9
【整理番号26】 基本事項 点検項目 集落排水施設については条例に基づいて適正に管理を行っている。その他施設についても、 町にて維持管理を充分に実施している。 集落排水施設整備により地区内に異臭等がなくなる等、衛生環境の向上が徐々に見られる。 また、緑地広場の整備で住民の憩いの場を創出でき、さらに防災安全施設整備により安心し た生活環境が確立された。 漁業集落である当該地区住民の生活環境を改善するための基盤施設を整備す ることで、地域の活性化を図る。 集落排水施設施設)1、(排水管路)5,218m、(中継ポ)9ヶ防災 安全施設(防犯灯)24ヶ所、(防火水槽)1ヶ所、緑地広場9,851㎡、用地整備4,200 主要工事計画 2.事業効果の発現状況 3.事業により整備された施設の管理状況 平成13~19年度 2.事業概要 事業費 事業目的 本事業では、平成17年に期中の評価を実施し、経済効果の妥当性について評価を行った。そ の際の分析の算定基礎となる地区人口について、平成17年度の673人から平成24年度の546人 に減少している。また、余暇機能向上効果として見込んでいた各種行事について合併後の事 業の見直しにより計画場所での開催が中止となったため、費用便益比率が平成17年の1.14か ら1.01と減少している。 事業実施以前は集落内の衛生環境に問題があったが、本事業による集落排水施設整備により 快適な生活空間の創出が得られた。また、公園等のコミュニケーションツールが不足してい たが、本事業による緑地広場整備により近距離の憩いの空間に住民が集うようになった。 5.社会経済情勢の変化 当該漁港の登録漁船隻数は平成13年には39隻であったが、高齢化や人口減少等といった問題 があり30隻に減少している。 また、当該地区は旧越前町に位置しており、越前町は平成17年に周辺の朝日町、宮崎村、織 田町と合併し、新たに越前町となった。 2,345百万円 1.費用対効果分析の算定基礎となった要因の変化 事業期間 4.事業実施による環境の変化 当漁港は、越前町南部地区にあって比較的人口が多い地区である。漁業種は 大型定置網・小型定置網・刺し網漁業が多く営まれており、大型定置網を中 心に重要な漁業基地の役割を担っている。 地区の特徴 登録漁船隻数 472.0 主な魚種 93 30 利用漁船隻数 主な漁業種類 事後評価書(完了後の評価) 都道府県名 福井県 事業名 漁業集落環境整備事業 漁村総合整備事業 関係市町村 越前町 地区名 こめ 195 漁港名(種別) 事業主体 越前町 えちぜんちょう 1.地区概要 利用漁業者数 米の浦漁港(第1種) 属地陸揚金額 ぶり・あじ・さわら類 百万円 属地陸揚量 トン 30 大型定置網、小型定置網、 刺し網

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【整理番号26】

( )

Ⅰ 基本事項

Ⅱ 点検項目

集落排水施設については条例に基づいて適正に管理を行っている。その他施設についても、町にて維持管理を充分に実施している。

集落排水施設整備により地区内に異臭等がなくなる等、衛生環境の向上が徐々に見られる。また、緑地広場の整備で住民の憩いの場を創出でき、さらに防災安全施設整備により安心した生活環境が確立された。

漁業集落である当該地区住民の生活環境を改善するための基盤施設を整備することで、地域の活性化を図る。

集落排水施設(処理施設)1基、(排水管路)5,218m、(中継ポンプ)9ヶ所、防災安全施設(防犯灯)24ヶ所、(防火水槽)1ヶ所、緑地広場9,851㎡、用地整備4,200㎡

主要工事計画

2.事業効果の発現状況

3.事業により整備された施設の管理状況

平成13~19年度

2.事業概要

事業費

事業目的

本事業では、平成17年に期中の評価を実施し、経済効果の妥当性について評価を行った。その際の分析の算定基礎となる地区人口について、平成17年度の673人から平成24年度の546人に減少している。また、余暇機能向上効果として見込んでいた各種行事について合併後の事業の見直しにより計画場所での開催が中止となったため、費用便益比率が平成17年の1.14から1.01と減少している。

事業実施以前は集落内の衛生環境に問題があったが、本事業による集落排水施設整備により快適な生活空間の創出が得られた。また、公園等のコミュニケーションツールが不足していたが、本事業による緑地広場整備により近距離の憩いの空間に住民が集うようになった。

5.社会経済情勢の変化

当該漁港の登録漁船隻数は平成13年には39隻であったが、高齢化や人口減少等といった問題があり30隻に減少している。また、当該地区は旧越前町に位置しており、越前町は平成17年に周辺の朝日町、宮崎村、織田町と合併し、新たに越前町となった。

2,345百万円

1.費用対効果分析の算定基礎となった要因の変化

事業期間

4.事業実施による環境の変化

当漁港は、越前町南部地区にあって比較的人口が多い地区である。漁業種は大型定置網・小型定置網・刺し網漁業が多く営まれており、大型定置網を中心に重要な漁業基地の役割を担っている。

地区の特徴

登録漁船隻数

472.0

主な魚種

93

30 利用漁船隻数

主な漁業種類

事後評価書(完了後の評価)

都道府県名 福井県

事業名 漁業集落環境整備事業漁村総合整備事業

関係市町村 越前町

地区名 米こめ

195漁港名(種別)

事業主体 越前町えちぜんちょう

1.地区概要

利用漁業者数米の浦漁港(第1種)

属地陸揚金額

ぶり・あじ・さわら類

百万円 属地陸揚量 トン

隻30隻

大型定置網、小型定置網、刺し網

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【整理番号26】

Ⅲ 総合評価

※別紙「費用対効果分析集計表」のとおり

6.今後の課題

7.事業の投資効果が十分見込まれたか

平成17年評価時の費用便益比B/C

課題である過疎化の抑制に向け、若者の定住促進や、産業の活性化を図る必要がある。また、集落排水の接続率が低いため、接続率の向上を図る必要がある。

1.14現時点のB/C

1.01

 本事業では、住民の生活環境の改善を図るため生活基盤である集落排水について重点的に実施し、その他緑地広場整備、および防災安全施設整備を実施した。費用対効果分析をしたところ、地区人口の減少及び各種行事の中止により、費用便益比率が下がったが1.0を超えており、住民への聞き取りによると、満足しているという声が聞かれるようになった。 以上の結果から、住民の生活環境の改善について、当初目的を達成し、想定した事業効果の発現がみられる。

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【整理番号26】

1 基本情報

2 評価項目

千円

千円

千円

千円

千円

千円

千円

千円

千円

千円

千円

千円

千円

千円

計(総便益額)      B 千円

総費用額(現在価値化)  C 千円

費用便益比        B/C

3 事業効果のうち貨幣化が困難な効果

2,350,345

評価項目

水産物の生産性向上

便益額(現在価値化)

④漁獲物付加価値化の効果

漁業就労環境の向上 ⑤漁業就労環境の労働環境改善効果

その他

⑪景観改善効果

⑫地域文化保全・継承効果

⑬漁港利用者の利便性向上効果

⑥生活環境の改善効果

費用対効果分析集計表

都道府県名

事業名

地区名 米ノ福井県

漁村総合整備事業(漁業集落環境整備事業)

45施設の耐用年数

・防犯灯の整備による地区内の防犯・安全面の向上・環境改善による生活環境の向上

2,944

便益の評価項目及び便益額

①水産物生産コストの削減効果

②漁獲機会の増大効果

③漁獲可能資源の維持・培養効果

1.01

生活環境の向上

地域産業の活性化

自然保全・文化の継承

⑦漁業外産業への効果

⑧生命・財産保全・防御効果

⑨避難・救助・災害対策効果

2,427,676

49,559

非常時・緊急時の対処

⑩自然環境保全・修復効果

2,452,169

⑭その他

49,321

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【整理番号26】

漁村総合整備事業 米ノ地区 事業概要図

緑地広場整備

集落排水中継ポンプ― 集落排水管路

防犯灯

事業主体 : 越前町事業内容 : 集落排水施設(処理施設) 1基

集落排水施設(排水管路) 5,218m集落排水施設(中継ポンプ) 9ヶ所防災安全施設(防犯灯) 24ヶ所防災安全施設(防火水槽) 1ヶ所緑地広場施設 9,851㎡用地整備 4,200㎡

事業費 : 2,345百万円事業機関 : 平成13年度~平成19年度

防火水槽

集落排水処理施設

用地造成

PP

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【整理番号26】

1.事業概要

(1) :

(2) :

(3) :

(4) :

2.総費用便益比の算定

(1)総費用総便益比の総括

(千円)

(千円)

(2)総費用の総括

(3)年間標準便益

緑地広場整備による地域の祭・イベント等の回数や参加者の増加。

米ノ地区漁村総合整備事業の効用に関する説明資料

数値

平成13年度~平成19年度

主 要 工 事 計 画

事 業 費

工 期

事 業 目 的 漁業集落生活環境の改善

集落排水施設(処理施設)1基、(排水管路)5,218m、(中継ポンプ)9ヶ所、防災安全施設(防犯灯)24ヶ所、(防火水槽)1ヶ所、緑地広場9,851㎡、用地整備4,200㎡

②総便益額(現在価値化) 2,452,169

総費用(現在価値化)

防災安全施設(防火水槽)

緑地広場 9,851㎡

4,901

用地整備 4,200㎡

効果の要因

事業費(千円)施設名

5,218m 400,270

147,200

5,800

9ヶ所

防災安全施設(防犯灯) 24ヶ所

集落排水施設(中継ポンプ)

現在価値化後の総費用

1,480,247

2,427,676

自然環境保全・修復効果

総費用

維持管理費等

地域文化保全・継承効果 1,890

1.01

1基 404,580

②÷①

1ヶ所

整備規模

集落排水施設(処理施設)

集落排水施設(排水管路)

42,400

16,700

2,427,676

区分 算定式

2,345百万円

1,881漁業集落排水施設整備による海域の水質向上。

緑地広場整備による生活利便性の向上、および、漁業集落排水施設整備による環境衛生の向上。

生命・財産保全・防御効果

総費用総便益比

458,396

             区 分効果項目

年間標準便益額(千円)

1,475,346

108 防災施設整備による火災被害額の軽減。

89,636生活環境の改善効果

93,515

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【整理番号26】

(4)総便益算出表

1 19

2 20

3 21

4 22

5 23

6 24

7 25

8 26

9 27

10 28

11 29

12 30

13 31

14 32

15 33

16 34

17 35

18 36

19 37

20 38

21 39

22 40

23 41

24 42

25 43

26 44

27 45

28 46

29 47

30 48

31 49

32 50

33 51

34 52

35 53

36 54

37 55

38 56

39 57

40 58

41 59

42 60

43 61

44 62

45 63

46 64

計 2,452,169

93,515 21,041

0.217 89,636 1,881 1,890 93,407 20,269

0.225 89,636 108 1,881 1,890

93,515 22,818

0.234 89,636 108 1,881 1,890 93,515 21,883

0.244 89,636 108 1,881 1,890

93,515 24,688

0.253 89,636 108 1,881 1,890 93,515 23,659

0.264 89,636 108 1,881 1,890

93,515 26,652

0.274 89,636 108 1,881 1,890 93,515 25,623

0.285 89,636 108 1,881 1,890

93,515 28,803

0.296 89,636 108 1,881 1,890 93,515 27,680

0.308 89,636 108 1,881 1,890

93,515 31,140

0.321 89,636 108 1,881 1,890 93,515 30,018

0.333 89,636 108 1,881 1,890

93,515 33,759

0.347 89,636 108 1,881 1,890 93,515 32,450

0.361 89,636 108 1,881 1,890

93,515 36,471

0.375 89,636 108 1,881 1,890 93,515 35,068

0.390 89,636 108 1,881 1,890

93,515 39,463

0.406 89,636 108 1,881 1,890 93,515 37,967

0.422 89,636 108 1,881 1,890

93,515 42,643

0.439 89,636 108 1,881 1,890 93,515 41,053

0.456 89,636 108 1,881 1,890

93,515 46,196

0.475 89,636 108 1,881 1,890 93,515 44,420

0.494 89,636 108 1,881 1,890

93,515 49,937

0.513 89,636 108 1,881 1,890 93,515 47,973

0.534 89,636 108 1,881 1,890

93,515 53,958

0.555 89,636 108 1,881 1,890 93,515 51,901

0.577 89,636 108 1,881 1,890

93,515 58,447

0.601 89,636 108 1,881 1,890 93,515 56,203

0.625 89,636 108 1,881 1,890

93,515 63,216

0.650 89,636 108 1,881 1,890 93,515 60,785

0.676 89,636 108 1,881 1,890

93,515 68,359

0.703 89,636 108 1,881 1,890 93,515 65,741

0.731 89,636 108 1,881 1,890

93,515 73,877

0.760 89,636 108 1,881 1,890 93,515 71,071

0.790 89,636 108 1,881 1,890

93,515 79,955

0.822 89,636 108 1,881 1,890 93,515 76,869

0.855 89,636 108 1,881 1,890

93,515 86,501

0.889 89,636 108 1,881 1,890 93,515 83,135

0.925 89,636 108 1,881 1,890

93,515 93,515

0.962 89,636 108 1,881 1,890 93,515 89,961

1.000 89,636 108 1,881 1,890

93,515 101,183

1.040 89,636 108 1,881 1,890 93,515 97,256

1.082 89,636 108 1,881 1,890

93,515 109,413

1.125 89,636 108 1,881 1,890 93,515 105,204

1.170 89,636 108 1,881 1,890

137

1.217 89,636 108 1,881 1,890 93,515 113,808

1.265 108 108

割引率便益(千円)

① ② ①×②

割引後効果額合計(千円)生活環境の

改善効果

生命・財産保全・防御効果

自然環境保全・修復効果

地域文化保全・継承効果

評価期間

年度

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【整理番号26】

3.効果額の算定方法

(1)生活環境の改善効果

①緑地広場施設整備によるコミュニティ空間利用利便性の向上

削減される年間交通経費 ⑤

計 円

②漁業集落排水施設整備による排水路の覆蓋化及び清掃作業等に係る経費の削減

⑤年間総減少経費(円) 1,800,000 地元年間費用

35,750,000 650m×55千円/m 総合単価採用

覆蓋施設の耐用年数(年) 40

12

92,405

年間便益額(千円/年) 6,408 (①/②+③×④+⑤)/1,000

衛生環境向上作業に係る年間総短縮時間(hr) 1,690 実績による

労務単価(円) 2,198 ガイドライン

円/年

491,689

青年野球

641.7

漁業集落排水施設の整備により、排水路の覆蓋化の費用の削減及び清掃作業等に要する時間の短縮が図られる。

区分 備考

覆蓋化が必要な排水路の総覆蓋化費用(円)

整備後の年間施設利用者数(人)

12

単位

年間便益額(千円/年) 4,454

121台当り減少距離

緑地広場の整備により、施設へのアクセス時間が短縮され、また、そのことに伴い利用者が増えコミュニティ活動が活発化される。

区分 備考

km/回

整備前の施設への移動時間(h) 0.6 実測による

地元聞取りによる

円/km

台/年

整備後の施設への移動時間(h)

算定項目

年間移動車両交通量

時間価値(円) 2,198 ガイドライン

削除される年間交通経費(円) 491,689

12

77,674

0.2

830.3

運動会

611.4

実測による

4,507

少年野球

(①-②)×③×④+⑤/1,000

ゲートボール

496.2

12

12

71,453

12

119,563

539.4

壮年ソフト

12

1台・km当り走行経費

年間便益額

消防団

295.5

12

12

42,552

12

12

88,042

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【整理番号26】

③漁業集落排水施設整備による合併浄化槽設置費の削減

④漁業集落排水施設整備による合併浄化槽設置スペースの有効利用

⑤漁業集落排水施設整備によるし尿処理作業費の削減

⑤対象戸数(戸) 514 事後評価算定における計画処理世帯数

年間便益額(千円/年) 24,588 ((①×②+③)×④)×⑤/1,000

し尿汲み取り1回当り単価(円) 11,550 汲み取り業者聞き取りによる

年間汲み取り作業回数 3 実態による

し尿処理1回に要する時間(h) 2 実績による 待機1h、作業1h

し尿処理作業労務単価(円) 2,198 ガイドライン

年間便益額(千円/年) 10,408 ①×②×③/1,000

漁業集落排水施設の整備によりし尿処理に要する時間が短縮され、また、汲み取り費用が削減される。

区分 備考

単位面積当り年間地代(円) 4,500

対象戸数(戸) 514 事後評価算定における計画処理世帯数

漁業集落排水施設の整備により各世帯に合併浄化槽を設置する必要がなくなることで、宅地スペースの有効利用が図られる。

区分 備考

浄化槽総設置面積(㎡) 4.5 合併浄化槽設置 長さ3.0m×幅1.5m

事後評価算定における計画処理世帯数対象戸数(戸) 514

年間便益額(千円/年) 43,778 ((①+(②+③)×④)/⑤)×⑥/1,000

家屋修復費用(円/㎡) 165,179

家屋取壊標準面積(㎡) 4.5 合併浄化槽設置 長さ3.0m×幅1.5m

浄化槽耐用年数(年) 20 漁村関係事業便益算定マニュアル

漁村関係事業便益算定マニュアル

区分 備考

合併浄化槽設置費用(円) 900,000

家屋取壊し費用(円/㎡) 13,360 漁村関係事業便益算定マニュアル

標準費用(5人槽)

漁業集落排水施設の整備により各世帯に合併浄化槽を設置する必要がなくなり、その設置および管理費用の削減が図られる。

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【整理番号26】

(2)生命・財産保全・防御効果

①防火水槽の整備による火災発生時の消火活動の効率化

(3)自然環境保全・修復効果

①漁業集落排水施設の整備により軽減される浚渫費用

(4)地域文化保全・継承効果

①緑地広場の整備による、祭・イベント等の回数や参加者の増加

年間便益額(千円/年) 1,890 (②-①)×③/1,000

1人当たりの消費額(円/人) 3,500 地元確認

整備前のイベント等参加者数(人) 420 地元確認

整備後のイベント等参加者数(人) 960 地元確認

緑地広場の整備により、地域の祭・イベント等の回数や参加者の増加による効果

区分 備考

年間便益額(千円/年) 1,881 (①×②/1,000×③×④)/1,000

年間日数(日) 365

浚渫費用(円) 3,000 ガイドライン

対象人員(人) 1,432 事後評価算定における計画処理人口

1人1日当り汚泥量(ℓ/人) 1.2 ガイドライン

年間便益額(千円/年) 108 ①×(⑤-⑥)×⑦/100/1,000

漁業集落排水施設の整備により、漁港内水域および、周辺の海域等の水質が改善されることから、海底に堆積するヘドロの浚渫費用が軽減される。

区分 備考

建物小火程度平均被害額(円) 1,824,676 半焼以上の10分の1

年間半焼以上火災発生率(%) ⑦ 0.033 所管消防組合年報による

年間発生件数9件/総戸数27,590×100

家屋修復費用(円/㎡) 165,179 木造 マニュアル参照

建物半焼以上平均被害額(円) ⑤ 18,246,761

後始末等 ②×③

家屋修復 ④×132.2㎡(延べ建坪40坪)

家具他 2,000,000円/戸

計24,329,015×規模補正率0.75

消失家屋後始末等作業時間(h) 224

後始末清掃作業労務単価(円) 2,198 ガイドライン

防火水槽の整備により、火災発生時の消火活動が効率化され、火災被害が軽減される。

区分 備考

効果対象世帯数(戸) 20