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マニュアル TANGO Smart Console Document Number 02-08 Date August 5, 2008

TANGO Smart Consolemanuals/SmartAV/TANGO__v2.3/Tango...TANGO Smart Console - マニュアル 2 イントロダクション Welcome to Tango! Tango は、伝統的なコンソールと新しいアイデアがミックスされたユニークなコンソールです。

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マニュアル TANGO Smart Console

Document Number 02-08

Date August 5, 2008

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イントロダクション

Welcome to Tango!

Tangoは、伝統的なコンソールと新しいアイデアがミックスされたユニークなコンソールです。

ミキシングだけでなく全てのオーディオ プロダクションに使用できるように設計されており、

かつてなかった音楽的な機能も取り入れています。

SmartAVのマニュアルは、マニュアルが嫌いな人のためのものです。

各セクションではチュートリアルを設けており Tangoのユニークな機能を紹介しています。

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TABLE OF CONTENTS

TANGOの概要……………………………...………………………………………….4 FADERセクション……..…………...…………..…………………………………….5 モニタリング………………….…………..…...………………………………………7 トランスポート&ショートカット...……………...…………………………………8 EXPERTパネル…..………………………..…………………………………………11 タッチスクリーン……………………………………………………………….……20 バーチャル・キーボード………………..………………………….………………...37 バーチャル・エディットパネル………………………………….………………....38

SYSTEMメニュー…….……………………………………………………………...48 オペレーティング・システム……………………………………………...………...49 エクステンションベイ(拡張ベイ)……………………………………...………...51 タッチスクリーンのクリーニング….……………………………………………...52

トラブルシューティング.......……….……………………………………………...52

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TANGOの概要

下図は Tango Smart Consoleの各セクションの名称です。

各セクションの操作方法はこの後の章で説明しています。

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FADERセクション

Tangoのフェーダーはセレクターの様に動作します。フェーダーにタッチすると、DAWの対応するトラッ

クを選択したり、選択されたMonARC上のチャンネル名や番号が白に変わります。

SOLOタッチポイント

各ストリップの SOLOボタンは、チャンネル エンコーダーの下、MUTEボタンの上にあります。

触るとトラックをソロにします。この情報は色々な場所に表示されます – アクティブ・チャンネル・エリ

アのメイン・チャンネル・エリアやMonARCや、もちろんタッチポイントの上にも黄色の SOLO LEDが

点灯し、ワークステーションのスクリーン上にも表示されます。

MUTEボタン

各ストリップのミュートボタンはソロの下でインジェクト・タッチポイントの上にあります。

押すとトラックをミュートします。この情報も色々な場所に表示されます–アクティブ・チャンネル・エリ

アのメイン・チャンネル・エリアやMonARCや、もちろんミュートボタン自身も点灯します。

INJECTタッチポイント

インジェクトはその1つのチャンネルを別のストリップに素早く割り当てたい時に使用します。

また、後述するいろいろなスマートな機能にも使用します。

インジェクトポイントを使用するには、単に指でどれかのチャンネルのインジェクトポイントを触りなが

らMonARCを触ります。MonARCで触ったチャンネルがそのスロットに“インジェクト”されます。

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Smart Tip#1: インジェクトを触りながらMonARC上をなぞると、素早くコンソール全体が見渡せます。

これは、1つのパラメーターの設定ミスを探しだすのに便利です。例えば、ミキシング中に低域に違和感

を感じたら、インジェクトポイントに指を置き、LF-EQ のエンコーダーを見つめながら MonARC をもう

一つの手でなぞります。これで全てのチャンネルの LF-EQを目線を逸らさずに確認することができます。

Smart Tip#2:SYSTEM -> CONFIG -> USER INTERFACEにある“Inject range rather than swap”を設

定すると、インジェクトポイントを使っていろんなことができます。

“True”に設定すると:最初にインジェクトポイントを触ったスロットから、次に触ったインジェクトポ

イントのスロットまでを最初に触ったスロットからの並びのチャンネルに変更します。

“False”に設定すると: 最初にインジェクトポイントを触ったスロットと次に触ったスロットの位置を

交換します。

Injectの保持(Latch)

インジェクトの機能を保持するには、インジェクトに触りながら同じチャンネルの holdボタンを押します。

これでインジェクトから指を離してもインジェクトが保持されます。この状態で MonARC を触ることで、

片手だけでそのスロットだけを別のチャンネルに換えパラメーターを変更したりすることができます。

HOLDボタン

一番下にあるホールドボタンは、それぞれのチャンネル・ストリップをロックする機能を持っています。

ホールドボタンを押す(あるいは手のひらでこするようにして)ホールドすると、Chairモードやリコール

機能やどのようなモードで別のチャンネルを選択しても、チャンネルは変更されません。

この機能はマスターバスやボーカルなど自分の前に置いておきたいチャンネルに使うと便利な機能です。

Note: 複数のチャンネルをホールドすると Chairモードで変更されるストリップ数は少なくなります。

例えばチャンネル1をフェーダー1にロックした場合、ホールドボタンを外すまでチャンネル1に固定さ

れています。

Note: そのため、同じチャンネルが複数のスロットに出てくる可能性もあります。

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モニタリング

ボリュームの上げ/下げ方

ボリュームエンコーダーを回してください。

スピーカーの Dim

マスターボリュームエンコーダーを押してください。

Dimレベルの調整

Dimにした後にマスターボリュームエンコーダーを回してください。

別のスピーカーを選択する

Bigまたは Smallボタンを押してください。

monoミックスを聴くには

monoボタンを押してください。

あらかじめ決めたリファレンスレベルで聴くには

REFボタンを押してください。

Note: リファレンスレベルが設定されていない場合、リファレンスはオフになっています。

リファレンスレベルの設定方法

REFボタンを押しながら、モニターボリュームエンコーダーを回してください。スピーカーセット毎にリ

ファレンスレベルは設定できます。設定したリファレンスレベルは Tangoが覚えています。

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ワークステーションのトークバック機能を使ってトークバックするには

Talk 1か Talk 2を押してください – 現在これらは同じ動作をするようになっています。

モニタースクリーン・ディスプレイ

アクティブチャンネルの上にモニター機能のエリアがあります。

モニターボリュームや Dimレベルが外部,ソースセレクトボタンや 6つのモニタリングメーター、スピー

カーミュートインジケーターと共に表示されています。

モニタースクリーン・コントロール

モニターセクションにタッチすると大きなモニターセクションウィンドウが表示されます。

タッチスクリーン上で望む機能を押してください。ウィンドウ内右下の Close ボタンで表示を元に戻せま

す。

トランスポート&ショートカット

JOGホイール

JOGホイールはプロジェクトを前後にナビゲートします。

現在、Nuendoでは音の出ない JOGのみをサポートしています。

Logicではデフォルトは音の出ない JOGです。

ポーズの状態では選択したトラックの音が出る JOGとなります。

ホイール・モディファイア

JOGホイールは、これらのスイッチを押しながら JOGホイールを回すことで別の機能となります。

Nuendoでは キーは group E button 2にアサインされており“Wheel Locate”キーとなっています。

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これは現在、ユーザー・プログラムができないキーです。JOGホイールを回すと 1分の間隔でロケートを

行います。

キーは group E button 3にアサインされており、“Wheel Track”キーとなっています。

これは選択したトラックをホィールを使って上下にスクロールさせます。

Logicでは両方のキーはプログラムしないと動作しません(virtual EDIT参照)。

カーソル・キー と ENTERキー

これらのキーは Virtual Keyboardアプリケーション上でカーソル・キーに割り当てられています。

従ってワークステーション側の PCにアプリケーションがインストールされていなかったり、PCに接続さ

れていなかったりした場合は動作しません(セットアップマニュアル参照)。

SEARCHキー

このキーは Group 5 button 3にリンクされており、virtual EDITパネルで“Search”に割り当てられていま

す。このキーは別機能に割り当てることも可能です – transport keysと virtual EDITのセクションを参照

してください。

SHIFTキー

押しながら上のトランスポート・ボタンを押すことで、それらに別の機能を持たせることができます。

Virtual EDITパネルで shiftキーに割り当てられています。

トランスポート・ボタン

下段のトランスポート・ボタン(cycle, rewind, play/stop, fast forward, record)は、それぞれの専用コント

ロールです。上段のボタンは EDITパネルボタンに割り当てられており、ユーザによる変更が可能です。

またこれらは、SHIFT( )キーにより別の機能を持つことができます。

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Left Locatorは editボタン group 8,button 2 – “Set Left”エディット・キー

Nudge Leftは editボタン group 9,button 1 – “Nudge Left”エディット・キー

Nudge Rightは editボタン group 9,button 2 – “Nudge Right”エディット・キー

Locate Leftは editボタン group 8,button 0 – “Loc Prev”エディット・キー

Locate Rightは editボタン group 8,button 1 – “Loc Next”エディット・キー

Right Locatorは editボタン group 9,button 0 – “Set Right”エディット・キー

にマップされています。

これらのキーの情報とプログラムの方法は virtual EDITをご覧ください。

Note: Nuendo 4ではこれらのボタンはデフォルトで割り当てられています。

Logic Pro 8ではデフォルトがありません。これらのキーを使用するにはプログラムをしなければなりませ

ん。

ロケーター

Smartロケーターと呼ばれる 5つのロケーターが装備されています。

Smartロケーターは1ボタンでプロジェクトの重要な箇所へ簡単にロケートできます。

Smartロケーターにロケートしたい場所をメモリーするには

メモリーボタン 1-5をどれでも点灯するまで押します。

これでボタンを押した時のタイムコードがメモリーされました。

Smartロケーターでロケートするには

メモリーしたロケートボタンを短く押します。Play中に押すとロケート後に Playを開始します。

それ以外のモードで押すとロケート後 Stopします。

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EXPERTパネル

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SMARTボタン

Smartボタンは全体のモディファイアあるいはシフトキーのように動作します。

常に別のボタンまたはタッチポイントと共に動作しますので、詳細はそれぞれの機能に沿って紹介します。

SOLOモード

SOLOモードは、pfl(プリフェーダー・リッスン),afl(アフターフェーダー・リッスン),sip(ソロ・イ

ンプレース)のモードが切り替えられるようになっています。

Nuendoでは全ての SOLOモードがサポートされています。Logicでは sipのみサポートされます。

SOLOクリアー・タッチポイント

大きな赤い solo clearの LEDは、プロジェクトのどこかがソロになったときに点灯します。

LEDに触るとソロは全てクリアされます。

またこのタッチポイントは、全てのエスケープあるいはクリアキーとして働きます。

例えばグループを作る過程で、途中で止めたい場合は、このタッチポイントを触ると途中まで作られたグ

ループは無効となり、グループモードから抜け出すことができます。また、ARCモディファイア上のメモ

リーをクリアしたい場合、メモリーボタンを押しながらこのボタンにタッチしてください。

クリア LEDが機能するものについては、後述するそれぞれの機能の詳細に記述されています。

ERGONOMIC SPREADコントロール

常に“ERGONOMIC SPREAD(エルゴノミック・スプレッド)”を参照してチャンネルがスロットに呼び

出されます。

目の前に並べたいチャンネルを並べるには、いくつかの方法があります。

主に使用されるであろう 2つのモードは CHAIRモードとWIPEモードです。

これらのモードの切換は、EXPERT PANEL(エキスパート・パネル)の CHAIRボタンで行います。

CHAIRボタンが点灯している場合、コンソールは CHAIRモードになっており、消灯していれば WIPEモ

ードです。

Chairモード

コンソールが Chairモードの時にMonARCを触ると、触ったチャンネルの前に椅子を動かして座るのと同

じことが起こります。つまり、MonARCのチャンネル 16に触ると、チャンネル 13から 20が目の前のス

ロットに割り当てられます。MonARC上を指でなぞるとプロジェクト全体を見ることができます。

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Wipeモード

Wipeモードでは、連続しないチャンネルを選択して並べることができます。

MonARCで触った順番に左からチャンネルをスロットに割り当てていけます。

この割り当てに要する時間にある程度の時間が経過すると、コンソールは再度左から割り当てを開始しま

す。割り当て時間の間隔調整は timommeterというタイマーによって決められます。

タイマーが 0になると再度左のスロットからチャンネルの割り当てを開始します。

タイマーは小さな赤いバーでタイムコード表示エリアに表示されます。

バーがボトムに到達すると、再度左のスロットからのチャンネル割り当てが開始されます。

Timommeterの時間は現在調整できません(coming soon!)。

TOUCHボタン

Touch ボタンが点灯している時、1つ以上のタッチセンサーのないパラメーターが動かされたことを示し

ています。ボタンを押すと“un-touch”にすることができます。このボタンは、オートメーション時に、

触ったパラメーターの書き込みをストップするために使用します。

今どのチャンネルをコントロールしているか?

どのような場合でも、どのチャンネルをコントロールしているか、MonARC を見れば一目でわかります。

スロットにアサインされているチャンネルは MonARC 上でチャンネル番号と名前が黄色で表示されます。

現在アクティブチャンネルになっているチャンネルは白で表示され、アサインされていないチャンネルは

青で表示されます。

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Tangoのメインスクリーンでは、チャンネル番号と名前が下の方に表示されます。

Undo/Redo

Undo/Redoボタンは Ergonomic Spreadsにのみ動作します。

これらは実際のミキサーのパラメーターとは無関係です。Undoを押すと、以前のスロットのチャンネル割

り当てを再現します。同様に Redoは Undoする前の状態を再現します。100回の Undo/Redoが可能です。

ちょっと前の割り当てにもどしたいのであればこのキーを使ってください。

Note: Holdボタンを押しているスロットは、Undo/Redoや Recallの影響を受けません。

Ergonomic Spreadの保存 現在のスロットのチャンネル割り当てを後で呼び出したい場合、Expert パネルの 4 つの Hotkey に保存す

るかMonARCのセグメントに保存することができます。

ホットキーへ保存するには

Storeボタンを押してフラッシュが開始したら e1から e4の保存したいキーを押します。

ホットキーは点灯して情報が保存されていることを表示します。

途中でエスケープする場合は clearの LEDに触れてください。

ホットキーから呼び出すには

単純に e1-e4のホットキーを押してください。ただし、Holdされているチャンネルは変更されません。

ホットキーの情報をクリアするには

E1-e4のクリアしたいキーを押しながら Clear LEDに触ってください。

ホットキーの点灯は消え、情報も消されます。

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MonARCのセグメントに情報を保存するには

Storeボタンを押してフラッシュを開始したらMonARC上の保存したいセグメントに触ります。

既に情報が保存されているセグメントには UPOインジケーターが点灯します。

保存したセグメントには 2秒間 UPOが点灯します。

MonARCのセグメントからリコールするには

Recallボタンを押してフラッシュが開始したらリコールしたいMonARCのセグメントを触ります。

情報が保存されているセグメントには UPOインジケーターが点灯します。

リコールしても、Holdされているチャンネルは変更されません。

途中でリコールを止めたい場合は、Clear LEDに触ればリコールモードから抜けることができます。

GROUPコントロール Tangoでのグルーピングは、早くて簡単でフレキシブルです。

現在、フェーダーグループ,ミュートグループ,ソログループをつくることができます。

Groupボタンを押して Groupモードに入ると、Groupボタンが点灯します。

Group モードに入ることで、素早く新しいグループを組んだり、現在あるグループを変更したりすること

ができます。

新しいフェーダーグループをつくるには

Note: この説明は現在グループが存在していないとします。

現在のフェーダーグループを変更するには“グループのメンバーを追加/削除するには”をご覧ください。

Groupボタンを押して Groupモードに入ります。(Groupボタンが点灯します)

グループにしたいフェーダーを触ります。

コンソールは現在グループが存在していないことを知っていますので自動的に“add to group mode”とな

り、+ボタンが点灯します。

グループにしたい他のフェーダーを触るかMonARCのセグメントに触ります。

グループに入ったフェーダーの touchが点灯し、MonARC上では UPOが点灯します。

グループを組み終えたら、もう一度 Groupボタンを押して Groupモードから抜け出ます。

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グループを組んでいる途中でグループをつくるのを止めたい場合は Clear LEDに触ってGroupモードから

抜け出てください。

グループにしたフェーダーのバランスを変更したい

グループにしてあるフェーダーをどれでも 1 つ触りながら、バランスを変えたいフェーダーの調整を行っ

てください。どのグループになっているフェーダーを 1 つ触ることで、同じグループのフェーダーのバラ

ンスを自由に変えることができます。

Note:オートメーション情報を受け取っているワークステーション側もこれらフェーダーの位置情報を記

録しています。つまりオートメーションを使いながらグループのバランスを変更することができます。

グループになっているチャンネルを探すには

Groupボタンを押して Groupモードに入ります。MonARCでは UPOインジケーター上に全てのグループ

に入っている全てのメンバーの UPO が点灯します。Group モードから抜けるにはもう一度 Group ボタン

を押すか Clear LEDに触ってください。

Group モードで、グループになっているフェーダーか MonARC のセグメントに触るとそのグループが

“active”となります。するとそのメンバーの UPOのみが表示されます。別のグループのメンバーを見た

い場合は一度 Groupモードを抜け再度グループモードに入り、見たいグループを選びなおしてください。

グループのメンバーを追加/削除するには

グループを選択したら(“グループになっているチャンネルを探すには”をご覧ください)+ボタンか-ボ

タンを押します。メンバーを追加したい場合は+を、削除したい場合は-を押してください。押されたボ

タンは点灯します。

グループの追加/削除モードに入ったら追加/削除したいチャンネルのフェーダーか MonARC のセグメ

ントに触ります。メンバーの追加と削除は+と-を押すだけで変更できます。変更が完了したら Groupボ

タンを押して Groupモードを抜け出てください。

一時的にグルーピングを止めたい場合

Groupモードに入っていない時に Groupボタンを押し続けると、全てのグループは一時的にグループ解除

となります。これによりオートメーション中でもリアルタイム中でも個別にバランスを変更することがで

きます。Groupボタンを離すと次の2つのうち、どちらかが起こります。

グループされているフェーダーに触っていた場合、グループの他のフェーダーは直ちにそのままのバラン

スを保って触られているフェーダーの位置に動きます。

グループされているフェーダーに触っていない場合、動かされたフェーダーは以前の位置に戻ります。

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グループモードに入ってから行ったバランスの変更を無効にしてグループモードを抜けたい

変更を無効にして Groupモードから抜けたい時は、Clear LEDに触ります。

素早くステレオチャンネルのフェーダーをグルーピングするには

2つのフェーダーをグループにしたい場合(それらがグループになっていない場合)、グループにしたいフ

ェーダーを2つ触りながら、Groupボタンを 2回押します。

Note:これは単純に上記の手順を行ったにすぎません。つまり、“まだグループのメンバーでないフェー

ダーを Groupモードに入ってフェーダーに触ることでグループにする”を行ったことになります。

ミュートグループの作り方

コンソールのグルーピングはどのパラメーターでもフェーダーの場合と同様のルールに従っています。違

いはコンソールにどのパラメーターをグルーピングするかを伝えることです。

Group ボタンを押し Group モードに入ります。次にグループにしたいフェーダー/Mute/Solo ボタンを

タップします。このタップにより Groupモードはフェーダー/ミュート/ソロに切り替わります。

別の Groupモードに切り替えるには、Groupモードに入りなおし、次にグルーピングしたいもの

(フェーダー/ミュート/ソロ)を触ります。

上記の方法で Groupタイプを選択し、グループの作成/変更を行ってください。

ALLボタン

Allボタンは様々な場合に使われます。ボタンの名前の通り現在の機能を全てのチャンネルに与えます。All

ボタンだけでは何も動作しません。MonARCのセグメントを触ると動作するようなモードに入らなければ

なりません。つまり MonARCのセグメントを全て触るのと同じ効果ですが、数が多い場合に Allボタンを

使うと便利です。以下に例を挙げます。

例 1:あるグループを解除したい場合、グループモードに入りグループを選びます。

-グループキーを押します。次に Allを押すとそのグループは解除されます。

例 2:全てのフェーダーをユニティにしたい場合、modifier(後述を参照してください)の unity を押しな

がら Allを押します。これで全チャンネルがユニティになります。

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ARCモディファイア

ARCモディファイアは、チャンネルのパラメーターに触らなくても値を変更できるボタンです。

このボタンを押した後にMonARCを触るかタッチポイントを触ると、その機能が動作します。

残念ながら、現在のところ全ての ARCモディファイアが動作してはいません。

またオートメーション用のモディファイアは、コントロールするワークステーションにより動作が違いま

す。

POSITIVE ASSERTION(ポジティブ・アサーション)

ARC モディファイアでチャンネルのミュートやソロを行う場合、“ポジティブ・アサーション”と呼ばれ

る機能が動作します。これらのボタンを押しながらMonARCのセグメントを触ると、最初に触ったチャン

ネルが動作するステートがその後に触るチャンネルに与えるステートになり、ARCモディファイアを押し

続けている間は同じ動作となります。

例えば、ARCモディファイアを押しながら最初のチャンネルのミュートを外すと、ARCモディファイアを

押し続けている限り“ミュートを外す”動作となり、他のチャンネルにも“ミュートを外す”という動作

になります。

ミュートされていないチャンネルのMonARCを触っても効果がありません。

そのためMonARCをなぞるだけで全てのチャンネルのミュートが外れます。

ミュートされているチャンネルのみミュートを外すより圧倒的に速く操作が行えます。

mute

Mute モディファイアはチャンネルのミュート/ミュート解除を行います。Mute ボタンを押しながら

MonARCのセグメントに触ります。このときの動作は“ポジティブ・アサーション”となります。

solo

Soloモディファイアはチャンネルのソロ/ソロ解除を行います。Soloボタンを押しながらMon ARCのセ

グメントに触ります。このときの動作は“ポジティブ・アサーション”となります。

unity

Unityモディファイアはフェーダー位置をユニティにします。Unityボタンを押しながらMonARCのセグメ

ントに触るか Inject タッチポイントを触ります。Unity モディファイアが押されている間、UPO インジケ

ーターは Unityゲインのチャンネルを表示します。

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arm

Armモディファイアはチャンネルの ARM/ARM解除を行います。Armボタンを押しながら Mon ARCの

セグメントに触るか Injectタッチポイントを触ります。Armモディファイアが押されている間、UPOイン

ジケーターは Armされているチャンネルを表示します。

custom

Customボタンは現在ハードコードになっており、下記のように設定されています。

Nuendoでは、オートメーション・パネルウィンドウの開け閉めをします。Logicでは、動作しません。

write, read, isolate

これらのボタンはチャンネルのオートメーション・ステートを変更します。

Nuendoでは、writeはチャンネルの“write+read”に、readはチャンネルの“read”に、isolateはチャン

ネルのオートメーションをオフにします。

Logic では、write はチャンネルの“touch”に、read はチャンネルの“read”に、isolate はチャンネルの

オートメーションをオフにします。

m1, m2

これらは現在動作しません。

cross, latch, touch ,trim, snapshot

これらは現在動作しません。

to start, to end, punch, loop, gaps

これらのモディファイアは、オートメーションの様々な機能をコントロールします。

Nuendoでは、オートメーションパネル内の機能をコントロールします。

Customキーでこのパネルを開いてください。

現在 Tangoはこれらのパラメーターのステートを読みとることができません。

オートメーションパネルを開いてそれぞれのパラメーターのステートをご覧ください。

Logicでは、これらのボタンは現在動作しません。

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タッチスクリーン

重要:

Tangoコンソールはアコースティック・ウェーブ方式のタッチスクリーンを

使用しています。このタッチスクリーンは取り扱いに注意し、常にお手入れを

してください。タッチスクリーンが汚れていると誤動作の原因となります。

また水でぬらさないでください。

MonARC

FADER POSITION & FADER MOVEMENT

白い縦のラインがフェーダー位置を示しています。上下の三角がフェーダーの動きを示します。

中央の長方形がフェーダーが触られたことを示します。

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AUTOMATION INDICATOR

オートメーション・モードがここに表示されます。

青の T=touch(read+write),赤のW=write,緑の R=read,暗い I=isolarte,黄色の Tr=trimを示します。

NOTE:全てのワークステーションが全てのオートメーション・モードをサポートしている訳ではありま

せん。

METER

26セグメントのピークホールド機能付きのチャンネルメーターです。

AUX, EQ & DYNAMICS INDICATOR

AUXや EQやダイナミクスがある場合、青いインジケーターが表示されます。

SOLO & MUTE INDICATOR

これらのインジケーターは、チャンネルがソロかミュートになっているとき表示されます。

CHANNEL NAME & CHANNEL NUMBER

チャンネル名と番号がここに表示されます。Group compactモード(後述をご覧ください)の時、グルー

プの最初のチャンネル名と番号が表示されます。

UPO INDICATOR

ユニバーサル・プログラミング・オーバービューは、何を行っているかによって表示されるものが変わり

ます。例えば、グループモードではどのチャンネルがグループになっているかを表示し、ARCモディファ

イアが押されるとどのチャンネルがそのモードになっているかを表示します。また、エルゴノミック・ス

プレッドを保存/読み出ししようとすると、既に使われているMonARCのセグメントを表示します。

MonARC オプション

MonARCのオプションは、まずMonARCに触り次に SMARTボタンを押し続けている間、表示されます。

このオプションは単に触って選択します。

Chromeモディファイアは、現在 Tangoでは動作しません。

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Group expandオプションは、全てのチャンネルがMonARC上で見え選択可能になるように調整します。

Group compactオプションは、MonARCディスプレイを小さくし、フェーダーグループされたフェーダー

が全て連結して見えるようにします。

NOTE: チャンネルの他のパラメーターはグループ化されていないかもしれません。その為、それらは 1/2

のアイコンで表示されて、値が分かるようになっています。多くのチャンネルがグループ化されている場

合、6チャンネルまで表示します。

Page leftと Page rightはMonARCを 27チャンネル毎に表示させるオプションです。

PAGE SELECTOR 左端の縦列にあるのは、18ページのセレクターボタンです。

これらの多くは将来の拡張用で、現在使用されていません。

現在あるページは以下です。

SYSTEM

Tangoのシステムメニューです。ここに触れるとスクリーン右側に(Active Channelと Active Encoder表

示エリアに替わって)システムメニューが表示されます。後述の Systemページの詳細をご覧ください。

KEYBOARD

このボタンは、ワークステーションにテキストを打ち込むためのバーチャル・キーボードを表示させます

(ミキシングと編集に外部キーボード用のスペースが必要ありません)。

EDIT

このボタンはバーチャル・エディットパネルを表示させます。これはワークステーションの機能をバーチ

ャルにコントロールします。例えば REDOを行うためにキーボードで<Ctrl>+<Shift>+<Z>と押す代わりに

エディットパネル上の“Edit Redo”を押すことで REDO が行えます。詳しくは後ろのページをご覧くだ

さい。

CHANNEL DISPLAY

このボタンはワークチャンネル表示の切換を行います。

現在はシングルレイヤーですので何も動作しません。

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ACTIVE DISPLAY

このボタンはアクティブ・チャンネル・ディスプレイをトグルします。

現在はパンナーとダイナミクスが切り替わります。

ACTIVE ENCODERS

このボタンはアクティブ・チャンネル・エンコーダーの表示をトグルします。

現在は Nuendoの EQのアクティブ・エンコーダー・レイアウトを変更します。

CHANNEL ENCODERS このボタンはパラメーター用チャンネル・エンコーダーのロック/ロック解除を行います。

現在は動作していません。

WORK CHANNELS メインのチャンネルエリアは、様々なパラメーターを表示した 8 つのワークチャンネルが表示されていま

す。これらはフェーダーと同じ列に並んでいます。

それぞれのストリップは、タッチするとアクティブ・エンコーダーにアサインされる部分毎に分けられて

います。同時にアクティブ・チャンネル・ディスプレイに詳細な情報が表示されます。

このセクションがブランクの時は、ワークステーションのチャンネル・ストリップ側に存在していないこ

とを表します。

NOTE: Tangoは名前でチャンネルの存在を決めます。ワークステーション側にトラックが存在していて

も Tangoに現れない場合は、最低でも 1文字をトラック名に付けてください。

NOTE: Nuendoはミキサーインターフェースのスクリーンにチャンネルを隠すことができます。トラッ

クがスクリーン上から隠されているときは、Tangoからも隠れてしまいます。

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INPUT

Nuendoでは、Trimと Phaseを表示します。Logicでは、このセクションは空です。

INSERTS

Nuendoでは、8つのインサートされたエフェクトが表示されます。Logicでは、最初の 7つのインサート

されたエフェクトとインサートされたインストゥルメント(instrument チャンネルの場合)が表示されま

す。

DYNAMICS

Nuendoでは、(インサートされていれば)VS3 COMPRESSORプラグインを表示します。

Logicでは、(インサートされていれば)COMPRESSORプラグインを表示します。

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EQUALISER

Nuendoでは、全てのチャンネルに常にある 4バンドのイコライザーを表示します。

Logicでは、(インサートされていれば)8バンド EQプラグインを表示します。

SENDS

Logic, Nuendoともに 8つの AUXを表示します。

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PAN

Nuendo, Logicともにパンナーを表示します(ステレオまたはサラウンド)。

チャンネル・ディスティネーションはこのエリアに表示されています。

ダイバージェンスとサブ・レベルも 53セグメントのチャンネルメーターと同様、表示されています。

CHANNEL INFORMATION このセクションは、そのスロットに割り当たったチャンネルの詳細を表示しています。

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CHANNEL ENCODER DISPLAY 各ストリップのボトムには、チャンネル・エンコーダー・ディスプレイがあり、各チャンネル・エンコー

ダーが何にアサインしているかを表示しています。

これらのパラメーターは、メイン・チャンネル・エリアで何にタッチしたか、一つ前に何をコントロール

したかで変化します。

その機能により、チャンネル・エンコーダーは、押すことによりパラメーターをトグルすることができま

す(AUXの ON/OFFやフェーズなど)。

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ACTIVE ENCODERS アクティブ・エンコーダー・ディスプレイは、チャンネル・エンコーダーの様に、

タッチスクリーン右側にあるエンコーダーがアサインされている各パラメーターの状態を

表示します。

これらのパラメーターは、メイン・チャンネル・エリアで何にタッチしたか、

一つ前に何をコントロールしたかで変化します。

その機能により、アクティブ・エンコーダーは、押すことによりパラメーターをトグル

することができます(AUXの ON/OFFやフェーズなど)。

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MULTIPLE ACTIVE ENDODERS DISPLAYS チャンネルのあるセクションでは、複数のアクティブ・エンコーダー・ディスプレイが用意されています。

アクティブ・エンコーダー・ディスプレイの表示を切り替えるには(タッチスクリーン上の左側にある)

Page Selectorの“Active Encoders”ボタンを押します。

例えば、Nuendoと Logicの EQには 2つのエンコーダー・ディスプレイがあります。

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CHANGING THE PARAMETER BEING CONTROLLED あるアクティブ・エンコーダー・ディスプレイには、1つ以上のパラメーターが表示されます。

この場合、パラメーターのコントロールはエンコーダーを押すことによりトグルされます。

例えば、Logic Pro 8 EQは 8バンドの EQがあり、バンド毎に 2つのエンコーダーしか割り当てられませ

ん。周波数と Qは同じエンコーダーに割り当てられていますが、エンコーダーを押すことにより周波数と

Qのコントロールがトグルされ、ゲインのエンコーダーを押すことにより EQバンドを On/Offします。

ACTIVE CONTROLS アクティブ・コントロール・ディスプレイはチャンネル/アクティブ・エンコーダーと同様、現在アサイン

されているパラメーターの状態を表示します。

アクティブ・コントロールは現在割り当たっているパラメーターをコントロールします。

アクティブ・エンコーダー・ディスプレイを直接タッチすることもできます。

このパラメーターは、次のセクションに触ることで、自動的に新しいパラメーターにアサインされます。

3つのアクティブ・コントロールがあり、左のエンコーダーは最も細かい調整を行います。

中央のコントローラーはパラメーターのトグルに使用し、点灯します。

右側のコントローラーにはモーターがついており、実際のノブ位置を再現できるように回しきりで止まり

ます。

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ACTIVE CHANNEL AREA アクティブ・チャンネル・エリアは、1 つのチャンネル・ストリップにある全てのパラメーターを表示し

ます。

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MONITOR OVERVIEW

外部機器モニター及びソースモニター・セレクターを含むモニター・コントロールの全体表示です。

MONITOR METERS

各スピーカー独立のソロ/ミュート機能がついた 5.1モニター・メーターです。

TIMECODE DISPLAY

SMPTEタイムコード表示です。

OVERVIEW DISPLAYS

INPUT, INSERT, DYNAMICS, EQUALIZER, SENDS, OUTPUT各セクションの詳細とオーバービューです。

METERING

ピーク値表示がついた 53セグメントのメーターです。

FADER POSITION

フェーダーの位置表示です。

CHANNEL STATUS

SOLO, MUTE, AUTOMATION, RECORD, MONITOR, CHANNEL NAME, NUMBERの表示がついたチャン

ネルのステータス表示です。

ACTIVE DISPLAY

選択部分により表示セクションが変わるため監視にも利用できる、コントロール用の大きな表示エリアで

す。

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MULTIPULE ACTIVE CHANNEL DISPLAYS チャンネル上のあるセクションは、複数種のアクティブ・チャンネル・ディスプレイを持つ場合がありま

す。Page Selectorの“Active Display”ボタンを押すとアクティブ・チャンネル・ディスプレイに用意さ

れたレイアウトを切り替えられます。

例えば Tangoにはダイナミクスとパンナーに 2つのレイアウトが用意されています。

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Tango は、各セクションで前回使用したレイアウトを保持します。例えばパンナーをコントロールした後

に別のコントロールをして、再びパンナー・コントロールに戻った場合、前回のレイアウトを覚えていま

す。

ROUTING WITH NUENDO

Nuendoでは、Routingで各チャンネルの出力先のコントロールと表示を行います。

Tangoでは Groupと Effectsは 1つの 24Groupにアサインされているため、Nuendoの出力は 6つの Mix

Stemの 1つにアサインされます。Tangoが正しくミックスとグループにアサインされるように、下記の名

前付けのルールを守ってください。

Mix Stems

TangoはMix Stemを Nuendoの Outputsウィンドウにある VSTコネクションと同じ順序で並べます。

仮に Outputページで“5.1”の次に“Stereo”をつくった場合、“5.1”はmix stem Aにアサインされ、“Stereo”

はmix stem Bにアサインされます。

特殊な順序をつくりたい場合、Nuendo の Output バスの名前に(A),(B),(C),(D),(E),(F)の文字を当てはまる

mix stemに使用してください。例えば“Stereo (A)”とするとmix stem Aにアサインされ、“5.1(B)”とす

るとmix stem Bにアサインされます。同様の事は Groupと FXにも当てはまります。Tangoの特定のmix

stemにバスを割り当てたい場合、(カッコ)の中にバスの文字を入れた名前を付けてください。

Groups & FX

Tangoは Nuendoの Groupと FXバスをそれぞれの名前を元にアサインします。従って“Group 1”は Group

1に、“Group 2”は Group 2にアサインされます。FXバスは Group 17から Group 24にアサインされま

す。従って“FX 1”は Group 17に、“FX 2”は Group 18にアサインされます。

Groupや FXに名前を付けたい場合は、必ず名前にこれらの番号を付けて、Tangoにどの Groupボタンを

どの Group(もしくは FX)に割り当てたいか分かるようにしてください。

例えば、Groupに“Vocals”と名前を付けて Group 1にアサインさせたい場合、必ず“Vocals(G1)”とし

てください。同様のルールは、FXや Outputにも適用されます。

NOTE:Tangoが FXや Outputsに同じ名前の Groupを見つけた場合(両方に(G2)が付けられた場合な

ど)、最初の 1つのバスのみがアサインされ、もう一つのバスは見えなくなるかアサインされなくなります。

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ROUTING WITH LOGIC PRO 8

Logic ではルーティングは変更することができません。Logic のチャンネルがデフォルトのステレオ出力

“Output 1-2”にアサインされていれば、Tangoでは“Stereo”mixにアサインされます。

“Surround”アウトプットにアサインされていれば、Tango では“Surround”mix にアサインされます。

バスの 1から 24にアサインされている場合、Tangoでは“Group 1”-“Group 24”にアサインされます。

バス 25以上にアサインされている場合、Tangoには表示されません。

INSERT CONTROL Tango では、スロットを選択して選んだワークステーションのチャンネルのインサートを表示し、コント

ロールすることができます。これは Nuendo 4でも Logic Pro 8でも可能です。

例外は Logicで、Logicでは 1つをインストゥルメントにリザーブされているため、7つのプラグイン・ス

ロットしか使用できません。Nuendoでは 8つのスロット全てが利用できます。

8 つのプラグイン・スロットはアクティブ・ディスプレイの中のタッチボタンでプラグインの変更からパ

ラメーターの変更、ワークステーション上のプラグイン・ウィンドウの開け閉めまでもがコントロールで

きます。

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CHANGING THE INSERT FROM TANGO Tango スクリーンの“Change Plug-In”と書かれたタッチボタンを押し、プラグインの追加用ウィンドウ

を開いてください。

新しいプラグインに変更するには、希望するプラグインの名前が書かれたボタンにタッチし、“Change”

ボタンをタッチします。

現在のプラグインを取り除くには“Remove”ボタンにタッチします。

NOTE: Nuendo 4は(最初に changeページに入ったとき)一度しかスキャンしません。リストが不完

全な場合など、もう一度スキャンさせる必要がある場合は“RESCAN”ボタンを使用してください。

Logic Pro 8では、チャンネルのスロットを変更する度にスキャンを行います。Logic Pro 8ではチャンネル

のタイプによって、またそれぞれのインサート・スロットにどのプラグインがインストールされているか

により異なったリストを持っています。

プラグインのリストをアルファベット順に並べたい場合は、ボトムにある“Sorted”ボタンにタッチして

ください。

もし 128以上のプラグインがインストールされている場合、Prevと Nextボタンを使って次のリストへ移

動してください。

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バーチャル・キーボード

Tangoにはタッチスクリーン上で使用するキーボードが装備されています。

キーボードを画面に出すには、(画面上左側にある)Page Selectorの“Keyboard”ボタンにタッチします。

このキーボードは通常のキーボードの様に動作しますが、一度に押せるキーは一つだけです。

この機能を使用するには、Smart AV Virtual Keyboardソフトウェアを DAW側にインストールする必要が

あります(Tangoインストールガイドをご覧ください)。

“Shift”,“Ctrl”,“Win”,“Alt”のキーはラッチされ、次のキーが押されるとリリースされます。

ラッチしている状態はディスプレイ上で確認できます。

NOTE:ラッチしたキーはキーボードが閉じられてもラッチしたままです。

従って通常のキーボードも同時に使用している場合、通常のキーボード側もこの影響を受けます。

ワークステーション側のキーボードを使って予期しない事が起こったら、Tango のバーチャル・キーボー

ドでモディファイア・キーがおされていないかチェックしてください。

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バーチャル・エディットパネル

Tangoにはタッチスクリーン上で使用する Edit Panel(エディットパネル)も装備されています。

これは Nuendoや Logicの編集機能を Tango画面上からコントロールするものです。

Edit Panelを表示させるには、Page Selectorの“Edit Panel”にタッチします。

Edit Panel の一番上には 10 個のタブボタンがあり、10 枚のカスタマイズできるパネルを切り替えて使え

ます。

それぞれの Edit Panelには、100個のカスタマイズできる編集ボタンがあります。これらは、ボタンにタ

ッチするか、タッチしてジョグホイールを回すことにより実行できる機能を割り付けることができます。

これらボタンへの名前と機能の割り付け方については、後述の Edit Panel and Edit Keys Configurationをご

覧ください。

Tangoコントロール・サーフェス上の様々なエディット・キーもカスタマイズすることができます。

キーの機能をカスタマイズできるだけでなく、タブもカスタマイズできます。

従って、バーチャルなエディット・キーやハードウェア・キーをポストプロダクション, ミキシング, 編集,

コンポジションといったグループに分けて利用することができます。

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Edit Panel & Edit Keys Configuration

Edit Panelタブや Edit Keyをカスタマイズするには、Page Selectorの”Configure”にタッチし、さらに“Edit

Page”もしくは“Edit Keys”にタッチします。

“Edit Page”では、10枚の Edit Panelタブにある 100個のボタンのカスタマイズを行います。

“Edit Keys”では、コントロール・サーフェス上にある 10個のハードキーのカスタマイズを行います。

Tabボタンか Edit Panelボタンを押すと、スクリーンの上側に Edit Panelが現れます。

また、エディターが、その下に現れます。

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EDIT BUTTONを押すと、名前とアサインする機能を入力することができます。

1. ボタンへの名前付け

NAMEアイコンが表示されているとき、バーチャル・キーボードを使って名前を入力してください。

2. ボタンの色づけ

ボタンの色を 10色のカラーセレクターの中から選んでください。

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3. “Remote”か“VirtKey”を選ぶ

REMOTEか VIRTKEYがトグルしますので、そのボタンをどちらにするか決めます。

REMOETモードの場合、Tangoは DAWへのコマンドをリモート・コントロール・プロトコルとして送り

ます。

VIRTKEYモードでは、バーチャル・キーボードからキーボードのコマンドとして送ります。従ってキーボ

ードにはマクロなどの命令をあらかじめ割り付けておく必要があります(次の項をご覧ください)。

4. バーチャルキーボードのマクロを編集する

ボタンを VirtKeyモードにアサインした場合、ボタンの機能を動作させるためにキーボード・マクロをアサ

インしなければなりません。

タッチスクリーンのキーボードを使って機能を割り付けてください。

NOTE: 訂正をする場合は、特別に設けられた BACKSPACE キーを使ってください(通常のバックスペー

スキーはマクロの対象となります)。

バーチャル・キーボードのマクロにジョグホイールの機能も割り付けたい場合は、Wheel Left, Wheel Right

のボタンを使ってください。

NOTE: ホイールの機能付き機能を割り付けようとすると、注意を促すためにメインバーの色が赤に変わり

ます。

5. Remoteキーと VirtKeyの機能をテストする

エディットページ上で割り当てた機能をテストするためには、DIRECT.WHEEL LEFT,WHEEL RIGHTのセ

レクターを押してみてください。これによりアサインした機能を実際に送ってみることができます。

ボタンを REMOTE としてアサインした場合、ボタンを押すと実際にコマンドがメッセージとして送られ

ます。

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NOTE: Nuendoでは、リモートボタンは EDIT BUTTONとして表示されます。T1,B1は Tab 1の Button 1

として、T2,B2は Tab2の BUTTON 2として表示されます。これらは同時に、Nuendoの Device Setupペ

ージに 10 edit panel devicesとして表示されます。

ボタンを VIRTKEY としてアサインした場合、ボタンを押すと対応するマクロ・メッセージとしてバーチ

ャル・キーボード・アプリケーションから送られます。従って、ワークステーション側でもテストをする

ことができます。

Naming Tabs Tabボタンにタッチするとタブが切り替わり、同時にタブに名前を付けることができます。

タブの前に付けられている~のシンボルは、デフォルトのタブであることを意味しています(これらは現

在リードオンリーであり、将来の Tangoソフトウェアのアップデートにより書き換えが可能となる予定で

す)。Editボタンを何か変更すると(リモート機能や名前,色などの変更)、名前はそのままですが、~のシ

ンボルは無くなります。また、ページ名の変更はいつでも可能です。名前を変更すると自動的に現在のタ

ブのコピーがつくられ、新しい名前が付けられます。またタブの名前付けモードでは、Prev と Next ボタ

ンで、前につくったタブや次のタブをめくることができます。

Prevと Nextボタンを使うと、無制限の別レイアウトを 10個のタブそれぞれに作ることができます。しか

し、リモート機能はそれぞれのタブに 1 つしか存在させられないため、1 つのタブには 1 つのリモートコ

ントロールのセットを入れることが基本となります。バーチャル・キーボードのマクロを利用すればこの

限りではありませんが…。

別レイアウトの意味は、使いやすいレイアウトや機能,テキストを試すためにあります。

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最後に、REMOVE TAB機能は注意をして下さい。現在、プロテクトや警告が出ない状態となっています。

実際に REMOVE TABにタッチするとタブは消えます。

Edit Keys

Edit Keysのコンフィグレーション・ページは Edit Panelコンフィグレーション・ページと別にあります。

このページでは、キーの番号ではなく対応するキーのアイコンが描かれています。

10 枚の Edit タブで別のキーアサインを持たせることができますので、どの Edit タブを使っているかで機

能を変えて使用できます。例えば Logic では、それぞれのタブで同じ機能をそれぞれのタブで行わせよう

とすると、各タブで LEARN NEW ASSIGNMENTを行う必要があります。

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ADDINGMENT OF REMOTE CONTROL FUNCTIONS

LOGIC PRO 8 Logicではこれらのキーを Key Commandsウィンドウと“LEARN NEW ASSIGNMENT”ボタンを利用し

て、あらゆるキーコマンドにアサインできます。

例えば、Edit Panelの“Shit”+“To Left”を Logicの“Go to Left Locator”に割り付けたい場合、下記の

ように行います。

1. Tangoで Page Selectorの“Edit”を押し、Edit Panelを開きます。

2. Logicで Preferencesの Key Commandsを開きます。

3. “Go to Left Locator”コマンドを探し、セレクトします。

4. “Learn New Assignment”ボタンをクリックします。

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5. Tangoの Configureを押し、次に Edit Keysを押します。

6. T1,K11ボタンにタッチし、選択します。

7. 次に、ダイレクト・ボタンを押し、MIDIメッセージを Logicに送ります。

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8. Logic側では、“Assignment Learned”メッセージが出て、Assignmentsリストにリモートメッセージ

が表示されます。

9. 以上を繰り返し、Edit Key にコマンドを割り当てて行きます。同時に、キーに名前を付けているのも

忘れないようにしてください。

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NUENDO 4 Nuendo 4には、Edit Panelの Tab1と 10個の Edit Keyに簡単なデフォルトのマッピングが行われていま

す。

これらは Nuendoの Devices > Device Setup ウィンドウを使って変更することができます。

Smart Console – Edit Panel – Tab 1をセレクトすると下図のように見えます。

このウィンドウで、Categoryと Commandを選択し、各ボタンにアサインしてください。

ボタンは 10のグループに定義され、ダイレクト,ボタン+Wheel Left,ボタン+Wheel Rightにアサインでき

ます。

B1 は Button 1のダイレクトにアサインします

B1 + Lft は Button 1とホイールの左回しにアサインします

B1 + Rgt は Button 1とホイールの右回しにアサインします

NOTE:10個全ての Edit Panelタブと Edit Keysタブを使用するためには、installation guideで説明して

いる Device Listの対応するモジュールを Nuendoにインストールしなければなりません。

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SYSTEMメニュー Systemメニューにアクセスするには、Page Selectorの Systemボタンにタッチします。

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オペレーティング・システム 基本ソフトウェアのコンフィグレーションにアクセスするには、Operating Systemボタンを押します。

このページで基本ソフトウェアに関する設定を行ってください。

Tangoのネットワークアドレスの設定

モニターのリセット Tangoをエクステンションベイの電源を入れる前に起動させてしまったら、エ

クステンションベイを起動後にこのボタンを押してください。スクリーンが再構成されます。

タッチスクリーンの調整

USER FILES

ユーザーファイルページにアクセスするためには User Fileボタンを押してください。

このページはユーザーファイルの選択,名前付け,コピー,消去ができます。

ユーザーファイルはグループやエルゴノミック・スプレッド,メモリーのテンプレートです。現在、残念

ながら Nuendo と Logic のプロジェクトにリンクすることができません。この機能を使ってマニュアルで

管理してください。

空のユーザーファイルは“No Name”とラベルされダークグレイで表示されます。データが入っているフ

ァイルは白い字で表示されます(ただし、名前を付けなかった場合は“No Name”とラベルされたままで

す!)。選択された(従ってアクティブな)ユーザーファイルは黄色い字で表示されます。新しいユーザー

ファイルを選択すると現在の設定が自動的に上書き保存されます。従って設定を失うことがありません。

今選択しているユーザーファイルをコピーするには、Copyボタンを押し、コピーしたい先のボタンを押し、

Confirmします。

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今選択しているユーザーファイルをクリアするには、Clearボタンを押し、Confirmします。

注意:これにより全てのユーザーデータが消去されます。また、取り消しはできません。“No Name”に名

前を戻すこともできません。

ユーザーファイルをリネームするには、Rename を押します。バーチャルキーボードがポップアップしま

すのでユーザーファイルの名前を変更してください。入力し終わったら Enter キーで終了します。Esc キ

ーを押す(もしくは Cancelボタンを押す)とキャンセルされます。

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エクステンションベイ(拡張ベイ) Tangoにはフェーダーとチャンネル・ディスプレイを拡張できるエクステンションベイがあります。

セットアップとインストレーションに関しては、Tango Extension Bay Install Guideをご覧ください。

下図は Tangoの左側にエクステンションベイを装着した様子です。エクステンションベイは、Tangoのど

ちら側でも装着させることができます。エクステンションベイには Tangoと同様のチャンネルコントロー

ルと 16個のユーザープログラム可能なマクロキーが装備されています。

エクステンションベイのスクリーンには、12のチャンネルと 30のMonARCディスプレイが表示されます。

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タッチスクリーンのクリーニング Tangoコンソールは、アコースティック・ウェーブ方式のタッチスクリーンを使用しています。

このユニットはシャープなイメージと高い耐久性を持っており、プロフェッショナルな環境に適応した信

頼性を備えています。

タッチスクリーンは繊細なパーツであり、使用に際しては注意が必要です。

また、クリーニングも必要です。スクリーンの汚れはタッチの誤作動につながることがあります。

スクリーンの表面はガラスでできており、通常のガラスクリーナーを使用して掃除ができます。

製品にはマイクロファイバーのクリーナーが付属しています。少量の水をクリーナーにつけて拭き、指紋

を取り除いてください。

警告:

クリーニング時には水を付けすぎないで下さい。

スクリーンの周辺には電子回路がありますので、ダメージを与える可能性があります。

また水濡れによる故障は、保障期間内であっても保障の対象から外れる場合があります。

トラブルシューティング

Tangoが起動しない

Tangoのパワーサプライは Onになっているか確認してください。

Tangoがホストにつながらない

Tangoの Host IPがホスト PCの IPとあっているか、確認してください。

IPがあっていてもつながらない場合、Software Setup BY Hostのセクションを参照して、ホスト側のソフ

トウェアが正しくセットアップされているか確認してください。

Tangoがシャットダウンしない

Tangoの Onスイッチを数秒押し続けてシャットダウンさせてください。

Tangoのフェーダーが正常に動かない

Tangoをシャットダウンし、再起動してください。

より詳しいトラブルシューティングは、サービスマニュアルをご覧下さい。