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企業が今、モノの インターネット (IoT) 略を 必要とする 10 の理由 モノのインターネット (IoT) は将来のトレンドで はありません。 IoT は真のデジタル企業への第一 歩です。 IoT は企業内の "モノ" から始まります。 モノとは、基幹業務資産であり、生み出されるデー タ、クラウド サービスや、ビジネス インテリジェ ンス ツールなどです。つまりそれは "自社の" ノのインターネットです。 IoT の及ぼす影響を考 慮すれば、現状で良しとするという選択肢は、も はやありません。企業の成長には、 IoT 戦略の確 立が不可欠と言えます。

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企 業 が 今 、モ ノ の インターネット (IoT) の 活 用 戦 略 を 必要とする 10 の理由

モノのインターネット (IoT) は将来のトレンドで はありません。 IoT は真のデジタル企業への第一 歩です。IoT は企業内の "モノ" から始まります。 モノとは、基幹業務資産であり、生み出されるデー タ、クラウド サービスや、ビジネス インテリジェ ンス ツールなどです。つまりそれは "自社の" モ ノのインターネットです。 IoT の及ぼす影響を考 慮すれば、現状で良しとするという選択肢は、も はやありません。企業の成長には、 IoT 戦略の確 立が不可欠と言えます。

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1. 自社の "モノ" から始めます。一度ですべてに取り組もうとする必要はありません。何十億個にも及 ぶアセットで構成される、すべての "モノ" に取り組むという果てしな い野望に困惑することなく、 "自社のモノ" のインターネットから始め ることができます。ビジネスの最も身近でリターンが得られやすい分 野に着目します。たとえば、業務に関して、システムと基幹業務資産 を接続すると、業務実績の可視化の向上が可能となります。 これにより、予兆保守や、ダウンタイムの低減などを図ることができます。 IDC では、 2018 年までにグローバル トップ企業 1000 社のうちの 60% で、情報技術と業務技術の統合が実現され、 IoT 投資によるメリットが達成されてい ると予測しています。1

2. 既存のアセットを最大限に活用します。既存の IT 資産に立脚するところから始めます。 そこに少しずつ新規の アセットを追加してゆくことも可能です。デバイスやオペレーティン グ システムの種類にかかわらず、さまざまなモノを Microsoft Azure IoT Suite とクラウドに接続できます。それによって、モノどうしが相互に つながったり、従業員とつながったり、顧客とつながったりすること ができるようになります。 ビジネス インテリジェンス ツールを活用 すると、既存のデータを最大限に活用して、顧客の求めるものや、従 業員が必要なことについての、高度なインサイトを取得できるように なります。

3. 小さな変革を通じて、大きなインパクト を得られます。IoT では、まず最も重要な 1 つのプロセスや、製品ラインや、事業所に 着目し、小さな変革を行うことによって、大きなインパクトが得られ ます。たとえば、工場現場のロボットと実績監視システムを接続する ことによって、アップタイムの向上を図ることができます。また薬局 の在庫管理システムのデータに有効期限を追加することにより、廃棄 薬品を減らして、数千ドルを節約できます。 1台のハンドヘルド デバ イスを在庫システムに接続することにより、販売現場でリアルタイム に顧客サービスを提供できます。 Azure IoT Suite の事前構成済みのソ リューションを使うと、これらの IoT プロジェクトを速やかに完了で き、企業の競争力を高めることができます。

4. 効率を向上できます。Gartner では、2018 年までに企業業務の総保有コストは、スマート マ シンと産業サービスにより、*30%削減されると予測しています。² Azure IoT Suite を使うと、アセットに容易に接続して、その正常性を監 視できます。これによりアセットの状態とパフォーマンスを継続的に 追跡できます。対応を取る必要がある場合には、ルールとアラートに よって適切な担当部門に通知が行われます。 これによりビジネス プロ セスと効率性を向上できます。

5. アセットの状態と正常性を把握できます。基幹業務資産を Azure IoT Suite に接続して、その状態の可視性を高め ることができます。 自動的にアラートを送信したり、対応を講じたり でき、ピーク生産時のシステム シャットダウ ンを避けることができます。

6. 先を見越した、業務資産の 保守を行えます。既存のデバイスとサービスを接続することに より、発生しつつある傾向をとらえて対応し、 プロセスを効率化して、ダウンタイムによる コストの発生を防ぐことができます。 アセットのデータを活用して、将来の保守の必要性を認識

したり、新たなビジネス機会を創出することができます。 たとえば、新規または既存のセンサーやシステムからのデータを収集することにより、企業は予防的な保守から予兆保守へ、さらには先制的な保守へと進化して、ダウンタイムによるコストの発生を防ぐことができます。

7. アジリティ (俊敏性) を高めます。思い悩むことに時間を割くよりも、対策の行動を起こすことに時間を割 くべきです。IoTによるデータのインサイトを使って、競合、サプライ チェーンの変化、顧客のニーズ、市場の動向などに対応して、すばやく 対策を取ることができます。データの収集と分析により、発生しつつあ る傾向に関するインサイトをすばやく取得できます。それに応じて、製 造計画を変更したり、保守スケジュールを調整したり、低コストの素材 を使ったりすることができます。

8. 実現可能なことの定義が変わります。新たなパートナー、新たなテクノロジ、新たな資産、新たなデータ ソー スとの取り組みを通じて、新たなアイデアが生まれます。今まででは考 えもつかなかった方法で、テクノロジを活用する従業員が現れます。 新 たなデータの活用により、 アセットの障害発生後に修理を行うしくみか ら、予兆保守を用いて長期間のパフォーマンスを最適化するしくみへと 変えることができます。さまざまな事業所すべての実績を比較して、最 も成功しているサービスを識別し、それを全国展開することができます。 IoTを使えば、最も小さなデータ ポイントをすばやく活用して、全社規 模の対応を取ることができます。

9. ビジネスを変革できます。革新的なアドバンスドアナリティクスと機械学習により、これまでで は不可能であったインサイトを見いだして活用できます。 従来では利用 できなかったデータがもたらす、新たなインサイトを活用することによ り、高度な意思決定や、効果的なイノベーションのメリットを実現でき、 新たなビジネス モデルや収益源を識別できます。

10. 企業ビジネスの実績を誇る IoT パートナー を選択できます。Microsoftは企業向けインフラストラクチャで信頼と実績を誇る、テクノ ロジ企業です。 Azure IoT Suite を活用すると、モノが生成する生データ を使って、実用的なインサイトを引き出し、ビジネス成果を上げること ができます。 Microsoft とそのパートナーが、各企業に応じた IoT の活用 をサポートし、ビジネスの成長につなげます。1IDC FutureScape: 世界の IoT 予測 2016 年; 文書 # 259856, IDC, 2015 年 11 月 4 日2Gartner、モビリティ サポート テクノロジが継続的なコストの低下と使用の増加 を推進、2015 年 10 月 19 日

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Microsoft とそのパートナーが、 各企業に応じた IoT の 活用をサポートします。詳しくは、InternetofYourThings.com をご覧ください。