2016.06.21 ver.1.1

1. Optimizelyとは

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『Optimizely』はA/Bテストを手軽かつ迅速に行うことができる最適化プラットフォーム

（Optimizeは「最適化する」という意味）です。ユーザーのターゲティングや、高度な統計エン

ジンによるテスト結果検証、ネイティブアプリのA/Bテストなど、さまざまな機能が搭載されて

います。

WEBサイトとモバイルアプリに対応する多機能なA/Bテストツール

1.1 Optimizely とは (Optimizelyの概要）

50%のユーザー

50%のユーザー

バリエーションA

バリエーションB

コンバージョン率

20%

コンバージョン率

10%

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世界NO.1シェア、導入社数は9,000社を超える

1.2 Optimizely とは （Optimizelyの世界シェア）

同ツールは2012年より世界No.1のシェアを誇り、 2015年には導入社数が9,000社を超えまし

た。「メディア」「小売」「旅行」「テクノロジー」を含む、さまざまな業界のお客様に利用さ

れ、毎月数十億件ものテストが行われています。

A/Bテストツールのシェア率

2008年のアメリカ大統領選挙の際、オバマの支援サイトが

OptimizelyによってA/Bテスト改善されたのは有名な話です。

あらゆるA/Bテストをほどこし、メール登録、ボランティア

集め、寄付金集めを最大化させました。

特に寄付金集めでは、最終

的に100億円以上の寄付収

入を増やすことに成功しま

した。

100億円集めた伝説のアメリカ大統領選挙

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1.3 Optimizelyとは（4つの特長）

簡単に導入できる導入設定

スタートするまでに本番

環境を触っていただくの

は1回だけ。

サービス規約をご確認い

ただいた後に、ワンタグ

を導入するだけで、テス

ト実施環境が整います。

1

簡単に使える インターフェイス

優秀なA/Bテスト・ツール

でも、難しくて使いこな

せなければ、意味があり

ません。

「Optimizely」は、簡単

に使えるビジュアルエ

ディターを搭載している

ので、htmlやcssの知識が

なくても問題ありません。

多彩なテストの 機能が搭載

• 多変量・複数ページテス

トに対応

• 様々なターゲティングが

可能

• 配信料の制御

• 動的ページに対応（URLマッ

チングで複数ページ一括対応）

• 他解析ツールとスムーズ

な連携

• モバイルアプリのテスト

テストの高速化が実現可能

都度、本番環境を触る必要

がなく、簡単にA/Bテスト

の設定ができるため、短時

間でテストを回すことが可

能です。

結果から考察した次のテス

トを手間なくスタートさせ

ることで、高速にPDCAを

回すことができます。

2 3 4

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1.4 Optimizelyとは（A/Bテスト）

A/Bテスト＝サイトパフォーマンスを最大化するために必要な手段

Webサイトの最適化には、設定した仮説がどのくらいパフォーマンスを上げるか、データを収集

し分析する、「仮説の検証」が必須です。仮説のパターンをいくつか用意し、同時にテストをさ

せて、どのパターンが一番勝ったのか、統計的に見ることをA/Bテストといいます。

収益 ダウンロード数

募金額 申込み 会員獲得数

単純なA/Bテストのイメージ A/Bテストで測れる結果

数で図れる指標なら

ば、Webページを

コンスタントにテス

トし、最適化した結

果を得ることができ

ます。

A B

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1.5 Optimizelyとは（多変量テストと複数ページテスト）

同ページ内にある複数のパーツ（セクション）を変

更し、テストを行います。複数のパーツを変更する

ことで、CV率が最も高い組み合わせを導き出すこと

ができます。

複雑なA/Bテストのパターン：多変量テストと複数ページテスト

多変量テスト （Multivariate testing）

異なるテンプレートで、複数のページにまたがる共

通の要素を一括で変更することができます。同じ訴

求軸で、複数ページに渡ってテストを行うことが可

能です。

複数ページテスト （Multi-Page testing）

オリジナル ページ

バリエーション ページ

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• 商品一覧ページのレイアウトを何パターンか用意して、どれが離脱率が低いかを検証する。

• 「お申込」エリアを何パターンか用意して、どれが一番コンバージョンされるかを検証する。

• 詳細ページ内の◯◯のコンテンツが商品購入に必要かどうか判断が難しいので検証する。

• ランディングページのコンテンツの配列がこれで正しいのかを検証する。

• サイト内を回遊させるために、どのページレイアウトが一番良いのかを検証する。

「お客様の目標達成に向けて日々部分最適化を進めたいとき」

1.6 Optimizelyとは （こんな時に導入して下さい）

で多数の最適化のアイデアを瞬時に実現

2. Optimizely 主な機能のご紹介

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テスト対象ページの開始＜head＞タグ直下に『スニペットタグ（jsタグ）』を設置。

このスニペットタグは管理画面から取得できます。

2.1 Optimizelyの機能イメージ（利用までの流れ）

POINT！ CVページにも タグの設置が必要

テストは1個のスニペットタグから始まります

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「Optimizely」へログインすると、コンパクトにまとまった

使いやすい『ダッシュボード』が表示されます

2.2 Optimizelyの機能イメージ （ダッシュボード）

各テスト（実験）一覧が表示されま

す。選択すると左側に実験の詳細が

表示されます。

上部のタブメニューでは、このダッシュボードで管理するプロジェクトの各設定メニューを切り替

える事ができる。

「概要－テスト（実験）一覧」・「目標」・「訪問者グループ」・「変数」・「変更履歴」

下部のメニュ－では、このダッシュボードで管理しているプロジェクト内の各テスト（実験）で設

定できる設定メニューを切り替える事ができる。

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デザイナーやエンジニアのような専門スキルがなくても、

テストパターンの作成が可能な『ビジュアルエディター』

2.3 Optimizelyの機能イメージ（テスト設定：編集画面）

対象エリア内の要素を「右クリック」して「コンテナ」を選択。

「コンテナ」を選択後、要素を編集してテストパターンを作成します。

ツール例：要素のスタイル編集ツール

非常に簡単にスタイルの変更が可能

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複雑な設定をしたい時は、便利な『コードエディター』で

2.4 Optimizelyの機能イメージ（テスト設定：編集画面）

JavaScriptの編集が可能なコーダーが利用する場合には、複雑な設定も実装可能。

編集画面右下の「＜コードの編集＞」を押下後、編集ウィンドウ内で直接編集ができます。

オリジナルのCSSの追加なども可能に

ツール例：＜コードの編集＞

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2.5 Optimizelyの機能イメージ（テスト設定：編集機能一覧）

右クリックメニューから選択できる機能は以下の通り、多様な編集機能があります。

機能名 機能詳細

要素の編集 • HTMLの編集

• テキストの編集

• クラスの編集

• 画像の変更

• ハイパーリンクの編集

• スタイルの編集

挿入 • HTMLの挿入

• テキストの挿入

• 画像の挿入

移動とサイズ変更 • 要素の移動、リサイズが可能

※移動する場合は、絶対位置が指定されるので注意。

再配置 • 要素の絶対位置を変更する。

削除 • 選択要素の削除が可能。

クリックの追跡 • 要素のクリックを指標としてカウントする。

カスタムJavaScript • Optimizelyが配信するDOM操作用のJavaScriptを直接編集できる。

ビジュアルエディターに搭載されている機能

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2.6 Optimizelyの機能イメージ（テスト設定：訪問者設定）

カスタマイズした訪問者グループ（有料トラフィック、Cookieなど）をターゲットに設定する。

など、高度なターゲット設定機能で、最適な相手にテストを実行することができます。

簡単に設定・編集できる

訪問者グループの条件

適切な訪問者グループを簡単に「ターゲット設定」

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2.7 Optimizelyの機能イメージ（テスト設定：訪問者設定機能一覧）

機能名 機能詳細

スタンダード設定 • 広告キャンペーン

• ブラウザ／バージョン

• Cookie

• カスタムイベント

• カスタムJavaScript

• カスタムタグ

• デバイス

• IPアドレス

• 言語

• 場所

• 新規／リピートセッション

• プラットフォーム／OS

• クエリパラメーター

• 参照元URL

• アクセス日時

• アクセス元

カスタム変数 • 1プロジェクトにつき10個までカスタム変数の登録が可能

Optimizelyでは、訪問者グループを下記のようにターゲット設定することができます。

「ターゲット設定」における機能詳細

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2.8 Optimizelyの機能イメージ（テスト設定：目標設定画面）

Optimizely では、複数の目標を設定することで、テストの変更箇所への反応だけでなく、

目的としている内容への結果を確認することができます。

新しい目標の作成画面

複数の目標（ゴール）設定が可能

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2.9 Optimizelyの機能イメージ（テスト設定：目標一覧）

設定できる目標には3つのタイプが存在します。

ページビュー クリック カスタムイベント

URLから目標の完了を特定できる

場合に使用。（特定ページへの到

達など）

リンクやボタン、バナーなどのク

リック計測に使用。

Java Scriptで設定した任意の条件

を計測可能。

設定できる目標の種類は大きく3パターン

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2.10 Optimizelyの機能イメージ（結果画面）

リアルタイムの結果にアクセスできるレポート画面

項目 意味

バリエーション テストパターン

訪問者 各テストパターンへの訪問者数

差異空間

コンバージョン率の絶対的な差異（バリエーショ

ン－ベースライン）が含まれている可能性のある

値の範囲を表す信頼区間

改善 ベースラインに対するこのバリエーションのコン

バージョン率の相対的増分

統計的有意性 コンバージョン率に観測される差が偶然によるも

のではない尤度

Optimizely独自の統計エンジン(Stats Engine)により、正確なテスト結果を

リアルタイムに表示しているレポートです。信頼性や実装された時に予測される誤差まで想定し、

レポート画面に表示します。

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2.11 Optimizelyの機能イメージ（解析ツールとの連携）

Optimizelyの結果画面+各解析ツールとの分析連携も可能

【例】Google Analyticsとの連携

Optimizely画面で行う連携作業 Google Analyticsの画面で見る結果（カスタム 変数設定後）

2015年11月現在、Optimizelyでは、21個の分析ツールとの統合が可能です。Optimizelyの結果画

面に追加し、各分析ツールと統合することで、より深い分析を行うことができます。

主な連携分析ツール：Google Analytics, Google Analytics Premium, Adobe Analytics,Ptengineなど

3. 成功事例

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3.1 具体的な事例（ The Guardian ）

事例01：

The Guardian＜メディアサイト事例＞

テストイメージ

ランディングページのテストで会員登録数が46％、ナビゲーションテストでクリックスルーが

137％に向上！

課題と仮説

The Guardianが運営するデートサイトの目標は有料会員の

獲得と表示広告のCTRの向上。

プロファイルの幅を広げ、既存のユーザーに関する情報を増

やすなど、より多くの情報を提供することによって購読を増

やすことができるという仮説のもとにテストを段階に実施。

第1回 ランディングページの最適化

メインエントリーポイントのラン

ディングページからテスト

→ 46％ 会員獲得率UP

第2回 ナビゲーションのテスト

おすすめユーザー一覧を新参加メン

バーに変更

→ クリックスルー が137％に増加

段階的なテスト実施構成

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課題と仮説

3.2 具体的な事例（ Sony ）

事例02：

Sony＜ECサイト事例＞

チェックアウトファネルのテストで購入者を 20.6% 増加させることに成功！

テスト結果と考察 テストイメージ

ソニーはノートPCページのチェックア

ウトファネルでの離脱率の高さに悩ん

でいた。2ステップ目のカスタマイズ

選択ページで、全訪問者のうち39％が

離脱していた。

商品詳細から来たユーザーにとって、

カスタム選択ページに製品の説明を長

く記載しなくても、意思決定には影響

しないのではないか。反対に完結でわ

かりやすく整理する事で速く決定を下

せるのではないか。と仮説をたてた。

「製品説明を短く+トップセラータグ

追加+キャンペーンを強調」のバリ

エーションパターンを用意しテストを

行った。

結果：

「製品説明を短く+トップセラータグ

追加+キャンペーンを強調」したバリ

エーションページの勝ち

バリエーションページのパフォーマン

スは、オリジナルに比べて高く、注文

確認ページに達する訪問者が20.6%

も増加。選択肢や情報を組み合わせて

少なくすることで、訪問者が辿るべき

工程を明確化できたことが、CV増加

に繋がった。

Original

勝利した バリエーション

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課題と仮説 テスト結果と各種データからの考察 テストイメージ（トランクページ追加部分）

パーソナルスタイリストが選んだ洋服

セットを出荷してくれるサービス・ア

プリで、行ったテスト。

注文時にクレジットカード情報を入力

するユーザーは、購入に対して、より

意欲の高いユーザーである証拠と考え、

クレジットカード情報が必要/クレジッ

トカードが不要といったページを差し

込んだテストを行った。

事例03：

Trunk Club ＜モバイルアプリ＞

注文のフローに1ページ追加したテストで、出荷率が43％アップ！

（右）クレジットカード情報不要にし、スタ

イリストにお願い事項を書く追加ページ

（左）クレジット情報を入力させるための

フォームを追加したページ

クレジットカードについての情報を入

力させるページより、クレジットカー

ドについての記載が少なくなっていた

ページのほうが、全体のコンバージョ

ンを上げることができた。

全体のコンバージョン率は、入力項目が極力少ないものの方がアップ

クレジットカードの詳細の入力を行っ

た人は、購入後、スタイリング内容を

見て、キャンセルすることなく、洋服

の出荷に至る率が43%高くなった。

購入後、実際の出荷に至った率が43%アップ

3.3 具体的な事例（ Trunk Club ）

4. Optimizelyのプランと弊社サポート

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Optimizely にはフリートライアルプランとEnterpriseプランがあり

ます

4.1 Optimizelyツールの仕様

フリートライアルプラン

フリートライアルプランは、30日間無料でOptimizelyの機

能をお試し頂けます。

Enterpriseプラン

Enterpriseプランは、Optimizelyの各種機能を活用し、複数

ドメインや、多くのテストを行ってカイゼンを行いたいお客

様向けのプランです。

月間MUV数 150,000 MUV～

プロジェクト数 8個～

コラボレーター数 20人～（権限管理機能付き）

ご利用可能ドメイン数 複数ドメイン対応可能

サポートチケット 4チケット/月～

※MUVs(Monthly Unique Visiter)によってプランが異なり

ます。詳しくはお問い合せください。

月間MUV数 プラン詳細はお問い合せ下さい

プロジェクト数 プラン詳細はお問い合せ下さい コラボレーター数

ご利用可能ドメイン数

サポート Optimizelyオンラインコミュニ

ティサイト（英語のみ）

https://community.optimizely.c

om/

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4.2 Optimizelyツールの仕様（有償サポート体制）

Optimizelyに関するサポートは、 オンラインプロジェクト管理ツール「Backlog」でやり取りを行います。

お電話、メールでの対応も可能です。 お問い合わせ例

・導入時の設定方法

・設定、操作方法

・新機能、Optimizelyサービス情報

サポート専用チーム

内容により、 米国Optimizely社と 連携の上、回答いたします

お客さま （Enterprise利用）

対応スタッフについて

サービススタッフ（日本人）

実装技術者（日本人）

有償プランをご契約の場合、下記の体制にてお客さまのA/Bテスト

運用をサポートさせていただきます

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Optimizely の料金テーブルやプランの詳細、その他実績につきまし

ては弊社までお問い合せ下さい。

4.3 お問い合せ

株式会社イー・エージェンシー

TEL：03-4334-9093

MAIL: all_sales@ml.e-agency.co.jp