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Oracle Application Server 10g(9.0.4) for Linux x86 インストール手順 Portal 編~ Red Hat Enterprise Linux AS/ES 2.1 Red Hat Enterprise Linux AS/ES 3.0 MIRACLE LINUX Standard Edition V2.1 対応版

Oracle Application Server 10g(9.0.4) for Linux x86 インストール ...otndnld.oracle.co.jp/products/ias/pdf/Portal_Install.pdf · Oracle Application Server 10g(9.0.4) for Linux

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Oracle Application Server 10g(904) for Linux x86 インストール手順 ~Portal編~

Red Hat Enterprise Linux ASES 21 Red Hat Enterprise Linux ASES 30

MIRACLE LINUX Standard Edition V21 対応版

Oracle Application Server 10g(904) for Linux x86 インストール

(Portal 編)

はじめに こ の 資 料 は Oracle Application Server 10g (904) で Oracle Application

Server(OracleAS) Portal を使用するためにMiddle-Tier のインストールタイプ「Portal amp Wireless」をインストールするための手順書です

Oracle Application Server の J2EE アプリケーションやPortalDiscovererFormsReports といったアプリケーションの実行環境は基盤となるサービスを提供するOracle Application Server(OracleAS) Infrastructureと対比してMiddle-Tierと呼ばれますOracleAS Infrastructureは分散して配置されている Oracle Application Serverを統合管理するためのMetadata RepositoryPKI環境を提供する Identity Managementの基盤となる Web シングルサインオンシステムやディレクトリサーバプライベート認証局などから構成されます

Oracle Application Server の Middle-Tier に は 「 J2EE amp Web Cache 」 「PortalampWireless」「BIampForms」という 3 つのインストールタイプがあり用途によって選択しますOracleAS Portal を使用するためにはインストールタイプ「PortalampWireless」か「BIampForms」をインストールします「PortalampWireless」と「BIampForms」ではOracleAS Infrastructureが提供する機能を必要とするため事前にOracleAS Infrastructure をインストールしておく必要があります(インストールタイプ「J2EE amp Web Cache」ではOracleAS Infrastructureは必須ではありません)よってOracleAS Portalを使用するためには「Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Infrastructure 編~」に従ってOracleAS Infrastructure をインストールしておく必要があります 詳細に関しては各プラットフォーム別に提供されている『Oracle Application Server

10g インストレーションガイド』『Oracle Application Server 10g クイックインストレーションおよびアップグレードガイド』および『Oracle Application Server 10g リリースノート』をご参照くださいこれらのドキュメントは Oracle Technology Network Japanからダウンロード可能です

httpotnoraclecojpdocumentindexhtml

Oracle Application Server 10g(904) for Linux x86 インストール手順 ~Portal編~ 2

目次 はじめに 2 目次 3 前提 4

インストール概要 5 インストール 7 インストール事前準備 7 ハードウェア要件の確認 7 ソフトウェア要件の確認(Red Hat Enterprise Linux21の場合) 8 ソフトウェア要件の確認(Red Hat Enterprise Linux 30の場合) 9 ソフトウェア要件の確認(MIRACLE LINUX Standard Edition V21の場合) 11 カーネルパラメータの設定 13 ホスト名の確認14 インストールするOSユーザー作成15 インストール作業18 インストール後の確認 33 サービスのポート番号の確認 33 OracleAS Portalの「ようこそ」画面の確認34 Web管理コンソールApplication Server Controlの確認 36

サービスの起動停止 38 インストールユーザーの環境変数の設定 38 OracleAS Portalの起動39 OracleAS Portalの停止40

運用上の注意 41 PDKについて 41 Portalスキーマのパスワードの変更 42

アンインストール 49 アンインストール作業 49

Oracle Application Server 10g(904) for Linux x86 インストール手順 ~Portal編~ 3

前提

この資料で記述されている手順は次の Linux ディストリビューションパッケージを

対象にしています

Red Hat Enterprise Linux ASES 21 Red Hat Enterprise Linux ASES 30 MIRACLE LINUX Standard Edition V21(Oracle9i Release2対応キット適用済または Update 3以降)

また作業をおこなうシェルとして bashを利用することを前提としています この資料に従って OracleAS Portal をインストールすると企業情報ポータルを構築するためのポータルフレームワークが使用できますOracleAS Portal の使い方については製品に付属の次のマニュアルを参照してください Oracle Application Server Portal Configuration Guide 10g(904) Oracle Application Server Portal Users Guide 10g (904) Oracle Application Server Portal Error Messages Guide 10g(904)

Middle-Tier のインストールタイプ「PortalampWireless」や「BIampForms」を利用するためにはOracleAS Infrastructureが必要ですOracleAS Infrastructureとは異なるマシンに Middle-Tier をインストールすることもできますがこの資料では「Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Infrastructure編~」に従ってインストールされた OracleAS Infrastructure と同じマシンにMiddle-Tier をインストールタイプ「PortalampWireless」でインストールする構成の手順を説明します

~Portal編~ 4 Oracle Application Server 10g(904) for Linux x86 インストール手順

MetaDataRepository

IdentityManagementOIDSSOOCA

ホスト名 portal21 mycompanycom

Application Server Control Application Server Control

OracleHTTPServer

Web Cache

Portal amp Wireless- Portal

Infrastructure Middle-Tier

インストール時インストール後にInfrastrucureに関連付け

関連付け

図 1 インストール構成

インストール概要 インストールは次の手順で行います

インストール事前準備

OracleAS Portalのインストール

インストール後の確認

bullハードウェア要件確認bullソフトウェア要件確認bullカーネルパラメータの設定bullホスト名の確認bullインストールするOSユーザーの作成

bullOracle Universal Installerを起動インストール

bull動作確認

図 2 インストールステップ

Oracle Application Server 10gはOracle Universal Installerによって GUIでインストールしますOracle Universal Installerはインストールを開始する前にシステム要件が満たされているかどうかチェックしますOracleAS Portal ではユーザーの管理にOracleAS Infrastructure の Identity Management を利用するのでOracle Universal Installer でのインストール中に利用する OracleAS Infrastructure の情報の入力を求められます

Oracle Application Server 10g(904) for Linux x86 インストール手順 ~Portal編~ 5

Oracle Universal Installerによるインストールは次の手順で行います

終了

ようこそ

oraInventoryの指定

インストールする製品の選択

インストールタイプの選択

プリインストール要件の確認

構成オプションの選択

関連付けるInfrastructureの選択

ファイルの場所を指定

インスタンス名管理者パスワードの入力

構成ツールの実行

図 3 Oracle Universal Installerのステップ

Oracle Application Server 10g(904) for Linux x86 インストール手順 ~Portal編~ 6

インストール 次の 3つのステップに分けて手順を説明します 1 インストール事前準備 2 インストール作業 3 インストール後の確認

インストール事前準備 インストール前にシステム要件を確認しますOracle Application Server

10g(904)ではインストーラ(Oracle Universal Installer)によってシステム要件

の事前チェックが行われ要件が満たされていないとインストールを開始できま

せんインストールを開始する前に以降の手順に従って必ずシステム要件を確

認してください

ハードウェア要件の確認 次の作業を rootユーザーで行ってください

1 メモリ容量の確認

OracleAS Portal をインストールするためにはOracleAS Infrastructure と同

じマシンにインストールする場合には 15GB 以上異なるマシンにインス

トールする場合には 1GB 以上の物理メモリが必要です次のコマンドで

確認してください grep MemTotal procmeminfo

メモリ容量が少ない場合使用していないソフトウェアは停止してくだ

さい他のソフトウェアがメモリを使用しているとインストーラを起

動できない場合があります

2 ディスク容量の確認

OracleAS Portal をインストールするためには11GB 以上の空きディスク

容量が必要です次のコマンドで確認してください df -h

3 スワップ領域の確認

OracleAS Infrastructure インストールするためには15GB 以上のスワップ

Oracle Application Server 10g(904) for Linux x86 インストール手順 ~Portal編~ 7

領域が必要です次のコマンドで確認してください grep SwapTotal procmeminfo

4 X Serverの確認

Oracle Universal Installer を GUI 環境で実行するためには256 色以上の表

示が可能な X Serverが必要です次のコマンドで確認してください usrX11R6binxdpyinfo | grep window (省略) depth of root window 16 planes

(省略)

depth of root windowの値が 8以上である必要があります

ソフトウェア要件の確認(Red Hat Enterprise Linux21の場合) 次の作業を rootユーザーで行ってください

1 OSのバージョンを確認

次のコマンドで OSのバージョンを確認してください cat etcissue Red Hat Linux Advanced Server release 21ASyenm (Pensacola)

2 カーネルのバージョンの確認

kernel-249-e25以上が必要です次のコマンドで確認してください uname -r 249-e25

バージョンが kernel-249-e25未満の場合はRed Hat社のWebサイトから

カーネルをダウンロードしてバージョンアップしてください

3 ソフトウェアパッケージの確認

glibc-224-32 package glibc-224-32

gcc-296-1081

pdksh-5214-13

openmotif-2130

sysstat-401

compat-glibc-62-2132

libstdc++-296-108181

これらのパッケージがインストールされている必要があります次のコマ

ンドで確認してください

Oracle Application Server 10g(904) for Linux x86 インストール手順 ~Portal編~ 8

rpm -q glibc gcc pdksh openmotif sysstat compat-glibc ibstdc++ glibc-224-32 gcc-296-1081 pdksh-5214-13 openmotif-2130 sysstat-401 compat-glibc-62-2132 libstdc++-296-108181

パッケージが存在しない場合またはパッケージのバージョンが低い場合

はRed Hat Enterprise Linuxに付属の CD-ROMか Red Hat社のWebサイト

からパッケージを入手しインストールまたはバージョンアップを行って

ください

参考 rpmによるパッケージのインストールバージョンアップ方法

パッケージのインストール

rpm ndashivh ltパッケージ名gt

パッケージのバージョンアップ

rpm ndashUvh ltパッケージ名gt ソフトウェア要件の確認(Red Hat Enterprise Linux 30の場合) 次の作業を rootユーザーで行ってください

1 OSのバージョンを確認

次のコマンドで OSのバージョンを確認してください cat etcissue Red Hat Enterprise Linux AS release 3 (Taroon)

2 カーネルのバージョンの確認

kernel-2421-4-EL以上が必要です次のコマンドで確認してください uname -r 2421-4-EL

3 ソフトウェアパッケージの確認

glibc-232-953

gcc-323-20

setarch-13-1

pdksh-5214

openmotif21-2130-8

Oracle Application Server 10g(904) for Linux x86 インストール手順 ~Portal編~ 9

gnome-libs-141290-341

compat-glibc-7x-224325

compat-gcc-73-296122

compat-libstdc++-73-296122

compat-libstdc++-devel-73-296122

compat-gcc-c++-73-296122

sysstat-4007 compat-glibc-62-2132

これらのパッケージがインストールされている必要があります次のコマ

ンドで確認してください rpm -q glibc gcc pdksh openmotif sysstat compat-glibc ibstdc++ glibc-224-32 gcc-296-1081 pdksh-5214-13 openmotif-2130 sysstat-401 compat-glibc-62-2132 libstdc++-296-108181

パッケージが存在しない場合またはパッケージのバージョンが低い場合

はRed Hat Enterprise Linuxに付属の CD-ROMか Red Hat社のWebサイト

からパッケージを入手しインストールまたはバージョンアップを行って

ください

参考 rpmによるパッケージのインストールバージョンアップ方法

パッケージのインストール

rpm ndashivh ltパッケージ名gt

パッケージのバージョンアップ

rpm ndashUvh ltパッケージ名gt

4 次のシンボリックリンクが存在するのを確認してください

cd usrbin

ls -l gcc g++

gcc -gt gcc296

g++ -gt g++296

5 hugemem カーネルが使用されている場合は次のコマンドを使用してア

ーキテクチャを設定します

setarch i386

Oracle Application Server 10g(904) for Linux x86 インストール手順 ~Portal編~ 10

6 Patch 3006854 を適用します

Oracle Application Server 10g (904) JP Update CDに含まれる Patch3006854

を適用してください

このパッチによってファイル「etcldsopreload」が存在しなければ作成さ

れ次の行が追加されます etclibcwaitso

ソフトウェア要件の確認(MIRACLE LINUX Standard Edition V21の場合) 次の作業を rootユーザーで行ってください

1 OSのバージョンを確認

次のコマンドで OSのバージョンを確認してください cat etcissue Miracle Linux Standard Edition V21(Stylax)

2 カーネルのバージョンの確認MIRACLE LINUX Oracle9i Release 2対応キ

ットのインストール

MIRACLE LINUXの購入時期によってはMIRACLE LINUXのインストー

ル後にMIRACLE LINUX Oracle9i Release 2対応キット(MIRACLE LINUX

Standard Edition V21を Oracle9i Release 2以降のバージョンに対応させるた

めのアップデートパッケージ集以降 R2 キット)を適用する必要があり

ますMIRACLE LINUXのインストール CD-ROMもしくは現在のカーネ

ルバージョンを確認しください

MIRACLE LINUX Standard Edition V21 Update3をインストールされている

場合は R2キットの適用は必要ありません

CD-ROMに含まれるカーネルのバージョンの確認 mount mntcdrom ls mntcdromMiracleRPMSkernel

現在のカーネルのバージョンの確認 uname -r 249-e2532ml

カーネルのバージョンが kernel-249-3122ml であれば次の手順で R2 キ

ットを適用してください

Oracle Application Server 10g(904) for Linux x86 インストール手順 ~Portal編~ 11

① MIRACLE LINUXのインストール

② R2キットのインストール

③ その他セキュリティパッチなどの適用(任意)

さらにカーネルのバージョンが kernel-249-e2532ml 未満の場合は

MIRACLE LINUX 社の Web サイトからカーネルをダウンロードして

kernel-249-e2532ml以上にバージョンアップしてください

3 ソフトウェアパッケージの確認

glibc-224-34ml

gcc-2953-5ml

pdksh-5214-12

openmotif-2130-11

sysstat-407-2ml

compat-glibc-62-2132

libstdc++-2953-5ml

これらのパッケージがインストールされている必要があります次のコマ

ンドで確認してください rpm -q glibc gcc pdksh openmotif sysstat compat-glibc libstdc++ glibc-224-34ml gcc-2953-5ml pdksh-5214-12 openmotif-2130-11 sysstat-407-2ml compat-glibc-62-2132 libstdc++-2953-5ml

パッケージが存在しない場合またはパッケージのバージョンが低い場合

はMIRACLE LINUX に付属の CD-ROM(OpenMotif-2130 は R2 キットの

「MiracleRPMS」ディレクトリに存在します)あるいは MIRACLE LINUX

社の Web サイトからパッケージを入手しインストールまたはバージョン

アップを行ってください

参考 oranavi

MIRACLE LINUX にはOracle 製品のインストールを支援するツール

Install Navigator for Oracle(oranavi)が付属していますoranaviを使っ

たインストール方法につきましてはoranavi に付属のドキュメントを

参照してください

Oracle Application Server 10g(904) for Linux x86 インストール手順 ~Portal編~ 12

カーネルパラメータの設定 次の作業を rootユーザーで行ってください

1 semmslsemmnssemopmsemmniの値の確認

次のコマンドで確認します sbinsysctl ndasha | grep sem kernelsem = 256 32000 100 142 (推奨値)

値が推奨値未満の場合は6の手順を行ってください

2 shmallshmmaxsemmniの値の確認

次のコマンドで確認します sbinsysctl ndasha | grep shm kernelshmmni = 142 (推奨値) kernelshmall = 2097152 (推奨値) kernelshmmax = 2147483648 (推奨値) kernelshm-use-bigpages = 0

値が推奨値未満の場合は6の手順を行ってください

3 msgmaxmsgmnbmsgmniの値の確認

次のコマンドで確認します sbinsysctl ndasha | grep msg kernelmsgmnb = 65535 (推奨値) kernelmsgmni = 2878 (推奨値) kernelmsgmax = 8192 (推奨値)

値が推奨値未満の場合は6の手順を行ってください

4 fille-maxの値の確認

次のコマンドで確認します sbinsysctl ndasha | grep file-max fsfile-max = 131072 (推奨値)

値が推奨値未満の場合は6の手順を行ってください

5 ip_local_port_rangeの値の確認

次のコマンドで確認します sbinsysctl ndasha | grep ip_local_port_range netipv4ip_local_port_range = 20000 65000 (推奨値)

値が推奨値未満の場合は6の手順を行ってください

6 カーネルパラメータの変更

1~5 の手順で値が推奨値未満のものがある場合ファイル

Oracle Application Server 10g(904) for Linux x86 インストール手順 ~Portal編~ 13

「etcsysctlconf」を編集して必要な行を追加または変更してください vi etcsysctlconf kernelshmall = 2097152 kernelshmmax = 2147483648 kernelshmmni = 142 semaphores semmsl semmns semopm semmni kernelsem = 256 32000 100 142 fsfile-max = 131072 netipv4ip_local_port_range = 20000 65000 kernelmsgmni = 2878 kernelmsgmax = 8192 kernelmsgmnb = 65535

さらに次のコマンドでカーネルパラメータの現在の値を変更します sbinsysctl -p

コマンドの出力結果から値が正しいことを確認します値が誤っている

場合はもう一度ファイル「etcsysctlconf」を編集してこのコマンドを再

度実行します

ホスト名の確認 次の作業を rootユーザーで行ってください

1 ファイル「etchosts」の編集

次のようにドメイン名を含んだホスト名を最初に記述します IPアドレス ltホスト名gtltドメイン名gt ltホスト名gt

例 123456789 portal21mycompanycom portal21

ホスト名には次のような制限があります

「web」もしくは「portal」以外

255文字以内

2 複数のネットワークカードを持つ環境にインストールする場合

インストーラはファイル「etchosts」の最初の名前を使用します複数のネットワークカードを持つ場合は使用するホスト名が最初になるよう

に並べ替えてください

3 DHCP環境にインストールインストールする場合

Linux および Windows の場合は DHCP 環境へのインストールが可能です

DHCP 環境の場合は次のようにファイル「etchosts」を編集してくださ

Oracle Application Server 10g(904) for Linux x86 インストール手順 ~Portal編~ 14

127001 ltホスト名gtltドメイン名gt ltホスト名gt

例 127001 portal21mycompanycom portal21

4 hostnameコマンドの実行

hostname コマンドコマンドを実行してホスト名が設定されていることを

確認してください

hostname ホスト名の確認 localhostlocaldomain hostname portal21jporacdlecom ホスト名の設定 hostname 設定したホスト名の確認 portal21mycompanycom

インストールする OSユーザー作成 今回は同じマシンに既に OracleAS Infrastructureがインストールされているので

この手順は省略して以前と同じユーザー「oracleas」で Middle-Tier のインスト

ールを行いますOracleAS Infrastructureと異なるマシンにMiddle-Tierをインス

トールする場合などマシンに始めて Oracle Application Serverをインストール

する場合はこの手順の通りにインストール用のユーザーを作成してください

Oracle Application Serverを rootユーザーでインストールすることはできません

インストール用のユーザーを作成する必要があります以降の作業は root ユー

ザーで行ってください

1 インストール用グループ(oinstall)作成 groupadd oinstall

2 管理者用グループ(dba)作成 groupadd dba

3 インストール用ユーザー(oracleas)作成

ユーザー「oracleas」をデフォルトグループ「oinstall」サブグループ

「dba」として作成しますなお Oracle Application Server を root ユーザー

でインストールすることはできません必ずインストール用のユーザーを

作成してください useradd -g oinstall -G dba oracleas

4 作成したユーザー「oracleas」のパスワード設定

Oracle Application Server 10g(904) for Linux x86 インストール手順 ~Portal編~ 15

passwd oracleas New password

5 ユーザー「oracleas」のシェル制限の設定

ファイル「etcprofile」に次の内容を追加します「 $USER = oracleas 」

「 $SHELL = binksh 」といった大括弧の内側の文字列の両端には必

ず空白を 1つ入れてください(空白がないとエラーになります) if [ $USER = oracleas ] then if [ $SHELL = binksh ] then ulimit ndashp 16384 gtdevnull 2gtamp1 ulimit ndashn 16384 gtdevnull 2gtamp1 else ulimit ndashu 16384 ndashn 16384 gtdevnull 2gtamp1 fi fi

6 ハードリミットの変更

ユーザーのシェル制限を有効にするためにハードリミットを変更します

ハードリミットとはroot ユーザーだけが変更可能な上限値で一般ユー

ザーは現在のシェル制限をハードリミットの値まで変更できますハード

リミットを変更するためにはファイル「etcsecuritylimitsconf」に次

の 2行を追加します hard nofile 16384 hard nproc 16384

7 環境変数の設定

① 作成したユーザー「oracleas」でログイン su - oracleas

② 環境変数の確認

次のコマンドを実行して環境変数の設定を確認してください $ env

DISPLAY

「ハードウェア用件の確認」で確認した X Serverを指定します

TMPTMPDIR

これらの環境変数に250MB 以上空いているディレクトリを設定

してください

PATHCLASSPATHLD_LIBRARY_PATH

Oracle Application Server 10g(904) for Linux x86 インストール手順 ~Portal編~ 16

これらの環境変数に既存もしくはこれからインストールを行う

Oracle ホームディレクトリが含まれていないことを確認してく

ださい

LD_BIND_NOWORACLE_HOMEORA_NLS33TNS_ADMIN

設定されている場合は解除してください

LANG

「ja_JPeucJP」と設定してください(ご使用の Linux のキャラクタ

セットが EUC以外の場合はそれに応じて変更してください)

8 インストール先のディレクトリの書き込み権限の確認

今回はディレクトリ「optoracle」以下に Oracle Application Server をイン

ストールしますこのディレクトリが存在しなければ作成しまたユーザ

ー「oracleas」が書き込み権限を持っていることを確認してください

Oracle Application Server 10g(904) for Linux x86 インストール手順 ~Portal編~ 17

インストール作業 1 インストールユーザー「oracleas」でログイン

su ndash oracleas Password

2 環境変数 TMPTMPDIRに指定したディレクトリの空き領域を確認

環境変数 TMP と TMPDIR に指定したディレクトリに 250MB 以上の空き容量が

あるかどうかを確認します $ df ndashk $TMP $ df ndashk $TMPDIR

3 Oracle Application Serverのメディアをセット

Oracle Application Serverの Disk1を CD-ROMドライブに挿入してマウントしま

$ mount mntcdrom

4 ポート番号を指定してインストールする場合 Oracle Application Server 10g(904)のインストーラはインストール時にポート番

号の競合を回避してサービスにポートを自動的に割り当てます

インストール時に OracleAS Infrastructureが使用するポート番号を指定したい場合

は次の作業を行ってください

次のようなポート番号の競合を回避します

実行中のプロセスが使用中のポート

etcservicesファイルで指定されているポート

同一 OS ユーザーで既にインストールされている Oracle ApplicationServer 10g(904)に割り当てられているポート

① staticportsiniファイルを作成

インストールメディアの Disk1 に存在するテンプレートをローカルディス

クにコピーします $ cp mntcdromstageResponsestaticportsini optoraclestaticportsini

② ローカルディスクにコピーした staticportsiniファイルを編集

ポート番号をファイル「optoraclestaticportsini」で指定します各コンポー

ネントについてポート番号を指定し「」を削除して有効にします指定し

ないコンポーネントについてはインストーラが自動的にポート番号を割り

当てますOracleAS Portalにアクセスするために HTTPと HTTPSが一般的に

使用するポート番号である 80 と 443 を使用したい場合は例えば次のように

Oracle HTTP Server(OHS)OracleAS Web Cacheの使用するポート番号を指定

します J2EE and Web Cache Oracle HTTP Server port = 80 Oracle HTTP Server Listen port = 8889 Oracle HTTP Server SSL port = 443 Oracle HTTP Server Listen (SSL) port = 4444 Oracle HTTP Server Diagnostic port = port_num Oracle HTTP Server Jserv port = port_num Java Object Cache port = port_num DCM Java Object Cache port = port_num Oracle Notification Server Request port = port_num Oracle Notification Server Local port = port_num Oracle Notification Server Remote port = port_num Application Server Control port = port_num Application Server Control RMI port = port_num Oracle Management Agent port = port_num Web Cache HTTP Listen port = 80 Web Cache HTTP Listen (SSL) port = 443 Web Cache Administration port = port_num Web Cache Invalidation port = port_num Web Cache Statistics port = port_num Log Loader port = port_num Business Intelligence and Forms Discoverer OSAgent port = port_num Reports Services SQLNet port = port_num Infrastructure Oracle Internet Directory port = port_num Oracle Internet Directory (SSL) port = port_num Oracle Certificate Authority SSL Server Authentication port = port_num Oracle Certificate Authority SSL Mutual Authentication port = port_num

ポート番号に関する注意

Oracle Enterprise Manager Application Server Control のポート番号をインス

トール後に変更することはできません

OracleAS Infrastructure のインストール中にMetadata Repository を格納する

ために作成された データベースはポート番号 1521248124828080

9090 を使用しますそのため OracleAS Infrastructure と同一のマシンに

Middle-Tier をインストールする場合はこれらのポート番号を指定しないで

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 19

ください

65536以上のポート番号を指定することはできません

1024 未満のポート番号を指定する場合はroot ユーザーとしてコンポーネン

トを実行する必要がありますインストール終了時にインストーラではその

コンポーネントを起動できないのでインストール中に後述のような追加手

順を実行する必要があります

競合しているポート番号を指定した場合はインストール後に実行される構

成ツールが正常に終了しない可能性がありますその場合はこの資料の最後

に記述されている方法に従って Oracle Application Serverをアンインストール

した後ポート番号の指定を変更してから再インストールしてください

OracleAS Portal を使用するためには「Oracle HTTP Server port」と「Web

Cache HTTP Listen port」「Oracle HTTP Server SSL port」と「Web Cache HTTP

Listen (SSL) port」に指定するポート番号が一致している必要があります

5 インストーラの起動

次のコマンドを実行して Oracle Universal Installer(OUI)を起動します

インストール中にディスクの入れ替えが発生しますのでマウントポイントデ

ィレクトリ内でインストーラを起動しないことをお薦めしますもしマウントポ

イントディレクトリ内でインストーラを起動した場合インストーラの起動後

にカレントディレクトリを他のディレクトリに変更してください $ mntcdromrunInstaller

インストール時に OracleAS Portalが使用するポート番号を指定する場合は作成

した staticportsini ファイルを使ってインストーラを起動する必要がありますパ

ラメータの文法は OracleAS の Infrastructure をインストールする場合とは異なる

ので注意してくださいまた改行せずに入力してください $ mntcdromrunInstaller oracleiappserveriapptops_staticPorts=optoraclestaticportsini

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 20

Oracle Application Server 10g(904)ではインストーラによってシステム要件の

事前チェックが行われシステム要件が満たされていないと「Error

~Continue (yn) [n] 」というメッセージが表示されますメッセージの内容

を確認してから「n」と入力してインストールを中断しインストール事前準

備の各項目をもう一度チェックしてください

MIRACLE LINUXではシステム要件の事前チェックのいくつかの項目につい

て「Failed」と表示されます最後に「Error Packages version not per

Installation requirementContinue (yn) [n] 」と表示されますが表示されるメッ

セージを確認しインストール事前準備の各項目をもう一度チェックした上で

「y」と入力してインストールを継続してください

OUI が起動されると最初に次のようなスプラッシュが表示されます(数秒から

十数秒かかる場合があります)

6 「ようこそ」画面

「次へ」をクリックします

7 マシンに初めて Oracle製品をインストールする場合

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 21

今回はマシンに既に OracleAS Infrastructureがインストールされているので次の

ような画面は表示されません初めてマシンに Oracle製品をインストールすると

きには次のような画面が表示されますので指示に従って適切な情報を入力し

ます

① 「インベントリディレクトリの指定」画面

インベントリにはOracle製品のインストール情報が格納されます

今回は「optoracleoraInventory」を指定します「インベントリディレク

トリのフルパスの入力」に「optoracleoraInventory」と入力して「OK」を

クリックします

② 「UNIXグループ名」画面

インベントリディレクトリの書き込み権限を持つ OS グループの名前を入

力します

今回は「oinstall」を指定します「UNIX グループ名」に「oinstall」と入力し

て「次へ」をクリックしてください

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 22

③ orainstRootshの実行

次のようなダイアログが表示されます

「続行」をクリックする前にrootユーザーで

「optoracleoraInventoryorainstRootsh」を実行してください $ su Password optoracleoraInventoryorainstRootsh Oracleインベントリポインタファイルを作成しています(etcoraInstloc) 次のグループ名を変更します optoracleoraInventory 新規グループ名 oinstall

orainstRootsh実行後ダイアログに戻り「続行」をクリックします

8 「ファイルの場所の指定」画面

インストールする OracleAS インスタンスを識別する名前とインストールする

先のディレクトリを指定します今回は「インストール先」に「portal」「パ

ス」に「optoracleproduct904portal」と指定してくださいインストール先のデ

ィレクトリが存在しない場合はインストーラにより自動的に作成されます

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 23

「次へ」をクリックしてください

9 「インストールする製品の選択」画面

「製品の言語」をクリックして「選択された言語」に「日本語」が含まれてい

ることを確認してください含まれていない場合は「使用可能な言語」で「日

本語」をクリックしてから「gt」アイコンをクリックして日本語を選択し

「OK」をクリックしてください

「インストールする製品の選択」画面で「OracleAS Application Server 10g」が選択

されているのを確認して「次へ」をクリックします

10 「インストールタイプの選択」画面

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 24

「Portal and Wireless」を選択して「次へ」をクリックします

11 「Middle-Tierインストールの手順のプレビュー」画面

インストール手順のプレビュー画面が表示されます

確認して「次へ」をクリックします

12 「インストール前の要件の確認」画面

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 25

チェックボックスをチェックし「次へ」をクリックします

13 「構成オプションの選択」画面

インストール時に実行する構成ツールを選択します

「OracleAS Portal」にチェックがついているのを確認して「次へ」をクリックし

ます

14 「Oracle Internet Directoryへの登録」画面

利用する OracleAS Infrastructureの Oracle Internet Directory(OID)にアクセスするた

めの情報を入力します

OracleAS Infrastructureの OIDが稼動しているホスト名とポート番号を入力します

今回は OracleAS Infrastructure と同じマシンにインストールしているので

「Host」には現在インストールを行っているマシンの名前を「ltホスト名gtltド

メイン名gt」形式で入力してください「Port」には「Oracle Application Server 10g

for Linux インストール手順 ~Infrastructure 編~」の「インストール後の確認」

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 26

の「サービスのポートの確認」で確認した「Oracle Internet Directory port」の値

を入力してください(デフォルトでは「3060」です)

入力が完了したら「次へ」をクリックしてください

15 「Oracle Internet Directoryに対するログインの指定」画面

OIDに管理ユーザー「cn=orcladmin」でログインするための情報を入力します

「Password」には OracleAS Infrastructureをインストールしたときに「ias_admin」

のパスワードとして指定した値を入力して「次へ」をクリックしてください

16 「OracleAS Metadata Repositoryの選択」画面

Metadata Repository がインストールされているデータベースに対する接続情報を

入力します

デフォルト値が適切なのを確認して「次へ」をクリックします

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 27

17 「インスタンス名と ias_adminパスワードの指定」画面

インストールする Oracle Application Server に一意の名前を付け管理ユーザー

「ias_admin」のパスワードを指定します

今回は「インスタンス名」に「 portal」「 ias_admin のパスワード」に

「oracle10g」と入力してくださいまた Oracle Application Server を管理する

Application Server Controlにはユーザー「ias_admin」でログインするためこ

こで指定したパスワードは必ず覚えておいてください

ユーザー「ias_admin」のパスワードに指定可能な文字列には次のような制限

があります

数字 1文字以上を含む英数字 5文字以上であること

また指定するインスタンス名には次のような制限があります

英数字(A~Za~z0~9)およびrdquo$rdquordquo_rdquoのみ使用可能

1 つのマシンに複数の OracleAS インスタンスが存在する場合は各イン

スタンス名は一意でなくてはならない

「次へ」をクリックします

18 「サマリー」画面

インストールされるコンポーネントの一覧が表示されます

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 28

内容を確認して「インストール」をクリックします

19 「インストール」画面

① インストール中

次のような画面が表示されてインストールが開始されます

② CD-ROMの交換

インストールの途中次のようなダイアログが表示されます

指示に従って CD-ROMを交換し「OK」をクリックしてください

例 umount mntcdrom

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 29

eject

インストールメディアの交換 mount mntcdrom

③ rootshの実行

次のようなダイアログが表示されます

「OK」をクリックする前にOracle Application Server をインストールするデ

ィレクトリ(今回は「optoracleproduct904portal」)に存在する「rootsh」を

rootユーザーで実行してください $ su Password optoracleproduct904portalrootsh Running OracleAS rootsh script The following environment variables are set as ORACLE_OWNER= oracleas ORACLE_HOME= optoracleproduct904portal Enter the full pathname of the local bin directory [Defaultusrlocalbin] 「ENTER」キーを押す The file dbhome already exists in usrlocalbin Overwrite it (yn) [n] y 「y」キーを押す

Copying dbhome to usrlocalbin The file oraenv already exists in usrlocalbin Overwrite it (yn) [n] y 「y」キーを押す Copying oraenv to usrlocalbin The file coraenv already exists in usrlocalbin Overwrite it (yn) [n] y 「y」キーを押す Copying coraenv to usrlocalbin Creating etcoratab file Adding entry to etcoratab file Entries will be added to the etcoratab file as needed by Database Configuration Assistant when a database is created Finished running generic part of rootsh script Now product-specific root actions will be performed

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 30

今回のように同じマシンに既に Oracle 製品がインストールされている場合は

ディレクトリ「 usrlocalbin」に存在するファイル「dbhome」「oraenv」

「coraenv」を上書きするかどうか聞かれますのですべて「y」で上書きして

ください

またインストール開始時にファイル「staticportsini」を使用してOracle HTTP

Serverや OracleAS Web Cacheが 1024未満のポート番号を使用するように指定し

た場合は次のコマンドを実行してください $ su Password cd optoracleproduct904portalApacheApachebin chown root apachectl OHSが 1024未満の chmod 6750 apachectl ポート番号を使用する場合 cd optoracleproduct904portalwebcachebin chown root webcached OracleAS Web Cacheが 1024未満の chmod 6750 webcached ポート番号を使用する場合

実行後ダイアログに戻り「OK」をクリックします

20 「Configuration Assistant」画面

次の画面のように構成ツールが自動的に実行されます

構成ツールが全て終了するのをお待ちください

21 「インストールの終了」画面

インストールが正常に終了すると「OracleAS Infrastructure 10gのインストールが

成功しました」というメッセージとOracle HTTP Server にアクセスするための

URLが表示されます

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 31

「終了」をクリックすると次のようなダイアログが表示されます

「はい」をクリックしインストーラを終了します

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 32

インストール後の確認 インストール後は全てのサービスが起動しています各サービスの画面にアクセスし

動作確認しましょう

Oracle HTTP ServerOracleAS Web Cache のポート番号と Oracle Enterprise Manager

Application Server Control のポート番号を確認しそのポート番号を使用して OracleAS

Portalと Application Server Control にアクセスします

サービスのポート番号の確認

1 ファイル「optoracleproduct904portalinstallportlistini」の確認

このファイルはインストール時に割り当てられたポート番号になります「Oracle

HTTP Server port」「Web Cache HTTP Listen port」 (この 2 つは同じ値 )と

「Application Server Control port」の値を確認してください

例 [System] Host Name = portal21mycompanycom [Ports] Oracle HTTP Server port = 80 Oracle HTTP Server Listen port = 8889 Oracle HTTP Server SSL port = 443 Oracle HTTP Server Listen (SSL) port = 4444 Oracle HTTP Server Diagnostic port = 7201 Application Server Control RMI port = 1851 Oracle Notification Server Request port = 6004 Oracle Notification Server Local port = 6101 Oracle Notification Server Remote port = 6201 Java Object Cache port = 7011 Log Loader port = 44001 DCM Java Object Cache port = 7102 Oracle Management Agent port = 1831 Application Server Control port = 1811 Oracle HTTP Server Listen port = 8889 Oracle HTTP Server Listen (SSL) port = 4444 Web Cache HTTP Listen port = 80 Web Cache HTTP Listen (SSL) port = 443 Web Cache Administration port = 4000 Web Cache Invalidation port = 4001 Web Cache Statistics port = 4002 Oracle Net Listener = 1521 Discoverer OSAgent Port = 16003 Reports Services SQLNet port = 1950 Reports Services Visigenics CORBA port = 14000

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 33

OracleAS Portalの「ようこそ」画面の確認 1 OracleAS Portalの「ようこそ」画面へのアクセス

ブラウザを起動し次の URLにアクセスしてください

httpltホスト名gtltドメイン名gtltポート番号gtplsportal

ltホスト名gtltドメイン名gtltポート番号gtについては「インストールの終了」画面

に表示される Oracle HTTP Server にアクセスするための URLまたはファイル

「 optoracleproduct904portalinstallportlistini」の「Host Name」項目および

「Oracle HTTP Server port」もしくは「Web Cache HTTP Listen port」項目の値を参

照してください

右上の「ログイン」をクリックしてください

2 OracleAS Single Sign-Onへのログイン

OracleAS Single Sign-Onのログイン画面が表示されます「

ユーザー名orcladmin

パスワードOracleAS Infrastructure のインストール時に指定した「ias_admin」の

パスワード(今回は「oracle10g」)

と入力してください

3 OracleAS Portalの管理画面へのアクセス

OracleAS Portal の管理画面が表示されます画面上方に表示されるタブをクリッ

クすることでさまざまな管理機能に切り替えて表示することができます

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 34

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 35

Web管理コンソール Application Server Controlの確認 Application Server Control はコンポーネントの起動停止や設定の変更アプリケー

ションの配布を行うためのWeb管理コンソールです

1 Application Server Controlへのアクセス

ブラウザを起動し次の URLにアクセスしてください

httpltホスト名ドメイン名gtltポート番号gt

ltホスト名gtltドメイン名gtについては「インストールの終了」画面に表示され

る Oracle HTTP Server にアクセスするための URLまたはファイル

「optoracleproduct904infrainstallportlistini」の「Host Name」項目ltポート

番号gtについては「Application Server Control port」項目の値を参照してください

ログインダイアログが表示されます

ユーザー名ias_admin

パスワードOracleAS Infrastructure のインストール時に指定した「ias_admin」の

パスワード(今回は「oracle10g」)

と入力してください

2 次のページが表示されます

ここで「スタンドアロンインスタンス」項目に表示されるリンク(ltMiddle-

Tier の OracleAS インスタンス名gtltマシンのホスト名gtltマシンのドメイン名gt

例 「portalportal21mycompanycom」)をクリックすると次の画面が表示され

ます

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 36

この画面からOracleAS Portal の各コンポーネントの起動停止や設定変更ア

プリケーションのデプロイなどの管理作業を行うことができますなお後述の

ようにコンポーネントの起動停止はコマンドラインのツール「opmnctl」か

ら行うことも可能ですまた設定の変更やアプリケーションのデプロイはコ

マンドラインのツール「dcmctl」から行うことも可能です

OracleAS Portal をインストールした直後はOracleAS Portal が提供するすべて

のサービスが起動しています

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 37

サービスの起動停止 OracleAS Portalを起動停止するための手順を紹介します

インストールユーザーの環境変数の設定 各サービスを起動停止するためにはユーザー「oracleas」でログインした後適切

な環境変数を設定する必要があります次のファイル「portal_env」は環境変数設定

の一例です export LANG=ja_JPeucJP export ORACLE_SID=asdb export ORACLE_HOME=optoracleproduct904portal export LD_LIBRARY_PATH=$ORACLE_HOMElib$LD_LIBRARY_PATH export PATH=usrbinusrlocalbinbinusrX11R6bin $ORACLE_HOMEbin$ORACLE_HOMEopmnbin$ORACLE_HOMEdcmbin $PATH export NLS_LANG=Japanese_JapanJA16EUC

「usrbin」が環境変数 PATH に含まれる最初のディレクトリとなるよう設定してくだ

さい

環境変数を設定するためには次のコマンドを実行してください $ portal_env

設定した環境変数を確認するためには次のコマンドを実行してください $ env

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 38

OracleAS Portalの起動 OracleAS Portalを起動するための手順は次の通りです

1 OracleAS Infrastructureの起動(OracleAS Infrastructureが起動していない場合)

2 ユーザー「oracleas」でログインして適切な環境変数を設定 $ portal_env

3 OracleAS Portalの提供するサービスの起動 $ $ORACLE_HOMEopmnbinopmnctl startall opmnctl starting opmn and all managed processes

4 Application Server Controlの起動 $ emctl start iasconsole TZ set to Japan Oracle Enterprise Manager 10g Application Server Control 90400 Copyright (c) 2002 2003 Oracle Corporation All rights reserved Starting Oracle 10g Application Server Control started

OracleAS Portalの起動が完了しましたOracleAS Portalの提供するすべてのサービス

が使用可能になりした

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 39

OracleAS Portalの停止

OracleAS Portalを停止するための手順は次の通りです

1 ユーザー「oracleas」でログインして適切な環境変数を設定 $ portal_env

2 Application Server Controlの停止 $ emctl stop iasconsole TZ set to Japan Oracle Enterprise Manager 10g Application Server Control 90400 Copyright (c) 2002 2003 Oracle Corporation All rights reserved Stopping Oracle 10g Application Server Control Stopped

3 OracleAS Portalの提供するサービスの停止 $ $ORACLE_HOMEopmnbinopmnctl stopall opmnctl stopping opmn and all managed processes

4 OracleAS Infrastructureの停止(OracleAS Infrastructureも停止したい場合)

OracleAS Portalの停止が完了しました

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 40

運用上の注意 インストール後に必要な注意点について記述します

PDKについて

OracleAS Portalの提供するポータルフレームワークではポータルページは「ポー

トレット」と呼ばれるモジュールによって構成されます

既存社内

システム

シングル

サインオン

検索フォーム

OTN Japan

ポートレットの開発は OracleAS Portal が提

ますがPDK(Portal Developer Kit)と呼ばれ

細かく応じたポートレットを作成すること

ルページの構築を可能にする「Web Clipp

トやその他いくつかのサンプルも含まれ

PDK を使用する場合には最新版を Ora

URL(もしくはサポートセンター)から入手し

httpotnoraclecojptechportletindexhtml

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal

ポートレッ

Excite Japan 天気予報

日経BP

BizTech News

Portal Web アプリケーション

コンテンツ管理

供するウィザードによって行うこともでき

る開発キットを用いることでニーズにきめ

もできますまた PDK には効率的なポータ

ing」や「Omni Portlet」といったポートレッ

ます

cle Technology Network Japan (OTN)の次の

てください

編~ 41

Portalスキーマのパスワードの変更

OracleAS Portal を運用するにあたってはPortal スキーマ (デフォルトでは Metadata

Repository と同一の DB インスタンスのスキーマ「portal」にPortal リポジトリが作成

されます)に SQLPlus でログインして作業を行う必要がある場合がありますPortal

スキーマのパスワードはインストール直後はランダムな値に設定されていますその値

は Oracle Internet Directory(OID)に格納されているので管理ツール Oracle Directory

Manageを使用して確認することができます

① Oracle Directory Managerの起動

まず OracleAS Infrastructure で Oracle Directory Manager を起動しますユーザー

「oracleas」でログインしOracleAS Infrastructure用の適切な環境変数を設定して

次のコマンドを実行します

$ infra_env $ $ORACLE_HOMEbinoidadmin

② ログイン画面

次のようなログイン画面が表示されます

初めて Oracle Directory Manager から OID にアクセスする際にはOID が稼動して

いるサーバのホスト名などの情報を入力する必要があります アイコンをクリ

ックしてくださいなお 2 回目移行のアクセスでは②~⑤の手順は省略されます

③ OIDの登録

編集する OIDを登録するための画面が表示されます

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 42

「追加」をクリックしてください

④ OIDの情報の入力

OIDが稼動しているホスト名とポート番号を入力する画面が表示されます

「サーバー」には OracleAS Infrastructureをインストールしたマシンの名前を「ltホ

スト名gtltドメイン名gt」形式で入力してください「ポート」には「インストール

後の確認」の「サービスのポートの確認」で確認した「Oracle Internet Directory

port」の値を入力してください(デフォルトでは「3060」です)入力が完了したら

「OK」をクリックします

⑤ OIDの選択

Oracle Directory Managerで編集する OIDを選択します

今入力したホスト名とポート番号が表示されている列を選択して反転させて「選

択」をクリックします

⑥ OIDへのログイン

ユーザー名パスワードを入力します

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 43

「ユーザー」に OID の管理ユーザーである「orcladmin」「パスワード」には

OracleAS Infrastructure のインストール中に「ias_admin」のパスワードとして指定し

た値(今回は「oracle10g」)を入力して「ログイン」をクリックしてください

⑦ Portalスキーマのパスワードの格納されているエントリ

次のような OIDの初期画面が表示されます

画面左側のナビゲータペインを次のように辿ってください

エントリ管理

gt cn=OracleContext

gt cn=Products

gt cn=IAS

gtcn=IAS Infrastructure Database

gt orclReferenceName=iasdbltInfrastructureのドメイン名gt

gt OrclResourceName=Portal

gt orclpasswordattribute

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 44

⑧ Portalスキーマのパスワードの確認

画面右側の属性「orclpasswordattribute」の値が「Portal」スキーマのパスワードを示

しています

また Portal スキーマのパスワードを変更する場合一般的な DB のスキーマのように

SQLPlusなどから直接変更してはいけませんPortalスキーマのパスワードの情報は

mod_plsql の DAD などでも保持されておりそれらに対しても同時に変更を反映する

必要がありますそのため Portal スキーマや SSO のパスワードの変更はApplication

Server Control から行いますSSO スキーマのパスワードの変更方法については

「Oracle Application Server 10g(904) for Linux x86 インストール手順 ~Infrastructure編

~」を参照してくださいPotalスキーマのパスワードの変更方法は次の通りです

① インスタンスのホームページの表示

WebブラウザでApplication Server Controlのインスタンスのホームページにアクセ

スします

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 45

「Infrastructure」タブを表示してください

② 「Infrastructure」タブの表示

「Infrastructure」タブが表示されます

ページ左下のリンク「スキーマパスワードの変更」をクリックします

③ パスワードの変更画面の表示

パスワードの変更画面が表示されます

パスワードの変更画面で「PORTAL」にチェックをつけて選択し「パスワード」

及び「パスワードの確認」項目に設定したいパスワードを入力します入力が完

了したら「OK」をクリックします

④ パスワードの変更結果の確認画面の表示

パスワードの変更結果の確認画面が表示されます

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 46

⑤ インスタンスのホームページの表示

Portalスキーマのパスワードを変更した場合Oracle HTTP Serverを再起動する必要

があります再びインスタンスのホームページにアクセスしてください

「HTTP Server」にチェックをつけて選択し「再起動」をクリックしてください

⑥ Oracle HTTP Serverの再起動

次のような確認画面が表示されます

「はい」をクリックしてください

⑦ 再起動の処理中

再起動中は次のような画面が表示されます再起動が完了するまで暫くお待ちく

ださい

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 47

⑧ 再起動の完了

再起動が完了すると次のような画面が表示されます

これで Portalスキーマのパスワード変更が完了しました

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 48

アンインストール インストールした OracleAS Portalをアンインストールする手順は次の通りです

アンインストール作業

1 コンポーネントの停止

「サービスの起動停止」の章を参照してOracleAS Portal を停止しますなお

OracleAS Infrastructureは必ず起動しておいて下さい

2 インストーラの起動

インストールユーザー「oracleas」でログインして次のコマンドを実行しOracle

Universal Installerを起動します $ mntcdromrunInstaller

3 「ようこそ」画面

「製品の削除」をクリックします

4 削除するインスタンスの指定

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 49

削除するインスタンスをチェックします

今回は「portal」をチェックして「削除」をクリックします

5 確認ダイアログ

削除するコンポーネントの詳細が表示されます

「はい」をクリックしてください

6 削除ダイアログ

次のようなダイアログで削除の進行状況が表示されます

7 削除完了ダイアログ

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 50

削除が完了すると次のようなダイアログが表示されます

「閉じる」をクリックします

8 インストーラの終了

「取消」をクリックして OUIを終了します

9 ファイルディレクトリの削除

インストーラでは削除されないファイルやディレクトリがありますので手動で

削除します

① ORACLEホームディレクトリ

rootユーザーログインして削除した Oracle Application Serverインスタンスの

ORACLE ホームディレクトリを削除します次のコマンドを実行してくだ

さい $ su Password rm ndashrf optoracleproduct904portal

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 51

② etcoratabの削除済みインスタンスのエントリ

etcoratabファイルから削除したインスタンスに関する記述を削除します $ vi etcoratab This file is used by ORACLE utilities It is created by rootsh and updated by the Database Configuration Assistant when creating a database A colon is used as the field terminator A new line terminates the entry Lines beginning with a pound sign are comments Entries are of the form $ORACLE_SID$ORACLE_HOMEltN|Ygt The first and second fields are the system identifier and home directory of the database respectively The third filed indicates to the dbstart utility that the database should Y or should not N be brought up at system boot time Multiple entries with the same $ORACLE_SID are not allowed optoracleproduct904portalN この行を削除

10 OIDから OracleASインスタンス情報を削除

OracleAS Infrastructureの Oracle Internet Directory(OID)のエントリに格納されてい

るOracleASインスタンス情報を手動で削除します

ユーザー「oracleas」で OracleAS Infrastructure用に環境変数を設定して次のコマ

ンドを実行します $ ldapdelete -h ltOIDのホスト名gt -p ltOIDのポート番号gt -D cn=orcladmin -w ltorcladminのパスワードgt -x orclApplicationCommonName=ltOracleASインスタンス名gt cn=IAS Instancescn=IAScn=Productscn=OracleContext

ここでltOID のホスト名gtltOID のポート番号gtltorcladmin のパスワードgtは

インストール時に指定した OIDに関する情報と同じです

ltOracleAS インスタンス IDgtについては「管理ツール Application Server Control

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 52

の確認」で確認したltOracleAS インスタンス名gtltマシンのホスト名gtltマシン

のドメイン名gt(例 「portalportal21mycompanycom」)となります

例 $ ldapdelete -h portal21mycompanycom -p 3060 -D cn=orcladmin -w oracle10g -x orclapplicationcommonname=portalportal21mycompanycom cn=IAS Instancescn=IAScn=Productscn=OracleContext

OID に格納されている OracleAS インスタンスの情報はここで使用したコマ

ンドラインのツール「ldapdelete」の代わりにOracle Directory Manager で確認

および変更することもできますOracle Directory Manager の起動方法について

は「Oracle Application Server 10g for Linux インストール手順 ~Infrastructure編

~」の「運用上の注意」を参照してください

「エントリ管理」項目の「 cn=OracleContex cn=Products cn=IAS cn=IAS

Instances」の下の各エントリにOracleAS Infrastructure に関連付けられた

OracleAS インスタンスの情報が格納されています各エントリの属性

「orclapplicationcommonname」にOracleAS インスタンスの名前が格納されて

いますアンインストールした OracleAS インスタンスの情報が格納されている

エントリをクリックして選択し アイコンをクリックすると削除することが

できます

11 OracleAS Single Sign-Onのパートナアプリケーション情報を削除

OracleAS Single Sign-On にパートナアプリケーションとして登録されている

OracleAS Portalの情報を手動で削除します

① OracleAS Single Sign-Onへのアクセス

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 53

ブラウザを起動し次の URLにアクセスしてください

httpltホスト名ドメイン名gtltポート番号gtplsorasso

ltホスト名gtltドメイン名gtについてはOracleAS Infrastructure の Oracle HTTP

Server にアクセスするための値となります次のような画面が表示されます

画面右上の「ログイン」をクリックしてください

② OracleAS Single Sign-Onへのログイン

次のような OracleAS Single Sign-Onのログイン画面が表示されます

ユーザー名orcladmin

パスワード OracleAS Infrastructure のインストール時に指定した

「ias_admin」のパスワード(今回は「oracle10g」)

と入力してください ③ OracleAS Single Sign-Onのトップページ

OracleAS Single Sign-Onのトップページが表示されます

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 54

画面上方の「SSO Server管理」をクリックしてください

④ OracleAS Single Sign-Onの管理画面

3つの管理項目が表示されます

中央の「パートナアプリケーションの管理」をクリックしてください

⑤ パートナアプリケーションの管理

パートナアプリケーションの一覧が表示されます

ここでアンインストールした OracleAS Portalの情報を削除しますlt今回イン

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 55

ストールした Middle-Tierの OracleASインスタンス名gtltマシンのホスト名gtlt

マシンのドメイン名gt(例 「portalportal21mycompanycom」)と表記されてい

るパートナアプリケーション及び今回インストールした OracleAS

Portal(例 「Oracle Portal(portal)」)と表記されているパートナアプリケーシ

ョンの 2つについて左側の「 」アイコンをクリックして削除します

⑥ 確認画面

それぞれ次のような確認画面が表示されますので「はい」をクリックします

この作業を正確に行わないと次回以降の Middle-Tier のインストールで構成ツ

ールの実行に失敗する場合があります

12 OracleASインスタンス情報の確認

アンインストールした OracleASインスタンスの情報がOracleAS Infrastructureに

残っていないことを確認します

① Application Server Controlへのアクセス

ブラウザを起動し次の URLにアクセスしてください

httpltホスト名ドメイン名gtltポート番号gt

ltホスト名gtltドメイン名gtltポート番号gtについては OracleAS Infrastructure の

Application Server Controlにアクセスするための値を入力してくださいログイ

ンダイアログが表示されます

ユーザー名ias_admin

パスワードOracleAS Infrastructure のインストール時に指定した「ias_admin」の

パスワード(今回は「oracle10g」)

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 56

と入力してください

② 次の画面が表示されます

ここで「スタンドアロンインスタンス」項目に表示されるリンクにアンイ

ンストールした OracleAS インスタンスの名前が存在しないことを確認してくだ

さい存在していない場合はアンインストール作業は完了ですもし存在し

ている場合は次の手順に進んでください

③ Middle-Tierの OracleASインスタンス情報の手動削除

Middle-Tier のインストールを強制終了した場合などMiddle-Tier の情報が残っ

ていることがありますその場合はユーザー「oracleas」でログインし

OracleAS Infrastructure 用の適切な環境変数を設定して次のコマンドを実行し

ます $ infra_env $ $ORACLE_HOMEdcmbindcmctl destroyinstance ndashi ltOracleASインスタンス名gt

ここでlt OracleAS インスタンス名gtは削除する OracleAS インスタンス名です

以上で OracleASのMiddle-Tierのアンインストールは完了です

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 57

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ビス名は米国 Oracle Corporation の商標または登録商標ですその他の製品名及びサービス名はそれぞれの所有者の商標または登録商標の可能性があります

  • はじめに
  • 目次
    • 前提
      • インストール概要
      • インストール
        • インストール事前準備
          • ハードウェア要件の確認
          • ソフトウェア要件の確認(Red Hat Enterprise Linux21の場合)
          • ソフトウェア要件の確認(Red Hat Enterprise Linux 30の場合)
          • ソフトウェア要件の確認(MIRACLE LINUX Standard Edition V21の場合)
          • カーネルパラメータの設定
          • ホスト名の確認
          • インストールするOSユーザー作成
            • インストール作業
            • インストール後の確認
              • サービスのポート番号の確認
              • OracleAS Portalの「ようこそ」画面の確認
              • Web管理コンソールApplication Server Controlの確認
                  • サービスの起動停止
                    • インストールユーザーの環境変数の設定
                    • OracleAS Portalの起動
                    • OracleAS Portalの停止
                      • 運用上の注意
                        • PDKについて
                        • Portalスキーマのパスワードの変更
                          • アンインストール
                            • アンインストール作業

Oracle Application Server 10g(904) for Linux x86 インストール

(Portal 編)

はじめに こ の 資 料 は Oracle Application Server 10g (904) で Oracle Application

Server(OracleAS) Portal を使用するためにMiddle-Tier のインストールタイプ「Portal amp Wireless」をインストールするための手順書です

Oracle Application Server の J2EE アプリケーションやPortalDiscovererFormsReports といったアプリケーションの実行環境は基盤となるサービスを提供するOracle Application Server(OracleAS) Infrastructureと対比してMiddle-Tierと呼ばれますOracleAS Infrastructureは分散して配置されている Oracle Application Serverを統合管理するためのMetadata RepositoryPKI環境を提供する Identity Managementの基盤となる Web シングルサインオンシステムやディレクトリサーバプライベート認証局などから構成されます

Oracle Application Server の Middle-Tier に は 「 J2EE amp Web Cache 」 「PortalampWireless」「BIampForms」という 3 つのインストールタイプがあり用途によって選択しますOracleAS Portal を使用するためにはインストールタイプ「PortalampWireless」か「BIampForms」をインストールします「PortalampWireless」と「BIampForms」ではOracleAS Infrastructureが提供する機能を必要とするため事前にOracleAS Infrastructure をインストールしておく必要があります(インストールタイプ「J2EE amp Web Cache」ではOracleAS Infrastructureは必須ではありません)よってOracleAS Portalを使用するためには「Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Infrastructure 編~」に従ってOracleAS Infrastructure をインストールしておく必要があります 詳細に関しては各プラットフォーム別に提供されている『Oracle Application Server

10g インストレーションガイド』『Oracle Application Server 10g クイックインストレーションおよびアップグレードガイド』および『Oracle Application Server 10g リリースノート』をご参照くださいこれらのドキュメントは Oracle Technology Network Japanからダウンロード可能です

httpotnoraclecojpdocumentindexhtml

Oracle Application Server 10g(904) for Linux x86 インストール手順 ~Portal編~ 2

目次 はじめに 2 目次 3 前提 4

インストール概要 5 インストール 7 インストール事前準備 7 ハードウェア要件の確認 7 ソフトウェア要件の確認(Red Hat Enterprise Linux21の場合) 8 ソフトウェア要件の確認(Red Hat Enterprise Linux 30の場合) 9 ソフトウェア要件の確認(MIRACLE LINUX Standard Edition V21の場合) 11 カーネルパラメータの設定 13 ホスト名の確認14 インストールするOSユーザー作成15 インストール作業18 インストール後の確認 33 サービスのポート番号の確認 33 OracleAS Portalの「ようこそ」画面の確認34 Web管理コンソールApplication Server Controlの確認 36

サービスの起動停止 38 インストールユーザーの環境変数の設定 38 OracleAS Portalの起動39 OracleAS Portalの停止40

運用上の注意 41 PDKについて 41 Portalスキーマのパスワードの変更 42

アンインストール 49 アンインストール作業 49

Oracle Application Server 10g(904) for Linux x86 インストール手順 ~Portal編~ 3

前提

この資料で記述されている手順は次の Linux ディストリビューションパッケージを

対象にしています

Red Hat Enterprise Linux ASES 21 Red Hat Enterprise Linux ASES 30 MIRACLE LINUX Standard Edition V21(Oracle9i Release2対応キット適用済または Update 3以降)

また作業をおこなうシェルとして bashを利用することを前提としています この資料に従って OracleAS Portal をインストールすると企業情報ポータルを構築するためのポータルフレームワークが使用できますOracleAS Portal の使い方については製品に付属の次のマニュアルを参照してください Oracle Application Server Portal Configuration Guide 10g(904) Oracle Application Server Portal Users Guide 10g (904) Oracle Application Server Portal Error Messages Guide 10g(904)

Middle-Tier のインストールタイプ「PortalampWireless」や「BIampForms」を利用するためにはOracleAS Infrastructureが必要ですOracleAS Infrastructureとは異なるマシンに Middle-Tier をインストールすることもできますがこの資料では「Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Infrastructure編~」に従ってインストールされた OracleAS Infrastructure と同じマシンにMiddle-Tier をインストールタイプ「PortalampWireless」でインストールする構成の手順を説明します

~Portal編~ 4 Oracle Application Server 10g(904) for Linux x86 インストール手順

MetaDataRepository

IdentityManagementOIDSSOOCA

ホスト名 portal21 mycompanycom

Application Server Control Application Server Control

OracleHTTPServer

Web Cache

Portal amp Wireless- Portal

Infrastructure Middle-Tier

インストール時インストール後にInfrastrucureに関連付け

関連付け

図 1 インストール構成

インストール概要 インストールは次の手順で行います

インストール事前準備

OracleAS Portalのインストール

インストール後の確認

bullハードウェア要件確認bullソフトウェア要件確認bullカーネルパラメータの設定bullホスト名の確認bullインストールするOSユーザーの作成

bullOracle Universal Installerを起動インストール

bull動作確認

図 2 インストールステップ

Oracle Application Server 10gはOracle Universal Installerによって GUIでインストールしますOracle Universal Installerはインストールを開始する前にシステム要件が満たされているかどうかチェックしますOracleAS Portal ではユーザーの管理にOracleAS Infrastructure の Identity Management を利用するのでOracle Universal Installer でのインストール中に利用する OracleAS Infrastructure の情報の入力を求められます

Oracle Application Server 10g(904) for Linux x86 インストール手順 ~Portal編~ 5

Oracle Universal Installerによるインストールは次の手順で行います

終了

ようこそ

oraInventoryの指定

インストールする製品の選択

インストールタイプの選択

プリインストール要件の確認

構成オプションの選択

関連付けるInfrastructureの選択

ファイルの場所を指定

インスタンス名管理者パスワードの入力

構成ツールの実行

図 3 Oracle Universal Installerのステップ

Oracle Application Server 10g(904) for Linux x86 インストール手順 ~Portal編~ 6

インストール 次の 3つのステップに分けて手順を説明します 1 インストール事前準備 2 インストール作業 3 インストール後の確認

インストール事前準備 インストール前にシステム要件を確認しますOracle Application Server

10g(904)ではインストーラ(Oracle Universal Installer)によってシステム要件

の事前チェックが行われ要件が満たされていないとインストールを開始できま

せんインストールを開始する前に以降の手順に従って必ずシステム要件を確

認してください

ハードウェア要件の確認 次の作業を rootユーザーで行ってください

1 メモリ容量の確認

OracleAS Portal をインストールするためにはOracleAS Infrastructure と同

じマシンにインストールする場合には 15GB 以上異なるマシンにインス

トールする場合には 1GB 以上の物理メモリが必要です次のコマンドで

確認してください grep MemTotal procmeminfo

メモリ容量が少ない場合使用していないソフトウェアは停止してくだ

さい他のソフトウェアがメモリを使用しているとインストーラを起

動できない場合があります

2 ディスク容量の確認

OracleAS Portal をインストールするためには11GB 以上の空きディスク

容量が必要です次のコマンドで確認してください df -h

3 スワップ領域の確認

OracleAS Infrastructure インストールするためには15GB 以上のスワップ

Oracle Application Server 10g(904) for Linux x86 インストール手順 ~Portal編~ 7

領域が必要です次のコマンドで確認してください grep SwapTotal procmeminfo

4 X Serverの確認

Oracle Universal Installer を GUI 環境で実行するためには256 色以上の表

示が可能な X Serverが必要です次のコマンドで確認してください usrX11R6binxdpyinfo | grep window (省略) depth of root window 16 planes

(省略)

depth of root windowの値が 8以上である必要があります

ソフトウェア要件の確認(Red Hat Enterprise Linux21の場合) 次の作業を rootユーザーで行ってください

1 OSのバージョンを確認

次のコマンドで OSのバージョンを確認してください cat etcissue Red Hat Linux Advanced Server release 21ASyenm (Pensacola)

2 カーネルのバージョンの確認

kernel-249-e25以上が必要です次のコマンドで確認してください uname -r 249-e25

バージョンが kernel-249-e25未満の場合はRed Hat社のWebサイトから

カーネルをダウンロードしてバージョンアップしてください

3 ソフトウェアパッケージの確認

glibc-224-32 package glibc-224-32

gcc-296-1081

pdksh-5214-13

openmotif-2130

sysstat-401

compat-glibc-62-2132

libstdc++-296-108181

これらのパッケージがインストールされている必要があります次のコマ

ンドで確認してください

Oracle Application Server 10g(904) for Linux x86 インストール手順 ~Portal編~ 8

rpm -q glibc gcc pdksh openmotif sysstat compat-glibc ibstdc++ glibc-224-32 gcc-296-1081 pdksh-5214-13 openmotif-2130 sysstat-401 compat-glibc-62-2132 libstdc++-296-108181

パッケージが存在しない場合またはパッケージのバージョンが低い場合

はRed Hat Enterprise Linuxに付属の CD-ROMか Red Hat社のWebサイト

からパッケージを入手しインストールまたはバージョンアップを行って

ください

参考 rpmによるパッケージのインストールバージョンアップ方法

パッケージのインストール

rpm ndashivh ltパッケージ名gt

パッケージのバージョンアップ

rpm ndashUvh ltパッケージ名gt ソフトウェア要件の確認(Red Hat Enterprise Linux 30の場合) 次の作業を rootユーザーで行ってください

1 OSのバージョンを確認

次のコマンドで OSのバージョンを確認してください cat etcissue Red Hat Enterprise Linux AS release 3 (Taroon)

2 カーネルのバージョンの確認

kernel-2421-4-EL以上が必要です次のコマンドで確認してください uname -r 2421-4-EL

3 ソフトウェアパッケージの確認

glibc-232-953

gcc-323-20

setarch-13-1

pdksh-5214

openmotif21-2130-8

Oracle Application Server 10g(904) for Linux x86 インストール手順 ~Portal編~ 9

gnome-libs-141290-341

compat-glibc-7x-224325

compat-gcc-73-296122

compat-libstdc++-73-296122

compat-libstdc++-devel-73-296122

compat-gcc-c++-73-296122

sysstat-4007 compat-glibc-62-2132

これらのパッケージがインストールされている必要があります次のコマ

ンドで確認してください rpm -q glibc gcc pdksh openmotif sysstat compat-glibc ibstdc++ glibc-224-32 gcc-296-1081 pdksh-5214-13 openmotif-2130 sysstat-401 compat-glibc-62-2132 libstdc++-296-108181

パッケージが存在しない場合またはパッケージのバージョンが低い場合

はRed Hat Enterprise Linuxに付属の CD-ROMか Red Hat社のWebサイト

からパッケージを入手しインストールまたはバージョンアップを行って

ください

参考 rpmによるパッケージのインストールバージョンアップ方法

パッケージのインストール

rpm ndashivh ltパッケージ名gt

パッケージのバージョンアップ

rpm ndashUvh ltパッケージ名gt

4 次のシンボリックリンクが存在するのを確認してください

cd usrbin

ls -l gcc g++

gcc -gt gcc296

g++ -gt g++296

5 hugemem カーネルが使用されている場合は次のコマンドを使用してア

ーキテクチャを設定します

setarch i386

Oracle Application Server 10g(904) for Linux x86 インストール手順 ~Portal編~ 10

6 Patch 3006854 を適用します

Oracle Application Server 10g (904) JP Update CDに含まれる Patch3006854

を適用してください

このパッチによってファイル「etcldsopreload」が存在しなければ作成さ

れ次の行が追加されます etclibcwaitso

ソフトウェア要件の確認(MIRACLE LINUX Standard Edition V21の場合) 次の作業を rootユーザーで行ってください

1 OSのバージョンを確認

次のコマンドで OSのバージョンを確認してください cat etcissue Miracle Linux Standard Edition V21(Stylax)

2 カーネルのバージョンの確認MIRACLE LINUX Oracle9i Release 2対応キ

ットのインストール

MIRACLE LINUXの購入時期によってはMIRACLE LINUXのインストー

ル後にMIRACLE LINUX Oracle9i Release 2対応キット(MIRACLE LINUX

Standard Edition V21を Oracle9i Release 2以降のバージョンに対応させるた

めのアップデートパッケージ集以降 R2 キット)を適用する必要があり

ますMIRACLE LINUXのインストール CD-ROMもしくは現在のカーネ

ルバージョンを確認しください

MIRACLE LINUX Standard Edition V21 Update3をインストールされている

場合は R2キットの適用は必要ありません

CD-ROMに含まれるカーネルのバージョンの確認 mount mntcdrom ls mntcdromMiracleRPMSkernel

現在のカーネルのバージョンの確認 uname -r 249-e2532ml

カーネルのバージョンが kernel-249-3122ml であれば次の手順で R2 キ

ットを適用してください

Oracle Application Server 10g(904) for Linux x86 インストール手順 ~Portal編~ 11

① MIRACLE LINUXのインストール

② R2キットのインストール

③ その他セキュリティパッチなどの適用(任意)

さらにカーネルのバージョンが kernel-249-e2532ml 未満の場合は

MIRACLE LINUX 社の Web サイトからカーネルをダウンロードして

kernel-249-e2532ml以上にバージョンアップしてください

3 ソフトウェアパッケージの確認

glibc-224-34ml

gcc-2953-5ml

pdksh-5214-12

openmotif-2130-11

sysstat-407-2ml

compat-glibc-62-2132

libstdc++-2953-5ml

これらのパッケージがインストールされている必要があります次のコマ

ンドで確認してください rpm -q glibc gcc pdksh openmotif sysstat compat-glibc libstdc++ glibc-224-34ml gcc-2953-5ml pdksh-5214-12 openmotif-2130-11 sysstat-407-2ml compat-glibc-62-2132 libstdc++-2953-5ml

パッケージが存在しない場合またはパッケージのバージョンが低い場合

はMIRACLE LINUX に付属の CD-ROM(OpenMotif-2130 は R2 キットの

「MiracleRPMS」ディレクトリに存在します)あるいは MIRACLE LINUX

社の Web サイトからパッケージを入手しインストールまたはバージョン

アップを行ってください

参考 oranavi

MIRACLE LINUX にはOracle 製品のインストールを支援するツール

Install Navigator for Oracle(oranavi)が付属していますoranaviを使っ

たインストール方法につきましてはoranavi に付属のドキュメントを

参照してください

Oracle Application Server 10g(904) for Linux x86 インストール手順 ~Portal編~ 12

カーネルパラメータの設定 次の作業を rootユーザーで行ってください

1 semmslsemmnssemopmsemmniの値の確認

次のコマンドで確認します sbinsysctl ndasha | grep sem kernelsem = 256 32000 100 142 (推奨値)

値が推奨値未満の場合は6の手順を行ってください

2 shmallshmmaxsemmniの値の確認

次のコマンドで確認します sbinsysctl ndasha | grep shm kernelshmmni = 142 (推奨値) kernelshmall = 2097152 (推奨値) kernelshmmax = 2147483648 (推奨値) kernelshm-use-bigpages = 0

値が推奨値未満の場合は6の手順を行ってください

3 msgmaxmsgmnbmsgmniの値の確認

次のコマンドで確認します sbinsysctl ndasha | grep msg kernelmsgmnb = 65535 (推奨値) kernelmsgmni = 2878 (推奨値) kernelmsgmax = 8192 (推奨値)

値が推奨値未満の場合は6の手順を行ってください

4 fille-maxの値の確認

次のコマンドで確認します sbinsysctl ndasha | grep file-max fsfile-max = 131072 (推奨値)

値が推奨値未満の場合は6の手順を行ってください

5 ip_local_port_rangeの値の確認

次のコマンドで確認します sbinsysctl ndasha | grep ip_local_port_range netipv4ip_local_port_range = 20000 65000 (推奨値)

値が推奨値未満の場合は6の手順を行ってください

6 カーネルパラメータの変更

1~5 の手順で値が推奨値未満のものがある場合ファイル

Oracle Application Server 10g(904) for Linux x86 インストール手順 ~Portal編~ 13

「etcsysctlconf」を編集して必要な行を追加または変更してください vi etcsysctlconf kernelshmall = 2097152 kernelshmmax = 2147483648 kernelshmmni = 142 semaphores semmsl semmns semopm semmni kernelsem = 256 32000 100 142 fsfile-max = 131072 netipv4ip_local_port_range = 20000 65000 kernelmsgmni = 2878 kernelmsgmax = 8192 kernelmsgmnb = 65535

さらに次のコマンドでカーネルパラメータの現在の値を変更します sbinsysctl -p

コマンドの出力結果から値が正しいことを確認します値が誤っている

場合はもう一度ファイル「etcsysctlconf」を編集してこのコマンドを再

度実行します

ホスト名の確認 次の作業を rootユーザーで行ってください

1 ファイル「etchosts」の編集

次のようにドメイン名を含んだホスト名を最初に記述します IPアドレス ltホスト名gtltドメイン名gt ltホスト名gt

例 123456789 portal21mycompanycom portal21

ホスト名には次のような制限があります

「web」もしくは「portal」以外

255文字以内

2 複数のネットワークカードを持つ環境にインストールする場合

インストーラはファイル「etchosts」の最初の名前を使用します複数のネットワークカードを持つ場合は使用するホスト名が最初になるよう

に並べ替えてください

3 DHCP環境にインストールインストールする場合

Linux および Windows の場合は DHCP 環境へのインストールが可能です

DHCP 環境の場合は次のようにファイル「etchosts」を編集してくださ

Oracle Application Server 10g(904) for Linux x86 インストール手順 ~Portal編~ 14

127001 ltホスト名gtltドメイン名gt ltホスト名gt

例 127001 portal21mycompanycom portal21

4 hostnameコマンドの実行

hostname コマンドコマンドを実行してホスト名が設定されていることを

確認してください

hostname ホスト名の確認 localhostlocaldomain hostname portal21jporacdlecom ホスト名の設定 hostname 設定したホスト名の確認 portal21mycompanycom

インストールする OSユーザー作成 今回は同じマシンに既に OracleAS Infrastructureがインストールされているので

この手順は省略して以前と同じユーザー「oracleas」で Middle-Tier のインスト

ールを行いますOracleAS Infrastructureと異なるマシンにMiddle-Tierをインス

トールする場合などマシンに始めて Oracle Application Serverをインストール

する場合はこの手順の通りにインストール用のユーザーを作成してください

Oracle Application Serverを rootユーザーでインストールすることはできません

インストール用のユーザーを作成する必要があります以降の作業は root ユー

ザーで行ってください

1 インストール用グループ(oinstall)作成 groupadd oinstall

2 管理者用グループ(dba)作成 groupadd dba

3 インストール用ユーザー(oracleas)作成

ユーザー「oracleas」をデフォルトグループ「oinstall」サブグループ

「dba」として作成しますなお Oracle Application Server を root ユーザー

でインストールすることはできません必ずインストール用のユーザーを

作成してください useradd -g oinstall -G dba oracleas

4 作成したユーザー「oracleas」のパスワード設定

Oracle Application Server 10g(904) for Linux x86 インストール手順 ~Portal編~ 15

passwd oracleas New password

5 ユーザー「oracleas」のシェル制限の設定

ファイル「etcprofile」に次の内容を追加します「 $USER = oracleas 」

「 $SHELL = binksh 」といった大括弧の内側の文字列の両端には必

ず空白を 1つ入れてください(空白がないとエラーになります) if [ $USER = oracleas ] then if [ $SHELL = binksh ] then ulimit ndashp 16384 gtdevnull 2gtamp1 ulimit ndashn 16384 gtdevnull 2gtamp1 else ulimit ndashu 16384 ndashn 16384 gtdevnull 2gtamp1 fi fi

6 ハードリミットの変更

ユーザーのシェル制限を有効にするためにハードリミットを変更します

ハードリミットとはroot ユーザーだけが変更可能な上限値で一般ユー

ザーは現在のシェル制限をハードリミットの値まで変更できますハード

リミットを変更するためにはファイル「etcsecuritylimitsconf」に次

の 2行を追加します hard nofile 16384 hard nproc 16384

7 環境変数の設定

① 作成したユーザー「oracleas」でログイン su - oracleas

② 環境変数の確認

次のコマンドを実行して環境変数の設定を確認してください $ env

DISPLAY

「ハードウェア用件の確認」で確認した X Serverを指定します

TMPTMPDIR

これらの環境変数に250MB 以上空いているディレクトリを設定

してください

PATHCLASSPATHLD_LIBRARY_PATH

Oracle Application Server 10g(904) for Linux x86 インストール手順 ~Portal編~ 16

これらの環境変数に既存もしくはこれからインストールを行う

Oracle ホームディレクトリが含まれていないことを確認してく

ださい

LD_BIND_NOWORACLE_HOMEORA_NLS33TNS_ADMIN

設定されている場合は解除してください

LANG

「ja_JPeucJP」と設定してください(ご使用の Linux のキャラクタ

セットが EUC以外の場合はそれに応じて変更してください)

8 インストール先のディレクトリの書き込み権限の確認

今回はディレクトリ「optoracle」以下に Oracle Application Server をイン

ストールしますこのディレクトリが存在しなければ作成しまたユーザ

ー「oracleas」が書き込み権限を持っていることを確認してください

Oracle Application Server 10g(904) for Linux x86 インストール手順 ~Portal編~ 17

インストール作業 1 インストールユーザー「oracleas」でログイン

su ndash oracleas Password

2 環境変数 TMPTMPDIRに指定したディレクトリの空き領域を確認

環境変数 TMP と TMPDIR に指定したディレクトリに 250MB 以上の空き容量が

あるかどうかを確認します $ df ndashk $TMP $ df ndashk $TMPDIR

3 Oracle Application Serverのメディアをセット

Oracle Application Serverの Disk1を CD-ROMドライブに挿入してマウントしま

$ mount mntcdrom

4 ポート番号を指定してインストールする場合 Oracle Application Server 10g(904)のインストーラはインストール時にポート番

号の競合を回避してサービスにポートを自動的に割り当てます

インストール時に OracleAS Infrastructureが使用するポート番号を指定したい場合

は次の作業を行ってください

次のようなポート番号の競合を回避します

実行中のプロセスが使用中のポート

etcservicesファイルで指定されているポート

同一 OS ユーザーで既にインストールされている Oracle ApplicationServer 10g(904)に割り当てられているポート

① staticportsiniファイルを作成

インストールメディアの Disk1 に存在するテンプレートをローカルディス

クにコピーします $ cp mntcdromstageResponsestaticportsini optoraclestaticportsini

② ローカルディスクにコピーした staticportsiniファイルを編集

ポート番号をファイル「optoraclestaticportsini」で指定します各コンポー

ネントについてポート番号を指定し「」を削除して有効にします指定し

ないコンポーネントについてはインストーラが自動的にポート番号を割り

当てますOracleAS Portalにアクセスするために HTTPと HTTPSが一般的に

使用するポート番号である 80 と 443 を使用したい場合は例えば次のように

Oracle HTTP Server(OHS)OracleAS Web Cacheの使用するポート番号を指定

します J2EE and Web Cache Oracle HTTP Server port = 80 Oracle HTTP Server Listen port = 8889 Oracle HTTP Server SSL port = 443 Oracle HTTP Server Listen (SSL) port = 4444 Oracle HTTP Server Diagnostic port = port_num Oracle HTTP Server Jserv port = port_num Java Object Cache port = port_num DCM Java Object Cache port = port_num Oracle Notification Server Request port = port_num Oracle Notification Server Local port = port_num Oracle Notification Server Remote port = port_num Application Server Control port = port_num Application Server Control RMI port = port_num Oracle Management Agent port = port_num Web Cache HTTP Listen port = 80 Web Cache HTTP Listen (SSL) port = 443 Web Cache Administration port = port_num Web Cache Invalidation port = port_num Web Cache Statistics port = port_num Log Loader port = port_num Business Intelligence and Forms Discoverer OSAgent port = port_num Reports Services SQLNet port = port_num Infrastructure Oracle Internet Directory port = port_num Oracle Internet Directory (SSL) port = port_num Oracle Certificate Authority SSL Server Authentication port = port_num Oracle Certificate Authority SSL Mutual Authentication port = port_num

ポート番号に関する注意

Oracle Enterprise Manager Application Server Control のポート番号をインス

トール後に変更することはできません

OracleAS Infrastructure のインストール中にMetadata Repository を格納する

ために作成された データベースはポート番号 1521248124828080

9090 を使用しますそのため OracleAS Infrastructure と同一のマシンに

Middle-Tier をインストールする場合はこれらのポート番号を指定しないで

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 19

ください

65536以上のポート番号を指定することはできません

1024 未満のポート番号を指定する場合はroot ユーザーとしてコンポーネン

トを実行する必要がありますインストール終了時にインストーラではその

コンポーネントを起動できないのでインストール中に後述のような追加手

順を実行する必要があります

競合しているポート番号を指定した場合はインストール後に実行される構

成ツールが正常に終了しない可能性がありますその場合はこの資料の最後

に記述されている方法に従って Oracle Application Serverをアンインストール

した後ポート番号の指定を変更してから再インストールしてください

OracleAS Portal を使用するためには「Oracle HTTP Server port」と「Web

Cache HTTP Listen port」「Oracle HTTP Server SSL port」と「Web Cache HTTP

Listen (SSL) port」に指定するポート番号が一致している必要があります

5 インストーラの起動

次のコマンドを実行して Oracle Universal Installer(OUI)を起動します

インストール中にディスクの入れ替えが発生しますのでマウントポイントデ

ィレクトリ内でインストーラを起動しないことをお薦めしますもしマウントポ

イントディレクトリ内でインストーラを起動した場合インストーラの起動後

にカレントディレクトリを他のディレクトリに変更してください $ mntcdromrunInstaller

インストール時に OracleAS Portalが使用するポート番号を指定する場合は作成

した staticportsini ファイルを使ってインストーラを起動する必要がありますパ

ラメータの文法は OracleAS の Infrastructure をインストールする場合とは異なる

ので注意してくださいまた改行せずに入力してください $ mntcdromrunInstaller oracleiappserveriapptops_staticPorts=optoraclestaticportsini

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 20

Oracle Application Server 10g(904)ではインストーラによってシステム要件の

事前チェックが行われシステム要件が満たされていないと「Error

~Continue (yn) [n] 」というメッセージが表示されますメッセージの内容

を確認してから「n」と入力してインストールを中断しインストール事前準

備の各項目をもう一度チェックしてください

MIRACLE LINUXではシステム要件の事前チェックのいくつかの項目につい

て「Failed」と表示されます最後に「Error Packages version not per

Installation requirementContinue (yn) [n] 」と表示されますが表示されるメッ

セージを確認しインストール事前準備の各項目をもう一度チェックした上で

「y」と入力してインストールを継続してください

OUI が起動されると最初に次のようなスプラッシュが表示されます(数秒から

十数秒かかる場合があります)

6 「ようこそ」画面

「次へ」をクリックします

7 マシンに初めて Oracle製品をインストールする場合

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 21

今回はマシンに既に OracleAS Infrastructureがインストールされているので次の

ような画面は表示されません初めてマシンに Oracle製品をインストールすると

きには次のような画面が表示されますので指示に従って適切な情報を入力し

ます

① 「インベントリディレクトリの指定」画面

インベントリにはOracle製品のインストール情報が格納されます

今回は「optoracleoraInventory」を指定します「インベントリディレク

トリのフルパスの入力」に「optoracleoraInventory」と入力して「OK」を

クリックします

② 「UNIXグループ名」画面

インベントリディレクトリの書き込み権限を持つ OS グループの名前を入

力します

今回は「oinstall」を指定します「UNIX グループ名」に「oinstall」と入力し

て「次へ」をクリックしてください

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 22

③ orainstRootshの実行

次のようなダイアログが表示されます

「続行」をクリックする前にrootユーザーで

「optoracleoraInventoryorainstRootsh」を実行してください $ su Password optoracleoraInventoryorainstRootsh Oracleインベントリポインタファイルを作成しています(etcoraInstloc) 次のグループ名を変更します optoracleoraInventory 新規グループ名 oinstall

orainstRootsh実行後ダイアログに戻り「続行」をクリックします

8 「ファイルの場所の指定」画面

インストールする OracleAS インスタンスを識別する名前とインストールする

先のディレクトリを指定します今回は「インストール先」に「portal」「パ

ス」に「optoracleproduct904portal」と指定してくださいインストール先のデ

ィレクトリが存在しない場合はインストーラにより自動的に作成されます

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 23

「次へ」をクリックしてください

9 「インストールする製品の選択」画面

「製品の言語」をクリックして「選択された言語」に「日本語」が含まれてい

ることを確認してください含まれていない場合は「使用可能な言語」で「日

本語」をクリックしてから「gt」アイコンをクリックして日本語を選択し

「OK」をクリックしてください

「インストールする製品の選択」画面で「OracleAS Application Server 10g」が選択

されているのを確認して「次へ」をクリックします

10 「インストールタイプの選択」画面

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 24

「Portal and Wireless」を選択して「次へ」をクリックします

11 「Middle-Tierインストールの手順のプレビュー」画面

インストール手順のプレビュー画面が表示されます

確認して「次へ」をクリックします

12 「インストール前の要件の確認」画面

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 25

チェックボックスをチェックし「次へ」をクリックします

13 「構成オプションの選択」画面

インストール時に実行する構成ツールを選択します

「OracleAS Portal」にチェックがついているのを確認して「次へ」をクリックし

ます

14 「Oracle Internet Directoryへの登録」画面

利用する OracleAS Infrastructureの Oracle Internet Directory(OID)にアクセスするた

めの情報を入力します

OracleAS Infrastructureの OIDが稼動しているホスト名とポート番号を入力します

今回は OracleAS Infrastructure と同じマシンにインストールしているので

「Host」には現在インストールを行っているマシンの名前を「ltホスト名gtltド

メイン名gt」形式で入力してください「Port」には「Oracle Application Server 10g

for Linux インストール手順 ~Infrastructure 編~」の「インストール後の確認」

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 26

の「サービスのポートの確認」で確認した「Oracle Internet Directory port」の値

を入力してください(デフォルトでは「3060」です)

入力が完了したら「次へ」をクリックしてください

15 「Oracle Internet Directoryに対するログインの指定」画面

OIDに管理ユーザー「cn=orcladmin」でログインするための情報を入力します

「Password」には OracleAS Infrastructureをインストールしたときに「ias_admin」

のパスワードとして指定した値を入力して「次へ」をクリックしてください

16 「OracleAS Metadata Repositoryの選択」画面

Metadata Repository がインストールされているデータベースに対する接続情報を

入力します

デフォルト値が適切なのを確認して「次へ」をクリックします

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 27

17 「インスタンス名と ias_adminパスワードの指定」画面

インストールする Oracle Application Server に一意の名前を付け管理ユーザー

「ias_admin」のパスワードを指定します

今回は「インスタンス名」に「 portal」「 ias_admin のパスワード」に

「oracle10g」と入力してくださいまた Oracle Application Server を管理する

Application Server Controlにはユーザー「ias_admin」でログインするためこ

こで指定したパスワードは必ず覚えておいてください

ユーザー「ias_admin」のパスワードに指定可能な文字列には次のような制限

があります

数字 1文字以上を含む英数字 5文字以上であること

また指定するインスタンス名には次のような制限があります

英数字(A~Za~z0~9)およびrdquo$rdquordquo_rdquoのみ使用可能

1 つのマシンに複数の OracleAS インスタンスが存在する場合は各イン

スタンス名は一意でなくてはならない

「次へ」をクリックします

18 「サマリー」画面

インストールされるコンポーネントの一覧が表示されます

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 28

内容を確認して「インストール」をクリックします

19 「インストール」画面

① インストール中

次のような画面が表示されてインストールが開始されます

② CD-ROMの交換

インストールの途中次のようなダイアログが表示されます

指示に従って CD-ROMを交換し「OK」をクリックしてください

例 umount mntcdrom

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 29

eject

インストールメディアの交換 mount mntcdrom

③ rootshの実行

次のようなダイアログが表示されます

「OK」をクリックする前にOracle Application Server をインストールするデ

ィレクトリ(今回は「optoracleproduct904portal」)に存在する「rootsh」を

rootユーザーで実行してください $ su Password optoracleproduct904portalrootsh Running OracleAS rootsh script The following environment variables are set as ORACLE_OWNER= oracleas ORACLE_HOME= optoracleproduct904portal Enter the full pathname of the local bin directory [Defaultusrlocalbin] 「ENTER」キーを押す The file dbhome already exists in usrlocalbin Overwrite it (yn) [n] y 「y」キーを押す

Copying dbhome to usrlocalbin The file oraenv already exists in usrlocalbin Overwrite it (yn) [n] y 「y」キーを押す Copying oraenv to usrlocalbin The file coraenv already exists in usrlocalbin Overwrite it (yn) [n] y 「y」キーを押す Copying coraenv to usrlocalbin Creating etcoratab file Adding entry to etcoratab file Entries will be added to the etcoratab file as needed by Database Configuration Assistant when a database is created Finished running generic part of rootsh script Now product-specific root actions will be performed

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 30

今回のように同じマシンに既に Oracle 製品がインストールされている場合は

ディレクトリ「 usrlocalbin」に存在するファイル「dbhome」「oraenv」

「coraenv」を上書きするかどうか聞かれますのですべて「y」で上書きして

ください

またインストール開始時にファイル「staticportsini」を使用してOracle HTTP

Serverや OracleAS Web Cacheが 1024未満のポート番号を使用するように指定し

た場合は次のコマンドを実行してください $ su Password cd optoracleproduct904portalApacheApachebin chown root apachectl OHSが 1024未満の chmod 6750 apachectl ポート番号を使用する場合 cd optoracleproduct904portalwebcachebin chown root webcached OracleAS Web Cacheが 1024未満の chmod 6750 webcached ポート番号を使用する場合

実行後ダイアログに戻り「OK」をクリックします

20 「Configuration Assistant」画面

次の画面のように構成ツールが自動的に実行されます

構成ツールが全て終了するのをお待ちください

21 「インストールの終了」画面

インストールが正常に終了すると「OracleAS Infrastructure 10gのインストールが

成功しました」というメッセージとOracle HTTP Server にアクセスするための

URLが表示されます

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 31

「終了」をクリックすると次のようなダイアログが表示されます

「はい」をクリックしインストーラを終了します

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 32

インストール後の確認 インストール後は全てのサービスが起動しています各サービスの画面にアクセスし

動作確認しましょう

Oracle HTTP ServerOracleAS Web Cache のポート番号と Oracle Enterprise Manager

Application Server Control のポート番号を確認しそのポート番号を使用して OracleAS

Portalと Application Server Control にアクセスします

サービスのポート番号の確認

1 ファイル「optoracleproduct904portalinstallportlistini」の確認

このファイルはインストール時に割り当てられたポート番号になります「Oracle

HTTP Server port」「Web Cache HTTP Listen port」 (この 2 つは同じ値 )と

「Application Server Control port」の値を確認してください

例 [System] Host Name = portal21mycompanycom [Ports] Oracle HTTP Server port = 80 Oracle HTTP Server Listen port = 8889 Oracle HTTP Server SSL port = 443 Oracle HTTP Server Listen (SSL) port = 4444 Oracle HTTP Server Diagnostic port = 7201 Application Server Control RMI port = 1851 Oracle Notification Server Request port = 6004 Oracle Notification Server Local port = 6101 Oracle Notification Server Remote port = 6201 Java Object Cache port = 7011 Log Loader port = 44001 DCM Java Object Cache port = 7102 Oracle Management Agent port = 1831 Application Server Control port = 1811 Oracle HTTP Server Listen port = 8889 Oracle HTTP Server Listen (SSL) port = 4444 Web Cache HTTP Listen port = 80 Web Cache HTTP Listen (SSL) port = 443 Web Cache Administration port = 4000 Web Cache Invalidation port = 4001 Web Cache Statistics port = 4002 Oracle Net Listener = 1521 Discoverer OSAgent Port = 16003 Reports Services SQLNet port = 1950 Reports Services Visigenics CORBA port = 14000

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 33

OracleAS Portalの「ようこそ」画面の確認 1 OracleAS Portalの「ようこそ」画面へのアクセス

ブラウザを起動し次の URLにアクセスしてください

httpltホスト名gtltドメイン名gtltポート番号gtplsportal

ltホスト名gtltドメイン名gtltポート番号gtについては「インストールの終了」画面

に表示される Oracle HTTP Server にアクセスするための URLまたはファイル

「 optoracleproduct904portalinstallportlistini」の「Host Name」項目および

「Oracle HTTP Server port」もしくは「Web Cache HTTP Listen port」項目の値を参

照してください

右上の「ログイン」をクリックしてください

2 OracleAS Single Sign-Onへのログイン

OracleAS Single Sign-Onのログイン画面が表示されます「

ユーザー名orcladmin

パスワードOracleAS Infrastructure のインストール時に指定した「ias_admin」の

パスワード(今回は「oracle10g」)

と入力してください

3 OracleAS Portalの管理画面へのアクセス

OracleAS Portal の管理画面が表示されます画面上方に表示されるタブをクリッ

クすることでさまざまな管理機能に切り替えて表示することができます

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 34

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 35

Web管理コンソール Application Server Controlの確認 Application Server Control はコンポーネントの起動停止や設定の変更アプリケー

ションの配布を行うためのWeb管理コンソールです

1 Application Server Controlへのアクセス

ブラウザを起動し次の URLにアクセスしてください

httpltホスト名ドメイン名gtltポート番号gt

ltホスト名gtltドメイン名gtについては「インストールの終了」画面に表示され

る Oracle HTTP Server にアクセスするための URLまたはファイル

「optoracleproduct904infrainstallportlistini」の「Host Name」項目ltポート

番号gtについては「Application Server Control port」項目の値を参照してください

ログインダイアログが表示されます

ユーザー名ias_admin

パスワードOracleAS Infrastructure のインストール時に指定した「ias_admin」の

パスワード(今回は「oracle10g」)

と入力してください

2 次のページが表示されます

ここで「スタンドアロンインスタンス」項目に表示されるリンク(ltMiddle-

Tier の OracleAS インスタンス名gtltマシンのホスト名gtltマシンのドメイン名gt

例 「portalportal21mycompanycom」)をクリックすると次の画面が表示され

ます

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 36

この画面からOracleAS Portal の各コンポーネントの起動停止や設定変更ア

プリケーションのデプロイなどの管理作業を行うことができますなお後述の

ようにコンポーネントの起動停止はコマンドラインのツール「opmnctl」か

ら行うことも可能ですまた設定の変更やアプリケーションのデプロイはコ

マンドラインのツール「dcmctl」から行うことも可能です

OracleAS Portal をインストールした直後はOracleAS Portal が提供するすべて

のサービスが起動しています

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 37

サービスの起動停止 OracleAS Portalを起動停止するための手順を紹介します

インストールユーザーの環境変数の設定 各サービスを起動停止するためにはユーザー「oracleas」でログインした後適切

な環境変数を設定する必要があります次のファイル「portal_env」は環境変数設定

の一例です export LANG=ja_JPeucJP export ORACLE_SID=asdb export ORACLE_HOME=optoracleproduct904portal export LD_LIBRARY_PATH=$ORACLE_HOMElib$LD_LIBRARY_PATH export PATH=usrbinusrlocalbinbinusrX11R6bin $ORACLE_HOMEbin$ORACLE_HOMEopmnbin$ORACLE_HOMEdcmbin $PATH export NLS_LANG=Japanese_JapanJA16EUC

「usrbin」が環境変数 PATH に含まれる最初のディレクトリとなるよう設定してくだ

さい

環境変数を設定するためには次のコマンドを実行してください $ portal_env

設定した環境変数を確認するためには次のコマンドを実行してください $ env

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 38

OracleAS Portalの起動 OracleAS Portalを起動するための手順は次の通りです

1 OracleAS Infrastructureの起動(OracleAS Infrastructureが起動していない場合)

2 ユーザー「oracleas」でログインして適切な環境変数を設定 $ portal_env

3 OracleAS Portalの提供するサービスの起動 $ $ORACLE_HOMEopmnbinopmnctl startall opmnctl starting opmn and all managed processes

4 Application Server Controlの起動 $ emctl start iasconsole TZ set to Japan Oracle Enterprise Manager 10g Application Server Control 90400 Copyright (c) 2002 2003 Oracle Corporation All rights reserved Starting Oracle 10g Application Server Control started

OracleAS Portalの起動が完了しましたOracleAS Portalの提供するすべてのサービス

が使用可能になりした

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 39

OracleAS Portalの停止

OracleAS Portalを停止するための手順は次の通りです

1 ユーザー「oracleas」でログインして適切な環境変数を設定 $ portal_env

2 Application Server Controlの停止 $ emctl stop iasconsole TZ set to Japan Oracle Enterprise Manager 10g Application Server Control 90400 Copyright (c) 2002 2003 Oracle Corporation All rights reserved Stopping Oracle 10g Application Server Control Stopped

3 OracleAS Portalの提供するサービスの停止 $ $ORACLE_HOMEopmnbinopmnctl stopall opmnctl stopping opmn and all managed processes

4 OracleAS Infrastructureの停止(OracleAS Infrastructureも停止したい場合)

OracleAS Portalの停止が完了しました

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 40

運用上の注意 インストール後に必要な注意点について記述します

PDKについて

OracleAS Portalの提供するポータルフレームワークではポータルページは「ポー

トレット」と呼ばれるモジュールによって構成されます

既存社内

システム

シングル

サインオン

検索フォーム

OTN Japan

ポートレットの開発は OracleAS Portal が提

ますがPDK(Portal Developer Kit)と呼ばれ

細かく応じたポートレットを作成すること

ルページの構築を可能にする「Web Clipp

トやその他いくつかのサンプルも含まれ

PDK を使用する場合には最新版を Ora

URL(もしくはサポートセンター)から入手し

httpotnoraclecojptechportletindexhtml

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal

ポートレッ

Excite Japan 天気予報

日経BP

BizTech News

Portal Web アプリケーション

コンテンツ管理

供するウィザードによって行うこともでき

る開発キットを用いることでニーズにきめ

もできますまた PDK には効率的なポータ

ing」や「Omni Portlet」といったポートレッ

ます

cle Technology Network Japan (OTN)の次の

てください

編~ 41

Portalスキーマのパスワードの変更

OracleAS Portal を運用するにあたってはPortal スキーマ (デフォルトでは Metadata

Repository と同一の DB インスタンスのスキーマ「portal」にPortal リポジトリが作成

されます)に SQLPlus でログインして作業を行う必要がある場合がありますPortal

スキーマのパスワードはインストール直後はランダムな値に設定されていますその値

は Oracle Internet Directory(OID)に格納されているので管理ツール Oracle Directory

Manageを使用して確認することができます

① Oracle Directory Managerの起動

まず OracleAS Infrastructure で Oracle Directory Manager を起動しますユーザー

「oracleas」でログインしOracleAS Infrastructure用の適切な環境変数を設定して

次のコマンドを実行します

$ infra_env $ $ORACLE_HOMEbinoidadmin

② ログイン画面

次のようなログイン画面が表示されます

初めて Oracle Directory Manager から OID にアクセスする際にはOID が稼動して

いるサーバのホスト名などの情報を入力する必要があります アイコンをクリ

ックしてくださいなお 2 回目移行のアクセスでは②~⑤の手順は省略されます

③ OIDの登録

編集する OIDを登録するための画面が表示されます

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 42

「追加」をクリックしてください

④ OIDの情報の入力

OIDが稼動しているホスト名とポート番号を入力する画面が表示されます

「サーバー」には OracleAS Infrastructureをインストールしたマシンの名前を「ltホ

スト名gtltドメイン名gt」形式で入力してください「ポート」には「インストール

後の確認」の「サービスのポートの確認」で確認した「Oracle Internet Directory

port」の値を入力してください(デフォルトでは「3060」です)入力が完了したら

「OK」をクリックします

⑤ OIDの選択

Oracle Directory Managerで編集する OIDを選択します

今入力したホスト名とポート番号が表示されている列を選択して反転させて「選

択」をクリックします

⑥ OIDへのログイン

ユーザー名パスワードを入力します

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 43

「ユーザー」に OID の管理ユーザーである「orcladmin」「パスワード」には

OracleAS Infrastructure のインストール中に「ias_admin」のパスワードとして指定し

た値(今回は「oracle10g」)を入力して「ログイン」をクリックしてください

⑦ Portalスキーマのパスワードの格納されているエントリ

次のような OIDの初期画面が表示されます

画面左側のナビゲータペインを次のように辿ってください

エントリ管理

gt cn=OracleContext

gt cn=Products

gt cn=IAS

gtcn=IAS Infrastructure Database

gt orclReferenceName=iasdbltInfrastructureのドメイン名gt

gt OrclResourceName=Portal

gt orclpasswordattribute

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 44

⑧ Portalスキーマのパスワードの確認

画面右側の属性「orclpasswordattribute」の値が「Portal」スキーマのパスワードを示

しています

また Portal スキーマのパスワードを変更する場合一般的な DB のスキーマのように

SQLPlusなどから直接変更してはいけませんPortalスキーマのパスワードの情報は

mod_plsql の DAD などでも保持されておりそれらに対しても同時に変更を反映する

必要がありますそのため Portal スキーマや SSO のパスワードの変更はApplication

Server Control から行いますSSO スキーマのパスワードの変更方法については

「Oracle Application Server 10g(904) for Linux x86 インストール手順 ~Infrastructure編

~」を参照してくださいPotalスキーマのパスワードの変更方法は次の通りです

① インスタンスのホームページの表示

WebブラウザでApplication Server Controlのインスタンスのホームページにアクセ

スします

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 45

「Infrastructure」タブを表示してください

② 「Infrastructure」タブの表示

「Infrastructure」タブが表示されます

ページ左下のリンク「スキーマパスワードの変更」をクリックします

③ パスワードの変更画面の表示

パスワードの変更画面が表示されます

パスワードの変更画面で「PORTAL」にチェックをつけて選択し「パスワード」

及び「パスワードの確認」項目に設定したいパスワードを入力します入力が完

了したら「OK」をクリックします

④ パスワードの変更結果の確認画面の表示

パスワードの変更結果の確認画面が表示されます

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 46

⑤ インスタンスのホームページの表示

Portalスキーマのパスワードを変更した場合Oracle HTTP Serverを再起動する必要

があります再びインスタンスのホームページにアクセスしてください

「HTTP Server」にチェックをつけて選択し「再起動」をクリックしてください

⑥ Oracle HTTP Serverの再起動

次のような確認画面が表示されます

「はい」をクリックしてください

⑦ 再起動の処理中

再起動中は次のような画面が表示されます再起動が完了するまで暫くお待ちく

ださい

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 47

⑧ 再起動の完了

再起動が完了すると次のような画面が表示されます

これで Portalスキーマのパスワード変更が完了しました

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 48

アンインストール インストールした OracleAS Portalをアンインストールする手順は次の通りです

アンインストール作業

1 コンポーネントの停止

「サービスの起動停止」の章を参照してOracleAS Portal を停止しますなお

OracleAS Infrastructureは必ず起動しておいて下さい

2 インストーラの起動

インストールユーザー「oracleas」でログインして次のコマンドを実行しOracle

Universal Installerを起動します $ mntcdromrunInstaller

3 「ようこそ」画面

「製品の削除」をクリックします

4 削除するインスタンスの指定

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 49

削除するインスタンスをチェックします

今回は「portal」をチェックして「削除」をクリックします

5 確認ダイアログ

削除するコンポーネントの詳細が表示されます

「はい」をクリックしてください

6 削除ダイアログ

次のようなダイアログで削除の進行状況が表示されます

7 削除完了ダイアログ

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 50

削除が完了すると次のようなダイアログが表示されます

「閉じる」をクリックします

8 インストーラの終了

「取消」をクリックして OUIを終了します

9 ファイルディレクトリの削除

インストーラでは削除されないファイルやディレクトリがありますので手動で

削除します

① ORACLEホームディレクトリ

rootユーザーログインして削除した Oracle Application Serverインスタンスの

ORACLE ホームディレクトリを削除します次のコマンドを実行してくだ

さい $ su Password rm ndashrf optoracleproduct904portal

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 51

② etcoratabの削除済みインスタンスのエントリ

etcoratabファイルから削除したインスタンスに関する記述を削除します $ vi etcoratab This file is used by ORACLE utilities It is created by rootsh and updated by the Database Configuration Assistant when creating a database A colon is used as the field terminator A new line terminates the entry Lines beginning with a pound sign are comments Entries are of the form $ORACLE_SID$ORACLE_HOMEltN|Ygt The first and second fields are the system identifier and home directory of the database respectively The third filed indicates to the dbstart utility that the database should Y or should not N be brought up at system boot time Multiple entries with the same $ORACLE_SID are not allowed optoracleproduct904portalN この行を削除

10 OIDから OracleASインスタンス情報を削除

OracleAS Infrastructureの Oracle Internet Directory(OID)のエントリに格納されてい

るOracleASインスタンス情報を手動で削除します

ユーザー「oracleas」で OracleAS Infrastructure用に環境変数を設定して次のコマ

ンドを実行します $ ldapdelete -h ltOIDのホスト名gt -p ltOIDのポート番号gt -D cn=orcladmin -w ltorcladminのパスワードgt -x orclApplicationCommonName=ltOracleASインスタンス名gt cn=IAS Instancescn=IAScn=Productscn=OracleContext

ここでltOID のホスト名gtltOID のポート番号gtltorcladmin のパスワードgtは

インストール時に指定した OIDに関する情報と同じです

ltOracleAS インスタンス IDgtについては「管理ツール Application Server Control

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 52

の確認」で確認したltOracleAS インスタンス名gtltマシンのホスト名gtltマシン

のドメイン名gt(例 「portalportal21mycompanycom」)となります

例 $ ldapdelete -h portal21mycompanycom -p 3060 -D cn=orcladmin -w oracle10g -x orclapplicationcommonname=portalportal21mycompanycom cn=IAS Instancescn=IAScn=Productscn=OracleContext

OID に格納されている OracleAS インスタンスの情報はここで使用したコマ

ンドラインのツール「ldapdelete」の代わりにOracle Directory Manager で確認

および変更することもできますOracle Directory Manager の起動方法について

は「Oracle Application Server 10g for Linux インストール手順 ~Infrastructure編

~」の「運用上の注意」を参照してください

「エントリ管理」項目の「 cn=OracleContex cn=Products cn=IAS cn=IAS

Instances」の下の各エントリにOracleAS Infrastructure に関連付けられた

OracleAS インスタンスの情報が格納されています各エントリの属性

「orclapplicationcommonname」にOracleAS インスタンスの名前が格納されて

いますアンインストールした OracleAS インスタンスの情報が格納されている

エントリをクリックして選択し アイコンをクリックすると削除することが

できます

11 OracleAS Single Sign-Onのパートナアプリケーション情報を削除

OracleAS Single Sign-On にパートナアプリケーションとして登録されている

OracleAS Portalの情報を手動で削除します

① OracleAS Single Sign-Onへのアクセス

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 53

ブラウザを起動し次の URLにアクセスしてください

httpltホスト名ドメイン名gtltポート番号gtplsorasso

ltホスト名gtltドメイン名gtについてはOracleAS Infrastructure の Oracle HTTP

Server にアクセスするための値となります次のような画面が表示されます

画面右上の「ログイン」をクリックしてください

② OracleAS Single Sign-Onへのログイン

次のような OracleAS Single Sign-Onのログイン画面が表示されます

ユーザー名orcladmin

パスワード OracleAS Infrastructure のインストール時に指定した

「ias_admin」のパスワード(今回は「oracle10g」)

と入力してください ③ OracleAS Single Sign-Onのトップページ

OracleAS Single Sign-Onのトップページが表示されます

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 54

画面上方の「SSO Server管理」をクリックしてください

④ OracleAS Single Sign-Onの管理画面

3つの管理項目が表示されます

中央の「パートナアプリケーションの管理」をクリックしてください

⑤ パートナアプリケーションの管理

パートナアプリケーションの一覧が表示されます

ここでアンインストールした OracleAS Portalの情報を削除しますlt今回イン

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 55

ストールした Middle-Tierの OracleASインスタンス名gtltマシンのホスト名gtlt

マシンのドメイン名gt(例 「portalportal21mycompanycom」)と表記されてい

るパートナアプリケーション及び今回インストールした OracleAS

Portal(例 「Oracle Portal(portal)」)と表記されているパートナアプリケーシ

ョンの 2つについて左側の「 」アイコンをクリックして削除します

⑥ 確認画面

それぞれ次のような確認画面が表示されますので「はい」をクリックします

この作業を正確に行わないと次回以降の Middle-Tier のインストールで構成ツ

ールの実行に失敗する場合があります

12 OracleASインスタンス情報の確認

アンインストールした OracleASインスタンスの情報がOracleAS Infrastructureに

残っていないことを確認します

① Application Server Controlへのアクセス

ブラウザを起動し次の URLにアクセスしてください

httpltホスト名ドメイン名gtltポート番号gt

ltホスト名gtltドメイン名gtltポート番号gtについては OracleAS Infrastructure の

Application Server Controlにアクセスするための値を入力してくださいログイ

ンダイアログが表示されます

ユーザー名ias_admin

パスワードOracleAS Infrastructure のインストール時に指定した「ias_admin」の

パスワード(今回は「oracle10g」)

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 56

と入力してください

② 次の画面が表示されます

ここで「スタンドアロンインスタンス」項目に表示されるリンクにアンイ

ンストールした OracleAS インスタンスの名前が存在しないことを確認してくだ

さい存在していない場合はアンインストール作業は完了ですもし存在し

ている場合は次の手順に進んでください

③ Middle-Tierの OracleASインスタンス情報の手動削除

Middle-Tier のインストールを強制終了した場合などMiddle-Tier の情報が残っ

ていることがありますその場合はユーザー「oracleas」でログインし

OracleAS Infrastructure 用の適切な環境変数を設定して次のコマンドを実行し

ます $ infra_env $ $ORACLE_HOMEdcmbindcmctl destroyinstance ndashi ltOracleASインスタンス名gt

ここでlt OracleAS インスタンス名gtは削除する OracleAS インスタンス名です

以上で OracleASのMiddle-Tierのアンインストールは完了です

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 57

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ります日本オラクル社は本書の内容に関していかなる保証もいたしませんまた本書の内容に

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ビス名は米国 Oracle Corporation の商標または登録商標ですその他の製品名及びサービス名はそれぞれの所有者の商標または登録商標の可能性があります

  • はじめに
  • 目次
    • 前提
      • インストール概要
      • インストール
        • インストール事前準備
          • ハードウェア要件の確認
          • ソフトウェア要件の確認(Red Hat Enterprise Linux21の場合)
          • ソフトウェア要件の確認(Red Hat Enterprise Linux 30の場合)
          • ソフトウェア要件の確認(MIRACLE LINUX Standard Edition V21の場合)
          • カーネルパラメータの設定
          • ホスト名の確認
          • インストールするOSユーザー作成
            • インストール作業
            • インストール後の確認
              • サービスのポート番号の確認
              • OracleAS Portalの「ようこそ」画面の確認
              • Web管理コンソールApplication Server Controlの確認
                  • サービスの起動停止
                    • インストールユーザーの環境変数の設定
                    • OracleAS Portalの起動
                    • OracleAS Portalの停止
                      • 運用上の注意
                        • PDKについて
                        • Portalスキーマのパスワードの変更
                          • アンインストール
                            • アンインストール作業

目次 はじめに 2 目次 3 前提 4

インストール概要 5 インストール 7 インストール事前準備 7 ハードウェア要件の確認 7 ソフトウェア要件の確認(Red Hat Enterprise Linux21の場合) 8 ソフトウェア要件の確認(Red Hat Enterprise Linux 30の場合) 9 ソフトウェア要件の確認(MIRACLE LINUX Standard Edition V21の場合) 11 カーネルパラメータの設定 13 ホスト名の確認14 インストールするOSユーザー作成15 インストール作業18 インストール後の確認 33 サービスのポート番号の確認 33 OracleAS Portalの「ようこそ」画面の確認34 Web管理コンソールApplication Server Controlの確認 36

サービスの起動停止 38 インストールユーザーの環境変数の設定 38 OracleAS Portalの起動39 OracleAS Portalの停止40

運用上の注意 41 PDKについて 41 Portalスキーマのパスワードの変更 42

アンインストール 49 アンインストール作業 49

Oracle Application Server 10g(904) for Linux x86 インストール手順 ~Portal編~ 3

前提

この資料で記述されている手順は次の Linux ディストリビューションパッケージを

対象にしています

Red Hat Enterprise Linux ASES 21 Red Hat Enterprise Linux ASES 30 MIRACLE LINUX Standard Edition V21(Oracle9i Release2対応キット適用済または Update 3以降)

また作業をおこなうシェルとして bashを利用することを前提としています この資料に従って OracleAS Portal をインストールすると企業情報ポータルを構築するためのポータルフレームワークが使用できますOracleAS Portal の使い方については製品に付属の次のマニュアルを参照してください Oracle Application Server Portal Configuration Guide 10g(904) Oracle Application Server Portal Users Guide 10g (904) Oracle Application Server Portal Error Messages Guide 10g(904)

Middle-Tier のインストールタイプ「PortalampWireless」や「BIampForms」を利用するためにはOracleAS Infrastructureが必要ですOracleAS Infrastructureとは異なるマシンに Middle-Tier をインストールすることもできますがこの資料では「Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Infrastructure編~」に従ってインストールされた OracleAS Infrastructure と同じマシンにMiddle-Tier をインストールタイプ「PortalampWireless」でインストールする構成の手順を説明します

~Portal編~ 4 Oracle Application Server 10g(904) for Linux x86 インストール手順

MetaDataRepository

IdentityManagementOIDSSOOCA

ホスト名 portal21 mycompanycom

Application Server Control Application Server Control

OracleHTTPServer

Web Cache

Portal amp Wireless- Portal

Infrastructure Middle-Tier

インストール時インストール後にInfrastrucureに関連付け

関連付け

図 1 インストール構成

インストール概要 インストールは次の手順で行います

インストール事前準備

OracleAS Portalのインストール

インストール後の確認

bullハードウェア要件確認bullソフトウェア要件確認bullカーネルパラメータの設定bullホスト名の確認bullインストールするOSユーザーの作成

bullOracle Universal Installerを起動インストール

bull動作確認

図 2 インストールステップ

Oracle Application Server 10gはOracle Universal Installerによって GUIでインストールしますOracle Universal Installerはインストールを開始する前にシステム要件が満たされているかどうかチェックしますOracleAS Portal ではユーザーの管理にOracleAS Infrastructure の Identity Management を利用するのでOracle Universal Installer でのインストール中に利用する OracleAS Infrastructure の情報の入力を求められます

Oracle Application Server 10g(904) for Linux x86 インストール手順 ~Portal編~ 5

Oracle Universal Installerによるインストールは次の手順で行います

終了

ようこそ

oraInventoryの指定

インストールする製品の選択

インストールタイプの選択

プリインストール要件の確認

構成オプションの選択

関連付けるInfrastructureの選択

ファイルの場所を指定

インスタンス名管理者パスワードの入力

構成ツールの実行

図 3 Oracle Universal Installerのステップ

Oracle Application Server 10g(904) for Linux x86 インストール手順 ~Portal編~ 6

インストール 次の 3つのステップに分けて手順を説明します 1 インストール事前準備 2 インストール作業 3 インストール後の確認

インストール事前準備 インストール前にシステム要件を確認しますOracle Application Server

10g(904)ではインストーラ(Oracle Universal Installer)によってシステム要件

の事前チェックが行われ要件が満たされていないとインストールを開始できま

せんインストールを開始する前に以降の手順に従って必ずシステム要件を確

認してください

ハードウェア要件の確認 次の作業を rootユーザーで行ってください

1 メモリ容量の確認

OracleAS Portal をインストールするためにはOracleAS Infrastructure と同

じマシンにインストールする場合には 15GB 以上異なるマシンにインス

トールする場合には 1GB 以上の物理メモリが必要です次のコマンドで

確認してください grep MemTotal procmeminfo

メモリ容量が少ない場合使用していないソフトウェアは停止してくだ

さい他のソフトウェアがメモリを使用しているとインストーラを起

動できない場合があります

2 ディスク容量の確認

OracleAS Portal をインストールするためには11GB 以上の空きディスク

容量が必要です次のコマンドで確認してください df -h

3 スワップ領域の確認

OracleAS Infrastructure インストールするためには15GB 以上のスワップ

Oracle Application Server 10g(904) for Linux x86 インストール手順 ~Portal編~ 7

領域が必要です次のコマンドで確認してください grep SwapTotal procmeminfo

4 X Serverの確認

Oracle Universal Installer を GUI 環境で実行するためには256 色以上の表

示が可能な X Serverが必要です次のコマンドで確認してください usrX11R6binxdpyinfo | grep window (省略) depth of root window 16 planes

(省略)

depth of root windowの値が 8以上である必要があります

ソフトウェア要件の確認(Red Hat Enterprise Linux21の場合) 次の作業を rootユーザーで行ってください

1 OSのバージョンを確認

次のコマンドで OSのバージョンを確認してください cat etcissue Red Hat Linux Advanced Server release 21ASyenm (Pensacola)

2 カーネルのバージョンの確認

kernel-249-e25以上が必要です次のコマンドで確認してください uname -r 249-e25

バージョンが kernel-249-e25未満の場合はRed Hat社のWebサイトから

カーネルをダウンロードしてバージョンアップしてください

3 ソフトウェアパッケージの確認

glibc-224-32 package glibc-224-32

gcc-296-1081

pdksh-5214-13

openmotif-2130

sysstat-401

compat-glibc-62-2132

libstdc++-296-108181

これらのパッケージがインストールされている必要があります次のコマ

ンドで確認してください

Oracle Application Server 10g(904) for Linux x86 インストール手順 ~Portal編~ 8

rpm -q glibc gcc pdksh openmotif sysstat compat-glibc ibstdc++ glibc-224-32 gcc-296-1081 pdksh-5214-13 openmotif-2130 sysstat-401 compat-glibc-62-2132 libstdc++-296-108181

パッケージが存在しない場合またはパッケージのバージョンが低い場合

はRed Hat Enterprise Linuxに付属の CD-ROMか Red Hat社のWebサイト

からパッケージを入手しインストールまたはバージョンアップを行って

ください

参考 rpmによるパッケージのインストールバージョンアップ方法

パッケージのインストール

rpm ndashivh ltパッケージ名gt

パッケージのバージョンアップ

rpm ndashUvh ltパッケージ名gt ソフトウェア要件の確認(Red Hat Enterprise Linux 30の場合) 次の作業を rootユーザーで行ってください

1 OSのバージョンを確認

次のコマンドで OSのバージョンを確認してください cat etcissue Red Hat Enterprise Linux AS release 3 (Taroon)

2 カーネルのバージョンの確認

kernel-2421-4-EL以上が必要です次のコマンドで確認してください uname -r 2421-4-EL

3 ソフトウェアパッケージの確認

glibc-232-953

gcc-323-20

setarch-13-1

pdksh-5214

openmotif21-2130-8

Oracle Application Server 10g(904) for Linux x86 インストール手順 ~Portal編~ 9

gnome-libs-141290-341

compat-glibc-7x-224325

compat-gcc-73-296122

compat-libstdc++-73-296122

compat-libstdc++-devel-73-296122

compat-gcc-c++-73-296122

sysstat-4007 compat-glibc-62-2132

これらのパッケージがインストールされている必要があります次のコマ

ンドで確認してください rpm -q glibc gcc pdksh openmotif sysstat compat-glibc ibstdc++ glibc-224-32 gcc-296-1081 pdksh-5214-13 openmotif-2130 sysstat-401 compat-glibc-62-2132 libstdc++-296-108181

パッケージが存在しない場合またはパッケージのバージョンが低い場合

はRed Hat Enterprise Linuxに付属の CD-ROMか Red Hat社のWebサイト

からパッケージを入手しインストールまたはバージョンアップを行って

ください

参考 rpmによるパッケージのインストールバージョンアップ方法

パッケージのインストール

rpm ndashivh ltパッケージ名gt

パッケージのバージョンアップ

rpm ndashUvh ltパッケージ名gt

4 次のシンボリックリンクが存在するのを確認してください

cd usrbin

ls -l gcc g++

gcc -gt gcc296

g++ -gt g++296

5 hugemem カーネルが使用されている場合は次のコマンドを使用してア

ーキテクチャを設定します

setarch i386

Oracle Application Server 10g(904) for Linux x86 インストール手順 ~Portal編~ 10

6 Patch 3006854 を適用します

Oracle Application Server 10g (904) JP Update CDに含まれる Patch3006854

を適用してください

このパッチによってファイル「etcldsopreload」が存在しなければ作成さ

れ次の行が追加されます etclibcwaitso

ソフトウェア要件の確認(MIRACLE LINUX Standard Edition V21の場合) 次の作業を rootユーザーで行ってください

1 OSのバージョンを確認

次のコマンドで OSのバージョンを確認してください cat etcissue Miracle Linux Standard Edition V21(Stylax)

2 カーネルのバージョンの確認MIRACLE LINUX Oracle9i Release 2対応キ

ットのインストール

MIRACLE LINUXの購入時期によってはMIRACLE LINUXのインストー

ル後にMIRACLE LINUX Oracle9i Release 2対応キット(MIRACLE LINUX

Standard Edition V21を Oracle9i Release 2以降のバージョンに対応させるた

めのアップデートパッケージ集以降 R2 キット)を適用する必要があり

ますMIRACLE LINUXのインストール CD-ROMもしくは現在のカーネ

ルバージョンを確認しください

MIRACLE LINUX Standard Edition V21 Update3をインストールされている

場合は R2キットの適用は必要ありません

CD-ROMに含まれるカーネルのバージョンの確認 mount mntcdrom ls mntcdromMiracleRPMSkernel

現在のカーネルのバージョンの確認 uname -r 249-e2532ml

カーネルのバージョンが kernel-249-3122ml であれば次の手順で R2 キ

ットを適用してください

Oracle Application Server 10g(904) for Linux x86 インストール手順 ~Portal編~ 11

① MIRACLE LINUXのインストール

② R2キットのインストール

③ その他セキュリティパッチなどの適用(任意)

さらにカーネルのバージョンが kernel-249-e2532ml 未満の場合は

MIRACLE LINUX 社の Web サイトからカーネルをダウンロードして

kernel-249-e2532ml以上にバージョンアップしてください

3 ソフトウェアパッケージの確認

glibc-224-34ml

gcc-2953-5ml

pdksh-5214-12

openmotif-2130-11

sysstat-407-2ml

compat-glibc-62-2132

libstdc++-2953-5ml

これらのパッケージがインストールされている必要があります次のコマ

ンドで確認してください rpm -q glibc gcc pdksh openmotif sysstat compat-glibc libstdc++ glibc-224-34ml gcc-2953-5ml pdksh-5214-12 openmotif-2130-11 sysstat-407-2ml compat-glibc-62-2132 libstdc++-2953-5ml

パッケージが存在しない場合またはパッケージのバージョンが低い場合

はMIRACLE LINUX に付属の CD-ROM(OpenMotif-2130 は R2 キットの

「MiracleRPMS」ディレクトリに存在します)あるいは MIRACLE LINUX

社の Web サイトからパッケージを入手しインストールまたはバージョン

アップを行ってください

参考 oranavi

MIRACLE LINUX にはOracle 製品のインストールを支援するツール

Install Navigator for Oracle(oranavi)が付属していますoranaviを使っ

たインストール方法につきましてはoranavi に付属のドキュメントを

参照してください

Oracle Application Server 10g(904) for Linux x86 インストール手順 ~Portal編~ 12

カーネルパラメータの設定 次の作業を rootユーザーで行ってください

1 semmslsemmnssemopmsemmniの値の確認

次のコマンドで確認します sbinsysctl ndasha | grep sem kernelsem = 256 32000 100 142 (推奨値)

値が推奨値未満の場合は6の手順を行ってください

2 shmallshmmaxsemmniの値の確認

次のコマンドで確認します sbinsysctl ndasha | grep shm kernelshmmni = 142 (推奨値) kernelshmall = 2097152 (推奨値) kernelshmmax = 2147483648 (推奨値) kernelshm-use-bigpages = 0

値が推奨値未満の場合は6の手順を行ってください

3 msgmaxmsgmnbmsgmniの値の確認

次のコマンドで確認します sbinsysctl ndasha | grep msg kernelmsgmnb = 65535 (推奨値) kernelmsgmni = 2878 (推奨値) kernelmsgmax = 8192 (推奨値)

値が推奨値未満の場合は6の手順を行ってください

4 fille-maxの値の確認

次のコマンドで確認します sbinsysctl ndasha | grep file-max fsfile-max = 131072 (推奨値)

値が推奨値未満の場合は6の手順を行ってください

5 ip_local_port_rangeの値の確認

次のコマンドで確認します sbinsysctl ndasha | grep ip_local_port_range netipv4ip_local_port_range = 20000 65000 (推奨値)

値が推奨値未満の場合は6の手順を行ってください

6 カーネルパラメータの変更

1~5 の手順で値が推奨値未満のものがある場合ファイル

Oracle Application Server 10g(904) for Linux x86 インストール手順 ~Portal編~ 13

「etcsysctlconf」を編集して必要な行を追加または変更してください vi etcsysctlconf kernelshmall = 2097152 kernelshmmax = 2147483648 kernelshmmni = 142 semaphores semmsl semmns semopm semmni kernelsem = 256 32000 100 142 fsfile-max = 131072 netipv4ip_local_port_range = 20000 65000 kernelmsgmni = 2878 kernelmsgmax = 8192 kernelmsgmnb = 65535

さらに次のコマンドでカーネルパラメータの現在の値を変更します sbinsysctl -p

コマンドの出力結果から値が正しいことを確認します値が誤っている

場合はもう一度ファイル「etcsysctlconf」を編集してこのコマンドを再

度実行します

ホスト名の確認 次の作業を rootユーザーで行ってください

1 ファイル「etchosts」の編集

次のようにドメイン名を含んだホスト名を最初に記述します IPアドレス ltホスト名gtltドメイン名gt ltホスト名gt

例 123456789 portal21mycompanycom portal21

ホスト名には次のような制限があります

「web」もしくは「portal」以外

255文字以内

2 複数のネットワークカードを持つ環境にインストールする場合

インストーラはファイル「etchosts」の最初の名前を使用します複数のネットワークカードを持つ場合は使用するホスト名が最初になるよう

に並べ替えてください

3 DHCP環境にインストールインストールする場合

Linux および Windows の場合は DHCP 環境へのインストールが可能です

DHCP 環境の場合は次のようにファイル「etchosts」を編集してくださ

Oracle Application Server 10g(904) for Linux x86 インストール手順 ~Portal編~ 14

127001 ltホスト名gtltドメイン名gt ltホスト名gt

例 127001 portal21mycompanycom portal21

4 hostnameコマンドの実行

hostname コマンドコマンドを実行してホスト名が設定されていることを

確認してください

hostname ホスト名の確認 localhostlocaldomain hostname portal21jporacdlecom ホスト名の設定 hostname 設定したホスト名の確認 portal21mycompanycom

インストールする OSユーザー作成 今回は同じマシンに既に OracleAS Infrastructureがインストールされているので

この手順は省略して以前と同じユーザー「oracleas」で Middle-Tier のインスト

ールを行いますOracleAS Infrastructureと異なるマシンにMiddle-Tierをインス

トールする場合などマシンに始めて Oracle Application Serverをインストール

する場合はこの手順の通りにインストール用のユーザーを作成してください

Oracle Application Serverを rootユーザーでインストールすることはできません

インストール用のユーザーを作成する必要があります以降の作業は root ユー

ザーで行ってください

1 インストール用グループ(oinstall)作成 groupadd oinstall

2 管理者用グループ(dba)作成 groupadd dba

3 インストール用ユーザー(oracleas)作成

ユーザー「oracleas」をデフォルトグループ「oinstall」サブグループ

「dba」として作成しますなお Oracle Application Server を root ユーザー

でインストールすることはできません必ずインストール用のユーザーを

作成してください useradd -g oinstall -G dba oracleas

4 作成したユーザー「oracleas」のパスワード設定

Oracle Application Server 10g(904) for Linux x86 インストール手順 ~Portal編~ 15

passwd oracleas New password

5 ユーザー「oracleas」のシェル制限の設定

ファイル「etcprofile」に次の内容を追加します「 $USER = oracleas 」

「 $SHELL = binksh 」といった大括弧の内側の文字列の両端には必

ず空白を 1つ入れてください(空白がないとエラーになります) if [ $USER = oracleas ] then if [ $SHELL = binksh ] then ulimit ndashp 16384 gtdevnull 2gtamp1 ulimit ndashn 16384 gtdevnull 2gtamp1 else ulimit ndashu 16384 ndashn 16384 gtdevnull 2gtamp1 fi fi

6 ハードリミットの変更

ユーザーのシェル制限を有効にするためにハードリミットを変更します

ハードリミットとはroot ユーザーだけが変更可能な上限値で一般ユー

ザーは現在のシェル制限をハードリミットの値まで変更できますハード

リミットを変更するためにはファイル「etcsecuritylimitsconf」に次

の 2行を追加します hard nofile 16384 hard nproc 16384

7 環境変数の設定

① 作成したユーザー「oracleas」でログイン su - oracleas

② 環境変数の確認

次のコマンドを実行して環境変数の設定を確認してください $ env

DISPLAY

「ハードウェア用件の確認」で確認した X Serverを指定します

TMPTMPDIR

これらの環境変数に250MB 以上空いているディレクトリを設定

してください

PATHCLASSPATHLD_LIBRARY_PATH

Oracle Application Server 10g(904) for Linux x86 インストール手順 ~Portal編~ 16

これらの環境変数に既存もしくはこれからインストールを行う

Oracle ホームディレクトリが含まれていないことを確認してく

ださい

LD_BIND_NOWORACLE_HOMEORA_NLS33TNS_ADMIN

設定されている場合は解除してください

LANG

「ja_JPeucJP」と設定してください(ご使用の Linux のキャラクタ

セットが EUC以外の場合はそれに応じて変更してください)

8 インストール先のディレクトリの書き込み権限の確認

今回はディレクトリ「optoracle」以下に Oracle Application Server をイン

ストールしますこのディレクトリが存在しなければ作成しまたユーザ

ー「oracleas」が書き込み権限を持っていることを確認してください

Oracle Application Server 10g(904) for Linux x86 インストール手順 ~Portal編~ 17

インストール作業 1 インストールユーザー「oracleas」でログイン

su ndash oracleas Password

2 環境変数 TMPTMPDIRに指定したディレクトリの空き領域を確認

環境変数 TMP と TMPDIR に指定したディレクトリに 250MB 以上の空き容量が

あるかどうかを確認します $ df ndashk $TMP $ df ndashk $TMPDIR

3 Oracle Application Serverのメディアをセット

Oracle Application Serverの Disk1を CD-ROMドライブに挿入してマウントしま

$ mount mntcdrom

4 ポート番号を指定してインストールする場合 Oracle Application Server 10g(904)のインストーラはインストール時にポート番

号の競合を回避してサービスにポートを自動的に割り当てます

インストール時に OracleAS Infrastructureが使用するポート番号を指定したい場合

は次の作業を行ってください

次のようなポート番号の競合を回避します

実行中のプロセスが使用中のポート

etcservicesファイルで指定されているポート

同一 OS ユーザーで既にインストールされている Oracle ApplicationServer 10g(904)に割り当てられているポート

① staticportsiniファイルを作成

インストールメディアの Disk1 に存在するテンプレートをローカルディス

クにコピーします $ cp mntcdromstageResponsestaticportsini optoraclestaticportsini

② ローカルディスクにコピーした staticportsiniファイルを編集

ポート番号をファイル「optoraclestaticportsini」で指定します各コンポー

ネントについてポート番号を指定し「」を削除して有効にします指定し

ないコンポーネントについてはインストーラが自動的にポート番号を割り

当てますOracleAS Portalにアクセスするために HTTPと HTTPSが一般的に

使用するポート番号である 80 と 443 を使用したい場合は例えば次のように

Oracle HTTP Server(OHS)OracleAS Web Cacheの使用するポート番号を指定

します J2EE and Web Cache Oracle HTTP Server port = 80 Oracle HTTP Server Listen port = 8889 Oracle HTTP Server SSL port = 443 Oracle HTTP Server Listen (SSL) port = 4444 Oracle HTTP Server Diagnostic port = port_num Oracle HTTP Server Jserv port = port_num Java Object Cache port = port_num DCM Java Object Cache port = port_num Oracle Notification Server Request port = port_num Oracle Notification Server Local port = port_num Oracle Notification Server Remote port = port_num Application Server Control port = port_num Application Server Control RMI port = port_num Oracle Management Agent port = port_num Web Cache HTTP Listen port = 80 Web Cache HTTP Listen (SSL) port = 443 Web Cache Administration port = port_num Web Cache Invalidation port = port_num Web Cache Statistics port = port_num Log Loader port = port_num Business Intelligence and Forms Discoverer OSAgent port = port_num Reports Services SQLNet port = port_num Infrastructure Oracle Internet Directory port = port_num Oracle Internet Directory (SSL) port = port_num Oracle Certificate Authority SSL Server Authentication port = port_num Oracle Certificate Authority SSL Mutual Authentication port = port_num

ポート番号に関する注意

Oracle Enterprise Manager Application Server Control のポート番号をインス

トール後に変更することはできません

OracleAS Infrastructure のインストール中にMetadata Repository を格納する

ために作成された データベースはポート番号 1521248124828080

9090 を使用しますそのため OracleAS Infrastructure と同一のマシンに

Middle-Tier をインストールする場合はこれらのポート番号を指定しないで

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 19

ください

65536以上のポート番号を指定することはできません

1024 未満のポート番号を指定する場合はroot ユーザーとしてコンポーネン

トを実行する必要がありますインストール終了時にインストーラではその

コンポーネントを起動できないのでインストール中に後述のような追加手

順を実行する必要があります

競合しているポート番号を指定した場合はインストール後に実行される構

成ツールが正常に終了しない可能性がありますその場合はこの資料の最後

に記述されている方法に従って Oracle Application Serverをアンインストール

した後ポート番号の指定を変更してから再インストールしてください

OracleAS Portal を使用するためには「Oracle HTTP Server port」と「Web

Cache HTTP Listen port」「Oracle HTTP Server SSL port」と「Web Cache HTTP

Listen (SSL) port」に指定するポート番号が一致している必要があります

5 インストーラの起動

次のコマンドを実行して Oracle Universal Installer(OUI)を起動します

インストール中にディスクの入れ替えが発生しますのでマウントポイントデ

ィレクトリ内でインストーラを起動しないことをお薦めしますもしマウントポ

イントディレクトリ内でインストーラを起動した場合インストーラの起動後

にカレントディレクトリを他のディレクトリに変更してください $ mntcdromrunInstaller

インストール時に OracleAS Portalが使用するポート番号を指定する場合は作成

した staticportsini ファイルを使ってインストーラを起動する必要がありますパ

ラメータの文法は OracleAS の Infrastructure をインストールする場合とは異なる

ので注意してくださいまた改行せずに入力してください $ mntcdromrunInstaller oracleiappserveriapptops_staticPorts=optoraclestaticportsini

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 20

Oracle Application Server 10g(904)ではインストーラによってシステム要件の

事前チェックが行われシステム要件が満たされていないと「Error

~Continue (yn) [n] 」というメッセージが表示されますメッセージの内容

を確認してから「n」と入力してインストールを中断しインストール事前準

備の各項目をもう一度チェックしてください

MIRACLE LINUXではシステム要件の事前チェックのいくつかの項目につい

て「Failed」と表示されます最後に「Error Packages version not per

Installation requirementContinue (yn) [n] 」と表示されますが表示されるメッ

セージを確認しインストール事前準備の各項目をもう一度チェックした上で

「y」と入力してインストールを継続してください

OUI が起動されると最初に次のようなスプラッシュが表示されます(数秒から

十数秒かかる場合があります)

6 「ようこそ」画面

「次へ」をクリックします

7 マシンに初めて Oracle製品をインストールする場合

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 21

今回はマシンに既に OracleAS Infrastructureがインストールされているので次の

ような画面は表示されません初めてマシンに Oracle製品をインストールすると

きには次のような画面が表示されますので指示に従って適切な情報を入力し

ます

① 「インベントリディレクトリの指定」画面

インベントリにはOracle製品のインストール情報が格納されます

今回は「optoracleoraInventory」を指定します「インベントリディレク

トリのフルパスの入力」に「optoracleoraInventory」と入力して「OK」を

クリックします

② 「UNIXグループ名」画面

インベントリディレクトリの書き込み権限を持つ OS グループの名前を入

力します

今回は「oinstall」を指定します「UNIX グループ名」に「oinstall」と入力し

て「次へ」をクリックしてください

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 22

③ orainstRootshの実行

次のようなダイアログが表示されます

「続行」をクリックする前にrootユーザーで

「optoracleoraInventoryorainstRootsh」を実行してください $ su Password optoracleoraInventoryorainstRootsh Oracleインベントリポインタファイルを作成しています(etcoraInstloc) 次のグループ名を変更します optoracleoraInventory 新規グループ名 oinstall

orainstRootsh実行後ダイアログに戻り「続行」をクリックします

8 「ファイルの場所の指定」画面

インストールする OracleAS インスタンスを識別する名前とインストールする

先のディレクトリを指定します今回は「インストール先」に「portal」「パ

ス」に「optoracleproduct904portal」と指定してくださいインストール先のデ

ィレクトリが存在しない場合はインストーラにより自動的に作成されます

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 23

「次へ」をクリックしてください

9 「インストールする製品の選択」画面

「製品の言語」をクリックして「選択された言語」に「日本語」が含まれてい

ることを確認してください含まれていない場合は「使用可能な言語」で「日

本語」をクリックしてから「gt」アイコンをクリックして日本語を選択し

「OK」をクリックしてください

「インストールする製品の選択」画面で「OracleAS Application Server 10g」が選択

されているのを確認して「次へ」をクリックします

10 「インストールタイプの選択」画面

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 24

「Portal and Wireless」を選択して「次へ」をクリックします

11 「Middle-Tierインストールの手順のプレビュー」画面

インストール手順のプレビュー画面が表示されます

確認して「次へ」をクリックします

12 「インストール前の要件の確認」画面

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 25

チェックボックスをチェックし「次へ」をクリックします

13 「構成オプションの選択」画面

インストール時に実行する構成ツールを選択します

「OracleAS Portal」にチェックがついているのを確認して「次へ」をクリックし

ます

14 「Oracle Internet Directoryへの登録」画面

利用する OracleAS Infrastructureの Oracle Internet Directory(OID)にアクセスするた

めの情報を入力します

OracleAS Infrastructureの OIDが稼動しているホスト名とポート番号を入力します

今回は OracleAS Infrastructure と同じマシンにインストールしているので

「Host」には現在インストールを行っているマシンの名前を「ltホスト名gtltド

メイン名gt」形式で入力してください「Port」には「Oracle Application Server 10g

for Linux インストール手順 ~Infrastructure 編~」の「インストール後の確認」

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 26

の「サービスのポートの確認」で確認した「Oracle Internet Directory port」の値

を入力してください(デフォルトでは「3060」です)

入力が完了したら「次へ」をクリックしてください

15 「Oracle Internet Directoryに対するログインの指定」画面

OIDに管理ユーザー「cn=orcladmin」でログインするための情報を入力します

「Password」には OracleAS Infrastructureをインストールしたときに「ias_admin」

のパスワードとして指定した値を入力して「次へ」をクリックしてください

16 「OracleAS Metadata Repositoryの選択」画面

Metadata Repository がインストールされているデータベースに対する接続情報を

入力します

デフォルト値が適切なのを確認して「次へ」をクリックします

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 27

17 「インスタンス名と ias_adminパスワードの指定」画面

インストールする Oracle Application Server に一意の名前を付け管理ユーザー

「ias_admin」のパスワードを指定します

今回は「インスタンス名」に「 portal」「 ias_admin のパスワード」に

「oracle10g」と入力してくださいまた Oracle Application Server を管理する

Application Server Controlにはユーザー「ias_admin」でログインするためこ

こで指定したパスワードは必ず覚えておいてください

ユーザー「ias_admin」のパスワードに指定可能な文字列には次のような制限

があります

数字 1文字以上を含む英数字 5文字以上であること

また指定するインスタンス名には次のような制限があります

英数字(A~Za~z0~9)およびrdquo$rdquordquo_rdquoのみ使用可能

1 つのマシンに複数の OracleAS インスタンスが存在する場合は各イン

スタンス名は一意でなくてはならない

「次へ」をクリックします

18 「サマリー」画面

インストールされるコンポーネントの一覧が表示されます

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 28

内容を確認して「インストール」をクリックします

19 「インストール」画面

① インストール中

次のような画面が表示されてインストールが開始されます

② CD-ROMの交換

インストールの途中次のようなダイアログが表示されます

指示に従って CD-ROMを交換し「OK」をクリックしてください

例 umount mntcdrom

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 29

eject

インストールメディアの交換 mount mntcdrom

③ rootshの実行

次のようなダイアログが表示されます

「OK」をクリックする前にOracle Application Server をインストールするデ

ィレクトリ(今回は「optoracleproduct904portal」)に存在する「rootsh」を

rootユーザーで実行してください $ su Password optoracleproduct904portalrootsh Running OracleAS rootsh script The following environment variables are set as ORACLE_OWNER= oracleas ORACLE_HOME= optoracleproduct904portal Enter the full pathname of the local bin directory [Defaultusrlocalbin] 「ENTER」キーを押す The file dbhome already exists in usrlocalbin Overwrite it (yn) [n] y 「y」キーを押す

Copying dbhome to usrlocalbin The file oraenv already exists in usrlocalbin Overwrite it (yn) [n] y 「y」キーを押す Copying oraenv to usrlocalbin The file coraenv already exists in usrlocalbin Overwrite it (yn) [n] y 「y」キーを押す Copying coraenv to usrlocalbin Creating etcoratab file Adding entry to etcoratab file Entries will be added to the etcoratab file as needed by Database Configuration Assistant when a database is created Finished running generic part of rootsh script Now product-specific root actions will be performed

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 30

今回のように同じマシンに既に Oracle 製品がインストールされている場合は

ディレクトリ「 usrlocalbin」に存在するファイル「dbhome」「oraenv」

「coraenv」を上書きするかどうか聞かれますのですべて「y」で上書きして

ください

またインストール開始時にファイル「staticportsini」を使用してOracle HTTP

Serverや OracleAS Web Cacheが 1024未満のポート番号を使用するように指定し

た場合は次のコマンドを実行してください $ su Password cd optoracleproduct904portalApacheApachebin chown root apachectl OHSが 1024未満の chmod 6750 apachectl ポート番号を使用する場合 cd optoracleproduct904portalwebcachebin chown root webcached OracleAS Web Cacheが 1024未満の chmod 6750 webcached ポート番号を使用する場合

実行後ダイアログに戻り「OK」をクリックします

20 「Configuration Assistant」画面

次の画面のように構成ツールが自動的に実行されます

構成ツールが全て終了するのをお待ちください

21 「インストールの終了」画面

インストールが正常に終了すると「OracleAS Infrastructure 10gのインストールが

成功しました」というメッセージとOracle HTTP Server にアクセスするための

URLが表示されます

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 31

「終了」をクリックすると次のようなダイアログが表示されます

「はい」をクリックしインストーラを終了します

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 32

インストール後の確認 インストール後は全てのサービスが起動しています各サービスの画面にアクセスし

動作確認しましょう

Oracle HTTP ServerOracleAS Web Cache のポート番号と Oracle Enterprise Manager

Application Server Control のポート番号を確認しそのポート番号を使用して OracleAS

Portalと Application Server Control にアクセスします

サービスのポート番号の確認

1 ファイル「optoracleproduct904portalinstallportlistini」の確認

このファイルはインストール時に割り当てられたポート番号になります「Oracle

HTTP Server port」「Web Cache HTTP Listen port」 (この 2 つは同じ値 )と

「Application Server Control port」の値を確認してください

例 [System] Host Name = portal21mycompanycom [Ports] Oracle HTTP Server port = 80 Oracle HTTP Server Listen port = 8889 Oracle HTTP Server SSL port = 443 Oracle HTTP Server Listen (SSL) port = 4444 Oracle HTTP Server Diagnostic port = 7201 Application Server Control RMI port = 1851 Oracle Notification Server Request port = 6004 Oracle Notification Server Local port = 6101 Oracle Notification Server Remote port = 6201 Java Object Cache port = 7011 Log Loader port = 44001 DCM Java Object Cache port = 7102 Oracle Management Agent port = 1831 Application Server Control port = 1811 Oracle HTTP Server Listen port = 8889 Oracle HTTP Server Listen (SSL) port = 4444 Web Cache HTTP Listen port = 80 Web Cache HTTP Listen (SSL) port = 443 Web Cache Administration port = 4000 Web Cache Invalidation port = 4001 Web Cache Statistics port = 4002 Oracle Net Listener = 1521 Discoverer OSAgent Port = 16003 Reports Services SQLNet port = 1950 Reports Services Visigenics CORBA port = 14000

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 33

OracleAS Portalの「ようこそ」画面の確認 1 OracleAS Portalの「ようこそ」画面へのアクセス

ブラウザを起動し次の URLにアクセスしてください

httpltホスト名gtltドメイン名gtltポート番号gtplsportal

ltホスト名gtltドメイン名gtltポート番号gtについては「インストールの終了」画面

に表示される Oracle HTTP Server にアクセスするための URLまたはファイル

「 optoracleproduct904portalinstallportlistini」の「Host Name」項目および

「Oracle HTTP Server port」もしくは「Web Cache HTTP Listen port」項目の値を参

照してください

右上の「ログイン」をクリックしてください

2 OracleAS Single Sign-Onへのログイン

OracleAS Single Sign-Onのログイン画面が表示されます「

ユーザー名orcladmin

パスワードOracleAS Infrastructure のインストール時に指定した「ias_admin」の

パスワード(今回は「oracle10g」)

と入力してください

3 OracleAS Portalの管理画面へのアクセス

OracleAS Portal の管理画面が表示されます画面上方に表示されるタブをクリッ

クすることでさまざまな管理機能に切り替えて表示することができます

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 34

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 35

Web管理コンソール Application Server Controlの確認 Application Server Control はコンポーネントの起動停止や設定の変更アプリケー

ションの配布を行うためのWeb管理コンソールです

1 Application Server Controlへのアクセス

ブラウザを起動し次の URLにアクセスしてください

httpltホスト名ドメイン名gtltポート番号gt

ltホスト名gtltドメイン名gtについては「インストールの終了」画面に表示され

る Oracle HTTP Server にアクセスするための URLまたはファイル

「optoracleproduct904infrainstallportlistini」の「Host Name」項目ltポート

番号gtについては「Application Server Control port」項目の値を参照してください

ログインダイアログが表示されます

ユーザー名ias_admin

パスワードOracleAS Infrastructure のインストール時に指定した「ias_admin」の

パスワード(今回は「oracle10g」)

と入力してください

2 次のページが表示されます

ここで「スタンドアロンインスタンス」項目に表示されるリンク(ltMiddle-

Tier の OracleAS インスタンス名gtltマシンのホスト名gtltマシンのドメイン名gt

例 「portalportal21mycompanycom」)をクリックすると次の画面が表示され

ます

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 36

この画面からOracleAS Portal の各コンポーネントの起動停止や設定変更ア

プリケーションのデプロイなどの管理作業を行うことができますなお後述の

ようにコンポーネントの起動停止はコマンドラインのツール「opmnctl」か

ら行うことも可能ですまた設定の変更やアプリケーションのデプロイはコ

マンドラインのツール「dcmctl」から行うことも可能です

OracleAS Portal をインストールした直後はOracleAS Portal が提供するすべて

のサービスが起動しています

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 37

サービスの起動停止 OracleAS Portalを起動停止するための手順を紹介します

インストールユーザーの環境変数の設定 各サービスを起動停止するためにはユーザー「oracleas」でログインした後適切

な環境変数を設定する必要があります次のファイル「portal_env」は環境変数設定

の一例です export LANG=ja_JPeucJP export ORACLE_SID=asdb export ORACLE_HOME=optoracleproduct904portal export LD_LIBRARY_PATH=$ORACLE_HOMElib$LD_LIBRARY_PATH export PATH=usrbinusrlocalbinbinusrX11R6bin $ORACLE_HOMEbin$ORACLE_HOMEopmnbin$ORACLE_HOMEdcmbin $PATH export NLS_LANG=Japanese_JapanJA16EUC

「usrbin」が環境変数 PATH に含まれる最初のディレクトリとなるよう設定してくだ

さい

環境変数を設定するためには次のコマンドを実行してください $ portal_env

設定した環境変数を確認するためには次のコマンドを実行してください $ env

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 38

OracleAS Portalの起動 OracleAS Portalを起動するための手順は次の通りです

1 OracleAS Infrastructureの起動(OracleAS Infrastructureが起動していない場合)

2 ユーザー「oracleas」でログインして適切な環境変数を設定 $ portal_env

3 OracleAS Portalの提供するサービスの起動 $ $ORACLE_HOMEopmnbinopmnctl startall opmnctl starting opmn and all managed processes

4 Application Server Controlの起動 $ emctl start iasconsole TZ set to Japan Oracle Enterprise Manager 10g Application Server Control 90400 Copyright (c) 2002 2003 Oracle Corporation All rights reserved Starting Oracle 10g Application Server Control started

OracleAS Portalの起動が完了しましたOracleAS Portalの提供するすべてのサービス

が使用可能になりした

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 39

OracleAS Portalの停止

OracleAS Portalを停止するための手順は次の通りです

1 ユーザー「oracleas」でログインして適切な環境変数を設定 $ portal_env

2 Application Server Controlの停止 $ emctl stop iasconsole TZ set to Japan Oracle Enterprise Manager 10g Application Server Control 90400 Copyright (c) 2002 2003 Oracle Corporation All rights reserved Stopping Oracle 10g Application Server Control Stopped

3 OracleAS Portalの提供するサービスの停止 $ $ORACLE_HOMEopmnbinopmnctl stopall opmnctl stopping opmn and all managed processes

4 OracleAS Infrastructureの停止(OracleAS Infrastructureも停止したい場合)

OracleAS Portalの停止が完了しました

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 40

運用上の注意 インストール後に必要な注意点について記述します

PDKについて

OracleAS Portalの提供するポータルフレームワークではポータルページは「ポー

トレット」と呼ばれるモジュールによって構成されます

既存社内

システム

シングル

サインオン

検索フォーム

OTN Japan

ポートレットの開発は OracleAS Portal が提

ますがPDK(Portal Developer Kit)と呼ばれ

細かく応じたポートレットを作成すること

ルページの構築を可能にする「Web Clipp

トやその他いくつかのサンプルも含まれ

PDK を使用する場合には最新版を Ora

URL(もしくはサポートセンター)から入手し

httpotnoraclecojptechportletindexhtml

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal

ポートレッ

Excite Japan 天気予報

日経BP

BizTech News

Portal Web アプリケーション

コンテンツ管理

供するウィザードによって行うこともでき

る開発キットを用いることでニーズにきめ

もできますまた PDK には効率的なポータ

ing」や「Omni Portlet」といったポートレッ

ます

cle Technology Network Japan (OTN)の次の

てください

編~ 41

Portalスキーマのパスワードの変更

OracleAS Portal を運用するにあたってはPortal スキーマ (デフォルトでは Metadata

Repository と同一の DB インスタンスのスキーマ「portal」にPortal リポジトリが作成

されます)に SQLPlus でログインして作業を行う必要がある場合がありますPortal

スキーマのパスワードはインストール直後はランダムな値に設定されていますその値

は Oracle Internet Directory(OID)に格納されているので管理ツール Oracle Directory

Manageを使用して確認することができます

① Oracle Directory Managerの起動

まず OracleAS Infrastructure で Oracle Directory Manager を起動しますユーザー

「oracleas」でログインしOracleAS Infrastructure用の適切な環境変数を設定して

次のコマンドを実行します

$ infra_env $ $ORACLE_HOMEbinoidadmin

② ログイン画面

次のようなログイン画面が表示されます

初めて Oracle Directory Manager から OID にアクセスする際にはOID が稼動して

いるサーバのホスト名などの情報を入力する必要があります アイコンをクリ

ックしてくださいなお 2 回目移行のアクセスでは②~⑤の手順は省略されます

③ OIDの登録

編集する OIDを登録するための画面が表示されます

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 42

「追加」をクリックしてください

④ OIDの情報の入力

OIDが稼動しているホスト名とポート番号を入力する画面が表示されます

「サーバー」には OracleAS Infrastructureをインストールしたマシンの名前を「ltホ

スト名gtltドメイン名gt」形式で入力してください「ポート」には「インストール

後の確認」の「サービスのポートの確認」で確認した「Oracle Internet Directory

port」の値を入力してください(デフォルトでは「3060」です)入力が完了したら

「OK」をクリックします

⑤ OIDの選択

Oracle Directory Managerで編集する OIDを選択します

今入力したホスト名とポート番号が表示されている列を選択して反転させて「選

択」をクリックします

⑥ OIDへのログイン

ユーザー名パスワードを入力します

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 43

「ユーザー」に OID の管理ユーザーである「orcladmin」「パスワード」には

OracleAS Infrastructure のインストール中に「ias_admin」のパスワードとして指定し

た値(今回は「oracle10g」)を入力して「ログイン」をクリックしてください

⑦ Portalスキーマのパスワードの格納されているエントリ

次のような OIDの初期画面が表示されます

画面左側のナビゲータペインを次のように辿ってください

エントリ管理

gt cn=OracleContext

gt cn=Products

gt cn=IAS

gtcn=IAS Infrastructure Database

gt orclReferenceName=iasdbltInfrastructureのドメイン名gt

gt OrclResourceName=Portal

gt orclpasswordattribute

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 44

⑧ Portalスキーマのパスワードの確認

画面右側の属性「orclpasswordattribute」の値が「Portal」スキーマのパスワードを示

しています

また Portal スキーマのパスワードを変更する場合一般的な DB のスキーマのように

SQLPlusなどから直接変更してはいけませんPortalスキーマのパスワードの情報は

mod_plsql の DAD などでも保持されておりそれらに対しても同時に変更を反映する

必要がありますそのため Portal スキーマや SSO のパスワードの変更はApplication

Server Control から行いますSSO スキーマのパスワードの変更方法については

「Oracle Application Server 10g(904) for Linux x86 インストール手順 ~Infrastructure編

~」を参照してくださいPotalスキーマのパスワードの変更方法は次の通りです

① インスタンスのホームページの表示

WebブラウザでApplication Server Controlのインスタンスのホームページにアクセ

スします

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 45

「Infrastructure」タブを表示してください

② 「Infrastructure」タブの表示

「Infrastructure」タブが表示されます

ページ左下のリンク「スキーマパスワードの変更」をクリックします

③ パスワードの変更画面の表示

パスワードの変更画面が表示されます

パスワードの変更画面で「PORTAL」にチェックをつけて選択し「パスワード」

及び「パスワードの確認」項目に設定したいパスワードを入力します入力が完

了したら「OK」をクリックします

④ パスワードの変更結果の確認画面の表示

パスワードの変更結果の確認画面が表示されます

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 46

⑤ インスタンスのホームページの表示

Portalスキーマのパスワードを変更した場合Oracle HTTP Serverを再起動する必要

があります再びインスタンスのホームページにアクセスしてください

「HTTP Server」にチェックをつけて選択し「再起動」をクリックしてください

⑥ Oracle HTTP Serverの再起動

次のような確認画面が表示されます

「はい」をクリックしてください

⑦ 再起動の処理中

再起動中は次のような画面が表示されます再起動が完了するまで暫くお待ちく

ださい

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 47

⑧ 再起動の完了

再起動が完了すると次のような画面が表示されます

これで Portalスキーマのパスワード変更が完了しました

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 48

アンインストール インストールした OracleAS Portalをアンインストールする手順は次の通りです

アンインストール作業

1 コンポーネントの停止

「サービスの起動停止」の章を参照してOracleAS Portal を停止しますなお

OracleAS Infrastructureは必ず起動しておいて下さい

2 インストーラの起動

インストールユーザー「oracleas」でログインして次のコマンドを実行しOracle

Universal Installerを起動します $ mntcdromrunInstaller

3 「ようこそ」画面

「製品の削除」をクリックします

4 削除するインスタンスの指定

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 49

削除するインスタンスをチェックします

今回は「portal」をチェックして「削除」をクリックします

5 確認ダイアログ

削除するコンポーネントの詳細が表示されます

「はい」をクリックしてください

6 削除ダイアログ

次のようなダイアログで削除の進行状況が表示されます

7 削除完了ダイアログ

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 50

削除が完了すると次のようなダイアログが表示されます

「閉じる」をクリックします

8 インストーラの終了

「取消」をクリックして OUIを終了します

9 ファイルディレクトリの削除

インストーラでは削除されないファイルやディレクトリがありますので手動で

削除します

① ORACLEホームディレクトリ

rootユーザーログインして削除した Oracle Application Serverインスタンスの

ORACLE ホームディレクトリを削除します次のコマンドを実行してくだ

さい $ su Password rm ndashrf optoracleproduct904portal

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 51

② etcoratabの削除済みインスタンスのエントリ

etcoratabファイルから削除したインスタンスに関する記述を削除します $ vi etcoratab This file is used by ORACLE utilities It is created by rootsh and updated by the Database Configuration Assistant when creating a database A colon is used as the field terminator A new line terminates the entry Lines beginning with a pound sign are comments Entries are of the form $ORACLE_SID$ORACLE_HOMEltN|Ygt The first and second fields are the system identifier and home directory of the database respectively The third filed indicates to the dbstart utility that the database should Y or should not N be brought up at system boot time Multiple entries with the same $ORACLE_SID are not allowed optoracleproduct904portalN この行を削除

10 OIDから OracleASインスタンス情報を削除

OracleAS Infrastructureの Oracle Internet Directory(OID)のエントリに格納されてい

るOracleASインスタンス情報を手動で削除します

ユーザー「oracleas」で OracleAS Infrastructure用に環境変数を設定して次のコマ

ンドを実行します $ ldapdelete -h ltOIDのホスト名gt -p ltOIDのポート番号gt -D cn=orcladmin -w ltorcladminのパスワードgt -x orclApplicationCommonName=ltOracleASインスタンス名gt cn=IAS Instancescn=IAScn=Productscn=OracleContext

ここでltOID のホスト名gtltOID のポート番号gtltorcladmin のパスワードgtは

インストール時に指定した OIDに関する情報と同じです

ltOracleAS インスタンス IDgtについては「管理ツール Application Server Control

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 52

の確認」で確認したltOracleAS インスタンス名gtltマシンのホスト名gtltマシン

のドメイン名gt(例 「portalportal21mycompanycom」)となります

例 $ ldapdelete -h portal21mycompanycom -p 3060 -D cn=orcladmin -w oracle10g -x orclapplicationcommonname=portalportal21mycompanycom cn=IAS Instancescn=IAScn=Productscn=OracleContext

OID に格納されている OracleAS インスタンスの情報はここで使用したコマ

ンドラインのツール「ldapdelete」の代わりにOracle Directory Manager で確認

および変更することもできますOracle Directory Manager の起動方法について

は「Oracle Application Server 10g for Linux インストール手順 ~Infrastructure編

~」の「運用上の注意」を参照してください

「エントリ管理」項目の「 cn=OracleContex cn=Products cn=IAS cn=IAS

Instances」の下の各エントリにOracleAS Infrastructure に関連付けられた

OracleAS インスタンスの情報が格納されています各エントリの属性

「orclapplicationcommonname」にOracleAS インスタンスの名前が格納されて

いますアンインストールした OracleAS インスタンスの情報が格納されている

エントリをクリックして選択し アイコンをクリックすると削除することが

できます

11 OracleAS Single Sign-Onのパートナアプリケーション情報を削除

OracleAS Single Sign-On にパートナアプリケーションとして登録されている

OracleAS Portalの情報を手動で削除します

① OracleAS Single Sign-Onへのアクセス

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 53

ブラウザを起動し次の URLにアクセスしてください

httpltホスト名ドメイン名gtltポート番号gtplsorasso

ltホスト名gtltドメイン名gtについてはOracleAS Infrastructure の Oracle HTTP

Server にアクセスするための値となります次のような画面が表示されます

画面右上の「ログイン」をクリックしてください

② OracleAS Single Sign-Onへのログイン

次のような OracleAS Single Sign-Onのログイン画面が表示されます

ユーザー名orcladmin

パスワード OracleAS Infrastructure のインストール時に指定した

「ias_admin」のパスワード(今回は「oracle10g」)

と入力してください ③ OracleAS Single Sign-Onのトップページ

OracleAS Single Sign-Onのトップページが表示されます

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 54

画面上方の「SSO Server管理」をクリックしてください

④ OracleAS Single Sign-Onの管理画面

3つの管理項目が表示されます

中央の「パートナアプリケーションの管理」をクリックしてください

⑤ パートナアプリケーションの管理

パートナアプリケーションの一覧が表示されます

ここでアンインストールした OracleAS Portalの情報を削除しますlt今回イン

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 55

ストールした Middle-Tierの OracleASインスタンス名gtltマシンのホスト名gtlt

マシンのドメイン名gt(例 「portalportal21mycompanycom」)と表記されてい

るパートナアプリケーション及び今回インストールした OracleAS

Portal(例 「Oracle Portal(portal)」)と表記されているパートナアプリケーシ

ョンの 2つについて左側の「 」アイコンをクリックして削除します

⑥ 確認画面

それぞれ次のような確認画面が表示されますので「はい」をクリックします

この作業を正確に行わないと次回以降の Middle-Tier のインストールで構成ツ

ールの実行に失敗する場合があります

12 OracleASインスタンス情報の確認

アンインストールした OracleASインスタンスの情報がOracleAS Infrastructureに

残っていないことを確認します

① Application Server Controlへのアクセス

ブラウザを起動し次の URLにアクセスしてください

httpltホスト名ドメイン名gtltポート番号gt

ltホスト名gtltドメイン名gtltポート番号gtについては OracleAS Infrastructure の

Application Server Controlにアクセスするための値を入力してくださいログイ

ンダイアログが表示されます

ユーザー名ias_admin

パスワードOracleAS Infrastructure のインストール時に指定した「ias_admin」の

パスワード(今回は「oracle10g」)

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 56

と入力してください

② 次の画面が表示されます

ここで「スタンドアロンインスタンス」項目に表示されるリンクにアンイ

ンストールした OracleAS インスタンスの名前が存在しないことを確認してくだ

さい存在していない場合はアンインストール作業は完了ですもし存在し

ている場合は次の手順に進んでください

③ Middle-Tierの OracleASインスタンス情報の手動削除

Middle-Tier のインストールを強制終了した場合などMiddle-Tier の情報が残っ

ていることがありますその場合はユーザー「oracleas」でログインし

OracleAS Infrastructure 用の適切な環境変数を設定して次のコマンドを実行し

ます $ infra_env $ $ORACLE_HOMEdcmbindcmctl destroyinstance ndashi ltOracleASインスタンス名gt

ここでlt OracleAS インスタンス名gtは削除する OracleAS インスタンス名です

以上で OracleASのMiddle-Tierのアンインストールは完了です

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 57

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無断転載を禁ず この文書はあくまでも参考資料であり掲載されている情報は予告なしに変更されることがあ

ります日本オラクル社は本書の内容に関していかなる保証もいたしませんまた本書の内容に

関連したいかなる損害についても責任を負いかねます Oracle は米国 Oracle Corporation の登録商標です文中に参照されている各製品名及びサー

ビス名は米国 Oracle Corporation の商標または登録商標ですその他の製品名及びサービス名はそれぞれの所有者の商標または登録商標の可能性があります

  • はじめに
  • 目次
    • 前提
      • インストール概要
      • インストール
        • インストール事前準備
          • ハードウェア要件の確認
          • ソフトウェア要件の確認(Red Hat Enterprise Linux21の場合)
          • ソフトウェア要件の確認(Red Hat Enterprise Linux 30の場合)
          • ソフトウェア要件の確認(MIRACLE LINUX Standard Edition V21の場合)
          • カーネルパラメータの設定
          • ホスト名の確認
          • インストールするOSユーザー作成
            • インストール作業
            • インストール後の確認
              • サービスのポート番号の確認
              • OracleAS Portalの「ようこそ」画面の確認
              • Web管理コンソールApplication Server Controlの確認
                  • サービスの起動停止
                    • インストールユーザーの環境変数の設定
                    • OracleAS Portalの起動
                    • OracleAS Portalの停止
                      • 運用上の注意
                        • PDKについて
                        • Portalスキーマのパスワードの変更
                          • アンインストール
                            • アンインストール作業

前提

この資料で記述されている手順は次の Linux ディストリビューションパッケージを

対象にしています

Red Hat Enterprise Linux ASES 21 Red Hat Enterprise Linux ASES 30 MIRACLE LINUX Standard Edition V21(Oracle9i Release2対応キット適用済または Update 3以降)

また作業をおこなうシェルとして bashを利用することを前提としています この資料に従って OracleAS Portal をインストールすると企業情報ポータルを構築するためのポータルフレームワークが使用できますOracleAS Portal の使い方については製品に付属の次のマニュアルを参照してください Oracle Application Server Portal Configuration Guide 10g(904) Oracle Application Server Portal Users Guide 10g (904) Oracle Application Server Portal Error Messages Guide 10g(904)

Middle-Tier のインストールタイプ「PortalampWireless」や「BIampForms」を利用するためにはOracleAS Infrastructureが必要ですOracleAS Infrastructureとは異なるマシンに Middle-Tier をインストールすることもできますがこの資料では「Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Infrastructure編~」に従ってインストールされた OracleAS Infrastructure と同じマシンにMiddle-Tier をインストールタイプ「PortalampWireless」でインストールする構成の手順を説明します

~Portal編~ 4 Oracle Application Server 10g(904) for Linux x86 インストール手順

MetaDataRepository

IdentityManagementOIDSSOOCA

ホスト名 portal21 mycompanycom

Application Server Control Application Server Control

OracleHTTPServer

Web Cache

Portal amp Wireless- Portal

Infrastructure Middle-Tier

インストール時インストール後にInfrastrucureに関連付け

関連付け

図 1 インストール構成

インストール概要 インストールは次の手順で行います

インストール事前準備

OracleAS Portalのインストール

インストール後の確認

bullハードウェア要件確認bullソフトウェア要件確認bullカーネルパラメータの設定bullホスト名の確認bullインストールするOSユーザーの作成

bullOracle Universal Installerを起動インストール

bull動作確認

図 2 インストールステップ

Oracle Application Server 10gはOracle Universal Installerによって GUIでインストールしますOracle Universal Installerはインストールを開始する前にシステム要件が満たされているかどうかチェックしますOracleAS Portal ではユーザーの管理にOracleAS Infrastructure の Identity Management を利用するのでOracle Universal Installer でのインストール中に利用する OracleAS Infrastructure の情報の入力を求められます

Oracle Application Server 10g(904) for Linux x86 インストール手順 ~Portal編~ 5

Oracle Universal Installerによるインストールは次の手順で行います

終了

ようこそ

oraInventoryの指定

インストールする製品の選択

インストールタイプの選択

プリインストール要件の確認

構成オプションの選択

関連付けるInfrastructureの選択

ファイルの場所を指定

インスタンス名管理者パスワードの入力

構成ツールの実行

図 3 Oracle Universal Installerのステップ

Oracle Application Server 10g(904) for Linux x86 インストール手順 ~Portal編~ 6

インストール 次の 3つのステップに分けて手順を説明します 1 インストール事前準備 2 インストール作業 3 インストール後の確認

インストール事前準備 インストール前にシステム要件を確認しますOracle Application Server

10g(904)ではインストーラ(Oracle Universal Installer)によってシステム要件

の事前チェックが行われ要件が満たされていないとインストールを開始できま

せんインストールを開始する前に以降の手順に従って必ずシステム要件を確

認してください

ハードウェア要件の確認 次の作業を rootユーザーで行ってください

1 メモリ容量の確認

OracleAS Portal をインストールするためにはOracleAS Infrastructure と同

じマシンにインストールする場合には 15GB 以上異なるマシンにインス

トールする場合には 1GB 以上の物理メモリが必要です次のコマンドで

確認してください grep MemTotal procmeminfo

メモリ容量が少ない場合使用していないソフトウェアは停止してくだ

さい他のソフトウェアがメモリを使用しているとインストーラを起

動できない場合があります

2 ディスク容量の確認

OracleAS Portal をインストールするためには11GB 以上の空きディスク

容量が必要です次のコマンドで確認してください df -h

3 スワップ領域の確認

OracleAS Infrastructure インストールするためには15GB 以上のスワップ

Oracle Application Server 10g(904) for Linux x86 インストール手順 ~Portal編~ 7

領域が必要です次のコマンドで確認してください grep SwapTotal procmeminfo

4 X Serverの確認

Oracle Universal Installer を GUI 環境で実行するためには256 色以上の表

示が可能な X Serverが必要です次のコマンドで確認してください usrX11R6binxdpyinfo | grep window (省略) depth of root window 16 planes

(省略)

depth of root windowの値が 8以上である必要があります

ソフトウェア要件の確認(Red Hat Enterprise Linux21の場合) 次の作業を rootユーザーで行ってください

1 OSのバージョンを確認

次のコマンドで OSのバージョンを確認してください cat etcissue Red Hat Linux Advanced Server release 21ASyenm (Pensacola)

2 カーネルのバージョンの確認

kernel-249-e25以上が必要です次のコマンドで確認してください uname -r 249-e25

バージョンが kernel-249-e25未満の場合はRed Hat社のWebサイトから

カーネルをダウンロードしてバージョンアップしてください

3 ソフトウェアパッケージの確認

glibc-224-32 package glibc-224-32

gcc-296-1081

pdksh-5214-13

openmotif-2130

sysstat-401

compat-glibc-62-2132

libstdc++-296-108181

これらのパッケージがインストールされている必要があります次のコマ

ンドで確認してください

Oracle Application Server 10g(904) for Linux x86 インストール手順 ~Portal編~ 8

rpm -q glibc gcc pdksh openmotif sysstat compat-glibc ibstdc++ glibc-224-32 gcc-296-1081 pdksh-5214-13 openmotif-2130 sysstat-401 compat-glibc-62-2132 libstdc++-296-108181

パッケージが存在しない場合またはパッケージのバージョンが低い場合

はRed Hat Enterprise Linuxに付属の CD-ROMか Red Hat社のWebサイト

からパッケージを入手しインストールまたはバージョンアップを行って

ください

参考 rpmによるパッケージのインストールバージョンアップ方法

パッケージのインストール

rpm ndashivh ltパッケージ名gt

パッケージのバージョンアップ

rpm ndashUvh ltパッケージ名gt ソフトウェア要件の確認(Red Hat Enterprise Linux 30の場合) 次の作業を rootユーザーで行ってください

1 OSのバージョンを確認

次のコマンドで OSのバージョンを確認してください cat etcissue Red Hat Enterprise Linux AS release 3 (Taroon)

2 カーネルのバージョンの確認

kernel-2421-4-EL以上が必要です次のコマンドで確認してください uname -r 2421-4-EL

3 ソフトウェアパッケージの確認

glibc-232-953

gcc-323-20

setarch-13-1

pdksh-5214

openmotif21-2130-8

Oracle Application Server 10g(904) for Linux x86 インストール手順 ~Portal編~ 9

gnome-libs-141290-341

compat-glibc-7x-224325

compat-gcc-73-296122

compat-libstdc++-73-296122

compat-libstdc++-devel-73-296122

compat-gcc-c++-73-296122

sysstat-4007 compat-glibc-62-2132

これらのパッケージがインストールされている必要があります次のコマ

ンドで確認してください rpm -q glibc gcc pdksh openmotif sysstat compat-glibc ibstdc++ glibc-224-32 gcc-296-1081 pdksh-5214-13 openmotif-2130 sysstat-401 compat-glibc-62-2132 libstdc++-296-108181

パッケージが存在しない場合またはパッケージのバージョンが低い場合

はRed Hat Enterprise Linuxに付属の CD-ROMか Red Hat社のWebサイト

からパッケージを入手しインストールまたはバージョンアップを行って

ください

参考 rpmによるパッケージのインストールバージョンアップ方法

パッケージのインストール

rpm ndashivh ltパッケージ名gt

パッケージのバージョンアップ

rpm ndashUvh ltパッケージ名gt

4 次のシンボリックリンクが存在するのを確認してください

cd usrbin

ls -l gcc g++

gcc -gt gcc296

g++ -gt g++296

5 hugemem カーネルが使用されている場合は次のコマンドを使用してア

ーキテクチャを設定します

setarch i386

Oracle Application Server 10g(904) for Linux x86 インストール手順 ~Portal編~ 10

6 Patch 3006854 を適用します

Oracle Application Server 10g (904) JP Update CDに含まれる Patch3006854

を適用してください

このパッチによってファイル「etcldsopreload」が存在しなければ作成さ

れ次の行が追加されます etclibcwaitso

ソフトウェア要件の確認(MIRACLE LINUX Standard Edition V21の場合) 次の作業を rootユーザーで行ってください

1 OSのバージョンを確認

次のコマンドで OSのバージョンを確認してください cat etcissue Miracle Linux Standard Edition V21(Stylax)

2 カーネルのバージョンの確認MIRACLE LINUX Oracle9i Release 2対応キ

ットのインストール

MIRACLE LINUXの購入時期によってはMIRACLE LINUXのインストー

ル後にMIRACLE LINUX Oracle9i Release 2対応キット(MIRACLE LINUX

Standard Edition V21を Oracle9i Release 2以降のバージョンに対応させるた

めのアップデートパッケージ集以降 R2 キット)を適用する必要があり

ますMIRACLE LINUXのインストール CD-ROMもしくは現在のカーネ

ルバージョンを確認しください

MIRACLE LINUX Standard Edition V21 Update3をインストールされている

場合は R2キットの適用は必要ありません

CD-ROMに含まれるカーネルのバージョンの確認 mount mntcdrom ls mntcdromMiracleRPMSkernel

現在のカーネルのバージョンの確認 uname -r 249-e2532ml

カーネルのバージョンが kernel-249-3122ml であれば次の手順で R2 キ

ットを適用してください

Oracle Application Server 10g(904) for Linux x86 インストール手順 ~Portal編~ 11

① MIRACLE LINUXのインストール

② R2キットのインストール

③ その他セキュリティパッチなどの適用(任意)

さらにカーネルのバージョンが kernel-249-e2532ml 未満の場合は

MIRACLE LINUX 社の Web サイトからカーネルをダウンロードして

kernel-249-e2532ml以上にバージョンアップしてください

3 ソフトウェアパッケージの確認

glibc-224-34ml

gcc-2953-5ml

pdksh-5214-12

openmotif-2130-11

sysstat-407-2ml

compat-glibc-62-2132

libstdc++-2953-5ml

これらのパッケージがインストールされている必要があります次のコマ

ンドで確認してください rpm -q glibc gcc pdksh openmotif sysstat compat-glibc libstdc++ glibc-224-34ml gcc-2953-5ml pdksh-5214-12 openmotif-2130-11 sysstat-407-2ml compat-glibc-62-2132 libstdc++-2953-5ml

パッケージが存在しない場合またはパッケージのバージョンが低い場合

はMIRACLE LINUX に付属の CD-ROM(OpenMotif-2130 は R2 キットの

「MiracleRPMS」ディレクトリに存在します)あるいは MIRACLE LINUX

社の Web サイトからパッケージを入手しインストールまたはバージョン

アップを行ってください

参考 oranavi

MIRACLE LINUX にはOracle 製品のインストールを支援するツール

Install Navigator for Oracle(oranavi)が付属していますoranaviを使っ

たインストール方法につきましてはoranavi に付属のドキュメントを

参照してください

Oracle Application Server 10g(904) for Linux x86 インストール手順 ~Portal編~ 12

カーネルパラメータの設定 次の作業を rootユーザーで行ってください

1 semmslsemmnssemopmsemmniの値の確認

次のコマンドで確認します sbinsysctl ndasha | grep sem kernelsem = 256 32000 100 142 (推奨値)

値が推奨値未満の場合は6の手順を行ってください

2 shmallshmmaxsemmniの値の確認

次のコマンドで確認します sbinsysctl ndasha | grep shm kernelshmmni = 142 (推奨値) kernelshmall = 2097152 (推奨値) kernelshmmax = 2147483648 (推奨値) kernelshm-use-bigpages = 0

値が推奨値未満の場合は6の手順を行ってください

3 msgmaxmsgmnbmsgmniの値の確認

次のコマンドで確認します sbinsysctl ndasha | grep msg kernelmsgmnb = 65535 (推奨値) kernelmsgmni = 2878 (推奨値) kernelmsgmax = 8192 (推奨値)

値が推奨値未満の場合は6の手順を行ってください

4 fille-maxの値の確認

次のコマンドで確認します sbinsysctl ndasha | grep file-max fsfile-max = 131072 (推奨値)

値が推奨値未満の場合は6の手順を行ってください

5 ip_local_port_rangeの値の確認

次のコマンドで確認します sbinsysctl ndasha | grep ip_local_port_range netipv4ip_local_port_range = 20000 65000 (推奨値)

値が推奨値未満の場合は6の手順を行ってください

6 カーネルパラメータの変更

1~5 の手順で値が推奨値未満のものがある場合ファイル

Oracle Application Server 10g(904) for Linux x86 インストール手順 ~Portal編~ 13

「etcsysctlconf」を編集して必要な行を追加または変更してください vi etcsysctlconf kernelshmall = 2097152 kernelshmmax = 2147483648 kernelshmmni = 142 semaphores semmsl semmns semopm semmni kernelsem = 256 32000 100 142 fsfile-max = 131072 netipv4ip_local_port_range = 20000 65000 kernelmsgmni = 2878 kernelmsgmax = 8192 kernelmsgmnb = 65535

さらに次のコマンドでカーネルパラメータの現在の値を変更します sbinsysctl -p

コマンドの出力結果から値が正しいことを確認します値が誤っている

場合はもう一度ファイル「etcsysctlconf」を編集してこのコマンドを再

度実行します

ホスト名の確認 次の作業を rootユーザーで行ってください

1 ファイル「etchosts」の編集

次のようにドメイン名を含んだホスト名を最初に記述します IPアドレス ltホスト名gtltドメイン名gt ltホスト名gt

例 123456789 portal21mycompanycom portal21

ホスト名には次のような制限があります

「web」もしくは「portal」以外

255文字以内

2 複数のネットワークカードを持つ環境にインストールする場合

インストーラはファイル「etchosts」の最初の名前を使用します複数のネットワークカードを持つ場合は使用するホスト名が最初になるよう

に並べ替えてください

3 DHCP環境にインストールインストールする場合

Linux および Windows の場合は DHCP 環境へのインストールが可能です

DHCP 環境の場合は次のようにファイル「etchosts」を編集してくださ

Oracle Application Server 10g(904) for Linux x86 インストール手順 ~Portal編~ 14

127001 ltホスト名gtltドメイン名gt ltホスト名gt

例 127001 portal21mycompanycom portal21

4 hostnameコマンドの実行

hostname コマンドコマンドを実行してホスト名が設定されていることを

確認してください

hostname ホスト名の確認 localhostlocaldomain hostname portal21jporacdlecom ホスト名の設定 hostname 設定したホスト名の確認 portal21mycompanycom

インストールする OSユーザー作成 今回は同じマシンに既に OracleAS Infrastructureがインストールされているので

この手順は省略して以前と同じユーザー「oracleas」で Middle-Tier のインスト

ールを行いますOracleAS Infrastructureと異なるマシンにMiddle-Tierをインス

トールする場合などマシンに始めて Oracle Application Serverをインストール

する場合はこの手順の通りにインストール用のユーザーを作成してください

Oracle Application Serverを rootユーザーでインストールすることはできません

インストール用のユーザーを作成する必要があります以降の作業は root ユー

ザーで行ってください

1 インストール用グループ(oinstall)作成 groupadd oinstall

2 管理者用グループ(dba)作成 groupadd dba

3 インストール用ユーザー(oracleas)作成

ユーザー「oracleas」をデフォルトグループ「oinstall」サブグループ

「dba」として作成しますなお Oracle Application Server を root ユーザー

でインストールすることはできません必ずインストール用のユーザーを

作成してください useradd -g oinstall -G dba oracleas

4 作成したユーザー「oracleas」のパスワード設定

Oracle Application Server 10g(904) for Linux x86 インストール手順 ~Portal編~ 15

passwd oracleas New password

5 ユーザー「oracleas」のシェル制限の設定

ファイル「etcprofile」に次の内容を追加します「 $USER = oracleas 」

「 $SHELL = binksh 」といった大括弧の内側の文字列の両端には必

ず空白を 1つ入れてください(空白がないとエラーになります) if [ $USER = oracleas ] then if [ $SHELL = binksh ] then ulimit ndashp 16384 gtdevnull 2gtamp1 ulimit ndashn 16384 gtdevnull 2gtamp1 else ulimit ndashu 16384 ndashn 16384 gtdevnull 2gtamp1 fi fi

6 ハードリミットの変更

ユーザーのシェル制限を有効にするためにハードリミットを変更します

ハードリミットとはroot ユーザーだけが変更可能な上限値で一般ユー

ザーは現在のシェル制限をハードリミットの値まで変更できますハード

リミットを変更するためにはファイル「etcsecuritylimitsconf」に次

の 2行を追加します hard nofile 16384 hard nproc 16384

7 環境変数の設定

① 作成したユーザー「oracleas」でログイン su - oracleas

② 環境変数の確認

次のコマンドを実行して環境変数の設定を確認してください $ env

DISPLAY

「ハードウェア用件の確認」で確認した X Serverを指定します

TMPTMPDIR

これらの環境変数に250MB 以上空いているディレクトリを設定

してください

PATHCLASSPATHLD_LIBRARY_PATH

Oracle Application Server 10g(904) for Linux x86 インストール手順 ~Portal編~ 16

これらの環境変数に既存もしくはこれからインストールを行う

Oracle ホームディレクトリが含まれていないことを確認してく

ださい

LD_BIND_NOWORACLE_HOMEORA_NLS33TNS_ADMIN

設定されている場合は解除してください

LANG

「ja_JPeucJP」と設定してください(ご使用の Linux のキャラクタ

セットが EUC以外の場合はそれに応じて変更してください)

8 インストール先のディレクトリの書き込み権限の確認

今回はディレクトリ「optoracle」以下に Oracle Application Server をイン

ストールしますこのディレクトリが存在しなければ作成しまたユーザ

ー「oracleas」が書き込み権限を持っていることを確認してください

Oracle Application Server 10g(904) for Linux x86 インストール手順 ~Portal編~ 17

インストール作業 1 インストールユーザー「oracleas」でログイン

su ndash oracleas Password

2 環境変数 TMPTMPDIRに指定したディレクトリの空き領域を確認

環境変数 TMP と TMPDIR に指定したディレクトリに 250MB 以上の空き容量が

あるかどうかを確認します $ df ndashk $TMP $ df ndashk $TMPDIR

3 Oracle Application Serverのメディアをセット

Oracle Application Serverの Disk1を CD-ROMドライブに挿入してマウントしま

$ mount mntcdrom

4 ポート番号を指定してインストールする場合 Oracle Application Server 10g(904)のインストーラはインストール時にポート番

号の競合を回避してサービスにポートを自動的に割り当てます

インストール時に OracleAS Infrastructureが使用するポート番号を指定したい場合

は次の作業を行ってください

次のようなポート番号の競合を回避します

実行中のプロセスが使用中のポート

etcservicesファイルで指定されているポート

同一 OS ユーザーで既にインストールされている Oracle ApplicationServer 10g(904)に割り当てられているポート

① staticportsiniファイルを作成

インストールメディアの Disk1 に存在するテンプレートをローカルディス

クにコピーします $ cp mntcdromstageResponsestaticportsini optoraclestaticportsini

② ローカルディスクにコピーした staticportsiniファイルを編集

ポート番号をファイル「optoraclestaticportsini」で指定します各コンポー

ネントについてポート番号を指定し「」を削除して有効にします指定し

ないコンポーネントについてはインストーラが自動的にポート番号を割り

当てますOracleAS Portalにアクセスするために HTTPと HTTPSが一般的に

使用するポート番号である 80 と 443 を使用したい場合は例えば次のように

Oracle HTTP Server(OHS)OracleAS Web Cacheの使用するポート番号を指定

します J2EE and Web Cache Oracle HTTP Server port = 80 Oracle HTTP Server Listen port = 8889 Oracle HTTP Server SSL port = 443 Oracle HTTP Server Listen (SSL) port = 4444 Oracle HTTP Server Diagnostic port = port_num Oracle HTTP Server Jserv port = port_num Java Object Cache port = port_num DCM Java Object Cache port = port_num Oracle Notification Server Request port = port_num Oracle Notification Server Local port = port_num Oracle Notification Server Remote port = port_num Application Server Control port = port_num Application Server Control RMI port = port_num Oracle Management Agent port = port_num Web Cache HTTP Listen port = 80 Web Cache HTTP Listen (SSL) port = 443 Web Cache Administration port = port_num Web Cache Invalidation port = port_num Web Cache Statistics port = port_num Log Loader port = port_num Business Intelligence and Forms Discoverer OSAgent port = port_num Reports Services SQLNet port = port_num Infrastructure Oracle Internet Directory port = port_num Oracle Internet Directory (SSL) port = port_num Oracle Certificate Authority SSL Server Authentication port = port_num Oracle Certificate Authority SSL Mutual Authentication port = port_num

ポート番号に関する注意

Oracle Enterprise Manager Application Server Control のポート番号をインス

トール後に変更することはできません

OracleAS Infrastructure のインストール中にMetadata Repository を格納する

ために作成された データベースはポート番号 1521248124828080

9090 を使用しますそのため OracleAS Infrastructure と同一のマシンに

Middle-Tier をインストールする場合はこれらのポート番号を指定しないで

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 19

ください

65536以上のポート番号を指定することはできません

1024 未満のポート番号を指定する場合はroot ユーザーとしてコンポーネン

トを実行する必要がありますインストール終了時にインストーラではその

コンポーネントを起動できないのでインストール中に後述のような追加手

順を実行する必要があります

競合しているポート番号を指定した場合はインストール後に実行される構

成ツールが正常に終了しない可能性がありますその場合はこの資料の最後

に記述されている方法に従って Oracle Application Serverをアンインストール

した後ポート番号の指定を変更してから再インストールしてください

OracleAS Portal を使用するためには「Oracle HTTP Server port」と「Web

Cache HTTP Listen port」「Oracle HTTP Server SSL port」と「Web Cache HTTP

Listen (SSL) port」に指定するポート番号が一致している必要があります

5 インストーラの起動

次のコマンドを実行して Oracle Universal Installer(OUI)を起動します

インストール中にディスクの入れ替えが発生しますのでマウントポイントデ

ィレクトリ内でインストーラを起動しないことをお薦めしますもしマウントポ

イントディレクトリ内でインストーラを起動した場合インストーラの起動後

にカレントディレクトリを他のディレクトリに変更してください $ mntcdromrunInstaller

インストール時に OracleAS Portalが使用するポート番号を指定する場合は作成

した staticportsini ファイルを使ってインストーラを起動する必要がありますパ

ラメータの文法は OracleAS の Infrastructure をインストールする場合とは異なる

ので注意してくださいまた改行せずに入力してください $ mntcdromrunInstaller oracleiappserveriapptops_staticPorts=optoraclestaticportsini

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 20

Oracle Application Server 10g(904)ではインストーラによってシステム要件の

事前チェックが行われシステム要件が満たされていないと「Error

~Continue (yn) [n] 」というメッセージが表示されますメッセージの内容

を確認してから「n」と入力してインストールを中断しインストール事前準

備の各項目をもう一度チェックしてください

MIRACLE LINUXではシステム要件の事前チェックのいくつかの項目につい

て「Failed」と表示されます最後に「Error Packages version not per

Installation requirementContinue (yn) [n] 」と表示されますが表示されるメッ

セージを確認しインストール事前準備の各項目をもう一度チェックした上で

「y」と入力してインストールを継続してください

OUI が起動されると最初に次のようなスプラッシュが表示されます(数秒から

十数秒かかる場合があります)

6 「ようこそ」画面

「次へ」をクリックします

7 マシンに初めて Oracle製品をインストールする場合

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 21

今回はマシンに既に OracleAS Infrastructureがインストールされているので次の

ような画面は表示されません初めてマシンに Oracle製品をインストールすると

きには次のような画面が表示されますので指示に従って適切な情報を入力し

ます

① 「インベントリディレクトリの指定」画面

インベントリにはOracle製品のインストール情報が格納されます

今回は「optoracleoraInventory」を指定します「インベントリディレク

トリのフルパスの入力」に「optoracleoraInventory」と入力して「OK」を

クリックします

② 「UNIXグループ名」画面

インベントリディレクトリの書き込み権限を持つ OS グループの名前を入

力します

今回は「oinstall」を指定します「UNIX グループ名」に「oinstall」と入力し

て「次へ」をクリックしてください

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 22

③ orainstRootshの実行

次のようなダイアログが表示されます

「続行」をクリックする前にrootユーザーで

「optoracleoraInventoryorainstRootsh」を実行してください $ su Password optoracleoraInventoryorainstRootsh Oracleインベントリポインタファイルを作成しています(etcoraInstloc) 次のグループ名を変更します optoracleoraInventory 新規グループ名 oinstall

orainstRootsh実行後ダイアログに戻り「続行」をクリックします

8 「ファイルの場所の指定」画面

インストールする OracleAS インスタンスを識別する名前とインストールする

先のディレクトリを指定します今回は「インストール先」に「portal」「パ

ス」に「optoracleproduct904portal」と指定してくださいインストール先のデ

ィレクトリが存在しない場合はインストーラにより自動的に作成されます

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 23

「次へ」をクリックしてください

9 「インストールする製品の選択」画面

「製品の言語」をクリックして「選択された言語」に「日本語」が含まれてい

ることを確認してください含まれていない場合は「使用可能な言語」で「日

本語」をクリックしてから「gt」アイコンをクリックして日本語を選択し

「OK」をクリックしてください

「インストールする製品の選択」画面で「OracleAS Application Server 10g」が選択

されているのを確認して「次へ」をクリックします

10 「インストールタイプの選択」画面

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 24

「Portal and Wireless」を選択して「次へ」をクリックします

11 「Middle-Tierインストールの手順のプレビュー」画面

インストール手順のプレビュー画面が表示されます

確認して「次へ」をクリックします

12 「インストール前の要件の確認」画面

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 25

チェックボックスをチェックし「次へ」をクリックします

13 「構成オプションの選択」画面

インストール時に実行する構成ツールを選択します

「OracleAS Portal」にチェックがついているのを確認して「次へ」をクリックし

ます

14 「Oracle Internet Directoryへの登録」画面

利用する OracleAS Infrastructureの Oracle Internet Directory(OID)にアクセスするた

めの情報を入力します

OracleAS Infrastructureの OIDが稼動しているホスト名とポート番号を入力します

今回は OracleAS Infrastructure と同じマシンにインストールしているので

「Host」には現在インストールを行っているマシンの名前を「ltホスト名gtltド

メイン名gt」形式で入力してください「Port」には「Oracle Application Server 10g

for Linux インストール手順 ~Infrastructure 編~」の「インストール後の確認」

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 26

の「サービスのポートの確認」で確認した「Oracle Internet Directory port」の値

を入力してください(デフォルトでは「3060」です)

入力が完了したら「次へ」をクリックしてください

15 「Oracle Internet Directoryに対するログインの指定」画面

OIDに管理ユーザー「cn=orcladmin」でログインするための情報を入力します

「Password」には OracleAS Infrastructureをインストールしたときに「ias_admin」

のパスワードとして指定した値を入力して「次へ」をクリックしてください

16 「OracleAS Metadata Repositoryの選択」画面

Metadata Repository がインストールされているデータベースに対する接続情報を

入力します

デフォルト値が適切なのを確認して「次へ」をクリックします

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 27

17 「インスタンス名と ias_adminパスワードの指定」画面

インストールする Oracle Application Server に一意の名前を付け管理ユーザー

「ias_admin」のパスワードを指定します

今回は「インスタンス名」に「 portal」「 ias_admin のパスワード」に

「oracle10g」と入力してくださいまた Oracle Application Server を管理する

Application Server Controlにはユーザー「ias_admin」でログインするためこ

こで指定したパスワードは必ず覚えておいてください

ユーザー「ias_admin」のパスワードに指定可能な文字列には次のような制限

があります

数字 1文字以上を含む英数字 5文字以上であること

また指定するインスタンス名には次のような制限があります

英数字(A~Za~z0~9)およびrdquo$rdquordquo_rdquoのみ使用可能

1 つのマシンに複数の OracleAS インスタンスが存在する場合は各イン

スタンス名は一意でなくてはならない

「次へ」をクリックします

18 「サマリー」画面

インストールされるコンポーネントの一覧が表示されます

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 28

内容を確認して「インストール」をクリックします

19 「インストール」画面

① インストール中

次のような画面が表示されてインストールが開始されます

② CD-ROMの交換

インストールの途中次のようなダイアログが表示されます

指示に従って CD-ROMを交換し「OK」をクリックしてください

例 umount mntcdrom

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 29

eject

インストールメディアの交換 mount mntcdrom

③ rootshの実行

次のようなダイアログが表示されます

「OK」をクリックする前にOracle Application Server をインストールするデ

ィレクトリ(今回は「optoracleproduct904portal」)に存在する「rootsh」を

rootユーザーで実行してください $ su Password optoracleproduct904portalrootsh Running OracleAS rootsh script The following environment variables are set as ORACLE_OWNER= oracleas ORACLE_HOME= optoracleproduct904portal Enter the full pathname of the local bin directory [Defaultusrlocalbin] 「ENTER」キーを押す The file dbhome already exists in usrlocalbin Overwrite it (yn) [n] y 「y」キーを押す

Copying dbhome to usrlocalbin The file oraenv already exists in usrlocalbin Overwrite it (yn) [n] y 「y」キーを押す Copying oraenv to usrlocalbin The file coraenv already exists in usrlocalbin Overwrite it (yn) [n] y 「y」キーを押す Copying coraenv to usrlocalbin Creating etcoratab file Adding entry to etcoratab file Entries will be added to the etcoratab file as needed by Database Configuration Assistant when a database is created Finished running generic part of rootsh script Now product-specific root actions will be performed

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 30

今回のように同じマシンに既に Oracle 製品がインストールされている場合は

ディレクトリ「 usrlocalbin」に存在するファイル「dbhome」「oraenv」

「coraenv」を上書きするかどうか聞かれますのですべて「y」で上書きして

ください

またインストール開始時にファイル「staticportsini」を使用してOracle HTTP

Serverや OracleAS Web Cacheが 1024未満のポート番号を使用するように指定し

た場合は次のコマンドを実行してください $ su Password cd optoracleproduct904portalApacheApachebin chown root apachectl OHSが 1024未満の chmod 6750 apachectl ポート番号を使用する場合 cd optoracleproduct904portalwebcachebin chown root webcached OracleAS Web Cacheが 1024未満の chmod 6750 webcached ポート番号を使用する場合

実行後ダイアログに戻り「OK」をクリックします

20 「Configuration Assistant」画面

次の画面のように構成ツールが自動的に実行されます

構成ツールが全て終了するのをお待ちください

21 「インストールの終了」画面

インストールが正常に終了すると「OracleAS Infrastructure 10gのインストールが

成功しました」というメッセージとOracle HTTP Server にアクセスするための

URLが表示されます

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 31

「終了」をクリックすると次のようなダイアログが表示されます

「はい」をクリックしインストーラを終了します

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 32

インストール後の確認 インストール後は全てのサービスが起動しています各サービスの画面にアクセスし

動作確認しましょう

Oracle HTTP ServerOracleAS Web Cache のポート番号と Oracle Enterprise Manager

Application Server Control のポート番号を確認しそのポート番号を使用して OracleAS

Portalと Application Server Control にアクセスします

サービスのポート番号の確認

1 ファイル「optoracleproduct904portalinstallportlistini」の確認

このファイルはインストール時に割り当てられたポート番号になります「Oracle

HTTP Server port」「Web Cache HTTP Listen port」 (この 2 つは同じ値 )と

「Application Server Control port」の値を確認してください

例 [System] Host Name = portal21mycompanycom [Ports] Oracle HTTP Server port = 80 Oracle HTTP Server Listen port = 8889 Oracle HTTP Server SSL port = 443 Oracle HTTP Server Listen (SSL) port = 4444 Oracle HTTP Server Diagnostic port = 7201 Application Server Control RMI port = 1851 Oracle Notification Server Request port = 6004 Oracle Notification Server Local port = 6101 Oracle Notification Server Remote port = 6201 Java Object Cache port = 7011 Log Loader port = 44001 DCM Java Object Cache port = 7102 Oracle Management Agent port = 1831 Application Server Control port = 1811 Oracle HTTP Server Listen port = 8889 Oracle HTTP Server Listen (SSL) port = 4444 Web Cache HTTP Listen port = 80 Web Cache HTTP Listen (SSL) port = 443 Web Cache Administration port = 4000 Web Cache Invalidation port = 4001 Web Cache Statistics port = 4002 Oracle Net Listener = 1521 Discoverer OSAgent Port = 16003 Reports Services SQLNet port = 1950 Reports Services Visigenics CORBA port = 14000

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 33

OracleAS Portalの「ようこそ」画面の確認 1 OracleAS Portalの「ようこそ」画面へのアクセス

ブラウザを起動し次の URLにアクセスしてください

httpltホスト名gtltドメイン名gtltポート番号gtplsportal

ltホスト名gtltドメイン名gtltポート番号gtについては「インストールの終了」画面

に表示される Oracle HTTP Server にアクセスするための URLまたはファイル

「 optoracleproduct904portalinstallportlistini」の「Host Name」項目および

「Oracle HTTP Server port」もしくは「Web Cache HTTP Listen port」項目の値を参

照してください

右上の「ログイン」をクリックしてください

2 OracleAS Single Sign-Onへのログイン

OracleAS Single Sign-Onのログイン画面が表示されます「

ユーザー名orcladmin

パスワードOracleAS Infrastructure のインストール時に指定した「ias_admin」の

パスワード(今回は「oracle10g」)

と入力してください

3 OracleAS Portalの管理画面へのアクセス

OracleAS Portal の管理画面が表示されます画面上方に表示されるタブをクリッ

クすることでさまざまな管理機能に切り替えて表示することができます

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 34

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 35

Web管理コンソール Application Server Controlの確認 Application Server Control はコンポーネントの起動停止や設定の変更アプリケー

ションの配布を行うためのWeb管理コンソールです

1 Application Server Controlへのアクセス

ブラウザを起動し次の URLにアクセスしてください

httpltホスト名ドメイン名gtltポート番号gt

ltホスト名gtltドメイン名gtについては「インストールの終了」画面に表示され

る Oracle HTTP Server にアクセスするための URLまたはファイル

「optoracleproduct904infrainstallportlistini」の「Host Name」項目ltポート

番号gtについては「Application Server Control port」項目の値を参照してください

ログインダイアログが表示されます

ユーザー名ias_admin

パスワードOracleAS Infrastructure のインストール時に指定した「ias_admin」の

パスワード(今回は「oracle10g」)

と入力してください

2 次のページが表示されます

ここで「スタンドアロンインスタンス」項目に表示されるリンク(ltMiddle-

Tier の OracleAS インスタンス名gtltマシンのホスト名gtltマシンのドメイン名gt

例 「portalportal21mycompanycom」)をクリックすると次の画面が表示され

ます

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 36

この画面からOracleAS Portal の各コンポーネントの起動停止や設定変更ア

プリケーションのデプロイなどの管理作業を行うことができますなお後述の

ようにコンポーネントの起動停止はコマンドラインのツール「opmnctl」か

ら行うことも可能ですまた設定の変更やアプリケーションのデプロイはコ

マンドラインのツール「dcmctl」から行うことも可能です

OracleAS Portal をインストールした直後はOracleAS Portal が提供するすべて

のサービスが起動しています

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 37

サービスの起動停止 OracleAS Portalを起動停止するための手順を紹介します

インストールユーザーの環境変数の設定 各サービスを起動停止するためにはユーザー「oracleas」でログインした後適切

な環境変数を設定する必要があります次のファイル「portal_env」は環境変数設定

の一例です export LANG=ja_JPeucJP export ORACLE_SID=asdb export ORACLE_HOME=optoracleproduct904portal export LD_LIBRARY_PATH=$ORACLE_HOMElib$LD_LIBRARY_PATH export PATH=usrbinusrlocalbinbinusrX11R6bin $ORACLE_HOMEbin$ORACLE_HOMEopmnbin$ORACLE_HOMEdcmbin $PATH export NLS_LANG=Japanese_JapanJA16EUC

「usrbin」が環境変数 PATH に含まれる最初のディレクトリとなるよう設定してくだ

さい

環境変数を設定するためには次のコマンドを実行してください $ portal_env

設定した環境変数を確認するためには次のコマンドを実行してください $ env

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 38

OracleAS Portalの起動 OracleAS Portalを起動するための手順は次の通りです

1 OracleAS Infrastructureの起動(OracleAS Infrastructureが起動していない場合)

2 ユーザー「oracleas」でログインして適切な環境変数を設定 $ portal_env

3 OracleAS Portalの提供するサービスの起動 $ $ORACLE_HOMEopmnbinopmnctl startall opmnctl starting opmn and all managed processes

4 Application Server Controlの起動 $ emctl start iasconsole TZ set to Japan Oracle Enterprise Manager 10g Application Server Control 90400 Copyright (c) 2002 2003 Oracle Corporation All rights reserved Starting Oracle 10g Application Server Control started

OracleAS Portalの起動が完了しましたOracleAS Portalの提供するすべてのサービス

が使用可能になりした

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 39

OracleAS Portalの停止

OracleAS Portalを停止するための手順は次の通りです

1 ユーザー「oracleas」でログインして適切な環境変数を設定 $ portal_env

2 Application Server Controlの停止 $ emctl stop iasconsole TZ set to Japan Oracle Enterprise Manager 10g Application Server Control 90400 Copyright (c) 2002 2003 Oracle Corporation All rights reserved Stopping Oracle 10g Application Server Control Stopped

3 OracleAS Portalの提供するサービスの停止 $ $ORACLE_HOMEopmnbinopmnctl stopall opmnctl stopping opmn and all managed processes

4 OracleAS Infrastructureの停止(OracleAS Infrastructureも停止したい場合)

OracleAS Portalの停止が完了しました

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 40

運用上の注意 インストール後に必要な注意点について記述します

PDKについて

OracleAS Portalの提供するポータルフレームワークではポータルページは「ポー

トレット」と呼ばれるモジュールによって構成されます

既存社内

システム

シングル

サインオン

検索フォーム

OTN Japan

ポートレットの開発は OracleAS Portal が提

ますがPDK(Portal Developer Kit)と呼ばれ

細かく応じたポートレットを作成すること

ルページの構築を可能にする「Web Clipp

トやその他いくつかのサンプルも含まれ

PDK を使用する場合には最新版を Ora

URL(もしくはサポートセンター)から入手し

httpotnoraclecojptechportletindexhtml

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal

ポートレッ

Excite Japan 天気予報

日経BP

BizTech News

Portal Web アプリケーション

コンテンツ管理

供するウィザードによって行うこともでき

る開発キットを用いることでニーズにきめ

もできますまた PDK には効率的なポータ

ing」や「Omni Portlet」といったポートレッ

ます

cle Technology Network Japan (OTN)の次の

てください

編~ 41

Portalスキーマのパスワードの変更

OracleAS Portal を運用するにあたってはPortal スキーマ (デフォルトでは Metadata

Repository と同一の DB インスタンスのスキーマ「portal」にPortal リポジトリが作成

されます)に SQLPlus でログインして作業を行う必要がある場合がありますPortal

スキーマのパスワードはインストール直後はランダムな値に設定されていますその値

は Oracle Internet Directory(OID)に格納されているので管理ツール Oracle Directory

Manageを使用して確認することができます

① Oracle Directory Managerの起動

まず OracleAS Infrastructure で Oracle Directory Manager を起動しますユーザー

「oracleas」でログインしOracleAS Infrastructure用の適切な環境変数を設定して

次のコマンドを実行します

$ infra_env $ $ORACLE_HOMEbinoidadmin

② ログイン画面

次のようなログイン画面が表示されます

初めて Oracle Directory Manager から OID にアクセスする際にはOID が稼動して

いるサーバのホスト名などの情報を入力する必要があります アイコンをクリ

ックしてくださいなお 2 回目移行のアクセスでは②~⑤の手順は省略されます

③ OIDの登録

編集する OIDを登録するための画面が表示されます

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 42

「追加」をクリックしてください

④ OIDの情報の入力

OIDが稼動しているホスト名とポート番号を入力する画面が表示されます

「サーバー」には OracleAS Infrastructureをインストールしたマシンの名前を「ltホ

スト名gtltドメイン名gt」形式で入力してください「ポート」には「インストール

後の確認」の「サービスのポートの確認」で確認した「Oracle Internet Directory

port」の値を入力してください(デフォルトでは「3060」です)入力が完了したら

「OK」をクリックします

⑤ OIDの選択

Oracle Directory Managerで編集する OIDを選択します

今入力したホスト名とポート番号が表示されている列を選択して反転させて「選

択」をクリックします

⑥ OIDへのログイン

ユーザー名パスワードを入力します

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 43

「ユーザー」に OID の管理ユーザーである「orcladmin」「パスワード」には

OracleAS Infrastructure のインストール中に「ias_admin」のパスワードとして指定し

た値(今回は「oracle10g」)を入力して「ログイン」をクリックしてください

⑦ Portalスキーマのパスワードの格納されているエントリ

次のような OIDの初期画面が表示されます

画面左側のナビゲータペインを次のように辿ってください

エントリ管理

gt cn=OracleContext

gt cn=Products

gt cn=IAS

gtcn=IAS Infrastructure Database

gt orclReferenceName=iasdbltInfrastructureのドメイン名gt

gt OrclResourceName=Portal

gt orclpasswordattribute

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 44

⑧ Portalスキーマのパスワードの確認

画面右側の属性「orclpasswordattribute」の値が「Portal」スキーマのパスワードを示

しています

また Portal スキーマのパスワードを変更する場合一般的な DB のスキーマのように

SQLPlusなどから直接変更してはいけませんPortalスキーマのパスワードの情報は

mod_plsql の DAD などでも保持されておりそれらに対しても同時に変更を反映する

必要がありますそのため Portal スキーマや SSO のパスワードの変更はApplication

Server Control から行いますSSO スキーマのパスワードの変更方法については

「Oracle Application Server 10g(904) for Linux x86 インストール手順 ~Infrastructure編

~」を参照してくださいPotalスキーマのパスワードの変更方法は次の通りです

① インスタンスのホームページの表示

WebブラウザでApplication Server Controlのインスタンスのホームページにアクセ

スします

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 45

「Infrastructure」タブを表示してください

② 「Infrastructure」タブの表示

「Infrastructure」タブが表示されます

ページ左下のリンク「スキーマパスワードの変更」をクリックします

③ パスワードの変更画面の表示

パスワードの変更画面が表示されます

パスワードの変更画面で「PORTAL」にチェックをつけて選択し「パスワード」

及び「パスワードの確認」項目に設定したいパスワードを入力します入力が完

了したら「OK」をクリックします

④ パスワードの変更結果の確認画面の表示

パスワードの変更結果の確認画面が表示されます

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 46

⑤ インスタンスのホームページの表示

Portalスキーマのパスワードを変更した場合Oracle HTTP Serverを再起動する必要

があります再びインスタンスのホームページにアクセスしてください

「HTTP Server」にチェックをつけて選択し「再起動」をクリックしてください

⑥ Oracle HTTP Serverの再起動

次のような確認画面が表示されます

「はい」をクリックしてください

⑦ 再起動の処理中

再起動中は次のような画面が表示されます再起動が完了するまで暫くお待ちく

ださい

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 47

⑧ 再起動の完了

再起動が完了すると次のような画面が表示されます

これで Portalスキーマのパスワード変更が完了しました

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 48

アンインストール インストールした OracleAS Portalをアンインストールする手順は次の通りです

アンインストール作業

1 コンポーネントの停止

「サービスの起動停止」の章を参照してOracleAS Portal を停止しますなお

OracleAS Infrastructureは必ず起動しておいて下さい

2 インストーラの起動

インストールユーザー「oracleas」でログインして次のコマンドを実行しOracle

Universal Installerを起動します $ mntcdromrunInstaller

3 「ようこそ」画面

「製品の削除」をクリックします

4 削除するインスタンスの指定

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 49

削除するインスタンスをチェックします

今回は「portal」をチェックして「削除」をクリックします

5 確認ダイアログ

削除するコンポーネントの詳細が表示されます

「はい」をクリックしてください

6 削除ダイアログ

次のようなダイアログで削除の進行状況が表示されます

7 削除完了ダイアログ

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 50

削除が完了すると次のようなダイアログが表示されます

「閉じる」をクリックします

8 インストーラの終了

「取消」をクリックして OUIを終了します

9 ファイルディレクトリの削除

インストーラでは削除されないファイルやディレクトリがありますので手動で

削除します

① ORACLEホームディレクトリ

rootユーザーログインして削除した Oracle Application Serverインスタンスの

ORACLE ホームディレクトリを削除します次のコマンドを実行してくだ

さい $ su Password rm ndashrf optoracleproduct904portal

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 51

② etcoratabの削除済みインスタンスのエントリ

etcoratabファイルから削除したインスタンスに関する記述を削除します $ vi etcoratab This file is used by ORACLE utilities It is created by rootsh and updated by the Database Configuration Assistant when creating a database A colon is used as the field terminator A new line terminates the entry Lines beginning with a pound sign are comments Entries are of the form $ORACLE_SID$ORACLE_HOMEltN|Ygt The first and second fields are the system identifier and home directory of the database respectively The third filed indicates to the dbstart utility that the database should Y or should not N be brought up at system boot time Multiple entries with the same $ORACLE_SID are not allowed optoracleproduct904portalN この行を削除

10 OIDから OracleASインスタンス情報を削除

OracleAS Infrastructureの Oracle Internet Directory(OID)のエントリに格納されてい

るOracleASインスタンス情報を手動で削除します

ユーザー「oracleas」で OracleAS Infrastructure用に環境変数を設定して次のコマ

ンドを実行します $ ldapdelete -h ltOIDのホスト名gt -p ltOIDのポート番号gt -D cn=orcladmin -w ltorcladminのパスワードgt -x orclApplicationCommonName=ltOracleASインスタンス名gt cn=IAS Instancescn=IAScn=Productscn=OracleContext

ここでltOID のホスト名gtltOID のポート番号gtltorcladmin のパスワードgtは

インストール時に指定した OIDに関する情報と同じです

ltOracleAS インスタンス IDgtについては「管理ツール Application Server Control

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 52

の確認」で確認したltOracleAS インスタンス名gtltマシンのホスト名gtltマシン

のドメイン名gt(例 「portalportal21mycompanycom」)となります

例 $ ldapdelete -h portal21mycompanycom -p 3060 -D cn=orcladmin -w oracle10g -x orclapplicationcommonname=portalportal21mycompanycom cn=IAS Instancescn=IAScn=Productscn=OracleContext

OID に格納されている OracleAS インスタンスの情報はここで使用したコマ

ンドラインのツール「ldapdelete」の代わりにOracle Directory Manager で確認

および変更することもできますOracle Directory Manager の起動方法について

は「Oracle Application Server 10g for Linux インストール手順 ~Infrastructure編

~」の「運用上の注意」を参照してください

「エントリ管理」項目の「 cn=OracleContex cn=Products cn=IAS cn=IAS

Instances」の下の各エントリにOracleAS Infrastructure に関連付けられた

OracleAS インスタンスの情報が格納されています各エントリの属性

「orclapplicationcommonname」にOracleAS インスタンスの名前が格納されて

いますアンインストールした OracleAS インスタンスの情報が格納されている

エントリをクリックして選択し アイコンをクリックすると削除することが

できます

11 OracleAS Single Sign-Onのパートナアプリケーション情報を削除

OracleAS Single Sign-On にパートナアプリケーションとして登録されている

OracleAS Portalの情報を手動で削除します

① OracleAS Single Sign-Onへのアクセス

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 53

ブラウザを起動し次の URLにアクセスしてください

httpltホスト名ドメイン名gtltポート番号gtplsorasso

ltホスト名gtltドメイン名gtについてはOracleAS Infrastructure の Oracle HTTP

Server にアクセスするための値となります次のような画面が表示されます

画面右上の「ログイン」をクリックしてください

② OracleAS Single Sign-Onへのログイン

次のような OracleAS Single Sign-Onのログイン画面が表示されます

ユーザー名orcladmin

パスワード OracleAS Infrastructure のインストール時に指定した

「ias_admin」のパスワード(今回は「oracle10g」)

と入力してください ③ OracleAS Single Sign-Onのトップページ

OracleAS Single Sign-Onのトップページが表示されます

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 54

画面上方の「SSO Server管理」をクリックしてください

④ OracleAS Single Sign-Onの管理画面

3つの管理項目が表示されます

中央の「パートナアプリケーションの管理」をクリックしてください

⑤ パートナアプリケーションの管理

パートナアプリケーションの一覧が表示されます

ここでアンインストールした OracleAS Portalの情報を削除しますlt今回イン

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 55

ストールした Middle-Tierの OracleASインスタンス名gtltマシンのホスト名gtlt

マシンのドメイン名gt(例 「portalportal21mycompanycom」)と表記されてい

るパートナアプリケーション及び今回インストールした OracleAS

Portal(例 「Oracle Portal(portal)」)と表記されているパートナアプリケーシ

ョンの 2つについて左側の「 」アイコンをクリックして削除します

⑥ 確認画面

それぞれ次のような確認画面が表示されますので「はい」をクリックします

この作業を正確に行わないと次回以降の Middle-Tier のインストールで構成ツ

ールの実行に失敗する場合があります

12 OracleASインスタンス情報の確認

アンインストールした OracleASインスタンスの情報がOracleAS Infrastructureに

残っていないことを確認します

① Application Server Controlへのアクセス

ブラウザを起動し次の URLにアクセスしてください

httpltホスト名ドメイン名gtltポート番号gt

ltホスト名gtltドメイン名gtltポート番号gtについては OracleAS Infrastructure の

Application Server Controlにアクセスするための値を入力してくださいログイ

ンダイアログが表示されます

ユーザー名ias_admin

パスワードOracleAS Infrastructure のインストール時に指定した「ias_admin」の

パスワード(今回は「oracle10g」)

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 56

と入力してください

② 次の画面が表示されます

ここで「スタンドアロンインスタンス」項目に表示されるリンクにアンイ

ンストールした OracleAS インスタンスの名前が存在しないことを確認してくだ

さい存在していない場合はアンインストール作業は完了ですもし存在し

ている場合は次の手順に進んでください

③ Middle-Tierの OracleASインスタンス情報の手動削除

Middle-Tier のインストールを強制終了した場合などMiddle-Tier の情報が残っ

ていることがありますその場合はユーザー「oracleas」でログインし

OracleAS Infrastructure 用の適切な環境変数を設定して次のコマンドを実行し

ます $ infra_env $ $ORACLE_HOMEdcmbindcmctl destroyinstance ndashi ltOracleASインスタンス名gt

ここでlt OracleAS インスタンス名gtは削除する OracleAS インスタンス名です

以上で OracleASのMiddle-Tierのアンインストールは完了です

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 57

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ります日本オラクル社は本書の内容に関していかなる保証もいたしませんまた本書の内容に

関連したいかなる損害についても責任を負いかねます Oracle は米国 Oracle Corporation の登録商標です文中に参照されている各製品名及びサー

ビス名は米国 Oracle Corporation の商標または登録商標ですその他の製品名及びサービス名はそれぞれの所有者の商標または登録商標の可能性があります

  • はじめに
  • 目次
    • 前提
      • インストール概要
      • インストール
        • インストール事前準備
          • ハードウェア要件の確認
          • ソフトウェア要件の確認(Red Hat Enterprise Linux21の場合)
          • ソフトウェア要件の確認(Red Hat Enterprise Linux 30の場合)
          • ソフトウェア要件の確認(MIRACLE LINUX Standard Edition V21の場合)
          • カーネルパラメータの設定
          • ホスト名の確認
          • インストールするOSユーザー作成
            • インストール作業
            • インストール後の確認
              • サービスのポート番号の確認
              • OracleAS Portalの「ようこそ」画面の確認
              • Web管理コンソールApplication Server Controlの確認
                  • サービスの起動停止
                    • インストールユーザーの環境変数の設定
                    • OracleAS Portalの起動
                    • OracleAS Portalの停止
                      • 運用上の注意
                        • PDKについて
                        • Portalスキーマのパスワードの変更
                          • アンインストール
                            • アンインストール作業

MetaDataRepository

IdentityManagementOIDSSOOCA

ホスト名 portal21 mycompanycom

Application Server Control Application Server Control

OracleHTTPServer

Web Cache

Portal amp Wireless- Portal

Infrastructure Middle-Tier

インストール時インストール後にInfrastrucureに関連付け

関連付け

図 1 インストール構成

インストール概要 インストールは次の手順で行います

インストール事前準備

OracleAS Portalのインストール

インストール後の確認

bullハードウェア要件確認bullソフトウェア要件確認bullカーネルパラメータの設定bullホスト名の確認bullインストールするOSユーザーの作成

bullOracle Universal Installerを起動インストール

bull動作確認

図 2 インストールステップ

Oracle Application Server 10gはOracle Universal Installerによって GUIでインストールしますOracle Universal Installerはインストールを開始する前にシステム要件が満たされているかどうかチェックしますOracleAS Portal ではユーザーの管理にOracleAS Infrastructure の Identity Management を利用するのでOracle Universal Installer でのインストール中に利用する OracleAS Infrastructure の情報の入力を求められます

Oracle Application Server 10g(904) for Linux x86 インストール手順 ~Portal編~ 5

Oracle Universal Installerによるインストールは次の手順で行います

終了

ようこそ

oraInventoryの指定

インストールする製品の選択

インストールタイプの選択

プリインストール要件の確認

構成オプションの選択

関連付けるInfrastructureの選択

ファイルの場所を指定

インスタンス名管理者パスワードの入力

構成ツールの実行

図 3 Oracle Universal Installerのステップ

Oracle Application Server 10g(904) for Linux x86 インストール手順 ~Portal編~ 6

インストール 次の 3つのステップに分けて手順を説明します 1 インストール事前準備 2 インストール作業 3 インストール後の確認

インストール事前準備 インストール前にシステム要件を確認しますOracle Application Server

10g(904)ではインストーラ(Oracle Universal Installer)によってシステム要件

の事前チェックが行われ要件が満たされていないとインストールを開始できま

せんインストールを開始する前に以降の手順に従って必ずシステム要件を確

認してください

ハードウェア要件の確認 次の作業を rootユーザーで行ってください

1 メモリ容量の確認

OracleAS Portal をインストールするためにはOracleAS Infrastructure と同

じマシンにインストールする場合には 15GB 以上異なるマシンにインス

トールする場合には 1GB 以上の物理メモリが必要です次のコマンドで

確認してください grep MemTotal procmeminfo

メモリ容量が少ない場合使用していないソフトウェアは停止してくだ

さい他のソフトウェアがメモリを使用しているとインストーラを起

動できない場合があります

2 ディスク容量の確認

OracleAS Portal をインストールするためには11GB 以上の空きディスク

容量が必要です次のコマンドで確認してください df -h

3 スワップ領域の確認

OracleAS Infrastructure インストールするためには15GB 以上のスワップ

Oracle Application Server 10g(904) for Linux x86 インストール手順 ~Portal編~ 7

領域が必要です次のコマンドで確認してください grep SwapTotal procmeminfo

4 X Serverの確認

Oracle Universal Installer を GUI 環境で実行するためには256 色以上の表

示が可能な X Serverが必要です次のコマンドで確認してください usrX11R6binxdpyinfo | grep window (省略) depth of root window 16 planes

(省略)

depth of root windowの値が 8以上である必要があります

ソフトウェア要件の確認(Red Hat Enterprise Linux21の場合) 次の作業を rootユーザーで行ってください

1 OSのバージョンを確認

次のコマンドで OSのバージョンを確認してください cat etcissue Red Hat Linux Advanced Server release 21ASyenm (Pensacola)

2 カーネルのバージョンの確認

kernel-249-e25以上が必要です次のコマンドで確認してください uname -r 249-e25

バージョンが kernel-249-e25未満の場合はRed Hat社のWebサイトから

カーネルをダウンロードしてバージョンアップしてください

3 ソフトウェアパッケージの確認

glibc-224-32 package glibc-224-32

gcc-296-1081

pdksh-5214-13

openmotif-2130

sysstat-401

compat-glibc-62-2132

libstdc++-296-108181

これらのパッケージがインストールされている必要があります次のコマ

ンドで確認してください

Oracle Application Server 10g(904) for Linux x86 インストール手順 ~Portal編~ 8

rpm -q glibc gcc pdksh openmotif sysstat compat-glibc ibstdc++ glibc-224-32 gcc-296-1081 pdksh-5214-13 openmotif-2130 sysstat-401 compat-glibc-62-2132 libstdc++-296-108181

パッケージが存在しない場合またはパッケージのバージョンが低い場合

はRed Hat Enterprise Linuxに付属の CD-ROMか Red Hat社のWebサイト

からパッケージを入手しインストールまたはバージョンアップを行って

ください

参考 rpmによるパッケージのインストールバージョンアップ方法

パッケージのインストール

rpm ndashivh ltパッケージ名gt

パッケージのバージョンアップ

rpm ndashUvh ltパッケージ名gt ソフトウェア要件の確認(Red Hat Enterprise Linux 30の場合) 次の作業を rootユーザーで行ってください

1 OSのバージョンを確認

次のコマンドで OSのバージョンを確認してください cat etcissue Red Hat Enterprise Linux AS release 3 (Taroon)

2 カーネルのバージョンの確認

kernel-2421-4-EL以上が必要です次のコマンドで確認してください uname -r 2421-4-EL

3 ソフトウェアパッケージの確認

glibc-232-953

gcc-323-20

setarch-13-1

pdksh-5214

openmotif21-2130-8

Oracle Application Server 10g(904) for Linux x86 インストール手順 ~Portal編~ 9

gnome-libs-141290-341

compat-glibc-7x-224325

compat-gcc-73-296122

compat-libstdc++-73-296122

compat-libstdc++-devel-73-296122

compat-gcc-c++-73-296122

sysstat-4007 compat-glibc-62-2132

これらのパッケージがインストールされている必要があります次のコマ

ンドで確認してください rpm -q glibc gcc pdksh openmotif sysstat compat-glibc ibstdc++ glibc-224-32 gcc-296-1081 pdksh-5214-13 openmotif-2130 sysstat-401 compat-glibc-62-2132 libstdc++-296-108181

パッケージが存在しない場合またはパッケージのバージョンが低い場合

はRed Hat Enterprise Linuxに付属の CD-ROMか Red Hat社のWebサイト

からパッケージを入手しインストールまたはバージョンアップを行って

ください

参考 rpmによるパッケージのインストールバージョンアップ方法

パッケージのインストール

rpm ndashivh ltパッケージ名gt

パッケージのバージョンアップ

rpm ndashUvh ltパッケージ名gt

4 次のシンボリックリンクが存在するのを確認してください

cd usrbin

ls -l gcc g++

gcc -gt gcc296

g++ -gt g++296

5 hugemem カーネルが使用されている場合は次のコマンドを使用してア

ーキテクチャを設定します

setarch i386

Oracle Application Server 10g(904) for Linux x86 インストール手順 ~Portal編~ 10

6 Patch 3006854 を適用します

Oracle Application Server 10g (904) JP Update CDに含まれる Patch3006854

を適用してください

このパッチによってファイル「etcldsopreload」が存在しなければ作成さ

れ次の行が追加されます etclibcwaitso

ソフトウェア要件の確認(MIRACLE LINUX Standard Edition V21の場合) 次の作業を rootユーザーで行ってください

1 OSのバージョンを確認

次のコマンドで OSのバージョンを確認してください cat etcissue Miracle Linux Standard Edition V21(Stylax)

2 カーネルのバージョンの確認MIRACLE LINUX Oracle9i Release 2対応キ

ットのインストール

MIRACLE LINUXの購入時期によってはMIRACLE LINUXのインストー

ル後にMIRACLE LINUX Oracle9i Release 2対応キット(MIRACLE LINUX

Standard Edition V21を Oracle9i Release 2以降のバージョンに対応させるた

めのアップデートパッケージ集以降 R2 キット)を適用する必要があり

ますMIRACLE LINUXのインストール CD-ROMもしくは現在のカーネ

ルバージョンを確認しください

MIRACLE LINUX Standard Edition V21 Update3をインストールされている

場合は R2キットの適用は必要ありません

CD-ROMに含まれるカーネルのバージョンの確認 mount mntcdrom ls mntcdromMiracleRPMSkernel

現在のカーネルのバージョンの確認 uname -r 249-e2532ml

カーネルのバージョンが kernel-249-3122ml であれば次の手順で R2 キ

ットを適用してください

Oracle Application Server 10g(904) for Linux x86 インストール手順 ~Portal編~ 11

① MIRACLE LINUXのインストール

② R2キットのインストール

③ その他セキュリティパッチなどの適用(任意)

さらにカーネルのバージョンが kernel-249-e2532ml 未満の場合は

MIRACLE LINUX 社の Web サイトからカーネルをダウンロードして

kernel-249-e2532ml以上にバージョンアップしてください

3 ソフトウェアパッケージの確認

glibc-224-34ml

gcc-2953-5ml

pdksh-5214-12

openmotif-2130-11

sysstat-407-2ml

compat-glibc-62-2132

libstdc++-2953-5ml

これらのパッケージがインストールされている必要があります次のコマ

ンドで確認してください rpm -q glibc gcc pdksh openmotif sysstat compat-glibc libstdc++ glibc-224-34ml gcc-2953-5ml pdksh-5214-12 openmotif-2130-11 sysstat-407-2ml compat-glibc-62-2132 libstdc++-2953-5ml

パッケージが存在しない場合またはパッケージのバージョンが低い場合

はMIRACLE LINUX に付属の CD-ROM(OpenMotif-2130 は R2 キットの

「MiracleRPMS」ディレクトリに存在します)あるいは MIRACLE LINUX

社の Web サイトからパッケージを入手しインストールまたはバージョン

アップを行ってください

参考 oranavi

MIRACLE LINUX にはOracle 製品のインストールを支援するツール

Install Navigator for Oracle(oranavi)が付属していますoranaviを使っ

たインストール方法につきましてはoranavi に付属のドキュメントを

参照してください

Oracle Application Server 10g(904) for Linux x86 インストール手順 ~Portal編~ 12

カーネルパラメータの設定 次の作業を rootユーザーで行ってください

1 semmslsemmnssemopmsemmniの値の確認

次のコマンドで確認します sbinsysctl ndasha | grep sem kernelsem = 256 32000 100 142 (推奨値)

値が推奨値未満の場合は6の手順を行ってください

2 shmallshmmaxsemmniの値の確認

次のコマンドで確認します sbinsysctl ndasha | grep shm kernelshmmni = 142 (推奨値) kernelshmall = 2097152 (推奨値) kernelshmmax = 2147483648 (推奨値) kernelshm-use-bigpages = 0

値が推奨値未満の場合は6の手順を行ってください

3 msgmaxmsgmnbmsgmniの値の確認

次のコマンドで確認します sbinsysctl ndasha | grep msg kernelmsgmnb = 65535 (推奨値) kernelmsgmni = 2878 (推奨値) kernelmsgmax = 8192 (推奨値)

値が推奨値未満の場合は6の手順を行ってください

4 fille-maxの値の確認

次のコマンドで確認します sbinsysctl ndasha | grep file-max fsfile-max = 131072 (推奨値)

値が推奨値未満の場合は6の手順を行ってください

5 ip_local_port_rangeの値の確認

次のコマンドで確認します sbinsysctl ndasha | grep ip_local_port_range netipv4ip_local_port_range = 20000 65000 (推奨値)

値が推奨値未満の場合は6の手順を行ってください

6 カーネルパラメータの変更

1~5 の手順で値が推奨値未満のものがある場合ファイル

Oracle Application Server 10g(904) for Linux x86 インストール手順 ~Portal編~ 13

「etcsysctlconf」を編集して必要な行を追加または変更してください vi etcsysctlconf kernelshmall = 2097152 kernelshmmax = 2147483648 kernelshmmni = 142 semaphores semmsl semmns semopm semmni kernelsem = 256 32000 100 142 fsfile-max = 131072 netipv4ip_local_port_range = 20000 65000 kernelmsgmni = 2878 kernelmsgmax = 8192 kernelmsgmnb = 65535

さらに次のコマンドでカーネルパラメータの現在の値を変更します sbinsysctl -p

コマンドの出力結果から値が正しいことを確認します値が誤っている

場合はもう一度ファイル「etcsysctlconf」を編集してこのコマンドを再

度実行します

ホスト名の確認 次の作業を rootユーザーで行ってください

1 ファイル「etchosts」の編集

次のようにドメイン名を含んだホスト名を最初に記述します IPアドレス ltホスト名gtltドメイン名gt ltホスト名gt

例 123456789 portal21mycompanycom portal21

ホスト名には次のような制限があります

「web」もしくは「portal」以外

255文字以内

2 複数のネットワークカードを持つ環境にインストールする場合

インストーラはファイル「etchosts」の最初の名前を使用します複数のネットワークカードを持つ場合は使用するホスト名が最初になるよう

に並べ替えてください

3 DHCP環境にインストールインストールする場合

Linux および Windows の場合は DHCP 環境へのインストールが可能です

DHCP 環境の場合は次のようにファイル「etchosts」を編集してくださ

Oracle Application Server 10g(904) for Linux x86 インストール手順 ~Portal編~ 14

127001 ltホスト名gtltドメイン名gt ltホスト名gt

例 127001 portal21mycompanycom portal21

4 hostnameコマンドの実行

hostname コマンドコマンドを実行してホスト名が設定されていることを

確認してください

hostname ホスト名の確認 localhostlocaldomain hostname portal21jporacdlecom ホスト名の設定 hostname 設定したホスト名の確認 portal21mycompanycom

インストールする OSユーザー作成 今回は同じマシンに既に OracleAS Infrastructureがインストールされているので

この手順は省略して以前と同じユーザー「oracleas」で Middle-Tier のインスト

ールを行いますOracleAS Infrastructureと異なるマシンにMiddle-Tierをインス

トールする場合などマシンに始めて Oracle Application Serverをインストール

する場合はこの手順の通りにインストール用のユーザーを作成してください

Oracle Application Serverを rootユーザーでインストールすることはできません

インストール用のユーザーを作成する必要があります以降の作業は root ユー

ザーで行ってください

1 インストール用グループ(oinstall)作成 groupadd oinstall

2 管理者用グループ(dba)作成 groupadd dba

3 インストール用ユーザー(oracleas)作成

ユーザー「oracleas」をデフォルトグループ「oinstall」サブグループ

「dba」として作成しますなお Oracle Application Server を root ユーザー

でインストールすることはできません必ずインストール用のユーザーを

作成してください useradd -g oinstall -G dba oracleas

4 作成したユーザー「oracleas」のパスワード設定

Oracle Application Server 10g(904) for Linux x86 インストール手順 ~Portal編~ 15

passwd oracleas New password

5 ユーザー「oracleas」のシェル制限の設定

ファイル「etcprofile」に次の内容を追加します「 $USER = oracleas 」

「 $SHELL = binksh 」といった大括弧の内側の文字列の両端には必

ず空白を 1つ入れてください(空白がないとエラーになります) if [ $USER = oracleas ] then if [ $SHELL = binksh ] then ulimit ndashp 16384 gtdevnull 2gtamp1 ulimit ndashn 16384 gtdevnull 2gtamp1 else ulimit ndashu 16384 ndashn 16384 gtdevnull 2gtamp1 fi fi

6 ハードリミットの変更

ユーザーのシェル制限を有効にするためにハードリミットを変更します

ハードリミットとはroot ユーザーだけが変更可能な上限値で一般ユー

ザーは現在のシェル制限をハードリミットの値まで変更できますハード

リミットを変更するためにはファイル「etcsecuritylimitsconf」に次

の 2行を追加します hard nofile 16384 hard nproc 16384

7 環境変数の設定

① 作成したユーザー「oracleas」でログイン su - oracleas

② 環境変数の確認

次のコマンドを実行して環境変数の設定を確認してください $ env

DISPLAY

「ハードウェア用件の確認」で確認した X Serverを指定します

TMPTMPDIR

これらの環境変数に250MB 以上空いているディレクトリを設定

してください

PATHCLASSPATHLD_LIBRARY_PATH

Oracle Application Server 10g(904) for Linux x86 インストール手順 ~Portal編~ 16

これらの環境変数に既存もしくはこれからインストールを行う

Oracle ホームディレクトリが含まれていないことを確認してく

ださい

LD_BIND_NOWORACLE_HOMEORA_NLS33TNS_ADMIN

設定されている場合は解除してください

LANG

「ja_JPeucJP」と設定してください(ご使用の Linux のキャラクタ

セットが EUC以外の場合はそれに応じて変更してください)

8 インストール先のディレクトリの書き込み権限の確認

今回はディレクトリ「optoracle」以下に Oracle Application Server をイン

ストールしますこのディレクトリが存在しなければ作成しまたユーザ

ー「oracleas」が書き込み権限を持っていることを確認してください

Oracle Application Server 10g(904) for Linux x86 インストール手順 ~Portal編~ 17

インストール作業 1 インストールユーザー「oracleas」でログイン

su ndash oracleas Password

2 環境変数 TMPTMPDIRに指定したディレクトリの空き領域を確認

環境変数 TMP と TMPDIR に指定したディレクトリに 250MB 以上の空き容量が

あるかどうかを確認します $ df ndashk $TMP $ df ndashk $TMPDIR

3 Oracle Application Serverのメディアをセット

Oracle Application Serverの Disk1を CD-ROMドライブに挿入してマウントしま

$ mount mntcdrom

4 ポート番号を指定してインストールする場合 Oracle Application Server 10g(904)のインストーラはインストール時にポート番

号の競合を回避してサービスにポートを自動的に割り当てます

インストール時に OracleAS Infrastructureが使用するポート番号を指定したい場合

は次の作業を行ってください

次のようなポート番号の競合を回避します

実行中のプロセスが使用中のポート

etcservicesファイルで指定されているポート

同一 OS ユーザーで既にインストールされている Oracle ApplicationServer 10g(904)に割り当てられているポート

① staticportsiniファイルを作成

インストールメディアの Disk1 に存在するテンプレートをローカルディス

クにコピーします $ cp mntcdromstageResponsestaticportsini optoraclestaticportsini

② ローカルディスクにコピーした staticportsiniファイルを編集

ポート番号をファイル「optoraclestaticportsini」で指定します各コンポー

ネントについてポート番号を指定し「」を削除して有効にします指定し

ないコンポーネントについてはインストーラが自動的にポート番号を割り

当てますOracleAS Portalにアクセスするために HTTPと HTTPSが一般的に

使用するポート番号である 80 と 443 を使用したい場合は例えば次のように

Oracle HTTP Server(OHS)OracleAS Web Cacheの使用するポート番号を指定

します J2EE and Web Cache Oracle HTTP Server port = 80 Oracle HTTP Server Listen port = 8889 Oracle HTTP Server SSL port = 443 Oracle HTTP Server Listen (SSL) port = 4444 Oracle HTTP Server Diagnostic port = port_num Oracle HTTP Server Jserv port = port_num Java Object Cache port = port_num DCM Java Object Cache port = port_num Oracle Notification Server Request port = port_num Oracle Notification Server Local port = port_num Oracle Notification Server Remote port = port_num Application Server Control port = port_num Application Server Control RMI port = port_num Oracle Management Agent port = port_num Web Cache HTTP Listen port = 80 Web Cache HTTP Listen (SSL) port = 443 Web Cache Administration port = port_num Web Cache Invalidation port = port_num Web Cache Statistics port = port_num Log Loader port = port_num Business Intelligence and Forms Discoverer OSAgent port = port_num Reports Services SQLNet port = port_num Infrastructure Oracle Internet Directory port = port_num Oracle Internet Directory (SSL) port = port_num Oracle Certificate Authority SSL Server Authentication port = port_num Oracle Certificate Authority SSL Mutual Authentication port = port_num

ポート番号に関する注意

Oracle Enterprise Manager Application Server Control のポート番号をインス

トール後に変更することはできません

OracleAS Infrastructure のインストール中にMetadata Repository を格納する

ために作成された データベースはポート番号 1521248124828080

9090 を使用しますそのため OracleAS Infrastructure と同一のマシンに

Middle-Tier をインストールする場合はこれらのポート番号を指定しないで

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 19

ください

65536以上のポート番号を指定することはできません

1024 未満のポート番号を指定する場合はroot ユーザーとしてコンポーネン

トを実行する必要がありますインストール終了時にインストーラではその

コンポーネントを起動できないのでインストール中に後述のような追加手

順を実行する必要があります

競合しているポート番号を指定した場合はインストール後に実行される構

成ツールが正常に終了しない可能性がありますその場合はこの資料の最後

に記述されている方法に従って Oracle Application Serverをアンインストール

した後ポート番号の指定を変更してから再インストールしてください

OracleAS Portal を使用するためには「Oracle HTTP Server port」と「Web

Cache HTTP Listen port」「Oracle HTTP Server SSL port」と「Web Cache HTTP

Listen (SSL) port」に指定するポート番号が一致している必要があります

5 インストーラの起動

次のコマンドを実行して Oracle Universal Installer(OUI)を起動します

インストール中にディスクの入れ替えが発生しますのでマウントポイントデ

ィレクトリ内でインストーラを起動しないことをお薦めしますもしマウントポ

イントディレクトリ内でインストーラを起動した場合インストーラの起動後

にカレントディレクトリを他のディレクトリに変更してください $ mntcdromrunInstaller

インストール時に OracleAS Portalが使用するポート番号を指定する場合は作成

した staticportsini ファイルを使ってインストーラを起動する必要がありますパ

ラメータの文法は OracleAS の Infrastructure をインストールする場合とは異なる

ので注意してくださいまた改行せずに入力してください $ mntcdromrunInstaller oracleiappserveriapptops_staticPorts=optoraclestaticportsini

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 20

Oracle Application Server 10g(904)ではインストーラによってシステム要件の

事前チェックが行われシステム要件が満たされていないと「Error

~Continue (yn) [n] 」というメッセージが表示されますメッセージの内容

を確認してから「n」と入力してインストールを中断しインストール事前準

備の各項目をもう一度チェックしてください

MIRACLE LINUXではシステム要件の事前チェックのいくつかの項目につい

て「Failed」と表示されます最後に「Error Packages version not per

Installation requirementContinue (yn) [n] 」と表示されますが表示されるメッ

セージを確認しインストール事前準備の各項目をもう一度チェックした上で

「y」と入力してインストールを継続してください

OUI が起動されると最初に次のようなスプラッシュが表示されます(数秒から

十数秒かかる場合があります)

6 「ようこそ」画面

「次へ」をクリックします

7 マシンに初めて Oracle製品をインストールする場合

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 21

今回はマシンに既に OracleAS Infrastructureがインストールされているので次の

ような画面は表示されません初めてマシンに Oracle製品をインストールすると

きには次のような画面が表示されますので指示に従って適切な情報を入力し

ます

① 「インベントリディレクトリの指定」画面

インベントリにはOracle製品のインストール情報が格納されます

今回は「optoracleoraInventory」を指定します「インベントリディレク

トリのフルパスの入力」に「optoracleoraInventory」と入力して「OK」を

クリックします

② 「UNIXグループ名」画面

インベントリディレクトリの書き込み権限を持つ OS グループの名前を入

力します

今回は「oinstall」を指定します「UNIX グループ名」に「oinstall」と入力し

て「次へ」をクリックしてください

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 22

③ orainstRootshの実行

次のようなダイアログが表示されます

「続行」をクリックする前にrootユーザーで

「optoracleoraInventoryorainstRootsh」を実行してください $ su Password optoracleoraInventoryorainstRootsh Oracleインベントリポインタファイルを作成しています(etcoraInstloc) 次のグループ名を変更します optoracleoraInventory 新規グループ名 oinstall

orainstRootsh実行後ダイアログに戻り「続行」をクリックします

8 「ファイルの場所の指定」画面

インストールする OracleAS インスタンスを識別する名前とインストールする

先のディレクトリを指定します今回は「インストール先」に「portal」「パ

ス」に「optoracleproduct904portal」と指定してくださいインストール先のデ

ィレクトリが存在しない場合はインストーラにより自動的に作成されます

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 23

「次へ」をクリックしてください

9 「インストールする製品の選択」画面

「製品の言語」をクリックして「選択された言語」に「日本語」が含まれてい

ることを確認してください含まれていない場合は「使用可能な言語」で「日

本語」をクリックしてから「gt」アイコンをクリックして日本語を選択し

「OK」をクリックしてください

「インストールする製品の選択」画面で「OracleAS Application Server 10g」が選択

されているのを確認して「次へ」をクリックします

10 「インストールタイプの選択」画面

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 24

「Portal and Wireless」を選択して「次へ」をクリックします

11 「Middle-Tierインストールの手順のプレビュー」画面

インストール手順のプレビュー画面が表示されます

確認して「次へ」をクリックします

12 「インストール前の要件の確認」画面

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 25

チェックボックスをチェックし「次へ」をクリックします

13 「構成オプションの選択」画面

インストール時に実行する構成ツールを選択します

「OracleAS Portal」にチェックがついているのを確認して「次へ」をクリックし

ます

14 「Oracle Internet Directoryへの登録」画面

利用する OracleAS Infrastructureの Oracle Internet Directory(OID)にアクセスするた

めの情報を入力します

OracleAS Infrastructureの OIDが稼動しているホスト名とポート番号を入力します

今回は OracleAS Infrastructure と同じマシンにインストールしているので

「Host」には現在インストールを行っているマシンの名前を「ltホスト名gtltド

メイン名gt」形式で入力してください「Port」には「Oracle Application Server 10g

for Linux インストール手順 ~Infrastructure 編~」の「インストール後の確認」

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 26

の「サービスのポートの確認」で確認した「Oracle Internet Directory port」の値

を入力してください(デフォルトでは「3060」です)

入力が完了したら「次へ」をクリックしてください

15 「Oracle Internet Directoryに対するログインの指定」画面

OIDに管理ユーザー「cn=orcladmin」でログインするための情報を入力します

「Password」には OracleAS Infrastructureをインストールしたときに「ias_admin」

のパスワードとして指定した値を入力して「次へ」をクリックしてください

16 「OracleAS Metadata Repositoryの選択」画面

Metadata Repository がインストールされているデータベースに対する接続情報を

入力します

デフォルト値が適切なのを確認して「次へ」をクリックします

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 27

17 「インスタンス名と ias_adminパスワードの指定」画面

インストールする Oracle Application Server に一意の名前を付け管理ユーザー

「ias_admin」のパスワードを指定します

今回は「インスタンス名」に「 portal」「 ias_admin のパスワード」に

「oracle10g」と入力してくださいまた Oracle Application Server を管理する

Application Server Controlにはユーザー「ias_admin」でログインするためこ

こで指定したパスワードは必ず覚えておいてください

ユーザー「ias_admin」のパスワードに指定可能な文字列には次のような制限

があります

数字 1文字以上を含む英数字 5文字以上であること

また指定するインスタンス名には次のような制限があります

英数字(A~Za~z0~9)およびrdquo$rdquordquo_rdquoのみ使用可能

1 つのマシンに複数の OracleAS インスタンスが存在する場合は各イン

スタンス名は一意でなくてはならない

「次へ」をクリックします

18 「サマリー」画面

インストールされるコンポーネントの一覧が表示されます

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 28

内容を確認して「インストール」をクリックします

19 「インストール」画面

① インストール中

次のような画面が表示されてインストールが開始されます

② CD-ROMの交換

インストールの途中次のようなダイアログが表示されます

指示に従って CD-ROMを交換し「OK」をクリックしてください

例 umount mntcdrom

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 29

eject

インストールメディアの交換 mount mntcdrom

③ rootshの実行

次のようなダイアログが表示されます

「OK」をクリックする前にOracle Application Server をインストールするデ

ィレクトリ(今回は「optoracleproduct904portal」)に存在する「rootsh」を

rootユーザーで実行してください $ su Password optoracleproduct904portalrootsh Running OracleAS rootsh script The following environment variables are set as ORACLE_OWNER= oracleas ORACLE_HOME= optoracleproduct904portal Enter the full pathname of the local bin directory [Defaultusrlocalbin] 「ENTER」キーを押す The file dbhome already exists in usrlocalbin Overwrite it (yn) [n] y 「y」キーを押す

Copying dbhome to usrlocalbin The file oraenv already exists in usrlocalbin Overwrite it (yn) [n] y 「y」キーを押す Copying oraenv to usrlocalbin The file coraenv already exists in usrlocalbin Overwrite it (yn) [n] y 「y」キーを押す Copying coraenv to usrlocalbin Creating etcoratab file Adding entry to etcoratab file Entries will be added to the etcoratab file as needed by Database Configuration Assistant when a database is created Finished running generic part of rootsh script Now product-specific root actions will be performed

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 30

今回のように同じマシンに既に Oracle 製品がインストールされている場合は

ディレクトリ「 usrlocalbin」に存在するファイル「dbhome」「oraenv」

「coraenv」を上書きするかどうか聞かれますのですべて「y」で上書きして

ください

またインストール開始時にファイル「staticportsini」を使用してOracle HTTP

Serverや OracleAS Web Cacheが 1024未満のポート番号を使用するように指定し

た場合は次のコマンドを実行してください $ su Password cd optoracleproduct904portalApacheApachebin chown root apachectl OHSが 1024未満の chmod 6750 apachectl ポート番号を使用する場合 cd optoracleproduct904portalwebcachebin chown root webcached OracleAS Web Cacheが 1024未満の chmod 6750 webcached ポート番号を使用する場合

実行後ダイアログに戻り「OK」をクリックします

20 「Configuration Assistant」画面

次の画面のように構成ツールが自動的に実行されます

構成ツールが全て終了するのをお待ちください

21 「インストールの終了」画面

インストールが正常に終了すると「OracleAS Infrastructure 10gのインストールが

成功しました」というメッセージとOracle HTTP Server にアクセスするための

URLが表示されます

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 31

「終了」をクリックすると次のようなダイアログが表示されます

「はい」をクリックしインストーラを終了します

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 32

インストール後の確認 インストール後は全てのサービスが起動しています各サービスの画面にアクセスし

動作確認しましょう

Oracle HTTP ServerOracleAS Web Cache のポート番号と Oracle Enterprise Manager

Application Server Control のポート番号を確認しそのポート番号を使用して OracleAS

Portalと Application Server Control にアクセスします

サービスのポート番号の確認

1 ファイル「optoracleproduct904portalinstallportlistini」の確認

このファイルはインストール時に割り当てられたポート番号になります「Oracle

HTTP Server port」「Web Cache HTTP Listen port」 (この 2 つは同じ値 )と

「Application Server Control port」の値を確認してください

例 [System] Host Name = portal21mycompanycom [Ports] Oracle HTTP Server port = 80 Oracle HTTP Server Listen port = 8889 Oracle HTTP Server SSL port = 443 Oracle HTTP Server Listen (SSL) port = 4444 Oracle HTTP Server Diagnostic port = 7201 Application Server Control RMI port = 1851 Oracle Notification Server Request port = 6004 Oracle Notification Server Local port = 6101 Oracle Notification Server Remote port = 6201 Java Object Cache port = 7011 Log Loader port = 44001 DCM Java Object Cache port = 7102 Oracle Management Agent port = 1831 Application Server Control port = 1811 Oracle HTTP Server Listen port = 8889 Oracle HTTP Server Listen (SSL) port = 4444 Web Cache HTTP Listen port = 80 Web Cache HTTP Listen (SSL) port = 443 Web Cache Administration port = 4000 Web Cache Invalidation port = 4001 Web Cache Statistics port = 4002 Oracle Net Listener = 1521 Discoverer OSAgent Port = 16003 Reports Services SQLNet port = 1950 Reports Services Visigenics CORBA port = 14000

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 33

OracleAS Portalの「ようこそ」画面の確認 1 OracleAS Portalの「ようこそ」画面へのアクセス

ブラウザを起動し次の URLにアクセスしてください

httpltホスト名gtltドメイン名gtltポート番号gtplsportal

ltホスト名gtltドメイン名gtltポート番号gtについては「インストールの終了」画面

に表示される Oracle HTTP Server にアクセスするための URLまたはファイル

「 optoracleproduct904portalinstallportlistini」の「Host Name」項目および

「Oracle HTTP Server port」もしくは「Web Cache HTTP Listen port」項目の値を参

照してください

右上の「ログイン」をクリックしてください

2 OracleAS Single Sign-Onへのログイン

OracleAS Single Sign-Onのログイン画面が表示されます「

ユーザー名orcladmin

パスワードOracleAS Infrastructure のインストール時に指定した「ias_admin」の

パスワード(今回は「oracle10g」)

と入力してください

3 OracleAS Portalの管理画面へのアクセス

OracleAS Portal の管理画面が表示されます画面上方に表示されるタブをクリッ

クすることでさまざまな管理機能に切り替えて表示することができます

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 34

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 35

Web管理コンソール Application Server Controlの確認 Application Server Control はコンポーネントの起動停止や設定の変更アプリケー

ションの配布を行うためのWeb管理コンソールです

1 Application Server Controlへのアクセス

ブラウザを起動し次の URLにアクセスしてください

httpltホスト名ドメイン名gtltポート番号gt

ltホスト名gtltドメイン名gtについては「インストールの終了」画面に表示され

る Oracle HTTP Server にアクセスするための URLまたはファイル

「optoracleproduct904infrainstallportlistini」の「Host Name」項目ltポート

番号gtについては「Application Server Control port」項目の値を参照してください

ログインダイアログが表示されます

ユーザー名ias_admin

パスワードOracleAS Infrastructure のインストール時に指定した「ias_admin」の

パスワード(今回は「oracle10g」)

と入力してください

2 次のページが表示されます

ここで「スタンドアロンインスタンス」項目に表示されるリンク(ltMiddle-

Tier の OracleAS インスタンス名gtltマシンのホスト名gtltマシンのドメイン名gt

例 「portalportal21mycompanycom」)をクリックすると次の画面が表示され

ます

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 36

この画面からOracleAS Portal の各コンポーネントの起動停止や設定変更ア

プリケーションのデプロイなどの管理作業を行うことができますなお後述の

ようにコンポーネントの起動停止はコマンドラインのツール「opmnctl」か

ら行うことも可能ですまた設定の変更やアプリケーションのデプロイはコ

マンドラインのツール「dcmctl」から行うことも可能です

OracleAS Portal をインストールした直後はOracleAS Portal が提供するすべて

のサービスが起動しています

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 37

サービスの起動停止 OracleAS Portalを起動停止するための手順を紹介します

インストールユーザーの環境変数の設定 各サービスを起動停止するためにはユーザー「oracleas」でログインした後適切

な環境変数を設定する必要があります次のファイル「portal_env」は環境変数設定

の一例です export LANG=ja_JPeucJP export ORACLE_SID=asdb export ORACLE_HOME=optoracleproduct904portal export LD_LIBRARY_PATH=$ORACLE_HOMElib$LD_LIBRARY_PATH export PATH=usrbinusrlocalbinbinusrX11R6bin $ORACLE_HOMEbin$ORACLE_HOMEopmnbin$ORACLE_HOMEdcmbin $PATH export NLS_LANG=Japanese_JapanJA16EUC

「usrbin」が環境変数 PATH に含まれる最初のディレクトリとなるよう設定してくだ

さい

環境変数を設定するためには次のコマンドを実行してください $ portal_env

設定した環境変数を確認するためには次のコマンドを実行してください $ env

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 38

OracleAS Portalの起動 OracleAS Portalを起動するための手順は次の通りです

1 OracleAS Infrastructureの起動(OracleAS Infrastructureが起動していない場合)

2 ユーザー「oracleas」でログインして適切な環境変数を設定 $ portal_env

3 OracleAS Portalの提供するサービスの起動 $ $ORACLE_HOMEopmnbinopmnctl startall opmnctl starting opmn and all managed processes

4 Application Server Controlの起動 $ emctl start iasconsole TZ set to Japan Oracle Enterprise Manager 10g Application Server Control 90400 Copyright (c) 2002 2003 Oracle Corporation All rights reserved Starting Oracle 10g Application Server Control started

OracleAS Portalの起動が完了しましたOracleAS Portalの提供するすべてのサービス

が使用可能になりした

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 39

OracleAS Portalの停止

OracleAS Portalを停止するための手順は次の通りです

1 ユーザー「oracleas」でログインして適切な環境変数を設定 $ portal_env

2 Application Server Controlの停止 $ emctl stop iasconsole TZ set to Japan Oracle Enterprise Manager 10g Application Server Control 90400 Copyright (c) 2002 2003 Oracle Corporation All rights reserved Stopping Oracle 10g Application Server Control Stopped

3 OracleAS Portalの提供するサービスの停止 $ $ORACLE_HOMEopmnbinopmnctl stopall opmnctl stopping opmn and all managed processes

4 OracleAS Infrastructureの停止(OracleAS Infrastructureも停止したい場合)

OracleAS Portalの停止が完了しました

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 40

運用上の注意 インストール後に必要な注意点について記述します

PDKについて

OracleAS Portalの提供するポータルフレームワークではポータルページは「ポー

トレット」と呼ばれるモジュールによって構成されます

既存社内

システム

シングル

サインオン

検索フォーム

OTN Japan

ポートレットの開発は OracleAS Portal が提

ますがPDK(Portal Developer Kit)と呼ばれ

細かく応じたポートレットを作成すること

ルページの構築を可能にする「Web Clipp

トやその他いくつかのサンプルも含まれ

PDK を使用する場合には最新版を Ora

URL(もしくはサポートセンター)から入手し

httpotnoraclecojptechportletindexhtml

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal

ポートレッ

Excite Japan 天気予報

日経BP

BizTech News

Portal Web アプリケーション

コンテンツ管理

供するウィザードによって行うこともでき

る開発キットを用いることでニーズにきめ

もできますまた PDK には効率的なポータ

ing」や「Omni Portlet」といったポートレッ

ます

cle Technology Network Japan (OTN)の次の

てください

編~ 41

Portalスキーマのパスワードの変更

OracleAS Portal を運用するにあたってはPortal スキーマ (デフォルトでは Metadata

Repository と同一の DB インスタンスのスキーマ「portal」にPortal リポジトリが作成

されます)に SQLPlus でログインして作業を行う必要がある場合がありますPortal

スキーマのパスワードはインストール直後はランダムな値に設定されていますその値

は Oracle Internet Directory(OID)に格納されているので管理ツール Oracle Directory

Manageを使用して確認することができます

① Oracle Directory Managerの起動

まず OracleAS Infrastructure で Oracle Directory Manager を起動しますユーザー

「oracleas」でログインしOracleAS Infrastructure用の適切な環境変数を設定して

次のコマンドを実行します

$ infra_env $ $ORACLE_HOMEbinoidadmin

② ログイン画面

次のようなログイン画面が表示されます

初めて Oracle Directory Manager から OID にアクセスする際にはOID が稼動して

いるサーバのホスト名などの情報を入力する必要があります アイコンをクリ

ックしてくださいなお 2 回目移行のアクセスでは②~⑤の手順は省略されます

③ OIDの登録

編集する OIDを登録するための画面が表示されます

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 42

「追加」をクリックしてください

④ OIDの情報の入力

OIDが稼動しているホスト名とポート番号を入力する画面が表示されます

「サーバー」には OracleAS Infrastructureをインストールしたマシンの名前を「ltホ

スト名gtltドメイン名gt」形式で入力してください「ポート」には「インストール

後の確認」の「サービスのポートの確認」で確認した「Oracle Internet Directory

port」の値を入力してください(デフォルトでは「3060」です)入力が完了したら

「OK」をクリックします

⑤ OIDの選択

Oracle Directory Managerで編集する OIDを選択します

今入力したホスト名とポート番号が表示されている列を選択して反転させて「選

択」をクリックします

⑥ OIDへのログイン

ユーザー名パスワードを入力します

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 43

「ユーザー」に OID の管理ユーザーである「orcladmin」「パスワード」には

OracleAS Infrastructure のインストール中に「ias_admin」のパスワードとして指定し

た値(今回は「oracle10g」)を入力して「ログイン」をクリックしてください

⑦ Portalスキーマのパスワードの格納されているエントリ

次のような OIDの初期画面が表示されます

画面左側のナビゲータペインを次のように辿ってください

エントリ管理

gt cn=OracleContext

gt cn=Products

gt cn=IAS

gtcn=IAS Infrastructure Database

gt orclReferenceName=iasdbltInfrastructureのドメイン名gt

gt OrclResourceName=Portal

gt orclpasswordattribute

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 44

⑧ Portalスキーマのパスワードの確認

画面右側の属性「orclpasswordattribute」の値が「Portal」スキーマのパスワードを示

しています

また Portal スキーマのパスワードを変更する場合一般的な DB のスキーマのように

SQLPlusなどから直接変更してはいけませんPortalスキーマのパスワードの情報は

mod_plsql の DAD などでも保持されておりそれらに対しても同時に変更を反映する

必要がありますそのため Portal スキーマや SSO のパスワードの変更はApplication

Server Control から行いますSSO スキーマのパスワードの変更方法については

「Oracle Application Server 10g(904) for Linux x86 インストール手順 ~Infrastructure編

~」を参照してくださいPotalスキーマのパスワードの変更方法は次の通りです

① インスタンスのホームページの表示

WebブラウザでApplication Server Controlのインスタンスのホームページにアクセ

スします

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 45

「Infrastructure」タブを表示してください

② 「Infrastructure」タブの表示

「Infrastructure」タブが表示されます

ページ左下のリンク「スキーマパスワードの変更」をクリックします

③ パスワードの変更画面の表示

パスワードの変更画面が表示されます

パスワードの変更画面で「PORTAL」にチェックをつけて選択し「パスワード」

及び「パスワードの確認」項目に設定したいパスワードを入力します入力が完

了したら「OK」をクリックします

④ パスワードの変更結果の確認画面の表示

パスワードの変更結果の確認画面が表示されます

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 46

⑤ インスタンスのホームページの表示

Portalスキーマのパスワードを変更した場合Oracle HTTP Serverを再起動する必要

があります再びインスタンスのホームページにアクセスしてください

「HTTP Server」にチェックをつけて選択し「再起動」をクリックしてください

⑥ Oracle HTTP Serverの再起動

次のような確認画面が表示されます

「はい」をクリックしてください

⑦ 再起動の処理中

再起動中は次のような画面が表示されます再起動が完了するまで暫くお待ちく

ださい

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 47

⑧ 再起動の完了

再起動が完了すると次のような画面が表示されます

これで Portalスキーマのパスワード変更が完了しました

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 48

アンインストール インストールした OracleAS Portalをアンインストールする手順は次の通りです

アンインストール作業

1 コンポーネントの停止

「サービスの起動停止」の章を参照してOracleAS Portal を停止しますなお

OracleAS Infrastructureは必ず起動しておいて下さい

2 インストーラの起動

インストールユーザー「oracleas」でログインして次のコマンドを実行しOracle

Universal Installerを起動します $ mntcdromrunInstaller

3 「ようこそ」画面

「製品の削除」をクリックします

4 削除するインスタンスの指定

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 49

削除するインスタンスをチェックします

今回は「portal」をチェックして「削除」をクリックします

5 確認ダイアログ

削除するコンポーネントの詳細が表示されます

「はい」をクリックしてください

6 削除ダイアログ

次のようなダイアログで削除の進行状況が表示されます

7 削除完了ダイアログ

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 50

削除が完了すると次のようなダイアログが表示されます

「閉じる」をクリックします

8 インストーラの終了

「取消」をクリックして OUIを終了します

9 ファイルディレクトリの削除

インストーラでは削除されないファイルやディレクトリがありますので手動で

削除します

① ORACLEホームディレクトリ

rootユーザーログインして削除した Oracle Application Serverインスタンスの

ORACLE ホームディレクトリを削除します次のコマンドを実行してくだ

さい $ su Password rm ndashrf optoracleproduct904portal

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 51

② etcoratabの削除済みインスタンスのエントリ

etcoratabファイルから削除したインスタンスに関する記述を削除します $ vi etcoratab This file is used by ORACLE utilities It is created by rootsh and updated by the Database Configuration Assistant when creating a database A colon is used as the field terminator A new line terminates the entry Lines beginning with a pound sign are comments Entries are of the form $ORACLE_SID$ORACLE_HOMEltN|Ygt The first and second fields are the system identifier and home directory of the database respectively The third filed indicates to the dbstart utility that the database should Y or should not N be brought up at system boot time Multiple entries with the same $ORACLE_SID are not allowed optoracleproduct904portalN この行を削除

10 OIDから OracleASインスタンス情報を削除

OracleAS Infrastructureの Oracle Internet Directory(OID)のエントリに格納されてい

るOracleASインスタンス情報を手動で削除します

ユーザー「oracleas」で OracleAS Infrastructure用に環境変数を設定して次のコマ

ンドを実行します $ ldapdelete -h ltOIDのホスト名gt -p ltOIDのポート番号gt -D cn=orcladmin -w ltorcladminのパスワードgt -x orclApplicationCommonName=ltOracleASインスタンス名gt cn=IAS Instancescn=IAScn=Productscn=OracleContext

ここでltOID のホスト名gtltOID のポート番号gtltorcladmin のパスワードgtは

インストール時に指定した OIDに関する情報と同じです

ltOracleAS インスタンス IDgtについては「管理ツール Application Server Control

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 52

の確認」で確認したltOracleAS インスタンス名gtltマシンのホスト名gtltマシン

のドメイン名gt(例 「portalportal21mycompanycom」)となります

例 $ ldapdelete -h portal21mycompanycom -p 3060 -D cn=orcladmin -w oracle10g -x orclapplicationcommonname=portalportal21mycompanycom cn=IAS Instancescn=IAScn=Productscn=OracleContext

OID に格納されている OracleAS インスタンスの情報はここで使用したコマ

ンドラインのツール「ldapdelete」の代わりにOracle Directory Manager で確認

および変更することもできますOracle Directory Manager の起動方法について

は「Oracle Application Server 10g for Linux インストール手順 ~Infrastructure編

~」の「運用上の注意」を参照してください

「エントリ管理」項目の「 cn=OracleContex cn=Products cn=IAS cn=IAS

Instances」の下の各エントリにOracleAS Infrastructure に関連付けられた

OracleAS インスタンスの情報が格納されています各エントリの属性

「orclapplicationcommonname」にOracleAS インスタンスの名前が格納されて

いますアンインストールした OracleAS インスタンスの情報が格納されている

エントリをクリックして選択し アイコンをクリックすると削除することが

できます

11 OracleAS Single Sign-Onのパートナアプリケーション情報を削除

OracleAS Single Sign-On にパートナアプリケーションとして登録されている

OracleAS Portalの情報を手動で削除します

① OracleAS Single Sign-Onへのアクセス

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 53

ブラウザを起動し次の URLにアクセスしてください

httpltホスト名ドメイン名gtltポート番号gtplsorasso

ltホスト名gtltドメイン名gtについてはOracleAS Infrastructure の Oracle HTTP

Server にアクセスするための値となります次のような画面が表示されます

画面右上の「ログイン」をクリックしてください

② OracleAS Single Sign-Onへのログイン

次のような OracleAS Single Sign-Onのログイン画面が表示されます

ユーザー名orcladmin

パスワード OracleAS Infrastructure のインストール時に指定した

「ias_admin」のパスワード(今回は「oracle10g」)

と入力してください ③ OracleAS Single Sign-Onのトップページ

OracleAS Single Sign-Onのトップページが表示されます

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 54

画面上方の「SSO Server管理」をクリックしてください

④ OracleAS Single Sign-Onの管理画面

3つの管理項目が表示されます

中央の「パートナアプリケーションの管理」をクリックしてください

⑤ パートナアプリケーションの管理

パートナアプリケーションの一覧が表示されます

ここでアンインストールした OracleAS Portalの情報を削除しますlt今回イン

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 55

ストールした Middle-Tierの OracleASインスタンス名gtltマシンのホスト名gtlt

マシンのドメイン名gt(例 「portalportal21mycompanycom」)と表記されてい

るパートナアプリケーション及び今回インストールした OracleAS

Portal(例 「Oracle Portal(portal)」)と表記されているパートナアプリケーシ

ョンの 2つについて左側の「 」アイコンをクリックして削除します

⑥ 確認画面

それぞれ次のような確認画面が表示されますので「はい」をクリックします

この作業を正確に行わないと次回以降の Middle-Tier のインストールで構成ツ

ールの実行に失敗する場合があります

12 OracleASインスタンス情報の確認

アンインストールした OracleASインスタンスの情報がOracleAS Infrastructureに

残っていないことを確認します

① Application Server Controlへのアクセス

ブラウザを起動し次の URLにアクセスしてください

httpltホスト名ドメイン名gtltポート番号gt

ltホスト名gtltドメイン名gtltポート番号gtについては OracleAS Infrastructure の

Application Server Controlにアクセスするための値を入力してくださいログイ

ンダイアログが表示されます

ユーザー名ias_admin

パスワードOracleAS Infrastructure のインストール時に指定した「ias_admin」の

パスワード(今回は「oracle10g」)

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 56

と入力してください

② 次の画面が表示されます

ここで「スタンドアロンインスタンス」項目に表示されるリンクにアンイ

ンストールした OracleAS インスタンスの名前が存在しないことを確認してくだ

さい存在していない場合はアンインストール作業は完了ですもし存在し

ている場合は次の手順に進んでください

③ Middle-Tierの OracleASインスタンス情報の手動削除

Middle-Tier のインストールを強制終了した場合などMiddle-Tier の情報が残っ

ていることがありますその場合はユーザー「oracleas」でログインし

OracleAS Infrastructure 用の適切な環境変数を設定して次のコマンドを実行し

ます $ infra_env $ $ORACLE_HOMEdcmbindcmctl destroyinstance ndashi ltOracleASインスタンス名gt

ここでlt OracleAS インスタンス名gtは削除する OracleAS インスタンス名です

以上で OracleASのMiddle-Tierのアンインストールは完了です

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 57

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ビス名は米国 Oracle Corporation の商標または登録商標ですその他の製品名及びサービス名はそれぞれの所有者の商標または登録商標の可能性があります

  • はじめに
  • 目次
    • 前提
      • インストール概要
      • インストール
        • インストール事前準備
          • ハードウェア要件の確認
          • ソフトウェア要件の確認(Red Hat Enterprise Linux21の場合)
          • ソフトウェア要件の確認(Red Hat Enterprise Linux 30の場合)
          • ソフトウェア要件の確認(MIRACLE LINUX Standard Edition V21の場合)
          • カーネルパラメータの設定
          • ホスト名の確認
          • インストールするOSユーザー作成
            • インストール作業
            • インストール後の確認
              • サービスのポート番号の確認
              • OracleAS Portalの「ようこそ」画面の確認
              • Web管理コンソールApplication Server Controlの確認
                  • サービスの起動停止
                    • インストールユーザーの環境変数の設定
                    • OracleAS Portalの起動
                    • OracleAS Portalの停止
                      • 運用上の注意
                        • PDKについて
                        • Portalスキーマのパスワードの変更
                          • アンインストール
                            • アンインストール作業

Oracle Universal Installerによるインストールは次の手順で行います

終了

ようこそ

oraInventoryの指定

インストールする製品の選択

インストールタイプの選択

プリインストール要件の確認

構成オプションの選択

関連付けるInfrastructureの選択

ファイルの場所を指定

インスタンス名管理者パスワードの入力

構成ツールの実行

図 3 Oracle Universal Installerのステップ

Oracle Application Server 10g(904) for Linux x86 インストール手順 ~Portal編~ 6

インストール 次の 3つのステップに分けて手順を説明します 1 インストール事前準備 2 インストール作業 3 インストール後の確認

インストール事前準備 インストール前にシステム要件を確認しますOracle Application Server

10g(904)ではインストーラ(Oracle Universal Installer)によってシステム要件

の事前チェックが行われ要件が満たされていないとインストールを開始できま

せんインストールを開始する前に以降の手順に従って必ずシステム要件を確

認してください

ハードウェア要件の確認 次の作業を rootユーザーで行ってください

1 メモリ容量の確認

OracleAS Portal をインストールするためにはOracleAS Infrastructure と同

じマシンにインストールする場合には 15GB 以上異なるマシンにインス

トールする場合には 1GB 以上の物理メモリが必要です次のコマンドで

確認してください grep MemTotal procmeminfo

メモリ容量が少ない場合使用していないソフトウェアは停止してくだ

さい他のソフトウェアがメモリを使用しているとインストーラを起

動できない場合があります

2 ディスク容量の確認

OracleAS Portal をインストールするためには11GB 以上の空きディスク

容量が必要です次のコマンドで確認してください df -h

3 スワップ領域の確認

OracleAS Infrastructure インストールするためには15GB 以上のスワップ

Oracle Application Server 10g(904) for Linux x86 インストール手順 ~Portal編~ 7

領域が必要です次のコマンドで確認してください grep SwapTotal procmeminfo

4 X Serverの確認

Oracle Universal Installer を GUI 環境で実行するためには256 色以上の表

示が可能な X Serverが必要です次のコマンドで確認してください usrX11R6binxdpyinfo | grep window (省略) depth of root window 16 planes

(省略)

depth of root windowの値が 8以上である必要があります

ソフトウェア要件の確認(Red Hat Enterprise Linux21の場合) 次の作業を rootユーザーで行ってください

1 OSのバージョンを確認

次のコマンドで OSのバージョンを確認してください cat etcissue Red Hat Linux Advanced Server release 21ASyenm (Pensacola)

2 カーネルのバージョンの確認

kernel-249-e25以上が必要です次のコマンドで確認してください uname -r 249-e25

バージョンが kernel-249-e25未満の場合はRed Hat社のWebサイトから

カーネルをダウンロードしてバージョンアップしてください

3 ソフトウェアパッケージの確認

glibc-224-32 package glibc-224-32

gcc-296-1081

pdksh-5214-13

openmotif-2130

sysstat-401

compat-glibc-62-2132

libstdc++-296-108181

これらのパッケージがインストールされている必要があります次のコマ

ンドで確認してください

Oracle Application Server 10g(904) for Linux x86 インストール手順 ~Portal編~ 8

rpm -q glibc gcc pdksh openmotif sysstat compat-glibc ibstdc++ glibc-224-32 gcc-296-1081 pdksh-5214-13 openmotif-2130 sysstat-401 compat-glibc-62-2132 libstdc++-296-108181

パッケージが存在しない場合またはパッケージのバージョンが低い場合

はRed Hat Enterprise Linuxに付属の CD-ROMか Red Hat社のWebサイト

からパッケージを入手しインストールまたはバージョンアップを行って

ください

参考 rpmによるパッケージのインストールバージョンアップ方法

パッケージのインストール

rpm ndashivh ltパッケージ名gt

パッケージのバージョンアップ

rpm ndashUvh ltパッケージ名gt ソフトウェア要件の確認(Red Hat Enterprise Linux 30の場合) 次の作業を rootユーザーで行ってください

1 OSのバージョンを確認

次のコマンドで OSのバージョンを確認してください cat etcissue Red Hat Enterprise Linux AS release 3 (Taroon)

2 カーネルのバージョンの確認

kernel-2421-4-EL以上が必要です次のコマンドで確認してください uname -r 2421-4-EL

3 ソフトウェアパッケージの確認

glibc-232-953

gcc-323-20

setarch-13-1

pdksh-5214

openmotif21-2130-8

Oracle Application Server 10g(904) for Linux x86 インストール手順 ~Portal編~ 9

gnome-libs-141290-341

compat-glibc-7x-224325

compat-gcc-73-296122

compat-libstdc++-73-296122

compat-libstdc++-devel-73-296122

compat-gcc-c++-73-296122

sysstat-4007 compat-glibc-62-2132

これらのパッケージがインストールされている必要があります次のコマ

ンドで確認してください rpm -q glibc gcc pdksh openmotif sysstat compat-glibc ibstdc++ glibc-224-32 gcc-296-1081 pdksh-5214-13 openmotif-2130 sysstat-401 compat-glibc-62-2132 libstdc++-296-108181

パッケージが存在しない場合またはパッケージのバージョンが低い場合

はRed Hat Enterprise Linuxに付属の CD-ROMか Red Hat社のWebサイト

からパッケージを入手しインストールまたはバージョンアップを行って

ください

参考 rpmによるパッケージのインストールバージョンアップ方法

パッケージのインストール

rpm ndashivh ltパッケージ名gt

パッケージのバージョンアップ

rpm ndashUvh ltパッケージ名gt

4 次のシンボリックリンクが存在するのを確認してください

cd usrbin

ls -l gcc g++

gcc -gt gcc296

g++ -gt g++296

5 hugemem カーネルが使用されている場合は次のコマンドを使用してア

ーキテクチャを設定します

setarch i386

Oracle Application Server 10g(904) for Linux x86 インストール手順 ~Portal編~ 10

6 Patch 3006854 を適用します

Oracle Application Server 10g (904) JP Update CDに含まれる Patch3006854

を適用してください

このパッチによってファイル「etcldsopreload」が存在しなければ作成さ

れ次の行が追加されます etclibcwaitso

ソフトウェア要件の確認(MIRACLE LINUX Standard Edition V21の場合) 次の作業を rootユーザーで行ってください

1 OSのバージョンを確認

次のコマンドで OSのバージョンを確認してください cat etcissue Miracle Linux Standard Edition V21(Stylax)

2 カーネルのバージョンの確認MIRACLE LINUX Oracle9i Release 2対応キ

ットのインストール

MIRACLE LINUXの購入時期によってはMIRACLE LINUXのインストー

ル後にMIRACLE LINUX Oracle9i Release 2対応キット(MIRACLE LINUX

Standard Edition V21を Oracle9i Release 2以降のバージョンに対応させるた

めのアップデートパッケージ集以降 R2 キット)を適用する必要があり

ますMIRACLE LINUXのインストール CD-ROMもしくは現在のカーネ

ルバージョンを確認しください

MIRACLE LINUX Standard Edition V21 Update3をインストールされている

場合は R2キットの適用は必要ありません

CD-ROMに含まれるカーネルのバージョンの確認 mount mntcdrom ls mntcdromMiracleRPMSkernel

現在のカーネルのバージョンの確認 uname -r 249-e2532ml

カーネルのバージョンが kernel-249-3122ml であれば次の手順で R2 キ

ットを適用してください

Oracle Application Server 10g(904) for Linux x86 インストール手順 ~Portal編~ 11

① MIRACLE LINUXのインストール

② R2キットのインストール

③ その他セキュリティパッチなどの適用(任意)

さらにカーネルのバージョンが kernel-249-e2532ml 未満の場合は

MIRACLE LINUX 社の Web サイトからカーネルをダウンロードして

kernel-249-e2532ml以上にバージョンアップしてください

3 ソフトウェアパッケージの確認

glibc-224-34ml

gcc-2953-5ml

pdksh-5214-12

openmotif-2130-11

sysstat-407-2ml

compat-glibc-62-2132

libstdc++-2953-5ml

これらのパッケージがインストールされている必要があります次のコマ

ンドで確認してください rpm -q glibc gcc pdksh openmotif sysstat compat-glibc libstdc++ glibc-224-34ml gcc-2953-5ml pdksh-5214-12 openmotif-2130-11 sysstat-407-2ml compat-glibc-62-2132 libstdc++-2953-5ml

パッケージが存在しない場合またはパッケージのバージョンが低い場合

はMIRACLE LINUX に付属の CD-ROM(OpenMotif-2130 は R2 キットの

「MiracleRPMS」ディレクトリに存在します)あるいは MIRACLE LINUX

社の Web サイトからパッケージを入手しインストールまたはバージョン

アップを行ってください

参考 oranavi

MIRACLE LINUX にはOracle 製品のインストールを支援するツール

Install Navigator for Oracle(oranavi)が付属していますoranaviを使っ

たインストール方法につきましてはoranavi に付属のドキュメントを

参照してください

Oracle Application Server 10g(904) for Linux x86 インストール手順 ~Portal編~ 12

カーネルパラメータの設定 次の作業を rootユーザーで行ってください

1 semmslsemmnssemopmsemmniの値の確認

次のコマンドで確認します sbinsysctl ndasha | grep sem kernelsem = 256 32000 100 142 (推奨値)

値が推奨値未満の場合は6の手順を行ってください

2 shmallshmmaxsemmniの値の確認

次のコマンドで確認します sbinsysctl ndasha | grep shm kernelshmmni = 142 (推奨値) kernelshmall = 2097152 (推奨値) kernelshmmax = 2147483648 (推奨値) kernelshm-use-bigpages = 0

値が推奨値未満の場合は6の手順を行ってください

3 msgmaxmsgmnbmsgmniの値の確認

次のコマンドで確認します sbinsysctl ndasha | grep msg kernelmsgmnb = 65535 (推奨値) kernelmsgmni = 2878 (推奨値) kernelmsgmax = 8192 (推奨値)

値が推奨値未満の場合は6の手順を行ってください

4 fille-maxの値の確認

次のコマンドで確認します sbinsysctl ndasha | grep file-max fsfile-max = 131072 (推奨値)

値が推奨値未満の場合は6の手順を行ってください

5 ip_local_port_rangeの値の確認

次のコマンドで確認します sbinsysctl ndasha | grep ip_local_port_range netipv4ip_local_port_range = 20000 65000 (推奨値)

値が推奨値未満の場合は6の手順を行ってください

6 カーネルパラメータの変更

1~5 の手順で値が推奨値未満のものがある場合ファイル

Oracle Application Server 10g(904) for Linux x86 インストール手順 ~Portal編~ 13

「etcsysctlconf」を編集して必要な行を追加または変更してください vi etcsysctlconf kernelshmall = 2097152 kernelshmmax = 2147483648 kernelshmmni = 142 semaphores semmsl semmns semopm semmni kernelsem = 256 32000 100 142 fsfile-max = 131072 netipv4ip_local_port_range = 20000 65000 kernelmsgmni = 2878 kernelmsgmax = 8192 kernelmsgmnb = 65535

さらに次のコマンドでカーネルパラメータの現在の値を変更します sbinsysctl -p

コマンドの出力結果から値が正しいことを確認します値が誤っている

場合はもう一度ファイル「etcsysctlconf」を編集してこのコマンドを再

度実行します

ホスト名の確認 次の作業を rootユーザーで行ってください

1 ファイル「etchosts」の編集

次のようにドメイン名を含んだホスト名を最初に記述します IPアドレス ltホスト名gtltドメイン名gt ltホスト名gt

例 123456789 portal21mycompanycom portal21

ホスト名には次のような制限があります

「web」もしくは「portal」以外

255文字以内

2 複数のネットワークカードを持つ環境にインストールする場合

インストーラはファイル「etchosts」の最初の名前を使用します複数のネットワークカードを持つ場合は使用するホスト名が最初になるよう

に並べ替えてください

3 DHCP環境にインストールインストールする場合

Linux および Windows の場合は DHCP 環境へのインストールが可能です

DHCP 環境の場合は次のようにファイル「etchosts」を編集してくださ

Oracle Application Server 10g(904) for Linux x86 インストール手順 ~Portal編~ 14

127001 ltホスト名gtltドメイン名gt ltホスト名gt

例 127001 portal21mycompanycom portal21

4 hostnameコマンドの実行

hostname コマンドコマンドを実行してホスト名が設定されていることを

確認してください

hostname ホスト名の確認 localhostlocaldomain hostname portal21jporacdlecom ホスト名の設定 hostname 設定したホスト名の確認 portal21mycompanycom

インストールする OSユーザー作成 今回は同じマシンに既に OracleAS Infrastructureがインストールされているので

この手順は省略して以前と同じユーザー「oracleas」で Middle-Tier のインスト

ールを行いますOracleAS Infrastructureと異なるマシンにMiddle-Tierをインス

トールする場合などマシンに始めて Oracle Application Serverをインストール

する場合はこの手順の通りにインストール用のユーザーを作成してください

Oracle Application Serverを rootユーザーでインストールすることはできません

インストール用のユーザーを作成する必要があります以降の作業は root ユー

ザーで行ってください

1 インストール用グループ(oinstall)作成 groupadd oinstall

2 管理者用グループ(dba)作成 groupadd dba

3 インストール用ユーザー(oracleas)作成

ユーザー「oracleas」をデフォルトグループ「oinstall」サブグループ

「dba」として作成しますなお Oracle Application Server を root ユーザー

でインストールすることはできません必ずインストール用のユーザーを

作成してください useradd -g oinstall -G dba oracleas

4 作成したユーザー「oracleas」のパスワード設定

Oracle Application Server 10g(904) for Linux x86 インストール手順 ~Portal編~ 15

passwd oracleas New password

5 ユーザー「oracleas」のシェル制限の設定

ファイル「etcprofile」に次の内容を追加します「 $USER = oracleas 」

「 $SHELL = binksh 」といった大括弧の内側の文字列の両端には必

ず空白を 1つ入れてください(空白がないとエラーになります) if [ $USER = oracleas ] then if [ $SHELL = binksh ] then ulimit ndashp 16384 gtdevnull 2gtamp1 ulimit ndashn 16384 gtdevnull 2gtamp1 else ulimit ndashu 16384 ndashn 16384 gtdevnull 2gtamp1 fi fi

6 ハードリミットの変更

ユーザーのシェル制限を有効にするためにハードリミットを変更します

ハードリミットとはroot ユーザーだけが変更可能な上限値で一般ユー

ザーは現在のシェル制限をハードリミットの値まで変更できますハード

リミットを変更するためにはファイル「etcsecuritylimitsconf」に次

の 2行を追加します hard nofile 16384 hard nproc 16384

7 環境変数の設定

① 作成したユーザー「oracleas」でログイン su - oracleas

② 環境変数の確認

次のコマンドを実行して環境変数の設定を確認してください $ env

DISPLAY

「ハードウェア用件の確認」で確認した X Serverを指定します

TMPTMPDIR

これらの環境変数に250MB 以上空いているディレクトリを設定

してください

PATHCLASSPATHLD_LIBRARY_PATH

Oracle Application Server 10g(904) for Linux x86 インストール手順 ~Portal編~ 16

これらの環境変数に既存もしくはこれからインストールを行う

Oracle ホームディレクトリが含まれていないことを確認してく

ださい

LD_BIND_NOWORACLE_HOMEORA_NLS33TNS_ADMIN

設定されている場合は解除してください

LANG

「ja_JPeucJP」と設定してください(ご使用の Linux のキャラクタ

セットが EUC以外の場合はそれに応じて変更してください)

8 インストール先のディレクトリの書き込み権限の確認

今回はディレクトリ「optoracle」以下に Oracle Application Server をイン

ストールしますこのディレクトリが存在しなければ作成しまたユーザ

ー「oracleas」が書き込み権限を持っていることを確認してください

Oracle Application Server 10g(904) for Linux x86 インストール手順 ~Portal編~ 17

インストール作業 1 インストールユーザー「oracleas」でログイン

su ndash oracleas Password

2 環境変数 TMPTMPDIRに指定したディレクトリの空き領域を確認

環境変数 TMP と TMPDIR に指定したディレクトリに 250MB 以上の空き容量が

あるかどうかを確認します $ df ndashk $TMP $ df ndashk $TMPDIR

3 Oracle Application Serverのメディアをセット

Oracle Application Serverの Disk1を CD-ROMドライブに挿入してマウントしま

$ mount mntcdrom

4 ポート番号を指定してインストールする場合 Oracle Application Server 10g(904)のインストーラはインストール時にポート番

号の競合を回避してサービスにポートを自動的に割り当てます

インストール時に OracleAS Infrastructureが使用するポート番号を指定したい場合

は次の作業を行ってください

次のようなポート番号の競合を回避します

実行中のプロセスが使用中のポート

etcservicesファイルで指定されているポート

同一 OS ユーザーで既にインストールされている Oracle ApplicationServer 10g(904)に割り当てられているポート

① staticportsiniファイルを作成

インストールメディアの Disk1 に存在するテンプレートをローカルディス

クにコピーします $ cp mntcdromstageResponsestaticportsini optoraclestaticportsini

② ローカルディスクにコピーした staticportsiniファイルを編集

ポート番号をファイル「optoraclestaticportsini」で指定します各コンポー

ネントについてポート番号を指定し「」を削除して有効にします指定し

ないコンポーネントについてはインストーラが自動的にポート番号を割り

当てますOracleAS Portalにアクセスするために HTTPと HTTPSが一般的に

使用するポート番号である 80 と 443 を使用したい場合は例えば次のように

Oracle HTTP Server(OHS)OracleAS Web Cacheの使用するポート番号を指定

します J2EE and Web Cache Oracle HTTP Server port = 80 Oracle HTTP Server Listen port = 8889 Oracle HTTP Server SSL port = 443 Oracle HTTP Server Listen (SSL) port = 4444 Oracle HTTP Server Diagnostic port = port_num Oracle HTTP Server Jserv port = port_num Java Object Cache port = port_num DCM Java Object Cache port = port_num Oracle Notification Server Request port = port_num Oracle Notification Server Local port = port_num Oracle Notification Server Remote port = port_num Application Server Control port = port_num Application Server Control RMI port = port_num Oracle Management Agent port = port_num Web Cache HTTP Listen port = 80 Web Cache HTTP Listen (SSL) port = 443 Web Cache Administration port = port_num Web Cache Invalidation port = port_num Web Cache Statistics port = port_num Log Loader port = port_num Business Intelligence and Forms Discoverer OSAgent port = port_num Reports Services SQLNet port = port_num Infrastructure Oracle Internet Directory port = port_num Oracle Internet Directory (SSL) port = port_num Oracle Certificate Authority SSL Server Authentication port = port_num Oracle Certificate Authority SSL Mutual Authentication port = port_num

ポート番号に関する注意

Oracle Enterprise Manager Application Server Control のポート番号をインス

トール後に変更することはできません

OracleAS Infrastructure のインストール中にMetadata Repository を格納する

ために作成された データベースはポート番号 1521248124828080

9090 を使用しますそのため OracleAS Infrastructure と同一のマシンに

Middle-Tier をインストールする場合はこれらのポート番号を指定しないで

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 19

ください

65536以上のポート番号を指定することはできません

1024 未満のポート番号を指定する場合はroot ユーザーとしてコンポーネン

トを実行する必要がありますインストール終了時にインストーラではその

コンポーネントを起動できないのでインストール中に後述のような追加手

順を実行する必要があります

競合しているポート番号を指定した場合はインストール後に実行される構

成ツールが正常に終了しない可能性がありますその場合はこの資料の最後

に記述されている方法に従って Oracle Application Serverをアンインストール

した後ポート番号の指定を変更してから再インストールしてください

OracleAS Portal を使用するためには「Oracle HTTP Server port」と「Web

Cache HTTP Listen port」「Oracle HTTP Server SSL port」と「Web Cache HTTP

Listen (SSL) port」に指定するポート番号が一致している必要があります

5 インストーラの起動

次のコマンドを実行して Oracle Universal Installer(OUI)を起動します

インストール中にディスクの入れ替えが発生しますのでマウントポイントデ

ィレクトリ内でインストーラを起動しないことをお薦めしますもしマウントポ

イントディレクトリ内でインストーラを起動した場合インストーラの起動後

にカレントディレクトリを他のディレクトリに変更してください $ mntcdromrunInstaller

インストール時に OracleAS Portalが使用するポート番号を指定する場合は作成

した staticportsini ファイルを使ってインストーラを起動する必要がありますパ

ラメータの文法は OracleAS の Infrastructure をインストールする場合とは異なる

ので注意してくださいまた改行せずに入力してください $ mntcdromrunInstaller oracleiappserveriapptops_staticPorts=optoraclestaticportsini

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 20

Oracle Application Server 10g(904)ではインストーラによってシステム要件の

事前チェックが行われシステム要件が満たされていないと「Error

~Continue (yn) [n] 」というメッセージが表示されますメッセージの内容

を確認してから「n」と入力してインストールを中断しインストール事前準

備の各項目をもう一度チェックしてください

MIRACLE LINUXではシステム要件の事前チェックのいくつかの項目につい

て「Failed」と表示されます最後に「Error Packages version not per

Installation requirementContinue (yn) [n] 」と表示されますが表示されるメッ

セージを確認しインストール事前準備の各項目をもう一度チェックした上で

「y」と入力してインストールを継続してください

OUI が起動されると最初に次のようなスプラッシュが表示されます(数秒から

十数秒かかる場合があります)

6 「ようこそ」画面

「次へ」をクリックします

7 マシンに初めて Oracle製品をインストールする場合

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 21

今回はマシンに既に OracleAS Infrastructureがインストールされているので次の

ような画面は表示されません初めてマシンに Oracle製品をインストールすると

きには次のような画面が表示されますので指示に従って適切な情報を入力し

ます

① 「インベントリディレクトリの指定」画面

インベントリにはOracle製品のインストール情報が格納されます

今回は「optoracleoraInventory」を指定します「インベントリディレク

トリのフルパスの入力」に「optoracleoraInventory」と入力して「OK」を

クリックします

② 「UNIXグループ名」画面

インベントリディレクトリの書き込み権限を持つ OS グループの名前を入

力します

今回は「oinstall」を指定します「UNIX グループ名」に「oinstall」と入力し

て「次へ」をクリックしてください

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 22

③ orainstRootshの実行

次のようなダイアログが表示されます

「続行」をクリックする前にrootユーザーで

「optoracleoraInventoryorainstRootsh」を実行してください $ su Password optoracleoraInventoryorainstRootsh Oracleインベントリポインタファイルを作成しています(etcoraInstloc) 次のグループ名を変更します optoracleoraInventory 新規グループ名 oinstall

orainstRootsh実行後ダイアログに戻り「続行」をクリックします

8 「ファイルの場所の指定」画面

インストールする OracleAS インスタンスを識別する名前とインストールする

先のディレクトリを指定します今回は「インストール先」に「portal」「パ

ス」に「optoracleproduct904portal」と指定してくださいインストール先のデ

ィレクトリが存在しない場合はインストーラにより自動的に作成されます

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 23

「次へ」をクリックしてください

9 「インストールする製品の選択」画面

「製品の言語」をクリックして「選択された言語」に「日本語」が含まれてい

ることを確認してください含まれていない場合は「使用可能な言語」で「日

本語」をクリックしてから「gt」アイコンをクリックして日本語を選択し

「OK」をクリックしてください

「インストールする製品の選択」画面で「OracleAS Application Server 10g」が選択

されているのを確認して「次へ」をクリックします

10 「インストールタイプの選択」画面

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 24

「Portal and Wireless」を選択して「次へ」をクリックします

11 「Middle-Tierインストールの手順のプレビュー」画面

インストール手順のプレビュー画面が表示されます

確認して「次へ」をクリックします

12 「インストール前の要件の確認」画面

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 25

チェックボックスをチェックし「次へ」をクリックします

13 「構成オプションの選択」画面

インストール時に実行する構成ツールを選択します

「OracleAS Portal」にチェックがついているのを確認して「次へ」をクリックし

ます

14 「Oracle Internet Directoryへの登録」画面

利用する OracleAS Infrastructureの Oracle Internet Directory(OID)にアクセスするた

めの情報を入力します

OracleAS Infrastructureの OIDが稼動しているホスト名とポート番号を入力します

今回は OracleAS Infrastructure と同じマシンにインストールしているので

「Host」には現在インストールを行っているマシンの名前を「ltホスト名gtltド

メイン名gt」形式で入力してください「Port」には「Oracle Application Server 10g

for Linux インストール手順 ~Infrastructure 編~」の「インストール後の確認」

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 26

の「サービスのポートの確認」で確認した「Oracle Internet Directory port」の値

を入力してください(デフォルトでは「3060」です)

入力が完了したら「次へ」をクリックしてください

15 「Oracle Internet Directoryに対するログインの指定」画面

OIDに管理ユーザー「cn=orcladmin」でログインするための情報を入力します

「Password」には OracleAS Infrastructureをインストールしたときに「ias_admin」

のパスワードとして指定した値を入力して「次へ」をクリックしてください

16 「OracleAS Metadata Repositoryの選択」画面

Metadata Repository がインストールされているデータベースに対する接続情報を

入力します

デフォルト値が適切なのを確認して「次へ」をクリックします

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 27

17 「インスタンス名と ias_adminパスワードの指定」画面

インストールする Oracle Application Server に一意の名前を付け管理ユーザー

「ias_admin」のパスワードを指定します

今回は「インスタンス名」に「 portal」「 ias_admin のパスワード」に

「oracle10g」と入力してくださいまた Oracle Application Server を管理する

Application Server Controlにはユーザー「ias_admin」でログインするためこ

こで指定したパスワードは必ず覚えておいてください

ユーザー「ias_admin」のパスワードに指定可能な文字列には次のような制限

があります

数字 1文字以上を含む英数字 5文字以上であること

また指定するインスタンス名には次のような制限があります

英数字(A~Za~z0~9)およびrdquo$rdquordquo_rdquoのみ使用可能

1 つのマシンに複数の OracleAS インスタンスが存在する場合は各イン

スタンス名は一意でなくてはならない

「次へ」をクリックします

18 「サマリー」画面

インストールされるコンポーネントの一覧が表示されます

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 28

内容を確認して「インストール」をクリックします

19 「インストール」画面

① インストール中

次のような画面が表示されてインストールが開始されます

② CD-ROMの交換

インストールの途中次のようなダイアログが表示されます

指示に従って CD-ROMを交換し「OK」をクリックしてください

例 umount mntcdrom

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 29

eject

インストールメディアの交換 mount mntcdrom

③ rootshの実行

次のようなダイアログが表示されます

「OK」をクリックする前にOracle Application Server をインストールするデ

ィレクトリ(今回は「optoracleproduct904portal」)に存在する「rootsh」を

rootユーザーで実行してください $ su Password optoracleproduct904portalrootsh Running OracleAS rootsh script The following environment variables are set as ORACLE_OWNER= oracleas ORACLE_HOME= optoracleproduct904portal Enter the full pathname of the local bin directory [Defaultusrlocalbin] 「ENTER」キーを押す The file dbhome already exists in usrlocalbin Overwrite it (yn) [n] y 「y」キーを押す

Copying dbhome to usrlocalbin The file oraenv already exists in usrlocalbin Overwrite it (yn) [n] y 「y」キーを押す Copying oraenv to usrlocalbin The file coraenv already exists in usrlocalbin Overwrite it (yn) [n] y 「y」キーを押す Copying coraenv to usrlocalbin Creating etcoratab file Adding entry to etcoratab file Entries will be added to the etcoratab file as needed by Database Configuration Assistant when a database is created Finished running generic part of rootsh script Now product-specific root actions will be performed

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 30

今回のように同じマシンに既に Oracle 製品がインストールされている場合は

ディレクトリ「 usrlocalbin」に存在するファイル「dbhome」「oraenv」

「coraenv」を上書きするかどうか聞かれますのですべて「y」で上書きして

ください

またインストール開始時にファイル「staticportsini」を使用してOracle HTTP

Serverや OracleAS Web Cacheが 1024未満のポート番号を使用するように指定し

た場合は次のコマンドを実行してください $ su Password cd optoracleproduct904portalApacheApachebin chown root apachectl OHSが 1024未満の chmod 6750 apachectl ポート番号を使用する場合 cd optoracleproduct904portalwebcachebin chown root webcached OracleAS Web Cacheが 1024未満の chmod 6750 webcached ポート番号を使用する場合

実行後ダイアログに戻り「OK」をクリックします

20 「Configuration Assistant」画面

次の画面のように構成ツールが自動的に実行されます

構成ツールが全て終了するのをお待ちください

21 「インストールの終了」画面

インストールが正常に終了すると「OracleAS Infrastructure 10gのインストールが

成功しました」というメッセージとOracle HTTP Server にアクセスするための

URLが表示されます

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 31

「終了」をクリックすると次のようなダイアログが表示されます

「はい」をクリックしインストーラを終了します

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 32

インストール後の確認 インストール後は全てのサービスが起動しています各サービスの画面にアクセスし

動作確認しましょう

Oracle HTTP ServerOracleAS Web Cache のポート番号と Oracle Enterprise Manager

Application Server Control のポート番号を確認しそのポート番号を使用して OracleAS

Portalと Application Server Control にアクセスします

サービスのポート番号の確認

1 ファイル「optoracleproduct904portalinstallportlistini」の確認

このファイルはインストール時に割り当てられたポート番号になります「Oracle

HTTP Server port」「Web Cache HTTP Listen port」 (この 2 つは同じ値 )と

「Application Server Control port」の値を確認してください

例 [System] Host Name = portal21mycompanycom [Ports] Oracle HTTP Server port = 80 Oracle HTTP Server Listen port = 8889 Oracle HTTP Server SSL port = 443 Oracle HTTP Server Listen (SSL) port = 4444 Oracle HTTP Server Diagnostic port = 7201 Application Server Control RMI port = 1851 Oracle Notification Server Request port = 6004 Oracle Notification Server Local port = 6101 Oracle Notification Server Remote port = 6201 Java Object Cache port = 7011 Log Loader port = 44001 DCM Java Object Cache port = 7102 Oracle Management Agent port = 1831 Application Server Control port = 1811 Oracle HTTP Server Listen port = 8889 Oracle HTTP Server Listen (SSL) port = 4444 Web Cache HTTP Listen port = 80 Web Cache HTTP Listen (SSL) port = 443 Web Cache Administration port = 4000 Web Cache Invalidation port = 4001 Web Cache Statistics port = 4002 Oracle Net Listener = 1521 Discoverer OSAgent Port = 16003 Reports Services SQLNet port = 1950 Reports Services Visigenics CORBA port = 14000

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 33

OracleAS Portalの「ようこそ」画面の確認 1 OracleAS Portalの「ようこそ」画面へのアクセス

ブラウザを起動し次の URLにアクセスしてください

httpltホスト名gtltドメイン名gtltポート番号gtplsportal

ltホスト名gtltドメイン名gtltポート番号gtについては「インストールの終了」画面

に表示される Oracle HTTP Server にアクセスするための URLまたはファイル

「 optoracleproduct904portalinstallportlistini」の「Host Name」項目および

「Oracle HTTP Server port」もしくは「Web Cache HTTP Listen port」項目の値を参

照してください

右上の「ログイン」をクリックしてください

2 OracleAS Single Sign-Onへのログイン

OracleAS Single Sign-Onのログイン画面が表示されます「

ユーザー名orcladmin

パスワードOracleAS Infrastructure のインストール時に指定した「ias_admin」の

パスワード(今回は「oracle10g」)

と入力してください

3 OracleAS Portalの管理画面へのアクセス

OracleAS Portal の管理画面が表示されます画面上方に表示されるタブをクリッ

クすることでさまざまな管理機能に切り替えて表示することができます

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 34

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 35

Web管理コンソール Application Server Controlの確認 Application Server Control はコンポーネントの起動停止や設定の変更アプリケー

ションの配布を行うためのWeb管理コンソールです

1 Application Server Controlへのアクセス

ブラウザを起動し次の URLにアクセスしてください

httpltホスト名ドメイン名gtltポート番号gt

ltホスト名gtltドメイン名gtについては「インストールの終了」画面に表示され

る Oracle HTTP Server にアクセスするための URLまたはファイル

「optoracleproduct904infrainstallportlistini」の「Host Name」項目ltポート

番号gtについては「Application Server Control port」項目の値を参照してください

ログインダイアログが表示されます

ユーザー名ias_admin

パスワードOracleAS Infrastructure のインストール時に指定した「ias_admin」の

パスワード(今回は「oracle10g」)

と入力してください

2 次のページが表示されます

ここで「スタンドアロンインスタンス」項目に表示されるリンク(ltMiddle-

Tier の OracleAS インスタンス名gtltマシンのホスト名gtltマシンのドメイン名gt

例 「portalportal21mycompanycom」)をクリックすると次の画面が表示され

ます

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 36

この画面からOracleAS Portal の各コンポーネントの起動停止や設定変更ア

プリケーションのデプロイなどの管理作業を行うことができますなお後述の

ようにコンポーネントの起動停止はコマンドラインのツール「opmnctl」か

ら行うことも可能ですまた設定の変更やアプリケーションのデプロイはコ

マンドラインのツール「dcmctl」から行うことも可能です

OracleAS Portal をインストールした直後はOracleAS Portal が提供するすべて

のサービスが起動しています

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 37

サービスの起動停止 OracleAS Portalを起動停止するための手順を紹介します

インストールユーザーの環境変数の設定 各サービスを起動停止するためにはユーザー「oracleas」でログインした後適切

な環境変数を設定する必要があります次のファイル「portal_env」は環境変数設定

の一例です export LANG=ja_JPeucJP export ORACLE_SID=asdb export ORACLE_HOME=optoracleproduct904portal export LD_LIBRARY_PATH=$ORACLE_HOMElib$LD_LIBRARY_PATH export PATH=usrbinusrlocalbinbinusrX11R6bin $ORACLE_HOMEbin$ORACLE_HOMEopmnbin$ORACLE_HOMEdcmbin $PATH export NLS_LANG=Japanese_JapanJA16EUC

「usrbin」が環境変数 PATH に含まれる最初のディレクトリとなるよう設定してくだ

さい

環境変数を設定するためには次のコマンドを実行してください $ portal_env

設定した環境変数を確認するためには次のコマンドを実行してください $ env

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 38

OracleAS Portalの起動 OracleAS Portalを起動するための手順は次の通りです

1 OracleAS Infrastructureの起動(OracleAS Infrastructureが起動していない場合)

2 ユーザー「oracleas」でログインして適切な環境変数を設定 $ portal_env

3 OracleAS Portalの提供するサービスの起動 $ $ORACLE_HOMEopmnbinopmnctl startall opmnctl starting opmn and all managed processes

4 Application Server Controlの起動 $ emctl start iasconsole TZ set to Japan Oracle Enterprise Manager 10g Application Server Control 90400 Copyright (c) 2002 2003 Oracle Corporation All rights reserved Starting Oracle 10g Application Server Control started

OracleAS Portalの起動が完了しましたOracleAS Portalの提供するすべてのサービス

が使用可能になりした

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 39

OracleAS Portalの停止

OracleAS Portalを停止するための手順は次の通りです

1 ユーザー「oracleas」でログインして適切な環境変数を設定 $ portal_env

2 Application Server Controlの停止 $ emctl stop iasconsole TZ set to Japan Oracle Enterprise Manager 10g Application Server Control 90400 Copyright (c) 2002 2003 Oracle Corporation All rights reserved Stopping Oracle 10g Application Server Control Stopped

3 OracleAS Portalの提供するサービスの停止 $ $ORACLE_HOMEopmnbinopmnctl stopall opmnctl stopping opmn and all managed processes

4 OracleAS Infrastructureの停止(OracleAS Infrastructureも停止したい場合)

OracleAS Portalの停止が完了しました

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 40

運用上の注意 インストール後に必要な注意点について記述します

PDKについて

OracleAS Portalの提供するポータルフレームワークではポータルページは「ポー

トレット」と呼ばれるモジュールによって構成されます

既存社内

システム

シングル

サインオン

検索フォーム

OTN Japan

ポートレットの開発は OracleAS Portal が提

ますがPDK(Portal Developer Kit)と呼ばれ

細かく応じたポートレットを作成すること

ルページの構築を可能にする「Web Clipp

トやその他いくつかのサンプルも含まれ

PDK を使用する場合には最新版を Ora

URL(もしくはサポートセンター)から入手し

httpotnoraclecojptechportletindexhtml

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal

ポートレッ

Excite Japan 天気予報

日経BP

BizTech News

Portal Web アプリケーション

コンテンツ管理

供するウィザードによって行うこともでき

る開発キットを用いることでニーズにきめ

もできますまた PDK には効率的なポータ

ing」や「Omni Portlet」といったポートレッ

ます

cle Technology Network Japan (OTN)の次の

てください

編~ 41

Portalスキーマのパスワードの変更

OracleAS Portal を運用するにあたってはPortal スキーマ (デフォルトでは Metadata

Repository と同一の DB インスタンスのスキーマ「portal」にPortal リポジトリが作成

されます)に SQLPlus でログインして作業を行う必要がある場合がありますPortal

スキーマのパスワードはインストール直後はランダムな値に設定されていますその値

は Oracle Internet Directory(OID)に格納されているので管理ツール Oracle Directory

Manageを使用して確認することができます

① Oracle Directory Managerの起動

まず OracleAS Infrastructure で Oracle Directory Manager を起動しますユーザー

「oracleas」でログインしOracleAS Infrastructure用の適切な環境変数を設定して

次のコマンドを実行します

$ infra_env $ $ORACLE_HOMEbinoidadmin

② ログイン画面

次のようなログイン画面が表示されます

初めて Oracle Directory Manager から OID にアクセスする際にはOID が稼動して

いるサーバのホスト名などの情報を入力する必要があります アイコンをクリ

ックしてくださいなお 2 回目移行のアクセスでは②~⑤の手順は省略されます

③ OIDの登録

編集する OIDを登録するための画面が表示されます

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 42

「追加」をクリックしてください

④ OIDの情報の入力

OIDが稼動しているホスト名とポート番号を入力する画面が表示されます

「サーバー」には OracleAS Infrastructureをインストールしたマシンの名前を「ltホ

スト名gtltドメイン名gt」形式で入力してください「ポート」には「インストール

後の確認」の「サービスのポートの確認」で確認した「Oracle Internet Directory

port」の値を入力してください(デフォルトでは「3060」です)入力が完了したら

「OK」をクリックします

⑤ OIDの選択

Oracle Directory Managerで編集する OIDを選択します

今入力したホスト名とポート番号が表示されている列を選択して反転させて「選

択」をクリックします

⑥ OIDへのログイン

ユーザー名パスワードを入力します

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 43

「ユーザー」に OID の管理ユーザーである「orcladmin」「パスワード」には

OracleAS Infrastructure のインストール中に「ias_admin」のパスワードとして指定し

た値(今回は「oracle10g」)を入力して「ログイン」をクリックしてください

⑦ Portalスキーマのパスワードの格納されているエントリ

次のような OIDの初期画面が表示されます

画面左側のナビゲータペインを次のように辿ってください

エントリ管理

gt cn=OracleContext

gt cn=Products

gt cn=IAS

gtcn=IAS Infrastructure Database

gt orclReferenceName=iasdbltInfrastructureのドメイン名gt

gt OrclResourceName=Portal

gt orclpasswordattribute

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 44

⑧ Portalスキーマのパスワードの確認

画面右側の属性「orclpasswordattribute」の値が「Portal」スキーマのパスワードを示

しています

また Portal スキーマのパスワードを変更する場合一般的な DB のスキーマのように

SQLPlusなどから直接変更してはいけませんPortalスキーマのパスワードの情報は

mod_plsql の DAD などでも保持されておりそれらに対しても同時に変更を反映する

必要がありますそのため Portal スキーマや SSO のパスワードの変更はApplication

Server Control から行いますSSO スキーマのパスワードの変更方法については

「Oracle Application Server 10g(904) for Linux x86 インストール手順 ~Infrastructure編

~」を参照してくださいPotalスキーマのパスワードの変更方法は次の通りです

① インスタンスのホームページの表示

WebブラウザでApplication Server Controlのインスタンスのホームページにアクセ

スします

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 45

「Infrastructure」タブを表示してください

② 「Infrastructure」タブの表示

「Infrastructure」タブが表示されます

ページ左下のリンク「スキーマパスワードの変更」をクリックします

③ パスワードの変更画面の表示

パスワードの変更画面が表示されます

パスワードの変更画面で「PORTAL」にチェックをつけて選択し「パスワード」

及び「パスワードの確認」項目に設定したいパスワードを入力します入力が完

了したら「OK」をクリックします

④ パスワードの変更結果の確認画面の表示

パスワードの変更結果の確認画面が表示されます

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 46

⑤ インスタンスのホームページの表示

Portalスキーマのパスワードを変更した場合Oracle HTTP Serverを再起動する必要

があります再びインスタンスのホームページにアクセスしてください

「HTTP Server」にチェックをつけて選択し「再起動」をクリックしてください

⑥ Oracle HTTP Serverの再起動

次のような確認画面が表示されます

「はい」をクリックしてください

⑦ 再起動の処理中

再起動中は次のような画面が表示されます再起動が完了するまで暫くお待ちく

ださい

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 47

⑧ 再起動の完了

再起動が完了すると次のような画面が表示されます

これで Portalスキーマのパスワード変更が完了しました

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 48

アンインストール インストールした OracleAS Portalをアンインストールする手順は次の通りです

アンインストール作業

1 コンポーネントの停止

「サービスの起動停止」の章を参照してOracleAS Portal を停止しますなお

OracleAS Infrastructureは必ず起動しておいて下さい

2 インストーラの起動

インストールユーザー「oracleas」でログインして次のコマンドを実行しOracle

Universal Installerを起動します $ mntcdromrunInstaller

3 「ようこそ」画面

「製品の削除」をクリックします

4 削除するインスタンスの指定

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 49

削除するインスタンスをチェックします

今回は「portal」をチェックして「削除」をクリックします

5 確認ダイアログ

削除するコンポーネントの詳細が表示されます

「はい」をクリックしてください

6 削除ダイアログ

次のようなダイアログで削除の進行状況が表示されます

7 削除完了ダイアログ

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 50

削除が完了すると次のようなダイアログが表示されます

「閉じる」をクリックします

8 インストーラの終了

「取消」をクリックして OUIを終了します

9 ファイルディレクトリの削除

インストーラでは削除されないファイルやディレクトリがありますので手動で

削除します

① ORACLEホームディレクトリ

rootユーザーログインして削除した Oracle Application Serverインスタンスの

ORACLE ホームディレクトリを削除します次のコマンドを実行してくだ

さい $ su Password rm ndashrf optoracleproduct904portal

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 51

② etcoratabの削除済みインスタンスのエントリ

etcoratabファイルから削除したインスタンスに関する記述を削除します $ vi etcoratab This file is used by ORACLE utilities It is created by rootsh and updated by the Database Configuration Assistant when creating a database A colon is used as the field terminator A new line terminates the entry Lines beginning with a pound sign are comments Entries are of the form $ORACLE_SID$ORACLE_HOMEltN|Ygt The first and second fields are the system identifier and home directory of the database respectively The third filed indicates to the dbstart utility that the database should Y or should not N be brought up at system boot time Multiple entries with the same $ORACLE_SID are not allowed optoracleproduct904portalN この行を削除

10 OIDから OracleASインスタンス情報を削除

OracleAS Infrastructureの Oracle Internet Directory(OID)のエントリに格納されてい

るOracleASインスタンス情報を手動で削除します

ユーザー「oracleas」で OracleAS Infrastructure用に環境変数を設定して次のコマ

ンドを実行します $ ldapdelete -h ltOIDのホスト名gt -p ltOIDのポート番号gt -D cn=orcladmin -w ltorcladminのパスワードgt -x orclApplicationCommonName=ltOracleASインスタンス名gt cn=IAS Instancescn=IAScn=Productscn=OracleContext

ここでltOID のホスト名gtltOID のポート番号gtltorcladmin のパスワードgtは

インストール時に指定した OIDに関する情報と同じです

ltOracleAS インスタンス IDgtについては「管理ツール Application Server Control

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 52

の確認」で確認したltOracleAS インスタンス名gtltマシンのホスト名gtltマシン

のドメイン名gt(例 「portalportal21mycompanycom」)となります

例 $ ldapdelete -h portal21mycompanycom -p 3060 -D cn=orcladmin -w oracle10g -x orclapplicationcommonname=portalportal21mycompanycom cn=IAS Instancescn=IAScn=Productscn=OracleContext

OID に格納されている OracleAS インスタンスの情報はここで使用したコマ

ンドラインのツール「ldapdelete」の代わりにOracle Directory Manager で確認

および変更することもできますOracle Directory Manager の起動方法について

は「Oracle Application Server 10g for Linux インストール手順 ~Infrastructure編

~」の「運用上の注意」を参照してください

「エントリ管理」項目の「 cn=OracleContex cn=Products cn=IAS cn=IAS

Instances」の下の各エントリにOracleAS Infrastructure に関連付けられた

OracleAS インスタンスの情報が格納されています各エントリの属性

「orclapplicationcommonname」にOracleAS インスタンスの名前が格納されて

いますアンインストールした OracleAS インスタンスの情報が格納されている

エントリをクリックして選択し アイコンをクリックすると削除することが

できます

11 OracleAS Single Sign-Onのパートナアプリケーション情報を削除

OracleAS Single Sign-On にパートナアプリケーションとして登録されている

OracleAS Portalの情報を手動で削除します

① OracleAS Single Sign-Onへのアクセス

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 53

ブラウザを起動し次の URLにアクセスしてください

httpltホスト名ドメイン名gtltポート番号gtplsorasso

ltホスト名gtltドメイン名gtについてはOracleAS Infrastructure の Oracle HTTP

Server にアクセスするための値となります次のような画面が表示されます

画面右上の「ログイン」をクリックしてください

② OracleAS Single Sign-Onへのログイン

次のような OracleAS Single Sign-Onのログイン画面が表示されます

ユーザー名orcladmin

パスワード OracleAS Infrastructure のインストール時に指定した

「ias_admin」のパスワード(今回は「oracle10g」)

と入力してください ③ OracleAS Single Sign-Onのトップページ

OracleAS Single Sign-Onのトップページが表示されます

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 54

画面上方の「SSO Server管理」をクリックしてください

④ OracleAS Single Sign-Onの管理画面

3つの管理項目が表示されます

中央の「パートナアプリケーションの管理」をクリックしてください

⑤ パートナアプリケーションの管理

パートナアプリケーションの一覧が表示されます

ここでアンインストールした OracleAS Portalの情報を削除しますlt今回イン

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 55

ストールした Middle-Tierの OracleASインスタンス名gtltマシンのホスト名gtlt

マシンのドメイン名gt(例 「portalportal21mycompanycom」)と表記されてい

るパートナアプリケーション及び今回インストールした OracleAS

Portal(例 「Oracle Portal(portal)」)と表記されているパートナアプリケーシ

ョンの 2つについて左側の「 」アイコンをクリックして削除します

⑥ 確認画面

それぞれ次のような確認画面が表示されますので「はい」をクリックします

この作業を正確に行わないと次回以降の Middle-Tier のインストールで構成ツ

ールの実行に失敗する場合があります

12 OracleASインスタンス情報の確認

アンインストールした OracleASインスタンスの情報がOracleAS Infrastructureに

残っていないことを確認します

① Application Server Controlへのアクセス

ブラウザを起動し次の URLにアクセスしてください

httpltホスト名ドメイン名gtltポート番号gt

ltホスト名gtltドメイン名gtltポート番号gtについては OracleAS Infrastructure の

Application Server Controlにアクセスするための値を入力してくださいログイ

ンダイアログが表示されます

ユーザー名ias_admin

パスワードOracleAS Infrastructure のインストール時に指定した「ias_admin」の

パスワード(今回は「oracle10g」)

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 56

と入力してください

② 次の画面が表示されます

ここで「スタンドアロンインスタンス」項目に表示されるリンクにアンイ

ンストールした OracleAS インスタンスの名前が存在しないことを確認してくだ

さい存在していない場合はアンインストール作業は完了ですもし存在し

ている場合は次の手順に進んでください

③ Middle-Tierの OracleASインスタンス情報の手動削除

Middle-Tier のインストールを強制終了した場合などMiddle-Tier の情報が残っ

ていることがありますその場合はユーザー「oracleas」でログインし

OracleAS Infrastructure 用の適切な環境変数を設定して次のコマンドを実行し

ます $ infra_env $ $ORACLE_HOMEdcmbindcmctl destroyinstance ndashi ltOracleASインスタンス名gt

ここでlt OracleAS インスタンス名gtは削除する OracleAS インスタンス名です

以上で OracleASのMiddle-Tierのアンインストールは完了です

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 57

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  • はじめに
  • 目次
    • 前提
      • インストール概要
      • インストール
        • インストール事前準備
          • ハードウェア要件の確認
          • ソフトウェア要件の確認(Red Hat Enterprise Linux21の場合)
          • ソフトウェア要件の確認(Red Hat Enterprise Linux 30の場合)
          • ソフトウェア要件の確認(MIRACLE LINUX Standard Edition V21の場合)
          • カーネルパラメータの設定
          • ホスト名の確認
          • インストールするOSユーザー作成
            • インストール作業
            • インストール後の確認
              • サービスのポート番号の確認
              • OracleAS Portalの「ようこそ」画面の確認
              • Web管理コンソールApplication Server Controlの確認
                  • サービスの起動停止
                    • インストールユーザーの環境変数の設定
                    • OracleAS Portalの起動
                    • OracleAS Portalの停止
                      • 運用上の注意
                        • PDKについて
                        • Portalスキーマのパスワードの変更
                          • アンインストール
                            • アンインストール作業

インストール 次の 3つのステップに分けて手順を説明します 1 インストール事前準備 2 インストール作業 3 インストール後の確認

インストール事前準備 インストール前にシステム要件を確認しますOracle Application Server

10g(904)ではインストーラ(Oracle Universal Installer)によってシステム要件

の事前チェックが行われ要件が満たされていないとインストールを開始できま

せんインストールを開始する前に以降の手順に従って必ずシステム要件を確

認してください

ハードウェア要件の確認 次の作業を rootユーザーで行ってください

1 メモリ容量の確認

OracleAS Portal をインストールするためにはOracleAS Infrastructure と同

じマシンにインストールする場合には 15GB 以上異なるマシンにインス

トールする場合には 1GB 以上の物理メモリが必要です次のコマンドで

確認してください grep MemTotal procmeminfo

メモリ容量が少ない場合使用していないソフトウェアは停止してくだ

さい他のソフトウェアがメモリを使用しているとインストーラを起

動できない場合があります

2 ディスク容量の確認

OracleAS Portal をインストールするためには11GB 以上の空きディスク

容量が必要です次のコマンドで確認してください df -h

3 スワップ領域の確認

OracleAS Infrastructure インストールするためには15GB 以上のスワップ

Oracle Application Server 10g(904) for Linux x86 インストール手順 ~Portal編~ 7

領域が必要です次のコマンドで確認してください grep SwapTotal procmeminfo

4 X Serverの確認

Oracle Universal Installer を GUI 環境で実行するためには256 色以上の表

示が可能な X Serverが必要です次のコマンドで確認してください usrX11R6binxdpyinfo | grep window (省略) depth of root window 16 planes

(省略)

depth of root windowの値が 8以上である必要があります

ソフトウェア要件の確認(Red Hat Enterprise Linux21の場合) 次の作業を rootユーザーで行ってください

1 OSのバージョンを確認

次のコマンドで OSのバージョンを確認してください cat etcissue Red Hat Linux Advanced Server release 21ASyenm (Pensacola)

2 カーネルのバージョンの確認

kernel-249-e25以上が必要です次のコマンドで確認してください uname -r 249-e25

バージョンが kernel-249-e25未満の場合はRed Hat社のWebサイトから

カーネルをダウンロードしてバージョンアップしてください

3 ソフトウェアパッケージの確認

glibc-224-32 package glibc-224-32

gcc-296-1081

pdksh-5214-13

openmotif-2130

sysstat-401

compat-glibc-62-2132

libstdc++-296-108181

これらのパッケージがインストールされている必要があります次のコマ

ンドで確認してください

Oracle Application Server 10g(904) for Linux x86 インストール手順 ~Portal編~ 8

rpm -q glibc gcc pdksh openmotif sysstat compat-glibc ibstdc++ glibc-224-32 gcc-296-1081 pdksh-5214-13 openmotif-2130 sysstat-401 compat-glibc-62-2132 libstdc++-296-108181

パッケージが存在しない場合またはパッケージのバージョンが低い場合

はRed Hat Enterprise Linuxに付属の CD-ROMか Red Hat社のWebサイト

からパッケージを入手しインストールまたはバージョンアップを行って

ください

参考 rpmによるパッケージのインストールバージョンアップ方法

パッケージのインストール

rpm ndashivh ltパッケージ名gt

パッケージのバージョンアップ

rpm ndashUvh ltパッケージ名gt ソフトウェア要件の確認(Red Hat Enterprise Linux 30の場合) 次の作業を rootユーザーで行ってください

1 OSのバージョンを確認

次のコマンドで OSのバージョンを確認してください cat etcissue Red Hat Enterprise Linux AS release 3 (Taroon)

2 カーネルのバージョンの確認

kernel-2421-4-EL以上が必要です次のコマンドで確認してください uname -r 2421-4-EL

3 ソフトウェアパッケージの確認

glibc-232-953

gcc-323-20

setarch-13-1

pdksh-5214

openmotif21-2130-8

Oracle Application Server 10g(904) for Linux x86 インストール手順 ~Portal編~ 9

gnome-libs-141290-341

compat-glibc-7x-224325

compat-gcc-73-296122

compat-libstdc++-73-296122

compat-libstdc++-devel-73-296122

compat-gcc-c++-73-296122

sysstat-4007 compat-glibc-62-2132

これらのパッケージがインストールされている必要があります次のコマ

ンドで確認してください rpm -q glibc gcc pdksh openmotif sysstat compat-glibc ibstdc++ glibc-224-32 gcc-296-1081 pdksh-5214-13 openmotif-2130 sysstat-401 compat-glibc-62-2132 libstdc++-296-108181

パッケージが存在しない場合またはパッケージのバージョンが低い場合

はRed Hat Enterprise Linuxに付属の CD-ROMか Red Hat社のWebサイト

からパッケージを入手しインストールまたはバージョンアップを行って

ください

参考 rpmによるパッケージのインストールバージョンアップ方法

パッケージのインストール

rpm ndashivh ltパッケージ名gt

パッケージのバージョンアップ

rpm ndashUvh ltパッケージ名gt

4 次のシンボリックリンクが存在するのを確認してください

cd usrbin

ls -l gcc g++

gcc -gt gcc296

g++ -gt g++296

5 hugemem カーネルが使用されている場合は次のコマンドを使用してア

ーキテクチャを設定します

setarch i386

Oracle Application Server 10g(904) for Linux x86 インストール手順 ~Portal編~ 10

6 Patch 3006854 を適用します

Oracle Application Server 10g (904) JP Update CDに含まれる Patch3006854

を適用してください

このパッチによってファイル「etcldsopreload」が存在しなければ作成さ

れ次の行が追加されます etclibcwaitso

ソフトウェア要件の確認(MIRACLE LINUX Standard Edition V21の場合) 次の作業を rootユーザーで行ってください

1 OSのバージョンを確認

次のコマンドで OSのバージョンを確認してください cat etcissue Miracle Linux Standard Edition V21(Stylax)

2 カーネルのバージョンの確認MIRACLE LINUX Oracle9i Release 2対応キ

ットのインストール

MIRACLE LINUXの購入時期によってはMIRACLE LINUXのインストー

ル後にMIRACLE LINUX Oracle9i Release 2対応キット(MIRACLE LINUX

Standard Edition V21を Oracle9i Release 2以降のバージョンに対応させるた

めのアップデートパッケージ集以降 R2 キット)を適用する必要があり

ますMIRACLE LINUXのインストール CD-ROMもしくは現在のカーネ

ルバージョンを確認しください

MIRACLE LINUX Standard Edition V21 Update3をインストールされている

場合は R2キットの適用は必要ありません

CD-ROMに含まれるカーネルのバージョンの確認 mount mntcdrom ls mntcdromMiracleRPMSkernel

現在のカーネルのバージョンの確認 uname -r 249-e2532ml

カーネルのバージョンが kernel-249-3122ml であれば次の手順で R2 キ

ットを適用してください

Oracle Application Server 10g(904) for Linux x86 インストール手順 ~Portal編~ 11

① MIRACLE LINUXのインストール

② R2キットのインストール

③ その他セキュリティパッチなどの適用(任意)

さらにカーネルのバージョンが kernel-249-e2532ml 未満の場合は

MIRACLE LINUX 社の Web サイトからカーネルをダウンロードして

kernel-249-e2532ml以上にバージョンアップしてください

3 ソフトウェアパッケージの確認

glibc-224-34ml

gcc-2953-5ml

pdksh-5214-12

openmotif-2130-11

sysstat-407-2ml

compat-glibc-62-2132

libstdc++-2953-5ml

これらのパッケージがインストールされている必要があります次のコマ

ンドで確認してください rpm -q glibc gcc pdksh openmotif sysstat compat-glibc libstdc++ glibc-224-34ml gcc-2953-5ml pdksh-5214-12 openmotif-2130-11 sysstat-407-2ml compat-glibc-62-2132 libstdc++-2953-5ml

パッケージが存在しない場合またはパッケージのバージョンが低い場合

はMIRACLE LINUX に付属の CD-ROM(OpenMotif-2130 は R2 キットの

「MiracleRPMS」ディレクトリに存在します)あるいは MIRACLE LINUX

社の Web サイトからパッケージを入手しインストールまたはバージョン

アップを行ってください

参考 oranavi

MIRACLE LINUX にはOracle 製品のインストールを支援するツール

Install Navigator for Oracle(oranavi)が付属していますoranaviを使っ

たインストール方法につきましてはoranavi に付属のドキュメントを

参照してください

Oracle Application Server 10g(904) for Linux x86 インストール手順 ~Portal編~ 12

カーネルパラメータの設定 次の作業を rootユーザーで行ってください

1 semmslsemmnssemopmsemmniの値の確認

次のコマンドで確認します sbinsysctl ndasha | grep sem kernelsem = 256 32000 100 142 (推奨値)

値が推奨値未満の場合は6の手順を行ってください

2 shmallshmmaxsemmniの値の確認

次のコマンドで確認します sbinsysctl ndasha | grep shm kernelshmmni = 142 (推奨値) kernelshmall = 2097152 (推奨値) kernelshmmax = 2147483648 (推奨値) kernelshm-use-bigpages = 0

値が推奨値未満の場合は6の手順を行ってください

3 msgmaxmsgmnbmsgmniの値の確認

次のコマンドで確認します sbinsysctl ndasha | grep msg kernelmsgmnb = 65535 (推奨値) kernelmsgmni = 2878 (推奨値) kernelmsgmax = 8192 (推奨値)

値が推奨値未満の場合は6の手順を行ってください

4 fille-maxの値の確認

次のコマンドで確認します sbinsysctl ndasha | grep file-max fsfile-max = 131072 (推奨値)

値が推奨値未満の場合は6の手順を行ってください

5 ip_local_port_rangeの値の確認

次のコマンドで確認します sbinsysctl ndasha | grep ip_local_port_range netipv4ip_local_port_range = 20000 65000 (推奨値)

値が推奨値未満の場合は6の手順を行ってください

6 カーネルパラメータの変更

1~5 の手順で値が推奨値未満のものがある場合ファイル

Oracle Application Server 10g(904) for Linux x86 インストール手順 ~Portal編~ 13

「etcsysctlconf」を編集して必要な行を追加または変更してください vi etcsysctlconf kernelshmall = 2097152 kernelshmmax = 2147483648 kernelshmmni = 142 semaphores semmsl semmns semopm semmni kernelsem = 256 32000 100 142 fsfile-max = 131072 netipv4ip_local_port_range = 20000 65000 kernelmsgmni = 2878 kernelmsgmax = 8192 kernelmsgmnb = 65535

さらに次のコマンドでカーネルパラメータの現在の値を変更します sbinsysctl -p

コマンドの出力結果から値が正しいことを確認します値が誤っている

場合はもう一度ファイル「etcsysctlconf」を編集してこのコマンドを再

度実行します

ホスト名の確認 次の作業を rootユーザーで行ってください

1 ファイル「etchosts」の編集

次のようにドメイン名を含んだホスト名を最初に記述します IPアドレス ltホスト名gtltドメイン名gt ltホスト名gt

例 123456789 portal21mycompanycom portal21

ホスト名には次のような制限があります

「web」もしくは「portal」以外

255文字以内

2 複数のネットワークカードを持つ環境にインストールする場合

インストーラはファイル「etchosts」の最初の名前を使用します複数のネットワークカードを持つ場合は使用するホスト名が最初になるよう

に並べ替えてください

3 DHCP環境にインストールインストールする場合

Linux および Windows の場合は DHCP 環境へのインストールが可能です

DHCP 環境の場合は次のようにファイル「etchosts」を編集してくださ

Oracle Application Server 10g(904) for Linux x86 インストール手順 ~Portal編~ 14

127001 ltホスト名gtltドメイン名gt ltホスト名gt

例 127001 portal21mycompanycom portal21

4 hostnameコマンドの実行

hostname コマンドコマンドを実行してホスト名が設定されていることを

確認してください

hostname ホスト名の確認 localhostlocaldomain hostname portal21jporacdlecom ホスト名の設定 hostname 設定したホスト名の確認 portal21mycompanycom

インストールする OSユーザー作成 今回は同じマシンに既に OracleAS Infrastructureがインストールされているので

この手順は省略して以前と同じユーザー「oracleas」で Middle-Tier のインスト

ールを行いますOracleAS Infrastructureと異なるマシンにMiddle-Tierをインス

トールする場合などマシンに始めて Oracle Application Serverをインストール

する場合はこの手順の通りにインストール用のユーザーを作成してください

Oracle Application Serverを rootユーザーでインストールすることはできません

インストール用のユーザーを作成する必要があります以降の作業は root ユー

ザーで行ってください

1 インストール用グループ(oinstall)作成 groupadd oinstall

2 管理者用グループ(dba)作成 groupadd dba

3 インストール用ユーザー(oracleas)作成

ユーザー「oracleas」をデフォルトグループ「oinstall」サブグループ

「dba」として作成しますなお Oracle Application Server を root ユーザー

でインストールすることはできません必ずインストール用のユーザーを

作成してください useradd -g oinstall -G dba oracleas

4 作成したユーザー「oracleas」のパスワード設定

Oracle Application Server 10g(904) for Linux x86 インストール手順 ~Portal編~ 15

passwd oracleas New password

5 ユーザー「oracleas」のシェル制限の設定

ファイル「etcprofile」に次の内容を追加します「 $USER = oracleas 」

「 $SHELL = binksh 」といった大括弧の内側の文字列の両端には必

ず空白を 1つ入れてください(空白がないとエラーになります) if [ $USER = oracleas ] then if [ $SHELL = binksh ] then ulimit ndashp 16384 gtdevnull 2gtamp1 ulimit ndashn 16384 gtdevnull 2gtamp1 else ulimit ndashu 16384 ndashn 16384 gtdevnull 2gtamp1 fi fi

6 ハードリミットの変更

ユーザーのシェル制限を有効にするためにハードリミットを変更します

ハードリミットとはroot ユーザーだけが変更可能な上限値で一般ユー

ザーは現在のシェル制限をハードリミットの値まで変更できますハード

リミットを変更するためにはファイル「etcsecuritylimitsconf」に次

の 2行を追加します hard nofile 16384 hard nproc 16384

7 環境変数の設定

① 作成したユーザー「oracleas」でログイン su - oracleas

② 環境変数の確認

次のコマンドを実行して環境変数の設定を確認してください $ env

DISPLAY

「ハードウェア用件の確認」で確認した X Serverを指定します

TMPTMPDIR

これらの環境変数に250MB 以上空いているディレクトリを設定

してください

PATHCLASSPATHLD_LIBRARY_PATH

Oracle Application Server 10g(904) for Linux x86 インストール手順 ~Portal編~ 16

これらの環境変数に既存もしくはこれからインストールを行う

Oracle ホームディレクトリが含まれていないことを確認してく

ださい

LD_BIND_NOWORACLE_HOMEORA_NLS33TNS_ADMIN

設定されている場合は解除してください

LANG

「ja_JPeucJP」と設定してください(ご使用の Linux のキャラクタ

セットが EUC以外の場合はそれに応じて変更してください)

8 インストール先のディレクトリの書き込み権限の確認

今回はディレクトリ「optoracle」以下に Oracle Application Server をイン

ストールしますこのディレクトリが存在しなければ作成しまたユーザ

ー「oracleas」が書き込み権限を持っていることを確認してください

Oracle Application Server 10g(904) for Linux x86 インストール手順 ~Portal編~ 17

インストール作業 1 インストールユーザー「oracleas」でログイン

su ndash oracleas Password

2 環境変数 TMPTMPDIRに指定したディレクトリの空き領域を確認

環境変数 TMP と TMPDIR に指定したディレクトリに 250MB 以上の空き容量が

あるかどうかを確認します $ df ndashk $TMP $ df ndashk $TMPDIR

3 Oracle Application Serverのメディアをセット

Oracle Application Serverの Disk1を CD-ROMドライブに挿入してマウントしま

$ mount mntcdrom

4 ポート番号を指定してインストールする場合 Oracle Application Server 10g(904)のインストーラはインストール時にポート番

号の競合を回避してサービスにポートを自動的に割り当てます

インストール時に OracleAS Infrastructureが使用するポート番号を指定したい場合

は次の作業を行ってください

次のようなポート番号の競合を回避します

実行中のプロセスが使用中のポート

etcservicesファイルで指定されているポート

同一 OS ユーザーで既にインストールされている Oracle ApplicationServer 10g(904)に割り当てられているポート

① staticportsiniファイルを作成

インストールメディアの Disk1 に存在するテンプレートをローカルディス

クにコピーします $ cp mntcdromstageResponsestaticportsini optoraclestaticportsini

② ローカルディスクにコピーした staticportsiniファイルを編集

ポート番号をファイル「optoraclestaticportsini」で指定します各コンポー

ネントについてポート番号を指定し「」を削除して有効にします指定し

ないコンポーネントについてはインストーラが自動的にポート番号を割り

当てますOracleAS Portalにアクセスするために HTTPと HTTPSが一般的に

使用するポート番号である 80 と 443 を使用したい場合は例えば次のように

Oracle HTTP Server(OHS)OracleAS Web Cacheの使用するポート番号を指定

します J2EE and Web Cache Oracle HTTP Server port = 80 Oracle HTTP Server Listen port = 8889 Oracle HTTP Server SSL port = 443 Oracle HTTP Server Listen (SSL) port = 4444 Oracle HTTP Server Diagnostic port = port_num Oracle HTTP Server Jserv port = port_num Java Object Cache port = port_num DCM Java Object Cache port = port_num Oracle Notification Server Request port = port_num Oracle Notification Server Local port = port_num Oracle Notification Server Remote port = port_num Application Server Control port = port_num Application Server Control RMI port = port_num Oracle Management Agent port = port_num Web Cache HTTP Listen port = 80 Web Cache HTTP Listen (SSL) port = 443 Web Cache Administration port = port_num Web Cache Invalidation port = port_num Web Cache Statistics port = port_num Log Loader port = port_num Business Intelligence and Forms Discoverer OSAgent port = port_num Reports Services SQLNet port = port_num Infrastructure Oracle Internet Directory port = port_num Oracle Internet Directory (SSL) port = port_num Oracle Certificate Authority SSL Server Authentication port = port_num Oracle Certificate Authority SSL Mutual Authentication port = port_num

ポート番号に関する注意

Oracle Enterprise Manager Application Server Control のポート番号をインス

トール後に変更することはできません

OracleAS Infrastructure のインストール中にMetadata Repository を格納する

ために作成された データベースはポート番号 1521248124828080

9090 を使用しますそのため OracleAS Infrastructure と同一のマシンに

Middle-Tier をインストールする場合はこれらのポート番号を指定しないで

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 19

ください

65536以上のポート番号を指定することはできません

1024 未満のポート番号を指定する場合はroot ユーザーとしてコンポーネン

トを実行する必要がありますインストール終了時にインストーラではその

コンポーネントを起動できないのでインストール中に後述のような追加手

順を実行する必要があります

競合しているポート番号を指定した場合はインストール後に実行される構

成ツールが正常に終了しない可能性がありますその場合はこの資料の最後

に記述されている方法に従って Oracle Application Serverをアンインストール

した後ポート番号の指定を変更してから再インストールしてください

OracleAS Portal を使用するためには「Oracle HTTP Server port」と「Web

Cache HTTP Listen port」「Oracle HTTP Server SSL port」と「Web Cache HTTP

Listen (SSL) port」に指定するポート番号が一致している必要があります

5 インストーラの起動

次のコマンドを実行して Oracle Universal Installer(OUI)を起動します

インストール中にディスクの入れ替えが発生しますのでマウントポイントデ

ィレクトリ内でインストーラを起動しないことをお薦めしますもしマウントポ

イントディレクトリ内でインストーラを起動した場合インストーラの起動後

にカレントディレクトリを他のディレクトリに変更してください $ mntcdromrunInstaller

インストール時に OracleAS Portalが使用するポート番号を指定する場合は作成

した staticportsini ファイルを使ってインストーラを起動する必要がありますパ

ラメータの文法は OracleAS の Infrastructure をインストールする場合とは異なる

ので注意してくださいまた改行せずに入力してください $ mntcdromrunInstaller oracleiappserveriapptops_staticPorts=optoraclestaticportsini

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 20

Oracle Application Server 10g(904)ではインストーラによってシステム要件の

事前チェックが行われシステム要件が満たされていないと「Error

~Continue (yn) [n] 」というメッセージが表示されますメッセージの内容

を確認してから「n」と入力してインストールを中断しインストール事前準

備の各項目をもう一度チェックしてください

MIRACLE LINUXではシステム要件の事前チェックのいくつかの項目につい

て「Failed」と表示されます最後に「Error Packages version not per

Installation requirementContinue (yn) [n] 」と表示されますが表示されるメッ

セージを確認しインストール事前準備の各項目をもう一度チェックした上で

「y」と入力してインストールを継続してください

OUI が起動されると最初に次のようなスプラッシュが表示されます(数秒から

十数秒かかる場合があります)

6 「ようこそ」画面

「次へ」をクリックします

7 マシンに初めて Oracle製品をインストールする場合

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 21

今回はマシンに既に OracleAS Infrastructureがインストールされているので次の

ような画面は表示されません初めてマシンに Oracle製品をインストールすると

きには次のような画面が表示されますので指示に従って適切な情報を入力し

ます

① 「インベントリディレクトリの指定」画面

インベントリにはOracle製品のインストール情報が格納されます

今回は「optoracleoraInventory」を指定します「インベントリディレク

トリのフルパスの入力」に「optoracleoraInventory」と入力して「OK」を

クリックします

② 「UNIXグループ名」画面

インベントリディレクトリの書き込み権限を持つ OS グループの名前を入

力します

今回は「oinstall」を指定します「UNIX グループ名」に「oinstall」と入力し

て「次へ」をクリックしてください

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 22

③ orainstRootshの実行

次のようなダイアログが表示されます

「続行」をクリックする前にrootユーザーで

「optoracleoraInventoryorainstRootsh」を実行してください $ su Password optoracleoraInventoryorainstRootsh Oracleインベントリポインタファイルを作成しています(etcoraInstloc) 次のグループ名を変更します optoracleoraInventory 新規グループ名 oinstall

orainstRootsh実行後ダイアログに戻り「続行」をクリックします

8 「ファイルの場所の指定」画面

インストールする OracleAS インスタンスを識別する名前とインストールする

先のディレクトリを指定します今回は「インストール先」に「portal」「パ

ス」に「optoracleproduct904portal」と指定してくださいインストール先のデ

ィレクトリが存在しない場合はインストーラにより自動的に作成されます

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 23

「次へ」をクリックしてください

9 「インストールする製品の選択」画面

「製品の言語」をクリックして「選択された言語」に「日本語」が含まれてい

ることを確認してください含まれていない場合は「使用可能な言語」で「日

本語」をクリックしてから「gt」アイコンをクリックして日本語を選択し

「OK」をクリックしてください

「インストールする製品の選択」画面で「OracleAS Application Server 10g」が選択

されているのを確認して「次へ」をクリックします

10 「インストールタイプの選択」画面

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 24

「Portal and Wireless」を選択して「次へ」をクリックします

11 「Middle-Tierインストールの手順のプレビュー」画面

インストール手順のプレビュー画面が表示されます

確認して「次へ」をクリックします

12 「インストール前の要件の確認」画面

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 25

チェックボックスをチェックし「次へ」をクリックします

13 「構成オプションの選択」画面

インストール時に実行する構成ツールを選択します

「OracleAS Portal」にチェックがついているのを確認して「次へ」をクリックし

ます

14 「Oracle Internet Directoryへの登録」画面

利用する OracleAS Infrastructureの Oracle Internet Directory(OID)にアクセスするた

めの情報を入力します

OracleAS Infrastructureの OIDが稼動しているホスト名とポート番号を入力します

今回は OracleAS Infrastructure と同じマシンにインストールしているので

「Host」には現在インストールを行っているマシンの名前を「ltホスト名gtltド

メイン名gt」形式で入力してください「Port」には「Oracle Application Server 10g

for Linux インストール手順 ~Infrastructure 編~」の「インストール後の確認」

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 26

の「サービスのポートの確認」で確認した「Oracle Internet Directory port」の値

を入力してください(デフォルトでは「3060」です)

入力が完了したら「次へ」をクリックしてください

15 「Oracle Internet Directoryに対するログインの指定」画面

OIDに管理ユーザー「cn=orcladmin」でログインするための情報を入力します

「Password」には OracleAS Infrastructureをインストールしたときに「ias_admin」

のパスワードとして指定した値を入力して「次へ」をクリックしてください

16 「OracleAS Metadata Repositoryの選択」画面

Metadata Repository がインストールされているデータベースに対する接続情報を

入力します

デフォルト値が適切なのを確認して「次へ」をクリックします

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 27

17 「インスタンス名と ias_adminパスワードの指定」画面

インストールする Oracle Application Server に一意の名前を付け管理ユーザー

「ias_admin」のパスワードを指定します

今回は「インスタンス名」に「 portal」「 ias_admin のパスワード」に

「oracle10g」と入力してくださいまた Oracle Application Server を管理する

Application Server Controlにはユーザー「ias_admin」でログインするためこ

こで指定したパスワードは必ず覚えておいてください

ユーザー「ias_admin」のパスワードに指定可能な文字列には次のような制限

があります

数字 1文字以上を含む英数字 5文字以上であること

また指定するインスタンス名には次のような制限があります

英数字(A~Za~z0~9)およびrdquo$rdquordquo_rdquoのみ使用可能

1 つのマシンに複数の OracleAS インスタンスが存在する場合は各イン

スタンス名は一意でなくてはならない

「次へ」をクリックします

18 「サマリー」画面

インストールされるコンポーネントの一覧が表示されます

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 28

内容を確認して「インストール」をクリックします

19 「インストール」画面

① インストール中

次のような画面が表示されてインストールが開始されます

② CD-ROMの交換

インストールの途中次のようなダイアログが表示されます

指示に従って CD-ROMを交換し「OK」をクリックしてください

例 umount mntcdrom

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 29

eject

インストールメディアの交換 mount mntcdrom

③ rootshの実行

次のようなダイアログが表示されます

「OK」をクリックする前にOracle Application Server をインストールするデ

ィレクトリ(今回は「optoracleproduct904portal」)に存在する「rootsh」を

rootユーザーで実行してください $ su Password optoracleproduct904portalrootsh Running OracleAS rootsh script The following environment variables are set as ORACLE_OWNER= oracleas ORACLE_HOME= optoracleproduct904portal Enter the full pathname of the local bin directory [Defaultusrlocalbin] 「ENTER」キーを押す The file dbhome already exists in usrlocalbin Overwrite it (yn) [n] y 「y」キーを押す

Copying dbhome to usrlocalbin The file oraenv already exists in usrlocalbin Overwrite it (yn) [n] y 「y」キーを押す Copying oraenv to usrlocalbin The file coraenv already exists in usrlocalbin Overwrite it (yn) [n] y 「y」キーを押す Copying coraenv to usrlocalbin Creating etcoratab file Adding entry to etcoratab file Entries will be added to the etcoratab file as needed by Database Configuration Assistant when a database is created Finished running generic part of rootsh script Now product-specific root actions will be performed

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 30

今回のように同じマシンに既に Oracle 製品がインストールされている場合は

ディレクトリ「 usrlocalbin」に存在するファイル「dbhome」「oraenv」

「coraenv」を上書きするかどうか聞かれますのですべて「y」で上書きして

ください

またインストール開始時にファイル「staticportsini」を使用してOracle HTTP

Serverや OracleAS Web Cacheが 1024未満のポート番号を使用するように指定し

た場合は次のコマンドを実行してください $ su Password cd optoracleproduct904portalApacheApachebin chown root apachectl OHSが 1024未満の chmod 6750 apachectl ポート番号を使用する場合 cd optoracleproduct904portalwebcachebin chown root webcached OracleAS Web Cacheが 1024未満の chmod 6750 webcached ポート番号を使用する場合

実行後ダイアログに戻り「OK」をクリックします

20 「Configuration Assistant」画面

次の画面のように構成ツールが自動的に実行されます

構成ツールが全て終了するのをお待ちください

21 「インストールの終了」画面

インストールが正常に終了すると「OracleAS Infrastructure 10gのインストールが

成功しました」というメッセージとOracle HTTP Server にアクセスするための

URLが表示されます

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 31

「終了」をクリックすると次のようなダイアログが表示されます

「はい」をクリックしインストーラを終了します

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 32

インストール後の確認 インストール後は全てのサービスが起動しています各サービスの画面にアクセスし

動作確認しましょう

Oracle HTTP ServerOracleAS Web Cache のポート番号と Oracle Enterprise Manager

Application Server Control のポート番号を確認しそのポート番号を使用して OracleAS

Portalと Application Server Control にアクセスします

サービスのポート番号の確認

1 ファイル「optoracleproduct904portalinstallportlistini」の確認

このファイルはインストール時に割り当てられたポート番号になります「Oracle

HTTP Server port」「Web Cache HTTP Listen port」 (この 2 つは同じ値 )と

「Application Server Control port」の値を確認してください

例 [System] Host Name = portal21mycompanycom [Ports] Oracle HTTP Server port = 80 Oracle HTTP Server Listen port = 8889 Oracle HTTP Server SSL port = 443 Oracle HTTP Server Listen (SSL) port = 4444 Oracle HTTP Server Diagnostic port = 7201 Application Server Control RMI port = 1851 Oracle Notification Server Request port = 6004 Oracle Notification Server Local port = 6101 Oracle Notification Server Remote port = 6201 Java Object Cache port = 7011 Log Loader port = 44001 DCM Java Object Cache port = 7102 Oracle Management Agent port = 1831 Application Server Control port = 1811 Oracle HTTP Server Listen port = 8889 Oracle HTTP Server Listen (SSL) port = 4444 Web Cache HTTP Listen port = 80 Web Cache HTTP Listen (SSL) port = 443 Web Cache Administration port = 4000 Web Cache Invalidation port = 4001 Web Cache Statistics port = 4002 Oracle Net Listener = 1521 Discoverer OSAgent Port = 16003 Reports Services SQLNet port = 1950 Reports Services Visigenics CORBA port = 14000

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 33

OracleAS Portalの「ようこそ」画面の確認 1 OracleAS Portalの「ようこそ」画面へのアクセス

ブラウザを起動し次の URLにアクセスしてください

httpltホスト名gtltドメイン名gtltポート番号gtplsportal

ltホスト名gtltドメイン名gtltポート番号gtについては「インストールの終了」画面

に表示される Oracle HTTP Server にアクセスするための URLまたはファイル

「 optoracleproduct904portalinstallportlistini」の「Host Name」項目および

「Oracle HTTP Server port」もしくは「Web Cache HTTP Listen port」項目の値を参

照してください

右上の「ログイン」をクリックしてください

2 OracleAS Single Sign-Onへのログイン

OracleAS Single Sign-Onのログイン画面が表示されます「

ユーザー名orcladmin

パスワードOracleAS Infrastructure のインストール時に指定した「ias_admin」の

パスワード(今回は「oracle10g」)

と入力してください

3 OracleAS Portalの管理画面へのアクセス

OracleAS Portal の管理画面が表示されます画面上方に表示されるタブをクリッ

クすることでさまざまな管理機能に切り替えて表示することができます

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 34

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 35

Web管理コンソール Application Server Controlの確認 Application Server Control はコンポーネントの起動停止や設定の変更アプリケー

ションの配布を行うためのWeb管理コンソールです

1 Application Server Controlへのアクセス

ブラウザを起動し次の URLにアクセスしてください

httpltホスト名ドメイン名gtltポート番号gt

ltホスト名gtltドメイン名gtについては「インストールの終了」画面に表示され

る Oracle HTTP Server にアクセスするための URLまたはファイル

「optoracleproduct904infrainstallportlistini」の「Host Name」項目ltポート

番号gtについては「Application Server Control port」項目の値を参照してください

ログインダイアログが表示されます

ユーザー名ias_admin

パスワードOracleAS Infrastructure のインストール時に指定した「ias_admin」の

パスワード(今回は「oracle10g」)

と入力してください

2 次のページが表示されます

ここで「スタンドアロンインスタンス」項目に表示されるリンク(ltMiddle-

Tier の OracleAS インスタンス名gtltマシンのホスト名gtltマシンのドメイン名gt

例 「portalportal21mycompanycom」)をクリックすると次の画面が表示され

ます

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 36

この画面からOracleAS Portal の各コンポーネントの起動停止や設定変更ア

プリケーションのデプロイなどの管理作業を行うことができますなお後述の

ようにコンポーネントの起動停止はコマンドラインのツール「opmnctl」か

ら行うことも可能ですまた設定の変更やアプリケーションのデプロイはコ

マンドラインのツール「dcmctl」から行うことも可能です

OracleAS Portal をインストールした直後はOracleAS Portal が提供するすべて

のサービスが起動しています

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 37

サービスの起動停止 OracleAS Portalを起動停止するための手順を紹介します

インストールユーザーの環境変数の設定 各サービスを起動停止するためにはユーザー「oracleas」でログインした後適切

な環境変数を設定する必要があります次のファイル「portal_env」は環境変数設定

の一例です export LANG=ja_JPeucJP export ORACLE_SID=asdb export ORACLE_HOME=optoracleproduct904portal export LD_LIBRARY_PATH=$ORACLE_HOMElib$LD_LIBRARY_PATH export PATH=usrbinusrlocalbinbinusrX11R6bin $ORACLE_HOMEbin$ORACLE_HOMEopmnbin$ORACLE_HOMEdcmbin $PATH export NLS_LANG=Japanese_JapanJA16EUC

「usrbin」が環境変数 PATH に含まれる最初のディレクトリとなるよう設定してくだ

さい

環境変数を設定するためには次のコマンドを実行してください $ portal_env

設定した環境変数を確認するためには次のコマンドを実行してください $ env

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 38

OracleAS Portalの起動 OracleAS Portalを起動するための手順は次の通りです

1 OracleAS Infrastructureの起動(OracleAS Infrastructureが起動していない場合)

2 ユーザー「oracleas」でログインして適切な環境変数を設定 $ portal_env

3 OracleAS Portalの提供するサービスの起動 $ $ORACLE_HOMEopmnbinopmnctl startall opmnctl starting opmn and all managed processes

4 Application Server Controlの起動 $ emctl start iasconsole TZ set to Japan Oracle Enterprise Manager 10g Application Server Control 90400 Copyright (c) 2002 2003 Oracle Corporation All rights reserved Starting Oracle 10g Application Server Control started

OracleAS Portalの起動が完了しましたOracleAS Portalの提供するすべてのサービス

が使用可能になりした

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 39

OracleAS Portalの停止

OracleAS Portalを停止するための手順は次の通りです

1 ユーザー「oracleas」でログインして適切な環境変数を設定 $ portal_env

2 Application Server Controlの停止 $ emctl stop iasconsole TZ set to Japan Oracle Enterprise Manager 10g Application Server Control 90400 Copyright (c) 2002 2003 Oracle Corporation All rights reserved Stopping Oracle 10g Application Server Control Stopped

3 OracleAS Portalの提供するサービスの停止 $ $ORACLE_HOMEopmnbinopmnctl stopall opmnctl stopping opmn and all managed processes

4 OracleAS Infrastructureの停止(OracleAS Infrastructureも停止したい場合)

OracleAS Portalの停止が完了しました

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 40

運用上の注意 インストール後に必要な注意点について記述します

PDKについて

OracleAS Portalの提供するポータルフレームワークではポータルページは「ポー

トレット」と呼ばれるモジュールによって構成されます

既存社内

システム

シングル

サインオン

検索フォーム

OTN Japan

ポートレットの開発は OracleAS Portal が提

ますがPDK(Portal Developer Kit)と呼ばれ

細かく応じたポートレットを作成すること

ルページの構築を可能にする「Web Clipp

トやその他いくつかのサンプルも含まれ

PDK を使用する場合には最新版を Ora

URL(もしくはサポートセンター)から入手し

httpotnoraclecojptechportletindexhtml

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal

ポートレッ

Excite Japan 天気予報

日経BP

BizTech News

Portal Web アプリケーション

コンテンツ管理

供するウィザードによって行うこともでき

る開発キットを用いることでニーズにきめ

もできますまた PDK には効率的なポータ

ing」や「Omni Portlet」といったポートレッ

ます

cle Technology Network Japan (OTN)の次の

てください

編~ 41

Portalスキーマのパスワードの変更

OracleAS Portal を運用するにあたってはPortal スキーマ (デフォルトでは Metadata

Repository と同一の DB インスタンスのスキーマ「portal」にPortal リポジトリが作成

されます)に SQLPlus でログインして作業を行う必要がある場合がありますPortal

スキーマのパスワードはインストール直後はランダムな値に設定されていますその値

は Oracle Internet Directory(OID)に格納されているので管理ツール Oracle Directory

Manageを使用して確認することができます

① Oracle Directory Managerの起動

まず OracleAS Infrastructure で Oracle Directory Manager を起動しますユーザー

「oracleas」でログインしOracleAS Infrastructure用の適切な環境変数を設定して

次のコマンドを実行します

$ infra_env $ $ORACLE_HOMEbinoidadmin

② ログイン画面

次のようなログイン画面が表示されます

初めて Oracle Directory Manager から OID にアクセスする際にはOID が稼動して

いるサーバのホスト名などの情報を入力する必要があります アイコンをクリ

ックしてくださいなお 2 回目移行のアクセスでは②~⑤の手順は省略されます

③ OIDの登録

編集する OIDを登録するための画面が表示されます

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 42

「追加」をクリックしてください

④ OIDの情報の入力

OIDが稼動しているホスト名とポート番号を入力する画面が表示されます

「サーバー」には OracleAS Infrastructureをインストールしたマシンの名前を「ltホ

スト名gtltドメイン名gt」形式で入力してください「ポート」には「インストール

後の確認」の「サービスのポートの確認」で確認した「Oracle Internet Directory

port」の値を入力してください(デフォルトでは「3060」です)入力が完了したら

「OK」をクリックします

⑤ OIDの選択

Oracle Directory Managerで編集する OIDを選択します

今入力したホスト名とポート番号が表示されている列を選択して反転させて「選

択」をクリックします

⑥ OIDへのログイン

ユーザー名パスワードを入力します

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 43

「ユーザー」に OID の管理ユーザーである「orcladmin」「パスワード」には

OracleAS Infrastructure のインストール中に「ias_admin」のパスワードとして指定し

た値(今回は「oracle10g」)を入力して「ログイン」をクリックしてください

⑦ Portalスキーマのパスワードの格納されているエントリ

次のような OIDの初期画面が表示されます

画面左側のナビゲータペインを次のように辿ってください

エントリ管理

gt cn=OracleContext

gt cn=Products

gt cn=IAS

gtcn=IAS Infrastructure Database

gt orclReferenceName=iasdbltInfrastructureのドメイン名gt

gt OrclResourceName=Portal

gt orclpasswordattribute

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 44

⑧ Portalスキーマのパスワードの確認

画面右側の属性「orclpasswordattribute」の値が「Portal」スキーマのパスワードを示

しています

また Portal スキーマのパスワードを変更する場合一般的な DB のスキーマのように

SQLPlusなどから直接変更してはいけませんPortalスキーマのパスワードの情報は

mod_plsql の DAD などでも保持されておりそれらに対しても同時に変更を反映する

必要がありますそのため Portal スキーマや SSO のパスワードの変更はApplication

Server Control から行いますSSO スキーマのパスワードの変更方法については

「Oracle Application Server 10g(904) for Linux x86 インストール手順 ~Infrastructure編

~」を参照してくださいPotalスキーマのパスワードの変更方法は次の通りです

① インスタンスのホームページの表示

WebブラウザでApplication Server Controlのインスタンスのホームページにアクセ

スします

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 45

「Infrastructure」タブを表示してください

② 「Infrastructure」タブの表示

「Infrastructure」タブが表示されます

ページ左下のリンク「スキーマパスワードの変更」をクリックします

③ パスワードの変更画面の表示

パスワードの変更画面が表示されます

パスワードの変更画面で「PORTAL」にチェックをつけて選択し「パスワード」

及び「パスワードの確認」項目に設定したいパスワードを入力します入力が完

了したら「OK」をクリックします

④ パスワードの変更結果の確認画面の表示

パスワードの変更結果の確認画面が表示されます

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 46

⑤ インスタンスのホームページの表示

Portalスキーマのパスワードを変更した場合Oracle HTTP Serverを再起動する必要

があります再びインスタンスのホームページにアクセスしてください

「HTTP Server」にチェックをつけて選択し「再起動」をクリックしてください

⑥ Oracle HTTP Serverの再起動

次のような確認画面が表示されます

「はい」をクリックしてください

⑦ 再起動の処理中

再起動中は次のような画面が表示されます再起動が完了するまで暫くお待ちく

ださい

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 47

⑧ 再起動の完了

再起動が完了すると次のような画面が表示されます

これで Portalスキーマのパスワード変更が完了しました

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 48

アンインストール インストールした OracleAS Portalをアンインストールする手順は次の通りです

アンインストール作業

1 コンポーネントの停止

「サービスの起動停止」の章を参照してOracleAS Portal を停止しますなお

OracleAS Infrastructureは必ず起動しておいて下さい

2 インストーラの起動

インストールユーザー「oracleas」でログインして次のコマンドを実行しOracle

Universal Installerを起動します $ mntcdromrunInstaller

3 「ようこそ」画面

「製品の削除」をクリックします

4 削除するインスタンスの指定

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 49

削除するインスタンスをチェックします

今回は「portal」をチェックして「削除」をクリックします

5 確認ダイアログ

削除するコンポーネントの詳細が表示されます

「はい」をクリックしてください

6 削除ダイアログ

次のようなダイアログで削除の進行状況が表示されます

7 削除完了ダイアログ

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 50

削除が完了すると次のようなダイアログが表示されます

「閉じる」をクリックします

8 インストーラの終了

「取消」をクリックして OUIを終了します

9 ファイルディレクトリの削除

インストーラでは削除されないファイルやディレクトリがありますので手動で

削除します

① ORACLEホームディレクトリ

rootユーザーログインして削除した Oracle Application Serverインスタンスの

ORACLE ホームディレクトリを削除します次のコマンドを実行してくだ

さい $ su Password rm ndashrf optoracleproduct904portal

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 51

② etcoratabの削除済みインスタンスのエントリ

etcoratabファイルから削除したインスタンスに関する記述を削除します $ vi etcoratab This file is used by ORACLE utilities It is created by rootsh and updated by the Database Configuration Assistant when creating a database A colon is used as the field terminator A new line terminates the entry Lines beginning with a pound sign are comments Entries are of the form $ORACLE_SID$ORACLE_HOMEltN|Ygt The first and second fields are the system identifier and home directory of the database respectively The third filed indicates to the dbstart utility that the database should Y or should not N be brought up at system boot time Multiple entries with the same $ORACLE_SID are not allowed optoracleproduct904portalN この行を削除

10 OIDから OracleASインスタンス情報を削除

OracleAS Infrastructureの Oracle Internet Directory(OID)のエントリに格納されてい

るOracleASインスタンス情報を手動で削除します

ユーザー「oracleas」で OracleAS Infrastructure用に環境変数を設定して次のコマ

ンドを実行します $ ldapdelete -h ltOIDのホスト名gt -p ltOIDのポート番号gt -D cn=orcladmin -w ltorcladminのパスワードgt -x orclApplicationCommonName=ltOracleASインスタンス名gt cn=IAS Instancescn=IAScn=Productscn=OracleContext

ここでltOID のホスト名gtltOID のポート番号gtltorcladmin のパスワードgtは

インストール時に指定した OIDに関する情報と同じです

ltOracleAS インスタンス IDgtについては「管理ツール Application Server Control

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 52

の確認」で確認したltOracleAS インスタンス名gtltマシンのホスト名gtltマシン

のドメイン名gt(例 「portalportal21mycompanycom」)となります

例 $ ldapdelete -h portal21mycompanycom -p 3060 -D cn=orcladmin -w oracle10g -x orclapplicationcommonname=portalportal21mycompanycom cn=IAS Instancescn=IAScn=Productscn=OracleContext

OID に格納されている OracleAS インスタンスの情報はここで使用したコマ

ンドラインのツール「ldapdelete」の代わりにOracle Directory Manager で確認

および変更することもできますOracle Directory Manager の起動方法について

は「Oracle Application Server 10g for Linux インストール手順 ~Infrastructure編

~」の「運用上の注意」を参照してください

「エントリ管理」項目の「 cn=OracleContex cn=Products cn=IAS cn=IAS

Instances」の下の各エントリにOracleAS Infrastructure に関連付けられた

OracleAS インスタンスの情報が格納されています各エントリの属性

「orclapplicationcommonname」にOracleAS インスタンスの名前が格納されて

いますアンインストールした OracleAS インスタンスの情報が格納されている

エントリをクリックして選択し アイコンをクリックすると削除することが

できます

11 OracleAS Single Sign-Onのパートナアプリケーション情報を削除

OracleAS Single Sign-On にパートナアプリケーションとして登録されている

OracleAS Portalの情報を手動で削除します

① OracleAS Single Sign-Onへのアクセス

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 53

ブラウザを起動し次の URLにアクセスしてください

httpltホスト名ドメイン名gtltポート番号gtplsorasso

ltホスト名gtltドメイン名gtについてはOracleAS Infrastructure の Oracle HTTP

Server にアクセスするための値となります次のような画面が表示されます

画面右上の「ログイン」をクリックしてください

② OracleAS Single Sign-Onへのログイン

次のような OracleAS Single Sign-Onのログイン画面が表示されます

ユーザー名orcladmin

パスワード OracleAS Infrastructure のインストール時に指定した

「ias_admin」のパスワード(今回は「oracle10g」)

と入力してください ③ OracleAS Single Sign-Onのトップページ

OracleAS Single Sign-Onのトップページが表示されます

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 54

画面上方の「SSO Server管理」をクリックしてください

④ OracleAS Single Sign-Onの管理画面

3つの管理項目が表示されます

中央の「パートナアプリケーションの管理」をクリックしてください

⑤ パートナアプリケーションの管理

パートナアプリケーションの一覧が表示されます

ここでアンインストールした OracleAS Portalの情報を削除しますlt今回イン

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 55

ストールした Middle-Tierの OracleASインスタンス名gtltマシンのホスト名gtlt

マシンのドメイン名gt(例 「portalportal21mycompanycom」)と表記されてい

るパートナアプリケーション及び今回インストールした OracleAS

Portal(例 「Oracle Portal(portal)」)と表記されているパートナアプリケーシ

ョンの 2つについて左側の「 」アイコンをクリックして削除します

⑥ 確認画面

それぞれ次のような確認画面が表示されますので「はい」をクリックします

この作業を正確に行わないと次回以降の Middle-Tier のインストールで構成ツ

ールの実行に失敗する場合があります

12 OracleASインスタンス情報の確認

アンインストールした OracleASインスタンスの情報がOracleAS Infrastructureに

残っていないことを確認します

① Application Server Controlへのアクセス

ブラウザを起動し次の URLにアクセスしてください

httpltホスト名ドメイン名gtltポート番号gt

ltホスト名gtltドメイン名gtltポート番号gtについては OracleAS Infrastructure の

Application Server Controlにアクセスするための値を入力してくださいログイ

ンダイアログが表示されます

ユーザー名ias_admin

パスワードOracleAS Infrastructure のインストール時に指定した「ias_admin」の

パスワード(今回は「oracle10g」)

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 56

と入力してください

② 次の画面が表示されます

ここで「スタンドアロンインスタンス」項目に表示されるリンクにアンイ

ンストールした OracleAS インスタンスの名前が存在しないことを確認してくだ

さい存在していない場合はアンインストール作業は完了ですもし存在し

ている場合は次の手順に進んでください

③ Middle-Tierの OracleASインスタンス情報の手動削除

Middle-Tier のインストールを強制終了した場合などMiddle-Tier の情報が残っ

ていることがありますその場合はユーザー「oracleas」でログインし

OracleAS Infrastructure 用の適切な環境変数を設定して次のコマンドを実行し

ます $ infra_env $ $ORACLE_HOMEdcmbindcmctl destroyinstance ndashi ltOracleASインスタンス名gt

ここでlt OracleAS インスタンス名gtは削除する OracleAS インスタンス名です

以上で OracleASのMiddle-Tierのアンインストールは完了です

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 57

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ります日本オラクル社は本書の内容に関していかなる保証もいたしませんまた本書の内容に

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ビス名は米国 Oracle Corporation の商標または登録商標ですその他の製品名及びサービス名はそれぞれの所有者の商標または登録商標の可能性があります

  • はじめに
  • 目次
    • 前提
      • インストール概要
      • インストール
        • インストール事前準備
          • ハードウェア要件の確認
          • ソフトウェア要件の確認(Red Hat Enterprise Linux21の場合)
          • ソフトウェア要件の確認(Red Hat Enterprise Linux 30の場合)
          • ソフトウェア要件の確認(MIRACLE LINUX Standard Edition V21の場合)
          • カーネルパラメータの設定
          • ホスト名の確認
          • インストールするOSユーザー作成
            • インストール作業
            • インストール後の確認
              • サービスのポート番号の確認
              • OracleAS Portalの「ようこそ」画面の確認
              • Web管理コンソールApplication Server Controlの確認
                  • サービスの起動停止
                    • インストールユーザーの環境変数の設定
                    • OracleAS Portalの起動
                    • OracleAS Portalの停止
                      • 運用上の注意
                        • PDKについて
                        • Portalスキーマのパスワードの変更
                          • アンインストール
                            • アンインストール作業

領域が必要です次のコマンドで確認してください grep SwapTotal procmeminfo

4 X Serverの確認

Oracle Universal Installer を GUI 環境で実行するためには256 色以上の表

示が可能な X Serverが必要です次のコマンドで確認してください usrX11R6binxdpyinfo | grep window (省略) depth of root window 16 planes

(省略)

depth of root windowの値が 8以上である必要があります

ソフトウェア要件の確認(Red Hat Enterprise Linux21の場合) 次の作業を rootユーザーで行ってください

1 OSのバージョンを確認

次のコマンドで OSのバージョンを確認してください cat etcissue Red Hat Linux Advanced Server release 21ASyenm (Pensacola)

2 カーネルのバージョンの確認

kernel-249-e25以上が必要です次のコマンドで確認してください uname -r 249-e25

バージョンが kernel-249-e25未満の場合はRed Hat社のWebサイトから

カーネルをダウンロードしてバージョンアップしてください

3 ソフトウェアパッケージの確認

glibc-224-32 package glibc-224-32

gcc-296-1081

pdksh-5214-13

openmotif-2130

sysstat-401

compat-glibc-62-2132

libstdc++-296-108181

これらのパッケージがインストールされている必要があります次のコマ

ンドで確認してください

Oracle Application Server 10g(904) for Linux x86 インストール手順 ~Portal編~ 8

rpm -q glibc gcc pdksh openmotif sysstat compat-glibc ibstdc++ glibc-224-32 gcc-296-1081 pdksh-5214-13 openmotif-2130 sysstat-401 compat-glibc-62-2132 libstdc++-296-108181

パッケージが存在しない場合またはパッケージのバージョンが低い場合

はRed Hat Enterprise Linuxに付属の CD-ROMか Red Hat社のWebサイト

からパッケージを入手しインストールまたはバージョンアップを行って

ください

参考 rpmによるパッケージのインストールバージョンアップ方法

パッケージのインストール

rpm ndashivh ltパッケージ名gt

パッケージのバージョンアップ

rpm ndashUvh ltパッケージ名gt ソフトウェア要件の確認(Red Hat Enterprise Linux 30の場合) 次の作業を rootユーザーで行ってください

1 OSのバージョンを確認

次のコマンドで OSのバージョンを確認してください cat etcissue Red Hat Enterprise Linux AS release 3 (Taroon)

2 カーネルのバージョンの確認

kernel-2421-4-EL以上が必要です次のコマンドで確認してください uname -r 2421-4-EL

3 ソフトウェアパッケージの確認

glibc-232-953

gcc-323-20

setarch-13-1

pdksh-5214

openmotif21-2130-8

Oracle Application Server 10g(904) for Linux x86 インストール手順 ~Portal編~ 9

gnome-libs-141290-341

compat-glibc-7x-224325

compat-gcc-73-296122

compat-libstdc++-73-296122

compat-libstdc++-devel-73-296122

compat-gcc-c++-73-296122

sysstat-4007 compat-glibc-62-2132

これらのパッケージがインストールされている必要があります次のコマ

ンドで確認してください rpm -q glibc gcc pdksh openmotif sysstat compat-glibc ibstdc++ glibc-224-32 gcc-296-1081 pdksh-5214-13 openmotif-2130 sysstat-401 compat-glibc-62-2132 libstdc++-296-108181

パッケージが存在しない場合またはパッケージのバージョンが低い場合

はRed Hat Enterprise Linuxに付属の CD-ROMか Red Hat社のWebサイト

からパッケージを入手しインストールまたはバージョンアップを行って

ください

参考 rpmによるパッケージのインストールバージョンアップ方法

パッケージのインストール

rpm ndashivh ltパッケージ名gt

パッケージのバージョンアップ

rpm ndashUvh ltパッケージ名gt

4 次のシンボリックリンクが存在するのを確認してください

cd usrbin

ls -l gcc g++

gcc -gt gcc296

g++ -gt g++296

5 hugemem カーネルが使用されている場合は次のコマンドを使用してア

ーキテクチャを設定します

setarch i386

Oracle Application Server 10g(904) for Linux x86 インストール手順 ~Portal編~ 10

6 Patch 3006854 を適用します

Oracle Application Server 10g (904) JP Update CDに含まれる Patch3006854

を適用してください

このパッチによってファイル「etcldsopreload」が存在しなければ作成さ

れ次の行が追加されます etclibcwaitso

ソフトウェア要件の確認(MIRACLE LINUX Standard Edition V21の場合) 次の作業を rootユーザーで行ってください

1 OSのバージョンを確認

次のコマンドで OSのバージョンを確認してください cat etcissue Miracle Linux Standard Edition V21(Stylax)

2 カーネルのバージョンの確認MIRACLE LINUX Oracle9i Release 2対応キ

ットのインストール

MIRACLE LINUXの購入時期によってはMIRACLE LINUXのインストー

ル後にMIRACLE LINUX Oracle9i Release 2対応キット(MIRACLE LINUX

Standard Edition V21を Oracle9i Release 2以降のバージョンに対応させるた

めのアップデートパッケージ集以降 R2 キット)を適用する必要があり

ますMIRACLE LINUXのインストール CD-ROMもしくは現在のカーネ

ルバージョンを確認しください

MIRACLE LINUX Standard Edition V21 Update3をインストールされている

場合は R2キットの適用は必要ありません

CD-ROMに含まれるカーネルのバージョンの確認 mount mntcdrom ls mntcdromMiracleRPMSkernel

現在のカーネルのバージョンの確認 uname -r 249-e2532ml

カーネルのバージョンが kernel-249-3122ml であれば次の手順で R2 キ

ットを適用してください

Oracle Application Server 10g(904) for Linux x86 インストール手順 ~Portal編~ 11

① MIRACLE LINUXのインストール

② R2キットのインストール

③ その他セキュリティパッチなどの適用(任意)

さらにカーネルのバージョンが kernel-249-e2532ml 未満の場合は

MIRACLE LINUX 社の Web サイトからカーネルをダウンロードして

kernel-249-e2532ml以上にバージョンアップしてください

3 ソフトウェアパッケージの確認

glibc-224-34ml

gcc-2953-5ml

pdksh-5214-12

openmotif-2130-11

sysstat-407-2ml

compat-glibc-62-2132

libstdc++-2953-5ml

これらのパッケージがインストールされている必要があります次のコマ

ンドで確認してください rpm -q glibc gcc pdksh openmotif sysstat compat-glibc libstdc++ glibc-224-34ml gcc-2953-5ml pdksh-5214-12 openmotif-2130-11 sysstat-407-2ml compat-glibc-62-2132 libstdc++-2953-5ml

パッケージが存在しない場合またはパッケージのバージョンが低い場合

はMIRACLE LINUX に付属の CD-ROM(OpenMotif-2130 は R2 キットの

「MiracleRPMS」ディレクトリに存在します)あるいは MIRACLE LINUX

社の Web サイトからパッケージを入手しインストールまたはバージョン

アップを行ってください

参考 oranavi

MIRACLE LINUX にはOracle 製品のインストールを支援するツール

Install Navigator for Oracle(oranavi)が付属していますoranaviを使っ

たインストール方法につきましてはoranavi に付属のドキュメントを

参照してください

Oracle Application Server 10g(904) for Linux x86 インストール手順 ~Portal編~ 12

カーネルパラメータの設定 次の作業を rootユーザーで行ってください

1 semmslsemmnssemopmsemmniの値の確認

次のコマンドで確認します sbinsysctl ndasha | grep sem kernelsem = 256 32000 100 142 (推奨値)

値が推奨値未満の場合は6の手順を行ってください

2 shmallshmmaxsemmniの値の確認

次のコマンドで確認します sbinsysctl ndasha | grep shm kernelshmmni = 142 (推奨値) kernelshmall = 2097152 (推奨値) kernelshmmax = 2147483648 (推奨値) kernelshm-use-bigpages = 0

値が推奨値未満の場合は6の手順を行ってください

3 msgmaxmsgmnbmsgmniの値の確認

次のコマンドで確認します sbinsysctl ndasha | grep msg kernelmsgmnb = 65535 (推奨値) kernelmsgmni = 2878 (推奨値) kernelmsgmax = 8192 (推奨値)

値が推奨値未満の場合は6の手順を行ってください

4 fille-maxの値の確認

次のコマンドで確認します sbinsysctl ndasha | grep file-max fsfile-max = 131072 (推奨値)

値が推奨値未満の場合は6の手順を行ってください

5 ip_local_port_rangeの値の確認

次のコマンドで確認します sbinsysctl ndasha | grep ip_local_port_range netipv4ip_local_port_range = 20000 65000 (推奨値)

値が推奨値未満の場合は6の手順を行ってください

6 カーネルパラメータの変更

1~5 の手順で値が推奨値未満のものがある場合ファイル

Oracle Application Server 10g(904) for Linux x86 インストール手順 ~Portal編~ 13

「etcsysctlconf」を編集して必要な行を追加または変更してください vi etcsysctlconf kernelshmall = 2097152 kernelshmmax = 2147483648 kernelshmmni = 142 semaphores semmsl semmns semopm semmni kernelsem = 256 32000 100 142 fsfile-max = 131072 netipv4ip_local_port_range = 20000 65000 kernelmsgmni = 2878 kernelmsgmax = 8192 kernelmsgmnb = 65535

さらに次のコマンドでカーネルパラメータの現在の値を変更します sbinsysctl -p

コマンドの出力結果から値が正しいことを確認します値が誤っている

場合はもう一度ファイル「etcsysctlconf」を編集してこのコマンドを再

度実行します

ホスト名の確認 次の作業を rootユーザーで行ってください

1 ファイル「etchosts」の編集

次のようにドメイン名を含んだホスト名を最初に記述します IPアドレス ltホスト名gtltドメイン名gt ltホスト名gt

例 123456789 portal21mycompanycom portal21

ホスト名には次のような制限があります

「web」もしくは「portal」以外

255文字以内

2 複数のネットワークカードを持つ環境にインストールする場合

インストーラはファイル「etchosts」の最初の名前を使用します複数のネットワークカードを持つ場合は使用するホスト名が最初になるよう

に並べ替えてください

3 DHCP環境にインストールインストールする場合

Linux および Windows の場合は DHCP 環境へのインストールが可能です

DHCP 環境の場合は次のようにファイル「etchosts」を編集してくださ

Oracle Application Server 10g(904) for Linux x86 インストール手順 ~Portal編~ 14

127001 ltホスト名gtltドメイン名gt ltホスト名gt

例 127001 portal21mycompanycom portal21

4 hostnameコマンドの実行

hostname コマンドコマンドを実行してホスト名が設定されていることを

確認してください

hostname ホスト名の確認 localhostlocaldomain hostname portal21jporacdlecom ホスト名の設定 hostname 設定したホスト名の確認 portal21mycompanycom

インストールする OSユーザー作成 今回は同じマシンに既に OracleAS Infrastructureがインストールされているので

この手順は省略して以前と同じユーザー「oracleas」で Middle-Tier のインスト

ールを行いますOracleAS Infrastructureと異なるマシンにMiddle-Tierをインス

トールする場合などマシンに始めて Oracle Application Serverをインストール

する場合はこの手順の通りにインストール用のユーザーを作成してください

Oracle Application Serverを rootユーザーでインストールすることはできません

インストール用のユーザーを作成する必要があります以降の作業は root ユー

ザーで行ってください

1 インストール用グループ(oinstall)作成 groupadd oinstall

2 管理者用グループ(dba)作成 groupadd dba

3 インストール用ユーザー(oracleas)作成

ユーザー「oracleas」をデフォルトグループ「oinstall」サブグループ

「dba」として作成しますなお Oracle Application Server を root ユーザー

でインストールすることはできません必ずインストール用のユーザーを

作成してください useradd -g oinstall -G dba oracleas

4 作成したユーザー「oracleas」のパスワード設定

Oracle Application Server 10g(904) for Linux x86 インストール手順 ~Portal編~ 15

passwd oracleas New password

5 ユーザー「oracleas」のシェル制限の設定

ファイル「etcprofile」に次の内容を追加します「 $USER = oracleas 」

「 $SHELL = binksh 」といった大括弧の内側の文字列の両端には必

ず空白を 1つ入れてください(空白がないとエラーになります) if [ $USER = oracleas ] then if [ $SHELL = binksh ] then ulimit ndashp 16384 gtdevnull 2gtamp1 ulimit ndashn 16384 gtdevnull 2gtamp1 else ulimit ndashu 16384 ndashn 16384 gtdevnull 2gtamp1 fi fi

6 ハードリミットの変更

ユーザーのシェル制限を有効にするためにハードリミットを変更します

ハードリミットとはroot ユーザーだけが変更可能な上限値で一般ユー

ザーは現在のシェル制限をハードリミットの値まで変更できますハード

リミットを変更するためにはファイル「etcsecuritylimitsconf」に次

の 2行を追加します hard nofile 16384 hard nproc 16384

7 環境変数の設定

① 作成したユーザー「oracleas」でログイン su - oracleas

② 環境変数の確認

次のコマンドを実行して環境変数の設定を確認してください $ env

DISPLAY

「ハードウェア用件の確認」で確認した X Serverを指定します

TMPTMPDIR

これらの環境変数に250MB 以上空いているディレクトリを設定

してください

PATHCLASSPATHLD_LIBRARY_PATH

Oracle Application Server 10g(904) for Linux x86 インストール手順 ~Portal編~ 16

これらの環境変数に既存もしくはこれからインストールを行う

Oracle ホームディレクトリが含まれていないことを確認してく

ださい

LD_BIND_NOWORACLE_HOMEORA_NLS33TNS_ADMIN

設定されている場合は解除してください

LANG

「ja_JPeucJP」と設定してください(ご使用の Linux のキャラクタ

セットが EUC以外の場合はそれに応じて変更してください)

8 インストール先のディレクトリの書き込み権限の確認

今回はディレクトリ「optoracle」以下に Oracle Application Server をイン

ストールしますこのディレクトリが存在しなければ作成しまたユーザ

ー「oracleas」が書き込み権限を持っていることを確認してください

Oracle Application Server 10g(904) for Linux x86 インストール手順 ~Portal編~ 17

インストール作業 1 インストールユーザー「oracleas」でログイン

su ndash oracleas Password

2 環境変数 TMPTMPDIRに指定したディレクトリの空き領域を確認

環境変数 TMP と TMPDIR に指定したディレクトリに 250MB 以上の空き容量が

あるかどうかを確認します $ df ndashk $TMP $ df ndashk $TMPDIR

3 Oracle Application Serverのメディアをセット

Oracle Application Serverの Disk1を CD-ROMドライブに挿入してマウントしま

$ mount mntcdrom

4 ポート番号を指定してインストールする場合 Oracle Application Server 10g(904)のインストーラはインストール時にポート番

号の競合を回避してサービスにポートを自動的に割り当てます

インストール時に OracleAS Infrastructureが使用するポート番号を指定したい場合

は次の作業を行ってください

次のようなポート番号の競合を回避します

実行中のプロセスが使用中のポート

etcservicesファイルで指定されているポート

同一 OS ユーザーで既にインストールされている Oracle ApplicationServer 10g(904)に割り当てられているポート

① staticportsiniファイルを作成

インストールメディアの Disk1 に存在するテンプレートをローカルディス

クにコピーします $ cp mntcdromstageResponsestaticportsini optoraclestaticportsini

② ローカルディスクにコピーした staticportsiniファイルを編集

ポート番号をファイル「optoraclestaticportsini」で指定します各コンポー

ネントについてポート番号を指定し「」を削除して有効にします指定し

ないコンポーネントについてはインストーラが自動的にポート番号を割り

当てますOracleAS Portalにアクセスするために HTTPと HTTPSが一般的に

使用するポート番号である 80 と 443 を使用したい場合は例えば次のように

Oracle HTTP Server(OHS)OracleAS Web Cacheの使用するポート番号を指定

します J2EE and Web Cache Oracle HTTP Server port = 80 Oracle HTTP Server Listen port = 8889 Oracle HTTP Server SSL port = 443 Oracle HTTP Server Listen (SSL) port = 4444 Oracle HTTP Server Diagnostic port = port_num Oracle HTTP Server Jserv port = port_num Java Object Cache port = port_num DCM Java Object Cache port = port_num Oracle Notification Server Request port = port_num Oracle Notification Server Local port = port_num Oracle Notification Server Remote port = port_num Application Server Control port = port_num Application Server Control RMI port = port_num Oracle Management Agent port = port_num Web Cache HTTP Listen port = 80 Web Cache HTTP Listen (SSL) port = 443 Web Cache Administration port = port_num Web Cache Invalidation port = port_num Web Cache Statistics port = port_num Log Loader port = port_num Business Intelligence and Forms Discoverer OSAgent port = port_num Reports Services SQLNet port = port_num Infrastructure Oracle Internet Directory port = port_num Oracle Internet Directory (SSL) port = port_num Oracle Certificate Authority SSL Server Authentication port = port_num Oracle Certificate Authority SSL Mutual Authentication port = port_num

ポート番号に関する注意

Oracle Enterprise Manager Application Server Control のポート番号をインス

トール後に変更することはできません

OracleAS Infrastructure のインストール中にMetadata Repository を格納する

ために作成された データベースはポート番号 1521248124828080

9090 を使用しますそのため OracleAS Infrastructure と同一のマシンに

Middle-Tier をインストールする場合はこれらのポート番号を指定しないで

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 19

ください

65536以上のポート番号を指定することはできません

1024 未満のポート番号を指定する場合はroot ユーザーとしてコンポーネン

トを実行する必要がありますインストール終了時にインストーラではその

コンポーネントを起動できないのでインストール中に後述のような追加手

順を実行する必要があります

競合しているポート番号を指定した場合はインストール後に実行される構

成ツールが正常に終了しない可能性がありますその場合はこの資料の最後

に記述されている方法に従って Oracle Application Serverをアンインストール

した後ポート番号の指定を変更してから再インストールしてください

OracleAS Portal を使用するためには「Oracle HTTP Server port」と「Web

Cache HTTP Listen port」「Oracle HTTP Server SSL port」と「Web Cache HTTP

Listen (SSL) port」に指定するポート番号が一致している必要があります

5 インストーラの起動

次のコマンドを実行して Oracle Universal Installer(OUI)を起動します

インストール中にディスクの入れ替えが発生しますのでマウントポイントデ

ィレクトリ内でインストーラを起動しないことをお薦めしますもしマウントポ

イントディレクトリ内でインストーラを起動した場合インストーラの起動後

にカレントディレクトリを他のディレクトリに変更してください $ mntcdromrunInstaller

インストール時に OracleAS Portalが使用するポート番号を指定する場合は作成

した staticportsini ファイルを使ってインストーラを起動する必要がありますパ

ラメータの文法は OracleAS の Infrastructure をインストールする場合とは異なる

ので注意してくださいまた改行せずに入力してください $ mntcdromrunInstaller oracleiappserveriapptops_staticPorts=optoraclestaticportsini

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 20

Oracle Application Server 10g(904)ではインストーラによってシステム要件の

事前チェックが行われシステム要件が満たされていないと「Error

~Continue (yn) [n] 」というメッセージが表示されますメッセージの内容

を確認してから「n」と入力してインストールを中断しインストール事前準

備の各項目をもう一度チェックしてください

MIRACLE LINUXではシステム要件の事前チェックのいくつかの項目につい

て「Failed」と表示されます最後に「Error Packages version not per

Installation requirementContinue (yn) [n] 」と表示されますが表示されるメッ

セージを確認しインストール事前準備の各項目をもう一度チェックした上で

「y」と入力してインストールを継続してください

OUI が起動されると最初に次のようなスプラッシュが表示されます(数秒から

十数秒かかる場合があります)

6 「ようこそ」画面

「次へ」をクリックします

7 マシンに初めて Oracle製品をインストールする場合

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 21

今回はマシンに既に OracleAS Infrastructureがインストールされているので次の

ような画面は表示されません初めてマシンに Oracle製品をインストールすると

きには次のような画面が表示されますので指示に従って適切な情報を入力し

ます

① 「インベントリディレクトリの指定」画面

インベントリにはOracle製品のインストール情報が格納されます

今回は「optoracleoraInventory」を指定します「インベントリディレク

トリのフルパスの入力」に「optoracleoraInventory」と入力して「OK」を

クリックします

② 「UNIXグループ名」画面

インベントリディレクトリの書き込み権限を持つ OS グループの名前を入

力します

今回は「oinstall」を指定します「UNIX グループ名」に「oinstall」と入力し

て「次へ」をクリックしてください

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 22

③ orainstRootshの実行

次のようなダイアログが表示されます

「続行」をクリックする前にrootユーザーで

「optoracleoraInventoryorainstRootsh」を実行してください $ su Password optoracleoraInventoryorainstRootsh Oracleインベントリポインタファイルを作成しています(etcoraInstloc) 次のグループ名を変更します optoracleoraInventory 新規グループ名 oinstall

orainstRootsh実行後ダイアログに戻り「続行」をクリックします

8 「ファイルの場所の指定」画面

インストールする OracleAS インスタンスを識別する名前とインストールする

先のディレクトリを指定します今回は「インストール先」に「portal」「パ

ス」に「optoracleproduct904portal」と指定してくださいインストール先のデ

ィレクトリが存在しない場合はインストーラにより自動的に作成されます

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 23

「次へ」をクリックしてください

9 「インストールする製品の選択」画面

「製品の言語」をクリックして「選択された言語」に「日本語」が含まれてい

ることを確認してください含まれていない場合は「使用可能な言語」で「日

本語」をクリックしてから「gt」アイコンをクリックして日本語を選択し

「OK」をクリックしてください

「インストールする製品の選択」画面で「OracleAS Application Server 10g」が選択

されているのを確認して「次へ」をクリックします

10 「インストールタイプの選択」画面

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 24

「Portal and Wireless」を選択して「次へ」をクリックします

11 「Middle-Tierインストールの手順のプレビュー」画面

インストール手順のプレビュー画面が表示されます

確認して「次へ」をクリックします

12 「インストール前の要件の確認」画面

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 25

チェックボックスをチェックし「次へ」をクリックします

13 「構成オプションの選択」画面

インストール時に実行する構成ツールを選択します

「OracleAS Portal」にチェックがついているのを確認して「次へ」をクリックし

ます

14 「Oracle Internet Directoryへの登録」画面

利用する OracleAS Infrastructureの Oracle Internet Directory(OID)にアクセスするた

めの情報を入力します

OracleAS Infrastructureの OIDが稼動しているホスト名とポート番号を入力します

今回は OracleAS Infrastructure と同じマシンにインストールしているので

「Host」には現在インストールを行っているマシンの名前を「ltホスト名gtltド

メイン名gt」形式で入力してください「Port」には「Oracle Application Server 10g

for Linux インストール手順 ~Infrastructure 編~」の「インストール後の確認」

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 26

の「サービスのポートの確認」で確認した「Oracle Internet Directory port」の値

を入力してください(デフォルトでは「3060」です)

入力が完了したら「次へ」をクリックしてください

15 「Oracle Internet Directoryに対するログインの指定」画面

OIDに管理ユーザー「cn=orcladmin」でログインするための情報を入力します

「Password」には OracleAS Infrastructureをインストールしたときに「ias_admin」

のパスワードとして指定した値を入力して「次へ」をクリックしてください

16 「OracleAS Metadata Repositoryの選択」画面

Metadata Repository がインストールされているデータベースに対する接続情報を

入力します

デフォルト値が適切なのを確認して「次へ」をクリックします

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 27

17 「インスタンス名と ias_adminパスワードの指定」画面

インストールする Oracle Application Server に一意の名前を付け管理ユーザー

「ias_admin」のパスワードを指定します

今回は「インスタンス名」に「 portal」「 ias_admin のパスワード」に

「oracle10g」と入力してくださいまた Oracle Application Server を管理する

Application Server Controlにはユーザー「ias_admin」でログインするためこ

こで指定したパスワードは必ず覚えておいてください

ユーザー「ias_admin」のパスワードに指定可能な文字列には次のような制限

があります

数字 1文字以上を含む英数字 5文字以上であること

また指定するインスタンス名には次のような制限があります

英数字(A~Za~z0~9)およびrdquo$rdquordquo_rdquoのみ使用可能

1 つのマシンに複数の OracleAS インスタンスが存在する場合は各イン

スタンス名は一意でなくてはならない

「次へ」をクリックします

18 「サマリー」画面

インストールされるコンポーネントの一覧が表示されます

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 28

内容を確認して「インストール」をクリックします

19 「インストール」画面

① インストール中

次のような画面が表示されてインストールが開始されます

② CD-ROMの交換

インストールの途中次のようなダイアログが表示されます

指示に従って CD-ROMを交換し「OK」をクリックしてください

例 umount mntcdrom

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 29

eject

インストールメディアの交換 mount mntcdrom

③ rootshの実行

次のようなダイアログが表示されます

「OK」をクリックする前にOracle Application Server をインストールするデ

ィレクトリ(今回は「optoracleproduct904portal」)に存在する「rootsh」を

rootユーザーで実行してください $ su Password optoracleproduct904portalrootsh Running OracleAS rootsh script The following environment variables are set as ORACLE_OWNER= oracleas ORACLE_HOME= optoracleproduct904portal Enter the full pathname of the local bin directory [Defaultusrlocalbin] 「ENTER」キーを押す The file dbhome already exists in usrlocalbin Overwrite it (yn) [n] y 「y」キーを押す

Copying dbhome to usrlocalbin The file oraenv already exists in usrlocalbin Overwrite it (yn) [n] y 「y」キーを押す Copying oraenv to usrlocalbin The file coraenv already exists in usrlocalbin Overwrite it (yn) [n] y 「y」キーを押す Copying coraenv to usrlocalbin Creating etcoratab file Adding entry to etcoratab file Entries will be added to the etcoratab file as needed by Database Configuration Assistant when a database is created Finished running generic part of rootsh script Now product-specific root actions will be performed

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 30

今回のように同じマシンに既に Oracle 製品がインストールされている場合は

ディレクトリ「 usrlocalbin」に存在するファイル「dbhome」「oraenv」

「coraenv」を上書きするかどうか聞かれますのですべて「y」で上書きして

ください

またインストール開始時にファイル「staticportsini」を使用してOracle HTTP

Serverや OracleAS Web Cacheが 1024未満のポート番号を使用するように指定し

た場合は次のコマンドを実行してください $ su Password cd optoracleproduct904portalApacheApachebin chown root apachectl OHSが 1024未満の chmod 6750 apachectl ポート番号を使用する場合 cd optoracleproduct904portalwebcachebin chown root webcached OracleAS Web Cacheが 1024未満の chmod 6750 webcached ポート番号を使用する場合

実行後ダイアログに戻り「OK」をクリックします

20 「Configuration Assistant」画面

次の画面のように構成ツールが自動的に実行されます

構成ツールが全て終了するのをお待ちください

21 「インストールの終了」画面

インストールが正常に終了すると「OracleAS Infrastructure 10gのインストールが

成功しました」というメッセージとOracle HTTP Server にアクセスするための

URLが表示されます

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 31

「終了」をクリックすると次のようなダイアログが表示されます

「はい」をクリックしインストーラを終了します

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 32

インストール後の確認 インストール後は全てのサービスが起動しています各サービスの画面にアクセスし

動作確認しましょう

Oracle HTTP ServerOracleAS Web Cache のポート番号と Oracle Enterprise Manager

Application Server Control のポート番号を確認しそのポート番号を使用して OracleAS

Portalと Application Server Control にアクセスします

サービスのポート番号の確認

1 ファイル「optoracleproduct904portalinstallportlistini」の確認

このファイルはインストール時に割り当てられたポート番号になります「Oracle

HTTP Server port」「Web Cache HTTP Listen port」 (この 2 つは同じ値 )と

「Application Server Control port」の値を確認してください

例 [System] Host Name = portal21mycompanycom [Ports] Oracle HTTP Server port = 80 Oracle HTTP Server Listen port = 8889 Oracle HTTP Server SSL port = 443 Oracle HTTP Server Listen (SSL) port = 4444 Oracle HTTP Server Diagnostic port = 7201 Application Server Control RMI port = 1851 Oracle Notification Server Request port = 6004 Oracle Notification Server Local port = 6101 Oracle Notification Server Remote port = 6201 Java Object Cache port = 7011 Log Loader port = 44001 DCM Java Object Cache port = 7102 Oracle Management Agent port = 1831 Application Server Control port = 1811 Oracle HTTP Server Listen port = 8889 Oracle HTTP Server Listen (SSL) port = 4444 Web Cache HTTP Listen port = 80 Web Cache HTTP Listen (SSL) port = 443 Web Cache Administration port = 4000 Web Cache Invalidation port = 4001 Web Cache Statistics port = 4002 Oracle Net Listener = 1521 Discoverer OSAgent Port = 16003 Reports Services SQLNet port = 1950 Reports Services Visigenics CORBA port = 14000

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 33

OracleAS Portalの「ようこそ」画面の確認 1 OracleAS Portalの「ようこそ」画面へのアクセス

ブラウザを起動し次の URLにアクセスしてください

httpltホスト名gtltドメイン名gtltポート番号gtplsportal

ltホスト名gtltドメイン名gtltポート番号gtについては「インストールの終了」画面

に表示される Oracle HTTP Server にアクセスするための URLまたはファイル

「 optoracleproduct904portalinstallportlistini」の「Host Name」項目および

「Oracle HTTP Server port」もしくは「Web Cache HTTP Listen port」項目の値を参

照してください

右上の「ログイン」をクリックしてください

2 OracleAS Single Sign-Onへのログイン

OracleAS Single Sign-Onのログイン画面が表示されます「

ユーザー名orcladmin

パスワードOracleAS Infrastructure のインストール時に指定した「ias_admin」の

パスワード(今回は「oracle10g」)

と入力してください

3 OracleAS Portalの管理画面へのアクセス

OracleAS Portal の管理画面が表示されます画面上方に表示されるタブをクリッ

クすることでさまざまな管理機能に切り替えて表示することができます

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 34

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 35

Web管理コンソール Application Server Controlの確認 Application Server Control はコンポーネントの起動停止や設定の変更アプリケー

ションの配布を行うためのWeb管理コンソールです

1 Application Server Controlへのアクセス

ブラウザを起動し次の URLにアクセスしてください

httpltホスト名ドメイン名gtltポート番号gt

ltホスト名gtltドメイン名gtについては「インストールの終了」画面に表示され

る Oracle HTTP Server にアクセスするための URLまたはファイル

「optoracleproduct904infrainstallportlistini」の「Host Name」項目ltポート

番号gtについては「Application Server Control port」項目の値を参照してください

ログインダイアログが表示されます

ユーザー名ias_admin

パスワードOracleAS Infrastructure のインストール時に指定した「ias_admin」の

パスワード(今回は「oracle10g」)

と入力してください

2 次のページが表示されます

ここで「スタンドアロンインスタンス」項目に表示されるリンク(ltMiddle-

Tier の OracleAS インスタンス名gtltマシンのホスト名gtltマシンのドメイン名gt

例 「portalportal21mycompanycom」)をクリックすると次の画面が表示され

ます

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 36

この画面からOracleAS Portal の各コンポーネントの起動停止や設定変更ア

プリケーションのデプロイなどの管理作業を行うことができますなお後述の

ようにコンポーネントの起動停止はコマンドラインのツール「opmnctl」か

ら行うことも可能ですまた設定の変更やアプリケーションのデプロイはコ

マンドラインのツール「dcmctl」から行うことも可能です

OracleAS Portal をインストールした直後はOracleAS Portal が提供するすべて

のサービスが起動しています

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 37

サービスの起動停止 OracleAS Portalを起動停止するための手順を紹介します

インストールユーザーの環境変数の設定 各サービスを起動停止するためにはユーザー「oracleas」でログインした後適切

な環境変数を設定する必要があります次のファイル「portal_env」は環境変数設定

の一例です export LANG=ja_JPeucJP export ORACLE_SID=asdb export ORACLE_HOME=optoracleproduct904portal export LD_LIBRARY_PATH=$ORACLE_HOMElib$LD_LIBRARY_PATH export PATH=usrbinusrlocalbinbinusrX11R6bin $ORACLE_HOMEbin$ORACLE_HOMEopmnbin$ORACLE_HOMEdcmbin $PATH export NLS_LANG=Japanese_JapanJA16EUC

「usrbin」が環境変数 PATH に含まれる最初のディレクトリとなるよう設定してくだ

さい

環境変数を設定するためには次のコマンドを実行してください $ portal_env

設定した環境変数を確認するためには次のコマンドを実行してください $ env

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 38

OracleAS Portalの起動 OracleAS Portalを起動するための手順は次の通りです

1 OracleAS Infrastructureの起動(OracleAS Infrastructureが起動していない場合)

2 ユーザー「oracleas」でログインして適切な環境変数を設定 $ portal_env

3 OracleAS Portalの提供するサービスの起動 $ $ORACLE_HOMEopmnbinopmnctl startall opmnctl starting opmn and all managed processes

4 Application Server Controlの起動 $ emctl start iasconsole TZ set to Japan Oracle Enterprise Manager 10g Application Server Control 90400 Copyright (c) 2002 2003 Oracle Corporation All rights reserved Starting Oracle 10g Application Server Control started

OracleAS Portalの起動が完了しましたOracleAS Portalの提供するすべてのサービス

が使用可能になりした

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 39

OracleAS Portalの停止

OracleAS Portalを停止するための手順は次の通りです

1 ユーザー「oracleas」でログインして適切な環境変数を設定 $ portal_env

2 Application Server Controlの停止 $ emctl stop iasconsole TZ set to Japan Oracle Enterprise Manager 10g Application Server Control 90400 Copyright (c) 2002 2003 Oracle Corporation All rights reserved Stopping Oracle 10g Application Server Control Stopped

3 OracleAS Portalの提供するサービスの停止 $ $ORACLE_HOMEopmnbinopmnctl stopall opmnctl stopping opmn and all managed processes

4 OracleAS Infrastructureの停止(OracleAS Infrastructureも停止したい場合)

OracleAS Portalの停止が完了しました

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 40

運用上の注意 インストール後に必要な注意点について記述します

PDKについて

OracleAS Portalの提供するポータルフレームワークではポータルページは「ポー

トレット」と呼ばれるモジュールによって構成されます

既存社内

システム

シングル

サインオン

検索フォーム

OTN Japan

ポートレットの開発は OracleAS Portal が提

ますがPDK(Portal Developer Kit)と呼ばれ

細かく応じたポートレットを作成すること

ルページの構築を可能にする「Web Clipp

トやその他いくつかのサンプルも含まれ

PDK を使用する場合には最新版を Ora

URL(もしくはサポートセンター)から入手し

httpotnoraclecojptechportletindexhtml

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal

ポートレッ

Excite Japan 天気予報

日経BP

BizTech News

Portal Web アプリケーション

コンテンツ管理

供するウィザードによって行うこともでき

る開発キットを用いることでニーズにきめ

もできますまた PDK には効率的なポータ

ing」や「Omni Portlet」といったポートレッ

ます

cle Technology Network Japan (OTN)の次の

てください

編~ 41

Portalスキーマのパスワードの変更

OracleAS Portal を運用するにあたってはPortal スキーマ (デフォルトでは Metadata

Repository と同一の DB インスタンスのスキーマ「portal」にPortal リポジトリが作成

されます)に SQLPlus でログインして作業を行う必要がある場合がありますPortal

スキーマのパスワードはインストール直後はランダムな値に設定されていますその値

は Oracle Internet Directory(OID)に格納されているので管理ツール Oracle Directory

Manageを使用して確認することができます

① Oracle Directory Managerの起動

まず OracleAS Infrastructure で Oracle Directory Manager を起動しますユーザー

「oracleas」でログインしOracleAS Infrastructure用の適切な環境変数を設定して

次のコマンドを実行します

$ infra_env $ $ORACLE_HOMEbinoidadmin

② ログイン画面

次のようなログイン画面が表示されます

初めて Oracle Directory Manager から OID にアクセスする際にはOID が稼動して

いるサーバのホスト名などの情報を入力する必要があります アイコンをクリ

ックしてくださいなお 2 回目移行のアクセスでは②~⑤の手順は省略されます

③ OIDの登録

編集する OIDを登録するための画面が表示されます

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 42

「追加」をクリックしてください

④ OIDの情報の入力

OIDが稼動しているホスト名とポート番号を入力する画面が表示されます

「サーバー」には OracleAS Infrastructureをインストールしたマシンの名前を「ltホ

スト名gtltドメイン名gt」形式で入力してください「ポート」には「インストール

後の確認」の「サービスのポートの確認」で確認した「Oracle Internet Directory

port」の値を入力してください(デフォルトでは「3060」です)入力が完了したら

「OK」をクリックします

⑤ OIDの選択

Oracle Directory Managerで編集する OIDを選択します

今入力したホスト名とポート番号が表示されている列を選択して反転させて「選

択」をクリックします

⑥ OIDへのログイン

ユーザー名パスワードを入力します

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 43

「ユーザー」に OID の管理ユーザーである「orcladmin」「パスワード」には

OracleAS Infrastructure のインストール中に「ias_admin」のパスワードとして指定し

た値(今回は「oracle10g」)を入力して「ログイン」をクリックしてください

⑦ Portalスキーマのパスワードの格納されているエントリ

次のような OIDの初期画面が表示されます

画面左側のナビゲータペインを次のように辿ってください

エントリ管理

gt cn=OracleContext

gt cn=Products

gt cn=IAS

gtcn=IAS Infrastructure Database

gt orclReferenceName=iasdbltInfrastructureのドメイン名gt

gt OrclResourceName=Portal

gt orclpasswordattribute

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 44

⑧ Portalスキーマのパスワードの確認

画面右側の属性「orclpasswordattribute」の値が「Portal」スキーマのパスワードを示

しています

また Portal スキーマのパスワードを変更する場合一般的な DB のスキーマのように

SQLPlusなどから直接変更してはいけませんPortalスキーマのパスワードの情報は

mod_plsql の DAD などでも保持されておりそれらに対しても同時に変更を反映する

必要がありますそのため Portal スキーマや SSO のパスワードの変更はApplication

Server Control から行いますSSO スキーマのパスワードの変更方法については

「Oracle Application Server 10g(904) for Linux x86 インストール手順 ~Infrastructure編

~」を参照してくださいPotalスキーマのパスワードの変更方法は次の通りです

① インスタンスのホームページの表示

WebブラウザでApplication Server Controlのインスタンスのホームページにアクセ

スします

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 45

「Infrastructure」タブを表示してください

② 「Infrastructure」タブの表示

「Infrastructure」タブが表示されます

ページ左下のリンク「スキーマパスワードの変更」をクリックします

③ パスワードの変更画面の表示

パスワードの変更画面が表示されます

パスワードの変更画面で「PORTAL」にチェックをつけて選択し「パスワード」

及び「パスワードの確認」項目に設定したいパスワードを入力します入力が完

了したら「OK」をクリックします

④ パスワードの変更結果の確認画面の表示

パスワードの変更結果の確認画面が表示されます

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 46

⑤ インスタンスのホームページの表示

Portalスキーマのパスワードを変更した場合Oracle HTTP Serverを再起動する必要

があります再びインスタンスのホームページにアクセスしてください

「HTTP Server」にチェックをつけて選択し「再起動」をクリックしてください

⑥ Oracle HTTP Serverの再起動

次のような確認画面が表示されます

「はい」をクリックしてください

⑦ 再起動の処理中

再起動中は次のような画面が表示されます再起動が完了するまで暫くお待ちく

ださい

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 47

⑧ 再起動の完了

再起動が完了すると次のような画面が表示されます

これで Portalスキーマのパスワード変更が完了しました

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 48

アンインストール インストールした OracleAS Portalをアンインストールする手順は次の通りです

アンインストール作業

1 コンポーネントの停止

「サービスの起動停止」の章を参照してOracleAS Portal を停止しますなお

OracleAS Infrastructureは必ず起動しておいて下さい

2 インストーラの起動

インストールユーザー「oracleas」でログインして次のコマンドを実行しOracle

Universal Installerを起動します $ mntcdromrunInstaller

3 「ようこそ」画面

「製品の削除」をクリックします

4 削除するインスタンスの指定

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 49

削除するインスタンスをチェックします

今回は「portal」をチェックして「削除」をクリックします

5 確認ダイアログ

削除するコンポーネントの詳細が表示されます

「はい」をクリックしてください

6 削除ダイアログ

次のようなダイアログで削除の進行状況が表示されます

7 削除完了ダイアログ

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 50

削除が完了すると次のようなダイアログが表示されます

「閉じる」をクリックします

8 インストーラの終了

「取消」をクリックして OUIを終了します

9 ファイルディレクトリの削除

インストーラでは削除されないファイルやディレクトリがありますので手動で

削除します

① ORACLEホームディレクトリ

rootユーザーログインして削除した Oracle Application Serverインスタンスの

ORACLE ホームディレクトリを削除します次のコマンドを実行してくだ

さい $ su Password rm ndashrf optoracleproduct904portal

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 51

② etcoratabの削除済みインスタンスのエントリ

etcoratabファイルから削除したインスタンスに関する記述を削除します $ vi etcoratab This file is used by ORACLE utilities It is created by rootsh and updated by the Database Configuration Assistant when creating a database A colon is used as the field terminator A new line terminates the entry Lines beginning with a pound sign are comments Entries are of the form $ORACLE_SID$ORACLE_HOMEltN|Ygt The first and second fields are the system identifier and home directory of the database respectively The third filed indicates to the dbstart utility that the database should Y or should not N be brought up at system boot time Multiple entries with the same $ORACLE_SID are not allowed optoracleproduct904portalN この行を削除

10 OIDから OracleASインスタンス情報を削除

OracleAS Infrastructureの Oracle Internet Directory(OID)のエントリに格納されてい

るOracleASインスタンス情報を手動で削除します

ユーザー「oracleas」で OracleAS Infrastructure用に環境変数を設定して次のコマ

ンドを実行します $ ldapdelete -h ltOIDのホスト名gt -p ltOIDのポート番号gt -D cn=orcladmin -w ltorcladminのパスワードgt -x orclApplicationCommonName=ltOracleASインスタンス名gt cn=IAS Instancescn=IAScn=Productscn=OracleContext

ここでltOID のホスト名gtltOID のポート番号gtltorcladmin のパスワードgtは

インストール時に指定した OIDに関する情報と同じです

ltOracleAS インスタンス IDgtについては「管理ツール Application Server Control

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 52

の確認」で確認したltOracleAS インスタンス名gtltマシンのホスト名gtltマシン

のドメイン名gt(例 「portalportal21mycompanycom」)となります

例 $ ldapdelete -h portal21mycompanycom -p 3060 -D cn=orcladmin -w oracle10g -x orclapplicationcommonname=portalportal21mycompanycom cn=IAS Instancescn=IAScn=Productscn=OracleContext

OID に格納されている OracleAS インスタンスの情報はここで使用したコマ

ンドラインのツール「ldapdelete」の代わりにOracle Directory Manager で確認

および変更することもできますOracle Directory Manager の起動方法について

は「Oracle Application Server 10g for Linux インストール手順 ~Infrastructure編

~」の「運用上の注意」を参照してください

「エントリ管理」項目の「 cn=OracleContex cn=Products cn=IAS cn=IAS

Instances」の下の各エントリにOracleAS Infrastructure に関連付けられた

OracleAS インスタンスの情報が格納されています各エントリの属性

「orclapplicationcommonname」にOracleAS インスタンスの名前が格納されて

いますアンインストールした OracleAS インスタンスの情報が格納されている

エントリをクリックして選択し アイコンをクリックすると削除することが

できます

11 OracleAS Single Sign-Onのパートナアプリケーション情報を削除

OracleAS Single Sign-On にパートナアプリケーションとして登録されている

OracleAS Portalの情報を手動で削除します

① OracleAS Single Sign-Onへのアクセス

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 53

ブラウザを起動し次の URLにアクセスしてください

httpltホスト名ドメイン名gtltポート番号gtplsorasso

ltホスト名gtltドメイン名gtについてはOracleAS Infrastructure の Oracle HTTP

Server にアクセスするための値となります次のような画面が表示されます

画面右上の「ログイン」をクリックしてください

② OracleAS Single Sign-Onへのログイン

次のような OracleAS Single Sign-Onのログイン画面が表示されます

ユーザー名orcladmin

パスワード OracleAS Infrastructure のインストール時に指定した

「ias_admin」のパスワード(今回は「oracle10g」)

と入力してください ③ OracleAS Single Sign-Onのトップページ

OracleAS Single Sign-Onのトップページが表示されます

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 54

画面上方の「SSO Server管理」をクリックしてください

④ OracleAS Single Sign-Onの管理画面

3つの管理項目が表示されます

中央の「パートナアプリケーションの管理」をクリックしてください

⑤ パートナアプリケーションの管理

パートナアプリケーションの一覧が表示されます

ここでアンインストールした OracleAS Portalの情報を削除しますlt今回イン

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 55

ストールした Middle-Tierの OracleASインスタンス名gtltマシンのホスト名gtlt

マシンのドメイン名gt(例 「portalportal21mycompanycom」)と表記されてい

るパートナアプリケーション及び今回インストールした OracleAS

Portal(例 「Oracle Portal(portal)」)と表記されているパートナアプリケーシ

ョンの 2つについて左側の「 」アイコンをクリックして削除します

⑥ 確認画面

それぞれ次のような確認画面が表示されますので「はい」をクリックします

この作業を正確に行わないと次回以降の Middle-Tier のインストールで構成ツ

ールの実行に失敗する場合があります

12 OracleASインスタンス情報の確認

アンインストールした OracleASインスタンスの情報がOracleAS Infrastructureに

残っていないことを確認します

① Application Server Controlへのアクセス

ブラウザを起動し次の URLにアクセスしてください

httpltホスト名ドメイン名gtltポート番号gt

ltホスト名gtltドメイン名gtltポート番号gtについては OracleAS Infrastructure の

Application Server Controlにアクセスするための値を入力してくださいログイ

ンダイアログが表示されます

ユーザー名ias_admin

パスワードOracleAS Infrastructure のインストール時に指定した「ias_admin」の

パスワード(今回は「oracle10g」)

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 56

と入力してください

② 次の画面が表示されます

ここで「スタンドアロンインスタンス」項目に表示されるリンクにアンイ

ンストールした OracleAS インスタンスの名前が存在しないことを確認してくだ

さい存在していない場合はアンインストール作業は完了ですもし存在し

ている場合は次の手順に進んでください

③ Middle-Tierの OracleASインスタンス情報の手動削除

Middle-Tier のインストールを強制終了した場合などMiddle-Tier の情報が残っ

ていることがありますその場合はユーザー「oracleas」でログインし

OracleAS Infrastructure 用の適切な環境変数を設定して次のコマンドを実行し

ます $ infra_env $ $ORACLE_HOMEdcmbindcmctl destroyinstance ndashi ltOracleASインスタンス名gt

ここでlt OracleAS インスタンス名gtは削除する OracleAS インスタンス名です

以上で OracleASのMiddle-Tierのアンインストールは完了です

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 57

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ビス名は米国 Oracle Corporation の商標または登録商標ですその他の製品名及びサービス名はそれぞれの所有者の商標または登録商標の可能性があります

  • はじめに
  • 目次
    • 前提
      • インストール概要
      • インストール
        • インストール事前準備
          • ハードウェア要件の確認
          • ソフトウェア要件の確認(Red Hat Enterprise Linux21の場合)
          • ソフトウェア要件の確認(Red Hat Enterprise Linux 30の場合)
          • ソフトウェア要件の確認(MIRACLE LINUX Standard Edition V21の場合)
          • カーネルパラメータの設定
          • ホスト名の確認
          • インストールするOSユーザー作成
            • インストール作業
            • インストール後の確認
              • サービスのポート番号の確認
              • OracleAS Portalの「ようこそ」画面の確認
              • Web管理コンソールApplication Server Controlの確認
                  • サービスの起動停止
                    • インストールユーザーの環境変数の設定
                    • OracleAS Portalの起動
                    • OracleAS Portalの停止
                      • 運用上の注意
                        • PDKについて
                        • Portalスキーマのパスワードの変更
                          • アンインストール
                            • アンインストール作業

rpm -q glibc gcc pdksh openmotif sysstat compat-glibc ibstdc++ glibc-224-32 gcc-296-1081 pdksh-5214-13 openmotif-2130 sysstat-401 compat-glibc-62-2132 libstdc++-296-108181

パッケージが存在しない場合またはパッケージのバージョンが低い場合

はRed Hat Enterprise Linuxに付属の CD-ROMか Red Hat社のWebサイト

からパッケージを入手しインストールまたはバージョンアップを行って

ください

参考 rpmによるパッケージのインストールバージョンアップ方法

パッケージのインストール

rpm ndashivh ltパッケージ名gt

パッケージのバージョンアップ

rpm ndashUvh ltパッケージ名gt ソフトウェア要件の確認(Red Hat Enterprise Linux 30の場合) 次の作業を rootユーザーで行ってください

1 OSのバージョンを確認

次のコマンドで OSのバージョンを確認してください cat etcissue Red Hat Enterprise Linux AS release 3 (Taroon)

2 カーネルのバージョンの確認

kernel-2421-4-EL以上が必要です次のコマンドで確認してください uname -r 2421-4-EL

3 ソフトウェアパッケージの確認

glibc-232-953

gcc-323-20

setarch-13-1

pdksh-5214

openmotif21-2130-8

Oracle Application Server 10g(904) for Linux x86 インストール手順 ~Portal編~ 9

gnome-libs-141290-341

compat-glibc-7x-224325

compat-gcc-73-296122

compat-libstdc++-73-296122

compat-libstdc++-devel-73-296122

compat-gcc-c++-73-296122

sysstat-4007 compat-glibc-62-2132

これらのパッケージがインストールされている必要があります次のコマ

ンドで確認してください rpm -q glibc gcc pdksh openmotif sysstat compat-glibc ibstdc++ glibc-224-32 gcc-296-1081 pdksh-5214-13 openmotif-2130 sysstat-401 compat-glibc-62-2132 libstdc++-296-108181

パッケージが存在しない場合またはパッケージのバージョンが低い場合

はRed Hat Enterprise Linuxに付属の CD-ROMか Red Hat社のWebサイト

からパッケージを入手しインストールまたはバージョンアップを行って

ください

参考 rpmによるパッケージのインストールバージョンアップ方法

パッケージのインストール

rpm ndashivh ltパッケージ名gt

パッケージのバージョンアップ

rpm ndashUvh ltパッケージ名gt

4 次のシンボリックリンクが存在するのを確認してください

cd usrbin

ls -l gcc g++

gcc -gt gcc296

g++ -gt g++296

5 hugemem カーネルが使用されている場合は次のコマンドを使用してア

ーキテクチャを設定します

setarch i386

Oracle Application Server 10g(904) for Linux x86 インストール手順 ~Portal編~ 10

6 Patch 3006854 を適用します

Oracle Application Server 10g (904) JP Update CDに含まれる Patch3006854

を適用してください

このパッチによってファイル「etcldsopreload」が存在しなければ作成さ

れ次の行が追加されます etclibcwaitso

ソフトウェア要件の確認(MIRACLE LINUX Standard Edition V21の場合) 次の作業を rootユーザーで行ってください

1 OSのバージョンを確認

次のコマンドで OSのバージョンを確認してください cat etcissue Miracle Linux Standard Edition V21(Stylax)

2 カーネルのバージョンの確認MIRACLE LINUX Oracle9i Release 2対応キ

ットのインストール

MIRACLE LINUXの購入時期によってはMIRACLE LINUXのインストー

ル後にMIRACLE LINUX Oracle9i Release 2対応キット(MIRACLE LINUX

Standard Edition V21を Oracle9i Release 2以降のバージョンに対応させるた

めのアップデートパッケージ集以降 R2 キット)を適用する必要があり

ますMIRACLE LINUXのインストール CD-ROMもしくは現在のカーネ

ルバージョンを確認しください

MIRACLE LINUX Standard Edition V21 Update3をインストールされている

場合は R2キットの適用は必要ありません

CD-ROMに含まれるカーネルのバージョンの確認 mount mntcdrom ls mntcdromMiracleRPMSkernel

現在のカーネルのバージョンの確認 uname -r 249-e2532ml

カーネルのバージョンが kernel-249-3122ml であれば次の手順で R2 キ

ットを適用してください

Oracle Application Server 10g(904) for Linux x86 インストール手順 ~Portal編~ 11

① MIRACLE LINUXのインストール

② R2キットのインストール

③ その他セキュリティパッチなどの適用(任意)

さらにカーネルのバージョンが kernel-249-e2532ml 未満の場合は

MIRACLE LINUX 社の Web サイトからカーネルをダウンロードして

kernel-249-e2532ml以上にバージョンアップしてください

3 ソフトウェアパッケージの確認

glibc-224-34ml

gcc-2953-5ml

pdksh-5214-12

openmotif-2130-11

sysstat-407-2ml

compat-glibc-62-2132

libstdc++-2953-5ml

これらのパッケージがインストールされている必要があります次のコマ

ンドで確認してください rpm -q glibc gcc pdksh openmotif sysstat compat-glibc libstdc++ glibc-224-34ml gcc-2953-5ml pdksh-5214-12 openmotif-2130-11 sysstat-407-2ml compat-glibc-62-2132 libstdc++-2953-5ml

パッケージが存在しない場合またはパッケージのバージョンが低い場合

はMIRACLE LINUX に付属の CD-ROM(OpenMotif-2130 は R2 キットの

「MiracleRPMS」ディレクトリに存在します)あるいは MIRACLE LINUX

社の Web サイトからパッケージを入手しインストールまたはバージョン

アップを行ってください

参考 oranavi

MIRACLE LINUX にはOracle 製品のインストールを支援するツール

Install Navigator for Oracle(oranavi)が付属していますoranaviを使っ

たインストール方法につきましてはoranavi に付属のドキュメントを

参照してください

Oracle Application Server 10g(904) for Linux x86 インストール手順 ~Portal編~ 12

カーネルパラメータの設定 次の作業を rootユーザーで行ってください

1 semmslsemmnssemopmsemmniの値の確認

次のコマンドで確認します sbinsysctl ndasha | grep sem kernelsem = 256 32000 100 142 (推奨値)

値が推奨値未満の場合は6の手順を行ってください

2 shmallshmmaxsemmniの値の確認

次のコマンドで確認します sbinsysctl ndasha | grep shm kernelshmmni = 142 (推奨値) kernelshmall = 2097152 (推奨値) kernelshmmax = 2147483648 (推奨値) kernelshm-use-bigpages = 0

値が推奨値未満の場合は6の手順を行ってください

3 msgmaxmsgmnbmsgmniの値の確認

次のコマンドで確認します sbinsysctl ndasha | grep msg kernelmsgmnb = 65535 (推奨値) kernelmsgmni = 2878 (推奨値) kernelmsgmax = 8192 (推奨値)

値が推奨値未満の場合は6の手順を行ってください

4 fille-maxの値の確認

次のコマンドで確認します sbinsysctl ndasha | grep file-max fsfile-max = 131072 (推奨値)

値が推奨値未満の場合は6の手順を行ってください

5 ip_local_port_rangeの値の確認

次のコマンドで確認します sbinsysctl ndasha | grep ip_local_port_range netipv4ip_local_port_range = 20000 65000 (推奨値)

値が推奨値未満の場合は6の手順を行ってください

6 カーネルパラメータの変更

1~5 の手順で値が推奨値未満のものがある場合ファイル

Oracle Application Server 10g(904) for Linux x86 インストール手順 ~Portal編~ 13

「etcsysctlconf」を編集して必要な行を追加または変更してください vi etcsysctlconf kernelshmall = 2097152 kernelshmmax = 2147483648 kernelshmmni = 142 semaphores semmsl semmns semopm semmni kernelsem = 256 32000 100 142 fsfile-max = 131072 netipv4ip_local_port_range = 20000 65000 kernelmsgmni = 2878 kernelmsgmax = 8192 kernelmsgmnb = 65535

さらに次のコマンドでカーネルパラメータの現在の値を変更します sbinsysctl -p

コマンドの出力結果から値が正しいことを確認します値が誤っている

場合はもう一度ファイル「etcsysctlconf」を編集してこのコマンドを再

度実行します

ホスト名の確認 次の作業を rootユーザーで行ってください

1 ファイル「etchosts」の編集

次のようにドメイン名を含んだホスト名を最初に記述します IPアドレス ltホスト名gtltドメイン名gt ltホスト名gt

例 123456789 portal21mycompanycom portal21

ホスト名には次のような制限があります

「web」もしくは「portal」以外

255文字以内

2 複数のネットワークカードを持つ環境にインストールする場合

インストーラはファイル「etchosts」の最初の名前を使用します複数のネットワークカードを持つ場合は使用するホスト名が最初になるよう

に並べ替えてください

3 DHCP環境にインストールインストールする場合

Linux および Windows の場合は DHCP 環境へのインストールが可能です

DHCP 環境の場合は次のようにファイル「etchosts」を編集してくださ

Oracle Application Server 10g(904) for Linux x86 インストール手順 ~Portal編~ 14

127001 ltホスト名gtltドメイン名gt ltホスト名gt

例 127001 portal21mycompanycom portal21

4 hostnameコマンドの実行

hostname コマンドコマンドを実行してホスト名が設定されていることを

確認してください

hostname ホスト名の確認 localhostlocaldomain hostname portal21jporacdlecom ホスト名の設定 hostname 設定したホスト名の確認 portal21mycompanycom

インストールする OSユーザー作成 今回は同じマシンに既に OracleAS Infrastructureがインストールされているので

この手順は省略して以前と同じユーザー「oracleas」で Middle-Tier のインスト

ールを行いますOracleAS Infrastructureと異なるマシンにMiddle-Tierをインス

トールする場合などマシンに始めて Oracle Application Serverをインストール

する場合はこの手順の通りにインストール用のユーザーを作成してください

Oracle Application Serverを rootユーザーでインストールすることはできません

インストール用のユーザーを作成する必要があります以降の作業は root ユー

ザーで行ってください

1 インストール用グループ(oinstall)作成 groupadd oinstall

2 管理者用グループ(dba)作成 groupadd dba

3 インストール用ユーザー(oracleas)作成

ユーザー「oracleas」をデフォルトグループ「oinstall」サブグループ

「dba」として作成しますなお Oracle Application Server を root ユーザー

でインストールすることはできません必ずインストール用のユーザーを

作成してください useradd -g oinstall -G dba oracleas

4 作成したユーザー「oracleas」のパスワード設定

Oracle Application Server 10g(904) for Linux x86 インストール手順 ~Portal編~ 15

passwd oracleas New password

5 ユーザー「oracleas」のシェル制限の設定

ファイル「etcprofile」に次の内容を追加します「 $USER = oracleas 」

「 $SHELL = binksh 」といった大括弧の内側の文字列の両端には必

ず空白を 1つ入れてください(空白がないとエラーになります) if [ $USER = oracleas ] then if [ $SHELL = binksh ] then ulimit ndashp 16384 gtdevnull 2gtamp1 ulimit ndashn 16384 gtdevnull 2gtamp1 else ulimit ndashu 16384 ndashn 16384 gtdevnull 2gtamp1 fi fi

6 ハードリミットの変更

ユーザーのシェル制限を有効にするためにハードリミットを変更します

ハードリミットとはroot ユーザーだけが変更可能な上限値で一般ユー

ザーは現在のシェル制限をハードリミットの値まで変更できますハード

リミットを変更するためにはファイル「etcsecuritylimitsconf」に次

の 2行を追加します hard nofile 16384 hard nproc 16384

7 環境変数の設定

① 作成したユーザー「oracleas」でログイン su - oracleas

② 環境変数の確認

次のコマンドを実行して環境変数の設定を確認してください $ env

DISPLAY

「ハードウェア用件の確認」で確認した X Serverを指定します

TMPTMPDIR

これらの環境変数に250MB 以上空いているディレクトリを設定

してください

PATHCLASSPATHLD_LIBRARY_PATH

Oracle Application Server 10g(904) for Linux x86 インストール手順 ~Portal編~ 16

これらの環境変数に既存もしくはこれからインストールを行う

Oracle ホームディレクトリが含まれていないことを確認してく

ださい

LD_BIND_NOWORACLE_HOMEORA_NLS33TNS_ADMIN

設定されている場合は解除してください

LANG

「ja_JPeucJP」と設定してください(ご使用の Linux のキャラクタ

セットが EUC以外の場合はそれに応じて変更してください)

8 インストール先のディレクトリの書き込み権限の確認

今回はディレクトリ「optoracle」以下に Oracle Application Server をイン

ストールしますこのディレクトリが存在しなければ作成しまたユーザ

ー「oracleas」が書き込み権限を持っていることを確認してください

Oracle Application Server 10g(904) for Linux x86 インストール手順 ~Portal編~ 17

インストール作業 1 インストールユーザー「oracleas」でログイン

su ndash oracleas Password

2 環境変数 TMPTMPDIRに指定したディレクトリの空き領域を確認

環境変数 TMP と TMPDIR に指定したディレクトリに 250MB 以上の空き容量が

あるかどうかを確認します $ df ndashk $TMP $ df ndashk $TMPDIR

3 Oracle Application Serverのメディアをセット

Oracle Application Serverの Disk1を CD-ROMドライブに挿入してマウントしま

$ mount mntcdrom

4 ポート番号を指定してインストールする場合 Oracle Application Server 10g(904)のインストーラはインストール時にポート番

号の競合を回避してサービスにポートを自動的に割り当てます

インストール時に OracleAS Infrastructureが使用するポート番号を指定したい場合

は次の作業を行ってください

次のようなポート番号の競合を回避します

実行中のプロセスが使用中のポート

etcservicesファイルで指定されているポート

同一 OS ユーザーで既にインストールされている Oracle ApplicationServer 10g(904)に割り当てられているポート

① staticportsiniファイルを作成

インストールメディアの Disk1 に存在するテンプレートをローカルディス

クにコピーします $ cp mntcdromstageResponsestaticportsini optoraclestaticportsini

② ローカルディスクにコピーした staticportsiniファイルを編集

ポート番号をファイル「optoraclestaticportsini」で指定します各コンポー

ネントについてポート番号を指定し「」を削除して有効にします指定し

ないコンポーネントについてはインストーラが自動的にポート番号を割り

当てますOracleAS Portalにアクセスするために HTTPと HTTPSが一般的に

使用するポート番号である 80 と 443 を使用したい場合は例えば次のように

Oracle HTTP Server(OHS)OracleAS Web Cacheの使用するポート番号を指定

します J2EE and Web Cache Oracle HTTP Server port = 80 Oracle HTTP Server Listen port = 8889 Oracle HTTP Server SSL port = 443 Oracle HTTP Server Listen (SSL) port = 4444 Oracle HTTP Server Diagnostic port = port_num Oracle HTTP Server Jserv port = port_num Java Object Cache port = port_num DCM Java Object Cache port = port_num Oracle Notification Server Request port = port_num Oracle Notification Server Local port = port_num Oracle Notification Server Remote port = port_num Application Server Control port = port_num Application Server Control RMI port = port_num Oracle Management Agent port = port_num Web Cache HTTP Listen port = 80 Web Cache HTTP Listen (SSL) port = 443 Web Cache Administration port = port_num Web Cache Invalidation port = port_num Web Cache Statistics port = port_num Log Loader port = port_num Business Intelligence and Forms Discoverer OSAgent port = port_num Reports Services SQLNet port = port_num Infrastructure Oracle Internet Directory port = port_num Oracle Internet Directory (SSL) port = port_num Oracle Certificate Authority SSL Server Authentication port = port_num Oracle Certificate Authority SSL Mutual Authentication port = port_num

ポート番号に関する注意

Oracle Enterprise Manager Application Server Control のポート番号をインス

トール後に変更することはできません

OracleAS Infrastructure のインストール中にMetadata Repository を格納する

ために作成された データベースはポート番号 1521248124828080

9090 を使用しますそのため OracleAS Infrastructure と同一のマシンに

Middle-Tier をインストールする場合はこれらのポート番号を指定しないで

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 19

ください

65536以上のポート番号を指定することはできません

1024 未満のポート番号を指定する場合はroot ユーザーとしてコンポーネン

トを実行する必要がありますインストール終了時にインストーラではその

コンポーネントを起動できないのでインストール中に後述のような追加手

順を実行する必要があります

競合しているポート番号を指定した場合はインストール後に実行される構

成ツールが正常に終了しない可能性がありますその場合はこの資料の最後

に記述されている方法に従って Oracle Application Serverをアンインストール

した後ポート番号の指定を変更してから再インストールしてください

OracleAS Portal を使用するためには「Oracle HTTP Server port」と「Web

Cache HTTP Listen port」「Oracle HTTP Server SSL port」と「Web Cache HTTP

Listen (SSL) port」に指定するポート番号が一致している必要があります

5 インストーラの起動

次のコマンドを実行して Oracle Universal Installer(OUI)を起動します

インストール中にディスクの入れ替えが発生しますのでマウントポイントデ

ィレクトリ内でインストーラを起動しないことをお薦めしますもしマウントポ

イントディレクトリ内でインストーラを起動した場合インストーラの起動後

にカレントディレクトリを他のディレクトリに変更してください $ mntcdromrunInstaller

インストール時に OracleAS Portalが使用するポート番号を指定する場合は作成

した staticportsini ファイルを使ってインストーラを起動する必要がありますパ

ラメータの文法は OracleAS の Infrastructure をインストールする場合とは異なる

ので注意してくださいまた改行せずに入力してください $ mntcdromrunInstaller oracleiappserveriapptops_staticPorts=optoraclestaticportsini

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 20

Oracle Application Server 10g(904)ではインストーラによってシステム要件の

事前チェックが行われシステム要件が満たされていないと「Error

~Continue (yn) [n] 」というメッセージが表示されますメッセージの内容

を確認してから「n」と入力してインストールを中断しインストール事前準

備の各項目をもう一度チェックしてください

MIRACLE LINUXではシステム要件の事前チェックのいくつかの項目につい

て「Failed」と表示されます最後に「Error Packages version not per

Installation requirementContinue (yn) [n] 」と表示されますが表示されるメッ

セージを確認しインストール事前準備の各項目をもう一度チェックした上で

「y」と入力してインストールを継続してください

OUI が起動されると最初に次のようなスプラッシュが表示されます(数秒から

十数秒かかる場合があります)

6 「ようこそ」画面

「次へ」をクリックします

7 マシンに初めて Oracle製品をインストールする場合

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 21

今回はマシンに既に OracleAS Infrastructureがインストールされているので次の

ような画面は表示されません初めてマシンに Oracle製品をインストールすると

きには次のような画面が表示されますので指示に従って適切な情報を入力し

ます

① 「インベントリディレクトリの指定」画面

インベントリにはOracle製品のインストール情報が格納されます

今回は「optoracleoraInventory」を指定します「インベントリディレク

トリのフルパスの入力」に「optoracleoraInventory」と入力して「OK」を

クリックします

② 「UNIXグループ名」画面

インベントリディレクトリの書き込み権限を持つ OS グループの名前を入

力します

今回は「oinstall」を指定します「UNIX グループ名」に「oinstall」と入力し

て「次へ」をクリックしてください

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 22

③ orainstRootshの実行

次のようなダイアログが表示されます

「続行」をクリックする前にrootユーザーで

「optoracleoraInventoryorainstRootsh」を実行してください $ su Password optoracleoraInventoryorainstRootsh Oracleインベントリポインタファイルを作成しています(etcoraInstloc) 次のグループ名を変更します optoracleoraInventory 新規グループ名 oinstall

orainstRootsh実行後ダイアログに戻り「続行」をクリックします

8 「ファイルの場所の指定」画面

インストールする OracleAS インスタンスを識別する名前とインストールする

先のディレクトリを指定します今回は「インストール先」に「portal」「パ

ス」に「optoracleproduct904portal」と指定してくださいインストール先のデ

ィレクトリが存在しない場合はインストーラにより自動的に作成されます

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 23

「次へ」をクリックしてください

9 「インストールする製品の選択」画面

「製品の言語」をクリックして「選択された言語」に「日本語」が含まれてい

ることを確認してください含まれていない場合は「使用可能な言語」で「日

本語」をクリックしてから「gt」アイコンをクリックして日本語を選択し

「OK」をクリックしてください

「インストールする製品の選択」画面で「OracleAS Application Server 10g」が選択

されているのを確認して「次へ」をクリックします

10 「インストールタイプの選択」画面

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 24

「Portal and Wireless」を選択して「次へ」をクリックします

11 「Middle-Tierインストールの手順のプレビュー」画面

インストール手順のプレビュー画面が表示されます

確認して「次へ」をクリックします

12 「インストール前の要件の確認」画面

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 25

チェックボックスをチェックし「次へ」をクリックします

13 「構成オプションの選択」画面

インストール時に実行する構成ツールを選択します

「OracleAS Portal」にチェックがついているのを確認して「次へ」をクリックし

ます

14 「Oracle Internet Directoryへの登録」画面

利用する OracleAS Infrastructureの Oracle Internet Directory(OID)にアクセスするた

めの情報を入力します

OracleAS Infrastructureの OIDが稼動しているホスト名とポート番号を入力します

今回は OracleAS Infrastructure と同じマシンにインストールしているので

「Host」には現在インストールを行っているマシンの名前を「ltホスト名gtltド

メイン名gt」形式で入力してください「Port」には「Oracle Application Server 10g

for Linux インストール手順 ~Infrastructure 編~」の「インストール後の確認」

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 26

の「サービスのポートの確認」で確認した「Oracle Internet Directory port」の値

を入力してください(デフォルトでは「3060」です)

入力が完了したら「次へ」をクリックしてください

15 「Oracle Internet Directoryに対するログインの指定」画面

OIDに管理ユーザー「cn=orcladmin」でログインするための情報を入力します

「Password」には OracleAS Infrastructureをインストールしたときに「ias_admin」

のパスワードとして指定した値を入力して「次へ」をクリックしてください

16 「OracleAS Metadata Repositoryの選択」画面

Metadata Repository がインストールされているデータベースに対する接続情報を

入力します

デフォルト値が適切なのを確認して「次へ」をクリックします

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 27

17 「インスタンス名と ias_adminパスワードの指定」画面

インストールする Oracle Application Server に一意の名前を付け管理ユーザー

「ias_admin」のパスワードを指定します

今回は「インスタンス名」に「 portal」「 ias_admin のパスワード」に

「oracle10g」と入力してくださいまた Oracle Application Server を管理する

Application Server Controlにはユーザー「ias_admin」でログインするためこ

こで指定したパスワードは必ず覚えておいてください

ユーザー「ias_admin」のパスワードに指定可能な文字列には次のような制限

があります

数字 1文字以上を含む英数字 5文字以上であること

また指定するインスタンス名には次のような制限があります

英数字(A~Za~z0~9)およびrdquo$rdquordquo_rdquoのみ使用可能

1 つのマシンに複数の OracleAS インスタンスが存在する場合は各イン

スタンス名は一意でなくてはならない

「次へ」をクリックします

18 「サマリー」画面

インストールされるコンポーネントの一覧が表示されます

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 28

内容を確認して「インストール」をクリックします

19 「インストール」画面

① インストール中

次のような画面が表示されてインストールが開始されます

② CD-ROMの交換

インストールの途中次のようなダイアログが表示されます

指示に従って CD-ROMを交換し「OK」をクリックしてください

例 umount mntcdrom

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 29

eject

インストールメディアの交換 mount mntcdrom

③ rootshの実行

次のようなダイアログが表示されます

「OK」をクリックする前にOracle Application Server をインストールするデ

ィレクトリ(今回は「optoracleproduct904portal」)に存在する「rootsh」を

rootユーザーで実行してください $ su Password optoracleproduct904portalrootsh Running OracleAS rootsh script The following environment variables are set as ORACLE_OWNER= oracleas ORACLE_HOME= optoracleproduct904portal Enter the full pathname of the local bin directory [Defaultusrlocalbin] 「ENTER」キーを押す The file dbhome already exists in usrlocalbin Overwrite it (yn) [n] y 「y」キーを押す

Copying dbhome to usrlocalbin The file oraenv already exists in usrlocalbin Overwrite it (yn) [n] y 「y」キーを押す Copying oraenv to usrlocalbin The file coraenv already exists in usrlocalbin Overwrite it (yn) [n] y 「y」キーを押す Copying coraenv to usrlocalbin Creating etcoratab file Adding entry to etcoratab file Entries will be added to the etcoratab file as needed by Database Configuration Assistant when a database is created Finished running generic part of rootsh script Now product-specific root actions will be performed

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 30

今回のように同じマシンに既に Oracle 製品がインストールされている場合は

ディレクトリ「 usrlocalbin」に存在するファイル「dbhome」「oraenv」

「coraenv」を上書きするかどうか聞かれますのですべて「y」で上書きして

ください

またインストール開始時にファイル「staticportsini」を使用してOracle HTTP

Serverや OracleAS Web Cacheが 1024未満のポート番号を使用するように指定し

た場合は次のコマンドを実行してください $ su Password cd optoracleproduct904portalApacheApachebin chown root apachectl OHSが 1024未満の chmod 6750 apachectl ポート番号を使用する場合 cd optoracleproduct904portalwebcachebin chown root webcached OracleAS Web Cacheが 1024未満の chmod 6750 webcached ポート番号を使用する場合

実行後ダイアログに戻り「OK」をクリックします

20 「Configuration Assistant」画面

次の画面のように構成ツールが自動的に実行されます

構成ツールが全て終了するのをお待ちください

21 「インストールの終了」画面

インストールが正常に終了すると「OracleAS Infrastructure 10gのインストールが

成功しました」というメッセージとOracle HTTP Server にアクセスするための

URLが表示されます

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 31

「終了」をクリックすると次のようなダイアログが表示されます

「はい」をクリックしインストーラを終了します

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 32

インストール後の確認 インストール後は全てのサービスが起動しています各サービスの画面にアクセスし

動作確認しましょう

Oracle HTTP ServerOracleAS Web Cache のポート番号と Oracle Enterprise Manager

Application Server Control のポート番号を確認しそのポート番号を使用して OracleAS

Portalと Application Server Control にアクセスします

サービスのポート番号の確認

1 ファイル「optoracleproduct904portalinstallportlistini」の確認

このファイルはインストール時に割り当てられたポート番号になります「Oracle

HTTP Server port」「Web Cache HTTP Listen port」 (この 2 つは同じ値 )と

「Application Server Control port」の値を確認してください

例 [System] Host Name = portal21mycompanycom [Ports] Oracle HTTP Server port = 80 Oracle HTTP Server Listen port = 8889 Oracle HTTP Server SSL port = 443 Oracle HTTP Server Listen (SSL) port = 4444 Oracle HTTP Server Diagnostic port = 7201 Application Server Control RMI port = 1851 Oracle Notification Server Request port = 6004 Oracle Notification Server Local port = 6101 Oracle Notification Server Remote port = 6201 Java Object Cache port = 7011 Log Loader port = 44001 DCM Java Object Cache port = 7102 Oracle Management Agent port = 1831 Application Server Control port = 1811 Oracle HTTP Server Listen port = 8889 Oracle HTTP Server Listen (SSL) port = 4444 Web Cache HTTP Listen port = 80 Web Cache HTTP Listen (SSL) port = 443 Web Cache Administration port = 4000 Web Cache Invalidation port = 4001 Web Cache Statistics port = 4002 Oracle Net Listener = 1521 Discoverer OSAgent Port = 16003 Reports Services SQLNet port = 1950 Reports Services Visigenics CORBA port = 14000

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 33

OracleAS Portalの「ようこそ」画面の確認 1 OracleAS Portalの「ようこそ」画面へのアクセス

ブラウザを起動し次の URLにアクセスしてください

httpltホスト名gtltドメイン名gtltポート番号gtplsportal

ltホスト名gtltドメイン名gtltポート番号gtについては「インストールの終了」画面

に表示される Oracle HTTP Server にアクセスするための URLまたはファイル

「 optoracleproduct904portalinstallportlistini」の「Host Name」項目および

「Oracle HTTP Server port」もしくは「Web Cache HTTP Listen port」項目の値を参

照してください

右上の「ログイン」をクリックしてください

2 OracleAS Single Sign-Onへのログイン

OracleAS Single Sign-Onのログイン画面が表示されます「

ユーザー名orcladmin

パスワードOracleAS Infrastructure のインストール時に指定した「ias_admin」の

パスワード(今回は「oracle10g」)

と入力してください

3 OracleAS Portalの管理画面へのアクセス

OracleAS Portal の管理画面が表示されます画面上方に表示されるタブをクリッ

クすることでさまざまな管理機能に切り替えて表示することができます

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 34

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 35

Web管理コンソール Application Server Controlの確認 Application Server Control はコンポーネントの起動停止や設定の変更アプリケー

ションの配布を行うためのWeb管理コンソールです

1 Application Server Controlへのアクセス

ブラウザを起動し次の URLにアクセスしてください

httpltホスト名ドメイン名gtltポート番号gt

ltホスト名gtltドメイン名gtについては「インストールの終了」画面に表示され

る Oracle HTTP Server にアクセスするための URLまたはファイル

「optoracleproduct904infrainstallportlistini」の「Host Name」項目ltポート

番号gtについては「Application Server Control port」項目の値を参照してください

ログインダイアログが表示されます

ユーザー名ias_admin

パスワードOracleAS Infrastructure のインストール時に指定した「ias_admin」の

パスワード(今回は「oracle10g」)

と入力してください

2 次のページが表示されます

ここで「スタンドアロンインスタンス」項目に表示されるリンク(ltMiddle-

Tier の OracleAS インスタンス名gtltマシンのホスト名gtltマシンのドメイン名gt

例 「portalportal21mycompanycom」)をクリックすると次の画面が表示され

ます

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 36

この画面からOracleAS Portal の各コンポーネントの起動停止や設定変更ア

プリケーションのデプロイなどの管理作業を行うことができますなお後述の

ようにコンポーネントの起動停止はコマンドラインのツール「opmnctl」か

ら行うことも可能ですまた設定の変更やアプリケーションのデプロイはコ

マンドラインのツール「dcmctl」から行うことも可能です

OracleAS Portal をインストールした直後はOracleAS Portal が提供するすべて

のサービスが起動しています

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 37

サービスの起動停止 OracleAS Portalを起動停止するための手順を紹介します

インストールユーザーの環境変数の設定 各サービスを起動停止するためにはユーザー「oracleas」でログインした後適切

な環境変数を設定する必要があります次のファイル「portal_env」は環境変数設定

の一例です export LANG=ja_JPeucJP export ORACLE_SID=asdb export ORACLE_HOME=optoracleproduct904portal export LD_LIBRARY_PATH=$ORACLE_HOMElib$LD_LIBRARY_PATH export PATH=usrbinusrlocalbinbinusrX11R6bin $ORACLE_HOMEbin$ORACLE_HOMEopmnbin$ORACLE_HOMEdcmbin $PATH export NLS_LANG=Japanese_JapanJA16EUC

「usrbin」が環境変数 PATH に含まれる最初のディレクトリとなるよう設定してくだ

さい

環境変数を設定するためには次のコマンドを実行してください $ portal_env

設定した環境変数を確認するためには次のコマンドを実行してください $ env

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 38

OracleAS Portalの起動 OracleAS Portalを起動するための手順は次の通りです

1 OracleAS Infrastructureの起動(OracleAS Infrastructureが起動していない場合)

2 ユーザー「oracleas」でログインして適切な環境変数を設定 $ portal_env

3 OracleAS Portalの提供するサービスの起動 $ $ORACLE_HOMEopmnbinopmnctl startall opmnctl starting opmn and all managed processes

4 Application Server Controlの起動 $ emctl start iasconsole TZ set to Japan Oracle Enterprise Manager 10g Application Server Control 90400 Copyright (c) 2002 2003 Oracle Corporation All rights reserved Starting Oracle 10g Application Server Control started

OracleAS Portalの起動が完了しましたOracleAS Portalの提供するすべてのサービス

が使用可能になりした

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 39

OracleAS Portalの停止

OracleAS Portalを停止するための手順は次の通りです

1 ユーザー「oracleas」でログインして適切な環境変数を設定 $ portal_env

2 Application Server Controlの停止 $ emctl stop iasconsole TZ set to Japan Oracle Enterprise Manager 10g Application Server Control 90400 Copyright (c) 2002 2003 Oracle Corporation All rights reserved Stopping Oracle 10g Application Server Control Stopped

3 OracleAS Portalの提供するサービスの停止 $ $ORACLE_HOMEopmnbinopmnctl stopall opmnctl stopping opmn and all managed processes

4 OracleAS Infrastructureの停止(OracleAS Infrastructureも停止したい場合)

OracleAS Portalの停止が完了しました

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 40

運用上の注意 インストール後に必要な注意点について記述します

PDKについて

OracleAS Portalの提供するポータルフレームワークではポータルページは「ポー

トレット」と呼ばれるモジュールによって構成されます

既存社内

システム

シングル

サインオン

検索フォーム

OTN Japan

ポートレットの開発は OracleAS Portal が提

ますがPDK(Portal Developer Kit)と呼ばれ

細かく応じたポートレットを作成すること

ルページの構築を可能にする「Web Clipp

トやその他いくつかのサンプルも含まれ

PDK を使用する場合には最新版を Ora

URL(もしくはサポートセンター)から入手し

httpotnoraclecojptechportletindexhtml

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal

ポートレッ

Excite Japan 天気予報

日経BP

BizTech News

Portal Web アプリケーション

コンテンツ管理

供するウィザードによって行うこともでき

る開発キットを用いることでニーズにきめ

もできますまた PDK には効率的なポータ

ing」や「Omni Portlet」といったポートレッ

ます

cle Technology Network Japan (OTN)の次の

てください

編~ 41

Portalスキーマのパスワードの変更

OracleAS Portal を運用するにあたってはPortal スキーマ (デフォルトでは Metadata

Repository と同一の DB インスタンスのスキーマ「portal」にPortal リポジトリが作成

されます)に SQLPlus でログインして作業を行う必要がある場合がありますPortal

スキーマのパスワードはインストール直後はランダムな値に設定されていますその値

は Oracle Internet Directory(OID)に格納されているので管理ツール Oracle Directory

Manageを使用して確認することができます

① Oracle Directory Managerの起動

まず OracleAS Infrastructure で Oracle Directory Manager を起動しますユーザー

「oracleas」でログインしOracleAS Infrastructure用の適切な環境変数を設定して

次のコマンドを実行します

$ infra_env $ $ORACLE_HOMEbinoidadmin

② ログイン画面

次のようなログイン画面が表示されます

初めて Oracle Directory Manager から OID にアクセスする際にはOID が稼動して

いるサーバのホスト名などの情報を入力する必要があります アイコンをクリ

ックしてくださいなお 2 回目移行のアクセスでは②~⑤の手順は省略されます

③ OIDの登録

編集する OIDを登録するための画面が表示されます

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 42

「追加」をクリックしてください

④ OIDの情報の入力

OIDが稼動しているホスト名とポート番号を入力する画面が表示されます

「サーバー」には OracleAS Infrastructureをインストールしたマシンの名前を「ltホ

スト名gtltドメイン名gt」形式で入力してください「ポート」には「インストール

後の確認」の「サービスのポートの確認」で確認した「Oracle Internet Directory

port」の値を入力してください(デフォルトでは「3060」です)入力が完了したら

「OK」をクリックします

⑤ OIDの選択

Oracle Directory Managerで編集する OIDを選択します

今入力したホスト名とポート番号が表示されている列を選択して反転させて「選

択」をクリックします

⑥ OIDへのログイン

ユーザー名パスワードを入力します

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 43

「ユーザー」に OID の管理ユーザーである「orcladmin」「パスワード」には

OracleAS Infrastructure のインストール中に「ias_admin」のパスワードとして指定し

た値(今回は「oracle10g」)を入力して「ログイン」をクリックしてください

⑦ Portalスキーマのパスワードの格納されているエントリ

次のような OIDの初期画面が表示されます

画面左側のナビゲータペインを次のように辿ってください

エントリ管理

gt cn=OracleContext

gt cn=Products

gt cn=IAS

gtcn=IAS Infrastructure Database

gt orclReferenceName=iasdbltInfrastructureのドメイン名gt

gt OrclResourceName=Portal

gt orclpasswordattribute

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 44

⑧ Portalスキーマのパスワードの確認

画面右側の属性「orclpasswordattribute」の値が「Portal」スキーマのパスワードを示

しています

また Portal スキーマのパスワードを変更する場合一般的な DB のスキーマのように

SQLPlusなどから直接変更してはいけませんPortalスキーマのパスワードの情報は

mod_plsql の DAD などでも保持されておりそれらに対しても同時に変更を反映する

必要がありますそのため Portal スキーマや SSO のパスワードの変更はApplication

Server Control から行いますSSO スキーマのパスワードの変更方法については

「Oracle Application Server 10g(904) for Linux x86 インストール手順 ~Infrastructure編

~」を参照してくださいPotalスキーマのパスワードの変更方法は次の通りです

① インスタンスのホームページの表示

WebブラウザでApplication Server Controlのインスタンスのホームページにアクセ

スします

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 45

「Infrastructure」タブを表示してください

② 「Infrastructure」タブの表示

「Infrastructure」タブが表示されます

ページ左下のリンク「スキーマパスワードの変更」をクリックします

③ パスワードの変更画面の表示

パスワードの変更画面が表示されます

パスワードの変更画面で「PORTAL」にチェックをつけて選択し「パスワード」

及び「パスワードの確認」項目に設定したいパスワードを入力します入力が完

了したら「OK」をクリックします

④ パスワードの変更結果の確認画面の表示

パスワードの変更結果の確認画面が表示されます

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 46

⑤ インスタンスのホームページの表示

Portalスキーマのパスワードを変更した場合Oracle HTTP Serverを再起動する必要

があります再びインスタンスのホームページにアクセスしてください

「HTTP Server」にチェックをつけて選択し「再起動」をクリックしてください

⑥ Oracle HTTP Serverの再起動

次のような確認画面が表示されます

「はい」をクリックしてください

⑦ 再起動の処理中

再起動中は次のような画面が表示されます再起動が完了するまで暫くお待ちく

ださい

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 47

⑧ 再起動の完了

再起動が完了すると次のような画面が表示されます

これで Portalスキーマのパスワード変更が完了しました

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 48

アンインストール インストールした OracleAS Portalをアンインストールする手順は次の通りです

アンインストール作業

1 コンポーネントの停止

「サービスの起動停止」の章を参照してOracleAS Portal を停止しますなお

OracleAS Infrastructureは必ず起動しておいて下さい

2 インストーラの起動

インストールユーザー「oracleas」でログインして次のコマンドを実行しOracle

Universal Installerを起動します $ mntcdromrunInstaller

3 「ようこそ」画面

「製品の削除」をクリックします

4 削除するインスタンスの指定

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 49

削除するインスタンスをチェックします

今回は「portal」をチェックして「削除」をクリックします

5 確認ダイアログ

削除するコンポーネントの詳細が表示されます

「はい」をクリックしてください

6 削除ダイアログ

次のようなダイアログで削除の進行状況が表示されます

7 削除完了ダイアログ

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 50

削除が完了すると次のようなダイアログが表示されます

「閉じる」をクリックします

8 インストーラの終了

「取消」をクリックして OUIを終了します

9 ファイルディレクトリの削除

インストーラでは削除されないファイルやディレクトリがありますので手動で

削除します

① ORACLEホームディレクトリ

rootユーザーログインして削除した Oracle Application Serverインスタンスの

ORACLE ホームディレクトリを削除します次のコマンドを実行してくだ

さい $ su Password rm ndashrf optoracleproduct904portal

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 51

② etcoratabの削除済みインスタンスのエントリ

etcoratabファイルから削除したインスタンスに関する記述を削除します $ vi etcoratab This file is used by ORACLE utilities It is created by rootsh and updated by the Database Configuration Assistant when creating a database A colon is used as the field terminator A new line terminates the entry Lines beginning with a pound sign are comments Entries are of the form $ORACLE_SID$ORACLE_HOMEltN|Ygt The first and second fields are the system identifier and home directory of the database respectively The third filed indicates to the dbstart utility that the database should Y or should not N be brought up at system boot time Multiple entries with the same $ORACLE_SID are not allowed optoracleproduct904portalN この行を削除

10 OIDから OracleASインスタンス情報を削除

OracleAS Infrastructureの Oracle Internet Directory(OID)のエントリに格納されてい

るOracleASインスタンス情報を手動で削除します

ユーザー「oracleas」で OracleAS Infrastructure用に環境変数を設定して次のコマ

ンドを実行します $ ldapdelete -h ltOIDのホスト名gt -p ltOIDのポート番号gt -D cn=orcladmin -w ltorcladminのパスワードgt -x orclApplicationCommonName=ltOracleASインスタンス名gt cn=IAS Instancescn=IAScn=Productscn=OracleContext

ここでltOID のホスト名gtltOID のポート番号gtltorcladmin のパスワードgtは

インストール時に指定した OIDに関する情報と同じです

ltOracleAS インスタンス IDgtについては「管理ツール Application Server Control

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 52

の確認」で確認したltOracleAS インスタンス名gtltマシンのホスト名gtltマシン

のドメイン名gt(例 「portalportal21mycompanycom」)となります

例 $ ldapdelete -h portal21mycompanycom -p 3060 -D cn=orcladmin -w oracle10g -x orclapplicationcommonname=portalportal21mycompanycom cn=IAS Instancescn=IAScn=Productscn=OracleContext

OID に格納されている OracleAS インスタンスの情報はここで使用したコマ

ンドラインのツール「ldapdelete」の代わりにOracle Directory Manager で確認

および変更することもできますOracle Directory Manager の起動方法について

は「Oracle Application Server 10g for Linux インストール手順 ~Infrastructure編

~」の「運用上の注意」を参照してください

「エントリ管理」項目の「 cn=OracleContex cn=Products cn=IAS cn=IAS

Instances」の下の各エントリにOracleAS Infrastructure に関連付けられた

OracleAS インスタンスの情報が格納されています各エントリの属性

「orclapplicationcommonname」にOracleAS インスタンスの名前が格納されて

いますアンインストールした OracleAS インスタンスの情報が格納されている

エントリをクリックして選択し アイコンをクリックすると削除することが

できます

11 OracleAS Single Sign-Onのパートナアプリケーション情報を削除

OracleAS Single Sign-On にパートナアプリケーションとして登録されている

OracleAS Portalの情報を手動で削除します

① OracleAS Single Sign-Onへのアクセス

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 53

ブラウザを起動し次の URLにアクセスしてください

httpltホスト名ドメイン名gtltポート番号gtplsorasso

ltホスト名gtltドメイン名gtについてはOracleAS Infrastructure の Oracle HTTP

Server にアクセスするための値となります次のような画面が表示されます

画面右上の「ログイン」をクリックしてください

② OracleAS Single Sign-Onへのログイン

次のような OracleAS Single Sign-Onのログイン画面が表示されます

ユーザー名orcladmin

パスワード OracleAS Infrastructure のインストール時に指定した

「ias_admin」のパスワード(今回は「oracle10g」)

と入力してください ③ OracleAS Single Sign-Onのトップページ

OracleAS Single Sign-Onのトップページが表示されます

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 54

画面上方の「SSO Server管理」をクリックしてください

④ OracleAS Single Sign-Onの管理画面

3つの管理項目が表示されます

中央の「パートナアプリケーションの管理」をクリックしてください

⑤ パートナアプリケーションの管理

パートナアプリケーションの一覧が表示されます

ここでアンインストールした OracleAS Portalの情報を削除しますlt今回イン

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 55

ストールした Middle-Tierの OracleASインスタンス名gtltマシンのホスト名gtlt

マシンのドメイン名gt(例 「portalportal21mycompanycom」)と表記されてい

るパートナアプリケーション及び今回インストールした OracleAS

Portal(例 「Oracle Portal(portal)」)と表記されているパートナアプリケーシ

ョンの 2つについて左側の「 」アイコンをクリックして削除します

⑥ 確認画面

それぞれ次のような確認画面が表示されますので「はい」をクリックします

この作業を正確に行わないと次回以降の Middle-Tier のインストールで構成ツ

ールの実行に失敗する場合があります

12 OracleASインスタンス情報の確認

アンインストールした OracleASインスタンスの情報がOracleAS Infrastructureに

残っていないことを確認します

① Application Server Controlへのアクセス

ブラウザを起動し次の URLにアクセスしてください

httpltホスト名ドメイン名gtltポート番号gt

ltホスト名gtltドメイン名gtltポート番号gtについては OracleAS Infrastructure の

Application Server Controlにアクセスするための値を入力してくださいログイ

ンダイアログが表示されます

ユーザー名ias_admin

パスワードOracleAS Infrastructure のインストール時に指定した「ias_admin」の

パスワード(今回は「oracle10g」)

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 56

と入力してください

② 次の画面が表示されます

ここで「スタンドアロンインスタンス」項目に表示されるリンクにアンイ

ンストールした OracleAS インスタンスの名前が存在しないことを確認してくだ

さい存在していない場合はアンインストール作業は完了ですもし存在し

ている場合は次の手順に進んでください

③ Middle-Tierの OracleASインスタンス情報の手動削除

Middle-Tier のインストールを強制終了した場合などMiddle-Tier の情報が残っ

ていることがありますその場合はユーザー「oracleas」でログインし

OracleAS Infrastructure 用の適切な環境変数を設定して次のコマンドを実行し

ます $ infra_env $ $ORACLE_HOMEdcmbindcmctl destroyinstance ndashi ltOracleASインスタンス名gt

ここでlt OracleAS インスタンス名gtは削除する OracleAS インスタンス名です

以上で OracleASのMiddle-Tierのアンインストールは完了です

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 57

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ビス名は米国 Oracle Corporation の商標または登録商標ですその他の製品名及びサービス名はそれぞれの所有者の商標または登録商標の可能性があります

  • はじめに
  • 目次
    • 前提
      • インストール概要
      • インストール
        • インストール事前準備
          • ハードウェア要件の確認
          • ソフトウェア要件の確認(Red Hat Enterprise Linux21の場合)
          • ソフトウェア要件の確認(Red Hat Enterprise Linux 30の場合)
          • ソフトウェア要件の確認(MIRACLE LINUX Standard Edition V21の場合)
          • カーネルパラメータの設定
          • ホスト名の確認
          • インストールするOSユーザー作成
            • インストール作業
            • インストール後の確認
              • サービスのポート番号の確認
              • OracleAS Portalの「ようこそ」画面の確認
              • Web管理コンソールApplication Server Controlの確認
                  • サービスの起動停止
                    • インストールユーザーの環境変数の設定
                    • OracleAS Portalの起動
                    • OracleAS Portalの停止
                      • 運用上の注意
                        • PDKについて
                        • Portalスキーマのパスワードの変更
                          • アンインストール
                            • アンインストール作業

gnome-libs-141290-341

compat-glibc-7x-224325

compat-gcc-73-296122

compat-libstdc++-73-296122

compat-libstdc++-devel-73-296122

compat-gcc-c++-73-296122

sysstat-4007 compat-glibc-62-2132

これらのパッケージがインストールされている必要があります次のコマ

ンドで確認してください rpm -q glibc gcc pdksh openmotif sysstat compat-glibc ibstdc++ glibc-224-32 gcc-296-1081 pdksh-5214-13 openmotif-2130 sysstat-401 compat-glibc-62-2132 libstdc++-296-108181

パッケージが存在しない場合またはパッケージのバージョンが低い場合

はRed Hat Enterprise Linuxに付属の CD-ROMか Red Hat社のWebサイト

からパッケージを入手しインストールまたはバージョンアップを行って

ください

参考 rpmによるパッケージのインストールバージョンアップ方法

パッケージのインストール

rpm ndashivh ltパッケージ名gt

パッケージのバージョンアップ

rpm ndashUvh ltパッケージ名gt

4 次のシンボリックリンクが存在するのを確認してください

cd usrbin

ls -l gcc g++

gcc -gt gcc296

g++ -gt g++296

5 hugemem カーネルが使用されている場合は次のコマンドを使用してア

ーキテクチャを設定します

setarch i386

Oracle Application Server 10g(904) for Linux x86 インストール手順 ~Portal編~ 10

6 Patch 3006854 を適用します

Oracle Application Server 10g (904) JP Update CDに含まれる Patch3006854

を適用してください

このパッチによってファイル「etcldsopreload」が存在しなければ作成さ

れ次の行が追加されます etclibcwaitso

ソフトウェア要件の確認(MIRACLE LINUX Standard Edition V21の場合) 次の作業を rootユーザーで行ってください

1 OSのバージョンを確認

次のコマンドで OSのバージョンを確認してください cat etcissue Miracle Linux Standard Edition V21(Stylax)

2 カーネルのバージョンの確認MIRACLE LINUX Oracle9i Release 2対応キ

ットのインストール

MIRACLE LINUXの購入時期によってはMIRACLE LINUXのインストー

ル後にMIRACLE LINUX Oracle9i Release 2対応キット(MIRACLE LINUX

Standard Edition V21を Oracle9i Release 2以降のバージョンに対応させるた

めのアップデートパッケージ集以降 R2 キット)を適用する必要があり

ますMIRACLE LINUXのインストール CD-ROMもしくは現在のカーネ

ルバージョンを確認しください

MIRACLE LINUX Standard Edition V21 Update3をインストールされている

場合は R2キットの適用は必要ありません

CD-ROMに含まれるカーネルのバージョンの確認 mount mntcdrom ls mntcdromMiracleRPMSkernel

現在のカーネルのバージョンの確認 uname -r 249-e2532ml

カーネルのバージョンが kernel-249-3122ml であれば次の手順で R2 キ

ットを適用してください

Oracle Application Server 10g(904) for Linux x86 インストール手順 ~Portal編~ 11

① MIRACLE LINUXのインストール

② R2キットのインストール

③ その他セキュリティパッチなどの適用(任意)

さらにカーネルのバージョンが kernel-249-e2532ml 未満の場合は

MIRACLE LINUX 社の Web サイトからカーネルをダウンロードして

kernel-249-e2532ml以上にバージョンアップしてください

3 ソフトウェアパッケージの確認

glibc-224-34ml

gcc-2953-5ml

pdksh-5214-12

openmotif-2130-11

sysstat-407-2ml

compat-glibc-62-2132

libstdc++-2953-5ml

これらのパッケージがインストールされている必要があります次のコマ

ンドで確認してください rpm -q glibc gcc pdksh openmotif sysstat compat-glibc libstdc++ glibc-224-34ml gcc-2953-5ml pdksh-5214-12 openmotif-2130-11 sysstat-407-2ml compat-glibc-62-2132 libstdc++-2953-5ml

パッケージが存在しない場合またはパッケージのバージョンが低い場合

はMIRACLE LINUX に付属の CD-ROM(OpenMotif-2130 は R2 キットの

「MiracleRPMS」ディレクトリに存在します)あるいは MIRACLE LINUX

社の Web サイトからパッケージを入手しインストールまたはバージョン

アップを行ってください

参考 oranavi

MIRACLE LINUX にはOracle 製品のインストールを支援するツール

Install Navigator for Oracle(oranavi)が付属していますoranaviを使っ

たインストール方法につきましてはoranavi に付属のドキュメントを

参照してください

Oracle Application Server 10g(904) for Linux x86 インストール手順 ~Portal編~ 12

カーネルパラメータの設定 次の作業を rootユーザーで行ってください

1 semmslsemmnssemopmsemmniの値の確認

次のコマンドで確認します sbinsysctl ndasha | grep sem kernelsem = 256 32000 100 142 (推奨値)

値が推奨値未満の場合は6の手順を行ってください

2 shmallshmmaxsemmniの値の確認

次のコマンドで確認します sbinsysctl ndasha | grep shm kernelshmmni = 142 (推奨値) kernelshmall = 2097152 (推奨値) kernelshmmax = 2147483648 (推奨値) kernelshm-use-bigpages = 0

値が推奨値未満の場合は6の手順を行ってください

3 msgmaxmsgmnbmsgmniの値の確認

次のコマンドで確認します sbinsysctl ndasha | grep msg kernelmsgmnb = 65535 (推奨値) kernelmsgmni = 2878 (推奨値) kernelmsgmax = 8192 (推奨値)

値が推奨値未満の場合は6の手順を行ってください

4 fille-maxの値の確認

次のコマンドで確認します sbinsysctl ndasha | grep file-max fsfile-max = 131072 (推奨値)

値が推奨値未満の場合は6の手順を行ってください

5 ip_local_port_rangeの値の確認

次のコマンドで確認します sbinsysctl ndasha | grep ip_local_port_range netipv4ip_local_port_range = 20000 65000 (推奨値)

値が推奨値未満の場合は6の手順を行ってください

6 カーネルパラメータの変更

1~5 の手順で値が推奨値未満のものがある場合ファイル

Oracle Application Server 10g(904) for Linux x86 インストール手順 ~Portal編~ 13

「etcsysctlconf」を編集して必要な行を追加または変更してください vi etcsysctlconf kernelshmall = 2097152 kernelshmmax = 2147483648 kernelshmmni = 142 semaphores semmsl semmns semopm semmni kernelsem = 256 32000 100 142 fsfile-max = 131072 netipv4ip_local_port_range = 20000 65000 kernelmsgmni = 2878 kernelmsgmax = 8192 kernelmsgmnb = 65535

さらに次のコマンドでカーネルパラメータの現在の値を変更します sbinsysctl -p

コマンドの出力結果から値が正しいことを確認します値が誤っている

場合はもう一度ファイル「etcsysctlconf」を編集してこのコマンドを再

度実行します

ホスト名の確認 次の作業を rootユーザーで行ってください

1 ファイル「etchosts」の編集

次のようにドメイン名を含んだホスト名を最初に記述します IPアドレス ltホスト名gtltドメイン名gt ltホスト名gt

例 123456789 portal21mycompanycom portal21

ホスト名には次のような制限があります

「web」もしくは「portal」以外

255文字以内

2 複数のネットワークカードを持つ環境にインストールする場合

インストーラはファイル「etchosts」の最初の名前を使用します複数のネットワークカードを持つ場合は使用するホスト名が最初になるよう

に並べ替えてください

3 DHCP環境にインストールインストールする場合

Linux および Windows の場合は DHCP 環境へのインストールが可能です

DHCP 環境の場合は次のようにファイル「etchosts」を編集してくださ

Oracle Application Server 10g(904) for Linux x86 インストール手順 ~Portal編~ 14

127001 ltホスト名gtltドメイン名gt ltホスト名gt

例 127001 portal21mycompanycom portal21

4 hostnameコマンドの実行

hostname コマンドコマンドを実行してホスト名が設定されていることを

確認してください

hostname ホスト名の確認 localhostlocaldomain hostname portal21jporacdlecom ホスト名の設定 hostname 設定したホスト名の確認 portal21mycompanycom

インストールする OSユーザー作成 今回は同じマシンに既に OracleAS Infrastructureがインストールされているので

この手順は省略して以前と同じユーザー「oracleas」で Middle-Tier のインスト

ールを行いますOracleAS Infrastructureと異なるマシンにMiddle-Tierをインス

トールする場合などマシンに始めて Oracle Application Serverをインストール

する場合はこの手順の通りにインストール用のユーザーを作成してください

Oracle Application Serverを rootユーザーでインストールすることはできません

インストール用のユーザーを作成する必要があります以降の作業は root ユー

ザーで行ってください

1 インストール用グループ(oinstall)作成 groupadd oinstall

2 管理者用グループ(dba)作成 groupadd dba

3 インストール用ユーザー(oracleas)作成

ユーザー「oracleas」をデフォルトグループ「oinstall」サブグループ

「dba」として作成しますなお Oracle Application Server を root ユーザー

でインストールすることはできません必ずインストール用のユーザーを

作成してください useradd -g oinstall -G dba oracleas

4 作成したユーザー「oracleas」のパスワード設定

Oracle Application Server 10g(904) for Linux x86 インストール手順 ~Portal編~ 15

passwd oracleas New password

5 ユーザー「oracleas」のシェル制限の設定

ファイル「etcprofile」に次の内容を追加します「 $USER = oracleas 」

「 $SHELL = binksh 」といった大括弧の内側の文字列の両端には必

ず空白を 1つ入れてください(空白がないとエラーになります) if [ $USER = oracleas ] then if [ $SHELL = binksh ] then ulimit ndashp 16384 gtdevnull 2gtamp1 ulimit ndashn 16384 gtdevnull 2gtamp1 else ulimit ndashu 16384 ndashn 16384 gtdevnull 2gtamp1 fi fi

6 ハードリミットの変更

ユーザーのシェル制限を有効にするためにハードリミットを変更します

ハードリミットとはroot ユーザーだけが変更可能な上限値で一般ユー

ザーは現在のシェル制限をハードリミットの値まで変更できますハード

リミットを変更するためにはファイル「etcsecuritylimitsconf」に次

の 2行を追加します hard nofile 16384 hard nproc 16384

7 環境変数の設定

① 作成したユーザー「oracleas」でログイン su - oracleas

② 環境変数の確認

次のコマンドを実行して環境変数の設定を確認してください $ env

DISPLAY

「ハードウェア用件の確認」で確認した X Serverを指定します

TMPTMPDIR

これらの環境変数に250MB 以上空いているディレクトリを設定

してください

PATHCLASSPATHLD_LIBRARY_PATH

Oracle Application Server 10g(904) for Linux x86 インストール手順 ~Portal編~ 16

これらの環境変数に既存もしくはこれからインストールを行う

Oracle ホームディレクトリが含まれていないことを確認してく

ださい

LD_BIND_NOWORACLE_HOMEORA_NLS33TNS_ADMIN

設定されている場合は解除してください

LANG

「ja_JPeucJP」と設定してください(ご使用の Linux のキャラクタ

セットが EUC以外の場合はそれに応じて変更してください)

8 インストール先のディレクトリの書き込み権限の確認

今回はディレクトリ「optoracle」以下に Oracle Application Server をイン

ストールしますこのディレクトリが存在しなければ作成しまたユーザ

ー「oracleas」が書き込み権限を持っていることを確認してください

Oracle Application Server 10g(904) for Linux x86 インストール手順 ~Portal編~ 17

インストール作業 1 インストールユーザー「oracleas」でログイン

su ndash oracleas Password

2 環境変数 TMPTMPDIRに指定したディレクトリの空き領域を確認

環境変数 TMP と TMPDIR に指定したディレクトリに 250MB 以上の空き容量が

あるかどうかを確認します $ df ndashk $TMP $ df ndashk $TMPDIR

3 Oracle Application Serverのメディアをセット

Oracle Application Serverの Disk1を CD-ROMドライブに挿入してマウントしま

$ mount mntcdrom

4 ポート番号を指定してインストールする場合 Oracle Application Server 10g(904)のインストーラはインストール時にポート番

号の競合を回避してサービスにポートを自動的に割り当てます

インストール時に OracleAS Infrastructureが使用するポート番号を指定したい場合

は次の作業を行ってください

次のようなポート番号の競合を回避します

実行中のプロセスが使用中のポート

etcservicesファイルで指定されているポート

同一 OS ユーザーで既にインストールされている Oracle ApplicationServer 10g(904)に割り当てられているポート

① staticportsiniファイルを作成

インストールメディアの Disk1 に存在するテンプレートをローカルディス

クにコピーします $ cp mntcdromstageResponsestaticportsini optoraclestaticportsini

② ローカルディスクにコピーした staticportsiniファイルを編集

ポート番号をファイル「optoraclestaticportsini」で指定します各コンポー

ネントについてポート番号を指定し「」を削除して有効にします指定し

ないコンポーネントについてはインストーラが自動的にポート番号を割り

当てますOracleAS Portalにアクセスするために HTTPと HTTPSが一般的に

使用するポート番号である 80 と 443 を使用したい場合は例えば次のように

Oracle HTTP Server(OHS)OracleAS Web Cacheの使用するポート番号を指定

します J2EE and Web Cache Oracle HTTP Server port = 80 Oracle HTTP Server Listen port = 8889 Oracle HTTP Server SSL port = 443 Oracle HTTP Server Listen (SSL) port = 4444 Oracle HTTP Server Diagnostic port = port_num Oracle HTTP Server Jserv port = port_num Java Object Cache port = port_num DCM Java Object Cache port = port_num Oracle Notification Server Request port = port_num Oracle Notification Server Local port = port_num Oracle Notification Server Remote port = port_num Application Server Control port = port_num Application Server Control RMI port = port_num Oracle Management Agent port = port_num Web Cache HTTP Listen port = 80 Web Cache HTTP Listen (SSL) port = 443 Web Cache Administration port = port_num Web Cache Invalidation port = port_num Web Cache Statistics port = port_num Log Loader port = port_num Business Intelligence and Forms Discoverer OSAgent port = port_num Reports Services SQLNet port = port_num Infrastructure Oracle Internet Directory port = port_num Oracle Internet Directory (SSL) port = port_num Oracle Certificate Authority SSL Server Authentication port = port_num Oracle Certificate Authority SSL Mutual Authentication port = port_num

ポート番号に関する注意

Oracle Enterprise Manager Application Server Control のポート番号をインス

トール後に変更することはできません

OracleAS Infrastructure のインストール中にMetadata Repository を格納する

ために作成された データベースはポート番号 1521248124828080

9090 を使用しますそのため OracleAS Infrastructure と同一のマシンに

Middle-Tier をインストールする場合はこれらのポート番号を指定しないで

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 19

ください

65536以上のポート番号を指定することはできません

1024 未満のポート番号を指定する場合はroot ユーザーとしてコンポーネン

トを実行する必要がありますインストール終了時にインストーラではその

コンポーネントを起動できないのでインストール中に後述のような追加手

順を実行する必要があります

競合しているポート番号を指定した場合はインストール後に実行される構

成ツールが正常に終了しない可能性がありますその場合はこの資料の最後

に記述されている方法に従って Oracle Application Serverをアンインストール

した後ポート番号の指定を変更してから再インストールしてください

OracleAS Portal を使用するためには「Oracle HTTP Server port」と「Web

Cache HTTP Listen port」「Oracle HTTP Server SSL port」と「Web Cache HTTP

Listen (SSL) port」に指定するポート番号が一致している必要があります

5 インストーラの起動

次のコマンドを実行して Oracle Universal Installer(OUI)を起動します

インストール中にディスクの入れ替えが発生しますのでマウントポイントデ

ィレクトリ内でインストーラを起動しないことをお薦めしますもしマウントポ

イントディレクトリ内でインストーラを起動した場合インストーラの起動後

にカレントディレクトリを他のディレクトリに変更してください $ mntcdromrunInstaller

インストール時に OracleAS Portalが使用するポート番号を指定する場合は作成

した staticportsini ファイルを使ってインストーラを起動する必要がありますパ

ラメータの文法は OracleAS の Infrastructure をインストールする場合とは異なる

ので注意してくださいまた改行せずに入力してください $ mntcdromrunInstaller oracleiappserveriapptops_staticPorts=optoraclestaticportsini

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 20

Oracle Application Server 10g(904)ではインストーラによってシステム要件の

事前チェックが行われシステム要件が満たされていないと「Error

~Continue (yn) [n] 」というメッセージが表示されますメッセージの内容

を確認してから「n」と入力してインストールを中断しインストール事前準

備の各項目をもう一度チェックしてください

MIRACLE LINUXではシステム要件の事前チェックのいくつかの項目につい

て「Failed」と表示されます最後に「Error Packages version not per

Installation requirementContinue (yn) [n] 」と表示されますが表示されるメッ

セージを確認しインストール事前準備の各項目をもう一度チェックした上で

「y」と入力してインストールを継続してください

OUI が起動されると最初に次のようなスプラッシュが表示されます(数秒から

十数秒かかる場合があります)

6 「ようこそ」画面

「次へ」をクリックします

7 マシンに初めて Oracle製品をインストールする場合

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 21

今回はマシンに既に OracleAS Infrastructureがインストールされているので次の

ような画面は表示されません初めてマシンに Oracle製品をインストールすると

きには次のような画面が表示されますので指示に従って適切な情報を入力し

ます

① 「インベントリディレクトリの指定」画面

インベントリにはOracle製品のインストール情報が格納されます

今回は「optoracleoraInventory」を指定します「インベントリディレク

トリのフルパスの入力」に「optoracleoraInventory」と入力して「OK」を

クリックします

② 「UNIXグループ名」画面

インベントリディレクトリの書き込み権限を持つ OS グループの名前を入

力します

今回は「oinstall」を指定します「UNIX グループ名」に「oinstall」と入力し

て「次へ」をクリックしてください

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 22

③ orainstRootshの実行

次のようなダイアログが表示されます

「続行」をクリックする前にrootユーザーで

「optoracleoraInventoryorainstRootsh」を実行してください $ su Password optoracleoraInventoryorainstRootsh Oracleインベントリポインタファイルを作成しています(etcoraInstloc) 次のグループ名を変更します optoracleoraInventory 新規グループ名 oinstall

orainstRootsh実行後ダイアログに戻り「続行」をクリックします

8 「ファイルの場所の指定」画面

インストールする OracleAS インスタンスを識別する名前とインストールする

先のディレクトリを指定します今回は「インストール先」に「portal」「パ

ス」に「optoracleproduct904portal」と指定してくださいインストール先のデ

ィレクトリが存在しない場合はインストーラにより自動的に作成されます

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 23

「次へ」をクリックしてください

9 「インストールする製品の選択」画面

「製品の言語」をクリックして「選択された言語」に「日本語」が含まれてい

ることを確認してください含まれていない場合は「使用可能な言語」で「日

本語」をクリックしてから「gt」アイコンをクリックして日本語を選択し

「OK」をクリックしてください

「インストールする製品の選択」画面で「OracleAS Application Server 10g」が選択

されているのを確認して「次へ」をクリックします

10 「インストールタイプの選択」画面

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 24

「Portal and Wireless」を選択して「次へ」をクリックします

11 「Middle-Tierインストールの手順のプレビュー」画面

インストール手順のプレビュー画面が表示されます

確認して「次へ」をクリックします

12 「インストール前の要件の確認」画面

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 25

チェックボックスをチェックし「次へ」をクリックします

13 「構成オプションの選択」画面

インストール時に実行する構成ツールを選択します

「OracleAS Portal」にチェックがついているのを確認して「次へ」をクリックし

ます

14 「Oracle Internet Directoryへの登録」画面

利用する OracleAS Infrastructureの Oracle Internet Directory(OID)にアクセスするた

めの情報を入力します

OracleAS Infrastructureの OIDが稼動しているホスト名とポート番号を入力します

今回は OracleAS Infrastructure と同じマシンにインストールしているので

「Host」には現在インストールを行っているマシンの名前を「ltホスト名gtltド

メイン名gt」形式で入力してください「Port」には「Oracle Application Server 10g

for Linux インストール手順 ~Infrastructure 編~」の「インストール後の確認」

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 26

の「サービスのポートの確認」で確認した「Oracle Internet Directory port」の値

を入力してください(デフォルトでは「3060」です)

入力が完了したら「次へ」をクリックしてください

15 「Oracle Internet Directoryに対するログインの指定」画面

OIDに管理ユーザー「cn=orcladmin」でログインするための情報を入力します

「Password」には OracleAS Infrastructureをインストールしたときに「ias_admin」

のパスワードとして指定した値を入力して「次へ」をクリックしてください

16 「OracleAS Metadata Repositoryの選択」画面

Metadata Repository がインストールされているデータベースに対する接続情報を

入力します

デフォルト値が適切なのを確認して「次へ」をクリックします

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 27

17 「インスタンス名と ias_adminパスワードの指定」画面

インストールする Oracle Application Server に一意の名前を付け管理ユーザー

「ias_admin」のパスワードを指定します

今回は「インスタンス名」に「 portal」「 ias_admin のパスワード」に

「oracle10g」と入力してくださいまた Oracle Application Server を管理する

Application Server Controlにはユーザー「ias_admin」でログインするためこ

こで指定したパスワードは必ず覚えておいてください

ユーザー「ias_admin」のパスワードに指定可能な文字列には次のような制限

があります

数字 1文字以上を含む英数字 5文字以上であること

また指定するインスタンス名には次のような制限があります

英数字(A~Za~z0~9)およびrdquo$rdquordquo_rdquoのみ使用可能

1 つのマシンに複数の OracleAS インスタンスが存在する場合は各イン

スタンス名は一意でなくてはならない

「次へ」をクリックします

18 「サマリー」画面

インストールされるコンポーネントの一覧が表示されます

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 28

内容を確認して「インストール」をクリックします

19 「インストール」画面

① インストール中

次のような画面が表示されてインストールが開始されます

② CD-ROMの交換

インストールの途中次のようなダイアログが表示されます

指示に従って CD-ROMを交換し「OK」をクリックしてください

例 umount mntcdrom

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 29

eject

インストールメディアの交換 mount mntcdrom

③ rootshの実行

次のようなダイアログが表示されます

「OK」をクリックする前にOracle Application Server をインストールするデ

ィレクトリ(今回は「optoracleproduct904portal」)に存在する「rootsh」を

rootユーザーで実行してください $ su Password optoracleproduct904portalrootsh Running OracleAS rootsh script The following environment variables are set as ORACLE_OWNER= oracleas ORACLE_HOME= optoracleproduct904portal Enter the full pathname of the local bin directory [Defaultusrlocalbin] 「ENTER」キーを押す The file dbhome already exists in usrlocalbin Overwrite it (yn) [n] y 「y」キーを押す

Copying dbhome to usrlocalbin The file oraenv already exists in usrlocalbin Overwrite it (yn) [n] y 「y」キーを押す Copying oraenv to usrlocalbin The file coraenv already exists in usrlocalbin Overwrite it (yn) [n] y 「y」キーを押す Copying coraenv to usrlocalbin Creating etcoratab file Adding entry to etcoratab file Entries will be added to the etcoratab file as needed by Database Configuration Assistant when a database is created Finished running generic part of rootsh script Now product-specific root actions will be performed

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 30

今回のように同じマシンに既に Oracle 製品がインストールされている場合は

ディレクトリ「 usrlocalbin」に存在するファイル「dbhome」「oraenv」

「coraenv」を上書きするかどうか聞かれますのですべて「y」で上書きして

ください

またインストール開始時にファイル「staticportsini」を使用してOracle HTTP

Serverや OracleAS Web Cacheが 1024未満のポート番号を使用するように指定し

た場合は次のコマンドを実行してください $ su Password cd optoracleproduct904portalApacheApachebin chown root apachectl OHSが 1024未満の chmod 6750 apachectl ポート番号を使用する場合 cd optoracleproduct904portalwebcachebin chown root webcached OracleAS Web Cacheが 1024未満の chmod 6750 webcached ポート番号を使用する場合

実行後ダイアログに戻り「OK」をクリックします

20 「Configuration Assistant」画面

次の画面のように構成ツールが自動的に実行されます

構成ツールが全て終了するのをお待ちください

21 「インストールの終了」画面

インストールが正常に終了すると「OracleAS Infrastructure 10gのインストールが

成功しました」というメッセージとOracle HTTP Server にアクセスするための

URLが表示されます

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 31

「終了」をクリックすると次のようなダイアログが表示されます

「はい」をクリックしインストーラを終了します

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 32

インストール後の確認 インストール後は全てのサービスが起動しています各サービスの画面にアクセスし

動作確認しましょう

Oracle HTTP ServerOracleAS Web Cache のポート番号と Oracle Enterprise Manager

Application Server Control のポート番号を確認しそのポート番号を使用して OracleAS

Portalと Application Server Control にアクセスします

サービスのポート番号の確認

1 ファイル「optoracleproduct904portalinstallportlistini」の確認

このファイルはインストール時に割り当てられたポート番号になります「Oracle

HTTP Server port」「Web Cache HTTP Listen port」 (この 2 つは同じ値 )と

「Application Server Control port」の値を確認してください

例 [System] Host Name = portal21mycompanycom [Ports] Oracle HTTP Server port = 80 Oracle HTTP Server Listen port = 8889 Oracle HTTP Server SSL port = 443 Oracle HTTP Server Listen (SSL) port = 4444 Oracle HTTP Server Diagnostic port = 7201 Application Server Control RMI port = 1851 Oracle Notification Server Request port = 6004 Oracle Notification Server Local port = 6101 Oracle Notification Server Remote port = 6201 Java Object Cache port = 7011 Log Loader port = 44001 DCM Java Object Cache port = 7102 Oracle Management Agent port = 1831 Application Server Control port = 1811 Oracle HTTP Server Listen port = 8889 Oracle HTTP Server Listen (SSL) port = 4444 Web Cache HTTP Listen port = 80 Web Cache HTTP Listen (SSL) port = 443 Web Cache Administration port = 4000 Web Cache Invalidation port = 4001 Web Cache Statistics port = 4002 Oracle Net Listener = 1521 Discoverer OSAgent Port = 16003 Reports Services SQLNet port = 1950 Reports Services Visigenics CORBA port = 14000

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 33

OracleAS Portalの「ようこそ」画面の確認 1 OracleAS Portalの「ようこそ」画面へのアクセス

ブラウザを起動し次の URLにアクセスしてください

httpltホスト名gtltドメイン名gtltポート番号gtplsportal

ltホスト名gtltドメイン名gtltポート番号gtについては「インストールの終了」画面

に表示される Oracle HTTP Server にアクセスするための URLまたはファイル

「 optoracleproduct904portalinstallportlistini」の「Host Name」項目および

「Oracle HTTP Server port」もしくは「Web Cache HTTP Listen port」項目の値を参

照してください

右上の「ログイン」をクリックしてください

2 OracleAS Single Sign-Onへのログイン

OracleAS Single Sign-Onのログイン画面が表示されます「

ユーザー名orcladmin

パスワードOracleAS Infrastructure のインストール時に指定した「ias_admin」の

パスワード(今回は「oracle10g」)

と入力してください

3 OracleAS Portalの管理画面へのアクセス

OracleAS Portal の管理画面が表示されます画面上方に表示されるタブをクリッ

クすることでさまざまな管理機能に切り替えて表示することができます

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 34

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 35

Web管理コンソール Application Server Controlの確認 Application Server Control はコンポーネントの起動停止や設定の変更アプリケー

ションの配布を行うためのWeb管理コンソールです

1 Application Server Controlへのアクセス

ブラウザを起動し次の URLにアクセスしてください

httpltホスト名ドメイン名gtltポート番号gt

ltホスト名gtltドメイン名gtについては「インストールの終了」画面に表示され

る Oracle HTTP Server にアクセスするための URLまたはファイル

「optoracleproduct904infrainstallportlistini」の「Host Name」項目ltポート

番号gtについては「Application Server Control port」項目の値を参照してください

ログインダイアログが表示されます

ユーザー名ias_admin

パスワードOracleAS Infrastructure のインストール時に指定した「ias_admin」の

パスワード(今回は「oracle10g」)

と入力してください

2 次のページが表示されます

ここで「スタンドアロンインスタンス」項目に表示されるリンク(ltMiddle-

Tier の OracleAS インスタンス名gtltマシンのホスト名gtltマシンのドメイン名gt

例 「portalportal21mycompanycom」)をクリックすると次の画面が表示され

ます

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 36

この画面からOracleAS Portal の各コンポーネントの起動停止や設定変更ア

プリケーションのデプロイなどの管理作業を行うことができますなお後述の

ようにコンポーネントの起動停止はコマンドラインのツール「opmnctl」か

ら行うことも可能ですまた設定の変更やアプリケーションのデプロイはコ

マンドラインのツール「dcmctl」から行うことも可能です

OracleAS Portal をインストールした直後はOracleAS Portal が提供するすべて

のサービスが起動しています

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 37

サービスの起動停止 OracleAS Portalを起動停止するための手順を紹介します

インストールユーザーの環境変数の設定 各サービスを起動停止するためにはユーザー「oracleas」でログインした後適切

な環境変数を設定する必要があります次のファイル「portal_env」は環境変数設定

の一例です export LANG=ja_JPeucJP export ORACLE_SID=asdb export ORACLE_HOME=optoracleproduct904portal export LD_LIBRARY_PATH=$ORACLE_HOMElib$LD_LIBRARY_PATH export PATH=usrbinusrlocalbinbinusrX11R6bin $ORACLE_HOMEbin$ORACLE_HOMEopmnbin$ORACLE_HOMEdcmbin $PATH export NLS_LANG=Japanese_JapanJA16EUC

「usrbin」が環境変数 PATH に含まれる最初のディレクトリとなるよう設定してくだ

さい

環境変数を設定するためには次のコマンドを実行してください $ portal_env

設定した環境変数を確認するためには次のコマンドを実行してください $ env

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 38

OracleAS Portalの起動 OracleAS Portalを起動するための手順は次の通りです

1 OracleAS Infrastructureの起動(OracleAS Infrastructureが起動していない場合)

2 ユーザー「oracleas」でログインして適切な環境変数を設定 $ portal_env

3 OracleAS Portalの提供するサービスの起動 $ $ORACLE_HOMEopmnbinopmnctl startall opmnctl starting opmn and all managed processes

4 Application Server Controlの起動 $ emctl start iasconsole TZ set to Japan Oracle Enterprise Manager 10g Application Server Control 90400 Copyright (c) 2002 2003 Oracle Corporation All rights reserved Starting Oracle 10g Application Server Control started

OracleAS Portalの起動が完了しましたOracleAS Portalの提供するすべてのサービス

が使用可能になりした

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 39

OracleAS Portalの停止

OracleAS Portalを停止するための手順は次の通りです

1 ユーザー「oracleas」でログインして適切な環境変数を設定 $ portal_env

2 Application Server Controlの停止 $ emctl stop iasconsole TZ set to Japan Oracle Enterprise Manager 10g Application Server Control 90400 Copyright (c) 2002 2003 Oracle Corporation All rights reserved Stopping Oracle 10g Application Server Control Stopped

3 OracleAS Portalの提供するサービスの停止 $ $ORACLE_HOMEopmnbinopmnctl stopall opmnctl stopping opmn and all managed processes

4 OracleAS Infrastructureの停止(OracleAS Infrastructureも停止したい場合)

OracleAS Portalの停止が完了しました

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 40

運用上の注意 インストール後に必要な注意点について記述します

PDKについて

OracleAS Portalの提供するポータルフレームワークではポータルページは「ポー

トレット」と呼ばれるモジュールによって構成されます

既存社内

システム

シングル

サインオン

検索フォーム

OTN Japan

ポートレットの開発は OracleAS Portal が提

ますがPDK(Portal Developer Kit)と呼ばれ

細かく応じたポートレットを作成すること

ルページの構築を可能にする「Web Clipp

トやその他いくつかのサンプルも含まれ

PDK を使用する場合には最新版を Ora

URL(もしくはサポートセンター)から入手し

httpotnoraclecojptechportletindexhtml

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal

ポートレッ

Excite Japan 天気予報

日経BP

BizTech News

Portal Web アプリケーション

コンテンツ管理

供するウィザードによって行うこともでき

る開発キットを用いることでニーズにきめ

もできますまた PDK には効率的なポータ

ing」や「Omni Portlet」といったポートレッ

ます

cle Technology Network Japan (OTN)の次の

てください

編~ 41

Portalスキーマのパスワードの変更

OracleAS Portal を運用するにあたってはPortal スキーマ (デフォルトでは Metadata

Repository と同一の DB インスタンスのスキーマ「portal」にPortal リポジトリが作成

されます)に SQLPlus でログインして作業を行う必要がある場合がありますPortal

スキーマのパスワードはインストール直後はランダムな値に設定されていますその値

は Oracle Internet Directory(OID)に格納されているので管理ツール Oracle Directory

Manageを使用して確認することができます

① Oracle Directory Managerの起動

まず OracleAS Infrastructure で Oracle Directory Manager を起動しますユーザー

「oracleas」でログインしOracleAS Infrastructure用の適切な環境変数を設定して

次のコマンドを実行します

$ infra_env $ $ORACLE_HOMEbinoidadmin

② ログイン画面

次のようなログイン画面が表示されます

初めて Oracle Directory Manager から OID にアクセスする際にはOID が稼動して

いるサーバのホスト名などの情報を入力する必要があります アイコンをクリ

ックしてくださいなお 2 回目移行のアクセスでは②~⑤の手順は省略されます

③ OIDの登録

編集する OIDを登録するための画面が表示されます

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 42

「追加」をクリックしてください

④ OIDの情報の入力

OIDが稼動しているホスト名とポート番号を入力する画面が表示されます

「サーバー」には OracleAS Infrastructureをインストールしたマシンの名前を「ltホ

スト名gtltドメイン名gt」形式で入力してください「ポート」には「インストール

後の確認」の「サービスのポートの確認」で確認した「Oracle Internet Directory

port」の値を入力してください(デフォルトでは「3060」です)入力が完了したら

「OK」をクリックします

⑤ OIDの選択

Oracle Directory Managerで編集する OIDを選択します

今入力したホスト名とポート番号が表示されている列を選択して反転させて「選

択」をクリックします

⑥ OIDへのログイン

ユーザー名パスワードを入力します

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 43

「ユーザー」に OID の管理ユーザーである「orcladmin」「パスワード」には

OracleAS Infrastructure のインストール中に「ias_admin」のパスワードとして指定し

た値(今回は「oracle10g」)を入力して「ログイン」をクリックしてください

⑦ Portalスキーマのパスワードの格納されているエントリ

次のような OIDの初期画面が表示されます

画面左側のナビゲータペインを次のように辿ってください

エントリ管理

gt cn=OracleContext

gt cn=Products

gt cn=IAS

gtcn=IAS Infrastructure Database

gt orclReferenceName=iasdbltInfrastructureのドメイン名gt

gt OrclResourceName=Portal

gt orclpasswordattribute

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 44

⑧ Portalスキーマのパスワードの確認

画面右側の属性「orclpasswordattribute」の値が「Portal」スキーマのパスワードを示

しています

また Portal スキーマのパスワードを変更する場合一般的な DB のスキーマのように

SQLPlusなどから直接変更してはいけませんPortalスキーマのパスワードの情報は

mod_plsql の DAD などでも保持されておりそれらに対しても同時に変更を反映する

必要がありますそのため Portal スキーマや SSO のパスワードの変更はApplication

Server Control から行いますSSO スキーマのパスワードの変更方法については

「Oracle Application Server 10g(904) for Linux x86 インストール手順 ~Infrastructure編

~」を参照してくださいPotalスキーマのパスワードの変更方法は次の通りです

① インスタンスのホームページの表示

WebブラウザでApplication Server Controlのインスタンスのホームページにアクセ

スします

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 45

「Infrastructure」タブを表示してください

② 「Infrastructure」タブの表示

「Infrastructure」タブが表示されます

ページ左下のリンク「スキーマパスワードの変更」をクリックします

③ パスワードの変更画面の表示

パスワードの変更画面が表示されます

パスワードの変更画面で「PORTAL」にチェックをつけて選択し「パスワード」

及び「パスワードの確認」項目に設定したいパスワードを入力します入力が完

了したら「OK」をクリックします

④ パスワードの変更結果の確認画面の表示

パスワードの変更結果の確認画面が表示されます

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 46

⑤ インスタンスのホームページの表示

Portalスキーマのパスワードを変更した場合Oracle HTTP Serverを再起動する必要

があります再びインスタンスのホームページにアクセスしてください

「HTTP Server」にチェックをつけて選択し「再起動」をクリックしてください

⑥ Oracle HTTP Serverの再起動

次のような確認画面が表示されます

「はい」をクリックしてください

⑦ 再起動の処理中

再起動中は次のような画面が表示されます再起動が完了するまで暫くお待ちく

ださい

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 47

⑧ 再起動の完了

再起動が完了すると次のような画面が表示されます

これで Portalスキーマのパスワード変更が完了しました

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 48

アンインストール インストールした OracleAS Portalをアンインストールする手順は次の通りです

アンインストール作業

1 コンポーネントの停止

「サービスの起動停止」の章を参照してOracleAS Portal を停止しますなお

OracleAS Infrastructureは必ず起動しておいて下さい

2 インストーラの起動

インストールユーザー「oracleas」でログインして次のコマンドを実行しOracle

Universal Installerを起動します $ mntcdromrunInstaller

3 「ようこそ」画面

「製品の削除」をクリックします

4 削除するインスタンスの指定

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 49

削除するインスタンスをチェックします

今回は「portal」をチェックして「削除」をクリックします

5 確認ダイアログ

削除するコンポーネントの詳細が表示されます

「はい」をクリックしてください

6 削除ダイアログ

次のようなダイアログで削除の進行状況が表示されます

7 削除完了ダイアログ

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 50

削除が完了すると次のようなダイアログが表示されます

「閉じる」をクリックします

8 インストーラの終了

「取消」をクリックして OUIを終了します

9 ファイルディレクトリの削除

インストーラでは削除されないファイルやディレクトリがありますので手動で

削除します

① ORACLEホームディレクトリ

rootユーザーログインして削除した Oracle Application Serverインスタンスの

ORACLE ホームディレクトリを削除します次のコマンドを実行してくだ

さい $ su Password rm ndashrf optoracleproduct904portal

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 51

② etcoratabの削除済みインスタンスのエントリ

etcoratabファイルから削除したインスタンスに関する記述を削除します $ vi etcoratab This file is used by ORACLE utilities It is created by rootsh and updated by the Database Configuration Assistant when creating a database A colon is used as the field terminator A new line terminates the entry Lines beginning with a pound sign are comments Entries are of the form $ORACLE_SID$ORACLE_HOMEltN|Ygt The first and second fields are the system identifier and home directory of the database respectively The third filed indicates to the dbstart utility that the database should Y or should not N be brought up at system boot time Multiple entries with the same $ORACLE_SID are not allowed optoracleproduct904portalN この行を削除

10 OIDから OracleASインスタンス情報を削除

OracleAS Infrastructureの Oracle Internet Directory(OID)のエントリに格納されてい

るOracleASインスタンス情報を手動で削除します

ユーザー「oracleas」で OracleAS Infrastructure用に環境変数を設定して次のコマ

ンドを実行します $ ldapdelete -h ltOIDのホスト名gt -p ltOIDのポート番号gt -D cn=orcladmin -w ltorcladminのパスワードgt -x orclApplicationCommonName=ltOracleASインスタンス名gt cn=IAS Instancescn=IAScn=Productscn=OracleContext

ここでltOID のホスト名gtltOID のポート番号gtltorcladmin のパスワードgtは

インストール時に指定した OIDに関する情報と同じです

ltOracleAS インスタンス IDgtについては「管理ツール Application Server Control

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 52

の確認」で確認したltOracleAS インスタンス名gtltマシンのホスト名gtltマシン

のドメイン名gt(例 「portalportal21mycompanycom」)となります

例 $ ldapdelete -h portal21mycompanycom -p 3060 -D cn=orcladmin -w oracle10g -x orclapplicationcommonname=portalportal21mycompanycom cn=IAS Instancescn=IAScn=Productscn=OracleContext

OID に格納されている OracleAS インスタンスの情報はここで使用したコマ

ンドラインのツール「ldapdelete」の代わりにOracle Directory Manager で確認

および変更することもできますOracle Directory Manager の起動方法について

は「Oracle Application Server 10g for Linux インストール手順 ~Infrastructure編

~」の「運用上の注意」を参照してください

「エントリ管理」項目の「 cn=OracleContex cn=Products cn=IAS cn=IAS

Instances」の下の各エントリにOracleAS Infrastructure に関連付けられた

OracleAS インスタンスの情報が格納されています各エントリの属性

「orclapplicationcommonname」にOracleAS インスタンスの名前が格納されて

いますアンインストールした OracleAS インスタンスの情報が格納されている

エントリをクリックして選択し アイコンをクリックすると削除することが

できます

11 OracleAS Single Sign-Onのパートナアプリケーション情報を削除

OracleAS Single Sign-On にパートナアプリケーションとして登録されている

OracleAS Portalの情報を手動で削除します

① OracleAS Single Sign-Onへのアクセス

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 53

ブラウザを起動し次の URLにアクセスしてください

httpltホスト名ドメイン名gtltポート番号gtplsorasso

ltホスト名gtltドメイン名gtについてはOracleAS Infrastructure の Oracle HTTP

Server にアクセスするための値となります次のような画面が表示されます

画面右上の「ログイン」をクリックしてください

② OracleAS Single Sign-Onへのログイン

次のような OracleAS Single Sign-Onのログイン画面が表示されます

ユーザー名orcladmin

パスワード OracleAS Infrastructure のインストール時に指定した

「ias_admin」のパスワード(今回は「oracle10g」)

と入力してください ③ OracleAS Single Sign-Onのトップページ

OracleAS Single Sign-Onのトップページが表示されます

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 54

画面上方の「SSO Server管理」をクリックしてください

④ OracleAS Single Sign-Onの管理画面

3つの管理項目が表示されます

中央の「パートナアプリケーションの管理」をクリックしてください

⑤ パートナアプリケーションの管理

パートナアプリケーションの一覧が表示されます

ここでアンインストールした OracleAS Portalの情報を削除しますlt今回イン

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 55

ストールした Middle-Tierの OracleASインスタンス名gtltマシンのホスト名gtlt

マシンのドメイン名gt(例 「portalportal21mycompanycom」)と表記されてい

るパートナアプリケーション及び今回インストールした OracleAS

Portal(例 「Oracle Portal(portal)」)と表記されているパートナアプリケーシ

ョンの 2つについて左側の「 」アイコンをクリックして削除します

⑥ 確認画面

それぞれ次のような確認画面が表示されますので「はい」をクリックします

この作業を正確に行わないと次回以降の Middle-Tier のインストールで構成ツ

ールの実行に失敗する場合があります

12 OracleASインスタンス情報の確認

アンインストールした OracleASインスタンスの情報がOracleAS Infrastructureに

残っていないことを確認します

① Application Server Controlへのアクセス

ブラウザを起動し次の URLにアクセスしてください

httpltホスト名ドメイン名gtltポート番号gt

ltホスト名gtltドメイン名gtltポート番号gtについては OracleAS Infrastructure の

Application Server Controlにアクセスするための値を入力してくださいログイ

ンダイアログが表示されます

ユーザー名ias_admin

パスワードOracleAS Infrastructure のインストール時に指定した「ias_admin」の

パスワード(今回は「oracle10g」)

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 56

と入力してください

② 次の画面が表示されます

ここで「スタンドアロンインスタンス」項目に表示されるリンクにアンイ

ンストールした OracleAS インスタンスの名前が存在しないことを確認してくだ

さい存在していない場合はアンインストール作業は完了ですもし存在し

ている場合は次の手順に進んでください

③ Middle-Tierの OracleASインスタンス情報の手動削除

Middle-Tier のインストールを強制終了した場合などMiddle-Tier の情報が残っ

ていることがありますその場合はユーザー「oracleas」でログインし

OracleAS Infrastructure 用の適切な環境変数を設定して次のコマンドを実行し

ます $ infra_env $ $ORACLE_HOMEdcmbindcmctl destroyinstance ndashi ltOracleASインスタンス名gt

ここでlt OracleAS インスタンス名gtは削除する OracleAS インスタンス名です

以上で OracleASのMiddle-Tierのアンインストールは完了です

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 57

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ビス名は米国 Oracle Corporation の商標または登録商標ですその他の製品名及びサービス名はそれぞれの所有者の商標または登録商標の可能性があります

  • はじめに
  • 目次
    • 前提
      • インストール概要
      • インストール
        • インストール事前準備
          • ハードウェア要件の確認
          • ソフトウェア要件の確認(Red Hat Enterprise Linux21の場合)
          • ソフトウェア要件の確認(Red Hat Enterprise Linux 30の場合)
          • ソフトウェア要件の確認(MIRACLE LINUX Standard Edition V21の場合)
          • カーネルパラメータの設定
          • ホスト名の確認
          • インストールするOSユーザー作成
            • インストール作業
            • インストール後の確認
              • サービスのポート番号の確認
              • OracleAS Portalの「ようこそ」画面の確認
              • Web管理コンソールApplication Server Controlの確認
                  • サービスの起動停止
                    • インストールユーザーの環境変数の設定
                    • OracleAS Portalの起動
                    • OracleAS Portalの停止
                      • 運用上の注意
                        • PDKについて
                        • Portalスキーマのパスワードの変更
                          • アンインストール
                            • アンインストール作業

6 Patch 3006854 を適用します

Oracle Application Server 10g (904) JP Update CDに含まれる Patch3006854

を適用してください

このパッチによってファイル「etcldsopreload」が存在しなければ作成さ

れ次の行が追加されます etclibcwaitso

ソフトウェア要件の確認(MIRACLE LINUX Standard Edition V21の場合) 次の作業を rootユーザーで行ってください

1 OSのバージョンを確認

次のコマンドで OSのバージョンを確認してください cat etcissue Miracle Linux Standard Edition V21(Stylax)

2 カーネルのバージョンの確認MIRACLE LINUX Oracle9i Release 2対応キ

ットのインストール

MIRACLE LINUXの購入時期によってはMIRACLE LINUXのインストー

ル後にMIRACLE LINUX Oracle9i Release 2対応キット(MIRACLE LINUX

Standard Edition V21を Oracle9i Release 2以降のバージョンに対応させるた

めのアップデートパッケージ集以降 R2 キット)を適用する必要があり

ますMIRACLE LINUXのインストール CD-ROMもしくは現在のカーネ

ルバージョンを確認しください

MIRACLE LINUX Standard Edition V21 Update3をインストールされている

場合は R2キットの適用は必要ありません

CD-ROMに含まれるカーネルのバージョンの確認 mount mntcdrom ls mntcdromMiracleRPMSkernel

現在のカーネルのバージョンの確認 uname -r 249-e2532ml

カーネルのバージョンが kernel-249-3122ml であれば次の手順で R2 キ

ットを適用してください

Oracle Application Server 10g(904) for Linux x86 インストール手順 ~Portal編~ 11

① MIRACLE LINUXのインストール

② R2キットのインストール

③ その他セキュリティパッチなどの適用(任意)

さらにカーネルのバージョンが kernel-249-e2532ml 未満の場合は

MIRACLE LINUX 社の Web サイトからカーネルをダウンロードして

kernel-249-e2532ml以上にバージョンアップしてください

3 ソフトウェアパッケージの確認

glibc-224-34ml

gcc-2953-5ml

pdksh-5214-12

openmotif-2130-11

sysstat-407-2ml

compat-glibc-62-2132

libstdc++-2953-5ml

これらのパッケージがインストールされている必要があります次のコマ

ンドで確認してください rpm -q glibc gcc pdksh openmotif sysstat compat-glibc libstdc++ glibc-224-34ml gcc-2953-5ml pdksh-5214-12 openmotif-2130-11 sysstat-407-2ml compat-glibc-62-2132 libstdc++-2953-5ml

パッケージが存在しない場合またはパッケージのバージョンが低い場合

はMIRACLE LINUX に付属の CD-ROM(OpenMotif-2130 は R2 キットの

「MiracleRPMS」ディレクトリに存在します)あるいは MIRACLE LINUX

社の Web サイトからパッケージを入手しインストールまたはバージョン

アップを行ってください

参考 oranavi

MIRACLE LINUX にはOracle 製品のインストールを支援するツール

Install Navigator for Oracle(oranavi)が付属していますoranaviを使っ

たインストール方法につきましてはoranavi に付属のドキュメントを

参照してください

Oracle Application Server 10g(904) for Linux x86 インストール手順 ~Portal編~ 12

カーネルパラメータの設定 次の作業を rootユーザーで行ってください

1 semmslsemmnssemopmsemmniの値の確認

次のコマンドで確認します sbinsysctl ndasha | grep sem kernelsem = 256 32000 100 142 (推奨値)

値が推奨値未満の場合は6の手順を行ってください

2 shmallshmmaxsemmniの値の確認

次のコマンドで確認します sbinsysctl ndasha | grep shm kernelshmmni = 142 (推奨値) kernelshmall = 2097152 (推奨値) kernelshmmax = 2147483648 (推奨値) kernelshm-use-bigpages = 0

値が推奨値未満の場合は6の手順を行ってください

3 msgmaxmsgmnbmsgmniの値の確認

次のコマンドで確認します sbinsysctl ndasha | grep msg kernelmsgmnb = 65535 (推奨値) kernelmsgmni = 2878 (推奨値) kernelmsgmax = 8192 (推奨値)

値が推奨値未満の場合は6の手順を行ってください

4 fille-maxの値の確認

次のコマンドで確認します sbinsysctl ndasha | grep file-max fsfile-max = 131072 (推奨値)

値が推奨値未満の場合は6の手順を行ってください

5 ip_local_port_rangeの値の確認

次のコマンドで確認します sbinsysctl ndasha | grep ip_local_port_range netipv4ip_local_port_range = 20000 65000 (推奨値)

値が推奨値未満の場合は6の手順を行ってください

6 カーネルパラメータの変更

1~5 の手順で値が推奨値未満のものがある場合ファイル

Oracle Application Server 10g(904) for Linux x86 インストール手順 ~Portal編~ 13

「etcsysctlconf」を編集して必要な行を追加または変更してください vi etcsysctlconf kernelshmall = 2097152 kernelshmmax = 2147483648 kernelshmmni = 142 semaphores semmsl semmns semopm semmni kernelsem = 256 32000 100 142 fsfile-max = 131072 netipv4ip_local_port_range = 20000 65000 kernelmsgmni = 2878 kernelmsgmax = 8192 kernelmsgmnb = 65535

さらに次のコマンドでカーネルパラメータの現在の値を変更します sbinsysctl -p

コマンドの出力結果から値が正しいことを確認します値が誤っている

場合はもう一度ファイル「etcsysctlconf」を編集してこのコマンドを再

度実行します

ホスト名の確認 次の作業を rootユーザーで行ってください

1 ファイル「etchosts」の編集

次のようにドメイン名を含んだホスト名を最初に記述します IPアドレス ltホスト名gtltドメイン名gt ltホスト名gt

例 123456789 portal21mycompanycom portal21

ホスト名には次のような制限があります

「web」もしくは「portal」以外

255文字以内

2 複数のネットワークカードを持つ環境にインストールする場合

インストーラはファイル「etchosts」の最初の名前を使用します複数のネットワークカードを持つ場合は使用するホスト名が最初になるよう

に並べ替えてください

3 DHCP環境にインストールインストールする場合

Linux および Windows の場合は DHCP 環境へのインストールが可能です

DHCP 環境の場合は次のようにファイル「etchosts」を編集してくださ

Oracle Application Server 10g(904) for Linux x86 インストール手順 ~Portal編~ 14

127001 ltホスト名gtltドメイン名gt ltホスト名gt

例 127001 portal21mycompanycom portal21

4 hostnameコマンドの実行

hostname コマンドコマンドを実行してホスト名が設定されていることを

確認してください

hostname ホスト名の確認 localhostlocaldomain hostname portal21jporacdlecom ホスト名の設定 hostname 設定したホスト名の確認 portal21mycompanycom

インストールする OSユーザー作成 今回は同じマシンに既に OracleAS Infrastructureがインストールされているので

この手順は省略して以前と同じユーザー「oracleas」で Middle-Tier のインスト

ールを行いますOracleAS Infrastructureと異なるマシンにMiddle-Tierをインス

トールする場合などマシンに始めて Oracle Application Serverをインストール

する場合はこの手順の通りにインストール用のユーザーを作成してください

Oracle Application Serverを rootユーザーでインストールすることはできません

インストール用のユーザーを作成する必要があります以降の作業は root ユー

ザーで行ってください

1 インストール用グループ(oinstall)作成 groupadd oinstall

2 管理者用グループ(dba)作成 groupadd dba

3 インストール用ユーザー(oracleas)作成

ユーザー「oracleas」をデフォルトグループ「oinstall」サブグループ

「dba」として作成しますなお Oracle Application Server を root ユーザー

でインストールすることはできません必ずインストール用のユーザーを

作成してください useradd -g oinstall -G dba oracleas

4 作成したユーザー「oracleas」のパスワード設定

Oracle Application Server 10g(904) for Linux x86 インストール手順 ~Portal編~ 15

passwd oracleas New password

5 ユーザー「oracleas」のシェル制限の設定

ファイル「etcprofile」に次の内容を追加します「 $USER = oracleas 」

「 $SHELL = binksh 」といった大括弧の内側の文字列の両端には必

ず空白を 1つ入れてください(空白がないとエラーになります) if [ $USER = oracleas ] then if [ $SHELL = binksh ] then ulimit ndashp 16384 gtdevnull 2gtamp1 ulimit ndashn 16384 gtdevnull 2gtamp1 else ulimit ndashu 16384 ndashn 16384 gtdevnull 2gtamp1 fi fi

6 ハードリミットの変更

ユーザーのシェル制限を有効にするためにハードリミットを変更します

ハードリミットとはroot ユーザーだけが変更可能な上限値で一般ユー

ザーは現在のシェル制限をハードリミットの値まで変更できますハード

リミットを変更するためにはファイル「etcsecuritylimitsconf」に次

の 2行を追加します hard nofile 16384 hard nproc 16384

7 環境変数の設定

① 作成したユーザー「oracleas」でログイン su - oracleas

② 環境変数の確認

次のコマンドを実行して環境変数の設定を確認してください $ env

DISPLAY

「ハードウェア用件の確認」で確認した X Serverを指定します

TMPTMPDIR

これらの環境変数に250MB 以上空いているディレクトリを設定

してください

PATHCLASSPATHLD_LIBRARY_PATH

Oracle Application Server 10g(904) for Linux x86 インストール手順 ~Portal編~ 16

これらの環境変数に既存もしくはこれからインストールを行う

Oracle ホームディレクトリが含まれていないことを確認してく

ださい

LD_BIND_NOWORACLE_HOMEORA_NLS33TNS_ADMIN

設定されている場合は解除してください

LANG

「ja_JPeucJP」と設定してください(ご使用の Linux のキャラクタ

セットが EUC以外の場合はそれに応じて変更してください)

8 インストール先のディレクトリの書き込み権限の確認

今回はディレクトリ「optoracle」以下に Oracle Application Server をイン

ストールしますこのディレクトリが存在しなければ作成しまたユーザ

ー「oracleas」が書き込み権限を持っていることを確認してください

Oracle Application Server 10g(904) for Linux x86 インストール手順 ~Portal編~ 17

インストール作業 1 インストールユーザー「oracleas」でログイン

su ndash oracleas Password

2 環境変数 TMPTMPDIRに指定したディレクトリの空き領域を確認

環境変数 TMP と TMPDIR に指定したディレクトリに 250MB 以上の空き容量が

あるかどうかを確認します $ df ndashk $TMP $ df ndashk $TMPDIR

3 Oracle Application Serverのメディアをセット

Oracle Application Serverの Disk1を CD-ROMドライブに挿入してマウントしま

$ mount mntcdrom

4 ポート番号を指定してインストールする場合 Oracle Application Server 10g(904)のインストーラはインストール時にポート番

号の競合を回避してサービスにポートを自動的に割り当てます

インストール時に OracleAS Infrastructureが使用するポート番号を指定したい場合

は次の作業を行ってください

次のようなポート番号の競合を回避します

実行中のプロセスが使用中のポート

etcservicesファイルで指定されているポート

同一 OS ユーザーで既にインストールされている Oracle ApplicationServer 10g(904)に割り当てられているポート

① staticportsiniファイルを作成

インストールメディアの Disk1 に存在するテンプレートをローカルディス

クにコピーします $ cp mntcdromstageResponsestaticportsini optoraclestaticportsini

② ローカルディスクにコピーした staticportsiniファイルを編集

ポート番号をファイル「optoraclestaticportsini」で指定します各コンポー

ネントについてポート番号を指定し「」を削除して有効にします指定し

ないコンポーネントについてはインストーラが自動的にポート番号を割り

当てますOracleAS Portalにアクセスするために HTTPと HTTPSが一般的に

使用するポート番号である 80 と 443 を使用したい場合は例えば次のように

Oracle HTTP Server(OHS)OracleAS Web Cacheの使用するポート番号を指定

します J2EE and Web Cache Oracle HTTP Server port = 80 Oracle HTTP Server Listen port = 8889 Oracle HTTP Server SSL port = 443 Oracle HTTP Server Listen (SSL) port = 4444 Oracle HTTP Server Diagnostic port = port_num Oracle HTTP Server Jserv port = port_num Java Object Cache port = port_num DCM Java Object Cache port = port_num Oracle Notification Server Request port = port_num Oracle Notification Server Local port = port_num Oracle Notification Server Remote port = port_num Application Server Control port = port_num Application Server Control RMI port = port_num Oracle Management Agent port = port_num Web Cache HTTP Listen port = 80 Web Cache HTTP Listen (SSL) port = 443 Web Cache Administration port = port_num Web Cache Invalidation port = port_num Web Cache Statistics port = port_num Log Loader port = port_num Business Intelligence and Forms Discoverer OSAgent port = port_num Reports Services SQLNet port = port_num Infrastructure Oracle Internet Directory port = port_num Oracle Internet Directory (SSL) port = port_num Oracle Certificate Authority SSL Server Authentication port = port_num Oracle Certificate Authority SSL Mutual Authentication port = port_num

ポート番号に関する注意

Oracle Enterprise Manager Application Server Control のポート番号をインス

トール後に変更することはできません

OracleAS Infrastructure のインストール中にMetadata Repository を格納する

ために作成された データベースはポート番号 1521248124828080

9090 を使用しますそのため OracleAS Infrastructure と同一のマシンに

Middle-Tier をインストールする場合はこれらのポート番号を指定しないで

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 19

ください

65536以上のポート番号を指定することはできません

1024 未満のポート番号を指定する場合はroot ユーザーとしてコンポーネン

トを実行する必要がありますインストール終了時にインストーラではその

コンポーネントを起動できないのでインストール中に後述のような追加手

順を実行する必要があります

競合しているポート番号を指定した場合はインストール後に実行される構

成ツールが正常に終了しない可能性がありますその場合はこの資料の最後

に記述されている方法に従って Oracle Application Serverをアンインストール

した後ポート番号の指定を変更してから再インストールしてください

OracleAS Portal を使用するためには「Oracle HTTP Server port」と「Web

Cache HTTP Listen port」「Oracle HTTP Server SSL port」と「Web Cache HTTP

Listen (SSL) port」に指定するポート番号が一致している必要があります

5 インストーラの起動

次のコマンドを実行して Oracle Universal Installer(OUI)を起動します

インストール中にディスクの入れ替えが発生しますのでマウントポイントデ

ィレクトリ内でインストーラを起動しないことをお薦めしますもしマウントポ

イントディレクトリ内でインストーラを起動した場合インストーラの起動後

にカレントディレクトリを他のディレクトリに変更してください $ mntcdromrunInstaller

インストール時に OracleAS Portalが使用するポート番号を指定する場合は作成

した staticportsini ファイルを使ってインストーラを起動する必要がありますパ

ラメータの文法は OracleAS の Infrastructure をインストールする場合とは異なる

ので注意してくださいまた改行せずに入力してください $ mntcdromrunInstaller oracleiappserveriapptops_staticPorts=optoraclestaticportsini

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 20

Oracle Application Server 10g(904)ではインストーラによってシステム要件の

事前チェックが行われシステム要件が満たされていないと「Error

~Continue (yn) [n] 」というメッセージが表示されますメッセージの内容

を確認してから「n」と入力してインストールを中断しインストール事前準

備の各項目をもう一度チェックしてください

MIRACLE LINUXではシステム要件の事前チェックのいくつかの項目につい

て「Failed」と表示されます最後に「Error Packages version not per

Installation requirementContinue (yn) [n] 」と表示されますが表示されるメッ

セージを確認しインストール事前準備の各項目をもう一度チェックした上で

「y」と入力してインストールを継続してください

OUI が起動されると最初に次のようなスプラッシュが表示されます(数秒から

十数秒かかる場合があります)

6 「ようこそ」画面

「次へ」をクリックします

7 マシンに初めて Oracle製品をインストールする場合

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 21

今回はマシンに既に OracleAS Infrastructureがインストールされているので次の

ような画面は表示されません初めてマシンに Oracle製品をインストールすると

きには次のような画面が表示されますので指示に従って適切な情報を入力し

ます

① 「インベントリディレクトリの指定」画面

インベントリにはOracle製品のインストール情報が格納されます

今回は「optoracleoraInventory」を指定します「インベントリディレク

トリのフルパスの入力」に「optoracleoraInventory」と入力して「OK」を

クリックします

② 「UNIXグループ名」画面

インベントリディレクトリの書き込み権限を持つ OS グループの名前を入

力します

今回は「oinstall」を指定します「UNIX グループ名」に「oinstall」と入力し

て「次へ」をクリックしてください

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 22

③ orainstRootshの実行

次のようなダイアログが表示されます

「続行」をクリックする前にrootユーザーで

「optoracleoraInventoryorainstRootsh」を実行してください $ su Password optoracleoraInventoryorainstRootsh Oracleインベントリポインタファイルを作成しています(etcoraInstloc) 次のグループ名を変更します optoracleoraInventory 新規グループ名 oinstall

orainstRootsh実行後ダイアログに戻り「続行」をクリックします

8 「ファイルの場所の指定」画面

インストールする OracleAS インスタンスを識別する名前とインストールする

先のディレクトリを指定します今回は「インストール先」に「portal」「パ

ス」に「optoracleproduct904portal」と指定してくださいインストール先のデ

ィレクトリが存在しない場合はインストーラにより自動的に作成されます

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 23

「次へ」をクリックしてください

9 「インストールする製品の選択」画面

「製品の言語」をクリックして「選択された言語」に「日本語」が含まれてい

ることを確認してください含まれていない場合は「使用可能な言語」で「日

本語」をクリックしてから「gt」アイコンをクリックして日本語を選択し

「OK」をクリックしてください

「インストールする製品の選択」画面で「OracleAS Application Server 10g」が選択

されているのを確認して「次へ」をクリックします

10 「インストールタイプの選択」画面

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 24

「Portal and Wireless」を選択して「次へ」をクリックします

11 「Middle-Tierインストールの手順のプレビュー」画面

インストール手順のプレビュー画面が表示されます

確認して「次へ」をクリックします

12 「インストール前の要件の確認」画面

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 25

チェックボックスをチェックし「次へ」をクリックします

13 「構成オプションの選択」画面

インストール時に実行する構成ツールを選択します

「OracleAS Portal」にチェックがついているのを確認して「次へ」をクリックし

ます

14 「Oracle Internet Directoryへの登録」画面

利用する OracleAS Infrastructureの Oracle Internet Directory(OID)にアクセスするた

めの情報を入力します

OracleAS Infrastructureの OIDが稼動しているホスト名とポート番号を入力します

今回は OracleAS Infrastructure と同じマシンにインストールしているので

「Host」には現在インストールを行っているマシンの名前を「ltホスト名gtltド

メイン名gt」形式で入力してください「Port」には「Oracle Application Server 10g

for Linux インストール手順 ~Infrastructure 編~」の「インストール後の確認」

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 26

の「サービスのポートの確認」で確認した「Oracle Internet Directory port」の値

を入力してください(デフォルトでは「3060」です)

入力が完了したら「次へ」をクリックしてください

15 「Oracle Internet Directoryに対するログインの指定」画面

OIDに管理ユーザー「cn=orcladmin」でログインするための情報を入力します

「Password」には OracleAS Infrastructureをインストールしたときに「ias_admin」

のパスワードとして指定した値を入力して「次へ」をクリックしてください

16 「OracleAS Metadata Repositoryの選択」画面

Metadata Repository がインストールされているデータベースに対する接続情報を

入力します

デフォルト値が適切なのを確認して「次へ」をクリックします

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 27

17 「インスタンス名と ias_adminパスワードの指定」画面

インストールする Oracle Application Server に一意の名前を付け管理ユーザー

「ias_admin」のパスワードを指定します

今回は「インスタンス名」に「 portal」「 ias_admin のパスワード」に

「oracle10g」と入力してくださいまた Oracle Application Server を管理する

Application Server Controlにはユーザー「ias_admin」でログインするためこ

こで指定したパスワードは必ず覚えておいてください

ユーザー「ias_admin」のパスワードに指定可能な文字列には次のような制限

があります

数字 1文字以上を含む英数字 5文字以上であること

また指定するインスタンス名には次のような制限があります

英数字(A~Za~z0~9)およびrdquo$rdquordquo_rdquoのみ使用可能

1 つのマシンに複数の OracleAS インスタンスが存在する場合は各イン

スタンス名は一意でなくてはならない

「次へ」をクリックします

18 「サマリー」画面

インストールされるコンポーネントの一覧が表示されます

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 28

内容を確認して「インストール」をクリックします

19 「インストール」画面

① インストール中

次のような画面が表示されてインストールが開始されます

② CD-ROMの交換

インストールの途中次のようなダイアログが表示されます

指示に従って CD-ROMを交換し「OK」をクリックしてください

例 umount mntcdrom

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 29

eject

インストールメディアの交換 mount mntcdrom

③ rootshの実行

次のようなダイアログが表示されます

「OK」をクリックする前にOracle Application Server をインストールするデ

ィレクトリ(今回は「optoracleproduct904portal」)に存在する「rootsh」を

rootユーザーで実行してください $ su Password optoracleproduct904portalrootsh Running OracleAS rootsh script The following environment variables are set as ORACLE_OWNER= oracleas ORACLE_HOME= optoracleproduct904portal Enter the full pathname of the local bin directory [Defaultusrlocalbin] 「ENTER」キーを押す The file dbhome already exists in usrlocalbin Overwrite it (yn) [n] y 「y」キーを押す

Copying dbhome to usrlocalbin The file oraenv already exists in usrlocalbin Overwrite it (yn) [n] y 「y」キーを押す Copying oraenv to usrlocalbin The file coraenv already exists in usrlocalbin Overwrite it (yn) [n] y 「y」キーを押す Copying coraenv to usrlocalbin Creating etcoratab file Adding entry to etcoratab file Entries will be added to the etcoratab file as needed by Database Configuration Assistant when a database is created Finished running generic part of rootsh script Now product-specific root actions will be performed

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 30

今回のように同じマシンに既に Oracle 製品がインストールされている場合は

ディレクトリ「 usrlocalbin」に存在するファイル「dbhome」「oraenv」

「coraenv」を上書きするかどうか聞かれますのですべて「y」で上書きして

ください

またインストール開始時にファイル「staticportsini」を使用してOracle HTTP

Serverや OracleAS Web Cacheが 1024未満のポート番号を使用するように指定し

た場合は次のコマンドを実行してください $ su Password cd optoracleproduct904portalApacheApachebin chown root apachectl OHSが 1024未満の chmod 6750 apachectl ポート番号を使用する場合 cd optoracleproduct904portalwebcachebin chown root webcached OracleAS Web Cacheが 1024未満の chmod 6750 webcached ポート番号を使用する場合

実行後ダイアログに戻り「OK」をクリックします

20 「Configuration Assistant」画面

次の画面のように構成ツールが自動的に実行されます

構成ツールが全て終了するのをお待ちください

21 「インストールの終了」画面

インストールが正常に終了すると「OracleAS Infrastructure 10gのインストールが

成功しました」というメッセージとOracle HTTP Server にアクセスするための

URLが表示されます

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 31

「終了」をクリックすると次のようなダイアログが表示されます

「はい」をクリックしインストーラを終了します

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 32

インストール後の確認 インストール後は全てのサービスが起動しています各サービスの画面にアクセスし

動作確認しましょう

Oracle HTTP ServerOracleAS Web Cache のポート番号と Oracle Enterprise Manager

Application Server Control のポート番号を確認しそのポート番号を使用して OracleAS

Portalと Application Server Control にアクセスします

サービスのポート番号の確認

1 ファイル「optoracleproduct904portalinstallportlistini」の確認

このファイルはインストール時に割り当てられたポート番号になります「Oracle

HTTP Server port」「Web Cache HTTP Listen port」 (この 2 つは同じ値 )と

「Application Server Control port」の値を確認してください

例 [System] Host Name = portal21mycompanycom [Ports] Oracle HTTP Server port = 80 Oracle HTTP Server Listen port = 8889 Oracle HTTP Server SSL port = 443 Oracle HTTP Server Listen (SSL) port = 4444 Oracle HTTP Server Diagnostic port = 7201 Application Server Control RMI port = 1851 Oracle Notification Server Request port = 6004 Oracle Notification Server Local port = 6101 Oracle Notification Server Remote port = 6201 Java Object Cache port = 7011 Log Loader port = 44001 DCM Java Object Cache port = 7102 Oracle Management Agent port = 1831 Application Server Control port = 1811 Oracle HTTP Server Listen port = 8889 Oracle HTTP Server Listen (SSL) port = 4444 Web Cache HTTP Listen port = 80 Web Cache HTTP Listen (SSL) port = 443 Web Cache Administration port = 4000 Web Cache Invalidation port = 4001 Web Cache Statistics port = 4002 Oracle Net Listener = 1521 Discoverer OSAgent Port = 16003 Reports Services SQLNet port = 1950 Reports Services Visigenics CORBA port = 14000

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 33

OracleAS Portalの「ようこそ」画面の確認 1 OracleAS Portalの「ようこそ」画面へのアクセス

ブラウザを起動し次の URLにアクセスしてください

httpltホスト名gtltドメイン名gtltポート番号gtplsportal

ltホスト名gtltドメイン名gtltポート番号gtについては「インストールの終了」画面

に表示される Oracle HTTP Server にアクセスするための URLまたはファイル

「 optoracleproduct904portalinstallportlistini」の「Host Name」項目および

「Oracle HTTP Server port」もしくは「Web Cache HTTP Listen port」項目の値を参

照してください

右上の「ログイン」をクリックしてください

2 OracleAS Single Sign-Onへのログイン

OracleAS Single Sign-Onのログイン画面が表示されます「

ユーザー名orcladmin

パスワードOracleAS Infrastructure のインストール時に指定した「ias_admin」の

パスワード(今回は「oracle10g」)

と入力してください

3 OracleAS Portalの管理画面へのアクセス

OracleAS Portal の管理画面が表示されます画面上方に表示されるタブをクリッ

クすることでさまざまな管理機能に切り替えて表示することができます

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 34

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 35

Web管理コンソール Application Server Controlの確認 Application Server Control はコンポーネントの起動停止や設定の変更アプリケー

ションの配布を行うためのWeb管理コンソールです

1 Application Server Controlへのアクセス

ブラウザを起動し次の URLにアクセスしてください

httpltホスト名ドメイン名gtltポート番号gt

ltホスト名gtltドメイン名gtについては「インストールの終了」画面に表示され

る Oracle HTTP Server にアクセスするための URLまたはファイル

「optoracleproduct904infrainstallportlistini」の「Host Name」項目ltポート

番号gtについては「Application Server Control port」項目の値を参照してください

ログインダイアログが表示されます

ユーザー名ias_admin

パスワードOracleAS Infrastructure のインストール時に指定した「ias_admin」の

パスワード(今回は「oracle10g」)

と入力してください

2 次のページが表示されます

ここで「スタンドアロンインスタンス」項目に表示されるリンク(ltMiddle-

Tier の OracleAS インスタンス名gtltマシンのホスト名gtltマシンのドメイン名gt

例 「portalportal21mycompanycom」)をクリックすると次の画面が表示され

ます

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 36

この画面からOracleAS Portal の各コンポーネントの起動停止や設定変更ア

プリケーションのデプロイなどの管理作業を行うことができますなお後述の

ようにコンポーネントの起動停止はコマンドラインのツール「opmnctl」か

ら行うことも可能ですまた設定の変更やアプリケーションのデプロイはコ

マンドラインのツール「dcmctl」から行うことも可能です

OracleAS Portal をインストールした直後はOracleAS Portal が提供するすべて

のサービスが起動しています

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 37

サービスの起動停止 OracleAS Portalを起動停止するための手順を紹介します

インストールユーザーの環境変数の設定 各サービスを起動停止するためにはユーザー「oracleas」でログインした後適切

な環境変数を設定する必要があります次のファイル「portal_env」は環境変数設定

の一例です export LANG=ja_JPeucJP export ORACLE_SID=asdb export ORACLE_HOME=optoracleproduct904portal export LD_LIBRARY_PATH=$ORACLE_HOMElib$LD_LIBRARY_PATH export PATH=usrbinusrlocalbinbinusrX11R6bin $ORACLE_HOMEbin$ORACLE_HOMEopmnbin$ORACLE_HOMEdcmbin $PATH export NLS_LANG=Japanese_JapanJA16EUC

「usrbin」が環境変数 PATH に含まれる最初のディレクトリとなるよう設定してくだ

さい

環境変数を設定するためには次のコマンドを実行してください $ portal_env

設定した環境変数を確認するためには次のコマンドを実行してください $ env

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 38

OracleAS Portalの起動 OracleAS Portalを起動するための手順は次の通りです

1 OracleAS Infrastructureの起動(OracleAS Infrastructureが起動していない場合)

2 ユーザー「oracleas」でログインして適切な環境変数を設定 $ portal_env

3 OracleAS Portalの提供するサービスの起動 $ $ORACLE_HOMEopmnbinopmnctl startall opmnctl starting opmn and all managed processes

4 Application Server Controlの起動 $ emctl start iasconsole TZ set to Japan Oracle Enterprise Manager 10g Application Server Control 90400 Copyright (c) 2002 2003 Oracle Corporation All rights reserved Starting Oracle 10g Application Server Control started

OracleAS Portalの起動が完了しましたOracleAS Portalの提供するすべてのサービス

が使用可能になりした

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 39

OracleAS Portalの停止

OracleAS Portalを停止するための手順は次の通りです

1 ユーザー「oracleas」でログインして適切な環境変数を設定 $ portal_env

2 Application Server Controlの停止 $ emctl stop iasconsole TZ set to Japan Oracle Enterprise Manager 10g Application Server Control 90400 Copyright (c) 2002 2003 Oracle Corporation All rights reserved Stopping Oracle 10g Application Server Control Stopped

3 OracleAS Portalの提供するサービスの停止 $ $ORACLE_HOMEopmnbinopmnctl stopall opmnctl stopping opmn and all managed processes

4 OracleAS Infrastructureの停止(OracleAS Infrastructureも停止したい場合)

OracleAS Portalの停止が完了しました

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 40

運用上の注意 インストール後に必要な注意点について記述します

PDKについて

OracleAS Portalの提供するポータルフレームワークではポータルページは「ポー

トレット」と呼ばれるモジュールによって構成されます

既存社内

システム

シングル

サインオン

検索フォーム

OTN Japan

ポートレットの開発は OracleAS Portal が提

ますがPDK(Portal Developer Kit)と呼ばれ

細かく応じたポートレットを作成すること

ルページの構築を可能にする「Web Clipp

トやその他いくつかのサンプルも含まれ

PDK を使用する場合には最新版を Ora

URL(もしくはサポートセンター)から入手し

httpotnoraclecojptechportletindexhtml

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal

ポートレッ

Excite Japan 天気予報

日経BP

BizTech News

Portal Web アプリケーション

コンテンツ管理

供するウィザードによって行うこともでき

る開発キットを用いることでニーズにきめ

もできますまた PDK には効率的なポータ

ing」や「Omni Portlet」といったポートレッ

ます

cle Technology Network Japan (OTN)の次の

てください

編~ 41

Portalスキーマのパスワードの変更

OracleAS Portal を運用するにあたってはPortal スキーマ (デフォルトでは Metadata

Repository と同一の DB インスタンスのスキーマ「portal」にPortal リポジトリが作成

されます)に SQLPlus でログインして作業を行う必要がある場合がありますPortal

スキーマのパスワードはインストール直後はランダムな値に設定されていますその値

は Oracle Internet Directory(OID)に格納されているので管理ツール Oracle Directory

Manageを使用して確認することができます

① Oracle Directory Managerの起動

まず OracleAS Infrastructure で Oracle Directory Manager を起動しますユーザー

「oracleas」でログインしOracleAS Infrastructure用の適切な環境変数を設定して

次のコマンドを実行します

$ infra_env $ $ORACLE_HOMEbinoidadmin

② ログイン画面

次のようなログイン画面が表示されます

初めて Oracle Directory Manager から OID にアクセスする際にはOID が稼動して

いるサーバのホスト名などの情報を入力する必要があります アイコンをクリ

ックしてくださいなお 2 回目移行のアクセスでは②~⑤の手順は省略されます

③ OIDの登録

編集する OIDを登録するための画面が表示されます

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 42

「追加」をクリックしてください

④ OIDの情報の入力

OIDが稼動しているホスト名とポート番号を入力する画面が表示されます

「サーバー」には OracleAS Infrastructureをインストールしたマシンの名前を「ltホ

スト名gtltドメイン名gt」形式で入力してください「ポート」には「インストール

後の確認」の「サービスのポートの確認」で確認した「Oracle Internet Directory

port」の値を入力してください(デフォルトでは「3060」です)入力が完了したら

「OK」をクリックします

⑤ OIDの選択

Oracle Directory Managerで編集する OIDを選択します

今入力したホスト名とポート番号が表示されている列を選択して反転させて「選

択」をクリックします

⑥ OIDへのログイン

ユーザー名パスワードを入力します

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 43

「ユーザー」に OID の管理ユーザーである「orcladmin」「パスワード」には

OracleAS Infrastructure のインストール中に「ias_admin」のパスワードとして指定し

た値(今回は「oracle10g」)を入力して「ログイン」をクリックしてください

⑦ Portalスキーマのパスワードの格納されているエントリ

次のような OIDの初期画面が表示されます

画面左側のナビゲータペインを次のように辿ってください

エントリ管理

gt cn=OracleContext

gt cn=Products

gt cn=IAS

gtcn=IAS Infrastructure Database

gt orclReferenceName=iasdbltInfrastructureのドメイン名gt

gt OrclResourceName=Portal

gt orclpasswordattribute

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 44

⑧ Portalスキーマのパスワードの確認

画面右側の属性「orclpasswordattribute」の値が「Portal」スキーマのパスワードを示

しています

また Portal スキーマのパスワードを変更する場合一般的な DB のスキーマのように

SQLPlusなどから直接変更してはいけませんPortalスキーマのパスワードの情報は

mod_plsql の DAD などでも保持されておりそれらに対しても同時に変更を反映する

必要がありますそのため Portal スキーマや SSO のパスワードの変更はApplication

Server Control から行いますSSO スキーマのパスワードの変更方法については

「Oracle Application Server 10g(904) for Linux x86 インストール手順 ~Infrastructure編

~」を参照してくださいPotalスキーマのパスワードの変更方法は次の通りです

① インスタンスのホームページの表示

WebブラウザでApplication Server Controlのインスタンスのホームページにアクセ

スします

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 45

「Infrastructure」タブを表示してください

② 「Infrastructure」タブの表示

「Infrastructure」タブが表示されます

ページ左下のリンク「スキーマパスワードの変更」をクリックします

③ パスワードの変更画面の表示

パスワードの変更画面が表示されます

パスワードの変更画面で「PORTAL」にチェックをつけて選択し「パスワード」

及び「パスワードの確認」項目に設定したいパスワードを入力します入力が完

了したら「OK」をクリックします

④ パスワードの変更結果の確認画面の表示

パスワードの変更結果の確認画面が表示されます

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 46

⑤ インスタンスのホームページの表示

Portalスキーマのパスワードを変更した場合Oracle HTTP Serverを再起動する必要

があります再びインスタンスのホームページにアクセスしてください

「HTTP Server」にチェックをつけて選択し「再起動」をクリックしてください

⑥ Oracle HTTP Serverの再起動

次のような確認画面が表示されます

「はい」をクリックしてください

⑦ 再起動の処理中

再起動中は次のような画面が表示されます再起動が完了するまで暫くお待ちく

ださい

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 47

⑧ 再起動の完了

再起動が完了すると次のような画面が表示されます

これで Portalスキーマのパスワード変更が完了しました

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 48

アンインストール インストールした OracleAS Portalをアンインストールする手順は次の通りです

アンインストール作業

1 コンポーネントの停止

「サービスの起動停止」の章を参照してOracleAS Portal を停止しますなお

OracleAS Infrastructureは必ず起動しておいて下さい

2 インストーラの起動

インストールユーザー「oracleas」でログインして次のコマンドを実行しOracle

Universal Installerを起動します $ mntcdromrunInstaller

3 「ようこそ」画面

「製品の削除」をクリックします

4 削除するインスタンスの指定

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 49

削除するインスタンスをチェックします

今回は「portal」をチェックして「削除」をクリックします

5 確認ダイアログ

削除するコンポーネントの詳細が表示されます

「はい」をクリックしてください

6 削除ダイアログ

次のようなダイアログで削除の進行状況が表示されます

7 削除完了ダイアログ

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 50

削除が完了すると次のようなダイアログが表示されます

「閉じる」をクリックします

8 インストーラの終了

「取消」をクリックして OUIを終了します

9 ファイルディレクトリの削除

インストーラでは削除されないファイルやディレクトリがありますので手動で

削除します

① ORACLEホームディレクトリ

rootユーザーログインして削除した Oracle Application Serverインスタンスの

ORACLE ホームディレクトリを削除します次のコマンドを実行してくだ

さい $ su Password rm ndashrf optoracleproduct904portal

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 51

② etcoratabの削除済みインスタンスのエントリ

etcoratabファイルから削除したインスタンスに関する記述を削除します $ vi etcoratab This file is used by ORACLE utilities It is created by rootsh and updated by the Database Configuration Assistant when creating a database A colon is used as the field terminator A new line terminates the entry Lines beginning with a pound sign are comments Entries are of the form $ORACLE_SID$ORACLE_HOMEltN|Ygt The first and second fields are the system identifier and home directory of the database respectively The third filed indicates to the dbstart utility that the database should Y or should not N be brought up at system boot time Multiple entries with the same $ORACLE_SID are not allowed optoracleproduct904portalN この行を削除

10 OIDから OracleASインスタンス情報を削除

OracleAS Infrastructureの Oracle Internet Directory(OID)のエントリに格納されてい

るOracleASインスタンス情報を手動で削除します

ユーザー「oracleas」で OracleAS Infrastructure用に環境変数を設定して次のコマ

ンドを実行します $ ldapdelete -h ltOIDのホスト名gt -p ltOIDのポート番号gt -D cn=orcladmin -w ltorcladminのパスワードgt -x orclApplicationCommonName=ltOracleASインスタンス名gt cn=IAS Instancescn=IAScn=Productscn=OracleContext

ここでltOID のホスト名gtltOID のポート番号gtltorcladmin のパスワードgtは

インストール時に指定した OIDに関する情報と同じです

ltOracleAS インスタンス IDgtについては「管理ツール Application Server Control

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 52

の確認」で確認したltOracleAS インスタンス名gtltマシンのホスト名gtltマシン

のドメイン名gt(例 「portalportal21mycompanycom」)となります

例 $ ldapdelete -h portal21mycompanycom -p 3060 -D cn=orcladmin -w oracle10g -x orclapplicationcommonname=portalportal21mycompanycom cn=IAS Instancescn=IAScn=Productscn=OracleContext

OID に格納されている OracleAS インスタンスの情報はここで使用したコマ

ンドラインのツール「ldapdelete」の代わりにOracle Directory Manager で確認

および変更することもできますOracle Directory Manager の起動方法について

は「Oracle Application Server 10g for Linux インストール手順 ~Infrastructure編

~」の「運用上の注意」を参照してください

「エントリ管理」項目の「 cn=OracleContex cn=Products cn=IAS cn=IAS

Instances」の下の各エントリにOracleAS Infrastructure に関連付けられた

OracleAS インスタンスの情報が格納されています各エントリの属性

「orclapplicationcommonname」にOracleAS インスタンスの名前が格納されて

いますアンインストールした OracleAS インスタンスの情報が格納されている

エントリをクリックして選択し アイコンをクリックすると削除することが

できます

11 OracleAS Single Sign-Onのパートナアプリケーション情報を削除

OracleAS Single Sign-On にパートナアプリケーションとして登録されている

OracleAS Portalの情報を手動で削除します

① OracleAS Single Sign-Onへのアクセス

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 53

ブラウザを起動し次の URLにアクセスしてください

httpltホスト名ドメイン名gtltポート番号gtplsorasso

ltホスト名gtltドメイン名gtについてはOracleAS Infrastructure の Oracle HTTP

Server にアクセスするための値となります次のような画面が表示されます

画面右上の「ログイン」をクリックしてください

② OracleAS Single Sign-Onへのログイン

次のような OracleAS Single Sign-Onのログイン画面が表示されます

ユーザー名orcladmin

パスワード OracleAS Infrastructure のインストール時に指定した

「ias_admin」のパスワード(今回は「oracle10g」)

と入力してください ③ OracleAS Single Sign-Onのトップページ

OracleAS Single Sign-Onのトップページが表示されます

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 54

画面上方の「SSO Server管理」をクリックしてください

④ OracleAS Single Sign-Onの管理画面

3つの管理項目が表示されます

中央の「パートナアプリケーションの管理」をクリックしてください

⑤ パートナアプリケーションの管理

パートナアプリケーションの一覧が表示されます

ここでアンインストールした OracleAS Portalの情報を削除しますlt今回イン

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 55

ストールした Middle-Tierの OracleASインスタンス名gtltマシンのホスト名gtlt

マシンのドメイン名gt(例 「portalportal21mycompanycom」)と表記されてい

るパートナアプリケーション及び今回インストールした OracleAS

Portal(例 「Oracle Portal(portal)」)と表記されているパートナアプリケーシ

ョンの 2つについて左側の「 」アイコンをクリックして削除します

⑥ 確認画面

それぞれ次のような確認画面が表示されますので「はい」をクリックします

この作業を正確に行わないと次回以降の Middle-Tier のインストールで構成ツ

ールの実行に失敗する場合があります

12 OracleASインスタンス情報の確認

アンインストールした OracleASインスタンスの情報がOracleAS Infrastructureに

残っていないことを確認します

① Application Server Controlへのアクセス

ブラウザを起動し次の URLにアクセスしてください

httpltホスト名ドメイン名gtltポート番号gt

ltホスト名gtltドメイン名gtltポート番号gtについては OracleAS Infrastructure の

Application Server Controlにアクセスするための値を入力してくださいログイ

ンダイアログが表示されます

ユーザー名ias_admin

パスワードOracleAS Infrastructure のインストール時に指定した「ias_admin」の

パスワード(今回は「oracle10g」)

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 56

と入力してください

② 次の画面が表示されます

ここで「スタンドアロンインスタンス」項目に表示されるリンクにアンイ

ンストールした OracleAS インスタンスの名前が存在しないことを確認してくだ

さい存在していない場合はアンインストール作業は完了ですもし存在し

ている場合は次の手順に進んでください

③ Middle-Tierの OracleASインスタンス情報の手動削除

Middle-Tier のインストールを強制終了した場合などMiddle-Tier の情報が残っ

ていることがありますその場合はユーザー「oracleas」でログインし

OracleAS Infrastructure 用の適切な環境変数を設定して次のコマンドを実行し

ます $ infra_env $ $ORACLE_HOMEdcmbindcmctl destroyinstance ndashi ltOracleASインスタンス名gt

ここでlt OracleAS インスタンス名gtは削除する OracleAS インスタンス名です

以上で OracleASのMiddle-Tierのアンインストールは完了です

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 57

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ビス名は米国 Oracle Corporation の商標または登録商標ですその他の製品名及びサービス名はそれぞれの所有者の商標または登録商標の可能性があります

  • はじめに
  • 目次
    • 前提
      • インストール概要
      • インストール
        • インストール事前準備
          • ハードウェア要件の確認
          • ソフトウェア要件の確認(Red Hat Enterprise Linux21の場合)
          • ソフトウェア要件の確認(Red Hat Enterprise Linux 30の場合)
          • ソフトウェア要件の確認(MIRACLE LINUX Standard Edition V21の場合)
          • カーネルパラメータの設定
          • ホスト名の確認
          • インストールするOSユーザー作成
            • インストール作業
            • インストール後の確認
              • サービスのポート番号の確認
              • OracleAS Portalの「ようこそ」画面の確認
              • Web管理コンソールApplication Server Controlの確認
                  • サービスの起動停止
                    • インストールユーザーの環境変数の設定
                    • OracleAS Portalの起動
                    • OracleAS Portalの停止
                      • 運用上の注意
                        • PDKについて
                        • Portalスキーマのパスワードの変更
                          • アンインストール
                            • アンインストール作業

① MIRACLE LINUXのインストール

② R2キットのインストール

③ その他セキュリティパッチなどの適用(任意)

さらにカーネルのバージョンが kernel-249-e2532ml 未満の場合は

MIRACLE LINUX 社の Web サイトからカーネルをダウンロードして

kernel-249-e2532ml以上にバージョンアップしてください

3 ソフトウェアパッケージの確認

glibc-224-34ml

gcc-2953-5ml

pdksh-5214-12

openmotif-2130-11

sysstat-407-2ml

compat-glibc-62-2132

libstdc++-2953-5ml

これらのパッケージがインストールされている必要があります次のコマ

ンドで確認してください rpm -q glibc gcc pdksh openmotif sysstat compat-glibc libstdc++ glibc-224-34ml gcc-2953-5ml pdksh-5214-12 openmotif-2130-11 sysstat-407-2ml compat-glibc-62-2132 libstdc++-2953-5ml

パッケージが存在しない場合またはパッケージのバージョンが低い場合

はMIRACLE LINUX に付属の CD-ROM(OpenMotif-2130 は R2 キットの

「MiracleRPMS」ディレクトリに存在します)あるいは MIRACLE LINUX

社の Web サイトからパッケージを入手しインストールまたはバージョン

アップを行ってください

参考 oranavi

MIRACLE LINUX にはOracle 製品のインストールを支援するツール

Install Navigator for Oracle(oranavi)が付属していますoranaviを使っ

たインストール方法につきましてはoranavi に付属のドキュメントを

参照してください

Oracle Application Server 10g(904) for Linux x86 インストール手順 ~Portal編~ 12

カーネルパラメータの設定 次の作業を rootユーザーで行ってください

1 semmslsemmnssemopmsemmniの値の確認

次のコマンドで確認します sbinsysctl ndasha | grep sem kernelsem = 256 32000 100 142 (推奨値)

値が推奨値未満の場合は6の手順を行ってください

2 shmallshmmaxsemmniの値の確認

次のコマンドで確認します sbinsysctl ndasha | grep shm kernelshmmni = 142 (推奨値) kernelshmall = 2097152 (推奨値) kernelshmmax = 2147483648 (推奨値) kernelshm-use-bigpages = 0

値が推奨値未満の場合は6の手順を行ってください

3 msgmaxmsgmnbmsgmniの値の確認

次のコマンドで確認します sbinsysctl ndasha | grep msg kernelmsgmnb = 65535 (推奨値) kernelmsgmni = 2878 (推奨値) kernelmsgmax = 8192 (推奨値)

値が推奨値未満の場合は6の手順を行ってください

4 fille-maxの値の確認

次のコマンドで確認します sbinsysctl ndasha | grep file-max fsfile-max = 131072 (推奨値)

値が推奨値未満の場合は6の手順を行ってください

5 ip_local_port_rangeの値の確認

次のコマンドで確認します sbinsysctl ndasha | grep ip_local_port_range netipv4ip_local_port_range = 20000 65000 (推奨値)

値が推奨値未満の場合は6の手順を行ってください

6 カーネルパラメータの変更

1~5 の手順で値が推奨値未満のものがある場合ファイル

Oracle Application Server 10g(904) for Linux x86 インストール手順 ~Portal編~ 13

「etcsysctlconf」を編集して必要な行を追加または変更してください vi etcsysctlconf kernelshmall = 2097152 kernelshmmax = 2147483648 kernelshmmni = 142 semaphores semmsl semmns semopm semmni kernelsem = 256 32000 100 142 fsfile-max = 131072 netipv4ip_local_port_range = 20000 65000 kernelmsgmni = 2878 kernelmsgmax = 8192 kernelmsgmnb = 65535

さらに次のコマンドでカーネルパラメータの現在の値を変更します sbinsysctl -p

コマンドの出力結果から値が正しいことを確認します値が誤っている

場合はもう一度ファイル「etcsysctlconf」を編集してこのコマンドを再

度実行します

ホスト名の確認 次の作業を rootユーザーで行ってください

1 ファイル「etchosts」の編集

次のようにドメイン名を含んだホスト名を最初に記述します IPアドレス ltホスト名gtltドメイン名gt ltホスト名gt

例 123456789 portal21mycompanycom portal21

ホスト名には次のような制限があります

「web」もしくは「portal」以外

255文字以内

2 複数のネットワークカードを持つ環境にインストールする場合

インストーラはファイル「etchosts」の最初の名前を使用します複数のネットワークカードを持つ場合は使用するホスト名が最初になるよう

に並べ替えてください

3 DHCP環境にインストールインストールする場合

Linux および Windows の場合は DHCP 環境へのインストールが可能です

DHCP 環境の場合は次のようにファイル「etchosts」を編集してくださ

Oracle Application Server 10g(904) for Linux x86 インストール手順 ~Portal編~ 14

127001 ltホスト名gtltドメイン名gt ltホスト名gt

例 127001 portal21mycompanycom portal21

4 hostnameコマンドの実行

hostname コマンドコマンドを実行してホスト名が設定されていることを

確認してください

hostname ホスト名の確認 localhostlocaldomain hostname portal21jporacdlecom ホスト名の設定 hostname 設定したホスト名の確認 portal21mycompanycom

インストールする OSユーザー作成 今回は同じマシンに既に OracleAS Infrastructureがインストールされているので

この手順は省略して以前と同じユーザー「oracleas」で Middle-Tier のインスト

ールを行いますOracleAS Infrastructureと異なるマシンにMiddle-Tierをインス

トールする場合などマシンに始めて Oracle Application Serverをインストール

する場合はこの手順の通りにインストール用のユーザーを作成してください

Oracle Application Serverを rootユーザーでインストールすることはできません

インストール用のユーザーを作成する必要があります以降の作業は root ユー

ザーで行ってください

1 インストール用グループ(oinstall)作成 groupadd oinstall

2 管理者用グループ(dba)作成 groupadd dba

3 インストール用ユーザー(oracleas)作成

ユーザー「oracleas」をデフォルトグループ「oinstall」サブグループ

「dba」として作成しますなお Oracle Application Server を root ユーザー

でインストールすることはできません必ずインストール用のユーザーを

作成してください useradd -g oinstall -G dba oracleas

4 作成したユーザー「oracleas」のパスワード設定

Oracle Application Server 10g(904) for Linux x86 インストール手順 ~Portal編~ 15

passwd oracleas New password

5 ユーザー「oracleas」のシェル制限の設定

ファイル「etcprofile」に次の内容を追加します「 $USER = oracleas 」

「 $SHELL = binksh 」といった大括弧の内側の文字列の両端には必

ず空白を 1つ入れてください(空白がないとエラーになります) if [ $USER = oracleas ] then if [ $SHELL = binksh ] then ulimit ndashp 16384 gtdevnull 2gtamp1 ulimit ndashn 16384 gtdevnull 2gtamp1 else ulimit ndashu 16384 ndashn 16384 gtdevnull 2gtamp1 fi fi

6 ハードリミットの変更

ユーザーのシェル制限を有効にするためにハードリミットを変更します

ハードリミットとはroot ユーザーだけが変更可能な上限値で一般ユー

ザーは現在のシェル制限をハードリミットの値まで変更できますハード

リミットを変更するためにはファイル「etcsecuritylimitsconf」に次

の 2行を追加します hard nofile 16384 hard nproc 16384

7 環境変数の設定

① 作成したユーザー「oracleas」でログイン su - oracleas

② 環境変数の確認

次のコマンドを実行して環境変数の設定を確認してください $ env

DISPLAY

「ハードウェア用件の確認」で確認した X Serverを指定します

TMPTMPDIR

これらの環境変数に250MB 以上空いているディレクトリを設定

してください

PATHCLASSPATHLD_LIBRARY_PATH

Oracle Application Server 10g(904) for Linux x86 インストール手順 ~Portal編~ 16

これらの環境変数に既存もしくはこれからインストールを行う

Oracle ホームディレクトリが含まれていないことを確認してく

ださい

LD_BIND_NOWORACLE_HOMEORA_NLS33TNS_ADMIN

設定されている場合は解除してください

LANG

「ja_JPeucJP」と設定してください(ご使用の Linux のキャラクタ

セットが EUC以外の場合はそれに応じて変更してください)

8 インストール先のディレクトリの書き込み権限の確認

今回はディレクトリ「optoracle」以下に Oracle Application Server をイン

ストールしますこのディレクトリが存在しなければ作成しまたユーザ

ー「oracleas」が書き込み権限を持っていることを確認してください

Oracle Application Server 10g(904) for Linux x86 インストール手順 ~Portal編~ 17

インストール作業 1 インストールユーザー「oracleas」でログイン

su ndash oracleas Password

2 環境変数 TMPTMPDIRに指定したディレクトリの空き領域を確認

環境変数 TMP と TMPDIR に指定したディレクトリに 250MB 以上の空き容量が

あるかどうかを確認します $ df ndashk $TMP $ df ndashk $TMPDIR

3 Oracle Application Serverのメディアをセット

Oracle Application Serverの Disk1を CD-ROMドライブに挿入してマウントしま

$ mount mntcdrom

4 ポート番号を指定してインストールする場合 Oracle Application Server 10g(904)のインストーラはインストール時にポート番

号の競合を回避してサービスにポートを自動的に割り当てます

インストール時に OracleAS Infrastructureが使用するポート番号を指定したい場合

は次の作業を行ってください

次のようなポート番号の競合を回避します

実行中のプロセスが使用中のポート

etcservicesファイルで指定されているポート

同一 OS ユーザーで既にインストールされている Oracle ApplicationServer 10g(904)に割り当てられているポート

① staticportsiniファイルを作成

インストールメディアの Disk1 に存在するテンプレートをローカルディス

クにコピーします $ cp mntcdromstageResponsestaticportsini optoraclestaticportsini

② ローカルディスクにコピーした staticportsiniファイルを編集

ポート番号をファイル「optoraclestaticportsini」で指定します各コンポー

ネントについてポート番号を指定し「」を削除して有効にします指定し

ないコンポーネントについてはインストーラが自動的にポート番号を割り

当てますOracleAS Portalにアクセスするために HTTPと HTTPSが一般的に

使用するポート番号である 80 と 443 を使用したい場合は例えば次のように

Oracle HTTP Server(OHS)OracleAS Web Cacheの使用するポート番号を指定

します J2EE and Web Cache Oracle HTTP Server port = 80 Oracle HTTP Server Listen port = 8889 Oracle HTTP Server SSL port = 443 Oracle HTTP Server Listen (SSL) port = 4444 Oracle HTTP Server Diagnostic port = port_num Oracle HTTP Server Jserv port = port_num Java Object Cache port = port_num DCM Java Object Cache port = port_num Oracle Notification Server Request port = port_num Oracle Notification Server Local port = port_num Oracle Notification Server Remote port = port_num Application Server Control port = port_num Application Server Control RMI port = port_num Oracle Management Agent port = port_num Web Cache HTTP Listen port = 80 Web Cache HTTP Listen (SSL) port = 443 Web Cache Administration port = port_num Web Cache Invalidation port = port_num Web Cache Statistics port = port_num Log Loader port = port_num Business Intelligence and Forms Discoverer OSAgent port = port_num Reports Services SQLNet port = port_num Infrastructure Oracle Internet Directory port = port_num Oracle Internet Directory (SSL) port = port_num Oracle Certificate Authority SSL Server Authentication port = port_num Oracle Certificate Authority SSL Mutual Authentication port = port_num

ポート番号に関する注意

Oracle Enterprise Manager Application Server Control のポート番号をインス

トール後に変更することはできません

OracleAS Infrastructure のインストール中にMetadata Repository を格納する

ために作成された データベースはポート番号 1521248124828080

9090 を使用しますそのため OracleAS Infrastructure と同一のマシンに

Middle-Tier をインストールする場合はこれらのポート番号を指定しないで

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 19

ください

65536以上のポート番号を指定することはできません

1024 未満のポート番号を指定する場合はroot ユーザーとしてコンポーネン

トを実行する必要がありますインストール終了時にインストーラではその

コンポーネントを起動できないのでインストール中に後述のような追加手

順を実行する必要があります

競合しているポート番号を指定した場合はインストール後に実行される構

成ツールが正常に終了しない可能性がありますその場合はこの資料の最後

に記述されている方法に従って Oracle Application Serverをアンインストール

した後ポート番号の指定を変更してから再インストールしてください

OracleAS Portal を使用するためには「Oracle HTTP Server port」と「Web

Cache HTTP Listen port」「Oracle HTTP Server SSL port」と「Web Cache HTTP

Listen (SSL) port」に指定するポート番号が一致している必要があります

5 インストーラの起動

次のコマンドを実行して Oracle Universal Installer(OUI)を起動します

インストール中にディスクの入れ替えが発生しますのでマウントポイントデ

ィレクトリ内でインストーラを起動しないことをお薦めしますもしマウントポ

イントディレクトリ内でインストーラを起動した場合インストーラの起動後

にカレントディレクトリを他のディレクトリに変更してください $ mntcdromrunInstaller

インストール時に OracleAS Portalが使用するポート番号を指定する場合は作成

した staticportsini ファイルを使ってインストーラを起動する必要がありますパ

ラメータの文法は OracleAS の Infrastructure をインストールする場合とは異なる

ので注意してくださいまた改行せずに入力してください $ mntcdromrunInstaller oracleiappserveriapptops_staticPorts=optoraclestaticportsini

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 20

Oracle Application Server 10g(904)ではインストーラによってシステム要件の

事前チェックが行われシステム要件が満たされていないと「Error

~Continue (yn) [n] 」というメッセージが表示されますメッセージの内容

を確認してから「n」と入力してインストールを中断しインストール事前準

備の各項目をもう一度チェックしてください

MIRACLE LINUXではシステム要件の事前チェックのいくつかの項目につい

て「Failed」と表示されます最後に「Error Packages version not per

Installation requirementContinue (yn) [n] 」と表示されますが表示されるメッ

セージを確認しインストール事前準備の各項目をもう一度チェックした上で

「y」と入力してインストールを継続してください

OUI が起動されると最初に次のようなスプラッシュが表示されます(数秒から

十数秒かかる場合があります)

6 「ようこそ」画面

「次へ」をクリックします

7 マシンに初めて Oracle製品をインストールする場合

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 21

今回はマシンに既に OracleAS Infrastructureがインストールされているので次の

ような画面は表示されません初めてマシンに Oracle製品をインストールすると

きには次のような画面が表示されますので指示に従って適切な情報を入力し

ます

① 「インベントリディレクトリの指定」画面

インベントリにはOracle製品のインストール情報が格納されます

今回は「optoracleoraInventory」を指定します「インベントリディレク

トリのフルパスの入力」に「optoracleoraInventory」と入力して「OK」を

クリックします

② 「UNIXグループ名」画面

インベントリディレクトリの書き込み権限を持つ OS グループの名前を入

力します

今回は「oinstall」を指定します「UNIX グループ名」に「oinstall」と入力し

て「次へ」をクリックしてください

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 22

③ orainstRootshの実行

次のようなダイアログが表示されます

「続行」をクリックする前にrootユーザーで

「optoracleoraInventoryorainstRootsh」を実行してください $ su Password optoracleoraInventoryorainstRootsh Oracleインベントリポインタファイルを作成しています(etcoraInstloc) 次のグループ名を変更します optoracleoraInventory 新規グループ名 oinstall

orainstRootsh実行後ダイアログに戻り「続行」をクリックします

8 「ファイルの場所の指定」画面

インストールする OracleAS インスタンスを識別する名前とインストールする

先のディレクトリを指定します今回は「インストール先」に「portal」「パ

ス」に「optoracleproduct904portal」と指定してくださいインストール先のデ

ィレクトリが存在しない場合はインストーラにより自動的に作成されます

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 23

「次へ」をクリックしてください

9 「インストールする製品の選択」画面

「製品の言語」をクリックして「選択された言語」に「日本語」が含まれてい

ることを確認してください含まれていない場合は「使用可能な言語」で「日

本語」をクリックしてから「gt」アイコンをクリックして日本語を選択し

「OK」をクリックしてください

「インストールする製品の選択」画面で「OracleAS Application Server 10g」が選択

されているのを確認して「次へ」をクリックします

10 「インストールタイプの選択」画面

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 24

「Portal and Wireless」を選択して「次へ」をクリックします

11 「Middle-Tierインストールの手順のプレビュー」画面

インストール手順のプレビュー画面が表示されます

確認して「次へ」をクリックします

12 「インストール前の要件の確認」画面

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 25

チェックボックスをチェックし「次へ」をクリックします

13 「構成オプションの選択」画面

インストール時に実行する構成ツールを選択します

「OracleAS Portal」にチェックがついているのを確認して「次へ」をクリックし

ます

14 「Oracle Internet Directoryへの登録」画面

利用する OracleAS Infrastructureの Oracle Internet Directory(OID)にアクセスするた

めの情報を入力します

OracleAS Infrastructureの OIDが稼動しているホスト名とポート番号を入力します

今回は OracleAS Infrastructure と同じマシンにインストールしているので

「Host」には現在インストールを行っているマシンの名前を「ltホスト名gtltド

メイン名gt」形式で入力してください「Port」には「Oracle Application Server 10g

for Linux インストール手順 ~Infrastructure 編~」の「インストール後の確認」

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 26

の「サービスのポートの確認」で確認した「Oracle Internet Directory port」の値

を入力してください(デフォルトでは「3060」です)

入力が完了したら「次へ」をクリックしてください

15 「Oracle Internet Directoryに対するログインの指定」画面

OIDに管理ユーザー「cn=orcladmin」でログインするための情報を入力します

「Password」には OracleAS Infrastructureをインストールしたときに「ias_admin」

のパスワードとして指定した値を入力して「次へ」をクリックしてください

16 「OracleAS Metadata Repositoryの選択」画面

Metadata Repository がインストールされているデータベースに対する接続情報を

入力します

デフォルト値が適切なのを確認して「次へ」をクリックします

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 27

17 「インスタンス名と ias_adminパスワードの指定」画面

インストールする Oracle Application Server に一意の名前を付け管理ユーザー

「ias_admin」のパスワードを指定します

今回は「インスタンス名」に「 portal」「 ias_admin のパスワード」に

「oracle10g」と入力してくださいまた Oracle Application Server を管理する

Application Server Controlにはユーザー「ias_admin」でログインするためこ

こで指定したパスワードは必ず覚えておいてください

ユーザー「ias_admin」のパスワードに指定可能な文字列には次のような制限

があります

数字 1文字以上を含む英数字 5文字以上であること

また指定するインスタンス名には次のような制限があります

英数字(A~Za~z0~9)およびrdquo$rdquordquo_rdquoのみ使用可能

1 つのマシンに複数の OracleAS インスタンスが存在する場合は各イン

スタンス名は一意でなくてはならない

「次へ」をクリックします

18 「サマリー」画面

インストールされるコンポーネントの一覧が表示されます

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 28

内容を確認して「インストール」をクリックします

19 「インストール」画面

① インストール中

次のような画面が表示されてインストールが開始されます

② CD-ROMの交換

インストールの途中次のようなダイアログが表示されます

指示に従って CD-ROMを交換し「OK」をクリックしてください

例 umount mntcdrom

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 29

eject

インストールメディアの交換 mount mntcdrom

③ rootshの実行

次のようなダイアログが表示されます

「OK」をクリックする前にOracle Application Server をインストールするデ

ィレクトリ(今回は「optoracleproduct904portal」)に存在する「rootsh」を

rootユーザーで実行してください $ su Password optoracleproduct904portalrootsh Running OracleAS rootsh script The following environment variables are set as ORACLE_OWNER= oracleas ORACLE_HOME= optoracleproduct904portal Enter the full pathname of the local bin directory [Defaultusrlocalbin] 「ENTER」キーを押す The file dbhome already exists in usrlocalbin Overwrite it (yn) [n] y 「y」キーを押す

Copying dbhome to usrlocalbin The file oraenv already exists in usrlocalbin Overwrite it (yn) [n] y 「y」キーを押す Copying oraenv to usrlocalbin The file coraenv already exists in usrlocalbin Overwrite it (yn) [n] y 「y」キーを押す Copying coraenv to usrlocalbin Creating etcoratab file Adding entry to etcoratab file Entries will be added to the etcoratab file as needed by Database Configuration Assistant when a database is created Finished running generic part of rootsh script Now product-specific root actions will be performed

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 30

今回のように同じマシンに既に Oracle 製品がインストールされている場合は

ディレクトリ「 usrlocalbin」に存在するファイル「dbhome」「oraenv」

「coraenv」を上書きするかどうか聞かれますのですべて「y」で上書きして

ください

またインストール開始時にファイル「staticportsini」を使用してOracle HTTP

Serverや OracleAS Web Cacheが 1024未満のポート番号を使用するように指定し

た場合は次のコマンドを実行してください $ su Password cd optoracleproduct904portalApacheApachebin chown root apachectl OHSが 1024未満の chmod 6750 apachectl ポート番号を使用する場合 cd optoracleproduct904portalwebcachebin chown root webcached OracleAS Web Cacheが 1024未満の chmod 6750 webcached ポート番号を使用する場合

実行後ダイアログに戻り「OK」をクリックします

20 「Configuration Assistant」画面

次の画面のように構成ツールが自動的に実行されます

構成ツールが全て終了するのをお待ちください

21 「インストールの終了」画面

インストールが正常に終了すると「OracleAS Infrastructure 10gのインストールが

成功しました」というメッセージとOracle HTTP Server にアクセスするための

URLが表示されます

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 31

「終了」をクリックすると次のようなダイアログが表示されます

「はい」をクリックしインストーラを終了します

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 32

インストール後の確認 インストール後は全てのサービスが起動しています各サービスの画面にアクセスし

動作確認しましょう

Oracle HTTP ServerOracleAS Web Cache のポート番号と Oracle Enterprise Manager

Application Server Control のポート番号を確認しそのポート番号を使用して OracleAS

Portalと Application Server Control にアクセスします

サービスのポート番号の確認

1 ファイル「optoracleproduct904portalinstallportlistini」の確認

このファイルはインストール時に割り当てられたポート番号になります「Oracle

HTTP Server port」「Web Cache HTTP Listen port」 (この 2 つは同じ値 )と

「Application Server Control port」の値を確認してください

例 [System] Host Name = portal21mycompanycom [Ports] Oracle HTTP Server port = 80 Oracle HTTP Server Listen port = 8889 Oracle HTTP Server SSL port = 443 Oracle HTTP Server Listen (SSL) port = 4444 Oracle HTTP Server Diagnostic port = 7201 Application Server Control RMI port = 1851 Oracle Notification Server Request port = 6004 Oracle Notification Server Local port = 6101 Oracle Notification Server Remote port = 6201 Java Object Cache port = 7011 Log Loader port = 44001 DCM Java Object Cache port = 7102 Oracle Management Agent port = 1831 Application Server Control port = 1811 Oracle HTTP Server Listen port = 8889 Oracle HTTP Server Listen (SSL) port = 4444 Web Cache HTTP Listen port = 80 Web Cache HTTP Listen (SSL) port = 443 Web Cache Administration port = 4000 Web Cache Invalidation port = 4001 Web Cache Statistics port = 4002 Oracle Net Listener = 1521 Discoverer OSAgent Port = 16003 Reports Services SQLNet port = 1950 Reports Services Visigenics CORBA port = 14000

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 33

OracleAS Portalの「ようこそ」画面の確認 1 OracleAS Portalの「ようこそ」画面へのアクセス

ブラウザを起動し次の URLにアクセスしてください

httpltホスト名gtltドメイン名gtltポート番号gtplsportal

ltホスト名gtltドメイン名gtltポート番号gtについては「インストールの終了」画面

に表示される Oracle HTTP Server にアクセスするための URLまたはファイル

「 optoracleproduct904portalinstallportlistini」の「Host Name」項目および

「Oracle HTTP Server port」もしくは「Web Cache HTTP Listen port」項目の値を参

照してください

右上の「ログイン」をクリックしてください

2 OracleAS Single Sign-Onへのログイン

OracleAS Single Sign-Onのログイン画面が表示されます「

ユーザー名orcladmin

パスワードOracleAS Infrastructure のインストール時に指定した「ias_admin」の

パスワード(今回は「oracle10g」)

と入力してください

3 OracleAS Portalの管理画面へのアクセス

OracleAS Portal の管理画面が表示されます画面上方に表示されるタブをクリッ

クすることでさまざまな管理機能に切り替えて表示することができます

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 34

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 35

Web管理コンソール Application Server Controlの確認 Application Server Control はコンポーネントの起動停止や設定の変更アプリケー

ションの配布を行うためのWeb管理コンソールです

1 Application Server Controlへのアクセス

ブラウザを起動し次の URLにアクセスしてください

httpltホスト名ドメイン名gtltポート番号gt

ltホスト名gtltドメイン名gtについては「インストールの終了」画面に表示され

る Oracle HTTP Server にアクセスするための URLまたはファイル

「optoracleproduct904infrainstallportlistini」の「Host Name」項目ltポート

番号gtについては「Application Server Control port」項目の値を参照してください

ログインダイアログが表示されます

ユーザー名ias_admin

パスワードOracleAS Infrastructure のインストール時に指定した「ias_admin」の

パスワード(今回は「oracle10g」)

と入力してください

2 次のページが表示されます

ここで「スタンドアロンインスタンス」項目に表示されるリンク(ltMiddle-

Tier の OracleAS インスタンス名gtltマシンのホスト名gtltマシンのドメイン名gt

例 「portalportal21mycompanycom」)をクリックすると次の画面が表示され

ます

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 36

この画面からOracleAS Portal の各コンポーネントの起動停止や設定変更ア

プリケーションのデプロイなどの管理作業を行うことができますなお後述の

ようにコンポーネントの起動停止はコマンドラインのツール「opmnctl」か

ら行うことも可能ですまた設定の変更やアプリケーションのデプロイはコ

マンドラインのツール「dcmctl」から行うことも可能です

OracleAS Portal をインストールした直後はOracleAS Portal が提供するすべて

のサービスが起動しています

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 37

サービスの起動停止 OracleAS Portalを起動停止するための手順を紹介します

インストールユーザーの環境変数の設定 各サービスを起動停止するためにはユーザー「oracleas」でログインした後適切

な環境変数を設定する必要があります次のファイル「portal_env」は環境変数設定

の一例です export LANG=ja_JPeucJP export ORACLE_SID=asdb export ORACLE_HOME=optoracleproduct904portal export LD_LIBRARY_PATH=$ORACLE_HOMElib$LD_LIBRARY_PATH export PATH=usrbinusrlocalbinbinusrX11R6bin $ORACLE_HOMEbin$ORACLE_HOMEopmnbin$ORACLE_HOMEdcmbin $PATH export NLS_LANG=Japanese_JapanJA16EUC

「usrbin」が環境変数 PATH に含まれる最初のディレクトリとなるよう設定してくだ

さい

環境変数を設定するためには次のコマンドを実行してください $ portal_env

設定した環境変数を確認するためには次のコマンドを実行してください $ env

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 38

OracleAS Portalの起動 OracleAS Portalを起動するための手順は次の通りです

1 OracleAS Infrastructureの起動(OracleAS Infrastructureが起動していない場合)

2 ユーザー「oracleas」でログインして適切な環境変数を設定 $ portal_env

3 OracleAS Portalの提供するサービスの起動 $ $ORACLE_HOMEopmnbinopmnctl startall opmnctl starting opmn and all managed processes

4 Application Server Controlの起動 $ emctl start iasconsole TZ set to Japan Oracle Enterprise Manager 10g Application Server Control 90400 Copyright (c) 2002 2003 Oracle Corporation All rights reserved Starting Oracle 10g Application Server Control started

OracleAS Portalの起動が完了しましたOracleAS Portalの提供するすべてのサービス

が使用可能になりした

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 39

OracleAS Portalの停止

OracleAS Portalを停止するための手順は次の通りです

1 ユーザー「oracleas」でログインして適切な環境変数を設定 $ portal_env

2 Application Server Controlの停止 $ emctl stop iasconsole TZ set to Japan Oracle Enterprise Manager 10g Application Server Control 90400 Copyright (c) 2002 2003 Oracle Corporation All rights reserved Stopping Oracle 10g Application Server Control Stopped

3 OracleAS Portalの提供するサービスの停止 $ $ORACLE_HOMEopmnbinopmnctl stopall opmnctl stopping opmn and all managed processes

4 OracleAS Infrastructureの停止(OracleAS Infrastructureも停止したい場合)

OracleAS Portalの停止が完了しました

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 40

運用上の注意 インストール後に必要な注意点について記述します

PDKについて

OracleAS Portalの提供するポータルフレームワークではポータルページは「ポー

トレット」と呼ばれるモジュールによって構成されます

既存社内

システム

シングル

サインオン

検索フォーム

OTN Japan

ポートレットの開発は OracleAS Portal が提

ますがPDK(Portal Developer Kit)と呼ばれ

細かく応じたポートレットを作成すること

ルページの構築を可能にする「Web Clipp

トやその他いくつかのサンプルも含まれ

PDK を使用する場合には最新版を Ora

URL(もしくはサポートセンター)から入手し

httpotnoraclecojptechportletindexhtml

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal

ポートレッ

Excite Japan 天気予報

日経BP

BizTech News

Portal Web アプリケーション

コンテンツ管理

供するウィザードによって行うこともでき

る開発キットを用いることでニーズにきめ

もできますまた PDK には効率的なポータ

ing」や「Omni Portlet」といったポートレッ

ます

cle Technology Network Japan (OTN)の次の

てください

編~ 41

Portalスキーマのパスワードの変更

OracleAS Portal を運用するにあたってはPortal スキーマ (デフォルトでは Metadata

Repository と同一の DB インスタンスのスキーマ「portal」にPortal リポジトリが作成

されます)に SQLPlus でログインして作業を行う必要がある場合がありますPortal

スキーマのパスワードはインストール直後はランダムな値に設定されていますその値

は Oracle Internet Directory(OID)に格納されているので管理ツール Oracle Directory

Manageを使用して確認することができます

① Oracle Directory Managerの起動

まず OracleAS Infrastructure で Oracle Directory Manager を起動しますユーザー

「oracleas」でログインしOracleAS Infrastructure用の適切な環境変数を設定して

次のコマンドを実行します

$ infra_env $ $ORACLE_HOMEbinoidadmin

② ログイン画面

次のようなログイン画面が表示されます

初めて Oracle Directory Manager から OID にアクセスする際にはOID が稼動して

いるサーバのホスト名などの情報を入力する必要があります アイコンをクリ

ックしてくださいなお 2 回目移行のアクセスでは②~⑤の手順は省略されます

③ OIDの登録

編集する OIDを登録するための画面が表示されます

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 42

「追加」をクリックしてください

④ OIDの情報の入力

OIDが稼動しているホスト名とポート番号を入力する画面が表示されます

「サーバー」には OracleAS Infrastructureをインストールしたマシンの名前を「ltホ

スト名gtltドメイン名gt」形式で入力してください「ポート」には「インストール

後の確認」の「サービスのポートの確認」で確認した「Oracle Internet Directory

port」の値を入力してください(デフォルトでは「3060」です)入力が完了したら

「OK」をクリックします

⑤ OIDの選択

Oracle Directory Managerで編集する OIDを選択します

今入力したホスト名とポート番号が表示されている列を選択して反転させて「選

択」をクリックします

⑥ OIDへのログイン

ユーザー名パスワードを入力します

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 43

「ユーザー」に OID の管理ユーザーである「orcladmin」「パスワード」には

OracleAS Infrastructure のインストール中に「ias_admin」のパスワードとして指定し

た値(今回は「oracle10g」)を入力して「ログイン」をクリックしてください

⑦ Portalスキーマのパスワードの格納されているエントリ

次のような OIDの初期画面が表示されます

画面左側のナビゲータペインを次のように辿ってください

エントリ管理

gt cn=OracleContext

gt cn=Products

gt cn=IAS

gtcn=IAS Infrastructure Database

gt orclReferenceName=iasdbltInfrastructureのドメイン名gt

gt OrclResourceName=Portal

gt orclpasswordattribute

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 44

⑧ Portalスキーマのパスワードの確認

画面右側の属性「orclpasswordattribute」の値が「Portal」スキーマのパスワードを示

しています

また Portal スキーマのパスワードを変更する場合一般的な DB のスキーマのように

SQLPlusなどから直接変更してはいけませんPortalスキーマのパスワードの情報は

mod_plsql の DAD などでも保持されておりそれらに対しても同時に変更を反映する

必要がありますそのため Portal スキーマや SSO のパスワードの変更はApplication

Server Control から行いますSSO スキーマのパスワードの変更方法については

「Oracle Application Server 10g(904) for Linux x86 インストール手順 ~Infrastructure編

~」を参照してくださいPotalスキーマのパスワードの変更方法は次の通りです

① インスタンスのホームページの表示

WebブラウザでApplication Server Controlのインスタンスのホームページにアクセ

スします

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 45

「Infrastructure」タブを表示してください

② 「Infrastructure」タブの表示

「Infrastructure」タブが表示されます

ページ左下のリンク「スキーマパスワードの変更」をクリックします

③ パスワードの変更画面の表示

パスワードの変更画面が表示されます

パスワードの変更画面で「PORTAL」にチェックをつけて選択し「パスワード」

及び「パスワードの確認」項目に設定したいパスワードを入力します入力が完

了したら「OK」をクリックします

④ パスワードの変更結果の確認画面の表示

パスワードの変更結果の確認画面が表示されます

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 46

⑤ インスタンスのホームページの表示

Portalスキーマのパスワードを変更した場合Oracle HTTP Serverを再起動する必要

があります再びインスタンスのホームページにアクセスしてください

「HTTP Server」にチェックをつけて選択し「再起動」をクリックしてください

⑥ Oracle HTTP Serverの再起動

次のような確認画面が表示されます

「はい」をクリックしてください

⑦ 再起動の処理中

再起動中は次のような画面が表示されます再起動が完了するまで暫くお待ちく

ださい

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 47

⑧ 再起動の完了

再起動が完了すると次のような画面が表示されます

これで Portalスキーマのパスワード変更が完了しました

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 48

アンインストール インストールした OracleAS Portalをアンインストールする手順は次の通りです

アンインストール作業

1 コンポーネントの停止

「サービスの起動停止」の章を参照してOracleAS Portal を停止しますなお

OracleAS Infrastructureは必ず起動しておいて下さい

2 インストーラの起動

インストールユーザー「oracleas」でログインして次のコマンドを実行しOracle

Universal Installerを起動します $ mntcdromrunInstaller

3 「ようこそ」画面

「製品の削除」をクリックします

4 削除するインスタンスの指定

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 49

削除するインスタンスをチェックします

今回は「portal」をチェックして「削除」をクリックします

5 確認ダイアログ

削除するコンポーネントの詳細が表示されます

「はい」をクリックしてください

6 削除ダイアログ

次のようなダイアログで削除の進行状況が表示されます

7 削除完了ダイアログ

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 50

削除が完了すると次のようなダイアログが表示されます

「閉じる」をクリックします

8 インストーラの終了

「取消」をクリックして OUIを終了します

9 ファイルディレクトリの削除

インストーラでは削除されないファイルやディレクトリがありますので手動で

削除します

① ORACLEホームディレクトリ

rootユーザーログインして削除した Oracle Application Serverインスタンスの

ORACLE ホームディレクトリを削除します次のコマンドを実行してくだ

さい $ su Password rm ndashrf optoracleproduct904portal

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 51

② etcoratabの削除済みインスタンスのエントリ

etcoratabファイルから削除したインスタンスに関する記述を削除します $ vi etcoratab This file is used by ORACLE utilities It is created by rootsh and updated by the Database Configuration Assistant when creating a database A colon is used as the field terminator A new line terminates the entry Lines beginning with a pound sign are comments Entries are of the form $ORACLE_SID$ORACLE_HOMEltN|Ygt The first and second fields are the system identifier and home directory of the database respectively The third filed indicates to the dbstart utility that the database should Y or should not N be brought up at system boot time Multiple entries with the same $ORACLE_SID are not allowed optoracleproduct904portalN この行を削除

10 OIDから OracleASインスタンス情報を削除

OracleAS Infrastructureの Oracle Internet Directory(OID)のエントリに格納されてい

るOracleASインスタンス情報を手動で削除します

ユーザー「oracleas」で OracleAS Infrastructure用に環境変数を設定して次のコマ

ンドを実行します $ ldapdelete -h ltOIDのホスト名gt -p ltOIDのポート番号gt -D cn=orcladmin -w ltorcladminのパスワードgt -x orclApplicationCommonName=ltOracleASインスタンス名gt cn=IAS Instancescn=IAScn=Productscn=OracleContext

ここでltOID のホスト名gtltOID のポート番号gtltorcladmin のパスワードgtは

インストール時に指定した OIDに関する情報と同じです

ltOracleAS インスタンス IDgtについては「管理ツール Application Server Control

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 52

の確認」で確認したltOracleAS インスタンス名gtltマシンのホスト名gtltマシン

のドメイン名gt(例 「portalportal21mycompanycom」)となります

例 $ ldapdelete -h portal21mycompanycom -p 3060 -D cn=orcladmin -w oracle10g -x orclapplicationcommonname=portalportal21mycompanycom cn=IAS Instancescn=IAScn=Productscn=OracleContext

OID に格納されている OracleAS インスタンスの情報はここで使用したコマ

ンドラインのツール「ldapdelete」の代わりにOracle Directory Manager で確認

および変更することもできますOracle Directory Manager の起動方法について

は「Oracle Application Server 10g for Linux インストール手順 ~Infrastructure編

~」の「運用上の注意」を参照してください

「エントリ管理」項目の「 cn=OracleContex cn=Products cn=IAS cn=IAS

Instances」の下の各エントリにOracleAS Infrastructure に関連付けられた

OracleAS インスタンスの情報が格納されています各エントリの属性

「orclapplicationcommonname」にOracleAS インスタンスの名前が格納されて

いますアンインストールした OracleAS インスタンスの情報が格納されている

エントリをクリックして選択し アイコンをクリックすると削除することが

できます

11 OracleAS Single Sign-Onのパートナアプリケーション情報を削除

OracleAS Single Sign-On にパートナアプリケーションとして登録されている

OracleAS Portalの情報を手動で削除します

① OracleAS Single Sign-Onへのアクセス

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 53

ブラウザを起動し次の URLにアクセスしてください

httpltホスト名ドメイン名gtltポート番号gtplsorasso

ltホスト名gtltドメイン名gtについてはOracleAS Infrastructure の Oracle HTTP

Server にアクセスするための値となります次のような画面が表示されます

画面右上の「ログイン」をクリックしてください

② OracleAS Single Sign-Onへのログイン

次のような OracleAS Single Sign-Onのログイン画面が表示されます

ユーザー名orcladmin

パスワード OracleAS Infrastructure のインストール時に指定した

「ias_admin」のパスワード(今回は「oracle10g」)

と入力してください ③ OracleAS Single Sign-Onのトップページ

OracleAS Single Sign-Onのトップページが表示されます

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 54

画面上方の「SSO Server管理」をクリックしてください

④ OracleAS Single Sign-Onの管理画面

3つの管理項目が表示されます

中央の「パートナアプリケーションの管理」をクリックしてください

⑤ パートナアプリケーションの管理

パートナアプリケーションの一覧が表示されます

ここでアンインストールした OracleAS Portalの情報を削除しますlt今回イン

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 55

ストールした Middle-Tierの OracleASインスタンス名gtltマシンのホスト名gtlt

マシンのドメイン名gt(例 「portalportal21mycompanycom」)と表記されてい

るパートナアプリケーション及び今回インストールした OracleAS

Portal(例 「Oracle Portal(portal)」)と表記されているパートナアプリケーシ

ョンの 2つについて左側の「 」アイコンをクリックして削除します

⑥ 確認画面

それぞれ次のような確認画面が表示されますので「はい」をクリックします

この作業を正確に行わないと次回以降の Middle-Tier のインストールで構成ツ

ールの実行に失敗する場合があります

12 OracleASインスタンス情報の確認

アンインストールした OracleASインスタンスの情報がOracleAS Infrastructureに

残っていないことを確認します

① Application Server Controlへのアクセス

ブラウザを起動し次の URLにアクセスしてください

httpltホスト名ドメイン名gtltポート番号gt

ltホスト名gtltドメイン名gtltポート番号gtについては OracleAS Infrastructure の

Application Server Controlにアクセスするための値を入力してくださいログイ

ンダイアログが表示されます

ユーザー名ias_admin

パスワードOracleAS Infrastructure のインストール時に指定した「ias_admin」の

パスワード(今回は「oracle10g」)

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 56

と入力してください

② 次の画面が表示されます

ここで「スタンドアロンインスタンス」項目に表示されるリンクにアンイ

ンストールした OracleAS インスタンスの名前が存在しないことを確認してくだ

さい存在していない場合はアンインストール作業は完了ですもし存在し

ている場合は次の手順に進んでください

③ Middle-Tierの OracleASインスタンス情報の手動削除

Middle-Tier のインストールを強制終了した場合などMiddle-Tier の情報が残っ

ていることがありますその場合はユーザー「oracleas」でログインし

OracleAS Infrastructure 用の適切な環境変数を設定して次のコマンドを実行し

ます $ infra_env $ $ORACLE_HOMEdcmbindcmctl destroyinstance ndashi ltOracleASインスタンス名gt

ここでlt OracleAS インスタンス名gtは削除する OracleAS インスタンス名です

以上で OracleASのMiddle-Tierのアンインストールは完了です

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 57

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ビス名は米国 Oracle Corporation の商標または登録商標ですその他の製品名及びサービス名はそれぞれの所有者の商標または登録商標の可能性があります

  • はじめに
  • 目次
    • 前提
      • インストール概要
      • インストール
        • インストール事前準備
          • ハードウェア要件の確認
          • ソフトウェア要件の確認(Red Hat Enterprise Linux21の場合)
          • ソフトウェア要件の確認(Red Hat Enterprise Linux 30の場合)
          • ソフトウェア要件の確認(MIRACLE LINUX Standard Edition V21の場合)
          • カーネルパラメータの設定
          • ホスト名の確認
          • インストールするOSユーザー作成
            • インストール作業
            • インストール後の確認
              • サービスのポート番号の確認
              • OracleAS Portalの「ようこそ」画面の確認
              • Web管理コンソールApplication Server Controlの確認
                  • サービスの起動停止
                    • インストールユーザーの環境変数の設定
                    • OracleAS Portalの起動
                    • OracleAS Portalの停止
                      • 運用上の注意
                        • PDKについて
                        • Portalスキーマのパスワードの変更
                          • アンインストール
                            • アンインストール作業

カーネルパラメータの設定 次の作業を rootユーザーで行ってください

1 semmslsemmnssemopmsemmniの値の確認

次のコマンドで確認します sbinsysctl ndasha | grep sem kernelsem = 256 32000 100 142 (推奨値)

値が推奨値未満の場合は6の手順を行ってください

2 shmallshmmaxsemmniの値の確認

次のコマンドで確認します sbinsysctl ndasha | grep shm kernelshmmni = 142 (推奨値) kernelshmall = 2097152 (推奨値) kernelshmmax = 2147483648 (推奨値) kernelshm-use-bigpages = 0

値が推奨値未満の場合は6の手順を行ってください

3 msgmaxmsgmnbmsgmniの値の確認

次のコマンドで確認します sbinsysctl ndasha | grep msg kernelmsgmnb = 65535 (推奨値) kernelmsgmni = 2878 (推奨値) kernelmsgmax = 8192 (推奨値)

値が推奨値未満の場合は6の手順を行ってください

4 fille-maxの値の確認

次のコマンドで確認します sbinsysctl ndasha | grep file-max fsfile-max = 131072 (推奨値)

値が推奨値未満の場合は6の手順を行ってください

5 ip_local_port_rangeの値の確認

次のコマンドで確認します sbinsysctl ndasha | grep ip_local_port_range netipv4ip_local_port_range = 20000 65000 (推奨値)

値が推奨値未満の場合は6の手順を行ってください

6 カーネルパラメータの変更

1~5 の手順で値が推奨値未満のものがある場合ファイル

Oracle Application Server 10g(904) for Linux x86 インストール手順 ~Portal編~ 13

「etcsysctlconf」を編集して必要な行を追加または変更してください vi etcsysctlconf kernelshmall = 2097152 kernelshmmax = 2147483648 kernelshmmni = 142 semaphores semmsl semmns semopm semmni kernelsem = 256 32000 100 142 fsfile-max = 131072 netipv4ip_local_port_range = 20000 65000 kernelmsgmni = 2878 kernelmsgmax = 8192 kernelmsgmnb = 65535

さらに次のコマンドでカーネルパラメータの現在の値を変更します sbinsysctl -p

コマンドの出力結果から値が正しいことを確認します値が誤っている

場合はもう一度ファイル「etcsysctlconf」を編集してこのコマンドを再

度実行します

ホスト名の確認 次の作業を rootユーザーで行ってください

1 ファイル「etchosts」の編集

次のようにドメイン名を含んだホスト名を最初に記述します IPアドレス ltホスト名gtltドメイン名gt ltホスト名gt

例 123456789 portal21mycompanycom portal21

ホスト名には次のような制限があります

「web」もしくは「portal」以外

255文字以内

2 複数のネットワークカードを持つ環境にインストールする場合

インストーラはファイル「etchosts」の最初の名前を使用します複数のネットワークカードを持つ場合は使用するホスト名が最初になるよう

に並べ替えてください

3 DHCP環境にインストールインストールする場合

Linux および Windows の場合は DHCP 環境へのインストールが可能です

DHCP 環境の場合は次のようにファイル「etchosts」を編集してくださ

Oracle Application Server 10g(904) for Linux x86 インストール手順 ~Portal編~ 14

127001 ltホスト名gtltドメイン名gt ltホスト名gt

例 127001 portal21mycompanycom portal21

4 hostnameコマンドの実行

hostname コマンドコマンドを実行してホスト名が設定されていることを

確認してください

hostname ホスト名の確認 localhostlocaldomain hostname portal21jporacdlecom ホスト名の設定 hostname 設定したホスト名の確認 portal21mycompanycom

インストールする OSユーザー作成 今回は同じマシンに既に OracleAS Infrastructureがインストールされているので

この手順は省略して以前と同じユーザー「oracleas」で Middle-Tier のインスト

ールを行いますOracleAS Infrastructureと異なるマシンにMiddle-Tierをインス

トールする場合などマシンに始めて Oracle Application Serverをインストール

する場合はこの手順の通りにインストール用のユーザーを作成してください

Oracle Application Serverを rootユーザーでインストールすることはできません

インストール用のユーザーを作成する必要があります以降の作業は root ユー

ザーで行ってください

1 インストール用グループ(oinstall)作成 groupadd oinstall

2 管理者用グループ(dba)作成 groupadd dba

3 インストール用ユーザー(oracleas)作成

ユーザー「oracleas」をデフォルトグループ「oinstall」サブグループ

「dba」として作成しますなお Oracle Application Server を root ユーザー

でインストールすることはできません必ずインストール用のユーザーを

作成してください useradd -g oinstall -G dba oracleas

4 作成したユーザー「oracleas」のパスワード設定

Oracle Application Server 10g(904) for Linux x86 インストール手順 ~Portal編~ 15

passwd oracleas New password

5 ユーザー「oracleas」のシェル制限の設定

ファイル「etcprofile」に次の内容を追加します「 $USER = oracleas 」

「 $SHELL = binksh 」といった大括弧の内側の文字列の両端には必

ず空白を 1つ入れてください(空白がないとエラーになります) if [ $USER = oracleas ] then if [ $SHELL = binksh ] then ulimit ndashp 16384 gtdevnull 2gtamp1 ulimit ndashn 16384 gtdevnull 2gtamp1 else ulimit ndashu 16384 ndashn 16384 gtdevnull 2gtamp1 fi fi

6 ハードリミットの変更

ユーザーのシェル制限を有効にするためにハードリミットを変更します

ハードリミットとはroot ユーザーだけが変更可能な上限値で一般ユー

ザーは現在のシェル制限をハードリミットの値まで変更できますハード

リミットを変更するためにはファイル「etcsecuritylimitsconf」に次

の 2行を追加します hard nofile 16384 hard nproc 16384

7 環境変数の設定

① 作成したユーザー「oracleas」でログイン su - oracleas

② 環境変数の確認

次のコマンドを実行して環境変数の設定を確認してください $ env

DISPLAY

「ハードウェア用件の確認」で確認した X Serverを指定します

TMPTMPDIR

これらの環境変数に250MB 以上空いているディレクトリを設定

してください

PATHCLASSPATHLD_LIBRARY_PATH

Oracle Application Server 10g(904) for Linux x86 インストール手順 ~Portal編~ 16

これらの環境変数に既存もしくはこれからインストールを行う

Oracle ホームディレクトリが含まれていないことを確認してく

ださい

LD_BIND_NOWORACLE_HOMEORA_NLS33TNS_ADMIN

設定されている場合は解除してください

LANG

「ja_JPeucJP」と設定してください(ご使用の Linux のキャラクタ

セットが EUC以外の場合はそれに応じて変更してください)

8 インストール先のディレクトリの書き込み権限の確認

今回はディレクトリ「optoracle」以下に Oracle Application Server をイン

ストールしますこのディレクトリが存在しなければ作成しまたユーザ

ー「oracleas」が書き込み権限を持っていることを確認してください

Oracle Application Server 10g(904) for Linux x86 インストール手順 ~Portal編~ 17

インストール作業 1 インストールユーザー「oracleas」でログイン

su ndash oracleas Password

2 環境変数 TMPTMPDIRに指定したディレクトリの空き領域を確認

環境変数 TMP と TMPDIR に指定したディレクトリに 250MB 以上の空き容量が

あるかどうかを確認します $ df ndashk $TMP $ df ndashk $TMPDIR

3 Oracle Application Serverのメディアをセット

Oracle Application Serverの Disk1を CD-ROMドライブに挿入してマウントしま

$ mount mntcdrom

4 ポート番号を指定してインストールする場合 Oracle Application Server 10g(904)のインストーラはインストール時にポート番

号の競合を回避してサービスにポートを自動的に割り当てます

インストール時に OracleAS Infrastructureが使用するポート番号を指定したい場合

は次の作業を行ってください

次のようなポート番号の競合を回避します

実行中のプロセスが使用中のポート

etcservicesファイルで指定されているポート

同一 OS ユーザーで既にインストールされている Oracle ApplicationServer 10g(904)に割り当てられているポート

① staticportsiniファイルを作成

インストールメディアの Disk1 に存在するテンプレートをローカルディス

クにコピーします $ cp mntcdromstageResponsestaticportsini optoraclestaticportsini

② ローカルディスクにコピーした staticportsiniファイルを編集

ポート番号をファイル「optoraclestaticportsini」で指定します各コンポー

ネントについてポート番号を指定し「」を削除して有効にします指定し

ないコンポーネントについてはインストーラが自動的にポート番号を割り

当てますOracleAS Portalにアクセスするために HTTPと HTTPSが一般的に

使用するポート番号である 80 と 443 を使用したい場合は例えば次のように

Oracle HTTP Server(OHS)OracleAS Web Cacheの使用するポート番号を指定

します J2EE and Web Cache Oracle HTTP Server port = 80 Oracle HTTP Server Listen port = 8889 Oracle HTTP Server SSL port = 443 Oracle HTTP Server Listen (SSL) port = 4444 Oracle HTTP Server Diagnostic port = port_num Oracle HTTP Server Jserv port = port_num Java Object Cache port = port_num DCM Java Object Cache port = port_num Oracle Notification Server Request port = port_num Oracle Notification Server Local port = port_num Oracle Notification Server Remote port = port_num Application Server Control port = port_num Application Server Control RMI port = port_num Oracle Management Agent port = port_num Web Cache HTTP Listen port = 80 Web Cache HTTP Listen (SSL) port = 443 Web Cache Administration port = port_num Web Cache Invalidation port = port_num Web Cache Statistics port = port_num Log Loader port = port_num Business Intelligence and Forms Discoverer OSAgent port = port_num Reports Services SQLNet port = port_num Infrastructure Oracle Internet Directory port = port_num Oracle Internet Directory (SSL) port = port_num Oracle Certificate Authority SSL Server Authentication port = port_num Oracle Certificate Authority SSL Mutual Authentication port = port_num

ポート番号に関する注意

Oracle Enterprise Manager Application Server Control のポート番号をインス

トール後に変更することはできません

OracleAS Infrastructure のインストール中にMetadata Repository を格納する

ために作成された データベースはポート番号 1521248124828080

9090 を使用しますそのため OracleAS Infrastructure と同一のマシンに

Middle-Tier をインストールする場合はこれらのポート番号を指定しないで

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 19

ください

65536以上のポート番号を指定することはできません

1024 未満のポート番号を指定する場合はroot ユーザーとしてコンポーネン

トを実行する必要がありますインストール終了時にインストーラではその

コンポーネントを起動できないのでインストール中に後述のような追加手

順を実行する必要があります

競合しているポート番号を指定した場合はインストール後に実行される構

成ツールが正常に終了しない可能性がありますその場合はこの資料の最後

に記述されている方法に従って Oracle Application Serverをアンインストール

した後ポート番号の指定を変更してから再インストールしてください

OracleAS Portal を使用するためには「Oracle HTTP Server port」と「Web

Cache HTTP Listen port」「Oracle HTTP Server SSL port」と「Web Cache HTTP

Listen (SSL) port」に指定するポート番号が一致している必要があります

5 インストーラの起動

次のコマンドを実行して Oracle Universal Installer(OUI)を起動します

インストール中にディスクの入れ替えが発生しますのでマウントポイントデ

ィレクトリ内でインストーラを起動しないことをお薦めしますもしマウントポ

イントディレクトリ内でインストーラを起動した場合インストーラの起動後

にカレントディレクトリを他のディレクトリに変更してください $ mntcdromrunInstaller

インストール時に OracleAS Portalが使用するポート番号を指定する場合は作成

した staticportsini ファイルを使ってインストーラを起動する必要がありますパ

ラメータの文法は OracleAS の Infrastructure をインストールする場合とは異なる

ので注意してくださいまた改行せずに入力してください $ mntcdromrunInstaller oracleiappserveriapptops_staticPorts=optoraclestaticportsini

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 20

Oracle Application Server 10g(904)ではインストーラによってシステム要件の

事前チェックが行われシステム要件が満たされていないと「Error

~Continue (yn) [n] 」というメッセージが表示されますメッセージの内容

を確認してから「n」と入力してインストールを中断しインストール事前準

備の各項目をもう一度チェックしてください

MIRACLE LINUXではシステム要件の事前チェックのいくつかの項目につい

て「Failed」と表示されます最後に「Error Packages version not per

Installation requirementContinue (yn) [n] 」と表示されますが表示されるメッ

セージを確認しインストール事前準備の各項目をもう一度チェックした上で

「y」と入力してインストールを継続してください

OUI が起動されると最初に次のようなスプラッシュが表示されます(数秒から

十数秒かかる場合があります)

6 「ようこそ」画面

「次へ」をクリックします

7 マシンに初めて Oracle製品をインストールする場合

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 21

今回はマシンに既に OracleAS Infrastructureがインストールされているので次の

ような画面は表示されません初めてマシンに Oracle製品をインストールすると

きには次のような画面が表示されますので指示に従って適切な情報を入力し

ます

① 「インベントリディレクトリの指定」画面

インベントリにはOracle製品のインストール情報が格納されます

今回は「optoracleoraInventory」を指定します「インベントリディレク

トリのフルパスの入力」に「optoracleoraInventory」と入力して「OK」を

クリックします

② 「UNIXグループ名」画面

インベントリディレクトリの書き込み権限を持つ OS グループの名前を入

力します

今回は「oinstall」を指定します「UNIX グループ名」に「oinstall」と入力し

て「次へ」をクリックしてください

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 22

③ orainstRootshの実行

次のようなダイアログが表示されます

「続行」をクリックする前にrootユーザーで

「optoracleoraInventoryorainstRootsh」を実行してください $ su Password optoracleoraInventoryorainstRootsh Oracleインベントリポインタファイルを作成しています(etcoraInstloc) 次のグループ名を変更します optoracleoraInventory 新規グループ名 oinstall

orainstRootsh実行後ダイアログに戻り「続行」をクリックします

8 「ファイルの場所の指定」画面

インストールする OracleAS インスタンスを識別する名前とインストールする

先のディレクトリを指定します今回は「インストール先」に「portal」「パ

ス」に「optoracleproduct904portal」と指定してくださいインストール先のデ

ィレクトリが存在しない場合はインストーラにより自動的に作成されます

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 23

「次へ」をクリックしてください

9 「インストールする製品の選択」画面

「製品の言語」をクリックして「選択された言語」に「日本語」が含まれてい

ることを確認してください含まれていない場合は「使用可能な言語」で「日

本語」をクリックしてから「gt」アイコンをクリックして日本語を選択し

「OK」をクリックしてください

「インストールする製品の選択」画面で「OracleAS Application Server 10g」が選択

されているのを確認して「次へ」をクリックします

10 「インストールタイプの選択」画面

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 24

「Portal and Wireless」を選択して「次へ」をクリックします

11 「Middle-Tierインストールの手順のプレビュー」画面

インストール手順のプレビュー画面が表示されます

確認して「次へ」をクリックします

12 「インストール前の要件の確認」画面

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 25

チェックボックスをチェックし「次へ」をクリックします

13 「構成オプションの選択」画面

インストール時に実行する構成ツールを選択します

「OracleAS Portal」にチェックがついているのを確認して「次へ」をクリックし

ます

14 「Oracle Internet Directoryへの登録」画面

利用する OracleAS Infrastructureの Oracle Internet Directory(OID)にアクセスするた

めの情報を入力します

OracleAS Infrastructureの OIDが稼動しているホスト名とポート番号を入力します

今回は OracleAS Infrastructure と同じマシンにインストールしているので

「Host」には現在インストールを行っているマシンの名前を「ltホスト名gtltド

メイン名gt」形式で入力してください「Port」には「Oracle Application Server 10g

for Linux インストール手順 ~Infrastructure 編~」の「インストール後の確認」

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 26

の「サービスのポートの確認」で確認した「Oracle Internet Directory port」の値

を入力してください(デフォルトでは「3060」です)

入力が完了したら「次へ」をクリックしてください

15 「Oracle Internet Directoryに対するログインの指定」画面

OIDに管理ユーザー「cn=orcladmin」でログインするための情報を入力します

「Password」には OracleAS Infrastructureをインストールしたときに「ias_admin」

のパスワードとして指定した値を入力して「次へ」をクリックしてください

16 「OracleAS Metadata Repositoryの選択」画面

Metadata Repository がインストールされているデータベースに対する接続情報を

入力します

デフォルト値が適切なのを確認して「次へ」をクリックします

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 27

17 「インスタンス名と ias_adminパスワードの指定」画面

インストールする Oracle Application Server に一意の名前を付け管理ユーザー

「ias_admin」のパスワードを指定します

今回は「インスタンス名」に「 portal」「 ias_admin のパスワード」に

「oracle10g」と入力してくださいまた Oracle Application Server を管理する

Application Server Controlにはユーザー「ias_admin」でログインするためこ

こで指定したパスワードは必ず覚えておいてください

ユーザー「ias_admin」のパスワードに指定可能な文字列には次のような制限

があります

数字 1文字以上を含む英数字 5文字以上であること

また指定するインスタンス名には次のような制限があります

英数字(A~Za~z0~9)およびrdquo$rdquordquo_rdquoのみ使用可能

1 つのマシンに複数の OracleAS インスタンスが存在する場合は各イン

スタンス名は一意でなくてはならない

「次へ」をクリックします

18 「サマリー」画面

インストールされるコンポーネントの一覧が表示されます

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 28

内容を確認して「インストール」をクリックします

19 「インストール」画面

① インストール中

次のような画面が表示されてインストールが開始されます

② CD-ROMの交換

インストールの途中次のようなダイアログが表示されます

指示に従って CD-ROMを交換し「OK」をクリックしてください

例 umount mntcdrom

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 29

eject

インストールメディアの交換 mount mntcdrom

③ rootshの実行

次のようなダイアログが表示されます

「OK」をクリックする前にOracle Application Server をインストールするデ

ィレクトリ(今回は「optoracleproduct904portal」)に存在する「rootsh」を

rootユーザーで実行してください $ su Password optoracleproduct904portalrootsh Running OracleAS rootsh script The following environment variables are set as ORACLE_OWNER= oracleas ORACLE_HOME= optoracleproduct904portal Enter the full pathname of the local bin directory [Defaultusrlocalbin] 「ENTER」キーを押す The file dbhome already exists in usrlocalbin Overwrite it (yn) [n] y 「y」キーを押す

Copying dbhome to usrlocalbin The file oraenv already exists in usrlocalbin Overwrite it (yn) [n] y 「y」キーを押す Copying oraenv to usrlocalbin The file coraenv already exists in usrlocalbin Overwrite it (yn) [n] y 「y」キーを押す Copying coraenv to usrlocalbin Creating etcoratab file Adding entry to etcoratab file Entries will be added to the etcoratab file as needed by Database Configuration Assistant when a database is created Finished running generic part of rootsh script Now product-specific root actions will be performed

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 30

今回のように同じマシンに既に Oracle 製品がインストールされている場合は

ディレクトリ「 usrlocalbin」に存在するファイル「dbhome」「oraenv」

「coraenv」を上書きするかどうか聞かれますのですべて「y」で上書きして

ください

またインストール開始時にファイル「staticportsini」を使用してOracle HTTP

Serverや OracleAS Web Cacheが 1024未満のポート番号を使用するように指定し

た場合は次のコマンドを実行してください $ su Password cd optoracleproduct904portalApacheApachebin chown root apachectl OHSが 1024未満の chmod 6750 apachectl ポート番号を使用する場合 cd optoracleproduct904portalwebcachebin chown root webcached OracleAS Web Cacheが 1024未満の chmod 6750 webcached ポート番号を使用する場合

実行後ダイアログに戻り「OK」をクリックします

20 「Configuration Assistant」画面

次の画面のように構成ツールが自動的に実行されます

構成ツールが全て終了するのをお待ちください

21 「インストールの終了」画面

インストールが正常に終了すると「OracleAS Infrastructure 10gのインストールが

成功しました」というメッセージとOracle HTTP Server にアクセスするための

URLが表示されます

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 31

「終了」をクリックすると次のようなダイアログが表示されます

「はい」をクリックしインストーラを終了します

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 32

インストール後の確認 インストール後は全てのサービスが起動しています各サービスの画面にアクセスし

動作確認しましょう

Oracle HTTP ServerOracleAS Web Cache のポート番号と Oracle Enterprise Manager

Application Server Control のポート番号を確認しそのポート番号を使用して OracleAS

Portalと Application Server Control にアクセスします

サービスのポート番号の確認

1 ファイル「optoracleproduct904portalinstallportlistini」の確認

このファイルはインストール時に割り当てられたポート番号になります「Oracle

HTTP Server port」「Web Cache HTTP Listen port」 (この 2 つは同じ値 )と

「Application Server Control port」の値を確認してください

例 [System] Host Name = portal21mycompanycom [Ports] Oracle HTTP Server port = 80 Oracle HTTP Server Listen port = 8889 Oracle HTTP Server SSL port = 443 Oracle HTTP Server Listen (SSL) port = 4444 Oracle HTTP Server Diagnostic port = 7201 Application Server Control RMI port = 1851 Oracle Notification Server Request port = 6004 Oracle Notification Server Local port = 6101 Oracle Notification Server Remote port = 6201 Java Object Cache port = 7011 Log Loader port = 44001 DCM Java Object Cache port = 7102 Oracle Management Agent port = 1831 Application Server Control port = 1811 Oracle HTTP Server Listen port = 8889 Oracle HTTP Server Listen (SSL) port = 4444 Web Cache HTTP Listen port = 80 Web Cache HTTP Listen (SSL) port = 443 Web Cache Administration port = 4000 Web Cache Invalidation port = 4001 Web Cache Statistics port = 4002 Oracle Net Listener = 1521 Discoverer OSAgent Port = 16003 Reports Services SQLNet port = 1950 Reports Services Visigenics CORBA port = 14000

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 33

OracleAS Portalの「ようこそ」画面の確認 1 OracleAS Portalの「ようこそ」画面へのアクセス

ブラウザを起動し次の URLにアクセスしてください

httpltホスト名gtltドメイン名gtltポート番号gtplsportal

ltホスト名gtltドメイン名gtltポート番号gtについては「インストールの終了」画面

に表示される Oracle HTTP Server にアクセスするための URLまたはファイル

「 optoracleproduct904portalinstallportlistini」の「Host Name」項目および

「Oracle HTTP Server port」もしくは「Web Cache HTTP Listen port」項目の値を参

照してください

右上の「ログイン」をクリックしてください

2 OracleAS Single Sign-Onへのログイン

OracleAS Single Sign-Onのログイン画面が表示されます「

ユーザー名orcladmin

パスワードOracleAS Infrastructure のインストール時に指定した「ias_admin」の

パスワード(今回は「oracle10g」)

と入力してください

3 OracleAS Portalの管理画面へのアクセス

OracleAS Portal の管理画面が表示されます画面上方に表示されるタブをクリッ

クすることでさまざまな管理機能に切り替えて表示することができます

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 34

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 35

Web管理コンソール Application Server Controlの確認 Application Server Control はコンポーネントの起動停止や設定の変更アプリケー

ションの配布を行うためのWeb管理コンソールです

1 Application Server Controlへのアクセス

ブラウザを起動し次の URLにアクセスしてください

httpltホスト名ドメイン名gtltポート番号gt

ltホスト名gtltドメイン名gtについては「インストールの終了」画面に表示され

る Oracle HTTP Server にアクセスするための URLまたはファイル

「optoracleproduct904infrainstallportlistini」の「Host Name」項目ltポート

番号gtについては「Application Server Control port」項目の値を参照してください

ログインダイアログが表示されます

ユーザー名ias_admin

パスワードOracleAS Infrastructure のインストール時に指定した「ias_admin」の

パスワード(今回は「oracle10g」)

と入力してください

2 次のページが表示されます

ここで「スタンドアロンインスタンス」項目に表示されるリンク(ltMiddle-

Tier の OracleAS インスタンス名gtltマシンのホスト名gtltマシンのドメイン名gt

例 「portalportal21mycompanycom」)をクリックすると次の画面が表示され

ます

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 36

この画面からOracleAS Portal の各コンポーネントの起動停止や設定変更ア

プリケーションのデプロイなどの管理作業を行うことができますなお後述の

ようにコンポーネントの起動停止はコマンドラインのツール「opmnctl」か

ら行うことも可能ですまた設定の変更やアプリケーションのデプロイはコ

マンドラインのツール「dcmctl」から行うことも可能です

OracleAS Portal をインストールした直後はOracleAS Portal が提供するすべて

のサービスが起動しています

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 37

サービスの起動停止 OracleAS Portalを起動停止するための手順を紹介します

インストールユーザーの環境変数の設定 各サービスを起動停止するためにはユーザー「oracleas」でログインした後適切

な環境変数を設定する必要があります次のファイル「portal_env」は環境変数設定

の一例です export LANG=ja_JPeucJP export ORACLE_SID=asdb export ORACLE_HOME=optoracleproduct904portal export LD_LIBRARY_PATH=$ORACLE_HOMElib$LD_LIBRARY_PATH export PATH=usrbinusrlocalbinbinusrX11R6bin $ORACLE_HOMEbin$ORACLE_HOMEopmnbin$ORACLE_HOMEdcmbin $PATH export NLS_LANG=Japanese_JapanJA16EUC

「usrbin」が環境変数 PATH に含まれる最初のディレクトリとなるよう設定してくだ

さい

環境変数を設定するためには次のコマンドを実行してください $ portal_env

設定した環境変数を確認するためには次のコマンドを実行してください $ env

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 38

OracleAS Portalの起動 OracleAS Portalを起動するための手順は次の通りです

1 OracleAS Infrastructureの起動(OracleAS Infrastructureが起動していない場合)

2 ユーザー「oracleas」でログインして適切な環境変数を設定 $ portal_env

3 OracleAS Portalの提供するサービスの起動 $ $ORACLE_HOMEopmnbinopmnctl startall opmnctl starting opmn and all managed processes

4 Application Server Controlの起動 $ emctl start iasconsole TZ set to Japan Oracle Enterprise Manager 10g Application Server Control 90400 Copyright (c) 2002 2003 Oracle Corporation All rights reserved Starting Oracle 10g Application Server Control started

OracleAS Portalの起動が完了しましたOracleAS Portalの提供するすべてのサービス

が使用可能になりした

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 39

OracleAS Portalの停止

OracleAS Portalを停止するための手順は次の通りです

1 ユーザー「oracleas」でログインして適切な環境変数を設定 $ portal_env

2 Application Server Controlの停止 $ emctl stop iasconsole TZ set to Japan Oracle Enterprise Manager 10g Application Server Control 90400 Copyright (c) 2002 2003 Oracle Corporation All rights reserved Stopping Oracle 10g Application Server Control Stopped

3 OracleAS Portalの提供するサービスの停止 $ $ORACLE_HOMEopmnbinopmnctl stopall opmnctl stopping opmn and all managed processes

4 OracleAS Infrastructureの停止(OracleAS Infrastructureも停止したい場合)

OracleAS Portalの停止が完了しました

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 40

運用上の注意 インストール後に必要な注意点について記述します

PDKについて

OracleAS Portalの提供するポータルフレームワークではポータルページは「ポー

トレット」と呼ばれるモジュールによって構成されます

既存社内

システム

シングル

サインオン

検索フォーム

OTN Japan

ポートレットの開発は OracleAS Portal が提

ますがPDK(Portal Developer Kit)と呼ばれ

細かく応じたポートレットを作成すること

ルページの構築を可能にする「Web Clipp

トやその他いくつかのサンプルも含まれ

PDK を使用する場合には最新版を Ora

URL(もしくはサポートセンター)から入手し

httpotnoraclecojptechportletindexhtml

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal

ポートレッ

Excite Japan 天気予報

日経BP

BizTech News

Portal Web アプリケーション

コンテンツ管理

供するウィザードによって行うこともでき

る開発キットを用いることでニーズにきめ

もできますまた PDK には効率的なポータ

ing」や「Omni Portlet」といったポートレッ

ます

cle Technology Network Japan (OTN)の次の

てください

編~ 41

Portalスキーマのパスワードの変更

OracleAS Portal を運用するにあたってはPortal スキーマ (デフォルトでは Metadata

Repository と同一の DB インスタンスのスキーマ「portal」にPortal リポジトリが作成

されます)に SQLPlus でログインして作業を行う必要がある場合がありますPortal

スキーマのパスワードはインストール直後はランダムな値に設定されていますその値

は Oracle Internet Directory(OID)に格納されているので管理ツール Oracle Directory

Manageを使用して確認することができます

① Oracle Directory Managerの起動

まず OracleAS Infrastructure で Oracle Directory Manager を起動しますユーザー

「oracleas」でログインしOracleAS Infrastructure用の適切な環境変数を設定して

次のコマンドを実行します

$ infra_env $ $ORACLE_HOMEbinoidadmin

② ログイン画面

次のようなログイン画面が表示されます

初めて Oracle Directory Manager から OID にアクセスする際にはOID が稼動して

いるサーバのホスト名などの情報を入力する必要があります アイコンをクリ

ックしてくださいなお 2 回目移行のアクセスでは②~⑤の手順は省略されます

③ OIDの登録

編集する OIDを登録するための画面が表示されます

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 42

「追加」をクリックしてください

④ OIDの情報の入力

OIDが稼動しているホスト名とポート番号を入力する画面が表示されます

「サーバー」には OracleAS Infrastructureをインストールしたマシンの名前を「ltホ

スト名gtltドメイン名gt」形式で入力してください「ポート」には「インストール

後の確認」の「サービスのポートの確認」で確認した「Oracle Internet Directory

port」の値を入力してください(デフォルトでは「3060」です)入力が完了したら

「OK」をクリックします

⑤ OIDの選択

Oracle Directory Managerで編集する OIDを選択します

今入力したホスト名とポート番号が表示されている列を選択して反転させて「選

択」をクリックします

⑥ OIDへのログイン

ユーザー名パスワードを入力します

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 43

「ユーザー」に OID の管理ユーザーである「orcladmin」「パスワード」には

OracleAS Infrastructure のインストール中に「ias_admin」のパスワードとして指定し

た値(今回は「oracle10g」)を入力して「ログイン」をクリックしてください

⑦ Portalスキーマのパスワードの格納されているエントリ

次のような OIDの初期画面が表示されます

画面左側のナビゲータペインを次のように辿ってください

エントリ管理

gt cn=OracleContext

gt cn=Products

gt cn=IAS

gtcn=IAS Infrastructure Database

gt orclReferenceName=iasdbltInfrastructureのドメイン名gt

gt OrclResourceName=Portal

gt orclpasswordattribute

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 44

⑧ Portalスキーマのパスワードの確認

画面右側の属性「orclpasswordattribute」の値が「Portal」スキーマのパスワードを示

しています

また Portal スキーマのパスワードを変更する場合一般的な DB のスキーマのように

SQLPlusなどから直接変更してはいけませんPortalスキーマのパスワードの情報は

mod_plsql の DAD などでも保持されておりそれらに対しても同時に変更を反映する

必要がありますそのため Portal スキーマや SSO のパスワードの変更はApplication

Server Control から行いますSSO スキーマのパスワードの変更方法については

「Oracle Application Server 10g(904) for Linux x86 インストール手順 ~Infrastructure編

~」を参照してくださいPotalスキーマのパスワードの変更方法は次の通りです

① インスタンスのホームページの表示

WebブラウザでApplication Server Controlのインスタンスのホームページにアクセ

スします

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 45

「Infrastructure」タブを表示してください

② 「Infrastructure」タブの表示

「Infrastructure」タブが表示されます

ページ左下のリンク「スキーマパスワードの変更」をクリックします

③ パスワードの変更画面の表示

パスワードの変更画面が表示されます

パスワードの変更画面で「PORTAL」にチェックをつけて選択し「パスワード」

及び「パスワードの確認」項目に設定したいパスワードを入力します入力が完

了したら「OK」をクリックします

④ パスワードの変更結果の確認画面の表示

パスワードの変更結果の確認画面が表示されます

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 46

⑤ インスタンスのホームページの表示

Portalスキーマのパスワードを変更した場合Oracle HTTP Serverを再起動する必要

があります再びインスタンスのホームページにアクセスしてください

「HTTP Server」にチェックをつけて選択し「再起動」をクリックしてください

⑥ Oracle HTTP Serverの再起動

次のような確認画面が表示されます

「はい」をクリックしてください

⑦ 再起動の処理中

再起動中は次のような画面が表示されます再起動が完了するまで暫くお待ちく

ださい

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 47

⑧ 再起動の完了

再起動が完了すると次のような画面が表示されます

これで Portalスキーマのパスワード変更が完了しました

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 48

アンインストール インストールした OracleAS Portalをアンインストールする手順は次の通りです

アンインストール作業

1 コンポーネントの停止

「サービスの起動停止」の章を参照してOracleAS Portal を停止しますなお

OracleAS Infrastructureは必ず起動しておいて下さい

2 インストーラの起動

インストールユーザー「oracleas」でログインして次のコマンドを実行しOracle

Universal Installerを起動します $ mntcdromrunInstaller

3 「ようこそ」画面

「製品の削除」をクリックします

4 削除するインスタンスの指定

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 49

削除するインスタンスをチェックします

今回は「portal」をチェックして「削除」をクリックします

5 確認ダイアログ

削除するコンポーネントの詳細が表示されます

「はい」をクリックしてください

6 削除ダイアログ

次のようなダイアログで削除の進行状況が表示されます

7 削除完了ダイアログ

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 50

削除が完了すると次のようなダイアログが表示されます

「閉じる」をクリックします

8 インストーラの終了

「取消」をクリックして OUIを終了します

9 ファイルディレクトリの削除

インストーラでは削除されないファイルやディレクトリがありますので手動で

削除します

① ORACLEホームディレクトリ

rootユーザーログインして削除した Oracle Application Serverインスタンスの

ORACLE ホームディレクトリを削除します次のコマンドを実行してくだ

さい $ su Password rm ndashrf optoracleproduct904portal

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 51

② etcoratabの削除済みインスタンスのエントリ

etcoratabファイルから削除したインスタンスに関する記述を削除します $ vi etcoratab This file is used by ORACLE utilities It is created by rootsh and updated by the Database Configuration Assistant when creating a database A colon is used as the field terminator A new line terminates the entry Lines beginning with a pound sign are comments Entries are of the form $ORACLE_SID$ORACLE_HOMEltN|Ygt The first and second fields are the system identifier and home directory of the database respectively The third filed indicates to the dbstart utility that the database should Y or should not N be brought up at system boot time Multiple entries with the same $ORACLE_SID are not allowed optoracleproduct904portalN この行を削除

10 OIDから OracleASインスタンス情報を削除

OracleAS Infrastructureの Oracle Internet Directory(OID)のエントリに格納されてい

るOracleASインスタンス情報を手動で削除します

ユーザー「oracleas」で OracleAS Infrastructure用に環境変数を設定して次のコマ

ンドを実行します $ ldapdelete -h ltOIDのホスト名gt -p ltOIDのポート番号gt -D cn=orcladmin -w ltorcladminのパスワードgt -x orclApplicationCommonName=ltOracleASインスタンス名gt cn=IAS Instancescn=IAScn=Productscn=OracleContext

ここでltOID のホスト名gtltOID のポート番号gtltorcladmin のパスワードgtは

インストール時に指定した OIDに関する情報と同じです

ltOracleAS インスタンス IDgtについては「管理ツール Application Server Control

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 52

の確認」で確認したltOracleAS インスタンス名gtltマシンのホスト名gtltマシン

のドメイン名gt(例 「portalportal21mycompanycom」)となります

例 $ ldapdelete -h portal21mycompanycom -p 3060 -D cn=orcladmin -w oracle10g -x orclapplicationcommonname=portalportal21mycompanycom cn=IAS Instancescn=IAScn=Productscn=OracleContext

OID に格納されている OracleAS インスタンスの情報はここで使用したコマ

ンドラインのツール「ldapdelete」の代わりにOracle Directory Manager で確認

および変更することもできますOracle Directory Manager の起動方法について

は「Oracle Application Server 10g for Linux インストール手順 ~Infrastructure編

~」の「運用上の注意」を参照してください

「エントリ管理」項目の「 cn=OracleContex cn=Products cn=IAS cn=IAS

Instances」の下の各エントリにOracleAS Infrastructure に関連付けられた

OracleAS インスタンスの情報が格納されています各エントリの属性

「orclapplicationcommonname」にOracleAS インスタンスの名前が格納されて

いますアンインストールした OracleAS インスタンスの情報が格納されている

エントリをクリックして選択し アイコンをクリックすると削除することが

できます

11 OracleAS Single Sign-Onのパートナアプリケーション情報を削除

OracleAS Single Sign-On にパートナアプリケーションとして登録されている

OracleAS Portalの情報を手動で削除します

① OracleAS Single Sign-Onへのアクセス

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 53

ブラウザを起動し次の URLにアクセスしてください

httpltホスト名ドメイン名gtltポート番号gtplsorasso

ltホスト名gtltドメイン名gtについてはOracleAS Infrastructure の Oracle HTTP

Server にアクセスするための値となります次のような画面が表示されます

画面右上の「ログイン」をクリックしてください

② OracleAS Single Sign-Onへのログイン

次のような OracleAS Single Sign-Onのログイン画面が表示されます

ユーザー名orcladmin

パスワード OracleAS Infrastructure のインストール時に指定した

「ias_admin」のパスワード(今回は「oracle10g」)

と入力してください ③ OracleAS Single Sign-Onのトップページ

OracleAS Single Sign-Onのトップページが表示されます

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 54

画面上方の「SSO Server管理」をクリックしてください

④ OracleAS Single Sign-Onの管理画面

3つの管理項目が表示されます

中央の「パートナアプリケーションの管理」をクリックしてください

⑤ パートナアプリケーションの管理

パートナアプリケーションの一覧が表示されます

ここでアンインストールした OracleAS Portalの情報を削除しますlt今回イン

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 55

ストールした Middle-Tierの OracleASインスタンス名gtltマシンのホスト名gtlt

マシンのドメイン名gt(例 「portalportal21mycompanycom」)と表記されてい

るパートナアプリケーション及び今回インストールした OracleAS

Portal(例 「Oracle Portal(portal)」)と表記されているパートナアプリケーシ

ョンの 2つについて左側の「 」アイコンをクリックして削除します

⑥ 確認画面

それぞれ次のような確認画面が表示されますので「はい」をクリックします

この作業を正確に行わないと次回以降の Middle-Tier のインストールで構成ツ

ールの実行に失敗する場合があります

12 OracleASインスタンス情報の確認

アンインストールした OracleASインスタンスの情報がOracleAS Infrastructureに

残っていないことを確認します

① Application Server Controlへのアクセス

ブラウザを起動し次の URLにアクセスしてください

httpltホスト名ドメイン名gtltポート番号gt

ltホスト名gtltドメイン名gtltポート番号gtについては OracleAS Infrastructure の

Application Server Controlにアクセスするための値を入力してくださいログイ

ンダイアログが表示されます

ユーザー名ias_admin

パスワードOracleAS Infrastructure のインストール時に指定した「ias_admin」の

パスワード(今回は「oracle10g」)

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 56

と入力してください

② 次の画面が表示されます

ここで「スタンドアロンインスタンス」項目に表示されるリンクにアンイ

ンストールした OracleAS インスタンスの名前が存在しないことを確認してくだ

さい存在していない場合はアンインストール作業は完了ですもし存在し

ている場合は次の手順に進んでください

③ Middle-Tierの OracleASインスタンス情報の手動削除

Middle-Tier のインストールを強制終了した場合などMiddle-Tier の情報が残っ

ていることがありますその場合はユーザー「oracleas」でログインし

OracleAS Infrastructure 用の適切な環境変数を設定して次のコマンドを実行し

ます $ infra_env $ $ORACLE_HOMEdcmbindcmctl destroyinstance ndashi ltOracleASインスタンス名gt

ここでlt OracleAS インスタンス名gtは削除する OracleAS インスタンス名です

以上で OracleASのMiddle-Tierのアンインストールは完了です

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 57

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ビス名は米国 Oracle Corporation の商標または登録商標ですその他の製品名及びサービス名はそれぞれの所有者の商標または登録商標の可能性があります

  • はじめに
  • 目次
    • 前提
      • インストール概要
      • インストール
        • インストール事前準備
          • ハードウェア要件の確認
          • ソフトウェア要件の確認(Red Hat Enterprise Linux21の場合)
          • ソフトウェア要件の確認(Red Hat Enterprise Linux 30の場合)
          • ソフトウェア要件の確認(MIRACLE LINUX Standard Edition V21の場合)
          • カーネルパラメータの設定
          • ホスト名の確認
          • インストールするOSユーザー作成
            • インストール作業
            • インストール後の確認
              • サービスのポート番号の確認
              • OracleAS Portalの「ようこそ」画面の確認
              • Web管理コンソールApplication Server Controlの確認
                  • サービスの起動停止
                    • インストールユーザーの環境変数の設定
                    • OracleAS Portalの起動
                    • OracleAS Portalの停止
                      • 運用上の注意
                        • PDKについて
                        • Portalスキーマのパスワードの変更
                          • アンインストール
                            • アンインストール作業

「etcsysctlconf」を編集して必要な行を追加または変更してください vi etcsysctlconf kernelshmall = 2097152 kernelshmmax = 2147483648 kernelshmmni = 142 semaphores semmsl semmns semopm semmni kernelsem = 256 32000 100 142 fsfile-max = 131072 netipv4ip_local_port_range = 20000 65000 kernelmsgmni = 2878 kernelmsgmax = 8192 kernelmsgmnb = 65535

さらに次のコマンドでカーネルパラメータの現在の値を変更します sbinsysctl -p

コマンドの出力結果から値が正しいことを確認します値が誤っている

場合はもう一度ファイル「etcsysctlconf」を編集してこのコマンドを再

度実行します

ホスト名の確認 次の作業を rootユーザーで行ってください

1 ファイル「etchosts」の編集

次のようにドメイン名を含んだホスト名を最初に記述します IPアドレス ltホスト名gtltドメイン名gt ltホスト名gt

例 123456789 portal21mycompanycom portal21

ホスト名には次のような制限があります

「web」もしくは「portal」以外

255文字以内

2 複数のネットワークカードを持つ環境にインストールする場合

インストーラはファイル「etchosts」の最初の名前を使用します複数のネットワークカードを持つ場合は使用するホスト名が最初になるよう

に並べ替えてください

3 DHCP環境にインストールインストールする場合

Linux および Windows の場合は DHCP 環境へのインストールが可能です

DHCP 環境の場合は次のようにファイル「etchosts」を編集してくださ

Oracle Application Server 10g(904) for Linux x86 インストール手順 ~Portal編~ 14

127001 ltホスト名gtltドメイン名gt ltホスト名gt

例 127001 portal21mycompanycom portal21

4 hostnameコマンドの実行

hostname コマンドコマンドを実行してホスト名が設定されていることを

確認してください

hostname ホスト名の確認 localhostlocaldomain hostname portal21jporacdlecom ホスト名の設定 hostname 設定したホスト名の確認 portal21mycompanycom

インストールする OSユーザー作成 今回は同じマシンに既に OracleAS Infrastructureがインストールされているので

この手順は省略して以前と同じユーザー「oracleas」で Middle-Tier のインスト

ールを行いますOracleAS Infrastructureと異なるマシンにMiddle-Tierをインス

トールする場合などマシンに始めて Oracle Application Serverをインストール

する場合はこの手順の通りにインストール用のユーザーを作成してください

Oracle Application Serverを rootユーザーでインストールすることはできません

インストール用のユーザーを作成する必要があります以降の作業は root ユー

ザーで行ってください

1 インストール用グループ(oinstall)作成 groupadd oinstall

2 管理者用グループ(dba)作成 groupadd dba

3 インストール用ユーザー(oracleas)作成

ユーザー「oracleas」をデフォルトグループ「oinstall」サブグループ

「dba」として作成しますなお Oracle Application Server を root ユーザー

でインストールすることはできません必ずインストール用のユーザーを

作成してください useradd -g oinstall -G dba oracleas

4 作成したユーザー「oracleas」のパスワード設定

Oracle Application Server 10g(904) for Linux x86 インストール手順 ~Portal編~ 15

passwd oracleas New password

5 ユーザー「oracleas」のシェル制限の設定

ファイル「etcprofile」に次の内容を追加します「 $USER = oracleas 」

「 $SHELL = binksh 」といった大括弧の内側の文字列の両端には必

ず空白を 1つ入れてください(空白がないとエラーになります) if [ $USER = oracleas ] then if [ $SHELL = binksh ] then ulimit ndashp 16384 gtdevnull 2gtamp1 ulimit ndashn 16384 gtdevnull 2gtamp1 else ulimit ndashu 16384 ndashn 16384 gtdevnull 2gtamp1 fi fi

6 ハードリミットの変更

ユーザーのシェル制限を有効にするためにハードリミットを変更します

ハードリミットとはroot ユーザーだけが変更可能な上限値で一般ユー

ザーは現在のシェル制限をハードリミットの値まで変更できますハード

リミットを変更するためにはファイル「etcsecuritylimitsconf」に次

の 2行を追加します hard nofile 16384 hard nproc 16384

7 環境変数の設定

① 作成したユーザー「oracleas」でログイン su - oracleas

② 環境変数の確認

次のコマンドを実行して環境変数の設定を確認してください $ env

DISPLAY

「ハードウェア用件の確認」で確認した X Serverを指定します

TMPTMPDIR

これらの環境変数に250MB 以上空いているディレクトリを設定

してください

PATHCLASSPATHLD_LIBRARY_PATH

Oracle Application Server 10g(904) for Linux x86 インストール手順 ~Portal編~ 16

これらの環境変数に既存もしくはこれからインストールを行う

Oracle ホームディレクトリが含まれていないことを確認してく

ださい

LD_BIND_NOWORACLE_HOMEORA_NLS33TNS_ADMIN

設定されている場合は解除してください

LANG

「ja_JPeucJP」と設定してください(ご使用の Linux のキャラクタ

セットが EUC以外の場合はそれに応じて変更してください)

8 インストール先のディレクトリの書き込み権限の確認

今回はディレクトリ「optoracle」以下に Oracle Application Server をイン

ストールしますこのディレクトリが存在しなければ作成しまたユーザ

ー「oracleas」が書き込み権限を持っていることを確認してください

Oracle Application Server 10g(904) for Linux x86 インストール手順 ~Portal編~ 17

インストール作業 1 インストールユーザー「oracleas」でログイン

su ndash oracleas Password

2 環境変数 TMPTMPDIRに指定したディレクトリの空き領域を確認

環境変数 TMP と TMPDIR に指定したディレクトリに 250MB 以上の空き容量が

あるかどうかを確認します $ df ndashk $TMP $ df ndashk $TMPDIR

3 Oracle Application Serverのメディアをセット

Oracle Application Serverの Disk1を CD-ROMドライブに挿入してマウントしま

$ mount mntcdrom

4 ポート番号を指定してインストールする場合 Oracle Application Server 10g(904)のインストーラはインストール時にポート番

号の競合を回避してサービスにポートを自動的に割り当てます

インストール時に OracleAS Infrastructureが使用するポート番号を指定したい場合

は次の作業を行ってください

次のようなポート番号の競合を回避します

実行中のプロセスが使用中のポート

etcservicesファイルで指定されているポート

同一 OS ユーザーで既にインストールされている Oracle ApplicationServer 10g(904)に割り当てられているポート

① staticportsiniファイルを作成

インストールメディアの Disk1 に存在するテンプレートをローカルディス

クにコピーします $ cp mntcdromstageResponsestaticportsini optoraclestaticportsini

② ローカルディスクにコピーした staticportsiniファイルを編集

ポート番号をファイル「optoraclestaticportsini」で指定します各コンポー

ネントについてポート番号を指定し「」を削除して有効にします指定し

ないコンポーネントについてはインストーラが自動的にポート番号を割り

当てますOracleAS Portalにアクセスするために HTTPと HTTPSが一般的に

使用するポート番号である 80 と 443 を使用したい場合は例えば次のように

Oracle HTTP Server(OHS)OracleAS Web Cacheの使用するポート番号を指定

します J2EE and Web Cache Oracle HTTP Server port = 80 Oracle HTTP Server Listen port = 8889 Oracle HTTP Server SSL port = 443 Oracle HTTP Server Listen (SSL) port = 4444 Oracle HTTP Server Diagnostic port = port_num Oracle HTTP Server Jserv port = port_num Java Object Cache port = port_num DCM Java Object Cache port = port_num Oracle Notification Server Request port = port_num Oracle Notification Server Local port = port_num Oracle Notification Server Remote port = port_num Application Server Control port = port_num Application Server Control RMI port = port_num Oracle Management Agent port = port_num Web Cache HTTP Listen port = 80 Web Cache HTTP Listen (SSL) port = 443 Web Cache Administration port = port_num Web Cache Invalidation port = port_num Web Cache Statistics port = port_num Log Loader port = port_num Business Intelligence and Forms Discoverer OSAgent port = port_num Reports Services SQLNet port = port_num Infrastructure Oracle Internet Directory port = port_num Oracle Internet Directory (SSL) port = port_num Oracle Certificate Authority SSL Server Authentication port = port_num Oracle Certificate Authority SSL Mutual Authentication port = port_num

ポート番号に関する注意

Oracle Enterprise Manager Application Server Control のポート番号をインス

トール後に変更することはできません

OracleAS Infrastructure のインストール中にMetadata Repository を格納する

ために作成された データベースはポート番号 1521248124828080

9090 を使用しますそのため OracleAS Infrastructure と同一のマシンに

Middle-Tier をインストールする場合はこれらのポート番号を指定しないで

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 19

ください

65536以上のポート番号を指定することはできません

1024 未満のポート番号を指定する場合はroot ユーザーとしてコンポーネン

トを実行する必要がありますインストール終了時にインストーラではその

コンポーネントを起動できないのでインストール中に後述のような追加手

順を実行する必要があります

競合しているポート番号を指定した場合はインストール後に実行される構

成ツールが正常に終了しない可能性がありますその場合はこの資料の最後

に記述されている方法に従って Oracle Application Serverをアンインストール

した後ポート番号の指定を変更してから再インストールしてください

OracleAS Portal を使用するためには「Oracle HTTP Server port」と「Web

Cache HTTP Listen port」「Oracle HTTP Server SSL port」と「Web Cache HTTP

Listen (SSL) port」に指定するポート番号が一致している必要があります

5 インストーラの起動

次のコマンドを実行して Oracle Universal Installer(OUI)を起動します

インストール中にディスクの入れ替えが発生しますのでマウントポイントデ

ィレクトリ内でインストーラを起動しないことをお薦めしますもしマウントポ

イントディレクトリ内でインストーラを起動した場合インストーラの起動後

にカレントディレクトリを他のディレクトリに変更してください $ mntcdromrunInstaller

インストール時に OracleAS Portalが使用するポート番号を指定する場合は作成

した staticportsini ファイルを使ってインストーラを起動する必要がありますパ

ラメータの文法は OracleAS の Infrastructure をインストールする場合とは異なる

ので注意してくださいまた改行せずに入力してください $ mntcdromrunInstaller oracleiappserveriapptops_staticPorts=optoraclestaticportsini

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 20

Oracle Application Server 10g(904)ではインストーラによってシステム要件の

事前チェックが行われシステム要件が満たされていないと「Error

~Continue (yn) [n] 」というメッセージが表示されますメッセージの内容

を確認してから「n」と入力してインストールを中断しインストール事前準

備の各項目をもう一度チェックしてください

MIRACLE LINUXではシステム要件の事前チェックのいくつかの項目につい

て「Failed」と表示されます最後に「Error Packages version not per

Installation requirementContinue (yn) [n] 」と表示されますが表示されるメッ

セージを確認しインストール事前準備の各項目をもう一度チェックした上で

「y」と入力してインストールを継続してください

OUI が起動されると最初に次のようなスプラッシュが表示されます(数秒から

十数秒かかる場合があります)

6 「ようこそ」画面

「次へ」をクリックします

7 マシンに初めて Oracle製品をインストールする場合

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 21

今回はマシンに既に OracleAS Infrastructureがインストールされているので次の

ような画面は表示されません初めてマシンに Oracle製品をインストールすると

きには次のような画面が表示されますので指示に従って適切な情報を入力し

ます

① 「インベントリディレクトリの指定」画面

インベントリにはOracle製品のインストール情報が格納されます

今回は「optoracleoraInventory」を指定します「インベントリディレク

トリのフルパスの入力」に「optoracleoraInventory」と入力して「OK」を

クリックします

② 「UNIXグループ名」画面

インベントリディレクトリの書き込み権限を持つ OS グループの名前を入

力します

今回は「oinstall」を指定します「UNIX グループ名」に「oinstall」と入力し

て「次へ」をクリックしてください

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 22

③ orainstRootshの実行

次のようなダイアログが表示されます

「続行」をクリックする前にrootユーザーで

「optoracleoraInventoryorainstRootsh」を実行してください $ su Password optoracleoraInventoryorainstRootsh Oracleインベントリポインタファイルを作成しています(etcoraInstloc) 次のグループ名を変更します optoracleoraInventory 新規グループ名 oinstall

orainstRootsh実行後ダイアログに戻り「続行」をクリックします

8 「ファイルの場所の指定」画面

インストールする OracleAS インスタンスを識別する名前とインストールする

先のディレクトリを指定します今回は「インストール先」に「portal」「パ

ス」に「optoracleproduct904portal」と指定してくださいインストール先のデ

ィレクトリが存在しない場合はインストーラにより自動的に作成されます

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 23

「次へ」をクリックしてください

9 「インストールする製品の選択」画面

「製品の言語」をクリックして「選択された言語」に「日本語」が含まれてい

ることを確認してください含まれていない場合は「使用可能な言語」で「日

本語」をクリックしてから「gt」アイコンをクリックして日本語を選択し

「OK」をクリックしてください

「インストールする製品の選択」画面で「OracleAS Application Server 10g」が選択

されているのを確認して「次へ」をクリックします

10 「インストールタイプの選択」画面

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 24

「Portal and Wireless」を選択して「次へ」をクリックします

11 「Middle-Tierインストールの手順のプレビュー」画面

インストール手順のプレビュー画面が表示されます

確認して「次へ」をクリックします

12 「インストール前の要件の確認」画面

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 25

チェックボックスをチェックし「次へ」をクリックします

13 「構成オプションの選択」画面

インストール時に実行する構成ツールを選択します

「OracleAS Portal」にチェックがついているのを確認して「次へ」をクリックし

ます

14 「Oracle Internet Directoryへの登録」画面

利用する OracleAS Infrastructureの Oracle Internet Directory(OID)にアクセスするた

めの情報を入力します

OracleAS Infrastructureの OIDが稼動しているホスト名とポート番号を入力します

今回は OracleAS Infrastructure と同じマシンにインストールしているので

「Host」には現在インストールを行っているマシンの名前を「ltホスト名gtltド

メイン名gt」形式で入力してください「Port」には「Oracle Application Server 10g

for Linux インストール手順 ~Infrastructure 編~」の「インストール後の確認」

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 26

の「サービスのポートの確認」で確認した「Oracle Internet Directory port」の値

を入力してください(デフォルトでは「3060」です)

入力が完了したら「次へ」をクリックしてください

15 「Oracle Internet Directoryに対するログインの指定」画面

OIDに管理ユーザー「cn=orcladmin」でログインするための情報を入力します

「Password」には OracleAS Infrastructureをインストールしたときに「ias_admin」

のパスワードとして指定した値を入力して「次へ」をクリックしてください

16 「OracleAS Metadata Repositoryの選択」画面

Metadata Repository がインストールされているデータベースに対する接続情報を

入力します

デフォルト値が適切なのを確認して「次へ」をクリックします

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 27

17 「インスタンス名と ias_adminパスワードの指定」画面

インストールする Oracle Application Server に一意の名前を付け管理ユーザー

「ias_admin」のパスワードを指定します

今回は「インスタンス名」に「 portal」「 ias_admin のパスワード」に

「oracle10g」と入力してくださいまた Oracle Application Server を管理する

Application Server Controlにはユーザー「ias_admin」でログインするためこ

こで指定したパスワードは必ず覚えておいてください

ユーザー「ias_admin」のパスワードに指定可能な文字列には次のような制限

があります

数字 1文字以上を含む英数字 5文字以上であること

また指定するインスタンス名には次のような制限があります

英数字(A~Za~z0~9)およびrdquo$rdquordquo_rdquoのみ使用可能

1 つのマシンに複数の OracleAS インスタンスが存在する場合は各イン

スタンス名は一意でなくてはならない

「次へ」をクリックします

18 「サマリー」画面

インストールされるコンポーネントの一覧が表示されます

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 28

内容を確認して「インストール」をクリックします

19 「インストール」画面

① インストール中

次のような画面が表示されてインストールが開始されます

② CD-ROMの交換

インストールの途中次のようなダイアログが表示されます

指示に従って CD-ROMを交換し「OK」をクリックしてください

例 umount mntcdrom

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 29

eject

インストールメディアの交換 mount mntcdrom

③ rootshの実行

次のようなダイアログが表示されます

「OK」をクリックする前にOracle Application Server をインストールするデ

ィレクトリ(今回は「optoracleproduct904portal」)に存在する「rootsh」を

rootユーザーで実行してください $ su Password optoracleproduct904portalrootsh Running OracleAS rootsh script The following environment variables are set as ORACLE_OWNER= oracleas ORACLE_HOME= optoracleproduct904portal Enter the full pathname of the local bin directory [Defaultusrlocalbin] 「ENTER」キーを押す The file dbhome already exists in usrlocalbin Overwrite it (yn) [n] y 「y」キーを押す

Copying dbhome to usrlocalbin The file oraenv already exists in usrlocalbin Overwrite it (yn) [n] y 「y」キーを押す Copying oraenv to usrlocalbin The file coraenv already exists in usrlocalbin Overwrite it (yn) [n] y 「y」キーを押す Copying coraenv to usrlocalbin Creating etcoratab file Adding entry to etcoratab file Entries will be added to the etcoratab file as needed by Database Configuration Assistant when a database is created Finished running generic part of rootsh script Now product-specific root actions will be performed

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 30

今回のように同じマシンに既に Oracle 製品がインストールされている場合は

ディレクトリ「 usrlocalbin」に存在するファイル「dbhome」「oraenv」

「coraenv」を上書きするかどうか聞かれますのですべて「y」で上書きして

ください

またインストール開始時にファイル「staticportsini」を使用してOracle HTTP

Serverや OracleAS Web Cacheが 1024未満のポート番号を使用するように指定し

た場合は次のコマンドを実行してください $ su Password cd optoracleproduct904portalApacheApachebin chown root apachectl OHSが 1024未満の chmod 6750 apachectl ポート番号を使用する場合 cd optoracleproduct904portalwebcachebin chown root webcached OracleAS Web Cacheが 1024未満の chmod 6750 webcached ポート番号を使用する場合

実行後ダイアログに戻り「OK」をクリックします

20 「Configuration Assistant」画面

次の画面のように構成ツールが自動的に実行されます

構成ツールが全て終了するのをお待ちください

21 「インストールの終了」画面

インストールが正常に終了すると「OracleAS Infrastructure 10gのインストールが

成功しました」というメッセージとOracle HTTP Server にアクセスするための

URLが表示されます

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 31

「終了」をクリックすると次のようなダイアログが表示されます

「はい」をクリックしインストーラを終了します

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 32

インストール後の確認 インストール後は全てのサービスが起動しています各サービスの画面にアクセスし

動作確認しましょう

Oracle HTTP ServerOracleAS Web Cache のポート番号と Oracle Enterprise Manager

Application Server Control のポート番号を確認しそのポート番号を使用して OracleAS

Portalと Application Server Control にアクセスします

サービスのポート番号の確認

1 ファイル「optoracleproduct904portalinstallportlistini」の確認

このファイルはインストール時に割り当てられたポート番号になります「Oracle

HTTP Server port」「Web Cache HTTP Listen port」 (この 2 つは同じ値 )と

「Application Server Control port」の値を確認してください

例 [System] Host Name = portal21mycompanycom [Ports] Oracle HTTP Server port = 80 Oracle HTTP Server Listen port = 8889 Oracle HTTP Server SSL port = 443 Oracle HTTP Server Listen (SSL) port = 4444 Oracle HTTP Server Diagnostic port = 7201 Application Server Control RMI port = 1851 Oracle Notification Server Request port = 6004 Oracle Notification Server Local port = 6101 Oracle Notification Server Remote port = 6201 Java Object Cache port = 7011 Log Loader port = 44001 DCM Java Object Cache port = 7102 Oracle Management Agent port = 1831 Application Server Control port = 1811 Oracle HTTP Server Listen port = 8889 Oracle HTTP Server Listen (SSL) port = 4444 Web Cache HTTP Listen port = 80 Web Cache HTTP Listen (SSL) port = 443 Web Cache Administration port = 4000 Web Cache Invalidation port = 4001 Web Cache Statistics port = 4002 Oracle Net Listener = 1521 Discoverer OSAgent Port = 16003 Reports Services SQLNet port = 1950 Reports Services Visigenics CORBA port = 14000

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 33

OracleAS Portalの「ようこそ」画面の確認 1 OracleAS Portalの「ようこそ」画面へのアクセス

ブラウザを起動し次の URLにアクセスしてください

httpltホスト名gtltドメイン名gtltポート番号gtplsportal

ltホスト名gtltドメイン名gtltポート番号gtについては「インストールの終了」画面

に表示される Oracle HTTP Server にアクセスするための URLまたはファイル

「 optoracleproduct904portalinstallportlistini」の「Host Name」項目および

「Oracle HTTP Server port」もしくは「Web Cache HTTP Listen port」項目の値を参

照してください

右上の「ログイン」をクリックしてください

2 OracleAS Single Sign-Onへのログイン

OracleAS Single Sign-Onのログイン画面が表示されます「

ユーザー名orcladmin

パスワードOracleAS Infrastructure のインストール時に指定した「ias_admin」の

パスワード(今回は「oracle10g」)

と入力してください

3 OracleAS Portalの管理画面へのアクセス

OracleAS Portal の管理画面が表示されます画面上方に表示されるタブをクリッ

クすることでさまざまな管理機能に切り替えて表示することができます

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 34

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 35

Web管理コンソール Application Server Controlの確認 Application Server Control はコンポーネントの起動停止や設定の変更アプリケー

ションの配布を行うためのWeb管理コンソールです

1 Application Server Controlへのアクセス

ブラウザを起動し次の URLにアクセスしてください

httpltホスト名ドメイン名gtltポート番号gt

ltホスト名gtltドメイン名gtについては「インストールの終了」画面に表示され

る Oracle HTTP Server にアクセスするための URLまたはファイル

「optoracleproduct904infrainstallportlistini」の「Host Name」項目ltポート

番号gtについては「Application Server Control port」項目の値を参照してください

ログインダイアログが表示されます

ユーザー名ias_admin

パスワードOracleAS Infrastructure のインストール時に指定した「ias_admin」の

パスワード(今回は「oracle10g」)

と入力してください

2 次のページが表示されます

ここで「スタンドアロンインスタンス」項目に表示されるリンク(ltMiddle-

Tier の OracleAS インスタンス名gtltマシンのホスト名gtltマシンのドメイン名gt

例 「portalportal21mycompanycom」)をクリックすると次の画面が表示され

ます

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 36

この画面からOracleAS Portal の各コンポーネントの起動停止や設定変更ア

プリケーションのデプロイなどの管理作業を行うことができますなお後述の

ようにコンポーネントの起動停止はコマンドラインのツール「opmnctl」か

ら行うことも可能ですまた設定の変更やアプリケーションのデプロイはコ

マンドラインのツール「dcmctl」から行うことも可能です

OracleAS Portal をインストールした直後はOracleAS Portal が提供するすべて

のサービスが起動しています

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 37

サービスの起動停止 OracleAS Portalを起動停止するための手順を紹介します

インストールユーザーの環境変数の設定 各サービスを起動停止するためにはユーザー「oracleas」でログインした後適切

な環境変数を設定する必要があります次のファイル「portal_env」は環境変数設定

の一例です export LANG=ja_JPeucJP export ORACLE_SID=asdb export ORACLE_HOME=optoracleproduct904portal export LD_LIBRARY_PATH=$ORACLE_HOMElib$LD_LIBRARY_PATH export PATH=usrbinusrlocalbinbinusrX11R6bin $ORACLE_HOMEbin$ORACLE_HOMEopmnbin$ORACLE_HOMEdcmbin $PATH export NLS_LANG=Japanese_JapanJA16EUC

「usrbin」が環境変数 PATH に含まれる最初のディレクトリとなるよう設定してくだ

さい

環境変数を設定するためには次のコマンドを実行してください $ portal_env

設定した環境変数を確認するためには次のコマンドを実行してください $ env

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 38

OracleAS Portalの起動 OracleAS Portalを起動するための手順は次の通りです

1 OracleAS Infrastructureの起動(OracleAS Infrastructureが起動していない場合)

2 ユーザー「oracleas」でログインして適切な環境変数を設定 $ portal_env

3 OracleAS Portalの提供するサービスの起動 $ $ORACLE_HOMEopmnbinopmnctl startall opmnctl starting opmn and all managed processes

4 Application Server Controlの起動 $ emctl start iasconsole TZ set to Japan Oracle Enterprise Manager 10g Application Server Control 90400 Copyright (c) 2002 2003 Oracle Corporation All rights reserved Starting Oracle 10g Application Server Control started

OracleAS Portalの起動が完了しましたOracleAS Portalの提供するすべてのサービス

が使用可能になりした

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 39

OracleAS Portalの停止

OracleAS Portalを停止するための手順は次の通りです

1 ユーザー「oracleas」でログインして適切な環境変数を設定 $ portal_env

2 Application Server Controlの停止 $ emctl stop iasconsole TZ set to Japan Oracle Enterprise Manager 10g Application Server Control 90400 Copyright (c) 2002 2003 Oracle Corporation All rights reserved Stopping Oracle 10g Application Server Control Stopped

3 OracleAS Portalの提供するサービスの停止 $ $ORACLE_HOMEopmnbinopmnctl stopall opmnctl stopping opmn and all managed processes

4 OracleAS Infrastructureの停止(OracleAS Infrastructureも停止したい場合)

OracleAS Portalの停止が完了しました

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 40

運用上の注意 インストール後に必要な注意点について記述します

PDKについて

OracleAS Portalの提供するポータルフレームワークではポータルページは「ポー

トレット」と呼ばれるモジュールによって構成されます

既存社内

システム

シングル

サインオン

検索フォーム

OTN Japan

ポートレットの開発は OracleAS Portal が提

ますがPDK(Portal Developer Kit)と呼ばれ

細かく応じたポートレットを作成すること

ルページの構築を可能にする「Web Clipp

トやその他いくつかのサンプルも含まれ

PDK を使用する場合には最新版を Ora

URL(もしくはサポートセンター)から入手し

httpotnoraclecojptechportletindexhtml

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal

ポートレッ

Excite Japan 天気予報

日経BP

BizTech News

Portal Web アプリケーション

コンテンツ管理

供するウィザードによって行うこともでき

る開発キットを用いることでニーズにきめ

もできますまた PDK には効率的なポータ

ing」や「Omni Portlet」といったポートレッ

ます

cle Technology Network Japan (OTN)の次の

てください

編~ 41

Portalスキーマのパスワードの変更

OracleAS Portal を運用するにあたってはPortal スキーマ (デフォルトでは Metadata

Repository と同一の DB インスタンスのスキーマ「portal」にPortal リポジトリが作成

されます)に SQLPlus でログインして作業を行う必要がある場合がありますPortal

スキーマのパスワードはインストール直後はランダムな値に設定されていますその値

は Oracle Internet Directory(OID)に格納されているので管理ツール Oracle Directory

Manageを使用して確認することができます

① Oracle Directory Managerの起動

まず OracleAS Infrastructure で Oracle Directory Manager を起動しますユーザー

「oracleas」でログインしOracleAS Infrastructure用の適切な環境変数を設定して

次のコマンドを実行します

$ infra_env $ $ORACLE_HOMEbinoidadmin

② ログイン画面

次のようなログイン画面が表示されます

初めて Oracle Directory Manager から OID にアクセスする際にはOID が稼動して

いるサーバのホスト名などの情報を入力する必要があります アイコンをクリ

ックしてくださいなお 2 回目移行のアクセスでは②~⑤の手順は省略されます

③ OIDの登録

編集する OIDを登録するための画面が表示されます

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 42

「追加」をクリックしてください

④ OIDの情報の入力

OIDが稼動しているホスト名とポート番号を入力する画面が表示されます

「サーバー」には OracleAS Infrastructureをインストールしたマシンの名前を「ltホ

スト名gtltドメイン名gt」形式で入力してください「ポート」には「インストール

後の確認」の「サービスのポートの確認」で確認した「Oracle Internet Directory

port」の値を入力してください(デフォルトでは「3060」です)入力が完了したら

「OK」をクリックします

⑤ OIDの選択

Oracle Directory Managerで編集する OIDを選択します

今入力したホスト名とポート番号が表示されている列を選択して反転させて「選

択」をクリックします

⑥ OIDへのログイン

ユーザー名パスワードを入力します

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 43

「ユーザー」に OID の管理ユーザーである「orcladmin」「パスワード」には

OracleAS Infrastructure のインストール中に「ias_admin」のパスワードとして指定し

た値(今回は「oracle10g」)を入力して「ログイン」をクリックしてください

⑦ Portalスキーマのパスワードの格納されているエントリ

次のような OIDの初期画面が表示されます

画面左側のナビゲータペインを次のように辿ってください

エントリ管理

gt cn=OracleContext

gt cn=Products

gt cn=IAS

gtcn=IAS Infrastructure Database

gt orclReferenceName=iasdbltInfrastructureのドメイン名gt

gt OrclResourceName=Portal

gt orclpasswordattribute

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 44

⑧ Portalスキーマのパスワードの確認

画面右側の属性「orclpasswordattribute」の値が「Portal」スキーマのパスワードを示

しています

また Portal スキーマのパスワードを変更する場合一般的な DB のスキーマのように

SQLPlusなどから直接変更してはいけませんPortalスキーマのパスワードの情報は

mod_plsql の DAD などでも保持されておりそれらに対しても同時に変更を反映する

必要がありますそのため Portal スキーマや SSO のパスワードの変更はApplication

Server Control から行いますSSO スキーマのパスワードの変更方法については

「Oracle Application Server 10g(904) for Linux x86 インストール手順 ~Infrastructure編

~」を参照してくださいPotalスキーマのパスワードの変更方法は次の通りです

① インスタンスのホームページの表示

WebブラウザでApplication Server Controlのインスタンスのホームページにアクセ

スします

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 45

「Infrastructure」タブを表示してください

② 「Infrastructure」タブの表示

「Infrastructure」タブが表示されます

ページ左下のリンク「スキーマパスワードの変更」をクリックします

③ パスワードの変更画面の表示

パスワードの変更画面が表示されます

パスワードの変更画面で「PORTAL」にチェックをつけて選択し「パスワード」

及び「パスワードの確認」項目に設定したいパスワードを入力します入力が完

了したら「OK」をクリックします

④ パスワードの変更結果の確認画面の表示

パスワードの変更結果の確認画面が表示されます

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 46

⑤ インスタンスのホームページの表示

Portalスキーマのパスワードを変更した場合Oracle HTTP Serverを再起動する必要

があります再びインスタンスのホームページにアクセスしてください

「HTTP Server」にチェックをつけて選択し「再起動」をクリックしてください

⑥ Oracle HTTP Serverの再起動

次のような確認画面が表示されます

「はい」をクリックしてください

⑦ 再起動の処理中

再起動中は次のような画面が表示されます再起動が完了するまで暫くお待ちく

ださい

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 47

⑧ 再起動の完了

再起動が完了すると次のような画面が表示されます

これで Portalスキーマのパスワード変更が完了しました

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 48

アンインストール インストールした OracleAS Portalをアンインストールする手順は次の通りです

アンインストール作業

1 コンポーネントの停止

「サービスの起動停止」の章を参照してOracleAS Portal を停止しますなお

OracleAS Infrastructureは必ず起動しておいて下さい

2 インストーラの起動

インストールユーザー「oracleas」でログインして次のコマンドを実行しOracle

Universal Installerを起動します $ mntcdromrunInstaller

3 「ようこそ」画面

「製品の削除」をクリックします

4 削除するインスタンスの指定

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 49

削除するインスタンスをチェックします

今回は「portal」をチェックして「削除」をクリックします

5 確認ダイアログ

削除するコンポーネントの詳細が表示されます

「はい」をクリックしてください

6 削除ダイアログ

次のようなダイアログで削除の進行状況が表示されます

7 削除完了ダイアログ

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 50

削除が完了すると次のようなダイアログが表示されます

「閉じる」をクリックします

8 インストーラの終了

「取消」をクリックして OUIを終了します

9 ファイルディレクトリの削除

インストーラでは削除されないファイルやディレクトリがありますので手動で

削除します

① ORACLEホームディレクトリ

rootユーザーログインして削除した Oracle Application Serverインスタンスの

ORACLE ホームディレクトリを削除します次のコマンドを実行してくだ

さい $ su Password rm ndashrf optoracleproduct904portal

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 51

② etcoratabの削除済みインスタンスのエントリ

etcoratabファイルから削除したインスタンスに関する記述を削除します $ vi etcoratab This file is used by ORACLE utilities It is created by rootsh and updated by the Database Configuration Assistant when creating a database A colon is used as the field terminator A new line terminates the entry Lines beginning with a pound sign are comments Entries are of the form $ORACLE_SID$ORACLE_HOMEltN|Ygt The first and second fields are the system identifier and home directory of the database respectively The third filed indicates to the dbstart utility that the database should Y or should not N be brought up at system boot time Multiple entries with the same $ORACLE_SID are not allowed optoracleproduct904portalN この行を削除

10 OIDから OracleASインスタンス情報を削除

OracleAS Infrastructureの Oracle Internet Directory(OID)のエントリに格納されてい

るOracleASインスタンス情報を手動で削除します

ユーザー「oracleas」で OracleAS Infrastructure用に環境変数を設定して次のコマ

ンドを実行します $ ldapdelete -h ltOIDのホスト名gt -p ltOIDのポート番号gt -D cn=orcladmin -w ltorcladminのパスワードgt -x orclApplicationCommonName=ltOracleASインスタンス名gt cn=IAS Instancescn=IAScn=Productscn=OracleContext

ここでltOID のホスト名gtltOID のポート番号gtltorcladmin のパスワードgtは

インストール時に指定した OIDに関する情報と同じです

ltOracleAS インスタンス IDgtについては「管理ツール Application Server Control

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 52

の確認」で確認したltOracleAS インスタンス名gtltマシンのホスト名gtltマシン

のドメイン名gt(例 「portalportal21mycompanycom」)となります

例 $ ldapdelete -h portal21mycompanycom -p 3060 -D cn=orcladmin -w oracle10g -x orclapplicationcommonname=portalportal21mycompanycom cn=IAS Instancescn=IAScn=Productscn=OracleContext

OID に格納されている OracleAS インスタンスの情報はここで使用したコマ

ンドラインのツール「ldapdelete」の代わりにOracle Directory Manager で確認

および変更することもできますOracle Directory Manager の起動方法について

は「Oracle Application Server 10g for Linux インストール手順 ~Infrastructure編

~」の「運用上の注意」を参照してください

「エントリ管理」項目の「 cn=OracleContex cn=Products cn=IAS cn=IAS

Instances」の下の各エントリにOracleAS Infrastructure に関連付けられた

OracleAS インスタンスの情報が格納されています各エントリの属性

「orclapplicationcommonname」にOracleAS インスタンスの名前が格納されて

いますアンインストールした OracleAS インスタンスの情報が格納されている

エントリをクリックして選択し アイコンをクリックすると削除することが

できます

11 OracleAS Single Sign-Onのパートナアプリケーション情報を削除

OracleAS Single Sign-On にパートナアプリケーションとして登録されている

OracleAS Portalの情報を手動で削除します

① OracleAS Single Sign-Onへのアクセス

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 53

ブラウザを起動し次の URLにアクセスしてください

httpltホスト名ドメイン名gtltポート番号gtplsorasso

ltホスト名gtltドメイン名gtについてはOracleAS Infrastructure の Oracle HTTP

Server にアクセスするための値となります次のような画面が表示されます

画面右上の「ログイン」をクリックしてください

② OracleAS Single Sign-Onへのログイン

次のような OracleAS Single Sign-Onのログイン画面が表示されます

ユーザー名orcladmin

パスワード OracleAS Infrastructure のインストール時に指定した

「ias_admin」のパスワード(今回は「oracle10g」)

と入力してください ③ OracleAS Single Sign-Onのトップページ

OracleAS Single Sign-Onのトップページが表示されます

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 54

画面上方の「SSO Server管理」をクリックしてください

④ OracleAS Single Sign-Onの管理画面

3つの管理項目が表示されます

中央の「パートナアプリケーションの管理」をクリックしてください

⑤ パートナアプリケーションの管理

パートナアプリケーションの一覧が表示されます

ここでアンインストールした OracleAS Portalの情報を削除しますlt今回イン

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 55

ストールした Middle-Tierの OracleASインスタンス名gtltマシンのホスト名gtlt

マシンのドメイン名gt(例 「portalportal21mycompanycom」)と表記されてい

るパートナアプリケーション及び今回インストールした OracleAS

Portal(例 「Oracle Portal(portal)」)と表記されているパートナアプリケーシ

ョンの 2つについて左側の「 」アイコンをクリックして削除します

⑥ 確認画面

それぞれ次のような確認画面が表示されますので「はい」をクリックします

この作業を正確に行わないと次回以降の Middle-Tier のインストールで構成ツ

ールの実行に失敗する場合があります

12 OracleASインスタンス情報の確認

アンインストールした OracleASインスタンスの情報がOracleAS Infrastructureに

残っていないことを確認します

① Application Server Controlへのアクセス

ブラウザを起動し次の URLにアクセスしてください

httpltホスト名ドメイン名gtltポート番号gt

ltホスト名gtltドメイン名gtltポート番号gtについては OracleAS Infrastructure の

Application Server Controlにアクセスするための値を入力してくださいログイ

ンダイアログが表示されます

ユーザー名ias_admin

パスワードOracleAS Infrastructure のインストール時に指定した「ias_admin」の

パスワード(今回は「oracle10g」)

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 56

と入力してください

② 次の画面が表示されます

ここで「スタンドアロンインスタンス」項目に表示されるリンクにアンイ

ンストールした OracleAS インスタンスの名前が存在しないことを確認してくだ

さい存在していない場合はアンインストール作業は完了ですもし存在し

ている場合は次の手順に進んでください

③ Middle-Tierの OracleASインスタンス情報の手動削除

Middle-Tier のインストールを強制終了した場合などMiddle-Tier の情報が残っ

ていることがありますその場合はユーザー「oracleas」でログインし

OracleAS Infrastructure 用の適切な環境変数を設定して次のコマンドを実行し

ます $ infra_env $ $ORACLE_HOMEdcmbindcmctl destroyinstance ndashi ltOracleASインスタンス名gt

ここでlt OracleAS インスタンス名gtは削除する OracleAS インスタンス名です

以上で OracleASのMiddle-Tierのアンインストールは完了です

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 57

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ります日本オラクル社は本書の内容に関していかなる保証もいたしませんまた本書の内容に

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ビス名は米国 Oracle Corporation の商標または登録商標ですその他の製品名及びサービス名はそれぞれの所有者の商標または登録商標の可能性があります

  • はじめに
  • 目次
    • 前提
      • インストール概要
      • インストール
        • インストール事前準備
          • ハードウェア要件の確認
          • ソフトウェア要件の確認(Red Hat Enterprise Linux21の場合)
          • ソフトウェア要件の確認(Red Hat Enterprise Linux 30の場合)
          • ソフトウェア要件の確認(MIRACLE LINUX Standard Edition V21の場合)
          • カーネルパラメータの設定
          • ホスト名の確認
          • インストールするOSユーザー作成
            • インストール作業
            • インストール後の確認
              • サービスのポート番号の確認
              • OracleAS Portalの「ようこそ」画面の確認
              • Web管理コンソールApplication Server Controlの確認
                  • サービスの起動停止
                    • インストールユーザーの環境変数の設定
                    • OracleAS Portalの起動
                    • OracleAS Portalの停止
                      • 運用上の注意
                        • PDKについて
                        • Portalスキーマのパスワードの変更
                          • アンインストール
                            • アンインストール作業

127001 ltホスト名gtltドメイン名gt ltホスト名gt

例 127001 portal21mycompanycom portal21

4 hostnameコマンドの実行

hostname コマンドコマンドを実行してホスト名が設定されていることを

確認してください

hostname ホスト名の確認 localhostlocaldomain hostname portal21jporacdlecom ホスト名の設定 hostname 設定したホスト名の確認 portal21mycompanycom

インストールする OSユーザー作成 今回は同じマシンに既に OracleAS Infrastructureがインストールされているので

この手順は省略して以前と同じユーザー「oracleas」で Middle-Tier のインスト

ールを行いますOracleAS Infrastructureと異なるマシンにMiddle-Tierをインス

トールする場合などマシンに始めて Oracle Application Serverをインストール

する場合はこの手順の通りにインストール用のユーザーを作成してください

Oracle Application Serverを rootユーザーでインストールすることはできません

インストール用のユーザーを作成する必要があります以降の作業は root ユー

ザーで行ってください

1 インストール用グループ(oinstall)作成 groupadd oinstall

2 管理者用グループ(dba)作成 groupadd dba

3 インストール用ユーザー(oracleas)作成

ユーザー「oracleas」をデフォルトグループ「oinstall」サブグループ

「dba」として作成しますなお Oracle Application Server を root ユーザー

でインストールすることはできません必ずインストール用のユーザーを

作成してください useradd -g oinstall -G dba oracleas

4 作成したユーザー「oracleas」のパスワード設定

Oracle Application Server 10g(904) for Linux x86 インストール手順 ~Portal編~ 15

passwd oracleas New password

5 ユーザー「oracleas」のシェル制限の設定

ファイル「etcprofile」に次の内容を追加します「 $USER = oracleas 」

「 $SHELL = binksh 」といった大括弧の内側の文字列の両端には必

ず空白を 1つ入れてください(空白がないとエラーになります) if [ $USER = oracleas ] then if [ $SHELL = binksh ] then ulimit ndashp 16384 gtdevnull 2gtamp1 ulimit ndashn 16384 gtdevnull 2gtamp1 else ulimit ndashu 16384 ndashn 16384 gtdevnull 2gtamp1 fi fi

6 ハードリミットの変更

ユーザーのシェル制限を有効にするためにハードリミットを変更します

ハードリミットとはroot ユーザーだけが変更可能な上限値で一般ユー

ザーは現在のシェル制限をハードリミットの値まで変更できますハード

リミットを変更するためにはファイル「etcsecuritylimitsconf」に次

の 2行を追加します hard nofile 16384 hard nproc 16384

7 環境変数の設定

① 作成したユーザー「oracleas」でログイン su - oracleas

② 環境変数の確認

次のコマンドを実行して環境変数の設定を確認してください $ env

DISPLAY

「ハードウェア用件の確認」で確認した X Serverを指定します

TMPTMPDIR

これらの環境変数に250MB 以上空いているディレクトリを設定

してください

PATHCLASSPATHLD_LIBRARY_PATH

Oracle Application Server 10g(904) for Linux x86 インストール手順 ~Portal編~ 16

これらの環境変数に既存もしくはこれからインストールを行う

Oracle ホームディレクトリが含まれていないことを確認してく

ださい

LD_BIND_NOWORACLE_HOMEORA_NLS33TNS_ADMIN

設定されている場合は解除してください

LANG

「ja_JPeucJP」と設定してください(ご使用の Linux のキャラクタ

セットが EUC以外の場合はそれに応じて変更してください)

8 インストール先のディレクトリの書き込み権限の確認

今回はディレクトリ「optoracle」以下に Oracle Application Server をイン

ストールしますこのディレクトリが存在しなければ作成しまたユーザ

ー「oracleas」が書き込み権限を持っていることを確認してください

Oracle Application Server 10g(904) for Linux x86 インストール手順 ~Portal編~ 17

インストール作業 1 インストールユーザー「oracleas」でログイン

su ndash oracleas Password

2 環境変数 TMPTMPDIRに指定したディレクトリの空き領域を確認

環境変数 TMP と TMPDIR に指定したディレクトリに 250MB 以上の空き容量が

あるかどうかを確認します $ df ndashk $TMP $ df ndashk $TMPDIR

3 Oracle Application Serverのメディアをセット

Oracle Application Serverの Disk1を CD-ROMドライブに挿入してマウントしま

$ mount mntcdrom

4 ポート番号を指定してインストールする場合 Oracle Application Server 10g(904)のインストーラはインストール時にポート番

号の競合を回避してサービスにポートを自動的に割り当てます

インストール時に OracleAS Infrastructureが使用するポート番号を指定したい場合

は次の作業を行ってください

次のようなポート番号の競合を回避します

実行中のプロセスが使用中のポート

etcservicesファイルで指定されているポート

同一 OS ユーザーで既にインストールされている Oracle ApplicationServer 10g(904)に割り当てられているポート

① staticportsiniファイルを作成

インストールメディアの Disk1 に存在するテンプレートをローカルディス

クにコピーします $ cp mntcdromstageResponsestaticportsini optoraclestaticportsini

② ローカルディスクにコピーした staticportsiniファイルを編集

ポート番号をファイル「optoraclestaticportsini」で指定します各コンポー

ネントについてポート番号を指定し「」を削除して有効にします指定し

ないコンポーネントについてはインストーラが自動的にポート番号を割り

当てますOracleAS Portalにアクセスするために HTTPと HTTPSが一般的に

使用するポート番号である 80 と 443 を使用したい場合は例えば次のように

Oracle HTTP Server(OHS)OracleAS Web Cacheの使用するポート番号を指定

します J2EE and Web Cache Oracle HTTP Server port = 80 Oracle HTTP Server Listen port = 8889 Oracle HTTP Server SSL port = 443 Oracle HTTP Server Listen (SSL) port = 4444 Oracle HTTP Server Diagnostic port = port_num Oracle HTTP Server Jserv port = port_num Java Object Cache port = port_num DCM Java Object Cache port = port_num Oracle Notification Server Request port = port_num Oracle Notification Server Local port = port_num Oracle Notification Server Remote port = port_num Application Server Control port = port_num Application Server Control RMI port = port_num Oracle Management Agent port = port_num Web Cache HTTP Listen port = 80 Web Cache HTTP Listen (SSL) port = 443 Web Cache Administration port = port_num Web Cache Invalidation port = port_num Web Cache Statistics port = port_num Log Loader port = port_num Business Intelligence and Forms Discoverer OSAgent port = port_num Reports Services SQLNet port = port_num Infrastructure Oracle Internet Directory port = port_num Oracle Internet Directory (SSL) port = port_num Oracle Certificate Authority SSL Server Authentication port = port_num Oracle Certificate Authority SSL Mutual Authentication port = port_num

ポート番号に関する注意

Oracle Enterprise Manager Application Server Control のポート番号をインス

トール後に変更することはできません

OracleAS Infrastructure のインストール中にMetadata Repository を格納する

ために作成された データベースはポート番号 1521248124828080

9090 を使用しますそのため OracleAS Infrastructure と同一のマシンに

Middle-Tier をインストールする場合はこれらのポート番号を指定しないで

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 19

ください

65536以上のポート番号を指定することはできません

1024 未満のポート番号を指定する場合はroot ユーザーとしてコンポーネン

トを実行する必要がありますインストール終了時にインストーラではその

コンポーネントを起動できないのでインストール中に後述のような追加手

順を実行する必要があります

競合しているポート番号を指定した場合はインストール後に実行される構

成ツールが正常に終了しない可能性がありますその場合はこの資料の最後

に記述されている方法に従って Oracle Application Serverをアンインストール

した後ポート番号の指定を変更してから再インストールしてください

OracleAS Portal を使用するためには「Oracle HTTP Server port」と「Web

Cache HTTP Listen port」「Oracle HTTP Server SSL port」と「Web Cache HTTP

Listen (SSL) port」に指定するポート番号が一致している必要があります

5 インストーラの起動

次のコマンドを実行して Oracle Universal Installer(OUI)を起動します

インストール中にディスクの入れ替えが発生しますのでマウントポイントデ

ィレクトリ内でインストーラを起動しないことをお薦めしますもしマウントポ

イントディレクトリ内でインストーラを起動した場合インストーラの起動後

にカレントディレクトリを他のディレクトリに変更してください $ mntcdromrunInstaller

インストール時に OracleAS Portalが使用するポート番号を指定する場合は作成

した staticportsini ファイルを使ってインストーラを起動する必要がありますパ

ラメータの文法は OracleAS の Infrastructure をインストールする場合とは異なる

ので注意してくださいまた改行せずに入力してください $ mntcdromrunInstaller oracleiappserveriapptops_staticPorts=optoraclestaticportsini

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 20

Oracle Application Server 10g(904)ではインストーラによってシステム要件の

事前チェックが行われシステム要件が満たされていないと「Error

~Continue (yn) [n] 」というメッセージが表示されますメッセージの内容

を確認してから「n」と入力してインストールを中断しインストール事前準

備の各項目をもう一度チェックしてください

MIRACLE LINUXではシステム要件の事前チェックのいくつかの項目につい

て「Failed」と表示されます最後に「Error Packages version not per

Installation requirementContinue (yn) [n] 」と表示されますが表示されるメッ

セージを確認しインストール事前準備の各項目をもう一度チェックした上で

「y」と入力してインストールを継続してください

OUI が起動されると最初に次のようなスプラッシュが表示されます(数秒から

十数秒かかる場合があります)

6 「ようこそ」画面

「次へ」をクリックします

7 マシンに初めて Oracle製品をインストールする場合

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 21

今回はマシンに既に OracleAS Infrastructureがインストールされているので次の

ような画面は表示されません初めてマシンに Oracle製品をインストールすると

きには次のような画面が表示されますので指示に従って適切な情報を入力し

ます

① 「インベントリディレクトリの指定」画面

インベントリにはOracle製品のインストール情報が格納されます

今回は「optoracleoraInventory」を指定します「インベントリディレク

トリのフルパスの入力」に「optoracleoraInventory」と入力して「OK」を

クリックします

② 「UNIXグループ名」画面

インベントリディレクトリの書き込み権限を持つ OS グループの名前を入

力します

今回は「oinstall」を指定します「UNIX グループ名」に「oinstall」と入力し

て「次へ」をクリックしてください

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 22

③ orainstRootshの実行

次のようなダイアログが表示されます

「続行」をクリックする前にrootユーザーで

「optoracleoraInventoryorainstRootsh」を実行してください $ su Password optoracleoraInventoryorainstRootsh Oracleインベントリポインタファイルを作成しています(etcoraInstloc) 次のグループ名を変更します optoracleoraInventory 新規グループ名 oinstall

orainstRootsh実行後ダイアログに戻り「続行」をクリックします

8 「ファイルの場所の指定」画面

インストールする OracleAS インスタンスを識別する名前とインストールする

先のディレクトリを指定します今回は「インストール先」に「portal」「パ

ス」に「optoracleproduct904portal」と指定してくださいインストール先のデ

ィレクトリが存在しない場合はインストーラにより自動的に作成されます

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 23

「次へ」をクリックしてください

9 「インストールする製品の選択」画面

「製品の言語」をクリックして「選択された言語」に「日本語」が含まれてい

ることを確認してください含まれていない場合は「使用可能な言語」で「日

本語」をクリックしてから「gt」アイコンをクリックして日本語を選択し

「OK」をクリックしてください

「インストールする製品の選択」画面で「OracleAS Application Server 10g」が選択

されているのを確認して「次へ」をクリックします

10 「インストールタイプの選択」画面

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 24

「Portal and Wireless」を選択して「次へ」をクリックします

11 「Middle-Tierインストールの手順のプレビュー」画面

インストール手順のプレビュー画面が表示されます

確認して「次へ」をクリックします

12 「インストール前の要件の確認」画面

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 25

チェックボックスをチェックし「次へ」をクリックします

13 「構成オプションの選択」画面

インストール時に実行する構成ツールを選択します

「OracleAS Portal」にチェックがついているのを確認して「次へ」をクリックし

ます

14 「Oracle Internet Directoryへの登録」画面

利用する OracleAS Infrastructureの Oracle Internet Directory(OID)にアクセスするた

めの情報を入力します

OracleAS Infrastructureの OIDが稼動しているホスト名とポート番号を入力します

今回は OracleAS Infrastructure と同じマシンにインストールしているので

「Host」には現在インストールを行っているマシンの名前を「ltホスト名gtltド

メイン名gt」形式で入力してください「Port」には「Oracle Application Server 10g

for Linux インストール手順 ~Infrastructure 編~」の「インストール後の確認」

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 26

の「サービスのポートの確認」で確認した「Oracle Internet Directory port」の値

を入力してください(デフォルトでは「3060」です)

入力が完了したら「次へ」をクリックしてください

15 「Oracle Internet Directoryに対するログインの指定」画面

OIDに管理ユーザー「cn=orcladmin」でログインするための情報を入力します

「Password」には OracleAS Infrastructureをインストールしたときに「ias_admin」

のパスワードとして指定した値を入力して「次へ」をクリックしてください

16 「OracleAS Metadata Repositoryの選択」画面

Metadata Repository がインストールされているデータベースに対する接続情報を

入力します

デフォルト値が適切なのを確認して「次へ」をクリックします

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 27

17 「インスタンス名と ias_adminパスワードの指定」画面

インストールする Oracle Application Server に一意の名前を付け管理ユーザー

「ias_admin」のパスワードを指定します

今回は「インスタンス名」に「 portal」「 ias_admin のパスワード」に

「oracle10g」と入力してくださいまた Oracle Application Server を管理する

Application Server Controlにはユーザー「ias_admin」でログインするためこ

こで指定したパスワードは必ず覚えておいてください

ユーザー「ias_admin」のパスワードに指定可能な文字列には次のような制限

があります

数字 1文字以上を含む英数字 5文字以上であること

また指定するインスタンス名には次のような制限があります

英数字(A~Za~z0~9)およびrdquo$rdquordquo_rdquoのみ使用可能

1 つのマシンに複数の OracleAS インスタンスが存在する場合は各イン

スタンス名は一意でなくてはならない

「次へ」をクリックします

18 「サマリー」画面

インストールされるコンポーネントの一覧が表示されます

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 28

内容を確認して「インストール」をクリックします

19 「インストール」画面

① インストール中

次のような画面が表示されてインストールが開始されます

② CD-ROMの交換

インストールの途中次のようなダイアログが表示されます

指示に従って CD-ROMを交換し「OK」をクリックしてください

例 umount mntcdrom

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 29

eject

インストールメディアの交換 mount mntcdrom

③ rootshの実行

次のようなダイアログが表示されます

「OK」をクリックする前にOracle Application Server をインストールするデ

ィレクトリ(今回は「optoracleproduct904portal」)に存在する「rootsh」を

rootユーザーで実行してください $ su Password optoracleproduct904portalrootsh Running OracleAS rootsh script The following environment variables are set as ORACLE_OWNER= oracleas ORACLE_HOME= optoracleproduct904portal Enter the full pathname of the local bin directory [Defaultusrlocalbin] 「ENTER」キーを押す The file dbhome already exists in usrlocalbin Overwrite it (yn) [n] y 「y」キーを押す

Copying dbhome to usrlocalbin The file oraenv already exists in usrlocalbin Overwrite it (yn) [n] y 「y」キーを押す Copying oraenv to usrlocalbin The file coraenv already exists in usrlocalbin Overwrite it (yn) [n] y 「y」キーを押す Copying coraenv to usrlocalbin Creating etcoratab file Adding entry to etcoratab file Entries will be added to the etcoratab file as needed by Database Configuration Assistant when a database is created Finished running generic part of rootsh script Now product-specific root actions will be performed

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 30

今回のように同じマシンに既に Oracle 製品がインストールされている場合は

ディレクトリ「 usrlocalbin」に存在するファイル「dbhome」「oraenv」

「coraenv」を上書きするかどうか聞かれますのですべて「y」で上書きして

ください

またインストール開始時にファイル「staticportsini」を使用してOracle HTTP

Serverや OracleAS Web Cacheが 1024未満のポート番号を使用するように指定し

た場合は次のコマンドを実行してください $ su Password cd optoracleproduct904portalApacheApachebin chown root apachectl OHSが 1024未満の chmod 6750 apachectl ポート番号を使用する場合 cd optoracleproduct904portalwebcachebin chown root webcached OracleAS Web Cacheが 1024未満の chmod 6750 webcached ポート番号を使用する場合

実行後ダイアログに戻り「OK」をクリックします

20 「Configuration Assistant」画面

次の画面のように構成ツールが自動的に実行されます

構成ツールが全て終了するのをお待ちください

21 「インストールの終了」画面

インストールが正常に終了すると「OracleAS Infrastructure 10gのインストールが

成功しました」というメッセージとOracle HTTP Server にアクセスするための

URLが表示されます

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 31

「終了」をクリックすると次のようなダイアログが表示されます

「はい」をクリックしインストーラを終了します

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 32

インストール後の確認 インストール後は全てのサービスが起動しています各サービスの画面にアクセスし

動作確認しましょう

Oracle HTTP ServerOracleAS Web Cache のポート番号と Oracle Enterprise Manager

Application Server Control のポート番号を確認しそのポート番号を使用して OracleAS

Portalと Application Server Control にアクセスします

サービスのポート番号の確認

1 ファイル「optoracleproduct904portalinstallportlistini」の確認

このファイルはインストール時に割り当てられたポート番号になります「Oracle

HTTP Server port」「Web Cache HTTP Listen port」 (この 2 つは同じ値 )と

「Application Server Control port」の値を確認してください

例 [System] Host Name = portal21mycompanycom [Ports] Oracle HTTP Server port = 80 Oracle HTTP Server Listen port = 8889 Oracle HTTP Server SSL port = 443 Oracle HTTP Server Listen (SSL) port = 4444 Oracle HTTP Server Diagnostic port = 7201 Application Server Control RMI port = 1851 Oracle Notification Server Request port = 6004 Oracle Notification Server Local port = 6101 Oracle Notification Server Remote port = 6201 Java Object Cache port = 7011 Log Loader port = 44001 DCM Java Object Cache port = 7102 Oracle Management Agent port = 1831 Application Server Control port = 1811 Oracle HTTP Server Listen port = 8889 Oracle HTTP Server Listen (SSL) port = 4444 Web Cache HTTP Listen port = 80 Web Cache HTTP Listen (SSL) port = 443 Web Cache Administration port = 4000 Web Cache Invalidation port = 4001 Web Cache Statistics port = 4002 Oracle Net Listener = 1521 Discoverer OSAgent Port = 16003 Reports Services SQLNet port = 1950 Reports Services Visigenics CORBA port = 14000

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 33

OracleAS Portalの「ようこそ」画面の確認 1 OracleAS Portalの「ようこそ」画面へのアクセス

ブラウザを起動し次の URLにアクセスしてください

httpltホスト名gtltドメイン名gtltポート番号gtplsportal

ltホスト名gtltドメイン名gtltポート番号gtについては「インストールの終了」画面

に表示される Oracle HTTP Server にアクセスするための URLまたはファイル

「 optoracleproduct904portalinstallportlistini」の「Host Name」項目および

「Oracle HTTP Server port」もしくは「Web Cache HTTP Listen port」項目の値を参

照してください

右上の「ログイン」をクリックしてください

2 OracleAS Single Sign-Onへのログイン

OracleAS Single Sign-Onのログイン画面が表示されます「

ユーザー名orcladmin

パスワードOracleAS Infrastructure のインストール時に指定した「ias_admin」の

パスワード(今回は「oracle10g」)

と入力してください

3 OracleAS Portalの管理画面へのアクセス

OracleAS Portal の管理画面が表示されます画面上方に表示されるタブをクリッ

クすることでさまざまな管理機能に切り替えて表示することができます

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 34

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 35

Web管理コンソール Application Server Controlの確認 Application Server Control はコンポーネントの起動停止や設定の変更アプリケー

ションの配布を行うためのWeb管理コンソールです

1 Application Server Controlへのアクセス

ブラウザを起動し次の URLにアクセスしてください

httpltホスト名ドメイン名gtltポート番号gt

ltホスト名gtltドメイン名gtについては「インストールの終了」画面に表示され

る Oracle HTTP Server にアクセスするための URLまたはファイル

「optoracleproduct904infrainstallportlistini」の「Host Name」項目ltポート

番号gtについては「Application Server Control port」項目の値を参照してください

ログインダイアログが表示されます

ユーザー名ias_admin

パスワードOracleAS Infrastructure のインストール時に指定した「ias_admin」の

パスワード(今回は「oracle10g」)

と入力してください

2 次のページが表示されます

ここで「スタンドアロンインスタンス」項目に表示されるリンク(ltMiddle-

Tier の OracleAS インスタンス名gtltマシンのホスト名gtltマシンのドメイン名gt

例 「portalportal21mycompanycom」)をクリックすると次の画面が表示され

ます

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 36

この画面からOracleAS Portal の各コンポーネントの起動停止や設定変更ア

プリケーションのデプロイなどの管理作業を行うことができますなお後述の

ようにコンポーネントの起動停止はコマンドラインのツール「opmnctl」か

ら行うことも可能ですまた設定の変更やアプリケーションのデプロイはコ

マンドラインのツール「dcmctl」から行うことも可能です

OracleAS Portal をインストールした直後はOracleAS Portal が提供するすべて

のサービスが起動しています

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 37

サービスの起動停止 OracleAS Portalを起動停止するための手順を紹介します

インストールユーザーの環境変数の設定 各サービスを起動停止するためにはユーザー「oracleas」でログインした後適切

な環境変数を設定する必要があります次のファイル「portal_env」は環境変数設定

の一例です export LANG=ja_JPeucJP export ORACLE_SID=asdb export ORACLE_HOME=optoracleproduct904portal export LD_LIBRARY_PATH=$ORACLE_HOMElib$LD_LIBRARY_PATH export PATH=usrbinusrlocalbinbinusrX11R6bin $ORACLE_HOMEbin$ORACLE_HOMEopmnbin$ORACLE_HOMEdcmbin $PATH export NLS_LANG=Japanese_JapanJA16EUC

「usrbin」が環境変数 PATH に含まれる最初のディレクトリとなるよう設定してくだ

さい

環境変数を設定するためには次のコマンドを実行してください $ portal_env

設定した環境変数を確認するためには次のコマンドを実行してください $ env

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 38

OracleAS Portalの起動 OracleAS Portalを起動するための手順は次の通りです

1 OracleAS Infrastructureの起動(OracleAS Infrastructureが起動していない場合)

2 ユーザー「oracleas」でログインして適切な環境変数を設定 $ portal_env

3 OracleAS Portalの提供するサービスの起動 $ $ORACLE_HOMEopmnbinopmnctl startall opmnctl starting opmn and all managed processes

4 Application Server Controlの起動 $ emctl start iasconsole TZ set to Japan Oracle Enterprise Manager 10g Application Server Control 90400 Copyright (c) 2002 2003 Oracle Corporation All rights reserved Starting Oracle 10g Application Server Control started

OracleAS Portalの起動が完了しましたOracleAS Portalの提供するすべてのサービス

が使用可能になりした

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 39

OracleAS Portalの停止

OracleAS Portalを停止するための手順は次の通りです

1 ユーザー「oracleas」でログインして適切な環境変数を設定 $ portal_env

2 Application Server Controlの停止 $ emctl stop iasconsole TZ set to Japan Oracle Enterprise Manager 10g Application Server Control 90400 Copyright (c) 2002 2003 Oracle Corporation All rights reserved Stopping Oracle 10g Application Server Control Stopped

3 OracleAS Portalの提供するサービスの停止 $ $ORACLE_HOMEopmnbinopmnctl stopall opmnctl stopping opmn and all managed processes

4 OracleAS Infrastructureの停止(OracleAS Infrastructureも停止したい場合)

OracleAS Portalの停止が完了しました

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 40

運用上の注意 インストール後に必要な注意点について記述します

PDKについて

OracleAS Portalの提供するポータルフレームワークではポータルページは「ポー

トレット」と呼ばれるモジュールによって構成されます

既存社内

システム

シングル

サインオン

検索フォーム

OTN Japan

ポートレットの開発は OracleAS Portal が提

ますがPDK(Portal Developer Kit)と呼ばれ

細かく応じたポートレットを作成すること

ルページの構築を可能にする「Web Clipp

トやその他いくつかのサンプルも含まれ

PDK を使用する場合には最新版を Ora

URL(もしくはサポートセンター)から入手し

httpotnoraclecojptechportletindexhtml

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal

ポートレッ

Excite Japan 天気予報

日経BP

BizTech News

Portal Web アプリケーション

コンテンツ管理

供するウィザードによって行うこともでき

る開発キットを用いることでニーズにきめ

もできますまた PDK には効率的なポータ

ing」や「Omni Portlet」といったポートレッ

ます

cle Technology Network Japan (OTN)の次の

てください

編~ 41

Portalスキーマのパスワードの変更

OracleAS Portal を運用するにあたってはPortal スキーマ (デフォルトでは Metadata

Repository と同一の DB インスタンスのスキーマ「portal」にPortal リポジトリが作成

されます)に SQLPlus でログインして作業を行う必要がある場合がありますPortal

スキーマのパスワードはインストール直後はランダムな値に設定されていますその値

は Oracle Internet Directory(OID)に格納されているので管理ツール Oracle Directory

Manageを使用して確認することができます

① Oracle Directory Managerの起動

まず OracleAS Infrastructure で Oracle Directory Manager を起動しますユーザー

「oracleas」でログインしOracleAS Infrastructure用の適切な環境変数を設定して

次のコマンドを実行します

$ infra_env $ $ORACLE_HOMEbinoidadmin

② ログイン画面

次のようなログイン画面が表示されます

初めて Oracle Directory Manager から OID にアクセスする際にはOID が稼動して

いるサーバのホスト名などの情報を入力する必要があります アイコンをクリ

ックしてくださいなお 2 回目移行のアクセスでは②~⑤の手順は省略されます

③ OIDの登録

編集する OIDを登録するための画面が表示されます

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 42

「追加」をクリックしてください

④ OIDの情報の入力

OIDが稼動しているホスト名とポート番号を入力する画面が表示されます

「サーバー」には OracleAS Infrastructureをインストールしたマシンの名前を「ltホ

スト名gtltドメイン名gt」形式で入力してください「ポート」には「インストール

後の確認」の「サービスのポートの確認」で確認した「Oracle Internet Directory

port」の値を入力してください(デフォルトでは「3060」です)入力が完了したら

「OK」をクリックします

⑤ OIDの選択

Oracle Directory Managerで編集する OIDを選択します

今入力したホスト名とポート番号が表示されている列を選択して反転させて「選

択」をクリックします

⑥ OIDへのログイン

ユーザー名パスワードを入力します

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 43

「ユーザー」に OID の管理ユーザーである「orcladmin」「パスワード」には

OracleAS Infrastructure のインストール中に「ias_admin」のパスワードとして指定し

た値(今回は「oracle10g」)を入力して「ログイン」をクリックしてください

⑦ Portalスキーマのパスワードの格納されているエントリ

次のような OIDの初期画面が表示されます

画面左側のナビゲータペインを次のように辿ってください

エントリ管理

gt cn=OracleContext

gt cn=Products

gt cn=IAS

gtcn=IAS Infrastructure Database

gt orclReferenceName=iasdbltInfrastructureのドメイン名gt

gt OrclResourceName=Portal

gt orclpasswordattribute

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 44

⑧ Portalスキーマのパスワードの確認

画面右側の属性「orclpasswordattribute」の値が「Portal」スキーマのパスワードを示

しています

また Portal スキーマのパスワードを変更する場合一般的な DB のスキーマのように

SQLPlusなどから直接変更してはいけませんPortalスキーマのパスワードの情報は

mod_plsql の DAD などでも保持されておりそれらに対しても同時に変更を反映する

必要がありますそのため Portal スキーマや SSO のパスワードの変更はApplication

Server Control から行いますSSO スキーマのパスワードの変更方法については

「Oracle Application Server 10g(904) for Linux x86 インストール手順 ~Infrastructure編

~」を参照してくださいPotalスキーマのパスワードの変更方法は次の通りです

① インスタンスのホームページの表示

WebブラウザでApplication Server Controlのインスタンスのホームページにアクセ

スします

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 45

「Infrastructure」タブを表示してください

② 「Infrastructure」タブの表示

「Infrastructure」タブが表示されます

ページ左下のリンク「スキーマパスワードの変更」をクリックします

③ パスワードの変更画面の表示

パスワードの変更画面が表示されます

パスワードの変更画面で「PORTAL」にチェックをつけて選択し「パスワード」

及び「パスワードの確認」項目に設定したいパスワードを入力します入力が完

了したら「OK」をクリックします

④ パスワードの変更結果の確認画面の表示

パスワードの変更結果の確認画面が表示されます

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 46

⑤ インスタンスのホームページの表示

Portalスキーマのパスワードを変更した場合Oracle HTTP Serverを再起動する必要

があります再びインスタンスのホームページにアクセスしてください

「HTTP Server」にチェックをつけて選択し「再起動」をクリックしてください

⑥ Oracle HTTP Serverの再起動

次のような確認画面が表示されます

「はい」をクリックしてください

⑦ 再起動の処理中

再起動中は次のような画面が表示されます再起動が完了するまで暫くお待ちく

ださい

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 47

⑧ 再起動の完了

再起動が完了すると次のような画面が表示されます

これで Portalスキーマのパスワード変更が完了しました

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 48

アンインストール インストールした OracleAS Portalをアンインストールする手順は次の通りです

アンインストール作業

1 コンポーネントの停止

「サービスの起動停止」の章を参照してOracleAS Portal を停止しますなお

OracleAS Infrastructureは必ず起動しておいて下さい

2 インストーラの起動

インストールユーザー「oracleas」でログインして次のコマンドを実行しOracle

Universal Installerを起動します $ mntcdromrunInstaller

3 「ようこそ」画面

「製品の削除」をクリックします

4 削除するインスタンスの指定

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 49

削除するインスタンスをチェックします

今回は「portal」をチェックして「削除」をクリックします

5 確認ダイアログ

削除するコンポーネントの詳細が表示されます

「はい」をクリックしてください

6 削除ダイアログ

次のようなダイアログで削除の進行状況が表示されます

7 削除完了ダイアログ

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 50

削除が完了すると次のようなダイアログが表示されます

「閉じる」をクリックします

8 インストーラの終了

「取消」をクリックして OUIを終了します

9 ファイルディレクトリの削除

インストーラでは削除されないファイルやディレクトリがありますので手動で

削除します

① ORACLEホームディレクトリ

rootユーザーログインして削除した Oracle Application Serverインスタンスの

ORACLE ホームディレクトリを削除します次のコマンドを実行してくだ

さい $ su Password rm ndashrf optoracleproduct904portal

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 51

② etcoratabの削除済みインスタンスのエントリ

etcoratabファイルから削除したインスタンスに関する記述を削除します $ vi etcoratab This file is used by ORACLE utilities It is created by rootsh and updated by the Database Configuration Assistant when creating a database A colon is used as the field terminator A new line terminates the entry Lines beginning with a pound sign are comments Entries are of the form $ORACLE_SID$ORACLE_HOMEltN|Ygt The first and second fields are the system identifier and home directory of the database respectively The third filed indicates to the dbstart utility that the database should Y or should not N be brought up at system boot time Multiple entries with the same $ORACLE_SID are not allowed optoracleproduct904portalN この行を削除

10 OIDから OracleASインスタンス情報を削除

OracleAS Infrastructureの Oracle Internet Directory(OID)のエントリに格納されてい

るOracleASインスタンス情報を手動で削除します

ユーザー「oracleas」で OracleAS Infrastructure用に環境変数を設定して次のコマ

ンドを実行します $ ldapdelete -h ltOIDのホスト名gt -p ltOIDのポート番号gt -D cn=orcladmin -w ltorcladminのパスワードgt -x orclApplicationCommonName=ltOracleASインスタンス名gt cn=IAS Instancescn=IAScn=Productscn=OracleContext

ここでltOID のホスト名gtltOID のポート番号gtltorcladmin のパスワードgtは

インストール時に指定した OIDに関する情報と同じです

ltOracleAS インスタンス IDgtについては「管理ツール Application Server Control

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 52

の確認」で確認したltOracleAS インスタンス名gtltマシンのホスト名gtltマシン

のドメイン名gt(例 「portalportal21mycompanycom」)となります

例 $ ldapdelete -h portal21mycompanycom -p 3060 -D cn=orcladmin -w oracle10g -x orclapplicationcommonname=portalportal21mycompanycom cn=IAS Instancescn=IAScn=Productscn=OracleContext

OID に格納されている OracleAS インスタンスの情報はここで使用したコマ

ンドラインのツール「ldapdelete」の代わりにOracle Directory Manager で確認

および変更することもできますOracle Directory Manager の起動方法について

は「Oracle Application Server 10g for Linux インストール手順 ~Infrastructure編

~」の「運用上の注意」を参照してください

「エントリ管理」項目の「 cn=OracleContex cn=Products cn=IAS cn=IAS

Instances」の下の各エントリにOracleAS Infrastructure に関連付けられた

OracleAS インスタンスの情報が格納されています各エントリの属性

「orclapplicationcommonname」にOracleAS インスタンスの名前が格納されて

いますアンインストールした OracleAS インスタンスの情報が格納されている

エントリをクリックして選択し アイコンをクリックすると削除することが

できます

11 OracleAS Single Sign-Onのパートナアプリケーション情報を削除

OracleAS Single Sign-On にパートナアプリケーションとして登録されている

OracleAS Portalの情報を手動で削除します

① OracleAS Single Sign-Onへのアクセス

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 53

ブラウザを起動し次の URLにアクセスしてください

httpltホスト名ドメイン名gtltポート番号gtplsorasso

ltホスト名gtltドメイン名gtについてはOracleAS Infrastructure の Oracle HTTP

Server にアクセスするための値となります次のような画面が表示されます

画面右上の「ログイン」をクリックしてください

② OracleAS Single Sign-Onへのログイン

次のような OracleAS Single Sign-Onのログイン画面が表示されます

ユーザー名orcladmin

パスワード OracleAS Infrastructure のインストール時に指定した

「ias_admin」のパスワード(今回は「oracle10g」)

と入力してください ③ OracleAS Single Sign-Onのトップページ

OracleAS Single Sign-Onのトップページが表示されます

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 54

画面上方の「SSO Server管理」をクリックしてください

④ OracleAS Single Sign-Onの管理画面

3つの管理項目が表示されます

中央の「パートナアプリケーションの管理」をクリックしてください

⑤ パートナアプリケーションの管理

パートナアプリケーションの一覧が表示されます

ここでアンインストールした OracleAS Portalの情報を削除しますlt今回イン

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 55

ストールした Middle-Tierの OracleASインスタンス名gtltマシンのホスト名gtlt

マシンのドメイン名gt(例 「portalportal21mycompanycom」)と表記されてい

るパートナアプリケーション及び今回インストールした OracleAS

Portal(例 「Oracle Portal(portal)」)と表記されているパートナアプリケーシ

ョンの 2つについて左側の「 」アイコンをクリックして削除します

⑥ 確認画面

それぞれ次のような確認画面が表示されますので「はい」をクリックします

この作業を正確に行わないと次回以降の Middle-Tier のインストールで構成ツ

ールの実行に失敗する場合があります

12 OracleASインスタンス情報の確認

アンインストールした OracleASインスタンスの情報がOracleAS Infrastructureに

残っていないことを確認します

① Application Server Controlへのアクセス

ブラウザを起動し次の URLにアクセスしてください

httpltホスト名ドメイン名gtltポート番号gt

ltホスト名gtltドメイン名gtltポート番号gtについては OracleAS Infrastructure の

Application Server Controlにアクセスするための値を入力してくださいログイ

ンダイアログが表示されます

ユーザー名ias_admin

パスワードOracleAS Infrastructure のインストール時に指定した「ias_admin」の

パスワード(今回は「oracle10g」)

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 56

と入力してください

② 次の画面が表示されます

ここで「スタンドアロンインスタンス」項目に表示されるリンクにアンイ

ンストールした OracleAS インスタンスの名前が存在しないことを確認してくだ

さい存在していない場合はアンインストール作業は完了ですもし存在し

ている場合は次の手順に進んでください

③ Middle-Tierの OracleASインスタンス情報の手動削除

Middle-Tier のインストールを強制終了した場合などMiddle-Tier の情報が残っ

ていることがありますその場合はユーザー「oracleas」でログインし

OracleAS Infrastructure 用の適切な環境変数を設定して次のコマンドを実行し

ます $ infra_env $ $ORACLE_HOMEdcmbindcmctl destroyinstance ndashi ltOracleASインスタンス名gt

ここでlt OracleAS インスタンス名gtは削除する OracleAS インスタンス名です

以上で OracleASのMiddle-Tierのアンインストールは完了です

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 57

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ビス名は米国 Oracle Corporation の商標または登録商標ですその他の製品名及びサービス名はそれぞれの所有者の商標または登録商標の可能性があります

  • はじめに
  • 目次
    • 前提
      • インストール概要
      • インストール
        • インストール事前準備
          • ハードウェア要件の確認
          • ソフトウェア要件の確認(Red Hat Enterprise Linux21の場合)
          • ソフトウェア要件の確認(Red Hat Enterprise Linux 30の場合)
          • ソフトウェア要件の確認(MIRACLE LINUX Standard Edition V21の場合)
          • カーネルパラメータの設定
          • ホスト名の確認
          • インストールするOSユーザー作成
            • インストール作業
            • インストール後の確認
              • サービスのポート番号の確認
              • OracleAS Portalの「ようこそ」画面の確認
              • Web管理コンソールApplication Server Controlの確認
                  • サービスの起動停止
                    • インストールユーザーの環境変数の設定
                    • OracleAS Portalの起動
                    • OracleAS Portalの停止
                      • 運用上の注意
                        • PDKについて
                        • Portalスキーマのパスワードの変更
                          • アンインストール
                            • アンインストール作業

passwd oracleas New password

5 ユーザー「oracleas」のシェル制限の設定

ファイル「etcprofile」に次の内容を追加します「 $USER = oracleas 」

「 $SHELL = binksh 」といった大括弧の内側の文字列の両端には必

ず空白を 1つ入れてください(空白がないとエラーになります) if [ $USER = oracleas ] then if [ $SHELL = binksh ] then ulimit ndashp 16384 gtdevnull 2gtamp1 ulimit ndashn 16384 gtdevnull 2gtamp1 else ulimit ndashu 16384 ndashn 16384 gtdevnull 2gtamp1 fi fi

6 ハードリミットの変更

ユーザーのシェル制限を有効にするためにハードリミットを変更します

ハードリミットとはroot ユーザーだけが変更可能な上限値で一般ユー

ザーは現在のシェル制限をハードリミットの値まで変更できますハード

リミットを変更するためにはファイル「etcsecuritylimitsconf」に次

の 2行を追加します hard nofile 16384 hard nproc 16384

7 環境変数の設定

① 作成したユーザー「oracleas」でログイン su - oracleas

② 環境変数の確認

次のコマンドを実行して環境変数の設定を確認してください $ env

DISPLAY

「ハードウェア用件の確認」で確認した X Serverを指定します

TMPTMPDIR

これらの環境変数に250MB 以上空いているディレクトリを設定

してください

PATHCLASSPATHLD_LIBRARY_PATH

Oracle Application Server 10g(904) for Linux x86 インストール手順 ~Portal編~ 16

これらの環境変数に既存もしくはこれからインストールを行う

Oracle ホームディレクトリが含まれていないことを確認してく

ださい

LD_BIND_NOWORACLE_HOMEORA_NLS33TNS_ADMIN

設定されている場合は解除してください

LANG

「ja_JPeucJP」と設定してください(ご使用の Linux のキャラクタ

セットが EUC以外の場合はそれに応じて変更してください)

8 インストール先のディレクトリの書き込み権限の確認

今回はディレクトリ「optoracle」以下に Oracle Application Server をイン

ストールしますこのディレクトリが存在しなければ作成しまたユーザ

ー「oracleas」が書き込み権限を持っていることを確認してください

Oracle Application Server 10g(904) for Linux x86 インストール手順 ~Portal編~ 17

インストール作業 1 インストールユーザー「oracleas」でログイン

su ndash oracleas Password

2 環境変数 TMPTMPDIRに指定したディレクトリの空き領域を確認

環境変数 TMP と TMPDIR に指定したディレクトリに 250MB 以上の空き容量が

あるかどうかを確認します $ df ndashk $TMP $ df ndashk $TMPDIR

3 Oracle Application Serverのメディアをセット

Oracle Application Serverの Disk1を CD-ROMドライブに挿入してマウントしま

$ mount mntcdrom

4 ポート番号を指定してインストールする場合 Oracle Application Server 10g(904)のインストーラはインストール時にポート番

号の競合を回避してサービスにポートを自動的に割り当てます

インストール時に OracleAS Infrastructureが使用するポート番号を指定したい場合

は次の作業を行ってください

次のようなポート番号の競合を回避します

実行中のプロセスが使用中のポート

etcservicesファイルで指定されているポート

同一 OS ユーザーで既にインストールされている Oracle ApplicationServer 10g(904)に割り当てられているポート

① staticportsiniファイルを作成

インストールメディアの Disk1 に存在するテンプレートをローカルディス

クにコピーします $ cp mntcdromstageResponsestaticportsini optoraclestaticportsini

② ローカルディスクにコピーした staticportsiniファイルを編集

ポート番号をファイル「optoraclestaticportsini」で指定します各コンポー

ネントについてポート番号を指定し「」を削除して有効にします指定し

ないコンポーネントについてはインストーラが自動的にポート番号を割り

当てますOracleAS Portalにアクセスするために HTTPと HTTPSが一般的に

使用するポート番号である 80 と 443 を使用したい場合は例えば次のように

Oracle HTTP Server(OHS)OracleAS Web Cacheの使用するポート番号を指定

します J2EE and Web Cache Oracle HTTP Server port = 80 Oracle HTTP Server Listen port = 8889 Oracle HTTP Server SSL port = 443 Oracle HTTP Server Listen (SSL) port = 4444 Oracle HTTP Server Diagnostic port = port_num Oracle HTTP Server Jserv port = port_num Java Object Cache port = port_num DCM Java Object Cache port = port_num Oracle Notification Server Request port = port_num Oracle Notification Server Local port = port_num Oracle Notification Server Remote port = port_num Application Server Control port = port_num Application Server Control RMI port = port_num Oracle Management Agent port = port_num Web Cache HTTP Listen port = 80 Web Cache HTTP Listen (SSL) port = 443 Web Cache Administration port = port_num Web Cache Invalidation port = port_num Web Cache Statistics port = port_num Log Loader port = port_num Business Intelligence and Forms Discoverer OSAgent port = port_num Reports Services SQLNet port = port_num Infrastructure Oracle Internet Directory port = port_num Oracle Internet Directory (SSL) port = port_num Oracle Certificate Authority SSL Server Authentication port = port_num Oracle Certificate Authority SSL Mutual Authentication port = port_num

ポート番号に関する注意

Oracle Enterprise Manager Application Server Control のポート番号をインス

トール後に変更することはできません

OracleAS Infrastructure のインストール中にMetadata Repository を格納する

ために作成された データベースはポート番号 1521248124828080

9090 を使用しますそのため OracleAS Infrastructure と同一のマシンに

Middle-Tier をインストールする場合はこれらのポート番号を指定しないで

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 19

ください

65536以上のポート番号を指定することはできません

1024 未満のポート番号を指定する場合はroot ユーザーとしてコンポーネン

トを実行する必要がありますインストール終了時にインストーラではその

コンポーネントを起動できないのでインストール中に後述のような追加手

順を実行する必要があります

競合しているポート番号を指定した場合はインストール後に実行される構

成ツールが正常に終了しない可能性がありますその場合はこの資料の最後

に記述されている方法に従って Oracle Application Serverをアンインストール

した後ポート番号の指定を変更してから再インストールしてください

OracleAS Portal を使用するためには「Oracle HTTP Server port」と「Web

Cache HTTP Listen port」「Oracle HTTP Server SSL port」と「Web Cache HTTP

Listen (SSL) port」に指定するポート番号が一致している必要があります

5 インストーラの起動

次のコマンドを実行して Oracle Universal Installer(OUI)を起動します

インストール中にディスクの入れ替えが発生しますのでマウントポイントデ

ィレクトリ内でインストーラを起動しないことをお薦めしますもしマウントポ

イントディレクトリ内でインストーラを起動した場合インストーラの起動後

にカレントディレクトリを他のディレクトリに変更してください $ mntcdromrunInstaller

インストール時に OracleAS Portalが使用するポート番号を指定する場合は作成

した staticportsini ファイルを使ってインストーラを起動する必要がありますパ

ラメータの文法は OracleAS の Infrastructure をインストールする場合とは異なる

ので注意してくださいまた改行せずに入力してください $ mntcdromrunInstaller oracleiappserveriapptops_staticPorts=optoraclestaticportsini

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 20

Oracle Application Server 10g(904)ではインストーラによってシステム要件の

事前チェックが行われシステム要件が満たされていないと「Error

~Continue (yn) [n] 」というメッセージが表示されますメッセージの内容

を確認してから「n」と入力してインストールを中断しインストール事前準

備の各項目をもう一度チェックしてください

MIRACLE LINUXではシステム要件の事前チェックのいくつかの項目につい

て「Failed」と表示されます最後に「Error Packages version not per

Installation requirementContinue (yn) [n] 」と表示されますが表示されるメッ

セージを確認しインストール事前準備の各項目をもう一度チェックした上で

「y」と入力してインストールを継続してください

OUI が起動されると最初に次のようなスプラッシュが表示されます(数秒から

十数秒かかる場合があります)

6 「ようこそ」画面

「次へ」をクリックします

7 マシンに初めて Oracle製品をインストールする場合

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 21

今回はマシンに既に OracleAS Infrastructureがインストールされているので次の

ような画面は表示されません初めてマシンに Oracle製品をインストールすると

きには次のような画面が表示されますので指示に従って適切な情報を入力し

ます

① 「インベントリディレクトリの指定」画面

インベントリにはOracle製品のインストール情報が格納されます

今回は「optoracleoraInventory」を指定します「インベントリディレク

トリのフルパスの入力」に「optoracleoraInventory」と入力して「OK」を

クリックします

② 「UNIXグループ名」画面

インベントリディレクトリの書き込み権限を持つ OS グループの名前を入

力します

今回は「oinstall」を指定します「UNIX グループ名」に「oinstall」と入力し

て「次へ」をクリックしてください

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 22

③ orainstRootshの実行

次のようなダイアログが表示されます

「続行」をクリックする前にrootユーザーで

「optoracleoraInventoryorainstRootsh」を実行してください $ su Password optoracleoraInventoryorainstRootsh Oracleインベントリポインタファイルを作成しています(etcoraInstloc) 次のグループ名を変更します optoracleoraInventory 新規グループ名 oinstall

orainstRootsh実行後ダイアログに戻り「続行」をクリックします

8 「ファイルの場所の指定」画面

インストールする OracleAS インスタンスを識別する名前とインストールする

先のディレクトリを指定します今回は「インストール先」に「portal」「パ

ス」に「optoracleproduct904portal」と指定してくださいインストール先のデ

ィレクトリが存在しない場合はインストーラにより自動的に作成されます

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 23

「次へ」をクリックしてください

9 「インストールする製品の選択」画面

「製品の言語」をクリックして「選択された言語」に「日本語」が含まれてい

ることを確認してください含まれていない場合は「使用可能な言語」で「日

本語」をクリックしてから「gt」アイコンをクリックして日本語を選択し

「OK」をクリックしてください

「インストールする製品の選択」画面で「OracleAS Application Server 10g」が選択

されているのを確認して「次へ」をクリックします

10 「インストールタイプの選択」画面

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 24

「Portal and Wireless」を選択して「次へ」をクリックします

11 「Middle-Tierインストールの手順のプレビュー」画面

インストール手順のプレビュー画面が表示されます

確認して「次へ」をクリックします

12 「インストール前の要件の確認」画面

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 25

チェックボックスをチェックし「次へ」をクリックします

13 「構成オプションの選択」画面

インストール時に実行する構成ツールを選択します

「OracleAS Portal」にチェックがついているのを確認して「次へ」をクリックし

ます

14 「Oracle Internet Directoryへの登録」画面

利用する OracleAS Infrastructureの Oracle Internet Directory(OID)にアクセスするた

めの情報を入力します

OracleAS Infrastructureの OIDが稼動しているホスト名とポート番号を入力します

今回は OracleAS Infrastructure と同じマシンにインストールしているので

「Host」には現在インストールを行っているマシンの名前を「ltホスト名gtltド

メイン名gt」形式で入力してください「Port」には「Oracle Application Server 10g

for Linux インストール手順 ~Infrastructure 編~」の「インストール後の確認」

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 26

の「サービスのポートの確認」で確認した「Oracle Internet Directory port」の値

を入力してください(デフォルトでは「3060」です)

入力が完了したら「次へ」をクリックしてください

15 「Oracle Internet Directoryに対するログインの指定」画面

OIDに管理ユーザー「cn=orcladmin」でログインするための情報を入力します

「Password」には OracleAS Infrastructureをインストールしたときに「ias_admin」

のパスワードとして指定した値を入力して「次へ」をクリックしてください

16 「OracleAS Metadata Repositoryの選択」画面

Metadata Repository がインストールされているデータベースに対する接続情報を

入力します

デフォルト値が適切なのを確認して「次へ」をクリックします

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 27

17 「インスタンス名と ias_adminパスワードの指定」画面

インストールする Oracle Application Server に一意の名前を付け管理ユーザー

「ias_admin」のパスワードを指定します

今回は「インスタンス名」に「 portal」「 ias_admin のパスワード」に

「oracle10g」と入力してくださいまた Oracle Application Server を管理する

Application Server Controlにはユーザー「ias_admin」でログインするためこ

こで指定したパスワードは必ず覚えておいてください

ユーザー「ias_admin」のパスワードに指定可能な文字列には次のような制限

があります

数字 1文字以上を含む英数字 5文字以上であること

また指定するインスタンス名には次のような制限があります

英数字(A~Za~z0~9)およびrdquo$rdquordquo_rdquoのみ使用可能

1 つのマシンに複数の OracleAS インスタンスが存在する場合は各イン

スタンス名は一意でなくてはならない

「次へ」をクリックします

18 「サマリー」画面

インストールされるコンポーネントの一覧が表示されます

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 28

内容を確認して「インストール」をクリックします

19 「インストール」画面

① インストール中

次のような画面が表示されてインストールが開始されます

② CD-ROMの交換

インストールの途中次のようなダイアログが表示されます

指示に従って CD-ROMを交換し「OK」をクリックしてください

例 umount mntcdrom

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 29

eject

インストールメディアの交換 mount mntcdrom

③ rootshの実行

次のようなダイアログが表示されます

「OK」をクリックする前にOracle Application Server をインストールするデ

ィレクトリ(今回は「optoracleproduct904portal」)に存在する「rootsh」を

rootユーザーで実行してください $ su Password optoracleproduct904portalrootsh Running OracleAS rootsh script The following environment variables are set as ORACLE_OWNER= oracleas ORACLE_HOME= optoracleproduct904portal Enter the full pathname of the local bin directory [Defaultusrlocalbin] 「ENTER」キーを押す The file dbhome already exists in usrlocalbin Overwrite it (yn) [n] y 「y」キーを押す

Copying dbhome to usrlocalbin The file oraenv already exists in usrlocalbin Overwrite it (yn) [n] y 「y」キーを押す Copying oraenv to usrlocalbin The file coraenv already exists in usrlocalbin Overwrite it (yn) [n] y 「y」キーを押す Copying coraenv to usrlocalbin Creating etcoratab file Adding entry to etcoratab file Entries will be added to the etcoratab file as needed by Database Configuration Assistant when a database is created Finished running generic part of rootsh script Now product-specific root actions will be performed

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 30

今回のように同じマシンに既に Oracle 製品がインストールされている場合は

ディレクトリ「 usrlocalbin」に存在するファイル「dbhome」「oraenv」

「coraenv」を上書きするかどうか聞かれますのですべて「y」で上書きして

ください

またインストール開始時にファイル「staticportsini」を使用してOracle HTTP

Serverや OracleAS Web Cacheが 1024未満のポート番号を使用するように指定し

た場合は次のコマンドを実行してください $ su Password cd optoracleproduct904portalApacheApachebin chown root apachectl OHSが 1024未満の chmod 6750 apachectl ポート番号を使用する場合 cd optoracleproduct904portalwebcachebin chown root webcached OracleAS Web Cacheが 1024未満の chmod 6750 webcached ポート番号を使用する場合

実行後ダイアログに戻り「OK」をクリックします

20 「Configuration Assistant」画面

次の画面のように構成ツールが自動的に実行されます

構成ツールが全て終了するのをお待ちください

21 「インストールの終了」画面

インストールが正常に終了すると「OracleAS Infrastructure 10gのインストールが

成功しました」というメッセージとOracle HTTP Server にアクセスするための

URLが表示されます

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 31

「終了」をクリックすると次のようなダイアログが表示されます

「はい」をクリックしインストーラを終了します

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 32

インストール後の確認 インストール後は全てのサービスが起動しています各サービスの画面にアクセスし

動作確認しましょう

Oracle HTTP ServerOracleAS Web Cache のポート番号と Oracle Enterprise Manager

Application Server Control のポート番号を確認しそのポート番号を使用して OracleAS

Portalと Application Server Control にアクセスします

サービスのポート番号の確認

1 ファイル「optoracleproduct904portalinstallportlistini」の確認

このファイルはインストール時に割り当てられたポート番号になります「Oracle

HTTP Server port」「Web Cache HTTP Listen port」 (この 2 つは同じ値 )と

「Application Server Control port」の値を確認してください

例 [System] Host Name = portal21mycompanycom [Ports] Oracle HTTP Server port = 80 Oracle HTTP Server Listen port = 8889 Oracle HTTP Server SSL port = 443 Oracle HTTP Server Listen (SSL) port = 4444 Oracle HTTP Server Diagnostic port = 7201 Application Server Control RMI port = 1851 Oracle Notification Server Request port = 6004 Oracle Notification Server Local port = 6101 Oracle Notification Server Remote port = 6201 Java Object Cache port = 7011 Log Loader port = 44001 DCM Java Object Cache port = 7102 Oracle Management Agent port = 1831 Application Server Control port = 1811 Oracle HTTP Server Listen port = 8889 Oracle HTTP Server Listen (SSL) port = 4444 Web Cache HTTP Listen port = 80 Web Cache HTTP Listen (SSL) port = 443 Web Cache Administration port = 4000 Web Cache Invalidation port = 4001 Web Cache Statistics port = 4002 Oracle Net Listener = 1521 Discoverer OSAgent Port = 16003 Reports Services SQLNet port = 1950 Reports Services Visigenics CORBA port = 14000

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 33

OracleAS Portalの「ようこそ」画面の確認 1 OracleAS Portalの「ようこそ」画面へのアクセス

ブラウザを起動し次の URLにアクセスしてください

httpltホスト名gtltドメイン名gtltポート番号gtplsportal

ltホスト名gtltドメイン名gtltポート番号gtについては「インストールの終了」画面

に表示される Oracle HTTP Server にアクセスするための URLまたはファイル

「 optoracleproduct904portalinstallportlistini」の「Host Name」項目および

「Oracle HTTP Server port」もしくは「Web Cache HTTP Listen port」項目の値を参

照してください

右上の「ログイン」をクリックしてください

2 OracleAS Single Sign-Onへのログイン

OracleAS Single Sign-Onのログイン画面が表示されます「

ユーザー名orcladmin

パスワードOracleAS Infrastructure のインストール時に指定した「ias_admin」の

パスワード(今回は「oracle10g」)

と入力してください

3 OracleAS Portalの管理画面へのアクセス

OracleAS Portal の管理画面が表示されます画面上方に表示されるタブをクリッ

クすることでさまざまな管理機能に切り替えて表示することができます

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 34

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 35

Web管理コンソール Application Server Controlの確認 Application Server Control はコンポーネントの起動停止や設定の変更アプリケー

ションの配布を行うためのWeb管理コンソールです

1 Application Server Controlへのアクセス

ブラウザを起動し次の URLにアクセスしてください

httpltホスト名ドメイン名gtltポート番号gt

ltホスト名gtltドメイン名gtについては「インストールの終了」画面に表示され

る Oracle HTTP Server にアクセスするための URLまたはファイル

「optoracleproduct904infrainstallportlistini」の「Host Name」項目ltポート

番号gtについては「Application Server Control port」項目の値を参照してください

ログインダイアログが表示されます

ユーザー名ias_admin

パスワードOracleAS Infrastructure のインストール時に指定した「ias_admin」の

パスワード(今回は「oracle10g」)

と入力してください

2 次のページが表示されます

ここで「スタンドアロンインスタンス」項目に表示されるリンク(ltMiddle-

Tier の OracleAS インスタンス名gtltマシンのホスト名gtltマシンのドメイン名gt

例 「portalportal21mycompanycom」)をクリックすると次の画面が表示され

ます

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 36

この画面からOracleAS Portal の各コンポーネントの起動停止や設定変更ア

プリケーションのデプロイなどの管理作業を行うことができますなお後述の

ようにコンポーネントの起動停止はコマンドラインのツール「opmnctl」か

ら行うことも可能ですまた設定の変更やアプリケーションのデプロイはコ

マンドラインのツール「dcmctl」から行うことも可能です

OracleAS Portal をインストールした直後はOracleAS Portal が提供するすべて

のサービスが起動しています

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 37

サービスの起動停止 OracleAS Portalを起動停止するための手順を紹介します

インストールユーザーの環境変数の設定 各サービスを起動停止するためにはユーザー「oracleas」でログインした後適切

な環境変数を設定する必要があります次のファイル「portal_env」は環境変数設定

の一例です export LANG=ja_JPeucJP export ORACLE_SID=asdb export ORACLE_HOME=optoracleproduct904portal export LD_LIBRARY_PATH=$ORACLE_HOMElib$LD_LIBRARY_PATH export PATH=usrbinusrlocalbinbinusrX11R6bin $ORACLE_HOMEbin$ORACLE_HOMEopmnbin$ORACLE_HOMEdcmbin $PATH export NLS_LANG=Japanese_JapanJA16EUC

「usrbin」が環境変数 PATH に含まれる最初のディレクトリとなるよう設定してくだ

さい

環境変数を設定するためには次のコマンドを実行してください $ portal_env

設定した環境変数を確認するためには次のコマンドを実行してください $ env

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 38

OracleAS Portalの起動 OracleAS Portalを起動するための手順は次の通りです

1 OracleAS Infrastructureの起動(OracleAS Infrastructureが起動していない場合)

2 ユーザー「oracleas」でログインして適切な環境変数を設定 $ portal_env

3 OracleAS Portalの提供するサービスの起動 $ $ORACLE_HOMEopmnbinopmnctl startall opmnctl starting opmn and all managed processes

4 Application Server Controlの起動 $ emctl start iasconsole TZ set to Japan Oracle Enterprise Manager 10g Application Server Control 90400 Copyright (c) 2002 2003 Oracle Corporation All rights reserved Starting Oracle 10g Application Server Control started

OracleAS Portalの起動が完了しましたOracleAS Portalの提供するすべてのサービス

が使用可能になりした

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 39

OracleAS Portalの停止

OracleAS Portalを停止するための手順は次の通りです

1 ユーザー「oracleas」でログインして適切な環境変数を設定 $ portal_env

2 Application Server Controlの停止 $ emctl stop iasconsole TZ set to Japan Oracle Enterprise Manager 10g Application Server Control 90400 Copyright (c) 2002 2003 Oracle Corporation All rights reserved Stopping Oracle 10g Application Server Control Stopped

3 OracleAS Portalの提供するサービスの停止 $ $ORACLE_HOMEopmnbinopmnctl stopall opmnctl stopping opmn and all managed processes

4 OracleAS Infrastructureの停止(OracleAS Infrastructureも停止したい場合)

OracleAS Portalの停止が完了しました

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 40

運用上の注意 インストール後に必要な注意点について記述します

PDKについて

OracleAS Portalの提供するポータルフレームワークではポータルページは「ポー

トレット」と呼ばれるモジュールによって構成されます

既存社内

システム

シングル

サインオン

検索フォーム

OTN Japan

ポートレットの開発は OracleAS Portal が提

ますがPDK(Portal Developer Kit)と呼ばれ

細かく応じたポートレットを作成すること

ルページの構築を可能にする「Web Clipp

トやその他いくつかのサンプルも含まれ

PDK を使用する場合には最新版を Ora

URL(もしくはサポートセンター)から入手し

httpotnoraclecojptechportletindexhtml

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal

ポートレッ

Excite Japan 天気予報

日経BP

BizTech News

Portal Web アプリケーション

コンテンツ管理

供するウィザードによって行うこともでき

る開発キットを用いることでニーズにきめ

もできますまた PDK には効率的なポータ

ing」や「Omni Portlet」といったポートレッ

ます

cle Technology Network Japan (OTN)の次の

てください

編~ 41

Portalスキーマのパスワードの変更

OracleAS Portal を運用するにあたってはPortal スキーマ (デフォルトでは Metadata

Repository と同一の DB インスタンスのスキーマ「portal」にPortal リポジトリが作成

されます)に SQLPlus でログインして作業を行う必要がある場合がありますPortal

スキーマのパスワードはインストール直後はランダムな値に設定されていますその値

は Oracle Internet Directory(OID)に格納されているので管理ツール Oracle Directory

Manageを使用して確認することができます

① Oracle Directory Managerの起動

まず OracleAS Infrastructure で Oracle Directory Manager を起動しますユーザー

「oracleas」でログインしOracleAS Infrastructure用の適切な環境変数を設定して

次のコマンドを実行します

$ infra_env $ $ORACLE_HOMEbinoidadmin

② ログイン画面

次のようなログイン画面が表示されます

初めて Oracle Directory Manager から OID にアクセスする際にはOID が稼動して

いるサーバのホスト名などの情報を入力する必要があります アイコンをクリ

ックしてくださいなお 2 回目移行のアクセスでは②~⑤の手順は省略されます

③ OIDの登録

編集する OIDを登録するための画面が表示されます

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 42

「追加」をクリックしてください

④ OIDの情報の入力

OIDが稼動しているホスト名とポート番号を入力する画面が表示されます

「サーバー」には OracleAS Infrastructureをインストールしたマシンの名前を「ltホ

スト名gtltドメイン名gt」形式で入力してください「ポート」には「インストール

後の確認」の「サービスのポートの確認」で確認した「Oracle Internet Directory

port」の値を入力してください(デフォルトでは「3060」です)入力が完了したら

「OK」をクリックします

⑤ OIDの選択

Oracle Directory Managerで編集する OIDを選択します

今入力したホスト名とポート番号が表示されている列を選択して反転させて「選

択」をクリックします

⑥ OIDへのログイン

ユーザー名パスワードを入力します

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 43

「ユーザー」に OID の管理ユーザーである「orcladmin」「パスワード」には

OracleAS Infrastructure のインストール中に「ias_admin」のパスワードとして指定し

た値(今回は「oracle10g」)を入力して「ログイン」をクリックしてください

⑦ Portalスキーマのパスワードの格納されているエントリ

次のような OIDの初期画面が表示されます

画面左側のナビゲータペインを次のように辿ってください

エントリ管理

gt cn=OracleContext

gt cn=Products

gt cn=IAS

gtcn=IAS Infrastructure Database

gt orclReferenceName=iasdbltInfrastructureのドメイン名gt

gt OrclResourceName=Portal

gt orclpasswordattribute

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 44

⑧ Portalスキーマのパスワードの確認

画面右側の属性「orclpasswordattribute」の値が「Portal」スキーマのパスワードを示

しています

また Portal スキーマのパスワードを変更する場合一般的な DB のスキーマのように

SQLPlusなどから直接変更してはいけませんPortalスキーマのパスワードの情報は

mod_plsql の DAD などでも保持されておりそれらに対しても同時に変更を反映する

必要がありますそのため Portal スキーマや SSO のパスワードの変更はApplication

Server Control から行いますSSO スキーマのパスワードの変更方法については

「Oracle Application Server 10g(904) for Linux x86 インストール手順 ~Infrastructure編

~」を参照してくださいPotalスキーマのパスワードの変更方法は次の通りです

① インスタンスのホームページの表示

WebブラウザでApplication Server Controlのインスタンスのホームページにアクセ

スします

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 45

「Infrastructure」タブを表示してください

② 「Infrastructure」タブの表示

「Infrastructure」タブが表示されます

ページ左下のリンク「スキーマパスワードの変更」をクリックします

③ パスワードの変更画面の表示

パスワードの変更画面が表示されます

パスワードの変更画面で「PORTAL」にチェックをつけて選択し「パスワード」

及び「パスワードの確認」項目に設定したいパスワードを入力します入力が完

了したら「OK」をクリックします

④ パスワードの変更結果の確認画面の表示

パスワードの変更結果の確認画面が表示されます

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 46

⑤ インスタンスのホームページの表示

Portalスキーマのパスワードを変更した場合Oracle HTTP Serverを再起動する必要

があります再びインスタンスのホームページにアクセスしてください

「HTTP Server」にチェックをつけて選択し「再起動」をクリックしてください

⑥ Oracle HTTP Serverの再起動

次のような確認画面が表示されます

「はい」をクリックしてください

⑦ 再起動の処理中

再起動中は次のような画面が表示されます再起動が完了するまで暫くお待ちく

ださい

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 47

⑧ 再起動の完了

再起動が完了すると次のような画面が表示されます

これで Portalスキーマのパスワード変更が完了しました

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 48

アンインストール インストールした OracleAS Portalをアンインストールする手順は次の通りです

アンインストール作業

1 コンポーネントの停止

「サービスの起動停止」の章を参照してOracleAS Portal を停止しますなお

OracleAS Infrastructureは必ず起動しておいて下さい

2 インストーラの起動

インストールユーザー「oracleas」でログインして次のコマンドを実行しOracle

Universal Installerを起動します $ mntcdromrunInstaller

3 「ようこそ」画面

「製品の削除」をクリックします

4 削除するインスタンスの指定

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 49

削除するインスタンスをチェックします

今回は「portal」をチェックして「削除」をクリックします

5 確認ダイアログ

削除するコンポーネントの詳細が表示されます

「はい」をクリックしてください

6 削除ダイアログ

次のようなダイアログで削除の進行状況が表示されます

7 削除完了ダイアログ

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 50

削除が完了すると次のようなダイアログが表示されます

「閉じる」をクリックします

8 インストーラの終了

「取消」をクリックして OUIを終了します

9 ファイルディレクトリの削除

インストーラでは削除されないファイルやディレクトリがありますので手動で

削除します

① ORACLEホームディレクトリ

rootユーザーログインして削除した Oracle Application Serverインスタンスの

ORACLE ホームディレクトリを削除します次のコマンドを実行してくだ

さい $ su Password rm ndashrf optoracleproduct904portal

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 51

② etcoratabの削除済みインスタンスのエントリ

etcoratabファイルから削除したインスタンスに関する記述を削除します $ vi etcoratab This file is used by ORACLE utilities It is created by rootsh and updated by the Database Configuration Assistant when creating a database A colon is used as the field terminator A new line terminates the entry Lines beginning with a pound sign are comments Entries are of the form $ORACLE_SID$ORACLE_HOMEltN|Ygt The first and second fields are the system identifier and home directory of the database respectively The third filed indicates to the dbstart utility that the database should Y or should not N be brought up at system boot time Multiple entries with the same $ORACLE_SID are not allowed optoracleproduct904portalN この行を削除

10 OIDから OracleASインスタンス情報を削除

OracleAS Infrastructureの Oracle Internet Directory(OID)のエントリに格納されてい

るOracleASインスタンス情報を手動で削除します

ユーザー「oracleas」で OracleAS Infrastructure用に環境変数を設定して次のコマ

ンドを実行します $ ldapdelete -h ltOIDのホスト名gt -p ltOIDのポート番号gt -D cn=orcladmin -w ltorcladminのパスワードgt -x orclApplicationCommonName=ltOracleASインスタンス名gt cn=IAS Instancescn=IAScn=Productscn=OracleContext

ここでltOID のホスト名gtltOID のポート番号gtltorcladmin のパスワードgtは

インストール時に指定した OIDに関する情報と同じです

ltOracleAS インスタンス IDgtについては「管理ツール Application Server Control

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 52

の確認」で確認したltOracleAS インスタンス名gtltマシンのホスト名gtltマシン

のドメイン名gt(例 「portalportal21mycompanycom」)となります

例 $ ldapdelete -h portal21mycompanycom -p 3060 -D cn=orcladmin -w oracle10g -x orclapplicationcommonname=portalportal21mycompanycom cn=IAS Instancescn=IAScn=Productscn=OracleContext

OID に格納されている OracleAS インスタンスの情報はここで使用したコマ

ンドラインのツール「ldapdelete」の代わりにOracle Directory Manager で確認

および変更することもできますOracle Directory Manager の起動方法について

は「Oracle Application Server 10g for Linux インストール手順 ~Infrastructure編

~」の「運用上の注意」を参照してください

「エントリ管理」項目の「 cn=OracleContex cn=Products cn=IAS cn=IAS

Instances」の下の各エントリにOracleAS Infrastructure に関連付けられた

OracleAS インスタンスの情報が格納されています各エントリの属性

「orclapplicationcommonname」にOracleAS インスタンスの名前が格納されて

いますアンインストールした OracleAS インスタンスの情報が格納されている

エントリをクリックして選択し アイコンをクリックすると削除することが

できます

11 OracleAS Single Sign-Onのパートナアプリケーション情報を削除

OracleAS Single Sign-On にパートナアプリケーションとして登録されている

OracleAS Portalの情報を手動で削除します

① OracleAS Single Sign-Onへのアクセス

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 53

ブラウザを起動し次の URLにアクセスしてください

httpltホスト名ドメイン名gtltポート番号gtplsorasso

ltホスト名gtltドメイン名gtについてはOracleAS Infrastructure の Oracle HTTP

Server にアクセスするための値となります次のような画面が表示されます

画面右上の「ログイン」をクリックしてください

② OracleAS Single Sign-Onへのログイン

次のような OracleAS Single Sign-Onのログイン画面が表示されます

ユーザー名orcladmin

パスワード OracleAS Infrastructure のインストール時に指定した

「ias_admin」のパスワード(今回は「oracle10g」)

と入力してください ③ OracleAS Single Sign-Onのトップページ

OracleAS Single Sign-Onのトップページが表示されます

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 54

画面上方の「SSO Server管理」をクリックしてください

④ OracleAS Single Sign-Onの管理画面

3つの管理項目が表示されます

中央の「パートナアプリケーションの管理」をクリックしてください

⑤ パートナアプリケーションの管理

パートナアプリケーションの一覧が表示されます

ここでアンインストールした OracleAS Portalの情報を削除しますlt今回イン

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 55

ストールした Middle-Tierの OracleASインスタンス名gtltマシンのホスト名gtlt

マシンのドメイン名gt(例 「portalportal21mycompanycom」)と表記されてい

るパートナアプリケーション及び今回インストールした OracleAS

Portal(例 「Oracle Portal(portal)」)と表記されているパートナアプリケーシ

ョンの 2つについて左側の「 」アイコンをクリックして削除します

⑥ 確認画面

それぞれ次のような確認画面が表示されますので「はい」をクリックします

この作業を正確に行わないと次回以降の Middle-Tier のインストールで構成ツ

ールの実行に失敗する場合があります

12 OracleASインスタンス情報の確認

アンインストールした OracleASインスタンスの情報がOracleAS Infrastructureに

残っていないことを確認します

① Application Server Controlへのアクセス

ブラウザを起動し次の URLにアクセスしてください

httpltホスト名ドメイン名gtltポート番号gt

ltホスト名gtltドメイン名gtltポート番号gtについては OracleAS Infrastructure の

Application Server Controlにアクセスするための値を入力してくださいログイ

ンダイアログが表示されます

ユーザー名ias_admin

パスワードOracleAS Infrastructure のインストール時に指定した「ias_admin」の

パスワード(今回は「oracle10g」)

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 56

と入力してください

② 次の画面が表示されます

ここで「スタンドアロンインスタンス」項目に表示されるリンクにアンイ

ンストールした OracleAS インスタンスの名前が存在しないことを確認してくだ

さい存在していない場合はアンインストール作業は完了ですもし存在し

ている場合は次の手順に進んでください

③ Middle-Tierの OracleASインスタンス情報の手動削除

Middle-Tier のインストールを強制終了した場合などMiddle-Tier の情報が残っ

ていることがありますその場合はユーザー「oracleas」でログインし

OracleAS Infrastructure 用の適切な環境変数を設定して次のコマンドを実行し

ます $ infra_env $ $ORACLE_HOMEdcmbindcmctl destroyinstance ndashi ltOracleASインスタンス名gt

ここでlt OracleAS インスタンス名gtは削除する OracleAS インスタンス名です

以上で OracleASのMiddle-Tierのアンインストールは完了です

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 57

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ビス名は米国 Oracle Corporation の商標または登録商標ですその他の製品名及びサービス名はそれぞれの所有者の商標または登録商標の可能性があります

  • はじめに
  • 目次
    • 前提
      • インストール概要
      • インストール
        • インストール事前準備
          • ハードウェア要件の確認
          • ソフトウェア要件の確認(Red Hat Enterprise Linux21の場合)
          • ソフトウェア要件の確認(Red Hat Enterprise Linux 30の場合)
          • ソフトウェア要件の確認(MIRACLE LINUX Standard Edition V21の場合)
          • カーネルパラメータの設定
          • ホスト名の確認
          • インストールするOSユーザー作成
            • インストール作業
            • インストール後の確認
              • サービスのポート番号の確認
              • OracleAS Portalの「ようこそ」画面の確認
              • Web管理コンソールApplication Server Controlの確認
                  • サービスの起動停止
                    • インストールユーザーの環境変数の設定
                    • OracleAS Portalの起動
                    • OracleAS Portalの停止
                      • 運用上の注意
                        • PDKについて
                        • Portalスキーマのパスワードの変更
                          • アンインストール
                            • アンインストール作業

これらの環境変数に既存もしくはこれからインストールを行う

Oracle ホームディレクトリが含まれていないことを確認してく

ださい

LD_BIND_NOWORACLE_HOMEORA_NLS33TNS_ADMIN

設定されている場合は解除してください

LANG

「ja_JPeucJP」と設定してください(ご使用の Linux のキャラクタ

セットが EUC以外の場合はそれに応じて変更してください)

8 インストール先のディレクトリの書き込み権限の確認

今回はディレクトリ「optoracle」以下に Oracle Application Server をイン

ストールしますこのディレクトリが存在しなければ作成しまたユーザ

ー「oracleas」が書き込み権限を持っていることを確認してください

Oracle Application Server 10g(904) for Linux x86 インストール手順 ~Portal編~ 17

インストール作業 1 インストールユーザー「oracleas」でログイン

su ndash oracleas Password

2 環境変数 TMPTMPDIRに指定したディレクトリの空き領域を確認

環境変数 TMP と TMPDIR に指定したディレクトリに 250MB 以上の空き容量が

あるかどうかを確認します $ df ndashk $TMP $ df ndashk $TMPDIR

3 Oracle Application Serverのメディアをセット

Oracle Application Serverの Disk1を CD-ROMドライブに挿入してマウントしま

$ mount mntcdrom

4 ポート番号を指定してインストールする場合 Oracle Application Server 10g(904)のインストーラはインストール時にポート番

号の競合を回避してサービスにポートを自動的に割り当てます

インストール時に OracleAS Infrastructureが使用するポート番号を指定したい場合

は次の作業を行ってください

次のようなポート番号の競合を回避します

実行中のプロセスが使用中のポート

etcservicesファイルで指定されているポート

同一 OS ユーザーで既にインストールされている Oracle ApplicationServer 10g(904)に割り当てられているポート

① staticportsiniファイルを作成

インストールメディアの Disk1 に存在するテンプレートをローカルディス

クにコピーします $ cp mntcdromstageResponsestaticportsini optoraclestaticportsini

② ローカルディスクにコピーした staticportsiniファイルを編集

ポート番号をファイル「optoraclestaticportsini」で指定します各コンポー

ネントについてポート番号を指定し「」を削除して有効にします指定し

ないコンポーネントについてはインストーラが自動的にポート番号を割り

当てますOracleAS Portalにアクセスするために HTTPと HTTPSが一般的に

使用するポート番号である 80 と 443 を使用したい場合は例えば次のように

Oracle HTTP Server(OHS)OracleAS Web Cacheの使用するポート番号を指定

します J2EE and Web Cache Oracle HTTP Server port = 80 Oracle HTTP Server Listen port = 8889 Oracle HTTP Server SSL port = 443 Oracle HTTP Server Listen (SSL) port = 4444 Oracle HTTP Server Diagnostic port = port_num Oracle HTTP Server Jserv port = port_num Java Object Cache port = port_num DCM Java Object Cache port = port_num Oracle Notification Server Request port = port_num Oracle Notification Server Local port = port_num Oracle Notification Server Remote port = port_num Application Server Control port = port_num Application Server Control RMI port = port_num Oracle Management Agent port = port_num Web Cache HTTP Listen port = 80 Web Cache HTTP Listen (SSL) port = 443 Web Cache Administration port = port_num Web Cache Invalidation port = port_num Web Cache Statistics port = port_num Log Loader port = port_num Business Intelligence and Forms Discoverer OSAgent port = port_num Reports Services SQLNet port = port_num Infrastructure Oracle Internet Directory port = port_num Oracle Internet Directory (SSL) port = port_num Oracle Certificate Authority SSL Server Authentication port = port_num Oracle Certificate Authority SSL Mutual Authentication port = port_num

ポート番号に関する注意

Oracle Enterprise Manager Application Server Control のポート番号をインス

トール後に変更することはできません

OracleAS Infrastructure のインストール中にMetadata Repository を格納する

ために作成された データベースはポート番号 1521248124828080

9090 を使用しますそのため OracleAS Infrastructure と同一のマシンに

Middle-Tier をインストールする場合はこれらのポート番号を指定しないで

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 19

ください

65536以上のポート番号を指定することはできません

1024 未満のポート番号を指定する場合はroot ユーザーとしてコンポーネン

トを実行する必要がありますインストール終了時にインストーラではその

コンポーネントを起動できないのでインストール中に後述のような追加手

順を実行する必要があります

競合しているポート番号を指定した場合はインストール後に実行される構

成ツールが正常に終了しない可能性がありますその場合はこの資料の最後

に記述されている方法に従って Oracle Application Serverをアンインストール

した後ポート番号の指定を変更してから再インストールしてください

OracleAS Portal を使用するためには「Oracle HTTP Server port」と「Web

Cache HTTP Listen port」「Oracle HTTP Server SSL port」と「Web Cache HTTP

Listen (SSL) port」に指定するポート番号が一致している必要があります

5 インストーラの起動

次のコマンドを実行して Oracle Universal Installer(OUI)を起動します

インストール中にディスクの入れ替えが発生しますのでマウントポイントデ

ィレクトリ内でインストーラを起動しないことをお薦めしますもしマウントポ

イントディレクトリ内でインストーラを起動した場合インストーラの起動後

にカレントディレクトリを他のディレクトリに変更してください $ mntcdromrunInstaller

インストール時に OracleAS Portalが使用するポート番号を指定する場合は作成

した staticportsini ファイルを使ってインストーラを起動する必要がありますパ

ラメータの文法は OracleAS の Infrastructure をインストールする場合とは異なる

ので注意してくださいまた改行せずに入力してください $ mntcdromrunInstaller oracleiappserveriapptops_staticPorts=optoraclestaticportsini

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 20

Oracle Application Server 10g(904)ではインストーラによってシステム要件の

事前チェックが行われシステム要件が満たされていないと「Error

~Continue (yn) [n] 」というメッセージが表示されますメッセージの内容

を確認してから「n」と入力してインストールを中断しインストール事前準

備の各項目をもう一度チェックしてください

MIRACLE LINUXではシステム要件の事前チェックのいくつかの項目につい

て「Failed」と表示されます最後に「Error Packages version not per

Installation requirementContinue (yn) [n] 」と表示されますが表示されるメッ

セージを確認しインストール事前準備の各項目をもう一度チェックした上で

「y」と入力してインストールを継続してください

OUI が起動されると最初に次のようなスプラッシュが表示されます(数秒から

十数秒かかる場合があります)

6 「ようこそ」画面

「次へ」をクリックします

7 マシンに初めて Oracle製品をインストールする場合

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 21

今回はマシンに既に OracleAS Infrastructureがインストールされているので次の

ような画面は表示されません初めてマシンに Oracle製品をインストールすると

きには次のような画面が表示されますので指示に従って適切な情報を入力し

ます

① 「インベントリディレクトリの指定」画面

インベントリにはOracle製品のインストール情報が格納されます

今回は「optoracleoraInventory」を指定します「インベントリディレク

トリのフルパスの入力」に「optoracleoraInventory」と入力して「OK」を

クリックします

② 「UNIXグループ名」画面

インベントリディレクトリの書き込み権限を持つ OS グループの名前を入

力します

今回は「oinstall」を指定します「UNIX グループ名」に「oinstall」と入力し

て「次へ」をクリックしてください

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 22

③ orainstRootshの実行

次のようなダイアログが表示されます

「続行」をクリックする前にrootユーザーで

「optoracleoraInventoryorainstRootsh」を実行してください $ su Password optoracleoraInventoryorainstRootsh Oracleインベントリポインタファイルを作成しています(etcoraInstloc) 次のグループ名を変更します optoracleoraInventory 新規グループ名 oinstall

orainstRootsh実行後ダイアログに戻り「続行」をクリックします

8 「ファイルの場所の指定」画面

インストールする OracleAS インスタンスを識別する名前とインストールする

先のディレクトリを指定します今回は「インストール先」に「portal」「パ

ス」に「optoracleproduct904portal」と指定してくださいインストール先のデ

ィレクトリが存在しない場合はインストーラにより自動的に作成されます

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 23

「次へ」をクリックしてください

9 「インストールする製品の選択」画面

「製品の言語」をクリックして「選択された言語」に「日本語」が含まれてい

ることを確認してください含まれていない場合は「使用可能な言語」で「日

本語」をクリックしてから「gt」アイコンをクリックして日本語を選択し

「OK」をクリックしてください

「インストールする製品の選択」画面で「OracleAS Application Server 10g」が選択

されているのを確認して「次へ」をクリックします

10 「インストールタイプの選択」画面

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 24

「Portal and Wireless」を選択して「次へ」をクリックします

11 「Middle-Tierインストールの手順のプレビュー」画面

インストール手順のプレビュー画面が表示されます

確認して「次へ」をクリックします

12 「インストール前の要件の確認」画面

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 25

チェックボックスをチェックし「次へ」をクリックします

13 「構成オプションの選択」画面

インストール時に実行する構成ツールを選択します

「OracleAS Portal」にチェックがついているのを確認して「次へ」をクリックし

ます

14 「Oracle Internet Directoryへの登録」画面

利用する OracleAS Infrastructureの Oracle Internet Directory(OID)にアクセスするた

めの情報を入力します

OracleAS Infrastructureの OIDが稼動しているホスト名とポート番号を入力します

今回は OracleAS Infrastructure と同じマシンにインストールしているので

「Host」には現在インストールを行っているマシンの名前を「ltホスト名gtltド

メイン名gt」形式で入力してください「Port」には「Oracle Application Server 10g

for Linux インストール手順 ~Infrastructure 編~」の「インストール後の確認」

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 26

の「サービスのポートの確認」で確認した「Oracle Internet Directory port」の値

を入力してください(デフォルトでは「3060」です)

入力が完了したら「次へ」をクリックしてください

15 「Oracle Internet Directoryに対するログインの指定」画面

OIDに管理ユーザー「cn=orcladmin」でログインするための情報を入力します

「Password」には OracleAS Infrastructureをインストールしたときに「ias_admin」

のパスワードとして指定した値を入力して「次へ」をクリックしてください

16 「OracleAS Metadata Repositoryの選択」画面

Metadata Repository がインストールされているデータベースに対する接続情報を

入力します

デフォルト値が適切なのを確認して「次へ」をクリックします

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 27

17 「インスタンス名と ias_adminパスワードの指定」画面

インストールする Oracle Application Server に一意の名前を付け管理ユーザー

「ias_admin」のパスワードを指定します

今回は「インスタンス名」に「 portal」「 ias_admin のパスワード」に

「oracle10g」と入力してくださいまた Oracle Application Server を管理する

Application Server Controlにはユーザー「ias_admin」でログインするためこ

こで指定したパスワードは必ず覚えておいてください

ユーザー「ias_admin」のパスワードに指定可能な文字列には次のような制限

があります

数字 1文字以上を含む英数字 5文字以上であること

また指定するインスタンス名には次のような制限があります

英数字(A~Za~z0~9)およびrdquo$rdquordquo_rdquoのみ使用可能

1 つのマシンに複数の OracleAS インスタンスが存在する場合は各イン

スタンス名は一意でなくてはならない

「次へ」をクリックします

18 「サマリー」画面

インストールされるコンポーネントの一覧が表示されます

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 28

内容を確認して「インストール」をクリックします

19 「インストール」画面

① インストール中

次のような画面が表示されてインストールが開始されます

② CD-ROMの交換

インストールの途中次のようなダイアログが表示されます

指示に従って CD-ROMを交換し「OK」をクリックしてください

例 umount mntcdrom

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 29

eject

インストールメディアの交換 mount mntcdrom

③ rootshの実行

次のようなダイアログが表示されます

「OK」をクリックする前にOracle Application Server をインストールするデ

ィレクトリ(今回は「optoracleproduct904portal」)に存在する「rootsh」を

rootユーザーで実行してください $ su Password optoracleproduct904portalrootsh Running OracleAS rootsh script The following environment variables are set as ORACLE_OWNER= oracleas ORACLE_HOME= optoracleproduct904portal Enter the full pathname of the local bin directory [Defaultusrlocalbin] 「ENTER」キーを押す The file dbhome already exists in usrlocalbin Overwrite it (yn) [n] y 「y」キーを押す

Copying dbhome to usrlocalbin The file oraenv already exists in usrlocalbin Overwrite it (yn) [n] y 「y」キーを押す Copying oraenv to usrlocalbin The file coraenv already exists in usrlocalbin Overwrite it (yn) [n] y 「y」キーを押す Copying coraenv to usrlocalbin Creating etcoratab file Adding entry to etcoratab file Entries will be added to the etcoratab file as needed by Database Configuration Assistant when a database is created Finished running generic part of rootsh script Now product-specific root actions will be performed

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 30

今回のように同じマシンに既に Oracle 製品がインストールされている場合は

ディレクトリ「 usrlocalbin」に存在するファイル「dbhome」「oraenv」

「coraenv」を上書きするかどうか聞かれますのですべて「y」で上書きして

ください

またインストール開始時にファイル「staticportsini」を使用してOracle HTTP

Serverや OracleAS Web Cacheが 1024未満のポート番号を使用するように指定し

た場合は次のコマンドを実行してください $ su Password cd optoracleproduct904portalApacheApachebin chown root apachectl OHSが 1024未満の chmod 6750 apachectl ポート番号を使用する場合 cd optoracleproduct904portalwebcachebin chown root webcached OracleAS Web Cacheが 1024未満の chmod 6750 webcached ポート番号を使用する場合

実行後ダイアログに戻り「OK」をクリックします

20 「Configuration Assistant」画面

次の画面のように構成ツールが自動的に実行されます

構成ツールが全て終了するのをお待ちください

21 「インストールの終了」画面

インストールが正常に終了すると「OracleAS Infrastructure 10gのインストールが

成功しました」というメッセージとOracle HTTP Server にアクセスするための

URLが表示されます

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 31

「終了」をクリックすると次のようなダイアログが表示されます

「はい」をクリックしインストーラを終了します

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 32

インストール後の確認 インストール後は全てのサービスが起動しています各サービスの画面にアクセスし

動作確認しましょう

Oracle HTTP ServerOracleAS Web Cache のポート番号と Oracle Enterprise Manager

Application Server Control のポート番号を確認しそのポート番号を使用して OracleAS

Portalと Application Server Control にアクセスします

サービスのポート番号の確認

1 ファイル「optoracleproduct904portalinstallportlistini」の確認

このファイルはインストール時に割り当てられたポート番号になります「Oracle

HTTP Server port」「Web Cache HTTP Listen port」 (この 2 つは同じ値 )と

「Application Server Control port」の値を確認してください

例 [System] Host Name = portal21mycompanycom [Ports] Oracle HTTP Server port = 80 Oracle HTTP Server Listen port = 8889 Oracle HTTP Server SSL port = 443 Oracle HTTP Server Listen (SSL) port = 4444 Oracle HTTP Server Diagnostic port = 7201 Application Server Control RMI port = 1851 Oracle Notification Server Request port = 6004 Oracle Notification Server Local port = 6101 Oracle Notification Server Remote port = 6201 Java Object Cache port = 7011 Log Loader port = 44001 DCM Java Object Cache port = 7102 Oracle Management Agent port = 1831 Application Server Control port = 1811 Oracle HTTP Server Listen port = 8889 Oracle HTTP Server Listen (SSL) port = 4444 Web Cache HTTP Listen port = 80 Web Cache HTTP Listen (SSL) port = 443 Web Cache Administration port = 4000 Web Cache Invalidation port = 4001 Web Cache Statistics port = 4002 Oracle Net Listener = 1521 Discoverer OSAgent Port = 16003 Reports Services SQLNet port = 1950 Reports Services Visigenics CORBA port = 14000

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 33

OracleAS Portalの「ようこそ」画面の確認 1 OracleAS Portalの「ようこそ」画面へのアクセス

ブラウザを起動し次の URLにアクセスしてください

httpltホスト名gtltドメイン名gtltポート番号gtplsportal

ltホスト名gtltドメイン名gtltポート番号gtについては「インストールの終了」画面

に表示される Oracle HTTP Server にアクセスするための URLまたはファイル

「 optoracleproduct904portalinstallportlistini」の「Host Name」項目および

「Oracle HTTP Server port」もしくは「Web Cache HTTP Listen port」項目の値を参

照してください

右上の「ログイン」をクリックしてください

2 OracleAS Single Sign-Onへのログイン

OracleAS Single Sign-Onのログイン画面が表示されます「

ユーザー名orcladmin

パスワードOracleAS Infrastructure のインストール時に指定した「ias_admin」の

パスワード(今回は「oracle10g」)

と入力してください

3 OracleAS Portalの管理画面へのアクセス

OracleAS Portal の管理画面が表示されます画面上方に表示されるタブをクリッ

クすることでさまざまな管理機能に切り替えて表示することができます

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 34

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 35

Web管理コンソール Application Server Controlの確認 Application Server Control はコンポーネントの起動停止や設定の変更アプリケー

ションの配布を行うためのWeb管理コンソールです

1 Application Server Controlへのアクセス

ブラウザを起動し次の URLにアクセスしてください

httpltホスト名ドメイン名gtltポート番号gt

ltホスト名gtltドメイン名gtについては「インストールの終了」画面に表示され

る Oracle HTTP Server にアクセスするための URLまたはファイル

「optoracleproduct904infrainstallportlistini」の「Host Name」項目ltポート

番号gtについては「Application Server Control port」項目の値を参照してください

ログインダイアログが表示されます

ユーザー名ias_admin

パスワードOracleAS Infrastructure のインストール時に指定した「ias_admin」の

パスワード(今回は「oracle10g」)

と入力してください

2 次のページが表示されます

ここで「スタンドアロンインスタンス」項目に表示されるリンク(ltMiddle-

Tier の OracleAS インスタンス名gtltマシンのホスト名gtltマシンのドメイン名gt

例 「portalportal21mycompanycom」)をクリックすると次の画面が表示され

ます

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 36

この画面からOracleAS Portal の各コンポーネントの起動停止や設定変更ア

プリケーションのデプロイなどの管理作業を行うことができますなお後述の

ようにコンポーネントの起動停止はコマンドラインのツール「opmnctl」か

ら行うことも可能ですまた設定の変更やアプリケーションのデプロイはコ

マンドラインのツール「dcmctl」から行うことも可能です

OracleAS Portal をインストールした直後はOracleAS Portal が提供するすべて

のサービスが起動しています

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 37

サービスの起動停止 OracleAS Portalを起動停止するための手順を紹介します

インストールユーザーの環境変数の設定 各サービスを起動停止するためにはユーザー「oracleas」でログインした後適切

な環境変数を設定する必要があります次のファイル「portal_env」は環境変数設定

の一例です export LANG=ja_JPeucJP export ORACLE_SID=asdb export ORACLE_HOME=optoracleproduct904portal export LD_LIBRARY_PATH=$ORACLE_HOMElib$LD_LIBRARY_PATH export PATH=usrbinusrlocalbinbinusrX11R6bin $ORACLE_HOMEbin$ORACLE_HOMEopmnbin$ORACLE_HOMEdcmbin $PATH export NLS_LANG=Japanese_JapanJA16EUC

「usrbin」が環境変数 PATH に含まれる最初のディレクトリとなるよう設定してくだ

さい

環境変数を設定するためには次のコマンドを実行してください $ portal_env

設定した環境変数を確認するためには次のコマンドを実行してください $ env

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 38

OracleAS Portalの起動 OracleAS Portalを起動するための手順は次の通りです

1 OracleAS Infrastructureの起動(OracleAS Infrastructureが起動していない場合)

2 ユーザー「oracleas」でログインして適切な環境変数を設定 $ portal_env

3 OracleAS Portalの提供するサービスの起動 $ $ORACLE_HOMEopmnbinopmnctl startall opmnctl starting opmn and all managed processes

4 Application Server Controlの起動 $ emctl start iasconsole TZ set to Japan Oracle Enterprise Manager 10g Application Server Control 90400 Copyright (c) 2002 2003 Oracle Corporation All rights reserved Starting Oracle 10g Application Server Control started

OracleAS Portalの起動が完了しましたOracleAS Portalの提供するすべてのサービス

が使用可能になりした

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 39

OracleAS Portalの停止

OracleAS Portalを停止するための手順は次の通りです

1 ユーザー「oracleas」でログインして適切な環境変数を設定 $ portal_env

2 Application Server Controlの停止 $ emctl stop iasconsole TZ set to Japan Oracle Enterprise Manager 10g Application Server Control 90400 Copyright (c) 2002 2003 Oracle Corporation All rights reserved Stopping Oracle 10g Application Server Control Stopped

3 OracleAS Portalの提供するサービスの停止 $ $ORACLE_HOMEopmnbinopmnctl stopall opmnctl stopping opmn and all managed processes

4 OracleAS Infrastructureの停止(OracleAS Infrastructureも停止したい場合)

OracleAS Portalの停止が完了しました

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 40

運用上の注意 インストール後に必要な注意点について記述します

PDKについて

OracleAS Portalの提供するポータルフレームワークではポータルページは「ポー

トレット」と呼ばれるモジュールによって構成されます

既存社内

システム

シングル

サインオン

検索フォーム

OTN Japan

ポートレットの開発は OracleAS Portal が提

ますがPDK(Portal Developer Kit)と呼ばれ

細かく応じたポートレットを作成すること

ルページの構築を可能にする「Web Clipp

トやその他いくつかのサンプルも含まれ

PDK を使用する場合には最新版を Ora

URL(もしくはサポートセンター)から入手し

httpotnoraclecojptechportletindexhtml

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal

ポートレッ

Excite Japan 天気予報

日経BP

BizTech News

Portal Web アプリケーション

コンテンツ管理

供するウィザードによって行うこともでき

る開発キットを用いることでニーズにきめ

もできますまた PDK には効率的なポータ

ing」や「Omni Portlet」といったポートレッ

ます

cle Technology Network Japan (OTN)の次の

てください

編~ 41

Portalスキーマのパスワードの変更

OracleAS Portal を運用するにあたってはPortal スキーマ (デフォルトでは Metadata

Repository と同一の DB インスタンスのスキーマ「portal」にPortal リポジトリが作成

されます)に SQLPlus でログインして作業を行う必要がある場合がありますPortal

スキーマのパスワードはインストール直後はランダムな値に設定されていますその値

は Oracle Internet Directory(OID)に格納されているので管理ツール Oracle Directory

Manageを使用して確認することができます

① Oracle Directory Managerの起動

まず OracleAS Infrastructure で Oracle Directory Manager を起動しますユーザー

「oracleas」でログインしOracleAS Infrastructure用の適切な環境変数を設定して

次のコマンドを実行します

$ infra_env $ $ORACLE_HOMEbinoidadmin

② ログイン画面

次のようなログイン画面が表示されます

初めて Oracle Directory Manager から OID にアクセスする際にはOID が稼動して

いるサーバのホスト名などの情報を入力する必要があります アイコンをクリ

ックしてくださいなお 2 回目移行のアクセスでは②~⑤の手順は省略されます

③ OIDの登録

編集する OIDを登録するための画面が表示されます

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 42

「追加」をクリックしてください

④ OIDの情報の入力

OIDが稼動しているホスト名とポート番号を入力する画面が表示されます

「サーバー」には OracleAS Infrastructureをインストールしたマシンの名前を「ltホ

スト名gtltドメイン名gt」形式で入力してください「ポート」には「インストール

後の確認」の「サービスのポートの確認」で確認した「Oracle Internet Directory

port」の値を入力してください(デフォルトでは「3060」です)入力が完了したら

「OK」をクリックします

⑤ OIDの選択

Oracle Directory Managerで編集する OIDを選択します

今入力したホスト名とポート番号が表示されている列を選択して反転させて「選

択」をクリックします

⑥ OIDへのログイン

ユーザー名パスワードを入力します

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 43

「ユーザー」に OID の管理ユーザーである「orcladmin」「パスワード」には

OracleAS Infrastructure のインストール中に「ias_admin」のパスワードとして指定し

た値(今回は「oracle10g」)を入力して「ログイン」をクリックしてください

⑦ Portalスキーマのパスワードの格納されているエントリ

次のような OIDの初期画面が表示されます

画面左側のナビゲータペインを次のように辿ってください

エントリ管理

gt cn=OracleContext

gt cn=Products

gt cn=IAS

gtcn=IAS Infrastructure Database

gt orclReferenceName=iasdbltInfrastructureのドメイン名gt

gt OrclResourceName=Portal

gt orclpasswordattribute

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 44

⑧ Portalスキーマのパスワードの確認

画面右側の属性「orclpasswordattribute」の値が「Portal」スキーマのパスワードを示

しています

また Portal スキーマのパスワードを変更する場合一般的な DB のスキーマのように

SQLPlusなどから直接変更してはいけませんPortalスキーマのパスワードの情報は

mod_plsql の DAD などでも保持されておりそれらに対しても同時に変更を反映する

必要がありますそのため Portal スキーマや SSO のパスワードの変更はApplication

Server Control から行いますSSO スキーマのパスワードの変更方法については

「Oracle Application Server 10g(904) for Linux x86 インストール手順 ~Infrastructure編

~」を参照してくださいPotalスキーマのパスワードの変更方法は次の通りです

① インスタンスのホームページの表示

WebブラウザでApplication Server Controlのインスタンスのホームページにアクセ

スします

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 45

「Infrastructure」タブを表示してください

② 「Infrastructure」タブの表示

「Infrastructure」タブが表示されます

ページ左下のリンク「スキーマパスワードの変更」をクリックします

③ パスワードの変更画面の表示

パスワードの変更画面が表示されます

パスワードの変更画面で「PORTAL」にチェックをつけて選択し「パスワード」

及び「パスワードの確認」項目に設定したいパスワードを入力します入力が完

了したら「OK」をクリックします

④ パスワードの変更結果の確認画面の表示

パスワードの変更結果の確認画面が表示されます

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 46

⑤ インスタンスのホームページの表示

Portalスキーマのパスワードを変更した場合Oracle HTTP Serverを再起動する必要

があります再びインスタンスのホームページにアクセスしてください

「HTTP Server」にチェックをつけて選択し「再起動」をクリックしてください

⑥ Oracle HTTP Serverの再起動

次のような確認画面が表示されます

「はい」をクリックしてください

⑦ 再起動の処理中

再起動中は次のような画面が表示されます再起動が完了するまで暫くお待ちく

ださい

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 47

⑧ 再起動の完了

再起動が完了すると次のような画面が表示されます

これで Portalスキーマのパスワード変更が完了しました

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 48

アンインストール インストールした OracleAS Portalをアンインストールする手順は次の通りです

アンインストール作業

1 コンポーネントの停止

「サービスの起動停止」の章を参照してOracleAS Portal を停止しますなお

OracleAS Infrastructureは必ず起動しておいて下さい

2 インストーラの起動

インストールユーザー「oracleas」でログインして次のコマンドを実行しOracle

Universal Installerを起動します $ mntcdromrunInstaller

3 「ようこそ」画面

「製品の削除」をクリックします

4 削除するインスタンスの指定

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 49

削除するインスタンスをチェックします

今回は「portal」をチェックして「削除」をクリックします

5 確認ダイアログ

削除するコンポーネントの詳細が表示されます

「はい」をクリックしてください

6 削除ダイアログ

次のようなダイアログで削除の進行状況が表示されます

7 削除完了ダイアログ

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 50

削除が完了すると次のようなダイアログが表示されます

「閉じる」をクリックします

8 インストーラの終了

「取消」をクリックして OUIを終了します

9 ファイルディレクトリの削除

インストーラでは削除されないファイルやディレクトリがありますので手動で

削除します

① ORACLEホームディレクトリ

rootユーザーログインして削除した Oracle Application Serverインスタンスの

ORACLE ホームディレクトリを削除します次のコマンドを実行してくだ

さい $ su Password rm ndashrf optoracleproduct904portal

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 51

② etcoratabの削除済みインスタンスのエントリ

etcoratabファイルから削除したインスタンスに関する記述を削除します $ vi etcoratab This file is used by ORACLE utilities It is created by rootsh and updated by the Database Configuration Assistant when creating a database A colon is used as the field terminator A new line terminates the entry Lines beginning with a pound sign are comments Entries are of the form $ORACLE_SID$ORACLE_HOMEltN|Ygt The first and second fields are the system identifier and home directory of the database respectively The third filed indicates to the dbstart utility that the database should Y or should not N be brought up at system boot time Multiple entries with the same $ORACLE_SID are not allowed optoracleproduct904portalN この行を削除

10 OIDから OracleASインスタンス情報を削除

OracleAS Infrastructureの Oracle Internet Directory(OID)のエントリに格納されてい

るOracleASインスタンス情報を手動で削除します

ユーザー「oracleas」で OracleAS Infrastructure用に環境変数を設定して次のコマ

ンドを実行します $ ldapdelete -h ltOIDのホスト名gt -p ltOIDのポート番号gt -D cn=orcladmin -w ltorcladminのパスワードgt -x orclApplicationCommonName=ltOracleASインスタンス名gt cn=IAS Instancescn=IAScn=Productscn=OracleContext

ここでltOID のホスト名gtltOID のポート番号gtltorcladmin のパスワードgtは

インストール時に指定した OIDに関する情報と同じです

ltOracleAS インスタンス IDgtについては「管理ツール Application Server Control

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 52

の確認」で確認したltOracleAS インスタンス名gtltマシンのホスト名gtltマシン

のドメイン名gt(例 「portalportal21mycompanycom」)となります

例 $ ldapdelete -h portal21mycompanycom -p 3060 -D cn=orcladmin -w oracle10g -x orclapplicationcommonname=portalportal21mycompanycom cn=IAS Instancescn=IAScn=Productscn=OracleContext

OID に格納されている OracleAS インスタンスの情報はここで使用したコマ

ンドラインのツール「ldapdelete」の代わりにOracle Directory Manager で確認

および変更することもできますOracle Directory Manager の起動方法について

は「Oracle Application Server 10g for Linux インストール手順 ~Infrastructure編

~」の「運用上の注意」を参照してください

「エントリ管理」項目の「 cn=OracleContex cn=Products cn=IAS cn=IAS

Instances」の下の各エントリにOracleAS Infrastructure に関連付けられた

OracleAS インスタンスの情報が格納されています各エントリの属性

「orclapplicationcommonname」にOracleAS インスタンスの名前が格納されて

いますアンインストールした OracleAS インスタンスの情報が格納されている

エントリをクリックして選択し アイコンをクリックすると削除することが

できます

11 OracleAS Single Sign-Onのパートナアプリケーション情報を削除

OracleAS Single Sign-On にパートナアプリケーションとして登録されている

OracleAS Portalの情報を手動で削除します

① OracleAS Single Sign-Onへのアクセス

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 53

ブラウザを起動し次の URLにアクセスしてください

httpltホスト名ドメイン名gtltポート番号gtplsorasso

ltホスト名gtltドメイン名gtについてはOracleAS Infrastructure の Oracle HTTP

Server にアクセスするための値となります次のような画面が表示されます

画面右上の「ログイン」をクリックしてください

② OracleAS Single Sign-Onへのログイン

次のような OracleAS Single Sign-Onのログイン画面が表示されます

ユーザー名orcladmin

パスワード OracleAS Infrastructure のインストール時に指定した

「ias_admin」のパスワード(今回は「oracle10g」)

と入力してください ③ OracleAS Single Sign-Onのトップページ

OracleAS Single Sign-Onのトップページが表示されます

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 54

画面上方の「SSO Server管理」をクリックしてください

④ OracleAS Single Sign-Onの管理画面

3つの管理項目が表示されます

中央の「パートナアプリケーションの管理」をクリックしてください

⑤ パートナアプリケーションの管理

パートナアプリケーションの一覧が表示されます

ここでアンインストールした OracleAS Portalの情報を削除しますlt今回イン

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 55

ストールした Middle-Tierの OracleASインスタンス名gtltマシンのホスト名gtlt

マシンのドメイン名gt(例 「portalportal21mycompanycom」)と表記されてい

るパートナアプリケーション及び今回インストールした OracleAS

Portal(例 「Oracle Portal(portal)」)と表記されているパートナアプリケーシ

ョンの 2つについて左側の「 」アイコンをクリックして削除します

⑥ 確認画面

それぞれ次のような確認画面が表示されますので「はい」をクリックします

この作業を正確に行わないと次回以降の Middle-Tier のインストールで構成ツ

ールの実行に失敗する場合があります

12 OracleASインスタンス情報の確認

アンインストールした OracleASインスタンスの情報がOracleAS Infrastructureに

残っていないことを確認します

① Application Server Controlへのアクセス

ブラウザを起動し次の URLにアクセスしてください

httpltホスト名ドメイン名gtltポート番号gt

ltホスト名gtltドメイン名gtltポート番号gtについては OracleAS Infrastructure の

Application Server Controlにアクセスするための値を入力してくださいログイ

ンダイアログが表示されます

ユーザー名ias_admin

パスワードOracleAS Infrastructure のインストール時に指定した「ias_admin」の

パスワード(今回は「oracle10g」)

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 56

と入力してください

② 次の画面が表示されます

ここで「スタンドアロンインスタンス」項目に表示されるリンクにアンイ

ンストールした OracleAS インスタンスの名前が存在しないことを確認してくだ

さい存在していない場合はアンインストール作業は完了ですもし存在し

ている場合は次の手順に進んでください

③ Middle-Tierの OracleASインスタンス情報の手動削除

Middle-Tier のインストールを強制終了した場合などMiddle-Tier の情報が残っ

ていることがありますその場合はユーザー「oracleas」でログインし

OracleAS Infrastructure 用の適切な環境変数を設定して次のコマンドを実行し

ます $ infra_env $ $ORACLE_HOMEdcmbindcmctl destroyinstance ndashi ltOracleASインスタンス名gt

ここでlt OracleAS インスタンス名gtは削除する OracleAS インスタンス名です

以上で OracleASのMiddle-Tierのアンインストールは完了です

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 57

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ります日本オラクル社は本書の内容に関していかなる保証もいたしませんまた本書の内容に

関連したいかなる損害についても責任を負いかねます Oracle は米国 Oracle Corporation の登録商標です文中に参照されている各製品名及びサー

ビス名は米国 Oracle Corporation の商標または登録商標ですその他の製品名及びサービス名はそれぞれの所有者の商標または登録商標の可能性があります

  • はじめに
  • 目次
    • 前提
      • インストール概要
      • インストール
        • インストール事前準備
          • ハードウェア要件の確認
          • ソフトウェア要件の確認(Red Hat Enterprise Linux21の場合)
          • ソフトウェア要件の確認(Red Hat Enterprise Linux 30の場合)
          • ソフトウェア要件の確認(MIRACLE LINUX Standard Edition V21の場合)
          • カーネルパラメータの設定
          • ホスト名の確認
          • インストールするOSユーザー作成
            • インストール作業
            • インストール後の確認
              • サービスのポート番号の確認
              • OracleAS Portalの「ようこそ」画面の確認
              • Web管理コンソールApplication Server Controlの確認
                  • サービスの起動停止
                    • インストールユーザーの環境変数の設定
                    • OracleAS Portalの起動
                    • OracleAS Portalの停止
                      • 運用上の注意
                        • PDKについて
                        • Portalスキーマのパスワードの変更
                          • アンインストール
                            • アンインストール作業

インストール作業 1 インストールユーザー「oracleas」でログイン

su ndash oracleas Password

2 環境変数 TMPTMPDIRに指定したディレクトリの空き領域を確認

環境変数 TMP と TMPDIR に指定したディレクトリに 250MB 以上の空き容量が

あるかどうかを確認します $ df ndashk $TMP $ df ndashk $TMPDIR

3 Oracle Application Serverのメディアをセット

Oracle Application Serverの Disk1を CD-ROMドライブに挿入してマウントしま

$ mount mntcdrom

4 ポート番号を指定してインストールする場合 Oracle Application Server 10g(904)のインストーラはインストール時にポート番

号の競合を回避してサービスにポートを自動的に割り当てます

インストール時に OracleAS Infrastructureが使用するポート番号を指定したい場合

は次の作業を行ってください

次のようなポート番号の競合を回避します

実行中のプロセスが使用中のポート

etcservicesファイルで指定されているポート

同一 OS ユーザーで既にインストールされている Oracle ApplicationServer 10g(904)に割り当てられているポート

① staticportsiniファイルを作成

インストールメディアの Disk1 に存在するテンプレートをローカルディス

クにコピーします $ cp mntcdromstageResponsestaticportsini optoraclestaticportsini

② ローカルディスクにコピーした staticportsiniファイルを編集

ポート番号をファイル「optoraclestaticportsini」で指定します各コンポー

ネントについてポート番号を指定し「」を削除して有効にします指定し

ないコンポーネントについてはインストーラが自動的にポート番号を割り

当てますOracleAS Portalにアクセスするために HTTPと HTTPSが一般的に

使用するポート番号である 80 と 443 を使用したい場合は例えば次のように

Oracle HTTP Server(OHS)OracleAS Web Cacheの使用するポート番号を指定

します J2EE and Web Cache Oracle HTTP Server port = 80 Oracle HTTP Server Listen port = 8889 Oracle HTTP Server SSL port = 443 Oracle HTTP Server Listen (SSL) port = 4444 Oracle HTTP Server Diagnostic port = port_num Oracle HTTP Server Jserv port = port_num Java Object Cache port = port_num DCM Java Object Cache port = port_num Oracle Notification Server Request port = port_num Oracle Notification Server Local port = port_num Oracle Notification Server Remote port = port_num Application Server Control port = port_num Application Server Control RMI port = port_num Oracle Management Agent port = port_num Web Cache HTTP Listen port = 80 Web Cache HTTP Listen (SSL) port = 443 Web Cache Administration port = port_num Web Cache Invalidation port = port_num Web Cache Statistics port = port_num Log Loader port = port_num Business Intelligence and Forms Discoverer OSAgent port = port_num Reports Services SQLNet port = port_num Infrastructure Oracle Internet Directory port = port_num Oracle Internet Directory (SSL) port = port_num Oracle Certificate Authority SSL Server Authentication port = port_num Oracle Certificate Authority SSL Mutual Authentication port = port_num

ポート番号に関する注意

Oracle Enterprise Manager Application Server Control のポート番号をインス

トール後に変更することはできません

OracleAS Infrastructure のインストール中にMetadata Repository を格納する

ために作成された データベースはポート番号 1521248124828080

9090 を使用しますそのため OracleAS Infrastructure と同一のマシンに

Middle-Tier をインストールする場合はこれらのポート番号を指定しないで

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 19

ください

65536以上のポート番号を指定することはできません

1024 未満のポート番号を指定する場合はroot ユーザーとしてコンポーネン

トを実行する必要がありますインストール終了時にインストーラではその

コンポーネントを起動できないのでインストール中に後述のような追加手

順を実行する必要があります

競合しているポート番号を指定した場合はインストール後に実行される構

成ツールが正常に終了しない可能性がありますその場合はこの資料の最後

に記述されている方法に従って Oracle Application Serverをアンインストール

した後ポート番号の指定を変更してから再インストールしてください

OracleAS Portal を使用するためには「Oracle HTTP Server port」と「Web

Cache HTTP Listen port」「Oracle HTTP Server SSL port」と「Web Cache HTTP

Listen (SSL) port」に指定するポート番号が一致している必要があります

5 インストーラの起動

次のコマンドを実行して Oracle Universal Installer(OUI)を起動します

インストール中にディスクの入れ替えが発生しますのでマウントポイントデ

ィレクトリ内でインストーラを起動しないことをお薦めしますもしマウントポ

イントディレクトリ内でインストーラを起動した場合インストーラの起動後

にカレントディレクトリを他のディレクトリに変更してください $ mntcdromrunInstaller

インストール時に OracleAS Portalが使用するポート番号を指定する場合は作成

した staticportsini ファイルを使ってインストーラを起動する必要がありますパ

ラメータの文法は OracleAS の Infrastructure をインストールする場合とは異なる

ので注意してくださいまた改行せずに入力してください $ mntcdromrunInstaller oracleiappserveriapptops_staticPorts=optoraclestaticportsini

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 20

Oracle Application Server 10g(904)ではインストーラによってシステム要件の

事前チェックが行われシステム要件が満たされていないと「Error

~Continue (yn) [n] 」というメッセージが表示されますメッセージの内容

を確認してから「n」と入力してインストールを中断しインストール事前準

備の各項目をもう一度チェックしてください

MIRACLE LINUXではシステム要件の事前チェックのいくつかの項目につい

て「Failed」と表示されます最後に「Error Packages version not per

Installation requirementContinue (yn) [n] 」と表示されますが表示されるメッ

セージを確認しインストール事前準備の各項目をもう一度チェックした上で

「y」と入力してインストールを継続してください

OUI が起動されると最初に次のようなスプラッシュが表示されます(数秒から

十数秒かかる場合があります)

6 「ようこそ」画面

「次へ」をクリックします

7 マシンに初めて Oracle製品をインストールする場合

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 21

今回はマシンに既に OracleAS Infrastructureがインストールされているので次の

ような画面は表示されません初めてマシンに Oracle製品をインストールすると

きには次のような画面が表示されますので指示に従って適切な情報を入力し

ます

① 「インベントリディレクトリの指定」画面

インベントリにはOracle製品のインストール情報が格納されます

今回は「optoracleoraInventory」を指定します「インベントリディレク

トリのフルパスの入力」に「optoracleoraInventory」と入力して「OK」を

クリックします

② 「UNIXグループ名」画面

インベントリディレクトリの書き込み権限を持つ OS グループの名前を入

力します

今回は「oinstall」を指定します「UNIX グループ名」に「oinstall」と入力し

て「次へ」をクリックしてください

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 22

③ orainstRootshの実行

次のようなダイアログが表示されます

「続行」をクリックする前にrootユーザーで

「optoracleoraInventoryorainstRootsh」を実行してください $ su Password optoracleoraInventoryorainstRootsh Oracleインベントリポインタファイルを作成しています(etcoraInstloc) 次のグループ名を変更します optoracleoraInventory 新規グループ名 oinstall

orainstRootsh実行後ダイアログに戻り「続行」をクリックします

8 「ファイルの場所の指定」画面

インストールする OracleAS インスタンスを識別する名前とインストールする

先のディレクトリを指定します今回は「インストール先」に「portal」「パ

ス」に「optoracleproduct904portal」と指定してくださいインストール先のデ

ィレクトリが存在しない場合はインストーラにより自動的に作成されます

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 23

「次へ」をクリックしてください

9 「インストールする製品の選択」画面

「製品の言語」をクリックして「選択された言語」に「日本語」が含まれてい

ることを確認してください含まれていない場合は「使用可能な言語」で「日

本語」をクリックしてから「gt」アイコンをクリックして日本語を選択し

「OK」をクリックしてください

「インストールする製品の選択」画面で「OracleAS Application Server 10g」が選択

されているのを確認して「次へ」をクリックします

10 「インストールタイプの選択」画面

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 24

「Portal and Wireless」を選択して「次へ」をクリックします

11 「Middle-Tierインストールの手順のプレビュー」画面

インストール手順のプレビュー画面が表示されます

確認して「次へ」をクリックします

12 「インストール前の要件の確認」画面

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 25

チェックボックスをチェックし「次へ」をクリックします

13 「構成オプションの選択」画面

インストール時に実行する構成ツールを選択します

「OracleAS Portal」にチェックがついているのを確認して「次へ」をクリックし

ます

14 「Oracle Internet Directoryへの登録」画面

利用する OracleAS Infrastructureの Oracle Internet Directory(OID)にアクセスするた

めの情報を入力します

OracleAS Infrastructureの OIDが稼動しているホスト名とポート番号を入力します

今回は OracleAS Infrastructure と同じマシンにインストールしているので

「Host」には現在インストールを行っているマシンの名前を「ltホスト名gtltド

メイン名gt」形式で入力してください「Port」には「Oracle Application Server 10g

for Linux インストール手順 ~Infrastructure 編~」の「インストール後の確認」

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 26

の「サービスのポートの確認」で確認した「Oracle Internet Directory port」の値

を入力してください(デフォルトでは「3060」です)

入力が完了したら「次へ」をクリックしてください

15 「Oracle Internet Directoryに対するログインの指定」画面

OIDに管理ユーザー「cn=orcladmin」でログインするための情報を入力します

「Password」には OracleAS Infrastructureをインストールしたときに「ias_admin」

のパスワードとして指定した値を入力して「次へ」をクリックしてください

16 「OracleAS Metadata Repositoryの選択」画面

Metadata Repository がインストールされているデータベースに対する接続情報を

入力します

デフォルト値が適切なのを確認して「次へ」をクリックします

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 27

17 「インスタンス名と ias_adminパスワードの指定」画面

インストールする Oracle Application Server に一意の名前を付け管理ユーザー

「ias_admin」のパスワードを指定します

今回は「インスタンス名」に「 portal」「 ias_admin のパスワード」に

「oracle10g」と入力してくださいまた Oracle Application Server を管理する

Application Server Controlにはユーザー「ias_admin」でログインするためこ

こで指定したパスワードは必ず覚えておいてください

ユーザー「ias_admin」のパスワードに指定可能な文字列には次のような制限

があります

数字 1文字以上を含む英数字 5文字以上であること

また指定するインスタンス名には次のような制限があります

英数字(A~Za~z0~9)およびrdquo$rdquordquo_rdquoのみ使用可能

1 つのマシンに複数の OracleAS インスタンスが存在する場合は各イン

スタンス名は一意でなくてはならない

「次へ」をクリックします

18 「サマリー」画面

インストールされるコンポーネントの一覧が表示されます

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 28

内容を確認して「インストール」をクリックします

19 「インストール」画面

① インストール中

次のような画面が表示されてインストールが開始されます

② CD-ROMの交換

インストールの途中次のようなダイアログが表示されます

指示に従って CD-ROMを交換し「OK」をクリックしてください

例 umount mntcdrom

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 29

eject

インストールメディアの交換 mount mntcdrom

③ rootshの実行

次のようなダイアログが表示されます

「OK」をクリックする前にOracle Application Server をインストールするデ

ィレクトリ(今回は「optoracleproduct904portal」)に存在する「rootsh」を

rootユーザーで実行してください $ su Password optoracleproduct904portalrootsh Running OracleAS rootsh script The following environment variables are set as ORACLE_OWNER= oracleas ORACLE_HOME= optoracleproduct904portal Enter the full pathname of the local bin directory [Defaultusrlocalbin] 「ENTER」キーを押す The file dbhome already exists in usrlocalbin Overwrite it (yn) [n] y 「y」キーを押す

Copying dbhome to usrlocalbin The file oraenv already exists in usrlocalbin Overwrite it (yn) [n] y 「y」キーを押す Copying oraenv to usrlocalbin The file coraenv already exists in usrlocalbin Overwrite it (yn) [n] y 「y」キーを押す Copying coraenv to usrlocalbin Creating etcoratab file Adding entry to etcoratab file Entries will be added to the etcoratab file as needed by Database Configuration Assistant when a database is created Finished running generic part of rootsh script Now product-specific root actions will be performed

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 30

今回のように同じマシンに既に Oracle 製品がインストールされている場合は

ディレクトリ「 usrlocalbin」に存在するファイル「dbhome」「oraenv」

「coraenv」を上書きするかどうか聞かれますのですべて「y」で上書きして

ください

またインストール開始時にファイル「staticportsini」を使用してOracle HTTP

Serverや OracleAS Web Cacheが 1024未満のポート番号を使用するように指定し

た場合は次のコマンドを実行してください $ su Password cd optoracleproduct904portalApacheApachebin chown root apachectl OHSが 1024未満の chmod 6750 apachectl ポート番号を使用する場合 cd optoracleproduct904portalwebcachebin chown root webcached OracleAS Web Cacheが 1024未満の chmod 6750 webcached ポート番号を使用する場合

実行後ダイアログに戻り「OK」をクリックします

20 「Configuration Assistant」画面

次の画面のように構成ツールが自動的に実行されます

構成ツールが全て終了するのをお待ちください

21 「インストールの終了」画面

インストールが正常に終了すると「OracleAS Infrastructure 10gのインストールが

成功しました」というメッセージとOracle HTTP Server にアクセスするための

URLが表示されます

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 31

「終了」をクリックすると次のようなダイアログが表示されます

「はい」をクリックしインストーラを終了します

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 32

インストール後の確認 インストール後は全てのサービスが起動しています各サービスの画面にアクセスし

動作確認しましょう

Oracle HTTP ServerOracleAS Web Cache のポート番号と Oracle Enterprise Manager

Application Server Control のポート番号を確認しそのポート番号を使用して OracleAS

Portalと Application Server Control にアクセスします

サービスのポート番号の確認

1 ファイル「optoracleproduct904portalinstallportlistini」の確認

このファイルはインストール時に割り当てられたポート番号になります「Oracle

HTTP Server port」「Web Cache HTTP Listen port」 (この 2 つは同じ値 )と

「Application Server Control port」の値を確認してください

例 [System] Host Name = portal21mycompanycom [Ports] Oracle HTTP Server port = 80 Oracle HTTP Server Listen port = 8889 Oracle HTTP Server SSL port = 443 Oracle HTTP Server Listen (SSL) port = 4444 Oracle HTTP Server Diagnostic port = 7201 Application Server Control RMI port = 1851 Oracle Notification Server Request port = 6004 Oracle Notification Server Local port = 6101 Oracle Notification Server Remote port = 6201 Java Object Cache port = 7011 Log Loader port = 44001 DCM Java Object Cache port = 7102 Oracle Management Agent port = 1831 Application Server Control port = 1811 Oracle HTTP Server Listen port = 8889 Oracle HTTP Server Listen (SSL) port = 4444 Web Cache HTTP Listen port = 80 Web Cache HTTP Listen (SSL) port = 443 Web Cache Administration port = 4000 Web Cache Invalidation port = 4001 Web Cache Statistics port = 4002 Oracle Net Listener = 1521 Discoverer OSAgent Port = 16003 Reports Services SQLNet port = 1950 Reports Services Visigenics CORBA port = 14000

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 33

OracleAS Portalの「ようこそ」画面の確認 1 OracleAS Portalの「ようこそ」画面へのアクセス

ブラウザを起動し次の URLにアクセスしてください

httpltホスト名gtltドメイン名gtltポート番号gtplsportal

ltホスト名gtltドメイン名gtltポート番号gtについては「インストールの終了」画面

に表示される Oracle HTTP Server にアクセスするための URLまたはファイル

「 optoracleproduct904portalinstallportlistini」の「Host Name」項目および

「Oracle HTTP Server port」もしくは「Web Cache HTTP Listen port」項目の値を参

照してください

右上の「ログイン」をクリックしてください

2 OracleAS Single Sign-Onへのログイン

OracleAS Single Sign-Onのログイン画面が表示されます「

ユーザー名orcladmin

パスワードOracleAS Infrastructure のインストール時に指定した「ias_admin」の

パスワード(今回は「oracle10g」)

と入力してください

3 OracleAS Portalの管理画面へのアクセス

OracleAS Portal の管理画面が表示されます画面上方に表示されるタブをクリッ

クすることでさまざまな管理機能に切り替えて表示することができます

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 34

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 35

Web管理コンソール Application Server Controlの確認 Application Server Control はコンポーネントの起動停止や設定の変更アプリケー

ションの配布を行うためのWeb管理コンソールです

1 Application Server Controlへのアクセス

ブラウザを起動し次の URLにアクセスしてください

httpltホスト名ドメイン名gtltポート番号gt

ltホスト名gtltドメイン名gtについては「インストールの終了」画面に表示され

る Oracle HTTP Server にアクセスするための URLまたはファイル

「optoracleproduct904infrainstallportlistini」の「Host Name」項目ltポート

番号gtについては「Application Server Control port」項目の値を参照してください

ログインダイアログが表示されます

ユーザー名ias_admin

パスワードOracleAS Infrastructure のインストール時に指定した「ias_admin」の

パスワード(今回は「oracle10g」)

と入力してください

2 次のページが表示されます

ここで「スタンドアロンインスタンス」項目に表示されるリンク(ltMiddle-

Tier の OracleAS インスタンス名gtltマシンのホスト名gtltマシンのドメイン名gt

例 「portalportal21mycompanycom」)をクリックすると次の画面が表示され

ます

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 36

この画面からOracleAS Portal の各コンポーネントの起動停止や設定変更ア

プリケーションのデプロイなどの管理作業を行うことができますなお後述の

ようにコンポーネントの起動停止はコマンドラインのツール「opmnctl」か

ら行うことも可能ですまた設定の変更やアプリケーションのデプロイはコ

マンドラインのツール「dcmctl」から行うことも可能です

OracleAS Portal をインストールした直後はOracleAS Portal が提供するすべて

のサービスが起動しています

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 37

サービスの起動停止 OracleAS Portalを起動停止するための手順を紹介します

インストールユーザーの環境変数の設定 各サービスを起動停止するためにはユーザー「oracleas」でログインした後適切

な環境変数を設定する必要があります次のファイル「portal_env」は環境変数設定

の一例です export LANG=ja_JPeucJP export ORACLE_SID=asdb export ORACLE_HOME=optoracleproduct904portal export LD_LIBRARY_PATH=$ORACLE_HOMElib$LD_LIBRARY_PATH export PATH=usrbinusrlocalbinbinusrX11R6bin $ORACLE_HOMEbin$ORACLE_HOMEopmnbin$ORACLE_HOMEdcmbin $PATH export NLS_LANG=Japanese_JapanJA16EUC

「usrbin」が環境変数 PATH に含まれる最初のディレクトリとなるよう設定してくだ

さい

環境変数を設定するためには次のコマンドを実行してください $ portal_env

設定した環境変数を確認するためには次のコマンドを実行してください $ env

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 38

OracleAS Portalの起動 OracleAS Portalを起動するための手順は次の通りです

1 OracleAS Infrastructureの起動(OracleAS Infrastructureが起動していない場合)

2 ユーザー「oracleas」でログインして適切な環境変数を設定 $ portal_env

3 OracleAS Portalの提供するサービスの起動 $ $ORACLE_HOMEopmnbinopmnctl startall opmnctl starting opmn and all managed processes

4 Application Server Controlの起動 $ emctl start iasconsole TZ set to Japan Oracle Enterprise Manager 10g Application Server Control 90400 Copyright (c) 2002 2003 Oracle Corporation All rights reserved Starting Oracle 10g Application Server Control started

OracleAS Portalの起動が完了しましたOracleAS Portalの提供するすべてのサービス

が使用可能になりした

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 39

OracleAS Portalの停止

OracleAS Portalを停止するための手順は次の通りです

1 ユーザー「oracleas」でログインして適切な環境変数を設定 $ portal_env

2 Application Server Controlの停止 $ emctl stop iasconsole TZ set to Japan Oracle Enterprise Manager 10g Application Server Control 90400 Copyright (c) 2002 2003 Oracle Corporation All rights reserved Stopping Oracle 10g Application Server Control Stopped

3 OracleAS Portalの提供するサービスの停止 $ $ORACLE_HOMEopmnbinopmnctl stopall opmnctl stopping opmn and all managed processes

4 OracleAS Infrastructureの停止(OracleAS Infrastructureも停止したい場合)

OracleAS Portalの停止が完了しました

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 40

運用上の注意 インストール後に必要な注意点について記述します

PDKについて

OracleAS Portalの提供するポータルフレームワークではポータルページは「ポー

トレット」と呼ばれるモジュールによって構成されます

既存社内

システム

シングル

サインオン

検索フォーム

OTN Japan

ポートレットの開発は OracleAS Portal が提

ますがPDK(Portal Developer Kit)と呼ばれ

細かく応じたポートレットを作成すること

ルページの構築を可能にする「Web Clipp

トやその他いくつかのサンプルも含まれ

PDK を使用する場合には最新版を Ora

URL(もしくはサポートセンター)から入手し

httpotnoraclecojptechportletindexhtml

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal

ポートレッ

Excite Japan 天気予報

日経BP

BizTech News

Portal Web アプリケーション

コンテンツ管理

供するウィザードによって行うこともでき

る開発キットを用いることでニーズにきめ

もできますまた PDK には効率的なポータ

ing」や「Omni Portlet」といったポートレッ

ます

cle Technology Network Japan (OTN)の次の

てください

編~ 41

Portalスキーマのパスワードの変更

OracleAS Portal を運用するにあたってはPortal スキーマ (デフォルトでは Metadata

Repository と同一の DB インスタンスのスキーマ「portal」にPortal リポジトリが作成

されます)に SQLPlus でログインして作業を行う必要がある場合がありますPortal

スキーマのパスワードはインストール直後はランダムな値に設定されていますその値

は Oracle Internet Directory(OID)に格納されているので管理ツール Oracle Directory

Manageを使用して確認することができます

① Oracle Directory Managerの起動

まず OracleAS Infrastructure で Oracle Directory Manager を起動しますユーザー

「oracleas」でログインしOracleAS Infrastructure用の適切な環境変数を設定して

次のコマンドを実行します

$ infra_env $ $ORACLE_HOMEbinoidadmin

② ログイン画面

次のようなログイン画面が表示されます

初めて Oracle Directory Manager から OID にアクセスする際にはOID が稼動して

いるサーバのホスト名などの情報を入力する必要があります アイコンをクリ

ックしてくださいなお 2 回目移行のアクセスでは②~⑤の手順は省略されます

③ OIDの登録

編集する OIDを登録するための画面が表示されます

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 42

「追加」をクリックしてください

④ OIDの情報の入力

OIDが稼動しているホスト名とポート番号を入力する画面が表示されます

「サーバー」には OracleAS Infrastructureをインストールしたマシンの名前を「ltホ

スト名gtltドメイン名gt」形式で入力してください「ポート」には「インストール

後の確認」の「サービスのポートの確認」で確認した「Oracle Internet Directory

port」の値を入力してください(デフォルトでは「3060」です)入力が完了したら

「OK」をクリックします

⑤ OIDの選択

Oracle Directory Managerで編集する OIDを選択します

今入力したホスト名とポート番号が表示されている列を選択して反転させて「選

択」をクリックします

⑥ OIDへのログイン

ユーザー名パスワードを入力します

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 43

「ユーザー」に OID の管理ユーザーである「orcladmin」「パスワード」には

OracleAS Infrastructure のインストール中に「ias_admin」のパスワードとして指定し

た値(今回は「oracle10g」)を入力して「ログイン」をクリックしてください

⑦ Portalスキーマのパスワードの格納されているエントリ

次のような OIDの初期画面が表示されます

画面左側のナビゲータペインを次のように辿ってください

エントリ管理

gt cn=OracleContext

gt cn=Products

gt cn=IAS

gtcn=IAS Infrastructure Database

gt orclReferenceName=iasdbltInfrastructureのドメイン名gt

gt OrclResourceName=Portal

gt orclpasswordattribute

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 44

⑧ Portalスキーマのパスワードの確認

画面右側の属性「orclpasswordattribute」の値が「Portal」スキーマのパスワードを示

しています

また Portal スキーマのパスワードを変更する場合一般的な DB のスキーマのように

SQLPlusなどから直接変更してはいけませんPortalスキーマのパスワードの情報は

mod_plsql の DAD などでも保持されておりそれらに対しても同時に変更を反映する

必要がありますそのため Portal スキーマや SSO のパスワードの変更はApplication

Server Control から行いますSSO スキーマのパスワードの変更方法については

「Oracle Application Server 10g(904) for Linux x86 インストール手順 ~Infrastructure編

~」を参照してくださいPotalスキーマのパスワードの変更方法は次の通りです

① インスタンスのホームページの表示

WebブラウザでApplication Server Controlのインスタンスのホームページにアクセ

スします

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 45

「Infrastructure」タブを表示してください

② 「Infrastructure」タブの表示

「Infrastructure」タブが表示されます

ページ左下のリンク「スキーマパスワードの変更」をクリックします

③ パスワードの変更画面の表示

パスワードの変更画面が表示されます

パスワードの変更画面で「PORTAL」にチェックをつけて選択し「パスワード」

及び「パスワードの確認」項目に設定したいパスワードを入力します入力が完

了したら「OK」をクリックします

④ パスワードの変更結果の確認画面の表示

パスワードの変更結果の確認画面が表示されます

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 46

⑤ インスタンスのホームページの表示

Portalスキーマのパスワードを変更した場合Oracle HTTP Serverを再起動する必要

があります再びインスタンスのホームページにアクセスしてください

「HTTP Server」にチェックをつけて選択し「再起動」をクリックしてください

⑥ Oracle HTTP Serverの再起動

次のような確認画面が表示されます

「はい」をクリックしてください

⑦ 再起動の処理中

再起動中は次のような画面が表示されます再起動が完了するまで暫くお待ちく

ださい

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 47

⑧ 再起動の完了

再起動が完了すると次のような画面が表示されます

これで Portalスキーマのパスワード変更が完了しました

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 48

アンインストール インストールした OracleAS Portalをアンインストールする手順は次の通りです

アンインストール作業

1 コンポーネントの停止

「サービスの起動停止」の章を参照してOracleAS Portal を停止しますなお

OracleAS Infrastructureは必ず起動しておいて下さい

2 インストーラの起動

インストールユーザー「oracleas」でログインして次のコマンドを実行しOracle

Universal Installerを起動します $ mntcdromrunInstaller

3 「ようこそ」画面

「製品の削除」をクリックします

4 削除するインスタンスの指定

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 49

削除するインスタンスをチェックします

今回は「portal」をチェックして「削除」をクリックします

5 確認ダイアログ

削除するコンポーネントの詳細が表示されます

「はい」をクリックしてください

6 削除ダイアログ

次のようなダイアログで削除の進行状況が表示されます

7 削除完了ダイアログ

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 50

削除が完了すると次のようなダイアログが表示されます

「閉じる」をクリックします

8 インストーラの終了

「取消」をクリックして OUIを終了します

9 ファイルディレクトリの削除

インストーラでは削除されないファイルやディレクトリがありますので手動で

削除します

① ORACLEホームディレクトリ

rootユーザーログインして削除した Oracle Application Serverインスタンスの

ORACLE ホームディレクトリを削除します次のコマンドを実行してくだ

さい $ su Password rm ndashrf optoracleproduct904portal

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 51

② etcoratabの削除済みインスタンスのエントリ

etcoratabファイルから削除したインスタンスに関する記述を削除します $ vi etcoratab This file is used by ORACLE utilities It is created by rootsh and updated by the Database Configuration Assistant when creating a database A colon is used as the field terminator A new line terminates the entry Lines beginning with a pound sign are comments Entries are of the form $ORACLE_SID$ORACLE_HOMEltN|Ygt The first and second fields are the system identifier and home directory of the database respectively The third filed indicates to the dbstart utility that the database should Y or should not N be brought up at system boot time Multiple entries with the same $ORACLE_SID are not allowed optoracleproduct904portalN この行を削除

10 OIDから OracleASインスタンス情報を削除

OracleAS Infrastructureの Oracle Internet Directory(OID)のエントリに格納されてい

るOracleASインスタンス情報を手動で削除します

ユーザー「oracleas」で OracleAS Infrastructure用に環境変数を設定して次のコマ

ンドを実行します $ ldapdelete -h ltOIDのホスト名gt -p ltOIDのポート番号gt -D cn=orcladmin -w ltorcladminのパスワードgt -x orclApplicationCommonName=ltOracleASインスタンス名gt cn=IAS Instancescn=IAScn=Productscn=OracleContext

ここでltOID のホスト名gtltOID のポート番号gtltorcladmin のパスワードgtは

インストール時に指定した OIDに関する情報と同じです

ltOracleAS インスタンス IDgtについては「管理ツール Application Server Control

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 52

の確認」で確認したltOracleAS インスタンス名gtltマシンのホスト名gtltマシン

のドメイン名gt(例 「portalportal21mycompanycom」)となります

例 $ ldapdelete -h portal21mycompanycom -p 3060 -D cn=orcladmin -w oracle10g -x orclapplicationcommonname=portalportal21mycompanycom cn=IAS Instancescn=IAScn=Productscn=OracleContext

OID に格納されている OracleAS インスタンスの情報はここで使用したコマ

ンドラインのツール「ldapdelete」の代わりにOracle Directory Manager で確認

および変更することもできますOracle Directory Manager の起動方法について

は「Oracle Application Server 10g for Linux インストール手順 ~Infrastructure編

~」の「運用上の注意」を参照してください

「エントリ管理」項目の「 cn=OracleContex cn=Products cn=IAS cn=IAS

Instances」の下の各エントリにOracleAS Infrastructure に関連付けられた

OracleAS インスタンスの情報が格納されています各エントリの属性

「orclapplicationcommonname」にOracleAS インスタンスの名前が格納されて

いますアンインストールした OracleAS インスタンスの情報が格納されている

エントリをクリックして選択し アイコンをクリックすると削除することが

できます

11 OracleAS Single Sign-Onのパートナアプリケーション情報を削除

OracleAS Single Sign-On にパートナアプリケーションとして登録されている

OracleAS Portalの情報を手動で削除します

① OracleAS Single Sign-Onへのアクセス

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 53

ブラウザを起動し次の URLにアクセスしてください

httpltホスト名ドメイン名gtltポート番号gtplsorasso

ltホスト名gtltドメイン名gtについてはOracleAS Infrastructure の Oracle HTTP

Server にアクセスするための値となります次のような画面が表示されます

画面右上の「ログイン」をクリックしてください

② OracleAS Single Sign-Onへのログイン

次のような OracleAS Single Sign-Onのログイン画面が表示されます

ユーザー名orcladmin

パスワード OracleAS Infrastructure のインストール時に指定した

「ias_admin」のパスワード(今回は「oracle10g」)

と入力してください ③ OracleAS Single Sign-Onのトップページ

OracleAS Single Sign-Onのトップページが表示されます

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 54

画面上方の「SSO Server管理」をクリックしてください

④ OracleAS Single Sign-Onの管理画面

3つの管理項目が表示されます

中央の「パートナアプリケーションの管理」をクリックしてください

⑤ パートナアプリケーションの管理

パートナアプリケーションの一覧が表示されます

ここでアンインストールした OracleAS Portalの情報を削除しますlt今回イン

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 55

ストールした Middle-Tierの OracleASインスタンス名gtltマシンのホスト名gtlt

マシンのドメイン名gt(例 「portalportal21mycompanycom」)と表記されてい

るパートナアプリケーション及び今回インストールした OracleAS

Portal(例 「Oracle Portal(portal)」)と表記されているパートナアプリケーシ

ョンの 2つについて左側の「 」アイコンをクリックして削除します

⑥ 確認画面

それぞれ次のような確認画面が表示されますので「はい」をクリックします

この作業を正確に行わないと次回以降の Middle-Tier のインストールで構成ツ

ールの実行に失敗する場合があります

12 OracleASインスタンス情報の確認

アンインストールした OracleASインスタンスの情報がOracleAS Infrastructureに

残っていないことを確認します

① Application Server Controlへのアクセス

ブラウザを起動し次の URLにアクセスしてください

httpltホスト名ドメイン名gtltポート番号gt

ltホスト名gtltドメイン名gtltポート番号gtについては OracleAS Infrastructure の

Application Server Controlにアクセスするための値を入力してくださいログイ

ンダイアログが表示されます

ユーザー名ias_admin

パスワードOracleAS Infrastructure のインストール時に指定した「ias_admin」の

パスワード(今回は「oracle10g」)

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 56

と入力してください

② 次の画面が表示されます

ここで「スタンドアロンインスタンス」項目に表示されるリンクにアンイ

ンストールした OracleAS インスタンスの名前が存在しないことを確認してくだ

さい存在していない場合はアンインストール作業は完了ですもし存在し

ている場合は次の手順に進んでください

③ Middle-Tierの OracleASインスタンス情報の手動削除

Middle-Tier のインストールを強制終了した場合などMiddle-Tier の情報が残っ

ていることがありますその場合はユーザー「oracleas」でログインし

OracleAS Infrastructure 用の適切な環境変数を設定して次のコマンドを実行し

ます $ infra_env $ $ORACLE_HOMEdcmbindcmctl destroyinstance ndashi ltOracleASインスタンス名gt

ここでlt OracleAS インスタンス名gtは削除する OracleAS インスタンス名です

以上で OracleASのMiddle-Tierのアンインストールは完了です

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 57

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ビス名は米国 Oracle Corporation の商標または登録商標ですその他の製品名及びサービス名はそれぞれの所有者の商標または登録商標の可能性があります

  • はじめに
  • 目次
    • 前提
      • インストール概要
      • インストール
        • インストール事前準備
          • ハードウェア要件の確認
          • ソフトウェア要件の確認(Red Hat Enterprise Linux21の場合)
          • ソフトウェア要件の確認(Red Hat Enterprise Linux 30の場合)
          • ソフトウェア要件の確認(MIRACLE LINUX Standard Edition V21の場合)
          • カーネルパラメータの設定
          • ホスト名の確認
          • インストールするOSユーザー作成
            • インストール作業
            • インストール後の確認
              • サービスのポート番号の確認
              • OracleAS Portalの「ようこそ」画面の確認
              • Web管理コンソールApplication Server Controlの確認
                  • サービスの起動停止
                    • インストールユーザーの環境変数の設定
                    • OracleAS Portalの起動
                    • OracleAS Portalの停止
                      • 運用上の注意
                        • PDKについて
                        • Portalスキーマのパスワードの変更
                          • アンインストール
                            • アンインストール作業

ネントについてポート番号を指定し「」を削除して有効にします指定し

ないコンポーネントについてはインストーラが自動的にポート番号を割り

当てますOracleAS Portalにアクセスするために HTTPと HTTPSが一般的に

使用するポート番号である 80 と 443 を使用したい場合は例えば次のように

Oracle HTTP Server(OHS)OracleAS Web Cacheの使用するポート番号を指定

します J2EE and Web Cache Oracle HTTP Server port = 80 Oracle HTTP Server Listen port = 8889 Oracle HTTP Server SSL port = 443 Oracle HTTP Server Listen (SSL) port = 4444 Oracle HTTP Server Diagnostic port = port_num Oracle HTTP Server Jserv port = port_num Java Object Cache port = port_num DCM Java Object Cache port = port_num Oracle Notification Server Request port = port_num Oracle Notification Server Local port = port_num Oracle Notification Server Remote port = port_num Application Server Control port = port_num Application Server Control RMI port = port_num Oracle Management Agent port = port_num Web Cache HTTP Listen port = 80 Web Cache HTTP Listen (SSL) port = 443 Web Cache Administration port = port_num Web Cache Invalidation port = port_num Web Cache Statistics port = port_num Log Loader port = port_num Business Intelligence and Forms Discoverer OSAgent port = port_num Reports Services SQLNet port = port_num Infrastructure Oracle Internet Directory port = port_num Oracle Internet Directory (SSL) port = port_num Oracle Certificate Authority SSL Server Authentication port = port_num Oracle Certificate Authority SSL Mutual Authentication port = port_num

ポート番号に関する注意

Oracle Enterprise Manager Application Server Control のポート番号をインス

トール後に変更することはできません

OracleAS Infrastructure のインストール中にMetadata Repository を格納する

ために作成された データベースはポート番号 1521248124828080

9090 を使用しますそのため OracleAS Infrastructure と同一のマシンに

Middle-Tier をインストールする場合はこれらのポート番号を指定しないで

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 19

ください

65536以上のポート番号を指定することはできません

1024 未満のポート番号を指定する場合はroot ユーザーとしてコンポーネン

トを実行する必要がありますインストール終了時にインストーラではその

コンポーネントを起動できないのでインストール中に後述のような追加手

順を実行する必要があります

競合しているポート番号を指定した場合はインストール後に実行される構

成ツールが正常に終了しない可能性がありますその場合はこの資料の最後

に記述されている方法に従って Oracle Application Serverをアンインストール

した後ポート番号の指定を変更してから再インストールしてください

OracleAS Portal を使用するためには「Oracle HTTP Server port」と「Web

Cache HTTP Listen port」「Oracle HTTP Server SSL port」と「Web Cache HTTP

Listen (SSL) port」に指定するポート番号が一致している必要があります

5 インストーラの起動

次のコマンドを実行して Oracle Universal Installer(OUI)を起動します

インストール中にディスクの入れ替えが発生しますのでマウントポイントデ

ィレクトリ内でインストーラを起動しないことをお薦めしますもしマウントポ

イントディレクトリ内でインストーラを起動した場合インストーラの起動後

にカレントディレクトリを他のディレクトリに変更してください $ mntcdromrunInstaller

インストール時に OracleAS Portalが使用するポート番号を指定する場合は作成

した staticportsini ファイルを使ってインストーラを起動する必要がありますパ

ラメータの文法は OracleAS の Infrastructure をインストールする場合とは異なる

ので注意してくださいまた改行せずに入力してください $ mntcdromrunInstaller oracleiappserveriapptops_staticPorts=optoraclestaticportsini

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 20

Oracle Application Server 10g(904)ではインストーラによってシステム要件の

事前チェックが行われシステム要件が満たされていないと「Error

~Continue (yn) [n] 」というメッセージが表示されますメッセージの内容

を確認してから「n」と入力してインストールを中断しインストール事前準

備の各項目をもう一度チェックしてください

MIRACLE LINUXではシステム要件の事前チェックのいくつかの項目につい

て「Failed」と表示されます最後に「Error Packages version not per

Installation requirementContinue (yn) [n] 」と表示されますが表示されるメッ

セージを確認しインストール事前準備の各項目をもう一度チェックした上で

「y」と入力してインストールを継続してください

OUI が起動されると最初に次のようなスプラッシュが表示されます(数秒から

十数秒かかる場合があります)

6 「ようこそ」画面

「次へ」をクリックします

7 マシンに初めて Oracle製品をインストールする場合

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 21

今回はマシンに既に OracleAS Infrastructureがインストールされているので次の

ような画面は表示されません初めてマシンに Oracle製品をインストールすると

きには次のような画面が表示されますので指示に従って適切な情報を入力し

ます

① 「インベントリディレクトリの指定」画面

インベントリにはOracle製品のインストール情報が格納されます

今回は「optoracleoraInventory」を指定します「インベントリディレク

トリのフルパスの入力」に「optoracleoraInventory」と入力して「OK」を

クリックします

② 「UNIXグループ名」画面

インベントリディレクトリの書き込み権限を持つ OS グループの名前を入

力します

今回は「oinstall」を指定します「UNIX グループ名」に「oinstall」と入力し

て「次へ」をクリックしてください

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 22

③ orainstRootshの実行

次のようなダイアログが表示されます

「続行」をクリックする前にrootユーザーで

「optoracleoraInventoryorainstRootsh」を実行してください $ su Password optoracleoraInventoryorainstRootsh Oracleインベントリポインタファイルを作成しています(etcoraInstloc) 次のグループ名を変更します optoracleoraInventory 新規グループ名 oinstall

orainstRootsh実行後ダイアログに戻り「続行」をクリックします

8 「ファイルの場所の指定」画面

インストールする OracleAS インスタンスを識別する名前とインストールする

先のディレクトリを指定します今回は「インストール先」に「portal」「パ

ス」に「optoracleproduct904portal」と指定してくださいインストール先のデ

ィレクトリが存在しない場合はインストーラにより自動的に作成されます

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 23

「次へ」をクリックしてください

9 「インストールする製品の選択」画面

「製品の言語」をクリックして「選択された言語」に「日本語」が含まれてい

ることを確認してください含まれていない場合は「使用可能な言語」で「日

本語」をクリックしてから「gt」アイコンをクリックして日本語を選択し

「OK」をクリックしてください

「インストールする製品の選択」画面で「OracleAS Application Server 10g」が選択

されているのを確認して「次へ」をクリックします

10 「インストールタイプの選択」画面

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 24

「Portal and Wireless」を選択して「次へ」をクリックします

11 「Middle-Tierインストールの手順のプレビュー」画面

インストール手順のプレビュー画面が表示されます

確認して「次へ」をクリックします

12 「インストール前の要件の確認」画面

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 25

チェックボックスをチェックし「次へ」をクリックします

13 「構成オプションの選択」画面

インストール時に実行する構成ツールを選択します

「OracleAS Portal」にチェックがついているのを確認して「次へ」をクリックし

ます

14 「Oracle Internet Directoryへの登録」画面

利用する OracleAS Infrastructureの Oracle Internet Directory(OID)にアクセスするた

めの情報を入力します

OracleAS Infrastructureの OIDが稼動しているホスト名とポート番号を入力します

今回は OracleAS Infrastructure と同じマシンにインストールしているので

「Host」には現在インストールを行っているマシンの名前を「ltホスト名gtltド

メイン名gt」形式で入力してください「Port」には「Oracle Application Server 10g

for Linux インストール手順 ~Infrastructure 編~」の「インストール後の確認」

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 26

の「サービスのポートの確認」で確認した「Oracle Internet Directory port」の値

を入力してください(デフォルトでは「3060」です)

入力が完了したら「次へ」をクリックしてください

15 「Oracle Internet Directoryに対するログインの指定」画面

OIDに管理ユーザー「cn=orcladmin」でログインするための情報を入力します

「Password」には OracleAS Infrastructureをインストールしたときに「ias_admin」

のパスワードとして指定した値を入力して「次へ」をクリックしてください

16 「OracleAS Metadata Repositoryの選択」画面

Metadata Repository がインストールされているデータベースに対する接続情報を

入力します

デフォルト値が適切なのを確認して「次へ」をクリックします

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 27

17 「インスタンス名と ias_adminパスワードの指定」画面

インストールする Oracle Application Server に一意の名前を付け管理ユーザー

「ias_admin」のパスワードを指定します

今回は「インスタンス名」に「 portal」「 ias_admin のパスワード」に

「oracle10g」と入力してくださいまた Oracle Application Server を管理する

Application Server Controlにはユーザー「ias_admin」でログインするためこ

こで指定したパスワードは必ず覚えておいてください

ユーザー「ias_admin」のパスワードに指定可能な文字列には次のような制限

があります

数字 1文字以上を含む英数字 5文字以上であること

また指定するインスタンス名には次のような制限があります

英数字(A~Za~z0~9)およびrdquo$rdquordquo_rdquoのみ使用可能

1 つのマシンに複数の OracleAS インスタンスが存在する場合は各イン

スタンス名は一意でなくてはならない

「次へ」をクリックします

18 「サマリー」画面

インストールされるコンポーネントの一覧が表示されます

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 28

内容を確認して「インストール」をクリックします

19 「インストール」画面

① インストール中

次のような画面が表示されてインストールが開始されます

② CD-ROMの交換

インストールの途中次のようなダイアログが表示されます

指示に従って CD-ROMを交換し「OK」をクリックしてください

例 umount mntcdrom

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 29

eject

インストールメディアの交換 mount mntcdrom

③ rootshの実行

次のようなダイアログが表示されます

「OK」をクリックする前にOracle Application Server をインストールするデ

ィレクトリ(今回は「optoracleproduct904portal」)に存在する「rootsh」を

rootユーザーで実行してください $ su Password optoracleproduct904portalrootsh Running OracleAS rootsh script The following environment variables are set as ORACLE_OWNER= oracleas ORACLE_HOME= optoracleproduct904portal Enter the full pathname of the local bin directory [Defaultusrlocalbin] 「ENTER」キーを押す The file dbhome already exists in usrlocalbin Overwrite it (yn) [n] y 「y」キーを押す

Copying dbhome to usrlocalbin The file oraenv already exists in usrlocalbin Overwrite it (yn) [n] y 「y」キーを押す Copying oraenv to usrlocalbin The file coraenv already exists in usrlocalbin Overwrite it (yn) [n] y 「y」キーを押す Copying coraenv to usrlocalbin Creating etcoratab file Adding entry to etcoratab file Entries will be added to the etcoratab file as needed by Database Configuration Assistant when a database is created Finished running generic part of rootsh script Now product-specific root actions will be performed

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 30

今回のように同じマシンに既に Oracle 製品がインストールされている場合は

ディレクトリ「 usrlocalbin」に存在するファイル「dbhome」「oraenv」

「coraenv」を上書きするかどうか聞かれますのですべて「y」で上書きして

ください

またインストール開始時にファイル「staticportsini」を使用してOracle HTTP

Serverや OracleAS Web Cacheが 1024未満のポート番号を使用するように指定し

た場合は次のコマンドを実行してください $ su Password cd optoracleproduct904portalApacheApachebin chown root apachectl OHSが 1024未満の chmod 6750 apachectl ポート番号を使用する場合 cd optoracleproduct904portalwebcachebin chown root webcached OracleAS Web Cacheが 1024未満の chmod 6750 webcached ポート番号を使用する場合

実行後ダイアログに戻り「OK」をクリックします

20 「Configuration Assistant」画面

次の画面のように構成ツールが自動的に実行されます

構成ツールが全て終了するのをお待ちください

21 「インストールの終了」画面

インストールが正常に終了すると「OracleAS Infrastructure 10gのインストールが

成功しました」というメッセージとOracle HTTP Server にアクセスするための

URLが表示されます

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 31

「終了」をクリックすると次のようなダイアログが表示されます

「はい」をクリックしインストーラを終了します

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 32

インストール後の確認 インストール後は全てのサービスが起動しています各サービスの画面にアクセスし

動作確認しましょう

Oracle HTTP ServerOracleAS Web Cache のポート番号と Oracle Enterprise Manager

Application Server Control のポート番号を確認しそのポート番号を使用して OracleAS

Portalと Application Server Control にアクセスします

サービスのポート番号の確認

1 ファイル「optoracleproduct904portalinstallportlistini」の確認

このファイルはインストール時に割り当てられたポート番号になります「Oracle

HTTP Server port」「Web Cache HTTP Listen port」 (この 2 つは同じ値 )と

「Application Server Control port」の値を確認してください

例 [System] Host Name = portal21mycompanycom [Ports] Oracle HTTP Server port = 80 Oracle HTTP Server Listen port = 8889 Oracle HTTP Server SSL port = 443 Oracle HTTP Server Listen (SSL) port = 4444 Oracle HTTP Server Diagnostic port = 7201 Application Server Control RMI port = 1851 Oracle Notification Server Request port = 6004 Oracle Notification Server Local port = 6101 Oracle Notification Server Remote port = 6201 Java Object Cache port = 7011 Log Loader port = 44001 DCM Java Object Cache port = 7102 Oracle Management Agent port = 1831 Application Server Control port = 1811 Oracle HTTP Server Listen port = 8889 Oracle HTTP Server Listen (SSL) port = 4444 Web Cache HTTP Listen port = 80 Web Cache HTTP Listen (SSL) port = 443 Web Cache Administration port = 4000 Web Cache Invalidation port = 4001 Web Cache Statistics port = 4002 Oracle Net Listener = 1521 Discoverer OSAgent Port = 16003 Reports Services SQLNet port = 1950 Reports Services Visigenics CORBA port = 14000

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 33

OracleAS Portalの「ようこそ」画面の確認 1 OracleAS Portalの「ようこそ」画面へのアクセス

ブラウザを起動し次の URLにアクセスしてください

httpltホスト名gtltドメイン名gtltポート番号gtplsportal

ltホスト名gtltドメイン名gtltポート番号gtについては「インストールの終了」画面

に表示される Oracle HTTP Server にアクセスするための URLまたはファイル

「 optoracleproduct904portalinstallportlistini」の「Host Name」項目および

「Oracle HTTP Server port」もしくは「Web Cache HTTP Listen port」項目の値を参

照してください

右上の「ログイン」をクリックしてください

2 OracleAS Single Sign-Onへのログイン

OracleAS Single Sign-Onのログイン画面が表示されます「

ユーザー名orcladmin

パスワードOracleAS Infrastructure のインストール時に指定した「ias_admin」の

パスワード(今回は「oracle10g」)

と入力してください

3 OracleAS Portalの管理画面へのアクセス

OracleAS Portal の管理画面が表示されます画面上方に表示されるタブをクリッ

クすることでさまざまな管理機能に切り替えて表示することができます

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 34

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 35

Web管理コンソール Application Server Controlの確認 Application Server Control はコンポーネントの起動停止や設定の変更アプリケー

ションの配布を行うためのWeb管理コンソールです

1 Application Server Controlへのアクセス

ブラウザを起動し次の URLにアクセスしてください

httpltホスト名ドメイン名gtltポート番号gt

ltホスト名gtltドメイン名gtについては「インストールの終了」画面に表示され

る Oracle HTTP Server にアクセスするための URLまたはファイル

「optoracleproduct904infrainstallportlistini」の「Host Name」項目ltポート

番号gtについては「Application Server Control port」項目の値を参照してください

ログインダイアログが表示されます

ユーザー名ias_admin

パスワードOracleAS Infrastructure のインストール時に指定した「ias_admin」の

パスワード(今回は「oracle10g」)

と入力してください

2 次のページが表示されます

ここで「スタンドアロンインスタンス」項目に表示されるリンク(ltMiddle-

Tier の OracleAS インスタンス名gtltマシンのホスト名gtltマシンのドメイン名gt

例 「portalportal21mycompanycom」)をクリックすると次の画面が表示され

ます

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 36

この画面からOracleAS Portal の各コンポーネントの起動停止や設定変更ア

プリケーションのデプロイなどの管理作業を行うことができますなお後述の

ようにコンポーネントの起動停止はコマンドラインのツール「opmnctl」か

ら行うことも可能ですまた設定の変更やアプリケーションのデプロイはコ

マンドラインのツール「dcmctl」から行うことも可能です

OracleAS Portal をインストールした直後はOracleAS Portal が提供するすべて

のサービスが起動しています

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 37

サービスの起動停止 OracleAS Portalを起動停止するための手順を紹介します

インストールユーザーの環境変数の設定 各サービスを起動停止するためにはユーザー「oracleas」でログインした後適切

な環境変数を設定する必要があります次のファイル「portal_env」は環境変数設定

の一例です export LANG=ja_JPeucJP export ORACLE_SID=asdb export ORACLE_HOME=optoracleproduct904portal export LD_LIBRARY_PATH=$ORACLE_HOMElib$LD_LIBRARY_PATH export PATH=usrbinusrlocalbinbinusrX11R6bin $ORACLE_HOMEbin$ORACLE_HOMEopmnbin$ORACLE_HOMEdcmbin $PATH export NLS_LANG=Japanese_JapanJA16EUC

「usrbin」が環境変数 PATH に含まれる最初のディレクトリとなるよう設定してくだ

さい

環境変数を設定するためには次のコマンドを実行してください $ portal_env

設定した環境変数を確認するためには次のコマンドを実行してください $ env

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 38

OracleAS Portalの起動 OracleAS Portalを起動するための手順は次の通りです

1 OracleAS Infrastructureの起動(OracleAS Infrastructureが起動していない場合)

2 ユーザー「oracleas」でログインして適切な環境変数を設定 $ portal_env

3 OracleAS Portalの提供するサービスの起動 $ $ORACLE_HOMEopmnbinopmnctl startall opmnctl starting opmn and all managed processes

4 Application Server Controlの起動 $ emctl start iasconsole TZ set to Japan Oracle Enterprise Manager 10g Application Server Control 90400 Copyright (c) 2002 2003 Oracle Corporation All rights reserved Starting Oracle 10g Application Server Control started

OracleAS Portalの起動が完了しましたOracleAS Portalの提供するすべてのサービス

が使用可能になりした

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 39

OracleAS Portalの停止

OracleAS Portalを停止するための手順は次の通りです

1 ユーザー「oracleas」でログインして適切な環境変数を設定 $ portal_env

2 Application Server Controlの停止 $ emctl stop iasconsole TZ set to Japan Oracle Enterprise Manager 10g Application Server Control 90400 Copyright (c) 2002 2003 Oracle Corporation All rights reserved Stopping Oracle 10g Application Server Control Stopped

3 OracleAS Portalの提供するサービスの停止 $ $ORACLE_HOMEopmnbinopmnctl stopall opmnctl stopping opmn and all managed processes

4 OracleAS Infrastructureの停止(OracleAS Infrastructureも停止したい場合)

OracleAS Portalの停止が完了しました

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 40

運用上の注意 インストール後に必要な注意点について記述します

PDKについて

OracleAS Portalの提供するポータルフレームワークではポータルページは「ポー

トレット」と呼ばれるモジュールによって構成されます

既存社内

システム

シングル

サインオン

検索フォーム

OTN Japan

ポートレットの開発は OracleAS Portal が提

ますがPDK(Portal Developer Kit)と呼ばれ

細かく応じたポートレットを作成すること

ルページの構築を可能にする「Web Clipp

トやその他いくつかのサンプルも含まれ

PDK を使用する場合には最新版を Ora

URL(もしくはサポートセンター)から入手し

httpotnoraclecojptechportletindexhtml

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal

ポートレッ

Excite Japan 天気予報

日経BP

BizTech News

Portal Web アプリケーション

コンテンツ管理

供するウィザードによって行うこともでき

る開発キットを用いることでニーズにきめ

もできますまた PDK には効率的なポータ

ing」や「Omni Portlet」といったポートレッ

ます

cle Technology Network Japan (OTN)の次の

てください

編~ 41

Portalスキーマのパスワードの変更

OracleAS Portal を運用するにあたってはPortal スキーマ (デフォルトでは Metadata

Repository と同一の DB インスタンスのスキーマ「portal」にPortal リポジトリが作成

されます)に SQLPlus でログインして作業を行う必要がある場合がありますPortal

スキーマのパスワードはインストール直後はランダムな値に設定されていますその値

は Oracle Internet Directory(OID)に格納されているので管理ツール Oracle Directory

Manageを使用して確認することができます

① Oracle Directory Managerの起動

まず OracleAS Infrastructure で Oracle Directory Manager を起動しますユーザー

「oracleas」でログインしOracleAS Infrastructure用の適切な環境変数を設定して

次のコマンドを実行します

$ infra_env $ $ORACLE_HOMEbinoidadmin

② ログイン画面

次のようなログイン画面が表示されます

初めて Oracle Directory Manager から OID にアクセスする際にはOID が稼動して

いるサーバのホスト名などの情報を入力する必要があります アイコンをクリ

ックしてくださいなお 2 回目移行のアクセスでは②~⑤の手順は省略されます

③ OIDの登録

編集する OIDを登録するための画面が表示されます

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 42

「追加」をクリックしてください

④ OIDの情報の入力

OIDが稼動しているホスト名とポート番号を入力する画面が表示されます

「サーバー」には OracleAS Infrastructureをインストールしたマシンの名前を「ltホ

スト名gtltドメイン名gt」形式で入力してください「ポート」には「インストール

後の確認」の「サービスのポートの確認」で確認した「Oracle Internet Directory

port」の値を入力してください(デフォルトでは「3060」です)入力が完了したら

「OK」をクリックします

⑤ OIDの選択

Oracle Directory Managerで編集する OIDを選択します

今入力したホスト名とポート番号が表示されている列を選択して反転させて「選

択」をクリックします

⑥ OIDへのログイン

ユーザー名パスワードを入力します

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 43

「ユーザー」に OID の管理ユーザーである「orcladmin」「パスワード」には

OracleAS Infrastructure のインストール中に「ias_admin」のパスワードとして指定し

た値(今回は「oracle10g」)を入力して「ログイン」をクリックしてください

⑦ Portalスキーマのパスワードの格納されているエントリ

次のような OIDの初期画面が表示されます

画面左側のナビゲータペインを次のように辿ってください

エントリ管理

gt cn=OracleContext

gt cn=Products

gt cn=IAS

gtcn=IAS Infrastructure Database

gt orclReferenceName=iasdbltInfrastructureのドメイン名gt

gt OrclResourceName=Portal

gt orclpasswordattribute

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 44

⑧ Portalスキーマのパスワードの確認

画面右側の属性「orclpasswordattribute」の値が「Portal」スキーマのパスワードを示

しています

また Portal スキーマのパスワードを変更する場合一般的な DB のスキーマのように

SQLPlusなどから直接変更してはいけませんPortalスキーマのパスワードの情報は

mod_plsql の DAD などでも保持されておりそれらに対しても同時に変更を反映する

必要がありますそのため Portal スキーマや SSO のパスワードの変更はApplication

Server Control から行いますSSO スキーマのパスワードの変更方法については

「Oracle Application Server 10g(904) for Linux x86 インストール手順 ~Infrastructure編

~」を参照してくださいPotalスキーマのパスワードの変更方法は次の通りです

① インスタンスのホームページの表示

WebブラウザでApplication Server Controlのインスタンスのホームページにアクセ

スします

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 45

「Infrastructure」タブを表示してください

② 「Infrastructure」タブの表示

「Infrastructure」タブが表示されます

ページ左下のリンク「スキーマパスワードの変更」をクリックします

③ パスワードの変更画面の表示

パスワードの変更画面が表示されます

パスワードの変更画面で「PORTAL」にチェックをつけて選択し「パスワード」

及び「パスワードの確認」項目に設定したいパスワードを入力します入力が完

了したら「OK」をクリックします

④ パスワードの変更結果の確認画面の表示

パスワードの変更結果の確認画面が表示されます

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 46

⑤ インスタンスのホームページの表示

Portalスキーマのパスワードを変更した場合Oracle HTTP Serverを再起動する必要

があります再びインスタンスのホームページにアクセスしてください

「HTTP Server」にチェックをつけて選択し「再起動」をクリックしてください

⑥ Oracle HTTP Serverの再起動

次のような確認画面が表示されます

「はい」をクリックしてください

⑦ 再起動の処理中

再起動中は次のような画面が表示されます再起動が完了するまで暫くお待ちく

ださい

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 47

⑧ 再起動の完了

再起動が完了すると次のような画面が表示されます

これで Portalスキーマのパスワード変更が完了しました

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 48

アンインストール インストールした OracleAS Portalをアンインストールする手順は次の通りです

アンインストール作業

1 コンポーネントの停止

「サービスの起動停止」の章を参照してOracleAS Portal を停止しますなお

OracleAS Infrastructureは必ず起動しておいて下さい

2 インストーラの起動

インストールユーザー「oracleas」でログインして次のコマンドを実行しOracle

Universal Installerを起動します $ mntcdromrunInstaller

3 「ようこそ」画面

「製品の削除」をクリックします

4 削除するインスタンスの指定

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 49

削除するインスタンスをチェックします

今回は「portal」をチェックして「削除」をクリックします

5 確認ダイアログ

削除するコンポーネントの詳細が表示されます

「はい」をクリックしてください

6 削除ダイアログ

次のようなダイアログで削除の進行状況が表示されます

7 削除完了ダイアログ

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 50

削除が完了すると次のようなダイアログが表示されます

「閉じる」をクリックします

8 インストーラの終了

「取消」をクリックして OUIを終了します

9 ファイルディレクトリの削除

インストーラでは削除されないファイルやディレクトリがありますので手動で

削除します

① ORACLEホームディレクトリ

rootユーザーログインして削除した Oracle Application Serverインスタンスの

ORACLE ホームディレクトリを削除します次のコマンドを実行してくだ

さい $ su Password rm ndashrf optoracleproduct904portal

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 51

② etcoratabの削除済みインスタンスのエントリ

etcoratabファイルから削除したインスタンスに関する記述を削除します $ vi etcoratab This file is used by ORACLE utilities It is created by rootsh and updated by the Database Configuration Assistant when creating a database A colon is used as the field terminator A new line terminates the entry Lines beginning with a pound sign are comments Entries are of the form $ORACLE_SID$ORACLE_HOMEltN|Ygt The first and second fields are the system identifier and home directory of the database respectively The third filed indicates to the dbstart utility that the database should Y or should not N be brought up at system boot time Multiple entries with the same $ORACLE_SID are not allowed optoracleproduct904portalN この行を削除

10 OIDから OracleASインスタンス情報を削除

OracleAS Infrastructureの Oracle Internet Directory(OID)のエントリに格納されてい

るOracleASインスタンス情報を手動で削除します

ユーザー「oracleas」で OracleAS Infrastructure用に環境変数を設定して次のコマ

ンドを実行します $ ldapdelete -h ltOIDのホスト名gt -p ltOIDのポート番号gt -D cn=orcladmin -w ltorcladminのパスワードgt -x orclApplicationCommonName=ltOracleASインスタンス名gt cn=IAS Instancescn=IAScn=Productscn=OracleContext

ここでltOID のホスト名gtltOID のポート番号gtltorcladmin のパスワードgtは

インストール時に指定した OIDに関する情報と同じです

ltOracleAS インスタンス IDgtについては「管理ツール Application Server Control

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 52

の確認」で確認したltOracleAS インスタンス名gtltマシンのホスト名gtltマシン

のドメイン名gt(例 「portalportal21mycompanycom」)となります

例 $ ldapdelete -h portal21mycompanycom -p 3060 -D cn=orcladmin -w oracle10g -x orclapplicationcommonname=portalportal21mycompanycom cn=IAS Instancescn=IAScn=Productscn=OracleContext

OID に格納されている OracleAS インスタンスの情報はここで使用したコマ

ンドラインのツール「ldapdelete」の代わりにOracle Directory Manager で確認

および変更することもできますOracle Directory Manager の起動方法について

は「Oracle Application Server 10g for Linux インストール手順 ~Infrastructure編

~」の「運用上の注意」を参照してください

「エントリ管理」項目の「 cn=OracleContex cn=Products cn=IAS cn=IAS

Instances」の下の各エントリにOracleAS Infrastructure に関連付けられた

OracleAS インスタンスの情報が格納されています各エントリの属性

「orclapplicationcommonname」にOracleAS インスタンスの名前が格納されて

いますアンインストールした OracleAS インスタンスの情報が格納されている

エントリをクリックして選択し アイコンをクリックすると削除することが

できます

11 OracleAS Single Sign-Onのパートナアプリケーション情報を削除

OracleAS Single Sign-On にパートナアプリケーションとして登録されている

OracleAS Portalの情報を手動で削除します

① OracleAS Single Sign-Onへのアクセス

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 53

ブラウザを起動し次の URLにアクセスしてください

httpltホスト名ドメイン名gtltポート番号gtplsorasso

ltホスト名gtltドメイン名gtについてはOracleAS Infrastructure の Oracle HTTP

Server にアクセスするための値となります次のような画面が表示されます

画面右上の「ログイン」をクリックしてください

② OracleAS Single Sign-Onへのログイン

次のような OracleAS Single Sign-Onのログイン画面が表示されます

ユーザー名orcladmin

パスワード OracleAS Infrastructure のインストール時に指定した

「ias_admin」のパスワード(今回は「oracle10g」)

と入力してください ③ OracleAS Single Sign-Onのトップページ

OracleAS Single Sign-Onのトップページが表示されます

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 54

画面上方の「SSO Server管理」をクリックしてください

④ OracleAS Single Sign-Onの管理画面

3つの管理項目が表示されます

中央の「パートナアプリケーションの管理」をクリックしてください

⑤ パートナアプリケーションの管理

パートナアプリケーションの一覧が表示されます

ここでアンインストールした OracleAS Portalの情報を削除しますlt今回イン

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 55

ストールした Middle-Tierの OracleASインスタンス名gtltマシンのホスト名gtlt

マシンのドメイン名gt(例 「portalportal21mycompanycom」)と表記されてい

るパートナアプリケーション及び今回インストールした OracleAS

Portal(例 「Oracle Portal(portal)」)と表記されているパートナアプリケーシ

ョンの 2つについて左側の「 」アイコンをクリックして削除します

⑥ 確認画面

それぞれ次のような確認画面が表示されますので「はい」をクリックします

この作業を正確に行わないと次回以降の Middle-Tier のインストールで構成ツ

ールの実行に失敗する場合があります

12 OracleASインスタンス情報の確認

アンインストールした OracleASインスタンスの情報がOracleAS Infrastructureに

残っていないことを確認します

① Application Server Controlへのアクセス

ブラウザを起動し次の URLにアクセスしてください

httpltホスト名ドメイン名gtltポート番号gt

ltホスト名gtltドメイン名gtltポート番号gtについては OracleAS Infrastructure の

Application Server Controlにアクセスするための値を入力してくださいログイ

ンダイアログが表示されます

ユーザー名ias_admin

パスワードOracleAS Infrastructure のインストール時に指定した「ias_admin」の

パスワード(今回は「oracle10g」)

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 56

と入力してください

② 次の画面が表示されます

ここで「スタンドアロンインスタンス」項目に表示されるリンクにアンイ

ンストールした OracleAS インスタンスの名前が存在しないことを確認してくだ

さい存在していない場合はアンインストール作業は完了ですもし存在し

ている場合は次の手順に進んでください

③ Middle-Tierの OracleASインスタンス情報の手動削除

Middle-Tier のインストールを強制終了した場合などMiddle-Tier の情報が残っ

ていることがありますその場合はユーザー「oracleas」でログインし

OracleAS Infrastructure 用の適切な環境変数を設定して次のコマンドを実行し

ます $ infra_env $ $ORACLE_HOMEdcmbindcmctl destroyinstance ndashi ltOracleASインスタンス名gt

ここでlt OracleAS インスタンス名gtは削除する OracleAS インスタンス名です

以上で OracleASのMiddle-Tierのアンインストールは完了です

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 57

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ビス名は米国 Oracle Corporation の商標または登録商標ですその他の製品名及びサービス名はそれぞれの所有者の商標または登録商標の可能性があります

  • はじめに
  • 目次
    • 前提
      • インストール概要
      • インストール
        • インストール事前準備
          • ハードウェア要件の確認
          • ソフトウェア要件の確認(Red Hat Enterprise Linux21の場合)
          • ソフトウェア要件の確認(Red Hat Enterprise Linux 30の場合)
          • ソフトウェア要件の確認(MIRACLE LINUX Standard Edition V21の場合)
          • カーネルパラメータの設定
          • ホスト名の確認
          • インストールするOSユーザー作成
            • インストール作業
            • インストール後の確認
              • サービスのポート番号の確認
              • OracleAS Portalの「ようこそ」画面の確認
              • Web管理コンソールApplication Server Controlの確認
                  • サービスの起動停止
                    • インストールユーザーの環境変数の設定
                    • OracleAS Portalの起動
                    • OracleAS Portalの停止
                      • 運用上の注意
                        • PDKについて
                        • Portalスキーマのパスワードの変更
                          • アンインストール
                            • アンインストール作業

ください

65536以上のポート番号を指定することはできません

1024 未満のポート番号を指定する場合はroot ユーザーとしてコンポーネン

トを実行する必要がありますインストール終了時にインストーラではその

コンポーネントを起動できないのでインストール中に後述のような追加手

順を実行する必要があります

競合しているポート番号を指定した場合はインストール後に実行される構

成ツールが正常に終了しない可能性がありますその場合はこの資料の最後

に記述されている方法に従って Oracle Application Serverをアンインストール

した後ポート番号の指定を変更してから再インストールしてください

OracleAS Portal を使用するためには「Oracle HTTP Server port」と「Web

Cache HTTP Listen port」「Oracle HTTP Server SSL port」と「Web Cache HTTP

Listen (SSL) port」に指定するポート番号が一致している必要があります

5 インストーラの起動

次のコマンドを実行して Oracle Universal Installer(OUI)を起動します

インストール中にディスクの入れ替えが発生しますのでマウントポイントデ

ィレクトリ内でインストーラを起動しないことをお薦めしますもしマウントポ

イントディレクトリ内でインストーラを起動した場合インストーラの起動後

にカレントディレクトリを他のディレクトリに変更してください $ mntcdromrunInstaller

インストール時に OracleAS Portalが使用するポート番号を指定する場合は作成

した staticportsini ファイルを使ってインストーラを起動する必要がありますパ

ラメータの文法は OracleAS の Infrastructure をインストールする場合とは異なる

ので注意してくださいまた改行せずに入力してください $ mntcdromrunInstaller oracleiappserveriapptops_staticPorts=optoraclestaticportsini

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 20

Oracle Application Server 10g(904)ではインストーラによってシステム要件の

事前チェックが行われシステム要件が満たされていないと「Error

~Continue (yn) [n] 」というメッセージが表示されますメッセージの内容

を確認してから「n」と入力してインストールを中断しインストール事前準

備の各項目をもう一度チェックしてください

MIRACLE LINUXではシステム要件の事前チェックのいくつかの項目につい

て「Failed」と表示されます最後に「Error Packages version not per

Installation requirementContinue (yn) [n] 」と表示されますが表示されるメッ

セージを確認しインストール事前準備の各項目をもう一度チェックした上で

「y」と入力してインストールを継続してください

OUI が起動されると最初に次のようなスプラッシュが表示されます(数秒から

十数秒かかる場合があります)

6 「ようこそ」画面

「次へ」をクリックします

7 マシンに初めて Oracle製品をインストールする場合

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 21

今回はマシンに既に OracleAS Infrastructureがインストールされているので次の

ような画面は表示されません初めてマシンに Oracle製品をインストールすると

きには次のような画面が表示されますので指示に従って適切な情報を入力し

ます

① 「インベントリディレクトリの指定」画面

インベントリにはOracle製品のインストール情報が格納されます

今回は「optoracleoraInventory」を指定します「インベントリディレク

トリのフルパスの入力」に「optoracleoraInventory」と入力して「OK」を

クリックします

② 「UNIXグループ名」画面

インベントリディレクトリの書き込み権限を持つ OS グループの名前を入

力します

今回は「oinstall」を指定します「UNIX グループ名」に「oinstall」と入力し

て「次へ」をクリックしてください

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 22

③ orainstRootshの実行

次のようなダイアログが表示されます

「続行」をクリックする前にrootユーザーで

「optoracleoraInventoryorainstRootsh」を実行してください $ su Password optoracleoraInventoryorainstRootsh Oracleインベントリポインタファイルを作成しています(etcoraInstloc) 次のグループ名を変更します optoracleoraInventory 新規グループ名 oinstall

orainstRootsh実行後ダイアログに戻り「続行」をクリックします

8 「ファイルの場所の指定」画面

インストールする OracleAS インスタンスを識別する名前とインストールする

先のディレクトリを指定します今回は「インストール先」に「portal」「パ

ス」に「optoracleproduct904portal」と指定してくださいインストール先のデ

ィレクトリが存在しない場合はインストーラにより自動的に作成されます

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 23

「次へ」をクリックしてください

9 「インストールする製品の選択」画面

「製品の言語」をクリックして「選択された言語」に「日本語」が含まれてい

ることを確認してください含まれていない場合は「使用可能な言語」で「日

本語」をクリックしてから「gt」アイコンをクリックして日本語を選択し

「OK」をクリックしてください

「インストールする製品の選択」画面で「OracleAS Application Server 10g」が選択

されているのを確認して「次へ」をクリックします

10 「インストールタイプの選択」画面

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 24

「Portal and Wireless」を選択して「次へ」をクリックします

11 「Middle-Tierインストールの手順のプレビュー」画面

インストール手順のプレビュー画面が表示されます

確認して「次へ」をクリックします

12 「インストール前の要件の確認」画面

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 25

チェックボックスをチェックし「次へ」をクリックします

13 「構成オプションの選択」画面

インストール時に実行する構成ツールを選択します

「OracleAS Portal」にチェックがついているのを確認して「次へ」をクリックし

ます

14 「Oracle Internet Directoryへの登録」画面

利用する OracleAS Infrastructureの Oracle Internet Directory(OID)にアクセスするた

めの情報を入力します

OracleAS Infrastructureの OIDが稼動しているホスト名とポート番号を入力します

今回は OracleAS Infrastructure と同じマシンにインストールしているので

「Host」には現在インストールを行っているマシンの名前を「ltホスト名gtltド

メイン名gt」形式で入力してください「Port」には「Oracle Application Server 10g

for Linux インストール手順 ~Infrastructure 編~」の「インストール後の確認」

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 26

の「サービスのポートの確認」で確認した「Oracle Internet Directory port」の値

を入力してください(デフォルトでは「3060」です)

入力が完了したら「次へ」をクリックしてください

15 「Oracle Internet Directoryに対するログインの指定」画面

OIDに管理ユーザー「cn=orcladmin」でログインするための情報を入力します

「Password」には OracleAS Infrastructureをインストールしたときに「ias_admin」

のパスワードとして指定した値を入力して「次へ」をクリックしてください

16 「OracleAS Metadata Repositoryの選択」画面

Metadata Repository がインストールされているデータベースに対する接続情報を

入力します

デフォルト値が適切なのを確認して「次へ」をクリックします

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 27

17 「インスタンス名と ias_adminパスワードの指定」画面

インストールする Oracle Application Server に一意の名前を付け管理ユーザー

「ias_admin」のパスワードを指定します

今回は「インスタンス名」に「 portal」「 ias_admin のパスワード」に

「oracle10g」と入力してくださいまた Oracle Application Server を管理する

Application Server Controlにはユーザー「ias_admin」でログインするためこ

こで指定したパスワードは必ず覚えておいてください

ユーザー「ias_admin」のパスワードに指定可能な文字列には次のような制限

があります

数字 1文字以上を含む英数字 5文字以上であること

また指定するインスタンス名には次のような制限があります

英数字(A~Za~z0~9)およびrdquo$rdquordquo_rdquoのみ使用可能

1 つのマシンに複数の OracleAS インスタンスが存在する場合は各イン

スタンス名は一意でなくてはならない

「次へ」をクリックします

18 「サマリー」画面

インストールされるコンポーネントの一覧が表示されます

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 28

内容を確認して「インストール」をクリックします

19 「インストール」画面

① インストール中

次のような画面が表示されてインストールが開始されます

② CD-ROMの交換

インストールの途中次のようなダイアログが表示されます

指示に従って CD-ROMを交換し「OK」をクリックしてください

例 umount mntcdrom

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 29

eject

インストールメディアの交換 mount mntcdrom

③ rootshの実行

次のようなダイアログが表示されます

「OK」をクリックする前にOracle Application Server をインストールするデ

ィレクトリ(今回は「optoracleproduct904portal」)に存在する「rootsh」を

rootユーザーで実行してください $ su Password optoracleproduct904portalrootsh Running OracleAS rootsh script The following environment variables are set as ORACLE_OWNER= oracleas ORACLE_HOME= optoracleproduct904portal Enter the full pathname of the local bin directory [Defaultusrlocalbin] 「ENTER」キーを押す The file dbhome already exists in usrlocalbin Overwrite it (yn) [n] y 「y」キーを押す

Copying dbhome to usrlocalbin The file oraenv already exists in usrlocalbin Overwrite it (yn) [n] y 「y」キーを押す Copying oraenv to usrlocalbin The file coraenv already exists in usrlocalbin Overwrite it (yn) [n] y 「y」キーを押す Copying coraenv to usrlocalbin Creating etcoratab file Adding entry to etcoratab file Entries will be added to the etcoratab file as needed by Database Configuration Assistant when a database is created Finished running generic part of rootsh script Now product-specific root actions will be performed

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 30

今回のように同じマシンに既に Oracle 製品がインストールされている場合は

ディレクトリ「 usrlocalbin」に存在するファイル「dbhome」「oraenv」

「coraenv」を上書きするかどうか聞かれますのですべて「y」で上書きして

ください

またインストール開始時にファイル「staticportsini」を使用してOracle HTTP

Serverや OracleAS Web Cacheが 1024未満のポート番号を使用するように指定し

た場合は次のコマンドを実行してください $ su Password cd optoracleproduct904portalApacheApachebin chown root apachectl OHSが 1024未満の chmod 6750 apachectl ポート番号を使用する場合 cd optoracleproduct904portalwebcachebin chown root webcached OracleAS Web Cacheが 1024未満の chmod 6750 webcached ポート番号を使用する場合

実行後ダイアログに戻り「OK」をクリックします

20 「Configuration Assistant」画面

次の画面のように構成ツールが自動的に実行されます

構成ツールが全て終了するのをお待ちください

21 「インストールの終了」画面

インストールが正常に終了すると「OracleAS Infrastructure 10gのインストールが

成功しました」というメッセージとOracle HTTP Server にアクセスするための

URLが表示されます

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 31

「終了」をクリックすると次のようなダイアログが表示されます

「はい」をクリックしインストーラを終了します

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 32

インストール後の確認 インストール後は全てのサービスが起動しています各サービスの画面にアクセスし

動作確認しましょう

Oracle HTTP ServerOracleAS Web Cache のポート番号と Oracle Enterprise Manager

Application Server Control のポート番号を確認しそのポート番号を使用して OracleAS

Portalと Application Server Control にアクセスします

サービスのポート番号の確認

1 ファイル「optoracleproduct904portalinstallportlistini」の確認

このファイルはインストール時に割り当てられたポート番号になります「Oracle

HTTP Server port」「Web Cache HTTP Listen port」 (この 2 つは同じ値 )と

「Application Server Control port」の値を確認してください

例 [System] Host Name = portal21mycompanycom [Ports] Oracle HTTP Server port = 80 Oracle HTTP Server Listen port = 8889 Oracle HTTP Server SSL port = 443 Oracle HTTP Server Listen (SSL) port = 4444 Oracle HTTP Server Diagnostic port = 7201 Application Server Control RMI port = 1851 Oracle Notification Server Request port = 6004 Oracle Notification Server Local port = 6101 Oracle Notification Server Remote port = 6201 Java Object Cache port = 7011 Log Loader port = 44001 DCM Java Object Cache port = 7102 Oracle Management Agent port = 1831 Application Server Control port = 1811 Oracle HTTP Server Listen port = 8889 Oracle HTTP Server Listen (SSL) port = 4444 Web Cache HTTP Listen port = 80 Web Cache HTTP Listen (SSL) port = 443 Web Cache Administration port = 4000 Web Cache Invalidation port = 4001 Web Cache Statistics port = 4002 Oracle Net Listener = 1521 Discoverer OSAgent Port = 16003 Reports Services SQLNet port = 1950 Reports Services Visigenics CORBA port = 14000

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 33

OracleAS Portalの「ようこそ」画面の確認 1 OracleAS Portalの「ようこそ」画面へのアクセス

ブラウザを起動し次の URLにアクセスしてください

httpltホスト名gtltドメイン名gtltポート番号gtplsportal

ltホスト名gtltドメイン名gtltポート番号gtについては「インストールの終了」画面

に表示される Oracle HTTP Server にアクセスするための URLまたはファイル

「 optoracleproduct904portalinstallportlistini」の「Host Name」項目および

「Oracle HTTP Server port」もしくは「Web Cache HTTP Listen port」項目の値を参

照してください

右上の「ログイン」をクリックしてください

2 OracleAS Single Sign-Onへのログイン

OracleAS Single Sign-Onのログイン画面が表示されます「

ユーザー名orcladmin

パスワードOracleAS Infrastructure のインストール時に指定した「ias_admin」の

パスワード(今回は「oracle10g」)

と入力してください

3 OracleAS Portalの管理画面へのアクセス

OracleAS Portal の管理画面が表示されます画面上方に表示されるタブをクリッ

クすることでさまざまな管理機能に切り替えて表示することができます

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 34

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 35

Web管理コンソール Application Server Controlの確認 Application Server Control はコンポーネントの起動停止や設定の変更アプリケー

ションの配布を行うためのWeb管理コンソールです

1 Application Server Controlへのアクセス

ブラウザを起動し次の URLにアクセスしてください

httpltホスト名ドメイン名gtltポート番号gt

ltホスト名gtltドメイン名gtについては「インストールの終了」画面に表示され

る Oracle HTTP Server にアクセスするための URLまたはファイル

「optoracleproduct904infrainstallportlistini」の「Host Name」項目ltポート

番号gtについては「Application Server Control port」項目の値を参照してください

ログインダイアログが表示されます

ユーザー名ias_admin

パスワードOracleAS Infrastructure のインストール時に指定した「ias_admin」の

パスワード(今回は「oracle10g」)

と入力してください

2 次のページが表示されます

ここで「スタンドアロンインスタンス」項目に表示されるリンク(ltMiddle-

Tier の OracleAS インスタンス名gtltマシンのホスト名gtltマシンのドメイン名gt

例 「portalportal21mycompanycom」)をクリックすると次の画面が表示され

ます

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 36

この画面からOracleAS Portal の各コンポーネントの起動停止や設定変更ア

プリケーションのデプロイなどの管理作業を行うことができますなお後述の

ようにコンポーネントの起動停止はコマンドラインのツール「opmnctl」か

ら行うことも可能ですまた設定の変更やアプリケーションのデプロイはコ

マンドラインのツール「dcmctl」から行うことも可能です

OracleAS Portal をインストールした直後はOracleAS Portal が提供するすべて

のサービスが起動しています

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 37

サービスの起動停止 OracleAS Portalを起動停止するための手順を紹介します

インストールユーザーの環境変数の設定 各サービスを起動停止するためにはユーザー「oracleas」でログインした後適切

な環境変数を設定する必要があります次のファイル「portal_env」は環境変数設定

の一例です export LANG=ja_JPeucJP export ORACLE_SID=asdb export ORACLE_HOME=optoracleproduct904portal export LD_LIBRARY_PATH=$ORACLE_HOMElib$LD_LIBRARY_PATH export PATH=usrbinusrlocalbinbinusrX11R6bin $ORACLE_HOMEbin$ORACLE_HOMEopmnbin$ORACLE_HOMEdcmbin $PATH export NLS_LANG=Japanese_JapanJA16EUC

「usrbin」が環境変数 PATH に含まれる最初のディレクトリとなるよう設定してくだ

さい

環境変数を設定するためには次のコマンドを実行してください $ portal_env

設定した環境変数を確認するためには次のコマンドを実行してください $ env

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 38

OracleAS Portalの起動 OracleAS Portalを起動するための手順は次の通りです

1 OracleAS Infrastructureの起動(OracleAS Infrastructureが起動していない場合)

2 ユーザー「oracleas」でログインして適切な環境変数を設定 $ portal_env

3 OracleAS Portalの提供するサービスの起動 $ $ORACLE_HOMEopmnbinopmnctl startall opmnctl starting opmn and all managed processes

4 Application Server Controlの起動 $ emctl start iasconsole TZ set to Japan Oracle Enterprise Manager 10g Application Server Control 90400 Copyright (c) 2002 2003 Oracle Corporation All rights reserved Starting Oracle 10g Application Server Control started

OracleAS Portalの起動が完了しましたOracleAS Portalの提供するすべてのサービス

が使用可能になりした

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 39

OracleAS Portalの停止

OracleAS Portalを停止するための手順は次の通りです

1 ユーザー「oracleas」でログインして適切な環境変数を設定 $ portal_env

2 Application Server Controlの停止 $ emctl stop iasconsole TZ set to Japan Oracle Enterprise Manager 10g Application Server Control 90400 Copyright (c) 2002 2003 Oracle Corporation All rights reserved Stopping Oracle 10g Application Server Control Stopped

3 OracleAS Portalの提供するサービスの停止 $ $ORACLE_HOMEopmnbinopmnctl stopall opmnctl stopping opmn and all managed processes

4 OracleAS Infrastructureの停止(OracleAS Infrastructureも停止したい場合)

OracleAS Portalの停止が完了しました

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 40

運用上の注意 インストール後に必要な注意点について記述します

PDKについて

OracleAS Portalの提供するポータルフレームワークではポータルページは「ポー

トレット」と呼ばれるモジュールによって構成されます

既存社内

システム

シングル

サインオン

検索フォーム

OTN Japan

ポートレットの開発は OracleAS Portal が提

ますがPDK(Portal Developer Kit)と呼ばれ

細かく応じたポートレットを作成すること

ルページの構築を可能にする「Web Clipp

トやその他いくつかのサンプルも含まれ

PDK を使用する場合には最新版を Ora

URL(もしくはサポートセンター)から入手し

httpotnoraclecojptechportletindexhtml

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal

ポートレッ

Excite Japan 天気予報

日経BP

BizTech News

Portal Web アプリケーション

コンテンツ管理

供するウィザードによって行うこともでき

る開発キットを用いることでニーズにきめ

もできますまた PDK には効率的なポータ

ing」や「Omni Portlet」といったポートレッ

ます

cle Technology Network Japan (OTN)の次の

てください

編~ 41

Portalスキーマのパスワードの変更

OracleAS Portal を運用するにあたってはPortal スキーマ (デフォルトでは Metadata

Repository と同一の DB インスタンスのスキーマ「portal」にPortal リポジトリが作成

されます)に SQLPlus でログインして作業を行う必要がある場合がありますPortal

スキーマのパスワードはインストール直後はランダムな値に設定されていますその値

は Oracle Internet Directory(OID)に格納されているので管理ツール Oracle Directory

Manageを使用して確認することができます

① Oracle Directory Managerの起動

まず OracleAS Infrastructure で Oracle Directory Manager を起動しますユーザー

「oracleas」でログインしOracleAS Infrastructure用の適切な環境変数を設定して

次のコマンドを実行します

$ infra_env $ $ORACLE_HOMEbinoidadmin

② ログイン画面

次のようなログイン画面が表示されます

初めて Oracle Directory Manager から OID にアクセスする際にはOID が稼動して

いるサーバのホスト名などの情報を入力する必要があります アイコンをクリ

ックしてくださいなお 2 回目移行のアクセスでは②~⑤の手順は省略されます

③ OIDの登録

編集する OIDを登録するための画面が表示されます

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 42

「追加」をクリックしてください

④ OIDの情報の入力

OIDが稼動しているホスト名とポート番号を入力する画面が表示されます

「サーバー」には OracleAS Infrastructureをインストールしたマシンの名前を「ltホ

スト名gtltドメイン名gt」形式で入力してください「ポート」には「インストール

後の確認」の「サービスのポートの確認」で確認した「Oracle Internet Directory

port」の値を入力してください(デフォルトでは「3060」です)入力が完了したら

「OK」をクリックします

⑤ OIDの選択

Oracle Directory Managerで編集する OIDを選択します

今入力したホスト名とポート番号が表示されている列を選択して反転させて「選

択」をクリックします

⑥ OIDへのログイン

ユーザー名パスワードを入力します

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 43

「ユーザー」に OID の管理ユーザーである「orcladmin」「パスワード」には

OracleAS Infrastructure のインストール中に「ias_admin」のパスワードとして指定し

た値(今回は「oracle10g」)を入力して「ログイン」をクリックしてください

⑦ Portalスキーマのパスワードの格納されているエントリ

次のような OIDの初期画面が表示されます

画面左側のナビゲータペインを次のように辿ってください

エントリ管理

gt cn=OracleContext

gt cn=Products

gt cn=IAS

gtcn=IAS Infrastructure Database

gt orclReferenceName=iasdbltInfrastructureのドメイン名gt

gt OrclResourceName=Portal

gt orclpasswordattribute

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 44

⑧ Portalスキーマのパスワードの確認

画面右側の属性「orclpasswordattribute」の値が「Portal」スキーマのパスワードを示

しています

また Portal スキーマのパスワードを変更する場合一般的な DB のスキーマのように

SQLPlusなどから直接変更してはいけませんPortalスキーマのパスワードの情報は

mod_plsql の DAD などでも保持されておりそれらに対しても同時に変更を反映する

必要がありますそのため Portal スキーマや SSO のパスワードの変更はApplication

Server Control から行いますSSO スキーマのパスワードの変更方法については

「Oracle Application Server 10g(904) for Linux x86 インストール手順 ~Infrastructure編

~」を参照してくださいPotalスキーマのパスワードの変更方法は次の通りです

① インスタンスのホームページの表示

WebブラウザでApplication Server Controlのインスタンスのホームページにアクセ

スします

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 45

「Infrastructure」タブを表示してください

② 「Infrastructure」タブの表示

「Infrastructure」タブが表示されます

ページ左下のリンク「スキーマパスワードの変更」をクリックします

③ パスワードの変更画面の表示

パスワードの変更画面が表示されます

パスワードの変更画面で「PORTAL」にチェックをつけて選択し「パスワード」

及び「パスワードの確認」項目に設定したいパスワードを入力します入力が完

了したら「OK」をクリックします

④ パスワードの変更結果の確認画面の表示

パスワードの変更結果の確認画面が表示されます

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 46

⑤ インスタンスのホームページの表示

Portalスキーマのパスワードを変更した場合Oracle HTTP Serverを再起動する必要

があります再びインスタンスのホームページにアクセスしてください

「HTTP Server」にチェックをつけて選択し「再起動」をクリックしてください

⑥ Oracle HTTP Serverの再起動

次のような確認画面が表示されます

「はい」をクリックしてください

⑦ 再起動の処理中

再起動中は次のような画面が表示されます再起動が完了するまで暫くお待ちく

ださい

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 47

⑧ 再起動の完了

再起動が完了すると次のような画面が表示されます

これで Portalスキーマのパスワード変更が完了しました

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 48

アンインストール インストールした OracleAS Portalをアンインストールする手順は次の通りです

アンインストール作業

1 コンポーネントの停止

「サービスの起動停止」の章を参照してOracleAS Portal を停止しますなお

OracleAS Infrastructureは必ず起動しておいて下さい

2 インストーラの起動

インストールユーザー「oracleas」でログインして次のコマンドを実行しOracle

Universal Installerを起動します $ mntcdromrunInstaller

3 「ようこそ」画面

「製品の削除」をクリックします

4 削除するインスタンスの指定

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 49

削除するインスタンスをチェックします

今回は「portal」をチェックして「削除」をクリックします

5 確認ダイアログ

削除するコンポーネントの詳細が表示されます

「はい」をクリックしてください

6 削除ダイアログ

次のようなダイアログで削除の進行状況が表示されます

7 削除完了ダイアログ

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 50

削除が完了すると次のようなダイアログが表示されます

「閉じる」をクリックします

8 インストーラの終了

「取消」をクリックして OUIを終了します

9 ファイルディレクトリの削除

インストーラでは削除されないファイルやディレクトリがありますので手動で

削除します

① ORACLEホームディレクトリ

rootユーザーログインして削除した Oracle Application Serverインスタンスの

ORACLE ホームディレクトリを削除します次のコマンドを実行してくだ

さい $ su Password rm ndashrf optoracleproduct904portal

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 51

② etcoratabの削除済みインスタンスのエントリ

etcoratabファイルから削除したインスタンスに関する記述を削除します $ vi etcoratab This file is used by ORACLE utilities It is created by rootsh and updated by the Database Configuration Assistant when creating a database A colon is used as the field terminator A new line terminates the entry Lines beginning with a pound sign are comments Entries are of the form $ORACLE_SID$ORACLE_HOMEltN|Ygt The first and second fields are the system identifier and home directory of the database respectively The third filed indicates to the dbstart utility that the database should Y or should not N be brought up at system boot time Multiple entries with the same $ORACLE_SID are not allowed optoracleproduct904portalN この行を削除

10 OIDから OracleASインスタンス情報を削除

OracleAS Infrastructureの Oracle Internet Directory(OID)のエントリに格納されてい

るOracleASインスタンス情報を手動で削除します

ユーザー「oracleas」で OracleAS Infrastructure用に環境変数を設定して次のコマ

ンドを実行します $ ldapdelete -h ltOIDのホスト名gt -p ltOIDのポート番号gt -D cn=orcladmin -w ltorcladminのパスワードgt -x orclApplicationCommonName=ltOracleASインスタンス名gt cn=IAS Instancescn=IAScn=Productscn=OracleContext

ここでltOID のホスト名gtltOID のポート番号gtltorcladmin のパスワードgtは

インストール時に指定した OIDに関する情報と同じです

ltOracleAS インスタンス IDgtについては「管理ツール Application Server Control

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 52

の確認」で確認したltOracleAS インスタンス名gtltマシンのホスト名gtltマシン

のドメイン名gt(例 「portalportal21mycompanycom」)となります

例 $ ldapdelete -h portal21mycompanycom -p 3060 -D cn=orcladmin -w oracle10g -x orclapplicationcommonname=portalportal21mycompanycom cn=IAS Instancescn=IAScn=Productscn=OracleContext

OID に格納されている OracleAS インスタンスの情報はここで使用したコマ

ンドラインのツール「ldapdelete」の代わりにOracle Directory Manager で確認

および変更することもできますOracle Directory Manager の起動方法について

は「Oracle Application Server 10g for Linux インストール手順 ~Infrastructure編

~」の「運用上の注意」を参照してください

「エントリ管理」項目の「 cn=OracleContex cn=Products cn=IAS cn=IAS

Instances」の下の各エントリにOracleAS Infrastructure に関連付けられた

OracleAS インスタンスの情報が格納されています各エントリの属性

「orclapplicationcommonname」にOracleAS インスタンスの名前が格納されて

いますアンインストールした OracleAS インスタンスの情報が格納されている

エントリをクリックして選択し アイコンをクリックすると削除することが

できます

11 OracleAS Single Sign-Onのパートナアプリケーション情報を削除

OracleAS Single Sign-On にパートナアプリケーションとして登録されている

OracleAS Portalの情報を手動で削除します

① OracleAS Single Sign-Onへのアクセス

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 53

ブラウザを起動し次の URLにアクセスしてください

httpltホスト名ドメイン名gtltポート番号gtplsorasso

ltホスト名gtltドメイン名gtについてはOracleAS Infrastructure の Oracle HTTP

Server にアクセスするための値となります次のような画面が表示されます

画面右上の「ログイン」をクリックしてください

② OracleAS Single Sign-Onへのログイン

次のような OracleAS Single Sign-Onのログイン画面が表示されます

ユーザー名orcladmin

パスワード OracleAS Infrastructure のインストール時に指定した

「ias_admin」のパスワード(今回は「oracle10g」)

と入力してください ③ OracleAS Single Sign-Onのトップページ

OracleAS Single Sign-Onのトップページが表示されます

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 54

画面上方の「SSO Server管理」をクリックしてください

④ OracleAS Single Sign-Onの管理画面

3つの管理項目が表示されます

中央の「パートナアプリケーションの管理」をクリックしてください

⑤ パートナアプリケーションの管理

パートナアプリケーションの一覧が表示されます

ここでアンインストールした OracleAS Portalの情報を削除しますlt今回イン

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 55

ストールした Middle-Tierの OracleASインスタンス名gtltマシンのホスト名gtlt

マシンのドメイン名gt(例 「portalportal21mycompanycom」)と表記されてい

るパートナアプリケーション及び今回インストールした OracleAS

Portal(例 「Oracle Portal(portal)」)と表記されているパートナアプリケーシ

ョンの 2つについて左側の「 」アイコンをクリックして削除します

⑥ 確認画面

それぞれ次のような確認画面が表示されますので「はい」をクリックします

この作業を正確に行わないと次回以降の Middle-Tier のインストールで構成ツ

ールの実行に失敗する場合があります

12 OracleASインスタンス情報の確認

アンインストールした OracleASインスタンスの情報がOracleAS Infrastructureに

残っていないことを確認します

① Application Server Controlへのアクセス

ブラウザを起動し次の URLにアクセスしてください

httpltホスト名ドメイン名gtltポート番号gt

ltホスト名gtltドメイン名gtltポート番号gtについては OracleAS Infrastructure の

Application Server Controlにアクセスするための値を入力してくださいログイ

ンダイアログが表示されます

ユーザー名ias_admin

パスワードOracleAS Infrastructure のインストール時に指定した「ias_admin」の

パスワード(今回は「oracle10g」)

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 56

と入力してください

② 次の画面が表示されます

ここで「スタンドアロンインスタンス」項目に表示されるリンクにアンイ

ンストールした OracleAS インスタンスの名前が存在しないことを確認してくだ

さい存在していない場合はアンインストール作業は完了ですもし存在し

ている場合は次の手順に進んでください

③ Middle-Tierの OracleASインスタンス情報の手動削除

Middle-Tier のインストールを強制終了した場合などMiddle-Tier の情報が残っ

ていることがありますその場合はユーザー「oracleas」でログインし

OracleAS Infrastructure 用の適切な環境変数を設定して次のコマンドを実行し

ます $ infra_env $ $ORACLE_HOMEdcmbindcmctl destroyinstance ndashi ltOracleASインスタンス名gt

ここでlt OracleAS インスタンス名gtは削除する OracleAS インスタンス名です

以上で OracleASのMiddle-Tierのアンインストールは完了です

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 57

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ビス名は米国 Oracle Corporation の商標または登録商標ですその他の製品名及びサービス名はそれぞれの所有者の商標または登録商標の可能性があります

  • はじめに
  • 目次
    • 前提
      • インストール概要
      • インストール
        • インストール事前準備
          • ハードウェア要件の確認
          • ソフトウェア要件の確認(Red Hat Enterprise Linux21の場合)
          • ソフトウェア要件の確認(Red Hat Enterprise Linux 30の場合)
          • ソフトウェア要件の確認(MIRACLE LINUX Standard Edition V21の場合)
          • カーネルパラメータの設定
          • ホスト名の確認
          • インストールするOSユーザー作成
            • インストール作業
            • インストール後の確認
              • サービスのポート番号の確認
              • OracleAS Portalの「ようこそ」画面の確認
              • Web管理コンソールApplication Server Controlの確認
                  • サービスの起動停止
                    • インストールユーザーの環境変数の設定
                    • OracleAS Portalの起動
                    • OracleAS Portalの停止
                      • 運用上の注意
                        • PDKについて
                        • Portalスキーマのパスワードの変更
                          • アンインストール
                            • アンインストール作業

Oracle Application Server 10g(904)ではインストーラによってシステム要件の

事前チェックが行われシステム要件が満たされていないと「Error

~Continue (yn) [n] 」というメッセージが表示されますメッセージの内容

を確認してから「n」と入力してインストールを中断しインストール事前準

備の各項目をもう一度チェックしてください

MIRACLE LINUXではシステム要件の事前チェックのいくつかの項目につい

て「Failed」と表示されます最後に「Error Packages version not per

Installation requirementContinue (yn) [n] 」と表示されますが表示されるメッ

セージを確認しインストール事前準備の各項目をもう一度チェックした上で

「y」と入力してインストールを継続してください

OUI が起動されると最初に次のようなスプラッシュが表示されます(数秒から

十数秒かかる場合があります)

6 「ようこそ」画面

「次へ」をクリックします

7 マシンに初めて Oracle製品をインストールする場合

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 21

今回はマシンに既に OracleAS Infrastructureがインストールされているので次の

ような画面は表示されません初めてマシンに Oracle製品をインストールすると

きには次のような画面が表示されますので指示に従って適切な情報を入力し

ます

① 「インベントリディレクトリの指定」画面

インベントリにはOracle製品のインストール情報が格納されます

今回は「optoracleoraInventory」を指定します「インベントリディレク

トリのフルパスの入力」に「optoracleoraInventory」と入力して「OK」を

クリックします

② 「UNIXグループ名」画面

インベントリディレクトリの書き込み権限を持つ OS グループの名前を入

力します

今回は「oinstall」を指定します「UNIX グループ名」に「oinstall」と入力し

て「次へ」をクリックしてください

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 22

③ orainstRootshの実行

次のようなダイアログが表示されます

「続行」をクリックする前にrootユーザーで

「optoracleoraInventoryorainstRootsh」を実行してください $ su Password optoracleoraInventoryorainstRootsh Oracleインベントリポインタファイルを作成しています(etcoraInstloc) 次のグループ名を変更します optoracleoraInventory 新規グループ名 oinstall

orainstRootsh実行後ダイアログに戻り「続行」をクリックします

8 「ファイルの場所の指定」画面

インストールする OracleAS インスタンスを識別する名前とインストールする

先のディレクトリを指定します今回は「インストール先」に「portal」「パ

ス」に「optoracleproduct904portal」と指定してくださいインストール先のデ

ィレクトリが存在しない場合はインストーラにより自動的に作成されます

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 23

「次へ」をクリックしてください

9 「インストールする製品の選択」画面

「製品の言語」をクリックして「選択された言語」に「日本語」が含まれてい

ることを確認してください含まれていない場合は「使用可能な言語」で「日

本語」をクリックしてから「gt」アイコンをクリックして日本語を選択し

「OK」をクリックしてください

「インストールする製品の選択」画面で「OracleAS Application Server 10g」が選択

されているのを確認して「次へ」をクリックします

10 「インストールタイプの選択」画面

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 24

「Portal and Wireless」を選択して「次へ」をクリックします

11 「Middle-Tierインストールの手順のプレビュー」画面

インストール手順のプレビュー画面が表示されます

確認して「次へ」をクリックします

12 「インストール前の要件の確認」画面

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 25

チェックボックスをチェックし「次へ」をクリックします

13 「構成オプションの選択」画面

インストール時に実行する構成ツールを選択します

「OracleAS Portal」にチェックがついているのを確認して「次へ」をクリックし

ます

14 「Oracle Internet Directoryへの登録」画面

利用する OracleAS Infrastructureの Oracle Internet Directory(OID)にアクセスするた

めの情報を入力します

OracleAS Infrastructureの OIDが稼動しているホスト名とポート番号を入力します

今回は OracleAS Infrastructure と同じマシンにインストールしているので

「Host」には現在インストールを行っているマシンの名前を「ltホスト名gtltド

メイン名gt」形式で入力してください「Port」には「Oracle Application Server 10g

for Linux インストール手順 ~Infrastructure 編~」の「インストール後の確認」

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 26

の「サービスのポートの確認」で確認した「Oracle Internet Directory port」の値

を入力してください(デフォルトでは「3060」です)

入力が完了したら「次へ」をクリックしてください

15 「Oracle Internet Directoryに対するログインの指定」画面

OIDに管理ユーザー「cn=orcladmin」でログインするための情報を入力します

「Password」には OracleAS Infrastructureをインストールしたときに「ias_admin」

のパスワードとして指定した値を入力して「次へ」をクリックしてください

16 「OracleAS Metadata Repositoryの選択」画面

Metadata Repository がインストールされているデータベースに対する接続情報を

入力します

デフォルト値が適切なのを確認して「次へ」をクリックします

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 27

17 「インスタンス名と ias_adminパスワードの指定」画面

インストールする Oracle Application Server に一意の名前を付け管理ユーザー

「ias_admin」のパスワードを指定します

今回は「インスタンス名」に「 portal」「 ias_admin のパスワード」に

「oracle10g」と入力してくださいまた Oracle Application Server を管理する

Application Server Controlにはユーザー「ias_admin」でログインするためこ

こで指定したパスワードは必ず覚えておいてください

ユーザー「ias_admin」のパスワードに指定可能な文字列には次のような制限

があります

数字 1文字以上を含む英数字 5文字以上であること

また指定するインスタンス名には次のような制限があります

英数字(A~Za~z0~9)およびrdquo$rdquordquo_rdquoのみ使用可能

1 つのマシンに複数の OracleAS インスタンスが存在する場合は各イン

スタンス名は一意でなくてはならない

「次へ」をクリックします

18 「サマリー」画面

インストールされるコンポーネントの一覧が表示されます

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 28

内容を確認して「インストール」をクリックします

19 「インストール」画面

① インストール中

次のような画面が表示されてインストールが開始されます

② CD-ROMの交換

インストールの途中次のようなダイアログが表示されます

指示に従って CD-ROMを交換し「OK」をクリックしてください

例 umount mntcdrom

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 29

eject

インストールメディアの交換 mount mntcdrom

③ rootshの実行

次のようなダイアログが表示されます

「OK」をクリックする前にOracle Application Server をインストールするデ

ィレクトリ(今回は「optoracleproduct904portal」)に存在する「rootsh」を

rootユーザーで実行してください $ su Password optoracleproduct904portalrootsh Running OracleAS rootsh script The following environment variables are set as ORACLE_OWNER= oracleas ORACLE_HOME= optoracleproduct904portal Enter the full pathname of the local bin directory [Defaultusrlocalbin] 「ENTER」キーを押す The file dbhome already exists in usrlocalbin Overwrite it (yn) [n] y 「y」キーを押す

Copying dbhome to usrlocalbin The file oraenv already exists in usrlocalbin Overwrite it (yn) [n] y 「y」キーを押す Copying oraenv to usrlocalbin The file coraenv already exists in usrlocalbin Overwrite it (yn) [n] y 「y」キーを押す Copying coraenv to usrlocalbin Creating etcoratab file Adding entry to etcoratab file Entries will be added to the etcoratab file as needed by Database Configuration Assistant when a database is created Finished running generic part of rootsh script Now product-specific root actions will be performed

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 30

今回のように同じマシンに既に Oracle 製品がインストールされている場合は

ディレクトリ「 usrlocalbin」に存在するファイル「dbhome」「oraenv」

「coraenv」を上書きするかどうか聞かれますのですべて「y」で上書きして

ください

またインストール開始時にファイル「staticportsini」を使用してOracle HTTP

Serverや OracleAS Web Cacheが 1024未満のポート番号を使用するように指定し

た場合は次のコマンドを実行してください $ su Password cd optoracleproduct904portalApacheApachebin chown root apachectl OHSが 1024未満の chmod 6750 apachectl ポート番号を使用する場合 cd optoracleproduct904portalwebcachebin chown root webcached OracleAS Web Cacheが 1024未満の chmod 6750 webcached ポート番号を使用する場合

実行後ダイアログに戻り「OK」をクリックします

20 「Configuration Assistant」画面

次の画面のように構成ツールが自動的に実行されます

構成ツールが全て終了するのをお待ちください

21 「インストールの終了」画面

インストールが正常に終了すると「OracleAS Infrastructure 10gのインストールが

成功しました」というメッセージとOracle HTTP Server にアクセスするための

URLが表示されます

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 31

「終了」をクリックすると次のようなダイアログが表示されます

「はい」をクリックしインストーラを終了します

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 32

インストール後の確認 インストール後は全てのサービスが起動しています各サービスの画面にアクセスし

動作確認しましょう

Oracle HTTP ServerOracleAS Web Cache のポート番号と Oracle Enterprise Manager

Application Server Control のポート番号を確認しそのポート番号を使用して OracleAS

Portalと Application Server Control にアクセスします

サービスのポート番号の確認

1 ファイル「optoracleproduct904portalinstallportlistini」の確認

このファイルはインストール時に割り当てられたポート番号になります「Oracle

HTTP Server port」「Web Cache HTTP Listen port」 (この 2 つは同じ値 )と

「Application Server Control port」の値を確認してください

例 [System] Host Name = portal21mycompanycom [Ports] Oracle HTTP Server port = 80 Oracle HTTP Server Listen port = 8889 Oracle HTTP Server SSL port = 443 Oracle HTTP Server Listen (SSL) port = 4444 Oracle HTTP Server Diagnostic port = 7201 Application Server Control RMI port = 1851 Oracle Notification Server Request port = 6004 Oracle Notification Server Local port = 6101 Oracle Notification Server Remote port = 6201 Java Object Cache port = 7011 Log Loader port = 44001 DCM Java Object Cache port = 7102 Oracle Management Agent port = 1831 Application Server Control port = 1811 Oracle HTTP Server Listen port = 8889 Oracle HTTP Server Listen (SSL) port = 4444 Web Cache HTTP Listen port = 80 Web Cache HTTP Listen (SSL) port = 443 Web Cache Administration port = 4000 Web Cache Invalidation port = 4001 Web Cache Statistics port = 4002 Oracle Net Listener = 1521 Discoverer OSAgent Port = 16003 Reports Services SQLNet port = 1950 Reports Services Visigenics CORBA port = 14000

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 33

OracleAS Portalの「ようこそ」画面の確認 1 OracleAS Portalの「ようこそ」画面へのアクセス

ブラウザを起動し次の URLにアクセスしてください

httpltホスト名gtltドメイン名gtltポート番号gtplsportal

ltホスト名gtltドメイン名gtltポート番号gtについては「インストールの終了」画面

に表示される Oracle HTTP Server にアクセスするための URLまたはファイル

「 optoracleproduct904portalinstallportlistini」の「Host Name」項目および

「Oracle HTTP Server port」もしくは「Web Cache HTTP Listen port」項目の値を参

照してください

右上の「ログイン」をクリックしてください

2 OracleAS Single Sign-Onへのログイン

OracleAS Single Sign-Onのログイン画面が表示されます「

ユーザー名orcladmin

パスワードOracleAS Infrastructure のインストール時に指定した「ias_admin」の

パスワード(今回は「oracle10g」)

と入力してください

3 OracleAS Portalの管理画面へのアクセス

OracleAS Portal の管理画面が表示されます画面上方に表示されるタブをクリッ

クすることでさまざまな管理機能に切り替えて表示することができます

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 34

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 35

Web管理コンソール Application Server Controlの確認 Application Server Control はコンポーネントの起動停止や設定の変更アプリケー

ションの配布を行うためのWeb管理コンソールです

1 Application Server Controlへのアクセス

ブラウザを起動し次の URLにアクセスしてください

httpltホスト名ドメイン名gtltポート番号gt

ltホスト名gtltドメイン名gtについては「インストールの終了」画面に表示され

る Oracle HTTP Server にアクセスするための URLまたはファイル

「optoracleproduct904infrainstallportlistini」の「Host Name」項目ltポート

番号gtについては「Application Server Control port」項目の値を参照してください

ログインダイアログが表示されます

ユーザー名ias_admin

パスワードOracleAS Infrastructure のインストール時に指定した「ias_admin」の

パスワード(今回は「oracle10g」)

と入力してください

2 次のページが表示されます

ここで「スタンドアロンインスタンス」項目に表示されるリンク(ltMiddle-

Tier の OracleAS インスタンス名gtltマシンのホスト名gtltマシンのドメイン名gt

例 「portalportal21mycompanycom」)をクリックすると次の画面が表示され

ます

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 36

この画面からOracleAS Portal の各コンポーネントの起動停止や設定変更ア

プリケーションのデプロイなどの管理作業を行うことができますなお後述の

ようにコンポーネントの起動停止はコマンドラインのツール「opmnctl」か

ら行うことも可能ですまた設定の変更やアプリケーションのデプロイはコ

マンドラインのツール「dcmctl」から行うことも可能です

OracleAS Portal をインストールした直後はOracleAS Portal が提供するすべて

のサービスが起動しています

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 37

サービスの起動停止 OracleAS Portalを起動停止するための手順を紹介します

インストールユーザーの環境変数の設定 各サービスを起動停止するためにはユーザー「oracleas」でログインした後適切

な環境変数を設定する必要があります次のファイル「portal_env」は環境変数設定

の一例です export LANG=ja_JPeucJP export ORACLE_SID=asdb export ORACLE_HOME=optoracleproduct904portal export LD_LIBRARY_PATH=$ORACLE_HOMElib$LD_LIBRARY_PATH export PATH=usrbinusrlocalbinbinusrX11R6bin $ORACLE_HOMEbin$ORACLE_HOMEopmnbin$ORACLE_HOMEdcmbin $PATH export NLS_LANG=Japanese_JapanJA16EUC

「usrbin」が環境変数 PATH に含まれる最初のディレクトリとなるよう設定してくだ

さい

環境変数を設定するためには次のコマンドを実行してください $ portal_env

設定した環境変数を確認するためには次のコマンドを実行してください $ env

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 38

OracleAS Portalの起動 OracleAS Portalを起動するための手順は次の通りです

1 OracleAS Infrastructureの起動(OracleAS Infrastructureが起動していない場合)

2 ユーザー「oracleas」でログインして適切な環境変数を設定 $ portal_env

3 OracleAS Portalの提供するサービスの起動 $ $ORACLE_HOMEopmnbinopmnctl startall opmnctl starting opmn and all managed processes

4 Application Server Controlの起動 $ emctl start iasconsole TZ set to Japan Oracle Enterprise Manager 10g Application Server Control 90400 Copyright (c) 2002 2003 Oracle Corporation All rights reserved Starting Oracle 10g Application Server Control started

OracleAS Portalの起動が完了しましたOracleAS Portalの提供するすべてのサービス

が使用可能になりした

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 39

OracleAS Portalの停止

OracleAS Portalを停止するための手順は次の通りです

1 ユーザー「oracleas」でログインして適切な環境変数を設定 $ portal_env

2 Application Server Controlの停止 $ emctl stop iasconsole TZ set to Japan Oracle Enterprise Manager 10g Application Server Control 90400 Copyright (c) 2002 2003 Oracle Corporation All rights reserved Stopping Oracle 10g Application Server Control Stopped

3 OracleAS Portalの提供するサービスの停止 $ $ORACLE_HOMEopmnbinopmnctl stopall opmnctl stopping opmn and all managed processes

4 OracleAS Infrastructureの停止(OracleAS Infrastructureも停止したい場合)

OracleAS Portalの停止が完了しました

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 40

運用上の注意 インストール後に必要な注意点について記述します

PDKについて

OracleAS Portalの提供するポータルフレームワークではポータルページは「ポー

トレット」と呼ばれるモジュールによって構成されます

既存社内

システム

シングル

サインオン

検索フォーム

OTN Japan

ポートレットの開発は OracleAS Portal が提

ますがPDK(Portal Developer Kit)と呼ばれ

細かく応じたポートレットを作成すること

ルページの構築を可能にする「Web Clipp

トやその他いくつかのサンプルも含まれ

PDK を使用する場合には最新版を Ora

URL(もしくはサポートセンター)から入手し

httpotnoraclecojptechportletindexhtml

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal

ポートレッ

Excite Japan 天気予報

日経BP

BizTech News

Portal Web アプリケーション

コンテンツ管理

供するウィザードによって行うこともでき

る開発キットを用いることでニーズにきめ

もできますまた PDK には効率的なポータ

ing」や「Omni Portlet」といったポートレッ

ます

cle Technology Network Japan (OTN)の次の

てください

編~ 41

Portalスキーマのパスワードの変更

OracleAS Portal を運用するにあたってはPortal スキーマ (デフォルトでは Metadata

Repository と同一の DB インスタンスのスキーマ「portal」にPortal リポジトリが作成

されます)に SQLPlus でログインして作業を行う必要がある場合がありますPortal

スキーマのパスワードはインストール直後はランダムな値に設定されていますその値

は Oracle Internet Directory(OID)に格納されているので管理ツール Oracle Directory

Manageを使用して確認することができます

① Oracle Directory Managerの起動

まず OracleAS Infrastructure で Oracle Directory Manager を起動しますユーザー

「oracleas」でログインしOracleAS Infrastructure用の適切な環境変数を設定して

次のコマンドを実行します

$ infra_env $ $ORACLE_HOMEbinoidadmin

② ログイン画面

次のようなログイン画面が表示されます

初めて Oracle Directory Manager から OID にアクセスする際にはOID が稼動して

いるサーバのホスト名などの情報を入力する必要があります アイコンをクリ

ックしてくださいなお 2 回目移行のアクセスでは②~⑤の手順は省略されます

③ OIDの登録

編集する OIDを登録するための画面が表示されます

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 42

「追加」をクリックしてください

④ OIDの情報の入力

OIDが稼動しているホスト名とポート番号を入力する画面が表示されます

「サーバー」には OracleAS Infrastructureをインストールしたマシンの名前を「ltホ

スト名gtltドメイン名gt」形式で入力してください「ポート」には「インストール

後の確認」の「サービスのポートの確認」で確認した「Oracle Internet Directory

port」の値を入力してください(デフォルトでは「3060」です)入力が完了したら

「OK」をクリックします

⑤ OIDの選択

Oracle Directory Managerで編集する OIDを選択します

今入力したホスト名とポート番号が表示されている列を選択して反転させて「選

択」をクリックします

⑥ OIDへのログイン

ユーザー名パスワードを入力します

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 43

「ユーザー」に OID の管理ユーザーである「orcladmin」「パスワード」には

OracleAS Infrastructure のインストール中に「ias_admin」のパスワードとして指定し

た値(今回は「oracle10g」)を入力して「ログイン」をクリックしてください

⑦ Portalスキーマのパスワードの格納されているエントリ

次のような OIDの初期画面が表示されます

画面左側のナビゲータペインを次のように辿ってください

エントリ管理

gt cn=OracleContext

gt cn=Products

gt cn=IAS

gtcn=IAS Infrastructure Database

gt orclReferenceName=iasdbltInfrastructureのドメイン名gt

gt OrclResourceName=Portal

gt orclpasswordattribute

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 44

⑧ Portalスキーマのパスワードの確認

画面右側の属性「orclpasswordattribute」の値が「Portal」スキーマのパスワードを示

しています

また Portal スキーマのパスワードを変更する場合一般的な DB のスキーマのように

SQLPlusなどから直接変更してはいけませんPortalスキーマのパスワードの情報は

mod_plsql の DAD などでも保持されておりそれらに対しても同時に変更を反映する

必要がありますそのため Portal スキーマや SSO のパスワードの変更はApplication

Server Control から行いますSSO スキーマのパスワードの変更方法については

「Oracle Application Server 10g(904) for Linux x86 インストール手順 ~Infrastructure編

~」を参照してくださいPotalスキーマのパスワードの変更方法は次の通りです

① インスタンスのホームページの表示

WebブラウザでApplication Server Controlのインスタンスのホームページにアクセ

スします

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 45

「Infrastructure」タブを表示してください

② 「Infrastructure」タブの表示

「Infrastructure」タブが表示されます

ページ左下のリンク「スキーマパスワードの変更」をクリックします

③ パスワードの変更画面の表示

パスワードの変更画面が表示されます

パスワードの変更画面で「PORTAL」にチェックをつけて選択し「パスワード」

及び「パスワードの確認」項目に設定したいパスワードを入力します入力が完

了したら「OK」をクリックします

④ パスワードの変更結果の確認画面の表示

パスワードの変更結果の確認画面が表示されます

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 46

⑤ インスタンスのホームページの表示

Portalスキーマのパスワードを変更した場合Oracle HTTP Serverを再起動する必要

があります再びインスタンスのホームページにアクセスしてください

「HTTP Server」にチェックをつけて選択し「再起動」をクリックしてください

⑥ Oracle HTTP Serverの再起動

次のような確認画面が表示されます

「はい」をクリックしてください

⑦ 再起動の処理中

再起動中は次のような画面が表示されます再起動が完了するまで暫くお待ちく

ださい

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 47

⑧ 再起動の完了

再起動が完了すると次のような画面が表示されます

これで Portalスキーマのパスワード変更が完了しました

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 48

アンインストール インストールした OracleAS Portalをアンインストールする手順は次の通りです

アンインストール作業

1 コンポーネントの停止

「サービスの起動停止」の章を参照してOracleAS Portal を停止しますなお

OracleAS Infrastructureは必ず起動しておいて下さい

2 インストーラの起動

インストールユーザー「oracleas」でログインして次のコマンドを実行しOracle

Universal Installerを起動します $ mntcdromrunInstaller

3 「ようこそ」画面

「製品の削除」をクリックします

4 削除するインスタンスの指定

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 49

削除するインスタンスをチェックします

今回は「portal」をチェックして「削除」をクリックします

5 確認ダイアログ

削除するコンポーネントの詳細が表示されます

「はい」をクリックしてください

6 削除ダイアログ

次のようなダイアログで削除の進行状況が表示されます

7 削除完了ダイアログ

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 50

削除が完了すると次のようなダイアログが表示されます

「閉じる」をクリックします

8 インストーラの終了

「取消」をクリックして OUIを終了します

9 ファイルディレクトリの削除

インストーラでは削除されないファイルやディレクトリがありますので手動で

削除します

① ORACLEホームディレクトリ

rootユーザーログインして削除した Oracle Application Serverインスタンスの

ORACLE ホームディレクトリを削除します次のコマンドを実行してくだ

さい $ su Password rm ndashrf optoracleproduct904portal

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 51

② etcoratabの削除済みインスタンスのエントリ

etcoratabファイルから削除したインスタンスに関する記述を削除します $ vi etcoratab This file is used by ORACLE utilities It is created by rootsh and updated by the Database Configuration Assistant when creating a database A colon is used as the field terminator A new line terminates the entry Lines beginning with a pound sign are comments Entries are of the form $ORACLE_SID$ORACLE_HOMEltN|Ygt The first and second fields are the system identifier and home directory of the database respectively The third filed indicates to the dbstart utility that the database should Y or should not N be brought up at system boot time Multiple entries with the same $ORACLE_SID are not allowed optoracleproduct904portalN この行を削除

10 OIDから OracleASインスタンス情報を削除

OracleAS Infrastructureの Oracle Internet Directory(OID)のエントリに格納されてい

るOracleASインスタンス情報を手動で削除します

ユーザー「oracleas」で OracleAS Infrastructure用に環境変数を設定して次のコマ

ンドを実行します $ ldapdelete -h ltOIDのホスト名gt -p ltOIDのポート番号gt -D cn=orcladmin -w ltorcladminのパスワードgt -x orclApplicationCommonName=ltOracleASインスタンス名gt cn=IAS Instancescn=IAScn=Productscn=OracleContext

ここでltOID のホスト名gtltOID のポート番号gtltorcladmin のパスワードgtは

インストール時に指定した OIDに関する情報と同じです

ltOracleAS インスタンス IDgtについては「管理ツール Application Server Control

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 52

の確認」で確認したltOracleAS インスタンス名gtltマシンのホスト名gtltマシン

のドメイン名gt(例 「portalportal21mycompanycom」)となります

例 $ ldapdelete -h portal21mycompanycom -p 3060 -D cn=orcladmin -w oracle10g -x orclapplicationcommonname=portalportal21mycompanycom cn=IAS Instancescn=IAScn=Productscn=OracleContext

OID に格納されている OracleAS インスタンスの情報はここで使用したコマ

ンドラインのツール「ldapdelete」の代わりにOracle Directory Manager で確認

および変更することもできますOracle Directory Manager の起動方法について

は「Oracle Application Server 10g for Linux インストール手順 ~Infrastructure編

~」の「運用上の注意」を参照してください

「エントリ管理」項目の「 cn=OracleContex cn=Products cn=IAS cn=IAS

Instances」の下の各エントリにOracleAS Infrastructure に関連付けられた

OracleAS インスタンスの情報が格納されています各エントリの属性

「orclapplicationcommonname」にOracleAS インスタンスの名前が格納されて

いますアンインストールした OracleAS インスタンスの情報が格納されている

エントリをクリックして選択し アイコンをクリックすると削除することが

できます

11 OracleAS Single Sign-Onのパートナアプリケーション情報を削除

OracleAS Single Sign-On にパートナアプリケーションとして登録されている

OracleAS Portalの情報を手動で削除します

① OracleAS Single Sign-Onへのアクセス

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 53

ブラウザを起動し次の URLにアクセスしてください

httpltホスト名ドメイン名gtltポート番号gtplsorasso

ltホスト名gtltドメイン名gtについてはOracleAS Infrastructure の Oracle HTTP

Server にアクセスするための値となります次のような画面が表示されます

画面右上の「ログイン」をクリックしてください

② OracleAS Single Sign-Onへのログイン

次のような OracleAS Single Sign-Onのログイン画面が表示されます

ユーザー名orcladmin

パスワード OracleAS Infrastructure のインストール時に指定した

「ias_admin」のパスワード(今回は「oracle10g」)

と入力してください ③ OracleAS Single Sign-Onのトップページ

OracleAS Single Sign-Onのトップページが表示されます

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 54

画面上方の「SSO Server管理」をクリックしてください

④ OracleAS Single Sign-Onの管理画面

3つの管理項目が表示されます

中央の「パートナアプリケーションの管理」をクリックしてください

⑤ パートナアプリケーションの管理

パートナアプリケーションの一覧が表示されます

ここでアンインストールした OracleAS Portalの情報を削除しますlt今回イン

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 55

ストールした Middle-Tierの OracleASインスタンス名gtltマシンのホスト名gtlt

マシンのドメイン名gt(例 「portalportal21mycompanycom」)と表記されてい

るパートナアプリケーション及び今回インストールした OracleAS

Portal(例 「Oracle Portal(portal)」)と表記されているパートナアプリケーシ

ョンの 2つについて左側の「 」アイコンをクリックして削除します

⑥ 確認画面

それぞれ次のような確認画面が表示されますので「はい」をクリックします

この作業を正確に行わないと次回以降の Middle-Tier のインストールで構成ツ

ールの実行に失敗する場合があります

12 OracleASインスタンス情報の確認

アンインストールした OracleASインスタンスの情報がOracleAS Infrastructureに

残っていないことを確認します

① Application Server Controlへのアクセス

ブラウザを起動し次の URLにアクセスしてください

httpltホスト名ドメイン名gtltポート番号gt

ltホスト名gtltドメイン名gtltポート番号gtについては OracleAS Infrastructure の

Application Server Controlにアクセスするための値を入力してくださいログイ

ンダイアログが表示されます

ユーザー名ias_admin

パスワードOracleAS Infrastructure のインストール時に指定した「ias_admin」の

パスワード(今回は「oracle10g」)

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 56

と入力してください

② 次の画面が表示されます

ここで「スタンドアロンインスタンス」項目に表示されるリンクにアンイ

ンストールした OracleAS インスタンスの名前が存在しないことを確認してくだ

さい存在していない場合はアンインストール作業は完了ですもし存在し

ている場合は次の手順に進んでください

③ Middle-Tierの OracleASインスタンス情報の手動削除

Middle-Tier のインストールを強制終了した場合などMiddle-Tier の情報が残っ

ていることがありますその場合はユーザー「oracleas」でログインし

OracleAS Infrastructure 用の適切な環境変数を設定して次のコマンドを実行し

ます $ infra_env $ $ORACLE_HOMEdcmbindcmctl destroyinstance ndashi ltOracleASインスタンス名gt

ここでlt OracleAS インスタンス名gtは削除する OracleAS インスタンス名です

以上で OracleASのMiddle-Tierのアンインストールは完了です

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 57

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ビス名は米国 Oracle Corporation の商標または登録商標ですその他の製品名及びサービス名はそれぞれの所有者の商標または登録商標の可能性があります

  • はじめに
  • 目次
    • 前提
      • インストール概要
      • インストール
        • インストール事前準備
          • ハードウェア要件の確認
          • ソフトウェア要件の確認(Red Hat Enterprise Linux21の場合)
          • ソフトウェア要件の確認(Red Hat Enterprise Linux 30の場合)
          • ソフトウェア要件の確認(MIRACLE LINUX Standard Edition V21の場合)
          • カーネルパラメータの設定
          • ホスト名の確認
          • インストールするOSユーザー作成
            • インストール作業
            • インストール後の確認
              • サービスのポート番号の確認
              • OracleAS Portalの「ようこそ」画面の確認
              • Web管理コンソールApplication Server Controlの確認
                  • サービスの起動停止
                    • インストールユーザーの環境変数の設定
                    • OracleAS Portalの起動
                    • OracleAS Portalの停止
                      • 運用上の注意
                        • PDKについて
                        • Portalスキーマのパスワードの変更
                          • アンインストール
                            • アンインストール作業

今回はマシンに既に OracleAS Infrastructureがインストールされているので次の

ような画面は表示されません初めてマシンに Oracle製品をインストールすると

きには次のような画面が表示されますので指示に従って適切な情報を入力し

ます

① 「インベントリディレクトリの指定」画面

インベントリにはOracle製品のインストール情報が格納されます

今回は「optoracleoraInventory」を指定します「インベントリディレク

トリのフルパスの入力」に「optoracleoraInventory」と入力して「OK」を

クリックします

② 「UNIXグループ名」画面

インベントリディレクトリの書き込み権限を持つ OS グループの名前を入

力します

今回は「oinstall」を指定します「UNIX グループ名」に「oinstall」と入力し

て「次へ」をクリックしてください

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 22

③ orainstRootshの実行

次のようなダイアログが表示されます

「続行」をクリックする前にrootユーザーで

「optoracleoraInventoryorainstRootsh」を実行してください $ su Password optoracleoraInventoryorainstRootsh Oracleインベントリポインタファイルを作成しています(etcoraInstloc) 次のグループ名を変更します optoracleoraInventory 新規グループ名 oinstall

orainstRootsh実行後ダイアログに戻り「続行」をクリックします

8 「ファイルの場所の指定」画面

インストールする OracleAS インスタンスを識別する名前とインストールする

先のディレクトリを指定します今回は「インストール先」に「portal」「パ

ス」に「optoracleproduct904portal」と指定してくださいインストール先のデ

ィレクトリが存在しない場合はインストーラにより自動的に作成されます

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 23

「次へ」をクリックしてください

9 「インストールする製品の選択」画面

「製品の言語」をクリックして「選択された言語」に「日本語」が含まれてい

ることを確認してください含まれていない場合は「使用可能な言語」で「日

本語」をクリックしてから「gt」アイコンをクリックして日本語を選択し

「OK」をクリックしてください

「インストールする製品の選択」画面で「OracleAS Application Server 10g」が選択

されているのを確認して「次へ」をクリックします

10 「インストールタイプの選択」画面

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 24

「Portal and Wireless」を選択して「次へ」をクリックします

11 「Middle-Tierインストールの手順のプレビュー」画面

インストール手順のプレビュー画面が表示されます

確認して「次へ」をクリックします

12 「インストール前の要件の確認」画面

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 25

チェックボックスをチェックし「次へ」をクリックします

13 「構成オプションの選択」画面

インストール時に実行する構成ツールを選択します

「OracleAS Portal」にチェックがついているのを確認して「次へ」をクリックし

ます

14 「Oracle Internet Directoryへの登録」画面

利用する OracleAS Infrastructureの Oracle Internet Directory(OID)にアクセスするた

めの情報を入力します

OracleAS Infrastructureの OIDが稼動しているホスト名とポート番号を入力します

今回は OracleAS Infrastructure と同じマシンにインストールしているので

「Host」には現在インストールを行っているマシンの名前を「ltホスト名gtltド

メイン名gt」形式で入力してください「Port」には「Oracle Application Server 10g

for Linux インストール手順 ~Infrastructure 編~」の「インストール後の確認」

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 26

の「サービスのポートの確認」で確認した「Oracle Internet Directory port」の値

を入力してください(デフォルトでは「3060」です)

入力が完了したら「次へ」をクリックしてください

15 「Oracle Internet Directoryに対するログインの指定」画面

OIDに管理ユーザー「cn=orcladmin」でログインするための情報を入力します

「Password」には OracleAS Infrastructureをインストールしたときに「ias_admin」

のパスワードとして指定した値を入力して「次へ」をクリックしてください

16 「OracleAS Metadata Repositoryの選択」画面

Metadata Repository がインストールされているデータベースに対する接続情報を

入力します

デフォルト値が適切なのを確認して「次へ」をクリックします

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 27

17 「インスタンス名と ias_adminパスワードの指定」画面

インストールする Oracle Application Server に一意の名前を付け管理ユーザー

「ias_admin」のパスワードを指定します

今回は「インスタンス名」に「 portal」「 ias_admin のパスワード」に

「oracle10g」と入力してくださいまた Oracle Application Server を管理する

Application Server Controlにはユーザー「ias_admin」でログインするためこ

こで指定したパスワードは必ず覚えておいてください

ユーザー「ias_admin」のパスワードに指定可能な文字列には次のような制限

があります

数字 1文字以上を含む英数字 5文字以上であること

また指定するインスタンス名には次のような制限があります

英数字(A~Za~z0~9)およびrdquo$rdquordquo_rdquoのみ使用可能

1 つのマシンに複数の OracleAS インスタンスが存在する場合は各イン

スタンス名は一意でなくてはならない

「次へ」をクリックします

18 「サマリー」画面

インストールされるコンポーネントの一覧が表示されます

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 28

内容を確認して「インストール」をクリックします

19 「インストール」画面

① インストール中

次のような画面が表示されてインストールが開始されます

② CD-ROMの交換

インストールの途中次のようなダイアログが表示されます

指示に従って CD-ROMを交換し「OK」をクリックしてください

例 umount mntcdrom

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 29

eject

インストールメディアの交換 mount mntcdrom

③ rootshの実行

次のようなダイアログが表示されます

「OK」をクリックする前にOracle Application Server をインストールするデ

ィレクトリ(今回は「optoracleproduct904portal」)に存在する「rootsh」を

rootユーザーで実行してください $ su Password optoracleproduct904portalrootsh Running OracleAS rootsh script The following environment variables are set as ORACLE_OWNER= oracleas ORACLE_HOME= optoracleproduct904portal Enter the full pathname of the local bin directory [Defaultusrlocalbin] 「ENTER」キーを押す The file dbhome already exists in usrlocalbin Overwrite it (yn) [n] y 「y」キーを押す

Copying dbhome to usrlocalbin The file oraenv already exists in usrlocalbin Overwrite it (yn) [n] y 「y」キーを押す Copying oraenv to usrlocalbin The file coraenv already exists in usrlocalbin Overwrite it (yn) [n] y 「y」キーを押す Copying coraenv to usrlocalbin Creating etcoratab file Adding entry to etcoratab file Entries will be added to the etcoratab file as needed by Database Configuration Assistant when a database is created Finished running generic part of rootsh script Now product-specific root actions will be performed

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 30

今回のように同じマシンに既に Oracle 製品がインストールされている場合は

ディレクトリ「 usrlocalbin」に存在するファイル「dbhome」「oraenv」

「coraenv」を上書きするかどうか聞かれますのですべて「y」で上書きして

ください

またインストール開始時にファイル「staticportsini」を使用してOracle HTTP

Serverや OracleAS Web Cacheが 1024未満のポート番号を使用するように指定し

た場合は次のコマンドを実行してください $ su Password cd optoracleproduct904portalApacheApachebin chown root apachectl OHSが 1024未満の chmod 6750 apachectl ポート番号を使用する場合 cd optoracleproduct904portalwebcachebin chown root webcached OracleAS Web Cacheが 1024未満の chmod 6750 webcached ポート番号を使用する場合

実行後ダイアログに戻り「OK」をクリックします

20 「Configuration Assistant」画面

次の画面のように構成ツールが自動的に実行されます

構成ツールが全て終了するのをお待ちください

21 「インストールの終了」画面

インストールが正常に終了すると「OracleAS Infrastructure 10gのインストールが

成功しました」というメッセージとOracle HTTP Server にアクセスするための

URLが表示されます

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 31

「終了」をクリックすると次のようなダイアログが表示されます

「はい」をクリックしインストーラを終了します

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 32

インストール後の確認 インストール後は全てのサービスが起動しています各サービスの画面にアクセスし

動作確認しましょう

Oracle HTTP ServerOracleAS Web Cache のポート番号と Oracle Enterprise Manager

Application Server Control のポート番号を確認しそのポート番号を使用して OracleAS

Portalと Application Server Control にアクセスします

サービスのポート番号の確認

1 ファイル「optoracleproduct904portalinstallportlistini」の確認

このファイルはインストール時に割り当てられたポート番号になります「Oracle

HTTP Server port」「Web Cache HTTP Listen port」 (この 2 つは同じ値 )と

「Application Server Control port」の値を確認してください

例 [System] Host Name = portal21mycompanycom [Ports] Oracle HTTP Server port = 80 Oracle HTTP Server Listen port = 8889 Oracle HTTP Server SSL port = 443 Oracle HTTP Server Listen (SSL) port = 4444 Oracle HTTP Server Diagnostic port = 7201 Application Server Control RMI port = 1851 Oracle Notification Server Request port = 6004 Oracle Notification Server Local port = 6101 Oracle Notification Server Remote port = 6201 Java Object Cache port = 7011 Log Loader port = 44001 DCM Java Object Cache port = 7102 Oracle Management Agent port = 1831 Application Server Control port = 1811 Oracle HTTP Server Listen port = 8889 Oracle HTTP Server Listen (SSL) port = 4444 Web Cache HTTP Listen port = 80 Web Cache HTTP Listen (SSL) port = 443 Web Cache Administration port = 4000 Web Cache Invalidation port = 4001 Web Cache Statistics port = 4002 Oracle Net Listener = 1521 Discoverer OSAgent Port = 16003 Reports Services SQLNet port = 1950 Reports Services Visigenics CORBA port = 14000

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 33

OracleAS Portalの「ようこそ」画面の確認 1 OracleAS Portalの「ようこそ」画面へのアクセス

ブラウザを起動し次の URLにアクセスしてください

httpltホスト名gtltドメイン名gtltポート番号gtplsportal

ltホスト名gtltドメイン名gtltポート番号gtについては「インストールの終了」画面

に表示される Oracle HTTP Server にアクセスするための URLまたはファイル

「 optoracleproduct904portalinstallportlistini」の「Host Name」項目および

「Oracle HTTP Server port」もしくは「Web Cache HTTP Listen port」項目の値を参

照してください

右上の「ログイン」をクリックしてください

2 OracleAS Single Sign-Onへのログイン

OracleAS Single Sign-Onのログイン画面が表示されます「

ユーザー名orcladmin

パスワードOracleAS Infrastructure のインストール時に指定した「ias_admin」の

パスワード(今回は「oracle10g」)

と入力してください

3 OracleAS Portalの管理画面へのアクセス

OracleAS Portal の管理画面が表示されます画面上方に表示されるタブをクリッ

クすることでさまざまな管理機能に切り替えて表示することができます

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 34

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 35

Web管理コンソール Application Server Controlの確認 Application Server Control はコンポーネントの起動停止や設定の変更アプリケー

ションの配布を行うためのWeb管理コンソールです

1 Application Server Controlへのアクセス

ブラウザを起動し次の URLにアクセスしてください

httpltホスト名ドメイン名gtltポート番号gt

ltホスト名gtltドメイン名gtについては「インストールの終了」画面に表示され

る Oracle HTTP Server にアクセスするための URLまたはファイル

「optoracleproduct904infrainstallportlistini」の「Host Name」項目ltポート

番号gtについては「Application Server Control port」項目の値を参照してください

ログインダイアログが表示されます

ユーザー名ias_admin

パスワードOracleAS Infrastructure のインストール時に指定した「ias_admin」の

パスワード(今回は「oracle10g」)

と入力してください

2 次のページが表示されます

ここで「スタンドアロンインスタンス」項目に表示されるリンク(ltMiddle-

Tier の OracleAS インスタンス名gtltマシンのホスト名gtltマシンのドメイン名gt

例 「portalportal21mycompanycom」)をクリックすると次の画面が表示され

ます

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 36

この画面からOracleAS Portal の各コンポーネントの起動停止や設定変更ア

プリケーションのデプロイなどの管理作業を行うことができますなお後述の

ようにコンポーネントの起動停止はコマンドラインのツール「opmnctl」か

ら行うことも可能ですまた設定の変更やアプリケーションのデプロイはコ

マンドラインのツール「dcmctl」から行うことも可能です

OracleAS Portal をインストールした直後はOracleAS Portal が提供するすべて

のサービスが起動しています

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 37

サービスの起動停止 OracleAS Portalを起動停止するための手順を紹介します

インストールユーザーの環境変数の設定 各サービスを起動停止するためにはユーザー「oracleas」でログインした後適切

な環境変数を設定する必要があります次のファイル「portal_env」は環境変数設定

の一例です export LANG=ja_JPeucJP export ORACLE_SID=asdb export ORACLE_HOME=optoracleproduct904portal export LD_LIBRARY_PATH=$ORACLE_HOMElib$LD_LIBRARY_PATH export PATH=usrbinusrlocalbinbinusrX11R6bin $ORACLE_HOMEbin$ORACLE_HOMEopmnbin$ORACLE_HOMEdcmbin $PATH export NLS_LANG=Japanese_JapanJA16EUC

「usrbin」が環境変数 PATH に含まれる最初のディレクトリとなるよう設定してくだ

さい

環境変数を設定するためには次のコマンドを実行してください $ portal_env

設定した環境変数を確認するためには次のコマンドを実行してください $ env

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 38

OracleAS Portalの起動 OracleAS Portalを起動するための手順は次の通りです

1 OracleAS Infrastructureの起動(OracleAS Infrastructureが起動していない場合)

2 ユーザー「oracleas」でログインして適切な環境変数を設定 $ portal_env

3 OracleAS Portalの提供するサービスの起動 $ $ORACLE_HOMEopmnbinopmnctl startall opmnctl starting opmn and all managed processes

4 Application Server Controlの起動 $ emctl start iasconsole TZ set to Japan Oracle Enterprise Manager 10g Application Server Control 90400 Copyright (c) 2002 2003 Oracle Corporation All rights reserved Starting Oracle 10g Application Server Control started

OracleAS Portalの起動が完了しましたOracleAS Portalの提供するすべてのサービス

が使用可能になりした

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 39

OracleAS Portalの停止

OracleAS Portalを停止するための手順は次の通りです

1 ユーザー「oracleas」でログインして適切な環境変数を設定 $ portal_env

2 Application Server Controlの停止 $ emctl stop iasconsole TZ set to Japan Oracle Enterprise Manager 10g Application Server Control 90400 Copyright (c) 2002 2003 Oracle Corporation All rights reserved Stopping Oracle 10g Application Server Control Stopped

3 OracleAS Portalの提供するサービスの停止 $ $ORACLE_HOMEopmnbinopmnctl stopall opmnctl stopping opmn and all managed processes

4 OracleAS Infrastructureの停止(OracleAS Infrastructureも停止したい場合)

OracleAS Portalの停止が完了しました

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 40

運用上の注意 インストール後に必要な注意点について記述します

PDKについて

OracleAS Portalの提供するポータルフレームワークではポータルページは「ポー

トレット」と呼ばれるモジュールによって構成されます

既存社内

システム

シングル

サインオン

検索フォーム

OTN Japan

ポートレットの開発は OracleAS Portal が提

ますがPDK(Portal Developer Kit)と呼ばれ

細かく応じたポートレットを作成すること

ルページの構築を可能にする「Web Clipp

トやその他いくつかのサンプルも含まれ

PDK を使用する場合には最新版を Ora

URL(もしくはサポートセンター)から入手し

httpotnoraclecojptechportletindexhtml

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal

ポートレッ

Excite Japan 天気予報

日経BP

BizTech News

Portal Web アプリケーション

コンテンツ管理

供するウィザードによって行うこともでき

る開発キットを用いることでニーズにきめ

もできますまた PDK には効率的なポータ

ing」や「Omni Portlet」といったポートレッ

ます

cle Technology Network Japan (OTN)の次の

てください

編~ 41

Portalスキーマのパスワードの変更

OracleAS Portal を運用するにあたってはPortal スキーマ (デフォルトでは Metadata

Repository と同一の DB インスタンスのスキーマ「portal」にPortal リポジトリが作成

されます)に SQLPlus でログインして作業を行う必要がある場合がありますPortal

スキーマのパスワードはインストール直後はランダムな値に設定されていますその値

は Oracle Internet Directory(OID)に格納されているので管理ツール Oracle Directory

Manageを使用して確認することができます

① Oracle Directory Managerの起動

まず OracleAS Infrastructure で Oracle Directory Manager を起動しますユーザー

「oracleas」でログインしOracleAS Infrastructure用の適切な環境変数を設定して

次のコマンドを実行します

$ infra_env $ $ORACLE_HOMEbinoidadmin

② ログイン画面

次のようなログイン画面が表示されます

初めて Oracle Directory Manager から OID にアクセスする際にはOID が稼動して

いるサーバのホスト名などの情報を入力する必要があります アイコンをクリ

ックしてくださいなお 2 回目移行のアクセスでは②~⑤の手順は省略されます

③ OIDの登録

編集する OIDを登録するための画面が表示されます

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 42

「追加」をクリックしてください

④ OIDの情報の入力

OIDが稼動しているホスト名とポート番号を入力する画面が表示されます

「サーバー」には OracleAS Infrastructureをインストールしたマシンの名前を「ltホ

スト名gtltドメイン名gt」形式で入力してください「ポート」には「インストール

後の確認」の「サービスのポートの確認」で確認した「Oracle Internet Directory

port」の値を入力してください(デフォルトでは「3060」です)入力が完了したら

「OK」をクリックします

⑤ OIDの選択

Oracle Directory Managerで編集する OIDを選択します

今入力したホスト名とポート番号が表示されている列を選択して反転させて「選

択」をクリックします

⑥ OIDへのログイン

ユーザー名パスワードを入力します

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 43

「ユーザー」に OID の管理ユーザーである「orcladmin」「パスワード」には

OracleAS Infrastructure のインストール中に「ias_admin」のパスワードとして指定し

た値(今回は「oracle10g」)を入力して「ログイン」をクリックしてください

⑦ Portalスキーマのパスワードの格納されているエントリ

次のような OIDの初期画面が表示されます

画面左側のナビゲータペインを次のように辿ってください

エントリ管理

gt cn=OracleContext

gt cn=Products

gt cn=IAS

gtcn=IAS Infrastructure Database

gt orclReferenceName=iasdbltInfrastructureのドメイン名gt

gt OrclResourceName=Portal

gt orclpasswordattribute

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 44

⑧ Portalスキーマのパスワードの確認

画面右側の属性「orclpasswordattribute」の値が「Portal」スキーマのパスワードを示

しています

また Portal スキーマのパスワードを変更する場合一般的な DB のスキーマのように

SQLPlusなどから直接変更してはいけませんPortalスキーマのパスワードの情報は

mod_plsql の DAD などでも保持されておりそれらに対しても同時に変更を反映する

必要がありますそのため Portal スキーマや SSO のパスワードの変更はApplication

Server Control から行いますSSO スキーマのパスワードの変更方法については

「Oracle Application Server 10g(904) for Linux x86 インストール手順 ~Infrastructure編

~」を参照してくださいPotalスキーマのパスワードの変更方法は次の通りです

① インスタンスのホームページの表示

WebブラウザでApplication Server Controlのインスタンスのホームページにアクセ

スします

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 45

「Infrastructure」タブを表示してください

② 「Infrastructure」タブの表示

「Infrastructure」タブが表示されます

ページ左下のリンク「スキーマパスワードの変更」をクリックします

③ パスワードの変更画面の表示

パスワードの変更画面が表示されます

パスワードの変更画面で「PORTAL」にチェックをつけて選択し「パスワード」

及び「パスワードの確認」項目に設定したいパスワードを入力します入力が完

了したら「OK」をクリックします

④ パスワードの変更結果の確認画面の表示

パスワードの変更結果の確認画面が表示されます

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 46

⑤ インスタンスのホームページの表示

Portalスキーマのパスワードを変更した場合Oracle HTTP Serverを再起動する必要

があります再びインスタンスのホームページにアクセスしてください

「HTTP Server」にチェックをつけて選択し「再起動」をクリックしてください

⑥ Oracle HTTP Serverの再起動

次のような確認画面が表示されます

「はい」をクリックしてください

⑦ 再起動の処理中

再起動中は次のような画面が表示されます再起動が完了するまで暫くお待ちく

ださい

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 47

⑧ 再起動の完了

再起動が完了すると次のような画面が表示されます

これで Portalスキーマのパスワード変更が完了しました

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 48

アンインストール インストールした OracleAS Portalをアンインストールする手順は次の通りです

アンインストール作業

1 コンポーネントの停止

「サービスの起動停止」の章を参照してOracleAS Portal を停止しますなお

OracleAS Infrastructureは必ず起動しておいて下さい

2 インストーラの起動

インストールユーザー「oracleas」でログインして次のコマンドを実行しOracle

Universal Installerを起動します $ mntcdromrunInstaller

3 「ようこそ」画面

「製品の削除」をクリックします

4 削除するインスタンスの指定

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 49

削除するインスタンスをチェックします

今回は「portal」をチェックして「削除」をクリックします

5 確認ダイアログ

削除するコンポーネントの詳細が表示されます

「はい」をクリックしてください

6 削除ダイアログ

次のようなダイアログで削除の進行状況が表示されます

7 削除完了ダイアログ

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 50

削除が完了すると次のようなダイアログが表示されます

「閉じる」をクリックします

8 インストーラの終了

「取消」をクリックして OUIを終了します

9 ファイルディレクトリの削除

インストーラでは削除されないファイルやディレクトリがありますので手動で

削除します

① ORACLEホームディレクトリ

rootユーザーログインして削除した Oracle Application Serverインスタンスの

ORACLE ホームディレクトリを削除します次のコマンドを実行してくだ

さい $ su Password rm ndashrf optoracleproduct904portal

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 51

② etcoratabの削除済みインスタンスのエントリ

etcoratabファイルから削除したインスタンスに関する記述を削除します $ vi etcoratab This file is used by ORACLE utilities It is created by rootsh and updated by the Database Configuration Assistant when creating a database A colon is used as the field terminator A new line terminates the entry Lines beginning with a pound sign are comments Entries are of the form $ORACLE_SID$ORACLE_HOMEltN|Ygt The first and second fields are the system identifier and home directory of the database respectively The third filed indicates to the dbstart utility that the database should Y or should not N be brought up at system boot time Multiple entries with the same $ORACLE_SID are not allowed optoracleproduct904portalN この行を削除

10 OIDから OracleASインスタンス情報を削除

OracleAS Infrastructureの Oracle Internet Directory(OID)のエントリに格納されてい

るOracleASインスタンス情報を手動で削除します

ユーザー「oracleas」で OracleAS Infrastructure用に環境変数を設定して次のコマ

ンドを実行します $ ldapdelete -h ltOIDのホスト名gt -p ltOIDのポート番号gt -D cn=orcladmin -w ltorcladminのパスワードgt -x orclApplicationCommonName=ltOracleASインスタンス名gt cn=IAS Instancescn=IAScn=Productscn=OracleContext

ここでltOID のホスト名gtltOID のポート番号gtltorcladmin のパスワードgtは

インストール時に指定した OIDに関する情報と同じです

ltOracleAS インスタンス IDgtについては「管理ツール Application Server Control

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 52

の確認」で確認したltOracleAS インスタンス名gtltマシンのホスト名gtltマシン

のドメイン名gt(例 「portalportal21mycompanycom」)となります

例 $ ldapdelete -h portal21mycompanycom -p 3060 -D cn=orcladmin -w oracle10g -x orclapplicationcommonname=portalportal21mycompanycom cn=IAS Instancescn=IAScn=Productscn=OracleContext

OID に格納されている OracleAS インスタンスの情報はここで使用したコマ

ンドラインのツール「ldapdelete」の代わりにOracle Directory Manager で確認

および変更することもできますOracle Directory Manager の起動方法について

は「Oracle Application Server 10g for Linux インストール手順 ~Infrastructure編

~」の「運用上の注意」を参照してください

「エントリ管理」項目の「 cn=OracleContex cn=Products cn=IAS cn=IAS

Instances」の下の各エントリにOracleAS Infrastructure に関連付けられた

OracleAS インスタンスの情報が格納されています各エントリの属性

「orclapplicationcommonname」にOracleAS インスタンスの名前が格納されて

いますアンインストールした OracleAS インスタンスの情報が格納されている

エントリをクリックして選択し アイコンをクリックすると削除することが

できます

11 OracleAS Single Sign-Onのパートナアプリケーション情報を削除

OracleAS Single Sign-On にパートナアプリケーションとして登録されている

OracleAS Portalの情報を手動で削除します

① OracleAS Single Sign-Onへのアクセス

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 53

ブラウザを起動し次の URLにアクセスしてください

httpltホスト名ドメイン名gtltポート番号gtplsorasso

ltホスト名gtltドメイン名gtについてはOracleAS Infrastructure の Oracle HTTP

Server にアクセスするための値となります次のような画面が表示されます

画面右上の「ログイン」をクリックしてください

② OracleAS Single Sign-Onへのログイン

次のような OracleAS Single Sign-Onのログイン画面が表示されます

ユーザー名orcladmin

パスワード OracleAS Infrastructure のインストール時に指定した

「ias_admin」のパスワード(今回は「oracle10g」)

と入力してください ③ OracleAS Single Sign-Onのトップページ

OracleAS Single Sign-Onのトップページが表示されます

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 54

画面上方の「SSO Server管理」をクリックしてください

④ OracleAS Single Sign-Onの管理画面

3つの管理項目が表示されます

中央の「パートナアプリケーションの管理」をクリックしてください

⑤ パートナアプリケーションの管理

パートナアプリケーションの一覧が表示されます

ここでアンインストールした OracleAS Portalの情報を削除しますlt今回イン

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 55

ストールした Middle-Tierの OracleASインスタンス名gtltマシンのホスト名gtlt

マシンのドメイン名gt(例 「portalportal21mycompanycom」)と表記されてい

るパートナアプリケーション及び今回インストールした OracleAS

Portal(例 「Oracle Portal(portal)」)と表記されているパートナアプリケーシ

ョンの 2つについて左側の「 」アイコンをクリックして削除します

⑥ 確認画面

それぞれ次のような確認画面が表示されますので「はい」をクリックします

この作業を正確に行わないと次回以降の Middle-Tier のインストールで構成ツ

ールの実行に失敗する場合があります

12 OracleASインスタンス情報の確認

アンインストールした OracleASインスタンスの情報がOracleAS Infrastructureに

残っていないことを確認します

① Application Server Controlへのアクセス

ブラウザを起動し次の URLにアクセスしてください

httpltホスト名ドメイン名gtltポート番号gt

ltホスト名gtltドメイン名gtltポート番号gtについては OracleAS Infrastructure の

Application Server Controlにアクセスするための値を入力してくださいログイ

ンダイアログが表示されます

ユーザー名ias_admin

パスワードOracleAS Infrastructure のインストール時に指定した「ias_admin」の

パスワード(今回は「oracle10g」)

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 56

と入力してください

② 次の画面が表示されます

ここで「スタンドアロンインスタンス」項目に表示されるリンクにアンイ

ンストールした OracleAS インスタンスの名前が存在しないことを確認してくだ

さい存在していない場合はアンインストール作業は完了ですもし存在し

ている場合は次の手順に進んでください

③ Middle-Tierの OracleASインスタンス情報の手動削除

Middle-Tier のインストールを強制終了した場合などMiddle-Tier の情報が残っ

ていることがありますその場合はユーザー「oracleas」でログインし

OracleAS Infrastructure 用の適切な環境変数を設定して次のコマンドを実行し

ます $ infra_env $ $ORACLE_HOMEdcmbindcmctl destroyinstance ndashi ltOracleASインスタンス名gt

ここでlt OracleAS インスタンス名gtは削除する OracleAS インスタンス名です

以上で OracleASのMiddle-Tierのアンインストールは完了です

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 57

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ビス名は米国 Oracle Corporation の商標または登録商標ですその他の製品名及びサービス名はそれぞれの所有者の商標または登録商標の可能性があります

  • はじめに
  • 目次
    • 前提
      • インストール概要
      • インストール
        • インストール事前準備
          • ハードウェア要件の確認
          • ソフトウェア要件の確認(Red Hat Enterprise Linux21の場合)
          • ソフトウェア要件の確認(Red Hat Enterprise Linux 30の場合)
          • ソフトウェア要件の確認(MIRACLE LINUX Standard Edition V21の場合)
          • カーネルパラメータの設定
          • ホスト名の確認
          • インストールするOSユーザー作成
            • インストール作業
            • インストール後の確認
              • サービスのポート番号の確認
              • OracleAS Portalの「ようこそ」画面の確認
              • Web管理コンソールApplication Server Controlの確認
                  • サービスの起動停止
                    • インストールユーザーの環境変数の設定
                    • OracleAS Portalの起動
                    • OracleAS Portalの停止
                      • 運用上の注意
                        • PDKについて
                        • Portalスキーマのパスワードの変更
                          • アンインストール
                            • アンインストール作業

③ orainstRootshの実行

次のようなダイアログが表示されます

「続行」をクリックする前にrootユーザーで

「optoracleoraInventoryorainstRootsh」を実行してください $ su Password optoracleoraInventoryorainstRootsh Oracleインベントリポインタファイルを作成しています(etcoraInstloc) 次のグループ名を変更します optoracleoraInventory 新規グループ名 oinstall

orainstRootsh実行後ダイアログに戻り「続行」をクリックします

8 「ファイルの場所の指定」画面

インストールする OracleAS インスタンスを識別する名前とインストールする

先のディレクトリを指定します今回は「インストール先」に「portal」「パ

ス」に「optoracleproduct904portal」と指定してくださいインストール先のデ

ィレクトリが存在しない場合はインストーラにより自動的に作成されます

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 23

「次へ」をクリックしてください

9 「インストールする製品の選択」画面

「製品の言語」をクリックして「選択された言語」に「日本語」が含まれてい

ることを確認してください含まれていない場合は「使用可能な言語」で「日

本語」をクリックしてから「gt」アイコンをクリックして日本語を選択し

「OK」をクリックしてください

「インストールする製品の選択」画面で「OracleAS Application Server 10g」が選択

されているのを確認して「次へ」をクリックします

10 「インストールタイプの選択」画面

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 24

「Portal and Wireless」を選択して「次へ」をクリックします

11 「Middle-Tierインストールの手順のプレビュー」画面

インストール手順のプレビュー画面が表示されます

確認して「次へ」をクリックします

12 「インストール前の要件の確認」画面

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 25

チェックボックスをチェックし「次へ」をクリックします

13 「構成オプションの選択」画面

インストール時に実行する構成ツールを選択します

「OracleAS Portal」にチェックがついているのを確認して「次へ」をクリックし

ます

14 「Oracle Internet Directoryへの登録」画面

利用する OracleAS Infrastructureの Oracle Internet Directory(OID)にアクセスするた

めの情報を入力します

OracleAS Infrastructureの OIDが稼動しているホスト名とポート番号を入力します

今回は OracleAS Infrastructure と同じマシンにインストールしているので

「Host」には現在インストールを行っているマシンの名前を「ltホスト名gtltド

メイン名gt」形式で入力してください「Port」には「Oracle Application Server 10g

for Linux インストール手順 ~Infrastructure 編~」の「インストール後の確認」

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 26

の「サービスのポートの確認」で確認した「Oracle Internet Directory port」の値

を入力してください(デフォルトでは「3060」です)

入力が完了したら「次へ」をクリックしてください

15 「Oracle Internet Directoryに対するログインの指定」画面

OIDに管理ユーザー「cn=orcladmin」でログインするための情報を入力します

「Password」には OracleAS Infrastructureをインストールしたときに「ias_admin」

のパスワードとして指定した値を入力して「次へ」をクリックしてください

16 「OracleAS Metadata Repositoryの選択」画面

Metadata Repository がインストールされているデータベースに対する接続情報を

入力します

デフォルト値が適切なのを確認して「次へ」をクリックします

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 27

17 「インスタンス名と ias_adminパスワードの指定」画面

インストールする Oracle Application Server に一意の名前を付け管理ユーザー

「ias_admin」のパスワードを指定します

今回は「インスタンス名」に「 portal」「 ias_admin のパスワード」に

「oracle10g」と入力してくださいまた Oracle Application Server を管理する

Application Server Controlにはユーザー「ias_admin」でログインするためこ

こで指定したパスワードは必ず覚えておいてください

ユーザー「ias_admin」のパスワードに指定可能な文字列には次のような制限

があります

数字 1文字以上を含む英数字 5文字以上であること

また指定するインスタンス名には次のような制限があります

英数字(A~Za~z0~9)およびrdquo$rdquordquo_rdquoのみ使用可能

1 つのマシンに複数の OracleAS インスタンスが存在する場合は各イン

スタンス名は一意でなくてはならない

「次へ」をクリックします

18 「サマリー」画面

インストールされるコンポーネントの一覧が表示されます

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 28

内容を確認して「インストール」をクリックします

19 「インストール」画面

① インストール中

次のような画面が表示されてインストールが開始されます

② CD-ROMの交換

インストールの途中次のようなダイアログが表示されます

指示に従って CD-ROMを交換し「OK」をクリックしてください

例 umount mntcdrom

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 29

eject

インストールメディアの交換 mount mntcdrom

③ rootshの実行

次のようなダイアログが表示されます

「OK」をクリックする前にOracle Application Server をインストールするデ

ィレクトリ(今回は「optoracleproduct904portal」)に存在する「rootsh」を

rootユーザーで実行してください $ su Password optoracleproduct904portalrootsh Running OracleAS rootsh script The following environment variables are set as ORACLE_OWNER= oracleas ORACLE_HOME= optoracleproduct904portal Enter the full pathname of the local bin directory [Defaultusrlocalbin] 「ENTER」キーを押す The file dbhome already exists in usrlocalbin Overwrite it (yn) [n] y 「y」キーを押す

Copying dbhome to usrlocalbin The file oraenv already exists in usrlocalbin Overwrite it (yn) [n] y 「y」キーを押す Copying oraenv to usrlocalbin The file coraenv already exists in usrlocalbin Overwrite it (yn) [n] y 「y」キーを押す Copying coraenv to usrlocalbin Creating etcoratab file Adding entry to etcoratab file Entries will be added to the etcoratab file as needed by Database Configuration Assistant when a database is created Finished running generic part of rootsh script Now product-specific root actions will be performed

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 30

今回のように同じマシンに既に Oracle 製品がインストールされている場合は

ディレクトリ「 usrlocalbin」に存在するファイル「dbhome」「oraenv」

「coraenv」を上書きするかどうか聞かれますのですべて「y」で上書きして

ください

またインストール開始時にファイル「staticportsini」を使用してOracle HTTP

Serverや OracleAS Web Cacheが 1024未満のポート番号を使用するように指定し

た場合は次のコマンドを実行してください $ su Password cd optoracleproduct904portalApacheApachebin chown root apachectl OHSが 1024未満の chmod 6750 apachectl ポート番号を使用する場合 cd optoracleproduct904portalwebcachebin chown root webcached OracleAS Web Cacheが 1024未満の chmod 6750 webcached ポート番号を使用する場合

実行後ダイアログに戻り「OK」をクリックします

20 「Configuration Assistant」画面

次の画面のように構成ツールが自動的に実行されます

構成ツールが全て終了するのをお待ちください

21 「インストールの終了」画面

インストールが正常に終了すると「OracleAS Infrastructure 10gのインストールが

成功しました」というメッセージとOracle HTTP Server にアクセスするための

URLが表示されます

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 31

「終了」をクリックすると次のようなダイアログが表示されます

「はい」をクリックしインストーラを終了します

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 32

インストール後の確認 インストール後は全てのサービスが起動しています各サービスの画面にアクセスし

動作確認しましょう

Oracle HTTP ServerOracleAS Web Cache のポート番号と Oracle Enterprise Manager

Application Server Control のポート番号を確認しそのポート番号を使用して OracleAS

Portalと Application Server Control にアクセスします

サービスのポート番号の確認

1 ファイル「optoracleproduct904portalinstallportlistini」の確認

このファイルはインストール時に割り当てられたポート番号になります「Oracle

HTTP Server port」「Web Cache HTTP Listen port」 (この 2 つは同じ値 )と

「Application Server Control port」の値を確認してください

例 [System] Host Name = portal21mycompanycom [Ports] Oracle HTTP Server port = 80 Oracle HTTP Server Listen port = 8889 Oracle HTTP Server SSL port = 443 Oracle HTTP Server Listen (SSL) port = 4444 Oracle HTTP Server Diagnostic port = 7201 Application Server Control RMI port = 1851 Oracle Notification Server Request port = 6004 Oracle Notification Server Local port = 6101 Oracle Notification Server Remote port = 6201 Java Object Cache port = 7011 Log Loader port = 44001 DCM Java Object Cache port = 7102 Oracle Management Agent port = 1831 Application Server Control port = 1811 Oracle HTTP Server Listen port = 8889 Oracle HTTP Server Listen (SSL) port = 4444 Web Cache HTTP Listen port = 80 Web Cache HTTP Listen (SSL) port = 443 Web Cache Administration port = 4000 Web Cache Invalidation port = 4001 Web Cache Statistics port = 4002 Oracle Net Listener = 1521 Discoverer OSAgent Port = 16003 Reports Services SQLNet port = 1950 Reports Services Visigenics CORBA port = 14000

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 33

OracleAS Portalの「ようこそ」画面の確認 1 OracleAS Portalの「ようこそ」画面へのアクセス

ブラウザを起動し次の URLにアクセスしてください

httpltホスト名gtltドメイン名gtltポート番号gtplsportal

ltホスト名gtltドメイン名gtltポート番号gtについては「インストールの終了」画面

に表示される Oracle HTTP Server にアクセスするための URLまたはファイル

「 optoracleproduct904portalinstallportlistini」の「Host Name」項目および

「Oracle HTTP Server port」もしくは「Web Cache HTTP Listen port」項目の値を参

照してください

右上の「ログイン」をクリックしてください

2 OracleAS Single Sign-Onへのログイン

OracleAS Single Sign-Onのログイン画面が表示されます「

ユーザー名orcladmin

パスワードOracleAS Infrastructure のインストール時に指定した「ias_admin」の

パスワード(今回は「oracle10g」)

と入力してください

3 OracleAS Portalの管理画面へのアクセス

OracleAS Portal の管理画面が表示されます画面上方に表示されるタブをクリッ

クすることでさまざまな管理機能に切り替えて表示することができます

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 34

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 35

Web管理コンソール Application Server Controlの確認 Application Server Control はコンポーネントの起動停止や設定の変更アプリケー

ションの配布を行うためのWeb管理コンソールです

1 Application Server Controlへのアクセス

ブラウザを起動し次の URLにアクセスしてください

httpltホスト名ドメイン名gtltポート番号gt

ltホスト名gtltドメイン名gtについては「インストールの終了」画面に表示され

る Oracle HTTP Server にアクセスするための URLまたはファイル

「optoracleproduct904infrainstallportlistini」の「Host Name」項目ltポート

番号gtについては「Application Server Control port」項目の値を参照してください

ログインダイアログが表示されます

ユーザー名ias_admin

パスワードOracleAS Infrastructure のインストール時に指定した「ias_admin」の

パスワード(今回は「oracle10g」)

と入力してください

2 次のページが表示されます

ここで「スタンドアロンインスタンス」項目に表示されるリンク(ltMiddle-

Tier の OracleAS インスタンス名gtltマシンのホスト名gtltマシンのドメイン名gt

例 「portalportal21mycompanycom」)をクリックすると次の画面が表示され

ます

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 36

この画面からOracleAS Portal の各コンポーネントの起動停止や設定変更ア

プリケーションのデプロイなどの管理作業を行うことができますなお後述の

ようにコンポーネントの起動停止はコマンドラインのツール「opmnctl」か

ら行うことも可能ですまた設定の変更やアプリケーションのデプロイはコ

マンドラインのツール「dcmctl」から行うことも可能です

OracleAS Portal をインストールした直後はOracleAS Portal が提供するすべて

のサービスが起動しています

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 37

サービスの起動停止 OracleAS Portalを起動停止するための手順を紹介します

インストールユーザーの環境変数の設定 各サービスを起動停止するためにはユーザー「oracleas」でログインした後適切

な環境変数を設定する必要があります次のファイル「portal_env」は環境変数設定

の一例です export LANG=ja_JPeucJP export ORACLE_SID=asdb export ORACLE_HOME=optoracleproduct904portal export LD_LIBRARY_PATH=$ORACLE_HOMElib$LD_LIBRARY_PATH export PATH=usrbinusrlocalbinbinusrX11R6bin $ORACLE_HOMEbin$ORACLE_HOMEopmnbin$ORACLE_HOMEdcmbin $PATH export NLS_LANG=Japanese_JapanJA16EUC

「usrbin」が環境変数 PATH に含まれる最初のディレクトリとなるよう設定してくだ

さい

環境変数を設定するためには次のコマンドを実行してください $ portal_env

設定した環境変数を確認するためには次のコマンドを実行してください $ env

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 38

OracleAS Portalの起動 OracleAS Portalを起動するための手順は次の通りです

1 OracleAS Infrastructureの起動(OracleAS Infrastructureが起動していない場合)

2 ユーザー「oracleas」でログインして適切な環境変数を設定 $ portal_env

3 OracleAS Portalの提供するサービスの起動 $ $ORACLE_HOMEopmnbinopmnctl startall opmnctl starting opmn and all managed processes

4 Application Server Controlの起動 $ emctl start iasconsole TZ set to Japan Oracle Enterprise Manager 10g Application Server Control 90400 Copyright (c) 2002 2003 Oracle Corporation All rights reserved Starting Oracle 10g Application Server Control started

OracleAS Portalの起動が完了しましたOracleAS Portalの提供するすべてのサービス

が使用可能になりした

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 39

OracleAS Portalの停止

OracleAS Portalを停止するための手順は次の通りです

1 ユーザー「oracleas」でログインして適切な環境変数を設定 $ portal_env

2 Application Server Controlの停止 $ emctl stop iasconsole TZ set to Japan Oracle Enterprise Manager 10g Application Server Control 90400 Copyright (c) 2002 2003 Oracle Corporation All rights reserved Stopping Oracle 10g Application Server Control Stopped

3 OracleAS Portalの提供するサービスの停止 $ $ORACLE_HOMEopmnbinopmnctl stopall opmnctl stopping opmn and all managed processes

4 OracleAS Infrastructureの停止(OracleAS Infrastructureも停止したい場合)

OracleAS Portalの停止が完了しました

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 40

運用上の注意 インストール後に必要な注意点について記述します

PDKについて

OracleAS Portalの提供するポータルフレームワークではポータルページは「ポー

トレット」と呼ばれるモジュールによって構成されます

既存社内

システム

シングル

サインオン

検索フォーム

OTN Japan

ポートレットの開発は OracleAS Portal が提

ますがPDK(Portal Developer Kit)と呼ばれ

細かく応じたポートレットを作成すること

ルページの構築を可能にする「Web Clipp

トやその他いくつかのサンプルも含まれ

PDK を使用する場合には最新版を Ora

URL(もしくはサポートセンター)から入手し

httpotnoraclecojptechportletindexhtml

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal

ポートレッ

Excite Japan 天気予報

日経BP

BizTech News

Portal Web アプリケーション

コンテンツ管理

供するウィザードによって行うこともでき

る開発キットを用いることでニーズにきめ

もできますまた PDK には効率的なポータ

ing」や「Omni Portlet」といったポートレッ

ます

cle Technology Network Japan (OTN)の次の

てください

編~ 41

Portalスキーマのパスワードの変更

OracleAS Portal を運用するにあたってはPortal スキーマ (デフォルトでは Metadata

Repository と同一の DB インスタンスのスキーマ「portal」にPortal リポジトリが作成

されます)に SQLPlus でログインして作業を行う必要がある場合がありますPortal

スキーマのパスワードはインストール直後はランダムな値に設定されていますその値

は Oracle Internet Directory(OID)に格納されているので管理ツール Oracle Directory

Manageを使用して確認することができます

① Oracle Directory Managerの起動

まず OracleAS Infrastructure で Oracle Directory Manager を起動しますユーザー

「oracleas」でログインしOracleAS Infrastructure用の適切な環境変数を設定して

次のコマンドを実行します

$ infra_env $ $ORACLE_HOMEbinoidadmin

② ログイン画面

次のようなログイン画面が表示されます

初めて Oracle Directory Manager から OID にアクセスする際にはOID が稼動して

いるサーバのホスト名などの情報を入力する必要があります アイコンをクリ

ックしてくださいなお 2 回目移行のアクセスでは②~⑤の手順は省略されます

③ OIDの登録

編集する OIDを登録するための画面が表示されます

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 42

「追加」をクリックしてください

④ OIDの情報の入力

OIDが稼動しているホスト名とポート番号を入力する画面が表示されます

「サーバー」には OracleAS Infrastructureをインストールしたマシンの名前を「ltホ

スト名gtltドメイン名gt」形式で入力してください「ポート」には「インストール

後の確認」の「サービスのポートの確認」で確認した「Oracle Internet Directory

port」の値を入力してください(デフォルトでは「3060」です)入力が完了したら

「OK」をクリックします

⑤ OIDの選択

Oracle Directory Managerで編集する OIDを選択します

今入力したホスト名とポート番号が表示されている列を選択して反転させて「選

択」をクリックします

⑥ OIDへのログイン

ユーザー名パスワードを入力します

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 43

「ユーザー」に OID の管理ユーザーである「orcladmin」「パスワード」には

OracleAS Infrastructure のインストール中に「ias_admin」のパスワードとして指定し

た値(今回は「oracle10g」)を入力して「ログイン」をクリックしてください

⑦ Portalスキーマのパスワードの格納されているエントリ

次のような OIDの初期画面が表示されます

画面左側のナビゲータペインを次のように辿ってください

エントリ管理

gt cn=OracleContext

gt cn=Products

gt cn=IAS

gtcn=IAS Infrastructure Database

gt orclReferenceName=iasdbltInfrastructureのドメイン名gt

gt OrclResourceName=Portal

gt orclpasswordattribute

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 44

⑧ Portalスキーマのパスワードの確認

画面右側の属性「orclpasswordattribute」の値が「Portal」スキーマのパスワードを示

しています

また Portal スキーマのパスワードを変更する場合一般的な DB のスキーマのように

SQLPlusなどから直接変更してはいけませんPortalスキーマのパスワードの情報は

mod_plsql の DAD などでも保持されておりそれらに対しても同時に変更を反映する

必要がありますそのため Portal スキーマや SSO のパスワードの変更はApplication

Server Control から行いますSSO スキーマのパスワードの変更方法については

「Oracle Application Server 10g(904) for Linux x86 インストール手順 ~Infrastructure編

~」を参照してくださいPotalスキーマのパスワードの変更方法は次の通りです

① インスタンスのホームページの表示

WebブラウザでApplication Server Controlのインスタンスのホームページにアクセ

スします

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 45

「Infrastructure」タブを表示してください

② 「Infrastructure」タブの表示

「Infrastructure」タブが表示されます

ページ左下のリンク「スキーマパスワードの変更」をクリックします

③ パスワードの変更画面の表示

パスワードの変更画面が表示されます

パスワードの変更画面で「PORTAL」にチェックをつけて選択し「パスワード」

及び「パスワードの確認」項目に設定したいパスワードを入力します入力が完

了したら「OK」をクリックします

④ パスワードの変更結果の確認画面の表示

パスワードの変更結果の確認画面が表示されます

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 46

⑤ インスタンスのホームページの表示

Portalスキーマのパスワードを変更した場合Oracle HTTP Serverを再起動する必要

があります再びインスタンスのホームページにアクセスしてください

「HTTP Server」にチェックをつけて選択し「再起動」をクリックしてください

⑥ Oracle HTTP Serverの再起動

次のような確認画面が表示されます

「はい」をクリックしてください

⑦ 再起動の処理中

再起動中は次のような画面が表示されます再起動が完了するまで暫くお待ちく

ださい

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 47

⑧ 再起動の完了

再起動が完了すると次のような画面が表示されます

これで Portalスキーマのパスワード変更が完了しました

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 48

アンインストール インストールした OracleAS Portalをアンインストールする手順は次の通りです

アンインストール作業

1 コンポーネントの停止

「サービスの起動停止」の章を参照してOracleAS Portal を停止しますなお

OracleAS Infrastructureは必ず起動しておいて下さい

2 インストーラの起動

インストールユーザー「oracleas」でログインして次のコマンドを実行しOracle

Universal Installerを起動します $ mntcdromrunInstaller

3 「ようこそ」画面

「製品の削除」をクリックします

4 削除するインスタンスの指定

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 49

削除するインスタンスをチェックします

今回は「portal」をチェックして「削除」をクリックします

5 確認ダイアログ

削除するコンポーネントの詳細が表示されます

「はい」をクリックしてください

6 削除ダイアログ

次のようなダイアログで削除の進行状況が表示されます

7 削除完了ダイアログ

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 50

削除が完了すると次のようなダイアログが表示されます

「閉じる」をクリックします

8 インストーラの終了

「取消」をクリックして OUIを終了します

9 ファイルディレクトリの削除

インストーラでは削除されないファイルやディレクトリがありますので手動で

削除します

① ORACLEホームディレクトリ

rootユーザーログインして削除した Oracle Application Serverインスタンスの

ORACLE ホームディレクトリを削除します次のコマンドを実行してくだ

さい $ su Password rm ndashrf optoracleproduct904portal

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 51

② etcoratabの削除済みインスタンスのエントリ

etcoratabファイルから削除したインスタンスに関する記述を削除します $ vi etcoratab This file is used by ORACLE utilities It is created by rootsh and updated by the Database Configuration Assistant when creating a database A colon is used as the field terminator A new line terminates the entry Lines beginning with a pound sign are comments Entries are of the form $ORACLE_SID$ORACLE_HOMEltN|Ygt The first and second fields are the system identifier and home directory of the database respectively The third filed indicates to the dbstart utility that the database should Y or should not N be brought up at system boot time Multiple entries with the same $ORACLE_SID are not allowed optoracleproduct904portalN この行を削除

10 OIDから OracleASインスタンス情報を削除

OracleAS Infrastructureの Oracle Internet Directory(OID)のエントリに格納されてい

るOracleASインスタンス情報を手動で削除します

ユーザー「oracleas」で OracleAS Infrastructure用に環境変数を設定して次のコマ

ンドを実行します $ ldapdelete -h ltOIDのホスト名gt -p ltOIDのポート番号gt -D cn=orcladmin -w ltorcladminのパスワードgt -x orclApplicationCommonName=ltOracleASインスタンス名gt cn=IAS Instancescn=IAScn=Productscn=OracleContext

ここでltOID のホスト名gtltOID のポート番号gtltorcladmin のパスワードgtは

インストール時に指定した OIDに関する情報と同じです

ltOracleAS インスタンス IDgtについては「管理ツール Application Server Control

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 52

の確認」で確認したltOracleAS インスタンス名gtltマシンのホスト名gtltマシン

のドメイン名gt(例 「portalportal21mycompanycom」)となります

例 $ ldapdelete -h portal21mycompanycom -p 3060 -D cn=orcladmin -w oracle10g -x orclapplicationcommonname=portalportal21mycompanycom cn=IAS Instancescn=IAScn=Productscn=OracleContext

OID に格納されている OracleAS インスタンスの情報はここで使用したコマ

ンドラインのツール「ldapdelete」の代わりにOracle Directory Manager で確認

および変更することもできますOracle Directory Manager の起動方法について

は「Oracle Application Server 10g for Linux インストール手順 ~Infrastructure編

~」の「運用上の注意」を参照してください

「エントリ管理」項目の「 cn=OracleContex cn=Products cn=IAS cn=IAS

Instances」の下の各エントリにOracleAS Infrastructure に関連付けられた

OracleAS インスタンスの情報が格納されています各エントリの属性

「orclapplicationcommonname」にOracleAS インスタンスの名前が格納されて

いますアンインストールした OracleAS インスタンスの情報が格納されている

エントリをクリックして選択し アイコンをクリックすると削除することが

できます

11 OracleAS Single Sign-Onのパートナアプリケーション情報を削除

OracleAS Single Sign-On にパートナアプリケーションとして登録されている

OracleAS Portalの情報を手動で削除します

① OracleAS Single Sign-Onへのアクセス

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 53

ブラウザを起動し次の URLにアクセスしてください

httpltホスト名ドメイン名gtltポート番号gtplsorasso

ltホスト名gtltドメイン名gtについてはOracleAS Infrastructure の Oracle HTTP

Server にアクセスするための値となります次のような画面が表示されます

画面右上の「ログイン」をクリックしてください

② OracleAS Single Sign-Onへのログイン

次のような OracleAS Single Sign-Onのログイン画面が表示されます

ユーザー名orcladmin

パスワード OracleAS Infrastructure のインストール時に指定した

「ias_admin」のパスワード(今回は「oracle10g」)

と入力してください ③ OracleAS Single Sign-Onのトップページ

OracleAS Single Sign-Onのトップページが表示されます

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 54

画面上方の「SSO Server管理」をクリックしてください

④ OracleAS Single Sign-Onの管理画面

3つの管理項目が表示されます

中央の「パートナアプリケーションの管理」をクリックしてください

⑤ パートナアプリケーションの管理

パートナアプリケーションの一覧が表示されます

ここでアンインストールした OracleAS Portalの情報を削除しますlt今回イン

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 55

ストールした Middle-Tierの OracleASインスタンス名gtltマシンのホスト名gtlt

マシンのドメイン名gt(例 「portalportal21mycompanycom」)と表記されてい

るパートナアプリケーション及び今回インストールした OracleAS

Portal(例 「Oracle Portal(portal)」)と表記されているパートナアプリケーシ

ョンの 2つについて左側の「 」アイコンをクリックして削除します

⑥ 確認画面

それぞれ次のような確認画面が表示されますので「はい」をクリックします

この作業を正確に行わないと次回以降の Middle-Tier のインストールで構成ツ

ールの実行に失敗する場合があります

12 OracleASインスタンス情報の確認

アンインストールした OracleASインスタンスの情報がOracleAS Infrastructureに

残っていないことを確認します

① Application Server Controlへのアクセス

ブラウザを起動し次の URLにアクセスしてください

httpltホスト名ドメイン名gtltポート番号gt

ltホスト名gtltドメイン名gtltポート番号gtについては OracleAS Infrastructure の

Application Server Controlにアクセスするための値を入力してくださいログイ

ンダイアログが表示されます

ユーザー名ias_admin

パスワードOracleAS Infrastructure のインストール時に指定した「ias_admin」の

パスワード(今回は「oracle10g」)

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 56

と入力してください

② 次の画面が表示されます

ここで「スタンドアロンインスタンス」項目に表示されるリンクにアンイ

ンストールした OracleAS インスタンスの名前が存在しないことを確認してくだ

さい存在していない場合はアンインストール作業は完了ですもし存在し

ている場合は次の手順に進んでください

③ Middle-Tierの OracleASインスタンス情報の手動削除

Middle-Tier のインストールを強制終了した場合などMiddle-Tier の情報が残っ

ていることがありますその場合はユーザー「oracleas」でログインし

OracleAS Infrastructure 用の適切な環境変数を設定して次のコマンドを実行し

ます $ infra_env $ $ORACLE_HOMEdcmbindcmctl destroyinstance ndashi ltOracleASインスタンス名gt

ここでlt OracleAS インスタンス名gtは削除する OracleAS インスタンス名です

以上で OracleASのMiddle-Tierのアンインストールは完了です

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 57

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ビス名は米国 Oracle Corporation の商標または登録商標ですその他の製品名及びサービス名はそれぞれの所有者の商標または登録商標の可能性があります

  • はじめに
  • 目次
    • 前提
      • インストール概要
      • インストール
        • インストール事前準備
          • ハードウェア要件の確認
          • ソフトウェア要件の確認(Red Hat Enterprise Linux21の場合)
          • ソフトウェア要件の確認(Red Hat Enterprise Linux 30の場合)
          • ソフトウェア要件の確認(MIRACLE LINUX Standard Edition V21の場合)
          • カーネルパラメータの設定
          • ホスト名の確認
          • インストールするOSユーザー作成
            • インストール作業
            • インストール後の確認
              • サービスのポート番号の確認
              • OracleAS Portalの「ようこそ」画面の確認
              • Web管理コンソールApplication Server Controlの確認
                  • サービスの起動停止
                    • インストールユーザーの環境変数の設定
                    • OracleAS Portalの起動
                    • OracleAS Portalの停止
                      • 運用上の注意
                        • PDKについて
                        • Portalスキーマのパスワードの変更
                          • アンインストール
                            • アンインストール作業

「次へ」をクリックしてください

9 「インストールする製品の選択」画面

「製品の言語」をクリックして「選択された言語」に「日本語」が含まれてい

ることを確認してください含まれていない場合は「使用可能な言語」で「日

本語」をクリックしてから「gt」アイコンをクリックして日本語を選択し

「OK」をクリックしてください

「インストールする製品の選択」画面で「OracleAS Application Server 10g」が選択

されているのを確認して「次へ」をクリックします

10 「インストールタイプの選択」画面

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 24

「Portal and Wireless」を選択して「次へ」をクリックします

11 「Middle-Tierインストールの手順のプレビュー」画面

インストール手順のプレビュー画面が表示されます

確認して「次へ」をクリックします

12 「インストール前の要件の確認」画面

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 25

チェックボックスをチェックし「次へ」をクリックします

13 「構成オプションの選択」画面

インストール時に実行する構成ツールを選択します

「OracleAS Portal」にチェックがついているのを確認して「次へ」をクリックし

ます

14 「Oracle Internet Directoryへの登録」画面

利用する OracleAS Infrastructureの Oracle Internet Directory(OID)にアクセスするた

めの情報を入力します

OracleAS Infrastructureの OIDが稼動しているホスト名とポート番号を入力します

今回は OracleAS Infrastructure と同じマシンにインストールしているので

「Host」には現在インストールを行っているマシンの名前を「ltホスト名gtltド

メイン名gt」形式で入力してください「Port」には「Oracle Application Server 10g

for Linux インストール手順 ~Infrastructure 編~」の「インストール後の確認」

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 26

の「サービスのポートの確認」で確認した「Oracle Internet Directory port」の値

を入力してください(デフォルトでは「3060」です)

入力が完了したら「次へ」をクリックしてください

15 「Oracle Internet Directoryに対するログインの指定」画面

OIDに管理ユーザー「cn=orcladmin」でログインするための情報を入力します

「Password」には OracleAS Infrastructureをインストールしたときに「ias_admin」

のパスワードとして指定した値を入力して「次へ」をクリックしてください

16 「OracleAS Metadata Repositoryの選択」画面

Metadata Repository がインストールされているデータベースに対する接続情報を

入力します

デフォルト値が適切なのを確認して「次へ」をクリックします

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 27

17 「インスタンス名と ias_adminパスワードの指定」画面

インストールする Oracle Application Server に一意の名前を付け管理ユーザー

「ias_admin」のパスワードを指定します

今回は「インスタンス名」に「 portal」「 ias_admin のパスワード」に

「oracle10g」と入力してくださいまた Oracle Application Server を管理する

Application Server Controlにはユーザー「ias_admin」でログインするためこ

こで指定したパスワードは必ず覚えておいてください

ユーザー「ias_admin」のパスワードに指定可能な文字列には次のような制限

があります

数字 1文字以上を含む英数字 5文字以上であること

また指定するインスタンス名には次のような制限があります

英数字(A~Za~z0~9)およびrdquo$rdquordquo_rdquoのみ使用可能

1 つのマシンに複数の OracleAS インスタンスが存在する場合は各イン

スタンス名は一意でなくてはならない

「次へ」をクリックします

18 「サマリー」画面

インストールされるコンポーネントの一覧が表示されます

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 28

内容を確認して「インストール」をクリックします

19 「インストール」画面

① インストール中

次のような画面が表示されてインストールが開始されます

② CD-ROMの交換

インストールの途中次のようなダイアログが表示されます

指示に従って CD-ROMを交換し「OK」をクリックしてください

例 umount mntcdrom

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 29

eject

インストールメディアの交換 mount mntcdrom

③ rootshの実行

次のようなダイアログが表示されます

「OK」をクリックする前にOracle Application Server をインストールするデ

ィレクトリ(今回は「optoracleproduct904portal」)に存在する「rootsh」を

rootユーザーで実行してください $ su Password optoracleproduct904portalrootsh Running OracleAS rootsh script The following environment variables are set as ORACLE_OWNER= oracleas ORACLE_HOME= optoracleproduct904portal Enter the full pathname of the local bin directory [Defaultusrlocalbin] 「ENTER」キーを押す The file dbhome already exists in usrlocalbin Overwrite it (yn) [n] y 「y」キーを押す

Copying dbhome to usrlocalbin The file oraenv already exists in usrlocalbin Overwrite it (yn) [n] y 「y」キーを押す Copying oraenv to usrlocalbin The file coraenv already exists in usrlocalbin Overwrite it (yn) [n] y 「y」キーを押す Copying coraenv to usrlocalbin Creating etcoratab file Adding entry to etcoratab file Entries will be added to the etcoratab file as needed by Database Configuration Assistant when a database is created Finished running generic part of rootsh script Now product-specific root actions will be performed

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 30

今回のように同じマシンに既に Oracle 製品がインストールされている場合は

ディレクトリ「 usrlocalbin」に存在するファイル「dbhome」「oraenv」

「coraenv」を上書きするかどうか聞かれますのですべて「y」で上書きして

ください

またインストール開始時にファイル「staticportsini」を使用してOracle HTTP

Serverや OracleAS Web Cacheが 1024未満のポート番号を使用するように指定し

た場合は次のコマンドを実行してください $ su Password cd optoracleproduct904portalApacheApachebin chown root apachectl OHSが 1024未満の chmod 6750 apachectl ポート番号を使用する場合 cd optoracleproduct904portalwebcachebin chown root webcached OracleAS Web Cacheが 1024未満の chmod 6750 webcached ポート番号を使用する場合

実行後ダイアログに戻り「OK」をクリックします

20 「Configuration Assistant」画面

次の画面のように構成ツールが自動的に実行されます

構成ツールが全て終了するのをお待ちください

21 「インストールの終了」画面

インストールが正常に終了すると「OracleAS Infrastructure 10gのインストールが

成功しました」というメッセージとOracle HTTP Server にアクセスするための

URLが表示されます

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 31

「終了」をクリックすると次のようなダイアログが表示されます

「はい」をクリックしインストーラを終了します

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 32

インストール後の確認 インストール後は全てのサービスが起動しています各サービスの画面にアクセスし

動作確認しましょう

Oracle HTTP ServerOracleAS Web Cache のポート番号と Oracle Enterprise Manager

Application Server Control のポート番号を確認しそのポート番号を使用して OracleAS

Portalと Application Server Control にアクセスします

サービスのポート番号の確認

1 ファイル「optoracleproduct904portalinstallportlistini」の確認

このファイルはインストール時に割り当てられたポート番号になります「Oracle

HTTP Server port」「Web Cache HTTP Listen port」 (この 2 つは同じ値 )と

「Application Server Control port」の値を確認してください

例 [System] Host Name = portal21mycompanycom [Ports] Oracle HTTP Server port = 80 Oracle HTTP Server Listen port = 8889 Oracle HTTP Server SSL port = 443 Oracle HTTP Server Listen (SSL) port = 4444 Oracle HTTP Server Diagnostic port = 7201 Application Server Control RMI port = 1851 Oracle Notification Server Request port = 6004 Oracle Notification Server Local port = 6101 Oracle Notification Server Remote port = 6201 Java Object Cache port = 7011 Log Loader port = 44001 DCM Java Object Cache port = 7102 Oracle Management Agent port = 1831 Application Server Control port = 1811 Oracle HTTP Server Listen port = 8889 Oracle HTTP Server Listen (SSL) port = 4444 Web Cache HTTP Listen port = 80 Web Cache HTTP Listen (SSL) port = 443 Web Cache Administration port = 4000 Web Cache Invalidation port = 4001 Web Cache Statistics port = 4002 Oracle Net Listener = 1521 Discoverer OSAgent Port = 16003 Reports Services SQLNet port = 1950 Reports Services Visigenics CORBA port = 14000

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 33

OracleAS Portalの「ようこそ」画面の確認 1 OracleAS Portalの「ようこそ」画面へのアクセス

ブラウザを起動し次の URLにアクセスしてください

httpltホスト名gtltドメイン名gtltポート番号gtplsportal

ltホスト名gtltドメイン名gtltポート番号gtについては「インストールの終了」画面

に表示される Oracle HTTP Server にアクセスするための URLまたはファイル

「 optoracleproduct904portalinstallportlistini」の「Host Name」項目および

「Oracle HTTP Server port」もしくは「Web Cache HTTP Listen port」項目の値を参

照してください

右上の「ログイン」をクリックしてください

2 OracleAS Single Sign-Onへのログイン

OracleAS Single Sign-Onのログイン画面が表示されます「

ユーザー名orcladmin

パスワードOracleAS Infrastructure のインストール時に指定した「ias_admin」の

パスワード(今回は「oracle10g」)

と入力してください

3 OracleAS Portalの管理画面へのアクセス

OracleAS Portal の管理画面が表示されます画面上方に表示されるタブをクリッ

クすることでさまざまな管理機能に切り替えて表示することができます

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 34

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 35

Web管理コンソール Application Server Controlの確認 Application Server Control はコンポーネントの起動停止や設定の変更アプリケー

ションの配布を行うためのWeb管理コンソールです

1 Application Server Controlへのアクセス

ブラウザを起動し次の URLにアクセスしてください

httpltホスト名ドメイン名gtltポート番号gt

ltホスト名gtltドメイン名gtについては「インストールの終了」画面に表示され

る Oracle HTTP Server にアクセスするための URLまたはファイル

「optoracleproduct904infrainstallportlistini」の「Host Name」項目ltポート

番号gtについては「Application Server Control port」項目の値を参照してください

ログインダイアログが表示されます

ユーザー名ias_admin

パスワードOracleAS Infrastructure のインストール時に指定した「ias_admin」の

パスワード(今回は「oracle10g」)

と入力してください

2 次のページが表示されます

ここで「スタンドアロンインスタンス」項目に表示されるリンク(ltMiddle-

Tier の OracleAS インスタンス名gtltマシンのホスト名gtltマシンのドメイン名gt

例 「portalportal21mycompanycom」)をクリックすると次の画面が表示され

ます

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 36

この画面からOracleAS Portal の各コンポーネントの起動停止や設定変更ア

プリケーションのデプロイなどの管理作業を行うことができますなお後述の

ようにコンポーネントの起動停止はコマンドラインのツール「opmnctl」か

ら行うことも可能ですまた設定の変更やアプリケーションのデプロイはコ

マンドラインのツール「dcmctl」から行うことも可能です

OracleAS Portal をインストールした直後はOracleAS Portal が提供するすべて

のサービスが起動しています

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 37

サービスの起動停止 OracleAS Portalを起動停止するための手順を紹介します

インストールユーザーの環境変数の設定 各サービスを起動停止するためにはユーザー「oracleas」でログインした後適切

な環境変数を設定する必要があります次のファイル「portal_env」は環境変数設定

の一例です export LANG=ja_JPeucJP export ORACLE_SID=asdb export ORACLE_HOME=optoracleproduct904portal export LD_LIBRARY_PATH=$ORACLE_HOMElib$LD_LIBRARY_PATH export PATH=usrbinusrlocalbinbinusrX11R6bin $ORACLE_HOMEbin$ORACLE_HOMEopmnbin$ORACLE_HOMEdcmbin $PATH export NLS_LANG=Japanese_JapanJA16EUC

「usrbin」が環境変数 PATH に含まれる最初のディレクトリとなるよう設定してくだ

さい

環境変数を設定するためには次のコマンドを実行してください $ portal_env

設定した環境変数を確認するためには次のコマンドを実行してください $ env

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 38

OracleAS Portalの起動 OracleAS Portalを起動するための手順は次の通りです

1 OracleAS Infrastructureの起動(OracleAS Infrastructureが起動していない場合)

2 ユーザー「oracleas」でログインして適切な環境変数を設定 $ portal_env

3 OracleAS Portalの提供するサービスの起動 $ $ORACLE_HOMEopmnbinopmnctl startall opmnctl starting opmn and all managed processes

4 Application Server Controlの起動 $ emctl start iasconsole TZ set to Japan Oracle Enterprise Manager 10g Application Server Control 90400 Copyright (c) 2002 2003 Oracle Corporation All rights reserved Starting Oracle 10g Application Server Control started

OracleAS Portalの起動が完了しましたOracleAS Portalの提供するすべてのサービス

が使用可能になりした

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 39

OracleAS Portalの停止

OracleAS Portalを停止するための手順は次の通りです

1 ユーザー「oracleas」でログインして適切な環境変数を設定 $ portal_env

2 Application Server Controlの停止 $ emctl stop iasconsole TZ set to Japan Oracle Enterprise Manager 10g Application Server Control 90400 Copyright (c) 2002 2003 Oracle Corporation All rights reserved Stopping Oracle 10g Application Server Control Stopped

3 OracleAS Portalの提供するサービスの停止 $ $ORACLE_HOMEopmnbinopmnctl stopall opmnctl stopping opmn and all managed processes

4 OracleAS Infrastructureの停止(OracleAS Infrastructureも停止したい場合)

OracleAS Portalの停止が完了しました

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 40

運用上の注意 インストール後に必要な注意点について記述します

PDKについて

OracleAS Portalの提供するポータルフレームワークではポータルページは「ポー

トレット」と呼ばれるモジュールによって構成されます

既存社内

システム

シングル

サインオン

検索フォーム

OTN Japan

ポートレットの開発は OracleAS Portal が提

ますがPDK(Portal Developer Kit)と呼ばれ

細かく応じたポートレットを作成すること

ルページの構築を可能にする「Web Clipp

トやその他いくつかのサンプルも含まれ

PDK を使用する場合には最新版を Ora

URL(もしくはサポートセンター)から入手し

httpotnoraclecojptechportletindexhtml

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal

ポートレッ

Excite Japan 天気予報

日経BP

BizTech News

Portal Web アプリケーション

コンテンツ管理

供するウィザードによって行うこともでき

る開発キットを用いることでニーズにきめ

もできますまた PDK には効率的なポータ

ing」や「Omni Portlet」といったポートレッ

ます

cle Technology Network Japan (OTN)の次の

てください

編~ 41

Portalスキーマのパスワードの変更

OracleAS Portal を運用するにあたってはPortal スキーマ (デフォルトでは Metadata

Repository と同一の DB インスタンスのスキーマ「portal」にPortal リポジトリが作成

されます)に SQLPlus でログインして作業を行う必要がある場合がありますPortal

スキーマのパスワードはインストール直後はランダムな値に設定されていますその値

は Oracle Internet Directory(OID)に格納されているので管理ツール Oracle Directory

Manageを使用して確認することができます

① Oracle Directory Managerの起動

まず OracleAS Infrastructure で Oracle Directory Manager を起動しますユーザー

「oracleas」でログインしOracleAS Infrastructure用の適切な環境変数を設定して

次のコマンドを実行します

$ infra_env $ $ORACLE_HOMEbinoidadmin

② ログイン画面

次のようなログイン画面が表示されます

初めて Oracle Directory Manager から OID にアクセスする際にはOID が稼動して

いるサーバのホスト名などの情報を入力する必要があります アイコンをクリ

ックしてくださいなお 2 回目移行のアクセスでは②~⑤の手順は省略されます

③ OIDの登録

編集する OIDを登録するための画面が表示されます

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 42

「追加」をクリックしてください

④ OIDの情報の入力

OIDが稼動しているホスト名とポート番号を入力する画面が表示されます

「サーバー」には OracleAS Infrastructureをインストールしたマシンの名前を「ltホ

スト名gtltドメイン名gt」形式で入力してください「ポート」には「インストール

後の確認」の「サービスのポートの確認」で確認した「Oracle Internet Directory

port」の値を入力してください(デフォルトでは「3060」です)入力が完了したら

「OK」をクリックします

⑤ OIDの選択

Oracle Directory Managerで編集する OIDを選択します

今入力したホスト名とポート番号が表示されている列を選択して反転させて「選

択」をクリックします

⑥ OIDへのログイン

ユーザー名パスワードを入力します

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 43

「ユーザー」に OID の管理ユーザーである「orcladmin」「パスワード」には

OracleAS Infrastructure のインストール中に「ias_admin」のパスワードとして指定し

た値(今回は「oracle10g」)を入力して「ログイン」をクリックしてください

⑦ Portalスキーマのパスワードの格納されているエントリ

次のような OIDの初期画面が表示されます

画面左側のナビゲータペインを次のように辿ってください

エントリ管理

gt cn=OracleContext

gt cn=Products

gt cn=IAS

gtcn=IAS Infrastructure Database

gt orclReferenceName=iasdbltInfrastructureのドメイン名gt

gt OrclResourceName=Portal

gt orclpasswordattribute

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 44

⑧ Portalスキーマのパスワードの確認

画面右側の属性「orclpasswordattribute」の値が「Portal」スキーマのパスワードを示

しています

また Portal スキーマのパスワードを変更する場合一般的な DB のスキーマのように

SQLPlusなどから直接変更してはいけませんPortalスキーマのパスワードの情報は

mod_plsql の DAD などでも保持されておりそれらに対しても同時に変更を反映する

必要がありますそのため Portal スキーマや SSO のパスワードの変更はApplication

Server Control から行いますSSO スキーマのパスワードの変更方法については

「Oracle Application Server 10g(904) for Linux x86 インストール手順 ~Infrastructure編

~」を参照してくださいPotalスキーマのパスワードの変更方法は次の通りです

① インスタンスのホームページの表示

WebブラウザでApplication Server Controlのインスタンスのホームページにアクセ

スします

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 45

「Infrastructure」タブを表示してください

② 「Infrastructure」タブの表示

「Infrastructure」タブが表示されます

ページ左下のリンク「スキーマパスワードの変更」をクリックします

③ パスワードの変更画面の表示

パスワードの変更画面が表示されます

パスワードの変更画面で「PORTAL」にチェックをつけて選択し「パスワード」

及び「パスワードの確認」項目に設定したいパスワードを入力します入力が完

了したら「OK」をクリックします

④ パスワードの変更結果の確認画面の表示

パスワードの変更結果の確認画面が表示されます

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 46

⑤ インスタンスのホームページの表示

Portalスキーマのパスワードを変更した場合Oracle HTTP Serverを再起動する必要

があります再びインスタンスのホームページにアクセスしてください

「HTTP Server」にチェックをつけて選択し「再起動」をクリックしてください

⑥ Oracle HTTP Serverの再起動

次のような確認画面が表示されます

「はい」をクリックしてください

⑦ 再起動の処理中

再起動中は次のような画面が表示されます再起動が完了するまで暫くお待ちく

ださい

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 47

⑧ 再起動の完了

再起動が完了すると次のような画面が表示されます

これで Portalスキーマのパスワード変更が完了しました

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 48

アンインストール インストールした OracleAS Portalをアンインストールする手順は次の通りです

アンインストール作業

1 コンポーネントの停止

「サービスの起動停止」の章を参照してOracleAS Portal を停止しますなお

OracleAS Infrastructureは必ず起動しておいて下さい

2 インストーラの起動

インストールユーザー「oracleas」でログインして次のコマンドを実行しOracle

Universal Installerを起動します $ mntcdromrunInstaller

3 「ようこそ」画面

「製品の削除」をクリックします

4 削除するインスタンスの指定

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 49

削除するインスタンスをチェックします

今回は「portal」をチェックして「削除」をクリックします

5 確認ダイアログ

削除するコンポーネントの詳細が表示されます

「はい」をクリックしてください

6 削除ダイアログ

次のようなダイアログで削除の進行状況が表示されます

7 削除完了ダイアログ

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 50

削除が完了すると次のようなダイアログが表示されます

「閉じる」をクリックします

8 インストーラの終了

「取消」をクリックして OUIを終了します

9 ファイルディレクトリの削除

インストーラでは削除されないファイルやディレクトリがありますので手動で

削除します

① ORACLEホームディレクトリ

rootユーザーログインして削除した Oracle Application Serverインスタンスの

ORACLE ホームディレクトリを削除します次のコマンドを実行してくだ

さい $ su Password rm ndashrf optoracleproduct904portal

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 51

② etcoratabの削除済みインスタンスのエントリ

etcoratabファイルから削除したインスタンスに関する記述を削除します $ vi etcoratab This file is used by ORACLE utilities It is created by rootsh and updated by the Database Configuration Assistant when creating a database A colon is used as the field terminator A new line terminates the entry Lines beginning with a pound sign are comments Entries are of the form $ORACLE_SID$ORACLE_HOMEltN|Ygt The first and second fields are the system identifier and home directory of the database respectively The third filed indicates to the dbstart utility that the database should Y or should not N be brought up at system boot time Multiple entries with the same $ORACLE_SID are not allowed optoracleproduct904portalN この行を削除

10 OIDから OracleASインスタンス情報を削除

OracleAS Infrastructureの Oracle Internet Directory(OID)のエントリに格納されてい

るOracleASインスタンス情報を手動で削除します

ユーザー「oracleas」で OracleAS Infrastructure用に環境変数を設定して次のコマ

ンドを実行します $ ldapdelete -h ltOIDのホスト名gt -p ltOIDのポート番号gt -D cn=orcladmin -w ltorcladminのパスワードgt -x orclApplicationCommonName=ltOracleASインスタンス名gt cn=IAS Instancescn=IAScn=Productscn=OracleContext

ここでltOID のホスト名gtltOID のポート番号gtltorcladmin のパスワードgtは

インストール時に指定した OIDに関する情報と同じです

ltOracleAS インスタンス IDgtについては「管理ツール Application Server Control

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 52

の確認」で確認したltOracleAS インスタンス名gtltマシンのホスト名gtltマシン

のドメイン名gt(例 「portalportal21mycompanycom」)となります

例 $ ldapdelete -h portal21mycompanycom -p 3060 -D cn=orcladmin -w oracle10g -x orclapplicationcommonname=portalportal21mycompanycom cn=IAS Instancescn=IAScn=Productscn=OracleContext

OID に格納されている OracleAS インスタンスの情報はここで使用したコマ

ンドラインのツール「ldapdelete」の代わりにOracle Directory Manager で確認

および変更することもできますOracle Directory Manager の起動方法について

は「Oracle Application Server 10g for Linux インストール手順 ~Infrastructure編

~」の「運用上の注意」を参照してください

「エントリ管理」項目の「 cn=OracleContex cn=Products cn=IAS cn=IAS

Instances」の下の各エントリにOracleAS Infrastructure に関連付けられた

OracleAS インスタンスの情報が格納されています各エントリの属性

「orclapplicationcommonname」にOracleAS インスタンスの名前が格納されて

いますアンインストールした OracleAS インスタンスの情報が格納されている

エントリをクリックして選択し アイコンをクリックすると削除することが

できます

11 OracleAS Single Sign-Onのパートナアプリケーション情報を削除

OracleAS Single Sign-On にパートナアプリケーションとして登録されている

OracleAS Portalの情報を手動で削除します

① OracleAS Single Sign-Onへのアクセス

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 53

ブラウザを起動し次の URLにアクセスしてください

httpltホスト名ドメイン名gtltポート番号gtplsorasso

ltホスト名gtltドメイン名gtについてはOracleAS Infrastructure の Oracle HTTP

Server にアクセスするための値となります次のような画面が表示されます

画面右上の「ログイン」をクリックしてください

② OracleAS Single Sign-Onへのログイン

次のような OracleAS Single Sign-Onのログイン画面が表示されます

ユーザー名orcladmin

パスワード OracleAS Infrastructure のインストール時に指定した

「ias_admin」のパスワード(今回は「oracle10g」)

と入力してください ③ OracleAS Single Sign-Onのトップページ

OracleAS Single Sign-Onのトップページが表示されます

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 54

画面上方の「SSO Server管理」をクリックしてください

④ OracleAS Single Sign-Onの管理画面

3つの管理項目が表示されます

中央の「パートナアプリケーションの管理」をクリックしてください

⑤ パートナアプリケーションの管理

パートナアプリケーションの一覧が表示されます

ここでアンインストールした OracleAS Portalの情報を削除しますlt今回イン

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 55

ストールした Middle-Tierの OracleASインスタンス名gtltマシンのホスト名gtlt

マシンのドメイン名gt(例 「portalportal21mycompanycom」)と表記されてい

るパートナアプリケーション及び今回インストールした OracleAS

Portal(例 「Oracle Portal(portal)」)と表記されているパートナアプリケーシ

ョンの 2つについて左側の「 」アイコンをクリックして削除します

⑥ 確認画面

それぞれ次のような確認画面が表示されますので「はい」をクリックします

この作業を正確に行わないと次回以降の Middle-Tier のインストールで構成ツ

ールの実行に失敗する場合があります

12 OracleASインスタンス情報の確認

アンインストールした OracleASインスタンスの情報がOracleAS Infrastructureに

残っていないことを確認します

① Application Server Controlへのアクセス

ブラウザを起動し次の URLにアクセスしてください

httpltホスト名ドメイン名gtltポート番号gt

ltホスト名gtltドメイン名gtltポート番号gtについては OracleAS Infrastructure の

Application Server Controlにアクセスするための値を入力してくださいログイ

ンダイアログが表示されます

ユーザー名ias_admin

パスワードOracleAS Infrastructure のインストール時に指定した「ias_admin」の

パスワード(今回は「oracle10g」)

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 56

と入力してください

② 次の画面が表示されます

ここで「スタンドアロンインスタンス」項目に表示されるリンクにアンイ

ンストールした OracleAS インスタンスの名前が存在しないことを確認してくだ

さい存在していない場合はアンインストール作業は完了ですもし存在し

ている場合は次の手順に進んでください

③ Middle-Tierの OracleASインスタンス情報の手動削除

Middle-Tier のインストールを強制終了した場合などMiddle-Tier の情報が残っ

ていることがありますその場合はユーザー「oracleas」でログインし

OracleAS Infrastructure 用の適切な環境変数を設定して次のコマンドを実行し

ます $ infra_env $ $ORACLE_HOMEdcmbindcmctl destroyinstance ndashi ltOracleASインスタンス名gt

ここでlt OracleAS インスタンス名gtは削除する OracleAS インスタンス名です

以上で OracleASのMiddle-Tierのアンインストールは完了です

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 57

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ビス名は米国 Oracle Corporation の商標または登録商標ですその他の製品名及びサービス名はそれぞれの所有者の商標または登録商標の可能性があります

  • はじめに
  • 目次
    • 前提
      • インストール概要
      • インストール
        • インストール事前準備
          • ハードウェア要件の確認
          • ソフトウェア要件の確認(Red Hat Enterprise Linux21の場合)
          • ソフトウェア要件の確認(Red Hat Enterprise Linux 30の場合)
          • ソフトウェア要件の確認(MIRACLE LINUX Standard Edition V21の場合)
          • カーネルパラメータの設定
          • ホスト名の確認
          • インストールするOSユーザー作成
            • インストール作業
            • インストール後の確認
              • サービスのポート番号の確認
              • OracleAS Portalの「ようこそ」画面の確認
              • Web管理コンソールApplication Server Controlの確認
                  • サービスの起動停止
                    • インストールユーザーの環境変数の設定
                    • OracleAS Portalの起動
                    • OracleAS Portalの停止
                      • 運用上の注意
                        • PDKについて
                        • Portalスキーマのパスワードの変更
                          • アンインストール
                            • アンインストール作業

「Portal and Wireless」を選択して「次へ」をクリックします

11 「Middle-Tierインストールの手順のプレビュー」画面

インストール手順のプレビュー画面が表示されます

確認して「次へ」をクリックします

12 「インストール前の要件の確認」画面

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 25

チェックボックスをチェックし「次へ」をクリックします

13 「構成オプションの選択」画面

インストール時に実行する構成ツールを選択します

「OracleAS Portal」にチェックがついているのを確認して「次へ」をクリックし

ます

14 「Oracle Internet Directoryへの登録」画面

利用する OracleAS Infrastructureの Oracle Internet Directory(OID)にアクセスするた

めの情報を入力します

OracleAS Infrastructureの OIDが稼動しているホスト名とポート番号を入力します

今回は OracleAS Infrastructure と同じマシンにインストールしているので

「Host」には現在インストールを行っているマシンの名前を「ltホスト名gtltド

メイン名gt」形式で入力してください「Port」には「Oracle Application Server 10g

for Linux インストール手順 ~Infrastructure 編~」の「インストール後の確認」

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 26

の「サービスのポートの確認」で確認した「Oracle Internet Directory port」の値

を入力してください(デフォルトでは「3060」です)

入力が完了したら「次へ」をクリックしてください

15 「Oracle Internet Directoryに対するログインの指定」画面

OIDに管理ユーザー「cn=orcladmin」でログインするための情報を入力します

「Password」には OracleAS Infrastructureをインストールしたときに「ias_admin」

のパスワードとして指定した値を入力して「次へ」をクリックしてください

16 「OracleAS Metadata Repositoryの選択」画面

Metadata Repository がインストールされているデータベースに対する接続情報を

入力します

デフォルト値が適切なのを確認して「次へ」をクリックします

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 27

17 「インスタンス名と ias_adminパスワードの指定」画面

インストールする Oracle Application Server に一意の名前を付け管理ユーザー

「ias_admin」のパスワードを指定します

今回は「インスタンス名」に「 portal」「 ias_admin のパスワード」に

「oracle10g」と入力してくださいまた Oracle Application Server を管理する

Application Server Controlにはユーザー「ias_admin」でログインするためこ

こで指定したパスワードは必ず覚えておいてください

ユーザー「ias_admin」のパスワードに指定可能な文字列には次のような制限

があります

数字 1文字以上を含む英数字 5文字以上であること

また指定するインスタンス名には次のような制限があります

英数字(A~Za~z0~9)およびrdquo$rdquordquo_rdquoのみ使用可能

1 つのマシンに複数の OracleAS インスタンスが存在する場合は各イン

スタンス名は一意でなくてはならない

「次へ」をクリックします

18 「サマリー」画面

インストールされるコンポーネントの一覧が表示されます

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 28

内容を確認して「インストール」をクリックします

19 「インストール」画面

① インストール中

次のような画面が表示されてインストールが開始されます

② CD-ROMの交換

インストールの途中次のようなダイアログが表示されます

指示に従って CD-ROMを交換し「OK」をクリックしてください

例 umount mntcdrom

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 29

eject

インストールメディアの交換 mount mntcdrom

③ rootshの実行

次のようなダイアログが表示されます

「OK」をクリックする前にOracle Application Server をインストールするデ

ィレクトリ(今回は「optoracleproduct904portal」)に存在する「rootsh」を

rootユーザーで実行してください $ su Password optoracleproduct904portalrootsh Running OracleAS rootsh script The following environment variables are set as ORACLE_OWNER= oracleas ORACLE_HOME= optoracleproduct904portal Enter the full pathname of the local bin directory [Defaultusrlocalbin] 「ENTER」キーを押す The file dbhome already exists in usrlocalbin Overwrite it (yn) [n] y 「y」キーを押す

Copying dbhome to usrlocalbin The file oraenv already exists in usrlocalbin Overwrite it (yn) [n] y 「y」キーを押す Copying oraenv to usrlocalbin The file coraenv already exists in usrlocalbin Overwrite it (yn) [n] y 「y」キーを押す Copying coraenv to usrlocalbin Creating etcoratab file Adding entry to etcoratab file Entries will be added to the etcoratab file as needed by Database Configuration Assistant when a database is created Finished running generic part of rootsh script Now product-specific root actions will be performed

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 30

今回のように同じマシンに既に Oracle 製品がインストールされている場合は

ディレクトリ「 usrlocalbin」に存在するファイル「dbhome」「oraenv」

「coraenv」を上書きするかどうか聞かれますのですべて「y」で上書きして

ください

またインストール開始時にファイル「staticportsini」を使用してOracle HTTP

Serverや OracleAS Web Cacheが 1024未満のポート番号を使用するように指定し

た場合は次のコマンドを実行してください $ su Password cd optoracleproduct904portalApacheApachebin chown root apachectl OHSが 1024未満の chmod 6750 apachectl ポート番号を使用する場合 cd optoracleproduct904portalwebcachebin chown root webcached OracleAS Web Cacheが 1024未満の chmod 6750 webcached ポート番号を使用する場合

実行後ダイアログに戻り「OK」をクリックします

20 「Configuration Assistant」画面

次の画面のように構成ツールが自動的に実行されます

構成ツールが全て終了するのをお待ちください

21 「インストールの終了」画面

インストールが正常に終了すると「OracleAS Infrastructure 10gのインストールが

成功しました」というメッセージとOracle HTTP Server にアクセスするための

URLが表示されます

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 31

「終了」をクリックすると次のようなダイアログが表示されます

「はい」をクリックしインストーラを終了します

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 32

インストール後の確認 インストール後は全てのサービスが起動しています各サービスの画面にアクセスし

動作確認しましょう

Oracle HTTP ServerOracleAS Web Cache のポート番号と Oracle Enterprise Manager

Application Server Control のポート番号を確認しそのポート番号を使用して OracleAS

Portalと Application Server Control にアクセスします

サービスのポート番号の確認

1 ファイル「optoracleproduct904portalinstallportlistini」の確認

このファイルはインストール時に割り当てられたポート番号になります「Oracle

HTTP Server port」「Web Cache HTTP Listen port」 (この 2 つは同じ値 )と

「Application Server Control port」の値を確認してください

例 [System] Host Name = portal21mycompanycom [Ports] Oracle HTTP Server port = 80 Oracle HTTP Server Listen port = 8889 Oracle HTTP Server SSL port = 443 Oracle HTTP Server Listen (SSL) port = 4444 Oracle HTTP Server Diagnostic port = 7201 Application Server Control RMI port = 1851 Oracle Notification Server Request port = 6004 Oracle Notification Server Local port = 6101 Oracle Notification Server Remote port = 6201 Java Object Cache port = 7011 Log Loader port = 44001 DCM Java Object Cache port = 7102 Oracle Management Agent port = 1831 Application Server Control port = 1811 Oracle HTTP Server Listen port = 8889 Oracle HTTP Server Listen (SSL) port = 4444 Web Cache HTTP Listen port = 80 Web Cache HTTP Listen (SSL) port = 443 Web Cache Administration port = 4000 Web Cache Invalidation port = 4001 Web Cache Statistics port = 4002 Oracle Net Listener = 1521 Discoverer OSAgent Port = 16003 Reports Services SQLNet port = 1950 Reports Services Visigenics CORBA port = 14000

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 33

OracleAS Portalの「ようこそ」画面の確認 1 OracleAS Portalの「ようこそ」画面へのアクセス

ブラウザを起動し次の URLにアクセスしてください

httpltホスト名gtltドメイン名gtltポート番号gtplsportal

ltホスト名gtltドメイン名gtltポート番号gtについては「インストールの終了」画面

に表示される Oracle HTTP Server にアクセスするための URLまたはファイル

「 optoracleproduct904portalinstallportlistini」の「Host Name」項目および

「Oracle HTTP Server port」もしくは「Web Cache HTTP Listen port」項目の値を参

照してください

右上の「ログイン」をクリックしてください

2 OracleAS Single Sign-Onへのログイン

OracleAS Single Sign-Onのログイン画面が表示されます「

ユーザー名orcladmin

パスワードOracleAS Infrastructure のインストール時に指定した「ias_admin」の

パスワード(今回は「oracle10g」)

と入力してください

3 OracleAS Portalの管理画面へのアクセス

OracleAS Portal の管理画面が表示されます画面上方に表示されるタブをクリッ

クすることでさまざまな管理機能に切り替えて表示することができます

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 34

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 35

Web管理コンソール Application Server Controlの確認 Application Server Control はコンポーネントの起動停止や設定の変更アプリケー

ションの配布を行うためのWeb管理コンソールです

1 Application Server Controlへのアクセス

ブラウザを起動し次の URLにアクセスしてください

httpltホスト名ドメイン名gtltポート番号gt

ltホスト名gtltドメイン名gtについては「インストールの終了」画面に表示され

る Oracle HTTP Server にアクセスするための URLまたはファイル

「optoracleproduct904infrainstallportlistini」の「Host Name」項目ltポート

番号gtについては「Application Server Control port」項目の値を参照してください

ログインダイアログが表示されます

ユーザー名ias_admin

パスワードOracleAS Infrastructure のインストール時に指定した「ias_admin」の

パスワード(今回は「oracle10g」)

と入力してください

2 次のページが表示されます

ここで「スタンドアロンインスタンス」項目に表示されるリンク(ltMiddle-

Tier の OracleAS インスタンス名gtltマシンのホスト名gtltマシンのドメイン名gt

例 「portalportal21mycompanycom」)をクリックすると次の画面が表示され

ます

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 36

この画面からOracleAS Portal の各コンポーネントの起動停止や設定変更ア

プリケーションのデプロイなどの管理作業を行うことができますなお後述の

ようにコンポーネントの起動停止はコマンドラインのツール「opmnctl」か

ら行うことも可能ですまた設定の変更やアプリケーションのデプロイはコ

マンドラインのツール「dcmctl」から行うことも可能です

OracleAS Portal をインストールした直後はOracleAS Portal が提供するすべて

のサービスが起動しています

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 37

サービスの起動停止 OracleAS Portalを起動停止するための手順を紹介します

インストールユーザーの環境変数の設定 各サービスを起動停止するためにはユーザー「oracleas」でログインした後適切

な環境変数を設定する必要があります次のファイル「portal_env」は環境変数設定

の一例です export LANG=ja_JPeucJP export ORACLE_SID=asdb export ORACLE_HOME=optoracleproduct904portal export LD_LIBRARY_PATH=$ORACLE_HOMElib$LD_LIBRARY_PATH export PATH=usrbinusrlocalbinbinusrX11R6bin $ORACLE_HOMEbin$ORACLE_HOMEopmnbin$ORACLE_HOMEdcmbin $PATH export NLS_LANG=Japanese_JapanJA16EUC

「usrbin」が環境変数 PATH に含まれる最初のディレクトリとなるよう設定してくだ

さい

環境変数を設定するためには次のコマンドを実行してください $ portal_env

設定した環境変数を確認するためには次のコマンドを実行してください $ env

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 38

OracleAS Portalの起動 OracleAS Portalを起動するための手順は次の通りです

1 OracleAS Infrastructureの起動(OracleAS Infrastructureが起動していない場合)

2 ユーザー「oracleas」でログインして適切な環境変数を設定 $ portal_env

3 OracleAS Portalの提供するサービスの起動 $ $ORACLE_HOMEopmnbinopmnctl startall opmnctl starting opmn and all managed processes

4 Application Server Controlの起動 $ emctl start iasconsole TZ set to Japan Oracle Enterprise Manager 10g Application Server Control 90400 Copyright (c) 2002 2003 Oracle Corporation All rights reserved Starting Oracle 10g Application Server Control started

OracleAS Portalの起動が完了しましたOracleAS Portalの提供するすべてのサービス

が使用可能になりした

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 39

OracleAS Portalの停止

OracleAS Portalを停止するための手順は次の通りです

1 ユーザー「oracleas」でログインして適切な環境変数を設定 $ portal_env

2 Application Server Controlの停止 $ emctl stop iasconsole TZ set to Japan Oracle Enterprise Manager 10g Application Server Control 90400 Copyright (c) 2002 2003 Oracle Corporation All rights reserved Stopping Oracle 10g Application Server Control Stopped

3 OracleAS Portalの提供するサービスの停止 $ $ORACLE_HOMEopmnbinopmnctl stopall opmnctl stopping opmn and all managed processes

4 OracleAS Infrastructureの停止(OracleAS Infrastructureも停止したい場合)

OracleAS Portalの停止が完了しました

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 40

運用上の注意 インストール後に必要な注意点について記述します

PDKについて

OracleAS Portalの提供するポータルフレームワークではポータルページは「ポー

トレット」と呼ばれるモジュールによって構成されます

既存社内

システム

シングル

サインオン

検索フォーム

OTN Japan

ポートレットの開発は OracleAS Portal が提

ますがPDK(Portal Developer Kit)と呼ばれ

細かく応じたポートレットを作成すること

ルページの構築を可能にする「Web Clipp

トやその他いくつかのサンプルも含まれ

PDK を使用する場合には最新版を Ora

URL(もしくはサポートセンター)から入手し

httpotnoraclecojptechportletindexhtml

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal

ポートレッ

Excite Japan 天気予報

日経BP

BizTech News

Portal Web アプリケーション

コンテンツ管理

供するウィザードによって行うこともでき

る開発キットを用いることでニーズにきめ

もできますまた PDK には効率的なポータ

ing」や「Omni Portlet」といったポートレッ

ます

cle Technology Network Japan (OTN)の次の

てください

編~ 41

Portalスキーマのパスワードの変更

OracleAS Portal を運用するにあたってはPortal スキーマ (デフォルトでは Metadata

Repository と同一の DB インスタンスのスキーマ「portal」にPortal リポジトリが作成

されます)に SQLPlus でログインして作業を行う必要がある場合がありますPortal

スキーマのパスワードはインストール直後はランダムな値に設定されていますその値

は Oracle Internet Directory(OID)に格納されているので管理ツール Oracle Directory

Manageを使用して確認することができます

① Oracle Directory Managerの起動

まず OracleAS Infrastructure で Oracle Directory Manager を起動しますユーザー

「oracleas」でログインしOracleAS Infrastructure用の適切な環境変数を設定して

次のコマンドを実行します

$ infra_env $ $ORACLE_HOMEbinoidadmin

② ログイン画面

次のようなログイン画面が表示されます

初めて Oracle Directory Manager から OID にアクセスする際にはOID が稼動して

いるサーバのホスト名などの情報を入力する必要があります アイコンをクリ

ックしてくださいなお 2 回目移行のアクセスでは②~⑤の手順は省略されます

③ OIDの登録

編集する OIDを登録するための画面が表示されます

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 42

「追加」をクリックしてください

④ OIDの情報の入力

OIDが稼動しているホスト名とポート番号を入力する画面が表示されます

「サーバー」には OracleAS Infrastructureをインストールしたマシンの名前を「ltホ

スト名gtltドメイン名gt」形式で入力してください「ポート」には「インストール

後の確認」の「サービスのポートの確認」で確認した「Oracle Internet Directory

port」の値を入力してください(デフォルトでは「3060」です)入力が完了したら

「OK」をクリックします

⑤ OIDの選択

Oracle Directory Managerで編集する OIDを選択します

今入力したホスト名とポート番号が表示されている列を選択して反転させて「選

択」をクリックします

⑥ OIDへのログイン

ユーザー名パスワードを入力します

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 43

「ユーザー」に OID の管理ユーザーである「orcladmin」「パスワード」には

OracleAS Infrastructure のインストール中に「ias_admin」のパスワードとして指定し

た値(今回は「oracle10g」)を入力して「ログイン」をクリックしてください

⑦ Portalスキーマのパスワードの格納されているエントリ

次のような OIDの初期画面が表示されます

画面左側のナビゲータペインを次のように辿ってください

エントリ管理

gt cn=OracleContext

gt cn=Products

gt cn=IAS

gtcn=IAS Infrastructure Database

gt orclReferenceName=iasdbltInfrastructureのドメイン名gt

gt OrclResourceName=Portal

gt orclpasswordattribute

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 44

⑧ Portalスキーマのパスワードの確認

画面右側の属性「orclpasswordattribute」の値が「Portal」スキーマのパスワードを示

しています

また Portal スキーマのパスワードを変更する場合一般的な DB のスキーマのように

SQLPlusなどから直接変更してはいけませんPortalスキーマのパスワードの情報は

mod_plsql の DAD などでも保持されておりそれらに対しても同時に変更を反映する

必要がありますそのため Portal スキーマや SSO のパスワードの変更はApplication

Server Control から行いますSSO スキーマのパスワードの変更方法については

「Oracle Application Server 10g(904) for Linux x86 インストール手順 ~Infrastructure編

~」を参照してくださいPotalスキーマのパスワードの変更方法は次の通りです

① インスタンスのホームページの表示

WebブラウザでApplication Server Controlのインスタンスのホームページにアクセ

スします

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 45

「Infrastructure」タブを表示してください

② 「Infrastructure」タブの表示

「Infrastructure」タブが表示されます

ページ左下のリンク「スキーマパスワードの変更」をクリックします

③ パスワードの変更画面の表示

パスワードの変更画面が表示されます

パスワードの変更画面で「PORTAL」にチェックをつけて選択し「パスワード」

及び「パスワードの確認」項目に設定したいパスワードを入力します入力が完

了したら「OK」をクリックします

④ パスワードの変更結果の確認画面の表示

パスワードの変更結果の確認画面が表示されます

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 46

⑤ インスタンスのホームページの表示

Portalスキーマのパスワードを変更した場合Oracle HTTP Serverを再起動する必要

があります再びインスタンスのホームページにアクセスしてください

「HTTP Server」にチェックをつけて選択し「再起動」をクリックしてください

⑥ Oracle HTTP Serverの再起動

次のような確認画面が表示されます

「はい」をクリックしてください

⑦ 再起動の処理中

再起動中は次のような画面が表示されます再起動が完了するまで暫くお待ちく

ださい

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 47

⑧ 再起動の完了

再起動が完了すると次のような画面が表示されます

これで Portalスキーマのパスワード変更が完了しました

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 48

アンインストール インストールした OracleAS Portalをアンインストールする手順は次の通りです

アンインストール作業

1 コンポーネントの停止

「サービスの起動停止」の章を参照してOracleAS Portal を停止しますなお

OracleAS Infrastructureは必ず起動しておいて下さい

2 インストーラの起動

インストールユーザー「oracleas」でログインして次のコマンドを実行しOracle

Universal Installerを起動します $ mntcdromrunInstaller

3 「ようこそ」画面

「製品の削除」をクリックします

4 削除するインスタンスの指定

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 49

削除するインスタンスをチェックします

今回は「portal」をチェックして「削除」をクリックします

5 確認ダイアログ

削除するコンポーネントの詳細が表示されます

「はい」をクリックしてください

6 削除ダイアログ

次のようなダイアログで削除の進行状況が表示されます

7 削除完了ダイアログ

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 50

削除が完了すると次のようなダイアログが表示されます

「閉じる」をクリックします

8 インストーラの終了

「取消」をクリックして OUIを終了します

9 ファイルディレクトリの削除

インストーラでは削除されないファイルやディレクトリがありますので手動で

削除します

① ORACLEホームディレクトリ

rootユーザーログインして削除した Oracle Application Serverインスタンスの

ORACLE ホームディレクトリを削除します次のコマンドを実行してくだ

さい $ su Password rm ndashrf optoracleproduct904portal

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 51

② etcoratabの削除済みインスタンスのエントリ

etcoratabファイルから削除したインスタンスに関する記述を削除します $ vi etcoratab This file is used by ORACLE utilities It is created by rootsh and updated by the Database Configuration Assistant when creating a database A colon is used as the field terminator A new line terminates the entry Lines beginning with a pound sign are comments Entries are of the form $ORACLE_SID$ORACLE_HOMEltN|Ygt The first and second fields are the system identifier and home directory of the database respectively The third filed indicates to the dbstart utility that the database should Y or should not N be brought up at system boot time Multiple entries with the same $ORACLE_SID are not allowed optoracleproduct904portalN この行を削除

10 OIDから OracleASインスタンス情報を削除

OracleAS Infrastructureの Oracle Internet Directory(OID)のエントリに格納されてい

るOracleASインスタンス情報を手動で削除します

ユーザー「oracleas」で OracleAS Infrastructure用に環境変数を設定して次のコマ

ンドを実行します $ ldapdelete -h ltOIDのホスト名gt -p ltOIDのポート番号gt -D cn=orcladmin -w ltorcladminのパスワードgt -x orclApplicationCommonName=ltOracleASインスタンス名gt cn=IAS Instancescn=IAScn=Productscn=OracleContext

ここでltOID のホスト名gtltOID のポート番号gtltorcladmin のパスワードgtは

インストール時に指定した OIDに関する情報と同じです

ltOracleAS インスタンス IDgtについては「管理ツール Application Server Control

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 52

の確認」で確認したltOracleAS インスタンス名gtltマシンのホスト名gtltマシン

のドメイン名gt(例 「portalportal21mycompanycom」)となります

例 $ ldapdelete -h portal21mycompanycom -p 3060 -D cn=orcladmin -w oracle10g -x orclapplicationcommonname=portalportal21mycompanycom cn=IAS Instancescn=IAScn=Productscn=OracleContext

OID に格納されている OracleAS インスタンスの情報はここで使用したコマ

ンドラインのツール「ldapdelete」の代わりにOracle Directory Manager で確認

および変更することもできますOracle Directory Manager の起動方法について

は「Oracle Application Server 10g for Linux インストール手順 ~Infrastructure編

~」の「運用上の注意」を参照してください

「エントリ管理」項目の「 cn=OracleContex cn=Products cn=IAS cn=IAS

Instances」の下の各エントリにOracleAS Infrastructure に関連付けられた

OracleAS インスタンスの情報が格納されています各エントリの属性

「orclapplicationcommonname」にOracleAS インスタンスの名前が格納されて

いますアンインストールした OracleAS インスタンスの情報が格納されている

エントリをクリックして選択し アイコンをクリックすると削除することが

できます

11 OracleAS Single Sign-Onのパートナアプリケーション情報を削除

OracleAS Single Sign-On にパートナアプリケーションとして登録されている

OracleAS Portalの情報を手動で削除します

① OracleAS Single Sign-Onへのアクセス

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 53

ブラウザを起動し次の URLにアクセスしてください

httpltホスト名ドメイン名gtltポート番号gtplsorasso

ltホスト名gtltドメイン名gtについてはOracleAS Infrastructure の Oracle HTTP

Server にアクセスするための値となります次のような画面が表示されます

画面右上の「ログイン」をクリックしてください

② OracleAS Single Sign-Onへのログイン

次のような OracleAS Single Sign-Onのログイン画面が表示されます

ユーザー名orcladmin

パスワード OracleAS Infrastructure のインストール時に指定した

「ias_admin」のパスワード(今回は「oracle10g」)

と入力してください ③ OracleAS Single Sign-Onのトップページ

OracleAS Single Sign-Onのトップページが表示されます

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 54

画面上方の「SSO Server管理」をクリックしてください

④ OracleAS Single Sign-Onの管理画面

3つの管理項目が表示されます

中央の「パートナアプリケーションの管理」をクリックしてください

⑤ パートナアプリケーションの管理

パートナアプリケーションの一覧が表示されます

ここでアンインストールした OracleAS Portalの情報を削除しますlt今回イン

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 55

ストールした Middle-Tierの OracleASインスタンス名gtltマシンのホスト名gtlt

マシンのドメイン名gt(例 「portalportal21mycompanycom」)と表記されてい

るパートナアプリケーション及び今回インストールした OracleAS

Portal(例 「Oracle Portal(portal)」)と表記されているパートナアプリケーシ

ョンの 2つについて左側の「 」アイコンをクリックして削除します

⑥ 確認画面

それぞれ次のような確認画面が表示されますので「はい」をクリックします

この作業を正確に行わないと次回以降の Middle-Tier のインストールで構成ツ

ールの実行に失敗する場合があります

12 OracleASインスタンス情報の確認

アンインストールした OracleASインスタンスの情報がOracleAS Infrastructureに

残っていないことを確認します

① Application Server Controlへのアクセス

ブラウザを起動し次の URLにアクセスしてください

httpltホスト名ドメイン名gtltポート番号gt

ltホスト名gtltドメイン名gtltポート番号gtについては OracleAS Infrastructure の

Application Server Controlにアクセスするための値を入力してくださいログイ

ンダイアログが表示されます

ユーザー名ias_admin

パスワードOracleAS Infrastructure のインストール時に指定した「ias_admin」の

パスワード(今回は「oracle10g」)

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 56

と入力してください

② 次の画面が表示されます

ここで「スタンドアロンインスタンス」項目に表示されるリンクにアンイ

ンストールした OracleAS インスタンスの名前が存在しないことを確認してくだ

さい存在していない場合はアンインストール作業は完了ですもし存在し

ている場合は次の手順に進んでください

③ Middle-Tierの OracleASインスタンス情報の手動削除

Middle-Tier のインストールを強制終了した場合などMiddle-Tier の情報が残っ

ていることがありますその場合はユーザー「oracleas」でログインし

OracleAS Infrastructure 用の適切な環境変数を設定して次のコマンドを実行し

ます $ infra_env $ $ORACLE_HOMEdcmbindcmctl destroyinstance ndashi ltOracleASインスタンス名gt

ここでlt OracleAS インスタンス名gtは削除する OracleAS インスタンス名です

以上で OracleASのMiddle-Tierのアンインストールは完了です

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 57

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ビス名は米国 Oracle Corporation の商標または登録商標ですその他の製品名及びサービス名はそれぞれの所有者の商標または登録商標の可能性があります

  • はじめに
  • 目次
    • 前提
      • インストール概要
      • インストール
        • インストール事前準備
          • ハードウェア要件の確認
          • ソフトウェア要件の確認(Red Hat Enterprise Linux21の場合)
          • ソフトウェア要件の確認(Red Hat Enterprise Linux 30の場合)
          • ソフトウェア要件の確認(MIRACLE LINUX Standard Edition V21の場合)
          • カーネルパラメータの設定
          • ホスト名の確認
          • インストールするOSユーザー作成
            • インストール作業
            • インストール後の確認
              • サービスのポート番号の確認
              • OracleAS Portalの「ようこそ」画面の確認
              • Web管理コンソールApplication Server Controlの確認
                  • サービスの起動停止
                    • インストールユーザーの環境変数の設定
                    • OracleAS Portalの起動
                    • OracleAS Portalの停止
                      • 運用上の注意
                        • PDKについて
                        • Portalスキーマのパスワードの変更
                          • アンインストール
                            • アンインストール作業

チェックボックスをチェックし「次へ」をクリックします

13 「構成オプションの選択」画面

インストール時に実行する構成ツールを選択します

「OracleAS Portal」にチェックがついているのを確認して「次へ」をクリックし

ます

14 「Oracle Internet Directoryへの登録」画面

利用する OracleAS Infrastructureの Oracle Internet Directory(OID)にアクセスするた

めの情報を入力します

OracleAS Infrastructureの OIDが稼動しているホスト名とポート番号を入力します

今回は OracleAS Infrastructure と同じマシンにインストールしているので

「Host」には現在インストールを行っているマシンの名前を「ltホスト名gtltド

メイン名gt」形式で入力してください「Port」には「Oracle Application Server 10g

for Linux インストール手順 ~Infrastructure 編~」の「インストール後の確認」

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 26

の「サービスのポートの確認」で確認した「Oracle Internet Directory port」の値

を入力してください(デフォルトでは「3060」です)

入力が完了したら「次へ」をクリックしてください

15 「Oracle Internet Directoryに対するログインの指定」画面

OIDに管理ユーザー「cn=orcladmin」でログインするための情報を入力します

「Password」には OracleAS Infrastructureをインストールしたときに「ias_admin」

のパスワードとして指定した値を入力して「次へ」をクリックしてください

16 「OracleAS Metadata Repositoryの選択」画面

Metadata Repository がインストールされているデータベースに対する接続情報を

入力します

デフォルト値が適切なのを確認して「次へ」をクリックします

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 27

17 「インスタンス名と ias_adminパスワードの指定」画面

インストールする Oracle Application Server に一意の名前を付け管理ユーザー

「ias_admin」のパスワードを指定します

今回は「インスタンス名」に「 portal」「 ias_admin のパスワード」に

「oracle10g」と入力してくださいまた Oracle Application Server を管理する

Application Server Controlにはユーザー「ias_admin」でログインするためこ

こで指定したパスワードは必ず覚えておいてください

ユーザー「ias_admin」のパスワードに指定可能な文字列には次のような制限

があります

数字 1文字以上を含む英数字 5文字以上であること

また指定するインスタンス名には次のような制限があります

英数字(A~Za~z0~9)およびrdquo$rdquordquo_rdquoのみ使用可能

1 つのマシンに複数の OracleAS インスタンスが存在する場合は各イン

スタンス名は一意でなくてはならない

「次へ」をクリックします

18 「サマリー」画面

インストールされるコンポーネントの一覧が表示されます

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 28

内容を確認して「インストール」をクリックします

19 「インストール」画面

① インストール中

次のような画面が表示されてインストールが開始されます

② CD-ROMの交換

インストールの途中次のようなダイアログが表示されます

指示に従って CD-ROMを交換し「OK」をクリックしてください

例 umount mntcdrom

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 29

eject

インストールメディアの交換 mount mntcdrom

③ rootshの実行

次のようなダイアログが表示されます

「OK」をクリックする前にOracle Application Server をインストールするデ

ィレクトリ(今回は「optoracleproduct904portal」)に存在する「rootsh」を

rootユーザーで実行してください $ su Password optoracleproduct904portalrootsh Running OracleAS rootsh script The following environment variables are set as ORACLE_OWNER= oracleas ORACLE_HOME= optoracleproduct904portal Enter the full pathname of the local bin directory [Defaultusrlocalbin] 「ENTER」キーを押す The file dbhome already exists in usrlocalbin Overwrite it (yn) [n] y 「y」キーを押す

Copying dbhome to usrlocalbin The file oraenv already exists in usrlocalbin Overwrite it (yn) [n] y 「y」キーを押す Copying oraenv to usrlocalbin The file coraenv already exists in usrlocalbin Overwrite it (yn) [n] y 「y」キーを押す Copying coraenv to usrlocalbin Creating etcoratab file Adding entry to etcoratab file Entries will be added to the etcoratab file as needed by Database Configuration Assistant when a database is created Finished running generic part of rootsh script Now product-specific root actions will be performed

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 30

今回のように同じマシンに既に Oracle 製品がインストールされている場合は

ディレクトリ「 usrlocalbin」に存在するファイル「dbhome」「oraenv」

「coraenv」を上書きするかどうか聞かれますのですべて「y」で上書きして

ください

またインストール開始時にファイル「staticportsini」を使用してOracle HTTP

Serverや OracleAS Web Cacheが 1024未満のポート番号を使用するように指定し

た場合は次のコマンドを実行してください $ su Password cd optoracleproduct904portalApacheApachebin chown root apachectl OHSが 1024未満の chmod 6750 apachectl ポート番号を使用する場合 cd optoracleproduct904portalwebcachebin chown root webcached OracleAS Web Cacheが 1024未満の chmod 6750 webcached ポート番号を使用する場合

実行後ダイアログに戻り「OK」をクリックします

20 「Configuration Assistant」画面

次の画面のように構成ツールが自動的に実行されます

構成ツールが全て終了するのをお待ちください

21 「インストールの終了」画面

インストールが正常に終了すると「OracleAS Infrastructure 10gのインストールが

成功しました」というメッセージとOracle HTTP Server にアクセスするための

URLが表示されます

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 31

「終了」をクリックすると次のようなダイアログが表示されます

「はい」をクリックしインストーラを終了します

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 32

インストール後の確認 インストール後は全てのサービスが起動しています各サービスの画面にアクセスし

動作確認しましょう

Oracle HTTP ServerOracleAS Web Cache のポート番号と Oracle Enterprise Manager

Application Server Control のポート番号を確認しそのポート番号を使用して OracleAS

Portalと Application Server Control にアクセスします

サービスのポート番号の確認

1 ファイル「optoracleproduct904portalinstallportlistini」の確認

このファイルはインストール時に割り当てられたポート番号になります「Oracle

HTTP Server port」「Web Cache HTTP Listen port」 (この 2 つは同じ値 )と

「Application Server Control port」の値を確認してください

例 [System] Host Name = portal21mycompanycom [Ports] Oracle HTTP Server port = 80 Oracle HTTP Server Listen port = 8889 Oracle HTTP Server SSL port = 443 Oracle HTTP Server Listen (SSL) port = 4444 Oracle HTTP Server Diagnostic port = 7201 Application Server Control RMI port = 1851 Oracle Notification Server Request port = 6004 Oracle Notification Server Local port = 6101 Oracle Notification Server Remote port = 6201 Java Object Cache port = 7011 Log Loader port = 44001 DCM Java Object Cache port = 7102 Oracle Management Agent port = 1831 Application Server Control port = 1811 Oracle HTTP Server Listen port = 8889 Oracle HTTP Server Listen (SSL) port = 4444 Web Cache HTTP Listen port = 80 Web Cache HTTP Listen (SSL) port = 443 Web Cache Administration port = 4000 Web Cache Invalidation port = 4001 Web Cache Statistics port = 4002 Oracle Net Listener = 1521 Discoverer OSAgent Port = 16003 Reports Services SQLNet port = 1950 Reports Services Visigenics CORBA port = 14000

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 33

OracleAS Portalの「ようこそ」画面の確認 1 OracleAS Portalの「ようこそ」画面へのアクセス

ブラウザを起動し次の URLにアクセスしてください

httpltホスト名gtltドメイン名gtltポート番号gtplsportal

ltホスト名gtltドメイン名gtltポート番号gtについては「インストールの終了」画面

に表示される Oracle HTTP Server にアクセスするための URLまたはファイル

「 optoracleproduct904portalinstallportlistini」の「Host Name」項目および

「Oracle HTTP Server port」もしくは「Web Cache HTTP Listen port」項目の値を参

照してください

右上の「ログイン」をクリックしてください

2 OracleAS Single Sign-Onへのログイン

OracleAS Single Sign-Onのログイン画面が表示されます「

ユーザー名orcladmin

パスワードOracleAS Infrastructure のインストール時に指定した「ias_admin」の

パスワード(今回は「oracle10g」)

と入力してください

3 OracleAS Portalの管理画面へのアクセス

OracleAS Portal の管理画面が表示されます画面上方に表示されるタブをクリッ

クすることでさまざまな管理機能に切り替えて表示することができます

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 34

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 35

Web管理コンソール Application Server Controlの確認 Application Server Control はコンポーネントの起動停止や設定の変更アプリケー

ションの配布を行うためのWeb管理コンソールです

1 Application Server Controlへのアクセス

ブラウザを起動し次の URLにアクセスしてください

httpltホスト名ドメイン名gtltポート番号gt

ltホスト名gtltドメイン名gtについては「インストールの終了」画面に表示され

る Oracle HTTP Server にアクセスするための URLまたはファイル

「optoracleproduct904infrainstallportlistini」の「Host Name」項目ltポート

番号gtについては「Application Server Control port」項目の値を参照してください

ログインダイアログが表示されます

ユーザー名ias_admin

パスワードOracleAS Infrastructure のインストール時に指定した「ias_admin」の

パスワード(今回は「oracle10g」)

と入力してください

2 次のページが表示されます

ここで「スタンドアロンインスタンス」項目に表示されるリンク(ltMiddle-

Tier の OracleAS インスタンス名gtltマシンのホスト名gtltマシンのドメイン名gt

例 「portalportal21mycompanycom」)をクリックすると次の画面が表示され

ます

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 36

この画面からOracleAS Portal の各コンポーネントの起動停止や設定変更ア

プリケーションのデプロイなどの管理作業を行うことができますなお後述の

ようにコンポーネントの起動停止はコマンドラインのツール「opmnctl」か

ら行うことも可能ですまた設定の変更やアプリケーションのデプロイはコ

マンドラインのツール「dcmctl」から行うことも可能です

OracleAS Portal をインストールした直後はOracleAS Portal が提供するすべて

のサービスが起動しています

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 37

サービスの起動停止 OracleAS Portalを起動停止するための手順を紹介します

インストールユーザーの環境変数の設定 各サービスを起動停止するためにはユーザー「oracleas」でログインした後適切

な環境変数を設定する必要があります次のファイル「portal_env」は環境変数設定

の一例です export LANG=ja_JPeucJP export ORACLE_SID=asdb export ORACLE_HOME=optoracleproduct904portal export LD_LIBRARY_PATH=$ORACLE_HOMElib$LD_LIBRARY_PATH export PATH=usrbinusrlocalbinbinusrX11R6bin $ORACLE_HOMEbin$ORACLE_HOMEopmnbin$ORACLE_HOMEdcmbin $PATH export NLS_LANG=Japanese_JapanJA16EUC

「usrbin」が環境変数 PATH に含まれる最初のディレクトリとなるよう設定してくだ

さい

環境変数を設定するためには次のコマンドを実行してください $ portal_env

設定した環境変数を確認するためには次のコマンドを実行してください $ env

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 38

OracleAS Portalの起動 OracleAS Portalを起動するための手順は次の通りです

1 OracleAS Infrastructureの起動(OracleAS Infrastructureが起動していない場合)

2 ユーザー「oracleas」でログインして適切な環境変数を設定 $ portal_env

3 OracleAS Portalの提供するサービスの起動 $ $ORACLE_HOMEopmnbinopmnctl startall opmnctl starting opmn and all managed processes

4 Application Server Controlの起動 $ emctl start iasconsole TZ set to Japan Oracle Enterprise Manager 10g Application Server Control 90400 Copyright (c) 2002 2003 Oracle Corporation All rights reserved Starting Oracle 10g Application Server Control started

OracleAS Portalの起動が完了しましたOracleAS Portalの提供するすべてのサービス

が使用可能になりした

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 39

OracleAS Portalの停止

OracleAS Portalを停止するための手順は次の通りです

1 ユーザー「oracleas」でログインして適切な環境変数を設定 $ portal_env

2 Application Server Controlの停止 $ emctl stop iasconsole TZ set to Japan Oracle Enterprise Manager 10g Application Server Control 90400 Copyright (c) 2002 2003 Oracle Corporation All rights reserved Stopping Oracle 10g Application Server Control Stopped

3 OracleAS Portalの提供するサービスの停止 $ $ORACLE_HOMEopmnbinopmnctl stopall opmnctl stopping opmn and all managed processes

4 OracleAS Infrastructureの停止(OracleAS Infrastructureも停止したい場合)

OracleAS Portalの停止が完了しました

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 40

運用上の注意 インストール後に必要な注意点について記述します

PDKについて

OracleAS Portalの提供するポータルフレームワークではポータルページは「ポー

トレット」と呼ばれるモジュールによって構成されます

既存社内

システム

シングル

サインオン

検索フォーム

OTN Japan

ポートレットの開発は OracleAS Portal が提

ますがPDK(Portal Developer Kit)と呼ばれ

細かく応じたポートレットを作成すること

ルページの構築を可能にする「Web Clipp

トやその他いくつかのサンプルも含まれ

PDK を使用する場合には最新版を Ora

URL(もしくはサポートセンター)から入手し

httpotnoraclecojptechportletindexhtml

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal

ポートレッ

Excite Japan 天気予報

日経BP

BizTech News

Portal Web アプリケーション

コンテンツ管理

供するウィザードによって行うこともでき

る開発キットを用いることでニーズにきめ

もできますまた PDK には効率的なポータ

ing」や「Omni Portlet」といったポートレッ

ます

cle Technology Network Japan (OTN)の次の

てください

編~ 41

Portalスキーマのパスワードの変更

OracleAS Portal を運用するにあたってはPortal スキーマ (デフォルトでは Metadata

Repository と同一の DB インスタンスのスキーマ「portal」にPortal リポジトリが作成

されます)に SQLPlus でログインして作業を行う必要がある場合がありますPortal

スキーマのパスワードはインストール直後はランダムな値に設定されていますその値

は Oracle Internet Directory(OID)に格納されているので管理ツール Oracle Directory

Manageを使用して確認することができます

① Oracle Directory Managerの起動

まず OracleAS Infrastructure で Oracle Directory Manager を起動しますユーザー

「oracleas」でログインしOracleAS Infrastructure用の適切な環境変数を設定して

次のコマンドを実行します

$ infra_env $ $ORACLE_HOMEbinoidadmin

② ログイン画面

次のようなログイン画面が表示されます

初めて Oracle Directory Manager から OID にアクセスする際にはOID が稼動して

いるサーバのホスト名などの情報を入力する必要があります アイコンをクリ

ックしてくださいなお 2 回目移行のアクセスでは②~⑤の手順は省略されます

③ OIDの登録

編集する OIDを登録するための画面が表示されます

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 42

「追加」をクリックしてください

④ OIDの情報の入力

OIDが稼動しているホスト名とポート番号を入力する画面が表示されます

「サーバー」には OracleAS Infrastructureをインストールしたマシンの名前を「ltホ

スト名gtltドメイン名gt」形式で入力してください「ポート」には「インストール

後の確認」の「サービスのポートの確認」で確認した「Oracle Internet Directory

port」の値を入力してください(デフォルトでは「3060」です)入力が完了したら

「OK」をクリックします

⑤ OIDの選択

Oracle Directory Managerで編集する OIDを選択します

今入力したホスト名とポート番号が表示されている列を選択して反転させて「選

択」をクリックします

⑥ OIDへのログイン

ユーザー名パスワードを入力します

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 43

「ユーザー」に OID の管理ユーザーである「orcladmin」「パスワード」には

OracleAS Infrastructure のインストール中に「ias_admin」のパスワードとして指定し

た値(今回は「oracle10g」)を入力して「ログイン」をクリックしてください

⑦ Portalスキーマのパスワードの格納されているエントリ

次のような OIDの初期画面が表示されます

画面左側のナビゲータペインを次のように辿ってください

エントリ管理

gt cn=OracleContext

gt cn=Products

gt cn=IAS

gtcn=IAS Infrastructure Database

gt orclReferenceName=iasdbltInfrastructureのドメイン名gt

gt OrclResourceName=Portal

gt orclpasswordattribute

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 44

⑧ Portalスキーマのパスワードの確認

画面右側の属性「orclpasswordattribute」の値が「Portal」スキーマのパスワードを示

しています

また Portal スキーマのパスワードを変更する場合一般的な DB のスキーマのように

SQLPlusなどから直接変更してはいけませんPortalスキーマのパスワードの情報は

mod_plsql の DAD などでも保持されておりそれらに対しても同時に変更を反映する

必要がありますそのため Portal スキーマや SSO のパスワードの変更はApplication

Server Control から行いますSSO スキーマのパスワードの変更方法については

「Oracle Application Server 10g(904) for Linux x86 インストール手順 ~Infrastructure編

~」を参照してくださいPotalスキーマのパスワードの変更方法は次の通りです

① インスタンスのホームページの表示

WebブラウザでApplication Server Controlのインスタンスのホームページにアクセ

スします

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 45

「Infrastructure」タブを表示してください

② 「Infrastructure」タブの表示

「Infrastructure」タブが表示されます

ページ左下のリンク「スキーマパスワードの変更」をクリックします

③ パスワードの変更画面の表示

パスワードの変更画面が表示されます

パスワードの変更画面で「PORTAL」にチェックをつけて選択し「パスワード」

及び「パスワードの確認」項目に設定したいパスワードを入力します入力が完

了したら「OK」をクリックします

④ パスワードの変更結果の確認画面の表示

パスワードの変更結果の確認画面が表示されます

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 46

⑤ インスタンスのホームページの表示

Portalスキーマのパスワードを変更した場合Oracle HTTP Serverを再起動する必要

があります再びインスタンスのホームページにアクセスしてください

「HTTP Server」にチェックをつけて選択し「再起動」をクリックしてください

⑥ Oracle HTTP Serverの再起動

次のような確認画面が表示されます

「はい」をクリックしてください

⑦ 再起動の処理中

再起動中は次のような画面が表示されます再起動が完了するまで暫くお待ちく

ださい

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 47

⑧ 再起動の完了

再起動が完了すると次のような画面が表示されます

これで Portalスキーマのパスワード変更が完了しました

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 48

アンインストール インストールした OracleAS Portalをアンインストールする手順は次の通りです

アンインストール作業

1 コンポーネントの停止

「サービスの起動停止」の章を参照してOracleAS Portal を停止しますなお

OracleAS Infrastructureは必ず起動しておいて下さい

2 インストーラの起動

インストールユーザー「oracleas」でログインして次のコマンドを実行しOracle

Universal Installerを起動します $ mntcdromrunInstaller

3 「ようこそ」画面

「製品の削除」をクリックします

4 削除するインスタンスの指定

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 49

削除するインスタンスをチェックします

今回は「portal」をチェックして「削除」をクリックします

5 確認ダイアログ

削除するコンポーネントの詳細が表示されます

「はい」をクリックしてください

6 削除ダイアログ

次のようなダイアログで削除の進行状況が表示されます

7 削除完了ダイアログ

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 50

削除が完了すると次のようなダイアログが表示されます

「閉じる」をクリックします

8 インストーラの終了

「取消」をクリックして OUIを終了します

9 ファイルディレクトリの削除

インストーラでは削除されないファイルやディレクトリがありますので手動で

削除します

① ORACLEホームディレクトリ

rootユーザーログインして削除した Oracle Application Serverインスタンスの

ORACLE ホームディレクトリを削除します次のコマンドを実行してくだ

さい $ su Password rm ndashrf optoracleproduct904portal

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 51

② etcoratabの削除済みインスタンスのエントリ

etcoratabファイルから削除したインスタンスに関する記述を削除します $ vi etcoratab This file is used by ORACLE utilities It is created by rootsh and updated by the Database Configuration Assistant when creating a database A colon is used as the field terminator A new line terminates the entry Lines beginning with a pound sign are comments Entries are of the form $ORACLE_SID$ORACLE_HOMEltN|Ygt The first and second fields are the system identifier and home directory of the database respectively The third filed indicates to the dbstart utility that the database should Y or should not N be brought up at system boot time Multiple entries with the same $ORACLE_SID are not allowed optoracleproduct904portalN この行を削除

10 OIDから OracleASインスタンス情報を削除

OracleAS Infrastructureの Oracle Internet Directory(OID)のエントリに格納されてい

るOracleASインスタンス情報を手動で削除します

ユーザー「oracleas」で OracleAS Infrastructure用に環境変数を設定して次のコマ

ンドを実行します $ ldapdelete -h ltOIDのホスト名gt -p ltOIDのポート番号gt -D cn=orcladmin -w ltorcladminのパスワードgt -x orclApplicationCommonName=ltOracleASインスタンス名gt cn=IAS Instancescn=IAScn=Productscn=OracleContext

ここでltOID のホスト名gtltOID のポート番号gtltorcladmin のパスワードgtは

インストール時に指定した OIDに関する情報と同じです

ltOracleAS インスタンス IDgtについては「管理ツール Application Server Control

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 52

の確認」で確認したltOracleAS インスタンス名gtltマシンのホスト名gtltマシン

のドメイン名gt(例 「portalportal21mycompanycom」)となります

例 $ ldapdelete -h portal21mycompanycom -p 3060 -D cn=orcladmin -w oracle10g -x orclapplicationcommonname=portalportal21mycompanycom cn=IAS Instancescn=IAScn=Productscn=OracleContext

OID に格納されている OracleAS インスタンスの情報はここで使用したコマ

ンドラインのツール「ldapdelete」の代わりにOracle Directory Manager で確認

および変更することもできますOracle Directory Manager の起動方法について

は「Oracle Application Server 10g for Linux インストール手順 ~Infrastructure編

~」の「運用上の注意」を参照してください

「エントリ管理」項目の「 cn=OracleContex cn=Products cn=IAS cn=IAS

Instances」の下の各エントリにOracleAS Infrastructure に関連付けられた

OracleAS インスタンスの情報が格納されています各エントリの属性

「orclapplicationcommonname」にOracleAS インスタンスの名前が格納されて

いますアンインストールした OracleAS インスタンスの情報が格納されている

エントリをクリックして選択し アイコンをクリックすると削除することが

できます

11 OracleAS Single Sign-Onのパートナアプリケーション情報を削除

OracleAS Single Sign-On にパートナアプリケーションとして登録されている

OracleAS Portalの情報を手動で削除します

① OracleAS Single Sign-Onへのアクセス

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 53

ブラウザを起動し次の URLにアクセスしてください

httpltホスト名ドメイン名gtltポート番号gtplsorasso

ltホスト名gtltドメイン名gtについてはOracleAS Infrastructure の Oracle HTTP

Server にアクセスするための値となります次のような画面が表示されます

画面右上の「ログイン」をクリックしてください

② OracleAS Single Sign-Onへのログイン

次のような OracleAS Single Sign-Onのログイン画面が表示されます

ユーザー名orcladmin

パスワード OracleAS Infrastructure のインストール時に指定した

「ias_admin」のパスワード(今回は「oracle10g」)

と入力してください ③ OracleAS Single Sign-Onのトップページ

OracleAS Single Sign-Onのトップページが表示されます

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 54

画面上方の「SSO Server管理」をクリックしてください

④ OracleAS Single Sign-Onの管理画面

3つの管理項目が表示されます

中央の「パートナアプリケーションの管理」をクリックしてください

⑤ パートナアプリケーションの管理

パートナアプリケーションの一覧が表示されます

ここでアンインストールした OracleAS Portalの情報を削除しますlt今回イン

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 55

ストールした Middle-Tierの OracleASインスタンス名gtltマシンのホスト名gtlt

マシンのドメイン名gt(例 「portalportal21mycompanycom」)と表記されてい

るパートナアプリケーション及び今回インストールした OracleAS

Portal(例 「Oracle Portal(portal)」)と表記されているパートナアプリケーシ

ョンの 2つについて左側の「 」アイコンをクリックして削除します

⑥ 確認画面

それぞれ次のような確認画面が表示されますので「はい」をクリックします

この作業を正確に行わないと次回以降の Middle-Tier のインストールで構成ツ

ールの実行に失敗する場合があります

12 OracleASインスタンス情報の確認

アンインストールした OracleASインスタンスの情報がOracleAS Infrastructureに

残っていないことを確認します

① Application Server Controlへのアクセス

ブラウザを起動し次の URLにアクセスしてください

httpltホスト名ドメイン名gtltポート番号gt

ltホスト名gtltドメイン名gtltポート番号gtについては OracleAS Infrastructure の

Application Server Controlにアクセスするための値を入力してくださいログイ

ンダイアログが表示されます

ユーザー名ias_admin

パスワードOracleAS Infrastructure のインストール時に指定した「ias_admin」の

パスワード(今回は「oracle10g」)

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 56

と入力してください

② 次の画面が表示されます

ここで「スタンドアロンインスタンス」項目に表示されるリンクにアンイ

ンストールした OracleAS インスタンスの名前が存在しないことを確認してくだ

さい存在していない場合はアンインストール作業は完了ですもし存在し

ている場合は次の手順に進んでください

③ Middle-Tierの OracleASインスタンス情報の手動削除

Middle-Tier のインストールを強制終了した場合などMiddle-Tier の情報が残っ

ていることがありますその場合はユーザー「oracleas」でログインし

OracleAS Infrastructure 用の適切な環境変数を設定して次のコマンドを実行し

ます $ infra_env $ $ORACLE_HOMEdcmbindcmctl destroyinstance ndashi ltOracleASインスタンス名gt

ここでlt OracleAS インスタンス名gtは削除する OracleAS インスタンス名です

以上で OracleASのMiddle-Tierのアンインストールは完了です

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 57

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ビス名は米国 Oracle Corporation の商標または登録商標ですその他の製品名及びサービス名はそれぞれの所有者の商標または登録商標の可能性があります

  • はじめに
  • 目次
    • 前提
      • インストール概要
      • インストール
        • インストール事前準備
          • ハードウェア要件の確認
          • ソフトウェア要件の確認(Red Hat Enterprise Linux21の場合)
          • ソフトウェア要件の確認(Red Hat Enterprise Linux 30の場合)
          • ソフトウェア要件の確認(MIRACLE LINUX Standard Edition V21の場合)
          • カーネルパラメータの設定
          • ホスト名の確認
          • インストールするOSユーザー作成
            • インストール作業
            • インストール後の確認
              • サービスのポート番号の確認
              • OracleAS Portalの「ようこそ」画面の確認
              • Web管理コンソールApplication Server Controlの確認
                  • サービスの起動停止
                    • インストールユーザーの環境変数の設定
                    • OracleAS Portalの起動
                    • OracleAS Portalの停止
                      • 運用上の注意
                        • PDKについて
                        • Portalスキーマのパスワードの変更
                          • アンインストール
                            • アンインストール作業

の「サービスのポートの確認」で確認した「Oracle Internet Directory port」の値

を入力してください(デフォルトでは「3060」です)

入力が完了したら「次へ」をクリックしてください

15 「Oracle Internet Directoryに対するログインの指定」画面

OIDに管理ユーザー「cn=orcladmin」でログインするための情報を入力します

「Password」には OracleAS Infrastructureをインストールしたときに「ias_admin」

のパスワードとして指定した値を入力して「次へ」をクリックしてください

16 「OracleAS Metadata Repositoryの選択」画面

Metadata Repository がインストールされているデータベースに対する接続情報を

入力します

デフォルト値が適切なのを確認して「次へ」をクリックします

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 27

17 「インスタンス名と ias_adminパスワードの指定」画面

インストールする Oracle Application Server に一意の名前を付け管理ユーザー

「ias_admin」のパスワードを指定します

今回は「インスタンス名」に「 portal」「 ias_admin のパスワード」に

「oracle10g」と入力してくださいまた Oracle Application Server を管理する

Application Server Controlにはユーザー「ias_admin」でログインするためこ

こで指定したパスワードは必ず覚えておいてください

ユーザー「ias_admin」のパスワードに指定可能な文字列には次のような制限

があります

数字 1文字以上を含む英数字 5文字以上であること

また指定するインスタンス名には次のような制限があります

英数字(A~Za~z0~9)およびrdquo$rdquordquo_rdquoのみ使用可能

1 つのマシンに複数の OracleAS インスタンスが存在する場合は各イン

スタンス名は一意でなくてはならない

「次へ」をクリックします

18 「サマリー」画面

インストールされるコンポーネントの一覧が表示されます

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 28

内容を確認して「インストール」をクリックします

19 「インストール」画面

① インストール中

次のような画面が表示されてインストールが開始されます

② CD-ROMの交換

インストールの途中次のようなダイアログが表示されます

指示に従って CD-ROMを交換し「OK」をクリックしてください

例 umount mntcdrom

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 29

eject

インストールメディアの交換 mount mntcdrom

③ rootshの実行

次のようなダイアログが表示されます

「OK」をクリックする前にOracle Application Server をインストールするデ

ィレクトリ(今回は「optoracleproduct904portal」)に存在する「rootsh」を

rootユーザーで実行してください $ su Password optoracleproduct904portalrootsh Running OracleAS rootsh script The following environment variables are set as ORACLE_OWNER= oracleas ORACLE_HOME= optoracleproduct904portal Enter the full pathname of the local bin directory [Defaultusrlocalbin] 「ENTER」キーを押す The file dbhome already exists in usrlocalbin Overwrite it (yn) [n] y 「y」キーを押す

Copying dbhome to usrlocalbin The file oraenv already exists in usrlocalbin Overwrite it (yn) [n] y 「y」キーを押す Copying oraenv to usrlocalbin The file coraenv already exists in usrlocalbin Overwrite it (yn) [n] y 「y」キーを押す Copying coraenv to usrlocalbin Creating etcoratab file Adding entry to etcoratab file Entries will be added to the etcoratab file as needed by Database Configuration Assistant when a database is created Finished running generic part of rootsh script Now product-specific root actions will be performed

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 30

今回のように同じマシンに既に Oracle 製品がインストールされている場合は

ディレクトリ「 usrlocalbin」に存在するファイル「dbhome」「oraenv」

「coraenv」を上書きするかどうか聞かれますのですべて「y」で上書きして

ください

またインストール開始時にファイル「staticportsini」を使用してOracle HTTP

Serverや OracleAS Web Cacheが 1024未満のポート番号を使用するように指定し

た場合は次のコマンドを実行してください $ su Password cd optoracleproduct904portalApacheApachebin chown root apachectl OHSが 1024未満の chmod 6750 apachectl ポート番号を使用する場合 cd optoracleproduct904portalwebcachebin chown root webcached OracleAS Web Cacheが 1024未満の chmod 6750 webcached ポート番号を使用する場合

実行後ダイアログに戻り「OK」をクリックします

20 「Configuration Assistant」画面

次の画面のように構成ツールが自動的に実行されます

構成ツールが全て終了するのをお待ちください

21 「インストールの終了」画面

インストールが正常に終了すると「OracleAS Infrastructure 10gのインストールが

成功しました」というメッセージとOracle HTTP Server にアクセスするための

URLが表示されます

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 31

「終了」をクリックすると次のようなダイアログが表示されます

「はい」をクリックしインストーラを終了します

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 32

インストール後の確認 インストール後は全てのサービスが起動しています各サービスの画面にアクセスし

動作確認しましょう

Oracle HTTP ServerOracleAS Web Cache のポート番号と Oracle Enterprise Manager

Application Server Control のポート番号を確認しそのポート番号を使用して OracleAS

Portalと Application Server Control にアクセスします

サービスのポート番号の確認

1 ファイル「optoracleproduct904portalinstallportlistini」の確認

このファイルはインストール時に割り当てられたポート番号になります「Oracle

HTTP Server port」「Web Cache HTTP Listen port」 (この 2 つは同じ値 )と

「Application Server Control port」の値を確認してください

例 [System] Host Name = portal21mycompanycom [Ports] Oracle HTTP Server port = 80 Oracle HTTP Server Listen port = 8889 Oracle HTTP Server SSL port = 443 Oracle HTTP Server Listen (SSL) port = 4444 Oracle HTTP Server Diagnostic port = 7201 Application Server Control RMI port = 1851 Oracle Notification Server Request port = 6004 Oracle Notification Server Local port = 6101 Oracle Notification Server Remote port = 6201 Java Object Cache port = 7011 Log Loader port = 44001 DCM Java Object Cache port = 7102 Oracle Management Agent port = 1831 Application Server Control port = 1811 Oracle HTTP Server Listen port = 8889 Oracle HTTP Server Listen (SSL) port = 4444 Web Cache HTTP Listen port = 80 Web Cache HTTP Listen (SSL) port = 443 Web Cache Administration port = 4000 Web Cache Invalidation port = 4001 Web Cache Statistics port = 4002 Oracle Net Listener = 1521 Discoverer OSAgent Port = 16003 Reports Services SQLNet port = 1950 Reports Services Visigenics CORBA port = 14000

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 33

OracleAS Portalの「ようこそ」画面の確認 1 OracleAS Portalの「ようこそ」画面へのアクセス

ブラウザを起動し次の URLにアクセスしてください

httpltホスト名gtltドメイン名gtltポート番号gtplsportal

ltホスト名gtltドメイン名gtltポート番号gtについては「インストールの終了」画面

に表示される Oracle HTTP Server にアクセスするための URLまたはファイル

「 optoracleproduct904portalinstallportlistini」の「Host Name」項目および

「Oracle HTTP Server port」もしくは「Web Cache HTTP Listen port」項目の値を参

照してください

右上の「ログイン」をクリックしてください

2 OracleAS Single Sign-Onへのログイン

OracleAS Single Sign-Onのログイン画面が表示されます「

ユーザー名orcladmin

パスワードOracleAS Infrastructure のインストール時に指定した「ias_admin」の

パスワード(今回は「oracle10g」)

と入力してください

3 OracleAS Portalの管理画面へのアクセス

OracleAS Portal の管理画面が表示されます画面上方に表示されるタブをクリッ

クすることでさまざまな管理機能に切り替えて表示することができます

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 34

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 35

Web管理コンソール Application Server Controlの確認 Application Server Control はコンポーネントの起動停止や設定の変更アプリケー

ションの配布を行うためのWeb管理コンソールです

1 Application Server Controlへのアクセス

ブラウザを起動し次の URLにアクセスしてください

httpltホスト名ドメイン名gtltポート番号gt

ltホスト名gtltドメイン名gtについては「インストールの終了」画面に表示され

る Oracle HTTP Server にアクセスするための URLまたはファイル

「optoracleproduct904infrainstallportlistini」の「Host Name」項目ltポート

番号gtについては「Application Server Control port」項目の値を参照してください

ログインダイアログが表示されます

ユーザー名ias_admin

パスワードOracleAS Infrastructure のインストール時に指定した「ias_admin」の

パスワード(今回は「oracle10g」)

と入力してください

2 次のページが表示されます

ここで「スタンドアロンインスタンス」項目に表示されるリンク(ltMiddle-

Tier の OracleAS インスタンス名gtltマシンのホスト名gtltマシンのドメイン名gt

例 「portalportal21mycompanycom」)をクリックすると次の画面が表示され

ます

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 36

この画面からOracleAS Portal の各コンポーネントの起動停止や設定変更ア

プリケーションのデプロイなどの管理作業を行うことができますなお後述の

ようにコンポーネントの起動停止はコマンドラインのツール「opmnctl」か

ら行うことも可能ですまた設定の変更やアプリケーションのデプロイはコ

マンドラインのツール「dcmctl」から行うことも可能です

OracleAS Portal をインストールした直後はOracleAS Portal が提供するすべて

のサービスが起動しています

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 37

サービスの起動停止 OracleAS Portalを起動停止するための手順を紹介します

インストールユーザーの環境変数の設定 各サービスを起動停止するためにはユーザー「oracleas」でログインした後適切

な環境変数を設定する必要があります次のファイル「portal_env」は環境変数設定

の一例です export LANG=ja_JPeucJP export ORACLE_SID=asdb export ORACLE_HOME=optoracleproduct904portal export LD_LIBRARY_PATH=$ORACLE_HOMElib$LD_LIBRARY_PATH export PATH=usrbinusrlocalbinbinusrX11R6bin $ORACLE_HOMEbin$ORACLE_HOMEopmnbin$ORACLE_HOMEdcmbin $PATH export NLS_LANG=Japanese_JapanJA16EUC

「usrbin」が環境変数 PATH に含まれる最初のディレクトリとなるよう設定してくだ

さい

環境変数を設定するためには次のコマンドを実行してください $ portal_env

設定した環境変数を確認するためには次のコマンドを実行してください $ env

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 38

OracleAS Portalの起動 OracleAS Portalを起動するための手順は次の通りです

1 OracleAS Infrastructureの起動(OracleAS Infrastructureが起動していない場合)

2 ユーザー「oracleas」でログインして適切な環境変数を設定 $ portal_env

3 OracleAS Portalの提供するサービスの起動 $ $ORACLE_HOMEopmnbinopmnctl startall opmnctl starting opmn and all managed processes

4 Application Server Controlの起動 $ emctl start iasconsole TZ set to Japan Oracle Enterprise Manager 10g Application Server Control 90400 Copyright (c) 2002 2003 Oracle Corporation All rights reserved Starting Oracle 10g Application Server Control started

OracleAS Portalの起動が完了しましたOracleAS Portalの提供するすべてのサービス

が使用可能になりした

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 39

OracleAS Portalの停止

OracleAS Portalを停止するための手順は次の通りです

1 ユーザー「oracleas」でログインして適切な環境変数を設定 $ portal_env

2 Application Server Controlの停止 $ emctl stop iasconsole TZ set to Japan Oracle Enterprise Manager 10g Application Server Control 90400 Copyright (c) 2002 2003 Oracle Corporation All rights reserved Stopping Oracle 10g Application Server Control Stopped

3 OracleAS Portalの提供するサービスの停止 $ $ORACLE_HOMEopmnbinopmnctl stopall opmnctl stopping opmn and all managed processes

4 OracleAS Infrastructureの停止(OracleAS Infrastructureも停止したい場合)

OracleAS Portalの停止が完了しました

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 40

運用上の注意 インストール後に必要な注意点について記述します

PDKについて

OracleAS Portalの提供するポータルフレームワークではポータルページは「ポー

トレット」と呼ばれるモジュールによって構成されます

既存社内

システム

シングル

サインオン

検索フォーム

OTN Japan

ポートレットの開発は OracleAS Portal が提

ますがPDK(Portal Developer Kit)と呼ばれ

細かく応じたポートレットを作成すること

ルページの構築を可能にする「Web Clipp

トやその他いくつかのサンプルも含まれ

PDK を使用する場合には最新版を Ora

URL(もしくはサポートセンター)から入手し

httpotnoraclecojptechportletindexhtml

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal

ポートレッ

Excite Japan 天気予報

日経BP

BizTech News

Portal Web アプリケーション

コンテンツ管理

供するウィザードによって行うこともでき

る開発キットを用いることでニーズにきめ

もできますまた PDK には効率的なポータ

ing」や「Omni Portlet」といったポートレッ

ます

cle Technology Network Japan (OTN)の次の

てください

編~ 41

Portalスキーマのパスワードの変更

OracleAS Portal を運用するにあたってはPortal スキーマ (デフォルトでは Metadata

Repository と同一の DB インスタンスのスキーマ「portal」にPortal リポジトリが作成

されます)に SQLPlus でログインして作業を行う必要がある場合がありますPortal

スキーマのパスワードはインストール直後はランダムな値に設定されていますその値

は Oracle Internet Directory(OID)に格納されているので管理ツール Oracle Directory

Manageを使用して確認することができます

① Oracle Directory Managerの起動

まず OracleAS Infrastructure で Oracle Directory Manager を起動しますユーザー

「oracleas」でログインしOracleAS Infrastructure用の適切な環境変数を設定して

次のコマンドを実行します

$ infra_env $ $ORACLE_HOMEbinoidadmin

② ログイン画面

次のようなログイン画面が表示されます

初めて Oracle Directory Manager から OID にアクセスする際にはOID が稼動して

いるサーバのホスト名などの情報を入力する必要があります アイコンをクリ

ックしてくださいなお 2 回目移行のアクセスでは②~⑤の手順は省略されます

③ OIDの登録

編集する OIDを登録するための画面が表示されます

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 42

「追加」をクリックしてください

④ OIDの情報の入力

OIDが稼動しているホスト名とポート番号を入力する画面が表示されます

「サーバー」には OracleAS Infrastructureをインストールしたマシンの名前を「ltホ

スト名gtltドメイン名gt」形式で入力してください「ポート」には「インストール

後の確認」の「サービスのポートの確認」で確認した「Oracle Internet Directory

port」の値を入力してください(デフォルトでは「3060」です)入力が完了したら

「OK」をクリックします

⑤ OIDの選択

Oracle Directory Managerで編集する OIDを選択します

今入力したホスト名とポート番号が表示されている列を選択して反転させて「選

択」をクリックします

⑥ OIDへのログイン

ユーザー名パスワードを入力します

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 43

「ユーザー」に OID の管理ユーザーである「orcladmin」「パスワード」には

OracleAS Infrastructure のインストール中に「ias_admin」のパスワードとして指定し

た値(今回は「oracle10g」)を入力して「ログイン」をクリックしてください

⑦ Portalスキーマのパスワードの格納されているエントリ

次のような OIDの初期画面が表示されます

画面左側のナビゲータペインを次のように辿ってください

エントリ管理

gt cn=OracleContext

gt cn=Products

gt cn=IAS

gtcn=IAS Infrastructure Database

gt orclReferenceName=iasdbltInfrastructureのドメイン名gt

gt OrclResourceName=Portal

gt orclpasswordattribute

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 44

⑧ Portalスキーマのパスワードの確認

画面右側の属性「orclpasswordattribute」の値が「Portal」スキーマのパスワードを示

しています

また Portal スキーマのパスワードを変更する場合一般的な DB のスキーマのように

SQLPlusなどから直接変更してはいけませんPortalスキーマのパスワードの情報は

mod_plsql の DAD などでも保持されておりそれらに対しても同時に変更を反映する

必要がありますそのため Portal スキーマや SSO のパスワードの変更はApplication

Server Control から行いますSSO スキーマのパスワードの変更方法については

「Oracle Application Server 10g(904) for Linux x86 インストール手順 ~Infrastructure編

~」を参照してくださいPotalスキーマのパスワードの変更方法は次の通りです

① インスタンスのホームページの表示

WebブラウザでApplication Server Controlのインスタンスのホームページにアクセ

スします

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 45

「Infrastructure」タブを表示してください

② 「Infrastructure」タブの表示

「Infrastructure」タブが表示されます

ページ左下のリンク「スキーマパスワードの変更」をクリックします

③ パスワードの変更画面の表示

パスワードの変更画面が表示されます

パスワードの変更画面で「PORTAL」にチェックをつけて選択し「パスワード」

及び「パスワードの確認」項目に設定したいパスワードを入力します入力が完

了したら「OK」をクリックします

④ パスワードの変更結果の確認画面の表示

パスワードの変更結果の確認画面が表示されます

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 46

⑤ インスタンスのホームページの表示

Portalスキーマのパスワードを変更した場合Oracle HTTP Serverを再起動する必要

があります再びインスタンスのホームページにアクセスしてください

「HTTP Server」にチェックをつけて選択し「再起動」をクリックしてください

⑥ Oracle HTTP Serverの再起動

次のような確認画面が表示されます

「はい」をクリックしてください

⑦ 再起動の処理中

再起動中は次のような画面が表示されます再起動が完了するまで暫くお待ちく

ださい

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 47

⑧ 再起動の完了

再起動が完了すると次のような画面が表示されます

これで Portalスキーマのパスワード変更が完了しました

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 48

アンインストール インストールした OracleAS Portalをアンインストールする手順は次の通りです

アンインストール作業

1 コンポーネントの停止

「サービスの起動停止」の章を参照してOracleAS Portal を停止しますなお

OracleAS Infrastructureは必ず起動しておいて下さい

2 インストーラの起動

インストールユーザー「oracleas」でログインして次のコマンドを実行しOracle

Universal Installerを起動します $ mntcdromrunInstaller

3 「ようこそ」画面

「製品の削除」をクリックします

4 削除するインスタンスの指定

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 49

削除するインスタンスをチェックします

今回は「portal」をチェックして「削除」をクリックします

5 確認ダイアログ

削除するコンポーネントの詳細が表示されます

「はい」をクリックしてください

6 削除ダイアログ

次のようなダイアログで削除の進行状況が表示されます

7 削除完了ダイアログ

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 50

削除が完了すると次のようなダイアログが表示されます

「閉じる」をクリックします

8 インストーラの終了

「取消」をクリックして OUIを終了します

9 ファイルディレクトリの削除

インストーラでは削除されないファイルやディレクトリがありますので手動で

削除します

① ORACLEホームディレクトリ

rootユーザーログインして削除した Oracle Application Serverインスタンスの

ORACLE ホームディレクトリを削除します次のコマンドを実行してくだ

さい $ su Password rm ndashrf optoracleproduct904portal

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 51

② etcoratabの削除済みインスタンスのエントリ

etcoratabファイルから削除したインスタンスに関する記述を削除します $ vi etcoratab This file is used by ORACLE utilities It is created by rootsh and updated by the Database Configuration Assistant when creating a database A colon is used as the field terminator A new line terminates the entry Lines beginning with a pound sign are comments Entries are of the form $ORACLE_SID$ORACLE_HOMEltN|Ygt The first and second fields are the system identifier and home directory of the database respectively The third filed indicates to the dbstart utility that the database should Y or should not N be brought up at system boot time Multiple entries with the same $ORACLE_SID are not allowed optoracleproduct904portalN この行を削除

10 OIDから OracleASインスタンス情報を削除

OracleAS Infrastructureの Oracle Internet Directory(OID)のエントリに格納されてい

るOracleASインスタンス情報を手動で削除します

ユーザー「oracleas」で OracleAS Infrastructure用に環境変数を設定して次のコマ

ンドを実行します $ ldapdelete -h ltOIDのホスト名gt -p ltOIDのポート番号gt -D cn=orcladmin -w ltorcladminのパスワードgt -x orclApplicationCommonName=ltOracleASインスタンス名gt cn=IAS Instancescn=IAScn=Productscn=OracleContext

ここでltOID のホスト名gtltOID のポート番号gtltorcladmin のパスワードgtは

インストール時に指定した OIDに関する情報と同じです

ltOracleAS インスタンス IDgtについては「管理ツール Application Server Control

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 52

の確認」で確認したltOracleAS インスタンス名gtltマシンのホスト名gtltマシン

のドメイン名gt(例 「portalportal21mycompanycom」)となります

例 $ ldapdelete -h portal21mycompanycom -p 3060 -D cn=orcladmin -w oracle10g -x orclapplicationcommonname=portalportal21mycompanycom cn=IAS Instancescn=IAScn=Productscn=OracleContext

OID に格納されている OracleAS インスタンスの情報はここで使用したコマ

ンドラインのツール「ldapdelete」の代わりにOracle Directory Manager で確認

および変更することもできますOracle Directory Manager の起動方法について

は「Oracle Application Server 10g for Linux インストール手順 ~Infrastructure編

~」の「運用上の注意」を参照してください

「エントリ管理」項目の「 cn=OracleContex cn=Products cn=IAS cn=IAS

Instances」の下の各エントリにOracleAS Infrastructure に関連付けられた

OracleAS インスタンスの情報が格納されています各エントリの属性

「orclapplicationcommonname」にOracleAS インスタンスの名前が格納されて

いますアンインストールした OracleAS インスタンスの情報が格納されている

エントリをクリックして選択し アイコンをクリックすると削除することが

できます

11 OracleAS Single Sign-Onのパートナアプリケーション情報を削除

OracleAS Single Sign-On にパートナアプリケーションとして登録されている

OracleAS Portalの情報を手動で削除します

① OracleAS Single Sign-Onへのアクセス

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 53

ブラウザを起動し次の URLにアクセスしてください

httpltホスト名ドメイン名gtltポート番号gtplsorasso

ltホスト名gtltドメイン名gtについてはOracleAS Infrastructure の Oracle HTTP

Server にアクセスするための値となります次のような画面が表示されます

画面右上の「ログイン」をクリックしてください

② OracleAS Single Sign-Onへのログイン

次のような OracleAS Single Sign-Onのログイン画面が表示されます

ユーザー名orcladmin

パスワード OracleAS Infrastructure のインストール時に指定した

「ias_admin」のパスワード(今回は「oracle10g」)

と入力してください ③ OracleAS Single Sign-Onのトップページ

OracleAS Single Sign-Onのトップページが表示されます

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 54

画面上方の「SSO Server管理」をクリックしてください

④ OracleAS Single Sign-Onの管理画面

3つの管理項目が表示されます

中央の「パートナアプリケーションの管理」をクリックしてください

⑤ パートナアプリケーションの管理

パートナアプリケーションの一覧が表示されます

ここでアンインストールした OracleAS Portalの情報を削除しますlt今回イン

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 55

ストールした Middle-Tierの OracleASインスタンス名gtltマシンのホスト名gtlt

マシンのドメイン名gt(例 「portalportal21mycompanycom」)と表記されてい

るパートナアプリケーション及び今回インストールした OracleAS

Portal(例 「Oracle Portal(portal)」)と表記されているパートナアプリケーシ

ョンの 2つについて左側の「 」アイコンをクリックして削除します

⑥ 確認画面

それぞれ次のような確認画面が表示されますので「はい」をクリックします

この作業を正確に行わないと次回以降の Middle-Tier のインストールで構成ツ

ールの実行に失敗する場合があります

12 OracleASインスタンス情報の確認

アンインストールした OracleASインスタンスの情報がOracleAS Infrastructureに

残っていないことを確認します

① Application Server Controlへのアクセス

ブラウザを起動し次の URLにアクセスしてください

httpltホスト名ドメイン名gtltポート番号gt

ltホスト名gtltドメイン名gtltポート番号gtについては OracleAS Infrastructure の

Application Server Controlにアクセスするための値を入力してくださいログイ

ンダイアログが表示されます

ユーザー名ias_admin

パスワードOracleAS Infrastructure のインストール時に指定した「ias_admin」の

パスワード(今回は「oracle10g」)

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 56

と入力してください

② 次の画面が表示されます

ここで「スタンドアロンインスタンス」項目に表示されるリンクにアンイ

ンストールした OracleAS インスタンスの名前が存在しないことを確認してくだ

さい存在していない場合はアンインストール作業は完了ですもし存在し

ている場合は次の手順に進んでください

③ Middle-Tierの OracleASインスタンス情報の手動削除

Middle-Tier のインストールを強制終了した場合などMiddle-Tier の情報が残っ

ていることがありますその場合はユーザー「oracleas」でログインし

OracleAS Infrastructure 用の適切な環境変数を設定して次のコマンドを実行し

ます $ infra_env $ $ORACLE_HOMEdcmbindcmctl destroyinstance ndashi ltOracleASインスタンス名gt

ここでlt OracleAS インスタンス名gtは削除する OracleAS インスタンス名です

以上で OracleASのMiddle-Tierのアンインストールは完了です

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 57

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無断転載を禁ず この文書はあくまでも参考資料であり掲載されている情報は予告なしに変更されることがあ

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関連したいかなる損害についても責任を負いかねます Oracle は米国 Oracle Corporation の登録商標です文中に参照されている各製品名及びサー

ビス名は米国 Oracle Corporation の商標または登録商標ですその他の製品名及びサービス名はそれぞれの所有者の商標または登録商標の可能性があります

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          • ソフトウェア要件の確認(MIRACLE LINUX Standard Edition V21の場合)
          • カーネルパラメータの設定
          • ホスト名の確認
          • インストールするOSユーザー作成
            • インストール作業
            • インストール後の確認
              • サービスのポート番号の確認
              • OracleAS Portalの「ようこそ」画面の確認
              • Web管理コンソールApplication Server Controlの確認
                  • サービスの起動停止
                    • インストールユーザーの環境変数の設定
                    • OracleAS Portalの起動
                    • OracleAS Portalの停止
                      • 運用上の注意
                        • PDKについて
                        • Portalスキーマのパスワードの変更
                          • アンインストール
                            • アンインストール作業

17 「インスタンス名と ias_adminパスワードの指定」画面

インストールする Oracle Application Server に一意の名前を付け管理ユーザー

「ias_admin」のパスワードを指定します

今回は「インスタンス名」に「 portal」「 ias_admin のパスワード」に

「oracle10g」と入力してくださいまた Oracle Application Server を管理する

Application Server Controlにはユーザー「ias_admin」でログインするためこ

こで指定したパスワードは必ず覚えておいてください

ユーザー「ias_admin」のパスワードに指定可能な文字列には次のような制限

があります

数字 1文字以上を含む英数字 5文字以上であること

また指定するインスタンス名には次のような制限があります

英数字(A~Za~z0~9)およびrdquo$rdquordquo_rdquoのみ使用可能

1 つのマシンに複数の OracleAS インスタンスが存在する場合は各イン

スタンス名は一意でなくてはならない

「次へ」をクリックします

18 「サマリー」画面

インストールされるコンポーネントの一覧が表示されます

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 28

内容を確認して「インストール」をクリックします

19 「インストール」画面

① インストール中

次のような画面が表示されてインストールが開始されます

② CD-ROMの交換

インストールの途中次のようなダイアログが表示されます

指示に従って CD-ROMを交換し「OK」をクリックしてください

例 umount mntcdrom

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 29

eject

インストールメディアの交換 mount mntcdrom

③ rootshの実行

次のようなダイアログが表示されます

「OK」をクリックする前にOracle Application Server をインストールするデ

ィレクトリ(今回は「optoracleproduct904portal」)に存在する「rootsh」を

rootユーザーで実行してください $ su Password optoracleproduct904portalrootsh Running OracleAS rootsh script The following environment variables are set as ORACLE_OWNER= oracleas ORACLE_HOME= optoracleproduct904portal Enter the full pathname of the local bin directory [Defaultusrlocalbin] 「ENTER」キーを押す The file dbhome already exists in usrlocalbin Overwrite it (yn) [n] y 「y」キーを押す

Copying dbhome to usrlocalbin The file oraenv already exists in usrlocalbin Overwrite it (yn) [n] y 「y」キーを押す Copying oraenv to usrlocalbin The file coraenv already exists in usrlocalbin Overwrite it (yn) [n] y 「y」キーを押す Copying coraenv to usrlocalbin Creating etcoratab file Adding entry to etcoratab file Entries will be added to the etcoratab file as needed by Database Configuration Assistant when a database is created Finished running generic part of rootsh script Now product-specific root actions will be performed

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 30

今回のように同じマシンに既に Oracle 製品がインストールされている場合は

ディレクトリ「 usrlocalbin」に存在するファイル「dbhome」「oraenv」

「coraenv」を上書きするかどうか聞かれますのですべて「y」で上書きして

ください

またインストール開始時にファイル「staticportsini」を使用してOracle HTTP

Serverや OracleAS Web Cacheが 1024未満のポート番号を使用するように指定し

た場合は次のコマンドを実行してください $ su Password cd optoracleproduct904portalApacheApachebin chown root apachectl OHSが 1024未満の chmod 6750 apachectl ポート番号を使用する場合 cd optoracleproduct904portalwebcachebin chown root webcached OracleAS Web Cacheが 1024未満の chmod 6750 webcached ポート番号を使用する場合

実行後ダイアログに戻り「OK」をクリックします

20 「Configuration Assistant」画面

次の画面のように構成ツールが自動的に実行されます

構成ツールが全て終了するのをお待ちください

21 「インストールの終了」画面

インストールが正常に終了すると「OracleAS Infrastructure 10gのインストールが

成功しました」というメッセージとOracle HTTP Server にアクセスするための

URLが表示されます

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 31

「終了」をクリックすると次のようなダイアログが表示されます

「はい」をクリックしインストーラを終了します

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 32

インストール後の確認 インストール後は全てのサービスが起動しています各サービスの画面にアクセスし

動作確認しましょう

Oracle HTTP ServerOracleAS Web Cache のポート番号と Oracle Enterprise Manager

Application Server Control のポート番号を確認しそのポート番号を使用して OracleAS

Portalと Application Server Control にアクセスします

サービスのポート番号の確認

1 ファイル「optoracleproduct904portalinstallportlistini」の確認

このファイルはインストール時に割り当てられたポート番号になります「Oracle

HTTP Server port」「Web Cache HTTP Listen port」 (この 2 つは同じ値 )と

「Application Server Control port」の値を確認してください

例 [System] Host Name = portal21mycompanycom [Ports] Oracle HTTP Server port = 80 Oracle HTTP Server Listen port = 8889 Oracle HTTP Server SSL port = 443 Oracle HTTP Server Listen (SSL) port = 4444 Oracle HTTP Server Diagnostic port = 7201 Application Server Control RMI port = 1851 Oracle Notification Server Request port = 6004 Oracle Notification Server Local port = 6101 Oracle Notification Server Remote port = 6201 Java Object Cache port = 7011 Log Loader port = 44001 DCM Java Object Cache port = 7102 Oracle Management Agent port = 1831 Application Server Control port = 1811 Oracle HTTP Server Listen port = 8889 Oracle HTTP Server Listen (SSL) port = 4444 Web Cache HTTP Listen port = 80 Web Cache HTTP Listen (SSL) port = 443 Web Cache Administration port = 4000 Web Cache Invalidation port = 4001 Web Cache Statistics port = 4002 Oracle Net Listener = 1521 Discoverer OSAgent Port = 16003 Reports Services SQLNet port = 1950 Reports Services Visigenics CORBA port = 14000

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 33

OracleAS Portalの「ようこそ」画面の確認 1 OracleAS Portalの「ようこそ」画面へのアクセス

ブラウザを起動し次の URLにアクセスしてください

httpltホスト名gtltドメイン名gtltポート番号gtplsportal

ltホスト名gtltドメイン名gtltポート番号gtについては「インストールの終了」画面

に表示される Oracle HTTP Server にアクセスするための URLまたはファイル

「 optoracleproduct904portalinstallportlistini」の「Host Name」項目および

「Oracle HTTP Server port」もしくは「Web Cache HTTP Listen port」項目の値を参

照してください

右上の「ログイン」をクリックしてください

2 OracleAS Single Sign-Onへのログイン

OracleAS Single Sign-Onのログイン画面が表示されます「

ユーザー名orcladmin

パスワードOracleAS Infrastructure のインストール時に指定した「ias_admin」の

パスワード(今回は「oracle10g」)

と入力してください

3 OracleAS Portalの管理画面へのアクセス

OracleAS Portal の管理画面が表示されます画面上方に表示されるタブをクリッ

クすることでさまざまな管理機能に切り替えて表示することができます

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 34

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 35

Web管理コンソール Application Server Controlの確認 Application Server Control はコンポーネントの起動停止や設定の変更アプリケー

ションの配布を行うためのWeb管理コンソールです

1 Application Server Controlへのアクセス

ブラウザを起動し次の URLにアクセスしてください

httpltホスト名ドメイン名gtltポート番号gt

ltホスト名gtltドメイン名gtについては「インストールの終了」画面に表示され

る Oracle HTTP Server にアクセスするための URLまたはファイル

「optoracleproduct904infrainstallportlistini」の「Host Name」項目ltポート

番号gtについては「Application Server Control port」項目の値を参照してください

ログインダイアログが表示されます

ユーザー名ias_admin

パスワードOracleAS Infrastructure のインストール時に指定した「ias_admin」の

パスワード(今回は「oracle10g」)

と入力してください

2 次のページが表示されます

ここで「スタンドアロンインスタンス」項目に表示されるリンク(ltMiddle-

Tier の OracleAS インスタンス名gtltマシンのホスト名gtltマシンのドメイン名gt

例 「portalportal21mycompanycom」)をクリックすると次の画面が表示され

ます

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 36

この画面からOracleAS Portal の各コンポーネントの起動停止や設定変更ア

プリケーションのデプロイなどの管理作業を行うことができますなお後述の

ようにコンポーネントの起動停止はコマンドラインのツール「opmnctl」か

ら行うことも可能ですまた設定の変更やアプリケーションのデプロイはコ

マンドラインのツール「dcmctl」から行うことも可能です

OracleAS Portal をインストールした直後はOracleAS Portal が提供するすべて

のサービスが起動しています

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 37

サービスの起動停止 OracleAS Portalを起動停止するための手順を紹介します

インストールユーザーの環境変数の設定 各サービスを起動停止するためにはユーザー「oracleas」でログインした後適切

な環境変数を設定する必要があります次のファイル「portal_env」は環境変数設定

の一例です export LANG=ja_JPeucJP export ORACLE_SID=asdb export ORACLE_HOME=optoracleproduct904portal export LD_LIBRARY_PATH=$ORACLE_HOMElib$LD_LIBRARY_PATH export PATH=usrbinusrlocalbinbinusrX11R6bin $ORACLE_HOMEbin$ORACLE_HOMEopmnbin$ORACLE_HOMEdcmbin $PATH export NLS_LANG=Japanese_JapanJA16EUC

「usrbin」が環境変数 PATH に含まれる最初のディレクトリとなるよう設定してくだ

さい

環境変数を設定するためには次のコマンドを実行してください $ portal_env

設定した環境変数を確認するためには次のコマンドを実行してください $ env

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 38

OracleAS Portalの起動 OracleAS Portalを起動するための手順は次の通りです

1 OracleAS Infrastructureの起動(OracleAS Infrastructureが起動していない場合)

2 ユーザー「oracleas」でログインして適切な環境変数を設定 $ portal_env

3 OracleAS Portalの提供するサービスの起動 $ $ORACLE_HOMEopmnbinopmnctl startall opmnctl starting opmn and all managed processes

4 Application Server Controlの起動 $ emctl start iasconsole TZ set to Japan Oracle Enterprise Manager 10g Application Server Control 90400 Copyright (c) 2002 2003 Oracle Corporation All rights reserved Starting Oracle 10g Application Server Control started

OracleAS Portalの起動が完了しましたOracleAS Portalの提供するすべてのサービス

が使用可能になりした

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 39

OracleAS Portalの停止

OracleAS Portalを停止するための手順は次の通りです

1 ユーザー「oracleas」でログインして適切な環境変数を設定 $ portal_env

2 Application Server Controlの停止 $ emctl stop iasconsole TZ set to Japan Oracle Enterprise Manager 10g Application Server Control 90400 Copyright (c) 2002 2003 Oracle Corporation All rights reserved Stopping Oracle 10g Application Server Control Stopped

3 OracleAS Portalの提供するサービスの停止 $ $ORACLE_HOMEopmnbinopmnctl stopall opmnctl stopping opmn and all managed processes

4 OracleAS Infrastructureの停止(OracleAS Infrastructureも停止したい場合)

OracleAS Portalの停止が完了しました

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 40

運用上の注意 インストール後に必要な注意点について記述します

PDKについて

OracleAS Portalの提供するポータルフレームワークではポータルページは「ポー

トレット」と呼ばれるモジュールによって構成されます

既存社内

システム

シングル

サインオン

検索フォーム

OTN Japan

ポートレットの開発は OracleAS Portal が提

ますがPDK(Portal Developer Kit)と呼ばれ

細かく応じたポートレットを作成すること

ルページの構築を可能にする「Web Clipp

トやその他いくつかのサンプルも含まれ

PDK を使用する場合には最新版を Ora

URL(もしくはサポートセンター)から入手し

httpotnoraclecojptechportletindexhtml

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal

ポートレッ

Excite Japan 天気予報

日経BP

BizTech News

Portal Web アプリケーション

コンテンツ管理

供するウィザードによって行うこともでき

る開発キットを用いることでニーズにきめ

もできますまた PDK には効率的なポータ

ing」や「Omni Portlet」といったポートレッ

ます

cle Technology Network Japan (OTN)の次の

てください

編~ 41

Portalスキーマのパスワードの変更

OracleAS Portal を運用するにあたってはPortal スキーマ (デフォルトでは Metadata

Repository と同一の DB インスタンスのスキーマ「portal」にPortal リポジトリが作成

されます)に SQLPlus でログインして作業を行う必要がある場合がありますPortal

スキーマのパスワードはインストール直後はランダムな値に設定されていますその値

は Oracle Internet Directory(OID)に格納されているので管理ツール Oracle Directory

Manageを使用して確認することができます

① Oracle Directory Managerの起動

まず OracleAS Infrastructure で Oracle Directory Manager を起動しますユーザー

「oracleas」でログインしOracleAS Infrastructure用の適切な環境変数を設定して

次のコマンドを実行します

$ infra_env $ $ORACLE_HOMEbinoidadmin

② ログイン画面

次のようなログイン画面が表示されます

初めて Oracle Directory Manager から OID にアクセスする際にはOID が稼動して

いるサーバのホスト名などの情報を入力する必要があります アイコンをクリ

ックしてくださいなお 2 回目移行のアクセスでは②~⑤の手順は省略されます

③ OIDの登録

編集する OIDを登録するための画面が表示されます

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 42

「追加」をクリックしてください

④ OIDの情報の入力

OIDが稼動しているホスト名とポート番号を入力する画面が表示されます

「サーバー」には OracleAS Infrastructureをインストールしたマシンの名前を「ltホ

スト名gtltドメイン名gt」形式で入力してください「ポート」には「インストール

後の確認」の「サービスのポートの確認」で確認した「Oracle Internet Directory

port」の値を入力してください(デフォルトでは「3060」です)入力が完了したら

「OK」をクリックします

⑤ OIDの選択

Oracle Directory Managerで編集する OIDを選択します

今入力したホスト名とポート番号が表示されている列を選択して反転させて「選

択」をクリックします

⑥ OIDへのログイン

ユーザー名パスワードを入力します

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 43

「ユーザー」に OID の管理ユーザーである「orcladmin」「パスワード」には

OracleAS Infrastructure のインストール中に「ias_admin」のパスワードとして指定し

た値(今回は「oracle10g」)を入力して「ログイン」をクリックしてください

⑦ Portalスキーマのパスワードの格納されているエントリ

次のような OIDの初期画面が表示されます

画面左側のナビゲータペインを次のように辿ってください

エントリ管理

gt cn=OracleContext

gt cn=Products

gt cn=IAS

gtcn=IAS Infrastructure Database

gt orclReferenceName=iasdbltInfrastructureのドメイン名gt

gt OrclResourceName=Portal

gt orclpasswordattribute

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 44

⑧ Portalスキーマのパスワードの確認

画面右側の属性「orclpasswordattribute」の値が「Portal」スキーマのパスワードを示

しています

また Portal スキーマのパスワードを変更する場合一般的な DB のスキーマのように

SQLPlusなどから直接変更してはいけませんPortalスキーマのパスワードの情報は

mod_plsql の DAD などでも保持されておりそれらに対しても同時に変更を反映する

必要がありますそのため Portal スキーマや SSO のパスワードの変更はApplication

Server Control から行いますSSO スキーマのパスワードの変更方法については

「Oracle Application Server 10g(904) for Linux x86 インストール手順 ~Infrastructure編

~」を参照してくださいPotalスキーマのパスワードの変更方法は次の通りです

① インスタンスのホームページの表示

WebブラウザでApplication Server Controlのインスタンスのホームページにアクセ

スします

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 45

「Infrastructure」タブを表示してください

② 「Infrastructure」タブの表示

「Infrastructure」タブが表示されます

ページ左下のリンク「スキーマパスワードの変更」をクリックします

③ パスワードの変更画面の表示

パスワードの変更画面が表示されます

パスワードの変更画面で「PORTAL」にチェックをつけて選択し「パスワード」

及び「パスワードの確認」項目に設定したいパスワードを入力します入力が完

了したら「OK」をクリックします

④ パスワードの変更結果の確認画面の表示

パスワードの変更結果の確認画面が表示されます

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 46

⑤ インスタンスのホームページの表示

Portalスキーマのパスワードを変更した場合Oracle HTTP Serverを再起動する必要

があります再びインスタンスのホームページにアクセスしてください

「HTTP Server」にチェックをつけて選択し「再起動」をクリックしてください

⑥ Oracle HTTP Serverの再起動

次のような確認画面が表示されます

「はい」をクリックしてください

⑦ 再起動の処理中

再起動中は次のような画面が表示されます再起動が完了するまで暫くお待ちく

ださい

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 47

⑧ 再起動の完了

再起動が完了すると次のような画面が表示されます

これで Portalスキーマのパスワード変更が完了しました

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 48

アンインストール インストールした OracleAS Portalをアンインストールする手順は次の通りです

アンインストール作業

1 コンポーネントの停止

「サービスの起動停止」の章を参照してOracleAS Portal を停止しますなお

OracleAS Infrastructureは必ず起動しておいて下さい

2 インストーラの起動

インストールユーザー「oracleas」でログインして次のコマンドを実行しOracle

Universal Installerを起動します $ mntcdromrunInstaller

3 「ようこそ」画面

「製品の削除」をクリックします

4 削除するインスタンスの指定

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 49

削除するインスタンスをチェックします

今回は「portal」をチェックして「削除」をクリックします

5 確認ダイアログ

削除するコンポーネントの詳細が表示されます

「はい」をクリックしてください

6 削除ダイアログ

次のようなダイアログで削除の進行状況が表示されます

7 削除完了ダイアログ

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 50

削除が完了すると次のようなダイアログが表示されます

「閉じる」をクリックします

8 インストーラの終了

「取消」をクリックして OUIを終了します

9 ファイルディレクトリの削除

インストーラでは削除されないファイルやディレクトリがありますので手動で

削除します

① ORACLEホームディレクトリ

rootユーザーログインして削除した Oracle Application Serverインスタンスの

ORACLE ホームディレクトリを削除します次のコマンドを実行してくだ

さい $ su Password rm ndashrf optoracleproduct904portal

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 51

② etcoratabの削除済みインスタンスのエントリ

etcoratabファイルから削除したインスタンスに関する記述を削除します $ vi etcoratab This file is used by ORACLE utilities It is created by rootsh and updated by the Database Configuration Assistant when creating a database A colon is used as the field terminator A new line terminates the entry Lines beginning with a pound sign are comments Entries are of the form $ORACLE_SID$ORACLE_HOMEltN|Ygt The first and second fields are the system identifier and home directory of the database respectively The third filed indicates to the dbstart utility that the database should Y or should not N be brought up at system boot time Multiple entries with the same $ORACLE_SID are not allowed optoracleproduct904portalN この行を削除

10 OIDから OracleASインスタンス情報を削除

OracleAS Infrastructureの Oracle Internet Directory(OID)のエントリに格納されてい

るOracleASインスタンス情報を手動で削除します

ユーザー「oracleas」で OracleAS Infrastructure用に環境変数を設定して次のコマ

ンドを実行します $ ldapdelete -h ltOIDのホスト名gt -p ltOIDのポート番号gt -D cn=orcladmin -w ltorcladminのパスワードgt -x orclApplicationCommonName=ltOracleASインスタンス名gt cn=IAS Instancescn=IAScn=Productscn=OracleContext

ここでltOID のホスト名gtltOID のポート番号gtltorcladmin のパスワードgtは

インストール時に指定した OIDに関する情報と同じです

ltOracleAS インスタンス IDgtについては「管理ツール Application Server Control

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 52

の確認」で確認したltOracleAS インスタンス名gtltマシンのホスト名gtltマシン

のドメイン名gt(例 「portalportal21mycompanycom」)となります

例 $ ldapdelete -h portal21mycompanycom -p 3060 -D cn=orcladmin -w oracle10g -x orclapplicationcommonname=portalportal21mycompanycom cn=IAS Instancescn=IAScn=Productscn=OracleContext

OID に格納されている OracleAS インスタンスの情報はここで使用したコマ

ンドラインのツール「ldapdelete」の代わりにOracle Directory Manager で確認

および変更することもできますOracle Directory Manager の起動方法について

は「Oracle Application Server 10g for Linux インストール手順 ~Infrastructure編

~」の「運用上の注意」を参照してください

「エントリ管理」項目の「 cn=OracleContex cn=Products cn=IAS cn=IAS

Instances」の下の各エントリにOracleAS Infrastructure に関連付けられた

OracleAS インスタンスの情報が格納されています各エントリの属性

「orclapplicationcommonname」にOracleAS インスタンスの名前が格納されて

いますアンインストールした OracleAS インスタンスの情報が格納されている

エントリをクリックして選択し アイコンをクリックすると削除することが

できます

11 OracleAS Single Sign-Onのパートナアプリケーション情報を削除

OracleAS Single Sign-On にパートナアプリケーションとして登録されている

OracleAS Portalの情報を手動で削除します

① OracleAS Single Sign-Onへのアクセス

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 53

ブラウザを起動し次の URLにアクセスしてください

httpltホスト名ドメイン名gtltポート番号gtplsorasso

ltホスト名gtltドメイン名gtについてはOracleAS Infrastructure の Oracle HTTP

Server にアクセスするための値となります次のような画面が表示されます

画面右上の「ログイン」をクリックしてください

② OracleAS Single Sign-Onへのログイン

次のような OracleAS Single Sign-Onのログイン画面が表示されます

ユーザー名orcladmin

パスワード OracleAS Infrastructure のインストール時に指定した

「ias_admin」のパスワード(今回は「oracle10g」)

と入力してください ③ OracleAS Single Sign-Onのトップページ

OracleAS Single Sign-Onのトップページが表示されます

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 54

画面上方の「SSO Server管理」をクリックしてください

④ OracleAS Single Sign-Onの管理画面

3つの管理項目が表示されます

中央の「パートナアプリケーションの管理」をクリックしてください

⑤ パートナアプリケーションの管理

パートナアプリケーションの一覧が表示されます

ここでアンインストールした OracleAS Portalの情報を削除しますlt今回イン

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 55

ストールした Middle-Tierの OracleASインスタンス名gtltマシンのホスト名gtlt

マシンのドメイン名gt(例 「portalportal21mycompanycom」)と表記されてい

るパートナアプリケーション及び今回インストールした OracleAS

Portal(例 「Oracle Portal(portal)」)と表記されているパートナアプリケーシ

ョンの 2つについて左側の「 」アイコンをクリックして削除します

⑥ 確認画面

それぞれ次のような確認画面が表示されますので「はい」をクリックします

この作業を正確に行わないと次回以降の Middle-Tier のインストールで構成ツ

ールの実行に失敗する場合があります

12 OracleASインスタンス情報の確認

アンインストールした OracleASインスタンスの情報がOracleAS Infrastructureに

残っていないことを確認します

① Application Server Controlへのアクセス

ブラウザを起動し次の URLにアクセスしてください

httpltホスト名ドメイン名gtltポート番号gt

ltホスト名gtltドメイン名gtltポート番号gtについては OracleAS Infrastructure の

Application Server Controlにアクセスするための値を入力してくださいログイ

ンダイアログが表示されます

ユーザー名ias_admin

パスワードOracleAS Infrastructure のインストール時に指定した「ias_admin」の

パスワード(今回は「oracle10g」)

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 56

と入力してください

② 次の画面が表示されます

ここで「スタンドアロンインスタンス」項目に表示されるリンクにアンイ

ンストールした OracleAS インスタンスの名前が存在しないことを確認してくだ

さい存在していない場合はアンインストール作業は完了ですもし存在し

ている場合は次の手順に進んでください

③ Middle-Tierの OracleASインスタンス情報の手動削除

Middle-Tier のインストールを強制終了した場合などMiddle-Tier の情報が残っ

ていることがありますその場合はユーザー「oracleas」でログインし

OracleAS Infrastructure 用の適切な環境変数を設定して次のコマンドを実行し

ます $ infra_env $ $ORACLE_HOMEdcmbindcmctl destroyinstance ndashi ltOracleASインスタンス名gt

ここでlt OracleAS インスタンス名gtは削除する OracleAS インスタンス名です

以上で OracleASのMiddle-Tierのアンインストールは完了です

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 57

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ビス名は米国 Oracle Corporation の商標または登録商標ですその他の製品名及びサービス名はそれぞれの所有者の商標または登録商標の可能性があります

  • はじめに
  • 目次
    • 前提
      • インストール概要
      • インストール
        • インストール事前準備
          • ハードウェア要件の確認
          • ソフトウェア要件の確認(Red Hat Enterprise Linux21の場合)
          • ソフトウェア要件の確認(Red Hat Enterprise Linux 30の場合)
          • ソフトウェア要件の確認(MIRACLE LINUX Standard Edition V21の場合)
          • カーネルパラメータの設定
          • ホスト名の確認
          • インストールするOSユーザー作成
            • インストール作業
            • インストール後の確認
              • サービスのポート番号の確認
              • OracleAS Portalの「ようこそ」画面の確認
              • Web管理コンソールApplication Server Controlの確認
                  • サービスの起動停止
                    • インストールユーザーの環境変数の設定
                    • OracleAS Portalの起動
                    • OracleAS Portalの停止
                      • 運用上の注意
                        • PDKについて
                        • Portalスキーマのパスワードの変更
                          • アンインストール
                            • アンインストール作業

内容を確認して「インストール」をクリックします

19 「インストール」画面

① インストール中

次のような画面が表示されてインストールが開始されます

② CD-ROMの交換

インストールの途中次のようなダイアログが表示されます

指示に従って CD-ROMを交換し「OK」をクリックしてください

例 umount mntcdrom

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 29

eject

インストールメディアの交換 mount mntcdrom

③ rootshの実行

次のようなダイアログが表示されます

「OK」をクリックする前にOracle Application Server をインストールするデ

ィレクトリ(今回は「optoracleproduct904portal」)に存在する「rootsh」を

rootユーザーで実行してください $ su Password optoracleproduct904portalrootsh Running OracleAS rootsh script The following environment variables are set as ORACLE_OWNER= oracleas ORACLE_HOME= optoracleproduct904portal Enter the full pathname of the local bin directory [Defaultusrlocalbin] 「ENTER」キーを押す The file dbhome already exists in usrlocalbin Overwrite it (yn) [n] y 「y」キーを押す

Copying dbhome to usrlocalbin The file oraenv already exists in usrlocalbin Overwrite it (yn) [n] y 「y」キーを押す Copying oraenv to usrlocalbin The file coraenv already exists in usrlocalbin Overwrite it (yn) [n] y 「y」キーを押す Copying coraenv to usrlocalbin Creating etcoratab file Adding entry to etcoratab file Entries will be added to the etcoratab file as needed by Database Configuration Assistant when a database is created Finished running generic part of rootsh script Now product-specific root actions will be performed

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 30

今回のように同じマシンに既に Oracle 製品がインストールされている場合は

ディレクトリ「 usrlocalbin」に存在するファイル「dbhome」「oraenv」

「coraenv」を上書きするかどうか聞かれますのですべて「y」で上書きして

ください

またインストール開始時にファイル「staticportsini」を使用してOracle HTTP

Serverや OracleAS Web Cacheが 1024未満のポート番号を使用するように指定し

た場合は次のコマンドを実行してください $ su Password cd optoracleproduct904portalApacheApachebin chown root apachectl OHSが 1024未満の chmod 6750 apachectl ポート番号を使用する場合 cd optoracleproduct904portalwebcachebin chown root webcached OracleAS Web Cacheが 1024未満の chmod 6750 webcached ポート番号を使用する場合

実行後ダイアログに戻り「OK」をクリックします

20 「Configuration Assistant」画面

次の画面のように構成ツールが自動的に実行されます

構成ツールが全て終了するのをお待ちください

21 「インストールの終了」画面

インストールが正常に終了すると「OracleAS Infrastructure 10gのインストールが

成功しました」というメッセージとOracle HTTP Server にアクセスするための

URLが表示されます

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 31

「終了」をクリックすると次のようなダイアログが表示されます

「はい」をクリックしインストーラを終了します

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 32

インストール後の確認 インストール後は全てのサービスが起動しています各サービスの画面にアクセスし

動作確認しましょう

Oracle HTTP ServerOracleAS Web Cache のポート番号と Oracle Enterprise Manager

Application Server Control のポート番号を確認しそのポート番号を使用して OracleAS

Portalと Application Server Control にアクセスします

サービスのポート番号の確認

1 ファイル「optoracleproduct904portalinstallportlistini」の確認

このファイルはインストール時に割り当てられたポート番号になります「Oracle

HTTP Server port」「Web Cache HTTP Listen port」 (この 2 つは同じ値 )と

「Application Server Control port」の値を確認してください

例 [System] Host Name = portal21mycompanycom [Ports] Oracle HTTP Server port = 80 Oracle HTTP Server Listen port = 8889 Oracle HTTP Server SSL port = 443 Oracle HTTP Server Listen (SSL) port = 4444 Oracle HTTP Server Diagnostic port = 7201 Application Server Control RMI port = 1851 Oracle Notification Server Request port = 6004 Oracle Notification Server Local port = 6101 Oracle Notification Server Remote port = 6201 Java Object Cache port = 7011 Log Loader port = 44001 DCM Java Object Cache port = 7102 Oracle Management Agent port = 1831 Application Server Control port = 1811 Oracle HTTP Server Listen port = 8889 Oracle HTTP Server Listen (SSL) port = 4444 Web Cache HTTP Listen port = 80 Web Cache HTTP Listen (SSL) port = 443 Web Cache Administration port = 4000 Web Cache Invalidation port = 4001 Web Cache Statistics port = 4002 Oracle Net Listener = 1521 Discoverer OSAgent Port = 16003 Reports Services SQLNet port = 1950 Reports Services Visigenics CORBA port = 14000

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 33

OracleAS Portalの「ようこそ」画面の確認 1 OracleAS Portalの「ようこそ」画面へのアクセス

ブラウザを起動し次の URLにアクセスしてください

httpltホスト名gtltドメイン名gtltポート番号gtplsportal

ltホスト名gtltドメイン名gtltポート番号gtについては「インストールの終了」画面

に表示される Oracle HTTP Server にアクセスするための URLまたはファイル

「 optoracleproduct904portalinstallportlistini」の「Host Name」項目および

「Oracle HTTP Server port」もしくは「Web Cache HTTP Listen port」項目の値を参

照してください

右上の「ログイン」をクリックしてください

2 OracleAS Single Sign-Onへのログイン

OracleAS Single Sign-Onのログイン画面が表示されます「

ユーザー名orcladmin

パスワードOracleAS Infrastructure のインストール時に指定した「ias_admin」の

パスワード(今回は「oracle10g」)

と入力してください

3 OracleAS Portalの管理画面へのアクセス

OracleAS Portal の管理画面が表示されます画面上方に表示されるタブをクリッ

クすることでさまざまな管理機能に切り替えて表示することができます

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 34

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 35

Web管理コンソール Application Server Controlの確認 Application Server Control はコンポーネントの起動停止や設定の変更アプリケー

ションの配布を行うためのWeb管理コンソールです

1 Application Server Controlへのアクセス

ブラウザを起動し次の URLにアクセスしてください

httpltホスト名ドメイン名gtltポート番号gt

ltホスト名gtltドメイン名gtについては「インストールの終了」画面に表示され

る Oracle HTTP Server にアクセスするための URLまたはファイル

「optoracleproduct904infrainstallportlistini」の「Host Name」項目ltポート

番号gtについては「Application Server Control port」項目の値を参照してください

ログインダイアログが表示されます

ユーザー名ias_admin

パスワードOracleAS Infrastructure のインストール時に指定した「ias_admin」の

パスワード(今回は「oracle10g」)

と入力してください

2 次のページが表示されます

ここで「スタンドアロンインスタンス」項目に表示されるリンク(ltMiddle-

Tier の OracleAS インスタンス名gtltマシンのホスト名gtltマシンのドメイン名gt

例 「portalportal21mycompanycom」)をクリックすると次の画面が表示され

ます

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 36

この画面からOracleAS Portal の各コンポーネントの起動停止や設定変更ア

プリケーションのデプロイなどの管理作業を行うことができますなお後述の

ようにコンポーネントの起動停止はコマンドラインのツール「opmnctl」か

ら行うことも可能ですまた設定の変更やアプリケーションのデプロイはコ

マンドラインのツール「dcmctl」から行うことも可能です

OracleAS Portal をインストールした直後はOracleAS Portal が提供するすべて

のサービスが起動しています

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 37

サービスの起動停止 OracleAS Portalを起動停止するための手順を紹介します

インストールユーザーの環境変数の設定 各サービスを起動停止するためにはユーザー「oracleas」でログインした後適切

な環境変数を設定する必要があります次のファイル「portal_env」は環境変数設定

の一例です export LANG=ja_JPeucJP export ORACLE_SID=asdb export ORACLE_HOME=optoracleproduct904portal export LD_LIBRARY_PATH=$ORACLE_HOMElib$LD_LIBRARY_PATH export PATH=usrbinusrlocalbinbinusrX11R6bin $ORACLE_HOMEbin$ORACLE_HOMEopmnbin$ORACLE_HOMEdcmbin $PATH export NLS_LANG=Japanese_JapanJA16EUC

「usrbin」が環境変数 PATH に含まれる最初のディレクトリとなるよう設定してくだ

さい

環境変数を設定するためには次のコマンドを実行してください $ portal_env

設定した環境変数を確認するためには次のコマンドを実行してください $ env

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 38

OracleAS Portalの起動 OracleAS Portalを起動するための手順は次の通りです

1 OracleAS Infrastructureの起動(OracleAS Infrastructureが起動していない場合)

2 ユーザー「oracleas」でログインして適切な環境変数を設定 $ portal_env

3 OracleAS Portalの提供するサービスの起動 $ $ORACLE_HOMEopmnbinopmnctl startall opmnctl starting opmn and all managed processes

4 Application Server Controlの起動 $ emctl start iasconsole TZ set to Japan Oracle Enterprise Manager 10g Application Server Control 90400 Copyright (c) 2002 2003 Oracle Corporation All rights reserved Starting Oracle 10g Application Server Control started

OracleAS Portalの起動が完了しましたOracleAS Portalの提供するすべてのサービス

が使用可能になりした

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 39

OracleAS Portalの停止

OracleAS Portalを停止するための手順は次の通りです

1 ユーザー「oracleas」でログインして適切な環境変数を設定 $ portal_env

2 Application Server Controlの停止 $ emctl stop iasconsole TZ set to Japan Oracle Enterprise Manager 10g Application Server Control 90400 Copyright (c) 2002 2003 Oracle Corporation All rights reserved Stopping Oracle 10g Application Server Control Stopped

3 OracleAS Portalの提供するサービスの停止 $ $ORACLE_HOMEopmnbinopmnctl stopall opmnctl stopping opmn and all managed processes

4 OracleAS Infrastructureの停止(OracleAS Infrastructureも停止したい場合)

OracleAS Portalの停止が完了しました

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 40

運用上の注意 インストール後に必要な注意点について記述します

PDKについて

OracleAS Portalの提供するポータルフレームワークではポータルページは「ポー

トレット」と呼ばれるモジュールによって構成されます

既存社内

システム

シングル

サインオン

検索フォーム

OTN Japan

ポートレットの開発は OracleAS Portal が提

ますがPDK(Portal Developer Kit)と呼ばれ

細かく応じたポートレットを作成すること

ルページの構築を可能にする「Web Clipp

トやその他いくつかのサンプルも含まれ

PDK を使用する場合には最新版を Ora

URL(もしくはサポートセンター)から入手し

httpotnoraclecojptechportletindexhtml

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal

ポートレッ

Excite Japan 天気予報

日経BP

BizTech News

Portal Web アプリケーション

コンテンツ管理

供するウィザードによって行うこともでき

る開発キットを用いることでニーズにきめ

もできますまた PDK には効率的なポータ

ing」や「Omni Portlet」といったポートレッ

ます

cle Technology Network Japan (OTN)の次の

てください

編~ 41

Portalスキーマのパスワードの変更

OracleAS Portal を運用するにあたってはPortal スキーマ (デフォルトでは Metadata

Repository と同一の DB インスタンスのスキーマ「portal」にPortal リポジトリが作成

されます)に SQLPlus でログインして作業を行う必要がある場合がありますPortal

スキーマのパスワードはインストール直後はランダムな値に設定されていますその値

は Oracle Internet Directory(OID)に格納されているので管理ツール Oracle Directory

Manageを使用して確認することができます

① Oracle Directory Managerの起動

まず OracleAS Infrastructure で Oracle Directory Manager を起動しますユーザー

「oracleas」でログインしOracleAS Infrastructure用の適切な環境変数を設定して

次のコマンドを実行します

$ infra_env $ $ORACLE_HOMEbinoidadmin

② ログイン画面

次のようなログイン画面が表示されます

初めて Oracle Directory Manager から OID にアクセスする際にはOID が稼動して

いるサーバのホスト名などの情報を入力する必要があります アイコンをクリ

ックしてくださいなお 2 回目移行のアクセスでは②~⑤の手順は省略されます

③ OIDの登録

編集する OIDを登録するための画面が表示されます

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 42

「追加」をクリックしてください

④ OIDの情報の入力

OIDが稼動しているホスト名とポート番号を入力する画面が表示されます

「サーバー」には OracleAS Infrastructureをインストールしたマシンの名前を「ltホ

スト名gtltドメイン名gt」形式で入力してください「ポート」には「インストール

後の確認」の「サービスのポートの確認」で確認した「Oracle Internet Directory

port」の値を入力してください(デフォルトでは「3060」です)入力が完了したら

「OK」をクリックします

⑤ OIDの選択

Oracle Directory Managerで編集する OIDを選択します

今入力したホスト名とポート番号が表示されている列を選択して反転させて「選

択」をクリックします

⑥ OIDへのログイン

ユーザー名パスワードを入力します

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 43

「ユーザー」に OID の管理ユーザーである「orcladmin」「パスワード」には

OracleAS Infrastructure のインストール中に「ias_admin」のパスワードとして指定し

た値(今回は「oracle10g」)を入力して「ログイン」をクリックしてください

⑦ Portalスキーマのパスワードの格納されているエントリ

次のような OIDの初期画面が表示されます

画面左側のナビゲータペインを次のように辿ってください

エントリ管理

gt cn=OracleContext

gt cn=Products

gt cn=IAS

gtcn=IAS Infrastructure Database

gt orclReferenceName=iasdbltInfrastructureのドメイン名gt

gt OrclResourceName=Portal

gt orclpasswordattribute

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 44

⑧ Portalスキーマのパスワードの確認

画面右側の属性「orclpasswordattribute」の値が「Portal」スキーマのパスワードを示

しています

また Portal スキーマのパスワードを変更する場合一般的な DB のスキーマのように

SQLPlusなどから直接変更してはいけませんPortalスキーマのパスワードの情報は

mod_plsql の DAD などでも保持されておりそれらに対しても同時に変更を反映する

必要がありますそのため Portal スキーマや SSO のパスワードの変更はApplication

Server Control から行いますSSO スキーマのパスワードの変更方法については

「Oracle Application Server 10g(904) for Linux x86 インストール手順 ~Infrastructure編

~」を参照してくださいPotalスキーマのパスワードの変更方法は次の通りです

① インスタンスのホームページの表示

WebブラウザでApplication Server Controlのインスタンスのホームページにアクセ

スします

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 45

「Infrastructure」タブを表示してください

② 「Infrastructure」タブの表示

「Infrastructure」タブが表示されます

ページ左下のリンク「スキーマパスワードの変更」をクリックします

③ パスワードの変更画面の表示

パスワードの変更画面が表示されます

パスワードの変更画面で「PORTAL」にチェックをつけて選択し「パスワード」

及び「パスワードの確認」項目に設定したいパスワードを入力します入力が完

了したら「OK」をクリックします

④ パスワードの変更結果の確認画面の表示

パスワードの変更結果の確認画面が表示されます

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 46

⑤ インスタンスのホームページの表示

Portalスキーマのパスワードを変更した場合Oracle HTTP Serverを再起動する必要

があります再びインスタンスのホームページにアクセスしてください

「HTTP Server」にチェックをつけて選択し「再起動」をクリックしてください

⑥ Oracle HTTP Serverの再起動

次のような確認画面が表示されます

「はい」をクリックしてください

⑦ 再起動の処理中

再起動中は次のような画面が表示されます再起動が完了するまで暫くお待ちく

ださい

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 47

⑧ 再起動の完了

再起動が完了すると次のような画面が表示されます

これで Portalスキーマのパスワード変更が完了しました

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 48

アンインストール インストールした OracleAS Portalをアンインストールする手順は次の通りです

アンインストール作業

1 コンポーネントの停止

「サービスの起動停止」の章を参照してOracleAS Portal を停止しますなお

OracleAS Infrastructureは必ず起動しておいて下さい

2 インストーラの起動

インストールユーザー「oracleas」でログインして次のコマンドを実行しOracle

Universal Installerを起動します $ mntcdromrunInstaller

3 「ようこそ」画面

「製品の削除」をクリックします

4 削除するインスタンスの指定

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 49

削除するインスタンスをチェックします

今回は「portal」をチェックして「削除」をクリックします

5 確認ダイアログ

削除するコンポーネントの詳細が表示されます

「はい」をクリックしてください

6 削除ダイアログ

次のようなダイアログで削除の進行状況が表示されます

7 削除完了ダイアログ

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 50

削除が完了すると次のようなダイアログが表示されます

「閉じる」をクリックします

8 インストーラの終了

「取消」をクリックして OUIを終了します

9 ファイルディレクトリの削除

インストーラでは削除されないファイルやディレクトリがありますので手動で

削除します

① ORACLEホームディレクトリ

rootユーザーログインして削除した Oracle Application Serverインスタンスの

ORACLE ホームディレクトリを削除します次のコマンドを実行してくだ

さい $ su Password rm ndashrf optoracleproduct904portal

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 51

② etcoratabの削除済みインスタンスのエントリ

etcoratabファイルから削除したインスタンスに関する記述を削除します $ vi etcoratab This file is used by ORACLE utilities It is created by rootsh and updated by the Database Configuration Assistant when creating a database A colon is used as the field terminator A new line terminates the entry Lines beginning with a pound sign are comments Entries are of the form $ORACLE_SID$ORACLE_HOMEltN|Ygt The first and second fields are the system identifier and home directory of the database respectively The third filed indicates to the dbstart utility that the database should Y or should not N be brought up at system boot time Multiple entries with the same $ORACLE_SID are not allowed optoracleproduct904portalN この行を削除

10 OIDから OracleASインスタンス情報を削除

OracleAS Infrastructureの Oracle Internet Directory(OID)のエントリに格納されてい

るOracleASインスタンス情報を手動で削除します

ユーザー「oracleas」で OracleAS Infrastructure用に環境変数を設定して次のコマ

ンドを実行します $ ldapdelete -h ltOIDのホスト名gt -p ltOIDのポート番号gt -D cn=orcladmin -w ltorcladminのパスワードgt -x orclApplicationCommonName=ltOracleASインスタンス名gt cn=IAS Instancescn=IAScn=Productscn=OracleContext

ここでltOID のホスト名gtltOID のポート番号gtltorcladmin のパスワードgtは

インストール時に指定した OIDに関する情報と同じです

ltOracleAS インスタンス IDgtについては「管理ツール Application Server Control

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 52

の確認」で確認したltOracleAS インスタンス名gtltマシンのホスト名gtltマシン

のドメイン名gt(例 「portalportal21mycompanycom」)となります

例 $ ldapdelete -h portal21mycompanycom -p 3060 -D cn=orcladmin -w oracle10g -x orclapplicationcommonname=portalportal21mycompanycom cn=IAS Instancescn=IAScn=Productscn=OracleContext

OID に格納されている OracleAS インスタンスの情報はここで使用したコマ

ンドラインのツール「ldapdelete」の代わりにOracle Directory Manager で確認

および変更することもできますOracle Directory Manager の起動方法について

は「Oracle Application Server 10g for Linux インストール手順 ~Infrastructure編

~」の「運用上の注意」を参照してください

「エントリ管理」項目の「 cn=OracleContex cn=Products cn=IAS cn=IAS

Instances」の下の各エントリにOracleAS Infrastructure に関連付けられた

OracleAS インスタンスの情報が格納されています各エントリの属性

「orclapplicationcommonname」にOracleAS インスタンスの名前が格納されて

いますアンインストールした OracleAS インスタンスの情報が格納されている

エントリをクリックして選択し アイコンをクリックすると削除することが

できます

11 OracleAS Single Sign-Onのパートナアプリケーション情報を削除

OracleAS Single Sign-On にパートナアプリケーションとして登録されている

OracleAS Portalの情報を手動で削除します

① OracleAS Single Sign-Onへのアクセス

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 53

ブラウザを起動し次の URLにアクセスしてください

httpltホスト名ドメイン名gtltポート番号gtplsorasso

ltホスト名gtltドメイン名gtについてはOracleAS Infrastructure の Oracle HTTP

Server にアクセスするための値となります次のような画面が表示されます

画面右上の「ログイン」をクリックしてください

② OracleAS Single Sign-Onへのログイン

次のような OracleAS Single Sign-Onのログイン画面が表示されます

ユーザー名orcladmin

パスワード OracleAS Infrastructure のインストール時に指定した

「ias_admin」のパスワード(今回は「oracle10g」)

と入力してください ③ OracleAS Single Sign-Onのトップページ

OracleAS Single Sign-Onのトップページが表示されます

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 54

画面上方の「SSO Server管理」をクリックしてください

④ OracleAS Single Sign-Onの管理画面

3つの管理項目が表示されます

中央の「パートナアプリケーションの管理」をクリックしてください

⑤ パートナアプリケーションの管理

パートナアプリケーションの一覧が表示されます

ここでアンインストールした OracleAS Portalの情報を削除しますlt今回イン

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 55

ストールした Middle-Tierの OracleASインスタンス名gtltマシンのホスト名gtlt

マシンのドメイン名gt(例 「portalportal21mycompanycom」)と表記されてい

るパートナアプリケーション及び今回インストールした OracleAS

Portal(例 「Oracle Portal(portal)」)と表記されているパートナアプリケーシ

ョンの 2つについて左側の「 」アイコンをクリックして削除します

⑥ 確認画面

それぞれ次のような確認画面が表示されますので「はい」をクリックします

この作業を正確に行わないと次回以降の Middle-Tier のインストールで構成ツ

ールの実行に失敗する場合があります

12 OracleASインスタンス情報の確認

アンインストールした OracleASインスタンスの情報がOracleAS Infrastructureに

残っていないことを確認します

① Application Server Controlへのアクセス

ブラウザを起動し次の URLにアクセスしてください

httpltホスト名ドメイン名gtltポート番号gt

ltホスト名gtltドメイン名gtltポート番号gtについては OracleAS Infrastructure の

Application Server Controlにアクセスするための値を入力してくださいログイ

ンダイアログが表示されます

ユーザー名ias_admin

パスワードOracleAS Infrastructure のインストール時に指定した「ias_admin」の

パスワード(今回は「oracle10g」)

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 56

と入力してください

② 次の画面が表示されます

ここで「スタンドアロンインスタンス」項目に表示されるリンクにアンイ

ンストールした OracleAS インスタンスの名前が存在しないことを確認してくだ

さい存在していない場合はアンインストール作業は完了ですもし存在し

ている場合は次の手順に進んでください

③ Middle-Tierの OracleASインスタンス情報の手動削除

Middle-Tier のインストールを強制終了した場合などMiddle-Tier の情報が残っ

ていることがありますその場合はユーザー「oracleas」でログインし

OracleAS Infrastructure 用の適切な環境変数を設定して次のコマンドを実行し

ます $ infra_env $ $ORACLE_HOMEdcmbindcmctl destroyinstance ndashi ltOracleASインスタンス名gt

ここでlt OracleAS インスタンス名gtは削除する OracleAS インスタンス名です

以上で OracleASのMiddle-Tierのアンインストールは完了です

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 57

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ビス名は米国 Oracle Corporation の商標または登録商標ですその他の製品名及びサービス名はそれぞれの所有者の商標または登録商標の可能性があります

  • はじめに
  • 目次
    • 前提
      • インストール概要
      • インストール
        • インストール事前準備
          • ハードウェア要件の確認
          • ソフトウェア要件の確認(Red Hat Enterprise Linux21の場合)
          • ソフトウェア要件の確認(Red Hat Enterprise Linux 30の場合)
          • ソフトウェア要件の確認(MIRACLE LINUX Standard Edition V21の場合)
          • カーネルパラメータの設定
          • ホスト名の確認
          • インストールするOSユーザー作成
            • インストール作業
            • インストール後の確認
              • サービスのポート番号の確認
              • OracleAS Portalの「ようこそ」画面の確認
              • Web管理コンソールApplication Server Controlの確認
                  • サービスの起動停止
                    • インストールユーザーの環境変数の設定
                    • OracleAS Portalの起動
                    • OracleAS Portalの停止
                      • 運用上の注意
                        • PDKについて
                        • Portalスキーマのパスワードの変更
                          • アンインストール
                            • アンインストール作業

eject

インストールメディアの交換 mount mntcdrom

③ rootshの実行

次のようなダイアログが表示されます

「OK」をクリックする前にOracle Application Server をインストールするデ

ィレクトリ(今回は「optoracleproduct904portal」)に存在する「rootsh」を

rootユーザーで実行してください $ su Password optoracleproduct904portalrootsh Running OracleAS rootsh script The following environment variables are set as ORACLE_OWNER= oracleas ORACLE_HOME= optoracleproduct904portal Enter the full pathname of the local bin directory [Defaultusrlocalbin] 「ENTER」キーを押す The file dbhome already exists in usrlocalbin Overwrite it (yn) [n] y 「y」キーを押す

Copying dbhome to usrlocalbin The file oraenv already exists in usrlocalbin Overwrite it (yn) [n] y 「y」キーを押す Copying oraenv to usrlocalbin The file coraenv already exists in usrlocalbin Overwrite it (yn) [n] y 「y」キーを押す Copying coraenv to usrlocalbin Creating etcoratab file Adding entry to etcoratab file Entries will be added to the etcoratab file as needed by Database Configuration Assistant when a database is created Finished running generic part of rootsh script Now product-specific root actions will be performed

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 30

今回のように同じマシンに既に Oracle 製品がインストールされている場合は

ディレクトリ「 usrlocalbin」に存在するファイル「dbhome」「oraenv」

「coraenv」を上書きするかどうか聞かれますのですべて「y」で上書きして

ください

またインストール開始時にファイル「staticportsini」を使用してOracle HTTP

Serverや OracleAS Web Cacheが 1024未満のポート番号を使用するように指定し

た場合は次のコマンドを実行してください $ su Password cd optoracleproduct904portalApacheApachebin chown root apachectl OHSが 1024未満の chmod 6750 apachectl ポート番号を使用する場合 cd optoracleproduct904portalwebcachebin chown root webcached OracleAS Web Cacheが 1024未満の chmod 6750 webcached ポート番号を使用する場合

実行後ダイアログに戻り「OK」をクリックします

20 「Configuration Assistant」画面

次の画面のように構成ツールが自動的に実行されます

構成ツールが全て終了するのをお待ちください

21 「インストールの終了」画面

インストールが正常に終了すると「OracleAS Infrastructure 10gのインストールが

成功しました」というメッセージとOracle HTTP Server にアクセスするための

URLが表示されます

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 31

「終了」をクリックすると次のようなダイアログが表示されます

「はい」をクリックしインストーラを終了します

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 32

インストール後の確認 インストール後は全てのサービスが起動しています各サービスの画面にアクセスし

動作確認しましょう

Oracle HTTP ServerOracleAS Web Cache のポート番号と Oracle Enterprise Manager

Application Server Control のポート番号を確認しそのポート番号を使用して OracleAS

Portalと Application Server Control にアクセスします

サービスのポート番号の確認

1 ファイル「optoracleproduct904portalinstallportlistini」の確認

このファイルはインストール時に割り当てられたポート番号になります「Oracle

HTTP Server port」「Web Cache HTTP Listen port」 (この 2 つは同じ値 )と

「Application Server Control port」の値を確認してください

例 [System] Host Name = portal21mycompanycom [Ports] Oracle HTTP Server port = 80 Oracle HTTP Server Listen port = 8889 Oracle HTTP Server SSL port = 443 Oracle HTTP Server Listen (SSL) port = 4444 Oracle HTTP Server Diagnostic port = 7201 Application Server Control RMI port = 1851 Oracle Notification Server Request port = 6004 Oracle Notification Server Local port = 6101 Oracle Notification Server Remote port = 6201 Java Object Cache port = 7011 Log Loader port = 44001 DCM Java Object Cache port = 7102 Oracle Management Agent port = 1831 Application Server Control port = 1811 Oracle HTTP Server Listen port = 8889 Oracle HTTP Server Listen (SSL) port = 4444 Web Cache HTTP Listen port = 80 Web Cache HTTP Listen (SSL) port = 443 Web Cache Administration port = 4000 Web Cache Invalidation port = 4001 Web Cache Statistics port = 4002 Oracle Net Listener = 1521 Discoverer OSAgent Port = 16003 Reports Services SQLNet port = 1950 Reports Services Visigenics CORBA port = 14000

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 33

OracleAS Portalの「ようこそ」画面の確認 1 OracleAS Portalの「ようこそ」画面へのアクセス

ブラウザを起動し次の URLにアクセスしてください

httpltホスト名gtltドメイン名gtltポート番号gtplsportal

ltホスト名gtltドメイン名gtltポート番号gtについては「インストールの終了」画面

に表示される Oracle HTTP Server にアクセスするための URLまたはファイル

「 optoracleproduct904portalinstallportlistini」の「Host Name」項目および

「Oracle HTTP Server port」もしくは「Web Cache HTTP Listen port」項目の値を参

照してください

右上の「ログイン」をクリックしてください

2 OracleAS Single Sign-Onへのログイン

OracleAS Single Sign-Onのログイン画面が表示されます「

ユーザー名orcladmin

パスワードOracleAS Infrastructure のインストール時に指定した「ias_admin」の

パスワード(今回は「oracle10g」)

と入力してください

3 OracleAS Portalの管理画面へのアクセス

OracleAS Portal の管理画面が表示されます画面上方に表示されるタブをクリッ

クすることでさまざまな管理機能に切り替えて表示することができます

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 34

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 35

Web管理コンソール Application Server Controlの確認 Application Server Control はコンポーネントの起動停止や設定の変更アプリケー

ションの配布を行うためのWeb管理コンソールです

1 Application Server Controlへのアクセス

ブラウザを起動し次の URLにアクセスしてください

httpltホスト名ドメイン名gtltポート番号gt

ltホスト名gtltドメイン名gtについては「インストールの終了」画面に表示され

る Oracle HTTP Server にアクセスするための URLまたはファイル

「optoracleproduct904infrainstallportlistini」の「Host Name」項目ltポート

番号gtについては「Application Server Control port」項目の値を参照してください

ログインダイアログが表示されます

ユーザー名ias_admin

パスワードOracleAS Infrastructure のインストール時に指定した「ias_admin」の

パスワード(今回は「oracle10g」)

と入力してください

2 次のページが表示されます

ここで「スタンドアロンインスタンス」項目に表示されるリンク(ltMiddle-

Tier の OracleAS インスタンス名gtltマシンのホスト名gtltマシンのドメイン名gt

例 「portalportal21mycompanycom」)をクリックすると次の画面が表示され

ます

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 36

この画面からOracleAS Portal の各コンポーネントの起動停止や設定変更ア

プリケーションのデプロイなどの管理作業を行うことができますなお後述の

ようにコンポーネントの起動停止はコマンドラインのツール「opmnctl」か

ら行うことも可能ですまた設定の変更やアプリケーションのデプロイはコ

マンドラインのツール「dcmctl」から行うことも可能です

OracleAS Portal をインストールした直後はOracleAS Portal が提供するすべて

のサービスが起動しています

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 37

サービスの起動停止 OracleAS Portalを起動停止するための手順を紹介します

インストールユーザーの環境変数の設定 各サービスを起動停止するためにはユーザー「oracleas」でログインした後適切

な環境変数を設定する必要があります次のファイル「portal_env」は環境変数設定

の一例です export LANG=ja_JPeucJP export ORACLE_SID=asdb export ORACLE_HOME=optoracleproduct904portal export LD_LIBRARY_PATH=$ORACLE_HOMElib$LD_LIBRARY_PATH export PATH=usrbinusrlocalbinbinusrX11R6bin $ORACLE_HOMEbin$ORACLE_HOMEopmnbin$ORACLE_HOMEdcmbin $PATH export NLS_LANG=Japanese_JapanJA16EUC

「usrbin」が環境変数 PATH に含まれる最初のディレクトリとなるよう設定してくだ

さい

環境変数を設定するためには次のコマンドを実行してください $ portal_env

設定した環境変数を確認するためには次のコマンドを実行してください $ env

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 38

OracleAS Portalの起動 OracleAS Portalを起動するための手順は次の通りです

1 OracleAS Infrastructureの起動(OracleAS Infrastructureが起動していない場合)

2 ユーザー「oracleas」でログインして適切な環境変数を設定 $ portal_env

3 OracleAS Portalの提供するサービスの起動 $ $ORACLE_HOMEopmnbinopmnctl startall opmnctl starting opmn and all managed processes

4 Application Server Controlの起動 $ emctl start iasconsole TZ set to Japan Oracle Enterprise Manager 10g Application Server Control 90400 Copyright (c) 2002 2003 Oracle Corporation All rights reserved Starting Oracle 10g Application Server Control started

OracleAS Portalの起動が完了しましたOracleAS Portalの提供するすべてのサービス

が使用可能になりした

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 39

OracleAS Portalの停止

OracleAS Portalを停止するための手順は次の通りです

1 ユーザー「oracleas」でログインして適切な環境変数を設定 $ portal_env

2 Application Server Controlの停止 $ emctl stop iasconsole TZ set to Japan Oracle Enterprise Manager 10g Application Server Control 90400 Copyright (c) 2002 2003 Oracle Corporation All rights reserved Stopping Oracle 10g Application Server Control Stopped

3 OracleAS Portalの提供するサービスの停止 $ $ORACLE_HOMEopmnbinopmnctl stopall opmnctl stopping opmn and all managed processes

4 OracleAS Infrastructureの停止(OracleAS Infrastructureも停止したい場合)

OracleAS Portalの停止が完了しました

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 40

運用上の注意 インストール後に必要な注意点について記述します

PDKについて

OracleAS Portalの提供するポータルフレームワークではポータルページは「ポー

トレット」と呼ばれるモジュールによって構成されます

既存社内

システム

シングル

サインオン

検索フォーム

OTN Japan

ポートレットの開発は OracleAS Portal が提

ますがPDK(Portal Developer Kit)と呼ばれ

細かく応じたポートレットを作成すること

ルページの構築を可能にする「Web Clipp

トやその他いくつかのサンプルも含まれ

PDK を使用する場合には最新版を Ora

URL(もしくはサポートセンター)から入手し

httpotnoraclecojptechportletindexhtml

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal

ポートレッ

Excite Japan 天気予報

日経BP

BizTech News

Portal Web アプリケーション

コンテンツ管理

供するウィザードによって行うこともでき

る開発キットを用いることでニーズにきめ

もできますまた PDK には効率的なポータ

ing」や「Omni Portlet」といったポートレッ

ます

cle Technology Network Japan (OTN)の次の

てください

編~ 41

Portalスキーマのパスワードの変更

OracleAS Portal を運用するにあたってはPortal スキーマ (デフォルトでは Metadata

Repository と同一の DB インスタンスのスキーマ「portal」にPortal リポジトリが作成

されます)に SQLPlus でログインして作業を行う必要がある場合がありますPortal

スキーマのパスワードはインストール直後はランダムな値に設定されていますその値

は Oracle Internet Directory(OID)に格納されているので管理ツール Oracle Directory

Manageを使用して確認することができます

① Oracle Directory Managerの起動

まず OracleAS Infrastructure で Oracle Directory Manager を起動しますユーザー

「oracleas」でログインしOracleAS Infrastructure用の適切な環境変数を設定して

次のコマンドを実行します

$ infra_env $ $ORACLE_HOMEbinoidadmin

② ログイン画面

次のようなログイン画面が表示されます

初めて Oracle Directory Manager から OID にアクセスする際にはOID が稼動して

いるサーバのホスト名などの情報を入力する必要があります アイコンをクリ

ックしてくださいなお 2 回目移行のアクセスでは②~⑤の手順は省略されます

③ OIDの登録

編集する OIDを登録するための画面が表示されます

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 42

「追加」をクリックしてください

④ OIDの情報の入力

OIDが稼動しているホスト名とポート番号を入力する画面が表示されます

「サーバー」には OracleAS Infrastructureをインストールしたマシンの名前を「ltホ

スト名gtltドメイン名gt」形式で入力してください「ポート」には「インストール

後の確認」の「サービスのポートの確認」で確認した「Oracle Internet Directory

port」の値を入力してください(デフォルトでは「3060」です)入力が完了したら

「OK」をクリックします

⑤ OIDの選択

Oracle Directory Managerで編集する OIDを選択します

今入力したホスト名とポート番号が表示されている列を選択して反転させて「選

択」をクリックします

⑥ OIDへのログイン

ユーザー名パスワードを入力します

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 43

「ユーザー」に OID の管理ユーザーである「orcladmin」「パスワード」には

OracleAS Infrastructure のインストール中に「ias_admin」のパスワードとして指定し

た値(今回は「oracle10g」)を入力して「ログイン」をクリックしてください

⑦ Portalスキーマのパスワードの格納されているエントリ

次のような OIDの初期画面が表示されます

画面左側のナビゲータペインを次のように辿ってください

エントリ管理

gt cn=OracleContext

gt cn=Products

gt cn=IAS

gtcn=IAS Infrastructure Database

gt orclReferenceName=iasdbltInfrastructureのドメイン名gt

gt OrclResourceName=Portal

gt orclpasswordattribute

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 44

⑧ Portalスキーマのパスワードの確認

画面右側の属性「orclpasswordattribute」の値が「Portal」スキーマのパスワードを示

しています

また Portal スキーマのパスワードを変更する場合一般的な DB のスキーマのように

SQLPlusなどから直接変更してはいけませんPortalスキーマのパスワードの情報は

mod_plsql の DAD などでも保持されておりそれらに対しても同時に変更を反映する

必要がありますそのため Portal スキーマや SSO のパスワードの変更はApplication

Server Control から行いますSSO スキーマのパスワードの変更方法については

「Oracle Application Server 10g(904) for Linux x86 インストール手順 ~Infrastructure編

~」を参照してくださいPotalスキーマのパスワードの変更方法は次の通りです

① インスタンスのホームページの表示

WebブラウザでApplication Server Controlのインスタンスのホームページにアクセ

スします

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 45

「Infrastructure」タブを表示してください

② 「Infrastructure」タブの表示

「Infrastructure」タブが表示されます

ページ左下のリンク「スキーマパスワードの変更」をクリックします

③ パスワードの変更画面の表示

パスワードの変更画面が表示されます

パスワードの変更画面で「PORTAL」にチェックをつけて選択し「パスワード」

及び「パスワードの確認」項目に設定したいパスワードを入力します入力が完

了したら「OK」をクリックします

④ パスワードの変更結果の確認画面の表示

パスワードの変更結果の確認画面が表示されます

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 46

⑤ インスタンスのホームページの表示

Portalスキーマのパスワードを変更した場合Oracle HTTP Serverを再起動する必要

があります再びインスタンスのホームページにアクセスしてください

「HTTP Server」にチェックをつけて選択し「再起動」をクリックしてください

⑥ Oracle HTTP Serverの再起動

次のような確認画面が表示されます

「はい」をクリックしてください

⑦ 再起動の処理中

再起動中は次のような画面が表示されます再起動が完了するまで暫くお待ちく

ださい

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 47

⑧ 再起動の完了

再起動が完了すると次のような画面が表示されます

これで Portalスキーマのパスワード変更が完了しました

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 48

アンインストール インストールした OracleAS Portalをアンインストールする手順は次の通りです

アンインストール作業

1 コンポーネントの停止

「サービスの起動停止」の章を参照してOracleAS Portal を停止しますなお

OracleAS Infrastructureは必ず起動しておいて下さい

2 インストーラの起動

インストールユーザー「oracleas」でログインして次のコマンドを実行しOracle

Universal Installerを起動します $ mntcdromrunInstaller

3 「ようこそ」画面

「製品の削除」をクリックします

4 削除するインスタンスの指定

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 49

削除するインスタンスをチェックします

今回は「portal」をチェックして「削除」をクリックします

5 確認ダイアログ

削除するコンポーネントの詳細が表示されます

「はい」をクリックしてください

6 削除ダイアログ

次のようなダイアログで削除の進行状況が表示されます

7 削除完了ダイアログ

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 50

削除が完了すると次のようなダイアログが表示されます

「閉じる」をクリックします

8 インストーラの終了

「取消」をクリックして OUIを終了します

9 ファイルディレクトリの削除

インストーラでは削除されないファイルやディレクトリがありますので手動で

削除します

① ORACLEホームディレクトリ

rootユーザーログインして削除した Oracle Application Serverインスタンスの

ORACLE ホームディレクトリを削除します次のコマンドを実行してくだ

さい $ su Password rm ndashrf optoracleproduct904portal

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 51

② etcoratabの削除済みインスタンスのエントリ

etcoratabファイルから削除したインスタンスに関する記述を削除します $ vi etcoratab This file is used by ORACLE utilities It is created by rootsh and updated by the Database Configuration Assistant when creating a database A colon is used as the field terminator A new line terminates the entry Lines beginning with a pound sign are comments Entries are of the form $ORACLE_SID$ORACLE_HOMEltN|Ygt The first and second fields are the system identifier and home directory of the database respectively The third filed indicates to the dbstart utility that the database should Y or should not N be brought up at system boot time Multiple entries with the same $ORACLE_SID are not allowed optoracleproduct904portalN この行を削除

10 OIDから OracleASインスタンス情報を削除

OracleAS Infrastructureの Oracle Internet Directory(OID)のエントリに格納されてい

るOracleASインスタンス情報を手動で削除します

ユーザー「oracleas」で OracleAS Infrastructure用に環境変数を設定して次のコマ

ンドを実行します $ ldapdelete -h ltOIDのホスト名gt -p ltOIDのポート番号gt -D cn=orcladmin -w ltorcladminのパスワードgt -x orclApplicationCommonName=ltOracleASインスタンス名gt cn=IAS Instancescn=IAScn=Productscn=OracleContext

ここでltOID のホスト名gtltOID のポート番号gtltorcladmin のパスワードgtは

インストール時に指定した OIDに関する情報と同じです

ltOracleAS インスタンス IDgtについては「管理ツール Application Server Control

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 52

の確認」で確認したltOracleAS インスタンス名gtltマシンのホスト名gtltマシン

のドメイン名gt(例 「portalportal21mycompanycom」)となります

例 $ ldapdelete -h portal21mycompanycom -p 3060 -D cn=orcladmin -w oracle10g -x orclapplicationcommonname=portalportal21mycompanycom cn=IAS Instancescn=IAScn=Productscn=OracleContext

OID に格納されている OracleAS インスタンスの情報はここで使用したコマ

ンドラインのツール「ldapdelete」の代わりにOracle Directory Manager で確認

および変更することもできますOracle Directory Manager の起動方法について

は「Oracle Application Server 10g for Linux インストール手順 ~Infrastructure編

~」の「運用上の注意」を参照してください

「エントリ管理」項目の「 cn=OracleContex cn=Products cn=IAS cn=IAS

Instances」の下の各エントリにOracleAS Infrastructure に関連付けられた

OracleAS インスタンスの情報が格納されています各エントリの属性

「orclapplicationcommonname」にOracleAS インスタンスの名前が格納されて

いますアンインストールした OracleAS インスタンスの情報が格納されている

エントリをクリックして選択し アイコンをクリックすると削除することが

できます

11 OracleAS Single Sign-Onのパートナアプリケーション情報を削除

OracleAS Single Sign-On にパートナアプリケーションとして登録されている

OracleAS Portalの情報を手動で削除します

① OracleAS Single Sign-Onへのアクセス

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 53

ブラウザを起動し次の URLにアクセスしてください

httpltホスト名ドメイン名gtltポート番号gtplsorasso

ltホスト名gtltドメイン名gtについてはOracleAS Infrastructure の Oracle HTTP

Server にアクセスするための値となります次のような画面が表示されます

画面右上の「ログイン」をクリックしてください

② OracleAS Single Sign-Onへのログイン

次のような OracleAS Single Sign-Onのログイン画面が表示されます

ユーザー名orcladmin

パスワード OracleAS Infrastructure のインストール時に指定した

「ias_admin」のパスワード(今回は「oracle10g」)

と入力してください ③ OracleAS Single Sign-Onのトップページ

OracleAS Single Sign-Onのトップページが表示されます

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 54

画面上方の「SSO Server管理」をクリックしてください

④ OracleAS Single Sign-Onの管理画面

3つの管理項目が表示されます

中央の「パートナアプリケーションの管理」をクリックしてください

⑤ パートナアプリケーションの管理

パートナアプリケーションの一覧が表示されます

ここでアンインストールした OracleAS Portalの情報を削除しますlt今回イン

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 55

ストールした Middle-Tierの OracleASインスタンス名gtltマシンのホスト名gtlt

マシンのドメイン名gt(例 「portalportal21mycompanycom」)と表記されてい

るパートナアプリケーション及び今回インストールした OracleAS

Portal(例 「Oracle Portal(portal)」)と表記されているパートナアプリケーシ

ョンの 2つについて左側の「 」アイコンをクリックして削除します

⑥ 確認画面

それぞれ次のような確認画面が表示されますので「はい」をクリックします

この作業を正確に行わないと次回以降の Middle-Tier のインストールで構成ツ

ールの実行に失敗する場合があります

12 OracleASインスタンス情報の確認

アンインストールした OracleASインスタンスの情報がOracleAS Infrastructureに

残っていないことを確認します

① Application Server Controlへのアクセス

ブラウザを起動し次の URLにアクセスしてください

httpltホスト名ドメイン名gtltポート番号gt

ltホスト名gtltドメイン名gtltポート番号gtについては OracleAS Infrastructure の

Application Server Controlにアクセスするための値を入力してくださいログイ

ンダイアログが表示されます

ユーザー名ias_admin

パスワードOracleAS Infrastructure のインストール時に指定した「ias_admin」の

パスワード(今回は「oracle10g」)

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 56

と入力してください

② 次の画面が表示されます

ここで「スタンドアロンインスタンス」項目に表示されるリンクにアンイ

ンストールした OracleAS インスタンスの名前が存在しないことを確認してくだ

さい存在していない場合はアンインストール作業は完了ですもし存在し

ている場合は次の手順に進んでください

③ Middle-Tierの OracleASインスタンス情報の手動削除

Middle-Tier のインストールを強制終了した場合などMiddle-Tier の情報が残っ

ていることがありますその場合はユーザー「oracleas」でログインし

OracleAS Infrastructure 用の適切な環境変数を設定して次のコマンドを実行し

ます $ infra_env $ $ORACLE_HOMEdcmbindcmctl destroyinstance ndashi ltOracleASインスタンス名gt

ここでlt OracleAS インスタンス名gtは削除する OracleAS インスタンス名です

以上で OracleASのMiddle-Tierのアンインストールは完了です

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 57

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ります日本オラクル社は本書の内容に関していかなる保証もいたしませんまた本書の内容に

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ビス名は米国 Oracle Corporation の商標または登録商標ですその他の製品名及びサービス名はそれぞれの所有者の商標または登録商標の可能性があります

  • はじめに
  • 目次
    • 前提
      • インストール概要
      • インストール
        • インストール事前準備
          • ハードウェア要件の確認
          • ソフトウェア要件の確認(Red Hat Enterprise Linux21の場合)
          • ソフトウェア要件の確認(Red Hat Enterprise Linux 30の場合)
          • ソフトウェア要件の確認(MIRACLE LINUX Standard Edition V21の場合)
          • カーネルパラメータの設定
          • ホスト名の確認
          • インストールするOSユーザー作成
            • インストール作業
            • インストール後の確認
              • サービスのポート番号の確認
              • OracleAS Portalの「ようこそ」画面の確認
              • Web管理コンソールApplication Server Controlの確認
                  • サービスの起動停止
                    • インストールユーザーの環境変数の設定
                    • OracleAS Portalの起動
                    • OracleAS Portalの停止
                      • 運用上の注意
                        • PDKについて
                        • Portalスキーマのパスワードの変更
                          • アンインストール
                            • アンインストール作業

今回のように同じマシンに既に Oracle 製品がインストールされている場合は

ディレクトリ「 usrlocalbin」に存在するファイル「dbhome」「oraenv」

「coraenv」を上書きするかどうか聞かれますのですべて「y」で上書きして

ください

またインストール開始時にファイル「staticportsini」を使用してOracle HTTP

Serverや OracleAS Web Cacheが 1024未満のポート番号を使用するように指定し

た場合は次のコマンドを実行してください $ su Password cd optoracleproduct904portalApacheApachebin chown root apachectl OHSが 1024未満の chmod 6750 apachectl ポート番号を使用する場合 cd optoracleproduct904portalwebcachebin chown root webcached OracleAS Web Cacheが 1024未満の chmod 6750 webcached ポート番号を使用する場合

実行後ダイアログに戻り「OK」をクリックします

20 「Configuration Assistant」画面

次の画面のように構成ツールが自動的に実行されます

構成ツールが全て終了するのをお待ちください

21 「インストールの終了」画面

インストールが正常に終了すると「OracleAS Infrastructure 10gのインストールが

成功しました」というメッセージとOracle HTTP Server にアクセスするための

URLが表示されます

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 31

「終了」をクリックすると次のようなダイアログが表示されます

「はい」をクリックしインストーラを終了します

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 32

インストール後の確認 インストール後は全てのサービスが起動しています各サービスの画面にアクセスし

動作確認しましょう

Oracle HTTP ServerOracleAS Web Cache のポート番号と Oracle Enterprise Manager

Application Server Control のポート番号を確認しそのポート番号を使用して OracleAS

Portalと Application Server Control にアクセスします

サービスのポート番号の確認

1 ファイル「optoracleproduct904portalinstallportlistini」の確認

このファイルはインストール時に割り当てられたポート番号になります「Oracle

HTTP Server port」「Web Cache HTTP Listen port」 (この 2 つは同じ値 )と

「Application Server Control port」の値を確認してください

例 [System] Host Name = portal21mycompanycom [Ports] Oracle HTTP Server port = 80 Oracle HTTP Server Listen port = 8889 Oracle HTTP Server SSL port = 443 Oracle HTTP Server Listen (SSL) port = 4444 Oracle HTTP Server Diagnostic port = 7201 Application Server Control RMI port = 1851 Oracle Notification Server Request port = 6004 Oracle Notification Server Local port = 6101 Oracle Notification Server Remote port = 6201 Java Object Cache port = 7011 Log Loader port = 44001 DCM Java Object Cache port = 7102 Oracle Management Agent port = 1831 Application Server Control port = 1811 Oracle HTTP Server Listen port = 8889 Oracle HTTP Server Listen (SSL) port = 4444 Web Cache HTTP Listen port = 80 Web Cache HTTP Listen (SSL) port = 443 Web Cache Administration port = 4000 Web Cache Invalidation port = 4001 Web Cache Statistics port = 4002 Oracle Net Listener = 1521 Discoverer OSAgent Port = 16003 Reports Services SQLNet port = 1950 Reports Services Visigenics CORBA port = 14000

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 33

OracleAS Portalの「ようこそ」画面の確認 1 OracleAS Portalの「ようこそ」画面へのアクセス

ブラウザを起動し次の URLにアクセスしてください

httpltホスト名gtltドメイン名gtltポート番号gtplsportal

ltホスト名gtltドメイン名gtltポート番号gtについては「インストールの終了」画面

に表示される Oracle HTTP Server にアクセスするための URLまたはファイル

「 optoracleproduct904portalinstallportlistini」の「Host Name」項目および

「Oracle HTTP Server port」もしくは「Web Cache HTTP Listen port」項目の値を参

照してください

右上の「ログイン」をクリックしてください

2 OracleAS Single Sign-Onへのログイン

OracleAS Single Sign-Onのログイン画面が表示されます「

ユーザー名orcladmin

パスワードOracleAS Infrastructure のインストール時に指定した「ias_admin」の

パスワード(今回は「oracle10g」)

と入力してください

3 OracleAS Portalの管理画面へのアクセス

OracleAS Portal の管理画面が表示されます画面上方に表示されるタブをクリッ

クすることでさまざまな管理機能に切り替えて表示することができます

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 34

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 35

Web管理コンソール Application Server Controlの確認 Application Server Control はコンポーネントの起動停止や設定の変更アプリケー

ションの配布を行うためのWeb管理コンソールです

1 Application Server Controlへのアクセス

ブラウザを起動し次の URLにアクセスしてください

httpltホスト名ドメイン名gtltポート番号gt

ltホスト名gtltドメイン名gtについては「インストールの終了」画面に表示され

る Oracle HTTP Server にアクセスするための URLまたはファイル

「optoracleproduct904infrainstallportlistini」の「Host Name」項目ltポート

番号gtについては「Application Server Control port」項目の値を参照してください

ログインダイアログが表示されます

ユーザー名ias_admin

パスワードOracleAS Infrastructure のインストール時に指定した「ias_admin」の

パスワード(今回は「oracle10g」)

と入力してください

2 次のページが表示されます

ここで「スタンドアロンインスタンス」項目に表示されるリンク(ltMiddle-

Tier の OracleAS インスタンス名gtltマシンのホスト名gtltマシンのドメイン名gt

例 「portalportal21mycompanycom」)をクリックすると次の画面が表示され

ます

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 36

この画面からOracleAS Portal の各コンポーネントの起動停止や設定変更ア

プリケーションのデプロイなどの管理作業を行うことができますなお後述の

ようにコンポーネントの起動停止はコマンドラインのツール「opmnctl」か

ら行うことも可能ですまた設定の変更やアプリケーションのデプロイはコ

マンドラインのツール「dcmctl」から行うことも可能です

OracleAS Portal をインストールした直後はOracleAS Portal が提供するすべて

のサービスが起動しています

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 37

サービスの起動停止 OracleAS Portalを起動停止するための手順を紹介します

インストールユーザーの環境変数の設定 各サービスを起動停止するためにはユーザー「oracleas」でログインした後適切

な環境変数を設定する必要があります次のファイル「portal_env」は環境変数設定

の一例です export LANG=ja_JPeucJP export ORACLE_SID=asdb export ORACLE_HOME=optoracleproduct904portal export LD_LIBRARY_PATH=$ORACLE_HOMElib$LD_LIBRARY_PATH export PATH=usrbinusrlocalbinbinusrX11R6bin $ORACLE_HOMEbin$ORACLE_HOMEopmnbin$ORACLE_HOMEdcmbin $PATH export NLS_LANG=Japanese_JapanJA16EUC

「usrbin」が環境変数 PATH に含まれる最初のディレクトリとなるよう設定してくだ

さい

環境変数を設定するためには次のコマンドを実行してください $ portal_env

設定した環境変数を確認するためには次のコマンドを実行してください $ env

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 38

OracleAS Portalの起動 OracleAS Portalを起動するための手順は次の通りです

1 OracleAS Infrastructureの起動(OracleAS Infrastructureが起動していない場合)

2 ユーザー「oracleas」でログインして適切な環境変数を設定 $ portal_env

3 OracleAS Portalの提供するサービスの起動 $ $ORACLE_HOMEopmnbinopmnctl startall opmnctl starting opmn and all managed processes

4 Application Server Controlの起動 $ emctl start iasconsole TZ set to Japan Oracle Enterprise Manager 10g Application Server Control 90400 Copyright (c) 2002 2003 Oracle Corporation All rights reserved Starting Oracle 10g Application Server Control started

OracleAS Portalの起動が完了しましたOracleAS Portalの提供するすべてのサービス

が使用可能になりした

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 39

OracleAS Portalの停止

OracleAS Portalを停止するための手順は次の通りです

1 ユーザー「oracleas」でログインして適切な環境変数を設定 $ portal_env

2 Application Server Controlの停止 $ emctl stop iasconsole TZ set to Japan Oracle Enterprise Manager 10g Application Server Control 90400 Copyright (c) 2002 2003 Oracle Corporation All rights reserved Stopping Oracle 10g Application Server Control Stopped

3 OracleAS Portalの提供するサービスの停止 $ $ORACLE_HOMEopmnbinopmnctl stopall opmnctl stopping opmn and all managed processes

4 OracleAS Infrastructureの停止(OracleAS Infrastructureも停止したい場合)

OracleAS Portalの停止が完了しました

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 40

運用上の注意 インストール後に必要な注意点について記述します

PDKについて

OracleAS Portalの提供するポータルフレームワークではポータルページは「ポー

トレット」と呼ばれるモジュールによって構成されます

既存社内

システム

シングル

サインオン

検索フォーム

OTN Japan

ポートレットの開発は OracleAS Portal が提

ますがPDK(Portal Developer Kit)と呼ばれ

細かく応じたポートレットを作成すること

ルページの構築を可能にする「Web Clipp

トやその他いくつかのサンプルも含まれ

PDK を使用する場合には最新版を Ora

URL(もしくはサポートセンター)から入手し

httpotnoraclecojptechportletindexhtml

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal

ポートレッ

Excite Japan 天気予報

日経BP

BizTech News

Portal Web アプリケーション

コンテンツ管理

供するウィザードによって行うこともでき

る開発キットを用いることでニーズにきめ

もできますまた PDK には効率的なポータ

ing」や「Omni Portlet」といったポートレッ

ます

cle Technology Network Japan (OTN)の次の

てください

編~ 41

Portalスキーマのパスワードの変更

OracleAS Portal を運用するにあたってはPortal スキーマ (デフォルトでは Metadata

Repository と同一の DB インスタンスのスキーマ「portal」にPortal リポジトリが作成

されます)に SQLPlus でログインして作業を行う必要がある場合がありますPortal

スキーマのパスワードはインストール直後はランダムな値に設定されていますその値

は Oracle Internet Directory(OID)に格納されているので管理ツール Oracle Directory

Manageを使用して確認することができます

① Oracle Directory Managerの起動

まず OracleAS Infrastructure で Oracle Directory Manager を起動しますユーザー

「oracleas」でログインしOracleAS Infrastructure用の適切な環境変数を設定して

次のコマンドを実行します

$ infra_env $ $ORACLE_HOMEbinoidadmin

② ログイン画面

次のようなログイン画面が表示されます

初めて Oracle Directory Manager から OID にアクセスする際にはOID が稼動して

いるサーバのホスト名などの情報を入力する必要があります アイコンをクリ

ックしてくださいなお 2 回目移行のアクセスでは②~⑤の手順は省略されます

③ OIDの登録

編集する OIDを登録するための画面が表示されます

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 42

「追加」をクリックしてください

④ OIDの情報の入力

OIDが稼動しているホスト名とポート番号を入力する画面が表示されます

「サーバー」には OracleAS Infrastructureをインストールしたマシンの名前を「ltホ

スト名gtltドメイン名gt」形式で入力してください「ポート」には「インストール

後の確認」の「サービスのポートの確認」で確認した「Oracle Internet Directory

port」の値を入力してください(デフォルトでは「3060」です)入力が完了したら

「OK」をクリックします

⑤ OIDの選択

Oracle Directory Managerで編集する OIDを選択します

今入力したホスト名とポート番号が表示されている列を選択して反転させて「選

択」をクリックします

⑥ OIDへのログイン

ユーザー名パスワードを入力します

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 43

「ユーザー」に OID の管理ユーザーである「orcladmin」「パスワード」には

OracleAS Infrastructure のインストール中に「ias_admin」のパスワードとして指定し

た値(今回は「oracle10g」)を入力して「ログイン」をクリックしてください

⑦ Portalスキーマのパスワードの格納されているエントリ

次のような OIDの初期画面が表示されます

画面左側のナビゲータペインを次のように辿ってください

エントリ管理

gt cn=OracleContext

gt cn=Products

gt cn=IAS

gtcn=IAS Infrastructure Database

gt orclReferenceName=iasdbltInfrastructureのドメイン名gt

gt OrclResourceName=Portal

gt orclpasswordattribute

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 44

⑧ Portalスキーマのパスワードの確認

画面右側の属性「orclpasswordattribute」の値が「Portal」スキーマのパスワードを示

しています

また Portal スキーマのパスワードを変更する場合一般的な DB のスキーマのように

SQLPlusなどから直接変更してはいけませんPortalスキーマのパスワードの情報は

mod_plsql の DAD などでも保持されておりそれらに対しても同時に変更を反映する

必要がありますそのため Portal スキーマや SSO のパスワードの変更はApplication

Server Control から行いますSSO スキーマのパスワードの変更方法については

「Oracle Application Server 10g(904) for Linux x86 インストール手順 ~Infrastructure編

~」を参照してくださいPotalスキーマのパスワードの変更方法は次の通りです

① インスタンスのホームページの表示

WebブラウザでApplication Server Controlのインスタンスのホームページにアクセ

スします

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 45

「Infrastructure」タブを表示してください

② 「Infrastructure」タブの表示

「Infrastructure」タブが表示されます

ページ左下のリンク「スキーマパスワードの変更」をクリックします

③ パスワードの変更画面の表示

パスワードの変更画面が表示されます

パスワードの変更画面で「PORTAL」にチェックをつけて選択し「パスワード」

及び「パスワードの確認」項目に設定したいパスワードを入力します入力が完

了したら「OK」をクリックします

④ パスワードの変更結果の確認画面の表示

パスワードの変更結果の確認画面が表示されます

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 46

⑤ インスタンスのホームページの表示

Portalスキーマのパスワードを変更した場合Oracle HTTP Serverを再起動する必要

があります再びインスタンスのホームページにアクセスしてください

「HTTP Server」にチェックをつけて選択し「再起動」をクリックしてください

⑥ Oracle HTTP Serverの再起動

次のような確認画面が表示されます

「はい」をクリックしてください

⑦ 再起動の処理中

再起動中は次のような画面が表示されます再起動が完了するまで暫くお待ちく

ださい

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 47

⑧ 再起動の完了

再起動が完了すると次のような画面が表示されます

これで Portalスキーマのパスワード変更が完了しました

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 48

アンインストール インストールした OracleAS Portalをアンインストールする手順は次の通りです

アンインストール作業

1 コンポーネントの停止

「サービスの起動停止」の章を参照してOracleAS Portal を停止しますなお

OracleAS Infrastructureは必ず起動しておいて下さい

2 インストーラの起動

インストールユーザー「oracleas」でログインして次のコマンドを実行しOracle

Universal Installerを起動します $ mntcdromrunInstaller

3 「ようこそ」画面

「製品の削除」をクリックします

4 削除するインスタンスの指定

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 49

削除するインスタンスをチェックします

今回は「portal」をチェックして「削除」をクリックします

5 確認ダイアログ

削除するコンポーネントの詳細が表示されます

「はい」をクリックしてください

6 削除ダイアログ

次のようなダイアログで削除の進行状況が表示されます

7 削除完了ダイアログ

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 50

削除が完了すると次のようなダイアログが表示されます

「閉じる」をクリックします

8 インストーラの終了

「取消」をクリックして OUIを終了します

9 ファイルディレクトリの削除

インストーラでは削除されないファイルやディレクトリがありますので手動で

削除します

① ORACLEホームディレクトリ

rootユーザーログインして削除した Oracle Application Serverインスタンスの

ORACLE ホームディレクトリを削除します次のコマンドを実行してくだ

さい $ su Password rm ndashrf optoracleproduct904portal

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 51

② etcoratabの削除済みインスタンスのエントリ

etcoratabファイルから削除したインスタンスに関する記述を削除します $ vi etcoratab This file is used by ORACLE utilities It is created by rootsh and updated by the Database Configuration Assistant when creating a database A colon is used as the field terminator A new line terminates the entry Lines beginning with a pound sign are comments Entries are of the form $ORACLE_SID$ORACLE_HOMEltN|Ygt The first and second fields are the system identifier and home directory of the database respectively The third filed indicates to the dbstart utility that the database should Y or should not N be brought up at system boot time Multiple entries with the same $ORACLE_SID are not allowed optoracleproduct904portalN この行を削除

10 OIDから OracleASインスタンス情報を削除

OracleAS Infrastructureの Oracle Internet Directory(OID)のエントリに格納されてい

るOracleASインスタンス情報を手動で削除します

ユーザー「oracleas」で OracleAS Infrastructure用に環境変数を設定して次のコマ

ンドを実行します $ ldapdelete -h ltOIDのホスト名gt -p ltOIDのポート番号gt -D cn=orcladmin -w ltorcladminのパスワードgt -x orclApplicationCommonName=ltOracleASインスタンス名gt cn=IAS Instancescn=IAScn=Productscn=OracleContext

ここでltOID のホスト名gtltOID のポート番号gtltorcladmin のパスワードgtは

インストール時に指定した OIDに関する情報と同じです

ltOracleAS インスタンス IDgtについては「管理ツール Application Server Control

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 52

の確認」で確認したltOracleAS インスタンス名gtltマシンのホスト名gtltマシン

のドメイン名gt(例 「portalportal21mycompanycom」)となります

例 $ ldapdelete -h portal21mycompanycom -p 3060 -D cn=orcladmin -w oracle10g -x orclapplicationcommonname=portalportal21mycompanycom cn=IAS Instancescn=IAScn=Productscn=OracleContext

OID に格納されている OracleAS インスタンスの情報はここで使用したコマ

ンドラインのツール「ldapdelete」の代わりにOracle Directory Manager で確認

および変更することもできますOracle Directory Manager の起動方法について

は「Oracle Application Server 10g for Linux インストール手順 ~Infrastructure編

~」の「運用上の注意」を参照してください

「エントリ管理」項目の「 cn=OracleContex cn=Products cn=IAS cn=IAS

Instances」の下の各エントリにOracleAS Infrastructure に関連付けられた

OracleAS インスタンスの情報が格納されています各エントリの属性

「orclapplicationcommonname」にOracleAS インスタンスの名前が格納されて

いますアンインストールした OracleAS インスタンスの情報が格納されている

エントリをクリックして選択し アイコンをクリックすると削除することが

できます

11 OracleAS Single Sign-Onのパートナアプリケーション情報を削除

OracleAS Single Sign-On にパートナアプリケーションとして登録されている

OracleAS Portalの情報を手動で削除します

① OracleAS Single Sign-Onへのアクセス

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 53

ブラウザを起動し次の URLにアクセスしてください

httpltホスト名ドメイン名gtltポート番号gtplsorasso

ltホスト名gtltドメイン名gtについてはOracleAS Infrastructure の Oracle HTTP

Server にアクセスするための値となります次のような画面が表示されます

画面右上の「ログイン」をクリックしてください

② OracleAS Single Sign-Onへのログイン

次のような OracleAS Single Sign-Onのログイン画面が表示されます

ユーザー名orcladmin

パスワード OracleAS Infrastructure のインストール時に指定した

「ias_admin」のパスワード(今回は「oracle10g」)

と入力してください ③ OracleAS Single Sign-Onのトップページ

OracleAS Single Sign-Onのトップページが表示されます

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 54

画面上方の「SSO Server管理」をクリックしてください

④ OracleAS Single Sign-Onの管理画面

3つの管理項目が表示されます

中央の「パートナアプリケーションの管理」をクリックしてください

⑤ パートナアプリケーションの管理

パートナアプリケーションの一覧が表示されます

ここでアンインストールした OracleAS Portalの情報を削除しますlt今回イン

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 55

ストールした Middle-Tierの OracleASインスタンス名gtltマシンのホスト名gtlt

マシンのドメイン名gt(例 「portalportal21mycompanycom」)と表記されてい

るパートナアプリケーション及び今回インストールした OracleAS

Portal(例 「Oracle Portal(portal)」)と表記されているパートナアプリケーシ

ョンの 2つについて左側の「 」アイコンをクリックして削除します

⑥ 確認画面

それぞれ次のような確認画面が表示されますので「はい」をクリックします

この作業を正確に行わないと次回以降の Middle-Tier のインストールで構成ツ

ールの実行に失敗する場合があります

12 OracleASインスタンス情報の確認

アンインストールした OracleASインスタンスの情報がOracleAS Infrastructureに

残っていないことを確認します

① Application Server Controlへのアクセス

ブラウザを起動し次の URLにアクセスしてください

httpltホスト名ドメイン名gtltポート番号gt

ltホスト名gtltドメイン名gtltポート番号gtについては OracleAS Infrastructure の

Application Server Controlにアクセスするための値を入力してくださいログイ

ンダイアログが表示されます

ユーザー名ias_admin

パスワードOracleAS Infrastructure のインストール時に指定した「ias_admin」の

パスワード(今回は「oracle10g」)

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 56

と入力してください

② 次の画面が表示されます

ここで「スタンドアロンインスタンス」項目に表示されるリンクにアンイ

ンストールした OracleAS インスタンスの名前が存在しないことを確認してくだ

さい存在していない場合はアンインストール作業は完了ですもし存在し

ている場合は次の手順に進んでください

③ Middle-Tierの OracleASインスタンス情報の手動削除

Middle-Tier のインストールを強制終了した場合などMiddle-Tier の情報が残っ

ていることがありますその場合はユーザー「oracleas」でログインし

OracleAS Infrastructure 用の適切な環境変数を設定して次のコマンドを実行し

ます $ infra_env $ $ORACLE_HOMEdcmbindcmctl destroyinstance ndashi ltOracleASインスタンス名gt

ここでlt OracleAS インスタンス名gtは削除する OracleAS インスタンス名です

以上で OracleASのMiddle-Tierのアンインストールは完了です

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 57

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ります日本オラクル社は本書の内容に関していかなる保証もいたしませんまた本書の内容に

関連したいかなる損害についても責任を負いかねます Oracle は米国 Oracle Corporation の登録商標です文中に参照されている各製品名及びサー

ビス名は米国 Oracle Corporation の商標または登録商標ですその他の製品名及びサービス名はそれぞれの所有者の商標または登録商標の可能性があります

  • はじめに
  • 目次
    • 前提
      • インストール概要
      • インストール
        • インストール事前準備
          • ハードウェア要件の確認
          • ソフトウェア要件の確認(Red Hat Enterprise Linux21の場合)
          • ソフトウェア要件の確認(Red Hat Enterprise Linux 30の場合)
          • ソフトウェア要件の確認(MIRACLE LINUX Standard Edition V21の場合)
          • カーネルパラメータの設定
          • ホスト名の確認
          • インストールするOSユーザー作成
            • インストール作業
            • インストール後の確認
              • サービスのポート番号の確認
              • OracleAS Portalの「ようこそ」画面の確認
              • Web管理コンソールApplication Server Controlの確認
                  • サービスの起動停止
                    • インストールユーザーの環境変数の設定
                    • OracleAS Portalの起動
                    • OracleAS Portalの停止
                      • 運用上の注意
                        • PDKについて
                        • Portalスキーマのパスワードの変更
                          • アンインストール
                            • アンインストール作業

「終了」をクリックすると次のようなダイアログが表示されます

「はい」をクリックしインストーラを終了します

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 32

インストール後の確認 インストール後は全てのサービスが起動しています各サービスの画面にアクセスし

動作確認しましょう

Oracle HTTP ServerOracleAS Web Cache のポート番号と Oracle Enterprise Manager

Application Server Control のポート番号を確認しそのポート番号を使用して OracleAS

Portalと Application Server Control にアクセスします

サービスのポート番号の確認

1 ファイル「optoracleproduct904portalinstallportlistini」の確認

このファイルはインストール時に割り当てられたポート番号になります「Oracle

HTTP Server port」「Web Cache HTTP Listen port」 (この 2 つは同じ値 )と

「Application Server Control port」の値を確認してください

例 [System] Host Name = portal21mycompanycom [Ports] Oracle HTTP Server port = 80 Oracle HTTP Server Listen port = 8889 Oracle HTTP Server SSL port = 443 Oracle HTTP Server Listen (SSL) port = 4444 Oracle HTTP Server Diagnostic port = 7201 Application Server Control RMI port = 1851 Oracle Notification Server Request port = 6004 Oracle Notification Server Local port = 6101 Oracle Notification Server Remote port = 6201 Java Object Cache port = 7011 Log Loader port = 44001 DCM Java Object Cache port = 7102 Oracle Management Agent port = 1831 Application Server Control port = 1811 Oracle HTTP Server Listen port = 8889 Oracle HTTP Server Listen (SSL) port = 4444 Web Cache HTTP Listen port = 80 Web Cache HTTP Listen (SSL) port = 443 Web Cache Administration port = 4000 Web Cache Invalidation port = 4001 Web Cache Statistics port = 4002 Oracle Net Listener = 1521 Discoverer OSAgent Port = 16003 Reports Services SQLNet port = 1950 Reports Services Visigenics CORBA port = 14000

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 33

OracleAS Portalの「ようこそ」画面の確認 1 OracleAS Portalの「ようこそ」画面へのアクセス

ブラウザを起動し次の URLにアクセスしてください

httpltホスト名gtltドメイン名gtltポート番号gtplsportal

ltホスト名gtltドメイン名gtltポート番号gtについては「インストールの終了」画面

に表示される Oracle HTTP Server にアクセスするための URLまたはファイル

「 optoracleproduct904portalinstallportlistini」の「Host Name」項目および

「Oracle HTTP Server port」もしくは「Web Cache HTTP Listen port」項目の値を参

照してください

右上の「ログイン」をクリックしてください

2 OracleAS Single Sign-Onへのログイン

OracleAS Single Sign-Onのログイン画面が表示されます「

ユーザー名orcladmin

パスワードOracleAS Infrastructure のインストール時に指定した「ias_admin」の

パスワード(今回は「oracle10g」)

と入力してください

3 OracleAS Portalの管理画面へのアクセス

OracleAS Portal の管理画面が表示されます画面上方に表示されるタブをクリッ

クすることでさまざまな管理機能に切り替えて表示することができます

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 34

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 35

Web管理コンソール Application Server Controlの確認 Application Server Control はコンポーネントの起動停止や設定の変更アプリケー

ションの配布を行うためのWeb管理コンソールです

1 Application Server Controlへのアクセス

ブラウザを起動し次の URLにアクセスしてください

httpltホスト名ドメイン名gtltポート番号gt

ltホスト名gtltドメイン名gtについては「インストールの終了」画面に表示され

る Oracle HTTP Server にアクセスするための URLまたはファイル

「optoracleproduct904infrainstallportlistini」の「Host Name」項目ltポート

番号gtについては「Application Server Control port」項目の値を参照してください

ログインダイアログが表示されます

ユーザー名ias_admin

パスワードOracleAS Infrastructure のインストール時に指定した「ias_admin」の

パスワード(今回は「oracle10g」)

と入力してください

2 次のページが表示されます

ここで「スタンドアロンインスタンス」項目に表示されるリンク(ltMiddle-

Tier の OracleAS インスタンス名gtltマシンのホスト名gtltマシンのドメイン名gt

例 「portalportal21mycompanycom」)をクリックすると次の画面が表示され

ます

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 36

この画面からOracleAS Portal の各コンポーネントの起動停止や設定変更ア

プリケーションのデプロイなどの管理作業を行うことができますなお後述の

ようにコンポーネントの起動停止はコマンドラインのツール「opmnctl」か

ら行うことも可能ですまた設定の変更やアプリケーションのデプロイはコ

マンドラインのツール「dcmctl」から行うことも可能です

OracleAS Portal をインストールした直後はOracleAS Portal が提供するすべて

のサービスが起動しています

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 37

サービスの起動停止 OracleAS Portalを起動停止するための手順を紹介します

インストールユーザーの環境変数の設定 各サービスを起動停止するためにはユーザー「oracleas」でログインした後適切

な環境変数を設定する必要があります次のファイル「portal_env」は環境変数設定

の一例です export LANG=ja_JPeucJP export ORACLE_SID=asdb export ORACLE_HOME=optoracleproduct904portal export LD_LIBRARY_PATH=$ORACLE_HOMElib$LD_LIBRARY_PATH export PATH=usrbinusrlocalbinbinusrX11R6bin $ORACLE_HOMEbin$ORACLE_HOMEopmnbin$ORACLE_HOMEdcmbin $PATH export NLS_LANG=Japanese_JapanJA16EUC

「usrbin」が環境変数 PATH に含まれる最初のディレクトリとなるよう設定してくだ

さい

環境変数を設定するためには次のコマンドを実行してください $ portal_env

設定した環境変数を確認するためには次のコマンドを実行してください $ env

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 38

OracleAS Portalの起動 OracleAS Portalを起動するための手順は次の通りです

1 OracleAS Infrastructureの起動(OracleAS Infrastructureが起動していない場合)

2 ユーザー「oracleas」でログインして適切な環境変数を設定 $ portal_env

3 OracleAS Portalの提供するサービスの起動 $ $ORACLE_HOMEopmnbinopmnctl startall opmnctl starting opmn and all managed processes

4 Application Server Controlの起動 $ emctl start iasconsole TZ set to Japan Oracle Enterprise Manager 10g Application Server Control 90400 Copyright (c) 2002 2003 Oracle Corporation All rights reserved Starting Oracle 10g Application Server Control started

OracleAS Portalの起動が完了しましたOracleAS Portalの提供するすべてのサービス

が使用可能になりした

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 39

OracleAS Portalの停止

OracleAS Portalを停止するための手順は次の通りです

1 ユーザー「oracleas」でログインして適切な環境変数を設定 $ portal_env

2 Application Server Controlの停止 $ emctl stop iasconsole TZ set to Japan Oracle Enterprise Manager 10g Application Server Control 90400 Copyright (c) 2002 2003 Oracle Corporation All rights reserved Stopping Oracle 10g Application Server Control Stopped

3 OracleAS Portalの提供するサービスの停止 $ $ORACLE_HOMEopmnbinopmnctl stopall opmnctl stopping opmn and all managed processes

4 OracleAS Infrastructureの停止(OracleAS Infrastructureも停止したい場合)

OracleAS Portalの停止が完了しました

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 40

運用上の注意 インストール後に必要な注意点について記述します

PDKについて

OracleAS Portalの提供するポータルフレームワークではポータルページは「ポー

トレット」と呼ばれるモジュールによって構成されます

既存社内

システム

シングル

サインオン

検索フォーム

OTN Japan

ポートレットの開発は OracleAS Portal が提

ますがPDK(Portal Developer Kit)と呼ばれ

細かく応じたポートレットを作成すること

ルページの構築を可能にする「Web Clipp

トやその他いくつかのサンプルも含まれ

PDK を使用する場合には最新版を Ora

URL(もしくはサポートセンター)から入手し

httpotnoraclecojptechportletindexhtml

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal

ポートレッ

Excite Japan 天気予報

日経BP

BizTech News

Portal Web アプリケーション

コンテンツ管理

供するウィザードによって行うこともでき

る開発キットを用いることでニーズにきめ

もできますまた PDK には効率的なポータ

ing」や「Omni Portlet」といったポートレッ

ます

cle Technology Network Japan (OTN)の次の

てください

編~ 41

Portalスキーマのパスワードの変更

OracleAS Portal を運用するにあたってはPortal スキーマ (デフォルトでは Metadata

Repository と同一の DB インスタンスのスキーマ「portal」にPortal リポジトリが作成

されます)に SQLPlus でログインして作業を行う必要がある場合がありますPortal

スキーマのパスワードはインストール直後はランダムな値に設定されていますその値

は Oracle Internet Directory(OID)に格納されているので管理ツール Oracle Directory

Manageを使用して確認することができます

① Oracle Directory Managerの起動

まず OracleAS Infrastructure で Oracle Directory Manager を起動しますユーザー

「oracleas」でログインしOracleAS Infrastructure用の適切な環境変数を設定して

次のコマンドを実行します

$ infra_env $ $ORACLE_HOMEbinoidadmin

② ログイン画面

次のようなログイン画面が表示されます

初めて Oracle Directory Manager から OID にアクセスする際にはOID が稼動して

いるサーバのホスト名などの情報を入力する必要があります アイコンをクリ

ックしてくださいなお 2 回目移行のアクセスでは②~⑤の手順は省略されます

③ OIDの登録

編集する OIDを登録するための画面が表示されます

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 42

「追加」をクリックしてください

④ OIDの情報の入力

OIDが稼動しているホスト名とポート番号を入力する画面が表示されます

「サーバー」には OracleAS Infrastructureをインストールしたマシンの名前を「ltホ

スト名gtltドメイン名gt」形式で入力してください「ポート」には「インストール

後の確認」の「サービスのポートの確認」で確認した「Oracle Internet Directory

port」の値を入力してください(デフォルトでは「3060」です)入力が完了したら

「OK」をクリックします

⑤ OIDの選択

Oracle Directory Managerで編集する OIDを選択します

今入力したホスト名とポート番号が表示されている列を選択して反転させて「選

択」をクリックします

⑥ OIDへのログイン

ユーザー名パスワードを入力します

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 43

「ユーザー」に OID の管理ユーザーである「orcladmin」「パスワード」には

OracleAS Infrastructure のインストール中に「ias_admin」のパスワードとして指定し

た値(今回は「oracle10g」)を入力して「ログイン」をクリックしてください

⑦ Portalスキーマのパスワードの格納されているエントリ

次のような OIDの初期画面が表示されます

画面左側のナビゲータペインを次のように辿ってください

エントリ管理

gt cn=OracleContext

gt cn=Products

gt cn=IAS

gtcn=IAS Infrastructure Database

gt orclReferenceName=iasdbltInfrastructureのドメイン名gt

gt OrclResourceName=Portal

gt orclpasswordattribute

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 44

⑧ Portalスキーマのパスワードの確認

画面右側の属性「orclpasswordattribute」の値が「Portal」スキーマのパスワードを示

しています

また Portal スキーマのパスワードを変更する場合一般的な DB のスキーマのように

SQLPlusなどから直接変更してはいけませんPortalスキーマのパスワードの情報は

mod_plsql の DAD などでも保持されておりそれらに対しても同時に変更を反映する

必要がありますそのため Portal スキーマや SSO のパスワードの変更はApplication

Server Control から行いますSSO スキーマのパスワードの変更方法については

「Oracle Application Server 10g(904) for Linux x86 インストール手順 ~Infrastructure編

~」を参照してくださいPotalスキーマのパスワードの変更方法は次の通りです

① インスタンスのホームページの表示

WebブラウザでApplication Server Controlのインスタンスのホームページにアクセ

スします

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 45

「Infrastructure」タブを表示してください

② 「Infrastructure」タブの表示

「Infrastructure」タブが表示されます

ページ左下のリンク「スキーマパスワードの変更」をクリックします

③ パスワードの変更画面の表示

パスワードの変更画面が表示されます

パスワードの変更画面で「PORTAL」にチェックをつけて選択し「パスワード」

及び「パスワードの確認」項目に設定したいパスワードを入力します入力が完

了したら「OK」をクリックします

④ パスワードの変更結果の確認画面の表示

パスワードの変更結果の確認画面が表示されます

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 46

⑤ インスタンスのホームページの表示

Portalスキーマのパスワードを変更した場合Oracle HTTP Serverを再起動する必要

があります再びインスタンスのホームページにアクセスしてください

「HTTP Server」にチェックをつけて選択し「再起動」をクリックしてください

⑥ Oracle HTTP Serverの再起動

次のような確認画面が表示されます

「はい」をクリックしてください

⑦ 再起動の処理中

再起動中は次のような画面が表示されます再起動が完了するまで暫くお待ちく

ださい

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 47

⑧ 再起動の完了

再起動が完了すると次のような画面が表示されます

これで Portalスキーマのパスワード変更が完了しました

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 48

アンインストール インストールした OracleAS Portalをアンインストールする手順は次の通りです

アンインストール作業

1 コンポーネントの停止

「サービスの起動停止」の章を参照してOracleAS Portal を停止しますなお

OracleAS Infrastructureは必ず起動しておいて下さい

2 インストーラの起動

インストールユーザー「oracleas」でログインして次のコマンドを実行しOracle

Universal Installerを起動します $ mntcdromrunInstaller

3 「ようこそ」画面

「製品の削除」をクリックします

4 削除するインスタンスの指定

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 49

削除するインスタンスをチェックします

今回は「portal」をチェックして「削除」をクリックします

5 確認ダイアログ

削除するコンポーネントの詳細が表示されます

「はい」をクリックしてください

6 削除ダイアログ

次のようなダイアログで削除の進行状況が表示されます

7 削除完了ダイアログ

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 50

削除が完了すると次のようなダイアログが表示されます

「閉じる」をクリックします

8 インストーラの終了

「取消」をクリックして OUIを終了します

9 ファイルディレクトリの削除

インストーラでは削除されないファイルやディレクトリがありますので手動で

削除します

① ORACLEホームディレクトリ

rootユーザーログインして削除した Oracle Application Serverインスタンスの

ORACLE ホームディレクトリを削除します次のコマンドを実行してくだ

さい $ su Password rm ndashrf optoracleproduct904portal

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 51

② etcoratabの削除済みインスタンスのエントリ

etcoratabファイルから削除したインスタンスに関する記述を削除します $ vi etcoratab This file is used by ORACLE utilities It is created by rootsh and updated by the Database Configuration Assistant when creating a database A colon is used as the field terminator A new line terminates the entry Lines beginning with a pound sign are comments Entries are of the form $ORACLE_SID$ORACLE_HOMEltN|Ygt The first and second fields are the system identifier and home directory of the database respectively The third filed indicates to the dbstart utility that the database should Y or should not N be brought up at system boot time Multiple entries with the same $ORACLE_SID are not allowed optoracleproduct904portalN この行を削除

10 OIDから OracleASインスタンス情報を削除

OracleAS Infrastructureの Oracle Internet Directory(OID)のエントリに格納されてい

るOracleASインスタンス情報を手動で削除します

ユーザー「oracleas」で OracleAS Infrastructure用に環境変数を設定して次のコマ

ンドを実行します $ ldapdelete -h ltOIDのホスト名gt -p ltOIDのポート番号gt -D cn=orcladmin -w ltorcladminのパスワードgt -x orclApplicationCommonName=ltOracleASインスタンス名gt cn=IAS Instancescn=IAScn=Productscn=OracleContext

ここでltOID のホスト名gtltOID のポート番号gtltorcladmin のパスワードgtは

インストール時に指定した OIDに関する情報と同じです

ltOracleAS インスタンス IDgtについては「管理ツール Application Server Control

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 52

の確認」で確認したltOracleAS インスタンス名gtltマシンのホスト名gtltマシン

のドメイン名gt(例 「portalportal21mycompanycom」)となります

例 $ ldapdelete -h portal21mycompanycom -p 3060 -D cn=orcladmin -w oracle10g -x orclapplicationcommonname=portalportal21mycompanycom cn=IAS Instancescn=IAScn=Productscn=OracleContext

OID に格納されている OracleAS インスタンスの情報はここで使用したコマ

ンドラインのツール「ldapdelete」の代わりにOracle Directory Manager で確認

および変更することもできますOracle Directory Manager の起動方法について

は「Oracle Application Server 10g for Linux インストール手順 ~Infrastructure編

~」の「運用上の注意」を参照してください

「エントリ管理」項目の「 cn=OracleContex cn=Products cn=IAS cn=IAS

Instances」の下の各エントリにOracleAS Infrastructure に関連付けられた

OracleAS インスタンスの情報が格納されています各エントリの属性

「orclapplicationcommonname」にOracleAS インスタンスの名前が格納されて

いますアンインストールした OracleAS インスタンスの情報が格納されている

エントリをクリックして選択し アイコンをクリックすると削除することが

できます

11 OracleAS Single Sign-Onのパートナアプリケーション情報を削除

OracleAS Single Sign-On にパートナアプリケーションとして登録されている

OracleAS Portalの情報を手動で削除します

① OracleAS Single Sign-Onへのアクセス

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 53

ブラウザを起動し次の URLにアクセスしてください

httpltホスト名ドメイン名gtltポート番号gtplsorasso

ltホスト名gtltドメイン名gtについてはOracleAS Infrastructure の Oracle HTTP

Server にアクセスするための値となります次のような画面が表示されます

画面右上の「ログイン」をクリックしてください

② OracleAS Single Sign-Onへのログイン

次のような OracleAS Single Sign-Onのログイン画面が表示されます

ユーザー名orcladmin

パスワード OracleAS Infrastructure のインストール時に指定した

「ias_admin」のパスワード(今回は「oracle10g」)

と入力してください ③ OracleAS Single Sign-Onのトップページ

OracleAS Single Sign-Onのトップページが表示されます

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 54

画面上方の「SSO Server管理」をクリックしてください

④ OracleAS Single Sign-Onの管理画面

3つの管理項目が表示されます

中央の「パートナアプリケーションの管理」をクリックしてください

⑤ パートナアプリケーションの管理

パートナアプリケーションの一覧が表示されます

ここでアンインストールした OracleAS Portalの情報を削除しますlt今回イン

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 55

ストールした Middle-Tierの OracleASインスタンス名gtltマシンのホスト名gtlt

マシンのドメイン名gt(例 「portalportal21mycompanycom」)と表記されてい

るパートナアプリケーション及び今回インストールした OracleAS

Portal(例 「Oracle Portal(portal)」)と表記されているパートナアプリケーシ

ョンの 2つについて左側の「 」アイコンをクリックして削除します

⑥ 確認画面

それぞれ次のような確認画面が表示されますので「はい」をクリックします

この作業を正確に行わないと次回以降の Middle-Tier のインストールで構成ツ

ールの実行に失敗する場合があります

12 OracleASインスタンス情報の確認

アンインストールした OracleASインスタンスの情報がOracleAS Infrastructureに

残っていないことを確認します

① Application Server Controlへのアクセス

ブラウザを起動し次の URLにアクセスしてください

httpltホスト名ドメイン名gtltポート番号gt

ltホスト名gtltドメイン名gtltポート番号gtについては OracleAS Infrastructure の

Application Server Controlにアクセスするための値を入力してくださいログイ

ンダイアログが表示されます

ユーザー名ias_admin

パスワードOracleAS Infrastructure のインストール時に指定した「ias_admin」の

パスワード(今回は「oracle10g」)

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 56

と入力してください

② 次の画面が表示されます

ここで「スタンドアロンインスタンス」項目に表示されるリンクにアンイ

ンストールした OracleAS インスタンスの名前が存在しないことを確認してくだ

さい存在していない場合はアンインストール作業は完了ですもし存在し

ている場合は次の手順に進んでください

③ Middle-Tierの OracleASインスタンス情報の手動削除

Middle-Tier のインストールを強制終了した場合などMiddle-Tier の情報が残っ

ていることがありますその場合はユーザー「oracleas」でログインし

OracleAS Infrastructure 用の適切な環境変数を設定して次のコマンドを実行し

ます $ infra_env $ $ORACLE_HOMEdcmbindcmctl destroyinstance ndashi ltOracleASインスタンス名gt

ここでlt OracleAS インスタンス名gtは削除する OracleAS インスタンス名です

以上で OracleASのMiddle-Tierのアンインストールは完了です

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 57

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無断転載を禁ず この文書はあくまでも参考資料であり掲載されている情報は予告なしに変更されることがあ

ります日本オラクル社は本書の内容に関していかなる保証もいたしませんまた本書の内容に

関連したいかなる損害についても責任を負いかねます Oracle は米国 Oracle Corporation の登録商標です文中に参照されている各製品名及びサー

ビス名は米国 Oracle Corporation の商標または登録商標ですその他の製品名及びサービス名はそれぞれの所有者の商標または登録商標の可能性があります

  • はじめに
  • 目次
    • 前提
      • インストール概要
      • インストール
        • インストール事前準備
          • ハードウェア要件の確認
          • ソフトウェア要件の確認(Red Hat Enterprise Linux21の場合)
          • ソフトウェア要件の確認(Red Hat Enterprise Linux 30の場合)
          • ソフトウェア要件の確認(MIRACLE LINUX Standard Edition V21の場合)
          • カーネルパラメータの設定
          • ホスト名の確認
          • インストールするOSユーザー作成
            • インストール作業
            • インストール後の確認
              • サービスのポート番号の確認
              • OracleAS Portalの「ようこそ」画面の確認
              • Web管理コンソールApplication Server Controlの確認
                  • サービスの起動停止
                    • インストールユーザーの環境変数の設定
                    • OracleAS Portalの起動
                    • OracleAS Portalの停止
                      • 運用上の注意
                        • PDKについて
                        • Portalスキーマのパスワードの変更
                          • アンインストール
                            • アンインストール作業

インストール後の確認 インストール後は全てのサービスが起動しています各サービスの画面にアクセスし

動作確認しましょう

Oracle HTTP ServerOracleAS Web Cache のポート番号と Oracle Enterprise Manager

Application Server Control のポート番号を確認しそのポート番号を使用して OracleAS

Portalと Application Server Control にアクセスします

サービスのポート番号の確認

1 ファイル「optoracleproduct904portalinstallportlistini」の確認

このファイルはインストール時に割り当てられたポート番号になります「Oracle

HTTP Server port」「Web Cache HTTP Listen port」 (この 2 つは同じ値 )と

「Application Server Control port」の値を確認してください

例 [System] Host Name = portal21mycompanycom [Ports] Oracle HTTP Server port = 80 Oracle HTTP Server Listen port = 8889 Oracle HTTP Server SSL port = 443 Oracle HTTP Server Listen (SSL) port = 4444 Oracle HTTP Server Diagnostic port = 7201 Application Server Control RMI port = 1851 Oracle Notification Server Request port = 6004 Oracle Notification Server Local port = 6101 Oracle Notification Server Remote port = 6201 Java Object Cache port = 7011 Log Loader port = 44001 DCM Java Object Cache port = 7102 Oracle Management Agent port = 1831 Application Server Control port = 1811 Oracle HTTP Server Listen port = 8889 Oracle HTTP Server Listen (SSL) port = 4444 Web Cache HTTP Listen port = 80 Web Cache HTTP Listen (SSL) port = 443 Web Cache Administration port = 4000 Web Cache Invalidation port = 4001 Web Cache Statistics port = 4002 Oracle Net Listener = 1521 Discoverer OSAgent Port = 16003 Reports Services SQLNet port = 1950 Reports Services Visigenics CORBA port = 14000

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 33

OracleAS Portalの「ようこそ」画面の確認 1 OracleAS Portalの「ようこそ」画面へのアクセス

ブラウザを起動し次の URLにアクセスしてください

httpltホスト名gtltドメイン名gtltポート番号gtplsportal

ltホスト名gtltドメイン名gtltポート番号gtについては「インストールの終了」画面

に表示される Oracle HTTP Server にアクセスするための URLまたはファイル

「 optoracleproduct904portalinstallportlistini」の「Host Name」項目および

「Oracle HTTP Server port」もしくは「Web Cache HTTP Listen port」項目の値を参

照してください

右上の「ログイン」をクリックしてください

2 OracleAS Single Sign-Onへのログイン

OracleAS Single Sign-Onのログイン画面が表示されます「

ユーザー名orcladmin

パスワードOracleAS Infrastructure のインストール時に指定した「ias_admin」の

パスワード(今回は「oracle10g」)

と入力してください

3 OracleAS Portalの管理画面へのアクセス

OracleAS Portal の管理画面が表示されます画面上方に表示されるタブをクリッ

クすることでさまざまな管理機能に切り替えて表示することができます

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 34

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 35

Web管理コンソール Application Server Controlの確認 Application Server Control はコンポーネントの起動停止や設定の変更アプリケー

ションの配布を行うためのWeb管理コンソールです

1 Application Server Controlへのアクセス

ブラウザを起動し次の URLにアクセスしてください

httpltホスト名ドメイン名gtltポート番号gt

ltホスト名gtltドメイン名gtについては「インストールの終了」画面に表示され

る Oracle HTTP Server にアクセスするための URLまたはファイル

「optoracleproduct904infrainstallportlistini」の「Host Name」項目ltポート

番号gtについては「Application Server Control port」項目の値を参照してください

ログインダイアログが表示されます

ユーザー名ias_admin

パスワードOracleAS Infrastructure のインストール時に指定した「ias_admin」の

パスワード(今回は「oracle10g」)

と入力してください

2 次のページが表示されます

ここで「スタンドアロンインスタンス」項目に表示されるリンク(ltMiddle-

Tier の OracleAS インスタンス名gtltマシンのホスト名gtltマシンのドメイン名gt

例 「portalportal21mycompanycom」)をクリックすると次の画面が表示され

ます

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 36

この画面からOracleAS Portal の各コンポーネントの起動停止や設定変更ア

プリケーションのデプロイなどの管理作業を行うことができますなお後述の

ようにコンポーネントの起動停止はコマンドラインのツール「opmnctl」か

ら行うことも可能ですまた設定の変更やアプリケーションのデプロイはコ

マンドラインのツール「dcmctl」から行うことも可能です

OracleAS Portal をインストールした直後はOracleAS Portal が提供するすべて

のサービスが起動しています

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 37

サービスの起動停止 OracleAS Portalを起動停止するための手順を紹介します

インストールユーザーの環境変数の設定 各サービスを起動停止するためにはユーザー「oracleas」でログインした後適切

な環境変数を設定する必要があります次のファイル「portal_env」は環境変数設定

の一例です export LANG=ja_JPeucJP export ORACLE_SID=asdb export ORACLE_HOME=optoracleproduct904portal export LD_LIBRARY_PATH=$ORACLE_HOMElib$LD_LIBRARY_PATH export PATH=usrbinusrlocalbinbinusrX11R6bin $ORACLE_HOMEbin$ORACLE_HOMEopmnbin$ORACLE_HOMEdcmbin $PATH export NLS_LANG=Japanese_JapanJA16EUC

「usrbin」が環境変数 PATH に含まれる最初のディレクトリとなるよう設定してくだ

さい

環境変数を設定するためには次のコマンドを実行してください $ portal_env

設定した環境変数を確認するためには次のコマンドを実行してください $ env

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 38

OracleAS Portalの起動 OracleAS Portalを起動するための手順は次の通りです

1 OracleAS Infrastructureの起動(OracleAS Infrastructureが起動していない場合)

2 ユーザー「oracleas」でログインして適切な環境変数を設定 $ portal_env

3 OracleAS Portalの提供するサービスの起動 $ $ORACLE_HOMEopmnbinopmnctl startall opmnctl starting opmn and all managed processes

4 Application Server Controlの起動 $ emctl start iasconsole TZ set to Japan Oracle Enterprise Manager 10g Application Server Control 90400 Copyright (c) 2002 2003 Oracle Corporation All rights reserved Starting Oracle 10g Application Server Control started

OracleAS Portalの起動が完了しましたOracleAS Portalの提供するすべてのサービス

が使用可能になりした

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 39

OracleAS Portalの停止

OracleAS Portalを停止するための手順は次の通りです

1 ユーザー「oracleas」でログインして適切な環境変数を設定 $ portal_env

2 Application Server Controlの停止 $ emctl stop iasconsole TZ set to Japan Oracle Enterprise Manager 10g Application Server Control 90400 Copyright (c) 2002 2003 Oracle Corporation All rights reserved Stopping Oracle 10g Application Server Control Stopped

3 OracleAS Portalの提供するサービスの停止 $ $ORACLE_HOMEopmnbinopmnctl stopall opmnctl stopping opmn and all managed processes

4 OracleAS Infrastructureの停止(OracleAS Infrastructureも停止したい場合)

OracleAS Portalの停止が完了しました

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 40

運用上の注意 インストール後に必要な注意点について記述します

PDKについて

OracleAS Portalの提供するポータルフレームワークではポータルページは「ポー

トレット」と呼ばれるモジュールによって構成されます

既存社内

システム

シングル

サインオン

検索フォーム

OTN Japan

ポートレットの開発は OracleAS Portal が提

ますがPDK(Portal Developer Kit)と呼ばれ

細かく応じたポートレットを作成すること

ルページの構築を可能にする「Web Clipp

トやその他いくつかのサンプルも含まれ

PDK を使用する場合には最新版を Ora

URL(もしくはサポートセンター)から入手し

httpotnoraclecojptechportletindexhtml

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal

ポートレッ

Excite Japan 天気予報

日経BP

BizTech News

Portal Web アプリケーション

コンテンツ管理

供するウィザードによって行うこともでき

る開発キットを用いることでニーズにきめ

もできますまた PDK には効率的なポータ

ing」や「Omni Portlet」といったポートレッ

ます

cle Technology Network Japan (OTN)の次の

てください

編~ 41

Portalスキーマのパスワードの変更

OracleAS Portal を運用するにあたってはPortal スキーマ (デフォルトでは Metadata

Repository と同一の DB インスタンスのスキーマ「portal」にPortal リポジトリが作成

されます)に SQLPlus でログインして作業を行う必要がある場合がありますPortal

スキーマのパスワードはインストール直後はランダムな値に設定されていますその値

は Oracle Internet Directory(OID)に格納されているので管理ツール Oracle Directory

Manageを使用して確認することができます

① Oracle Directory Managerの起動

まず OracleAS Infrastructure で Oracle Directory Manager を起動しますユーザー

「oracleas」でログインしOracleAS Infrastructure用の適切な環境変数を設定して

次のコマンドを実行します

$ infra_env $ $ORACLE_HOMEbinoidadmin

② ログイン画面

次のようなログイン画面が表示されます

初めて Oracle Directory Manager から OID にアクセスする際にはOID が稼動して

いるサーバのホスト名などの情報を入力する必要があります アイコンをクリ

ックしてくださいなお 2 回目移行のアクセスでは②~⑤の手順は省略されます

③ OIDの登録

編集する OIDを登録するための画面が表示されます

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 42

「追加」をクリックしてください

④ OIDの情報の入力

OIDが稼動しているホスト名とポート番号を入力する画面が表示されます

「サーバー」には OracleAS Infrastructureをインストールしたマシンの名前を「ltホ

スト名gtltドメイン名gt」形式で入力してください「ポート」には「インストール

後の確認」の「サービスのポートの確認」で確認した「Oracle Internet Directory

port」の値を入力してください(デフォルトでは「3060」です)入力が完了したら

「OK」をクリックします

⑤ OIDの選択

Oracle Directory Managerで編集する OIDを選択します

今入力したホスト名とポート番号が表示されている列を選択して反転させて「選

択」をクリックします

⑥ OIDへのログイン

ユーザー名パスワードを入力します

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 43

「ユーザー」に OID の管理ユーザーである「orcladmin」「パスワード」には

OracleAS Infrastructure のインストール中に「ias_admin」のパスワードとして指定し

た値(今回は「oracle10g」)を入力して「ログイン」をクリックしてください

⑦ Portalスキーマのパスワードの格納されているエントリ

次のような OIDの初期画面が表示されます

画面左側のナビゲータペインを次のように辿ってください

エントリ管理

gt cn=OracleContext

gt cn=Products

gt cn=IAS

gtcn=IAS Infrastructure Database

gt orclReferenceName=iasdbltInfrastructureのドメイン名gt

gt OrclResourceName=Portal

gt orclpasswordattribute

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 44

⑧ Portalスキーマのパスワードの確認

画面右側の属性「orclpasswordattribute」の値が「Portal」スキーマのパスワードを示

しています

また Portal スキーマのパスワードを変更する場合一般的な DB のスキーマのように

SQLPlusなどから直接変更してはいけませんPortalスキーマのパスワードの情報は

mod_plsql の DAD などでも保持されておりそれらに対しても同時に変更を反映する

必要がありますそのため Portal スキーマや SSO のパスワードの変更はApplication

Server Control から行いますSSO スキーマのパスワードの変更方法については

「Oracle Application Server 10g(904) for Linux x86 インストール手順 ~Infrastructure編

~」を参照してくださいPotalスキーマのパスワードの変更方法は次の通りです

① インスタンスのホームページの表示

WebブラウザでApplication Server Controlのインスタンスのホームページにアクセ

スします

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 45

「Infrastructure」タブを表示してください

② 「Infrastructure」タブの表示

「Infrastructure」タブが表示されます

ページ左下のリンク「スキーマパスワードの変更」をクリックします

③ パスワードの変更画面の表示

パスワードの変更画面が表示されます

パスワードの変更画面で「PORTAL」にチェックをつけて選択し「パスワード」

及び「パスワードの確認」項目に設定したいパスワードを入力します入力が完

了したら「OK」をクリックします

④ パスワードの変更結果の確認画面の表示

パスワードの変更結果の確認画面が表示されます

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 46

⑤ インスタンスのホームページの表示

Portalスキーマのパスワードを変更した場合Oracle HTTP Serverを再起動する必要

があります再びインスタンスのホームページにアクセスしてください

「HTTP Server」にチェックをつけて選択し「再起動」をクリックしてください

⑥ Oracle HTTP Serverの再起動

次のような確認画面が表示されます

「はい」をクリックしてください

⑦ 再起動の処理中

再起動中は次のような画面が表示されます再起動が完了するまで暫くお待ちく

ださい

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 47

⑧ 再起動の完了

再起動が完了すると次のような画面が表示されます

これで Portalスキーマのパスワード変更が完了しました

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 48

アンインストール インストールした OracleAS Portalをアンインストールする手順は次の通りです

アンインストール作業

1 コンポーネントの停止

「サービスの起動停止」の章を参照してOracleAS Portal を停止しますなお

OracleAS Infrastructureは必ず起動しておいて下さい

2 インストーラの起動

インストールユーザー「oracleas」でログインして次のコマンドを実行しOracle

Universal Installerを起動します $ mntcdromrunInstaller

3 「ようこそ」画面

「製品の削除」をクリックします

4 削除するインスタンスの指定

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 49

削除するインスタンスをチェックします

今回は「portal」をチェックして「削除」をクリックします

5 確認ダイアログ

削除するコンポーネントの詳細が表示されます

「はい」をクリックしてください

6 削除ダイアログ

次のようなダイアログで削除の進行状況が表示されます

7 削除完了ダイアログ

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 50

削除が完了すると次のようなダイアログが表示されます

「閉じる」をクリックします

8 インストーラの終了

「取消」をクリックして OUIを終了します

9 ファイルディレクトリの削除

インストーラでは削除されないファイルやディレクトリがありますので手動で

削除します

① ORACLEホームディレクトリ

rootユーザーログインして削除した Oracle Application Serverインスタンスの

ORACLE ホームディレクトリを削除します次のコマンドを実行してくだ

さい $ su Password rm ndashrf optoracleproduct904portal

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 51

② etcoratabの削除済みインスタンスのエントリ

etcoratabファイルから削除したインスタンスに関する記述を削除します $ vi etcoratab This file is used by ORACLE utilities It is created by rootsh and updated by the Database Configuration Assistant when creating a database A colon is used as the field terminator A new line terminates the entry Lines beginning with a pound sign are comments Entries are of the form $ORACLE_SID$ORACLE_HOMEltN|Ygt The first and second fields are the system identifier and home directory of the database respectively The third filed indicates to the dbstart utility that the database should Y or should not N be brought up at system boot time Multiple entries with the same $ORACLE_SID are not allowed optoracleproduct904portalN この行を削除

10 OIDから OracleASインスタンス情報を削除

OracleAS Infrastructureの Oracle Internet Directory(OID)のエントリに格納されてい

るOracleASインスタンス情報を手動で削除します

ユーザー「oracleas」で OracleAS Infrastructure用に環境変数を設定して次のコマ

ンドを実行します $ ldapdelete -h ltOIDのホスト名gt -p ltOIDのポート番号gt -D cn=orcladmin -w ltorcladminのパスワードgt -x orclApplicationCommonName=ltOracleASインスタンス名gt cn=IAS Instancescn=IAScn=Productscn=OracleContext

ここでltOID のホスト名gtltOID のポート番号gtltorcladmin のパスワードgtは

インストール時に指定した OIDに関する情報と同じです

ltOracleAS インスタンス IDgtについては「管理ツール Application Server Control

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 52

の確認」で確認したltOracleAS インスタンス名gtltマシンのホスト名gtltマシン

のドメイン名gt(例 「portalportal21mycompanycom」)となります

例 $ ldapdelete -h portal21mycompanycom -p 3060 -D cn=orcladmin -w oracle10g -x orclapplicationcommonname=portalportal21mycompanycom cn=IAS Instancescn=IAScn=Productscn=OracleContext

OID に格納されている OracleAS インスタンスの情報はここで使用したコマ

ンドラインのツール「ldapdelete」の代わりにOracle Directory Manager で確認

および変更することもできますOracle Directory Manager の起動方法について

は「Oracle Application Server 10g for Linux インストール手順 ~Infrastructure編

~」の「運用上の注意」を参照してください

「エントリ管理」項目の「 cn=OracleContex cn=Products cn=IAS cn=IAS

Instances」の下の各エントリにOracleAS Infrastructure に関連付けられた

OracleAS インスタンスの情報が格納されています各エントリの属性

「orclapplicationcommonname」にOracleAS インスタンスの名前が格納されて

いますアンインストールした OracleAS インスタンスの情報が格納されている

エントリをクリックして選択し アイコンをクリックすると削除することが

できます

11 OracleAS Single Sign-Onのパートナアプリケーション情報を削除

OracleAS Single Sign-On にパートナアプリケーションとして登録されている

OracleAS Portalの情報を手動で削除します

① OracleAS Single Sign-Onへのアクセス

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 53

ブラウザを起動し次の URLにアクセスしてください

httpltホスト名ドメイン名gtltポート番号gtplsorasso

ltホスト名gtltドメイン名gtについてはOracleAS Infrastructure の Oracle HTTP

Server にアクセスするための値となります次のような画面が表示されます

画面右上の「ログイン」をクリックしてください

② OracleAS Single Sign-Onへのログイン

次のような OracleAS Single Sign-Onのログイン画面が表示されます

ユーザー名orcladmin

パスワード OracleAS Infrastructure のインストール時に指定した

「ias_admin」のパスワード(今回は「oracle10g」)

と入力してください ③ OracleAS Single Sign-Onのトップページ

OracleAS Single Sign-Onのトップページが表示されます

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 54

画面上方の「SSO Server管理」をクリックしてください

④ OracleAS Single Sign-Onの管理画面

3つの管理項目が表示されます

中央の「パートナアプリケーションの管理」をクリックしてください

⑤ パートナアプリケーションの管理

パートナアプリケーションの一覧が表示されます

ここでアンインストールした OracleAS Portalの情報を削除しますlt今回イン

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 55

ストールした Middle-Tierの OracleASインスタンス名gtltマシンのホスト名gtlt

マシンのドメイン名gt(例 「portalportal21mycompanycom」)と表記されてい

るパートナアプリケーション及び今回インストールした OracleAS

Portal(例 「Oracle Portal(portal)」)と表記されているパートナアプリケーシ

ョンの 2つについて左側の「 」アイコンをクリックして削除します

⑥ 確認画面

それぞれ次のような確認画面が表示されますので「はい」をクリックします

この作業を正確に行わないと次回以降の Middle-Tier のインストールで構成ツ

ールの実行に失敗する場合があります

12 OracleASインスタンス情報の確認

アンインストールした OracleASインスタンスの情報がOracleAS Infrastructureに

残っていないことを確認します

① Application Server Controlへのアクセス

ブラウザを起動し次の URLにアクセスしてください

httpltホスト名ドメイン名gtltポート番号gt

ltホスト名gtltドメイン名gtltポート番号gtについては OracleAS Infrastructure の

Application Server Controlにアクセスするための値を入力してくださいログイ

ンダイアログが表示されます

ユーザー名ias_admin

パスワードOracleAS Infrastructure のインストール時に指定した「ias_admin」の

パスワード(今回は「oracle10g」)

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 56

と入力してください

② 次の画面が表示されます

ここで「スタンドアロンインスタンス」項目に表示されるリンクにアンイ

ンストールした OracleAS インスタンスの名前が存在しないことを確認してくだ

さい存在していない場合はアンインストール作業は完了ですもし存在し

ている場合は次の手順に進んでください

③ Middle-Tierの OracleASインスタンス情報の手動削除

Middle-Tier のインストールを強制終了した場合などMiddle-Tier の情報が残っ

ていることがありますその場合はユーザー「oracleas」でログインし

OracleAS Infrastructure 用の適切な環境変数を設定して次のコマンドを実行し

ます $ infra_env $ $ORACLE_HOMEdcmbindcmctl destroyinstance ndashi ltOracleASインスタンス名gt

ここでlt OracleAS インスタンス名gtは削除する OracleAS インスタンス名です

以上で OracleASのMiddle-Tierのアンインストールは完了です

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 57

日本オラクル株式会社 Copyright copy2004 Oracle Corporation Japan All Rights Reserved

無断転載を禁ず この文書はあくまでも参考資料であり掲載されている情報は予告なしに変更されることがあ

ります日本オラクル社は本書の内容に関していかなる保証もいたしませんまた本書の内容に

関連したいかなる損害についても責任を負いかねます Oracle は米国 Oracle Corporation の登録商標です文中に参照されている各製品名及びサー

ビス名は米国 Oracle Corporation の商標または登録商標ですその他の製品名及びサービス名はそれぞれの所有者の商標または登録商標の可能性があります

  • はじめに
  • 目次
    • 前提
      • インストール概要
      • インストール
        • インストール事前準備
          • ハードウェア要件の確認
          • ソフトウェア要件の確認(Red Hat Enterprise Linux21の場合)
          • ソフトウェア要件の確認(Red Hat Enterprise Linux 30の場合)
          • ソフトウェア要件の確認(MIRACLE LINUX Standard Edition V21の場合)
          • カーネルパラメータの設定
          • ホスト名の確認
          • インストールするOSユーザー作成
            • インストール作業
            • インストール後の確認
              • サービスのポート番号の確認
              • OracleAS Portalの「ようこそ」画面の確認
              • Web管理コンソールApplication Server Controlの確認
                  • サービスの起動停止
                    • インストールユーザーの環境変数の設定
                    • OracleAS Portalの起動
                    • OracleAS Portalの停止
                      • 運用上の注意
                        • PDKについて
                        • Portalスキーマのパスワードの変更
                          • アンインストール
                            • アンインストール作業

OracleAS Portalの「ようこそ」画面の確認 1 OracleAS Portalの「ようこそ」画面へのアクセス

ブラウザを起動し次の URLにアクセスしてください

httpltホスト名gtltドメイン名gtltポート番号gtplsportal

ltホスト名gtltドメイン名gtltポート番号gtについては「インストールの終了」画面

に表示される Oracle HTTP Server にアクセスするための URLまたはファイル

「 optoracleproduct904portalinstallportlistini」の「Host Name」項目および

「Oracle HTTP Server port」もしくは「Web Cache HTTP Listen port」項目の値を参

照してください

右上の「ログイン」をクリックしてください

2 OracleAS Single Sign-Onへのログイン

OracleAS Single Sign-Onのログイン画面が表示されます「

ユーザー名orcladmin

パスワードOracleAS Infrastructure のインストール時に指定した「ias_admin」の

パスワード(今回は「oracle10g」)

と入力してください

3 OracleAS Portalの管理画面へのアクセス

OracleAS Portal の管理画面が表示されます画面上方に表示されるタブをクリッ

クすることでさまざまな管理機能に切り替えて表示することができます

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 34

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 35

Web管理コンソール Application Server Controlの確認 Application Server Control はコンポーネントの起動停止や設定の変更アプリケー

ションの配布を行うためのWeb管理コンソールです

1 Application Server Controlへのアクセス

ブラウザを起動し次の URLにアクセスしてください

httpltホスト名ドメイン名gtltポート番号gt

ltホスト名gtltドメイン名gtについては「インストールの終了」画面に表示され

る Oracle HTTP Server にアクセスするための URLまたはファイル

「optoracleproduct904infrainstallportlistini」の「Host Name」項目ltポート

番号gtについては「Application Server Control port」項目の値を参照してください

ログインダイアログが表示されます

ユーザー名ias_admin

パスワードOracleAS Infrastructure のインストール時に指定した「ias_admin」の

パスワード(今回は「oracle10g」)

と入力してください

2 次のページが表示されます

ここで「スタンドアロンインスタンス」項目に表示されるリンク(ltMiddle-

Tier の OracleAS インスタンス名gtltマシンのホスト名gtltマシンのドメイン名gt

例 「portalportal21mycompanycom」)をクリックすると次の画面が表示され

ます

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 36

この画面からOracleAS Portal の各コンポーネントの起動停止や設定変更ア

プリケーションのデプロイなどの管理作業を行うことができますなお後述の

ようにコンポーネントの起動停止はコマンドラインのツール「opmnctl」か

ら行うことも可能ですまた設定の変更やアプリケーションのデプロイはコ

マンドラインのツール「dcmctl」から行うことも可能です

OracleAS Portal をインストールした直後はOracleAS Portal が提供するすべて

のサービスが起動しています

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 37

サービスの起動停止 OracleAS Portalを起動停止するための手順を紹介します

インストールユーザーの環境変数の設定 各サービスを起動停止するためにはユーザー「oracleas」でログインした後適切

な環境変数を設定する必要があります次のファイル「portal_env」は環境変数設定

の一例です export LANG=ja_JPeucJP export ORACLE_SID=asdb export ORACLE_HOME=optoracleproduct904portal export LD_LIBRARY_PATH=$ORACLE_HOMElib$LD_LIBRARY_PATH export PATH=usrbinusrlocalbinbinusrX11R6bin $ORACLE_HOMEbin$ORACLE_HOMEopmnbin$ORACLE_HOMEdcmbin $PATH export NLS_LANG=Japanese_JapanJA16EUC

「usrbin」が環境変数 PATH に含まれる最初のディレクトリとなるよう設定してくだ

さい

環境変数を設定するためには次のコマンドを実行してください $ portal_env

設定した環境変数を確認するためには次のコマンドを実行してください $ env

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 38

OracleAS Portalの起動 OracleAS Portalを起動するための手順は次の通りです

1 OracleAS Infrastructureの起動(OracleAS Infrastructureが起動していない場合)

2 ユーザー「oracleas」でログインして適切な環境変数を設定 $ portal_env

3 OracleAS Portalの提供するサービスの起動 $ $ORACLE_HOMEopmnbinopmnctl startall opmnctl starting opmn and all managed processes

4 Application Server Controlの起動 $ emctl start iasconsole TZ set to Japan Oracle Enterprise Manager 10g Application Server Control 90400 Copyright (c) 2002 2003 Oracle Corporation All rights reserved Starting Oracle 10g Application Server Control started

OracleAS Portalの起動が完了しましたOracleAS Portalの提供するすべてのサービス

が使用可能になりした

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 39

OracleAS Portalの停止

OracleAS Portalを停止するための手順は次の通りです

1 ユーザー「oracleas」でログインして適切な環境変数を設定 $ portal_env

2 Application Server Controlの停止 $ emctl stop iasconsole TZ set to Japan Oracle Enterprise Manager 10g Application Server Control 90400 Copyright (c) 2002 2003 Oracle Corporation All rights reserved Stopping Oracle 10g Application Server Control Stopped

3 OracleAS Portalの提供するサービスの停止 $ $ORACLE_HOMEopmnbinopmnctl stopall opmnctl stopping opmn and all managed processes

4 OracleAS Infrastructureの停止(OracleAS Infrastructureも停止したい場合)

OracleAS Portalの停止が完了しました

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 40

運用上の注意 インストール後に必要な注意点について記述します

PDKについて

OracleAS Portalの提供するポータルフレームワークではポータルページは「ポー

トレット」と呼ばれるモジュールによって構成されます

既存社内

システム

シングル

サインオン

検索フォーム

OTN Japan

ポートレットの開発は OracleAS Portal が提

ますがPDK(Portal Developer Kit)と呼ばれ

細かく応じたポートレットを作成すること

ルページの構築を可能にする「Web Clipp

トやその他いくつかのサンプルも含まれ

PDK を使用する場合には最新版を Ora

URL(もしくはサポートセンター)から入手し

httpotnoraclecojptechportletindexhtml

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal

ポートレッ

Excite Japan 天気予報

日経BP

BizTech News

Portal Web アプリケーション

コンテンツ管理

供するウィザードによって行うこともでき

る開発キットを用いることでニーズにきめ

もできますまた PDK には効率的なポータ

ing」や「Omni Portlet」といったポートレッ

ます

cle Technology Network Japan (OTN)の次の

てください

編~ 41

Portalスキーマのパスワードの変更

OracleAS Portal を運用するにあたってはPortal スキーマ (デフォルトでは Metadata

Repository と同一の DB インスタンスのスキーマ「portal」にPortal リポジトリが作成

されます)に SQLPlus でログインして作業を行う必要がある場合がありますPortal

スキーマのパスワードはインストール直後はランダムな値に設定されていますその値

は Oracle Internet Directory(OID)に格納されているので管理ツール Oracle Directory

Manageを使用して確認することができます

① Oracle Directory Managerの起動

まず OracleAS Infrastructure で Oracle Directory Manager を起動しますユーザー

「oracleas」でログインしOracleAS Infrastructure用の適切な環境変数を設定して

次のコマンドを実行します

$ infra_env $ $ORACLE_HOMEbinoidadmin

② ログイン画面

次のようなログイン画面が表示されます

初めて Oracle Directory Manager から OID にアクセスする際にはOID が稼動して

いるサーバのホスト名などの情報を入力する必要があります アイコンをクリ

ックしてくださいなお 2 回目移行のアクセスでは②~⑤の手順は省略されます

③ OIDの登録

編集する OIDを登録するための画面が表示されます

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 42

「追加」をクリックしてください

④ OIDの情報の入力

OIDが稼動しているホスト名とポート番号を入力する画面が表示されます

「サーバー」には OracleAS Infrastructureをインストールしたマシンの名前を「ltホ

スト名gtltドメイン名gt」形式で入力してください「ポート」には「インストール

後の確認」の「サービスのポートの確認」で確認した「Oracle Internet Directory

port」の値を入力してください(デフォルトでは「3060」です)入力が完了したら

「OK」をクリックします

⑤ OIDの選択

Oracle Directory Managerで編集する OIDを選択します

今入力したホスト名とポート番号が表示されている列を選択して反転させて「選

択」をクリックします

⑥ OIDへのログイン

ユーザー名パスワードを入力します

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 43

「ユーザー」に OID の管理ユーザーである「orcladmin」「パスワード」には

OracleAS Infrastructure のインストール中に「ias_admin」のパスワードとして指定し

た値(今回は「oracle10g」)を入力して「ログイン」をクリックしてください

⑦ Portalスキーマのパスワードの格納されているエントリ

次のような OIDの初期画面が表示されます

画面左側のナビゲータペインを次のように辿ってください

エントリ管理

gt cn=OracleContext

gt cn=Products

gt cn=IAS

gtcn=IAS Infrastructure Database

gt orclReferenceName=iasdbltInfrastructureのドメイン名gt

gt OrclResourceName=Portal

gt orclpasswordattribute

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 44

⑧ Portalスキーマのパスワードの確認

画面右側の属性「orclpasswordattribute」の値が「Portal」スキーマのパスワードを示

しています

また Portal スキーマのパスワードを変更する場合一般的な DB のスキーマのように

SQLPlusなどから直接変更してはいけませんPortalスキーマのパスワードの情報は

mod_plsql の DAD などでも保持されておりそれらに対しても同時に変更を反映する

必要がありますそのため Portal スキーマや SSO のパスワードの変更はApplication

Server Control から行いますSSO スキーマのパスワードの変更方法については

「Oracle Application Server 10g(904) for Linux x86 インストール手順 ~Infrastructure編

~」を参照してくださいPotalスキーマのパスワードの変更方法は次の通りです

① インスタンスのホームページの表示

WebブラウザでApplication Server Controlのインスタンスのホームページにアクセ

スします

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 45

「Infrastructure」タブを表示してください

② 「Infrastructure」タブの表示

「Infrastructure」タブが表示されます

ページ左下のリンク「スキーマパスワードの変更」をクリックします

③ パスワードの変更画面の表示

パスワードの変更画面が表示されます

パスワードの変更画面で「PORTAL」にチェックをつけて選択し「パスワード」

及び「パスワードの確認」項目に設定したいパスワードを入力します入力が完

了したら「OK」をクリックします

④ パスワードの変更結果の確認画面の表示

パスワードの変更結果の確認画面が表示されます

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 46

⑤ インスタンスのホームページの表示

Portalスキーマのパスワードを変更した場合Oracle HTTP Serverを再起動する必要

があります再びインスタンスのホームページにアクセスしてください

「HTTP Server」にチェックをつけて選択し「再起動」をクリックしてください

⑥ Oracle HTTP Serverの再起動

次のような確認画面が表示されます

「はい」をクリックしてください

⑦ 再起動の処理中

再起動中は次のような画面が表示されます再起動が完了するまで暫くお待ちく

ださい

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 47

⑧ 再起動の完了

再起動が完了すると次のような画面が表示されます

これで Portalスキーマのパスワード変更が完了しました

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 48

アンインストール インストールした OracleAS Portalをアンインストールする手順は次の通りです

アンインストール作業

1 コンポーネントの停止

「サービスの起動停止」の章を参照してOracleAS Portal を停止しますなお

OracleAS Infrastructureは必ず起動しておいて下さい

2 インストーラの起動

インストールユーザー「oracleas」でログインして次のコマンドを実行しOracle

Universal Installerを起動します $ mntcdromrunInstaller

3 「ようこそ」画面

「製品の削除」をクリックします

4 削除するインスタンスの指定

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 49

削除するインスタンスをチェックします

今回は「portal」をチェックして「削除」をクリックします

5 確認ダイアログ

削除するコンポーネントの詳細が表示されます

「はい」をクリックしてください

6 削除ダイアログ

次のようなダイアログで削除の進行状況が表示されます

7 削除完了ダイアログ

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 50

削除が完了すると次のようなダイアログが表示されます

「閉じる」をクリックします

8 インストーラの終了

「取消」をクリックして OUIを終了します

9 ファイルディレクトリの削除

インストーラでは削除されないファイルやディレクトリがありますので手動で

削除します

① ORACLEホームディレクトリ

rootユーザーログインして削除した Oracle Application Serverインスタンスの

ORACLE ホームディレクトリを削除します次のコマンドを実行してくだ

さい $ su Password rm ndashrf optoracleproduct904portal

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 51

② etcoratabの削除済みインスタンスのエントリ

etcoratabファイルから削除したインスタンスに関する記述を削除します $ vi etcoratab This file is used by ORACLE utilities It is created by rootsh and updated by the Database Configuration Assistant when creating a database A colon is used as the field terminator A new line terminates the entry Lines beginning with a pound sign are comments Entries are of the form $ORACLE_SID$ORACLE_HOMEltN|Ygt The first and second fields are the system identifier and home directory of the database respectively The third filed indicates to the dbstart utility that the database should Y or should not N be brought up at system boot time Multiple entries with the same $ORACLE_SID are not allowed optoracleproduct904portalN この行を削除

10 OIDから OracleASインスタンス情報を削除

OracleAS Infrastructureの Oracle Internet Directory(OID)のエントリに格納されてい

るOracleASインスタンス情報を手動で削除します

ユーザー「oracleas」で OracleAS Infrastructure用に環境変数を設定して次のコマ

ンドを実行します $ ldapdelete -h ltOIDのホスト名gt -p ltOIDのポート番号gt -D cn=orcladmin -w ltorcladminのパスワードgt -x orclApplicationCommonName=ltOracleASインスタンス名gt cn=IAS Instancescn=IAScn=Productscn=OracleContext

ここでltOID のホスト名gtltOID のポート番号gtltorcladmin のパスワードgtは

インストール時に指定した OIDに関する情報と同じです

ltOracleAS インスタンス IDgtについては「管理ツール Application Server Control

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 52

の確認」で確認したltOracleAS インスタンス名gtltマシンのホスト名gtltマシン

のドメイン名gt(例 「portalportal21mycompanycom」)となります

例 $ ldapdelete -h portal21mycompanycom -p 3060 -D cn=orcladmin -w oracle10g -x orclapplicationcommonname=portalportal21mycompanycom cn=IAS Instancescn=IAScn=Productscn=OracleContext

OID に格納されている OracleAS インスタンスの情報はここで使用したコマ

ンドラインのツール「ldapdelete」の代わりにOracle Directory Manager で確認

および変更することもできますOracle Directory Manager の起動方法について

は「Oracle Application Server 10g for Linux インストール手順 ~Infrastructure編

~」の「運用上の注意」を参照してください

「エントリ管理」項目の「 cn=OracleContex cn=Products cn=IAS cn=IAS

Instances」の下の各エントリにOracleAS Infrastructure に関連付けられた

OracleAS インスタンスの情報が格納されています各エントリの属性

「orclapplicationcommonname」にOracleAS インスタンスの名前が格納されて

いますアンインストールした OracleAS インスタンスの情報が格納されている

エントリをクリックして選択し アイコンをクリックすると削除することが

できます

11 OracleAS Single Sign-Onのパートナアプリケーション情報を削除

OracleAS Single Sign-On にパートナアプリケーションとして登録されている

OracleAS Portalの情報を手動で削除します

① OracleAS Single Sign-Onへのアクセス

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 53

ブラウザを起動し次の URLにアクセスしてください

httpltホスト名ドメイン名gtltポート番号gtplsorasso

ltホスト名gtltドメイン名gtについてはOracleAS Infrastructure の Oracle HTTP

Server にアクセスするための値となります次のような画面が表示されます

画面右上の「ログイン」をクリックしてください

② OracleAS Single Sign-Onへのログイン

次のような OracleAS Single Sign-Onのログイン画面が表示されます

ユーザー名orcladmin

パスワード OracleAS Infrastructure のインストール時に指定した

「ias_admin」のパスワード(今回は「oracle10g」)

と入力してください ③ OracleAS Single Sign-Onのトップページ

OracleAS Single Sign-Onのトップページが表示されます

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 54

画面上方の「SSO Server管理」をクリックしてください

④ OracleAS Single Sign-Onの管理画面

3つの管理項目が表示されます

中央の「パートナアプリケーションの管理」をクリックしてください

⑤ パートナアプリケーションの管理

パートナアプリケーションの一覧が表示されます

ここでアンインストールした OracleAS Portalの情報を削除しますlt今回イン

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 55

ストールした Middle-Tierの OracleASインスタンス名gtltマシンのホスト名gtlt

マシンのドメイン名gt(例 「portalportal21mycompanycom」)と表記されてい

るパートナアプリケーション及び今回インストールした OracleAS

Portal(例 「Oracle Portal(portal)」)と表記されているパートナアプリケーシ

ョンの 2つについて左側の「 」アイコンをクリックして削除します

⑥ 確認画面

それぞれ次のような確認画面が表示されますので「はい」をクリックします

この作業を正確に行わないと次回以降の Middle-Tier のインストールで構成ツ

ールの実行に失敗する場合があります

12 OracleASインスタンス情報の確認

アンインストールした OracleASインスタンスの情報がOracleAS Infrastructureに

残っていないことを確認します

① Application Server Controlへのアクセス

ブラウザを起動し次の URLにアクセスしてください

httpltホスト名ドメイン名gtltポート番号gt

ltホスト名gtltドメイン名gtltポート番号gtについては OracleAS Infrastructure の

Application Server Controlにアクセスするための値を入力してくださいログイ

ンダイアログが表示されます

ユーザー名ias_admin

パスワードOracleAS Infrastructure のインストール時に指定した「ias_admin」の

パスワード(今回は「oracle10g」)

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 56

と入力してください

② 次の画面が表示されます

ここで「スタンドアロンインスタンス」項目に表示されるリンクにアンイ

ンストールした OracleAS インスタンスの名前が存在しないことを確認してくだ

さい存在していない場合はアンインストール作業は完了ですもし存在し

ている場合は次の手順に進んでください

③ Middle-Tierの OracleASインスタンス情報の手動削除

Middle-Tier のインストールを強制終了した場合などMiddle-Tier の情報が残っ

ていることがありますその場合はユーザー「oracleas」でログインし

OracleAS Infrastructure 用の適切な環境変数を設定して次のコマンドを実行し

ます $ infra_env $ $ORACLE_HOMEdcmbindcmctl destroyinstance ndashi ltOracleASインスタンス名gt

ここでlt OracleAS インスタンス名gtは削除する OracleAS インスタンス名です

以上で OracleASのMiddle-Tierのアンインストールは完了です

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 57

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ります日本オラクル社は本書の内容に関していかなる保証もいたしませんまた本書の内容に

関連したいかなる損害についても責任を負いかねます Oracle は米国 Oracle Corporation の登録商標です文中に参照されている各製品名及びサー

ビス名は米国 Oracle Corporation の商標または登録商標ですその他の製品名及びサービス名はそれぞれの所有者の商標または登録商標の可能性があります

  • はじめに
  • 目次
    • 前提
      • インストール概要
      • インストール
        • インストール事前準備
          • ハードウェア要件の確認
          • ソフトウェア要件の確認(Red Hat Enterprise Linux21の場合)
          • ソフトウェア要件の確認(Red Hat Enterprise Linux 30の場合)
          • ソフトウェア要件の確認(MIRACLE LINUX Standard Edition V21の場合)
          • カーネルパラメータの設定
          • ホスト名の確認
          • インストールするOSユーザー作成
            • インストール作業
            • インストール後の確認
              • サービスのポート番号の確認
              • OracleAS Portalの「ようこそ」画面の確認
              • Web管理コンソールApplication Server Controlの確認
                  • サービスの起動停止
                    • インストールユーザーの環境変数の設定
                    • OracleAS Portalの起動
                    • OracleAS Portalの停止
                      • 運用上の注意
                        • PDKについて
                        • Portalスキーマのパスワードの変更
                          • アンインストール
                            • アンインストール作業

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 35

Web管理コンソール Application Server Controlの確認 Application Server Control はコンポーネントの起動停止や設定の変更アプリケー

ションの配布を行うためのWeb管理コンソールです

1 Application Server Controlへのアクセス

ブラウザを起動し次の URLにアクセスしてください

httpltホスト名ドメイン名gtltポート番号gt

ltホスト名gtltドメイン名gtについては「インストールの終了」画面に表示され

る Oracle HTTP Server にアクセスするための URLまたはファイル

「optoracleproduct904infrainstallportlistini」の「Host Name」項目ltポート

番号gtについては「Application Server Control port」項目の値を参照してください

ログインダイアログが表示されます

ユーザー名ias_admin

パスワードOracleAS Infrastructure のインストール時に指定した「ias_admin」の

パスワード(今回は「oracle10g」)

と入力してください

2 次のページが表示されます

ここで「スタンドアロンインスタンス」項目に表示されるリンク(ltMiddle-

Tier の OracleAS インスタンス名gtltマシンのホスト名gtltマシンのドメイン名gt

例 「portalportal21mycompanycom」)をクリックすると次の画面が表示され

ます

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 36

この画面からOracleAS Portal の各コンポーネントの起動停止や設定変更ア

プリケーションのデプロイなどの管理作業を行うことができますなお後述の

ようにコンポーネントの起動停止はコマンドラインのツール「opmnctl」か

ら行うことも可能ですまた設定の変更やアプリケーションのデプロイはコ

マンドラインのツール「dcmctl」から行うことも可能です

OracleAS Portal をインストールした直後はOracleAS Portal が提供するすべて

のサービスが起動しています

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 37

サービスの起動停止 OracleAS Portalを起動停止するための手順を紹介します

インストールユーザーの環境変数の設定 各サービスを起動停止するためにはユーザー「oracleas」でログインした後適切

な環境変数を設定する必要があります次のファイル「portal_env」は環境変数設定

の一例です export LANG=ja_JPeucJP export ORACLE_SID=asdb export ORACLE_HOME=optoracleproduct904portal export LD_LIBRARY_PATH=$ORACLE_HOMElib$LD_LIBRARY_PATH export PATH=usrbinusrlocalbinbinusrX11R6bin $ORACLE_HOMEbin$ORACLE_HOMEopmnbin$ORACLE_HOMEdcmbin $PATH export NLS_LANG=Japanese_JapanJA16EUC

「usrbin」が環境変数 PATH に含まれる最初のディレクトリとなるよう設定してくだ

さい

環境変数を設定するためには次のコマンドを実行してください $ portal_env

設定した環境変数を確認するためには次のコマンドを実行してください $ env

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 38

OracleAS Portalの起動 OracleAS Portalを起動するための手順は次の通りです

1 OracleAS Infrastructureの起動(OracleAS Infrastructureが起動していない場合)

2 ユーザー「oracleas」でログインして適切な環境変数を設定 $ portal_env

3 OracleAS Portalの提供するサービスの起動 $ $ORACLE_HOMEopmnbinopmnctl startall opmnctl starting opmn and all managed processes

4 Application Server Controlの起動 $ emctl start iasconsole TZ set to Japan Oracle Enterprise Manager 10g Application Server Control 90400 Copyright (c) 2002 2003 Oracle Corporation All rights reserved Starting Oracle 10g Application Server Control started

OracleAS Portalの起動が完了しましたOracleAS Portalの提供するすべてのサービス

が使用可能になりした

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 39

OracleAS Portalの停止

OracleAS Portalを停止するための手順は次の通りです

1 ユーザー「oracleas」でログインして適切な環境変数を設定 $ portal_env

2 Application Server Controlの停止 $ emctl stop iasconsole TZ set to Japan Oracle Enterprise Manager 10g Application Server Control 90400 Copyright (c) 2002 2003 Oracle Corporation All rights reserved Stopping Oracle 10g Application Server Control Stopped

3 OracleAS Portalの提供するサービスの停止 $ $ORACLE_HOMEopmnbinopmnctl stopall opmnctl stopping opmn and all managed processes

4 OracleAS Infrastructureの停止(OracleAS Infrastructureも停止したい場合)

OracleAS Portalの停止が完了しました

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 40

運用上の注意 インストール後に必要な注意点について記述します

PDKについて

OracleAS Portalの提供するポータルフレームワークではポータルページは「ポー

トレット」と呼ばれるモジュールによって構成されます

既存社内

システム

シングル

サインオン

検索フォーム

OTN Japan

ポートレットの開発は OracleAS Portal が提

ますがPDK(Portal Developer Kit)と呼ばれ

細かく応じたポートレットを作成すること

ルページの構築を可能にする「Web Clipp

トやその他いくつかのサンプルも含まれ

PDK を使用する場合には最新版を Ora

URL(もしくはサポートセンター)から入手し

httpotnoraclecojptechportletindexhtml

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal

ポートレッ

Excite Japan 天気予報

日経BP

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Portal Web アプリケーション

コンテンツ管理

供するウィザードによって行うこともでき

る開発キットを用いることでニーズにきめ

もできますまた PDK には効率的なポータ

ing」や「Omni Portlet」といったポートレッ

ます

cle Technology Network Japan (OTN)の次の

てください

編~ 41

Portalスキーマのパスワードの変更

OracleAS Portal を運用するにあたってはPortal スキーマ (デフォルトでは Metadata

Repository と同一の DB インスタンスのスキーマ「portal」にPortal リポジトリが作成

されます)に SQLPlus でログインして作業を行う必要がある場合がありますPortal

スキーマのパスワードはインストール直後はランダムな値に設定されていますその値

は Oracle Internet Directory(OID)に格納されているので管理ツール Oracle Directory

Manageを使用して確認することができます

① Oracle Directory Managerの起動

まず OracleAS Infrastructure で Oracle Directory Manager を起動しますユーザー

「oracleas」でログインしOracleAS Infrastructure用の適切な環境変数を設定して

次のコマンドを実行します

$ infra_env $ $ORACLE_HOMEbinoidadmin

② ログイン画面

次のようなログイン画面が表示されます

初めて Oracle Directory Manager から OID にアクセスする際にはOID が稼動して

いるサーバのホスト名などの情報を入力する必要があります アイコンをクリ

ックしてくださいなお 2 回目移行のアクセスでは②~⑤の手順は省略されます

③ OIDの登録

編集する OIDを登録するための画面が表示されます

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 42

「追加」をクリックしてください

④ OIDの情報の入力

OIDが稼動しているホスト名とポート番号を入力する画面が表示されます

「サーバー」には OracleAS Infrastructureをインストールしたマシンの名前を「ltホ

スト名gtltドメイン名gt」形式で入力してください「ポート」には「インストール

後の確認」の「サービスのポートの確認」で確認した「Oracle Internet Directory

port」の値を入力してください(デフォルトでは「3060」です)入力が完了したら

「OK」をクリックします

⑤ OIDの選択

Oracle Directory Managerで編集する OIDを選択します

今入力したホスト名とポート番号が表示されている列を選択して反転させて「選

択」をクリックします

⑥ OIDへのログイン

ユーザー名パスワードを入力します

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 43

「ユーザー」に OID の管理ユーザーである「orcladmin」「パスワード」には

OracleAS Infrastructure のインストール中に「ias_admin」のパスワードとして指定し

た値(今回は「oracle10g」)を入力して「ログイン」をクリックしてください

⑦ Portalスキーマのパスワードの格納されているエントリ

次のような OIDの初期画面が表示されます

画面左側のナビゲータペインを次のように辿ってください

エントリ管理

gt cn=OracleContext

gt cn=Products

gt cn=IAS

gtcn=IAS Infrastructure Database

gt orclReferenceName=iasdbltInfrastructureのドメイン名gt

gt OrclResourceName=Portal

gt orclpasswordattribute

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 44

⑧ Portalスキーマのパスワードの確認

画面右側の属性「orclpasswordattribute」の値が「Portal」スキーマのパスワードを示

しています

また Portal スキーマのパスワードを変更する場合一般的な DB のスキーマのように

SQLPlusなどから直接変更してはいけませんPortalスキーマのパスワードの情報は

mod_plsql の DAD などでも保持されておりそれらに対しても同時に変更を反映する

必要がありますそのため Portal スキーマや SSO のパスワードの変更はApplication

Server Control から行いますSSO スキーマのパスワードの変更方法については

「Oracle Application Server 10g(904) for Linux x86 インストール手順 ~Infrastructure編

~」を参照してくださいPotalスキーマのパスワードの変更方法は次の通りです

① インスタンスのホームページの表示

WebブラウザでApplication Server Controlのインスタンスのホームページにアクセ

スします

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 45

「Infrastructure」タブを表示してください

② 「Infrastructure」タブの表示

「Infrastructure」タブが表示されます

ページ左下のリンク「スキーマパスワードの変更」をクリックします

③ パスワードの変更画面の表示

パスワードの変更画面が表示されます

パスワードの変更画面で「PORTAL」にチェックをつけて選択し「パスワード」

及び「パスワードの確認」項目に設定したいパスワードを入力します入力が完

了したら「OK」をクリックします

④ パスワードの変更結果の確認画面の表示

パスワードの変更結果の確認画面が表示されます

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 46

⑤ インスタンスのホームページの表示

Portalスキーマのパスワードを変更した場合Oracle HTTP Serverを再起動する必要

があります再びインスタンスのホームページにアクセスしてください

「HTTP Server」にチェックをつけて選択し「再起動」をクリックしてください

⑥ Oracle HTTP Serverの再起動

次のような確認画面が表示されます

「はい」をクリックしてください

⑦ 再起動の処理中

再起動中は次のような画面が表示されます再起動が完了するまで暫くお待ちく

ださい

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 47

⑧ 再起動の完了

再起動が完了すると次のような画面が表示されます

これで Portalスキーマのパスワード変更が完了しました

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 48

アンインストール インストールした OracleAS Portalをアンインストールする手順は次の通りです

アンインストール作業

1 コンポーネントの停止

「サービスの起動停止」の章を参照してOracleAS Portal を停止しますなお

OracleAS Infrastructureは必ず起動しておいて下さい

2 インストーラの起動

インストールユーザー「oracleas」でログインして次のコマンドを実行しOracle

Universal Installerを起動します $ mntcdromrunInstaller

3 「ようこそ」画面

「製品の削除」をクリックします

4 削除するインスタンスの指定

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 49

削除するインスタンスをチェックします

今回は「portal」をチェックして「削除」をクリックします

5 確認ダイアログ

削除するコンポーネントの詳細が表示されます

「はい」をクリックしてください

6 削除ダイアログ

次のようなダイアログで削除の進行状況が表示されます

7 削除完了ダイアログ

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 50

削除が完了すると次のようなダイアログが表示されます

「閉じる」をクリックします

8 インストーラの終了

「取消」をクリックして OUIを終了します

9 ファイルディレクトリの削除

インストーラでは削除されないファイルやディレクトリがありますので手動で

削除します

① ORACLEホームディレクトリ

rootユーザーログインして削除した Oracle Application Serverインスタンスの

ORACLE ホームディレクトリを削除します次のコマンドを実行してくだ

さい $ su Password rm ndashrf optoracleproduct904portal

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 51

② etcoratabの削除済みインスタンスのエントリ

etcoratabファイルから削除したインスタンスに関する記述を削除します $ vi etcoratab This file is used by ORACLE utilities It is created by rootsh and updated by the Database Configuration Assistant when creating a database A colon is used as the field terminator A new line terminates the entry Lines beginning with a pound sign are comments Entries are of the form $ORACLE_SID$ORACLE_HOMEltN|Ygt The first and second fields are the system identifier and home directory of the database respectively The third filed indicates to the dbstart utility that the database should Y or should not N be brought up at system boot time Multiple entries with the same $ORACLE_SID are not allowed optoracleproduct904portalN この行を削除

10 OIDから OracleASインスタンス情報を削除

OracleAS Infrastructureの Oracle Internet Directory(OID)のエントリに格納されてい

るOracleASインスタンス情報を手動で削除します

ユーザー「oracleas」で OracleAS Infrastructure用に環境変数を設定して次のコマ

ンドを実行します $ ldapdelete -h ltOIDのホスト名gt -p ltOIDのポート番号gt -D cn=orcladmin -w ltorcladminのパスワードgt -x orclApplicationCommonName=ltOracleASインスタンス名gt cn=IAS Instancescn=IAScn=Productscn=OracleContext

ここでltOID のホスト名gtltOID のポート番号gtltorcladmin のパスワードgtは

インストール時に指定した OIDに関する情報と同じです

ltOracleAS インスタンス IDgtについては「管理ツール Application Server Control

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 52

の確認」で確認したltOracleAS インスタンス名gtltマシンのホスト名gtltマシン

のドメイン名gt(例 「portalportal21mycompanycom」)となります

例 $ ldapdelete -h portal21mycompanycom -p 3060 -D cn=orcladmin -w oracle10g -x orclapplicationcommonname=portalportal21mycompanycom cn=IAS Instancescn=IAScn=Productscn=OracleContext

OID に格納されている OracleAS インスタンスの情報はここで使用したコマ

ンドラインのツール「ldapdelete」の代わりにOracle Directory Manager で確認

および変更することもできますOracle Directory Manager の起動方法について

は「Oracle Application Server 10g for Linux インストール手順 ~Infrastructure編

~」の「運用上の注意」を参照してください

「エントリ管理」項目の「 cn=OracleContex cn=Products cn=IAS cn=IAS

Instances」の下の各エントリにOracleAS Infrastructure に関連付けられた

OracleAS インスタンスの情報が格納されています各エントリの属性

「orclapplicationcommonname」にOracleAS インスタンスの名前が格納されて

いますアンインストールした OracleAS インスタンスの情報が格納されている

エントリをクリックして選択し アイコンをクリックすると削除することが

できます

11 OracleAS Single Sign-Onのパートナアプリケーション情報を削除

OracleAS Single Sign-On にパートナアプリケーションとして登録されている

OracleAS Portalの情報を手動で削除します

① OracleAS Single Sign-Onへのアクセス

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 53

ブラウザを起動し次の URLにアクセスしてください

httpltホスト名ドメイン名gtltポート番号gtplsorasso

ltホスト名gtltドメイン名gtについてはOracleAS Infrastructure の Oracle HTTP

Server にアクセスするための値となります次のような画面が表示されます

画面右上の「ログイン」をクリックしてください

② OracleAS Single Sign-Onへのログイン

次のような OracleAS Single Sign-Onのログイン画面が表示されます

ユーザー名orcladmin

パスワード OracleAS Infrastructure のインストール時に指定した

「ias_admin」のパスワード(今回は「oracle10g」)

と入力してください ③ OracleAS Single Sign-Onのトップページ

OracleAS Single Sign-Onのトップページが表示されます

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 54

画面上方の「SSO Server管理」をクリックしてください

④ OracleAS Single Sign-Onの管理画面

3つの管理項目が表示されます

中央の「パートナアプリケーションの管理」をクリックしてください

⑤ パートナアプリケーションの管理

パートナアプリケーションの一覧が表示されます

ここでアンインストールした OracleAS Portalの情報を削除しますlt今回イン

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 55

ストールした Middle-Tierの OracleASインスタンス名gtltマシンのホスト名gtlt

マシンのドメイン名gt(例 「portalportal21mycompanycom」)と表記されてい

るパートナアプリケーション及び今回インストールした OracleAS

Portal(例 「Oracle Portal(portal)」)と表記されているパートナアプリケーシ

ョンの 2つについて左側の「 」アイコンをクリックして削除します

⑥ 確認画面

それぞれ次のような確認画面が表示されますので「はい」をクリックします

この作業を正確に行わないと次回以降の Middle-Tier のインストールで構成ツ

ールの実行に失敗する場合があります

12 OracleASインスタンス情報の確認

アンインストールした OracleASインスタンスの情報がOracleAS Infrastructureに

残っていないことを確認します

① Application Server Controlへのアクセス

ブラウザを起動し次の URLにアクセスしてください

httpltホスト名ドメイン名gtltポート番号gt

ltホスト名gtltドメイン名gtltポート番号gtについては OracleAS Infrastructure の

Application Server Controlにアクセスするための値を入力してくださいログイ

ンダイアログが表示されます

ユーザー名ias_admin

パスワードOracleAS Infrastructure のインストール時に指定した「ias_admin」の

パスワード(今回は「oracle10g」)

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 56

と入力してください

② 次の画面が表示されます

ここで「スタンドアロンインスタンス」項目に表示されるリンクにアンイ

ンストールした OracleAS インスタンスの名前が存在しないことを確認してくだ

さい存在していない場合はアンインストール作業は完了ですもし存在し

ている場合は次の手順に進んでください

③ Middle-Tierの OracleASインスタンス情報の手動削除

Middle-Tier のインストールを強制終了した場合などMiddle-Tier の情報が残っ

ていることがありますその場合はユーザー「oracleas」でログインし

OracleAS Infrastructure 用の適切な環境変数を設定して次のコマンドを実行し

ます $ infra_env $ $ORACLE_HOMEdcmbindcmctl destroyinstance ndashi ltOracleASインスタンス名gt

ここでlt OracleAS インスタンス名gtは削除する OracleAS インスタンス名です

以上で OracleASのMiddle-Tierのアンインストールは完了です

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 57

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ります日本オラクル社は本書の内容に関していかなる保証もいたしませんまた本書の内容に

関連したいかなる損害についても責任を負いかねます Oracle は米国 Oracle Corporation の登録商標です文中に参照されている各製品名及びサー

ビス名は米国 Oracle Corporation の商標または登録商標ですその他の製品名及びサービス名はそれぞれの所有者の商標または登録商標の可能性があります

  • はじめに
  • 目次
    • 前提
      • インストール概要
      • インストール
        • インストール事前準備
          • ハードウェア要件の確認
          • ソフトウェア要件の確認(Red Hat Enterprise Linux21の場合)
          • ソフトウェア要件の確認(Red Hat Enterprise Linux 30の場合)
          • ソフトウェア要件の確認(MIRACLE LINUX Standard Edition V21の場合)
          • カーネルパラメータの設定
          • ホスト名の確認
          • インストールするOSユーザー作成
            • インストール作業
            • インストール後の確認
              • サービスのポート番号の確認
              • OracleAS Portalの「ようこそ」画面の確認
              • Web管理コンソールApplication Server Controlの確認
                  • サービスの起動停止
                    • インストールユーザーの環境変数の設定
                    • OracleAS Portalの起動
                    • OracleAS Portalの停止
                      • 運用上の注意
                        • PDKについて
                        • Portalスキーマのパスワードの変更
                          • アンインストール
                            • アンインストール作業

Web管理コンソール Application Server Controlの確認 Application Server Control はコンポーネントの起動停止や設定の変更アプリケー

ションの配布を行うためのWeb管理コンソールです

1 Application Server Controlへのアクセス

ブラウザを起動し次の URLにアクセスしてください

httpltホスト名ドメイン名gtltポート番号gt

ltホスト名gtltドメイン名gtについては「インストールの終了」画面に表示され

る Oracle HTTP Server にアクセスするための URLまたはファイル

「optoracleproduct904infrainstallportlistini」の「Host Name」項目ltポート

番号gtについては「Application Server Control port」項目の値を参照してください

ログインダイアログが表示されます

ユーザー名ias_admin

パスワードOracleAS Infrastructure のインストール時に指定した「ias_admin」の

パスワード(今回は「oracle10g」)

と入力してください

2 次のページが表示されます

ここで「スタンドアロンインスタンス」項目に表示されるリンク(ltMiddle-

Tier の OracleAS インスタンス名gtltマシンのホスト名gtltマシンのドメイン名gt

例 「portalportal21mycompanycom」)をクリックすると次の画面が表示され

ます

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 36

この画面からOracleAS Portal の各コンポーネントの起動停止や設定変更ア

プリケーションのデプロイなどの管理作業を行うことができますなお後述の

ようにコンポーネントの起動停止はコマンドラインのツール「opmnctl」か

ら行うことも可能ですまた設定の変更やアプリケーションのデプロイはコ

マンドラインのツール「dcmctl」から行うことも可能です

OracleAS Portal をインストールした直後はOracleAS Portal が提供するすべて

のサービスが起動しています

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 37

サービスの起動停止 OracleAS Portalを起動停止するための手順を紹介します

インストールユーザーの環境変数の設定 各サービスを起動停止するためにはユーザー「oracleas」でログインした後適切

な環境変数を設定する必要があります次のファイル「portal_env」は環境変数設定

の一例です export LANG=ja_JPeucJP export ORACLE_SID=asdb export ORACLE_HOME=optoracleproduct904portal export LD_LIBRARY_PATH=$ORACLE_HOMElib$LD_LIBRARY_PATH export PATH=usrbinusrlocalbinbinusrX11R6bin $ORACLE_HOMEbin$ORACLE_HOMEopmnbin$ORACLE_HOMEdcmbin $PATH export NLS_LANG=Japanese_JapanJA16EUC

「usrbin」が環境変数 PATH に含まれる最初のディレクトリとなるよう設定してくだ

さい

環境変数を設定するためには次のコマンドを実行してください $ portal_env

設定した環境変数を確認するためには次のコマンドを実行してください $ env

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 38

OracleAS Portalの起動 OracleAS Portalを起動するための手順は次の通りです

1 OracleAS Infrastructureの起動(OracleAS Infrastructureが起動していない場合)

2 ユーザー「oracleas」でログインして適切な環境変数を設定 $ portal_env

3 OracleAS Portalの提供するサービスの起動 $ $ORACLE_HOMEopmnbinopmnctl startall opmnctl starting opmn and all managed processes

4 Application Server Controlの起動 $ emctl start iasconsole TZ set to Japan Oracle Enterprise Manager 10g Application Server Control 90400 Copyright (c) 2002 2003 Oracle Corporation All rights reserved Starting Oracle 10g Application Server Control started

OracleAS Portalの起動が完了しましたOracleAS Portalの提供するすべてのサービス

が使用可能になりした

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 39

OracleAS Portalの停止

OracleAS Portalを停止するための手順は次の通りです

1 ユーザー「oracleas」でログインして適切な環境変数を設定 $ portal_env

2 Application Server Controlの停止 $ emctl stop iasconsole TZ set to Japan Oracle Enterprise Manager 10g Application Server Control 90400 Copyright (c) 2002 2003 Oracle Corporation All rights reserved Stopping Oracle 10g Application Server Control Stopped

3 OracleAS Portalの提供するサービスの停止 $ $ORACLE_HOMEopmnbinopmnctl stopall opmnctl stopping opmn and all managed processes

4 OracleAS Infrastructureの停止(OracleAS Infrastructureも停止したい場合)

OracleAS Portalの停止が完了しました

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 40

運用上の注意 インストール後に必要な注意点について記述します

PDKについて

OracleAS Portalの提供するポータルフレームワークではポータルページは「ポー

トレット」と呼ばれるモジュールによって構成されます

既存社内

システム

シングル

サインオン

検索フォーム

OTN Japan

ポートレットの開発は OracleAS Portal が提

ますがPDK(Portal Developer Kit)と呼ばれ

細かく応じたポートレットを作成すること

ルページの構築を可能にする「Web Clipp

トやその他いくつかのサンプルも含まれ

PDK を使用する場合には最新版を Ora

URL(もしくはサポートセンター)から入手し

httpotnoraclecojptechportletindexhtml

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal

ポートレッ

Excite Japan 天気予報

日経BP

BizTech News

Portal Web アプリケーション

コンテンツ管理

供するウィザードによって行うこともでき

る開発キットを用いることでニーズにきめ

もできますまた PDK には効率的なポータ

ing」や「Omni Portlet」といったポートレッ

ます

cle Technology Network Japan (OTN)の次の

てください

編~ 41

Portalスキーマのパスワードの変更

OracleAS Portal を運用するにあたってはPortal スキーマ (デフォルトでは Metadata

Repository と同一の DB インスタンスのスキーマ「portal」にPortal リポジトリが作成

されます)に SQLPlus でログインして作業を行う必要がある場合がありますPortal

スキーマのパスワードはインストール直後はランダムな値に設定されていますその値

は Oracle Internet Directory(OID)に格納されているので管理ツール Oracle Directory

Manageを使用して確認することができます

① Oracle Directory Managerの起動

まず OracleAS Infrastructure で Oracle Directory Manager を起動しますユーザー

「oracleas」でログインしOracleAS Infrastructure用の適切な環境変数を設定して

次のコマンドを実行します

$ infra_env $ $ORACLE_HOMEbinoidadmin

② ログイン画面

次のようなログイン画面が表示されます

初めて Oracle Directory Manager から OID にアクセスする際にはOID が稼動して

いるサーバのホスト名などの情報を入力する必要があります アイコンをクリ

ックしてくださいなお 2 回目移行のアクセスでは②~⑤の手順は省略されます

③ OIDの登録

編集する OIDを登録するための画面が表示されます

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 42

「追加」をクリックしてください

④ OIDの情報の入力

OIDが稼動しているホスト名とポート番号を入力する画面が表示されます

「サーバー」には OracleAS Infrastructureをインストールしたマシンの名前を「ltホ

スト名gtltドメイン名gt」形式で入力してください「ポート」には「インストール

後の確認」の「サービスのポートの確認」で確認した「Oracle Internet Directory

port」の値を入力してください(デフォルトでは「3060」です)入力が完了したら

「OK」をクリックします

⑤ OIDの選択

Oracle Directory Managerで編集する OIDを選択します

今入力したホスト名とポート番号が表示されている列を選択して反転させて「選

択」をクリックします

⑥ OIDへのログイン

ユーザー名パスワードを入力します

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 43

「ユーザー」に OID の管理ユーザーである「orcladmin」「パスワード」には

OracleAS Infrastructure のインストール中に「ias_admin」のパスワードとして指定し

た値(今回は「oracle10g」)を入力して「ログイン」をクリックしてください

⑦ Portalスキーマのパスワードの格納されているエントリ

次のような OIDの初期画面が表示されます

画面左側のナビゲータペインを次のように辿ってください

エントリ管理

gt cn=OracleContext

gt cn=Products

gt cn=IAS

gtcn=IAS Infrastructure Database

gt orclReferenceName=iasdbltInfrastructureのドメイン名gt

gt OrclResourceName=Portal

gt orclpasswordattribute

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 44

⑧ Portalスキーマのパスワードの確認

画面右側の属性「orclpasswordattribute」の値が「Portal」スキーマのパスワードを示

しています

また Portal スキーマのパスワードを変更する場合一般的な DB のスキーマのように

SQLPlusなどから直接変更してはいけませんPortalスキーマのパスワードの情報は

mod_plsql の DAD などでも保持されておりそれらに対しても同時に変更を反映する

必要がありますそのため Portal スキーマや SSO のパスワードの変更はApplication

Server Control から行いますSSO スキーマのパスワードの変更方法については

「Oracle Application Server 10g(904) for Linux x86 インストール手順 ~Infrastructure編

~」を参照してくださいPotalスキーマのパスワードの変更方法は次の通りです

① インスタンスのホームページの表示

WebブラウザでApplication Server Controlのインスタンスのホームページにアクセ

スします

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 45

「Infrastructure」タブを表示してください

② 「Infrastructure」タブの表示

「Infrastructure」タブが表示されます

ページ左下のリンク「スキーマパスワードの変更」をクリックします

③ パスワードの変更画面の表示

パスワードの変更画面が表示されます

パスワードの変更画面で「PORTAL」にチェックをつけて選択し「パスワード」

及び「パスワードの確認」項目に設定したいパスワードを入力します入力が完

了したら「OK」をクリックします

④ パスワードの変更結果の確認画面の表示

パスワードの変更結果の確認画面が表示されます

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 46

⑤ インスタンスのホームページの表示

Portalスキーマのパスワードを変更した場合Oracle HTTP Serverを再起動する必要

があります再びインスタンスのホームページにアクセスしてください

「HTTP Server」にチェックをつけて選択し「再起動」をクリックしてください

⑥ Oracle HTTP Serverの再起動

次のような確認画面が表示されます

「はい」をクリックしてください

⑦ 再起動の処理中

再起動中は次のような画面が表示されます再起動が完了するまで暫くお待ちく

ださい

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 47

⑧ 再起動の完了

再起動が完了すると次のような画面が表示されます

これで Portalスキーマのパスワード変更が完了しました

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 48

アンインストール インストールした OracleAS Portalをアンインストールする手順は次の通りです

アンインストール作業

1 コンポーネントの停止

「サービスの起動停止」の章を参照してOracleAS Portal を停止しますなお

OracleAS Infrastructureは必ず起動しておいて下さい

2 インストーラの起動

インストールユーザー「oracleas」でログインして次のコマンドを実行しOracle

Universal Installerを起動します $ mntcdromrunInstaller

3 「ようこそ」画面

「製品の削除」をクリックします

4 削除するインスタンスの指定

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 49

削除するインスタンスをチェックします

今回は「portal」をチェックして「削除」をクリックします

5 確認ダイアログ

削除するコンポーネントの詳細が表示されます

「はい」をクリックしてください

6 削除ダイアログ

次のようなダイアログで削除の進行状況が表示されます

7 削除完了ダイアログ

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 50

削除が完了すると次のようなダイアログが表示されます

「閉じる」をクリックします

8 インストーラの終了

「取消」をクリックして OUIを終了します

9 ファイルディレクトリの削除

インストーラでは削除されないファイルやディレクトリがありますので手動で

削除します

① ORACLEホームディレクトリ

rootユーザーログインして削除した Oracle Application Serverインスタンスの

ORACLE ホームディレクトリを削除します次のコマンドを実行してくだ

さい $ su Password rm ndashrf optoracleproduct904portal

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 51

② etcoratabの削除済みインスタンスのエントリ

etcoratabファイルから削除したインスタンスに関する記述を削除します $ vi etcoratab This file is used by ORACLE utilities It is created by rootsh and updated by the Database Configuration Assistant when creating a database A colon is used as the field terminator A new line terminates the entry Lines beginning with a pound sign are comments Entries are of the form $ORACLE_SID$ORACLE_HOMEltN|Ygt The first and second fields are the system identifier and home directory of the database respectively The third filed indicates to the dbstart utility that the database should Y or should not N be brought up at system boot time Multiple entries with the same $ORACLE_SID are not allowed optoracleproduct904portalN この行を削除

10 OIDから OracleASインスタンス情報を削除

OracleAS Infrastructureの Oracle Internet Directory(OID)のエントリに格納されてい

るOracleASインスタンス情報を手動で削除します

ユーザー「oracleas」で OracleAS Infrastructure用に環境変数を設定して次のコマ

ンドを実行します $ ldapdelete -h ltOIDのホスト名gt -p ltOIDのポート番号gt -D cn=orcladmin -w ltorcladminのパスワードgt -x orclApplicationCommonName=ltOracleASインスタンス名gt cn=IAS Instancescn=IAScn=Productscn=OracleContext

ここでltOID のホスト名gtltOID のポート番号gtltorcladmin のパスワードgtは

インストール時に指定した OIDに関する情報と同じです

ltOracleAS インスタンス IDgtについては「管理ツール Application Server Control

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 52

の確認」で確認したltOracleAS インスタンス名gtltマシンのホスト名gtltマシン

のドメイン名gt(例 「portalportal21mycompanycom」)となります

例 $ ldapdelete -h portal21mycompanycom -p 3060 -D cn=orcladmin -w oracle10g -x orclapplicationcommonname=portalportal21mycompanycom cn=IAS Instancescn=IAScn=Productscn=OracleContext

OID に格納されている OracleAS インスタンスの情報はここで使用したコマ

ンドラインのツール「ldapdelete」の代わりにOracle Directory Manager で確認

および変更することもできますOracle Directory Manager の起動方法について

は「Oracle Application Server 10g for Linux インストール手順 ~Infrastructure編

~」の「運用上の注意」を参照してください

「エントリ管理」項目の「 cn=OracleContex cn=Products cn=IAS cn=IAS

Instances」の下の各エントリにOracleAS Infrastructure に関連付けられた

OracleAS インスタンスの情報が格納されています各エントリの属性

「orclapplicationcommonname」にOracleAS インスタンスの名前が格納されて

いますアンインストールした OracleAS インスタンスの情報が格納されている

エントリをクリックして選択し アイコンをクリックすると削除することが

できます

11 OracleAS Single Sign-Onのパートナアプリケーション情報を削除

OracleAS Single Sign-On にパートナアプリケーションとして登録されている

OracleAS Portalの情報を手動で削除します

① OracleAS Single Sign-Onへのアクセス

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 53

ブラウザを起動し次の URLにアクセスしてください

httpltホスト名ドメイン名gtltポート番号gtplsorasso

ltホスト名gtltドメイン名gtについてはOracleAS Infrastructure の Oracle HTTP

Server にアクセスするための値となります次のような画面が表示されます

画面右上の「ログイン」をクリックしてください

② OracleAS Single Sign-Onへのログイン

次のような OracleAS Single Sign-Onのログイン画面が表示されます

ユーザー名orcladmin

パスワード OracleAS Infrastructure のインストール時に指定した

「ias_admin」のパスワード(今回は「oracle10g」)

と入力してください ③ OracleAS Single Sign-Onのトップページ

OracleAS Single Sign-Onのトップページが表示されます

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 54

画面上方の「SSO Server管理」をクリックしてください

④ OracleAS Single Sign-Onの管理画面

3つの管理項目が表示されます

中央の「パートナアプリケーションの管理」をクリックしてください

⑤ パートナアプリケーションの管理

パートナアプリケーションの一覧が表示されます

ここでアンインストールした OracleAS Portalの情報を削除しますlt今回イン

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 55

ストールした Middle-Tierの OracleASインスタンス名gtltマシンのホスト名gtlt

マシンのドメイン名gt(例 「portalportal21mycompanycom」)と表記されてい

るパートナアプリケーション及び今回インストールした OracleAS

Portal(例 「Oracle Portal(portal)」)と表記されているパートナアプリケーシ

ョンの 2つについて左側の「 」アイコンをクリックして削除します

⑥ 確認画面

それぞれ次のような確認画面が表示されますので「はい」をクリックします

この作業を正確に行わないと次回以降の Middle-Tier のインストールで構成ツ

ールの実行に失敗する場合があります

12 OracleASインスタンス情報の確認

アンインストールした OracleASインスタンスの情報がOracleAS Infrastructureに

残っていないことを確認します

① Application Server Controlへのアクセス

ブラウザを起動し次の URLにアクセスしてください

httpltホスト名ドメイン名gtltポート番号gt

ltホスト名gtltドメイン名gtltポート番号gtについては OracleAS Infrastructure の

Application Server Controlにアクセスするための値を入力してくださいログイ

ンダイアログが表示されます

ユーザー名ias_admin

パスワードOracleAS Infrastructure のインストール時に指定した「ias_admin」の

パスワード(今回は「oracle10g」)

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 56

と入力してください

② 次の画面が表示されます

ここで「スタンドアロンインスタンス」項目に表示されるリンクにアンイ

ンストールした OracleAS インスタンスの名前が存在しないことを確認してくだ

さい存在していない場合はアンインストール作業は完了ですもし存在し

ている場合は次の手順に進んでください

③ Middle-Tierの OracleASインスタンス情報の手動削除

Middle-Tier のインストールを強制終了した場合などMiddle-Tier の情報が残っ

ていることがありますその場合はユーザー「oracleas」でログインし

OracleAS Infrastructure 用の適切な環境変数を設定して次のコマンドを実行し

ます $ infra_env $ $ORACLE_HOMEdcmbindcmctl destroyinstance ndashi ltOracleASインスタンス名gt

ここでlt OracleAS インスタンス名gtは削除する OracleAS インスタンス名です

以上で OracleASのMiddle-Tierのアンインストールは完了です

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 57

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ります日本オラクル社は本書の内容に関していかなる保証もいたしませんまた本書の内容に

関連したいかなる損害についても責任を負いかねます Oracle は米国 Oracle Corporation の登録商標です文中に参照されている各製品名及びサー

ビス名は米国 Oracle Corporation の商標または登録商標ですその他の製品名及びサービス名はそれぞれの所有者の商標または登録商標の可能性があります

  • はじめに
  • 目次
    • 前提
      • インストール概要
      • インストール
        • インストール事前準備
          • ハードウェア要件の確認
          • ソフトウェア要件の確認(Red Hat Enterprise Linux21の場合)
          • ソフトウェア要件の確認(Red Hat Enterprise Linux 30の場合)
          • ソフトウェア要件の確認(MIRACLE LINUX Standard Edition V21の場合)
          • カーネルパラメータの設定
          • ホスト名の確認
          • インストールするOSユーザー作成
            • インストール作業
            • インストール後の確認
              • サービスのポート番号の確認
              • OracleAS Portalの「ようこそ」画面の確認
              • Web管理コンソールApplication Server Controlの確認
                  • サービスの起動停止
                    • インストールユーザーの環境変数の設定
                    • OracleAS Portalの起動
                    • OracleAS Portalの停止
                      • 運用上の注意
                        • PDKについて
                        • Portalスキーマのパスワードの変更
                          • アンインストール
                            • アンインストール作業

この画面からOracleAS Portal の各コンポーネントの起動停止や設定変更ア

プリケーションのデプロイなどの管理作業を行うことができますなお後述の

ようにコンポーネントの起動停止はコマンドラインのツール「opmnctl」か

ら行うことも可能ですまた設定の変更やアプリケーションのデプロイはコ

マンドラインのツール「dcmctl」から行うことも可能です

OracleAS Portal をインストールした直後はOracleAS Portal が提供するすべて

のサービスが起動しています

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 37

サービスの起動停止 OracleAS Portalを起動停止するための手順を紹介します

インストールユーザーの環境変数の設定 各サービスを起動停止するためにはユーザー「oracleas」でログインした後適切

な環境変数を設定する必要があります次のファイル「portal_env」は環境変数設定

の一例です export LANG=ja_JPeucJP export ORACLE_SID=asdb export ORACLE_HOME=optoracleproduct904portal export LD_LIBRARY_PATH=$ORACLE_HOMElib$LD_LIBRARY_PATH export PATH=usrbinusrlocalbinbinusrX11R6bin $ORACLE_HOMEbin$ORACLE_HOMEopmnbin$ORACLE_HOMEdcmbin $PATH export NLS_LANG=Japanese_JapanJA16EUC

「usrbin」が環境変数 PATH に含まれる最初のディレクトリとなるよう設定してくだ

さい

環境変数を設定するためには次のコマンドを実行してください $ portal_env

設定した環境変数を確認するためには次のコマンドを実行してください $ env

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 38

OracleAS Portalの起動 OracleAS Portalを起動するための手順は次の通りです

1 OracleAS Infrastructureの起動(OracleAS Infrastructureが起動していない場合)

2 ユーザー「oracleas」でログインして適切な環境変数を設定 $ portal_env

3 OracleAS Portalの提供するサービスの起動 $ $ORACLE_HOMEopmnbinopmnctl startall opmnctl starting opmn and all managed processes

4 Application Server Controlの起動 $ emctl start iasconsole TZ set to Japan Oracle Enterprise Manager 10g Application Server Control 90400 Copyright (c) 2002 2003 Oracle Corporation All rights reserved Starting Oracle 10g Application Server Control started

OracleAS Portalの起動が完了しましたOracleAS Portalの提供するすべてのサービス

が使用可能になりした

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 39

OracleAS Portalの停止

OracleAS Portalを停止するための手順は次の通りです

1 ユーザー「oracleas」でログインして適切な環境変数を設定 $ portal_env

2 Application Server Controlの停止 $ emctl stop iasconsole TZ set to Japan Oracle Enterprise Manager 10g Application Server Control 90400 Copyright (c) 2002 2003 Oracle Corporation All rights reserved Stopping Oracle 10g Application Server Control Stopped

3 OracleAS Portalの提供するサービスの停止 $ $ORACLE_HOMEopmnbinopmnctl stopall opmnctl stopping opmn and all managed processes

4 OracleAS Infrastructureの停止(OracleAS Infrastructureも停止したい場合)

OracleAS Portalの停止が完了しました

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 40

運用上の注意 インストール後に必要な注意点について記述します

PDKについて

OracleAS Portalの提供するポータルフレームワークではポータルページは「ポー

トレット」と呼ばれるモジュールによって構成されます

既存社内

システム

シングル

サインオン

検索フォーム

OTN Japan

ポートレットの開発は OracleAS Portal が提

ますがPDK(Portal Developer Kit)と呼ばれ

細かく応じたポートレットを作成すること

ルページの構築を可能にする「Web Clipp

トやその他いくつかのサンプルも含まれ

PDK を使用する場合には最新版を Ora

URL(もしくはサポートセンター)から入手し

httpotnoraclecojptechportletindexhtml

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal

ポートレッ

Excite Japan 天気予報

日経BP

BizTech News

Portal Web アプリケーション

コンテンツ管理

供するウィザードによって行うこともでき

る開発キットを用いることでニーズにきめ

もできますまた PDK には効率的なポータ

ing」や「Omni Portlet」といったポートレッ

ます

cle Technology Network Japan (OTN)の次の

てください

編~ 41

Portalスキーマのパスワードの変更

OracleAS Portal を運用するにあたってはPortal スキーマ (デフォルトでは Metadata

Repository と同一の DB インスタンスのスキーマ「portal」にPortal リポジトリが作成

されます)に SQLPlus でログインして作業を行う必要がある場合がありますPortal

スキーマのパスワードはインストール直後はランダムな値に設定されていますその値

は Oracle Internet Directory(OID)に格納されているので管理ツール Oracle Directory

Manageを使用して確認することができます

① Oracle Directory Managerの起動

まず OracleAS Infrastructure で Oracle Directory Manager を起動しますユーザー

「oracleas」でログインしOracleAS Infrastructure用の適切な環境変数を設定して

次のコマンドを実行します

$ infra_env $ $ORACLE_HOMEbinoidadmin

② ログイン画面

次のようなログイン画面が表示されます

初めて Oracle Directory Manager から OID にアクセスする際にはOID が稼動して

いるサーバのホスト名などの情報を入力する必要があります アイコンをクリ

ックしてくださいなお 2 回目移行のアクセスでは②~⑤の手順は省略されます

③ OIDの登録

編集する OIDを登録するための画面が表示されます

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 42

「追加」をクリックしてください

④ OIDの情報の入力

OIDが稼動しているホスト名とポート番号を入力する画面が表示されます

「サーバー」には OracleAS Infrastructureをインストールしたマシンの名前を「ltホ

スト名gtltドメイン名gt」形式で入力してください「ポート」には「インストール

後の確認」の「サービスのポートの確認」で確認した「Oracle Internet Directory

port」の値を入力してください(デフォルトでは「3060」です)入力が完了したら

「OK」をクリックします

⑤ OIDの選択

Oracle Directory Managerで編集する OIDを選択します

今入力したホスト名とポート番号が表示されている列を選択して反転させて「選

択」をクリックします

⑥ OIDへのログイン

ユーザー名パスワードを入力します

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 43

「ユーザー」に OID の管理ユーザーである「orcladmin」「パスワード」には

OracleAS Infrastructure のインストール中に「ias_admin」のパスワードとして指定し

た値(今回は「oracle10g」)を入力して「ログイン」をクリックしてください

⑦ Portalスキーマのパスワードの格納されているエントリ

次のような OIDの初期画面が表示されます

画面左側のナビゲータペインを次のように辿ってください

エントリ管理

gt cn=OracleContext

gt cn=Products

gt cn=IAS

gtcn=IAS Infrastructure Database

gt orclReferenceName=iasdbltInfrastructureのドメイン名gt

gt OrclResourceName=Portal

gt orclpasswordattribute

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 44

⑧ Portalスキーマのパスワードの確認

画面右側の属性「orclpasswordattribute」の値が「Portal」スキーマのパスワードを示

しています

また Portal スキーマのパスワードを変更する場合一般的な DB のスキーマのように

SQLPlusなどから直接変更してはいけませんPortalスキーマのパスワードの情報は

mod_plsql の DAD などでも保持されておりそれらに対しても同時に変更を反映する

必要がありますそのため Portal スキーマや SSO のパスワードの変更はApplication

Server Control から行いますSSO スキーマのパスワードの変更方法については

「Oracle Application Server 10g(904) for Linux x86 インストール手順 ~Infrastructure編

~」を参照してくださいPotalスキーマのパスワードの変更方法は次の通りです

① インスタンスのホームページの表示

WebブラウザでApplication Server Controlのインスタンスのホームページにアクセ

スします

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 45

「Infrastructure」タブを表示してください

② 「Infrastructure」タブの表示

「Infrastructure」タブが表示されます

ページ左下のリンク「スキーマパスワードの変更」をクリックします

③ パスワードの変更画面の表示

パスワードの変更画面が表示されます

パスワードの変更画面で「PORTAL」にチェックをつけて選択し「パスワード」

及び「パスワードの確認」項目に設定したいパスワードを入力します入力が完

了したら「OK」をクリックします

④ パスワードの変更結果の確認画面の表示

パスワードの変更結果の確認画面が表示されます

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 46

⑤ インスタンスのホームページの表示

Portalスキーマのパスワードを変更した場合Oracle HTTP Serverを再起動する必要

があります再びインスタンスのホームページにアクセスしてください

「HTTP Server」にチェックをつけて選択し「再起動」をクリックしてください

⑥ Oracle HTTP Serverの再起動

次のような確認画面が表示されます

「はい」をクリックしてください

⑦ 再起動の処理中

再起動中は次のような画面が表示されます再起動が完了するまで暫くお待ちく

ださい

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 47

⑧ 再起動の完了

再起動が完了すると次のような画面が表示されます

これで Portalスキーマのパスワード変更が完了しました

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 48

アンインストール インストールした OracleAS Portalをアンインストールする手順は次の通りです

アンインストール作業

1 コンポーネントの停止

「サービスの起動停止」の章を参照してOracleAS Portal を停止しますなお

OracleAS Infrastructureは必ず起動しておいて下さい

2 インストーラの起動

インストールユーザー「oracleas」でログインして次のコマンドを実行しOracle

Universal Installerを起動します $ mntcdromrunInstaller

3 「ようこそ」画面

「製品の削除」をクリックします

4 削除するインスタンスの指定

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 49

削除するインスタンスをチェックします

今回は「portal」をチェックして「削除」をクリックします

5 確認ダイアログ

削除するコンポーネントの詳細が表示されます

「はい」をクリックしてください

6 削除ダイアログ

次のようなダイアログで削除の進行状況が表示されます

7 削除完了ダイアログ

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 50

削除が完了すると次のようなダイアログが表示されます

「閉じる」をクリックします

8 インストーラの終了

「取消」をクリックして OUIを終了します

9 ファイルディレクトリの削除

インストーラでは削除されないファイルやディレクトリがありますので手動で

削除します

① ORACLEホームディレクトリ

rootユーザーログインして削除した Oracle Application Serverインスタンスの

ORACLE ホームディレクトリを削除します次のコマンドを実行してくだ

さい $ su Password rm ndashrf optoracleproduct904portal

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 51

② etcoratabの削除済みインスタンスのエントリ

etcoratabファイルから削除したインスタンスに関する記述を削除します $ vi etcoratab This file is used by ORACLE utilities It is created by rootsh and updated by the Database Configuration Assistant when creating a database A colon is used as the field terminator A new line terminates the entry Lines beginning with a pound sign are comments Entries are of the form $ORACLE_SID$ORACLE_HOMEltN|Ygt The first and second fields are the system identifier and home directory of the database respectively The third filed indicates to the dbstart utility that the database should Y or should not N be brought up at system boot time Multiple entries with the same $ORACLE_SID are not allowed optoracleproduct904portalN この行を削除

10 OIDから OracleASインスタンス情報を削除

OracleAS Infrastructureの Oracle Internet Directory(OID)のエントリに格納されてい

るOracleASインスタンス情報を手動で削除します

ユーザー「oracleas」で OracleAS Infrastructure用に環境変数を設定して次のコマ

ンドを実行します $ ldapdelete -h ltOIDのホスト名gt -p ltOIDのポート番号gt -D cn=orcladmin -w ltorcladminのパスワードgt -x orclApplicationCommonName=ltOracleASインスタンス名gt cn=IAS Instancescn=IAScn=Productscn=OracleContext

ここでltOID のホスト名gtltOID のポート番号gtltorcladmin のパスワードgtは

インストール時に指定した OIDに関する情報と同じです

ltOracleAS インスタンス IDgtについては「管理ツール Application Server Control

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 52

の確認」で確認したltOracleAS インスタンス名gtltマシンのホスト名gtltマシン

のドメイン名gt(例 「portalportal21mycompanycom」)となります

例 $ ldapdelete -h portal21mycompanycom -p 3060 -D cn=orcladmin -w oracle10g -x orclapplicationcommonname=portalportal21mycompanycom cn=IAS Instancescn=IAScn=Productscn=OracleContext

OID に格納されている OracleAS インスタンスの情報はここで使用したコマ

ンドラインのツール「ldapdelete」の代わりにOracle Directory Manager で確認

および変更することもできますOracle Directory Manager の起動方法について

は「Oracle Application Server 10g for Linux インストール手順 ~Infrastructure編

~」の「運用上の注意」を参照してください

「エントリ管理」項目の「 cn=OracleContex cn=Products cn=IAS cn=IAS

Instances」の下の各エントリにOracleAS Infrastructure に関連付けられた

OracleAS インスタンスの情報が格納されています各エントリの属性

「orclapplicationcommonname」にOracleAS インスタンスの名前が格納されて

いますアンインストールした OracleAS インスタンスの情報が格納されている

エントリをクリックして選択し アイコンをクリックすると削除することが

できます

11 OracleAS Single Sign-Onのパートナアプリケーション情報を削除

OracleAS Single Sign-On にパートナアプリケーションとして登録されている

OracleAS Portalの情報を手動で削除します

① OracleAS Single Sign-Onへのアクセス

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 53

ブラウザを起動し次の URLにアクセスしてください

httpltホスト名ドメイン名gtltポート番号gtplsorasso

ltホスト名gtltドメイン名gtについてはOracleAS Infrastructure の Oracle HTTP

Server にアクセスするための値となります次のような画面が表示されます

画面右上の「ログイン」をクリックしてください

② OracleAS Single Sign-Onへのログイン

次のような OracleAS Single Sign-Onのログイン画面が表示されます

ユーザー名orcladmin

パスワード OracleAS Infrastructure のインストール時に指定した

「ias_admin」のパスワード(今回は「oracle10g」)

と入力してください ③ OracleAS Single Sign-Onのトップページ

OracleAS Single Sign-Onのトップページが表示されます

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 54

画面上方の「SSO Server管理」をクリックしてください

④ OracleAS Single Sign-Onの管理画面

3つの管理項目が表示されます

中央の「パートナアプリケーションの管理」をクリックしてください

⑤ パートナアプリケーションの管理

パートナアプリケーションの一覧が表示されます

ここでアンインストールした OracleAS Portalの情報を削除しますlt今回イン

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 55

ストールした Middle-Tierの OracleASインスタンス名gtltマシンのホスト名gtlt

マシンのドメイン名gt(例 「portalportal21mycompanycom」)と表記されてい

るパートナアプリケーション及び今回インストールした OracleAS

Portal(例 「Oracle Portal(portal)」)と表記されているパートナアプリケーシ

ョンの 2つについて左側の「 」アイコンをクリックして削除します

⑥ 確認画面

それぞれ次のような確認画面が表示されますので「はい」をクリックします

この作業を正確に行わないと次回以降の Middle-Tier のインストールで構成ツ

ールの実行に失敗する場合があります

12 OracleASインスタンス情報の確認

アンインストールした OracleASインスタンスの情報がOracleAS Infrastructureに

残っていないことを確認します

① Application Server Controlへのアクセス

ブラウザを起動し次の URLにアクセスしてください

httpltホスト名ドメイン名gtltポート番号gt

ltホスト名gtltドメイン名gtltポート番号gtについては OracleAS Infrastructure の

Application Server Controlにアクセスするための値を入力してくださいログイ

ンダイアログが表示されます

ユーザー名ias_admin

パスワードOracleAS Infrastructure のインストール時に指定した「ias_admin」の

パスワード(今回は「oracle10g」)

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 56

と入力してください

② 次の画面が表示されます

ここで「スタンドアロンインスタンス」項目に表示されるリンクにアンイ

ンストールした OracleAS インスタンスの名前が存在しないことを確認してくだ

さい存在していない場合はアンインストール作業は完了ですもし存在し

ている場合は次の手順に進んでください

③ Middle-Tierの OracleASインスタンス情報の手動削除

Middle-Tier のインストールを強制終了した場合などMiddle-Tier の情報が残っ

ていることがありますその場合はユーザー「oracleas」でログインし

OracleAS Infrastructure 用の適切な環境変数を設定して次のコマンドを実行し

ます $ infra_env $ $ORACLE_HOMEdcmbindcmctl destroyinstance ndashi ltOracleASインスタンス名gt

ここでlt OracleAS インスタンス名gtは削除する OracleAS インスタンス名です

以上で OracleASのMiddle-Tierのアンインストールは完了です

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 57

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無断転載を禁ず この文書はあくまでも参考資料であり掲載されている情報は予告なしに変更されることがあ

ります日本オラクル社は本書の内容に関していかなる保証もいたしませんまた本書の内容に

関連したいかなる損害についても責任を負いかねます Oracle は米国 Oracle Corporation の登録商標です文中に参照されている各製品名及びサー

ビス名は米国 Oracle Corporation の商標または登録商標ですその他の製品名及びサービス名はそれぞれの所有者の商標または登録商標の可能性があります

  • はじめに
  • 目次
    • 前提
      • インストール概要
      • インストール
        • インストール事前準備
          • ハードウェア要件の確認
          • ソフトウェア要件の確認(Red Hat Enterprise Linux21の場合)
          • ソフトウェア要件の確認(Red Hat Enterprise Linux 30の場合)
          • ソフトウェア要件の確認(MIRACLE LINUX Standard Edition V21の場合)
          • カーネルパラメータの設定
          • ホスト名の確認
          • インストールするOSユーザー作成
            • インストール作業
            • インストール後の確認
              • サービスのポート番号の確認
              • OracleAS Portalの「ようこそ」画面の確認
              • Web管理コンソールApplication Server Controlの確認
                  • サービスの起動停止
                    • インストールユーザーの環境変数の設定
                    • OracleAS Portalの起動
                    • OracleAS Portalの停止
                      • 運用上の注意
                        • PDKについて
                        • Portalスキーマのパスワードの変更
                          • アンインストール
                            • アンインストール作業

サービスの起動停止 OracleAS Portalを起動停止するための手順を紹介します

インストールユーザーの環境変数の設定 各サービスを起動停止するためにはユーザー「oracleas」でログインした後適切

な環境変数を設定する必要があります次のファイル「portal_env」は環境変数設定

の一例です export LANG=ja_JPeucJP export ORACLE_SID=asdb export ORACLE_HOME=optoracleproduct904portal export LD_LIBRARY_PATH=$ORACLE_HOMElib$LD_LIBRARY_PATH export PATH=usrbinusrlocalbinbinusrX11R6bin $ORACLE_HOMEbin$ORACLE_HOMEopmnbin$ORACLE_HOMEdcmbin $PATH export NLS_LANG=Japanese_JapanJA16EUC

「usrbin」が環境変数 PATH に含まれる最初のディレクトリとなるよう設定してくだ

さい

環境変数を設定するためには次のコマンドを実行してください $ portal_env

設定した環境変数を確認するためには次のコマンドを実行してください $ env

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 38

OracleAS Portalの起動 OracleAS Portalを起動するための手順は次の通りです

1 OracleAS Infrastructureの起動(OracleAS Infrastructureが起動していない場合)

2 ユーザー「oracleas」でログインして適切な環境変数を設定 $ portal_env

3 OracleAS Portalの提供するサービスの起動 $ $ORACLE_HOMEopmnbinopmnctl startall opmnctl starting opmn and all managed processes

4 Application Server Controlの起動 $ emctl start iasconsole TZ set to Japan Oracle Enterprise Manager 10g Application Server Control 90400 Copyright (c) 2002 2003 Oracle Corporation All rights reserved Starting Oracle 10g Application Server Control started

OracleAS Portalの起動が完了しましたOracleAS Portalの提供するすべてのサービス

が使用可能になりした

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 39

OracleAS Portalの停止

OracleAS Portalを停止するための手順は次の通りです

1 ユーザー「oracleas」でログインして適切な環境変数を設定 $ portal_env

2 Application Server Controlの停止 $ emctl stop iasconsole TZ set to Japan Oracle Enterprise Manager 10g Application Server Control 90400 Copyright (c) 2002 2003 Oracle Corporation All rights reserved Stopping Oracle 10g Application Server Control Stopped

3 OracleAS Portalの提供するサービスの停止 $ $ORACLE_HOMEopmnbinopmnctl stopall opmnctl stopping opmn and all managed processes

4 OracleAS Infrastructureの停止(OracleAS Infrastructureも停止したい場合)

OracleAS Portalの停止が完了しました

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 40

運用上の注意 インストール後に必要な注意点について記述します

PDKについて

OracleAS Portalの提供するポータルフレームワークではポータルページは「ポー

トレット」と呼ばれるモジュールによって構成されます

既存社内

システム

シングル

サインオン

検索フォーム

OTN Japan

ポートレットの開発は OracleAS Portal が提

ますがPDK(Portal Developer Kit)と呼ばれ

細かく応じたポートレットを作成すること

ルページの構築を可能にする「Web Clipp

トやその他いくつかのサンプルも含まれ

PDK を使用する場合には最新版を Ora

URL(もしくはサポートセンター)から入手し

httpotnoraclecojptechportletindexhtml

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal

ポートレッ

Excite Japan 天気予報

日経BP

BizTech News

Portal Web アプリケーション

コンテンツ管理

供するウィザードによって行うこともでき

る開発キットを用いることでニーズにきめ

もできますまた PDK には効率的なポータ

ing」や「Omni Portlet」といったポートレッ

ます

cle Technology Network Japan (OTN)の次の

てください

編~ 41

Portalスキーマのパスワードの変更

OracleAS Portal を運用するにあたってはPortal スキーマ (デフォルトでは Metadata

Repository と同一の DB インスタンスのスキーマ「portal」にPortal リポジトリが作成

されます)に SQLPlus でログインして作業を行う必要がある場合がありますPortal

スキーマのパスワードはインストール直後はランダムな値に設定されていますその値

は Oracle Internet Directory(OID)に格納されているので管理ツール Oracle Directory

Manageを使用して確認することができます

① Oracle Directory Managerの起動

まず OracleAS Infrastructure で Oracle Directory Manager を起動しますユーザー

「oracleas」でログインしOracleAS Infrastructure用の適切な環境変数を設定して

次のコマンドを実行します

$ infra_env $ $ORACLE_HOMEbinoidadmin

② ログイン画面

次のようなログイン画面が表示されます

初めて Oracle Directory Manager から OID にアクセスする際にはOID が稼動して

いるサーバのホスト名などの情報を入力する必要があります アイコンをクリ

ックしてくださいなお 2 回目移行のアクセスでは②~⑤の手順は省略されます

③ OIDの登録

編集する OIDを登録するための画面が表示されます

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 42

「追加」をクリックしてください

④ OIDの情報の入力

OIDが稼動しているホスト名とポート番号を入力する画面が表示されます

「サーバー」には OracleAS Infrastructureをインストールしたマシンの名前を「ltホ

スト名gtltドメイン名gt」形式で入力してください「ポート」には「インストール

後の確認」の「サービスのポートの確認」で確認した「Oracle Internet Directory

port」の値を入力してください(デフォルトでは「3060」です)入力が完了したら

「OK」をクリックします

⑤ OIDの選択

Oracle Directory Managerで編集する OIDを選択します

今入力したホスト名とポート番号が表示されている列を選択して反転させて「選

択」をクリックします

⑥ OIDへのログイン

ユーザー名パスワードを入力します

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 43

「ユーザー」に OID の管理ユーザーである「orcladmin」「パスワード」には

OracleAS Infrastructure のインストール中に「ias_admin」のパスワードとして指定し

た値(今回は「oracle10g」)を入力して「ログイン」をクリックしてください

⑦ Portalスキーマのパスワードの格納されているエントリ

次のような OIDの初期画面が表示されます

画面左側のナビゲータペインを次のように辿ってください

エントリ管理

gt cn=OracleContext

gt cn=Products

gt cn=IAS

gtcn=IAS Infrastructure Database

gt orclReferenceName=iasdbltInfrastructureのドメイン名gt

gt OrclResourceName=Portal

gt orclpasswordattribute

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 44

⑧ Portalスキーマのパスワードの確認

画面右側の属性「orclpasswordattribute」の値が「Portal」スキーマのパスワードを示

しています

また Portal スキーマのパスワードを変更する場合一般的な DB のスキーマのように

SQLPlusなどから直接変更してはいけませんPortalスキーマのパスワードの情報は

mod_plsql の DAD などでも保持されておりそれらに対しても同時に変更を反映する

必要がありますそのため Portal スキーマや SSO のパスワードの変更はApplication

Server Control から行いますSSO スキーマのパスワードの変更方法については

「Oracle Application Server 10g(904) for Linux x86 インストール手順 ~Infrastructure編

~」を参照してくださいPotalスキーマのパスワードの変更方法は次の通りです

① インスタンスのホームページの表示

WebブラウザでApplication Server Controlのインスタンスのホームページにアクセ

スします

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 45

「Infrastructure」タブを表示してください

② 「Infrastructure」タブの表示

「Infrastructure」タブが表示されます

ページ左下のリンク「スキーマパスワードの変更」をクリックします

③ パスワードの変更画面の表示

パスワードの変更画面が表示されます

パスワードの変更画面で「PORTAL」にチェックをつけて選択し「パスワード」

及び「パスワードの確認」項目に設定したいパスワードを入力します入力が完

了したら「OK」をクリックします

④ パスワードの変更結果の確認画面の表示

パスワードの変更結果の確認画面が表示されます

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 46

⑤ インスタンスのホームページの表示

Portalスキーマのパスワードを変更した場合Oracle HTTP Serverを再起動する必要

があります再びインスタンスのホームページにアクセスしてください

「HTTP Server」にチェックをつけて選択し「再起動」をクリックしてください

⑥ Oracle HTTP Serverの再起動

次のような確認画面が表示されます

「はい」をクリックしてください

⑦ 再起動の処理中

再起動中は次のような画面が表示されます再起動が完了するまで暫くお待ちく

ださい

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 47

⑧ 再起動の完了

再起動が完了すると次のような画面が表示されます

これで Portalスキーマのパスワード変更が完了しました

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 48

アンインストール インストールした OracleAS Portalをアンインストールする手順は次の通りです

アンインストール作業

1 コンポーネントの停止

「サービスの起動停止」の章を参照してOracleAS Portal を停止しますなお

OracleAS Infrastructureは必ず起動しておいて下さい

2 インストーラの起動

インストールユーザー「oracleas」でログインして次のコマンドを実行しOracle

Universal Installerを起動します $ mntcdromrunInstaller

3 「ようこそ」画面

「製品の削除」をクリックします

4 削除するインスタンスの指定

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 49

削除するインスタンスをチェックします

今回は「portal」をチェックして「削除」をクリックします

5 確認ダイアログ

削除するコンポーネントの詳細が表示されます

「はい」をクリックしてください

6 削除ダイアログ

次のようなダイアログで削除の進行状況が表示されます

7 削除完了ダイアログ

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 50

削除が完了すると次のようなダイアログが表示されます

「閉じる」をクリックします

8 インストーラの終了

「取消」をクリックして OUIを終了します

9 ファイルディレクトリの削除

インストーラでは削除されないファイルやディレクトリがありますので手動で

削除します

① ORACLEホームディレクトリ

rootユーザーログインして削除した Oracle Application Serverインスタンスの

ORACLE ホームディレクトリを削除します次のコマンドを実行してくだ

さい $ su Password rm ndashrf optoracleproduct904portal

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 51

② etcoratabの削除済みインスタンスのエントリ

etcoratabファイルから削除したインスタンスに関する記述を削除します $ vi etcoratab This file is used by ORACLE utilities It is created by rootsh and updated by the Database Configuration Assistant when creating a database A colon is used as the field terminator A new line terminates the entry Lines beginning with a pound sign are comments Entries are of the form $ORACLE_SID$ORACLE_HOMEltN|Ygt The first and second fields are the system identifier and home directory of the database respectively The third filed indicates to the dbstart utility that the database should Y or should not N be brought up at system boot time Multiple entries with the same $ORACLE_SID are not allowed optoracleproduct904portalN この行を削除

10 OIDから OracleASインスタンス情報を削除

OracleAS Infrastructureの Oracle Internet Directory(OID)のエントリに格納されてい

るOracleASインスタンス情報を手動で削除します

ユーザー「oracleas」で OracleAS Infrastructure用に環境変数を設定して次のコマ

ンドを実行します $ ldapdelete -h ltOIDのホスト名gt -p ltOIDのポート番号gt -D cn=orcladmin -w ltorcladminのパスワードgt -x orclApplicationCommonName=ltOracleASインスタンス名gt cn=IAS Instancescn=IAScn=Productscn=OracleContext

ここでltOID のホスト名gtltOID のポート番号gtltorcladmin のパスワードgtは

インストール時に指定した OIDに関する情報と同じです

ltOracleAS インスタンス IDgtについては「管理ツール Application Server Control

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 52

の確認」で確認したltOracleAS インスタンス名gtltマシンのホスト名gtltマシン

のドメイン名gt(例 「portalportal21mycompanycom」)となります

例 $ ldapdelete -h portal21mycompanycom -p 3060 -D cn=orcladmin -w oracle10g -x orclapplicationcommonname=portalportal21mycompanycom cn=IAS Instancescn=IAScn=Productscn=OracleContext

OID に格納されている OracleAS インスタンスの情報はここで使用したコマ

ンドラインのツール「ldapdelete」の代わりにOracle Directory Manager で確認

および変更することもできますOracle Directory Manager の起動方法について

は「Oracle Application Server 10g for Linux インストール手順 ~Infrastructure編

~」の「運用上の注意」を参照してください

「エントリ管理」項目の「 cn=OracleContex cn=Products cn=IAS cn=IAS

Instances」の下の各エントリにOracleAS Infrastructure に関連付けられた

OracleAS インスタンスの情報が格納されています各エントリの属性

「orclapplicationcommonname」にOracleAS インスタンスの名前が格納されて

いますアンインストールした OracleAS インスタンスの情報が格納されている

エントリをクリックして選択し アイコンをクリックすると削除することが

できます

11 OracleAS Single Sign-Onのパートナアプリケーション情報を削除

OracleAS Single Sign-On にパートナアプリケーションとして登録されている

OracleAS Portalの情報を手動で削除します

① OracleAS Single Sign-Onへのアクセス

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 53

ブラウザを起動し次の URLにアクセスしてください

httpltホスト名ドメイン名gtltポート番号gtplsorasso

ltホスト名gtltドメイン名gtについてはOracleAS Infrastructure の Oracle HTTP

Server にアクセスするための値となります次のような画面が表示されます

画面右上の「ログイン」をクリックしてください

② OracleAS Single Sign-Onへのログイン

次のような OracleAS Single Sign-Onのログイン画面が表示されます

ユーザー名orcladmin

パスワード OracleAS Infrastructure のインストール時に指定した

「ias_admin」のパスワード(今回は「oracle10g」)

と入力してください ③ OracleAS Single Sign-Onのトップページ

OracleAS Single Sign-Onのトップページが表示されます

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 54

画面上方の「SSO Server管理」をクリックしてください

④ OracleAS Single Sign-Onの管理画面

3つの管理項目が表示されます

中央の「パートナアプリケーションの管理」をクリックしてください

⑤ パートナアプリケーションの管理

パートナアプリケーションの一覧が表示されます

ここでアンインストールした OracleAS Portalの情報を削除しますlt今回イン

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 55

ストールした Middle-Tierの OracleASインスタンス名gtltマシンのホスト名gtlt

マシンのドメイン名gt(例 「portalportal21mycompanycom」)と表記されてい

るパートナアプリケーション及び今回インストールした OracleAS

Portal(例 「Oracle Portal(portal)」)と表記されているパートナアプリケーシ

ョンの 2つについて左側の「 」アイコンをクリックして削除します

⑥ 確認画面

それぞれ次のような確認画面が表示されますので「はい」をクリックします

この作業を正確に行わないと次回以降の Middle-Tier のインストールで構成ツ

ールの実行に失敗する場合があります

12 OracleASインスタンス情報の確認

アンインストールした OracleASインスタンスの情報がOracleAS Infrastructureに

残っていないことを確認します

① Application Server Controlへのアクセス

ブラウザを起動し次の URLにアクセスしてください

httpltホスト名ドメイン名gtltポート番号gt

ltホスト名gtltドメイン名gtltポート番号gtについては OracleAS Infrastructure の

Application Server Controlにアクセスするための値を入力してくださいログイ

ンダイアログが表示されます

ユーザー名ias_admin

パスワードOracleAS Infrastructure のインストール時に指定した「ias_admin」の

パスワード(今回は「oracle10g」)

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 56

と入力してください

② 次の画面が表示されます

ここで「スタンドアロンインスタンス」項目に表示されるリンクにアンイ

ンストールした OracleAS インスタンスの名前が存在しないことを確認してくだ

さい存在していない場合はアンインストール作業は完了ですもし存在し

ている場合は次の手順に進んでください

③ Middle-Tierの OracleASインスタンス情報の手動削除

Middle-Tier のインストールを強制終了した場合などMiddle-Tier の情報が残っ

ていることがありますその場合はユーザー「oracleas」でログインし

OracleAS Infrastructure 用の適切な環境変数を設定して次のコマンドを実行し

ます $ infra_env $ $ORACLE_HOMEdcmbindcmctl destroyinstance ndashi ltOracleASインスタンス名gt

ここでlt OracleAS インスタンス名gtは削除する OracleAS インスタンス名です

以上で OracleASのMiddle-Tierのアンインストールは完了です

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 57

日本オラクル株式会社 Copyright copy2004 Oracle Corporation Japan All Rights Reserved

無断転載を禁ず この文書はあくまでも参考資料であり掲載されている情報は予告なしに変更されることがあ

ります日本オラクル社は本書の内容に関していかなる保証もいたしませんまた本書の内容に

関連したいかなる損害についても責任を負いかねます Oracle は米国 Oracle Corporation の登録商標です文中に参照されている各製品名及びサー

ビス名は米国 Oracle Corporation の商標または登録商標ですその他の製品名及びサービス名はそれぞれの所有者の商標または登録商標の可能性があります

  • はじめに
  • 目次
    • 前提
      • インストール概要
      • インストール
        • インストール事前準備
          • ハードウェア要件の確認
          • ソフトウェア要件の確認(Red Hat Enterprise Linux21の場合)
          • ソフトウェア要件の確認(Red Hat Enterprise Linux 30の場合)
          • ソフトウェア要件の確認(MIRACLE LINUX Standard Edition V21の場合)
          • カーネルパラメータの設定
          • ホスト名の確認
          • インストールするOSユーザー作成
            • インストール作業
            • インストール後の確認
              • サービスのポート番号の確認
              • OracleAS Portalの「ようこそ」画面の確認
              • Web管理コンソールApplication Server Controlの確認
                  • サービスの起動停止
                    • インストールユーザーの環境変数の設定
                    • OracleAS Portalの起動
                    • OracleAS Portalの停止
                      • 運用上の注意
                        • PDKについて
                        • Portalスキーマのパスワードの変更
                          • アンインストール
                            • アンインストール作業

OracleAS Portalの起動 OracleAS Portalを起動するための手順は次の通りです

1 OracleAS Infrastructureの起動(OracleAS Infrastructureが起動していない場合)

2 ユーザー「oracleas」でログインして適切な環境変数を設定 $ portal_env

3 OracleAS Portalの提供するサービスの起動 $ $ORACLE_HOMEopmnbinopmnctl startall opmnctl starting opmn and all managed processes

4 Application Server Controlの起動 $ emctl start iasconsole TZ set to Japan Oracle Enterprise Manager 10g Application Server Control 90400 Copyright (c) 2002 2003 Oracle Corporation All rights reserved Starting Oracle 10g Application Server Control started

OracleAS Portalの起動が完了しましたOracleAS Portalの提供するすべてのサービス

が使用可能になりした

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 39

OracleAS Portalの停止

OracleAS Portalを停止するための手順は次の通りです

1 ユーザー「oracleas」でログインして適切な環境変数を設定 $ portal_env

2 Application Server Controlの停止 $ emctl stop iasconsole TZ set to Japan Oracle Enterprise Manager 10g Application Server Control 90400 Copyright (c) 2002 2003 Oracle Corporation All rights reserved Stopping Oracle 10g Application Server Control Stopped

3 OracleAS Portalの提供するサービスの停止 $ $ORACLE_HOMEopmnbinopmnctl stopall opmnctl stopping opmn and all managed processes

4 OracleAS Infrastructureの停止(OracleAS Infrastructureも停止したい場合)

OracleAS Portalの停止が完了しました

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 40

運用上の注意 インストール後に必要な注意点について記述します

PDKについて

OracleAS Portalの提供するポータルフレームワークではポータルページは「ポー

トレット」と呼ばれるモジュールによって構成されます

既存社内

システム

シングル

サインオン

検索フォーム

OTN Japan

ポートレットの開発は OracleAS Portal が提

ますがPDK(Portal Developer Kit)と呼ばれ

細かく応じたポートレットを作成すること

ルページの構築を可能にする「Web Clipp

トやその他いくつかのサンプルも含まれ

PDK を使用する場合には最新版を Ora

URL(もしくはサポートセンター)から入手し

httpotnoraclecojptechportletindexhtml

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal

ポートレッ

Excite Japan 天気予報

日経BP

BizTech News

Portal Web アプリケーション

コンテンツ管理

供するウィザードによって行うこともでき

る開発キットを用いることでニーズにきめ

もできますまた PDK には効率的なポータ

ing」や「Omni Portlet」といったポートレッ

ます

cle Technology Network Japan (OTN)の次の

てください

編~ 41

Portalスキーマのパスワードの変更

OracleAS Portal を運用するにあたってはPortal スキーマ (デフォルトでは Metadata

Repository と同一の DB インスタンスのスキーマ「portal」にPortal リポジトリが作成

されます)に SQLPlus でログインして作業を行う必要がある場合がありますPortal

スキーマのパスワードはインストール直後はランダムな値に設定されていますその値

は Oracle Internet Directory(OID)に格納されているので管理ツール Oracle Directory

Manageを使用して確認することができます

① Oracle Directory Managerの起動

まず OracleAS Infrastructure で Oracle Directory Manager を起動しますユーザー

「oracleas」でログインしOracleAS Infrastructure用の適切な環境変数を設定して

次のコマンドを実行します

$ infra_env $ $ORACLE_HOMEbinoidadmin

② ログイン画面

次のようなログイン画面が表示されます

初めて Oracle Directory Manager から OID にアクセスする際にはOID が稼動して

いるサーバのホスト名などの情報を入力する必要があります アイコンをクリ

ックしてくださいなお 2 回目移行のアクセスでは②~⑤の手順は省略されます

③ OIDの登録

編集する OIDを登録するための画面が表示されます

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 42

「追加」をクリックしてください

④ OIDの情報の入力

OIDが稼動しているホスト名とポート番号を入力する画面が表示されます

「サーバー」には OracleAS Infrastructureをインストールしたマシンの名前を「ltホ

スト名gtltドメイン名gt」形式で入力してください「ポート」には「インストール

後の確認」の「サービスのポートの確認」で確認した「Oracle Internet Directory

port」の値を入力してください(デフォルトでは「3060」です)入力が完了したら

「OK」をクリックします

⑤ OIDの選択

Oracle Directory Managerで編集する OIDを選択します

今入力したホスト名とポート番号が表示されている列を選択して反転させて「選

択」をクリックします

⑥ OIDへのログイン

ユーザー名パスワードを入力します

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 43

「ユーザー」に OID の管理ユーザーである「orcladmin」「パスワード」には

OracleAS Infrastructure のインストール中に「ias_admin」のパスワードとして指定し

た値(今回は「oracle10g」)を入力して「ログイン」をクリックしてください

⑦ Portalスキーマのパスワードの格納されているエントリ

次のような OIDの初期画面が表示されます

画面左側のナビゲータペインを次のように辿ってください

エントリ管理

gt cn=OracleContext

gt cn=Products

gt cn=IAS

gtcn=IAS Infrastructure Database

gt orclReferenceName=iasdbltInfrastructureのドメイン名gt

gt OrclResourceName=Portal

gt orclpasswordattribute

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 44

⑧ Portalスキーマのパスワードの確認

画面右側の属性「orclpasswordattribute」の値が「Portal」スキーマのパスワードを示

しています

また Portal スキーマのパスワードを変更する場合一般的な DB のスキーマのように

SQLPlusなどから直接変更してはいけませんPortalスキーマのパスワードの情報は

mod_plsql の DAD などでも保持されておりそれらに対しても同時に変更を反映する

必要がありますそのため Portal スキーマや SSO のパスワードの変更はApplication

Server Control から行いますSSO スキーマのパスワードの変更方法については

「Oracle Application Server 10g(904) for Linux x86 インストール手順 ~Infrastructure編

~」を参照してくださいPotalスキーマのパスワードの変更方法は次の通りです

① インスタンスのホームページの表示

WebブラウザでApplication Server Controlのインスタンスのホームページにアクセ

スします

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 45

「Infrastructure」タブを表示してください

② 「Infrastructure」タブの表示

「Infrastructure」タブが表示されます

ページ左下のリンク「スキーマパスワードの変更」をクリックします

③ パスワードの変更画面の表示

パスワードの変更画面が表示されます

パスワードの変更画面で「PORTAL」にチェックをつけて選択し「パスワード」

及び「パスワードの確認」項目に設定したいパスワードを入力します入力が完

了したら「OK」をクリックします

④ パスワードの変更結果の確認画面の表示

パスワードの変更結果の確認画面が表示されます

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 46

⑤ インスタンスのホームページの表示

Portalスキーマのパスワードを変更した場合Oracle HTTP Serverを再起動する必要

があります再びインスタンスのホームページにアクセスしてください

「HTTP Server」にチェックをつけて選択し「再起動」をクリックしてください

⑥ Oracle HTTP Serverの再起動

次のような確認画面が表示されます

「はい」をクリックしてください

⑦ 再起動の処理中

再起動中は次のような画面が表示されます再起動が完了するまで暫くお待ちく

ださい

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 47

⑧ 再起動の完了

再起動が完了すると次のような画面が表示されます

これで Portalスキーマのパスワード変更が完了しました

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 48

アンインストール インストールした OracleAS Portalをアンインストールする手順は次の通りです

アンインストール作業

1 コンポーネントの停止

「サービスの起動停止」の章を参照してOracleAS Portal を停止しますなお

OracleAS Infrastructureは必ず起動しておいて下さい

2 インストーラの起動

インストールユーザー「oracleas」でログインして次のコマンドを実行しOracle

Universal Installerを起動します $ mntcdromrunInstaller

3 「ようこそ」画面

「製品の削除」をクリックします

4 削除するインスタンスの指定

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 49

削除するインスタンスをチェックします

今回は「portal」をチェックして「削除」をクリックします

5 確認ダイアログ

削除するコンポーネントの詳細が表示されます

「はい」をクリックしてください

6 削除ダイアログ

次のようなダイアログで削除の進行状況が表示されます

7 削除完了ダイアログ

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 50

削除が完了すると次のようなダイアログが表示されます

「閉じる」をクリックします

8 インストーラの終了

「取消」をクリックして OUIを終了します

9 ファイルディレクトリの削除

インストーラでは削除されないファイルやディレクトリがありますので手動で

削除します

① ORACLEホームディレクトリ

rootユーザーログインして削除した Oracle Application Serverインスタンスの

ORACLE ホームディレクトリを削除します次のコマンドを実行してくだ

さい $ su Password rm ndashrf optoracleproduct904portal

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 51

② etcoratabの削除済みインスタンスのエントリ

etcoratabファイルから削除したインスタンスに関する記述を削除します $ vi etcoratab This file is used by ORACLE utilities It is created by rootsh and updated by the Database Configuration Assistant when creating a database A colon is used as the field terminator A new line terminates the entry Lines beginning with a pound sign are comments Entries are of the form $ORACLE_SID$ORACLE_HOMEltN|Ygt The first and second fields are the system identifier and home directory of the database respectively The third filed indicates to the dbstart utility that the database should Y or should not N be brought up at system boot time Multiple entries with the same $ORACLE_SID are not allowed optoracleproduct904portalN この行を削除

10 OIDから OracleASインスタンス情報を削除

OracleAS Infrastructureの Oracle Internet Directory(OID)のエントリに格納されてい

るOracleASインスタンス情報を手動で削除します

ユーザー「oracleas」で OracleAS Infrastructure用に環境変数を設定して次のコマ

ンドを実行します $ ldapdelete -h ltOIDのホスト名gt -p ltOIDのポート番号gt -D cn=orcladmin -w ltorcladminのパスワードgt -x orclApplicationCommonName=ltOracleASインスタンス名gt cn=IAS Instancescn=IAScn=Productscn=OracleContext

ここでltOID のホスト名gtltOID のポート番号gtltorcladmin のパスワードgtは

インストール時に指定した OIDに関する情報と同じです

ltOracleAS インスタンス IDgtについては「管理ツール Application Server Control

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 52

の確認」で確認したltOracleAS インスタンス名gtltマシンのホスト名gtltマシン

のドメイン名gt(例 「portalportal21mycompanycom」)となります

例 $ ldapdelete -h portal21mycompanycom -p 3060 -D cn=orcladmin -w oracle10g -x orclapplicationcommonname=portalportal21mycompanycom cn=IAS Instancescn=IAScn=Productscn=OracleContext

OID に格納されている OracleAS インスタンスの情報はここで使用したコマ

ンドラインのツール「ldapdelete」の代わりにOracle Directory Manager で確認

および変更することもできますOracle Directory Manager の起動方法について

は「Oracle Application Server 10g for Linux インストール手順 ~Infrastructure編

~」の「運用上の注意」を参照してください

「エントリ管理」項目の「 cn=OracleContex cn=Products cn=IAS cn=IAS

Instances」の下の各エントリにOracleAS Infrastructure に関連付けられた

OracleAS インスタンスの情報が格納されています各エントリの属性

「orclapplicationcommonname」にOracleAS インスタンスの名前が格納されて

いますアンインストールした OracleAS インスタンスの情報が格納されている

エントリをクリックして選択し アイコンをクリックすると削除することが

できます

11 OracleAS Single Sign-Onのパートナアプリケーション情報を削除

OracleAS Single Sign-On にパートナアプリケーションとして登録されている

OracleAS Portalの情報を手動で削除します

① OracleAS Single Sign-Onへのアクセス

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 53

ブラウザを起動し次の URLにアクセスしてください

httpltホスト名ドメイン名gtltポート番号gtplsorasso

ltホスト名gtltドメイン名gtについてはOracleAS Infrastructure の Oracle HTTP

Server にアクセスするための値となります次のような画面が表示されます

画面右上の「ログイン」をクリックしてください

② OracleAS Single Sign-Onへのログイン

次のような OracleAS Single Sign-Onのログイン画面が表示されます

ユーザー名orcladmin

パスワード OracleAS Infrastructure のインストール時に指定した

「ias_admin」のパスワード(今回は「oracle10g」)

と入力してください ③ OracleAS Single Sign-Onのトップページ

OracleAS Single Sign-Onのトップページが表示されます

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 54

画面上方の「SSO Server管理」をクリックしてください

④ OracleAS Single Sign-Onの管理画面

3つの管理項目が表示されます

中央の「パートナアプリケーションの管理」をクリックしてください

⑤ パートナアプリケーションの管理

パートナアプリケーションの一覧が表示されます

ここでアンインストールした OracleAS Portalの情報を削除しますlt今回イン

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 55

ストールした Middle-Tierの OracleASインスタンス名gtltマシンのホスト名gtlt

マシンのドメイン名gt(例 「portalportal21mycompanycom」)と表記されてい

るパートナアプリケーション及び今回インストールした OracleAS

Portal(例 「Oracle Portal(portal)」)と表記されているパートナアプリケーシ

ョンの 2つについて左側の「 」アイコンをクリックして削除します

⑥ 確認画面

それぞれ次のような確認画面が表示されますので「はい」をクリックします

この作業を正確に行わないと次回以降の Middle-Tier のインストールで構成ツ

ールの実行に失敗する場合があります

12 OracleASインスタンス情報の確認

アンインストールした OracleASインスタンスの情報がOracleAS Infrastructureに

残っていないことを確認します

① Application Server Controlへのアクセス

ブラウザを起動し次の URLにアクセスしてください

httpltホスト名ドメイン名gtltポート番号gt

ltホスト名gtltドメイン名gtltポート番号gtについては OracleAS Infrastructure の

Application Server Controlにアクセスするための値を入力してくださいログイ

ンダイアログが表示されます

ユーザー名ias_admin

パスワードOracleAS Infrastructure のインストール時に指定した「ias_admin」の

パスワード(今回は「oracle10g」)

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 56

と入力してください

② 次の画面が表示されます

ここで「スタンドアロンインスタンス」項目に表示されるリンクにアンイ

ンストールした OracleAS インスタンスの名前が存在しないことを確認してくだ

さい存在していない場合はアンインストール作業は完了ですもし存在し

ている場合は次の手順に進んでください

③ Middle-Tierの OracleASインスタンス情報の手動削除

Middle-Tier のインストールを強制終了した場合などMiddle-Tier の情報が残っ

ていることがありますその場合はユーザー「oracleas」でログインし

OracleAS Infrastructure 用の適切な環境変数を設定して次のコマンドを実行し

ます $ infra_env $ $ORACLE_HOMEdcmbindcmctl destroyinstance ndashi ltOracleASインスタンス名gt

ここでlt OracleAS インスタンス名gtは削除する OracleAS インスタンス名です

以上で OracleASのMiddle-Tierのアンインストールは完了です

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 57

日本オラクル株式会社 Copyright copy2004 Oracle Corporation Japan All Rights Reserved

無断転載を禁ず この文書はあくまでも参考資料であり掲載されている情報は予告なしに変更されることがあ

ります日本オラクル社は本書の内容に関していかなる保証もいたしませんまた本書の内容に

関連したいかなる損害についても責任を負いかねます Oracle は米国 Oracle Corporation の登録商標です文中に参照されている各製品名及びサー

ビス名は米国 Oracle Corporation の商標または登録商標ですその他の製品名及びサービス名はそれぞれの所有者の商標または登録商標の可能性があります

  • はじめに
  • 目次
    • 前提
      • インストール概要
      • インストール
        • インストール事前準備
          • ハードウェア要件の確認
          • ソフトウェア要件の確認(Red Hat Enterprise Linux21の場合)
          • ソフトウェア要件の確認(Red Hat Enterprise Linux 30の場合)
          • ソフトウェア要件の確認(MIRACLE LINUX Standard Edition V21の場合)
          • カーネルパラメータの設定
          • ホスト名の確認
          • インストールするOSユーザー作成
            • インストール作業
            • インストール後の確認
              • サービスのポート番号の確認
              • OracleAS Portalの「ようこそ」画面の確認
              • Web管理コンソールApplication Server Controlの確認
                  • サービスの起動停止
                    • インストールユーザーの環境変数の設定
                    • OracleAS Portalの起動
                    • OracleAS Portalの停止
                      • 運用上の注意
                        • PDKについて
                        • Portalスキーマのパスワードの変更
                          • アンインストール
                            • アンインストール作業

OracleAS Portalの停止

OracleAS Portalを停止するための手順は次の通りです

1 ユーザー「oracleas」でログインして適切な環境変数を設定 $ portal_env

2 Application Server Controlの停止 $ emctl stop iasconsole TZ set to Japan Oracle Enterprise Manager 10g Application Server Control 90400 Copyright (c) 2002 2003 Oracle Corporation All rights reserved Stopping Oracle 10g Application Server Control Stopped

3 OracleAS Portalの提供するサービスの停止 $ $ORACLE_HOMEopmnbinopmnctl stopall opmnctl stopping opmn and all managed processes

4 OracleAS Infrastructureの停止(OracleAS Infrastructureも停止したい場合)

OracleAS Portalの停止が完了しました

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 40

運用上の注意 インストール後に必要な注意点について記述します

PDKについて

OracleAS Portalの提供するポータルフレームワークではポータルページは「ポー

トレット」と呼ばれるモジュールによって構成されます

既存社内

システム

シングル

サインオン

検索フォーム

OTN Japan

ポートレットの開発は OracleAS Portal が提

ますがPDK(Portal Developer Kit)と呼ばれ

細かく応じたポートレットを作成すること

ルページの構築を可能にする「Web Clipp

トやその他いくつかのサンプルも含まれ

PDK を使用する場合には最新版を Ora

URL(もしくはサポートセンター)から入手し

httpotnoraclecojptechportletindexhtml

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal

ポートレッ

Excite Japan 天気予報

日経BP

BizTech News

Portal Web アプリケーション

コンテンツ管理

供するウィザードによって行うこともでき

る開発キットを用いることでニーズにきめ

もできますまた PDK には効率的なポータ

ing」や「Omni Portlet」といったポートレッ

ます

cle Technology Network Japan (OTN)の次の

てください

編~ 41

Portalスキーマのパスワードの変更

OracleAS Portal を運用するにあたってはPortal スキーマ (デフォルトでは Metadata

Repository と同一の DB インスタンスのスキーマ「portal」にPortal リポジトリが作成

されます)に SQLPlus でログインして作業を行う必要がある場合がありますPortal

スキーマのパスワードはインストール直後はランダムな値に設定されていますその値

は Oracle Internet Directory(OID)に格納されているので管理ツール Oracle Directory

Manageを使用して確認することができます

① Oracle Directory Managerの起動

まず OracleAS Infrastructure で Oracle Directory Manager を起動しますユーザー

「oracleas」でログインしOracleAS Infrastructure用の適切な環境変数を設定して

次のコマンドを実行します

$ infra_env $ $ORACLE_HOMEbinoidadmin

② ログイン画面

次のようなログイン画面が表示されます

初めて Oracle Directory Manager から OID にアクセスする際にはOID が稼動して

いるサーバのホスト名などの情報を入力する必要があります アイコンをクリ

ックしてくださいなお 2 回目移行のアクセスでは②~⑤の手順は省略されます

③ OIDの登録

編集する OIDを登録するための画面が表示されます

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 42

「追加」をクリックしてください

④ OIDの情報の入力

OIDが稼動しているホスト名とポート番号を入力する画面が表示されます

「サーバー」には OracleAS Infrastructureをインストールしたマシンの名前を「ltホ

スト名gtltドメイン名gt」形式で入力してください「ポート」には「インストール

後の確認」の「サービスのポートの確認」で確認した「Oracle Internet Directory

port」の値を入力してください(デフォルトでは「3060」です)入力が完了したら

「OK」をクリックします

⑤ OIDの選択

Oracle Directory Managerで編集する OIDを選択します

今入力したホスト名とポート番号が表示されている列を選択して反転させて「選

択」をクリックします

⑥ OIDへのログイン

ユーザー名パスワードを入力します

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 43

「ユーザー」に OID の管理ユーザーである「orcladmin」「パスワード」には

OracleAS Infrastructure のインストール中に「ias_admin」のパスワードとして指定し

た値(今回は「oracle10g」)を入力して「ログイン」をクリックしてください

⑦ Portalスキーマのパスワードの格納されているエントリ

次のような OIDの初期画面が表示されます

画面左側のナビゲータペインを次のように辿ってください

エントリ管理

gt cn=OracleContext

gt cn=Products

gt cn=IAS

gtcn=IAS Infrastructure Database

gt orclReferenceName=iasdbltInfrastructureのドメイン名gt

gt OrclResourceName=Portal

gt orclpasswordattribute

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 44

⑧ Portalスキーマのパスワードの確認

画面右側の属性「orclpasswordattribute」の値が「Portal」スキーマのパスワードを示

しています

また Portal スキーマのパスワードを変更する場合一般的な DB のスキーマのように

SQLPlusなどから直接変更してはいけませんPortalスキーマのパスワードの情報は

mod_plsql の DAD などでも保持されておりそれらに対しても同時に変更を反映する

必要がありますそのため Portal スキーマや SSO のパスワードの変更はApplication

Server Control から行いますSSO スキーマのパスワードの変更方法については

「Oracle Application Server 10g(904) for Linux x86 インストール手順 ~Infrastructure編

~」を参照してくださいPotalスキーマのパスワードの変更方法は次の通りです

① インスタンスのホームページの表示

WebブラウザでApplication Server Controlのインスタンスのホームページにアクセ

スします

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 45

「Infrastructure」タブを表示してください

② 「Infrastructure」タブの表示

「Infrastructure」タブが表示されます

ページ左下のリンク「スキーマパスワードの変更」をクリックします

③ パスワードの変更画面の表示

パスワードの変更画面が表示されます

パスワードの変更画面で「PORTAL」にチェックをつけて選択し「パスワード」

及び「パスワードの確認」項目に設定したいパスワードを入力します入力が完

了したら「OK」をクリックします

④ パスワードの変更結果の確認画面の表示

パスワードの変更結果の確認画面が表示されます

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 46

⑤ インスタンスのホームページの表示

Portalスキーマのパスワードを変更した場合Oracle HTTP Serverを再起動する必要

があります再びインスタンスのホームページにアクセスしてください

「HTTP Server」にチェックをつけて選択し「再起動」をクリックしてください

⑥ Oracle HTTP Serverの再起動

次のような確認画面が表示されます

「はい」をクリックしてください

⑦ 再起動の処理中

再起動中は次のような画面が表示されます再起動が完了するまで暫くお待ちく

ださい

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 47

⑧ 再起動の完了

再起動が完了すると次のような画面が表示されます

これで Portalスキーマのパスワード変更が完了しました

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 48

アンインストール インストールした OracleAS Portalをアンインストールする手順は次の通りです

アンインストール作業

1 コンポーネントの停止

「サービスの起動停止」の章を参照してOracleAS Portal を停止しますなお

OracleAS Infrastructureは必ず起動しておいて下さい

2 インストーラの起動

インストールユーザー「oracleas」でログインして次のコマンドを実行しOracle

Universal Installerを起動します $ mntcdromrunInstaller

3 「ようこそ」画面

「製品の削除」をクリックします

4 削除するインスタンスの指定

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 49

削除するインスタンスをチェックします

今回は「portal」をチェックして「削除」をクリックします

5 確認ダイアログ

削除するコンポーネントの詳細が表示されます

「はい」をクリックしてください

6 削除ダイアログ

次のようなダイアログで削除の進行状況が表示されます

7 削除完了ダイアログ

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 50

削除が完了すると次のようなダイアログが表示されます

「閉じる」をクリックします

8 インストーラの終了

「取消」をクリックして OUIを終了します

9 ファイルディレクトリの削除

インストーラでは削除されないファイルやディレクトリがありますので手動で

削除します

① ORACLEホームディレクトリ

rootユーザーログインして削除した Oracle Application Serverインスタンスの

ORACLE ホームディレクトリを削除します次のコマンドを実行してくだ

さい $ su Password rm ndashrf optoracleproduct904portal

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 51

② etcoratabの削除済みインスタンスのエントリ

etcoratabファイルから削除したインスタンスに関する記述を削除します $ vi etcoratab This file is used by ORACLE utilities It is created by rootsh and updated by the Database Configuration Assistant when creating a database A colon is used as the field terminator A new line terminates the entry Lines beginning with a pound sign are comments Entries are of the form $ORACLE_SID$ORACLE_HOMEltN|Ygt The first and second fields are the system identifier and home directory of the database respectively The third filed indicates to the dbstart utility that the database should Y or should not N be brought up at system boot time Multiple entries with the same $ORACLE_SID are not allowed optoracleproduct904portalN この行を削除

10 OIDから OracleASインスタンス情報を削除

OracleAS Infrastructureの Oracle Internet Directory(OID)のエントリに格納されてい

るOracleASインスタンス情報を手動で削除します

ユーザー「oracleas」で OracleAS Infrastructure用に環境変数を設定して次のコマ

ンドを実行します $ ldapdelete -h ltOIDのホスト名gt -p ltOIDのポート番号gt -D cn=orcladmin -w ltorcladminのパスワードgt -x orclApplicationCommonName=ltOracleASインスタンス名gt cn=IAS Instancescn=IAScn=Productscn=OracleContext

ここでltOID のホスト名gtltOID のポート番号gtltorcladmin のパスワードgtは

インストール時に指定した OIDに関する情報と同じです

ltOracleAS インスタンス IDgtについては「管理ツール Application Server Control

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 52

の確認」で確認したltOracleAS インスタンス名gtltマシンのホスト名gtltマシン

のドメイン名gt(例 「portalportal21mycompanycom」)となります

例 $ ldapdelete -h portal21mycompanycom -p 3060 -D cn=orcladmin -w oracle10g -x orclapplicationcommonname=portalportal21mycompanycom cn=IAS Instancescn=IAScn=Productscn=OracleContext

OID に格納されている OracleAS インスタンスの情報はここで使用したコマ

ンドラインのツール「ldapdelete」の代わりにOracle Directory Manager で確認

および変更することもできますOracle Directory Manager の起動方法について

は「Oracle Application Server 10g for Linux インストール手順 ~Infrastructure編

~」の「運用上の注意」を参照してください

「エントリ管理」項目の「 cn=OracleContex cn=Products cn=IAS cn=IAS

Instances」の下の各エントリにOracleAS Infrastructure に関連付けられた

OracleAS インスタンスの情報が格納されています各エントリの属性

「orclapplicationcommonname」にOracleAS インスタンスの名前が格納されて

いますアンインストールした OracleAS インスタンスの情報が格納されている

エントリをクリックして選択し アイコンをクリックすると削除することが

できます

11 OracleAS Single Sign-Onのパートナアプリケーション情報を削除

OracleAS Single Sign-On にパートナアプリケーションとして登録されている

OracleAS Portalの情報を手動で削除します

① OracleAS Single Sign-Onへのアクセス

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 53

ブラウザを起動し次の URLにアクセスしてください

httpltホスト名ドメイン名gtltポート番号gtplsorasso

ltホスト名gtltドメイン名gtについてはOracleAS Infrastructure の Oracle HTTP

Server にアクセスするための値となります次のような画面が表示されます

画面右上の「ログイン」をクリックしてください

② OracleAS Single Sign-Onへのログイン

次のような OracleAS Single Sign-Onのログイン画面が表示されます

ユーザー名orcladmin

パスワード OracleAS Infrastructure のインストール時に指定した

「ias_admin」のパスワード(今回は「oracle10g」)

と入力してください ③ OracleAS Single Sign-Onのトップページ

OracleAS Single Sign-Onのトップページが表示されます

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 54

画面上方の「SSO Server管理」をクリックしてください

④ OracleAS Single Sign-Onの管理画面

3つの管理項目が表示されます

中央の「パートナアプリケーションの管理」をクリックしてください

⑤ パートナアプリケーションの管理

パートナアプリケーションの一覧が表示されます

ここでアンインストールした OracleAS Portalの情報を削除しますlt今回イン

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 55

ストールした Middle-Tierの OracleASインスタンス名gtltマシンのホスト名gtlt

マシンのドメイン名gt(例 「portalportal21mycompanycom」)と表記されてい

るパートナアプリケーション及び今回インストールした OracleAS

Portal(例 「Oracle Portal(portal)」)と表記されているパートナアプリケーシ

ョンの 2つについて左側の「 」アイコンをクリックして削除します

⑥ 確認画面

それぞれ次のような確認画面が表示されますので「はい」をクリックします

この作業を正確に行わないと次回以降の Middle-Tier のインストールで構成ツ

ールの実行に失敗する場合があります

12 OracleASインスタンス情報の確認

アンインストールした OracleASインスタンスの情報がOracleAS Infrastructureに

残っていないことを確認します

① Application Server Controlへのアクセス

ブラウザを起動し次の URLにアクセスしてください

httpltホスト名ドメイン名gtltポート番号gt

ltホスト名gtltドメイン名gtltポート番号gtについては OracleAS Infrastructure の

Application Server Controlにアクセスするための値を入力してくださいログイ

ンダイアログが表示されます

ユーザー名ias_admin

パスワードOracleAS Infrastructure のインストール時に指定した「ias_admin」の

パスワード(今回は「oracle10g」)

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 56

と入力してください

② 次の画面が表示されます

ここで「スタンドアロンインスタンス」項目に表示されるリンクにアンイ

ンストールした OracleAS インスタンスの名前が存在しないことを確認してくだ

さい存在していない場合はアンインストール作業は完了ですもし存在し

ている場合は次の手順に進んでください

③ Middle-Tierの OracleASインスタンス情報の手動削除

Middle-Tier のインストールを強制終了した場合などMiddle-Tier の情報が残っ

ていることがありますその場合はユーザー「oracleas」でログインし

OracleAS Infrastructure 用の適切な環境変数を設定して次のコマンドを実行し

ます $ infra_env $ $ORACLE_HOMEdcmbindcmctl destroyinstance ndashi ltOracleASインスタンス名gt

ここでlt OracleAS インスタンス名gtは削除する OracleAS インスタンス名です

以上で OracleASのMiddle-Tierのアンインストールは完了です

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 57

日本オラクル株式会社 Copyright copy2004 Oracle Corporation Japan All Rights Reserved

無断転載を禁ず この文書はあくまでも参考資料であり掲載されている情報は予告なしに変更されることがあ

ります日本オラクル社は本書の内容に関していかなる保証もいたしませんまた本書の内容に

関連したいかなる損害についても責任を負いかねます Oracle は米国 Oracle Corporation の登録商標です文中に参照されている各製品名及びサー

ビス名は米国 Oracle Corporation の商標または登録商標ですその他の製品名及びサービス名はそれぞれの所有者の商標または登録商標の可能性があります

  • はじめに
  • 目次
    • 前提
      • インストール概要
      • インストール
        • インストール事前準備
          • ハードウェア要件の確認
          • ソフトウェア要件の確認(Red Hat Enterprise Linux21の場合)
          • ソフトウェア要件の確認(Red Hat Enterprise Linux 30の場合)
          • ソフトウェア要件の確認(MIRACLE LINUX Standard Edition V21の場合)
          • カーネルパラメータの設定
          • ホスト名の確認
          • インストールするOSユーザー作成
            • インストール作業
            • インストール後の確認
              • サービスのポート番号の確認
              • OracleAS Portalの「ようこそ」画面の確認
              • Web管理コンソールApplication Server Controlの確認
                  • サービスの起動停止
                    • インストールユーザーの環境変数の設定
                    • OracleAS Portalの起動
                    • OracleAS Portalの停止
                      • 運用上の注意
                        • PDKについて
                        • Portalスキーマのパスワードの変更
                          • アンインストール
                            • アンインストール作業

運用上の注意 インストール後に必要な注意点について記述します

PDKについて

OracleAS Portalの提供するポータルフレームワークではポータルページは「ポー

トレット」と呼ばれるモジュールによって構成されます

既存社内

システム

シングル

サインオン

検索フォーム

OTN Japan

ポートレットの開発は OracleAS Portal が提

ますがPDK(Portal Developer Kit)と呼ばれ

細かく応じたポートレットを作成すること

ルページの構築を可能にする「Web Clipp

トやその他いくつかのサンプルも含まれ

PDK を使用する場合には最新版を Ora

URL(もしくはサポートセンター)から入手し

httpotnoraclecojptechportletindexhtml

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal

ポートレッ

Excite Japan 天気予報

日経BP

BizTech News

Portal Web アプリケーション

コンテンツ管理

供するウィザードによって行うこともでき

る開発キットを用いることでニーズにきめ

もできますまた PDK には効率的なポータ

ing」や「Omni Portlet」といったポートレッ

ます

cle Technology Network Japan (OTN)の次の

てください

編~ 41

Portalスキーマのパスワードの変更

OracleAS Portal を運用するにあたってはPortal スキーマ (デフォルトでは Metadata

Repository と同一の DB インスタンスのスキーマ「portal」にPortal リポジトリが作成

されます)に SQLPlus でログインして作業を行う必要がある場合がありますPortal

スキーマのパスワードはインストール直後はランダムな値に設定されていますその値

は Oracle Internet Directory(OID)に格納されているので管理ツール Oracle Directory

Manageを使用して確認することができます

① Oracle Directory Managerの起動

まず OracleAS Infrastructure で Oracle Directory Manager を起動しますユーザー

「oracleas」でログインしOracleAS Infrastructure用の適切な環境変数を設定して

次のコマンドを実行します

$ infra_env $ $ORACLE_HOMEbinoidadmin

② ログイン画面

次のようなログイン画面が表示されます

初めて Oracle Directory Manager から OID にアクセスする際にはOID が稼動して

いるサーバのホスト名などの情報を入力する必要があります アイコンをクリ

ックしてくださいなお 2 回目移行のアクセスでは②~⑤の手順は省略されます

③ OIDの登録

編集する OIDを登録するための画面が表示されます

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 42

「追加」をクリックしてください

④ OIDの情報の入力

OIDが稼動しているホスト名とポート番号を入力する画面が表示されます

「サーバー」には OracleAS Infrastructureをインストールしたマシンの名前を「ltホ

スト名gtltドメイン名gt」形式で入力してください「ポート」には「インストール

後の確認」の「サービスのポートの確認」で確認した「Oracle Internet Directory

port」の値を入力してください(デフォルトでは「3060」です)入力が完了したら

「OK」をクリックします

⑤ OIDの選択

Oracle Directory Managerで編集する OIDを選択します

今入力したホスト名とポート番号が表示されている列を選択して反転させて「選

択」をクリックします

⑥ OIDへのログイン

ユーザー名パスワードを入力します

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 43

「ユーザー」に OID の管理ユーザーである「orcladmin」「パスワード」には

OracleAS Infrastructure のインストール中に「ias_admin」のパスワードとして指定し

た値(今回は「oracle10g」)を入力して「ログイン」をクリックしてください

⑦ Portalスキーマのパスワードの格納されているエントリ

次のような OIDの初期画面が表示されます

画面左側のナビゲータペインを次のように辿ってください

エントリ管理

gt cn=OracleContext

gt cn=Products

gt cn=IAS

gtcn=IAS Infrastructure Database

gt orclReferenceName=iasdbltInfrastructureのドメイン名gt

gt OrclResourceName=Portal

gt orclpasswordattribute

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 44

⑧ Portalスキーマのパスワードの確認

画面右側の属性「orclpasswordattribute」の値が「Portal」スキーマのパスワードを示

しています

また Portal スキーマのパスワードを変更する場合一般的な DB のスキーマのように

SQLPlusなどから直接変更してはいけませんPortalスキーマのパスワードの情報は

mod_plsql の DAD などでも保持されておりそれらに対しても同時に変更を反映する

必要がありますそのため Portal スキーマや SSO のパスワードの変更はApplication

Server Control から行いますSSO スキーマのパスワードの変更方法については

「Oracle Application Server 10g(904) for Linux x86 インストール手順 ~Infrastructure編

~」を参照してくださいPotalスキーマのパスワードの変更方法は次の通りです

① インスタンスのホームページの表示

WebブラウザでApplication Server Controlのインスタンスのホームページにアクセ

スします

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 45

「Infrastructure」タブを表示してください

② 「Infrastructure」タブの表示

「Infrastructure」タブが表示されます

ページ左下のリンク「スキーマパスワードの変更」をクリックします

③ パスワードの変更画面の表示

パスワードの変更画面が表示されます

パスワードの変更画面で「PORTAL」にチェックをつけて選択し「パスワード」

及び「パスワードの確認」項目に設定したいパスワードを入力します入力が完

了したら「OK」をクリックします

④ パスワードの変更結果の確認画面の表示

パスワードの変更結果の確認画面が表示されます

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 46

⑤ インスタンスのホームページの表示

Portalスキーマのパスワードを変更した場合Oracle HTTP Serverを再起動する必要

があります再びインスタンスのホームページにアクセスしてください

「HTTP Server」にチェックをつけて選択し「再起動」をクリックしてください

⑥ Oracle HTTP Serverの再起動

次のような確認画面が表示されます

「はい」をクリックしてください

⑦ 再起動の処理中

再起動中は次のような画面が表示されます再起動が完了するまで暫くお待ちく

ださい

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 47

⑧ 再起動の完了

再起動が完了すると次のような画面が表示されます

これで Portalスキーマのパスワード変更が完了しました

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 48

アンインストール インストールした OracleAS Portalをアンインストールする手順は次の通りです

アンインストール作業

1 コンポーネントの停止

「サービスの起動停止」の章を参照してOracleAS Portal を停止しますなお

OracleAS Infrastructureは必ず起動しておいて下さい

2 インストーラの起動

インストールユーザー「oracleas」でログインして次のコマンドを実行しOracle

Universal Installerを起動します $ mntcdromrunInstaller

3 「ようこそ」画面

「製品の削除」をクリックします

4 削除するインスタンスの指定

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 49

削除するインスタンスをチェックします

今回は「portal」をチェックして「削除」をクリックします

5 確認ダイアログ

削除するコンポーネントの詳細が表示されます

「はい」をクリックしてください

6 削除ダイアログ

次のようなダイアログで削除の進行状況が表示されます

7 削除完了ダイアログ

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 50

削除が完了すると次のようなダイアログが表示されます

「閉じる」をクリックします

8 インストーラの終了

「取消」をクリックして OUIを終了します

9 ファイルディレクトリの削除

インストーラでは削除されないファイルやディレクトリがありますので手動で

削除します

① ORACLEホームディレクトリ

rootユーザーログインして削除した Oracle Application Serverインスタンスの

ORACLE ホームディレクトリを削除します次のコマンドを実行してくだ

さい $ su Password rm ndashrf optoracleproduct904portal

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 51

② etcoratabの削除済みインスタンスのエントリ

etcoratabファイルから削除したインスタンスに関する記述を削除します $ vi etcoratab This file is used by ORACLE utilities It is created by rootsh and updated by the Database Configuration Assistant when creating a database A colon is used as the field terminator A new line terminates the entry Lines beginning with a pound sign are comments Entries are of the form $ORACLE_SID$ORACLE_HOMEltN|Ygt The first and second fields are the system identifier and home directory of the database respectively The third filed indicates to the dbstart utility that the database should Y or should not N be brought up at system boot time Multiple entries with the same $ORACLE_SID are not allowed optoracleproduct904portalN この行を削除

10 OIDから OracleASインスタンス情報を削除

OracleAS Infrastructureの Oracle Internet Directory(OID)のエントリに格納されてい

るOracleASインスタンス情報を手動で削除します

ユーザー「oracleas」で OracleAS Infrastructure用に環境変数を設定して次のコマ

ンドを実行します $ ldapdelete -h ltOIDのホスト名gt -p ltOIDのポート番号gt -D cn=orcladmin -w ltorcladminのパスワードgt -x orclApplicationCommonName=ltOracleASインスタンス名gt cn=IAS Instancescn=IAScn=Productscn=OracleContext

ここでltOID のホスト名gtltOID のポート番号gtltorcladmin のパスワードgtは

インストール時に指定した OIDに関する情報と同じです

ltOracleAS インスタンス IDgtについては「管理ツール Application Server Control

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 52

の確認」で確認したltOracleAS インスタンス名gtltマシンのホスト名gtltマシン

のドメイン名gt(例 「portalportal21mycompanycom」)となります

例 $ ldapdelete -h portal21mycompanycom -p 3060 -D cn=orcladmin -w oracle10g -x orclapplicationcommonname=portalportal21mycompanycom cn=IAS Instancescn=IAScn=Productscn=OracleContext

OID に格納されている OracleAS インスタンスの情報はここで使用したコマ

ンドラインのツール「ldapdelete」の代わりにOracle Directory Manager で確認

および変更することもできますOracle Directory Manager の起動方法について

は「Oracle Application Server 10g for Linux インストール手順 ~Infrastructure編

~」の「運用上の注意」を参照してください

「エントリ管理」項目の「 cn=OracleContex cn=Products cn=IAS cn=IAS

Instances」の下の各エントリにOracleAS Infrastructure に関連付けられた

OracleAS インスタンスの情報が格納されています各エントリの属性

「orclapplicationcommonname」にOracleAS インスタンスの名前が格納されて

いますアンインストールした OracleAS インスタンスの情報が格納されている

エントリをクリックして選択し アイコンをクリックすると削除することが

できます

11 OracleAS Single Sign-Onのパートナアプリケーション情報を削除

OracleAS Single Sign-On にパートナアプリケーションとして登録されている

OracleAS Portalの情報を手動で削除します

① OracleAS Single Sign-Onへのアクセス

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 53

ブラウザを起動し次の URLにアクセスしてください

httpltホスト名ドメイン名gtltポート番号gtplsorasso

ltホスト名gtltドメイン名gtについてはOracleAS Infrastructure の Oracle HTTP

Server にアクセスするための値となります次のような画面が表示されます

画面右上の「ログイン」をクリックしてください

② OracleAS Single Sign-Onへのログイン

次のような OracleAS Single Sign-Onのログイン画面が表示されます

ユーザー名orcladmin

パスワード OracleAS Infrastructure のインストール時に指定した

「ias_admin」のパスワード(今回は「oracle10g」)

と入力してください ③ OracleAS Single Sign-Onのトップページ

OracleAS Single Sign-Onのトップページが表示されます

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 54

画面上方の「SSO Server管理」をクリックしてください

④ OracleAS Single Sign-Onの管理画面

3つの管理項目が表示されます

中央の「パートナアプリケーションの管理」をクリックしてください

⑤ パートナアプリケーションの管理

パートナアプリケーションの一覧が表示されます

ここでアンインストールした OracleAS Portalの情報を削除しますlt今回イン

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 55

ストールした Middle-Tierの OracleASインスタンス名gtltマシンのホスト名gtlt

マシンのドメイン名gt(例 「portalportal21mycompanycom」)と表記されてい

るパートナアプリケーション及び今回インストールした OracleAS

Portal(例 「Oracle Portal(portal)」)と表記されているパートナアプリケーシ

ョンの 2つについて左側の「 」アイコンをクリックして削除します

⑥ 確認画面

それぞれ次のような確認画面が表示されますので「はい」をクリックします

この作業を正確に行わないと次回以降の Middle-Tier のインストールで構成ツ

ールの実行に失敗する場合があります

12 OracleASインスタンス情報の確認

アンインストールした OracleASインスタンスの情報がOracleAS Infrastructureに

残っていないことを確認します

① Application Server Controlへのアクセス

ブラウザを起動し次の URLにアクセスしてください

httpltホスト名ドメイン名gtltポート番号gt

ltホスト名gtltドメイン名gtltポート番号gtについては OracleAS Infrastructure の

Application Server Controlにアクセスするための値を入力してくださいログイ

ンダイアログが表示されます

ユーザー名ias_admin

パスワードOracleAS Infrastructure のインストール時に指定した「ias_admin」の

パスワード(今回は「oracle10g」)

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 56

と入力してください

② 次の画面が表示されます

ここで「スタンドアロンインスタンス」項目に表示されるリンクにアンイ

ンストールした OracleAS インスタンスの名前が存在しないことを確認してくだ

さい存在していない場合はアンインストール作業は完了ですもし存在し

ている場合は次の手順に進んでください

③ Middle-Tierの OracleASインスタンス情報の手動削除

Middle-Tier のインストールを強制終了した場合などMiddle-Tier の情報が残っ

ていることがありますその場合はユーザー「oracleas」でログインし

OracleAS Infrastructure 用の適切な環境変数を設定して次のコマンドを実行し

ます $ infra_env $ $ORACLE_HOMEdcmbindcmctl destroyinstance ndashi ltOracleASインスタンス名gt

ここでlt OracleAS インスタンス名gtは削除する OracleAS インスタンス名です

以上で OracleASのMiddle-Tierのアンインストールは完了です

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 57

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無断転載を禁ず この文書はあくまでも参考資料であり掲載されている情報は予告なしに変更されることがあ

ります日本オラクル社は本書の内容に関していかなる保証もいたしませんまた本書の内容に

関連したいかなる損害についても責任を負いかねます Oracle は米国 Oracle Corporation の登録商標です文中に参照されている各製品名及びサー

ビス名は米国 Oracle Corporation の商標または登録商標ですその他の製品名及びサービス名はそれぞれの所有者の商標または登録商標の可能性があります

  • はじめに
  • 目次
    • 前提
      • インストール概要
      • インストール
        • インストール事前準備
          • ハードウェア要件の確認
          • ソフトウェア要件の確認(Red Hat Enterprise Linux21の場合)
          • ソフトウェア要件の確認(Red Hat Enterprise Linux 30の場合)
          • ソフトウェア要件の確認(MIRACLE LINUX Standard Edition V21の場合)
          • カーネルパラメータの設定
          • ホスト名の確認
          • インストールするOSユーザー作成
            • インストール作業
            • インストール後の確認
              • サービスのポート番号の確認
              • OracleAS Portalの「ようこそ」画面の確認
              • Web管理コンソールApplication Server Controlの確認
                  • サービスの起動停止
                    • インストールユーザーの環境変数の設定
                    • OracleAS Portalの起動
                    • OracleAS Portalの停止
                      • 運用上の注意
                        • PDKについて
                        • Portalスキーマのパスワードの変更
                          • アンインストール
                            • アンインストール作業

Portalスキーマのパスワードの変更

OracleAS Portal を運用するにあたってはPortal スキーマ (デフォルトでは Metadata

Repository と同一の DB インスタンスのスキーマ「portal」にPortal リポジトリが作成

されます)に SQLPlus でログインして作業を行う必要がある場合がありますPortal

スキーマのパスワードはインストール直後はランダムな値に設定されていますその値

は Oracle Internet Directory(OID)に格納されているので管理ツール Oracle Directory

Manageを使用して確認することができます

① Oracle Directory Managerの起動

まず OracleAS Infrastructure で Oracle Directory Manager を起動しますユーザー

「oracleas」でログインしOracleAS Infrastructure用の適切な環境変数を設定して

次のコマンドを実行します

$ infra_env $ $ORACLE_HOMEbinoidadmin

② ログイン画面

次のようなログイン画面が表示されます

初めて Oracle Directory Manager から OID にアクセスする際にはOID が稼動して

いるサーバのホスト名などの情報を入力する必要があります アイコンをクリ

ックしてくださいなお 2 回目移行のアクセスでは②~⑤の手順は省略されます

③ OIDの登録

編集する OIDを登録するための画面が表示されます

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 42

「追加」をクリックしてください

④ OIDの情報の入力

OIDが稼動しているホスト名とポート番号を入力する画面が表示されます

「サーバー」には OracleAS Infrastructureをインストールしたマシンの名前を「ltホ

スト名gtltドメイン名gt」形式で入力してください「ポート」には「インストール

後の確認」の「サービスのポートの確認」で確認した「Oracle Internet Directory

port」の値を入力してください(デフォルトでは「3060」です)入力が完了したら

「OK」をクリックします

⑤ OIDの選択

Oracle Directory Managerで編集する OIDを選択します

今入力したホスト名とポート番号が表示されている列を選択して反転させて「選

択」をクリックします

⑥ OIDへのログイン

ユーザー名パスワードを入力します

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 43

「ユーザー」に OID の管理ユーザーである「orcladmin」「パスワード」には

OracleAS Infrastructure のインストール中に「ias_admin」のパスワードとして指定し

た値(今回は「oracle10g」)を入力して「ログイン」をクリックしてください

⑦ Portalスキーマのパスワードの格納されているエントリ

次のような OIDの初期画面が表示されます

画面左側のナビゲータペインを次のように辿ってください

エントリ管理

gt cn=OracleContext

gt cn=Products

gt cn=IAS

gtcn=IAS Infrastructure Database

gt orclReferenceName=iasdbltInfrastructureのドメイン名gt

gt OrclResourceName=Portal

gt orclpasswordattribute

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 44

⑧ Portalスキーマのパスワードの確認

画面右側の属性「orclpasswordattribute」の値が「Portal」スキーマのパスワードを示

しています

また Portal スキーマのパスワードを変更する場合一般的な DB のスキーマのように

SQLPlusなどから直接変更してはいけませんPortalスキーマのパスワードの情報は

mod_plsql の DAD などでも保持されておりそれらに対しても同時に変更を反映する

必要がありますそのため Portal スキーマや SSO のパスワードの変更はApplication

Server Control から行いますSSO スキーマのパスワードの変更方法については

「Oracle Application Server 10g(904) for Linux x86 インストール手順 ~Infrastructure編

~」を参照してくださいPotalスキーマのパスワードの変更方法は次の通りです

① インスタンスのホームページの表示

WebブラウザでApplication Server Controlのインスタンスのホームページにアクセ

スします

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 45

「Infrastructure」タブを表示してください

② 「Infrastructure」タブの表示

「Infrastructure」タブが表示されます

ページ左下のリンク「スキーマパスワードの変更」をクリックします

③ パスワードの変更画面の表示

パスワードの変更画面が表示されます

パスワードの変更画面で「PORTAL」にチェックをつけて選択し「パスワード」

及び「パスワードの確認」項目に設定したいパスワードを入力します入力が完

了したら「OK」をクリックします

④ パスワードの変更結果の確認画面の表示

パスワードの変更結果の確認画面が表示されます

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 46

⑤ インスタンスのホームページの表示

Portalスキーマのパスワードを変更した場合Oracle HTTP Serverを再起動する必要

があります再びインスタンスのホームページにアクセスしてください

「HTTP Server」にチェックをつけて選択し「再起動」をクリックしてください

⑥ Oracle HTTP Serverの再起動

次のような確認画面が表示されます

「はい」をクリックしてください

⑦ 再起動の処理中

再起動中は次のような画面が表示されます再起動が完了するまで暫くお待ちく

ださい

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 47

⑧ 再起動の完了

再起動が完了すると次のような画面が表示されます

これで Portalスキーマのパスワード変更が完了しました

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 48

アンインストール インストールした OracleAS Portalをアンインストールする手順は次の通りです

アンインストール作業

1 コンポーネントの停止

「サービスの起動停止」の章を参照してOracleAS Portal を停止しますなお

OracleAS Infrastructureは必ず起動しておいて下さい

2 インストーラの起動

インストールユーザー「oracleas」でログインして次のコマンドを実行しOracle

Universal Installerを起動します $ mntcdromrunInstaller

3 「ようこそ」画面

「製品の削除」をクリックします

4 削除するインスタンスの指定

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 49

削除するインスタンスをチェックします

今回は「portal」をチェックして「削除」をクリックします

5 確認ダイアログ

削除するコンポーネントの詳細が表示されます

「はい」をクリックしてください

6 削除ダイアログ

次のようなダイアログで削除の進行状況が表示されます

7 削除完了ダイアログ

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 50

削除が完了すると次のようなダイアログが表示されます

「閉じる」をクリックします

8 インストーラの終了

「取消」をクリックして OUIを終了します

9 ファイルディレクトリの削除

インストーラでは削除されないファイルやディレクトリがありますので手動で

削除します

① ORACLEホームディレクトリ

rootユーザーログインして削除した Oracle Application Serverインスタンスの

ORACLE ホームディレクトリを削除します次のコマンドを実行してくだ

さい $ su Password rm ndashrf optoracleproduct904portal

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 51

② etcoratabの削除済みインスタンスのエントリ

etcoratabファイルから削除したインスタンスに関する記述を削除します $ vi etcoratab This file is used by ORACLE utilities It is created by rootsh and updated by the Database Configuration Assistant when creating a database A colon is used as the field terminator A new line terminates the entry Lines beginning with a pound sign are comments Entries are of the form $ORACLE_SID$ORACLE_HOMEltN|Ygt The first and second fields are the system identifier and home directory of the database respectively The third filed indicates to the dbstart utility that the database should Y or should not N be brought up at system boot time Multiple entries with the same $ORACLE_SID are not allowed optoracleproduct904portalN この行を削除

10 OIDから OracleASインスタンス情報を削除

OracleAS Infrastructureの Oracle Internet Directory(OID)のエントリに格納されてい

るOracleASインスタンス情報を手動で削除します

ユーザー「oracleas」で OracleAS Infrastructure用に環境変数を設定して次のコマ

ンドを実行します $ ldapdelete -h ltOIDのホスト名gt -p ltOIDのポート番号gt -D cn=orcladmin -w ltorcladminのパスワードgt -x orclApplicationCommonName=ltOracleASインスタンス名gt cn=IAS Instancescn=IAScn=Productscn=OracleContext

ここでltOID のホスト名gtltOID のポート番号gtltorcladmin のパスワードgtは

インストール時に指定した OIDに関する情報と同じです

ltOracleAS インスタンス IDgtについては「管理ツール Application Server Control

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 52

の確認」で確認したltOracleAS インスタンス名gtltマシンのホスト名gtltマシン

のドメイン名gt(例 「portalportal21mycompanycom」)となります

例 $ ldapdelete -h portal21mycompanycom -p 3060 -D cn=orcladmin -w oracle10g -x orclapplicationcommonname=portalportal21mycompanycom cn=IAS Instancescn=IAScn=Productscn=OracleContext

OID に格納されている OracleAS インスタンスの情報はここで使用したコマ

ンドラインのツール「ldapdelete」の代わりにOracle Directory Manager で確認

および変更することもできますOracle Directory Manager の起動方法について

は「Oracle Application Server 10g for Linux インストール手順 ~Infrastructure編

~」の「運用上の注意」を参照してください

「エントリ管理」項目の「 cn=OracleContex cn=Products cn=IAS cn=IAS

Instances」の下の各エントリにOracleAS Infrastructure に関連付けられた

OracleAS インスタンスの情報が格納されています各エントリの属性

「orclapplicationcommonname」にOracleAS インスタンスの名前が格納されて

いますアンインストールした OracleAS インスタンスの情報が格納されている

エントリをクリックして選択し アイコンをクリックすると削除することが

できます

11 OracleAS Single Sign-Onのパートナアプリケーション情報を削除

OracleAS Single Sign-On にパートナアプリケーションとして登録されている

OracleAS Portalの情報を手動で削除します

① OracleAS Single Sign-Onへのアクセス

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 53

ブラウザを起動し次の URLにアクセスしてください

httpltホスト名ドメイン名gtltポート番号gtplsorasso

ltホスト名gtltドメイン名gtについてはOracleAS Infrastructure の Oracle HTTP

Server にアクセスするための値となります次のような画面が表示されます

画面右上の「ログイン」をクリックしてください

② OracleAS Single Sign-Onへのログイン

次のような OracleAS Single Sign-Onのログイン画面が表示されます

ユーザー名orcladmin

パスワード OracleAS Infrastructure のインストール時に指定した

「ias_admin」のパスワード(今回は「oracle10g」)

と入力してください ③ OracleAS Single Sign-Onのトップページ

OracleAS Single Sign-Onのトップページが表示されます

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 54

画面上方の「SSO Server管理」をクリックしてください

④ OracleAS Single Sign-Onの管理画面

3つの管理項目が表示されます

中央の「パートナアプリケーションの管理」をクリックしてください

⑤ パートナアプリケーションの管理

パートナアプリケーションの一覧が表示されます

ここでアンインストールした OracleAS Portalの情報を削除しますlt今回イン

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 55

ストールした Middle-Tierの OracleASインスタンス名gtltマシンのホスト名gtlt

マシンのドメイン名gt(例 「portalportal21mycompanycom」)と表記されてい

るパートナアプリケーション及び今回インストールした OracleAS

Portal(例 「Oracle Portal(portal)」)と表記されているパートナアプリケーシ

ョンの 2つについて左側の「 」アイコンをクリックして削除します

⑥ 確認画面

それぞれ次のような確認画面が表示されますので「はい」をクリックします

この作業を正確に行わないと次回以降の Middle-Tier のインストールで構成ツ

ールの実行に失敗する場合があります

12 OracleASインスタンス情報の確認

アンインストールした OracleASインスタンスの情報がOracleAS Infrastructureに

残っていないことを確認します

① Application Server Controlへのアクセス

ブラウザを起動し次の URLにアクセスしてください

httpltホスト名ドメイン名gtltポート番号gt

ltホスト名gtltドメイン名gtltポート番号gtについては OracleAS Infrastructure の

Application Server Controlにアクセスするための値を入力してくださいログイ

ンダイアログが表示されます

ユーザー名ias_admin

パスワードOracleAS Infrastructure のインストール時に指定した「ias_admin」の

パスワード(今回は「oracle10g」)

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 56

と入力してください

② 次の画面が表示されます

ここで「スタンドアロンインスタンス」項目に表示されるリンクにアンイ

ンストールした OracleAS インスタンスの名前が存在しないことを確認してくだ

さい存在していない場合はアンインストール作業は完了ですもし存在し

ている場合は次の手順に進んでください

③ Middle-Tierの OracleASインスタンス情報の手動削除

Middle-Tier のインストールを強制終了した場合などMiddle-Tier の情報が残っ

ていることがありますその場合はユーザー「oracleas」でログインし

OracleAS Infrastructure 用の適切な環境変数を設定して次のコマンドを実行し

ます $ infra_env $ $ORACLE_HOMEdcmbindcmctl destroyinstance ndashi ltOracleASインスタンス名gt

ここでlt OracleAS インスタンス名gtは削除する OracleAS インスタンス名です

以上で OracleASのMiddle-Tierのアンインストールは完了です

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 57

日本オラクル株式会社 Copyright copy2004 Oracle Corporation Japan All Rights Reserved

無断転載を禁ず この文書はあくまでも参考資料であり掲載されている情報は予告なしに変更されることがあ

ります日本オラクル社は本書の内容に関していかなる保証もいたしませんまた本書の内容に

関連したいかなる損害についても責任を負いかねます Oracle は米国 Oracle Corporation の登録商標です文中に参照されている各製品名及びサー

ビス名は米国 Oracle Corporation の商標または登録商標ですその他の製品名及びサービス名はそれぞれの所有者の商標または登録商標の可能性があります

  • はじめに
  • 目次
    • 前提
      • インストール概要
      • インストール
        • インストール事前準備
          • ハードウェア要件の確認
          • ソフトウェア要件の確認(Red Hat Enterprise Linux21の場合)
          • ソフトウェア要件の確認(Red Hat Enterprise Linux 30の場合)
          • ソフトウェア要件の確認(MIRACLE LINUX Standard Edition V21の場合)
          • カーネルパラメータの設定
          • ホスト名の確認
          • インストールするOSユーザー作成
            • インストール作業
            • インストール後の確認
              • サービスのポート番号の確認
              • OracleAS Portalの「ようこそ」画面の確認
              • Web管理コンソールApplication Server Controlの確認
                  • サービスの起動停止
                    • インストールユーザーの環境変数の設定
                    • OracleAS Portalの起動
                    • OracleAS Portalの停止
                      • 運用上の注意
                        • PDKについて
                        • Portalスキーマのパスワードの変更
                          • アンインストール
                            • アンインストール作業

「追加」をクリックしてください

④ OIDの情報の入力

OIDが稼動しているホスト名とポート番号を入力する画面が表示されます

「サーバー」には OracleAS Infrastructureをインストールしたマシンの名前を「ltホ

スト名gtltドメイン名gt」形式で入力してください「ポート」には「インストール

後の確認」の「サービスのポートの確認」で確認した「Oracle Internet Directory

port」の値を入力してください(デフォルトでは「3060」です)入力が完了したら

「OK」をクリックします

⑤ OIDの選択

Oracle Directory Managerで編集する OIDを選択します

今入力したホスト名とポート番号が表示されている列を選択して反転させて「選

択」をクリックします

⑥ OIDへのログイン

ユーザー名パスワードを入力します

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 43

「ユーザー」に OID の管理ユーザーである「orcladmin」「パスワード」には

OracleAS Infrastructure のインストール中に「ias_admin」のパスワードとして指定し

た値(今回は「oracle10g」)を入力して「ログイン」をクリックしてください

⑦ Portalスキーマのパスワードの格納されているエントリ

次のような OIDの初期画面が表示されます

画面左側のナビゲータペインを次のように辿ってください

エントリ管理

gt cn=OracleContext

gt cn=Products

gt cn=IAS

gtcn=IAS Infrastructure Database

gt orclReferenceName=iasdbltInfrastructureのドメイン名gt

gt OrclResourceName=Portal

gt orclpasswordattribute

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 44

⑧ Portalスキーマのパスワードの確認

画面右側の属性「orclpasswordattribute」の値が「Portal」スキーマのパスワードを示

しています

また Portal スキーマのパスワードを変更する場合一般的な DB のスキーマのように

SQLPlusなどから直接変更してはいけませんPortalスキーマのパスワードの情報は

mod_plsql の DAD などでも保持されておりそれらに対しても同時に変更を反映する

必要がありますそのため Portal スキーマや SSO のパスワードの変更はApplication

Server Control から行いますSSO スキーマのパスワードの変更方法については

「Oracle Application Server 10g(904) for Linux x86 インストール手順 ~Infrastructure編

~」を参照してくださいPotalスキーマのパスワードの変更方法は次の通りです

① インスタンスのホームページの表示

WebブラウザでApplication Server Controlのインスタンスのホームページにアクセ

スします

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 45

「Infrastructure」タブを表示してください

② 「Infrastructure」タブの表示

「Infrastructure」タブが表示されます

ページ左下のリンク「スキーマパスワードの変更」をクリックします

③ パスワードの変更画面の表示

パスワードの変更画面が表示されます

パスワードの変更画面で「PORTAL」にチェックをつけて選択し「パスワード」

及び「パスワードの確認」項目に設定したいパスワードを入力します入力が完

了したら「OK」をクリックします

④ パスワードの変更結果の確認画面の表示

パスワードの変更結果の確認画面が表示されます

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 46

⑤ インスタンスのホームページの表示

Portalスキーマのパスワードを変更した場合Oracle HTTP Serverを再起動する必要

があります再びインスタンスのホームページにアクセスしてください

「HTTP Server」にチェックをつけて選択し「再起動」をクリックしてください

⑥ Oracle HTTP Serverの再起動

次のような確認画面が表示されます

「はい」をクリックしてください

⑦ 再起動の処理中

再起動中は次のような画面が表示されます再起動が完了するまで暫くお待ちく

ださい

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 47

⑧ 再起動の完了

再起動が完了すると次のような画面が表示されます

これで Portalスキーマのパスワード変更が完了しました

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 48

アンインストール インストールした OracleAS Portalをアンインストールする手順は次の通りです

アンインストール作業

1 コンポーネントの停止

「サービスの起動停止」の章を参照してOracleAS Portal を停止しますなお

OracleAS Infrastructureは必ず起動しておいて下さい

2 インストーラの起動

インストールユーザー「oracleas」でログインして次のコマンドを実行しOracle

Universal Installerを起動します $ mntcdromrunInstaller

3 「ようこそ」画面

「製品の削除」をクリックします

4 削除するインスタンスの指定

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 49

削除するインスタンスをチェックします

今回は「portal」をチェックして「削除」をクリックします

5 確認ダイアログ

削除するコンポーネントの詳細が表示されます

「はい」をクリックしてください

6 削除ダイアログ

次のようなダイアログで削除の進行状況が表示されます

7 削除完了ダイアログ

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 50

削除が完了すると次のようなダイアログが表示されます

「閉じる」をクリックします

8 インストーラの終了

「取消」をクリックして OUIを終了します

9 ファイルディレクトリの削除

インストーラでは削除されないファイルやディレクトリがありますので手動で

削除します

① ORACLEホームディレクトリ

rootユーザーログインして削除した Oracle Application Serverインスタンスの

ORACLE ホームディレクトリを削除します次のコマンドを実行してくだ

さい $ su Password rm ndashrf optoracleproduct904portal

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 51

② etcoratabの削除済みインスタンスのエントリ

etcoratabファイルから削除したインスタンスに関する記述を削除します $ vi etcoratab This file is used by ORACLE utilities It is created by rootsh and updated by the Database Configuration Assistant when creating a database A colon is used as the field terminator A new line terminates the entry Lines beginning with a pound sign are comments Entries are of the form $ORACLE_SID$ORACLE_HOMEltN|Ygt The first and second fields are the system identifier and home directory of the database respectively The third filed indicates to the dbstart utility that the database should Y or should not N be brought up at system boot time Multiple entries with the same $ORACLE_SID are not allowed optoracleproduct904portalN この行を削除

10 OIDから OracleASインスタンス情報を削除

OracleAS Infrastructureの Oracle Internet Directory(OID)のエントリに格納されてい

るOracleASインスタンス情報を手動で削除します

ユーザー「oracleas」で OracleAS Infrastructure用に環境変数を設定して次のコマ

ンドを実行します $ ldapdelete -h ltOIDのホスト名gt -p ltOIDのポート番号gt -D cn=orcladmin -w ltorcladminのパスワードgt -x orclApplicationCommonName=ltOracleASインスタンス名gt cn=IAS Instancescn=IAScn=Productscn=OracleContext

ここでltOID のホスト名gtltOID のポート番号gtltorcladmin のパスワードgtは

インストール時に指定した OIDに関する情報と同じです

ltOracleAS インスタンス IDgtについては「管理ツール Application Server Control

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 52

の確認」で確認したltOracleAS インスタンス名gtltマシンのホスト名gtltマシン

のドメイン名gt(例 「portalportal21mycompanycom」)となります

例 $ ldapdelete -h portal21mycompanycom -p 3060 -D cn=orcladmin -w oracle10g -x orclapplicationcommonname=portalportal21mycompanycom cn=IAS Instancescn=IAScn=Productscn=OracleContext

OID に格納されている OracleAS インスタンスの情報はここで使用したコマ

ンドラインのツール「ldapdelete」の代わりにOracle Directory Manager で確認

および変更することもできますOracle Directory Manager の起動方法について

は「Oracle Application Server 10g for Linux インストール手順 ~Infrastructure編

~」の「運用上の注意」を参照してください

「エントリ管理」項目の「 cn=OracleContex cn=Products cn=IAS cn=IAS

Instances」の下の各エントリにOracleAS Infrastructure に関連付けられた

OracleAS インスタンスの情報が格納されています各エントリの属性

「orclapplicationcommonname」にOracleAS インスタンスの名前が格納されて

いますアンインストールした OracleAS インスタンスの情報が格納されている

エントリをクリックして選択し アイコンをクリックすると削除することが

できます

11 OracleAS Single Sign-Onのパートナアプリケーション情報を削除

OracleAS Single Sign-On にパートナアプリケーションとして登録されている

OracleAS Portalの情報を手動で削除します

① OracleAS Single Sign-Onへのアクセス

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 53

ブラウザを起動し次の URLにアクセスしてください

httpltホスト名ドメイン名gtltポート番号gtplsorasso

ltホスト名gtltドメイン名gtについてはOracleAS Infrastructure の Oracle HTTP

Server にアクセスするための値となります次のような画面が表示されます

画面右上の「ログイン」をクリックしてください

② OracleAS Single Sign-Onへのログイン

次のような OracleAS Single Sign-Onのログイン画面が表示されます

ユーザー名orcladmin

パスワード OracleAS Infrastructure のインストール時に指定した

「ias_admin」のパスワード(今回は「oracle10g」)

と入力してください ③ OracleAS Single Sign-Onのトップページ

OracleAS Single Sign-Onのトップページが表示されます

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 54

画面上方の「SSO Server管理」をクリックしてください

④ OracleAS Single Sign-Onの管理画面

3つの管理項目が表示されます

中央の「パートナアプリケーションの管理」をクリックしてください

⑤ パートナアプリケーションの管理

パートナアプリケーションの一覧が表示されます

ここでアンインストールした OracleAS Portalの情報を削除しますlt今回イン

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 55

ストールした Middle-Tierの OracleASインスタンス名gtltマシンのホスト名gtlt

マシンのドメイン名gt(例 「portalportal21mycompanycom」)と表記されてい

るパートナアプリケーション及び今回インストールした OracleAS

Portal(例 「Oracle Portal(portal)」)と表記されているパートナアプリケーシ

ョンの 2つについて左側の「 」アイコンをクリックして削除します

⑥ 確認画面

それぞれ次のような確認画面が表示されますので「はい」をクリックします

この作業を正確に行わないと次回以降の Middle-Tier のインストールで構成ツ

ールの実行に失敗する場合があります

12 OracleASインスタンス情報の確認

アンインストールした OracleASインスタンスの情報がOracleAS Infrastructureに

残っていないことを確認します

① Application Server Controlへのアクセス

ブラウザを起動し次の URLにアクセスしてください

httpltホスト名ドメイン名gtltポート番号gt

ltホスト名gtltドメイン名gtltポート番号gtについては OracleAS Infrastructure の

Application Server Controlにアクセスするための値を入力してくださいログイ

ンダイアログが表示されます

ユーザー名ias_admin

パスワードOracleAS Infrastructure のインストール時に指定した「ias_admin」の

パスワード(今回は「oracle10g」)

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 56

と入力してください

② 次の画面が表示されます

ここで「スタンドアロンインスタンス」項目に表示されるリンクにアンイ

ンストールした OracleAS インスタンスの名前が存在しないことを確認してくだ

さい存在していない場合はアンインストール作業は完了ですもし存在し

ている場合は次の手順に進んでください

③ Middle-Tierの OracleASインスタンス情報の手動削除

Middle-Tier のインストールを強制終了した場合などMiddle-Tier の情報が残っ

ていることがありますその場合はユーザー「oracleas」でログインし

OracleAS Infrastructure 用の適切な環境変数を設定して次のコマンドを実行し

ます $ infra_env $ $ORACLE_HOMEdcmbindcmctl destroyinstance ndashi ltOracleASインスタンス名gt

ここでlt OracleAS インスタンス名gtは削除する OracleAS インスタンス名です

以上で OracleASのMiddle-Tierのアンインストールは完了です

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 57

日本オラクル株式会社 Copyright copy2004 Oracle Corporation Japan All Rights Reserved

無断転載を禁ず この文書はあくまでも参考資料であり掲載されている情報は予告なしに変更されることがあ

ります日本オラクル社は本書の内容に関していかなる保証もいたしませんまた本書の内容に

関連したいかなる損害についても責任を負いかねます Oracle は米国 Oracle Corporation の登録商標です文中に参照されている各製品名及びサー

ビス名は米国 Oracle Corporation の商標または登録商標ですその他の製品名及びサービス名はそれぞれの所有者の商標または登録商標の可能性があります

  • はじめに
  • 目次
    • 前提
      • インストール概要
      • インストール
        • インストール事前準備
          • ハードウェア要件の確認
          • ソフトウェア要件の確認(Red Hat Enterprise Linux21の場合)
          • ソフトウェア要件の確認(Red Hat Enterprise Linux 30の場合)
          • ソフトウェア要件の確認(MIRACLE LINUX Standard Edition V21の場合)
          • カーネルパラメータの設定
          • ホスト名の確認
          • インストールするOSユーザー作成
            • インストール作業
            • インストール後の確認
              • サービスのポート番号の確認
              • OracleAS Portalの「ようこそ」画面の確認
              • Web管理コンソールApplication Server Controlの確認
                  • サービスの起動停止
                    • インストールユーザーの環境変数の設定
                    • OracleAS Portalの起動
                    • OracleAS Portalの停止
                      • 運用上の注意
                        • PDKについて
                        • Portalスキーマのパスワードの変更
                          • アンインストール
                            • アンインストール作業

「ユーザー」に OID の管理ユーザーである「orcladmin」「パスワード」には

OracleAS Infrastructure のインストール中に「ias_admin」のパスワードとして指定し

た値(今回は「oracle10g」)を入力して「ログイン」をクリックしてください

⑦ Portalスキーマのパスワードの格納されているエントリ

次のような OIDの初期画面が表示されます

画面左側のナビゲータペインを次のように辿ってください

エントリ管理

gt cn=OracleContext

gt cn=Products

gt cn=IAS

gtcn=IAS Infrastructure Database

gt orclReferenceName=iasdbltInfrastructureのドメイン名gt

gt OrclResourceName=Portal

gt orclpasswordattribute

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 44

⑧ Portalスキーマのパスワードの確認

画面右側の属性「orclpasswordattribute」の値が「Portal」スキーマのパスワードを示

しています

また Portal スキーマのパスワードを変更する場合一般的な DB のスキーマのように

SQLPlusなどから直接変更してはいけませんPortalスキーマのパスワードの情報は

mod_plsql の DAD などでも保持されておりそれらに対しても同時に変更を反映する

必要がありますそのため Portal スキーマや SSO のパスワードの変更はApplication

Server Control から行いますSSO スキーマのパスワードの変更方法については

「Oracle Application Server 10g(904) for Linux x86 インストール手順 ~Infrastructure編

~」を参照してくださいPotalスキーマのパスワードの変更方法は次の通りです

① インスタンスのホームページの表示

WebブラウザでApplication Server Controlのインスタンスのホームページにアクセ

スします

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 45

「Infrastructure」タブを表示してください

② 「Infrastructure」タブの表示

「Infrastructure」タブが表示されます

ページ左下のリンク「スキーマパスワードの変更」をクリックします

③ パスワードの変更画面の表示

パスワードの変更画面が表示されます

パスワードの変更画面で「PORTAL」にチェックをつけて選択し「パスワード」

及び「パスワードの確認」項目に設定したいパスワードを入力します入力が完

了したら「OK」をクリックします

④ パスワードの変更結果の確認画面の表示

パスワードの変更結果の確認画面が表示されます

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 46

⑤ インスタンスのホームページの表示

Portalスキーマのパスワードを変更した場合Oracle HTTP Serverを再起動する必要

があります再びインスタンスのホームページにアクセスしてください

「HTTP Server」にチェックをつけて選択し「再起動」をクリックしてください

⑥ Oracle HTTP Serverの再起動

次のような確認画面が表示されます

「はい」をクリックしてください

⑦ 再起動の処理中

再起動中は次のような画面が表示されます再起動が完了するまで暫くお待ちく

ださい

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 47

⑧ 再起動の完了

再起動が完了すると次のような画面が表示されます

これで Portalスキーマのパスワード変更が完了しました

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 48

アンインストール インストールした OracleAS Portalをアンインストールする手順は次の通りです

アンインストール作業

1 コンポーネントの停止

「サービスの起動停止」の章を参照してOracleAS Portal を停止しますなお

OracleAS Infrastructureは必ず起動しておいて下さい

2 インストーラの起動

インストールユーザー「oracleas」でログインして次のコマンドを実行しOracle

Universal Installerを起動します $ mntcdromrunInstaller

3 「ようこそ」画面

「製品の削除」をクリックします

4 削除するインスタンスの指定

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 49

削除するインスタンスをチェックします

今回は「portal」をチェックして「削除」をクリックします

5 確認ダイアログ

削除するコンポーネントの詳細が表示されます

「はい」をクリックしてください

6 削除ダイアログ

次のようなダイアログで削除の進行状況が表示されます

7 削除完了ダイアログ

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 50

削除が完了すると次のようなダイアログが表示されます

「閉じる」をクリックします

8 インストーラの終了

「取消」をクリックして OUIを終了します

9 ファイルディレクトリの削除

インストーラでは削除されないファイルやディレクトリがありますので手動で

削除します

① ORACLEホームディレクトリ

rootユーザーログインして削除した Oracle Application Serverインスタンスの

ORACLE ホームディレクトリを削除します次のコマンドを実行してくだ

さい $ su Password rm ndashrf optoracleproduct904portal

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 51

② etcoratabの削除済みインスタンスのエントリ

etcoratabファイルから削除したインスタンスに関する記述を削除します $ vi etcoratab This file is used by ORACLE utilities It is created by rootsh and updated by the Database Configuration Assistant when creating a database A colon is used as the field terminator A new line terminates the entry Lines beginning with a pound sign are comments Entries are of the form $ORACLE_SID$ORACLE_HOMEltN|Ygt The first and second fields are the system identifier and home directory of the database respectively The third filed indicates to the dbstart utility that the database should Y or should not N be brought up at system boot time Multiple entries with the same $ORACLE_SID are not allowed optoracleproduct904portalN この行を削除

10 OIDから OracleASインスタンス情報を削除

OracleAS Infrastructureの Oracle Internet Directory(OID)のエントリに格納されてい

るOracleASインスタンス情報を手動で削除します

ユーザー「oracleas」で OracleAS Infrastructure用に環境変数を設定して次のコマ

ンドを実行します $ ldapdelete -h ltOIDのホスト名gt -p ltOIDのポート番号gt -D cn=orcladmin -w ltorcladminのパスワードgt -x orclApplicationCommonName=ltOracleASインスタンス名gt cn=IAS Instancescn=IAScn=Productscn=OracleContext

ここでltOID のホスト名gtltOID のポート番号gtltorcladmin のパスワードgtは

インストール時に指定した OIDに関する情報と同じです

ltOracleAS インスタンス IDgtについては「管理ツール Application Server Control

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 52

の確認」で確認したltOracleAS インスタンス名gtltマシンのホスト名gtltマシン

のドメイン名gt(例 「portalportal21mycompanycom」)となります

例 $ ldapdelete -h portal21mycompanycom -p 3060 -D cn=orcladmin -w oracle10g -x orclapplicationcommonname=portalportal21mycompanycom cn=IAS Instancescn=IAScn=Productscn=OracleContext

OID に格納されている OracleAS インスタンスの情報はここで使用したコマ

ンドラインのツール「ldapdelete」の代わりにOracle Directory Manager で確認

および変更することもできますOracle Directory Manager の起動方法について

は「Oracle Application Server 10g for Linux インストール手順 ~Infrastructure編

~」の「運用上の注意」を参照してください

「エントリ管理」項目の「 cn=OracleContex cn=Products cn=IAS cn=IAS

Instances」の下の各エントリにOracleAS Infrastructure に関連付けられた

OracleAS インスタンスの情報が格納されています各エントリの属性

「orclapplicationcommonname」にOracleAS インスタンスの名前が格納されて

いますアンインストールした OracleAS インスタンスの情報が格納されている

エントリをクリックして選択し アイコンをクリックすると削除することが

できます

11 OracleAS Single Sign-Onのパートナアプリケーション情報を削除

OracleAS Single Sign-On にパートナアプリケーションとして登録されている

OracleAS Portalの情報を手動で削除します

① OracleAS Single Sign-Onへのアクセス

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 53

ブラウザを起動し次の URLにアクセスしてください

httpltホスト名ドメイン名gtltポート番号gtplsorasso

ltホスト名gtltドメイン名gtについてはOracleAS Infrastructure の Oracle HTTP

Server にアクセスするための値となります次のような画面が表示されます

画面右上の「ログイン」をクリックしてください

② OracleAS Single Sign-Onへのログイン

次のような OracleAS Single Sign-Onのログイン画面が表示されます

ユーザー名orcladmin

パスワード OracleAS Infrastructure のインストール時に指定した

「ias_admin」のパスワード(今回は「oracle10g」)

と入力してください ③ OracleAS Single Sign-Onのトップページ

OracleAS Single Sign-Onのトップページが表示されます

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 54

画面上方の「SSO Server管理」をクリックしてください

④ OracleAS Single Sign-Onの管理画面

3つの管理項目が表示されます

中央の「パートナアプリケーションの管理」をクリックしてください

⑤ パートナアプリケーションの管理

パートナアプリケーションの一覧が表示されます

ここでアンインストールした OracleAS Portalの情報を削除しますlt今回イン

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 55

ストールした Middle-Tierの OracleASインスタンス名gtltマシンのホスト名gtlt

マシンのドメイン名gt(例 「portalportal21mycompanycom」)と表記されてい

るパートナアプリケーション及び今回インストールした OracleAS

Portal(例 「Oracle Portal(portal)」)と表記されているパートナアプリケーシ

ョンの 2つについて左側の「 」アイコンをクリックして削除します

⑥ 確認画面

それぞれ次のような確認画面が表示されますので「はい」をクリックします

この作業を正確に行わないと次回以降の Middle-Tier のインストールで構成ツ

ールの実行に失敗する場合があります

12 OracleASインスタンス情報の確認

アンインストールした OracleASインスタンスの情報がOracleAS Infrastructureに

残っていないことを確認します

① Application Server Controlへのアクセス

ブラウザを起動し次の URLにアクセスしてください

httpltホスト名ドメイン名gtltポート番号gt

ltホスト名gtltドメイン名gtltポート番号gtについては OracleAS Infrastructure の

Application Server Controlにアクセスするための値を入力してくださいログイ

ンダイアログが表示されます

ユーザー名ias_admin

パスワードOracleAS Infrastructure のインストール時に指定した「ias_admin」の

パスワード(今回は「oracle10g」)

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 56

と入力してください

② 次の画面が表示されます

ここで「スタンドアロンインスタンス」項目に表示されるリンクにアンイ

ンストールした OracleAS インスタンスの名前が存在しないことを確認してくだ

さい存在していない場合はアンインストール作業は完了ですもし存在し

ている場合は次の手順に進んでください

③ Middle-Tierの OracleASインスタンス情報の手動削除

Middle-Tier のインストールを強制終了した場合などMiddle-Tier の情報が残っ

ていることがありますその場合はユーザー「oracleas」でログインし

OracleAS Infrastructure 用の適切な環境変数を設定して次のコマンドを実行し

ます $ infra_env $ $ORACLE_HOMEdcmbindcmctl destroyinstance ndashi ltOracleASインスタンス名gt

ここでlt OracleAS インスタンス名gtは削除する OracleAS インスタンス名です

以上で OracleASのMiddle-Tierのアンインストールは完了です

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 57

日本オラクル株式会社 Copyright copy2004 Oracle Corporation Japan All Rights Reserved

無断転載を禁ず この文書はあくまでも参考資料であり掲載されている情報は予告なしに変更されることがあ

ります日本オラクル社は本書の内容に関していかなる保証もいたしませんまた本書の内容に

関連したいかなる損害についても責任を負いかねます Oracle は米国 Oracle Corporation の登録商標です文中に参照されている各製品名及びサー

ビス名は米国 Oracle Corporation の商標または登録商標ですその他の製品名及びサービス名はそれぞれの所有者の商標または登録商標の可能性があります

  • はじめに
  • 目次
    • 前提
      • インストール概要
      • インストール
        • インストール事前準備
          • ハードウェア要件の確認
          • ソフトウェア要件の確認(Red Hat Enterprise Linux21の場合)
          • ソフトウェア要件の確認(Red Hat Enterprise Linux 30の場合)
          • ソフトウェア要件の確認(MIRACLE LINUX Standard Edition V21の場合)
          • カーネルパラメータの設定
          • ホスト名の確認
          • インストールするOSユーザー作成
            • インストール作業
            • インストール後の確認
              • サービスのポート番号の確認
              • OracleAS Portalの「ようこそ」画面の確認
              • Web管理コンソールApplication Server Controlの確認
                  • サービスの起動停止
                    • インストールユーザーの環境変数の設定
                    • OracleAS Portalの起動
                    • OracleAS Portalの停止
                      • 運用上の注意
                        • PDKについて
                        • Portalスキーマのパスワードの変更
                          • アンインストール
                            • アンインストール作業

⑧ Portalスキーマのパスワードの確認

画面右側の属性「orclpasswordattribute」の値が「Portal」スキーマのパスワードを示

しています

また Portal スキーマのパスワードを変更する場合一般的な DB のスキーマのように

SQLPlusなどから直接変更してはいけませんPortalスキーマのパスワードの情報は

mod_plsql の DAD などでも保持されておりそれらに対しても同時に変更を反映する

必要がありますそのため Portal スキーマや SSO のパスワードの変更はApplication

Server Control から行いますSSO スキーマのパスワードの変更方法については

「Oracle Application Server 10g(904) for Linux x86 インストール手順 ~Infrastructure編

~」を参照してくださいPotalスキーマのパスワードの変更方法は次の通りです

① インスタンスのホームページの表示

WebブラウザでApplication Server Controlのインスタンスのホームページにアクセ

スします

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 45

「Infrastructure」タブを表示してください

② 「Infrastructure」タブの表示

「Infrastructure」タブが表示されます

ページ左下のリンク「スキーマパスワードの変更」をクリックします

③ パスワードの変更画面の表示

パスワードの変更画面が表示されます

パスワードの変更画面で「PORTAL」にチェックをつけて選択し「パスワード」

及び「パスワードの確認」項目に設定したいパスワードを入力します入力が完

了したら「OK」をクリックします

④ パスワードの変更結果の確認画面の表示

パスワードの変更結果の確認画面が表示されます

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 46

⑤ インスタンスのホームページの表示

Portalスキーマのパスワードを変更した場合Oracle HTTP Serverを再起動する必要

があります再びインスタンスのホームページにアクセスしてください

「HTTP Server」にチェックをつけて選択し「再起動」をクリックしてください

⑥ Oracle HTTP Serverの再起動

次のような確認画面が表示されます

「はい」をクリックしてください

⑦ 再起動の処理中

再起動中は次のような画面が表示されます再起動が完了するまで暫くお待ちく

ださい

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 47

⑧ 再起動の完了

再起動が完了すると次のような画面が表示されます

これで Portalスキーマのパスワード変更が完了しました

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 48

アンインストール インストールした OracleAS Portalをアンインストールする手順は次の通りです

アンインストール作業

1 コンポーネントの停止

「サービスの起動停止」の章を参照してOracleAS Portal を停止しますなお

OracleAS Infrastructureは必ず起動しておいて下さい

2 インストーラの起動

インストールユーザー「oracleas」でログインして次のコマンドを実行しOracle

Universal Installerを起動します $ mntcdromrunInstaller

3 「ようこそ」画面

「製品の削除」をクリックします

4 削除するインスタンスの指定

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 49

削除するインスタンスをチェックします

今回は「portal」をチェックして「削除」をクリックします

5 確認ダイアログ

削除するコンポーネントの詳細が表示されます

「はい」をクリックしてください

6 削除ダイアログ

次のようなダイアログで削除の進行状況が表示されます

7 削除完了ダイアログ

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 50

削除が完了すると次のようなダイアログが表示されます

「閉じる」をクリックします

8 インストーラの終了

「取消」をクリックして OUIを終了します

9 ファイルディレクトリの削除

インストーラでは削除されないファイルやディレクトリがありますので手動で

削除します

① ORACLEホームディレクトリ

rootユーザーログインして削除した Oracle Application Serverインスタンスの

ORACLE ホームディレクトリを削除します次のコマンドを実行してくだ

さい $ su Password rm ndashrf optoracleproduct904portal

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 51

② etcoratabの削除済みインスタンスのエントリ

etcoratabファイルから削除したインスタンスに関する記述を削除します $ vi etcoratab This file is used by ORACLE utilities It is created by rootsh and updated by the Database Configuration Assistant when creating a database A colon is used as the field terminator A new line terminates the entry Lines beginning with a pound sign are comments Entries are of the form $ORACLE_SID$ORACLE_HOMEltN|Ygt The first and second fields are the system identifier and home directory of the database respectively The third filed indicates to the dbstart utility that the database should Y or should not N be brought up at system boot time Multiple entries with the same $ORACLE_SID are not allowed optoracleproduct904portalN この行を削除

10 OIDから OracleASインスタンス情報を削除

OracleAS Infrastructureの Oracle Internet Directory(OID)のエントリに格納されてい

るOracleASインスタンス情報を手動で削除します

ユーザー「oracleas」で OracleAS Infrastructure用に環境変数を設定して次のコマ

ンドを実行します $ ldapdelete -h ltOIDのホスト名gt -p ltOIDのポート番号gt -D cn=orcladmin -w ltorcladminのパスワードgt -x orclApplicationCommonName=ltOracleASインスタンス名gt cn=IAS Instancescn=IAScn=Productscn=OracleContext

ここでltOID のホスト名gtltOID のポート番号gtltorcladmin のパスワードgtは

インストール時に指定した OIDに関する情報と同じです

ltOracleAS インスタンス IDgtについては「管理ツール Application Server Control

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 52

の確認」で確認したltOracleAS インスタンス名gtltマシンのホスト名gtltマシン

のドメイン名gt(例 「portalportal21mycompanycom」)となります

例 $ ldapdelete -h portal21mycompanycom -p 3060 -D cn=orcladmin -w oracle10g -x orclapplicationcommonname=portalportal21mycompanycom cn=IAS Instancescn=IAScn=Productscn=OracleContext

OID に格納されている OracleAS インスタンスの情報はここで使用したコマ

ンドラインのツール「ldapdelete」の代わりにOracle Directory Manager で確認

および変更することもできますOracle Directory Manager の起動方法について

は「Oracle Application Server 10g for Linux インストール手順 ~Infrastructure編

~」の「運用上の注意」を参照してください

「エントリ管理」項目の「 cn=OracleContex cn=Products cn=IAS cn=IAS

Instances」の下の各エントリにOracleAS Infrastructure に関連付けられた

OracleAS インスタンスの情報が格納されています各エントリの属性

「orclapplicationcommonname」にOracleAS インスタンスの名前が格納されて

いますアンインストールした OracleAS インスタンスの情報が格納されている

エントリをクリックして選択し アイコンをクリックすると削除することが

できます

11 OracleAS Single Sign-Onのパートナアプリケーション情報を削除

OracleAS Single Sign-On にパートナアプリケーションとして登録されている

OracleAS Portalの情報を手動で削除します

① OracleAS Single Sign-Onへのアクセス

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 53

ブラウザを起動し次の URLにアクセスしてください

httpltホスト名ドメイン名gtltポート番号gtplsorasso

ltホスト名gtltドメイン名gtについてはOracleAS Infrastructure の Oracle HTTP

Server にアクセスするための値となります次のような画面が表示されます

画面右上の「ログイン」をクリックしてください

② OracleAS Single Sign-Onへのログイン

次のような OracleAS Single Sign-Onのログイン画面が表示されます

ユーザー名orcladmin

パスワード OracleAS Infrastructure のインストール時に指定した

「ias_admin」のパスワード(今回は「oracle10g」)

と入力してください ③ OracleAS Single Sign-Onのトップページ

OracleAS Single Sign-Onのトップページが表示されます

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 54

画面上方の「SSO Server管理」をクリックしてください

④ OracleAS Single Sign-Onの管理画面

3つの管理項目が表示されます

中央の「パートナアプリケーションの管理」をクリックしてください

⑤ パートナアプリケーションの管理

パートナアプリケーションの一覧が表示されます

ここでアンインストールした OracleAS Portalの情報を削除しますlt今回イン

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 55

ストールした Middle-Tierの OracleASインスタンス名gtltマシンのホスト名gtlt

マシンのドメイン名gt(例 「portalportal21mycompanycom」)と表記されてい

るパートナアプリケーション及び今回インストールした OracleAS

Portal(例 「Oracle Portal(portal)」)と表記されているパートナアプリケーシ

ョンの 2つについて左側の「 」アイコンをクリックして削除します

⑥ 確認画面

それぞれ次のような確認画面が表示されますので「はい」をクリックします

この作業を正確に行わないと次回以降の Middle-Tier のインストールで構成ツ

ールの実行に失敗する場合があります

12 OracleASインスタンス情報の確認

アンインストールした OracleASインスタンスの情報がOracleAS Infrastructureに

残っていないことを確認します

① Application Server Controlへのアクセス

ブラウザを起動し次の URLにアクセスしてください

httpltホスト名ドメイン名gtltポート番号gt

ltホスト名gtltドメイン名gtltポート番号gtについては OracleAS Infrastructure の

Application Server Controlにアクセスするための値を入力してくださいログイ

ンダイアログが表示されます

ユーザー名ias_admin

パスワードOracleAS Infrastructure のインストール時に指定した「ias_admin」の

パスワード(今回は「oracle10g」)

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 56

と入力してください

② 次の画面が表示されます

ここで「スタンドアロンインスタンス」項目に表示されるリンクにアンイ

ンストールした OracleAS インスタンスの名前が存在しないことを確認してくだ

さい存在していない場合はアンインストール作業は完了ですもし存在し

ている場合は次の手順に進んでください

③ Middle-Tierの OracleASインスタンス情報の手動削除

Middle-Tier のインストールを強制終了した場合などMiddle-Tier の情報が残っ

ていることがありますその場合はユーザー「oracleas」でログインし

OracleAS Infrastructure 用の適切な環境変数を設定して次のコマンドを実行し

ます $ infra_env $ $ORACLE_HOMEdcmbindcmctl destroyinstance ndashi ltOracleASインスタンス名gt

ここでlt OracleAS インスタンス名gtは削除する OracleAS インスタンス名です

以上で OracleASのMiddle-Tierのアンインストールは完了です

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 57

日本オラクル株式会社 Copyright copy2004 Oracle Corporation Japan All Rights Reserved

無断転載を禁ず この文書はあくまでも参考資料であり掲載されている情報は予告なしに変更されることがあ

ります日本オラクル社は本書の内容に関していかなる保証もいたしませんまた本書の内容に

関連したいかなる損害についても責任を負いかねます Oracle は米国 Oracle Corporation の登録商標です文中に参照されている各製品名及びサー

ビス名は米国 Oracle Corporation の商標または登録商標ですその他の製品名及びサービス名はそれぞれの所有者の商標または登録商標の可能性があります

  • はじめに
  • 目次
    • 前提
      • インストール概要
      • インストール
        • インストール事前準備
          • ハードウェア要件の確認
          • ソフトウェア要件の確認(Red Hat Enterprise Linux21の場合)
          • ソフトウェア要件の確認(Red Hat Enterprise Linux 30の場合)
          • ソフトウェア要件の確認(MIRACLE LINUX Standard Edition V21の場合)
          • カーネルパラメータの設定
          • ホスト名の確認
          • インストールするOSユーザー作成
            • インストール作業
            • インストール後の確認
              • サービスのポート番号の確認
              • OracleAS Portalの「ようこそ」画面の確認
              • Web管理コンソールApplication Server Controlの確認
                  • サービスの起動停止
                    • インストールユーザーの環境変数の設定
                    • OracleAS Portalの起動
                    • OracleAS Portalの停止
                      • 運用上の注意
                        • PDKについて
                        • Portalスキーマのパスワードの変更
                          • アンインストール
                            • アンインストール作業

「Infrastructure」タブを表示してください

② 「Infrastructure」タブの表示

「Infrastructure」タブが表示されます

ページ左下のリンク「スキーマパスワードの変更」をクリックします

③ パスワードの変更画面の表示

パスワードの変更画面が表示されます

パスワードの変更画面で「PORTAL」にチェックをつけて選択し「パスワード」

及び「パスワードの確認」項目に設定したいパスワードを入力します入力が完

了したら「OK」をクリックします

④ パスワードの変更結果の確認画面の表示

パスワードの変更結果の確認画面が表示されます

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 46

⑤ インスタンスのホームページの表示

Portalスキーマのパスワードを変更した場合Oracle HTTP Serverを再起動する必要

があります再びインスタンスのホームページにアクセスしてください

「HTTP Server」にチェックをつけて選択し「再起動」をクリックしてください

⑥ Oracle HTTP Serverの再起動

次のような確認画面が表示されます

「はい」をクリックしてください

⑦ 再起動の処理中

再起動中は次のような画面が表示されます再起動が完了するまで暫くお待ちく

ださい

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 47

⑧ 再起動の完了

再起動が完了すると次のような画面が表示されます

これで Portalスキーマのパスワード変更が完了しました

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 48

アンインストール インストールした OracleAS Portalをアンインストールする手順は次の通りです

アンインストール作業

1 コンポーネントの停止

「サービスの起動停止」の章を参照してOracleAS Portal を停止しますなお

OracleAS Infrastructureは必ず起動しておいて下さい

2 インストーラの起動

インストールユーザー「oracleas」でログインして次のコマンドを実行しOracle

Universal Installerを起動します $ mntcdromrunInstaller

3 「ようこそ」画面

「製品の削除」をクリックします

4 削除するインスタンスの指定

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 49

削除するインスタンスをチェックします

今回は「portal」をチェックして「削除」をクリックします

5 確認ダイアログ

削除するコンポーネントの詳細が表示されます

「はい」をクリックしてください

6 削除ダイアログ

次のようなダイアログで削除の進行状況が表示されます

7 削除完了ダイアログ

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 50

削除が完了すると次のようなダイアログが表示されます

「閉じる」をクリックします

8 インストーラの終了

「取消」をクリックして OUIを終了します

9 ファイルディレクトリの削除

インストーラでは削除されないファイルやディレクトリがありますので手動で

削除します

① ORACLEホームディレクトリ

rootユーザーログインして削除した Oracle Application Serverインスタンスの

ORACLE ホームディレクトリを削除します次のコマンドを実行してくだ

さい $ su Password rm ndashrf optoracleproduct904portal

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 51

② etcoratabの削除済みインスタンスのエントリ

etcoratabファイルから削除したインスタンスに関する記述を削除します $ vi etcoratab This file is used by ORACLE utilities It is created by rootsh and updated by the Database Configuration Assistant when creating a database A colon is used as the field terminator A new line terminates the entry Lines beginning with a pound sign are comments Entries are of the form $ORACLE_SID$ORACLE_HOMEltN|Ygt The first and second fields are the system identifier and home directory of the database respectively The third filed indicates to the dbstart utility that the database should Y or should not N be brought up at system boot time Multiple entries with the same $ORACLE_SID are not allowed optoracleproduct904portalN この行を削除

10 OIDから OracleASインスタンス情報を削除

OracleAS Infrastructureの Oracle Internet Directory(OID)のエントリに格納されてい

るOracleASインスタンス情報を手動で削除します

ユーザー「oracleas」で OracleAS Infrastructure用に環境変数を設定して次のコマ

ンドを実行します $ ldapdelete -h ltOIDのホスト名gt -p ltOIDのポート番号gt -D cn=orcladmin -w ltorcladminのパスワードgt -x orclApplicationCommonName=ltOracleASインスタンス名gt cn=IAS Instancescn=IAScn=Productscn=OracleContext

ここでltOID のホスト名gtltOID のポート番号gtltorcladmin のパスワードgtは

インストール時に指定した OIDに関する情報と同じです

ltOracleAS インスタンス IDgtについては「管理ツール Application Server Control

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 52

の確認」で確認したltOracleAS インスタンス名gtltマシンのホスト名gtltマシン

のドメイン名gt(例 「portalportal21mycompanycom」)となります

例 $ ldapdelete -h portal21mycompanycom -p 3060 -D cn=orcladmin -w oracle10g -x orclapplicationcommonname=portalportal21mycompanycom cn=IAS Instancescn=IAScn=Productscn=OracleContext

OID に格納されている OracleAS インスタンスの情報はここで使用したコマ

ンドラインのツール「ldapdelete」の代わりにOracle Directory Manager で確認

および変更することもできますOracle Directory Manager の起動方法について

は「Oracle Application Server 10g for Linux インストール手順 ~Infrastructure編

~」の「運用上の注意」を参照してください

「エントリ管理」項目の「 cn=OracleContex cn=Products cn=IAS cn=IAS

Instances」の下の各エントリにOracleAS Infrastructure に関連付けられた

OracleAS インスタンスの情報が格納されています各エントリの属性

「orclapplicationcommonname」にOracleAS インスタンスの名前が格納されて

いますアンインストールした OracleAS インスタンスの情報が格納されている

エントリをクリックして選択し アイコンをクリックすると削除することが

できます

11 OracleAS Single Sign-Onのパートナアプリケーション情報を削除

OracleAS Single Sign-On にパートナアプリケーションとして登録されている

OracleAS Portalの情報を手動で削除します

① OracleAS Single Sign-Onへのアクセス

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 53

ブラウザを起動し次の URLにアクセスしてください

httpltホスト名ドメイン名gtltポート番号gtplsorasso

ltホスト名gtltドメイン名gtについてはOracleAS Infrastructure の Oracle HTTP

Server にアクセスするための値となります次のような画面が表示されます

画面右上の「ログイン」をクリックしてください

② OracleAS Single Sign-Onへのログイン

次のような OracleAS Single Sign-Onのログイン画面が表示されます

ユーザー名orcladmin

パスワード OracleAS Infrastructure のインストール時に指定した

「ias_admin」のパスワード(今回は「oracle10g」)

と入力してください ③ OracleAS Single Sign-Onのトップページ

OracleAS Single Sign-Onのトップページが表示されます

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 54

画面上方の「SSO Server管理」をクリックしてください

④ OracleAS Single Sign-Onの管理画面

3つの管理項目が表示されます

中央の「パートナアプリケーションの管理」をクリックしてください

⑤ パートナアプリケーションの管理

パートナアプリケーションの一覧が表示されます

ここでアンインストールした OracleAS Portalの情報を削除しますlt今回イン

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 55

ストールした Middle-Tierの OracleASインスタンス名gtltマシンのホスト名gtlt

マシンのドメイン名gt(例 「portalportal21mycompanycom」)と表記されてい

るパートナアプリケーション及び今回インストールした OracleAS

Portal(例 「Oracle Portal(portal)」)と表記されているパートナアプリケーシ

ョンの 2つについて左側の「 」アイコンをクリックして削除します

⑥ 確認画面

それぞれ次のような確認画面が表示されますので「はい」をクリックします

この作業を正確に行わないと次回以降の Middle-Tier のインストールで構成ツ

ールの実行に失敗する場合があります

12 OracleASインスタンス情報の確認

アンインストールした OracleASインスタンスの情報がOracleAS Infrastructureに

残っていないことを確認します

① Application Server Controlへのアクセス

ブラウザを起動し次の URLにアクセスしてください

httpltホスト名ドメイン名gtltポート番号gt

ltホスト名gtltドメイン名gtltポート番号gtについては OracleAS Infrastructure の

Application Server Controlにアクセスするための値を入力してくださいログイ

ンダイアログが表示されます

ユーザー名ias_admin

パスワードOracleAS Infrastructure のインストール時に指定した「ias_admin」の

パスワード(今回は「oracle10g」)

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 56

と入力してください

② 次の画面が表示されます

ここで「スタンドアロンインスタンス」項目に表示されるリンクにアンイ

ンストールした OracleAS インスタンスの名前が存在しないことを確認してくだ

さい存在していない場合はアンインストール作業は完了ですもし存在し

ている場合は次の手順に進んでください

③ Middle-Tierの OracleASインスタンス情報の手動削除

Middle-Tier のインストールを強制終了した場合などMiddle-Tier の情報が残っ

ていることがありますその場合はユーザー「oracleas」でログインし

OracleAS Infrastructure 用の適切な環境変数を設定して次のコマンドを実行し

ます $ infra_env $ $ORACLE_HOMEdcmbindcmctl destroyinstance ndashi ltOracleASインスタンス名gt

ここでlt OracleAS インスタンス名gtは削除する OracleAS インスタンス名です

以上で OracleASのMiddle-Tierのアンインストールは完了です

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 57

日本オラクル株式会社 Copyright copy2004 Oracle Corporation Japan All Rights Reserved

無断転載を禁ず この文書はあくまでも参考資料であり掲載されている情報は予告なしに変更されることがあ

ります日本オラクル社は本書の内容に関していかなる保証もいたしませんまた本書の内容に

関連したいかなる損害についても責任を負いかねます Oracle は米国 Oracle Corporation の登録商標です文中に参照されている各製品名及びサー

ビス名は米国 Oracle Corporation の商標または登録商標ですその他の製品名及びサービス名はそれぞれの所有者の商標または登録商標の可能性があります

  • はじめに
  • 目次
    • 前提
      • インストール概要
      • インストール
        • インストール事前準備
          • ハードウェア要件の確認
          • ソフトウェア要件の確認(Red Hat Enterprise Linux21の場合)
          • ソフトウェア要件の確認(Red Hat Enterprise Linux 30の場合)
          • ソフトウェア要件の確認(MIRACLE LINUX Standard Edition V21の場合)
          • カーネルパラメータの設定
          • ホスト名の確認
          • インストールするOSユーザー作成
            • インストール作業
            • インストール後の確認
              • サービスのポート番号の確認
              • OracleAS Portalの「ようこそ」画面の確認
              • Web管理コンソールApplication Server Controlの確認
                  • サービスの起動停止
                    • インストールユーザーの環境変数の設定
                    • OracleAS Portalの起動
                    • OracleAS Portalの停止
                      • 運用上の注意
                        • PDKについて
                        • Portalスキーマのパスワードの変更
                          • アンインストール
                            • アンインストール作業

⑤ インスタンスのホームページの表示

Portalスキーマのパスワードを変更した場合Oracle HTTP Serverを再起動する必要

があります再びインスタンスのホームページにアクセスしてください

「HTTP Server」にチェックをつけて選択し「再起動」をクリックしてください

⑥ Oracle HTTP Serverの再起動

次のような確認画面が表示されます

「はい」をクリックしてください

⑦ 再起動の処理中

再起動中は次のような画面が表示されます再起動が完了するまで暫くお待ちく

ださい

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 47

⑧ 再起動の完了

再起動が完了すると次のような画面が表示されます

これで Portalスキーマのパスワード変更が完了しました

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 48

アンインストール インストールした OracleAS Portalをアンインストールする手順は次の通りです

アンインストール作業

1 コンポーネントの停止

「サービスの起動停止」の章を参照してOracleAS Portal を停止しますなお

OracleAS Infrastructureは必ず起動しておいて下さい

2 インストーラの起動

インストールユーザー「oracleas」でログインして次のコマンドを実行しOracle

Universal Installerを起動します $ mntcdromrunInstaller

3 「ようこそ」画面

「製品の削除」をクリックします

4 削除するインスタンスの指定

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 49

削除するインスタンスをチェックします

今回は「portal」をチェックして「削除」をクリックします

5 確認ダイアログ

削除するコンポーネントの詳細が表示されます

「はい」をクリックしてください

6 削除ダイアログ

次のようなダイアログで削除の進行状況が表示されます

7 削除完了ダイアログ

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 50

削除が完了すると次のようなダイアログが表示されます

「閉じる」をクリックします

8 インストーラの終了

「取消」をクリックして OUIを終了します

9 ファイルディレクトリの削除

インストーラでは削除されないファイルやディレクトリがありますので手動で

削除します

① ORACLEホームディレクトリ

rootユーザーログインして削除した Oracle Application Serverインスタンスの

ORACLE ホームディレクトリを削除します次のコマンドを実行してくだ

さい $ su Password rm ndashrf optoracleproduct904portal

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 51

② etcoratabの削除済みインスタンスのエントリ

etcoratabファイルから削除したインスタンスに関する記述を削除します $ vi etcoratab This file is used by ORACLE utilities It is created by rootsh and updated by the Database Configuration Assistant when creating a database A colon is used as the field terminator A new line terminates the entry Lines beginning with a pound sign are comments Entries are of the form $ORACLE_SID$ORACLE_HOMEltN|Ygt The first and second fields are the system identifier and home directory of the database respectively The third filed indicates to the dbstart utility that the database should Y or should not N be brought up at system boot time Multiple entries with the same $ORACLE_SID are not allowed optoracleproduct904portalN この行を削除

10 OIDから OracleASインスタンス情報を削除

OracleAS Infrastructureの Oracle Internet Directory(OID)のエントリに格納されてい

るOracleASインスタンス情報を手動で削除します

ユーザー「oracleas」で OracleAS Infrastructure用に環境変数を設定して次のコマ

ンドを実行します $ ldapdelete -h ltOIDのホスト名gt -p ltOIDのポート番号gt -D cn=orcladmin -w ltorcladminのパスワードgt -x orclApplicationCommonName=ltOracleASインスタンス名gt cn=IAS Instancescn=IAScn=Productscn=OracleContext

ここでltOID のホスト名gtltOID のポート番号gtltorcladmin のパスワードgtは

インストール時に指定した OIDに関する情報と同じです

ltOracleAS インスタンス IDgtについては「管理ツール Application Server Control

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 52

の確認」で確認したltOracleAS インスタンス名gtltマシンのホスト名gtltマシン

のドメイン名gt(例 「portalportal21mycompanycom」)となります

例 $ ldapdelete -h portal21mycompanycom -p 3060 -D cn=orcladmin -w oracle10g -x orclapplicationcommonname=portalportal21mycompanycom cn=IAS Instancescn=IAScn=Productscn=OracleContext

OID に格納されている OracleAS インスタンスの情報はここで使用したコマ

ンドラインのツール「ldapdelete」の代わりにOracle Directory Manager で確認

および変更することもできますOracle Directory Manager の起動方法について

は「Oracle Application Server 10g for Linux インストール手順 ~Infrastructure編

~」の「運用上の注意」を参照してください

「エントリ管理」項目の「 cn=OracleContex cn=Products cn=IAS cn=IAS

Instances」の下の各エントリにOracleAS Infrastructure に関連付けられた

OracleAS インスタンスの情報が格納されています各エントリの属性

「orclapplicationcommonname」にOracleAS インスタンスの名前が格納されて

いますアンインストールした OracleAS インスタンスの情報が格納されている

エントリをクリックして選択し アイコンをクリックすると削除することが

できます

11 OracleAS Single Sign-Onのパートナアプリケーション情報を削除

OracleAS Single Sign-On にパートナアプリケーションとして登録されている

OracleAS Portalの情報を手動で削除します

① OracleAS Single Sign-Onへのアクセス

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 53

ブラウザを起動し次の URLにアクセスしてください

httpltホスト名ドメイン名gtltポート番号gtplsorasso

ltホスト名gtltドメイン名gtについてはOracleAS Infrastructure の Oracle HTTP

Server にアクセスするための値となります次のような画面が表示されます

画面右上の「ログイン」をクリックしてください

② OracleAS Single Sign-Onへのログイン

次のような OracleAS Single Sign-Onのログイン画面が表示されます

ユーザー名orcladmin

パスワード OracleAS Infrastructure のインストール時に指定した

「ias_admin」のパスワード(今回は「oracle10g」)

と入力してください ③ OracleAS Single Sign-Onのトップページ

OracleAS Single Sign-Onのトップページが表示されます

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 54

画面上方の「SSO Server管理」をクリックしてください

④ OracleAS Single Sign-Onの管理画面

3つの管理項目が表示されます

中央の「パートナアプリケーションの管理」をクリックしてください

⑤ パートナアプリケーションの管理

パートナアプリケーションの一覧が表示されます

ここでアンインストールした OracleAS Portalの情報を削除しますlt今回イン

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 55

ストールした Middle-Tierの OracleASインスタンス名gtltマシンのホスト名gtlt

マシンのドメイン名gt(例 「portalportal21mycompanycom」)と表記されてい

るパートナアプリケーション及び今回インストールした OracleAS

Portal(例 「Oracle Portal(portal)」)と表記されているパートナアプリケーシ

ョンの 2つについて左側の「 」アイコンをクリックして削除します

⑥ 確認画面

それぞれ次のような確認画面が表示されますので「はい」をクリックします

この作業を正確に行わないと次回以降の Middle-Tier のインストールで構成ツ

ールの実行に失敗する場合があります

12 OracleASインスタンス情報の確認

アンインストールした OracleASインスタンスの情報がOracleAS Infrastructureに

残っていないことを確認します

① Application Server Controlへのアクセス

ブラウザを起動し次の URLにアクセスしてください

httpltホスト名ドメイン名gtltポート番号gt

ltホスト名gtltドメイン名gtltポート番号gtについては OracleAS Infrastructure の

Application Server Controlにアクセスするための値を入力してくださいログイ

ンダイアログが表示されます

ユーザー名ias_admin

パスワードOracleAS Infrastructure のインストール時に指定した「ias_admin」の

パスワード(今回は「oracle10g」)

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 56

と入力してください

② 次の画面が表示されます

ここで「スタンドアロンインスタンス」項目に表示されるリンクにアンイ

ンストールした OracleAS インスタンスの名前が存在しないことを確認してくだ

さい存在していない場合はアンインストール作業は完了ですもし存在し

ている場合は次の手順に進んでください

③ Middle-Tierの OracleASインスタンス情報の手動削除

Middle-Tier のインストールを強制終了した場合などMiddle-Tier の情報が残っ

ていることがありますその場合はユーザー「oracleas」でログインし

OracleAS Infrastructure 用の適切な環境変数を設定して次のコマンドを実行し

ます $ infra_env $ $ORACLE_HOMEdcmbindcmctl destroyinstance ndashi ltOracleASインスタンス名gt

ここでlt OracleAS インスタンス名gtは削除する OracleAS インスタンス名です

以上で OracleASのMiddle-Tierのアンインストールは完了です

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 57

日本オラクル株式会社 Copyright copy2004 Oracle Corporation Japan All Rights Reserved

無断転載を禁ず この文書はあくまでも参考資料であり掲載されている情報は予告なしに変更されることがあ

ります日本オラクル社は本書の内容に関していかなる保証もいたしませんまた本書の内容に

関連したいかなる損害についても責任を負いかねます Oracle は米国 Oracle Corporation の登録商標です文中に参照されている各製品名及びサー

ビス名は米国 Oracle Corporation の商標または登録商標ですその他の製品名及びサービス名はそれぞれの所有者の商標または登録商標の可能性があります

  • はじめに
  • 目次
    • 前提
      • インストール概要
      • インストール
        • インストール事前準備
          • ハードウェア要件の確認
          • ソフトウェア要件の確認(Red Hat Enterprise Linux21の場合)
          • ソフトウェア要件の確認(Red Hat Enterprise Linux 30の場合)
          • ソフトウェア要件の確認(MIRACLE LINUX Standard Edition V21の場合)
          • カーネルパラメータの設定
          • ホスト名の確認
          • インストールするOSユーザー作成
            • インストール作業
            • インストール後の確認
              • サービスのポート番号の確認
              • OracleAS Portalの「ようこそ」画面の確認
              • Web管理コンソールApplication Server Controlの確認
                  • サービスの起動停止
                    • インストールユーザーの環境変数の設定
                    • OracleAS Portalの起動
                    • OracleAS Portalの停止
                      • 運用上の注意
                        • PDKについて
                        • Portalスキーマのパスワードの変更
                          • アンインストール
                            • アンインストール作業

⑧ 再起動の完了

再起動が完了すると次のような画面が表示されます

これで Portalスキーマのパスワード変更が完了しました

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 48

アンインストール インストールした OracleAS Portalをアンインストールする手順は次の通りです

アンインストール作業

1 コンポーネントの停止

「サービスの起動停止」の章を参照してOracleAS Portal を停止しますなお

OracleAS Infrastructureは必ず起動しておいて下さい

2 インストーラの起動

インストールユーザー「oracleas」でログインして次のコマンドを実行しOracle

Universal Installerを起動します $ mntcdromrunInstaller

3 「ようこそ」画面

「製品の削除」をクリックします

4 削除するインスタンスの指定

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 49

削除するインスタンスをチェックします

今回は「portal」をチェックして「削除」をクリックします

5 確認ダイアログ

削除するコンポーネントの詳細が表示されます

「はい」をクリックしてください

6 削除ダイアログ

次のようなダイアログで削除の進行状況が表示されます

7 削除完了ダイアログ

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 50

削除が完了すると次のようなダイアログが表示されます

「閉じる」をクリックします

8 インストーラの終了

「取消」をクリックして OUIを終了します

9 ファイルディレクトリの削除

インストーラでは削除されないファイルやディレクトリがありますので手動で

削除します

① ORACLEホームディレクトリ

rootユーザーログインして削除した Oracle Application Serverインスタンスの

ORACLE ホームディレクトリを削除します次のコマンドを実行してくだ

さい $ su Password rm ndashrf optoracleproduct904portal

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 51

② etcoratabの削除済みインスタンスのエントリ

etcoratabファイルから削除したインスタンスに関する記述を削除します $ vi etcoratab This file is used by ORACLE utilities It is created by rootsh and updated by the Database Configuration Assistant when creating a database A colon is used as the field terminator A new line terminates the entry Lines beginning with a pound sign are comments Entries are of the form $ORACLE_SID$ORACLE_HOMEltN|Ygt The first and second fields are the system identifier and home directory of the database respectively The third filed indicates to the dbstart utility that the database should Y or should not N be brought up at system boot time Multiple entries with the same $ORACLE_SID are not allowed optoracleproduct904portalN この行を削除

10 OIDから OracleASインスタンス情報を削除

OracleAS Infrastructureの Oracle Internet Directory(OID)のエントリに格納されてい

るOracleASインスタンス情報を手動で削除します

ユーザー「oracleas」で OracleAS Infrastructure用に環境変数を設定して次のコマ

ンドを実行します $ ldapdelete -h ltOIDのホスト名gt -p ltOIDのポート番号gt -D cn=orcladmin -w ltorcladminのパスワードgt -x orclApplicationCommonName=ltOracleASインスタンス名gt cn=IAS Instancescn=IAScn=Productscn=OracleContext

ここでltOID のホスト名gtltOID のポート番号gtltorcladmin のパスワードgtは

インストール時に指定した OIDに関する情報と同じです

ltOracleAS インスタンス IDgtについては「管理ツール Application Server Control

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 52

の確認」で確認したltOracleAS インスタンス名gtltマシンのホスト名gtltマシン

のドメイン名gt(例 「portalportal21mycompanycom」)となります

例 $ ldapdelete -h portal21mycompanycom -p 3060 -D cn=orcladmin -w oracle10g -x orclapplicationcommonname=portalportal21mycompanycom cn=IAS Instancescn=IAScn=Productscn=OracleContext

OID に格納されている OracleAS インスタンスの情報はここで使用したコマ

ンドラインのツール「ldapdelete」の代わりにOracle Directory Manager で確認

および変更することもできますOracle Directory Manager の起動方法について

は「Oracle Application Server 10g for Linux インストール手順 ~Infrastructure編

~」の「運用上の注意」を参照してください

「エントリ管理」項目の「 cn=OracleContex cn=Products cn=IAS cn=IAS

Instances」の下の各エントリにOracleAS Infrastructure に関連付けられた

OracleAS インスタンスの情報が格納されています各エントリの属性

「orclapplicationcommonname」にOracleAS インスタンスの名前が格納されて

いますアンインストールした OracleAS インスタンスの情報が格納されている

エントリをクリックして選択し アイコンをクリックすると削除することが

できます

11 OracleAS Single Sign-Onのパートナアプリケーション情報を削除

OracleAS Single Sign-On にパートナアプリケーションとして登録されている

OracleAS Portalの情報を手動で削除します

① OracleAS Single Sign-Onへのアクセス

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 53

ブラウザを起動し次の URLにアクセスしてください

httpltホスト名ドメイン名gtltポート番号gtplsorasso

ltホスト名gtltドメイン名gtについてはOracleAS Infrastructure の Oracle HTTP

Server にアクセスするための値となります次のような画面が表示されます

画面右上の「ログイン」をクリックしてください

② OracleAS Single Sign-Onへのログイン

次のような OracleAS Single Sign-Onのログイン画面が表示されます

ユーザー名orcladmin

パスワード OracleAS Infrastructure のインストール時に指定した

「ias_admin」のパスワード(今回は「oracle10g」)

と入力してください ③ OracleAS Single Sign-Onのトップページ

OracleAS Single Sign-Onのトップページが表示されます

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 54

画面上方の「SSO Server管理」をクリックしてください

④ OracleAS Single Sign-Onの管理画面

3つの管理項目が表示されます

中央の「パートナアプリケーションの管理」をクリックしてください

⑤ パートナアプリケーションの管理

パートナアプリケーションの一覧が表示されます

ここでアンインストールした OracleAS Portalの情報を削除しますlt今回イン

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 55

ストールした Middle-Tierの OracleASインスタンス名gtltマシンのホスト名gtlt

マシンのドメイン名gt(例 「portalportal21mycompanycom」)と表記されてい

るパートナアプリケーション及び今回インストールした OracleAS

Portal(例 「Oracle Portal(portal)」)と表記されているパートナアプリケーシ

ョンの 2つについて左側の「 」アイコンをクリックして削除します

⑥ 確認画面

それぞれ次のような確認画面が表示されますので「はい」をクリックします

この作業を正確に行わないと次回以降の Middle-Tier のインストールで構成ツ

ールの実行に失敗する場合があります

12 OracleASインスタンス情報の確認

アンインストールした OracleASインスタンスの情報がOracleAS Infrastructureに

残っていないことを確認します

① Application Server Controlへのアクセス

ブラウザを起動し次の URLにアクセスしてください

httpltホスト名ドメイン名gtltポート番号gt

ltホスト名gtltドメイン名gtltポート番号gtについては OracleAS Infrastructure の

Application Server Controlにアクセスするための値を入力してくださいログイ

ンダイアログが表示されます

ユーザー名ias_admin

パスワードOracleAS Infrastructure のインストール時に指定した「ias_admin」の

パスワード(今回は「oracle10g」)

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 56

と入力してください

② 次の画面が表示されます

ここで「スタンドアロンインスタンス」項目に表示されるリンクにアンイ

ンストールした OracleAS インスタンスの名前が存在しないことを確認してくだ

さい存在していない場合はアンインストール作業は完了ですもし存在し

ている場合は次の手順に進んでください

③ Middle-Tierの OracleASインスタンス情報の手動削除

Middle-Tier のインストールを強制終了した場合などMiddle-Tier の情報が残っ

ていることがありますその場合はユーザー「oracleas」でログインし

OracleAS Infrastructure 用の適切な環境変数を設定して次のコマンドを実行し

ます $ infra_env $ $ORACLE_HOMEdcmbindcmctl destroyinstance ndashi ltOracleASインスタンス名gt

ここでlt OracleAS インスタンス名gtは削除する OracleAS インスタンス名です

以上で OracleASのMiddle-Tierのアンインストールは完了です

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 57

日本オラクル株式会社 Copyright copy2004 Oracle Corporation Japan All Rights Reserved

無断転載を禁ず この文書はあくまでも参考資料であり掲載されている情報は予告なしに変更されることがあ

ります日本オラクル社は本書の内容に関していかなる保証もいたしませんまた本書の内容に

関連したいかなる損害についても責任を負いかねます Oracle は米国 Oracle Corporation の登録商標です文中に参照されている各製品名及びサー

ビス名は米国 Oracle Corporation の商標または登録商標ですその他の製品名及びサービス名はそれぞれの所有者の商標または登録商標の可能性があります

  • はじめに
  • 目次
    • 前提
      • インストール概要
      • インストール
        • インストール事前準備
          • ハードウェア要件の確認
          • ソフトウェア要件の確認(Red Hat Enterprise Linux21の場合)
          • ソフトウェア要件の確認(Red Hat Enterprise Linux 30の場合)
          • ソフトウェア要件の確認(MIRACLE LINUX Standard Edition V21の場合)
          • カーネルパラメータの設定
          • ホスト名の確認
          • インストールするOSユーザー作成
            • インストール作業
            • インストール後の確認
              • サービスのポート番号の確認
              • OracleAS Portalの「ようこそ」画面の確認
              • Web管理コンソールApplication Server Controlの確認
                  • サービスの起動停止
                    • インストールユーザーの環境変数の設定
                    • OracleAS Portalの起動
                    • OracleAS Portalの停止
                      • 運用上の注意
                        • PDKについて
                        • Portalスキーマのパスワードの変更
                          • アンインストール
                            • アンインストール作業

アンインストール インストールした OracleAS Portalをアンインストールする手順は次の通りです

アンインストール作業

1 コンポーネントの停止

「サービスの起動停止」の章を参照してOracleAS Portal を停止しますなお

OracleAS Infrastructureは必ず起動しておいて下さい

2 インストーラの起動

インストールユーザー「oracleas」でログインして次のコマンドを実行しOracle

Universal Installerを起動します $ mntcdromrunInstaller

3 「ようこそ」画面

「製品の削除」をクリックします

4 削除するインスタンスの指定

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 49

削除するインスタンスをチェックします

今回は「portal」をチェックして「削除」をクリックします

5 確認ダイアログ

削除するコンポーネントの詳細が表示されます

「はい」をクリックしてください

6 削除ダイアログ

次のようなダイアログで削除の進行状況が表示されます

7 削除完了ダイアログ

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 50

削除が完了すると次のようなダイアログが表示されます

「閉じる」をクリックします

8 インストーラの終了

「取消」をクリックして OUIを終了します

9 ファイルディレクトリの削除

インストーラでは削除されないファイルやディレクトリがありますので手動で

削除します

① ORACLEホームディレクトリ

rootユーザーログインして削除した Oracle Application Serverインスタンスの

ORACLE ホームディレクトリを削除します次のコマンドを実行してくだ

さい $ su Password rm ndashrf optoracleproduct904portal

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 51

② etcoratabの削除済みインスタンスのエントリ

etcoratabファイルから削除したインスタンスに関する記述を削除します $ vi etcoratab This file is used by ORACLE utilities It is created by rootsh and updated by the Database Configuration Assistant when creating a database A colon is used as the field terminator A new line terminates the entry Lines beginning with a pound sign are comments Entries are of the form $ORACLE_SID$ORACLE_HOMEltN|Ygt The first and second fields are the system identifier and home directory of the database respectively The third filed indicates to the dbstart utility that the database should Y or should not N be brought up at system boot time Multiple entries with the same $ORACLE_SID are not allowed optoracleproduct904portalN この行を削除

10 OIDから OracleASインスタンス情報を削除

OracleAS Infrastructureの Oracle Internet Directory(OID)のエントリに格納されてい

るOracleASインスタンス情報を手動で削除します

ユーザー「oracleas」で OracleAS Infrastructure用に環境変数を設定して次のコマ

ンドを実行します $ ldapdelete -h ltOIDのホスト名gt -p ltOIDのポート番号gt -D cn=orcladmin -w ltorcladminのパスワードgt -x orclApplicationCommonName=ltOracleASインスタンス名gt cn=IAS Instancescn=IAScn=Productscn=OracleContext

ここでltOID のホスト名gtltOID のポート番号gtltorcladmin のパスワードgtは

インストール時に指定した OIDに関する情報と同じです

ltOracleAS インスタンス IDgtについては「管理ツール Application Server Control

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 52

の確認」で確認したltOracleAS インスタンス名gtltマシンのホスト名gtltマシン

のドメイン名gt(例 「portalportal21mycompanycom」)となります

例 $ ldapdelete -h portal21mycompanycom -p 3060 -D cn=orcladmin -w oracle10g -x orclapplicationcommonname=portalportal21mycompanycom cn=IAS Instancescn=IAScn=Productscn=OracleContext

OID に格納されている OracleAS インスタンスの情報はここで使用したコマ

ンドラインのツール「ldapdelete」の代わりにOracle Directory Manager で確認

および変更することもできますOracle Directory Manager の起動方法について

は「Oracle Application Server 10g for Linux インストール手順 ~Infrastructure編

~」の「運用上の注意」を参照してください

「エントリ管理」項目の「 cn=OracleContex cn=Products cn=IAS cn=IAS

Instances」の下の各エントリにOracleAS Infrastructure に関連付けられた

OracleAS インスタンスの情報が格納されています各エントリの属性

「orclapplicationcommonname」にOracleAS インスタンスの名前が格納されて

いますアンインストールした OracleAS インスタンスの情報が格納されている

エントリをクリックして選択し アイコンをクリックすると削除することが

できます

11 OracleAS Single Sign-Onのパートナアプリケーション情報を削除

OracleAS Single Sign-On にパートナアプリケーションとして登録されている

OracleAS Portalの情報を手動で削除します

① OracleAS Single Sign-Onへのアクセス

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 53

ブラウザを起動し次の URLにアクセスしてください

httpltホスト名ドメイン名gtltポート番号gtplsorasso

ltホスト名gtltドメイン名gtについてはOracleAS Infrastructure の Oracle HTTP

Server にアクセスするための値となります次のような画面が表示されます

画面右上の「ログイン」をクリックしてください

② OracleAS Single Sign-Onへのログイン

次のような OracleAS Single Sign-Onのログイン画面が表示されます

ユーザー名orcladmin

パスワード OracleAS Infrastructure のインストール時に指定した

「ias_admin」のパスワード(今回は「oracle10g」)

と入力してください ③ OracleAS Single Sign-Onのトップページ

OracleAS Single Sign-Onのトップページが表示されます

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 54

画面上方の「SSO Server管理」をクリックしてください

④ OracleAS Single Sign-Onの管理画面

3つの管理項目が表示されます

中央の「パートナアプリケーションの管理」をクリックしてください

⑤ パートナアプリケーションの管理

パートナアプリケーションの一覧が表示されます

ここでアンインストールした OracleAS Portalの情報を削除しますlt今回イン

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 55

ストールした Middle-Tierの OracleASインスタンス名gtltマシンのホスト名gtlt

マシンのドメイン名gt(例 「portalportal21mycompanycom」)と表記されてい

るパートナアプリケーション及び今回インストールした OracleAS

Portal(例 「Oracle Portal(portal)」)と表記されているパートナアプリケーシ

ョンの 2つについて左側の「 」アイコンをクリックして削除します

⑥ 確認画面

それぞれ次のような確認画面が表示されますので「はい」をクリックします

この作業を正確に行わないと次回以降の Middle-Tier のインストールで構成ツ

ールの実行に失敗する場合があります

12 OracleASインスタンス情報の確認

アンインストールした OracleASインスタンスの情報がOracleAS Infrastructureに

残っていないことを確認します

① Application Server Controlへのアクセス

ブラウザを起動し次の URLにアクセスしてください

httpltホスト名ドメイン名gtltポート番号gt

ltホスト名gtltドメイン名gtltポート番号gtについては OracleAS Infrastructure の

Application Server Controlにアクセスするための値を入力してくださいログイ

ンダイアログが表示されます

ユーザー名ias_admin

パスワードOracleAS Infrastructure のインストール時に指定した「ias_admin」の

パスワード(今回は「oracle10g」)

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 56

と入力してください

② 次の画面が表示されます

ここで「スタンドアロンインスタンス」項目に表示されるリンクにアンイ

ンストールした OracleAS インスタンスの名前が存在しないことを確認してくだ

さい存在していない場合はアンインストール作業は完了ですもし存在し

ている場合は次の手順に進んでください

③ Middle-Tierの OracleASインスタンス情報の手動削除

Middle-Tier のインストールを強制終了した場合などMiddle-Tier の情報が残っ

ていることがありますその場合はユーザー「oracleas」でログインし

OracleAS Infrastructure 用の適切な環境変数を設定して次のコマンドを実行し

ます $ infra_env $ $ORACLE_HOMEdcmbindcmctl destroyinstance ndashi ltOracleASインスタンス名gt

ここでlt OracleAS インスタンス名gtは削除する OracleAS インスタンス名です

以上で OracleASのMiddle-Tierのアンインストールは完了です

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 57

日本オラクル株式会社 Copyright copy2004 Oracle Corporation Japan All Rights Reserved

無断転載を禁ず この文書はあくまでも参考資料であり掲載されている情報は予告なしに変更されることがあ

ります日本オラクル社は本書の内容に関していかなる保証もいたしませんまた本書の内容に

関連したいかなる損害についても責任を負いかねます Oracle は米国 Oracle Corporation の登録商標です文中に参照されている各製品名及びサー

ビス名は米国 Oracle Corporation の商標または登録商標ですその他の製品名及びサービス名はそれぞれの所有者の商標または登録商標の可能性があります

  • はじめに
  • 目次
    • 前提
      • インストール概要
      • インストール
        • インストール事前準備
          • ハードウェア要件の確認
          • ソフトウェア要件の確認(Red Hat Enterprise Linux21の場合)
          • ソフトウェア要件の確認(Red Hat Enterprise Linux 30の場合)
          • ソフトウェア要件の確認(MIRACLE LINUX Standard Edition V21の場合)
          • カーネルパラメータの設定
          • ホスト名の確認
          • インストールするOSユーザー作成
            • インストール作業
            • インストール後の確認
              • サービスのポート番号の確認
              • OracleAS Portalの「ようこそ」画面の確認
              • Web管理コンソールApplication Server Controlの確認
                  • サービスの起動停止
                    • インストールユーザーの環境変数の設定
                    • OracleAS Portalの起動
                    • OracleAS Portalの停止
                      • 運用上の注意
                        • PDKについて
                        • Portalスキーマのパスワードの変更
                          • アンインストール
                            • アンインストール作業

削除するインスタンスをチェックします

今回は「portal」をチェックして「削除」をクリックします

5 確認ダイアログ

削除するコンポーネントの詳細が表示されます

「はい」をクリックしてください

6 削除ダイアログ

次のようなダイアログで削除の進行状況が表示されます

7 削除完了ダイアログ

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 50

削除が完了すると次のようなダイアログが表示されます

「閉じる」をクリックします

8 インストーラの終了

「取消」をクリックして OUIを終了します

9 ファイルディレクトリの削除

インストーラでは削除されないファイルやディレクトリがありますので手動で

削除します

① ORACLEホームディレクトリ

rootユーザーログインして削除した Oracle Application Serverインスタンスの

ORACLE ホームディレクトリを削除します次のコマンドを実行してくだ

さい $ su Password rm ndashrf optoracleproduct904portal

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 51

② etcoratabの削除済みインスタンスのエントリ

etcoratabファイルから削除したインスタンスに関する記述を削除します $ vi etcoratab This file is used by ORACLE utilities It is created by rootsh and updated by the Database Configuration Assistant when creating a database A colon is used as the field terminator A new line terminates the entry Lines beginning with a pound sign are comments Entries are of the form $ORACLE_SID$ORACLE_HOMEltN|Ygt The first and second fields are the system identifier and home directory of the database respectively The third filed indicates to the dbstart utility that the database should Y or should not N be brought up at system boot time Multiple entries with the same $ORACLE_SID are not allowed optoracleproduct904portalN この行を削除

10 OIDから OracleASインスタンス情報を削除

OracleAS Infrastructureの Oracle Internet Directory(OID)のエントリに格納されてい

るOracleASインスタンス情報を手動で削除します

ユーザー「oracleas」で OracleAS Infrastructure用に環境変数を設定して次のコマ

ンドを実行します $ ldapdelete -h ltOIDのホスト名gt -p ltOIDのポート番号gt -D cn=orcladmin -w ltorcladminのパスワードgt -x orclApplicationCommonName=ltOracleASインスタンス名gt cn=IAS Instancescn=IAScn=Productscn=OracleContext

ここでltOID のホスト名gtltOID のポート番号gtltorcladmin のパスワードgtは

インストール時に指定した OIDに関する情報と同じです

ltOracleAS インスタンス IDgtについては「管理ツール Application Server Control

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 52

の確認」で確認したltOracleAS インスタンス名gtltマシンのホスト名gtltマシン

のドメイン名gt(例 「portalportal21mycompanycom」)となります

例 $ ldapdelete -h portal21mycompanycom -p 3060 -D cn=orcladmin -w oracle10g -x orclapplicationcommonname=portalportal21mycompanycom cn=IAS Instancescn=IAScn=Productscn=OracleContext

OID に格納されている OracleAS インスタンスの情報はここで使用したコマ

ンドラインのツール「ldapdelete」の代わりにOracle Directory Manager で確認

および変更することもできますOracle Directory Manager の起動方法について

は「Oracle Application Server 10g for Linux インストール手順 ~Infrastructure編

~」の「運用上の注意」を参照してください

「エントリ管理」項目の「 cn=OracleContex cn=Products cn=IAS cn=IAS

Instances」の下の各エントリにOracleAS Infrastructure に関連付けられた

OracleAS インスタンスの情報が格納されています各エントリの属性

「orclapplicationcommonname」にOracleAS インスタンスの名前が格納されて

いますアンインストールした OracleAS インスタンスの情報が格納されている

エントリをクリックして選択し アイコンをクリックすると削除することが

できます

11 OracleAS Single Sign-Onのパートナアプリケーション情報を削除

OracleAS Single Sign-On にパートナアプリケーションとして登録されている

OracleAS Portalの情報を手動で削除します

① OracleAS Single Sign-Onへのアクセス

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 53

ブラウザを起動し次の URLにアクセスしてください

httpltホスト名ドメイン名gtltポート番号gtplsorasso

ltホスト名gtltドメイン名gtについてはOracleAS Infrastructure の Oracle HTTP

Server にアクセスするための値となります次のような画面が表示されます

画面右上の「ログイン」をクリックしてください

② OracleAS Single Sign-Onへのログイン

次のような OracleAS Single Sign-Onのログイン画面が表示されます

ユーザー名orcladmin

パスワード OracleAS Infrastructure のインストール時に指定した

「ias_admin」のパスワード(今回は「oracle10g」)

と入力してください ③ OracleAS Single Sign-Onのトップページ

OracleAS Single Sign-Onのトップページが表示されます

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 54

画面上方の「SSO Server管理」をクリックしてください

④ OracleAS Single Sign-Onの管理画面

3つの管理項目が表示されます

中央の「パートナアプリケーションの管理」をクリックしてください

⑤ パートナアプリケーションの管理

パートナアプリケーションの一覧が表示されます

ここでアンインストールした OracleAS Portalの情報を削除しますlt今回イン

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 55

ストールした Middle-Tierの OracleASインスタンス名gtltマシンのホスト名gtlt

マシンのドメイン名gt(例 「portalportal21mycompanycom」)と表記されてい

るパートナアプリケーション及び今回インストールした OracleAS

Portal(例 「Oracle Portal(portal)」)と表記されているパートナアプリケーシ

ョンの 2つについて左側の「 」アイコンをクリックして削除します

⑥ 確認画面

それぞれ次のような確認画面が表示されますので「はい」をクリックします

この作業を正確に行わないと次回以降の Middle-Tier のインストールで構成ツ

ールの実行に失敗する場合があります

12 OracleASインスタンス情報の確認

アンインストールした OracleASインスタンスの情報がOracleAS Infrastructureに

残っていないことを確認します

① Application Server Controlへのアクセス

ブラウザを起動し次の URLにアクセスしてください

httpltホスト名ドメイン名gtltポート番号gt

ltホスト名gtltドメイン名gtltポート番号gtについては OracleAS Infrastructure の

Application Server Controlにアクセスするための値を入力してくださいログイ

ンダイアログが表示されます

ユーザー名ias_admin

パスワードOracleAS Infrastructure のインストール時に指定した「ias_admin」の

パスワード(今回は「oracle10g」)

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 56

と入力してください

② 次の画面が表示されます

ここで「スタンドアロンインスタンス」項目に表示されるリンクにアンイ

ンストールした OracleAS インスタンスの名前が存在しないことを確認してくだ

さい存在していない場合はアンインストール作業は完了ですもし存在し

ている場合は次の手順に進んでください

③ Middle-Tierの OracleASインスタンス情報の手動削除

Middle-Tier のインストールを強制終了した場合などMiddle-Tier の情報が残っ

ていることがありますその場合はユーザー「oracleas」でログインし

OracleAS Infrastructure 用の適切な環境変数を設定して次のコマンドを実行し

ます $ infra_env $ $ORACLE_HOMEdcmbindcmctl destroyinstance ndashi ltOracleASインスタンス名gt

ここでlt OracleAS インスタンス名gtは削除する OracleAS インスタンス名です

以上で OracleASのMiddle-Tierのアンインストールは完了です

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 57

日本オラクル株式会社 Copyright copy2004 Oracle Corporation Japan All Rights Reserved

無断転載を禁ず この文書はあくまでも参考資料であり掲載されている情報は予告なしに変更されることがあ

ります日本オラクル社は本書の内容に関していかなる保証もいたしませんまた本書の内容に

関連したいかなる損害についても責任を負いかねます Oracle は米国 Oracle Corporation の登録商標です文中に参照されている各製品名及びサー

ビス名は米国 Oracle Corporation の商標または登録商標ですその他の製品名及びサービス名はそれぞれの所有者の商標または登録商標の可能性があります

  • はじめに
  • 目次
    • 前提
      • インストール概要
      • インストール
        • インストール事前準備
          • ハードウェア要件の確認
          • ソフトウェア要件の確認(Red Hat Enterprise Linux21の場合)
          • ソフトウェア要件の確認(Red Hat Enterprise Linux 30の場合)
          • ソフトウェア要件の確認(MIRACLE LINUX Standard Edition V21の場合)
          • カーネルパラメータの設定
          • ホスト名の確認
          • インストールするOSユーザー作成
            • インストール作業
            • インストール後の確認
              • サービスのポート番号の確認
              • OracleAS Portalの「ようこそ」画面の確認
              • Web管理コンソールApplication Server Controlの確認
                  • サービスの起動停止
                    • インストールユーザーの環境変数の設定
                    • OracleAS Portalの起動
                    • OracleAS Portalの停止
                      • 運用上の注意
                        • PDKについて
                        • Portalスキーマのパスワードの変更
                          • アンインストール
                            • アンインストール作業

削除が完了すると次のようなダイアログが表示されます

「閉じる」をクリックします

8 インストーラの終了

「取消」をクリックして OUIを終了します

9 ファイルディレクトリの削除

インストーラでは削除されないファイルやディレクトリがありますので手動で

削除します

① ORACLEホームディレクトリ

rootユーザーログインして削除した Oracle Application Serverインスタンスの

ORACLE ホームディレクトリを削除します次のコマンドを実行してくだ

さい $ su Password rm ndashrf optoracleproduct904portal

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 51

② etcoratabの削除済みインスタンスのエントリ

etcoratabファイルから削除したインスタンスに関する記述を削除します $ vi etcoratab This file is used by ORACLE utilities It is created by rootsh and updated by the Database Configuration Assistant when creating a database A colon is used as the field terminator A new line terminates the entry Lines beginning with a pound sign are comments Entries are of the form $ORACLE_SID$ORACLE_HOMEltN|Ygt The first and second fields are the system identifier and home directory of the database respectively The third filed indicates to the dbstart utility that the database should Y or should not N be brought up at system boot time Multiple entries with the same $ORACLE_SID are not allowed optoracleproduct904portalN この行を削除

10 OIDから OracleASインスタンス情報を削除

OracleAS Infrastructureの Oracle Internet Directory(OID)のエントリに格納されてい

るOracleASインスタンス情報を手動で削除します

ユーザー「oracleas」で OracleAS Infrastructure用に環境変数を設定して次のコマ

ンドを実行します $ ldapdelete -h ltOIDのホスト名gt -p ltOIDのポート番号gt -D cn=orcladmin -w ltorcladminのパスワードgt -x orclApplicationCommonName=ltOracleASインスタンス名gt cn=IAS Instancescn=IAScn=Productscn=OracleContext

ここでltOID のホスト名gtltOID のポート番号gtltorcladmin のパスワードgtは

インストール時に指定した OIDに関する情報と同じです

ltOracleAS インスタンス IDgtについては「管理ツール Application Server Control

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 52

の確認」で確認したltOracleAS インスタンス名gtltマシンのホスト名gtltマシン

のドメイン名gt(例 「portalportal21mycompanycom」)となります

例 $ ldapdelete -h portal21mycompanycom -p 3060 -D cn=orcladmin -w oracle10g -x orclapplicationcommonname=portalportal21mycompanycom cn=IAS Instancescn=IAScn=Productscn=OracleContext

OID に格納されている OracleAS インスタンスの情報はここで使用したコマ

ンドラインのツール「ldapdelete」の代わりにOracle Directory Manager で確認

および変更することもできますOracle Directory Manager の起動方法について

は「Oracle Application Server 10g for Linux インストール手順 ~Infrastructure編

~」の「運用上の注意」を参照してください

「エントリ管理」項目の「 cn=OracleContex cn=Products cn=IAS cn=IAS

Instances」の下の各エントリにOracleAS Infrastructure に関連付けられた

OracleAS インスタンスの情報が格納されています各エントリの属性

「orclapplicationcommonname」にOracleAS インスタンスの名前が格納されて

いますアンインストールした OracleAS インスタンスの情報が格納されている

エントリをクリックして選択し アイコンをクリックすると削除することが

できます

11 OracleAS Single Sign-Onのパートナアプリケーション情報を削除

OracleAS Single Sign-On にパートナアプリケーションとして登録されている

OracleAS Portalの情報を手動で削除します

① OracleAS Single Sign-Onへのアクセス

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 53

ブラウザを起動し次の URLにアクセスしてください

httpltホスト名ドメイン名gtltポート番号gtplsorasso

ltホスト名gtltドメイン名gtについてはOracleAS Infrastructure の Oracle HTTP

Server にアクセスするための値となります次のような画面が表示されます

画面右上の「ログイン」をクリックしてください

② OracleAS Single Sign-Onへのログイン

次のような OracleAS Single Sign-Onのログイン画面が表示されます

ユーザー名orcladmin

パスワード OracleAS Infrastructure のインストール時に指定した

「ias_admin」のパスワード(今回は「oracle10g」)

と入力してください ③ OracleAS Single Sign-Onのトップページ

OracleAS Single Sign-Onのトップページが表示されます

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 54

画面上方の「SSO Server管理」をクリックしてください

④ OracleAS Single Sign-Onの管理画面

3つの管理項目が表示されます

中央の「パートナアプリケーションの管理」をクリックしてください

⑤ パートナアプリケーションの管理

パートナアプリケーションの一覧が表示されます

ここでアンインストールした OracleAS Portalの情報を削除しますlt今回イン

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 55

ストールした Middle-Tierの OracleASインスタンス名gtltマシンのホスト名gtlt

マシンのドメイン名gt(例 「portalportal21mycompanycom」)と表記されてい

るパートナアプリケーション及び今回インストールした OracleAS

Portal(例 「Oracle Portal(portal)」)と表記されているパートナアプリケーシ

ョンの 2つについて左側の「 」アイコンをクリックして削除します

⑥ 確認画面

それぞれ次のような確認画面が表示されますので「はい」をクリックします

この作業を正確に行わないと次回以降の Middle-Tier のインストールで構成ツ

ールの実行に失敗する場合があります

12 OracleASインスタンス情報の確認

アンインストールした OracleASインスタンスの情報がOracleAS Infrastructureに

残っていないことを確認します

① Application Server Controlへのアクセス

ブラウザを起動し次の URLにアクセスしてください

httpltホスト名ドメイン名gtltポート番号gt

ltホスト名gtltドメイン名gtltポート番号gtについては OracleAS Infrastructure の

Application Server Controlにアクセスするための値を入力してくださいログイ

ンダイアログが表示されます

ユーザー名ias_admin

パスワードOracleAS Infrastructure のインストール時に指定した「ias_admin」の

パスワード(今回は「oracle10g」)

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 56

と入力してください

② 次の画面が表示されます

ここで「スタンドアロンインスタンス」項目に表示されるリンクにアンイ

ンストールした OracleAS インスタンスの名前が存在しないことを確認してくだ

さい存在していない場合はアンインストール作業は完了ですもし存在し

ている場合は次の手順に進んでください

③ Middle-Tierの OracleASインスタンス情報の手動削除

Middle-Tier のインストールを強制終了した場合などMiddle-Tier の情報が残っ

ていることがありますその場合はユーザー「oracleas」でログインし

OracleAS Infrastructure 用の適切な環境変数を設定して次のコマンドを実行し

ます $ infra_env $ $ORACLE_HOMEdcmbindcmctl destroyinstance ndashi ltOracleASインスタンス名gt

ここでlt OracleAS インスタンス名gtは削除する OracleAS インスタンス名です

以上で OracleASのMiddle-Tierのアンインストールは完了です

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 57

日本オラクル株式会社 Copyright copy2004 Oracle Corporation Japan All Rights Reserved

無断転載を禁ず この文書はあくまでも参考資料であり掲載されている情報は予告なしに変更されることがあ

ります日本オラクル社は本書の内容に関していかなる保証もいたしませんまた本書の内容に

関連したいかなる損害についても責任を負いかねます Oracle は米国 Oracle Corporation の登録商標です文中に参照されている各製品名及びサー

ビス名は米国 Oracle Corporation の商標または登録商標ですその他の製品名及びサービス名はそれぞれの所有者の商標または登録商標の可能性があります

  • はじめに
  • 目次
    • 前提
      • インストール概要
      • インストール
        • インストール事前準備
          • ハードウェア要件の確認
          • ソフトウェア要件の確認(Red Hat Enterprise Linux21の場合)
          • ソフトウェア要件の確認(Red Hat Enterprise Linux 30の場合)
          • ソフトウェア要件の確認(MIRACLE LINUX Standard Edition V21の場合)
          • カーネルパラメータの設定
          • ホスト名の確認
          • インストールするOSユーザー作成
            • インストール作業
            • インストール後の確認
              • サービスのポート番号の確認
              • OracleAS Portalの「ようこそ」画面の確認
              • Web管理コンソールApplication Server Controlの確認
                  • サービスの起動停止
                    • インストールユーザーの環境変数の設定
                    • OracleAS Portalの起動
                    • OracleAS Portalの停止
                      • 運用上の注意
                        • PDKについて
                        • Portalスキーマのパスワードの変更
                          • アンインストール
                            • アンインストール作業

② etcoratabの削除済みインスタンスのエントリ

etcoratabファイルから削除したインスタンスに関する記述を削除します $ vi etcoratab This file is used by ORACLE utilities It is created by rootsh and updated by the Database Configuration Assistant when creating a database A colon is used as the field terminator A new line terminates the entry Lines beginning with a pound sign are comments Entries are of the form $ORACLE_SID$ORACLE_HOMEltN|Ygt The first and second fields are the system identifier and home directory of the database respectively The third filed indicates to the dbstart utility that the database should Y or should not N be brought up at system boot time Multiple entries with the same $ORACLE_SID are not allowed optoracleproduct904portalN この行を削除

10 OIDから OracleASインスタンス情報を削除

OracleAS Infrastructureの Oracle Internet Directory(OID)のエントリに格納されてい

るOracleASインスタンス情報を手動で削除します

ユーザー「oracleas」で OracleAS Infrastructure用に環境変数を設定して次のコマ

ンドを実行します $ ldapdelete -h ltOIDのホスト名gt -p ltOIDのポート番号gt -D cn=orcladmin -w ltorcladminのパスワードgt -x orclApplicationCommonName=ltOracleASインスタンス名gt cn=IAS Instancescn=IAScn=Productscn=OracleContext

ここでltOID のホスト名gtltOID のポート番号gtltorcladmin のパスワードgtは

インストール時に指定した OIDに関する情報と同じです

ltOracleAS インスタンス IDgtについては「管理ツール Application Server Control

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 52

の確認」で確認したltOracleAS インスタンス名gtltマシンのホスト名gtltマシン

のドメイン名gt(例 「portalportal21mycompanycom」)となります

例 $ ldapdelete -h portal21mycompanycom -p 3060 -D cn=orcladmin -w oracle10g -x orclapplicationcommonname=portalportal21mycompanycom cn=IAS Instancescn=IAScn=Productscn=OracleContext

OID に格納されている OracleAS インスタンスの情報はここで使用したコマ

ンドラインのツール「ldapdelete」の代わりにOracle Directory Manager で確認

および変更することもできますOracle Directory Manager の起動方法について

は「Oracle Application Server 10g for Linux インストール手順 ~Infrastructure編

~」の「運用上の注意」を参照してください

「エントリ管理」項目の「 cn=OracleContex cn=Products cn=IAS cn=IAS

Instances」の下の各エントリにOracleAS Infrastructure に関連付けられた

OracleAS インスタンスの情報が格納されています各エントリの属性

「orclapplicationcommonname」にOracleAS インスタンスの名前が格納されて

いますアンインストールした OracleAS インスタンスの情報が格納されている

エントリをクリックして選択し アイコンをクリックすると削除することが

できます

11 OracleAS Single Sign-Onのパートナアプリケーション情報を削除

OracleAS Single Sign-On にパートナアプリケーションとして登録されている

OracleAS Portalの情報を手動で削除します

① OracleAS Single Sign-Onへのアクセス

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 53

ブラウザを起動し次の URLにアクセスしてください

httpltホスト名ドメイン名gtltポート番号gtplsorasso

ltホスト名gtltドメイン名gtについてはOracleAS Infrastructure の Oracle HTTP

Server にアクセスするための値となります次のような画面が表示されます

画面右上の「ログイン」をクリックしてください

② OracleAS Single Sign-Onへのログイン

次のような OracleAS Single Sign-Onのログイン画面が表示されます

ユーザー名orcladmin

パスワード OracleAS Infrastructure のインストール時に指定した

「ias_admin」のパスワード(今回は「oracle10g」)

と入力してください ③ OracleAS Single Sign-Onのトップページ

OracleAS Single Sign-Onのトップページが表示されます

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 54

画面上方の「SSO Server管理」をクリックしてください

④ OracleAS Single Sign-Onの管理画面

3つの管理項目が表示されます

中央の「パートナアプリケーションの管理」をクリックしてください

⑤ パートナアプリケーションの管理

パートナアプリケーションの一覧が表示されます

ここでアンインストールした OracleAS Portalの情報を削除しますlt今回イン

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 55

ストールした Middle-Tierの OracleASインスタンス名gtltマシンのホスト名gtlt

マシンのドメイン名gt(例 「portalportal21mycompanycom」)と表記されてい

るパートナアプリケーション及び今回インストールした OracleAS

Portal(例 「Oracle Portal(portal)」)と表記されているパートナアプリケーシ

ョンの 2つについて左側の「 」アイコンをクリックして削除します

⑥ 確認画面

それぞれ次のような確認画面が表示されますので「はい」をクリックします

この作業を正確に行わないと次回以降の Middle-Tier のインストールで構成ツ

ールの実行に失敗する場合があります

12 OracleASインスタンス情報の確認

アンインストールした OracleASインスタンスの情報がOracleAS Infrastructureに

残っていないことを確認します

① Application Server Controlへのアクセス

ブラウザを起動し次の URLにアクセスしてください

httpltホスト名ドメイン名gtltポート番号gt

ltホスト名gtltドメイン名gtltポート番号gtについては OracleAS Infrastructure の

Application Server Controlにアクセスするための値を入力してくださいログイ

ンダイアログが表示されます

ユーザー名ias_admin

パスワードOracleAS Infrastructure のインストール時に指定した「ias_admin」の

パスワード(今回は「oracle10g」)

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 56

と入力してください

② 次の画面が表示されます

ここで「スタンドアロンインスタンス」項目に表示されるリンクにアンイ

ンストールした OracleAS インスタンスの名前が存在しないことを確認してくだ

さい存在していない場合はアンインストール作業は完了ですもし存在し

ている場合は次の手順に進んでください

③ Middle-Tierの OracleASインスタンス情報の手動削除

Middle-Tier のインストールを強制終了した場合などMiddle-Tier の情報が残っ

ていることがありますその場合はユーザー「oracleas」でログインし

OracleAS Infrastructure 用の適切な環境変数を設定して次のコマンドを実行し

ます $ infra_env $ $ORACLE_HOMEdcmbindcmctl destroyinstance ndashi ltOracleASインスタンス名gt

ここでlt OracleAS インスタンス名gtは削除する OracleAS インスタンス名です

以上で OracleASのMiddle-Tierのアンインストールは完了です

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 57

日本オラクル株式会社 Copyright copy2004 Oracle Corporation Japan All Rights Reserved

無断転載を禁ず この文書はあくまでも参考資料であり掲載されている情報は予告なしに変更されることがあ

ります日本オラクル社は本書の内容に関していかなる保証もいたしませんまた本書の内容に

関連したいかなる損害についても責任を負いかねます Oracle は米国 Oracle Corporation の登録商標です文中に参照されている各製品名及びサー

ビス名は米国 Oracle Corporation の商標または登録商標ですその他の製品名及びサービス名はそれぞれの所有者の商標または登録商標の可能性があります

  • はじめに
  • 目次
    • 前提
      • インストール概要
      • インストール
        • インストール事前準備
          • ハードウェア要件の確認
          • ソフトウェア要件の確認(Red Hat Enterprise Linux21の場合)
          • ソフトウェア要件の確認(Red Hat Enterprise Linux 30の場合)
          • ソフトウェア要件の確認(MIRACLE LINUX Standard Edition V21の場合)
          • カーネルパラメータの設定
          • ホスト名の確認
          • インストールするOSユーザー作成
            • インストール作業
            • インストール後の確認
              • サービスのポート番号の確認
              • OracleAS Portalの「ようこそ」画面の確認
              • Web管理コンソールApplication Server Controlの確認
                  • サービスの起動停止
                    • インストールユーザーの環境変数の設定
                    • OracleAS Portalの起動
                    • OracleAS Portalの停止
                      • 運用上の注意
                        • PDKについて
                        • Portalスキーマのパスワードの変更
                          • アンインストール
                            • アンインストール作業

の確認」で確認したltOracleAS インスタンス名gtltマシンのホスト名gtltマシン

のドメイン名gt(例 「portalportal21mycompanycom」)となります

例 $ ldapdelete -h portal21mycompanycom -p 3060 -D cn=orcladmin -w oracle10g -x orclapplicationcommonname=portalportal21mycompanycom cn=IAS Instancescn=IAScn=Productscn=OracleContext

OID に格納されている OracleAS インスタンスの情報はここで使用したコマ

ンドラインのツール「ldapdelete」の代わりにOracle Directory Manager で確認

および変更することもできますOracle Directory Manager の起動方法について

は「Oracle Application Server 10g for Linux インストール手順 ~Infrastructure編

~」の「運用上の注意」を参照してください

「エントリ管理」項目の「 cn=OracleContex cn=Products cn=IAS cn=IAS

Instances」の下の各エントリにOracleAS Infrastructure に関連付けられた

OracleAS インスタンスの情報が格納されています各エントリの属性

「orclapplicationcommonname」にOracleAS インスタンスの名前が格納されて

いますアンインストールした OracleAS インスタンスの情報が格納されている

エントリをクリックして選択し アイコンをクリックすると削除することが

できます

11 OracleAS Single Sign-Onのパートナアプリケーション情報を削除

OracleAS Single Sign-On にパートナアプリケーションとして登録されている

OracleAS Portalの情報を手動で削除します

① OracleAS Single Sign-Onへのアクセス

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 53

ブラウザを起動し次の URLにアクセスしてください

httpltホスト名ドメイン名gtltポート番号gtplsorasso

ltホスト名gtltドメイン名gtについてはOracleAS Infrastructure の Oracle HTTP

Server にアクセスするための値となります次のような画面が表示されます

画面右上の「ログイン」をクリックしてください

② OracleAS Single Sign-Onへのログイン

次のような OracleAS Single Sign-Onのログイン画面が表示されます

ユーザー名orcladmin

パスワード OracleAS Infrastructure のインストール時に指定した

「ias_admin」のパスワード(今回は「oracle10g」)

と入力してください ③ OracleAS Single Sign-Onのトップページ

OracleAS Single Sign-Onのトップページが表示されます

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 54

画面上方の「SSO Server管理」をクリックしてください

④ OracleAS Single Sign-Onの管理画面

3つの管理項目が表示されます

中央の「パートナアプリケーションの管理」をクリックしてください

⑤ パートナアプリケーションの管理

パートナアプリケーションの一覧が表示されます

ここでアンインストールした OracleAS Portalの情報を削除しますlt今回イン

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 55

ストールした Middle-Tierの OracleASインスタンス名gtltマシンのホスト名gtlt

マシンのドメイン名gt(例 「portalportal21mycompanycom」)と表記されてい

るパートナアプリケーション及び今回インストールした OracleAS

Portal(例 「Oracle Portal(portal)」)と表記されているパートナアプリケーシ

ョンの 2つについて左側の「 」アイコンをクリックして削除します

⑥ 確認画面

それぞれ次のような確認画面が表示されますので「はい」をクリックします

この作業を正確に行わないと次回以降の Middle-Tier のインストールで構成ツ

ールの実行に失敗する場合があります

12 OracleASインスタンス情報の確認

アンインストールした OracleASインスタンスの情報がOracleAS Infrastructureに

残っていないことを確認します

① Application Server Controlへのアクセス

ブラウザを起動し次の URLにアクセスしてください

httpltホスト名ドメイン名gtltポート番号gt

ltホスト名gtltドメイン名gtltポート番号gtについては OracleAS Infrastructure の

Application Server Controlにアクセスするための値を入力してくださいログイ

ンダイアログが表示されます

ユーザー名ias_admin

パスワードOracleAS Infrastructure のインストール時に指定した「ias_admin」の

パスワード(今回は「oracle10g」)

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 56

と入力してください

② 次の画面が表示されます

ここで「スタンドアロンインスタンス」項目に表示されるリンクにアンイ

ンストールした OracleAS インスタンスの名前が存在しないことを確認してくだ

さい存在していない場合はアンインストール作業は完了ですもし存在し

ている場合は次の手順に進んでください

③ Middle-Tierの OracleASインスタンス情報の手動削除

Middle-Tier のインストールを強制終了した場合などMiddle-Tier の情報が残っ

ていることがありますその場合はユーザー「oracleas」でログインし

OracleAS Infrastructure 用の適切な環境変数を設定して次のコマンドを実行し

ます $ infra_env $ $ORACLE_HOMEdcmbindcmctl destroyinstance ndashi ltOracleASインスタンス名gt

ここでlt OracleAS インスタンス名gtは削除する OracleAS インスタンス名です

以上で OracleASのMiddle-Tierのアンインストールは完了です

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ビス名は米国 Oracle Corporation の商標または登録商標ですその他の製品名及びサービス名はそれぞれの所有者の商標または登録商標の可能性があります

  • はじめに
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          • ホスト名の確認
          • インストールするOSユーザー作成
            • インストール作業
            • インストール後の確認
              • サービスのポート番号の確認
              • OracleAS Portalの「ようこそ」画面の確認
              • Web管理コンソールApplication Server Controlの確認
                  • サービスの起動停止
                    • インストールユーザーの環境変数の設定
                    • OracleAS Portalの起動
                    • OracleAS Portalの停止
                      • 運用上の注意
                        • PDKについて
                        • Portalスキーマのパスワードの変更
                          • アンインストール
                            • アンインストール作業

ブラウザを起動し次の URLにアクセスしてください

httpltホスト名ドメイン名gtltポート番号gtplsorasso

ltホスト名gtltドメイン名gtについてはOracleAS Infrastructure の Oracle HTTP

Server にアクセスするための値となります次のような画面が表示されます

画面右上の「ログイン」をクリックしてください

② OracleAS Single Sign-Onへのログイン

次のような OracleAS Single Sign-Onのログイン画面が表示されます

ユーザー名orcladmin

パスワード OracleAS Infrastructure のインストール時に指定した

「ias_admin」のパスワード(今回は「oracle10g」)

と入力してください ③ OracleAS Single Sign-Onのトップページ

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Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 54

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④ OracleAS Single Sign-Onの管理画面

3つの管理項目が表示されます

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⑤ パートナアプリケーションの管理

パートナアプリケーションの一覧が表示されます

ここでアンインストールした OracleAS Portalの情報を削除しますlt今回イン

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 55

ストールした Middle-Tierの OracleASインスタンス名gtltマシンのホスト名gtlt

マシンのドメイン名gt(例 「portalportal21mycompanycom」)と表記されてい

るパートナアプリケーション及び今回インストールした OracleAS

Portal(例 「Oracle Portal(portal)」)と表記されているパートナアプリケーシ

ョンの 2つについて左側の「 」アイコンをクリックして削除します

⑥ 確認画面

それぞれ次のような確認画面が表示されますので「はい」をクリックします

この作業を正確に行わないと次回以降の Middle-Tier のインストールで構成ツ

ールの実行に失敗する場合があります

12 OracleASインスタンス情報の確認

アンインストールした OracleASインスタンスの情報がOracleAS Infrastructureに

残っていないことを確認します

① Application Server Controlへのアクセス

ブラウザを起動し次の URLにアクセスしてください

httpltホスト名ドメイン名gtltポート番号gt

ltホスト名gtltドメイン名gtltポート番号gtについては OracleAS Infrastructure の

Application Server Controlにアクセスするための値を入力してくださいログイ

ンダイアログが表示されます

ユーザー名ias_admin

パスワードOracleAS Infrastructure のインストール時に指定した「ias_admin」の

パスワード(今回は「oracle10g」)

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 56

と入力してください

② 次の画面が表示されます

ここで「スタンドアロンインスタンス」項目に表示されるリンクにアンイ

ンストールした OracleAS インスタンスの名前が存在しないことを確認してくだ

さい存在していない場合はアンインストール作業は完了ですもし存在し

ている場合は次の手順に進んでください

③ Middle-Tierの OracleASインスタンス情報の手動削除

Middle-Tier のインストールを強制終了した場合などMiddle-Tier の情報が残っ

ていることがありますその場合はユーザー「oracleas」でログインし

OracleAS Infrastructure 用の適切な環境変数を設定して次のコマンドを実行し

ます $ infra_env $ $ORACLE_HOMEdcmbindcmctl destroyinstance ndashi ltOracleASインスタンス名gt

ここでlt OracleAS インスタンス名gtは削除する OracleAS インスタンス名です

以上で OracleASのMiddle-Tierのアンインストールは完了です

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 57

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ります日本オラクル社は本書の内容に関していかなる保証もいたしませんまた本書の内容に

関連したいかなる損害についても責任を負いかねます Oracle は米国 Oracle Corporation の登録商標です文中に参照されている各製品名及びサー

ビス名は米国 Oracle Corporation の商標または登録商標ですその他の製品名及びサービス名はそれぞれの所有者の商標または登録商標の可能性があります

  • はじめに
  • 目次
    • 前提
      • インストール概要
      • インストール
        • インストール事前準備
          • ハードウェア要件の確認
          • ソフトウェア要件の確認(Red Hat Enterprise Linux21の場合)
          • ソフトウェア要件の確認(Red Hat Enterprise Linux 30の場合)
          • ソフトウェア要件の確認(MIRACLE LINUX Standard Edition V21の場合)
          • カーネルパラメータの設定
          • ホスト名の確認
          • インストールするOSユーザー作成
            • インストール作業
            • インストール後の確認
              • サービスのポート番号の確認
              • OracleAS Portalの「ようこそ」画面の確認
              • Web管理コンソールApplication Server Controlの確認
                  • サービスの起動停止
                    • インストールユーザーの環境変数の設定
                    • OracleAS Portalの起動
                    • OracleAS Portalの停止
                      • 運用上の注意
                        • PDKについて
                        • Portalスキーマのパスワードの変更
                          • アンインストール
                            • アンインストール作業

画面上方の「SSO Server管理」をクリックしてください

④ OracleAS Single Sign-Onの管理画面

3つの管理項目が表示されます

中央の「パートナアプリケーションの管理」をクリックしてください

⑤ パートナアプリケーションの管理

パートナアプリケーションの一覧が表示されます

ここでアンインストールした OracleAS Portalの情報を削除しますlt今回イン

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 55

ストールした Middle-Tierの OracleASインスタンス名gtltマシンのホスト名gtlt

マシンのドメイン名gt(例 「portalportal21mycompanycom」)と表記されてい

るパートナアプリケーション及び今回インストールした OracleAS

Portal(例 「Oracle Portal(portal)」)と表記されているパートナアプリケーシ

ョンの 2つについて左側の「 」アイコンをクリックして削除します

⑥ 確認画面

それぞれ次のような確認画面が表示されますので「はい」をクリックします

この作業を正確に行わないと次回以降の Middle-Tier のインストールで構成ツ

ールの実行に失敗する場合があります

12 OracleASインスタンス情報の確認

アンインストールした OracleASインスタンスの情報がOracleAS Infrastructureに

残っていないことを確認します

① Application Server Controlへのアクセス

ブラウザを起動し次の URLにアクセスしてください

httpltホスト名ドメイン名gtltポート番号gt

ltホスト名gtltドメイン名gtltポート番号gtについては OracleAS Infrastructure の

Application Server Controlにアクセスするための値を入力してくださいログイ

ンダイアログが表示されます

ユーザー名ias_admin

パスワードOracleAS Infrastructure のインストール時に指定した「ias_admin」の

パスワード(今回は「oracle10g」)

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 56

と入力してください

② 次の画面が表示されます

ここで「スタンドアロンインスタンス」項目に表示されるリンクにアンイ

ンストールした OracleAS インスタンスの名前が存在しないことを確認してくだ

さい存在していない場合はアンインストール作業は完了ですもし存在し

ている場合は次の手順に進んでください

③ Middle-Tierの OracleASインスタンス情報の手動削除

Middle-Tier のインストールを強制終了した場合などMiddle-Tier の情報が残っ

ていることがありますその場合はユーザー「oracleas」でログインし

OracleAS Infrastructure 用の適切な環境変数を設定して次のコマンドを実行し

ます $ infra_env $ $ORACLE_HOMEdcmbindcmctl destroyinstance ndashi ltOracleASインスタンス名gt

ここでlt OracleAS インスタンス名gtは削除する OracleAS インスタンス名です

以上で OracleASのMiddle-Tierのアンインストールは完了です

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 57

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関連したいかなる損害についても責任を負いかねます Oracle は米国 Oracle Corporation の登録商標です文中に参照されている各製品名及びサー

ビス名は米国 Oracle Corporation の商標または登録商標ですその他の製品名及びサービス名はそれぞれの所有者の商標または登録商標の可能性があります

  • はじめに
  • 目次
    • 前提
      • インストール概要
      • インストール
        • インストール事前準備
          • ハードウェア要件の確認
          • ソフトウェア要件の確認(Red Hat Enterprise Linux21の場合)
          • ソフトウェア要件の確認(Red Hat Enterprise Linux 30の場合)
          • ソフトウェア要件の確認(MIRACLE LINUX Standard Edition V21の場合)
          • カーネルパラメータの設定
          • ホスト名の確認
          • インストールするOSユーザー作成
            • インストール作業
            • インストール後の確認
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              • Web管理コンソールApplication Server Controlの確認
                  • サービスの起動停止
                    • インストールユーザーの環境変数の設定
                    • OracleAS Portalの起動
                    • OracleAS Portalの停止
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                          • アンインストール
                            • アンインストール作業

ストールした Middle-Tierの OracleASインスタンス名gtltマシンのホスト名gtlt

マシンのドメイン名gt(例 「portalportal21mycompanycom」)と表記されてい

るパートナアプリケーション及び今回インストールした OracleAS

Portal(例 「Oracle Portal(portal)」)と表記されているパートナアプリケーシ

ョンの 2つについて左側の「 」アイコンをクリックして削除します

⑥ 確認画面

それぞれ次のような確認画面が表示されますので「はい」をクリックします

この作業を正確に行わないと次回以降の Middle-Tier のインストールで構成ツ

ールの実行に失敗する場合があります

12 OracleASインスタンス情報の確認

アンインストールした OracleASインスタンスの情報がOracleAS Infrastructureに

残っていないことを確認します

① Application Server Controlへのアクセス

ブラウザを起動し次の URLにアクセスしてください

httpltホスト名ドメイン名gtltポート番号gt

ltホスト名gtltドメイン名gtltポート番号gtについては OracleAS Infrastructure の

Application Server Controlにアクセスするための値を入力してくださいログイ

ンダイアログが表示されます

ユーザー名ias_admin

パスワードOracleAS Infrastructure のインストール時に指定した「ias_admin」の

パスワード(今回は「oracle10g」)

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 56

と入力してください

② 次の画面が表示されます

ここで「スタンドアロンインスタンス」項目に表示されるリンクにアンイ

ンストールした OracleAS インスタンスの名前が存在しないことを確認してくだ

さい存在していない場合はアンインストール作業は完了ですもし存在し

ている場合は次の手順に進んでください

③ Middle-Tierの OracleASインスタンス情報の手動削除

Middle-Tier のインストールを強制終了した場合などMiddle-Tier の情報が残っ

ていることがありますその場合はユーザー「oracleas」でログインし

OracleAS Infrastructure 用の適切な環境変数を設定して次のコマンドを実行し

ます $ infra_env $ $ORACLE_HOMEdcmbindcmctl destroyinstance ndashi ltOracleASインスタンス名gt

ここでlt OracleAS インスタンス名gtは削除する OracleAS インスタンス名です

以上で OracleASのMiddle-Tierのアンインストールは完了です

Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 57

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無断転載を禁ず この文書はあくまでも参考資料であり掲載されている情報は予告なしに変更されることがあ

ります日本オラクル社は本書の内容に関していかなる保証もいたしませんまた本書の内容に

関連したいかなる損害についても責任を負いかねます Oracle は米国 Oracle Corporation の登録商標です文中に参照されている各製品名及びサー

ビス名は米国 Oracle Corporation の商標または登録商標ですその他の製品名及びサービス名はそれぞれの所有者の商標または登録商標の可能性があります

  • はじめに
  • 目次
    • 前提
      • インストール概要
      • インストール
        • インストール事前準備
          • ハードウェア要件の確認
          • ソフトウェア要件の確認(Red Hat Enterprise Linux21の場合)
          • ソフトウェア要件の確認(Red Hat Enterprise Linux 30の場合)
          • ソフトウェア要件の確認(MIRACLE LINUX Standard Edition V21の場合)
          • カーネルパラメータの設定
          • ホスト名の確認
          • インストールするOSユーザー作成
            • インストール作業
            • インストール後の確認
              • サービスのポート番号の確認
              • OracleAS Portalの「ようこそ」画面の確認
              • Web管理コンソールApplication Server Controlの確認
                  • サービスの起動停止
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                    • OracleAS Portalの起動
                    • OracleAS Portalの停止
                      • 運用上の注意
                        • PDKについて
                        • Portalスキーマのパスワードの変更
                          • アンインストール
                            • アンインストール作業

と入力してください

② 次の画面が表示されます

ここで「スタンドアロンインスタンス」項目に表示されるリンクにアンイ

ンストールした OracleAS インスタンスの名前が存在しないことを確認してくだ

さい存在していない場合はアンインストール作業は完了ですもし存在し

ている場合は次の手順に進んでください

③ Middle-Tierの OracleASインスタンス情報の手動削除

Middle-Tier のインストールを強制終了した場合などMiddle-Tier の情報が残っ

ていることがありますその場合はユーザー「oracleas」でログインし

OracleAS Infrastructure 用の適切な環境変数を設定して次のコマンドを実行し

ます $ infra_env $ $ORACLE_HOMEdcmbindcmctl destroyinstance ndashi ltOracleASインスタンス名gt

ここでlt OracleAS インスタンス名gtは削除する OracleAS インスタンス名です

以上で OracleASのMiddle-Tierのアンインストールは完了です

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