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TechnicalInformation
記載内容は、お断りなく変更することがあります。
YS1000 リプレースガイドSLPC → YS1700 ユーザープログラム変換編
TI 01B08A02-08JA
TI 01B08A02-08JA2014. 6. 12 2 版(YK)
機能拡充
TI 01B08A02-08JA
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2014.06.12-00Media No. TI 01B08A02-08JA 2nd Edition : June 2014 (YK)All Rights Reserved Copyright © 2014, Yokogawa Electric Corporation
目次本書をご利用いただくにあたり ........................................................................ 3
1.旧機種変換フロー ........................................................................................ 4
2.SLPC変換概略 ............................................................................................... 5
3.SLPC変換手順 ............................................................................................... 5
4.注意事項 ......................................................................................................18
5.参照ドキュメント ......................................................................................18
技術資料 改訂情報 .........................................................................................19
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本書をご利用いただくにあたり本説明書は、SLPCからユーザプログラム、パラメータデータを読み出してYS1700データに変換する方法について記述してあります。変換後、変換したデータの見直しおよび動作確認が必要です。
●リプレースに関するドキュメント名称 番号 内容
YS1000 シリーズリプレースガイド概要・形式変換編
TI 01B08A02-05JA はじめにお読みください。リプレースの概要、形式変換表などが記載されています。
YS1000 シリーズリプレースガイド設置・配線編
TI 01B08A02-06JA YS100、YS80、EBS、I、EK、HOMAC、100 ラインとの設置・配線の互換について記載されています。
YS1000 リプレースガイドYS170 → YS1700 ユーザープログラム変換編
TI 01B08A02-07JA YS170 から YS1700 へのユーザープログラムを変更する手順が記載されています。
YS1000 リプレースガイドSLPC → YS1700 ユーザープログラム変換編
TI 01B08A02-08JA SLPC から YS1700 へのユーザープログラムを変更する手順が記載されています。
■ ご注意・ 本書の内容は、性能・機能の向上などにより将来予告なしに変更することがあります。・ 本書の内容に関しては万全を期していますが、万一ご不審の点や誤りなどお気づき
のことがありましたら、お手数ですが、当社支社・支店・営業所までご連絡ください。・ 本書の内容の全部または一部を無断で転載、複製することは禁止されています。
■ 商標・ 本書で使用の当社製品名またはブランド名は、当社の商標または登録商標です。・ Ethernet は、米国 XEROX Corporation の登録商標です。・ 本書では各社の登録商標または商標には、™ マーク、® マークは表示していません。・ 本書で使用の各社製品名は、各社の商標、または登録商標です。
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1. 旧機種変換フローYSS1000を起動
運 転
メニューの旧機種変換から作業を選択する
データ変換
基本ウィンドウが表示される
YS1000にダウンロードする
データをファイルに保存する
パラメータの見直し
入力仕様設定
チューニング
ユーザプログラムのデバッグ
動作確認
ユーザプログラムの見直し
機能選択ウィンドウで”YS1000設定機能”を選択する
YSS20ファイル
を変換する
YSS20ファイル
読出し
YS100一括
アップロードSLPC
ユーザプログラム
プログラムチェック
ユーザプログラム
直入力
ある
ある
ある
ない
エラーない
YS1700プログラマブルモード時のみ
エラーある
ない
ない
YS100から直接読み出して
変換する
SLPCユーザROM
から変換する
►2.14.2項 ►2.14.3項
►2.4 パラメータ、制御周期、Kレジスタ、 P/X/Yスケールを設定する
►2.11.7 名前を付けて保存する
►2.7 データをダウンロードする
►第3章 ユーザプログラム作成ガイド
►2.10.2 レジスタデータをモニタする►2.10.4 制御モジュール機能ブロックをモニタする►2.10.5 モジュールをモニタする
►2.10.1 チューニングデータをモニタする
►直入力(温度/抵抗/周波数)の調整 各計器のユーザーズマニュアル
►YSS1000 設定ソフトウェア、 YS1700 プログラマブル機能 ユーザーズマニュアルの参照先
►2.14.1項
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2. SLPC変換概略
3.1 SLPCのパラメータをパラメータシートに記入3.2 ROMデータの読み出し3.3 YSS1000起動3.4 ROMデータの変換および変換結果一覧の確認3.5 システムデータの確認および設定3.6 ファイル保存3.7 プログラムの確認3.8 プログラムチェック3.9 パラメータの確認および設定3.10 YS1000へダウンロード3.11 動作確認(プログラムデバッグ)
3. SLPC変換手順
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SLPCのパラメータをパラメータシートに記入後、シートに従いに記入してください。
3.1 SLPCのパラメータをパラメータシートに記入
SLPC-YS1700パラメータシートについては、YSS1000設定ソフトウェア/YS1700プログラマブル機能ユーザーズマニュアル(IM 01B08K02-02JA)の「11.4 SLPC-YS1700 データ変換用パラメータシート」をご活用ください。
換算等が必要なパラメータ一覧を以下に示します。
3.1.1 注意が必要なパラメータ一覧
SLPCパラメータ YS1700パラメータ 変換前データ 変換後データ 備考F01~F11 FX101~FX111 0.0~100.0 0.000~1.000 SLPCの設定値を100で割って小数点以下3桁まで
G01~G11 FX201~FX211 0.0~100.0 0.000~1.000 SLPCの設定値を100で割って小数点以下3桁まで
H01~H11 GXI101~GXI111 -25.0~125.0 -0.250~1.250 SLPCの設定値を100で割って小数点以下3桁まで
I01~I11 GXO101~GXO111 -25.0~125.0 -0.250~1.250 SLPCの設定値を100で割って小数点以下3桁まで
L01~L11 GXI201~GXI211 -25.0~125.0 -0.250~1.250 SLPCの設定値を100で割って小数点以下3桁まで
M01~M11 GXO201~GXO211 -25.0~125.0 -0.250~1.250 SLPCの設定値を100で割って小数点以下3桁まで
P30~P39 PGO101~PGO110 -25.0~125.0 -0.250~1.250 SLPCの設定値を100で割って小数点以下3桁まで
STC STC OFF/0/1/2 OFF/DISP/ON/ATSTUP OFF:OFF/0:DISP/1:ON/2:ATSTUP
IP1,IP2 IP1,IP2 0/1 STATIC/DYNAM 0:STATIC/1:DYNAM
OS1,OS2 OS1,OS2 0/1/2/3 ZERO/MIN/MED/MAX 0:ZERO/1:MIN/2:MED/3:MAX
DP1,DP2 SCDP1,SCDP2 1~4 #.####~##### 1:##.###/2:###.##/3####.#/4:#####
MODE1 START 0/1 M-COLD/AUT 0:M-COLD/1:AUT
MODE2 CMOD1 0/1/2 -/CAS/CMP 0:-/1:CAS/2:CMP
MODE4 BMOD1 0/1 BUM/BUA 0:BUM/1:BUA
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ROMリーダーについて– ユニバーサルプログラマ MODEL1882、MODEL1883– バイナリフォーマットを使用– デバイス選択:28Pin:MBM27C64,24Pin:MBM2716
» ミナトエレクトロニクス株式会社殿» URL:http://www.minato.co.jp
3.2 ROMデータの読み出し
起動時ディレクトリの指定を行ってください。– 初期値C:¥Program Files以外のフォルダーに指定してください。
» 指定方法» メニュー>オプション>オプション設定» 例:各USERフォルダ以下のドキュメントフォルダー
3.2.1 ROMデータの読み出しの前に
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デバイスの選択– デバイスの選択:Selectボタン押し
» メーカー名:Fujitsu» デバイス選択:28Pin:MBM27C64,24Pin:MBM2716
3.2.2 ROMデバイスの選択
ROMデータの読み出しおよび保存– ROMデータの読み出し:Readボタン押し– ROMデータの保存:Saveボタン押し
» ファイルの種類はBinaryフォーマットで保存してください
3.2.3 ROMデータの読み出し および保存
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YSS1000起動YS1000設定機能をクリック
3.3 YSS1000起動
ROMデータの変換(1)メニュー>旧機種変換>SLPC(2)変換結果でエラーがあった場合は修正。それ以外はOK。(3)YS1700でSLPCから拡張されたパラメータは初期値になります。
3.4 ROMデータの変換および変換結果一覧の確認
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変換後は必ずYS1700-100になりますので、主銘板を参考に必ずシステムデータの設定をしてください。(1)ダウンロードするYS1700の主銘板を参考にシステムデータを設定してください
3.5 システムデータの確認および設定
システムデータを変更するとファイル保存を促されるので、指示に従いファイル保存実行してください。
3.6 ファイル保存
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SLPCのプログラムリストとの比較
3.7 プログラムの確認
ツール>プログラムチェックでプログラムチェック実行してください。(1)エラー発生時プログラムの見直しを行ってください。
3.8 プログラムチェック
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(1)最初にLOOPスケールを確認してください。補足:スケールが一致していないと工業量パラメータの一致が確認できないため
(2)TAGナンバー、工業量単位を設定してください。
3.9 パラメータの確認および設定(その1)
初期値パラメータを適切に設定してください。(1)画面パラメータについて適切に設定してください。
3.9 パラメータの確認および設定(その2)
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(1)その他パラメータを確認して反映してください。補足:YSS1000のパラメータとパラメータシートを比較して異なる場合パラメータシートの値をすべてYSS1000に反映してください。
3.9 パラメータの確認および設定(その3)
YS1000と接続します。
3.10 YS1000へダウンロード
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(1)メニュー>通信>一括ダウンロード(2)STOPおよび一括ダウンロード実施をクリック
3.10.1 ダウンロードの実施
SLPCからYS1700にデータ変換したデータの見直しおよび動作確認を必ず行ってください。
3.11 動作確認(プログラムデバッグ)
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(1)RUNモード:ユーザープログラムを実行します。(2)TEST1モード:ユーザープログラム+シミュレーションプログラムを実行します。(3)TEST2モード:ユーザープログラム+シミュレーションプログラムを実行します。
かつ入力信号を設定できます。(配線不要でデバッグできます)
3.11.1 YS1700の動作モード
(1)メニュー>通信>チューニング(2)TEST2、チューニング実行をクリック
3.11.2 チューニングでデバッグ
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3.11.3 チューニングウインドウの説明
ループ
トレンドモニタ
レジスタモニタ
(1)使用しているAI, AO, DI, DOをすべてレジスタモニタに指定します。
3.11.4 チューニングでデバッグ(1)
ドラグ&ドロップ
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(1)制御レジスタ、AI、DIを必要に応じて設定します。(2)動作が適切か確認します。
3.11.4 チューニングでデバッグ(2)
TEST2モードからRUNモードに変更します。
3.12 デバッグ終了時RUNモードで起動
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SLPCからYS1700にデータ変換したデータの見直しおよび動作確認を必ず行ってください。– 下記命令を使用している場合見直しが必要です。
– CSC, SSC– ST A15(PVM1), ST A16(SVM1), ST FL32
» 理由:SLPCとYS1700では表示操作が異なります。
ユーザーROM変換のパラメータと運用パラメータ– SLPCに装着されているユーザROMには、ユーザプログラムと初期パラメータが入っています。実際にSLPCで運用しているチューニングデータなどは、ユーザROMにはありません。データ変換する場合、SLPCのサイドパネルから運用パラメータとACTIONスイッチの設定を読み出し、パラメータシートへ記録してください。記録した運用パラメータをYSS1000で設定してください。YSS1000で設定する場合、スケールパラメータを最初に設定してください。パラメータシートは、「11.4 SLPC-YS1700データ変換用パラメータシート」をご利用ください
4. 注意事項
ソフトウェア(お客様ユーザープログラム)• YSS1000 設定ソフトウェア/YS1700プログラマブル機能ユーザーズマニュアル
» (IM 01B08K01-02)– 2.14.3 YS80(SLPC)のユーザROMデータを変換する
» SLPCのユーザーROMを変換する手順を説明します。– 11.4 SLPC-YS1700データ変換用パラメータシート
» SLPCのデータをYS1700に変換するときに、パラメータシートをご利用ください。
参考資料• ROMリーダーについて
» ユニバーサルプログラマ MODEL1882、MODEL1883» ミナトエレクトロニクス株式会社殿» URL:http://www.minato.co.jp
5 参照ドキュメント
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技術資料 改訂情報資料名称 : YS1000 リプレースガイド SLPC → YS1700 ユーザープログラム変換編
資料番号 : TI 01B08A02-08JA
2014年5月/初版新規発行
2014年6月/2版TI No. 誤記訂正
■ 著作者 横河電機株式会社■ 発行者 横河電機株式会社 〒 180-8750 東京都武蔵野市中町 2-9-32