26
1 Oracle Enterprise Manager Cloud Control NEC Storage Plug-in 概要 IT システムが社会に浸透しインフラストラクチャとして重要な役割を担う時代にいたり、 その性能を保つということがシステム管理者として非常に重要なことになっています。そ の中でもストレージシステムはシステムにおける最終的なデータストアとして、その入出 力の性能がシステム全体の性能に大きな影響を及ぼします。 ストレージシステムも IT 技術の進歩に伴い高機能化・複雑化しており、それによって性能 情報の把握も容易ではなくなるとともに、ストレージシステムを利用する立場であるデー タベース管理者への負担ともなります。そのような状況に対して、データベースの論理的 な構成とストレージシステムの構成の把握が容易になり、またそのストレージシステムの 性能を知ることができれば、問題解決に大いに役立ちます。 NEC Storage Plug-in Oracle Enterprise Manager Cloud Control 12c を拡張するプラグイ ンソフトウェアであり、 Oracle Enterprise Manager Cloud Control 12c から NEC Storage 監視する機能を提供します。その機能は以下の通りです。 NEC iStorage D, M シリーズを監視 データベースファイルと ASM ディスク、論理ディスク、OS デバイスの関連付け NEC iStorage の構成情報の収集 性能情報、構成情報に対するしきい値を基にした警告、違反のチェック 収集したデータのレポート作成 遠隔からの監視 サポートされる製品バージョン Oracle Enterprise Manager Cloud Control 12c (12.1) 以上 Bundle Patch 1 が適用されている必要があります。 Oracle Management Agent 12.1.0.1 以上 Oracle Database 10g Release 2 (10.2.0) 以上 NEC iStorage D, M シリーズ WebSAM iStorageManager Ver5.1 以上 (iStorageManager Express では動作しません) WebSAM iStorageManager ボリューム表示コマンド Ver5.1 以上 WebSAM Storage PerforMate

Oracle Enterprise Manager Cloud Control NEC … Oracle Enterprise Manager Cloud Control NEC Storage Plug-in 概要 IT システムが社会に浸透しインフラストラクチャとして重要な役割を担う時代にいたり、

Embed Size (px)

Citation preview

Page 1: Oracle Enterprise Manager Cloud Control NEC … Oracle Enterprise Manager Cloud Control NEC Storage Plug-in 概要 IT システムが社会に浸透しインフラストラクチャとして重要な役割を担う時代にいたり、

1

Oracle Enterprise Manager Cloud Control

NEC Storage Plug-in

概要

IT システムが社会に浸透しインフラストラクチャとして重要な役割を担う時代にいたり、

その性能を保つということがシステム管理者として非常に重要なことになっています。そ

の中でもストレージシステムはシステムにおける最終的なデータストアとして、その入出

力の性能がシステム全体の性能に大きな影響を及ぼします。

ストレージシステムも IT 技術の進歩に伴い高機能化・複雑化しており、それによって性能

情報の把握も容易ではなくなるとともに、ストレージシステムを利用する立場であるデー

タベース管理者への負担ともなります。そのような状況に対して、データベースの論理的

な構成とストレージシステムの構成の把握が容易になり、またそのストレージシステムの

性能を知ることができれば、問題解決に大いに役立ちます。

NEC Storage Plug-in は Oracle Enterprise Manager Cloud Control 12c を拡張するプラグイ

ンソフトウェアであり、Oracle Enterprise Manager Cloud Control 12c から NEC Storage を

監視する機能を提供します。その機能は以下の通りです。

NEC iStorage D, M シリーズを監視

データベースファイルと ASM ディスク、論理ディスク、OS デバイスの関連付け

NEC iStorage の構成情報の収集

性能情報、構成情報に対するしきい値を基にした警告、違反のチェック

収集したデータのレポート作成

遠隔からの監視

サポートされる製品バージョン

Oracle Enterprise Manager Cloud Control 12c (12.1) 以上

Bundle Patch 1 が適用されている必要があります。

Oracle Management Agent 12.1.0.1 以上

Oracle Database 10g Release 2 (10.2.0) 以上

NEC iStorage D, M シリーズ

WebSAM iStorageManager Ver5.1 以上

(iStorageManager Express では動作しません)

WebSAM iStorageManager ボリューム表示コマンド Ver5.1 以上

WebSAM Storage PerforMate

Page 2: Oracle Enterprise Manager Cloud Control NEC … Oracle Enterprise Manager Cloud Control NEC Storage Plug-in 概要 IT システムが社会に浸透しインフラストラクチャとして重要な役割を担う時代にいたり、

2

前提条件

プラグインをデプロイするためには以下の項目を満たしている必要があります。

Enterprise Manager Cloud Control (Oracle Management Service: OMS) サーバ

Oracle Enterprise Manager Cloud Control 12c (12.1 以上)がインストールされてい

ること

※注意事項: NEC Storage Plug-in が正しく動作するためには以下のパッチが適用

されている必要があります。

Enterprise Manager Cloud Control 12c Release 12.1.0.1 Bundle Patch 1

パッチの番号は 13242773 になります。

Bundle Patch 1が適用済みとなる環境が構築されるインストーラも利用

可能です。

Enterprise Manager Command Line Interface (EM CLI) クライアントが適切に動作

するよう設定されていること

手順などについては、「Enterprise Manager コマンドライン・インタフェース

(EMCLI)の設定」(後述)を参照のこと

Java バージョン 1.6.0_25 以上が必要になります。(Enterprise Manager

Cloud Control 12c (12.1)の場合)

WebSAM iStorageManager サーバ

WebSAM iStorageManager Ver5.1 以上がインストールされていること

Oracle Management Agent (12.1.0.1 以上; 以降、管理エージェント)がインストー

ルされていること

Enterprise Manager Command Line Interface (EM CLI) クライアントがインストー

ルされていること (OMS サーバに同じ)

詳細については、「Enterprise Manager コマンドライン・インタフェース

(EMCLI)の設定」(後述)を参照のこと

WebSAM iStorageManager サービスが起動していること

ディスクアレイ装置が WebSAM iStorageManager の監視対象になっていること

ディスクアレイ装置に対する統計情報が蓄積されていること

詳細については、「iStorage ソフトウェア 性能監視機能利用の手引」(製品マニュア

ル)を参照のこと

Management Agent の優先資格証明が適切に設定され、動作すること

詳細については、「優先資格証明の設定」(後述)を参照のこと

※注意事項:

プラグインは iStorageManager が稼動するホストの管理エージェントにデプロイ

される必要があります。

Page 3: Oracle Enterprise Manager Cloud Control NEC … Oracle Enterprise Manager Cloud Control NEC Storage Plug-in 概要 IT システムが社会に浸透しインフラストラクチャとして重要な役割を担う時代にいたり、

3

データベースサーバ

対応プラットフォーム: Linux (32bit), Linux (64bit), Solaris, HP-UX

※Windows プラットフォームにつきましては、近日対応させていただく予定です。

Oracle Management Agent (管理エージェント) 12.1.0.1 以上がインストールされ

ていること

Oracle Database 10g Release 2 (10.2.0) 以降がインストールされていること

WebSAM iStorageManager ボリューム表示コマンド(iSMvollist)が Ver5.1 以上で

あること

iSMvollist コマンドによってボリュームリストが作成されていること

詳細については、「iStorage ソフトウェア iStorageManager 利用の手引(UNIX 版)」

もしくは、「iStorage ソフトウェア iStorageManager 利用の手引(Windows 版)」を

参照のこと (どちらも製品マニュアル)

OS が Linux の場合、sg3-utils(および sg3-utils-libs)パッケージがインストールされ

ていること

ホストの優先資格証明が適切に設定され、動作すること

詳細については、「優先資格証明の設定」(後述)を参照のこと

Page 4: Oracle Enterprise Manager Cloud Control NEC … Oracle Enterprise Manager Cloud Control NEC Storage Plug-in 概要 IT システムが社会に浸透しインフラストラクチャとして重要な役割を担う時代にいたり、

4

Enterprise Manager コマンドライン・インタフェース (EMCLI)の設定

Enterprise Manager Cloud Control のサーバ、および WebSAM iStorageManager が稼動し

ているホストでは Enterprise Manager コマンドライン・インタフェース(EMCLI)が適切に

動作する必要があります。

インストールおよび設定手順は Enterprise Manager Cloud Control から確認できます。

1. Enterprise Manager Cloud Control へのログイン後、右肩にある”設定”メニューをクリッ

クするとプルダウンメニューが開きます。その中の”コマンドライン・インタフェース”

を選択します。(Enterprise Manager コマンドライン・インタフェースのダウンロード

のページが表示されます。)

Page 5: Oracle Enterprise Manager Cloud Control NEC … Oracle Enterprise Manager Cloud Control NEC Storage Plug-in 概要 IT システムが社会に浸透しインフラストラクチャとして重要な役割を担う時代にいたり、

5

2. 「EM CLI キットをワークステーションにダウンロードします。」という文章がリンクに

なっていますので、それをクリックし”emclikit.jar”をダウンロードしてください。その

後は、そのページに書かれたコマンドを行います。

インストール

$ java –jar emclikit.jar client –install_dir=(インストールするディレクトリ)

設定:

$ emcli setup –url=”EMCC の URL”

優先資格証明の設定

プラグインがデプロイされるホスト(iStorageManager が稼動しているホスト)の管理エージ

ェントおよび監視対象とするデータベースが稼動するホストに対するすべての優先資格証

明が適切に設定されている必要があります。以下の手順に従って、設定を行ってください。

OS ユーザが sudo コマンドを実行するための設定 (Unix の場合のみ)

優先資格証明として設定されたOSユーザには iSMviewコマンドや iSMvollistコマンドを実

行するための権限が付与される必要があります。そのために、以下の手順に従って設定を

行ってください。

1. プラグインがデプロイされる管理エージェント(iStorageManager が稼動しているホス

ト上の管理エージェント)において、OS ユーザが sudo コマンドによって、iSMview コ

Page 6: Oracle Enterprise Manager Cloud Control NEC … Oracle Enterprise Manager Cloud Control NEC Storage Plug-in 概要 IT システムが社会に浸透しインフラストラクチャとして重要な役割を担う時代にいたり、

6

マンドを実行できるように構成する。

2. 監視対象となるデータベースが稼動している全てのホスト(データベースサーバ)にお

いて、OS ユーザが sudo コマンドによって、iSMvollist コマンドを実行できるように構

成する。

ユーザへのデータベースへのアクセス権限の付与 (Unix の場合のみ)

優先資格証明として設定された OS ユーザには sysdba としてデータベースをモニタする権

限を付与される必要があります。そのユーザが dba グループに属しているかを確認してく

ださい。

管理エージェントに対する優先資格証明の設定と確認

プラグインをデプロイする管理エージェントでは次の手順で資格証明を設定してください。

1. Enterprise Manager Cloud Control にログインし、右肩にある”設定”メニューをクリッ

クするとプルダウンメニューが開きます。その中の”セキュリティ”という項目を選択す

るとさらにサブメニューが開きますので、その中の”優先資格証明”を選択します。(優

先資格証明のページが表示されます。)

Page 7: Oracle Enterprise Manager Cloud Control NEC … Oracle Enterprise Manager Cloud Control NEC Storage Plug-in 概要 IT システムが社会に浸透しインフラストラクチャとして重要な役割を担う時代にいたり、

7

2. ターゲット・タイプが「エージェント」の行を選択し(行の色が変わった状態)、”優先

資格証明の管理”をクリックします。

Page 8: Oracle Enterprise Manager Cloud Control NEC … Oracle Enterprise Manager Cloud Control NEC Storage Plug-in 概要 IT システムが社会に浸透しインフラストラクチャとして重要な役割を担う時代にいたり、

8

3. “ターゲット優先資格証明”から対象となるターゲットを選択し、”設定”します。初めて

の場合は、ユーザ名・パスワードを入力し、優先資格証明を作成のうえターゲットに

対して設定することになります。既に優先資格証明がある場合は、同じものを他のタ

ーゲットに対して設定することもできます。

データベースサーバに対する優先資格証明と設定の確認

以下の手順に従って、監視したいデータベースが稼動しているホスト(データベースサーバ)

に対する優先資格証明を設定してください。

1. Enterprise Manager Cloud Control にログインし、右肩にある”設定”メニューをクリッ

クするとプルダウンメニューが開きます。その中の”セキュリティ”という項目を選択す

るとさらにサブメニューが開きますので、その中の”優先資格証明”を選択します。(優

先資格証明のページが表示されます。)

Page 9: Oracle Enterprise Manager Cloud Control NEC … Oracle Enterprise Manager Cloud Control NEC Storage Plug-in 概要 IT システムが社会に浸透しインフラストラクチャとして重要な役割を担う時代にいたり、

9

2. ターゲット・タイプが「ホスト」の行を選択し(行の色が変わった状態)、”優先資格証

明の管理”をクリックします。

Page 10: Oracle Enterprise Manager Cloud Control NEC … Oracle Enterprise Manager Cloud Control NEC Storage Plug-in 概要 IT システムが社会に浸透しインフラストラクチャとして重要な役割を担う時代にいたり、

10

3. “ターゲット優先資格証明”から対象となるターゲットを選択し、”設定”を行います。対

象とする資格証明セットは「通常ホスト資格証明」になります。初めての場合は、ユ

ーザ名・パスワードを入力し、優先資格証明を作成のうえターゲットに対して設定す

ることになります。既に優先資格証明がある場合は、同じものを他のターゲットに対

して設定することもできます。

プラグインのインポート

前提条件を満たしていることが確認されれば、まずはプラグインをインポートします。

1. 以下の URL より NEC Storage 用プラグイン(のアーカイブファイル)を OMS サーバへ

ダウンロードします。

http://www.nec.co.jp/middle/oracle/storage-plugin_jp.html

2. OMS サーバにて EMCLI を利用して、プラグインを Cloud Control にアップロードしま

す。

Page 11: Oracle Enterprise Manager Cloud Control NEC … Oracle Enterprise Manager Cloud Control NEC Storage Plug-in 概要 IT システムが社会に浸透しインフラストラクチャとして重要な役割を担う時代にいたり、

11

例: (-file で指定するプラグインのファイル名は絶対パスで記述してください。下記は

改行されて表示されていますが、実際には一行です。)

$ /home/oracle/emcli/emcli import_update

–file=”/home/oracle/12.1.0.1.0_NEC.Storage.SAN_2000_0.opar” -omslocal

プラグインのデプロイ

次にインポートされたプラグインを管理サーバおよび管理エージェントにデプロイします。

1. Enterprise Manager Cloud Control にログインし、右肩にある”設定”をクリックし、プ

ルダウンメニューを開きます。その中の”拡張性”を選ぶとさらにサブメニューが開きま

す。その中から”プラグイン”を選択します。

2. プラグインのページの中で、NEC Storage プラグインは”サーバー、ストレージおよび

ネットワーク”に含まれます。リストが折りたたまれている場合にはこれを開きます。

Page 12: Oracle Enterprise Manager Cloud Control NEC … Oracle Enterprise Manager Cloud Control NEC Storage Plug-in 概要 IT システムが社会に浸透しインフラストラクチャとして重要な役割を担う時代にいたり、

12

3. “NEC Storage”を選択(クリックし、その行にフォーカスが当たっている状態)し、表の

上部にある、”デプロイ先”メニューから”管理サーバー”を選択します。リポジトリデー

タベースのパスワード(SYS のパスワード)を入力しウィザードに従って進めます。

4. 次に管理エージェントへのデプロイを行います。”デプロイ先“メニューから”管理エー

ジェント”を選択します。管理エージェントのリストから iStorageManager が存在する

エージェントを選択し、ウィザードに従って進めます。

管理サーバ、管理エージェントへのデプロイ後、ターゲットを追加します。次節にてを説

明します。

ターゲットの追加

以下の手順に従ってターゲットを追加します。この中で、監視対象とするストレージ装置、

データベースインスタンスを指定します。

Page 13: Oracle Enterprise Manager Cloud Control NEC … Oracle Enterprise Manager Cloud Control NEC Storage Plug-in 概要 IT システムが社会に浸透しインフラストラクチャとして重要な役割を担う時代にいたり、

13

1. ”設定”メニューから“ターゲットの追加”の中の”ターゲットの手動追加”を選択します。

2. ”ターゲットの手動追加”で現れる選択可能な 3 項目の中から”ターゲット監視プロパテ

ィを指定して非ホスト・ターゲットを追加”を選択します。すると入力フォームが選択

式の「ターゲットタイプ」と入力可能な(検索も可能)「監視エージェント」に変わりま

す。ターゲットタイプでは ”NEC Storage”を選択し、監視エージェントでは

iStorageManager が稼動しているホストの管理エージェントを指定します。”手動追加”

ボタンを押下し、先に進めます。

Page 14: Oracle Enterprise Manager Cloud Control NEC … Oracle Enterprise Manager Cloud Control NEC Storage Plug-in 概要 IT システムが社会に浸透しインフラストラクチャとして重要な役割を担う時代にいたり、

14

3. “追加 NEC Storage”というページに遷移しますので、ここで監視対照とするストレー

ジ、データベースの情報を入力します。項目名の前に’*’ (アスタリスク)がある項目は

入力が必須になります。

ターゲット名 ― Cloud Control 内の全ターゲットと重複しない名前。Cloud

Control 上で表示される名前になります。

例: (iSMsvr_$hostname)

iSMsvr_sigma1

Disk Array Name ― 監視対象とするディスクアレイ個々の名前。複数ある場合は、

それぞれをセミコロン(;)で区切って並べてください。

参考:

iStorageManager サーバ上で iSMview –d コマンドを実行するとディスクアレ

イ名が得られます。

Full Path of emcli ― iStorageManager サーバにインストールした emcli の絶対パ

ス名

例:

/home/oracle/emcli/emcli

Path of Statistical History File (オプション) ― iStorageManager サーバ上にある

統計情報の格納フォルダの絶対パス名

参考:

このプロパティを指定しない場合、以下のパスがデフォルト値となります。

/opt/iSMsvr/etc/mon

Page 15: Oracle Enterprise Manager Cloud Control NEC … Oracle Enterprise Manager Cloud Control NEC Storage Plug-in 概要 IT システムが社会に浸透しインフラストラクチャとして重要な役割を担う時代にいたり、

15

Instance Name of Database Targets ― Cloud Control 内にあるデータベースイン

スタンス名から監視対象としたいものの名前。複数のインスタンスを指定する場

合はそれぞれをセミコロン(;)で区切って並べてください。

例:

インスタンスが 1 つの場合: db10graw

インスタンスが 3 つの場合: db10gasm_db10gasm1;db10gmount;db11graw

Instance Information of the Management Repository ― 管理リポジトリへ接続

するための情報。フォーマットは以下。

<dbname>@<host>:<port>

例:

emrep@orasv:1521

User Name of the Management Repository ― 管理リポジトリの sysmanスキー

マにある表及びビューにアクセスするための適切なユーザ名

例:

sysman.

User Password of the Management Repository ― 上記の管理リポジトリにア

クセスするためのユーザに対するパスワード

4. “接続テスト”ボタンをクリックし、記入したパラメータが適切かどうかを確認します。

5. 接続テストが問題ない場合、”OK”ボタンを押し作業を完了させます。

管理エージェントの設定変更

プラグインでは NEC Storage の構成および性能に関するメトリックを定義しています。そ

の収集間隔は 5 分です。一方、管理エージェントによるメトリックデータのアップロード

間隔はデフォルトでは 15 分に設定されています。この管理エージェントのアップロード間

隔をプラグインと一致させる必要があります。(データベースサーバおよび WebSAM

iStorage Manager が稼動しているホストが対象)

Page 16: Oracle Enterprise Manager Cloud Control NEC … Oracle Enterprise Manager Cloud Control NEC Storage Plug-in 概要 IT システムが社会に浸透しインフラストラクチャとして重要な役割を担う時代にいたり、

16

1. “ターゲット”メニューの“すべてのターゲット”で現れるリストから管理エージェントを

選択します。「管理サービスとの相互作用」の最下行にある”エージェントのアップロー

ド間隔(分)”を確認します。ここが既に 5 分になっている場合は、変更の必要はありま

せん。

Page 17: Oracle Enterprise Manager Cloud Control NEC … Oracle Enterprise Manager Cloud Control NEC Storage Plug-in 概要 IT システムが社会に浸透しインフラストラクチャとして重要な役割を担う時代にいたり、

17

2. “エージェント”メニューから”プロパティ”を選択します。

Page 18: Oracle Enterprise Manager Cloud Control NEC … Oracle Enterprise Manager Cloud Control NEC Storage Plug-in 概要 IT システムが社会に浸透しインフラストラクチャとして重要な役割を担う時代にいたり、

18

3. 10 個の「基本プロパティ」の最下行に”UploadInterval”があります。これを’5’に変更

します。

Page 19: Oracle Enterprise Manager Cloud Control NEC … Oracle Enterprise Manager Cloud Control NEC Storage Plug-in 概要 IT システムが社会に浸透しインフラストラクチャとして重要な役割を担う時代にいたり、

19

4. 右上にある「適用」ボタンを押します。

Page 20: Oracle Enterprise Manager Cloud Control NEC … Oracle Enterprise Manager Cloud Control NEC Storage Plug-in 概要 IT システムが社会に浸透しインフラストラクチャとして重要な役割を担う時代にいたり、

20

5. エージェントのホームに戻り、”エージェントのアップロード間隔(分)”が変更されてい

ることを確認します。

プラグインの動作確認

プラグインがデータの収集を始めて数分経てば、以下の手順に従って、Enterprise Manager

Cloud Control が正しく対象を監視しているかどうかを確認することができます。

1. “ターゲット”メニューの“すべてのターゲット”で現れるリストに先に追加したターゲッ

トが現れます。その名前をクリックすると、NEC Storage のホームが表示されます。

Page 21: Oracle Enterprise Manager Cloud Control NEC … Oracle Enterprise Manager Cloud Control NEC Storage Plug-in 概要 IT システムが社会に浸透しインフラストラクチャとして重要な役割を担う時代にいたり、

21

2. “ターゲット”メニューから”監視”を選択し、さらに”すべてのメトリック”を選択すると

メトリックデータを参照できます。

Page 22: Oracle Enterprise Manager Cloud Control NEC … Oracle Enterprise Manager Cloud Control NEC Storage Plug-in 概要 IT システムが社会に浸透しインフラストラクチャとして重要な役割を担う時代にいたり、

22

3. “ターゲット”メニューから”情報パブリッシャ・レポート”を選択し、その中から NEC

Storage のレポートを選択します。デプロイ直後はデータの収集がまだ行われていない

ことがあります。

Page 23: Oracle Enterprise Manager Cloud Control NEC … Oracle Enterprise Manager Cloud Control NEC Storage Plug-in 概要 IT システムが社会に浸透しインフラストラクチャとして重要な役割を担う時代にいたり、

23

Page 24: Oracle Enterprise Manager Cloud Control NEC … Oracle Enterprise Manager Cloud Control NEC Storage Plug-in 概要 IT システムが社会に浸透しインフラストラクチャとして重要な役割を担う時代にいたり、

24

プラグインのアンデプロイ

プラグインをエージェントからアンデプロイする場合は、デプロイとは逆の順になります。

以下の手順に従ってください。:

1. Enterprise Manager Cloud Control に管理者としてログインします。

2. “ターゲット”メニューの中から”すべてのターゲット”を選択します。作成したターゲッ

トを右クリックすると、ポップアップメニューが現れます。その中から、”ターゲット

の構成”の中の”ターゲットの削除”を選択します。確認を求められるので、OK ボタンで

クリックしターゲットを削除します。

Page 25: Oracle Enterprise Manager Cloud Control NEC … Oracle Enterprise Manager Cloud Control NEC Storage Plug-in 概要 IT システムが社会に浸透しインフラストラクチャとして重要な役割を担う時代にいたり、

25

3. ”設定”メニューの”拡張性”の中の”プラグイン”を選択します。

Page 26: Oracle Enterprise Manager Cloud Control NEC … Oracle Enterprise Manager Cloud Control NEC Storage Plug-in 概要 IT システムが社会に浸透しインフラストラクチャとして重要な役割を担う時代にいたり、

26

4. NEC Storage プラグインを選択した状態で、アンデプロイ元メニューから”管理エージ

ェント”を選択します。プラグインがデプロイされている管理エージェントを選択し、

手続きを進めます。

5. 次に同じく、アンデプロイ元メニューから”管理サーバー”を選択します。リポジトリデ

ータベースに対するパスワード(SYS のパスワード)を入力しアンデプロイを進めます。