標準仕様」「 S - C 1 」適合

防水層重量(非断熱仕様の場合) 約 4.1kg/㎡ 約 8.2kg/㎡ 約 4.2kg/㎡ 約 6.2kg/㎡

工程 材料(標準使用量)

シート施工

1 プライマー(0.3kg/㎡) プライマー(0.3kg/㎡)

2 ポリマーセメントペースト(立 3.5kg/㎡ : 平 3.0kg/㎡) ポリマーセメントペースト(5.0kg/㎡)

3 サンエーシート ※ 1 サンエーシート ※ 1

4 プライマー ※ 2 サンエーテックスE- 10 (100mm 幅:0.25kg/m)

5 ポリマーセメントペースト( 立 3.5kg/㎡ : 平 3.0kg/㎡ )

6 サンエーシート ※ 1    

断熱材施工

1 S751NB (0.2kg/㎡ )  ※ 3

2 ポリスチレンフォーム断熱材  ※ 4

平場仕上げ 1 保護モルタル(10mm 以上) / 断熱仕様の場合 保護コンクリート(80mm 以上) ※ 5

立上り仕上げ 1 保護モルタル(10mm 程度)/ 断熱仕様の場合 保護コンクリート(50mm 以上) ※ 5

防水仕様「公共建築工事標準仕様書」及び「公共建築改修工事標準仕様書」にEVA系シートが屋内防水用として記載されています。

公共建築工事標準仕様 当社公共建築工事標準仕様 当社代表的屋内仕様

仕様番号 屋内保護密着工法S - C 1 SA - 21C 1 SA - 211

工程 材料(標準使用量)

シート施工

1 プライマー (0.3kg/㎡) プライマー (0.3kg/㎡) プライマー (0.3kg/㎡)

2 ポリマーセメントペースト (5.0kg/㎡)

ポリマーセメントペースト(5.0kg/㎡) 

ポリマーセメントペースト(立 3.5kg/㎡:平 3.0kg/㎡)

3 EVA 系ルーフィングシート (1.0mm) サンエーシート (1.1mm) サンエーシート (1.1mm)

平場仕上げ 1 保護モルタル 保護モルタル 保護モルタル

立上り仕上げ 1 保護モルタル 保護モルタル 保護モルタル

※保護モルタルは別途工事になります。

国交省仕様 S - C 1 と当社標準仕様 SA - 211 との性能比較について国交省仕様S - C 1 と当社の代表的な屋内仕様であるSA - 211の違いは、ポリマーセメンペーストの使用量になります。その混和液であるサンエーポリマーEは特殊ポリマーで、ポリマーセメントペースト量が少なくてもS - C 1 と同等の性能を発揮できます。当社のポリマーセメントペースト配合割合及び性能比較試験結果を下記に示します。

配合材料 普通ポルトランドセメント サンエーポリマーE(特殊ポリマー配合) 水

配合割合 1 袋(25kg) 2kg 平場 8~9kg立上り 6~7kg

仕様 引張接着強度 層間水密性

国交省仕様 S - C 1 1.55 N/m㎡ 漏水なし

当社代表的屋内仕様 SA - 211   1.70 N/m㎡ 漏水なし

国交省仕様について

引張接着強度試験

引張試験機により接着強度を測定

層間水密性試験

0.5MPaの水圧を24時間加えて各層間からの漏水有無を確認

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仕様一覧

屋外 保護

屋上 露出

屋内

地下

その他

かぶせ改修

仕様一覧

屋外 保護

屋上 露出

屋内

地下

その他

かぶせ改修

ビット 調整パイプ

H鋼

サンエーシート

山留壁

サンエーボンドPU

均しコンクリート

WSワッシャー

工場熱融着接合 工場熱融着接合

サンエーシートを山留面に浮かし張りする工法です。後打ち躯体と強固に密着するため、シートと躯体間への水の浸入を防ぎます。建築、土木を含めて数多くの実績があります。また、打継ぎ部のみに張ることも可能です。

※山留壁の種類: SMW、親杭横矢板、鋼矢板 等

  標準 接合幅 50mm SA- 321※詳細は地下防水専用カタログを参照してください。 地下外壁仕様(先やり防水)

高耐久 接合幅 100mm SA- 328

ポリマーセメントペーストでシートを地下躯体に直接張り付ける工法です。躯体と強固に密着するため、シートと躯体間への水の浸入を防ぎます。また埋戻し時にシートのズレ落ちがありません。建築、土木で数多くの実績があります。 また、打継ぎ部のみに張ることも可能です。

※詳細は地下防水専用カタログを参照してください。

プライマー

ポリマーセメントペースト

サンエーシート

サンエープロテクター※保護モルタルの 場合あり

割栗・砕石

指定接着剤

均しコンクリート

地下外壁仕様(後やり防水)標準 SA- 411

コンクリート板にサンエーシートを標準施工しモルタルを 10mm打設し7日間養生後、直径 10mm の背面孔から水圧を 0.5MPa ×24 時間加えましたが、漏水や膨れはありませんでした。

背面水圧想定試験水圧

サンエーシートポリマーセメントペーストプライマーコンクリート板

保護モルタル10mm

<注意事項>・下地から湧水が発生している場合は必ず止水をしてください。・地下深さ 10m 以上の場合は、必ず予めご相談ください。

サンエーシート

※背面水圧が予想される場合

プライマー

ポリマーセメントペースト

防水層の詳細は省いています

地下躯体を内面から防水したい場合に使用できます。サンエーシート上に保護モルタル 5 ~ 10 mmである程度の背面からの水圧に耐えられます。

地下内壁・各種水槽仕様露出 SA- 521 保護 SA- 511

サンエーシート防水施工 完了

保護モルタル塗布

某市防火水槽内面防水工事(SA-511 仕様)

某市防火水槽外観

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24

仕様一覧

屋外 保護

屋上 露出

屋内

地下

その他

かぶせ改修

23

仕様一覧

屋外 保護

屋上 露出

屋内

地下

かぶせ改修

その他

  標準  SA- 711

仕様番号 SA - 521SA - 511

SA - 526SA - 516

SA - 527SA - 517

推奨用途 地下内壁、防火水槽、雨水貯留槽等 雑排水槽等 汚水槽等

工程 材料(標準使用量)

シート施工

1 プライマー(0.3kg/㎡) プライマー(0.3kg/㎡) プライマー(0.3kg/㎡)

2 ポリマーセメントペースト(立 3.5kg/㎡:平 3.0kg/㎡)

ポリマーセメントペースト(立 3.5kg/㎡:平 3.0kg/㎡)

ポリマーセメントペースト(立 3.5kg/㎡:平 3.0kg/㎡)

3 サンエーシート ※ 1 サンエーシート ※ 1 サンエーシート ※ 1

4 サンエーボンドE20 ※ 2 サンエーボンドE20 ※ 2(100mm 幅:200g/m)

5 サンエーシート(100mm 幅)

保護施工(別途工事) 1 (SA - 511 /516 /517仕様のみ) 保護モルタル 5~10mm

防水仕様

※ 1 サンエーシートA、EX、ミエールのいずれかを使用します。※ 2 サンエーボンドE70 からE20 に変更になりました。

露出仕様 SA- 526 露出仕様 SA- 527保護仕様 SA- 516 保護仕様 SA- 517

接合部を防食性のあるエポキシ系接着剤(サンエーボンドE20)で増張りする仕様です。耐酸、耐薬品性に優れており、下水道事業団「防食技術マニュアル」の D 種に相当します。背面から水圧が予想される場合は保護仕様を選択してください。

接合部に防食性のあるエポキシ系接着剤を塗布する仕様です。耐酸、耐薬品性に優れており、下水道事業団「防食技術マニュアル」のC種に相当します。背面から水圧が予想される場合は保護仕様を選択してください。

サンエーシート

プライマーポリマーセメントペースト

防水層の詳細は省いています

※背面水圧が予想される場合

サンエーシート

ポリマーセメントペースト防水層の詳細は省いています

※背面水圧が予想される場合

プライマー

<注意事項>※攪拌装置のある槽では、保護仕様を選択してください。※躯体から漏水している場合は必ず止水処理を施してください。

エポキシ増張り補強

エポキシ塗膜補強

某屋外排水処理施設(SA-526 仕様) 某屋外排水処理施設(SA-527 仕様)

サンエーシート

新設タイル

ポリマーセメントペースト

既存タイル

サンエーシート(押え金物不要)

プライマー

保護モルタル10mm以上

保護モルタル(メタルラス不要)

下地調整材

防水層の詳細は省いています

既存タイルや既存押えコンクリートの上から薄層で改修し、さらに歩行も可能になる工法です。屋外でも使用できます。

工程 材料(標準使用量)

シート施工

1 下地調整材 ※ 1

2 プライマー(0.3kg/㎡)

3 ポリマーセメントペースト(立 3.5kg/㎡:平 3.0kg/㎡)

4 サンエーシート ※ 2

平場仕上げ(別途工事)

1 保護モルタル 10mm 以上

2 タイル、クッションマット、人工芝など    

立上り仕上げ(別途工事)

1 保護モルタル 10mm 程度 ※ 3

2 タイルなど

※ 1 下地の種類や状況によって下地調整材の種類が変わりますので予め当社へご相談ください。別途工事になる場合があります。※ 2 サンエーシートA、EX、ミエールのいずれかを使用します。※ 3 トンボ・メタルラスは不要です。

改修かぶせ仕様

防水仕様

<注意事項>※必ず事前に既存タイルと下地調整材の接着性を確認する必要があります。※納まり上、タイルやタイル下地を撤去する場合もありますので予めご了承ください。※既存タイルが浮いている箇所は撤去し、モルタルで平滑に仕上げてください。

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施工

施工

26

施工

仕様一覧

屋外 保護

屋上 露出

屋内

地下

かぶせ改修

施工

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仕様一覧

屋外 保護

屋上 露出

屋内

地下

その他

かぶせ改修

平場■金ゴテで表面を平滑に仕上げます。■ひび割れの発生の少ない下地とします。■レイタンスの発生の無いように配慮します。■鉄筋のはみ出し、その他の突起物は取り除きます。

立上り■Pコン跡、豆板などはモルタルなどを詰め込んで平   坦に仕上げます。■型枠目違いなどによる段差、突起は平坦に補修します。

水勾配■下地で 1/100 以上確保します。

出隅■スラブの出隅および立上り面の出隅は通りよく面取り (3  ~ 10mm 程度 ) をします。 ※コーナー用シートを使用する場合は面取り不要。

入隅■スラブの入隅および立上り面の入隅は通りよく直角とし  ます。

パラペット■水上で 200mm 以上立上げます。

貫通配管など■回りを 300mm 以上あけて設置します。■ 100mm 以上のツバ付き配管とします。■蒸気管、温湯用など熱を通すパイプは二重管とし中間に  断熱材を使用します。

設備用台座など■回りを 300mm 以上あけて設置します。

ルーフドレン ( 縦型 )■押え蓋付き(シート防水用)とします。■平場面と平らな位置にしっかりと固定します。■ドレンの回りは 300mm 以上あけた位置とします。

ルーフドレン ( 横型 )■押え蓋付き(シート防水用)とします。■平場面と平らに、かつ、立上り面と平らな位置にしっか  りと固定します。■コーナーより 300mm 以上離れた所に設置します。

パラペット部の打継ぎ■平場面より 100mm 以上の上部とします。

水切りあご■あご深さは 20mm 以上とします。

ドア・サッシ下■防水張り掛け用のステンレス製フラッシングを取り付け  ることを推奨します。■高さ 150mm 以上、欠き込み深さ 20mm 以上確保します。

防水下地の仕上がりは、防水の品質性能に直接影響を与えます。サンエーシート防水では、下記のような下地造りが重要です。

屋上・屋内等防水下地造りのポイント

バルコニー

浴室・シャワー室

浴室、バルコニーなどで実績があります。工期短縮・廃棄物削減に貢献します。

改修かぶせ仕様施工例保護モルタル 10mm + 新設タイル

既存タイル下地

下地調整材塗布

シート施工保護モルタル 10mm +

新設タイル仕上げ

保護モルタル 10mm下地調整材塗布

シート施工

新設タイル仕上げ

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施工

施工

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施工

施工

仕様一覧

屋外 保護

屋上 露出

屋内

地下

かぶせ改修

仕様一覧

屋外 保護

屋上 露出

屋内

地下

かぶせ改修

施工

ポリマーセメントペースト張り施工手順

1 プライマー塗布(立上り部・役物回り) 2 役物回り/増張り施工

出入隅角 ドレン 貫通配管 ひび割れ部増張り

7  断熱材張付け 8 保護コンクリート等打設 又は仕上塗料塗布

※プライマーおよびポリマーセメントペーストの配合、材料および割合については p.36 を参照してください。

清掃後、役物回りと立上り部にプライマーを塗布します。

4 立上り部施工3 ポリマーセメントペースト塗布

立上り部に金ゴテを使ってポリマーセメントペーストを塗布します。

サンエーシートを張り付け、ポリマーセメントペーストが端部からはみ出るようにTローラー等で転圧します。

5 プライマー塗布(平場部) 6 平場部施工

自在ぼうき等を使ってプライマーを塗布します。 サンエーシートを手前に引きながら流し張りします。

役物回りを指定材料を使って施工します。

補修必要 下地調整した面

防水下地

既存防水層(撤去もしくは下地調整材塗布)

目違いや段差などは平滑に補修してください。CB面は必ず下地調整材などを塗布してください。CB面に直接施工すると、吸水が激しいため剥がれる可能性があります。既存防水層については撤去していただくか、下地調整材を塗布してください。

立上りに近い 立上りに近く配管同士が隣接 床から直接エルボ継手設置は避ける

ドレン・貫通配管の位置

立上り配管が床に近い

立上りの際に位置していたり、貫通配管同士が近い場合は施工が非常に困難になりますので、出来る限り壁から 300mm 以上、配管同士は 200mm 以上離れた位置に設置してください。

サッシとの取り合い 耐震スリット部原則、サッシにサンエーシート防水層を 20 ~ 30mm 程度

張り掛けることになります。張り掛け代のない場合は、フラッシングを全溶接してください。

耐震スリット壁に防水を施工する場合は防水保証対象外と

なりますので、必ず手前にCBを設置してください。

その他、浴室、厨房防水での下地造りのポイント

床面からアンカーが出ている場合、シーリング材を塗布す

るだけの処理しかできません。この場合は保証対象外となりますので予めご了承ください。

蛇腹ホースが貫通している場合は、下写真のように塩ビパ

イプ等を取り付けてください。蛇腹ホースに直接防水材を張り掛けることは不可能です。

蛇腹ホース アンカー貫通部

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仕様一覧

屋外 保護

屋上 露出

屋内

地下

かぶせ改修

各納まり図

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仕様一覧

屋外 保護

屋上 露出

屋内

地下

かぶせ改修

各納まり図

各納まり図

横ドレン(1 層仕様)

ポリマーセメントペーストサンエーシート (増張り)

プライマー

ポリマーセメントペーストサンエーシート

縦ドレン(1 層仕様)

サンエーシート (増張り)

プライマーポリマーセメントペースト

サンエーシートポリマーセメントペースト

排水トラップ(1 層仕様)

ポリマーセメントペーストサンエーシート (増張り)

サンエーテックスEー10プライマー

ポリマーセメントペーストサンエーシート

立上りコンクリートブロック

下地調整剤等(別途工事)

※天端防水シートを巻いても可

CB

サンエーテックスE-10

プライマーポリマーセメントペーストサンエーシート

金属笠木

サンエートップ

パラペット②(1 層仕様)

各納まり図

接合部(エポキシ増張り補強仕様)

プライマーポリマーセメントペーストサンエーシートサンエーボンドE20サンエーシート (増張り)

100mm以上

接合部(塗膜補強仕様)

プライマーポリマーセメントペーストサンエーシートサンエーテックスE-10

100mm以上

部(1 層及び 2 層仕様)接合幅および防水層の厚さ(1 層仕様)

防水層厚 (一般部) 2~3mm程度 

防水層厚 (接合部) 4~6mm程度

100mm以上

パラペット①(1 層仕様)

プライマーポリマーセメントペーストサンエーシート

サンエートップ/保護モルタル

保護コンクリート等

緩衝材

接合部(エポキシ塗膜補強仕様)

パラペット②(1 層仕様)屋内 立上り①

目地用シーリング (別途工事)欠き込み20mm程度

保護モルタル10mm程度 +タイル仕上げ等

保護モルタル10mm以上 +タイル仕上げ等

パラペット②(2 層仕様)※ 保護層除く屋内 立上り②

保護モルタル10mm程度 +タイル仕上げ等

保護モルタル10mm以上 +タイル仕上げ等

※記載のない納まりはお問い合わせください。

プライマーポリマーセメントペーストサンエーシートサンエーボンドE20

※シートの転圧度合によって一般部でも 10mm 程度の厚さ     になる場合があります。

サンエーシート (増張り)

指定シーリング材

立上り貫通配管ツバ無(1 層仕様)

※水が溜まらない場所の場合

※水が溜まる場所は、右上の 『貫通配管ツバ無』を参照

金属系貫通配管ツバ有(1 層仕様) 貫通配管ツバ無(1 層仕様)

入隅角成型役物

出隅角成型役物

※ 2 層仕様の 2 層目には不要

出入隅角

※成型役物が使用できない場合は増張り もしくはサンエーテックスE - 10を使用

指定シーリング材

プライマーサンエーテックスE-10ポリマーセメントペースト増し張りシートポリマーセメントペースト本体シート

タコ足状シート

プライマーポリマーセメントペーストサンエーシート(増張り)指定シーリング材サンエーシート

指定シーリング材

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技術資料

仕様一覧

屋外 保護

屋上 露出

屋内

地下

かぶせ改修

仕様一覧

屋外 保護

屋上 露出

屋内

地下

かぶせ改修

技術資料

技術資料

接着性サンエーシートを標準施工し 7 日間養生後、引張接着強度試験を実施

サンエーシートを標準施工しモルタルを 10mm 打設、7 日間養生後、引張接着強度試験を実施

水密性(防水層間)サンエーシートを標準施工しモルタルを 10mm 打設、7 日間養生後、0.5MPa × 24 時間加圧

接着強度 せん断強度

1.0N/mm2 (10kgf/cm2) 以上 ※社内規格値 0.6N/mm2 以上

0.6N/mm2 (6kgf/cm2) 以上 ※社内規格値 0.4N/mm2 以上

各層間から漏水なし

サンエーシート防水層の性能

鉄製保持具エポキシ系接着剤サンエーシートポリマーセメントペーストプライマーコンクリート板

鉄製保持具エポキシ系接着剤サンエーシートポリマーセメントペーストプライマーコンクリート板

鉄製保持具エポキシ系接着剤モルタル 10mm サンエーシートポリマーセメントペーストプライマーコンクリート板

鉄製保持具エポキシ系接着剤モルタル 10mm サンエーシートポリマーセメントペーストプライマーコンクリート板

サンエーシートポリマーセメントペーストプライマーコンクリート板

水圧 保護モルタル 10mm 圧力サンエーシートポリマーセメントペーストプライマーコンクリート板

赤インク溶液

※背面水圧想定

水圧

サンエーシートポリマーセメントペーストプライマーコンクリート板

保護モルタル10mm

サンエーシートの性能耐薬品性試験各種薬品に 90 日間浸漬させた物性保持率データです。酸やアルカリなどの耐薬品性に優れています。

分類 薬品名 濃度90 日浸漬後の

保持率(%)

引張強度 伸び率

酸類

塩酸 35% 103 99

硫酸 30% 102 99

硝酸 30% 96 98

リン酸 30% 94 95

酢酸 30% 89 97

乳酸 30% 99 102

クエン酸 20% 107 101

アルカリ類

アンモニア 20% 87 94

水酸化ナトリウム 30% 92 96

水酸化カリウム 30% 96 97

水酸化カルシウム 飽和 103 97

分類 薬品名 濃度90 日浸漬後の

保持率(%)

引張強度 伸び率

消毒薬

次亜塩素酸ナトリウム 12% 87 103

クレゾール石鹸 20% 50 89

過酸化水素水 35% 94 108

塩化ベンサルコニウム 10% 95 99

有機溶剤

アセトン 100% 60 91

トルエン 100% 85 103

キシレン 100% 77 103

エタノール 100% 77 99

防食被覆層試験サンエーシートは日本下水道事業団「下水道コンクリート構造物の腐食抑制技術及び防食技術マニュアル」におけるシートライニング工法の規格D種の品質規格を満たす性能を有しています。

項目工法規格

D種規格 社内試験結果

被覆の外観 被覆にしわ、むら、はがれ、われのないこと しわなど確認されず

コンクリートとの固着性 0.24N/mm2 以上 0.77N/mm2

耐酸性 10% の硫酸水溶液に 60 日間浸漬しても被覆にふくれ、われ、軟化、溶出がないこと ふくれなど確認されず

硫黄侵入深さシート部 10% の硫酸水溶液に 120 日間浸漬した時の侵入深さが設計厚さに対して 1% 以下であること 侵入深さ 1% 以下

目地部 10% の硫酸水溶液に 120 日間浸漬した時の侵入深さが設計厚さに対して 5% 以下であること、かつ、100 μ m 以下であること ―

耐アルカリ性 水酸化カルシウム飽和水溶液に 60 日間浸漬しても被覆にふくれ、われ、軟化、溶出がないこと ふくれなど確認されず

透水性 透水量が 0.15g 以下 0g

耐オレイン酸試験厨房で使用される植物油に含まれるオレイン酸耐性試験結果です(JIS A 1454 試験方法に準拠)。48 時間経過してもシート表面に膨潤などの異常は見られませんでした。

シート表面異常なしオレイン酸滴下 接合部を想定したポリマーセメンペーストも異常なし

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技術資料

仕様一覧

屋外 保護

屋上 露出

屋内

地下

かぶせ改修

仕様一覧

屋外 保護

屋上 露出

屋内

地下

かぶせ改修

技術資料

技術資料

サンエーシートの性能JWWA(公益社団法人 日本水道協会)規格試験サンエーシートは「JWWA Z 108 水道用資機材-浸出試験方法」、ポリマーセメントペーストは「JWWA K 143 水道用コンクリート水槽内面エポキシ樹脂塗料-浸出性及び浸出試験方法」においていずれも基準値以下であり、上水道施設でも使用できます。

サンエーシート試験報告書 ポリマーセメントペースト試験報告書

1) 接着性試験  SA -121- P仕様で 27 年前に施工されたサンエーシートの接着性試験を実施しました。  30 年近く経過しても接着強度は新築当時と殆ど変わりません。

状態 試料 No. 接着強度(N/mm2) 破断箇所・状況(%) 物件

SA -121- P27 年後採取

① 1.22 シート・ペースト 100

共同住宅② 1.04 シート・ペースト 100

③ 1.49 シート・ペースト 100

平均 1.25 ※規格値 0.6N/mm2 以上※参 考 施工4週間後の値 1.0N ~ 1.5N/mm2

接合部の口空きなどはありませんでした。 立上りシート端部も全く剥がれや浮きなどはありませんでした。

引張強度試験

経年劣化データ

温水浸漬劣化試験サンエーシートは 80℃までの温水にも影響はなく、温浴施設でも十分使用できます。JIS A 6008 に準拠し各温度において 52 週間 (1 年間 ) 浸漬した時の物性保持率 (% )

52 週間(1 年間)浸漬後の物性保持率(%)

引張強度 伸び率

60℃ 99 98

70℃ 99 99

80℃ 102 100

2) 防水層水密性試験  SA -121-T仕様で 24 年前に施工されたサンエーシートの下地との水密性試験を実施しました。  水位 100mm、200mm、300mm において、防水層内への水の浸入は確認されませんでした。    ※防水層に直径 12mm の穴を開け、そこに水筒を立て水密性を観察。試験開始時の水位を 100mm とし、24 時間後に水位の変化がなければ、      200mm、300mm と水位を上げた。

経年劣化データ

3) 物性試験 経年劣化による物性の変化を測定するため、実際の建築物からサンエーシートを採取しその物性を測定しました。 露出で 20 年以上経過しても物性保持率は 90%前後と高い数字を保っています。

採取したサンエーシート詳細

サンエーシート物性試験結果

※黒数値は採取したシートの実測値(n=3の平均値)  ※青数値はその当時のLOTの代表的な数値  ※赤数値は物性保持率  ※「-」とあるのは、当時のLOTデータが残っていいなかったため比較不能

経年数 仕様 施工部位 施工年 採取年 採取地3 年 SA -121 - P - 2002 2005 千葉7 年 SA -121 - P - 2002 2009 千葉

17 年 SA -121 - P 屋上 1993 2009 埼玉22 年 SA -121 - P 屋上 1987 2009 東京23 年 SA -121 -T 屋上 1990 2013 埼玉24 年 SA -121 -T 屋上 1988 2012 千葉27 年 SA -121 - P 屋上 1986 2013 東京

試験項目 方向 3 年 7 年 17 年 22 年 23 年 24 年 27 年

引張強度(N/㎠)

JIS規格値1000N/㎠以上

タテ2142 1866 1738 1729 1522 1655 17112100 2086 1804 1828 1650 - -102% 89% 96% 95% 92% - -

ヨコ1883 1447 1293 1379 1220 1423 15051686 1728 1511 1387 1320 - -109% 84% 86% 99% 92% - -

伸び率(%)

JIS規格値450%以上

タテ557 557 532 520 590 643 420618 610 610 602 602 - -90% 91% 87% 86% 98% - -

ヨコ658 607 637 558 652 715 685647 652 655 632 644 - -

102% 93% 97% 88% 101% - -

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仕様一覧

屋外 保護

屋上 露出

屋内

地下

かぶせ改修

材料

仕様一覧

屋外 保護

屋上 露出

屋内

地下

かぶせ改修

材料

材料紹介ルーフィングシート

40 年以上屋上から屋内、地下防水まで愛用されているシートです。コストパフォーマンスに優れています。

屋外防水に適しています。熱を吸収しにくいので夏場の屋外作業時の体感温度や膨れ低減効果もあります。※ 2019 年より色が変わりました。

シート自体が半透明であるため、地下先やり防水接合部の接合幅が目視確認できます。屋外仕様では使用できません。

サンエーシートA サンエーシートEX サンエーシート ミエール

用途:屋外(保護仕様)・屋内・ピット・地下外壁荷姿:1.1mm 厚× 1m 幅× 25m 巻/色:黒

用途:屋外(露出・保護仕様)・地下外壁(後やり)荷姿:1.1mm 厚× 1m 幅× 25m 巻/色:白

用途:屋内・地下外壁(先やり)荷姿:1.1mm 厚× 1m 幅× 25m 巻/色:半透明

試験項目 試験結果 JIS規格

引張性能引張強さ N/㎠ 1800 1000 以上

伸び率 % 600 450 以上

引裂性能 引裂強さ N/㎝ 550 400 以上

温度依存性試験温度 60℃ 引張性能 N/㎠ 475 150 以上

試験温度 -20℃ 伸び率 % 245 200 以上

加熱伸縮性状 伸縮量 ㎜伸び 0.0 2 以下

縮み 4.3 6 以下

劣化処理後の引張性能

引張強さ比 %

加熱処理 94.6 80 以上

促進暴露処理 98.7 80 以上

アルカリ処理 97.2 80 以上

伸び率比 %

加熱処理 101.1 70 以上

促進暴露処理 95.1 70 以上

アルカリ処理 96.6 80 以上

伸び時の劣化性状

加熱処理 ひび割れ無しいずれの試験片にもひび割れがあってはならない

促進暴露処理 ひび割れ無し

オゾン処理 ひび割れ無し

接合性状

無処理 異常無し 基準線からのずれ 及びはく離の長さが5㎜以下でかつ有害な膨れなど異常箇所があってはならない

加熱処理 異常無し

アルカリ処理 異常無し

サンエーシートは日本工業規格であるJISマーク(JIS A 6008)を取得しています。

※受注生産品

プライマー使用量及び配合割合

プライマー標準使用量 0.3 kg/㎡

配合材料 サンエーポリマーE 水

配合割合 1 2

ポリマーセメントペースト使用量及び配合割合 ※セメント 1 袋に対する配合割合

ポリマーセメントペースト標準使用量 立上り 3.5 kg/㎡ 平場 3.0 kg/㎡

配合材料 普通ポルトランドセメント サンエーポリマーE 水

配合割合 1袋(25 kg) 2kg 立上り6~7kg 平場8~9kg

材料紹介プライマー・ポリマーセメントペースト配合材料・割合及び使用量

㎡ 当り各配合材料使用量

プライマーおよび ポリマーセメントペースト使用量

㎡当り各配合材料標準使用量

普通ポルトランドセメント サンエーポリマーE 水

プライマー 立・平 共 0.3kg/㎡ 0.1kg /㎡ 0.2kg /㎡

ポリマー セメントペースト

立上り 3.5kg/㎡ 2.60kg /㎡ 0.21kg /㎡ 0.69kg /㎡

平場 3.0kg/㎡ 2.10kg /㎡ 0.17kg /㎡ 0.73kg /㎡

注 意上記使用量は標準であり、その使用量が多少増減しても防水性能に影響はありません。

配合材料

プライマー及びポリマーセメントペースト作製時に配合します。

プライマー及びポリマーセメントペースト作製時に配合します。

ポリマーセメントペースト作製時に配合します。

サンエーポリマーE ® 水道水普通ポルトランドセメント※当社では販売しておりません

成分:特殊エマルジョン荷姿:20 kg 缶

セメント

荷姿:25 kg 袋

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道具・注意事項・保証

仕様一覧

屋外 保護

屋上 露出

屋内

地下

かぶせ改修

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仕様一覧

屋外 保護

屋上 露出

屋内

地下

かぶせ改修

材料

規格:250 幅 125:125 に折れ線入り   200 幅 60:140 に折れ線入り 別途特注品承ります。 荷姿:25m 巻

荷姿:10 個/梱包色 :黒 規格: 幅 200・250・330・500・750mm

別途特注品承ります。荷姿:25m 巻

サンエーシート専用の仕上塗料です。5年毎に塗り足すことによって耐久性が向上します。

仕上塗料(サンエートップ)色見本

※印刷のため、実際の色調とは異なる  場合があります。

グリーン

グレー

ライトグレー

材料紹介副資材 ※シート加工品は全てサンエーシートAとなります。

サンエートップ

サンエーボンドE70

成分:特殊無溶剤2液エポキシ系接着剤荷姿:10kg セット

金属との接着などに使用できます。

出入隅角へ先に張り付けます。 出隅線で容易に折り曲げられるよう加工しています。

サンエーシートAを所定の幅に裁断したシートです。打継ぎ部や増張り用に使用します。

径の小さい貫通管に使用します。巻癖がついているため容易に巻きつけられます。

縦引き改修用ドレンです。

簡易ドレン(改修用)

JIS A 9521 A種押出法ポリスチレンフォーム断熱材3種 b

ポリスチレンフォーム断熱材3種 b

規格:80mm 幅× 500mm   50:30 に折れ線入り荷姿:3 巻/袋

規格:50/65/75/100荷姿:1 個~

出入隅角成型役物 コーナー用 250/200 ボンドカットシート 200/250/330/500/750

タコ足シート

役物周りや接合部への補強塗り用です。

サンエーテックスE -10

成分:ポリマーセメント系塗膜防水材 (EVA系)荷姿:32kg セット(原液 18kg 混和材 14kg)   3.2kg セット(原液1.8kg 混和材 1.4kg)

規格:910 幅× 910 長厚さ:25・30・35・40・50・60

成分:エマルジョン塗料(珪砂入り)荷姿:20kg 缶色:ライトグレー、グレー、グリーン

下記割合で現場調合してください。塗布方法はハケ引き、ローラー仕上げ等です。S A-121P仕様用。

※市販品のポリマーセメントモルタルも 使用できます。

ポリマーセメントモルタル

普通ポルトランドセメント  25kg5 号珪砂           50kgサンエーポリマーE      4kg 水             12kg

推奨材料

5℃以下の環境で施工する場合にポリマーセメントペースト及びプライマーへの添加を推奨します。

マノール防凍剤・マノール防凍剤SS

配合量:お問い合わせください。荷姿:18 kg 缶

※㈱マノール社の製品です(当社では販売していません)。推奨材料

成分:8051N シリコーン系シーリング材POSシール(スピード) 変成シリコーン系シーリング材

荷姿:330 ml /本バラ (1本単位)

色 :ライトグレー

シリコーンシーラント8051NPOSシール(スピード)     ※セメダイン㈱社の製品です。

主に貫通配管回りで使用します。

推奨材料

断熱材やサンエープロテクターを張り付ける場合に使用します。

S751 NB     ※セメダイン㈱社の製品です

成分:無溶剤2液ウレタン系接着剤荷姿:6ℓ ( 8kg) セット色 :白    

■下地はRC・PCaとします。それ以外の下地については別途ご相談ください。■ 80℃を超える温水に浸かる用途には使用できません。■ 0℃以上の環境下で施工してください。■気温が 5℃以下の環境下で施工する場合は、防凍剤を添加してください。■下地の油やレイタンスなど、接着を阻害する汚れ等は必ず除去してください。■下地に水分があっても施工できますが、湧水や溜り水が存在する場合は施工ができません。■下地に不陸や豆板がある場合は必ず補修してください。■施工後すみやかに保護・仕上げをおこなってください。時間が空く場合は必ず養生をしてください。特に、屋内・勾配部  への防水の場合は保護層との密着性が非常に重要ですので、シート表面が汚れないよう十分気を付けてください。■屋外において下地の状態によっては膨れが多数発生します。その対処方法につきましては事前に当社へお問い合わせください。■降雨、降雪の恐れがある場合は施工しないでください。

注意事項

主な施工道具

山留壁面に防水する場合(地下防水)

攪拌機 転圧ローラー(Tローラー:当社で販売しています)

金鏝(角・剣先・櫛) 左官刷毛 柄杓

小刷毛皮スキ陣笠柄杓 ポリバケツ はさみ 自在ぼうき 空ペール缶

ポリマーセメントペーストで施工する場合

シーリング材用攪拌機 コーキングガン インパクトドライバー ソケット(11mm) ヘラ ハンマー

下記に該当する場合は保証対象外となりますのでご注意ください。

①地下外壁防水(先やり防水、後やり防水共)②木造建物での防水(屋外、屋内共)③立上り防水層に押え金物を取り付けた場合④当社指定のセメント混和液や接着剤などを適切に使用しなかった場合(出荷履歴がなかった場合)⑤仕上塗料で仕上げた箇所で、5年毎の塗り替えまたは塗り増しを実施していない場合⑥防水施工後に、アンカーなどを打ち込むなどして防水層を貫通させた場合⑦耐震スリット部に施工し、漏水した場合⑧天災地変等不可抗力と認められる場合⑨工事対象物の構造上または設計上の欠陥に起因する場合⑩過失または故意による防水層損傷の場合

なお、当社は材料品質に起因する場合のみ、防水層補修の責を負います。

保証の対象外となる事項について

汚水槽・雑排水槽等での接合部増し張り用接着剤及び接合部へ塗布用です。

成分:特殊無溶剤2液エポキシ系接着剤荷姿:15kg セット

サンエーボンドE20