Oracle Enterprise Managerによるクラウド基盤構築・運用ベスト … · ソースサーバーからのデータ収集分析に使用するリソースの選択 ... シナリオ分析

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Oracle Enterprise Managerによる

クラウド基盤構築・運用ベストプラクティス戦略製品ソリューション本部 System & Application Management Group

シニアセールスコンサルタント

小幡創



Russia 17–18 April 2012

India 3–4 May 2012


San Francisco September 30–October 4, 2012


以下の事項は、弊社の一般的な製品の方向性に関する概要を説明するものです。また、情報提供を唯一の目的とするものであり、いかなる契約にも組み込むことはできません。以下の事項は、マテリアルやコード、機能を提供することをコミットメント（確約）するものではないため、購買決定を行う際の判断材料になさらないで下さい。オラクル製品に関して記載されている機能の開発、リリースおよび時期については、弊社の裁量により決定されます。

OracleとJavaは、Oracle Corporation 及びその子会社、関連会社の米国及びその他の国における登録商標です。文中の社名、商品名等は各社の商標または登録商標である場合があります。


目次

• データベースのプライベート・クラウドと導入事例

• Oracle Enterprise Managerによるクラウド運用


クラウドコンピューティング

米国国立標準技術研究所（National Institute of Standards and Technology ）の定義

“クラウド・コンピューティングとは、貯蔵/共有化された電算処理資源(ネットワーク、サーバ

ー、ストレージ、アプリケーション、サービス)を、ネットワークを介し必要に応じて利用可能と

するモデル。管理の手間やサービスプロバイダーの仲介作業を最小化し、これらの資源を

迅速に確保、利用、開放することを可能とする ”

• プライベート・クラウド

• コミュニティ・クラウド

• パブリック・クラウド

• ハイブリッド・クラウド

配置/展開モデル× 4 基本的な特性×5

• リソースの集中貯蔵

• オンデマンド / セルフサービス

• ネットワークを介した利用

• 迅速なリソース確保/開放

• 計測可能なサービス

• SaaS (Service)

• PaaS (Platform)

• IaaS (Infrastructure)

サービス・モデル× 3

(出典：http://csrc.nist.gov/publications/nistpubs/800-145/SP800-145.pdf)


パブリック・クラウドとプライベート・クラウド

インタ｜ネット

パブリック・クラウド

• 初期導入コストの低減

• スケール・メリット

• 運用/管理の容易性

IaaS

PaaS

SaaS

IaaS

PaaS

SaaS イントラネット

プライベート・クラウド

ユーザ

共通： • 高利用効率

• 高可用性

• 拡張 / 収縮可能な処理能力

• トータルコストの低減

• セキュリティやパフォーマンスの統制

• システム連携の容易性

パブリック・クラウドを支える要素技術を社内で利用する


クラウドへ向けた企業システムの進化

プライベート・クラウド

Private IaaS

Private PaaS

App1 App2 App3

プライベート・クラウドへの進化

パブリッククラウドの進化

PaaS

SaaS

IaaS

パブリック・クラウド

サイロ型共通基盤化

App1 App2 App3

App1 App2 App3

Private IaaS

Private PaaS

ハイブリッド

Private IaaS

Private PaaS

Virtual Private Cloud

ハイブリッド

PaaS

SaaS

IaaS

App1 App2 App3


[参考] Oracle Public Cloud

https://cloud.oracle.com/


データベースのプライベート・クラウドにおける実装モデル

OS

ERP DW CRM

DB

OS

DB

DB

Database Cloud

Database •RACによる実装

•比較的シンプルな実装

•比較的高い集約密度

OS

ERP DW CRM

OS

DB

Database Cloud

Schema •RACによる実装

•設計・実装・運用の高度化

•高い集約密度

Infrastructure Cloud

Server •サーバー仮想化による実装

•実装が容易

•限られた集約密度、拡張性

Hypervisor

CRM DW ERP

OS

DB

OS

DB

OS

DB

Hypervisor


某通信業のお客様の例

• Oracle Databaseによるプライベート・クラウド上へのデータベース統合 – 6ノードRAC(+災害対策構成)を標準構成(プール)として設定

– 自動ストレージ管理(ASM)を使用

– 1プールにつき最大50データベースをホスト

• シンプルなサービスカタログと課金 – 4種類のサービス(“一般”、”ビジネス(通常)”、”ビジネス(重要)”、”エンタープライズ”)

– 2種類のデータベースバージョン

• 例外の策定 – 一定の基準内におさまらないデータベースはプライベート・クラウド外に構築

– 基準例：ストレージサイズ、ユーザー数、SGAサイズ、アクセス方法等


某通信業のお客様の例 (cont’d)

• 運用

• IT部門によるプロビジョニング (←→セルフサービス・プロビジョニング)

• 日時バックアップ

• 1か月～数カ月に1回のメンテナンス

• サービスに応じた固定額の課金

• 移行

• トランスポータブル表領域

• エクスポート / インポート


某通信業のお客様の例 (cont’d) プライベート・クラウド上へのデータベース統合の効果

• ユーザー(アプリケーション部門) – データベース環境の迅速な入手(数時間～1日)

– 予測可能なコスト

– 要件に応じた4種類の選択肢

• DBA – データベース環境リクエストへの迅速な対応(作成自体は20分～)

– 管理すべきハードウェア・OSの削減

– データベース管理工数の削減

– 予測可能な品質


他のお客様の例

• 某流通業のお客様の例 – 4ノードRAC(拡張あり)を標準構成(プール)として設定

– 小規模アプリケーションはスキーマレベルの統合、中大規模の場合はデータベースレベルの統合

– 社内の90％のデータベースをカバー(10％を例外処理)

• 某金融業のお客様の例 – 3つのプール(RAC)を設定 – データベースレベル＆スキーマレベルの統合 – セルフサービスによる環境作成

– 従量課金


[参考] Oracle Exadata Database Machine データベースのプライベート・クラウドに最適なプラットフォーム

• Database Server Pool – Oracle Database 11g Release 2

– Oracle Real Application Clusters

– Automatic Storage Management

• Storage Server Pool – Up to 336 TB disk

– 5 TB flash storage

– Oracle Exadata Storage Software

• InfiniBand Network – 40 Gb/sec redundant switches


本セッションでのフォーカスデータベースのプライベート・クラウドにおける運用

• レイアウト

• 対障害性

• 可用性

• リソース

• サービスレベル

• セキュリティ

• ネットワーク

• ストレージ

• 運用

• ：

• プールの構築 – 設定済みソフトウェアの登録

– 迅速なプロビジョニング

• 移行 – リソース使用量の見積もり

– データ移行

• “テナント”の作成 – 管理者による作成 or セルフサービス

• 診断とチューニング、バックアップとリカバリ

• 課金


Oracle Enterprise Managerによる”Total Cloud Control”

クラウド・ライフサイクル管理 “Apps to Disks”の統合管理ビジネス視点の

アプリケーション管理

Self-Service IT | Simple and Automated | Business Driven


1977～

Oracle2

1992～ Oracle7

1999～ Oracle8i

2001～Oracle9i

2004～

Enterprise

Manager 10g R1

(10.1.0)

Web UI化

統合管理の導入

2006～

Enterprise Manager 10g

R2～R5 (10.2.0.x)

2010～

Enterprise Manager

11g R1 (11.1.0.1)

オラクルサポートとの統合

etc.

2011～

Enterprise Manager

12c R1 (12.1.0.1)

パフォーマンス管理の強化品質管理の強化 etc.

フレームワーク刷新

クラウド管理

Exadata管理の強化

etc.

DB管理ツール統合システム管理製品

Oracle Enterprise Managerの革新


Oracle Enterprise Managerの革新単一DB管理ツールから統合システム管理製品へ


Oracle Enterprise Managerの革新 UIの刷新

～11g

12c


Oracle Enterprise Managerのデータベース管理機能

• パフォーマンス管理

• 構成管理

• 品質管理(テスト)

• データベースクラウドの管理

品質管理

テストリリース監視障害対応

構成管理

パフォーマンス管理


データベースクラウドの管理

Applications and

Business Services

Platform as a Service

Infrastructure

as a Service

計画

構築

開発

テスト

展開監視

管理

課金

最適化

DBaaS MWaaS

オラクル・テクノロジーによるクラウドの管理機能を包括的に提供


[例1] “プール”の構築

プロビジョニングによるプール構築作業の標準化



プロビジョニングによるプール構築作業の標準化

データベース作成、パッチ適用などのプロシージャが用意されている



データベースのプロビジョニングのためのステップが定義済み (カスタマイズも可能)


[例2] 移行

+ ＝

+ ＝

○

×


[例2] 移行コンソリデーション・プランナ(統合プランナ)

リソースの使用率をパーセンテージで色分けして表示

ソースサーバーからのデータ収集

分析に使用するリソースの選択

制約の設定

ターゲットサーバーの選択

シナリオ分析

レポートから統合計画のレビュー


[例2] 移行 [参考] Oracle Golden Gateによるデータ同期・移行


[例3] “テナント”の作成セルフサービス・ポータル

• 専用のUI（セルフサービス・ポータル）を実装 – 特別なセットアップは不要

– 最小限のステップで、必要となるリソースのデプロイを実現

• 定義済みサービスカタログのデプロイ – データベース

– VMテンプレートやアセンブリ

• 基本的なオペレーションの実行 – 起動/停止

– 追加リソースのリクエスト

– チャージバック情報の確認

– クオーター監視


[例3] “テナント”の作成セルフサービス・ポータル

• ポータルの設定イメージ(データベース・クラウドの場合)

– データベース・ゾーンの作成

– ロール毎のリソース割り当て

– サービス・テンプレートの割り当て

プール1

プール1 プール2

サービス系開発ゾーンサービス・テンプレート

メモリ 64GBまで

記憶域 500GBまで

10データベースまで

竹および梅を使用可能松構成・竹構成・梅構成

基幹サービス開発ロール

イントラ系本番ゾーン


[例4] パフォーマンス管理

問題の解決

解決方法の発見要因の分析問題の発見

• データベース特有の指標から性能問題を発見

• 現在のセッションを分析し、遅延の原因になっているセッションやSQLを即座に特定

• データベース/SQLのチューニングアドバイスを取得、実装

• 定期レポートで経過観察

• データベース総合診断結果を参照し、ボトルネック発生個所や影響範囲を把握

データベースのパフォーマンス問題の発見・分析・解決・予防をシームレスに実現


[例5] 課金(チャージバック)

• プライベート・クラウドに求められる費用計測を実現

– CPU、メモリ、ストレージに対してのユニバーサル・チャージ・プラン

– データベースに固有の項目をもとに設定可能な拡張チャージ・プラン

• システムの使用状況や構成に基づくチャージ

– 使用量に応じて算出する項目（リソースやアクティビティ）

– 構成に応じて算出する項目（エディションやオプション、OSのバージョン）

– 固定で算出する項目

IT部門

1. クラウド環境の構築/管理 2. クラウド環境の利用

3. クラウド環境の使用状況に応じてコストを提示

クラウド環境

ユーザー部門


[例5] 課金(チャージバック)

• 課金例1

– CPU使用：¥100/CPU/日＋記憶域割り当て：¥0.1/GB/日

• 課金例2

– Oracle Database使用(ベース料金)：¥10,000/月

– Real Application Clustersオプション使用：¥5,000/月

システム管理者向けセルフサービスユーザー向けビジネス部門責任者向け

レポート例


Oracle Enterprise Managerによる”Total Cloud Control”

クラウド・ライフサイクル管理 “Apps to Disks”の統合管理ビジネス視点の

アプリケーション管理

Self-Service IT | Simple and Automated | Business Driven


ご清聴ありがとうございました


関連展示のご案内

小間番号：O-28

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小間番号：O-29

自動化によるテストの効率化と品質の向上

小間番号：O-30

クラウドライフサイクル管理


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