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調調使調調調簿簿調調調調調使使使使使使使使簿調調調調調調調簿調- - 簿調調宿使宿アジア圏からのインバウンド客が消えた大阪の女性ランジェリー店。高級下着を購入、税関対策で履いて帰ったセレブなチャイナレディらの復活期待する店員も。 調調調No.66 退退調調調調調西調飯泉お気に入りの事業家・川岸美奈子に様々な名目で利益供 与していた県文化振興財団。川岸をコンサル業者や下請け業者 に使う事業スキームは、県OBの真木元理事長が作り上げた。 約7億円の公費補助を受け て水素ステーションを整備す る東亜合成徳島工場。 勝浦町に事務所を構える(一社) かつうら国土と未来振興協会。 西自民党・二階幹事長 山口衆院議員 後藤田衆院議員 福山衆院議員 飯泉嘉門徳島県知事 川岸美奈子 元アンサンブル・セシリア代表 徳島県 文化振興財団 佐藤理事長 徳島県 文化振興財団 真木元理事長 徳島県 とくしま文化振興課 町田元課長 ■「県立ホール」事業の基本方針を協議する検討会議のメンバー

アジア圏からのインバウンド客が消えた大阪の女性 ...地籍調査の随契発注問 査を行う一般社団法人と勝浦町。共同で地籍調台になったのは、上勝町題が裁判に発展した。舞

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Page 1: アジア圏からのインバウンド客が消えた大阪の女性 ...地籍調査の随契発注問 査を行う一般社団法人と勝浦町。共同で地籍調台になったのは、上勝町題が裁判に発展した。舞

 

地籍調査の随契発注問

題が裁判に発展した。舞

台になったのは、上勝町

と勝浦町。共同で地籍調

査を行う一般社団法人

「かつうら国土と未来振

興協会」を立ち上げ、両

町が随意契約で仕事を発

注することにした。

 

この業務委託を「随意

契約はおかしい」と勝浦

町民が問題視。住民監査

請求した。町監査委員が

請求を棄却したため、町

民が徳島地裁に提訴。町

と住民の対立は裁判に舞

台を移した。

 

町民は随意契約のほ

か、一般社団法人設立時

に両町が出資した総額

一億二千万円の出資金も

「高すぎる」と俎上に上

げている。一億二千万円

は一般社団法人の運転資

金に使われている。

 「地籍」は土地に関す

る戸籍。「地籍調査」は

国土調査法に基づく調査

で、一筆(土地登記簿の

一区画)ごとの所有者、

地番、地目、境界を確認

し、面積を測量して地籍

図と地籍簿を作る。調査

を行うのは市町村。事業

費の四分の三は国と県の

負担金、四分の一を市町

村が負担する。

 

上勝、勝浦両町が一般

社団法人を設立した背景

には両町の思惑があっ

た。上勝は昨年度まで地

籍調査を三セク企業に随

契で委託していた。業務

はあと五年で終了予定。

仕事が無くなれば、三セ

ク社員は路頭に迷う。五

年後に仕事がなくなる三

セク社員の受け皿が要る

ということだ。

 

勝浦は昨年度まで地籍

調査を民間の測量会社に

委託していた。業者選定

は指名競争入札だ。勝浦

は上勝と違って地籍調査

が遅々として進まない。

「地籍調査を専門とする

業者に随契で委託して事

業をスピードアップしよ

う」という狙いだ。

 

上勝町の三セク救済が

 「看板に偽りあり」と

会計検査院のチェックが

入った「水素ステーショ

ン」。飯泉知事が進める

水素グリッド構想も「同

じ穴の狢」だ。

 

地球温暖化対策とし

て注目される「水素自

動車」。水素ガスをエネ

ルギー源として使うた

め、いくら走ってもC

O2を排出しないのが特

徴だ。「水素ステーショ

ン」は水素自動車に燃料

の水素ガスを供給する施

設。ガソリン車における

ガソリンスタンドだ。

 

徳島県も飯泉知事が

「水素グリッド構想」を

打ち上げ、水素自動車や

水素ステーションの普及

をめざしている。謳い文

句は、太陽光など再生可

能エネルギーを活用した

脱炭素社会の実現だ。

 

だがこの「水素ステー

ション」。業界内では当

初から矛盾が指摘され

てきた。謳い文句の「脱

炭素」を実現するなら、

太陽光など再生可能エ

ネルギーを使って水素

ガスを生成するのが理

想だが、現実は水素ガ

スを生成する際に石炭

などCO2を排出する

化石燃料由来のエネル

ギーを使っていた。

 「実は石炭や石油を

使っていました」とい

う水素ステーション。

「何が脱炭素だ」という

ことだが、その「看板

に偽りあり」を指摘し

たのが会計検査院。環

境省の補助金をもらっ

た全国の水素ステー

ションで、「八十%以上

が石炭など化石燃料由来

の電力を使って水素ガ

スを生成している」と

問題視した。「おかしい」

と指摘された環境省は

「もっと丁寧に制度設計

すべきだった」と補助事

業を廃止した。

 

化けの皮が剥げた水

素ステーション。徳島

県が進める水素ステー

ション整備事業でも「実

は化石燃料由来の電力

を使っています」とい

う「看板に偽りあり」

が指摘されている。

 

東亜合成徳島工場で

進む水素ステーション

整備事業だ。東亜合成

は製品の苛性ソーダを

製造する時に副生物と

して水素を発生させてい

る。従来廃棄されていた

その水素を有効活用して

水素自動車の燃料となる

水素ガスを生成し販売し

ようという狙いだ。

 

施設整備費は総額約

八億円。そのうち約七

億円は国と県が補助金

で面倒を見る。東亜合

成にとっては①廃棄し

ていた水素を有効活用で

きる②水素ガスを新商品

として販売できる③約一

億円の自己資金で約八億

円の施設を整備できる‐

という一石三鳥だ。

 

補助金でサポートする

県も「水素グリッド構想」

の実績にカウントする東

亜合成の水素ステーショ

ンだが、実は「脱炭素」

ではなかった。同社は苛

性ソーダ製造時に電力を

使っているが、その電力

は石炭など化石燃料由来

の電力だ。当然電力の生

成過程ではCO2が排出

されている。

 「看板に偽りありでは」

との指摘に対し、県当局

は次のように説明する。

 「会計検査院が問題に

したのは環境省の水素ス

テーション補助事業。補

助要件で『太陽光など再

生可能エネルギーを活用

すること』が求められて

いるので、化石燃料由来

の電力で水素ガスを生成

していた施設が『補助要

件を満たしていない』と

指摘されたんです。東

亜合成の場合は経産省

の水素ステーション補

助事業です。補助要件

で『太陽光など再生可

能エネルギーを活用す

ること』が求められて

いないんです。補助事

業としては問題ありま

せん」(県環境首都課)。

 

石炭など化石燃料由

来の電力使用をめぐ

り、「OK」の経産省、

「ダメ」の環境省と足

並み乱れる国の水素ス

テーション補助事業。

脱炭素を大義名分に掲

げる水素ステーション

のデタラメぶりが浮か

び上がっている。

 

優遇措置が失効

 

優遇措置が失効

した「仙谷を倒し

した「仙谷を倒し

た男」

た男」

 「仙谷を倒した男」

で知られる福山は、平

成二十六年十二月の衆

院選で徳島一区から比

例四国に転進した。「〇

増五減」と言われる衆

議院の定数削減で、県

内の小選挙区数が三か

ら二に減ったためだ。

 

定数削減のあおり

を食って比例転進を

余儀なくされた福山

を自民党は当選百%

確実の「比例名簿単

独二位」という優遇措

置で救済した。優遇措

置は平成二十九年十月

の衆院選でも継続さ

れ、福山は比例四国で

三選を果たした。

 

だが自民党の候補者

選定基準では比例優遇

は原則二回。三回目は

ない。福山が徳島一区

への鞍替えを窺う背景

には「三度目の優遇は

ない」という政治生命

の危機に直面した切羽

詰まった状況があった。

 「アンチ後藤田」とい

う県連事情もある。昨

年の知事選、吉野川市

長選、今年の徳島市長

選では、異なる候補を

支援した自民県連と後

藤田の確執が先鋭化し

た。一区への鞍替えを

窺う福山の動きは、県

連執行部内に渦巻く「ア

ンチ後藤田」感情とシ

ンクロナイズしている。

 

候補者調整の「確

 

候補者調整の「確

認書」を指摘する

認書」を指摘する

後藤田

後藤田

 

県議を中心とした県

連執行部と歩調を合わ

せる福山に対し、後藤

田は「公認は現職優先」

という党本部の方針と、

平成二十六年七月に福

山、山口両衆院議員と

交わした候補者調整に

関する「確認書」の存

在を強調する。

 「公認は現職優先」

という党本部の方針が

鮮明に打ち出されたの

が十月四日の河村建夫

元官房長官の総決起大

会。二階幹事長ら二階

派の国会議員二十人が

参加し、林幹事長代理

が「公認候補は現

職優先が原則」と

強調し、「(鞍替え

は)反党行為。除

名もある」と参院

から河村元官房長

官の地盤である山

口三区への鞍替え

出馬を模索する林

芳正元文科相を牽

制した。

 

候補者調整に関

する「確認書」は

平成二十六年七月

十五日、後藤田、

山口、福山の三衆

院議員の間で交わ

された。内容は以

後の総選挙の候補

予定者について合

意したもので、「一

区は後藤田」「二区

は山口」「比例四国

名簿の上位登載は

福山」と明記され

ている。

 

確約書には三人

のほか、関係者と

して、石破幹事長、

河村選対委員長、

自民県連の嘉見幹

事長(肩書はいず

れも当時)が署名

している。

 「どちらを応援し

 「どちらを応援し

たら?」、踏み絵に

たら?」、踏み絵に

戸惑う自民支持者

戸惑う自民支持者

 

徳島一区への鞍替え

を模索する福山の動き

に対し、自民党支持者

は困惑顔だ。

 「後藤田さんにも、福

山さんにもお世話に

なっている。どちらを

応援したらいいのか。

自民現職同士の激

突は県民にとって

まったくプラスに

ならない。どうにか

調整できないのか」。

 

自民の現職同士が

激突し激しい消耗戦

を展開した場合、野

党統一候補の擁立な

ど「第三の候補」の

動き次第では自民が

徳島一区の議席を失

う事態になるかも知

れない。自民党支持

者からは福山の知事

選転進など、後藤田、

福山のバトル回避を

期待する声が強い。

 

囁かれる「三

 

囁かれる「三

度目の比例優遇」

度目の比例優遇」

の特例措置

の特例措置

 

自民現職の相討

ちと議席喪失を懸

念する党本部内に

は、「福山の比例で

の三度目の優遇」

という特例措置の

可能性も水面下で

囁かれている。鍵

を握るのは二階幹

事長だ。

 「〇増五減」で選

挙区が減ったのは、

徳島、高知、福井、

山梨、佐賀の五県。

比例転進を余儀な

くされた現職議員

は福山を除きすべ

て二階派。派閥のメ

ンバーを救済する

ために、二階幹事長

が「三度目の比例優

遇」という特例措置

を打ち出すかも知れな

いということだ。

 「ポイントは高知の

福井照氏です。同氏は

国交省OBで二階幹事

長の知恵袋。党本部で

は金庫番の経理局長で

す。二階幹事長が腹心

の福井氏を当選させる

ために、『三度目の比

例優遇』という特例措

置を打ち出せば、福山

氏など他の四人もその

恩恵を被るということ

です。『比例優遇は二

回まで』というのはあ

くまで原則。状況次第

で変わることもあると

いうことです」(党関

係者)。

 「一区-

後藤田」「比例

-

福山」という棲み分け

の可能性が取り沙汰さ

れる次期衆院選。投票

日は来年秋が濃厚だが、

党本部が比例名簿を発

表するのは公示日前日。

後藤田、福山の「チキ

ンレース」はしばらく

続きそうだ。

 

見え隠れする御用

委員、県立ホールの

委員、県立ホールの

方針決める検討会議

方針決める検討会議

 

県立ホールは徳島県

と徳島市が「県市協調」

で整備する。場所は旧文

化センター跡地と青少年

センター用地。ホール建

設と青少年センターの機

能移転をあわせて行う

セットプランだ。

 

このセットプランの基

本方針を考えるのは、飯

泉を含めた三十一人の検

討会議の委員。メンバー

は別表の通りだが、委員

の中には記念オケ疑惑で

問題が指摘された御用委

員の名前も見え隠れする。

 

三十一人は「県市協調

未来創造検討会議」とい

う仰々しいネーミングの

任意団体を構成。「新ホー

ル」「青少年センター」の

二つの部会に分かれて基

本方針を協議する。委員

報酬は日当九千四百円だ。

 

検討会議は年内を目

処にハード、ソフト両

面で基本方針をまとめ

る予定だが、問題はソ

フト面。できあがった

「県立ホール」をどの

ように運営するかだ。

事務局の県民文化課

はいろいろな可能性を

探っているようだが、

現実的なのが指定管理

者制度の導入。指定管

理者の本命候補は県文

化振興財団だ。

 

記念オケで「汚

 

記念オケで「汚

れ仕事」を担った

れ仕事」を担った

外郭団体

外郭団体

 

県文化振興財団は徳

島県が資本金の八十六・

五八%に当たる九億百

万円を出資する行政連

携団体(外郭団体)だ。

事務局は阿波銀ホール。

県から仕事と金を貰い、

年間約五億円の予算で

阿波銀ホールや文学書

道館、阿波十郎兵衛屋

敷の管理運営、文化団

体や文化活動への助成

などを行っている。

 

トップの理事長は県

OBの天下り指定

席。現在の佐藤勉理

事長、清水英範副理

事長も県OBだ。県

に仕事と金、人材を

依存する財団。県に

世話になる代償とし

て、県が表立ってで

きない「汚れ仕事」

を担わされてきた。

 

象徴事例が「とくし

ま記念オケ」だ。表の

仕事として、県から金

をもらい、演奏会を運

営した。裏の仕事とし

て、飯泉お好みの女性

事業家・川岸美奈子の

世話を押し付けられ、

川岸に様々な形で利益

供与を行った。

 

財団は川岸をコン

サル業者として起用。

演奏会運営の下請け

業者として潜り込ま

せた。県と財団は川

岸に対し、平成二十

三年度から七年間で

推計六億六、一五九

万円の利益供与を

行っていた。

 

支出名目は多岐に

わたった。川岸個人

へのコンサル報酬、

川岸が経営していた

音楽プロダクション

「アンサンブル・セ

シリア」へのコンサ

ル委託費、航空費、

宿泊費、ハイヤー借上

げ代…。

 

飯泉お好みの女業

 

飯泉お好みの女業

者の言いなりで、法

者の言いなりで、法

外な委託料垂れ流し

外な委託料垂れ流し

 

川岸をコンサル業

者、下請け業者とし

て使い、様々な名目

で利益供与した財団。

支払った報酬などは

「特別扱い」とも言え

る過大なものだった。

 

一例がコンサル委託

費。平成二十八年度で

は約九七一万円を支

払っている。業務内容

は記念オケの企画、

指揮者・演奏家・舞

台監督との交渉及び

連絡などだが、同年

度に行われた演奏会

はたった二回。

 

一年に二回しか開催

していない演奏会の企

画や関係者の事務連絡

に約一千万円を支払っ

ていた財団。業務内容

にふさわしい適正な委託

費とは言い難い。

 

しかもその委託費は

川岸から提出された見

積書を黙認した「川岸

の言い値」。明細は▽

旅費‐約四百万円▽宿

泊費‐約七十六万円

▽通信連絡費‐四十

万円▽事務費‐二百

万円▽会議費‐一三

八万円▽企画制作料‐

一二一万円。

 

たった二日・二回の

演奏会の事務費や会議

費に三三八万円を見積

もっていた川岸。まさ

に「ボッタクリ」だ。

 

川岸の「ボッタクリ」

 

川岸の「ボッタクリ」

容認した飯泉と財団

容認した飯泉と財団

 「飯泉ブランド」のコン

サル業者に唯々諾々と従

い、「ボッタクリ」を黙認

していた財団。タクシー

会社から高級ハイヤーを

借り上げ、県内を送迎す

るなど川岸をVIP待遇

していた。仕事を発注し

たコンサル業者や下請け

業者を高級ハイヤーで送

迎するのは、社会常識で

は考えられない話だ。

 

財団は当時公用車

としてトヨタのカル

ディアやヴィッツを

所有していた。本来

なら公用車で送迎す

れば済んだ話だ。こ

のハイヤー借上げ問

題は、扶川県議が飯泉

を訴えたハイヤー訴訟

で不当性が審理される

予定だ。同裁判は最高

裁が県の上告を棄却

し、徳島地裁での再審

理が決まっている。

 

疑惑を見抜けな

 

疑惑を見抜けな

かった財団理事や県

かった財団理事や県

議会、監査委員

議会、監査委員

 

川岸へ法外な利益供与

を行っていた財団。事業

や予算、決算をチェック

すべき外部の理事や監

事も、「御用理事・監事」

に堕し、チェック機能を

発揮できなかった。

 

県議会や監査委員も

同罪だ。記念オケ疑

惑は川岸の脱税がメ

ディアで報道されて

アジア圏からのインバウンド客が消えた大阪の女性ランジェリー店。高級下着を購入、税関対策で履いて帰ったセレブなチャイナレディらの復活期待する店員も。

徳島市川内町の農地で地権者側が法令違反の埋め立て行為。周辺住民の通報で徳島市農業委員会が「埋め立て中止」を口頭と文書で勧告。埋め立て行為はストップしたが、周辺住民が「宅地造成への既成事実づくりでは」と警戒感。

徳島県内の介護施設Xで「施設トップと女性職員が不倫。特別扱いされた女性職員がやりたい放題」と内部告発。(県内企業S、「社員ロッカーで財布の盗難続発。犯人は経営者一族の関係者か、会社側が揉み消しの動き」と暴露情報)。

初めて発覚した。脱税

事件が摘発されなけれ

ば、川岸へ法外な利益

供与が行われていた記

念オケ疑惑は闇に埋も

れたままだった。

 

疑惑発覚後の追及も甘

かった。本会議や総務委

員会で実態解明に乗り出

したが、張本人の飯泉や

川岸、県や財団の担当職

員を議会に呼び出すこと

もなく、大甘調査でお茶

を濁した。

 

ハイヤー送迎など財

団の川岸に対する過大

な利益供与も見過ごさ

れていた。問題を指摘

したのは脱税同様メ

ディア報道。メディア

が報じて慌てて県議会

が県当局を後追い追及

する有り様だった。

 

メディア報道がなけ

れば、県政の問題を

追及できない県議会。

チェック能力がないの

か、やる気がないのか。

「権力に迎合する御用県

議会、御用監査委員か」

と批判されても当然だ。

 「知事本人が倫理

 「知事本人が倫理

条例に抵触」‐顰蹙

条例に抵触」‐顰蹙

買う飯泉

買う飯泉

 

県民から疑惑を招い

たソフト事業の「記念

オケ」に懲りず、今度

はハードの文化事業で

ある「県立ホール」の

整備に乗り出す飯泉。

選定した検討会議のメ

ンバーには、文化振興

財団の佐藤勉理事長や

吉森章夫理事など、川

岸への不当な利益供与

を黙認した記念オケ疑

惑の「B級戦犯」が紛

れ込んでいる。

 「倫理条例を制定し、

職員に『疑惑を招くよ

うなことはするな』と

号令かける飯泉知事だ

が、当の本人が疑惑を

招いている」と県民か

ら顰蹙を買う飯泉。「県

立ホール」事業で「第

二、第三の川岸」が秘

かに暗躍する恐れも無

きにしも非ずだ。

 「記念オケ疑惑」を

見抜けず、権力の暴

走を許した県議会や

県監査委員も、「御

用県議会」「迎合監査

委員」の汚名返上の

ために、血税が有効

活用されているか、

チェック機能を発揮

すべきだろう。

 

次期衆院選徳島一区。焦点は自民の比例四国、福山の動向だ。「比

例での三回目の優遇措置はない」と徳島一区での活路を窺う福山

と「公認は現職優先。候補者調整の確認書もある」と強調する自

民現職の後藤田。自民党支持者間からは「どちらを応援すればい

いのか」と困惑の声が漏れる。

を握るのは二階幹事長。福山と

同じ立場にあるのは、高知など四県の二階派議員。幹事長の権限

で「三度目の比例優遇」の特例措置を打ち出すか。(文中敬称略)。

徳島の大学に通っている

このみさん二十歳。岡

山県倉敷市出身の彼

女、週末には必ず実

家に帰るという家族

思い、地元の友人思

いの女の子だ。

 

ショートカットが良く

似合う彼女、趣味はカラ

オケと美味しいものを食

べること。ついでにお

酒も好きだという。

 

居酒屋の雰囲気が大好

きで、大学の友達数名と

よく徳島市内の居酒屋巡

りをしているという。

 

将来は人の役に立つ

仕事がしたいと、看護

師を志しているという

このみさん。患者思い

の優しい看護師になる

ことだろう。

No.66

 「県立ホール」は「とくしま記念オケ」の教訓が生かされるのか。

知事が選んだ専門家らが年内をめどに基本方針を策定するが、メン

バーには「記念オケ疑惑」を放置した「B級戦犯」が含まれている。

文化イベントの私物化が県民不信を招いた飯泉県政。「第二、第三の

川岸美奈子」が暗躍しないか、チェックが必要だ。(文中敬称略)

【鉄道の話】

 

徳島県に鉄道が走り

始めて百二十年。これ

は、全国的に見ても早

い方だ。

 

明治時代の徳島市は全

国有数の大都市だった。

豊富な農作物、魚介類に

加え、養蚕と製糸業が栄

えた。「阿波藍」という

最高品質を有する藍染

業、またその原料となる

藍玉の出荷で賑わった。

 

鉄道は明治十年代に物

流促進の目的で計画され

た。主に養蚕、製糸業の

多い鴨島町周辺と、藍染

業者、問屋が多い徳島市

とを結ぶものだ。

 

完成したのが明治

三十二年。民間の徳島鉄

道が鉄道を敷いた。それ

が徳島線だ。同じ年には

川島学駅、翌年夏には山

川駅まで線路を敷いた。

 

明治四十年に川田駅ま

で拡張した後に国有化

(国鉄)された。八年後

の大正三年には、池田駅

まで全線が開通した。

 

民間企業の阿波国共同

汽船株式会社(共同汽船)

も大正二年に線路を開設

した。徳島駅から徳島港

(小松島港)までの間だ。

目的は阿波藍の出荷だ。

 

物流からスタートした

鉄道だが、多数の駅が整

備されだすと、人々が移

動の手段として活用する

ようになっていった。

 

市民の足として定着し

ていった鉄道。隆盛を

誇った藍染業も、安価な

人工染料の台頭で次第に

衰退していった。

 

全国有数の都市だっ

た徳島市の活力がダウ

ンした背景には、伝統

産業の衰退があった。

時代に即した新しい産

業を興していった他都

市に次々と追い抜かれ

て行ったのだ。

発端だった一般社団法

人。随意契約を疑問視し

た勝浦町民が住民監査請

求。勝浦町が「とばっち

り」を受けた。

 

勝浦町監査委員は「従

来の指名競争入札では

毎年受託者が変わるこ

とがあり、調査データ

の引継ぎミスや土地所

有者の情報共有不足等

が発生していた」とし

て、「随意契約は問題な

い」と判断した。

 

だが、他の自治体では

地籍調査の委託業者は入

札で決めている。例えば

徳島市。「現地調査や図

面作成などの業者は指名

競争入札で決めている。

同じ区画の業務は大体同

じ業者が落札している」

(都市政策課)。

 

随契を容認した勝浦町

監査委員の判断もピンボ

ケだ。「受託者が変われ

ば、引継ぎミスや情報共

有不足が発生する」と指

摘するが、地籍調査は本

来市町村の仕事。委託業

者でなく、町の担当職員

がきちんと業務管理し、

委託業者が変わっても仕

事がスムーズに回るよう

マネジメントすべきだ。

監査委員の指摘は「町担

当者がきちんと業務管理

できていない」と言って

いるようなものだ。

 

地籍調査専門の一般社

団法人を立ち上げた上

勝、勝浦両町。トップの

理事長は大西一司・元勝

浦町議。理事は花本上勝

町長と野上勝浦町長。監

事には町職員OBや会計

士が名前を連ねている。

 

地籍調査の名目で年

間約一億六千万円の公

費が投入される一般社

団法人。町民が提訴し

た裁判は十一月三十日

が初公判。出来立てほ

やほやの一般社団法人

が裁判トラブルに巻き

込まれている。

▲飯泉お気に入りの事業家・川岸美奈子に様々な名目で利益供与していた県文化振興財団。川岸をコンサル業者や下請け業者に使う事業スキームは、県OBの真木元理事長が作り上げた。

▲約7億円の公費補助を受けて水素ステーションを整備する東亜合成徳島工場。

▲勝浦町に事務所を構える(一社)かつうら国土と未来振興協会。

野上・勝浦町長

花本・上勝町長

大西・元勝浦町議

自民党・二階幹事長山口衆院議員後藤田衆院議員福山衆院議員

飯泉嘉門徳島県知事

川岸美奈子元アンサンブル・セシリア代表

徳島県文化振興財団佐藤理事長

徳島県文化振興財団真木元理事長

徳島県とくしま文化振興課町田元課長

■「県立ホール」事業の基本方針を協議する検討会議のメンバー