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名古屋大学医学部附属病院薬剤部の 概要と薬剤師レジデント制度 鶴舞公園から見た名大病院

古屋大学医学部附属病院薬剤部の 概要と薬剤師レジデント制度 · 2016-03-28 · ・麻薬注射薬を手術室まで搬送 ・使用予定分の麻薬を看護師とともに患者

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名古屋大学医学部附属病院薬剤部の 概要と薬剤師レジデント制度

鶴舞公園から見た名大病院

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• 病床数:1035床(一般985, 精神50)

• 病棟数:22病棟

• 病床稼働率:85.3%(2013年10月)

• 平均在院日数:14.2日(2013年10月)

• 院外処方箋発行率:89.6%(2013年10月)

• 承認・認可: 特定機能病院、日本医療機能評価機構(v6)認定

地域がん診療連携拠点病院、小児がん拠点病院

名大病院の基本方針

安全かつ最高水準の医療を提供します(診療) 優れた医療人を養成します(教育) 次代を担う新しい医療を開拓します(研究) 地域と社会に貢献します(社会貢献)

名大病院の概要

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1. 設備の充実 2. 24時間勤務体制の拡大 3. 病棟薬剤師の常駐体制の充実(週20時間→40時間) 4. クリニカルパスの充実(PBTMの推進)

1. 薬剤師レジデント制度の充実・発展 2. 専門薬剤師の養成・資格取得の支援

1. 早期体験学習・ポリクリ・初任者研修への協力 2. その他医療職の教育・研修への協力

1. TDM の拡大(個別医療への貢献) 2. 薬剤師外来の充実(がん薬物療法) 3. 診療科との連携による新しい薬剤(特殊製剤)の開発

1. 先端医療・臨床研究支援センターとの連携 2. 医学系研究科・創薬科学研究科との連携

1. 社会人大学院生への支援体制整備 2. 薬学系大学院との連携・共同研究

1. 薬学部実習生の積極的受け入れ 2. 薬剤師外来の共同運営 3. 国際交流の推進

1. 専門薬剤師研修施設としての研修生の積極的受け入れ 2. つるまい薬・薬・薬連携協議会の充実・推進

診療

医療安全への貢献

新しい薬物療法の開拓

教育

次世代薬剤師の育成

医師・看護師教育への貢献

研究

創薬・育薬への貢献

医療薬学研究の推進

社会

貢献

薬学部との連携強化

地域薬局との連携強化

名大病院薬剤部のミッションと将来計画

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名大病院薬剤部の特徴

1. 薬剤師数が多い(正規職員83;教員3名+正規職員薬剤師80名) 2. 医薬品SPD (Supply Processing and Distribution; 医薬品の購入・管理の

外部委託業務) を導入 (SPD作業員・テクニシャン 18名) 3. 夜勤2名体制(夜間の調剤業務の安全確保) 4. 積極的な病棟活動(薬剤管理指導料、病棟業務実施加算) 5. 医薬品安全管理体制 6. オペ室サテライトファーマシーの開設・運用開始(2014年4月より) 7. 薬剤師外来の運営(8領域) 8. 専門薬剤師等の資格取得を強力にサポート

9. 日本医療薬学会研修認定施設(認定薬剤師、がん専門薬剤師、薬物療法専門薬剤師)

10.薬剤師教育に積極的(学部実習 年間60名) 11.医学部附属病院としての研究活動(社会人大学院生) 12.国立大学医学部附属病院として最初に薬剤師レジデント制度を設立 (2012年4月~)

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名大病院薬剤部における業務拡大と薬剤師数の推移

・抗がん剤無菌調製の中央化 ・医薬品SPDの導入 ・注射剤 一施用毎払出 (平日・休日)

・病院機能評価(Ver.6)の認定 ・薬学部の長期実務実習受入れ(60名/年) ・勤務時間帯の変更(遅番勤務の導入)

・診療報酬改定 (病棟薬剤業務実施加算の新設) ・2勤務制(当直制から薬剤師2名による夜勤制)へ変更 ・薬剤師レジデント制度(6名)の開始

・全病棟に専任薬剤師を配置

・診療報酬改定 (薬剤管理指導料の区分化) ・「東海がんプロ」の開始

・全病棟で専従薬剤師を配置 ・薬剤師レジデントの定数を増加(10名) ・名大版PBPMの運用開始

薬剤師数 48名

52名

58名

66名

78名

88名

93名 ・オペ室サテライトファーマシーの運用開始 ・がん患者指導管理料算定予定

2008

2009

2010

2011

2012

2013

2014

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教授 薬剤部長

事務室 試験室 (2)

第一 製剤室 (4 + 欠1)

調剤室 (10 + 欠1) 注射調剤室 (8)

薬品情報室 (2) 麻薬室 (4)

薬務室 (1)

*1: ( )内は薬剤師員数(2014.4.1現在) *2: 治験薬管理は先進医療・臨床研究支援センターとして現在別組織が担当している。

准教授・副部長

(教育・研究)

副部長

(調剤業務・総務・病薬)

副部長

(病棟業務・レジデント・ がんプロ)

副部長

(製剤業務・学生実習)

副部長

(医療安全・薬事委員会)

第二 製剤室 (4)

医薬品安全管理支援室 (2)

高度医療薬剤支援室 (3)

2010. 7 新設

2010. 8 新設

2010. 3 拡大

2010. 7新設

2011. 4新設

・手術室

実習担当 特任助教

第二 薬歴管理室 (11)

第三 薬歴管理室 (4 + 欠1) 2011. 4新設

2011. 4拡大 第一 薬歴管理室 (12)

第三 製剤室 (6) 2009. 1新設

6

薬剤師レジデント (10)

薬剤部組織図と人員配置

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<業務内容>

・病棟/外来/OPE室等の定数配置薬補充 ・医薬品の期限チェック ・散剤調剤の分包補助 ・注射薬の個人セット(1施用毎)補助 ・抗がん剤調製準備の補助 ・医薬品発注の補助 ・入荷/検品業務の補助

<導入目的・効果>

平成21年4月より導入 ・薬剤師の専門性を最大限に活用する (病棟での薬物療法への積極的な介入) ・業務の負担軽減と効率化 ・病院資産の見直し

0.37

0.23

0.00

0.10

0.20

0.30

0.40

10 4 10 4

在庫月数 (購入金額 ÷ 在庫金額)

薬剤部

病棟・外来定数

輸血部

2010 2011 2012

SPD導入による病院資産の見直し

7

医薬品SPDの導入

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<ICU>

・配合変化の確認 ・適切なルート選択(CDCガイドラインなど参照) ・注射薬の個人セット

<NICU>

・新生児用インクレミンシロップのシリンジ分注 ・横隔膜ヘルニア児のためのフェンタニル調製 ・TPNを含めた注射薬の無菌調製

<ICU・NICU共通> ・毎日のカンファレンスで適切な薬剤・投与量を提案 ・麻薬や向精神薬、筋弛緩薬の管理

・検出菌の感受性に基づいた抗生剤 ・疾患と消耗に応じた適切な栄養 ・適切な血中濃度の維持と初回投与設計 ・副作用モニタリング

8

高度医療薬剤支援室(ICU・NICU)

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麻薬の使用割合

一般

病棟 31%

OPE 39%

ICU 28%

NICU 2%

<手術室担当薬剤師の業務> ・麻薬注射薬を手術室まで搬送 ・使用予定分の麻薬を看護師とともに患者 毎にセット ・使用済み麻薬の使用量を処方箋と照合 ・金庫内在庫数の確認 ・定数配置薬(筋弛緩薬・麻酔薬・一般薬) の在庫補充と使用量のカルテ確認 ・硬膜外麻酔の無菌調製

2014年4月より、サテライト・ファーマシー稼働: 硬膜外麻酔の無菌調整

麻薬室・手術室サテライトファーマシー

1,030

17,997

0

5,000

10,000

15,000

20,000

2006 2007 2008 2009 2010 2011 2012

麻薬処方せん枚数

入院

外来

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12,277

17,922

2006 2007 2008 2009 2010 2011 2012

外来(抗がん剤)

外来(制吐剤など)

入院(抗がん剤)

件/年間

20,000

10,000

15,000

5,000

0

書類作成

• 各診療科などで新規・修正レジメンを作成する。

• レジメン事前審査およびレジメン審査委員会の指摘事項を修正する。

事前審査

• 化学療法部医師やレジメン管理担当および各診療科担当薬剤師が内容を精査し、必要に応じて疑義照会する。

審査

• レジメン審査委員会で他の診療科医師などに意見を求め、問題がなければ承認する。問題があれば、再申請。

登録

• レジメン管理担当薬剤師が電子カルテにレジメンを作成する。

• 申請医師と電子カルテ管理担当薬剤師が、登録したレジメン内容を精査し、問題がなければ認証する。

更新

• レジメン管理担当薬剤師が登録レジメン一覧を修正する。

• 化学療法部医師および看護師が修正箇所を確認し、問題がなければ更新する。

製剤室(抗がん剤調製とレジメン管理)

がん化学療法(レジメン管理担当薬剤師=がん専門薬剤師)

診療科 外来 入院 血液腫瘍 49 119 呼吸器腫瘍 38 15 上部消化管 32 22 肝・胆・膵 10 4 下部消化管 41 6 乳腺内分泌腫瘍 46 1

骨軟部腫瘍 15 12 婦人科腫瘍 23 15 小児腫瘍 36 19 耳鼻咽喉科腫瘍 4 9

皮膚腫瘍 5 4 泌尿器科腫瘍 15 3 脳腫瘍 5 23 歯科口腔外科腫瘍 0 1 化学療法部 2 16 胚細胞腫瘍 2 5 total 323 274

レジメン登録数

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0%

20%

40%

60%

80%

100%

1 3 5 7 9 11 13 15 17

G0

G1

G2

G3

G4

副作用のモニタリング

副作用発現時期とグレードの蓄積

患者への指導資料の作成

医師・薬剤師・看護師の協働 により当院独自のデータを作成

患者へフィードバック

11

がん専門薬剤師の役割:副作用モニタリング

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(病棟薬剤業務)

12 中央社会保険医療協議会 総会 (第189回)資料

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0

20

40

60

80

100

6 9 4 8

20

30

15

8

30

20

15

21 24

23

29

23

5

欠員

セントラル

兼任薬剤師

専任薬剤師

専従薬剤師

レジデント

2010.04 2011.04 2012.04 2013.04

58

66

78

88

(人)

病棟薬剤師数の推移

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Group1

リーダーA

病棟1

病棟2

病棟3

病棟4

Group2

リーダーB

病棟5

病棟6

病棟7

病棟8

Group3

リーダーC

病棟9

病棟10

病棟11

病棟12

Group4

リーダーD

病棟13

病棟14

病棟15

病棟16

病棟17

Group5

リーダーE

病棟18

病棟19

病棟20

病棟21

病棟22

Group6

リーダーF

ICU

NICU

病棟担当: 担当の病棟が中心

リーダー: グループ内の病棟(治療室)を横断的にフォロー

一般病棟 一般病棟 一般病棟 一般病棟 一般病棟 治療室

グループ内で協力して業務を分担、あるいは教育的に患者をシェアする

病棟薬剤師のフォロー体制

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0

500

1000

1500

2009/10 2010/04 2011/04 2012/04 2013/04

人数

(件

/月)

薬剤師による持参薬確認件数

全病棟へ薬剤師を配置 病棟薬剤師が病棟内で確認

・持参薬情報を電子カルテへ記載 ・入院前の投薬歴の確認 ・入院目的と中止薬(術前、造影剤検査)の確認 ・市販薬、健康食品の確認 ・患者面談による服薬状況、副作用歴の聴取 ・服薬計画の提案と処方オーダー依頼

入院患者の約70%が、入院時に薬剤を持参

持参薬確認業務を展開 薬剤部内で一元的に確認

2013年10月 1350件

病棟専任薬剤師の役割:持参薬確認と処方提案

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457

10,407

13,564

1,052

821

0

5,000

10,000

15,000

20,000

25,000

30,000

35,000

2006 2007 2008 2009 2010 2011 2012 2013

全病棟で 持参薬の 確認を開始

ICU・NICUに専任薬剤師を配置

件数/年

平成20年度診療報酬改定 【薬剤管理指導料の見直し】 ハイリスク薬の管理を評価 一律350点/週 ↓ 区分1(430点) 区分2(375点) 区分3(325点)

全病棟に 専任薬剤師を配置

レジデント 制度を開始

薬剤管理指導2

薬剤管理指導3

麻薬管理指導加算

退院時薬剤情報管理指導

薬剤管理指導1

(推定)

一部の病棟に 専任薬剤師を配置

全病棟に 専従薬剤師を配置

1998

病棟専任薬剤師の役割:薬剤管理指導

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29.7 37.4

24.5 24.7

29.8 27.7

26.7 24.3

32.0 36.0

24.9 26.2 27.5

38.5 27.6

39.3 29.4

26.9 27.9

31.8 22.3

31.2 52.2

0.0 20.0 40.0 60.0

3W4W5W6W7W8W9W

10W11W12W13W

2E3E5E6E7E9E

10E11E12E13E

4E+N/MF-ICUSICU/MICU

把握:医薬品の投薬・注射状況の把握 医薬品情報:医薬品の医薬品安全性情報等の把握及び 周知並びに医療従事者からの相談応需 持参薬:入院時の持参薬の確認及び服薬計画の提案 相互作用:2種以上の薬剤を同時に投与する場合、投与 前の相互作用の確認 投与前説明:ハイリスク薬等に係る投与前の詳細な説明 投与量計算:薬剤の投与時の流量、投与量の計算

時間

病棟名

把握, 4.5

医薬品情報,

2.6

持参薬, 5.8

相互作用, 4.3

投与前説明, 2.4

投与量計算, 4.1

カンファ, 1.7

.疑義・提案, 1.6

TDM, 0.6

入力依頼, 0.2 無菌調製, 2.4 配置薬管理, 0.2

平均30.6時間/週

病棟薬剤業務時間(2013年10月)

実施時間(時間/週) 内訳と時間/週

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1. ワーファリン薬剤師外来(愛知学院大学)

ITを活用したPBPMの探索的臨床研究(名大病院)

2. 喘息吸入薬剤師外来(名城大学)

つるまい薬薬薬連携協議会

3. いきいき脳活性化お薬外来(愛知学院大学)

4. 外来化学療法部(名城大学)

5. 慢性腎不全薬剤師外来(金城学院大学)

6. 分子標的薬薬剤師外来(名大病院・泌尿器担当)

7. 腹膜透析薬剤師外来(名大病院・泌尿器担当)

薬剤師外来

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紹介記事(朝日新聞 2005.7.15)

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日本糖尿病療養指導士認定機構

日本糖尿病療養指導士 2 名

日本医療薬学会

がん指導薬剤師 2 名 がん専門薬剤師 3 名 薬物療法指導薬剤師 1名 薬物療法専門薬剤師 1名 指導薬剤師 5 名 認定薬剤師 10 名

日本緩和医療薬学会

緩和薬物療法認定薬剤師 3 名

日本病院薬剤師会

認定がん専門薬剤師 2 名 感染制御専門薬剤師 1 名 精神科薬物療法認定薬剤師 1 名 認定指導薬剤師 14 名 生涯研修履修認定薬剤師 26 名 認定薬剤師 49 名 日本静脈経腸栄養学会

栄養サポートチーム専門療法士 3 名

日本薬剤師研修センター

認定実務実習指導薬剤師 7 名 研修認定薬剤師 15 名

日本臨床薬理学会

認定CRC 1 名 認定薬剤師 1 名

当院での専門/認定薬剤師資格の取得状況

21

薬剤師の専門性

学位(博士)を有する薬剤師: 15 名 (平成26年4月1日現在)

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名古屋大学医学部附属病院における薬学部学生実習スケジュール

AM1 AM2 PM1 PM2 PM3 AM1 AM2 PM1 PM2 PM3 AM1 AM2 PM1 PM2 PM3 AM1 AM2 PM1 PM2 PM3 AM1 AM2 PM1 PM2 PM3

A

B

C

D

A

B

C

D

A 病棟

B

C

D

A 病棟

B

C

D

A

B

C

D

A 病棟

B

C

D

A

B

C

D

A

B

C

D

A

B

C

D

A

B

C

D

A

B

C

D

調剤部門補充

1/3

コマ

注射・薬務

製剤製剤

喘息

IPE

調剤部門補充

1/3

コマ

製剤

DI

病棟

製剤

DI

注射・薬務調剤部門補充

1/3

コマ

DI病棟 ・SOAP講義 ・症例課題など

製剤

外来窓口DI

調剤部門補充

1/3

コマ

病棟 ・病棟講義  電子カルテ   13:30~

1週目5月12日

|5月16日

ガイダンス

病院調剤業務全体の流

れ:H101(5/6)

医療人としての薬剤師象:H601 (112/113)

調剤部門補充

1/3

コマ

 病棟・スキル 事前テストスケジュール

調剤

喘息

製剤

DI

病棟注射・薬務

製剤

注射・薬務

DI

DI

注射・薬務

病棟持参薬

DI

試験

3週目5月26日

|5月30日

医療人としての理想の薬剤師像:H601

(108-111)

糖尿病教室C13:00〜

2週目5月19日

|5月23日

4週目6月02日

|6月06日

資料1

木 金

午後

予備

午前 午後

病棟

調剤

製剤

調剤

製剤

病棟

病棟

予備 予備 予備

製剤

調剤

製剤

グルー

月 火 水

午前 午後 午後 午前

予備

午後午前 午前

調剤部門補充

1/3

コマ

調剤部門補充

1/3

コマ

 病棟  ・スキル:AB  ・課  題:CD  (糖尿・病棟等)

調剤部門補充

1/3

コマ

  病棟  ・スキル:CD  ・課 題:AB  (糖尿・病棟等)

注射・薬務

DI

病棟持参薬

 病棟・スキル 事後テスト 

注射・薬務

DI

調剤

調剤部門補充

1/3

コマ

調剤部門補充

1/3

コマ

DI

DI

製剤

DI

注射・薬務麻薬

DI

調剤

ワーファリン

調剤部門補充

1/3

コマ

注射・薬務

試験:遺伝子

調剤部門補充

1/3

コマ

試験:遺伝子調剤部門補充

1/3

コマ

試験:遺伝子

試験:遺伝子

注射・薬務

注射・薬務

DI

製剤 製剤面談

調剤部門補充

1/3

コマ

調剤部門補充

1/3

コマ

調剤

注射・薬務

DI

製剤

調剤

注射・薬務 注射・薬務

病棟

糖尿病教室A13:00〜

病棟

病棟

調剤部門補充

1/3

コマ

調剤部門補充

1/3

コマ

製剤

調剤部門補充

1/3

コマ

DI

DI

安全対策:H126/127

8:30~

外来指導演習:H117

処方鑑査から疑義照会

演習:H105/104

発表(15:30~)

ロールプレイ(15:30~)

注射・薬務

調剤

ワーファリン

調剤

喘息

調剤部門補充

1/3

コマ

喘息

調剤

製剤

製剤

製剤

CKD

調剤

CKD病棟

病棟調剤 DI

病棟病棟

病棟 病棟 病棟

10週目7月14日

|7月18日

    病棟

病棟 病棟

病棟/最終報告

11週目7月28日

|8月01日

9週目7月07日

|7月11日

病棟

休日 総括総括面談

病棟

面談

病棟

病棟/最終報告

注射・薬務

調剤部門補充

1/3

コマ

病棟

病棟

調剤部門補充

1/3

コマ

注射・薬務注射・薬務

製剤

病棟

調剤部門補充

1/3

コマ

調剤部門補充

1/3

コマ

病棟

IPE

病棟病棟

病棟/中間報告 面談

病棟

病棟

調剤

ワーファリン

病棟

病棟

ICU

調剤

IPE

病棟 病棟

ICU

調剤

製剤

CKD

調剤部門補充

1/3

コマ

注射・薬務

製剤

CKD

CKD CKD

調剤

CKD CKD

病棟

注射・薬務

製剤

試験

病棟

病棟

調剤

製剤

病棟

病棟

DI

病棟

試験

注射・薬務

試験試験

試験

病棟

試験

DI

調剤部門補充

1/3

コマ

病棟

調剤

調剤部門補充

1/3

コマ

注射・薬務

平成26年度第I期スケジュール

病棟 病棟

病棟

注射・薬務

病棟

調剤部門補充

1/3

コマ

8週目6月30日

|7月04日

調剤

試験

病棟

調剤

DI

注射・薬務

DI

病棟

糖尿病教室B13:00〜

7週目6月23日

|6月27日

DI

5週目6月09日

|6月13日

 調剤業務 全体の流 れ:H102 安全対策: H126/127

6週目6月16日

|6月20日

病棟

糖尿病教室D13:00〜

製剤

調剤

ICU

ICU

病棟

病棟 病棟 病棟病棟

病棟

病棟

病棟

病棟 病棟

病棟

病棟

病棟

病棟ワーファリン

IPE

病棟

第1週

第2週

第3週

第4週

第5週

第6週

第7週

第8週

第9週

第10週

第11週

長期間の病棟実習

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創薬標的の 同定・解析

リード化合物の発見・

最適化 非臨床試験

臨床試験・治験 (P0-P4)

承認申請 市販後臨床

試験

創薬・育薬研究における大学病院薬剤部の立ち位置

トランスレーショナルリサーチ(産官学連携の推進)

創薬 育薬

標的探索

スクリーニング

(ドラッグ・リポジショニング)

薬理試験

毒性試験

ADME

(探索的)

安全性薬理試験

毒性試験

(GLP)

原末製造(GMP)

製剤化(GMP)

リバース・トランスレーショナルリサーチ

GCP GPSP

臨床試験・治験を実施するために必要な人的資源・臨床機能を有している(大学病院)

薬学の得意分野

医学の得意分野

薬理・薬物動態・製剤化など薬剤部が得意な領域

生物統計学 レギュラトリーサイエンス

臨床試験・治験を実施するために必要な人的資源・臨床機能を有している(大学病院)

薬剤部と各診療科との連携が可能な領域

医薬連携

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創薬研究拠点としての名古屋大学

PMDA 製薬企業 名城大学薬学研究科

中部先端医療開発円環コンソーシアム 金沢大・岐阜大・名市大・名古屋大

藤田保健衛生大・三重大・長寿医療研究センター

中部医療産業化ネットワーク 医療関連企業間ネットワーク

名大関連病院間ネットワーク 20,000床以上の臨床研究実施ファールド

国立生理学研究所 愛知県がんセンター

環境医学研究所

創薬科学研究科

工学研究科

理学研究科

農学研究科

先端医療・臨床研究支援センター

(バイオマテリアル調整ユニット)

診療科 (33)/中央診療部門 (24)

名古屋大学医学部附属病院 (橋渡し研究支援拠点・臨床研究中核病院)

薬剤部

名古屋大学

環境学研究科

国立長寿医療研究センター

医学系研究科

基礎医学領域

臨床医学領域

統合医薬学領域

生物統計学

医療薬学

医薬品規制学

実践医薬品開発学

トキシコゲノム

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名古屋大学医学部附属病院薬剤部における創薬研究

創薬標的の 同定・解析

リード化合物の発見・

最適化 非臨床試験

臨床試験・治験 (P0-P4)

承認申請 市販後臨床

試験

トランスレーショナルリサーチ

リバース・トランスレーショナルリサーチ

ノビレチン研究開発 農林水産省技術会議委託研究 薬理試験・ADMET・P1-P2試験 (平成23年~25年)

レギュラトリーサイエンス総合研究 薬物依存の病態解明・診断治療法の開発

(厚生労働省,平成25年~27年)

脳科学研究戦略推進プログラム 課題 F および課題 G (文部科学省,平成23年~) 新学術領域研究 脳内環境 (文部科学省, 平成24年~25年)

新学術領域研究 マイクロエンドフェノタイプ (文部科学省,平成25年~26年)

医師・薬剤師主導前向き臨床研究

抗がん剤、オピオイドの個別化・適正化に関するPK/PG研究

新生児でのPK/PGに基づいた抗菌薬投与設計に関する研究

後方視的臨床研究 カルテ調査

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名古屋大学医学部附属病院の薬剤師レジデント制度

名大病院外来棟外観

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薬剤師レジデント制度:導入施設

薬剤師レジデント募集医療機関MAP

http://mss.usindia.com/anket/resident.html 日本病院薬剤師会学術第6小委員会HP

後進を育成するシステムは,その分野,職種の発展を支える大きな柱であり,継続的に人を育てる ことに成功した組織のみが,将来に向けた可能性を広げていける,といっても過言でないだろう。

平成23年度日本病院薬剤師会病院薬局協議会 「病院薬剤師レジデント制度について」の講演要旨から抜粋

医療法人社団三喜会横浜新緑総合病院

北里大学北里研究所病院

国立国際医療研究センター病院

昭和大学病院

独立行政法人 国立成育医療研究センター

亀田総合病院

茨城県立中央病院

名古屋大学医学部附属病院

静岡県立総合病院

愛媛大学医学部附属病院

金沢市立病院

福岡大学病院

兵庫医科大学病院

兵庫県立がんセンター

兵庫県立加古川医療センター

兵庫県立姫路循環器病センター

兵庫県立尼崎病院

兵庫県立西宮病院

神戸大学医学部附属病院

神戸市立医療センター中央市民病院

国立循環器病研究センター

市立堺病院

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レジデント 正職員(任期付)

任期 最長2年 最長5年

給与(月額) 210,000円1) 231,000円2)

手当 なし 通勤3)・住居4)・超過勤務・扶養・

期末/勤勉

休暇 年次有給・特別(慶弔・夏季等) 年次有給・特別(慶弔・夏季等)

年金 厚生年金保険 文部科学省共済組合

健康保険 全国健康保険協会管掌健康

保険(健保) 文部科学省共済組合

雇用保険 加入 加入

労災保険 加入 加入

1) 通勤手当を含む, 2) 薬学6年制新卒者, 3) 6ヶ月定期額, 4) 家賃月額≧55,000円で27,000円

薬剤師レジデントと薬剤師正職員(任期付)の比較

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指導薬剤師A

指導薬剤師B

指導薬剤師C

レジデント

メンター

指導薬剤師評価票

指導体制評価票

・2ヶ月に1回評価票はメンターに提出 ・3ヶ月に1回薬剤部長面接を実施

指導薬剤師D

指導体制

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研修スケジュールⅠ

研修業務等 【前期研修:一般コース (1年)】 【後期研修:専門コース (1年)】

4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月 1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月

1月 2月 3月

薬剤調剤 ・

調製業務

内服・外用薬

注射薬

院内製剤

無菌 調製

TPN

入院抗がん剤

外来抗がん剤

治験薬

管理業務

麻薬

向精神薬

薬剤部薬品在庫

病棟配置薬

手術室医薬品

外来部門医薬品

ICU・NICU医薬品

レジメン

医薬品情報

持参薬

治験薬

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研修業務等 【前期研修:一般コース (1年)】 【後期研修:専門コース (1年)】

4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月

11月

12月

1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月

11月

12月

1月 2月 3月

TDM業務

薬剤師外来業務

薬剤管理指導業務 1病棟目 (午後)

2病棟目 (午後)

3病棟目 (午後)

選択 各専門コースに対応した病棟(終日)を選択 (回診やカンファレンスへの参加を含む)

チームラウンド*への参加

各専門コースに対応したチームラウンドに参加

実務実習生・早期体験指導補助

一般コースレジデントの指導

休日業務

クリニカルシミュレーションセンター

講義研修

薬剤部勉強会への参加

各種勉強会への参加

院内講義受講

臨床研究(学会発表・論文作成等)

※薬剤管理指導担当病棟 1. 前期研修:一般コース(午後):3病棟をローテーション(複数領域の研修) 2. 後期研修:専門コース(終日) 5つの専門コース: 薬物療法、がん、感染制御、精神科、糖尿病、栄養サポート専門コース チームラウンド: 緩和ケア、感染対策、糖尿病サポート、栄養サポート、及び褥瘡対策チーム

研修スケジュールⅡ

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4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月 1月 2月 3月

上旬 下旬

研修医オリエンテー ション参加報告書

毎日提出

月別課題 喘息薬 点眼薬 睡眠薬 分子標的薬

糖尿病薬

がん性疼痛治療薬

中間報告会 実施

論文紹介 1回

10症例報告書 10症例提出

第3回薬剤師レジ デント交流会(神戸)

要旨締切

ポスター発表

成果報告会 予演会 口頭発表

修了認定審査 下旬

常任会・病院部長会

修了証発行

薬剤部長面接評価 実施 実施 実施

指導者評価票 提出 提出 提出 提出 提出

自己評価票 提出 提出 提出 提出 提出

指導者・指導体制評 価票

提出 提出 提出 提出 提出

研修関連事項

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長期実務実習生への指導補助

研修病棟における症例報告(週1回)

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研修室 (中央診療棟2階)

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研究題目

ダガルバジンによる血管痛と遮光方法に関する検討

インターネットを利用したワルファリン療法の管理に関する検討

小児科がん化学療法における有害事象の発生頻度調査とそ

の活用法に関する検討

周術期の心房細動に対するジソピラミドの効果

シスプラチン投与患者において誘発される腎障害とハイドレー

ションに関する検討

がん化学療法におけるセロトニン拮抗薬の費用対効果に関す

る検討

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平成25年3月2日(土) 名大医学部鶴友会館

名古屋大学医学部附属病院医療薬学シンポジウム 薬剤師レジデント成果報告会

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薬剤師レジデント修了生の進路

1期生(6名)

5名: 名大病院薬剤部へ就職 1名: 後期研修に進級 藤田保健衛生大学医学部 附属病院薬剤部へ就職

2期生(8名)

3名: 名大病院薬剤部へ就職 2名: 後期研修に進級 1名: 名城大学大学院博士課程 へ進学 2名: その他(結婚、進路変更)

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薬剤師レジデント制度:当院のキャリアパス

・他の医療機関 ・調剤薬局 ・企業 など

薬 剤 師 国 家 試 験

薬 学 部 6年制

名古屋大学 医学部附属病院

レジデント 後期課程 •専門領域での病棟薬剤業務 •臨床研究

薬 剤 部

レジデント 前期課程 •薬剤部内の業務全般 •複数の診療領域での病棟薬剤業務

博士課程

・名古屋大学大学院

創薬科学研究科

医学系研究科

・その他の大学院

(4年)

40

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名古屋大学医学部附属病院の薬剤師レジデント制度

1. 経済的に自立して最新の臨床薬学を学ぶ 2. 最先端の医療が提供されている病院で最新の薬物療法を学ぶ 3. 未来の医療・薬物療法を開拓している病院でチーム医療を学ぶ 4. 広範な専門領域の薬物治療管理(薬剤師業務)を学ぶ 5. 専門資格を有する薬剤師から指導を受ける 6. 興味ある分野を選択して学ぶ(後期研修) 7. キャリアパス上のメリットがある 8. プロフェショナルとしての高い満足度が得られる

名大病院外来棟1階