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データベースと業務アプリケーションを一つに融合・連携させるソフトウェア製品群 Oracle Fusion Middleware Greater agility Better decision-making Reduced cost and risk

Oracle Fusion Middleware - 日本オラクル | Integrated …ƒ“ジネスの“一貫性”と“柔軟性”という 相反する情報システムの課題を解決します。Oracle

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データベースと業務アプリケーションを一つに融合・連携させるソフトウェア製品群

OracleFusion Middleware

Greater agility

Better decision-making

Reduced cost and risk

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情報システムは今、相反する課題を抱えています̶

BusinessIntelligence

SOA

Security

Data Hub

業務中心に部分最適化されたシステムビジネス全体を把握し

迅速に意思決定しなければ・・・。

コスト削減のなか効率的な新規投資が求められる

IT投資の80%が既存システムの運用と変更に・・・。

ビジネスのあらゆるステージから汎用的にアクセスしなければ・・・。

ビジネス環境の変化に柔軟にかつ迅速に対応するのがIT

一貫性と堅牢性が求められるデータ・・・。

強固なセキュリティが必須

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ビジネスの“一貫性”と“柔軟性”という相反する情報システムの課題を解決します。

Oracle Fusion Middleware

 今や、情報システムは、企業内のそれぞれの業務プロセスにおける効率化、コスト削減の実現

といった部分最適化から、全体最適化によってビジネスの意思決定を支援する情報基盤として

の役割を担っています。そのため、時々刻々と変化する市場やビジネスモデルに迅速に対応する

と同時に、ビジネスの“一貫性”と“柔軟性”といった、相反するように見える要求を満たすことも、

情報システムには求められています。

 こうした情報システムの課題を解決するために、オラクルが提唱しているのがOracle Fusion

Middlewareです。Oracle Fusion Middlewareは、データベースと業務アプリケーションを

一つに融合・連携させるソフトウェア製品群です。SOA(サービス指向アーキテクチャ)を実現

するオープンでスタンダードな技術によって、柔軟なITシステム基盤を提供し、プロセス統合、

データ統合はもちろん、今最も必要とされるセキュリティ対応、さまざまなデータの可視化による

意思決定までサポート。既存のシステム資産を有効に活かしながら、新たなアプリケーション

開発、ビジネス変化に即応できる統合されたプラッ

トフォームを実現します。

 また、Oracle Fusion Middlewareには、リアル

タイムなメッセージングとコンテンツ管理を実

現するコラボレーション・システム、企業内の全

文検索システムも含まれており、エンドユーザーの

生産性向上にも貢献します。

 Oracle Fusion Middlewareを支えているのはOracle

Grid技術です。複数のコンピュータ資源を仮想的にひとつにまとめて柔軟で効率的な運用を

可能にします。Oracle Gridを構成するデータベースとミドルウェアはひとつに融合され、「相性

の問題」を心配することなく、エンタープライズ・システムを構築することができます。

 意思決定のリアルタイム化、変化への俊敏な対応、セキュリティの強化、情報の一貫性という

4つのビジネスニーズを満たすことによって、ビジネスの“一貫性”と“柔軟性”を実現する̶

それがOracle Fusion Middlewareです。

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Oracle Fusion Middlewareは

ビジネス情報の可視化によって

リアルタイムの意思決定を支援します。

 ビジネスの今を知り、将来を予測し、意思決定を即座に行う̶ビジネス・イ

ンテリジェンス・システムは、正確な情報をビジネスの意思決定に生かすた

めの重要なシステムです。そのため、ビジネス・インテリジェンス・システムに

は高いスケーラビリティとリアルタイム性、強固なセキュリティ、業務システ

ムとの融合、成長するシステムにあわせたライフサイクル・マネジメント、管

理コストの削減などが求められます。

 Oracle Fusion Middlewareは、ビジネス分析に必要なすべての機能を

高いスケーラビリティで提供する包括的なビジネス・インテリジェンス・プ

ラットフォームです。このプラットフォームは、Oracle 10gのOracle Real

Application ClustersやOracle Application Serverをはじめとする製

品群の、パフォーマンスや信頼性を最小限のシステム投資で活用できるよう

に設計されています。

 また、Oracle Fusion Middlewareは、一元的に統合されたデータモデル

と統一されたユーザー・インタフェースを備えています。データ分析ツール、

データベース、アプリケーション・サーバーを一体化させることで、企業が目

指す情報統合によるビジネス・インテリジェンス環境を構築し、タイムリーで

正確な情報分析と活用を可能にします。

BusinessIntelligence

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ソースシステム Data Warehouse OLAP Cube エンドユーザー(Portal)

目的別にCubeを構築

バッチ取り込み(月次など)

ソースシステム Data Warehouse OLAP Cube エンドユーザー(Portal)

ハイブリッドOLAP(高度な分析と性能の両立)

マテリアライズド・ビュー(検索速度の向上)

Oracle RAC(高い拡張性と可用性)

パーティショニング(データ管理性の向上)

Oracle Fusion Middlewareのビジネス・インテリジェンスによる、

意思決定のリアルタイム化

従来のビジネス・インテリジェンスにおける、タイムラグのある意思決定

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Oracle Fusion Middlewareは

プロセス統合とデータの統合により

変化に対応する柔軟性の高いSOAを実現します。

 情報システムには今、部門ごとの部分最適化からビジネス全体を把握

し迅速な意思決定を可能にする全体最適化への変貌が求められていま

す。こうしたなかで、サービス指向アーキテクチャ(SOA)への対応は、ビジ

ネスの変化への迅速な対応が求められるエンタープライズ・システムに欠

くことはできません。

 SOA対応のシステムは汎用性と柔軟性が高いというメリットがある

一方、処理のオーバーヘッド(余分な負荷)が高いため、データベース、ミド

ルウェアやハードウェアに対する負荷がより高くなるという課題が生じ

ます。そのため、情報インフラには高い処理能力と拡張性、そして柔軟性

が求められます。

 Oracle Fusion Middlewareは、Oracle Grid技術による柔軟で拡

張性の高い情報インフラを基盤とします。この基盤上に業界標準に完全

準拠したOracle BPEL Process ManagerをはじめとするSOA製品を

搭載することで、迅速かつ柔軟にビジネスの変化と成長に対応する情報

システムを実現します。

 Oracle BPEL Process Managerは、Webサービスやビジネスプロセス

のオーケストレーションと実行を行います。Webサービスやビジネスプ

ロセスを標準に基づいて素早く設計、デプロイ(配置)することは、SOA

を構築する上で重要な機能となります。さらに、Oracle BPEL Process

Managerによってプロセス統合された環境で実行される様々なビジネス

上の処理をビジネス・アクティビティ・モニタリング(BAM)によってリアル

タイムで監視。ビジネスの変化をいち早く察知し、迅速にビジネス・プロセ

スを見直すことによって、スピーディーな企業経営を可能にします。

SOA

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ビジネスプロセスのモデリング

サービスの設計・開発

サービスの配布・実装

ビジネスプロセスへのマッピング

実行状況の確認

■ ビジネス・コンサルタントなどが

業務プロセスを定義。

■ 業務プロセスを可視化し共有する。

■ 入出力データやメッセージの送受信方法など、

各サービスの詳細を設計し、開発する。

■ 作成したロジックをビジネスロジックと

関連付け、サーバーへ実装する。

■ Webサービスとして実装されるケースが多い。

■ BPEL等の標準技術に従い、各サービスを

ビジネスプロセスへマッピングし、実行する。

■ ビジネスプロセスの稼動状況の監視、

サービスレベルの管理などを行う。

ビジネスプロセス・モデリングツール

技 術 ● ビジネスプロセス・モデリング表記法(BPMN)、 BPEL(Business Process Execution Language)

ツー ル ● Oracle BPEL Process Designer

SOA対応IDE(開発環境)

技 術 ● Web Service/SOAP/J2EE

製 品 ● Oracle JDeveloper

SOA対応アプリケーション・サーバー

技 術 ● Web Service/SOAP/J2EE

製 品 ● Oracle Application Server

ビジネスプロセス(BPM)ツール

技 術 ● BPEL(Business Process Execution Language)

製 品 ● Oracle BPEL Process Manager

サービス管理/モニタリングツール

技 術 ● ビジネス・アクティビティ・モニタリング(BAM)

製 品 ● Oracle BPEL Process Manager

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SOAのライフサイクル

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Oracle Fusion Middlewareは

セキュリティ統合で

管理機能を強化し管理コストを削減します。

 情報システムには、強固なセキュリティと同時に、ビジネスのあらゆるス

テージからのアクセスを可能にする汎用性が求められています。

 セキュリティに関わるコストの削減や時間の短縮、パスワードやセキュ

リティ資格証明の一元管理による利便性の改善など、いわゆるID管理は

組織のエンドユーザー及びネットワーク全体のセキュリティ・ライフサイク

ル(アカウントの作成、削除、権限の変更および属性管理)を管理するプロ

セスとして、セキュリティの核になる部分です。確実なID管理方針が、アプ

リケーション・セキュリティの改善とともに、コストの削減、アプリケーショ

ン・デプロイメント(配置)のスピードアップなどを可能にします。

 Oracle Fusion Middlewareでは、セキュリティ統合によって、セキュ

リティ管理機能の強化を図るとともに、管理コストの削減を実現します。セ

キュリティ統合の役割を担うOracle Identity Managementは、企業全

体のユーザー及びアプリケーションを保護するための統合インフラストラ

クチャで、スケーラブルで頑強なID管理インフラストラクチャでもありま

す。堅牢性とスケーラビリティ、そして各用途ごとのID管理ソリューション

をひとつに統合させたセキュリティ統合環境を、オープンな業界標準に

準拠して提供します。

Security

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アプリケーションA アプリケーションB アプリケーションC

複雑なID管理とぜい弱なセキュリティ

アプリケーション・ロジック

アプリケーション・ロジック

アプリケーション・ロジック

ユーザー認証ロジック

アクセス制御

ID管理業務

ユーザー認証ロジック

アクセス制御

ID管理業務

ユーザー認証ロジック

アクセス制御

ID管理業務

ユーザーID情報 ユーザーID情報

エンドユーザー

開発者

管理者

アプリケーションA アプリケーションB アプリケーションC

Oracle Fusion Middlewareによるセキュリティ統合環境

アプリケーション・ロジック

アプリケーション・ロジック

アプリケーション・ロジック

ユーザーID情報

エンドユーザー

管理者

ユーザー認証/アクセス制御

ID管理のためのワークフロー/ビジネスプロセス

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Oracle Fusion Middlewareは

企業内データを一元化することで

情報の一貫性とリアルタイム化を実現します。

 情報システムは経営パートナーとして、ビジネス環境の変化に柔軟かつ

迅速に対応しなければなりません。そのためには、業務プロセスを統合する

だけではなく、統合されたプロセスが有するそれぞれのデータの整合性と

リアルタイム化が求められます。異種アプリケーションを相互連携させた

コンポジット・アプリケーションでプロセスの統合を図っても、それぞれの

アプリケーションのマスターデータがバラバラに管理されていたのでは、

せっかくのデータ資産を生かすことはできません。

 オラクルは、データハブによるデータ統合(シングル・データモデル)を提供

できる唯一のソリューション・ベンダーです。データ統合によって、ビジネスの

変化への俊敏な対応と、データの可視化による意思決定のリアルタイム

化を可能にします。

 Oracle Fusion Middlewareでは、Oracle Data Hubsによって複数の

システムやアプリケーションに分散したデータを一元化し統合することで、

データの整合性とリアルタイム化を、ひいてはビジネスの“一貫性”と“柔

軟性”の確保を実現します。Oracle Data Hubsは、設計が異なるデータ

ベースを統合する新たなデータモデルと、データの重複を洗い出してデー

タの品質を高めるためのツール群で構成されており、異種システムと連携

してデータベースを同期させるためのインフラとしてOracle Application

Server 10gを利用します。

 Oracle Fusion Middlewareは、シングル・データモデルによるデータ

統合によって、全社で一元化したデータベース構築を目指す企業の“ある

べき姿”を実現します。

Data Hub

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SAPモジュール(サービス)

Oracleモジュール(サービス)

Portal/Blモジュール(サービス)

カスタムモジュール(サービス)

PeopleSoftモジュール(サービス)

プロセス

データ

エンタープライズ・サービス・バス

SAPモジュール(サービス)

Oracleモジュール(サービス)

シングル・データモデル

Portal/Blモジュール(サービス)

カスタムモジュール(サービス)

エンタープライズ・サービス・バス

PeopleSoftモジュール(サービス)

プロセス

データ

ビジネス要件 技術要件

従来のプロセス統合の場合

Oracle Data Hubsの場合

データは個別のモジュールごとに分断されており、データの重複や不整合などが起こりや

すい。企業全体としてのデータの一貫性確保は困難。しかも、データの一貫性がないまま、

プロセスだけを統合しているため、企業経営の全体像の把握にタイムラグが発生する。

プロセス統合とデータ統合を同時に実現する。企業全体におけるデータの一貫性確保が

容易。プロセスとデータの双方が一元化されているため、業務プロセスを実行中にもリアル

タイムな情報活用が可能で、企業経営の全体像の把握にタイムラグが発生することはない。

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お問合わせ窓口 0120-155-096http://www.oracle.co.jp/contact/

TEL

URL

〒102-0094 東京都千代田区紀尾井町 4-1http://www.oracle.co.jp/

※本カタログの情報は、2005年9月現在のものです。 ※実際の製品と内容が異なる場合があります。 ※Oracleは、Oracle Corporationの登録商標です。本カタログ掲載の社名、商品名は各社の商標または登録商標です。

OSE00388-PK1

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代理店名

業務プログラム

ハードウェア/OS

業務プログラム

ハードウェア/OS

データベースアプリケーションサーバー

分断化されたアプリケーション・サーバーとデータベース

分断化されたシステム監視

業務プログラム 業務プログラム

ハードウェア/OS

Oracle 10g

オラクルが提唱するミドルウェア統合

複雑化したエンタープライズ・システムは、運用・管理に多大な労力を要し、ビジネスの変化に迅速に対応することは困難です。

特に、ひとたびトラブルが発生すると、問題解決に多くの時間とコストがかかります。これは、多くの場合、データベースやアプリ

ケーション・サーバーなどのミドルウェアを複数のベンダーの製品で組み合わせることによるものです。

Oracle 10gは、データベース、アプリケーション・サーバー、システム管理ツールなどの現代のエンタープライズ・システムに求め

られるミドルウェアをすべて統合して提供するソリューション・プラットフォームです。複雑なビジネスプロセスを統合し、ビジ

ネスの変化に迅速・柔軟に対応する拡張性の高いインフラを構築することができます。障害要因を特定するためのツールも組み

込まれているため、問題の予防、発見、解決が容易で、企業の運用・管理コストの削減に貢献します。

データベースアプリケーションサーバー

システム統合管理

Oracle Enterprise Manager 10g