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LIFE is Entertainment SEGA SAMMY GROUP CSR Report 2010

SEGA SAMMY GROUP CSR Report 2010LIFE is Entertainment SEGA SAMMY GROUP CSR Report 2010 セガサミーホールディングス(株)グループCSR推進室 宛 お問い合わせ先

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L I F E i s E n t e r t a i n m e n t

SEGA SAMMY GROUP

CSR Report 2010

セガサミーホールディングス(株)グループCSR推進室 宛

お問い合わせ先

2010年8月発行

T E L:03-6215-9055MAIL: [email protected]

SEGA SAMMY GROUP CSR Report 2010

お読みいただく皆さまへ

Contents

With Customers

SEGA SAMMY GROUP CSR Report 2010

1SEGA SAMMY GROUP CSR Report 2010

2

CSRの位置づけと概念

グループ経営理念

グループCSR憲章

グループ行動規範

グループ経営における最上位概念

ステークホルダーごとの業務指針

「グループCSR憲章」に基づく、社員の具体的な行動指針

 私たちは企業の社会的責任(CSR=Corporate Social Responsibility)の遂行を経営の重要課題と考えています。 社会に生き続ける「企業市民」として、CSRの精神に鑑み、すべての法令・社会規範を遵守し、ステークホルダーとより良い関係を築くことで、健全な経営の実現と社会的な責任を果たせるものと考えます。そのための業務執行の指針として、ここにグループCSR憲章を掲げます。

私たちは、いつの時代においても、お客さまとともに歩みながら、夢と感動溢れるエンタテインメントを提供し続けます。

お客さまとともに夢と感動をお届けする製品・サービスの提供健全なエンタテインメント市場の育成

2125

編集方針グループ経営理念/グループCSR憲章/目次トップメッセージ社長メッセージ(サミー/セガ)グループ概要セガサミーグループ2009 CSR活動ハイライト セガサミーグループのCSRコーポレート・ガバナンスコンプライアンス/リスク管理

123579131719

●グループCSR憲章制定にあたり

私たちは、世界中のあらゆる人々に夢と感動溢れるエンタテインメントを提供し、豊かな社会の実現と文化の創造に貢献します。

グループ経営理念

グループCSR憲章 目次

With Partners私たちは、取引先と公平・公正な関係を保ち、互いに切磋琢磨し、良きパートナーとして、ともに夢と感動溢れるエンタテインメントの提供を目指します。

取引先とともに 公正な取引の徹底 27

With Shareholders and Investors私たちは、グローバルな視点をもって事業を展開し、継続的な成長・企業価値の最大化を目指します。そして、適正な利益還元と適時的確な情報開示を通し、透明な経営を図り、株主・社会の期待に応えます。

株主・投資家とともに株主・投資家への情報開示 株主・投資家とのコミュニケーションの充実 適正な利益還元

293030

With Employees社員一人ひとりの創造性とチャレンジ精神がグループ発展の源であり、最大の財産です。私たちは、社員が持つ限りない可能性を最大限発揮できる企業文化を育み、ともに成長していきます。

従業員とともに人権の尊重と雇用 社会性の高い人材の育成のために多様性と機会均等 ワークライフバランスの推進労働安全衛生

3132333536

With Society私たちは、企業市民として社会を構成する一員であることを強く自覚し、本来の事業活動の繁栄を通じて社会に貢献するだけでなく、芸術・スポーツなどの文化の発展支援、地球環境保護への取り組みを、積極的かつ自主的に行います。

社会とともに(社会貢献)スポーツ・芸術・文化活動支援社会貢献活動の支援事業性を活かした社会貢献活動社会的責任(環境)環境活動地球環境保全への取り組み

37383939

4143

第三者意見 45

編集方針 この度、セガサミーグループは第4号となるCSRレポートを発行しました。2007年の創刊以来、様々なステークホルダーの皆さまに「分かりやすく読みやすい」誌面づくりを目指してきました。今号は以下の点をポイントに編集しました。

1. グループ各社のCSR活動を巻頭ハイライトとして特集(P9参照) 2. 重要性の測定を行い、その結果と今後の動きを掲載(P16参照) 3. CSR憲章を軸とし、ステークホルダーごとに基本的考え方や具体的な活動を紹介(P21~参照) 4. 客観性を担保するため、第三者によるご意見を掲載(P45参照)

 また、今回は2009年版同様に、冊子での発行を避け、WEBサイトに掲載することで環境面にも配慮しています。 セガサミーグループは、今後もCSR精神を経営に反映させるため、ステークホルダーの皆さまとご意見を交換し合いながら、より良い企業市民となるべく、逐次改善を図っていきたいと考えています。このレポートへのアンケートを含め、皆さまの忌憚なきご意見をお待ちしています。

参考にしたガイドライン《GRI 「サステナビリティ・リポーティング・ガイドライン2006」》※ GRI (Global Reporting Initiative)=グローバル・レポーティング・イニシアチブ。全世界で適用可能な、持続可能性報告のガイドラインを策定し、その普及に取り組む非営利組織

本レポートには、セガサミーグループの過去と現在の事実だけでなく、社会情勢に関する予想や発行日時点での経営計画や見通し、将来予測が含まれています。これらの予想・予測は、記述した時点で入手できた情報に基づいた仮定ないし判断であり、諸条件の変化によって、将来の社会情勢や事業活動の結果が異なったものとなる可能性があります。読者の皆さまには、ご了承いただきますようお願い申し上げます。

アニュアルレポートとの関連性アニュアルレポートでは財務情報を中心に報告し、CSRレポートでは非財務情報を中心に報告しています。CSRレポートに掲載されていない財務情報の詳細については、アニュアルレポートまたはホールディングスWEBサイトをご覧ください。http://www.segasammy.co.jp/japanese/ir/index.html

対象範囲期間: 2009年4月1日~2010年3月31日※ 一部には発行日直近の報告や、2009年度以前の活動も含めています組織: セガサミーホールディングス株式会社、  株式会社 セガ、サミー株式会社※ 一部にはグループ会社の活動を掲載しています発行: 2010年8月(次回発行予定:2011年9月)

会社名表記の定義セガサミーホールディングス株式会社 : ホールディングス株式会社 セガ : セガサミー株式会社 : サミー

免責事項

私たちは、世界中のあらゆる人々に夢と感動溢れるエンタテインメントを提供し、豊かな社会の実現と文化の創造に貢献します。

ホールディングスWEBサイト「グループCSR憲章・行動規範」で紹介http://www.segasammy.co.jp/japanese/pr/commu/csr.html

SEGA SAMMY GROUP CSR Report 2010

お読みいただく皆さまへ

Contents

With Customers

SEGA SAMMY GROUP CSR Report 2010

1SEGA SAMMY GROUP CSR Report 2010

2

CSRの位置づけと概念

グループ経営理念

グループCSR憲章

グループ行動規範

グループ経営における最上位概念

ステークホルダーごとの業務指針

「グループCSR憲章」に基づく、社員の具体的な行動指針

 私たちは企業の社会的責任(CSR=Corporate Social Responsibility)の遂行を経営の重要課題と考えています。 社会に生き続ける「企業市民」として、CSRの精神に鑑み、すべての法令・社会規範を遵守し、ステークホルダーとより良い関係を築くことで、健全な経営の実現と社会的な責任を果たせるものと考えます。そのための業務執行の指針として、ここにグループCSR憲章を掲げます。

私たちは、いつの時代においても、お客さまとともに歩みながら、夢と感動溢れるエンタテインメントを提供し続けます。

お客さまとともに夢と感動をお届けする製品・サービスの提供健全なエンタテインメント市場の育成

2125

編集方針グループ経営理念/グループCSR憲章/目次トップメッセージ社長メッセージ(サミー/セガ)グループ概要セガサミーグループ2009 CSR活動ハイライト セガサミーグループのCSRコーポレート・ガバナンスコンプライアンス/リスク管理

123579131719

●グループCSR憲章制定にあたり

私たちは、世界中のあらゆる人々に夢と感動溢れるエンタテインメントを提供し、豊かな社会の実現と文化の創造に貢献します。

グループ経営理念

グループCSR憲章 目次

With Partners私たちは、取引先と公平・公正な関係を保ち、互いに切磋琢磨し、良きパートナーとして、ともに夢と感動溢れるエンタテインメントの提供を目指します。

取引先とともに 公正な取引の徹底 27

With Shareholders and Investors私たちは、グローバルな視点をもって事業を展開し、継続的な成長・企業価値の最大化を目指します。そして、適正な利益還元と適時的確な情報開示を通し、透明な経営を図り、株主・社会の期待に応えます。

株主・投資家とともに株主・投資家への情報開示 株主・投資家とのコミュニケーションの充実 適正な利益還元

293030

With Employees社員一人ひとりの創造性とチャレンジ精神がグループ発展の源であり、最大の財産です。私たちは、社員が持つ限りない可能性を最大限発揮できる企業文化を育み、ともに成長していきます。

従業員とともに人権の尊重と雇用 社会性の高い人材の育成のために多様性と機会均等 ワークライフバランスの推進労働安全衛生

3132333536

With Society私たちは、企業市民として社会を構成する一員であることを強く自覚し、本来の事業活動の繁栄を通じて社会に貢献するだけでなく、芸術・スポーツなどの文化の発展支援、地球環境保護への取り組みを、積極的かつ自主的に行います。

社会とともに(社会貢献)スポーツ・芸術・文化活動支援社会貢献活動の支援事業性を活かした社会貢献活動社会的責任(環境)環境活動地球環境保全への取り組み

37383939

4143

第三者意見 45

編集方針 この度、セガサミーグループは第4号となるCSRレポートを発行しました。2007年の創刊以来、様々なステークホルダーの皆さまに「分かりやすく読みやすい」誌面づくりを目指してきました。今号は以下の点をポイントに編集しました。

1. グループ各社のCSR活動を巻頭ハイライトとして特集(P9参照) 2. 重要性の測定を行い、その結果と今後の動きを掲載(P16参照) 3. CSR憲章を軸とし、ステークホルダーごとに基本的考え方や具体的な活動を紹介(P21~参照) 4. 客観性を担保するため、第三者によるご意見を掲載(P45参照)

 また、今回は2009年版同様に、冊子での発行を避け、WEBサイトに掲載することで環境面にも配慮しています。 セガサミーグループは、今後もCSR精神を経営に反映させるため、ステークホルダーの皆さまとご意見を交換し合いながら、より良い企業市民となるべく、逐次改善を図っていきたいと考えています。このレポートへのアンケートを含め、皆さまの忌憚なきご意見をお待ちしています。

参考にしたガイドライン《GRI 「サステナビリティ・リポーティング・ガイドライン2006」》※ GRI (Global Reporting Initiative)=グローバル・レポーティング・イニシアチブ。全世界で適用可能な、持続可能性報告のガイドラインを策定し、その普及に取り組む非営利組織

本レポートには、セガサミーグループの過去と現在の事実だけでなく、社会情勢に関する予想や発行日時点での経営計画や見通し、将来予測が含まれています。これらの予想・予測は、記述した時点で入手できた情報に基づいた仮定ないし判断であり、諸条件の変化によって、将来の社会情勢や事業活動の結果が異なったものとなる可能性があります。読者の皆さまには、ご了承いただきますようお願い申し上げます。

アニュアルレポートとの関連性アニュアルレポートでは財務情報を中心に報告し、CSRレポートでは非財務情報を中心に報告しています。CSRレポートに掲載されていない財務情報の詳細については、アニュアルレポートまたはホールディングスWEBサイトをご覧ください。http://www.segasammy.co.jp/japanese/ir/index.html

対象範囲期間: 2009年4月1日~2010年3月31日※ 一部には発行日直近の報告や、2009年度以前の活動も含めています組織: セガサミーホールディングス株式会社、  株式会社 セガ、サミー株式会社※ 一部にはグループ会社の活動を掲載しています発行: 2010年8月(次回発行予定:2011年9月)

会社名表記の定義セガサミーホールディングス株式会社 : ホールディングス株式会社 セガ : セガサミー株式会社 : サミー

免責事項

私たちは、世界中のあらゆる人々に夢と感動溢れるエンタテインメントを提供し、豊かな社会の実現と文化の創造に貢献します。

ホールディングスWEBサイト「グループCSR憲章・行動規範」で紹介http://www.segasammy.co.jp/japanese/pr/commu/csr.html

SEGA SAMMY GROUP CSR Report 2010

Top MassageSEGA SAMMY GROUP CSR Report 2010 Top MassageSEGA SAMMY GROUP CSR Report 2010

3SEGA SAMMY GROUP CSR Report 2010

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社会から信頼され発展を期待される企業であるための努力を続けてまいります

トップメッセージ

 世界は、地球温暖化、環境保護、エネルギー問題をはじめ人口増大(日本では少子高齢化)、貧困など地球規模の様 な々課題を抱えています。企業には事業を通して、いかにこれらの課題に対し、中長期的な観点から解決策を考え提供できるかが求められています。 セガサミーグループは2004年のセガとサミーの経営統合以来、総合エンタテインメント企業グループとして、『世界中のあらゆる人 に々夢と感動溢れるエンタテインメントを提供し、豊かな社会の実現と文化の創造に貢献する』ことをグループ経営理念に掲げ、事業に取り組んでまいりました。 私どもの強みは、性別、国籍などを問わず、あらゆる世代の人 に々クオリティの高い多種多様なエンタテインメントをお届けできることと考えています。日々 の生活に潤いと充足感をもたらすことがエンタテインメントに携わる私どもの使命であり、人 に々笑顔をお届けすることが、社会から私どもに期待されていることであると考えます。 その実現のためには、社員一人ひとりが、グループ経営理念やグループCSR憲章の精神をしっかりと受け止め、私どもの強みを最大限に活かしつつ、社会の要請を先取りしながら、責任を果たしていくこと、これこそがセガサミーグループのCSRであると考えます。

 2009年度は社員のCSRに対する気づきや関心を一層高めることを課題の一つとして掲げました。その第一歩として、「社会の視点」(社会にとっての重要性および関心度)と、「自社の視点」

セガサミーグループの強みを活かし、社会の要請に応える

2009年度を振り返って

社員=人材こそが企業価値の源泉。CSR活動は人材育成の場

(自社にとっての重要性、企業価値への影響度)の両面から、セガサミーグループの様 な々事業活動とCSRとのかかわりを整理し、具体的なCSRの課題の抽出や妥当性の検証などの手がかりにすべく、ホールディングス、セガ、サミーの中堅社員へのインタビューを実施しました (重要性の測定)。 その結果を踏まえ、現在、上記3社では、抽出された重要課題を解決するための検討がなされるなど、ステークホルダーの皆さまとの関係構築の新たなアクションにつながりつつあります。今後はインタビューを受けた社員が中心となり、活動の輪が一層広がることを期待しています。 社会貢献活動については、事業であるエンタテインメントと同様、夢や感動を分かち合えるものとして特に文化、スポーツ支援に積極的に取り組んできました。 昨年初めて取り組んだささやかな国際貢献活動(『絵本を届ける運動』)では、多くのグループ会社・社員を巻き込みながら着実な成果を挙げました。本年度もこの活動が広くグループ社員間に根付き、グループの一体感、連帯感の醸成とともに、より多くの社員が社会貢献の喜びや大切さを実感できることはたいへん意義のあることだと考えています。 事業を通じての社会貢献活動の一つである福祉施設へのサミーショールームの開放は、社員のボランティア活動の協力を得ながらのべ100回を超え、さらに全国の営業所にも広がっています。 また「セガの森(長野県南相木村)」や「千歳ジュニアスポーツフェスティバルの開催(北海道千歳市)」など、地域社会の皆さまとのコミュニケーション向上にも継続的に取り組んでいます。

 私はCSR活動を通じて社員が感受性(センシティビティ)の高い、かつチャレンジ精神旺盛な人材に成長してくれることを期待しています。 企業の経営資源は人・物・金・情報であるといわれますが、最大の資源は、「社員=人」であると考えています。物もお金もすべて「人」が作り出すものであり、社員一人ひとりの創造性と

チャレンジ精神がグループ発展の源であり、最大の財産であると認識しています。 そして、日頃のビジネスシーンにおいて、社会からの要請を第一義的に受け止めることを期待されているのは、ステークホルダーの皆さまに接する現場の社員です。社員一人ひとりがステークホルダーの皆さまの発信するメッセージを敏感に感じ取ると同時に、既存の枠にとらわれない発想を持ちながら、絶えず業務面に活かしていくことが社員の成長とともに、企業の発展へとつながると信じています。 もちろん、グループ経営理念を具体化し日々実践していくにあたっては、社会に生き続ける「企業市民」として、社員一人ひとりがCSRの精神にかんがみ、法令・社会規範を遵守し(コンプライアンス)、リスクマネジメントを含むコーポレート・ガバナンスを徹底し、健全な企業として社会からの信頼を得ることが必要不可欠であることは言うまでもありません。 すなわち、事業や仕事が社会とつながっていることをしっかりと認識し、事業所や各部署、社員一人ひとりが、これらのことを実践していくことが不可欠であり、行動の評価軸は自社内だけでなく、社会にあることを改めて認識し行動していく必要があります。 これらの行動を通じて、社員一同が「社会に夢と感動溢れるエンタテインメントをお届けする」というグループ経営理念に共感し、セガサミーグループで働くことに誇りを持ち、経営理念の実現に向かって一丸となりまい進してくれることを期待しています。

 今後も社会からの様々な期待と要請に応えながら、ステークホルダーの皆さまのご理解と共感を得ることで、社会から信頼され発展を期待される企業グループであるための最大限の努力を続けてまいります。

引き続きご指導ご支援を賜りますようお願い申し上げます。

セガサミーホールディングス株式会社代表取締役会長兼社長

SEGA SAMMY GROUP CSR Report 2010

Top MassageSEGA SAMMY GROUP CSR Report 2010 Top MassageSEGA SAMMY GROUP CSR Report 2010

3SEGA SAMMY GROUP CSR Report 2010

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社会から信頼され発展を期待される企業であるための努力を続けてまいります

トップメッセージ

 世界は、地球温暖化、環境保護、エネルギー問題をはじめ人口増大(日本では少子高齢化)、貧困など地球規模の様 な々課題を抱えています。企業には事業を通して、いかにこれらの課題に対し、中長期的な観点から解決策を考え提供できるかが求められています。 セガサミーグループは2004年のセガとサミーの経営統合以来、総合エンタテインメント企業グループとして、『世界中のあらゆる人 に々夢と感動溢れるエンタテインメントを提供し、豊かな社会の実現と文化の創造に貢献する』ことをグループ経営理念に掲げ、事業に取り組んでまいりました。 私どもの強みは、性別、国籍などを問わず、あらゆる世代の人 に々クオリティの高い多種多様なエンタテインメントをお届けできることと考えています。日々 の生活に潤いと充足感をもたらすことがエンタテインメントに携わる私どもの使命であり、人 に々笑顔をお届けすることが、社会から私どもに期待されていることであると考えます。 その実現のためには、社員一人ひとりが、グループ経営理念やグループCSR憲章の精神をしっかりと受け止め、私どもの強みを最大限に活かしつつ、社会の要請を先取りしながら、責任を果たしていくこと、これこそがセガサミーグループのCSRであると考えます。

 2009年度は社員のCSRに対する気づきや関心を一層高めることを課題の一つとして掲げました。その第一歩として、「社会の視点」(社会にとっての重要性および関心度)と、「自社の視点」

セガサミーグループの強みを活かし、社会の要請に応える

2009年度を振り返って

社員=人材こそが企業価値の源泉。CSR活動は人材育成の場

(自社にとっての重要性、企業価値への影響度)の両面から、セガサミーグループの様 な々事業活動とCSRとのかかわりを整理し、具体的なCSRの課題の抽出や妥当性の検証などの手がかりにすべく、ホールディングス、セガ、サミーの中堅社員へのインタビューを実施しました (重要性の測定)。 その結果を踏まえ、現在、上記3社では、抽出された重要課題を解決するための検討がなされるなど、ステークホルダーの皆さまとの関係構築の新たなアクションにつながりつつあります。今後はインタビューを受けた社員が中心となり、活動の輪が一層広がることを期待しています。 社会貢献活動については、事業であるエンタテインメントと同様、夢や感動を分かち合えるものとして特に文化、スポーツ支援に積極的に取り組んできました。 昨年初めて取り組んだささやかな国際貢献活動(『絵本を届ける運動』)では、多くのグループ会社・社員を巻き込みながら着実な成果を挙げました。本年度もこの活動が広くグループ社員間に根付き、グループの一体感、連帯感の醸成とともに、より多くの社員が社会貢献の喜びや大切さを実感できることはたいへん意義のあることだと考えています。 事業を通じての社会貢献活動の一つである福祉施設へのサミーショールームの開放は、社員のボランティア活動の協力を得ながらのべ100回を超え、さらに全国の営業所にも広がっています。 また「セガの森(長野県南相木村)」や「千歳ジュニアスポーツフェスティバルの開催(北海道千歳市)」など、地域社会の皆さまとのコミュニケーション向上にも継続的に取り組んでいます。

 私はCSR活動を通じて社員が感受性(センシティビティ)の高い、かつチャレンジ精神旺盛な人材に成長してくれることを期待しています。 企業の経営資源は人・物・金・情報であるといわれますが、最大の資源は、「社員=人」であると考えています。物もお金もすべて「人」が作り出すものであり、社員一人ひとりの創造性と

チャレンジ精神がグループ発展の源であり、最大の財産であると認識しています。 そして、日頃のビジネスシーンにおいて、社会からの要請を第一義的に受け止めることを期待されているのは、ステークホルダーの皆さまに接する現場の社員です。社員一人ひとりがステークホルダーの皆さまの発信するメッセージを敏感に感じ取ると同時に、既存の枠にとらわれない発想を持ちながら、絶えず業務面に活かしていくことが社員の成長とともに、企業の発展へとつながると信じています。 もちろん、グループ経営理念を具体化し日々実践していくにあたっては、社会に生き続ける「企業市民」として、社員一人ひとりがCSRの精神にかんがみ、法令・社会規範を遵守し(コンプライアンス)、リスクマネジメントを含むコーポレート・ガバナンスを徹底し、健全な企業として社会からの信頼を得ることが必要不可欠であることは言うまでもありません。 すなわち、事業や仕事が社会とつながっていることをしっかりと認識し、事業所や各部署、社員一人ひとりが、これらのことを実践していくことが不可欠であり、行動の評価軸は自社内だけでなく、社会にあることを改めて認識し行動していく必要があります。 これらの行動を通じて、社員一同が「社会に夢と感動溢れるエンタテインメントをお届けする」というグループ経営理念に共感し、セガサミーグループで働くことに誇りを持ち、経営理念の実現に向かって一丸となりまい進してくれることを期待しています。

 今後も社会からの様々な期待と要請に応えながら、ステークホルダーの皆さまのご理解と共感を得ることで、社会から信頼され発展を期待される企業グループであるための最大限の努力を続けてまいります。

引き続きご指導ご支援を賜りますようお願い申し上げます。

セガサミーホールディングス株式会社代表取締役会長兼社長

SEGA SAMMY GROUP CSR Report 2010

Top MassageSEGA SAMMY GROUP CSR Report 2010 Top MassageSEGA SAMMY GROUP CSR Report 2010

5SEGA SAMMY GROUP CSR Report 2010

6

 セガは1960年の設立以来、遊びを創り出すエンタテインメントのプロとして常に先進技術で時代を先取してきました。この50年という節目の年を迎えることができましたのは、これまで私たちを支えていただいたすべてのステークホルダーの皆さまにご支援いただいた賜物であるとともに、我々がエンタテインメントを追求し続けてきたことに対して、皆さまからご評価いただいた結果であると、この場をお借りして改めて感謝いたします。 私たちのCSR活動の目的は、グループ企業理念を実現すること。すなわち、世界中のあらゆる人 に々、夢と感動溢れるエンタテインメントを提供し、豊かな社会の実現と文化の創造に貢献することです。 総合エンタテインメント企業である私たちにとって、人を喜ばせたり、楽しませる製品やサービスを創出し、人々に笑顔をお届けすることが最大の使命であり、この使命を貫きながら健全な企業成長に全力を尽くすことが私たちの社会的責任であると考えています。 これは、我々が創業以来、「創造は生命(いのち)」という社是のもと、お客さまに喜んでいただくために一貫して取り組んできた姿勢であり、これからもセガを支えていくものであると思っています。 世の中の変化はスピーディかつダイナミックになっています。また、エンタテインメント業界においても、デジタルやインフラ、デバイスの進化により、遊びや遊び方の多様化が急激に進み、これまでの常識も変わりつつあります。このような環境変化の中で、私たちが存続し発展していくためには、あらゆる変化に対応できるように体質改善が求められています。つまり、私たちは激変する事業環境にも対応できる強い体質に進化する必要があります。 そこでセガでは、現在中期経営ビジョンとして『CHANGE2011 ~SEGA復興~』を掲げ、会社を着実に進化させていくことを目指しています。中でもこの進化を果たすために、今後重要度が増してくるのはビジネスの現場を担う社員の存在であることはいうまでもありません。そこで、2010年4月より新たなビジネスを創出できる次世代のリーダーを育成するために「創造塾」を創設するなど、現場を引っ張る中堅社員にさらなる自己研鑽を支援する施策の充実を図っています。 私たちはこれからも「お客さまがどんなことで喜び、楽しみ、感動しているのか」ということを常に考え、“いつでも、どこでも”お客さまの生活のあらゆるシーンで最高のエンタテインメントを提供できる“最強のエンタテインメント・コンテンツ集団”となることを目指します。 そして、「我々のビジネス、人々に笑顔をお届けすることがCSRにつながっている」とご評価いただけるよう、社員はもちろんのこと協働・パートナー企業の皆さまとともに、エンタテインメントを通じて社会に必要とされる企業であり続けるために、今後も努力を続けてまいります。

株式会社セガ代表取締役社長COO

臼井 興胤

サミー株式会社代表取締役社長COO

中山 圭史

人々に笑顔をお届けすることが私たちの最大の使命です

 サミーは創業以来、「積極進取」を社是に掲げてきました。先見性と独自性、溢れる好奇心を原動力に、常に新しいことにチャレンジし、様 な々発想を形にし続けています。 遊技産業の長い歴史とともに、多大なるご支援とご声援をいただいているすべてのステークホルダーの皆さまへの感謝の気持ちを胸に、企業市民としてこれからも社会に貢献してまいります。 私たちがCSR活動を推進する上で、最優先すべきことは、先ず着実な業績を積み上げ、安定的利益を挙げるということです。市場からの信頼を得、ステークホルダーの皆さまにご評価いただける企業でなければ、本当の意味で企業市民としての役割を果たすという面での、説得力が無く、企業価値向上につながりません。 私は一貫して「強い体質のサミー」を経営指針とし、経営陣を含めた全社員一丸体制のもとに様々な施策に取り組んできました。私のいう「強い体質のサミー」とは、“どのような市場環境においても、着実に事業計画を達成し、成長を遂げる強靭な企業”であり続ける姿です。継続的に利益を挙げられる体質をつくることが企業の社会的責任を果たす土台となります。この体質を築くことが、より高い次元でステークホルダーの皆さまのニーズに応えていくことにつながっていくと考えています。 世の中に目を向けると、激変する社会情勢によって様 な々問題が複雑さを増し、解決すべき優先順位さえもが混沌としています。私たちの遊技業界を取り巻く市場環境も、順風満帆とは言いがたく、数年来続く市場規模の縮小や遊技人口減少の問題をはじめ、社会的、環境的課題が山積しています。そのような背景の中で、私たちには基幹事業を介して取り組むべき課題が何であるのかを徹底的に追求し、正確に抽出する能力を養い、問題解決に向けた方向性を一つひとつ打ち出していくことが求められています。 私たちの使命は、ドキドキ・ワクワクするような製品を通じて、人 に々喜びと感動を提供することです。私たちのCSR活動の根幹には、この精神が必要不可欠であると考えています。企業として果たすべき責任とは何か、エンタテインメント企業だからこそできることは何かを、経営目線から迅速にジャッジし、全社員による自発的取り組みと意識の醸成を図りながら、ベクトルを一つにしていきたいと考えています。社会が抱える様 な々問題への関心力を高め、多角的視点を持った「真に必要とされる企業」として、私たちにできることを実行していきます。社会の要請に耳を傾け、社会の持続的発展に貢献できるように企業力を高めていきたいと思います。  今後もパチンコ・パチスロ産業が身近で手軽な娯楽として存在し、多くの方々から愛され続けるように心に響くエンタテインメントを提供するとともに、すべてのステークホルダーの皆さまから評価されるよう、企業価値向上に努めてまいります。

強靭な企業体質を確立し「真に必要とされる企業」を目指します

SEGA SAMMY GROUP CSR Report 2010

Top MassageSEGA SAMMY GROUP CSR Report 2010 Top MassageSEGA SAMMY GROUP CSR Report 2010

5SEGA SAMMY GROUP CSR Report 2010

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 セガは1960年の設立以来、遊びを創り出すエンタテインメントのプロとして常に先進技術で時代を先取してきました。この50年という節目の年を迎えることができましたのは、これまで私たちを支えていただいたすべてのステークホルダーの皆さまにご支援いただいた賜物であるとともに、我々がエンタテインメントを追求し続けてきたことに対して、皆さまからご評価いただいた結果であると、この場をお借りして改めて感謝いたします。 私たちのCSR活動の目的は、グループ企業理念を実現すること。すなわち、世界中のあらゆる人 に々、夢と感動溢れるエンタテインメントを提供し、豊かな社会の実現と文化の創造に貢献することです。 総合エンタテインメント企業である私たちにとって、人を喜ばせたり、楽しませる製品やサービスを創出し、人々に笑顔をお届けすることが最大の使命であり、この使命を貫きながら健全な企業成長に全力を尽くすことが私たちの社会的責任であると考えています。 これは、我々が創業以来、「創造は生命(いのち)」という社是のもと、お客さまに喜んでいただくために一貫して取り組んできた姿勢であり、これからもセガを支えていくものであると思っています。 世の中の変化はスピーディかつダイナミックになっています。また、エンタテインメント業界においても、デジタルやインフラ、デバイスの進化により、遊びや遊び方の多様化が急激に進み、これまでの常識も変わりつつあります。このような環境変化の中で、私たちが存続し発展していくためには、あらゆる変化に対応できるように体質改善が求められています。つまり、私たちは激変する事業環境にも対応できる強い体質に進化する必要があります。 そこでセガでは、現在中期経営ビジョンとして『CHANGE2011 ~SEGA復興~』を掲げ、会社を着実に進化させていくことを目指しています。中でもこの進化を果たすために、今後重要度が増してくるのはビジネスの現場を担う社員の存在であることはいうまでもありません。そこで、2010年4月より新たなビジネスを創出できる次世代のリーダーを育成するために「創造塾」を創設するなど、現場を引っ張る中堅社員にさらなる自己研鑽を支援する施策の充実を図っています。 私たちはこれからも「お客さまがどんなことで喜び、楽しみ、感動しているのか」ということを常に考え、“いつでも、どこでも”お客さまの生活のあらゆるシーンで最高のエンタテインメントを提供できる“最強のエンタテインメント・コンテンツ集団”となることを目指します。 そして、「我々のビジネス、人々に笑顔をお届けすることがCSRにつながっている」とご評価いただけるよう、社員はもちろんのこと協働・パートナー企業の皆さまとともに、エンタテインメントを通じて社会に必要とされる企業であり続けるために、今後も努力を続けてまいります。

株式会社セガ代表取締役社長COO

臼井 興胤

サミー株式会社代表取締役社長COO

中山 圭史

人々に笑顔をお届けすることが私たちの最大の使命です

 サミーは創業以来、「積極進取」を社是に掲げてきました。先見性と独自性、溢れる好奇心を原動力に、常に新しいことにチャレンジし、様 な々発想を形にし続けています。 遊技産業の長い歴史とともに、多大なるご支援とご声援をいただいているすべてのステークホルダーの皆さまへの感謝の気持ちを胸に、企業市民としてこれからも社会に貢献してまいります。 私たちがCSR活動を推進する上で、最優先すべきことは、先ず着実な業績を積み上げ、安定的利益を挙げるということです。市場からの信頼を得、ステークホルダーの皆さまにご評価いただける企業でなければ、本当の意味で企業市民としての役割を果たすという面での、説得力が無く、企業価値向上につながりません。 私は一貫して「強い体質のサミー」を経営指針とし、経営陣を含めた全社員一丸体制のもとに様々な施策に取り組んできました。私のいう「強い体質のサミー」とは、“どのような市場環境においても、着実に事業計画を達成し、成長を遂げる強靭な企業”であり続ける姿です。継続的に利益を挙げられる体質をつくることが企業の社会的責任を果たす土台となります。この体質を築くことが、より高い次元でステークホルダーの皆さまのニーズに応えていくことにつながっていくと考えています。 世の中に目を向けると、激変する社会情勢によって様 な々問題が複雑さを増し、解決すべき優先順位さえもが混沌としています。私たちの遊技業界を取り巻く市場環境も、順風満帆とは言いがたく、数年来続く市場規模の縮小や遊技人口減少の問題をはじめ、社会的、環境的課題が山積しています。そのような背景の中で、私たちには基幹事業を介して取り組むべき課題が何であるのかを徹底的に追求し、正確に抽出する能力を養い、問題解決に向けた方向性を一つひとつ打ち出していくことが求められています。 私たちの使命は、ドキドキ・ワクワクするような製品を通じて、人 に々喜びと感動を提供することです。私たちのCSR活動の根幹には、この精神が必要不可欠であると考えています。企業として果たすべき責任とは何か、エンタテインメント企業だからこそできることは何かを、経営目線から迅速にジャッジし、全社員による自発的取り組みと意識の醸成を図りながら、ベクトルを一つにしていきたいと考えています。社会が抱える様 な々問題への関心力を高め、多角的視点を持った「真に必要とされる企業」として、私たちにできることを実行していきます。社会の要請に耳を傾け、社会の持続的発展に貢献できるように企業力を高めていきたいと思います。  今後もパチンコ・パチスロ産業が身近で手軽な娯楽として存在し、多くの方々から愛され続けるように心に響くエンタテインメントを提供するとともに、すべてのステークホルダーの皆さまから評価されるよう、企業価値向上に努めてまいります。

強靭な企業体質を確立し「真に必要とされる企業」を目指します

株式会社セガとサミー株式会社は、世界的な総合エンタテインメント企業としての強固な地位確立と、企業価値の最大化を目的として2004年10月、経営資源を統合し、セガサミーグループとして新たな一歩を踏み出しました。私たちは、ステークホルダーとの信頼関係の向上により、グループと社会のさらなる持続的発展を目指しています。

SEGA SAMMY GROUP CSR Report 2010

グループ概要

遊技機事業パチンコ遊技機およびパチスロ遊技機の開発・製造・販売、周辺機器の開発・製造・販売・メンテナンス、遊技場の店舗設計等

アミューズメント施設事業アミューズメント施設の開発・運営・レンタル・保守業務

アミューズメント機器事業アミューズメント施設用ゲーム機の開発・製造・販売

コンシューマ事業ゲームソフトウェアの開発・販売、玩具等の開発・製造・販売、携帯電話等を通じたエンタテインメントコンテンツの企画販売、アニメーション映画の企画・制作・販売

その他事業情報通信サービス、その他

事業構成

● セガサミーホールディングス株式会社

セガサミーグループ 会社一覧

セガサミーホールディングス株式会社〒105-0021東京都港区東新橋一丁目9番2号汐留住友ビル21階総合エンタテインメント企業グループの持株会社として、グループの経営管理およびそれに附帯する業務

会社概要

財 務

株式会社 セガ

〒144-8531東京都大田区羽田一丁目2番12号

アミューズメント機器の開発・製造・販売アミューズメント施設の開発・運営ゲームソフトウェアの開発・販売

サミー株式会社

〒170-6029東京都豊島区東池袋三丁目1番1号サンシャイン60 29階パチンコ・パチスロ遊技機の開発・製造・販売

Company ProfileSEGA SAMMY GROUP CSR Report 2010 Company ProfileSEGA SAMMY GROUP CSR Report 2010

7SEGA SAMMY GROUP CSR Report 2010

8

アミューズメント施設事業 遊技機事業

アミューズメント機器事業

コンシューマ事業

その他事業

セガサミーホールディングス株式会社

株式会社 セガサミー株式会社

売上高経常利益総資産自己資本比率(%)社員数(名)

553,240119,500522,91460.66,416

2006年3月期通期

528,23881,287549,94061.57,734

2007年3月期通期

458,977▲8,224469,64255.37,665

2008年3月期通期

384,67935,925423,16155.86,236

2010年3月期通期

429,1946,636

423,93852.46,856

2009年3月期通期

※ 財務情報の詳細については、アニュアルレポートまたはホールディングスWEBサイトをご覧ください。  http://www.segasammy.co.jp/japanese/ir/index.html

セガサミーホールディングス株式会社(グループ連結) (単位:百万円)

国内

● 株式会社 セガ● サミー株式会社● 株式会社サミーネットワークス● 株式会社セガトイズ● タイヨーエレック株式会社● 株式会社トムス・エンタテインメント● 株式会社ウェーブマスター● 株式会社AGスクエア● 株式会社オアシスパーク● 株式会社銀座● 株式会社サミーデザイン● セガサミーインベストメント・アンド・パートナーズ株式会社● セガサミーゴルフエンタテインメント株式会社 ● マーザ・アニメーションプラネット株式会社 ● 株式会社セガ ビーリンク● 株式会社セガ・ロジスティクスサービス● 株式会社ダーツライブ● 株式会社テレコム・アニメーションフィルム● 株式会社トムス・フォト● 株式会社トムス・ミュージック● 日本マルチメディアサービス株式会社● 爆丸有限責任事業組合● 株式会社リアラス● 株式会社ロデオ

海外

● Sega Holdings U.S.A., Inc.● Sega Amusements U.S.A., Inc. ● Sega GameWorks U.S.A., Inc. ● Sega of America, Inc.● SEGA Publishing America, Inc.● Sega Holdings Europe Ltd.● Sega Europe Ltd.● Sega Amusements Europe Ltd.● Sega Australia Pty Ltd.● Sega Benelux B.V.● Sega France S.A.S.● Sega Germany G.m.b.H● Sega Consumer Products S.A.● Sega Publishing Europe Ltd.● Sports Interactive Ltd.● The Creative Assembly International Ltd.● The Creative Assembly Ltd. ● Sega (Shanghai) Software Co., Ltd. ● 上海新世界世嘉遊芸有限公司 ● 世嘉(上海)電子機械商貿有限公司 ● Sega Amusements Taiwan Ltd.● SEGA TOYS (HK) CO., LTD. ● TMS MUSIC(UK) LTD.● TMS MUSIC(HK) LTD.

(2010年7月1日現在) (2010年6月2日現在)

株式会社セガとサミー株式会社は、世界的な総合エンタテインメント企業としての強固な地位確立と、企業価値の最大化を目的として2004年10月、経営資源を統合し、セガサミーグループとして新たな一歩を踏み出しました。私たちは、ステークホルダーとの信頼関係の向上により、グループと社会のさらなる持続的発展を目指しています。

SEGA SAMMY GROUP CSR Report 2010

グループ概要

遊技機事業パチンコ遊技機およびパチスロ遊技機の開発・製造・販売、周辺機器の開発・製造・販売・メンテナンス、遊技場の店舗設計等

アミューズメント施設事業アミューズメント施設の開発・運営・レンタル・保守業務

アミューズメント機器事業アミューズメント施設用ゲーム機の開発・製造・販売

コンシューマ事業ゲームソフトウェアの開発・販売、玩具等の開発・製造・販売、携帯電話等を通じたエンタテインメントコンテンツの企画販売、アニメーション映画の企画・制作・販売

その他事業情報通信サービス、その他

事業構成

● セガサミーホールディングス株式会社

セガサミーグループ 会社一覧

セガサミーホールディングス株式会社〒105-0021東京都港区東新橋一丁目9番2号汐留住友ビル21階総合エンタテインメント企業グループの持株会社として、グループの経営管理およびそれに附帯する業務

会社概要

財 務

株式会社 セガ

〒144-8531東京都大田区羽田一丁目2番12号

アミューズメント機器の開発・製造・販売アミューズメント施設の開発・運営ゲームソフトウェアの開発・販売

サミー株式会社

〒170-6029東京都豊島区東池袋三丁目1番1号サンシャイン60 29階パチンコ・パチスロ遊技機の開発・製造・販売

Company ProfileSEGA SAMMY GROUP CSR Report 2010 Company ProfileSEGA SAMMY GROUP CSR Report 2010

7SEGA SAMMY GROUP CSR Report 2010

8

アミューズメント施設事業 遊技機事業

アミューズメント機器事業

コンシューマ事業

その他事業

セガサミーホールディングス株式会社

株式会社 セガサミー株式会社

売上高経常利益総資産自己資本比率(%)社員数(名)

553,240119,500522,91460.66,416

2006年3月期通期

528,23881,287549,94061.57,734

2007年3月期通期

458,977▲8,224469,64255.37,665

2008年3月期通期

384,67935,925423,16155.86,236

2010年3月期通期

429,1946,636

423,93852.46,856

2009年3月期通期

※ 財務情報の詳細については、アニュアルレポートまたはホールディングスWEBサイトをご覧ください。  http://www.segasammy.co.jp/japanese/ir/index.html

セガサミーホールディングス株式会社(グループ連結) (単位:百万円)

国内

● 株式会社 セガ● サミー株式会社● 株式会社サミーネットワークス● 株式会社セガトイズ● タイヨーエレック株式会社● 株式会社トムス・エンタテインメント● 株式会社ウェーブマスター● 株式会社AGスクエア● 株式会社オアシスパーク● 株式会社銀座● 株式会社サミーデザイン● セガサミーインベストメント・アンド・パートナーズ株式会社● セガサミーゴルフエンタテインメント株式会社 ● マーザ・アニメーションプラネット株式会社 ● 株式会社セガ ビーリンク● 株式会社セガ・ロジスティクスサービス● 株式会社ダーツライブ● 株式会社テレコム・アニメーションフィルム● 株式会社トムス・フォト● 株式会社トムス・ミュージック● 日本マルチメディアサービス株式会社● 爆丸有限責任事業組合● 株式会社リアラス● 株式会社ロデオ

海外

● Sega Holdings U.S.A., Inc.● Sega Amusements U.S.A., Inc. ● Sega GameWorks U.S.A., Inc. ● Sega of America, Inc.● SEGA Publishing America, Inc.● Sega Holdings Europe Ltd.● Sega Europe Ltd.● Sega Amusements Europe Ltd.● Sega Australia Pty Ltd.● Sega Benelux B.V.● Sega France S.A.S.● Sega Germany G.m.b.H● Sega Consumer Products S.A.● Sega Publishing Europe Ltd.● Sports Interactive Ltd.● The Creative Assembly International Ltd.● The Creative Assembly Ltd. ● Sega (Shanghai) Software Co., Ltd. ● 上海新世界世嘉遊芸有限公司 ● 世嘉(上海)電子機械商貿有限公司 ● Sega Amusements Taiwan Ltd.● SEGA TOYS (HK) CO., LTD. ● TMS MUSIC(UK) LTD.● TMS MUSIC(HK) LTD.

(2010年7月1日現在) (2010年6月2日現在)

 年1回、地元の中学生に就業体験(飲食・物販店)の場を提供し、働く喜びや大切さ、厳しさを学んでもらっています。 また、公園独自の社会貢献活動として、緑や土に触れる機会が減ってきている幼稚園児を招待し、実際に自分の手で花を植える作業を通して、緑や自然に対する感性を刺激する機会を提供しています。 そのほか、地域イベントの際には協賛、会場や人員の提供をするなど、地元特産品のPRや観光・交流の促進に貢献しています。

ホールディングス、セガ、サミーのほか、グループ会社が行っているCSR活動をご紹介します。今後も、セガサミーグループ全体で様々な社会活動を継続的に実施していくことにより、社会との信頼関係を築き、「豊かな社会の実現」と「文化の創造」を目指していきます。

セガサミーグループ2009CSR活動ハイライト

SEGA SAMMY GROUP CSR Report 2010

HighlightsSEGA SAMMY GROUP CSR Report 2010 HighlightsSEGA SAMMY GROUP CSR Report 2010

9SEGA SAMMY GROUP CSR Report 2010

10

毎年

4月

 セガサミーゴルフエンタテインメントが経営するザ・ノースカントリーゴルフクラブ(北海道・千歳市)では、乳がんの早期発見と早期治療の重要性を伝えるピンクリボン活動を推進しています。2009年度は、チャリティゴルフを通じて女性ゴルファーを中心にピンクリボン活動の啓発・浸透に努め、様々な企画を実施しました。

 各企画によって集められたチャリティ金(70,000円)は「ピンクリボン in SAPPORO 実行委員会」に寄付しました。

 2008年6月の株主総会から、お子さま同伴で会場の様子をモニターできる部屋を用意。より多くの株主の皆さまが出席できるよう努めています。

 セガサミー野球部は、スポーツを通じて夢と感動を提供し、野球人口の底辺拡大や、青少年の育成に貢献したいという強い思いから創部されました。グループ社員で構成されるセガサミールーターズは、野球部の応援をリードすることで社員の気持ちを一つに、グループとしてのまとまりを生み出すために活動しています。セガサミーの応援スタンドが子どもから大人まで楽しめる、夢のエンタテインメント空間になることを目指します。

 サミーデザインは、可能な限りの省エネルギー設計を目指した環境配慮型の店舗デザインの設計・施工をお客さまにご提案しています。 ここ数年は、パチンコ・パチスロ産業界への環境保全意識の啓発と浸透にも貢献すべく、業界団体の皆さまに省エネノウハウに関する講演活動なども行っています。 省エネはコスト削減にもつながることから、これからも事業を通じて持続可能な社会の発展に寄与できる空間を創造していきます。

 社団法人シャンティ国際ボランティアの「絵本を届ける運動」に賛同し、2008年より活動に参加しています。子ども向けの図書がほとんど出版されていないカンボジア、ラオスといった国々へ、日本で出版されている絵本に翻訳文を印刷したシールを

貼り付けたものを、シャンティ国際ボランティアが行う図書活動を通じて届けるという運動。2009年度は、87冊の絵本を作成しました。今後も、より多くのセガサミーグループ社員へ呼びかけ、参加を促し、活動の輪を広げていきます。

 グループの物流を担うセガ・ロジスティクスサービスでは、2008年度より長野県産の間伐材をアミューズメント機器の保護・輸送用の角材やパレットに活用しています。 2009年度は、角材3,000本とパレット3,000枚を購入するなど、間伐材の利用を推進し、森林資源の循環利用に貢献しています。 今後も間伐材を広くグループ内で活用できるように可能性を追求していきます。

2009年

6月

通年通年

2009年

6月2009年

6月9月-

2009年

6月9月-

   オアシスパーク 「地域貢献とふれあいの場 の提供」

   セガトイズ 「株主総会プレイルーム(第2会場)」

   セガサミーゴルフエンタテインメント  「ピンクリボン チャリティゴルフ」

   セガサミーグループ  「セガサミールーターズ  (野球部応援団)」

   サミーデザイン 「省エネノウハウの提唱」

   セガ・ロジスティクスサービス 「間伐材の活用」

ほか   ホールディングス   サミー サミーネットワークス トムス・エンタテインメント

タイヨーエレック セガトイズ サミーデザイン ロデオ   「絵本を届ける運動」

計8社

恒例になった花植え作業

贈呈式での札幌医大 大村先生(左)

自宅で作業する社員とお子さま

ゴルフショップでも乳がん応援キャンペーンを展開 応援の様子 盛り上がる応援席 絵本に現地語シールを貼る社員のお子さま 手づくりの古本回収 BOX

プレイルーム(第2会場)

省エネイメージ図 間伐材からできたパレット

 年1回、地元の中学生に就業体験(飲食・物販店)の場を提供し、働く喜びや大切さ、厳しさを学んでもらっています。 また、公園独自の社会貢献活動として、緑や土に触れる機会が減ってきている幼稚園児を招待し、実際に自分の手で花を植える作業を通して、緑や自然に対する感性を刺激する機会を提供しています。 そのほか、地域イベントの際には協賛、会場や人員の提供をするなど、地元特産品のPRや観光・交流の促進に貢献しています。

ホールディングス、セガ、サミーのほか、グループ会社が行っているCSR活動をご紹介します。今後も、セガサミーグループ全体で様々な社会活動を継続的に実施していくことにより、社会との信頼関係を築き、「豊かな社会の実現」と「文化の創造」を目指していきます。

セガサミーグループ2009CSR活動ハイライト

SEGA SAMMY GROUP CSR Report 2010

HighlightsSEGA SAMMY GROUP CSR Report 2010 HighlightsSEGA SAMMY GROUP CSR Report 2010

9SEGA SAMMY GROUP CSR Report 2010

10

毎年

4月

 セガサミーゴルフエンタテインメントが経営するザ・ノースカントリーゴルフクラブ(北海道・千歳市)では、乳がんの早期発見と早期治療の重要性を伝えるピンクリボン活動を推進しています。2009年度は、チャリティゴルフを通じて女性ゴルファーを中心にピンクリボン活動の啓発・浸透に努め、様々な企画を実施しました。

 各企画によって集められたチャリティ金(70,000円)は「ピンクリボン in SAPPORO 実行委員会」に寄付しました。

 2008年6月の株主総会から、お子さま同伴で会場の様子をモニターできる部屋を用意。より多くの株主の皆さまが出席できるよう努めています。

 セガサミー野球部は、スポーツを通じて夢と感動を提供し、野球人口の底辺拡大や、青少年の育成に貢献したいという強い思いから創部されました。グループ社員で構成されるセガサミールーターズは、野球部の応援をリードすることで社員の気持ちを一つに、グループとしてのまとまりを生み出すために活動しています。セガサミーの応援スタンドが子どもから大人まで楽しめる、夢のエンタテインメント空間になることを目指します。

 サミーデザインは、可能な限りの省エネルギー設計を目指した環境配慮型の店舗デザインの設計・施工をお客さまにご提案しています。 ここ数年は、パチンコ・パチスロ産業界への環境保全意識の啓発と浸透にも貢献すべく、業界団体の皆さまに省エネノウハウに関する講演活動なども行っています。 省エネはコスト削減にもつながることから、これからも事業を通じて持続可能な社会の発展に寄与できる空間を創造していきます。

 社団法人シャンティ国際ボランティアの「絵本を届ける運動」に賛同し、2008年より活動に参加しています。子ども向けの図書がほとんど出版されていないカンボジア、ラオスといった国々へ、日本で出版されている絵本に翻訳文を印刷したシールを

貼り付けたものを、シャンティ国際ボランティアが行う図書活動を通じて届けるという運動。2009年度は、87冊の絵本を作成しました。今後も、より多くのセガサミーグループ社員へ呼びかけ、参加を促し、活動の輪を広げていきます。

 グループの物流を担うセガ・ロジスティクスサービスでは、2008年度より長野県産の間伐材をアミューズメント機器の保護・輸送用の角材やパレットに活用しています。 2009年度は、角材3,000本とパレット3,000枚を購入するなど、間伐材の利用を推進し、森林資源の循環利用に貢献しています。 今後も間伐材を広くグループ内で活用できるように可能性を追求していきます。

2009年

6月

通年通年

2009年

6月2009年

6月9月-

2009年

6月9月-

   オアシスパーク 「地域貢献とふれあいの場 の提供」

   セガトイズ 「株主総会プレイルーム(第2会場)」

   セガサミーゴルフエンタテインメント  「ピンクリボン チャリティゴルフ」

   セガサミーグループ  「セガサミールーターズ  (野球部応援団)」

   サミーデザイン 「省エネノウハウの提唱」

   セガ・ロジスティクスサービス 「間伐材の活用」

ほか   ホールディングス   サミー サミーネットワークス トムス・エンタテインメント

タイヨーエレック セガトイズ サミーデザイン ロデオ   「絵本を届ける運動」

計8社

恒例になった花植え作業

贈呈式での札幌医大 大村先生(左)

自宅で作業する社員とお子さま

ゴルフショップでも乳がん応援キャンペーンを展開 応援の様子 盛り上がる応援席 絵本に現地語シールを貼る社員のお子さま 手づくりの古本回収 BOX

プレイルーム(第2会場)

省エネイメージ図 間伐材からできたパレット

SEGA SAMMY GROUP CSR Report 2010

11SEGA SAMMY GROUP CSR Report 2010

12

 学生が主催するイベントなどに対して積極的な支援を行っています。2009年8月に開催された「KATAKURICO Tempting Championship 2009」(首都圏の大学にある放送系の部活・サークル27団体が、互いのトークスキルを競い合う大会)にも協賛し、大会運営を支援しました。今後も才能ある学生のクリエイティブな活動を応援していきます。

 仙台、大阪、広島の各支店において、お取引先さまを招待し、日頃のご愛顧に感謝するとともに、ゴルフを通じて社会に貢献するチャリティゴルフコンペを開催しました。 イベントには約380名の方にご参加いただきました。参加者の皆さまからの寄付金など、各支店でのチャリティ金は総額443,233円となり、これらを「財団法人日本盲導犬協会」に寄付いたしました。

   サミー  「チャリティ ゴルフコンペ」

 日本赤十字社から、医師・看護師が本社に訪れ、社員33名が献血に協力しました。この活動は、全社員から募集した「CSR活動に関するアンケート」の結果をもとに実施しました。 今後も献血ボランティア活動を継続していきます。

 2009年度「セガの森」整備によるCO₂吸収量が、長野県より評価・認証され、「森林CO₂吸収量認証書」が昨年に引き続き発行されました。

   セガ 「CO₂吸収証書」

2009年

10月11月-

2009年

8月

2010年

3月2010年

3月

 パチンコ・パチスロの遊技は、高齢者の身体・精神機能回復に好影響を与える可能性があるといわれています。 サミーでは、2006年6月より東京都豊島区の社会福祉協議会と連携し、福祉施設に通われる高齢者の方々を対象に、本社のショールームを継続的に開放し、パチンコ・パチスロを楽しんでいただいています。2009年度をもって108回の開催にいたり、のべ591名の方にご来社いただきました。施設介護士付き添いのもと、気軽に参加できるボランティアとしてサミー有志社員に加え、ホールディングスやセガ社員も参加し、高齢者の方々と和やかに親交を深め、高齢者の方々、社員ともに好評を博しています。 この活動は、サミーの全国8営業拠点においても、地域の社会福祉協議会と連携を図り順次準備を進めており、すでに仙台、札幌、東京、広島支店でも実施しています。このような活動を通して、サミーは幅広い世代の方々にエンタテインメントを提供するだけではなく、地域の方々とのふれあいを大切にすることで、社員の「社会貢献」に対する意識の徹底を図っています。

通年

通年

 セガでは、2008年4月に、長野県が仲介役となって進める「森林(もり)の里親促進事業」の趣旨に賛同し、長野県南佐久郡南相木村との間で民有林約3,633haを対象とした10年間の「森林の里親契約」を締結しました。 「セガの森」と名付けられた南相木村の森林は、社員の地球環境教育の場としても活用され、森林整備ボランティアは、2009年10月で3回目を迎えました。今回はセガ以外のグループ会社であるホールディングス、セガトイズ、セガサミービジュアル・エンタテインメント※、セガ・ロジスティクスサービスの社員もボランティアに参加し、グループコミュニケーションを取りながら、間伐や農業体験をしました。 セガでは引き続き、事業でのCO₂削減へ向けた取り組み(P43~44参照)に加え、積極的な森林整備によるCO₂吸収(P11参照)や、グリーン電力(P43参照)使用などを積み重ね、CO₂排出量の削減とともに、一定量のカーボンオフセットを計画的に推進できるように取り組んでいきます。

   ダーツライブ 「学生主催イベントへ協賛」

   タイヨーエレック 「社員の声から献血活動を実施」

HighlightsSEGA SAMMY GROUP CSR Report 2010 HighlightsSEGA SAMMY GROUP CSR Report 2010

※2010年7月1日、セガサミービジュアル・エンタテインメント株式会社は、 マーザ・アニメーションプラネット株式会社へ社名変更しました。 仙台支店での様子 森林整備活動ボランティアDJグランプリの様子

本社敷地内での献血活動

「2009年度森林CO₂吸収量認証書」

パチンコの合間に会話も弾む

   サミー ホールディングス セガ「“ショールーム開放”の取り組み」

   セガ ホールディングス セガトイズ    マーザ・アニメーションプラネット セガ・ロジスティクスサービス 「森林の里親活動“セガの森”」

SEGA SAMMY GROUP CSR Report 2010

11SEGA SAMMY GROUP CSR Report 2010

12

 学生が主催するイベントなどに対して積極的な支援を行っています。2009年8月に開催された「KATAKURICO Tempting Championship 2009」(首都圏の大学にある放送系の部活・サークル27団体が、互いのトークスキルを競い合う大会)にも協賛し、大会運営を支援しました。今後も才能ある学生のクリエイティブな活動を応援していきます。

 仙台、大阪、広島の各支店において、お取引先さまを招待し、日頃のご愛顧に感謝するとともに、ゴルフを通じて社会に貢献するチャリティゴルフコンペを開催しました。 イベントには約380名の方にご参加いただきました。参加者の皆さまからの寄付金など、各支店でのチャリティ金は総額443,233円となり、これらを「財団法人日本盲導犬協会」に寄付いたしました。

   サミー  「チャリティ ゴルフコンペ」

 日本赤十字社から、医師・看護師が本社に訪れ、社員33名が献血に協力しました。この活動は、全社員から募集した「CSR活動に関するアンケート」の結果をもとに実施しました。 今後も献血ボランティア活動を継続していきます。

 2009年度「セガの森」整備によるCO₂吸収量が、長野県より評価・認証され、「森林CO₂吸収量認証書」が昨年に引き続き発行されました。

   セガ 「CO₂吸収証書」

2009年

10月11月-

2009年

8月

2010年

3月2010年

3月

 パチンコ・パチスロの遊技は、高齢者の身体・精神機能回復に好影響を与える可能性があるといわれています。 サミーでは、2006年6月より東京都豊島区の社会福祉協議会と連携し、福祉施設に通われる高齢者の方々を対象に、本社のショールームを継続的に開放し、パチンコ・パチスロを楽しんでいただいています。2009年度をもって108回の開催にいたり、のべ591名の方にご来社いただきました。施設介護士付き添いのもと、気軽に参加できるボランティアとしてサミー有志社員に加え、ホールディングスやセガ社員も参加し、高齢者の方々と和やかに親交を深め、高齢者の方々、社員ともに好評を博しています。 この活動は、サミーの全国8営業拠点においても、地域の社会福祉協議会と連携を図り順次準備を進めており、すでに仙台、札幌、東京、広島支店でも実施しています。このような活動を通して、サミーは幅広い世代の方々にエンタテインメントを提供するだけではなく、地域の方々とのふれあいを大切にすることで、社員の「社会貢献」に対する意識の徹底を図っています。

通年

通年

 セガでは、2008年4月に、長野県が仲介役となって進める「森林(もり)の里親促進事業」の趣旨に賛同し、長野県南佐久郡南相木村との間で民有林約3,633haを対象とした10年間の「森林の里親契約」を締結しました。 「セガの森」と名付けられた南相木村の森林は、社員の地球環境教育の場としても活用され、森林整備ボランティアは、2009年10月で3回目を迎えました。今回はセガ以外のグループ会社であるホールディングス、セガトイズ、セガサミービジュアル・エンタテインメント※、セガ・ロジスティクスサービスの社員もボランティアに参加し、グループコミュニケーションを取りながら、間伐や農業体験をしました。 セガでは引き続き、事業でのCO₂削減へ向けた取り組み(P43~44参照)に加え、積極的な森林整備によるCO₂吸収(P11参照)や、グリーン電力(P43参照)使用などを積み重ね、CO₂排出量の削減とともに、一定量のカーボンオフセットを計画的に推進できるように取り組んでいきます。

   ダーツライブ 「学生主催イベントへ協賛」

   タイヨーエレック 「社員の声から献血活動を実施」

HighlightsSEGA SAMMY GROUP CSR Report 2010 HighlightsSEGA SAMMY GROUP CSR Report 2010

※2010年7月1日、セガサミービジュアル・エンタテインメント株式会社は、 マーザ・アニメーションプラネット株式会社へ社名変更しました。 仙台支店での様子 森林整備活動ボランティアDJグランプリの様子

本社敷地内での献血活動

「2009年度森林CO₂吸収量認証書」

パチンコの合間に会話も弾む

   サミー ホールディングス セガ「“ショールーム開放”の取り組み」

   セガ ホールディングス セガトイズ    マーザ・アニメーションプラネット セガ・ロジスティクスサービス 「森林の里親活動“セガの森”」

セガサミーグループのCSR活動は、「私たちは、世界中のあらゆる人々に夢と感動溢れるエンタテインメントを提供し、豊かな社会の実現と文化の創造に貢献します。」というグループ経営理念のもと、次の3つの考えを基本として、取り組みを進めてきました。

1. 健全な経営2. ステークホルダーとのより良い関係3. 企業と社会の持続的発展 セガサミーグループは、今後もこの3つの考えに立ってCSR活動を推進していきます。

<グループ経営理念>

私たちは、世界中のあらゆる人々に夢と感動溢れるエンタテインメントを提供し、豊かな社会の実現と文化の創造に貢献します。

セガサミーグループのCSR

SEGA SAMMY GROUP CSR Report 2010

セガサミーグループのCSRにおける基本的な考え方

CSR ManagementSEGA SAMMY GROUP CSR Report 2010 CSR ManagementSEGA SAMMY GROUP CSR Report 2010

13SEGA SAMMY GROUP CSR Report 2010

14

■ セガサミーグループCSR活動概念図

・コーポレート・ガバナンス ・コンプライアンス ・リスクマネジメント

健全な経営

企業と社会の持続的発展

お客さま● 夢と感動をお届けする製品・サービスの提供

● 健全なエンタテインメント市場の育成

取引先● 公正な取引の徹底

株主・投資家● 株主・投資家への情報開示

● 株主・投資家とのコミュニケーションの充実

● 適正な利益還元

従業員● 人権の尊重と雇用● 社会性の高い人材の育成

● 多様性と機会均等● ワークライフバランスの推進

● 労働安全衛生強化

社会● スポーツ・芸術・文化活動支援

● 社会貢献活動の支援● 事業性を活かした社会貢献活動

● 寄付活動・地域社会活動

● 環境活動● 地球環境保全への取り組み

お客さま 取引先 株主・投資家 従業員 社会

ステークホルダーとの より良い関係

With Employees

With Society

With Partners

With Customers

With Shareholders& Investors

(P21~参照) (P27~参照) (P31~参照) (P37~参照)(P29~参照)

セガCSR委員会

事務局

サミーCSR委員会

事務局

 CSR活動を推進する上で基盤となる健全な経営の実現にあたり、コーポレート・ガバナンスやコンプライアンス、リスクマネジメントの充実を図るため、ホールディングスにグループCSR連絡会議を設置しています。この会議は、グループ内のCSR活動に関する調整機能を担っています。 また、円滑なCSR活動推進のために、ホールディングスには専門部署としてグループCSR推進室を設置し、CSR活動に関する統括機能を持たせるとともに、セガおよびサミーのCSR委員会事務局、その他のグループ会社のCSR推進担当者が出席するグループCSR事務局会議を設置し、具体的なCSR活動に関する施策の検討・実施・評価(PDCAサイクル)などを行っています。 セガ、サミーにおいては、各社社長が委員長となるCSR委員会を組織し、各々のCSR推進計画の指示・承認を行っています。

CSRの推進体制

 CSR活動は、社員一人ひとりがCSR憲章を理解し、それに沿って行動してこそ、私たちが掲げる「グループ経営理念」を実現できるものです。 ホールディングスグループCSR推進室では、グループすべての社員を対象にCSR活動の重要性や取り組む意義を伝えながら、社員それぞれの理解度に合わせた浸透策を企画し、実行しています。

経営トップの生の声を伝えて 経営トップが自ら率先し、自らの言葉で、社員に対してCSR活動の重要性やCSRに対するゆるぎない信念を伝えています。グループ各社のトップからも、各事業会社において、適時適切にCSR意識の重要性を社員に対して伝え続けています。

冊子やポスターを使って 全事業所にCSRポスターを掲示するとともに、グループ社員には「グループ経営理念」や「グループCSR憲章」「グループ行動規範」などを掲載したCSRの手引きを配付しています。

イントラネットを使って パートやアルバイト、契約社員を含む全社員が閲覧できるイントラネット上においても、様々なCSR情報を提供しています。なお、CSRをより身近に感じてもらうために、ブログやコラムも掲載しています。

CSRの浸透・意識の醸成

CSRの手引き(社員手帳) CSRポスター

ホールディングス取締役会

グループCSR連絡会議

情報共有

ホールディングス グループCSR推進室

承認・指示 提案・報告

指示 報告

■ セガサミーグループCSR推進体制図

セガサミーグループイントラネット「COMUNET」

セガサミーグループのCSR活動は、「私たちは、世界中のあらゆる人々に夢と感動溢れるエンタテインメントを提供し、豊かな社会の実現と文化の創造に貢献します。」というグループ経営理念のもと、次の3つの考えを基本として、取り組みを進めてきました。

1. 健全な経営2. ステークホルダーとのより良い関係3. 企業と社会の持続的発展 セガサミーグループは、今後もこの3つの考えに立ってCSR活動を推進していきます。

<グループ経営理念>

私たちは、世界中のあらゆる人々に夢と感動溢れるエンタテインメントを提供し、豊かな社会の実現と文化の創造に貢献します。

セガサミーグループのCSR

SEGA SAMMY GROUP CSR Report 2010

セガサミーグループのCSRにおける基本的な考え方

CSR ManagementSEGA SAMMY GROUP CSR Report 2010 CSR ManagementSEGA SAMMY GROUP CSR Report 2010

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■ セガサミーグループCSR活動概念図

・コーポレート・ガバナンス ・コンプライアンス ・リスクマネジメント

健全な経営

企業と社会の持続的発展

お客さま● 夢と感動をお届けする製品・サービスの提供

● 健全なエンタテインメント市場の育成

取引先● 公正な取引の徹底

株主・投資家● 株主・投資家への情報開示

● 株主・投資家とのコミュニケーションの充実

● 適正な利益還元

従業員● 人権の尊重と雇用● 社会性の高い人材の育成

● 多様性と機会均等● ワークライフバランスの推進

● 労働安全衛生強化

社会● スポーツ・芸術・文化活動支援

● 社会貢献活動の支援● 事業性を活かした社会貢献活動

● 寄付活動・地域社会活動

● 環境活動● 地球環境保全への取り組み

お客さま 取引先 株主・投資家 従業員 社会

ステークホルダーとの より良い関係

With Employees

With Society

With Partners

With Customers

With Shareholders& Investors

(P21~参照) (P27~参照) (P31~参照) (P37~参照)(P29~参照)

セガCSR委員会

事務局

サミーCSR委員会

事務局

 CSR活動を推進する上で基盤となる健全な経営の実現にあたり、コーポレート・ガバナンスやコンプライアンス、リスクマネジメントの充実を図るため、ホールディングスにグループCSR連絡会議を設置しています。この会議は、グループ内のCSR活動に関する調整機能を担っています。 また、円滑なCSR活動推進のために、ホールディングスには専門部署としてグループCSR推進室を設置し、CSR活動に関する統括機能を持たせるとともに、セガおよびサミーのCSR委員会事務局、その他のグループ会社のCSR推進担当者が出席するグループCSR事務局会議を設置し、具体的なCSR活動に関する施策の検討・実施・評価(PDCAサイクル)などを行っています。 セガ、サミーにおいては、各社社長が委員長となるCSR委員会を組織し、各々のCSR推進計画の指示・承認を行っています。

CSRの推進体制

 CSR活動は、社員一人ひとりがCSR憲章を理解し、それに沿って行動してこそ、私たちが掲げる「グループ経営理念」を実現できるものです。 ホールディングスグループCSR推進室では、グループすべての社員を対象にCSR活動の重要性や取り組む意義を伝えながら、社員それぞれの理解度に合わせた浸透策を企画し、実行しています。

経営トップの生の声を伝えて 経営トップが自ら率先し、自らの言葉で、社員に対してCSR活動の重要性やCSRに対するゆるぎない信念を伝えています。グループ各社のトップからも、各事業会社において、適時適切にCSR意識の重要性を社員に対して伝え続けています。

冊子やポスターを使って 全事業所にCSRポスターを掲示するとともに、グループ社員には「グループ経営理念」や「グループCSR憲章」「グループ行動規範」などを掲載したCSRの手引きを配付しています。

イントラネットを使って パートやアルバイト、契約社員を含む全社員が閲覧できるイントラネット上においても、様々なCSR情報を提供しています。なお、CSRをより身近に感じてもらうために、ブログやコラムも掲載しています。

CSRの浸透・意識の醸成

CSRの手引き(社員手帳) CSRポスター

ホールディングス取締役会

グループCSR連絡会議

情報共有

ホールディングス グループCSR推進室

承認・指示 提案・報告

指示 報告

■ セガサミーグループCSR推進体制図

セガサミーグループイントラネット「COMUNET」

重要性の測定(マテリアリティ分析) ~社会の信頼と関心に応えて、事業活動を成長・発展させていくための課題の整理~

 2009年度、セガサミーグループでは、社会全体の持続可能性やステークホルダーの皆さまの視点をさらに重視・検証することを目的として、ホールディングス、セガ、サミーを対象とした重要性の測定(注1)を行いました。社会の関心が高く、重要だと考えられる事項や期待されている企業のあり方と、セガサミーグループが重要と認識している事項には、どのような差異または一致があるのかを測定。4つの象限に分類し、課題の整理をしました。 これらの課題に対して中長期的に取り組むことにより、経営理念の実現と社会的な使命や責任を果たしていきます。

■重要象限とは社会とセガサミーグループの両方にとって重要性認識が高い項目 優先的に対応すべきこと■リスク象限とは社会の期待や要請は高いが、セガサミーグループの重要性認識が相対的に低い項目認識のギャップがセガサミーグループにとってリスクになり 得ること■留意象限とは社会とセガサミーグループの両方にとって重要性認識が相対的に低い項目短期的に優先度は低いが、将来的課題として留意すべきこと

分析結果

SEGA SAMMY GROUP CSR Report 2010

CSR ManagementSEGA SAMMY GROUP CSR Report 2010 CSR ManagementSEGA SAMMY GROUP CSR Report 2010

15SEGA SAMMY GROUP CSR Report 2010

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SEGA Sammy

社会にとっての重要性(影響・関心度合い)

セガサミーグループにとっての重要性

重要象限リスク象限

オポチュニティ象限留意象限 (将来課題)

● グループ経営理念・コンプライアンス

● 顧客マネジメント

● 取引先との関係※1(公正な取引)(社会・環境面への対応)

● 社会から要求される可能性のあるリスクへのマネジメント

● 社会との関係構築  ● 環境への対応  ● 従業員の成長と多様性

● ステークホルダーとのコミュニケーション※2 

● 多様な市場への対応と配慮※3

該当なし

(注1)重要性の測定とは、社会やステークホルダーにとって重要な課題、また自社にとって重要な課題を把握し、優先的に取り組み、情報を開示するという考え方。財務会計のマテリアリティの概念をCSR報告に適用したもので、“報告書を利用するステークホルダーの意思決定に重要な影響を及ぼすような環境・社会・経済的要因、課題を明示すべき(GRI G3定義)”とする考え方。長期的な企業の成長を測る指標として用いられている。

・重要性測定の調査概要 □実施期間: 2009年9月~10月  □対象者: ホールディングス、セガ、サミーのステークホルダーと接点のある幹部社員  □インタビュー実施方法: 対面面接法 □実施支援機関: 特定非営利活動法人経済人コー円卓会議日本委員会

・重要性の測定プロセスについて 社会からの要請項目として想定される136項目について、「社会にとっての重要性(影響・関心度合い)」、および「セガサミーグループにとっての重要性の2軸から重要性を測定。「社会にとっての重要性」は、各種ガイドラインや調査・格付機関の調査項目などを基に測定した。「セガサミーグループにとっての重要性」は、企業価値向上に関係する要因を踏まえ、中長期的な企業価値へ及ぼす影響度として、重要度5段階、優先度2段階で測定した。測定は実際にステークホルダーとの接点がある幹部社員へヒアリングを行い、事業活動の実態に則した課題意識を把握した。なお、測定にあたっては、実施支援機関である、経済人コー円卓会議日本委員会の重要性測定手法を用い、客観性と網羅性に配慮した。

2010年度の取り組みに向けて

 セガサミーグループの事業戦略上、特に重点を置くものについて優先度を勘案して抽出(P16参照)し、次年度以降の取り組み課題を検証、各社の事業性を踏まえて、2010年度の取り組み課題を以下のように設定しました。セガサミーグループ全体の取り組み■グループ経営理念・コンプライアンス 経営者からの継続的なメッ セージ発信によるグループ経営理念の浸透 と、CSR・コンプライアンス研修の実施。

事業会社セガ、サミーの取り組み■セガ、サミーは、会社方針、事業性に即し2010年度推進テーマを設定しま した。以下のテーマを中心として具体的な活動を進める予定です。

 経営統合後、前述の3つの基本的考えをグループの経営理念や方針、さらには具体的活動にいたるまで組み込んでいくことを目指して、「グループ経営理念」「グループCSR憲章」「グループ行動規範」を制定。また、ホールディングスとセガ、サミーそれぞれの現状を分析した上で、2006年度にCSR推進項目と推進計画を策定しました。 今後もCSR推進項目、推進計画に基づいてステークホルダーの皆さまとコミュニケーションを図りながら、持続的な社会の発展に寄与し、セガサミーグループのさらなる成長を目指して、CSR活動を展開していきます。

10月

8月

12月

4月10月12月

1月5月7月8月

4月

5月8月

12月

1月

3月7月8月9月10月

11月12月

3月

セガ、サミー経営統合 セガサミーグループ誕生

ホールディングスCSR専任部署設立、「グループ経営理念」「グループCSR憲章」制定 「グループ行動規範」制定

CSRハンドブック発行・配付CSR推進項目策定CSR推進計画策定

CSR推進項目の進捗状況チェック(サーベイ)実施環境ハンドブック発行コンプライアンスハンドブック発行 CSRレポート創刊

CSR推進項目の進捗状況チェック(サーベイ)実施「セガの森」誕生(長野県南佐久郡南相木村との間で「森林の里契約」を締結) 遊技機業界での取り組み(遊技産業CSR研究会)CSRレポート2008発行上場子会社3社へのCSR活動展開重要性の項目洗い出し

長野県知事賞受賞(「平成20年度・長野県ふるさとの森林づくり賞・信州の木利用推進の部」) 「森林CO₂吸収量認証書(長野県認証第1号)」授与「グループ・コンプライアンス連絡会議」発足CSRレポート2009発行 CSRレポート2009ダイジェスト版創刊(全社員へ配付) 「セガの森」での森林整備ボランティア活動を グループ企業に展開ホールディングス、セガ、サミーでの[重要性の測定]サミー「ショールーム開放」の活動 100回を突破CSRの手引き(社員手帳冊子)を発行

コンプライアンスハンドブック改訂森林CO₂吸収量認定書授与  

これまでのCSR活動と今後の展開

これまでの歩み

2004年

2005年

2006年

2007年

2008年

2009年

2010年

コンプライアンスの推進経営理念・コンプライアンス

お客さま

取引先

従業員

社会貢献・環境対応

経営理念と行動規範の社員への浸透

『セガ ユビキタス』と安全で楽しい適格製品・サービスの推進

ご意見、要望、苦情等への対応体制の整備

公正な取引の推進下請法遵守に関する役員、社員への教育研修や意識調査の実行

『セガ ユビキタス』を創造する人材のDiversity(多様性)推進

モチベーションと能力発揮につながる施策の実行

Sustainable(持続可能)な環境対応の推進

社会: 事業の延長線上での社会貢献活動の実行                        

環境: 3R(特にリサイクル)の推進、環境配慮型製品の開発販売の実行

■オポチュニティ象限とは社会の期待や要請は低いが、セガサミーグループの重要性認識が高い項目セガサミーグループの取り組みを積極的に開示し社会的

 認知を高めることによってチャンスになり得ること 該当なし ※1: 取引先との関係は、重要象限に「公正な取引」が位置し、「社会・環境面への

配慮」がリスク象限に位置する※2: 留意象限のステークホルダーとのコミュニケーションのうち、「情報開示」は重

要象限に位置する※3: 留意象限の多様な市場への対応と配慮のうち、「環境・社会性への配慮」は

リスク象限に位置する

重要性の測定(マテリアリティ分析) ~社会の信頼と関心に応えて、事業活動を成長・発展させていくための課題の整理~

 2009年度、セガサミーグループでは、社会全体の持続可能性やステークホルダーの皆さまの視点をさらに重視・検証することを目的として、ホールディングス、セガ、サミーを対象とした重要性の測定(注1)を行いました。社会の関心が高く、重要だと考えられる事項や期待されている企業のあり方と、セガサミーグループが重要と認識している事項には、どのような差異または一致があるのかを測定。4つの象限に分類し、課題の整理をしました。 これらの課題に対して中長期的に取り組むことにより、経営理念の実現と社会的な使命や責任を果たしていきます。

■重要象限とは社会とセガサミーグループの両方にとって重要性認識が高い項目 優先的に対応すべきこと■リスク象限とは社会の期待や要請は高いが、セガサミーグループの重要性認識が相対的に低い項目認識のギャップがセガサミーグループにとってリスクになり 得ること■留意象限とは社会とセガサミーグループの両方にとって重要性認識が相対的に低い項目短期的に優先度は低いが、将来的課題として留意すべきこと

分析結果

SEGA SAMMY GROUP CSR Report 2010

CSR ManagementSEGA SAMMY GROUP CSR Report 2010 CSR ManagementSEGA SAMMY GROUP CSR Report 2010

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社会にとっての重要性(影響・関心度合い)

セガサミーグループにとっての重要性

重要象限リスク象限

オポチュニティ象限留意象限 (将来課題)

● グループ経営理念・コンプライアンス

● 顧客マネジメント

● 取引先との関係※1(公正な取引)(社会・環境面への対応)

● 社会から要求される可能性のあるリスクへのマネジメント

● 社会との関係構築  ● 環境への対応  ● 従業員の成長と多様性

● ステークホルダーとのコミュニケーション※2 

● 多様な市場への対応と配慮※3

該当なし

(注1)重要性の測定とは、社会やステークホルダーにとって重要な課題、また自社にとって重要な課題を把握し、優先的に取り組み、情報を開示するという考え方。財務会計のマテリアリティの概念をCSR報告に適用したもので、“報告書を利用するステークホルダーの意思決定に重要な影響を及ぼすような環境・社会・経済的要因、課題を明示すべき(GRI G3定義)”とする考え方。長期的な企業の成長を測る指標として用いられている。

・重要性測定の調査概要 □実施期間: 2009年9月~10月  □対象者: ホールディングス、セガ、サミーのステークホルダーと接点のある幹部社員  □インタビュー実施方法: 対面面接法 □実施支援機関: 特定非営利活動法人経済人コー円卓会議日本委員会

・重要性の測定プロセスについて 社会からの要請項目として想定される136項目について、「社会にとっての重要性(影響・関心度合い)」、および「セガサミーグループにとっての重要性の2軸から重要性を測定。「社会にとっての重要性」は、各種ガイドラインや調査・格付機関の調査項目などを基に測定した。「セガサミーグループにとっての重要性」は、企業価値向上に関係する要因を踏まえ、中長期的な企業価値へ及ぼす影響度として、重要度5段階、優先度2段階で測定した。測定は実際にステークホルダーとの接点がある幹部社員へヒアリングを行い、事業活動の実態に則した課題意識を把握した。なお、測定にあたっては、実施支援機関である、経済人コー円卓会議日本委員会の重要性測定手法を用い、客観性と網羅性に配慮した。

2010年度の取り組みに向けて

 セガサミーグループの事業戦略上、特に重点を置くものについて優先度を勘案して抽出(P16参照)し、次年度以降の取り組み課題を検証、各社の事業性を踏まえて、2010年度の取り組み課題を以下のように設定しました。セガサミーグループ全体の取り組み■グループ経営理念・コンプライアンス 経営者からの継続的なメッ セージ発信によるグループ経営理念の浸透 と、CSR・コンプライアンス研修の実施。

事業会社セガ、サミーの取り組み■セガ、サミーは、会社方針、事業性に即し2010年度推進テーマを設定しま した。以下のテーマを中心として具体的な活動を進める予定です。

 経営統合後、前述の3つの基本的考えをグループの経営理念や方針、さらには具体的活動にいたるまで組み込んでいくことを目指して、「グループ経営理念」「グループCSR憲章」「グループ行動規範」を制定。また、ホールディングスとセガ、サミーそれぞれの現状を分析した上で、2006年度にCSR推進項目と推進計画を策定しました。 今後もCSR推進項目、推進計画に基づいてステークホルダーの皆さまとコミュニケーションを図りながら、持続的な社会の発展に寄与し、セガサミーグループのさらなる成長を目指して、CSR活動を展開していきます。

10月

8月

12月

4月10月12月

1月5月7月8月

4月

5月8月

12月

1月

3月7月8月9月10月

11月12月

3月

セガ、サミー経営統合 セガサミーグループ誕生

ホールディングスCSR専任部署設立、「グループ経営理念」「グループCSR憲章」制定 「グループ行動規範」制定

CSRハンドブック発行・配付CSR推進項目策定CSR推進計画策定

CSR推進項目の進捗状況チェック(サーベイ)実施環境ハンドブック発行コンプライアンスハンドブック発行 CSRレポート創刊

CSR推進項目の進捗状況チェック(サーベイ)実施「セガの森」誕生(長野県南佐久郡南相木村との間で「森林の里契約」を締結) 遊技機業界での取り組み(遊技産業CSR研究会)CSRレポート2008発行上場子会社3社へのCSR活動展開重要性の項目洗い出し

長野県知事賞受賞(「平成20年度・長野県ふるさとの森林づくり賞・信州の木利用推進の部」) 「森林CO₂吸収量認証書(長野県認証第1号)」授与「グループ・コンプライアンス連絡会議」発足CSRレポート2009発行 CSRレポート2009ダイジェスト版創刊(全社員へ配付) 「セガの森」での森林整備ボランティア活動を グループ企業に展開ホールディングス、セガ、サミーでの[重要性の測定]サミー「ショールーム開放」の活動 100回を突破CSRの手引き(社員手帳冊子)を発行

コンプライアンスハンドブック改訂森林CO₂吸収量認定書授与  

これまでのCSR活動と今後の展開

これまでの歩み

2004年

2005年

2006年

2007年

2008年

2009年

2010年

コンプライアンスの推進経営理念・コンプライアンス

お客さま

取引先

従業員

社会貢献・環境対応

経営理念と行動規範の社員への浸透

『セガ ユビキタス』と安全で楽しい適格製品・サービスの推進

ご意見、要望、苦情等への対応体制の整備

公正な取引の推進下請法遵守に関する役員、社員への教育研修や意識調査の実行

『セガ ユビキタス』を創造する人材のDiversity(多様性)推進

モチベーションと能力発揮につながる施策の実行

Sustainable(持続可能)な環境対応の推進

社会: 事業の延長線上での社会貢献活動の実行                        

環境: 3R(特にリサイクル)の推進、環境配慮型製品の開発販売の実行

■オポチュニティ象限とは社会の期待や要請は低いが、セガサミーグループの重要性認識が高い項目セガサミーグループの取り組みを積極的に開示し社会的

 認知を高めることによってチャンスになり得ること 該当なし ※1: 取引先との関係は、重要象限に「公正な取引」が位置し、「社会・環境面への

配慮」がリスク象限に位置する※2: 留意象限のステークホルダーとのコミュニケーションのうち、「情報開示」は重

要象限に位置する※3: 留意象限の多様な市場への対応と配慮のうち、「環境・社会性への配慮」は

リスク象限に位置する

 セガサミーグループは、コーポレート・ガバナンスを企業行動の最も重要な基盤として位置づけ、企業経営の「効率性の向上」「健全性の確保」「透明性の向上」を「コーポレート・ガバナンスに関する基本方針」として掲げ、取締役候補者の選任、取締役報酬の決定、経営の監視、監査報酬の決定等、経営の重要な問題をこの方針に従い判断しています。

効率性の向上 迅速かつ適正な意思決定プロセスの確立および企業経営の効率性を向上させることで企業価値の最大化を目指し、株主の皆さまをはじめとするステークホルダーの皆さまに、その利益の還元に努めます。

健全性の確保 激しく変化する事業環境の中、企業価値の最大化を図るため、グループを取り巻く様々なリスクを適切に認識・管理するとともに、法令のみならず倫理・社会規範等をも遵守する体制(コンプライアンス体制)を確立することで経営の健全性の確保を図ります。

透明性の向上 企業の情報開示の重要性が高まる中、株主の皆さまをはじめとするステークホルダーの皆さまに説明責任を果たすとともに、積極的なIR活動を行うことでディスクロージャーをさらに充実させ、経営の透明性の向上を図ります。

コーポレート・ガバナンスの基本的な考え方

 セガサミーグループは、激しく変化する経営環境の中では、業界・市場動向・製品・商品・サービス等に関する知識や経験等に富んだ取締役が迅速かつ最適な経営判断を導き出すと考え、監査役設置会社形態を採用しています。また あわせて、社外取締役・社外監査役の選任、執行役員制度と内部監査体制の強化を行い、運営と管理の両面からコーポレート・ガバナンス体制を充実させています。なお、2010年1月より、一般株主保護の視点から社外監査役のうち1名を独立役員として選任し、より一層、経営の透明性の向上を図っています。

 取締役会は6名(うち社外取締役2名)の取締役で構成され、毎月1回の定時取締役会並びに適宜開催する臨時取締役会において機動的経営を図っています。なお、各事業会社における一定の経営上の重要事項等については、ホールディングスの取締役会等の機関においても決議・報告を行っています。  監査役会は、毎月1回の定時監査役会並びに適宜開催する臨時監査役会において、現在4名(うち社外監査役3名)の監査役により議論を行い、具体的問題について十分に分析検討しています。  そのほか、グループ役員連絡会、グループ監査役連絡会等、P18の模式図の体制により各種施策を実施しています。

コーポレート・ガバナンス体制

 セガサミーグループでは、コーポレート・ガバナンスの充実を図るため、グループ内部統制連絡会議、グループCSR連絡会議およびグループ・コンプライアンス連絡会議の3つの機関を設置するとともに、それらに対応し、かつ互いに連携・協働する専門部署としてグループ内部統制室およびグループCSR推進室を設置し、グループ経営にかかわる内部統制構築上の問題点、進捗等について審議・確認し、その維持向上に取り組んでいます。  また、当グループでは、グループ内部統制プロジェクトを2006年3月期に立ち上げ、企業集団として金融商品取引法に定められた「財務報告に係る内部統制の評価及び監査」制度(いわゆる日本版SOX法)が求める内部統制システムの評価・報告の仕組みを整備し、また評価によって発見した不備の改善を進めてきました。この結果、財務報告の信頼性確保への取り組みが定着し、2010年3月期における当グループの財務報告に係る内部統制は有効であると判断するにいたりました。  今後も、財務報告の信頼性を継続的に確保するとともに、効率性の向上と健全性の確保も視野に入れ、内部統制システムの維持と構築に取り組んでいきます。

内部統制システムの整備状況

 セガサミーグループは、企業経営の「効率性の向上」「健全性の確保」「透明性の向上」に努め、ステークホルダーの皆さまからの期待に応えることが企業価値の最大化や株式時価総額の引き上げにつながり、結果としては最善の買収防衛策になると考えています。

 セガサミーグループは、市民社会の秩序や安全に脅威を与える反社会的勢力および団体に対し断固とした姿勢で臨み、反社会的勢力からの接触を受けた時は、適宜に警察・弁護士等を含め外部機関と連携して組織的に対処します。 なお、セガサミーグループはグループ行動規範にて「反社会的勢力・団体・個人からの不当な要求に対しては、毅然とした態度で対応し、利益の供与を行わないだけでなく、一切の関係を排除する」旨を定めています。

買収防衛に関する事項

反社会的勢力排除に向けた基本的な考え方およびその整備状況について

主な施策の実施状況

コーポレート・ガバナンスセガサミーグループは、コーポレート・ガバナンスを企業行動の最も重要な基盤として位置づけ、持続可能な企業価値創造にとって不可欠なことだと考えています。

SEGA SAMMY GROUP CSR Report 2010

Corporate GovernanceSEGA SAMMY GROUP CSR Report 2010 Corporate GovernanceSEGA SAMMY GROUP CSR Report 2010

17SEGA SAMMY GROUP CSR Report 2010

18

■ コーポレート・ガバナンス体制に関する模式図

(2010年6月18日現在)

監査

株主総会

グループ監査役連絡会

ホールディングス監査連絡会

監査役内部監査室連絡会

グループ各社各組織

会計監査人

取締役会

執行役員内部監査室

選任解任

選任解任

解任

監査情報交換

報告情報交換

報告

報告選任解任

業務執行指示

代表取締役による

業務執行指示

報告選任解任

報告議案付議

助言情報交換

報告情報交換

事前審議検討指示

報告上程

報告上程報告

具体的業務執行指示

内部監査報告提言

施策に反映

報告上程情報交換

グループ役員連絡会

施策に反映

報告上程情報交換

監査役会 監査役室

公益通報窓口各種相談窓口

連絡会議任意設置委員会CSR内部統制

コンプライアンス小委員会

 セガサミーグループは、コーポレート・ガバナンスを企業行動の最も重要な基盤として位置づけ、企業経営の「効率性の向上」「健全性の確保」「透明性の向上」を「コーポレート・ガバナンスに関する基本方針」として掲げ、取締役候補者の選任、取締役報酬の決定、経営の監視、監査報酬の決定等、経営の重要な問題をこの方針に従い判断しています。

効率性の向上 迅速かつ適正な意思決定プロセスの確立および企業経営の効率性を向上させることで企業価値の最大化を目指し、株主の皆さまをはじめとするステークホルダーの皆さまに、その利益の還元に努めます。

健全性の確保 激しく変化する事業環境の中、企業価値の最大化を図るため、グループを取り巻く様々なリスクを適切に認識・管理するとともに、法令のみならず倫理・社会規範等をも遵守する体制(コンプライアンス体制)を確立することで経営の健全性の確保を図ります。

透明性の向上 企業の情報開示の重要性が高まる中、株主の皆さまをはじめとするステークホルダーの皆さまに説明責任を果たすとともに、積極的なIR活動を行うことでディスクロージャーをさらに充実させ、経営の透明性の向上を図ります。

コーポレート・ガバナンスの基本的な考え方

 セガサミーグループは、激しく変化する経営環境の中では、業界・市場動向・製品・商品・サービス等に関する知識や経験等に富んだ取締役が迅速かつ最適な経営判断を導き出すと考え、監査役設置会社形態を採用しています。また あわせて、社外取締役・社外監査役の選任、執行役員制度と内部監査体制の強化を行い、運営と管理の両面からコーポレート・ガバナンス体制を充実させています。なお、2010年1月より、一般株主保護の視点から社外監査役のうち1名を独立役員として選任し、より一層、経営の透明性の向上を図っています。

 取締役会は6名(うち社外取締役2名)の取締役で構成され、毎月1回の定時取締役会並びに適宜開催する臨時取締役会において機動的経営を図っています。なお、各事業会社における一定の経営上の重要事項等については、ホールディングスの取締役会等の機関においても決議・報告を行っています。  監査役会は、毎月1回の定時監査役会並びに適宜開催する臨時監査役会において、現在4名(うち社外監査役3名)の監査役により議論を行い、具体的問題について十分に分析検討しています。  そのほか、グループ役員連絡会、グループ監査役連絡会等、P18の模式図の体制により各種施策を実施しています。

コーポレート・ガバナンス体制

 セガサミーグループでは、コーポレート・ガバナンスの充実を図るため、グループ内部統制連絡会議、グループCSR連絡会議およびグループ・コンプライアンス連絡会議の3つの機関を設置するとともに、それらに対応し、かつ互いに連携・協働する専門部署としてグループ内部統制室およびグループCSR推進室を設置し、グループ経営にかかわる内部統制構築上の問題点、進捗等について審議・確認し、その維持向上に取り組んでいます。  また、当グループでは、グループ内部統制プロジェクトを2006年3月期に立ち上げ、企業集団として金融商品取引法に定められた「財務報告に係る内部統制の評価及び監査」制度(いわゆる日本版SOX法)が求める内部統制システムの評価・報告の仕組みを整備し、また評価によって発見した不備の改善を進めてきました。この結果、財務報告の信頼性確保への取り組みが定着し、2010年3月期における当グループの財務報告に係る内部統制は有効であると判断するにいたりました。  今後も、財務報告の信頼性を継続的に確保するとともに、効率性の向上と健全性の確保も視野に入れ、内部統制システムの維持と構築に取り組んでいきます。

内部統制システムの整備状況

 セガサミーグループは、企業経営の「効率性の向上」「健全性の確保」「透明性の向上」に努め、ステークホルダーの皆さまからの期待に応えることが企業価値の最大化や株式時価総額の引き上げにつながり、結果としては最善の買収防衛策になると考えています。

 セガサミーグループは、市民社会の秩序や安全に脅威を与える反社会的勢力および団体に対し断固とした姿勢で臨み、反社会的勢力からの接触を受けた時は、適宜に警察・弁護士等を含め外部機関と連携して組織的に対処します。 なお、セガサミーグループはグループ行動規範にて「反社会的勢力・団体・個人からの不当な要求に対しては、毅然とした態度で対応し、利益の供与を行わないだけでなく、一切の関係を排除する」旨を定めています。

買収防衛に関する事項

反社会的勢力排除に向けた基本的な考え方およびその整備状況について

主な施策の実施状況

コーポレート・ガバナンスセガサミーグループは、コーポレート・ガバナンスを企業行動の最も重要な基盤として位置づけ、持続可能な企業価値創造にとって不可欠なことだと考えています。

SEGA SAMMY GROUP CSR Report 2010

Corporate GovernanceSEGA SAMMY GROUP CSR Report 2010 Corporate GovernanceSEGA SAMMY GROUP CSR Report 2010

17SEGA SAMMY GROUP CSR Report 2010

18

■ コーポレート・ガバナンス体制に関する模式図

(2010年6月18日現在)

監査

株主総会

グループ監査役連絡会

ホールディングス監査連絡会

監査役内部監査室連絡会

グループ各社各組織

会計監査人

取締役会

執行役員内部監査室

選任解任

選任解任

解任

監査情報交換

報告情報交換

報告

報告選任解任

業務執行指示

代表取締役による

業務執行指示

報告選任解任

報告議案付議

助言情報交換

報告情報交換

事前審議検討指示

報告上程

報告上程報告

具体的業務執行指示

内部監査報告提言

施策に反映

報告上程情報交換

グループ役員連絡会

施策に反映

報告上程情報交換

監査役会 監査役室

公益通報窓口各種相談窓口

連絡会議任意設置委員会CSR内部統制

コンプライアンス小委員会

 「グループCSR憲章」の精神に則って、グループ内・社内での自浄機能を作用させ、また法令違反ないし不正行為等による不祥事の発生を防止するため、内部通報に関する制度(公益通報制度)を制定しています。グループ各社および社外の法律事務所に通報窓口を設置するとともに、通報事項に関する事実関係の調査、是正措置、再発防止策の実施、通報者の保護制度を設けています。

公益通報制度

 ホールディングス、セガ、サミーの3社では、災害等が発生した場合でも業務が中断しないよう、また万一中断しても短期間で再開できるよう施策を講じています。大規模災害発生時に社員およびその家族の安否確認をスムーズに行えるよう、緊急連絡や被害状況の把握を迅速かつ確実に行う仕組みとして「安否確認システム」を導入しています。さらに、緊急連絡手順の確認や防災グッズの配付など、災害発生時を想定した対策についても、グループ展開を検討しています。

災害発生時の緊急対策

 セガサミーグループでは、お客さまの情報をはじめ、経営情報や営業情報などすべての情報を重要な財産と捉え「情報セキュリティポリシー」および「情報管理規程」において、企業秘密その他情報の適正な取り扱いと管理方法を定めています。2009年度は、グループ各社の担当者による情報共有の場を設け、グループ全体での取り組みを一層強化するための施策を話し合うなど情報管理体制の強化に向けた取り組みを進めています。また、サミーでは社内システム端末およびネットワークの使用については、社員から入社時に同意書の提出を義務づけ、適正な管理・取り扱いを促しています。

情報セキュリティの強化

 セガサミーグループは、知的財産を企業競争力を高めるための重要な要素、かつ企業経営を支える重要な経営資源であると位置づけ、グループ会社ごとに方針を掲げて取り組んでいます。また、各グループ会社間で積極的に情報共有を図り、事業の優位性の確保と知的財産権に関する法令等の遵守を行っています。

知的財産に関する基本方針

 セガサミーグループでは、グループ全従業員がCSR憲章を理解し、その精神に基づいた行動を実践するための行動指針を「グループ行動規範」で示しています。 「グループ行動規範」は、その浸透・定着が重要であることから、「グループ経営理念」や「グループCSR憲章」とあわせて掲載したCSRの手引きを配付しているほか、イントラネットにもすべての内容を掲示しています。

グループ行動規範の周知徹底

コンプライアンス意識の醸成と浸透

コンプライアンス/リスク管理セガサミーグループは、「グループ行動規範」に基づき、一人ひとりがコンプライアンスを意識し適切な行動を可能とするために様々な取り組みを行っています。また、大規模災害や新型インフルエンザなど、グループを取り巻くリスクの包括的な管理に取り組んでいます。

SEGA SAMMY GROUP CSR Report 2010

19SEGA SAMMY GROUP CSR Report 2010

20

情報システム部のミッションは、アプリケーションシステムやIT機器導入の推進・企画・調整・構築・運用などを行うことです。各部署とのやりとりが多く、フレンドリーな雰囲気で活発なコミュニケーションを大切にしています。情報セキュリティ強化を推進するには、“情報は会社の資産である”という意識づけが不可欠であり、社内にしっかりと浸透させていかなくてはいけません。様々な情報が集まってくる部署だからこそ、啓発活動を進めるとともに、分からないことがあれば何でも相談できる存在として、会社に貢献していきたいと思っています。

情報セキュリティには、各自の意識が不可欠

株式会社セガコーポレート本部情報システム部

草島 智咲

Voice

 セガでは、各部門に知的財産推進委員を置き、知財意識の啓蒙・普及活動を行っています。これにより、第三者の知的財産権を侵害することが無いように努めるとともに自社の知的財産権を適切に管理し、事業の保護・拡大を図っています。  また、セガブランドの維持・向上のために模倣品対策なども実施しています。

SEGA

 サミーでは、研究開発のフェーズごとに技術調査等を実施し、徹底したリスクアセスメントを行っています。また、知財研修の定期開催や知的財産専用イントラネットにおいて知的財産にかかわる様々な情報を掲載することにより、従業員の意識啓発に努めています。

Sammy

ホールディングスWEBサイト「グループCSR憲章・行動規範」で紹介http://www.segasammy.co.jp/japanese/pr/commu/csr.html

Compliance・Risk ManagementSEGA SAMMY GROUP CSR Report 2010 Compliance・Risk ManagementSEGA SAMMY GROUP CSR Report 2010

 セガサミーグループでは、「グループ行動規範」において、贈賄をはじめ利益供与、便宜供与とみられるあらゆる腐敗の防止と寄付を含む社会貢献活動を行う際は、関係法令に従って定められた社内ルールを遵守して、公明正大に行う旨を明記し取り組んでいます。

腐敗防止、寄付金などの適正処理

 ホールディングスでは、役員および社員によるインサイダー取引防止のため、「セガサミーグループインサイダー取引防止規程」を制定しています。法令が定める売買規制に関する事項を記載し、あわせて役員、社員による自社株式等の売買について事前の届出義務を定めることにより、インサイダー取引発生の未然防止に努めています。また、イントラネット等によりインサイダー取引規制に関する情報を適宜発信するなど、役員および社員の意識が高まるよう、各種施策を実施しています。

インサイダー取引防止への取り組み

 セガサミーグループでは、大規模な流行が懸念されている新型インフルエンザへの予防、万が一感染した場合の拡大防止対策を各社で進めています。

TOPICS 新型インフルエンザ対応

 セガサミーグループでは、コンプライアンス意識の醸成と浸透を図るために、グループ各社向けの勉強会を適宜実施するほか、日常遭遇しそうな出来事を想定した具体例を分かりやすく編集したコンプライアンスハンドブックの改訂も済ませ、全社員が適時閲覧できるイントラネットに掲載しています。特に下請代金支払遅延等防止法(下請法)遵守体制の強化を図るため、コンプライアンス監査を定期的に実施するとともに、法務部門による各部門への教育・指導等を実施しています。 2009年度は、グループ全体での取り組みを一層強化するために「グループ・コンプライアンス連絡会議」を立ち上げ、2回開催、各社と情報共有および今後の方針策定を行いました。今後もグループ各社とのシナジー効果を生み出し、コンプライアンス推進体制の強化とそのモニタリングを継続的に実施し、コンプライアンスレベルの維持・向上に一層努めます。

防災グッズ

■ 2009年度コンプライアンス教育・啓蒙活動の実績ホールディングス種類コンプライアンス研修

対象コンプライアンス推進担当

回数1

人数(のべ)64

SEGA

種類コンプライアンス研修コンプライアンス研修コンプライアンス研修コンプライアンス研修廃棄物処理法/個人情報保護法下請法

対象新入社員A等級社員J等級社員営業拠点本社営業全社

回数27710315

人数(のべ)1811414719847512

Sammy

種類コンプライアンス研修コンプライアンス研修コンプライアンス研修

下請法

対象新入社員リーダー管理職下請取引が発生する41部門の管理職・実務担当者・管理担当者

回数232

26

人数(のべ)705428

528

 「グループCSR憲章」の精神に則って、グループ内・社内での自浄機能を作用させ、また法令違反ないし不正行為等による不祥事の発生を防止するため、内部通報に関する制度(公益通報制度)を制定しています。グループ各社および社外の法律事務所に通報窓口を設置するとともに、通報事項に関する事実関係の調査、是正措置、再発防止策の実施、通報者の保護制度を設けています。

公益通報制度

 ホールディングス、セガ、サミーの3社では、災害等が発生した場合でも業務が中断しないよう、また万一中断しても短期間で再開できるよう施策を講じています。大規模災害発生時に社員およびその家族の安否確認をスムーズに行えるよう、緊急連絡や被害状況の把握を迅速かつ確実に行う仕組みとして「安否確認システム」を導入しています。さらに、緊急連絡手順の確認や防災グッズの配付など、災害発生時を想定した対策についても、グループ展開を検討しています。

災害発生時の緊急対策

 セガサミーグループでは、お客さまの情報をはじめ、経営情報や営業情報などすべての情報を重要な財産と捉え「情報セキュリティポリシー」および「情報管理規程」において、企業秘密その他情報の適正な取り扱いと管理方法を定めています。2009年度は、グループ各社の担当者による情報共有の場を設け、グループ全体での取り組みを一層強化するための施策を話し合うなど情報管理体制の強化に向けた取り組みを進めています。また、サミーでは社内システム端末およびネットワークの使用については、社員から入社時に同意書の提出を義務づけ、適正な管理・取り扱いを促しています。

情報セキュリティの強化

 セガサミーグループは、知的財産を企業競争力を高めるための重要な要素、かつ企業経営を支える重要な経営資源であると位置づけ、グループ会社ごとに方針を掲げて取り組んでいます。また、各グループ会社間で積極的に情報共有を図り、事業の優位性の確保と知的財産権に関する法令等の遵守を行っています。

知的財産に関する基本方針

 セガサミーグループでは、グループ全従業員がCSR憲章を理解し、その精神に基づいた行動を実践するための行動指針を「グループ行動規範」で示しています。 「グループ行動規範」は、その浸透・定着が重要であることから、「グループ経営理念」や「グループCSR憲章」とあわせて掲載したCSRの手引きを配付しているほか、イントラネットにもすべての内容を掲示しています。

グループ行動規範の周知徹底

コンプライアンス意識の醸成と浸透

コンプライアンス/リスク管理セガサミーグループは、「グループ行動規範」に基づき、一人ひとりがコンプライアンスを意識し適切な行動を可能とするために様々な取り組みを行っています。また、大規模災害や新型インフルエンザなど、グループを取り巻くリスクの包括的な管理に取り組んでいます。

SEGA SAMMY GROUP CSR Report 2010

19SEGA SAMMY GROUP CSR Report 2010

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情報システム部のミッションは、アプリケーションシステムやIT機器導入の推進・企画・調整・構築・運用などを行うことです。各部署とのやりとりが多く、フレンドリーな雰囲気で活発なコミュニケーションを大切にしています。情報セキュリティ強化を推進するには、“情報は会社の資産である”という意識づけが不可欠であり、社内にしっかりと浸透させていかなくてはいけません。様々な情報が集まってくる部署だからこそ、啓発活動を進めるとともに、分からないことがあれば何でも相談できる存在として、会社に貢献していきたいと思っています。

情報セキュリティには、各自の意識が不可欠

株式会社セガコーポレート本部情報システム部

草島 智咲

Voice

 セガでは、各部門に知的財産推進委員を置き、知財意識の啓蒙・普及活動を行っています。これにより、第三者の知的財産権を侵害することが無いように努めるとともに自社の知的財産権を適切に管理し、事業の保護・拡大を図っています。  また、セガブランドの維持・向上のために模倣品対策なども実施しています。

SEGA

 サミーでは、研究開発のフェーズごとに技術調査等を実施し、徹底したリスクアセスメントを行っています。また、知財研修の定期開催や知的財産専用イントラネットにおいて知的財産にかかわる様々な情報を掲載することにより、従業員の意識啓発に努めています。

Sammy

ホールディングスWEBサイト「グループCSR憲章・行動規範」で紹介http://www.segasammy.co.jp/japanese/pr/commu/csr.html

Compliance・Risk ManagementSEGA SAMMY GROUP CSR Report 2010 Compliance・Risk ManagementSEGA SAMMY GROUP CSR Report 2010

 セガサミーグループでは、「グループ行動規範」において、贈賄をはじめ利益供与、便宜供与とみられるあらゆる腐敗の防止と寄付を含む社会貢献活動を行う際は、関係法令に従って定められた社内ルールを遵守して、公明正大に行う旨を明記し取り組んでいます。

腐敗防止、寄付金などの適正処理

 ホールディングスでは、役員および社員によるインサイダー取引防止のため、「セガサミーグループインサイダー取引防止規程」を制定しています。法令が定める売買規制に関する事項を記載し、あわせて役員、社員による自社株式等の売買について事前の届出義務を定めることにより、インサイダー取引発生の未然防止に努めています。また、イントラネット等によりインサイダー取引規制に関する情報を適宜発信するなど、役員および社員の意識が高まるよう、各種施策を実施しています。

インサイダー取引防止への取り組み

 セガサミーグループでは、大規模な流行が懸念されている新型インフルエンザへの予防、万が一感染した場合の拡大防止対策を各社で進めています。

TOPICS 新型インフルエンザ対応

 セガサミーグループでは、コンプライアンス意識の醸成と浸透を図るために、グループ各社向けの勉強会を適宜実施するほか、日常遭遇しそうな出来事を想定した具体例を分かりやすく編集したコンプライアンスハンドブックの改訂も済ませ、全社員が適時閲覧できるイントラネットに掲載しています。特に下請代金支払遅延等防止法(下請法)遵守体制の強化を図るため、コンプライアンス監査を定期的に実施するとともに、法務部門による各部門への教育・指導等を実施しています。 2009年度は、グループ全体での取り組みを一層強化するために「グループ・コンプライアンス連絡会議」を立ち上げ、2回開催、各社と情報共有および今後の方針策定を行いました。今後もグループ各社とのシナジー効果を生み出し、コンプライアンス推進体制の強化とそのモニタリングを継続的に実施し、コンプライアンスレベルの維持・向上に一層努めます。

防災グッズ

■ 2009年度コンプライアンス教育・啓蒙活動の実績ホールディングス種類コンプライアンス研修

対象コンプライアンス推進担当

回数1

人数(のべ)64

SEGA

種類コンプライアンス研修コンプライアンス研修コンプライアンス研修コンプライアンス研修廃棄物処理法/個人情報保護法下請法

対象新入社員A等級社員J等級社員営業拠点本社営業全社

回数27710315

人数(のべ)1811414719847512

Sammy

種類コンプライアンス研修コンプライアンス研修コンプライアンス研修

下請法

対象新入社員リーダー管理職下請取引が発生する41部門の管理職・実務担当者・管理担当者

回数232

26

人数(のべ)705428

528

 セガでは、新しい製品・サービスを世に送り出し、継続的に改善を重ね、お客さまにご満足いただけるよう努めています。 コンシューマ事業では、ゲームソフトを購入されるお客さまへアンケートを行い、満足度や今後の改善要望などを調査しています。また、調査結果に関しては社内各部門で情報共有し、製品開発やサービスの向上に反映しています。アミューズメント機器事業においても販売先向けにアンケート調査を行い、そこで得られた情報をもとに新しい

私たちは、いつの時代においても、お客さまとともに歩みながら、夢と感動溢れるエンタテインメントを提供し続けます。

お客さまの満足を追求するために(CS活動について)

夢と感動をお届けする 製品・サービスの提供

 セガでは、「楽しく安全で高品質な製品・サービスの強化」をCSR重点推進課題として掲げ、CS(顧客満足)の向上を目指し、体制を強化しています。  これまで、事業部ごとに行っていた品質保証を、2008年7月に、独立した一括管理の品質保証部を立て、組織の最適化を図り、品質保証規程のもと、徹底した品質保証を行っています。 また、製品の安全についても、業界団体(JAMMA※)の定めるガイドラインに準拠した製品づくりを行うなど、安全管理に努めています。 具体的には、各種プロジェクトは、トップマネジメントにより意思決定され、デザインレビューや出荷判定会議を行うなど、適切な段階で検討・検証・管理を遂行し、これまでの反省も踏まえ管理の強化を図っています。開発から生産・販売までの品質・納期にかかわる工程管理をシステム化し、情報の共有化と最適化に努め、タイムリーな製品提供とと

私たちがアトラクションを通じて提供しているのは「楽しさ・遊び」です。楽しいとつい安全がおろそかになりがちですが、「楽しさ・遊び」を提供している私たちは常に、楽しさには危険が伴うことを意識しておく必要があります。アトラクションの点検は、お客さまの命を守る業務。一日も欠かさずに点検することが、私の使命とさえ感じます。アンケートなどで、お客さまから「楽しかったよ・また行きたい」とコメントをいただくことがあります。そんな時は、安全に遊んでいただいていることが分かり、やりがいを感じますね。お客さまの命を預かっていることを念頭に置いて、楽しくて安全な空間をつくります。安全確保の先には、お客さまの笑顔がありますから。

製品・サービスの安全・品質保証

日々の点検でお客さまの安全を守る

株式会社セガ エンタテインメントパーク事業部 東京ジョイポリス メンテナンス

渡辺 弘明

私は、パチスロ機に初めて液晶を搭載した頃から開発に携わってきました。現在販売する数はサミーグループ全体で年間で12機種前後。お客さまのご意見・ご要望を拾い上げ、数年後のトレンドを予測し台の演出や出玉性能などに反映させることで、お客さま満足度の向上に努めています。また、お客さまにファンになっていただくために、携帯のSIMカードと台を連動させセーブ&ロードを可能にした新サービス「マイスロ」機能を提案開発。与えられたミッションを達成していくと、オリジナルコンテンツやキャラカスタムが楽しめる仕掛けとなっています。お客さまを惹きつけ続けるために、今後も新たな取り組みにチャレンジしていきたいと思います。

お客さまを惹きつけるための研究開発

サミー株式会社研究開発統括本部 PS研究開発本部 PS企画研究開発部

德村 憲一

Voice

 サミーでは斬新かつエンタテインメント性の高い製品を数多く開発してきました。そして、ユーザーの皆さまに心から楽しんでいただける製品をご提供することが最大の顧客満足だと考え、取り組んでいます。   ホールの皆さまの声を継続的に事業に反映させていく仕組みづくりとして、2002年に「CS推進規程」を設け、必要に応じて改定を重ね、体制を整えています。さらには、適宜「ホール向けアンケート」(P25参照)を実施し、寄せら

SEGA

SEGA

SEGA

セガのゲームソフトウェアを購入してくださるお客さま、アミューズメント機器で遊んでくださるお客さま、運営するアミューズメント施設に来場されるお客さま、またアミューズメント機器を設置してくださるアミューズメント施設運営事業者の皆さまなど、すべてが大切なお客さまです。

 セガサミーグループが販売・提供している製品、サービスを楽しまれるすべての方々がお客さまです。私たちはすべてのお客さまのニーズに応え、心から楽しんでいただけるようなエンタテインメントを提供します。

サミーのパチンコ・パチスロ遊技機をご購入いただくホールの皆さま、そしてパチンコ・パチスロを実際にホールで楽しんでいただくユーザーの皆さま、どちらも大切なお客さまです。

 セガトイズは、幅広い年齢層に遊んでいただく玩具を中心としたメーカーとして、製造・販売した製品の安全に対するお客さまの信頼を確保することが経営上の重要課題だと考えています。そして、製品安全に関する基本方針を定め自主行動計画を策定・推進し、「お客さま重視」「製品安全の確保」を経営の最優先事項として掲げ、製品安全の確保に努めています。

 サミーでは、「積極的な創意工夫と改善を効果的に行う品質保証活動によりお客さまの満足を得る」という着眼点を軸に置き、良質な製品・サービスの提供を心がけています。  2009年度から、JIS規格をもとに、サミー独自の試験項目を定め、市場に対して不具合・不良品を出さないよう、開発段階と量産段階において、それぞれ評価試験、監査を行い、検査結果を迅速に開発部門にフィードバックし、不良率の低減に努めています。 さらに、不適合品ゼロへの取り組みとして、取引先(部材調達先)の不良率を、週間、半期、年間でスコアリングし、ランクづけを行っています。特にスコアの低い取引先には基準を満たすよう改善指導を行っています。 今後もさらに品質管理を強化し、ホールの皆さま、ユーザーの皆さまにご満足いただける製品づくりに努めていきます。

Sammy

Sammy

Sammy

With CustomersSEGA SAMMY GROUP CSR Report 2010With CustomersSEGA SAMMY GROUP CSR Report 2010

お客さまとともに1

Voice

SEGA SAMMY GROUP CSR Report 2010

私たちにとってのお客さまとは

21SEGA SAMMY GROUP CSR Report 2010

22

CSR憲章

セガトイズ

サービスなどを開発しています。アミューズメント施設事業では、お客さまの立場に立ったホスピタリティの醸成や店舗ごとにそれぞれの状況に応じたアンケートを行うなど各種CS活動に取り組んでいます。   今後も常に先進的な製品を提供し続け、さらに製品開発力を高めるとともに、市場の活性化とお客さま満足の追求を図ってまいります。

れた回答を一つひとつ営業部門内で共有化し、改善点があれば検討し、行動に移しています。また、カスタマーサポートセンター(P23参照)にいただいたホールの皆さま、ユーザーの皆さまからの声を収集・分析し、開発部門に迅速なフィードバックを行っています。     サミーでは、「サミーだからできる、サミーにしかできない」製品づくり、サービスを追求し、様々なジャンルのユーザーの皆さまが心から楽しんで「遊べる遊技機」の開発を推進させ、多種多様な営業形態を取るホールの皆さまにも、ご満足いただけるよう製品供給を図り、お客さまの信頼獲得と業界の発展に貢献してまいります。

もに、常にお客さまに楽しんでいただけるサービスを提供しています。※ JAMMA:社団法人日本アミューズメント工業協会

 セガでは、新しい製品・サービスを世に送り出し、継続的に改善を重ね、お客さまにご満足いただけるよう努めています。 コンシューマ事業では、ゲームソフトを購入されるお客さまへアンケートを行い、満足度や今後の改善要望などを調査しています。また、調査結果に関しては社内各部門で情報共有し、製品開発やサービスの向上に反映しています。アミューズメント機器事業においても販売先向けにアンケート調査を行い、そこで得られた情報をもとに新しい

私たちは、いつの時代においても、お客さまとともに歩みながら、夢と感動溢れるエンタテインメントを提供し続けます。

お客さまの満足を追求するために(CS活動について)

夢と感動をお届けする 製品・サービスの提供

 セガでは、「楽しく安全で高品質な製品・サービスの強化」をCSR重点推進課題として掲げ、CS(顧客満足)の向上を目指し、体制を強化しています。  これまで、事業部ごとに行っていた品質保証を、2008年7月に、独立した一括管理の品質保証部を立て、組織の最適化を図り、品質保証規程のもと、徹底した品質保証を行っています。 また、製品の安全についても、業界団体(JAMMA※)の定めるガイドラインに準拠した製品づくりを行うなど、安全管理に努めています。 具体的には、各種プロジェクトは、トップマネジメントにより意思決定され、デザインレビューや出荷判定会議を行うなど、適切な段階で検討・検証・管理を遂行し、これまでの反省も踏まえ管理の強化を図っています。開発から生産・販売までの品質・納期にかかわる工程管理をシステム化し、情報の共有化と最適化に努め、タイムリーな製品提供とと

私たちがアトラクションを通じて提供しているのは「楽しさ・遊び」です。楽しいとつい安全がおろそかになりがちですが、「楽しさ・遊び」を提供している私たちは常に、楽しさには危険が伴うことを意識しておく必要があります。アトラクションの点検は、お客さまの命を守る業務。一日も欠かさずに点検することが、私の使命とさえ感じます。アンケートなどで、お客さまから「楽しかったよ・また行きたい」とコメントをいただくことがあります。そんな時は、安全に遊んでいただいていることが分かり、やりがいを感じますね。お客さまの命を預かっていることを念頭に置いて、楽しくて安全な空間をつくります。安全確保の先には、お客さまの笑顔がありますから。

製品・サービスの安全・品質保証

日々の点検でお客さまの安全を守る

株式会社セガ エンタテインメントパーク事業部 東京ジョイポリス メンテナンス

渡辺 弘明

私は、パチスロ機に初めて液晶を搭載した頃から開発に携わってきました。現在販売する数はサミーグループ全体で年間で12機種前後。お客さまのご意見・ご要望を拾い上げ、数年後のトレンドを予測し台の演出や出玉性能などに反映させることで、お客さま満足度の向上に努めています。また、お客さまにファンになっていただくために、携帯のSIMカードと台を連動させセーブ&ロードを可能にした新サービス「マイスロ」機能を提案開発。与えられたミッションを達成していくと、オリジナルコンテンツやキャラカスタムが楽しめる仕掛けとなっています。お客さまを惹きつけ続けるために、今後も新たな取り組みにチャレンジしていきたいと思います。

お客さまを惹きつけるための研究開発

サミー株式会社研究開発統括本部 PS研究開発本部 PS企画研究開発部

德村 憲一

Voice

 サミーでは斬新かつエンタテインメント性の高い製品を数多く開発してきました。そして、ユーザーの皆さまに心から楽しんでいただける製品をご提供することが最大の顧客満足だと考え、取り組んでいます。   ホールの皆さまの声を継続的に事業に反映させていく仕組みづくりとして、2002年に「CS推進規程」を設け、必要に応じて改定を重ね、体制を整えています。さらには、適宜「ホール向けアンケート」(P25参照)を実施し、寄せら

SEGA

SEGA

SEGA

セガのゲームソフトウェアを購入してくださるお客さま、アミューズメント機器で遊んでくださるお客さま、運営するアミューズメント施設に来場されるお客さま、またアミューズメント機器を設置してくださるアミューズメント施設運営事業者の皆さまなど、すべてが大切なお客さまです。

 セガサミーグループが販売・提供している製品、サービスを楽しまれるすべての方々がお客さまです。私たちはすべてのお客さまのニーズに応え、心から楽しんでいただけるようなエンタテインメントを提供します。

サミーのパチンコ・パチスロ遊技機をご購入いただくホールの皆さま、そしてパチンコ・パチスロを実際にホールで楽しんでいただくユーザーの皆さま、どちらも大切なお客さまです。

 セガトイズは、幅広い年齢層に遊んでいただく玩具を中心としたメーカーとして、製造・販売した製品の安全に対するお客さまの信頼を確保することが経営上の重要課題だと考えています。そして、製品安全に関する基本方針を定め自主行動計画を策定・推進し、「お客さま重視」「製品安全の確保」を経営の最優先事項として掲げ、製品安全の確保に努めています。

 サミーでは、「積極的な創意工夫と改善を効果的に行う品質保証活動によりお客さまの満足を得る」という着眼点を軸に置き、良質な製品・サービスの提供を心がけています。  2009年度から、JIS規格をもとに、サミー独自の試験項目を定め、市場に対して不具合・不良品を出さないよう、開発段階と量産段階において、それぞれ評価試験、監査を行い、検査結果を迅速に開発部門にフィードバックし、不良率の低減に努めています。 さらに、不適合品ゼロへの取り組みとして、取引先(部材調達先)の不良率を、週間、半期、年間でスコアリングし、ランクづけを行っています。特にスコアの低い取引先には基準を満たすよう改善指導を行っています。 今後もさらに品質管理を強化し、ホールの皆さま、ユーザーの皆さまにご満足いただける製品づくりに努めていきます。

Sammy

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お客さまとともに1

Voice

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私たちにとってのお客さまとは

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CSR憲章

セガトイズ

サービスなどを開発しています。アミューズメント施設事業では、お客さまの立場に立ったホスピタリティの醸成や店舗ごとにそれぞれの状況に応じたアンケートを行うなど各種CS活動に取り組んでいます。   今後も常に先進的な製品を提供し続け、さらに製品開発力を高めるとともに、市場の活性化とお客さま満足の追求を図ってまいります。

れた回答を一つひとつ営業部門内で共有化し、改善点があれば検討し、行動に移しています。また、カスタマーサポートセンター(P23参照)にいただいたホールの皆さま、ユーザーの皆さまからの声を収集・分析し、開発部門に迅速なフィードバックを行っています。     サミーでは、「サミーだからできる、サミーにしかできない」製品づくり、サービスを追求し、様々なジャンルのユーザーの皆さまが心から楽しんで「遊べる遊技機」の開発を推進させ、多種多様な営業形態を取るホールの皆さまにも、ご満足いただけるよう製品供給を図り、お客さまの信頼獲得と業界の発展に貢献してまいります。

もに、常にお客さまに楽しんでいただけるサービスを提供しています。※ JAMMA:社団法人日本アミューズメント工業協会

 セガでは、コンシューマ事業において、製品情報の共有を図り、円滑な営業活動実現のために、毎月新製品に対する意見交換会を実施しています。アミューズメント機器事業においては、営業社員の教育計画を定め「顧客リレーション強化に必要な提案営業のためのスキルアップ」を目標として、年間の教育を実施し、加えて、毎月新製品に関する勉強会も実施しています。 また、アミューズメント施設事業においても、アミューズメント施設でのお客さまの満足を最優先に、喜んでいただける接客を目指し、お客さまを飽きさせない工夫や、より一層楽しんでいただけるサービスの提供など、各階層の教育・研修を実施しています。

営業社員の教育

SEGA

 サミーでは、製品開発、品質保証、顧客管理など各種のデータを管理することで、バランスの取れた管理体制を実現しています。 2005年12月より、他社に先駆けて今までパチンコ・パチスロ業界内では着手されにくかった平日深夜・土日・祝日のカスタマーサポート体制を構築し、同時にサービスを開始し、ソフト面での顧客満足の向上に取り組んでいます。 2006年10月には、サミー内にカスタマーサービス部を新設。JMSとの連携により、アフターサービスレベルの全国的な統一が可能となりました。

Sammy

Sammy

Sammy

 サミーでは、新入社員および中途社員を対象に各々研修を設けています。営業スキルについては、サミーの出資するG&Eビジネススクールにおいて、エンタテインメント全般に関する幅広い知識を習得させるための研修も実施しています。お客さまの様々なご要望に対応できるよう多角的な視点に立った育成プランにより、教育体制を整備しています。

Sammy

With CustomersSEGA SAMMY GROUP CSR Report 2010

SEGA SAMMY GROUP CSR Report 2010

With CustomersSEGA SAMMY GROUP CSR Report 2010

23SEGA SAMMY GROUP CSR Report 2010

24

 お客さまから寄せられる様々な声に総合的にご対応させていただくため、セガ、サミー、セガトイズは共通の仕組みとしてお客さま相談室を設置しています。お客さま相談室は、グループ会社である日本マルチメディアサービス(JMS)と連携し、専門の窓口スタッフにより迅速かつ丁寧な対応を心がけています。このように、私たちはお客さま満足のために社内体制を整え、お客さまの信頼に応える努力を日々行っています。

SEGA

SEGA

SEGA

SEGA

サポート体制

勉強会の様子

ジョイポリスのご案内

 セガでは、より多くの方に製品・サービスを安全に、安心して楽しんでいただける製品開発・サービスの向上を推進しています。 アミューズメント機器事業では、お客さまの安全を確保するのはもちろんのこと、誰もが分かりやすいデザイン設計や、誰もが操作できる機構づくりを心がけ、日々研究を続けています。また、アミューズメント施設事業では、お客さまに合わせて、最適なサービスをご案内できるようスタッフの研修・教育を行い、分かりやすいパンフレット制作を実施しています。

より多くの方に楽しんでいただけるサービスの工夫

SEGA

 サミーでは、パチンコ・パチスロ業界に対するネガティブなイメージを払拭するため、ユーザーの意識調査や、啓発セミナーの開催など、誰もが気軽に楽しんでいただける環境づくりに力を入れています。業界団体を含め今後も取り組みを強化し、業界のイメージアップに貢献していきます。

Sammy

お客さま対応の様子

入社後は4年半ほどアミューズメント施設のスタッフ、店長を経験しました。その頃から“お客さまを笑顔にしたい”という思いが強く、とにかくお客さまに愛される店づくりを目指していました。現在は全国にある店舗に足を運んだり、年に2回のCS向上や店舗運営に必要な研修を行う立場となりましたが、現場の皆さんにはこの研修で“熱”を受け取ってもらいたいと考えコーチングに取り組んでいます。各店舗が工夫を凝らせば、店舗の数だけやり方を見つけてもらえるはず。ゲームマシンではなく、スタッフ自身がお客さまを呼び込めるように、今後も取り組みを続けていきたいと思います。

各店舗のお客さま満足をつくりだす

株式会社セガ国内リージョン統括本部AM施設事業部 施設運営企画部カテゴリー戦略課 

上野 真

Voiceオンラインゲームのユーザーサポートやパチンコ台の不具合や部品受注に関する問い合わせ対応などを行うオペレーションセンターの運営管理をしています。お客さまの顔が見えないなかで、一つひとつのお問い合わせにきちんと応えていくために、実際のパチンコ台を解体する研修をしたり、オペレーターの意識向上に向けた様々な工夫をしています。常に答えは一つではなく、当たり前のことが当たり前でないという気持ちで臨機応変に対応していくことが大切です。今後はお客さまの声を俯瞰して委託先にフィードバックしていけるようなコールセンターを目指していきます。

お客さまの声を聴き、臨機応変に対応

日本マルチメディアサービス株式会社オペレーション本部

鈴木 久美子

Voice

■ お客さまの声にお応えする仕組み・体制

改善活動

お客さま窓口

JMS

SEGA

VOC (Voice of Customer)

セガ公式サイト

製品・サービスへ反映

製品・サービスへ反映

お問い合わせ内容の

フィードバック

ご相談に応じた対策の実施

およびフィードバック

家庭用ゲーム窓口

PCゲーム窓口

運営 営業 開発 品質保証 経営層

…etc

セガへのご意見

サイト管理者への

お問い合わせ

モバイル窓口

お電話 メール WEB

AM機器窓口

AM施設窓口

プライズ窓口

Hot Voice!

お電話 メール WEB お電話 メール WEB

 セガでは、お客さまの声を社内に届ける専門の部隊(Voice of Customer)を設け、日々寄せられるお客さまの声を社内各部署に発信し、製品およびサービス品質の向上につなげられるよう尽力しています。これにより、これからのセガが、「常にお客さまとともに」というゴールを目指して日々活動をしています。

             より良い製品・サービスを目指して セガでは前述の活動のほかに、保守・補修・パーツなどのアフターサービス、物流機能を担うセガ・ロジスティクスサービスと社内対応部門が品質問題に関する傾向分析や改善へ向けた分析を定期的に行い、開発・生産・販売へフィードバックし、改善へ向けた取り組みを行っています。万一、安全性に関する重大な不具合が発生した場合は、対策組織の設置から情報開示、事態の早期解決、恒久的再発防止までを迅速に行うための体制強化も図っています。

セガトイズ 日本マルチメディアサービス

セガ・ロジスティクスサービス

お客さま

お客さま

ホールの皆さま ユーザーの皆さま

カスタマーサポートセンター(JMS)

サミー担当営業社員

【窓口】カスタマーサポートセンター(JMS)

サミーお客さま係

【窓口】

CS推進委員会による対策会議実施

経営および開発・営業・生産等関連部門への報告

【お客さまからのご意見】

 セガでは、コンシューマ事業において、製品情報の共有を図り、円滑な営業活動実現のために、毎月新製品に対する意見交換会を実施しています。アミューズメント機器事業においては、営業社員の教育計画を定め「顧客リレーション強化に必要な提案営業のためのスキルアップ」を目標として、年間の教育を実施し、加えて、毎月新製品に関する勉強会も実施しています。 また、アミューズメント施設事業においても、アミューズメント施設でのお客さまの満足を最優先に、喜んでいただける接客を目指し、お客さまを飽きさせない工夫や、より一層楽しんでいただけるサービスの提供など、各階層の教育・研修を実施しています。

営業社員の教育

SEGA

 サミーでは、製品開発、品質保証、顧客管理など各種のデータを管理することで、バランスの取れた管理体制を実現しています。 2005年12月より、他社に先駆けて今までパチンコ・パチスロ業界内では着手されにくかった平日深夜・土日・祝日のカスタマーサポート体制を構築し、同時にサービスを開始し、ソフト面での顧客満足の向上に取り組んでいます。 2006年10月には、サミー内にカスタマーサービス部を新設。JMSとの連携により、アフターサービスレベルの全国的な統一が可能となりました。

Sammy

Sammy

Sammy

 サミーでは、新入社員および中途社員を対象に各々研修を設けています。営業スキルについては、サミーの出資するG&Eビジネススクールにおいて、エンタテインメント全般に関する幅広い知識を習得させるための研修も実施しています。お客さまの様々なご要望に対応できるよう多角的な視点に立った育成プランにより、教育体制を整備しています。

Sammy

With CustomersSEGA SAMMY GROUP CSR Report 2010

SEGA SAMMY GROUP CSR Report 2010

With CustomersSEGA SAMMY GROUP CSR Report 2010

23SEGA SAMMY GROUP CSR Report 2010

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 お客さまから寄せられる様々な声に総合的にご対応させていただくため、セガ、サミー、セガトイズは共通の仕組みとしてお客さま相談室を設置しています。お客さま相談室は、グループ会社である日本マルチメディアサービス(JMS)と連携し、専門の窓口スタッフにより迅速かつ丁寧な対応を心がけています。このように、私たちはお客さま満足のために社内体制を整え、お客さまの信頼に応える努力を日々行っています。

SEGA

SEGA

SEGA

SEGA

サポート体制

勉強会の様子

ジョイポリスのご案内

 セガでは、より多くの方に製品・サービスを安全に、安心して楽しんでいただける製品開発・サービスの向上を推進しています。 アミューズメント機器事業では、お客さまの安全を確保するのはもちろんのこと、誰もが分かりやすいデザイン設計や、誰もが操作できる機構づくりを心がけ、日々研究を続けています。また、アミューズメント施設事業では、お客さまに合わせて、最適なサービスをご案内できるようスタッフの研修・教育を行い、分かりやすいパンフレット制作を実施しています。

より多くの方に楽しんでいただけるサービスの工夫

SEGA

 サミーでは、パチンコ・パチスロ業界に対するネガティブなイメージを払拭するため、ユーザーの意識調査や、啓発セミナーの開催など、誰もが気軽に楽しんでいただける環境づくりに力を入れています。業界団体を含め今後も取り組みを強化し、業界のイメージアップに貢献していきます。

Sammy

お客さま対応の様子

入社後は4年半ほどアミューズメント施設のスタッフ、店長を経験しました。その頃から“お客さまを笑顔にしたい”という思いが強く、とにかくお客さまに愛される店づくりを目指していました。現在は全国にある店舗に足を運んだり、年に2回のCS向上や店舗運営に必要な研修を行う立場となりましたが、現場の皆さんにはこの研修で“熱”を受け取ってもらいたいと考えコーチングに取り組んでいます。各店舗が工夫を凝らせば、店舗の数だけやり方を見つけてもらえるはず。ゲームマシンではなく、スタッフ自身がお客さまを呼び込めるように、今後も取り組みを続けていきたいと思います。

各店舗のお客さま満足をつくりだす

株式会社セガ国内リージョン統括本部AM施設事業部 施設運営企画部カテゴリー戦略課 

上野 真

Voiceオンラインゲームのユーザーサポートやパチンコ台の不具合や部品受注に関する問い合わせ対応などを行うオペレーションセンターの運営管理をしています。お客さまの顔が見えないなかで、一つひとつのお問い合わせにきちんと応えていくために、実際のパチンコ台を解体する研修をしたり、オペレーターの意識向上に向けた様々な工夫をしています。常に答えは一つではなく、当たり前のことが当たり前でないという気持ちで臨機応変に対応していくことが大切です。今後はお客さまの声を俯瞰して委託先にフィードバックしていけるようなコールセンターを目指していきます。

お客さまの声を聴き、臨機応変に対応

日本マルチメディアサービス株式会社オペレーション本部

鈴木 久美子

Voice

■ お客さまの声にお応えする仕組み・体制

改善活動

お客さま窓口

JMS

SEGA

VOC (Voice of Customer)

セガ公式サイト

製品・サービスへ反映

製品・サービスへ反映

お問い合わせ内容の

フィードバック

ご相談に応じた対策の実施

およびフィードバック

家庭用ゲーム窓口

PCゲーム窓口

運営 営業 開発 品質保証 経営層

…etc

セガへのご意見

サイト管理者への

お問い合わせ

モバイル窓口

お電話 メール WEB

AM機器窓口

AM施設窓口

プライズ窓口

Hot Voice!

お電話 メール WEB お電話 メール WEB

 セガでは、お客さまの声を社内に届ける専門の部隊(Voice of Customer)を設け、日々寄せられるお客さまの声を社内各部署に発信し、製品およびサービス品質の向上につなげられるよう尽力しています。これにより、これからのセガが、「常にお客さまとともに」というゴールを目指して日々活動をしています。

             より良い製品・サービスを目指して セガでは前述の活動のほかに、保守・補修・パーツなどのアフターサービス、物流機能を担うセガ・ロジスティクスサービスと社内対応部門が品質問題に関する傾向分析や改善へ向けた分析を定期的に行い、開発・生産・販売へフィードバックし、改善へ向けた取り組みを行っています。万一、安全性に関する重大な不具合が発生した場合は、対策組織の設置から情報開示、事態の早期解決、恒久的再発防止までを迅速に行うための体制強化も図っています。

セガトイズ 日本マルチメディアサービス

セガ・ロジスティクスサービス

お客さま

お客さま

ホールの皆さま ユーザーの皆さま

カスタマーサポートセンター(JMS)

サミー担当営業社員

【窓口】カスタマーサポートセンター(JMS)

サミーお客さま係

【窓口】

CS推進委員会による対策会議実施

経営および開発・営業・生産等関連部門への報告

【お客さまからのご意見】

 セガでは、お客さまのニーズに応えるため、マーケティングを重視しています。製品に同梱のアンケート、WEBサイトに寄せられる声、新製品やセガに対するご意見の調査を行うほか、アミューズメント施設でのアンケート、新製品のロケーションテストなどを通じ、様々なお客さまニーズの把握に力を入れています。こうしたニーズを踏まえ、コンシューマ事業では、次年度発売予定製品のビジネスプラン策定や、中期の製品ラインアップ戦略・製品開発に取り組んでいます。またアミューズメント事業では、初心者でも親しみやすいゲームや、お客さまごとにセグメントされたアミューズメント施設の開発に反映させています。

マーケティング(市場調査)

SEGA

 セガでは、全社員がマーケットインの発想を持ち、求められる製品を素早く市場に投入できる体制を整えています。 コンシューマ事業においては、お客さまのニーズに合った楽しく質の良い製品をお届けすることを常に目指しています。 アミューズメント機器事業においては、あらゆる企業のお客さまとのリレーション強化の一環として、販売支援システムを構築し、お客さま個々のニーズにマッチした製品を迅速にご提供できるよう努めています。また、アミューズメント業界の健全な発展のために、業界が直面する様々な問題を解決することを目的とし、アミューズメント施設運営事業者の皆さまとともに活動を行っています。 アミューズメント施設事業では、常にお客さまの声を集め、施設運営に活かし、また、アミューズメント機器の開発部門へもフィードバックすることで、あらゆるお客さまに優しく、安全で楽しい施設づくりを目指しています。

営業体制の強化

SEGA  セガサミーグループの製品・サービスが起因となる品質問題が発生した場合は、その規模や種類によって、確実で迅速な対応を心がけています。例えば、アミューズメント機器について問題が発生した場合には、アミューズメント施設運営事業者さまへのダイレクトメール・業界紙を通じた情報開示を速やかに行い、必要であれば専用窓口を設置するなどして、アミューズメント施設運営事業者さま、ユーザーさまの不利益を最小限に抑えるよう努めています。 2009年度は、製品およびサービスの重大な事故はありませんでした。

品質問題発生時の情報開示と対応

 サミーでは、不正な方法で利益を得る、いわゆる“ゴト行為”を未然に防ぐため、不正対策室を設け、継続的に市場情報の収集をするなどして不正に強い機械づくりに取り組んでいます。

With CustomersSEGA SAMMY GROUP CSR Report 2010With CustomersSEGA SAMMY GROUP CSR Report 2010

不正防止対策の取り組み

 サミーはマーケティングをすることによってお客さまのニーズを的確に把握し、商品開発へのサポートを中心に社内横断的な取り組みを行っています。 以前から自社商品販売後にユーザーの皆さまに対してはWEBアンケートやグループインタビュー、ホールの皆さまに対しても商品評価アンケートを実施し、ニーズの把握に力を入れています。 現在、ユーザーの皆さまに対しては、より深く消費行動を理解するために、プレースタイルや遊技志向を中心にした新しいニーズ把握の仕組みを構築しています。また、ホールの皆さまのニーズを迅速に捉えるために積極的なコミュニケーションを心がけています。 そのほか、お客さまに喜ばれるキャラクター(版権等)取得に際しても、キャラクター力を判断するための調査・分析・指標策定を実施し、こうした動きをもとに中期商品ラインアップ戦略のサポートにも取り組んでいます。

Sammy

 サミーでは、魅力的なパチンコ・パチスロ遊技機を提供できる体制の強化を図っています。 具体的には、ユーザー・ホール双方の皆さまとの接点である営業部門と開発・生産部門の連携強化を図り、3部門の主要メンバーで構成される「編成会議」を中心に、マーケットの視点を開発プロセスに取り入れています。この体制下では、厳格な品質管理基準と外部の意見・評価を吸い上げる仕組みを導入し、「必然性あるヒット商品」の開発・供給を追求しています。 今後も常に新しいものをプラスして、ユーザー・ホールの皆さまにご満足いただける製品・サービスの提供と市場の活性化を目指していきます。

Sammy

 サミーでは、ユーザーの皆さまに対して、誤解を与えるような表現をせず、パチンコ・パチスロを心から楽しんでいただけるようなツールを通じて製品をご紹介しています。また、一部市場に流布している根拠の無い不当な攻略情報に対し、サミーWEBサイト内において注意を促すなどの対策を図っています。そのほかにも、営業社員が使うツールでの曖昧な表現、誇大な表現を抑え、ホールの皆さまに正しく情報が伝わるよう工夫しています。

Sammy

Sammy

SEGA SAMMY GROUP CSR Report 2010

25SEGA SAMMY GROUP CSR Report 2010

26

 お客さまに安心してお使いいただけるよう、各種製品における、利用可能な対象範囲の明確化や、倫理問題にも積極的な取り組みを行っています。具体的には、アミューズメント機器やアトラクションごとの利用規定の制定、ガイドブックや掲示によるご案内、ゲームソフトウェアについては、お客さまが安心して商品を選択できるよう、1994年に国内コンシューマ業界で唯一、倫理についての規程を定めた審査組織「テレビゲーム倫理審査機構」を社内に設立。1995年より商品へのレーティング表示を開始。その後、業界として公正かつ適正なレーティングがCS向上へつながるものと考え、後に発足したコンシューマゲームソフト業界団体(CESA※1/CERO※2)発展に寄与すべく、規程や活動実績情報を提供してきました。現在は、すべての商品内容を吟味し、倫理審査(CERO審査)結果に従った表示を行っています。

SEGA

正確で適切な情報開示と製品表示

健全なエンタテインメント市場の 育成

※1: CESA=社団法人コンピュータエンターテインメント協会※2: CERO=特定非営利活動法人コンピュータエンターテインメントレーティング機構

私の仕事は、ホールの皆さまの店舗を訪ねて製品を販売することです。しかし、ただ製品を販売するだけではいけません。どうすればお客さまの利益につながるのか、情報提供や提案活動も並行して行うことが大切だと思っています。そのため、目先の利益にとらわれず、広い視野を持って、長期的に良い関係を築いていくための営業活動を心がけています。営業の醍醐味は、ユーザーの皆さまにサミーの製品で楽しんでいただき、その結果ホールの皆さまにも喜んでいただくこと。楽しさや喜びを提供する自分の仕事に、誇りを持って取り組んでいます。

お客さまの喜びを追求し続ける

サミー株式会社 営業本部 北関東支店

鈴木 洋一

Voice

サミーWEBサイトでの情報提供

ひと目で製品概要が分かるレーティングマーク

 サミーではパチンコ、パチスロの新製品発表時、展示会や内覧会を開催しています。 ホールの皆さまや販売会社の方々にご来場いただき、納得いただくまで遊技していただくと同時に、営業マンが製品スペック等について、ご満足いただくまでしっかりと説明し、コニュニケーション、リレーション強化を図っています。

TOPICS サミー新製品発表会

展示会の様子

 セガでは、お客さまのニーズに応えるため、マーケティングを重視しています。製品に同梱のアンケート、WEBサイトに寄せられる声、新製品やセガに対するご意見の調査を行うほか、アミューズメント施設でのアンケート、新製品のロケーションテストなどを通じ、様々なお客さまニーズの把握に力を入れています。こうしたニーズを踏まえ、コンシューマ事業では、次年度発売予定製品のビジネスプラン策定や、中期の製品ラインアップ戦略・製品開発に取り組んでいます。またアミューズメント事業では、初心者でも親しみやすいゲームや、お客さまごとにセグメントされたアミューズメント施設の開発に反映させています。

マーケティング(市場調査)

SEGA

 セガでは、全社員がマーケットインの発想を持ち、求められる製品を素早く市場に投入できる体制を整えています。 コンシューマ事業においては、お客さまのニーズに合った楽しく質の良い製品をお届けすることを常に目指しています。 アミューズメント機器事業においては、あらゆる企業のお客さまとのリレーション強化の一環として、販売支援システムを構築し、お客さま個々のニーズにマッチした製品を迅速にご提供できるよう努めています。また、アミューズメント業界の健全な発展のために、業界が直面する様々な問題を解決することを目的とし、アミューズメント施設運営事業者の皆さまとともに活動を行っています。 アミューズメント施設事業では、常にお客さまの声を集め、施設運営に活かし、また、アミューズメント機器の開発部門へもフィードバックすることで、あらゆるお客さまに優しく、安全で楽しい施設づくりを目指しています。

営業体制の強化

SEGA  セガサミーグループの製品・サービスが起因となる品質問題が発生した場合は、その規模や種類によって、確実で迅速な対応を心がけています。例えば、アミューズメント機器について問題が発生した場合には、アミューズメント施設運営事業者さまへのダイレクトメール・業界紙を通じた情報開示を速やかに行い、必要であれば専用窓口を設置するなどして、アミューズメント施設運営事業者さま、ユーザーさまの不利益を最小限に抑えるよう努めています。 2009年度は、製品およびサービスの重大な事故はありませんでした。

品質問題発生時の情報開示と対応

 サミーでは、不正な方法で利益を得る、いわゆる“ゴト行為”を未然に防ぐため、不正対策室を設け、継続的に市場情報の収集をするなどして不正に強い機械づくりに取り組んでいます。

With CustomersSEGA SAMMY GROUP CSR Report 2010With CustomersSEGA SAMMY GROUP CSR Report 2010

不正防止対策の取り組み

 サミーはマーケティングをすることによってお客さまのニーズを的確に把握し、商品開発へのサポートを中心に社内横断的な取り組みを行っています。 以前から自社商品販売後にユーザーの皆さまに対してはWEBアンケートやグループインタビュー、ホールの皆さまに対しても商品評価アンケートを実施し、ニーズの把握に力を入れています。 現在、ユーザーの皆さまに対しては、より深く消費行動を理解するために、プレースタイルや遊技志向を中心にした新しいニーズ把握の仕組みを構築しています。また、ホールの皆さまのニーズを迅速に捉えるために積極的なコミュニケーションを心がけています。 そのほか、お客さまに喜ばれるキャラクター(版権等)取得に際しても、キャラクター力を判断するための調査・分析・指標策定を実施し、こうした動きをもとに中期商品ラインアップ戦略のサポートにも取り組んでいます。

Sammy

 サミーでは、魅力的なパチンコ・パチスロ遊技機を提供できる体制の強化を図っています。 具体的には、ユーザー・ホール双方の皆さまとの接点である営業部門と開発・生産部門の連携強化を図り、3部門の主要メンバーで構成される「編成会議」を中心に、マーケットの視点を開発プロセスに取り入れています。この体制下では、厳格な品質管理基準と外部の意見・評価を吸い上げる仕組みを導入し、「必然性あるヒット商品」の開発・供給を追求しています。 今後も常に新しいものをプラスして、ユーザー・ホールの皆さまにご満足いただける製品・サービスの提供と市場の活性化を目指していきます。

Sammy

 サミーでは、ユーザーの皆さまに対して、誤解を与えるような表現をせず、パチンコ・パチスロを心から楽しんでいただけるようなツールを通じて製品をご紹介しています。また、一部市場に流布している根拠の無い不当な攻略情報に対し、サミーWEBサイト内において注意を促すなどの対策を図っています。そのほかにも、営業社員が使うツールでの曖昧な表現、誇大な表現を抑え、ホールの皆さまに正しく情報が伝わるよう工夫しています。

Sammy

Sammy

SEGA SAMMY GROUP CSR Report 2010

25SEGA SAMMY GROUP CSR Report 2010

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 お客さまに安心してお使いいただけるよう、各種製品における、利用可能な対象範囲の明確化や、倫理問題にも積極的な取り組みを行っています。具体的には、アミューズメント機器やアトラクションごとの利用規定の制定、ガイドブックや掲示によるご案内、ゲームソフトウェアについては、お客さまが安心して商品を選択できるよう、1994年に国内コンシューマ業界で唯一、倫理についての規程を定めた審査組織「テレビゲーム倫理審査機構」を社内に設立。1995年より商品へのレーティング表示を開始。その後、業界として公正かつ適正なレーティングがCS向上へつながるものと考え、後に発足したコンシューマゲームソフト業界団体(CESA※1/CERO※2)発展に寄与すべく、規程や活動実績情報を提供してきました。現在は、すべての商品内容を吟味し、倫理審査(CERO審査)結果に従った表示を行っています。

SEGA

正確で適切な情報開示と製品表示

健全なエンタテインメント市場の 育成

※1: CESA=社団法人コンピュータエンターテインメント協会※2: CERO=特定非営利活動法人コンピュータエンターテインメントレーティング機構

私の仕事は、ホールの皆さまの店舗を訪ねて製品を販売することです。しかし、ただ製品を販売するだけではいけません。どうすればお客さまの利益につながるのか、情報提供や提案活動も並行して行うことが大切だと思っています。そのため、目先の利益にとらわれず、広い視野を持って、長期的に良い関係を築いていくための営業活動を心がけています。営業の醍醐味は、ユーザーの皆さまにサミーの製品で楽しんでいただき、その結果ホールの皆さまにも喜んでいただくこと。楽しさや喜びを提供する自分の仕事に、誇りを持って取り組んでいます。

お客さまの喜びを追求し続ける

サミー株式会社 営業本部 北関東支店

鈴木 洋一

Voice

サミーWEBサイトでの情報提供

ひと目で製品概要が分かるレーティングマーク

 サミーではパチンコ、パチスロの新製品発表時、展示会や内覧会を開催しています。 ホールの皆さまや販売会社の方々にご来場いただき、納得いただくまで遊技していただくと同時に、営業マンが製品スペック等について、ご満足いただくまでしっかりと説明し、コニュニケーション、リレーション強化を図っています。

TOPICS サミー新製品発表会

展示会の様子

 セガサミーグループでは、取引先に対するグループ社員の行動指針として、「グループ行動規範」の中に6項目を明示し、社員へ周知徹底を図っています。

❶取引先との関係は、常に清廉・透明・公正なものとし、 もたれ合いや癒着と誤解されるような行動は、一切 行いません。

❷取引先の選定については、信用度、技術力、開発 力、価格、環境への対応力などを総合的に考慮し、 公平かつ明確な基準で判断します。

❸グループ会社とも、透明で公正な取引を行います。

❹取引先に接待・贈答を行う場合は、社内で定められ たルールに従うだけでなく、社会的常識に照らし合 わせ、節度を保ち、適切に判断し、実行します。

❺政治家、公務員(法人・団体の役職員であってみなし 公務員とされる者を含む)、外国公務員など国内外の 法令により禁止されている者に対して、贈賄をはじめ 利益供与、便宜供与と見られる行為を行いません。

❻取引先とは、立場を利用して利益や便宜の供与を受 けるなどの個人的利益の追求を行いません。

私たちは、取引先と公平・公正な関係を保ち、互いに切磋琢磨し、良きパートナーとして、ともに夢と感動溢れるエンタテインメントの提供を目指します。

公平・公正な取引と取引先とのパートナーシップ

グループ行動規範

公正な取引の徹底

 セガサミーグループでは、「グループCSR憲章」「グループ行動規範」の精神を受けた、グループとしての取引先選定方針を掲げています。グループ各社は、自社の事業領域による特性を考慮しながら、清廉性、経済性、安全・品質、保守、技術、環境の面から取引先を選定すべき、という方針のもと個別の基準を制定しています。

取引先選定基準

 セガでは、グループ行動規範に基づき儀礼廃止や金品の贈与、接待等を行わない旨を取引先に書面で通知することで、取引関係の清廉性の維持を表明し、協力体制を構築しています。また、グループコンプライアンス体制の一環として、管理職や一般社員を対象に、各種セミナーを開催し、その中で、取引先との公平・公正な関係保持や、清廉性の維持に対する認識強化を図り、取引先とのパートナーシップの向上にも努めています。アミューズメント機器事業においては、取引先への発注方針の開示、相互繁栄・啓発を目指した各種説明会を開催するほか、取引先との情報共有の正確性と伝達スピードの向上を実現したシステムを導入しました。

 サミーでは、購買活動全般において公平・公正性を保つこと、取引先との相互協力・信頼関係を構築していくことなどを明記した購買方針を定め、適宜説明会を実施するなどして方針の開示に努めています。 また、サミーの役員、社員が取引先に対して、万一不当な要求をするようなことがあった場合を想定し、取引先のための「お取引さま相談窓口」を設けています。相談を受けた場合は、取引先が不当な扱いを受けることが無いよう中立的な立場であるコーポレート本部が対応し、担当役員が責任を持って処理を行います。 このほか、直接の取引を担当していない第三者部門(内部統制室)による購買実績のモニタリングを行うことにより、公正性の確保を図っています。 今後もこうした取り組みにより、健全な取引を通じてお互いの信頼関係を深め、協力体制の構築に努めます。

 サミーでは、購買外注管理規程、取引先口座管理規程など各種規程を定め、一定の購買ルールに従った取引先の評価・選定並びに取引の実施に努めています。 新規取引先の選定にあたっては、複数部門による審査を実施し、相手先や外部調査機関から入手した情報をもとに適正性を判断し選定しています。 また、グループ間での定期的なミーティングを実施するなど、情報交換についても積極的に行っています。

SEGA  セガでは、社内規程に従い取引先の評価・選定および、継続的な管理を実施しています。評価・選定については、継続的な管理結果を含め、複数部門で審査を実施し、最終的な総合評価データから適正・適切であるかの公正な判断を行っています。

SEGA

 仕事を通じて同じ目的を目指し、互いに切磋琢磨する良きパートナーと考えます。清廉性、経済性、安全・品質、保守、技術、環境という多角的な視点で、取引先を選定する基準や体制をグループ全体で整えると同時に、取引先のご理解・ご協力を得ることで、相互信頼の上に公平・公正で良好な関係を築いていきます。そのために私たちは幅広く情報収集し、取引先に伍した知識と判断力を持ち、お互いに適切な情報を交換し合いながら、夢と感動溢れるエンタテインメントの提供をともに目指します。

Sammy

 セガサミーグループでは、下請代金支払遅延等防止法(下請法)遵守体制の一層の強化を図るため、内部監査を定期的に実施するとともに、法務部門による各部門への教育・指導等を実施しています。また、内部監査部門の働きかけにより各部門による自己点検を継続して実施し、結果を内部監査部門・法務部門・内部統制部門にて共有することで遵守体制の強化に努めています。

下請法遵守体制の強化

 サミーでは、下請法の遵守をはじめとしたコンプライアンス体制の構築と運用を最重要事項と捉え、社内教育の強化を図っています。  2009年度は、下請法に関しては全社(下請法適用取引を行う部署は必須)を対象とした勉強会を15回実施し512名が参加しました。今後も社内イントラネットの充実や定期的な勉強会などを通じて、同法の遵守と意識向上に努めます。

 セガでは、下請法の遵守を徹底するために2009年4月に同法を推進する社内委員会を立ち上げ、下請法違反の防止や啓蒙を行いながら、チェック機能の強化を目的に経理システムを強化し管理面の強化を図っています。 社内イントラネット上に専用WEBサイトを設けるとともに社内教育を適宜実施しています。2009年度は、業務上、下請取引が発生する部門を中心に26回の説明会を実施し、必要な知識の習得や遵法意識の向上に努めました。今後もさらなる啓蒙と管理強化に努めます。

SEGA

Sammy

Sammy

With PartnersSEGA SAMMY GROUP CSR Report 2010With PartnersSEGA SAMMY GROUP CSR Report 2010

取引先とともに2

SEGA SAMMY GROUP CSR Report 2010

私たちにとっての取引先とは

27SEGA SAMMY GROUP CSR Report 2010

28

CSR憲章

スタジオ管理部では、制作本部の総務・経理・システム管理などスタジオ運営の円滑化に努めています。その中で、下請法の徹底はコンテンツ産業の育成・強化の観点からアニメーション業界でも叫ばれ続けていることであり、それを受けて当社では従業員向けの研修を企画・実施しています。下請法の概要を伝えるのはもちろん、社内ルールや社会人としてのマナーやモラルなどと絡めながら説明し、意識の形成と向上を図っています。研修だけでは徹底が難しいので、社内会議などの場で日常的に発信する機会を設け、浸透させるよう心がけています。

下請法厳守を徹底させる

株式会社トムス・エンタテインメント制作本部 スタジオ管理部

長坂 真也

Voice

Code of Conduct

 セガサミーグループでは、取引先に対するグループ社員の行動指針として、「グループ行動規範」の中に6項目を明示し、社員へ周知徹底を図っています。

❶取引先との関係は、常に清廉・透明・公正なものとし、 もたれ合いや癒着と誤解されるような行動は、一切 行いません。

❷取引先の選定については、信用度、技術力、開発 力、価格、環境への対応力などを総合的に考慮し、 公平かつ明確な基準で判断します。

❸グループ会社とも、透明で公正な取引を行います。

❹取引先に接待・贈答を行う場合は、社内で定められ たルールに従うだけでなく、社会的常識に照らし合 わせ、節度を保ち、適切に判断し、実行します。

❺政治家、公務員(法人・団体の役職員であってみなし 公務員とされる者を含む)、外国公務員など国内外の 法令により禁止されている者に対して、贈賄をはじめ 利益供与、便宜供与と見られる行為を行いません。

❻取引先とは、立場を利用して利益や便宜の供与を受 けるなどの個人的利益の追求を行いません。

私たちは、取引先と公平・公正な関係を保ち、互いに切磋琢磨し、良きパートナーとして、ともに夢と感動溢れるエンタテインメントの提供を目指します。

公平・公正な取引と取引先とのパートナーシップ

グループ行動規範

公正な取引の徹底

 セガサミーグループでは、「グループCSR憲章」「グループ行動規範」の精神を受けた、グループとしての取引先選定方針を掲げています。グループ各社は、自社の事業領域による特性を考慮しながら、清廉性、経済性、安全・品質、保守、技術、環境の面から取引先を選定すべき、という方針のもと個別の基準を制定しています。

取引先選定基準

 セガでは、グループ行動規範に基づき儀礼廃止や金品の贈与、接待等を行わない旨を取引先に書面で通知することで、取引関係の清廉性の維持を表明し、協力体制を構築しています。また、グループコンプライアンス体制の一環として、管理職や一般社員を対象に、各種セミナーを開催し、その中で、取引先との公平・公正な関係保持や、清廉性の維持に対する認識強化を図り、取引先とのパートナーシップの向上にも努めています。アミューズメント機器事業においては、取引先への発注方針の開示、相互繁栄・啓発を目指した各種説明会を開催するほか、取引先との情報共有の正確性と伝達スピードの向上を実現したシステムを導入しました。

 サミーでは、購買活動全般において公平・公正性を保つこと、取引先との相互協力・信頼関係を構築していくことなどを明記した購買方針を定め、適宜説明会を実施するなどして方針の開示に努めています。 また、サミーの役員、社員が取引先に対して、万一不当な要求をするようなことがあった場合を想定し、取引先のための「お取引さま相談窓口」を設けています。相談を受けた場合は、取引先が不当な扱いを受けることが無いよう中立的な立場であるコーポレート本部が対応し、担当役員が責任を持って処理を行います。 このほか、直接の取引を担当していない第三者部門(内部統制室)による購買実績のモニタリングを行うことにより、公正性の確保を図っています。 今後もこうした取り組みにより、健全な取引を通じてお互いの信頼関係を深め、協力体制の構築に努めます。

 サミーでは、購買外注管理規程、取引先口座管理規程など各種規程を定め、一定の購買ルールに従った取引先の評価・選定並びに取引の実施に努めています。 新規取引先の選定にあたっては、複数部門による審査を実施し、相手先や外部調査機関から入手した情報をもとに適正性を判断し選定しています。 また、グループ間での定期的なミーティングを実施するなど、情報交換についても積極的に行っています。

SEGA  セガでは、社内規程に従い取引先の評価・選定および、継続的な管理を実施しています。評価・選定については、継続的な管理結果を含め、複数部門で審査を実施し、最終的な総合評価データから適正・適切であるかの公正な判断を行っています。

SEGA

 仕事を通じて同じ目的を目指し、互いに切磋琢磨する良きパートナーと考えます。清廉性、経済性、安全・品質、保守、技術、環境という多角的な視点で、取引先を選定する基準や体制をグループ全体で整えると同時に、取引先のご理解・ご協力を得ることで、相互信頼の上に公平・公正で良好な関係を築いていきます。そのために私たちは幅広く情報収集し、取引先に伍した知識と判断力を持ち、お互いに適切な情報を交換し合いながら、夢と感動溢れるエンタテインメントの提供をともに目指します。

Sammy

 セガサミーグループでは、下請代金支払遅延等防止法(下請法)遵守体制の一層の強化を図るため、内部監査を定期的に実施するとともに、法務部門による各部門への教育・指導等を実施しています。また、内部監査部門の働きかけにより各部門による自己点検を継続して実施し、結果を内部監査部門・法務部門・内部統制部門にて共有することで遵守体制の強化に努めています。

下請法遵守体制の強化

 サミーでは、下請法の遵守をはじめとしたコンプライアンス体制の構築と運用を最重要事項と捉え、社内教育の強化を図っています。  2009年度は、下請法に関しては全社(下請法適用取引を行う部署は必須)を対象とした勉強会を15回実施し512名が参加しました。今後も社内イントラネットの充実や定期的な勉強会などを通じて、同法の遵守と意識向上に努めます。

 セガでは、下請法の遵守を徹底するために2009年4月に同法を推進する社内委員会を立ち上げ、下請法違反の防止や啓蒙を行いながら、チェック機能の強化を目的に経理システムを強化し管理面の強化を図っています。 社内イントラネット上に専用WEBサイトを設けるとともに社内教育を適宜実施しています。2009年度は、業務上、下請取引が発生する部門を中心に26回の説明会を実施し、必要な知識の習得や遵法意識の向上に努めました。今後もさらなる啓蒙と管理強化に努めます。

SEGA

Sammy

Sammy

With PartnersSEGA SAMMY GROUP CSR Report 2010With PartnersSEGA SAMMY GROUP CSR Report 2010

取引先とともに2

SEGA SAMMY GROUP CSR Report 2010

私たちにとっての取引先とは

27SEGA SAMMY GROUP CSR Report 2010

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CSR憲章

スタジオ管理部では、制作本部の総務・経理・システム管理などスタジオ運営の円滑化に努めています。その中で、下請法の徹底はコンテンツ産業の育成・強化の観点からアニメーション業界でも叫ばれ続けていることであり、それを受けて当社では従業員向けの研修を企画・実施しています。下請法の概要を伝えるのはもちろん、社内ルールや社会人としてのマナーやモラルなどと絡めながら説明し、意識の形成と向上を図っています。研修だけでは徹底が難しいので、社内会議などの場で日常的に発信する機会を設け、浸透させるよう心がけています。

下請法厳守を徹底させる

株式会社トムス・エンタテインメント制作本部 スタジオ管理部

長坂 真也

Voice

Code of Conduct

 セガサミーグループは、企業情報を積極的かつ正確・公平・迅速に開示することを基本姿勢としています。東京証券取引所の定める「上場有価証券の発行者の会社情報の適時開示等に関する規則(以下、「適時開示規則」)に沿って情報開示することはもちろん、経営方針や事業活動、商品および技術情報などを幅広く情報提供することで、株主・投資家の皆さまからの一層の理解と信頼を得るための活動に努めます。

私たちは、グローバルな視点をもって事業を展開し、継続的な成長・企業価値の最大化を目指します。そして、適正な利益還元と適時的確な情報開示を通し、透明な経営を図り、株主・社会の期待に応えます。

情報開示の基本方針

株主・投資家への情報開示

 ホールディングスは、より多くの株主の皆さまに定時株主総会に出席していただけるよう、集中日を避けて開催しています。 2010年6月の総会には、700名の株主の皆さまにご出席いただきました。また、2005年の総会からは、議決権を行使しやすいよう、議決権電子行使プラットフォームの利用を可能にしました。さらに、セガサミーグループにより親しんでいただけるよう、会場内で会社案内ビデオ等を流すとともに、ご意見やご質問をいただきやすい仕組みづくり、スムーズな運営などを心がけています。

開かれた株主総会の実践

 情報の開示については、その内容を考慮した最適な開示手法を心がけています。具体的には、マスコミを通じたニュースリリースや公告の実施のほか、説明会

情報開示ツールと適時開示

 適時的確な経営情報の開示と適正な株主還元の実施を、経営の重要課題とします。 斬新なアイディアに基づく商品開発、安定供給を可能にする生産体制、緻密なマーケティングに基づく販売計画と目先の利益にとらわれない営業姿勢、そして、透明性・信頼性の高い管理体制を整え、株主・投資家の皆さまの信頼に応えます。また、株主・投資家との様々な双方向コミュニケーション活動を通じ、経営情報を的確に伝達すると同時に、皆さまからのご意見を収集し、経営へのフィードバックを行います。

With Shareholders and InvestorsSEGA SAMMY GROUP CSR Report 2010 With Shareholders and InvestorsSEGA SAMMY GROUP CSR Report 2010

株主・投資家とともに3

SEGA SAMMY GROUP CSR Report 2010

 セガサミーグループは、株主・投資家の皆さまとの様々な双方向コミュニケーション活動を通じて、当社の経営情報を的確に伝達すると同時に、投資家の皆さまからの経営に対する貴重なご意見を収集し、経営へのフィードバックを行っています。

コミュニケーションの方針

株主・投資家とのコミュニケーションの充実

 ホールディングスでは、国内外における投資家向け説明会などの実施や、株主・投資家の皆さまからのお問い合わせにお答えするためのIRインフォメーションセンターの設置を行っています。 国内外の機関投資家や証券アナリストに対しては、決算説明会を半期に1回開催し、四半期決算に関してはテレフォンカンファレンスを実施しています。そのほか1対1の個別取材やスモールミーティングなども積極的に開催、参加をしています。また、サミー川越工場の見学会などの活動も実施しています。 ホールディングスIRサイトにおいて、株主・投資家の皆さまにグループへの理解を深めていただくための情報・コンテンツを掲載しています。「バーチャル工場見学」ではサミー川越工場の概要や製造工程を動画とともに分かりやすく紹介し、「Virtual Amusement CenterTour」(英語版のみ)ではセガのアミューズメント事業を海外向けに紹介しています。

IR活動

 ホールディングスでは、株主の皆さまに対する利益還元を経営の重要課題として位置づけ、利益に応じた適正な配当を行うことを基本方針としています。

株主の皆さまへの利益還元

適正な利益還元私たちにとっての株主・投資家とは

29SEGA SAMMY GROUP CSR Report 2010

30

CSR憲章

IR活動では、お客さまやお取引先さまと同様、企業の重要なステークホルダーである株主・投資家さまに対して、積極的な情報発信を行うのと同時に、株主・投資家さまからのご意見を集約し、経営にフィードバックをする双方向のコミュニケーションを重視しています。2009年度においては、グループの全体像をより分かりやすくお伝えすることを目的に、従来の「事業報告書」の内容を見直し、新たに株主通信「SEGASAMMY REPORT」として発行しました。今夏号では、業績を牽引した製品、海外展開での成果、グループシナジーなど、多様な情報をお伝えしました。また、株主さまとのコミュニケーション強化を目的に、「株主アンケート」を実施しています。今後も株主・投資家さまの視点を持ち、IR活動に取り組みます。

株主通信の作成

セガサミーホールディングス株式会社グループコミュニケーション室 IR担当

西門 真紀

Voice

■ 1株あたりの当期純利益と1株あたりの配当金の推移 (円)

1株あたり配当額 1株あたり当期純利益

2006

 ホールディングスIRサイトは、大和インベスター・リレーションズ株式会社の「2009年インターネットIR・優良企業賞」や日興アイ・アール株式会社の「最優秀サイト」に選出されるなど、高い評価をいただいています。 株主・投資家の皆さまへのさらなる情報の充実化を目的に、2010年8月にIRサイトを全面リニューアルしました。 ユーザビリティも向上した新しいIRサイトをぜひご覧ください。

※ 2010年3月末現在、株主数は89,355名

(単位:%)

所有者区分政府・地方公共団体金融機関 金融商品取引業者そのほかの法人外国法人等 個人・そのほか自己名義株式合計

2007年3月期0.0010.332.027.3336.7032.5711.04100.00

2008年3月期0.009.860.617.5437.0733.8711.05100.00

2009年3月期0.0015.000.536.8633.6732.8711.05100.00

2010年3月期0.0016.650.966.5532.7332.0411.06100.00

■ 2009年度における主なIR活動

決算説明会

四半期決算説明会(電話会議)

スモールミーティング

個別ミーティング

工場見学会

海外カンファレンス

2回

2回

2回

242回

1回

1回

の開催、アニュアルレポート、株主通信などの各種印刷物を発行しています。また近年は、インターネットの普及に伴いホームページを利用した情報発信の重要性が高まり、ホームページの「投資家情報」には、最新の充実した情報を掲載するようにしています。 適時開示に関しては、東京証券取引所の「適時開示情報システム(TDnet)」などを使った開示に加え、ホームページの「投資家情報」での適時開示に努めています。

TOPICS

株主通信

ホールディングスWEBサイト「投資家情報」に紹介http://www.segasammy.co.jp/japanese/ir/index.html

IRサイトのリニューアル

■ 株主構成の推移

2007 2008 2009 2010

80.0

249.71

302.29

27.85

120.02

△75.32

60.045.0

30.0 30.0

http://www.segasammy.co.jp/japanese/ir/index.html

 セガサミーグループは、企業情報を積極的かつ正確・公平・迅速に開示することを基本姿勢としています。東京証券取引所の定める「上場有価証券の発行者の会社情報の適時開示等に関する規則(以下、「適時開示規則」)に沿って情報開示することはもちろん、経営方針や事業活動、商品および技術情報などを幅広く情報提供することで、株主・投資家の皆さまからの一層の理解と信頼を得るための活動に努めます。

私たちは、グローバルな視点をもって事業を展開し、継続的な成長・企業価値の最大化を目指します。そして、適正な利益還元と適時的確な情報開示を通し、透明な経営を図り、株主・社会の期待に応えます。

情報開示の基本方針

株主・投資家への情報開示

 ホールディングスは、より多くの株主の皆さまに定時株主総会に出席していただけるよう、集中日を避けて開催しています。 2010年6月の総会には、700名の株主の皆さまにご出席いただきました。また、2005年の総会からは、議決権を行使しやすいよう、議決権電子行使プラットフォームの利用を可能にしました。さらに、セガサミーグループにより親しんでいただけるよう、会場内で会社案内ビデオ等を流すとともに、ご意見やご質問をいただきやすい仕組みづくり、スムーズな運営などを心がけています。

開かれた株主総会の実践

 情報の開示については、その内容を考慮した最適な開示手法を心がけています。具体的には、マスコミを通じたニュースリリースや公告の実施のほか、説明会

情報開示ツールと適時開示

 適時的確な経営情報の開示と適正な株主還元の実施を、経営の重要課題とします。 斬新なアイディアに基づく商品開発、安定供給を可能にする生産体制、緻密なマーケティングに基づく販売計画と目先の利益にとらわれない営業姿勢、そして、透明性・信頼性の高い管理体制を整え、株主・投資家の皆さまの信頼に応えます。また、株主・投資家との様々な双方向コミュニケーション活動を通じ、経営情報を的確に伝達すると同時に、皆さまからのご意見を収集し、経営へのフィードバックを行います。

With Shareholders and InvestorsSEGA SAMMY GROUP CSR Report 2010 With Shareholders and InvestorsSEGA SAMMY GROUP CSR Report 2010

株主・投資家とともに3

SEGA SAMMY GROUP CSR Report 2010

 セガサミーグループは、株主・投資家の皆さまとの様々な双方向コミュニケーション活動を通じて、当社の経営情報を的確に伝達すると同時に、投資家の皆さまからの経営に対する貴重なご意見を収集し、経営へのフィードバックを行っています。

コミュニケーションの方針

株主・投資家とのコミュニケーションの充実

 ホールディングスでは、国内外における投資家向け説明会などの実施や、株主・投資家の皆さまからのお問い合わせにお答えするためのIRインフォメーションセンターの設置を行っています。 国内外の機関投資家や証券アナリストに対しては、決算説明会を半期に1回開催し、四半期決算に関してはテレフォンカンファレンスを実施しています。そのほか1対1の個別取材やスモールミーティングなども積極的に開催、参加をしています。また、サミー川越工場の見学会などの活動も実施しています。 ホールディングスIRサイトにおいて、株主・投資家の皆さまにグループへの理解を深めていただくための情報・コンテンツを掲載しています。「バーチャル工場見学」ではサミー川越工場の概要や製造工程を動画とともに分かりやすく紹介し、「Virtual Amusement CenterTour」(英語版のみ)ではセガのアミューズメント事業を海外向けに紹介しています。

IR活動

 ホールディングスでは、株主の皆さまに対する利益還元を経営の重要課題として位置づけ、利益に応じた適正な配当を行うことを基本方針としています。

株主の皆さまへの利益還元

適正な利益還元私たちにとっての株主・投資家とは

29SEGA SAMMY GROUP CSR Report 2010

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CSR憲章

IR活動では、お客さまやお取引先さまと同様、企業の重要なステークホルダーである株主・投資家さまに対して、積極的な情報発信を行うのと同時に、株主・投資家さまからのご意見を集約し、経営にフィードバックをする双方向のコミュニケーションを重視しています。2009年度においては、グループの全体像をより分かりやすくお伝えすることを目的に、従来の「事業報告書」の内容を見直し、新たに株主通信「SEGASAMMY REPORT」として発行しました。今夏号では、業績を牽引した製品、海外展開での成果、グループシナジーなど、多様な情報をお伝えしました。また、株主さまとのコミュニケーション強化を目的に、「株主アンケート」を実施しています。今後も株主・投資家さまの視点を持ち、IR活動に取り組みます。

株主通信の作成

セガサミーホールディングス株式会社グループコミュニケーション室 IR担当

西門 真紀

Voice

 ホールディングスIRサイトは、大和インベスター・リレーションズ株式会社の「2009年インターネットIR・優良企業賞」や日興アイ・アール株式会社の「最優秀サイト」に選出されるなど、高い評価をいただいています。 株主・投資家の皆さまへのさらなる情報の充実化を目的に、2010年8月にIRサイトを全面リニューアルしました。 ユーザビリティも向上した新しいIRサイトをぜひご覧ください。

※ 2010年3月末現在、株主数は89,355名

(単位:%)

所有者区分政府・地方公共団体金融機関 金融商品取引業者そのほかの法人外国法人等 個人・そのほか自己名義株式合計

2007年3月期0.0010.332.027.3336.7032.5711.04100.00

2008年3月期0.009.860.617.5437.0733.8711.05100.00

2009年3月期0.0015.000.536.8633.6732.8711.05100.00

2010年3月期0.0016.650.966.5532.7332.0411.06100.00

■ 2009年度における主なIR活動

決算説明会

四半期決算説明会(電話会議)

スモールミーティング

個別ミーティング

工場見学会

海外カンファレンス

2回

2回

2回

242回

1回

1回

の開催、アニュアルレポート、株主通信などの各種印刷物を発行しています。また近年は、インターネットの普及に伴いホームページを利用した情報発信の重要性が高まり、ホームページの「投資家情報」には、最新の充実した情報を掲載するようにしています。 適時開示に関しては、東京証券取引所の「適時開示情報システム(TDnet)」などを使った開示に加え、ホームページの「投資家情報」での適時開示に努めています。

TOPICS

株主通信

ホールディングスWEBサイト「投資家情報」に紹介http://www.segasammy.co.jp/japanese/ir/index.html

IRサイトのリニューアル

■ 株主構成の推移

http://www.segasammy.co.jp/japanese/ir/index.html

■ 1株あたりの当期純利益と1株あたりの配当金の推移 (円)

2006 2007 2008 2009 2010

1株あたり配当額 1株あたり当期純利益

80.0

60.0 30.0

30.0

45.0

261.06

80.46

△208.26

△90.83

172.47

 セガサミーグループでは、人権の尊重が従業員をはじめとしたあらゆるステークホルダーとの関係構築において最も基本的な事項であると考えています。「グループ行動規範」には、すべての人間が等しく人権を有することを認識し、人権の尊重、保護に努め人権を侵害する行為は行わないことを定め、人権尊重の基本的な体制を整えています。 また、セクシャルハラスメント、パワーハラスメント、プライバシー侵害等、職場環境を乱す行為、並びに人権・信条・性別・年齢・障がい・学歴・門地等を理由とした、雇用機会や待遇の均等を損ねる差別行為を行わないことも、グループ行動規範に定めています。

社員一人ひとりの創造性とチャレンジ精神がグループ発展の源であり、最大の財産です。私たちは、社員が持つ限りない可能性を最大限発揮できる企業文化を育み、ともに成長していきます。

人権の尊重と差別の禁止

人権の尊重と雇用

雇用の状況

 会社にとって最も大切な財産は社員であり、また、社員の持つ創造性とチャレンジ精神は、グループ発展の源です。 社員がそれぞれの可能性を最大限に発揮させるためには、安心して働ける職場環境が必要です。相手の人格を尊重して誠実に接し、必要なコミュニケーションを取ることで、お互いの良さが引き出され「働きがい」、「やりがい」のある快適な職場が生まれます。このような意識を持ち、お互いのニーズを感じながら仕事を進めていくうちに社内コミュニケーションは向上し、おのずと個人の仕事も会社全体の仕事の質も向上していきます。

SEGA

SEGA

 セガでは、社員のさらなる能力発揮とモチベーション向上のため、資格・役割・成果に応じた評価を行っています。この人事制度の適切な運用に不可欠である公正な評価実現のため、管理職全員に評価者研修も実施しました。  また、社員のキャリア形成支援のために複線型人事制度を導入し、組織を率いていく「マネジメント職」と自分の知識や技術を活かしていく「プロフェッショナル職」のコース選択を可能にしています。これにより、社員の強いプロ意識の向上につながると考えています。そのほかにも社内公募制度を導入するなど、社員一人ひとりがその力を存分に発揮でき、何ごとにも挑戦していこうという自律した企業風土づくりに努めています。

With EmployeesSEGA SAMMY GROUP CSR Report 2010 With EmployeesSEGA SAMMY GROUP CSR Report 2010

従業員とともに4

SEGA SAMMY GROUP CSR Report 2010

 セガサミーグループでは、「グループCSR憲章」「グループ行動規範」の考えのもと、社員一人ひとりが個々の能力を十分に発揮し、日々の働きがいをもって自己実現できるよう、公正で納得性の高い人事制度で能力を開発・発揮しやすい職場環境づくりに努めています。

人事制度・処遇

社会性の高い人材の育成のために

私たちにとっての従業員とは

31SEGA SAMMY GROUP CSR Report 2010

32

CSR憲章

Sammy

 サミーでは、成果主義に基づいた処遇・報酬システム、および公正な評価体制を整えています。また、社員のプロ意識の醸成という観点から、自分でキャリアを選択できる制度を整備して自主性を引き出したり、「マネジメントコース」と「プロフェッショナルコース」を設置して専門性の確立と役割の明確化を図っています。 そのほか、社員の主体的なキャリア形成のために、自己申告制度による人事異動も行っています。 今後も、人財マネジメントポリシーに基づいて、社員が個々の能力を最大限に発揮できる仕組みづくりに取り組んでいきます。

SEGA

 セガでは、社員の資格や職種に応じた教育研修を継続的に行っています。人事部が主催する教育研修では、新入社員研修・昇格時研修・若手、中堅社員のキャリアデザイン支援の研修・管理職の公正な評価を支援する評価者研修などを実施しています。また各職場では、職種に応じた専門教育を実施しています。 さらに、社員の自発的な能力向上に対する取り組みを補助する制度もあります。具体的には、スキルアップにつながる通信教育講座の受講に際して受講料の半額を補助する制度や、受験費用の割引を行う制度などを整備。また社員が自発的に自己啓発を希望する場合は、外部の教育サービス提供者と提携し、社員が適切な教育メニューを受けられるよう努めています。

 セガサミーグループでは、社会性の高い人材の育成が必要不可欠であると考え、各社ごとに方針や制度を設けて、社員の育成に力を入れています。

教育・研修制度

Sammy

 サミーでは、階層別研修と、職種に応じた部門内研修を実施しています。階層別研修では、初級クラスの社員に対し、仕事の進め方や取り組みといった、仕事に対するマインドを育てる研修を実施。中堅クラスの社員には、自律の促進や今後のキャリアを考察するための研修、管理職には、リーダーとしての能力を養う研修のほか、労務管理・コンプライアンス・メンタルヘルスに関する研修を実施し、職場で活かせる能力を養える研修体系を構築しています。

 お客さまの声に総合的に対応する日本マルチメディアサービスは、迅速かつ的確な対応を目指し、お客さま対応にあたるオペレーションスタッフに、実際の製品を用いた実質的な研修を行っています。また、その後の理解度を深めるためのフォローアップ研修も行っています。

日本マルチメディアサービス

■    人事関連項目定量データ

※: 注記の無い場合は、2010年3月末現在 ※1: 2009年4月1日実績 ※2: 2009年4月1日~2010年3月31日実績 ※3: セガグループ内転籍を通算 ※4: ( )内は、アミューズメント施設での発生件数

男女別採用数

平均勤続年数※3管理職

女性管理職

有給休暇取得率※2 育児休暇取得者数※2

介護休暇取得者数※2労働災害発生件数※2※4

新卒採用数※1中途採用数※2社員数

管理職数全社員に占める割合女性管理職数全管理職に占める割合

男性取得者数

通勤災害発生件数勤務内災害発生件数

男性49名23名

2,282名

女性12名6名

338名

合計61名29名

2,620名9年8ヶ月511名19.4%13名2.5%34.6%17名0名1名15件

47件(うち  32件)

Sammy■     人事関連項目定量データ

※: 注記の無い場合は、2010年3月末現在 ※1: 2009年4月1日実績 ※2: 2009年4月1日~2010年3月31日実績

男女別採用数

平均勤続年数管理職

女性管理職

有給休暇取得率※2 育児休暇取得者数※2

介護休暇取者得数※2労働災害発生件数※2

新卒採用数※1中途採用数※2社員数

管理職数全社員に占める割合女性管理職数全管理職に占める割合

男性取得者数

通勤災害発生件数勤務内災害発生件数

男性9名9名

959名

女性4名0名

110名

合計13名9名

1,069名7年7ヶ月180名16.8%1名0.6%56.9%7名1名0名1件1件

(受入出向者除く)

(受入出向者除く)

(執行役員7名含む)

❶社員の安全と健康に配慮し、安心して勤労できる 職場環境を構築します。

❷社員が個々の能力を十二分に発揮し得る、「働き 甲斐」「やり甲斐」のある柔軟性に富んだ会社にし ます。

❸セクシャルハラスメント、パワーハラスメント、プライ バシー侵害等、職場環境を乱す行為は行いません。

❹人種・信条・性別・年齢・障害・学歴・門地等を理由とし た、雇用機会や待遇の均等を損ねる差別行為は行い ません。

グループ行動規範Code of Conduct

 セガサミーグループでは、人権の尊重が従業員をはじめとしたあらゆるステークホルダーとの関係構築において最も基本的な事項であると考えています。「グループ行動規範」には、すべての人間が等しく人権を有することを認識し、人権の尊重、保護に努め人権を侵害する行為は行わないことを定め、人権尊重の基本的な体制を整えています。 また、セクシャルハラスメント、パワーハラスメント、プライバシー侵害等、職場環境を乱す行為、並びに人権・信条・性別・年齢・障がい・学歴・門地等を理由とした、雇用機会や待遇の均等を損ねる差別行為を行わないことも、グループ行動規範に定めています。

社員一人ひとりの創造性とチャレンジ精神がグループ発展の源であり、最大の財産です。私たちは、社員が持つ限りない可能性を最大限発揮できる企業文化を育み、ともに成長していきます。

人権の尊重と差別の禁止

人権の尊重と雇用

雇用の状況

 会社にとって最も大切な財産は社員であり、また、社員の持つ創造性とチャレンジ精神は、グループ発展の源です。 社員がそれぞれの可能性を最大限に発揮させるためには、安心して働ける職場環境が必要です。相手の人格を尊重して誠実に接し、必要なコミュニケーションを取ることで、お互いの良さが引き出され「働きがい」、「やりがい」のある快適な職場が生まれます。このような意識を持ち、お互いのニーズを感じながら仕事を進めていくうちに社内コミュニケーションは向上し、おのずと個人の仕事も会社全体の仕事の質も向上していきます。

SEGA

SEGA

 セガでは、社員のさらなる能力発揮とモチベーション向上のため、資格・役割・成果に応じた評価を行っています。この人事制度の適切な運用に不可欠である公正な評価実現のため、管理職全員に評価者研修も実施しました。  また、社員のキャリア形成支援のために複線型人事制度を導入し、組織を率いていく「マネジメント職」と自分の知識や技術を活かしていく「プロフェッショナル職」のコース選択を可能にしています。これにより、社員の強いプロ意識の向上につながると考えています。そのほかにも社内公募制度を導入するなど、社員一人ひとりがその力を存分に発揮でき、何ごとにも挑戦していこうという自律した企業風土づくりに努めています。

With EmployeesSEGA SAMMY GROUP CSR Report 2010 With EmployeesSEGA SAMMY GROUP CSR Report 2010

従業員とともに4

SEGA SAMMY GROUP CSR Report 2010

 セガサミーグループでは、「グループCSR憲章」「グループ行動規範」の考えのもと、社員一人ひとりが個々の能力を十分に発揮し、日々の働きがいをもって自己実現できるよう、公正で納得性の高い人事制度で能力を開発・発揮しやすい職場環境づくりに努めています。

人事制度・処遇

社会性の高い人材の育成のために

私たちにとっての従業員とは

31SEGA SAMMY GROUP CSR Report 2010

32

CSR憲章

Sammy

 サミーでは、成果主義に基づいた処遇・報酬システム、および公正な評価体制を整えています。また、社員のプロ意識の醸成という観点から、自分でキャリアを選択できる制度を整備して自主性を引き出したり、「マネジメントコース」と「プロフェッショナルコース」を設置して専門性の確立と役割の明確化を図っています。 そのほか、社員の主体的なキャリア形成のために、自己申告制度による人事異動も行っています。 今後も、人財マネジメントポリシーに基づいて、社員が個々の能力を最大限に発揮できる仕組みづくりに取り組んでいきます。

SEGA

 セガでは、社員の資格や職種に応じた教育研修を継続的に行っています。人事部が主催する教育研修では、新入社員研修・昇格時研修・若手、中堅社員のキャリアデザイン支援の研修・管理職の公正な評価を支援する評価者研修などを実施しています。また各職場では、職種に応じた専門教育を実施しています。 さらに、社員の自発的な能力向上に対する取り組みを補助する制度もあります。具体的には、スキルアップにつながる通信教育講座の受講に際して受講料の半額を補助する制度や、受験費用の割引を行う制度などを整備。また社員が自発的に自己啓発を希望する場合は、外部の教育サービス提供者と提携し、社員が適切な教育メニューを受けられるよう努めています。

 セガサミーグループでは、社会性の高い人材の育成が必要不可欠であると考え、各社ごとに方針や制度を設けて、社員の育成に力を入れています。

教育・研修制度

Sammy

 サミーでは、階層別研修と、職種に応じた部門内研修を実施しています。階層別研修では、初級クラスの社員に対し、仕事の進め方や取り組みといった、仕事に対するマインドを育てる研修を実施。中堅クラスの社員には、自律の促進や今後のキャリアを考察するための研修、管理職には、リーダーとしての能力を養う研修のほか、労務管理・コンプライアンス・メンタルヘルスに関する研修を実施し、職場で活かせる能力を養える研修体系を構築しています。

 お客さまの声に総合的に対応する日本マルチメディアサービスは、迅速かつ的確な対応を目指し、お客さま対応にあたるオペレーションスタッフに、実際の製品を用いた実質的な研修を行っています。また、その後の理解度を深めるためのフォローアップ研修も行っています。

日本マルチメディアサービス

■    人事関連項目定量データ

※: 注記の無い場合は、2010年3月末現在 ※1: 2009年4月1日実績 ※2: 2009年4月1日~2010年3月31日実績 ※3: セガグループ内転籍を通算 ※4: ( )内は、アミューズメント施設での発生件数

男女別採用数

平均勤続年数※3

管理職

女性管理職

有給休暇取得率※2 育児休暇取得者数※2

介護休暇取得者数※2労働災害発生件数※2※4

新卒採用数※1中途採用数※2社員数

管理職数全社員に占める割合女性管理職数全管理職に占める割合

男性取得者数

通勤災害発生件数勤務内災害発生件数

男性49名23名

2,282名

女性12名6名

338名

合計61名29名

2,620名9年8ヶ月511名19.4%13名2.5%34.6%17名0名1名15件

47件(うち  32件)

Sammy■     人事関連項目定量データ

※: 注記の無い場合は、2010年3月末現在 ※1: 2009年4月1日実績 ※2: 2009年4月1日~2010年3月31日実績

男女別採用数

平均勤続年数管理職

女性管理職

有給休暇取得率※2 育児休暇取得者数※2

介護休暇取者得数※2労働災害発生件数※2

新卒採用数※1中途採用数※2社員数

管理職数全社員に占める割合女性管理職数全管理職に占める割合

男性取得者数

通勤災害発生件数勤務内災害発生件数

男性9名9名

959名

女性4名0名

110名

合計13名9名

1,069名7年7ヶ月180名16.8%1名0.6%56.9%7名1名0名1件1件

(受入出向者除く)

(受入出向者除く)

(執行役員7名含む)

❶社員の安全と健康に配慮し、安心して勤労できる 職場環境を構築します。

❷社員が個々の能力を十二分に発揮し得る、「働き 甲斐」「やり甲斐」のある柔軟性に富んだ会社にし ます。

❸セクシャルハラスメント、パワーハラスメント、プライ バシー侵害等、職場環境を乱す行為は行いません。

❹人種・信条・性別・年齢・障害・学歴・門地等を理由とし た、雇用機会や待遇の均等を損ねる差別行為は行い ません。

グループ行動規範Code of Conduct

 セガサミーグループでは、社内コミュニケーションの向上が、個々の仕事や会社全体の仕事の質を高め、働きがいや個人の成長意欲の向上にもつながるとの考えから、グループ全体でのコミュニケーションの場の拡大に努めています。ホールディングスでは、セガサミーグループ全体のコミュニケーションを促進させる仕組みとして、グループ社員全員が閲覧できるイントラネットを整備し、グループ情報の共有化に努めています。また、自主参加のスポーツイベントやセミナーを多数開催し、会社の垣根を越えて社員同士が交流できる場を設けています。

社内コミュニケーション

 セガでは、社内コミュニケーションを促進させる仕組みとして、イントラネットの整備、目標管理の導入、レクリエーション活動、会議・話し合いの場を設けています。 業務上または生活上の各種相談においては、日常的な職制上の相談に加え、セクシャルハラスメント・パワーハラスメント・人事・キャリア・育児相談窓口や、法律相談、健康相談窓口を社内外に設置しています。また、コンプライアンス推進に関する制度、個人情報保護に関する制度に加え、重要法令などの情報を社員に通知する場合には、情報の受け手のスムーズな理解のため、Q&A・諸般定型書式の雛形を定めるなどの整備を進めています。

SEGA

Sammy

 サミーでは、社内コミュニケーションを促進させる仕組みとして、イントラネットの整備などに努めています。また、各部からの業務等に関連する通知を行っています。また、職場内コミュニケーションを円滑にする取り組みとして、社内同好会制度を設けています。

Sammy

 サミーでは、求める人財像を明確にし、適正な採用フローに基づき、面接および適性検査を行い、基準を満たす人財を選定しています。また、サミーの社是は「積極進取」であり、チャレンジ精神に富み、何ごとにも前向きに取り組む姿勢を持った人財を積極的に採用しています。女性の採用にも前向きで、入社後は性別にかかわらず公平に評価する人事制度となっています。

Sammy

 サミーでは、障がい者の雇用に関して、年3~4回程度、職業安定所および人材サービス会社主催の障がい者合同面接会へ参加し、継続的な採用活動を行っています。

SEGA SAMMY GROUP CSR Report 2010

33SEGA SAMMY GROUP CSR Report 2010

34

 セガでは、多様な雇用形態があり、以前から性別・国籍等の区分け無く採用をしています。 入社した社員に対しては、オリエンテーションや導入研修を行うなどスムーズな配属を支援しています。また、正社員においては、入社3ヶ月経過時点で勤務評定・人事面談を行い、配属先でのフォローに活用するほか、以降の採用の参考としています。

多様な人材の活用と採用

多様性と機会均等

SEGA

 セガでは、積極的な障がい者雇用の取り組みを推進しています。各部門に障がい者職業生活相談員の配置を進め、定期的な面談を実施し、働きやすい職場環境づくりに取り組んでいます。また、本社事業所に車椅子昇降機や階段用

障がい者や高齢者の雇用

SEGA

セガビーリンクは、ダーツを始めとする遊びと飲食を融合させたダイニングエンタテインメントの会社で、私は消耗品の発注などの総務的業務と、2年半前から社内報作成を担当し始めました。アルバイトの方を含むと500名前後にもなるスタッフ。店舗数が多いこともあり、店舗間のコミュニケーションを活性化させていくこと、またトップのメッセージを店舗まで浸透させることを目的として2~3ヶ月に1回発行を続けています。誌面で一番重点を置いているのは、スタッフの顔をたくさん掲載し、活気のある雰囲気を伝えること。皆さんに元気いっぱい働いていただくためにも作り続けていきます。

社内報でスタッフ全員をつなぐ

株式会社セガ ビーリンク管理本部 管理課

青木 清華

Voice

With EmployeesSEGA SAMMY GROUP CSR Report 2010 With EmployeesSEGA SAMMY GROUP CSR Report 2010

社内の教育や研修を担当し、1年になります。より一層の充実を図るため、研修プログラムは毎回改善しています。今年行った階層別研修では、業務プロセスを養うためのテクニカル面を中心とした研修や、時間厳守の重要性や社会人としてのマナーなど社会性の基本的精神を育成し、外部環境の変化を知るための研修内容等を盛り込んでいます。もちろん、研修内容を変えたからといってすぐに成果が見えてくるわけではありませんが、現状の課題は何か、ほかに課題はないかを意識し続け、取り組みを継続していきたいと思っています。

精神を育むための研修プログラムを構築

サミー株式会社コーポレート本部人事部企画開発グループ

山越 彰仁

Voice

 エンタテインメントを体感・体験する場(play)、家族のふれあい、新しいコミュニケーションの場(communication)、夢と感動・喜び(dream)をコンセプトに、グループ内のコミュニケーションツールの一つとして、2007年より各種スポーツ教室を実施しています。2009年は気軽に参加できるボディメイキング講座、ピラティス講座、セガサミー野球部による野球教室などを加え、8講座(14回開催)への参加人数はのべ362名でした。

TOPICS「セガサミー的トレーニング講座」

スノーボード講座 ゴルフ講座

テニス講座 ボディメイキング講座フットサル講座

手すりを設置するなど、ハード面でのバックアップ体制を整備するのと同時に、障がい者に対する社内意識の向上にも努めています。 高年齢者再雇用についても制度を設け、それぞれの雇用形態の基準に従い採用しています。

 セガサミーグループでは、社内コミュニケーションの向上が、個々の仕事や会社全体の仕事の質を高め、働きがいや個人の成長意欲の向上にもつながるとの考えから、グループ全体でのコミュニケーションの場の拡大に努めています。ホールディングスでは、セガサミーグループ全体のコミュニケーションを促進させる仕組みとして、グループ社員全員が閲覧できるイントラネットを整備し、グループ情報の共有化に努めています。また、自主参加のスポーツイベントやセミナーを多数開催し、会社の垣根を越えて社員同士が交流できる場を設けています。

社内コミュニケーション

 セガでは、社内コミュニケーションを促進させる仕組みとして、イントラネットの整備、目標管理の導入、レクリエーション活動、会議・話し合いの場を設けています。 業務上または生活上の各種相談においては、日常的な職制上の相談に加え、セクシャルハラスメント・パワーハラスメント・人事・キャリア・育児相談窓口や、法律相談、健康相談窓口を社内外に設置しています。また、コンプライアンス推進に関する制度、個人情報保護に関する制度に加え、重要法令などの情報を社員に通知する場合には、情報の受け手のスムーズな理解のため、Q&A・諸般定型書式の雛形を定めるなどの整備を進めています。

SEGA

Sammy

 サミーでは、社内コミュニケーションを促進させる仕組みとして、イントラネットの整備などに努めています。また、各部からの業務等に関連する通知を行っています。また、職場内コミュニケーションを円滑にする取り組みとして、社内同好会制度を設けています。

Sammy

 サミーでは、求める人財像を明確にし、適正な採用フローに基づき、面接および適性検査を行い、基準を満たす人財を選定しています。また、サミーの社是は「積極進取」であり、チャレンジ精神に富み、何ごとにも前向きに取り組む姿勢を持った人財を積極的に採用しています。女性の採用にも前向きで、入社後は性別にかかわらず公平に評価する人事制度となっています。

Sammy

 サミーでは、障がい者の雇用に関して、年3~4回程度、職業安定所および人材サービス会社主催の障がい者合同面接会へ参加し、継続的な採用活動を行っています。

SEGA SAMMY GROUP CSR Report 2010

33SEGA SAMMY GROUP CSR Report 2010

34

 セガでは、多様な雇用形態があり、以前から性別・国籍等の区分け無く採用をしています。 入社した社員に対しては、オリエンテーションや導入研修を行うなどスムーズな配属を支援しています。また、正社員においては、入社3ヶ月経過時点で勤務評定・人事面談を行い、配属先でのフォローに活用するほか、以降の採用の参考としています。

多様な人材の活用と採用

多様性と機会均等

SEGA

 セガでは、積極的な障がい者雇用の取り組みを推進しています。各部門に障がい者職業生活相談員の配置を進め、定期的な面談を実施し、働きやすい職場環境づくりに取り組んでいます。また、本社事業所に車椅子昇降機や階段用

障がい者や高齢者の雇用

SEGA

セガビーリンクは、ダーツを始めとする遊びと飲食を融合させたダイニングエンタテインメントの会社で、私は消耗品の発注などの総務的業務と、2年半前から社内報作成を担当し始めました。アルバイトの方を含むと500名前後にもなるスタッフ。店舗数が多いこともあり、店舗間のコミュニケーションを活性化させていくこと、またトップのメッセージを店舗まで浸透させることを目的として2~3ヶ月に1回発行を続けています。誌面で一番重点を置いているのは、スタッフの顔をたくさん掲載し、活気のある雰囲気を伝えること。皆さんに元気いっぱい働いていただくためにも作り続けていきます。

社内報でスタッフ全員をつなぐ

株式会社セガ ビーリンク管理本部 管理課

青木 清華

Voice

With EmployeesSEGA SAMMY GROUP CSR Report 2010 With EmployeesSEGA SAMMY GROUP CSR Report 2010

社内の教育や研修を担当し、1年になります。より一層の充実を図るため、研修プログラムは毎回改善しています。今年行った階層別研修では、業務プロセスを養うためのテクニカル面を中心とした研修や、時間厳守の重要性や社会人としてのマナーなど社会性の基本的精神を育成し、外部環境の変化を知るための研修内容等を盛り込んでいます。もちろん、研修内容を変えたからといってすぐに成果が見えてくるわけではありませんが、現状の課題は何か、ほかに課題はないかを意識し続け、取り組みを継続していきたいと思っています。

精神を育むための研修プログラムを構築

サミー株式会社コーポレート本部人事部企画開発グループ

山越 彰仁

Voice

 エンタテインメントを体感・体験する場(play)、家族のふれあい、新しいコミュニケーションの場(communication)、夢と感動・喜び(dream)をコンセプトに、グループ内のコミュニケーションツールの一つとして、2007年より各種スポーツ教室を実施しています。2009年は気軽に参加できるボディメイキング講座、ピラティス講座、セガサミー野球部による野球教室などを加え、8講座(14回開催)への参加人数はのべ362名でした。

TOPICS「セガサミー的トレーニング講座」

スノーボード講座 ゴルフ講座

テニス講座 ボディメイキング講座フットサル講座

手すりを設置するなど、ハード面でのバックアップ体制を整備するのと同時に、障がい者に対する社内意識の向上にも努めています。 高年齢者再雇用についても制度を設け、それぞれの雇用形態の基準に従い採用しています。

Sammy

 サミーでは、社員がリフレッシュし、仕事への英気を養えるよう、福利厚生制度の充実に取り組んでいます。2006年10月からは専門業者(リロクラブ)に福利厚生の一部をアウトソーシングし、社員が受ける福利厚生サービスの質の向上、効率化を図っています。施設としては、セガサミーグループ保養所のほか、苗場、草津に保養所を持ち、社員の同行があれば誰でも利用することができます。

SEGA SAMMY GROUP CSR Report 2010

■    育児・介護に関する制度

子が1歳に達するまで利用可能。(要件を満たす場合、1歳6ヶ月に達するまで延長可能)

子が小学校に入学するまで、利用可能。また、3歳に達するまで、給与控除を行わない。

子が小学校に入学するまで、年間5日利用可能。

1要介護家族につき連続する3ヶ月の範囲で取得可能。

1要介護家族につき、通算93日の範囲を限度として、利用可能。

35SEGA SAMMY GROUP CSR Report 2010

36

Sammy

 サミーでは、次世代育成支援対策推進法で規定されている次世代行動計画に基づき、法令で定められた制度の整備に満足することなく、育児短時間勤務制度の拡張、時間外労働削減のための「ノー残業デー」の導入、有給休暇の取得促進に関する制度導入など、働きやすい環境の整備を進めています。その結果、次世代法に基づく基準適合一般事業主として認定されました。

人事担当である私が、育児休業制度を利用したのは1年半前。今年4月に職場に戻りましたが、復帰後も9時半から16時半の2時間短縮の勤務ができる短時間勤務制度や、年5回の看護休暇など、家事や子どもの送り迎えの時間を取ることができるので、ワークライフバランスを実践できています。今こうして復帰できたのは、制度とともに周囲の理解と協力があったからだと思っています。育児休業や短時間勤務制度を利用している方はまだ少ないので、今後はほかの従業員の方々にも制度の利用をお勧めしていきたいです。

ワークライフバランスの実現

サミー株式会社研究開発統括本部開発管理部総務・人事グループ

西村 友美

Voice

 セガでは、仕事と家庭の両立を図ることができるよう、育児休暇制度、介護休暇制度などを設け支援しています。出産・育児休暇の取得前には、取得者および上長に対し、育児制度や諸手続きについて説明するほか、育児相談窓口の設置や、子育て情報を交換できる「子育て広場掲示板」の開設を行うなど施策の浸透・拡充に取り組んでいます。また、イントラネットに掲載される最新の会社情報は、休業中も自宅から閲覧可能であり、スムーズな職場復帰を実現しています。 

仕事と家庭の両立支援の拡充と労働時間短縮への取り組み

ワークライフバランスの推進

SEGA

 セガでは、社員がリフレッシュし、仕事への英気を養えるよう、様々な福利厚生制度を整えています。社員の疲労回復や健康増進を目的とした本社地区でのリラクゼーションルームの設置やセガサミーグループ保養所(伊豆高原、軽井沢、小淵沢)の利用を通じ、社員のコミュニケーション促進、組織・チーム力アップや心身の健康増進を図っています。 そのほか、年間一定のポイントを付与し、ポイント範囲内で様々な形でのサービスを利用できるセガマイレージ制度(カフェテリアプラン)や財産形成の目的に応じた財形貯蓄制度など、社員一人ひとりのニーズに合った福利厚生の提供に努めています。

福利厚生

SEGA

Sammy

 サミーでは、社員の健康と安全を守るため安全衛生委員会を毎月開催しています。川越工場では、社員自らが身の回りにひそむ危険要因をチェックし、ここで指摘された事項を改善していく「6Sパトロール※」活動を行うなど、各職場の業務特性や実情に沿った取り組みを推進しています。

※ 整理(せいり)・整頓(せいとん)・清掃(せいそう)・清潔(せいけつ)・躾(しつけ)に、サミー川越工場では安全(セーフティー)を追加。6Sパトロールとして安全・衛生面に配慮し、働きやすい環境づくりを目指しています。

 セガサミーグループでは、社員の安全と健康に配慮し、安心して勤労できる職場環境を構築することを「グループ行動規範」に明記し、社員が安全で快適に働ける職場環境づくりに努めています。災害が発生した職場では、原因を究明するとともに改善策を講じており、2009年度の労働災害発生件数はセガ、サミーともに前年度を下回りました。

労働安全の取り組みの推進

 セガでは法令に則り、安全衛生委員会を毎月開催し、委員会の議事録を含む安全・衛生にかかわる各種情報を社内WEBサイトに掲載しています。また、安全運転管理委員会の組織設置・監督により、社員への注意喚起と周知に努めています。

SEGA

Sammy

 サミーでは、メンタルヘルス対策として、外部相談窓口の設置や専門家による心理カウンセリングを導入する一方、社内においても専門医の面談・相談体制を整備しています。さらに自分自身のストレス状況を把握するためのWEBツールの活用や、管理職向けの研修を実施するなど、社員一人ひとりの意識を高めることで予防対策を行っています。

 セガサミーグループでは、企業にとって何より大切な財産である社員の身体と心の健康への配慮が最も重要な責務であると考え、社員の健康管理・増進を支援するための諸施策の充実を図っています。

健康管理・増進体制の強化

労働安全衛生

 セガでは、定期的な健康診断の実施、人間ドック受診補助、健康に関する専門的な窓口(EAP)に加え、看護師の常駐、および内科、精神科医、保健師への相談が可能な健康管理センターを設置。社員相談サービス(EAP)においては、家族の利用も含め健康維持・増進を支持する体制を整えています。  今後も社員の健康管理体制の強化や各種健康保持・増進施策の立案を進めていきます。

SEGA

育児休業制度

 児

 護

育児短時間勤務

子の看護休暇

介護休業制度

介護短時間勤務

■     育児・介護に関する制度SEGA Sammy

子が1歳に達するまで利用可能。父母ともに育児休業を取得する場合は、子が1歳2ヶ月に達するまで利用可能。(要件を満たす場合、最長2歳6ヶ月に達するまで延長可能)子が小学校就学するまでは、1日につき最長2時間の勤務時間を短縮可能。小学校就学後、小学校3年生までは1日につき最長1時間の勤務時間を短縮(早退)可能。子が小学校に入学するまで、1人につき年間5日、2人以上の場合は年間10日間利用可能。積立年休を保有している場合は、積立年休を利用可能。1要介護家族につき通算93営業日内で取得可能。(介護短時間勤務を含む)

1要介護家族につき通算93営業日内で取得可能。

育児休業制度

 児

 護

育児短時間勤務

子の看護休暇

介護休業制度

介護短時間勤務

短期介護休暇(要介護者1人につき年間5日間、2人以上の場合は年間10日間利用可能)長期介護休暇(積立年休を保有している場合、その限度内で利用可能)

介護休暇

次世代認定マーク 愛称「くるみん」

伊豆高原の保養所

With EmployeesSEGA SAMMY GROUP CSR Report 2010 With EmployeesSEGA SAMMY GROUP CSR Report 2010

Sammy

 サミーでは、社員がリフレッシュし、仕事への英気を養えるよう、福利厚生制度の充実に取り組んでいます。2006年10月からは専門業者(リロクラブ)に福利厚生の一部をアウトソーシングし、社員が受ける福利厚生サービスの質の向上、効率化を図っています。施設としては、セガサミーグループ保養所のほか、苗場、草津に保養所を持ち、社員の同行があれば誰でも利用することができます。

SEGA SAMMY GROUP CSR Report 2010

■    育児・介護に関する制度

子が1歳に達するまで利用可能。(要件を満たす場合、1歳6ヶ月に達するまで延長可能)

子が小学校に入学するまで、利用可能。また、3歳に達するまで、給与控除を行わない。

子が小学校に入学するまで、年間5日利用可能。

1要介護家族につき連続する3ヶ月の範囲で取得可能。

1要介護家族につき、通算93日の範囲を限度として、利用可能。

35SEGA SAMMY GROUP CSR Report 2010

36

Sammy

 サミーでは、次世代育成支援対策推進法で規定されている次世代行動計画に基づき、法令で定められた制度の整備に満足することなく、育児短時間勤務制度の拡張、時間外労働削減のための「ノー残業デー」の導入、有給休暇の取得促進に関する制度導入など、働きやすい環境の整備を進めています。その結果、次世代法に基づく基準適合一般事業主として認定されました。

人事担当である私が、育児休業制度を利用したのは1年半前。今年4月に職場に戻りましたが、復帰後も9時半から16時半の2時間短縮の勤務ができる短時間勤務制度や、年5回の看護休暇など、家事や子どもの送り迎えの時間を取ることができるので、ワークライフバランスを実践できています。今こうして復帰できたのは、制度とともに周囲の理解と協力があったからだと思っています。育児休業や短時間勤務制度を利用している方はまだ少ないので、今後はほかの従業員の方々にも制度の利用をお勧めしていきたいです。

ワークライフバランスの実現

サミー株式会社研究開発統括本部開発管理部総務・人事グループ

西村 友美

Voice

 セガでは、仕事と家庭の両立を図ることができるよう、育児休暇制度、介護休暇制度などを設け支援しています。出産・育児休暇の取得前には、取得者および上長に対し、育児制度や諸手続きについて説明するほか、育児相談窓口の設置や、子育て情報を交換できる「子育て広場掲示板」の開設を行うなど施策の浸透・拡充に取り組んでいます。また、イントラネットに掲載される最新の会社情報は、休業中も自宅から閲覧可能であり、スムーズな職場復帰を実現しています。 

仕事と家庭の両立支援の拡充と労働時間短縮への取り組み

ワークライフバランスの推進

SEGA

 セガでは、社員がリフレッシュし、仕事への英気を養えるよう、様々な福利厚生制度を整えています。社員の疲労回復や健康増進を目的とした本社地区でのリラクゼーションルームの設置やセガサミーグループ保養所(伊豆高原、軽井沢、小淵沢)の利用を通じ、社員のコミュニケーション促進、組織・チーム力アップや心身の健康増進を図っています。 そのほか、年間一定のポイントを付与し、ポイント範囲内で様々な形でのサービスを利用できるセガマイレージ制度(カフェテリアプラン)や財産形成の目的に応じた財形貯蓄制度など、社員一人ひとりのニーズに合った福利厚生の提供に努めています。

福利厚生

SEGA

Sammy

 サミーでは、社員の健康と安全を守るため安全衛生委員会を毎月開催しています。川越工場では、社員自らが身の回りにひそむ危険要因をチェックし、ここで指摘された事項を改善していく「6Sパトロール※」活動を行うなど、各職場の業務特性や実情に沿った取り組みを推進しています。

※ 整理(せいり)・整頓(せいとん)・清掃(せいそう)・清潔(せいけつ)・躾(しつけ)に、サミー川越工場では安全(セーフティー)を追加。6Sパトロールとして安全・衛生面に配慮し、働きやすい環境づくりを目指しています。

 セガサミーグループでは、社員の安全と健康に配慮し、安心して勤労できる職場環境を構築することを「グループ行動規範」に明記し、社員が安全で快適に働ける職場環境づくりに努めています。災害が発生した職場では、原因を究明するとともに改善策を講じており、2009年度の労働災害発生件数はセガ、サミーともに前年度を下回りました。

労働安全の取り組みの推進

 セガでは法令に則り、安全衛生委員会を毎月開催し、委員会の議事録を含む安全・衛生にかかわる各種情報を社内WEBサイトに掲載しています。また、安全運転管理委員会の組織設置・監督により、社員への注意喚起と周知に努めています。

SEGA

Sammy

 サミーでは、メンタルヘルス対策として、外部相談窓口の設置や専門家による心理カウンセリングを導入する一方、社内においても専門医の面談・相談体制を整備しています。さらに自分自身のストレス状況を把握するためのWEBツールの活用や、管理職向けの研修を実施するなど、社員一人ひとりの意識を高めることで予防対策を行っています。

 セガサミーグループでは、企業にとって何より大切な財産である社員の身体と心の健康への配慮が最も重要な責務であると考え、社員の健康管理・増進を支援するための諸施策の充実を図っています。

健康管理・増進体制の強化

労働安全衛生

 セガでは、定期的な健康診断の実施、人間ドック受診補助、健康に関する専門的な窓口(EAP)に加え、看護師の常駐、および内科、精神科医、保健師への相談が可能な健康管理センターを設置。社員相談サービス(EAP)においては、家族の利用も含め健康維持・増進を支持する体制を整えています。  今後も社員の健康管理体制の強化や各種健康保持・増進施策の立案を進めていきます。

SEGA

育児休業制度

 児

 護

育児短時間勤務

子の看護休暇

介護休業制度

介護短時間勤務

■     育児・介護に関する制度SEGA Sammy

子が1歳に達するまで利用可能。父母ともに育児休業を取得する場合は、子が1歳2ヶ月に達するまで利用可能。(要件を満たす場合、最長2歳6ヶ月に達するまで延長可能)子が小学校就学するまでは、1日につき最長2時間の勤務時間を短縮可能。小学校就学後、小学校3年生までは1日につき最長1時間の勤務時間を短縮(早退)可能。子が小学校に入学するまで、1人につき年間5日、2人以上の場合は年間10日間利用可能。積立年休を保有している場合は、積立年休を利用可能。1要介護家族につき通算93営業日内で取得可能。(介護短時間勤務を含む)

1要介護家族につき通算93営業日内で取得可能。

育児休業制度

 児

 護

育児短時間勤務

子の看護休暇

介護休業制度

介護短時間勤務

短期介護休暇(要介護者1人につき年間5日間、2人以上の場合は年間10日間利用可能)長期介護休暇(積立年休を保有している場合、その限度内で利用可能)

介護休暇

次世代認定マーク 愛称「くるみん」

伊豆高原の保養所

With EmployeesSEGA SAMMY GROUP CSR Report 2010 With EmployeesSEGA SAMMY GROUP CSR Report 2010

セガサミー野球部による少年野球教室 セガサミー野球部は、日本の国民的スポーツである野球を活性化することを目的とし、野球を志す選手に夢を与えられるステージを提供したいという想いから、社会人野球のチームとして2005年に創部されました。 野球部では、スポーツを通じた明るく健全な社会の形成のため、春のキャンプ地である宮崎や「長嶋茂雄 INVITATIONALセガサミーカップゴルフトーナメント」開催地である北海道など、日本全国で少年野球教室を開催しています。2006年以降、のべ2,555名の子どもたちに、キャッチボールやバッティング、守備などの指導を行い、また、指導者を対象とした講習会を実施するなど、積極的に地域とのコミュニケーションを図り、次世代の育成を支援しています。 2006年からは、東京新聞と東京中日スポーツ主催の「東京キッズベースボールアカデミー」に特別協賛し、野球部の選手とスタッフが参加しています。東京都や関東近県の少年野球チームに所属する子どもたちを対象とした指導や、参加

私たちは、企業市民として社会を構成する一員であることを強く自覚し、本来の事業活動の繁栄を通じて社会に貢献するだけでなく、芸術・スポーツなどの文化の発展支援への取り組みを、積極的かつ自主的に行います。

スポーツを通じた次世代の育成

スポーツ・芸術・文化活動支援

 セガサミーグループは、良き「企業市民」として社会に貢献する必要性を強く認識しています。本業のエンタテインメントを通じて豊かな社会の創出に貢献していくことを第一の使命と考えています。次に独自のアイディアにより、スポーツや芸術など様々な活動を幅広く継続的に支援しています。とりわけ将来の豊かな社会の実現を確かなものとするために、次世代の育成に力を入れ、子どもたちに夢と感動をお届けする場を創出しています。また社員一人ひとりの社会貢献意識を高める風土づくりも積極的に行っています。

SEGA

Sammy

「長嶋茂雄 ドリームプロジェクト2010」 アテネ五輪で日本中に感動を届けた長嶋JAPANのメンバーが集結し、子どもたちに野球の素晴らしさ、楽しさを、“生きた体験”として伝えるイベントを、2005年より特別協賛し、応援しています。

「セガサミーカップ学童軟式野球大会」 2009年12月、東京都八王子市のセガサミー野球場にて、都内から選抜された7チームによるトーナメント戦が開催されました。

With SocietySEGA SAMMY GROUP CSR Report 2010 With SocietySEGA SAMMY GROUP CSR Report 2010

社会とともに(社会貢献)5

SEGA SAMMY GROUP CSR Report 2010

私たちにとっての社会貢献とは「長嶋茂雄 INVITATIONAL セガサミーカップゴルフトーナメント」 セガサミーグループは、年齢や性別を問わず楽しめるスポーツとして、ゴルフの普及活動に積極的に取り組んでいます。男子プロゴルフトーナメントの開催を通じて、スポーツ振興とセガサミーゴルフエンタテインメント~ザ・ノースカントリーゴルフクラブ~(P9参照)の所在地である北海道千歳市への地域貢献を展開しています。

「障害者クロスカントリースキー日本チーム」 障害者クロスカントリースキー日本チームを支援しています。バンクーバーパラリンピックにおいては新田佳浩選手が2種目で金メダルを獲得、また太田渉子選手も銀メダルに輝くなど、多くの人々に夢と希望を与えてくれました。

「東京JAZZ2009」 東京国際フォーラムにおいて毎年夏に開催される国内最大級のジャズフェスティバルに特別協賛しています。2009年で8回目を迎えた本イベントを、セガサミーグループは開催当初から継続支援し、東京の新しい文化の発展に寄与し続けています。

「社団法人企業メセナ協議会」 企業によるメセナ活動(芸術文化支援)の活性化を目的に設立された「社団法人企業メセナ協議会」への寄付を行い、メセナの啓発・普及活動を支援しています。

動を促進させる、ボランティア休暇制度を導入し、様々な活動時に活用されています。

● 「セガの森」における森林整備ボランティア(P12参照)● ことばの道案内(視覚障がい者のための言葉の地図の 制作)支援ボランティア● ボーイスカウト野外活動の指導員● 社員居住地の近隣小学校に対する陸上競技指導● 地域の社会福祉協議会ボランティアセンター主催の 保育ボランティア養成講座参加

 セガでは、欧米の取引先へのグリーティングカードとして、「財団法人日本ユニセフ協会」のカードを採用し、2009年度には約1,400部の実績がありました。カード・封筒代金の約半分が全世界のユニセフ活動資金となっており、子どもたちの命と健やかな成長を守るために役立てられています。

 サミーでは、社会貢献活動の一環として、2007年6月より使用済み切手の回収に取り組んでいます。今では、本社をはじめ各支店や子会社にまで活動が広まり、累計で4,626g(28,506枚)の回収実績を挙げることができました。回収した切手は、東京都豊島区の社会福祉協議会と連携し、切手収集家の方々の協力を得て換金され、その収益金は、豊島区社会福祉協議会の活動資金として、福祉事業に活用されています。また、サミー本社と川越工場協働の取り組みとして「エコキャップ運動」に参加しています。ペットボトルのキャップを分別回収し、リサイクルすることによりCO₂削減に寄与し、キャップの売却益で世界の子どもたちにポリオワクチンを届けます。2009年度は90,680個(ワクチン113.4名分、CO₂削減量714kg相当)をNPO法人エコキャップ推進協会に届けました。このほかにも全国エリアに募金箱を設け、財団法人日本盲導犬協会への寄付活動を実施し、また、さらに多くの寄付ができるように、社内で「バレンタイン募金」といったイベントを定期的に開催しています。

■ 2009年度におけるホールディングス(2名)、セガ(5名)、サミー(3名)の  ボランティア休暇取得状況

37SEGA SAMMY GROUP CSR Report 2010

38

イベント当日の様子

開会式の様子

CSR憲章

スポーツ支援

芸術・文化活動支援

社会貢献活動支援の取り組み

 企業として本業を通じての社会貢献を行うだけでなく、社会を構成する一員である社員一人ひとりが、自発的に社会貢献活動を行える環境づくりも大切であると考えています。 ホールディングスとセガ、サミーでは、社員の社会貢献活

社会貢献活動支援の考え方

社会貢献活動の支援

2009年度のグリーティングカード

切手回収運動

少年野球教室を通して、野球の基本動作や勝つ喜び、負ける悔しさ、挨拶、礼儀などを子どもたちに伝えています。グラウンド周辺の掃除も、人間的に成長してほしいという気持ちを込めて実施しています。子どもは成長が早いと聞きますが、その吸収力には毎回驚かされています。子どもたちにとって、この教室が何かを真剣に打ちこむ素晴らしさ、野球の楽しさを感じられるきっかけになってくれていたら幸いです。これから未来をつくっていく子どもたちにできることを、一野球選手として続けていこうと思っています。

次世代を担う子どもたちの育成

サミー株式会社 内部統制室

坂田 精二郎

Voice

した子どもたちとグラウンドのゴミ拾い活動を実施しています。野球教室を通して、スポーツ振興の支援と積極的な交流活動を続けています。

野球教室の最後は、憧れの選手たちとハイタッチ練習の様子

オープニングの様子Ⓒ東京 JAZZ2009

セガサミー野球部による少年野球教室 セガサミー野球部は、日本の国民的スポーツである野球を活性化することを目的とし、野球を志す選手に夢を与えられるステージを提供したいという想いから、社会人野球のチームとして2005年に創部されました。 野球部では、スポーツを通じた明るく健全な社会の形成のため、春のキャンプ地である宮崎や「長嶋茂雄 INVITATIONALセガサミーカップゴルフトーナメント」開催地である北海道など、日本全国で少年野球教室を開催しています。2006年以降、のべ2,555名の子どもたちに、キャッチボールやバッティング、守備などの指導を行い、また、指導者を対象とした講習会を実施するなど、積極的に地域とのコミュニケーションを図り、次世代の育成を支援しています。 2006年からは、東京新聞と東京中日スポーツ主催の「東京キッズベースボールアカデミー」に特別協賛し、野球部の選手とスタッフが参加しています。東京都や関東近県の少年野球チームに所属する子どもたちを対象とした指導や、参加

私たちは、企業市民として社会を構成する一員であることを強く自覚し、本来の事業活動の繁栄を通じて社会に貢献するだけでなく、芸術・スポーツなどの文化の発展支援への取り組みを、積極的かつ自主的に行います。

スポーツを通じた次世代の育成

スポーツ・芸術・文化活動支援

 セガサミーグループは、良き「企業市民」として社会に貢献する必要性を強く認識しています。本業のエンタテインメントを通じて豊かな社会の創出に貢献していくことを第一の使命と考えています。次に独自のアイディアにより、スポーツや芸術など様々な活動を幅広く継続的に支援しています。とりわけ将来の豊かな社会の実現を確かなものとするために、次世代の育成に力を入れ、子どもたちに夢と感動をお届けする場を創出しています。また社員一人ひとりの社会貢献意識を高める風土づくりも積極的に行っています。

SEGA

Sammy

「長嶋茂雄 ドリームプロジェクト2010」 アテネ五輪で日本中に感動を届けた長嶋JAPANのメンバーが集結し、子どもたちに野球の素晴らしさ、楽しさを、“生きた体験”として伝えるイベントを、2005年より特別協賛し、応援しています。

「セガサミーカップ学童軟式野球大会」 2009年12月、東京都八王子市のセガサミー野球場にて、都内から選抜された7チームによるトーナメント戦が開催されました。

With SocietySEGA SAMMY GROUP CSR Report 2010 With SocietySEGA SAMMY GROUP CSR Report 2010

社会とともに(社会貢献)5

SEGA SAMMY GROUP CSR Report 2010

私たちにとっての社会貢献とは「長嶋茂雄 INVITATIONAL セガサミーカップゴルフトーナメント」 セガサミーグループは、年齢や性別を問わず楽しめるスポーツとして、ゴルフの普及活動に積極的に取り組んでいます。男子プロゴルフトーナメントの開催を通じて、スポーツ振興とセガサミーゴルフエンタテインメント~ザ・ノースカントリーゴルフクラブ~(P9参照)の所在地である北海道千歳市への地域貢献を展開しています。

「障害者クロスカントリースキー日本チーム」 障害者クロスカントリースキー日本チームを支援しています。バンクーバーパラリンピックにおいては新田佳浩選手が2種目で金メダルを獲得、また太田渉子選手も銀メダルに輝くなど、多くの人々に夢と希望を与えてくれました。

「東京JAZZ2009」 東京国際フォーラムにおいて毎年夏に開催される国内最大級のジャズフェスティバルに特別協賛しています。2009年で8回目を迎えた本イベントを、セガサミーグループは開催当初から継続支援し、東京の新しい文化の発展に寄与し続けています。

「社団法人企業メセナ協議会」 企業によるメセナ活動(芸術文化支援)の活性化を目的に設立された「社団法人企業メセナ協議会」への寄付を行い、メセナの啓発・普及活動を支援しています。

動を促進させる、ボランティア休暇制度を導入し、様々な活動時に活用されています。

● 「セガの森」における森林整備ボランティア(P12参照)● ことばの道案内(視覚障がい者のための言葉の地図の 制作)支援ボランティア● ボーイスカウト野外活動の指導員● 社員居住地の近隣小学校に対する陸上競技指導● 地域の社会福祉協議会ボランティアセンター主催の 保育ボランティア養成講座参加

 セガでは、欧米の取引先へのグリーティングカードとして、「財団法人日本ユニセフ協会」のカードを採用し、2009年度には約1,400部の実績がありました。カード・封筒代金の約半分が全世界のユニセフ活動資金となっており、子どもたちの命と健やかな成長を守るために役立てられています。

 サミーでは、社会貢献活動の一環として、2007年6月より使用済み切手の回収に取り組んでいます。今では、本社をはじめ各支店や子会社にまで活動が広まり、累計で4,626g(28,506枚)の回収実績を挙げることができました。回収した切手は、東京都豊島区の社会福祉協議会と連携し、切手収集家の方々の協力を得て換金され、その収益金は、豊島区社会福祉協議会の活動資金として、福祉事業に活用されています。また、サミー本社と川越工場協働の取り組みとして「エコキャップ運動」に参加しています。ペットボトルのキャップを分別回収し、リサイクルすることによりCO₂削減に寄与し、キャップの売却益で世界の子どもたちにポリオワクチンを届けます。2009年度は90,680個(ワクチン113.4名分、CO₂削減量714kg相当)をNPO法人エコキャップ推進協会に届けました。このほかにも全国エリアに募金箱を設け、財団法人日本盲導犬協会への寄付活動を実施し、また、さらに多くの寄付ができるように、社内で「バレンタイン募金」といったイベントを定期的に開催しています。

■ 2009年度におけるホールディングス(2名)、セガ(5名)、サミー(3名)の  ボランティア休暇取得状況

37SEGA SAMMY GROUP CSR Report 2010

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イベント当日の様子

開会式の様子

CSR憲章

スポーツ支援

芸術・文化活動支援

社会貢献活動支援の取り組み

 企業として本業を通じての社会貢献を行うだけでなく、社会を構成する一員である社員一人ひとりが、自発的に社会貢献活動を行える環境づくりも大切であると考えています。 ホールディングスとセガ、サミーでは、社員の社会貢献活

社会貢献活動支援の考え方

社会貢献活動の支援

2009年度のグリーティングカード

切手回収運動

少年野球教室を通して、野球の基本動作や勝つ喜び、負ける悔しさ、挨拶、礼儀などを子どもたちに伝えています。グラウンド周辺の掃除も、人間的に成長してほしいという気持ちを込めて実施しています。子どもは成長が早いと聞きますが、その吸収力には毎回驚かされています。子どもたちにとって、この教室が何かを真剣に打ちこむ素晴らしさ、野球の楽しさを感じられるきっかけになってくれていたら幸いです。これから未来をつくっていく子どもたちにできることを、一野球選手として続けていこうと思っています。

次世代を担う子どもたちの育成

サミー株式会社 内部統制室

坂田 精二郎

Voice

した子どもたちとグラウンドのゴミ拾い活動を実施しています。野球教室を通して、スポーツ振興の支援と積極的な交流活動を続けています。

野球教室の最後は、憧れの選手たちとハイタッチ練習の様子

オープニングの様子Ⓒ東京 JAZZ2009

社内の会計システム、インターネット、ファイルサーバ―などの運用管理を担当しています。21年間海外で仕事をし、ボランティア活動を体験したことから、日本でも何かできないかと考え、勤務先に近い東京都の消防団に入りました。消防団の活動を通じて地元の人々とかかわりを持つことで、密度の濃いコミュニケーションが生まれています。企業は地域に根付いた活動をすることで収益を挙げており、何らかの還元をする必要があります。私の活動を通じて、地域の人々に当社を理解していただくことができればと考えています。

消防団の活動を通じて地域に貢献

セガサミーホールディングス株式会社管理部 システム担当

渡邊 陽吉

Voice

 良き企業市民として社会に参加し、オリジナリティ溢れるエンタテインメントを通じて夢と感動をご提供するという考えのもと、本業を活かした取り組みでも、社会の公共的な期待に応えていくことができると考えています。

 毎年、11月23日の「ゲームの日」に合わせ、その前後に、ゲーム業界団体(AOU:社団法人 全日本アミューズメント施設営業者協会連合会)が主催する社会貢献活動のイベントが全国各地で開催されます。これは、日頃アミューズメント施設を訪れることの少ない、障がいのある方や、児童養護施設の子どもたちのために、アミューズメント施設へのご招待や、高齢者福祉施設や児童養護施設へのゲームの出前サービスを行うものです。セガも、業界団体の会員企業として、このイベントには積極的に協力し、全国各地で、スタッフ派遣・アミューズメント機器や景品の提供を行っています。

 サミーでは、2006年6月より東京都豊島区の社会福祉協議会と連携し、ご紹介いただいた4つのデイサービスセンターに通われる高齢者の方々を対象に、本社ショールームを継続的に開放しています(P12参照)。2009年度までで、のべ108回の活動実績があり、毎年150名を超える方々にご利用いただいています。開催時には施設介護士が付き添い、有志社員も参加しています。

SEGA

SEGA

Sammy

Sammy

 ウェーブマスターでは、多くの皆さまに音楽によって癒され、そして楽しんでいただきたいとの思いから、病院や福祉施設を中心に、所属アーティストである女性5名のストリングス・ユニット「SEASONS」のチャリティコンサートを展開しています。北海道千歳市をはじめとした各地域での施設訪問とともに、継続的に各地域の福祉協議会に対して病院・施設向けコンサートの提案を行い、着実に訪問実績を積み重ねています。

 セガサミーグループが、社会の一員としての責任を果たし、豊かな社会の実現と文化の創造に少しでも貢献するために、「グループCSR憲章」および「グループ行動規範」の精神に基づき明確で、かつ効果を意識した持続性のある寄付活動を実施しています。ガイドラインにおいては対象先の選定、分野の特定、寄付金額水準の妥当性を明確にしています。なお、迅速な対応が要求される災害支援については、少しでも早く被災者を支援できるよう留意しています。災害支援 セガサミーグループでは、国際社会の一員であることも強く意識し、国内のみならず世界のあらゆる地域を視野に入れて、災害時における義援金活動などに取り組んでいます。近年では、以下の災害支援を行いました。[2009年度] ● チリ地震災害義援金

● ハイチ地震災害義援金● スマトラ島沖地震● サモア地震・津波災害義援金 ● フィリピン台風災害義援金

[2008年度] ● 四川大地震災害義援金[2007年度] ● 新潟県中越沖地震災害義援金[2006年度] ● ジャワ島地震災害義援金

● 大雨被害に伴う義援金 [鹿児島県・宮崎県・長野県]

[2005年度] ● 米国ハリケーン・カトリーナ災害義援金● パキスタン北部地震災害義援金

社会貢献1

SEGA SAMMY GROUP CSR Report 2010

地域お祭りでの交流 セガでは、毎年7月に行われる羽田神社夏季例大祭へ寄付と「子ども神輿」の休憩時の飲料提供をしています。本社敷地内の木陰で水分補給を済ませた子どもたちは、また元気にお神輿を担いで町へ繰り出していきます。

南相木村での地域社会活動 セガでは、2008年4月に長野県が仲介役となって進める「森林(もり)の里親促進事業」の趣旨に賛同し、長野県南佐久郡南相木村との間で「森林の里親契約」を締結しています。 この長野県南相木村の小学生「緑の少年団」34名と共同して、理想の森を願いアドプトサイン※2周りに40本のつつじを植えました。 また、南相木村のPR活動、および「森林の里親契約」の意義啓蒙の一環として、南相木産の新蕎麦を社員食堂にて提供し、食を通じた活動を実施しました。新蕎麦は大変美味しく好評につき、本年度も計画しています。

39SEGA SAMMY GROUP CSR Report 2010

40

地域社会活動

100回を超えるショールーム開放の活動

子ども神輿

つつじの植樹に参加した南相木村小学児童 社内に貼られた蕎麦祭りポスター

事業性を活かした社会貢献活動の考え方

事業性を活かした社会貢献活動

事業性を活かした社会貢献活動の取り組み

永続性のある寄付活動

社会的責任

日遊協※1「共生の森」でのボランティア活動  サミーでは、有志社員が日遊協「共生の森」(埼玉県嵐山町)の運営活動にボランティアとして参加しています。 森林整備活動のほか、年1回の植樹活動の際は地域住民との交流を深めています。 「共生の森」でのボランティア活動

バスケットボール教室バレーボール教室

With SocietySEGA SAMMY GROUP CSR Report 2010 With SocietySEGA SAMMY GROUP CSR Report 2010

セガ・ロジスティクスサービス

ウェーブマスター

セガトイズホールディングス

 特定非営利活動法人日本NPOセンターを通じて、特におもちゃを必要としてくださる3団体(特定非営利活動法人ファミリーハウス、おもちゃの図書館全国連絡会、特定非営利活動法人にいがた災害ボランティアネットワーク)に、おもちゃの寄贈をしました。引き続き交流を図りながら、事業を活かした社会課題の解決に努めます。

「千歳ジュニアスポーツフェスティバル」 セガサミーカップにおけるスポーツ振興活動の一環として、2008年より様々なスポーツ競技の普及活動を行っています。 2009年は、セガサミーカップ出場プロによるスナッグゴルフ教室をはじめ、セガサミー野球部による野球教室、元セガサミー陸上部OGによる陸上教室、その他団体・個人にご協力いただき、全9種目のジュニア向けスポーツ教室を北海道千歳市にて開催しました。 ● バレーボール元全日本代表・熊田康則氏● 北海道プロバスケットボールチーム「レラカムイ北海道」

スナッグゴルフ教室の様子

コンサートの様子

※1: 日遊協:社団法人 日本遊技関連事業協会(日遊協)は、平成元年7月、内閣総理大臣の許可を受けて発足した、パチンコ・パチスロ産業界で唯一の公益法人

日本NPOセンター山岡理事長(左)

※2: アドプトサイン南相木村の小学生が描いた「理想の森林」を中心に置く、セガと村の関係を象徴するサイン

社内の会計システム、インターネット、ファイルサーバ―などの運用管理を担当しています。21年間海外で仕事をし、ボランティア活動を体験したことから、日本でも何かできないかと考え、勤務先に近い東京都の消防団に入りました。消防団の活動を通じて地元の人々とかかわりを持つことで、密度の濃いコミュニケーションが生まれています。企業は地域に根付いた活動をすることで収益を挙げており、何らかの還元をする必要があります。私の活動を通じて、地域の人々に当社を理解していただくことができればと考えています。

消防団の活動を通じて地域に貢献

セガサミーホールディングス株式会社管理部 システム担当

渡邊 陽吉

Voice

 良き企業市民として社会に参加し、オリジナリティ溢れるエンタテインメントを通じて夢と感動をご提供するという考えのもと、本業を活かした取り組みでも、社会の公共的な期待に応えていくことができると考えています。

 毎年、11月23日の「ゲームの日」に合わせ、その前後に、ゲーム業界団体(AOU:社団法人 全日本アミューズメント施設営業者協会連合会)が主催する社会貢献活動のイベントが全国各地で開催されます。これは、日頃アミューズメント施設を訪れることの少ない、障がいのある方や、児童養護施設の子どもたちのために、アミューズメント施設へのご招待や、高齢者福祉施設や児童養護施設へのゲームの出前サービスを行うものです。セガも、業界団体の会員企業として、このイベントには積極的に協力し、全国各地で、スタッフ派遣・アミューズメント機器や景品の提供を行っています。

 サミーでは、2006年6月より東京都豊島区の社会福祉協議会と連携し、ご紹介いただいた4つのデイサービスセンターに通われる高齢者の方々を対象に、本社ショールームを継続的に開放しています(P12参照)。2009年度までで、のべ108回の活動実績があり、毎年150名を超える方々にご利用いただいています。開催時には施設介護士が付き添い、有志社員も参加しています。

SEGA

SEGA

Sammy

Sammy

 ウェーブマスターでは、多くの皆さまに音楽によって癒され、そして楽しんでいただきたいとの思いから、病院や福祉施設を中心に、所属アーティストである女性5名のストリングス・ユニット「SEASONS」のチャリティコンサートを展開しています。北海道千歳市をはじめとした各地域での施設訪問とともに、継続的に各地域の福祉協議会に対して病院・施設向けコンサートの提案を行い、着実に訪問実績を積み重ねています。

 セガサミーグループが、社会の一員としての責任を果たし、豊かな社会の実現と文化の創造に少しでも貢献するために、「グループCSR憲章」および「グループ行動規範」の精神に基づき明確で、かつ効果を意識した持続性のある寄付活動を実施しています。ガイドラインにおいては対象先の選定、分野の特定、寄付金額水準の妥当性を明確にしています。なお、迅速な対応が要求される災害支援については、少しでも早く被災者を支援できるよう留意しています。災害支援 セガサミーグループでは、国際社会の一員であることも強く意識し、国内のみならず世界のあらゆる地域を視野に入れて、災害時における義援金活動などに取り組んでいます。近年では、以下の災害支援を行いました。[2009年度] ● チリ地震災害義援金

● ハイチ地震災害義援金● スマトラ島沖地震● サモア地震・津波災害義援金 ● フィリピン台風災害義援金

[2008年度] ● 四川大地震災害義援金[2007年度] ● 新潟県中越沖地震災害義援金[2006年度] ● ジャワ島地震災害義援金

● 大雨被害に伴う義援金 [鹿児島県・宮崎県・長野県]

[2005年度] ● 米国ハリケーン・カトリーナ災害義援金● パキスタン北部地震災害義援金

社会貢献1

SEGA SAMMY GROUP CSR Report 2010

地域お祭りでの交流 セガでは、毎年7月に行われる羽田神社夏季例大祭へ寄付と「子ども神輿」の休憩時の飲料提供をしています。本社敷地内の木陰で水分補給を済ませた子どもたちは、また元気にお神輿を担いで町へ繰り出していきます。

南相木村での地域社会活動 セガでは、2008年4月に長野県が仲介役となって進める「森林(もり)の里親促進事業」の趣旨に賛同し、長野県南佐久郡南相木村との間で「森林の里親契約」を締結しています。 この長野県南相木村の小学生「緑の少年団」34名と共同して、理想の森を願いアドプトサイン※2周りに40本のつつじを植えました。 また、南相木村のPR活動、および「森林の里親契約」の意義啓蒙の一環として、南相木産の新蕎麦を社員食堂にて提供し、食を通じた活動を実施しました。新蕎麦は大変美味しく好評につき、本年度も計画しています。

39SEGA SAMMY GROUP CSR Report 2010

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地域社会活動

100回を超えるショールーム開放の活動

子ども神輿

つつじの植樹に参加した南相木村小学児童 社内に貼られた蕎麦祭りポスター

事業性を活かした社会貢献活動の考え方

事業性を活かした社会貢献活動

事業性を活かした社会貢献活動の取り組み

永続性のある寄付活動

社会的責任

日遊協※1「共生の森」でのボランティア活動  サミーでは、有志社員が日遊協「共生の森」(埼玉県嵐山町)の運営活動にボランティアとして参加しています。 森林整備活動のほか、年1回の植樹活動の際は地域住民との交流を深めています。 「共生の森」でのボランティア活動

バスケットボール教室バレーボール教室

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セガ・ロジスティクスサービス

ウェーブマスター

セガトイズホールディングス

 特定非営利活動法人日本NPOセンターを通じて、特におもちゃを必要としてくださる3団体(特定非営利活動法人ファミリーハウス、おもちゃの図書館全国連絡会、特定非営利活動法人にいがた災害ボランティアネットワーク)に、おもちゃの寄贈をしました。引き続き交流を図りながら、事業を活かした社会課題の解決に努めます。

「千歳ジュニアスポーツフェスティバル」 セガサミーカップにおけるスポーツ振興活動の一環として、2008年より様々なスポーツ競技の普及活動を行っています。 2009年は、セガサミーカップ出場プロによるスナッグゴルフ教室をはじめ、セガサミー野球部による野球教室、元セガサミー陸上部OGによる陸上教室、その他団体・個人にご協力いただき、全9種目のジュニア向けスポーツ教室を北海道千歳市にて開催しました。 ● バレーボール元全日本代表・熊田康則氏● 北海道プロバスケットボールチーム「レラカムイ北海道」

スナッグゴルフ教室の様子

コンサートの様子

※1: 日遊協:社団法人 日本遊技関連事業協会(日遊協)は、平成元年7月、内閣総理大臣の許可を受けて発足した、パチンコ・パチスロ産業界で唯一の公益法人

日本NPOセンター山岡理事長(左)

※2: アドプトサイン南相木村の小学生が描いた「理想の森林」を中心に置く、セガと村の関係を象徴するサイン

 気候変動等の深刻な様相を呈する地球環境問題への対策は急務であり、企業が自発的かつ積極的に環境保全活動を実施し続けることが最重要課題の一つと考えています。 セガサミーグループでは、地球環境に配慮した企業活動を適切に実施するために、グループ社員の行動指針として「グループ行動規範」の中に3項目を明示しています。社会の一員としてできることは何かを、グループ社員一人ひとりが課題として認識し、地球環境保護への取り組みを推進します。

私たちは、企業市民として社会を構成する一員であることを強く自覚し、本来の事業活動の繁栄を通じて社会に貢献するだけでなく、地球環境保護への取り組みを、積極的かつ自主的に行います。

環境活動の概要

環境活動 セガサミーグループでは、環境保全活動をグループ全体に展開し、維持・発展させるために積極的に環境教育を進めています。イントラネットで環境問題について意識啓発するだけでなく、教育ツールともなる環境ハンドブックを別途作成し、全社員の意識向上を図っています。

環境教育・環境啓発

 セガサミーグループは製品の製造から施設の運営まで多岐にわたる事業を展開しています。環境負荷を低減するためには、まず事業活動全体の環境影響を把握する必要があり、セガサミーグループでは、主要な事業所や施設の環境基礎データを集計・把握し環境負荷の推移を評価しています。 セガサミーグループの主な環境影響の一つが各事業所や施設で使用する電力です。照明や空調などの効率的な使用を進めるとともに、省エネ設備への切り替えなどもさらに推進する必要があると考えています。また、オフィスで使用する紙の使用量削減や、環境に配慮したグリーン購入についても積極的に推進していきます。

環境負荷と環境影響

 セガサミーグループでは、環境関連法規を遵守するために、環境ハンドブックやイントラネット等を活用して社員への環境教育を徹底し、環境汚染の予防に努めています。 2009年度は、環境関連法規違反および環境を汚染する事故はありませんでした。

環境関連法規の遵守

環境保全活動の支援

 社会を構成する一員として、地球環境問題に真摯に取り組む必要があるのはいうまでもありません。 セガサミーグループでは、2006年にセガ、サミーにおいて、生産プロセス・商品・サービスといった事業全体を通じて環境負荷を発生させる可能性の調査を行いました。(環境分野を専門とする第三者調査研究機関に委託) 調査結果によれば、業態の特性上、環境面での深刻なリスクは見られないとのことでしたが、当グループはこの結果に甘んずることなく、環境関連法規の遵守の徹底・資源やエネルギーの効率活用など独自の環境対策を積極的に進めています。 また、社員一人ひとりが、私生活でも環境を意識した行動を取れるよう、環境意識の啓発、醸成、向上にも注力しています。

With SocietySEGA SAMMY GROUP CSR Report 2010With SocietySEGA SAMMY GROUP CSR Report 2010

社会とともに(環境)6

SEGA SAMMY GROUP CSR Report 2010

私たちにとっての環境とは

41SEGA SAMMY GROUP CSR Report 2010

42

CSR憲章

環境をテーマとした教育ツール

「日本野鳥の会」発行「ミニミニ野鳥図鑑」

 セガサミーグループでは、グループとしての環境保全活動を進めるだけでなく、2004年度の「地球環境大賞」(主催:フジサンケイグループ)への協賛を第一歩として、様々な環境保全活動を支援しています。2006年度から、世界的環境NGOの「WWF※1」や「財団法人日本野鳥の会※2」などへ継続的に支援しています。

❶資材調達から製造・流通・使用・リサイクル・廃棄ま で、商品のライフサイクル全般にわたり地球環境へ の影響を考慮します。

❷地球環境の保護のために、関係法令および各種規 制を遵守するだけではなく、積極的かつ自主的な取 組みを検討・実行するよう努めます。

❸地球環境に対する意識が高く、公私ともに省資源・ 省エネルギーに努める人材を育成します。

グループ行動規範Code of Conduct

省エネルギー法や廃棄物処理法の改正に対応するとともに、エネルギー使用量の低減を目指しています。本社をはじめとするオフィスに限らず、関係者の協力を得てアミューズメント施設分もデータベース化し、このCSRレポート、環境基礎データ等を必要な場面で開示提供しています。商品、店舗運営等事業、そしてオフィスにおいて、ご存じの通りセガは電気を消費しています。商品開発、店舗運営等にかかわらない私ができる環境貢献は、直接的に関与可能なオフィスでの省エネルギー活動を推進、促進させることで、先の関与できていない領域へ良い意味での環境影響、意識を伝播させるべく、地道な活動を継続していきたいと思います。

環境影響をコントロールする

Voice

■ セガサミーグループにおける環境基礎データ

 東京都の「都民の健康と安全を確保する環境に関する条例(東京都環境確保条例)」が2008年度に改正され、大規模事業所に対しての「総量削減義務と排出量取引制度」、中小規模事業所に対しての「地球温暖化対策報告書制度」が導入されました。 セガでは、本制度の対象事業者として「地球温暖化対策報告書」の作成、地球温暖化対策の実施により温室効果ガスの削減に努めています。

TOPICS

※1: WWF(世界自然保護基金 World Wide Fund for Nature)100を超える国々で活動する世界最大の自然保護NGO(非政府組織)。絶滅危惧種の保護や、生物多様性保全にあたっての重要地域の保全、森林や海洋の持続可能な開発の推進などの活動を行う。

※2: 財団法人日本野鳥の会  1934年に創立された自然環境保全団体の先駆け。野鳥生息地の保全や絶滅危惧種の   保護など、野鳥や自然を守る事業を行う。

株式会社セガコーポレート本部総務部施設管理チーム

川本 雷童

オフィス

アミューズメント施設

生産拠点

セガサミーホールディングス

セガ

サミー

【対象期間】2009年4月1日~2010年3月31日

【対象施設】事業所・営業所事業所・営業所・流通拠点本社直営店ジョイポリス温浴施設工場(川越・狭山)

20 ヶ所46 ヶ所1 ヶ所

194 ヶ所3 ヶ所1 ヶ所2 ヶ所

オフィス

199.68 TJ

8,421 t-CO₂

457 t

エネルギー使用量(TJ) (電気、都市ガス、灯油)※1

エネルギー使用に伴うCO₂排出量(t-CO₂)※2

産業廃棄物排出量(t)

アミューズメント施設

1,651.49 TJ

70,967 t-CO₂

26 t

生産拠点

27.80 TJ

1,191 t-CO₂

1,368 t

環境配慮素材の利用

地球温暖化防止・やすらぎの場形成

【サミー川越工場における環境配慮の状況】

うちPEFC認証木材

うち水系接着剤

木材使用量

接着剤使用量

工場緑化率

2,246t986t (43.9%)

3.84t3.84t (100%)

32%※: 森林認証材 PEFC森林認証プログラム(Programme for the Endorsement of Forest Certification Schemes)によって「持続可能な森林管理が行われている」と第三者機関に認証された森林より適切に調達された木材。環境破壊的な森林伐採による木材や製品の流通を抑えるための仕組みで、PEFC認証木材を購買することで、持続可能な森林管理の促進に参加している。

※1: オフィス、アミューズメント施設: 電気使用量を計上、TJ換算係数は、関東経済産業局発表の係数を利用温浴施設: 電気、都市ガス使用量を計上 生産拠点: 電気、都市ガス、灯油使用量を計上 一部施設についてはエネルギー料金、および床面積からの推計値 電力の熱量換算は一次換算による(8.81MJ/kWh) TJ(テラジュール)=1012J

※2: CO₂換算係数は2009年度12月環境省発表(2010年3月改正)「算定・報告・公表制度における算定方法・排出係数一覧」および、2009年12月環境省発表「平成20年度の電気事業者別実排出係数・調整後排出係数等の公表について(お知らせ) 」を利用

 気候変動等の深刻な様相を呈する地球環境問題への対策は急務であり、企業が自発的かつ積極的に環境保全活動を実施し続けることが最重要課題の一つと考えています。 セガサミーグループでは、地球環境に配慮した企業活動を適切に実施するために、グループ社員の行動指針として「グループ行動規範」の中に3項目を明示しています。社会の一員としてできることは何かを、グループ社員一人ひとりが課題として認識し、地球環境保護への取り組みを推進します。

私たちは、企業市民として社会を構成する一員であることを強く自覚し、本来の事業活動の繁栄を通じて社会に貢献するだけでなく、地球環境保護への取り組みを、積極的かつ自主的に行います。

環境活動の概要

環境活動 セガサミーグループでは、環境保全活動をグループ全体に展開し、維持・発展させるために積極的に環境教育を進めています。イントラネットで環境問題について意識啓発するだけでなく、教育ツールともなる環境ハンドブックを別途作成し、全社員の意識向上を図っています。

環境教育・環境啓発

 セガサミーグループは製品の製造から施設の運営まで多岐にわたる事業を展開しています。環境負荷を低減するためには、まず事業活動全体の環境影響を把握する必要があり、セガサミーグループでは、主要な事業所や施設の環境基礎データを集計・把握し環境負荷の推移を評価しています。 セガサミーグループの主な環境影響の一つが各事業所や施設で使用する電力です。照明や空調などの効率的な使用を進めるとともに、省エネ設備への切り替えなどもさらに推進する必要があると考えています。また、オフィスで使用する紙の使用量削減や、環境に配慮したグリーン購入についても積極的に推進していきます。

環境負荷と環境影響

 セガサミーグループでは、環境関連法規を遵守するために、環境ハンドブックやイントラネット等を活用して社員への環境教育を徹底し、環境汚染の予防に努めています。 2009年度は、環境関連法規違反および環境を汚染する事故はありませんでした。

環境関連法規の遵守

環境保全活動の支援

 社会を構成する一員として、地球環境問題に真摯に取り組む必要があるのはいうまでもありません。 セガサミーグループでは、2006年にセガ、サミーにおいて、生産プロセス・商品・サービスといった事業全体を通じて環境負荷を発生させる可能性の調査を行いました。(環境分野を専門とする第三者調査研究機関に委託) 調査結果によれば、業態の特性上、環境面での深刻なリスクは見られないとのことでしたが、当グループはこの結果に甘んずることなく、環境関連法規の遵守の徹底・資源やエネルギーの効率活用など独自の環境対策を積極的に進めています。 また、社員一人ひとりが、私生活でも環境を意識した行動を取れるよう、環境意識の啓発、醸成、向上にも注力しています。

With SocietySEGA SAMMY GROUP CSR Report 2010With SocietySEGA SAMMY GROUP CSR Report 2010

社会とともに(環境)6

SEGA SAMMY GROUP CSR Report 2010

私たちにとっての環境とは

41SEGA SAMMY GROUP CSR Report 2010

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CSR憲章

環境をテーマとした教育ツール

「日本野鳥の会」発行「ミニミニ野鳥図鑑」

 セガサミーグループでは、グループとしての環境保全活動を進めるだけでなく、2004年度の「地球環境大賞」(主催:フジサンケイグループ)への協賛を第一歩として、様々な環境保全活動を支援しています。2006年度から、世界的環境NGOの「WWF※1」や「財団法人日本野鳥の会※2」などへ継続的に支援しています。

❶資材調達から製造・流通・使用・リサイクル・廃棄ま で、商品のライフサイクル全般にわたり地球環境へ の影響を考慮します。

❷地球環境の保護のために、関係法令および各種規 制を遵守するだけではなく、積極的かつ自主的な取 組みを検討・実行するよう努めます。

❸地球環境に対する意識が高く、公私ともに省資源・ 省エネルギーに努める人材を育成します。

グループ行動規範Code of Conduct

省エネルギー法や廃棄物処理法の改正に対応するとともに、エネルギー使用量の低減を目指しています。本社をはじめとするオフィスに限らず、関係者の協力を得てアミューズメント施設分もデータベース化し、このCSRレポート、環境基礎データ等を必要な場面で開示提供しています。商品、店舗運営等事業、そしてオフィスにおいて、ご存じの通りセガは電気を消費しています。商品開発、店舗運営等にかかわらない私ができる環境貢献は、直接的に関与可能なオフィスでの省エネルギー活動を推進、促進させることで、先の関与できていない領域へ良い意味での環境影響、意識を伝播させるべく、地道な活動を継続していきたいと思います。

環境影響をコントロールする

Voice

■ セガサミーグループにおける環境基礎データ

 東京都の「都民の健康と安全を確保する環境に関する条例(東京都環境確保条例)」が2008年度に改正され、大規模事業所に対しての「総量削減義務と排出量取引制度」、中小規模事業所に対しての「地球温暖化対策報告書制度」が導入されました。 セガでは、本制度の対象事業者として「地球温暖化対策報告書」の作成、地球温暖化対策の実施により温室効果ガスの削減に努めています。

TOPICS

※1: WWF(世界自然保護基金 World Wide Fund for Nature)100を超える国々で活動する世界最大の自然保護NGO(非政府組織)。絶滅危惧種の保護や、生物多様性保全にあたっての重要地域の保全、森林や海洋の持続可能な開発の推進などの活動を行う。

※2: 財団法人日本野鳥の会  1934年に創立された自然環境保全団体の先駆け。野鳥生息地の保全や絶滅危惧種の   保護など、野鳥や自然を守る事業を行う。

株式会社セガコーポレート本部総務部施設管理チーム

川本 雷童

オフィス

アミューズメント施設

生産拠点

セガサミーホールディングス

セガ

サミー

【対象期間】2009年4月1日~2010年3月31日

【対象施設】事業所・営業所事業所・営業所・流通拠点本社直営店ジョイポリス温浴施設工場(川越・狭山)

20 ヶ所46 ヶ所1 ヶ所

194 ヶ所3 ヶ所1 ヶ所2 ヶ所

オフィス

199.68 TJ

8,421 t-CO₂

457 t

エネルギー使用量(TJ) (電気、都市ガス、灯油)※1

エネルギー使用に伴うCO₂排出量(t-CO₂)※2

産業廃棄物排出量(t)

アミューズメント施設

1,651.49 TJ

70,967 t-CO₂

26 t

生産拠点

27.80 TJ

1,191 t-CO₂

1,368 t

環境配慮素材の利用

地球温暖化防止・やすらぎの場形成

【サミー川越工場における環境配慮の状況】

うちPEFC認証木材

うち水系接着剤

木材使用量

接着剤使用量

工場緑化率

2,246t986t (43.9%)

3.84t3.84t (100%)

32%※: 森林認証材 PEFC森林認証プログラム(Programme for the Endorsement of Forest Certification Schemes)によって「持続可能な森林管理が行われている」と第三者機関に認証された森林より適切に調達された木材。環境破壊的な森林伐採による木材や製品の流通を抑えるための仕組みで、PEFC認証木材を購買することで、持続可能な森林管理の促進に参加している。

※1: オフィス、アミューズメント施設: 電気使用量を計上、TJ換算係数は、関東経済産業局発表の係数を利用温浴施設: 電気、都市ガス使用量を計上 生産拠点: 電気、都市ガス、灯油使用量を計上 一部施設についてはエネルギー料金、および床面積からの推計値 電力の熱量換算は一次換算による(8.81MJ/kWh) TJ(テラジュール)=1012J

※2: CO₂換算係数は2009年度12月環境省発表(2010年3月改正)「算定・報告・公表制度における算定方法・排出係数一覧」および、2009年12月環境省発表「平成20年度の電気事業者別実排出係数・調整後排出係数等の公表について(お知らせ) 」を利用

SEGA SAMMY GROUP CSR Report 2010

43SEGA SAMMY GROUP CSR Report 2010

44

    省エネルギー製品の開発 セガでは、アミューズメント機器において低消費電力製品を積極的に採用しています。たとえば、従来のCRT(ブラウン管)ディスプレイから、より消費電力の少ない液晶ディスプレイへの切り替えを推進しているほか、蛍光灯やランプのインバータ方式の採用、LED(発光ダイオード)への切り替えを進めています。

フラワーポット 工場の屋上庭園

With SocietySEGA SAMMY GROUP CSR Report 2010 With SocietySEGA SAMMY GROUP CSR Report 2010

川越工場では、新たなステップとして廃棄物の有価処理に注力しています。特に、基板・プラスチックなどの廃棄物を捨てる時は各部署の従業員にも協力してもらい16種類に分け、有価物(マテリアルリサイクル)として処理しています。この取り組みでリサイクル率は90%以上を達成することができました。次の課題は、接着剤・セルなどが混入しているため、サーマルリサイクルしている木くずを、マテリアルリサイクルしていくことです。そのために、今後どのようなリサイクル方法があるのかを調査し、リサイクル率100%を目指していきたいと考えています。

リサイクル重視で工場廃棄物を管理

サミー株式会社生産統括本部製造本部 管理部

中澤 弘人

Voice

地球環境保全への取り組み

SEGA

    グリーン電力証書システムの導入 グリーン電力とは、マイクロ水力、バイオマス、風力などの、自然エネルギーで発電された電力を指し、環境に優しいクリーンなエネルギーです。セガでは2005年度より年間100万kWhの「グリーン電力証書」を購入しています。このグリーン電力証書システムは日本自然エネルギー株式会社との契約によるもので、エネルギー使用による環境負荷を減らす取り組みとして行っています。購入発電の種類は、マイクロ水力・バイオマス※1で、マイクロ水力発電によるグリーン電力証書発行は、セガが日本初の契約企業となります。 さらに、行政(横浜市)、市民(横浜市民)、事業者(協賛企業)の3者協働により、自然エネルギーの利用促進や地球温暖化対策事業の一環として、横浜市神奈川区に設置の風力発電機(ハマウィング)を中心に行われる横浜市風力発電事業に賛同し、2007年4月より、Y(ヨコハマ)-グリーンパートナーとして協賛しております。 2009年度実績は101,182kWhです。

SEGA

    物流資材のリサイクル・リユースの推進 セガグループでは、リターナブル容器による納品の推進や、使用済み物流資材(段ボール、ビニール等)のリサイクルを推進しています。たとえば、梱包会社TANA-X社との共同開発により、リユースできるプラダン製のリターナブル梱包材を使用し、納品後の廃材を減らすことに成功しています。今後もリサイクル・リユースの推進徹底を通じて循環型社会構築に貢献していきます。

SEGA         グループ間のリユースの推進 セガ調達部とサミー購買部の間で、サミーのパチンコに使われた15インチモニターを、セガのゲーム機に一部リユースするなど、グループ間の省資源化を行っています。今後もLEDなどの共通部品を定めて共同購入するなど、グループ間でのリユースの動きを進めていきます。

SEGA

    アミューズメント機器関連のリサイクル セガのアミューズメント施設では、メンテナンスの徹底等による機器の長寿命化を図っていますが、廃棄せざるを得ない機器については、グループの物流を担うセガ・ロジスティクスサービスにおいて、素材リサイクルを実施しています。物流拠点に産業廃棄物中間処理業者を招致し、回収した使用済みアミューズメント機器を、手分解により100%リサイクルしています。産廃業者を招致することで、廃棄品を運搬するコストや燃料を抑制し、不法投棄を防止するリサイクルシステムを全国展開し、「埋立ゼロ・単純焼却ゼロ」を達成しています。今後は、物流だけでなく開発・設計部門も巻き込み、リサイクルにコストのかかる物質を、開発段階から削減したいと考えています。

SEGA

Sammy     グリーン調達の取り組み サミーでは、パチンコ・パチスロの設計・開発段階において、鉛フリーはんだ部品、森林認証材、水系接着剤の採用を進め、環境負荷の少ない原材料を用いるグリーン調達の取り組みを行っています。

    生産拠点での環境配慮 サミー川越工場では部材並びにユニット品の輸送時に通い箱を利用して、容器包装を削減する取り組みを行っています。また、工場の廃棄紙を利用して作られたフラワーポットを、工場見学者のノベルティとして提供しており、作業服についてもリサイクル可能な「ecoユニフォーム」を導入して資源の有効活用を図っています。 さらに、温暖化防止とやすらぎの場を創出する観点から、屋上庭園を含め、工場緑化を進めています。工場敷地面積16,970㎡に対し、緑化面積は5,433㎡(緑化率32%)で、埼玉県における緑化基準(25%)を大幅に超えています。また、景観面でも優れた建築物で、彩の国景観

賞(埼玉県主催)、都市景観デザイン賞(川越市主催)を受賞しています。

Sammy

Sammy

    オフィスでの環境配慮 サミーのオフィスでは、全社で「ごみゼロ運動」を展開し、ごみ分別やペーパーレス推進などを実施するほか、コピー用紙におけるグリーン購入を推進しています。

Sammy

■ グリーン電力証書購入実績(2009年度)

50万kWh(CO₂換算量 約209 t)※2

50万kWh(CO₂換算量 約209 t)※2

100万kWh(CO₂換算量 約418 t)※2グリーン電力証書購入量

バイオマス

マイクロ水力

※1: セガの契約するバイオマス発電は、下水処理過程で排出される消化ガス(メタンガス)を   ガスエンジンの燃料として再活用した発電※2: CO₂換算係数は2009年12月環境省発表「算定・報告・公表制度における算定方法・   排出係数一覧」を利用

 パチンコ・パチスロは資源有効利用促進法の対象製品であり、3R(リデュース、リユース、リサイクル)に向けた取り組みが求められています。 サミーでは、自社の製品フローを整備し、3Rへの取り組みを進めています。2009年度は遊技機のリサイクル率95%を達成しています。(サーマルリサイクル除く)

【設計・開発段階】基板の種類を限定して各製品に共通して使うことができるようにし、余剰部品が発生した場合にもほかの製品に活用できるよう、資源の有効利用に取り組んでいます。

【生産段階】部品調達先に容器包装削減を依頼して廃棄物発生抑制に努めているほか、生産工程で発生する廃棄物のリサイクルや適正処理などに取り組んでいます。

【廃棄段階】使用済みパチンコ・パチスロを適正に処理するため、自社台の下取りのほか、業界団体回収システム等を利用した適正なリサイクル処理を行っています。

16種類に分別された資源のもと

手分解の様子

グリーン電力証書(マイクロ水力、バイオマス、風力発電)

Sammy

セガ・ロジスティクスサービス

セガ・ロジスティクスサービス

セガ・ロジスティクスサービス

        環境意識の向上と具体的な環境保全活動 セガ・ロジスティクスサービスでは、2008年から地球温暖化防止のための国民運動「チーム・マイナス6%」活動に参加し、社内の環境意識向上の取り組みも積極的に行っています。具体的にはオフィス・事業所の蛍光灯をLEDに変更し、省電力データを検証しながら徐々に切り替えていきます。 こうした取り組みを重ね、かつ今までの枠にとらわれずに、今後は環境ビジネスをも視野に入れた事業展開を計画しています。

SEGA SAMMY GROUP CSR Report 2010

43SEGA SAMMY GROUP CSR Report 2010

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    省エネルギー製品の開発 セガでは、アミューズメント機器において低消費電力製品を積極的に採用しています。たとえば、従来のCRT(ブラウン管)ディスプレイから、より消費電力の少ない液晶ディスプレイへの切り替えを推進しているほか、蛍光灯やランプのインバータ方式の採用、LED(発光ダイオード)への切り替えを進めています。

フラワーポット 工場の屋上庭園

With SocietySEGA SAMMY GROUP CSR Report 2010 With SocietySEGA SAMMY GROUP CSR Report 2010

川越工場では、新たなステップとして廃棄物の有価処理に注力しています。特に、基板・プラスチックなどの廃棄物を捨てる時は各部署の従業員にも協力してもらい16種類に分け、有価物(マテリアルリサイクル)として処理しています。この取り組みでリサイクル率は90%以上を達成することができました。次の課題は、接着剤・セルなどが混入しているため、サーマルリサイクルしている木くずを、マテリアルリサイクルしていくことです。そのために、今後どのようなリサイクル方法があるのかを調査し、リサイクル率100%を目指していきたいと考えています。

リサイクル重視で工場廃棄物を管理

サミー株式会社生産統括本部製造本部 管理部

中澤 弘人

Voice

地球環境保全への取り組み

SEGA

    グリーン電力証書システムの導入 グリーン電力とは、マイクロ水力、バイオマス、風力などの、自然エネルギーで発電された電力を指し、環境に優しいクリーンなエネルギーです。セガでは2005年度より年間100万kWhの「グリーン電力証書」を購入しています。このグリーン電力証書システムは日本自然エネルギー株式会社との契約によるもので、エネルギー使用による環境負荷を減らす取り組みとして行っています。購入発電の種類は、マイクロ水力・バイオマス※1で、マイクロ水力発電によるグリーン電力証書発行は、セガが日本初の契約企業となります。 さらに、行政(横浜市)、市民(横浜市民)、事業者(協賛企業)の3者協働により、自然エネルギーの利用促進や地球温暖化対策事業の一環として、横浜市神奈川区に設置の風力発電機(ハマウィング)を中心に行われる横浜市風力発電事業に賛同し、2007年4月より、Y(ヨコハマ)-グリーンパートナーとして協賛しております。 2009年度実績は101,182kWhです。

SEGA

    物流資材のリサイクル・リユースの推進 セガグループでは、リターナブル容器による納品の推進や、使用済み物流資材(段ボール、ビニール等)のリサイクルを推進しています。たとえば、梱包会社TANA-X社との共同開発により、リユースできるプラダン製のリターナブル梱包材を使用し、納品後の廃材を減らすことに成功しています。今後もリサイクル・リユースの推進徹底を通じて循環型社会構築に貢献していきます。

SEGA         グループ間のリユースの推進 セガ調達部とサミー購買部の間で、サミーのパチンコに使われた15インチモニターを、セガのゲーム機に一部リユースするなど、グループ間の省資源化を行っています。今後もLEDなどの共通部品を定めて共同購入するなど、グループ間でのリユースの動きを進めていきます。

SEGA

    アミューズメント機器関連のリサイクル セガのアミューズメント施設では、メンテナンスの徹底等による機器の長寿命化を図っていますが、廃棄せざるを得ない機器については、グループの物流を担うセガ・ロジスティクスサービスにおいて、素材リサイクルを実施しています。物流拠点に産業廃棄物中間処理業者を招致し、回収した使用済みアミューズメント機器を、手分解により100%リサイクルしています。産廃業者を招致することで、廃棄品を運搬するコストや燃料を抑制し、不法投棄を防止するリサイクルシステムを全国展開し、「埋立ゼロ・単純焼却ゼロ」を達成しています。今後は、物流だけでなく開発・設計部門も巻き込み、リサイクルにコストのかかる物質を、開発段階から削減したいと考えています。

SEGA

Sammy     グリーン調達の取り組み サミーでは、パチンコ・パチスロの設計・開発段階において、鉛フリーはんだ部品、森林認証材、水系接着剤の採用を進め、環境負荷の少ない原材料を用いるグリーン調達の取り組みを行っています。

    生産拠点での環境配慮 サミー川越工場では部材並びにユニット品の輸送時に通い箱を利用して、容器包装を削減する取り組みを行っています。また、工場の廃棄紙を利用して作られたフラワーポットを、工場見学者のノベルティとして提供しており、作業服についてもリサイクル可能な「ecoユニフォーム」を導入して資源の有効活用を図っています。 さらに、温暖化防止とやすらぎの場を創出する観点から、屋上庭園を含め、工場緑化を進めています。工場敷地面積16,970㎡に対し、緑化面積は5,433㎡(緑化率32%)で、埼玉県における緑化基準(25%)を大幅に超えています。また、景観面でも優れた建築物で、彩の国景観

賞(埼玉県主催)、都市景観デザイン賞(川越市主催)を受賞しています。

Sammy

Sammy

    オフィスでの環境配慮 サミーのオフィスでは、全社で「ごみゼロ運動」を展開し、ごみ分別やペーパーレス推進などを実施するほか、コピー用紙におけるグリーン購入を推進しています。

Sammy

■ グリーン電力証書購入実績(2009年度)

50万kWh(CO₂削減量 約209 t)※2

50万kWh(CO₂削減量 約209 t)※2

100万kWh(CO₂削減量 約418 t)※2グリーン電力証書購入量

バイオマス

マイクロ水力

※1: セガの契約するバイオマス発電は、下水処理過程で排出される消化ガス(メタンガス)を   ガスエンジンの燃料として再活用した発電※2: CO₂換算係数は2009年12月環境省発表「算定・報告・公表制度における算定方法・   排出係数一覧」を利用

 パチンコ・パチスロは資源有効利用促進法の対象製品であり、3R(リデュース、リユース、リサイクル)に向けた取り組みが求められています。 サミーでは、自社の製品フローを整備し、3Rへの取り組みを進めています。2009年度は遊技機のリサイクル率95%を達成しています。(サーマルリサイクル除く)

【設計・開発段階】基板の種類を限定して各製品に共通して使うことができるようにし、余剰部品が発生した場合にもほかの製品に活用できるよう、資源の有効利用に取り組んでいます。

【生産段階】部品調達先に容器包装削減を依頼して廃棄物発生抑制に努めているほか、生産工程で発生する廃棄物のリサイクルや適正処理などに取り組んでいます。

【廃棄段階】使用済みパチンコ・パチスロを適正に処理するため、自社台の下取りのほか、業界団体回収システム等を利用した適正なリサイクル処理を行っています。

16種類に分別された資源のもと

手分解の様子

グリーン電力証書(マイクロ水力、バイオマス、風力発電)

Sammy

セガ・ロジスティクスサービス

セガ・ロジスティクスサービス

セガ・ロジスティクスサービス

        環境意識の向上と具体的な環境保全活動 セガ・ロジスティクスサービスでは、2008年から地球温暖化防止のための国民運動「チーム・マイナス6%」活動に参加し、社内の環境意識向上の取り組みも積極的に行っています。具体的にはオフィス・事業所の蛍光灯をLEDに変更し、省電力データを検証しながら徐々に切り替えていきます。 こうした取り組みを重ね、かつ今までの枠にとらわれずに、今後は環境ビジネスをも視野に入れた事業展開を計画しています。

SEGA SAMMY GROUP CSR Report 2010

Third-Party OpinionSEGA SAMMY GROUP CSR Report 2010

45SEGA SAMMY GROUP CSR Report 2010

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 企業はステークホルダーから独立して存在することはできない。企業活動はステークホルダーに様々な貢献をし影響を与える一方、ステークホルダーからも支援され必要とされる。もちろんステークーホルダーは多様であるが、顧客・取引先、従業員、株主、地域社会・住民、地球環境がその主たるものであろう。その意味で企業は「企業市民」である。この認識を強く持って活動している企業と、「枕詞(まくらことば)」で終わってしまっている企業とでは、企業の「品格」に大きな差がつく。 セガサミーグループのCSR活動を概観して先ず感じられるのは、これらのステークホルダーに対してバランスよく目配りし、活動を行っていることである。その根幹を成しているのが、「夢と感動溢れるエンタテイメントを提供」することで社会に貢献するというグループ理念であろう。当グループの企業価値の中核的源泉はまさにここにあるといえる。 CSRレポートを読んで気づくのは、全体的に写真がうまく配置され、かつ文章表現が平易かつ読みやすいことである。そこには「読んでもらおう」という意欲が感じられる。「読まれない」CSR報告書は、ステークホルダーとのコミュニケーションという点で不適切である。昨今、CSR報告書を発行する会社が増えているが、真に読みやすい、あるいは読みたくなるような報告書は存外少ない。 セガサミーグループのCSR活動に対する評者の全般的意見を以下に示す。 第1に評価できる点は、CSR憲章のもとに、グループ各社がCSR活動に創意と工夫を凝らしている点である。世の中の事例を見渡してみると、グループ各社のCSR活動がバラバラ

で、統一感を欠いているケースが少なくない。それは各社の活動を束ねる価値観や明文化された「憲章」に対するこだわりが希薄だったり、「暗黙知」に頼りすぎているからである。その点で、当グループのCSR活動は一定のレベルに達しているといえる。 ただ、中核会社であるセガとサミーの各社の活動が横にもっと連携し、相互に刺激し合い、一体感をより醸成することが大切である。 第2に評価できる点は、CSR活動やボランティア活動に対する社員の関与が高いことである。もちろん、本業を通して「利益ある成長」を実現することが第一であるが、社員のボランティア活動や社会貢献活動は「企業市民」としてステークホルダーとの関わりを高めるとともに、社員はそうした活動から活力やエネルギーをもらい、それが社員の仕事品質を高めることにつながる。お客さまをはじめとする外部のステークホルダーに「夢と感動」を提供するだけでなく、社員もこうした活動によって「夢と感動」をいただく。 第3は、アミューズメントやエンタテイメントを提供する事業は、会社として社員として高度の規律意識を求められるという点である。「夢と感動」はお客さまが楽しむ「場」(環境)と企業の提供する「商品」(サービス)のレベルが高い次元で同期化したときに創造される。その意味で高度の「社会性」が求められる。それを実現するには、日頃からの経営者と社員との間の率直かつ濃密で緊張感あるコミュニケーションがより一層必要である。経営トップの一貫したリーダーシップと社員の積極的な自発性こそが企業価値を高めるエンジンとなる。

 今回のレポートは、前号に対して皆さまからお寄せいただいたご意見・ご感想と、GRIのサスティナビリティ・レポーティング・ガイドラインを参考にし、改善してでき上がりました。編集に際しては、読みやすさ・分かりやすさを重視し、ステークホルダーの皆さまが求めている情報をより多くお伝えすることを心がけました。一橋大学大学院の伊藤邦雄先生にその点をご評価いただけましたことは、大変光栄であり、

また大きな励みとなりました。 今後は、ご指摘いただきました点を踏まえ、社会からの様々な期待と要請にお応えすることを通じて、信頼され持続的な発展を期待される企業であるために、なお一層誠実にCSR活動に取り組んでまいりたいと存じます。

セガサミーホールディングス株式会社    グループCSR推進室

一橋大学大学院商学研究科教授 伊藤 邦雄氏

セガサミーホールディングス株式会社 CSRレポート2010

第三者意見

『セガサミーグループCSRレポート2010』アンケート皆さまのご意見・ご感想をお聞かせください。

『セガサミーグループCSRレポート2010』をお読みいただきありがとうございました。今後のCSR活動や次回のCSRレポートの改善に活用させていただきますので、

大変お手数ではございますが、アンケートのご回答にご協力ください。

第三者意見をいただいて

『セガサミーグループCSRレポート2010』アンケート皆さまのご意見・ご感想をお聞かせください。

Q1.『セガサミーグループCSRレポート2010』について、どのようにお感じになりましたか?

『セガサミーグループCSRレポート2010』をお読みいただきありがとうございました。今後のCSR活動や次回のCSRレポートの改善に活用させていただきますので、大変お手数ではございますが、アンケートにご回答の上、FAXにてお送りください。

セガサミーホールディングス株式会社 グループCSR推進室 行

❶内容の理解しやすさ❷求める情報の充足度❸読みやすさ❹当グループのCSR活動について

□非常に理解しやすい□十分満たしている□非常に読みやすい□大変評価できる

□理解しやすい□ほぼ満たしている□読みやすい□評価できる

□やや理解しにくい□やや足りない□やや読みにくい□評価できない

□理解しにくい□足りない□読みにくい

Q3.セガサミーグループに期待することや、本レポートに関する意見・要望などをご記入ください。

Q4.『セガサミーグループCSRレポート2010』をどのような立場からご覧になりましたか?□お客さま  □株主・投資家  □金融機関  □お取引先・協力企業  □企業の環境・CSR担当□政府・行政関係者  □NPO・NGO関係  □報道関係  □学生   □教育・研究機関  □社員・家族  □その他(                                                 )

Q2.下記のページごとの感想で、あてはまる箇所に○をご記入ください。またその理由をお聞かせください。

❶トップメッセージ❷社長メッセージ❸CSR活動ハイライト❹セガサミーグループのCSR❺コーポレート・ガバナンス❻コンプライアンス/リスク管理❼お客さまとともに❽取引先とともに❾株主・投資家とともに10従業員とともに11社会とともに(社会貢献)12社会とともに(環境)13第三者意見 

[                    ] [                    ][                    ] [                    ][                    ] [                    ][                    ] [                    ][                    ] [                    ][                    ] [                    ][                    ] 

■お差し支えなければ以下にもご記入ください。性別 : □女性  □男性年齢 : □10歳代  □20歳代  □30歳代  □40歳代  □50歳代  □60歳代  □70歳代以上

ご協力ありがとうございました。

FAX:03-6215-9986

とても良かった 良かった 理由

あまり良くなかった

良くなかった

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『セガサミーグループCSRレポート2010』をお読みいただきありがとうございました。今後のCSR活動や次回のCSRレポートの改善に活用させていただきますので、

大変お手数ではございますが、アンケートのご回答にご協力ください。

セガサミーホールディングス(株)グループCSR推進室 宛

お問い合わせ先

T E L:03-6215-9055MAIL: [email protected]

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Q1.『セガサミーグループCSRレポート2010』について、どのようにお感じになりましたか?

『セガサミーグループCSRレポート2010』をお読みいただきありがとうございました。今後のCSR活動や次回のCSRレポートの改善に活用させていただきますので、大変お手数ではございますが、アンケートにご回答の上、FAXにてお送りください。

セガサミーホールディングス株式会社 グループCSR推進室 行

❶内容の理解しやすさ❷求める情報の充足度❸読みやすさ❹当グループのCSR活動について

□非常に理解しやすい□十分満たしている□非常に読みやすい□大変評価できる

□理解しやすい□ほぼ満たしている□読みやすい□評価できる

□やや理解しにくい□やや足りない□やや読みにくい□評価できない

□理解しにくい□足りない□読みにくい

Q3.セガサミーグループに期待することや、本レポートに関する意見・要望などをご記入ください。

Q4.『セガサミーグループCSRレポート2010』をどのような立場からご覧になりましたか?□お客さま  □株主・投資家  □金融機関  □お取引先・協力企業  □企業の環境・CSR担当□政府・行政関係者  □NPO・NGO関係  □報道関係  □学生   □教育・研究機関  □社員・家族  □その他(                                                 )

Q2.下記のページごとの感想で、あてはまる箇所に○をご記入ください。またその理由をお聞かせください。

❶トップメッセージ❷社長メッセージ❸CSR活動ハイライト❹セガサミーグループのCSR❺コーポレート・ガバナンス❻コンプライアンス/リスク管理❼お客さまとともに❽取引先とともに❾株主・投資家とともに10従業員とともに11社会とともに(社会貢献)12社会とともに(環境)13第三者意見 

[                    ] [                    ][                    ] [                    ][                    ] [                    ][                    ] [                    ][                    ] [                    ][                    ] [                    ][                    ] 

■お差し支えなければ以下にもご記入ください。性別 : □女性  □男性年齢 : □10歳代  □20歳代  □30歳代  □40歳代  □50歳代  □60歳代  □70歳代以上

ご協力ありがとうございました。

FAX:03-6215-9986

とても良かった 良かった 理由

あまり良くなかった

良くなかった

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セガサミーホールディングス(株)グループCSR推進室 宛

お問い合わせ先

T E L:03-6215-9055MAIL: [email protected]