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(平成 30 年 11 月 30 日現在) ひとのうごき 人口    今 月 (前月比) 2852人 (2) 2862人 (2) 5714人 (±0) 世帯数 1821戸 (8) 11月1日~ 30日までの ◆◆◆ 人口動態 ◆◆◆ 転入 9人 転出 8人 出生 1人 死亡 2人 (住民基本台帳人口) (11月21日から12月14日までに届け出のあったものを掲載) ※この欄に掲載を希望しない方は、届け出のときに住民係へ申し出てください。 ご冥福をお祈り申しあげます 氏   名 年齢 行 政 区 星   利 男 91 上飯樋 廣 島 ヨシノ 95 深谷 須 田 ナ ツ 95 小宮 大 谷 イサノ 95 上飯樋 平成31年1月号 23 30 11 11 11 30 12 28 「あたりまえ」に感謝の心を 22 40 「新年の抱負」を叶えられるコツを教えてください! 新年のご挨拶を申し上げます。 早速ですが皆さん、 1年後に自分がどうなりたいかを、想像できますか?「これ位に ならなれる」という控えめな姿ではなくて、「こういう素敵な自分になっていたい」と思 える姿です。今より勉強して賢くなっている姿でも、仕事がうまくいっている姿でも、 他の人に優しくしている姿でも、何でも結構です。 その姿が思い浮かんだら、 1年後にそれを実現するために、今日必要なことを考 えて、実行してください。 それを1年続けたらどうなっているでしょうか? 今年一年が、皆様にとって良い 年でありますように。 地区の老人会長なども務めていた避難前 は、水稲やキャベツの生産に取り組んで いました。避難先でも畑をやり、帰村し た今も自家用の野菜を作っています。 心も自分も大切に。 堀先生 「心の健康相談」お問い合わせは 健康福祉課健康係(いちばん館内)☎0244-42-1638まで 精神科医 ほりメンタルクリニック院長 堀 有伸 先生 おしえてくんちぇ 堀先生 ! 村民の皆さんからの相談に、堀先生がお答えします 相 談 平成31年1月号 22

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  • お く や み(平成 30 年 11 月 30 日現在)ひとの うご き人口    今 月 (前月比)

    男 2852 人 (+2)女 2862 人 (-2)計 5714 人 (±0)

    世帯数 1821 戸 (+8)

    11月1日~ 30日までの◆◆◆ 人口動態 ◆◆◆

    転入 9 人転出 8 人出生 1 人死亡 2 人

    (住民基本台帳人口)

    (11月21日から12月14日までに届け出のあったものを掲載)※この欄に掲載を希望しない方は、届け出のときに住民係へ申し出てください。

    ご冥福をお祈り申しあげます

    氏   名 年齢 行 政 区

    星   利 男 91 上飯樋

    廣 島 ヨシノ 95 深谷

    須 田 ナ ツ 95 小宮

    大 谷 イサノ 95 上飯樋

    平成31年1月号23

     

    避難生活は、私たちの暮らしにとてつもない変化をもたらしました。村民の皆

    さまには「よくぞ、ここをがんばってきてもらったものだ」と感謝の思いで一杯で

    す。でも、これまでにない経験によって違った考え方も出来るようになったとい

    うことも、1つ2つあるような気がします。

     

    その1つに、避難当時、「避難してみて、今までの生活がいかにありがたかった

    かが分かった」という声を多くの人から聞いたところです。そこで村は、平成30

    年に、3月11日を「あたりまえをありがたいと思う日」に制定することにしました。

    このような思いを村民はもちろん、村外の方にひとりでも多く知ってもらえれば

    ということで当日の県内2紙へ新聞広告を出しました。こんな内容で。

    原発事故による避難を経験して 

    私たちは 「あたりまえ」と思っていた日々の暮らしが

    何よりも大切なものだったと気づくことができました

    あたたかなご飯を食べられること

    畑の採りたて野菜が味わえること

    家のお風呂にゆったり浸かれること

    家族が一緒に笑っていられること

    あたりまえと思っていた毎日は

    たくさんの尊い営みや

    思いやりや 

    愛情で 

    大切に 

    つむがれていたのだと

    飯舘村は

    3月11日を「あたりまえをありがたいと思う日」に制定します

    あたりまえの日々への感謝を忘れないために

    あたりまえの本当の意味を未来に伝えたいから

     

    この広告、福島民報広告賞のモノクロ部門で金賞を受賞してしまいました。

     

    3月11日が、もうすぐやってきます。「あたりまえがありがたかった」という全

    国の声を聞きたいと思っています。きっと、いろんな方々の「ありがたい話」が

    出てくることでしょう。皆で楽しみにしていようではありませんか。

     

    平成30年12月28日 

    飯舘村長 

    菅野 

    典雄

    「あたりまえ」に感謝の心を

    ひとかたる

    ものがたり

    第22回

    庄司

    勝藏さん(臼石)

     震災の前は、主にキャベツを

    つくっていた。夜明けとともに

    収穫を始めて、福島市の市場

    に、朝の6時40分までに運ん

    でいたんだ。市場通いは、随分

    やったよ。自分の小遣い稼ぎ

    にもなったしね。

     そんな市場との関係や、友

    達との関係もあって、避難先

    でもキャベツを作った。伊達

    市の保原に畑を借りて、震災

    の年にも作ったんだ。畑を貸

    してくれる人は、なんぼでも

    いて、一町歩くらい作っていた。

    「ただはいられない。体がな

    まってしまう」と思っていた。

    「新年の抱負」を叶えられるコツを教えてください! 新年のご挨拶を申し上げます。 早速ですが皆さん、1年後に自分がどうなりたいかを、想像できますか?「これ位にならなれる」という控えめな姿ではなくて、「こういう素敵な自分になっていたい」と思える姿です。今より勉強して賢くなっている姿でも、仕事がうまくいっている姿でも、他の人に優しくしている姿でも、何でも結構です。 その姿が思い浮かんだら、1年後にそれを実現するために、今日必要なことを考えて、実行してください。 それを1年続けたらどうなっているでしょうか? 今年一年が、皆様にとって良い年でありますように。

    地区の老人会長なども務めていた避難前は、水稲やキャベツの生産に取り組んでいました。避難先でも畑をやり、帰村した今も自家用の野菜を作っています。

    3年位は続けたんだ。だけど

    そこで、仕事はやめなくては

    ならなくなった。

     震災前は、息子夫婦と孫

    と暮らしていたが、村には俺

    と家内のフミの2人で帰って

    きた。避難して伊達にも家が

    建ったし、孫も結婚したり、就

    職したりしたからね。

     こっちの家は広いから、家

    の中を歩くだけで、運動にな

    るな。だけど気力・体力はお

    とろえたかもしれない。家で

    はテレビを見て、天気が悪く

    ない限りは伊達の畑にも行

    くという毎日だ。金魚のフン

    で家内のフミも一緒だ。面積

    を小さくして、自家用の野菜

    を作っているんだ。作った野菜

    は、入居していた仮設住宅の

    人や、親戚や知り合い、友達

    にも配って歩いている。

     何と言っても残念なのは、

    家族が分断されたことだ。悔

    しいよ。だけど、だからと言っ

    て後ろばっか向いていてもだめ

    だからね。前を向いて生きよ

    うと思っている。

     村のサポートセンターには

    まだ一度も行っていないが、今

    日は「健康いちばん!の集い」

    に参加した。たまには来て

    みっぺと思ってな。こうして見

    ると、ほどんど知っている人

    だ。にぎやかで、いろいろな人

    と話せて、いいことだな。

     俺はいつお迎えが来ても、

    もう心構えはできている。明

    日来ても平気だ。家族の将来

    も心配ないし、やるだけのこ

    とをやって来た。後は息子達

    に任せて大丈夫だ。そんな心

    境です。(広報より:やるだけ

    やったと言える素晴らしい心境

    ではありますが、今年も元気

    に、長生きをしてください!)

    心も自分も大切に。

    堀先生

    「心の健康相談」お問い合わせは 健康福祉課健康係(いちばん館内)☎0244-42-1638まで

    精神科医 ほりメンタルクリニック院長

    堀 有伸 先生

    おしえてくんちぇ 堀先生!村民の皆さんからの相談に、堀先生がお答えします

    相 談

    平成31年1月号 22