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TPA6120A2H.P.A. (-A) 説明書 (Rev.1.0) ©2015 mi-take TPA6120A2 ヘッドフォンアンプ(A) System72 この度は、 TPA6120A2ヘッドフォンAMP基板を お買い上げ頂きありがとうございました。 組み立て前に、本説明書をご一読いただきますようお願いいたします。 電流帰還型 IC TPA6120A2 を使用したヘッドフォンアンプです。 シングル・エンド出力 Lch + Rch の完成基板として提供致します。 基板完成例 < 特 > ・ 高速動作に適した電流帰還型のヘッドフォンアンプIC TPA6120A2 を使用。 ・ スルーレート 1300V/μSの超高速 IC です オペアンプによる音の違いを楽しめるよう オペアンプには丸ピン型ICソケットを使用しています ・ 本基板を2枚使って、シングル・エンド出力を バランス出力に 変更可能です。 (半田ジャンパー変更、抵抗の交換等 改造が必要です) ・ 抵抗は、 REX Audio用炭素皮膜抵抗 1/4W型 使用 ・ コンデンサは、Muse(KZ)(FW)、チップタンタル、フィルムコンデンサ等 音質重視 ・ 電源 : ±5V~±15V 、電源コネクタ:EH-3Pコネクタ x2 <主な仕様> ・ゲイン * : 約-9dB/8Ω時、 約+0.5dB/47Ω時 :1KHz ・出力 * : 約0.3W/8Ω、 約0.53W/47Ω :電源±15V 時 ・出力端子 : ヘッダーピン 4Pタイプ ・信号入力端子 : ヘッダーピン 4Pタイプ ・電源 : ±5V~±15V、 (±15V推奨) 日圧 EH-3Pコネクタベース使用 ・基板サイズ 外形/72㎜×47取付孔/各辺から-3の位置 (ユニバーサル基板同サイズ) ・基板サイズ 外形/72㎜×47取付孔/各辺から 3の位置 (ユニバーサル基板同サイズ) ・基板材質 : ガラスエポキシ FR-4材 両面スルホール * 特性は参考値です。

System72 A2 ヘッドフォンアンプ(A)RVcc-1 Rout 2 RVcc+ 3 Rin+ 4 Rin-5 LVcc-20 Lout 19 LVcc+ 18 Lin+ 17 Lin- 16 IC711 TPA6120 抗は(1Ω)を基準とした指数 682=68x10 2

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Page 1: System72 A2 ヘッドフォンアンプ(A)RVcc-1 Rout 2 RVcc+ 3 Rin+ 4 Rin-5 LVcc-20 Lout 19 LVcc+ 18 Lin+ 17 Lin- 16 IC711 TPA6120 抗は(1Ω)を基準とした指数 682=68x10 2

TPA6120A2H.P.A. (-A) 説明書 (Rev.1.0) ©2015 mi-take

TPA6120A2 ヘッドフォンアンプ(A)

System72

この度は、 TPA6120A2ヘッドフォンAMP基板を お買い上げ頂きありがとうございました。組み立て前に、本説明書をご一読いただきますようお願いいたします。

電流帰還型 IC TPA6120A2 を使用したヘッドフォンアンプです。

シングル・エンド出力 Lch + Rch の完成基板として提供致します。

基板完成例

徴< 特 徴 >

・ 高速動作に適した電流帰還型のヘッドフォンアンプIC TPA6120A2 を使用。

・ スルーレート 1300V/μSの超高速 IC です

・ オペアンプによる音の違いを楽しめるよう オペアンプには丸ピン型ICソケットを使用しています

・ 本基板を2枚使って、シングル・エンド出力を バランス出力に 変更可能です。

(半田ジャンパー変更、抵抗の交換等 改造が必要です)

・ 抵抗は、 REX Audio用炭素皮膜抵抗 1/4W型 使用

・ コンデンサは、Muse(KZ)(FW)、チップタンタル、フィルムコンデンサ等 音質重視

・ 電源 : ±5V~±15V 、電源コネクタ:EH-3Pコネクタ x2

<主な仕様>

・ゲイン * : 約-9dB/8Ω時、 約+0.5dB/47Ω時 :1KHz

・出力 * : 約0.3W/8Ω、 約0.53W/47Ω :電源±15V 時

・出力端子 : ヘッダーピン 4Pタイプ

・信号入力端子 : ヘッダーピン 4Pタイプ

・電源 : ±5V~±15V、 (±15V推奨) 日圧 EH-3Pコネクタベース使用

・基板サイズ : 外形/72㎜×47㎜ 取付孔/各辺から-3㎜の位置 (ユニバーサル基板同サイズ)・基板サイズ : 外形/72㎜×47㎜ 取付孔/各辺から 3㎜の位置 (ユニバーサル基板同サイズ)

・基板材質 : ガラスエポキシ FR-4材 両面スルホール

* 特性は参考値です。

Page 2: System72 A2 ヘッドフォンアンプ(A)RVcc-1 Rout 2 RVcc+ 3 Rin+ 4 Rin-5 LVcc-20 Lout 19 LVcc+ 18 Lin+ 17 Lin- 16 IC711 TPA6120 抗は(1Ω)を基準とした指数 682=68x10 2

部品面パターンでの見取図

◆ バランス出力タイプに変更する場合は、R***の変更が必要です。◆ バランス出力タイプに変更する場合は、半田ジャンパ J7**,J7**の

変更が必要です。

出力コネクタ

入力 ネクタ

Lch

入力コネクタ 電源コネクタ

Rch

Lch

CN703/704の±電源パターンは、出荷時並列接続されていますので片側のみ反転増幅

半田面パターンでの見取図

ていますので、ど ち ら の コ ネクタ使用してもOKです。

片側 反転増幅にする(バランス動作で使う)場合、Gain合 わ せ の た め 、R706の変更が必要です。

Rch

JP02 JP04

基板の接続について1. [CN901]に電源±15Vを接続 (EH-3Pコネクタ)

四角マーク側 1番として, (1) -15V、 (2) アース、 (3) +15V

JP02, JP04半田ジャンパー

2.[CN901] は、[CN902] とパラ接続されてますので、他の基板に電源供給用として使用出来ます。3. [CN701]に信号入力を接続 (RE-4P コネクタ) します

四角マーク側 1番として, (1)L ch 、 (2)(3)アース、 (4)R ch4. [CN711]は、出力コネクタ (RE-4Pコネクタ)

四角マーク側 1番として, (1)L ch 、 (2)(3)アース、 (4)R ch

Page 3: System72 A2 ヘッドフォンアンプ(A)RVcc-1 Rout 2 RVcc+ 3 Rin+ 4 Rin-5 LVcc-20 Lout 19 LVcc+ 18 Lin+ 17 Lin- 16 IC711 TPA6120 抗は(1Ω)を基準とした指数 682=68x10 2

1 2 3

P (V

. 1.0

)m

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N71

1

参考回路図

D D

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015.

02.2

4. M

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015.

04.1

4. 修

4321CN

39

R71639

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表示

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20

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R714

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R712

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R713

102

R711

NC 6

NC 7

NC 8

NC 9

NC 10

NC15

NC14

NC13

NC12

NC11

RVcc- 1

Rout 2

RVcc+ 3

Rin+ 4

Rin- 5

LVcc-20

Lout19

LVcc+18

Lin+17

Lin- 16

TPA6

120

IC71

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IC70

1-1

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C701

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100uF

C901

123CN

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IC70

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Page 4: System72 A2 ヘッドフォンアンプ(A)RVcc-1 Rout 2 RVcc+ 3 Rin+ 4 Rin-5 LVcc-20 Lout 19 LVcc+ 18 Lin+ 17 Lin- 16 IC711 TPA6120 抗は(1Ω)を基準とした指数 682=68x10 2

回路説明1. 本基板では、TPA6120A2 前置アンプとして 2ch入りオペアンプ ICを使用し、

基本的には、 1枚の基板で Lch/Rchのシングルエンド出力 として使用します。

2. 電源は、±5V~±15Vを想定していますが、 推奨は ±12V~±15V です。

mi-takeのホームページに、各種電源の実験を掲載していますので参照ください

3. 電源のコネクタ(EH-3P)は並列に 2個付いていますので (CN901/CN902) 他の基板への

中継として使用出来ます。

4. バランス駆動とする場合は 基板が2枚必要 となります。 また下記設定変更が必要です。

・ 各基板で Rch側を 反転増幅 とするため 半田ジャンパー JP02,JP04 の設定を変更します。

・ 反転増幅回路では Gainが変わりますので R706を変更します。 推奨値は R706 = 15KΩ です。

・ バランス駆動対応した基板では、 Lch側を (Hot)、Rch側を (Cold) と呼ぶ場合があります。

< 参考 : オペアンプのGainについて >

非反転増幅時 ( ) 倍 (例) ( ) 倍 ( )◆ 非反転増幅時 Gain = 1+ ( R706 / R704 ) 倍 → (例): 1 + ( 7.5K/7.5K ) = 2 倍 (6dB)

◆ 反転増幅時 Gain = ( R706/ R704 ) 倍 → (例): ( 15K/7.5K ) = 2 倍 (6dB)

つまり、反転増幅時は帰還抵抗を変えて Gain を調整し [ Hot / Cold ] の Gain を同じにします。

基板改造に いては 下記 b に参考資料があります基板改造については 下記 web に参考資料があります。

http://www.mi-take.biz/system72/headphone_AMP/CurrentFeedBackType/current_feed_backHPA_2.html#balance

性能改善のため予告無く仕様が変更になる場合があります。最新情報・関連技術情報を 下記 Mi-Take のホームページで提供しています。 http://www.mi-take.biz

履歴Rev.1.0 :2015.04.12. 初版