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- - - - - - - - - - - - - - - - - - - 姿姿寿調22 23 23 使12 22 ( ) 12 23 10 使23 ( ) 12 31 11 40 14 15 宿14 浄土真宗本願寺派 四州教区徳島中組 金輪山 無量壽院 尊光寺 TEL0883-36-3026 ホームページに pdf 版を掲載しています 尊光寺ホームページ http://www.netwave.or.jp/~shinsyu1/ メール [email protected] 平成28年9月 41 第114号 安居集合写真(最前列右から3人目が副住職) 鐘楼地盤工事 石垣の一部を撤去し薬剤を注入

TEL0883-36-3026 す れ そ は す … · 2018-06-23 · 正 信 偈 講 座 ⑨ ( 赤 い 経 本 6 ~ 7 ㌻ ) 普 放 無 量 無 辺 光 無 礙 無 対 光 炎 王 ふ-ほ

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Page 1: TEL0883-36-3026 す れ そ は す … · 2018-06-23 · 正 信 偈 講 座 ⑨ ( 赤 い 経 本 6 ~ 7 ㌻ ) 普 放 無 量 無 辺 光 無 礙 無 対 光 炎 王 ふ-ほ

正信偈講座⑨

(赤い経本6~7㌻)

普放無

無辺光

無礙無対光炎王

ふ-

ほう

む-りよう

む-

へん

こーう

む-

げ-

む-

たい

こう

えんの-

浄歓喜智慧光

不断難思無称

しようじようかん

ぎ-ち-

え-

こ-

ふ-

だん

なん

じ-

む-

しようこ-

超日月光照塵刹

一切群生蒙光

ちようにち

がつ

こうしようじんせーつ

いつ

さい

ぐんじよう

む-

こうしよ-

-

阿弥陀さまの十二の光-

その二

前回から阿弥陀さまの十二の光について話をしていま

す。「あまねく、①無量②無辺光③無礙④無対⑤光炎

王⑥清浄⑦歓喜⑧智慧光⑨不断⑩難思⑪無称光⑫

超日月光を放ちて塵刹を照らす。一切の群生、光照を

せつ

ぐんじよう

こうしよう

蒙る」とある部分です。今回はそのうちの③無礙と④無

こうむ

対という光の意味を味わいましょう。

③「無礙」とは、「さえぎられることが無い」という意味

です。一つには、物質的にさえぎられること無く、どこに

居ようとも私たちを必ず救うという仏さまの光を表し

ています。もう一つは、どのような煩悩に私たちが苛まれ

さいな

ていようとも必ず見捨てぬという仏さまのはたらきを表

しています。仏教では煩悩があると仏に成ることはでき

ません。厳しい修行を行い、善行を積み、自らの煩悩を

抑えて払い除けて、仏への階段を一段一段歩んで行かな

ければなりません。しかし我々は日々の暮らしの中でと

てもそのようなことは出来ません。仏道修行を歩むどこ

ろか、自分のことに精一杯でこの世にしがみつき、自らの

煩悩に振り回されて苦しみ、更なる煩悩を生み出し、悩

み続けているというのが現実の姿ではないでしょうか。そ

のような我々をこそ救わずにはおれない、どのような煩

悩の淵に沈んでいようとも、苦しみの海を泳いで我々を

救おうと活動なさっている。そのように果てることのない

煩悩をもろともせずに、必ず救い取るという姿を表させ

たのが「無礙光」という光なのです。

次の④「無対」とは、「比べるものが無い」という意味で

す。仏さまの世界はみんな光り輝いているとお経の中に

は表現されます。大日如来にしても薬師如来にしても、

それぞれの仏さまは光り輝いています。無対光と表現さ

れる阿弥陀さまは、それらの仏さまより比べものになら

ないほど光り輝いているというのです。赤い夕焼けに照ら

されると私たちの体を含め一帯の景色は赤く輝きま

す。同じように、無対光と言われる阿弥陀さまの光に照

らされた私たちも光り輝いているはずです。この世では

煩悩に眼をさえぎられて私たちの体が光っているのを目にする

ことは出来ないでしょうが、浄土に生まれたならば私たちの体

は黄金色に輝くよとお経の中には書かれています。阿弥陀さ

まの光に照らされて、念仏に出遇った方々がともに等しく輝い

ている世界が開かれていると親鸞聖人はお示しを下さっていま

す。書

院修復工事報告

書院修復工事は大詰めを向か

え、外壁の漆喰が綺麗に塗り上が

り、現在は内装工事に入っている。

また、五月の門信徒会で議題に

上がった鐘楼の地盤改良工事な

らびに納骨堂無量寿院屋根工事

にも着手し、順調に工事が進んで

いる。

鐘楼の地盤は、雨水の影響によ

り周辺の地盤が沈下し、鐘楼の土

台部分に大きなヒビが入っていた。

現在、鐘楼をジャッキで持ち上げ、

石組みと周辺部分に薬剤を注入

し地盤の強化を図っている。

納骨堂屋根は、建設より三十

年が過ぎ、至る所で破損が見られていた。今回の工事では屋

根を約十五センチ迫り出させ、上を銅板に葺き替えている。

いづれの工事も十二月の報恩講までに完成を目指す。

副住職

信映、本山安居専修科講師を拝命

副住職信映は七月十八

日から三十一日まで本山

本願寺にて行われた安居

(あんご)専修科(せんしゅ

うか)において仏教概論を

講じた。安居とは宗派最高

の講会(学問の場)と位置づ

けられており、お釈迦様の

時代から各仏教教団で続

けられている伝統的な学問

修行である。本願寺ではそ

の安居に専修科という予科

が設けられており、副住職

は専修科で五十分十二コマ

にわたって、お釈迦様の生涯

から初期仏教教義、倶舎教

義を講義した。

住職

顕信、徳島中組組長に

住職顕信は、徳島市から阿波市までの浄土真宗本願寺派

十七ヶ寺で構成する徳島中組(とくしまなかそ)の組長に就

任した。組長(そちょう)とは、各組の事務を統括し、本山と各

末寺との窓口を行う役目である。

行事予告

秋季彼岸会永代経法要

【9月

日】

両日とも午後一時より尊光寺本堂

22

【9月

日】

日は仏教婦人会による特別養護老人ホ

23

23ームお接待日です。朝9時頃よりお手伝い

お願い致します。

〈法話

本願寺派布教使

金岡親量

師〉

報恩講法要

ほう

おんこう

日】午後1時

日中法要

12

22

午後6時

大逮夜法要・御伝鈔拝読

日】午前

総永代経法要

お昼御斎(

食事)

おとき

12

23

10

午後1時

報恩講御満座・御伝鈔拝読

〈法話

本願寺派布教使

李平博昭

師〉

宗祖親鸞聖人の遺徳を偲び、念仏に出逢えたことを悦ばせて

頂く、一年で一番大切な法要です。お誘い合わせの上、参拝下

さい。なお

日は参拝の皆様に御斎(昼食)を準備しておりま

23

す。

※本年度の執行当番は土成東組(

藤原・吉田・宮川内・

平間・法林地・浦ノ池)

です。よろしくお願い致します。

除夜の鐘

日】午後

分頃より

12

31

11

40

鐘の音とお念仏で来る年を迎えましょう。

どなた様も鐘をつくことができます。

ご本山・大谷本廟参拝団の募集

今回はご本山「伝灯奉告法要」に参拝します。

約四十年ぶりのご本山の代替わり法要です。

【4月

日~

一泊二日】

費用3万5千円。

14

15

大谷本廟、ご本山法要参拝の後、白浜宿泊、観光予定。

【4月

日帰り】

費用1万5千円。

14大谷本廟、ご本山法要参拝の後、鉄道博物館観光予定。

※申し込みはお早めに尊光寺まで。詳しくは次回ご案内。

《裏面へつづく》

浄土真宗本願寺派 四州教区徳島中組 金輪山 無量壽院 尊光寺 TEL0883-36-3026 ホームページに pdf版を掲載しています尊光寺ホームページ http://www.netwave.or.jp/~shinsyu1/ メール [email protected] 平成28年9月

徳島県阿波市市場

町大野島字天神41

第114号

安居集合写真(最前列右から3人目が副住職) 鐘楼地盤工事 石垣の一部を撤去し薬剤を注入

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幸せの仏教国ブータン訪問記

副住職信映は、八月二十三日より八月三十日までアジア

の仏教国ブータンを訪れ、ブータンが幸せの国と呼ばれるその

由縁に触れた。

ブータンはヒマラヤ山中にある面積が九州ほどの国である。

四方を山々に囲まれ、特に陸路での入国は容易ではない。現

在、日本からの直行便は無く、今回はタイのバンコクを経由し

空路での入国となった。

ブータンの国際空港があるパロ(標高2

300

㍍)に到着し、す

ぐに心が踊る。空気が薄いからではない。飛行機を誘導する人

から荷物を運送する人まで、空港のどの係員も民族衣装をま

とっているではないか。さらにどの建物の装飾も実に意匠に富

み、訪れる者の心を一気にブータン色に染めていくのだ。空港

は周りを高山に囲まれ、世界でも離着陸の難しい空港の一つ

と言われている。その不安を乗り越えて降り立った地にはもて

なしの心があふれていた。

ブータン入国のためのビザ

取得は他国と事情が異なる。

行動は必ず現地人ガイドを

共にしなければならず、ビザは

ブータンの旅行店に申請を代

行してもらう必要があるのだ。

そのため今回は日本の旅行代

理店を通じて現地旅行代理

店に手配を依頼した。一応、

日本語対応ガイドと言うこと

であったが、実際に私が対面し

たガイドは日本語がままなら

ず、ガイドのカタコト日本語

と、私のカタコトイングリッシュで会話するという終始妙なコミ

ュニケーションとなった。しかしながらガイドの私をもてなそう

とするその姿勢には感銘を受けた。長い歩行を伴う時には私

の荷物を持つと言い、各地の名産をぜひ味わえと様々に勧めて

くれるのである。また、非常にマナーに敏感であり、お寺を訪れ

る際の礼儀作法などを詳細に教えてくれるのである。

幸せのカギは仏教にアリ》

さて、ブータンを一躍有名にしたのはG

NH

(国民総幸福量)

である。経済の指数であるG

NP

(国民総生産)よりも国民の幸

福を優先して国のあり方を考えるというものである。そこには

急激な経済発展による格差拡大などを危惧し、経済的豊か

さよりも心の豊かさを求める国民性に由来するものであろ

う。その国民性の根底にあるもの、それは仏教思想に他ならな

いと今回の訪問で感じることができた。

まずブータンに降りたって感じられる

こと、それは仏教に関するものの多さで

ある。街の辻や橋のたもとにはマニ車と

言うお経の入った大きな筒があり、行き

交う人々はそのマニ車を手で回したり、

水車で回したりと、とにかくマニ車を回

して功徳を日々積もうとしているのだ。

ブータン人はマニ車を回すのがよほど好

きらしく、最近では車のダッシュボード

の上に太陽光発電によって自動で回る

マニ車を設置する人も多く、ドライバー

の車にも装備されていた。

また、町中や道路の真ん中で多くの

犬や牛に出くわす。しかし車はクラクシ

ョンを鳴らすでもなく、動物が過ぎ去る

のを待つのである。ハエや蚊も決して叩か

ず、殺虫剤も使用しない。あらゆる生き

物を大切にしているのだ。大切にするあ

まり、夜中に多くの犬が遠吠えをしては

私の睡眠を邪魔するのであるが、

ブータン人はお構いなしの様子で

あった。

さらにブータンの教育は仏教が

基盤にあるようだ。いくつかの寺で

現地の高校生に出会ったが、多く

の生徒がお供え物のバター(灯の

燃料となる)を持ち参拝していた。

また、お寺には多くの子ども達が

出家し、僧侶のたまごとして生活

をしているのである。子ども達は仏

教への興味から出家した者もいる

が、多くは家庭の経済事情により出家せざるをえなくなった

子ども達であった。しかし、たとえ

貧しくても寺に出家すれば十分

な教育が受けられるだけでなく、

生活の保障もされるのである。そこ

には寺を支える多くの一般市民の

布施や、国家予算による仏教保護

の政策があるからである。

輪廻を信じ

福徳を積む国民性》

このようにブータン国中にはと

にかく仏教にあふれている。人々は

仏教の因果応報、輪廻の思想を心の基礎に置いているように

見える。良い行いをすればより良い来世へ、悪い行いをすれば悪

い来世を必ず引き起こすというものである。この世でなるべく

殺生などの悪行をすること

なく、篤く仏教を敬い、他人

および他の命の幸福を願って

行動し、自らのより良い来世

を願っているのである。貪るこ

と無かれ、足るを知り、つつし

み深く行動せよと、お釈迦様

の声が聞こえそうだ。

経済が発展してゆくブー

タンは各地で建築工事や道

路工事が進んでいる。経済

格差が徐々に広がりを見せ

ているものの、他の急速な経

済発展を遂げる国のような

国民のぎらつきは少ないよう

に感じられた。他人を押しの

けてでも成り上がるという考

えは馴染まないのかもしれ

ない。経済的な豊かさに翻

弄される日本人もこのブー

タンの国民性に学ぶべき点

は多いだろう。ブータンの国民が今後もこうであることを願う。

平成29年 年忌表

1周忌 平成28年

3回忌 平成27年

7回忌 平成23年

13回忌 平成17年

17回忌 平成13年

25回忌 平成 5年

33回忌 昭和60年

50回忌 昭和43年

61回忌 昭和32年

100回忌 大正 7年

150回忌 慶応 4年

明治元年

200回忌 文化15年

文政元年

250回忌 明和 5年

300回忌 享保 3年

■副住職担当、NH

K

文化センター徳島教室のご案内

仏教講座「歎異抄」を読む

毎月第2月曜午後1時~

たんにしよう

仏教講座「御文章」を読む

毎月第2金曜午前

時~

ごぶんしよう

10

各講座、受講生募集中

6回半年で1

3,478

問い合わせは、徳島駅前のN

HK

文化センター(0

88-611-6881)

平成28年 年忌表

1周忌 平成27年

3回忌 平成26年

7回忌 平成22年

13回忌 平成16年

17回忌 平成12年

25回忌 平成 4年

33回忌 昭和59年

50回忌 昭和42年

61回忌 昭和31年

100回忌 大正 6年

150回忌 慶応 3年

200回忌 文化14年

250回忌 明和 4年

300回忌 享保 2年

過去帳を

お調べ下さい。 ブータンの僧侶達と

伝統的なマニ車車に装備された太陽光マニ車学校行事で参拝登山する高校生

断崖にそびえるタクツァン僧院へ片道3時間登山

行政庁舎兼寺院のゾン 装飾が美しい