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新潟県立がんセンター新潟病院研究部 検体採取マニュアル QT/共通/5.4-1 2 1104 検体採取マニュアル 使用開始日 : 2020 5 8 新潟県立がんセンター新潟病院研究部 作成者 北澤 綾 作成日 2020 4 15 確認者 小出 由紀子 確認日 2020 4 18 承認者 安達 洋子 承認日 2020 4 22

検体採取マニュアル...新潟県立がんセンター新潟病院研究部 検体採取マニュアル QT/共通/5.4-1 第2 版 3/104 1. 検査室の所在地 新潟県立がんセンター新潟病院組織の一部として存在

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新潟県立がんセンター新潟病院研究部

検体採取マニュアル

QT/共通/5.4-1 第 2 版

1/104

検体採取マニュアル

使用開始日 : 2020 年 5 月 8 日

新潟県立がんセンター新潟病院研究部

作成者 北澤 綾 作成日 2020 年 4 月 15 日

確認者 小出 由紀子 確認日 2020 年 4 月 18 日

承認者 安達 洋子 承認日 2020 年 4 月 22 日

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検体採取マニュアル

QT/共通/5.4-1 第 2 版

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目次

1. 検査室の所在地 ............................................................................................................................3

2. 研究部連絡先および業務時間 ....................................................................................................4

3. 院内検査項目(夜間・休日に検査できる項目には検査項目に「※」印) .......................5

(1) 生化学検査・免疫検査 ............................................................................................................5

(2) 血液検査.................................................................................................................................. 22

(3) 輸血検査.................................................................................................................................. 24

(4) 細菌検査.................................................................................................................................. 25

(5) 一般検査.................................................................................................................................. 30

(6) 病理検査.................................................................................................................................. 32

(7) 遺伝子検査 ............................................................................................................................. 36

(8) 生理検査.................................................................................................................................. 39

(9) 委託検査.................................................................................................................................. 52

4. 検査依頼方法.............................................................................................................................. 53

(1) 生化学検査・血液検査・輸血検査・細菌検査・一般検査・時間外至急検査 ............ 53

(2) 病理検査.................................................................................................................................. 56

(3) 遺伝子検査 ............................................................................................................................. 66

(4) 生理検査.................................................................................................................................. 69

5. 採取容器と注意事項 ................................................................................................................. 78

6. 一次サンプル採取手順 ............................................................................................................. 86

7. 搬送手順 ...................................................................................................................................... 92

8. 検体の受取.................................................................................................................................. 93

9. 追加検査の依頼手順 ................................................................................................................. 95

10. 検体保管期間 ......................................................................................................................... 95

11. アドバイスサービスの案内 ................................................................................................. 96

12. パニック値報告手順 ............................................................................................................. 97

13. 個人情報の保護に関する検査室の方針 ............................................................................. 99

14. 苦情処理手順 ......................................................................................................................... 99

15. 検査依頼項目以外の検体の二次利用について ............................................................... 100

16. 本手順書の作成、改訂、廃止 ........................................................................................... 100

17. 引用文献................................................................................................................................ 100

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1. 検査室の所在地

新潟県立がんセンター新潟病院組織の一部として存在

郵便番号 951-8566

新潟県新潟市中央区川岸町 2 丁目 15 番地 3

【がんセンター新潟病院 1F】 【がんセンター新潟病院 2F】

【がん予防総合センター 1F】

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2. 研究部連絡先および業務時間

検査項目、検査結果、検査容器など検査に関する問合せは下記の担当部署に連絡し

て下さい。夜間・休日は、電子カルテ上のオーダー画面の「※4 時間外至急」タ

ブ内にある検査項目を測定します。

詳細につきましては担当部署にお問い合わせください。

日常業務時間は 8:30~17:15

夜間は 17:15~8:30(問い合わせは PHS 5180)

休日は 終日(問い合わせは PHS 5180)

電話番号 場 所 業務内容

生化学検査・

免疫検査

2242

2243

がんセンター

新潟病院 2F

化学検査、血糖検査、HbA1C、CRP 検査、

免疫グロブリン、感染症検査、血中薬剤、

腫瘍マーカー、血沈、甲状腺、機能検査、

外注検査など

血液検査 2244 がんセンター

新潟病院 2F

血算、血液像、骨髄像、凝固系検査、便検

査、

穿刺液検査、

輸血検査 2256

2254

がんセンター

新潟病院 2F 血液型、輸血

細菌検査 2245 がんセンター

新潟病院 2F 細菌検査、結核菌検査、迅速抗原検査

一般・採血検査

2161 がんセンター

新潟病院 1F 尿一般検査

2162 がんセンター

新潟病院 1F 採血業務

病理検査 2249

2248

がんセンター

新潟病院 2F 細胞診、組織診断、解剖

遺伝子検査 2241 がん予防総合

センター1F 遺伝子検査

生理検査 2270

2271

がんセンター

新潟病院 2F

心電図検査、負荷心電図、呼吸機能検査、

脳波検査、超音波検査、聴力検査、

神経・筋電図検査など

夜間

(17:15~8:30)

休日

PHS

5180

がんセンター

新潟病院 2F 夜間・休日、緊急検査項目

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3. 院内検査項目(夜間・休日に検査できる項目には検査項目に「※」印)

(1) 生化学検査・免疫検査

① 生化学検査

生化学検査-1)

HIS

コート ゙

検査項目 測定法 試薬

メーカ ー

容器 添加剤 検体必要量

(血清量)

基準値 報告時間 保存期間

1 610001 ※TP ビウレット法 関東化学 青色キャップ インセパックⅡ8mL(473487) 分離剤

凝固促進剤

0.2 mL 6.6 - 8.1 g/dL 45分 2週間

2 610002 ※ALB BCP改良

関東化学 青色キャップ インセパックⅡ8mL(473487) 分離剤

凝固促進剤

0.2 mL 4.1 - 5.1 g/dL 45分 2週間

3 ※A/G ビウレット法、

BCP改良

関東化学 青色キャップ インセパックⅡ8mL(473487) 分離剤

凝固促進剤

0.2 mL 1.32 - 2.23 45分 2週間

4 610003 ※AST JSCC標準

化対応法

関東化学 青色キャップ インセパックⅡ8mL(473487) 分離剤

凝固促進剤

0.2 mL 13 - 30 U/L 45分 2週間

5 610004 ※ALT JSCC標準

化対応法

関東化学 青色キャップ インセパックⅡ8mL(473487) 分離剤

凝固促進剤

0.2 mL ♂ 10 - 42 U/L

♀ 7 - 23 U/L

45分 2週間

6 610005 ※LDH JSCC標準

化対応法

シスメックス 青色キャップ インセパックⅡ8mL(473487) 分離剤

凝固促進剤

0.2 mL 124 - 222 U/L 45分 2週間

7 610006 ※ALP JSCC標準

化対応法

関東化学 青色キャップ インセパックⅡ8mL(473487) 分離剤

凝固促進剤

0.2 mL 106 - 322 U/L 45分 2週間

8 610008 ※T-Bil 酵素法 LSI メディエンス 青色キャップ インセパックⅡ8mL(473487) 分離剤

凝固促進剤

0.2 mL 0.4 - 1.5 mg/dL 45分 2週間

9 610009 ※D-Bil 酵素法 LSI メディエンス 青色キャップ インセパックⅡ8mL(473487) 分離剤

凝固促進剤

0.2 mL 0.0 - 0.2 mg/dL 45分 2週間

10 610012 ※γ-GTP JSCC標準

化対応法

関東化学 青色キャップ インセパックⅡ8mL(473487) 分離剤

凝固促進剤

0.2 mL ♂ 13 - 64 U/L

♀ 9 -32 U/L

45分 2週間

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11 610013 ※CHE DTNB(D

MBT)法

シスメックス 青色キャップ インセパックⅡ8mL(473487) 分離剤

凝固促進剤

0.2 mL ♂ 240 - 486 U/L

♀ 201 - 421 U/L

45分 2週間

12 610014 ※CPK JSCC標準

化対応法

関東化学 青色キャップ インセパックⅡ8mL(473487) 分離剤

凝固促進剤

0.2 mL ♂ 59 - 248 U/L

♀ 41 - 153 U/L

45分 2週間

13 610015 ※総コレステロール コレステロール酸

化酵素法

日立化成DS 青色キャップ インセパックⅡ8mL(473487) 分離剤

凝固促進剤

0.2 mL 220 mg/dL未満 45分 2週間

14 610016 ※中性脂肪 FG消去酵

素法

日立化成DS 青色キャップ インセパックⅡ8mL(473487) 分離剤

凝固促進剤

0.2 mL 150 mg/dL未満 45分 2週間

15 610017 ※HDL コレステロー

選択的抑

制法

日立化成DS 青色キャップ インセパックⅡ8mL(473487) 分離剤

凝固促進剤

0.2 mL 40 mg/dL以下 45分 2週間

16 610018 ※LDL コレステロー

選択的可

溶化法

日立化成DS 青色キャップ インセパックⅡ8mL(473487) 分離剤

凝固促進剤

0.2 mL 139 mg/dL以下 45分 2週間

17 610019 ※BUN アンモニア消去

ニットーボ ー 青色キャップ インセパックⅡ8mL(473487) 分離剤

凝固促進剤

0.2 mL 8 – 20 mg/dL 45分 2週間

18 610020 ※クレアチニン 酵素法 ニットーボ ー 青色キャップ インセパックⅡ8mL(473487) 分離剤

凝固促進剤

0.2 mL ♂ 0.65 - 1.07 mg/dL

♀ 0.46 - 0.79 mg/dL

45分 2週間

19 610021 ※尿酸 ウリカーゼ

POD法

日立化成DS 青色キャップ インセパックⅡ8mL(473487) 分離剤

凝固促進剤

0.2 mL ♂ 3.7 - 7.8 mg/dL

♀ 2.6 - 5.5 mg/dL

45分 2週間

20 610022 ※Ca CPZⅢ法 LSI メディエンス 青色キャップ インセパックⅡ8mL(473487) 分離剤

凝固促進剤

0.2 mL 8.8 - 10.1 mg/dL 45分 2週間

21 610023 ※IP 酵素法 協和メデックス 青色キャップ インセパックⅡ8mL(473487) 分離剤

凝固促進剤

0.2 mL 2.7 - 4.6 mg/dL 45分 2週間

22 610024 ※Fe ニトロソ PSAP

シノテスト 青色キャップ インセパックⅡ8mL(473487) 分離剤

凝固促進剤

0.2 mL ♂ 60 - 140 μg/dL

♀ 55 - 120 μg/dL

45分 2週間

23 610025 ※Na 選択的電

極法(希釈)

A&T 青色キャップ インセパックⅡ8mL(473487) 分離剤

凝固促進剤

0.2 mL 138 – 145 mmol/L 15分 2週間

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24 610026 ※K 選択的電

極法(希釈)

A&T 青色キャップ インセパックⅡ8mL(473487) 分離剤

凝固促進剤

0.2 mL 3.6 - 4.8 mmol/L 15分 2週間

25 610027 ※Cl 選択的電

極法(希釈)

A&T 青色キャップ インセパックⅡ8mL(473487) 分離剤

凝固促進剤

0.2 mL 101 - 108 mmol/L 15分 2週間

26 610028 ※AMY Gal-5-G5-p

NP法

シスメックス 青色キャップ インセパックⅡ8mL(473487) 分離剤

凝固促進剤

0.2 mL 44 - 132 U/L 45分 2週間

27 610030 ※CRP ラテックス凝集

デンカ生研 青色キャップ インセパックⅡ8mL(473487) 分離剤

凝固促進剤

0.2 mL 0.00 - 0.14 mg/dL 45分 2週間

28 610031 RF ラテックス凝集

デンカ生研 青色キャップ インセパックⅡ8mL(473487) 分離剤

凝固促進剤

0.2 mL 15I U/mL以下 45分 2週間

29 610032 マイコプラズマ(PA) PA法 富士レビオ 青色キャップ インセパックⅡ8mL(473487) 分離剤

凝固促進剤

0.2 mL 40倍未満 3時間 2週間

30 610035 ※IgG TIA法 ニットーボ ー 青色キャップ インセパックⅡ8mL(473487) 分離剤

凝固促進剤

0.2 mL 861 - 1747 mg/dL 45分 2週間

31 610035 ※IgA TIA法 ニットーボ ー 青色キャップ インセパックⅡ8mL(473487) 分離剤

凝固促進剤

0.2 mL 110 - 410 mg/dL 45分 2週間

32 610035 ※IgM TIA法 ニットーボ ー 青色キャップ インセパックⅡ8mL(473487) 分離剤

凝固促進剤

0.2 mL ♂ 33 - 183 mg/dL

♀ 50 - 269 mg/dL

45分 2週間

33 610036 シスタチン C ラテックス凝集

LSI メディエンス 青色キャップ インセパックⅡ8mL(473487) 分離剤

凝固促進剤

0.2 mL 0.4 - 0.9 mg/L 45分 2週間

34 610037 ※NH3 試験紙法 アークレイ ベノジェクトⅡ EDTA-2Na 青

VP-DK052KM60

EDTA-2K 0.1 mL 75μg/dL以下 15分 1日

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生化学検査-2)

検査項目 測定法 試薬

メーカ ー

容器 添加剤 検体必要量

(血清量)

基準値 報告時間 保存期間

35 610038 P-AMY 免疫阻害法 シスメックス 青色キャップ インセパックⅡ8mL(473487) 分離剤

凝固促進剤

0.2 mL 60 U/L以下 45分 2週間

36 610041 ERCP1AMY Gal-5-G5-pN

P法

シスメックス 青色キャップ インセパックⅡ8mL(473487) 分離剤

凝固促進剤

0.2 mL 45分 2週間

37 610042 ERCP2AMY Gal-5-G5-pN

P法

シスメックス 青色キャップ インセパックⅡ8mL(473487) 分離剤

凝固促進剤

0.2 mL 45分 2週間

38 610043 ERCP3AMY Gal-5-G5-pN

P法

シスメックス 青色キャップ インセパックⅡ8mL(473487) 分離剤

凝固促進剤

0.2 mL 45分 2週間

610057 ERCP4AMY Gal-5-G5-pN

P法

シスメックス 青色キャップ インセパックⅡ8mL(473487) 分離剤

凝固促進剤

0.2 mL 45分 2週間

39 610047 蛋白分画 電気泳動法 常光 青色キャップ インセパックⅡ8mL(473487) 分離剤

凝固促進剤

0.2 mL 0 ~ 5 日 2週間

%ALB 電気泳動法 常光 青色キャップ インセパックⅡ8mL(473487) 分離剤

凝固促進剤

0.2 mL 57.4 - 69.5 % 0 ~ 5 日 2週間

%α1 電気泳動法 常光 青色キャップ インセパックⅡ8mL(473487) 分離剤

凝固促進剤

0.2 mL 1.9 – 3.0 % 0 ~ 5 日 2週間

%α2 電気泳動法 常光 青色キャップ インセパックⅡ8mL(473487) 分離剤

凝固促進剤

0.2 mL 6.3 – 10.2 % 0 ~ 5 日 2週間

%β 電気泳動法 常光 青色キャップ インセパックⅡ8mL(473487) 分離剤

凝固促進剤

0.2 mL 7.7 – 12.2 % 0 ~ 5 日 2週間

%γ 電気泳動法 常光 青色キャップ インセパックⅡ8mL(473487) 分離剤

凝固促進剤

0.2 mL 11.2 -22.2 % 0 ~ 5 日 2週間

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QT/共通/5.4-1 第 2 版

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分画A/G 電気泳動法 常光 青色キャップ インセパックⅡ8mL(473487) 分離剤

凝固促進剤

0.2 mL 1.32 – 2.23 0 ~ 5 日 2週間

40 614800 ICG 停滞率 吸光度法 青色キャップ インセパックⅡ8mL(473487) 分離剤

凝固促進剤

0.2 mL 10 %以下 45分 2週間

41 614800 ICG 消失率 吸光度法 青色キャップ インセパックⅡ8mL(473487) 分離剤

凝固促進剤

0.2 mL 0.158-0.232 45分 2週間

42 610050 プレアルブミン TIA法 ニットーボ ー 青色キャップ インセパックⅡ8mL(473487) 分離剤

凝固促進剤

0.2 mL 22-40 mg/dL 45分 2週間

43 610065 CPK-MB 免疫阻害法 関東化学 青色キャップ インセパックⅡ8mL(473487) 分離剤

凝固促進剤

0.2 mL 25 U/L以下 45分 2週間

44 CK-MB% JSCC標準化

対応法、

免疫阻害法

関東化学 青色キャップ インセパックⅡ8mL(473487) 分離剤

凝固促進剤

0.2 mL 6 %以下 45分 2週間

45 610066 ※プロカルシトニン ECLIA法 ロシュ・ダイア

グノスティックス

青色キャップ インセパックⅡ8mL(473487) 分離剤

凝固促進剤

0.2 mL 0.5 ng/mL以下 45分 2週間

46 610071 Mg 酵素法 ニットーボ ー 青色キャップ インセパックⅡ8mL(473487) 分離剤

凝固促進剤

0.2 mL 1.7-2.6 mg/dL 45分 2週間

47 610073 Zn 5-Br-PAPS法 シノテスト 青色キャップ インセパックⅡ8mL(473487) 分離剤

凝固促進剤

0.2 mL 65-110 μg/dL 45分 2週間

48 611001 RPR ラテックス比濁法 デンカ生研 青色キャップ インセパックⅡ8mL(473487) 分離剤

凝固促進剤

0.2 mL 1.0 RU以下 45分 2週間

49 611002 RPR確認 炭末凝集法 積水メディカ

青色キャップ インセパックⅡ8mL(473487) 分離剤

凝固促進剤

0.2 mL 陰性 45分 2週間

50 611062 トロポニン T イムノクロマト法 ロシュ・ダイア

グノスティックス

ベノジェクトⅡ EDTA-2Na ムラサキ

VP-NA050K

EDTA2Na 0.2 mL 陰性 30分 当日

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51 611501 ※血液ガス テルモ シュアシールドプレザパック ヘパリン 0.2 mL 5分 当日

PH 選択的電極

シーメンス テルモ シュアシールドプレザパック ヘパリン 0.2 mL 7.35-7.45 5分 当日

PCO2 選択的電極

シーメンス テルモ シュアシールドプレザパック ヘパリン 0.2 mL 35.0-45.0 mmHg 5分 当日

PO2 電流測定法 シーメンス テルモ シュアシールドプレザパック ヘパリン 0.2 mL 80.0-100.0 mmHg 5分 当日

BP テルモ シュアシールドプレザパック ヘパリン 0.2 mL 5分 当日

HCO3 テルモ シュアシールドプレザパック ヘパリン 0.2 mL 5分 当日

BE テルモ シュアシールドプレザパック ヘパリン 0.2 mL 分 当日

tCO2 選択的電極

シーメンス テルモ シュアシールドプレザパック ヘパリン 0.2 mL 24-30mmol/L 5分 当日

tHb 吸光度法 シーメンス テルモ シュアシールドプレザパック ヘパリン 0.2 mL 5分 当日

Hct テルモ シュアシールドプレザパック ヘパリン 0.2 mL 5分 当日

O2Hb 吸光度法 シーメンス テルモ シュアシールドプレザパック ヘパリン 0.2 mL 94.0-97.0 % 5分 当日

COHb 吸光度法 シーメンス テルモ シュアシールドプレザパック ヘパリン 0.2 mL 0.5-1.5 % 5分 当日

MetHb 吸光度法 シーメンス テルモ シュアシールドプレザパック ヘパリン 0.2 mL 1.5 %以下 5分 当日

HHb 吸光度法 シーメンス テルモ シュアシールドプレザパック ヘパリン 0.2 mL 5.0 %以下 5分 当日

sO2 選択的電極

シーメンス テルモ シュアシールドプレザパック ヘパリン 0.2 mL 92.0-98.5 % 5分 当日

O2CAP 選択的電極

シーメンス テルモ シュアシールドプレザパック ヘパリン 0.2 mL 16.0-24.0 mL/dL 5分 当日

P50 テルモ シュアシールドプレザパック ヘパリン 0.2 mL 5分 当日

ctO2 選択的電極 シーメンス テルモ シュアシールドプレザパック ヘパリン 0.2 mL 15.0-23.0 mL/dL 5分 当日

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Na 選択的電極

シーメンス テルモ シュアシールドプレザパック ヘパリン 0.2 mL 138 - 145 mmol/L 5分 当日

K 選択的電極

シーメンス テルモ シュアシールドプレザパック ヘパリン 0.2 mL 3.6 - 4.8 mmol/L 5分 当日

Cl 選択的電極

シーメンス テルモ シュアシールドプレザパック ヘパリン 0.2 mL 101 – 108 mmol/L 5分 当日

AnGAP テルモ シュアシールドプレザパック ヘパリン 0.2 mL 5分 当日

Ca++ 選択的電極

シーメンス テルモ シュアシールドプレザパック ヘパリン 0.2 mL 1.13 - 1.32 mol 5分 当日

Ca補正 テルモ シュアシールドプレザパック ヘパリン 0.2 mL 5分 当日

GLU 選択的電極

シーメンス テルモ シュアシールドプレザパック ヘパリン 0.2 mL 70 - 100 mg/dL 5分 当日

52 611601 ※血糖 選択的電極

A&T ベノジェクトⅡ VP-FH052K NaF

ヘパリンNa

EDTA-2Na

0.2 mL 70 - 100 mg/dL 10分 3日

53 611701 A1c(NGSP) HPLC法 東ソ ー ベノジェクトⅡ VP-FH052K NaF

ヘパリンNa

EDTA-3Na

0.2 mL 4.7-5.9 % 10分 3日

54 611801 血沈1h ウェスタ―グレン

常光 常光 モノセッド VS J06411 クエン酸ナトリウム 1.28 mL ♂10 mm/h以下

♀15 mm/h以下

2時間 1日

55 611801 血沈2h ウェスタ―グレン

常光 常光 モノセッドVS J06411 クエン酸ナトリウム 1.28 mL 2時間 1日

56 610202 バイオバンク(全

血)

DNA抽出 QIAGEN ベノジェクトⅡ EDTA-2Na ムラサキ

VP-NA050K

EDTA2Na 3 mL 2週間

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12/104

57 610200 バイオバンク(血

清)

DNA抽出 QIAGEN 青色キャップ インセパックⅡ8mL(473487) 分離剤

凝固促進剤

2 mL 2週間

58 610039 浸透圧 超過冷却氷

点降下法

アークレイ 青色キャップ インセパックⅡ8mL(473487) 分離剤

凝固促進剤

0.5 mL 275-290 MOsm/L 20分 2週間

59 619900 eGFR 酵素法 ニットーボ ー 青色キャップ インセパックⅡ8mL(473487) 分離剤

凝固促進剤

0.2 mL 60 以上 45分 2週間

60 612181 CCr 酵素法 ニットーボ ー 青色キャップ インセパックⅡ8mL(473487) 分離剤

凝固促進剤

0.2 mL 85-127 mL/min 45分 2週間

② 尿生化学検査

HIS コー

ト ゙

検査項目 測定法 試薬メーカ ー 容器 添加剤 検体必

要量

基準値 報告時間 保存期間

1 614190 尿糖定量 酵素法 積水メディカル 尿用試験管 なし 0.2 mL 30分 2週間

2 614208 尿蛋白定量 ピロガロールレッド法 フジフィルム和光純薬 尿用試験管 なし 0.2 mL 30分 2週間

3 611202 U-MTX CLIA法 アボットジャパン 尿用試験管 なし 0.2 mL 45分 2週間

4 612001 尿ALB TIA法 ニットーボ ー 尿用試験管 なし 0.2 mL 30分 2週間

補正ALB TIA法、酵素法 ニットーボ ー 尿用試験管 なし 0.2 mL 30 mg/g・Cre未満 30分 2週間

5 612003 尿浸透圧 超過冷却氷点降下法 アークレイ 尿用試験管 なし 0.2 mL 50-1300 mOsm/L 45分 2週間

6 612005 尿Na 選択的電極法(希釈) A&T 尿用試験管 なし 0.2 mL 70-250 mEq/L 15分 2週間

7 612006 尿K 選択的電極法(希釈) A&T 尿用試験管 なし 0.2 mL 25-100 mEq/L 15分 2週間

8 612007 尿Cl 選択的電極法(希釈) A&T 尿用試験管 なし 0.2 mL 75-250 mEq/L 15分 2週間

9 612008 尿Ca CPZⅢ法 LSI メディエンス 尿用試験管 なし 0.2 mL 0.15-0.29 g/day 30分 2週間

10 612009 尿 IP 酵素法 日立化成DS 尿用試験管 なし 0.2 mL 0.5-1.0 g/day 30分 2週間

11 612010 尿AMY Gal-5-G5-pNP法 シスメックス 尿用試験管 なし 0.2 mL 840 U/L以下 30分 2週間

12 612011 尿BUN アンモニア消去法 ニットーボ ー 尿用試験管 なし 0.2 mL 10-15 g/day 30分 2週間

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13/104

13 612012 尿UA ウリカーゼ POD法 日立化成DS 尿用試験管 なし 0.2 mL 0.4-0.6 g/day 30分 2週間

14 612013 尿Cre 酵素法 ニットーボ ー 尿用試験管 なし 0.2 mL ♂1.1-1.9 g/day

♀0.5-1.6 g/day

30分 2週間

15 612014 NAG MPT-NAG法 ニットーボ ー 尿用試験管 なし 0.2 mL 11.5 IU/L以下 30分 2週間

16 612019 尿Mg 酵素法 ニットーボ ー 尿用試験管 なし 0.2 mL 30分 2週間

17 612020 尿Zn 5-Br-PAPS法 シノテスト 尿用試験管 なし 0.2 mL 30分 2週間

③ 穿刺液生化学検査

HIS コー

ト ゙

検査項目 測定法 試薬メーカ ー 容器 添加剤 検体必

要量(血

清量)

基準値 報告時間 保存期間

1 610053 胸水LDH JSCC標準化対応法 シスメックス 滅菌KR スクリューキャップ

1204C000E-10

なし 0.2 mL 45分 2週間

2 610061 胃液Na 選択的電極法(希釈) A&T 滅菌KR スクリューキャップ

1204C000E-10

なし 0.2 mL 45分 2週間

3 610062 胃液K 選択的電極法(希釈) A&T 滅菌KR スクリューキャップ

1204C000E-10

なし 0.2 mL 45分 2週間

4 610063 胃液Cl 選択的電極法(希釈) A&T 滅菌KR スクリューキャップ

1204C000E-10

なし 0.2 mL 45分 2週間

5 612301 胸水TP ビウレット法 関東化学 滅菌KR スクリューキャップ

1204C000E-10

なし 0.2 mL 45分 2週間

6 612302 胸水ALB BCP改良法 関東化学 滅菌KR スクリューキャップ

1204C000E-10

なし 0.2 mL 45分 2週間

7 612303 胸水AST JSCC標準化対応法 関東化学 滅菌KR スクリューキャップ

1204C000E-10

なし 0.2 mL 45分 2週間

8 612304 胸水ALT JSCC標準化対応法 関東化学 滅菌KR スクリューキャップ

1204C000E-10

なし 0.2 mL 45分 2週間

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14/104

9 612305 胸水ALP JSCC標準化対応法 関東化学 滅菌KR スクリューキャップ

1204C000E-10

なし 0.2 mL 45分 2週間

10 612306 胸水GGT JSCC標準化対応法 関東化学 滅菌KR スクリューキャップ

1204C000E-10

なし 0.2 mL 45分 2週間

11 612307 胸水Na 選択的電極法(希釈) A&T 滅菌KR スクリューキャップ

1204C000E-10

なし 0.2 mL 45分 2週間

12 612308 胸水K 選択的電極法(希釈) A&T 滅菌KR スクリューキャップ

1204C000E-10

なし 0.2 mL 45分 2週間

13 612309 胸水Cl 選択的電極法(希釈) A&T 滅菌KR スクリューキャップ

1204C000E-10

なし 0.2 mL 45分 2週間

14 612310 胸水AMY Gal-5-G5-pNP法 シスメックス 滅菌KR スクリューキャップ

1204C000E-10

なし 0.2 mL 45分 2週間

15 612341 腹水TP ビウレット法 関東化学 滅菌KR スクリューキャップ

1204C000E-10

なし 0.2 mL 45分 2週間

16 612342 腹水ALB BCP改良法 関東化学 滅菌KR スクリューキャップ

1204C000E-10

なし 0.2 mL 45分 2週間

17 612343 腹水AST JSCC標準化対応法 関東化学 滅菌KR スクリューキャップ

1204C000E-10

なし 0.2 mL 45分 2週間

18 612344 腹水ALT JSCC標準化対応法 関東化学 滅菌KR スクリューキャップ

1204C000E-10

なし 0.2 mL 45分 2週間

19 612345 腹水LDH JSCC標準化対応法 関東化学 滅菌KR スクリューキャップ

1204C000E-10

なし 0.2 mL 45分 2週間

20 612346 腹水ALP JSCC標準化対応法 関東化学 滅菌KR スクリューキャップ

1204C000E-10

なし 0.2 mL 45分 2週間

21 612347 腹水GGT JSCC標準化対応法 関東化学 滅菌KR スクリューキャップ

1204C000E-10

なし 0.2 mL 45分 2週間

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15/104

22 612348 腹水Na 選択的電極法(希釈) A&T 滅菌KR スクリューキャップ

1204C000E-10

なし 0.2 mL 45分 2週間

23 612349 腹水K 選択的電極法(希釈) A&T 滅菌KR スクリューキャップ

1204C000E-10

なし 0.2 mL 45分 2週間

24 612350 腹水Cl 選択的電極法(希釈) A&T 滅菌KR スクリューキャップ

1204C000E-10

なし 0.2 mL 45分 2週間

25 612351 腹水AMY Gal-5-G5-pNP法 シスメックス 滅菌KR スクリューキャップ

1204C000E-10

なし 0.2 mL 45分 2週間

26 612371 穿刺液TP ビウレット法 関東化学 滅菌KR スクリューキャップ

1204C000E-10

なし 0.2 mL 45分 2週間

27 612372 穿刺液ALB BCP改良法 関東化学 滅菌KR スクリューキャップ

1204C000E-10

なし 0.2 mL 45分 2週間

28 612373 穿刺液AST JSCC標準化対応法 関東化学 滅菌KR スクリューキャップ

1204C000E-10

なし 0.2 mL 45分 2週間

29 612374 穿刺液ALT JSCC標準化対応法 関東化学 滅菌KR スクリューキャップ

1204C000E-10

なし 0.2 mL 45分 2週間

30 612375 穿刺液LDH JSCC標準化対応法 関東化学 滅菌KR スクリューキャップ

1204C000E-10

なし 0.2 mL 45分 2週間

31 612376 穿刺液ALP JSCC標準化対応法 関東化学 滅菌KR スクリューキャップ

1204C000E-10

なし 0.2 mL 45分 2週間

32 612377 穿刺液GGT JSCC標準化対応法 関東化学 滅菌KR スクリューキャップ

1204C000E-10

なし 0.2 mL 45分 2週間

33 612378 穿刺液Na 選択的電極法(希釈) A&T 滅菌KR スクリューキャップ

1204C000E-10

なし 0.2 mL 15分 2週間

34 612379 穿刺液K 選択的電極法(希釈) A&T 滅菌KR スクリューキャップ

1204C000E-10

なし 0.2 mL 15分 2週間

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16/104

35 612389 穿刺液Cl 選択的電極法(希釈) A&T 滅菌KR スクリューキャップ

1204C000E-10

なし 0.2 mL 15分 2週間

36 612380 穿刺液AMY Gal-5-G5-pNP法 シスメックス 滅菌KR スクリューキャップ

1204C000E-10

なし 0.2 mL 45分 2週間

37 610052 ドレーンAMY Gal-5-G5-pNP法 シスメックス 滅菌KR スクリューキャップ

1204C000E-10

なし 0.2 mL 45分 2週間

④ 免疫学的検査

HIS コー

ト ゙

検査項目 測定方法 試薬メーカ ー 容器 添加剤 検体量 基準範囲 報告時

保存期間

1 611005 HBs 抗原 CLIA法 アボットジャパン 青色キャップ インセパックⅡ

8mL(473487)

分離剤

凝固促進剤

血清0.2 mL 0.05 IU/mL未満 1時間 2週間

2 611007 HBs 抗体 CLIA法 アボットジャパン 青色キャップ インセパックⅡ

8mL(473487)

分離剤

凝固促進剤

血清0.2 mL 10.00 mIU/mL未満 1時間 2週間

3 611009 HBc抗体 CLIA法 アボットジャパン 青色キャップ インセパックⅡ

8mL(473487)

分離剤 凝

固促進剤

血清0.2 mL 1.00 S/CO未満 1時間 2週間

4 611011 HCV抗体 CLIA法 アボットジャパン 青色キャップ インセパックⅡ

8mL(473487)

分離剤 凝

固促進剤

血清0.2 mL 1.00 S/CO未満 1時間 2週間

5 611015 HIV 抗原・抗体 CLIA法 アボットジャパン 青色キャップ インセパックⅡ

8mL(473487)

分離剤 凝

固促進剤

血清0.2 mL 1.00 S/CO未満 1時間 2週間

6 611061 β ーD グルカン 比濁時間分

析法

和光純薬 赤色シール ベノジェクトⅡ

3mL(190116F)

ヘパリンNa 血清0.2 mL 11 pg/mL未満 2時間 2週間

7 611101 CEA CLIA法 アボットジャパン 青色キャップ インセパックⅡ

8mL(473487)

分離剤 凝

固促進剤

血清0.2 mL 5.0 ng/mL未満 1時間 2週間

8 611102 AFP CLIA法 アボットジャパン 青色キャップ インセパックⅡ

8mL(473487)

分離剤 凝

固促進剤

血清0.2 mL 10.0 ng/mL未満 1時間 2週間

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QT/共通/5.4-1 第 2 版

17/104

9 611103 CA19-9 CLIA法 アボットジャパン 青色キャップ インセパックⅡ

8mL(473487)

分離剤 凝

固促進剤

血清0.2 mL 37.0 U/mL未満 1時間 2週間

10 611104 CA-125 CLIA法 アボットジャパン 青色キャップ インセパックⅡ

8mL(473487)

分離剤 凝

固促進剤

血清0.2 mL 35 U/mL未満 1時間 2週間

11 611105 SCC CLIA法 アボットジャパン 青色キャップ インセパックⅡ

8mL(473487)

分離剤 凝

固促進剤

血清0.2 mL 2.0 ng/mL未満 1時間 2週間

12 611106 CA15-3 CLIA法 アボットジャパン 青色キャップ インセパックⅡ

8mL(473487)

分離剤 凝

固促進剤

血清0.2 mL 31.3 U/mL未満 1時間 2週間

13 611108 NCC-ST-439 CLEIA法 富士レビオ 青色キャップ インセパックⅡ

8mL(473487)

分離剤 凝

固促進剤

血清0.2 mL 49才以下女性

7.0 U/mL 未満

1時間 2週間

50才以上女性及び男性

4.5 U/mL 未満

14 611109 NSE ECLIA法 ロシュ・ダイアグノステ

ィックス

青色キャップ インセパックⅡ

8mL(473487)

分離剤 凝

固促進剤

血清0.2 mL 16.3 ng/mL未満 1時間 2週間

15 611110 PIVKAⅡ CLEIA法 富士レビオ 青色キャップ インセパックⅡ

8mL(473487)

分離剤 凝

固促進剤

血清0.2 mL 40.0 AU/mL以下 1時間 2週間

16 611111 sIL2R CLEIA法 日立化成DS 青色キャップ インセパックⅡ

8mL(473487)

分離剤 凝

固促進剤

血清0.2 mL 150-505 U/mL 1時間 2週間

17 611116 TSH CLEIA法 富士レビオ 青色キャップ インセパックⅡ

8mL(473487)

分離剤 凝

固促進剤

血清0.2 mL 0.464-3.728 μIU/mL 1時間 2週間

18 611118 F-T3 CLEIA法 富士レビオ 青色キャップ インセパックⅡ

8mL(473487)

分離剤 凝

固促進剤

血清0.2 mL 2.30-4.10 pg/mL 1時間 2週間

19 611117 F-T4 CLEIA法 富士レビオ 青色キャップ インセパックⅡ

8mL(473487)

分離剤 凝

固促進剤

血清0.2 mL 0.70-1.70 ng/dL 1時間 2週間

20 611126 PSA CLIA法 アボットジャパン 青色キャップ インセパックⅡ

8mL(473487)

分離剤 凝

固促進剤

血清0.2 mL 4.0 ng/mL以下 1時間 2週間

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18/104

21 611127 F-PSA CLIA法 アボットジャパン 青色キャップ インセパックⅡ

8mL(473487)

分離剤 凝

固促進剤

血清0.2 mL 1時間 2週間

22 611128 F/T比 CLIA法 アボットジャパン 青色キャップ インセパックⅡ

8mL(473487)

分離剤 凝

固促進剤

血清0.2 mL 1時間 2週間

23 611129 サイログロブリン ECLIA法 ロシュ・ダイアグノステ

ィックス

青色キャップ インセパックⅡ

8ml(473487)

分離剤 凝

固促進剤

血清0.2 mL 33.7 ng/mL以下 1時間 2週間

24 611130 ※PRO-BNP ECLIA法 ロシュ・ダイアグノステ

ィックス

青色キャップ インセパックⅡ

8mL(473487)

分離剤 凝

固促進剤

血清0.2 mL 55 pg/mL以下 1時間 2週間

25 611131 TgAb ECLIA法 ロシュ・ダイアグノステ

ィックス

青色キャップ インセパックⅡ

8mL(473487)

分離剤 凝

固促進剤

血清0.2 mL 28I U/mL以下 1時間 2週間

26 611132 TSH-R-Ab ECLIA法 ロシュ・ダイアグノステ

ィックス

青色キャップ インセパックⅡ

8mL(473487)

分離剤 凝

固促進剤

血清0.2 mL 2.0 IU/mL未満 1時間 2週間

27 611203 ※シクロスポリン CLIA法 アボットジャパン ベノジェクトⅡ EDTA-2K 黄色

VP-D052KN

EDTA-2K 全血0.4 mL 1時間 2週間

28 611204 ※タクロリムス CLIA法 アボットジャパン ベノジェクトⅡ EDTA-2K 黄色

VP-D052KN

EDTA-2K 全血0.4 mL 1時間 2週間

29 611214 ※MTX CLIA法 アボットジャパン ベノジェクトⅡ EDTA-2K 黄色

VP-D052KN

EDTA-2K 血漿0.4 mL 1時間 2週間

30 655878 コルチゾール ECLIA法 ロシュ・ダイアグノステ

ィックス

青色キャップ インセパックⅡ

8mL(473487)

分離剤 凝

固促進剤

血清0.2 mL 6.24-18.0 μg/dL 1時間 2週間

31 658071 CA72-4 ECLIA法 ロシュ・ダイアグノステ

ィックス

青色キャップ インセパックⅡ

8mL(473487)

分離剤 凝

固促進剤

血清0.2 mL 10.0 U/mL以下 1時間 2週間

32 658126 ProGRP ECLIA法 ロシュ・ダイアグノステ

ィックス

青色キャップ インセパックⅡ

8mL(473487)

分離剤 凝

固促進剤

血清0.2 mL 81.0 pg/mL以下 1時間 2週間

33 656498 フェリチン CLEIA法 ロシュ・ダイアグノステ

ィックス

青色キャップ インセパックⅡ

8mL(473487)

分離剤 凝

固促進剤

血清0.2 mL 25.8-280.5 ng/mL 1時間 2週間

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19/104

⑤ 穿刺液免疫検査

HIS コー

ト ゙

検査項目 測定方法 試薬メーカ ー 容器 添加剤 検体量 基準範囲 報告時間 保存期間

1 611119 髄液CEA CLIA アボットジャパン 滅菌KR スクリューキャップ

1204C000E-10

なし 0.5 mL 1時間 2週間

2 611120 髄液AFP CLIA アボットジャパン 滅菌KR スクリューキャップ

1204C000E-10

なし 0.5 mL 1時間 2週間

3 611121 髄液C19-9 CLIA アボットジャパン 滅菌KR スクリューキャップ

1204C000E-10

なし 0.5 mL 1時間 2週間

4 611222 髄液12-5 CLIA アボットジャパン 滅菌KR スクリューキャップ

1204C000E-10

なし 0.5 mL 1時間 2週間

5 611124 髄液15-3 CLIA アボットジャパン 滅菌KR スクリューキャップ

1204C000E-10

なし 0.5 mL 1時間 2週間

6 611123 髄液SCC CLIA アボットジャパン 滅菌KR スクリューキャップ

1204C000E-10

なし 0.5 mL 1時間 2週間

7 611125 髄液NSE ECLIA ロシュ・ダイアグノスティック

滅菌KR スクリューキャップ

1204C000E-10

なし 0.5 mL 1時間 2週間

8 612311 胸水CEA CLIA アボットジャパン 滅菌KR スクリューキャップ

1204C000E-10

なし 0.5 mL 1時間 2週間

9 612312 胸水AFP CLIA アボットジャパン 滅菌KR スクリューキャップ

1204C000E-10

なし 0.5 mL 1時間 2週間

10 612313 胸水CA19 CLIA アボットジャパン 滅菌KR スクリューキャップ

1204C000E-10

なし 0.5 mL 1時間 2週間

11 612314 胸水CA125 CLIA アボットジャパン 滅菌KR スクリューキャップ

1204C000E-10

なし 0.5 mL 1時間 2週間

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12 612315 胸水SCC CLIA アボットジャパン 滅菌KR スクリューキャップ

1204C000E-10

なし 0.5 mL 1時間 2週間

13 612316 胸水CA153 CLIA アボットジャパン 滅菌KR スクリューキャップ

1204C000E-10

なし 0.5 mL 1時間 2週間

14 612318 胸水 IL2R CLEIA 日立化成DS 滅菌KR スクリューキャップ

1204C000E-10

なし 0.5 mL 1時間 2週間

15 612352 腹水CEA CLIA アボットジャパン 滅菌KR スクリューキャップ

1204C000E-10

なし 0.5 mL 1時間 2週間

16 612353 腹水AFP CLIA アボットジャパン 滅菌KR スクリューキャップ

1204C000E-10

なし 0.5 mL 1時間 2週間

17 612354 腹水CA19-9 CLIA アボットジャパン 滅菌KR スクリューキャップ

1204C000E-10

なし 0.5 mL 1時間 2週間

18 612355 腹水CA125 CLIA アボットジャパン 滅菌KR スクリューキャップ

1204C000E-10

なし 0.5 mL 1時間 2週間

19 612356 腹水SCC CLIA アボットジャパン 滅菌KR スクリューキャップ

1204C000E-10

なし 0.5 mL 1時間 2週間

20 612357 腹水CA15-3 CLIA アボットジャパン 滅菌KR スクリューキャップ

1204C000E-10

なし 0.5 mL 1時間 2週間

21 612358 腹水NSE ECLIA ロシュ・ダイアグノスティック

滅菌KR スクリューキャップ

1204C000E-10

なし 0.5 mL 1時間 2週間

22 612359 腹水 IL2R CLEIA 日立化成DS 滅菌KR スクリューキャップ

1204C000E-10

なし 0.5 mL 1時間 2週間

23 612381 穿刺液CEA CLIA アボットジャパン 滅菌KR スクリューキャップ

1204C000E-10

なし 0.5 mL 1時間 2週間

24 612382 穿刺液AFP CLIA アボットジャパン 滅菌KR スクリューキャップ

1204C000E-10

なし 0.5 mL 1時間 2週間

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21/104

25 612383 穿刺液CA19-9 CLIA アボットジャパン 滅菌KR スクリューキャップ

1204C000E-10

なし 0.5 mL 1時間 2週間

26 612384 穿刺液CA125 CLIA アボットジャパン 滅菌KR スクリューキャップ

1204C000E-10

なし 0.5 mL 1時間 2週間

27 612385 穿刺液SCC CLIA アボットジャパン 滅菌KR スクリューキャップ

1204C000E-10

なし 0.5 mL 1時間 2週間

28 612386 穿刺液CA15-3 CLIA アボットジャパン 滅菌KR スクリューキャップ

1204C000E-10

なし 0.5 mL 1時間 2週間

29 612387 穿刺液NSE ECLIA ロシュ・ダイアグノスティック

滅菌KR スクリューキャップ

1204C000E-10

なし 0.5 mL 1時間 2週間

30 612388 穿刺液 IL2R CLEIA 協和メデックス 滅菌KR スクリューキャップ

1204C000E-10

なし 0.5 mL 1時間 2週間

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(2) 血液検査

検査項目 測定方法 試薬メーカ ー 容器 添加剤 検体量

(全血)

基準値 報告時間 保存期間

1 ※WBC フローサイトメトリー法 シスメックス 紫色キャップヘモガードプラス血算

2.0mL(367846):BD

EDTA2K 2 mL 3.3-8.6 ×103/μL

10分

1日

2 ※RBC シースフロー DS検出法 シスメックス 紫色キャップヘモガードプラス血算

2.0mL(367846):BD

EDTA2K

2 mL

♂ 4.35 - 5.55 × 106 /μL

♀ 3.86 - 4.92 × 106 /μL

3 ※Hb SLS-ヘモグロビン法 シスメックス 紫色キャップヘモガードプラス血算

2.0mL(367846):BD

EDTA2K

2 mL

♂ 13.7 - 16.8 g/dL

♀ 11.6 - 14.8 g/dL

4 ※Ht 赤血球パルス派高値検出

シスメックス 紫色キャップヘモガードプラス血算

2.0mL(367846):BD

EDTA2K

2 mL

♂ 40.7 - 50.1 %

♀ 35.1 - 44.4 %

5 ※Plt シースフロー DS検出法 シスメックス 紫色キャップヘモガードプラス血算

2.0mL(367846):BD

EDTA2K 2 mL 158-348 ×103/μL

6 ※MCV 83.6-98.2 fl

7 ※MCH 27.5-33.2 pg

8 ※MCHC 31.7-35.3 g/dl

9 ※Ret フローサイトメトリー法 シスメックス 紫色キャップヘモガードプラス血算

2.0mL(367846):BD

EDTA2K 2 mL 0.5-2.0 %

10 ※血液像 フローサイトメトリー法 シスメックス 紫色キャップヘモガードプラス血算

2.0mL(367846):BD

EDTA2K 2 mL st:0.5-6.5 %

seg:38.0-74.0 %

Baso:0-2.5 %

Eosino:0-8.5 %

Mono:2.0-10.0 %

Lymph:16.5-49.5 %

5年

メイ・ギムザ染色 によ

る鏡検

メルク

POD ジアミノベンチジン法 武藤化学 紫色キャップヘモガードプラス血算

2.0mL(367846):BD

EDTA2K 2 mL

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11 骨髄像 メイ・ギムザによる鏡検 メルク 1~3日 20年

12 PAS 過ヨウ素酸シッフ反応 武藤化学

13 Fe ベルリン青法 武藤化学

14 エステラーセ ゙ α ーナフチルブチレートエステラーセ ゙ 武藤化学

ナフトール AS-Dクロロアセテートエステ

ラーセ ゙

武藤化学

15 BT デューク法 なし なし 1-5 分 なし

16 ※APTT 凝固時間法 積水メディカル 凝固用試験管 (インセパックⅡーST)

1.8mL:積水メディカル

3.2%クエン酸

ナトリウム

1.8 mL 0.0-40.0 秒 30分 12時間

17 ※PT 凝固時間法 積水メディカル 凝固用試験管 (インセパックⅡーST)

1.8mL:積水メディカル

3.2%クエン酸

ナトリウム

1.8 mL 13.0 秒以下、80-120% 30分 12時間

18 ※Fib 合成基質法 積水メディカル 凝固用試験管 (インセパックⅡーST)

1.8mL:積水メディカル

3.2%クエン酸

ナトリウム

1.8 mL 150-400 mg/gL 30分 12時間

19 ※ATⅢ ラテックス免疫比濁法 積水メディカル 凝固用試験管 (インセパックⅡーST)

1.8mL:積水メディカル

3.2%クエン酸

ナトリウム

1.8 mL 80 -130% 30分 12時間

20 ※FDP ラテックス免疫比濁法 積水メディカル 凝固用試験管 (インセパックⅡーST)

1.8mL:積水メディカル

3.2%クエン酸

ナトリウム

1.8 mL 5.0 μg/mL以下 30分 12時間

21 ※D ダイマ ー ラテックス免疫比濁法 1.0 μg/mL以下 30分

22 TB サブセット フローサイトメトリー法 日本BD 紫ベノジェクトⅡ5.0 mL EDTA2Na 5.0 mL 1~2日 1週間

23 腫瘍タイピンク ゙ フローサイトメトリー法 日本BD 紫ベノジェクトⅡ50 mL or 細胞保

存液入り指定容器

EDTA2Na 2.0~5.0

mL

1~2日 1週間

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(3) 輸血検査

HIS コー

ト ゙

検査項目 測定方法 試薬メーカ ー 容器 添加剤 検体量

(全血)

基準値 報告時間 保存期間

1 611401 ※ABO・RhD

血液型

ビーズカラム遠心

凝集法

(必要時:試験管法)

オーソ クリニカル

ダイアグノスティックス

ベノジェクトⅡ

真空採血管

5mL

(蓋:ピンク)

EDTA-2Na 2 mL オモテ検査:(4+)又は(0)

ウラ検査:(2+)以上

オモテ検査とウラ検査が一致

15分 2週間

2 611409 Rh(その他の

因子)血液型

試験管法 オーソ クリニカル

ダイアグノスティックス

ベノジェクトⅡ

真空採血管

5mL

(蓋:ピンク色)

EDTA-2Na 7 mL 部分凝集を認めない 120分 2週間

2 611406 直接抗グロブリ

ン試験

ビーズカラム遠心

凝集法

(必要時:試験管法)

オーソ クリニカル

ダイアグノスティックス

ベノジェクトⅡ

真空採血管

7mL

(蓋:紫色)

EDTA-2Na 7 mL 陰性 30分 2年間

3 611407 間接抗グロブリ

ン試験

ビーズカラム遠心

凝集法

(必要時:試験管法)

オーソ クリニカル

ダイアグノスティックス

ベノジェクトⅡ

真空採血管

7mL

(蓋:紫色)

EDTA-2Na 7 mL 陰性 60分 2年間

4 611405 不規則抗体検

ビーズカラム遠心

凝集法

(必要時:試験管法)

オーソ クリニカル

ダイアグノスティックス

ベノジェクトⅡ

真空採血管

7mL

(蓋:黄色)

EDTA-2Na 7 mL 陰性 60分 2年間

5 xxxxxxx ※交差適合試

ビーズカラム遠心

凝集法

(必要時:試験管法)

オーソ クリニカル

ダイアグノスティックス

ベノジェクトⅡ

真空採血管

7mL

(蓋:黄色)

EDTA-2Na 7 mL 陰性 60分 2年間

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(4) 細菌検査

検査項目 測定方法 試薬メーカ ー 容器 添加剤 検体必要量 基準値 報告時間 保存期間

1 塗抹検査 グラム染色(Bartholomew) 富士フィルム和光

純薬株式会社

滅菌喀痰容器、滅菌吸引痰容器、滅菌

カップ、滅菌スピッツ、カルチャースワブ、滅菌シャー

アミーズ培地 検体材料による 60分 1週間

2 培養同定・

感受性

BD フェニックス M50 BD 滅菌喀痰容器、滅菌吸引痰容器、滅菌

カップ、滅菌スピッツ、カルチャースワブ、滅菌シャー

アミーズ培地 検体材料による 3日~1週

1週間

3 嫌気培養 アネロパックケンキ 三菱ガス化学株

式会社

滅菌喀痰容器、滅菌吸引痰容器、滅菌

カップ、滅菌スピッツ、カルチャースワブ、滅菌シャー

アミーズ培地 検体材料による 1週間 1週間

4 呼吸器 喀痰・

吸引痰

BA,Chocolate,BT

B,MRSA培地

栄研、日水、

BD、関東化学

滅菌喀痰容器、滅菌吸引痰容器 なし 1 mL以上(出来

るだけ多く)

3日~1週

1週間

5 咽頭粘液・

鼻腔

BA,Chocolate,BT

B,MRSA培地

栄研、日水、

BD、関東化学

カルチャースワブ、チャコール 活性炭入りアミー

ズ培地

3日~1週

1週間

6 気管支洗浄

BA,Chocolate,BT

B,MRSA培地

栄研、日水、

BD、関東化学

滅菌スピッツ なし 1 mL以上 3日~1週

1週間

7 胃液 BA,Chocolate,BT

B,MRSA培地

栄研、日水、

BD、関東化学

滅菌スピッツ なし 1 mL以上 3日~1週

1週間

8 口腔内・舌 BA,Chocolate,BT

B,MRSA,カンジダ

培地

栄研、日水、

BD、関東化学

カルチャースワブ、チャコール 活性炭入りアミー

ズ培地

3日~1週

1週間

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9 消化器 便 BTB,DHL,STEC/

SS,TCBS,スキロ

ー,MRSA培地

日水、関東化

学、BD

カルチャースワフ ゙ アミーズ培地 3~5日 1週間

10 胆汁 BA,BTB,ABHK,

MRSA培地

栄研、日水、

BD、関東化学

滅菌スピッツ なし 1mL以上 3日~1週

1週間

11 大腸生検 BA,BTB,STEC/S

S,スキロー,MRSA培

栄研、BD、日

水、関東化学

滅菌スピッツ なし 3日~1週

1週間

12 泌尿生殖器 尿 BA,BTB,MRSA

培地

日水、BD,関東

化学

滅菌カッフ ゚ なし 1 mL以上 3日~1週

1週間

13 膣カンジダ カンジダ培地 関東化学 カルチャースワブ、チャコール 活性炭入りアミー

ズ培地

3日~1週

1週間

14 膣分泌物 BA,Chocolate,BT

B,MRSA,カンジダ

培地

栄研、日水、

BD、関東化学

カルチャースワブ、チャコール 活性炭入りアミー

ズ培地

3日~1週

1週間

15 血液・穿刺液 血液 バクテアラート 3D 栄研、日水、

BD、関東化学

FAPlus ボトル(好気),SN ボトル(嫌気)、

PFPlus ボトル(小児)

吸着ポリマービー

ス ゙

成人:~10 mL

小児:~4 mL

1週間 1週間

16 髄液 BA,Chocolate,BT

B,ABHK,チオグリコ

レート,MRSA培地

栄研、日水、

BD、関東化学

滅菌スピッツ なし 1mL以上 3日~1週

1週間

17 腹水・胸水

BA,Chocolate,BT

B,ABHK,チオグリコ

レート,MRSA培地

栄研、日水、

BD、関東化学

滅菌スピッツ なし 1 mL以上 3日~1週

1週間

18 関節液 BA,Chocolate,BT

B,ABHK,チオグリコ

レート,MRSA培地

栄研、日水、

BD、関東化学

滅菌スピッツ なし 1 mL以上

3日~1週

1週間

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19 その他 膿 BA,Chocolate,BT

B,ABHK,チオグリコ

レート,MRSA培地

栄研、日水、

BD、関東化学

カルチャースワブ、チャコール、滅菌スピッツ 活性炭入りアミー

ズ培地

3日~1週

1週間

20 組織 BA,Chocolate,BT

B,ABHK,チオグリコ

レート,MRSA培地

栄研、日水、

BD、関東化学

滅菌スピッツ、滅菌シャーレ なし 3日~1週

1週間

21 カテ先 BA,チオグリコレート培

栄研、BD 滅菌スピッツ なし 先端部分を5cm

ほど

3日~1週

1週間

22 ピロリ ヘリコバクターピロリ,尿

素培地

日水、栄研 シードチューブHP チオグリコレート培地

を基礎としたウ

マ血清、ヘミン、メ

ナジオンおよび選

択剤

4日~1週

1週間

23 簡易培養

(MRSAの

み)

MRSA培地 関東化学 滅菌喀痰容器、滅菌吸引痰容器、滅菌

滅菌カップ、滅菌スピッツ、カルチャースワブ、滅

菌シャーレ

アミーズ培地(活

性炭入りも含

む)

2日~5日 1週間

24 ベロ毒素 イムノクロマトグラフィ ー タウンス ゙ 滅菌カップ、カルチャースワフ ゙ アミース培地 3日 1週間

25 ※尿中肺炎

球菌莢膜抗

イムノクロマトグラフィ ー アリーアメディカアル 滅菌カッフ ゚ なし 1 mL以上 陰性 30 分

26 ※尿中レジオネ

ラ抗原

イムノクロマトグラフィ ー アリーアメディカアル 滅菌カッフ ゚ なし 1 mL以上 陰性 30 分

27 ※インフルエンザ

抗原

イムノクロマトグラフィ ー ミズホメディ 専用綿棒 なし 陰性 30 分

28 ※RS ウイルス抗

イムノクロマトグラフィ ー 栄研 専用綿棒 なし 陰性 30 分

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29 ※A群溶連

イムノクロマトグラフィ ー アリーアメディカアル 専用綿棒 なし 陰性 30 分

30 ※咽頭アデノ

抗原

イムノクロマトグラフィ ー タウンス ゙ 専用綿棒 なし

陰性 30 分

31 ※ヒトメタニューモウ

イルス抗原

イムノクロマトグラフィ ー Meiji Seika ファル

専用綿棒 なし

陰性 30分

32 ※マイコプラズマ

抗原

イムノクロマトグラフィ ー 富士レビオ 専用綿棒 なし 陰性 30分

33 ※便CDトキシン イムノクロマトグラフィ ー アボットダイアグノス

ティクスメディカル

尿カップ なし 陰性 60分

34 ※ノロウイルス抗

イムノクロマトグラフィ ー デンカ生検 尿カップ なし 陰性 60分

35 ※便ロタ・アデノ

抗原

イムノクロマトグラフィ ー 積水メディカル 尿カップ なし 陰性 60分

36 便中ピロリ抗

イムノクロマトグラフィ ー BD 専用容器 なし 陰性 60分

37 クラミジア トラコマ

チス抗原

イムノクロマトグラフィ ー SB バイオサイエンス 専用綿棒 なし 陰性 60分

38 ※水痘・帯状

疱疹抗原

イムノクロマトグラフィ ー マルホ 専用綿棒 なし 陰性 60分

39 結核菌塗抹

蛍光法 極東製薬 滅菌喀痰容器、滅菌吸引痰容器、滅菌

滅菌カップ、滅菌スピッツ、滅菌シャーレ

検体材料による 陰性 4時間 1週間

40 チールネルゼン染色 武藤化学 滅菌喀痰容器、滅菌吸引痰容器、滅菌

滅菌カップ、滅菌スピッツ、滅菌シャーレ

検体材料による 陰性 90分 1週間

41 抗酸菌培養

液体

培養

MP抗酸菌培養ボトル ビオメリュージャパン 滅菌喀痰容器、滅菌吸引痰容器、滅菌

滅菌カップ、滅菌スピッツ、滅菌シャーレ

検体材料による 陰性 6週間 1週間

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42 固形

培養

小川・2%ビット培地 極東製薬 滅菌喀痰容器、滅菌吸引痰容器、滅菌

滅菌カップ、滅菌スピッツ、滅菌シャーレ

検体材料による 陰性 8週間 1週間

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(5) 一般検査

項目コート ゙ 検査項目 測定方法 採取容器 添加剤 試薬メーカ ー 基準値 報告時

保存期

1 614501 ※尿比重 尿コップ(テクノメディカ) なし シーメンス 1.005-1.030 60分 1日

2 614501 ※尿反応(試験紙法) pH指示薬法 尿コップ(テクノメディカ) なし シーメンス 4.5-8.0 60分 1日

3 614501 ※尿色調 尿コップ(テクノメディカ) なし シーメンス 60分 1日

4 614501 ※尿清濁 尿コップ(テクノメディカ) なし シーメンス 60分 1日

5 614501 ※尿糖定性(試験紙法) グルコースオキシダーゼ法 尿コップ(テクノメディカ) なし シーメンス (-) 60分 1日

6 614501 ※尿蛋白定性(試験紙法) 蛋白誤差法 尿コップ(テクノメディカ) なし シーメンス (-) 60分 1日

7 614501 ※尿ケトン体(試験紙法) アルカリニトロプルシド法 尿コップ(テクノメディカ) なし シーメンス (-) 60分 1日

8 614501 ※尿ビリルビン(試験紙法) ジアゾカップリング法 尿コップ(テクノメディカ) なし シーメンス (-) 60分 1日

9 614501 ※尿白血球(試験紙法) エステラーゼ活性測定法 尿コップ(テクノメディカ) なし シーメンス (-) 60分 1日

10 614501 ※尿亜硝酸塩(試験紙法) グリース法 尿コップ(テクノメディカ) なし シーメンス (-) 60分 1日

11 614501 ※尿ウロビリノーゲン(試験紙法) エールリッヒアルデヒド法 尿コップ(テクノメディカ) なし シーメンス (±) 60分 1日

12 614501 ※尿潜血(試験紙法) ヘモグロビン POD作用 尿コップ(テクノメディカ) なし シーメンス (-) 60分 1日

13 614603 ※尿沈渣 目視 尿コップ(テクノメディカ) なし 東洋紡 赤血球 4以下/HPF

白血球 4以下/HPF

60分 1日

14 生化 微量アルブミン定性 尿コップ(テクノメディカ) 60分 1日

15 614202 便潜血① 抗ヒトヘモグロビンマウスモノクローナル抗

体結合

採便容器 富士フィルム和

光純薬

(-) 60分 1日

614203 便潜血② 抗ヒトヘモグロビンマウスモノクローナル抗

体結合

採便容器 富士フィルム和

光純薬

(-) 60分 1日

16 院内なし 虫卵

17 なし 集卵

18 なし ギョウチュウ卵

19 なし 赤痢アメーハ ゙

20 なし 脂肪便

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21 614604 尿へモジデリン 尿コップ(テクノメディカ)

22

614060 関節液 視算 滅菌試験管メッキン KR なし 60分 2週間

614060 白血球 視算 滅菌試験管メッキン KR なし 60分 2週間

614060 ピロリン酸 視算 滅菌試験管メッキン KR なし 60分 2週間

614060 尿酸結晶 視算 滅菌試験管メッキン KR なし 60分 2週間

614060 赤血球、その他成分 視算 滅菌試験管メッキン KR なし 60分 2週間

614055 胸水比重 比重計 滅菌試験管メッキン KR なし 60分 2週間

614055 リバルタ反応 目視 滅菌試験管メッキン KR なし (-) 60分 2週間

614055 フィブリン析出 目視 滅菌試験管メッキン KR なし (-) 60分 2週間

614055 蛋白定量 生化 滅菌試験管メッキン KR なし 60分 2週間

614055 糖定量 生化 滅菌試験管メッキン KR なし 60分 2週間

614055 クロール 生化 滅菌試験管メッキン KR なし 60分 2週間

612319 腹水 SLS-ヘモグロビン法 滅菌試験管メッキン KR なし 30分 2週間

614441 妊娠反応 イムノクロマトグラフィ ー 尿コップ(テクノメディカ) なし 株式会社

三和化学研

究所

(-) 15分 1日

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(6) 病理検査

検査項目 検査方法 試薬メーカ ー 採取容器 添加剤 検査材料 保存

条件

所要日

採取・提出条件 保存期間

1 病理診断

手術 HE染色・特殊

染色・免疫染

色・遺伝子検査

検体の大きさに

応じた密閉容器

(タッパーなど)を使

10 %中性緩

衝ホルマリン

手術材料 室温 1ヶ月 採取後、速やかに

ホルマリン入り容器に

入れて下さい

作成ブロックは永久保存

標本は15年保存

2 生検 HE染色・特殊

染色・免疫染

色・遺伝子検査

アジア器材 10 %中性緩

衝ホルマリン

生検材料 室温 1週間 採取後、速やかに

ホルマリン入り容器に

入れて下さい

作成ブロックは永久保存

標本は15年保存

3 術中迅速組織診 迅速HE染色 室温 当日 採取後速やかに提

出して下さい

乾燥を防ぐ為、生

食で濡らしたガー

ゼ等で覆ってくだ

さい

作成ブロックは永久保存。

標本は15年保存

4 術中センチネルリンパ節診

OSNA法検査・

迅速PAP染

色・迅速HE染

鉛容器 リンパ節 室温 当日 採取後速やかに提

出して下さい

乾燥を防ぐ為、生

食で濡らしたガー

ゼ等で覆ってくだ

さい

5 標本診断(院外)

※組織診もしくは

細胞診

鏡検・HE染色・

特殊染色・免疫

染色・遺伝子検

室温 1週間

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6 電子顕微鏡検査 委託検査 グルタールアルデヒ

ド溶液

生検材料 室温 1ヶ月 事前に電話連絡の

上、採取後速やか

に提出して下さい

7 セルブロック HE染色・特殊

染色・免疫染

色・遺伝子検査

室温 1週間

作成ブロックは永久保存

標本は15年保存

8 細胞診検査

婦人科塗抹標本 パパニコロウ染色 武藤

MICRO

SLIDES スター

フロストホワイト

スライドガラスに直

接塗抹

95 %アルコール 塗抹標本 室温 1週間 採取後、スライドガラス

に塗抹し、速やか

に固定液に入れて

ください

有所見標本は15年保存

陰性標本は7年保存

9 喀痰 パパニコロウ染色 松波硝子工

カクタンサンプラー L サコマノ液 喀痰 室温 1週間 内シールをはがし、喀

痰喀出後、確実に

蓋を閉め、20回程

度左右に振ってく

ださい。蓄痰は3

日間蓄痰してくだ

さい

有所見標本は15年保存

陰性標本は7年保存

10 気管支(鉗子スタンプ・

キュレット・ブラシ)

パパニコロウ染色 マツナミMASコー

トスライドガラス

スライドガラスに直

接塗抹

95 %アルコール 擦過標本 室温 1週間 採取後速やかに提

出して下さい

標本は15年保存

11 気管支洗浄・BAL パパニコロウ染色・

ギムザ染色

生理食塩水 洗浄液 室温 1週間 標本は15年保存

12 EBUS-TBNA UF-PAP染色・

パパニコロウ染色・

ギムザ染色

穿刺内容

室温 1週間 事前に電話連絡。

内視鏡室にて迅速

検査を行います

標本は15年保存

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13

CT ガイド下肺生検 パパニコロウ染色 アジア器材 PP遠沈管 生理食塩水 組織洗浄

室温 1週間 採取後速やかに提

出して下さい

標本は15年保存

アジア器材 滅菌KR スクリュース

ピッツ

生理食塩水 針洗浄液 室温 1週間 標本は15年保存

14 尿 パパニコロウ染色 尿コッフ ゚ 自然尿 室温 1週間 中間尿50 mL程度

を提出してくださ

い。採取後速やか

に提出して下さい

有所見標本は15年保存

陰性標本は7年保存

15 カテーテル尿・ アジア器材 滅菌KR スクリュース

ピッツ

生理食塩水 洗浄液 室温 1週間 採取後速やかに提

出して下さい

標本は15年保存

16 腎盂洗浄・膀胱洗浄 アジア器材 滅菌KR スクリュース

ピッツ

生理食塩水 洗浄液 室温 1週間

17 乳腺 パパニコロウ染色 染瀬産業社 先細スピッツ 生理食塩水 穿刺内容

室温 1週間

18 甲状腺穿刺 パパニコロウ染色 スターフロストスライ

ドガラス

スライドガラスに直

接塗抹

95 %アルコール 穿刺内容

室温 1週間

19 TACAS液処理

パパニコロウ染色

MBL

TACAS

Ruby

先細スピッツ TACAS液 穿刺内容

室温 1週間

20 頭頚部外科・リンパ節

穿刺液(唾液腺など

含む)

パパニコロウ染色・

ギムザ染色

染瀬産業社 先細スピッツ 生理食塩水 穿刺内容

室温 1週間

21 体腔液 パパニコロウ染色・

ギムザ染色・

MOC-31染色・

CEA染色

アジア器材

栄研化学

滅菌KR スクリュース

ピッツもしくは滅

菌採水瓶エコ 500

体腔液 室温 1週間

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22 EUS-FNA 迅速PAP染

色・パパニコロ染

生理食塩水 穿刺内容

室温 1週間 事前に電話連絡。

遺伝子検査室にて

迅速検査を行いま

23 胆汁・膵液 パパニコロウ染色 アジア器材 滅菌KR スクリュース

ピッツ

胆汁・膵液 氷中 1週間 採取後速やかに提

出して下さい

24 脊髄液 パパニコロウ染色・

ギムザ染色

アジア器材 滅菌KR スクリュース

ピッツ

脊髄液 室温 1週間

25 腫瘍部穿刺液 パパニコロウ染色・

ギムザ染色

染瀬産業社 先細スピッツ 生理食塩水 穿刺内容

室温 1週間

26 腫瘍部擦過 パパニコロウ染色・ 95 %アルコール 穿刺内容

物擦過標

室温 1週間

27 術中迅速細胞診 迅速PAP染

色・ギムザ染色・

パパニコロウ染色

アジア器材 PP遠沈管 ヘパリン 体腔液・洗

浄液等

室温 当日 採取後速やかに提

出して下さい。フィ

ブリンによる凝固を

防ぐため、少量のヘ

パリンを添加してく

ださい

有所見標本は15年保存

陰性標本は7年保存

28 術中迅速細胞診

(東医大針)

迅速PAP染

色・ギムザ染色

東医大針(7本)を

スピッツに入れて

提出

生理食塩水 肺穿刺検

室温 当日 採取後、容器が倒

れないよう試験管

立てに立てて、速

やかに提出して下

さい

標本は15年保存

29 ※CMV 免疫染色 紫ベノジェクト

Ⅱ5.0 mL

EDTA2Na 末梢血 室温 当日中 当日12時までに

検体を提出してく

ださい

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検査項目 検査方法 試薬メーカ ー 検査材料 提出検体量 保存条件 所要日数 採取・提出条件

30 委託検査

肺癌PD-L1 タンパク

(22C3)

IHC エスアールエル新潟 肺癌未染標本スラ

イト ゙

4μx4枚 室温 10日間 検体量が十分量あるか病

理部に確認後に依頼して

ください

保険点数の算定できる病

名が限られていますので

ご注意ください

31 メラノーマ PD-L1 タンパク

(28-8)

IHC エスアールエル新潟 メラノーマ未染標本ス

ライト ゙

4μx4枚 室温 10日間

32 CCR4 タンパク IHC エスアールエル新潟 未染標本スライト ゙ 4 μx6枚 室温 6~7日間

33 OncotypeDX Breast エスアールエル新潟 乳癌未染標本スラ

イト ゙

HE3枚+10 μ6枚 室温 1ヶ月

34 Curebest 95GC

Breast

シスメックス 乳癌未染標本スラ

イト ゙

10μ×4枚 室温 2週間

(7) 遺伝子検査

検査項目 検査方法 試薬メーカ ー 検査材料 検体量 保存条

所要日

依頼材料

保存期間

1 免疫関連遺伝子再構

PCR法 組織検体、

細胞診検体

未染色標本 厚

さ5 μm 5枚

室温 1週間 5年

2 EGFR遺伝子検査 Cycleave PCR法, AS-NEPB-PCR法, Direct sequence法 組織検体、

細胞診検体

未染色標本 厚

さ5 μm 5枚

室温 1週間 5年

3 EGFR遺伝子検査

(T790M変異)

外部委託(リアルタイム PCR法) ロシュ・ダイアグノスティック

組織検体 未染色標本 厚

さ5 μm 5枚

室温 2週間

4 K-ras遺伝子検査 HRM法, Direct sequence法 組織検体 未染色標本 厚

さ5 μm 5枚

室温 1週間 5年

5 RAS遺伝子検査 HRM法, Direct sequence法 組織検体

(大腸癌)

未染色標本 厚

さ5 μm 5枚

室温 1週間 5年

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6 RAS遺伝子検査 外部委託(PCR-rSSO法) MBL 組織検体

(大腸癌)

未染色標本 厚

さ5 μm 5枚

室温 2週間

7 BRAF遺伝子検査 HRM法, Direct sequence法 組織検体

(大腸癌)

未染色標本 厚

さ5 μm 5枚

室温 1週間 5年

8 BRAF遺伝子検査 外部委託(PCR-rSSO法) MBL 組織検体

(大腸癌)

未染色標本 厚

さ5 μm 5枚

室温 2週間

9 BRAF遺伝子検査

(ダブラフェニフ )゙

外部委託(リアルタイム PCR法) シスメックス・ビオメリュ ー 組織検体

(悪性黒色腫)

未染色標本 厚

さ5 μm 5枚

室温 2週間

10 BRAF遺伝子検査

(ベムラフェニブ)

外部委託(リアルタイム PCR法) ロシュ・ダイアグノスティック

組織検体

(悪性黒色腫)

未染色標本 厚

さ5 μm 5枚

室温 2週間

11 オンコマイン Dx Target

Test マルチ CDx システム

外部委託(次世代シークエンス法) サーモフィッシャーサイエンティフ

ィック

組織検体

(肺癌)

未染色標本

厚さ5 μm 10枚

室温 2週間

12 c-kit遺伝子検査 Direct sequence法 組織検体(消化

管間質腫瘍)

未染色標本 厚

さ5 μm 5枚

室温 1週間 5年

13 ROS1融合遺伝子検

リアルタイムRT-PCR法 シスメックス 組織検体、細胞

診検体

未染色標本 厚

さ5 μm 5枚

室温 1週間 5年

14 マイクロサテライト不安定性

検査 (リンチ症候群)

外部委託(マルチプレックス PCR-フラグメント解析法) ファルコバイオシステムス ゙ 組織検体 未染色標本 厚

さ5 μm 5枚

室温 2週間

15 マイクロサテライト不安定性

検査 (コンパニオン診断

薬)

外部委託(マルチプレックス PCR-フラグメント解析法) ファルコバイオシステムス ゙ 組織検体 未染色標本 厚

さ5 μm 5枚

室温 2週間

16 EWS-Fli1 遺伝子検

RT-PCR法 新鮮凍結組織 5 mm角 冷凍 1週間 5年

17 TLS-CHOP遺伝子検

RT-PCR法 新鮮凍結組織 5 mm角 冷凍 1週間 5年

18 SYT-SSX遺伝子検 RT-PCR法 組織検体 未染色標本 厚 室温 1週間 5年

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査 さ5 μm 5枚

19 染色体検査 FISH法 アボットジャパン 組織検体 未染色標本 厚

さ4 μm 2枚

室温 1週間 1月

20 HER2遺伝子検査 FISH法 アボットジャパン 組織検体 未染色標本 厚

さ4 μm 2枚

室温 1週間 1月

21 ALK融合遺伝子検

外部委託(FISH法) アボットジャパン 組織検体 未染色標本 厚

さ4 μm 2枚

室温 2週間

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(8) 生理検査

号 測定項目 測定方法

基準範囲

検査

所要

時間

報告

時間 診断

注意事項

(検査説明・患者準備等)

受け入れ不可基準

検査できない患者 禁忌疾患 注意を要する患者

または相対性禁忌

0 すべての

検査共通

・検査に対し同意が

得られない場合ま

たは、検査中に同意

が得られなくなっ

た場合

・急変時

1

心電図 標準12誘導法

調律 sinus rhythm

5分

3分

当日夕方

胸部、手首、足首を出し、

ベット上で仰臥位、安静

安静維持が困難な

場合 なし なし

心拍数 60-100 /分

P波

Ⅰ、Ⅱで正

Ⅱで幅3 mm未満、高さ2.5

mm未満

V1で高さ2 mm未満、P terminal

forceの絶対値が0.04 mm/秒未

PQ時間 0.12-0.20 s

QRS

肢誘導においてQRS電気軸が

正常で

Ⅲと aVL以外に異常Q波がな

くQRS時間が2.5 mm未満であ

り胸部誘導においてR波の増

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高(r progression)が正常で、

V1以外に異常Q波がなく、

QRS電位が正常(SV1+RV5 or

V6<35 mm,RV5 or V6<26 mm)

ST

等電位線あるいはPQ部分に一

致し、上昇も下降もしていな

い。ただし、右側胸部誘導や早

期再分極例では正常でもST上

昇がみられうる

T

aVRで陰性であり、Ⅰ、Ⅱ、

V2-V6で陽性で、高さは12 mm

未満かつR波の1/10以上であ

Ⅲ、aVR、aVF、V1では、T波

は陰性でもよい。さらに、若年

成人では正常でもV2、V3に陰

性T波がみられうる

QT QTc=QT/√RR=0.35~0.44

U 陽性でT波の高さの5-50 %

2 負荷心電図

マスター2階段

負荷法(ダブル

マスター負荷)

陰性

20分 検査後

5分 当日夕方

・患者準備:上半身はで

きるだけ薄着になっても

らい、場合によっては病

衣を貸し出す。靴下は脱

ぎズボンの裾はまくる。

心電図記録時は、胸部お

よび手首、足首を露出、

仰臥位で安静

・階段昇降ができな

い場合

・うっ血性心不全兆

候(呼吸困難、浮腫、

腹水など)を示すも

・心筋梗塞急性期

・脳出血、脳塞栓な

どの新しい脳血管

障害

・頻脈性上室性不整

・重症な高血圧症

(250/120mmHg以

上)

・心室瘤、著しい心

拡大、重症心疾患

・妊娠中毒症、流産

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・3分間に高さ9インチ

(約23 cm)奥行き10イ

ンチ(約25 cm)幅約 24

インチ(約61 cm)の凸

型2の階段を階段昇降を

し、その前後に心電図を

記録。階段昇降の回数は

年齢・性別・体重で決定

・急性心筋炎

・急性肺塞栓、肺梗

・急性(熱性)感染

・大動脈解離

・血栓性静脈炎

・重症の大動脈弁狭

窄および閉塞性肥

大型心筋症

・心室頻拍、多源性、

連発性またはR on

T性心室性期外収

または早産のおそ

れがある妊娠後期

・重症貧血

・重症な代謝性疾患

(糖尿病、甲状腺機

能亢進症、甲状腺機

能低下症)

・チアノーゼ性心疾

・高度の徐脈性不整

脈(洞性徐脈、洞停

止、洞房ブロック、

心室調律、洞不全症

候群)

・心室性期外収縮が

頻発するとき

・重症な肺高血圧症

3 トレッドミ

ル検査

Mason-Likar法

(Mason-Likar

変法)

陰性

30分

検査後

5分 当日夕方

・あらかじめトイレなど

はすませておく。

・上半身は病衣を貸出し、

下は運動しやすいズボン

(トレーニングパンツな

ど)または貸し出しの半

ズボンを着用してもら

う。靴下は脱ぎ、ズボン

の裾はまくる。時計等は

はずす。胸毛が多い場合

運動負荷が困難な

・同上

・同上

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は剃毛する場合がある。

・心電図を付けながら、

トレッドミル上で歩き

(走り)ながら、心電図、

血圧変化を見る。

4 ホルター心

電図

CM5・NASA誘

導法

有所見なし

心電図の正常値については心電図の項を

参照

1日

毎週火曜日

の午後

・腕時計または携帯電話

など時間の分かる物を用

意する。

・筆記具を用意する。

・機械装着時は胸部を出

しベット上で仰臥位

・機械装着時の入浴、シ

ャワーは不可

・電気毛布などの一部使

用制限あり

・長時間心電図計を

装着していること

が困難な者

・皮膚に電極が腫れ

ない状態の患者(テ

ープかぶれが特に

酷い等)

5 肺活量

(SVC)

気量型 チ

%VC

80 %以上

5-10

検査後

5分

なし

・原則座位で検査

・身長・体重の測定・確

・安静状態を保持してお

く(直前の喫煙・飲食・

運動等を避ける)

・身体を締め付けるよう

なものは緩めて楽に呼吸

できる状態にする。

・理解できない者

・気切の患者

6 努力性肺活

量(FVC)

FEV1.0/

FVC

70 %以上

5-10

検査後

5分

7 最大換気量

(MVV) %MVV

80 %以上

5-10

検査後

5分 なし

8 機能的残気

量(FRC)

閉鎖回路法

(He)

%FRC 80~120%

%RV 80~120%

10-

20分

検査後

5分 なし

・原則座位で検査

・身長・体重の測定・確

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RV/TLC 20~35%(60才まで)

35~40%以下(60才以上)

・安静状態を保持してお

・身体を締め付けるよう

なものは緩めて楽に呼吸

できる状態にする。

・検査開始前5分以上の

安静を保ち、少なくとも

食後2時間以上経過して

から検査する。

・酸素吸入をおこなって

いる患者は5分以上酸素

吸入を中止後に検査を行

うのが望ましい。

・飲酒は検査4時間前か

ら禁酒、喫煙は24時間前

から禁煙する。

・開放性結核患者

・気胸

・肺塞栓

・心血管疾患、脳梗

塞、脳出血、もやも

や病、動脈瘤などの

血管疾患を有する

患者

・MRSAなどの呼

吸器感染症の患者

9 肺拡散能

(Dlco) single breath法 %DLco

80 %以上

10-

20分

検査後

5分

なし

%Dlco/VA 80 %以上

10 O2消費量 予測値参照 20分 検査後

5分 なし

・早朝空服時に検査

・検査前日は心身の過労

をさけ、夜10時には就寝

のこと。夕食は普通の食

事を適度にとり、多量の

肉食や飲食は避ける。夕

食後は飲水および服薬な

どは中止

・検査当日の朝は、まっ

たく飲食を止め、タバコ

11 BMR

±15 %以内

20分 検査後

5分 なし

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44/104

も吸わない。検査は最後

の食事から12-14時間後

に測定が望ましい。

・外来患者は1時間前に

なるべく静かに来院して

もらう。病棟患者は車椅

子にて検査室へきてもら

い、30分ほど安静にす

る。

・読書、談話はしない。

・女性の場合月経時は避

ける

12

心エコー

Mモード法 GE

ヘルス

ケア・

ジャ

パン

成人 男性 女性 30分

診断後

報告

診断は木曜

夕方エコー

検討会後

・左側臥位、仰臥位での

検査

・あらかじめトイレなど

は済ませておく

・胸部が出るよう服を脱

ぐ、または薄手のシャツ

などまくり上げる。

幼児等で体動が激

しく、危険を伴い、

検査続行が困難と

なった場合

Ao径 28-41 mm 25-36 mm

LA径 23-40 mm 22-41 mm

左室拡張末期径 38-55mm 34-51mm

左室収縮末期径 20-37 mm 18-33 mm

心室中隔厚 7-11 mm 7-11 mm

左室後壁厚 7-11 mm 7-11 mm

右室径 18-32 mm 17-32 mm

駆出率EF

(teichholz) 55-85 % 55-88 %

PW法

E/A 1-2 1-2

Dct 160-240ms 160-240ms

E/E'(LW側) <7.1 <7.1

断層法 成人の場合

僧房弁前尖レベ 左室拡張末36-52 mm

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ル 期径

左室収縮末

期径 23-39 mm

腱索レベル

左室拡張末

期径 35-62 mm

左室収縮末

期径 23-40 mm

左房径 27-45 mm

大動脈径 22-36 mm

modified

Simpson法

(biplane)

男性 女性

左室拡張末期容

積 62-170 mL 55-101 mL

左室収縮容積 14-76 mL 13-60 mL

左房容積 20-57 mL 15-46 mL

13 経食道心エ

コー

GE

ヘルス

ケア・

ジャ

パン

異常所見(異常構造物・シャント・弁の

以上等)がないこと

30-

60分

診断後

報告

検査終了後

または、当

日夕方

・あらかじめトイレなど

は済ませておく

・検査前、約4-5時間以

上の絶飲食

・検査後、咽頭の麻酔が

消失するまで1時間以上

は絶飲食

・咽頭知覚が回復し誤嚥

がおこらないことを確認

してから、飲水、食事可

とする

・食道静脈瘤

・食道腫瘍の術後

・食道憩室

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14

下肢静脈エ

コー

断層法 G.E

.

・深部静脈の血栓を認めない

・血管径の拡張や浮腫を認めない

30-

40分

診断後

報告

診断は木曜

夕方エコー

検討会後

・仰臥位、座位での検査

・体動が激しく危険

を伴い検査続行が

困難な場合

PW法 大腿静脈での呼吸性変動を認める

15

頸動脈エコ

断層法

G.E

ヘルス

ケア・

ジャ

パン

IMT 0.5-1.0 mm

30-

40分

検査後

30分 なし

・仰臥位での検査

・体動が激しく危険

を伴い検査続行が

困難な場合

総頸動脈径 7.0±0.9 mm

内頸動脈径 5.4±1.0 mm

椎骨動脈径 3.1±0.6 mm

PW法

総頸動脈

最高血流速度 90±20 cm/s

平均血流速度 47±12 cm/s

拡張末期血流速

度 21±7 cm/s

内頸動脈

最高血流速度 63±20 cm/s

平均血流速度 37±13 cm/s

拡張末期血流速

度 21±7 cm/s

椎骨動脈

最高血流速度 56±17 cm/s

平均血流速度 30±10 cm/s

拡張末期血流速

度 15±7 cm/s

その他

拡張末期血流速

比(E/D ratio)

<1.3

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16

標準純音聴

力検査

気導聴力測定

10分

検査後

5分 なし

・理解できない者

骨導聴力測定

法 10分

17

簡易聴力検

査(気導の

み)

気導聴力測定

健康診断 1000 Hz≦

30 dB

4000 Hz≦

40 dB

5-10

検査後

5分 なし

・理解できない者

人間ドック 5分

検査後

5分

18

インピーダ

ンス検査

ティンパノメ

トリー法

5-10

検査後

5分 なし

検査中は、談話したりせ

ず、安静座位をとる

・鼓膜が高度に菲

薄化している場合

・内耳瘻孔

レフレックス

検査

10-

15分

検査後

5分

19

血圧脈波

心臓足首血管

指数法

CAVI ~8.9

10-

15分

検査後

5-10分 なし

・検査中は安静状態にし、

談話したり手足を動かし

たりしない

・むくみがあった

り、出血傾向がある

場合

・血液のうっ滞が血

栓を作る可能性が

ある場合

・うっ滞が末梢循環

障害を生じる可能

性がある場合

・カフの装着部に、

炎症、化膿性疾患、

外傷等がある場合

・点滴中の四肢、人

工透析シャントの

足関節上腕血

圧比法 ABI 0.91-1.40

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ある四肢、カテーテ

ル等を装着してい

る四肢にはカフは

装着できない

20

脳波

10/20法

別記します。下記参照。

検査後

15-20

・原則ベット上、仰臥位

にて検査。

・楽な服装で、頭髪は整

髪料など使用せず、清潔

な状態で。

・空腹でないことが望ま

しい

・イヤリング、ピアスは

はずす

・服薬が必要な患者は検

査開始前に診療科または

病棟で服薬のこと

・検査前にトイレは済ま

せておく

・電極装着がでいな

い患者

・電極の装着ができ

ても、起き上がるな

ど動作が激しい患

・歯を食いしばる、

啼泣が激しいなど

筋電図の混入が激

しい患者

・重篤な心疾患

・急性期の脳血管障

・重篤な呼吸器疾患

・もやもや病と診断

または疑いのある

患者に過呼吸賦活

はしない

小児科

60-

120

小児科で診

小児科以外 60分

脳外科・神

経内科で診

21

神経伝導速

運動神経伝導

検査

正中神経 MCV

項目

数に

よる

片手

片足

検査後

15-20

依頼科で診

・電気刺激をかける

・あらかじめトイレなど

は済ませておく

・検査部位が見えるよう、

厚手の服は脱いでもら

う。

・小児等で検査の協

力が得られない場

・ペースメーカー植

え込み患者

・植え込み型除細動

器を入れている患

・中心静脈など心臓

に近いところまで

ラインが挿入され

ている患者

潜時(手首) 3.2±0.42 ms

伝導速度

(手首-肘部) 58.4±4.39 m/s

振幅(手首) 14.0±4.0 mV

振幅(肘部) 13.0±4.0 mV

尺骨神経 MCV

潜時(手首) 2.45±0.27 ms

伝導速度 61.3±4.87 m/s

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(手首-肘部) で約

60-

90分

両側

上肢

30-

40分

振幅(手首) 15±4.9 mV

振幅(肘部) 14±4.8 mV

橈骨神経 MCV

潜時(前腕) 1.9±0.4 ms

伝導速度

(前腕-肘部) 61±5.0 m/s

伝導速度

(肘部-上腕) 67±6.0 m/s

脛骨神経 MCV

潜時(足関節) 4.9±0.7 ms

伝導速度

(足関節-膝窩) 47±4.0 m/s

振幅(足関節) 14±6.6 mV

腓骨神経 MCV

潜時(足関節) 4.3±0.8 ms

伝導速度

(足関節-腓骨骨

頭下部)

52±9.0 m/s

感覚神経伝導

検査(逆行法)

正中神経 SCV

伝導速度

(手首-指) 57.8±6.01 m/s

伝導速度

(肘部-手首) 65.6±5.27 m/s

振幅(手首-指) 44±21 μV

振幅

(肘部-手首) 23±12 μV

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尺骨神経 SCV

伝導速度

(手首-指) 55.7±5.0 m/s

伝導速度

(肘-手首) 65.6±5.3 m/s

振幅(手首) 43±18.6 μV

振幅(肘部) 22±9.5 μV

橈骨神経 SCV

伝導速度

(前腕-導出電

極)

63±5.4 m/s

伝導速度

(前腕-肘部) 65±5.0 m/s

伝導速度

(肘部-上腕) 70±5.8 m/s

腓骨神経 SCV

潜時 2.9±0.4 ms

伝導速度 42±7.8 m/s

振幅 11±6.4 μV

22

短潜時体性

感覚誘発電

SSEP

上肢 30-

40分

検査後

15分

依頼科で診

同上 同上 同上 同上

EP 7.9±0.6 ms

N13 12.7±0.5 ms

N20 18.6±0.6 ms

CCT 5.9±0.3 ms

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下肢

40分

各頂点潜時は、下肢の長さや加齢に影響

を受けるため、頂点間潜時と併せ異常の

判定を行う。

・N20:20 msec付近に出現する陰性波

・P39:39 msec付近に出現する陽性波

23 聴性感覚由

発電位 ABR

Ⅰ波潜時(80Hz) 1.6±0.1 ms

30分 検査後

10分

脳外科・神

経内科で診

・あらかじめトイレなど

は済ませておく

・小児で安静が保てない

者などは、睡眠させる

・暴れる者などは鎮静等

が必要

Ⅱ波潜時(80Hz) 2.8±0.1 ms

Ⅲ波潜時(80Hz) 3.8±0.1 ms

Ⅳ波潜時(80Hz) 5.0±0.2 ms

Ⅴ波潜時(80Hz) 5.8±0.2 ms

※脳波の基準範囲

(1) 覚醒時

① 健常成人

覚醒、安静時の成人(25~65 歳)の脳波所見は以下の通り。

(ア) 閉眼状態で左右対称のα波(10 Hz前後、30~50 µV)が後頭部優位に出現する。

(イ) 優位律動は、開眼、音、痛み刺激、精神活動により減衰し(α減衰、αブロッキング)、睡眠期には減少・消失する。

(ウ) 左右対称部位でのα波の振幅は 50 %以内、周波数差は 1 Hz以内である。

(エ) 低振幅β波(10~20 µV)を前頭部優位に認め、てんかん発作波や徐波などの異常波形を認めない。

② 高齢者

65 歳以上の脳波をさすが、45 歳以降には側頭部に少量の低振幅θ波(特に左)が出現するようになる。高齢者の脳波の特徴は優位律

動の周波数が加齢とともに遅くなり、8~9 Hz となる。

③ 小児

3 カ月で後頭部に律動性θが出始める。1~1.5 歳でα波が出現する。5~6 歳でα波とθ波の量がほぼ等しくなる。8 歳では 8~9 Hzの

α波が優位となる。前頭・側頭部にかなりのθ波があっても問題はない。15~25 歳では、ほぼ成人と同じ 9~11 Hz のα波となるが、

若年者後頭部徐波(posterior slow waves of youth)や、徐α異型律動(slow α variants)がみられる。

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(2) 睡眠時

① 健常成人

(ア) 第Ⅰ期(入眠期)

α波の周波数が遅くなって消失し、θ波が出現する。第Ⅱ期(軽睡眠期)に移行する時期には頭蓋頂鋭波(vertex sharp transient)

が出現する。

(イ) 第Ⅱ期(軽睡眠期)

θ波と同程度の周波数だが、振幅は増加し、ときどき睡眠紡錘波(sleep spindle)がみられる。

(ウ) 第Ⅲ、Ⅳ期(深睡眠期)

高振幅δ波がみられる。第Ⅲ期では 2 Hz以下で振幅が 75 µV以上の徐波が記録の 20~50 %を占める。第Ⅳ期では 2 Hz以下で振

幅が 75 µV以上の徐波が記録の 50 %以上を占める。

(エ) レム睡眠

第Ⅰ期に近い脳波を呈す。

② 高齢者

レム睡眠は加齢に伴い減少し、50 歳代では 20 %、60~70 歳代では 15 %程度となる。

③ 小児

3 カ月で紡錘波、5~6 カ月で頭蓋頂鋭波が出現する。小児では覚醒~睡眠に至る変化が急で、予測不可能なことがある。睡眠時に異

常と間違いやすい生理的リズムが出現するため、覚醒度の変化に気を付けて脳波を読む必要がある。

(9) 委託検査

委託検査については、各委託検査の総合案内を参照してください。

(SRL総合検査案内、BML総合検査案内、LSI総合検査案内)

※電子カルテ上からオーダーできない外注検査項目は、外注検査依頼書に記入していただく必要があります。電子カルテ上に検査項目がない

場合は、外注検査依頼書をご使用ください。外注検査依頼書は検査室に在庫しています。ご不明な点は外注検査(内線 2239)にお問い合わ

せください。

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4. 検査依頼方法

(1) 生化学検査・血液検査・輸血検査・細菌検査・一般検査・時間外至急検査

① オーダリングによる依頼

i) 対象患者の ID を入力し、患者の個人ページを開く。左側のツールバー「オーダ

入力」をクリックし、ツールバー右に表示される「検査」のアイコンをクリッ

クする。画面には『患者氏名、ID、生年月日、性別、検査オーダー履歴等が

表示される。』

ii) 検体検査依頼画面が表示されるので必要な検査を選択、右下の「確定」を押す

この画面が、電子依頼の最終画面で終了を選択と同時に依頼情報が検査システ

ムに送信される。

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iii) オーダー内容を確認し、右上の「診察内容確認」をクリック、下記のような画

面が表示される。

iv) 右側のウィンドウ「今回入力内容(未登録)」内の青文字で表示されているオー

ダーを左クリックしハイライトする。その後、右下の「登録」ボタンをクリッ

クし、オーダーを確定する。

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v) オーダーが右ウィンドウの「今回入力内容(登録済)」に移動したことを確認し、

診察終了をクリックする。ラベルが出力されるので、採血管等に貼付し検体を

採取する。

② 伝票による依頼

エンボスカードで患者氏名、ID、生年月日を印字後、採取日(時)、検査項目、緊

急検査等必要事項を記入チェックする。

(手書き依頼箋完成見本)

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(2) 病理検査

① 組織診断

i) 患者カルテを開き、「オーダー入力」から「組織診」を選択

ii) 「病理オーダー組織・遺伝子依頼入力」画面が表示されるので、必要項目を入

力(赤字は必須項目)

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iii) 「検査種」「検査目的」「検体採取日」「臓器名」は項目右のタブを押して選択

〇検査種

〇検査目的

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〇臓器名

iv) 「臨床診断」と「臨床経過」を入力し「確定」この画面が、電子依頼の最終画

面で終了を選択と同時に依頼情報が検査システムに送信される。

※依頼医と主治医が異なる場合は、必ず両方を入力すること

※「局所(手術)所見」に入力した文言は依頼箋に印刷されませんので、「局所

(手術)所見」には極力入力しないでください。

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v) オーダーがされたことを確認し、「登録」

vi) 登録されたことを確認し「診察終了」

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② 細胞診断

i) 患者カルテを開き、「オーダー入力」から「細胞診」を選択

ii) 「病理オーダー細胞診入力」画面が表示されるので、必要項目を入力(赤字は必

須項目)

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iii) 「検体採取日」「材料・採取法」は項目右のタブを押して選択「臨床診断」を入

力して「確定」

iv) この画面が、電子依頼の最終画面で終了を選択と同時に依頼情報が検査システ

ムに送信される

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v) オーダーがされたことを確認し、「登録」

vi) 登録されたことを確認し「診察終了」

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③ 病理解剖依頼

病理解剖は医師不在などの場合を除き基本的に 24 時間対応

勤務時間内(8:30-17:15)は病理部(内線 2249)に電話連絡

勤務時間外(17:15-8:30)および休日は警備員室(内線 2179・2180)で担当病

理医を確認後、PHS にて病理医へ依頼する

担当病理医と連絡がつき、直ちに剖検を始める場合は、警備員に担当病理技師へ

の連絡を依頼する

ネクロプシーについても担当病理医に必ずご一報ください

「解剖承諾書」「死亡診断書」「病理解剖依頼書」を入力し、「病理解剖依頼書」の

みを病理部に提出する(「解剖承諾書」「死亡診断書」は庶務課へ提出)

※「剖検承諾書」および「死亡診断書」は【文書】の【文書入力】の【病理】のなかにありま

※剖検依頼はオーダー入力をお願い致します!!

オーダー入力は通常の組織診依頼と同じ画面で行います。

【オーダー入力】→【組織診】から依頼して下さい

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この画面が、電子依頼の最終画面で終了を選択と同時に依頼情報が検査システムに送信される。

③「検査種」は 「剖検」 「剖検」 「加算なし」

として下さい

④臓器名は 「剖検用」 「剖検」 として

下さい

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④ システムダウン時の手書き伝票

手書き依頼箋完成見本(術中迅速時にも使用できます)

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(3) 遺伝子検査

(EGFR 院内、EGFR 外注、ROS1、RAS、BRAF、MSI(リンチスクリーニング)、

MSI(コンパニオン)全て共通。画像は例として RAS で説明しています)

※外注検査は外注依頼書も記入し提出してください

※MSI 検査には同意書が必要となります。詳しくは遺伝子検査(内線)にお問い合わせください

i) 患者カルテを開き、「オーダー入力」から「病理遺伝子」を選択

「検査種」を選択し「確定」

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ii) 「検査目的」「検体採取日」「臨床診断」「臨床経過」を入力

「臓器 1」を開き、該当する検査項目を選択(例:RAS)「材料」を選択し「確

定」

iii) この画面が、電子依頼の最終画面で終了を選択と同時に依頼情報が検査システ

ムに送信される。

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iv) 「診療内容」を選択し、内容を緑色に反転させ「登録」

登録されたことを確認し「診察終了」

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(4) 生理検査

① オーダリングによる依頼 随時検査の場合(心電図・呼吸機能検査など)

i) 患者カルテを開き、オーダ入力から画像を選ぶ

ii) 像検査依頼画面が表示されるので、生理検査のタブから必要な検査を選択

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iii) 依頼情報画面が開く。病名、検査目的等入力し確定

iv) 画像オーダ メイン画面が開く、

当日検査するのであれば、このまま確定。日付指定があれば日時を変えて確定

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v) 診察内容確認を選び

vi) オーダがされたことを確認し、診察終了

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② オーダリングによる依頼 予約検査の場合(心エコー・脳波など)

i) 患者カルテを開き、オーダ入力から画像を選ぶ

ii) 画像検査依頼画面が表示されるので、生理検査のタブから必要な検査を選択す

る。

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iii) 依頼情報画面が開く。病名、検査目的等入力し確定する

iv) 像情報オーダ メイン画面が開く。オープンを選ぶと予約枠がでてくる

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v) 希望の予約枠を選ぶ

vi) 予約確認の画面が開く。登録

(上記の予約枠がいっぱいで、急ぐ場合などは日付未定のまま登録し、生理検

査へ電話をしてください)

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vii) 予約日入る 閉じる

viii) 画像オーダ メイン画面が開く。予約日時を確認し確定

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ix) 診療内容確認

x) 内容を確認して診察終了

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③ システムダウン時の手書き伝票

手書き依頼箋完成見本

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5. 採取容器と注意事項

(1) 生化学検査、血液検査

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(2) 細菌検査

容器名称 容器 添加剤 検査項目 検体

保存温度

血液培養

容器

好気用 嫌気用 小児用

吸着ポリマ

ービーズ

血液培養 直ちに提

滅菌喀痰

容器

なし 喀痰培養 冷蔵保存

滅菌吸引

痰容器

なし 喀痰培養

冷蔵保存

滅菌カップ

なし 尿培養 冷蔵保存

便培養 冷蔵保存

尿中肺炎球菌

抗原・尿中レジオ

ネラ抗原

直ちに提

CD トキシン・ノロウイル

ス抗原・便ロタ・ア

デノ抗原

直ちに提

滅菌試験

なし 胸水・腹水・胆

汁などの穿刺

冷蔵保存

髄液培養 直ちに提

カテ先 直ちに提

大腸粘膜 直ちに提

熱菌シャーレ

なし 組織 直ちに提

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カルチャースワ

ブ

アミース培地 便培養 室温保存

カルチャースワ

ブ

活性炭入

りアミース培

咽頭粘液・膿

・分泌物

冷蔵保存

シードチュー

ブ HP

HP 培地 胃生検

(H.pylori)

直ちに提

専用綿棒

なし インフルエンザ抗原・

水痘・帯状疱疹

抗原

直ちに提

専用綿棒

なし RS ウイルス抗原 直ちに提

専用綿棒

なし A 群溶連菌 直ちに提

専用綿棒

なし 咽頭アデノ抗原 直ちに提

専用綿棒

なし ヒトメタニューモウイルス

抗原

直ちに提

専用綿棒

なし マイコプラズマ抗原 直ちに提

採取キット

アジ化ナトリ

ウム

便中ピロリ抗原 冷蔵保存

採取キット

なし クラミジア トラコマチス

抗原

直ちに提

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(3) 一般検査

容器名称 容器 添加

検査項目 採取後の保

存温度と注

意点

随時尿カップ

なし 随時尿 室温保存

蓄尿カップ

なし 蓄尿 室温保存

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(4) 病理検査

容器名称 容器 添加剤 検査項目 採取後の保存温

度と注意点

ホルマリン容器

10%中性緩

衝ホルマリン

組織診 室温保存

検体の大きさに

応じた密閉容器

をご使用くださ

センチネルリンパ節迅

速用容器

なし センチネルリンパ

節迅速検査

前立腺針生検用

容器

10%中性緩

衝ホルマリン

組織診断(CF

や前立腺生

検時などの

複数検体用)

室温保存

検体が乾燥しな

いよう十分量のホ

ルマリンを入れてく

ださい

婦人科スメア用スライ

ドガラス

(白ガラス)

なし 婦人科塗抹

標本

室温保存

塗抹後速やかに

95%アルコールに入れ

てください

喀痰サコマノ容器

サコマノ液 喀痰 室温保存

内シールをはがし、

喀痰喀出後、確実

に蓋を閉め、20 回

程度左右に振っ

てください。蓄痰

は 3 日間蓄痰して

ください。

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コーティングスライドガ

ラス

(赤ガラス)

コーティング剤 気管支(鉗子

スタンプ・キュレッ

ト・ブラシ)

EBUS-TBNA

EUS-FNA

室温保存

塗抹後速やかに

95%アルコールに入れ

てください

滅菌スピッツ

なし 気管支洗浄・

BAL

CT ガイド下

肺生検

カテーテル尿・腎

盂洗浄

胆汁・膵液

脊髄液

腫瘍部擦過

室温保存

塗抹後速やかに

提出してくださ

い。

※胆汁・膵液は氷

冷し直ちに提出

してください。

尿カップ

なし 尿 室温保存

採取後早めの提

出をお願いしま

す。

先細スピッツ

なし 乳腺

頭頚部外科・

リンパ節穿刺

液(唾液腺な

ど含む)

腫瘍部穿刺

※甲状腺

室温保存

採取後早めの提

出をお願いしま

す。

甲状腺用固定液

TACAS Ruby

甲状腺 室温保存

「先細スピッツ」

に検体とこの固

定液を入れ混和

して提出してく

ださい。

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50ml 遠沈管

なし 体腔液

術中迅速細

胞診等

「先細スピッツ」

で入りきらない

ものに使用して

ください。

採取後早めの提

出をお願いしま

す。

東医大針

なし 術中迅速(東

医大針)

採取後、容器が倒

れないよう試験

管立てに立てて、

速やかに提出し

てください。

体腔液用大ボトル

滅菌採水瓶エコ 500

なし 体腔液 「50 mL 遠沈管」

で入りきらない

ものに使用して

ください。

採取後早めの提

出をお願いしま

す。

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6. 一次サンプル採取手順

(1) 採血(標準採血法ガイドライン GP4-A3 に準拠)

① 採血管の準備

BC-ROBO【採血準備装置】は指示された検査項目に従い、採血管にラベルを貼

付しトレイに準備する。

トレイ内の指示書と採血管の数、採血量を確認する。採血管に貼られていない

ラベルは手貼りで採血管に貼る。

② 必要器具の準備

採血用肘枕

使い捨て手袋(患者毎に交換する)

採血用針(21G、22G、23G の針刺し防止機能付き翼状針)

ホルダーとアダプター(患者ごとに使い捨て)

駆血帯(シリコン製、ゴムバンド製)

皮膚の消毒薬(80%エタノール綿またはクロルヘキシジン消毒綿またはイソジ

ン)

③ 患者の確認

i) 採血担当者は採血照合システムにより、採血指示書を読み込ませ患者を呼び入

れる。

ii) 患者から、受付票・採血受付番号票を受け取り、採血前に患者自身に姓名を名

乗っていただく。

iii) 採血照合システムに採血番号受付票を読ませ、患者照合させる。採血指示書、

採血管、受付票の患者姓名が合っている事を確認する。

iv) 患者が意思の疎通が困難な患者では、家族等の協力を得て同様の作業を行う。

入院患者の場合は、リストバンドで確認を行う。

④ 必要事項の確認

i) 採血直前の患者への対応

採血担当者は、採血の説明をし、患者に不安を生じさせることのないように対

応する。

患者が採血を拒んだ場合は、採血を強要せず、当該科依頼医師に連絡し対応を

お願いする。

ii) 必要事項の確認

過敏症・アレルギーの有無(消毒薬、ラテックスなど)

血管迷走神経反応の既往

採血を希望しない部位

食事摂取についての指示などの採血条件が守られていること

(守られていない場合は採血前に依頼医師に連絡し、指示を得る)

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抗凝固剤の服用や出血性疾患の既往

その他の特別な指示についても見落とさないよう注意する。

iii) 採血を避けるべき個所

火傷やアトピー性皮膚炎のある個所

血腫や感染のある箇所

乳房切除手術を行った側の腕の血管

輸液が行われている箇所の中枢側の血管

透析用シャントのある腕の血管

過去の採血で、強い痛みや痺れがあった血管

⑤ 採血手順

i) 採血者は手指を速乾性手指消毒薬にて消毒し使い捨て手袋を着用する。

ii) 駆血帯装着前に、目視および指で触れて穿刺すべき血管について見当をつける。

iii) 翼状針の準備をする。

iv) 患者に採血に適した姿勢をとってもらう。

通常外来患者は座位(VVR など既往がある場合は臥位)、入院患者は座位また

臥位で採血を行う。

採血時に気分不快や意識消失の既往がある場合は臥位での採血が安全である。

v) 駆血帯を装着

駆血帯は採血部位の 7~10cm程度近位部に巻く。ただし前腕や手背で採血を行

う場合は、十分な駆血のためにそれ以上の距離をおいて巻くことも許容される。

駆血帯を強く巻きすぎると、末梢側に過度のうっ血や出血斑、しびれが生じる

場合があるため、駆血を一旦解除し、症状の改善を待ってから少し緩めに装着

する。

vi) 患者に軽く手を握ってもらう。

強く手を握ることや、クレンチング動作は、カリウムなどの検査値に大きな影

響を与える可能性があるためできるだけ行わない。

vii) 指で触れて穿刺する血管を決定する。

候補の血管を指で触れ、走行、弾性、可動性、拍動の有無などについて再度確

認する。

できる限り太く怒張し、まっすぐで弾力のある血管が望ましい。

拍動のあるものは動脈なので、避ける。

viii) 穿刺部位の消毒を行い、消毒液が乾燥するまで待つ。

穿刺部位を消毒し、汚れが強い場合は、新しい消毒綿を用いて消毒を繰り返す。

ix) 針を血管に対して 30°以下程度の角度で刺入し、針が動くことのないように翼

の部分を指またはテープで固定する。

穿刺部の 3~5cm手前を親指で軽く押さえ、刃面を上に向けて穿刺する。

x) 採血管をホルダー内へまっすぐに差し込み、血液の流入を確認する。

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採血管はまっすぐ確実に差し込む。

採血管内の物質や血液が患者血管内に逆流するのを防ぐため、採血管の底部が

下向きになるよう、また採血管が穿刺部位より高い位置にならないように心掛

ける。

xi) 必要な血液を採取した後、直ちに採血管をまっすぐホルダーから抜去する。順

次、採血管に血液を採取する。

xii) 採血の終わった抗凝固剤または凝固促進剤入りの採血管は、確実に転倒混和す

る。

転倒混和は血液が泡立たないように緩やかに 5 回程度行う。

xiii) 最期の採血管をホルダーから抜去し、その後駆血帯を解除する。

駆血帯を解除する前に必ず採血管を抜去する。

xiv) 穿刺部位に消毒綿を軽くあてた状態で針を抜き、圧迫する。

針を抜く際は、必ず針刺し防止機能を使用し、針を収納しながら抜く。

xv) 採血針はホルダーから外さずそのまま一体で鋭利器材専用感染性廃棄容器(ミッ

ペール)に廃棄する。

xvi) 止血を確認できるまで約 5 分間圧迫止血する。

原病や抗凝固薬の服用により出血傾向がある患者は長めに圧迫する。圧迫止血用

パッド付救急絆創膏を使用する。

xvii) 採血後の採血管取り扱いは手袋着用のままで行う。

採血後の検体は、できる限り速やかに検査室に搬送することが望ましい。

通常は室温に保管するが、項目によっては採血後直ちに冷却や保温が必要な場

合、遮光が必要な場合等があるため、注意が必要である。

⑥ 採血管の順序

複数の採血管に採取する場合は、以下に示す順序を推奨する。翼状針を用いて真

空採血を行った場合、翼状針のチューブ内に残る血液量の分だけ、一番目の採血

管に採取する血液量が不足する。一番目に凝固検査や血沈など、血液量の正確性

が要求される採血管に採取する場合は、それと同じ採血管または無添加(プレー

ン管)採血管(いわゆるダミー採血管)に少量採取後、必要な採血管に採取する。

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⑦ 採血手技に関する諸注意

i) 溶血防止

皮膚の消毒後は消毒液が十分乾燥するまで待って穿刺する。

23G より細い針は使用しない。

血腫部位からの採血は行わない。

注射器採血の場合、気泡が混入しないよう針が注射器にしっかりと接続してい

ることを確認する。

注射器採血の場合、内筒を強く引きすぎない。

採血管には規定量の血液を採取・分注する。

採血管の転倒混和の際、血液を泡立てないようにする。

ii) 採血量の過不足

・採血管ごとに、抗凝固剤の量との比率などから推奨の採血量が定められており、

採血量の過不足により検査値が不正確になる可能性がある。特に凝固検査では

その影響が大きく、採血量の許容範囲は推奨量の±10%以内とされる。

⑧ 採血管準備(病棟の翌日採血分)

i) 前日 16 時まで(土日、祝日分は金曜日の 16 時まで)に予約オーダされた検査

については、採血室で翌日検査分の採取容器を準備し、各病棟に払い出す。

採血管準備装置でラベル貼付ができない採血管は、未貼付ラベルと採血管を一

緒にし、採血室から各病棟に搬送する。

ii) 採血管払い出し後にオーダ修正が発生した場合は、その採血管はキャンセルと

し、新たにオーダーを依頼してもらう。依頼分は各病棟で検体ラベルを出力し、

採血管に貼り付け対応する。

iii) 予約病棟への採血管配布後に患者が移動した場合は、移動元の病棟が責任をも

って移動先の病棟へ容器を届ける。

採血管の順

真空採血管

1 血清用採血管

2 凝固検査用採血管

3 赤沈用採血管

4 ヘパリン入り採血管

5 EDTA 入り採血管

6 解糖阻害入り採血管

7 その他

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(2) 採尿

① 尿一般検査は早朝第一尿が適している。

② 採尿方法は中間尿が望ましい。

③ 尿カップに貼るラベルは原則 1 枚とする。2 枚貼る際はラベルを赤字で囲み、2 枚貼

りと記載する。

④ 蓄尿の場合には、ラベルに蓄尿量を必ず記載する。

⑤ 蓄尿方法について

・蓄尿開始の第1尿は破棄する。

・2回目以降の尿から蓄尿する。

*検査項目によって、指定の防腐剤が必要なものもある。

尿C-ペプチド(CPR) など。

(3) 採便

① 便培養

カルチャースワブの綿棒先端を肛門より 2cm ほど挿入採便後、容器に戻す。下痢便

の場合滅菌カップに採取して提出することも可能。

② 便迅速検査

尿カップに採取し提出する。

③ 免疫学的便潜血反応

容器の採便棒の先端溝で、排便された便の表面全体からまんべんなく擦りとる。溝

が便で見えなくなったら容器に入れて蓋をする。容器には患者氏名を記載し、青袋

にバーコードラベルを貼って提出する。

※注意事項

・免疫学的潜血反応検査は生理中の場合や水様便の場合には、採取を避ける。

・免疫学的潜血反応検査は便器の洗浄水内に落下した便は検査に適さない。

・添付の説明書に従って採便する。

(4) 髄液検査

① 髄液中の細胞は、採取後1時間を超えると減少する。必ず1時間以内に提出する。

② 必要量に満たない場合には、あらかじめ優先順位を記載して提出する。

③ 細胞の種類の検査は保存ができない。夜間休日での提出は検査不可となる。

(5) 体液検査

① 蛋白濃度の高いことが予想される体液での有核細胞数検査は、必ずEDTA2K入り(紫)

採血管に採取する。フィブリン析出により検査不能となる場合がある。

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② 細胞の種類の検査は保存ができないので、夜間休日での提出は検査不可となる。

(6) 細菌検査

① 滅菌容器に採取する。

② 検査材料ごとに決まった容器に採取する。

③ 抗生剤投与前の採取が望ましい。

④ 血液培養、髄液培養の検体は速やかに提出する。

⑤ 喀痰は口腔内を水道水でうがいをしてから採取する。

(7) 病理検査

① 組織検体

i) 検体採取後は、速やかに十分量のホルマリン液に入れてください。

ii) 手術検体は発泡スチロールとピンで伸展固定してください。

iii) 厚みのある検体には長針を使用するなど、針刺事故防止にご協力ください

iv) ポリペクトミーは断端から病変頭頂に向けてピンを打ってください。

v) 検体にはラベルを貼るか、名前を記入して提出してください。

vi) 検体が複数ある場合は、部位などを記載して識別できるようにしてください。

vii) 検体と依頼箋を必ず一緒に提出してください。

viii) 依頼箋発行後は病理部でしかキャンセルできません。キャンセルしたい依頼箋

にはキャンセルと書いて病理部に提出してください。

② 細胞診検体

i) 細胞診検体にはホルマリン液を絶対に入れないでください。

ii) 検体にはラベルを貼るか、名前を記入して提出してください。

iii) 検体が複数ある場合は、部位などを記載して識別できるようにしてください。

iv) 検体と依頼箋を必ず一緒に提出してください。

v) 時間外(17:15-8:30)に提出する場合、またはあらかじめ時間外に提出するこ

とが予定されている場合は、病理部(内線 2249)に連絡してください。病理部技

師不在の場合は、検査当直(内線 5180)にご連絡ください。

vi) 依頼箋発行後は病理部でしかキャンセルできません。キャンセルしたい依頼箋に

はキャンセルと書いて病理部に提出してください。

③ 迅速検体

i) 依頼は基本オーダリングですが、手書きの依頼箋も受け付けます。

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ii) 病理部(内線 2249)に電話連絡してから提出してください。

iii) 検体は、病理部到着までに乾燥や転倒、紛失がないよう対策してから、依頼箋

とともに提出してください。

7. 搬送手順

(1) 集配業務

① 集配担当者による集配

午前8時30分から17時までの間、随時各病棟より検体を収集し研究部まで搬送。

② 検体回収までに所定の場所に検体を置く。

③ 至急検体、保温検体等はすぐに検査部に搬送する。

(2) 各科外来・病棟

① 搬送担当者による搬送

i) 検体を一患者ごとにラックに収納後、移送ケースに入れ検体飛散防止、感染防止

を行い、速やかに検査部へ提出。

ii) 各科外来・病棟より持ち込こまれた検体は、検体受付担当者により検体の評価と

受付を行う。

② ダムウェーターによる搬送

i) 採血室と検査室に設置されたダムウェーターを使用する。

ii) 1F採血室で適正に採取された検体を一患者ごとにラックに収納後、移送ケースに

入れダムウェーター内に設置。

iii) 昇降ボタンを押し検体を2F検査室に搬送する。その際、取り忘れ防止のため通話

スイッチで検体を送付した旨を伝える。

iv) 2F検査室から1F採血室に検体を送る際も同様とする。

(3) 病理検体の搬送について

① 外来からの搬送

i) 検体と依頼箋を合わせて搬送し、病理検査入口にて対面で受け渡しを行う。

ii) 持ち込こまれた検体は、検体受付担当者により検体の評価を行い、依頼箋もし

くは検体受取管理台帳に搬送者と受取者両名のサインをし、直ちに受付を行う。

② 手術室・センター内視鏡室からの搬送

i) 手術室受付・センター内視鏡受付にて検体と依頼箋の照合を行い、一覧表に検

体個数と依頼箋枚数を記載する

ii) 照合できた検体は、一覧表にサインをして、ダムウェーターにて病理検査に搬

送する

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(検体は密閉できる容器に入れ、転倒や液漏れしないよう注意する)ダムウェ

ーターを使用する際には、病理検査に検体を送る旨、電話連絡すること病理検

査室は、検体が到着したら直ちに検体と依頼箋を確認し、一覧表にサインのう

え受付を行う。

8. 検体の受取

(1) 検体の受入基準

検体受付時には、採取条件(採取時間、食事制限、安静)、保存、凝固、採血量が規定条

件に適合しているか評価する。

(2) 検体受入不可基準

① 検体検査

i) 検体量不足

ii) 採取容器、材料間違い

iii) 抗凝固剤添加採血管で採血された検体が凝固している

iv) 採取後の保存条件、搬送条件、搬送時間の不適切

v) ラベルが貼付されていない、もしくは取り直し時などに検体に記名がない。

vi) 輸液、抗凝固剤の混入

vii) 依頼箋の記載と提出検体の不一致

検体受入時に上記のような不具合を確認した場合は、受入不可とする。受入不適

当であるが、検体が臨床的に重要であり、また取直し不可能な場合において検査

を進めたい場合、最終報告には問題の状況、結果の解釈の際に注意が必要である

ことを明記する。

② 尿検査

i) 検体量不足尿(沈渣が参考値で許容される程度であれば受け入れ可)

ii) 採取容器、材料間違い(蓄尿容器で随時尿の採尿、随時尿容器で蓄尿の採尿は病

棟へ連絡し整合性が取れれば受け入れ可)

iii) 採取後の保存条件、搬送条件、搬送時間の不適切

iv) ラベルが貼付されていない(ID と名前が記入されていれば受け入れ可)

検体受入時に上記のような不具合を確認した場合は、原則受入不可とする。受入

不適当であるが、検体が臨床的に重要であり、また取直し不可能な場合において

検査を進めた場合、最終報告には問題の状況、結果の解釈の際に注意が必要であ

ることを明記する。

③ 生理検査

院内検査項目 (8)生理検査 参照

④ 病理検査

i) 検体量不足

ii) 採取容器、材料間違い

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iii) 体腔液凝固検体

iv) 採取後の保存条件、搬送条件、搬送時間の不適切

v) ラベルが貼付されていない、または名前が記載されていない

vi) 複数箇所ある検体の区別ができない

※検体受入時に上記のような不具合を確認した場合は、受入不可とする。受入不

適当であるが、検体が臨床的に重要であり、また取直し不可能な場合において検

査を進めたい場合、最終報告には問題の状況、結果の解釈の際に注意が必要であ

ることを明記する。

※検体受付担当者は、検体受入不可となった検体を発見した場合、電話にて再採

取または再確認を依頼し以下の必要事項を『通話記録』に記入する。

連絡日時

依頼病棟/外来

患者情報

採り直し理由

受入不可理由

電話対応者

連絡者

(3) 迅速・至急検体の受入検体処理

① 救急外来より提出された検体は最優先で処理を行う。

② ラベルに★がある検体は優先的に処理を行う。

③ ラベルに黒い帯もしくは緊マークがある検体は優先的に処理を行う。

(4) 検査の性能仕様や結果の解釈に重大な影響を与えることが知られている要因

① 採血後、経時的に変化しますので、検体はできるだけ早く提出する。特にアンモニ

アを測定する検体は、採血後、直ちに提出する。

② 溶血により検査成績が変動する項目は、LD,AST,Fe,K などがある。

③ BNP、補体価(CH50)、クームステストの依頼がある検体は、採血後直ちに(30 分以

内)提出する。

④ 凝固用採血管は、採血量が正確でなければ検査結果に影響する。(血液量が少ない場

合は延長)

⑤ 寒冷凝集素、クリオグロブリン検査は、保温しないと低値になる。

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⑥ 病理組織検体はホルマリンに長時間入っていると、遺伝子検査に不適当な検体とな

る可能性がある。

⑦ 病理細胞診検体は採取後速やかに提出する。特に胆汁・膵液は氷冷し直ちに(30 分)

提出する。

9. 追加検査の依頼手順

(1) 電話連絡で残検体量を確認後、HIS より追加オーダーし、検査室にラベルを提出。検査

室では受付処理を行い追加検査に対し適正な処理を行い測定し、結果を送信する。

(2) 検査オーダーの項目追加・修正・削除について

① 検査ラベル出力前:元のオーダーに追加・修正・削除は可能

② 検査ラベル出力後:元のオーダーには追加・修正・削除できない。

(3) 追加受付期間

・検体が保存期間内であり、検体の残量があれば追加可能。

但し、項目によっては保存により検査結果に影響を及ぼすため、追加を受けられない場

合がある。

10. 検体保管期間

検体の種類 保存環境 保存期間

尿 室温 1 日

体腔穿刺液 冷蔵 2 週間

血沈 室温 当日

生化学測定用血清 冷蔵 2 週間

血糖、HbAlc 測定用の血液 冷蔵 3 日

血中薬物検査測定用の血液 冷蔵 2 週間

アンモニア測定用の血液 室温 当日

尿化学測定用の尿 冷蔵 2 週間

血液ガス分析用の血液 室温 当日

一般細菌の検体 冷蔵 1 週間

抗酸菌の検体 冷蔵 1 週間

手術検体 室温 1 年間

生検検体 室温 2 か月間

細胞診検体 室温 1 か月間

*依頼医より特別に依頼のあった検体は長期保存する。

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11. アドバイスサービスの案内

検査の依頼および検査結果の解釈における臨床アドバイスに関するお問い合わせ

検査室 連絡先

生化学検査・免疫学的検査 2242、2243

血液検査 2244

輸血検査 2256、2254

細菌検査 2245

一般検査 2161

病理検査 2249、2248

遺伝子検査 2241

生理検査 2270、2271

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12. パニック値報告手順

(1) 連絡対象および報告手順

① 外来患者・入院患者ともに以下に定める項目について依頼医師へ連絡する。

② 別表に該当しない場合でも担当責任者が必要と判断した場合は報告する。

③ 電子カルテへ報告と併行して依頼医に連絡する。

④ 報告内容は検査結果連絡記録として記録する。

⑤ 生理検査循環器系項目(例、心電図・心エコーなど)については、循環器医師に連

絡する。内容によって、循環器医師より依頼医師へ連絡がいく。

(2) 依頼医師が不在、連絡不能の場合

① 外来患者:各科の看護師へ伝える。(当日連絡が取れない場合には、翌日伝える。)

② 入院患者:病棟の看護師へ伝える。

(3) パニック値一覧

部門 項目 パニック値

血液検査 WBC 0.5×103/μL 以下、30×103/μL 以上

Hb 5 g/dL 以下、20 g/dL 以上

MCHC 27 g/dL 以下、40 g/dL 以上

PLT 30×103/μL 以下、1000×103/μL 以上

PT 活性 20 %以下(抗凝固薬未使用時)

APTT 60 秒以上(抗凝固薬未使用時)

Fib 100 mg/dL 以下

AT 50 %以下

FDP 50μg/mL 以上

D-D 30μg/mL 以上

生化学・

免疫検査

AST 300 U/L 以上

ALT 300 U/L 以上

LD 1000 U/L 以上

AMY 600 U/L 以上

CPK 1000 U/L 以上

T-Bil 2.0 mg/dL 以上

CRP 20 mg/dL 以上

GLU 50 mg/dL 以下、350 mg/dL 以上

※入院時 500 mg/dL 以上

Na 120 mmol/L 以下、160 mmol/L 以上

K 2.5 mmol/L 以下、6.0 mmol/L 以上

※入院時 7.0 mmol/L 以上

Ca 6.0 mg/dL 以下、12.0 mg/dL 以上

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部門 項目 パニック値

UN 40 mg/dL 以上

Cre 急性 3 mg/dL 以上、慢性 8 mg/dL 以上

コルチゾール 初回 5.0 μg/dL 以下

蛋白分画 M 蛋白疑い(初回時のみ)

β-D グルカン 11.0 以上

血液ガス pH 7.2 以下、7.6 以上

PCO2 20 mmHg 以下

急性 50 mmHg 以上、慢性 70 mmHg 以上

PaO2 急性 50 mmHg 以下、慢性 70 mmHg 未満

HCO3 15 mEq/L 以下、40 mEq/L 以上

細菌検査 インフルエンザ抗原 陽性

レジオネラ抗原 陽性

迅速検査

(便中ピロリ除く)

陽性

感染症法による

届出対象菌

検出

耐性菌(初回時) 検出

血液培養 陽性

抗酸菌 塗抹 陽性

培養 陽性

遺伝子検査 結核菌陽性

輸血検査 ABO 血液型 A、B、O、AB 型以外

RhD 血液型 D 陰性確認試験が陽性の場合

直接 Coombs 試験 陽性

間接 Coombs 試験 陽性

生理検査 心電図 心停止、極端な徐脈

心室細動

心室頻拍

急性心筋梗塞(ST 上昇、ST 低下等)

モビッツⅡ型 2 度房室ブロック

完全房室ブロック

発作性上室性頻拍

ホルター心電図 4 秒以上の Long Pause

心室頻拍

負荷心電図 心症状の発生

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部門 項目 パニック値

ST の変化

心エコー 中等度から大量の心嚢液貯留

疣贅

心臓腫瘍

心内血栓

重度の壁運動低下

大動脈解離

下肢静脈エコー 新鮮な浮遊血栓

近位型の血栓

頸動脈エコー 可動性プラーク

急速進行・形状変化を示すプラーク

脳波 患者発作時

13. 個人情報の保護に関する検査室の方針

・当院ホームページ記載の『個人情報の保護および診療情報の提供に関するお知らせ』

に基づき機密情報を確実に保護するための方針と実施手順を遵守します。

・患者情報の記載がある検体や紙を廃棄する際には、所定のボックスを使用し、委託業者

が回収するまでは検査室内にて保管するなど、検査室から患者情報が外へ流出しないよう

配慮しています。

・検体の不正な二次利用を防止するために、部外者の立ち入りを制限し、「訪問者記録簿」

にて外来者の管理を行っています。

・検討会などで患者検体を使用する場合は、患者情報を完全に匿名化した状態で使用する

ことを徹底しています。

14. 苦情処理手順

検査室への苦情の連絡先

検査室 連絡先

生化学検査・免疫学的検査 2242、2243

血液検査 2244

輸血検査 2256、2254

細菌検査 2245

一般検査 2161

病理検査 2249、2248

遺伝子検査 2241

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生理検査 2270、2271

研究部に対してご意見、苦情、問い合わせ等がある場合は、直接各検査室に連絡をお願いし

ます。電話および対面による苦情については、当該部署責任者が対応し、文書で記録します。

対策が必要な場合は、苦情の具体的状況と原因を分析し、再発防止策を講じます。

15. 検査依頼項目以外の検体の二次利用について

機材、試薬等の導入、更新検討、学生実習等の利用など、検査依頼項目以外の検体の二次

利用にあたっては、特定の個人を識別できないように匿名化あるいはプールした検体に限

って使用する。検体を使用する場合は、あらかじめ検査室管理主体の許可を得る。

学会発表・論文発表等に利用する場合は、検査室管理主体を通して院内倫理委員会の許可

を得る。文部科学省および厚生労働省「人を対象とする医学系研究に関する倫理指針」に

のっとって、倫理委員会の承認のもと行う。臨床検体および診療情報の臨床研究への二次

利用について非同意の意志表示のあった患者については研究対象に用いない。

16. 本手順書の作成、改訂、廃止

本手順書の作成、改訂、廃止における文書権限等ついては文書管理手順書に準ずる。

17. 引用文献

(1) 「標準採血法ガイドライン(GP4-A3)」 JCCLS

(2) 「尿試験紙検査法」JCCLS 指針-1(JCCLS-GP3-P1).日本臨床検査標準協議会会

誌,vol.19,No.1,2004

(3) 呼吸機能検査ガイドライン-スパイロメトリー、フローボリューム曲線、肺拡散能力- 日本呼

吸器学会肺生理専門委員会編集 社団法人日本呼吸器学会 メディカルレビュー社 外部/

生理-文献-0023

(4) JAMT 技術教本シリーズ 呼吸機能検査技術教本 一般社団法人日本臨床検査技師会監修

じほう 外部/生理-文献-0012

(5) ココが知りたい!!スパイロメトリーの基本と秘訣! 柴田正慶著 克誠堂 外部/生理-文

献-0024

(6) 心臓超音波テキスト 第 2 版 日本超音波検査学会監修 医歯薬出版 外部/生理-文献-0008

(7) JAMT 技術教本シリーズ 神経生理技術教本 一般社団法人日本臨床検査技師会監修 じほ

う 外部/生理-文献-0014

(8) 超音波エキスパートⅠ 頸動脈・下肢動脈超音波の進め方と評価法 月刊 Medical Technology

別冊 医歯薬出版 外部/生理-文献-0056

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(9) 心電図の読み方パーフェクトマニュアル 渡辺重行・山口巌編 羊土社 外部/生理-文献

-0001

(10) 血管超音波テキスト 第 2 版 日本超音波検査学会監修 医歯薬出版

(11) 外部/生理/文献-0043

(12) JAMT 技術教本シリーズ 循環機能検査技術教本 一般社団法人日本臨床検査技師会監修

じほう 外部/生理-文献 0013

(13) 脳波判読ナビ 飛松省三著 南山堂 外部/生理-文献-0025

(14) 日本光電 ME 講座ニューロシリーズ(Ⅳ)体性感覚誘発電位 外部/生理-文献-0032

(15) 日本臨床衛生検査技師会・日本検査血液学会 血球形態標準化ワーキンググループ

(16) 日本血栓止血学会

(17) 細胞診ガイドライン 2015 年版 公益社団法人 日本臨床細胞学会

(18) 呼吸機能検査ガイドライン 社団法人 日本呼吸器学会

(19) 呼吸機能検査技術教本 一般社団法人 日本臨床衛生検査技師会

(20) 心臓超音波テキスト 第 2 版 日本超音波検査学会 監修

(21) 神経生理検査技術教本 一般社団法人 日本臨床衛生検査技師会

(22) NCV ポケット知識 NEC

(23) 頸動脈・下肢動脈超音波の進め方と評価法 月刊 Medical Technology 別冊 超音波エキスパ

ート 1 医歯薬出版株式会社

(24) 心電図の読み方パーフェクトマニュアル 渡辺重行・山口巖 編 羊土社

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レビュー改版/レビュー履歴

版数 改版/レビュ−事項

(変更内容)

使用

開始日

作成

確認 承認

1 第 1 版発行

2020/1/10

北澤綾

2019/11/20

安達洋子

2019/12/2

小出由紀子

2019/12/9

2 3.院内検査項目について下記の変更

あり

生化学検査:NH3、蛋白分画、血液ガ

ス tCO2 の基準値変更

血液検査:Plt 基準値の単位変更、PT、

ATⅢの基準値変更

細菌検査:喀痰・吸引痰、胃液、胆汁、

血液、髄液、腹水・胸水、関節液、カ

テ先の検体必要量変更、および、咽頭

粘液・鼻腔、口腔内・舌、膣カンジダ、

膣分泌物、膿の容器にチャコール追

加、および、ピロリの添加剤変更

一般検査:尿白血球(試験紙法)と尿亜

硝酸塩(試験紙法)検査の項目追加、お

よび、尿ケトン体(試験紙法)、尿ウロビリノー

ゲン(試験紙法)の測定方法変更

病理検査:表全体に採取容器名を正式

名称に変更、および、術中迅速組織診、

術中センチネルリンパ節診断の検査方法と採

取・提出条件変更、および、EUS-FNA

採取・提出条件変更、および、カテーテル

尿・腎盂洗浄の項目をカテーテル尿と腎盂

洗浄・膀胱洗浄に項目分けました

生理検査:

負荷心電図 注意事項(検査説明・患

者準備等)変更と注意を要する患者ま

たは相対性禁忌に追加

トレッドミル検査 測定方法入力と

注意事項(検査説明・患者準備等)変

2020/5/8

北澤綾

2020/4/15

小出由紀子

2020/4/18

安達洋子

2020/4/22

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ホルター心電図 基準範囲、注意事項

(検査説明・患者準備等)、注意を要す

る患者または相対性禁忌の変更

機能的残気量(FRC) 基準範囲と注

意事項(検査説明・患者準備等)変更、

肺拡散能(Dlco) 注意事項(検査説

明・患者準備等変更

心エコー 基準範囲と注意事項(検査

説明・患者準備等)変更、

経食道心エコー 基準範囲変更

下肢静脈エコー 基準範囲変更

脳波 基準範囲 別記

神経伝導速度 注意事項(検査説明・

患者準備等変更

短潜時体性感覚誘発電位 基準範囲

変更

12.パニック値報告手順のパニック値

一覧 WBC 上限変更

17.引用文献(3)~(14)追加

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