Upload
others
View
3
Download
0
Embed Size (px)
Citation preview
■ 商標について
・ Linux は、Linus Torvalds 氏の米国およびその他の国における商標あるいは登録商標
です。
・ 文中の社名、商品名等は各社の商標または登録商標である場合があります。
・ その他記載されている製品名などの固有名詞は、各社の商標または登録商標です。
・ Microsoft、.NET、Windows、Microsoft Azure は、米国Microsoft Corporation の米国
およびその他の国における商標または登録商標です。
・ Docker and Docker logo are trademarks or registered trademarks of Docker, Inc. in
the United States and/or other countries. Docker, Inc. and other parties may also
have trademark rights in other terms used herein.
■ 使用にあたって
・ 本書の内容の一部または全部を、無断で転載することはご遠慮ください。
・ 本書の内容は予告なしに変更することがあります。
・ 本書の内容については正確を期するように努めていますが、記載の誤りなどにご指摘が
ございましたら弊社サポート窓口へご連絡ください。
また、弊社公開のWEBサイトにより本書の最新版をダウンロードすることが可能です。
・ 本装置の使用にあたっては、生命に関わる危険性のある分野での利用を前提とされてい
ないことを予めご了承ください。
・ その他、本装置の運用結果における損害や逸失利益の請求につきましては、上記にかか
わらずいかなる責任も負いかねますので予めご了承ください。
3/14
目次
第 1章 はじめに .....................................................................................................................4
第 2章 Azure IoT Edge 設定..................................................................................................4
2-1. WEB UI 込み Azure IoT Edge のインストール ..........................................................4
2-2. [事前準備]IoT Hubの設定 ...........................................................................................5
2-3. WEB UI からの Azure IoT Edge 設定について ..........................................................5
2-4. Azure IoT Edge のセットアップ..................................................................................6
2-5. Azure IoT Edge 操作 ....................................................................................................7
2-6. Azure コンテナレジストリログイン設定 ................................................................. 10
2-7. Azure IoT Edge モジュールの環境変数 .................................................................... 12
第 3章 その他 ...................................................................................................................... 13
3-1. WEB UI 用 Docker との連携 .................................................................................... 13
4/14
第 1章 はじめに 本書は、OpenBlocks IoT Family に搭載可能なWBE UI込みでの Azure IoT Edge1の使用
方法を解説しています。
尚、本ドキュメント作成時点ではAzure IoT Edgeはpublic previewとなっておりますので、
General Availability 時に仕様が変更となる恐れがあります。
第 2章 Azure IoT Edge設定
2-1. WEB UI込み Azure IoT Edgeのインストール
本製品出荷時では、Azure IoT Edge 内で使用するDocker、Azure IoT Edgeモジュール及
び Azure IoT Edge 用WEB UIはインストールされておりません。そのため、WEB UI の
「メンテナンス」→「機能拡張」タブからWEB UI及び Azure IoT Edge のインストール
を行います。
WEB UI の「メンテナンス」タブを選び、さ
らに「機能拡張」タブをクリックすると機能拡
張用のパッケージを選択することができます。
インストール機能のリストから「Azure IoT
Edge」を選択します。
その後、インストールの「実行」ボタンを押し、
インストールを行ってください。
尚、インストール完了後には反映を行うため、
本体再起動が必要となります。そのため、「メ
ンテナンス」→「停止・再起動」から本製品の
再起動を行ってください。
1 Azure IoT Edge は、クラウドで行っていた分析とカスタムビジネスロジックをデバイス側で実行できる
ようにするものです。
5/14
Azure IoT Edgeのインストールの際に、Dockerがインストールされていない場合、同様に
インストールを行います。Docker のインストールでは、一部のドライバのコンパイルを行
っておりますのでこれにより、インストールに時間がかかりますので、「状況確認」ボタン
等にて進行状況をご確認ください。
尚、Azure IoT Edgeは内部で Docker を使用します。Azure IoT Edge で使用するコンテナ
の状況等を確認する場合にはWEB UI(Docker)機能の使用についてもご検討ください。
また、ホストマシン(OpenBlocks IoT シリーズ) - センサー等のデバイス間でのデータを
Azure IoT Edgeに対して送信することも可能です。この場合、IoTデータ制御機能のご使
用についてもご検討ください。
2-2. [事前準備]IoT Hubの設定
Azure IoT Edgeを使用する場合、事前に IoT Hubの作成及び IoT Edgeデバイスの登録が
必要となります。
これらの作業については、以下のページ内の“IoT Hub の作成”、“IoT Edge デバイスを
登録する”をご確認の上作業を実施してください。
https://docs.microsoft.com/ja-jp/azure/iot-edge/tutorial-simulate-device-linux
また、登録した IoT Edge デバイスの接続文字列(プライマリーキーまたはセカンダリーキ
ー)を控えてください。
2-3. WEB UIからの Azure IoT Edge設定について
Azure IoT Edgeパッケージがインストールされていると、WEB UIの「サービス」→「基
本」タブに「Azure IoT Edge」が表示されます。
「サービス」→「基本」タブより「Azure IoT
Edge」リンクをクリックすると、ルートタブ
がサービス用の「ダッシュボード」/「基本」
/「Azure IoT Edge」に切り替わります。
※「サービス」→「基本」タブに表示されるリ
ンク及びサービス用のルートタブは、「メンテ
ナンス」→「機能拡張」タブよりインストール
されたパッケージにより異なります。
6/14
2-4. Azure IoT Edgeのセットアップ
本作業移行以降は 2-2. [事前準備]IoT Hubの設定を実施している必要があります。
そのため、作業が完了していない場合には作業を実施してください。
WEB UIの「Azure IoT Edge」→「セットアップ」タブを開き、IoT Hubの設定にて控え
た接続文字列を使用し、Azure IoT Edgeのセットアップを行います。
セットアップ
接続文字列:
IoT Hub に接続する際の用いる文字列を指定
します。この情報は Azure Portalの IoT Hub
ページにて確認してください。
セットアップオプション:
通常では変更等は不要です。
ioedgectl コマンドに熟知している方のみ設定
及び変更してください
各フォームの入力完了後、「実行」ボタンを押してください。
正常に処理が完了後、「Edge状況」タブへ遷移します。
尚、セットアップ済の場合、本項は表示されません。再度表示を行う場合には、設定の初
期化を行う必要があります。
7/14
2-5. Azure IoT Edge操作
WEB UIの「Azure IoT Edge」→「Edge状況」タブでは、以下の作業が行えます。
・Azure IoT Edgeランタイムの更新及び更新確認
・Azure IoT Edgeの起動及び停止制御
・Azure IoT Edgeの設定初期化
尚、初回起動にて Azure IoT Edgeにて使用するコンテナのダウンロードが行われます。こ
の時、ユーザーが作成した IoT Edge モジュール(Azure Machine Learning や Azure
Functions 等)についてもダウンロードする場合には、後述の Azure コンテナレジストリの
ログイン設定を事前に実施してください。
●セットアップが未完了の場合
Azure IoT Edgeランタイム詳細
iotedgectlバージョン:
Azure IoT Edgeランタイムのバージョンが表
示されます。
操作:
Azure IoT Edgeランタイムのアップデート確
認及びアップデート処理を行います。
尚、本機能ではインターネット接続が必須とな
りますのでご注意ください。
※アップデート処理は確認にて更新対象が存
在する場合、表示されます。
ステータス
Azure IoT Edgeのステータス状況が表示され
ます。ステータス状況は以下が表示されます。
また、ステータスにより対応する操作ボタンが
表示されます。
・稼働中
Azure IoT Edgeコンテナが稼働中です。
・停止中
Azure IoT Edgeコンテナが停止中です。
8/14
●セットアップ済/Azure IoT Edge 未起動の場合
●Azure IoT Edge稼働中の場合
・設定済/未稼働状態
Azure IoT Edgeのセットアップが完了し
ていますが、初回起動を行っていない状態
です。
尚、初回起動では IoT Hubから稼働する為
のデータのダウンロードが行われます。そ
のため、インターネットに接続している必
要があります。
・セットアップ未完了
Azure IoT Edgeのセットアップが実施さ
れていない状態です。前項にてセットアッ
プを実施してください。
・不明
WEB UI にて把握しているステータス状
況ではありません。コマンドラインにてス
テータス状況をご確認ください。
初期化
初期化:
「実行」ボタンを押すことにより、Azure IoT
Edge の設定(ランタイム設定及び Azure IoT
Edge で使用されているコンテナ)を初期化し
ます。
尚、本表示はセットアップ済で Azure IoT
Edgeが停止中の時に表示されます。
9/14
●Azure IoT Edge停止中の場合
Azure IoT Edge は初回起動時のコンテナダウンロード及びコンテナ起動の際に、再起動ポ
リシーを”always”として設定しています。
※初回起動以外でも IoT Hub側での構成情報が変更した場合に、ダウンロード等が実
施されます。
そのため、Docker デーモンの再起動及びホストマシン(OpenBlocks)自体の再起動と連動し、
常時起動するようになります。
10/14
2-6. Azure コンテナレジストリログイン設定
Azure Machine Learning や Azure Functions等を IoT Edgeモジュールとして使用する場
合、Azureコンテナレジストリに対応するサービスのコンテナを配置します。
※コンテナの作成方法及び配置方法については、以下のページを参照してください。
https://docs.microsoft.com/ja-jp/azure/iot-edge/tutorial-deploy-machine-learning
Azure IoT Edgeランタイムにて、Azureコンテナレジストリからコンテナをダウンロード
する場合、ログイン情報を設定する必要があります。
WEB UIの「Azure IoT Edge」→「ログイン」タブでは、Azure IoT Edgeランタイム用の
Azureコンテナレジストリログイン情報設定が行えます。
●ログイン情報未設定状態
レジストリ追加
ログインサーバー:
Azure コンテナレジストリのログインサーバ
ーを設定します。
ユーザー名:
ログインサーバーにログインする際のユーザ
ー名を設定します。
パスワード:
ログインサーバーにログインする際のパスワ
ード情報を設定します。
入力完了後、「ログイン」ボタンを押すことにより Azure IoT Edge ランタイムにログイン
情報が保存されます。
尚、この時点ではログイン処理は実施されませんので、ログイン情報入力は間違いないよ
う入力してください。また、ログイン情報が間違っている場合には、対象のコンテナダウ
ンロードの際に失敗します。そのため、Azure IoT Edge の管理コンテナ(コンテナ名:
edgeAgent)のログをご確認ください。
11/14
●ログイン情報設定状態
レジストリ一覧
登録したレジストリの一覧情報が表示されま
す。
不要になったレジストリ情報等については、
「ログアウト」ボタンによりログイン情報の削
除が行えます。
12/14
2-7. Azure IoT Edgeモジュールの環境変数
下図のように IoTデータ制御機能と連携させ、Azure IoT Edge ランタイムにてダウンロー
ドしたコンテナ経由にて Azure IoT Hubへのデータ送信及びフィルタ処理を行うことが行
えます。
IoTデータ制御機能にてデバイスデータを IoT Edgeモジュールに送信する場合、IoT Edge
モジュールが抱えている環境変数を使用する必要があります。
この環境変数は、WEB UI の「Azure IoT Edge」→「Edge環境変数」タブにて確認を行う
ことができます。
Edge環境変数
起動後にダウンロードされたコンテナ情報を
参照し、Azure IoT Edge用の環境変数を表示
します。
尚、IoTデータ制御機能にて使用する情報はモ
ジュール ID(項目名:ModuleId)です。こちら
の情報を IoT データ制御機能の該当タブにて
情報を入力してください。
OpenBlocks IoT Family
PD HandlerPD
Repeater
デバイス1
デバイス2
Azure IoT Edge runtime
Azure IoT Hub
13/14
第 3章 その他
3-1. WEB UI用 Dockerとの連携
本機能では Azure IoT Edge 全体での制御は行えますが、個々のコンテナの制御は行えませ
ん。また、追加された IoT Edgeモジュールや Azure IoT Edge 内でのフィルタ機能を用い
た場合、使用するメモリ量が過剰な状態となりホストマシン(OpenBlocks)へ影響がでる場
合があります。
コンテナ自体のリソース状況や制御機能を行う場合、WEB UI 用 Docker をインストールす
ることによって確認・設定が行えますのでこちらのご使用をご検討ください。